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03月09日-04号

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  1. 綾町議会 2023-03-09
    03月09日-04号


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    最終取得日: 2024-09-15
    令和 5年第2回定例会( 3月)令和5年第2回(3月)綾町議会(定例会)会議録令和5年3月9日再開       令和5年第2回綾町議会(定例会)が令和5年3月9日午前10時綾町役場議場に招集された。    出 席 議 員┌─────┬───────────────┬─────┬───────────────┐│議席番号 │氏        名     │議席番号 │氏        名     │├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤│1    |山   田   由 美 子  |6    |日   髙   憲   治  │├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤│2    |池   田   和   昭  |7    |兒   玉   千   歳  │├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤│3    |松   本   俊   二  |8    |日   高   幸   一  │├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤│4    |青   木       實  |9    |松   浦   光   宏  │├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤│5    |児   玉       信  |10   |橋   本   由   里  │└─────┴───────────────┴─────┴───────────────┘    事 務 局┌─────┬───────────────┬─────┬───────────────┐│局 長  │高   松   俊   秀  │書 記  │野   村   美   樹  │└─────┴───────────────┴─────┴───────────────┘    説 明 員┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────┐│町長       |籾 田    学   |副町長      |中 薗  兼 次   │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│教育長      |岩 切  康 郎   |総務課長     |竹 下  琢 郎   │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│財政課長     |兒 玉  良 次   |福祉保健課長   |佐 藤  光 久   │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│農林振興課長   |入 田  賢 一   |総合政策課長   |松 下  栄一郎   │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│町民課長     |野 村    修   |建設課長     |中 原  修 一   │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│教育総務課長   |野 村  敏 幸   |社会教育課長   |森 園  由美子   │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ユネスコエコパーク│           │         │           ││推進室長     |倉 前  省 吾   |会計管理者    |吉 鶴  慶 久   │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│監査委員     |郷 田  五 男   |         |           │└─────────┴───────────┴─────────┴───────────┘令和5年第2回(3月)綾町議会(定例会)議事日程令和5年3月9日再開        開    議   日程第1 令和4年議案第75号の訂正について   日程第2 一般質問会議に付した事件・議事日程と同じである。──────────────────────────────┌───────────┬──────────────────────────────────┐│質 問 事 項    │質問の要旨                             │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員 兒玉    │                                  ││1.宿泊施設の現状は │(1)現在の活性化協会従業員との雇用契約書の有無。           ││           │(2)町から活性化協会への委託料の支出はどのようになっているのか。また ││           │ 個人への支払いは。                        ││           │(3)大型車輌に関する整備管理責任者は誰か。              ││           │(4)キャンプ時期に風呂を町民が利用しにくい状況だが、公の施設の利用と ││           │ して何か対策は。                         ││           │                                  ││2.高年者環境整備につ│(1)高年者クラブの会員減少、会の育成に関する対策は。         ││  いて       │(2)ねんりんピックでてるはドームがミニテニスの会場となっているが、町 ││           │ 民になじみがないが普及の対策は。                 ││           │                                  ││3.児童減少対策につい│(1)子育て全世帯への臨時特別別給付金の支給は可能か。また、その世帯数 ││  て        │ は                                ││           │(2)児童クラブの時間延長対策は。                   ││           │(3)図書館の下校中に利用できないか。                 ││           │                                  ││4.その他      |(1)役場設置の雨量計を利用して集中豪雨、台風時の予報できる事案の対策 ││           │ は。                               ││           │(2)小田爪地区の無堤防箇所の進捗状況は。               ││           │(3)本庄川川まちづくり事業は地域住民の声を大切に。          ││           │(4)二反野畜産団地の停電時の水対策は。                │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員 山田    │                                  ││1.子ども条例について│(1)令和元年12月議会で「子ども条例」について学ぶとの回答。その後の ││           │ 進捗状況は。                           ││           │(2)策定委員会の予定はあるのか。                   ││           │                                  ││2.国民スポーツ大会に│(1)綾町で行われる競技は、何種類か。                 ││  ついて      │(2)選手、関係者の大まかな人数は。                  ││           │(3)受け入れ体制は出来ているのか。                  ││           │(4)宿泊施設は足りないが、民泊も有りなのか。             ││           │                                  ││3.猿の被害     │(1)農作物の被害報告は。                       ││           │(2)群れで行動しているが適正な個体管理は出来ているのか。       ││           │(3)猟友会との連携は。                        ││           │(4)侵入防止柵(電気柵)の管理について。               ││           │                                  ││4.宿泊3施設の今後に│今後、民間に委託する予定はあるのか。                ││  ついて      │                                  ││           │                                  ││5.令和5年度に力を入│福祉、教育、防災、農業、地域づくり。                ││  れた事業について |                                  │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員 青木    │                                  ││1.籾田町長任期4年の│(1)町民まん中。                           ││  総括を伺う    │(2)財政再建。                            ││           │(3)独断専行。                            ││           │(4)宿泊3施設の民間委託。                      ││           │(5)元従業員からの訴訟。                       ││           │(6)綾川について。                          ││           │(7)前町長との裁判。                         ││           │(8)前教育長との関係。                        ││           │(9)教育について。                          ││           │(10)町政執行上大切にしていること。                 │└───────────┴──────────────────────────────────┘(再開午前10時00分) ○議長(松浦光宏君) おはようございます。 本日の議事日程は、議案の訂正、一般質問となっております。議事進行については、格段のご協力をお願いいたします。 ただいまから本日の会議を開きます。────────────・────・──────────── △日程第1.令和4年議案第75号の訂正について ○議長(松浦光宏君) 日程第1、令和4年議案第75号、綾町オーガニック給食の推進に関する条例の訂正についてを議題といたします。 町長より3月1日付をもって12月定例会提出議案のうち、総務委員会で継続審査となっています議案第75号、綾町オーガニック給食の推進に関する条例の訂正の申出がありました。 議案の訂正について、当局の説明を求めます。町長。 ◎町長(籾田学君) それでは、議案の訂正についてご説明申し上げます。 令和4年12月8日に提出しました、議案第75号、綾町オーガニック給食の推進に関する条例につきまして、条文中の表現につきまして、一部を法制執務上の用語の使い方に訂正しましたのでご説明申し上げます。 別紙資料、綾町オーガニック給食推進に関する条例変更箇所対照表をご覧ください。左側が変更前、右側が変更後になります。 まず1ページ目の前文中、下から3行目の地産地消の推進並びにを、地産地消の推進及びに改めます。続きまして、2ページ目、第1条中、先ほどと同様になりますが、上から4行目の地産地消の推進並びにを、地産地消推進及びに改めます。続きまして、2ページ目、第3条第1号中、前条の方針を、こちらを前条に規定する方針を、に改めます。同条第2号中、日本農林規格等に関する法律(昭和25年法律第175号)の格付をされた農産物及びを、日本農林規格等に関する法律(昭和25年法律第175号)に格付をされた農産物並びにに、同じく同条第3号中、供給する者、漢字を供給するもの、平仮名に改めるものでございます。 以上、ご説明申し上げますとともに、議案の訂正につきましておわびいたします。ご審議のほどよろしくお願いします。 ○議長(松浦光宏君) 質疑を許します。(なし) ○議長(松浦光宏君) 質疑を終わります。 お諮りいたします。ただいま説明のありました令和4年議案第75号の訂正について、許可することにご異議ありませんか。(異議なし) ○議長(松浦光宏君) 異議なしと認めます。令和4年議案第75号、綾町オーガニック給食の推進に関する条例の訂正については、許可することに決定いたしました。────────────・────・──────────── △日程第2.一般質問 ○議長(松浦光宏君) 日程第2、一般質問を行います。 発言につきましては、簡潔にまとめられ、また、綾町議会会議規則及び申合せ事項を守っていただきますよう、ご協力をお願いいたします。 なお、執行部におかれましても、簡明に要領よくまとめられ、答弁漏れのないようにお願いいたします。 あらかじめ、本日の質問者の順序を申し上げます。1番、兒玉千歳議員、2番、山田議員、3番、青木議員、以上の順序で行います。 関連質問のある方は、挙手しての関連質問を許可します。 兒玉千歳議員の一般質問を許可いたします。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) 最初にマスクを取らせていただきます。おはようございます。 通告に従って質問したいと思いますけれども、町長、最初に、小学校の合唱部が全国大会に18日に出発されると思うのですけれども、セレモニーか、何か、そういう行事は組んでいらっしゃいますか。お答えください。よろしくお願いします。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 3月18日に、福島のほうで綾小学校の合唱部が全国大会へ参加するということで、今、突然お聞きしたのですけれども、特別にセレモニーというのは考えておりません。ただ、先日のふれあいコンサートございました。そして、3月3日、ほんものセンター前でも町民の前で歌っていただきましたので、心から祝福してお送り出したいと思います。町のほうからも全国大会へ出場するということで、一部、支援するためのお金のほうを用意させていただきましたので、そういう形で進めたいというふうに思っております。 以上です。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) 私たちの年代では分かるのですけれども、やはり小さな子どもたちが、昔の東海林太郎並みの、しっかりとした口の開け閉めで、しっかりと発声して、一生懸命歌う姿は、本当に私たちにしても学ぶべき、また、教えられるところがあると思います。ぜひ、継続は力なりということがあります。続けた結果だと思っておりますので、ぜひ支援をしていただいて、保護者の負担にならないように、少しでも負担の軽減のためにも頑張っていただきたいと思います。教育長、お願いしますよ。 それでは、通告に従って質問していきます。まずは、現在の活性化協会というのは、トピカからと宿泊3施設の運営を活性化協会が担っているということなんですけれども、これのちゃんとした、しっかりとした雇用契約書の有無、あるいはもう出来上がっているのかをお伺いいたします。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 兒玉議員からも小学校の合唱部のことをお話いただきましたけれども、恐らく、これから綾小学校合唱部は、県内でもトップクラスで、常連になってくるんじゃないかなと思います。そういう意味では、県を代表して、九州大会とか全国大会とか行く機会が、今後、可能性がかなり高いと思いますので、そういう意味では、町のほうからもしっかり支援するようにしていきたいと思います。 ご質問に対してお答えします。宿泊施設の現状についてお答えします。従業員との雇用契約書についてでありますが、12月議会でも一部説明させていただきました。今まで指定管理者で雇用されていた方々を引き続き雇用する形で、今年初めから活性化協会で運営を始めたところでございます。この方々に加え、1月末からJリーグ等のキャンプに対応するために、さらにスタッフを一時的に雇用する形で、何とか運営できている状況でありまして、雇用させていただいている方々と雇用契約書を交わした上で、従事いただいているところでございます。 以上でございます。
    ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) その契約書、協定書、それはもうできていますか。それを聞いています。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) はい、できております。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) その協定書は、普通、私たちでも閲覧というか、見ることができますか。 ○議長(松浦光宏君) 総合政策課長。 ◎総合政策課長(松下栄一郎君) ご質問にお答えします。閲覧できるかどうかは協議させていただきたいと思います。ごめんなさい。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) 町の施設であっても、やはり町民がいるわけだから、私たちとしても、その町民を守る立場にあると思います。だから、そこ辺のところをしっかりとしていただいて、こういう雇用契約をしてますよ、業務内容もこういうふうにしていますよというようなことを明確にしておいていただきたいと思います。それをなるべく早くしていただくようによろしくお願いいたします。 それと2番目、町から活性化協会への委託料、個人の会社を組織している人たちが、今現在、3者入っていらっしゃると思います。今までは活性化協会が、ぼんとサイクリングターミナルとか、綾川荘とかいうところに委託料を払っていましたけれども、今度の場合は一括してされるんじゃないかなと思っておりますけれども、その金の流れが独立している業者の方に対して、どのようなシステムで流れていくのかをお尋ねいたします。よろしくお願いします。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) お答えします。 最初の雇用契約書を見れるかどうかということなんですけれども、これは当然、活性化協会側と、あと相手の方がございます。先方の方の了解を下にということになりますので、そういうところも確認した上でということになるかと思います。ご質問に関してなんですけれども、綾町から活性化協会への委託料の支出についてでありますけれども、予算で承認いただいた額につきましては、町から活性化協会本部へ年度当初にまとめて支払いさせていただいております。 活性化協会本部は、各施設の事業計画や予算に基づいて、上期、下期、場合によっては決算の状況を見ながらということでもありますが、複数回に分けて各施設に支払っている状況でございます。 綾川荘に関してなんですけれども、調理部門など、業務の一部を委託している部分に関しては、年度区切りの委託契約を綾川荘と3者、それぞれ締結し、契約書に基づき、毎月15日に定額の委託料をお支払いしている状況であります。したがいまして、宿泊施設関係は活性化協会で直接雇用されている方々に加え、調理部門、営繕部門など3者の委託業者で運営している状況であります。 以上です。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) その中で、調理とか、総務というか、桐山さんたちのほうは現金収入がありますね。それと、楠元さんに対しては現金収入というのがないと思うんです。その業務内容をどのように把握されているのかは、私は分かりませんけれども、外部管理になると、相手が活性化協会、綾町になると思うのです。一般のお客さんではないわけです。外部の整備とか管理です。調理部門と、お風呂関係だったら、常に相手のいるお客さんとの取引で現金が動いております。でも、楠元さんたちにすれば、現金は動いていないわけですけれども。それと、現金が動いている方たちの1年間の上限、月によって上限があると思います。それに対する対応なんかはどのようにされていますか。よろしくお願いします。 ○議長(松浦光宏君) 総合政策課長。 ◎総合政策課長(松下栄一郎君) ご質問にお答えします。 先ほど町長の答弁にありましたように、活性化協会に直接雇用されている方と別に3つの業者の方に委託業務をお願いをして運営をさせていただいています。3つの業者の方、先ほど言われました調理部門だったり、それから桐山さんたちだったりという名前が出ましたけれども、そういう方々は、直接、あそこでの売上げだったり、利用料の現金の授受はございません。全て綾川荘が収入として受けています。その受けた中で、業務をお願いしている部分に関しては委託料を毎月定額お支払いしているいうことでございます。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) それであれば、月々の増減はないですよね。それであれば安心なんですけれども、そういうことがちゃんと契約書とかに書いてあるか、ないかです。そこ辺のところで、しっかりと書いていただかないと、口約束で、こんぐらいしてやるわでは、やはり信用なりません。それと、また代表者の方は、従業員がいるわけだから、その人たちの生活面倒も見なくてはいけませんので、その代表者になる方の負担にならないように、よろしくお願いいたします。 それから3番目、これも前から再三言っていますけれども、この内容については、どういうものかというのは十分把握されていると思います。その中で、私が言っているのは、もし、いろんな事故が起こったときとか、もし、そういう方面で問合せが来たときの対応が、本当に今のままではできないと思います。