◎市長(
有賀正) 〔登壇〕 発言の機会をいただきましたので、
一言お祝いを申し上げたいと存じます。 このたび、第79回
全国市議会議長会並びに第78回
北信越市議会議長会総会におきまして
高山政彦前
議員、
柳沢貞雄前
議員、
田口敏子前
議員がそれぞれ永年勤続のゆえをもって
表彰されました。また、
全国市議会議長会理事としてご活躍をされました
酒井正志前
議長が
全国市議会議長会から
感謝状を贈られました。ここに
表彰を受けられました皆様に対し、心から
お祝いを申し上げるところでございます。 とりわけ、4人の
皆様方におかれましては、ともにこの4月30日をもって後進に道を譲られたわけでございまして、本当にご苦労さまでしたと申し上げるとともに、このたびの
表彰、
感謝状に対しましては、重ねておめでとうを申し上げる次第でございます。お一人お一人に大変簡単ではございますが、その略歴を申し上げて
お祝いを申し上げたいと存じます。 最初に、
高山政彦前
議員におかれましては、第37代
議長を初め第38代副
議長、そして
松本広域連合議会議長、
松本西部広域施設組合議長などの要職を、また
柳沢貞雄前
議員におかれましては、
監査委員を初め
市街地区画整理事業特別委員長、
議会運営委員長、
美ヶ原地域行政事務組合議会議長などの要職を、
田口敏子前
議員におかれましては、第38代
議長を初め第40代副
議長、
監査委員、
松本広域連合議長などの要職をそれぞれ歴任されたわけでございます。
感謝状を贈られました酒井前
議長さんにおかれましては、第39代
市議会議長を初め第41代副
議長、
議会運営委員長、
松本広域連合議会議長などの要職を歴任されました。
表彰をお受けになりました皆様は5期20年、そして3期12年という長きにわたり
市議会議員としてそれぞれ豊富な識見とすぐれた手腕により、幾多の懸案、課題を解決に導くなど多くの功績を挙げられ、市政の発展、
地方自治の振興に大きく貢献されたわけでございまして、そのご労苦に対し、心から
感謝を申し上げる次第でございます。あわせて、奥様を初め、ご家族の
皆様方にも心からこの際、ご苦労さま、
お祝いを申し上げるわけでございます。
表彰を受けられた
皆様方には、
議員の要職を離れられたわけでございますが、地方の時代を迎える中で、市町村合併の取り組みを初めとし、市制 100周年に向けての準備など、本市が取り組まなければならない
懸案事項はまだまだ多く残されておりますので、どうか今後ともご健康にご留意され、これまでと違った立場から市政にご協力賜りますようお願い申し上げ、甚だ簡単でございますが、
お祝いの言葉といたします。 本日は、まことにおめでとうございました。
○
議長(
上條洋幹) 次に、被
表彰者を代表して
高山政彦前
議員から謝辞を述べたい旨の
申し出がありますので、これを許します。
◆前
議員(
高山政彦) 〔登壇〕 発言の機会をいただきましたので、受賞者を代表してお礼の言葉を申し上げます。 このたび、私ども3名が20年の永年
勤続表彰をいただき、また酒井前
議長さんは
全国市議会議長会の理事としての
感謝状を受賞いたしました。まことにありがたく感激をしているところでございます。また、ただいまは
百瀬議員さん並びに
有賀市長さんから私どもに対し、身に余るお言葉をいただき、
感謝の気持ちでいっぱいでございます。 この受賞は、これまでご支援いただきました市民の皆さん、そして私どもに対しご指導、ご協力をくださいました先輩
議員、同僚
議員の皆さん、さらには市長さんを初め
理事者、職員の皆さんのおかげと、心からお礼を申し上げます。このたびの受賞を励みとして、
松本市勢のさらなる発展と市民福祉の向上のため、微力ではございますが一生懸命に努力をしてまいる覚悟でございます。 終わりになりましたが、上條
議長さんを初め、議会の皆様並びに
有賀市長さんを初め
理事者の皆さんのますますのご健勝、ご発展をご祈念申し上げ、まことに簡単でございますが、受賞者を代表してお礼の言葉とさせていただきます。 本日は、まことにありがとうございました。 (拍手)
○
議長(
上條洋幹) 以上をもって
表彰状の伝達及び
感謝状の贈呈を終わります。
------------------------
△日程第2
委員長審査報告
○
議長(
上條洋幹) 日程第2 議案第1号から第14号まで、報第1号から第9号まで及び請願第3号の以上24件を一括議題として委員長の報告を求めます。 最初に、
