綾町議会 2022-03-09
03月09日-04号
令和 4年第2回定例会( 3月)令和4年第2回(3月)綾町議会(定例会)会議録令和4年3月9日再開 令和4年第2回綾町議会(定例会)が令和4年3月9日午前9時
綾町役場議場に招集された。 出 席 議 員┌─────┬───────────────┬─────┬───────────────
┐│議席番号 │氏 名
│議席番号 │氏 名
│├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤│1 │山 田 由 美 子 │7
│兒 玉 千 歳 │├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤│2
│池 田 和 昭 │8
│日 高 幸 一 │├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤│3
│松 本 俊 二 │9
│松 浦 光 宏 │├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤│4
│青 木 實 │10 │橋 本 由 里 │├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤│6
│日 髙 憲
治 │ │ │└─────┴───────────────┴─────┴───────────────┘ 欠 席 議 員┌─────┬───────────────┬─────┬───────────────
┐│議席番号 │氏 名
│議席番号 │氏 名
│├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤│5
│児 玉
信 │ │ │└─────┴───────────────┴─────┴───────────────┘ 事 務 局┌─────┬───────────────┬─────┬───────────────┐│局 長 │高 松 俊 秀 │書 記 │野 村 美 樹 │└─────┴───────────────┴─────┴───────────────┘ 説 明 員┌─────────┬──────────┬─────────┬──────────┐│町 長│籾 田 学 │副 町 長│中 薗 兼 次 │├─────────┼──────────┼─────────┼──────────┤│教育長
│日 髙 和
典 │総務課長 │蓮 子 浩 一 │├─────────┼──────────┼─────────┼──────────
┤│財政課長 │竹 下 琢
郎 │福祉保健課長 │佐 藤 光 久 │├─────────┼──────────┼─────────┼──────────
┤│農林振興課長 │兒 玉 良 次
│総合政策課長 │松 下 栄一郎 │├─────────┼──────────┼─────────┼──────────
┤│町民課長 │野 村 修 │建設課長 │中 原 修 一 │├─────────┼──────────┼─────────┼──────────
┤│教育総務課長 │小 村 久美子
│社会教育課長 │森 園 由美子 │├─────────┼──────────┼─────────┼──────────
┤│ユネスコエコパーク│入 田 賢 一
│会計管理者 │吉 鶴 慶
久 ││推進室長 │ │ │
│├─────────┼──────────┼─────────┼──────────
┤│監査委員 │郷 田 五
男 │ │ │└─────────┴──────────┴─────────┴──────────┘令和4年第2回(3月)綾町議会(定例会)
議事日程令和4年3月9日再開 開 議 日程第1
一般質問会議に付した事件・議事日程と同じである。──────────────────────────────┌───────────┬──────────────────────────────────┐│質 問 事
項 │質問の要旨
│├───────────┼──────────────────────────────────
┤│提出議員 日髙(憲) │(1)綾町河川をきれいにする条例(平成6年制定)の見直しについて。 ││1.
綾町河川条例につい│(2)JA綾町との
公害防止協定の見直しについて。 ││て │(3)町内河川に影響のある業者、または個別に事業者との
公害防止協定は結
││ │ばれたのか。
││ │(4)河川、水路を含む水質の看板設置要望について。
││ │(5)漁業組合とのJAとの補償問題は、行政として仲介に入り解決されたの
││ │か。
││ │(6)最後に養豚団地に隣接する立ち退きについて。
││ │ ││2.養豚団地について │(1)汚濁水が河川に流れ出て、約1年が過ぎ、養豚場の改善、整備について
││ │。
││ │(2)汚濁水(液肥)の田畑散布について。
││ │ ││3.町内でのコロナ・オ│(1)
コロナ・オミクロン株拡大で行政として今後経済対策にどう向き合うの
││ミクロン対策について │か。
││ │(2)町内でも3回目の接種が始まったが(1、2回も含めての)副反応の状
││ │況について。
││ │(3)町内で病気、自宅介護等の接種はどう対応されたのか。
││ │(4)保育園児のマスク着用が国会で論議されていたが、綾町内での対応は。
││ │(5)
オミクロン株については、幼児、低学年、高齢者に多く発生している。
││ │特に高齢患者に備えての対策は十分か。
││ │ ││4.燃油高騰について │(1)
キュウリ生産者の声として、A重油の高騰に伴い補助はできないか。町
││ │での現状把握の報告を。
││ │ ││5.
森林環境譲与税基金│(1)
森林環境譲与税が各県自治体に配分されているが、綾町への配分は。 ││の使途について │(2)配分された資金の運用について。
││ │(3)森林伐採後の植林に規定があるのか。
││ │ ││6.国有林への枯れ葉剤│(1)自治体は、2,4,5-
T系除草剤埋設について。 ││埋設について │(2)調査の上、九州各県また県内に何カ所埋設してあるか。その場所と埋設
││ │量は。
││ │(3)放っておけない問題として、自治体の今後の対応は。
││ │ ││7.最後に来年の町長選│(1)現職町長として、来年の選挙に再出馬されるのか。 ││について │
│├───────────┼──────────────────────────────────
┤│提出議員 兒玉 │(1)コロナ関連の支援金について ││1.
ウィズコロナ社会を
│ 綾町新型コロナウィルス感染症緊急対策経済影響事業者支援給付金で、││求めて │不支給の理由に交付要綱第3条(5)の内容について町長に問う。
││ │(2)国からの
新型コロナ対策補助金を利用しての
経済支援事業であり町民差
││ │別ともとれる。町長の見解は。
││ │(3)町税等、
住宅使用料等の不納欠損額はいくらか。
││ │(4)県は新年度事業のコロナ対策として、2課を新設する予定であるが、町
││ │としてコロナ対応に関する動きについて。
││ │ ││2.山を守る町を目指す│(1)町中心地より身近な山も杉などの伐採が目立つ。里山の荒廃につながら ││べき、チーム綾で対応で│ないような対策について。 ││きないか │(2)管理不能な山林を林業事業者と県補助事業などにより整備、育林するこ
││ │とはできないか。
││ │ ││3.綾町内の青少年の実│(1)最近社会問題視されているヤングケアラーの実態は。 ││態について │(2)引きこもりの実態は。
││ │(3)上記につながる恐れのある不登校生徒の実態は。
││ │ ││4.避難訓練の結果につ│(1)新年度の
防災関連予算は。 ││いて │(2)防災に関する一人暮らしや高齢者、障がい者対策は。
││ │(3)
安心カード発行枚数とその対策は。
││ │(4)庁舎内の非常電源用の発電機はリコール対象でないか。
││ │(5)防災マップは地域型として見直しできないか。
││ │ ││5.その他 │(1)役場のオンライン用の機器の整備について。 │├───────────┼──────────────────────────────────
┤│提出議員 山田 │(1)家庭におけるICT教育の支援実態は。 ││1.
GIGAスクールに│(2)
ICT教育支援の学校における実態。 ││関する事項 │(3)検証しなくてはいけない事案。
││ │(4)
GIGAスクールに対して配当された予算の執行状況、教育の効果など
││ │。
│├───────────┼──────────────────────────────────
┤│提出議員 青木 │(1)当初の目的は達成できたか。 ││1.旧総合基金の和解に│ ││ついて
│ ││ │ ││2.流れるプール、管理│(1)工事代金420万円の調査結果はどうだったか。 ││棟、宿泊施設について │(2)トピカ社への新年度委託料はどうか。 ││(町長に伺う) │(3)宿泊3施設の経営状況はどうか。
││ │ ││3.教育長、町長に再度│(1)教育長の水道使用量について。 ││伺う │(2)教育長の
県サッカー協会理事について。
││ │ ││4.
尾立養豚センター汚│(1)設立当初からの補助金等の総額の資料提出は未だない。 ││水流出について │(2)対策の進捗状況はどうか。町長の指導とは何か。
││ │(3)事業は継続されるか。
││ │(4)再度問う。汚水流出は事故か、故意か。
││ │ ││5.綾川汚濁問題につい│(1)「綾北川濁水対策検討会」とは何か。 ││て │(2)進捗状況は。
││ │(3)奇形魚の回答は。
││ │ ││6.森林環境税について│(1)森林環境税の目的と内容は。
││ │(2)税の収支は現在いくらか。
││ │ ││7.旧谷口病院について│(1)旧谷口病院の購入等の経緯は。
││ │ ││8.枯葉剤について │(1)枯葉剤の経緯、対策について。
││ │ ││9.二反
野メガソーラー│(1)二反
野メガソーラーの環境アセスの判断は誰がするのか。 ││について
│ ││ │ ││10.特定建築物につい│(1)特定建築物とは何か。
防火管理責任とは何か。 ││て
│ ││ │ ││11.町長のビジョンに│(1)国際文化都市とは何か。 ││ついて │ │└───────────┴──────────────────────────────────┘(再開午前9時00分)
○議長(松浦光宏君) おはようございます。本日の議事日程は、一般質問となっております。議事進行については、格段のご協力をお願いいたします。 ただいまから本日の会議を開きます。 発言につきましては、簡潔にまとめられ、また、
綾町議会会議規則及び申合せ事項を守っていただきますよう、ご協力をお願いいたします。 なお、執行部におかれましても、簡明に要領よくまとめられ、答弁漏れのないようにお願いいたします。────────────・────・────────────
△日程第1.一般質問
○議長(松浦光宏君) 日程第1、一般質問を行います。 あらかじめ、本日の質問者の順序を申し上げます。1番、
日髙憲治議員、2番、
兒玉千歳議員、3番、山田議員、4番、青木議員、以上の順序で行います。 関連質問のある方は、挙手しての関連質問を許可します。 また、質問される方でマスクを外して質問される方は、マスクを外すことを許可いたします。
日髙憲治議員の一般質問を許可いたします。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(松浦光宏君)
日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) 昨日に引き続き、一般質問の事項の要旨について、早速河川条例の質問に入りたいと思いますので、答弁よろしくお願いいたします。 昨年の6月に、一般質問の要旨であり、前回の行政側の答弁の条例の中身の一部について、お伺いいたしたいと思います。この河川条例は約30年前の条例であり、今まで1度の見直しも検討されたことがなく、現在に至っています。私が条例の見直しを強く求めるのは、今まで以上に両河川が汚れていることが目立っています。綾の南川、北川においては個人のものではなく、綾町民のかけがえのない財産であり、町長は100周年に向けてきれいな川を取り戻すと答弁をされておりますが、今でも町長の考えは変わらないと思いますが、本気で川を守る姿勢が町民に見えて、また伝わっていないと思いますが、特に尾立の汚濁水の流出については、いまだに解決していないのではないか。6月答弁では、町長、課長の言葉では聞こえのよい答弁であり、そこで今の条例で本気で河川は守られると思っているのか、町長または関連する担当課長へお伺いいたします。 今まで、町のほうでは違反された一般業者にとっては、口頭で事あるごとに注意、指導はしていますが、河川がよくなったとは町民は見ていない。そこで、強い条例の改正が必要であると思っていますが、特に今の条例には罰則がなく、罰金を科す規定を明確に記載することを強く要望いたしますが、町長の答弁をお願いいたします。
○議長(松浦光宏君) 当局の答弁を求めます。町長。
◎町長(籾田学君)
日髙憲治議員からのご質問にお答えします。 昨年も同じように質問を受けておりますけれども、綾町の河川をきれいにする条例ということ、これの見直しについてということですけれども、綾町河川をきれいにする条例というのは平成6年に制定され、見直しにつきましては昨年6月議員からもご指摘受けましたけれども、それ以降はなされていないような状況でございます。 条例の罰則規定を設けることについて法体系のほうから考えますと、憲法では、法律の定める手続によらなければ刑罰を科せられない、第31条です。
地方公共団体は、その財産を管理し、事務を処理、及び行政を執行する権能を有し、法律の範囲内で条例を制定することができると94条に規定してあります。 一方、地方自治法のほうでも、
地方公共団体は条例の違反者に、2年以下の懲役、禁固、200万円以下の罰金、拘留、科料、没収の刑、5万円以下の過料を科する規定を設けることができるというふうになっております。 罰則規定を設ければ、より実効性は高まるとは考えておりますけれども、違反行為者に対して罰則を科す体制ができているのかどうか、地域の実情に合った合理的なものか、規制の違反行為が明確に判断できるか、事業者に条例の内容の周知が徹底されているかどうか、入込客、観光客の行為に対して不意打ち的に罰則を科すことになるのではないかなど、いろいろ検討していかなければならないというふうに考えております。条例に罰則規定を設ける方法、個々の事業者と
公害防止協定を締結して、協定内容に損害賠償の規定を設ける方法について、ほかの市町村の状況も参考にしながら、本当に検討してまいりたいと思います。 刑罰とか、科料を科すとかいうことももちろん厳しくはなるんですけれども、今の日本の憲法上、そういう一部人権といいますか、そこのところまで踏み切るようなものにはなっておりません。今回のコロナの件でも、日本は厳しく統制できなくて、自粛をお願いしますという形、その中で日本人というのはこれまでやってきたということですので、もう少しこの件に関しては慎重に考える必要があるんじゃないかなと。むしろ、私の考えなんですけれども、これはそれぞれ方、事業者の
コンプライアンス、
コンプライアンスが一番関係してくるんじゃないかなと。法律をしっかり守るという意識、それがどのくらい真剣に考えていらっしゃるのかということが、大切じゃないかなというふうに考えております。 以上でございます。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(松浦光宏君)
日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) 今の答弁で分かったわけですが、この罰則規定がなければ、なかなか河川は、また業者も言いっぱなし、聞きっぱなしではよくならんと思います。これは、また後日でも結構ですが、役員をみんな集めて再度検討していただきたいと思います。よろしくお願いします。 次に、2と3併せてお伺いいたしますが、JA綾町との
公害防止協定の見直しについては、1月にJA綾町と
公害防止協定が切れたと思われますが、再度見直しを含めて協定が結ばれたのか。 また、3の町内河川に影響のある業者、または個別に事業者との
公害防止協定を結ばれたのかお伺いいたしますが、答弁では、町内の影響のある個人事業者の協定を結ぶと答弁しておりますが、町内の幾つの事業者と結ばれたのか、2と3と併せて答弁をお願いいたします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) それでは、2番、3番併せてお答えしたいと思います。 JA綾町との
公害防止協定の見直しについてでございますけれども、昨年2月14日の汚水流出の通報があって以来、JA綾町とは、2度の
公害防止協定に基づく勧告をはじめ、新しい施設運営のための協議を関係機関を交えて重ねてまいりました。しかし、生産者とJA綾町との今後の経営に関する協議が難航しておりまして、まだ合意に至っていない状況であります。このような状況でありますので、
公害防止協定の見直しの段階まで協議ができているところではございません。まだ、生産者JA綾町との間の経営に関する協議が、まだ難航しておりますので、
公害防止協定のほう見直し段階まで至っていないというところでございます。 3番目の回答にもなりますけれども、町内河川に影響のある業者、または個別に事業者との
公害防止協定は結ばれたのかどうかとの質問でございますけれども、尾立養豚団地との
公害防止協定は見直しの段階までには、今なっていない状況です。また、昭和61年に雲海酒造と
公害防止協定の締結を行って以来、これまでに廃業となった業者も含めて12の
公害防止協定を締結しております。 今後、排水処理施設を備える事業所の設置計画等がございましたら、またこれに関しては個別に必要性に考慮して、
公害防止協定をそれぞれ締結してまいりたいというふうに考えております。 以上です。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(松浦光宏君)
日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) 今の答弁では、協定は結ばれてないというようなことでございますが、もう昨年の6月に私が一般質問した答弁の中で、早急にするような答弁をされました。その後、1回も話し合いというのが真剣になされたのか、なされなかったのかを伺ってみたいと思います。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 説明しましたけれども、
公害防止協定の見直しを行う前に、どういうふうな形で事業者、JAのほうがあそこの運営を考えているのか。そして、生産者がどういうふうにそれに対してやっていくかちゅうことが決まらないと、それに基づいて
公害防止協定結べないんです。ただ、今の段階では平成3年に結ばれた
公害防止協定がそのままずっとまだ残っております。 ですから、この協定はまだ残っておりますけれども、それでは今後は見直す必要があるということなんですけれども、どういうふうに見直すかということが、JAと生産者との間で合意ができて、こういうふうにやっていきますよということになれば、それに合った形で
公害防止協定を結ばなくてはいけないということなので、今、問題なのは早くJAと生産者が合意、今後の事業計画に対して合意してもらう。そしたら、すぐさま町のほうとしてはJAに対して、こういうふうな協定のもとにやってくださいという指示ができますから、そこを待っているような状況でございます。 以上です。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(松浦光宏君)
日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) 町長、その協定は結ばれておりますけど、数年前のいつ頃ですか、これは。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) この協定が、協定書を私、手元に持っております。令和3年4月1日当時の綾町長前田穰氏と(「町長、平成です」と呼ぶ者あり)すいません、失礼しました。平成3年です。平成3年4月1日に当時の町長、前田穰町長と当時の組合長理事の松本義弘氏、この2人の間で
公害防止協定が結ばれて、これがまだ今現在も生きておりますということです。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(松浦光宏君)
日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) 30年前の協定書が生きてるとですか、本当に。この先ほど説明では、12業者って言われましたが、みんなそういうふうに考えていいわけですね、生きてきますね。 それでは結構です。できるだけ空白がないように、早めに、町のほうが主導権を持っておりますので、業者を呼んでどうなっておるのか、早めに協定を結んでいただきたいと思います。 それから、次の4番目に移ります。河川、水路を含む水質の看板設置要望について。これは今回だけではなく、前々から今の課長の前から要望していることですが、広報あやでは、水質検査調査結果については公表、記載しておりますが、野外での看板設置、河川3、水路6を設置するよう要望しておきましたが、この件についてはどのようになっておりますか、お伺いいたします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 今の4番目のご質問の前に、ちょっと3番目のところ。詳しくは、また
日髙憲治議員のほうにこの資料をお見せすることできると思いますけど、12業者、協定を12結んでいると言いました。これ昭和61年の雲海酒造、その後平成2年の肉用牛研修センター、ひむか食品、国富砂利工業所、赤江機工、吉田畜産もろもろとあって、もう昭和の時代から個別に
公害防止協定を結んできていて、それぞれまだ効力を持っています。ですから、尾立の養豚場に関してJAとの契約も、30年たっていますけど、まだ効力が残っていますので、それに基づいてやるということです。 4番目の質問に対してお答えします。看板設置の要望に関してなんですけれども、河川、水路を含む水質の看板設置要望についてでございますが、河川を管理する国土交通省、宮崎河川国土事務所と看板の設置に向けた協議を行いました。その中で、全国で豪雨による河川の氾濫が発生していることなどにより、河川敷の構築物の設置に関しては、人命に関わる危険性のある事象に対する呼びかけの看板設置等は認めますけれども、それ以外のものに関しては水流の妨げになるなどを理由に、許可されない状況にあります。ですから、国交省のほうから許可が得られないと。このため、町としては引き続き広報誌等で水質検査結果等を公表しているような状況でございます。 以上です。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(松浦光宏君)
日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) 今まで、河川とか水路には許可が出ちょったです。なぜ今回だけ出ないちゅうわけですか。出ないとですか。出なけりゃ出ないでいいんです。それが行政のほうで、いいですか、行政のほうで必要ないと思えばそこで打ち切っていいんです。いつまで含みを持たせるから質問するわけであって、できなけりゃできないでいいんです。どうですか。
○議長(松浦光宏君) 町民課長。
◎町民課長(野村修君) 先ほど町長が申し上げましたとおり、災害関係の人命に関わる危険性のある、そういう啓発する看板については、それ以外についてはなかなか許可が下りないという状況であります。河川敷についてはそのような形で看板設置が困難であるということであります。それ以下の排水路関係の看板については、国土交通省の管轄ではないんでありますが、その場所に行かないとある程度、水質の状況については看板を見る人が限られてくるということで、広報誌等で水質検査の結果について知らしめたほうが、よりたくさんの町民の方に目を通すことができると考えております。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(松浦光宏君)
日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) 先ほども言うたように、必要でなかったらもう廃止するということでいいんです。それで済むとです。含みを持たせるから何回も質問しなければいけないわけですから。先ほどの河川の水害問題も、今まで出しよったとが、なぜ今、今回だけそういう形になってきたかということです。だから分からなんでもないとです。水害とかいうののあれだけの看板で、人命に関わるようなことは僕はないと思いますけど、国土交通省がだめだと言えばそれでいいんです。だから含みを持たせるから質問するとです。それやったらもう廃止というようなことで受けとめていいですか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) はい、国土交通省の指示に従って、河川敷に関してのこの看板の設置に関しては、町のほうでは考えておりません。 以上です。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(松浦光宏君)
日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) その他についてはどうですか、その他。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 河川以外のところに関しては、これは状況を見て、これは国交省の管轄ではありませんので、見て必要というふうに判断できれば設置しますし、これはそこがまだはっきりしなければ十分検討することがあると思います。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(松浦光宏君)
日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) いつ頃調査して答えが出てくるわけですか。
○議長(松浦光宏君) 町民課長。
◎町民課長(野村修君) 先ほども申し上げましたとおり、そこの場所に行かないと水質検査の結果を見ることはできないわけですので、町民の中では限られてくると考えております。広報誌のほうで広報を行ったほうが、より多くの方の目につくものと考えておりますので、看板の設置ではなく広報誌による広報ということでいきたいと考えております。(発言する者あり)
○議長(松浦光宏君) すみません、町長が先に。町長。
◎町長(籾田学君) その場所を特定しましょう。どこのところが必要なのかというのを、綾町といってもたくさんありますし、ここの場所でどうも垂れ流れているとかいうことがあって、ちょっと濁っているんじゃないかなということがあれば、そこの場所で見て、これは出したほうがいいと。いやそうじゃないと、ここはもうちょっと広域的なところだから、そこに対しては広く知ら示したほうがいいということで、ある程度この場所を絞っていって、ここはするかどうかというのをそれぞれ判断したほうがいいと思います。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(松浦光宏君)
