綾町議会 2022-06-13
06月13日-02号
令和 4年第4回定例会( 6月)令和4年第4回(6月)綾町議会(定例会)会議録令和4年6月13日再開 令和4年第4回綾町議会(定例会)が令和4年6月13日午前9時綾町役場議場に招集された。 出 席 議 員┌─────┬───────────────┬─────┬───────────────
┐│議席番号 │氏 名
│議席番号 │氏 名 │├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤│1 |山 田 由 美 子 |6 |日 髙 憲 治 │├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤│2 |池 田 和 昭 |7 |兒 玉 千 歳 │├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤│3 |松 本 俊 二 |8 |日 高 幸 一 │├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤│4 |青 木 實 |9 |松 浦 光 宏 │├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤│5 |児 玉 信 |10 |橋 本 由 里 │└─────┴───────────────┴─────┴───────────────┘ 事 務 局┌─────┬───────────────┬─────┬───────────────┐│局 長 │高 松 俊 秀 │書 記 │野 村 美 樹 │└─────┴───────────────┴─────┴───────────────┘ 説 明 員┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────┐│町長 |籾 田 学 |副町長 |中 薗 兼 次 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│教育長 |岩 切 康 郎 |総務課長 |竹 下 琢 郎 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│福祉保健課長 |佐 藤 光 久 |農林振興課長 |入 田 賢 一 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│総合政策課長 |松 下 栄一郎 |町民課長 |野 村 修 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│建設課長 |中 原 修 一 |
教育総務課長 |野 村 敏 幸 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ | |ユネスコエコパーク│ ││社会教育課長 |森 園 由美子 │推進室長 |倉 前 省 吾 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│会計管理者 |吉 鶴 慶 久 |監査委員 |郷 田 五 男 │└─────────┴───────────┴─────────┴───────────┘令和4年第4回(6月)綾町議会(定例会)議事日程令和4年6月13日再開 開 議 日程第1
一般質問会議に付した事件・議事日程と同じである。──────────────────────────────┌───────────┬──────────────────────────────────┐│質 問 事
項 │質問の要旨 │├───────────┼──────────────────────────────────
┤│提出議員 松浦 │ ││1.教育長に伺う │(1)教育長に就任されて2カ月たつが綾町に対してどのように感じたか。
││ │ また、綾町の教育についてどう思うか。 ││ │(2)綾町の長所と短所は何か。
││ │ それをふまえて、教育長はどのような教育を行うか。 ││ │(3)総合学習についてどう思うか。
││ │ ││2.高校生の補助につい│(1)人口減少が進み、子どもの数も減っている。高校生に対する補助は今の ││ て │ ままで大丈夫だと思うか。 ││ │(2)高校生の医療費無償化できないか。
││ │ 試算をされたことがあるか。
││ │ ││3.育英会について │(1)募集期間、今後の運営について。
││ │ ││4.マラソン大会につい│(1)若者がマラソン復活に向け、今年も動いているが綾町としてどのように ││ て │ 関わっていくのか。
││ │ ││5.町の
指定管理施設に│(1)活性化協会が指定管理している施設の運営状況は。 ││ ついて |(2)また、旧綾川荘の委託料について、双方の話し合いはまとまったのか。 │├───────────┼──────────────────────────────────
┤│提出議員 橋本 | ||1.教育長の考え |(1)
就学援助準用保護基準の明確化。 |│ │(2)運動会の時期。 ││ │(3)
給食費減免制度導入。 ││ │(4)奨学金制度の改善。 ││ │(5)小学生のランドセル。 ││ │(6)校則・部活動・立腰・体育座り。
││ │ ││2.
コロナ感染症関係と│(1)感染したかもしれない不安解消のために。
││ コロナ禍での物価高│(2)PCR検査。 ││ 騰と町民のくらし │(3)
コロナ感染症による町民の生活への影響(収入・事業経営など)。 ││ │(4)4回目のワクチン接種の考え方。 ││ │(5)物価高からくらしを守る対策。 |│ │(6)物価高騰による
給食費引上げ。 |│ │(7)
医療費無料化の高校卒業まで拡大。 ││ │(8)
生活保護受給状況。 ││ │(9)
国保均等割り減免拡大。 ││ │(10)ゴミ袋の値上げ。 ││ │(11)保育所、保育園、幼稚園児の主食代の補助。
││ │ ││3.議会答弁の責任と議│(1)町長の議会答弁を予算に反映させる責任。
││ 会要望への取り組み│(2)議会からの意見や要望は、行政にどう反映する。 ││ │(3)補正予算の考え方。
││ │ ││4.職員研修 │(1)職員研修の実績および効果(過去3年間の研修)。 |│ │(2)職員にとって住民はどのような存在か。
|│ │ ││5.ゴミ対策 │(1)実証実験の結果。 ││ │(2)ゴミ問題の抜本的改善の具体化。
││ │ ││6.高齢者福祉 │(1)綾町での介護保険制度の問題点。 ││ │(2)認知症対策はどうする。
││ │ ││7.農業・農家を守る │(1)基幹産業としての位置づけ。 ││ │(2)価格保証制度の中止と新たな取組み。
││ │ ││8.その他 |(1)猿の出没。 ││ │(2)町内(特にバス停)に椅子を。 ││ │(3)浜の子の水。 ││ │(4)発達障害の子どもの
学童クラブ利用。 ││ │(5)例規集の整理。 ││ │(6)役場外階段などの汚れ。 │├───────────┼──────────────────────────────────
┤│提出議員 松本 │ |│1.新型コロナ及び経済│(1)新型コロナ |│ 情勢 │ ①町内の現状及び町としての認識。
││ │ ②ワクチン接種や行事開催などを含めた今後の対応。
││ │ ③情報発信。 ││ │(2)経済情勢
││ │ ①燃油や飼料等の諸コスト増、日用品等の諸物価高騰による
町内事業者 ││ │ 及び町民生活への影響。 ││ │(3)支援策<特別交付金等の活用例の提案>
││ │ 【生活支援】
││ │ ①全世帯及び事業所の水道料金の無料化(1~2ヵ月)。
││ │ ②給食費の無料化(1~2ヵ月)。
││ │ 【感染防止対策】
|│ │ ①避難所となる公民館及び町民が利用する施設(
高年者センターなど)へ|│ │ のエアコン及び空気清浄機の設置。
││ │ 【事業継続支援】
││ │ ①町の宿泊施設の指定管理者に対する
事業継続支援。
││ │ 【ICT環境整備】
││ │ ①議員に貸与するタブレットの調達。
││ │ ②オンライン会議に対応したPCの調達。
││ │ ││2.危機管理について │(1)今年度の防災訓練をはじめとする防災への具体的な取組みについて。 ││ │(2)防災以外の危機管理について。
││ │ ││3.新教育長 │(1)綾町の教育長としての基本的な考え方と具体的な取組みについて。 |│ │ |│4.宮交バス事業 │(1)綾町としての具体的な要望案について。
││ │ ││5.イオンの森事業 │(1)今後の基本的な考え方と具体的な取組みについて。
││ │ ││6.南俣保育所 │(1)保護者などとの協議を含めた対応及び今後について。
││ │ ││7.宿泊3施設及び活性│(1)活性化協会と元従業員との訴訟について。
││ 化協会について │(2)現指定管理者との委託料及び協定書の協議について。 ││ │(3)活性化協会の在り方について。
││ │ ││8.旧総合基金 │(1)町費基金からの係争費用(弁護士費用等)の支出について。 |│ │(2)基金の廃止について。
|│ │ ││9.ゆめ応援プロジェク│(1)申請状況及び事業内容等について。 ││ ト │
││ │ ││10.尾立養豚場 │(1)現状と課題、今後について。
││ │ ││11.メガソーラー │(1)現状と課題、今後について。
││ │ ││12.ゴミの戸別収集(実│(1)現状と課題、今後について。
││ 証実験) | │├───────────┼──────────────────────────────────
┤│提出議員 山田 | |│1.ゴミ問題について │(1)宮原地区での
ゴミ収集実証実験の効果と課題。 |│ │(2)今後の生ゴミ処理方法は。 ││ │(3)自治会非加入世帯に対する
ゴミ分別周知方法は。
││ │ ││2.地域防災について │(1)
地域防災訓練の予定はあるのか。 ││ │(2)どのような内容にするのか。 ││ │(3)地域防災倉庫をつくる予定はないのか。
││ │ ││3.教育長に問う |(1)意気込み。 ││ │(2)課題と取り組み。 ││ │(3)幼、保、小、中における
マスク使用方法は。(新しい国の方針に対する
││ │ 対応) ││ │(4)4月からの
GIGAスクール進捗状況。 │└───────────┴──────────────────────────────────┘(再開午前9時03分)
○議長(松浦光宏君) おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、一般質問となっております。議事進行については格段のご協力をお願いいたします。 発言につきましては、簡潔にまとめられ、また
綾町議会会議規則及び申合せ事項を守っていただきますようご協力をお願いいたします。 なお、執行部におかれましても簡明に、要領よくまとめられ、答弁漏れのないようにお願いいたします。 暑い方は、それぞれのタイミングで上着を脱いでいただいて結構です。────────────・────・────────────
△日程第1.一般質問
○議長(松浦光宏君) 日程第1、一般質問を行います。 あらかじめ、本日の質問者の順序を申し上げます。1番、松浦議員、2番、橋本議員、3番、松本議員、4番、山田議員、以上の順序で行います。 なお、関連のある質問につきましては、さきの質問者の質問終了後に関連質問を許します。 なお、1番目が私ですので、議長席を松本副議長と交代いたします。
○副議長(松本俊二君) 議長を交代いたしました。 松浦議員の一般質問を許可いたします。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) それでは、早速私の一般質問を始めさせていただきたいと思います。 まず最初に、教育長にお伺いいたします。 1つ目として、教育長に就任されて2か月たちますが、綾町に対してどのように感じたか、また、綾町の教育についてどう思うかお尋ねいたします。
○副議長(松本俊二君) 当局の答弁を求めます。教育長。
◎教育長(岩切康郎君) 松浦議員におかれましては、早速私に答弁の機会を与えていただきまして感謝申し上げます。 それでは、教育長に就任して2か月がたち、現在、綾町に対してどのように感じているかにつきましてご答弁を申し上げます。 私は、4月から綾町に住んでおりますが、そこで今感じていますことは、子どもたちが教育を受ける環境がバランスよく整っていると思っております。具体的には、全国でも著名な本町の豊かな自然と、その自然をこれまで大切に守り続けている町民の皆様のお取組や努力、さらには、有機農法など、今後脱炭素社会や循環型の共生の実現に向けた将来性のある地元産業の創出、そして教育の分野におきましては、他の市町村に引けをとらない充実したICT機器や地元木材の温かさを十分に取り入れた校舎など恵まれた学習環境が整った学校施設、さらには適正規模の児童生徒数など、他の市町村と比較しましても綾町は十分に誇れる教育環境であると感じております。 また、現在綾小中学校が取り組んでおります様々な特色のある教育活動は、子どもたちが綾町のよさを知り、ふるさとに対する誇りや愛着を育むために大変有意義な活動であると評価しております。 各種学力調査の結果や高等学校への進学状況等を見ましても、町内に決して恵まれた学習塾等も少ない環境の中で、子どもたちや教職員はもちろん、保護者の皆様も含めて大変よく努力されていると感じております。 その上で、綾町の長所と短所につきまして私が感じていることでございますが、まず、一番の長所は県の中央部に位置しながらも大変豊かな自然がしっかりと保護されている自然環境だと思っております。しかも、宮崎市や他県への流通、交通アクセスなどが容易であることも大変優位な条件であると考えます。このことは、今後綾町が新たな観光拠点となったり、有機農法を中心に先々注目されるであろう特色ある
フードビジネスの拠点となったりする可能性も秘めております。したがいまして、これらの綾町の長所は、今後活気あるまちづくりを進めていく上で大変重要なファクターになっていくものと思われます。 続きまして、(発言する者あり)ああ、そうですね。すみません。ちょっと先のほうまで答弁をしてしまいました。そこで一旦引かせてもらいます。
○副議長(松本俊二君) 追加質問はありませんか。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) 今の、2か月たってどのように感じたか、答えていただいたんですけれども、綾の教育目標が定められていると思います。まだ来られたばかりですので、「郷土愛の下、世界に羽ばたく人材育成」という綾町の教育目標があると思うんですけれども、郷土愛の下、世界に羽ばたく人材育成、これに対してどのようにしていけばいいという教育長ご自身の考えで結構ですので、あればお伺いいただければと思います。
○副議長(松本俊二君) 教育長。
◎教育長(岩切康郎君) ただいまのご質問にお答えいたします。 これからの地方創生の時代の子どもたちの育成につきましては、ふるさと学習とキャリア教育を一体的に進めていくことが大切であると考えております。以前は、やみくもではないんですけれども、とにかく学力をつけて、そして都会に出て、そして活躍をする、そういった人間を育てるということが主であった時代もあったと思いますが、今はそうではなくて、やはり小学生の頃からふるさと学習をしっかり地元の方たちとの交流を通してふるさとのよさ、それから課題、そういったものをしっかり自分のものとして受け止めて、そして自分が綾町に対してどのようなことが貢献できるのか、そういったことを少しずつ子どもたちが身近な問題として考えていく。そういった学習を進めていくことが大事であると思っております。 理想的には、綾町を羽ばたいて県立高校や私立の高校に進学をし、また、状況によりましては都市部の大学に進学をしたとしても、最終的にはふるさとに帰ってきて、この綾町から全国や世界に様々な綾町の強みを発信していけるような子どもたちを育てていきたいと、そういうふうに考えております。 以上です。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) 学校の先生だったということもありまして、いろんな思いもあると思いますので、それを生かしていただければなと思っております。 私としても、子どもたちが綾でいろんな教育を受けて、郷土愛、ふるさとに帰ってきてまたこちらのほうで活躍していただく、そんなのが理想ではないかなと思っております。 さきに子どもたちが議会見学に来られたんですけれども、議場見学に。遠足の一環として。そのときにいろんなお話を子どもたちともしました。すごく議会のほうにも興味を持っていただいたり、行政のほうにも興味を持っていただいて、子どもたちも積極的にいろんな質問もされました。だから、そういった時代のときからいろんなことに触れて、いろんなことに私たちが答えてあげることによって自分達も将来こうしていきたいんだという思いを少しでも養っていければと思いますので、議会としてもぜひそういった面では協力したいと思いますので、教育の一環の中に組み込めそうであればそういう機会をたくさん与えていただければなと思っております。 また、小学校・中学校とあるんですけれども、こっちに来られて何回かもう学校に行かれて、どのようなお話をされたのか。そういう話をしていればお伺いいたします。
○副議長(松本俊二君) 教育長。
◎教育長(岩切康郎君) 今、松浦議員のほうからお話しいただいた子どもたち、先日の宮日新聞にも綾小学校の6年生の○○○○○○さんの作文が載っておりました。松浦議長も、その中でいろいろ子どもたちの質問に答えていただいておりまして、本当にありがとうございます。 私も2か月の間に綾小中学校に何度か訪問をさせていただきまして、直接先生方にもお話をさせていく機会が何度かございました。その中で、私がお願いしましたのは、最初の冒頭申し上げましたように、綾に教員として赴任していただいたからには、この綾町の子どもたちがまず地元のことをしっかり学べる、そういった授業を組み立てていただきたい。もちろん小中学校、それをお取組になっていらっしゃるんですけれども、教師というものは足で稼いで、いろいろな地元の産業で働いていらっしゃる方々と直接教職員がお話をして、いろんな貴重な素材を教材化して、このふるさと学習に盛り込んでいく。 今、松浦議員のほうからもおっしゃっていただいたように、町会議員の皆さんとかいろんな綾町で働く皆さんと直接お話をすることで意外と地元の仕事の内容とか、どういったことに生きがいを持ってこの仕事に当たっていらっしゃるのかとか、知らない子どもが多いと私は思っております。したがいまして、先生方にはその辺りをしっかりカリキュラムの中に具体的に盛り込んでいただきたいというお話をさせていただきました。 また、ICT機器もそういったこととうまくリンクをさせて、グローバルな視点で綾町を見詰め直す、そういったことにもこのICT機器は有効に活用できますので、あくまでも教育の手段の一つとしてそういったふるさと学習にも十分取り入れてほしいと、そういう話をさせていただいたところでございます。 以上です。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) 今、教育長のほうから、足を運んでという言葉も出ました。これからその思いをずっと持っていただいて、常に足を運んでいただいて現場の声を聴いていただきたいなと思っております。それぞれいろんな問題が出てくると思います。そのたびに先生方とも、また子どもたちとも話す機会があれば大いに話していただいて、瞬時に解決していただければなと思っておりますし、また、綾町に宿泊施設もありますので、今の高校3年生、修学旅行にも行けない状態になりました。卒業された方も今度卒業された中学生も修学旅行にたしか宮崎市ということで、全員が参加できないでいますが、ここ2年間そういう状況が続いていますので、万が一行けない場合には、綾として思い出をつくってやる上でも、綾でいいじゃないですか。宿泊施設に泊まってそういったことを経験したということ。また、自分たちがそういう経験をすることってめったにないことだと思いますので、そういったことも含めていろいろと考えていただければと思います。ぜひよろしくお願いいたします。 半分ぐらい答えていただいたと思うんですけれども、次の質問に移らせていただきます。 また、いま答えていただいたこととかも踏まえて、綾町の長所、短所は何か。それを踏まえて、教育をどのように行っていくのかお伺いいたします。
○副議長(松本俊二君) 教育長。
◎教育長(岩切康郎君) 大変緊張しておりまして、申し訳ありませんでした。 先ほど述べた答弁と少し重複するところがあるかもしれませんが、もう一度お答えをさせていただきたいと思います。 綾町の長所と短所につきまして、今私が率直に感じていることでございますが、まず、一番の長所は、県の中央部に綾町は位置しておりますけれども、大変豊かな自然がしっかりと保護されているそのすばらしい自然環境であると思います。しかも、宮崎市や他県への流通、交通アクセスが容易であることも今後優位な条件になると考えております。このことは、綾町が新たな観光拠点となったり、有機農業を中心に先々さらに注目されるであろう特色ある
フードビジネスの拠点となったりする可能性も秘めております。したがいまして、これらの綾町の長所は、今後活気あるまちづくりを進めていく上で大変重要なファクターであると捉えております。 次に、短所でございますが、それは、本町に限らず多くの地方自治体が抱えている問題でもございます人口減少です。そして、町民の皆様の高齢化が加速している現状を踏まえれば、今後ますます増えていくと思われる様々な福祉サービスのそういった提供を支える経済的な基盤となるべき地場産業の復興は一刻の猶予もありません。 このような綾町の長所や短所を踏まえて、またいろいろな教育に取り組んでいきたいというふうに考えております。 以上です。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) 今、短所として人口減少のことを挙げられたと思うんですけれども、これは本当に深刻な問題だと思っております。本町だけに限らず多くの地方自治体が抱えている問題だということもいま教育長のほうから提議されましたけれども、だからこそ綾町が先頭に立って、ほかの町村を引っ張っていくぐらいの施策をいま打たなければ、ほかがやったからやる、そういう受け身の姿勢ではこの人口減少というのはなかなか食い止められないんではないかと自分は考えるんですけれども、教育長がどのように考えるかお伺いいたします。
○副議長(松本俊二君) 教育長。
◎教育長(岩切康郎君) まさしく松浦議員と私も同感でございます。では、何が他の市町村に先駆けて綾町が強みとして教育の分野でアピールをしていくかということでございますが、私はやはり十分(聴取不能)アピールが反映しつつあるこのICTを有効に活用して、先ほど申し上げましたように、学習塾等は決して恵まれた環境ではございませんが、このインターネット、そういった環境を整うことで他の他県の小中学校と交流授業をやったり、様々な取組を行う中で、宮崎県の綾町は大変特色のあるふるさと学習とICT教育を進めているというふうな、そういうことへ注目していただけるように、さらに評価をしていきたいと思っております。 それから、我々の世代あたりまでは、私も隣の高岡町に自宅があるんですけれども、綾町、高岡町といいますとやはり宮崎市の中心部まで1時間ぐらいかかると。それは非常にハンデではないかというふうに思っていた時代もあったかと思いますが、私は、決して今の若い世代の社会人の方々はそうとばかりは思っていないんじゃないかなと思っております。現に、都城、延岡辺りまで宮崎市から通勤をしている方々はたくさんおります。交通の便もよくなり、そして様々な環境が、宮崎市にないものが綾町に整っていけば非常にバランスの取れた住環境が綾町にはつくっていけるんではないかと。その中に、私としてはやはり学校教育を一つのPRの材料にできるように、今後力を入れていきたいと思っております。 以上です。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) まさしくそのとおりだと思いますし、それだけではなくて綾町──この後の質問にもつながってくる部分があるので後ほどそういったものについては質問したいと思うんですけれども、交通のアクセスの問題があったりですとか宮交のバスに関してもすごく本数が少なくなっています、今。部活をすれば土曜日、日曜日と子どもたちも高校に通わなくちゃいけないんですけれども、さらにバスの本数とかも減ってきたりしております。いろんな問題が重なってくることがあると思うので、そこら辺も全て含めた上でいろんな施策を行っていただきたいなと思っております。 3番目の質問です。総合学習についてどう思うかお伺いいたします。
○副議長(松本俊二君) 教育長。
◎教育長(岩切康郎君) それでは、総合的な学習の時間について答弁を申し上げます。 先ほどから申し上げていますように、ふるさと学習とキャリア教育に一体的に今後取り組んでいきたい、そう考えております。特に、小学校の早い時期からふるさとの魅力を肌で感じてもらうだけではなく、課題にもしっかりと目を向けさせ、主体的に今の自分が直接その解決に関わっていくような子どもを育てていきたいと思っております。 私の教育ビジョンの根幹には、常に夢実現という教育理念があります。綾町で育つ子どもたち一人一人が描く夢には、自己実現と社会貢献という大きな2つの要素が含まれてなければいけないと思っております。したがいまして、そういう夢を全ての子どもたちが持ってくれるための教育が大事であると考えます。 綾町の子どもたちが身につける学力とは、自分の夢を実現するために必要な力です。確かな夢を持っている子どもは学ぶ目的がはっきりしていますので、他人から促されなくても主体的に学習に取り組むようになります。そういう意味でもふるさと学習を通じて自分の夢をしっかり持たせ、近い将来、綾町のまちづくりに貢献したり参画したりする子どもを育てていきます。 今、議員ご指摘の総合的な学習の時間は、綾町独自のふるさと学習を展開していく上でなくてはならない学習領域であると捉えております。具体的には、綾町が全国や世界に誇れるものを子どもたち自らが発見をしたり、綾町が現在抱えている様々な問題に気づき、それを解決するためにはどうすればよいのか。そして、一番大事なことは、自分は何ができるのかを考えたりする学習こそこの総合的な学習の時間になります。町民の皆様や地元で働く様々な職種、業種の方々と数多くの触れ合いや交流を経験しながら、子どもたちにふるさと綾に対するアイデンティティーを育むと同時に、自らがまちづくりの担い手となるような夢を育んでいく学習の機会をこの総合的な学習の時間の中で提供していきたいと考えております。 以上でございます。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) 私も、子どもたちと話をしたりする機会があるんですけれども、本当に子どもたちの発想というのは自由であって、またすごくスケールの大きいところからいろんな想像をしながらいろんな発想を持っています。綾町の問題に関してもすごく大きな発想を持って考えてくれて、本当に子どもたち自ら一人一人がすごく綾のことを考えてくれているんだなということも感じます。 だから、そういうことを生かした上で、行政と子どもたち、議会と子どもたち、距離が少しでも近くなるような施策をやっていただければと思いますし、綾に生まれた子どもたちが、自分たちが仕事をできるようになるまで綾町はしっかりと見ていくんだというそういった気持ちでやっていただきたいなと思っております。 次の質問に移ります。高校生の補助についてです。 1番目に、人口減少が進み、子どもの数も減っております。高校生に対する補助は今のままで大丈夫だと思うか、お伺いいたします。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) ご質問にお答えします。 高校生の補助についてのご質問でしたけれども、高校生につきましてはこれまで行っておりました就学支援給付金制度に加え、今年度から宮崎交通の路線バスを使って通学される中高生に対し定期券購入費の4分の1の補助制度を追加させていただきました。このことにより、路線バスで通学する学生さんたちは定期券購入費の半分程度の負担で通学できるようになったものと考えております。 直近の課題の一つである人口減対策を考えたときに、子どもを養育する保護者の経済的負担を軽減するためには、1つの事業だけではなく複数の事業で若い方々の移住、そして定住を支えていく必要があると考えています。 こういった取組を通して、家賃補助に住宅購入を含めた住居費に対する支援金や高校生等への定期券購入補助を今年度からスタートしました。 なお、高校生の定期券購入補助につきましては、現在、宮崎交通の路線バスを利用して通学されている学生さんに限って支援させていただいておりますが、スクールバスなどを利用する学生への支援なども含めて、もう少し幅を広げて補助することを検討していきたいと考えております。 以上でございます。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) 今、町長が答えていただいたとおりだと思うんですけれども、まず、今年度から4分の1補助、宮交のバスで通う方については始まったんですけれども、私立のスクールバスで通っている子どもたち、また、今回その情報というのがちょっと遅かったような気がしまして、その定期券を購入するのになかなか間に合わない状態にもなると思うので、ちょっと早め早めからそういった施策がありますよというのをやっていただいて、また来年度、私立の高校に通うスクールバスの子たちのことも考えてやるんであれば、またそういう施策を予算に上げる前にでも、もうそういった施策をやろうと思っているということは中学校のほうにも流していただき、そういう情報を早め早めに提示していただければと思っております。 また、実際に今年から高校生のほう、今ICTという話も出ていますけれども、パットとかを自分たち一人一人が購入するというようなことになっております。それに対しても、一人一人がそこで入学のときに負担が5万円、6万円というのが前年度よりもまた負担が増えてきている状況であります。 中学校までは国がいろいろ見ていることもあって、たくさんの公助があり、それが高校になるといきなり何もかもがなくなってくるとなるとかなりの負担になってくると思いますし、子どもたちが多くなれば多くなるほど大変な思いもされると思うんで、それも踏まえた上でいろんな施策を打っていただき、また情報は早いうちに共有していただければと思いますが、いかがでしょうか。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) 松浦議員の質問にお答えします。 事前の連絡、これを言われるように早めに伝えることによって、後から気づいたということがないようにこれから進めてまいりたいと思います。 交通費だけではなくて、お子さんを持っている保護者の方、家庭は負担が結構多いと思いますので、そういうところを含めて、総合的に今後も支援していきたいなと。教育委員会とも連携してそういうところを図っていきたいなと思います。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) 前向きな回答、ありがとうございました。教育長にも今いろんな答弁をいただきましたけれども、思いとしては同じだと思っておりますので、しっかりと検討していった上で、子どもたちにとってどういう施策がいいのかというのは考えた上でぜひやっていただきたいなと思っております。 次の質問に移ります。高校生の医療費無償化できないか。また、試算をされたことがあるのかお伺いいたします。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) ご質問にお答えします。 幼稚園、保育所及び小中学校への給食費の補助についても、早ければ今年度下期から実施できるように協議・検討しているところでありまして、加えて、高校生の医療費の無償化につきましても、現在、事業費を積算中で、できれば年内に必要な条例等の整備を行い、新年度からスタートできるよう協議・検討を始めたところでございます。 子どもたちを養育する保護者の負担軽減をどう図っていくか、今後大きな課題であると考えておりますので、財政状況も含めてしっかり協議・検討してまいりたいと思います。 先ほど教育長のほうからも説明がありましたけれども、教育というところが一番将来の綾町にとって根幹になってくるところですので、教育に関するところというのはしっかり今後も支援していきたいなと思います。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) 給食費のことも言われましたけれども、今すぐやろうとしてもコロナの給付金も充てられると思います。ただ無償化するだけではなくて、地元の食材を使うとか、今そういったプロジェクトもありますので、十分やっていただいた上で、綾として何ができるのかを考えてやっていただきたいなと思います。 また、高校生の医療費無償化につきましては、東京都のほうがもう無償化することは決定しております。都心部からこちらのほうに移住していただくということを目標にやっているのに都心部のほうが無償化をやって地方のほうではやらないということでは、もうそれはちょっとおかしなことになるのかなと思っていますし、そういった意味合いでも、地方だからこそ子どもたちのそういった施策が必要なものでありますので、ぜひ来年度からと言わず、今年度下期、9月議会にでもそういった提案ができるようにやっていただきたいなと思いますし、また、試算をしたのかということに対しても、一度、小学校までが無償化だった際に、中学校まで無償化する際に予算を一度検討されていると思います。実際それを検討された上で次年度、その予算ってまず使わなかったと思いますけれども、高校生まで無償化したときにもそこまで予算が上がるとは考えられません。実際そういったものの材料がもうデータとしてあると思いますので、十分検討の余地はあり、すぐにでもできるんではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) お答えします。 東京都心部のほうでは医療費無償化というのが進んでいる中で、地方のほうが遅れていると。せっかく移住して来られたのにそういう面で支援が以前に比べたら低いというのは、ほんと短所にも当たるところですので、そういうところはしっかり検討していきたいと思います。 宮崎県内を見ましたときに、26市町村ありますけれども18歳まで完全無料化しているのは西米良村1村と。このほかに新富、木城、川南3つの町では、診療報酬明細書辺り自己負担がありますけれども補助をされているということで、県内の自治体でも取り組んでおられますし、我々もそこをしっかり見ていきながら、綾町もよそのまちにも引けを取らない魅力的な施策というのは必要だと思っていますので、しっかり検討してまいりたいと思います。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) どうせやるなら、よそがやったからやるではなくて、先ほど教育長に質問したときにも回答していただきましたけれども、率先して、逆に綾がほかの市町村を引っ張るんだというぐらいの思いでやっていただければと思っております。 高校生の医療費無償に関しましても、いろんな補助金で使える施策が今はあると思います。そうこうしているうちに国のほうがそういったもう施策を打ってくると思いますので、ほかがやる前にぜひ綾町として取り組んでいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。思いとしていかがでしょうか。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) 松浦議員からのご質問がありましたけれども、教育に関して、本当に熱心なご提案ありがとうございます。言われますように、教育というのはすぐに成果が出てくるものではないですけれども、5年先、10年先、将来の綾町を見たときに、子どもたちが担っていくということを考えていくと非常に重要なところだと。人口減少対策、こういうものにもリンクしてきていますので、そういうのも含めて、綾町も決して遅れないといいますか、言われるように、先んじていろいろなことに取り組んでまいりたいと思います。 以上でございます。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) ありがとうございます。ぜひ9月議会にはそういった提案も出てくることを期待いたしまして、そのことに関しては終わりたいと思いますけれども、1つ目の質問にちょこっと戻るような感じになるんですけれども、ぜひ何か施策を打たれる際は、早め早めに、中学校のほうとか保護者のほうにも伝えていただければいいかと思いますので、そういったことをよろしくお願いします。 また、そういったことをやる際に、書類がすごく多かったり中身がわかりにくかったりする点もありますので、少し簡略化して、わかりやすく伝わるように、また、誰が見てもそういった資料が出せるような体制を取っていただければなと思います。これは駄目、あれは駄目とやっていると──今回、今やられている就学支援とかでも、初めに入った子どもたちってすぐすぐそういった資料ってなかなかそろわないところもあります、学生証がなかったりですとか、すぐすぐなかったりとかするんですけれども、そういったものをつけて出してくださいとか、いろんなのがあるとは思うんですけれども、そういったことって調べればすぐ分かることですので、学校に行っているか行っていないかとか、あからさまにわかるようなことは、逆にほかにもいろんな方法があると思いますので、あまりにがちがちした書類提出は求めないでいただきたいなと思っております。どんなでしょうか。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) 早め早めに学校のほうにも連絡するということは当然だと思いますし、書類関係についても、確かに役所のほうはいろいろと手続関係であるんですけれども、できるだけそういうところをしっかり見直して、必要最小限の資料にとどめるように、我々のほうももうちょっと手続のほうを見直していく必要があるかと思いますので、しっかりその辺のところは対応していきたいと思います。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) 次の質問に移ります。育英会についてです。 募集期間、今後の運営について、どのようにされるのかお伺いいたします。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) ご質問にお答えします。 育英会事業の募集期間、今後の運営についてのご質問でしたけれども、募集期間は町のホームページと12月の広報に併せて募集要項を配布し、1月中旬から3月末まで募集を行っております。 また、令和3年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響を考慮し、9月から10月末まで、臨時的な募集や返済期間の延長、相談などを行い、新型コロナ等の影響により家計が困窮している世帯の対応を行ったところでございます。 今後も、コロナや経済情勢の動き等を踏まえ、迅速な対応が行えるよう、育英会理事会にも諮ってまいりたいと考えております。 今後の運営についてですけれども、令和4年2月の理事会において規約等の一部改正や事務改善の提案を行い、承認を受けたところでございます。 主な改正については、代議員制・会員制の廃止、貸付け額の見直し、選択制に変更したと。を行ったところでございます。代議員制の廃止につきましては、代議員の皆様の高齢化が進み、事務の負担から辞めたいという申出が多く寄せられる中、交代する代議員が会費徴収事務の負担等を理由になかなか見つからないような状況でございました。また、育英会は会員制をとっておりましたが、会費はあくまでも個人の意思に基づく寄附行為であり、代議員が個別に会費徴収を行うと、払わなければならないという負担を感じる声も寄せられていたところでございます。 このほかにも、会員名簿に名前が登録されることを嫌う声や寄附額を知られたくないという意見など、このようなことから、今回、代議員制・会費制を廃止したところでございます。 貸付け額の見直しにつきましては、公立高校生は月額2万円、私立高校生は月額2万5,000円、大学生は月額4万円と、学校区分に応じて貸付け額が固定されておりましたが、それぞれの家庭の状況に応じて、月額2万円、3万円、4万円の中から選択して貸付けを受けることができるよう改善したところでございます。 また、事務改善は、入出金管理に伴う貸付金の管理や返済管理など事務が煩雑なため、貸付金管理を行うためのシステム導入を検討してまいりたいと思います。 今後、代議員制を廃止したことで寄附額が少なくなることも予想されますけれども、このような自治体の実態も調査・検討を行いながら、町民の方が利用しやすい制度運営に努めてまいりたいと思います。 以上でございます。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) 当初、募集期間が3月までだということもあって、今年度もなかなか借入れができない。また、その制度があることを知らないという方たちもすごくたくさんいらっしゃいます。大学に通われる子どもたちからすれば、いま町長もおっしゃったように、このコロナの時期でアルバイトをしていて、昨年度までは大丈夫だったけれどもやっぱり苦しいとか、途中の月であっても苦しくなって、今だったら借りたいと思われる子どもたちもすごくたくさんいますし、そういった家庭もあります。どんな状況にでも対応できるような募集期間、また募集要項、そういったのをつくっていただいて対応していただけるようにしていただければと思っておりますし、今年度からはそういった形で見直しているということで、いつどこであっても借りられるのかなと思いますけれども、継続して、また中学校のほうにも行かれて、こういった制度があるということは早い段階で伝えていただけると、保護者の方もそういった検討もできると思いますので、急に、広報とかで流してからって言われてもなかなか実際借入れができる方は少ないと思いますから、実際、借入れする方の内容を見ると、町の職員とかが多いと思いますから、中身が分かっている方しか借りられないということにもなっていますので、ぜひ周知をしていただいて、借りやすい環境をつくっていただきたいなと思います。いかがでしょうか。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) ご質問、言われるところはごもっともなんですけれども、確かに一応募集期間というのは限定して今やっているところですけれども、例えば途中からでも家庭の状況とか急に苦しくなったというところもあるかもしれませんけれども、そういうところもできるだけそういう意見を聴かせてもらって、そこら辺の対応をどういうふうにやっているかというのはちょっと担当のほうから説明してもらいますけれども、そういう困っているところにできるだけ支援できるようにしていきたいなというふうに思います。 私からは以上です。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) 今回、システムを導入してやるということではありますけれども、すごく教育委員会のほうの育英会に対する業務というのも大変なことになってきております。また、教育委員会の職員の数からして、そこまでやることってもうとてもじゃないけど無理じゃないかなと思っております。そういったことも踏まえると、今回この奨学金制度の中で返還を免除される学生さんとかもいらっしゃいますけれども、その免除の条件とかに関しても、綾町内に定住の意思を持って居住し、就業していると認められること。原則として消防団に入団し地域活動に貢献していると認められること。継続して奨学金の返還を滞りなく行っていること。奨学資金の貸付けを受けたものに町税等の滞納がないことって、結局町のことじゃないですか。だから、今後は町の条例、規則に定めて、町の事業としてやっていくことが必要ではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) 確かに、言われるとおりに、これまでの古い──古いといいますか、私ももう40年前にこの綾町の育英会のお金をお借りして高校、大学とか出たんですけれども、それ以来ずっと続いてきています。現在の保護者の方のそういう問題点とかもしっかり対応できるようにと。また、返済の免除のことについても、そういうふうな条件といいますか、つけておりますけれども、地元に将来的に貢献していただけるということを含めて、借りたいなと思われるような、そういうふうな制度に見直していく必要があるかと思いますので、この制度に関しては、いま育英会でやっておりますけれども、町のほうで直にやるかということも、よその自治体ではもう既にそれを導入されているところもございますので、検討してまいりたいと思います。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) ぜひよろしくお願いいたします。 やっぱり免除されてそのまま町からの補填がない限りは、どんどん減っていく一方だと思うんです。町が事業としてしっかりやることによって、免除されたときに、そこに幾ら免除したか。そのときにはまたすぐ補填をするみたいな形で、育英会の資金を決してなくさないような、そしてまた、しっかり管理をして、町としてこういった事業をやるんだという思いでやっていただきたいと思います。ぜひよろしくお願いいたします。