教育民生委員長 芦田勝弘議員。
◆
教育民生委員長(
芦田勝弘) 〔登壇〕 教育民生委員会の報告を申し上げます。 委員会は、去る19日に開催し、付託されました9件につきまして慎重に審査を終了いたしましたので、その経過並びに結果についてご報告申し上げます。 初めに、議案第8号
平成15年度
松本市
松本城特別会計補正予算(第1号)でありますが、これは史跡
松本城総堀石垣改修事業について、文化庁の補助事業が採択されたことに伴う補正でありますので、異議なく可決すべきものと決しました。 本事業は、
松本市役所東庁舎東側に位置する総堀石垣が一部崩落し、その復旧にあわせ、残存する築城当初の土塁の土坡遺構を保存するため改修するものであります。改修延長は 106m、事業費は1億 1,355万円であり、本年度から2年間で実施することになっております。 委員からは、工事に当たり、
松本市役所東庁舎北駐車場を利用する市民に支障のないよう駐車スペースを確保すること、またこの際、総堀だけでなく、内堀、外堀を含め、崩落危険個所の調査を行うよう求める意見等が出されております。 次に、報第1号
平成14年度
松本市一般会計補正予算(第4号)中、当委員会関係予算並びに第4号 国民健康保険、第5号 老人保健、第6号 城山保健医療施設事業、第7号 介護保険、第8号
松本城、以上5件の
平成14年度特別会計補正予算につきましては、いずれも事業の確定に伴う精算が主な内容であり、また報第9号
平成15年度
松本市介護保険特別会計補正予算につきましては、前年度分国庫負担金等が本年度に繰延交付となったことに伴う補正が主な内容でありますので、いずれも異議なく承認すべきものと決しました。 以下、審査の過程での主な意見、要望等を申し上げます。 まず、
平成14年度一般会計補正予算中、民生費では、あんしん電話の概要等の説明を求めたところ、ひとり暮らしの高齢者や重度障害者等の緊急時における安全確保のために、現在市内で 1,300台が設置されており、
平成14年度は44件の利用があったとのことであります。 なお、委員からは、いざというときに確実に利用できるよう使用者に十分説明すること、また、設置を希望している市民に早急に対応ができるよう周知を図ること等、一層の取り組みを求める意見のほか、生活保護者や母子家庭へのさらなる制度の充実等を求める要望がありました。 次に、教育費では、小・中学校の大規模改修事業に関連して、委員から、本市では
平成7年度から環境に配慮し、また古いものを大切にすべきとのことから、可能な限り改築ではなく、大規模改修で整備を進めてきているが、現状の補助金と交付税制度においては、改修より改築の方が市町村負担が少なくなるとの見方もあるとの指摘がありました。 これに対し、
理事者からは、改修と改築では補助単価差や附帯工事等を含め、事業費に大きな差がある。また本市の場合は、国の補正予算による事業実施のため、交付税措置のある市債を借り入れることができ、改修の方がかなり有利になっている旨の説明がありました。 委員からは、今後の事業推進に関して、国の動向をよく見ながら、よりよい方向で取り組むよう意見が出されております。 また、県が進める30人規模学級制度に伴い、備品や消耗品の増額補正があった点について、委員からは、県独自に進めている事業であることから、県費補助の検討や早い時期での市町村への連絡を求める意見等があり、
理事者側からも市長会等を通じ、県に対し積極的に要望してまいりたいとの見解が示されております。 最後に、請願第3号
義務教育費国庫負担制度の堅持につきましては、当該制度が義務教育の円滑な推進に欠くことのできない現状にかんがみ、願意妥当と認め、採択すべきものと決しました。 なお、本請願の願意の実現を図るため、「
義務教育費国庫負担制度の堅持に関する
意見書」を委員会の総意として提出する運びとなりました。 後刻提出の際は、よろしくお願い申し上げ、当委員会の報告といたします。 何とぞご賛同を賜りますようお願い申し上げます。
○
議長(
上條洋幹) 次に、
建設委員長 草間錦也議員。
◆
建設委員長(
草間錦也) 〔登壇〕 建設委員会の報告を申し上げます。 委員会は、去る19日に開催し、付託案件5件について慎重に審査をいたしましたので、その経過並びに結果について報告を申し上げます。 初めに、議案第5号