それを心配して言っているのですけれども、私も、もう長い間、これに首を突っ込むような時間はありませんので、最後になると思いますけれども、今現在、どのようになっているかをお答えください。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) お答えします。 大型車両に関する整備管理責任者は誰かというご質問ですけれども、道路運送車両法に基づく自動車整備管理者についてでありますが、宿泊施設に自動車整備の資格を持った人材がいないことから、町内の整備工場に委託する形を取らせていただいているところでございます。 以上でございます。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) 一番はそれがベターだと思っておりますけれども、でも、その業者の方は、これは車の毎日の点検と、半年点検とか、そういうのを記録用紙に残さなくてはいけませんので、それなりの費用も発生します。また、その方は、それなりの責任もありますので、十分そこのところを検討してやっていただきたいと思います。 それから、次、4番目、いろんなキャンプが来て、利用されております。その時期に、今年の場合まで、コロナのためにお風呂の利用を町民が控えたというような感じになっております。町民の方から話があるのは、今まで利用しておって、次、どこに行けばいいとねと言われるから、そう言われても、今、契約して、コロナのために、ほかの人たちが使えないという説明はしますけれども、今、一人住まいの女性の方たちなんかは、1回1回、自分のために風呂を沸かしたりするのができないと。それと、風呂があっても、今まで沸かしたことはないというような人までいらっしゃいます。今の現状は、そのような時代になってきております。だから、この風呂についても、ほかの施設を開けるとか、合宿センターにもお風呂はありますね。あそこで沸かしてもらうとか、そういうような対策は取れないかをお伺いいたします。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) お風呂の件でのご質問をいただきました。お答えしたいと思います。 ご存じのように、1月中下旬から2月の中旬まで、Jリーグの4チームが宿泊施設を利用して合宿いただきましたことから、この期間のお風呂につきましては、一般のお客様のご利用を我慢していただいたところでございました。コロナ感染症の感染拡大の中、例年どおりキャンプをいただく中で、各チームとしましても、チーム外の方々との接触につきましては非常に気を使われているようで、時間的に部分開放も検討させていただきましたが、このこともでき得なかったというところでございます。 ただ、この新型コロナウイルス感染症も、ゴールデンウィーク明けに第5類に分類されるということになります。そして、今、Jリーグのチームも皆さん帰られましたので、以前のように、お風呂のほうを町民が利用することができるようになりました。そして今後は、キャンプに来られても、町民の方と選手が一緒にお風呂を利用できるようになるというふうに考えております。これからはですね。日ごろからお風呂を利用いただいている方々には、本当にご不便をおかけしましたこと、申し訳ございませんでした。引き続き、町民の憩いの場として、多くの方々にご利用いただける施設として、今後もしっかり管理運営してまいりたいと思います。 以上でございます。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) 風呂だけでいえば、そういうことかもしれません。でも、町長、町民が本当に困っているということは、ほかの事例に対しても、それだけで事を済ませないで、ほかの事例にも対応するということだけ分かってください。風呂だけではなくて、これは駄目よと言ったら、それで困る人がいるわけです。これはこれでやってくれと言っても、それ以外の町民もいるということを本当に考えていただいて、私は公平に、みんなを導いていただきたいと思います。 次に、高年者環境整備について。再三、言っておりますけれども、今年も高年者クラブ連合会に入っている地区が少なくなってくると聞いております。宮原の場合は、最後までというとおかしいんですけれども、前向きにするというようなことになって、会員も増やしてやっておりますけれども、今後、町長として、今の連合会、綾町も高年者クラブには補助金まで出しております。その運営内容をどのようにされるのか。青山会長を、もういいでしょうというような感じで、更迭と一緒ですよね。鶴の一声で。そういうことまでして、新しい高年者クラブを発足させようとしたわけですけれども、逆になっているわけです。このままでは本当になくなります。これでは活動ができなくなるんです。今後の会についてのアドバイスとか、対策とか、自分の思惑をお願いいたします。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 高年者クラブに関してのご質問ですけれども、確かに会員数が減少して、その団体も減ってきていること、非常に残念なところです。なかなか皆さんいろんな活動をやられていて、それをまとめるというのは大変かなというふうに考えております。町としても、できるだけ皆さん、交流を持ってやっていってもらいたいなというふうに考えているところです。 その前に、最新の綾町の高齢者の状況を説明させてもらいたいと思います。高齢者の比率なんですけれども、65歳以上が38.79%、70歳以上になってくると30.83%、75歳以上になってくると21%強ということになります。ちなみに、65歳から84歳までが2,143人いらっしゃいます。町の人口からすると30%強になるんですけれども、人口減少の中、高齢化社会というのはだんだん大きくなってきているというのが実情でございます。 町内では、これまで22の自治公民館と役場が車の両輪としてまちづくりをやってきていますし、福祉の向上に取り組んできてまいりました。各自治公民館の高齢者クラブも重要な役割を担ってきていただきました。時代の変化とともに、自治公民館、高年者クラブの組織の在り方、運営の方向など、大きな過渡期に来ているように思われます。 こうした組織の衰退については、町全体の衰退にもつながっていくものと考えられます。自治公民館を中心とした民主団体の組織の再編が、今、取り組むべき大きな課題と認識しております。ちょうど年度変わりで、公民館長も代わられますけれども、新しい公民館長、そして教育委員会、社会福祉協議会と協議しながら、新しい高年者クラブ、みんなが集う高年者クラブ、一番の問題となっている役員の方々に負担のかからない高年者クラブの構築に努めていきたいというふうに考えております。 綾町社会福祉協議会では、令和5年度から高年者健幸サポートセンター、健幸というのは、健やかに幸せと書くのですけれども、高年者健幸サポートセンターを高年者研修センターに設け、これまでのお達者クラブ、外出支援バス、グラウンドゴルフなど、高齢者の日々の生活や野外活動を横断的な職員配置の下で支援していく体制を実施していただくことになっております。こうしたサポート体制の中で、高年者クラブの再編に関係団体と一緒になって取り組んでまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) 役場職員を含めた本当の体制をつくっていただかないと。前から言っているように、お年寄りというか、80代の人は、私どももそうですけれども、1年1年、機能が衰えて、いろんなことが起こっております。それを補っていただけるのは、もう若者しかいません。その若者でも、やはり役職に就いている方たちならそれなりの仕事もできますし、またそれなりの知識もあります。だから、ぜひそこ辺りのところでサポートしていただきたいと思います。それから、この高年者クラブから、今、連合会に入ってる地区と、入ってない地域があります。入っていない地域の人たちに対しては何か策がありますか。今までは、出たら、声かけも何もないです。でも、地域ではまとまっています。ある地区は、もう連合会には参加しないと。でも、自分たちの地域の中では活動するぞというような地域もあります。その地域に対しての支援は何か考えていらっしゃいますか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 確かに、連合会から脱退されている。しかし、その地区では活動されている地区が何地区もございます。そういう方々に、ぜひ高年者クラブのほうに戻ってきていただいてということで、そこのキーパーソンといいますか、そういう方々にもお話しして、どういうふうにしたらいいですかねという話も何回かお話しさせていただいています。でも、なかなか取りまとめるのが大変だなというのをお話しされております。確かに、お達者クラブのほうは、結構、参加しやすいといいますか、町のほうでいろいろ準備してということで、こちらのほうで準備してということでやっているので、そういうものとの、うまく組み合わせといいますか、もう一度、この辺の組織を見直して、そのために教育委員会、そして社会福祉協議会のほうも、これに対して一緒になって考えていこうというふうにしていますので、何とかもう一度、取り込んで、みんな楽しくいろんなことができるように、そういうふうに取り組んでまいりたいなと思います。 以上でございます。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) 編成というか、新しくつくるのは大変だと思いますけれども、でも、お達者クラブなんかは、社協主導の下でやっていただいて、毎月、いろんな行事が変わるんです。でも、高年者クラブといったら、これなんです。同じようなことがずっと続くというような感じで。ただ出て、清掃活動とか、そういうボランティア的なことだけなんです。だから、もう少しアンジュレーションをつけるとか、そういう感じでも利用して、対策を考えていただきたいと思います。 1回、会から脱会したら、なかなか帰ってきません。本当に難しいです。前、私が公民館を回って話をするというようなことも言いましたけれども、誰かが動いてもらわないと、本当に一人一人納得していただいて、その地域をまとめてもらわない限りは、本当にまとまりません。今、言われたように、新しい組織にすれば、みんなも納得するようなところができると思いますので、根気強くやっていただいて、運動会ができるくらいの会員をしっかりとまとめていただきたいと思います。 その次、先ほどねんりんピックのことで町長にもお願いしましたけれども、綾町のてるはドームがミニテニスの会場になっていると思います。ミニテニスというのは、私たちも町民も、なじみがないと思うのです。せっかく綾でそういう大会が行われるわけですので、今後、ねんりんピックは65歳以上、その方たちがするわけですので、高年者のテニスゲームだと思っております。そういうのを、もう少し浸透するような方向で何かないかなと思っておりますけれども、対策はないかお伺いいたします。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) ご質問にお答えします。 私もミニテニスを、一度、てるはドームでやってみました。もう1年以上前になりますけれども、仕事が終わってから、水曜日の夜、今も活動していますけれども。比較的簡単なんですよね。外にテニスコートがいるとかというんじゃなくて、体育館の中に線さえあれば、ネットも簡単にできますし、本当に手軽なスポーツだなというふうに思います。ただ、綾町の中には、ミニテニスクラブというのはないのですけれども、よその町にはたくさんあります。県の大会が、てるはドームで以前開かれたときに、私も開会式に挨拶に出たことがあるのですけれども、残念ながら綾町チームは出ていなかったというので、ちょっと寂しい思いをしましたけれども、そういう意味では、グランドゴルフもそうでしょうけれども、比較的取り組みやすいスポーツの一つかなというふうに思っています。 スポーツ推進委員をされている方が、毎週水曜日に愛好者を集めて、てるはドームで活動されております。コロナ以前は、新しいスポーツとして紹介したこともありましたけれども、コロナ感染が広まった後は、町民の周知がまだできていないような状況です。今後、分類が5類に引き下がることになりますけれども、ミニテニスに限らず、新しいスポーツの普及、取り組みやすい、誰でもできるような、そういうスポーツに関しては、普及活動に対して力を入れていきたいなと思います。 以上でございます。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) それなりに本当に簡単で親しみやすいのであれば、高年者クラブのほうで対応していただいて、年に何回か大会を催していただく。室内なら、雨、風、関係ないわけですので、スケジュールどおりに消化できると思いますので、そこのところも入れて対応していただきたいと思います。グラウンドゴルフについては、我々で対応していきますので。高年者のリハビリと思って取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 次の児童減少対策です。この臨時特別給付金は、非課税世帯とか、いろいろ条件がありましたけれども、子育てしている世帯、全世帯には支給されてなかったと思っております。そういうように、本当に差別って言うといかんけれども、そういうふうな基準を設ける必要はないと思うのです。先ほども言いましたように、本当に子どもたちは、今、どこの自治体でも本当に真剣に取り組んでおります。減少はもう著しいです。そのためにも、やはり世帯ですので、家族で育てているわけですので、保護者負担の軽減やら、また子どもたちとの会話の中でも、こうこうでいただいた金だからとか、そういう使い道等も考えられるような……。ただ、ぽんとお金を渡すだけじゃなしに、そういうことまで取り組んでいただけるようなシステムで、全世帯への支給をお願いしたいんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) お答えします。 12月議会でも説明したかと思うのですけれども、子育て世帯等臨時特別交付金につきましては、国の基準で非課税世帯や新型コロナウイルスの影響で家計が急変した世帯等が対象となっております。子育て世帯以外の非課税世帯も受給対象となります。追加で全世帯への給付を行うと、正直、財政的なものも負担になってきますけれども、そういう意味では、ちょっと厳しくなってくるのかなとも思っています。しかし、どのくらいかかるかということもしっかり調べた上で、今後ですけれども、子育て世帯への支援については、国が実施する妊婦時から出産・子育てまでの支援を合わせた給付を検討していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(松浦光宏君) 町長、この1番のところの、その世帯数も入っているので、分かっていらっしゃれば世帯数も。 ◎町長(籾田学君) 中学生までの世帯数が514世帯ございます。給付金支給対象の世帯ですけれども、例えば独り親世帯が77世帯、あとは低所得の世帯が81世帯というふうになっております。 以上でございます。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) 支給額は1世帯当たり5万円じゃなかったですか。全部でも514世帯。町長、綾町の今の世帯数は2,700ぐらいですか。多いか、少ないか、分かりませんけれども、でもこの数字だったら対応できなくないと思うんです。言うのは、本当に子どもたちが、今、広報あやで赤ちゃんが生まれたら名前が載っていますね。あれを見てください。毎月見ていますけれども、月に1件という月もありますよ。だから、本当に取り組んでいただかないと、綾町の人口、日本の人口、宮崎県の人口が本当に少なくなっていきます。よその地域が増えても、綾町が増えなければ、綾町は本当に活性化しません。いろんな役なんかもあるし、また、行事なんかもあるわけですけれども、やはり子どもたちが増えていかないと活性化しません。そのためには、本当に今の予算、ふるさと納税のお金とか、それを何人も言っておりますけれども、対応して、もう少しうまく希望が持てるような政策を取っていただきたいと思いますけれども、よろしくお願いいたします。 その次に児童クラブの時間延長を前も言いましたけれども、いろいろ規約がどうのこうのばかりで、見直されているようには思えないんですけれども、今度、役場直轄になりますね。それの中での対応はできないかどうかをお伺いいたします。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) お答えいたします。 現在、児童クラブの登録者数は70名で、1日平均利用者が55名、児童館の1日の平均利用者は42名というふうになっております。児童クラブの引渡し時間の延長につきましては、今の職員の勤務体制では、ちょっと厳しい状況にあります。今後、町のほうで直接実施するということで、利用者の方々には、そこのところをちゃんと説明して、対応を考えてまいりたいというふうに思います。 ちなみに、児童館につきましては、預かりをする業務ではございませんので、引渡しの時間延長というのはないということなので、児童クラブのほう、そちらを検討してまいりたいなというふうに思います。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) 再三、私が言っているのは、保護者の方が、どうしても勤務状態の中で、今は特にコロナ禍の中で、勤務状況が変わってきたりしております。その中でもやはり時間的に余裕がない、もう少し、もう少しというようなところがあります。児童のほうはもうそういうふうに決まった時間に退所というようなことになりますから、誰かが今度はその方の面倒を見なくちゃいけないんです。というのは、地区の子ども会の役員、そういう人まで負担がいってるんです。もういいよ、うちが見るよというようなことになっております。やはり、そういう状況の中でも役場としては子どもの面倒、私が思うには隣のシルバー人材センターの方に毎日とはいかないかもしれんけど、週に何回かはちょっと30分だけ見てもらえないかとか、そういう対策を取ることもできると思っております。せっかく子どもたちを預けて、子どもたちを面倒見ているわけですので、隣にシルバー人材センターがあるわけですので、そういう利用の方法等もあると思うんですけど、もう一回そこら辺りのとこ検討していただきたいと思います。 次に、図書館の利用です。図書館の利用人数というのは綾町は断トツで多いです、県内で。というのは、いろいろあります。本当に図書館で本を開くとか、新聞読むとかいう利用者以外の方が入っていると思います。でも、このしっかりと利用できる体制で利用していただきたいと思うんですけど、その学校の規約とか、そういうのがありますけど、もう少しそこあたりのとこを子連協やらとも相談していただいて対策を考えて、子どもたちが学校の近くで迎えの車に乗りますけど、図書館があれば図書館の前は駐車場で広いです。利用価値があります。それと安心して親が車でいろんな資料を見たりやら勉強ができると思うんです。そういう方面の活用をもう少し緩和していただいて、利用できるように検討をお願いいたします。 ○議長(松浦光宏君) 教育長。 ◎教育長(岩切康郎君) 議員のご指摘頂いております平日における児童生徒の図書館利用につきまして、ご答弁申し上げます。 小学生から申し上げますと、小学生の平日の図書館利用に関しましては12月議会で議員のご指摘やご助言を受けまして、早速、PTAの役員の皆さん、それから町の子ども会の役員の皆様にもご相談をしていろいろと協議をしていただきました。その結果、結論から言いますとやはり下校時の安全確保を優先して寄り道せずに下校することが望ましいという意見が多く、また、通学経路以外は保険の対象外となる、これは12月議会でもお話をさせていただきましたが、そういったことの縛りから現段階ではPTAとしても推奨できない状況となっております。 町としましては、平日の図書館利用──特に小学生ですね、を補完するためにてるは図書館から配本事業というのを行っております。昨年の実績で申し上げますと、小学校には図書館の司書が厳選した3,300冊ほどの図書を貸し出しております。したがいまして、議員のご指摘頂いていることもよく分かりますので、来年度もこの事業を子どもたちのニーズに合わせてさらに充実させて継続をしていきたいと考えております。 中学生の利用に関しましては、現在、隣接しているという地理的な条件もございますので、下校前に図書館を利用してもよいという旨の校内放送を放課後等に行うなど周知を図りながら平日の利用促進に中学校で取り組んでもらっております。 今後の見通しなんですけれども、もちろん子どもたちのニーズをしっかり把握することはもちろん大事なんですが、例えば地理的条件に左右されずに町の図書館の図書を子どもたちが利用できる電子図書配信サービスというのも先進自治体では行っていると伺っておりますので、そういったものにつきましてもその取組を参考にしながら本町でもそういったサービスができないか、今後検討を重ねてまいりたいと考えております。 以上です。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) ぜひ前向きに対応していただいて、家に帰っても私たちも小さいころはそうでしたけど、家に両親がいるわけでありませんし、子どもたちだけで対応しておるわけですので、ぜひ時間がある間は少しでも勉学というか、自分の興味とかに費やしていただいて、せっかくの施設ですので利用するような方向で検討をお願いいたします。 その次に、その他の1番、前からも言っておりますまた話をしておりますけど、この雨量計の利用をして、もう雨量計と連動して雨量がどういう範囲に達したら災害に対しての心構え、準備をお願いしますというのは、システムで消防団長、部長及び団員とか公民館長、民生委員並びに全町民にも流すことはできるんです。そういうようなもう自動的に流れるようなシステム、または担当者1人でスイッチ1本でできます。台風とか集中豪雨はもう予測できるんです、来るというのは。でも、その範囲と今の現状、その状況がみんな分からないと思うんです。それで役場周辺は雨降るぐらいでは大丈夫だと思うんですけど、昭和地区とか神下の一部地区なんかはやはり物すごく気にされているところがあるんです。その地域は水が増水してからでは間に合わない。ここに居ては向こう、そのような災害が起こる可能性のある地域のことは分からないんです。そのためにもこういう連絡を発信していただいて、綾町はこういうふうに全地区をカバーしておりますよというぐらいのアピールをしていただけるぐらいのシステムと、その公民館長が2年おきには変わります。変わっても大丈夫なようなシステム作りができないかをお伺いいたします。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) ご質問にお答えします。 雨量計を利用した予報についてのご質問ですけれども、綾町における避難情報の発令は綾町地域防災計画や内閣府のガイドラインに規定されている河川の水位や大雨警報、さらにさらに土砂災害警戒情報などの気象警報、気象庁のキキクルの情報などを判断材料にしております。 