○副議長(松本俊二君) 教育委員会から何かありますか。
教育総務課長。
◎
教育総務課長(野村敏幸君) まず、募集期間につきましては、町の条例案、育英会の規則には期間をうたっておりませんので、随時受付をしていこうと考えております。 また、他の自治体の状況を見ますと、松浦議員がおっしゃるように、町の条例として定めて町の事業として運営している自治体もございますので、そういうところをもう少し勉強させていただきながら前向きに検討していきたいと思います。 以上です。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) すごく大変な事務量になっていると思います。職員の負担の軽減のためにもしっかりそういうところはやって、運営していただきたいなと思っております。ぜひよろしくお願いいたします。 次の質問に行きます。マラソン大会についてです。 若者がマラソン復活に向け今年も動いているが、綾町としてどのように関わっていくのかお伺いいたします。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) マラソン大会についてお答えいたします。 ご存じのように、町内の若い有志の方々はマラソン復活に向けて積極的に活動いただいているところであり、昨年度のテストランに続いて今年度は錦原を発着点として吊橋までを折り返しとするハーフマラソンの試走会を10月の16日日曜日に300人規模で行う計画をしているようでございます。 大会に向けて、せっかく頑張っていただいており、町の活性化にもつながると考えておりますので、事あるごとに協議させていただいております。ぜひよい形で、民間主導の手づくりのマラソン大会が開催できるよう、町としましてもできる限り協力させていただきたいと考えております。 今後、今年度の試走会に必要な経費、ボランティア等、さらには次年度の本大会に向けての準備について協議を繰り返しながら、まち全体で支えるマラソン大会にしていきたいと考えているところでございます。 引き続きいろんな角度からアドバイスをいただきますよう、よろしくお願いします。 以上です。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) まち全体でということではありますけれども、前回のマラソン大会をおやめになられたのも町長でありますし、それがどういった理由でやめたのかというのも町長ははっきり分かった上でやられていると思います。今後、民間で、こういった形でやるというのであれば、どういった問題点があるのか。町としてそこにどういって関わっていくべきなのか。それをすることによってそれがどう開催できるのかというのが一番の問題点だと思いますし、今はまだこの300人規模で今度行うということですけれども、今後これが人数が増えてくると今度は道路を止めなくちゃいけなくなります。交通規制を取ろうと思うと、どうしても町がそこに入っていない限りは警察のほうではなかなか動いてくれないと思いますけれども、なんでもかんでもに補助をするというんじゃなくて、町としてはどういうふうにこれに対して関わっていくのかというのをはっきり示した上で、そういったところに関しては予算を出しますよというような形にしていかないと、結局、どこまで補助をしてどういう形で綾町としてそこに関わっていくのかというのがはっきりしない限りは、なかなか実行できるものではないと思いますけれども、いかがでしょうか。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) ご質問に対してお答えします。 町の関わり合いということなんですけれども、令和元年まで町が中心となって2,000人規模、もっと多いときはたくさんいらっしゃいましたけれども、そういうのを実施──ごめんなさい、2,000人じゃなくて。もっとたくさんの方が来られて、年間2,200万円ぐらい町からの持ち出しがあったんです。やっぱりここのところが一番の問題であったんじゃないかなということを考えております。 そういうところから、やっぱりまずは税金を使って実施する事業でもありますので、しかるべき規模といいますか、そういう段階を模索していかないといけないんじゃないかなと。 この件に関しては、今、町の若い人たちの間で実施しようとした人も、その問題点といいますか、それに対してはお互い、問題点、課題に関しては共有しているというふうに考えています。それをこれからどう克服していくかということだと思うんですけれども、昨年は100人規模、今年300人規模まで徐々に増やしていきたいと。どこぐらいまでが適正なのか。 過度に大きくなっていってやる場合にはスケールデメリットというのが出てきて、先ほど言われましたように、いろんなところで交通規制が入ったりいろんな人が協力して、町民のボランティア的な協力みたいなものも必要になってくると思うんです。そういうのを少しずつ、去年・今年とやっていって、どのくらいが適正なのかと。決して華美にならず、華美になると費用的にもかなり負担等が大きくなってきますので、持続可能なものにしていくためには、徐々に適正な規模を目指していく必要があるんじゃないかなと思います。そういうものを実施していきながら洗い出していって、町がどこまで支援できるかということもしっかり把握した上で今後進めていきたいなというふうに考えております。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) 町長もいま答弁されたと思うんですけれども、何もかもでどんどん思いのままやっていくと大きくなって、結局継続できない事業になっていくと思います。やるのであればしっかりと継続してやれるような、やる側に対しても負担がそこまでかからないような方法で、せっかく今までやっていたんですから、どういった部分に町として支援ができ、またやっていけるのかということをしっかりとお互いに話し合って検討されて、また、今までやった経験上から、アドバイスできるものに対してはしっかりとアドバイスをしてあげた上でそういった検討をしていただければよろしいんじゃないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) 私も、令和元年の最後、最後ラストランと言いましたけれども、あのマラソンには参加させていただいて、非常に楽しい思い、このマラソンは本当、やっていて楽しかったなと思っています。 ただ、これを持続可能にしていくためには、負担が出てくるとそれが町側であれあるいは実施しようとしている若い人たちの間であっても、負担が出てくる。そして、それも経済的な負担が出てくるというのは、やっぱり持続可能になっていけるかどうかの分かれ目だと思うんです。 そういう意味では、できるだけこれが採算が取れるというわけじゃないですけれども、ここまでは圧縮できるというか、その部分を町が支援できるという形にしていけば負担もなくて済みますし、町としてもこれを使うことによってもっと綾町の魅力をそこに発信できるということにもなりますので、そういうところを本当にしっかり確認していってやらなきゃいけないというふうに思っております。 今、若い人たちがもう一度立ち上がってくれるというのは、私もその話を聞いてから非常にうれしく思いました。ぜひ続けてもらいたいと思いますし、これが本当に持続可能になれるようにしっかり取り組んでまいりたいと思います。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) なぜ照葉樹林マラソンをやめたのか、そういった意味合いも含めた上で、いろんな検討をしながら、町としてはっきりと、どの部分に支援しますよって。そうすることによって若い人たちも計画しやすくなると思うんです。でないと、町がどこまで見てくれるんだろうというのを模索しながらのやり方じゃなかなかうまくいかないと思いますので、もちろんもうやるんであれば長く今後続けていけるように、町としてどの程度いけるのか、どういったところでそこに関わっていけるのかというのは十分、課長たちも含めて検討していただければと思います。 以上です。 次の質問に移ります。町の
指定管理施設についてです。 まず1つ目として、活性化協会が指定管理している施設の運営状況を教えてください。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) お答えします。 活性化協会が指定管理を受けている施設についてでありますが、現在、指定管理を受けている施設は千尋自然公園、クラフトの城、馬事公苑の3施設であります。昨年度、さらに一昨年度と比べますと、ここ2か月は順調に推移していると考えております。例えば、ゴールデンウイークの期間中を見ましても、千尋自然公園で昨年度の1.8倍、6,672人、クラフトの城では同じ時期に2.5倍、197人という方に来ていただいた。そういう結果が得られております。 ただ、コロナ前と比較するとまだまだほど遠いものがありますので、引き続き施設の有効活用に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) 千尋自然公園、クラフトの城、馬事公苑の3施設でありますけれども、今後それをまた民営化するような計画がございますか。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) 今現在はそういうふうには考えておりませんけれども、例えば将来的に、その民間の方に運営してもらうというほうが望ましければそのような状況になってくれば検討していきたいというふうに考えております。 ただ、性格上、こういう馬事公苑とかクラフトの城とかというのは、そこでもうけようという趣旨の施設というよりは、より多く、綾の広告・宣伝・観光の目玉ということですので、そこで大きな収益を上げるというふうな事業とは異なるというふうに考えておりますので、そういう性格を考えたときには、指定管理ということもあるかもしれませんけれども、今のところ、活性化協会で引き続きやっていこうということで考えております。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) ぜひ、もし民営化するんであれば、早めに自分たちにも教えていただきたいなと思いますし、どういうふうにやっていくのが望ましいかというのも、1人よりも多くの人で考えたほうがよりよい知恵が出てくると思いますので、ぜひ課長会とかでもテーブルにのせて、どういった経営を行っていくのがよいのか、今後とのような方向でやっていくのがよいのかというのは検討していただきたいなと思っております。 次です。旧綾川荘の委託料について、双方の話合いはまとまったのかお伺いいたします。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) ご質問にお答えします。 旧綾川荘の委託料についてとありますが、昨年度から新たな指定管理者に管理運営をお願いしているところでありまして、今年度の令和4年度の委託料につきましては、昨年度の決算確定後に協議させていただくことで話をさせていただいております。 現段階では、令和3年度の決算を確定させようとしているところでございまして、確定後、改めて協議を行い、必要な委託料につきましては決定していくということになろうかというふうに考えております。 以上です。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) 今回、3月の予算のときにも、多くの同僚議員からの指摘があったと思うんですけれども、これを民間委託された側と話し合いもせずに1,500万円と今回予算を出したんですけれども、それでなかなか協議ができていない、そういう状況じゃないんでしょうか。お伺いいたします。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) 令和4年度の予算を組むときに、今年度、来年度、幾らの委託料にするかというのは、令和3年度中から指定管理業者とも話しておりまして、令和3年度の収支を見てからというところで、一応暫定的に1,500万円という予算を確保して、それでスタートさせたと。 業者のほうには、確定するまでの間、暫定の委託料ということで提案しておりましたけれども、なかなか了解いただいていないと。やっぱり根本的には、町民の税金を使って運営していただくわけですので、適正な委託料というのを確定させる必要があるんじゃないかなと。そのためには、令和3年度の実績、コロナの中、1年間運営してきましたけれども、今年度どのようになっていくのかと。そういうところをしっかり把握してから両者協議して決めるのがいいんじゃないかなというふうに考えております。 以上です。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) 委託料の問題なんですけれども、僕らは逆に、最初に2,500万円と提示したときから、本当にそれでやれるんだろうかと思っておりました。それを、今回コロナとかそういうことがあった上で、急に1,500万円に減らす。果たしてそれで運営できるのかということで同僚議員たちもいろんな質疑をされたと思います。 実際、令和2年、宿泊3施設だけで幾ら町側が使われたのか、ご存じであれば教えてください。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) 令和2年度ですけれども、旧てるはの森の宿、綾川荘、そしてふれあい合宿センター、こちらのほうに全員で40人ほど働いている方がいらっしゃいました。そういう関係で、最終的に8,000万円ぐらいだったと思うんですけれども、そのくらい町のほうから負担したかと思います。ちょっと正確な数字については担当のほうから説明させたいと思います。
○副議長(松本俊二君) 総合政策課長。
◎総合政策課長(松下栄一郎君) 先ほどご質問いただきました令和2年度の宿泊施設への委託料でございますが、町からの委託料が5,315万円でございます。それに加えまして、コロナの支援ということで、給付金を使った支援が2,790万円でございます。合わせますと8,105万円になっております。 以上でございます。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) 実際、民間委託される前に関しましては、宿泊3施設だけでそれぐらいの予算がかかったということですね。今年度も同じような状況だったと思うんですけれども、1,500万円で果たして本当に大丈夫だと思われるんでしょうか。お伺いいたします。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) そこのところがいま議論になっているところでございます。令和3年度の収入と支出、これを確定させようということを実施していると。今、業者のほうから上がってきている数字を見ますと8,000万円、そちらのほうまでは行っておりません。実際に令和2年度までは約40人の方が働いていらっしゃったということなので、そういうところ、宿泊関係の施設を運営する中で人件費というのはかなり大きいというところから、そういうものが発生したということなんですけれども、それを改善するがために令和3年度から民間の力を活用してということでスタートしておりますし、この宿泊施設、町営の宿泊施設の経営改善に向けて、やっぱりそこのところを改善していかないといけないと。それ以前が8,000万円かかっていたから翌年も8,000万円かかるというんじゃなくて、そういう見直しというか、経費をできるだけ抑えていく方向でしていくのが本来の考え方じゃないかなというふうに考えております。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) 最初の回答のときに、昨年度の決算確定後に協議させていただくというふうに回答をされたと思うんですけれども、民間の決算の確定っていつ出るかご存じでしょうか。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) 私も民間におりましたから大体把握しております。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) 何月ぐらいにそれが確定するかというのをご存じでしょうか。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) 例えば令和3年度を例に挙げますと、例えば3月末で当然そこで売掛金、買掛金とかありますからその時点では確定しないと。早ければ4月末あるいは5月の初旬ぐらいかもしれませんけれども、長く見ても2か月あれば確定できるのではないかなというふうに考えております。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) 大体3月で締めたとしたら、4月にそういうのが始まったとして、確定するのって5月、6月、早くて5月の末ぐらい。その後6月もしくは7月にかかる可能性も出てきます。町の決算と民間の決算というのは時期が違います。まずそういったことをやってほしいんであれば、早めから民間の方と協議していくことが大事だと思うんですけれども、それを出していただくに対して、それを言われる前にそういった協議がなされたのかなされていないのかお伺いいたします。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) この件に関しましては、業者のほうと協議しまして、昨年中、令和3年中に将来の5年間の方針ということで、こちらの考え方というのを説明しました。今年1月末、確かに3月末になってすぐ出してくださいと言ってもいま言われたように2か月ぐらいかかりますから、まずは1月末の段階で収支状況はどんなになっているんですかという提示を求めています。そこからスタートしています。2月の初旬に数値をいただいたんですけれども、まだそのときは表でいただきましたけれども、それに対する確認作業というのが実際に3月末になってどれだけ収入・支出が発生したのかという、そういう証憑をしっかり出してもらわないことには確定できませんので、それの提示を今求めているところでございます。 以上です。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) そういった状況であるんであれば、予算の時点では2,500万円しっかり組んでいく必要があったんではないんでしょうか。お伺いいたします。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) 3月31日で令和4年度の委託料の提案というのをさせていただきました。これは仮です。令和3年度は2,500万円ということで、月当たりにすると月平均200万円強ということで、これ少なくとも半年もあれば確定するだろうと。ですから、当初予算で上げたものが確定ではなくて、まず数カ月分の運転の資金はできるだろうということで1,500万円。最終的に確定しましたらその時点で見直しをすればいいという考えでしたので、1,500万円ということであれば200万円で割れば6か月、7か月分ぐらいありますから、十分協議はできるということで当初の予算に上げたような次第です。 以上です。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) 行政のやり方としては、しっかりと予算の時点でそこに必要であろう予算は最初に確定させていくべきものだと僕は思っております。今の町長の考えのように、月200万円ずつやって、暫定的に半年あればということではありますけれども、逆にそういったことをやると、それを受け取る側というのは不安でしようがないと思うんです。実際、町長の思いはそうかもしれないけれども、本当にじゃ半年たった後に補正が組まれるのかそうじゃないのか。ましてや、それでも無理だと思ったときに町がどうやってやってくれるのか。そりゃ、補助ありきということではないとは思いますけれども、実際、令和2年度、8,000万円の予算がかかっているんです、町でやったときには。それを2,500万円でやってくれるというんであれば、今1年目です。綾のほうに来られてなかなかこっちの事情もわからない中、試行錯誤されながら手さぐり状態でやっていると思います。その中をどういったふうに町がうまく運営できるようにサポートしてあげられるのか。それはお金だけの問題じゃないと思います。アドバイスをしてあげたり、こういった形でやることが望ましいとかやったり、いま宿泊料金とかの料金に関しましてもすごく安い体制で受けられています。それというのは、スポーツ合宿があったりとかそういったものもあるからということでもありますけれども、そういった料金形態とかいうのも見直す時期に来ているのではないかと思いますし、無理な負担をするんであればなかなか経営ってうまくいかないと思いますし、今後もし、いま受けてくださっているトピカが撤退するといった場合には今度また町で経営されるんでしょうか。お伺いいたします。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) 松浦議員も民間会社で働いていらっしゃいますので、そういう企業側の考え方というのでコメントされたかと思います。私も民間のほうで働いておりました。実際、こういうふうな委託事業を受けて実施して、国のほうからそういう資金を、年間の補助金をいただいたそういう事業をずっとやってきていましたので、その流れというのは分かっているつもりです。 また、行政側の立場からの意見もありますけれども、まずは、一番先にやらないといけないのは、まず幾らかかっていたかということをしっかりと証明することが先決ではないでしょうか。私はそのように思います。それがないうちに次年度は幾らに決めるというのはちょっと本末転倒のような気がいたします。 まずはそのためには、しっかりとエビデンス、証憑をそろえていただいて、それを示して、収入はこれだけでした、支出はこれだけでした。令和3年度のコロナ禍の中、苦しい経営をされたかと思うんです。これだけかかりましたというのをしっかり証憑を示していただいて、ああそうですかということであれば全然問題はないんです。それがしっかり提示されない中で幾らにするというのは、ちょっと順番が逆のような感じがしておりますので、しっかりそこのところを確定させることを優先に考えていきたいなと思います。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) 決算時期が違うということも、町長は民間にいたから分かっていらっしゃったということであります。今が、もう2年たっているんであれば1年1回決算が出ているんで、そういった考え方でもいいと思いますけれども、また1年たって決算が出ていないのに予算の段階から1,500万円に削るというのは、僕は違うんじゃないかなと思いますし、町の行政のやることであれば、しっかりと予算というものはそれを使うべきであろうという金額を組んでおくことが予算じゃないかと思うんですけれども、副町長、考えはどうでしょうか。
○副議長(松本俊二君) 副町長。
◎副町長(中薗兼次君) 松浦議員の質問にお答えします。 当初の、昨年から協定書の中でいろいろうたわれておったわけですが、基本的に、指定管理者制度というのは地方自治法に定められた規定でありまして、協定書の中で指定管理者のほうとの取り決めにつきましては地方自治法に基づいた手続で、本来の指定管理者制度というのは、行政がこれまでやってきたことに対して、税金が投入されて、その軽減を図るために指定管理者制度が発足しております。 でありますから、町長の言われるように、今年度は暫定的でしたけれども、月200万円の1,500万円でございますが、それを明確にした上で本来の、これまで8,000万円かかってきたものをいかに安くするかが指定管理者制度でありますから、できれば早急に資料等を出していただいた上で、町長が言われるように、今年度の委託料を確定する。それが手順だろうと私自身そういうふうに思っております。 以上です。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) お尋ねしているのは予算の組み方です。必要だと思うところにはその予算で組んでおくべきことじゃないんでしょうか。行政のやり方というのはそういったやり方で予算って組まれるんですか。 じゃ、2,500万円、実際1年目で委託されているわけです。それを決算状況も見ていない状況で、僕は逆に1,500万円に減らしている理由が分からないんですけれども、本来であれば、そういった理由であれば、2,500万円を組んだ上で決算状況を見て、1,000万円を減額するべきじゃないでしょうか。お伺いいたします。
○副議長(松本俊二君) 副町長。
◎副町長(中薗兼次君) 言われる趣旨は分かりますが、町長の言われるように、その経営状況を見て今後の補正なりそういった対応をするということでありますので、当初申し上げましたように、指定管理者に委ねた段階では、町としても少ない経費で運営していただく。そして、指定管理者のほうもそれに頑張っていただいて収益を上げていただく。 でありますから、必ずしも2,500万円を前年度同様に上げるにしたとしても、町のスタンスとしましては、指定管理者のほうにも頑張っていただきたいというのがありまして、その1,500万円が不適切というような捉え方は私はしていないと思っております。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) それでは、逆に、じゃ1,500万円でそれを見られて、じゃ、これはまた補正をしないといけないとなったときに、また議会にかけられますね。落とされた場合どうされるんですか。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) 落とされた場合とかそういうことじゃなくして、中身をしっかり審議していただきたいと。議員の皆様には頭からそういう落とされた場合ではなくて、こういうふうな決算でしたと。じゃ、令和4年度を運営していくにはこのくらいかかりますねという金額をしっかりと提示しますので、そこで判断していただきたい。 そういう根拠のない中で、1,500万円だ2,500万円だという話はちょっとおかしいんじゃないかなというふうに思います。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) 根拠のない話でいくと、町長たちの予算の組み方も僕は根拠のない話だと思っておりますし、僕が話しているのは順番の問題であって、本来であれば予算をしっかりと組んだ上で、そういった決算状況を見た上で減額するというような話合いをされたほうが相手側とも話合いがしやすいんじゃないですかという問いです。 町長たちの考えでいくと、最初に減額した1,500万円で提示した上で、決算額を見た上で補正で1,000万円また組むという話です。じゃ、その1,000万円という予算はどこから出てくるんですかというのが自分たちのはてなとなる部分になるんですけれども、いかがでしょうか。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) ほかの事業でもそうですけれども、やっぱり必要だということになればその段階でご説明して補正を組むということになると思います。とりあえず1,500万円ということは、暫定期間ですか、これ少なくとも6か月間以上はそれで運営していけると思いますし、その間にしっかり確定させて、それで1年間運営していくためにはこれだけかかるんですよということを理解した上で、本当に令和4年度はトータルで幾らの委託料というのを決定するほうが、そのほうが正確に、確実に決まっていくのではないかなというふうに考えておりますので、そちらのほうご理解いただきたいなと思います。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) なかなか理解は難しいと思うんですけれども、逆に、予算で組めないお金がどこから1,000万円出てくるのかなというほうが理解するのに難しいんですけれども、それはどこから持ってくるんですか、1,000万円。もし決算を見て必要だというときにはどこからその1,000万円を捻出しようとしているのかお伺いいたします。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) 町の財源としてはいろいろございます。財政調整基金もありますし、いろんな国の制度とかそういうのも活用できるかと思います。ほかの事業においてもそうですけれども、本当に必要な額が幾らであるかということをまず決めるのが先だと思います。それがないのに先に委託料ありきという考え方は、それこそ先々大変な失敗を起こすんじゃないかなというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) いろいろ回答をしていただいているんですけれども、実際、そうしたら町が活性化協会でやられているとき8,000万円使っています。それって、最初から予算を組んでありましたか。組んでいなくて、後からそうやって、なくなったら使う、なくなったら使うというから結局こういう形になって、負担が大きくなってから民間にするという話じゃなかったんですか。 そういったものであれば、しっかりと今やっているところに話合いをして、その予算でやっていただけるような施策をやっていくのが先決じゃないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) いや、いま言われていることをやろうとしているんですよ。令和4年度を運営していくのに幾らかかるということを、その根拠になるのは令和3年度の収支状況だと思います。それ以前は全くなかったんですよ、民間の。全て町でやっていましたし、昔からのやり方でやってきてましたので、その辺に関して物すごくルーズでした。ですから、そこのところをしっかり、年間の収支、景気の動向、お客さんがどのくらい来るか。それに対する営業をどうするかというところの方針を立てて、必要な経費等を含めて、1年間これで運営していただきたいというふうに決めるほうが先決じゃないかなと思いますけれども、どうも松浦議員との話がかみ合っていないような気がするんですけれども、町としては、本当に必要な金額が幾らかというところを確定させた上で、それに見合った予算を組んでいきたいと思いますし、当初の段階ではそれが確定しておりませんでした。今もまだ確定しておりません。できるだけ早い段階でそれを確定して運営していっていただきたいなというふうに考えております。 以上です。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) 町長のおっしゃるとおり、僕も町長となかなか話がかみ合っていないなと思っております。 ただ、先ほどから質問しておりますけれども、まだお答えいただいておりませんけれども、トピカが、じゃこれでやれないとなった場合にはまた町で経営されるんでしょうか。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) まずその議論をする前に、幾らかかったか等は順番があると思うんです。ですから、どれだけだったらできる。令和3年度、こういうふうな収支決算だったので、どれだけあったらできるというものを提示していただくことが先じゃないかなと。それで、やる・やらないとかということになれば、そこで合意が得られなかったらそれは仕方ないでしょうけれども、まずは幾ら3年度にかかったのかというのを確定させることがまず一番先です。 そこがないことには、その後の議論というのはもう根拠のないものになってしまいますので、そこはしっかり決めていきたいなと思います。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) 受けている側は、5年間の指定管理ということで、5年間を見越した上で自己投資を入れている部分もたくさんあると思います。そういったものも踏まえた上で、5年間で育て上げていくんだという気持ちがないままに、1年のままでそういった協議をやって──協議をやることは大事ですよ、もちろん。でも、しっかりとした話合いを行うことでそれはやれるのであって、一方的な話であればなかなか双方の議論というのはうまくいかないと思うんですけれども、しっかりと議論をされているんでしょうか。話合いをされているのかお伺いいたします。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) 先ほども申し上げましたけれども、昨年中に、今後5年間どういうふうに進めていくかという話合いも済みました。早期に令和3年度の収支を確定させる必要がありますねということで、1月からもう準備段階を設けております。それに対して2月、3月ということでも、既にもう6月に入ってしまいましたけれども、本当に支出がどのくらいできているのかというところも含めて、収入も幾らあったかという、それを提示していただいて、それを確認させていただいた上でないとやっぱり先に進めないと思うんです。それがないのに勝手に決めてしまうと。 もちろん5年間の指定管理の契約を結んでおります。その中で、何とかフォレスト綾川荘の経営を、これまでのように多額な金を使わなくて済むように持っていきたいというふうに考えていますので、そのための取組としていまやっているところでございます。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) 町長と基本的な思いというのは自分も変わらないんです。なるべく予算を使わずに経営していただきたいという思いというのは同じであります。それが実現できるような方法を考えていかなくちゃいけないんじゃないかなとは思っているんですけれども、町長として、これから先、5年間あるわけじゃないですか、指定管理協定書で結ばれている協定期間というのは。決算を見た上で今後もトピカに頑張っていただきたいという気持ちがあるのかないのかお伺いいたします。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) そこのところは、昨年度中にもちょっとご説明申し上げました。これまでは町のほうでやってきたと。多くの従業員を抱えてやってきたんですけれども、我々の分析だけでも、それでも大きな赤字を出してきたと。やっぱりこれは、先ほどの松浦議員の最初の質問にもありましたけれども、持続可能なものにしていくためにはやっぱり採算が取れるような形にしていかないと、いつまでもいつまでも負担が残ってしまうのではやっぱり難しいと思うんです。 ですから、そういう意味では、民間でこういうものをやった場合は、一つの目標として、一つの目安として3年、3年間で何とか黒字のほうに持っていく。将来はそこでもうけていただいて、より多くの人に綾に来てもらうという流れにしてほしいという考えは、昨年度中にはご説明しました。 ですから、1つの目標、方向性としては私のほうは提示しておりますし、いつまでもいつまでも委託料というのをありきということじゃなくて、徐々にプラスのほうに。委託料は少なくしていって、将来的にはプラスのほうに持っていくという努力をしていったことが本当に必要じゃないかなと。これはごく当たり前の考えだと思うんです。私も、委託料ありきという考えじゃなくて、そういう方向で業者のほうとはこれからも話をしていきたいなと思います。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) ごく当たり前の考えなのは自分も考え的には一緒です。いずれは委託料なしで運営していただくということは理想だと思います。 ただ、いま考えなくちゃいけないのは、そうするためにはどうやっていくのかということが大切だと思いますし、前回の活性化協会から民間に変えたときもありましたけれども、そこで働く従業員の方とかも、内輪のそういうごたごたのためにその都度、辞める、辞めない、給料が幾らから幾らに変わる、そんな心配をしながらびくびして働くのって、伸び伸びした就業環境じゃないと思うんですけれども、少しでも働きやすい環境づくり、ましてそういった不安がないように、しっかりと宿泊者の予約を取れ、事業をやっていき、今後経営がうまくいってその委託料がゼロになるような話合いと努力をしていただきたいなと思いますし、僕がぜひ町長にお願いしたいのは、現場に──先ほど教育長も現場に行って、足を運ぶということが大事だとおっしゃっていましたけれども、現場に何度も何度も足を運んでいただいて、いま何が必要なのか、どういったところを改善するべきなのかというのは常に話合いをしていただきたいなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) 現場の状況をしっかり把握していって、どういうところが問題なのかというのを、そういうところを認識しないと正しい道というのはできてこないと思います。 私も今後しっかり現場のほうを見て、これをできるだけ早期にこの問題を解決できるようにしていきたいなと思います。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) 町長が委託を協定されている相手の会社はトピカであります。決してミネックスじゃありませんので、今回もこういった協議をされるときにミネックスのほうに町長と図書館長が行かれたという話をお聞きしたんですけれども、それは何のために行かれたんでしょうか。お伺いいたします。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) 私のほうからトピカのほうには、その証憑を出してくださいということでお願いしておりまして、なかなかそれが提示いただけないと。何度も何度も文書で送って、最終的には勧告書まで送っているんですけれども、それに対してご返答をいただいていないということを含めて、説明に行ったような次第です。 以上です。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) だからこそ今日、今回この最初に民間の決算の確定時期がいつかご存じですかというのをお尋ねしたんです。町の決算時期と民間の決算時期というのはそもそも違うんです。それを出してほしいんであれば、その決算を出していただくまでに何度かトピカに行って、こういったのをこの時期までに出していただかなくちゃいけないから、暫定でもいいからこの時期に提出できるようにしてくれというようなお話をされたんでしょうか。されたかされていないかでお答えください。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) 期日を決めて、何日までに出してくださいというふうな形で文書では出しております。 ただ、言われるように、3月末で終わって、それから締めて、2か月ぐらいかかります。通常、民間会社は株主総会が6月末とかに開かれますけれども、それまでの間に決算を確定させるということですので、もうそろそろ確定してもよろしいんではないかなというふうに思っておりますので、そういう意味で、収支幾らかかったかということをご提示いただいて、それで今年度の委託料の金額決定という方向に進めてまいりたいと思います。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) その期日を決めてというのは、いつそれをトピカ側に伝えたんでしょうか。何月何日だったか。まあ、何日まではわからなくてもいいです。せめて、何月にそれを提示したのかをお伺いいたします。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) 何回か文書を出しております。それも、まず3月が終わりまして、4月に入ってすぐでした。その時点で、人件費は確定していました。それを出してくださいというふうに(聴取不能)いうことで(聴取不能)ましたが、次に今度は、その他(聴取不能)で、いろんな費用とかが出てくると思うんですけれども、そういうのも、何日までに出してくださいという形で、ちょっと日付は私手元に資料を持っておりませんけれども、何日までに出してくださいということで出しておりますけれども、まだ提示していただいていないような状況でございます。 以上です。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) ちなみに、町側がそれを出してくださいって提示したのは2月25日です。2月の段階で多分言われていると思うんですけれども、本来であれば、僕はこういうことが必要なんであれば、協定書を結ぶ段階から必要だったと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) 協定書の中にはしっかりうたってあります。町がトピカ側に要求した場合には速やかに提示書類等を提出するというふうになっております。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。──町長。
