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09月12日-03号

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  1. 綾町議会 2023-09-12
    09月12日-03号


    取得元: 綾町議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-15
    令和 5年第6回定例会( 9月)令和5年第6回(9月)綾町議会(定例会)会議録令和5年9月12日再開       令和5年第6回綾町議会(定例会)が令和5年9月12日午前9時30分綾町役場議場に招集された。    出 席 議 員┌─────┬───────────────┬─────┬───────────────┐│議席番号 │氏        名     │議席番号 │氏        名     │├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤│1    │上   野   一   八  │7    │児   玉       信  │├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤│2    │中   神   智   光  │8    │日   高   幸   一  │├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤│3    │興   梠   智   一  │9    │松   浦   光   宏  │├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤│4    │外   山   ひ ろ 子  │10   │橋   本   由   里  │├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤│5    │海 江 田   和   久  │     │               │└─────┴───────────────┴─────┴───────────────┘    欠 席 議 員┌─────┬───────────────┬─────┬───────────────┐│議席番号 │氏        名     │議席番号 │氏        名     │├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤│6    │山   田   由 美 子  │     │               │└─────┴───────────────┴─────┴───────────────┘    事 務 局┌─────┬───────────────┬─────┬───────────────┐│局 長  |高   松   俊   秀  |書 記  |野   村   美   樹  │└─────┴───────────────┴─────┴───────────────┘    説 明 員┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────┐|町長       |松 本  俊 二   │教育長      |岩 切  康 郎   │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤|総務課長     |竹 下  琢 郎   |財政課長     |兒 玉  良 次   │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤|福祉保健課長   |入 船  秀 康   |農林振興課長   |入 田  賢 一   │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤|総合政策課長   |松 下  栄一郎   |町民課長     |野 村    修   │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤|建設課長     |中 原  修 一   |教育総務課長   |野 村  敏 幸   │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤|         |           |ユネスコエコパーク|           ||社会教育課長   |佐 藤  光 久   |推進室長     |倉 前  省 吾   │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤|会計管理者    |阪 元  裕 一   |監査委員     |郷 田  五 男   |└─────────┴───────────┴─────────┴───────────┘令和5年第6回(9月)綾町議会(定例会)議事日程令和5年9月12日再開        開    議   日程第1 一般質問会議に付した事件・議事日程と同じである。──────────────────────────────┌───────────┬──────────────────────────────────┐│質 問 事 項    │質問の要旨                             │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員 橋本    │                                  ││1.介護保険制度につい│(1)今年度の段階別介護保険料の人数と、次期9期事業の介護保険料の見通 ││  て        │ しと改善点、考え方を聞く。(被保険者総数に対し各段階の人数と保険料││           │ 額を資料で)                           ││           │(2)2割に満たない認定状況での現保険料についての町長の見解。     ││           │(3)家事援助のうち介護保険制度で利用できないものとその理由。     ││           │                                  ││2.ゴミ収集について │(1)ゴミカレンダーについて町民から不満の声が寄せられている。変更した ││           │ 理由、町民の反応をどうとらえているか。              ││           │                                  ││3.生活保護受給世帯の│(1)22年9月に同様の質問をしている。実態調査はしているのか。    ││  エアコン設置につい│(2)設置状況の報告と支援についての考え。               ││  て        │                                  ││           │                                  ││4.町民へのアンケート│(1)今回福祉保健課の行った第2期綾町健康増進計画・第2期綾町自殺対策 ││  について     │ 行動計画に関する町民意識調査の内容や項目(文言を含む)は、県や国か││           │ らのひな型があるのか。                      ││           │(2)ひな形通りにするという制約はあるのか。              ││           │(3)庁内または担当課での検討・吟味は行われるのか。          ││           │                                  ││5.綾町に合った花のま│(1)町民からの提案 多額の費用を要しないエコパーク、照葉樹林を売りに ││  ちづくり     │ する綾町に合った花の町づくり。                  ││           │                                  ││6.民有林の伐採につい│(1)町の中心や生活圏内での樹木伐採について、懸念の声がある。住民に理 ││  て        │ 解してもらえる手立てが必要。                   │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員 興梠    │                                  ││1.町の財政推移につい│(1)前田町政1990年から2019年まで29年、籾田町政4年での財政 ││  て        │ 推移についての見解を問う。                    ││           │ ①特にふるさと納税が2008年に始まり、2015年には13億円の納││           │ 税額があったが2019年には3億円にまで落ち込んだ。財政調整基金も││           │ 減少に転じる。それ以前と以降での変化(財政及び町政全体)をどう分析││           │ しているのか。                          ││           │                                  ││2.少子高齢化対策につ│(1)先の質問を踏まえて、4月8日に商工会青年部主催で開催された「声を ││  いて       │ 聞く会」で、少子化と教育対策についての質問に対して、町長は兵庫県明││           │ 石市を例に出された。前市長泉房穂氏は徹底した事業・人員整理から異次││           │ 元の子育て支援を実行した。見解を伺う。              ││           │                                  ││3.「綾らしさ」とは │(1)先の町長選で町長は、「綾らしさ」について、「全国の先駆けとなった ││           │ 有機農業」、「日本有数の照葉樹林の森」、「3人の現代の名工を輩出し││           │ た工芸」、「全国から注目される自治公民館制度」、「スポーツランド ││           │ 綾」等を挙げられていました。綾町の特色ではあるが、綾だけのものでは││           │ ないと思います。町長の考える「綾らしさ」とは何か、今一度伺う。  ││           │                                  ││4.綾川荘奥座敷および│(1)6月の定例議会で日高議員も質問されていたが、改めて今後具体的な計 ││  合宿センターの今後│ 画があるのか伺う。私からも提案したい。              ││  の計画について  │                                  ││           │                                  ││5.新型コロナワクチン│(1)COVID─19に対するmRNAワクチンの接種は2021年から2 ││  接種後後遺症に対す│ 022年の16か月で国内で3億回近く接種されてきたが、接種後の副反││  るケアについての見│ 応・後遣症が3万件以上、死亡に至っては2,000件を超えて報告され ││  解を伺う     │ ている。                             ││           │ 町内でのワクチン後遣症の申請件数は一件と聞いているが、その他町とし││           │ て調査する予定はあるのか。                    ││           │(2)町内で該当者がいなければ幸いだが、今後は十分に予想されることであ ││           │ る。いたずらに不安を煽ることは避けるべきだが、正確な情報開示はすべ││           │ きだ。早めの対策・準備をするべきと考えるが見解を伺う。      ││           │                                  ││6.「ユネスコ・エコパ│(1)先の選挙において、町長の選挙チラシ、広報いずれにも「エコパーク」 ││  ーク」についての見│ の言葉が見当たらなかった。                    ││  解を問う     │  「ユネスコ・エコパークとしての綾町」をどう捉えているのか。今後ど││           │  う取り組んでいくのか。                     ││           │                                  ││7.消防団の若手団員の│(1)現在綾町の消防団は、条例定数210名、実員数202名である。今  ││  募集について   │ 後、20代30代の若手団員の募集について具体的な取り組みがあるのか││           │ 伺う。                              │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員 中神    │                                  ││1.特別職報酬等審議会│(1)いつから行われていないのか。                   ││  について     │  町民の大半は、どのようにして報酬額が決められているのか分からな ││           │  い。                              ││           │(2)町長は、委員を決めて委員会を開く考えはないのか伺う。       ││           │                                  ││2.施設ハウス新規及び│(1)若い農家、更新時期に来ている農家からの要望がある。        ││  更新について   │  また、台風に強いハウスが不可欠である。そして、今はスマート農業の││           │  時代である。                          ││           │  ただ、咋今の資材価格の高騰により、かなりの費用が考えられる。今年││           │  を準備期間とし、来年でも実施できるような国、県の事業はないのか伺││           │  う。                              ││           │                                  ││3.中学生海外短期留学│(1)コロナ以前は夏休みを利用して中学生を対象に海外ホームステイ事業  ││  について     │ (シンガポールとの交流)が行われていた。第8次総合長期計画の中にも││           │ 『国際交流の推進』が施策として挙げられている。今後再開する予定はな││           │ いか。                              ││           │  再開する場合に町内在住で私立又は付属中生にも門を広げることはでき││           │  ないか伺う。                          ││           │                                  ││4.綾川荘プール利用に│(1)現在、綾小・中学生にはプール利用の無料券が配布されているが、町内 ││  ついて      │ 在住の私立、付属中学生にも来年は配布をお願いしたい。       │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員 外山    │                                  ││1.小学校タブレットに│(1)夏休み使用での成果は。                      ││  ついて      │                                  ││           │                                  ││2.小学校の給食時間に│町民の声として                           ││  ついて再度伺う  │(1)アンケートの結果。(児童)                    ││           │  午前中4時間制が良いが27%の児童の意見を学校側が受け止めるか。││           │(2)「はやく昼ご飯が食べられるから、中学を卒業したら就職する。」と言 ││           │ っている子どもがいる。これに関してどう思うか。          ││           │  (親:12:00に昼食をとっている)              ││           │                                  ││3.小学校の先生方の研│(1)夏休みの研修はどのような研修をされているか。           ││  修について    │(2)新任の先生方のタブレット授業に関する対応はどうか。        ││           │(3)スーパーティーチャーの活用をしているか。             ││           │                                  ││4.町の会計年度任用職│(1)採用方法は。                           ││  員について    │(2)研修は行っているのか。                      ││           │                                  ││5.リハビリ施設は綾に│(1)町民の意見として、リハビリの施設が綾にあると助かるとのことだが、 ││  はないのか    │ どう考えるか。                          ││           │                                  ││6.河川の汚濁(浚渫)│(1)古賀根橋ダムの浚渫について企業局の動きは。            ││  について     │                                  │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員 上野    │                                  ││1.これからの綾町の農│(1)綾町の農業の現状は。                       ││  業について    │ ①耕地面積。(有機農業と慣行農業など種類別で)          ││           │ ②就業人口、その平均年齢                     ││           │ ③タネや肥料の確保はどうしているのか               ││           │ ④耕作放棄地の状況は                       ││           │(2)今後持続的な農業を実現するための課題は。             ││           │(3)課題を解決するためには。                     ││           │                                  ││2.オーガニック給食に│(1)町長はオーガニック給食について、どのような見解を持っているのか  ││  ついて      │(2)全国的な協議会が発足し、国会議員の議員連盟も立ち上がった。全国に ││           │ 先駆けて条例を制定した綾町には注目が集まっている。綾町の存在感を示││           │ す良い機会だと考えるが。                     ││           │(3)課題と解決策は。                         ││           │                                  ││3.自治公民館制度のこ│(1)現在の公民館活動をどのように評価するか。             ││  れからについて  │(2)課題と対策について。                       ││           │                                  ││4.町長の任期について│(1)今回、町長選挙後に、空白とも呼べる期間が約1か月半あった。この期 ││           │ 間についてどのように考えるか。                  ││           │                                  ││5.土地の相続登記義務│(1)町内の所有者不明の土地は把握出来ているのか。           ││  化について    │(2)来年度より義務化されることは決まっている。それに向けた準備や対策 ││           │ は。                               │└───────────┴──────────────────────────────────┘(再開午前9時30分) ○議長(松浦光宏君) おはようございます。 本日の議事日程は、一般質問となっております。議事進行については、格段のご協力をお願いいたします。 ただいまから本日の会議を開きます。 なお、発言につきましては、簡潔にまとめられ、また、綾町議会会議規則及び申合せ事項を守っていただきますよう、ご協力をお願いいたします。 なお、執行部におかれましても、簡明に要領よくまとめられ、答弁漏れのないようにお願いいたします。────────────・────・──────────── △日程第1.一般質問 ○議長(松浦光宏君) 日程第1、一般質問を行います。 あらかじめ、質問者の順序を申し上げます。本日は、1番、橋本議員、2番、興梠議員、3番、中神議員、4番、外山議員、5番、上野議員、以上の順序で行います。 なお、関連のある質問につきましては、先の質問者の質問終了後に関連質問を許しますので、お願いいたします。 橋本議員の一般質問を許可いたします。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) おはようございます。ちょっと喉を痛めておりまして、あんまり大きな声が出ませんので、聞き苦しいかもしれませんが、よろしくお願いいたします。 今回、6つの質問について通告をいたしました。 質問の頭で質問の趣旨について少し述べたいと思っております。 1番目は、介護保険制度について通告をいたしました。 介護保険制度は、3年に一度の見直しが行われまして、今年度、令和5年度が第8期の最終年度となっております。 第9期に向けて、半月ぐらい前でしょうか、一月になりますでしょうか、新しい介護保険料の通知が町民のほうに届いたということで、介護保険が高いという声が寄せられております。私自身も自分の介護保険料を見てびっくりしているところでございます。 質問の趣旨は、国ができなければ、自治体の責任でこの介護保険料をぜひ引き下げて、保険料・利用料を減免してほしいというのが質問の趣旨でございます。 申し上げましたように、第9期事業の検討といいますか、審議会、協議会が始まる頃ではないかと思っております。第9期に向けまして、介護保険料の見直し、さらに制度の改善点、町長の基本的な考え方について伺いたいと思います。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) おはようございます。それでは、橋本議員の質問にお答えします。 まず、結論から申し上げますと、介護保険料高いという認識でありますけれども、私も同じ考え方を持っております。私の母も常々言っております、「いつ使うんだろうか」ということで。介護保険料については、確かに制度的な問題もあるかと思いますけれども、国でやっていること、そして、町でどこまで何をできるかというところは、今後、当然考えていく必要があるというふうに、基本的な考え方は私はそういうふうに考えております。 その上で、まず、質問にお答えしていきたいというふうに思います。 まず、次期の第9期の事業の介護保険料の見通しと改善点、その考え方についてということでございますけれども、綾町の段階別保険料額の人数というのは、お手元にお配りされていますでしょうか、資料。その資料のとおりでございます。令和5年度7月の介護保険料本算定では、第1号被保険者、65歳以上の方ですけれども、2,667人のうち、非課税世帯の第1から第3段階の1,218人に保険料の軽減措置があり、第1段階で年額1万4,900円、第2段階が1万8,600円、第3段階では3,800円を軽減しております。 第9期の改善点としましては、国は負担能力に応じた負担の観点から、低所得者への軽減の拡充と高所得者への標準の掛け率の引上げ、標準段階の多段階化を検討するというふうにしております。年末に結論が出される見込みであります。 9期の介護保険料は、9月から中長期的な介護サービスの見込量や必要利用(入所)定員総数などを勘案して推計をしてまいります。 団塊の世代が後期高齢、すなわち75歳に達して、10年後、20年後を見据えると大変不安に思いますが、今以上の保険料負担をお願いすることのないように、介護予防、介護サービスはもちろん、生活支援サービスの拡充も図りながら、保険料の抑制に努めてまいりたいと考えております。 2番目についても答えてよろしいでしょうか、橋本議員。(発言する者あり)いいですか。はい。 ○議長(松浦光宏君) 暑い方は上着を取っていただいて結構です。 再開いたします。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 町長の基本的な考え方を伺いました。国保もそうですけれども、国の制度ですから、綾町だけではなかなかということは理解していないわけではありませんが、町長、議員の時代に、そこを手当てするのが自治体の役割だというお話もさせていただいてきたと思っておりますので、9期事業につきましては、やはり改善すべきところ、また、保険料の額だけではない問題についても取り組んでいただきたいと思っております。 8期事業の保険料については、県内では綾町は4番目に高いほうなんです。以前は、国保税もそうですけれども、医療機関の充実した地域は国保税が高くなりやすいということで、入郷地帯は基本的に国保税も安いと言われてきたんですけれども、介護保険料についてそれが当てはまるかというとなかなかそうではなくて、綾町はサービス事業者も少なくて、他町村に頼って介護サービスを提供しているので、決して恵まれた介護環境にあるとは思えないんですけれども、それでも県内では4番目に高いほうだということになります。 この保険料については、今、国が改善しようとしているということにつきましては事前に資料も頂きましたけれども、自治体の責任で、インターネットで介護保険料を調べますと、自治体によって異なるというのはかなり言葉として出てきまして、自治体によって減免制度を設けているところというのはたくさんあるわけで、かなり古いんですけど、2000年ぐらいのデータでいくと二、三%でしょうか、自治体数でいくとそのぐらいではあるんですが、それはかなり古い資料なので、今はもっと保険料・利用料とも減免している自治体は多くなっているのではないかと思っておりますが、そういった実態につきましてはご存じでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 詳細につきましては、私も存じ上げないところがございます。 今、橋本議員がおっしゃったように、綾町は実は4番目に、宮崎県内で4番目に高い介護保険料を支払っていただいております。 これは2番にも関わってくることなんですけれども、実は今回の9期の策定に向けて分析をしたところ、本町は、綾町、ぎりぎりまで介護保険申請を我慢される方が多いという、綾町特有の状況があるというふうなことを担当部署から報告を受けております。確かに辛抱強いというところがあるのかもしれませんし、いろんなところで我慢をされる方がいらっしゃるというようなことは私も認識をしているところであります。 今、近隣に頼っているということですが、確かに国富町、それから宮崎市というのは有料介護老人ホームというのは非常に多ございます。宮崎市は、実は人口対比でいきますと、有料老人ホームの数が全国1位でございます。そこに隣接しているということもあって、綾町はその施設が利用できる、そういう環境にあるということも一つあります。もちろん、価格的なものというのはありますけれども、そういうところを利用する、そういうケースがほかのところに比べるとできやすいというところがありますので、そういうところからそういうような状況がありますということであります。 とにかく国保でも、橋本議員とは議員のときからも話をしていたわけですけれども、とにかく病気にかからない。そのために、それまでの健康に関する様々な努力を町民、そして役場、行政としてもしっかりと支援をしていく必要があるかというふうに思います。様々な施策を取っておりますから、その辺の啓発であったりとか、そういうものをしっかりとして利用していただく、そして、元気に年を取っていただくということが一番の策ではないかと私は考えております。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) (2)のところに関係するということで答弁いただきました。私はいつも議会で申し上げているんですけど、介護認定率は県内どこもほぼ2割に満たないんです。綾町だけに特化したことではなくて、被保険者数と認定者の数でいくと2割にいかない。すみません、一覧表もつくってきていたんですが、ちょっと見当たらなくて。ですから、2割。10人のうちのお二人は、いろんな年齢だけじゃなくて、病気だったり障がいだったりのあれで介護保険利用するんですけれども、8割の方はもう利用しないまま、いわゆる掛け捨て保険という形で一生終わっていきます。私の身内もあんまり介護保険利用しないでこれまで参りました。ですから、2割の方しか使わない保険をみんなで支え合って、国もお金を出している、県も出しているというふうにおっしゃるのに、保険料は改定のたびに上がる。ここが一番そもそもの問題で、そういうことを国のほうがどのように捉えているかというのが、私にはあんまり確信を持って一生懸命やっていただいているという気がいたしません。 前にも松本町長には議員の時代に申し上げましたけれども、国政選挙のときに、国会議員の県内選出の方の秘書の方がお見えになったことがありますので、介護保険と国保の問題をお話ししたんですけれども、あんまりぴんときた情報をつかんでいらっしゃらないような、そのことも松本議員、当時、私が申し上げさせていただいたこともありますが、やっぱり根本的な国の制度がそういうことであるということは、全国どこの自治体もつかんでいるわけですから、そういうことのところへの働きかけも必要ではないかと思っています。 2割に満たないというところは非常に大きな問題だと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) おっしゃるとおりだと思います。やはり制度的な問題があると認識はしております。先ほど、橋本議員がおっしゃったように、そこについては、国会議員を含めて、これからも私のほうからも話をしていきたいと思っております。 ちなみに、綾町の認定率は14.6%ということで、2割を大きく下回っているということであります。人数からいきますと、2,675人中、認定者は391人、サービスを使われている方が348人という、そういう数字になっております。 2割を大幅に切っているという、そういう一つの要因として、先ほど挙げたように、ぎりぎりまで我慢をされてしまうというようなところがありますので、そういうところの啓発に努めたいと考えております。 以上です。
    ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 先ほど、団塊の世代がこれからと。もう私も74歳ですから、私が団塊の世代の最後の年ですので、来年75歳になるわけですけれども、団塊の世代が多分75歳を超えても、介護認定率はそんなに大幅に上がらないのではないかなと思っています。そこにほかの世代の5倍も6倍もの人数がいるわけではありませんから。 町長、ぎりぎりまで我慢するというふうに今おっしゃって、結果として統計的にそうなっているということを調査されたんだと思うんですけれども、介護保険を使うタイミングというのが町民の中にあまり知らされていないということはないでしょうか。 3番目のことにも触れることになるんですけれども、綾町は手すり程度の設置のための介護認定は、今、別事業になっていると思うんです。今、介護用具、例えば、杖とか、何があるでしょうか、杖とかの簡単な歩行用の補助の物を介護保険から切り離して、貸与じゃなくて買っていただくというようなことも国で審議されているというふうに聞くんですけれども、そういうふうに一方では認定の対象にしないという仕組みもつくってしまっている。綾町も実際、手すりについては去年か、一昨年か、そういうふうにしました。シルバー人材センターに見積もってもらって、一部負担にして。だから、もうそういうふうに介護保険から外していくわけですから、当然、認定率は上がってこないと思っています。ですから、そこを綾町のサービス事業としてやっているんだというのであれば、介護保険と切り離さずにやっているんだというのであれば、綾町独自の取組ということになると思うんですけれども、申請する側にはぎりぎりまで我慢している結果が分かっているのに働きかけをせずに、一方では保険から外した取組にしてしまうというのも私は問題ではないかと思っておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 今、申し上げたのは、これまでのことを分析した結果ということでございます。橋本議員がおっしゃることは、今後、町としても検討していく考えがあります。いわゆる老老介護とか、いわゆる認認介護など、介護のために仕事を辞める、そういう介護離職というのも全国的に見られるわけです。 綾町が昨年度実施した在宅介護実態調査では、自宅で介護を継続するために充実が必要なサービスとして、通院や買物などの外出同行、車椅子の方などの移送サービス、見守り、声かけ、それから配食などが挙がっております。また、今後、自宅で介護を継続するに当たり、主な介護者が不安に感じるものとしては、認知症状への対応、家事、掃除、洗濯、買物など、それから外出の付き添い、それから服薬の管理、いわゆるお薬の管理などが挙がっております。 介護保険だけでは対応できないものもあり、町民の望む生活支援サービスを整理して検討していかなければならないと感じておりますので、第9期介護保険事業計画を進めていく中で、しっかりと協議を進めていきたいと考えております。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 今、町長の答弁で、町民の要求、不安、懸念事項については答弁いただきました。 それで、3番目につなげたいと思っております。 せんだって、テレビで、介護保険を利用しようとして家事援助を申し込んだ方が、介護保険サービスの対象にならないということで、個人的なサービスを利用しているということをNHKで取り上げておりました。 綾町でも、私の近所に住んでおられた方は、難病で在宅酸素をしておりました。七、八メートルの長いホースをつないでいらっしゃったんですけれども、お風呂もトイレもそれで済ませられていました。結局、綾町でご夫婦二人で暮らすことが難しくなって、県外に越されて、昨年の正月だったでしょうか、亡くなられましたけれども、私と同じ年の人でした。その方が介護保険で、お布団を干したいといったときに、お布団を庭先まで引っ張ってくれば干してあげられるんだけれども──これも議会で発言したことがあります──中に入って、お布団を持ってきて干すことはできないということを言われたということでした。結果としては、シルバー人材センターの家事をお願いして済ませたんですけれども、そういうふうに利用できない家事援助というのが、私も含めてあんまり、一覧表みたいになって、「この家事は駄目ですよ」とか「これはここまではできます」、さっき言った──それで、その方が、座敷の仏壇じゃなかったかな、そこの花の水を替えてほしいとお願いしたら、それは介護と関係ないのでやっぱりできませんと。そういう何か介護保険サービスの中で、先ほど町長が答弁されたように、家事だ、掃除だ、お買物の援助だということの中で、できないサービスとして挙げられるもののその理由につきまして答弁いただきたいと思います。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 家事援助のうち、介護保険制度が利用できないものとその理由ということでございますけれども、まず、大前提として、介護保険で行う家事援助は、独居高齢者が対象となっております。同居家族がいる場合は、家事援助の対象外となりますが、同居家族が病気であったり、やむを得ない理由で家事が困難な場合は、利用が可能となっております。 介護保険が利用できるサービスとしては、掃除、洗濯、一般的な食事の準備や調理、生活必需品の買物、薬の受け取り、衣服の整理などとされております。 一方で、介護保険が利用できないサービスとしては、通所施設への送迎、話し相手や茶飲み相手、草むしりや草木の手入れ、それからペットの世話、それから金銭管理、来客の接待や留守番、大掃除、家屋の修繕など、日常的な家事の範囲を超えるものなどが挙げられております。 その理由としましては、利用者への援助ではなく、ご家族のために行う行為や家族が行うことが適当と判断される行為、また、ホームヘルパーが行わなくても日常生活に支障がない行為、さらに、日常的に行われる家事の範囲を超える行為というふうに定められております。 橋本議員がおっしゃったように、様々なケースがあるかというふうに思います。それについては、先ほども申し上げましたように、何をどこまでできるかというのを綾町として検討する必要があるかと思いますので、そこはしっかりと協議をしてまいりたいと考えております。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 先ほど例に挙げたご近所の方は、ご病気だった奥様のほうが私と同じ年、ご主人がもう少し年の上の方でした。ご主人のほうも脳梗塞を起こしてしまって自由に動けなくなったということで、綾町で暮らすことは無理だということで県外に行かれたんですけれども、人間の生活をそういうふうに分けるという制度そのものが問題だと思うんです。お布団は干してあげられるけど、入り口までは運んでください。寝室に入らないとか。また、もっとプライバシー侵害とかいうこともあるのかもしれないんですけれども。だから、先ほどにまた戻ってしまうんですけど、2割、1割5分の方しか利用できない、しない制度にこれだけの保険料を町民が払って、いざ必要になってもこの部分はできません。もちろん、絶対できない部分というのは、常識の範囲内では分かると思うんですけれども。 担当課長はご存じなんでしょうか。いわゆるケアマネジャーがケアプランの中にどのサービスを入れるかというのは、ご本人の介護度だったり、生活環境まで考慮されるのかよく分かりませんが、そういうことで、ケアマネジャーさんとかというのは、きめ細かく「このサービスは提供してはいけませんよ」というのは教育されているというふうに思ってよろしいでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長(入船秀康君) ケアマネジャーにつきましては、いろんな講習・研修等を受けておりまして、制度の内容についても認識・熟知しているところでございますけれども、それぞれ認定、介護の介護度とかの度合いにもよりますが、それぞれケアマネジャーのほうがそういったサービス等を国の制度に基づきながら行っているものと思っております。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) もし綾町が今後、家事援助の中の内容のもので、綾町としてはこれとこれは家事援助の中のサービスに組み込もうとしたときには、やっぱりケアプランとは別途の問題ということになりますか。ケアプランには、課長がおっしゃったように、国の制度の範囲内でケアプランをつくって、補助的に綾町はこれはサービスとして、今はもうサービスという言い方がもうあまりにも慣れてしまって、ちょっと自分の中でも怖いんですけれども、綾町独自の介護認定者の方へのサービスですとなったときは、ケアプランとは切り離さないと国は認めないというようなシステムでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長(入船秀康君) 細かいところまでちょっと私も認識はしておりませんけれども、制度のことにつきましては熟知していると思いますし、どこまでサービスができるかというところは、その方のケースをもっていろいろとケアマネジャーのほうはやってもらっているものと思っております。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) これから実は、少し時間はかかりますけれども、いろんな施設と役場との連携を密にしたいというふうに考えております。そういう中で、ケアマネジャーさんからこういうような状況があるというようなのを聞いた上で、しっかりとその範囲の中でどこまでできるのか。ケアマネジャーさんは、基本的には、まずは国の定めていることについてまず挙げてくるということが筋と思っております。その中で、こういうことをまだ不安に思っていらっしゃるとか、こういうことが不便だというケースをちゃんとヒアリングをして、それにどこまで対応できるかというのを協議していくというのが今後の考え方で持っております。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 綾町の特有な町民性として、我慢強いという結果があるというふうに言われて、答弁されましたので、ぜひ高年者クラブ──高年者クラブはもう3つぐらいしかなくなってしまいましたけれども、高齢者のいろんな百歳体操だったり、そういう場面で介護保険についての広報もぜひ努めていただきたいと思っております。いかがでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 介護保険に限らず、様々な面でPR・告知がまだ十分ではないと感じておりますので、しっかりとやっていきたいと思います。 タクシー券についても、前、議員のときに橋本議員とよく話をしていたんですけど、「申し訳ない」というふうに言われる高齢者の方がいらっしゃるんです。私もそういう方と話をしたときも、「いや、申し訳ないんじゃなくて、しっかりこれを使ってください」と、「皆さん方はこれまで頑張ってこられたわけですので、そのためにつくった制度ですので、遠慮なく使ってください」ということを申し上げております。なかなか利用自体をためらわれる、また、もらってもなかなか使わないというようなところが、先ほど我慢強いというようなところ、辛抱強いというようなところもあるのかと思っていますので、そういうことは逆に言えば遠慮なく、今、子どもたちとかに焦点が当たっていますけれども、高齢者の方にも生き生きと生活をしていただくための、そういう発信も今後していきたいと思っております。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 介護保険の最後にしたいんですけれども、町長、先ほど国が、保険料の段階別のところですけれども、所得の低いところはなるべく少なく、所得のあるところには一定の保険料を増やす、増やすというか、多くするというような検討をされているということでしたけれども、綾町独自の保険料・利用料の減免についての考え方をお聞かせください。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 基本的には国の考え方と同じであります。私も、介護保険料とか、それから様々な税についてもそうなんですけれども、やはり所得がある人からはしっかり取るべきだと私は常々思っております。そういう考え方をしっかり持ってやっていきたいと思っております。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 今、町長、所得のある方からはとおっしゃったので、所得が低い人には配慮していただく余地はあるのかなと思っておりますので、この問題についてはまた引き続き質問していきたいと思っております。 2つ目に、ごみ収集について伺います。 今回、町長が就任して、間なしにごみカレンダーのこれまでの配布が変わりましたので、数人の方から「ごみのカレンダーが見えなくて困っている」という意見が寄せられました。買物途中でも、「何でごみはあんなことになったとね」というふうに言われたので。買物途中で言われた方は、私の世代でしたので、「さんあ~る」アプリの宣伝もして、「こういうのがあるんです」ということもお話ししました。 ですけど、やっぱり80代、90代の人にはなかなか見えにくいんです。私も自分が老眼鏡をかけるようになったときに、一回、そこでかなりショックを受けて、「字が見えなくなるってこういうことなんだな」と。今、70代半ばになったらもっともっと見えなくなるんです。パソコンも使いますし、スマホも多分一日何時間か見ているのかもしれません。ですから、本当に字が小さくて読めないというのは、その年になってみないとなかなか経験できないことなので、今回そういう意見も寄せられて。 私──見えるでしょうか。これは、綾町が配られたごみカレンダーの倍の大きさです。この倍の大きさにして、電話を下さったところに持って行ったんです。これでも見えにくいと言われたんです。それで、それをさらに、私のプリンターは141倍というのがあって、141倍だとこの大きさになりました。それで、とりあえず、7月、8月、7月からでしたか、12月まで、1月、2月、3月はしていないんですけど、この大きさにしたやつを台紙に貼ってお持ちしました。一枚ずつ剥がせばね。これでやっとです、90歳近くになった人は。 ある方が「町長が変わったらこんな私たちに意地悪するとね」って言われたんです。いや、そこは何とも、私は町長が変わってすぐのことでしたから「うーん」って言ったんですけれども、現実、皆さん、執行部の人、このぐらいじゃないと見えないんです。だから、多分、曜日が地域ごとに違う。これは南麓の方に差し上げたので、南麓の方の分です。そういう、何ていうのかな、目に見えた、ごみって一番平等ですよね、ごみを出さないで生きている人はいないわけですから。だから、こんな紙の、お金にしたら相当なんでしょうけど、そういうところで意地悪かって思われるような改善、改善じゃない、改正する、改定するのはどういうことなのかというふうに思っておりまして、今回、この質問を通告いたしました。執行部はどのような声をお聞きでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 大変お手数をおかけして申し訳ございませんでした。 実はこの話をしたのが、7月の公民館長会でこの話が出ました。私も6月9日に就任して、この件については残念ながら存じ上げていなかったんですけれども、7月の公民館長会でそのお声を聞いて、改めて確認をしたところ、これは決して意地悪ではなくて、逆に役場のほうでもいろいろ考えた結果、こういうふうなフォーマットになったということでございます。今までは全部の地区を載せて月報に折り込んでいましたけれども、今、来年の3月までの分については各地区色分けをしたということで、見やすく、分かりやすくするというそういう気持ちで、あと、分別する場合に間違いやすいケース、例えばガスボンベのこととかそういうものもその一枚に盛り込み過ぎたわけです。したがって、若干小さくなってしまったと。若干というよりもかなり小さくなってしまったということで、決して役場のほうが意地悪したわけではないということが分かりました。私も確認をしましたけれども。 それで、まず、すぐに指示をして、まず、この9月の月報からは、折り込みではなくて別冊になりますけれども、これまでと同じごみのカレンダーを配布するということになります。今お手持ちの分については、もしかしたら見やすいと思われる方は、冷蔵庫なりにそのまま貼っていただいて、ごみの分別に活用していただければと思っております。これから来年度については、またより分かりやすい方法を検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 再質問で、どのような内部での協議があってこういうことになったのかってお尋ねするつもりでしたけれども、今、町長から答弁いただきましたので。若い人には、年取った人の老いていくというところの理解をしろといったってそれは難しいんですけれども、議会でも出していただいた資料が見えないとか小さ過ぎるとかというのはこれまでも言ってきたんですけれども、高齢者にだけ配慮すればいいなんて言うつもりはありませんけれども、このぐらいの年齢の人ってこの字は読めるんだろうかという配慮が職員の中にちょっとでもあったのかしらというのは聞いてみたいと思って再質問に入れておりましたが、盛り込み過ぎるとあんまりいいことはないのかもしれませんので、とにかく町民に使ってもらう資料についてはでき得る限り大きくというのを心がけてほしいと思っております。ぜひ、窓口業務もそうですけれども、町民の側に立つという、立っているんだということが町民の側に分かるような行政マン、行政ウーマンであってほしいと思っておりますので、そういった教育もしていっていただきたいと思っております。いかがでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 綾町民は、とにかく子どもから、それからお年寄りまで、たくさん年齢幅が非常に広うございます。それぞれに寄り添った形の政策なり、パンフレットなり、そういうものの作成に心がけたいというふうに思っております。もちろん、100%できるということもなく、限界があるかというふうには思いますけれども、そういうところに思いを寄せながら行政をやっていくということは当たり前だというふうに考えております。民間にいるときも、常にお客様のことを考えた政策なり、事業内容というのに心がけてきたつもりであります。これからはしっかりとその辺に目を配りながら、役場内の改革を行っていきたいというふうに思っております。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 3番目に移ります。生活保護世帯へのエアコンの設置についてですけれども、この質問を通告した思いは、今年の夏の暑さ、もう私にもすごく身にこたえました。少し高いところの木の多いところに住んでおりますので、これまでは網戸で何とかやり過ごしてきましたけれども、昨年と今年の夏はエアコンのお世話になって生活をしております。今は、小学生でも中学生でも熱中症で亡くなったりするぐらいの暑さです。 2022年の9月にも同じ質問をさせていただいたんですけれども、国の生活保護受給者の方への空調の設置のお金、購入費については非常に厳しいんです。別にエアコンに限ったことではなくて、もう事細かに規制されているわけですけれども、当時、籾田町長は、県の中央福祉こどもセンター、ここが綾町の生活保護の方々の事務的なこと及びいろんな管理をしているところですけど、昔の福祉事務所です。この中央福祉こどもセンターに尋ねたところ、現状については把握していないということだったと。今後、町でもこの実態について調べてまいりたい。県に対しても情報提供を積極的に進める──求めるということだと思います──進めることで環境整備に努めてまいりたいというふうに思っていると答弁をされております。この答弁どおりに調査と環境整備は進められてきたのでしょうか。伺います。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 綾町が所管する部署は、県中央福祉こどもセンターということになります。8月1日現在で、綾町で生活保護を受給されている世帯は48世帯63人であります。その中の約8割にエアコンが設置されているということで、県の中央福祉こどもセンターが調査を行っております。 現在は、新規調査時や定期訪問時にエアコンの有無を確認して、熱中症予防に関する注意喚起を行い、国の通知に基づいて、支給要件を満たす場合は家具什器費を支給しております。 国の実施要領によりますと、生活保護制度では、エアコンを含め、日常生活に必要な生活用品については、保護費のやりくりによって計画的に購入していただくことになっており、特別な事情がある場合に限り、一時扶助として家具什器費の支給が認められております。 冷房機器、いわゆるエアコンについては、熱中症による健康被害があることを踏まえ、平成30年7月1日から家具什器費に加えられて、保護開始時や転居したとき以降に初めて到来する熱中症予防が必要となる時期を迎えるに当たって支給を行うものとなっております。いわゆる保護を開始した、それから転居した、そして、それ以降に初めて来る熱中症予防の時期と。そうすると大体6月以前、そういうことになるわけです。それが9月とかいうことになると、これに当てはまらないという可能性が出てくるということであります。 なお、特別な事情がない生活保護世帯については、保護費のやりくりの中でエアコンの購入費を賄うことになりますので、県中央福祉こどもセンターでは、日頃の定期訪問などにおいてエアコン購入の意向を確認して、必要に応じて購入に向けた家計管理の助言を行うとともに、社会福祉協議会の生活福祉資金の貸付けを紹介して購入できるようにするなどの支援を行っております。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) そういうことなんです。ですから、今、今回は前よりも進んで48世帯63人、多分1世帯1台というのが原則なんだろうと思うんですけれども、これでいくと2割の方が持っていらっしゃらないというと、2.5軒かなと思うんですけれども、これ、2018年の4月1日以前に生活保護を受給した人は、もうそもそも対象にならないんです。そこがいくら理由を調べてもよく分からないんです。やっぱり今も駄目なんだそうです。2018年3月31日までに生活保護を受給した人は熱中症に強いという、何か確たる国の証拠が、確信があるのではないかと思うぐらい意地の悪い制度になっています。 それで、今、今まで5万円というふうに言われていたんですが、今回、担当課に調べていただきましたら6万2,000円に値上がりしたそうです。だから、6万2,000円までのエアコンは購入できるんですけれども、6万2,300円のエアコンを買ったら6万2,000円も出ないんだそうです。本当に生活保護の方ってどこまでもそういうふうに切り詰めるように制度ができています。 先ほど、2.4軒の方がエアコンを持っていらっしゃらないということになると思うと言われて──私、数字弱いので計算間違っていたら許してください──その方が2018年より前に受給した人なのかどうかというのは分かりますか。 ○議長(松浦光宏君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長(入船秀康君) エアコンを設置していない方がどなたかというところまでは、県のこどもセンターのほうからはこちらのほうに情報が来ていませんので、分かりかねます。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) その可能性はなきにしもあらずだと思っています。6万2,000円だとエアコン1台買えますかね、ぎりぎり買える物もあるかなと思っています。要らぬお世話かもしれませんが、国富町で共産党の議員をしております飯干という議員がおりますが、彼は電気屋さんで、型落ちのエアコン、要するに昨年の型をまとめて数十台安く買ってつけてあげる、安くでつけてあげるという仕事もしております。綾町までも来てくれるのかもしれません。ですから、個人情報保護の関係で綾町が生活保護の決定権を持っていないので、中央福祉こどもセンターの情報開示というのは難しいのかもしれませんけれども、何百人もいらっしゃる世帯ではありませんので、ぜひこういうところに調査をしていただいて、先ほどのように本当に言いたいことがいっぱいあるんです。要件がどうのこうのって。熱中症になりやすい特別な事情って何ですかって言いたくなるんです。今、NHKだったり民放で「熱中症に気をつけてください」、特別な事情のある方はということは言いません。誰でも熱中症になる時代です。中学生だって小学生だって亡くなっているわけですから、生活保護の方が特別、熱中症に強いということはありませんので、ここ辺りも、ぜひ、もちろん国にも私も機会があれば言っていきますけれども、やっぱり綾町独自の手当てというのもすべきではないかと考えております。いかがでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 熱中症になるかどうか、それが特別な事情ということではなくて、生活保護を受けていらっしゃる方に特別な事情があるかないかということでございます。 生活保護を受ける基準というのは決められております。今、社会でもいろんなことが言われております。生活保護を受給できる、そのぎりぎりのラインと、それから年金の受給者、このはざまで非常に苦しんで生活困窮しているという方も片一方でいらっしゃるということがあるので、恐らく、生活保護世帯についても、その状況を勘案した上で判断をしていくということになっていると思います。 国富でそういうことをやっていらっしゃるということは、お名前は知らなかったんですけれども、担当部署から聞いておりましたので、そういうことも併せて、もしエアコンが必要だと、また、これに適応するような方がいらっしゃれば、案内をするなどしていきたいと考えております。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 私は、特別な事情については、例えば、長期の入院して退院した後とか、一定やっぱり障がいのある方とかという条件は記載されていると思っておりますので、熱中症に遭う可能性のある方というふうに私は理解しておりますが、今、町長の答弁だとそうではないということなので、私ももう一度勉強し直してみたいと思っております。ぜひ現状把握に努めていただくように求めたいと思います。 4つ目に、町民へのアンケートについて通告をいたしました。これは、私のところに来られた方がいらっしゃったとき、すぐ担当課長にはお話しして、そこでとどめておくべきかどうか随分悩んだんですけれども、私の身内にもそういうことがあったことがありますので、もう少し配慮というか、行政としてできないかなと思っています。 アンケート用紙は、今、ここ手元にあるんですけれども、無作為で1,000人を選んだというふうになっておりますので、意図的にやったなどということを申し上げるつもりはさらさらありませんし、私のところに相談というか、文句ですよね、苦情を言ってこられた方にも、故意にあなたのところに送ったわけではないということとアンケート調査の難しさについては一通りお話はさせていただきました。ご本人、ご家族の方が「もうこれは出すつもりもないし、見たくもない」ということで置いていかれたので、私の手元に残っています。 いわゆる題名は、「第2期綾町健康増進計画・第2期綾町自殺対策行動計画に関する町民意識調査のお願い」というアンケートです。アンケートは全部で12ページほどあるんですけれども、その中の一部に、自殺に関する設問があります。何でもない人には何でもないのかもしれないんですけれども、そこは未遂でいらっしゃる方がご家族にいらっしゃるんです。その本人宛てにそのアンケート用紙が届いたということでした。「あなたは自殺についてどのように思いますか」、「自殺せずに生きていればいいことがあると思う」とかいくらかあります。次の設問は、「あなたはこれまでの人生の中で本気で自殺をしたいと考えたことがありますか」という設問です。「本気でしたいと思ったことがある」というと、またその理由を書く。「ない」といえば、それも書く。何で思いとどまったかというのを書くような内容になっておりました。 ご家族がおっしゃるには、多分1回ではないと思うと。