日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) それでは、しっかりとやっていただきたいと思います。課長の答弁で、広報あや、これは分かるとです。実際分かるけど、どこどこに今まであった看板がなくなると、これ非常に工事等が進んで三面になっているんです、コンクリートでストレートに流れるんです。だから、その看板が設置が必要か必要じゃないかは、もう行政のほうで判断してやってください。それもう早急に、今度の次の、今度は6月ですか、そのときまでは結論出しちょってください。お願いします。 それでは、次に移ります。漁業組合とJAとの補償問題は、行政として仲介に入り解決されたのか、お伺いいたしますが、これは先ほどの条例とも兼ねあってきますので、答弁をよろしくお願いいたします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 漁業組合とJAとの補償問題に関してということですけれども、行政として仲介に入り、これまで解決されたかどうかというご質問ですけれども、これ個別の補償問題に関することですので、これに関して町として関与してはおりません。そういうことです。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(松浦光宏君)
日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) これはですね、町長。この漁業組合は綾町にとっては大きな団体組織です。それと農協も大きな団体組織。これがいまだに解決していないということになれば、行政のほうが中に入って話し合いも持つべきじゃないですか。これいつまでたっても、では汚濁水やらなんかしていいわけですか。そのために漁業と農協のほうとぴしゃっとした協定書を結んでせんと、この問題はまだまだ尾を引きますよ。だから綾町にとっても、まだ1年もたって話し合いもできちょらんとかというようなことじゃいけませんので、行政が中に入って指導したほうが僕はいいんじゃないかと思っておりますが、その点についてはどうですか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) これ例えば、昨年2月の尾立からの養豚場からの汚水流出ということで、例にとってもよろしいんでしょうか。これに対してJAと漁協のほうとしてはこの問題で話がまだ解決していないと。同じような事例がほかの事例でもございます。漁協も綾町内のしっかりとした組織と、JAもしっかりとした組織と。しっかりとお互いで話し合ってもらいたいと思います。できないから役場に来るというんじゃなくて、責任を持ってやっていただきたい。そこでやっぱり必要なのが、最初に申し上げました、お互い話し合いをする立場の者が法令をしっかりと守るという意識を持つ、
コンプライアンスの問題です。
コンプライアンスない者同士が、ない者同士といったら失礼に当たる、ない者が話しても法律守ろうということになりませんよね。法律というのはそういうものだと思います。それでも納得いかなかったら、これはやっぱりちゃんとした司法の場ということもあると思います。それが今まで、いろんな事例で司法に持っていくのはちょっとどうかなということで、みんな躊躇されたところがあったのかなと思います。 綾町は町とJA尾立の養豚場に関しては、
公害防止協定の見直しは私はすぐにでもする用意はあります。ただ、まだJA側が今後どうするかというのを決めてないから、まだそれに至っていない状況で、早くそれを生産者との間で決めてくださいと。これをJAと漁協の問題と同じように、JAと生産者との間の話がまだまとまっていないんです。だから、ここを早くまとめてもらう。生産者にも頑張ってもらわにゃいかん、JAにもそれに対して
コンプライアンスを持って対応してもらう。同じように漁協もしっかり話して、JAに
コンプライアンスを守ってもらいたい。守ってくれなかったら、次の方策として考えて、一つの進展があればそのときに
公害防止協定が結ばれる、あるいはこの補償問題というものが出てくるというふうに捉えております。 以上です。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(松浦光宏君)
日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) 先ほども申しましたが、条例規定が生ぬるいから今までそういうことになっておるとです。その協定書、これを催促されましたか、農協のほうに。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 条例規定といいますか、
公害防止協定、綾町とJAとの間で結んでいる協定に関してなんですけど、これ生ぬるいどころか厳しいんです。正直言って日本一厳しいと思っています、私は。それを到達するのははるかに難しい。ただ大切なのは、それが厳しいではなくてそれを守ってないということです。法律を守ろうと、その条例を守ろうという意識がないというところが問題なんです。これが
コンプライアンスです。そこのところをしっかり話し合いの場で、決まりを守る、条例を守るということが必要であるというふうに考えております。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(松浦光宏君)
日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) 今の答弁では、日本一厳しい協定だと言っておられますが、どこら辺までが日本一厳しいか、ちょっと僕たちにも分かりませんが、そういう厳しい条例が綾町にあれば、この補償問題も早く解決すると僕は思っておりますが。これはなんぼ言うても水掛け論ですから、行政のほうから農協のほうに言うて、催促して早めに協定を結んでいただきたいと思っております。よろしくお願いします。 次に、最後の養豚場団地の隣接する立ち退きについてお伺いいたします。このことについては、昨年の6月に町長が立ち退きについては将来考えるべきと答弁していますが、この問題は養豚場に隣接する人、個人宅については長期にわたり、30年間弱ですか、環境、臭い等にむしばまれております。 そこで、町長自らが個別に自宅等に訪問して、今までのいきさつ、いきさつはもうご存知のことかもしれませんけど、早めの解決に向けては動いてほしいと思っております。行政が町民を守らなくて誰が守るんですか。町長、他人事と考えず、自分の身になって、この問題早めに解決していただきたいと思いますが、いかがですか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 立ち退きについてですけれども、具体的にそういう話というのはきておりません。町のほうに問い合わせがきていないような状況です。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(松浦光宏君)
日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) 町長、立ち退きがきてないといえば、届ければ立ち退きはさせるんですか、そしたら。検討するでしょう。それで検討を私たちがなぜ町民の代表で質問しているわけですから、前むきに検討してみてください。それは町長がもし、町長の近辺にああいう養豚場が建って、一年中臭い臭いをかざんだりして生活できますか。それは公民館長もしておった人で我慢しておられたと思っております。まずは行って伺って話を聞いてみてください、暇があるとき。暇があるときではなくて早急に。行って伺って、それからまた6月の質問で伺いたいと思いますので、よろしくお願いします。 それでは、2番目の汚濁水の河川についてお伺いいたします。これは、約1年が過ぎております。そこで養豚場浄化槽改善、整備についてお伺いいたしますが、6月答弁では、あそこの施設の8つの槽のうち4つの槽が稼働してなく、残り4つの槽の稼働ができる形で業者、または経済連の指導を受けて、現在検討中と答弁していますが、現在は整備改善はなされ現稼働しているのか、特に養豚場のため池改善はなされたのか。 また、同僚議員も前回質問されておりますので、現在の改善状況についてお伺いいたします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) ご質問にお答えしたいと思います。若干、その次の質問に関しても関係するかもしれませんので、ちょっとそこの辺も含めてお答えしたいと思います。 JA綾町の養豚センターにつきましては、昨年8月3日に中部農林、宮崎市保健所、経済連、JA綾町、生産者、綾町役場6者で検討会を開いた結果、現在の農地還元方式による糞尿処理は、環境対策的にも経済的にも持続不可能であるとの判断に至り、法令基準を満たす適正な浄化処理の上で、河川放流を前提とした施設の改修と
公害防止協定の再締結をすべきとの判断がされております。 その後、生産者側とJA綾町に対しまして、これまで発生している廃棄物処理費用の負担割合と、今後の施設改修及び維持補修計画に伴う費用負担の見通しを早急に示すように求められております。しかし、現在のところ、これが合意に達していないという状況です。ここがポイントです。ここが合意に達していないというところで止まっているから、その先の、さっきの質問にも関係しますけれども、町との間の
公害防止協定とか、漁協との間の補償問題とか、これは次の段階に話が進まないんです。ですから、JAと生産者との間のこの合意、これを早くしていかないとということがポイントです。 町といたしましては、綾の自然が破壊されるような過ちが二度と繰り返されないよう、JA綾町、生産者から出される改善計画について、保健所や中部農林振興局の指導も仰ぎながら、生産者が安心して取り組める経済的合理性や運営体制の確認等を行いながら、環境対策につきましては、自然環境保全審議会、自治公民館館長会、漁協等の関係団体との協議を進めてまいりたいというふうに考えております。 以上です。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(松浦光宏君)
日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) この汚濁水については、早めに改善していただけないと、あとの言われたこの汚濁水は約30年前の契約です。30年前は散布できたかもしれませんが、今の状態で散布、放置すれば、今まで生産者が築いてきた綾有機ブランドが破壊するだけでなく、食と安全も崩れ、町にとっては看過できない問題として捉えております。行政は、このブランドを守るためには責任感を持って対処していただきたいと思いますが、今の町長の答弁では、待つちゅう言葉が非常に多く見受けられますが、待つのではなく、こちらのほうからいろいろと指導しながら、攻めの姿勢を見せていただきたいと思います。これも、今回はこれで終わりますが、6月の議会でまた質問させていただきたいと思います。 それから、続いて。 議長。日髙。
○議長(松浦光宏君)
日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) それでは、次の町内でのコロナ・オミクロン対策についてお伺いいたしますが、これは昨日同僚議員2名の人が事細かく質問しており、重複しますので割愛させていただきますが、ただコロナ1点だけお伺いいたしたいと思います。 1の
コロナ・オミクロン株拡大で行政として今後経済対策にどう向き合うのかについてお伺いいたしますが、
コロナ・オミクロン株拡大で、今後経済対策に行政長としてどう向き合っていくのか、県ではまん延防止等重点措置が6日をもって解除されましたが、今後も感染状況は続くことを見定めながら、町は対応をしていただきたいと思っております。行政も新年度一般会計予算案も示され、議会のほうでも今審議に入る中で、一方では人口減少、過疎化が深刻化する中山間地域での中長期的な対策も必要であり、一般会計と予算と照らし合わせて、コロナ対策、コロナ収束後の経済対策、また農業強化、まちづくりにどう取り組んでいくのか、町長の4年度の方針も伺いましたが、再度お伺いいたしたいと思います。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 3番目のコロナ・オミクロン対策に関する質問のお答えの前に、ちょっと先ほどの件ですけれども、一応この養豚団地の件です。一応、中部農林、保健所、経済連、JA綾町、生産者、役場との間で度重なる検討会をやってきました。その状況がなかなか進んでいないというのが一番の問題です。どこまで進んでいるかということも、議員としてやっぱり知っておきたいということであれば、この中で、この検討会の中にオブザーバーとしてでも結構ですので、議員の議会のほうからでも参加していただいて、一体何が問題なのかということを把握していただきたいなと。 もちろん、6月の定例議会までには我々もまた、今度3月末には農協のほうで、この生産者との間の合意に関して話し合いがあって報告ありますから、結果は出てきますけれども、それに合わせて、それから立ち退きの問題、臭いの問題、周辺の環境の問題とかありますけれども、これについてもしっかり調べます。その状況も
日髙憲治議員も、もしよろしければしっかり把握していただいて、これをより多く町民の方に理解してもらうということで、農協と生産者だけの問題じゃなくて、綾町全体の問題なんです。 どこが問題なのかというところを、そこを私、最初ちょっと中途半端な言い方、抽象的な言い方しましたけど、
コンプライアンスの問題、法律を守ろう、条例を守ろうという意識がどのくらいあるのかというところを、関係者の間で共有してもらわないことには、この問題は進まないと思っています。それがなければ、それこそ次の段階として英断を下さないといけないことになるかもしれませんけど、そこのところはまずは状況を理解していただいて、それで議論したほうがいいかと思います。 ご質問のオミクロンのところ、1番目のところです。今後の経済対策についてということですけれども、ご存じのように
オミクロン株の感染急拡大で、非常に不便を強いられているところでございます。感染拡大が早かった分、収束も早いのではないかとの見方もありましたけれども、なかなか収束には至っていないような現状であります。今後、コロナ感染拡大も含め先行きが見通せない状況がまだまだ続くのではないかというふうに考えております。 そんな中、感染拡大防止と併せて重要なことが経済対策であると考えており、12月に町民1人当たり4,000円の商品券の配布をさせていただきました。オミクロンの感染拡大で、この利用状況を心配しておりましたけれども、おかげさまで98.2%の利用をいただきました。町内の店舗の規模で金額の差違はありますけれども、約60店舗で2,788万円相当をご利用いただいたことになります。これは3月の8日時点の数字なんですけれども。約2,788万円ほど、この商品券等が使われておりますので、その分がひとつ、経済対策に資したんじゃないかなというふうにも考えております。 まず困っている方、事業所等含めて、しっかりと支援すること、その上で感染状況を見ながら必要な経済対策を講じてまいりたいと考えております。県のほうでは、新年度に向けて経済対策として商品券の取扱いをまた新たに予定されているようでございますので、感染状況を見ながら必要な予算につきましては改めてご相談させていただきたいというふうに考えております。 以上です。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(松浦光宏君)
日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) 今後も新しいオミクロンが出てくるというようなことで報道されておりますので、しっかり行政のほうで対応していただきたいと思っております。 それでは、次の燃油高騰についてお伺いいたしますが、これも同僚議員と同じくして、燃油高騰の支援問題等であり、質問が異なりますので、これは生産者の声でございますので、1点だけ質問させていただきたいと思います。 ハウス施設燃料の高騰について。
キュウリ生産者の声として、A重油高騰に伴い補助はできないか。担当課のほうへ現状を調べてほしいとお願いしていましたが、報告は今いただけますか。あとでも結構です。 現在、ウクライナ情勢による緊迫が懸念する中で、燃油の高騰の続く中、一般家庭、農家を含む町民の家計を圧迫しており、甚大な影響を与えています。特に綾町の基幹作物であるキュウリ、日向夏、マンゴー、ライチの生産者の声で、特にハウスに使用するA重油の高騰に悲鳴を上げておられます。また、コロナの影響等もあり、キュウリの販売単価が昨年より暴落しております。町のほうで現状把握、調査したうえでの支援はできないかというような要望でございました。現在のキュウリ農家の状況について、課長より報告していただきたいと思います。
○議長(松浦光宏君) 農林振興課長。
◎農林振興課長(兒玉良次君) 質問にお答えいたします。施設ハウスのA重油なんですが、昨年の10月が98円、月の平均ですけれども、11月と12月が107円、平年値が大体83円となっておるようでございますので、この直近3年間では最も高い水準で推移しているという状態でございます。 また一方、キュウリの販売単価なんですけれども、こちらが逆に今度は10月が311円、11月が283円、12月が321円ということで、平年値よりも100円ほど安いということで、非常に厳しい経営状態が続いているというところが現状でございます。 以上です。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(松浦光宏君)
日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) まだまだ、このA重油については、ウクライナの情勢が非常に悪化しておりますので、まだまだ高騰が続くものと私は考えております。そこで、キュウリの生産者の締め切りは6月でございますので、それまでには状況を見定めて、JAとしっかりした調査の上、生産者の声を十分把握しながら要請をしておきたいと思っております。これは答弁はいりません。よろしくお願いしておきます。 それから、次は5番目の
森林環境譲与税基金の使途についてお伺いいたします。これは、新聞で知り得た情報でございますが、森林環境保全のために各県自治体に配分しておるというようなことで伺っておりますが、県では木材の販路拡大、林業の担い手、また就労環境改善に向けた取組みを、この支援で行っておるというようなことでございますが、綾町でのこの譲与税の取組みについてはどのような使い方をしているのか、まずお伺いいたします。 今朝方、机の上に町の森林譲与税が収支状況が配ってありましたが、これは千単位でいいんですか。これ誰が持ってきたのかしら。(「千単位」と呼ぶ者あり)千単位ですね。結構でございますが、これに対して綾町での取組みです。今までもらった金の取組み、使い道、これはどうなっておりますか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 資料が配付してあるかと思うんですけれども、綾町への配分状況についてですけれども、令和元年度から304万8,000円、令和2年度は647万6,000円、令和3年度は647万8,000円、そして新年度は842万円ということで、町のほうに配分されているということでございます。これに関する使途、どういうものに使っているかということでございますけれども、そちらのほうは担当課長のほうからお願いします。
○議長(松浦光宏君) 農林振興課長。
◎農林振興課長(兒玉良次君) お答えいたします。この配分されます資金の使途につきましては、令和元年度から始まりまして、令和3年度におきましては、林政アドバイザーという人を雇用する費用に充てられております。これは、森林所有者の意向調査とかそういった事務をしていただいたりする経費でございます。そのほかに森林パトロール用の車両の購入、昨年度購入したんですが、そういった費用に充てさせていただいております。 以上です。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(松浦光宏君)
日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) 県のほうも、この森林譲与税を使って販路拡大とかいろいろ模索しておりますが、今朝の新聞でも宮崎県が全国第2位ちゅうようなことで販売高が、伸びているようでございます。それで、綾町も森林パトロール等もいいわけですが、これはやはり綾町内を見てみると、伐採後の跡地の整備がなされていないというところが多々見受けられます。この指導についてはどのようにしておられますか。
○議長(松浦光宏君) 農林振興課長。
◎農林振興課長(兒玉良次君) 森林の伐採後の造林ということでございますが、特にそれを義務を定めたようなものがあるわけではございませんけれども、各自治体が森林整備計画というのを策定しております。どの地域のどの山林はこういう目的の山林にしましょうとか、経済林だとか、水源涵養林だとか、環境学習の場とか、そういった区分をしているんですが、それに沿った造林、伐採をしたり、その後は造林をしたりということを計画的に行うということが、努力目標ということになっております。これに即した森林の施業を行っておくことが当然なんですが、最近の木材価格の低迷といいますか、そういった状況、それから林業担い手の不足といった非常に厳しい状況がございますので、十分な森林経営がなされていないというような地域が増加しているのが現状でございます。 そういったことを踏まえまして、国のほうで新たな制度が始まっております。森林経営管理制度というのが始まっておりまして、こういった十分管理されていない森林を、適切に経営、管理して、森林の多面的機能を発揮させる目的で平成31年に創設されたものでございまして、その財源として、今ご質問いただいております
森林環境譲与税というのが充てられるということになっております。 以上です。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(松浦光宏君)
日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) 森林伐採後の森林の規定はないわけですね、そしたら。はい、分かりました。 それでは、今後、現在植林の担い手不足に悩む事業者、支援補助等は考えていないのか、2つ、また植林するに当たって、スギ、その他の苗も含めて支援補助はないのかです。この2点をちょっとお伺いいたします。
○議長(松浦光宏君) 農林振興課長。
◎農林振興課長(兒玉良次君) まさしく今、言っていただいた、管理が十分行き届いていない森林というのが今増えておりますので、もしくはもう所有者が分からないだとか、所有者は分かるんだけれども、もう東京とかよそに出られてて、どこに山があるかも分からないといったような方がいらっしゃいます。 今、この林政アドバイザーというんですか、こういった森林譲与税を活用しまして、森林所有者の意向調査を行っております。アンケートといいますか。今後、ご自分の持っていらっしゃる山をどのように考えていらっしゃいますかと。木を切り出して、また造林をしてとか、そういうことを林業継続されますかとか、いやもうできませんとか、できたら町に寄附したいとか、管理をできたらお願いしたいとか、そういったことを意向調査をして、その意に沿った管理運営方法を今度は行政がその仲介役になって、例えば林業者に見積もりをとったりして、その山をじゃあ幾らで切って、幾らでまた造林して、また間伐をしたり、そういったことを受けますかとか、そういう入札みたいなこともしたり。そういったことをしていくのが、この森林経営管理制度という制度です。 それに必要な費用をこの
森林環境譲与税で使ってくださいよということで、今配分がきているわけです。そういう費用がもしいったときに、町にこの今、お配りしております資料の残高がありますので、その中からそういう委託費用とか、そういったものを出しながら、個別に管理をしていく。もしくは、もう町に寄附があった場合は町有林として、町の管理の中でそれを管理していくということになるというものでございます。 なお、いろんな既定の補助事業もございますので、そういったものを活用しながらそれを併用していくということでございます。 以上です。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(松浦光宏君)
日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) 今、課長の言葉の中で、森林アドバイザーちゅう言葉が出てきたですね。今、調査中ちゅうことですが、いつ頃までこれは調査結果を締めるわけですか。
○議長(松浦光宏君) 農林振興課長。
◎農林振興課長(兒玉良次君) これが、残念ながら募集をかけたんですけれども、昨年はちょっと応募がなくていらっしゃいませんでした。今もう一回来年度の公募をかけましたところ、今、応募が来ましたので、明日面接をする予定にしております。来年度、これで雇用をして、その方がそういうアンケート調査の事務をしたり、委託を出したりとか入札をしたりとかいうようなことをしていくことになる予定でございます。ですので、昨年度まではその人がいませんでしたので、うちの職員でアンケート調査を個別にしたりして、意向調査を一部やっております。そういった状況でございます。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(松浦光宏君)
日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) そしたら、すぐには結果は出ないわけですね。それはそれとして、今後はしっかりと対応していただきたいと思います。 これは、私の要望でございますが、その伐採後、すぐスギとかその他の植林をできないところが多々あるわけです。そこに牧草の種子をまいて、土留め、土石流の対策にはならないかと私は思っておるわけですが、その点は考えていらっしゃらないですか。私がなぜ申しますかちゅうと、議員と町職員で多良木のに行ったんです。数名の方と、多良木のほうが山が荒れてそのままむき出しになっておるわけです。あそこ辺がそういう牧草の種をまけば、いくらかでもダムの水が澄んでくるんではないかと思っております。また、綾町に対しても、宮崎市、国富町の水がめに綾町はなっておりますので、綾がそういう取組みをすれば、なんぼか宮崎市内とか、国富の人たちが見直してくれるんじゃないかなとは思っております。これは、試験的に伐採後にその牧草を1回、試験的にまいてみてはいかがですか。その考えはどげんですか。町長の考えどげんですか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 貴重な意見ありがとうございます。まさしく林政アドバイザーに来てもらっているのかなと思ったんですけど。ちょっとそういうことで、この間も私、多良木のほうに行ってきて、下からは見えないんですけど、上から見たら本当、写真とかで見たら、はげ山と言いますか、切ったあとがもう本当その後は手入れがされていないということなので、そこからの土砂流出というところが一番の原因じゃないかなというふうに思います。そういう意味で、いろんな技術的に、あるいは行政的のほうからでもできることがあれば、それをトライしていって、河川を守るということにしっかり努めてまいりたいと思います。
