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03月14日-05号

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  1. 松本市議会 2002-03-14
    03月14日-05号


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    平成14年  2月 定例会---------------------------------------          平成14年松本市議会2月定例会会議録               第5号---------------------------------------            平成14年3月14日(木曜日)---------------------------------------             議事日程(第5号)                    平成14年3月14日 午後1時開議 第1 委員長審査報告(議案第1号から第76号まで及び請願第1号) 第2 議案第77号 松本市・山形村・朝日村中学校組合議会議員の選出について 第3 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて 第4 議第1号 松本市議会委員会条例の一部を改正する条例 第5 議第2号 松本市議会会議規則の一部を改正する規則 第6 議第3号 雇用の危機突破を求める意見書        ------------------------出席議員(38名)      1番  犬飼明美          2番  太田更三      3番  南山国彦          5番  草間錦也      6番  上條徳治          7番  上條庄三郎      8番  近藤晴彦          9番  白川延子     10番  牛山輝雄         11番  芦田勝弘     12番  小林繁男         13番  小岩井洋子     14番  黒田輝彦         15番  増田博志     16番  平林軍次         17番  赤羽正弘     18番  下沢順一郎        19番  大久保真一     20番  酒井正志         21番  早川史郎     22番  神田視郷         23番  倉橋芳和     24番  高山芳美         25番  塩原 浩     26番  上條洋幹         27番  武井福夫     28番  渡辺 聰         29番  塩原英久     30番  中田善雄         31番  田口悦久     32番  池田国昭         33番  秋山泰則     34番  田口敏子         35番  高山政彦     36番  柳沢貞雄         37番  高野拓雄     38番  小原 仁         39番  百瀬常雄        ------------------------説明のため出席した者  市長      有賀 正      助役      萩原寿郎  収入役     坪田明男      総務部長    赤羽敬一  財政部長    島村昌代      健康福祉部長  降旗富雄  経済部長    上條兼一      建設部長    坂井 勉  都市開発部長  清水英治      上下水道    林 丘弘                    事業管理者  上下水道部長  山崎芳彦      教育委員長   柳原俊幸  教育長     竹淵公章      教育部長    大澤一男  用地本部長   古屋 剛      中央西整備   一條 功                    本部長  行政管理課長  宮坂典男      企画課長    高橋慈夫  男女共生課長  有馬恭子      財政課長    山内 肇        ------------------------事務局職員出席者  事務局長    百瀬文男      事務局次長   萩原俊次  次長補佐兼   宮之原雅珠     次長補佐兼   鳥羽清次  庶務係長              調査係長  次長補佐兼   前澤資起      主査      麻原恒太郎  議事係長  主査      上條博文      主査      中村高俊  主査      嵯峨宏一        ------------------------               本日の会議に付した事件 議事日程(第5号)記載事件のとおり        ------------------------                            午後1時08分開議 ○議長(酒井正志) 直ちに本会議を開会いたします。 現在までの出席議員は38名でありますので、定足数を超えております。 よって、直ちに本日の会議を開きます。 最初に、報告事項を申し上げます。 市長より議案が1件提出されております。あらかじめ皆さんのお手元にご配付申し上げてあるとおりであります。 次に、陳情書が1件提出されております。皆さんのお手元に陳情文書表第3号としてご配付申し上げてあるとおりであります。これは所管の教育民生委員会に回付しておきました。 本日の議事は、日程第5号をもって進めます。        ------------------------ △日程第1 議案第1号から第76号まで及び請願第1号 ○議長(酒井正志) 日程第1 議案第1号から第76号まで及び請願第1号の以上77件を一括議題として委員長の報告を求めます。 最初に、建設委員長 下沢順一郎議員。 ◆建設委員長下沢順一郎) 〔登壇〕 建設委員会の報告を申し上げます。 委員会は、去る3月7日、8日の両日開催し、付託案件19件につきまして慎重に審査いたしましたので、その経過並びに結果についてご報告申し上げます。 初めに、議案第2号 松本市水防センター条例につきましては、河川防災ステーションの拠点施設として市が建設する水防センターの設置及び管理等に必要な事項を規定するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 この水防センターは、洪水時における水防活動の拠点及び平常時の防災活動や地域活動に利用することを目的として建設されたものであります。管理については、社団法人松本地域シルバー人材センターに委託することとし、同センターの事務所として行政財産の目的外使用を許可する予定とのことであります。また、地域住民等の利用に当たっては、休館日及び開館時間の規定はあるものの、要望には柔軟に対応する旨の説明がなされております。 次に、議案第19号 松本市自転車駐車場条例の一部を改正する条例については、女鳥羽川及び上土の両自転車駐車場を廃止しようとするものであります。 女鳥羽川駐車場については、女鳥羽川左岸線道路改良による道路拡幅整備により、また上土駐車場については、親水広場の階段及び小公園等の設置によりそれぞれ廃止されるものでありますが、代替箇所として松本駅北自転車駐車場が増設される予定であり、必要な台数が確保されるものであることから、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第20号 松本市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは良好な環境の形成と保全を図るため、建築物の用途等の制限を定めるための地区整備計画区域都市計画決定に基づき追加するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 なお、今回追加する地区整備計画区域は下惣地区の約2.6ヘクタールで、これにより地区整備計画が定められている地区は、市全体で19地区となるものであります。 次に、議案第21号 松本市都市公園条例の一部を改正する条例については、中央西公園新設に伴う所要の改正であり、異議なく可決すべきものと決しました。 なお委員から、中央西公園という名称について、より市民に親しまれ、愛される名称への変更を求める意見が出されたことに対し、理事者からは、今後公募を行った上で中央公園とともに名称変更について検討してまいりたいとの見解が示されております。 また、同公園が中心市街地に位置することから、特に夜間の十分な防犯対策を求める意見、植栽の配置やナトリウム灯など暖色系照明の採用等について工夫を求める意見等が出されております。 なお、開園については、店舗移設のずれ込み等から繰越明許となり、現在のところ5月開園を予定しているとの説明がなされております。 次に、議案第23号 松本市下水道条例の一部を改正する条例については、特定事業所から公共下水道に排除される下水についての規制項目を追加した下水道法施行令の改正に基づき、所要の改正を行うものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 なお、周知期間を設けるため、施行日を本年10月1日とするものであります。 次に、議案第34号 企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例は、国家公務員の給与改定等に準じて特例一時金の支給規定を追加するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第35号 松本市水道給水装置設置資金貸付基金条例を廃止する条例は、公衆衛生の向上と生活環境の改善を目的として、昭和43年に設置した貸付基金について、設置目的が達成され、また、昭和63年度以降貸付実績もないため廃止しようとするものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、松本市一般会計、住宅新築資金等貸付事業特別会計水道事業会計及び下水道事業会計のそれぞれ補正予算及び当初予算の議案第37号、46号、48号から50号まで、63号、65号、66号の以上8件につきましては、いずれも原案どおり可決すべきものと決しました。 なお、63号については、同和対策事業に関して一部反対意見が、また、65号及び66号については、水道料金及び下水道使用料への消費税及び地方消費税転嫁に関して一部反対意見がありましたことを申し添えます。 以下、審査の過程での主な意見・要望等を申し上げます。 まず一般会計では、土木費全体が縮小する中で、第二次道路整備5カ年計画の最終年度である14年度に、市単独の新設改良事業費が前年度に比較し大幅減となったことから、とりわけ市民要望の高い生活道路の改良について理事者の考えをただしたところ、継続事業を優先してはいるが、財政状況等も勘案する中で、地元要望に極力こたえられるよう今後の補正予算等で対応を図ってまいりたいとの方針が示されております。 また、14年度に策定される第三次道路整備5カ年計画についても、身近な生活道路の改良に対し、予算獲得を含め十分配慮した計画となるよう求める要望が出されております。 次に、市営住宅に関して、新築はもちろん常時募集が行われている住宅についても、昨今の経済状況の悪化を背景に、待機者が相当数見られる現状では、民間賃貸住宅借り上げ方式の検討や家賃補助制度の研究を求める意見・要望が、また、民間資金等の活用による公共施設の整備等の手法の導入による市営住宅の建設について、さらなる研究を求める意見が出されております。 次に、中央東地区まちづくり事業費では、美術館や新市民会館を核とした文化ゾーンとして一帯を位置づける全体構想の策定を求める意見に対し、該当地区を4ブロックに分けてのワークショップ開催等の取り組みが報告され、まちづくりの未来像をイメージする中で、15年度の実施計画作成に向け、引き続き検討を重ねていくとの考えが示されております、。 次に、1部1「IT戦略」の一環としての都市計画基本図作成事業について、具体的な事業の説明を求めたところ、全庁的な地図情報システムの利用を念頭に、システムの基本図としてデジタルマッピングによる都市計画基本図を作成し、早期にシステムの構築を目指すとの説明がなされておりますが、用途に応じて多目的利用が可能であることが特徴であります。県内では既に長野市が作成済みであり、県との共同作業を経て、現在は市の単独事業として取り組んでいるとのことであります。 なお、「IT戦略」に関連して、市営住宅入居資格検査システムの作成については、利便性の向上や職員作成により予算を必要としない点等を評価する意見が出され、今後も同様の提案を期待するものであります。 次に、公営企業会計について申し上げます。 まず、長期化する不況の中で一段と厳しさを増す経済情勢を反映して、大口使用者の使用水量が大幅に減少する中で、水道・下水の両会計とも料金収入が財政計画の予定額を下回る見込みとなるなど厳しい経営状況であることから、今後の経営見通しについてただしたところ、市民負担を求める以前に、自助努力による一層のコスト削減を図る中で、健全経営に努めたいとの見解が示されるとともに、水道料金の改定については15年度以降に、また、下水道使用料については、現在の財政計画期間終了後を視野に検討してまいりたいとの説明がなされたところであります。 その中で、松塩水道用水受水単価が、受水開始以来初めて引き下げ改定がなされる見通しとなり、また、その財政計画期間も従来の2年から5年に変更される見通しとなったことについて、委員からは、県企業局との粘り強い交渉の結果であるとして、理事者の努力を多とする意見が出されております。 