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12月14日-02号

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  1. 綾町議会 2021-12-14
    12月14日-02号


    取得元: 綾町議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-15
    令和 3年第10回定例会(12月)令和3年第10回(12月)綾町議会(定例会)会議録令和3年12月14日再開       令和3年第10回綾町議会(定例会)が令和3年12月14日午前9時綾町役場議場に招集された。    出 席 議 員┌─────┬───────────────┬─────┬───────────────┐│議席番号 │氏        名     │議席番号 │氏        名     │├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤│1    |山   田   由 美 子  |6    |日   髙   憲   治  │├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤│2    |池   田   和   昭  |7    |兒   玉   千   歳  │├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤│3    |松   本   俊   二  |8    |日   高   幸   一  │├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤│4    |青   木       實  |9    |松   浦   光   宏  │├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤│5    |児   玉       信  |10   |橋   本   由   里  │└─────┴───────────────┴─────┴───────────────┘    事 務 局┌─────┬───────────────┬─────┬───────────────┐│局 長  │高   松   俊   秀  │書 記  │野   村   美   樹  │└─────┴───────────────┴─────┴───────────────┘    説 明 員┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────┐│町長       |籾 田    学   |副町長      |中 薗  兼 次   │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│教育長      |日 髙  和 典   |総務課長     |蓮 子  浩 一   │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│財政課長     |竹 下  琢 郎   |福祉保健課長   |佐 藤  光 久   │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│農林振興課長   |兒 玉  良 次   |総合政策課長   |松 下  栄一郎   │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│町民課長     |野 村    修   |建設課長     |中 原  修 一   │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│教育総務課長   |小 村  久美子   |社会教育課長   |森 園  由美子   │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ユネスコエコパーク|           |         |           │|推進室長     |入 田  賢 一   |会計管理者    |吉 鶴  慶 久   │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│監査委員     |福 留  清 人   |         |           │└─────────┴───────────┴─────────┴───────────┘令和3年第10回(12月)綾町議会(定例会)議事日程令和3年12月14日再開        開    議   日程第1 一般質問会議に付した事件・議事日程と同じである。──────────────────────────────┌───────────┬──────────────────────────────────┐│質 問 事 項    │質問の要旨                             │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員 松浦    │                                  ││1.綾町人口減少対策に│(1)人口の年代別割合は。                       ││  ついて      │(2)今後の対応策は。                         ││           │(3)2年間(元年度、2年度)での減少率は。               ││           │(4)若者定住対策として町外へのPRは                 ││           │                                  ││2.高校生の通学補助の│                                  ││  予算化について  │                                  ││           │                                  ││3.コロナ禍における子│(1)コロナ禍において修学旅行の制限、入学式、卒業式、子どもたちに   ││  どもたちへのケアは│ とって一生の思い出となる行事が制限されている。子どもたちの思い出作││           │ りのために何かできないか。                    ││           │                                  ││4.生ごみ問題について|農林振興課からの提案について考えは。                │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員 橋本    │                                  ││1.コロナワクチンにつ│(1)ワクチン接種の年齢別接種状況。                  ││  いて       │(2)副反応発生者・発生症状・対応。(アンケートなどの実施)       ││           │(3)3回目接種の問題(2回目までの副反応で不安な人への対応など)と段取 ││           │ り。                               ││           │(4)綾町のコロナ対策の評価。                     ││           │                                  ││2.住宅リフォームにつ│(1)制度の目的。                           ││  いて       │(2)過去10年の当初予算額と決算額。                  ││           │(3)新たな取組や住民への働きかけ。                  ││           │(4)事業者の考え。                          ││           │                                  ││3.ごみ問題について │(1)見直しの基本的な考え方。                     ││           │(2)容器包装関係ごみの分別。                     ││           │(3)小型家電のリチウム電池の回収。                  ││           │(4)生ごみ収集の問題と対策。                     ││           │(5)ゴミ袋の課題。                          ││           │                                  ││4.職員や会計年度任用│(1)最初の1か月分の交通費が日割り計算で支給されない理由。      ││  職員の交通費につい│(2)制度変更はあり得るのか。                     │ │  て        │                                  ││           │                                  ││5.防災訓練について │(1)今回の防災訓練の考え方。(想定していた防災訓練と違っていた)と評  ││           │ 価。                               ││           │(2)この後、防災訓練はどう変化していくのか。             ││           │                                  ││6.てるは図書館のトイ│トイレのウォシュレットが使えない。いつから使えなくなっているのか。 ││  レについて    │修理できない理由。                         ││           │                                  ││7.歩道管理について |歩道の管理状況と対策。(例えば錦原から割付間など)          │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員 松本    │                                  ││1.新型コロナ関連につ│(1)約1年半にわたる綾町のコロナ対応の総括。             ││  いて       │(2)9月議会以降、"本当に困っている人"を把握するために実施した主体的 ││           │ な行動とその成果。                        ││           │(3)第6波への対応策。                        ││           │ ・感染予防及び拡大防止、備品等の手配、情報発信体制の整備、感染者及││           │  び世帯への支援などの現時点での具体的な対応策と進捗状況。    ││           │(4)3回目のワクチン接種への対応                   ││           │ ・綾町における対象者、接種手続き、接種スケジュールなど。     ││           │(5)現在の感染状況を踏まえた上で、町内の各種行事やイベント開催におけ ││           │ る綾町としてガイドライン。                    ││           │(6)綾町におけるタブレットを使用したオンライン授業の試験的実施の状況 ││           │ 及び気づきや課題。また、ガイドラインの策定状況及び内容のポイント。││           │                                  |│2.綾町の財政運営につ│(1)今年度(令和3年度)の財政運営。                  ││  いて       │ ①8カ月間の運営状況及び現状分析。                ││           │ ②現時点での決算(着地)見通し。                  ││           │ ③年度末に向けての補正予算計画。                 ││           │(2)新年度(令和4年度)の財政運営。                  ││           │ ①新年度予算の基本的な考え方。                  ││           │ ②人口減少、産業振興、公共施設整備などに対する具体的な取り組み。 ││           │ ③各種基金及び各種団体への補助金の見直し。            ││           │(3)財政調整基金と経常収支比率。                   ││           │ ①適正値に対する考え方とその根拠。                ││           │ ②適正化に向けた具体的な対策。                  ││           │                                  ││3.町民の安心安全につ│(1)11月28日に実施した防災訓練の総括。                ││  いて       │(2)(1)の総括を踏まえたうえで、防災・減災を含めた災害への対応につい ││           │ て、今後の方針と具体的な取組み。                 ││           │                                  |│4.主権者啓発及び教育│(1)主権者啓発及び主権者教育に対する基本的な考え方。         ││  について     │(2)議会YouTube配信の開始時期。                ││           │(3)小・中学校における主権者教育。                  ││           │                                  ││5.町内の諸課題につい│以下の各項目について、現状認識及び解決に向けた今後の取組み。    ││  て        │(1)町内美化(ゴミ問題)。                      ││           │(2)旧総合基金。                           ││           │(3)宿泊3施設(指定管理者との連携ほか)。               ││           │(4)二反野地区での太陽光発電施設建設。                ││           │(5)綾北川汚濁。                           ││           │(6)尾立養豚センター汚水流出事故。                  │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員 兒玉    │                                  ││1.尾立堆肥工場の継続│(1)悪臭対策は。                           ││  について     │(2)採算はどうするのか。                       ││           │(3)家庭生ごみの対策は。                       ││           │(4)堆肥生産とエコクリーン宮崎を利用との比較について。        ││           │                                  ││2.社会福祉協議会の今│(1)現在のそれぞれの任務の範囲、内容は。               ││  後について    │(2)現在利用者への負担はないか。                   ││           │(3)非常事態が発生した時の責任は。                  ││           │                                  ││3.(有)トピカ社の運│(1)改修工事は11月末で完了したのか。                 ││  営について    │(2)トピカ社は改修に満足しているのか。                ││           │(3)契約書になる協定書は1本化になったか。              ││           │(4)地産地消は守られているか。                    ││           │                                  ││4.育英会について  │(1)たった8,000万円の意味は。                    ││           │(2)1億、2億、10億必要の意味は。                  ││           │(3)町民、企業の会員をどう思うか。                  ││           │(4)任期は令和4年3月末であるが12月末での達成状況は。        ││           │                                  ││5.高年者の生活環境の│(1)地区のグラウンド・ゴルフ練習場の確保。              ││  改善について   |(2)練習場の維持、管理について。                   |│           │(3)買い物、安否確認の対策案は。                   ││           │(4)新型コロナワクチン及びインフルエンザワクチン接種等の対策は。   ││           │(5)宮原ふれあい公園の整備について。                 │└───────────┴──────────────────────────────────┘(再開午前9時00分) ○議長(松浦光宏君) おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、一般質問となっております。議事進行については、格段のご協力をお願いいたします。 発言につきましては、簡潔にまとめられ、また綾町議会会議規則及び申合せ事項を守っていただきますよう、ご協力をお願いいたします。 なお、執行部におかれましても、簡明に要領よくまとめられ、答弁漏れのないようにお願いいたします。────────────・────・──────────── △日程第1.一般質問 ○議長(松浦光宏君) 日程第1、一般質問を行います。 あらかじめ、本日の質問者の順序を申し上げます。1番、松浦議員、2番、橋本議員、3番、松本議員、4番、兒玉千歳議員、以上の順序で行います。 関連のある質問につきましては、さきの質問の質問終了後に関連質問を許します。 なお、1番目が私ですので、議長席を松本副議長と交代いたします。 ○副議長(松本俊二君) 議長を交代いたしました。 松浦議員の一般質問を許可いたします。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○副議長(松本俊二君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) それでは、通告に従いまして一般質問を行いたいと思います。 まず最初に、綾町の人口減少対策についてです。 一つ目として、人口の年代別割合をお聞きいたします。 ○副議長(松本俊二君) 当局の答弁を求めます。町長。 ◎町長(籾田学君) おはようございます。それでは、松浦議員のご質問ですけれども、一般質問の答弁をさしていただく前に、一つご報告させていただきたいと思います。 既にご存じかと思いますけれども、例年、本町で春季キャンプを行っていただいておりますJ3のいわてグルージャ盛岡が、J3リーグ2位で、来期はJ2リーグへ昇格が決まりました。年明け早々、1月7日から本町での春季キャンプに来ていただくことになっております。 それから、ここ2年ほど、コロナの影響で春季キャンプを見合わせられていた東京ガス硬式野球部におかれましては、先日開催されました都市対抗野球選手権大会において、創部94年目で見事初優勝の栄冠に輝かれました。東京ガスに関しても、2月12日から本町での春季キャンプを予定いただいております。 さらには、宿舎の関係で、ここ2年ほど春季キャンプには至っておりませんけれども、川崎フロンターレにつきましてもJリーグ2連覇を達成されたところでありまして、優勝のお祝いも兼ねて11月には表敬訪問、さらには、先日、ホームゲーム最終戦での綾町PR等を通じて、引き続き良好な関係を築かさしていただいております。 年明けの春季キャンプには、先ほど紹介しましたグルージャ盛岡東京ガス硬式野球部のほか、ヴァンフォーレ甲府、町田ゼルビア、FC今治のキャンプが既に決まっておりまして、3月以降には、大学生・高校生等の野球・サッカーの合宿も予定いただいてるとこであります。引き続きお力添えをお願いいたしまして、ご報告に代えさしていただきたいと思います。 それでは、松浦議員のご質問にお答えしたいと思います。 人口減少対策についてのご質問でしたけれども、ご存じのように、国勢調査の人口は、これまで7,000人台の横ばいで推移していましたけれども、2020年の国勢調査では6,934人と、初めて7,000人台を割り込みました。その後も増減はあるものの、結果的に減少傾向が続いております。2021年12月には6,852人という人数になっております。 国勢調査は10月1日を基準にしていることから、今回の答弁につきましても、全て10月1日時点の数字で説明をさしていただきたいと思います。 まず、年代別の割合でありますが、今回2020年の国勢調査の人口6,934人と前回2015年、5年前の国勢調査、このときは人口は7,345人でした。この年代別割合を比較しますと、15歳未満の年少人口は1,090人、14.8%から974人に減少をし、14.1%となっております。15歳から64歳未満の生産年齢人口、こちらのほうは3,883人、52%から3,406人、49.1%にそれぞれ減少し、一方、65歳以上の老年人口は2,372人、32.3%から2,554人、36.8%へと増加しております。 この中で、年少人口の割合14.1%は県平均13.1%を大きく上回っており、三股町、木城町に次いで県内3番目の高い割合となっていますが、生産年齢人口の割合は49.1%で、県平均の54.3%を下回っております。老年人口に関してましては36.8%ですけれども、県平均が32.6%、こちらを上回ってる結果となっております。 一応年齢別人口に関しては、以上でございます。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○副議長(松本俊二君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 次に、今後の対応策をお伺いいたします。 ○副議長(松本俊二君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 今後の対応策についてでありますが、新年度の予算編成方針及び重点施策の中で、コロナ対策、人口減少対策、防災・減災、国土強靭化対策をはじめとする諸問題に的確に対応するとともに、ポストコロナ社会の地域社会を見据え、本町の持続可能な成長につなげる取組について、積極的な展開を図ることとしております。今後、各課から要望を受け、協議検討を重ねていって、将来を見据えた対策を講じてまいりたいと考えております。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○副議長(松本俊二君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 次に、2年間、平成元年度、2年度での減少率はどうなってるかお伺いいたします。 ○副議長(松本俊二君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 2年間での減少率についてでありますが、令和元年10月1日現在の現住人口7,023人に対し、令和2年10月1日現在の現住人口が6,930人で、減少率は1.32%、さらに、令和3年10月1日現在での現住人口は6,831人で、減少率は2.73%となっています。
    ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○副議長(松本俊二君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 1番、2番、3番って続けて質問をさしていただいたんですけれども、これまでの回答をいただいた内容、データを見て、この人口が減少していることに対して、何が原因だとお考えになっていますでしょうか。 ○副議長(松本俊二君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 人口減少というのは、もちろん綾町内だけに限らず、日本全体で出産率のほうも低下しておりますし、そういう意味で、本当に子どもを持ち育てていただける方、若い年代の方が減少していると。また、出産の子どもの数も減少をしてきてるということが大きな問題ではないかというふうに考えております。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○副議長(松本俊二君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 町政座談会などで町長が、過去5年間から今、減っているということで、よくお話をされていました。 ちなみに、平成28年住民基本台帳の人口では7,589人、令和3年度の住民基本台帳での人口では7,168人になっております。この中で、20代から29歳、これが平成28年の時点では502人、令和3年の時点で419人、30代から39歳の間が平成28年で827人、これが令和3年で664人、40代から49歳代、これは平成28年の時点で849人で、これが令和3年度になりますと883人、こういった形になってます。このデータを見る限りであると、20代から39歳、この年代が、より減少幅が大きくなっているということが見て取れます。また、0歳児から9歳児、ここが736人に対して、平成28年です。令和3年、601人。10代から19歳、ここは670人に対して650人。この若い層の年代が、町長が言われるように減少傾向にあります。この原因が何かっていうことを考えていかないと、人口減少のストップはかけられないと思っております。 先ほど、2番目の質問の際に、「ポストコロナ社会を見据え、将来を見据えた対策を講じる」とおっしゃいました。具体的にどのような対策をお考えでしょうか。お伺いいたします。 ○副議長(松本俊二君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 今、令和4年度の予算編成をこれから検討をしていくっていうことで、各課長にも指示を出したんですけれども、やっぱり若い方により多く来ていくために、綾町にですね。移住そして定住していくために、いろんなことを各課考えて検討をするようにということで指示を出しております。そのためには、やっぱりまず分析をすることが必要だということで、数字として、今、松浦議員が説明された内容のことも、私のほうもデータを頂いております。やっぱりその中で、0歳から9歳というのは極端に落ちてますよね。ところが、10から19歳というのは670人から650人と。この辺にまずヒントがあるんじゃないかなと。もちろん、それから20代、30代、40代という減少をしていると。各年代別で減り方が極端なところ、あるいは、そうでもないところ、やっぱりそこがうちの魅力で、長所であり短所であると。やっぱこういうところは、しっかり分析しないといけないと思ってます。 この数字を基に、じゃあ、どこに対策を打ったらいいのかと。やっぱりこの減少の大きいところ、それにはしっかり原因がありますから、0歳から9歳というのは、これから子どもを産み始めるご夫婦というところに対する対策、あと、20代から30代、40代の本当に実際に社会で中心となって働いていく方が減少していってる、ここをしっかり分析していかないと、本当の対策を打てないんじゃないかなっていうことで、各課長、室長にそこのところを検討して、今後の予算編成の中にも生かしてくださいということで、今まさにそれを投げかけてまして、今後それについて、令和4年度の編成の中でいろんな意見が出てくると思いますので、そこのところを取りまとめて、今後の対策を考えたいと思います。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○副議長(松本俊二君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 今、0歳から9歳児が減ってるっていうことを言われたんですけれども、ここが減ってる原因というのは、結局20代から29歳代、その世代が減ってるから、子どもも減ってるということであります。まず、子どもを増やそうと思ったら、その親となる世代を増やさないことには、何の解決策にもなりません。前回、南俣保育所を閉鎖っていう件も出てましたけれども、まず、閉鎖することよりも、どうやったら子どもたちを増やせるかっていうことを検討をしていくべきではないかと思いますが、町長、どんなでしょうか。 ○副議長(松本俊二君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 保育所の件ですね。町立保育所の件ということで、閉鎖っていうことじゃなくて、南俣と中坪の統合ということで、もちろん保育所の運営に関しては、町もしっかり関わっていくと。 つい先日、日曜日に、町立保育所の合同発表会がありました。そこで私も見さしていただいて、そこの中で感じたことなんですけれども、南俣保育所のほうの発表の中で、カスタネットを打った子、担当した子は1人しかいなかったんです。ところが、中坪のほうは、カスタネット担当が3人いました。事前に園長先生からも話を聞いております。確かに、閉鎖する、それがサービスの低下ということではなくして、少ない子どもたちの人数の中で運営していくことの難しさというのもあるんじゃないかなと。統合することのメリット・デメリットというのをしっかり考えていって、一概にこれがデメリットばかりではなくて、統合することによって、子どもたちの教育、そういう環境ももっと多くの中で育って、多くの先生方の指導の下でやるということも、一つのメリットじゃないかなというふうに思ってます。ですから、そこのところのよしあしっていいますか、いうところを、しっかり保護者のほうに説明していくと。 そもそもご質問の内容が人口減ということでしたけれども、そういう意味では、問題の本質をしっかりつかんで、単に減らすからいけない、増やすからいいということだけではなくて、中身の問題点というのを理解して、お互いに話し合って、現場のほうの意見、そこにいる園長先生方の意見、あと、行政のほうもそうですし、その地区の方とかいうところをやっぱり総合的に聞かないと、一面だけで見たら間違った判断をすることもありますので、しっかり検討をしてまいりたいと思います。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○副議長(松本俊二君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 今、町長の言葉から、問題の本質を理解してということがあったんですけれども、今回、住宅補助をやめられてます。アンケート取られてますよね。そのアンケートの内容の結果は、どういった内容が多かったでしょうか。お伺いいたします。 ○副議長(松本俊二君) 総合政策課長。 ◎総合政策課長(松下栄一郎君) 今、ご質問の中にありましたように、今回、若者定住の住宅料補助が、新規の受付を今年度いっぱいで終了することになってます。そのこともありまして、今後どうしたらその方々が定住いただけるのかといったことも含めて、9月にアンケートを取らしていただきました。対象者は受給者、102名に対してアンケートを調査さしていただきました。 その中で、「綾町に住み続けることを考えた場合、どのような施策が充実するといいか」という質問をさしていただきました。その中で多かったのは、「新築住宅の購入補助」だったり、それから、「中古住宅の購入助成」だったり、それから、「住宅リフォームの助成」であったり、あとは、「医療費の助成」、それから、「通学費の助成」、そういったことの意見をいただいたところであります。このアンケートの内容につきましては、各課課長に情報共有しながら、来年度の予算要求で生かしていきたいということで情報共有さしていただいているところでございます。 以上でございます。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○副議長(松本俊二君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 今、そういった形でアンケートを取られて、その世代の人たちが何を求めてるのか、それがあると綾町に住み続ける。結局この世代が綾からいなくなるから、人口減少につながっているっていうことを十分考えられた上で、施策を打っていただきたいと思っております。 次に、4番目。若者定住対策として、町外へのPRはどのように行っているのかお伺いいたします。 ○副議長(松本俊二君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 若者定住対策としての町外へのPRについてでありますけれども、若者定住対策に関する住まいや仕事、子育て支援などの情報は、町のホームページや各種SNSを通じて発信、個別の相談など、町で行っている取組に加えて、県が運営する情報サイトや、都心部にある移住相談センターでのパンフレット配布など、様々な手段でPRを行っております。 また、若い世代を中心に働き方や暮らし方を重視する方も増えておりますし、そういった情報をいかに分かりやすく伝えるかも需要なポイントになってくると思います。 フェイスブック、ツイッター、インスタグラムなどの交流サイトを通じた情報発信などを充実させることも重要と考えておりますので、今後も引き続き内容の充実を図ってまいりたいと思います。 大きく、例えば移住、そして、それに次いで、定住ということをこれから考えていかないとと思うんですけれども、移住に関してもそうですけれども、この方が6年間いて、あるいは8年間、まあ10年間いて、そして出ていかれると、定住のほうが定着してこないということになってくると意味もありませんので、もちろん移住だけではなくして、定住にもつながるような、そういうふうな施策、そして、こういうことを取り組んでるんですよということをしっかりと訴えてまいりたいと思います。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○副議長(松本俊二君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 議会のほうといたしましても、そういったことの感じで、若い世代が定住するために、移住していただくために、様々な施策を打っている町とかに視察にも行っております。