○議長(松浦光宏君) 農林振興課長。
◎農林振興課長(兒玉良次君) ご提案ありがとうございます。恐らく北川とかの上流部の大規模に伐採した場合に、山肌があらわになって、作業道だとか林道を流れた土砂といいますか、かなり川に流れ込むというのが実態だと思いますので、そういったことも効果があるんであれば、ぜひ検証していきたいなと。もちろん山主の意向がございますので、簡単にはいかないとは思いますけれども、あといろんな要はスギとか木植えた場合には、20年、30年とか40年とか、長いスパンで事業を営まないといけないものですから、なかなか進まないというのも一因になっております。 例えば、シキミだとかセンリョウとかマンリョウとかそういったものも例えば考えたりして、大きな木が育つまでのお金になる部分を確保するとか、いろんな方策があるようでございますので、多角的に取り組んでそういったものが保全されるように検討していきたいと考えております。 以上です。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(松浦光宏君)
日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) 前向きに検討をお願いしておきたいと思います。 次の質問で、6、国有林の枯葉剤埋設についてお伺いいたしますが、これも同僚議員が事細かく説明されましたので、1点だけ前置きで質問させていただきたいと思います。私も資料を議員と県のほうからもいただいております。これは50年前ですか、60年前の資料等でございますので参考になりませんから、私の要望としてお伺いいたしたいと思います。 2,4,5-
T系除草剤埋設についてお伺いいたします。私もこの枯葉剤埋設については、NKH報道特集番組で知り得た情報であり、行政も60年前のことであり、知っている範囲で答弁をお願いいたします。この枯葉剤は、もともと林野庁は森林植林除草剤として使用していたもので、その後2,4,5-T系はダイオキシンを含む毒物であることが分かり、なぜか1961年より、また
アメリカ軍がベトナム戦争で約10年間使用散布した毒物でありました。これによって多くのベトナム人が甚大な被害を受けており、さも強い毒性毒物であること、なぜ今も猛毒が全国15件、46か所、量にして約26トンが埋設のままの状態になっているのか。九州でも5県にも19か所埋設してあり、宮崎県にも9か所あります。特に綾町に一番近いところで旧須木村に役場職員と各議員数名で林野庁宮崎森林管理署長の案内で、現地を2か所確認したところでございます。猛毒にしては雑な埋設処理でありました。これは僕が見た感じでは、雑な管理だったと思っております。 そこで、人体に即害を与える状況ではありませんが、2,4,5-T系は猛毒性ダイオキシンを含む人工物であり、国民、県民、そして町民が安心して生活できるように撤去要請を、町長または議長は町民の代表と中央に出向くことが多く、埋設してある市町村と連絡を取り合ってこの解決に向けて専務していただきたいと思います。この枯葉剤について、町長の今後の対応についてお伺いいたします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 昨日の橋本議員の質問からもございましたけれども、私もこの知らせをテレビの報道を見て本当にショックを受けました。本当にこんなことが林野庁ですか、こんなことを本当にやられたんだと。正直怒りを覚えたような次第です。私も自分で現場2か所行ってみましたけれども、2か所もかなりずさんな印象を受けました。特に田代八重のほうは、これ今後将来あそこから崩壊して流れても全然おかしくないです。今まで40年、50年出てなかったら大丈夫やろうと、そんなことないと思います。今後、大雨とか想定外のそういう台風被害とか来たときに、いつあそこがぽろぽろと崩れていって田代八重のダムに入ってもおかしくないと。 一方、もう一つのほうの夏木のほうですか。これも道路脇で、よくこんなずさんなことをやったなと。早速2月10日に宮崎森林管理署、あと県のほうからも来られてお話ありましたけれども、その場でもう早期の移設、もしくは完全なる無害化ということを要望書を出しました。3月中にはその宮崎森林管理署でしたから、上のほうにといいますか、九州森林管理局、あるいは林野庁のほうに問い合わせてみるということでしたけれども、その結果を今待っているところです。その対応いかんでは、やっぱり町民皆さんが不安を抱えていると思いますので、しっかりと誠意ある返事がいただけなければ、国のほうにもしっかり訴えていきたいなと思います。 以上です。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(松浦光宏君)
日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) しっかり頑張っていただきたいと思います。 それからもう一点、これは今回役場職員と同行で現地の埋設してある場所を確認いたしましたが、役場職員としてはどういう感じを受けたのかお伺いしてもいいですか。お願いします。
○議長(松浦光宏君) 建設課長。
◎建設課長(中原修一君) お答えいたします。私も同じ議員と、令和4年1月21日のNHKの番組を見まして、初めて事の真相を知った次第でございます。昭和46年、今から50年たっておりますが、もう風水害等の影響も受けております。私の感想は、このような劇物がこのような管理でいいのかと、なんとお粗末じゃないかなと思いました。 以上です。(「ないですか、なければいいです」と呼ぶ者あり)
○議長(松浦光宏君) ユネスコエコパーク推進室長。
◎ユネスコエコパーク推進室長(入田賢一君) お答えいたします。建設課長と同様な感想を持ったところであります。昭和46年の国の通知では、処分箇所の選定、それから処分方法について基準が示されておりますけれども、処分箇所の選定につきましては基準に沿っていない場所の選定であるというふうに認識をしたところであります。処分の方法につきましては、地中の中ということもありますので確認はできておりませんけれども、そのような感想を持ったところです。 また、先日行った2か所につきましては、ユネスコエコパークエリア内ではありませんでした。ただ、綾川両河川の上流に当たるということから、影響は多分にあるというふうに認識しております。国のほうが今月中に何らかの方針を示すということでありますので、そちらを注視していきたいと思います。 以上です。
○議長(松浦光宏君) 町民課長。
◎町民課長(野村修君) 建設課長とユネスコエコパーク推進室長と同様の意見なんですが、特に夏木のほうは上からコンクリートを打設して保護を行っただけということで、大変懸念をいたしております。また、田代八重のほうもいつ崩落してもおかしくないような状況というのが率直な感想であります。 いろんな情報があって、実際あそこを掘り起こした状況を誰も確認してないわけですので、何とも言えないわけなんですけど、林野庁も同様の懸念なんですが、それを第三者によるかく乱というのが一番懸念しているというところは林野庁は感じているということで、昨日も橋本議員の質問でも町長が返答しておりましたように、情報を持っている部分については、できる限り公表してまいりたいとは思いますが、先ほど申し上げましたように第三者によるかく乱、通常は農薬取締法で厳重に保管しなければならないような劇物でありますので、それが埋設されているということでそういうところの懸念がございますので、可能な限り情報は公表してまいりたいと思いますが、いずれにしても現状の状況では土壌、水質の検査を当日、宮崎森林管理署長に要望しましたとおり、その結果をお願いしたいと感じております。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(松浦光宏君)
日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) いろいろと各職員の方からいただいたわけですが、答弁を。今後は情報を欠かさず議員にも提供していただきたいと思います。埋設は、こっちのダムの上は40キロだったですか、袋にした2袋。それがどのくらいの範囲で猛毒の被害が出るのか、これも答弁はいいけど、今後の参考としてまた調べておってみていただきたいと思います。よろしくお願いします。 それでは最後になりましたが、最後の質問で、来年の町長選についてお伺いいたします。今朝の新聞でもですか、三股町ですか、意思表示がなされておったと思われますが、現町長として来年の選挙に再出馬されるかについてお伺いいたします。ちょっと時期的には早いかなと思いましたけど、ここで伺っておったほうが準備等もあろうかと思いますのでお伺いするわけですが、来年6月に、課長が委員会の中では、町議と一緒になるんじゃないかという話をちょこっとされました。それだと6月じゃなくて早めになる傾向が出てきますので。そういうことでございますが、来年の6月に任期満了になる綾町長選が行われます。 そこで、現職町長としては公約3本の柱、マニフェストを掲げて、待ったなしのスタートでございましたが、1期4年間で築くと思われます基盤を生かし町政運営の継続を訴えて、再度出馬立候補する意思があるのかないかを、ここでお伺いしておきたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 来年、4月になりますか6月になりますか分かりませんけれども、選挙がございます。私は出馬するつもりでおります。最初に出ましたときも、私は3期12年というのを掲げて立候補しました。なぜならばと言いますと、やっぱり一つのことをなすには、やはり10年というのが、これ私のこれまでの社会人としての経験です。物をなすにはやっぱり10年かかるというふうに思っております。ですから10年、3期ということを目標に掲げております。これまで、2年9か月就任してきましたけれども、まずはその基礎固め、土台づくりが必要だと。そのために行政の信頼回復、財政の再建というのを掲げて、まずここがホップ、要するに基礎づくりだなというふうに考えておりました。必ずしも十分ではないですけれども、少しずつはそちらのほうの改善が見られてきております。 ただ、就任してそうそうですけれども、コロナのほうがもう世界中に蔓延して、本来にやりたかったことがまだまだ全然できていません。道半ばのような状況です。ですので、来年度再度出馬させていただいて、本当にこれから自分がやりたいと、やりたいと言いますか、綾町にとってやらなければいけないと思うことを進めてまいりたいと思います。新しい綾をつくっていくということを掲げておりますので、来年の選挙については、立候補することで考えております。 以上です。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(松浦光宏君)
日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) 条例から最後の町長選についてまで質問いたしましたが、いろいろな手違いがありまして、行き違いがありましたが、今後とも行政のほうは一般会計予算と見比べながら、しっかりした対応をお願いして、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
○議長(松浦光宏君) 関連質問はありませんか。(なし)
○議長(松浦光宏君)
日髙憲治議員の一般質問を終わります。………………………………………………………………………………
○議長(松浦光宏君) ここで暫時休憩いたします。(休憩午前10時20分)………………………………………………………………………………(再開午前10時31分)
○議長(松浦光宏君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
兒玉千歳議員の一般質問を許可いたします。
◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。
○議長(松浦光宏君)
兒玉千歳議員。
◆議員(兒玉千歳君) お疲れさまです。 私は、通告に従って質問させていただきますけれど、最初に、綾町新型コロナウイルス感染症緊急対策経済経営事業者支援給付金が、不支給通知書というのがあります。それについてですけど、理由というのは書いてあります。それは分かるんですけど、その最後に、要綱第3条(5)の交付対象者の要件に該当しないと判断されているということですけれど、この交付要綱第3条のところが明記されてませんので、それを最初にお聞きいたします。よろしくお願いいたします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) それでは、お答えいたします。 ウイズコロナ社会を求めてということなんですれけども、給付金の交付対象者として第3条に掲げる全ての要件を満たす者を対象とすると定めておりまして、第5号には、申請時点において、町税等を滞納していない者であること、されております。納税は国民に課せられた義務でありますし、我々の社会は、納税をいただいた財源で社会が成り立っていることもご理解いただきたいと思います。新型コロナウイルスによる影響で大変厳しい経営を強いられている事業所もあると思いますが、公平・公正・平等な社会を構築する立場をご理解いただきたいなあと思っております。 以上です。
◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。
○議長(松浦光宏君)
兒玉千歳議員。
◆議員(兒玉千歳君) 内容は分かります。でも実際に、交付金をもらうという立場の方が、滞納があって出ないということになっていたんです。でも、そこで金が出て、その出た金で納めたという話も聞いております。これについての説明をお願いいたします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 行政のほうとしましては、この規則に従ってやってるとこなんですけれども、頂いた給付金、交付される給付金を基に納付するということもできるのではないかなと思いますけれども、いかがでしょうか。
◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。
○議長(松浦光宏君)
兒玉千歳議員。
◆議員(兒玉千歳君) なぜ、それができて、これができないんですか。おかしいでしょう。だから、さっき町長が言われたとおり、申請時点で滞納があった人は出ないということになれば、全員出なければ分かる、でも出して、出してもらった金で納めるということが行われたということについて、おかしくはないですか、なぜですかと聞いているんです。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) そこで、ここに規定がありまして、申請時点において町税を滞納していない者ということがありますので、そこのところがやっぱりルールとしてあるということをご理解いただきたいなと思います。
◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。
○議長(松浦光宏君)
兒玉千歳議員。
◆議員(兒玉千歳君) だから、さっきから言っているように、国からのお金だから、町民に、困っている方に対しては、そのように使われるのはいいんです。もし金がなくても、その金で税金を払うというのは。 それを申請時点でとめられている方もおれば、それが結果としてお金だけ先にもらって、もらった金で滞納分を払って、あとの残りを自分が頂くというのもあるというから、差別していませんかということを聞いているんです。分かりましたか。説明が悪いですか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) この交付金に関しては、その要綱の中で、しっかり書いてあります。ほかのものに関しては、申請時点でということが書いてないものに関しては、頑張って直前に何とか立て替えて、どっかからお借りして払って、そしてから受けたという事例があるかもしれませんけれども、交付金に関しては、申請時点においてと明記してありますので、やっぱりそこのところは規則に従ってやることのほうが、公平・公正・平等な社会という観点からしましたら、そこのところは理解していただきたいなと思います。
○議長(松浦光宏君) 総合政策課長。
◎総合政策課長(松下栄一郎君) ご質問にお答えしたいと思います。今回の場合は、要綱の中に、先ほど町長の答弁にありましたように、申請時点において滞納がないことということで、条件を付しておりました。 言われるほかの給付金がどういった要件を付していたかを確認させていただきたいと思いますけれども、申請時点なのか、滞納がないこと、ただ単に滞納がないこと、してあったのか、その辺を確認させていただきたいと思います。
◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。
○議長(松浦光宏君)
兒玉千歳議員。
◆議員(兒玉千歳君) また、こちらのほうもそういうことについては、調べてみますけれど、先ほど同僚議員からも話しがあったように、困っている人を救済する目的で、国は考えて補助金を出しているわけです。だから、その中で、町民の方でもそういう人がおれば、なるべく救っていただけるような方法でしていただければと思ってたんですけど、先ほどのような事例を聞きましたので、「ええ、そういうこともあるんだな」と思って一応、またここで質問したところですけれど、調べてみますので、ぜひ、またそのときは回答お願いいたします。 それから、町民税とか、住宅使用料なんかの不納欠損で、今まで、私が議員になってから、相当の額が落されています。こういうお金は、どうしても生活する人たちが困って支払いできなかった税金です。そういうのに対しては、今度の給付金なんかも許可されてませんけれど、こういう不納欠損額は幾らかをお聞きいたします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) お答えします。令和3年度はまだ決算を終えておりませんので、令和2年度の実績で申し上げますと、町税に関しては417万5,176円の欠損、その内訳は町民税が202万円、固定資産税144万円、軽自動車税69万円となっております。このほか、国保税につきましては620万5,382円ございまして、合計で1,038万558円の不納欠損を処理しております。 一方、住宅使用料に関してなんですけれども、これは令和3年度中に時効を迎える分という数字になります。町有住宅6世帯に関して延べ合計110か月分、これが133万7,580円になります。町営住宅32世帯、これは合計552か月分になります。817万8,860円、合計ですけれども38世帯662か月分、951万6,440円と、あとは建設課がらみなんですけれども、水道料金のほうが。これも時効を迎えるものなんですけれども、平成24年から25年までの分で、水道のほうが138万2,000円あります。下水道のほうは、平成28年度分で55万8,000円というところが数字としてつかんでいるものでございます。 以上です。
◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。
○議長(松浦光宏君)
兒玉千歳議員。
◆議員(兒玉千歳君) 先ほどの給付金の問題ですけど、申請した時点で未納が発生して、金額を聞いて、その後、都合をつけて全額払ったんです。それでも出なかったんです。今、この不納欠損額を、これだけの金を、町の方は、言わば集金できなかったとか、集められない状態で落していくわけです。これ数字だから落とせるんです。実際になければ、事業ができないという話になれば、こういうことは、本当はできないんです。企業としても、絶対頂かないと、どうしようもないんです。企業には原価がつきますから、でもこういう金額、数字に対しては、そういう感覚でおられるのに、たった、言えば10万円そこらぐらいのやつを、町民1人幸せにするかできないかは分かりませんけれど、要望したことに対して、不納欠損で落とすと、不納欠損じゃない、不支給通知書で断ると、いうようなことが町政で行われておるということなんです。 だから、私たちが言うのは、そういうことに対して、たった一人のことかもしれません。1件の懸案かもしれませんけれど、もう少し血の通った行政指導をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) そこのところの考え方の違いかなと思います。そこで10万円かそこらか、どうか知りませんけれども、滞納されていたという事実がございます。納税の義務という意識、これを皆さんに持っていただきたいなと思います。一応規定に従って、申請時点でということでしておりますので、やっぱりこれに従ってやらせてもらいたいと思いますけれども、不納欠損というのは、過去に遡ってなんですが、皆さんいろんな事情があると思うんです。 本当に困窮者を見てたら、もう生活保護を受けるその直前ぐらい、あるいは受けている方もいらっしゃるかもしれませんけれども、そういう方もいらっしゃいます。ところが、実は払う余裕があるのに、ずるずる来て払ってなかったという例もあります。そういうところを十分理解していただいて、一応要綱どおりという形で、ご理解いただきたいなと思います。
◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。
○議長(松浦光宏君)
兒玉千歳議員。
◆議員(兒玉千歳君) だから、指示があったとき、気づいたときに全額払ったわけです。払っているわけです。でも、それが採用されないということは、おかしい。もう少し、温かい気持ちで、終わりましたね、そしたら大事に使ってくださいねという気持ちがほしいと思うから、言っているんです。 町長が言うたように生活に困窮している人たちやらいろいろ事情あります。その方たちばっかりじゃないと思います。これだけの大きな金額を欠損するのは。だから、もう少しそこ辺のとこも考えていただいて、決まりだから、決まりだからでしないで、臨機応変に対応していただきたい、前からいろいろ言っていますけれど、それと最後の4番、新型コロナ対策です。これは今年の県の方針が出てます。その中で、県は市町村に対応する、市町村を一様に面倒を見るというようなことで、対策室を編成して、2か所、新しいのをつくっておられます。県がこのように対策を取っているのに、町としては、まだ新年度予算でも入ってませんけれど、今後これに対応する計画があれば、教えていただきたいと思います。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 宮崎県では、新年度から新型コロナウイルスのワクチン接種の円滑化や医療体制の調整機能の強化を図るため、福祉保健部に薬務対策室と感染症対策室の2つの室を、課に昇格させる発表をいたしました。 綾町としては、どういう対応をやっているか申し上げますと、ワクチン接種業務に関しては福祉保健課が担当しています。全体のコロナ対策本部としては、総務課が事務局としてございます。経済対策面では総合政策課、農林振興課が担当しており、教育関連では、教育委員会が担当しております。新年度、新しくコロナ担当課を設置することは、考えておりませんけれども、これらのそれぞれの担当課と連携して、今後もコロナ対策に関しては進めてまいりたいと考えおります。
◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。
○議長(松浦光宏君)
兒玉千歳議員。
◆議員(兒玉千歳君) 従来と一緒ですね。であるから、コロナというのは、皆さんコロナ、コロナ言ってますけれど、今から先はどのような伝染病が発生するか分かりません。そのたびにまた変わってくるわけです。だから、そういう課を、課というか、その動きをすぐにキャッチして、町民に流して、町民の安心、安全のために、できる課をつくっていただきたいと思って、このようにしたんですけれど、役場でできなければ、社会福祉協議会とか、包括支援センターとか、そういうところを使うか、健康センターにつくるか、そういうこといろいろあると思います。 県にならってというよりも、それを利用して行動を取るというような政策を、ぜひ考えていただきたいと思いますけれど、ちょっと無理でしょうか。よろしくお願いいたします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) もうコロナが発生して2年以上たちます。その中で、一応私が対策本部長を務めておりますし、私の下で総務課が事務局となって、それぞれの予防の面、福祉保健課が中心になって、あと今後の対策について、経済対策も含めて、それぞれの課で一生懸命対応しております。 それぞれの一人一人の事例に対して、これからもしっかり対応してまいりたいと思いますので、今後も町民にできるだけ心配、迷惑、そして困窮者が出ないように、しっかり対応していきたいと思います。
◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。
○議長(松浦光宏君)
兒玉千歳議員。
◆議員(兒玉千歳君) 何が言いたいかというと、職員は3年か5年ぐらいで代わっていくんです。課が変わりますから、そのたび担当省が代わってまた内容が変わるというようなことになってきますので、ぜひその課を立ち上げていただいて、しっかりとした対応が継続的にできるようにお願いしたいと思うんですけれども、よろしく、そこあたりのところを、町長も、任期最後の1年間です。1期目をぜひ頑張っていただいて、やっていただきたいと思います。 それから、2番目、山を守る町を目指すべき、チーム綾で対応できないかです。この前、川上徹也さんの講演の中で、一人の住民の女性が、山を守った町と言われた、今まで綾町は山を守ってきましたという表現は、頻繁に使われていましたけれど、守った町というのはなかったような気がして、いいフレーズだなと思っていたんですけど、私が今言いたいことやらは、先ほど日髙憲治さんが十分おっしゃった感じと一緒ですけれど、山をつくった町として、本当に山をつくるという心意気でやっていってもらいたいというのは、町長、4階の窓から北側を見てください。杉林と雑木林がはっきり分かります。あれ、見た瞬間に、もう杉がいかんということじゃないです。その間に伐採したところやらあります。そういうとこをもう少し大事に、それと今、人家に近いあたりの雑木林を保護する動きを、町は取れないかというようなことをお願いしたいのですが、いかがでしょう。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 確かに、町内見ていきますと、今、木材の価格が高くなってきているせいか、あちこちで伐採が進んでいるという状況を見かけて、これが綾町として、森の恵みを最大限に生かしたまちづくりをしようと考えておりますけれども、景観も含めて、環境も含めて、本当にふさわしいかどうかということは、真剣に考えていかないといけないのかなと思っております。 町内の民有林につきましても、木材の国内需要の高まりと昨年後半からの価格の高騰の影響があって、伐採が盛んに行われていると、中には、伐採後、植林が速やかになされていないようなところがあるのが見受けられます。 国のほうでも森林経営管理制度が、平成31年4月から始まっておりますけれども、この制度で森林経営管理が行われていない森を、市町村が仲介となって、所有者と民間事業者をつなぐことで、適切な経営管理を行っていくということで、それを目指しております。この制度によって、放置された森林が経済ベースで活用され、森林の多面的機能が向上し、土砂災害の発生リスクが低減されて、地域住民が安心して暮らせるような、そういうことが期待されております。 綾町としましても、