議員のおっしゃられる雨水については気象庁のレーダーによる雨雲解析や予報、気象台、県の観測点データから情報等を集めております。この役場の上の雨量計に関してもそうです。 また、宮崎地方気象台や高岡土木事務所とは災害時はホットライン等で結び、これを一つの判断材料としております。 住民の生命・財産を守るための情報がタイムリーに発令、発信できるように今後はより正確に、そして瞬時に情報が発信できるよう取り組んでまいりたいと思います。 以上でございます。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) 私が言っているのはその時点のことを言っている。今、雨が降り出した、今、雨が強くなった、もうそれやら10分前、20分前とかで1時間もう降っている。そしたら、もうどのくらいの雨量で、どのくらいの綾町に雨が降っているというのはみんなで認識して、その一部の家庭とか一部の地域の方たちが判断ができる資料を提供していただきたいというのは、その流れです。そこの今言われたように気象台がどうのあれがどうのというのは、もうそれは分かっているんです。でも、今降っている、今、降り出したとか。夜中に台風が来て雨が強くなるという、夜中に予想される場合にどうするかです。そういう危機管理、危機意識を本当に設けてもらうための目安が必要だと思っております。これはまた防災訓練とかそれで本当に対応していただいて、ここの地区は何ミリ雨が1時間に降ったらとか、10分間降ったら避難をしていただきますというような、そういう安心したデータが行き渡るほうがいいと思うから言っているんです。そういうところも本当に注意していただきたいと思います。 もう時間もありませんので、次の2番目、小田爪地区の無堤防地区がありますね。綾町であそこだけですけど、宮崎市吉野地区の無堤防地区で雨が降って被害が出ました。慌てて堤防を造ったり建設省はしておりますけど、この小田爪地区の人たちもあの道路をもう水がごうごう流れるときはこわかったと言われるわけです。このままの状態ではいけないと思います。私たちもコロナの前は陳情に行っていました、役場職員と一緒に。いまだに、まだ解決策はできておりません。橋の見直しとその堤防について、誰が動けばいいのか。私たちも言っておりますけど、全然にっちもさっちも進んでおりません。このままでは本当に何年経っても災害が起こらない限りは手をつけてくれないと思います。災害が起こってからではいけないと思うんですけど、誰が動けばいいのか、誰の仕事なのかをお伺いいたします。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) まずはその前の雨量計に関してのことですけれども、私も夏場の大雨、梅雨のとき、そして台風のときに役場のほうで対策本部をつくって10分ごとに水位のデータというのは、今は10分ごとにアップデートされます。もう逐次書き上げていって、宮ノ谷の橋のところ、そして入野橋の下流のところ、この2点に水位計がありますから、そのデータを基に今どこまで来ていると、あと1時間後にはどのくらいまで上がるというふうな予測も情報をもらいながらやっている中で、常にそこのところは監視しているような状況です。もし、1時間後ぐらいにここまで上がるとそれが危険水位までなるということになれば、当然、大至急避難してくださいという形で防災無線と消防団等を使って連絡させるようにしておりますので、その情報は逐次、常時アップデートです。特に、上流側で降った雨というのがやっぱりそれが流れて来ますから、須木村川、田代八重、そちらのほうのデータも常に監視しながら今後進めてまいりたいと思います。 今の無堤防箇所に関するご質問ですけれども、確かになかなかこれは予算的にもかかるもので、議員各位のお力の下、国に対してこれまで町のほうとしても要望活動を重ねて来ております。担当課の建設課のほうでも国と協議している段階ですけれども、一応あそこは国の管理になっておりますので、国からは具体的な方針がまだ示されていないような状況です。引き続き、強く要望活動を実施してまいりたいと思いますけれども、議員の皆様各位にもお力添えを頂いて、今後も強く要望してまいりたいと思います。 以上でございます。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) 昨年は、国のほうはある程度もう準備をしていると、橋が県であって県のほうが許可すれば対応できるというような話まで来ていたと思うんです。今、国のほうも盛んに河川の掘削やらを全国的に行っております。でも、無堤防地区に対しての補助とかそういうのはまだ出ておりませんと思います。新聞でも載っておりませんので、だから、そこあたりのところ本当に必要であるし大事であります。これ、町長自ら取り組んでいただいて一歩でも二歩でも進むようなシステムで取り組まないと一遍に終わるわって、一遍にできるというようなことは無理だと思うんです。これだけのお金も必要だし。また、地域住民との話合いもあると思うんです。そこらあたりを少しでも改善していただくためには、まず一歩でも動いていただきたいと思います。ぜひお願いいたします。 その次の本庄川かわまちづくりの事業ですけど、今、小田爪の地区に盛んに大きな重機やらが入って行っております。あの南側も取り組むと思います。その中で地域住民の方から、もう工事もうるさいと、そうすると今度は出来上がっても公園であれば人の声やらでうるさいって言われるから、もうそれは一部の人じゃなしにみんなが利用するから、そういう方向で納得してと、理解してと言うけど、移住された方にしては何でこの静かな綾に来たのにそういうとばっちりを受けるのかと言われる方もいらっしゃいます。これの工事については、もう少し地域住民との話合い、地域への公民館を通しての説明会等を十分にしていただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 質問にお答えします。 本庄川かわまちづくりの一環として、小田爪のほうを川をさらって平らにしている状況なんですけれども、河川の空間を生かした地域の活性化を目指す取組で、町民の皆様が川を活用するということが重要になってくるかと思いますけれども、この会には下部組織として部会を設置しております、部会を設置しております。部会のメンバーの中に漁業組合の会長などいろんな町民の方に入っていただいてこの中で協議を重ねているところでございます。ですから、ある程度コンセンサスは入れているのかなというふうに思いますけれども、ご指摘のとおり、地域の住民の方にもっとより詳しく説明する必要があるかなと思います。 事業を展開する際には、地区の方等に十分説明を図って、本当に皆様が気持ちよく利用していただけるようなそういうふうな広報、そして環境づくりを進めてまいりたいと思います。 以上でございます。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) 近くの住民も遠くの住民も町民であれば、納得いくようにしっかりとした話を、説明をしていただきたいと思います。 最後に、二反野地区の畜産団地の停電時の水の対応ですけど、停電時は下から水をくむとよと、持って行かんと水がないとよと言われますけどこの広沢ダムからの水をためるためますがありますよね。あの水を牛には、今聞くといろいろ諸条件がありますけど、この緊急時に対しては利用できるんじゃないかなと思っておりますけど、そこらあたりのところの説明をよろしくお願いいたします。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) お答えします。 二反野の古屋地区の畜産用の水、こちらは現在、大淀川左岸土地改良区の畑かんの水を使用しております。土地改良区の畑かんは本来、田畑で農作物を作るために必要な水の確保が目的であり、畜産用水としては目的外用途ですが、数年前に二反野古屋地区の畜産農家と大淀川左岸土地改良区との間で畑かんの水利用の契約を締結し使用しているという状況です。 当該地区の畑かんの水は広沢ダム水系の水をポンプ場に引き上げてからパイプラインに水を供給しているため、停電時には水が止まります。停電時に二反野地区にあるファームポンドに貯水してある水を使用したことがありますが、本来、農作物用に貯水しているものであるために緊急時の畜産用水確保については新たな対策が必要になっています。 なお、以前、タンク場に発電機の設置を検討した際には、検討したんですけれども経費が高額であったことから断念しておりますけれども、新たな対策、畜産用の水確保については今後もしっかり検討してまいりたいと思います。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) やはり本当に困っています。だから、そういうときに手を差し伸べてしっかりとした対策が取れるような行政になっていただきたいと思います。 それと、今まだ決まっておりませんけど、メガソーラの前は振った雨をためますにためるとかいう話も出ておりました。そういう水でも利用できるようにしていただけるとか、今後の課題として取り組んでいただきたいと思います。もう私の発言は終わりになりますので、よろしくお願いいたします。 以上で、終わります。 ○議長(松浦光宏君) ほかにありませんか。(なし) ○議長(松浦光宏君) 関連質問ありませんか。(なし) ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(松浦光宏君) ここで暫時休憩いたします。(休憩午前11時10分)………………………………………………………………………………(再開午前11時19分) ○議長(松浦光宏君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 山田議員の一般質問を許可いたします。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(松浦光宏君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) それではよろしくお願いいたします。 通告書に基づいてやりたいと思いますけど、よろしくお願いします。 まず初めに、子ども条例について、条例が目指すところとしまして、子どもは子どもの権利を学ぶことで自分の権利だけでなく相手にも権利があることを学び、自分で考え判断し自分の行動に責任を持ち自立した社会性のある大人へと成長するというのが目指すところであります。 それに対して綾町では、平成26年度から子ども条例の制定を目指して5年間予算をつけておりましたが、令和元年のときに、子ども条例につきましては、学ぶことの回答として、そのときの回答は学んでいきますという話でした。勉強する場所を設けたいと思いますということの回答でありました。第八次綾町総合長期計画の中にも、協働担う人づくりというところがあります。そのところが多分子育ての支援のところだと思いますけど、子ども条例のことには何一切書いてありませんでした。 まず、(1)のほうをよろしくお願いいたします。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) お答えします。 「子ども条例」について学ぶとの回答。令和元年12月の議会の中で、こういう質疑があったのを覚えております。そのときは、山田議員、橋本議員のほうからご質問いただいて、その際に、この条例の必要性について考える場を提供し、次年度以降、策定すべきか、策定する内容について、またその方法について検討してまいりたいとお答えしております。 その後なんですけれども、コロナウイルスの感染症があったことが原因かどうかはちょっと分かりませんけれども、令和2年の二、三月に子ども条例に関する勉強会を開催する計画でしたけど、それが実現されておりません。 そもそも、綾町の場合には、ほかの市町村では、子ども条例に関してなんですけれども、子どもの権利を守ることを目的とした条例という形で検討されているみたいなんですけれども、本町の場合には、子どもの健全育成を目的としたという形で、ちょっと他市町村とはニュアンスが違うかもしれませんけれども、そういうことで取組として、令和元年にそういうことになっていながら、その後、これが進んでいっていないという状況でございます。議員が言われるとおり、今の状況はそういうふうになっております。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(松浦光宏君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 子どもの健全育成というところに力を入れているということでしたが、健全育成というのは、スポーツ少年団だったり、そういう学校での規則だったり、そういうことになるか、そして親の下でという話にもなるかと思います。 この条例につきましては、教育長が来る前の話でした。今、教育長が替わられましたので、教育長は今どのようなお考えをお持ちなのかを聞きたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 教育長。 ◎教育長(岩切康郎君) 今回の議員のご質問をいただいて、過去のいろいろ資料等も拝見をさせていただきました。 町長が申し上げましたように、綾町としては、健全育成という視点からしっかりと子どもたちの権利を保障したり、権利の侵害等が起こらないように努めているということで、私も理解をしておりますが、今後の見通しとしましては、例えば、以前、前町長のときに、愛知県豊田市辺りに視察に行かれている記録も読ませていただきましたが、例えば、綾町の子どもが権利の侵害を受けたときの救済機関等、子どもの権利擁護委員会等が豊田市では設けているというふうな内容も私も目を通しまして、町長が申し上げましたとおり、綾町としても、今の状態で十分かと言われると、やはり改善の余地はまだあると思いますので、コロナウイルスで実現しておりません。子ども条例に関する勉強会を、ぜひ今後、次年度以降行って、きちんとそういったところを補完するような、子どもの権利をしっかりと守れるような、綾町独自の環境を整えていくために努力していきたいと考えております。 以上です。
    ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(松浦光宏君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 子どもは声を上げにくいと思うんです。何かあっても黙ってしまうとか、人の目もあるかもしれませんけど、そういう声を上げられる場所ということで、今現在、そういう声が上げられる場所というのはあるのでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長(松浦光宏君) 教育長。 ◎教育長(岩切康郎君) 基本的には、学校でいじめ等のアンケートを毎月取っていただいております。その中には、いじめ以外にも、いろんなことで子どもが困っていること等を子どもたちが学校のほうに訴えてくる機会等はありますが、まだ不十分だと思われる点が、やはり今もうSNSでの子どもたちはSOSの発信、そういったものも子どもたちなりのSOSのツールとして成立しつつあるような状況がございますので、綾町としましては、教育委員会としましては、今SNSでいろんな相談ができる、そういったシステムづくり、環境整備に取りかかっているところでございます。次年度にそういったところをきちんと整備して、早くそういったツールでも子どもたちがSOSを発信できるような環境、そういったものも今後整えていきたいと考えております。 以上です。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(松浦光宏君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) ありがとうございます。私もSNSいいなと思っていたんです。というのが、どういうふうなやり方をするかはちょっと私も分かりませんけど、学校にはタブレットがありますので、一番やりやすいのはLINEなのかなとは思っていますが、SNSのタブレットを活用して、朝の何か気分が悪かったりとか、そういう項目を作っていただいて、それがどこに発信されるのか、担任の先生には知られたくない、保健室の先生であったり、そういうところにぽんと行くような形で、保健室の先生からその子に対してという、何かそういう担任の先生とか親とかには知られたくないという子どもたちが多いと思うんです。ましてや学級でのこととかいうのは、担任の先生じゃなくて、やっぱり保健室の先生であったり、第三者のところに行くといいなと思っております。どういうふうなSNSの活用になるのか、ちょっと教えてもらえますでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 教育長。 ◎教育長(岩切康郎君) 今、議員のご提案いただいたような方法を、今後可能性として検討していきたいと思うんですが、県が今もう実際立ち上げております。少し状況を伺ったところ、なかなか本人が匿名とはいえ、SNS上で発信するケースはまだまだ少ないです。ところが、そのお友達であるとか、そういった事実を把握している自分の友達が、そういう苦しい状況にあるという情報提供、そういったものがかなり寄せられているというふうな話も伺っております。ですから、いろいろな方面から、正確な非常に今つらい思いをしている子どもたちの発見に努めていくのは、SNSの相談窓口を設けるということは非常に効果があるんじゃないかなと思っております。 問題は、そういったことが匿名で発信されたときに、学校と一緒に教育委員会がどういった担当者がすぐ対応していくべきなのか、その辺のフローチャート、そして対応体制組織づくり、そういったものもしっかり綾町の教育委員会としても整備していきたい。その準備期間が来年度かなというふうに考えております。 学校だけで完結するんじゃなくて、今、議員がおっしゃったように、養護教員の先生でも知られたくない、学校関係の人には知られたくないというケースも多々ありますので、そういったものにもしっかり対応できるように今後準備していきたいと。 以上です。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(松浦光宏君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) SNSを活用して、これは県のものになるんでしょうか、綾町独自じゃなくて県のSNSという形に今ももう活用されているのでしょうか。(「はい、県はやっています。それの綾町版のホームページ」と呼ぶ者あり) 議長。山田。 ○議長(松浦光宏君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) そしたら、プラットフォームとして県があって、その下部組織じゃないですけど、綾町がというふうな形になるのかな、ぼんやりとした形ではありますけど、それが早めに実現できるような形にしていただきたいと思います。 そしたら、(2)の策定委員の予定、今回令和5年度第八次綾町総合長期計画の中の見直しの時期だと言われていますので、その中に盛り込まれる予定はありますでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) ご質問、策定委員会の予定はあるかということかと思いますけれども、令和元年12月の議会でも申し上げましたけれども、やっぱりこの件に関しては、しっかり対応していかないといけないというふうには考えております。議員からご指摘いただくまでは、この委員会の予定というのは入れておりませんでしたけども、今後しっかり検討していって教育委員会、そして、しかるべき機関と相談しながら考えていきたいなと思います。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(松浦光宏君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 子どもを守る、子どもが守られる、子どもの権利じゃないですけど、子どもを主体とした考えのもと、この委員会を立ち上げていただいて、今度こそ、子ども条例ができるようなものになってもらいたいと思います。 綾町には子ども憲章というものがあります。それは、子どもがこういうふうになろう、こういう形がありますけど、子どものことに対して、自分のことに対して学ぶことというのはなかなかないと思いますので、そういう自分の権利があるんだということも学んでもらえるような組織づくりであり、また、学校教育もその中にも入ってくると思いますので、道徳の時間が今あるんですか。道徳の時間というのが私たちのときにもありました。そのときでも多分そういうお話もされると思いますので、十分その辺は声を出せない子たちのためにやっていただければと思います。よろしくお願いいたします。 それでは、2番目の国民スポーツ大会についてお聞きします。 これ私、前にも聞きましたけど、昭和54年の第34回大会の日本ふるさと宮崎国体、昔国体でしたね。それから48年ぶりになる第81回国民スポーツ大会、2027年に開催されることになっていると思います。綾町で行われる競技は何種類あるのでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) お答えします。 第81回国民スポーツ大会は、2027年(令和9年度)に開催見込みですが、令和4年10月に宮崎県での開催が内定されたところでございます。綾町内で行われる競技としましては、ハンドボールの青年男女、サッカー青年男子、馬術競技の3種目が候補地となっています。まだ大会開催の正式決定は、令和6年度になる見込みでございます。 以上でございます。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(松浦光宏君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 令和6年度ということでしたので、まだ先とはいえ、あっという間に来ますよね。というのが、令和8年に多分プレ大会が行われると思うんです。2027年の2026年プレ大会というのが行われると思いますので、そこまでにはあと3年ほどしかありません。大まかなことでももうやっていかないといけないのではないかと思いますけど、大まかでいいです、本当に今から決定が令和6年ですので、まだ分からないというところがあるかと思いますけど、大まかな数字とかいうのは多分国体をいろいろやってきていますので、同じような形になると思います。もし3競技が来た場合のことを考えて、選手、関係者の大まかな人数を教えてください。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) お答えいたします。 選手、関係者の大まかな人数につきましては、令和4年度に開催された栃木国体の情報がございます。綾町からも実際に視察に行って情報を入手しております。 ハンドボールの青年男女、男子が16チーム、女子が19チームで、栃木国体ではありました。選手、監督、競技役員等を含めて合計695人というふうになっております。