その内容については、文教福祉委員長を通じたりしまして、各課課長とかにも報告があっております。また、同僚議員からもそういった質問が行われて、その内容については、十分執行部のほうには伝わってると思います。執行部のほうでそういった若者定住・移住とかされてるところの先進地に研修・視察、また、情報をお聞きしたりということは行われているのかお伺いいたします。 ○副議長(松本俊二君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 人口減少の問題は、私もこれは、このことに対しては、しっかりあらがっていきたいということで、以前にも伝えたかと思います。やっぱり日本全体減っても、綾町はできるだけ人口維持を図っていくということに対して、しっかり努めてまいりたいと思います。担当のほうでも、よそのほかの自治体ともいろんな情報交換をやっておりまして、そちらのほうから話も聞いております。具体的には、隣接、お隣の国富町の活動、これがまさしく比較対象する意味においても、かなり参考になるかと思いますし、逆に、ある意味、同じ宮崎都市圏に住む町として、移住する方に関するライバルにもなるということなんで、そういうふうな差別化みたいなものをしっかり見ていって、どちらに住もうかというふうに判断される方もいらっしゃるかもしれません。だから、そういう意味では、近隣の市町村の動向とかもしっかり把握した上で、今後対策を取ってまいりたいと思います。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○副議長(松本俊二君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 私が前回、令和元年度の第9回の12月議会のときに、まあ次の質問にもつながることではあるんですけれども、高校生の通学補助について、町長に質問さしていただきました。もちろんその若者定住に関してのことです。そのときに町長も共感いただきまして、次年度から高校生の保護者に対する一律3万5,000円っていう予算もつけていただきました。なぜここが必要かというのが、この人口減少の割合的に抜けていってる世代っていうのは、中学校を卒業された保護者の方、その年齢層が大きいんですよ。結局それがどういうことかというと、小学生・中学生までは国からの補助とかもあって、十分手厚く補助をされます。まあ十分ではないかもしれませんけど、そこまでは補助をされております。しかし、これが高校生になったときには、一切何もない状態になっておりました。今回は、こういった形もありますし、綾町から高校に通うときに、定期券6か月定期で約7万1,000円かかります。1年で14万2,000円です。それプラス、今までは給食があったものに対しても、お弁当だとか、いろんなことが加算してきます。また、送り迎えをしてる方、部活動をされてる子どもたちを送り迎えされてる方、そういう方も、今の燃料の高騰化が続いてくると、それもだんだん厳しいことになっております。また、それにプラスして、コロナ禍で相当な痛手を負っているはずです。こういうときだからこそ、そういった世代にいろんな対策を打っていただきたいなと。綾からよその町に行って家を建てないような施策を打っていただきたいなと思っております。 関連してきますんで、次の質問に移らしていただきます。 高校生の通学補助の予算化についてです。できないものかお伺いいたします。 ○副議長(松本俊二君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 松浦議員からのご質問ですけれども、綾町に移住していただいて、そして定住していただくと、そこまで連携してやっぱり対策を取っていかないと、やっぱこの人口減少の問題というのは、よその自治体に比べても後れを取りますし、しっかり対応してまいりたいと思います。 ご質問の中で、高校生の通学補助の、今、予算化ということでしたけれども、若者定住対策として高校生の通学補助の予算化についてでございますけれども、確かに宮崎市内の高校に公共交通機関を利用して通学する場合、年間に約15万円ほどの定期券代が必要になってくるかと思います。 そのため、保護者の負担を少しでも軽減するために、令和2年度から全ての高校生の保護者に対して、高等学校等就学支援給付金として、一人3万6,000円を年間給付しております。 しかし、ご指摘のとおり、人口減少を食い止めるための若者定住対策としては、決してこれだけでは十分であるとは考えておりません。 現在、新年度の予算編成に入ってる段階でございますので、こういうふうなご意見も参考にして、少しでも町民の意見を、町民の期待にも応えられるよう検討してまいりたいと考えております。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○副議長(松本俊二君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 先ほどのアンケートの回答の中にも、通学補助ということは出てきておりました。それだけ保護者の方も、そういったものがあるといいなっていうことで考えられてるものだと思っております。 また、先ほどのアンケートの中で、一番上に「住宅購入」ということも入っておりました。だから、こういったことで高校生になる世代をしっかりと食い止めて、綾町で家を建てていただいて定住していただくと、そういうつながるような施策を打っていただきたいと思っております。 今、他市町村でこういった通学補助とかを行っている市町村関係があると思うんですけれども、内容が分かれば、まあ教育長でもいいですけど、お答えいただければと思いますが。 ○副議長(松本俊二君) 教育長。 ◎教育長(日髙和典君) 人口減少対策というのは、どこの市町村でも一番悩み大きいことだろうと思っております。県内でも、いろんな市町村が補助をしております。行い方は様々です。 椎葉村辺りは、全寮制で中学生は学習しております。これも村内の子たちを十分教育の充実を図るということで行っております。しかし、管内に高校がありませんので、この子どもたちは、ほとんどの子たちが日向市内近辺の高校に進学します。そういった意味で、それぞれ一人2万円の寄宿代というか、下宿代の補助を行ってるようです。 そのほか、美郷町においても、人数が少ないから、六、七名ですけど、40万円程度の年間予算をこの子どもたちに対して通学補助を行っております。 川南町は、ふるさと納税をうまく利用して、総額3,000万円の支援を行っております。 小林市は、5,000円を超えるバス通学生において、年間3万円を上限に、多分小林市内は一番遠くてもそんな額じゃないと思うんですけど、バス代はですね。かなりの額になるんじゃないかと思いますが、3万円を補助しております。 あと、串間市も、今、いろんな取組を行っておりまして、高校が独自にバスを借りて、串間市からバスを貸し切って通学をしてるんですけど、その補助を行ったりとか、電車賃を補助したり、そういう取組も行ってるというふうにお聞きしております。 また、県外では、やっぱり一番大変な思いしてるのは北海道らしくて、私が以前行った訓子府という町は、綾町と非常に深い付き合いがある町らしいんですが、そこも高校生に対して通学補助、電車賃の多分全額を補助してたんじゃないかと記憶しております。そこの町長さんからお聞きして、もう記憶は定かじゃないんですけど、そういうふうに記憶してます。 あと、若者定住策で最近話題になってるのは、松山千春さんのふるさと、何ていうんですか。あしもより町っていうんですかね。(「足寄です」と呼ぶ者あり)そこは本当理想的な支援策を高校生に対して行っておりまして、綾町以上に若者定住策では成功をしてる町じゃないかなと思っております。具体的な施策はちょっと、私も以前、何年か前に関心があって、テレビで放映されて、調べたことあるんですけど、ちょっと今ここに資料を持っておりませんので、分かりません。 このように、それと、鹿児島県が宮崎以上に市町村がたくさんありますので、それぞれの学校で苦労しております関係で、こういった支援もいろんなところでやってるんじゃないかと思っております。 以上でございます。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○副議長(松本俊二君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 今、よその町っていうことでお聞きしたんですけれども、今現在、高校生に対する補助が一律3万6,000円ですよね。大体今、通学、一番遠く、大体大宮高校までで7万1,000円程度になってますんで、町長の回答でも約15万円ほどの通学バス代がかかってるっていうことでもありました。半額までとはいかなくても、今、3万6,000円の補助がありますんで、あと3万円補助をしたときに、大体高校生の人数というのは150人ぐらいではないかと思っております。そこに3万円かけたときに、あと450万円の予算が必要になってくると思います。 先進地に伺ってる中で、よくこの予算をどこからつくってるのかということをお聞きすると、ほとんどの自治体がふるさと納税を活用しております。綾町にも綾町の次代を担う青少年育成事業ということで、寄附を受け付けておりますけれども、ここに幾ら寄附額が入ってきてるのかお伺いいたします。 ○副議長(松本俊二君) 総合政策課長。 ◎総合政策課長(松下栄一郎君) 寄附額についてお答えさしていただきます。 令和2年度の決算額でございますが、ふるさと納税額が4億8,460万円、約60万円ですね、に対しまして、青少年健全育成事業に対しまして1億444万1,000円でございます。 以上でございます。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○副議長(松本俊二君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) この内容が、結構大きな割合での内容になってます。大体若者定住を本気で目指してる市町村とかに行くと、もうこの内容というのが、すごく細やかな中身で納税者に寄附を募ってます。高校生についても、高校生の通学補助に対する事業とか、そういった形の名目で補助とかも集めております。また、給食費とかの無料化を進めてるところに関してましては、給食費の無料に対する補助とか、そういった形でもう区分けをもっとすることによって、子どもたちに対して寄附をしたいと、また、返礼品に対しても、そういったところで子どもたちに対して使われるふるさと納税が行われたときには、やっぱりただ返礼品を送るだけでなく、子どもたちからのお礼なり、これを頂いたことによって、こうやってできるんだよっていう、またそういう教育ですね、することによって、またリピーターが寄附をしてくださるとなれば、こういった施策も打ちやすくなるのではないかと思いますけれども、ちなみに、今、1億円ぐらいの予算がここに入ってきてるということなんですけれども、内容的にこれ全て、子ども達のことに対して、この額は全部使われてるんでしょうか。分かる方がいらっしゃったらお願いします。 ○副議長(松本俊二君) 財政課長。 ◎財政課長(竹下琢郎君) お答えいたします。 今、先ほど松下課長が答弁した寄附額についてですけれども、これはあくまでも寄附額であって、基金の充当額ではございません。寄附者がどの事業に対して寄附をしたいということでされた金額が、先ほどの金額です。これに対して、基金に積み上がるのは約半分程度でしょうか。その金額がその基金のほうに充当されていくということになります。ですから、まず、半分ぐらいだということはご承知おきください。 その上でなんですけれども、令和3年度の予算についてですけれども、綾町の次代を担う青少年育成事業という区分で、子どもたちのことについては、ふるさと納税の中で区分けがされております。その中で、令和元年度の数字になるんですけれども、これを基に令和3年度の振分けはしてるところでございます。令和2年度までですると、3月までになってしまいますので、区分ができません。その関係で、令和元年度の数字を基に令和3年度の予算組みをしております。その結果でしたら、寄附の割合が、綾町の次代を担う青少年育成事業に23.6%の区分けといいますか、寄附の振分けがございました。それに対しまして、全てきちっとは振分けができないんですけれども、令和3年度予算につきましては、29%の、ふるさと納税の充当については29%にいたしております。これはどういったものにしてるかと申しますと、昴の学習塾がありますけれども、そういったものへの充当でありますとか、学校の先生たちを、まあ補助教員といいますか、子どもたちの、何ですかね、いろんな、今、学校の中も先生たちを補充しないといけないような状態になっておりますので、その先生たちを町で雇用する先生方、こういった方たちの費用ということで充てさしていただいてるような次第でございます。 以上でございます。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○副議長(松本俊二君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) この内容をもっともっと細かなところまで見直していただいて、今後寄附を募っていただいて、それに使えるような工面をしていただきたいなと思います。 先ほど町長も、人口減少について、若者定住については必要であるっていうことで考えてるということでお受けしました。前回の質問のときにも早急に対応いただき、高校生に対する補助もつけていただきました。今、早急にこの問題というのは、解決しなければならない問題であります。ふるさと納税の中にも、「その他町長が必要と認める事業」というところがあります。ここの区分が一番大きいのではないかと思います。この施策については、町長が必要だと認める事業だと思いますが、いかがでしょうか。 ○副議長(松本俊二君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 先ほども申し上げましたけれども、この人口減少の問題に関しては、綾町も真剣に取り組んでまいりたいというふうに思ってます。高校生の就学補助ということなんですけれども、一応我々の執行部のほうでも分析しておりまして、令和3年度の就学支援給付金の申請状況を見てみますと、全員で175人いらっしゃるんですよ、子どもたちが。このうち郡内、郡内ですから、いわば本庄高校を中心としたとこですけれども、ここに35人と、それ以外に、県外を含む町外が140人と、そういうこともありますし、今まで話ありました宮崎市内に通った場合に年間で15万円ぐらいかかるということで、かなりの負担になってきてるのも事実ですので、この部分は、今後の予算編成等でもしっかり検討してまいりたいと思います。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○副議長(松本俊二君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 今回、分かりやすく通学補助ということの予算化ということで出しましたけれども、実際、今、コロナ禍において、本当に苦しい思いをしてると思います。まして高校生の中にも、部活動をされてる方の保護者の方とかは、朝早くに送っていき、また、夜遅くに迎えに行きっていうことで、燃料関係、ガソリン関係の高騰もかなりの痛手になってると思います。そういった面も踏まえながら、通学補助にするのか、今、支援されてる学校を増やしてあげるのか、そういった部分もいろいろ検討をいただき、また、この予算というものを、教育委員会の現在の予算の中から、じゃあ、それをやってくれっていうことになると、ほかのところを削らなくちゃいけなくなってきます。これはもう町長がこの施策に対してはやるんだという思いで、そういった予算をつけていただき、3月の予算には、ぜひこれが出てくるようにお願いいたします。町長の思いがあればお伺いしたいと思いますけれども、もう先ほどからずっと思いは聞いてますんで、ぜひ予算化されるであろうということをお願いいたしまして、次の質問に移らさせていただきたいと思います。 次に、3番目です。コロナ禍における子どもたちへのケアはということで、コロナ禍において修学旅行の制限、入学式、卒業式、子どもたちにとって一生の思い出となる行事が制限されております。子どもたちの思い出づくりのためにも、綾町として何かできないかお伺いいたします。 ○副議長(松本俊二君) 町長。 ◎町長(籾田学君) ご質問にお答えします。 新型コロナウイルスの影響によりまして様々な制限がなされて、学校行事も短縮とか簡素化など、例年とは異なるものとなってしまいました。 小・中学校では、学校の新しい生活様式に基づき、感染予防対策を行うとともに、子どもたちの様子を細やかに観察し、必要に応じて心のケアを行うなど、子どもたちが安心、安全な生活を送ることができるよう、様々な対応を行っているところでございます。 子どもたちが楽しみにしている体育大会・運動会などについても、学校の生活の充実のために中止することなく、初期の目的が達成されるよう工夫して実施してまいりました。 修学旅行につきましても、新型コロナウイルスの感染状況により計画変更を余儀なくされましたけれども、小学校に関しては、11月、例年どおり、鹿児島方面へ1泊2日で実施することができました。中学校のほうは2月へ延期となっていますけれども、生徒や保護者の意向等も考慮しながら、長崎・熊本方面2泊3日ということで、今、計画しているとこでございます。 今後、教育課程や年間指導計画に基づき、教科の授業時数を確保しつつ、体験を伴う活動につきましても、例年と比較してできる限り活動内容が低下しないよう、工夫・改善するなど、児童生徒の満足感、そして思い出となるように子どもたちの学校時代の思い出とかいうふうになるように配慮を行ってまいりたいと考えています。 