親御さんの下で暮らしているときじゃないときに起きたものですから、数回にわたってあったのではないかと思うということでした。ご本人の目には触れずにお母さんがうちに持ってこられたんですけれども、以前にもアンケートのことでは一般質問、私もほかの同僚議員もしたことがあるんですが、返信が誰から来たか分かるように番号、ナンバーリングがしてあったりしたということもありまして、指摘をさせていただいたこともあるんですけれども、こうしたアンケートの設問については、綾町独自に言葉を書き換えたりすることはできないものでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) この件については、特に国、それから県から、ひな型の提示というのはございません。したがいまして、この内容については、変更というのは可能かと考えております。 ただ、アンケートというのは不特定多数に出すものなので、先ほど橋本議員がおっしゃったように、なかなかそこまでまず存じ上げないという部分もありまして、そこに送られたということかと思いますけれども、もし答えていただけるのであれば、そういう経験をされた方の意見というのは非常に貴重だというふうに思っておりますので、もちろん出したくない、書きたくないということがあればもちろん出さなくてもいいわけですので、その辺はご家族もしくはご本人の判断に委ねるという形にしかなかなかなりにくいのかなと考えております。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 言葉を換えればいいということではなくて、この前、私、認知症の介護経験のお話をさせていただきましたけれども、私が母の介護をしている頃は「ぼけ老人」という言葉が当たり前のように使われておりました。それが「認知症」という言い方になったら何が違うのかなというのは、どっちかというと私は抵抗を持っているほうなんです。息子が学校に行かなくなった時代は「登校拒否」と言われていましたけど、今は「不登校」と言います。うちは息子が「登校拒否でいい」と言っていたので登校拒否で通したんですけれども、そういうふうに言葉を換えることにどんな意味があるかと問われると、私も自信はないんですけれども、今、あんまり「自殺」という言い方もだんだん、まだ市民意見は得ておりませんけれども、「自死」という言い方をします。そこ辺りの言葉のニュアンスも多少はあるのかなと思ったりもいたしました。 町長がおっしゃることも理解はできますので、私もそのとき、そのお母さんにはそういう話を、過去にこういうことでナンバーリングして、誰から返ってきたかが分かるようなアンケートの取り方もしたことがあって、今回のはそういうことはされていないようですと。不特定ということでと言ったんですけど、なかなか納得できませんよね。ですから、設問の仕方ということの一工夫も今後はぜひしていただいて、執行部も含め、議員の皆さんにも、こういうことがあるということを考えていただく機会にしたいと思って、今回質問をさせていただきました。 5番目に、綾町に合った花のまちづくりということで通告をさせていただきました。 すみません、何回も多年草花壇のことについて取り上げるので、担当課には申し訳ないなと思ったりもしております。私も決して花が嫌いなわけではなくて、むしろ好きなほうで、何とか自分のところにもきれいな花壇をつくりたいと思って多年草をいろいろ植えてみましたが、ちょっと試みは失敗しております。 ある知り合いの方から、私がまだ燃えていたときです、多年草を自分もやろうと。ボランティアにも行ってみました。だけど、令和4年、多年草の花壇の予算が800万円組まれたんです。それを見たことで懸念の意見が出されて、そのとき、私もちょっとショックを受けたんです、自分もちょっとのりのりだったもんですから。確かに800万円、3か所の花壇に800万円の費用をかけるまちづくりはどうなんだろうといって、そこからいろいろ考え始めまして、一般質問でも何回も取り上げました。前町長には、ボランティアで草むしりをしている人に対して失礼だというふうに議会でも怒られました。しかし、この800万円はボランティアの方に払われている費用ではないわけです。経費としての予算計上です。令和5年は減りました。当初予算で223万円と減額になっています。これは主に講師の委託料が減額になったものだと思われます。そのことについて蒸し返す気はありません。 先日、町民の方から、「綾町は照葉樹林だとかユネスコエコパークの町だと言いながら、公費で多額のお金をかけて花壇をつくるというのは、綾のまちづくりには必要だろうか」という意見が出されました。例えば、水田とか休耕田、休耕の土地にレンゲソウを植えて、町内のあちこちにレンゲ畑が見られたら、そのほうがよっぽど綾町らしいというお話でした。ヒマワリというお話もその中では出たんですけれども、私はやっぱり、春の田植えの前の一定期間ではありますけれども、綾町の町中にレンゲの花が咲くというのはありだなというふうに思いました。すき込めば緑肥にもなりますし、うまくいくと翌年も植えずに花が咲きます。多少の追加の種まきは必要かもしれませんけれども、こういったまちづくりに関心のある方の町民の声は大事だと思いますし、有機農業にもプラスになるのではないかと思う提案だと思って、今回通告をいたしました。よろしくお願いします。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 多年草につきましては、橋本議員おっしゃったとおり、令和4年までは講師料が約250万円から300万円弱、支払われております。令和5年度予算では講師委託料並びに庭園整備費というのは計上されておりません。多年草についてはそういうことになっております。 また、花づくり、綾町の場合は花いっぱい運動というのをずっとやってきているわけであります。どういう花をどういうふうに植えていくのかというのは、それぞれのご意見があろうかと思います。私もこの綾町に戻ってきたときに、綾町でいろんなところに花が咲いているというところはやっぱり何かいいなと思っております。したがいまして、何をどういうふうに植えていくのか、また、その苗をどうするのかを含めて、今後検討してまいりたいと思っております。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 昔、皆さんの家庭で花壇をつくってくださいということで、花の種とか、野菜の種とか、役場のほうから配布された時代もありました。そこからいろんな花のまちづくりが始まっていったんだと思います。前にもお話ししましたように、用水路に蓋かけをして、そこに花壇をつくるということもやってきました。それはそれで水利組合のほうからの問題もあったりして長くは続きませんでしたけれども、一部残っています。 花は、私の失敗もそうですけれども、花は植えるんですけれども、結局、草に負けるんです。綾町は暖かいところですから、多年草に限らず、単年性の花も、最初植えたときはきれいなんですけど、あっという間に草に覆われてしまいます。私は、もう少し行政のほうがお金をかけるんだったら、個人のお宅の庭づくりあたりにかけていただいて、綾町に行ったらいろんなお宅にきれいな花が咲いている。実際、咲いてますので。選挙で今回も4月に町内を回りましたけれども、もうどこの地区に行ってもお庭にきれいに花が時期的な問題もあって咲いておりました。 ですから、籾田町長は、草も多年草の中の一つだというふうにおっしゃいましたけれども、そこに税金をかけるのではなくて、せっかくユネスコエコパークだったり照葉樹林の綾町として、もう少し適切な花選び、花壇・花づくりをぜひとも工夫していただけたらと思っております。つくってしまった花壇を壊せなどと言うつもりは毛頭ありません。多年草ですから、植え替えをしなくていいというのが一番の魅力でしょうから、それはそれで管理をしていただくことは必要ですけれども、みんなが喜ぶ、花を見て愉快じゃない思いをするような花づくりは見直していただけたらと考えておりますが、農業と併せた花づくりの町民の提案はいかがでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) どのように農業と絡めていくかというところは、まだ今、私にアイデアがございませんので、その辺についてはまたいろいろお話を聞かせていただいて、また役場のほうでも、執行部側のほうでも検討してまいりたいと思っております。 多年草についても、本当に毎日のようにボランティアの方が来られて、手入れをされているのを見ます。また、私の知り合いにもそれに関わっていらっしゃる方もいます。いろいろな多年草については見方があるかと思います。若干、草に見えてしまうという部分もありますけれども、お花が咲けば花咲いたでまたきれいだということもありますので、どういうような形が本当にいいのか、様々なご意見を頂いてまた検討してまいりたいと思います。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 最後の6番目、民有林の伐採について通告をいたしました。これも町民の方から、「またあっちの山が切られた」、「こっちの山が切られた」という声をお聞きいたします。私も経済林について多少認識はありますので、個人の所有のスギ山、ヒノキ山は、伐期が来れば切って、また植林をして更新していくのが経済林の役割なんだというお話も、そういうご意見の方にはさせていただいてきました。ただ、先ほど申し上げました照葉樹林の町だということで、木を切られることには多少、ほかの自治体の住民の方よりは敏感なのかもしれません。また、今、山の木の切り方が昔と違いまして、山に重機が入って林道を要するに削って造るというようなやり方、そこは私は詳しくありませんが、子どものときに集材機を使って木を切るというのは親戚がやっておりましたので見ておりました。そういうこともあって、山の荒廃という形のイメージにつながっていく方がいらっしゃると思っています。 綾町では起きていないというふうに言われておりますけれども、国富町は盗伐もありまして、そのことで裁判もされたりいたしましたので、それはひどい山の荒れようだということで、写真も見せていただいたこともあります。 民有林の伐採について、森林組合が伐採をすれば、大方、植林についてはされているというふうに聞いておりますけれども、民有林を民間業者が伐採した場合であっても、自治体として植林の指導とかというのはされているのかどうか伺いたいと思います。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) まず、民有林の定義から申し上げたいと思います。 民有林とは、国有林以外の森林というふうに定義をされております。したがいまして、県有林、町有林、そして私有林というのが含まれます。 私有林の伐採及び伐採後の流れについて説明をいたします。 私有林を林業者等が伐採する場合は、森林所有者もしくは伐採事業者から施業開始の30日から90日前の期間内に、町に対して伐採届が提出されます。町は、届出を受理した後、土地改良区、教育委員会、土木事務所、森林組合に、それぞれが管轄する施設等への影響がないかを照会します。あわせて、保有林の有無、伐採後の利用計画、綾町森林整備計画に基づくゾーニング等の確認を行います。経営林として有効と認められるゾーンにある林地については、伐採事業者に対して伐採後の植林をお願いをしております。これらの確認作業を経て、町長名で適合通知書を発出しております。あくまで届出であるため、許可ではありません。 令和4年度の伐採件数は43件、約25ヘクタールの伐採がありました。そのうち、再造林された面積が18ヘクタール、再造林率は73%となっています。 次に、届出を受理した後の伐採パトロールについてですけれども、宮崎中央森林組合、県中部農林振興局、高岡警察署の協力の下、年に二、三回の頻度で伐採届を受理した町内私有林のパトロールを行い、施業状況の確認や労働安全体制の確認等を行っております。施業や対策に不備のある業者に対しては、適宜、現地立会いを依頼し、改善をお願いをしているということでございます。 また、盗伐、誤伐等が疑われる場合は、県や関係機関等と協議して、ほかの市町村へも情報共有を行っております。 私有林の伐採についてはこのような対応をしておりますけれども、今後におきましても、自然環境、住民環境に配慮した適切な伐採が行われるよう、林業者及び関係機関と連携を図ってまいりたいと考えております。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 今、答弁いただきましたが、再造林ということが植林を意味するのかなと思っているんですけれども、パトロールもされて、届出なので許可制ではないとおっしゃったのがここら辺なのかなと思うんですけれども、残りの27%については、パトロールしたり、現地立会いで改善を求めても改善されなかったという数というふうに、イコールにしてよろしいですか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 指導等は行っているかと思いますので、それが実現できていないというのも含めてのパーセンテージというふうにお考えいただければと思います。 ○議長(松浦光宏君) 農林振興課長。 ◎農林振興課長(入田賢一君) 植林等の再造林がされない主な理由につきまして補足をしたいと思っております。 再造林につきましては、森林所有者の意向が大きな理由というところになっておりますけれども、再造林しない理由につきましては、一つは費用の問題、それから植林後の管理の問題等が挙がっております。また、伐採届出のうち、伐採後の活用として、転用目的で伐採するケースもありますので、そういった場合は再造林されないことがあります。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 担当課長で結構ですけれども、今、転用のお話を聞いたら、なるほどというふうに思いました。じゃあ、綾町の27%は、今挙げていただいた理由のどれに当たるかということは確認されているというふうに思ってよろしいですか。 ○議長(松浦光宏君) 農林振興課長。 ◎農林振興課長(入田賢一君) 今、具体的な数字については、今手持ちにありませんけれども、一件一件どういう目的で伐採がされるというのは届出を受けておりますので、こちらのほうで把握はしております。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) もし担当課がご存じだったらお答えいただきたいんですけれども、管理というところでいうと、非常に私もどういうことがあるのかよく分かりませんが、植林の費用というのは、すみません、どういうふうに計算していいのか私もよく分からないんですけれども、面積に対してどのぐらいの苗でどのぐらいというのはご存じだったらご答弁ください。ご存じなければ、ないというふうに言ってください。 ○議長(松浦光宏君) 農林振興課長。 ◎農林振興課長(入田賢一君) 今、分かりませんので、また委員会等で報告させていただきたいと思います。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) これは、例えば、森林組合が伐採を請け負ったときには、もっと民間業者の方よりは指導が強くできるという、関係性についてはいかがでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 農林振興課長。 ◎農林振興課長(入田賢一君) 森林組合が伐採するケースのほうが植林率が高いというのは事実であるかというふうに思っております。 伐採後の植林につきましては、森林経営計画に位置づけをされれば、植林に対しての補助金が出ます。率としては6割から7割ぐらい出ております。森林経営計画に位置づけられるかというのは、森林組合の組合員の方が申請できるものとなっておりまして、この申請をすればこういう補助金は受けられるんですけれども、その申請をされない方もいらっしゃったりするというのが現状としてあります。 以上です。 ○議長(松浦光宏君) 町長。
    ◎町長(松本俊二君) 町長になって、先日、県の方と話をしたときに、実際にこういう森林組合に基本的にはほとんど集中しているというのが現状であります。したがいまして、かなり集中してしまって少し時間がかかっているというようなことと、それから、あまりに集中して、個人のいわゆる伐採をやっている方々から若干クレームが来ているというような話も聞いております。そういうところのバランスをきちっと取りながら、決して森林組合が、もちろん森林組合がやったほうがいわゆる植林率は増えるわけですし、そこは確実にやっていただかねば困るということになるわけですけれども、ただ、そういうような状況があるので、少しそういうところも考えていく必要があるというふうに、県の担当課長はおっしゃっておりました。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 今、非常に私が知らないいろんな問題もあるんだなと認識いたしました。町内も山の管理をされている業者さんが3者あるというふうにお聞きしておりましたけれども、最近、若い方が独立をされたということで、4業者になったということをお聞きしております。ですから、その4業者の方々の生活圏を脅かすような森林組合では、森林組合は一定、税金も投入されているでしょうから、そこの関係性は良好になるように図っていただかなければならないと思っております。 ただ、一方では、植林の問題がありますので、綾町のように、山に経済的に依存しているかどうかは別問題として、山を持っていることを綾町の誇りだったりPRに使っているわけですから、先ほど課長が答弁された六、七割の補助が町によって民間の事業者にもできないのかというところは検討すべきことではないかというふうに、今、答弁を聞いて思いました。いかがでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 農林振興課長。 ◎農林振興課長(入田賢一君) 先ほど、町長の答弁とも重複いたしますけれども、綾町は照葉樹林の町でもありますので、適切な林業経営、また、保全が行っていけるように、そういった補助等の事業も今後検討していきたいというふうに思っております。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 最後にしたいと思っておりますが、今回、町民の方が、山を切られたことで懸念して私のところにご意見を寄せていただいた方は、尾堂橋の正面のほうの山の伐採のときでした。それまでも何回もあるんですけれども。その後、私も、現場に行ってみるといっても中に入ったわけではありませんが、車で近くまで行って降りて見ましたら、山肌に白い植物性のものなのでしょうか、張りつけてあったりしております。近くにおうちがあるということで町民の方も心配されている方もいらっしゃいますので、尾堂橋向かいの山林伐採の状況について、担当課にもし説明をお願いできたらと思います。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 尾堂橋の北側については、さきの台風14号の影響によって、いわゆる土砂崩れ・崩土が発生しております。その下に住居があるということから、今現在、復旧工事を行っているところであります。工法は、植生マット及び暗渠排水工としております。 次に、スギの伐採なんですけれども、この土砂崩れが原因で倒木したもの、また、工事に影響のある箇所での最低限の伐採は行っておりますけれども、それ以外の部分は民地となっており、適齢期に達していたため、所有者の方が伐採されたものであります。 以上です。 ○議長(松浦光宏君) ほかにありませんか。関連質問はありませんか。(なし) ○議長(松浦光宏君) 橋本議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(松浦光宏君) ここで暫時休憩いたします。(休憩午前10時42分)………………………………………………………………………………(再開午前10時54分) ○議長(松浦光宏君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 興梠議員の一般質問を許可いたします。 ◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。 ○議長(松浦光宏君) 興梠議員。 ◆議員(興梠智一君) 事前の通告に従いまして質問させていただきます。よろしくお願いいたします。 質問事項その1、町の財政推移についてなんですが、前田町政の1990年から2019年までの29年間、通告書では1999年になっていますが、訂正させていただきます。籾田町政4年での財政推移についての見解を伺いたいと思います。特にふるさと納税が2008年に始まり、2015年には13億円の納税額がありましたが、2019年に3億円にまで落ち込みました。財政調整基金も減少に転じます。それ以降での変化、財政及び町政全体をどう分析、評価しているのかお尋ねします。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) それではまず綾町の財政推移につきまして答弁を申し上げます。既に興梠議員は先般、JIAMの研修で、恐らくデータは見ていらっしゃるかと思いますので、その他、新人の方もいらっしゃいますので、簡単にその辺の推移を説明いたします。まず、予算編成時の収入不足の補てんや財政支障の改善措置として、繰入れが可能な、町の主要な基金であります財政調整基金、減債基金、公共施設等整備基金の約30年間の推移につきましては、3つの基金の総額が当初、約9億円前後で推移しておりました。令和元年には4億円台まで減少し、その後は増加に転じて、令和4年度末では、8億円台となっております。 主要基金が積増しになった主要な要因については、3つほど考えられると思われます。1つ目は、令和2年度及び令和3年度におきましては、普通交付税が合計で約3億円の増額交付となっていることが上げられます。 2つ目は、この3年間はコロナ禍の影響を受けまして、予算計上しておりました各種事務事業や行事、イベント等が中止になって、かなりの額の不用額が発生したということです。 3つ目は、各種事業やイベント、補助金等の見直しによる経常経費の削減効果が上げられます。これらが相まって基金の積み増しが可能になったのではないかと考えております。ふるさと納税につきましては、平成25年度から急増して、平成27年度の13億円台をピークに減少傾向に転じ、令和元年度には3億円台まで落ち込みましたが、その後徐々に増加して、令和4年度には6億円となっております。この13億円になったときには、確か全国で1位だったというふうに。私も東京にいるころでしたけれども、すごいなと思っておりました。 綾町の財政状況の評価と今後の見通しについてですけれども、主要基金の残高が減少傾向にあったものが、従来のレベルになったこと自体は評価をしております。しかしながら、その改善の内容が適切であったのか否かは検証する必要があると考えております。また、基金残高に対する考え方についても、いま一度整理し明確にする必要があると考えております。 私としては、貯蓄の増減に一喜一憂するよりも、人件費や扶助費、公債費等の固定経費、いわゆる経常的経費が町税や交付税等の安定した収入で十分賄われ、なおかつ、投資的事業や緊急的な事案が起こった際に、適時的確な財政出場に対応できる、そういう財政基盤の確立というのが重要なポイントであろうと考えております。また、ふるさと納税につきましては、貴重な財源でありますので、今後も寄附の獲得に向けて取り組んでまいりたいと考えておりますが、ふるさと納税寄附金は決して安定的な収入というふうには考えておりません。そういうことを念頭に置いた運用を心がける必要があると考えております。 今回6月の肉付け後の予算についても、ふるさと納税を財源としている固定経費が約2億円を超えております。これはコロナ禍で、町民の生活環境が厳しい状況にあったからこそ、やっておくべきだったことが含まれております。 次年度の予算編成に向けて、早急に事務事業の棚卸しを実施した上で、徹底した効率化を図るとともに、事業の再構築を進めてまいります。加えて、国県の補助事業の導入や有利な起債の活用、使用料等の受益者負担の適正化等による財源確保にも努めてまいりたいと考えております。 私が自治体の財政運営において大切だというふうに考えているのは、町民の福祉向上のために生きたお金を使うことであり、やみくもに削減したり、基金残高を積み増すことではないと考えております。 もちろん、やみくもな支出は厳に慎むことは当然だというふうに考えております。結果として、町民の生活に大きな影響を及ぼすことのないよう、バランスを考えた財政運営をしてまいります。 いずれにしましても、今後の財政運営においては、本町の歳入のキャパシティをしっかりと把握して、その中で、町民の皆様方に最善の行政サービスを持続的に提供できる体制を整えていかなければならないと考えております。 以上です。 ◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。 ○議長(松浦光宏君) 興梠議員。 ◆議員(興梠智一君) 今、町長の答弁で生きたお金を使いたいというふうにおっしゃっていただいたので、それは全く私も賛同するところであります。ちょっとお尋ねしたいんですけれども、ふるさと納税が13億円から3億円に減じたときに、前田町政のときに、私の認識では、ふるさと納税によって人件費を増やし過ぎたと、そのことによって財政がひっ迫したというふうな理解が一部あるんですけど、それについてはいかがでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 人件費に偏った話ではないかというふうに私は認識をしております。 ◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。 ○議長(松浦光宏君) 興梠議員。 ◆議員(興梠智一君) 人件費だけではないと思うんですが、それが多分大きくて、ふるさと納税が減額になったときに、一般予算というか、それを圧迫したんじゃないかなというふうに考えていますが、いかがでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 私が議員になる前に傍聴したときに、その話題が議会で持ち上がっておりました。経常的な経費をいくらか、このふるさと納税サポート基金のほうから出していたということは確かに事実であります。その後、それが是正されたということで、ただ完全に是正されているということでもないと思っていますので、それについては今後もきちんと精査をして、やっていきたいと。ただし、ふるさと納税の分を絶対に使ってはいけないということではなくて、その使い方というのをきちんと説明がつくように、また寄附者の方に納得がいただけるような、そういう使い方をしていくということが大事かというふうに思います。 以上です。 ◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。 ○議長(松浦光宏君) 興梠議員。 ◆議員(興梠智一君) たしか、商工会青年部が主催した町長選前の候補者の声を聞く会、あのときに町長が財政調整基金が5億円程度が妥当だと、それは専門家がそういうふうに話しているというお話だったと思うんですけど、この専門家というのは具体的にどの方で、どういう根拠でそういうふうな金額が出たのか教えていただきたいと思います。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) すみません、名前は覚えておりませんけれども、同じくJIAMの研修でそういう話を受けました。2回ほど、町の財政について研修に私も行かせていただいております。GPと言っておりますけれども。そのときに、昔の考え方は、例えばいろんなインフラ整備をするために、いわゆる企業でいう内部留保的な形でどんどん溜め込んでいくというようなことがなされていました。現在は、標準財政規模の2割というのが基本的な考え方でありますということでした。今の綾町の標準財政規模というのは皆さん議員ですからご存じかと思いますけれども、それからすると、昨年度からすると、大体5億4,000万円ということになるわけです。そういうような考え方を2人の有識者、いわゆる経済学の教授、行政学に詳しい先生から聞いております。 以上です。 ◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。 ○議長(松浦光宏君) 興梠議員。 ◆議員(興梠智一君) 財調に関しては、県内で何番目とか、そういう判断というか、私も適切じゃないというふうに考えておりまして、だったら綾町独自での短期、中長期含めた試算を行うべきではないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) もちろんいろいろな政策がありますので、それに応じてということはありますけれども、その中で、その年度で何をやっていかなければいけないのか、またそれに応じて財政調整基金の増減ということを考えるというよりも、やはり基本的にはその金額があればいいということなので、基本的に行政の役割とすれば、集めたお金については、町民に還元するというのが大原則でありますので、この財政調整基金の金額云々というのは、1つのベースであって、それに固執するということは私は考えていません。 以上です。 ◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。 ○議長(松浦光宏君) 興梠議員。 ◆議員(興梠智一君) ぜひ生きたお金の使い方をお願いしたいと思います。 次の質問に移りたいと思います。質問事項その2ですが、少子化高齢化対策についてお尋ねします。先の財政予算に質問を踏まえて、4月8日の商工会青年部主催で開催された「声を聞く会」で、少子化等教育対策についての質問に対して町長は、兵庫県明石市を例に出されたと思います。前泉房穂市長は徹底した事業、人員整理から異次元の子育て支援を実行されました。それについての見解をお聞かせください。