◎町長(籾田学君) すみません。それと、続けてですけど、2月二十何日かと言われましたけれども、これまでも複数回、期日を絞って、一度は待ってくれということがありましたけれども、じゃそれの猶予期間を設けて、じゃいつまでという形で出しておりますので、1回だけじゃなくして。 そして、2月中というのは、まだ諸経費等確定していない時期です。4月以降にそれを提示しております。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) 僕が言ったのは、一番最初に提出してくれと言ったのが2月だということであって、複数回はその後、何度か提出を求めていると思うんですけれども、そもそも、だから最初に決算時期が違うんだから、なかなかそれを、例えば3月中に出せだとか4月中に出せなんていうのは難しいんじゃないですかということをお尋ねしたんであります。 だからこそ、そういうのが必要であれば、もっと協定書を結んだ後から、こういったのが必要になるので、こういったことをやっておいてくださいって、暫定でもいいから4月ぐらいにはそれを一旦出していただけるような形になりませんかという話をするのが僕は順番じゃないかなと思うんですけれども、それがされていたのかされていないのかということです。 恐らくもうされていなかったと思います。2月になってそういったことを言ったと思うんですけれども、協定書に書かれているとは言いましたけれども、それは提出を求めたら提出をしなくちゃいけないとはなっていますけれども、決算書をいきなり出せと言われても無謀なことだと思いますよ。まだ決算が確定していないのに出せというのであれば。例えば、もうそれが決算が確定した後にそれを出せというんであればそれはできると思いますけれども、その段階にいっていない状態で出せというのは、それはどうかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) 松浦議員がどういうふうな情報データを持っているのか分かりませんけれども、その2月の段階で出したときには、1月末までの人件費の根拠を出してください。当然、まだ2月、3月で確定しているわけじゃなんですから。1月末段階、先々この資料をそろえるには結構時間がかかりますよと。ですので、2月のときに出したときは、1月末時点のもので出してくださいというふうにお願いしています。しっかり読んでください。 それに対して、1月末までの経費の素案がエクセルで送ってきていますけれども、という状況でした。それで、2月、3月とみて、4月になりましたから、3月まで確定したところでお願いしたいと。それも4月になってからお願いしたような次第です。 ということで、我々としては、ちゃんと業者の状況もくみながら、すぐに決まるものではないと、いろいろ支払が4月に入ってからもあるだろうということも考慮した上で、そのタイミングを見てお願いをしているような状況でございます。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) 僕が結局言いたいのは、もう早急にトピカ側と協議をして、お互いに納得の行くような協議ができた上で契約を早めにやって、今年度をスタートさせないと、もう来月からプールとかも始まってきます。そうなってくると、従業員も増やさなくちゃいけなかったりアルバイトの募集をかけたくちゃいけなかったり、また、宿泊者の予約というのももう既に入っております。 一番迷惑をかけちゃいけないのは、そこを利用する方、宿泊者で、そのプールとかを楽しみにされている町内の子どもたち、そういった方に不便な思いをさせないということが一番大事なんじゃないかなと思いますので、早急にやっていただきたいなと思いますし、僕がなぜこういった質問を今するのかってなったときに、僕、トピカがこれをやらないとなったときに町で経営するんですかということを再三言いました。 なぜこういうことを言うかということは、もう既に町長が今の段階で綾町産業観光関連施設の管理運営の合意解約書というのを送られていますよね。解約金1,000万円で。しかも、その支払の期日というのが令和4年6月30日までに行うものとするということで出されていると思うんですけれども、もう6月ですよ。30日ってすぐです。もうその時点で合意解約を行うんですか。お伺いいたします。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) ですから、業者のほうにお願いしているのは、できるだけ早期に確定させてくださいと。今の期日を言われたのも、むしろ向こうの業者側のほうからでありまして、それに従って、もしできないということであれば、もうやりたくないということであればこれは仕方がないなということでも考えないといけないと思いますし、もうできるだけ早期に、この令和3年度の収支を確定し、ふさわしい、いわば税金投入額というのを確定して、委託料を決定するということが大切なことじゃないかなというふうに考えます。 以上です。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) この合意解約書というのは、籾田町長の名前も入っております。6月30日で辞められたら、とてもじゃないけど町で経営されるんですか。宿泊予約されているところをどうされるんでしょうか。 また、今後のプールが始まったときに、アルバイトの募集とかどうやってかけていくんですか。またそれを町がやるってなったときに、引き継いだ際に、一体どこがそこを管理経営されるんでしょうか。 僕は、今の総合政策課に、じゃそこに管理してください。急にやってくださいと投げられたら、とてもじゃないけどできないと思いますけれども、できないと思うからこそしっかりとお互いが協議した上で前向きにやっていただくということを確定して、利用者とか宿泊も既に予約が入っている宿泊者に迷惑がかからない状況をつくることが大切だと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○副議長(松本俊二君) 町長。
◎町長(籾田学君) そういうこともありまして、暫定の契約書というのを3月31日にお送りしているんです。この問題は、ずっとあくまで残しておいてはいけないということで、3年度の収支は確定させなきゃいけないということで、3月31日にとりあえず1,500万円という今年度の予算を確保しておりますので、これで当面の間、少なくとも6か月、7か月分ぐらいの運営費というのは用意しております。その中で確定して幾らになるかというのを業者側のほうにお願いしているわけですから、それに対してしっかりと誠意を持って応えていただきたい。 やっぱり証憑、エビデンスを出さないことにはこっちも納得できませんし、町民に対しても議会に対してもご説明できませんので、そこを説明されている資料を用意していただいて、これだけでしたよということで、期間に関してはそういうことで、1,500万円の予算のほうはもう既に編成しておりますから、その中で暫定期間運営していただいて、この問題のほうを解決したいなというふうに考えています。
◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
○副議長(松本俊二君) 松浦議員。
◆議員(松浦光宏君) なかなか時間もないのであれなんですけれども、合意解約書の中にうたわれている中でも、仮払金として1,000万円を支払うとなっていますけれども、その1,000万円も勝手に支払える額ではないです。もちろん議会を通さないといけないと思うんですけれども、議会が、じゃそれは無理ですよとなったときにどうされるのかということです。 だから、もうしっかりと、それはいいのか悪いのかということもした上で、双方と話し合って、利用者、宿泊者、綾の子どもたち、そこを使われる方が不便なことがないようにやっていただきたいなと思うし、令和2年度の決算額で、あの宿泊3施設でどのぐらいかかったかということも町長は把握されていると思います。8,000万円かかっているんですよ。それを急に戻されたからってなかなか経営できないと思いますから、今の委託を受けてもらっているトピカ側としっかり話をしていただいて、双方が納得いける状態で早急に手を結んで、利用される方たちが不便のないようにしていただければと思いますので、町長、思い的には同じですので、その思いが実現できるように、どうしたらいいかということをぜひ考えていただきたいなと思いますので、これで僕の質問を終わらせていただきたいと思います。 以上です。
○副議長(松本俊二君) ほかにありませんでしょうか。関連質問の希望はありませんでしょうか。(なし)
○副議長(松本俊二君) 松浦議員の一般質問を終わります。………………………………………………………………………………
○副議長(松本俊二君) ここで、議長を松浦議長と交代いたします。
○議長(松浦光宏君) 副議長と交代いたしました。 ここで、暫時休憩いたします。(休憩午前10時47分)………………………………………………………………………………(再開午前10時58分)
○議長(松浦光宏君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 橋本議員の一般質問を許可いたします。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 質問に入らせていただきます。 初めに、教育長の考え方を伺いたいという通告をいたしました。 先ほど大きな教育行政に対する、新しい教育長の思いにつきましては、同僚議員が質問したことでつかめつつある気はいたしますが、私は、いま気になる小中学生の問題について具体的に伺っていきたいと思います。 質問項目が多いので、いつも時間が足りなくなって、あと慌てますので、今回は教育長のここに挙げた項目についての考え方を答弁いただきまして、今後の私の議員の活動に生かしていきたいなと思っております。 初めに、就学援助準要保護基準の明確化ということで通告いたしました。 綾町は基準を設けておりません。県内では、全部とは言いませんけど、生活保護基準の1.1とか1.1にいかない自治体もありますし、木城町とか高原町は1.3というふうに基準を決めております。このことについて明確化、必要かどうか、教育長の考えを伺いたいと思います。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(岩切康郎君) それでは、就学援助準要保護基準の明確化につきまして答弁申し上げます。 就学援助の認定は、綾町就学援助金交付要綱に基づきまして、教育委員会を開催し、認定を行っております。 認定基準は同交付要綱の第2条第1項及び同第2項の(1)並びに(2)の規定によりまして、現在審査を行っております。 認定について、綾町就学援助交付金要綱第2条第2項(1)の規定については、地方税法に基づく非課税世帯、そして、国民年金法に基づく減免世帯など「法律に定められた措置を受けた者」という規定となっておりまして、明確にこちらは判断できるところであると思っております。 一方、綾町就学援助金交付要綱の第2条の第2項(2)の規定につきましては、「云云の状況から生活状態が悪いと認められる者」というくくりになっておりまして、民生委員や学校長の意見を基に、本人の申請理由、そして所得の状況、世帯構成などの現状を鑑みまして、総合的に判断して認定を行っております。 ご質問のとおり、こちらの部分については、明確にはまだ判断できない規定となっております。 先ほど議員のほうからも情報提供いただきましたが、他の市町村の状況を見てみますと、本町と同じような基準になっている自治体もあります。 これは認定に際しまして、様々な事情により、就学援助準要保護の申請をする世帯に対して、柔軟に対応するためのものと理解をしております。 例えば所得制限を設けるなど、基準を明確化、明文化することで、かえって対象とならないケースも出てくる場合もあるのではないかと思慮いたしているところでございます。したがいまして、今後とも就学援助準要保護の認定につきましては、公正な認定ができますよう、教育委員への正確な情報提供を行いながら慎重に作業を進めてまいります。 また、明確化している市町村の状況につきましても、今後調査をして、また検討してまいりたいと思います。 以上でございます。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 今お答えいただきました。 ある意味に柔軟にということを生かすためには、それがいいんだというのがこれまでの答弁でした。 この3月議会では、町長も基準を設けることについては、必要性は認めた上で個別の事情を考慮することがよいとの見解を示しておりますので、私も柔軟な対応は必要だと思っておりますけれども、一定基準が決められないとなかなか申請にならない。 綾町は、就学援助について保護者に説明会というのは行っておりません。就学援助についてのチラシといいますか、それは配布しているという答弁をこれまでいただいておりますけれども、保護者に口頭で説明することをやっておりませんので、なかなか先生だったり、民生委員の方が気づかないと、自ら準要保護、要するに就学援助を受けたいという申請の数というのはほぼないと思っておりますので、ぜひその辺の改善を求めていきたいと思っております。 次に、運動会の時期について通告をいたしました。 綾中学校は、2年ほど前までは夏休み明けの第1日曜日が運動会だったことがありまして、もちろん月によって第1が1週間ずれたり第2が1週間ずれたりはするんですけれども、もう夏休み中から運動会の練習が始まるようなことでございました。 熱中症の問題もありますので、もう2年ほど前だっと思いますけれども1週間遅れて開催するようになっております。 今、全国的には春の運動会というのに変わってきているということを聞いております。 校長先生も経験された教育長ですけれども、この辺についての見解を伺いたいと思います。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(岩切康郎君) 続きまして、運動会の時期について答弁申し上げます。 まず小学校ですけれども、綾小学校の運動会の実施日につきましては、毎年10月の第1日曜と聞いております。ちなみに、今年度は10月2日に実施予定でございます。 こちらのほうの県内の状況を若干説明させていただきますと、小学校全体のうち157校が10月の開催ということで、率にしますと68%で一番多くなっております。次に多いのが9月で43校、率で言いますと19%でございます。 そして、今、議員のほうからご指摘ありました5月に実施する学校、こちらはおっしゃるとおり、今26校でございますが、率で言いますと11%と近年増加傾向にございます。 小学校は全体でいくと、まだ今のところは春1割、秋9割ぐらいの現状でございます。 そして、綾中学校でございますが、こちらの体育大会の実施日につきましては、今、議員がご説明いただいたように、9月の第2日曜に設定しております。ちなみに、今年度は9月11日でございます。 県内の状況を見ますと、47校37%が綾中と同じように、9月に実施予定となっておりまして、率で言うと一番まだ多いケースでございます。また、10月に実施をする学校が33校、こちらは26%でございます。そして、5月でございますけれども、こちらが全体で2番目に多い45校で36%、こちらも小学校同様、近年増加をしております。 全体の率で言いますと、中学校は春が4割、秋が6割、そういう状況でございます。 このような県内の状況も踏まえて、熱中症予防対策、私もこちらを第一に考えたいと思っておりまして、特に、現在の綾中学校の実施時期につきましては、来年度以降、5月へ変更できないか、こちらを変更する際は、中学校は小学校よりちょっと複雑なんですけれども、教育課程、それから関連する様々な行事の調整が必要ですので、現在中学校で、もうその作業を始めていただいているところでございます。 教育委員会としましても、特に気になるのが秋の中体連あたりなんですけれども、そういった関係する諸団体と協議をして、次年度以降の実施時期を中学校と一緒に検討していきたいと考えております。 以上でございます。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) ぜひ、私も春のほうがやはり子どもたちの体に負担がいかないというふうに思っております。 春に変わった理由とかいろいろ私も調査はしてみました。ぜひ検討をいただければと思っております。 次、3番目に給食費の減免制度の導入について通告をいたしました。 これも、私、議員になってからずっとこのことを求めてきております。今、コロナの影響もありまして、先日、開会日にも考慮しているというか、計画しているというか、考え中だということがありました。 先ほど同僚議員の質問の医療費のところでも若干触れられておりますけれども、給食費の減免制度の導入について、教育長自身はどのようにお考えなのか伺いたいと思います。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(岩切康郎君) それでは、給食費の減免制度導入についてご答弁申し上げます。 学校給食につきましては、もう皆様ご承知のとおり、子どもたちの心身の健全な発達に極めて重要な役割を担っております。また、地元産品の食材を数多く使うことで、地場産業や特色ある綾町の食文化などを子どもたちが学ぶ食育にも役立っております。 国ほうも、生涯を通じた心身の健康を支える食育の推進、それから、持続可能な食を支える食育の推進、これらを重点事項に掲げているところでございます。 そのような大切な学校給食にかかる本町の給食費の減免制度につきましては、生活保護法に基づく要保護者、綾町就学援助金交付要綱に基づく就学援助対象者に対しまして、町の予算で現在支援措置を行っているところでございます。 ご質問の新たな制度導入につきましても、新型コロナウイルス等の影響を受けて、家計に急変が生じた場合など、早急な対応が必要になることも想定されます。 就学援助金につきましては、随時申請をしていただければ、毎月、定例教育委員会で認定を行うことができます。 認定につきましては、民生委員や学校長の具申を基に、申請理由、所得の状況、世帯構成、そういった現状を総合的に判断して認定を行います。したがいまして、本制度で極端に生活に困窮されている子育て世代の方々に対しましては、今後も対応していきたいと思っております。 また、他の市町村の様々な施策の事例を見てみましたが、例えば定住対策、それから現在住まわれている子育て世帯への支援強化、そういった観点から、第3子のお子さんに対しまして、給食費の免除を新たに導入している自治体等もございました。 本町といたしましても、今後このような先進的な事例も十分参考にさせていただきながら、綾町におけるさらなる子育て支援の強化、そして、定住促進対策等にもつながるような制度の導入の検討も行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 県内でも半額というのは結構やっておりますね。高原町とか小林とかやっておりますし、木城町、川南町は令和2年のみ半額とか、先ほど教育長答えてくださいましたけど、第3子以降無料となる、多分新富町がやっております。 教育委員会からも、町長のほうとも、教育長、協議いただきまして、ぜひ負担軽減のために取り組んでいただくようにお願いしたいと思います。 次に、奨学制度の改善です。 先ほど、同僚議員の質問に対して担当課から特別期限を切っているというのは要綱にはないので、時期を通年受付ができるようにというのは、この前、奨学生の選考委員会でも出されました。 教育委員会だけで対応ができるものであれば、早速呼びかけをしてほしいと思っておりますけれども、そのほかにも改善する点、教育長、お気づきであれば伺いたいと思います。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(岩切康郎君) 続きまして、奨学金制度の改善について答弁申し上げます。 松浦議員ご質問の中でもお答えをいたしましたが、綾町育英会制度の改善につきましては、令和4年2月の理事会において規約等の一部改正、それから事務改善の提案をし、承認を受けたところでございます。 主な改正は、代議員制・会員制の廃止、それから貸付額の見直しを行っております。 代議員制の廃止については、先ほどの答弁の中でご説明をさせていただいたとおりでございます。 このほかにも、貸付額の見直しということも選択制にするというふうなことで説明をさせていただいております。 事務改善につきましては、入出金管理に伴う貸付金の管理、それから返済管理など、こちらの事務が煩雑になっているという議員様からのご指摘を受けまして、新たなシステムの導入を検討してまいります。 他の自治体の状況を見ても、町の条例・規則に定めて、町の事業として取り組んでいる自治体は多数ございます。 今後、代議員制等を廃止したことで、寄付額が下がるということも予想されますので、このような自治体の事例等も調査した上で、慎重に検討しながら、町民の皆様が利用しやすい制度の運営に努めてまいります。 この就学援助制度の周知、広報につきましても、町の校長会のほうで早速話題にさせていただきました。きちんと全ての保護者にその周知が図れるように、今後、参観日等を利用して、しっかりプリントも配布して、口頭でも説明を行っていきたいと考えております。 以上でございます。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) まず、申込みの受付は通年とおしてやると。それから、これも奨学生の選考委員会のときに出たんですけれども、先ほど松浦議長でもありました。いわゆる情報を理解しやすい立場にいる方々の申込みが非常に多くて、そうじゃない方々にはなかなか行き着かないと。 それから、今、プリントと口頭でとおっしゃったんですけれども、中学校のほうでは一切説明会は行われていなかったということが、そのときも判明いたしました。 私、昨日、ホームページを開きましたら、教育委員会のホームページはまだ期限つきのままで、ホームページの更新がされておりませんでした。この前、奨学生は選考したんですけれども、その後また申込みたい人がいるかもしれませんので、直ちにホームページを更新していただきたいと思いますし、特に、その通年受付をするということについては、情報を十分知らせてほしい。それから、中学生への説明会の実施というのも具体的にやっていただきたい、プリントの配布プラス口頭でということも、今、教育長から発言がありましたので、ぜひやっていただきたいと思いますが、担当課のほうで、何か具体的にあるでしょうか。
○議長(松浦光宏君)
教育総務課長。
◎
教育総務課長(野村敏幸君) 先ほど教育長のほうが申し上げましたとおり、先日の校長会でこのことが話題になりまして、早速11月ぐらいの参観日に、私ども出向いて説明をしていきたいと考えております。 以上です。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) ホームページの改善は直ちにやっていただけますか。
○議長(松浦光宏君)
教育総務課長。
◎
教育総務課長(野村敏幸君) 早速、ホームページのほうも確認いたしまして、改善していきたいと思います。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) ちょっと教育長への質問ですけど、町長に伺っておきたいんですけれども、私も育英のいわゆる奨学金を受けた──例えば大学生は卒業のときに300万円の借金を背負って卒業するとかって、よくマスコミで話題になりますけれども、いわゆる返済の必要のない奨学金は世の中にはいろいろあるんですね。そういう情報を行政もやっぱり綾町の育英会の奨学金借りていただくことはもちろんですけれども、返さなくてもいい奨学金制度が、もちろん改善していただかないといけないわけですけれども、今現在も結構あるんですね。私も今回初めて知ったんですけれども、人数の制限はもちろんあるんですけど、企業のはよく話題になりますけど、ひとり親あるいは寡婦家庭の子どもたちには返済しなくてもいい奨学金制度があります。 綾の社会福祉協議会にあるかどうか分かりませんけれども、社会福祉協議会の中にもそういう奨学金があります。それと、借りた奨学金、要するに貸付型の奨学金を利子も含めありますから、なるべき早く返したいという人には、自治体とか企業が代替わりして、先に返済をしてしまう。それで利子の分を浮かせるという方法もあるというふうにお聞きいたしました。そういったことの情報収集だったり、情報提供について、町長、何かお考えがあったらお聞きしておきたいと思います。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 私も、もうそれこそ40年ぐらい前に奨学金を借りていて、うちの母がそこのところは熱心でしたので、当時から綾の育英会のあるというのを聞いておりました。 保護者のほうが関心のあるところは積極的にこういうのをないかということで探ろうかとしているかと思うんですけれども、今、橋本議員の中でひとり親とか寡婦、そしてあと、企業が間に入っていただいて立て替えていただくと、今、私もお伺いして、そういうのがあるんだなというのは知りましたので、ちょっとこちらのほうを調べて、こういうのがありますよということを綾の子どもたちにもしっかり知らせて、できるだけ負担がない方法で、借りやすい方向というのを探っていきたいと思います。また、教育委員会にも、そっちのほうをやってもらうように指導していきたいと思います。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 続きまして、教育長に戻ります。 小学生のランドセルの問題です。新入生がランドセルを背負って、新しい交通安全のカバーをつけていくと、やっぱり小さな体に大きなランドセルが目立ちます。6年生まで使うわけですから、どうしてもああいうことになるだと思うんですけれども、平均5.7キロぐらいあるんだそうで、10キロに及ぶ場合もあるというふうにネット上には出ておりました。 綾小学校の場合、いわゆる勉強道具を置いていくので置き勉と言うんだそうですけれども、それ、現状どうなっているのか伺いたいと思います。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(岩切康郎君) それでは、小学生のランドセルにつきまして答弁を申し上げます。 近年、教科書は、その学習内容に比例しまして、ページ数の増加、それから、より見やすいサイズ、そういったことによる変更で、以前と比べてもかなり重くなっている。そういった状況にあります。そうなれば、必然的に学用品を入れるランドセル自体がかなり重くなる傾向にあります。 このことは、子どもの体格、そして、その子個人個人によって通学の距離も違いますので、過度な負担になることも当然想定され、熱中症などの子どもの健康維持、それから、ひいてはこのことが原因による交通事故、そういったのを防止する観点からも、早急に改善策を講じるべき問題であるという認識を持っております。 小学校におきましては、教科書などの学習用品を全て毎日持ち帰らせるのではなく、議員ご指摘のありましたように、日によって、学校に置いて帰ってよいものを決めたり、学用品が日によって過度に重くならないよう、時間割に配慮をしたりするなどの対応を行っております。 先ほど、1年生のデータで5.7キロという情報をいただきましたけれども、綾小学校の場合、そのほぼ同じぐらいの重さだと思うんですが、この対策を取ることによりまして、今は半分以下の重さで一応対応しているという報告を受けました。それから、一番重いのがどうしても五、六年生になるんですけれども、五、六年生の場合が大体7割の重量削減が達成できているということで、こちらのほうは、状況的には今のところ注視しながら、このままの状況を見ていきたいと思っております。 今後もこの件につきましては、子どもたちはもちろん、保護者の皆様のご意見も学校評価の中で行わせていただいて、参考にしながら、学校で適切な対応を考え、最終的には学校運営協議会等でも意見を伺って、決定をしてまいりたいと思っているところです。 以上です。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 文科省が2018年9月に、ランドセルの重さについて、重量に配慮するようにという通知は出しておりますので、綾町でももう実施されているということで、少しほっとしております。ぜひ子どもたちの健康のためにも──今、教育長のお話を聞きながら、先生も大変だなとまた思ってしまうんですけれども、ぜひ配慮いただくようにお願いしたいと思っています。 6つ目にまとめて、あまりにも気になる項目が多いものですから、6つ目になってまとめてしまいました。 校則と部活動と立腰と体育座りについては、まとめて答弁いただいてよろしいでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(岩切康郎君) ありがとうございます。少し答弁が長くなるかもしれませんけれども、よろしくお願いします。 校則、それから部活動、立腰教育、それから体育座りの指導ですね。そういったことにつきまして答弁を申し上げます。 まず、校則についてです。 現在、学校では児童生徒の実態や社会の要請の変化、そういったものを踏まえまして、毎年校則の見直しを行っておりますが、昨今は特に過去に定めた内容が現状にそぐわないものとなっていたり、子どもや保護者に誤解を招く表現等があったりするものなど、改善すべき部分が増えてきていると感じております。 令和3年度に、綾中学校では服装・容儀面、行動面の分野におきまして、生徒会が自ら話し合う機会を設けたり、関係保護者の意見を参考にするなどして、学校の実情に即した校則になるように検討を行っております。その結果、女子生徒がスカートの代わりにスラックスも選択できるようになるなど、より生徒や保護者の意見を反映した制服関係の校則に改定がされております。 引き続き、校則の内容や、それに準じた指導が真に必要かつ現実的な効果があるのか、そういった観点や現在の社会通念等を踏まえた内容となっているのか、こちらを十分踏まえながら、毎年見直しを行っていきたいと思っております。また、校則を見直して一部を改定する場合には、必ず学校運営協議会に諮り、委員の皆様の承認を受ける仕組みにもしていきたいと考えております。 次に、学校における部活動につきましては、体力や芸術技能等の向上に加えまして、日々の活動やその成果を発表する機会を通して、生徒が互いに協力し合って、友情を深めたり、一人一人の夢の実現に向けて、様々な貴重な経験をしたりすることができる、大変意義のある活動であると考えております。 したがいまして、それぞれの分野の専門の指導者が指導にあたることが望ましいという認識は持っておりますが、現状では、専門外の教員も指導を担当する場合もございます。 部活動運営状況等の調査によりますと、中学校の部活動において、専門顧問が指導している割合は、令和2年度で30%であったものが、翌年の3年度は43%と13%増えておりまして、少しずつ改善に向かっている状況ではあると認識しております。 綾中学校におきましては、4名の外部指導者の方々に協力をいただきまして、4つの部が競技専門の指導者から直接指導を受けられる環境にしていただいております。 今後も、綾中学校におきまして部活動の意義が十分に教職員や保護者に理解され、適切な運営が図られるよう努めてまいりたいと考えております。 続きまして、立腰につきまして答弁いたします。 立腰指導は、腰骨を立てた正しい姿勢を子どもに身につけさせるというのが基本的な目標でございます。 体力を向上させたり、健康維持のためにちきんとした姿勢を保つようにする観点から効果が高いと言われております。したがいまして、本県の教育施策として、平成23年度から盛り込まれております。 現在、綾小中学校が作成している体力向上プランという計画があるんですけれども、その中にも、立腰指導を両校とも位置づけ、体育の授業はもとより、朝の会、帰りの会、それぞれの授業の開始時期や終了時期、そういった機会を捉えて、子どもたちがぴんと背筋を伸ばす立腰指導を実施しております。 今後も、この指導の目的や教育的な効果について、教職員が正しい理解をして、適切に指導が行われるように、現場で状況を確認した上で、教育委員会も指導、助言に努めてまいります。 それから、体育座りにつきましては、両膝をそろえて曲げた状態にして、膝頭を手で抱え込むようにする座位姿勢、そういう定義づけで、文部科学省の体育における集団行動の手引に、その方法と図が掲載されておりまして、集団行動様式の一つとして示されてあります。 また、この座り方の指導だけでなく、状況に応じまして、例えば地面の状態が悪い場合、それから、その姿勢を長時間保持できることができないと想定される場合などは、蹲踞、片膝立ち、あぐら、横座り、投げ足などの座り方をさせるなどの配慮も行っております。 特に、よく話題になりますのは、女子児童生徒の場合はスカートが気になることなどもありますので、座らせる際に一律に体育座りを強要することがないよう、教育委員会としましても、学校に注意喚起、状況によっては指導を行っていきたいと考えております。 以上でございます。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 校則については、私が子育てをする頃からすると、随分やっぱり社会の変化とともに変わってきているんだなというふうに認識をいたしました。 部活動につきましては、私は本来だったら、やっぱり教員の負担がいろんな意味で多くなって、時間外も100時間超えたりするということも話題になるわけですから、本来は外部に出すというよりは、やっぱり教員の数を増やして、教員が仕事の範囲内でやれるようにすべき、そういう環境をつくるべきだと思っております。 今、大学の協力とかスポーツ施設、運営しているところの協力を得ながら、部活動をだんだん学校の先生たちの負担を軽くしようというふうに、世の中の流れだと思いますけれども、綾町には大学もありませんし、スポーツジムみたいなものもありませんから、今4名の方が外部から対応してくださっているということですけれども、やっぱりそこはちょっと本当は違うんではないかなと思っています。 部活動そのものが、なるべく子どもたちも中学生のときは自分が1年生になって入ってみた部活が合わないということだってあるわけですよね。ですから、そこはもう自由に、せめて中学生の頃ぐらいはいろんな部活を経験するということも、私は認めてくれる学校環境であってほしいなと思っているんですけれど、その点について、教育長はどのようにお考えでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(岩切康郎君) 議員のご指摘のとおり、部活動の先ほど教育的な意義に鑑みますと、やはり子どもたちが主体的に選択する。当然、やっぱりその子が考えていた部活動の内容とか、姿と食い違う場合もございますし、人間関係等も絡んでくる場合がありますので、それは状況に応じて、子どもたちがいつでも変更が可能なように、学校が対応すべきであると思っております。