松本市都市公園条例の一部を改正する条例につきましては、巾上町会から管理主体が明確でない公園敷地を市の公園として管理するよう要望されましたことを受け、新設都市公園として名称を「巾上緑地」、位置を
松本市巾上 384番先と定めるものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 なお、委員から、市民が常に安全で快適に利用できる都市公園であるよう、維持管理については今まで以上に万全を期してほしいとの要望がなされております。 次に、議案第11号 市有財産の取得について、市道1683号線改良事業用地についてでありますが、本案はアルプス公園の開園にあわせ、整備が行われる市道1683号線の改良事業用地として大字岡田下岡田並びに大字岡田町地籍の土地約1万 3,800㎡を
松本市岡田財産区ほか6名の地権者から取得するものであり、原案どおり異議なく可決すべきものであると決しました。 次に、議案第12号 市道の変更について並びに第13号 市道の認定についての以上2件でありますが、変更11路線、認定37路線につきまして、一部現地確認を行い、慎重に審査した結果、いずれの路線も公共性の高い道路と認められることから、それぞれ異議なく可決すべきものと決しました。 次に、報第1号
平成14年度
松本市一般会計補正予算(第4号)中、当委員会関係予算につきましては、いずれも事業の確定に伴う精算などが主な内容であり、異議なく承認すべきものと決しました。 なお、委員からは、大雪に伴う除雪対策について、生活道路である3次路線での除雪のおくれが住民、特に高齢者等災害弱者に混乱を招く要因となっていることから、広報、町会などを通じ、除雪機等を所有する個人を広く募り、地域の除雪に協力できる体制の強化が必要であるとの要望が出されました。 これに対し、
理事者からも除雪体制全体の見直しの中で、PTAや学校に通学路関係の除雪をお願いするなど、地域での役割分担を含め、検討していきたいとの見解が示されております。 以上をもって当委員会の報告といたします。 何とぞご賛同賜りますようお願い申し上げます。
○
議長(
上條洋幹) 次に、経済環境委員長
上條徳治議員。
◆経済環境委員長(
上條徳治) 〔登壇〕 経済環境委員会の報告を申し上げます。 委員会は、去る19日に開催し、付託されました4件につきまして慎重に審査をいたしましたので、その経過並びに結果についてご報告を申し上げます。 初めに、議案第3号
松本市ふれあい山辺館条例でありますが、これは美ケ原温泉の国民保養温泉地としての個性を明確にし、温泉を楽しみながら自然観察、体験実習ができる施設を整備するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 なお、同館の管理を美ケ原温泉旅館協同組合に委託し、利用料金制度によって運営する方式を評価し、類似の施設についてもこの制度への移行を検討するよう求める意見が出されました。 次に、議案第4号
松本市手数料条例の一部を改正する条例でありますが、これは住民基本台帳法の一部を改正する法律の一部の施行により、住民基本台帳カードの交付が開始されるため、同カードの交付及び再交付手数料を規定するものであります。 本件につきまして委員からは、住民基本台帳ネットワークシステムが国の利便を考えた制度で、国民総背番号制につながりかねず、セキュリティーも万全とは言いがたく、長野県本人確認情報保護審議会の当面同システムから離脱すべきとの中間報告を受け、県で慎重に検討されている段階での条例改正は容認できないとして、一部の委員に反対がありました。 これに対し、
理事者からは、デジタルネットワーク社会の急速な進展の中、行政事務の効率化と住民負担の軽減、住民サービスの向上を目的とするもので、電子政府・電子自治体の構築等に必要な制度であるとの見解のほか、住基システムの第2次稼働時においては、住民基本台帳カードを希望する市民に発行することが法で義務づけられているため、県の住基システムへの対応が未定の段階ではあるが、施行に向け万全を期す必要から、本定例会で条例改正を要するとの説明がありました。 また、住民カードとしての機能を初め、IC機能を活用した本市独自の多目的利用も検討するなど、市民の利便性向上に努めたいとの方針が示されました。 委員会は、賛成多数により原案どおり可決すべきものと決し、個人情報保護に向け、さらなる職員研修とセキュリティー対応を要望したところであります。 次に、報第1号
平成14年度