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 自治体によって様々な事情が異なりますので、前泉市長の考え方は基本的には正しいと私は思っております。ただ、ほかの自治体の施策を今評価するということは適切ではないと考えております。ただ、2010年からの11年で、児童福祉予算を125億円から297億円、約2.4倍増やして5つの無料化を実現したということは、本当に評価できると思っています。綾町としては、綾町の財政状況に加えて、出産とか子育ての現状を十分把握した上で、バランスの取れた適切な施策を講じてまいりたいと考えております。 以上です。 ◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。 ○議長(松浦光宏君) 興梠議員。 ◆議員(興梠智一君) もちろん財政規模が全然違いますので、一緒には考えられないと思いますが、例えば、町のホームページを見てもどのような子育て支援があるとか、本当に分かりにくいので、早急な改善を求めたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) すぐではないかもしれないですけど、今、指示をしているのは、様々な支援を何とか一覧表にまとめられないか、いわゆる町民に対して分かりやすくできないかということを指示しておりますので、具体的に今度それを詰めていきたいというふうに考えております。 以上です。 ◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。 ○議長(松浦光宏君) 興梠議員。 ◆議員(興梠智一君) また、令和3年度に制定された第八次綾町総合長期計画を見ると、郷土を担う人づくり、子育て教育文化分野、施策4の1、子育て支援の推進という項目がありまして、そこを見ると、就学以降については比較的施策案が多いんですけれども、それ以前の妊娠から乳幼児時期については多少弱い印象が個人的にはあります。少しずつ進んでいるようには思うんですけど、特に計画にもある相談支援体制や妊娠・出産・包括支援事業などの子育て支援サービスがいまだ手つかずの状態なんですが、今後はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) その件についても、今後十分協議をしてまいりたいということで認識を一つにしております。 以上です。 ◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。 ○議長(松浦光宏君) 興梠議員。 ◆議員(興梠智一君) 最後に前泉市長の言葉をちょっと紹介して、この質問を終わりたいと思います。支援は企業からではなく子どもから始める。子ども施策は経済施策です。子どもを本気で応援すれば市民の側からお金は回り始めます。人も集まる、まちがにぎわう。子どもに優しいまちはみんなに優しいまちになる。子どもたちはまちの将来を担うので、結果としてみんなを支える。みんなが暮らしやすいまちとなるのです。 次の質問に参りたいと思います。質問事項その3ですが、綾らしさという言葉が、町長がよく言われていたと思うんですが、その町長の考える綾らしさについて、いま一度お伺いしたいと思います。先の町長選での選挙チラシ等で、綾らしさの強化・進化、本物の綾を取り戻すというふうに主張されていました。今までは本物の綾ではなかったんでしょうかということと、その中で、全国の先駆けとなった有機農業、日本有数の照葉樹林の森、3人の現代の名工を排出した工芸、全国から注目される自治公民館制度、スポーツランド綾を挙げられていました。これが綾の特色であるということは私にも異論はないんですが、この5つの特色、町外の方に綾を紹介するとき、どういう町かというときに、大体これが出てくると思うんですが、その根幹となったものは何かということについて、町長のお考えをお聞きしたいのですが、所信表明で綾町の原点についても述べられています。本物を誠実に追求する姿勢、常に時代の先を行く気概、この結論をどのような考えでその結論に至ったのかをお教えください。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) どのような考えに基づいてというか、これは綾町の原点であるわけですので、これは恐らく皆さんが考えていることだというふうに私は認識をしております。そうやってこの綾町というのは発展をしてまいりました。言葉、これが適切かどうかは分かりませんけれども、夜逃げの町と言われた綾町が、私はずっと高校を卒業して大学以降、綾町を離れておりました。綾町から離れている中で、非常に綾町というのがどんどん発展をして、そして全国に名前が知れ渡った。ひいては世界まで広まったということで、それの原点というのは、この本物を誠実に追求する姿勢、本物とは人を裏切らないというところに集約されるかというふうに思います。そういう精神がこの綾町には脈々と続いてきたということだと思います。また、常に時代の先を行くということで、これは興梠議員もよくご存じかと思いますけれども、常に今のそれこそ、いわゆるエコパークの前からMAB(ユネスコMAB計画)というのがあるわけですから、そういうこともそれ以前のときからこの照葉樹林を守るというような、そういう考え方に基づいてやってきた。それから一坪栽園から始まったこの有機農業もそうですし、それから自治公民館制度、確かに最初はお金がなかったから、何か無理やりつくったというような裏話もありますけれども、でもそれを脈々と今まで続けてきている。そういうところが今の綾らしさということになっているわけです。そういう歴史がきちんとあって、今があるということなんです。これが本物じゃなかったのかということではなくて、それが徐々に形を変えてしまっているんじゃないかという懸念は持っています。自治公民館制度にしても同じです。もう少しやはり、もう一度元に戻って、何のために自治公民館制度をつくったのか、そして何のために照葉樹林を守ったのか、そういうきちんとした目的というものにもう一度立ち返ってやるということが、この綾らしさを光り輝かせるということにつながっていくというふうに思っています。したがいまして、そういう歴史というものもしっかりとこの綾町に住んでいる以上は、皆さんに伝えていく必要があると思っています。 議員のときに、今いらっしゃる方、それからもう辞められた方も含めて、公民館の役員会にお邪魔をして、コロナもあって、15地区しかできませんでしたけれども、意見交換会を実施いたしました。その中で必ず自治公民館の在り方、加入率の低下であったり、そういうような話が必ず出てきました。そこで公民館長がおっしゃっているのは、やはり自治公民館制度の歴史を知らない人が増えてきたということをおっしゃっていました。じゃあどうやってその歴史を伝えていくんだという、そういう各論というのを今後しっかり、公民館長会でも考えていきますし、それから役場としてもきちんとそれらの辺は考えて伝えていかなければいけないというふうに思っています。したがってスポーツランド綾についても、スポーツランド宮崎の前からスポーツランド綾というのをスローガンにして、様々なサッカーを初めとしたスポーツを呼び込んで、スポーツ合宿のまちにもなりましたし、そういうような歴史をきちっと踏まえた上で、それから3名の現代の名工が今いらっしゃいますけれども、元々は何だったのかというところから、ひむかの村のつくりから、そういうときにどんな話があったのか、そして何でこれだけの工芸家の人たちが綾に来ているのか。でも今の工芸家の集まりの中で、そこを認識をして今後どうしていくかというところの議論というのは、まだ十分ではないというふうに思っていますので、工芸家の方々ともしっかりと話をして、そういうことを進めていきたいなというふうに思っています。それがこの綾らしさの強化、進化ということにつながっているというふうに思っています。 以上です。 ◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。 ○議長(松浦光宏君) 興梠議員。 ◆議員(興梠智一君) いま町長がおっしゃられた懸念について、私も常々、私は綾の生まれの人間ではないんですけれども、25年商工会青年部理事会だとか、工芸コミュニティ等々で、まちづくりに微力ながら参加させていただいた上で、綾の原点からどうなのかなという懸念は私も持っております。それが町長の言われる懸念と同じかどうかは、今後また議論を深めさせていただきたいと思うんですが、私がその活動の中で、綾らしさって何だろう、本当に他ではない綾だけのものって何だろうかなと考えた結果は、森が中心にあるのは間違いないんですけど、森があることではなくて、森を守ったことではないかなというふうな結論に至っております。森を守ったことこそが、町外から高い評価を得る。それが一番大きな綾らしさではないかなと。森を守ったという考え、行動を基本に、根本に据えて、まちづくりを行っていくべきじゃないかなというふうに考えております。 綾町憲章に自然生態系を生かし育てる町にしようとあります。環境問題とは実は経済問題です。私たちの行き過ぎた経済活動の結果、自然を殺してしまったということなんですけれども、なぜ行き過ぎてしまうのか、根本的に考える必要があると思うんですが、町長はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) テーマが大き過ぎて、ここで議論するレベルではないと私は思っております。今、興梠議員がおっしゃることも1つの考え方だというふうに思っている。これ以上でもないし以下でもないということです。 あと、森を守ることというのは、確かにこれは一つの現象だと思っております。その基になるものがやはり、郷田町長が唱えられた本物という、そこに原点があるわけなんです。そこがあるから森を守るということになるわけで、森を守ることが元々の原点ではないわけで、そこはぜひご理解をいただきたいと思っています。 以上です。 ◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。 ○議長(松浦光宏君) 興梠議員。 ◆議員(興梠智一君) 森を守ることで、私が言いたかったのは、森を守ったことなんです。国有林の伐採計画があって、目の前のお金ではなくて、森を守ることでまちづくりに結びつけていったという、その考え方が根本にあるんじゃないかと、綾のまちづくりにおいてですね。そのように考えておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 森を守るという経緯については、継松さんですね、南麓に、私の自宅の近くにいらっしゃいますけれども、9時間にわたっていろいろ歴史の話をさせていただきました。お聞きしました。いろんなことがあって、それを守ったということなんですけれども、守ったことがではなくて、元々にある、郷田町長の、いわゆる思想ですよね。そこが一番大事なわけであって、そこに本物と。そのときもそうですけれども、健康、環境はやっぱり人間の体につながっていく。それから野菜、一坪菜園から今のほんものセンターができ、そして有機農業というふうにつながっていったわけですので、そこが原点だということを忘れると、それ以降の現象に目をとらわれると、私は間違ってしまうというふうに思っていますので、そこのマインドの原点については絶対に、綾町は忘れてはいけないと思っています。ただ、様々なことをいろいろやっていくというのはですね、その時代時代に合わせて変えていく必要があると思います。それは方法論ですので、そこはぜひご理解をいただければと思います。 以上です。 ◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。 ○議長(松浦光宏君) 興梠議員。 ◆議員(興梠智一君) このテーマをすることは本当に大きな話になりますので、今後こういう質問を通じて町長と議論を深めていければと思います。 最後に、町長、町民の方、執行部の方にも認識していただきたいことがあります。1966年(昭和41年)に秋山眞和さんが綾つむぎの工房を綾に構えられました。当時、秋山さんのところに当時の文化人が集うようになるわけです。そこに当時の郷田町長が加わるようになりまして、様々な薫陶を受け、それが翌年の国有林の伐採計画の反対につながったというふうにお聞きしております。 世界を見ると、1962年に「沈黙の春」というレイチェル・カーソンという方が書いた本がベストセラーになって、世界的に環境問題ということに注目されるようになるわけですが、それから数年後に綾ではそういう活動が行われたと。ユネスコのエコパークMAB計画が1971年ですから、それより先んじていたと。それは町長が言われたように、時代の先を行くということであったと思います。それから、自然生態系農業の基になった一坪栽園運動も1969年から始まっており、自然生態系農業の推進に関する条例の制定は1988年です。時系列で言えば、綾は手作り工芸から始まったと言っても過言ではないかと思います。 次の質問に移りたいと思います。 質問その4、綾川荘奥座敷及び合宿センターの今後の計画についてお尋ねいたします。6月の定例議会で、日高議員も質問されていましたが、改めて今後具体的な計画があるのかお伺いいたします。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 宿泊施設の今後の具体的な計画につきましては、ご存じのとおり、今年度は必要な修繕として、玄丹屋敷の茅葺き屋根の葺き替え改修、それから合宿センターの屋根の防水改修工事を予定しております。このように施設において必要な修繕、改修は行いながら、指定管理業者の任期が今年度末で満了を迎えることから、近いうちに指定管理者の公募を行う予定であります。 いずれにしても、今までのままでよいということは決して考えておりません。施設の有効活用を含めて、もっと改善が必要だと考えております。今後も多くの方々の意見をお伺いしながら、必要な財源の確保に加えて、施設の有効活用を含めた運営方法について、協議、検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。 ○議長(松浦光宏君) 興梠議員。 ◆議員(興梠智一君) 私からも一つ提案をさせていただきたいと思います。 フィンランドにネウボラという制度があります。ネウボラというのはフィンランド語で相談という意味らしいんですが、これは言わば子育てのための包括支援センターのようなもので、できるだけ同じネウボラ保健師、これは助産師と保健師の専門職の方だそうですけれども、妊娠時点から定期的に対話を重ね、子ども家族との信頼を築き、個別の子ども家族への的確な支援のために必要に応じて、専門職、多機関、医療子どもデイケア、学校等のコーディネート役となるものだそうです。この保健師さん、ネウボラおばさんと言うらしいんですけれど、あらゆる所得、経済、階層の子ども家族にとって身近な存在であり、多様な家族に対応できるよう専門教育を受けた専門職だそうです。ひるがえって我が国ではどうかと言いますと、2016年の母子保健法の改正を受けて、2017年4月から子育て世代包括支援センターの設置が全国府町村の努力義務となっております。これが、先ほど言いましたネウボラを参考にしたものだそうです。綾町では未設置です。現状、保健センターと1名の子ども家庭支援が相談を受けているというふうにお聞きしております。これでは全く十分ではないと思います。少子化対策や若者移住促進の面でも、さっきの対策は必要だと思います。宮崎市では既に設置されており、専門知識を持つ母子保健コーディネーターが置かれております。 加えて、2019年にこの母子保健法の一部を改正する法案──これは通称産後ケア法案というらしいですが──が成立しております。本法により、生後1年以内の母子を対象とする産後ケア事業の実施が、2021年4月1日から市町村の努力義務となり、産後ケア事業に係る整備費において補助率3分の2が出ます。これは妊娠・出産・包括支援事業ですね。令和5年度当初予算で75.3億円計上されております。産前産後サポート事業、産後ケア事業の実施場所の整備の推進、これには修繕も含まれます。20床までの産後ケア施設が、医療機関等への併設も可能となっております。これらの産後ケア事業が全国に普及し、母子愛着形成、少子化対策、虐待予防などに資する機能を発揮していくことが期待されております。綾町では、宮崎市内の助産院への短期滞在型の宿泊費の助成のみとなっております。 この話と綾川荘がどう結びつくのかというと、現在、東京や大阪の都市圏では、産前産後ケアサポートのための長期滞在型ホテルが話題となっております。例えば、産前3か月、産後3か月、長期にわたって滞在していただく。加えて家族の宿泊も見込める。ここまでは、今言ったホテルと従来どおりなんですけれども、加えて出産もできるとなれば、必ず都市圏からの需要が見込めるのではないかと思います。イメージとしては、リゾート型産前産後ケアサポートホテル機能を備えた助産院、綾らしさでいうと、自然分娩とか母乳育児とかも推奨してもいいのかなと思います。そのほうがもちろん、ニッチな層にアピールできるのではないかなと。もちろん、町民に対しての出産・子育て支援の拠点ともなり得ますし、東諸県郡内では、助産院はもちろん産婦人科もない現状ですから、本来あってもいいんじゃないかと思います。国富町、宮崎市との連携も視野に入れてもいいのではないでしょうか。何といっても、自然生態系農産物がふんだんにあり、ホルモン剤や薬剤が使用されていないジビエ肉も比較的手に入りやすく、安心安全な食事が提供できることは、大きなアピールポイントです。特に母乳育児にとっては、これは非常に大きなアピールポイントだと思います。自然に恵まれ、精神的にも肉体的にも安定し、リフレッシュできる環境であることは、都会の方たちには大きくアピールできると考えられます。 それだけではなくて、長期滞在の結果、移住促進にもつながるのではないかと思われます。また、この事業によって雇用が見込めることはもちろんなんですけど、収益事業にすることによって人件費が確保できます。予算の心配があれば、公的なクラウンドファンディングともいえるふるさと納税を活用してもいいのではないでしょうか。これはなかなか大変な計画だと思いますので、プロジェクトなり検討委員会など立ち上げて、二、三年かけて検討してみてはいかがでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) ご提案ありがとうございます。私も勉強不足で、それは存じ上げませんでした。いろいろ勉強した上で、どういうふうなことができるのかというのを検討してみたいと思っております。 以上です。 ◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。 ○議長(松浦光宏君) 興梠議員。 ◆議員(興梠智一君) ありがとうございます。では、次の質問に移りたいと思います。 質問その5、新型コロナワクチン接種後後遺症に対するケアについての見解を伺います。 COVID─19──これは新型コロナです──に対するメッセンジャーRNAワクチンの接種が、2021年から2022年の16か月で、国内で3億回、2023年7月4日時点で、国内で4億回を超えて接種されてきていますが、接種後の副反応、後遺症が3万6,000件以上、死亡に至っては2,000件の報告がなされております。今後、認定者数というのは、まだ確定していない方たちもいらっしゃいますので、今後さらに増える可能性があります。町内でのワクチン後遺症の申請件数は1件とお聞きしておりますが、その他、この件に関して、町として調査する予定はあるのでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) ワクチン接種後の副反応に関する相談窓口は、厚生労働省の電話窓口相談及び、宮崎県のコロナワクチン副反応相談センターとなっております。このため、町として調査する予定というのは、現在のところございません。なお、現在2件目の医療費請求が8月に申請されたところであります。今後は、綾町予防接種健康被害調査委員会を開催し、委員の医師に書類の確認をしていただいた後に、県を通じて国へ申請していく流れとなります。 現在、国へ申請してから救済認定の結果が市町村に戻ってくるまでに、1年から1年半程度かかっていると、県から聞いております。昨年4月に国へ申請しました1件目、先ほど興梠議員が言われた1件目の方については、まだ結果は戻ってきておらないと、そういう状況であります。 以上です。 ◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。 ○議長(松浦光宏君) 興梠議員。 ◆議員(興梠智一君) 宮崎県内で言えば、8月30日時点で申請が62件、認定24件、うち死亡申請5件で認定1件となっております。これらの認定数なんですが、事前に通告書とともに資料を執行部のほうには渡しておりますので、それをご参照いただきたいですが、例えばインフルエンザワクチンと比較した場合、接種期間がインフルエンザワクチンで2015年から2020年の5年間で、接種回数が2億6,248万回、コロナワクチンは2021年から2022年の16か月間で、2億8,274万回です。副反応報告がインフルエンザワクチンの場合1,967回、コロナワクチンの場合は3万4,120回と桁違いの数字になっております。死亡報告もインフルエンザワクチンで35回、コロナワクチンで1,761回と報告されております。 超過死亡という言葉がありますが、超過死亡とは、例年であれば、この時期はこのぐらいの死亡者数という数字があるのですが、それと比べて多いのか少ないのかというのが超過死亡ですが、2020年の超過死亡が戦後最大となっています。東日本大震災の2011年は3倍だそうです。2023年の1月はさらに増えております。このワクチンの最も大きな問題は、治験が不十分であって、そもそもの設計に無理があることです。ここに至ってワクチンの免疫障害、抗体による液性免疫は強化するんですが、同時に細胞性免疫を阻害し、結果的に免疫不全を起こしているということが、東京理科大村上康文名誉教授によって言われております。 今年の6月14日には、国会でも原口一博衆議院議員によって、新型コロナウイルス感染症に関わる予防接種により健康被害の救済等に関わる措置に関する法律案が提出されております。 先日9月7日には、厚生労働省でワクチン問題研究所発足の記者会見があり、研究会は、接種後の不調をワクチン接種後症候群と定義、代表理事に就いた医師の福島雅典京都大名誉教授は、多くの人が接種後の不調に苦しむ事実を国だけでなく国民一人一人も直視すべきだ。研究で医学的、科学的な証拠を積み上げ、患者の救済につなげたいと極めて強い口調で述べられました。研究会によると、予防接種法に基づき、厚生労働省の専門部会に届いたコロナワクチンの副反応報告は、4月30日までで計3万6,457人、うち死亡が2,076人に上るそうです。福島代表理事は、国民のほとんどが接種済みで、報告数は氷山の一角と見るべきだ。症候群の実態を集め、患者に適切な医療が届くよう正面から取り組みたいと語っております。その研究会ですが、当事者の治療などにあたる医師680人ら、約1,500人の医療従事者でつくる全国有志医師の会、藤沢明徳代表が母体となっております。 また、福島代表は、このようにも記者会見で語っております。これは深刻に医師として、また科学者として、とてつもない危機に直面している。あるいは危機が始まっているんです。そして何よりもマスコミが聞いてくれない。聞いてくれていればこんなことはならなかったはずだと。知る権利がとことん踏みにじられている。これは憲法で保障されている幸福追求権、生存権を正面から無視し続けているという政府の態度ですよ。絶対に許せないと思います。これを深刻に受け止めて、真剣に対峙しないといけないと思っているわけです。これは薬害じゃないんですよ。全く不完全な薬でもないものをばらまいて、あえて言いましょう、殺人ですよ。虐殺が起きたとも言ってもいい。これは生物兵器によるホロコーストに近いんじゃないんですかと。極めて中途半端ないい加減のものが世の中に出回ったんですよ。何兆円も使ってですよ。医学の放棄、医療の放棄、サイエンスの放棄じゃないですか。この国を駄目な国にしてはならない。それは事実を事実として認めることです。見ざる言わざる聞かざるは、人間性の放棄じゃないですか。だから事実を事実として訴えても知らんぷり、報道しない。というふうにおっしゃられています。症状があっても、自己判断ができなかったり、口外しにくいという状況もあるんじゃないかと思います。特に子どもたちはなかなか言えないんじゃないでしょうか。異常な状況を踏まえて今後どのように考えていかれますか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 様々な専門家のご意見を承りましたけれども、私どもは医者でも科学者でもございません。状況については、やはり家庭であれば親がきちんと把握をして、そして医師に相談をするというのが基本だと思っています。その中で申請を上げられたものについては、綾町として適切に処理をしていく、対応していくということになるかと思います。1つだけお話をしておきますと、ある方はまたこう言っています。今回のコロナワクチン、コロナについては、日本に残念ながら感染症の専門家が極めて少ないという現状があります。なぜかというと、日本の場合は非常に衛生環境が優れている。世界においても、とにかくズバ抜けていいというような状況の中で、野口英世博士、北里柴三郎博士、お札にもなる方が過去には出ているんですけれども、それ以降は非常に衛生管理をしっかりやっているために、感染症の専門家が残念ながらそんなにたくさんいらっしゃらないという現実がありますということでした。したがって、コロナの最初の対応策の有識者会議で皆さんを集められたときに、全ての方の意見が違うというようなことがあったということで、自民党の上層部の方から聞きました。非常に驚いたということです。その中でも何とかいろいろと意見を取りまとめて、ああいう形で尾身先生に発表していただいているというような状況があります。それぞれの医師、専門家と言われる方々の考え方があるかと思いますけれども、そこは基本的に綾町でどうすることもできないので、実際に出てきたことに対して本当にしっかりと対応していくということが綾町の役目と思っております。 以上です。 ◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。 ○議長(松浦光宏君) 興梠議員。 ◆議員(興梠智一君) 私がお聞きしているのはコロナワクチンについてなんですが、コロナワクチン、メッセンジャーRNAワクチンという新しい仕組みのワクチンなんですが、これ非常に治験が不十分であることはご存じかと思いますが、特に今度9月20日から予定されていると思うんですが、XBB型対応の1価ワクチン、マウスだけの治験で導入されようとしています。非常に懸念するべきことじゃないかなと私は思っております。現状で、その(2)に移りますが、町内に該当者が2名申請でいらっしゃるということですが、これは非常にロットで大分品質が違うと。ひどい後遺症が出るロットというのが分かっております。綾ではそれが該当しないんだろうと思うんですが、いたずらに不安を煽ることは避けるべきだと思いますけど、正確な情報開示はすべきだと思います。国から指導の下、接種を始めたという経緯はあると思うんですけど、行政としての責任は当然あると思います。町民に国の予防接種、健康被害救済制度があるということをまず十分に告知すべきではないでしょうか。それについてはいかがでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) そのことについては、告知する必要はあるかと思いますけれども、その前に、やはり具合が悪くなったらきちんと病院に行くということを、まずやるべきことだと思っております。また、それを促すということも、これも行政がやるべきことだというふうに思っております。ワクチンについて、治験が不十分ではないかということについては、これは先ほど申し上げたように、医者でも科学者でもありませんので、コメントできる立場にないという考え方でございます。 以上です。 ◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。 ○議長(松浦光宏君) 興梠議員。 ◆議員(興梠智一君) 大阪府に泉大津市という市がありまして、そこの南出賢一市長は、このワクチンに対して当初から強い懸念を示されておりました。ユーチューブ等で発信をされており、泉大津市でももちろん、接種券配布だとか、接種手続を案内するんですけれども、よくよく考えて、自分で判断するようにというふうに促されております。 ちょっと変わるんですが、厚生労働省のホームページでは、厚生労働大臣が認定して、市町村により給付が行われているとあるんですが、給付金の財源の責任というのは、私個人は国にあると思うんですけれども、この財源というのは、実際に認定された場合どうなるんでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 恐らく国からくると思います。現時点ではきちんとした情報を持っておりません。 以上です。
    ◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。 ○議長(松浦光宏君) 興梠議員。 ◆議員(興梠智一君) 市町村により給付が行われるというふうに書いてあるんですが、窓口であるということの理解でよろしいでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 先ほどの流れを申し上げましたけれども、町の医師が県のほうに上げて、そこから国に上がるということです。国からのいろんなお金については、直接くる場合もありますし、県に下りてきてくる場合もあるということなので、町が最終的には出すかもしれませんけれども、もともとは国からというようなこともたくさん財政の中にはありますので、そういうような流れかと思っております。興梠議員はいろんな方々の知見のお話をされますけれども、その方はその方で恐らくそういうふうに思われているからだと思いますけれども、少なくとも私はそれを判断する、私にはそういう能力はございません。 以上です。 ◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。 ○議長(松浦光宏君) 興梠議員。 ◆議員(興梠智一君) 参考までに聞いていただきたいんですが、先ほどちょっと紹介しました、新しいワクチンなんですが、このXBB型に対応したワクチンということですけれども、既にその流行は過ぎていて、別の変異型のEG5型ですかね、これに移行しているというふうに言われておりまして、そのワクチンを打ってもあまり意味がないんじゃないかというふうに専門家では言われているところと聞いています。8月9日に第49回、厚生科学審議会予防接種ワクチン分科会において、国立感染症研究所感染症疫学センター長である鈴木基医師が、次のように発言されております。献血データでは、既に16歳以上の小児の自然感染による抗体保有率は6割、それ以下の子どもにはもっと高い確率で抗体を持っているこの状況で、小児へのワクチン接種の優先度は低いのではないかと。政府のそういう分科研究会で、多少ワクチンに対する風が変わってきているんじゃないかというふうに思います。 また、8月28日付で、小島勢二名古屋大学名誉教授がネット上で記事を発表されておりますが、2021年でワクチン接種後の死亡者数がコロナウイルスの死亡者数の2倍に達したというふうに発表されております。また、厚生労働省がワクチンを接種した場合は、心筋炎の発出がコロナに罹患した場合と比較して低下することを理由にワクチン接種を推奨していたわけですけれども、ワクチン接種後者は健康人にあるのに対してコロナに罹患した場合のリスクは、コロナ感染による入院患者を対象としており、比較の対象が不適切であると指摘したところ、説明に用いた図をホームページから削除しているという経緯があります。最近の北欧での研究では、ワクチンの接種後の心筋炎の発症率はコロナ感染後と比較して4.9倍あると報告されております。また、ブルガリアでは、2022年10月にワクチン接種をやめてからコロナ感染も止まり、死亡率も下がったことが報告されております。また、小島勢二教授はこのように記事を締められております。過去を振り返れば、ワクチン接種後の死亡事例の発生を機に、全国のワクチン接種が中断されたことが幾度かある。1975年には、3種混合ワクチン接種後に2人の乳児が死亡したことからワクチン接種が中断した。小島教授は、死亡した乳児の治療に当たった病院の小児科に勤務したことがあったので、関係者からこの件について聞く機会があったそうです。死亡した乳児は基礎疾患があり、ワクチン接種と死亡との因果関係が立証されたわけでもない。過去の日本では、2人の接種後死亡事例が発生したことで、全国のワクチン接種は中断されたが、ワクチン接種後の死亡数がコロナ感染による死亡者数を超えても立ちどまることがない現在と、どちらが望ましい対応であろうか。というふうに言われています。これは間違いなく政治の問題だと考えます。一番問題なのが、製薬会社と政府の間で決まり事がありまして、接種目的以外のワクチン利用を許可しないと約束事項があります。これはワクチン以外のものに使えないということですので、成分の検査もできないんですよ。何が入っているかわからない。食品は表示義務がありますが、このワクチンに関しては何が入っているかわからないものを体内に入れているわけです。政府主導で。そのことによって、たくさんの方が苦しんでおられる。それを私はわからないということで、何もできないということにはならないと私は思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 何もできないと言っているわけではなくて、綾町にはお医者さんがいらっしゃいます。ワクチンを接種していただいて、大変ご協力いただいた医師もいらっしゃいます。そういうところに行ってくださいと。決してワクチンは強制されているものではありません。多分、議員の中でも、もしかしたら接種をされていない方もいらっしゃるかと思います。私は4回打ちましたけれども、何ともなかったので、何ともないけれども効いているんだろうかというふうに私の主治医に聞いたところ、じゃあ抗体量を測ってみましょうということで、抗体量を測っていただいたところ、莫大な抗体量があったということで、これ以上ワクチンを打つと別の病気につながってしまうということで、接種するときには抗体量を調べてから接種するようにというアドバイスをいただきました。そういう形で、まず身近な医師に相談をするということが、この綾町でできることかと思います。様々なご意見、専門家の方がおっしゃっているというのはわかりますけれども、でもその領域に私は入れませんので、残念ながら。したがって、その辺については、綾町でできることをしっかりやっていただくということは、しっかりと伝えていく必要はあるかというふうに思っています。 以上です。 ◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。 ○議長(松浦光宏君) 興梠議員。 ◆議員(興梠智一君) 宮崎市では、コロナワクチンの特設ホームページというのがあります。コロナの特設ページじゃなくて、コロナワクチンのためだけのホームページがありまして、そこのトップに、接種の効果と副反応のリスクの両方をご理解いただいた上で、接種を受けるかどうかお考えくださいと、赤文字で表示してあります。綾町は、そのような表示も特設ページもございません。これはぜひ善処していただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 興梠議員は接種をされていらっしゃいますでしょうか。 ◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。 ○議長(松浦光宏君) 興梠議員。 ◆議員(興梠智一君) していません。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 案内文にはきちんと資料として入っております。そういう副反応のことについても記載されたものが入って、接種券が送られてきておりますので、私もそれは確認をしております。 以上です。 ◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。 ○議長(松浦光宏君) 興梠議員。 ◆議員(興梠智一君) 重ねて、いろんな手段をもって周知徹底していただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎町長(松本俊二君) 議長。町長。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) そういう形で、接種券はお送りしますので、その中でまず見ていただくと。それから、接種会場においても、そういうことが記載されたものが貼ってありましたので、そこは特に問題はないと思っております。宮崎市はネットに上げているということでございますけれども、ネットを見れる、例えば子どもであったり、それから高齢者というのは、全てではないと思っていますので、そういう形で現場に貼る。それから、必ず送られてくるものについては入っているということなので、それをご覧いただくというのが最大の策と思っております。 以上です。 ◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。 ○議長(松浦光宏君) 興梠議員。 ◆議員(興梠智一君) 先ほど、新しいワクチンについてもお話ししましたが、特に子どもに対する接種については、重々気をつけていただきたいというふうに周知徹知していただきたいとお願いして、この質問は終わりたいと思います。 次の質問に移りたいと思います。 質問その6、ユネスコエコパークについての見解を伺いたいと思います。 先の選挙において、町長の選挙チラシ、広報、いずれにもエコパークという言葉が見当たりませんでした。ユネスコエコパークとしての綾町をどう捉えているのか、今後どう取り組んでいくのかお聞かせください。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 町長選挙に関する宮日新聞の記事にエコパークの記事はあります。選挙に係る文書については、選挙広報を始め、選挙用のチラシ、講演会が作成したものや、新聞記事など様々あります。文字数や色に制限があったりするため、読みやすさ、それから見やすさを考えて、より効果的な構成や内容にしております。したがって、それぞれ掲載内容が異なるのは至極当然だというふうに考えております。例えば、選挙広報の綾らしさの強化と進化については、ユネスコエコパークの町や有機農業、自然生態系の町を始め、様々な綾ブランドを綾らしさという表現に集約しています。限られたスペースではキーワードの記載が効果的であるというふうに考えております。1つの言葉の有無に着目するのではなく、全体としての主義、主張に着目していただければと考えております。もし、興梠議員が宮日新聞を講読していないとか、記事を読んでいなかったのであれば、ぜひ、宮崎日日新聞の購読をお勧めしたいと思っております。地元紙である宮日新聞は、全国紙に比べると、宮崎県や各自治体に関する記事が圧倒的に多いです。地方議員としての必要かつ貴重な情報源ですので、議員活動にも必ずプラスになると考えます。もちろん、宮崎日日新聞以外の新聞を読むことも否定するものはありませんけれども、地方議員であれば、せめて地元紙は読んでほしいと思っております。 次にユネスコエコパークへの取り組みについてですけれども、昨年登録10周年を迎えました。所信表明にも記載しておりますけれども、綾町イオンの森を核とした新たな里地、里山づくりの推進や、ネイチャーポジティブ自治体の認定取得などに取り組んでまいりたいと考えております。また、イオングループとの連携も、より一層強固なものにしてまいりたいというふうに考えて、既にそういう動きをしております。 以上です。 ◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。 ○議長(松浦光宏君) 興梠議員。 ◆議員(興梠智一君) 先日、私が主催した「ユネスコエコパークって何じゃろ会」という勉強会の第1回目に町長も参加していただきました。そのときの河野耕三先生の講義を聞かれて、どのような印象を持たれましたか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 河野耕三先生とは、以前からいろんな話をさせていただいて、またいろんな話を聞かせていただいておりますので、特に新しいということではなく、私の認識を再確認させていただいたという、そういう状況であります。 ◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。 ○議長(松浦光宏君) 興梠議員。 ◆議員(興梠智一君) 先日、綾プロにその勉強会を応募したんですが、町長の判断ということで、ユネスコエコパークの事業として取り上げていただけることで、それは感謝申し上げます。ユネスコエコパークについては、以上です。 質問事項その7に移りたいと思います。消防団の若手団員の募集についてお尋ねします。 現在、綾町の消防団は、条例定数210名、実員数196名であります。今後、20代、30代の若手団員の募集について、具体的な取組があるのか、お伺いします。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) まず、消防団の現状を説明したいと思います。消防団員の数は、全国的に減少を続けておりまして、令和4年時点で約78万人。定員に対する充足率は、全国平均は令和4年度時点で87.6%となっています。綾町については、令和5年9月1日現在、定員210人に対して実員数が202名、充足率は96.2%となっております。ここ直近の5年間の推移を振り返りますと、令和元年度が208人、2年度が198人、3年度が199人、そして令和4年度が202人となっており、ここ数年は横ばいという状況であります。議員のご質問にありました20代、30代の在籍状況ですけれども、令和5年度は20代の割合が52人おりまして25.7%、30代が42%、人数は85人となっており、20代30代は全体の約3分の2を占めております。新規入団員の募集は各部を中心に、各自治公民館の協力をお願いした中で勧誘を行っております。また、のぼり旗やポスターの掲示、それから町広報誌などを通じて消防団員募集について呼びかけを行っているところであります。 行政としましても団員の処遇改善、活動がしやすい環境づくりを行ってきており、直近では休団制度の導入も行いました。また消防団幹部からも活動しやすい雰囲気づくりをしてほしいと各部に話をされているとお聞きしております。 この課題は自治公民館への加入率低下の問題と関連しているとも思っております。消防団員の属性に着目した消防団の持続可能性に関する研究のレポートによりますと、消防団への入団きっかけは自治会などからの勧誘が最も多いというふうに言われております。しかし全国的に自治会などへの加入率も低下して、地域内のつながりも薄れていることがこの消防団員の確保にも少なからず影響しているのではないかと考えております。一方でやりがいを感じ、志願して入団するケースも一定程度あるというふうに言われております。地域にはまだまだ若い方がいらっしゃいます。消防団、自治公民館と連携をして、消防団の魅力を発信し、団員の確保に努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。 ○議長(松浦光宏君) 興梠議員。 ◆議員(興梠智一君) 先日行われた綾町消防団操法大会、郡大会で優勝した第7部に協力をいただいて、アンケートを取っていただきました。それによると、報酬の改善、家族の理解不足、消防署、警察との関係、町の各種団体との関係、操法訓練及び大会への要望等々、多岐にわたる問題が浮き彫りになっております。第7部は、ご承知のとおり、宮原を土台にして、比較的団員数も多いと思うんですけれども、それでも20代、30代の団員の募集に苦労しているのが現状です。団員からは、将来の不安が強く、多く聞かれています。例えば、団員の家族の小学校、中学校の修学旅行費用を免除あるいは減額するなど、若い世代にアピールできるような施策を行ってはいかがでしょうか。そのためには、将来の各消防団でアンケートを実施してはどうでしょうか。それは団員のみならず、家族、奥様ですとか、子どもたち、あるいは中学生、高校生にも広げてもいいかと思いますが、そのようなアンケートを実施して、その要望を拾い上げるということが有効ではないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 様々な課題については、消防団員の方々、若い方も含めて実際に話をお聞きしております。第7部の方からも、若い方からは週5日の操法大会の訓練というのは大変だと、3日にならないかというような、そういう意見もありました。実は3日でやっている部もあります。だから、ぜひそういうことを3日で、そして、操法大会の目的は何なんだと、決して操法大会で優勝することではないということは、みんな理解をしています。操法大会で優勝するということは、きちんとその準備ができていると、いざというときにちゃんとした行動ができるということが一番の目的になっているので、それが3日でできるのであれば、全然それは問題ないですよねと。ぜひ3日でできる訓練の内容というのを、自分たちで考えてみてはどうですかという提案をしました。それから、家族の理解についても、それは同じことが言えるかと思います。1週間のうち5日も夫がいないと、子どもたちも寂しい思いをするというようなこともありました。その辺については、確かにおっしゃるように、家族に対して何かインセンティブであったりとか、それからきちんとした説明というのも必要になってくるかと思います。その辺については、消防団の中でも世代間のいわゆるジェネレーションギャップがあるということは理解をしておりますけれども、そもそもじゃあ消防団って、この町の消防団って何のために組織されているのか。そして、綾町に住んでいる方が徐々に少なくなってきている中で、消防団員の中も、国富であったりとか、宮崎にいる場合は、残念ながらすぐ駆けつけることもできないということも、それも一つの課題であります。したがって、綾町内に住んでいる消防団員の負担がやっぱり増えている。でも、それを負担と思っていない消防団の方もたくさんいらっしゃるということです。町民の生命と財産を守るというそういう志のもとに、消防団をやっていただいている。そういう非常にありがたいと私は思っていますし、それも私は各地域で消防団はありますけれども、そういうようなことを思ってやってくださっている方に対しては、様々な協力支援を考えていきたいと思っております。 以上です。 ◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。 ○議長(松浦光宏君) 興梠議員。 ◆議員(興梠智一君) ぜひ今後も消防団の方々には、町民の安全のために頑張っていただきたいところでありますので、町としてもぜひご協力をいただきたいとお願いいたしたいと思います。 以上で私の質問を終わりたいと思います。 ○議長(松浦光宏君) ほかにありませんか。関連質問はありませんか。(なし) ○議長(松浦光宏君) 興梠議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(松浦光宏君) ここで暫時休憩いたします。午後は1時半から開会いたします。(休憩午前11時55分)………………………………………………………………………………(再開午後1時30分) ○議長(松浦光宏君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 中神議員の一般質問を許可いたします。 ◆議員(中神智光君) 議長。中神。 ○議長(松浦光宏君) 中神議員。 ◆議員(中神智光君) それでは、通告書に従って質問をさせていただきます。 まず、特別職報酬等審議会についてですけれども、(1)と(2)を一括して質問いたしたいと思っております。 この件は、私も選挙期間中に町民の方からちょっと聞かれたことがありました。それで、私も以前、以前というか、もう郷田町政のときに2回ほどこの審議会に参加をしておりました。その経験を基に、審議会が開かれていると思って、そういった趣旨の下に、その町民の方には説明をしたんでありますけれども、いざこの議会に入りまして聞いてみますと、随分と行われていないという報告を聞きました。 それで、今回、新しい町長さんになりまして、やっぱりこういったことは町民に広く、月報等では報酬額が報告はされていますけれども、やっぱりこの内容をどういった形でこういう額が決められているのかを、町民の大半の方は知らないと思っております。 そうした中で、今回、新しい町長さんになりまして、こういったこともぜひ、開かれたものであるがために、私は今回この質問をさせていただきますけれども、今後、町長の見解としてはどんなものでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長(松浦光宏君) 1番と2番を併せてと言われたんですけれども、両方回答してよろしいんですか。 ◆議員(中神智光君) はい、よろしくお願いします。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) それでは、(1)、(2)併せて答弁をいたします。 議員と町三役の報酬を改定する条例案を議会に提出する際には、綾町特別職報酬等審議会条例に基づいて、特別職報酬等審議会に諮問するとなっています。また、この審議会は委員9名をもって組織しております。中神議員も以前それに入っていたということです。その委員は町内の学識経験者、そのほか住民のうちから必要の都度、町長が委嘱すると条例に定められております。 お尋ねの審議会の開催については、新教育長制度に移行後の平成28年12月19日の答申が直近の開催となっております。 なお、審議会を開く考えについては、現時点では持っておりませんが、報酬額改定については、今後の状況に応じ、検討、判断をしていきたいと考えております。 私も議員のときに、町三役の報酬については、検討するようにしたほうがいいというふうに言っておりました。この報酬額の算定式というのは特段ございません。基本的には、恐らく他自治体等を比較して、見ながら決めてきたんだというふうに理解をしております。 その中で、一番下のほうの議員の報酬、それから職員の報酬も26市町村の中では非常に下のほうにいるという認識は私もしております。 この特別職報酬等審議会の位置づけについては、極端に、例えば、上げる場合とか、例えば、極端に下げる場合、いわゆる人事院勧告というのがありますので、それに従わなければいけないということではないんですけれども、それから大幅に外れるようなときには当然開くべきだと考えております。 私が議員のときに申し上げていたのは、町民がコロナ禍の中で、非常に苦しい状況の中でやっている、生活をしているということなので、私は、三役、それから議員の報酬も下げるべきだという考え方を主張してきました。そういう考え方を基本的な考え方としております。 以上です。 ◆議員(中神智光君) 議長。中神。 ○議長(松浦光宏君) 中神議員。 ◆議員(中神智光君) 町長の考えも分からなくはないんですけれども、ぜひともやっぱりこういったことは、町民の皆様が少し参加した審議会であるべきと私は思っております。 そして、中には、やはり金額云々で私は言っているんじゃありません。やっぱりこう開かれた町政であるがために、こういったことは町民の皆様の判断を仰ぎたいと思っているからこそ、質問したわけであります。 今、町長の答弁によりますと、開く考えはないとおっしゃってましたけれども、ぜひともやっぱりこう前向きに考えを直していただけるようなものはありませんでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 何を基準にこれを開催するかというところを明確にしていただければ、開く価値はあるかと思います。やみくもに開くという必要は私はないと思います。 今、申し上げたように、極端に上げたりとか、下げたりとかいうような場合には、当然、開くべきだと思っています。それ以外のところでやみくもに開くということが、開かれた町政ということではないと私は認識をしております。 以上です。 ◆議員(中神智光君) 議長。中神。 ○議長(松浦光宏君) 中神議員。 ◆議員(中神智光君) 町長の考えは分かりました。また、私ももう少しいろんな方と話しながら、もう一回、自分なりに勉強し直していきたいと思っております。 続きまして、2番目の施設ハウスの新規及び更新についてですけれども、若い農家、ましてや更新時期に来ている農家から要望がありました。 また、昨今の台風と自然災害等が以前に増して大きいものになっております。そういったものに対応できるような施設ハウスが必要だと私は思っております。 ただ、昨今の資材価格の高騰等により、やはり今、10アール当たり資材代、建設費で1,000万円ぐらいはかかると言われております。 そうした中で、今後、今後といいますか、そういった、何らかの事業がないかということをお伺いしたいと思っております。よろしくお願いします。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) お答えします。 施設整備の補助事業としましては、国県補助事業及び町単独の補助事業があります。この辺については、中神議員も農協の筆頭理事を長年やられていたということで、ご承知のことかと思います。 ただ、今、おっしゃったように、現在は資材費等が高騰しております。また、補助事業活用しても、農家の負担というのはかなり高いものになるということは認識をしております。価格動向を見ながら判断を行うことが必要ではないかというふうに思っております。 町単独の事業に、中古施設ハウスを活用した再整備や移設に伴う補助事業もありますので、併せて、その辺の周知を図ってまいりたいと思っております。 また、更新時期を迎えている施設ハウスがあるということは承知しております。関係団体と連携をして、希望の調査等を通して計画的な施設整備を行っていき、生産基盤の体制の構築を図ってまいりたいと思っております。 先ほどおっしゃったように、施設ハウスには、10アールで、だいたい、今、990万円。それから低コスト耐候性ハウス、これは風速50メートル対応ですけれども、10アール当たり1,700万円。附帯施設として、加温機、散水管、循環扇、水回りなどなど、電気工事含めて500万円から800万円がプラスというふうになります。多額の費用になります。したがいまして、どういう支援をどれぐらいやったらいいかというような具体的な提案があれば、ぜひお聞かせいただきたいと思います。 農家の方からも情報をもし聞いていらっしゃるんであれば、ぜひそういうのを出していただければと思います。もちろん、執行部側としても、その辺の検討はしておりますので、それに併せて検討したいと考えておりますので、よろしくお願いします。 以上です。 ◆議員(中神智光君) 議長。中神。 ○議長(松浦光宏君) 中神議員。 ◆議員(中神智光君) 産地パワーアップ事業とか、強い農業づくり事業とか、いろいろありますけれども、やはりこういうものは常に手を挙げていかないと、いざというときに間に合わないと思っておりますので、そういった面でよろしくお願いしたいと思っております。 それに、昨今は、新規就農者においては、いろんな補助事業あるんですけれども、後継者にはあまりないような気がするんですけれども、後継者対策におきましては、支援策等を考えてはいらっしゃらないでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 先般、若手の農家の、いわゆる後継者ともいろいろ話をして、そのようなリクエストを頂いております。若手は先進地に研修に行ったり、それは自ら積み立てて、同士と一緒に、そういうところに勉強しに行ったりしているというのを聞いております。そういうものをしっかり声を聞いた上で、どういうことが支援できるのかというのをしっかりと対応してまいりたいと思っております。 以上です。 ◆議員(中神智光君) 議長。中神。 ○議長(松浦光宏君) 中神議員。 ◆議員(中神智光君) 最近は、ハウス農家も若い世代が随分と育っておりますので、そういった若い世代が将来に希望の持てる農業のまちであるためにも、ぜひともよろしくお願いしたいと思っております。 続きまして、3番の中学生の海外短期留学についてですけれども、コロナ以前は夏休みを利用して、中学生を対象にホームステイ事業、シンガポール交流が行われていたと聞いております。昨今は、私立の中学校とか、附属中学校にも通われている綾町在住の生徒もいらっしゃいます。そうした親からもこういった要望等を、私にありまして、聞いてくれということで、今回、質問させていただきましたが、今後、そういった方々へも対象を広げていってもらいたいと思っておりますけれども、町長の見解をお願いしたいと思います。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 中学生の海外短期留学についてですけれども、実は、この3月、令和5年3月に、宮崎県シンガポール親善協会から、同協会が主催する中学生のシンガポール交流留学事業を、令和5年12月に、シンガポールの中学生を受け入れることからスタートするとの話がきております。したがいまして、綾町としましても、令和6年度以降の中学生交流留学事業再開を検討する予定であります。 シンガポールとの交流事業は、平成12年にスタートして、8月に綾中学生がシンガポールに行き、12月にシンガポールの中学生が綾町に来るいう形で、これまで行ってまいりました。 この事業の再開を検討するに当たっては、ユネスコスクールやオーガニック給食を推進している学校同士での交流の可能性というものを今、考えております。この件につきましては、シンガポールに限らず、幅広く行き先の調査を行ってまいりたいと考えております。 また、綾中学校以外の町内の中学生が参加できないかということにつきましては、諸課題について確認を行った上で検討していきたいと思っております。 以上です。 ◆議員(中神智光君) 議長。中神。 ○議長(松浦光宏君) 中神議員。 ◆議員(中神智光君) 前向きな回答ありがとうございました。ぜひとも実現できるよう、よろしくお願いしたいと思います。 続きまして、綾川荘のプール利用についてですけれども、これも対象といいますか、町民の方からのお願いでありました。現在、小学校、中学校にプールの利用券が、今回、夏休みに配られたと思いますけれども、やっぱり町内在住で私立附属中生にも配付はできないものかという、今回、問合せがありましたので、町長の見解をよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) この件につきましては、6月の定例議会でも説明しております。 町内の3歳以上の幼稚園児、保育園児、小学生、中学生には、夏休み前に無料券を配付させていただいております。それぞれ学校等を通じて配付させていただいた関係で、ご指摘の、町内在住で町外の学校等に通学されている子どもさんには配付されておりません。夏休み期間中に、実は匿名の方からそのような問合せを頂いたことから、役場のほうでお渡しできる旨をお伝えしております。ところが、結果的には、取りに見えられませんでした。 来年以降は、町内在住でも町外の学校等に通学されている子どもさんへの配付につきましても、配付できるような何か手立てを検討してまいりたいというふうに考えております。したがいまして、配付しないということではありません。来ていただければ配付するということですので、ぜひ。来年になりますけれども、その旨をお伝えいただければと思います。 以上です。 ◆議員(中神智光君) 議長。中神。 ○議長(松浦光宏君) 中神議員。 ◆議員(中神智光君) ぜひとも教育委員会等も連携してお願いしたいと思います。 私の質問は、これで終わります。 ○議長(松浦光宏君) ほかにありませんか。関連質問はありませんか。