サッカーの青年男子、これは16チームが集まっておりますけれども、その場合には選手、監督、競技役員合計で420人。さらに、馬術競技は青年男子、青年女子、少年と3つありますけども、選手、監督、競技役員含めて合計981人ということになっておりまして、この競技役員の中に動員されている、これは栃木市の那須塩原市ですけれども、市役所の職員等も含まれております。 以上でございます。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(松浦光宏君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 多分、時期がずれるかと思いますけど、開催される時期はずれるかと思いますが、これだけの人数を受け入れられることは、今の体制でできているのでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 受入れ体制ができているかどうかというご質問ですけれども、会場地市町村ごとに実行委員会を設置し、大会に関する業務を行っていくことになります。役場内でも令和5年度内に新たな担当部署を設置すべく今調整しているところであります。国スポ準備室、仮称ですけど、そういう形で今検討しているところでございます。 今後のスケジュールにつきましては、令和5年度に準備委員会、令和6年度開催決定後に実行委員会を設置して、大会開催への機運醸成に努めてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(松浦光宏君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 約2,000人近くの人が見えるということで大変な人数だなと思っておりますが、この状態でありますと宿泊施設は足りるのでしょうか。民泊もありなのかということをお聞きします。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 宿泊施設関係ですけれども、競技参加者の宿泊は、県の国民スポーツ大会担当事務局が配分することになります。宿泊施設数の不足する場合は、隣接する市町村を含めた広域の配宿で対応することとなっております。 また、民泊に関しても明確に示されているわけではございませんけれども、来られるチームが希望されるのであれば、本町の民泊施設も選択肢の一つになるのではないかというふうに考えております。 現在、綾町内の宿泊施設ですけれども、これは、中央の視察団体の資料からなんですけれども、町内には宿泊施設が3つ、綾川荘、奥座敷、合宿センターとありますし、簡易の宿泊所として、山水さん、そして風人の宿といったものがあります。1日当たり宿泊数350人程度は宿泊可能ではないかなというふうに考えております。 以上です。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(松浦光宏君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 到底足りていないかと思っております。だからこそ、やっぱりいろんなところ、施設を開放していただきたいというのが、やはり酒泉の杜もその一つかと思っております。 また、民泊も多分どうなるかはまだ決定はされていないということでしたが、民泊もありなのかな、ちょっと講習会を受けて、その民泊でもありということもできるのかなと思っております。 こうなりますと、綾町に来られる方に対して、どういうふうな、私もめいっ子、おいっ子の国体に行ったときには、いろんなところでもてなしじゃないですけど、そういうことがありました。綾町に来て何もないね、すーっと帰られる、何もなかったねという話になりかねませんけど、そういう綾町ならではということも考えてもいいのかなと思っております。 その受入れ体制のところで、いろいろ考えられていることが今あれば教えて、こういうことも考えられるのではないかということがあれば教えてください。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) お答えします。 ただいま説明しました資料は、数値は物理的に何人ぐらい来られるかなと、チーム数がどのくらい、試合数が何試合、綾町内で予定されるかによって大きく変わってくると思います。ただ、これに対して、いろんな財源とかそういうものがこれから考えていかないといけないですし、もし町のほうで負担してほしいとかいった場合には、うちの財政の状況もやっぱりできること、できないことというのは、はっきり言っていかないといけないのかなというふうに思っております。 そういう意味では、今この数字を積み上げているところで、これから、国スポ準備室を作って、新年度、新しい組織として考えておりますけれども、県のほうとも相談しながら、どういうふうな準備になっていくのかということを物理的にも、あとは財源的にも検討していくことになっていくと思います。 以上です。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(松浦光宏君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 新しい組織として、令和5年度から立ち上げるということでしたので、その組織のちょっと内容、人数であり、どこで立ち上げるのか、多分教育委員会かと思いますけど、その辺になるかと思いますけど、どのくらいの体制で行われるか教えてください。 ○議長(松浦光宏君) 社会教育課長。 ◎社会教育課長(森園由美子君) ご質問にお答えいたします。 先進県の例を検討しておりますけれども、先進県では町長部局であったり、教育委員会部局であったり、大体前例としては半々ぐらいのようです。どちらの部局でするかというのは、まだ打ち合わせ中でございます。職員としましては、正職員としては3名から5名ぐらい。あとは、会計年度さんとかお手伝いの方とかが、先進県のほうでは20名とかスタッフとしてあったようですので、そこを参考にさせていただきたいとは考えております。 以上です。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(松浦光宏君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) これから県とのバトルが始まると思いますが、なるべくこちらの財源を蓄えつつ、県にいっぱい出してもらうというふうなことでやっていただければと思っております。 お客さんがいっぱい来て、選手の皆さんとか関係者の皆さんが来ていただいて、そういう綾良かったねというところまで持っていきたいと思います。持っていきたいというのは、やはり町民全体でやっていかないといけないのかなと思っています。その意識づけとして、今回また何回も何回も多分私、前回のときにも言いましたけど、意識づけとしてやっていかれたらいいと思います。よろしくお願いいたします。 あと問題点というのは何かいっぱいあるかと思いますけど、課題として何が挙げられるか教えてください。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 正式には令和6年度に決定するということで、実際スケジュール的にどうなるのかと3つの競技がありますけれども、当然重なったら大変なことになりますけれども、そのスケジュールもそうです。今、人数を申し上げましたけれども、役場職員だけでも全然足りません。そうなってきますと、町民の方とか、いろんなボランティア、スポーツ協会とか、多くの方、OBの方とか、協力いただかないといけないかと思います。 まずは、スケジュール、必要な予算、人数等をしっかり把握して、それも最終的には2027年の国スポの期間ということになりますから、徐々にそういうのを、機運を高めていく、醸成していくことに力を注いでまいりたいと思います。 以上です。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(松浦光宏君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 機運を高めるということは、非常にやっていただかないと、何かやってるわぐらいのものだったら、多分盛り上がらずに何かやってますということで終わってしまうと思いますので、令和6年度に決まるということでしたので、来年度です、もう。今年度は3月ですけど、5年がもう始まっておりますので、6年になると来年すぐそういうことが来ると思います。いろいろな知恵を借りながらやっていければと思っております。やっていただきたいと思います。 それでは、3番の猿の被害というのが、古屋地区にすごい声がしたんです。猿でした。20頭ぐらい、多分怖かったから20頭に見えたのかもしれない、10頭かもしれません。人数じゃないけど、数はよく数えないぐらいいました。やはり猿は怖いです。そこまで来ているんだなというのがありました。増加しているということでした、猿は。もちろんアナグマにしたって、鹿にしたって増加はしていると思いますが、農作物の被害が言われているかと思います。猿がしたというのは、ちょっと断定はできないかと思えば、有害鳥獣の農作物の被害の報告を教えてください。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 猿による農作物の被害は、ミカン類などの果樹がほとんどで、令和3年度の被害面積は13アールとなっています。令和3年度に猟友会が捕獲した猿の数は44頭──44頭でいいですかね、匹ですかね──令和4年度は現時点で34頭を捕獲しております。昨年の4月頃に、宮原地区の住宅街でも大群が出没しており、農作物の被害だけでも人的被害も懸念されているところでございます。 以上です。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(松浦光宏君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 群れで行動しておりますが、適正な個体数、個体の管理はできているのかを教えてください。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) お答えします。 山田議員が言われた数字よりももっと大きな数字で、猿の群れは年々規模が大きくなっており、群れの数も増加傾向にあります。正確な個体数というのはなかなか難しいところなんですけれども、猟友会等の情報によりますと、町内には4もしくは5つの群れが存在しています。1つの群れで100匹から200匹で構成されているということです。現在、農業試験場の鳥獣センターと協力して、猿の生息地調査を行っているところでございます。 以上でございます。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(松浦光宏君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 1つの群れで100匹、200匹いるんですね、びっくりしました。私は20匹って言ったらそれでも多いなと思っていたんですけど、100匹と200匹となると、かなりの群れになっているかと思います。猿は迫ってくるんですよね、威嚇するんですよね。小さいときに猿に威嚇されたことがあります。お菓子を持っていたら、それを持っていかれてということもありました。そういうことがあります。子どもたちの影響とか、多分山から里のほうに降りてきている群れもあるかと思います。そういう群れに対しての、そこで鉄砲を撃つとかそういうことはできませんけど、そういう群れに対しての猟友会も、山だったら猟友会の人は撃つのかもしれませんけど、そういう群れが里山からこの町のほうに降りて、町までは降りてきませんけど、民家のところの近くまで来たときの対処方法ってどうしたらいいのかなとは思ったんですけど、その対処方法が分かれば教えてください。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) ご質問、お答えになるかどうか分かりませんけども、有害鳥獣駆除隊として、本町では駆除狩り等を猟友会に依頼しております。わなによる捕獲のみならず、猟銃や猟犬を使った追い払い等が行われております。さらに、県の事業を活用して、有害鳥獣パトロール事業を実施しており、猟友会の会員4名と業務委託契約を締結して、月に6日ほどわなの設置をしたり、見回り等で実施しているような状況でございます。 以上です。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(松浦光宏君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 被害がないようにお願いしたいと思います。100匹から200匹の群れが1つの群れであるということで、令和3年度また令和4年度の34頭だったり、44頭だったりとかいうのは、適正管理が行われているのかどうかお知らせください。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 侵入防止柵ですか、電気柵とか、そういうものとかも使って対応をしていこうということで、平成24年度から平成30年度間に国庫事業を活用して、町内各所に設置しております。設置後、受益者に草刈り等の管理を行っていただくことにより、管理が不十分な場合は役場から指導を行っております。 しかしながら、受益者が死亡したり、転出した場合には、高齢化が進んでいる地域では管理が難しいような状況になっていると。今後の管理につきましても、受益者と協議しながら重ねて検討してまいりたいと思います。 私のほうも、私も垂水城ですか、あそこのところを歩いていましたら、確かに猿の群れが竹の上のほうにいたんです。実際、揺さぶってから威嚇して、こっちを逆に追い払うような、そういうふうなことがあったのを覚えております。結構知恵があるといいますか、人間に対しても逆に向こうから威嚇しているような感じなので、そういうことも含めてしっかり猟友会とも相談しながら対応していかなければいけないというふうに考えております。 以上です。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(松浦光宏君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 猟友会との話合いとか連携とかいうのは、うまくいっているということですね。適正な管理をよろしくお願いいたします。 そして、平成24年度から平成30年度にかけて、国庫事業として、防止柵、電気柵が設置されたということでしたが、それに漏れた方がいるんです。柵をできなかった。柵が国庫事業なのに、そこのところでは規模が小さかったのかどうか分かりませんけど、柵ができませんでした。そういう方もいらっしゃいます。それがどうにかならないかなと思って、今年度の令和5年度の予算書を見ていたら、鳥獣保護区被害防止対策事業、国の交付金で対応しない比較的狭い農地の被害から防止するための柵設置に対する補助というのがありました。その対策補助に支援対象になる方はどういう方なのかなというのを教えてください。 ○議長(松浦光宏君) 農林振興課長。 ◎農林振興課長(入田賢一君) お答えいたします。 今回の事業につきましては、猿というよりもイノシシとか、そういったところの対策を考えておりまして、要するに、電牧柵といって、膝ぐらいの高さの電牧柵の設置に対して助成を行うという事業でありますので、猿の直接的な対策事業というわけではないというふうに考えております。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(松浦光宏君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) そしたら、そのくらいでしたら、タヌキとかイノシシとかアナグマとか鹿は無理ですか、鹿までは大丈夫、駄目駄目、じゃあ、アナグマとかタヌキとかイノシシのそういう小さい小動物じゃないけど、そのくらいのものに対しては柵を提供できますということで、それ、お知らせしても、もし予算案が通ったときには、また教えてください。よろしくお願いいたします。 そしたら、4番目の宿泊3施設の今後について、いろいろと揉めましたが今、活性化協会が運営するということでやっておりますが、民間に委託して、それでまたこちらのほうに戻ってきたという経緯はありますが、今後、民間に委託する予定はありますでしょうか。教えてください。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) お答えします。 宿泊3施設について、今後、民間に委託する予定があるかどうかというご質問ですけれども、宿泊施設につきましては、これまで長年赤字を見過ごしてきたことから、私が町長に就任して経費圧縮を図る必要があるということで、選択肢の一つとして公募した上で民間に委託したところでございます。 ただ、タイミング的に新型コロナウイルス感染症の時期と重なったこともあって、数字としてなかなか思った方向には行かなかったのが現状であります。それでも、かつて数千万単位であったものが、平和3年度は2,900万円、そして今年度は何とか2,500万円以内の委託料の中で抑えられることができたと。また一方、これに対して将来を見越して施設の修復・改修等も、これはまた別途、町のほうで行ってきたということです。 施設の運営方法、一定の運営法につきましては、そういう意味では学ぶことも結構あったのではないかなというふうに考えております。 これから先のことですけれども、目的は一体何なのかということ、これに関して、それが民間委託なのか、あるいは町がやるのかというのは、これは手段ですので、目的としては、まだまだ2千数百万円の赤字が出ています。本来、宿泊施設というのは収益を生むところでございますので、負担ができるだけ少なくなるように、あるいはできれば黒字に向かう方向に持っていける方法であれば、民間施設、民間に委託するのも一つでしょうし、今年1月から活性化協会のほうで実施してきていますけれども、こちらのほうで効率よく進むということであれば、それも選択肢の中に入ってくるかと思いますので、とりあえず現状で頑張ってみて、さらなる効率化というのに向かえば、その方向もまた検討していきたいなというふうに思っています。 以上でございます。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(松浦光宏君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) この宿泊3施設は、綾町の大切な宝物ではありますが、老朽化が進み、修理、保全、改修など、とてもお金がかかるようなことがたくさんあります。施設自体も老朽化しております。耐震もなかなかどうするのかというところもあります。それも含めてなんですが、これを綾町が持つべきなのか、綾町のもちろん大切な施設ですので、それに思いがある方、民営の方でも、ほとんど今、そういう大きな宿泊施設というのは、皆さん行政の方はもう手を離されているところが多々あります。綾町はその行く末はどうなるのかは見たいと思いますけど、やっぱりみんなで考えていかないといけない。どれほどの負担がかかるのか、町民に対しての負担も大きくなるのか、そういうことも見据えて考えていかないと本当にいけないと思っております。 取り壊すことはまだ考えていらっしゃらないかもしれないけど、本当行く行くはそういうことも考えていかないと、新しい施設、新しい施設、皆さんいいものができております、周りではですね。そこに取り残されたような施設になってしまうと、誰も入らないということにもなりますし、今はスポーツで来てくださる方がいらっしゃるからいいものの、それもスポーツもほかのところの施設のほうがいいからといって、そっちのほうに行く可能性も多々今から考えられます。 ましてや、本当に施設の周りに、綾川荘とてるはの森の間にトレイルセンターもあります。もう何か景観の悪い大きなものがどんとあそこに鎮座しております。そういうこともどうやってあの辺を活性化していくのか。今度、それこそ町に帰ってきましたので、そういうことも考えていかないと。幽霊屋敷じゃないですけど、本当にああいうものがあることで、もしかしたらガラスを割られたりとか、そういうことになりますと、もっともっと景観が悪くなります。そういうことも考えながらやっていかないといけないと思いますけど、景観の悪いと言ったらいけませんが、本当に景観の悪いトレイルセンターのことについては、どなたがどういうふうに考えていらっしゃるのか、お聞かせください。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 議員がおっしゃられるとおりです。綾川荘関連の宿泊3施設というのは、昭和40年代から始まっていて、ただ、町民の皆さんからの声から聞くと、非常に愛着を持っていらっしゃるという意味では、これに関しては、引き続き負担のできるだけかからない方向で目指していかないといけないというふうに思っております。 これは、町づくりにも関係している、ユネスコエコパークを基軸として、自然との調和を図り、森の恵みを最大限に生かした国際文化都市ということを考えておりますので、その中の1施設だというふうに思っております。 コロナの中でも、綾町のこの宿泊施設というのは、スポーツ合宿というのでまとまった団体のお客が、令和2年も3年も今年度も来ていただきましたし、そういう意味では、うまい、よその宿泊施設に比べては、そういう団体のお客が来てもらっているということで、なかなかよそよりはよくやっているのかなと。でもその背景には、今言われましたとおり、トレイルセンターもそうなんですけれども、サッカーグラウンドの立派なものがありますから、それで来ていただけると。全てがリンクしているんです。ですから、1つのものだけで、そこで判断、1つ歯車の歯が欠けますと全体が回らなくなりますので、そういう意味では、しっかり考えてやっていかないといけないと思います。 トレイルセンターに関しても、これも町のほうで管理しておりますので、今全然使えておりませんけれども、これをどういうふうに活用するかということに関しては町のほうでしっかり考えて、もし、もうあれはなくてもいいとかということであれば、逆に違う使い方もあるかと思いますけれども、あそこを拠点にさらに魅力が追加されるのであればしっかり検討してまいりたいと思います。そういうふうに考えております。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(松浦光宏君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) あそこのトレイルセンターは多分、国庫補助金が入っていると思うんです。九州に2か所しかそのときには造られなかったという話を聞いております。だから、多分取り壊しはなかなか難しいのではないかと思っております。あのままではもったいない施設になっております。意外とあの辺の周辺は山歩きをされる方もいらっしゃいます。そういう拠点として、また市民の活動の場所としてやっていくという発想の下もいいのかと思います。あのままというのは一番いけないと思います。