森林環境譲与税、先ほど
日髙憲治議員からも質問ありましたけれども、こういうものを活用して、しっかり対応してまいりたいと考えております。 以上です。
◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。
○議長(松浦光宏君)
兒玉千歳議員。
◆議員(兒玉千歳君) 町長、今朝の新聞ご覧になられましたか。宮日、見てないでしょう。 今日の新聞に、県はスマート林業推進案というのを出しております。これはやはり山を守る、防災へのつながりをよくするということです。今、杉の伐採が進んでいるのは、戦後というか、その時期に植林が、みんな一緒やったんです。だから切る時期も一緒なんです。 その当時の人たちは山を買う、山を大事にするという意識が強かったから、どんなとこでも本当に植えています。でも今の若い人たちは、人口減で、林業関係の労働者が少ないというのと、山を管理する高齢者が年々亡くなって、私の宮原でも、つい最近までは、古葉刈りに行かれた方もいます。でも、今はもうそういうことやれていません。 だから、やはりこれ少ないなと思いながらしているんですけれど、造林で生計立てていた人もいらっしゃるんです。でも今はそういう方もいないし、若い人たちも入ってません。でも綾町の林業者の関係者には、若い人たちがいます。渕上林業さんでも、毎朝朝礼を輪になってされてますのを見ると、若い人たちがいます。この前は吉田林業に、夕方ですけれど、お伺いしたときも、本当に若い人たちがいます。 だから、もう少し行政もそういう方面に力を入れていただいて、前も言いましたように、林業大学校やらを、今、県の補助があります。だからそういうとこを利用して、一人でも二人でも、後継者を育てる、生活ができるような体制をつくっていただきたいと思います。 県が今度これに言っているのは、人工知能AIを活用した管理とか、それとドローン使った苗木の運搬とか、そういうのも取り入れてあります。本当に近代化に向けて頑張っていると思いますので、行政挙げて応援していただきたいと思います。 山は、先ほどから言っていますように、見渡すところをまず大事にしていただいて、雑木林というか、シイやらカシを植えていただければ、これは一回切って倒れても、また芽は出てきます。クヌギでも一緒です。そういうことであれば、今後人口減少になっても、絶対栄えると思いますので、大事にしていただいて、大事にできる綾町をつくっていただきたいと思いますけれど、町長のお考えはいかがでしょうか。よろしくお願いします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 先日、宮崎森林管理署の署長が来られて、そこでお話をさせていただきました。そのときに、これからの林業に関して、先ほどありましたけれども、スマート林業について、やっぱり後継者の問題とかありますけれども、綾町の場合は、しっかりした林業者、若い方がいらっしゃいますので、まだまだいいのかもしれませんけれども、スマート林業も含めて、大きな機材を使ったりとかしますけれども、それに対して、しっかりと取り組んでいかないといけないという話を一緒にしたところでした。 民有林につきましても、所有者の一般的に高齢化が進んだりとか、相続等の関係で町外の所有者移転によりまして、管理不能となるケースが増加している傾向があるように思います。町としては、森林整備計画に沿った保全と利活用がなされるように、また特に町では、ユネスコエコパークのまちでもありますし、核心地域を取り巻く緩衝地域と移行地域に多くの民有林がありますから、そういうものもしっかりと保全していって、町全体を守っていかないといけないと。 私もビジョンの中に掲げておりますけれども、ユネスコエコパークを基軸として自然との共生を図り、森の恵みを最大限に生かした、そういうまちづくりをしていきたいと思います。 やっぱりこの綾町、7,000人住んでいますけれども、その背景には広大な照葉樹林の森があると、それが恩恵を多大にもたらしてくれていると思いますし、その中で、照葉樹だけではない実際民有林の中ある木々に対しても、しっかりと管理していって、これが我々の生活の中に反映、生かされてくると思いますので、しっかりそちらのほうは取り組んでまいりたいと考えております。
◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。
○議長(松浦光宏君)
兒玉千歳議員。
◆議員(兒玉千歳君) ぜひ持続できるような体制をお願いいたします。 それから、3番目の綾町内の青少年の実態についてです。最近、この前も講習を、オンライン授業ですか、それで学んだんですけれど、その中にヤングケアラーというのがありました。テレビで流れているのが18歳以下の子どもというか、生徒というか、17人に1人は何か対象というか、関係しているんじゃないかというようなことも流れております。綾町でも本当にあるのかどうかというのを、この実態というのをお聞きいたします。よろしくお願いいたします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) ご質問に対してお答えいたします。 病気や障がいのある家族、親族の介護、面倒を見ることで、忙殺されている、本来受けるべき教育を受けられない子どもたちに対しての問題として、ヤングケアラーということが、よく言われてきているんですけれども、学校から聞き取り等行って、小中学校ともに該当する子どもたちはいるという報告は聞いておりません。 ただ、先ほど、17人に1人と言われましたけれども、国が行った調査の令和2年度の調査では、中高生のおよそ20人に1人ですから、確かに今言われた17人というところが、かなり信憑性が高いものかなと、17人か20人、そのくらい1人ぐらいは、やっぱりこういう形でして、ヤングケアラーに相当するような子どもたちがいるのかなと感じるところです。 ですから、出てないというのが、綾町だけでも小中学生約600人ぐらいいますから、その計算でいきますと、30人ぐらいはいます。正確にどうか知りませんけれども、ないというのが、まだまだその情報が入ってきてないのかな、という感じはしております。 ヤングケアラーにつきましては、家庭内のデリケートな問題でありますし、表面化しにくいと、相談できないというような事情も多分にあるのかなと思いますけれども、これに関しては情報を収集して、実態の把握のほうに努めてまいりたいなと思います。
◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。
○議長(松浦光宏君)
兒玉千歳議員。
◆議員(兒玉千歳君) 20人とか、そういうのは資料であると思いますけれど、テレビで流れているのは17人に1人ですので、それだけ進んでいるということになります。綾町でもそういうことが起こらないように、家族で一番弱い人というか、そういうのに責任が流れていって、そういう流れでその方が面倒見るというようなことに、なってきておる状態だと思っております。 地域でそういうところへは確認というか、目を向けていただいて、小さなことでも気をつけていただければ、早く対応ができると思います。学校を欠席とか、学校を休みがちな子どもたちに対しては、本当にその内容を確認していただいて、その子は話さない、しゃべらないかもしれませんけれど、地域の方々に誰かが、子ども会を通してでもいいし、館長を通してでもいいです。対応していただいて、温かい対応をしていただければ、早めにできるんじゃないかなと思っております。ぜひそこのところをよろしくお願いいたします。 2番目にひきこもりの実態、これは義務教育の中であれば、不登校になるわけですけれど、それ以外の青少年とか、高齢者とかいう範囲まで広げてみると、なかなか実態がつかめないと思いますけれど、先ほどから言っているように、もう少しこういうところあたりも、民生委員を動かして、民生委員の協力を得て、公民館長とそういうことに対応するような対策というか、考えはないでしょうか、お伺いします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) ご質問のとおり、なかなか実態の把握というのができてない状況です。行政のほうでも、教育委員会のほうでも、学校からの情報とかいうのにも、なかなか限界があるのかなと、そういう意味では、地区の方々の協力が本当に必要だなと、その地域で生活していて、あそこの子ども、最近見ないねとか、この間、家にいたよとか、そういう情報とかも集めていく必要があるのかなと、そのためには、公民館長含めて、あとは民生委員も含めて、あとはもちろん家庭を訪問している、家庭の生活状況なんか見ても、そこからもかなり推測できるんじゃないかなと思います。 そういうところを、いろんな角度から情報を集めて、あの子は出てないよとか、外出してないよとか、そういうことも含めて、今後調べて把握していって、声かけていただければと、小さなまちですから、できると、私は思います。大きなまちだったら、なかなか隣との関係というのが、かなり疎ですけれども、そこが綾町のいいところで、みんなでそういうのを監視していって、一人も漏らさないとしていけるまちだと思いますので、その辺はしっかり取り組んでまいりたいと思います。
◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。
○議長(松浦光宏君)
兒玉千歳議員。
◆議員(兒玉千歳君) 義務教育というか、小学校、中学校の中では、そういう関係している子どもたちにすれば、服装が昨日も同じじゃったわねとか、気づくのと、あと会話がどんどん少なくなってくると思います。それと会話の言葉が小さくなってきます。そういうこともいろいろあるのと、先ほど服装のことについても、介護までいかないけれども、手伝いやらしていると、福祉の臭い、福祉臭といいますけど、そういうのはちょっと違う臭いがするわねというのを気づいたときとか、あと何か普通と違う、私のほうでは、かざがするがねというようなこと言いますけれども、学校関係の先生たちもそういうところは、口に出さなくても、感情ではそういうところを感じとっていただきたいと思いますけれど、よろしくお願いいたします。いかがでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(日髙和典君) 学校におきまして、担任及び養護教諭はそのような事例については、毎日のようにしっかり対応しているようで、教育委員会のほうにもいろんな報告が上がってきています。学校のほうは、そういう点では、今のところしっかり対応はしていただいているのかなと思っております。 ただ、先ほど町長の答弁にもありましたように、こういうのはなかなか気づくまでに、時間がかかる場合とか、うっかり見落とす部分もあるかと思っておりますので、常に緊張感持ってというか、アンテナを高くして一人一人の事案に対して、対応していくべきだろうなと思います。 学校では、養護教諭がいち早くこういうことに気づく部署でありまして、大変重要な部署だと思っております。欠席が増えたとか、遅刻が多くなったとか、早引きが多くなったとか、あるいは朝の健康観察で、お腹が痛いとか、頭が痛いとか、そういう本当ささいな、ささいといったらいけないんでしょうけれど、気づきにくい変化に一番早く気づくのが養護教諭で、養護教諭が気づいたことを、一番誰に報告するかというのも大変重要でありまして、基本的には学校では、担任あるいは保健主事、生徒指導主事、もっと疑問に思う場合には、教頭や校長、管理職に報告するようになっております。 また、月1回か2回、そういった事例を出し合って、全職員で検討するような、そういう組織的な取組も、今、小中学校で行われておりますので、今後より一層の徹底というか、充実を図っていきたいと思っております。ありがとうございます。
◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。
○議長(松浦光宏君)
兒玉千歳議員。
◆議員(兒玉千歳君) 今のような段取りというか、段階でしていただければ、本当に安心できると思いますので、綾町から新聞沙汰とか、ニュースにならないように、取り組んでいただきたいと思います。 3番目の不登校の生徒の実態、小学校、中学校は必ずいると思います。その定義というのは、年間30日学校を休んだ子どもが不登校の生徒だということになっておりますけれど、この実態を教えていただきたいと思います。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(日髙和典君) 毎回、教育委員会のほうで把握して報告、県のほうにも報告しているんですが、ちょっと今手元に資料持ち合わせていませんので、また後ほど報告させていただきたいと思います。申し訳ありません。
◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。
○議長(松浦光宏君)
兒玉千歳議員。
◆議員(兒玉千歳君) 通告書は出していますから、ちゃんとそこらあたりのところは確認していただきたいと思います。 次、4番目、昨年度、避難訓練というのは実施されたと思います。それぞれ取組方がいろいろあったと思いますけれど、新年度の防災関係予算は、この前、総務課長と話をしましたけれど、正式な予算をここでちょっとお知らせいただきたいと思います。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) お答えします。新年度の
防災関連予算についてですけれども、令和4年度の主な事業は、まず防災活動活性化事業として186万4,000円、内容については、各地区での防災訓練や防災資格をはじめとした町民、消防団員の防災力の向上を図っていきたいと、防災活動支援としては、自治公民館での炊き出し訓練、避難訓練用の非常食、その他防災活動に伴う経費を支援していきたい。また、防災訓練啓発資料についても、3,000部ほど配布する計画でおります。 2つ目ですけれども、防災用品備蓄事業158万4,000円を計上していますけれども、内容については、宮崎県備蓄基本方針に基づき、綾町として備蓄目標の物品の整備を行います。食料、飲料水、育児用調整粉乳、毛布、小児用・大人用おむつ、簡易トイレ、トイレットペーパー、生理用品などです。 3つ目、綾町地域防災計画694万2,000円と、平成26年度に作成した綾町地域防災計画について、県の防災計画に合わせて改定するものです。 その他、地域防災力の要として、活躍いただいている消防団員の処遇改善や改定費用も、当初予算のほうには計上している状況でございます。 以上でございます。
◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。
○議長(松浦光宏君)
兒玉千歳議員。
◆議員(兒玉千歳君) 本当に、住民を守るという立場の下で計画されていただきたいと思います。 それと、防災地域計画というのも見直されるということですけれど、5年目を迎えておりますので、これについては、5番目に書いておりますとおり、地域住民、いわばお年寄りです。一番地元を知っているのはお年寄りです。公民館長よりも知っています。消防団員よりも知っています。だから、高年者クラブ等も利用していただいて、そういうとこを見ていただくのと、そこに住んでいる人、地域に住んでいる人を、大事に話合いをしてもらって、しっかりとした防災計画を立てていただきたいと思います。 2番目の防災に関する一人暮らしやら、高齢者、障がい者対策はどのようになっていますかは、先ほどから言っていますように、民生委員なんかが中心になるかと思いますけれど、公民館長は早いとこで2年交替したりしますけれど、民生委員は1期3年ですので、大概、それこそ町長じゃありませんけれど、12年ぐらいはされます。だから、その方たちを中心に、対策をしていただきたいと思いますが、そのようなことについてよろしくお願いいたします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 防災に関する一人暮らしや高齢者、障がい者対策という項目が質問に上がっていますけれども、災害に迅速に対応するために、高齢者世帯やひとり世帯、障がい者等をシステムに登録し、このシステムは避難行動要支援システムと呼んでますけれども、このシステムに登録して、安否の確認、避難先、緊急連絡先など、いま
兒玉千歳議員が言われましたけれども、公民館長だけではなくして、消防団員、そして民生委員方に速やかな情報提供が、逆にそういうのができるようにして、そういう方たちが、スムーズに動けるように、そういうふうな整備を行ってまいりたいと考えています。 現在、登録者数が全体の4割程度となってます。これから対象となる町民の方に説明を行って、ご理解いただき、登録をできるだけ推進していきたいなと思っています。75歳以上の方で、1,378名いらっしゃいます。このうち、先ほど言いました、避難行動要支援システムのほうに登録された方は501名しかまだおりません。そういう形で、これをもう少し比率を高めていって、何かあったときに、すぐに公民館長、あるいは消防団、民生委員等にも協力をいただいて、そこに情報を流して、安否等の確認等も含めて、対応できるような形にしてまいりたいと思います。
◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。
○議長(松浦光宏君)
兒玉千歳議員。
◆議員(兒玉千歳君) 起こってからでは遅い、しもうたでは遅いんです。だから、そのためには、あのような訓練じゃなしに、もう少し突っ込んだ実のある訓練をお願いしたいと思います。 これもまた今日の新聞に、県はBCP計画を策定しております。感染症対応事業継続計画という中で、不測の事態時の福祉、消防、防災、水道の必要人員の確保、優先業務の整備、町長不在時の代行人員等もはっきり決められて、そういう内容を、広報あや等でもしっかりと説明していただいて、町民にいざというときとか、延岡沖が盛んに震源になって地震が小さいのが起こっております。南海トラフにつながる地震になると思いますけれど、それが30年内には起こるだろうと言われておりますので、そういうとこもいつ起こってもいいように、対応できるように、綾町はよかったねと言われるような対策を、ぜひしっかりと考えていただきたいと思います。 それから、安心カードの発行枚数は今何件出ていますか、お尋ねいたします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 議員から指摘がありましたBCPのほうも、整備してまいりたいと思います。万が一、そういう被災に遭ったときにも、しっかり対応できるようにと考えています。 安心カードに関するご質問なんですけれども、ひとり暮らしの高齢者の緊急時に役立つ安心カードに必要な情報を記入し、備えておくことで、地域で安心安全に暮らすことができ、速やかな対応を図ることを目的としたものでございます。さきの質問でも答えましたけれども、災害時要援護者台帳の記入様式に安心カード作成を希望する・しないという項目がありまして、現在登録はリンクされておりますけれども、令和3年度現在で333件登録がございます。 以上です。
◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。
○議長(松浦光宏君)
兒玉千歳議員。
◆議員(兒玉千歳君) ひとり暮らしで限定するとちょっとおかしくなります。というのは、奥さんが悪くてとか、旦那さんが悪くて、自分は元気だから、グラウンドゴルフとか、レジャーとか、温泉とか、行かれる方がいらっしゃるんです。友達と一緒に、グループをつくって。でもその人がいらっしゃらないときに、不幸が訪れたときに、誰がどこに電話していいかというのは、分からないから、安心カードがあるんです。 私は、宮原の人には、奥さんが悪かったり、旦那さんが悪いときでも、いいですよと、カード出してくださいよと、必ず冷蔵庫の前に貼っとってくださいねと、そこはみんなで情報共有していますので、そういう取扱いをしますので、一分一秒を争うときでも大丈夫ですよと、庭先で転んだままになって動かない人がおれば、すぐ気づくわけです。家の中までは見えませんけれど、そういうこともありますから、安心カードをもう少ししっかりとした利用というか、そういうふうにしていただきたいと思いますけれど、この安心カードは社協のほうで管理されていると思いますけれど、副町長そこあたりのとこは、よろしくお願いいたします。
○議長(松浦光宏君) 副町長。
◎副町長(中薗兼次君) 社協のほうでは、民生委員会の定例会やっておりますので、そのたび安心カードの必要性、あるいはまたお願いして、登録のほう推進していただいているところでございます。
◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。
○議長(松浦光宏君)
兒玉千歳議員。
◆議員(兒玉千歳君) 先ほども申しましたけれど、ひきこもりとか、ひとり暮らしで孤独死とか、そういうのあります。全員で地域ぐるみというか、綾町全体で、こういう問題には取り組んでいただいて、安心して生活ができるような体制づくりを、口ばっかしじゃなしに、しっかりと計画していただきたいと思います。 あと、4番目の庁舎内の非常電源用の発電機は、リコール対象ではないかというのを、書きましたけれど、三菱電機のディーゼルエンジンが、リコールが出ております。新聞には、それが載っていたんですけれど、綾町にも庁舎内にはありますということで、これは問題ありませんとかいう広報も何にもないから、町民がああそんなとがあったとか、ほんなら大丈夫やねというぐらいの広報が、必要なときがきているんじゃないかなと思っておりますが、いかがでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 庁舎内の非常電源用の発電機ですけれども、これは西日本発電機械という会社のものです。ですから、三菱電機の発電機とは違いますので、リコールの対象にはなってないということでございます。この件に関しては、特段広報とかしておりませんでしたけれども、会社が違ういうことで、役場のほうにある機械に関しては問題ないと、今のところ考えております。
◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。
○議長(松浦光宏君)
兒玉千歳議員。
◆議員(兒玉千歳君) 安心しましたけれど、福島県の原子力発電所の事故も発電機が動かなかったために、冷却ができなかったということになっておりますので、いざというときに使えないければ、何もなりませんので、そういうところを、こういうリコールが出たときは、気にとめていただきたいと思います。 最後に、その他のとこで、役場のオンライン用の機器というのは、パソコンなんかを、この前、授業を受けたときに、私が持ってないのが悪いんですけれど、なかったんです。同僚議員の借りて対応したんですけれど、そのことについて質問をいたしたいと思いますけれど、今年の新年度予算では、8台買われるということですので、ああいうオンライン授業というのを、若い職員、それと議員も受けていただきたいと思いますので、ぜひ活用させていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 役場のオンライン用の機器整備に関してなんですけれども、新型コロナウイルスの関係で、なかなか町外に出るという機会も少なくなってきております。その中で、会議とか研修とか、あるいは打合せ等で難しい環境になった中で、これから先の時代は、どうしても必要なものじゃないかと考えております。私も、市町村長の会議、知事等を含めた会議とかも、ここでできますから、以前は毎回行って、そこでみんな顔を合わせてやっていたんですけれども、ほとんどウェブ会議みたいな形になっています。 今年度、8台整備しまして、今後もっともっと活用できるように、昨日もあったんです。この会議室で、若手職員がこういうセミナーとか、そういうのも、どんどんウェブ会議になっていますし、そこを通じて逆に、わざわざ時間をかけて行かなくてもできるようになっていますので、もっともっとこの活用を図っていきたいと考えています。
◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。
○議長(松浦光宏君)
兒玉千歳議員。
◆議員(兒玉千歳君) 以上で終わります。ありがとうございました。お疲れさまでした。
○議長(松浦光宏君)
兒玉千歳議員、さっきの4番の質問の中の(5)の防災マップは地域型として見直しできないかを、お聞きしなくて大丈夫ですか。
◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。
○議長(松浦光宏君)
兒玉千歳議員。
◆議員(兒玉千歳君) これは先ほど、地域の高齢者やらそういう方に聞いてつくってくれと要望しましたので。
○議長(松浦光宏君) 分かりました。 関連質問はありませんか。(なし)
○議長(松浦光宏君)
兒玉千歳議員の一般質問を終わります。………………………………………………………………………………
○議長(松浦光宏君) ここで暫時休憩いたします。午後は1時から開催いたします。(休憩午前11時32分)………………………………………………………………………………(再開午後1時00分)
○議長(松浦光宏君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 山田議員の一般質問を許可いたします。山田議員。 先に教育長から、先ほどの
兒玉千歳議員に対する追加答弁があるみたいなので、そちらを先に許可いたします。
◎教育長(日髙和典君) 先ほどは失礼いたしました。 病気につながるおそれのある不登校生徒の実態ということで、私たちは勝手な判断で、ヤングケアラーにつながる不登校の数と捉えてしまいまして、本来、そのとき私のほうが確認をすればよかったんですけれど、申し訳ありませんでした。 ヤングケアラーにつながるおそれのある不登校生、それに関する不登校生はゼロです。兒玉議員がお聞きになっている、ひきこもり等につながるような不登校の数は、学校で調査した最終段階では、令和3年度におきましては、11月までの結果なんですが、小学校では3名、中学校も3名、小中とも3名が不登校の状態となっております。 以上でございます。大変失礼いたしました。申し訳ありませんでした。
○議長(松浦光宏君) 山田議員の一般質問を許可いたします。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) それでは、よろしくお願いいたします。 1つだけです。私が質問するのは、
GIGAスクールに関する事項で、(1)(2)(3)(4)、4つのことですが、家庭におけるICT教育の支援実態、
ICT教育支援の学校における実態、検証しなくてはいけない事案、
GIGAスクールに対して配当された予算の執行状況、教育の効果などです。