以上でございます。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○副議長(松本俊二君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 今年度におきまして、今町長の回答のほうでもありましたけれども、小学校のほうは何とか今年度も前年度も修学旅行、当初の目的である鹿児島県のほうに行けたものだと思います。また、小学校に関しましては、運動会とかにも関しましても午前中開催とはなりましたけれども、先生たちのかなりいい工夫によって、思い出となり得るような運動会ができたのではないかと、見ていても感じました。 しかしながら、中学校のほうに関しましては、今年も中学校1年生宿泊研修、恐らく中止になったのではないかと思っております。また、体育祭、大雨の中での開催となりました。午前中どころか10時半には終わるような形で、競技自体もグラウンドがぬかっている中で走ることもままならない状態で、走るだけの体育大会になったんじゃないかなと思っております。また、今のその現在の3年生に関しましては、去年、修学旅行に関しまして、大阪・京都を組んでおりましたけれども、結局コロナで行けなく、宮崎県での修学旅行となりました。当日は台風です。当初予定していたものも実施できないままに、ただ泊まって帰ってきただけになったんではないかなと思います。 そういったことをずーっと見ておりますと、この子たちが大人になったときに、中学校で楽しかった思い出、友達と過ごした思い出っていう中に、何かこう大きなところが刻まれていくのかなと感じました。そこを、今このコロナ禍だからこそ、綾町として宿泊施設もあります。そんな遠くに行く必要はないと思います。こういう時期を狙ってできることもあると思います。今年に関しましては、もう時期的にチャンスがあるとしたら、受験が終わって、卒業するまでの約1週間ぐらいの間しかありません。今からでも、コロナに対する予算の執行残とかが出るんであれば、その予算をつけていただいて、ささやかであったとしても、最後に子どもたちが今の学年のお友達とみんなで何か思い出がつくれるような、そういう施策をやっていただければと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○副議長(松本俊二君) 町長。 ◎町長(籾田学君) コロナ、昨年、今年と約2年間にわたってあって、ちょうど今の3年生でしたら、中学校の2年生、3年生の一番思い出大きいときに重なって、本当にかわいそうだなというか、タイミング悪かったなというふうに、私も思います。そんな中で、できることは何かということで、一生懸命これまでも考えてきたんですけれども、12月、あと3か月ですね、卒業までに。それまでに何か一つでも多く思い出、こういうときであったんですけれども、そんな中でできるようなことっていうのが何かあるかどうか。このことに関しては中学校のほうとも、あと教育委員会のほうとも話しながら、少しでもいい学校生活が送れたと思ってもらえるように、これからしっかり考えてまいりたいと思います。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○副議長(松本俊二君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) ぜひ、よろしくお願いいたします。ただ、今後も今の1年生に関しても宿泊学習がなくなったりとかもしておりますし、今後、こういうことが起きうるっていうことは、もう想定されるものだと思っております。何か対策案がないか、教育長は学校にも関わっていると思いますけれども、こうすれば、こういった予算があれば、そういったことにも対応できるんではないかということがあれば、お教えください。 ○副議長(松本俊二君) 教育長。 ◎教育長(日髙和典君) 本当にこの新型コロナの影響で、今の中学3年生、それと去年の高校3年生、今の高校3年生が一番やっぱりつらい思いをしたんだろうなと思います。また、去年入学した、今の中2ですか、あと高2もリモートで活動したり、部活動の入部したのが夏休み過ぎからというような状況があったり、本当に人生において、その青年期の時期っていうのは人格が完成する時期で、ある意味、最も人生の中で大切な、それと人と関わったり、社会と関わったりする活動が最も大切にしなくちゃいけない、そういう時期だと言われております。そういった時期に、我々教育に携わるものが本当に理想的な、そういった教育環境を十分提供できたのかなというと、我々精一杯してきたつもりですけれども、やっぱり非常に心苦しい部分がたくさんあります。 先ほどの若者の定住につながることなんですけれども、若者というか子どもたちというか、やっぱり育っていく中で特に小中学校時代に、あるいは高校時代にどれだけ地域の大人の方、あるいは町が子どもたちに対して手厚い愛情を持った、そういった関わりを持つかで、子どもたちというのは郷土愛とか、母校愛とか、あるいは町に対するそういう感謝の気持ち、あるいは綾町民に対する感謝の気持ちっていうのが永遠に育っていくというふうに言われます。 そういう経験をした子は、必ず綾町に対して、ふるさと納税もそうですけれども、行く行くは自分が何か力をつけて、こんなことができるというふうに思い、志を持ったときには、必ずふるさとに帰って仕事をしたり、もしそれがかなわないにしても、盆や正月、あるいは祭りのときに必ずふるさとに帰ってきて、地域にいろんな貢献をしてくれるというふうに、今言われております。 そういった意味では、今の中学生、高校生に対して、本当にそういう志を持った、そういう子どもたちというのを育て切れているかなというと、ちょっと私も胸を張って言える状況じゃないのかなというふうには思っているところであります。そういう意味で、松浦議員がおっしゃるように、何かそういう思いを子どもたちに持たせて、卒業させてあげたい。綾の場合は、中学校を卒業したら全員が綾から巣立っていきます。綾から通うにしても、もう綾との関わりあいはほとんどなくなってしまいます。そういった意味では、これが子どもたちに本当の綾に対する母校愛、郷土愛を植え付けるには最後のチャンスかもしれないというのも感じております。 そういった意味で、何ができるかと言われましても、私も教育委員会の人間ですので、学校の先生やら保護者、PTAとじっくり話し合ってみないと、何とも言えませんが、最近、行われている活動で、そういった郷土愛・母校愛が芽生える、あるいは日本に生まれ育ってよかったという、そういった日本独自の文化や伝統芸能を身につける、感じとれる活動として、高校、中学校で見直されている活動が修学旅行で、体験活動を非常に最近は重要視しています。 屋久島とか沖縄とか、そういったところに行く高校生が非常に増えております。そういったところで、あるいは小林の北きりしま物語で農家民泊をしたり、あるいは海のスポーツ、カヌーとかマリンスポーツ等を体験して、宮崎の自然の豊かさを感じる、そういったことも行っております。また、以前は、我々が子どもの頃は必ず修学旅行、遠足といったら登山をやっておりました。 そういったことを考えると、地元のホテルを何か使ってという議員のご提案ですけれども、綾町にはこないだユネスコエコパークが開拓したというか、そういう山もあります。登山とセットにしたりとか、綾にはカヌーもあります。カヌーをみんなで綾の水辺を散策したり、あるいは馬事公苑って、全国で多分綾ぐらいにしかないんじゃないかなと思います。そういった馬の体験学習をしたりとか、いろんな農業体験もできますし、カリキュラムを綾町全体でつくっていけば飽きることない綾の魅力を体験して、卒業させることも可能ではないかなと思っております。 これはあくまでも私の感想と例示として、今提案できる内容であって、これをされるのはあくまでも学校がカリキュラムがあります。3年生ができるとすれば、入試が五、六日ぐらいにあるんじゃないかと思います、3月の。それから以降、卒業式が16日に予定されています。その間は、新たに学校はカリキュラムを組みかわすことは可能です。 ただこれは、やるべき学習内容が全て終わっているという条件になりますが、もし中学校が、3年生がそういうカリキュラムは全てもう、単位を全て習得したと。学校でやるべき卒業文集とかいろんな活動もありますので、あと卒業式の練習、そういったものも引いた上で、こういうあと何日間、あるいは何時間活動ができますということであれば、保護者会と教育委員会と学校としっかり連携してやれば、そういった内容、カリキュラムをつくって、充実した、どこの修学旅行にも引けを取らないような、綾町だけでもそういった活動はできるんじゃないかなというふうには思っているところであります。 以上でございます。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○副議長(松本俊二君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) ぜひ、今の教育長の回答であると、ちょっと3月五、六日から、卒業式が16日ということであると、その間のあいだが10日間しかありません。ぜひ、これが実現できますように、学校側とも連携しながらやっていただきたいなと思います。また、修学旅行に関しても、今の1年生が次2年生になったときの予定としては、やはり大阪・京都が組まれているようであります。もちろん、子どもたちからすれば、ユニバーサルスタジオジャパン行きたいと思います。ただ、場所だけでよければ、保護者が子どもを連れていくことっていうことは簡単にできます。 ただ、子どもたちの思い出として考えたときに、今しか、今の生徒、児童で、みんなで行ける、その思い出づくりっていうのは、もうそのとき、そのときしかありません。ぜひとも、そういった思い出が、綾町に住んでよかったと、綾はこうやってやってくれたんだというような思い出づくりを、ぜひ実行していただきたいなと思います。また今後の修学旅行に関しましても、先ほど教育長が提案したように、コロナですぐ閉鎖になるような場所ではなくて、何かしら行けるような対策をしていただければなと思っております。 また、自分からの提案なんですけれども、今、中学校のほうとかでも、小学校もそうでしょうけれども、総合学習というのをやられていると思います。その内容を、3年生とか小学校6年生とかに関しては、ひとつの思い出づくりということで、先ほど言われたように綾を体験できる。宿泊をして、またみんなで何かを成し遂げてっていうような形でできるような総合学習として、年度当初から予算を、今現在、多分80万円ぐらいの予算がついていると思いますけれども、これをもう倍の160万円の予算をつけておけば、そういったことは可能だと思いますし、バタバタしなくても、ひとつの思い出としては、どこかの、このコロナが落ち着いているこういう時期に入れ込むことも可能だと思います。そういったことも初めから考えた上で、年度当初からそういったことに使えるんだっていうこと、そういうことに使うんだっていう予算をしていただき、総合学習の内容を見直していただければと思っております。いかがでしょうか。 ○副議長(松本俊二君) 教育長。 ◎教育長(日髙和典君) 今、議員から指摘があったように、今年が総合学習見直し最終年度になっております。毎回、ここで答弁するとおり、年間70時間の総合学習の1学年あります。その半分35時間を地元学習、綾のことを学ぶ学習にカリキュラムを編成しております。その中には、いろんな費用を要する活動もたくさんあります。 4年生では、毎月のように綾町の主要な場所の水質検査をして、それをずーっと記録として取っておいて、綾の水の状態がどう変わっていくのかを記録するように計画しております。まず透明度とか、その成分とか、成分とかそういうのはいろんな保健所とか、いろんなところに送って、これも有料になります。また、そこに行って検査するにも、歩いてはいけません。当然、綾のバスを使っていかなくちゃいけないという状況もありますので、1学年にしただけでもかなりの額が必要になってきます。 また、毎回お話することなんですけれども、農家民泊も綾ではつくりたいという地域の方の願いもあって、ぜひそれにまずは綾町の子どもたちをモデルにできないかという提案もあります。そういった意味では、今実際、活動しようと思っておりますが、小林だと1泊5,000円から6,000円、高校生だと7,000円ぐらいかかります。 地元の子たちということだから、割引をしてもらう、あるいは綾でやれば、多分食費だけでやってくれるんじゃないかなと思っております。そういった活動もしていこうと思えば、それなりの予算というのは必要になってくるかなと思っております。そういった活動が小学校1年から中学校3年まで、充実した活動ができるには、やはりそれなりの費用は必要じゃないかと思います。 もしそういうことを行っておれば、もし修学旅行ができなかったとか、あるいは宿泊学習ができなかったという場合も、そっちに振り替えたりとか、あるいはそういった活動を綾でじっくり取り組んでいれば、ふるさとに対する思いというのは子どもたちにはしっかり根付いて、芽生えて、ここを巣立っていくんじゃないかなと思っておりますので、この総合学習の改定というのは、今度の新指導要領の改訂、10年に一度ある改訂の中では、ひとつ大きな柱になるんじゃないかなというふうに思っておりますので、必要に応じて予算の要求もしていきたいと思っておりますので、また今後とも議員の皆様のご理解とご支援をよろしくお願いいたします。 以上でございます。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○副議長(松本俊二君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) ぜひよろしくお願いいたします。綾町には、いろんないいところもたくさんあります。エコパーク推進室もありますので、今回、イオン環境財団と桜の植樹も行われましたけれども、そこもきれいに舗道されて、登山というところまではいかなくても、歩いて展望台まで登れるようにもなっております。そういったところを何かこう組み合わせながら、またそこにはいろんな木が植えてありますんで、エコパーク推進室と連携したりとか、いろんな課が連携することによって、綾町として子どもたちの思い出づくりは十分できるものだと思っておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。 4番目の質問に入ります。生ごみ問題についてです。農林振興課のほうから、1年半ぐらい前から、もう提案がされていると思います。僕もこのごみ問題に関して質問するのは3度目になると思うんですけれども、農林振興課からの提案について、どのようにお考えか、お伺いいたします。 ○副議長(松本俊二君) 町長。 ◎町長(籾田学君) それでは、ご質問にお答えします。生ごみにつきましてですけれども、現在、全世帯を対象に収集しておりまして、尾立地区にあります生ごみ堆肥工場におきまして、堆肥化を実施しております。生ごみの堆肥化につきましては、自然生態系農業の推進の一環として農地還元し、焼却処理による化石燃料の使用と、二酸化炭素発生等の地球環境負荷を低減することを目的に行っているものでございますが、国立環境研究所によりますと、堆肥化の過程で発生するメタンガスの温室効果が、二酸化炭素の20年単位で84倍とされるなど、二酸化炭素排出よりも温室効果が高いと評価されているなど、本町が生ごみ処理の農地還元を始めました半世紀前とは、環境影響の評価基準が大きく変わってきております。ちなみに、先日イギリスで行われましたCOP26、こちらのほうでは、メタン削減は短期間の地球温暖化を低減するためにできる、最も効果的な施策の一つだとされたそうです。 また、生ごみ堆肥化の課題といたしまして、年間600万円の費用に対しまして、販売額は10万円に満たないという費用対効果の低さに加えまして、悪臭や粉じん、ハエの発生など、周辺住民の環境問題などもございますので、果たして今後継続していくことが可能な事業であるのかどうか、科学的な検証をして、地球環境への貢献度を正確に測定することと地域住民の利便性、地元住民の住環境の問題等とのバランスを評価した上で、総合的に判断する必要があるというのが農林振興課からの提案でございます。 また一方、エネルギー分野の民間調査機関が2018年に調査した、全国で生ごみ分別収集、こちらを実施している自治体が全国で138ございます。この138の自治体の追跡調査によりますと、現在も引き続き生ごみ分別収集を行っている自治体は、今や94自治体と、68%に減少しております。さらに、94自治体の中で堆肥化している自治体は75自治体と、バイオガス化している自治体が12自治体と、堆肥化とバイオガス化を同時に行っている自治体が4自治体とのことでございます。 この堆肥化している75自治体と、堆肥化とバイオガス化を同時に行っている自治体、4自治体を合わせた合計79自治体のうち、堆肥の余剰、余りですね、堆肥の余剰が発生していないかどうかということを調査しておりまして、少し余剰が発生している自治体は16自治体、かなり余剰が発生している自治体は2自治体ということです。この2自治体の一つが本町でございます。 国・地方脱炭素実現会議で、こちらのほうが公表した地域脱炭素ロードマップでは、全国で100か所の脱炭素先行地域を創出し、再生可能エネルギー導入など重点施策を進めていくこととしています。この脱炭素先行地域への応募についても、138自治体の意向調査を行っており、時期は明確ではないものの、応募の意向がある自治体は20%の28自治体にとどまっております。この28自治体が多いか少ないかという議論は分かれるかと思いますが、これまて、緩町が歩んできたまちづくりのトップランナーとして、ふさわしい処理体制について、本当に検討する時期にきているのではないかというふうに考えております。 