(なし) ○議長(松浦光宏君) 中神議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(松浦光宏君) 続きまして、外山議員の一般質問を許可いたします。 ◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。 ○議長(松浦光宏君) 外山議員。 ◆議員(外山ひろ子君) 通告書に基づいて質問します。 1番目、小学校タブレットについてなんですけれども、一応、6月議会のときに小学校のほうで夏休みの間、キーボー島などを使用していただきたいということをお願いしました。やっている子どもたちを見たんですけれども、その夏休みの期間中に使用して、子どもたちの成果はどうだったか、教育長、よろしくお願いします。 ○議長(松浦光宏君) 教育長。 ◎教育長(岩切康郎君) ご質問ありがとうございます。 夏休みに綾小学校の児童がタブレット端末を自宅に持ち帰り、活用した成果についてのご質問でございますので、答弁申し上げます。 綾小学校では、本年度初めて3年生以上がタブレットを持ち帰っております。学校に聞き取りました、主な成果をいくつかご紹介いたします。 児童一人一人の実態や課題に対応した学習ソフトに主体的に子どもたちが取り組んでくれた。それから、小1から中3まで網羅した学習ソフトは、どの学年の児童でも、自分が希望した学年の学習内容を活用することができるようになっておりまして、自分の計画に沿った復習や予習に効果的に活用することができた。それから、今までは紙ベースによる学習課題が多かったわけですけれども、それに比べますと、やはり子どもたち、現代っ子なんですかね、ゲーム感覚で興味・関心のある学習ソフトの問題にも積極的にチャレンジして、その学習内容を進んで習熟する姿が見られた。それから、今、議員ご指摘のあった、キーボー島ですけれども、自らの進度に合わせてキーボー島アドベンチャーによるローマ字入力の練習をした子どもが多く、キーボードを操作するスキルアップにつながっている。そういう回答もあります。 ほかには、漢字の書き順や運筆の向きまで学べる学習ソフトを活用したことによりまして、子どもたち、楽しみながら漢字を学ぶことができた。なかなか漢字はですね、嫌がる子どもたちが多いんですけれども、この、やはりタブレットは効果があったという反応でございます。 それから、夏休みの課題で分からないところはタブレットで直接担任に質問をして、教師がリアルタイムでその質問に回答することが可能になったということで、大変、効率的に理解を深めることができたということでございます。 あと、夏休みといいますと、やっぱり自由研究等もあるわけですが、自由研究の分野では、自分のテーマ探し、それから調査したものをまとめる作業、そこにタブレットが非常に役立ったという回答も報告が来ております。 このようなことから、タブレット端末を今回、初めて、3年生以上に持ち帰らせたんですけれども、効果的に活用したことによって、子どもたち一人一人の能力、適性、実態、そういったものに応じた、文科省が提唱しております、個別最適な学びに少しずつ近づいていっているんじゃないかなというふうに手応えを感じております。 引き続き、教育委員会としましても、学校と一緒に連携を深めながらICT機器を効果的に活用して、今後の2学期以降の学校でも、より質の高い学びを提供することができるように努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。 ○議長(松浦光宏君) 外山議員。 ◆議員(外山ひろ子君) どうもありがとうございます。 いろいろ調べていただいて、また、その中で、一つ、ちょっと先生が大変だと思うのが、随時回答ですよね、先生がもうずっと画面に向かわなきゃいけないというのがあると思うんです。 前の学校の場合、ちょうどコロナでタブレットを持って帰って、3時から授業やりますというのをやられていたことがあるんですけれども、夏休みの間の何時から何時と時間を決めて質問するみたいな、そういう時間をつくらないと、逆に、先生たちが縛られるということになるので、そういうのもちょっとやりながら、先生たちもやっていかれればいいと思います。 ただ一つ、子どもによっては、学校でやっている回数が多いから楽しいということと、キーボー島に関しては、早めに覚えたほうがいいと思ったんですけれども、それをやっぱり学校の中でやっていて夏休みにつないだほうが、やり方を教えてもらったけれども、その、楽しみ方ですよね、そのキーボー島の村長さんになるとか、何かそういうのがあるみたいで、そういうのをちょっと学校でやってからやったら、もっと成果が出たんじゃないかなという気がします。ありがとうございました。 次に、今度は、小学校の給食時間について、再度、伺うわけなんですけれども、一応、6月の広報紙を見られた父兄から、父兄というか、昔、父兄だった人とか、そういう人からの話があったんですけれども、あと、また学校関係に勤めた方からの話で、ここに2つ出してますけれども、一つは、アンケートの結果、午前中4時間がよいと言った児童が27%で、それに関して、前回、ただ、5時間授業がいいとかどうでもいいと言う児童が多かったという回答だけあったんですけれども、教育関係に関わった人は、その少人数の27%の児童の気持ちをやっぱり考えなきゃいけないというのが一つと、それから、もう一つは、子どもとたまたま、かき氷屋さんで知ってる人が来て一緒に食べてたんですけれども、子どもがいつもゲームはやる、でも、あんまり勉強しないという話をしてたら、いや、今のうち勉強しないと大きくなって大変だよって言ったら、もう僕は中学校卒業したら就職して、就職すれば、早くご飯が食べれると言うから、どうしてそこにつながるのかなと言ったら、そうね、あんたたちは12時40分やもんねというお母さんの声が出たんですね。 そういえば、私は12時だわって、きょう、私たちも12時にはもう食事に来ましたけれども、小学生、あと40分勉強しなきゃいけないんですね。それを考えたら、やっぱりもうちょっと考え方があるんじゃないかなという気がするんですけれども、これに関して、ちょっと教育長のご意見、また、学校の先生に尋ねられていたら、そのご意見を聞きたいと思います。お願いします。 ○議長(松浦光宏君) 教育長。
    ◎教育長(岩切康郎君) この件につきましても、継続的にいろいろご質問いただいてありがとうございます。 午前中5時間授業制というふうに表現をさせていただきますけれども、このアンケート結果については、6月議会で主なその回答状況を報告させていただきましたけれども、議員からご指摘のとおり、午前中4時間授業制とどちらがよいかという質問の中で、子どもたち、約27%はやっぱり4時間授業のほうがいいというふうに回答しております。 また、給食が午前中4時間授業制に比べて約20分遅く始まることにつきましても、やっぱり心配だとか、どちらかというと心配と回答した子が25.8%おります。 このアンケート調査につきましては、7月12日付で校長から保護者宛てに調査協力へのお礼と結果報告という文書を配付しておりますけれども、学校の今後の作業としましては、肯定的・否定的それぞれの意見がございましたので、今後、このアンケート結果を十分踏まえて、PTA執行部とも一緒に検討を重ねながら、令和6年度の週校時定を最終的にどうするのかを、校長が慎重に判断していくというふうな回答を頂いております。ですから、今、検討中だと思います。 ちらっとこの前、学校を訪問した際に伺ったところ、いくつか案を教務主任が作って、それを執行部にも見てもらって、いろいろ意見を、今、交換している最中だというふうに伺っております。もちろん、児童や保護者の皆様にも時期が来ましたら、校長が分かりやすくその結果を説明をして、理解と協力を求めていくものと思っております。 教育委員会といたしましては、これに限らず、今後も、学校の様々な取組に対する丁寧な説明を保護者や児童に行ってくださいということと、くれぐれもやはりその代表であるPTA執行部との意見交換、それから、こういう大きな取組については、やっぱり定期的にしっかりと検証の調査をルーチン化していく、そういったことは、引き続き、今後もお願いしていきたい考えております。 以上です。 ◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。 ○議長(松浦光宏君) 外山議員。 ◆議員(外山ひろ子君) いろいろ調べていただいて、ありがとうございます。 私が、高校のとき、よくやってたのが、普通、もう高校だからある程度の時間になるとお腹がすいてきて、売店があるので、私はよく2時間目に、2時間目の終わりになると売店に行ってパンと、あの当時、プラッシーというのがあったんですけれども、それを食べていました。周りは、男性生徒ばかりだったんですけれども、やっぱりお腹がすくと、考えようと思っても考える力もないし、やる気もなくなると思うんですね。 多分、教育長、校長先生をやられていたからご存じかと思いますけれども、アンパンマンですよね、アンパンマンのやなせたかしさんのお話が5年生の国語で出てきてるんですけれども、結局、アンパンマンのやなせたかしさんが、なぜ、あのアンパンマンを作ったかというと、自分が戦争中に弟さんを亡くされた、自分も仕事がない。 ところが、ある兄弟が隅っこで一つのおにぎりを2人で分かち合って食べてる、そのほほ笑ましい姿を見て、アンパンマンができたという話が書いてあったんですけれども、アンパンマンの顔を必ずこう取りますよね。それに対して、子どもたちの親は、あれはちょっとおかしいんじゃないかということで、一応、問題になったみたいなんですけれども、その、やなせたかしさんの意図としては、自分の食べられるものを人に分かち合う、そういうのがやっぱり大切だということで、アンパンマンに出てくるのは食べ物ばかりなんですけれども、やっぱり人間、お腹がすいてては何もできないので、特に小さい小学1年生が結構多いと思うんですね。そういう子たちは、やっぱりお腹すくという、それを何とかしてやるんだったら、もう、私、思ったんですけれども、綾小学校でパンと牛乳を2時間目の休み時間に配って、お腹のすいてる子には。私も時間があればボランティアで行きますので、牛乳とパンだけを綾町が準備していただければですよ、子どもたち、みんなで来ると思うんですね。で、先生には渡さない。その2人の先生しか、その子どもをかわいそうだと思った人はいませんので、その先生にはやらないけれども、その2人の先生だけにはプレゼントしますけれども、そういう仕組みを何かつくっていただけたら、子どもたちももっと成績が上がると思います。一応、これ、提案ですけれども、よろしくお願いします。 ○議長(松浦光宏君) 教育長。 ◎教育長(岩切康郎君) 本当に外山議員が一生懸命子どもたちのことを考えていただいていること、本当、感謝申し上げます。 今のような提案も、議員、たしかボランティアでも入っていただいていると思うんですけれども、ぜひ、校長先生にもそういった個人的なご提案も遠慮なくしていただいて、それが実現するかどうかは、なかなか厳しいハードルもあるかもしれませんけれども、そういった思いが受け止められる経営者であってほしいと私も思っておりますので、ぜひフランクに、松浦校長先生とお話しをしていただければと思います。ありがとうございます。 ◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。 ○議長(松浦光宏君) 外山議員。 ◆議員(外山ひろ子君) 教育長、どうもありがとうございました。 それでは、3番目の小学校の先生方の研修についてなんですけれども、夏休みの研修はどのような研修をされているかということで、お願いいたします。 ○議長(松浦光宏君) 教育長。 ◎教育長(岩切康郎君) ありがとうございます。 それでは、夏休みの研修内容について答弁申し上げます。 皆さんご承知のように、急激な社会の変化、学校を取り巻く状況はもう激変をしております。それに対応する先生方、大変なんですね。教育的な課題が多岐にわたります。したがいまして、教師に求められる資質や能力というのも微妙に、やっぱり変化をしていっている、そういう状況でございます。 例えば、いくつか申し上げますと、やはり特別支援教育の面です。特別な配慮や支援を必要とする児童生徒へ適切に対応する。そういう資質や能力。それから、ICT機器と情報教育データを効果的に利活用する。そういった資質などが、今後さらに教師には求められていくものと考えております。 綾小学校におきましても、この夏季休業中に行われました研修、具体的に少し紹介いたします。 授業力向上、ふるさと教育、ICT教育、こういったものに加えまして、今年、新たに子どもを取り巻くネット社会への対応をテーマにしました人権教育、それから不審者対応、コンプライアンス研修、それからアンガーマネジメント研修、そして、メンタルヘルス対策研修、そういった喫緊の教育的な課題をテーマにした様々な内容構成で、本年度の夏季休業中も研修に取り組んでいただいております。 町教委としましても、8月23日にICT活用指導力向上研修会というのを、幼保小中合同で昨年度に引き続いて実施をいたしました。ICTを活用して指導するスキルは、教員間でまだまだ個人差があるのは事実でございます。新規採用の教員も今後増えていくことが予想されますので、個別のサポート、それから研修もさらに充実させていくことが重要と考えております。 この研修が子どもたちの情報活用能力の育成、そして分かりやすい授業の実現につながっていく一つのきっかけとなっていただければというふうに期待をしているところです。 以上でございます。 ◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。 ○議長(松浦光宏君) 外山議員。 ◆議員(外山ひろ子君) ありがとうございます。 先ほど教育長に言われたような、いろんな研修の中に、私たちも入るときには入ったことがあって、大体理解できるんですけれども、一つは、ICTを使ったモラルの勉強なんですけれども、これは市内の学校のほうでは、コンピューター室があって、各クラスごとに入って、そこで何をやるかというと、プログラミングをやったりするんですけれども、45分のうち、最初はこのタブレットを使うことを前提として、やはりそういう情報モラルを25分ぐらいあるんですね、ずっと。お互いに自分の画面を見ながら、それでいいか悪いかとか、いろんな勉強した後、プログラミングを作るというのが、高学年でやっていたんですけれども、そういうのは情報の先生がいらっしゃると思うんですね。 そういう、コンピューター室にみんな集めて、担任の先生もなかなか使うのは難しいときには、もう全部そちらを任せて、ただ勉強の指導だけをされるという、うまく使われる先生は使われるんです。ですから、そういうモラルというのは、もう子どもと先生を一緒にやっても全然問題ないと思うんですね。 ですから、そういう情報センターから見えている先生を今度は逆にうまく活用すれば、先生たちも楽に一緒に学べるから、そういうやり方をちょっと工夫されたらいいかと思うんです。 それで、一つ、私が、ちょうど2019年に、ある小学校に入ったのが5月からだったんです。市内のほうでは、多分、教育長は校長先生やられていたので、こういうふうにスクールサポーター用のマニュアルがありますよね。これが4月と大体10月、秋休みですか、にやることになっているんですけれども、これが受けられなかったんです。 それで、私がやるのは、結局、日本語を教える児童と、そのときその学校がすごく荒れていたので子どもの世話もやらなきゃいけなくなったので、それで、一応、そういう特別支援の学習というのが、7月の終わりぐらいに必ず佐土原で、県一斉に行われるんですね。だから、特別支援の先生方、だから、スクールサポートコーディネーターですよね、市内のほうでいえば。その先生たちが集まる会合があったんです。私はまだ受けてなかったので、特別に行かしてくれって言ったら、いいですよということで参加させてもらったんですけれども、やっぱり宮崎市内、東諸、延岡と、こう書いてあるので、そこに行って受付やってたんですけれども、あ、東諸、綾はどうなんだろうと言ったら、綾から先生は見えてませんって言われて、途中で。私、最後、帰る前に、綾からやっぱり先生見えてないですか、今回、見えてないのは綾小学校だけですって言われて、この時期というのが、ちょうど2019年の7月ですよね。2019年の1月には、綾小学校が5時間授業をスタートしたときなんですよ。 結局、なぜ5時間授業スタートしたかというと、インフルエンザとか何かで先生たちも授業が遅れたりするし、こういう研修に行けないから、だから5時間授業にしたという、7月にはもう行ってないんですよね、綾小学校だけだったんですよ。 これ、私は、そのとき綾が5時間授業というのを知らなかったんですけれども、それと併せてもですよね、先生方が父兄なんかに言ってることと、実際に本人たちがやってることは違うじゃないかって。特に特別支援なんかは大変な仕事なんで、そういう先生は、やはり、そういう研修は受けるべきだと思うんですけれども、そのとき綾だけ来ていなかったのがちょっと残念だったなということと、先生方が言ってることと、結局、研修とかをするために5時間授業しているのに、そういうところに綾だけが行かないという、そういう事実があるので、ですから、前のこの5時間授業でお昼を食べるということに関してもですよね、言ってることとやってることがちょっと不一致なところがあって、そういうこともありました。 それが一つと、次に、今、教育長も言われたように、新任の先生のタブレットなんですよね。結局、タブレットを使用したのがもう3年目ぐらいに入ると思うんですけれども、新任の先生というのは、やっぱり一からじゃないですか。綾のは電子黒板なので、市内とやっぱり違うので、使い方が大変だと思うんですね。 ちょっと私が6月に見せてもらったときに、そういう指導の先生が操作をして、その担任の先生は授業をしているという感じだったんですけれども、もうそれは仕方ないなと思ったんですけれども。結局、そういうことを3年やってても、その指導者の本当の仕事、子どもたちを、そういう、パソコン室でモラルを教えたりする、そういう仕事がメインじゃないかなとか思うんですけれども、操作を先生たちが覚えないと授業にもならないし、先生方も3年間、そういうのをやっていても意味がないと思うんですよ。また市内の学校に行った場合に、また一から出直すわけじゃないですか。だから、そこをちょっと考えないと、今までは綾はいいところだって、自分たちも仕事一生懸命しなくてもいいし、ゆっくり休めるところという話を聞いたのに、最近は綾は嫌だ嫌だという先生が増えてきてるということなんですけれども、やはりそういう、全体的なことを考えて、いろんなものを導入しないと、綾のやり方、綾独自の何とかかんとかって言うけれども、それが、結局、みんなの負担になるということもちょっと考えて、これからいろんなことをやれる場合には、考えていただきたいと思います。 この3番目の、スーパーティーチャーの活用については、どうお考えですか。 ○議長(松浦光宏君) 教育長。 ◎教育長(岩切康郎君) ありがとうございます。 その前に、今、いろいろご指摘いただいた職員の研修についても、それは2019年のことというふうに伺っておりますが、現職教育の報告は上がってきますので、学期ごとに、バランスよくそういった研修に、受講しているかどうかは、また今後も教育委員会としても管理をしていきたいと思います。ご指摘ありがとうございます。 スーパーティーチャーの活用についてでございます。 このスーパーティーチャー制度は、もうご承知と思うんですが、平成18年度から実施をしております、宮崎県独自の制度でございます。ほかの先生方の模範となるような優れた教育実践を行っているスーパーティーチャーの授業公開、それに基づいた研修会を通して、本県教職員の全体的な指導力向上を図る目的でつくられた制度でございます。 綾小学校には、現在、優れた授業力を有する音楽家のスーパーティーチャーが在籍しております。教員全体の指導力を高めるために、他の教員への指導、助言はもうリアルタイムで毎日行っていただいております。 また、その優れた指導技術を学ぶ目的で、校内の先生方については、自分の空き時間などにスーパーティーチャーの授業参観をしたり、それからカウンセリングを受けたり、そういったことも取組として行われております。 他の学校の先生も、要望があれば綾小に来ていただいて、いつでもこのスーパーティーチャーの授業参観をしてもらえるような体制も取っております。もちろん、綾小の先生方も各教科の優れた指導技術を学ぶために、他校に在籍しているスーパーティーチャーの公開授業研修、こちらにも積極的に参加をしていただいております。 教育委員会としましては、引き続き、このスーパーティーチャーが指導力を発揮しやすい研修の環境、こういったものをしっかり整えるということ、それから確実にこの授業づくりが子どもたちの学力向上にも反映していけるように、その辺りに今後努力していきたいと思っております。 以上です。 ◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。 ○議長(松浦光宏君) 外山議員。 ◆議員(外山ひろ子君) どうもありがとうございます。 綾小学校の音楽の先生のことは、一応、私たちも向こうのほうで、市内に行ったときに、どこどこの学校にどの科目のスーパーティーチャーがいるということで、綾小学校に音楽の先生がいるんだというのは認識していましたし、1回、オープン参観日のときにその先生とお話ししたこともあって、私たちが小学校のときにも、すごい、宮崎県で有名なマツオシンイチロウ先生という方がいらして、県で、それで演奏のほうでは頑張って私たちは郡大会、県大会なんですけれども、綾小で県大会によく行ってたことがあったんですね。ですから、音楽で、そういう先生がいらっしゃるというのはすごくうれしかったんです。 前、市内のほかの学校にいたときに、Nという小学校では、英語の先生が、2回、そこにいたんですけれども、1回目は、女性のスーパーティーチャー。2回目が、男性のスーパーティーチャーという先生がいらして、Mの小学校のときは、国語のスーパーティーチャーがいらしたんですね。そのスーパーティーチャーにお話しして、ほかの学校とか、綾はちょっと遠いんですけれども、行ってもらえないんですかねって言ったら、行きますよって。ただ、交通費、ガソリン代だけ出してもらえればということで、私は、M小学校の国語の先生が、早く言えば、1年生は行かないんですけれども、2年生から、やっぱり学年で依頼があるんですね。来てくださいって依頼があれば、2年生から6年生に行かれたんですけれども、そのときに一つの本がありますよね。例えば、キツツキが3時間でやるんだったら、もう3時間全部入って、やり方をいろいろ指導されてるんですけれども、クラスが2つしかなかったので、やっぱりクラスによってやり方を変えられるんですね。だから引き出しが多いんだなと思って。で、その、やっぱりできるクラスと得意が違うところはそれなりの引き出しから引き出されて指導されるんです。だから、見に行くのもいいけれども、逆に、自分が持っている児童の扱いが分からなければ、そこに、そういう、スーパーティーチャーを呼んで、その科目、教科の、教科書の内容によっては4時間とか、5時間とかあるんですけれども、その時間全部を使って一つ勉強されると、先生たちもすごく勉強になるんじゃないかなと思うんですね。 Nという小学校に行ったときに、2年生がやっぱりどこの学校でも一番こう気が緩んでうるさい児童が多いんですけれども、そこの先生が、子どもたちを机の向きを変えただけで静かになって、それで一人でやられてて、私は必要ないなと思ったんですけれども、自分がその机の向きを変えて立つ位置によって、子どもたちが静かになるというのは、それはすごい魔術ですねという話ししたんですけれども、やっぱりそういう研修に行って、やったからって、若い先生だったんですけれども。だから、そういうことをもうちょっと、綾にいらっしゃる先生も呼ぶことはできるから呼んでいただいて、子どもたちにいろいろやられるといいと思います。 あと、最後、Eという学校にいたときに、4年生の先生だったんですけれども、国語ドリルってありますよね。国語ドリルで、読みだけをやらせるんです、5分間。それをやらせて、それを毎日やられたら、ありますよね、学年末みたいなテストで。そうしたら、そのクラスはほかの学年のクラスよりも平均点が4点上で、読みは全員満点だったとか。やっぱりそういう勉強のやり方、ほんのちょっとした時間で、先生もその時間でほかのことができるから、遅れて行っても別に問題ないという、そういうのをうまく、綾の先生たちも取り入れられれば、わざわざ5時間授業やらなくても、もう4時間授業でやって、普通にやっても子どもの成績を上げる、その方法をやっぱり教育長とか校長で、もう、今、コロナもう終わったので、いろんな方を呼べるので、そういうやり方をちょっと考えていただきたいと思います。はい、で、いいですか。 ○議長(松浦光宏君) 質問は。 ◆議員(外山ひろ子君) はい、あ、すみません。それから、一応、そういうことでよろしくお願いします。 次に、4番目の、町の会計年度任用職員についてなんですけれども、これについて、ちょっと、綾町のやり方を、どういう会計年度任用職員の採用をされるか、お願いします。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 簡潔に答えさせていただきます。 会計年度任用職員の採用につきましては、各課から採用要望を総務課が取りまとめます。一部の専門職を除き12月に町ホームページにて公募をいたします。 申込希望者は1月末頃までに所定の申込書により、郵送や持参の方法で総務課に申し込む手順となります。 その後は、応募のあった職種ごとに各課にて面接を実施し、採用者を決定している。そういう流れになっております。 以上です。 ◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。 ○議長(松浦光宏君) 外山議員。 ◆議員(外山ひろ子君) この会計年度任用職員というのは、2020年の4月の地方公務員法の改正により導入された非常勤地方公務員のことなんですね。これなんですけれども、ちょっと見ていただければ分かるかと思いますが、2020年の4月前、2019年、18年、17年とありますけれども、ここまで働いた人、2020年までに働いた人が、3年後に試験がありますよということから始まるんです。ということは、この2020年の、私がちょうど2018年ぐらいに入ったんですけれども、2020年のときに、会計年度任用職員になったときに、3年後試験しますからということを言われて、それが3年後の2023年の4月なんです。その間、今度は次、2021年4月に入った人は、2024年の4月に試験をやりますよ。2022年4月に入った人は、2025年の4月に試験をやりますよというあれで、私は2023年の4月、大体11月ぐらいに募集が出るんですね。一般募集が出て、それで、まず最初は履歴書とか出すんです。その履歴書を提出するときに資格があって、その資格の内容が、運転免許があるかどうかとかパソコンができるかどうかだったんですけれども、私、運転免許がなかったんですね。ですから、いくら履歴書を出そうとしても、一回受け取ってくれて、実は運転免許がないんですって言ったら、いや、いいですよ。教育委員会に言って、もう入れてもらいましょうという話だったんですけれども、結局、一般応募として、運転免許、それかパソコンができるかということで、なかったんで、もう私は3月31日で辞めて、4月立候補したということになるんですけれども。ですから、順を追えば、この2020年4月までに入った人は、2023年の4月に入るんで、2022年の11月ぐらいに、そういう試験、だから一般の公務員試験だって言われたんですね。 だから、そのときは、私は自分の履歴書を出したときは、また50年ぐらい前の本があるかなと思いつつ探してたんですけれども、そうしたら、結局駄目だったんで、もう受けないということだったんですけれども、この3年繰り返しを、3回、1回、これで23年ですね、次は25、26年、次は29年と、3回やった後は、もう辞めなきゃいけないみたいな、そんな感じですけれども、こういうふうな段取りがあるのに、綾は多分、2020年で1回、21年で1回、22年で1回というふうになっていますけれども、これが、国が通達して宮崎市でやってた試験がこういう感じだったんですけれども、やり方が違うんですけれども、どうしてなんですか。 ○議長(松浦光宏君) 総務課長。 ◎総務課長(竹下琢郎君) 外山議員が言われるのは、多分、宮崎市の学校関係の職員の、会計年度任用職員の募集についてを言われてるんだと思います。 ◆議員(外山ひろ子君) 一般です。 ◎総務課長(竹下琢郎君) いやいや、違います。それは違います。それぞれの自治体で、それは決められることになっておりますので、そういう、国が一律にそういうことを決めてるというものはありません。 以上です。 ◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。 ○議長(松浦光宏君) 外山議員。 ◆議員(外山ひろ子君) 最初は、国がそういうふうにするように出してて、私もそれをちゃんとネットで調べて、これは、結局、学校関係じゃなくて、全ての人に対してそうだと言われました。私が6月議会のときにそれを聞こうと思ったので、その前に宮崎市のほうに問い合わせたら、本当に全員の方に試験とか受けさせたんですかって、一般公募で出てますので。そうしたら、そうですよって言われて、ただ、ごみ収集の方とかはそこまでは必要ないから、そういう方は適正検査みたいな、時間内に仕事ができるとか、そういうのはやりますということを言われて、ちゃんと一般公募で出てます。 ○議長(松浦光宏君) 外山議員。 ◆議員(外山ひろ子君) はい。 ○議長(松浦光宏君) 一般質問の場なので、宮崎市のことを言われるのは結構なんですけれども、国でやってるから、綾町でもそうしろということを質問されたいのでしょうか。 ◆議員(外山ひろ子君) はい。ですから、それが、結局、国で言われたことをやるのが普通じゃないんですか。新しいものに飛びつくのに、何でも、綾のやり方、綾のやり方ってやってたら、先が詰まってくると思うんですね。ですから、そういうふうにやっていますかという質問です。