なお、この改定により、年間約1億5,000万円程度の財政効果が見込まれることから、財源の使途について、上下水道局の方針を確認したところ、今後の震災対策や断水事故等の予防対策、あるいは、老朽化した主要な送水管の改修に多額の投資が必要であること、また、水道事業会計に欠損が生じ、利益剰余金を取り崩している現在の経営状況等を総合的に勘案した結果、危機管理体制を整備し、安全でおいしい水の安定供給に努めることで市民へのサービスの向上につなげたいとの説明がなされておりますが、いずれにしても、正式な県の議決を待って改めて議会に相談したいとの意向が示されております。 また、下水道事業会計では、汚水管の敷設がほぼ完了し、全市域において公共下水道の使用が可能な状況であるので、使用料収入を確保する見地からも、今後は未水洗家庭等の解消に向けより一層の取り組みを求める意見がありました。 そのほか、両会計の退職給与引当金に関して将来の健全経営の観点から、所要額の積立てや負担方法等について研究を求める意見が出されております。 次に、議案第72号 市道の認定について及び第73号 市道の変更について並びに第74号 市道の廃止についての以上3件につきましては、一部現地確認を含めて審査した結果、それぞれ異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第70号 市有財産の取得については、アルプス公園整備事業用地として島内地籍の土地約2ヘクタールを地権者7人から取得するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 これにより、取得済みの用地は、予定面積の約9割となり、順調な進捗状況とのことであります。 以上をもって当委員会の報告といたしますします。 何とぞご賛同賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(酒井正志) 次に、経済環境委員長 早川史郎議員。 ◆経済環境委員長(早川史郎) 〔登壇〕 経済環境委員会の報告を申し上げます。 委員会は、去る7日、8日の両日に開催し、付託案件19件につきまして慎重に審査をいたしましたので、その経過並びに結果についてご報告を申し上げます。 最初に、議案第12号 松本市霊園条例の一部を改正する条例につきましては、市外居住者からの霊園希望者が多く、また、県内で霊園を経営する多くの市が市外居住者に使用を認めていることから、中山霊園について使用を許可し、その聖地使用料を設定するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 なお理事者から、当該霊園は平成14、15年度に631基を造成し、以後南側を拡張して約2,000基を目標に造成し、最終的に1万基程度にしたいとの方針が示されました。 次に、議案第17号 松本市商工業振興条例の一部を改正する条例については、新松本臨空産業団地への企業誘致を促進するため、当該産業団地で募集している業種へ助成対象業種を拡大し、さらに用地取得条件を緩和し、市内に工場等を賃借している企業等にも助成するなどが主な改正であり、原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第18号 松本市営市街地駐車場条例の一部を改正する条例については、観光客の利便と利用者から早朝のJR利用時にも利用できるよう開場時間を早めてほしいとの要望を考慮し、大手駐車場中央西駐車場及び中央駐車場の開場をそれぞれ午前8時から7時30分に早め、また、深夜の利用者が少ない中央駐車場の閉場を午前0時から午後11時30分に早めるものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 続いて、平成13年度一般会計補正予算(第3号)及び平成14年度一般会計予算中本委員会関係予算並びに霊園、簡易水道事業公設地方卸売市場市街地駐車場事業、新松本臨空産業団地建設事業本郷観光施設事業、以上各特別会計の13年度補正予算及び14年度予算、農業集落排水事業14年度予算の議案第37号から39号まで、42号から45号まで、50号、52号、53号、58号から62号までの予算議案15件についてでありますが、第50号については、同和対策関係費について、また、第52号、第59号、第60号、第62号については使用料等への消費税転嫁について一部反対意見がありましたが、いずれも原案どおり可決すべきものと決しました。 それでは、議論のありました概要を申し上げます。 まず一般会計においては、町会長・衛生部長の報償費については、各町会の事情等により異なっていた支払方法が見直されるところでありますが、委員から、この交付金額の算定基準の一層の明確化を求める意見、さらに、農業委員の報酬について、地域活動業務が多いとして積極的に活動できるよう配慮を求める意見が出されました。 次に、住宅用太陽光発電システム導入促進事業について、これは本市が日照量の多い地域であるという特性を生かし、独自の補助制度を設けて住宅用太陽光発電システムの普及を図っているものでありますが、環境面において有効であることから、国・県に補助制度の充実を要請して一層の推進に努めるよう要望いたしました。 次に、し尿処理業者統合助成事業についてでありますが、これは公共下水道の整備に伴い、し尿等の収集運搬業務が減少するため、現行4社のし尿収集運搬許可業者を廃業し、新たな1社を設立して、この1社により業務を行うのに必要な助成を行うものでありますが、助成額、助成方法等について、市民が納得できる形で進めるよう要望したところであります。 次に、公共下水道利用者との維持管理経費の公平化のため、下水道認可区域外合併処理浄化槽等への清掃費の補助金交付制度の新設については了とするものの、下水道認可区域外の解消など根本的対策を求める意見が出されました。 次に、ごみ等集積施設整備事業については、平成4年から実施してきた、ごみ等集積施設設置に対する補助限度額の引き上げを行うことについては評価しながらも、いまだ施設が不十分な町会が多いことからさらなる制度の充実を求めたところであります。 次に、産業廃棄物処理施設周辺ダイオキシン類測定調査の結果、神林地区で国の大気環境基準を大幅に上回ったことを踏まえ、県への要請にとどまらず、廃棄物処理計画を見据えた長期的展望に立って減量化を初め業者への分別徹底の指導など、市の積極的な取り組みを求める意見、さらに、周辺住民への健康調査を要望する意見が出されました。 次に、認定農業者支援対策事業は、認定農業者農業経営改善計画に基づいて行う農業機械及び生産施設等整備への助成制度を新設し、また、農業経営基盤強化資金の利子補給率を引き上げ、認定農業者制度の充実と意欲ある担い手の育成に努めるものであり了とするものの、特に同資金の融資条件が厳し過ぎるとの声があることから、広く農業従事者が活用できるような対応を求めたところであります。 次に、平成5年に農業・農村の活性化と後継者育成のため発足し、4期で中断している新興塾の再開の見通しについてただしたところ、卒塾生が主体となって再開が検討されているとのことから、市も一体となって再開に向けて取り組むよう要望したところであります。 次に、狂牛病(BSE)に関連した農家支援策として、国と連動した数々の事業が計画されているところでありますが、畜産農家の経営状況は深刻で、本件について国の責任の大きさを考えるといまだ十分とは言えないことから、さらなる措置を要請するよう要望したところであります。 次に、ワインの里づくり事業については、ワイナリー建設に伴って、農協が主体となり山辺地区で欧州系のブドウを栽培し、中・高級ワインの醸造を目指すものでありますが、補助制度にとどまらず、情報提供、技術指導等、市の一層の支援を要望いたしました。 次に、緊急不況対策事業として、チャレンジ企業相談事業等さまざまな事業が展開されているところでありますが、委員から、特に受注が激減する本市の中小製造業者に対し、県外において発注企業を開拓し、商談会を開催する受注拡大開拓事業の長期継続、さらに需要の多い景気変動対策資金等制度資金の現行金利を景気が回復するまでの間維持するよう要望する意見がありました。 次に、ふれあいやすらぎ温泉地整備事業については、国民保養温泉地に指定されている美ヶ原温泉の活性化を図るため、自然観察遊歩道やふれあい体験館と温泉入浴施設をあわせた(仮称)ふれあいセンター等を建設し、当センターの管理運営は美ヶ原温泉旅館協同組合利用料金制度を導入して行うものでありますが、赤字経営に陥らないよう市の指導を特に要望したところであります。 次に、温泉関係事業に関係して、浅間温泉会館では市内の75歳以上の高齢者及び障害者の方に平日に限って無料で開放し、この入場者が増加しているところですが、一般の入場者の支障にならないような配慮を求める意見が出されました。 次に、特別会計では、霊園において、現行の聖地使用料の一括納付は負担が大きいところから、融資、分割納付等制度の検討を求める意見がありました。 また、市街地駐車場事業において、中央西駐車場の進入口が混雑し、交通に支障を来しているところから、交通誘導員を増員しての対応を予定しているところでありますが、通行区分の見直しと根本的対策を求める意見がありました。 続きまして、議案第76号 土地改良事業の施行については、平成14年度新規に着手する市営土地改良事業の計画概要を定めるものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 なお、土地改良事業に関連して、事業施行後老朽化した施設等の早期改修を望む意見、さらにトラクター等農業用機械が大型化していることから、それに見合う農道の整備などの要望が出されました。 また、委員会審査の過程において、労働団体からの陳情を踏まえ、雇用の危機突破を求める意見書を委員会の総意により提出することになりました。後刻提案の際はよろしくお願い申し上げまして、経済委員会の報告といたします。 何とぞご賛同賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(酒井正志) 次に、教育民生委員長 大久保真一議員。 ◆教育民生委員長大久保真一) 〔登壇〕 教育民生委員会の報告を申し上げます。 委員会は、去る3月7日、8日の両日に開催し、付託されました23件につきまして慎重に審査を終了いたしましたので、その経過並びに結果についてご報告申し上げます。 最初に、条例について申し上げます。 初めに、議案第1号 松本市高齢者介護手当条例についてでありますが、これは65歳以上の寝たきり及び痴呆性老人本人に支給していた特別老人手当を廃止し、新たに要介護高齢者の介護者に対し手当を支給しようとするものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第3号 松本市歴史の里条例でありますが、これは昨年、財団法人日本司法博物館から用地を取得し、建物等は無償譲渡を受けたことに伴い、これら貴重な文化財を「歴史の里」として公開しようとするものでありますが、観覧料への消費税転嫁に一部反対意見がありましたが、原案どおり可決すべきものと決しました。 なお、日本司法博物館等それぞれの施設が「歴史の里」として一元化されることから、各施設の説明及び案内文等については、本市における歴史的価値を十分踏まえ、体系的かつわかりやすい表記を求める意見が出されております。 次に、議案第4号 松本市時計博物館条例は、本年9月開館予定の「時計博物館」の設置、管理等についてを定めるものでありますが、利用促進等宣伝効果を高めるため、本定例会に提案されたものであります。 本件についても、観覧料への消費税転嫁に一部反対意見がありましたが、原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第7号 松本市立の学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例は、法律の改正に伴い、今まで県が負担していた当該経費を市の条例で定め負担しようとするものでありますので、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第13号 松本市地区福祉ひろば条例の一部を改正する条例、議案第15号 松本市精神障害者授産施設条例の一部を改正する条例、議案第24号 松本市公民館条例の一部を改正する条例、議案第25号 松本市図書館条例の一部を改正する条例及び議案第27号 松本市体育施設の設置管理等に関する条例の一部を改正する条例の以上5件につきましては、第13号及び第24号が市の施設として初めて太陽光発電システムを備えた中山公民館、出張所及び福祉ひろば、15号が北部精神障害者授産施設、25号が空港図書館、27号が島内体育館の新設または改築に伴い所要の改定を行うものであり、いずれも異議なく可決すべきものと決しました。 なお、議案第15号に関連して、精神障害者の家族の会などの意見を聞きながらよりよい施設運営を求める意見が出されております。 次に、議案第14号 松本市老人デイサービスセンター条例の一部を改正する条例は、県の指導を受け、蟻ヶ崎デイサービスセンターの運営方法を地方自治法に基づく管理委託とすることが主要な内容であり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第16号 松本市国民年金印紙等購買基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部を改正する条例は、国民年金保険料の収納義務が国に移管されることに伴い、所要の改正を行うものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第26号 松本市立博物館条例等の一部を改正する条例は、博物館施設の休館日を原則月曜日に統一するため、関係6条例を改正しようとするものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 なお、先ほども申し上げました「歴史の里」及び「時計博物館」についても同様の休館日としておりますが、委員からは、市民及び観光客などへの周知について万全な取り組みを求める意見とともに、観光客の宿泊動向等を的確にとらえた対応を求める意見が出されております。 