松本市一般会計補正予算(第4号)中、当委員会関係予算及び報第3号
平成14年度
松本市霊園特別会計補正予算(第2号)の以上2件につきましては、いずれも事業の確定に伴う精算が主な内容であり、異議なく承認すべきものと決しました。 なお、審査の過程で、本郷地区山林火災の被災木の販売状況についてただしたところ、売上収入は当初の予定を上回り、完売しているとの説明があり、その労を多とし、一層の有効活用を要望したところであります。 以上をもって当委員会の報告といたします。 何とぞご賛同賜りますようお願い申し上げます。
○
議長(
上條洋幹) 次に、市町村合併対策特別委員長 小原 仁
議員。
◆市町村合併対策特別委員長(小原仁) 〔登壇〕 市町村合併対策特別委員会の報告を申し上げます。 委員会は、去る23日に開催し、付託されました議案第1号
松本市・四賀村合併協議会の設置について慎重に審査をいたしました。 これは、
松本市・四賀村任意合併協議会の10回にわたる協議により事務事業の調整が進み、
松本市・四賀村合併による新市の建設に関する基本的な計画の作成時期となったため、
地方自治法第 252条の2第1項及び市町村の合併の特例に関する法律第3条第1項の規定に基づく
松本市・四賀村合併協議会を設置するものであります。 本件につきましては、一部委員から、
松本西部任意合併研究会との関係、財政シミュレーション及び
松本・四賀直結道路建設について十分な調整がなされていないなどとして、反対の意見がありました。 これに対し、
理事者からは、国の方針を十分考慮しながら、今後、
松本西部任意合併研究会構成町村等との調整も十分行い、進捗状況によっては法定協議会の一本化も視野に入れて進めたいとの方針が示されました。 委員会としては、市内30地区を初めとする説明会の開催など、積極的に市民に対して情報を提供し、意見を聞く機会を設けるよう特に要望し、賛成多数により原案どおり可決すべきものと決しました。 また、本年4月に設置された
松本西部任意合併研究会も市町村合併に関する研究、調査を進める中で、具体的な協議を進めることが可能な任意合併協議会へ移行する方針が示され、関係4町村それぞれで集約されており、本委員会としても了承した次第であります。 なお、合併特例法の期限が迫っておりますが、委員会としては広域の盟主としての立場から、一層積極的な対応を要望し、当委員会の報告といたします。 何とぞご賛同を賜りますようお願いを申し上げます。
○
議長(
上條洋幹) 次に、市民会館建設特別委員長 渡辺 聰
議員。
◆市民会館建設特別委員長(渡辺聰) 〔登壇〕 市民会館建設特別委員会の報告を申し上げます。 委員会は、付託されました報第1号
平成14年度
松本市一般会計補正予算(第4号)中、市民会館建設課関係予算について審査を行うため、去る23日に開催し、慎重に審査を終了いたしましたので、その経過並びに結果について申し上げます。 本件は、新市民会館改築事業に係る地下水調査及び電波障害調査等委託料の減額や電波障害に対する補償料の減額など、事業の精算に伴う補正が主な内容であることから、異議なく承認すべきものと決しました。 審査の過程で、まず電波障害に対する補償について説明を求めたところ、
理事者からは、地元関係者との協議や維持・管理等、総合的に勘案し、共同アンテナ等でなく、個々の該当建物等に対して有線放送の受信料を補償していく方式が最良であることから、同方式により
平成14年度は22棟を補償し、本年度も電波予測調査の結果からおおむね10棟について対応を予定している旨の説明がなされております。 また、施設使用の補助金について、これは旧市民会館を利用していた芸術文化団体に対して、新市民会館が完成するまでの間、他の施設を利用した使用料と旧市民会館の使用料の差額を補助しているものでありますが、委員からの新市民会館完成後も使用料の差額を補助するのかとの質疑に対しまして、
理事者からは、あくまでも新市民会館完成までの暫定措置であり、完成後は補助しない旨の見解が示されております。 また、新市民会館の管理運営方針のうち、使用料や減免の扱い等については、県
松本文化会館や近隣のレザンホール、カノラホール等を参考にし、改めて委員会に諮っていきたい旨の説明がなされております。 以上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、当委員会の報告といたします。
○
議長(