GIGAスクールは2019年の12月に、文部科学省から発表されたプロジェクトです。小学校の児童、中学校の生徒1人に1台、パソコンを全国の学校に高速大容量の通信ネットワークを整備し、多様な子どもたちに最適化された創造性を育む教育を実現する構想として、2019年に文科省から出たものです。 電子黒板とかいうのは、綾中学校が新しくなった年、2014年に電子黒板とかができました。そのときに、すごいのができたなと思いました。綾中学校に最先端のものが来たなと、本当に、
GIGAスクール前に、構想前に、電子黒板が先入れて取り入れられました。ただ、それを操るというか、操作できる先生たちが、まだそこには育ってなかったっていうのが現状でした。2014年のときには。その後、今、2022年になりましたので、大分変わっているかと思います。黒板の、あれは何という、白いところは何、投影するところ、投影するところも今年になって予算に上げられてきてましたので、もうそろそろ電子黒板のその部分のところが、古くなって、新しいものになるのかなとは思っております。 それでは、1番から4番、そのままずっと行かれても、1番1つずつでも構いませんけれど、よろしくお願いいたします。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(日髙和典君)
GIGAスクールに関する事項の(1)家庭におけるICT教育の支援の実態についてお答えいたします。 家庭への持ち帰りにつきましては、様々な課題が予想されるため、安全な持ち帰り方、ID・パスワードの管理方法、ルール等の確認、端末を活用した家庭学習の内容、故障や破損、紛失等の際の確認をまとめた、綾町独自にガイドラインを作成しております。 また、家庭にICT環境のない児童生徒に対してましては、モバイルルーターの貸出体制も整えております。さらに、インターネットの接続手順などをまとめた文書を各家庭に配布し、家庭でも学校と同じように、効果的、有効的な学習が進められるよう、今、現段階、子どもたちに対しまして、系統的、段階的に指導を行っているところであります。 以上でございます。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) なぜ、
GIGAスクールのことについて、ICTのことについて言ったかといいますと、松本議員の12月議会のときに、小学校6年生は12月中に先行実行を始める予定、他学年は準備中、課題はタブレット端末で故障、破損、紛失に加え、生徒の操作技能の差や集中力、ほかの自治体や学校の事例を参考にしたガイドラインを策定とありました。 それでは、ガイドラインとかいうのは、策定されたのでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(日髙和典君) 前回、12月議会のときに、もう作成は終わっておりまして、そのガイドラインに準じて、12月の段階でずっと小中学校とも、それに沿った指導をしてきております。6年生、5年生が一番早かったんですが、6年生、5年生については、12月中に、木城小学校の生徒との交流を図るために、あるいは子ども議会のためにいろんな準備等で、家庭に持ち帰っていろんな作業を行ったりとか、ガイドラインに準じたいろんな活動を実際行って、その中でどんな課題が出てくるのか、どういったことに指導しなくちゃいけないのかというのを、掘り起こしをした上で、またそれを小中学校、教育委員会で取りまとめて、再度1月になってから、いろんな指導を重ねているところでございます。 以上でございます。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) 指導というのは、先生方に対して指導でしょうか、それとも子どもたちに対する指導でしょうか。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(日髙和典君) 両方なんですが、先生たちの指導というよりは、一番は子どもたちに対する指導が、ほとんどといっていいんじゃないかと思っております。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) 家庭における指導はどのようになっていますでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(日髙和典君) 子どもに対する指導につきましては、まず最初に、文書で学校からガイドラインに準じた作業とか、あるいは約束事とか、そういうのが示されております。また、担任のほうからは、いろんなメールを含めて、そういった形での、いろんな細かいやり取りは、行っているんではないかと思っております。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) 一番最初に設けないといけないのは、家庭のルールが、一番初めにやらないといけないことだと思っております。家族全員で、親御さん、保護者の方たちの理解も含めてなんですけれど、そういうことも大切だと思いますし、メールのやり取りもされているという、メールだけのやり取りで、保護者に対してのマニュアル書みたいのは、もう先にやられているということですか。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(日髙和典君) 一番最初に、マニュアルを、先ほど申しましたように、マニュアルをまず最初、家庭にお配りして、その内容によって、実際に子どもたちが持ち帰って、使ってみて、12月にそういう活動を行っておりますので、その中で新たに出たきた課題について、またいろんな要望とか、あるいは出てきた課題等を整理して、今現在におきましては、学年によっては、家庭に持ち帰って、実際いろんな学習活動を行っている状況であります。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) 実際、今、家庭へ持ち帰ってやられているというのは、学年は何年生でしょうか。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(日髙和典君) 5年生と6年生が、家庭に持ち帰ってやっておりますが、昨日の質問でもお答えしたんですが、お互いに授業を展開するという部分ではなくて、一方向の、こちらからいろんな情報を伝えたり、学習内容を確認したりとか、現段階では、そういった状況にとどまっております。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) 5年生、6年生で家庭に持ち帰って授業をしているというのは、それは何曜日のいつというのは分かりますでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(日髙和典君) 授業ではなくて、昨日から言っているように、欠席をしている子が、その授業の様子を家庭でリアルタイムに見ることができるとか、あるいは、昨日も回答しましたように、授業ではなくて、コロナで学級閉鎖のときに、あるいは学年閉鎖のときに、家庭にタブレット持ち帰って、朝の会を実施したりとか、そういう連絡をしたりとか、そういった程度で、今現在活用している状況であります。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) 授業ではなく、家庭でみることができることは、朝の会のみ、授業は一方向だけのことは、できるということですか。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(日髙和典君) 一方向で、授業の様子を子どもが家庭で確認することができるということです。リアルタイムで、欠席をした子どもたちは。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) それでは、一方向で、お休みだったり、病欠だったりしたときに、今でいうコロナで、濃厚接触者であったりとかするときには、一方向だけど、授業の内容は聞くことはできるということでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(日髙和典君) ご指摘のとおり、そういう状況でございます。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) 皆さんが、5年生、6年生というのは、Wi─Fi整っているんでしょうか、全ての家庭に。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(日髙和典君) Wi─Fiが全ての家庭に整っていない状況がありますので、学校には、昨年の段階で、Wi─Fi環境の整っている家庭が何人いるか、全て把握しておりますので、その分のWi─Fiルータを事前に、昨年度の予算の中で、購入させていただいておりますので、そういった児童生徒に対しましては、そのルーターを持ち帰って、ほかの生徒と同じように、そういう環境がなくても、タブレットを自宅で活用することができる、そういった環境は整っております。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) ありがとうございます。小学校5年生、6年生に対しては、Wi─Fiルータを持ってないところは、Wi─Fiの環境が整ってないところは、Wi─Fiルータを持ち帰って、タブレットが見れる状況がありますということです。 中学校はどうなっていますでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(日髙和典君) 中学校も技術的には、そういうことは可能です。ただ、今現段階では、中学校は受験を控えておりますので、学習内容というのは、非常に小学校と違って、多岐にわたって、内容も深いですので、今の現段階では1月、2月にそういった活動をする学校に余裕がないということで、とにかく受験態勢で、合格を目指して、一生懸命培っておりますので、新たにそういう時間を見つけ出す余裕がないということですので、先ほど言いましたように、条件整備は全て整っていると思いますが、具体的に段階を追って持ち帰って、こういうふうに操作してというような、そういうだけでもかなりの時間を要しますので、中学校においては、現段階ではまだ、持ち帰りの活動については行っていないのが実情です。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) この話は、どうしましょうか、2番、3番、4番ずっと行っているような感じがしますけれど、2番、3番、4番言ってもらえますでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 教育長、2、3、4、全て回答してください。
◎教育長(日髙和典君) (2)の
ICT教育支援の学校における実態についてお答えいたします。小中学校それぞれICT支援員を1名ずつ配置し、様々な課題に迅速に対応するとともに、教育効果を高める取組を進めているところでございます。また、操作方法やソフトの有効な活用につきましては、教員に対する研修等を行い、指導力の向上に努めております。個に応じた学習が、さらに推進できるようにしているところであります。テレビ会議システムを用いた取組の一例といたしましては、学校を休んでいる子どもが、学校の授業の様子を家庭に持ち帰ったタブレットで、リアルタイムで視聴し、授業に参加するといったことも可能となり、小学校上学年の一部では、そういった取組も可能となっております。 次に、(3)の検証しなくてはいけない事案についてお答えいたします。現在、小中学校において、接続スピード等に関する問題の報告は上がっておりません。しかし、全ての学級で一斉にインターネットに接続し、動画再生や負荷のかかる操作を行った場合、接続スピードが遅くなる可能性が考えられます。回線速度を測定するネットワークのテストを実施し、今後高速で大容量の通信が可能となるよう、回線や機器の増強など、安定した通信環境を構築していく必要があると考えております。 次に、(4)
GIGAスクールに対して配当された予算の執行状況、教育の効果などについてお答えいたします。
GIGAスクールは令和2年度までの予算であり、タブレットの購入と通信機器の整備といたしましては、5,500万円を執行しております。
GIGAスクール構想は、特別な支援を必要とする子どもを含め、多様な子どもたち一人一人に個別に最適化され、資質・能力が一層確実に育成できる教育を実現することや、これまでの教育実践と最先端のICTのベストミックスを図り、教師、児童生徒の力を最大限に引き出すことが求められております。効果といたしましては、子どもたち一人一人の反応を踏まえたきめ細かな指導等、双方向性の授業展開が可能となるなど、学びの進化が期待されております。また、一人一人の教育的ニーズ、理解度に応じた個別学習や個に応じた指導が可能となるなど、学びの転換が期待されております。 また、これ一事例で、先進校の事例なんですが、発達障害とかあるいはノートを取れない子とか、一斉授業についていけない子どもたちが、あるICTの先進校におきましては、タブレットで全て授業の予習、復習をして、その内容をタブレットの中に全部メモをして、自宅に帰って、ノートをきちっと構成して、その中に自分が家庭で調べた調べ学習の内容を入れ込んで、すばらしいノート学習というか、ノートを記録したという事例も報告があって、その子は小学校の低学年までは、かなり学習の遅れが目立っていたんですが、今小学校6年生ぐらいだったと聞いておりますが、クラスではトップクラスの学力を維持できるようにもなっているようです。 そういったいろんな可能性を秘めた機器であることは、確かだと思っております。 ただ、課題といたしましては、ICTに関して教員により指導力の差が見られること、児童生徒の操作技能等により学力差が生じる可能性があること、タブレットの紛失や破損及びその修理費等の負担、学習と遊びの区別等の子どもたちの運用方法、視力の問題や姿勢の問題等をはじめとする、健康への影響等が考えられます。このような課題を丁寧に検証・解決しながら、じっくりと時間をかけて、本当に時間のかかることであると思っておりますが、丁寧に学習活動の充実を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) 丁寧な説明ありがとうございます。令和2年度12月の議会のときにも、私聞きました。そのときにも丁寧な説明をされました。それから、また今回も聞いてみましたけれど、やはり同じような説明でございました。なかなか進まないというのが実態だと思っております。 ICTの支援員業務委託も、令和元年から予算化されていると思います。小学校1名、中学校1名、毎日勤務されているかと思いますが、その方たちの忙しくされていると思いますけれど、それでもなおかつ中学校はまだ全然、忙しいから、受験を控えているから、その前もあったと、今は受験を控えていますけれど、毎年毎年受験は控えておりますけれど、令和元年度から、そういうことはやられていると思いますけれど、今年は令和4年度でございます。 いろいろと子どもたちがその間に卒業しております。もう何年卒業しております3年間、3年生もう高校生ぐらいになっております。その子たちは。あっても使い切れない、あってもそのものを使えない状態、それはどこに原因があるかと思いますでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(日髙和典君) 今の子どもたちは、小中学校でパソコン操作については、いろんな機会がありますので、パソコン自体を操作することはできます。実際、子ども議会で見ていただければ分かるように、タブレットやパソコンを使って、自由にプレゼンをしたり、あるいはプレゼンの資料もつくったり、自由にできる状況であります。 そういった意味では、何も我々が心配しているような、全国の子どもたちと比較して、能力的には何一つ劣っているものではなく、どちらかというと、今の高校生、大学生よりもひょっとすると、中学生のほうが、そういった資質・能力は優れている部分もあるのかもしれない。 ただ、パソコンは元年度に入っています。新しいパソコン機器が。タブレットは昨年、2年度に購入して、3年度に導入してます。3年度にタブレットがそろって、いろんなソフトを入れるのに、約1か月、2か月かかっています。それと同時にできた段階で、いろんなそういった課題や問題点を含めて、ガイドラインをつくりました。ガイドラインをつくって、実際先ほど言ったようなやり取りを行って、ここまで来ているところであります。 決して、タイムスケジュール的には、遅れているわけではなくて、多分ほかの県内市町村と比べると、綾は1歩も、2歩も進んで取組をしているんじゃないかと思っております。 あと、中学校が遅れているというのは、一つは学校には決まったカリキュラムがあって、1時間目から6時間目まで、授業内容が決まっております。中学校はその後、部活動がありますので、特別、新たにそういったパソコン操作に使う時間を、生み出す時間はゼロです。そういった意味でタブレット、パソコンは使えるんですけど、タブレットを使うため、あるいは家に持ち帰るために、そういった準備や特別な指導をする時間が見出せなかったので、中学校はタブレットの持ち帰りが、今現在できていない状況にありますということで、ご理解いただけますでしょうか。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) パソコンの操作はできます。子どもたちは小学校から知っていますのでということでした。その前のマニュアルとかいうのも、小学校のときから、子どもたちは家に持ち帰って、保護者の方たちといろんな話をされているということだと思います。 マニュアルというものは、私たちも見ることができますでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(日髙和典君) このマニュアルはできるだけ多くの方に見ていただいて、本当にそれで十分なのかというのも含めて、意義あることだと思いますので、積極的に公開はしていきたいなとは思っております。 それと、先ほどちょっと言い忘れたんですけれど、
GIGAスクール構想が出て、国のほうからガイドラインというか、先ほど文科省のほうから、いろんな文書を含めて、そういうものが出されたのは、実際
GIGAスクール構想は、今年になってから機能しておりますので、タイムスケジュール的には、先ほど、文科省からのいろんな通達やらルール等のことが来たのは、本年度になってからでありますので、それを受けてのガイドライン作成等、あるいはルールづくりになっておりますので、今のタイムスケジュールが、多分我々にとっては、精いっぱいのとこだったんだろうなと思っております。 以上でございます。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) 市内のほうは、既にタブレットを持ち帰って授業をやっているというところもあります。綾町が特段、遅いのだろうと思っております。というのが、勉強するところは、どこにいても同じ勉強ができるという、子どもたちの学びの場を妨げないようにしてしてもらいたいなと、私は思っているんです。 田舎だからタブレットを持って帰ってはいかんような状態が、悪いからどうのこうのということじゃなく、どこにいても、田舎だからこそ、Wi─Fiの状態がよく、どこにいても、家にいても使え、市内の学力差がないようなことができているのかと思っておりました。それこそICTの環境整備については、多分、県内でもうちは早く取り組んでいるのではないかと思っております。これは令和2年の12月の話です。教育長が言われたことです。 電子黒板の全部入ったのも県内で一番早かったほうです。あといろんなICTのソフトというか、教材というか、そういうのは全くコロナを想定していない中で、学校独自にICT支援入れて、将来子どもたちに世界に広く羽ばたいて、世界中で活躍できる、そういった能力を身につけるには、当然ICTの活用、能力が必要になってくると思います。 そういった意味では、かなり前から外国語活動の充実とICTの活用能力というのは、ずっと大きなテーマに取り組んでまいりました。ただここの中で本当に綾町はいち早くICT環境を整備できましたということを言っておられます。 それなのに、まだ中学校では、タブレットがどうのこうの、それというのが、なかなか先生方の能力だったり、子どもたちの能力だったり、とかいう話になっているみたいなんですけれど、だからこそ、タブレットを使って、個々の能力を上げてもらいたいなと思っております。 そればかりに頼るわけではありませんけれど、どうしてICT支援員を持っていらっしゃって、毎日のように、支援員の活動をしていただいて、支援員さん、もしかしたら暇でたまらないことはないと思いますけれど、忙しく毎日行かれていると思います。先生たちの能力というのも、かなり格差が、もちろん勉強会を、講演、講習会を開いたりとかいうこともされているかと思います。 それでも、やっぱり先生たちの能力というのは格差があるんでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(日髙和典君) 先生方のICT関係の指導能力については、当然格差はあります。 ICT支援員のことですが、ICT支援員の方の指導は多岐にわたっていて、本当に有効に活用していただいているというか、力を発揮していただいていると認識しております。授業において、実際パワーポイントをつくったりして授業を行うんですけれど、それをどこでどういうタイミングで使ったらいいのかとか、その操作がうまくいかないときなんかも、それぞれのクラスに行って、的確に指導をしたり、あるいは、途中でフリーズしてしまったりという場面が、よくあるんですけれど、そういったときも、すぐ呼び出しがあったら、そのクラスに行って対処していただいておりますので、そういった意味では、本当に先生方も、我々もそうなんですけれど、一度何かトラブルが起こってしまうと、ICTというのは厄介で、1日その業務がストップしてしまうこともあります。 そういった意味では、即座に対処ができるというのは、大変ありがたいことだと思っております。 それと、議員のご質問の中に、宮崎市内ではという話をされましたけれど、いろんなうわさが飛び交っているようですが、公式に我々が宮崎市の教育委員会に問い合わせたところ、宮崎市で実際に、我々が理想としているような、双方向の授業をしている学校は、一つもないという報告を受けています。ただ、宮崎市では、タブレットを持ち帰らせて、自由に操作してみなさいという指導をした学校があると伺っております。そういった状況ですので、決して宮崎市と比べて、綾町の取組が劣っているということはないんじゃないかと思っております。 以上でございます。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) 先生方の指導力の格差はあるということで、そのためにもICT支援員の方がいらっしゃると思います。また、そういうことにたけている先生方もいらっしゃいますので、子どもたちの格差じゃなくて、先生方の格差もないように、どこに行っても、先生方が、オンライン授業ができるように、やっていただければと思います。 50歳ぐらい、新聞には載っていましたけれど、先生の心の病を抱えている先生たちが、一番年代的に50代が多いという記事も出ておりました。若い先生たちはそういうことに慣れているかと思いますけれど、50代の先生方はやはりその傾向があったり何かするかと思いますので、その先生方にもできるだけ、それこそ公平・公正じゃありませんけれど、ちゃんと手取り足取りやっていただければと思っています。 先ほど言われたように、マニュアルが十分なのかという話でしたので、マニュアルというのはまだ完全ではないということなんでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(日髙和典君) マニュアルは完全ではないということじゃなくて、パソコンというのは、使えば使うほど、新たないろんな問題、課題が出てきております。そこの部分での、これからも日々改善していかなくてはいけないマニュアルではないかと思っております。 それと、中学校において、特に、いろんな全国のところで問題になっているのが、やっぱりいろんなネットに対するアクセスの問題とか、あるいはそれでいじめになったりとか、いろんな課題があって、そういった部分でのマナーとか、マニュアルとか、使い方とか、約束事という部分が非常に、中学校の先生方はおそれておられます。 そういった意味で、今は持ち帰らせるというのは、ちょっとまだ時期的にも含めて、今一番子どもたちの精神安定した状況を、つくってあげなくちゃいけない状況なので、こういったことについては、中学校側からは、先生方はしばらくじっくりマニュアルやら、操作方法というか、マナーの部分とか、約束事とか、そういうものがしっかり徹底した状況でスタートしたいということで、そういったことに力を入れていらっしゃる状況であると、報告が上がっております。 以上でございます。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) マニュアルというのは、教育委員会が一括してつくっているわけではないんでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(日髙和典君) マニュアルは、原本は教育委員会でつくっております。これを小中学校に、校長先生に持ち帰っていただいて、小中学校の先生方でまたもんでいただいて、教育委員会にフィードバックしていただいて、それをまた小中学校の先生と教育委員会で協議した中で、完成させたのが、このマニュアルであります。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) 完成していると思っていいんですか。先ほどは、マニュアルは十分なのかといったら、まだマニュアルは十分ではない、いろんな問題があるという話だったんですけれど、一つマニュアルというのは、これに従っていきましょうねというのが、マニュアルだと思うんです。それさえしっかりしとけば、どんなでしょうか。それさえしっかりとマニュアルができていれば、約束事もそこに入っている、マナーも、ルールもそこに入っている。いじめをしてはいけませんよとか、ネットのアクセスはこういうことをしましょう、とかいうことの内容の記述が入っていれば、マニュアルというものではないでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(日髙和典君) マニュアルは完成しております。示しております。ただ、日々進化するものですという表現を使わせていただきます。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) 教育長、3月いっぱいまでに、日々進化したマニュアル書を見せていただければと思います。よろしくお願いいたします。 以上で終わります。
○議長(松浦光宏君) ほかにありませんか。(なし)
○議長(松浦光宏君) 山田議員の一般質問を終わります。………………………………………………………………………………
○議長(松浦光宏君) ここで暫時休憩いたします。(休憩午後1時40分)………………………………………………………………………………(再開午後1時52分)