以上でございます。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○副議長(松本俊二君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 環境のことを考えてということでもあるんですけれども、実際、焼却すると二酸化炭素の排出量が大きくなるということでありますけれども、じゃあ堆肥処理をやることによって、何もその環境に対して悪いものが出ないかといったら、そういうわけではございません。もちろん、その電力も使います。重機の燃料も使います。堆肥化に係るメタンガスもかなりの量が発生します。 また、今回の補正に関しましても、堆肥工場に関しては倉庫シャッターの修繕料が60万5,000円出ております。実際、今後、この堆肥工場を維持していくのに、一体幾らの予算がかかるかっていうことを考えますと、もう実際、コンポストに関しましても25年の年月がたっておりまして、耐用年数はとうに過ぎていると思います。 こういうところを修繕等をしていかなくちゃいけません。また建物についても、かなりの老朽化が進んでいると思いますし、周辺の住民に関しての、その臭いの問題とかもいろいろございます。もう大体鉄骨スレート、そういったものまで全部やり替えていこうと考えたときには、恐らく2億円近くのお金がかかるんではないかと思いますけれども、それでも今後、これを維持していくということで考えていらっしゃるのか、お伺いいたします。 ○副議長(松本俊二君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 今、松浦議員からもご指摘ありましたけれども、この堆肥化の施設ですね、今後、これを修繕していくとなりますと、建屋関係で8,000万円、あと機械設備等で1億2,000万円ぐらい、合計2億円ぐらいの費用がかかると。そこまでかけてやるかどうかという問題も、本当に来ております。このほかにごみの収集の問題もありますけれども、今、これを連携して考えておりまして、今後の在り方について、ごみ収集、生ごみの処理というところで、もうこのまちづくり座談会の中でも大きく質問等ございましたので、今これ最終的に、今担当の課とのほうとも詰めていますけれども、来年度中には具体的にその方向性をしっかり示して、実現できるような方向で、今予算編成等もこれからしっかり考えていこうとしているところでございます。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○副議長(松本俊二君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) そもそも年間で600万円の予算をかけて、頑張って販売して10万円いくかいかないかだと思っております、この堆肥に関する収入はですね。またこれが本当にいい堆肥ができている、綾町が目指す有機農業に対して使える堆肥ができているっていうんであれば、それはそれなりのものがあるとは思うんですけれども、実際これ有機JAS認証を取ろうと思うと、この堆肥は使えないと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○副議長(松本俊二君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 実際に、尾立にありますこの堆肥化の工場のほうから出てくる有機肥料ですけれども、これを使って、それで有機栽培というものには適さないという判断になっております。 ○副議長(松本俊二君) 農林振興課長。 ◎農林振興課長(兒玉良次君) 補足を説明させていただきます。今、言っていただいた、有機栽培には適していないということで、有機農業というのが二つ、狭い意味と広い意味がありまして、狭い意味で言いますとJAS法で認証された圃場というものと、JASではないけれども、綾町のように金銀銅の認証した形の、いわゆる広い意味の有機農業という形があるんですが、従来はこのJAS法には使えないと、JAS法に基づく認証には使えないということだったんですけれども、今はJASを含んだ綾町の金の農家の方にも環境保全型の交付金というのが出ているんですが、実はその金の方で環境保全の補助金が国から出る方も、これを使うと、この生ごみ堆肥を使うと、その対象から外れますし、3年間はJAS認証も受けられないということになるようでございますので、以上補足を申し上げます。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○副議長(松本俊二君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 今の農林振興課長からも説明があったと思うんですけれども、実際、そういった形で使えないものを、これだけの予算を使って、今後2億円近いお金を使ってやり続ける必要があるのかということですよね。 最初の質問の、あの人口減少問題についても関わってくる問題でもあると思うんですけれども、今現在、綾町のごみの収集回数っていうのは燃えるごみ、プラっていうのが週に1回しかありません。ここに何らかの理由で出せなかったときには、次の週まで待たないといけません。また、ペットボトルに関しては、月に1回。缶とかに関してで、月に2回。この間に出せなかったら、ずっと家にある状態であります。冬場ならいいです。夏場であると、この生ごみ収集、かなり制限された上での収集になりますんで、実際、生ごみを全て生ごみとして回収できるかというと、できない状況にあります。そのほとんどは燃えるごみとして出さなくちゃいけません。 そういった状況で、夏場になると1週間も放置すると臭いも出ますし、ハエも寄ってきます。環境に逆に悪いんじゃないでしょうか。実際、堆肥工場から出るメタンガスって言っていますけれども、家庭のごみの中から出るメタンガスも出ていると思います。そういったことも含めると、綾町が目指すものと、実際やっていることっていうのは、もう比例しなくなってきているんじゃないかと考えておりますけれども、実際、農林振興課が試算していると、この予算があれば、週に3回燃えるごみ、プラごみとかも回収できるような計算になっております。今から高齢化社会になってくると、なかなかごみを出すところまでも持っていけないという方も増えてくると思います。 綾町として、それをどう対応するかっていえば、ごみの収集回数が増えて、それだけそういう余裕ができれば、実際、もう足の不自由な方、そこまで持って行くことが困難な方に関しては、自宅前でもいいじゃないですか。そういった様々な工面をすることが大事だと思うんですけれども、私がこのごみの問題を質問してからでも3回目になります。ましてや、ほかの同僚議員からもこういう質問はあっていると思いますし、総務委員会の委員会審議の中では、毎回のようにこの話は出てきていると思います。これを町民課として、農林振興課から提案されたこともあると思うんですけれども、それについて、どういった回答をされているのかというのを伺います。 ○副議長(松本俊二君) 町民課長。 ◎町民課長(野村修君) 農林振興課と協議は進めておりますが、生ごみの基本的なこととして食品ロスが相当ある、町民の中にそういう面も一部あるということと、あと現在、これから生ごみを資源化するという市町村も出てきているということもありまして、今後10年後、20年後、この生ごみの処理がどのような形になっているかというのが図りかねている状況にあります。その中で、農林振興課との協議を進めてまいりたいと考えております。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○副議長(松本俊二君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 今、今後資源化をするところも増えてきているとおっしゃったんですけれども、綾町ではもう既に資源化しています。資源化をしている上で、その資源化をしているものが使えないということです。ましてや、今後、この堆肥工場にかかる予算というのも2億円近いお金がかかるということを、今町長もおっしゃいました。既にもうコンポストに関しては、耐用年数5年過ぎて、25年たっているんです。結局、この問題、1年以上ずっとそういう回答のまま、ほったらかしできたから、今回も補正で倉庫シャッターの修繕料も出ております。じゃあ今から考えて、これ何年もかけてれば、一体幾らの修繕料がそこにかかっていくんでしょうか。僕は早急にやるんだって決めてやらなければ、何もできないんじゃないかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
    ○副議長(松本俊二君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 松浦議員からのご質問が生ごみの問題ということで、生ごみのことを中心に今まで回答を申し上げたんですけれども、これごみ収集の問題とも当然リンクしてきます。費用の面、今回、シャッターの、とりあえず応急処置として、このまま放置はできないということでやったんですけれども、もう本当にこの件は決断というか、判断、方向性を決めないといけないということで、ごみの収集に関しては来年度から、来年度中には戸別収集に入ると。生ごみのほうも、併せてどうするかということも今検討しているところです。 確かに、週に1回ごみ収集というのをされていますけれども、これが戸別収集で業者を通じてやるということになれば、これが週に3回できますし、それに合わせてこの生ごみ等も回収もすることができれば、一度にもうできることになりますので、そういうのを含めて、今、最終的にその両者、ごみ収集、そしてこの生ごみの問題等も含めて、あと今後、尾立のほうの堆肥化工場についても最終的な判断を今考えているところで、今度の予算等にそういうのを反映してまいりたいと思います。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○副議長(松本俊二君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 生ごみの問題、この問題が結局解決しないことには、堆肥工場どうするかっていうことを決めないことには、結局ごみ収集に関しても回数を増やせるのか、それともどうするのかっていうこともなかなか結論出ないと思うんです。早急にこの問題に関しては解決していただきたいなと思いますし、実際、農林振興課からこれだけ事細かく計算されて、比較された資料というのが、もう既に町民課とかにも渡っているものだと思っております。この内容を見させていただくと、相当細やかに計算されております。農林振興課長を中心でもいいし、幹部会の中でそういった話を題材に上げて、話し合われたことがあるのか、ないのか、お伺いいたします。 ○副議長(松本俊二君) 町長。 ◎町長(籾田学君) この件に関しましては、農林振興課、そして町民課、集めたところで、私も話に加わっております。松浦議員。この生ごみに関して、もう廃止したらどうかというふうな考えのようですけれども、これまでの綾町の歴史をやっぱりもう少しそのこともしっかり考えた上で、結論を出さないといけないのではないかなというふうに考えております。 自然循環型農業を目指して、それでこれまで綾町は進んできたと。そういう中でユネスコエコパークにも登録されて、そして住民自治公民館活動、そういうものともはっきり整理をつける意味でも、ここはしっかり議論を重ねた上で、そこで方向性を決めていくということが必要だと思います。 農林振興課のほからいろんな資料が出されておりまして、私のところにも来ています。これもしっかり町民課のほうでも分析しておりますし、また町民課のほうは町民課のほうでこれまでの流れ、そういうものを綾町がこれまで守ってきた、やり続けてきたものとの関係等、今最終的に今後どうしていくかというところを判断しているところでございますので、それをもうそう時間をかけても仕方ありませんので、できるだけ早い段階で方向性をしっかりと示したいと思います。 ○副議長(松本俊二君) 町民課長。 ◎町民課長(野村修君) 農林振興課、町民課、協議を進めまして、戸別収集も含めて、来年度中に方向性を示していきたいと考えております。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○副議長(松本俊二君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 今、町長のほうからも自然循環型農業との兼ね合いも含めて、しっかり検討しないといけないということでありましたけれども、自然循環型農業ができる堆肥ができているんであれば、まだそれでいいとは思います。ただ実際、このできた堆肥に関しましても、それに利用できるかできないかといったら、できないものができていますし、生ごみといっても、先ほど町民課の課長が言われたとおり、いろんなものが混じっている状況であります。堆肥をつくるっていう作業に関しましても、相当な技術、努力がいると思います。 実際、堆肥に関しましても、前回からするとかなりいいものに仕上がってきていると思います。それは課長の努力でもあり、そこに携わっている方の努力でもあると思います。それでもなお、有機農業に対してこの肥料が適するものができているかというと、できておりません。それって自然循環型農業と言えるんでしょうか。言えないものになってきているんであれば、やはりその始めた当初の目的と今現在の状況っていうのが変わってきているんであれば、思い切って次の施策へ移っていくことも大事だと思いますんで、ぜひ前向きに検討をよろしくお願いいたします。 以上で、質問を終わります。 ○副議長(松本俊二君) 関連質問の希望はありませんか。(なし) ○副議長(松本俊二君) 松浦議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○副議長(松本俊二君) ここで、議長を松浦議長と交代いたします。 ○議長(松浦光宏君) 副議長と交代いたしました。 ここで、暫時休憩いたします。(休憩午前10時27分)………………………………………………………………………………(再開午前10時40分) ○議長(松浦光宏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 橋本議員の一般質問を許可いたします。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 今回は、大きな7つの問題について通告をいたしました。いつも設問を少なくして十分と思っているんですけれども、いろいろな声を町民の方から寄せられますので、今回も7項目になっております。 通告に従いまして質問いたします。 初めに、コロナワクチンについてという通告をいたしました。よくよく読んでみますと、(4)はコロナワクチンのことではなく、コロナ対策のことになったりしておりまして、通告の仕方にちょっと不十分な点がありますことを初めにおわびいたしたいと思います。 まず、(1)のコロナワクチン接種の年齢別接種状況から伺いたいと思っております。 これまでに、2回のワクチン接種がほぼ終了したのではないかと思っております。接種対象者の方々の年代別接種状況につきまして報告を求めます。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 橋本議員のご質問にお答えします。 年代別のワクチン2回接種の完了状況についてでございます。これは、12月2日現在の値です。 12歳から20歳未満の方、513人中354人、69.1%、県全体の平均は72%となっています。 20代の接種者、425人中300人、70.59%、県全体では71.92%ですから若干下回っています。 30代、659人中427人、64.8%、県全体では73%ですけれども、ここのところが綾町の場合は大きく下回っています。 40代、872人中700人、80.28%、県全体では81.68%ですから、大体それに等しい値になっています。 50代が825人中682人、82.67%です。県全体では86.76%。 60代が1,122人中984人、87.7%、県全体も87.6%とほぼ同じ比率。 70代以上ですけれども、こちらのほうが2,014人中1,956人、97.12%、これ県全体でも93.82%ですから、綾町の場合には70歳以上の方は非常に高い比率で打っていただいているという結果になっております。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 先に自分の感想を言ったほうがいいですね。私は、思ったより少なかったんだなという印象を今、受けました。 町長は、この結果についてどのようにお感じでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 当時、始まったときには高齢者のほうから始まってきたので、非常に高い比率だったんですけれども、やはり若い方です。それも、意外なところに30代ですか、まさに子育て世代のところ、ここのところで大きく県のほうからも下回っておりますし、もう少し、1人でも多くということで呼びかけはしたんですけれども、もう少し本当に打っていただきたかったなという気持ちでおります。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 接種が、町長も思ったより伸びていなかったということなんですけれども、接種をしない方の声というのはどのように把握されているでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長(佐藤光久君) 質問にお答えいたします。 