次に、議案第36号 松本市心身障害児通園施設条例を廃止する条例は、現在、休園中の「宮田学園」を廃止するものでありますので、原案どおり異議なく可決すべきものと決しました。 続いて、13年度松本市一般会計補正予算(第3号)及び14年度一般会計予算中当委員会関係予算並びに国民健康保険、老人保健、城山保健医療施設事業、介護保険、松本城、以上の特別会計の13年度補正予算及び14年度予算の議案第37号、40号、41号、47号、50号、54号から57号まで、及び64号の予算議案10件についてでありますが、第37号は、保育園職員会議における超勤の取り扱いについて、また、第50号は、放課後留守家庭児童対策事業及び人権同和教育推進事業について賛成できないと、それぞれ一部反対意見がありましたが、いずれも原案どおり可決すべきものと決しました。 以下、審査の過程で出されました論議の主要な点について、その概要を申し上げます。 まず民生費では、福祉道路整備事業について、重点地域以外からも要望が多いことから、関係部局と十分な連携の上、一般の道路整備事業の中でもモデル事業の成果を生かし、具体的に取り組まれたいとする意見が出されました。 また、熟年体育大学の成果を生かし、身近な地域において継続的な健康づくりを推進するため、本年度市内2地区をモデルとして実施した「いきいき健康ひろば事業」については、来年度も事業継続とのことでありますが、全市的に事業実施が可能となるよう積極的な取り組みを求める意見とともに、地元信州大学と提携した事業であることから、同大学とより密接な連携を図られたいとする意見が出されました。 また、条例にもありました高齢者介護手当に関連して、高齢社会の進行により、痴呆性老人の割合が今後増加するとして、施設入所の適正化を含めたケア体制の充実を求める意見が出されました。 なお、私立保育園への事業費補助金更正減に関連して、少子高齢化に伴う園児数の減少及び共働き世帯の増加に伴う長時間保育の増大等、今まで以上に私立保育園を取り巻く環境は厳しさを増すことから、このような現状を十分踏まえ、公立及び市立保育園のあり方について健康福祉21市民会議で検討を加え、一定の結論を出すとのことでありますので、委員会としてもその必要性を十分認め、今後の適切かつ効果的な取り組みを求めた次第であります。 次に、衛生費では、昨年開催された「救急医療に関するシンポジウム」が好評を博したことに関連して、現在の小児緊急救急医療の重要性を十分認識し、特に若い母親に対する緊急時の対応について、人形を使用した救急救命士等の実地研修や講座の開催を通じた積極的な事業展開を求める意見が出されました。 また、胸部レントゲン受診者が減少していることから、受診率向上に向けたさらなる市民周知を求める意見も出されております。 次に、教育費について申し上げます。 まず「パラグアイ・ナショナルチーム松本キャンプ」についてでありますが、委員からは、キャンプ期間が短縮された点ついて、契約金は減額できないのか、契約内容の変更はできないのか、実行委員会の代理人に責任追及はできないのか、当初説明よりキャンプ期間が半減したにもかかわらず、上限1億円を支出することに関し、市民に対し納得した説明ができないのではないか、また、子供たちへのサッカークリニックの開催はどうなるのかなど、契約及び関連イベントをめぐって活発な論議が展開されたところであります。 これに対し理事者からは、契約にキャンプ期間及び人員に関する内容が盛り込まれていない点について、交渉等が不十分だったこととしたものの、代表監督が交代したこと、また、予選リーグが韓国開催となったことなどから情勢が変化してしまった。しかし、サッカークリニックは子供たちに夢を与える重要なイベントであるため、開催に向け相当な決意を持って取り組んでいるとの説明がなされました。 委員会としては、これら理事者説明に対し一定の理解はするものの、今回の契約に当たっては十分な協議、調整をすべきだったとして、今後の遺憾なき慎重な対応を強く要望する一方、いずれにせよ最大の効果が上げられるよう、プレイベントの開催等事前PRを含め、キャンプ成功に向けた万全かつ効果的な取り組みを要望した次第であります。 次に、要保護・準保護児童、生徒就学援助事業費に関連して、対象者がふえている現状、不況などにより家庭環境に変化を生じていることから、児童・生徒が安心して学校生活を送れるよう、当該制度の十分な周知を行うなど、さまざまな視点から効率的な方策を講じられたいとする意見が出されました。 また、先ほどもありましたとおり、「歴史の里」「時計博物館」、さらに美術館など、各施設が整備され、充実が図られたところでありますが、市民のみならず本市を訪ねる観光客等への利便及び回遊性を図るため、関係部局と連携の上、市内の各種施設等が一連に掲載されたパンフレットの作成及び各施設間での観覧料の割引を求める意見が出されました。 そのほか本年4月からの学校完全週5日制に関連して、公民館等を通じ、各地区の特色を生かした活動の場を親子に提供するよう体制の充実を求める意見、各種学校における人材育成のための教職員研修への補助金増額を求める意見、また、図書館分館について、地域色のある個性的な運営及び蔵書の充実を求める意見がそれぞれ出されております。 次に、城山保健医療施設特別会計については、12年度で累積赤字が解消したことから、今後、当該黒字部分を起債償還金の一部として充当してまいりたいとする説明がなされました。 次に、介護保険特別会計では、本年完成予定の民間介護4施設における松本市民の入所者数によっては、県の財政安定化基金を借り入れざるを得ない状況が予想されることから、今後の推移を見据えた上での適切な対応を求めておきました。 次に、松本城特別会計では、世界遺産の指定に向け積極的な条件整備を要望するとともに、減少傾向の入場者数に歯どめをかけるため、各種イベントの開催についてさらなるPR等一層積極的な取り組みを要望いたしました。 以上をもって当委員会の報告といたします。 何とぞご賛同賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(酒井正志) 次に、市街地区画整理事業特別委員長 百瀬常雄議員。 ◆市街地区画整理事業特別委員長(百瀬常雄) 〔登壇〕 市街地区画整理事業特別委員会の報告を申し上げます。 委員会は、去る3月12日に開催し、付託案件3件につきまして慎重に審査をいたしましたので、その経過並びに結果についてご報告申し上げます。 初めに、議案第22号 松本市再開発住宅条例の一部を改正する条例につきましては、中央西土地区画整理事業が完了を迎えるに当たり、再開発住宅の使用料の見直し等を行うため、所要の改正をするものであることから、異議なく可決すべきものと決しました。 改正の主な内容は、中央西再開発住宅の使用料について、再開発事業による3年以上の継続入居者のうち、収入超過者に対する割増賃料の導入及び市営住宅入居基準に基づく一般入居者の公募規定を整備しようとするものであります。 この審査の過程で、委員からは、当再開発住宅の建設時の経過等から、市営住宅への一元化について、理事者の方針をただしたところ、再開発住宅としての用途廃止を行った場合、耐用年数等の関係から国庫補助金の返還義務が生じること、また、現在も再開発による住宅困窮者が居住していること等、諸般の状況にかんがみ、当面同住宅を存続してまいりたいとの見解が示されております。 なお、割増賃料の適用に当たっては、入居者への十分な説明を求める意見、また、居住者の生活状況等が入居時と変化している点も考慮するなど、実情に即した取り組みを求める要望がありましたことを申し添えます。 次に、議案第37号 平成13年度松本市一般会計補正予算(第3号)中、中央西整備本部関係予算並びに第50号 平成14年度松本市一般会計予算中、同本部会計予算の以上2件につきましては、それぞれ事業の最終段階における精算と事業推進に必要な予算措置であると認め、いずれも異議なく可決すべきものと決しました。 なお、補正予算中、工事請負費の減額については、分銅町付近において予定した夜間工事が工法等の工夫により減少したこと等によるものとの説明がなされております。 また、本町渚線の完成時期について、現時点では、6月初旬の全線開通を目指し工事の進展を図っているとのことであります。 以上、ご賛同賜りますようお願いを申し上げまして、当委員会の報告といたします。 ○議長(酒井正志) 次に、美術館建設特別委員長 小原 仁議員。 ◆美術館建設特別委員長(小原仁) 〔登壇〕 美術館建設特別委員会の報告を申し上げます。 委員会は、去る3月12日に開催し、付託されました議案第37号 平成13年度松本市一般会計補正予算(第3号)及び議案第50号 平成14年度松本市一般会計予算中の美術館開設課関係事業並びに議案第71号 市有財産の取得について(松本市美術館美術資料)の3件につきまして、慎重に審査をした結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決しました。 以下、審査の過程で出されました要望等について申し上げます。 初めに、美術館の運営に重要な職員体制についてただしたところ、館長、副館長のもとに博物館・教育文化振興財団事務を含めた総合的管理運営を行う企画運営担当並びに展示、教育・普及、図録の作成及び資料の収集・保存・研究等を行う学芸員中心の美術担当の2係とし、正規職員10人に加え、嘱託・臨時職員を配置して万全を期したいとの方針が示されました。 次に、市民ギャラリー等貸出施設の申込状況については、開館記念特別展等が続くことから、実質的には9月ごろからの貸し出しとなるが、おおむね好調との報告を受け、市民に開かれた美術館となるよう一層の周知を要望したところであります。 このほかに松本市美術館のシンボルともなる著名な作品の購入・展示を求める意見、ミュージアムショップについて、内容の充実とともに監査体制の強化を求める意見、開館記念品は桜の季節にちなんだものを希望する意見などが出されました。 美術館の開館記念特別展につきましては、イタリア・ルネサンス三大巨匠素描展、山笑ふ展を、引き続き第33回日展、中信美術展、パウル・クレー展、信州美術展などの開催に向けて準備が進められております。 現在、情報システム工事、備品搬入、記念展示室等の整備はほぼ完了し展示作業に入るところで、また、植栽工事も本格化し美術館の森ができ上がりつつあります。さらに、美術館を印象づけるモニュメントの本体設置工事もほぼ完了し、序幕式を待つところであります。 いよいよ開館を4月21日に控え、市民の期待はますます高まっているところであります。地域に根ざし、芸術・文化の拠点としての美術館にふさわしい開館となりますよう、遺漏なき対応を要望し、当委員会の報告とします。 何とぞ賛同賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(酒井正志) 次に、市民会館建設特別委員長 渡辺 聰議員。 ◆市民会館建設特別委員長(渡辺聰) 〔登壇〕 市民会館建設特別委員会の報告を申し上げます。 委員会は、付託されました議案2件及び請願1件について審査を行うため、去る12日に開催し、慎重に審査を終了いたしましたので、その経過並びに結果について申し上げます。 初めに、請願第1号 市民会館建設工事の一時中止について申し上げます。 これは、いまだ市民の理解が不足しているとして、市民会館建設工事を一時中止し、現行の改築計画について幅広い市民の意見集約の場の設定を求められたものであります。 委員からは、署名者が6万人を超える現状から、市民への説明が不足していることは明らかだとして、請願を採択すべきとする意見が出された一方、議会において特別委員会を設置し、慎重審査を重ねて今日に至った経過及びその結果を重く受けとめるべきとして、工事を一時中止する理由はなく、不採択とすべきとする意見など、賛否をめぐって活発な論議が展開されたところであります。 これに対し理事者からは、市民会館改築計画は、早期改築を望む多くの市民要望及び市長公約並びに第六次、第七次基本計画に掲げる重要施策であり、その実現を図るため、平成9年度より今日までの5年間、手順を踏んで議会への協議及び市民への説明を行い、市民要望等を最大公約数的に取り込んだものである。議会で了承されたスケジュールに基づき予算計上し、昨年11月の臨時議会で工事請負契約が可決され、工事に着手している。また、財政見通しについても、健全財政が堅持できる。さらに、広報まつもと及びインターネットホームページを通じ、市民への周知にも努めてきている。今後も、引き続きあらゆる機会をとらえて、市民に十分理解されるよう説明責任を果たしながら、スケジュールどおり改築を進めてまいりたいとする説明がなされたところであります。 これら理事者説明を受け、委員会は長時間にわたり白熱した論議が展開されたわけでありますが、請願の趣旨に対し、工事の一時中止という点については賛否が分かれたものの、特に、6万人を超える署名については委員会としてもそれを重く受けとめるとともに、結果として、市民に対する説明責任が不足していたとの見解で意見の一致を見たところであります。 以上の経過の中、採決に当たり市長の出席を求め、請願に対する見解をただしたところ、議会での了承のもと、契約及び工事に着手したことを踏まえ、今後も市民に対する説明責任を十分に果たしてまいりたい。いずれにしても、市の責任において、21世紀の歴史に評価される市民会館をぜひつくらせていただきたいとする説明がなされたところであります。 委員会は、以上、申し上げました経過を踏まえ、最終的に起立により採決を行った結果、当該請願については、不採択とすべきと決した次第であります。 なお、現在、工事が進行されている中、いまだ市民の理解が得られていない点については、6万人を超える署名の願意を十分踏まえ、当該改築事業が理解されるよう、今後市民に対するより一層の説明を委員会として特に強く要望した次第であります。 