○議長(松浦光宏君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 青木議員の一般質問を許可いたします。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) それでは、また質問事項も多いので、なるべく簡潔にお願いいたしたいと思います。 まず1番目、旧総合基金の和解についてお聞きします。 当初の目的は達成できましたでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 旧総合基金の問題についてですけれども、横領事件を招いた当時の管理責任の割合について、司法の判断を仰ぐ形でしっかりと確定させることによりまして、横領被害金を返金する手続を取らせていただきました。 私としましては、就任当初からこの旧総合基金の全面解決、すなわち横領被害金の全額返金を実現するということが所期の目的でございましたので、そういう意味でおおむね達成することができましたので、これを一区切りに綾町の町政、そして農林水産業の振興を前に進めていかなければならないというふうに考えております。 以上です。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) ちょっと今のは説明がおかしいんじゃないかと思います。 責任の割合を裁判所が確定して、それでもって町長は当初返金するということを言われていました。今回、前田さんが100万円の寄附というのは、これはあくまでも責任問題じゃなくて善意の寄附ですよね。責任があるから100万円出したということではないと思いますけども、いかがでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) この件に関しては、昨年の1月から司法の場で判断したんですけれども、その中で裁判所のほうから和解案が提示されまして、その中で被告側のほうから100万円出すことによって、この件に関して刑事的にも民事的にも、そして行政的にも終結されたほうがいいんじゃないですかという案が出ましたので、それに乗ってやった次第です。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) いや、今の説明もおかしいです。 先日和解が成立したということで、町長は全員協議会の場でご説明されました。その中で町長は何を言われたかというと、前田さんが「責任は感じるが、責任があるとは思わない」という言葉を取って、町長のほうから和解を申し込んだというご説明でした。違いますか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) それは間違っております。 この和解案というのは、裁判所側から提示された。これでよろしいですかということで、それに対して原告側としては、もうこれで手を打ちましょうと。被告側のほうもそれでいいでしょうということで、最終的には和解が成立したということが事実でございます。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 最終的にそれは裁判所から出るでしょう。でも、その前に和解を申し込んだのは町長でしょう。そういうふうにおっしゃったんですよ、この前。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) その件も弁護士のほうからも指示がありまして、この和解というのは誰が出すかと。要するにもともとこの裁判を起こしたのは私のほうです。この問題を解決されるために、そうしましたら裁判所のほうから、こういうふうにお互いもう、いわば折り合いをつけたらいいんじゃないかというのを裁判所から提示があったと。それに対して原告側も被告側もそれに対して応じたということでございます。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) そういうふうに言い張ってしまうと人の信頼を失いますよ。全員協議会の中で町長は言われたんですから。この場で違うんですよというのは別の何か理由があるんでしょうけども、みんな議員がいたわけです、あのとき。町長が言われたこと、私もメモ取っているんですよ。だからそれは違うと言われると、じゃ町長の言葉はこれからずっと信用できませんねという判断になりますよ。それでもいいんですか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) それは青木議員の捉え方だと思います。あくまでも和解案というのは原告側、被告側から提示するものではなくて、この件についてどう思いますかということで司法の場にお願いしたと。そうしたら裁判所のほうからそういうのが出されて、これで終結するのがよろしいんじゃないかということで両者が合意したということが、これが全てにおいて和解というのはそういう形でなっておりますので、ご理解いただきたいと思います。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 前田さんから100万円の寄附、それから町長側としてはその費用として128万円、これは簡単に差し引きすると28万円の持ち出しです。 これでその前田さんの責任について一切、その行政上云々と3つ挙げられましたけれども、もう負わないと、もうお互いに負わないと。責任は追及しないということで免除されていましたよね。そうしたら、これは何のための裁判だったんですか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 最初に申し上げました所期の目的はどういうことかと言いましたら、生産者が積み立てたお金が返ってきていないということで、これを全額お返しするということが目的で行ったものですので、その目的は達したというふうに考えております。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) お金を返すだけでしたら、返す分はその基金にもともとあったわけでしょう、そうですよね。どこか増えた部分というのはないわけですから、あったお金をそのまま返しちゃえばよかったんじゃないんですか、裁判なんかしなくて。 で、責任も結局問わないということであれば、誰が考えたってこれはおかしな話ですよ。お金を返すんだったら返しちゃえばいいじゃないですか、最初にその農家の人に。違いますか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) この問題の背景をもう少しじっくり考えていただけると非常に分かりやすいと思います。原告側の立場、被告側の立場、いろいろあると思います。お金を返す分であれば、そこにあるお金を渡せば終わることなんですけれども、そういう終わり方でいいんですかと。 このお金を返金することによって、綾町における負の記憶ですか、もうやっぱりこれを早いこと皆さん水に流して、次に、前に進まなきゃいけないと。いつまでもこれにこだわっていたら、やっぱり原告側にいる人、被告側にいる人、それぞれまだわだかまりを持ったままずっといてしまうと。この問題を早く解決して、最初に申し上げましたように町政を前に進めていかないといけないということから、これに関しては終止符を打ちたいというふうに思います。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 非常にむなしい話です。この和解案をある人にお話しましたら笑われました。それはそうですよね、責任は問えない、100万円は寄附、で128万円かかっている、返すお金はもうあると。それだったら最初から返しちゃえば一番楽でしょう。責任問題を追求するために裁判をされたんだから、そうでしょう。その柱がないで裁判しないでしょう、おかしな話ですよ。また同じことを聞いても同じことを答えるんでしょうから意味がないですから。公表しない訳は何ですか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 公表しないというのはどういうことでしょうか、何のことでしょうか。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 例えば、この前の全員協議会の中で私聞いたと思うんですけれども、例えば広報とかありますが、そういうところに公表しないんですかって聞いたら、公表しませんって、議員のほうから説明してくださいって言われたんですよ。お門違いもいい話じゃないですか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) これは綾町農業経営安定対策基金の中で、旧総合基金で起きた問題ということで、その旧運営委員会、そして今の推進会議のメンバーの方には結果について全て説明しました。前回の議会でも議員の皆様にも説明いたしました。 一応これでもって、この結果については皆様にはご説明していますので、それについて聞きたいという方がありましたら議員のほうから説明していただいて、それでよろしいんじゃないかというふうに思います。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 2番目にいきます。 流れるプール管理棟、宿泊施設について。これは町長にお聞きします。といいますのは、この件は町長が担当したのと一緒ですから、町長が責任持って答えてください。 工事代金420万円の調査結果、私のところの資料をお渡ししましたので比較されたと思うんですけれども、どんな感じで見ていらっしゃいますか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 工事代金420万円の調査結果はどうだったかというご質問ですけれども、12月議会終了後に青木議員から一般質問を出された民間アパートの外装塗装工事の見積書の写しを頂きました。 今回のプール管理棟の塗装改修工事とは、当然のことですけれども、建物の構造や施工された時期、さらには施工された業者、いろいろな要件が異なることから、単純に比較することは難しいというふうに考えております。 今回のプール管理棟塗装改修工事につきましては、予算のない中で施工し、結果的に委託料を上乗せする形で支払わせていただきましたことについては、私どもも深く反省しております。 結果的に工事額が高かったのではないかとのご意見をいただいておりますけれども、私どもとしましては、町が発注する場合の設計額よりは安価であった、そして3者からの見積りを取った中から最低の価格の業者であったことから工事をお願いしたところでございます。 改めてお詫びしますとともに、今後このようなことがないようにしっかりと取り組んでまいりたいと思います。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) かなり高いんです。私のところのは2階合わせて200坪です、420万円いきません。お手元にあると思いますから。私はうそをついておりません。 まず1つ、高過ぎるというのはどうしてもあります。121平米ですから35坪、40坪いかないですよね、それで420万円ですからね。プールのあれは差し引いたとしてもかなりの額です。 その落札というか工事を請け負ったところ、ここの見積書におかしな点はありませんか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) ご説明しましたけれども、今回のプール管理棟塗装改修工事に関してなんですけれども、民間のアパートの塗装とは異なって、建物の構造とか施工された時期、さらには業者といろいろな面で異なりますから、一概に単純に比較できるものではないというふうに考えております。 町としても、設計工事段階で金額がどのくらいかかるかというのは粗は出していたんですけれども、それよりも3者から出された見積りのほうが安かったものでした。内容を見ましても、見積り、そして工事の内容も妥当なものと判断しましたし、その後の経過もしっかりと対応できていますので問題なかったというふうに考えております。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) じゃ具体的に言いましょう。外壁塗装が、単価は業者それぞれあるでしょう、高いところ、安いところ。でも、それの基になる外壁塗装の441平米って書いてあります、外壁だけで。121平米の建物ですから、周囲を10掛ける12でやると120になりますよね。一周すると幾つになりますか、44メートルが一周です。そしてあと高さでしょう、これは平屋ですから5を掛ければ十分です。そうしたら220にしかならんですよ。なぜこの見積りに441っていう数字があるんですか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) そういう細かいところは見積書等を見ていただいて、また業者のほうに聞いていただきたいと思いますけれども、うちのほうでもちょっとそこのところを再度調べてみて、妥当かどうかというのは判断させてもらいたいと思います。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) だめですよ、そんなこと言ったって。見積書があって、それで私の分よりも高いから資料を差し上げて、それで今具体的に示して初めて気がついたんでしょう、中身なんて見てないわけですよ。それを向こうの業者から言われて、ぽんと、じゃお願いしますって振っただけですわ、中身なんか見ないで。これは大変な損害ですよ。ほかにもあるんですから。 例えば、屋根が今度は42です。42っていうのは、121平米の建物に屋根が42ってどういうことですかね、私全然分からんとですよ。掛ければ6掛ける7ですから、さっきの10掛ける12と違います。 もっとありますよ。ほかの2者の見積り、これは全部、その平米とかそういう数字は一緒です。業者が違えば、少し現物を測ります、各業者が。そこが全部同じ数字なんですよ。それから今、設計見積りって言いましたでしょう、これも同じですよ、数字。こんなおかしな話ないですよ。 それで見積額が592万円ですか。これよりも安いからとおっしゃったけれども、これは後からやったんでしょう、設計の見積りは。違いますか、事前にやったんじゃないでしょう。町長お答えください。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) プールの塗装に関しては、トピカのほうからやっぱりコロナの関係で夏場、お客さんに来ていただくために、資格とかないけれどもプールのほうだったら運営できるということで、3者見積りを取られていました。それに対して、じゃどのぐらいかかるのかということを町のほうで調べたような次第です。ですから言われるとおり、日付のほうは後になっておりますけれども、妥当な金額かということを判断する意味で後から取ったような次第でございます。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) それは説明になっていません。おかしな話です。 この592万円っていうのは逆算すると、その落札というか、やった業者、およそ420万円ですか。592におおよそ7割掛けるとこの数字になるんですよ。だから後づけで、説明するために後づけでつくった資料で、だから数量も全部一緒ですから、だから私言ったでしょう町長に、ここはブラックボックスになっていますよって。なぜ調べなかったんですか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 7掛けっていうのも推定ということなんですけれども、その辺の根拠は定かではありませんので、それに対してはお答えできません。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 都合が悪いとお答えできないんですか。正直に認められたらいいじゃないですか。トピカから最初に見積りもらって、それでほかの業者も2業者あるって言うけど数字一緒ですから、何平米とかそういうこっちの数量は。だから後からつくらせたんですよ。設計見積書は後からつくられたんですよ。この420万円っていう数字が妥当な数字だろうというために細工をしたんですよ。間違いないですよ、違いますか町長。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) そういう推定の質問に対してはお答えすることはできません。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) これは委託料で払っています。2,500万円の委託料は支払い済みです。追加の委託料のことは協定書にないですよね。あるんですか、ないですよね。おかしいです、これも。何から何までおかしいんですよ。 法律をちょっと見ました。地方自治法232条の3というのがあります。これはどういうことかというと、支出負担行為について書かれています。読みます。普通
地方公共団体の支出の原因となるべき契約その他の行為、支出負担行為は、法令または予算の定めるところに従い、これを従わなければならないと。これに違反していますか、していませんか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) この件も以前の議会の中で説明させていただきました。 委託料は2,500万円ということでしたけれども、追加の委託で認めていただけないだろうかと。これもちょっと状況を、先ほど話しましたけれども、夏場のかき入れ時のときにコロナが来た。それで今年度4月から新規に入られた指定管理業者です。 そういう状況も考えて、夏場のお客さんを呼ぶためにどうしてもこれをやらせてくれというふうにお願いがありましたので、その分のマイナス、赤字を少しでも埋める意味で、指定管理業者のほうはやらせてほしいということだったので、これに関しては私の責任で、赤字を少しでも抑える意味で仕方ないでしょうということで認めたような次第でございます。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 今、私の責任でとおっしゃいました。責任は取らなかったですよね、この前。私は自己処分するんですかと聞きました。そうしたら町長は現金で払うとかって言って、結果的に発言を撤回されました。だから責任を果たしていません。 もっと言いましょうか。刑法247条、背任、これはどういうことか。法律用語で難しいので分かりやすく言います。トピカのために町長が、町長もしくはトピカの利益を図り、本人、これは綾町ですね、綾町に損害を加える目的でその任務に背く行為をし、本人、綾町に財産上の損害を加えたとき、これに当てはまります。5年以下の懲役、または50万円以下の罰金に処すると書いてあります。どうでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) これに関しては、私がこの数字を実質認めると言ったということになります。確かに町支出としてはおかしいものでございました。ただその考え方として町の方に被害を与えるというのではなくして、綾町の大切な資産ですし、夏場、子どもたちに使っていただきたい。そしてこのフォレスト綾川荘を今後継続的に運営していくためにですね、それぞれに決断したような次第ですので、決してそういう業者(聴取不能)一切ございませんでした。私の言動がよくなかったというのは素直に認めて反省し、前向きに進めていきたいと思います。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 自己処分もしないし、その言い訳がましいことを延々と言われていても、これは犯罪は犯罪なんですよ。これはここにぴったり合うからですよ。町長の言い分の何かがあれば、その法律にですよ、ないですわ。これは軽い問題じゃないんですよ、犯罪ですから。町長、おやめになる気持ちはありますか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) フォレスト綾川荘ですけれども、やっぱり町の大切な資産です。これをしっかり経営が順調にいくために、そしてこれが町民にひいては資するように努めることのほうが私の責務だと思っていますので、今後もしっかりとやっていきたいと思います。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) この会話は議事録に載りますからね。忘れたとか何とかって言い訳はできませんから。 トピカへの委託料、今年度は2,500万円ですけれども、来年はお幾らでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 新年度の委託料についてでございますけれども、まだ2月、3月の収支動向が確定しておりません。これが年度の最終収支が確定した段階で、最終的には年間通して幾らになるかというものが決まってくると考えております。 来年度にはコロナがある程度落ちついてくるのではないかという期待と、民間の力を活かしてほしいという思いもありまして、今回当初予算の中で計上させていただいたものでございます。1,500万円、当初予算の中では計上させていただきました。 ただ、あくまでも当初ということでありまして、まだ2月、3月、Jリーグ、そしていろんなところが来ていただいていますので、これまでの11か月とは違って、回復といいますかプラスの方向に少しは向くのではないかと思います。今年度の決算の状況を確認した後に、改めて委託料に関して協議検討し、必要であれば追加でご相談させていただくこともあり得るかなというふうに考えております。 以上です。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 辞職の質問に対してはお答えがはっきりなかったんですけれども、もう一度お願いします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 私の責務はしっかりこのフォレスト綾川荘、町の大切な資産ですし、ここの経営といいますか、よくなっていく方向で今後も頑張っていきたいと思っていますので、そういうことは考えておりません。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 改修費、今年度、来年度合わせて2億円という資料を頂きました。これは間違いないと思いますけれども、そこに毎年毎年委託料を、来年度はまだ決まっていないということですけれども、多分払う方向にいくんだろうと思うんですけれども、そうすると、毎年委託料を払ってきれいにしてあげて、毎年委託料を払っていくと。なら、今までと何が違うんですか、分からないんです私。 今までも活性化協会にお金をあげていて、それが大変だということで民間に運営を任せたわけでしょう。その民間に委託料もやっているわけでしょう。何がどこがどう違うんですか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 数字の額を見ていただければ分かると思います。これまで活性化協会のほうで3つの宿泊施設を運営してきました。ところが、やっぱり素人が商売をやるとこういうもので、年間7,000万円から8,000万円ぐらいこの3つの施設に委託料が発生していたと。 やっぱりこれじゃいけないということで、指定管理業者を町の関係するところじゃなくて民間のところにやってもらおうということで、トピカのほうに入ってきてもらった次第です。 初年度2,500万円の委託料ということで年度契約しました。これまでは年間7,000万円から8,000万円かかっていました。私この2,500万円も将来的には賃料をもらう方向にもっていかないと本来の意味がないというふうに考えておりますので、そういう意味では、とりあえず5年間の指定管理契約になっていますけれども、民間であれば早期にこれをプラスに転じる方向、まだコロナが続いています。まだ若干の支援は必要かと思いますけれども、できるだけ自立・自走できるような形に業者のほうもなっていってもらいたいと思いますし、いつまでも委託料を出して赤字が続くというのはやめなければいけないというふうに考えております。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 当たり前の話だと思います。何のために変わったか分からなくなってしまいますから。 プロのほうにと今おっしゃいました。この前聞いたときには何か上期で500万円でしたっけ、赤字が発生したと言われました。下期まだ終わっていないんですけど、その辺の状況は終わってみないと分からないというのが正直なところだと思いますけれども、町長はこのトピカにその運営を任せたときに経営ノウハウはあるかって私は聞いています。 そのときに町長はどういうお答えをしたかというと、意味がよく分からなかったんですけれども、そのとおりに言いますと、ミネックス、親会社みたいなものですよね、ミネックスはホテルもやっているからノウハウがあると、いざとなったらトピカを助けると、トピカは小回りが利くと、そういうお答えをされています。実際これは当てはまっていますか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 指定管理業者公募をしたときに、ご存じのとおり手を挙げてきたのが2者、あるいはこれは3と言っていいのかどうかは知りませんけれども、3つぐらい挙がってきたんですね。その中で、実際にその事業をやられているところというのはトピカでございました。あとのところの2者に関しては、全くの個人でやられたいとか自分の思いを述べられたところですので、果たしてこの人たちには任せられないということで、その来た1者について見ていったところ、宮崎市の指定管理業務も受けていると、もちろんホテル宿泊業ではなかったです。でも関係会社とかを見た場合に、ご存じの方はあるかもしれませんけれども、高千穂、都城とかでホテル経営をされているところが関連会社にありましたということでしたので、とりあえず今年度からのこの運営に関しては、そのトピカのほうにお願いしたということでございます。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) そのとおりになっていますかって聞いているんです。経過はお互いに何回もお話していますから分かっています。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 上期のほう大幅なキャンセルとか、ですから、経営に関してもかなり大変な状況なんですよ。恐らく今はどこのところがやられても、今ホテル業でもうかっているようなところ、宮崎観光ホテルでも赤字が続いて、それでも何とかやっていこう、多分宮交グループの中でも補填しているような状況で、でもやっぱり施設というのは宮崎県でもそうですし、これが同じように綾町でも言えるんじゃないかなと思います。やっぱりここは我慢せにゃいかんところでしょうけれども、やっぱりコロナが明けた後にしっかりと自立できるような形でもっていっていただきたいというふうに思います。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) すみません、ちゃんと答えていただきたいんですけど、私が何回も繰り返すと私の持ち時間が減ります。 私が聞いているのは、ミネックスはノウハウがあってトピカを助けますって、それでトピカは小回りが利くという答弁でしたので、それがそのとおりになっていますかっていうことを聞いているんですよ。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) その方向で頑張っていらっしゃるというふうに思っております。