上條洋幹) 次に、
総務委員長 平林軍次議員。
◆
総務委員長(
平林軍次) 〔登壇〕 総務委員会の報告を申し上げます。 委員会は、付託されました9件につきまして慎重に審査を終了しましたので、その経過並びに結果についてご報告を申し上げます。 最初に、議案第2号
松本市男女共同参画推進条例についてでありますが、各委員からは、条例制定には賛同するとの前提のもと、その理念を中心に質疑がありました。 以下、要点的に申し上げますと、条例化は唐突の感が否めないが、市民コンセンサスの経過はどうか。 「心の中に性別役割分担意識がある」、また、「性別による制度・慣行が根強く残る」等とする前文の内容は、条例の理念が心や意識の問題に主眼を置いたものになっている。加えて、教育関係者の責務規定は、行政が内心にまで立ち入ることであり心配が残る。 差別的な取り扱いや苦情など、被害者を救済する専門機関が必要ではないか。 低年齢化している性の問題を認識し、現実の社会問題としてとらえた対応が重要であるとともに、理念に基づく平等意識から女性の自己決定権が拡大解釈され、中絶の増加等によって少子化が助長されるのではないかとする懸念等々であります。 これらに対し、
理事者からは、昭和62年からの施策展開と市民意識調査や懇談会の開催、数次にわたる審議会、インターネットによる意見募集等、多岐にわたる取り組みを経て提案した内容であること。また、救済機関を設置する考えはなく、女性センター配置の専門相談員を中心に関係機関と十分連携をとっての対応とするとの説明の後、本件は基本条例を制定して男女共同参画社会の推進を図るもので、種々提起された意見は、参画計画において具体的に対応してまいりたいとする方針が述べられました。 一部委員からは、実効性を高める上から、さらに検討を要するとの意見が重ねてありましたが、採決の結果、賛成多数により可決すべきものと決した次第であります。 次に、議案第6号は消防団員に係る退職報償金を、また第7号は
松本市職員の退職手当を、それぞれ関係法令の改正に伴い見直すものであり、いずれも異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第9号はデジタル回線による防災無線の整備に係る契約議案、また第10号は消防団の消防ポンプ自動車2台を老朽化に伴い更新するものであり、いずれも異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第14号は仮称庄内・出川統合保育園の新築主体工事に係る契約議案であります。 本件については、特に保育園整備を担当する児童課職員の出席を求め、児童数増加に伴う将来的な混合保育は、なるべく回避できる設計内容である点を確認し、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、報第1号及び第2号の
平成14年度補正予算2件は、いずれも事務事業の精算等に伴う補正でありますので、それぞれ承認すべきものと決しました。 最後に、請願第2号
選挙活動における
要約筆記通訳の認定についてでありますが、通訳活動費の公費負担等の内容について、さらに検討を要するものと決定し、閉会中の
継続審査としたい旨、
議長に
申し出た次第であります。 以上、ご賛同賜りますようお願いを申し上げまして、総務委員会の報告といたします。
○
議長(
上條洋幹) 以上をもって委員長の報告は終わりました。 委員長の報告に対し、質疑のある方の発言を求めます。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
上條洋幹) ないようでありますので、質疑は終結いたします。 次に、以上の全案件に対し、意見のある方の発言を求めます。 16番
犬飼明美議員。
◆16番(
犬飼明美) 〔登壇〕 発言の機会をいただきましたので、日本共産党を代表しまして発言をいたします。 議案第2号