こちらについては、また校長会等で話題にしながら、私どもからも学校のほうにお願いをしていきたいと思います。 以上でございます。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 次は立腰についてですけれども、私は小学校に絵本の読み聞かせに20年ほど行っております。今コロナ禍で、また今月から再開はされるんですけれども、子どもたちが立腰って言うんですけれど、立腰ってインターネットとかで調べても出てこないんですよね。どなたかの教育者の方が提案されたというものでしょうか、伺います。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(岩切康郎君) 詳しくは、私もどなたが最初にご提案したかというのは、今すぐここでお答えはできないですけれども、議員がおっしゃるように、なかなか検索をしても、こういう名称として出づらい表現の指導であることは間違いありません。したがいまして、いわゆる市民権を得ていないというか、なかなか周知が全ての国民の皆様に図られていないこともあって、また、これは教職員にも同じことが言えるんですけれども、時には過度な指導を子どもたちに課すことによって、ストレスがかかってしまったり、形式的な指導のみに終わってしまう。そういったことも多々事例として伺ったことがありますので、私も教育委員会に勤務しているときは、決してそういうことがないように、学校訪問等で先生方にお願いをして回った過去の経験もございます。したがいまして、綾小中学校できちんとした目的に準じた指導が行われているかが非常に大事かなと思います。やっぱり姿勢をしっかり子どもたちが保つための指導、教育ということであれば、非常にこれは効果があります。やはり今の子どもたちは、前かがみにやはりなる子が非常に多くて、やはり授業の始めと最後に「立腰」とか日直さんが声をかけると背筋をぴんと伸ばします。そして、挨拶をして終わる。それから、今コロナでできませんけれども、体育館で全校集会とかをする際も「立腰」と言うとぴしっと背筋を伸ばして、気をつけの姿勢を取る、それをずっと緊張感を持って維持するということではないんですけど、時々、自分の姿勢を振り返る。そういう機会として、この立腰指導は一貫して、今、学校現場で行われていると認識を持っております。 以上でございます。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 個人的には非常に違和感を感じる言葉だったんですね。姿勢を正してと言えない、言わないで立腰と言ってしまうのは何だろうと。 例えば起立というのはよくありますよね、議会も始まるときに起立と言うんですけど、起立と立腰でじゃあどっちの響きが──私からすると上から目線というか、命令されているのかという受け止め方はいろいろあると思うんですよ。でも立腰って何か市民権を得たら広辞苑に載ったり、検索できるようになるのかどうかよく分かりませんけど、教育長がおっしゃったその立腰が効果があると言われる意味が、すみません、全く理解できなくて、次の体育座りもそうですけど、結果として体にはよくないというのはもう証明されてきているわけですよね、体育座りは。いわゆる前かがみじゃないですか、膝を抱くわけですから。 その立腰というのを県外で教員やっていた方とか、私の身内にも教育界にいた者がいるんですけど、聞いたら全く知らない言葉でした。だから、多分さっき平成23年に県の何か手引きに出たとかおっしゃったと思うんですけど、この前ここで同僚議員がここで見学がありましたと、6年生の。最初にそこに生徒、児童の方が並ばれて、何て言えばいいですかって、挨拶をとなったときに、立腰でいいですかってやっぱり聞かれたんですね、立ったままでしたけれども、先生がはいとおっしゃって、当番の方が立腰って声かけたんですけど、私にはすごく違和感のある言葉で、これが市民権を得ることにしないといけないのかどうかがよく理解できなんですが、なぜ姿勢よくしましょうとか、姿勢を正してじゃなくて立腰なのか。 例えば一時期100マス計算というのがすごくはやりましたよね。それは一人の大学の先生が進められたわけです。私も富山県まで研修に行ったことがあるんですけれども、誰かがきっと言ったんでしょうね、立腰って言葉を。何かいま一つ効果があるというところがよく理解できない。もう一回ご答弁いただいていいでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(岩切康郎君) ちょっと私の言い方が誤解を招いてしまったのではないかということでおわび申し上げます。 例えば、宮崎県内の小中学校で立腰と言って号令をかけて姿勢を正す学校は、割合でいきますと少ないほうだと思います。もう議員がおっしゃったように、正座とか姿勢を正してくださいとか、その言い方は様々です。ですから、考え方の一つの用語として、立腰指導というのがなかなか市民権をいただいていないという意味で、私言わせていただいたんですけれども、実際の号令のときには、立腰という言葉を使わなくても全く問題はありません。やはり柔らかい表現で、それこそ先ほどの校則ではないですけれども、やはり保護者や子どもたちにアンケートを取って、何か上から目線で圧迫されるような言い方だというふうなことがあれば、もうすぐにそれは言い方を変えていただいても構わない。ただ、その目的はそういうことだということなので、そこを教職員がしっかり理解をして、別の言葉で子どもたちに投げかけていただければ、問題はないというふうな認識を持っております。 以上です。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 教育長の答弁聞いて、少しはほっとしているんですけれども、私の受け止め方が特別かどうか分かりませんけど、私の周りの人は結構違和感感じているんですよね、学校に行ったりする人はね。やっぱり多分起立と言い方は何か言い方に問題があるとなって、立腰という言葉になっていったのかどうか、その流れは分かりませんけれども、やはりもうちょっと、今この時代ですから、柔らかい表現で姿勢をよくさせようという意図というか、あればそちらのほうが私は子どもたちにとってもいいような気がいたしますので、検討をしていただければと思います。 体育館座りにつきましては、世界的にも非常に珍しい座り方なんだそうで、そのときそのときに、場合によっては変えていくということですけれど、やっぱり腰への負担というのは専門家の中でも研究されていて、問題になっているということをお聞きいたしました。 やはりその膝を抱えて、背中を丸くして座っているというのは、先ほどの立腰とは反対の姿勢になると思います。こちらは一定の時間、姿勢を正すわけですけれども、体育座りというのは長い時間それをやるわけですから、そこはやはり改善をしていくべきところではないかなと思うんですけれど、いかがでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(岩切康郎君) ご指摘ありがとうございます。 こちらも先ほどの立腰と同じように、実際、子どもたちがどう感じているのか、それから保護者の皆様もどう捉えていらっしゃるのかあたりをきちんと学校評価の項目の中で調査をして、そして、きちんとした共通理解の基で、適切な体育座りの時間というのはどれぐらいなんだろうかとか、いろいろなバリエーションがあるわけだから、それを子どもたちが自分で選択して座れるようにしていきましょうとか、これは校則の見直しにも関わってきますけれども、そういった話題を町の校長会で私たちのほうから提供させていただいて、ぜひ検討項目に入れていきたいと思います。 以上でございます。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 項目の2つ目に行きたいと思います。
コロナ感染症関係とコロナ禍での物価高騰と町民のくらしということで、すみません、大きな表題です。 まず初めに、感染したかもしれないということになったときの不安解消のためにということで通告いたしました。 今、濃厚接触者というのは必ずしも保健所から連絡が来ない場合があります。この濃厚接触者かどうかというのは誰が決めることになっているでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) お答えします。 従来は保健所からでしたけども、今はその事業所といいますか、その事業の単位ですね。学校なら学校、その事業所なら事業所、役場であれば役場の中という形で、そこのやっている事業所の中で、濃厚接触というふうに判断するかどうかということになっています。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 濃厚接触者という事業所なり、子どもでいえば学校から連絡があったときに、どういったことが求められることになっているのか伺います。
○議長(松浦光宏君) 福祉保健課長。
◎福祉保健課長(佐藤光久君) 濃厚接触者となった場合は、やはり一定期間、自宅のほうで待機をしてほしいというような規定になっておりますので、そのような対応を取っていただくようになると思います。 以上になります。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 私の家族にも濃厚接触者で一定期間休んだ者がいるですけれども、当然、家族は不安ですから、自分に感染していないかどうかというのは知りたくなるわけですけれども、それで、次のそのPCR検査のところに行きます。 PCR検査を受けたいというふうに私も思いました。家族で受けようと思ったんですけれども、そのときはもう医療機関では受けられませんでした。どうやったら受けられるだろうかといろいろ調べたんですけれども、結果としては、宮崎市内に行きまして、濃厚接触者になった娘親子と私と別々の車で同じ場所に行きまして受けたんです。 そこはメールアドレスが必要でした。それから顔写真がいる証明書、運転免許証でいいんですけど、必要でしたけれども、無料で受けられたんですね。それは木下グループではありません。 ここでなぜ受けられるかというのを知るには、周りからの情報で行ったんですけれども、3日間間を空けばもう一回続けて受けられますと、皆さんにもお知らせくださいねと言われて受けることができました。 そこはメールできますので、陰性証明書というのも添付されていて、自分でそれを印刷すれば紙としても持っておけます。ところが、ここをなかなか皆さん知らないんですよね。 佐藤課長にも情報は提供したんですけれども、そういった、要するに濃厚接触者になっても何をしてくださいというのは、今、課長が答弁されたように、何日まで休んでくださいということ以外は何もないんです。こういう情報を行政がやはり知らせないと、もう右往左往するわけですよ。 私の近所でも、職場に久しぶりに行ってみたら、陽性者が出ているということが分かって、この人のときはまだ医療機関で受けられましたけれど、抗原検査のキットも買えないんです。コスモス薬局にはありません。高岡の薬局は薬剤師がいないときは売れないので、物はあるけど売れません。 今、抗原検査も無料でできるところがあるんですけれども、そういった情報は町民になかなか知らされていないのが現状です。なぜこういう情報提供ができないのか伺います。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 私の場合は、東京出張行ったときに、いろいろな方に会って、帰ってきて不安があってはいけないということで、宮崎空港で木下グループのほうで受けようと思ったんですけれども、飛行機が間に合わなくて仕方なく羽田で受けて、有料で私2,600円払ったということで、すぐ30分後ぐらいに陰性だということをいただいた、そういうふうな手続をやりました。でも、ご指摘あるように、今、濃厚接触者、従来は保健所のほうで指導はあったんですけど、各事業所単位で判断してくださいということになっていますので、ちょっと今ご指摘ありましたように、不明瞭なところがありますので、ちょっと整理して、町民のほうにお知らせすると、どういうふうな対応したらいいかと、事例になるかもしれませんけど、ちょっとそちらのほうを考えてみたいと思います。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 一つは保険適応がされるかどうか、町長のように30分以内で出るって、多分、八千円幾らとかって、うちの家族も受けました。 これが私が受けたところのチラシです。全く費用負担ありません。何も聞かれません。濃厚接触者ですかとか、家族に陽性者がいますかとか、何も聞かれないんです。それで、宮崎市に行くと受けられるんですね、これが。経済産業省の事業だそうです。宮崎県が多分要請しているんでしょうけど、県もあまり実態の把握はしていないと佐藤課長から伺いました。だから、大変なんですよ、町民は。 私のところに言ってきた方、一人1万8,000円払ったそうです、医療機関で。私の家族は8,800円、宮崎の木下グループで払いました。国富の病院では1万円だそうです。だから、こういうことを町民は受けているんですよ、こうやって検査をね。 町長はあまりPCR検査の重要性は、コロナが感染したときにぜひ町でやってほしいと言ったら、何か統計学を持ち出して、あまり賛成されませんでしたけど。こういう不安が身の回りにいっぱい起きているんです。何人綾町で受けたか分かりませんが、これ一人でも検体取りに来てくれるんですよ、宮崎から。 事業所で10人なら10人受けたいって言ったら、検診車が来てくれるんです。そういう情報が知らされていないんですよね。 私、なるべく知ってほしいので、議員の方とか事務局の方にお話しましたけど。ですから濃厚接触者と言われたのに、ただただひたすら家の中で接触しないように仕切って、お盆に御飯を入れて運んでという生活をしているのが綾町民だということをぜひ知っていただいて、こういう情報の提供を──一応、ここは6月いっぱいというふうに予定されているそうですけれども、ぜひ情報提供をしていただきたいと思いますが、もう一回伺います。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 分かりました。ちょっと調べて、いろんな検査の方法、私が受けたのは2,600円でした。それは唾液じゃなくして、こうやって、それは定量検査と、もう一つ安い定性検査と3通りあってですね、2番目のものと、30分かそこらですぐ報告してくれるということでありましたので、そういうことも含めて濃厚接触者の不安を解消する意味で、分かりやすく町民のほうに知らせたいと思います。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 4回目のワクチン接種については、もう既に該当する人には接種券が届いているんですけれども、現在の状況で、要するに抗体量は少なくても接種したたびに減っていくわけですよね、時間の経過とともに。 今、もし執行部の分かっていたら教えてほしいんですけど、4回目の後に5回目、6回目ということもあり得るのでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 福祉保健課長。
◎福祉保健課長(佐藤光久君) ご質問にお答えいたします。 4回目以降の5回目、6回目という話は、国のほうからはあるということの情報は一切受けておりません。 私どものほうも4回目で終わりというふうな心積もりで4回目の準備をしているところであります。 以上になります。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 必ずこういう回数が、1回、2回、3回、4回まできたわけですけれども、モデルナはどう、ファイザーはどうって、減っていくって出るんですよね、マスコミではデータが。当然、4回目やってもまた減っていくんだと思うんです。そのうちやっぱり5回目、6回目というのは、私は来るだろうと思うんですよ、みんながするかどうかは別ですよ。ですから、何かどこまでいっても注射して上がった抗体価がずっと継続するということはあり得ないことだと思いますので、そこあたりの何か情報提供もぜひやっていただかないと、やっぱり4回目は受けたくないという方は結構いらっしゃいます。 接種券を交付した人数と実際受けるって来た人数というのは分かるでしょうか、4回目。
○議長(松浦光宏君) 福祉保健課長。
◎福祉保健課長(佐藤光久君) 接種券を交付した4回目という方の対象者は、今、既に交付したのは200人ぐらいの接種券を交付しております。 綾町では2月になって3回目を65歳以上の高齢者の接種をまとまって行いました。ですので、7月を過ぎてから、2,000人を超える方の対象者が順次出てくる予定にしておりますので、その5か月間空いた7月1日からは本格的に接種券の送付になるかと思っております。 以上になります。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 今、実際、接種券交付されておりますので、4回目については終わりたいと思います。 次に、物価高から来る対策について通告をいたしました。 今回、1人当たり9,000円という商品券、町長いわく、今年が町制施行90周年なので、それにかけたということでした。私はあんまりそういうところでかけていただかなくてもいいと思うんですけれども、ほかに具体的なくらしを守る対策があれば伺いたいと思います。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 物価高から来るくらしの対策ということなんですけれども。これまでにも答弁させていただきましたけれども、今般の物価高騰は一時的なものではなく、深刻な問題となり、長引くのではないかと考えております。それで幅広く影響を受けていると考えておりますので、今回のコロナ交付金を活用した補正予算の中で、農家の皆さん、事業所向け、そして、町民の皆さんへ支援策を提案させていただいております。 その中の一つとして、先日申し上げましたけれども、町民1人当たり9,000円の商品券を配布させていただきたいなというふうに考えております。 物価高騰によって、まだまだ社会情勢の不安が長期化することも視野に入れて、今回だけではなくて、今後状況を見極めながら、必要な施策を講じてまいりたいと考えています。 以上です。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 町民のくらしは本当に大変になっていまして、私もお金に絡む相談が増えています。なかなか今ここで1万円貸してほしいとかいう相談も中にはあるわけですけれども、非常に生活が苦しくなっているなという中で、今回、委員会で、綾町立保育所が時間外保育すると1時間100円徴収しているという話は、町長は御存じですか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 私は認識しておりませんでした。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 委員会審査で報告いただいたんですけれども、綾保育園や綾幼稚園は、事業所でどうにかしているのかどうか分かりませんけれども、延長保育1時間100円を徴収して、1時間を超えるとプラス50円だったですか、100円だったですか、課長に後で答えていただきますけど、徴収しているんです。そういうところをこの物価高で苦しむ町民の負担軽減の、金額は100円ですけど、1日2時間までは見てくれるのかどうか、そこは分かりませんが、中にはもう車飛ばして帰ってくるんですって、ああ、今日間に合わない、100円ってなると、だからそういうところをもう少し改善できないかなと思っているんですけどいかがでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 福祉保健課長。
◎福祉保健課長(佐藤光久君) 1時間を超えた場合の追加の1時間に関しては、100円増えるということになります。 以上になります。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 町長、どうでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 私は、今、議員から指摘があって、延長で100円あるということを今知りましたので、ちょっと状況を調べてみたいと思います。なぜそうなのかということも含めて、それでできるだけ負担にならないようにということで考えていきたいと思います。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 次に、
医療費無料化の高校卒業までの拡大ですね。 これは先ほど議長が質問で医療費の無償化について質問していただいて答弁がありましたので、これは割愛させていただきます。 次に、生活保護の受給状況について通告いたしました。 綾町での生活受給相談数、また受給者としての認定数の変更、増えているのか減っているのか、減っているというのはないと思うんですけれども、相談件数などの報告を求めたいと思います。
○議長(松浦光宏君) 福祉保健課長。
◎福祉保健課長(佐藤光久君) 質問にお答えいたします。 令和3年度、生活保護の相談という形で県のほうに進達したのが8件になります。 令和4年度4月から5月にかけて、進達した部分は1件になります。 以上になります。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 進達した結果についても報告をいただきたい。
○議長(松浦光宏君) 福祉保健課長。
◎福祉保健課長(佐藤光久君) 相談して進達した件数が、ただいま報告した件数になります。 以上になります。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 進達した認められたという件数でいいんですか。 はい、分かりました。どこも増えているんですね、生活保護の申請が。綾町は住民の数からいくと少ないほうではないんですけれども、受給者数が。 非常に相談に来ても、いわゆる行政から進達に至らない。要するに県に上げていくに至らないという数もあると思うんですけど、それは何件ぐらいあったでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 福祉保健課長。
◎福祉保健課長(佐藤光久君) 町としては、福祉事務所が町にはないものですから、あくまで相談を受けた件数は全て進達という形で上げております。ただ、相談の中で本人様が上げないというようなことになりましたら、それは上げないということで対応しております。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 私はそこが一番大事だと思うんですよね。相談に来たんだけれども、その本人が思いとどまってしまう。その主な理由はどういったものでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 福祉保健課長。
◎福祉保健課長(佐藤光久君) 思いとどまるというようなことは、うちのほうでは全然制限はかけておりませんので、相談の件数イコール進達の件数で、ちょっと相談の件数が何件かというところは、いま把握しておりませんので、そちらのほうに関しては、後日報告させていただければというふうに思います。 以上になります。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 親族への扶養照会は、綾町ではどうなっていますか。
○議長(松浦光宏君) 福祉保健課長。
◎福祉保健課長(佐藤光久君) 親族への扶養照会のほうも、町のほうではいたしておりません。県のほうでするような形になります。 以上になります。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 私、県内のいろんなアンケートの資料を持っているんですけれども、親族への扶養照会について、全くやっていない自治体もあるというふうに私は認識しているんですけれども、例えば綾町は町としてはしないけれども、親族への扶養照会はありますよということはお伝えしていると思うんですよ。 私、前にも言ったんですけど、こんなに長く議員させていただいているのに、生活保護の申請に至った例って1例しかないんですよ。それも綾町ではなく、綾町民を宮崎市に移住させて申請に至った例が1例しかない。みんな扶養照会のところで引っかかってしまって、要するに身内、親兄弟って3親等までですよね。甥っ子、姪っ子まで行くんですよね。だから、そこで思いとどまってやめてしまった例がほとんどというか、その1例以外全部なんですけれども、県は全部の自治体の分をちゃんとやっているというふうに思っていいですか。
○議長(松浦光宏君) 福祉保健課長。
◎福祉保健課長(佐藤光久君) 宮崎市のほうは宮崎市のほうの、市レベルであれば、その市の福祉関係で扶養照会をしますので、町村レベルに関しては県のほうの管轄であります。綾町でいえば中央福祉こどもセンター、そちらのほうで扶養照会のほうをしていただいております。 以上になります。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) やっぱり扶養照会はされているということですね。そこがすごくネックで、今、国のほうでは、扶養照会は多分しなくても、そこで問題になることはないと思っておりますので、そこあたりの情報はぜひ町民にも知らせていただきたいなと思っております。 もう一つ、通院移送費の実績は綾町はあるでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 福祉保健課長。
◎福祉保健課長(佐藤光久君) 通院の移送費というところは、私が令和3年度受けている中ではないと把握しております。 以上になります。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 生活保護受給者の方が体調不良だったり、もし障害があったりして、タクシーでなければ病院に行けないっていう状況は認められれば、タクシーも使えることになっているんですけれども、結構手続は面倒ですけれども、通院移送費が使えるということは、生活保護受給者の方々にはお知らせいただいているのかどうか確認させてください。
○議長(松浦光宏君) 福祉保健課長。
◎福祉保健課長(佐藤光久君) 通院移送費の件について、生活保護者の方々にしっかりと連絡がいっているかについては、確認をさせていただいた上で、回答をさせていただければと思います。 以上になります。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 議長、この大きな2問までは続けてしまっていいですか。
○議長(松浦光宏君) 一応、お昼が鳴ったので、ここで一回暫時休憩取りたいと思うんですけれども、次に行かれるんであれば。
◆議員(橋本由里君) 分かりました。それで結構です。
○議長(松浦光宏君) いいですか。
◆議員(橋本由里君) はい。
○議長(松浦光宏君) ここで暫時休憩いたします。午後は1時半から開会いたします。(休憩午後0時02分)………………………………………………………………………………(再開午後1時30分)
○議長(松浦光宏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 午前中の橋本議員の質問に対して、まだ回答が済んでいない部分に対しての回答を求めます。福祉保健課長。
◎福祉保健課長(佐藤光久君) (8)
生活保護受給状況についてという質問の中で、相談件数の件と扶養調査、通院移送費の件について、お答えができなかった部分について報告をいたします。 令和3年度、件数としては相談を含めて12件ありまして、進達にまで至った件が8件ということであります。扶養調査のほうは、本人に「同意する」「同意しない」という項目がありまして、同意するということで了解を得たところは扶養調査をしているということで、県のほうと確認が取れております。通院移送費についても、県のほうに確認をしたところ、生活保護受給をされたときには説明をしているということで回答をいただきましたので、ご報告いたします。 以上になります。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 何十回、一般質問をやっても、学習能力に欠けるんでしょうか。いつも時間配分がうまくいきませんで、皆さんに迷惑をかけております。事前に通告していることですので、後の問題につきましてはまとめて答弁をお願いしたいと思っております。取りあえず大きな2番目の残りの9、10、11について、答弁をお願いいたします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) お答えします。 9番目、国保均等割減免拡大についてですけれども、令和3年12月議会におきまして、地方税法施行令の改正に基づき、未就学の被保険者均等割を半額にする国保税条例の改正を議決いただいたところでございます。 国の見解を申し上げますと、自治体が単独事業で子育て世帯の国保税を減免することについては、「特定の対象者にあらかじめ画一的な基準を設けて減免することは、制度の貸付け上好ましいものとは考えていない」との見解であります。 一方、県内では、新富町が独自に中学生までの被保険者均等割を半額にしているところであります。国では、先ほど申し上げました見解を示しておりますが、県内ではそういうことでありますので、引き続き少子化対策という観点で注視し、検討してまいりたいと考えております。 続きまして、ごみ袋の値上げについてでありますが、月報の5月号でごみ袋について値上げを行うとの広報を行ったことについては、ご案内のとおりであります。現下の厳しい経済状況においての値上げでございましたが、必需品であることで、町民にその値上げが家計にダイレクトに響いてくるということで、担当課も非常に苦慮をしたところでございます。 しかし、同時に、日々の生活に欠かせないものであるが故に、当然に欠品は許されないところでありまして、値上げやむなしというところでありました。町民の皆様にはご理解をいただきたいというふうに考えております。 最後のところですけれども、保育所、保育園、幼稚園児の食材の補助についてでございますが、町立の公立保育所及び綾保育園、綾幼稚園の給食は、主食、ご飯を各自持参し、保育所でおかずを提供している状況であります。施設で主食を準備することになりますと、新たに炊飯器等の購入、及び設置するために調理場の拡大、調理員の拡充等が必要になりますので、早急な対応はちょっと厳しいかと思われます。県内の状況や各施設の状況、以上を含めて今後検討をしてまいりたいと思います。 以上でございます。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 初めに、9番ですけれども。国は好ましくない制度だというふうに言っているという答弁でしたけれども、何かペナルティーはあるでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町民課長。
◎町民課長(野村修君) 当然その財源、一般会計からの繰出金ということになりますので、法定外の繰入れということで、数字的には現在、資料を持ち合わせておりませんが、ペナルティーの対象になると考えております。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 少し古い資料ではあるんですけれども、全国ではやっぱり増えておりまして、私の手元の資料だと25自治体が拡大しているところがあるし、均等割は全部なくしているところもあります。 一言申し上げますが、社会保険の中にはない制度で、いわゆる昔の人頭割という、子どもが増えれば増えるだけ国保税が上がるという仕組みからすれば、随分な……。何て言うんでしょうかね、頭数で課税していくというやり方については、ぜひ改善を求めたいと思いますが、検討の余地はおありでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 状況を調べて、こちらのほうでしっかり分析していきたいと思います。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) この値上げについては、みんな使っているんですね。町民みんなが使うものだから、それ故に、あえて上げたというふうにおっしゃいましたけれども。町長、ご自分の生活の中で、今の物価高騰とか家計に与える影響については、ご自身がお感じになる機会というのはございますか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 例えば日常生活の中で、ガソリンの値上げとか、いろんなものの値段が上がってきていると。確かに、やっぱりその分は支出、持ち出しというのは増えてきているなというふうには感じております。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) まあ、ジェンダー平等をあえてここで言うつもりはありませんけれども。やっぱり、私たち女性はよく買い物に行くんですよね。ただただ物価が上がっているっていう。まあ、結果としては物価が上がっているわけですけれども。食べるものも本当に小さくなった。一つの袋に入っている量が極端に減っているんですよ。だから、その生活を圧迫するっていうことを、直接感じる立場にいるものと思っています。 ごみ袋は確かに広報で知らされておりました。しかし、こういう状況だからこそ、あえてこの場、この機会では値上げしないというふうに、ぜひ考えてほしかったなと思うのが私の正直な気持ちです。いろんな執行部でも協議があったということですけれど、具体的にみんなが使うものだから安易に上げるっていうところがよく理解できないんですけれど、もう一回、その内部での協議について教えていただければと思います。
○議長(松浦光宏君) 町民課長。
◎町民課長(野村修君) ごみ袋の原材料自体はほかの業者選定ということで、原材料は同じ価格が引き上げられてきて、どこの業者でも上がってくるというわけなんですけれど。あのデザイン自体は、今回、別の業者に見積もらせるということになると、やはりその版を改めるということで、やはり今回は価格が上がってくるということであります。同じこれまでの発注業者にしても、過去の、交渉自体はちょっと期間的にできなかったところであります。係内で協議した内容では、ほかの業者に見積もらせると、そのデザイン自体を、また改めてよその業者がデザインしていくわけですので、そこの部分で、これ以上の値上げをお願いしなければならないということになるということでありました。 以上です。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 諸々の物価が上がってきているということで、もちろんごみ袋の問題もそうですし、そのほかのものでもそうですけれども。やっぱり、こういうものに対して、幹部の中でもいろんな意見があったんですけれども。そういう意味でも、商品券等を今回思い切って出してですね。それで、取りあえずこの急場といいますか、取りあえずしのいでいかないといけないなと。ただ、この問題は、一地方自治体だけの問題じゃなくして、やっぱり、これは国全体で考えていただかないと、なかなか対応できないんじゃないかなと。これも一過性のものじゃなくて、ここ2か月、3か月、それで回復、克服できる問題じゃないと。今後、数年にわたって影響が出てくるものでありますので、そういう意味では、もうちょっとマクロのところで対策もしてもらうように要望していくことも必要じゃないかなという意見もありました。 以上です。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 今、町長からマクロのところでというお話がありました。町長としてできることを、ぜひやっていただきたいと思います。 11番の、その主食のことですけれども、私は、ただ単に主食に補助してほしいっていうふうに、この通告書になったのは、子どもたちがご飯だけ持っていくんですけれど、今からの時期だんだん気温も上がってきますし、各保育園でどうやって保管しているんだろうって話になりました、家族の中で。 私のところは、一応お弁当の上に保冷剤を乗せて持たせているんですけれども、皆、室内に置いているような状況のようでした、担当職員に聞きましたら。幼稚園も保育園も保育所も、部屋に、まあ風通しのいいところといったところもありますし、陰になるところっていう言い方もしていました。 持っていく子どもたちは、その日の朝に炊いたご飯の子もいるでしょうし、もしかすると冷凍しているものを温めて持っていく子もいるかもしれませんし、前の夜に炊いたご飯の保温されたものを入れていくかもしれません。それで、食中毒は起きないんだろうかねって。これが傷むことはないんだろうかって話から調べましたら、法律で、要するに国の補助金がないんですね、主食には。それで各自持たせているっていうのが実情のようです。 東京都あたりは、それを都が負担して、要するに、いわゆる昔からいう完全給食、子どもがご飯を持たずに行けるっていう状況をつくっている。神奈川県も一部ではそういうところがあるそうです。残念ながら県内の、ちょっとデータを、私、探し切れませんでしたけれども。 どんどん暑くなっていく。保育園とかは夏休みもありませんから、7月も8月もお弁当をそうやって持っていくことに対する不安から、今回、こういう質問をいたしました。そういう状況については、どのようにお考えでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 手前みそで申し訳ないんですけれども。私も毎日おにぎりを持ってきているんですよ。朝、もうまとめて作りますから、私と家内と二人しかおりませんから、作ってあって、それを冷蔵庫から持ってきて、朝、チンしてから持ってくるんですけれども。一応できるだけ風通しのいいところにってことで置いています。 これまでのところは、そんなに気温とか、雨も少なかったんで、これからどうなるかは分かりませんけれども、万が一そこで食中毒とかあるといけませんので、ちょっと各保育所等を、ちょっと調べさせて、そういうことにならないように。持っていただくところは、ちゃんとした保管ができるような形にしてもらうように指導してまいりたいと思います。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) そういうところから発生した今回の質問ですので、もちろん先ほど炊飯器も要るとか、調理場の拡充も必要だとかというお話がありましたけれども。私たち大人は、要するに未就学児の問題ですので、健康面のことも考えれば、当然完全給食に向けていくのが私はベストだと思っておりますので、テンポを早めて取組を検討していただきたいと思います。いかがでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 何よりも、やっぱりその健康、安心安全というのが一番ですので、そこのところはしっかり検討してまいりたいと思います。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 次に、大きな3に移りたいと思います。この中では3点について通告をいたしました。答弁をお願いします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) まとめて回答したいと思います。 議会答弁を予算に反映させる責任の所在、それから、議会からの意見や要望を行政にどのように反映させるのかということについてのご質問だったと思います。 私どもは条例や予算等につきまして、議会に提案させていただき、承認いただいた上で執行していくという立場でございます。議会は町民の負託を受けられておられます議員の皆様からのご提案やご指摘、要望をいただく場でございますので、より民意を反映した予算、施策となるよう提案についての説明をさせていただいており、様々なご質問にお答えさせていただいております。 その中で私が発言申し上げました内容につきましては、それを予算に反映させたり、施策に盛り込んでいくことにつきましては、ひとえに私の責任でございます。もちろん独断でできるものではございませんので、各担当課の職員や関係機関等との協議の上で、三役を含めて判断して、予算や施策に反映させるというプロセスを踏ませていただいております。 しかしながら、町の予算全体の調整の関係で、全てのご要望に応えることがかなわない部分もございます。議員の皆さんにおかれましては、不十分な部分につきましては、さらなる工夫、改善の方策等につきまして、ご意見・ご指導を賜り、それに対しまして、また執行部も改善努力をしていくということの積み重ねの上に事業を実現してまいりたいと考えております。今後もご意見等を賜りますようお願いします。 3番目の補正予算の考え方についてですけれども、補正予算につきましては、法令の改正案、経済の変動、突発的な災害、感染症等の発生など当初予算編成時点では予測できない事態に対応する必要が出た場合に、必要な追加を行うものでございます。当然財源に限りがありますので、必要性と緊急性、金額の妥当性等を勘案しながら優先順位をつけ、真に必要性があるものについては時期を逸しないように、また財政規律の健全性が保てるように努めていかなければならないというふうに考えております。 以上です。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 今、まとめて答弁いただきました。 民意を反映した予算をということで、ひとえに町長の責任だと。例えば議会で、町長が、このことについては前向きに検討、まあ、前向きに、昔から検討しますという政治家のこと、あれは……。何か実際は実行されないという言葉の反映だというふうにも聞いたことはあるんですけれども。 一番最近だと、度々申し上げて申し訳ないんですけれど、住宅リフォーム事業の予算で、町長は国富町から比べれば、本当に、もう本当に僅かな予算です。こういうところの予算は増やしていかなければならないというふうにおっしゃった。私は議会広報に、町長は住宅リフォーム制度の予算を増やすと約束したっていう見出しで、広報に載せたんです。そのことについて、町長から約束していませんよとは言われておりませんので、私は当然新年度予算では増えると思います。 まあ、増えたんですね、20万円。130万円が150万円になりました。でも、国富町は2,400万円ですからね。本当に微々たるものです。そういうふうに、例えば総合政策課長でも結構ですけれど、それぞれ町長が答弁したことを、ああ、自分の課に関係することだというふうに、もう一度議事録なりを読み直していただいて、次の予算に反映しようというふうな仕組みにはなっているのかどうか。副町長に聞くべきかどうか分かりませんけれど、そのあたりはどのように。全部チェックされているのかどうか伺います。