次に、議案第37号 平成13年度松本市一般会計補正予算(第3号)及び議案第50号 平成14年度松本市一般会計予算中、市民会館建設課関係予算については、請願の審査結果等から一部反対意見がありましたが、原案どおり可決すべきものと決しました。 なお、今回の補正で地下埋設ケーブル移設補償料が増額となっているわけでありますが、委員会としても、当該経費については当初計画どおり総事業費145億円内での事業遂行を再度確認したところであります。 また、市民会館を利用する市民等のため、観光及び回遊性の面からも駐車場や飲食店等を掲載した周辺一帯の地図の作成及び配布を求める意見とともに、有料駐車場を利用した際の割引制の導入を求める意見が出されました。 そのほか、工事現場の単調な外壁に工夫を施し、また、一部内部を見学できるような策を講じられたいとする意見、記録写真等の保存及び充実を求める意見、さらに、市民研究会の協議結果については、会議録を含めた当委員会へのきめ細かな報告を求める意見もそれぞれ出されております。 以上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、当委員会の報告といたします。 ○議長(酒井正志) 次に、総務委員長 塩原 浩議員。 ◆総務委員長(塩原浩) 〔登壇〕 総務委員会の報告を申し上げます。 委員会は、去る3月7日、8日の2日間にわたって開催し、付託されました19件につきまして、慎重に審査を終了いたしましたので、その経過並びに結果についてご報告を申し上げます。 最初に、条例について申し上げます。 まず、議案第5号 松本市特別職の職員等の給与等の特例に関する条例につきましては、現今の経済不況にかんがみ、市長、市議会議員等の給料等を一定期間減額するものでありますので、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第6号 松本市公益法人等への職員の派遣等に関する条例でありますが、これは、公益法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律の施行に伴い、派遣する団体及び職員の範囲や派遣職員の処遇等について必要な規定を整備するものでありますので、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第8号 松本市組織条例の一部を改正する条例でありますが、これは、都市開発部と建設部を統合して新たに建設部を設置するとともに、国民年金事務の一部廃止に伴い、当該事務の所管がえをするものでありまして、関係する2条例についてもあわせて条文の整理を行うものでありますので、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第9号 松本市個人情報保護条例の一部を改正する条例につきましては、松本市情報公開条例の施行に伴い、個人情報の定義、審査会の審査権限等の規定の整備を行うものでありますので、異議なく可決すべきものと決しました。 なお、時代の要請としては、出資法人等についても情報公開条例の中で義務化すべきであるとして、今後の検討が要望されております。 次に、松本市減債基金条例等の一部を改正する条例につきましては、ペイオフの解禁に伴い、減債基金条例等22条例について、基金の管理方法や繰りかえ運用の規定の整備を行うものでありますので、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第11号 松本市市税条例の一部を改正する条例については、保健婦、助産婦、看護婦法の改正に伴い、条文の整理を行うものでありますので、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、市職員の処遇等にかかわる条例の議案第28号 松本市職員の育児休暇等に関する条例の一部を改正する条例、第29号 松本市職員定数条例の一部を改正する条例、第30号 松本市職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部を改正する条例、第31号 松本市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例、第32号 松本市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例、第33号 松本市吏員退隠料、退職給与金、死亡給与金、遺族扶助料条例及び松本市教育職員の退職年金及び退職一時金に関する条例の一部を改正する条例の6件につきましては、第28号は、関係法律の改正に伴い規定の整備を行うもの、第29号は、定数職員の規定方法の見直しに伴い所要の改正をするもの、第30号は、関係法律の改正に伴い介護休暇期間の延長等を図るもの、第31号は、国家公務員の給与改定等に準じ松本市職員の給与に関する条例等3条例について、特例一時金の支給に関する規定を整備するもの、第32号は、おおむね3年ごとに見直しを行っている特殊勤務手当について、社会情勢を考慮し見直しを行うもの、第33号は、年金給付額にかかわる規定の整備を行うものでありますので、いずれも異議なく可決すべきものと決しました。 なお、第32号の市職員の特殊勤務手当に関する条例について、委員からは、まず道路作業手当、特殊車両運転手当、市税等賦課徴収手当については、職務との兼ね合い、あるいは、民間感覚という面からは、廃止に向けて取り組むべきであるとして今後の配慮が要望されております。 また、保健士、看護士手当については、これまで同業務に従事した職員に対し月額で支給していたものを、デスクワークが中心となってきている状況から、保健指導のため家庭を訪問した職員に対し1日単位で手当を支給することとしている点に対し、介護保険制度の発足に伴う企画立案等、事務内容が変化している点は理解ができるものの、家庭訪問等による市民の健康管理は今後も必要であるとして、積極的な対応を求める意見とともに、同手当について給料表のあり方を含めた検討を求める意見も出されております。 次に、予算でありますが、議案第37号 平成13年度松本市一般会計補正予算(第3号)中、当委員会関係予算並びに議案第50号 平成14年度松本市一般会計予算中、当委員会関係予算及び議案第51号 平成14年度松本市公共用地取得事業特別会計予算の以上3件については、いずれも原案どおり可決すべきものと決しました。 そこで、以下審査の過程で論議のあった点について、当初予算から申し上げてまいりたいと思います。 まず歳入では、市有地売払収入について、新年度においては、旧第一学校給食センター跡地等の売却が予定されるところでありますが、昨今の経済不況にかんがみ、これが完売に向けた積極的な対応を要望いたしました。 次に、消費税関連では、教育文化振興財団への委託料について、人件費分は補助金に切りかえるなど、節税に向けた取り組みがなされているところでありまして、この労を多とするとともに、一層創意工夫を凝らした取り組みが求められております。 次に、歳出では、まず広報印刷業務費に関連し、委員からは、広報まつもと3月1日号の「市長の目」について、広報としての使命にかんがみ、特に慎重さを持った対応を求める意見が出されております。 次に、松本大学建設事業費補助金に関連し、松本大学については、市民待望の4年生大学としてこの4月1日開校を目指し、現在、最終的な営みがされているところでありますが、理事者からは、学生募集の状況について、現在まで定員200名に対し247名が受験し、合格者は235名、合格者充足率は1.18%となっている。今後は、社会人等の募集により、最終的には定員の1.3倍の確保を目標として取り組んでまいりたいとの説明がなされております。 これに対して委員からは、少子化等の影響により、経営面での厳しさも予測されるところから、今後における行政のできる範囲での協力と取り組みを求める意見が出されております。 次に、ヒロシマ原爆展会場設営委託料について、これは広島市の協力のもと、学校が夏休みとなる8月15日から18日までの4日間、あがたの森文化会館において開催するものでありますが、貴重な平和教育の体験の場であることから、開催期間の延長について検討が要望されております。 次に、消防費では、消防団運営費の一層の充実を求める意見、はっぴ、帽子等の更新について適正な対応や、作業服の導入について今後の研究を求める意見が出されております。 このほか海外姉妹都市提携委員会補助金に関連し、提携委員会への市民等の参加について、今後の配慮を求める意見、公文書館への案内板設置について、市民にわかりやすい取り組みを求める意見、また。同和対策事業費では、特に団体補助金について、特別措置法の本年度末執行に伴い、直ちに廃止すべきとの意見、解放会館運営委託料について、会館本来の目的に沿った今後の対応を求める意見がそれぞれ出されております。 以上、新年度当初予算審査における論議の主要な内容について申し上げましたが、同和関係予算について、一部反対意見があったことを申し添えます。 続いて、13年度の補正予算について申し上げます。 まず歳入では、美ヶ原観光株式会社株式売払収入について、これは、同株式会社の解散に伴い残余財産を精算するものでありますが、今後、同種の出資について、今回の解散を教訓とした慎重な取り組みを求める意見がありました。 また、県支出金中の橋梁整備事業費負担金更正減及び県補助金中の農業用使用済プラスチック適正処理推進事業費補助金更正減の2件については、予算編成の段階では従来の県の制度に基づき計上をしたものの、その後、県の補助金制度の見直しにより廃止がされ、今回、減額をするものであることから、市町村の予算編成にあわせた制度の見直しと、県に対する積極的な働きかけを特に求めておいたところであります。 次に、歳出では、まず一般事務費追加中の普通旅費について、今回の増額補正については、介護保険における再認定等のため、市職員がマイカーを利用した際の市内出張旅費等を追加計上したものでありますが、再認定業務については経常業務であることから、介護保険制度において専用の供用車両の配備を望む意見も出されております。 また、浅間温泉文化センターについては、松本市開発公社に管理を委託し、さらに管理事務の一部は浅間温泉観光協会に委託され、運営されているところでありますが、利用率が伸び悩む状況に対し、投資効果という面からも、窓口接遇を含め管理のあり方を厳しく見直すなど、利用率向上に向けたなお一層の取り組みを求めておきました。 このほか、超過勤務手当について、今回、当初見込みを上回り増額補正をしている点に対し、超過の縮減はもとより、現在の雇用不安という側面からも嘱託、臨時職員の適正配置という点に今後の配慮が要望されております。 予算については以上であります。 次に、議案第67号 市道7202号線こ道橋設置新設工事委託に関する協定の締結についての議決更正について、第68号 工事請負契約の締結について(平成13年度市道7202号線U型擁壁築造その2工事)の議決更正についての2件についてでありますが、これは、いずれも地下水止水のための薬液注入に伴う増工により協定金額等を変更するものであることから、設計担当職員の出席を求めて説明を受けるなど、慎重審議の結果、いずれもやむを得ないものと認め、異議なく可決すべきものと決しました。 なお、今後の対応として、設計段階における十分な調査等を要望するとともに、契約変更については、契約の原則である入札制度が適用されない実態からも、今後の慎重な取り組みを要望いたしておきました。 次に、議案第69号 工事請負契約の締結について((仮称)アルプス公園連絡橋新設工事)の議決更正については、下水道管工事の前倒し施工に伴う増工等により、協定金額及び協定期間を変更するものでありますので、異議なく可決すべきものと決しました。 最後に、議案第75号 訴えの提起についてでありますが、これは市営住宅家賃にかかわる収納率の向上を図るとともに、入居者の負担の公平化を確保し、円滑な市営住宅の管理運営を期するため、滞納月数12カ月以上、かつ滞納額15万円以上で、納入相談に応じないなど、悪質な者に対して市営住宅の明け渡しと滞納家賃の支払いを請求するものでありますので、異議なく可決すべきものと決しました。 以上をもって総務委員会の報告といたします。 何とぞご賛同賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(酒井正志) 以上をもって、委員長の報告は終わりました。 委員長の報告に対し、質疑のある方の発言を求めます。 質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(酒井正志) ないようでありますので、質疑は終結いたします。 次に、以上の全案件に対し、意見のある方の発言を求めます。 29番 塩原英久議員。 ◆29番(塩原英久君) 〔登壇〕 請願第1号 市民会館建設工事の一時中止について、請願の趣旨に賛成の立場から意見を申し上げたいと存じます。 今、市民会館の改築が既に着工し、市民の願いとかけ離れての工事が日々進んでおり、多くの市民がこの改築問題に疑問を抱き、やむにやまれぬ思いで不安に駆られているのが現状であります。 市民の願いは、古くなった市民会館の改築には賛成であるわけですが、市民会館は市民のためのものであってほしい、大きな建造物をつくるために巨額の借金をして、今後20年間にわたる債務返済とその運営維持に要する年々の大きな支出を、私たちの子や孫に負わせていいのであろうか。先人の思いのこもった松本市とともに育てられた公的空間を大きな箱で余すところなく消し去ってしまうことがいいことなのだろうか。大きな箱ものに頼らない松本人の感性がどのように評価されているのであろうか。最終的に仕上がってきた青写真を見るにつけ、それが市民の納得のできるものならよかったのですが、一般市民から見て多くの疑問がわいてきているのであります。