何かに活用するという方向で、もう何年になるんでしょうか、あのままになってということもあります。ほったらかし、やりっぱなし、そういうことがないように、今度はもう、今度はやるという気合を入れてやっていただければと思っております。 その宿泊3施設のことにしても、今度は行政がやっていくという気構えでやっていただければと思いますけど、行政が持つものでは私はないなとは思っているんです。本当に片手間になってしまいますので、民間の方がしっかりやってくださるという方がいらっしゃれば、その方にということもあるかと思います。 今はちょっと様子を見ながらということになるかと思いますけど、今度こそということでやっていただければと思います。 5番目の令和5年度に力を入れた事業について、福祉、教育、防災、農業、地域づくり、よろしくお願いいたします。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 5番目の質問に答える前に、確かに議員が言われるとおり、今まで宿泊3施設のほうがずっと赤字で続いてきていましたので、その中にさらなる赤字を増やすということはできません。そういう関係でトレイルセンターが手つかずのままになっていたというのが実情です。ですから、何とかここを採算の取れるような形にしていって、それプラスアルファとして魅力を出す意味でそれが負担になってはいけませんけれどもトレイルセンターの活用と。よその自治体では、もう自治体で持つということをしないで民間のほうに委託してということでやられているところが多いですけれども、そういうのもやっぱりしっかり見ながら将来のまちづくり、この宿泊施設についても検討していきたいと思います。 それでは、今、ご質問のありました5番目の質問に対して、順次答えてまいりたいと思います。 令和5年度に力を入れるということで考えている事業ですけれども、まず、福祉関係に関してです。 めざせ健康長寿!高齢者外出機会創出事業ということで、高齢者の方々の町外への外出支援として100円バス事業について、今後も継続的に実施してまいりたいと思います。あわせて、町内の移動方法として高齢者タクシーの利用、助成、高齢者外出事業を含めて支援を充実していく予定です。 介護予防事業の推進に関してですけれども、高齢者人口は増加傾向にある中で他自治体では要介護認定者数も増加しております。町内で取り組んでいる予防事業の効果の結果として、綾町内の要介護認定者は、前年度に比べて15人以上減少しています。今後、介護認定者の増加を減少させる事業に力を入れていきたいなと。いろんな形で高齢者に対して取り組んでいることによって、綾町内においては介護認定者というのは減少している状況です。 各種検診、健康審査の事業の受診率の回復ということを目指していきたいと思います。新型コロナウイルス感染の影響で低下した受診率の回復を令和5年度からは本格的に実施していくと。検診会場の健康センターについては、令和4年度に空調改修を行っております。安心して検診を受診してもらえるよう図っていきたいと思います。 中坪保育所の改修に関しても、中坪保育所のトイレ等の改修をすることで、今後も活用してまいりたいと思います。 福祉関係に関しては、以上のとおりです。 続きまして、教育分野ですけれども、確かな学力を育むための取組として、きめ細かな指導が可能となる少人数指導や小学校での一部教科担任制の実施に向けて、町雇用の講師を採用してまいります。これまで中学校では非常勤講師2名を町で採用していましたが、令和5年度は常勤講師2名を配置して対応していく予定でございます。あわせて、学習支援員も中学校のほう町で1名増員したいと思います。 また、国のGIGAスクール構想に対応した教育情報化の推進を図るために町独自のICT活用指導力向上研修を今後複数年継続して実施していきたいと思います。具体的には、先進的な取組を行っている熊本県の高森町に小中学校から教職員を派遣して、そこの知識、スキル等を勉強させていただきたいなというふうに考えております。 いじめ防止・不登校対策につきましても、スクールソーシャルワーカー、スクールカンセラーの積極的な活用はもとより、令和5年度からSNSを活用した相談体制の整備を図ってまいりたいと思います。 また、不登校の児童生徒を持つ保護者同士の情報交換とか悩み、共有する場につきましても綾町の教育委員会が次年度以降にそういう機会を提供してまいりたいと思います。 施設整備に関しては、小学校の体育館の整備に向けての耐力度調査を実施し、令和7年度中に新しい体育館の完成を目指して事業を進めてまいりたいというふうに考えております。中学校の体育館に関しても、照明のLED化を図っていきたいと思います。 また、教職員の働き方改革と学校内の環境整備を効果的に進めるために、用務員を新たに1名配置したいと思います。 続いて、防災関係ですけれども、令和4年台風14号で長期間停電があり、町民の方々の暮らしに大きな影響をもたらしました。これを受けて各避難所における防災資機材の整備も必要であると感じております。具体的には、新たに整備するものとして避難所の非常用電源となるインバーター発電機、継続して整備するものとして食料飲料水、おむつなどの生活用品の備蓄品、こちらのほうを整備してまいります。 また、各種災害へ出動をお願いしている消防団の装備・充実強化も引き続き行いたいと考えております。 具体的には、耐用年数を迎える救助用のゴムボートの更新、夜間活動の際に使用する照明器具の増設、令和4年には山岳遭難や行方不明者捜索への出動もございました。山中で活動を行ってまいりました。全国的にもこのような登山中の遭難とかもありますし、中山間地域である綾町も相応の装備が必要であると考えておりますので、GPSや救助用ロープなど救助用資機材の導入も図ってまいりたいと思います。 あわせて、建設課が関係する防災面なんですけれども、無電柱化の整備工事並びに道路改良、水道管を耐震適合管の更新のほうにも力を入れてまいりたいと思います。 農業関係でお答えいたします。令和4年度からの継続事業でありますけれども、国のみどりの食料システム戦略事業を活用して、有機農業の学校──綾オーガニックスクールを6月に開校する計画です。また、オーガニック給食の推進に関する条例を制定し、小中学校でオーガニック給食を推進することにより有機農業及び自然生態系農業の機運の醸成を図ってまいりたいと思います。 主な新規事業に関してですけれども、まず、国の事業である初期投資促進事業は就農後の経営発展のために農業用の機械や施設等の導入に対し1,000万円を上限に資金支援をするものです。一応、予算のほうでは750万円ほどを組んでおります。 農業用ハウス強靭化緊急対策事業も国庫事業ですけれども、既存ハウス等の災害時の対策として発電機の導入に対して助成する事業となります。農業関係は大まかにそういうところです。 最後になりますけれども、地域づくりの部分ですけれども、昨年度に引き続き、町民提案型ゆめ応援プロジェクト支援事業や、路線バス通学定期券購入補助事業、さらには若者移住定住促進補助事業を進めてまいりたいと考えております。 町民が主体的に取り組む多様なまちづくりを支援するためのゆめ応援プロジェクトは、昨年25件の応募に対して、最終的に12件採択させていただきました。今年度も新たな事業も公募しながら町民の主体的な取組を支援させていただきたいと考えております。 路線バス通学定期券購入補助事業につきましては、路線バスを利用して中学・高校へ通学される子どもの保護者の負担軽減や定住促進、さらには路線バスの利用促進の観点から、また、若者移住定住促進補助事業につきましては、昨年度、8件、32名の方が制度を利用して定住されていることから、引き続き事業を継続してまいりたいというふうに考えております。 新年度、力を入れていきたい事業の主なものを説明しましたけれども、以上のとおりでございます。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(松浦光宏君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) ありがとうございます。大切なものだけ、多分挙げられていると思います。どうしてもというものは、まだ今から6月補正の予算でやられるかと思います。 私も4年間通じて教育や地域防災、また、綾町の伝統文化の踊りだとかの継承とか、そういうユーチューブ配信とかやってまいりました。また、地域の猫のこともやってまいりました。本当に動物との共生です。それと綾町の自然のものを守りながら、次の世代につなげていけるようなものの取組も一般質問の中でもやってきましたし、活動の中でもやってきましたが、本当、綾町が大好きな人たちというのは本当に集まってくるんです。そういう人たちと一緒に活動してきました。本当、成果は見えます。少しずつですけどあります。6月の補正予算に対しても、事業を構築する中で綾町民に関わる課題をいろんなところで解決に向けて、引き続き執行部の方々にはやっていただきたいと思います。ありがとうございます。これで一般質問を終わります。 ○議長(松浦光宏君) 関連質問ありませんか。(なし) ○議長(松浦光宏君) 山田議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(松浦光宏君) ここで暫時休憩いたします。午後は1時半から再開いたします。(休憩午後0時18分)………………………………………………………………………………(再開午後1時30分) ○議長(松浦光宏君) 会議を開きます。 青木議員の一般質問を許可いたします。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。
    ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) もう最後の最後ということで、私も不慣れな中、4年間、元々議員になるタイプではないと自分では自覚しておるんですけれども、右行ったり左行ったりしながら、議員生活を4年間務めさせていただきました。いろいろご迷惑をおかけしたこともあると思いますけれども、その辺はちょっと勘弁していただいて、私なりに質問をさせていただきたいと思います。 まず、その質問に入る前に、今回ともしびをちょっと書かせていただいて、本来ならもうちょっと細めに出さなきゃいけないものを、議員生活が不慣れな面もあって、なかなか思いどおりに出せなかったものですから、今回ちょっと長めに書かせていただいて、町長にとっては好かんこともいっぱい書かれているだろうと思いますし、私はなるべく控えたつもりではいるんですけれども、その点は政治的なこととして考えていただければありがたいかなと思っております。町長がもし反論があるのであれば、次のともしびのほうにぜひ掲載させていただきたいと思っておりますので、ともしびは私1人のものにするつもりは最初から思っておりませんので、もしあればお願いいたしたいと思います。 それでは、籾田町長を任期4年ということで、もう少しで全うされるということになります。それで、4年間の総括ということで、質問をさせていただきたいなと思っております。なるべく早く終わりにしたいと思います。私も疲れていますけれども、皆さんも疲れていると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 まず、(1)と(2)のことはリンクしていると私は思っておりますので、この前12月の議会で、町民真ん中、財政再建ということは矛盾しているのではないかという指摘をさせていただきました。町民真ん中であれば、いろいろ経費もかかってくるだろうと。リップサービスだけでは進みませんので、いろいろお金がかかってくると。お金がかかってくるということは、町に残る貯金が少なくなるということで、財政再建が難しくなるというので、これは相矛盾するのではないかと。言わば、大きな政府と小さな政府の違いが出てきて、なかなか両立は難しいのではないかなというふうな指摘をさせていただきましたけれども、その点、改めてどういうお考えかお知らせください。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) お答えしたいと思います。 1番目と2番目を同時ということで、私は矛盾するとは思っていません。議員の皆さんからいろいろな提案がありますけれども、例えば、予算を使わない提言とかというのもあっていいんじゃないかなと私は思っています。いろんなこういう事業をやったらどうだ、ここまでしたらどうだとかというのはありますけれども、いろんな事業には優先順位があって、その中で、やはり優先度の高いものからやっていかないといけないんですけれども、今やっている事業の中でもう役割を果たしたとか、そんなに効果が見られないというものに関しては、思い切って議員の皆さんからそういうふうな提案があって、それが逆に経費節減、財政の再建にも貢献するというふうに思っています。 町民が真ん中というのは、無駄なお金を使わないと、無駄なものに投じている、あるいは赤字を見逃してきて、そのことに対してコメントしないというのもやっぱりいけないと思うんです。ですから、私は決して常に町民が真ん中であると思いますし、財政のほうも、きのうの質疑の中でもお答えさせてもらいましたけれども、やっぱり財源的に余裕がないと本当に来年、再来年と本当に心配になってきますから、そこのところはしっかり見ながら、もちろん町民の真ん中でやってきたつもりでございます。 以上です。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 財政再建に少しずつ、町長が目指している方向に、実績なり何なり、要するに貯金も含めて増えてきたという数字を挙げられました。 それで、貯金が幾らぐらいあれば満足するというか、いいかなという、そういう数字的なものはお持ちでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 幾らあれば十分だとか、そういうのは必ずしもはっきり言えないと思うんです。例えば、綾町であったらどうだとか、宮崎県であったらどうだ、例えば東京とか大阪とか愛知とかですね、そういうところだったらどうだという違いがあると思います。ただ、これからの綾町の将来計画を見ていったときに、設備投資の面でやらなきゃいけないと。昭和40年代、50年代に建設されたものがたくさんあるんですよ。ですから、それがそれこそ設備改修の時期に来ていますけれども、それに備えた準備が必要だと思います。ご存じのとおり、小学校の体育館もそうですし、これは別な財源にもなりますけれども、町内の水道関係も毎年あちこちで管が漏水とかが発生しているということを考えてみますと、宵越しの金がないと大変なことになりますよね。という意味では、しっかりそういう財源を確保しながら、これからも持続可能な町を作っていかないといけないというふうに考えております。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 今、水道の話を出されましたけれども、私の記憶だと、だいぶ傷んでいるから、それを直すために20億円ぐらいこれからかかるというような、建設課のお話だったと思います。20億円全部町が賄うということではないと思いますけれども、中学校でよく社会科の時間で地方自治3割自治というふうに言われています。これはもう財源から来る問題だと思うんですけれども。ということは、逆に言うと7割は国が面倒を見てくれるということですので、私もこの世界に入る前に、ともしびなんかで、夕張の例を出して、ああいうふうになっては困るよねって、だから貯金はしておいたほうがいいよねという考えは、その当時持っていました。今も、じゃあそこから外れているのかというと、そういうことではないんですけれども、ただバランスかなと思うんですよね。貯金を増やせば増やすほど、いいって言えばいいんですけど、じゃあ増やした分だけ本来、町民のほうに回すべきお金が少なくなっても、これもまた困るわけで、だからそのバランスの中で、今町長が言われた小学校の体育館ですか、そういうものとか水道とかいろいろあるでしょうけれども。かといって、50億円も60億円も貯金ができるまで絞るというか、そういう考えでも困るわけですよね。だからこそ、幾らぐらいあればという、町長の腹積もりがどの辺かなということでお伺いしましたけれども、改めてどうでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 議員のほうからもありましたけれども、水道関係で20億円、あと小学校の体育館でも7億円から8億円ぐらいはかかりますよね。もちろん、これ全額というわけには、町からは到底出せませんから、国のほうからもいろんな支援制度を使ってやらないといけないです。そうなっていきますと、やっぱり5億円や6億円じゃ全然足りないと思います。あと、3割自治と言われましたけど、綾町はまさにそこなんですよ。3割なんです、自主財源。国富町は5割です。5割です、法人税があります。がっぽりじゃないけど。木城町とか10割近いですよね。そうです九電のダムがありますでしょう。固定資産税、がっぽり入りますから。県内でも、木城町とかもうほとんど10割、あるいは、不交付団体、もらわなくてもいいと、地方交付税。そういうのがありますから、状況って違うんですけれども。典型的な3割自治が綾町だと思います。もっと厳しいとこがあるかと思いますけれども。 ただ、その中で、やっぱり町を運営していくときには、歴史的に見ていかないといけない。これは、今年、去年とかということじゃなくて、今こういろんな地方債とか返済、毎年していますよね。一時期は70億円ぐらいあったのが、今40億円ちょっとぐらいまで抑えてきました。これはやっぱり平成の十五、六年ぐらいですか。綾町が過疎債が適用にならなくなるぞと言ったときに、人口減らなかったから。となると過疎債がもらえないと。これものすごく優遇されている制度なんです。そのときにあと5年後ですかね、3年後ですか、なくなるということで、駆け込みでいっぱい借りたんです。そのおかげで、平成16年ぐらい、いろんな施設作り、箱ものを作りました。その返済が今になって乗っかかってきているんですよ。ですから、長期的なビジョンに立って考えないと、その後のツケというのが来るんですよね。 ふるさと納税にしても平成27年に日本一になりました。そのときに十数億円あって、十数億円ふるさと納税サポート基金を取り崩しているんです。それでいろんな不要なものを抱えてしまった。それがその数年後に尾を引いていって、どんどん基金のほうを少なくしていっているということなので。そういう歴史的な背景をしっかり考えて、やっぱり財政に関しては、議員の皆さんももうちょっと、こう言ってはなんですけれども、しっかり数字を抑えてください。そうじゃないと、確かに支援したいのは山々です、いろんなところに。でもそうすることによって、今度は次の数年間というか十年間とかに大きな影響が出てきますから。そういうことを考えて、持続可能な町をやっていかないといけない。短期的に投資すると、それこそ夕張みたいになります。ということです。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 3番目に行きます。私もともしびの中で、あるいはこの議会の中で、町長のことを独断専行と言い続けてきました。私は、もともとは町長を応援した身であります。その中でも、おやと思うことはたくさんありました。町長になられて少しは変わるのかなと思っても、やはり人間の性格、私も含めてですよ、なかなか変わらないというか、変わるわけがないんですよね。性格を変えるというのは、1回自分自身を殺さないと変わらないです。殺して初めて性格が変わってきます。でも、それはよほどの何かがないと変わらない、変われない。だから、どなたにとっても、私にとっても性格は変わらないということなんです。ただ、これ、個人だったらいいんです。個人だから、あの人はああいう性格だねで終わるから、それはそれでいいんですけれども、町長というポジション、私だったら議員というポジション、公の仕事ですから。その中で、性格というものが引き起こす災い、これ私にもあると思います。だから、独断専行って、町長は違うと言われると思いますよ。私から見てそう思うんですけれども、町長は違うと言うと思います。でもこれ、やっぱり時には必要なんですよ、独断専行は。じゃないと変わらないときありますから。ただ、これ気をつけないといけないのは、習慣性を持ったら、これまずいんですよ。いつでも独断専行でやるよということになってしまったら、特に公の仕事って言ったら、これまずいと思うんですけれども、町長、その辺の自覚というのはおありでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) あえて言わせていただきます。私は独断専行ではないと思っています。第三者、いろんな方に聞いてもらえばいいかと思います。議員の皆さんからは独断専行だとか、そういうレッテルを張られておりますけれども、私、独断専行とリーダーシップというのは、似ているようで全然違うものだと思います。やはり、首長としてのポジションとして、やっぱりリーダーシップを発揮しないといけないときがあります。そのときの違いは一体何かということを私もつくづく考えて、自分のために、エゴのために、私欲のためにやるのは独断専行だと思います。ところが、やはり町民が真ん中、町民のことを考えて、あえてこれはやらないといけない断行しないといけないのは、私はリーダーシップだと思います。 私がこれまでやってきたことに対して、やっぱり最終的にどうしようかなってこう迷ったときには、ああ、町民にとってどっちがいいんだろうと。もちろん、全町民というのはありません。やっぱりそれに対して違う意見とかあると思いますけれども、やっぱり全体を見て、これはやっぱり決断しないといけないというときには、そういうふうな判断を下させていただきました。ですから、私はリーダーシップを持ってやってきたつもりです。 以上です。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 私も町民のためと思ってやってきているつもりですけれども、多くの面で意見が違うというか、方向性が違うというか、それは致し方ないのかなとは思うんですけれども、やっぱり気をつけなきゃいけないのは、自分を第三者的に見る目というのを持っていないと、これはやっぱり間違うと、誰にとっても間違うということだろうとは思います。 4番目に行きます。宿泊3施設の民間委託ということで。 まず1点お聞きしたいのは、今度1月1日から活性化協会ということで、今までの従業員をそのまま引き継ぐということですけれども、これ、従業員に対する給料体系というのか、それはどういうふうになっていますか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 先ほどの担当の課長からの説明でもありましたけれども、今、綾川荘を運営している中で、3つの会社と、あとはパートで働いてもらうという方で分けています。後者のほうのパートの方に関しては、最低賃金に従って時給幾らとかという形で契約しています。その3つの会社に関しては、それぞれチームを組んでやられているところもございますし、個人でやられているところもあります。そこは事業所単位で契約させてもらっているという状況です。 以上です。