松本市男女共同参画推進条例について意見を述べさせていただきます。 男女平等の社会をつくりたいという願いは、長い間の多くの女性の願いであるとともに、社会的にも是正が求められる多くの問題をいまだ抱えています。日本でも国際婦人年日本大会の決議を実現するための連絡会を初め、広範な女性たちが運動を進め、昨年6月には国の段階で男女共同参画基本法が成立、長野県でも昨年12月に長野県男女共同参画社会づくり条例が公布されました。 75年、国際婦人年以来、法制上の女性の地位向上や政策決定の場への参加、雇用条件整備など、あらゆる分野への女性の参加の促進、母性の尊重など盛り込まれていましたけれども、80年代は政策決定の場への女性の参加を全面に押し出す、そういう形に変わってきています。そのことは、国、県、そして本市の条例案にもあらわれていると思います。女性の参加のチャンスを多く求める方向に期待があることも踏まえなければならないと理解をしております。 本条例が男女の平等を一層促進させ、参加のチャンスを多くする方向を示すものとして、多くの女性の願いや社会的な声にこたえる条例であるとして、大きな方向としては評価をしながら、以下、何点かの問題点を指摘をいたします。 まず第1点としまして、基本的なこの条例の目的としまして、日本国憲法及び女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条例、条約、その他、男女共同参画に関する条約の定めるところの男女平等及び人権尊重の理念を明記すべきと考えます。 2点としまして、母性保護についてでございます。 日本医療労働組合連合会が2000年に行った調査によりますと、看護職員約3万人からの集計結果では、妊娠の状況において順調だったのはたったの17%でした。あとの83%の看護職員は、妊娠中に貧血、むくみ、切迫流産など、何らかの異常があったと回答がありました。また、前年調査よりもさらにポイントが上がっていたという深刻な状況が報告されています。これは、調査のほんの一部でございますけれども、労働現場での母性破壊は改善されているとは言いがたい現実があります。母性保護についてきちんと明記する必要があると考えます。 3点としまして、本市の条例案の第13条で一部述べられておりますけれども、苦情処理に対して専門的に処理ができる機関を設ける必要があると考えます。 なお、条例にも触れておりますけれども、我が党の国会
議員の行為は女性の尊厳、そして人格を著しく侵害する行為として、社会的にも根絶が求められる行為であります。この条例がより実効性のある条例として市民からも支持をされ、機能していくために不十分な点を明らかにしていく必要があると考えます。その意味で、この時期に急いで条例制定することには賛同しがたいこと。また、修正案をいずれ提案をしまして、責任を負いたいと思います。 以上で、議案第2号に対する意見といたします。
○
議長(
上條洋幹) 他に意見はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
上條洋幹) ないようでありますので、これより採決いたします。 最初に議案第1号
松本市・四賀村合併協議会の設置について、起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について、委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (賛成者起立)
○
議長(
上條洋幹) 起立多数であります。 よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第2号
松本市男女共同参画推進条例について、起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について、委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (賛成者起立)
○
議長(
上條洋幹) 起立多数であります。 よって、議案第2号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第4号
松本市手数料条例の一部を改正する条例について、起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について、委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (賛成者起立)
○
議長(
上條洋幹) 起立多数であります。 よって、議案第4号は原案のとおり可決されました。 続いてお諮りいたします。 議案第3号、第5号から第14号まで、報第1号から第9号まで及び請願第3号の以上21件につきましては、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