その疑問に誠実に答えていただける場がほしい、建設工事を一時中止して現行の改築計画について、より丁寧な説明と幅広い市民の意見集約を市の責任において早急に行っていただきたい、市民感覚からの切実な願いの6万余人にわたる署名であるわけであります。 小沢征爾氏のサイトウ・キネン・フェスティバル、SKFが今までの松本文化会館での舞台に不服を抱き、オペラハウスのできるホールを要望しておられるのでしょうか。当時からオペラ対応の規模をしかと説明をしてきたのでありましょうか。また、国は、構造改革問題で地方交付税で支給していた分をみずからの税収で補ってもらう方針で、従来の税収入が減れば交付税はふえる関係にあったのを、交付税総額抑制のために交付税の一部を赤字地方債で賄う仕組みに変更し、税収入と交付税がともに減少していく構図が明らかになってきている中、大きな箱ものをつくるだけに交付税をあてにして巨額の借財をすることが今松本に必要とされているのでしょうか。 既に、この建設にかかわって財政見通しが再度変更になりました。マイナス経済成長率ゼロとの試算が、既に半年もたたないうちに昨日発表になりまして、マイナス1.5%という見通しの中で、大変経済的にも混迷をしているときであるわけであります。 全国の地方自治体が将来の財政運営の地固めをするため、債務をできるだけ少なくし、極力固定経費の伸びを抑えようと苦慮している中、松本市が美術館、巨大な市民会館等、箱もの行政を優先する時代錯誤の政策は、各都市の自治体関係者は声を潜めておりますけれども、どうなっているだろうか、疑問符を投げかけているのであります。将来にわたって、あらゆるジャンルでの高度な芸術・文化の発表が十分提供できる場としているわけでありますが、今まで松本市は、これらの発表の場はなかったのでしょうか。立派な県松本文化会館、全国でも評価の高い音文ホール等での芸術・文化に貢献した実績は一体どうなってしまっているんでしょう。これからも共存共栄を図っていくことはできないのでしょうか等々であります。 なぜ今ここで事業が進められている中で、なお、市民の間で待ったの声が日々高まっているかでありますが、市長の感覚と市民の感覚とに大きなズレのあることを認識してもらわなければならないと思うのであります。単なる見解の相違として見過ごすこともできない事情であるように思われてなりません。 さらに、今回の請願の持つ意義は、議会として、市民の代弁者としての責務が十分果たされていなかったのではないかとの市民に強い不満のあることであります。市民の持つ多くの疑義をなぜもう少し慎重にチェックしてもらえなかったのか、改築計画がなぜここまで進んでしまったのか、議会の責任を求める声が市民の間に多いことであります。市民はそこで、再度議会としての機能を十分発揮していただきたいとの熱い思いから、市民の多くが考えてみてからにしてほしい、考える手だてと時間をとってほしいという、議会に対しての最後の切なる願いに耳を傾けてくださいとの署名活動であるわけであります。 箱もの建築に対する県内の例としては、須坂市の体育館建設に34億の事業問題があります。市長の責任説明が求められて、各地区に現在市長みずからが先頭に立って、市民意向の集約が図られているのであります。このような市長の行動を促したのは、須坂市議会であるわけであります。この先陣を切った議員各位と私はお会いをする機会があり、経過をお聞きすることができました。 最初は、市長より提案された体育館建設問題がこの経済状況の中で巨額の投資をして須坂市民に将来どれだけの経済効果があるかとのことから、共産党にかかわる女性の1年生議員の発言からの広がりで、現職市長の後援会長的役割を担ってきた有力議員もそれに加わり、現職市長の政治姿勢を考え、須坂市としての今後の行政推進を展望する中で、市長の慎重な対応を促したものであります。 反面、松本市は、今回の市民の切なる願いを込めた署名活動に対し、市長の支持者を中心とした人々が、既に工事が一定の工期のもとに着工し推進されているにもかかわらず、現行計画推進の署名によって対抗的な行動をなぜとらなければならないのか、松本市を二分するような行為はまことに遺憾に思うのであります。 市長は、市民のための市民による行政を進めることは今さら言うまでもありません。これからの地方分権制度の中では、行政の情報公開とあわせ、市民への説明責任が強く求められているのであります。どうか市長は、この市民の6万余人に及ぶ請願を真摯に受けとめられ、英断を持って建設工事を一時中止し、各地区に出向き、市民の声に耳を傾け、市民に納得のできる説明をする義務があるものと思います。 また、市民は、この市長の説明を聞き、またはその現状を進めている内容を問う権利があるものであると思うわけであります。 議会は、市民会館特別委員会では残念ながら不採択の結果でありますが、どうか議員におかれましては、思慮深い洞察力によって請願の趣旨にご理解をいただくことを切望して、請願の採択に特別あるご配慮を賜りますようお願いを申し上げる次第であります。
    ○議長(酒井正志) 32番 池田国昭議員。 ◆32番(池田国昭) 〔登壇〕 発言の機会をいただきましたので、議案第3号、第4号、第37号、第50号、52号、59号、60号、62、63、65、66、以上の案件については反対の立場で、請願第1号については賛成の立場で意見を申し上げたいと思います。 なお、消費税にかかわる部分と同和行政にかかわる部分については、既に委員長報告もなされておりますので、私の方からは省略をさせていただきたいと思います。 議案第37号及び議案第50号の中で、まず保育行政に関係した部分です。 松本市は、行政改革の名のもとに超過勤務手当の縮減ということで、この間進めてまいりました。私が9月の議会で実際に行われている超過勤務手当に関係する市のやり方は、労働基準法違反の疑いがあるのではないか、このことを指摘をいたしました。あのとき以来、時間がたって、私の手元に当時、昨年7月27日付で児童課長名で各保育園に送られた「職員会の超過勤務扱いについて」の通知のコピーがございます。「表題の件について、7月6日の園長会においてお知らせしたところですが、園によって周知されていないところがありますので、職員会は時間内に済ませ、超過勤務とならないように再度周知徹底をお願いします。なお、7月6日以降、職員会超勤は一切認めておりませんので、超勤簿の確認をして提出をしてください。」当然のこと、この文書は撤回をされたそうです。これがもし事実だとすれば、この帳簿によって、紛れもなく労働基準法違反に問われます。 ご承知のとおり、全国の中で、きょうはちょっと持ってきておりませんが、既に超勤手当の未払いが問題になって、その支払いがされたという報道もつい最近行われたところです。私があえてこれをきょう紹介をさせていただいたのは、13年度の補正予算の中にも、それから14年度のこれからの予算の中にも、こうした労働基準法違反の疑いのあるそうした執行が行われる、それは私が質問をした際に、「13年度は一切そういうものはございません」という答弁が返ってきたことにもはっきりしているとおり、私のつかんでいる事実と違うところでした。それゆえに、この点に関係してこの予算には反対をしたところです。 2つ目に、放課後児童健全育成事業のこれにかかわる部分で反対をいたしました。それは、児童福祉法の改正が行われて、今まで松本市で行われてきた、名称も何回か変わってまいりました。放課後児童育成事業、留守家庭児童対策、登録児対策、児童クラブ事業、児童育成クラブ事業、皆さんの間では、いわゆる学童クラブないしは学童保育というふうに言われていたその事業についてですけれども、後で間違っていたら訂正しますが、平成11年だったと思います、法律の改正があって、ちょっと今資料なくて、その時点でそうしたいろいろ各地方自治体の放課後児童の健全育成事業にかかわるいろいろな施策は、この児童福祉法の改正をもってすべて同じ扱いにする、こういうふうに法律が改正されたわけです。ですから、その法律の中にもうたわれている、この事業を進める上での事業費の一部を保護者負担にすることができるという実施要綱がある中で、では今松本市は、この事業、本当に保護者の負担が公平になっているのかどうか、このことを私は問題にします。 今現在ご承知のとおり、各児童育成クラブによってその負担には、2,000円のところもあれば、1万5,000円を超えているところもある。施設の負担そのものを見ても、自分たちの負担で建てかえなければならない、そういう不公平もあります。それから、頑張って働いている指導員の方々の身分保障の点も本当にばらばらです。こういう事態を直ちに解消しなければいけない。でも、確かに時間がかかることはわかります。私が反対をした理由は、そうした姿勢すら見せずに、何年計画でこれを解消するのかという質問にもはっきりと答えない、こういう予算編成であった、この点で私は反対をいたします。 なお、市長はいつも同和行政に関係して、激変緩和ということで、やってはいけないことを少しずつ減らしてきていると言いますが、実際には何年かかってもこの不当な同和行政に関する支出はゼロになっていません。市営住宅の建てかえがあったときに、その家賃の差額について、その緩和をする場合も5年間で緩和をしているんです。そういう点から見れば、私は、少なくとも直ちにこの不公平をなくせないにしても、今のこの放課後児童健全育成事業にかかわっている父母やその関係者の負担の不公平さを、例えば5年計画で解消する、こうした対策がどうしても求められる。そういう意味で、この予算には反対をいたしました。 そのほかは、先ほど申し上げたとおり、消費税と同和行政にかかわる部分です。 続いて、請願第1号 市民会館建設工事の一時中止について申し上げます。 先ほど委員長報告が行われました。私としては、新聞報道との関連でも申し上げたいのは、特別委員会は大半の議員が、全員ではありませんでしたが、この6万518の署名は重く受けとめる。それに対して市長は、説明責任が十分ではなかった、説明をしていきたい、こういう形で委員会が終わった。私は、6万の署名を、その請願の趣旨に沿って重く受けとめるならば、なぜ一時中止は抜けてしまうんだ。これは市民が一番率直に感じる疑問だと思います。 それとの関連で、私は、今まで述べてきたことに重なることなく、新しい問題を提起して反対の意見としたいと思います。この委員会審査の中で、私は、この6万を理事者や市長はどう受けとめるかということをまず最初にお伺いをしました。 残念ながら、何度かにわたる私の質問に対して理事者は、この問題については答弁を当初避けました。それは、委員会を傍聴された方々がごらんになっていたとおりです。それでも、回数は忘れましたが、何度かにわたる質問に対して、最後に答えたのは「参考にさせてもらう」という言葉でした。この点だけについて申し上げても、委員の受けとめと理事者の受けとめには、文字どおりかなりの隔たりがあるという点をまず第1に指摘しておきたいと思います。 そして、その一連の質問に対する答弁の中で、理事者側から残念ながらこういう答弁がございました。「こうした署名が出てくる背景は、市民の中に誤解がある。それを解くためにあらゆる説明をしていきたい」、こういう答弁でした。そのときも私は申し上げましたが、言葉尻をとらえるわけではないけれども、誤解があるということは、どうしても責任の所在が市民の側にあるというふうに、そういう趣旨として聞こえる、私はそういう発言をいたしました。皆さんはどのように受けとめられるでしょうか。誤解とは意味を取り違えること、思い違いというのが誤解なんだと。市民は思い違いで6万を超える方がこの署名に賛同したのでしょうか。 市長は、この本会議の席で、先ほどこの6万をどう受けとめるかということに対して、私の本会議のメモでは「記録に残したい」というメモでしたが、委員会で、市長に出席を求めて私が聞いたところでは、市長は「記録」と言った覚えはなくて、「記憶にとどめたい」ということでした。私は、記録の方が記憶よりかもまだいいかなと思うんですが、それよりかも悪い答弁になりました。 ある関係者がそうした一連の市側の答弁を聞いて、そういうことになれば、この6万518というこの数字は参考記録だと、スポーツの世界で参考記録といえば、それは正式な意味でのレコードにはならない。これが理事者及び市長の受けとめなのかということを私は聞いたわけです。ここにまず市長及び理事者の政治姿勢がまずあらわれた。だから、自分の気に入るところだけつまみ食いして、それに請願に答えたかのような態度をとって、説明はすると言いながらも、今度の請願の中で6万を超える方々が一番求めた市民会館の建設工事の一時中止、これについては背を向ける、答えない、こういう形でこの審査が進んだわけです。 私は、この審査の中で、市側が盛んにこの間市長は3回説明に出たとか、何回かにわたって市民への説明をしてきたと言いましたが、では実際に、その説明会に参加した人の数は何人ですかという、そのトータルをお伺いしたところ、すべては数えているわけではないけれども、カウントした範囲では500ちょっとであったという答弁がありました。これでは十分な説明ではないということの一つのあかしというふうに見ても言い過ぎではないと思います。財政見通しの問題については、先ほど塩原委員も発言の中で触れておられました。私は、この点はどうしても触れざるを得ない点としてご紹介をしたいと思います。 前回、私がこの財政見通しの問題で何が問題か、皆さんが説明をして145億を決めたときと比べてGDP、国内総生産、経済成長率がかなり狂っているではないかということを言ったわけです。昨年の9月7日に内閣府が発表したその財政見通し、平成13年度、年換算でマイナス3.2%という数字を出したわけです。そのあと、内閣府の例の竹中さんが10月16日に平成14年度はマイナス1%と発表いたしました。そしてただいまご紹介があったとおり、ことしに入って去る3月8日ですか、内閣府が発表した2001年10月から12月の3カ月間のGDPがどうなったかという発表をいたしました。