○議長(松浦光宏君) 副町長。
◎副町長(中薗兼次君) 質問にお答えいたします。 議会の場でそういった要望、また議会を離れて、直接要望等にお見えになる議員さんはいらっしゃいます。私としましては、できるだけそういった要望に対応できるように、それぞれ担当課のほうには指示して、予算化して、最終的には財政的なこともありますけれど、できるだけその要望が本当に必要性が高いのか。そういったある程度の基準を設けながらですね。できるだけ予算に反映させるように、今、指導はしているところでございます。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 執行部の課長で、自分は議会で、今、副町長が言った、個別に言ってきたことについて全部予算化しろというのは、私には分かりませんから。少なくともここの本会議場での答弁を、それぞれの担当課が、ああ、これは自分の課のことだ。ここは検討しなくちゃいけないというチェックがされているかどうかというチェックはされているでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 副町長。
◎副町長(中薗兼次君) そこまでのチェックは行っておりません。申し訳ございません。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) いままで、議会から議会の間に要望された問題について、報告いただいたことがあったんですけれど、それは続いていないんですよね。でも、私たちは町民から寄せられた要望なり意見なりを、ここで発言して答弁をもらって、それが議員の一つの具体的な町民に返せることの一つだと思うんです。 ですから、当然それはもう組むべきですと町長がおっしゃればね、当然予算化されるって思う。それを報告するわけですよね、住民に。実際予算を組まれてみたら、何だ全然じゃんってなるのはね、非常につらいことです。 ですから、それぞれの課が、町長が答えられた答弁された内容でね、ああ、ここは取り組まなければならないことになったぞっていうふうに、ぜひ心していただいて、反映していただかないと。 まあ、言ったわやるわって言ったけれど、それはもうなかったことにしようってことにはなかなかならない。私、議事録をしょっちゅうチェックしていますので、ぜひそういうチェックをお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 副町長。
◎副町長(中薗兼次君) お答えします。 ただいま指摘がございましたことについては、先ほど町長が申したように、もう民意でございますので、そこら辺のチェック体制なり、検証をして、また補正予算等とかですね、そういったものに反映できるように、また検討を重ねていきたいと思います。ありがとうございます。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 先ほど議長の質問とも関連するんですが、補正予算の考え方ですけれどね。町長はきちんと補正予算のあるべき姿について、先ほど答弁されました。でも、議長の質問に対するのでいくと、やっぱり足りなくなったら出す、住宅リフォーム制度も3月議会で足りなかったら出しますって言っているんですよ。足りなかったら出すのが補正予算じゃなくて、最初に組んでいるからこそ業者さんは営業ができるわけですよ。今年、去年の130万円から500万円に増えたぞと。もう仕事をいっぱい取ろうと思って頑張るわけじゃないですか。でも130万円が150万円に増えたらね、去年と同じ営業しかできないんですよね。 そういう影響があるっていうことを考えて、先ほど町長が言われたような、その補正予算のあるべき姿、あるべき補正予算とは何ぞやということからいくと、さっきみたいに数字がはっきりしないと予算を組めないみたいな話になると、そもそも行政の予算は組めない話ですから、約束は約束できちんと守っていただいた上に、補正予算で対応しますっていう安易なやり方は、今、横行しているってインターネットでも出ていました。 補正予算の濫用が甚だしく増えていて、財政民主主義からいえば望ましくない状況が起きているって書いてあるんですけれども。ぜひ当初予算で約束どおりの予算を組んでいただきたいと思って、それを求めたいと思いますが。答弁を求めます。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 毎年、新年度に向かうときに予算編成をするんですけれども、その時点でしっかりとその事業に係る費用、必要性とかいうものをしっかり吟味して予算編成に当たりたいと思います。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 4番目に移ります。2つの問題について通告をいたしました。答弁を求めます。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 職員研修に関するご質問だと思います。 まず最初に、職員研修の実績および効果と、職員にとって住民はどのような存在かとの質問ですけれども。 行政サービスといわれますように、役所の仕事というのはサービス業といっても過言ではないかと思います。ですので住民の意見をしっかり聞いて、それぞれのお客様のニーズに応えられることが職員としての使命であるかと思います。そのために経験、スキルアップが必要であり、職員研修は重要な位置づけにあります。過去3年間に以下のような研修を実施しております。 令和元年度は階層別研修15人、能力開発研修19人、専門実習研修2名、指導研修2名、市町村アカデミー2名。5つ言いましたけれども。階層別というのは、新規採用とか新任係長とか新任課長の研修などに相当します。能力開発というのは、地方自治、法制執務、コンプライアンス研修などです。専門実務というのは、債権徴収とか契約義務などです。指導者研修、それからハラスメント研修などが、またございます。 令和2年度に関しては、今、申し上げました階層別研修は10名、能力開発研修は8名、専門実務研修は1名、指導者研修が1名。 令和3年度は、これが15人、11人、2名、2人、2人というふうに研修を行っているところでございます。 以上です。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) すみません。効果について答弁をいただいていないんですけれど。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) そうですね。まあ、効果って。まあ、すぐ効果が表れるかどうかっていうのは、なかなか検証は難しいんですけれども。ちゃんと説明申し上げましたけれども、経験そしてスキルアップすることによって、いわば町民に対するサービスといいますか、行政サービスの向上に資することが効果に当たるのかなと。ちょっとこれを定量的に判断するのは、ちょっと検討してみないといけないかと思います。 やっぱり、何かの基準でもって効果があったと。費用に対して効果が一体どうなのかっていうのをですね。定性的じゃなくて、もうちょっとこう……。判断できるような、この研修が有効であったというのが判断できるようなことで検討していきたいなと思います。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 取りあえず住民がどういう存在かっていうところと結びつければ、住民と直接相対する仕事にいる職員が非常に重要だと思うんですね。今回、私はこの通告をしたのにはそれなりの理由があるわけです。そういったことを経験した理由があるんですけれども。 町長が言われた、その住民の存在ね、理想的だと思うんですけれど。例えば直接町民と接するところの職員の町民からの苦情が研修の後、減ったとかね。さっき言った、町長が言った効果はかなり難しいと思うんですけれども、苦情がすごく減りましたとか、そういうことはありますか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) ちょっと、そういうところを、やっぱり、こう何か数値で取っていかないといけないのかなと。ただ、今、まちづくり座談会をやって、各公民館を回っています。その中で、各公民館で出てくるんですけれども、その町民の要望というのはね、もっと直接的。もう自分たちの生活に関わってきているんですよ。 そういう意味じゃ、質問を受けたら、各担当の者にあした早速行ってきなさいと。まずは、できるかできないかじゃなくて、どういうことなのかっていうことをしっかり把握して、それに対して、例えばいつ……。まあ、予算が必要なものもありますし、そういうことも含めて説明して、まずは質問があったということを、ちゃんとそれを理解して、それに対してどうするかということを質問した人に伝えるということから始めるようにとは言っているんですけれども。 言われましたように、効果というところで苦情の件数とか、そういうものがどういうふうになったかというのは、ちょっと今後検討して、それが見えるような形にしていきたいなと思います。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 私は、職員の、まあ資質という言い方も非常に私は好きじゃありませんけれども、すごく大事なことだと思うんですよね。だから、町民にとってどういうことが起きているかっていう場面については、あえてここでは言わないことにします。 というのが、もう担当課に言ってありますので、そういう住民がびっくりするような発言だったり、対応だったりっていうことは、やっぱり減らしていって、対象の役場はいつ行っても対応してくれる。いついっても感じがいいというふうに言ってほしいという思いがあって、今回、経験したことを直接、もうお話ししていますので、また次の機会にそういうことが、同じようなことが起きたときに改めて伺いたいと思います。 次に、ごみ問題について伺います。通告どおりに回答をお願いいたします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) お答えします。 実証実験の結果、それからごみ問題の抜本的改善の具体化というのは、ちょっと返答しにくかったんですけれども、お答えしたいと思います。 宮原地区の戸別収集モデル事業については、5月の1か月間、202か所について戸別収集を実施したところです。宮原地区の環境をはじめ役員の皆様に改めて感謝申し上げたいと思います。 結果ということですけれども、地区の皆様には6月に入りまして2週間程度、ごみ集積所へのごみ出しをしていただきまして、6月の中旬をめどにアンケート調査を実施して、問題点を検証する。リストアップしていくということを計画しております。 また、班に加入していない町民や、ごみ集積所には出さずにエコクリーンプラザみやざきに直接搬入している町民が少なからずおられるということも明確になりました。この点は、宮原地区だけの状況ではなく、全町での状況だと考えております。戸別収集による解決方法もその一つですけれども、何より地域のつながりの必要性を強く感じてるところでございます。 2つ目の質問ですけれども。ごみ問題の抜本的改善の具体化ということですけれども、これまで昨年のまちづくり座談会、議会等で様々なご意見をいただきました。問題は高齢化によるごみ出しが困難な町民が増加しているということ。自治公民館の未加入者の増加に見られるような、地域のつながりの希薄化などが原因であるなど、これまでご案内させていただいております。 今回の宮原地区の戸別収集モデル事業の実績をもとに、現在のごみ収集費用に対して全町的な戸別収集には相当費用負担をお願いしなければならないと考えております。しかし、綾町のあるべきごみ収集の在り方を検討してまいりたいと考えております。 また、今回は生ごみについては実証実験は含めてはおりませんでしたが、町民の利便性の視点、ゼロカーボン、カーボンニュートラルを、まちづくりの視点で炭素フローを作成するなどを内部で検討しておりますので、引き続きご意見等をいただきたいなというふうに考えております。 以上です。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 2点だけ確認させてください。 町長は議会答弁で、今年度中に全町にこの戸別収集を広げるというふうに発言されておりますが、それは予定どおりやられるのかどうか。 それと、今の答弁の中で結構な費用負担をお願いすることになるという発言をされました。これはごみの有料化に取り組むということでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) お答えします。 当初は、できるだけ早くというふうに考えていたんですけれども、宮原地区でやったところ、これからの分析の結果によります。思いのほかいろんな問題が出てきていると。これを全町的にやると、それぞれの地域で地域特性がございますし、道路の状況とか住んでいる人たちの階層とかも異なります。そういうのを含めて、できるだけ早期に実施したいとは考えているんですけれども、取りあえず宮原の分析を先行させていただいて、それに基づいて一つ一つ進めてまいりたいと思います。 また、費用のほうが、今まではステーション方式といいますか、そういう形で集めていたものを、戸別収集になりますと、それだけ収集する回数も増えてきますし、時間もかかります。マンパワーも必要になってくるかもしれませんけれども、これは従来どおり町のほうで、できるだけ予算を組んで。 そうなってくると、今までやっていた予算に対して、さらにかかってくることも考えられますけれども、できるだけ町のほうの予算で見ていきたいなというふうに考えております。 以上です。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 今年度中にはやれないかもしれないという答弁でしたか、今のは。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 思いのほかいろんな問題が噴出していますので、ちょっと今年度中に実施できるかどうかというのは、今のところは言明できません。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) それでは、6番の高齢者福祉について、2つの問題について通告しております。答弁をお願いします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) お答えします。 高齢者福祉、綾町の介護保険制度の問題点というところから説明いたします。介護人材の不足が日本全国で問題とされていますが、綾町でも介護人材の不足は深刻です。通所事業所が4事業所から2事業所に減少、訪問介護事業所の休止、さらには各事業所では、介護職員の高齢化が進んでいます。 対策として、独自に介護職員初任者研修費の補助事業を行っております。介護職員初任者研修は旧ヘルパー2級であり、介護職として働く上で必要になる知識、技術が習得できます。この補助を行うことによって介護人材の確保に努めている状況です。 また、子どもの頃から高齢者に関心を持ってもらうよう、認知症サポーター養成講座を行い、綾町地域包括支援センターの活動と併せて広報で周知してまいりたいと思います。実績としてですけれども、令和3年度は1件5万円を限度に補助をいたしております。 2つ目のご質問ですけれども、認知症対策をどうするのかということですけれども、日本では、令和7年、2025年には65歳以上で5人に1人が認知症になると予測されています。認知症は早期発見による治療、周囲の理解と協力が必要です。綾町では平成28年度より、小学校、中学校で認知症サポーター養成講座を行っております。講座を行うキャラバンメイトは綾町の介護事業所に携わる方々で、劇や声かけ訓練などを通して認知症への理解、介護職への関心を高めています。 認知症サポーター養成講座は、綾小中学校のほか見守り模擬訓練などの実践的な訓練講座を、各地区・団体を問わずに行います。また、ボランティアの運営による認知症カフェ、「喫茶きらく」をお達者クラブのない地区で普及させるべく補助金を創設しております。 相談先としては、綾町包括支援センターや介護者向けの家族の会、一般医療機関に物忘れ外来などがございます。さらに、コロナ禍により高齢者の集いの場に行きにくい方や、外部との関わりが遮断された方とつながりを持つために傾聴ボランティアを開始する予定でございます。この輪を広げることにより、住み慣れた地域で認知症になっても暮らせる町となるように取り組んでまいりたいと考えております。 以上です。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) せっかく町長、初任者研修の実績1件5万円って答えていただいたので、何人かを答えてくださるといいんですけれど。
○議長(松浦光宏君) 福祉保健課長。
◎福祉保健課長(佐藤光久君) 令和3年度は1件でありました。1人です。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) なかなかこういうことですから、増えないんですよね、介護職員が。今、町民の中で、高齢者問題で私のところに直接言ってくるのはおむつの支給についてです。なかなか改善されないんですけれども、今のところ予定はないでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 福祉保健課長。
◎福祉保健課長(佐藤光久君) おむつの支給に関しては委員会でも話題になりまして、今、町内の事業者に直接持っていってもらっているような実情です。その部分が、自分で、自分の好きなおむつをというところの意見が毎回出ておりますので、今年度中にできるだけ早く、自分で買える方、あと事業者にこれまでどおり持ってきていただく方と選択ができるような形で、制度を改善していきたいというふうに思っております。 以上になります。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 次に、7番目です。農業と農家を守るということで通告をいたしました。2つについてお答えお願いします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) お答えいたします。 農業・農家を守る。基幹産業としての位置づけということですけれども、綾町において農畜産業は基幹産業であり、ユネスコエコパークを核としたまちづくりを推進する中で、綾ブランドの最大の特徴として振興する必要があると考えています。 一方で、国際的な情勢の変化に伴い、農畜産物の輸入増とともに国内における産地間競争の激化等による農畜産物価格の低迷や、ハウス重油や、家畜飼料等の農業資材の価格が高騰しているなど、本町農業の農家経営を取り巻く情勢は非常に厳しい状況にあります。 このため、農畜産業は諸情勢の影響を受けやすい産業構造であることを考慮し、持続的な農家経営を実現するためには、新たな経営安定対策事業の再構築を行い、関係者で連携しながら経営安定対策を推進していく必要があるというふうに考えております。 続きまして、価格補償制度の中止と新たな取組ということですけれども、今、ちょっと申し上げましたけれども、国が推進している、より充実した補償内容の収入保険への移行ということで、これまで経営安定基金の制度では、価格の下落幅に応じた補填はできますけれども、近年の気候変動等による大規模な自然災害とか、新型
コロナ感染症による出荷停止による損害については対応できない。そういう状況にあります。 一昨年から始まった国の収入保険制度については、生産者の標準的な年間収入額を補償していくものであり、上記の甚大な損害で想定しており、経営の安定化のために従来の基金制度よりも充実した補償内容であると考えております。町としては収入保険制度へ移行することが望ましいと考え、新規に加入される方への助成も行っているところでございます。 以上でございます。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 分かりました。町長、制度の廃止、中止は町長の意思で決められる制度になっていますか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) これは農畜産物総合価格安定基金の中で議論していって、最初は事務局のほうで提案しました。それに対して推進会議の中でいろんな意見をいただきまして、もうそれでやむなしということをいただきましたので、一応こちらから提案しましたけれども、了解をいただいて、この制度を中止という方向で進んでおります。 以上です。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 各部会、全ての部会から継続してほしいという要望が出されていると聞いておりますけれども、そのことについては私も読ませていただいたんですけれど、継続を希望する部会がある場合には云々というのもあるんですけれど、全ての部会から継続を希望しているということが組合長名で出されておりますけれども、そのことについては町長はどのようにお考えになったんでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 先ほど説明申し上げましたけれども、従来の制度よりも国がいま進めている制度のほうが、より充実したものじゃあるということを説明いたしました。そのことに対して理解していただいたものというふうに感じております。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 収入保険に加入できない、白色申告のものは加入できないっていうのはご存じでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 以前の議会においても、その質問は受けておりますので、理解しております。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 加入できない人が、できない農家が綾町にはいるっていうことですよね。そのことについて、どう対応される予定でしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) それに関しては農林振興課のほうで、そういう要望とかあれば、しっかり話を聞いて対応してまいりたいと思います。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 農林振興課のほうでは、どのように対応を。
○議長(松浦光宏君) 農林振興課長。
◎農林振興課長(入田賢一君) ご指摘のように、白色申告書につきましては、収入保険制度の対象外となっておるようであります。現在において、そういう収入保険に加入できない方への経営安定策の具体的な取組につきましては、現在、具体的には持っておりませんけれども、今後ますます農家経営が厳しい状況が続いていくということも予想されておりますので、新たな対策・取組等を、今後、農林振興課でも検討していきたいというふうに思っております。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 町長が、だから一概に、国がもっといい制度をつくったから、こっちはやめていいんだっていうのは、そう単純な問題ではないっていうことなんですよね。そこら辺が分かっておられて、さらに中止するんだっていうお話ですから、とても農業を基幹産業だというふうな位置づけをしているというふうに私には思えません。 時間がありませんので、これ以上は聞けませんけれども、町長はそこらあたり、町長としてはこんなことができる。例えば国に対して、白色申告者も加入を認めろという運動をしていくとか、働きかけをするとか、そういった決意についてお聞かせいただけたらと思います。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 今年度、緑の食料システム戦略交付金事業というのが始まりますよね。例えば、もちろん綾町の農畜産業というのは基幹産業ですけれども、その中で、これから将来綾町の農業を持続可能にしていくためには、やはりよそとは違う魅力的なものをやっていかないといけないというふうに考えております。 もちろん厳しい状況にあるところに対しては、しっかり支援していきたいと思いますけれども、本当に綾町の有利なところ、そこを伸ばしていくと。ひとつこれはイノベーションなんですけれども、有機農業を進めることによって、新しい農業の方向性というのも示していきたいなというふうに考えております。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 町長の今の政策の一つでしょうけれども、この価格補償は、一農家、個別の問題ですので、その全体の何か町の農業政策のことじゃなくて、白色申告で加入できない人への補償について伺いましたので、ぜひそこは考えていただきたいと思います。 最後に、すみません。その他のお答えをお願いします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) それでは、その他のところを説明していきます。 まず、猿の出没についてですけれども、現状を説明しますと、4月頃から宮原地区で出没し始め、多いときは40匹から50匹ぐらいの群れが確認されています。人的な被害は確認されておりませんけれども、作物、特に畑や庭先の果樹等が食べられるなど被害が出ています。また、5月中旬には小田爪集落でも確認されています。 現在、猟友会に依頼し、罠の設置や花火や猟銃による追い払い等で対応していますが、しかしながら罠にはほとんどかからず、追い払いも一時的な効果にとどまっています。まずは猿の餌になるようなものを庭先などに置かないことが重要であり、集落で対策を講じていく必要がありますので、周知啓発に努めていくこと、引き続き猟友会と連携し、対策を講じていきたいと思います。 先日、小西さんとお話ししたときに、町内で4つから5つぐらいの猿のグループがいると。それぞれボス猿がいて、それでグループでやっているというところまで把握しているということなんですけれども。まずは猿が近寄らないとか、そういう食べ物とか、そういうのがすぐ手に入らないとか、そういうふうな対策をやっていく必要があるかと思います。 次に、町内、特にバス停に椅子をということですけれども、昨年度から、歩きたくなる空間、中心部の憩いの場及び高齢者が安心して過ごせるまちづくりを創出するために検討中でございます。ご提案のありました椅子などについては、次年度から順次整理する計画にしておりまして、前倒しして地域住民との合意形成を図りつつ、早急に整備していく考えです。なお、バス停の椅子を優先し、再整備を進めていきたいと考えています。 次に、浜の子の水に関する質問ですけれども、昔から付近の水田の用水として使用されるなど、地域住民の飲雑用水として活用されてきました。また、綾町外からの浜の子の水をくみに多くの方が来られていました。 しかし、水質検査で基準を超える大腸菌が検出され、飲料水には適していないため、看板を設置した経緯がございます。再度水質検査を行い、その結果を基に看板での注意喚起について考えたいと思います。浜の子の水の原因で魚が死んでしまったという話もありましたけれども、それは浜の子の水ではなく、水道の配水管が損傷し、水道水がこの池のほうに入り込んだ影響によるものであるというふうに考えております。配水管の復旧工事を終え、現場を確認しましたが、横町憩苑の魚はすくすく育っている状況でございました。 4番目、発達障害の子どもの
学童クラブ利用に関する質問ですけれども、現在、放課後児童クラブの登録児童数は、1年生32名、2年生24名、3年生14名の合計70名で、そのうち発達障害の子どもは13名となっております。利用されている発達障害の子どもたちには特別な支援は必要とせず、ほかの子どもたちと元気に利用しているような状況です。また、障害サービスの認定を受けて、町外の放課後デイサービスに通っている児童も20名いる状況でございます。 その次、例規集の整理に関してですけれども、現在、制度の運用が終わっている、または新しい制度に移行したことなどにより実質的には不要となっている例規が、そのまま例規集に残っているケースがあります。これまで新規制定、一部改正の作業に重きを置き、例規の廃止等による例規集の整理については取組を進めておりませんでした。最近、コロナウイルス感染症対策関係の施策に伴う例規整理も増加しておりますので、不用となった例規については廃止の作業を進め、見やすい例規集の整備に努めてまいりたいと思います。 あと、最後ですけれども、役場外階段の汚れに関してですけれども、役場玄関脇の外階段の汚れ等についてご指摘をいただいております。外階段につきましては、職員の手作業で清掃を実施し、ある程度黒ずみが取れたところでございますが、完全にクリアな状態には至っておりません。つきましては、清掃の専門業者にタイルやレンガ等の洗浄や清掃を委託することを検討してまいりたいと思います。また、役場庁舎も建築から40年経過しておりますので、各所に傷みが見られるようでございます。全館をチェックして、随時補修してまいりたいと思います。 以上でございます。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 浜の子の水は安全だというふうに思っていいんでしょうか。これから検査をして、結果によって安全か、まあ、安全っていう言い方もあれですけれど。要するに、そのまま飲むっていうことはないとは思うんですけれども、飲用にしていいとか悪いとかっていうのは、今後分かるということでしょうか。それだけ確認させてください。
○議長(松浦光宏君) 町民課長。
◎町民課長(野村修君) これからの検査の結果をお待ちいただきたいと思います。
○議長(松浦光宏君) 町長、同じ回答でよろしいでしょうか。
◎町長(籾田学君) はい。
○議長(松浦光宏君) ほかにありませんか。関連質問の希望はありませんか。(なし)
○議長(松浦光宏君) 橋本議員の一般質問を終わります。………………………………………………………………………………
○議長(松浦光宏君) ここで暫時休憩いたします。(休憩午後2時24分)………………………………………………………………………………(再開午後2時33分)
○議長(松浦光宏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 松本議員の一般質問を許可いたします。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) 通告に従って質問していきます。 まず、1、新型コロナ及び経済情勢。 (1)新型コロナ。①②③とあります。答弁をお願いします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) お答えします。 町内の現状及び町としての認識について、お答えしたいと思います。 6月8日まで、町内の新型コロナウイルス新規感染者確認状況ですけれども、令和3年中は26名でした。これが令和4年に入り、1月30名、2月49名、3月40名、4月49名、5月87名の新規感染が確認されております。 全国的に5月の連休後、一旦減少を見せた感染者も増加傾向に入り、本町においても5月15日に最多の11人か感染されております。6月に入り減少傾向にありますけれども、1日平均約2名の新規感染か確認されております。 これまでの年代別の感染者ですけれども、10代未満が45人、10代が55人、20代39人、30代41人、40代54人、50代28人、60代13人、70代9人、80代7人という状況でこさいます。 60代以降の感染者は比較的少なく、幼児施設や学校で子どもが感染し、家庭内で兄弟や親に感染を広める傾向にあります。 次に、保健分野からの現状分析を申し上げますと、先ほど述べましたように、ゴールデンウイーク後の人流の影響で感染者の増となりましたが、3回目接種者の増加とともに減少傾向にあります。 現在、2回目接種完了者のうち77%を超える方の3回目接種が完了していますので、引き続き予防対策として接種事業を実施していきたいと思います。 感染者の発生年代は、積極的勧奨から外れている5歳から11歳を含め、20代から30代の若年層の割合が高いことから、これまで同様、予防接種が可能な方への協力をお願いしてまいりたいと思います。 新型コロナウイルス感染症感染拡大により、町内への影響につきましては、先ほど申し上げましたように、感染者数に増減はあるものの依然として医療警報が発令されるなど、一定の行動要請が長く続いている状況であります。 そのようなことから、飲食店をはじめとした町内経済への影饗も長期化しており、さらに先々が見通せない状況に危惧しているところであり、これからも引き続き、関係者等の意見をお伺いしながら、適宜、必要な施策を講じてまいりたいと思います。 2番目。ワクチン接種や行事開催などを含めた今後の対応についてですけれども、4回目接種については、対象者は3回目のワクチン接種から5か月を経過した者。60歳以上の方、18歳以上で基礎疾患を有する方に対して、8月上旬から町内の3つの医療機関及び町集団接種で対象予定者約2,800名の方々への接種を実施していきたいと思います。 3回目及び4回目接種に併せて基本的な感染予防対策を徹底することで、感染対策上、一部縮小せざるを得ない部分も出てくるかもしれませんけれども、当初計画した事業について、新たな変異株等による感染急拡大が発生しない限りは、実施する方向で進めてまいりたいと思います。 情報発信に関してです。 情報発信につきましては、町民に向けて、月報、防災行政無線、公民館長会等を通じて、情報過多にならないよう必要な情報を流してまいりたいと思います。 感染防止策はもとより、今後、コロナとの共生や経済再生に向けて、様々な施策について、必要な情報については適宜的確に発信してまいりたいと考えております。 以上でございます。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) まず、最初の町内の現状及び町としての認識のところなんですけれども、今、ご説明いただいたことについては、非常に分かりやすいわけです。 これについては、確かに県のホームページには掲載をされております。年代ですね。綾町で感染した方。例えば10代女性とか、そういうのはあります。そういうものをまとめて分析をされている、その結果が、今の答弁かというふうに思います。 これを後の情報発信にもつながるんですけど、これをなぜ町民に発信をしないのか。それによってはいろんなところで注意するところが分かるんじゃないかというのは、これまでの議会でも頻繁に、何度もこれを指摘しているんですけれども、なぜそれを発信しないのか、理由があったら教えてください。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 今、防災無線、広報等で町民の皆さんに対してご説明しているんですけれども、一応このような情報をもとに町民のほうからは理解していただいているのかなと。もちろん、細部にわたって松本議員が指摘されるように、そういうご意見とかがありましたら、検討してまいりたいと思います。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) 勝手な憶測で、それで認識してもらっているというふうに思ってもらっては、行政の役割がないわけですね。役割を果たしていないと言えるわけです。 今、言ったようなことをもう少し簡潔にまとめて、言われたように月報、無線、それから公民館の公民館長会を含めて、それから回覧板ですね。そういうのもとにかく、いろんなツールを活用して、そういう情報をきちんと提供していく。毎日ではなくても1週間に一度であったりとか、定期的にそういうことで気をつけてくださいと言ったほうが説得力があるわけですね。 今、だいぶ落ち着いてきたので、結果的にはもう何もしなくていいというような形になりつつあるわけなんですけれども、そういうところをもう一度、やっぱりきちっとやっていくというそういう姿勢をしっかり持っていただきたいなというふうに思っていますけれどもいかがでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) ご指摘ありがとうございます。 必要な町民が望んでいる情報に関しては、適宜紹介してまいりたいと思います。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) とにかく、最近も県の行動要請が変更になったというときには、防災無線で流れましたけれども、結局県の発表をそのまま流しているというだけの話です。 だから、そうではなくて綾町に住んでいる人たち向けの防災無線ですから、その辺を綾町民のための情報発信をしっかりやっていただきたいというふうに思います。 それからワクチン接種なんですけれども、3回目の接種をした場合の効果など、数字がはっきり出ているわけなので、これについてももう少し町民の人に、特に若年層に、まだ未接種者が多いということであれば、それもしっかりと伝えていく必要があるんではなかろうか。 そして、その手段についても様々なSNSも含めて、いろんな形で発信をしていく必要があるというふうに考えておりますけれども、そういうワクチン接種の3回接種の効果など、その辺を発信する計画というのはありますでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) これは県のほうとか国のほうからも、報告がありますのでそういうのを取入れたかたちでということなんだろうと思いますけれども、宮崎県のほうではおもしろい取組をやっておられます。 金曜の夜に接種しましょうと。若い方はやっぱり敏感なんですかね。副作用とかが心配されて、1日、2日、その作用が出てくるかもしれないということで、土日2日間休みがあれば、次の週の仕事に影響しないというふうなことも対策を考えていらっしゃいますし、町のほうとしてもできるだけ若い方が打っていただけるよう促してまいりたいなと思います。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) そういう情報を町長は入手されているんであれば、それをぜひ行動に移していただきたいというふうに思います。 