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) その会社、料理、それから外回り、それから統括というんですかね。これの給料は委託料になるんですかね。その基準というか、標準というか、決まりはあるんですか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) そこが一番の私、ポイントだと思っています。一応、宿泊施設を運営していく中で、料理というのは看板なんですね。ですから、料理というのは非常に大切。あと、整備してもらう営繕関係でも汚いとお客さんが来てもらえません。あと、全体を統括する、ここが必要だと思います。それぞれ金額は微妙に違っています。みんな違っています。しかし、そこで契約して、それ以上の働きをしてもらうと。例えば、1人当たり30万円、給料が月額ですね。あるいは60万円の方もいらっしゃいます。総支配人にはですね。その代わり、約束として、それ以上の働きをしてくださいと。結果を出してくださいと。結果が出さなければ、次の契約はありませんよと。 そういう形で、インセンティブ。これが今までになかったんですよ。皆さん、均一で今までやってきた。これちょっと表現、あれかもしれません。社会主義的な考え方じゃないです。やっぱり、インセンティブがあって、私はそれなりの成果を出した人には、それだけの対価を払うべきだと思います。 以前、日南とかであそこの商店街を復活させるために、市長よりも給料の高かった人がいましたよね。日南市、大堂津商店街ですかね。あえて市長がそうしたんです、自分の給料よりも高く。その代わり、結果を出してくださいと。結果で示してくださいと。なかったら、次はまた次の方に行きますよと。というふうな考え方というのを導入していかないと、いつまでも黒字にならないと思います。みんな同じようだったら、てげてげやっておけばいいやわというふうな形になりますけれども、自分がいただいている以上の効果を発揮する。これが費用対効果です。私は今まで民間でずっと働いてきていましたけれども、自分の給料以上に働くということを全て目標にしてきましたから。ちゃんと聞かれても、自分の給料以上やっていますというふうに答えて、それもちゃんと認めてもらっていますけれども。 やっぱりそういう感覚が、営利施設を運営していくためには必要ではないかなということで、そういうことで委託金額というのが決定しております。 以上です。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 今、総支配人のお話しされましたけれども、料理をする料理長というんですかね、その方、聞くところによると40万円ぐらいだという話は聞いています。以前、トピカのやる前、要するに活性化協会、町長が理事長のときに、料理長を現場にいい腕の料理長を入れたいということで、支配人が一生懸命動いて、何とか30万円という話で来てもらって。ところが、いろんな都合があって、町長側のほうの言い分だろうと思うんですけれども、30万円じゃなくて、ひっくるめて30万円だと。基本給は二十何万円でやってくださいというようなことが事実としてありましたよね。それと、今回の話と、形が違うとはいえ、何かちょっとふっと胸に落ちない部分というのはあると思うんですけれども、そこはどう説明されますか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 結果を出してもらえばいいと思います。例えば、二十数万円で働いた。ところが、実際やってみて、30万円以上の成果を出した、効果が出た、40万円出た。堂々と30万円で。プロ野球選手が年報の交渉するのと同じように、まずは示していただいて、結果が出れば、私はそれにふさわしい金額を出すべきだと思います。なおかつ、当然、全部で見てプラスにならないといけない。それだけ出しても、それ以上の働きをしてくれるのであれば全然問題ない。結果が出ませんでした、以前は。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) ご自分の都合のいいような解釈で、はいそうですかって納得する人は誰もいないと思います。 それで、ということは、結果が出なければすぐにクビということですよね。評価60万円ということは年間かなりの額です、ボーナスまで入れると。町長の給料は1,000万円ぐらいはいくでしょう。それに見合う結果、効果、これの腹積もりは幾らぐらいですか、トータルで見たとき。というのは、1年目2,500万円出しましたよね、トピカに。今年度は2,000万円弱。町長は減ったからいいというような説明されましたけれども。来年度はどういう腹積もりでいらっしゃいますか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 来年度ですけれども、令和6年度ですね、来年度ですか、4月。今まで綾川荘というのは、もうこれ委託料で話します。大体5,000万円から8,000万円ぐらい毎年出ていたんですよ。ところが、令和3年度からトピカが入って、その年は2,500万プラス419万1,000円。2,919万1,000円の委託料に5,000万円から落ちました。令和4年度は、この間は暮れに払って、この1、2、3月の運転資金で600万円。ですから2,475万円まで落ちました。ですから、新年度、令和5年度、これがどこまで落ちるかですよ。今、目標は、令和6年度を黒字にしようという考えで、今計画しています。ですから、そこで総支配人の能力、実力といいますか、そこを判断させてもらおうと。もし優秀な方がほかにいれば、来てもらうことも当然だと思います。そういうふうな考えで運営していかないと、いつまで経っても黒字には転換しないんじゃないかなと思います。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) そうすると、令和6年度が黒字化を目指すということで、4月から始まる令和5年度は、ゼロベースというか、トントンでもいいというお考えでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 結果をまず見たいと思います。今年と同じだったら意味がないですよね。令和4年度と同じだったら意味がないですよね。でも、例えば今度の2月、すごい売上げ上げたんですよね。確かにコロナが収まって、全ての施設がフルに動きましたから、4,000万円近くの売上げが1か月で上がったんですよ。これも従業員だけの力じゃないです。町民のみんなの力だと思っています。 そういうのも含めて、やっぱり結果を示してください。数字を出してもらうと。ですから、令和5年度が幾らになるか。これも当然、議員の皆様にも町民の皆様にも、綾川荘グループと今呼んでいますけど、3つの施設で幾らで運営してますというのは、ちゃんと公表しますので、そこで判断してもらえればいいかと思います。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) だから、その令和5年度をどう考えているかという質問です。ゼロでいいのか、黒字になってほしいのかということです。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) もう一度説明しますけど、令和6年度に黒字化を目指そうと。令和6年度黒字。プラスです。マイナスじゃなくてプラスです、3つの施設で。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 令和6年の4月には黒字ということ。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) いや、令和6年度。1年間通して。ですから、この1年間はまだ体制見直しとかいろいろあるんです。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) だから、数字って言われたんですから数字を出して。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) ですから、令和4年度が幾らでした。令和4年度、先ほど説明しましたけど2,475万円。もちろんこれからどういうふうな結果が出るか。同じ数字だったら、この人能力ないなと判断できますし。そこのところは、結果を見させてもらって判断させてもらいたいなと思いますけれども。すぐ、1年といいますかね。これは前もった営業とかお客さんとかそういうのをつかんで、効果が出るのは、半年先、1年先になりますから。今判断しているのは、令和6年度。令和6年度1年間を通して黒字になっていくのかどうかというところを、1つの判断とさせてもらいたいなと思います。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 12月の議会で、町長はここに、黒板じゃないけど何か持ってきて、トピカの社長が詐欺を働いたということをほぼ断言されて、説明もされました。世間に向かっても町長はそういうことで、自治公民館の集まりですか、そういうところは私ははっきりしませんけど、議会外でも言われたということですけれども。これは今でもお考えは変わりませんか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) その可能性は極めて高いと思っていますし、ぜひマスコミの方、警察の方、これに対して動いてもらいたいなと思います。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 極めて高いというのは、町長自身の判断で、これ、名指しされたほうは大変なことだと思うんですよ。詐欺だと言われているわけですから。 その後、社長から何か行動がありましたでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 青木議員、このことについてどのくらい情報をお持ちなのか、それによって説明が変わってくるかと思います。実際に行って、そのものを見て判断されましたでしょうか。我々のほうは、一応この場で、私ここで電子黒板を持ってきて、そこで説明したんですけれども、当然裏付ける資料とか、そういうものも入手しております。ですから、これに関しては、しっかり事実だと思っていますし、今後、これでトピカに対して、これに関して、しっかり説明を求めたいと思います。 ○議長(松浦光宏君) 町長、トピカからのアクションがあったかという質問だったので、今現在そういうアクションが起こっているのか、起こっていないのかでお答えいただければと思います。町長。 ◎町長(籾田学君) かなりの誘導尋問でありがとうございます。(笑声)新しく裁判を起こされましたよね。まず1つは、空気清浄機を含めたところで、1,700万円相当の立替え分があるから、それを町に払えという訴訟と、それと一緒に、町と私が、名誉毀損というか、謝罪を出せと言っていますけれども、まずはっきりさせることからが先だなというふうに思っています。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 提訴されたということでよろしいわけですね。はい。 委託料を改めて、その委託料の解釈というんですかね、質問したいと思うんですけれども。町長ある場所で、その委託料ということに関して、何から何まで全部含めているんだと。これが除外する、あれが除外するじゃなくて、例えば2,500万円の中にあらゆるものが入っているから、それで判断すべきだと。その後、差し引きでやるのは弁護士云々ということでおっしゃっていましたけれども、その委託料の中に全てを含んでいるという解釈は、それは町長の解釈だと思うんですけれども、協定書の中にそういうことがうたわれていましたでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 委託料に対する考え方。私はこれだけの金額を1年間お渡ししますから、これで1年間運営してほしいということで考えております。 ただ、これに関して、確かに今回、向こうから訴えられてきているわけなんですけれども、そこのところはしっかり第三者の立場で、それも公の立場で、裁判所で判断してもらえばいいのかなと。 いろんな委託事業、私も見てきました、民間当時。あるいは、実際に私はこれの会計の監査も毎年10件近くはやってきていますから、それで見ています。委託するというのは、例えば、ほけだけ荘。ほけだけ荘なんかは逆に月1万円賃料を払って、あとやってくれと。もう国富は全部手放しですよ、1万円で。 ところが、うちの綾川荘に関しては、過去ずっと赤字だと、数千万円。いきなりこれを黒字にするのは、あまりにも重すぎるということで、幾らぐらいが妥当でしょうかということで、プロポーザルを上げてきたんですよね、トピカが。2,500万円だったら、私たちは運営できますよという提案書を出してこられた。じゃあ、2,500万円、もう令和3年の4月に、ぼんと。本当は分けて払おうかなと思っていたんですけど、ぜひもう4月にくださいと、運転資金が大変だからということで、2,500万円お払いをした。で、やってくれるもんだろうと。 ただし、あの施設に関しては、町の施設です。老朽化していますし、スポーツ合宿に合った形にしてほしい。確かにそうだと思います。やっぱりターゲットを、そういうプロのチームとかそういうところが来て、団体の客をターゲットにしていますから。これに関する設備改修、これは町の資産ですから、町が当然やらなきゃいけないですけれども、運営に関しては、運営を任された委託業者がするのが常識じゃないかなと、私は思います。 ただ、その中に規定が何万円以上とかというのを、もっと明確にしておけばよかったのかもしれませんけど、そこは例えば、ほかの事例等も参考にさせてもらって、今提訴してきていますその金額が果たして1,700万円全部なのか、その中には空気清浄機の770万円も入っていますから、またおかしな話です。だから、その辺はしっかり吟味してもらって、判断してもらえばいいかなというふうに思っています。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) だから、その委託料という解釈が、今町長はそういう解釈されましたけれども、相手方が納得した上での合意であれば、何も問題が起きないと思うんですけれども、その辺があやふやだから、揉め事が起きるわけだと思うんです。だから、その委託料がはっきり、町長が今言われたように最初に提示しておけば、何ら問題が起きないのではないかなという。今回の空気清浄機以外のことでも、その一番最初の協定書も含めて、委託料は2,500万円なら2,500万円で全て渡すから、あとは施設の改修はこっちでやるから、あとは全部費用的な、水道料も含めてそっちで全部払うんだよということで、はっきりしていたんでしょうかという質問です。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) プロポーザルで2,500万円で私たちは運営しますと言ってきたんですよ。プロポーザルで。ですから、この2,500万円というのは当然そうじゃないかなと思いますけれども、青木議員の解釈、私のこれまでの民間での経験での考え方、こういうのも含めて、これから判断してもらえばいいかなと思います。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) そのプロポーザルの意味をよく分からなかったっていうことですよね。その解釈が、委託料の前にプロポーザルというのはそういうもんですよという自覚が、多分そしたらトピカのほうになかったんでしょうということでしょう。それとは違うんですか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) そこがおかしいと言っているんです。そこが、私が言っている詐欺行為にも近いものじゃないかなというふうに。要するに、何とでも後から解釈しますよ。トピカは最初2,500万円で1年間やります。初年度2,500万円で運営しますよということで出してきたと。ところが、後から、後出しじゃんけんじゃないですけど、いやここのとこはどうだ、ああだ、こうだと言ってくるでしょう。少しでもお金を町から引き出したいんでしょうから。ですから、そういうこと言ってくるでしょうけど、そこのところはしっかり判断してもらうのがいいのではないですかね。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 私、そのともしびの中に、読んでいただいたかどうかは分かりませんけれども、今まで活性化協会、綾川荘も含めていろいろ大変な歴史を背負っていると、経営的にもいろいろ大変だということで。これは私の考えですよ。やっぱり、さっき町長も言われたけど、宿泊施設というのは、儲かる、あるいは儲けることができる、利益を生むことができるという施設でもありますので、これをただ単にぼーっとしていては困るわけで、町側というか活性化協会というか、この人たち、理事長、町長ですよね、町長も含めて権限は持っているわけですよね。もちろんですよね。その人たちの、権限を持っている人たちが、旅館、ホテル業、観光業に非常に疎い、暗い。これ事実だと思うんです。だって、専門家1人もいないんですから。だから、こういう結果に自然になってしまっているという歴史的背景はあると思うんです。 じゃあ一方、町長が今回民間委託ということで業者を選んで、それで任せましたと。でも、5年契約の中で結局2年弱しか続かなかったと。これも1つの限界ですよね。民間委託に任せるということの限界です。町がやってもうまくいかないし、民間で今回ぴしゃっとしたところに当てはまらなかったということだろうと思うんですけれども、いずれにしても限界があるわけです。 これは私の考えですけれども、ともしびの中に、民間会社でやることがいいと。ただ、町民が作った会社、町民のための会社という提案をさせていただきました。これについて何かお考えがあれば教えていただきたいんです。読んでいないと言われればこれで終わりますけれども。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 申し訳ございません。ちょっとまだ私は読んでいません。でもちょっとコメントしていいですか。結構前提条件があって、私はこう思いますからこうだというご意見なんですけれども。儲かる、やっぱりあそこの施設は私も儲かるもんだと思うんですよ。以前、青木議員も言われていました儲かる農業と言っていましたよね。農業、儲かる農業。農業だって儲かるようにしないといけない。やっぱりそうだと思います。儲けないと長続き、持続化にはならないんですよ。そのために、やっぱり町の職員が宿泊施設をしているわけではないです。私もしているわけではないですけど、私は経営のほうはある程度やっています。ですから、経理状況とかそういうのを見て、どこがおかしいかなと。例えば、ホテルの宿泊施設で接待が悪いとか料理が悪いとかなんとかというのがあるかもしれませんけど、数字を見たら大体分かりますよ。例えば、人件費を見たら、この人必要なのかな、この人無駄じゃないかな。綾町の財政を見ても分かりますよ。バランスシートを見たら分かります。どこがおかしいかと。損益計算書は分からないんですよ。バランスシートは過去の全部ストックを抱えていますから、それを見ていって、おかしいところというのは、例えホテルであろうが自営業で工場をやっていたり、そういうのを見ていったときに、必要な人員なのか、必要な経費なのか、何時間働いているのか、そういうのを見ていけば、どこがおかしいかというのは判断できます。 ですから、今トピカのほうと揉めているのも収支決算書を出してこないと。そもそもそこを出してもらえばこっちもしっかり判断できるんですけど、それを出してこないということ自体も、そもそも最初からおかしいなというのが如実に分かります。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) おかしいなというところを選んだのも町長ですよね。私が選んだわけじゃないから。 3年、町長が活性化協会も含めて4年、実際に携わってきました。4年の間に、おかしいところがあって、それを改善していけばプラスになったのかもしれないですよね。でも結果的にそうなっていないというのは、やっぱり町長の責任もあるのではないかという論理にいくのですけれども、その辺はまた違った解釈が生まれるんでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 最初からこの会社が悪いとかというのは、なかなか分かりにくいと思うんですよ。人もそうです、実際お会いして、最初いいかもしれませんけれども、実際にどこで判断するか。確かに態度、行動、町側に対する応対の仕方とかあります。はっきり分かるのは、数字で分かるんです。 2月に、令和3年度ですね、令和4年の2月に、最初の収支報告を出してくださいと。あれ、おかしいじゃないの、と。次はまた違う数字を出してきた。人の名前も変わってきた。契約書もめちゃくちゃだと。初めて分かるのは、経理、監査。だから監査が本当に重要なんですよ。地区の公民館とかでも毎年監査されるでしょう。そういうとき見ていって、おかしいな使い方。そこで本当に判断するんです。最初は、町側も、コロナの中で大変だなと。本来予定したお客さんがキャンセルになったと。どうして夏場、稼ぎ時なのにということでプールを改修したいと。この夏はプールに来るお客さんで稼ぎたいということがありましたから。そこはご迷惑おかけしましたけれども、そこが私の判断で、これもう夏場のコロナの関係でキャンセルが入ったということで、プールで少しでもそれを穴埋めする。投資額以上のお客さんが来てくれましたので、少しは還元できたんですけど。 なんとか民間会社に委託して、その会社に託そうとしたんですけれども、腹の中が全然違ったんです。腹黒かったんです。やっぱりそれがはっきり分かるのは、監査です。監査してみて、数字を出してみて、これはちょっと魂胆が全然違うなと。一生懸命綾川荘をよくしようと言うんじゃなくて、とことん自治体にくっついて、そこからお金を出そうと、そうしているんだなというのは、2月に初めて人件費関係のを出してきたときから本当におかしくなってきた。ただ、口では皆さん言います。態度が悪いとかいろいろ言いますけれども。 そこのところはしっかり数字、そういう資料で抑えていって、ノーというのを判断した次第です。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 今、監査のこと言われました。最初に手を挙げたときに、会社の内容が上がってきたと思いますけれども、その中にトピカという会社は監査役を置いてないんですよね。置いてないんです、はっきり書いてありましたから。それは町長がご存じで採用したんですか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。