詳細は割愛しますが、結論は、昨年の9月7日、年換算でマイナス3.2%、それをはるかに超える年換算で4.5%減という数字が出たわけです。GDP、3期連続マイナス、財政見通しの見直しを求めて出されてきた昨年11月の見通しは、平成13年から15年は0%と見ています。私がその際、もしマイナス1%となった場合に税収不足は幾らか、マイナス3億円という答弁は記憶に新しいところですが、私は、そのとき既にこれではとどまらないだろうということを指摘をいたしました。実際にそのようになりました。そして、今日々発表される小泉内閣の指標ですら、そういう事態になっているにもかかわらず、145億円かけて大丈夫と言っている、本当にそうかというこの疑問の声が6万にあらわれているんです。 そして、もう一つつけ加えたいのは、それでも行政改革をして人件費を減らしていますから大丈夫と、今回の特別委員会では答弁がありましたが、私が先ほど冒頭に申し上げた労基法違反の疑いがある、そういう事態の中での人件費の削減です。行政改革に名を借りた労基法違反の疑いがあるようなことまでやって、その分野の人件費を削減しているのが実際の姿ではないでしょうか。 私は、今度の特別委員会の中で明らかになった答弁をもう一つご紹介をさせていただきたいと思います。 この3回目の財政見通しの扱いについて、私は一貫して議会のルールを守らずにきたではないかということを指摘をしてまいりました。総務部長が、そうしたやり方をしてきたことに対して、初めてこの特別委員会でおわびを表明しました。おわびというならば、何に関するおわびかということを当然市民も含めて私も聞きました。市民の疑問も含めて聞きました。議会のルール的には問題があった、そのことに関するおわびをする、ルールを無視して入札にもっていった議会ルール、特別委員会を無視してやっていったこの点についてのおわびでいいのか、私が再質問したことに関しては、先ほど答弁したとおりです、こういう委員会審査の中でやりとりがあったことを、私はどうしてもこの本会議の意見の場でご紹介をしたいと思いましたので発言をさせていただきました。そういう部長さんの答弁があったわけです。 そのほか、新しい部分でいろいろな議論がありました。一時中止をした場合に、どのくらいの費用がかかって、それがどうなるか、当然私たちもこの署名運動が進められている中で、私たち議員にも質問がありました。一時中止をした場合に、どれだけのいわゆる違約金や損害賠償をしなければいけないか。それは、建設工事請負仮契約書の中にちゃんと書かれております。設計書図書の変更とかいろいろなことで、市側の理由で一時中止をすることもちゃんとできるし、その際に、損害を及ぼしたときには必要な費用を負担しなければならない、これがちゃんとうたわれて契約が交わされています。第20条、19条、ほかにも損害金について触れているところがございますが、委員会審査の中で、この市民会館は大体どのくらいこれから使っていくのかという質問に対して100年くらいというお話がございました。今回、請願に中に寄せられた疑問の中に、維持管理費がどうなるかという問題は、いまだに未解決の重大な問題ですが、10億円かかるということで言っている方もいらっしゃいましたし、そういうチラシも出ておりました。10億円かかる場合も、私はあろうかと思います。そういう心配が出ていたことは事実です。仮に、市の見通しである4億円、私はこれでは絶対に済まないと思いますが、仮に6億円とした場合、市の見通しとの関係の差額2億円、100年たてば200億円です。皆さんが一番心配しているのは、ここで145億をかけてつくった建物が、市の見通しと比べて向こう100年間に200億円の少なくとも負担増があるとすれば、仮に145億円、これは極端な話ですが、すべて入れかえたとしても、維持管理費の負担増との関係で今求められているのは、そういうことも見通した見直しではないか、こういう発言が市民の方からございました。私は、なるほど、なるほどというかそのとおりだなと。確かに今つくっている建物を取り壊すことがもしあるとすれば、一時的にむだに見えても、将来にわたってこの建物の維持管理費を考えた場合に、やはり何が今必要かということが市民の中で話題になってこの6万余の署名が集まっているということを、肌をもって感じたところです。 そのほかにも、この署名の中で書かれている渋滞の問題とか、日照の問題とか、新しい問題として出されてきたことは数多くあります。交付税の問題では、これは数多く言う必要はないと思います。本会議で私の質疑で明らかになったビラに、どこかのチラシに書かれているように145億円ではなくて100億円で済みますよということは、少なくとも事実ではないということが、この本会議の場で全額来ることはないということの証明として明らかになったと思います。 いずれにしても、今申し上げたような幾つかの問題点や、幾つかの不安材料、これが解消していないから6万518を超える方々の署名が集まったのであって、市民が誤解をしてこの署名に気持ちを託したものではないことは、これはだれが見ても明らかではないでしょうか。 さて、次の問題として、今度の署名運動がどういう事態の中で行われてきたかということもちゃんと見ておく必要があると思います。この起工式が始まって、それでも一時中止を求める署名運動が松本市内で行われた。そういう意味では、前例のない事態、事態というかことでしたが、この一時中止を求める署名運動は、約1カ月弱の間で6万を超えて集まった。この数字という点からいっても、本当に今までの松本市の市政史上の中でも初めてのことだと思います。 そして、もう一つ特徴だったのは、この一時中止を求める署名運動とほぼ時を同じくして、推進を求める署名運動が始まったことです。署名推進連絡会が1月31日に結成をされたとお聞きしますが、そのあとすぐ2月の上旬に入って、推進の署名が行われるという報道が新聞で行われました。そのときの署名の推進団体は、行政改革を進める市民の会、市民会館の早期改築を進める市民の会会長斉藤伝、敬称略で済みません。そのときの文面、今までの議論をむだにすることなく、市民の夢と希望の新市民会館を一日も早く完成していただくこと、こういう形で署名運動が始まりました。いわば前回も発言をしましたが、現在進められてる市民会館の改築工事に対して、実質的に住民投票と言えるような事態が進んだわけです、この1カ月の間に。そして、一時中止を求める署名は6万518を超えて集まった。これがこの間の委員会審査の当日までの到達点です。 では、そのもう一方の建設推進を求める署名がどうなったか。住民投票と、事実上見れる結果としてのもう一方の得票数はどれだけだったのかということが、当然議員も含めて市民の最大関心事でした。私も一番それに注目をしていました。もしここで同数ないしは差がつけば、その差がついた方の勝ち、これは普通にだれが見ても考えます。きょう、その団体が記者会見を行いました、午前11時から。その記者会見の文書が私の手元にございますので、ご紹介をしたいと思います。約5万3,000の署名が集まったと。 「私たちは、世界に目を開き、松本の未来を見据えて市民発言の場」云々と書かれて、「一日も早い竣工を願っています。」そして、「既に建設が進められているけれども、建設中止すべきとの請願が今回平成14年2月市議会に提出されました。が、慎重審議の結果」というふうに書かれて、「私たちは、前回提出した署名10万7,000余りの実績を踏まえ」、ここは大事な点なので後ほど触れますが、「建設促進の署名運動を再開し」、これも「再開」と書かれております。「既に5万3,000人余の署名提出ができることとなっています」、こういうふうにうたわれています。でも、実際に記者会見の場にこの5万3,000の署名は持ち込まれなかったようであります。あえて言わせていただければ、本当に5万3,000集まったのですかというふうにお聞きしたい。 それで、この運動が、平成9年以来、市民会館をめぐっていろいろな運動がありましたが、私は、このことにかかわって、これから2つ申し上げたいと思う。 1つは、この声明の中にあらわれている「私たちは前回提出した署名10万7,000余りの実績を踏まえ、建設促進署名運動を再開し」と書いてある。語るに落ちるという言葉がありますが、まさに語るに落ちる言葉だと。市長が盛んに10万何がしの署名が集まっている、でもご承知とのとおりこの署名は少なくともきょう声明を発表した行政改革を進める市民の会、市民会館の早期改築を進める市民の会の署名の数と、先ほど紹介忘れましたが、途中からこの推進署名は市長の後援会の署名用紙として変化し、しかも請願の中身も変わってまいりました。詳細は省略しますが、きょうの声明は、その有賀正後援会会長横内祐一郎、敬称略で、この2つの団体が同時声明を挙げておりますが、この2つの団体が前回提出した署名10万7,000余りの実績を踏まえ、再開をする、本当に語るに落ちる。 どうやら記者会見の場では訂正をしたようではございますが、事実に反することは訂正して当たり前です。でも私は、ここに、今度のこの1カ月余りの間に行われた一時中止と推進の同時進行で行われた署名の中にあらわれている実際の姿がある、このことを指摘をしておきたいと思います。 もう一つの問題は、もう一度私は、ぜひ本会議の場で明らかにしたいことがございます。それは、10万何がし集まった、集まったと、市長が強調したその署名の中で、もちろんその請願項目、陳情項目はすべて同じものではありません。中には、本当に筆跡まで同じものもございましたが、それはともかくとして、町会連合会名で行われた4万8,000弱の署名について、この問題は、この本会議の場でも総務委員会の場においても何度か議論をされましたが、真相の解明までは至らずにきょう現在ここまで来ております。真相解明ができなかったのは、真相解明を好まない勢力がそういう形で真相解明をさせてくれなかったというのが私の思いなものですから、きょう初めてご報告をしたいことがあります。 ○議長(酒井正志) 池田議員に申し上げます。 意見の場でありますので、請願第1号に対しての発言をお願いをいたします。 ◆32番(池田国昭) 請願第1号にかかわる部分です。 助役は何と言ったか。助役は、「市では行っていないと思うが調査をしたいと思う。100%自主的な判断で行われたもの」、こういうふうに言いました。市長も、「自分は関与していない。」でもですね、当時の行政管理課、何と言ったか。「署名用紙の文面については、斉藤氏から相談があったので、文面をつくる援助をしたが、つくったのは斉藤さんです。」こういう証言があります。これはそのとおりでいいと思う。きょう私は、すべてを紹介するだけです。 当時の町会連合会長のコメント、「署名用紙は総務部で印刷をしてもらった」これは私が聞いたことですから、私の聞き間違いでなければ、ということでご紹介をします。重要な問題はここです。議会答弁で、部長が、この署名用紙が10月29日に町会連合会の理事会で運ばれた経過の中でこういうふうに言いました。「署名用紙を運んできた人たちが」向こうの建物ですね、「当時の行政管理課の前で迷っていたので案内をした。」実際には、この署名用紙は行政管理課から市民生活課に、町会ごとぐるみの梱包にされて運ばれて、そして市民生活課がこの理事会の場に運び入れたのは、これは事実だ。そのときにですね、署名用紙はどうやって行政管理課に運ばれたか。「署名用紙は斉藤さんを初め複数の人がそれを運んで、市役所の行政管理課方面を訪れてきたが、どこへ運んだらいいのか迷っていたので案内した。」これは議会の場での答弁です。では、その運んだはずの当時の斉藤さんに私は聞きました。「運んだのは私ではありません。運んだのは、町会の事務局の別な者が運んだ。」このように言いました。 なぜ私がこの調査をしたかというと、市役所の印刷室で印刷をされていたという証言があったからです。私は、これ以上のものをきょう言うつもりはございませんが、ここまで見ても、町会の関係者がきょう理事会を開くというのに、なぜわざわざ行政管理課に運ぶんです。しかも、町会連合会の関係者は、自分たちの窓口が市民生活課であることは重々承知の上で、しかも、運んできた人というのと、運んだ人が言ったことが違っています。私は、これでもうやめますが、こういうことが行われて、10万何がしの署名、しかも、今申し上げたように、馬脚をあらわすというか、そういう中できょう声明が行われ、こういう行政でいいのかという中で集められたのが、今度の請願第1号の6万の署名です。この署名の中には、市民会館のことを本当に心配をして、そういう純粋な立場から6万の方々が集まった。でも実際の中身は、松本市の市政のあり方そのものにまで触れるような運動でもあったという意味で、私はご紹介をしたかったわけです。 さて、次に、以上のように今ご紹介をした中身や、今回の特別委員会の議論の中でも、本当に重く受けとめるならば、この6万の採択がされていいんではないか。これが普通に考えたら、既決の結論だと思うんです。なぜそうならなかったか。いろいろあるでしょう。私は非常に残念なことの一つとしてご紹介をしたいのは、今運動を進めた推進署名に市長の後援会がかかわったという紹介をいたしましたが、それだけにとどまらずに、議員に、実際に市長サイドから圧力がかかった。今度の請願の採択に当たっては賛成をしないように、こういう圧力がかかったというお話も聞いております。事実かどうかは、私はこれから自分の責任で調査をいたします。 いずれにしても、そういう形でこの6万の請願第1号が、この1カ月の間に展開をされたわけです。 最後に、そういう意味では、今度のきょうのこれからの採決の結果が市民にどういうふうに映るか。本当に今重大な局面を迎えているというふうに私は思います。これがちゃんと受けとめられて、この議会が文字どおり市民の民意を反映して、その民意に沿った形での結論を出すのか、それとも違う結果を出すのか。今度の議会の中でもかなり議論はされました。議会制民主主義とは何か、代議制とは何か、民意を反映させるというのが一番の基本です。