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) これは内部の人の話です。ミネックスは全く手助けしていないそうです。トピカはノウハウが全くないそうです。どう思われますか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 例えば、今、綾田楽っていうのをこの間始めましたよね。(「今はやっていないですよ」と呼ぶ者あり)去年の後半にですね。それに対して多くの方が来ていただきました。 そういう意味で、ノウハウがないというか、それは個人的なご意見だと思うんですけども、もっと総合的に見て、あまり短期で判断するのはよく分からないんじゃないかと思います。そういう意味ではこの苦しい状況の中、しっかり頑張ってもらいたいと思います。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 町長は多分、私のこれは想像ですけれど、この綾川荘も含めた3施設、これ肩の荷が重くてしょうがなくて、これをただ単に下ろしたいだけの話じゃないんですか。だからこういうことになって、私はこれは完全な間違いだと思っています。 綾川荘というのは綾町の中で特別な存在です。私はよそから来た人間ですけれども、一番最初、綾を復活するのにはどこがキーかっていったら、綾川荘ですよ。これが復活すれば、綾町もまた元気になります。どうしてかっていったら、この綾川荘をつくられた当時の人々、それはいろんな人がいたそうですよ。議員もそうだし、それはもう共産党からいろいろ、すみません、名前出して申し訳ないけど、そういういろんな人が、それから役場の職員も、それから土建業者も、あらゆる人が暇を見つけては協力して綾川荘をつくったって。だから、せめて綾川荘だけは残してほしいって年配の人はそう言いますよ。私はそのとおりだと思うんですよ。それを簡単に町長は荷が重いからぽんと下ろして民間に任せて、この民間がちゃんとやっていればいいですよ。でも、さっき私が言ったのは内部の人の話ですから、それも一社員じゃないですよ。もう一度その辺をお答えください。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 青木議員とはちょっと認識が違うのかもしれません。昨年これまでに比べて綾川荘の雰囲気も変わってきたという意見も私のほうは聞いております。そういう意見、いろんな意見があると思いますので、そういう意見を参考にさせてもらいながら、綾川荘というのはやっぱり綾のシンボルでもありますので、これはしっかり大切に守っていきたいと思います。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 3番目の教育長、町長に再度問うという、しつこいようですけれども、もう一度聞きます。 まず水道の使用料、これは個人情報だから出せませんということで、それは教育長のお立場とすればそうなのかなと思いますけれども、前も言いましたけれども、もし住んでいなかったら、刑法157条公正証書原本不実記載ということになります。これは私ちょっと弁護士に相談したんですよ。これはどうなんですかって言ったら、いや、それだけではと言われたんですよ、正直な話。では、何があればということで、そのメリットがあればまた話は別ですよって。例えば、選挙で住んでいなくて住所だけ移して、そこから出ると、これはもう新聞沙汰になっていますから、多くの人は分かっていらっしゃると思いますけれども。 考えたんですけれども、もし住んでいないってことになったときに、この前も言いましたけれども出張費、これは綾から出ています、起点が。だってここでしょう、ここから、主張はここに住んでいるということですから。だからもし住んでいなければ、綾町からバスで宮崎市に行くっていったときに1,020円か幾らか80円か知りませんけれども、1,000円前後のお金がかかります。帰ってくればダブルで2,000円と。それが5回、10回になればそれなりのお金になります。これはその差額は経済的メリットになります。だからこうなってくるとまた話は別なんですよ。 もう一つあります。刑事訴訟法239条、これは何かというと告発です。この前も言いました。尻切れトンボだったからもう一回、しつこいようですけれども、この場で話をさせてもらっています。これは、何人でも犯罪があると思料するときは、告発をすることができる。で、これは第2項っていうんですか、官吏または公吏は、要するに役所の人ですね、その職務を行うことにより犯罪があると思料するときは告発しなければならない、これは義務です、告発の義務です。 町長はこれ調べようと思えば調べられますよね、その水道料がどれだけあるのかないのか。これはただ単に個人情報だからという問題じゃないんですよ。この前聞きましたが個人情報だということで。もう一度お聞きします、町長。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 教育長というのは特別職の一人であります。ただ、もちろんその中でいろんなことを公表しないといけないんですけれども、水道料金の件に関して、各個人のものだと思いますので、そういうのをさらけ出すというのはいかがなものかなと、その考えについては変わっておりません。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) これは法律的に当てはまっていますので、町長も調べようと思えば調べられますから。 さっきの公正証書原本不実記載っていうのは、これも罰則がありますから気をつけてください。これはこの議会ではっきりと私は話をさせてもらいましたので、町長も教育長も個人情報だからということでよろしいですね。 次にいきます。教育長の
県サッカー協会理事について。 これも何回かやりました。簡単に言ってしまうと、一番最初にこれを私が問題に取り上げたのが20年の9月議会です。そのときに教育長がお話されました。それから町長もお話されました。 どういうことを言っているかというと、教育長は、「今回、私、サッカー協会の理事に新たに就任しましたが、そのことについては2月に町長と議長、副議長等に報告、相談をし、2月の定例教育委員会に上程し、審議をいただきました。全員一致で承認をもらいました。正式な手続を踏んでおるので役員就任は問題ありません」とお答えしております。 そのときに町長は何を言ったかというと、「今の説明に誤りがあります。県のサッカー協会の理事に立候補するという話聞いておりませんし、もしその話があったら即刻やめなさいという指示を出します。教育長に専念してもらいたいと、それが仕事です」ということで、町長は否定されています。 次に、21年の12月議会で、また同じことを聞きました。そうしたら教育長は、今とほとんど同じような内容で答弁されています。読むと長いので割愛させていただきます。 同じ議会で町長はどういう答弁されたかというと、「もうこの件は建設的ではないんですよ。まだいつまでもこういうことを言われて、私の場合には、考え方としてそういうことを議論することが果たしていいかどうかと。いつまでも足を引っ張っていて、こだわっていらっしゃるということ自体がよくないです」というふうな答弁です。 この答弁を聞いて、その日だったか翌日だったか覚えていませんけれども、私、教育長に会いにいきました。どっちかがうそをついているわけですから、でしたよね。私は5分、10分で帰ろうと思ったんだけど、話が弾んで1時間ぐらいいた覚えがあります。そのときに教育長はまた同じようなことを言われたんです。そのどこにという、県のサッカー協会とかって言わずにどこにというところで、主語は言っていないと。主語は言っていないけど、町長には伝えてあると。多分副町長にも伝わっているだろうという発言でした。 だから、教育長の言っていることは一貫しているんですよ。一貫しています、全部同じですよ。それに対して町長は全く反対になっています。2回目は反対とは言えないかもしれないけれども、これはどういうことですか、町長。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 今青木議員が言われたそのとおりで、やっぱりいつまでもこのことを深く言うことはいかがかなと。むしろ教育長として綾町の教育行政のほうに専念してもらうことのほうが総合的に見てよろしいのではないかと。いつまでもこういうことでぎくしゃくするのはマイナスのほうが大きいのではないかというふうな判断をして、そういうふうにコメントした次第です。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) なぜ私がしつこく言うかっていうと、どっちかがうそをついているわけですから、虚偽答弁は許されるんですかって12月議会で私、町長に聞きました。そうしたら許されませんって言われました。どう考えてもこれは町長がうそをついているとしか思えないんですよ。だから聞いていたんでしょう。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) その聞いた、聞いていない、言った、言わないとかいう議論はありますけども、私は聞いていませんけども、話したと言われていますけれども、もうそういうことを、小さなことにこだわっていて、教育行政と、私はそちらのほうに重きを置きます。そういうことでこの件に関しては、しっかり綾町の教育を頼んでもらいたいなと思います。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 町長の見解ですからそれはそれでいいです。教育長、何か言うことはありますか。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(日髙和典君) このことについては毎回確認することは一緒ですので、先ほどの青木議員のお話の中でもあったように、明確にサッカー協会の理事長を受けるかもしれないとか、もう一つあったんですけれど、その団体名は言えませんという形で多分、町長にはお伝えしてあります。 ただ、6月にその選挙というか承認があるので、6月まで罷免を待ってくださいというお願いをして、そのときは町長は、じゃ6月まで待とうということを言っていただきましたので、その団体名は言えませんという形でお伝えしてあるので、そこが町長としてはサッカー協会というのは後から、その6月になってから分かったことで、そのことと1月のその団体というのがはっきり結びつかなかった可能性はあるかと思います。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 私も教育長と、私も議員初めてで至らないところはたくさんあると思います。教育長は3月で離任されると、任期が切れるということですので、もしよかったら町長に対しての思いとか、私に対しての思いがあったらお伝え願えれば私もうれしいと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(日髙和典君) いろんな価値観、考え方がありますし、皆が同じその物事の見方、考え方を持っているわけではありませんし、また、人の思いとか考えに、あるいはそのやりたいこととかそういったことに我々は他人のそういう思いに蓋をすることは絶対できないと思っています。 そういう意味では、青木議員のこれまでのいろんな私に対する質問とか、あるいはそういうことに対して、私は特段、特別な感情は全く、これまでも今もこれからもずっと変わらず持っておりません。いろんな考え方があっていいんじゃないかなと思います。 人はいろいろ違って、いろんな価値観を持って、それが一つになったときに初めて化学変化を起こしていいものができ上がるんだろうと思いますので、何の特別感情を持っていないというか、ありがたいご意見をいつも言っていただいているというふうに私は思っております。 これは町長に対しても最初は、本当に最初の出会いがちょっと選挙のときにありましたもんですから、そういった意味で私としては一言謝ってほしいなという思いがずっとあったので、その軋轢は町長になられてから一、二か月ぐらいは、一言ぐらいあっていいよなという気持ちはあったので、最初のときは、いろいろそういった軋轢はあったのかと思いましたけど、罷免案件が出て、その後、私も町長も一応もう水に流そうということで、町長からも早い段階から言っていただいておりまして、その前から青木議員からのご質問もあって、一枚岩でできるんですかという話もその間にありました。 全身全霊で支えると言われるけど大丈夫かという質問もありましたけど、そういった意味ではもう早い段階で、罷免議案の後、もうその後からは全くそういったわだかまりもなく、籾田町長とは私のほうはそういう平常というか一枚岩というか、信頼関係をしっかり築きながら業務ができているんじゃないかと思います。でないと、私たちは仕事はやっぱりそういう形でなければできないと思っておりますので、通常の仕事が日常の仕事ができているということは、見ていただければそういう状況にあるんだというふうに理解していただければありがたいかなというふうに思っております。 以上でございます。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 4番目にいきます。
尾立養豚センター汚水流出についてまたお聞きします。 設立当初からの補助金等の総額の資料、この前いただきました。ありがとうございました。農林振興課からだと思いますけれども、遅いので検討する暇もないし、聞く暇もありませんでした。できればもうちょっと早めにお願いしたいと思いますけれども、国・県・町合わせて補助金総額はお幾らでしょうか。農協からのお金は幾らぐらいでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 設立当初からの補助金総額ということですね。私も改めて見たんですけれども、平成22年、23年のときの1億8,000万円、これに対して農協のほうも1億円強出しておりますけれども、それとは別にそれ以前の分が総事業として5億1,000万円ほどあると。この中で国県からの交付金を頂いたのは2億5,000万円、町単のほうが1億円と、農協のほうが1億4,500万円というふうなトータルの金額となっております。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 私はその資料を基に足し算をしました。そうしたらいわゆる税金が5億5,400万円、それから農協が出したお金が3億1,300万円でした。税金のほうがはるかに大きいです。 なのに、こういう問題が起こっているのに、川が汚れていますという問題が起こっているのに、町長の指導というのが目に見えないんです。それから憲治議員の質問にもたくさんありました。それで私聞いていて、いらいらしました。要するに町長としての役割を果たしていません。当事者同士でやれというのがスタンスです。これでいいんですか、おかしいでしょう。これだけのお金を税金から入れているんですよ。 それで川は農協と事業者のものじゃないんですよ。国のものであり、町のものであり、町民のものであり、国民のものです。それが今難儀しているのに当事者でやってくれっていう話はどう考えたって説得力ありません。いかがでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) この件に関しては綾町もそうですし、県の経済連をはじめ保健所のほうも非常に心配しているところです。ただ、その
日髙憲治議員の午前中の質問にもありましたけれども、この問題を解決というか、問題をクリアしていかないといけないんです。そのためには、やっぱり段階一つ一つ手続を踏んでいかなければいけないと。 そのための第1ステップ、最初の一歩が、農協のほうと生産者が今後こうしていきますという合意がないと、前には一歩も進まないんです。これに対して町のほうも、農林振興課のほうも何回も打合せに入って、これから先どうするのかというので、農協とJAのほうと生産者の間でなかなか折り合いがついていないと。そこを早く決めてくださいと。 もうその後のことは、各経済連のほうも保健所のほうも、皆さんどうしたらいいのかということは考えているんですけど、最初の一歩を踏み出してもらうということが必要ですので、ぜひとも青木議員からもJA、生産者のほうにも声をかけてもらって、まずこれからどういうふうにしようと考えているのか、そこを方針を示してくださいと。それに対して全力で協力していきたいというふうに考えております。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 憲治さんの質問に、私メモっているんですけれども、非常におかしいです。その罰則・罰金の問題に対して町長が答えたのは日本人論、日本人はどうだと、それから
コンプライアンスが大切だと。これで守れればこんな楽なことはないです。できないから罰則という制度があるんでしょう。それを放棄してこんなことを言うのは責任逃れですよ。いやしくも綾町の長ですよ、責任逃れしているとしか思えません。 その
公害防止協定のことでしたでしょうか、条例のことでしたか、その今町長が言われたとおりですよ。生産者とJAの交渉ができていないと次に進みませんって、これはおかしな話ですよ。町は町独自の考えでもって、条例なり見直しなりすればいいじゃないですか。じゃ逆に言うと、農協と生産者がこれこれこういうことはのけてくださいと言ったら、それが通るんですか。どうなんですか、それは。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) ちょっと質問の意図がつかめないんですけれども、あそこの尾立の養豚場の施設というのは農協の資産です。そこに対して運営をやっているのは生産者と。そこがどうするのかということ。 ただ、町としては、綾の養豚業、畜産業を振興させたいということがありますけれども、その一番のプレイヤーたちがどういうふうなプレイをしていきたいのか、どういう方向にもっていきたいのかということを示さない限り、協力してくれといっても、いや、協力せんとかいう人たちがまだお互いが合意していない中で、こうしなさいというのは言えないですよね。だからそこのところは常識的に判断していただきたいと思います。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 税金からゼロだったらいいですよ、5億円以上のお金が入っています。川は誰のものですか、繰り返しになりますけど。当事者の問題じゃないでしょう、みんなのものでしょう、川は。おかしいですよ。 漁協と今農協と補償問題をやっています。これも先に進みません。町は一切タッチしていませんですよね。これもおかしな話ですよ、こんなことでいいんですかね。 この前、何か漁協のほうの理事会か何かに出席されたそうですけれども、去年かどうかは知りませんけれども、そのとき5人の理事さんがいたそうです。町長は来年度、だから4年度の予算で100万円にしますと。行事があったら、いろいろ行事があるんでしょう、その都度考えますというか、出しますというような類いの話をされたそうです。 実際蓋を開けてみると90万円に減額されていましたって。だから怒っています。堂々と100万円出しますと言って90万円に減らされて、10万円の問題じゃない、人の信義に関わる、私もそう思いますけど。それだったら最初から90万円、あるいは100万円って予定しているけど、もしかしたら減額になるかもしれませんよって言ってあげればいいけれども、そういう言い方はないわけですから。どう思われますでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 漁協の補助額についてのお話に変わったかと思うんですけれども、昨年、令和3年度ですか、これまで100万円でしたけれども、1割カットして90万円と、これが全てのところで少しずつ我慢していただくという形で90万円のほうに落とさせていただきました。 それで今度、新年度をつくるときの予算なんですけれども、確かに漁協の皆さんとお話していく中で、新たな取組ということでいろんな意見が、かつてやってきたんだけども最近やっていないとかっていうこともございました。その中で今度、ゆめ応援プロジェクトというのも企画しておりますし、いろんな形で支援しますとそういうことも考えまして、今後漁協のほうともご相談させてもらいたいと思いますけれども、これまで毎年100万円ずつありましたけれども、それにも準ずるような形で支援はできていくと思います。早速新しい形の支援スキームのほうもつくりましたので、そういうのも含めて丁寧にご説明していきたいと思います。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) リップサービスで後でひっくり返るよりは、最初厳しいその値段を言ったほうが親切じゃないですか。裏切られた気持ちだと思います。だから町長、ほかのことも言えるんですけれども、気軽にぽんと言わないほうが私はいいと思います。町長の信頼がどんどん失われますよ。 その養豚センターの事業は、継続か廃止かっていうと、じゃその辺の見通しも立たないわけですね。さっきの話の延長線で考えれば。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) JA尾立の養豚施設の事業の継続をするかどうかというのは、JAさんのほうで判断されるものであって、その協力者である生産者の協力がないことにはできないですね。そこなんです、そこが合意が得られていないということで、ですから事業が継続されるかどうかというところに一番かかっております。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) これも何度も聞いていますけれども、もう最後にしてください。というのは、事故か故意かというのを何回も聞いております。一番最初は恣意的だと、その次は言葉使いに気をつけろと、垂れ流しだと、3回とも意味が分かりません、これ一貫していないから。もう最後です、これ聞きます。どっちですか、事故ですか、故意ですか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 汚水流出は事故なのか故意なのかというご質問ですけれども、JA綾町からの保健所への説明によりますと、1次貯留槽への送水管への継手からの漏水と場内通路に落下している汚泥が側溝に流れ込んだものであり、管理不十分による事故であるとのことであります。
○議長(松浦光宏君) 青木議員、次の質問にいかれますか。まだこの質問。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 事故ということですか、最終的な町長の見解は。 次にいきます、いいですか。
○議長(松浦光宏君) ここで暫時休憩させてください。暫時休憩いたします。(休憩午後2時56分)………………………………………………………………………………(再開午後3時05分)
○議長(松浦光宏君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 5番目にいきます。 綾川汚濁、汚水とまた同じですけれども、問題について。 この前、広報2月号見てみたら綾北川濁水対策検討会という記事がありました。これの内容とそれとメンバー、あと町内の方も例えば漁協とか関係団体、こういう方も含めてどういうメンバーが入っていらっしゃるんでしょうか。質問いたします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) お答えします。 綾北川の濁水が豪雨のたびに長期化していることから、綾町、そして宮崎県、九州森林管理局、熊本県県南広域本部などの関係機関及び関係市町村で構成する綾北川・本庄川流域濁水対策検討会を令和3年12月に設置しました。 目的は、綾北川・本庄川流域におけるこの濁水軽減につながる対策を検討するためのものでありまして、関係機関相互の情報共有を図るためのものです。 以上です。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) これは川が困っているから検討会を立ち上げたんだろうと思うんですけれども、その地元の人は入っていないんですか、役場以外で。
○議長(松浦光宏君) 建設課長。
◎建設課長(中原修一君) お答えいたします。 まず、最初は10の機関で入っているんです、宮崎県、熊本県に入っている行政機関で入っております。今後、次に進めていく段階で、地域の方を入れた会を立ち上げていきたいと思っているところでございます。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) これは川をきれいにすることで努力されるんだと思うんですけれども、見通し、いつ頃までに川がきれいになるようにしようという固い決心はあるんでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) この問題を解決するにはやっぱり原因がはっきりしないといけないですね。原因が分からないのにやみくもやっても結果が出るか分からないというところからかかりますので、その川をきれいにするためには、いつまでというのはなかなか言いにくいところがありますけれども、普通、常識的に考えて、濁り水、濁水対策検討会ということですから、濁り水が入ってこないために、やっぱり一定の期間はかかるものではないかというふうに思います。そういう意味で、好意的に綾町だけでなくて宮崎県、そして熊本県、関係するところ、多良木町が上流側になるんですけれども、そういうところも含めてしっかり対策をやっていかないといけないと思っています。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) これの主人公といいますかリーダーといいますか、それはどなたになるんでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 建設課長。