具体的な働きかけをしないと、なかなかこれ以上接種率は増えないというふうに考えておりますので、そこはしっかりやっていただきたいというふうに思っております。 また、4回目のワクチン接種については、私も主治医と相談をした結果、抗体量の検査をした場合、余り多いと別の病気を併発するということを言われて、これ以上余り極端に下がらなければ4回目の接種は見送ったほうがいいというふうなアドバイスを受けて、健康センターのほうにはお伝えをしております。 もちろん抗体量検査をした上で、減っていればまた接種をするというようなことも、やっぱりそういう具体的に話を聞くと、自分としても安心をするし、また検査をして接種をしようという気持ちになりますので、それは人それぞれだそうです。抗体量の増減というのは。そういう意味では、そういうような情報もぜひ集めていただいて、町民のほうに働きかけていただければというふうに思います。 それから、行事についてなんですけれども、県の行動要請というのは出ております。大人数でというところが引っかかっているところなんですけれども、もう少し綾町としてもっと具体的なガイドラインの提示というのが必要ではないかなというふうに思っているんですけれども、町長のお考えはいかがでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 先週末に綾町も、一応オレンジ圏域まで宮崎、東諸のほうがそこまでランクが落ちてきました。その中で行事に関しても、今年度は原則実施するという方向で考えておりますけれども、もちろん突発的な感染とかが増えてきた場合には、しっかりそれに対して対応してまいりたいと思います。 一応、全て実施するという方向で考えておりますので、こちらのほうで準備していきたいなと思います。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) 行事についてはそれで構わないというふうに思いますけれども、例えば、各団体とかの宴会とかそういうものをやはりもうずっとやっていないということもありますし、町民の交流という場も非常に少なくなって、先ほど教育長からもありましたけど、つながりが非常に希薄化してきているというような状況です。 それはやっぱり飲み方も、やはり一定の有効性はあるというふうに思いますので、それについてもある程度大人ですから、自己責任というのもありますし、それから徹底した感染防止対策をした上でやると。 そして、人数については10名というような話を聞いておりますけれども、それでいいのか、それとももうちょっと具体的にこういうふうな形であれば、こういう形で町内であればやっていいですよというようなことを発表するような考え方はございますか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 一応、これに関しては、県のほうからいろんな指導とかが来ております。 綾町の特異性とかというのが、そこでどのくらいよそと違うのかというのはあるかと思いますけれども、一応、今の段階で大人数にならないようにして、長時間の飲食にならないようにということですので、それに従って、今後また徐々に危険度というのが上がったり下がったりしてくるかと思いますけれども、それに合わせて実施していきたいと思いますし、あとはやっぱり経済的な活動も促していかないといけないのかなと思っていますので、その辺のバランスのほうはしっかり取ってまいりたいと思います。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) 具体的な発表をしていただきたいというふうに思います。大人数にしても、もうとにかく10人でいいよと、2時間なら2時間でいいですよというような形で、その代わりちゃんと綾の認証された店舗でお願いしますねというふうなことを、具体的にぜひ発信をしていただきたいというふうに思います。 続いて、経済情勢について。 通告している、①町民への影響について、簡単で結構でございますので答弁をお願いします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) お答えします。 昨今の農業情勢ですか、円高の影響を受けて燃油価格高騰はもとより、肥料代、飼料代、段ボールなどの資材、輸送コストなども高騰していることから、生産コストが上昇し、農業経営において大変厳しい状況が続いています。 また、これから夏から秋に向けてですけれども、ロシアのウクライナへの侵攻の影響を受けて、肥料等のさらなる値上げ等が予測されていることから、子牛の価格等の下落等も重ねて、厳しい状況が長期化することも予測されます。 こうした中で、国のほうでも原油価格高騰、物価高騰対策事業が創設され、従来のコロナ交付金に上乗せする形での配分があったところでございます。 綾町では、生産者や農協へのヒアリング、燃油、肥料代、飼料代等の価格動向の調査、直近5か年の農業所得等の推移を調査した上で、提案説明でも説明しましたけれども、燃油価格高騰対策、資材価格高騰対策事業を創設することとしました。 内容は議案で説明したとおりでございますので、割愛いたしますけれども、今回の対策事業は、農業者全般に、令和3年分の所得減少に対する支援策で、農業経営の継続を促すものであります。 今後、価格高騰対策につきましては、国が追加の支援策を打ち出しておりますので、国、県の動向を注視しながら、町としても追加の支援策を検討してまいりたいと思います。 以上です。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) 今回の補正予算、全体としては一定の評価はできるというふうに思っております。 ただ、先ほど同僚議員の質問にもありましたけれども、9,000円の商品券の配布については、町全体の支援という側面では一定の理解はしております。 ただ、やはり町制施行90周年等の語呂合わせでもあるというような質疑に対する町長の答弁は、さすがに不謹慎かなというふうに思っております。 町長がいつも口にするけれども、実行していない本当に困っている人の支援というのを、もう少しやっぱり考えていただいて、やっぱり対象を絞った支援に一部充当するとかいうようなことも、やはり考えるべきではなかったのかなというふうに思っておりますので、早急に追加の補正予算の編成をお願いしたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 商品券に関してなんですけれども、その金額のこの間の提案説明のときに質問を受けましたけれども、9,000円というのはちょっと中途半端な数字でありましたけれども、その9,000円、8,000円にするか、あるいは1万円にするかというところで、結構中で議論した中で、今年度ということで思い切って9,000円で行こうかと。町民もそこに対して理解していただけるんじゃないかなということで、金額の設定をさせていただいた次第です。 今後も追加、国のほうからの支援も考えられておりますので、そういうのも含めて有効にこのコロナを乗り切るために、支援できる施策に対して検討してまいりたいと思います。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) 今のうちからいろんな企画というか、想像力を働かせて、次の施策を考えていただければというふうに思っております。 また今後のこの経済情勢について、綾町の状況とかそういうものを理解していただくために、町長は5月17、18と上京されていらっしゃいますけれども、国会議員の事務所については、どの国会議員のところを訪問されたのでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) そのときは、むしろ国会議員のほうがその会場のほうに現れまして、大体、綾町に関係する武井議員、松下議員、そして長峯議員、あと立憲民主党の方も一緒に来られましたので、そこでほかの町村長と一緒にいろいろこちらからの要望と言いますか、そういうのを伝えさせていただきました。 以上です。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) できる限り、行かれた際は綾町の町長として、綾町独自の話をしっかり伝えていただいて、そして支援を求めるという行動を取っていただきたいというふうに思います。 それから、次、3番目に行きます。支援策。 これは先般、副町長にお渡しした、私が提案した活用例の一つです。 例えば生活支援のところでは、水道料の無料化を一、二か月、あとは、小学校、中学校の給食費の無料化一、二か月ということを話をしました。 これ実際に、水道基本料金を1か月間800円の2,968戸だった場合に229万4,000円。1か月ですね。2か月で458万8,000円です。 給食費については、小中学校を合わせると1か月で252万9,000円、2か月で505万8,000円と。これぐらいの金額なんですね。 だから今回の補正予算で、本当はこういうところを先ほど言った9,000円、全額とは言わないまでも一部こういうところにしっかり回して、こういうときだからこそ1か月、こういう形で町は考えていますよということが必要だったんじゃないかなと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) お答えします。 コロナ禍において、原油価格や電気、ガス料金を含む物価高騰等の経済負担を軽減するための支援は必要と考えております。 ご提案いただきました水道料金の無料化は、全世帯を対象としておられますけれども、水道料金が各家庭で差が生じていることから、基本料金の2か月で検討していきたいと考えております。 なお、今後の予定ですけれども、9月の補正予算の計上をし、システム改修などを終えた翌月を対象としたいというふうに考えております。本当に、いい提案をありがとうございました。 続きまして、給食費の無料化についてですけれども、やっぱりこれも世界的な経済情勢の悪化や新型コロナの感染拡大により物流が不安定となっており、物価が高騰しているところでございます。 物価上昇は全国的な問題となっていることもありますので、今回、国から新型コロナ対策のための地方財政臨時交付金を学校給食の負担軽減に充ててもよいとの通知がございましたので、これも補正予算で補助率の見直しや食材費上昇等の補填等の対応に検討させていただきたいというふうに考えております。 以上です。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) ぜひ、しっかり対応していただきたいというふうに思います。 続きまして、感染防止対策、それから
事業継続支援、これについては一部補正予算での対応があったかというふうに私は認識をしておりますので、これは結構ですし、ICTの環境整備についても同僚議員の質問があったと思いますので、質疑のときもあったかと思いますので、これについては省略いたします。 続きまして、危機管理についてお聞きします。 今年度の防災訓練をはじめとする防災の具体的な取組について、答弁をお願いします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 今年度の防災訓練をはじめとする防災の具体的な取組についてということで、これに対してお答えいたします。 まず、防災訓練についてですけれども、今年度は一斉訓練を見直して、6つの地区で訓練実施を計画したいというふうに考えております。訓練の内容については、具体的に避難経路の確認、炊き出し訓練、もしくは災害用非常食の調理訓練、3番目に各地区のハザードマップを使った危険個所の確認を行うものを検討していきたいと思います。 近年は幸いにも大きな災害はなく、避難所への非難も少ない状況にありますが、万が一に備えて自宅から各避難所への避難経路の確認を行っていただきたいと考えております。 また、災害発生時の避難所用食料品やおむつ等の生活用品につきましては、今月末には今年度整備予定分の整備を終えますが、訓練を通して実際に食するところまで行い、いざというときの知識と経験を身につけていただく機会としたいと考えています。 最後に、ハザードマップの活用についてですけれども、避難経路の確認に合わせまして、ご自宅周辺やご近所、地区内の危険個所を改めて確認していただく機会を設けさせていただきたいと思います。実施時期につきましては、11月から2月頃にかけてを予定しているところでございます。 以上です。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) 6つの地区を教えていただけますか。
○議長(松浦光宏君) 総務課長。
◎総務課長(竹下琢郎君) ご答弁いたします。 まだ具体的にどこの地区をということは、そこまでの検討には至っておりません。今後、今、案としてこの案を持っております。これについて内部で十分検討して、また進めていきたいというふうに考えております。 以上でございます。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) 6つの地区というふうに名言されているわけですので、大体どういうふうな枠組みで考えておられるかぐらいは、今でももう分かっているかと思いますので教えていただければと思います。
○議長(松浦光宏君) 総務課長。
◎総務課長(竹下琢郎君) 中心部を2か所と、あとそれと例えば、西のほうですかね。うちのほうで考えていますのは、この6地区というのは、上畑、四枝、中堂、揚町、立町、南麓、この地区で初年度についてはやりたいというふうに、今、考えを持っているところです。これについては、今後の検討の中で変更になる可能性はあるかなというふうに思っております。 以上でございます。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) ようやく具体的な防災訓練というのを取り組もうという姿勢は評価をしたいと思いますが、上畑から南麓じゃあ、東はどうするのというのもあるので、そこはしっかりと検討していただきたいというふうに思います。これはその地区だけの話じゃなくて、綾町の場合はこうやってすり鉢状になっているわけですし、特に川に挟まれている。また宮原も土砂崩れ含めていろんなものがあるわけですし、その辺はしっかり対応していただきたいと思います。 実際に6月1日に高岡土木事務所が河川水位上昇を想定した防災訓練を実施して、東諸地区の建設業協会員や役場職員約90人が参加したという宮日新聞の記事を読みました。とにかく、綾町ではこの町民参加型の訓練というのが、去年は極めて簡易的な訓練しか実施されていませんので、本当にしっかりやっていただきたい。 本当であればこの11月、12月ではなくて、大雨を控えたこの6月、7月までに本当はやるべきことじゃなかったかと思いますけれども、そこはさておいてもしっかりと準備をしていただきたいというふうに思います。 また、各地区で、特に高鍋町なんかは4月17日であったり6月5日、こういうところでいろんな訓練をやっていますし、防災士の資格を持った人が町民向けにフォローアップ口座を開催するとか、いろんな形で座学も含めてやっているところがあります。そういうところも、ぜひ参考にしていただきたいというふうに思いますし、串間市では津波の訓練ということなんですけれども、開始時間は事前に告知しないで訓練をするというようなこともやっているということです。こういうのもぜひ参考にしていただければというふうに思います。 それから、大規模災害時のいわゆる援助を受ける体制の整備、それから役場におけるBCPの整備というのはできているのかどうかお聞きします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 大規模災害、綾町の場合にはもちろん津波でここまで海水が上がってくるというのは、まず考えにくいと思いますし、やっぱり一番は大雨によって地滑りとかが起きて河川をふさいで、そこから河川の断面が小さくなったところから越水を行うというところが、一番の大きな災害かなと。地滑りに伴うところですけれども、そういうことを考えて、対策していかないといけないですし、BCPのほうも一応整備しておりますけれども、実際の状況をいわば想定して、それに合ったものであるかというのをさらに深く掘り下げていく必要があるかというふうに考えております。 以上です。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) いわゆる災害が起こったときに、いろんな支援をしてくれに来てくれます。それの受入れ態勢というのができているかどうかというのをお聞きしたわけですけれども、それはできていますでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 昨今、テレビ局等もそうですし、いろんなNTTとかイオンとかそういうところを含めて、災害等への協定を結ぼうという方向があります。 もちろん町独自でいろんなものを準備することもそうなんですけれども、既存にあるこういう施設、そういうところと連携して対応してまいりたいというふうに考えています。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) ちょっと質問の意図が伝わっていないので、私の言い方が悪いのかもしれないですけど、要は災害が起こったときに応援に来てくれます。たとえばボランティアもそうです。災害ボランティアもそうなんです。それをきちっと受入れるそういう態勢ができているのかどうかというのを、今、お聞きしたんです。
○議長(松浦光宏君) 副町長。
◎副町長(中薗兼次君) 答弁として私のほうから説明いたします。 社会福祉協議会がそういったボランティアを受け入れる団体として指定されておりますので、社協のほうでもそういったボランティアの運営の訓練を、昨年は講習会をしたんですけれども、実際の今度そういった態勢づくりの研修を、今年度やる予定ではあります。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) ボランティアは確かに社協が対応されるというふうに思いますけれども、それこそ国であったり県のいわゆる支援ですね。そういう人たちが来たときにどういうふうにさばいていくのかという、これは役場がやるべき仕事ですので、そこをもう一度しっかりやっていただく必要があるかというふうに思いますので、まだそういう態勢が整っていないということであれば、役場の中できちっと検討して確立していただきたいなというふうに思います。 それからBCPについても、具体的につくっておかないと役に立たないということは私もこの前熊本地震のときの、今、危機管理監になっていらっしゃる方の話を聞いて、とにかく混乱して職員もパニックになって、とにかく既存の対応マニュアルはまず役に立ちませんということをおっしゃっています。 だから、実際に日頃からいろんなことを考えて、そして訓練をしてやらなければ結果的に町民の命を救えないというようなことをおっしゃっていましたので、そこは私も非常に肝に銘じる形で、また町長のほうもしっかりそれに対応することをやっていただきたいというふうに思います。 私からの提案ですけれども、一つは災害時にやっぱり自助、共助、公助というのは、欠かすことができないというふうに思っています。ただ、この3助についてもそれぞれこれ限界があるわけですね。だから、災害は起こるもんだということで、特に、今も町長の発言からするとこれいわゆる平常時の偏見と言われているんです。綾はそんなに災害がないから大丈夫だろうとかいうようなことが、多分ずっとそういうのが染みついてきてしまっているんじゃないか。だから、災害がいつ起こるか分からないというから怖いわけであって、そういう意識を町長を含め、私たちも含め、そして町民にもそれをしっかり持ってもらえるような対応をやっぱり今後していかなければいけないというふうに思います。 だから、災害が起こるまで待つというのは、これもう絶対だめな話なので、事前の準備をお願いをしたいということと、繰り返しになりますけど、日頃からの危機管理の意識の醸成、それから時代の変化の対応ですね。これは情報リテラシー、新しい技術への対応と活用、そして人権教育なども日頃からやっておかなければいけないということがありますので、そして定期的な訓練、日頃の積み重ね、町民、地域、行政の力の結集というのが防災にとってはとにかく絶対に必要であるということがありますので、それをきちんと肝に銘じて、今年1年防災対応に当たっていただきたいというふうに思います。 次に、防災以外の危機管理についてのお考えをお聞きします。漠然としていて申し訳ないです。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 防災以外の危機管理についてということですけれども、危機管理には事前に何かしておくことで、万が一ことが起きた場合に受けるダメージを軽減することを目的としたリスクマネジメントでございます。これと既に起きている危機に対して、起きてしまった問題を肥大化させることなく素早く鎮火させ、ダメージを最小限に抑え、早く信頼回復に努めるとこを目的としたクライシスマネジメントと2通りあるんですけれども、危機管理は最悪の事態を想定して問題が発生した場合に、いかに早く問題を終息し、信頼回復を図るかということが基本になるかと思います。 防災以外についても、スピーディーな対応ができるよう日々研鑽を積んでいく必要があると思います。ちょっと抽象的な説明で申し訳ないんですけれども、いろんな意味で危機管理というのは事前に予防しておく、もし何かあったときにそれに対応できるような、そういう対応というのはやっぱりやっていかないといけないのかなというふうに思います。 以上です。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) この危機管理については、私が議員になって、また町長が町長に就任されて以来、ずっとお話をしてきております。 とにかく、危機管理というのは防災だけではないわけですね。今おっしゃったとおり、最悪の事態を想定してということから、庁舎の爆破事件のときからスタートして、その前の町長の選挙のときもそうなんですけれども、いろんな非常に幅広いことが含まれるわけです。 直近でいえば都農町のふる納指定自治体取消し問題とか、あと山口県の阿武町の4,630万円の給付金の誤振込み、それから最近では宮崎県の串間市での市立病院の運転資金の借入れに関わる手続ミスとか、結果として自治体への損害、また住民からの信頼を損なうということになってしまうわけです。 これは今までも何度も指摘しているんですけれども、その町長の認識というのを何が大切だというふうに考えていらっしゃいますか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) やはり常日頃からそういうのに対して準備しておくと。話はちょっと飛びますけど、イチロー選手があれだけの立派な選手というのは、毎日こつこつ準備をしっかりしておくと。やっぱりそのためには基盤がしっかりしていないといけないんですよ。何かもちろん災害が起きないということもそうですけど、起きたときに対応できるように、そのためには財政的な基盤もしっかりしていかないといけないですし、そういうのに対応できるように、例えば、来年度、再来年度、短期的なこともそうですけれども、やっぱり中長期的にそういう備えみたいなものを、しっかりしていくことが必要じゃないかなというふうに考えております。 その点、まだまだ綾町の場合には、将来に向けたというところの基盤というのが、これからますます整備が必要じゃないかなというふうに考えております。 以上です。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) 一番簡単なのはミスをしないということです。またはそういうシステムをつくるということが一番大事なわけですよ。 そして、その中でルールをきちんと認識しているのか、まず知っているのか、そしてそれをきちんと理解をしているのかというところがやっぱり問題になってくると思います。 分からなければきちんと確認をすると、その都度確認をしていくということをしないと、先ほど言ったような山口県阿武町のような問題が起こったり、串間市の問題もそうですし、その前は宮崎市、それから綾町も返納するというようなこともありましたけれども、いろんなことが起こってくるということなので、まずそういうところの認識を誰よりもやっぱり高いルール順守の意識というのは、この公務員、行政、それから議員もそうなんですけれども、持っておく必要があるというふうに考えておりますけれども、その辺の認識はいかがでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) そこのところが先ほど説明しましたリスクマネジメントと、もう一つクライシスマネジメント、一方だけじゃないと思うんですよね。もちろん我々役場職員もそうですし、みんなが普段から注意してミスを犯さないということを心がけないといけないんですけれども、やっぱり人間というのはどこで何があるか分かりません。でもそういうときに、クライシスマネジメントで対応できるような確固たる安定した基盤というものも必要だと思いますので、今ご指摘いただいたことを肝に銘じて、我々も災害が起きない、もし起きてもそれを最小限に食いとどめるということを常日頃から心がけてまいりたいと思います。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) その件については、とにかく町長になられてからいろんな問題が起きていますけれども、一つも残念ながら解決に至っていないという状況があります。そこは間違いなく危機意識、危機管理というのがやっぱりないというふうに言われても仕方がないというふうに思いますので、そこはぜひ十分反省をしていただいて、まず解決を図るということを最優先に考えていただきたいというふうに思います。 次、行きます。 新教育長にお尋ねいたします。 これまで同僚議員が聞いておりますので、私は1点だけ。教育長はグローバルな人材育成ということを教育長になられる前、議員に当てたメッセージに書かれておりました。グローバルな人材育成というのは、具体的に何を指すのか、またそれに対する具体的な施策について、答弁をお願いいたします。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(岩切康郎君) 失礼します。 グローバルな視点ということにつきましては、主な教育領域でいいますと、やはり今回、充実した機器を整備しただいたこのICT機器を使ったICT教育、インターネットを使って様々な外国の状況でありますとか、全国の状況、そういったのを子どもたちが自ら関心を持った内容に沿って、調べることができるような環境を整えていきたいということが1点でございます。 それから、国際理解教育こちらも非常に大事でございます。 綾が今後どういったことで世界に発信ができるのか、そういったことを総合的な学習の時間や社会科の教科の内容とか、様々な分野で子どもたちが世界と勝負できる綾町というふうなことを考えていけるようなカリキュラム、そういったものも今後現場の先生たちと話し合いながら考えていきたいというふうに思っております。 もちろん、教職員の人事異動に関しましても、例えば、日本人学校等に勤務経験のおありの先生など、積極的に私のほうでまた声をかけて綾小中学校のほうに来ていただくような努力も、今後していきたいと考えております。 以上です。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) そうすると、教育長は今の状況では世界と競争できる体制にはまだないというふうにお考えなんでしょうか。これまでかなり綾町はしっかりとしたこのグローバル教育というものに取り組んできたというふうに私は少なくとも認識をしているんですけれども、これ以上何を求めていくのか。 ICTというのは、これはもう全国がやるわけであって、それがじゃあ優位性が出てくるかというと、そういうことでもないような気がするんですけれども、もう少し何か違う観点がおありになるのかなという、このグローバルな人材育成について、そう思ったんですけれども、そうではないのでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(岩切康郎君) 大変失礼な言い方になるかもしれません。 私ももう今までの綾町の取組、これはもうすばらしい取組であるし、実績も十分蓄積されているという認識は持っております。それを踏まえてのことでございますけれども、今年はユネスコエコパーク登録10周年ということもありますので、今、小中学校で一生懸命取り組んでいるSDGsに関連するような取組でありますとか、それに関連して綾町がやはり例えば、後ほど議員のご質問にも出てくるイオンの森再生事業、そういった辺りに基本的には中学生が植栽活動なんかに参加をしておりますけれども、そういったものにもなぜ、今、イオンのような一流企業等が一生懸命取り組んでいらっしゃるのか、その辺りも小学生も総合的な学習の時間辺りからも考えさせて、子どもたちに非常に前向きな興味、関心を持ってもらいながら、中学校での具体的な活動に結びつけていきたい。 だから、もう今までの蓄積を十分土台にしながら、さらに今後予想される世界的にもニーズの高まる、注目されるべき綾の資源、それから守ってきた環境、そういうものを子どもたち自身の考えとして柔軟に、さらに発展させていくようなそういう資質、能力を高めていきたいとそういうことでございます。 以上です。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) とにかく、先ほど同僚議員の質問の中で、教育長は今までの学力偏重というところではないんだとおっしゃって、私もその通りだと思います。 もう今は生きていく力、それから人間力の育成というのが一番大事だというふうに思っています。就職活動においても、まさにそこが問われているというふうに思います。 そして、綾でしか学べないこの環境をしっかり認識していただいて、綾でしかできない学びというのをぜひ推進をしていただきたいなというふうに思っています。 そのためには、ぜひ総合学習の振興を図っていただきたいというふうに思っておりますし、特に自治公民館制度については前教育長にはお願いをして、小学校にもその総合学習で取り入れていただくようにお願いをしております。 中学生は、既に入っていたということですけれども、できれば教育長の間に低学年から、ぜひ自治公民館制度の歴史であったりとか、それから意義であったりとか、そういうものを実際に体験させてあげながら意識を高めていくようなそういう環境づくり、それから教育に取り組んでいただければというふうに思っておりますけど、教育長いかがでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(岩切康郎君) アドバイスをありがとうございます。 自治公民館制度を学ぶような学習、これを小学校、特に低学年、中学年辺りからというふうな、今、ご助言もいただきましたので、早速総合的な学習の時間の年間指導計画について、先日、綾小学校の岩切校長ともずいぶん協議をしたんですけれども、今、いただいたありがたいご助言と、それから松浦議員のほうからも議会制度についてのアドバイスもいただきましたので、早速盛り込んでまた検討に入りたいと思います。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) 議会としても幾らでも協力を惜しまないという気持ちを持っておりますので、ぜひどんどん活用していただければというふうに思います。多種多様な人材も議会にはおりますので、ぜひご活用いただければと思います。 次、行きます。 宮交バス事業についてです。 先日、自治体首長との意見交換会が実施されたかと思いますけれども、町長は綾町の首長としてどのような具体的な要望を出されたのか、お聞きします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) お答えします。 宮崎交通の路線バスの件についてでございますけれども、ご承知のとおり長引く行動要請や、コロナ禍における原油価格の高騰などにより、路線バスを運営する交通事業者は、全国的に見ましても非常に厳しい経営を強いられていると。 このような中、本県におきましても宮崎交通以外の事業者への転換も含めて検討するよう、県の方から一定の方向性を示されていると、一方で事業者である宮崎交通側からは、経費削減策などを通して運行を続ける意思が示されるなど、県と宮崎交通の見解に若干相違が生じている状況です。 こういう中、県内の市町村長との中で協議を行い、そして県も含めて宮崎交通も入ったところで、先日話し合いがありましたので行ってきました。その中で国富町と同じ路線区間ですので、中別府町長とも話をしました。比較的この宮崎からの国富、綾路線というのは、ほかの路線に比べては利用者が見られるということなんですけれども、そういう中でもやっぱり経費削減策しなきゃいけないという宮崎交通の方針もありますけど、それこそできるだけ路線の本数は残してほしいということは強くお願いしました。 ただ、こちら側も綾町側も協力できるところは、しっかり協力していくということで、例えば、宮原路線とかもありますし、あと酒泉の杜のほうまで行くところもありますけれども、こちらのほうも本当に採算等も考えて、足を引っ張るようであれば、譲るべきところは譲って、それでもやっぱり綾から宮崎に関する路線というのは、1本でも多く残してほしいということはお伝えしたとこでございます。 以上でございます。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) 先ほど、午前中に松浦議員からの質問でも高校生の通学の話が出ましたけれども、基本的に走っているバスを見ると、昼間はやっぱりほとんど乗っていないんですね。やっぱり朝、そして夕方、学生が行くとき帰るときというのが、やはり一番多いわけなので、その辺をしっかり宮交と情報を共有し分析をした上で、綾町にとって何が重要なのか、どの時間帯にどれだけ残すのが一番いいのか。もしどうにもならないというんであれば、ある自治体が独自でバスを運行するというようなことも、最終的には考えなければいけないような状況になりかねないので、その辺はもう少し具体的に綾町のことをしっかり分析した上で、宮交と話をしていただきたいなというふうに思っています。 そこはぜひよろしくお願いします。 次、行きます。 イオンの森事業。今後の基本的な考え方と具体的な取組についてです。 一つは、先日、森林環境譲与税の基金が895万円、令和4年5月末現在の残高ということで報告を受けておりますが、イオンの森に人が訪れるような企画、構想ベースでも構いませんので、何かあるのかどうか、これはユネスコエコパーク推進室長にお聞きします。
○議長(松浦光宏君) ユネスコエコパーク推進室長。
◎ユネスコエコパーク推進室長(倉前省吾君) ただいまの質問にお答えいたします。 当初の予算といたしましては、森林環境譲与税を活用した予算ということで、植樹イベントを34万円、それと植樹した樹木の生長を促進するための下刈り作業として5.48ヘクタールを92万円、遊歩道整備及び管理として下刈りを60万円と、今回補正でイオンの森の防護柵補修業務として28万9,000円を予算として見込んでおります。 以上です。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) それは分かったんですけれども、せっかくイオンの森、あそこは綾町を一望できる非常にいいところで私も物思いにふけるときにはあそこに行って、綾町を見ながら物思いにふけるんですけれども、あそこにやっぱり人が集まるような何かアイデアでもジャストアイデアでも結構ですので、何か必要、考えていらっしゃることがあれば、それやれという話ではなくて、こういうことは面白いんじゃないかなというのがあれば、ぜひお聞かせいただければと思いますが。
○議長(松浦光宏君) ユネスコエコパーク推進室長。