上條洋幹) ご異議なしと認めます。 よって、以上の案件は委員長の報告のとおり可決、承認及び採択されました。
------------------------
△日程第3 閉会中の
継続審査に付することについて
○
議長(
上條洋幹) 日程第3
総務委員長から目下委員会において審査中の請願第2号
選挙活動における
要約筆記通訳の認定については、会議規則第77条の規定により、閉会中の
継続審査の
申し出があります。 お諮りいたします。 委員長からの
申し出のとおり、閉会中の
継続審査に付することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
上條洋幹) ご異議なしと認めます。 よって、委員長の
申し出のとおり閉会中の
継続審査に付することに決しました。
------------------------
△日程第4 議案第15号及び第16号
○
議長(
上條洋幹) 日程第4 議案第15号及び第16号を上程いたします。 当局から提案理由の説明を求めます。
有賀市長。
◎市長(
有賀正) 〔登壇〕 ただいま上程されました
監査委員の選任について及び
公平委員会委員の選任についての人事案件2件についてご説明を申し上げます。 まず、
監査委員の選任についてでございますが、これは草間 繁委員の任期が来る6月28日をもって満了となりますので、その後任として引き続き草間 繁氏を選任しようとするものでございます。 次に、
公平委員会委員の選任についてでございますが、これは藤牧昭夫委員の任期が来る7月13日をもって満了となりますので、その後任として新たに勝野洪子氏を選任しようとするものでございます。 以上、ご説明申し上げましたので、ご同意賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○
議長(
上條洋幹) お諮りいたします。 ただいま上程になりました人事案件2件につきましては、あらかじめ検討願っておりますので、直ちに採決いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
上條洋幹) ご異議なしと認め、採決いたします。 最初に、議案第15号
監査委員の選任については、これに同意することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
上條洋幹) ご異議なしと認めます。 よって、議案第15号については、これに同意することに決しました。 次に、議案第16号
公平委員会委員の選任については、これに同意することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
上條洋幹) ご異議なしと認めます。 よって、議案第16号については、これに同意することに決しました。
------------------------
△日程第5
農業委員会選任委員の推薦について
○
議長(
上條洋幹) 日程第5
農業委員会選任委員の推薦についての件を議題といたします。 本件は、農業委員会等に関する法律第12条第2号の委員5人が任期満了となるため、その後任者を推薦するものであります。 お諮りいたします。 本件につきましては、あらかじめ了承を得てありますので、指名により推薦いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
上條洋幹) ご異議なしと認めて、指名いたします。 農業委員会等に関する法律第12条第2号の委員に、
熊井靖夫議員 宮下正夫議員 早川史郎議員 松本市平田東2丁目6番18号 降籏恵美子さん
松本市大字入山辺3220番地 矢島牧子さん 以上5人を選任による農業委員に推薦したいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
上條洋幹) ご異議なしと認めます。 よって、ただいま指名いたしました皆さんを選任による農業委員に推薦することに決しました。
------------------------
△日程第6 議第4号
○
議長(
上條洋幹) 日程第6 議第4号を議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 14番
芦田勝弘議員。
◆14番(
芦田勝弘) 〔登壇〕 議第4号
義務教育費国庫負担制度の堅持に関する