◎建設課長(中原修一君) これの主としてもらっているのが県の河川課と土木事務所等になります。 以上です。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) ということは、そこが責任も持たれるということだろうと思うんですけれども、この前の議会でも出したと思いますけれども、その奇形魚、アユの奇形魚ですね、これは回答をもらいました。2か所ですか、2か所の文章が載っていたんですけれど、結局は分かりませんという内容でした。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) アユの奇形についてですけれども、専門家の方に問い合わせたということで、いろいろあるんですけれども、アユは一年魚でありますし、孵化してすぐに海に出てから、春から秋にかけて川に遡上して成長を続けると。一般的には成長初期、つまり海に生息する時期に奇形が起こりやすいとされており、綾川汚濁による影響は低いのではないかというふうなコメントは専門家のほうからいただいたような次第です。 以上です。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) すぐには納得できない回答だと思います。 次の手といいますか、お2方からそういう回答をもらって、はいそうですかっていうので終わるわけではないと思います。現実問題としてそういう魚がいるわけですから、これは将来の綾町の例えばアユ釣りとかアユ釣り大会とか、観光までに響いてくる話だと思います。ですから適当に済ませる問題ではないと思いますので、次の手は何か考えていらっしゃいますでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 次の手として通常考えられるというか、科学的に考えてみたときに、やっぱり奇形魚がどのくらい出てくるかと。前回、私も実物は見ておりませんけれども写真等で見せてもらいました。そういうものの事例があったら、いつどこで例えばどのくらいで、その環境、そういうものを瞬時に取って、そのデータを基に分析する必要があるかと思うんです。ですから、そういう水系、これは漁協の関係者の方にもご協力いただいて、またいっぱい出てるぞっていうことがあったら、すぐさまそのデータを取得してサンプリングして、それに対してどうなのかっていうのをしっかり見てもらうことが次の判断かなというふうに考えております。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 担当課はどこになりますでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 関係してくる課ですね、町民課、あと農林振興課、あとユネスコエコパーク推進室もそうですかね。やっぱりそういうところで、みんなでいろんな角度からこれを見ていかないといけないというふうに思っています。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 私から聞かれなければ担当課が決まっていないというような非常に寒い話で、認識が薄いんだろうと思います。それでは困ると思います。しっかり対応をされてください。 6番目、森林環境税についてお聞きします。 これの目的と内容をお知らせください。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 森林環境税及び
森林環境譲与税は、温室効果ガス排出削減目標の達成や災害防止等を図るための森林整備等に必要な財源を国民一人一人が広く等しく負担を分担して、森林を支える仕組みとして創設されております。 森林環境税は、個人住民税の均等割の納税者から国税として年額1,000円、税の規模は約600億円、納税者が6,200万人と見たところですけれども、令和6年度から課税される予定となっております。 2024年度からの森林環境税に先立ちまして、森林現場の課題に早期に対応する観点から、森林経営管理制度の導入も併せて2019年度から
森林環境譲与税の市町村等への譲与が始まったような次第でございます。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) この収支といいますか、資料を頂きましたのでこれを見てみますと残っているのは1,400万円ですか。 それでふと思ったことがありまして、令和2年か3年ですけれども総務委員会のときに、この森林環境税というのがつくられたというので、それを担当する専門の人がおらんということで、じゃその方を育成しようということで、役場の職員のOBの方だと思いますけれども、1年間それに当たりました。どの辺までその仕事をされたのか私には分かりませんけれども、そうしたら1年たったらもう、たしか外れていませんでしたか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) これに関しては、新たに令和元年度から始まったもので、最初は任用職員として1名役場OBの方をお願いしました。それで実際、やっぱりこれは先ほどの
兒玉千歳議員からの質問でもありましたけれども、林政に関するアドバイザーというか、やっぱり専門的な知識を持った方に来てもらうのがよろしいんじゃないかということで募集しておりますけれども、なかなか応募といいますか、しかるべき人が来ていただけなかったということなので、そういう状況でございます。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 今、専門の森林アドバイザーですか、その方がいらっしゃらないということで空席だったと思いますけれども、じゃその2年ですか、3年ですか、無理してポジションをつくる必要なかったんじゃないですか。私そのとき兒玉課長に言いました、担当が農林振興課であれば今すぐどうのこうのじゃないんだから、その仕事の合間でもって少しずつ勉強すればいいだけの話じゃないですかって聞いたら、いや、そういう訳にもいきませんから1人雇いますと。何かおかしいでしょう、見通しがない。だって年間たしか二百何万円ですよね、二百何万円のお金を使って、どこまで勉強されたか分かりませんけれども、その後空席ですから。何か非常にこういうところお金を無駄にしていませんか、町長。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) この森林環境税の趣旨というのがなかなか壮大な目的といいますか、温室効果ガスの排出削減目標、災害防止ということで広範囲にわたるものだと思います。それに対して、それにふさわしい方というのが本当にどこにいらっしゃるのか、それに対して綾町だけでやるというのが問題なんですけども、例えばその先ほどの濁水の問題もありますし、いろんな観点からやっぱりこれに対して情報を収集して、それをまとめて情報を発信して、森林の保全、そしてそれから出てくる環境の問題に対して提言をしていかないといけないと思いますので、そうすぐにはなかなか難しいかもしれませんけれども、そういうことを一つ一つ積み重ねていって森を守る、川を守るということが必要だと思いますので、そういう意味で、できれば本当にそういう知識のある方に来てもらいたいというふうな考えでございます。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 私の質問は、無駄じゃなかったんですかという質問です。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 決して無駄とは思っておりません。こういうこともほかの部署でもそうです、やはり「ローマは一日にしてならず」じゃないですけれども、やっぱり一つ一つの積み重ねが必要じゃないかというふうに思います。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 7番目、旧谷口病院の跡地についてお聞きします。 購入時の経緯を教えてください。 といいますのは、古民家を守るという理由で、個人的なつながりで購入されたという指摘をされる方がいらっしゃいました。この辺はどういうことでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 旧谷口病院の購入等の経緯なんですけれども、綾郵便局横の土地と建物については、県道に面した町の中心部に位置することから、中心市街地の活性化を図ることを目的に、平成27年に土地開発公社において先行取得したものでございます。谷口寿子さん宅が481.81平米あるんですけれども、これと合わせて谷口寿子さん、そして谷口祥子さん、娘さんですけれども、そこの土地、宅地771平米、これの建物を購入いたしております。 建物については老朽化が著しくて、地震や台風等の自然災害に耐えない状況にあったため、今回解体して更地としたものでございます。 以上です。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) これの買収、買って、それの計画があったんでしょうか。そして提案者は誰でしょうか。 あともう一つ、今度解体されて整地もされました。これの費用をもう一回教えていただければありがたいです。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) これは契約日が平成27年2月9日となっておりますけれども、谷口寿子さんの分の取得に関して876万円と、さらに谷口寿子さん、祥子さん、お2人分の宅地のところが2,008万1,000円というふうになっております。造成に関しても746万円の費用がかかっています。 これに対して解体工事を行ったんですけれども、町内の業者のほうに実施してもらいました。工事金額として536万円ほどかかっております。 以上です。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 提案者はどなたですか、その買いたいというのは。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 前町長でございます。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 公社を通じてということだろうと思うんですけれども、考えてみると高い、中心街ですから綾町でも地価が一番高いところです。高いところを高い値段で買って、結果的に何も利用せんで今回壊して、郵便局にその駐車場を貸すという計画でよろしいんですか。そうすると高いものをつかまされて、結局は町公社が損をしているという理屈にはなりませんか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) まず最初の前半のほうですけれども、一応郵便局の駐車場、4台分のほうを今お貸ししている状況です。あとのところはまだ整地したままで、どういう目的かということはまだこれからいろんな角度で見ていかないといけないと。 たしかに言われるとおり、かなりのお金がかかっています。町の中心部とはいうものの。ですから、やっぱりその辺の当時の判断というものが果たしてよかったのかどうかというのは、そのとき判断されたんでしょうけれども、やっぱりちょっと高いものをつかまされたなという感じは否めないと思います。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 8番の枯葉剤についてお聞きします。 これ、枯葉剤、要するにベトナム戦争で使われた枯葉剤なのか、それから国の国有林でその除草のために使われた除草剤なのか、これはどっちでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 管轄の営林署がこれまで植林の際に使用していた除草剤、要するに植林をする際に、ほかの雑草とかそういうものを刈る目的だったと思います。別にベトナム戦争で使われたものをこっちで引き取ったとかいうわけではなくて、そういう目的に使用されたものだというふうに聞いております。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 断言はできないわけですね、聞いておりますですから。 町長の要望とすると、これを移設するなり撤去するなりということで要望されています。しつこいようですけれども、その毒物が流れてアユのほうに行ったという可能性は、あるのかないのかって聞くのも野暮な話かもしれませんけれども、そういう意味で調査、水質調査をされる予定はありますでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 綾北川、南川の水質の調査に対しては、定期的に行っております。その場所は青木議員も行かれたかと思うんですけれども、すぐそばに民家があったりとか、本当にダムのほとりですよね、そういう意味では本当にこんなところによく埋めたというか、ちょっと信じられないというか目を疑うような、そういうような場所でした。 その水質に関してはそういうふうにデータ上がっていますし、正直過去40年間、50年間、1970年代ですから、もう50年たつんですけれども、事例としては上がっていませんけれども、その奇形魚の関係も完璧にゼロ%とは言えませんので、そういう意味じゃ、こういう問題は少なくとも今までなかったからもういいということじゃなくて、完全にこの問題を解決するためには、これを払拭するというか、そのためには完璧なる処理、そのためには移設する、あるいは科学的に絶対大丈夫だという方法でがちんがちんに固めてもらうとか、そういうふうにしてもらわないと安心できないと思っています。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) この件に関して広報に載せるおつもりはありますか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) まだ今のところは考えておりません。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 危ない話ですから載せてください。マイナスのことも広報に載せて町民に知らせるというのも大事な作業の一つでしょう。いいことばかり載せるのもいいですけれども、マイナスの面も載せてください。じゃないと町民と共有できません。 9番目、二反野のメガソーラーについてお聞きします。 業者から環境アセスの書類が提出されたと聞いております。これの結果、判断をするところは誰がするんでしょうか。何か前頂いた資料だと、審議会みたいなのがあったような記憶があるんですけれども、その辺ちょっと教えていただけませんでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 環境アセスの結果はまだ提出されておりません。(「そうですか」と呼ぶ者あり)はい。(「印鑑もらった(聴取不能)」と呼ぶ者あり)環境アセスの報告書でしょう、まだ全然調査されていませんよ、そんな簡単なものじゃないですよ。(「役場が」と呼ぶ者あり)ちょっと待ってください、ちょっとそこのところは確認してください。
○議長(松浦光宏君) ユネスコエコパーク推進室長。
◎ユネスコエコパーク推進室長(入田賢一君) お答えします。 綾町が要求している環境アセス調査は、まだ報告書は提出されていません。 以上です。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) じゃ何が業者から提出されて、役場が受け取ったという印鑑を押したんでしょう。
○議長(松浦光宏君) 建設課長。
◎建設課長(中原修一君) お答えいたします。 うちがこれをしなさいという調査項目に基づいた例えば法律集とか、そういった関係書類を出しただけです。全くアセスじゃなくて、ただ例えば道路法といったら道路法の法律を持ってきたというような感じだけです。 以上です。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) アセスが出た場合に、さっき言いましたけれども、その審議会というのがたしかありましたよね、そこで決まるわけですか、その出てきた場合ですよ。審議会で審議されるということになれば、メンバー、人数、名前、専門家かどうか、その辺は教えていただけますか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 綾町環境社会影響調査の評価審査につきましては、綾町環境社会影響評価審査会が行い、審査した結果を町長に、私に報告することとなっております。 審査員につきましては、防災や野生動植物、水環境の専門分野の学識経験者の方々を私が委嘱するというふうな規定になっております。現時点では8名程度の学識経験者を委嘱する予定です。まだ具体的にどなたというわけじゃなくて、この分野、この分野の専門家という方で、信頼できる方に委嘱しようというふうに考えております。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) そこに町長の判断というか、最終的な判断というのが残っているわけですか。それとも町長は全くもう関係なくて、審議会で出た結果を全て尊重するという形でしょうか、どちらでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) この審査委員の選考に関しては、担当の入田室長のほうから説明させたいと思います。
○議長(松浦光宏君) ユネスコエコパーク推進室長。
◎ユネスコエコパーク推進室長(入田賢一君) ただいま町長から説明があったとおりのそれぞれの専門分野の学識経験者を町長が委嘱する予定です。そこの審議会で審議・評価したものを町長に報告いたします。審議会としての役割はそこまでとなっております。 以上です。
○議長(松浦光宏君) 町長が併せて審議されたことに対してそれに従うのか、それともそこから町長の判断がされるのかという質問をされているので、それにはお答えください。
◎町長(籾田学君) そこのことに有識者の方で判断してもらいますけれども、その後の流れとして、関係する方に、町民の方、あるいはこの綾町の自然を守っている方に対して説明会というのを開いていただきます。それに対して、その関係するステークホルダーの方が、本当にこの調査結果で満足いくものであれば、それは評価するというふうな流れになります。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 何かいまいちはっきりせんですけれども、国、特にこの担当の経済産業省だと思うんですけれども、この辺の動きは何かありますか。町側に接触とかそういうものはありますでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) そもそも環境社会影響調査という流れをちょっと説明したいと思います。 これはどういうものかといいますと、綾町のあそこの二反野の場所でどういうふうな調査をしてほしいというのは、こちらから今回提案しています。それに対して調査が上がってきて、それをその専門の審査評価委員会でしてもらうと。ただ、そのときに上がってきたからそれで終わりというんじゃなくて、内容が果たして十分なのか、しっかりとした調査がされているのか、そのデータが信頼できるものなのかっていうのを、まずはここで判断してもらわないといけない。だめであれば再調査というのもあります。 それを納得いくような報告があれば、その後に今度は関係する町民、あるいは関係団体に対して説明をやってもらって、最終的には町民皆様の了解を得たのちということになります。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 時間を止めてほしいです。私が質問したのと違うことを言っています。国・経済産業省からの働きかけか何かがあったのかって聞いています。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 経済産業省とかそういうところ、国からはありません。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 10番のほうに入ります。 特定建築物とは何でしょうか。教えてください。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) お答えいたします。 特定建築物とは、建築物における衛生的環境の確保に関する法律で、延べ床面積が3,000平方メーター以上ある建築物を言い、この法律の目的は、多数の者が使用し、または利用する建築物の維持管理に関し、環境衛生上必要な事項を定めることにより、その建築物における衛生的な環境の確保を図り、もって公衆衛生の向上及び増進に資するとなっております。 環境衛生管理基準としては、空気環境の調整、給水及び排水の管理、清掃、ネズミ・昆虫等の防除などがあり、維持管理が環境衛生上、適切に行われるよう監督させるために、所有者は建築物環境衛生管理技術者を選任することが義務づけられております。 次に、防火管理者ですけれども、多数の者が出入りし、勤務し、または居住する防火対象物において、防火管理者を定めて、火災の未然防止と発生時の被害防止のため、必要な業務を行うこととされております。その業務につきましては、防火対象物については消防計画の作成、また、消火・避難訓練の実施、消火活動上の必要な施設の点検整備、火器の使用、または取扱いに関する監督・避難、または防火上必要な構造及び設備の維持管理、収容人員の管理、その他防火上、必要な業務を行うこととされています。 また、防火管理者がこの業務を怠った結果、火災等により死傷者が出た際には、非常に重い責任を負わされる立場となりますということです。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 今言われたとおりなんだと思いますけれども、これ点検整備、記録の義務化というのは多分されているんだと思うんですけれども、綾町ではこれを実施しておりますでしょうか。もしおるのであれば担当は置かれているのでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 綾町でこれに該当するとしましたら、この役場庁舎、あとはあそこの文化ホールぐらいですかね。ただ、これに関しては正直これまで担当者とかは置いていない状況です。 今後この管理責任者というのは、資格をちゃんと研修を受けて試験に合格しないといけないんですけれども、なかなかハードルが高いみたいなんですけれども、そういう意味じゃ専門の委託の業者にこの部分をお願いするとか、そういうことで対応してまいらないといけないというふうに考えております。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 最後の11番の町長のビジョンについて。 これは前から町長にはお伺いしております。どうしても一番最後になってしまって申し訳ないんですけれども、時間切れということが多くて、最近町長は所信表明の中でも言われていますけれども、国際文化都市をビジョンにすると。これはどういうことですか、具体的には。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) 私のビジョンとして綾町を将来どういう方向でもっていったらいいのかと考えたときに、ここ2年9か月ほどずっと考えていたんですけれども、ユネスコエコパークを基軸として自然との共生を図り、森の恵みを最大限に活かした国際文化都市を目指すということで、国際文化都市というのを私は入れております。 それに至るまでのユネスコエコパーク、そして自然との共生、森の恵みということであれば、国内でもそういうことに対して一生懸命取り組んでいるところがございます。ユネスコエコパークに登録されている地域でも10地域ありますけれども、その中で単独の自治体でやられているのは石川県の白山市と綾町だけです。ほかのところは県をまたがったり、3つぐらいの県をまたがったり、宮崎の祖母・傾・大崩、あそこも大分県と宮崎県がまたがっているので、なかなかこれを進めるのは難しいんですけれども、単独の自治体でやっている綾町ですので、ぜひともこれを進めていきたいと。 そのためには、綾町で取り組んでいるこのことを世界に向けて発信していく必要があると私は考えております。これに結びつけて、リンクして産業・観光を発展させるということが必要だと思いますし、そうすることによって教育・文化をより高めていくと。私も先ほど
日髙憲治議員からの質問にありましたけれども、引き続き頑張っていきたいというふうに考えております。 将来の綾町の方向性として、100周年を目指す綾町として、もちろん自然環境、森を守っていきますけれども、これからはこれを世界に向かって発信していきたいと。日本一、世界一のまちを目指していきたいというふうな考えから、こういう国際文化都市という言葉を使っております。 以上です。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) その話は前から聞いておりますので分かります。私が聞いているのは具体的にどういうことかって。 なぜこういうことを言うかというと、町長は選挙のときは新しい風と、私のところも立たさせてもらいました。新しい風ということで訴えられました。そのときにオンリーワンを目指すと、これもつながっていると思いますよ。それから今言われた教育、これも世界一、日本一の教育を目指すと。それからこの前も言いましたけれども、北斗塾というのを招いて皆さんに紹介したと。でも、あれも一回限りです。 それから今回、提案公募型の補助事業ということで、せんだっての議員への説明では、上期、下期、それぞれ1,000万円、合計2,000万円、それが実際に上がったら500万円、あとは補正でと言いますけど、その辺の覚悟が全くないんだろうと思います。 それから去年ですか、総務省の招聘事業、まちづくり何とかという、500万円使いましたよね。これも一回でおしまいですよ、1年で。そこに入っておられた方は、お金云々じゃなくて、まちづくりを地元の声として吸い上げてそれで地道にやっていこうと思っていたのに、現実問題、金の切れ目が縁の切れ目ということで何か終わっちゃったと。何かちぐはぐしていません。 だから、その例えば文化ってつくんですから、スポーツじゃなくて文化、私だったらこの前も言いましたけれども、文化ホールを興行にも使ってお金も生んで、いろいろな人たちを招いて文化を発信することもできるし、それから1年目に語り部ということで町長委嘱されましたが、あの人たちを使おうかとか、それから町内に外国人の方もいらっしゃるでしょう、そういう人との交流、話を聞いたり、外国の話も分かるわけですから交流になります。 だから絵とか音楽とか文学とか郷土文化とか、具体的に示していかないと、町長がその布石を打っているように見えないんですよ。ただ単にアドバルーンを上げているだけで、何かの拍子に針がぽんと刺せば終わっちゃうような感覚でしか受け取れないんです今。だから、具体策は何ですかって聞いたのはそこなんですよ。ありますでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(籾田学君) いろんな角度からご意見ありがとうございます。そういう意味で、やっぱり考え方がぶれないというためには、一つのやっぱりビジョンというのが大切かなと思って最初に説明したところです。 今の議員からの指摘もしっかり参考にさせてもらって、これからの国際文化都市を目指すというところで町政100周年に向かって突き進んでいきたいと思います。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(松浦光宏君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 最後にします。ですから何回も言うようですけれども、現実的に苦労している、そのやっている姿、努力している姿が目に見えて初めて籾田町長はビジョンがあるねって評価されるんだろうと思うんです。それがないと、ただ単に言葉だけ飾って人の信頼も得られないということになりますので、次また選挙にお出になるというので老婆心ながらお伝えしておきます。 以上で終わります。
○議長(松浦光宏君) 青木議員の一般質問を終わります。 ここで建設課長より訂正がありますので、建設課長。
◎建設課長(中原修一君) すみません、先ほどの青木議員の質問の中で、町長が特定建築物についてなんですが、役場関連は庁舎と文化ホールとおっしゃいました。特定建築物は役場庁舎のみとなります。文化ホールは建築基準法でいう特殊建築物に該当いたします。 以上です。────────────・────・────────────
○議長(松浦光宏君) 以上で、本日の議事日程の全部を終了いたしました。 これをもちまして、本日の会議を散会いたします。(散会午後3時45分)──────────────────────────────...