◎ユネスコエコパーク推進室長(倉前省吾君) 今、エコパーク推進室の中で検討しているものとしては、今度エコパークが10周年記念を迎えますので、綾町内の散策コースを町内外に発信するために、イベントとして呼びかけを行って散策などを計画してはどうかということで予定しております。 以上です。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) 町長は何かその辺についてのアイデアというのはお持ちでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 昨年のイオンのほうで遊歩道を整備しただいたんですけれども、今、言って帰るようなこういうルートなんですね。じゃなくて、もうちょっと整備してやっぱり周遊にするとか、行って同じ道を帰ってくるという、1回通ればそうなんでしょうけれども、ぐるっと回って来て、また戻って来るとかそういうふうなこともエコパークのほうでも考えております。 そういうのを具体化していって、それこそ眺望のいいところですので、より多くの方にあそこのよさを知ってもらいたいなというふうに考えています。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) その件については、本当にあそこを活性化するということと、それからせっかくイオンが一生懸命やってくださっているわけですので、綾町が何か他人事みたいにならないようにしっかりと連携をして、このイオンの森の事業には取り組んでいただきたいというふうに思います。 ところで、町長はイオンモール宮崎に綾町イオンの森というのが壁に紹介されていますけれども、これは見に行ったことがございますでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 私も行きましたときに見させてもらいました。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) 行かなきゃ分からないんですけれども、ぜひ町民も恐らく行って何やろうかなと思って見て、ああこんなにでっかく造っていただいているんだというふうに私もびっくりしたんで、ぜひ町民にもそういうものを、今、やっているんだということを、ぜひ発信していただきたいなというふうに思います。 多分、イオンモールさんがあれをやっていただいているというふうに思います。町がやってくださいというふうに頼んだわけではないかと思いますので、あれだけのスペースを使って綾を応援していただいているというのは、極めてありがたいと思っていますので、ぜひ町民にもこういうのをやっていますよと、ぜひ見に行ってくださいということでお伝えしていただければと思いますし、イオンの幕張本社には町長は行かれたことはありますでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 幕張のほうは行っていないですね。神田のほうのそちらのほうの本社のほうには伺ったことがございます。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) ぜひこれだけたくさん貢献をしていただいているわけですので、ぜひ幕張本社に行って日頃のお礼を言われるのがいいんじゃないかなというふうに思います。 次に、南俣保育所の件について、答弁をお願いします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) お答えします。 南俣保育所の保護者説明会についてですけれども、新型コロスウイルス感染症予防対策として、開催を自粛しておりました。 でも6月6日から医療緊急警報から医療警報に行動要請が引き下げられましたので、再度保護者との意見交換を計画し、これからの保育所運営について道筋を立てていきたいというふうに考えております。 町では保育所の集団保育の中で、子どもはほかの子どもと一緒に楽しく遊んだり、活動したりすることを通して、互いのよさや特性に気づき、友達関係を形成しながら次第に人間関係を深めていくと考えております。 これから児童の減少が想定される中、少数保育のよさを尊重しながらも、子どもの健全な成長、育ちの観点から集団保育を保障していくことが重要であると考えておりますので、公立保育園の統合に向けて準備してまいりたいというふうに考えております。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) 今の答弁だと、また統合ありきということになってしまいますけれども、これだけコロナのせいということで、保護者などの協議が遅れたということですので、これから協議をやっていかれるんだと思いますけれども、ここまで遅れているわけなので、来年の4月からまた統合という話には、常識的にはならないというふうに思います。 もう少し丁寧にやるということは、これはこの問題が出てきたときに、議会からもそういう意思表示をしておりますので、しっかりと話をして協議をして、そしてそのときにも出ましたけれども、少子化対策ということも踏まえながら、非常に多面的な対策を打つ必要があるというふうに考えておりますので、拙速にそういう統合という言葉を口にしないようにしていただきたいというふうに思います。 実際に、南俣保育所が閉鎖されるという不確実な情報がまことしやかに流れておりまして、それをもとに保護者が南俣保育所への申込みを敬遠したりした事実があるというふうに保護者の方から聞いております。 そういうことにならないように、しっかりとメッセージを出して、急ぎませんよと、しっかり協議をしますよということで、しっかり対応していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 南俣保育所、そして中坪保育所の統合の件に関しては、昨年来ずっと議論してまいりました。 その中で、小さい子どもたちが将来社会に出て巣立っていくために、やっぱり少人数での教育のメリット、デメリット、ある程度集団での教育のメリット、デメリットということを考えたときに、実際に保育士の先生方からもなかなか人数が減ってきて、その中で維持していくのも大変だということがだんだん出てきましたので、そういうことを含めて統合という方向で、今、検討しているところでございます。 できるだけこのデメリットを最小限にしながら、将来に向けて確実に子どもたちの数は減少しておりますので、その方向性というのはいつかはやっぱり踏み込んで考えないといけない時期かなというふうに思っていますので、そこのところをしっかり判断していって、進めてまいりたいと思います。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) とにかく、これまでしっかり協議をしてきたと言われますが、結局コロナでできなかったわけですから、保護者の方と協議ができていないわけですよ。これは町長の考え方であったりだとか、それから保育士さんの意見というのはそれは理解はできますけれども、しっかりと協議をした上でやらないと、今までと同じように何でも最初にことがありきでやると、やはり非常に大きな問題になってしまうので、そこは十分注意をしてくださいと、したがって、時間をかけてしっかりと理解をして、納得をしていただくようなことをやっぱりやらなければいけないということです。そっちの方向で進めるという考え方を示してしまうと、さっきいったように人が出て行ってしまうというようなこともあるわけです。 片一方で、少子化対策をしなければいけない。人口減少問題だっていうふうに言っておきながら、そういうことを逆には誘発してしまうというような状況にもなっているわけなんですね。これは事実としてそういうふうになってしまっている部分があるので、そういうところもしっかりと受け止めながらやらないと、非常にバランスの悪い施策になってしまうということになってしまいます。 これを民営化する、統合であったりとかそういうものにするには、やっぱりしっかり時間をかけてやっている自治体は多いので、拙速にとにかくやらないようにしていただきたいというふうに思います。 そこはしっかりと時間をかけて納得がいくまでやっていただけるんでしょうか、町長。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) コロナの中で、保護者の方とお話する機会というのはこれまでちょっと設けられませんでしたけれども6月6日以降、その基準のほうが引き下げられましたので、できるだけ早い段階にご説明申し上げて、町のほうの考え方を理解していただくように努めてまいりたいと思います。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) 次に行きます。 これは同僚議員からの質問があっていますけれども、宿泊3施設及び活性化協会についてということで、まず活性化協会と元従業員の訴訟について、訴訟の内容、争点、原状、そして今後、それから活性化協会が弁護士というのはどこの誰なのか。それから議会や町民に対して、状況報告が一度もありませんけれども、これはなぜなのか。 それから一部和解をしたというふうな情報を耳にしておりますけれども、和解の内容及び金額、それから弁護士費用の金額、弁護士費用及び和解金の出所。 もし、活性化協会の契約等に明示されているんであれば、それをお示しいただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) お答えします。 松本議員から、今、状況を細かくということでしたけれども、現在、弁護士を通じて協議中でございます。今後のこともありますので、今、項目を上げていただきましたけれども、ちょっとこの場ではコメントは差し控えさせていただきたいと思います。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) 何が争点なのかぐらいは話せるかと思いますけれども、別に特別双方に何か不利益が生じるということはないかと思いますけれども、それから弁護士はどこの誰なのかというのも分かることなので。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) そこのところは弁護士の方とも相談して、まだちょっとこのことは伏せさせていただきたいということで話しておりますので、ちょっとコメントは差し控えさせていただきたいと思います。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) 弁護士費用については、活性化協会から出すというふうに副町長がこの前おっしゃられたんですけれども、副町長それで間違いございませんでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) その方向で考えています。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) どのルールに基づいてその活性化協会から出せるのでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) この件に関しては、活性化協会とそこで働いていた方ということでしたので、これを納得いく形で進めていこうということなので、活性化協会のほうの費用から出すのが的確かなというふうに考えております。 以上です。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) 活性化協会側に様々な手続き上に瑕疵がある場合は、いわゆる間違い、それからルール違反がある場合には、これは活性化協会から出すような問題ではないのかもしれないですので、だからこそちゃんと議会であったり町民にそこは説明をしないといけませんよと。 少なくとも議会に途中経過等を報告する必要はあるかというふうに思います。全員協議会等で、ぜひ説明を求めたいというふうに思いますけれども、町長お考えはいかがでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) ちょっと弁護士とも相談してからコメントさせていただきたいなと思います。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) そういう余り逃げのことをやらずに、結局最後こういうふうにやってしまいましたというようなことだけは、ぜひ避けていただきたいというふうに思います。 そういうことがここ3年間頻繁に起きていますので、そこだけはぜひご注意いただきたいというふうに思います。 町長のお金ではないので公金ですので、そこだけはぜひお間違えのないようにお願いをしたいと思います。 次、これも繰り返し同僚議員から質問があっていますけれども、今の綾川荘、宿泊3施設の指定管理者との委託料、それから協定書、まだ折り合いがついていないということですけれども、もういろいろ議論しても町長の考え方というのは、私ども非常に受入れがたい部分があって、本当にそういう考えであれば、これから予算審査なんかできやしないということになるわけですね。 ほかのものはだから、じゃあ足りなくなったら補正予算でやればいいというような形に、じゃあ予算は何なのと、当初予算は何ですかという話になりますし、協定書についても最初の協定書はじゃあ何だったのというようなことにもなりかねません。とにかく、今、8,000万円が2,500万円になっているわけですよ。であれば、5,500万円は少なくとも町の負担が減っているということであるわけですね。まだ1年しかたっていないんです。したがって、町長が言っていることは委託料の精査とそれから決算とは別の話なんですよ。委託料と決算の話は別なんです。委託料は既に月次報告で出されているわけですから、そうすると大体推測がつきますよねと。それがじゃあ変動があったとしても、これは2,500万円で無理ですねということであれば、2,500万円はもう当然出すべき話です。 ましてや先ほど補正予算の説明を町長されましたけれども、予測できないことが起こった場合に補正予算を組むというふうに答弁をされています。予測できるわけじゃないですか。月次収支を出しているんであれば、出していますけれども、そういうような状況の中で、今年は2,500万円でやっていただくと。その代わり来年はまた状況に応じて、それはまた協議しましょうねといって、今、やらないと。それこそ町民、それから利用する人たちに大きな迷惑がかかるわけなんですね。 だから、町長がやめろというのはお門違いで、指定管理者側がやるというふうに言っていらっしゃるんであれば、すぐ2,500万円で契約をして、そして今後についてはしっかりとお互いで協議をしてやっていきましょうというのが一番いいんではないかなと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) ずいぶん指定管理者業者側の立場でご質問をされたような感じがします。 もう一度ちょっと原点に返っていただいて、フォレスト綾川荘はあそこは町の施設なんですよね。それに対して、令和3年度2,500万円という委託料を出して、これはいわば町からの町民の税金を使って運営してくださいということなんですよ。 それに対する報告というのは当然上げていただいて、それに基づいてじゃあ令和4年度は幾らにするかと、これが本当に常識的な考え方だと思います。 私もいろんな民間で働いておりました。松本議員も民間出身だと思うんで、よくお分かりかと思うんですけれども、例えば、公の金を使ってそこで事業を行う、委託料もそうです。町のほうの税金を使って行うと、これに対してはしっかり説明する義務があると思います。どういうふうに使われたか。 そこで、これ基本協定書というのを業者のほうと結んでいるんですけれども、そこの中で要するに乙は業者のほうですね。常に経理状況を明らかにして、綾町側が必要と認めるときにはその状況を報告しなければならないというのがしっかり書いてあるんですよ。これを繰り返し申し上げているんです。これ今年の2月、1月までの分までで結構ですよ。それもまずは人件費分しか確定していないですから、今から準備しておいてくださいね。2月、3月が終わって、次は3年度が終了した後に、じゃあうちの人件費もそうですけれども、その他もろもろの諸経費についても一体幾らかかったんですかということを確認させてくださいとお願いしているんですよ。 そのためには、単に表で上げてきてこれだけかかりましたというんじゃなくて、当然それに対して証憑、エビデンスをお見せいただいて、確かにかかったんだなと。2,500万円の委託料だったけれども、その中で納まったんだなと。いや、もっとかかったんだなということによって、本当に令和4年度の委託料が決まるんですよ。 そういうこともないがしろにして、今から払いなさいというのは、多分町民も皆さん納得いかないと思うんです。もう一度冷静に議員の皆さん考えていただいて、本当に令和3年度の収支は幾らだったのかと。それに基づいて委託料を算出するというのが、もの凄くリーズナブルな考え方じゃないかなと思うんですけれども、そこのところに大きな食い違いがあるような気がします。 民間で、特に私も国のほうからのそういう補助金事業とかやってきていましたけど、必ず3月31日までにぴしっとそろえてから報告するんですよ。その中で認められる費用、認められない費用、認めてもらうためにはしっかりとした手続を踏んで、見積もりもちゃんと用意しておく、それも1者じゃなくて3者見積もりを用意しておく。それに対して契約をやると。それに対して発注書があって、最後納品書があって請求書があって領収書がある。この一連の流れがしっかりしていないと、本当にどれだけかかったかというのが証明できないんですよね。 だからそこのところをしっかりさせないと、将来、逆にその使った目的が、もとの目的に対してしっかり使われたかというのが判断できませんので、そこのところは慎重にやらないといけないというふうに考えております。 以上です。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) 全く詭弁で、町長がどれぐらい民間にいらっしゃったのかが私は分からないんですけれども、こんなことをやっていたら民間で仕事できないですね。そういうやり方をやっていたら。 最初に町長はここで議会でも420万円の問題というのが出ましたよね。プールの塗装の問題。ああいうとこら辺からもう始まっているわけですよ。どうぞやってくださいと言ったけれども、その後払えませんよと。行政だから払いませんよと。それを何とか議会としても、こういうようなやり方であれば何とか払えるということで、みんな知恵を絞って、そしてそれを収めた経緯がありますよね。 そういうような形もそうですし、前の活性化協会のときから引き継ぎも何もなされていない中で始められたわけですよ。その辺の状況というのは町長はご存じなんですかね。行っていないから分からないんじゃないですかね。 それから綾町に提出された資料はここにありますよ。僕はこれを見たときに、これで十分だと。委託料を決めるには十分だと思います。というのは、これでじゃあ2,500万円の利益が出ているんであれば、それはちょっと考えなきゃいけない。そして、人件費がどうのこうのと先ほどおっしゃっていましたけれども、じゃあ人件費どの部分が不透明ですかと、じゃあその人の分だけ除いたときに、じゃあ幾らプラスになりますかと。プラスにならないですよね。そういうような状況を考えると、委託料をそこでいじるということは、基本的にはないんですよ。ただ、監査を受ける場合、ここはこういうところはちょっと足りませんよということであれば、ここをもうちょっとちゃんと出してくださいと。 今後これを来年のときにはきちっと出してもらわなきゃいけないんで、こういうふうなやり方でやってくださいというんであれば別ですけれども、やめてくださいと町長から言っているわけですよね。言っているわけですよ。用紙があるんですから、町長が出したものがあるわけですから。それに対して、いやいやこれまでかかった費用を払ってくださいと言っても、それをなぜか知らないですけど1,000万円というふうに値切っちゃっているわけですよね。 だから、結局そういうようなことを行政がやっちゃいけないわけなんですよ。だから、最初のボタンのかけ違えが町長が行ったことによって、この問題がこじれている。だから、それはもういいですと。そうであれば、きちんと監査は監査でやってもらいますと。でも、この状況であれば、どう考えたって2,500万円でも足りないというふうに考えるのが普通なわけで、もしそれでうまくGoToキャンペーンがもう一遍再開されて、本当にしっかりとした収益が出れば、来年それで落とせばいいじゃないですかと。 じゃないと、本当にみんなが迷惑するという話なんですよ。それを町長が決断すればいいだけの話なんですよ。できませんか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 民間出身の松本議員の発言とは到底思えないんですけれども、そこにある資料があるかと思いますけれども、果たしてそれで十分ですか。私は絶対そうは思えません。 例えば、役所から仕事を受けると、民民でもうお互いよく知っている会社だということで、じゃあこれでやっとくよとそういうふうなことじゃなくして、やっぱり証憑というのはちゃんとそろえないといけないんですよ。私はこのことをずっとやってきましたから、正直、海外の国際機関ともずっとやってきました。その中で、やっぱり契約書というのはしっかり遵守していかないて、してもらわないといけないんですよ。 なぜならば、これは税金ですよ。本当にそれだけのものをちゃんと使われているのか、それを確認する必要があります。それで十分と言われましたけれども、私がちらっと見ただけでも、まだ説明不十分、その説明をお願いしますと言っているんですけれども、なかなか答えてもらえていないと。 細かく見ていくと出てくるかと思うんですけれども、そこのところなんですね。ただ、これで初年度は2,500万円でスタートしましたから、翌年度も2,500万円、来年度も2,500万円、そういうことにはならないと思います。 しっかりその年度の収支を確定し、例えばこれがいや2,500万円だったんだけど、実は4,000万円かかって赤字が出てしまった。そしたらかなり負担されている。そこに対してはしっかり見ていきます。でも、もし2,500万円だけれども2,000万円で終わったということであれば、見直すことも当然じゃないですか。そういうこともやらずして、もう頭からはいじゃあ委託料を決めて出しなさいと。もちろんこれに対しては、事前にお話して暫定的にやっていきましょうかと、それに対して十分話し合う機会を設けましょうということで、その提案を出したんですよ。 ですから、そこのところは民と官との契約ですので、しっかりやってもらわないとこちらにも説明責任がありますので、そこを取り違えないでいただきたいと思います。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) なかなか理解をしていただけないみたいですね。 とにかく、最初から町長のやり方が間違っているとしか思えないんですよ。実際に町長が2,500万円で5年間で契約したわけでしょう。1年ごとにそれは見直すと。それは書いてあります。その通りですよね。それでいいと思います。 でも、そうであれば今の論調からいけば、じゃあ本当に困ったときにはこれ5,000万円出すんですか。2,500万円超えて、あと2,500万円追加して、いやもうこんな状況なんですと、証憑だけあればこれでいけるんですか。そういうお考え、今の理屈だったらそういうことになりますよ。そんなことはあり得ないでしょう。そのために民間にお願いをしたんじゃないんですか。今の理屈だったら結果そうなりますよ。証憑を見せて、決算がこうやって悪かったら、ああどうぞどうぞ、こんだけ、いやもう大変なんですよというような形になるわけじゃないですか。 だから、基本的におかしいんですよ。2,500万円なら2,500万円で事業計画を考えていらっしゃるわけですから、当然それに基づいた計画を長期的に考えて、そしてやっているというのは理解をしてあげないと、じゃあここのぱらっと見たと、ぱらっと見ちゃだめですよ。ちゃんと細かく見てくださいよ。これで、じゃあどこが不備なのと、本当にここだけはほしいですというようなところであれば、それは協議をしていけばいいだけの話じゃ、それがなければ進めませんということになれば、何も進まないです。その辺がもの凄く何か都合のいいようなことを、今、言っていらっしゃるわけですよ。公金ですからというふうに言って、ほかのものは公金だから勝手に使っているじゃないですか。後で言いますけれどもね。だから、そういうような考え方を早く改めて、もともとが活性化協会から引き継ぐときにやるべきことをやっていなかったことも問題ですし、それを引き継いで、何とか一生懸命やっている部分は認めてあげるべきだと思います。まだ改善するところがあれば、それはちゃんと指定をした役場の責任として、それは指導していって、そしてきちんとお願いしますねと、そして監査ともちゃんと連携をして、これをお願いしますと。こういうやり方でこういうふうにお願いしますというふうに、引き継ぐときに言いましたか、町長。言っていないでしょう。言いましたか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 余りにも素人的な発想でご意見されていますけれども、その中身をしっかり見ていただくと、いっぱいこう不可解なところが出てくると思いますが、まだそこにも気づいていらっしゃらないと思うんですけど、そういう意味で我々は一つ一つ確認して、本当に収支はどうだったのかというところを決めてから、やっぱり話を進めていきたいなと。 安易に決めると、これまた来年度以降もそういうふうになってきていますし、年度ごとしっかり協議して決めるということになっていますので、その協議の舞台についていただきたいなというふうに思います。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) 町長が好きな善管注意義務違反、これ1年間、町は指定管理者として指定した以上、責任を負うわけですよ。それをやってきましたかという話ですよ。何回町長は行かれましたか。何か話があるときは呼びつける。それから職員にメールを書かせる。そして、必要なときに、何かあったときには文書を送る。もう今までのことと一緒じゃないですか。後で言う総合基金とかと全く一緒ですよ。自分で足を運ばない。ちゃんと相手の言うこと、それから理解をしてあげられん。一方的な対応で、それでこじれてしまう。だから、何も解決しないんですよというような状況が続いているわけですよ。そういうところをもう一度改めていただきたい。何が大事かというと、松浦議員も言ったようにこういうことによって綾川荘が本当に今後やっていけるのかどうかというところを一番考えていただきたいんですよ。 活性化協会何かじゃ無理ですよ。はっきり言って。町長やりますか、そこの支配人を。無理ですよ。少なくともあなたでは無理です。あなたの能力では。だから、そういうところを考えて、しっかりと任せたんであれば1年、2年、しっかり見て、そして5年後にはやっぱりきちんと収益を上げて、逆に使用料をもらうというぐらいのことで考えなければ、それが町民のためですよ。綾町のためだと思います。私はそう思います。なかなかはっきりと町長は答弁をされないのですけれども、とにかく早くこれについては解決をしていただかないと、町民、それから利用者に対する迷惑というのがかかります。これを相手の責任だけにするんではなくて、あなたの責任でもあるんで、ぜひそこはしっかりやっていただきたいと思います。 次に、総合基金。 これはこの前も言っていますけれども、この係争費用(弁護士費用)の支出128万円ですね。これも公金ですよ。公金。これどこの決裁を受けて出していますか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) はい、お答えします。 本件につきましては、令和4年1月28日付で、農業経営安定基金(旧総合基金)の問題に係る申入れについて、回答しております。令和2年7月の推進会議におきまして、係争費用を含む事務費を町費基金から支出できることとするという要綱の改正を行い、議決をいただいております。 係争費用の支払いにつきましては、要綱に基づき支払っているものであり、適正な支出であると認識しております。 以上です。
○議長(松浦光宏君) ここで時間の延長を行います。(時間延長午後3時54分)
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) これは今の答弁もこの前何度もこれ同じことを言っているんですけれども、これについては推進会議は了承していないんですよ。だからこそ、議会に対して請願が出されているわけじゃないですか。 また、監査委員の報告、それは推進会議の監査委員の報告もそうですし、町の監査委員の報告もやっぱりそれは適正とは認めがたいという報告が上がっているわけなんですよ。事務費とこの係争費を一緒にしてということは。 それをなし崩し的に特に何も意見がなかったから異議なしという形で、議事録には書いてありますけれども、そうじゃなければ請願なんか出すわけがないじゃないですか。その辺も一連の流れからおかしいんですよ。 百歩、二百歩、千歩譲って、じゃあその要綱の条文は変更しましたというふうに仮になったとしても、じゃあ金額というのは誰がどこで決議をされていますか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) この議論はこれまでもずっとやってきました。 推進会議の中で、令和2年7月の推進会議の中で説明して、そこで承認いただいておりますし、議事録のほうにもしっかり残っております。このことはこれまでも何回も説明したかと思います。 今になって、いやそうじゃなかった、異論、というのはちょっとおかしなことになるんじゃないかなと。しっかりその会議において、説明し承認していただいていますので、それに基づいて費用のほうはお支払いしたということでございます。
○議長(松浦光宏君) 町長。金額のほうの質問だったと思うんですけれども、金額はどこで議論されたとかという質問にお答えください。町長。
◎町長(籾田学君) 金額に関しては、幾ら幾らとかありませんけれども、最終的に裁判所のほうから和解案が出てきて、それに基づいてそれまでにかかった費用ということで、125万円ということが出てきたということですので、その分はこの事務経費の中からお支払いしたということでございます。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) だから、金額はどこで誰が決議をしたんですかと言っているんですよ。していないでしょう。 その推進会議の中に、議会の代表として議長も出ていらっしゃいますよ。そのときに省かれていますよね。この弁護士費用については、これを除いた収支報告を承認をしています。 だからこの金額自体は承認されていないんですよ。でも、承認されていないものをあなたは出しているんですよ。公金を。おかしくないですか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 係争費用に関しては、金額の明記はございませんけれども、事務費から支払うというふうにしっかり明記してありますので、結果として125万円になりましたけれども、それでもって支払ったということなので、改めてそこについては報告事項でよろしいかというふうに考えております。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) おかしいです。さっきから民間民間と言いますけれども、じゃあ社長が1,000万円交際費を使いましたと、勝手に上げて払っておきましたと、通用すると思いますか。大王製紙の会長が賭博ですったお金もありますけれども、犯罪ですよあんなのは。金額は128万円です。でもこれもし500万円とか700万円でも、そしたら出したんですか。そうなりますよ、町長の答弁であれば。おかしくないですか。要綱、要領を変えた百歩、二百歩、千歩譲って、それは分かりましたとしても、金額はきちんと報告をして承認を得なければ、お金があったからそれを払ったんじゃないんですか。2,000万円、3,000万円でも払えるお金はあったわけですよ。町 基金の中に。だから128万円ぐらいだったらいいだろうと。別に決議を取らなくてもいいだろうと、そういう考え方があったんじゃないんですか。そんなことは絶対に許されないですよ。民間だって絶対許されないですよ。どうですか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) この費用に関しては、金額の明記もございませんし、事務費の中から支払うということで結果として128万円ということでしたけれども、その分に関しては当然支払うべきと。これもどこから出すかといっても、ほかにもございませんので、この推進会議その中の費用から出したということですので、特段私らのほうは問題ないというふうに思っております。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) おかしいです。金額を決めないで幾らでも出せると。あなたのお金ではないんです。さっきから何度も言いますけれども、さっきの宿泊3施設のときと同じように、あなたが言っていることは非常に矛盾をしているわけなんですよ。そっちは横に金額は書いていないからと。書いていなくても当然決議を取る必要はありますよ。 副町長、そうじゃないんですか。
○議長(松浦光宏君) 副町長。
◎副町長(中薗兼次君) 基本的には予算があっての執行だと思うんですけれども、ちょっとこの7月はちょっと私もこっちにいませんでしたけど、一般的に現金発生主義といいますか、そういったことで処理されたものじゃないかと思っております。 というのも、総合基金につきましても、発動基金が出たことによって支出が出るわけであって、あらかじめそういった今年は発動が幾らとかは想定できないものですから、それに関連して係争費用をそういった支払いがなされたんじゃないかというふうに私は推測いたします。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) おかしくないですか。造成は確かにそうですよ。造成するのは分からないから、だからルールに従って造成をしてもらっているわけであって、払うときにはちゃんとその状況があって、これが幾ら下がっているからこれだけのお金ですということで出すから発動しているわけであって、今回の場合は総合基金の中からこの訴訟費用を払うということ自体に問題があるというふうに言っているわけですよ。 それを百歩譲ってというふうに言っていますけれども、それを認めているんであれば、議会に請願なんか上げてこないですよ。全員の当時、副町長以外全員が連名で上げてきているわけですよ。そんなことにならないでしょう、普通。それが常識的な考え方なんですよ。 副町長は副町長になられる前に私と話をしたときに、それはおかしいというふうにおっしゃっていますけれども、それは変わったんですか、考え方が。
○議長(松浦光宏君) 副町長。
◎副町長(中薗兼次君) 前に、松本議員と話を。ある程度そういった細かい事務手続等が整理されていなかった関係で、不審といいますか、疑いなりそういったものが生じているんだろうということで、そこ辺の整備が何といいますか、できていなかったなというふうな感想で、言えば従来の行政上の手続としてはちょっと問題あるねというふうな会話をしたと思っております。 先ほどの造成は、当然率が決まっていますから、ある程度の積み立てはできますけど、いざ価格が減少したときにはその分はもう発生主義で、結果として農家のほうに基金として発動しますから、それはあらかじめ総合基金のいわば積立額の中からの支払うというようなシステムになっています。でありますから、今回のこの事務費につきましても、総額的な予算の中で訴訟費用を払ったものだというふうに、私は理解しております。
○議長(松浦光宏君) 松本議員、残り時間が2分です。ほかの質問もありますので、質問をまとめてください。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) はい。とにかく支離滅裂なんですよ。監査報告がそうやって出ているわけですよ。おかしいですと。適正と言い難いというふうな監査報告が出ているんですよ。監査報告をある意味無視しているわけですよ。新しい郷田監査委員。監査報告を無視しているという状況、一般論でも結構ですので、監査委員が感じられることを述べてください。
○議長(松浦光宏君) 郷田監査委員。
◎監査委員(郷田五男君) お答えいたします。 このいわゆる旧総合基金に関する問題については、現在のところ、私は限られた資料でしか知り得ておりません。これまでの監査関係資料とか、今、お話されたような話をいろいろ聞きながら、一連の資料等もよくチェックをしまして、問題がどこにあるのか、よく把握していきたいと考えております。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) ぜひしっかり見ていただいて、どこに問題があったのか、先ほど言ったように危機管理のところでもお話しましたけれども、山口県の問題であったりいろんな問題が起きています。やっぱりルールをきちっと把握していない、また逆にいえばルールを勝手に解釈をしたりすることから起こっているわけなんですよ。今回のもそういうような非常に曖昧な中でやっている、それが問題なわけですよ。 それをきちんと議決を取っていれば、私は別に何も文句は言いませんよ。推進会議できちんと総会を開いて、そして決議をする。総会と推進会議の区別すらできてもいませんけれども、今、その辺もきちんとやる。そういうものができていない中で廃止するという、この廃止も基本的に決議も受けていない。単純に総会の報告事項として上げているというんですね。全く話にならないという状況です。株主総会なんかでやろうにもやれないですから、こんなことはですね。だから、その辺をもう一度、副町長、ぜひ、副町長申し訳ないですけど、当事者であったわけですからもう一度その辺の目的外使用にということも、最初からあったんですよ。これを返すということ。でも返すこと自体は別にいいだろうと。でも、返す手順、ルールというのは、行政のルールに基づいてやるというのは、これは副町長も同じ考えだったんじゃないんですか。もう一度その辺をしっかりと徹底させていただきたいというふうに思います。 それでは、最後、この9、10、11、12とありますけれども、あとメガソーラーについては一つだけ町長に。この新しい事業者は、住所が東京の1マンションの1室なんですよ。おかしいと思いませんでしたか。それからこの代表者について、町長は少し調べられているのか、私もネットでいろいろ調べてみましたけれども、余り芳しくないような情報がありますし、そういうところはしっかり調べられたのかどうかというのを確認をしたいと思います。 それでは、9、10、11、12について、答弁をお願いします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 多少ボリュームが多いですけれども、続けて説明したいと思います。 まずは、9、ゆめ応援プロジェクトですね。 今年度、新たな事業であります町民提案型ゆめ応援プロジェクト支援事業について開始しました。 町民の自由な発想による自主的、主体的なまちづくりを推進するために、様々な領域で活動する団体の提案型事業を支援する本事業につきまして、4月中に募集を行い20件の提案をいただいたところであります。いただいた20件につきまして、副町長を議長として、6名の審査員で2回に分けて審査会を開催し、審査の結果、10件を採択した旨の報告を私のほうは受けたところでございます。 今回、提案いただきました事業は、幅広く町内の諸問題を解決するためのものや、綾町の持っているものをさらに磨きをかける事業など、非常にすばらしい事業ばかりであると考えています。 一方では、現在、まちづくり座談会を開催しておりますが、座談会の中でもう少し時間があれば、私も応募したかったというふうな意見もございましたので、年度内にまだ予算的にあります年度内に追加募集をするとも含めて、検討してまいりたいと考えています。 今後、採択した事業について公表して、事業の成果などを検証しながら、多くの方々の自主的、主体的な事業、支援の参加をしていただきたいなというふうに考えております。 続きまして、尾立養豚場の件ですけれども、原状と課題と。これから先、現状と課題というのが続いていますけれども、尾立養豚場のし尿処理につきましては、簡単に経緯と背景を説明いたします。 尾立養豚センターは、昭和47年に施設を整備し、多いときで7件の養豚農家が入所していました。綾町では、昭和50年代頃から自然と共生するまちづくりを進めてきており、養豚場のし尿についても河川放流は行わず、資源として農地に還元する仕組みづくりを構築してきました。 このような自然循環型の取組が自然生態系を生かしたまちづくりであり、ユネスコエコパークの登録につながったのは言うまでもございません。 しかし、現状においては、し尿を散布する農地の減少をはじめ、散布する人員確保、施設の老朽化、産廃法との関連などを理由に、農地還元の継続が難しくなってきております。 このような現状により、昨年5月に、生産者およびJA綾町から、し尿を法定基準内に浄化した上で、河川放流させてほしいとの申入れが町にあったところです。 これを受け、県やJA宮崎、経済連等の指導を仰きながら、町でも、町民課、建設課、ユネスコエコパーク推進室、農林振興課で検討を進めているところでございます。 河川放流の可能性に加え、公共下水への接続についても検討をしておりますが、まだ結論には至っておりません。 なお、JA綾町で、養豚場内の浄化設備の整備のための予算を組んでいただいたことも申し添えておきます。1日でも早く、健全な養豚業経営を行っていくため、関係者と協議、連携を図りながら、対策を進めていく所存でございます。 以上でございます。 続きまして、メガソーラーに関してなんですけれども、最初に、実施主体は九州サンパワーエネルギー、合同会社のままですが、当初から携わっておられた方などが退社され、役員が入れ替わっております。 また、農業シェアリング法式を提案したことから、上物の設置及び管理は、九州サンパワーと、下の土地の管理に関しては、株式会社農業法人アグリパーク宮崎と変わっております。 現状は、土地所有者との条件付地上権設定仮登記や、測量やボーリング調査、条例に基づく申請書類を作成しているところでございます。 また、農業法人では、栽培品目を検討していると伺っております。 今後の課題ですけれども、環境社会影響調査及び地域との合意形成かと思われます。 条例に基づく申請書類及び環境社会影響調査の結果が提出されれば、審査及び許可の可否の判断の運びとなります。 松本議員から指摘があって、どういうふうな解釈かということですけれども、それ以前もそうですけれども、いろんなところで本当に不備なところが見られますし、まずは本当にこれが綾町にとって、環境にも社会的にも影響はないんだよということを示していただく環境社会影響調査の実施を強く望むところでございます。 最後に、ごみの戸別収集の件ですけれども、これに関しては、先ほど橋本議員のとこで説明しましたので、割愛させていただきます。 以上でございます。
○議長(松浦光宏君) 再質問はもう時間で。(発言する者あり)はい。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(松浦光宏君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) ゆめ応援プロジェクトについてですけれども、まだ町民に発表されていません。 本当に個別事業への支援で課題はないのか、アイデアをもらうというのは凄く大事なことだと思いますけれども、それを逆にいえば町でやったほうがいい事業というのも中にはあるんじゃないかなと僕は思っています。 一部の人たち、もしくは団体にそれをやってもらって補助金を出すということよりも、いやこれは町にとって凄くこれはいいアイデアだということであれば、町として取り組むべきものがこの中であるんであれば、それはそれでそういうふうに取り組んだほうがいいんではないかなというふうに思っておりますので、その辺はぜひご検討いただければというふうに思います。 それから尾立の養豚場の汚水流出の件なんですけれども、とにかくもう事故発生から1年4か月が経過をしています。この間に飼料の高騰とか、とにかく生産者が事業継続できるのかどうか、この問題と別のところでそういう事業継続が脅かされる状況になってきています。 このようなスピード感でやっていると、せっかくいろんな形で浄化処理装置を入れたり、いろんなことを、今、検討しているのが、結局水泡に帰すということもあり得る話なので、もうちょっとスピードを上げてやっていかないと、これ大変なことになるかというふうに思いますので、そこは本当に真剣に考えていただきたいなというふうに思います。 最後に、メガソーラーについてですけれども、確かに環境社会影響調査も大事なんですけれども、先ほど言ったようにマンションの一室というのは非常に引っかかるんですね。勝どきのマンションの一室、住所も調べましたけれども、代表者についてもネットで調べればいろいろ出てくる。 そういうことも決して綾町のプラスになるというふうには思いませんので、そういうのも踏まえた上で、環境社会影響調査ももちろん大事ですよ。大事なんですけれども、それだけではだめだというふうに思っていますので、もう少し多面的にそういう事業者もころころ代わるのは理由があるはずなので、ぜひその辺も含めて調査をして判断をしていく必要があるというふうに思いますので、そこはしっかりやっていただきたいというふうに思っております。