    ◎町長(籾田学君) ちょっとそこのところは私も、そこまで見たかどうかの記憶はありません。多分それじゃなくて、バランスシート、そういうのを見て、一応黒字でやってきたと。でも、正直、これぎりぎりのところだなというのは、貸借対照表を見て、そうは感じていました。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 確実に監査役は置いていませんって書いてありましたわ。だから、私は反対しました。ここで何時間議論したって一緒ですから。 5番目に行きます。1点だけお聞きします。結局、元従業員、活性化協会の従業員から提訴されました。これは提訴した側にとってみれば、非常に町側から乱暴なやり方を受けたということで、我慢ならんということで提訴したと思いますけれども、1点だけ聞きます。町長は元従業員に対して謝罪する気持ちはありますか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 根本的に間違っているところがございます。提訴されておりません。弁護士を通じて要求してきているので、裁判所を通して提訴してきているわけではありません。ですから、お2人に関しては、話し合いで示談に至ったと。その他の方に関しても提訴は受けておりません。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) それでもいいですよ。弁護士同士で話し合うということは尋常じゃないわけですから。尋常じゃないから弁護士を立ててお話しするわけでしょうから。そのことに対して、謝罪する気持ちはありますか。全くありませんか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 令和2年度の最後ですかね。綾川荘に行って、令和3年度から民間でやりますよというところでしっかり説明しました。その上で、納得はされていないかもしれませんけれども、方針として示しておりますので、謝罪といいますか、私の考え方というのはしっかり伝えたつもりでいます。それに対して納得いかないというのであれば、また違う形で言ってもらえばいいかなと思います。私は、もう自分の誠意は尽くしたと思っています。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) じゃあ、謝罪はしないということでよろしいですね。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 自分の気持ちは伝えましたということです。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 6番目に移ります。綾川についてお聞きします。 「ともしび」の中でも書きましたけれども、綾川は昔の人の話を聞くと、非常に今と全く違うということです。私なりに考えて、いろいろ原因はあるだろうと思っております。 まず一つ考えられるのはダムができたと、今までダムがなかった頃はそのまま流れて、洪水もあったでしょうけれども、流れ的にはきれいであったから、いわゆる尺鮎と、30センチぐらいの鮎が、昔は川面にぴょんぴょん跳ねてたと、だから全国から鮎を釣る人が来て、それを職業にしている人もおったという話も聞きました。 そういう状況からいろいろダムを、今、3つ、4つですかね、3つですかね、南川も含めて4つになるんですかね、それでダムができて環境が変わってきたということですが、この前、漁協の人たちが県の企業局や高岡土木事務所の人たちを呼んで、いろいろ地元では困っているということでお話を伺いました。 その中で、私が、印象に残っているのは、結局、治水とか、これは当然ですけれども、治水、それから発電、電気を起こす、これには関心を持ってきたけれども、川の環境保全に関してはあまり考えてこなかったと正直に言われました。 そういう中で、町長は何かダムの管理者に対して、綾川の状況を説明して、もうちょっと何とかしてくれませんかという働きかけとかは何かされましたでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 根本的に考え方が違っています、青木議員と。私は、シビルエンジニア、地質調査、そちらのほうは専門ですので、この綾川の濁りはダムの影響ではなくて、森林伐採だと思っています。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) それもありますよ。だから、この間、一緒に行きましたよね、北川からずうっと。そのときに担当の人が地図みたいなもの、カラー写真を示してくれて、上空から撮った山のところの白い部分、要するに、民有地で、杉とか、そういうお金になるときには伐採して、これだけ面積がありますと、それはそうですわ。その後、植えればいいけれども、結局、植えるという作業は金がかかるから、なかなかしたがらないんですよ。それはもう当たり前の話で。だから、それは分かります。ただ、ダムも一方では、そういう意味じゃあ被害者なのかもしれんけれども、結果的に、今言われた、町長が言われた、その土がたまってくるわけですよ、ダムのところに。そうでしょう。どこか行くわけじゃないですよね、ダムのところにたまるわけですわ。そのダムにたまった、そのヘドロみたいな、土かもしれんけれども、それがたまって、雨が降って、濁りが1か月も取れないという状況ですわ。そうでしょう。だから、そういうこともあるから、ダムが無関係ということではないんですよ。それはちょっと町長が自覚を改めてもらわないと、これ一向に解決しないと思うんですけれども、その辺は、私の考え、おかしいですか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) もっと論理的に説明しましょう。 ダムの底にヘドロみたいなのがたまると、その土砂というのはどこから来るかと、森林伐採した裸地、裸のところから入ってくると。そのヘドロは1回流してしまえば、あとはきれいになるはずですけれども、10年たっても直らないんですよね。継続的に土砂が流出していることが原因です。原因は森林伐採が大きいと思います。 どうしても皆さんダムのほうに、あるいは企業局とかそういうところに結びつけたがるんですけれども、これに関しては、本当に今、綾川濁水対策検討会というのを、企業局も含めて、県も綾町も入ってやってます。ですから、本当に、科学的にどこが原因なのか、うわさとか想像とかそういうので話しちゃあ駄目ですよ。もっと論理的にちゃんと詰めていって問題を解決しない限りは、ダムだダムだと、ダムが悪いと言っても、ずうっと土砂が流出、入ってきたら、一向によくならないと思います。そういうふうな解決が必要だと思います。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 建設課長にお聞きします。 ダムにたまったヘドロの対策って何かありますか。 ○議長(松浦光宏君) 建設課長。 ◎建設課長(中原修一君) お答えいたします。 田代八重ダムの治水容量内にたまりました土砂については、県のほうが約25万立方メートルを除去すると伺っておりますが、今現在はこの堆積土砂を受け入れる場所の工事を行っております。ですから、来年、令和5年の冬場からこの土砂除去作業は始まってくると思っております。 以上です。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) ということは、ダムにもダムの管理者にもそれ相応の、責任というか、仕事があるってことでしょう。町長、今の話聞いて、町長自身の考えがちょっとおかしいんじゃないかなって、自分では思いませんでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 青木さんの今の考えのほうが、私はおかしいと思います。もともと、ダム造った当初というのは下にたまってないんですよ。たまってないです、きれいな状態。そこに対してコンスタントに、毎年毎年、雨が降るたんびに流れてきていると、ということなんで、それが入ってこないようにしたら解決するんですよ、問題は。幾らすくってもまた入ってくる、また濁る、この繰り返しじゃないですか。原因は、そういう裸地からの土砂流出です。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) いや、それは分かるんですよ、私でも。山を切って、ほんで、それあと植林しなければそうですよ。それは、一つは原因ははっきりしてるんです。ただ、ダムの管理者も、よそから来たもんだとは言いながら、そこで利益を生んでいるわけですよ。ほんで、結果的に、川下に汚れが、1か月もきれいにならないといったときに、じゃあ、ダムの人は何にもせんでもいいんですかという話ですよ。町長の話はそれですわ。ダムの人は何もせんでいいと。よそから来た土に関して、俺の責任じゃないから俺は何もしなくてもいいんだという、そういう論理になりませんか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 何か話がすり替わっているような気がします。(発言する者あり)いや、原因は何かということを先ほどから議論してるんですよ。 企業局のほうも、ダムの底をさらって、そのたまった土砂を出そうとしているわけでしょう。それは一生懸命やられているんですよ。じゃなくして、綾川の濁りを解決するためには何しらいかということを、そこの原因の特定を誤ると、一向に解決につながりませんということです。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) まあ、同じようなことを言っているだけで、見方が違うだけの話ですわ。 広沢の養豚センターがあって、川に関しているからお聞きします。公害防止協定を結んだと、それで、私、この場で見せてくださいと言ったら、町長は、事業者に迷惑かかるから見せられませんということで却下されて、情報公開で請求したらまた駄目ということで、不服申立てをしたら、その、審査会というんですか、弁護士も含んだ3人、4人の審査会で、結局、開示せよという結論が出ました。町長の判断は間違っていたということでよろしいですか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 私の判断が全て100%正しいとは思っておりませんけれども、これ、広沢の養豚場に関しても、JAの経済連のほうと漁協のほうとの話し合いですよね、の中で結ばれたもんですよね。ですから、本来であれば、青木議員が、そういう、この資料を町から出させることが目的であったんじゃないですかね。そうじゃなくて、本当に中身見たかったら、漁協のほうにお願いして、これを見せてもらうのが筋だと思いますし、私、これ、本来は当事者同士に聞いて、見せてくださいというのが最もすんなりとした、シンプルな問題解決ではないかなと思います。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 今、町長が言われたとおりです、正直言いますと。だって、当事者から見せてもらえるんであれば、私、漁協で取れますよ、中身は。ただ、それしなかったのは、町長が言われるとおりですよ。ほかの公害防止協定が十何本あります。ですよね。 ほんで、その広沢の契約というのは、町が関係ないようなお話しされましたけれども、立会人として入っていて、立会人も責任があるんですよねって議会で言ったら、ありますということだったので、町は無関係というわけではないんですよ。だからこそ、町を通して、私にしてみれば、王道を歩いたつもりです。だから、ほかのその十何本も今年の1月に請求しました。そしたら1か月ぐらいで、1本だけ、1件だけまだですけれども、10本、10件、公開されました。今は私のところにあります。 だから、そこを、そこまでしてやらんといけないものなのかというのが正直な気持ちですよ。公害防止協定だから、みんなに関わってくることですよ。それを、その、町長の論理でいうと、業者の人に何か支障があるということで、じゃあ、町長は町民よりも、町民まん中と言いながら、町民よりもその業者のほうに重きを置いているのかというふうに解釈されるわけです。だからこそ、素直にぽんと出していただければ、こんな手続は要らなかったんですよ。 私、7か月かかりましたから、7か月、おかしいでしょう。それで、手に入れたのは、A4の1枚ですよ。ほんで、何か難しいこと書いてあるのかなと思ったら、当たり前のことしか書いてないですよ。どこにこれを非開示にする理由があるのか、私はもう全然納得できなかったんですよ。だからこそ手続をちゃんと踏んで、町長の考え、町民に対する物の考え、そこを知りたかったんですよ。だから、素直にぽんと出してくれれば、それで終わったんですよ。町長のお考えをお聞かせください。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 何かよく分かりません。めちゃくちゃな論理のような気がします。いいですか。広沢の契約書というのは、JAと漁協の間で、経済連のほうとで結んだと、立会人ですよ、それはあそこは町の土地ですから。でも、立会人というのはどういう意味か。そのほかの公害防止協定というのは町がJAと結んでいるものです。これは、町としてちゃんと説明、どうしてこういうのを結んだかというのは示さないといけないと。JAの経済連が出すのをためらっているときに、ああ、出していいですよということには絶対ならない、プライバシーでも、個人ではないですけれども、そういうことはできないと、私は判断したんです。 ただ、いろんな方に相談して、それは出したほうがいいという判断をされたんでしょうけれども、そこはやっぱり取り方の違いだと思いますけれども、この手続の仕方、私は、最初からそうしないといけないなと。素直に、その資料が見たかったら一番見やすい方法、6か月も7か月もかけなくて、もっとシンプルに、内容が見たかったら、そっちの方がいいんじゃないかなと思うんですけれども、あえてそういうふうにやられたのはよく理解できません。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 町長も素直に提示すればよかっただけの話ですよ。私から見れば、町長のほうがへ理屈ですわ。 7番、行きます。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員、ここで休憩一回入れて大丈夫ですか。 ◆議員(青木實君) はい、分かりました。 ○議長(松浦光宏君) 暫時休憩いたします。(休憩午後2時29分)………………………………………………………………………………(再開午後2時38分) ○議長(松浦光宏君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 会議を開きます前に一言申し上げます。 傍聴席の皆様の声が多々漏れることがございますので、お気をつけください。次、声を発せられたときには、退席せざるを得ないと思います。 それでは、青木議員の一般質問を再開いたします。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 次に移ります。 前町長との裁判、和解ということになりました。町長は当初、前町長の責任度合いを裁判所に判断してもらって、その残りを、旧総合基金からお金を出して被害者に充てるという大前提で裁判をされたと思いますけれども、結果的に、その前町長の責任には一切、刑事、民事、あともう一つ何かありましたけれども、責任を問わないということで、前町長から寄附金として100万円いただいて、それで決着をされました。 町長は否定されるかもしれませんけれども、一番最初の説明のときに、町長は自らそれを、和解案を裁判所に言ったということで、私たちは全員協議会の中で聞いているんですけれども、その2点をお聞きします。 まず最初に、自ら和解案を提出したのかどうか、それと当初の目的が達成されないのに和解に応じたということで、そこの、全く違うことで和解してますんで、どういうお考えなのか。もし最初に、その被害者にお金を返そうということであれば、基金にお金があったわけですから、ぽんと返せたわけですよね。裁判する意味というのを全く度外視したわけです、その和解案の中で。どうしてそういう考えになるのか、お聞かせください。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) お答えします。 目的、全然違うんですよ。最初、私の、前回の町長選に立候補するときのマニフェストの中に書いてます。旧総合基金の生産者の積立金を全員にお返します。目的はそこです。全員にお返ししますと。ですから、309人の方に、少ない方は2円、多い方は180万円、全員にお返しすることができました。目的は達成しています。 和解案をこちらから出したと言われてますけれども、そうじゃありません。和解案というのは裁判所側が出してきている。もちろん状況によってあるかと思いますけれども、最初の旧総合基金の要綱、ご覧になられました。そこに何て書いてあったか。未返還の原則ってあるんです。うまいことつくってます。未返還の原則。これ、掛け捨ての基金ですよ。ですから、お金返すことができないんですよ。もう、あの生産者の方はしっかり、じっくり読んで入られてなかったと思うんですけれども、返そうとしたときに、これは未返還ですから、皆さんがやったのは掛け捨てですよというふうな取扱いになっていました。ですから、改めて農業経営安定対策基金という形でつくり直して、そうしてお返しすることができるようになって、それをやるのに結局2年半かかったんです。 私は、このお金というのは、生産者のお金ですから返さないといけない。ところが、制度自体も不備でしたし、そこの制度を当時の農林振興課長に言って、全部つくり直させて、そしてようやく、2年半かけて全員に、309人にお返しすることができたということなので、初期の目標は達成できております。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 町長、その、性格が性悪になりません。だって、そうでしょう。裁判を、じゃあなぜ起こしたんですか。裁判を起こさなくたって返せるじゃない。その制度上の問題であれば、皆さんと協議して返せるはずですよ。実際に、返しましたでしょう。裁判を起こす理由はないわ。なぜそこのところは飛ぶんですか、回答が。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 私が町長に就任して、この旧総合基金の会長になりました。生産者のほうから、金返してくれという要望がありました。返さないといけないと。ただ、そのときに生産者のほうから、このお金、どうしてこういうことになったんだということがあったときに、説明する理由が必要なんですよ。どうしてこうなったか。 前町長が議会の場で、私も昔、傍聴させてもらいましたけれども、今日はいらっしゃいませんけれども、児玉信議員、そして前増田議員が質問の中で、議会の中で聞かれてます。その時に、前町長は責任を感じていらっしゃいました。でも、現職の町長だから返すことはできないんだという説明でした。議事録見てもらえば、分かるかと思います。 お辞められた後、私のほうから督促といいますか、二度ほど、最初電話して、その責任、どう考えていらっしゃいますかと言ったら、完全に無視されたんですよね。そこから始まっているんですよ。やはり自分で責任を感じていれば、それに対しては果たしてもらわないといけないですよね。それは私の気持ちだけじゃなくて、生産者の気持ちです。そこを考えてこの問題を、もう綾の古い、汚い歴史の中から、やっぱりこれも封印する必要があるなと思って、2年半かけてこの問題を解決させた次第です。 以上です。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 次に行きます。 前教育長との関係で、ここが、私と籾田町長とが別れる原因になったと思うんですけれども、あの当時、町長は前教育長に対して、ふさわしくないということで、罷免議案を出しました。3対6か、3対6ですよね、3対6で否決されました。 私は、町長が何回も出すと言われるので期待していたんですけれども、突然、もうやらないということで、そうなのかと、まあ、しようがないわと、町長の考えだから。でも、これちょっと、私、不信感持ったんですよ。だから、もうちょっとこれはやばいと思って、自分は自分の道を歩こうと思って、その後、町長には、好かんかもしれんけれども、いろいろ言うようになりました。 その後、町長も別の問題が起きて、また署名活動が始まって、町長は否定されてますけれども、町長が主導になって署名活動をされたと私は解釈しております。そういうふうに言われた人もいますから。だから、それで集めて、またその罷免議案を出してやるのかなと思ったら、突然やめられて、ストップされて、終わっちゃったわけですけれども。また、その後、問題が起きて、私も、前教育長は追及せんといかんという立場でずうっと行ったわけです。もう最後の最後まで、前教育長はよくないと、個人的には好きですよ、個人的には好きですよ、ぽろぽろこう話をできる人やったから。でも、仕事としてみたらそれは違うからね。違うから、そこは分けて考えましたけれども。 水道をどのぐらい使用したのかということで、再三、町長にも、出してくださいと言いました。でも、これ、個人情報だからということで、頑として提示されませんでした。 その水道の使用量をどうして何回も何回もお願いしたかというと、前教育長が綾に住んでないという証拠になるからですよ。住んでないのに、出張のときは綾からの出張費を請求してましたから、実際にそれで払われてます。だから、そこに矛盾を感じて、おかしいなということで町長にお願いしたんですけれども、町長は頑として出しませんでした。 最後の、前教育長の最後の議会が3月議会でしたから、前教育長もいろいろ言い分はあるだろうと思って、話を向けました。そしたら、前教育長は最初の罷免議案が出た後に、もうお互い、町長とはお互い水に流そうという発言をされました。これは事実なんでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 水に流そうと言われたんですか。今、初めて聞きました。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 3月議会で。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) いや、私は、私、そういうことは全然、日高前教育長ですか、もうこれは相手にしないというふうに考えましたので、そんなこと、水に流そうなんて全然思いませんでした。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) というと、前教育長の作文ということでよろしいですか。はい。 前教育長が出てきましたので、教育について、9番目ですかね、教育についてをお伺いします。 教育は、町長が町長になられる前から、大事にされている公約の一つだというふうに私は理解しておりますし、そういうことも度々、町長は言ってこられました。 その、1年目だったかな、1年目に通信学校をつくりたいという構想を練られて、北斗塾でしたか、その話でありました。何人かがその内容を、集まるからということで、聞かせていただきました。いつの間にかそれは、話、終わりましたよね。町長に言わせれば、条件が違ったからとてもじゃないができないということなんだろうと思います。 それで、そのほかもあるんですけれども、町長は教育に対してどういう考えを持っているのか、私、つかめないんですよ。