今回のワクチン接種のほうが強制ではありませんので、中には持病のある方で接種ができない方もいらっしゃると思います。そういうことを考えれば、若い方で少なかったというのは現状ありますけれども、ほとんどの方が、接種対象者の全体で行くと86%近くが打てれる方で打っていらっしゃいます。こちらの平均は県内とほぼ変わらないような平均になっておりますので、妥当な、努力した結果、このような数字になったのかなというふうに思っております。 以上になります。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) もう既に、3回目の話が出ているものですから、その辺りが非常に、情報収集が必要なのではないかなと思っているところです。 (2)に移りますけれども、いわゆる私自身も知り合いや家族に副反応と思われる症状が出た者がおりますし、またそういった体験をお聞きになっている町民同士での情報交換も実際起きているのではないかと思っておりますが、綾町内ではどのぐらいの副反応が出たのか。いわゆる接種会場から救急車で運ばれたとかということ以外にも、どのような副反応が出たのか、副反応が出た方がどういう対応をされたのかというようなことをアンケートなどで収集されているのかどうかも含めて、情報をどのように把握しておられるか伺いたいと思います。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) お答えします。 1、2回目接種が完了した方で、予防接種法に基づく定期の予防接種等による副反応について、医師等からの報告は現在のところ受付がありません。 ただし、今回ワクチン接種で、2回目接種者の40%近くの方に発熱症状があった。接種部位疼痛といいますか、かゆみ、痛み、こういうのがあった方が90%、全身倦怠感が70%、頭痛は50%という調査結果も出ております。 報告がなかったものの、住民の方もこのような症状で接種後苦しまれた方もいたかというふうに推測しております。 以上でございます。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 今の報告をいただいた数字は、いわゆる国レベルの話ということで、綾町のことではないということでよろしいですか。 ○議長(松浦光宏君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長(佐藤光久君) 今、議員の言われたとおり、国レベルで上がっている数字になります。 以上になります。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 町内でも、かなり高熱が出た方もいらっしゃいました。いわゆる私のところに相談というか報告があったのは、高校生の女の子ですけれども、高熱と消化器系の症状が出て10日間ほど学校を休むような状況があって、これ1回目なんですけれども、2回目の接種に非常に不安があったというようなことでございました。 あと、子どもさんがいらっしゃる若いお母さんが、やっぱりちょっと動けないぐらいの高熱で、お母さんです、親御さんが2回目の接種のときは泊まり込んで対応したという話もお聞きしております。 町内で、こういう副反応について情報収集する手立て、先ほど申し上げましたアンケートを取るとかをする予定はないでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長(佐藤光久君) 3番目の質問のところで、多少お答えする部分があるんですけど、追加接種として2月より3回目接種を行うような予定になっております。 その際に、今回、2月、3月でおおむね8か月以上を経過する対象者の方分のワクチンの供給というのが、国からは4対6、6がファイザー製のワクチン、4割が武田モデルナ製のワクチンということで配分がされております。ですので、2月、3月に打たれる方という対象者の方は、1回目、2回目がもう9割、100%近くファイザー製のワクチンを打っていらっしゃる方がいる中で、4割分は武田モデルナ製のワクチンを打たないといけない現状があります。 そのため、12月8日にワクチンの希望調査、2,137名に対して3回目の接種を希望しますかという設問と、ファイザー製以外のワクチンを打たれますかという設問、あとその下に1回目、2回目の接種で何らかの副反応、激しい副反応だったりこういう症状が出ましたということがありましたかというのを記述していただくような希望調査をお送りしたところです。 木曜日、金曜日、月曜日、返信用封筒を入れて送りましたので、返ってきた数が大体700から800、今、返ってきております。そこで行くと、ファイザー製じゃないと打たないというのではなくて、半分半分、今、モデルナでもいいというような回答をいただいております。 あと、副反応については、今まだ詳細にちょっと、返ってきたばかりですので、どういう症状があったかというところを記述されているかについては、まだそこまで整理ができていないところになります。 以上になります。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) (3)に関連して答弁いただいたので、そのまま(3)の設問に入りたいと思っております。 実は昨日、今、課長が言ってくださった聞取りの用紙が私の手元のところにも届きました。私にではないです。町民の方からお借りいたしまして、コピーをいたしました。 さっきの私のお聞きしたアンケートは、これまでの副作用に対してというところだったんですけど、確かにおっしゃるように下のほうに設問、副反応に対する書き込みができるようになっているアンケート用紙というか意向調査というふうになっておりますけれども、これを私も町民の方からお借りして、こういう形でアンケートを取られて、町民の意見を聞くという機会ができたことはよかったなと思っているんですけれども、こういうもの、これは国からの様式そのままでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長(佐藤光久君) 国からの様式ではなく、会場に行って「今日はモデルナです」ということは、なかなか町民の方に説明ができませんので、供給量の半分近くがモデルナになりますということをご連絡した上で接種を行わないと、町民の方によってはやっぱりファイザーじゃないと打たないという方もいらっしゃいます。 その部分は、やはりこちらで接種機会を設ける限りは意向というのは聞かないと、一方的にワクチンがモデルナしかないからモデルナを打つということはできないということで、担当係と協議した結果、町独自の希望調査を取りました。 また、1回目、2回目でそういう副反応を知らない中で出たということがありましたら、やはり3回目はよりその方への接種に関しては慎重を期さないといけないということも踏まえて、そういう症状が出たら変えていただきたいなというところで記述をしていただくような様式をつくったところであります。 以上になります。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 町民一人一人にこういうふうに意向調査をしてくださるということは非常にありがたいんですけれども、これがなぜ私のところに届いたかというと、書こうと思ったらちょっとよく理解できないということだったんです。 というのが、意向調査の新型コロナワクチン追加接種3回目接種に関する意向調査の表側だと思います。 そこの一番下に、下記の2つのパターンの接種になることが考えられます。 1つ、1、2回目ファイザー接種済み、3回目モデルナを接種する。 2、3回ともファイザーを接種するという希望が書けるんです。 その1回目、2回目の今度右側に、1回目、2回目ファイザーで、3回目モデルナでもいいですよというところですけれども、抗体価の上昇が良好であると報告があり、重症化予防により効果的というふうに書いてあるんです。より効果的というのは、何よりもより効果的なのかというのがよく分からないと。要するに、3回ともファイザーを接種するよりも3回目をモデルナに変えるほうがより効果的なんですよという意味なのか、「より」が何と比較しているのかが理解できないので教えてほしいということでした。 それと、その2のほうの3回ともファイザーを接種するというほうを選択したとします。接種後の副反応の見通しが立つと書いてあるんです。要するに、1で言われている、より効果的ですとか、重症化予防により効果的と書いてあるんですけど、重症化に対してどうなのかというのは全然書いていなくて、接種後の副反応の見通しが立つというのは意味としてよく理解できないと言われたんですけど、お聞きになって意味分かります。 要するに、①を選んだときには抗体価の上昇は良好です。例えば2を選んだ、3回ともファイザーを接種するほうを選んだ人も抗体価の上昇は1と変わらず有効ですよという比較なら分かるんだけど、そっちは接種後の副反応の見通しが立つって書いてあるんです。 だから、1を選んでも2を選んでもよく分からないんです。それでどっちを受けたほうがいいですかと聞かれたんですけど、私もそんな返事できないので、役場のほうに、ちょうど議会でコロナのワクチンのことも出しているので、質問の中で聞いてみましょうというお話をしました。 そこ辺りはどうですか。 ○議長(松浦光宏君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長(佐藤光久君) 重症化の予防により効果的というのは、議員の言われるように町民の方が見て分からなかったというところは、今後調査票のほうとしては反省をしたいと思っております。 この部分に関しては、ファイザー製のワクチンを1回目、2回目と打って、違うワクチン、武田モデルナ製になると思うんですけど、そちらのほうを、違うワクチンを打ったほうが抗体価の上がりが見受けられたという、国のほうのデータに基づいてこのような書き方をさせていただきました。 また、接種後の副反応の見通しが立つというところが、1回目、2回目ファイザーを打って、武田モデルナを3回目に打つというところは、国内では今、交互接種というところが3回目から認められてはいるんですけど、これまで国内では打っていないことがほぼほぼなので、どういう反応を示すかというところは、国のほうは安全だとは言っておりますけれども、それがどういう反応になるのかということに関しては私どものほうもまだ把握ができていないので、今後接種が2月から始まる中で、国から示された医療従事者を12月から始めておりますので、1月、2月、そのような交互接種を打ったデータというところを国から示されたデータを検証しながら、交互接種の副反応の状態についても今後注視しながら、接種体制のほうを今後また整備していかないといけないのかなというふうに思っております。 以上になります。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 今、おっしゃったように、行政側も、もちろん町民側も分からないわけです。 それでもう1つ、国の言っていることに私がちょっと理解できないことが1点あります。 例えば、国は当初8か月間を置くようにというふうに言っていたんです。ニュースとかで言うと6か月とか、外国、韓国は3か月でもう打とうとかという話になっています。 今現在、厚生労働省のホームページは──今日じゃなくて11日現在ですけど、やはり原則8か月以上と書いてあるんです。政治的ないろんなやり取りの中で6か月が出てきたりするんですけれども、私はこの8か月というのは接種する国民の安全性確保のための8か月というふうに受け止めていたんです。厚生労働省のホームページの原則8か月以上、「以上」ですから当然、被接種者の安全確保のためというふうに思っていたら、どうも調達できないかもしれないから8か月間を置こうとしていたのかなと、この頃ニュースを聞いていて思うんです。ワクチンが早く届きそうなので、それともう1つ、オミクロン株の発生もあって縮めるというのか。そこ辺りというのは、担当課、町長でもいいですけど、どのように認識しておられるでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 確かに、いろんな情報が出てきていますけれども、科学的な検証はほとんどされていないところです。そういう中で、我々のほうも本当にこれで大丈夫かということは、はっきり言って明言できないところです。韓国とかヨーロッパの事情とかを見ていくと、もう既に増えてきているので、もう今すぐにでも打たないといけないという、本当に日本よりもせっぱ詰まったような状況の中の判断だと思いますので、本当に一応の目安として8か月というふうに国のほうは考えているのではないかというふうに思っておりますけれども、今後そういうふうに諸外国のほうでも先行して、もっと短期間でやられる事例とかも出てくると思いますから、そういうものを我々のほうとしても、国が出されるものに関してもしっかり情報を集めて、それを必要な時期に提供していただけるように、県を通じて提案していきたいなというふうに思います。 ○議長(松浦光宏君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長(佐藤光久君) 今回、交互接種という、ワクチンを3回目使う話も11月の中旬に急に沸いてきたような、自治体説明会で出てきた内容になります。 また、武田モデルナとファイザーが6対4で配分されるというのもその時点で初めて自治体のほうは知りました。 ですので、そういう状況を県のほうを通じて、全国知事会が自治体説明会の数日後にあるということでしたので、その部分は県を通じて、自治体としては1回目、2回目打ったワクチンが当然来るものだろうということで考えておりましたということで、ファイザー製のワクチンを利用して集団接種をしてきましたので、そちらのほうが私たちとしては接種をやりやすいということ、安全性というか、知らないワクチンを使うことというのは非常に不安を感じておりますので、その部分のほうは全国知事会を通じても国のほうに言っていただきたいということを強く申し上げたところです。 また、6か月とか8か月とかというところがありますけど、県を通じて聞きますと、全ての自治体が6か月にするとワクチンの確保ができていない関係で供給ができない。ですので、1回目と同様にワクチンの供給によって各自治体のほうはやはり右往左往しないといけないような状態で、配分スケジュールもまだモデルナが来てはいませんので、非常に国のほうで、テレビのほうで言っている内容はあのようになっていますけど、自治体のほうは準備のほうで非常に、6か月になるのか、8か月になるのかとかそういうところで、なかなか発言によって左右されているような状況にあります。 以上になります。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 私、先日の臨時議会のときに、科学的に正しい情報を町民に流してほしいと一番最後に要望したと思うんですけれども、3.11の後の福島原発のときに、放射線の安全基準を国がどんどん上げたんです。「ここまで下がらないとだめですよ」、次は「ここ辺も大丈夫です」と。それと一緒で、やっぱり不信感がどうしてもあるんです。まして、モデルナとファイザーのが6、4でファイザーのほうが少ないわけじゃないですか。(「逆」と呼ぶ者あり)逆なのね。 意向調査は、もう次の接種が、要するに早く接種した人のところには意向調査が行く。その意向調査を重んじて、これだと希望どおりにはならなくなります。今のところ半々ですけど、最初に早く意向調査をされて、早く順番が来た人が希望どおりに接種すると、後から打った人は、もう希望を聞く意向調査もなくなる可能性もあるかと、来るワクチンの種類によってね。 だから、そこ辺りが町民に対してすごく不信感だったり不公平感だったりというところを考えると、やはり結果として何もないということになるのかもしれないんですけれども、そこ辺りはすごく町民に対しての平等性とか不安解消とかというところでは非常に苦労されることになるのかなと思っています。 私はファイザーを打ったので、できたらファイザーを打ちたいと思っているんですけれども、そこ辺りが今、課長が答弁されたように、知事会を通じて国に要望しているというところではあるんですけれども、どのぐらいの時期に、一応2月からやるということになると、もうワクチンはそろそろ届く時期というふうに思ってよろしいですか。 ○議長(松浦光宏君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長(佐藤光久君) ファイザー製のワクチンについては、1箱というところが綾町には分配されております。1箱でありますと、今、去年の段階では1つの瓶で5本だったんですけど、今6人分取れます。シリンジと言って注射器を吸うやつ、あれのいいやつですと1本で7本取れます。6本のとき1,170人分、1箱で接種ができるかと思っています。7本取れればそれに対してプラス195取れるような計算になっております。それと、モデルナが1月に綾町のほうに届くような計画にはなっているところです。 どうしてもそのファイザー製のワクチンで打てれる人数というところが限られてきます。そうなれば、どうしてもそれ以上の方が申し込めば、ファイザー製のワクチンが綾町のほうに再度供給されるまで、ちょっと期間のほうが9か月とか10か月とかになってしまう可能性はありますけど、その時期まで待つしかないのかなというところで、ファイザー製を希望されればファイザー製が来るまで待つような状態で対応したいというふうに思っております。 以上になります。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 何か、昨日になってこういう文書を見たものですから、何かちょっと質問の視点も変わってしまっているんですけれども、やはり不安と副反応が一緒になったときにすごく混乱が生じるだろうなと思うんです。