○議長(松浦光宏君) 松本議員、もうかなり過ぎているんで。
◆議員(松本俊二君) 以上です。
○議長(松浦光宏君) 関連質問の疑問はありませんか。(なし)
○議長(松浦光宏君) 松本議員の一般質問を終わります。………………………………………………………………………………
○議長(松浦光宏君) ここで暫時休憩いたします。(休憩午後4時15分)………………………………………………………………………………(再開午後4時25分)
○議長(松浦光宏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 山田議員の一般質問の前に、前松本議員の一般質問の際の町長の回答に対して訂正をしたいということが申出がありましたので、許可いたします。町長。
◎町長(籾田学君) 発言の訂正をさせていただきたいと思います。 コロナの影響の中ですね、いろんなものが高騰しているということがありましたけど、私、そのとき誤って、「円高」の影響ということを言いましたけれども、「円安」の間違いでしたので訂正いたします。
○議長(松浦光宏君) 山田議員の一般質問を許可いたします。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) お疲れさまです。いろいろ重なっているところがありますので、その辺はちょっと、省略していきたいと思います。よろしくお願いいたします。 まず初めに、ごみ問題につきまして、宮原の地区でのごみ収集実験効果とかいうのはもう、お聞きしましたので。6月中にまたアンケートを取るということですので、どうなるかは分かりません。アンケートの結果ですね。 あと2番目の、今後のごみ処理方法は、教えてください。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) ご質問にお答えしたいと思います。 今後の生ごみ処理方法はとのご質問でしたけれども、今回は、生ごみについてはですね、実証実験には含めておりませんでした。町民の利便性からの視点、将来的にゼロカーボンとかカーボンニュートラルのまちづくりの視点ということで、役場のほうとしても、炭素フロ一を作成していくなど内部で検討して、引き続きご意見を頂きたいと思います。こちらの回収方法についても、今後また検討していきたいと思いますので、いろいろご意見等頂けたらと思っています。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) 堆肥の処理といたしまして、ゼロカーボンをするには、堆肥化に係るメタンガスの温室効果として二酸化炭素が発生するときは20倍あるという資料があります。そういうことを考えますと、まあ、燃やしてしまったほうが、堆肥にするよりかいいのかなと思ったりなんかもします。堆肥にしたときにまた、堆肥の中に洗剤が入っていたりとかしたときには、化学物質が含まれていたりなんかしますので、自然生態系の観点からをしても、綾町には堆肥の還元はできないのかな──も、考えております。その辺はどうお考えでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 山田議員のご指摘のとおりですね、この生ごみを回収して、それを堆肥化すると。これを使用すると、そこの畑というのは、何ですかね、有機農産物の栽培に適したものではないというふうに判断されます。ちょっとこれでは、本来の目的と異なっていますけれども、自然循環型の農業をやっていこうということの趣旨でそもそも始まっておりますので、そこのところを、今後、しっかり検討していかないといけないと。回収の問題もありますけれども、その後の利用のところにも問題抱えておりますので、今回は、宮原の実証実験ではそこのところまで含めませんでしたけれども、今後この問題も、しっかり残っていますので、生ごみ回収のところもですね、今後しっかり検討してまいりたいと思います。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) 循環型を考える上でもしっかりと検討していただきたいんですけど、財政的な負担もかなりありますので、お金にならない堆肥をするよりも、もう燃やしてしまったほうが、まあ、いいのかなとも思ったりなんかもします。その点につきましても、今後検討していただきたいと思っております。 生ごみ処理に対しては本当に、皆さんからのもういろいろな、町民の意見がありまして、とても複雑であるということと、生ごみの臭さもあるということと、今まではEM菌をその中に入れて臭みを取っていたということもありましたけど、そのEM菌も投入しないということで、臭いがまたひどくなって、この雨の中また夏になったら、もっと、その臭いが悪臭がするということもあります。そういうことの、何ていうかな、精神的負担、ということもありますので、その辺を考えていただいて、生ごみ収集の在り方を考えていただければと思っています。 もう、この問題はかなり時間をかけてやっているかと思いますので、その辺はどうお考えでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) この生ごみの回収の件なんですけれども、確かに、エコクリーンプラザのほうに持っていって、もう一緒に片づけたほうが手っ取り早いんじゃないかなということもあるんですけれども、これまで綾町は、自然との共生を図り、と。ユネスコエコパークにも登録された経緯もございますので、今の山田議員からのご意見ももちろん参考にさせてもらって、ちょっと広く町民の意見を聴いてですね、どういう方向がいいのかと。 確かに、あの蓋を開けたら、もうグロテスクというか、もう臭いもすごいですし、見るのも「うえっ」と感じでなってくるのが事実です。精神的にも、また美化の面でもですね、果たしてこれがいいのかどうかというのも、しっかり検討していきたいと思いますし、これまでずっと、その中でも頑張ってきていますけれども、やっぱりここでですね、皆さんの意見、町民の意見を集約して、できるだけ多くの方の賛同を得て、コンセンサスを得られる形で進めてまいりたいというふうに思います。 以上です。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) よろしくお願いいたします。 それでは、自治会に非加入世帯に対するごみ分別周知方法はいろいろとあると思いますが、このことに対してもよろしくお願いいたします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) お答えいたします。 自治会非加入世帯に対するごみ分別周知方法とのご質問ですけれども、転入者が自治公民館に加入しない傾向がより多くあるように思われます。 転入の手続の際には、ごみ分別の手引書を渡しております。 また、綾町のホームページでも周知を行っているところでございます。 さらに、もうスマートフォンでですね、まあ若い方が、転入されている方、比較的多いかと思うんですけれども、スマートフォンとか皆さん持っていらっしゃいますので、スマートフォンの専用アプリでですね、分別方法を提供するサービスを開始する計画をしておりまして、一部、使い勝手の面でクリアすべき課題がありますけれども、何とかスマートフォン等を活用してですね、導入に向けて準備してまいりたいと考えております。 以上です。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) 自治公民館非加入世帯転入者が自治公民館に入らないということで、若い人たちが転入してくるかと思います。そのときに、前回のときに、若い人たちにはいろいろな補助金が出ます。通学の補助金だの子育ての補助金だのとかいうものがあります。そういう方々に対して、自治公民館に入らないとそういう補助は渡せませんよというようなことは、今されている最中でしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町民課長。
◎町民課長(野村修君) 従来からのこの補助金の支払い方法の条件に、自治公民館の加入を義務づけているかということにつきましては、従来からの踏襲で……、前例といいますか。それで、厳密に言えば、憲法違反になるかという、そういったところまでいくわけでして、そういったところで、補助金の大半については、自治公民館の加入を義務づけているという補助金が、大半がその条件を付していないという状況であります。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) 任意ですので、正確にはもう、強制的にはとかいう話にはならないかとは思いますけど、逆に言えば、綾町はもちろん、ごみ収集もしますし、その公民館に入ってない方々に対してもやりますけど、まあ、せめて、自治公民館に入ってもらって、いろんな補助を頂きながら──そういうことというのは多分、小学校のときからの、町の在り方を考えていく中で、そういう自治公民館活動というのがあるよという話を、やっぱり子どもを介し、逆に、子どもを介して、大人に教育してもらう。当たり前のように大人は公民館非加入をするというのじゃなくって、「お母さん、お父さん、公民館活動しているの」、逆に子どもから言われれば、はっと気づくところがあるのではないかと思っています。 親は、公民館活動している。その子どもたちは公民館活動していないというところが多々、あると聞いております。そういう若い世代の人たちにやっていただかないと、本当に、やり切れない、やり切ることができないというのが自治公民館活動だと思います。若い人の加入をどう推進していくかということの問題点は、前々から、問題になっております。その点、教育長のほうにちょっとお伺いしていいですか。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(岩切康郎君) 先ほど松本議員のところで、自治公民館活動についての学びをですね、小学校の早い段階から取り入れていかれてはどうかという、大変貴重なアドバイス頂きまして、それと山田議員の今の、ご提言といいますか、そういうお考えというのは、非常に合致するところもあると思います。 これは防災訓練でも同じことが言えまして、東日本大震災のときに、やはりいろんな、「釜石の奇跡」とかいろいろありますけれども、子どもたちが、率先して、学校で学んだことをお父さん、お母さんに「こうやってやるんだよ」というふうに話して、助かった家族がいるということも前例としてございますし、この自治公民館活動にやはり入ることが当たり前なんだよということを、議員が今おっしゃったようにですね、子どもたちが、澄んだ目で、親に話ができるようになったら、それは本当に理想で。 何とか学校も、そういったことに、子どもたちが目を向けて、家に帰ってそういう親子の会話ができてくるようにですね、今後、現場の先生たちと十分話合いをしながら、取り組んでいきたいと思います。 いいご助言、ありがとうございます。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) ありがとうございます。公民館活動が綾町の目玉の1つだと思っております。自治公民館活動が。 その世帯がもうお年寄りばっかりになってしまって、もう若いところがいなくなりましたという話を聞きます。多分、若い人たちはいらっしゃると思います。でも、忙しいから入らないとか面倒くさいから入らないとか、役員が回ってくるから入らないとか、そういう話を聞きます。 そういうふうにならないように、いざというときに、これは、先、2番の地域防災のことについても関連するようなことです。皆さんが、ここの綾町のみんなが、そういう公民館活動に、負担にならないようなことをしながら、楽しくやっていきたいと思っております。私は、一応、女性連の会長として、地域の婦人の人たちと交流がありますので、そういう中からも、うちではもう本当に年寄りしかいないからもう出てようこんとよね、という話にもなります。若い人たちに奮起してもらって、無理のないように、やっていきたいと思っておりますが、その若い人たちがどうやって中に入ってくれるような、非加入世帯をなくすような努力をしてもらって、みんなで、ごみの分別にも携わるというふうなこともできればと思っております。公民館長さんだけに押しつけずに、みんなでやっていければと思っております。 それでは、2番の地域防災について、やっていきたいと思います。 先ほど、
地域防災訓練の予定はということで、何月でしたっけ、11月から2月にかけて行いますということを聞きました。どのような内容というのも聞きました。 そしたら、内閣府のほうから、今年5月に改正された災害対策基本法の中で、個別避難計画というものがあります。高齢者や障がい者などの自ら避難することができない困難な人たちに対する行動支援の政策は、各自治体にお任せしておりますが、その辺は何か計画はされていますでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 総務課長。
◎総務課長(竹下琢郎君) 現時点においてはですね、まだ個別避難計画についてはテーブルには上げておりません。今後、検討していくことになるのかなというふうには考えております。 以上でございます。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) いま令和4年。あと2年か3年後ぐらいまでには策定しなさいという、まあ、努力義務にはなっているかと思いますが、その策定に当たりまして、計画とかいう、今後という話になりますが、いつ来てもおかしくない災害ですので、そういう高齢者や障がい者に対する、誰も見捨てない、災害があってもみんなで助け合うというところから、多分、行政と福祉の連携が必要かと思います。そういう福祉の関係は多分、副町長、社会福祉協議会はボランティアのほうもあると思いますけど、ちょっと、頭にありますでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 副町長。
◎副町長(中薗兼次君) そういった、弱者といいますか、支援が必要な方については、民生委員の方にそういった方と情報共有しておりますし、一応、役場のほうでも、各地域ごとに障がい者の方とか、高齢者、ひとり暮らしとか、そういったところは多分、福祉のほうで管轄しているんじゃないかと思いますので、福祉保健課長のほうにちょっと説明させます。
○議長(松浦光宏君) 福祉保健課長。
◎福祉保健課長(佐藤光久君) ご質問にお答えいたします。 障がい者、高齢者のひとり暮らし等については、地区ごとにですね、こちらのほうで把握をしておりますので、そのような方に関しては、一旦その災害等が起こった際にはですね、消防団だったりに情報が提供できるような準備をしております。 以上になります。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) これは、準備はしていても、いざといったときに行動に移せるかどうかというのは多分、訓練しないと、駄目なのではないかと思っております。 ですので、もし地域の防災訓練があるときには、その方々を、どう避難させるかというところまで考えていただけたらと思っております。町長、よろしくお願いいたします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 先ほどの松本議員の質問のところでもお答えしましたけれども、実際に訓練してみて経験して、事前に避難経路等も含めてどういうふうにしたらいいかということを経験しているのと、いきなりそれに遭遇するので全然違いますので、しっかり今年の訓練の中でも入れていって、一応6地区ということからスタートしていこうかと思いますけれども、全町民がですね、自分がどういうふうに対応したらいいのかということを事前に、実際にやってみて、体で覚えてもらって、災害から身を守るということにしっかり理解してもらうようにしていきたいなと思います。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) ぜひ、そういうところまで、誰も見逃さない、誰も、そういうところまで、排除せずに、救う手だてを考えていただければと思います。よろしくお願いいたします。 その中でまた、ペットの問題もあると思います。環境省が6月1日に、犬、猫にマイクロチップを挿入するということになりました。その点につきまして何か、災害のときに役立つのか、それともいなくなったときに役立つのか。防災の関係にも関連するのかなと思っておりますので、ちょっと何かそういう、行動をするとか、マイクロチップのセンサーを持っているだの、そういうところまでいっているのでしょうか。それとも、もう全然、ノータッチなのか。よろしくお願いいたします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) いや、私もですね、最近のニュースで、ペットにマイクロチップ入れて。うちも犬がいるので、あのニュースを見たときにちょっとかわいそうだなとも思ったんですけれども、やっぱりこれから、自分と愛玩動物、災害とかあったときに、やっぱり共にすると。家族の中の一員と考えていらっしゃる方もいらっしゃいますので、綾町のほうでも、今後どういうふうに進めたらいいのか。単なる動物ということじゃなくてですね、そういうのもしっかり検討していく必要があるんじゃないかなと、流れはそういうふうにいっているんじゃないかなというふうに思います。 あと、担当のほうから、ちょっと、それに関してちょっとコメントをさせていただきたいと思います。
○議長(松浦光宏君) 町民課長。
◎町民課長(野村修君) マイクロチップにセンサーつきの器具を照らし合わせたときに個体が判明するということですので、大規模な災害が発生したときの迷い犬の確認とか、そういったときには役立つとは思うんですが、現状では、犬の避難計画の中ではそのマイクロチップにセンサー当てて識別を行うという、現時点での計画ではございません。 今後、マイクロチップを活用した愛玩用のペットの管理という面で、その機械器具の購入ということでは検討していきたいと思っております。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) ブリーダーさんやペットショップなどで販売されたときに、マイクロチップを挿入するというふうになっているんです。その挿入というのは、もう義務化されていますので。動物愛護センターでするんでしょうか、ブリーダーさんがするわけではないと思いますけど。ちょっとその辺が分からないですけど、また調べてみます。
町民生活課でするようなことなのか、それとも、それはちょっと関係ないというものなのか、ちょっと分かりませんでしたので、またこの件につきましては、質問事項に上げていませんでしたので、またお答え願えればと思います。よろしくお願いいたします。 それでは、3番の「教育長に問う」ということで、事前に意気込みを聞いてくださいということでした。よろしくお願いいたします。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(岩切康郎君) ありがとうございます。 綾町における現状把握、そして今後取り組んでいきたいことについては先ほど若干ご答弁をさせていただきましたので、ここでは、私が綾町の教育長をお受けしたいきさつ、その辺りも含めて、お話をさせていただきたいと思います。 議員の皆様におかれましては、昨年度の3月議会におきまして私を教育長にご承認頂きましたこと、大変、心より感謝を申し上げます。 私は、これまで数多くの子どもや保護者、そして地域住民の皆様に出会う中で、教育の営みの大切さ、そして教師という職業の魅力を直接肌で感じながら、昨年度まで38年間、様々な学校現場そして教育行政に身を置いてまいりました。特に、定年退職後も再任用校長として1年間、地域と共に歩む学校づくりに取り組み、貴重な経験もさせていただきました。 そのようなときに、綾町の教育長という大役を引き受けてみる気はないかというお話を頂きまして、正直、大変、迷いました。私のような者に、綾町の明日を担う子どもたちの教育のかじ取りが、果たしてできるのだろうか。それは簡単に引き受けられることではなく、これまで自分がどのような形で綾町の教育に関わってきたかをいま一度、振り返らせていただきました。 残念ながら、私は教師として綾町の学校に勤務する機会は頂けませんでしたが、宮崎教育事務所時代の指導主事、そして中部教育時代の所長という立場で、過去に5年間、主に学校教育そして生涯学習の分野で関わらせていただきました。 その中で、私の抱く綾町は、豊かな大自然を町民の皆様が大切に守り続け、他の地域に負けない、「本物を造る地場産業のまち」、そういうイメージがありました。学校は町内に小中学校が1校ずつあり、昔から、幼稚園や保育所も含めて、綾らしい一貫した方針で教育の営みが行われているという印象もありました。 このように、私にとりまして綾町は大変魅力的なまちであることを再認識したときに、極めて重要な役職ではございますが、これまで私が積み上げてきた経験や教育の理念を綾町の未来のために生かすことができればと考えるようになりました。議会でご承認を頂きましてからは、すぐに、綾町に住む決意もいたしました。 今は、綾の空気や風を肌で感じながら、この地で生活をすることで、一日も早く私も「本物の綾の人間」となり、町民の皆様とともに子どもたちへの教育を通して綾町の新しい未来をしっかりとつくっていきたいと考えております。 以上でございます。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) 綾町って、すてきなとこですよね。小学校1校、中学校1校しかありませんし、また、それが幼稚園、保育園からずっと一貫して流れていってしまうときには、それがいいのか悪いのかというところもありますけど、もう、ちょっと物すごくもう密な関係には子どもたちもなっております。また、大人も、密な関係になっております。一度こじれると大変なことにはなるんですけど、まあ、子どもたちのこじれ方はいいんですけど、大人のこじれ方というのはちょっと大変なものになりますが、まあ、それも含めて、綾町というところは自然も豊かで、いいところだと思っております。 いろいろ課題はあるかと思いますが、教育の現場として、対応できるところが多々あるかと思っております。教育だけではやっていけないところも福祉を交えて、その辺も交えて持っていかないと、いろいろ問題を抱えている子たちも大勢いるかと思っております。生活環境が一人一人違っております。そういうところで、先生たちの、まあ、小さい学校ですので、逆に言えば一人一人を大切にしていただいて、その個性を伸ばしていただければと感じております。その点につきましては、一人一人の個人の巣立ちというところも変わってくると思います。一人一人を大切にしていただける生活環境、また教育現場をしていただければと思っております。その辺について、ちょっと聞かせてください。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(岩切康郎君) 議員から今ご指摘頂いたとおりでございます。今、国では、令和の日本型教育というものを提唱されまして、「個別最適な学び」そして「協働的な学び」、これをきちんと明確に学習の学習指導課程というプランの中に位置づけて、基本的には、どの子も見捨てない。その子の強みを、一つの個性として、きちんと伸ばす教育、こういう考え方がより強調されてきております。まさしく、山田議員が今おっしゃったことでございます。 福祉との連携も当然、今後深まっていくことと思います。様々な子どもたちの対応は、明日の議会でもご質問頂いております不登校対策でありますとか、いじめ対策にも関連してきますけれども、やはり、大事なことは、その子のやはり特性、よさを、しっかりと、先生が認めて、そして保護者としっかり、共同歩調で、その子の人生、成長に関わっていく、そういった教育の営みが行える綾町にしていきたいと考えております。 ありがとうございます。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) よろしくお願いいたします。子どもたちの学びの大切さは、先生、教育長が一番知っているかと思います、その心の学びもあります。成長もあります。どうぞ、一人一人を大切にしてあげてください。よろしくお願いいたします。 その点に関しまして、福祉のほうも関連するかと思います、いろんな面で。連携は取れていますよね。福祉保健課長、よろしくお願いいたします。
○議長(松浦光宏君) 福祉保健課長。
◎福祉保健課長(佐藤光久君) ご質問にお答えいたします。 福祉への分野では、平成20年から5歳児相談事業を進めております。これも、臨床発達心理士という方が町内に在住していたことから進められた事業になりまして、非常に、1歳半、3歳半という公的な母子保健法で定められた健診後、就学時健診までの間隔にそういう健診の場、いろんな成長を見る場がなかったものですから、平成20年度にそういうことを始めまして。 その検査の内容はですね、発達の調査、言葉の調査、耳の調査、目の調査、そういう調査をするんですけど、そういうところで、3歳半では分からなかった発達の少し遅れている部分なんかを5歳児相談のほうで分かるようにしております。その情報を、小学校の先生に入学前におつなぎをすることでですね、初めて「こういう特性のある子」というところを小学校の先生たちが見る機会になると思うんですけど、子どもたちにとっては、非常にスムーズに学校の教育のほうに迎える、どういう環境をつくれば学べるのかという環境をつくるような連携が取れているというふうに思っております。 以上になります。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) 連携を大切にして、その5歳児以降の子どもたちもいろいろな問題を抱えておると思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、2番の課題と取組につきましては同僚議員も聞いておりますので、3番の「幼、保、小、中における
マスク使用方法」、新しい国の方針が対する対応につきまして聞かせてください。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(岩切康郎君) では、幼、保、小、中におけるマスクの使用方法につきまして答弁を申し上げます。 先月23日に、国の「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」の一部が変更されております。 その方針によりますと、マスクの着用については、屋内においては他者と十分な身体的距離が保てない場合、そして距離は保てるけれども対面して会話を行う場合、さらには、屋外におきまして他者と距離が取れず会話を行う場合などにつきましては、これまでどおりマスクの着用を奨励する、そういうことになっております。 また、高齢者等との面会時、それから病院の中など、重症化リスクの高い方と接する場合にも、マスクの着用を今後も奨励してまいります。 なお、そのマスクも、これまでどおり、可能であれば不織布マスクを勧めていきます。 今回の変更点は、屋内において、他者と身体的な距離が十分取れて、目安は2メートル以上ということなんですけれども、会話をほとんど行わない場合などには、マスクの着用は必要ないと、そういうふうに明記してあるところであります。 また、屋外において、他者と身体的な距離が確保できる場合、他者と距離は取れない場合であっても会話はほとんど行わない、そういった状況の場合には、マスクの着用は必要ないということでございます。特に、梅雨入りしましたけれども今後、夏場におきましては、熱中症対策を十分考慮、優先して、適宜、状況に応じてマスクを外すことも奨励してまいりたいと思います。 さらには、乳幼児、小学校に上がる前の年齢のお子様のマスクの着用につきましては特に注意が必要でありまして、2歳未満では奨励しないということにもなっております。 また、2歳以上の就学前の子どもにつきましても、個々の発達の状況とか、そのときの体調等を十分に踏まえる必要があることから、他者との身体的な距離にかかわらず、マスク着用を、決して一律には、奨励しないと。そういうこととなっております。 なお、本人の体調が優れず長時間継続してマスクの着用が難しい場合も、無理に着用させる必要はなく、関係保護者や周りの大人が子どもの体調に十分配慮した上で注意を促すことになっております。 したがいまして、綾町の幼・保・小中学校におきましても、今回の国の基本方針の変更に準じまして、新型コロナウイルス感染症対策の一部を変更して実施していきたいと考えております。特に、気温や湿度が上昇するこれからの時期を踏まえれば、幼児、児童、生徒はやはり大人に比べますと体力的にも未成熟なため、屋内外を問わず熱中症対策を、状況によっては、優先しなければならないと考えております。 具体的な取組といたしましては、屋外は運動場に限らずプールも、そして屋内の体育館も含めまして、全ての体育の授業は原則マスクを外すよう、指導を徹底してまいります。先日行われた校長会でも、ここは確認をいたしました。その際は、感染予防対策としまして、間隔を十分確保して、なるべく子ども同士の体が接触するような運動を制限する。そして、屋内では十分な換気を行うということも確認をしております。 また、小まめな水分補給は、お医者様のご助言によりますと、喉に付着したウイルスをですね、水分補給をすることで胃液で殺す効果もあるということで、この小まめな水分補給は熱中症対策と感染予防対策どちらにも有効と思われることから、部活動それから体育の授業時間には積極的に取り入れていただくようお願いをしたところでございます。 それから、問題になっております、夏場の登下校時に関することでございますが、学校側からの保護者へのお願いとして、子どもたちへの指導としましては、できるだけ、身体的な距離を可能な限り確保することを意識して、会話もなるべく控えて、熱中症対策を優先し、マスクを外せるような状態にしましょうと、そういうふうに話をしていこうと思っております。なかなか、徹底するということは難しいところもあるんですけれども、そういった方向で、保護者にも協力をしていただこうと思っております。 このように、マスク着用の基本的な考え方は、活動の場所、距離の確保の状況、会話の有無、そういったことに応じて柔軟に判断することとしております。あわせて、その日の子どもたちの一人一人の体調をしっかり個別に観察しながら、柔軟かつ的確な対応を行うように、具体的に教育委員会も指導してまいります。 以上でございます。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) マスクを外すということがなかなか大人もできていないと思うんですよ。ましてや、子どもは多分、大人の言うことを聞いてマスクをしておりますので、率先して大人がマスクを外すようなことをしないと、あの人はマスクしているのにという、マスクをしてないという目で見られることが多々。屋外ではもう多分マスクしなくても大丈夫ということになっているとは思うんですけど、このマスクを外せない状態になっております。 これから熱中症は本当に、多々、考えられると思います。今度、町の夏祭りがありますが、マスクなしで、距離を置いて、マスクなしの対処をしましょうねという話にはなっております。なるべく、マスクをもう外すという方向で、大人が率先して。多分……、なかなか難しいのかもしれませんけど、まあ、ある程度もう9月になれば、それこそインフルエンザぐらいの第5類になるという話でしたので、そこまではなかなかできないのかなとは思いますが、綾町独自というわけにもいきませんでしょうし、国の政策として施策としてやっていることですので、なるべく早く、そういうところはやっていただきたいとはもう思ってはおりますけど、これは県のほうに要望しても駄目なんですかね、と、思います。 宮崎です。この真夏です。なるべくもうマスクを外して、みんなでやりましょうということは、県のほうでは言えないものなんでしょうか、町長。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 今、教育長からも説明ありましたけれども、国のほうからの指示でですね、できるだけ外しましょうと。 やっぱり、我々がですね、まあ手本を見せるじゃないですけれども、自分たちがやることによって、子どもたちも見て。私も今、できるだけ朝、やっぱり来るときは、マスクをあえて外して自転車こいでいるんですけれども。たまにすれ違うときに、ちょっと距離を置いて「おはよう」って声をかけたりとか、町民にお会いしてお話しするときにはポケットから出してはめるようにするとか、ああいった姿勢、マスクを外す。特に外でひとりのときはそういうふうに、山田議員をはじめ議員の皆さんもですね、できるだけそういうふうに協力していただいて、それを見ることによって「ああ、外していいんだな」と思ってもらえると。もちろん、そばで行って話すときにはもちろんポケットからするというふうな方法を心がけていきたいと思います。 県のほうからも、もう距離があったら外していいということでは言われていますので、ただ、それを、なかなか実行できないんですよね、我々は。最初に外すというのが、ちょっと抵抗があるんです。あえて、そこのところをですね、皆さんお手本になるような形で、できるだけ外して行動するということを心がけたいなというふうに思っています。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) マスクを外す努力をしたいと思っております、今後は。皆さんでマスクを、今でも外してもいいと思います。距離があるし、それとアクリル板もありますし、マスク外してもいいのかなと思っております。 でも、マスクがあるから、化粧しなくてよかったというのもあります。マスクを外したらまた、ああ、違う顔だったということもあります。 それでは、4月からGIGAスクールの進捗状況を教えてください。これは3月議会で町長に聞きました。その後どうなったのか、教えてください。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(岩切康郎君) それでは、4月からのGIGAスクール構想に関する小中学校の取組の進捗状況について、答弁申し上げます。 綾小・中学校では、令和2年度までに、GIGAスクール構想を活用しまして、全児童生徒にタブレット端末、そして個別アカウントを配付完了しております。また、昨年度には綾小学校に電子黒板を23台配備し、本年度6月の補正予算にて、綾中学校にも同じく電子黒板19台、配備していただく予定でございます。 小学校1、2年生につきましては、現在の取組ですけれども、まずICT機器になれ親しむことを大きな目標にしまして、適宜、授業の中で、子どもたちが楽しく活用しながら学べる、そういった取組を中心に行っております。 先週、学校支援訪問がございまして、私も授業参観させていただいたんですが、ちょうど低学年がほとんど授業をやっておりまして、非常にですね、1年生のそのタブレットを活用するスキルが、宮崎市内の小学校に比べると、上達しているなというふうな感想を持った次第です。 それから、3年生から上の学年につきましては、マイクロソフト社の「チームズ」というソフトにホワイトボード機能というのがございまして、それを使って教師が様々な学習の課題を子どもたちに提供したり、外国語科では、タブレット端末を子どもたちが自宅に持ち帰りまして、自分が大切にしている宝物、それを家で写真に収めてきて、翌日、学校で英語で発表する、そういった活動も行っております。 さらに、高学年、算数科の授業では、自分がよく分かった内容、それからなかなか不明瞭だった点、そういったものを授業の最後にタブレットで自分でまとめて、それを受持ちの先生に提出するなど、本格的に機器を活用した授業そして家庭学習などに取り組み始めております。 さらに、綾小・中学校で活用しているタブレット端末には、ジャストシステム社のクラウド方式によるAIドリルソフトを導入しております。このソフトは、個々の児童生徒の回答状況を、教師用のタブレットで容易に把握することができます。そして、個々の子どものつまずきをソフトウエアが把握して、それぞれの子どものつまずきを解決していくためのスキルアップ問題というのですけれども、それを自動でその子に出題する、そういった優れたAI機能も搭載しております。したがいまして、今後は、こういったものを有効に活用することによって、学力の向上対策にも極めて有効に活用できると期待しているところです。 また、多方面では、綾小学校ですけれども、コロナの影響で自宅待機が長引いてしまう、そういったお子さんも出てくるわけですけれども、そういう児童に対しまして、自宅からオンラインで授業に参加して、受持ちの先生やクラスの友達と意見交換が行えるように対応している5、6年生等の学年もございます。 今後も、綾町が派遺しているICT支援員──各学校に1名ずつ派遣しておりますが──を十分活用して、それぞれの学校の先生方のスキルアップをまずしっかり図り、教師の指導力に差が生じないようにしてまいります。 そして、さらに、本年度は、今後の予定ですけれども、ICT機器を十分活用できる、綾町独自のスタンダード授業モデルを小中学校に教育委員会から示す予定でございます。 これからも、綾町の未来を担う子どもたちの育成に、国のGIGAスクール構想の取組が十分活用できるように、努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) どういうふうになったかまた1年後ぐらいに聞き──12月議会ぐらいに続きを聞きたいと思います。よろしくお願いいたします。 以上で終わります。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) はい、何ですか。
○議長(松浦光宏君) 2番の(3)の地域防災倉庫を造る予定はないのかが抜けたと思うんですけれども、質問……。
◆議員(山田由美子君) ああ……。 では、お願いします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) お答えさせていただきます。 地域防災倉庫を造る予定はないかとのご質問ですけれども、昨年度は役場に防災倉庫を設置させていただきましたが、今後は各地区にも設置したいというふうに考えています。各地区に防災倉庫が設置されることで、地域防災力向上はもちろんのこと、地域の防災意識が高まることにもつながるのではないかと期待しております。 各地区の防災倉庫に何を備えるかという話になろうかと思いますが、町としては、備蓄用食料以外に必要となるもの、発電機、ライト、毛布、折り畳み式のリアカー等の生活用品を想定しております。食料につきましては、保存年限の設定も管理面の課題がありますけれども、公民館長さんのご意見も踏まえ、検討していきたいと思います。 当面は、役場に設置している防災倉庫で集中管理を行い、必要に応じて各避難所に必要数を供給する態勢を取りつつ、企業や団体との災害協定締結による防災力向上にも注力していきたいというふうに考えております。 以上でございます。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) やっと防災倉庫ができるかなと思っております。ありがとうございます。 防災倉庫の中に入れるものというのは、各地区でまた考えがあると思いますので、十分その辺は意見を聴きながら、地元の住民の方たちとやっていければと思っております。 以上で終わります。
○議長(松浦光宏君) 関連質問の希望はありませんか。(なし)
○議長(松浦光宏君) 山田議員の一般質問を終わります。────────────・────・────────────
○議長(松浦光宏君) 以上で、本日の議事日程の全部を終了いたしました。 これをもちまして、本日の会議を散会いたします。(散会午後5時16分)──────────────────────────────...