というのは、南俣保育所、小さいお子さんですけれども、町がやっていることですからね、それの最初に、民間委託、その次には合併話、現場、その南俣に預けている保護者の方とか、そこに働いている職員の方とか、本当によく話を聞いたのかどうかすごく疑わしいんです。だからこそいろいろ問題になって、請願書まで上がってきたと思うんですけれども、あとまた、今度、小学校のコーラス部ですか、福島県に行かれて、全国大会に出場すると。この前、九州大会で、大分ですかね、行かれたときもそうだったんですけれども、最初、町長、あんまりお金出したがらなくて、それで、委員会のほうで、全額出してあげないよって、そんなに一生懸命やられてきたことですから、名誉ですわ。それ、一生懸命やられた後押しをする意味でも、全額出してくださいよという要望は、委員会のほうから出て、それで、町長もその辺少し判断していただいて、半額、けちけちした額ですけれども、半額出してくださると。今度、福島のほうに行かれると、それで、どのぐらい出るのか知りませんけれども、よく分からないんです。教育というのをどういうふうに感じているのか、さっぱり見えてこないんですよ。 今、3つ、4つ出しましたけれども、どうなんでしょうか。その整合性というか、町長の思いというか、教育に対する思い、これはどんなふうに考えているのかお聞かせ願えれば、私の頭も少しはすっきりするかなということでお聞きします。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 私は、教育は最も最上位に来るテーマだと思ってます。その根本にあるのは、これは私のこれまでの経験です。海外で仕事してましたけれども、成長している国というのは、地域でもそうです。いかに教育に力を入れているか。 物の例えですけれども、ベトナム、エルサルバドル、この2つの国、小さな国です。ところが、もう一生懸命、国に挙げて教育に力を入れて……。教育に力を入れてくるところは必ず将来は伸びる。20年、30年後に、その人たちが大きくなっていって、国を動かす、そしていろんな事業をやって、言わば納税もしてくれる、そうやって栄えていくんですよ。ですから、教育に関しては、私はそう思っています、力を入れなきゃいけないと。 ですから、公約の中でも、綾町に高校をつくりたいと、私は今でもそう思っています。ただ、最初、北斗塾来たときに、最初、北斗塾の、担当者ですかね、来て、物すごくすばらしいことを言われたんですね。すばらしいことというか、打算的じゃなくて。そこのシルバーセンターの2階でやったときに、社長が来て、何かちょっと話、違うなと、打算的なんですよ。これ違うなと、もうすぐさま呼んで、もうこの話はなしにしますねと、もうちょっと純粋に綾の子どもたちが、宮崎じゃなくても、地元でしっかり勉強できるような環境と、私はそういうふうに思ってますから、この件に関しては、それこそ水に流しましょうという形で、北斗塾の社長に。そしたら、いつですかね、数箇月前にまた来られて、心を改めましたと言われましたけれども、まだちょっとそこのところは信用できてないところです。そういうところで、教育は何にも増して、一番大切な綾の財産だと思ってます。 せっかく南俣保育所のことを言われましたので、この機会に述べさせていただきたいなと思うんですけれども、なぜ私がこの統合のことをこれまで話したかというと、本当に子どもたちのことを考えて皆さん判断されているのかなと、保護者が反対だから駄目ということじゃないと思うんですよ。子どもたちの教育のこと、本当に考えているんですか。今、この間、文化ホールでふれあいコンサートがありました。南俣と中坪が一緒になって太鼓をやってくれましたよ。すばらしい演奏でした。でも、あれだけ一緒になっているからすばらしい演奏ができた。ところが、南俣保育所、5歳児、今度、小学校に上がるの4人しかいないんですよ。4人ではああいう集団的な教育はできません。 今年度、南俣保育所は23人でしたか、来年何人になるかご存じですか。17人です。年長児も4人しかいません。毎日その4人が行って、お友達として遊ぶと。本当にこんな教育でいいんだろうかと。私もこのことに関しては、保護者はそれがいい、家の近くだから、昔から住んでるからここがいいって言ってますけれども、私は、このことに関して、中坪の保育所の先生、そして保護者、綾保育園の先生、綾幼稚園の先生、そして教育、何ですかね、指導の経験者にも聞きましたけれども、これ、子どもたちがかわいそうだと、犠牲になっていると、たった4人である教育は子どもの能力を引き出してあげませんよと、実際に、この間のふれあいコンサートで一緒になってやって、みんなで、十何人でやったからああいう立派なことができたんですよ。そういう機会を親がつむいでいいんですかと、もう一度、視点を、親じゃなくて子どもに当ててください。この子どもたちを育てることに、教育に力を注いでもらいたいと思います。このことに関しては、いろんな方から、保育所を潰すのはかわいそうじゃないかなって言われてますけれども、またこれに対してしっかり議論していきたいなと思います。 本当に子どもたちのことを考えたら、もう保育所のほうから教育ということが必要じゃないかなと思います。そういう意味で、教育に関してはしっかりもう最優先に考えていきたいなと思います。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 今言われたことは前から言われてて、私も分からん話じゃないんですよ。現場の保護者の人もそうやって言ってましたわ。町長の言い分、人が少なくなって、それは分かるって。だから、それを否定するつもりはないって。ただ、町長のやり方があまりにも現場を無視して、あの説明会を私も2回ほど見させていただきました。あれで納得できるような雰囲気じゃないですよ。人に寄り添うという気持ちがなければ、幾らいい旗を掲げたところでどうにもならんと、それはそう思いません。目的を達成するために、人の心に寄り添わなければ、やりたくたって、結局、町長は延期したでしょう。できなかったでしょう。町長の考えが、それでやりたいということで実現していれば、今、町長が言われたとおりになるわけですよ。でも、そうならなかった、結果として。延期せざるを得なかった。だから、やっぱり町長の反省する部分というのは出てくるんじゃないですかってことですよ。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) そうならなかったというんじゃなくて、私のほうが判断しました。私は白紙撤回と言ってませんから、延期し、まだこれは統合はしませんということで言ってますので、これは前からずっと変わりはございません。 ただ、あの場で、いらっしゃった方は分かるかと思うんですけれども、もう保護者の方が、もうかたくなに、もう選挙の話もされましたし、何でしたかね、ここで育ったんだと、大人の意見を言ってるんですけれども、本当は子どもの立場になって考えてやるべきじゃないですか。そこのところをやっぱり酌み取ってやるのが、教育に対して理解を持つことだと私は思います。 やっぱり人間というのは、ある程度、最初言っちゃったら、そこを変えるのは難しいんですよね。だから、保護者の方もそれで言われてましたけれども、やっぱり子どものことを考えて、集団での教育を、4人、たった4人の1学年、4人じゃなくて、今度、小学校入ったら41人になります。一気に41人の社会組織の中に入っていくんです。やっぱり少しずつ段階的に積んでいって、将来は、綾を担っていく子どもたちをつくっていかないといけないんじゃないかなというふうに思います。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 教育長にお伺いします。 議会で、小学校、中学校の授業参観を見させていただきました。中学校だったと思いますけれども、校長も交えてお話をさせてもらいました。そのときに私が言ったのは、教育というのが、私たちの時代とちょっと違ってて、私たちは何にも守られてなかった、いい意味でも悪い意味でも、いじめが起きたから、じゃあ、誰かが助けてくれるとか、学校が対処してくれるとか、教育委員会が対処してくれるとかって、そういう時代じゃなかったんですよ。だから、悪いことをすれば悪いまんまずうっと、1年なり何なりか、大変なんですけれども、そういう思いをしました。今は、いろいろそのセーフティーネットがあって、前の議会でも教育長がいろいろとお答えしていただきました。 それはそれでいいんですけれども、そのとき、私、言ったと思うんですけれども、テスラのイーロンマスク、火星まで人間を運ぼうというスケールの大きな人ですけれども、彼は南アフリカ出身で、頭がよくて体が小さかったもんだから、飛び級して、飛び級といったら、もっと今度は大きい人と交わんなくちゃなんないと、当然いじめられたと。階段から何回も突き落とされて死ぬ目に遭ったと、何回も遭ったと、それで、そこで一念発起して格闘技を身につけたんですよ。いじめたやつを今度殴り返したんですよ。そこで、いじめが終わったんです。だから、そのセーフティーネットも大切だろうけれども、いずれ子どもは大人になっていくわけですから、大人になったときに一々セーフティーネットって、まあ、今は優しい時代だからあるけれども、根本的に自分で生き抜く力がなければ、大変ですわ。だから、そこの部分の教育というのを、もう一つの柱として何かできないでしょうかって提案したと思うんです。どうでしょうか、その辺は。 ○議長(松浦光宏君) 教育長。 ◎教育長(岩切康郎君) 青木議員がおっしゃることは、もう私も全く同感です。 確かに、今の子どもたちをしっかり、子どもの権利と命を守るというのは教職員の仕事ですから、それはもう第一に考えてやりますけれども、やはりレジリエンスというか、折れない心、たくましく生き抜いていく、そういうスキルであるとか、そういったものも併せて、子どもたちには育んでいかないといけない。コンセンサスをやっぱりこう、いろんな人と取れるようなコミュニケーションスキルも身につけていかなければいけない。私の持論ですけれども、やはりそういうのは地域の方々とのフェース・ツー・フェースの交流であるとか、体験活動であとか、それから子どもたち同士の、最近はちょっと授業時数が増えて縮減の方向に行っているんですけれども、私はむかばき少年自然の家に勤務してましたので、3年間、ある程度の期間、宿泊を一緒に、子どもたち、体験して、その中でいろんなトラブルがあるけれども、子どもたち同士で解決していくような、そういった経験の場を提供したり、そういったことも今後は大事かなと思っています。 新春懇話会の中でちょっとお話を、ある公民館長さんからいただいたんですけれども、まだ綾小中学校は綾のフィールドワーク、これを十分に生かし切ってないんじゃないかというご指摘もいただきました。早速、校長会でその話題を出しまして、コロナがある程度収束してきたら、もう一回、カリキュラムを見直して、綾で十分使える、そういうフィールドワークを生かしたいろんな体験活動、そういったものもカリキュラムに組み込んでいこうじゃないかということで話をしたところです。 ちょっと話が長くなりましたけれども、議員がご指摘いただいた、自分でも、折れない、いろんな困難に立ち向かっていくときの強い心というものを身につけていく場も教育現場では必要かと思っております。 以上です。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 同じ質問を町長にします。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 私は、もうちょっと違う観点から、同じ意見を述べさせてもらいたいと思います。 やっぱり自分で生き抜く力というのが、今、日本人に欠けてきてるんじゃないかなと思います。ウクライナ、見ていたときに、もう小国でありながら大国にもう必死でやってます。もう国民が一致していると。今、中国と台湾、もし来たら尖閣なんか一発でやられますよ。そのとき、日本人が立ち上がれるかなと。私は、ですから、自分のことは自分たちで守り抜かないといけないと思いますし、生き抜いていく、そして、そのためにはそれに向かった努力もしていかないといけないのかなと、きのう、橋本議員の最初の質問でもありましたけれども、私は、今、我々といいますか、日本人に欠けているところといいますか、綾だけじゃなくして全体的に、それは幼児教育から大人になる、我々もそうですけれども、そういうふうに自分たちのことは自分で守る、そういうことが必要じゃないかなと思います。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。
    ◆議員(青木實君) ウクライナの話をこれからしてもしようがないから、時間がないし、1分、2分で済む話じゃないので私は割愛しますけれども、町長とまた違った考えを持っています。 教育で、その生き抜く力というのは、じゃあ、どこから生まれるのかって、私は孤独から生まれるんじゃないかと思うんですよ。独りになったときに、いろいろ友達がいるとそこで安心します。私は、幸か不幸か分かりませんけれども、孤独の時間が長かったから、そこで何とか物を考えて、それから、いろんな面に対処するというのを自然に身につけました。 だから、さっき町長が言われたように、4人だから5人だから教育がうまく回らないというのは、それは一般的な考えなんでしょうけれども、一概にそれは言えないと思うんですよ。だから、その辺も含めて、もうちょっと幅を広く考えていただければ、トラブルがなかったんじゃないかなというふうにも思うんですけれども、それは、町長、違うというのであれば、もう一度。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 青木議員は孤独と言われましたけれども、私はハングリーかなというふうに思ってます、ハングリー。(発言する者あり)いや、違いますね。ついつい、何かな、こう言っちゃあなんですけれども、他人に依存すると、何か他人に依存する、町に依存する、人に依存する、補助金ください、何とかつけてください、ありますけれども、ちょっときのうの話でも言いましたけれども、国富町の農家の方と話しして、須志田の上のほうの深年のほうに上がるところに広い大地があって、あそこ見たら、本当に広い畑がありますよね。片や、綾の錦原を見ていったときに、もう荒地になっているところ、いっぱいあります。じゃあ、向こうはどうかといったら、国富の支援制度、農家に対する支援、綾は本当、綾は手厚いんですよ、いろんなところでやってます。だから、育ってないんじゃないかなと。何でも過保護に育てると、過保護にいろんなことを支援する、やっぱり自分たちで考えて、生き抜いていくすべ、何かあったときにですね、そこを考えないと、すぐ支援してくれる、そしてそれに頼ったら、そのときは乗り越えられても、その次は乗り越えられないですよ。実際に、国富の農家の方は、去年まで中国人を4人、技能実習生として雇ってて、今年から8人にしますと、自分で販売先、マーケットを開拓されているんですよね。そのくらいたくましいです。 今、綾町の人に、全員とは言いませんけれども、やっぱりそういう心が、本当に強くなって、今後、生き抜いていくために、みんな考えていかないといけないんじゃないかなというふうに感じております。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) そうしますと、補助金は極力減らすということでよろしいですか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) そんな短絡的な考えじゃないです。本当に必要かどうかということです。今ある補助金で、もう10年、20年、もうずうっと前からあるんですよ。それがどのくらい効果を発しているのかなと。基金も結構たまっているところがあります。そういうところに対して、まだ出すんですかと、本当に、もっと有効な使い方というのを考えていかないといけないんじゃないかなと思います。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) さっきから「ともしび」、「ともしび」って、別に自己PRをしているわけじゃないんですけれども、私の考えがここに入っているものですからつい引用させていただきます。ご了承ください。 教育に関して、私の麓地区のところで元高校の校長先生で附属中を立ち上げた人ですけれども、その方が感性について書かれた文章があって、私、すごくいい文章だと思って、許可を得てここに載せさせていただきました。 勉強勉強もいいけれども、偏ってしまったときの危険性、それを防ぐのは何かといったら感性だと、感性って何かといったら、日本的情緒とか、いろいろ、後でもし読んでなかったら読んでください。悪い文章ではありませんので。 感性を育てるのには、じゃあ、何かっていったら、一つの例として、平家物語を取り上げていました。平家物語、皆さん、高校で習ったと思うんですけれども、祇園精舎の鐘の声ってやつですよ。諸行無常の響きあり。沙羅双樹の、何だっけ、花の色でしたっけ、ありましたでしょう。私もちょこっと覚えさせられましたから。そのとき、高校の古文の先生だと思うんですけれども、それを読ませただけじゃなくて、当時、テープだったと思うんですけれども、持ってこられて、琵琶の、ほら、ポロンポロンってやつですよ、あれで祇園精舎を流してくれたんです。その響きが、私はもうすごく大好きになって、古文は嫌いだったんですけれども、でも、結果的にはいい成績取ったんですよ、古文でも。その琵琶の音が気に入って、何かやっぱり残るんですよね、そういうものって。そのときはただ単に流しちゃったんですけれども、それが下地になって、浄瑠璃が好きになったりとか、能が好きになったりとか、私は歌舞伎は好かんとですよ、歌舞伎は見栄を切るから。そういう、感性を育てるということの大事さを書かれています。 教育って、学校の勉強のその狭い範囲で教えたところで、要するに、点数を上げさすために、何かこうやったとしても、人として、じゃあ、育つのかどうかっていうところにいくと思うんですよ。逆に、点数が上がって、いろいろ知識が増えると、そこにあぐらをかいて、人に対して思いやりがなかったりとか、いろいろ弊害が出てきますわ。そこを修正するのが感性だって、そういう教育も、私、大事かなと。 籾田さんは理工系だから、数学とか、そういうの得意だと思うんですよ。私は数学19点取って赤点だったから、高校のときに。それで、おまえ、これは卒業できんわって言われて、ちょっと考えを変えて、勉強の仕方も変えて、自分なりに工夫して、卒業間近にはいい点数を取ったんですよ。 そのときに、3年生ぐらいになると微分・積分ありますよね、ありますでしょう。別に公式を覚えて、やり方を覚えれば、そのとおりにいけば、テスト、取れちゃうんですよ。そのときに思ったのは、あの変な曲線の面積をあの式から出るってことがびっくりするわけですよ。そういうことは覚えてるんです。だから、教育っていうのはそういうことなんじゃないかなと思っているんですけれども、だから、いろんな刺激を与えてあげて、そこに、どれが引っかかるかは分かりませんよ、私みたいに変なところに引っかかって、台なしになる可能性もあるかもしれんけれども、何かその後の人生の中で役立つことができるんじゃないかと。 だから、どうしても町長に反論したくなるのは、小さいときに、いっぱい、たくさん友達がいて、ほんで教育にもいいですよという考えも確かにあると思いますよ。それは別に否定しないんですよ。でも、少人数だっていい面はあるでしょうって、そこをもうちょっと幅広く考えていただければ、いい教育のほうに行くんじゃないかなというのが私の考えです。町長と教育長に、今のことについてお聞きします。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) もう残り時間、少なくなって、青木さんとこうやって議論するのも、もうそんなにできないのかなと思ったら、ちょっと寂しくなりましたけれども、最後にいい話を聞かせてもらって、本当にありがとうございます。 教育に関してなんですけれども、私が全てだとは絶対思ってません。ですから、今度、その検討委員会という形で、町立保育所に関して、いろんな方が集まっていただいて、そこで、今後、確かに人数は少なくなってきてますけれども、どういうふうにしたらいいかというのを、いろんな人の意見を聞かせてもらって進めたいというふうに思っています。 私の考えは、もちろんありますけれども、いろんな経験があって、いろんな引き出しを持っているというのが、やっぱりこう将来、何か壁とかぶち当たったときとか、何かこう問題、クリアしようとしたときに生かされてくるのかなと。ですから、もういろんな経験をさせられるような、そんな教育というか、そういうのをやらせてあげるのがいいんじゃないかなというふうに考えています。 以上です。 ○議長(松浦光宏君) 教育長。 ◎教育長(岩切康郎君) 保育園の統合の話として、解決できないぐらい大きな、今の議論じゃないかなと思います。 町長がおっしゃっていたように、やはりある程度の人数の中で、いろんな多様性に触れながら、やっぱり人間的に成長する場を提供するのも大事ですし、青木議員がおっしゃるように、少人数だから何かそれが、全てがハンデだと、そういうことはないと思います。 ですから、教育の視点でいいますと、できれば、いろんな、そういった経験の場をできるだけ提供していく。この保育園の統合の問題について、私は直接的なコメントは控えたいと思いますけれども、青木議員がおっしゃっていること、町長の訴えたいこと、どちらも私は納得できる部分がございます。 以上です。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) もう残り時間もないので、あと一つ、二つで終わりにします。 私も、これで議員は終わります。次、自分でも予期しなかったことですけれども、次の町長選挙に立つつもりでおります。それが、望みがかなわなかったら、私は、あの仕切りの向こう側にいます。私、どこも行くところないから、綾町にずっといると思うんですけれども。 町長は、望みがかなわなかったとき、どこにいますか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 私と、ちょっと、そんなこと考えたことございません。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(松浦光宏君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 最後に言います。よかったらで結構ですけれども、この「ともしび」、読んでください。 一つだけ、外さないで読んでほしいのは、香西かおり論というのを書きましたんで、私が好きな歌手で、二、三年前から好きになったんですけれども、できれば、そこだけは読んでいただきたいなと最後に思いました。 これで、私、終わります。ありがとうございました。 ○議長(松浦光宏君) ほかにありませんか。(なし) ○議長(松浦光宏君) 青木議員の一般質問を終わります。────────────・────・──────────── ○議長(松浦光宏君) 以上で、本日の議事日程の全部を終了いたしました。 これをもちまして、本日の会議を散会いたします。(散会午後3時17分)──────────────────────────────...