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 国から、やり方について指示があるということではございません。私も4年間議員をやっておりましたけれども、任用職員に対して、3年後に試験があるとかいうようなことは聞いたことがございません。綾町は、たしか試験は特にやっていないと認識をしております。ただ、1年ごとの更新であるということは、それは綾町でもやっております。 以上です。 ◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。 ○議長(松浦光宏君) 外山議員。 ◆議員(外山ひろ子君) それをやられたら、ちょっとおかしくなってくると思うんですね。というのは、今まででしたら非常勤ということで、時間的なこともそうなんですけれども、給料面とか、あとボーナスなんかもそれなりに違っていたし、あと有給休暇とかもあったと思うんですけれども、こういうことを、会計年度任用職員を普通の正職員と同じようにするということは、給料もやっぱり変わってくるし、手当、それからボーナスとか、そういうものもだんだん準じてくるわけですよね。 職員は試験を受けなきゃいけないけれども、任用職員は試験をやらなくていいというのはちょっとやっぱりおかしくなってくるし、どこでふるいをかけるかというのが一つの問題かと思います。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) おかしいことは、基本的に役場はやっていないというふうに認識をしております。それは、恐らく、外山議員の勘違いかなというふうに思っております。 宮崎市ではそういうふうにやっているかもしれませんけれども、綾町としては試験をやっているということではなく、面接を実施して採用者を決めていると、そういうやり方でやっていると、それで問題はないという認識であります。 以上です。 ◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。 ○議長(松浦光宏君) 外山議員。 ◆議員(外山ひろ子君) ちょっと時間がないので、これはもうそういうことにしておきます。次、研修はされているんでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 会計年度任用職員に限った研修は実施しておりません。ただ、職員と一緒に接遇研修等の受講や各課の判断により、それぞれの業務に必要な研修を受講させております。 以上です。 ◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。 ○議長(松浦光宏君) 外山議員。 ◆議員(外山ひろ子君) 今、私が、4月から、こっちの綾のほうにずっといて、役場のほうで選挙前は名簿作りとかやってたんですけれども、その受付のところで、やっぱりいろんな方がいらして、その対応する新人の方はすごくうまくて、その方の性格、それから、やっぱりそういうマナーはちゃんとできてるなと思ったのですけれども、電話なんかでかけると、ちょっとお友達感覚みたいな感じで出る方とか、やっぱり上司に対しての、接遇ですよね。課長の誰々はおりませんとか、そういう電話対応なんかが、やっぱりちょっときちんとできない部分があるので、そういうところは目に見えないところですし、綾町内の知り合いばかりじゃないですし、県外とか県のほうからも電話がかかってくると思うので、研修はきちんとやっていただきたいと思います。じゃ、続き。 議長。外山。 ○議長(松浦光宏君) 外山議員。 ◆議員(外山ひろ子君) 次に、5番目のリハビリ施設のことなんですけれども、町民の方で、半年ぐらいまでは元気だった方が、ちょっと体を壊されて、半身不随みたいな感じで、今、リハビリに通っているということなんですけれども、そういうのが、やっぱりその方は動きたいということなんですよね。やっぱり元気になりたいということが見えてたんですけれども、そういう方が、綾のほうにこのリハビリの施設はないのか、あるといいんだがということなんですけれども、どうなんでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) お答えします。 以前は、綾外科医院というリハビリ施設が、社協の隣にありましたけれども、今は医療的なリハビリを行う施設というのはございません。 介護保険を使うリハビリとしては、デイサービスが2か所ございます。うち1か所はリハビリ専門職がいないため、週1回、作業療法士を派遣していただいて、短期集中のリハビリを行っております。 また、元気な方向けに若い世代から利用できる体幹トレーニング、65歳以上の方を対象としたミラクルジムを、高年者研修センターで、今、開催をしております。 町内8か所の地区公民館では、いきいき百歳体操を自主的に運用されております。介護保険以外のリハビリや健康増進の目的としたものでは、高年者研修センターにある歩行浴プール、てるはドームのジム、生涯学習の各種運動教室もございますので、既存の施設の積極的な活用が図られるように啓発をしていきたいと考えております。 以上です。 ◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。 ○議長(松浦光宏君) 外山議員。 ◆議員(外山ひろ子君) そういう方が、ちょっとお迎えに来てもらってやるような、そういうあれはないんでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 若干質問の具体性がよく分からないんですけれども、例えば、75歳以上であれば、タクシー券を使って行っていただくというのもあるでしょうし、何とか巡回バス等を利用していただくということもあるかと思います。年齢によっては違うかというふうに思いますので、そういうアドバイスをぜひしていただければと思います。 以上です。 ◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。 ○議長(松浦光宏君) 外山議員。 ◆議員(外山ひろ子君) ありがとうございます。 次に、河川の汚濁についてなんですけれども、古賀根橋ダムの浚せつについて、企業局への働きなんですけれども、私、その間に、これを書いた後に、いろいろといろんなところに電話を入れて、多分、中原課長のほうにも、県議の日高さんから連絡行っているかと思いますけれども、そこの内容、えっ、来てません。はい、じゃあ、課長が知っていらっしゃることだけでも、ちょっとお話、お願いします。 ○議長(松浦光宏君) 建設課長。 ◎建設課長(中原修一君) まず、通告に従った内容についてお答えいたします。 ご質問の古賀根橋ダムの土砂、堆積土砂の浚せつですが、取水口付近に土砂が堆積して、発電や事前放流に支障が生じるおそれがある場合には、今、貯水池内だけの土砂移動を行っているということを企業局から伺っております。はい。今もまだ、湖内で移動ということを伺っております。 ◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。 ○議長(松浦光宏君) 外山議員。 ◆議員(外山ひろ子君) 私もちょっときちんとした場所が分からないんですけれども、古賀根橋ダムのそのダムの中にやったものは、まだ取ってないという話なんですね。ただ、その出てくるところの、その水がそのダムにたまる、前か後ろかちょっと分からないんですけれども、そこの分は除いているが、このダムの中のは取ってない。じゃあ、取ってくださいという話をしたら、そうしたら道が通れないとか、いろいろ出てきて、最終的には、27日に聞いていませんか。建設課と。あと、日高県議会議員と企業局の方との話合いがあるということなんですけれども、その中に、私も入れていただく、私というか、そういう、議員で興味のある方も入れていただくことはできないんでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 建設課長。 ◎建設課長(中原修一君) お答えいたします。 9月27日に、11時からなんですが、これはこのダムの浚せつとはまた違うんですけれども、そこの、綾第二発電所の改修工事が始まっています。それの第2回説明会を漁業組合、県議、町議の皆さん、興味のある方は参加されてもいいと思います。あと、国富の漁協と国富の町の職員が来て、説明を受けるということになっております。 土なんですけれども、堆積土砂はまだダム湖内で移動しているだけであって、昭和60年度から平成10年度の間に、6万立方メートルほど外に持ち出したということがあります。先ほどおっしゃったように、今、道路が通れませんので、ダム湖から外に持ち出すという計画がまだないということだったので、うちのほうからまた強く企業局のほうにも要望していって、この改修工事期間中でも、そういう、浚せつしてもらうように働きかけていきたいと思っているところでございます。 ◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。 ○議長(松浦光宏君) 外山議員。 ◆議員(外山ひろ子君) それで、結局、綾のほうから行くのが駄目だったら、小林のほうで、田代八重ダムのほうで浚せつという話があったんですけれども、浚せつじゃなくて、そこに何か水がたまるところを造っているということなんですね。ですから、車は小林のほうから行けば通れないことはなくて、小林の県土木事務所の方が言われるには、証明書みたいなものですか、通行証明書みたいなものを取ってくれれば行けるということなんです。 ですから、綾からの道が行けなくても、小林から取りに行くことはできると思うんですけれども、そういうことを言っていただくことはできるんでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 建設課長。 ◎建設課長(中原修一君) 再度申し上げますが、うちのほうから行きますと、須木を通って、多良木町に入って、多良木から田代八重ダムに行くんですけれども、その区間も災害復旧工事中なんですよ。ここは普通の、一般の自動車は通れます。田代八重ダムまで行けます。そこからまた北ダムに行く間に、また災害復旧工事があるので、時間規制中になっております。 ですから、小林土木の事務所の方は、その通行証明書をもらえれば、ご自由に、もし万が一事故があっても責任取りませんよという確約書いてもらえれば行けますということなんですよ。今はもう田代八重ダムから綾北ダムまで時間規制になっているので、僕たちは通れないという状況なので、外に持ち出すということは、今のところはまだ難しいところでございます。 ◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。 ○議長(松浦光宏君) 外山議員。 ◆議員(外山ひろ子君) それじゃあ、いつぐらいには通れるようになるか、分かるんでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 建設課長。 ◎建設課長(中原修一君) 去年の台風で、相当崩落があって道路が壊れているんですよ。これが、古賀根橋ダム辺りに行くまでが道路が陥没していますので、この工事が1億6,000万円。この前、うち、広沢、出しましたけれども、あれが7,000万円なんですよ。その倍以上の工事をしているので、一時は復旧は厳しいと思います。いつ目処が立つかというのは、まだ県のほうからも回答いただいておりません。 ◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。 ○議長(松浦光宏君) 外山議員。 ◆議員(外山ひろ子君) どうもありがとうございます。 実は、漁業組合の方が徳島県に行かれたということなんですね。そこで、やはり綾みたいな町で、ダムとかが4つぐらい、3つか4つあるということで、水がすごくきれいだったということだったんです。だったら、町がやるのかなということだったんで、私、徳島県の那賀町というところに電話を入れて、大体予算はどのくらいですかという話聞いたら、向こうが逆にびっくりして、この、国、そしてあっちは四国、四国電力、県のことで、自分たちは関係ないみたいな、そんな感じなんですね。毎年、そういう、浚せつをしているということなんです。向こうは毎年やってるということなんですね。それでこう見たら、水が本当きれいなんです。 例えば、今回、こういう台風とか何かで行けないわけですね。浚せつに行けないわけなんですけれども、これが宮崎県のほうも、1年に1回とは、難しくても、5年に1回でも浚せつしていれば、そんなに水が汚くなるということはなかったと思うんです。 ですから、今度、話が上がるときには、大体どういう予算で、どのくらいの間隔でやるのかというのも、今度、建設課長のほうから質問等、私もしますけれども、やっていただければ、今になってどたばたする必要はなかったということだと思います。 以上です。 ○議長(松浦光宏君) 建設課長。 ◎建設課長(中原修一君) また27日のときには、またそういった要望もしてまいりますが、状況を申し上げますと、平成29年度と令和2年度の航空写真を比較したときに、裸地と崩壊地が、この上流部では255か所あるんですよ。1ヘクタール以上が88か所ございます。こういった山の問題もあります。そこは土砂が流れてきて、それが蓄積していくというのもありますので、山の管理のほうも適切に管理していただきたいというのを、国や熊本のほうにも働きかけております。ので、様々、浚せつだけで終わるかどうか分かりませんけれども、そういったのは、また27日にでも、また毎年浚せつしていただけるように要望していきたいと、提案したいと思っております。 以上です。 ◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。 ○議長(松浦光宏君) 外山議員。 ◆議員(外山ひろ子君) どうもありがとうございました。 以上で質問を終わります。 ○議長(松浦光宏君) ほかにありませんか。関連質問はありませんか。(なし) ○議長(松浦光宏君) 外山議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(松浦光宏君) ここで暫時休憩いたします。(休憩午後2時38分)………………………………………………………………………………(再開午後2時49分) ○議長(松浦光宏君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 上野議員の一般質問を許可いたします。 ◆議員(上野一八君) 議長。上野。 ○議長(松浦光宏君) 上野議員。 ◆議員(上野一八君) ありがとうございます。今日最後になります。よろしくお願いいたします。質問通告に従って質問させていただきます。 まず初めに、これからの綾町の農業についてということであります。 綾町の基幹産業が農業であるということは、皆様ご承知のとおりかと思います。ただ、この農業をめぐる今の環境というのは、非常に厳しいものになってきております。そこでまず、綾町の現状についてお尋ねをいたします。 一つ、この通告書に沿ってお答えいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(松浦光宏君) 1番から4番までずっと順次に答えていって、一つずつがいいですか。 ◆議員(上野一八君) 4つ、大丈夫です。お願いします。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) それでは、通告書に従って、それについて回答してまいります。 ①の耕地面積でありますけれども、有機農業と慣行農業などで種類別で説明をしたいと思います。 令和4年農林水産関係市町村別統計によりますと、綾町の耕地面積は684ヘクタールであります。また、令和5年8月31日農林水産省公表の有機農業の取組面積は59ヘクタール、それ以外が625ヘクタールとなっております。 耕地面積の内訳としましては、田んぼが307ヘクタール、畑が377ヘクタール、合計で684ヘクタールとなっております。この有機農業の耕地面積59ヘクタールでありますけれども、全体に占める割合からすると8.6%、全国では10番目に当たります。1番目は高知の馬路村でございます。ユズのポン酢等で有名ですし、スーパーでも売っております。ここが80%超えということで、ずば抜けております。 それから9番目ぐらいまでは、大体田んぼ、稲作のところが多くて、やはり田んぼの面積は大きいということで、比率も大きいということであります。ただ、そういう畑関係、野菜関係については、綾が基本的には全国のリーダーシップを取っていると、そういう認識でありますし、農林水産省としてもそういう認識を持っていていただけているというような状況であります。 そういうことからも、農林水産省からも、ぜひ国が目標としている25%に向けて頑張っていただきたいという激励を受けております。また、先日は農林水産省のキャリアの職員の方が、綾町に研修に見えられて、1か月弱ほど、割付の果樹、農家に研修に来られております。 また、この後も農林水産省からそういう研修の方が見えられるということで、本当に注目されているということでありますので、ぜひ議員の方、そして町民の方もそういうところを発信していきたいと思っております。議員の方にもぜひご協力いただければと思います。 続きまして、就業人口、それから平均年齢ですけれども、令和2年の農林業センサスによると、農業従事日数階層別では農業に60日以上従事した農業従事者数は549人、その平均年齢は61.1歳です。 続きまして、種や肥料の確保はどうしているのか。種及び肥料の確保につきましては、一般的にはJAや販売業者から購入をしております。ただし、有機農業を実践している人の中には、品目にもよりますけれども、自家で採取している農家もいらっしゃいます。 また、肥料につきましても、堆肥を使用する農家は多数いらっしゃいます。農家同士で堆肥生産組合を立ち上げ、ぼかし堆肥を製造しているグループもございます。 次に、耕作放棄地の状況についてですけれども、まず耕作放棄地というのは5年に一度実施されます統計調査、農林業センサスで定義されている統計上の用語であります。遊休農地という言葉も同じ意味で使われております。こちらは農地法で定められた法令用語であります。 詳しくは割愛いたしますけれども、遊休農地の調査が毎年実施されていますので、その調査をもとに説明をさせていただきます。令和4年度における町内の遊休農地は、75筆、約150ヘクタール存在しています。農地として回復しがたいものが大半となっております。相談があった場合には、地権者に管理をお願いするほか、農業委員会で農地の賃貸借のあっせんなども行っております。 以上が、(1)の綾町の農業の現状についてでございます。
    ○議長(松浦光宏君) (1)の①だけでよかったですか。④まで回答、もういいですか。 ◆議員(上野一八君) 議長。上野。 ○議長(松浦光宏君) 上野議員。 ◆議員(上野一八君) ありがとうございます。それぞれのことに関して、ちょっと思うところがありましたので、再度質問させていただきます。 まず、耕地面積に関してですけれども、今、町長の答弁の中でもお話がありましたけれども、今、国が推進しています「みどりの食料システム戦略」というものでは、2050年までに有機農業の面積を25%まで引き上げたいというような目標、数値が出ております。 今のお話ですと、綾町内8.6%ということでありますけれども、この2050年の25%の達成に向けて、どのように考えられているのか、お考えがあったらお聞かせください。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 1つは、6月10日に開校いたしました「綾オーガニックスクール」というのが1つあります。これは単純に有機JAS農家を育てるだけではなく、やはり有機農業のいわゆるパイオニアである綾町が初めて学校をつくるということで、綾町の有機農業を再度、町民にも意識をしていただく。そして、綾町の農家の方々にもまた意欲を持っていただきたい。そして、町外にも綾町のイメージをアップさせたいというような、そういう狙いがあります。 最終的には、1年に3人ということになっております。現在は今1人ですけれども、あと2人、候補の方がいろいろと聞きに綾町に見えられているということであります。そういうことで、1年に3人ずつ増えていけば、少しずつでも有機農業、有機JASを取得するそういう農家、生産者が増えていくということになります。かつては30ほど有機JAS農家がありましたけれども、現在12か13というところまで落ちてしまっていますので、もう一度それを復活させたいと思っております。 もちろん有機JAS認証農家だけが有機農業ではなくて、綾町の場合は自然生態系農業というくくりで考えておりますので、そういうものの発展をさせること、そしてそれに対する農地の集約、そういうことも今、北麓であったり、錦原のほうでも進めておりますけれども、そういうことをやっていきながら、この25%に向けて進めていきたいというふうに思っています。日本全体では今0.5%から6%しかないわけですね。したがって8.6というのは非常に高い数値ではあります。 ただ、追っかけてくるところも確かにあるんですけれども、これはやっぱり自治体がしっかりと連携を取ってやらない限りは、隣で農薬を振っていたら間違いなく有機JAS認証できない、取れないわけであって、行政としてしっかりといろんなことをサポートしながら計画的にやっていくことが、この25%達成への近道だと考えております。 以上です。 ◆議員(上野一八君) 議長。上野。 ○議長(松浦光宏君) 上野議員。 ◆議員(上野一八君) ありがとうございます。今の計画どおり、ぜひ進めていっていただきたいと思っておりますし、国が推進しています「みどりの食料システム戦略」というのは、綾町にとっては大変追い風になるんじゃないかなと思っておりますので、その点を十分考えていただいて進めていただければと思います。 次の、就業人口のことに関してですけれども、この就業人口に関しては、本当に全国的にはほぼ壊滅的な状態になっているなというのが僕の印象ではあります。農水省の調べによりますと、就業人口、2000年から2019年まで、2000年が389万人だったものが、168万人にまで農業就業人口は減っております。これは非常に危機的な状況であるなと思います。さらにそこに加えて、平均年齢ですね、これが非常に高くなっています。2019年の農水省の調べですと、66.8歳ということが出ています。65歳以上の占める割合というのが70.2%ということになっております。 そういったことを考えると、今後10年、果たして10年後にこの農業というのが成り立つのかなという非常に大きな危険性を感じております。綾町においては、今61.1歳という平均年齢が出ておりましたが、65歳以上の占める割合というものがもし分かればお答えいただきたいのですが、いかがでしょうか。 ◎町長(松本俊二君) 農林振興課長。 ◎農林振興課長(入田賢一君) すみません、今その数字は持っておりませんので、また委員会等で回答いたします。 ◆議員(上野一八君) 議長。上野。 ○議長(松浦光宏君) 上野議員。 ◆議員(上野一八君) 恐らく綾町も今平均年齢が61.1歳ということでありますと、やはり10年後、見越したときに非常に心配だなということを感じております。今のオーガニックスクールというところで、新規就農者を募っていくというのも非常にいいかなとは思うんですけれども、それだけではとても間に合わないような状況にきているなというところを感じておりますので、その点ぜひ町側もしっかりと認識した上で、農業の今後のことに関しては進めていっていただきたいと感じております。 このまま次の種と肥料のことに関してお尋ねをいたします。 今回、一番僕が尋ねたかったのはこの点についてなんですね。今、種というものは世界的に非常に競争が激しくなってきております。この争奪戦に一番遅れているのが日本という国なのかなというふうな認識を私は持っております。今のうちにこの種ということに関して、しっかりと生産に力を注いで、自前の種というものを獲得していくというのは今後の農業においては非常に大事になっていくのではないかなと感じております。 先ほど町長が答弁でおっしゃっていましたけれども、有機農業に関しては自家採取ということをされる方も非常に多く、ほとんど販売されている種というのはF1という種が多いんですけれども、そのF1の種を使わずに自家採取をされる方が有機農業では多いというふうに聞いております。自家採取を進めていくことで非常に種を取るというのは大変な作業になっておりますので、農家さんにそれをさせてしまうというのは大きな負担になっているということも聞いております。 ということで、自治体でこの種の生産について考えを持って今後進めていくということは、この有機農業というのを綾町の基幹産業として考えた場合に非常に有効なものになるのではないかなと考えておりますが、町長お考えがあればお聞かせください。お願いします。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) お答えします。 まず、就業人口と平均年齢の件についてですけれども、全国平均に比べれば若いということで、やっぱり若手の方々の育成も今できてきているし、それから若手の方が綾町で農業をやりたいということで、他地区から入ってこられるという方も、若手の方も結構いらっしゃいます。40代の方もいらっしゃいますし、そういうような方がたくさん綾町にはいらっしゃるということであります。 そういう方々を、どうやって指導していったりとか、教えていくかというようなこともあって、綾町には本当に今までやってこられた、綾町の農業を支えてこられた方がたくさんいらっしゃいますので、農協が本当はそれをやるべきことなのかもしれませんけれども、そういうような体制が残念ながら今なってきていないというような状況にあるので、そういうのも含めて、オーガニックスクールなんかでは今やっている人が先生になって、圃場で実際に教えていくと。 実体験をそのまま伝授していくというようなことをやっているわけで、それを広げていきたいと思っていますし、先ほど中神議員の質問のときだったと思いますけれども、とにかく若い方が自分たちでいろんな勉強をしながらやっているということがあるので、そういうところも新規就農者だけではなく、そういうところにきちっと支援をしていく必要があると思っていますので、その対応を平均年齢であったり、就業人口にはそういう対策を取っていきたいと思っています。 それから、種の問題ですけれども、私が証券会社にいたときにタキイ種苗に何度か足を運んだことがあります。やはり非常に難しいと聞いております。これは気候の面とかそういうものがあって、ただ全然できないわけではないと。したがってできたものについては、種苗法をこの前成立をさせましたけれども、それで守っていこうということで、とにかく海外にやられっぱなしというようなことは避けたいということで、法律ができた一つの理由ということを理解をしておりますので、何ができるのかというのは一度考えてみたいと思っております。現時点で明確にどういうことができるかということは、残念ながら今持ち合わせておりません。 以上です。 ◆議員(上野一八君) 議長。上野。 ○議長(松浦光宏君) 上野議員。 ◆議員(上野一八君) ありがとうございます。今の種に関しては、データで出ているものを、私も非常に危機感を持って見ているものがあるんですけれども、野菜に関して、自給率というのは8割ということが一般的に言われているんですけれども、その8割の野菜のうちの90%の種が輸入ということで言われているんですね。となると、実質の自給率というものを考えると、10%以下という数字が出てくると思います。 そうなると、今、国際情勢とか非常に不安定になっています。そこに加えて円安というものも追い打ちをかけてまして、日本の国際競争力というのが非常に今低下してきているというのが現状であると思います。そういったことを考えると、海外に種を依存しているというのは、本当に今後、日本が食料というものを考えたときに危険だなという印象しか私は持たないんですね。 ですので、ぜひこの種に関しては、綾町独自でできるものとは私も考えてはおりません。しかし、県内にはたくさんの自家採取で結果を出されている農家さんもいるというふうな話もいくつか聞いております。そういったところと連携をしながら、宮崎県内でこの種というものを確保していくのはどうかということを、綾町から発信をするというのに私は意味があるというふうに思っておりますので、ぜひご検討いただければと思います。 次に、耕作放棄地の話が出ておりました。耕作放棄地に関しては、本当に今、先ほどの数字でも上がっておりましたが、すごく大きな数字が出ております。これは山から降りてきたイノシシとかシカの中継地になって、そこからまた鳥獣被害を拡大させている要因になっているという話も先日伺ったところです。 持ち主に対して、しっかりとこういった草刈りをするだけでも、そういった鳥獣とかの中継地にならないので、そういったことが条例でしっかりとできないだろうかというご相談もいただいた経緯があります。そういったことに関して、もしお考えがあればお聞かせください。お願いします。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 明確な答えを持っているわけではございません。この耕作放棄地については、一つの課題というふうに認識をしておりまして、150ヘクタールの中には、実は二反野のメガソーラー、23ヘクタールもここに含まれているということであります。 そういうものの、本当は有効活用を事前に図っておけば、ああいうことも起きなかったのかもしれないなと今の時点では思っております。今後も、この耕作放棄地について、可能であるのであればやはりもう一度それを活用できないかどうかというのは検討してまいりたいと思っております。 以上です。 ◆議員(上野一八君) 議長。上野。 ○議長(松浦光宏君) 上野議員。 ◆議員(上野一八君) ありがとうございます。今、取りあえず伺ったところに関して、もし追加で、課題とかで、町のほうでも考えられているところがあれば伺いたいんですけれども、もし課題と対策と、もしお考えがあればお聞かせ願えますか。