ですから、新しい情報がやっぱり入ったらできるだけ早く町民に知らせるような形で、それを科学的にどうかと言われると何とも責任が持ちようのないところではあるかもしれませんけど、やっぱり正しい、新しい情報は知らせてほしいなと思っております。 それと、町民の中にはやはりワクチンに対する不信と言えばいいのでしょうか。つい二、三日前、NHKの朝の時間に、いわゆるワクチンに対するいろんな、国側から見ればデマが流れていて、国民の中で、例えばご夫婦でワクチンに対する考え方が違って離婚に至ったみたいな例もNHKで取り上げられていたんです。 これは、綾町民の中にもあります。私も電話をいただきました。綾町で3回目の接種の準備は進んでいるんですかと聞かれたので、進めているようですという話をしたら、ぜひ打たないようにしてほしいというふうに言われました。私からもそういうふうに言ってほしいと。私自身は接種していますというふうに話したら、すごくがっかりした声を出されたんですけれども、それは真面目な話なんですよね。 私は、あなたは打たないほうがいいですと言って、その人がもしコロナに感染したときに、私がその人に責任を持つすべがないので、あくまでも本人の意思を尊重するという形で打ちなさいというつもりもないし、打つなというつもりもないというお話はしたんですけれども、そういう話は町内でも当初からありました。 そこ辺りの、要するに世間で言われていることは綾町内でも起きていることなんですけど、執行部ではそういうお話、聞いたことありますか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 私のところにも、いろんな情報が来るんですけれども、まだそれこそ若い、30代のご夫婦なんですけれども打たないと、ところがお子様が産まれて、そのときに考え方が変わって、奥様はちょっとまだしばらくだったんですけれども、ご主人ほうがやっぱり考え方。要するに、自分はそうなんだけれども、周りにあるいは子ども、奥さんのほうに移すといけないということで、考え方を改めたとか、そういう事例の話も直接LINEのやり取りの中で、何回かやっていく中でやっぱり打っていますとご主人のほうが変わられた事例もありますし、いろんな情報が流れてきているんです。 LINEのところで、流れている情報をどうしてもうのみにしてしまうと、そういう方に科学的といいますか、国のほうとか諸外国の事例であったことを説明してもなかなか聞いてもらえないんですけれども、そこのところは丁寧に何回もすることによって、自分だけじゃなくて周りの人に対しても影響がありますからということで説明していくことによって打っていただいた方もいらっしゃるということなので、今後の3回目に関してもいろいろ一人一人考え方は違うと思うんですけれども、我々のほうはできるだけ情報を集めて、その情報をそのまま事実を紹介するということに努めてまいりたいというふうに考えております。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) コロナ関係で最後にしたいと思います。 先ほど、課長は全体としては86%の町民が2回目まで接種されたと、年代によっては違う。今後ですけれども、今、1回目、2回目受けていない町民が受けようとするときにどういう手立てとか、考え方とかは国から示されているでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長(佐藤光久君) 質問にお答えいたします。 今も、12歳になる方が毎月対象になってきております。その方々は町内医療機関に、今月はどこの医療機関、今月はどこの医療機関というのは連絡をしながら接種をしていただいております。 また、それ以外の集団接種会場を設けた、5月から打てなかった方々が1回目、2回目をこれから打ちたいんですということは、来年の9月30日まで国は引き続き接種体制を構築して打っていきなさいということで来ておりますので、その部分に関してもコールセンターのほうに問合せいただくことで、接種調整を進めていくように現在もしているところになります。 以上になります。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) ごめんなさい、最後と言ったのにもう1つありました。 いろんな厚生労働省のホームページでコロナワクチンのことを見ていきましたら、国外で2回接種した人の3回目の接種について文書が出ていたんですけれども、非常に分かりにくい文章なんですけれども、それは3回目は綾町でも接種できますか。 ○議長(松浦光宏君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長(佐藤光久君) 今回も、国外で1回打って、2回目を綾で打たれたという方がいらっしゃいました。ですので、1回目、2回目、打たれたということを確認できれば、町内の方になりますけど、3回目をこちらのほうで追加接種を受けることは可能になります。 以上になります。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) では、通告の仕方が悪かった、いわゆるワクチンのことではないコロナ関係の、綾町のコロナ対策、いろいろありました。これまで議会でも、業者の方への給付金の問題だったり、国民健康保険税の減免の問題だったり、介護保険料の減免の問題だったりの問題を指摘してきたところでございます。 現在までのコロナ対策の評価について、町長の考え方、基本的な考え方だけ伺いたいと思います。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) この後の松本議員の最初の質問の中にも、そういう総括というのがあるかと思うんですけれども、一応それに対して、各担当する課でそれぞれコロナに関連するものに関する評価、総括というのを行っております。 そちらのほうで説明しようかと思っていたんですけれども、よろしければじゃあ今、そちらのほうを、ちょっとボリューム的に多くなるかもしれませんけれども説明いたしましょう。 まず、全体としてなんですけれども、昨年4月に1回目の緊急事態宣言から1年半が経過しております。全国的に感染状況に落ち着きが見られ……失礼しました。これじゃなかったです。 説明します。令和元年12月に中国で発生した新型コロナウイルス感染症を発端に、国は令和2年1月30日から新型コロナウイルス感染症対策本部を立ち上げ、指定感染症への指定、健康相談や受診の目安が示されております。 これに対して、町としましては令和2年2月28日に新型コロナウイルス感染症対策本部を立ち上げ、全庁を上げて取り組む体制を示して、国及び県の要請を受け、これまで36回の新型コロナウイルス感染症対策会議を開いております。 対策会議では、県からの情報提供の確認、県の対応方針、それを踏まえて町の対応を協議してまいりました。 町の対応としましては、町の施設イベント、学校、役場職員の対応などを協議しております。また、町民への行動要請も踏まえて、正確な情報提供を公民館長会、班回覧、防災無線、ホームページ等を通じて広報しております。 それぞれ各課に応じて、自分たちがやった評価というのはやっておりますけれども、これに関しては後ほど松本議員の質問のところで細部にわたっては説明したいと思います。 以上でございます。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 同僚議員も通告しておりますので、私はそんなに時間をいっぱい持っていないので、すみません、評価なのでこうやったというよりは、各課のところは同僚議員の質問のときに答えていただいていいんですけど、町長としての大きな、要するに自分としてはこうやってこうですという評価はちょっと一言言っていただかないと、通告した意味がちょっとないなと思っております。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 申し上げましたとおり、昨年から発生して執行部のほうとしても合計36回の対策会議をやって、その都度その対応を町民の皆さんに示してきたんですけれども、結局、その間に合計26名の方が町内では感染者として報告された。つい先月も、2人ほど出たんですけれども、これを全て今までの26件の事例を見ましたときに、町内に発生したというよりは、やっぱり宮崎市あるいは周辺のほうで、勤め先とかそういうところで感染したという事例がほとんど全てでした。 そういう意味では、町内のほうからは出なかったと、これは我々、何回も対策会議をやってきましたけれども、そういう意味では効果といいますか、町内から出なかったことに関してはよかったのかなと思います。 ただ、これから先どうなるか分かりませんけれども、引き続き、それで満足することなく気を引き締めてやってまいりたいと思います。 以上でございます。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) じゃあ、各課の評価、成果につきましては、また同僚議員にあとをお願いすることにいたします。 2つ目の住宅リフォーム制度について伺いたいと思っています。 住宅リフォーム制度は、担当課にお願いして過去10年間の予算決算については出していただきましたけれども、綾町住宅リフォーム促進事業の実施要項というのが平成16年につくられておりまして、この制度の目的について執行部はどのように考えておられるのか、最初に伺いたいと思います。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 住宅リフォームの促進事業についてですけれども、これについてお答えしたいと思います。 ご存じのとおり、本制度は要項にも記載してありますとおり、町民の生活環境の向上に資するとともに多岐にわたる業績に経済効果を与え、町内産業全体の活性化を図ることを目的として、平成16年度からスタートした事業であるということで、この目的に従って実施しているところでございます。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
    ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 先ほど申し上げましたように、過去10年間の実績を私も調べ、また私の資料が手元にない部分については担当課から事前にお伺いいたしました。本当は、ここで町長に報告いただくように通告していたんですけれども、10年間、私が書き留めて、それを理解するのは非常に困難だなと思って、事前に調べられる限りは自分で調べて、あとは担当職員にお願いをいたしました。 過去もうずっと、大体予算額としては最高だったのが、平成25年の200万円で、あとは150万円だったり130万円だったりしております。途中で増額補正した年も1回しかなくて、件数も大体一番多いときで24件ぐらいのところでございました。 私は、やっぱり目的、これまでも籾田町長になる前の前田町長の頃からリフォーム事業については増額を要望してきました。というのが、いろんな業種にわたる、多岐にわたってそれこそ事業が継続できる、大きくなくても力になるというふうに思っておりましたので、ただ今申し上げましたように、一番最高でも200万円ぐらいのものでした。 今回、なぜこのことをお話しようかと思ったかというと、やっぱりコロナ禍の中で事業経営が大変だということで、給付金とかいろいろお渡ししているわけですけれども、この制度をもっと活用すれば町民も助かって、業者の方も仕事が継続されて、役に立てるためにはあまりにも予算が少ないというふうに思いました。 町長にも先日お渡しいたしましたけれども、国富町の例で行きますと、国富町の新年度予算が2,400万円ぐらいだったと思います。うち、130万円なんです。あまりにも差があり過ぎて、もちろん取り組み方も違いますので、制度としては綾町が先にできたと思っています、随分要望してきましたので。県がなかなかこれに取り組まないので、県からの助成は綾町というところにはないんですけれども、県のほうにもずっと要望は出しております。 もう少し、事業者に仕事をしてもらって、綾町でお金が回っていくようにする必要があるのではないかということで、今回通告をいたしました。 町長にも、業者さんと一緒に町長室に訪問させていただいてお話をさせていただいたんですが、あの4日後ぐらいに今年の分はもう終わりましたと広報に載ったんですよね。だから、何かあまりにもタイミングがよ過ぎてというか、悪くて、うちも仕事をお願いしていたので対象にならなかったことになるわけですけれども、やっぱり130万円はあまりではないかというふうに思っているんですがいかがでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) この住宅リフォーム事業なんですけれども、正確なところに行きますと、平成27年度に250万円という予算を組んでおります。過去10年間でトータル1,700万円と、その中で令和3年度は予算額を130万円に対して、先日依頼がありまして、それで大体予算的に120万円ほど使いましたので、もうこれ以上はできないということなんですけれども、確かに金額的には130万円、150万円と本当にわずかなものです。 先ほどの松浦議員からの質問にもあったんですけれども、移住そして定住、そして定住するにしても、新築で建てれば別ですけれども、町内にある中古のものを購入される。それをリフォームしてそして定住していただくということにもつながっていくかと思いますので、今後やっぱりこの事業に関してはもうちょっと予算的に、やっぱり言われるとおりちょっと少ないかなという気はしております。 そのニーズのほうがどのぐらいあるかということも含めて、今後増やして、検討していく方向で考えてまいりたいと思います。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) この前、町長に見ていただいたのがこれです。これ、国富町のなんです。国富町は商工会が、これもう何回も議会で紹介してきました。商工会が事業の委託を受けて運営しています。ですから、商工会は必死になってPRするわけです。 綾町は1割ですけど、10万円を超える工事に1割、最大10万円。国富町は2割なんですよね。この金額が大きいのは、皆さんご存じのように、国富町ってソーラーフロンティアがあったことで太陽光の町とかいううたい文句があって、太陽光パネルの設置にも補助金を出すことになっています。ですから、金額が高いと私は思いました。 国富町の職員の方に去年の決算を無理を言って調べていただいたら、太陽光パネルは2件ぐらいです。あと、ほとんど小さな工事です。先日、神下地区に住む80代に住む女性の方から、「国富町に住んでいる妹のところがこの補助金をもらって改築したと、綾はないとね」と聞かれたんです。つい二、三日前です。だから、綾はもう終わったんですと言ったんですけど、これが、去年の決算が多分2,700万円超えているんですよ、国富町。人口比からいってもね、町長ご覧いただいたわけですから、その工事の内容というのは本当にいろいろです。屋根の吹き替え、塗装、外壁の強靭化、塗装、内壁の補修、床または天井の修理、台所、浴室、トイレなどの改修工事、防音、断熱工事、ガラスの取替え、とにかくありとあらゆるといっていいぐらい、ここに書いていない工事もやりますよと書いてあるんですよ。 だから、私、多分これまでその国富町のように商工会に委託して、事業を取り組んではどうかということも何回も言ってきているんですけれども、なかなか進みませんでした。過去はもっとあったんじゃないかと思ったら、先ほど申し上げたように200万円が最高ですから、知れているっちゃ知れているんです。 だから、業者の方々も予算消化しちゃうともう後がないので、非常に営業にも回りにくいというふうに言っておられました。先ほど、神下の方を紹介いたしましたけれども、そこにも業者の方からこういう工事をしませんかというお誘いがあったんだそうです。それで、私もお話したんですけど、でももう今年は終わっちゃって、来年どのぐらい組んでいただくか分からないけれども、もう予算がないんですよという話になってしまうんですけどね。 給付金も大事ですけれども、やっぱり仕事を提供して綾町内でお金を回すということは、非常に大事なことではないかと思っております。事業所の方々から、要するに業者の方々からはどういう声が、このリフォーム事業についてあるのでしょうか、伺います。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) ご質問のとおりですね、確かに国富町に比べて綾町のほうは予算的にもかなり少ないとこになっています。 国富町との違うところなんですけれども、うちの場合には、今、事業の対象となるのが、同一住宅及び同一人に関して1回限りというふうなことになっています。国富町の場合には、同じ住宅であっても同じ人であっても、何回でも補助できるというところから、確かに国富町のほうがかなりこの部分では厚く手当しているなと。それが、金額にしてみれば一桁違うというところにきていますので、そこのところは、今後しっかり見直していきたいと思います。 あと事業者のほうとも、先日橋本議員からも役場に来られて、お話を伺いましたけれども、事業者のほうも実際見ていて、やはりリフォームの必要なところというのは、やっぱりプロの目からも分かるわけですし、そこの意見もしっかり参考にさせてもらって、やはりちょっと130万円というのでは、もう年度、もうあと3か月を残した状態で全部消化してしまうような状況でもありますし、今後、意見を聞きながら、予算配分のほうもしっかり考えていきたいと思います。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 非常に前向きな答弁だったと思います。 