そういう点では、私は重ねて申し上げますが、今までの市民会館にかかわる署名の数に比べて一番多い6万のこの請願の趣旨が採択されないようなことがあってはならない。 今、それでも議会が民意を反映しない場合に、住民投票という制度が実際に行われて、国でもその条例を法制化する動きがございます。議会が正しく民意を反映していない場合に、それを補完する形で、議会制民主主義を正しく進める上で必要なものとして保証されているものです。それは重ねて紹介しますが、時のマッカーサーが、日本の政府が天皇主権に固執をし民主主義を据えた憲法の制定ができない中で、時の政府は12歳、そういうふうに指摘をしながら、もし一たん国会で決めたものでも、必要ならば国民投票もいいよといったところにあらわれていると思います。 今度のこの請願の採択は、松本市の議会の民主主義の成熟度がはかられる、そういうふうに言っても過言ではないと思います。 ○議長(酒井正志) 池田議員に再度申し上げます。 意見の場であることを踏まえ、請願第1号に対する意見を述べてください。 ◆32番(池田国昭) このことを申し上げて、私のすべての発言を終わり、賛成の意見といたします。 ご清聴、ご協力ありがとうございました。 ○議長(酒井正志) ほかに意見はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(酒井正志) ないようでありますので、これより採決いたします。 最初に、議案第3号 松本市歴史の里条例、第4号 松本市時計博物館条例、第52号 平成14年度松本市霊園特別会計予算、第59号 平成14年度松本市公設地方卸売市場特別会計予算、第60号 平成14年度松本市市街地駐車場事業特別会計予算、第62号 平成14年度松本市本郷観光施設事業特別会計予算、第65号 平成14年度松本市水道事業会計予算及び第66号 平成14年度松本市下水道事業会計予算の以上8件を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について、委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(酒井正志) 起立多数であります。 よって、議案第3号、第4号、第52号、第59号、第60号、第62号、第65号及び第66号の以上8件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第37号 平成13年度松本市一般会計補正予算(第3号)について、起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について、委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(酒井正志) はい、ありがとうございました。 起立多数であります。 よって、議案第37号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第50号 平成14年度松本市一般会計予算について起立により採決をいたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について、委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(酒井正志) はい、ありがとうございました。 起立多数であります。 よって、議案第50号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第63号 平成14年度松本市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について、起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について、委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(酒井正志) はい、ありがとうございました。 起立多数であります。 よって、議案第63号は原案のとおり可決されました。 次に、請願第1号 市民会館建設工事の一時中止について、起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。 請願第1号について、採択することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(酒井正志) はい、ありがとうございました。 起立少数であります。 よって、請願第1号は不採択と決しました。 続いてお諮りいたします。 議案第1号、第2号、第5号から第36号まで、第38号から第49号まで、第51号、第53号から第58号まで、第61号、第64号、第67号から第76号までの以上65件につきましては、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(酒井正志) ご異議なしと認めます。 よって、以上の案件は委員長の報告のとおり可決されました。        ------------------------ △日程第2 議案第77号 ○議長(酒井正志) 日程第2 議案第77号を上程いたします。 当局から提案理由の説明を求めます。 有賀市長。 ◎市長(有賀正) 〔登壇〕 ただいま上程されました松本市・山形村・朝日村中学校組合議会議員の選出についてご説明申し上げます。 これは松本市・山形村・朝日村中学校組合議会議員として、地元の今井地区から選出されております丸山袈正氏及び村山誠仁氏の任期満了に伴いまして、その後任として、引き続き村山誠仁氏を、また新たに梶原幹彦氏を選出しようとするものでございます。 以上、ご説明申し上げましたので、よろしくご同意賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(酒井正志) お諮りいたします。 ただいま上程になりました人事案件につきましては、あらかじめご検討願っておりますので、直ちに採決いたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(酒井正志) ご異議なしと認め、採決いたします。 議案第77号 松本市・山形村・朝日村中学校組合議会議員の選出については、これに同意することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(酒井正志) ご異議なしと認めます。 よって、議案第77号はこれに同意することに決しました。        ------------------------ △日程第3 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて ○議長(酒井正志) 日程第3 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについての件を議題といたします。 皆さんのお手元にご配付申し上げてあります内容のとおり、人権擁護委員候補者の召田美智さん、北村照子さん、長岡裕美さん及び茨木智さんの以上4名を推薦することについて、議会の意見を求める件であります。 お諮りいたします。 本件につきましては、市長の諮問のとおり同意することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(酒井正志) ご異議なしと認めます。 よって、召田美智さん、北村照子さん、長岡裕美さん及び茨木智さんの以上4名を人権擁護委員候補者として推薦することに同意することに決しました。        ------------------------ △日程第4 議第1号 ○議長(酒井正志) 日程第4 議第1号を議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 26番 上條洋幹議員。 ◆26番(上條洋幹) 〔登壇〕 議第1号 松本市議会委員会条例の一部を改正する条例につきまして、提出者を代表して提案理由の説明をさせていただきます。 今回の改正は、松本市組織条例の一部改正に伴い、建設部と都市開発部とが統合され新たに建設部となることから、建設委員会の所管中都市開発部を削除するとともに、あわせて上下水道局にかかわる規定の整理を行おうとするものでありますので、よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。 以上でございます。 ○議長(酒井正志) お諮りいたします。 ただいま趣旨説明がなされました議第1号につきましては、あらかじめ検討もなされておりますので、委員会審査等を省略して、直ちに採決いたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(酒井正志) ご異議なしと認め、採決いたします。 議第1号については、原案のとおり決することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(酒井正志) ご異議なしと認めます。 よって、議第1号は原案のとおり可決されました。        ------------------------ △日程第5 議第2号 ○議長(酒井正志) 日程第5 議第2号を議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 26番 上條洋幹議員。 ◆26番(上條洋幹) 〔登壇〕 議第2号 松本市議会会議規則の一部を改正する規則につきまして、提出者を代表して提案理由の説明をいたします。 今回の改正は、地方自治法等の一部を改正する法律案に基づき、会議規則の一部を改正しようとするものであります。 地方自治法の改正の内容は、議会が議案の審査、または事務に関する調査のため、必要があるときは会議規則の定めるところにより議員を派遣できる旨を新たに規定するものであります。 そこで、この法改正に伴い、本市議会の会議規則の中に、議員を派遣する際には議会の議決を要すること、また、緊急を要する場合には議長において派遣を決定できること等を新たに規定しようとするものであります。 なお、施行につきましては、現時点で改正法案が成立、公布されていない実情から、この改正法第100条の規定の施行の日を施行日とするものでありますので、よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。 以上でございます。 ○議長(酒井正志) お諮りいたします。 ただいま趣旨説明がなされました議第2号につきましては、あらかじめ検討もなされておりますので、委員会審査等を省略して、直ちに採決いたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(酒井正志) ご異議なしと認め、採決いたします。 議第2号については、原案のとおり決することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(酒井正志) ご異議なしと認めます。 よって、議第2号は原案のとおり可決されました。        ------------------------ △日程第6 議第3号 ○議長(酒井正志) 日程第6 議第3号を議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 21番 早川史郎議員。 ◆21番(早川史郎) 〔登壇〕 議第3号 雇用の危機突破を求める意見書は、経済環境委員会の総意により提出するものであります。 趣旨の説明は案文を朗読することによりかえさせていただきます。          雇用の危機突破を求める意見書 1月の全国の完全失業率は5.3%と、過去最悪の昨年の12月の5.5%から0.2ポイント低下したものの、雇用情勢は依然として予断を許さない厳しい状況であり、また、長野県内を見ても、1月の有効求人倍率は0.61倍となり、13カ月連続で低下しています。 一方、長期にわたる経済停滞による4年連続の収入減が勤労者の暮らしを直撃し、また、県内企業の相次ぐリストラ計画の発表などによる雇用情勢の悪化は、雇用問題から社会問題の様相を呈しており、県内の地域経済にも深刻な影響を及ぼしています。 勤労者の雇用と暮らしの危機的な時代を突破し、日本の経済社会を再生するために、「財政再建最優先」から「雇用と暮らし最優先」に政策を転換させる必要があります。 したがって、国におかれましては、雇用の危機突破のため、下記事項について、緊急に措置を講じるよう強く要望するものでございます。               記1 教育、医療、介護、環境など、社会インフラの拡充が急務な分野を中心に120万人以上の雇用創出を図るとともに、能力開発、再就職支援策を強化し、失業を減らすこと。2 地域における雇用安定・創出の取り組みに対する支援など、環境整備を行うこと。3 合理的理由のない解雇を禁止し、整理解雇に対する規制を行う法律及びパート労働者などの差別を禁止する法律を定めること。 よって、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 以上でありますので、よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(酒井正志) お諮りいたします。 ただいま趣旨説明がなされました議第3号につきましては、あらかじめ検討もなされておりますので、委員会審査等を省略して、直ちに採決いたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(酒井正志) ご異議なしと認め、採決いたします。 議第3号については、原案のとおり決することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(酒井正志) ご異議なしと認めます。 よって、議第3号は原案のとおり可決されました。 