意見書は、教育民生委員会の総意により提出するものであります。 趣旨の説明は案文を朗読することによりかえさせていただきます。
義務教育費国庫負担制度の堅持に関する
意見書 義務教育費国庫負担制度は、国が必要な経費を負担することにより、教育の機会均等とその水準の維持向上を図ることを目的としたものであり、義務教育制度の根幹をなすものであります。 しかしながら、これまでの財政事情を理由とした旅費、教材費、恩給費などの一般財源化に続いて、さらに、教職員の給与費の適用除外を含む同制度の抜本的な見直しが検討されるなど、一層の削減が懸念されます。 このように制度を縮小し、
地方自治体に負担を強いることは、厳しい地方財政を圧迫するばかりでなく、義務教育の円滑な推進にも支障を来すものであります。 したがって、国におかれましては、21世紀を担う子どもたちにゆとりと生きる力を育む豊かな教育を実現するため、
義務教育費国庫負担制度を堅持されるよう強く要望するものであります。 よって、
地方自治法第99条の規定により
意見書を提出いたします。 以上でありますので、よろしくご賛同を賜りますようお願い申し上げます。
○
議長(
上條洋幹) お諮りいたします。 ただいま趣旨説明がなされました
意見書案につきましては、あらかじめ検討もなされておりますので、委員会審査等を省略して、直ちに採決いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
上條洋幹) ご異議なしと認め、採決いたします。 議第4号につきましては、原案どおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
上條洋幹) ご異議なしと認めます。 よって、議第4号につきましては、原案のとおり可決されました。 ただいま可決されました
意見書につきましては、直ちに関係行政庁に対し、提出の手続をとることにいたしますので、ご了承願います。 以上をもって、今期定例会に付議された案件は全部議了いたしました。 この際、市長からあいさつしたい旨の
申し出がありますので、これを許します。
有賀市長。
◎市長(
有賀正) 〔登壇〕 発言の機会をいただきましたので、閉会に当たり一言ごあいさつを申し上げます。 今期定例会も本日をもちまして閉会となるわけでございますが、17日間に及ぶ会期中、
議員各位には熱心にご審議を賜り、それぞれ原案どおりご決定をいただきましたことに対し、厚く御礼を申し上げます。 これら決定をいただきました案件につきましては、遺憾のないよう執行するとともに、本会議及び各委員会において、
議員の皆様からいただきました市政各般にわたる貴重なご意見、ご提言につきましても鋭意その実行、実現に努めるとともに、当面しております
懸案事項について、全力を挙げて取り組んでまいる所存でございます。 特に今期定例会は、さきに行われました
市議会議員一般選挙後初めての定例会であり、新たに市民の皆様から負託を受けた34名の
議員の皆様を代表して、10人の
議員の皆様が新たなお気持ちで市政一般に対する質問をされたわけでございまして、
理事者側といたしましても気持ちを新たにして答弁をさせていただきました。 地方財政の逼迫など、
地方自治体を取り巻く環境は依然として厳しいわけでございますが、市町村合併への取り組みを初め、本市といたしましても早急に取り組まなければならない課題が山積していますことから、どうか議会におかれましては
議会制民主主義のもと、これらの課題に対して車の両輪として行政とともに手を携えて取り組んでいただくよう、お願いを申し上げます。 終わりに当たりまして、
議員の皆様には時節柄健康に十分ご留意をいただき、市政発展のため、そして市民福祉の向上のため、なお一層ご尽力賜りますようお願い申し上げ、閉会に当たってのごあいさつとさせていただきます。 大変長い間ありがとうございました。ご苦労さまでした。
○
議長(
上條洋幹) これをもって本日の会議を閉じ、6月定例会を閉会いたします。 ご苦労さまでございました。 午後2時25分閉議 午後2時25分閉会---------------
------------------------ 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
平成15年6月25日
松本市議会議長 上條洋幹 松本市議会副
議長 赤羽正弘 松本市議会議員 熊井靖夫 同
吉江健太朗 同
宮下正夫...