よろしいですか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 今、イオンさん、イオン九州マックスバリューが、綾町の野菜を、自然生態系農業ということで、決して有機JASだけではなくて、綾町で作っている野菜をマックスバリューで販売をするというような形でご協力をいただいております。これは経済連も入り、JAとの連携もやりながら、そういうことを進めております。 今、そうやって綾町の野菜を購入していただける、販売をしていただける先があるということは、非常に強みだと思っています。このチャンスを生かして、安心して綾町の野菜をしっかり作っていただく。これは選挙のときにもお話ししましたけれども、生産量をまず増やしていくということも一つの方法だと思っておりますので、それで需要に応えていくということです。今は残念ながら、需要と供給のバランスとすれば、供給のほうが足りないというのが、綾の状況でありますので、そこはぜひ増やしていきたいと思っております。 もちろん、ほんものセンターに出す、そういう少量だけというようなところの農家もありますので、もちろんそういう方々も含めて、少しでも生産量が上がったり、もしくは、収入が上がるというような、そういうことを考えていきたいというふうに思っております。 以上です。 ◆議員(上野一八君) 議長。上野。 ○議長(松浦光宏君) 上野議員。 ◆議員(上野一八君) ありがとうございます。以上、今の農業に関しては、この質問で終わらせていただきます。 では、次にオーガニック給食についてに移りたいと思います。 昨今、オーガニック給食について大きな注目が集まっておりますが、町長がこの間の選挙のときでも、あまりそういったことに関して発言をされていなかったなということを、僕はちょっと印象で思っていたところがあります。ぜひオーガニック給食について何か考えがあられるのでありましたら、ぜひお聞かせいただきたいと思っております。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 先ほどユネスコエコパークのときの話がありましたけれども、関心がなかったわけでは全くなくて、このオーガニック給食にも実際に議員として絡んでおりました。 ただ、この条例をつくるときに、決して綾町の農業を分断してはいけないと、そういう気持ちは十分ありました。いわゆる有機農産物、有機JAS認証農家が有機農家、綾町の野菜とか有機農業を支えているわけではないわけなので、たくさんの方々が綾町の農業を支えていただいているという考え方から、あまり有機JASに絞り込んだ、そういう条例というのは作るべきではないということで、これは議会の中でも皆さん共通認識を持って、そして農林振興課に再度検討していただいて、皆さんが納得できる、理解できる、そういう内容にして、このオーガニック給食の条例をつくり上げたという経緯があります。 このオーガニック給食というのは、実際に綾町ならではのそういう給食だと思います。もちろん季節によっては物がないというのはありますけれども、そこを何とか生産者の方々も協力して、できる限り提供していきたいというような協力体制を取っていただけるということを言っていただいていますので、その辺については、町としてもしっかりと支援をしていきたいと思っておりますし、これは学校側、それから今入っていただいているシダックスさんとか、そういうような協力、理解も必要かと思っております。オーガニック給食全体についての私の考え方は以上であります。 ◆議員(上野一八君) 議長。上野。 ○議長(松浦光宏君) 上野議員。 ◆議員(上野一八君) ありがとうございます。橋本議員の質問の中でも町長が答えられていたんですけれども、病気にならない体づくりというものをサポートしたいという発言があったかと思います。まさにこのことというのが、このオーガニック給食には非常に関連しているものではないかなと思っております。 もともとこのオーガニック給食というものが、どういった気持ちで出てきたのかなと私なりに想像すると、子どもたちにより安全なものを食べていただいて、健康な体になっていただいて、健全な気持ちを持っていただいて、健やかな成長を願うというところが大きかったのではないかなと思っております。 今、全国的に大きな協議会が立ち上がって、さらには国会議員の議員連盟というものが立ち上がりました。この議員連盟に関しては、全ての党が参加をしての初めての議員連盟だとも聞いております。それだけ世の中の関心が高まっているのかなと思っております。 そこに加えて、この綾町では3月に条例が制定されたということで、大きな注目が集まっております。先日も、私は鹿児島にオーガニック給食のことで勉強会に行ったんですけれども、そのときに埼玉県の小川町というところから、有機農業ですごく有名な町なんですけれども、来られてまして、綾町のことには非常に関心を持って、私が綾町から来ましたということをいうと、そういったお話をいただいたところです。 ということで、私たちも知らないところで大きな波紋が広がっているんだなというのを感じたところであるんですけれども、綾町にとってはこのオーガニック給食、非常に存在感を示すいい機会だなというふうに私は思っているんですけれども、その点に関してお考えがあればお聞かせください。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 議員がおっしゃったとおり、昨年の6月に全国オーガニック給食協議会というのが設立されております。32市町村、JA等を含む市民団体が59団体、生産者などの個人159人で構成されており、綾町も当然加盟をしております。昨年10月に東京で開催された全国オーガニック給食フォーラムにおいては、綾町の給食の取り組みが動画で紹介されるとともに、大会冊子でオーガニック給食の実施地域として紹介をされております。 全国に先駆けてこの条例を制定したことも踏まえて、先進地として全国的なオーガニック給食の普及促進に貢献する役割というのを綾町として担っていきたいと思っておりますし、このことが様々なことに波及してくるというふうに私は思っています。これを契機に綾を訪問して、そして綾に滞在する。引いては綾に来て農業をやってみたいというような方が増えてくれる、そういう一助になればと思っております。 以上です。 ◆議員(上野一八君) 議長。上野。 ○議長(松浦光宏君) 上野議員。 ◆議員(上野一八君) ありがとうございます。ぜひそのお考えを実行に移していただけたらと思っておりますので、よろしくお願いいたします。このオーガニック給食を考えていく上で、いくつか僕は課題になるなと思うものがあります。その一つが、今、綾町ではオーガニック給食の担当は農林振興課ということになっておりますけれども、学校給食に関しては教育委員会のほうで管轄となっていると思っております。 いわゆる縦割り行政というところで、横断的ないろんな判断が必要になってくるのではないかなと感じておるんですけれども、そこのことに関して、何か思われるところがあればお答えいただきたいと思います。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) このオーガニック給食条例をつくるときも、このオーガニック給食を始めようといったときも、教育委員会と連携をとって、農林振興課を含めて各方面と連携をとってきました。学校給食については、学校給食の栄養士の先生にもわざわざ宮崎から来ていただいて、それまでは綾小学校でその仕事に就かれていた方がわざわざ来ていただいたりとか、きちんと連携をとっておりますので、縦割り行政の弊害ということは特にないと私は認識をしております。 以上です。 ◆議員(上野一八君) 議長。上野。 ○議長(松浦光宏君) 上野議員。 ◆議員(上野一八君) ありがとうございます。もう一点、気になるところがあるんですけれども、給食が今、外注ということでシダックスさんにお願いをしているのかなというふうに感じておりますが、とてもこのオーガニック給食実現に向けて大事になってくるのが、栄養教諭の方の存在なのかなと感じております。 単に、カロリーだけを計算するような方も、正直いらっしゃるというふうに伺っております。そういった方にお願いをしてしまうと、せっかくオーガニック給食をやろうというところになって、いい素材が入ったとしても、出てくる給食というものが、あれ?というような感じのものになってしまう可能性も非常に、その危険性があるかと私は感じております。 食材だけでなくて、調味料に関しても大きな広い見識を持っている方が求められるのではないかなと思っておるんですが、その点、どのように考えられるでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 先ほど申し上げたように、スタートのときからそういう栄養士の方々にも入っていただいて、様々な問題点について議論をしてスタートをしております。 もちろん、今後そういう方がずっとそのままということもないと思いますので、そこはしっかりと引き継ぎ等をしていきながら、また実績を積んでいきながら進めていきたいと思っております。また、綾町にも管理栄養士の資格を持っていらっしゃる方がいらっしゃると聞いておりますので、そういう方々の知恵もお借りしながら進めていきたいと思っております。 以上です。 ◆議員(上野一八君) 議長。上野。 ○議長(松浦光宏君) 上野議員。 ◆議員(上野一八君) ありがとうございます。給食というのは本当に大切なものであると思いますので、その点はしっかりと認識いただいて進めていただければと思います。 次の、3番目の質問に移らせていただきます。自治公民館制度についてお尋ねをいたします。 本日の一般質問の中でも何度もこの自治公民館制度ということに関しては、いくつか話が出ておりました。町長は所信表明の中でも何度もこの自治公民館制度ということに関して言及されており、非常に重視をしていると感じております。 現在のこの公民館活動についてどのように思われているのか、その意見をいただければと思います。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) まず、この公民館制度については、2020年1月にコロナ感染者が日本で初めて確認され、2023年5月8日に感染症の分類が5類へ引き下げられるまでの3年間は、この自治公民館活動というのは非常に実施が難しい、そういう時期でありました。この時点で評価することは難しいと考えますけれども、現在ようやく各種公民館活動も中止や規模縮小することなく、実施する方向で検討している段階であります。 5月以降から現在まで活動を行って感じている課題につきましては、コロナ禍で止まってしまった活動を以前のように実施することには非常に労力が必要だということです。また、公民館への加入状況から見ると、多様性や個の活動を大切にする時代となって、この綾町の公民館活動の目的が十分認識されずに、個の時間を奪われるのを避けたいなどの理由で、自治公民館に加入されない、そういう住民も増えていることが事実であります。実際に、2023年8月現在の加入率は72.8%であります。隠居世帯まで含めると80.4%となっております。 こういうふうに、綾町の自治公民館制度についても、いろいろな課題があると思っております。また、22地区の公民館の状況については、各地域ごとの課題も様々であるというふうに認識をしております。そういうふうなことをしっかり受け止めながら、自治公民館制度を発展させていきたい、進化させていきたいと思っています。 そういうこともあって、先日、上野議員も一緒に行きましたけれども、公民館の全国大会に行って、研修を受けてきました。あのときに文科省の方で、大分のほうに来られている方と名刺交換をしたんですけれども、そのときに綾町も同じような加入率の低迷であったりとか、そういう移住者の方とのギャップとか、そういうのがあるんですよという話をしたら、大変驚いていらっしゃいました。綾町でそうなんですかというふうにおっしゃられました。 要は、綾町の昔の自治公民館制度をご存じの方だろうというふうに、私は思っていました。いや、同じなんですということで、だからそれを何とか昔のような、何でこの自治公民館制度ができたかという歴史をきちんと踏まえた上で、今できることをしっかりやっていく。そういうコミュニティをしっかりつなげるということが、この自治公民館制度の一つの大きな基本になっていることだと思っていますので、それをしっかりともう一度原点に戻って、皆さんに問うていきたいと思っています。 また、公民館の公民館長会の在り方についても、町であったりとかからの伝達事項だけではなく、やっぱりこういう加入率の問題であったり、ごみの問題とか、様々な問題があるかと思いますので、それをやはり議論する場に私はしていきたいと思っています。 お金の問題でいろいろ苦労するということであれば、そのお金の問題も、町が関わって解決する方向というのも探っていく必要があるのではなかろうかと。いわゆる自治公民館制度の本来の目的を達成するために、公民館長をはじめ各地域の方々が協力してやっていくことが、この公民館制度を維持、そして発展、進化させていける、そういう手段に、方法になるのではないかなと考えております。 以上です。 ◆議員(上野一八君) 議長。上野。 ○議長(松浦光宏君) 上野議員。 ◆議員(上野一八君) ありがとうございます。この自治公民館制度、もともと提唱されたのが、郷田町長かと思っております。この郷田町長が、著書の中でも書かれているんですけれども、この自治公民館制度の肝というものが、みんなで議論を重ねるということが非常に肝だと書いているんですね。よくいろんな物事を決めるときに、一部の人たちだけで話合いをして、そこで決まっていくというようなやり方に対して、郷田町長は非常に意を唱えて、皆さんで話をして、そこで議論を重ねた上で、いろんな物事を決めましょうということが、この自治公民館制度の肝ですよということをおっしゃっています。 その観点から見ると、今、町長もおっしゃっていましたけれども、いろんな会議が、どちらかというと一部の人だけの意見、一部の言葉の大きい人の意見だけで物事が決まっていっているというところも、少しあるのかなということを感じると、ちょっとずれてきているのかなというふうな印象も受けます。 ですので、今おっしゃっていたような提案をどんどんしていって、まさに加入率の問題もそうですし、自治公民館の再編みたいなものも、しっかりと今後話合いをしていかないといけない状況に間違いなく来ていると思っております。そういったところを、ぜひ何かを、公民館のことを町のほうに尋ねると、それは館長さんたちでしてくださいね、みたいなことが返ってくることって非常に多いんですね。 そうではなくて、今はもう町も一緒になってそこを話合いをして、その後どうやってやっていくのかという建設的な意見を出していかないといけない時期になっているなと感じています。その点はぜひ町長にもお願いをして、この質問は終わりにしたいと思います。 では、次に4番目の町長の任期について質問いたします。 今回4月に統一地方選挙がありましたけれども、その選挙に合わせて町長選挙も一緒に開催をされました。このことに関しては、私は非常に評価をしております。というのも、選挙というものには非常にお金がかかります。それを、2回あるものを1回にまとめてできたということで、大きなお金の節約ができたのではないかなということを感じております。 先日、委員会の中でも総務課長とお話をさせていただきましたけれども、一緒にすることでいくらかの節約ができたというお話をいただいております。こういったことを考えると、この同時に選挙をするということは、非常に私はいいと思っているんですけれども、選挙というのは必ずしも誰が負ける、誰が勝つというのが決まっているものではありません。そのときの状況によって変わってしまいます。 それで今回、今、松本町長が座られてますけれども、松本町長が勝たれて、前の籾田前町長が負けたということになっております。その後、任期が6月8日まであったんですけれども、選挙が終わって約1か月半ぐらい、籾田町長が残られていたという時期があったんですね。私は、この期間がものすごく無駄に感じてしまいました。 というのも、町長はよくおっしゃっていますけれども、スピード感を持って町政には当たらなければならないというお話をよく言われております。私もそれは非常に大事だなと思っておりまして、1年間というスケジュールでいろいろな物事が決まっていく町政において、1か月半というのは非常に重要な期間ではないかなと感じております。 この期間を解消できるような手だてはないのかなと思っているのですが、まずこのことに関して町長はどのように考えられるのか、お聞かせください。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 私が望んで1か月半ほど空白ができたとは考えておりません。前町長の判断、それから前町長の権利でありますので、それを剥奪するという権利は私にはありませんので、ただ、この1か月半については、私自身は無駄ではなかったと思います。4月23日に当選をさせていただいて、6月の9日、就任するまでに各方面にいろいろな話を、もう既にしに行きました。 県の方にもそうですし、様々な国会議員も含めて、それから各企業もそうなんですけれども、そういうことを実際にできました。実際に6月9日就任してからは、下の町長室の椅子に座る時間は本当にどうでしょう。絶対1時間はなかったと思っていますので、それぐらい結構バタバタしたのが2か月ぐらい続きましたので、その前にそういう事前の動きができたということは、私自身にとっては決してマイナスではなかったと思っておりますし、その間にいろいろと議会議員としていろいろなことを考えてきたものをまとめたり、今後の町政についていろいろと考えることができたということで、私にとっては有意義な時間だったと思います。 ただ、いろんなところで聞くのは、やはり次が決まっているにもかかわらず、様々なところで非常に対応に苦慮されているという県の幹部からもお話をいただいたりしておりましたので、そういうところは非常に残念だなと思っておりますけれども、そこはもう権利でございますので、そこはもうしようがないのかなと思っております。もし、次回そういうことがあれば、速やかに身を引きたいと思っております。 以上です。 ◆議員(上野一八君) 議長。上野。 ○議長(松浦光宏君) 上野議員。 ◆議員(上野一八君) ありがとうございます。私が今聞きたかったことを、お答えいただいてありがとうございます。ぜひ、前の町長さんに関しては、最後まで全うしてよかったという話もあるんですけれども、私はやはりここはすぐ身を引くべきだったんじゃないかなと感じておりましたので、今、松本町長、そういったお話がありましたけれども、しっかりとこの4年間仕事をしていただいて、そういったことがないというのが一番いいんですけれども、もしそういった場合には、きちんとその発言の責任を持っていただけるようにお願いしたいと思っております。よろしくお願いいたします。 では、最後に5番目です。土地の相続登記の義務化について質問をいたします。 今、全国的に所有者不明の土地問題が非常に多くなっていると聞いております。平成28年度の少し古いデータになりますが、国土交通省の調べによると、日本全土の約20%の土地が、登記簿上で所有者が分からないというような調査結果まで出ています。20%というのは、本当に大きな数字ではないかなと思っております。綾町において、所有者不明の土地がどの程度あるのか教えていただければと思います。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 数字だけ簡単に説明をいたしますと、令和5年度の固定資産税課税通知書が返戻されるなどして、所有者不明土地と考えられるものが現在25件であります。議員も言われたとおり、国においてはこの問題の発生予防のために、不動産に関するルールを見直す法改正を行っており、所有者不明土地の増加について一定の歯止めがかかるんではないかという期待をしております。 以上です。 ◆議員(上野一八君) 議長。上野。 ○議長(松浦光宏君) 上野議員。 ◆議員(上野一八君) ありがとうございます。所有者が分からないということに加えて、名義変更を行う上で、一つ問題があるなということを実感するできることがありましたので、少しご説明させていただきます。 先日、私が所有する土地を売ってくれという話がありまして、その段取りをしていたことがありました。その中で、私の祖父の名前の土地があるということが分かったんですね。その土地も一緒に売らなければならなかったので、その土地の名義変更をする必要が出てきてしまいました。 私は、6年前に祖母が亡くなりまして、祖母が祖父から受け継いで、その祖母から私に受け継いだという経緯があります。その名義変更をする場合に参考にしたものが、今、町長がおっしゃったような固定資産税の納税通知書というものを参考にして、私は名義変更を行ったんですね。 これで全部なのかなと思っていたところ、祖父の名前の土地が出てきたということが今回ありました。では、なぜこういうことが起こったのかというところを見ていくと、課税対象なのかどうかというところがポイントになっているんだなということに気づきました。固定資産税の納税通知書にあるのは、課税対象という土地しかそこの中には出てこないんですね。 であると、今回、私が売買のときに問題になった祖父の名前の土地というのは、非常に小さい土地で課税対象にならなかったんですね。なので、そういった通知書にも全く記載はされていませんでしたし、祖母が祖父から受け継いだときには全くその存在も知らずに、これまで相続があったという経緯があります。 ですので、課税対象になっていない土地というのがまだ、すごく昔の名前でいっぱい残っているのではないかなということを、今回感じたところがあります。ですので、所有者不明というところで言ったときに、名義変更を行われずにずっと経過した土地ということではあるんですけれども、そこにこの課税対象かどうかというところも一緒に加えて検討しないと、そのまま見過ごされてしまう土地が相当数出てくるのではないかなと思っております。 ですので、その点もぜひ考慮いただいて、来年義務化が始まりますので、そこに向けて、町として対策を考えていただきたいと思っておりますが、お考えがあればお聞かせください。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) まずは、やっぱり相続するときに登記をきちっとするということが大前提であります。それが、やっぱり昔はなかなかそれがきちんとできていないということがあって、今、上野議員がおっしゃるようなことが多々あります。それだからこそ、地籍調査を含めてやっているわけで、やはり相続に絡んだところは名義をしっかり調べて、そこから相続をきちんと完了させるということが、まずやっておかなければいけないことかなと思っております。 また、相続登記の義務化に向けた準備や対策としましては、現在亡くなられた方の遺族が諸手続に来庁された際に、制度案内のチラシを配付しています。また、広報等による周知を図ってまいりたいと考えております。引き続き、国の制度や法改正等の情報収集を行って、町民の皆様に対して適切で分かりやすい広報、周知を図るとともに、国の施策に従い、協力、連携して、所有者不明の土地の発生予防、解消に取り組んでいきたいと考えております。 これは、綾町に、私も議員時代にいろんな方から相談を受けて、ここの土地は昔はこうだったと口約束されているというような話がたくさんありました。でも、やっぱりちゃんと法律で決まっているやり方と、それから口約束と、両方あるんですけれども、この口約束でやった分については、これは当事者同士でやるしかないわけなんですよね。 そうすると、基本的には登記されている、それが基本的にはルールになってくるわけなので、そこのところの説明をしても、なかなか理解をしていただけないという苦労もしたことがありますので、その辺の周知とか、また娘さんとか息子さんがいらっしゃるのであれば、そういう方々にきちんと説明をして、適正な手続を踏んでもらうということを、丁寧に説明していく必要があるというのを実感しているところであります。 以上です。 ◆議員(上野一八君) 議長。上野。 ○議長(松浦光宏君) 上野議員。 ◆議員(上野一八君) ありがとうございます。周知徹底というのは、これは大前提であるかなと思うんですけれども、その周知徹底をする場合に、その土地が、例えば今の私の話ですと、私が引き継ぐべき土地なのかどうかということすら分からなかったということがあったんですね。結局、課税対象になっていないので、全く僕には知らせがなかったということがありました。 ですので、例えば亡くなったときに、これはできるかどうかというのは、僕も分からないんですが、亡くなった方の土地がこれだけあるんだということが、何かの形で示してもらえないのかなと。それは、毎年4月前に届く固定資産税の納税通知書以外に、そういった課税対象になっていない土地というのがありますので、そこに対しての何かのお知らせができないものかどうか、そこに関して、一点、役場のほうで尋ねたときに、名寄せをすればできますよということを言われたんですね。ただ、その名寄せという言葉も僕はそのときに初めて聞いたんですけれども、一般の方でそのこと自体が分かっている方がどれだけいるのかなというふうに私も感じました。 ということで、役場にお勤めの方は分かるかもしれないけれど、一般の方は分からないというようなこともありますので、そういった課税対象になっていない土地があった場合には、そこもきちんとお知らせをいただけるような、何か仕組みができないものなのかなと、それがあれば、私も事前に、約6年前に名義変更したんですけれども、そのときに実はもう終わっていたはずなんですね。それがまた今回これが出てきたがために、課税対象になっていない土地のために、僕はまた1万円余分に払って、手続をしたということがあります。 これが何度も重なっていくと、非常に大きな負担になってしまうし、時間も取られるしということで、一般の方にとっては大きな負担増になってしまう可能性がありますので、そのことは来年の義務化に向けて、しっかりと町の方でも検討いただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(松浦光宏君) 町民課長。 ◎町民課長(野村修君) 上野議員の質問にお答えします。 課税対象になっていないということで、それは土地につきましては、課税標準額30万円を合計が超えなければ課税対象にならないということで、これまで上野議員の祖父方が課税対象になっていないということで出てきたということだと思います。亡くなったときに、先ほど町長が申し上げましたとおり、相続関係の指導をしてまいりますが、その名寄せ、いわゆる名前を寄せて出すという方式を、課税対象外を問わずにできるかどうかというのを検討させていただきたいと思います。 それが、亡くなったときに自動的に名寄せ帳を提供できるのか、それとも本人の請求によってするのか、もしくは、もちろん相続関係がその方にあるかどうかも戸籍で確認しなければ、その名寄せした所有の土地も提供はできませんので、その点も含めて検討させていただきたいと思います。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(松本俊二君) 相続手続、私も証券会社時代に何回かやったことがあるんですけれども、まずは上野議員がおっしゃったように、そういう相続が発生したときに、いわゆる名寄せ、これは当たり前にやるものなんですけれども、例えば隣接した土地であれば、名前を言ってもらえばそこがこうこうこうですよということが分かるし、いわゆる名寄せをしましょうかということを、役場のほうの窓口で一言を言えば、じゃあちょっとそれで調べてみてくださいということは、それは可能かというふうに思います。 ただ、先ほど課長が言ったように、それがちゃんと相続の対象になっているのかどうかというところは、まず大前提になっておりまして、じゃあ皆さんの印鑑が、実印が押されているのかというようなところも、非常に手間がかかる厄介な作業になりますけれども、そこはクリアしていただければ、そういうことは可能かと思います。そういうところの説明であり、周知をしていく必要が、その解決の一つかと思っております。 以上です。 ◆議員(上野一八君) 議長。上野。 ○議長(松浦光宏君) 上野議員。 ◆議員(上野一八君) ありがとうございます。来年からはもう義務化ということになっておりますので、義務化というのは非常に強い言葉なのかなと思っております。国のほうで義務化、義務化といっても、こういったこう実際担当するのは、役場のほうの窓口になるかなと思っております。 その役場のほうの窓口で、この義務化の意味がしっかりと伝わってないと、恐らく私のようなケースが今後はたくさん出てきて、後になってここの土地もここの土地もということが出てくる可能性は非常にあると感じております。ですので、そこも考慮した上で、今後進めていく上では検討いただければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 以上で、質問を終わります。ありがとうございます。 ○議長(松浦光宏君) 上野議員、ここで先ほどの1番目のときの質問で、65歳以上の就業人口のところの答弁を、もう分かったということなんですけれども、やっていただいてよろしいですか。 ◆議員(上野一八君) ありがとうございます。 ○議長(松浦光宏君) 農林振興課長。 ◎農林振興課長(入田賢一君) すみません。資料が手持ちにありましたので、お答えさせていただきたいと思います。 町内における65歳以上の農業人口でありますけれども、令和2年度の農林業センサスの数字を活用させていただきます。基幹的農業従事者数、いわゆる農業を基幹的にされている方の数字でありますけれども、総数が472名、472人。うち65歳以上の人数が247人であります。割合にしまして52.3%が65歳以上の農家数ということになります。 以上であります。 ○議長(松浦光宏君) 質問はよろしいですか。関連質問はありませんか。(なし) ○議長(松浦光宏君) 上野議員の一般質問を終わります。────────────・────・──────────── ○議長(松浦光宏君) 以上で、本日の議事日程の全部を終了いたしました。 これをもちまして、本日の会議を散会いたします。(散会午後3時43分)──────────────────────────────...