ただいま可決されました意見書につきましては、直ちに関係行政庁等に対し提出の手続をとることにいたしますので、ご了承願います。 以上をもって、今期定例会に付議された案件は全部議了いたしました。 この際、来る3月31日をもって退職される赤羽総務部長、降旗健康福祉部長、清水都市開発部長、山崎上下水道部長及び古屋用地本部長からあいさつをしたい旨の申し出でがありますので、これを許します。 最初に、赤羽総務部長。 ◎総務部長(赤羽敬一) 〔登壇〕 お許しをいただきましたので、退職に当たり、一言お礼のあいさつをさせていただきます。 私は、この3月末をもちまして定年により退職させていただくことになりました。 顧みますと、市役所庁舎新築されました翌年の昭和35年に奉職をして以来、42年間勤務をさせていただきました。この間、数多くの職場を経験させていただきましたが、それぞれの職場で思い出に残る仕事をさせていただきました。特に、サイトウ・キネン・フェスティバル、美術館建設事業、市民会館改築事業などを通じまして、市役所の職員の皆さん以外とも大勢の皆さんとおつき合いをさせていただき、本当に幸せな充実した市役所生活を送らせていただきました。これもひとえに議長さんを初め議員の皆様方、市長さんを初めとする上司の皆様方の温かいご指導と同僚の皆さん方に支えられてきた結果であり、心から感謝とお礼を申し上げる次第であります。 1990年以降、日本が失ったものとして経済活力、希望、地域の連帯の3つであると言われておりますが、本市は幾多の大型事業が完成し、都市基盤整備も着々と進み、飛躍的な発展を遂げてきており、さらに市制100周年に向け、全市民の皆さん連帯のもと、大きく飛躍することが期待できる、また、希望の持てる街であると信じております。私も、今後は生まれ育った松本市民の1人として、微力ではありますが、地域発展のため尽くさせていただくとともに、残された人生を充実したものにしていきたいと考えておりますので、これからも変わらざるご指導をいただきますようお願いいたします。 終わりに当たりまして、議長、議員の皆様、有賀市長さんを初め理事者の皆様方のご健勝でますますのご活躍と、松本市並びに松本市議会の限りなきご発展を心からご祈念申し上げまして、退職のあいさつとさせていただきます。 大変長い間ありがとうございました。 ○議長(酒井正志) 次に、降旗健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(降旗富雄) 〔登壇〕 発言のお許しと貴重な時間をいただきましたので、退職に当たり、一言お礼のごあいさつを申し上げます。 私もこの3月をもちまして、人生の大きな節目であります定年退職を迎えることとなりました。振り返ってみますと、新幹線が開通し、東京オリンピックが開催された昭和39年の5月に、私は、内陸唯一の新産業都市に指定され、活気があふれている松本市役所に奉職させていただきました。以来37年と11カ月の勤務の中で、数々の思い出多い仕事を担当させていただきましたが、とりわけ松本空港ジェット化事業の着工、国に先んじ先進的に取り組みました第一次の行政改革、当時日本で最大の松本広域連合の誕生など、いずれも松本市、あるいは、松本地域の将来を方向づける重要な職務の一端を担わさせていただきましたことは、一生忘れられない思い出でございます。 しかし、このことは微力な私にとりまして、時には戸惑い、時にはどのように対処していったらよいか悩むこともしばしばありましたが、一方では各界の大勢の方とお知り合いになれたり、あるいは、高度な知識、情報も享受でき、松本市の職員なるがゆえの感激を味わうことができましたことは、公務員冥利につきる市役所勤務だったとうれしく思っております。 それにつけましても、もとより未熟非才の私が38年近い長い間、無事務めることができ得ましたのは、ひとえに議長さん初め議員の皆様からの温かなご支援をいただいたからであり、また、市長さんを初め理事者の皆様、有能な先輩の皆様からの厳しく、あるいは、心温まるご指導、ご鞭撻、そして同僚職員の皆様からのご支援、ご協力の賜物と心から感謝申し上げます。 ありがとうございました。 さて、地方分権がますます進み、地域間競争が激しくなる21世紀の中で、松本市は、一松本市のみならず、松本広域、あるいは、中南信地域の中核都市として、その果たす役割と立場がますます重要になってくると思います。今後、市長さんの卓越した先見性と抜群の行動力のもとに、全職員が英知を結集して中南信の期待にこたえるべき、大松本市に発展されることを心から願っております。 私は、南安の三郷村に生まれ育ちましたので、これからは北アルプスの山懐の地で、松本市の発展と松本市民の幸せをお祈りしながら、松本広域の一住民として、福祉の心を大切に地域のためにつくしてまいりたいと考えておりますので、これからもよろしくご指導のほどお願い申し上げます。 終わりになりましたが、酒井議長さん初め議員の皆様、有賀市長さん初め理事者、職員の皆様のますますのご活躍とご健勝をご祈念申し上げますとともに、市制90周年記念の松本の歌「この街を忘れない」の歌詞にございます「今、心に誓う青空を仰いで、いつまでもこの街を忘れない」と、万感の思いを込めてごあいさつとさせていただきます。 大変長い間お世話になり本当にありがとうございました。 ○議長(酒井正志) 次に、清水都市開発部長。 ◎都市開発部長(清水英治) 〔登壇〕 一言お礼のごあいさつを申し上げます。 昭和38年に入所、以来39年間大変お世話になりました。私の場合、39年のうち約半分を特定事業の現場事務所で勤めさせていただきました。その主なものは、昭和46年から9年間、駅周辺の土地区画整理事業、それから平成2年から6年間、ごみ焼却プラントの建設の準備、平成8年から3年間、大きく動き出しました中央西の土地区画整理事業、合わせて18年になりますが、その間、それぞれの事業区域の皆さんには大変お世話になりました。 振り返ってみまして、大過なくとも言い難く、あのときはこうすればよかった、ああすればよかったというようなことが今でも思い出されてしまうわけであります。その都度市長さん、そして理事者の皆様にご指示、ご指導をいただき、また、議員の皆様からは叱咤激励をいただきました。さらに、同僚の職員の皆さんに助けられまして、何とか退職を迎えることができました。ただ、感謝感謝の気持ちでいっぱいでございます。 県外の都市を見て松本へ帰っていつも思いますことは、やはり松本はいい街だということであります。県外の有識者の皆さんからもよく言われます。まだまだ整備できる材料が幾つも松本にはあるかと思います。さらにさらに磨きをかけていただきますようにお願いを申し上げる次第でございます。 長い間ありがとうございました。重ねて心よりお礼を申し上げまして、あいさつといたします。 大変お世話になりました。ありがとうございました。 ○議長(酒井正志) 次に、山崎上下水道部長。 ◎上下水道部長(山崎芳彦) 〔登壇〕 発言のお許しをいただきましたので、退職に当たり、一言御礼のごあいさつをさせていただきます。 私は、昭和35年に松本市に奉職して以来、今日まで42年間、技術屋の端くれとして都市基盤の整備に微力ながら精いっぱい務めさせていただきました。入所した昭和35年の松本市は、赤字財政再建の途上にありましたが、幸いといいますか、神武景気や岩戸景気と言われる好景気の波に後押しされ、市民生活は向上し、インフラ整備に対する市民要望は高まる一方の時代でありました。 私の42年間は、水道管の埋設に明け暮れた水道局勤務に始まりまして、食糧増産、農業の近代化を目指しての圃場整備や畑カン事業など、農家の方々と汗を流した耕地課時代、そして、公共用水域の水質保全と居住環境の改善、文化生活に欠かすことのできない下水道をナショナルミニマムとして全市に計画を広げた下水道時代、そして、市役所生活の大半、通算して21年間を市民と向かい合い、対話して、身近な生活基盤づくりに取り組んだ建設課時代、それに今ある上下水道部長職であります。そのときどき、その職場でよき先輩、よき仲間に助けられ、教えられ、そして支えられて、市内の至るところに技術者としての喜びと思い出を残すことができました。今、ただ感謝の気持ちでいっぱいであります。ありがとうございました。 これもひとえに酒井議長さんを初めとする議員の皆様、有賀市長さんを初めとする理事者の皆様の温かいご指導、ご鞭撻のたまものと、心から感謝を申し上げます。 終わりに、皆々様のますますのご健勝となお一層のご活躍をご祈念申し上げるとともに、市制100周年を迎える松本市が人口30万の魅力ある都市を目指して、さらに発展することをお祈りしてごあいさつといたします。 長いこと、本当にありがとうございました。 ○議長(酒井正志) 次に、古屋用地本部長。 ◎用地本部長(古屋剛) 〔登壇〕 貴重な時間をいただきましてありがとうございます。 退職に当たりまして、一言お礼のごあいさつをさせていただきます。 私は、昭和40年に当時の厚生課国民年金室に勤務をして以来37年になろうとしております。市役所という大きな組織の一つの歯車として、13の職場を経験させていただきました。とりたててこれをやったということはございませんが、最初の上司から、自分なりに考えて、これが一番よいと思うことを一生懸命精いっぱいやれる職員になるようにと言われまして、そんな職員になれるように心がけながら37年間、何とかまいり続けてまいりました。 今思いますと、未熟でありまして、至らぬことばかりで気づかないままに周りの方々にご迷惑ばかりかけてきたのではないかと、そう思っております。しかし、それぞれの職場での仕事や一緒に働かせていただいた上司、同僚のことが懐かしく思い出されます。あと半月ほどで退職となりますが、何とかきょうまで務めてくることができましたのは、議員の皆様や理事者の皆様のご指導と職場の先輩、同僚、後輩の皆様方の励ましと支えがあってこそのことでありまして、心からお礼と感謝を申し上げます。 4月からは市役所を離れまして、職員としての緊張感からは解放されますが、松本市を思う気持ちは変わることはございません。松本市の発展を心から願っております。もう自分では何もすることはできませんが、いつまでも長い間世話になりました市役所に声援を送り続けたいと思っております。 最後になりましたが、大変お世話になりました議員の皆様方、理事者の皆様方のご健勝と一層のご活躍をお祈り申し上げまして、退職のごあいさつとさせていただきます。 長い間、本当にありがとうございました。 ○議長(酒井正志) この際市長からあいさつをしたい旨の申し出がありますので、これを許します。 有賀市長。 ◎市長(有賀正) 〔登壇〕 発言の機会をいただきましたので、閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 去る2月25日から開かれました今期定例会も、本日をもちまして閉会となるわけでございますが、18日間にわたり、議員の皆様方にはご熱心にご審議を賜り、それぞれ原案どおりご決定をいただきました。改めて厚く御礼を申し上げます。 これら決定をいただきました案件につきましては、遺憾のないよう執行するとともに、それぞれ本会議及び各委員会において議員の皆様方からいただきました市政各般にわたっての貴重なご意見、ご提言につきましても、鋭意その実行、実現に努めながら、当面しております案件事項につきまして、全力を挙げて取り組んでまいる所存でございます。 特に、提案理由の説明の際にも申し上げましたが、来年度は市制施行95周年に当たり、その記念事業を盛大に行ってまいることとしておりますので、議員の皆様方のご理解とご協力をお願い申し上げます。 さて、この3月をもちまして多くの職員が退職するわけでございます。今日までの間、市政発展のため全力で取り組んでまいりました。きょう無事迎えられましたことに対し、心から敬意を表するとともに、感謝を申し上げる次第でございます。 とりわけ私といたしましても、市長就任以来10年を過ぎようとしておりますが、私の政策であります市民本位の市政、そしてまたそれを実現するために地域懇談会はじめ市長相談、そしてとりわけ早朝部長会議は午前7時から行い、それに準じての会議も幾多耐えてくれました。そして、行政改革等大きな成果の上がる中で、とりわけ田中知事も感心しておりますように、本市は大型事業を完成し、そしてただいま大変話題になっております市民会館の改築も健全財政を堅持しながら市民の要望にこたえてしっかりとその実を上げ、完成に努力してまいりたいと思います。 退職された皆様方の今までに当たられたご協力、そして今は万感胸に迫る部長の皆さん方のごあいさつ、どうか退職後もご家族とともに健康にご留意いただき、市政発展のため、そして地域社会発展のためにご協力賜りますよう、あわせてお願い申し上げる次第でございます。 終わりに当たりまして、議員の皆様方には特に健康にご留意いただき、市政発展のためなお一層ご尽力賜りますようご祈念申し上げまして、閉会にあたりましてのごあいさつといたします。 大変長い間ご苦労さまでございました。ありがとうございました。 ○議長(酒井正志) これをもって、本日の会議を閉じ、2月定例会を閉会いたします。 ご苦労さまでした。                            午後3時55分閉議                            午後3時55分閉会---------------------------------------地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。  平成14年3月14日                    松本市議会議長   酒井正志                    松本市議会副議長  武井福夫                    松本市議会議員   中田善雄                       同      田口悦久                       同      池田国昭...