次に、3つ目のごみ問題についてです。 先ほど、松浦議員もごみ問題について質問されました。 私は大きな堆肥工場の問題ではなくて、今回はもっと出す側のことの視点で伺いたいと思っております。 先日、委員会でエコクリーンに伺いました。私はもう3回か、4回行っておりますが、まだ行かれたことのない同僚議員もいらっしゃいましたので、行ってまいりました。 ちょうど、中原こうじ屋さんの息子さんが担当をされていて、いろいろ説明も伺ってまいりました。どこに行ってもごみの減量化というのが一つのテーマですよね。ごみ問題は。宮崎市のこのいろんなごみに関するパンフレットもいただいてきたんですけれども、ただ、私、日常生活の中で、行政側もそうですけど、余りごみの減量化という言い方を綾町ではしていないなと感じたんですよ。 例えば、不必要なパックに入っていることについても、前、ほかの同僚議員も確か質問したことがあるんですけれども、例えば商店にね、もっとその容器包装を簡素化しようとかね、そういう働きかけも余り耳にしたことがないし、毎日生活している者はいかにごみを少なく、要するに袋に入れるのにいっぱい入れて出せるごみ袋の節約のためには、何か一生懸命やっている気は自分もするんですけれども、ごみを減らしてほしいとあんまり商店に働きかけたりも、内心は思っているんですよ。こんなにもうトレーがいっぱいでどうしようと思っているわりには、余りそういう認識に立っていなかったなという、自分の反省もしたところでございました。 とりあえず町長は、公民館長会でも議会でも、来年はごみ問題を抜本的に改善するというふうに言っておられますので、その基本的な見直しの考え方について、伺いたいと思います。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 見直しの基本的な考え方ですけれども、現状の認識としまして、分別されていないごみ、いわゆる混合ごみですね。これは自治公民館に加入していない町民の方から多く出ているのではないかというふうに考えられます。混合ごみを地区外の住民が持ち込んでいる事例等の話も聞いております。また、自治公民館に加入していない町民が増加していることによって、これがもっと顕著になってきていると。あと自治公民館に加入していない場合、集積場所の環境美化活動にも参加していないとか、あと分別方法などを含めた環境学習の機会がないとか、そういう事例が上げられます。 その結果、混合ごみの後処理について、地区の役員の皆様にご負担をおかけしている状況であります。 さらにもう一つ、高齢化によってごみを集積場所まで持っていくことに負担を感じているという方の意見も聞いております。こうした中で、このごみの戸別収集を実施することによって、これらの多くの問題の解決にもつながるのではないかと考えております。 現在の収集体制と比較して、費用がどの程度かかるのかというのを、今現在、試算しているところですので、これを来年度中にはごみの戸別収集ということが実施できるように考えております。先ほどの生ごみの件も含めて、これは一体として考えないといけないのではないかというふうに考えておりますけれども、戸別収集化というのを来年度中には始めたいなというふうに考えております。 ただ一方で、この資源のリサイクルとかそういうのに対して、一生懸命取り組んでいる自治体があるというのも事実です。鹿児島県の大崎町とか、徳島県の上勝町、福岡県の大木町などは、そういうところでは先進的にやられていると。 そういう事例もしっかり調査して、やっぱりごみを少なくすることによって経費も少なく済みますので、そういう根本的な抜本的な見直しを来年度中に実施したいというふうに考えております。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 先ほど、同僚議員の質問で、私は来年4月からというふうに認識していましたので、課長の答弁とか町長の答弁の中に、来年度中というのが出てきて、あ、来年度中なんだ、来年度じゃないんだというふうに思ったんですけど、今、改めて町長が来年度中とおっしゃったので、来年度中には大きな見直しがあるんだろうというふうに思っております。 いわゆるその収集の先ほど回数が出ていましたけど、いわゆる集積場の問題は、戸別収集になればもうなくなるわけですから、今、私たちの班はようこそ30万円出してつくらなかったなと、今、ちょっと思っているんですけれども、それからごみ袋の問題などもあるわけですけれども、今回そのエコクリーンに行って容器包装ごみ、私は自分の中ではプラスチックごみというふうな認識だったんですけれども、職員の方はずっと容器包装ごみとおっしゃるんですよね。 要するに容器包装リサイクル法に基づくごみという意味だというふうに理解したので、通告書もちょっと変えたんですけれども、だからビニールとかきれいなビニールだったらとか、きれいなプラスチックだったら何でもいいというわけではなくて、分別するところも見せていただいたんですけど、いわゆる容器包装リサイクル法でいっているプラスチックごみ以外は、燃えるごみになるんですよね。私は自分の認識がそうではなくて、きれいなビニール類もみなその資源ごみに入れていいと私自身思っていたので、少しやっぱりこの改めてごみの分別について、町民にやっぱり広報すべきじゃないかなというふうに思いました。 現地で綾町の資源ごみは余りよくないそうで、一番、今、いいのが西都市だそうです。ですから、先ほど町長、自治体を上げていただきましたけれども、身近なところで言えば西都市が優良なといいますか自治体になっているようでしたので、やっぱりそういう意味でいうと、その容器包装関係のごみの分別について、改めて町民の方に、先ほど言いましたように、要するに資源として利用できるもの、資源としては利用できないのはただ汚れだけではないということについて、もう少し広報に努めていただけたらと思っておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 先ほどの質問にも関係するんですけれども、一応、来年度中というふうに考えております。今から準備しても、例えばどういうルートとかどの場所かとか、そういうことも含めて業者のほうとも判断しないといけないですので、ちょっと4月初めからというのは難しいかもしれませんけれども、来年度中には戸別収集のほうに切り替えられるようにという方向で、今、検討しているところでございます。 ご質問ですけれども、容器包装関係のごみの分別に関してなんですけれども、容器包装プラスチックが混合ごみとなっているケースにつきましては、燃やせるごみの混入、二重袋になっていて中身が確認できない等がほとんどであります。 容器包装プラスチックと誤解されやすいケースが、容器包装用ではプラスチックごみとなっています。素材は容器包装プラスチックで同じ素材と思われていても、容器包装用ではないプラスチックごみが混入している場合なんかありますので、混合ごみとしては収集されません。 こういうものを引き続き、ちゃんと広報誌等で分かりやすく説明して、周知を徹底してまいりたいと考えております。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 次に、小型家電のリチウム電池について伺います。 これもエコクリーンのほうで、大きな消防車を呼ぶような火災が2回あったそうです。そのほかにも発火事故というのは結構あるそうで、要するにリチウムイオン電池に力を加えたときに発火するんだそうです。それのほとんどは、小型家電に入っているんだそうです。要するに男性の方が使われる髭剃り機とか、充電をして繰り返し使う家電製品の中には、そのリチウム電池が入っているんだそうです。ほとんど取り外しができるようになっていて、その取り外ししたリチウム電池を宮崎市はボックスで回収しているということでして、綾町はやっていないと。中には取り外しができないものもあるんだそうですけれども、人命にかかわるような事故が起きているところもあるんだそうで、要するに飛行機に乗るときに、充電電池は荷物に入れられませんよね。自分で持って乗ってくださいと、あれと同じものですけれども、ぜひその回収を綾町で取り組めないかという質問です。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 小型家電の中のリチウム電池の回収ということなんですけれども、橋本議員のご説明のとおり、綾町ではまだ実施しておりませんけれども、宮崎市では本庁舎や総合支所、地域センターに設置した小型家電回収ボックスで回収しているようでございます。 本町におきましても、これどういうふうな形で回収できるか、あるいは場所とかそういうことも含めて、今後はしっかり検討してまいりたいと思います。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 次は、生ごみ収集の問題というところに入りますが、先ほど松浦議員から生ごみの問題については、かなり突っ込んだ質問もされ、答弁もいただいておりますので、私はとりあえず、今、町内に置いてあります青い残飯収集のバケツのことについて伺いたいと思うんですけれども、生ごみの堆肥化を来年度中に結論を出して、もし止めることになればそのことはもう問題として起きなくなるわけですけれども、当初から青いバケツが綾町の景観には似合わないという意見が最初からありました。 それで、木枠を作ってね、表側は見えないように木枠で作ったという方も当時はいらっしゃったんですけれども、最近、割れているものとかが結構ありまして、この前も四枝でひびが割れて汚れた水が外に出ているというのがございました。あのバケツは導入以来、何年おきぐらいに交換していらっしゃるのでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町民課長。 ◎町民課長(野村修君) 交換は不定期でして、ごみ収集の生ごみの収集作業員等が割れているということの連絡がありましたら、交換をしている。もしくは各自治公民館からの連絡によって交換をしているという状況であります。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 導入からもう随分時間がたちますので、やっぱりそういうものもあると思いますし、あのバケツ基本的には洗わないんですよね。地域によっては凄く気にしてくださる町民の方がいらっしゃって、ご自分の家まで持って行って、中を洗ってまた置いてくださる方もいるという話は聞きますけれども、原則的には洗わずに使っているものだというふうに思っておりますので、やっぱりもう少し管理、申し上げましたように来年度要らなくなるかもしれませんけど、当面置いてあるわけですから、ぜひその管理をしてほしいと思っております。 次に、ごみ袋について伺いたいと思います。 数年前の議事録を見ておりましたら、前田町長のときですけれども、私の記憶だと四、五年前というのは、綾町の資源ごみは結構優秀だというふうにエコクリーンから言われていた記憶がありまして、分別が先ほど言ったその容器包装ごみの分別がきちんと定着をしたら、袋は何も綾町の指定のごみ袋じゃなくてもいいことにしたいという答弁があるんです。 今はあんまり評判がよくないので、そういう方向にはならないと思っているんですけれども、町づくり座談会の中で、赤いほうの袋にも取っ手をつけてほしいというのが麓地区で出ておりました。こういうごみ袋の改善については、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) ごみ袋の問題ですけど、確かに取っ手をつけてほしいというご質問をいただきました。 燃やせるごみ袋を取っ手つきにした際に、容器の関係で、以前のごみ袋にちょっと容量的にはちょっと小さくなっちゃうんですけれども、でもそうすることによって必ずしもいっぱいじゃなくて、袋は増えるかもしれません。そのほうが勝手がよくなる場合もあるかと思いますので、そこのところは使い勝手がいい方向で検討してまいりたいと思います。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) ごみの問題でもう一つ、町民の方と話しておりまして、ごみの有料化についてがちょっと話題になったときに、ごみ袋の原価といいますか価格、私もそうですけど、なるべくいっぱい入れてごみ袋を使う枚数を節約しているんですけれども、高齢の方でも結構いっぱいいっぱい入れて結ぶのが大変なぐらいにして入れる方がいらっしゃるんですけれども、そのごみ袋の価格について、前、一度質問したことがあって、綾町はごみの有料化はしていないので、ごみ袋の値段にいわゆる利益はかけていないというふうに答弁いただいた記憶があるんですけれども、町民の方の中にはそのごみ袋を指定のものを使うように決められているのは、ごみ袋はつまり形を変えた有料化ではないかという意見がありました。いかがでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町民課長。 ◎町民課長(野村修君) 現在のごみ袋は卸売業者が直接町内の販売店へ卸しているわけなんですけど、販売店は手数料分を上乗せして販売していると考えております。 指定ごみ袋をなくすという方法もありますが、現状では、今後ごみが一定程度ありますので、今のところは指定ごみ袋を維持していくという方向であります。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 担当課のほうでは、ごみ袋1枚当たりと計算するのか、10枚当たりと計算するのか分かりませんけれども、いわゆるその原価と手数料というのは分かりますか。 ○議長(松浦光宏君) 町民課長。 ◎町民課長(野村修君) 燃やせるごみ袋は、10枚175円が仕入価格ということです。販売店でそれぞれ違うようなんですけど、200円前後が燃やせるごみ袋、資源ごみ、燃えないごみ関係は仕入価格が170円、これも販売店によって価格が違うんですけど、195円、96円程度で販売されている。 燃やせるごみの中ぐらいのものがありますが、あれについては販売価格が144円、これも販売店によって様々なんですけど、175円前後で販売されているようです。 資源ごみの赤い字のやつのちょっと小さいのがありますが、これにつきましても144円の仕入価格で、175円前後で販売店によってやはり違うということです。175円前後で販売しているようです。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) じゃあ、自治体としてはごみの収集は、ごみの有料化はされていないという認識でいいということでいいですよね。はい、ありがとうございます。 4つ目なんですけれども、職員とか会計年度任用職員の交通費支給についてという項目を出しました。 会計年度任用職員の方から交通費、もちろんお給料は日割計算で、最初の月だけですけれども出たと思うんです。お給料が出なかった話はなかったので。ただ、交通費の支給がされなかったということで、前、声をいただきました。 これは要するに会計年度任用職員の、本当は通勤手当と言うんですね、交通費じゃなくてね。これは正規職員の通勤手当の支給に関する規則に合わせているからそのようになっているのかと思うんですが、そのような理解でよろしいでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 職員の通勤手当の支給に関する規則というのがありますけど、これに従って実施しているところです。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 正規職員の方も私は勤めた最初の月はね、1か月丸々じゃないことがあるだろうと思うんですよ。だから職員の方だけいいですよというつもりはないんですけれども、会計年度任用職員というのはそういう意味では正規職員よりも、いわゆる処遇はよくないと思っているんです。 いわゆるその通勤手当の部分は見直して、日割計算で出されるのがやっぱり実態に合っていると思うんですよ。町内でちょっと自転車で行く、二、三分で行くというところじゃないところから来られる方にとっては、大きな負担だと思うんです。これは要するに、さっき私も言いましたけど、職員の通勤手当の支給に関する規則を見直せばいいわけで、職員も含めて勤めた最初の月のいわゆる通勤手当については、日割計算で支給するというのが現状に合っているのではないかと思うんですが、そのようなお考えはないでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) この橋本議員の指摘で、私もこの事案の状況を初めて知ったところです。これは早速見直します。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 次に、防災訓練について通告をいたしました。 やはり同僚議員が同じ項目について、通告をされておりますので、余り細かくは言いませんけれども、私は今回の防災訓練、実はびっくりしたんですよね。回覧板も回ってきました。放送もありましたけれども、役員の方々については役員しておりませんので分かりませんけれども、決められた時間に机やテーブルの下に、3分と書いてあったのもあったような気がするんですが、放送では1分間身を守ってくださいという訓練でした。 今年度、新しい年になって、多分、同僚議員が町長に防災訓練のことは質問しているんですよね。町長はその発言の中で、日常生活に不自由のない人、またハンディキャップを受けている人というのは視点が違うと、防災に対してね、だと思います。コンパクトな町であり、シナリオも描けるので、1人も漏れない避難訓練を検討していくというような内容の答弁をされております。ですから、今年は防災訓練というのは結構大がかりにあるのではないかと私は期待をしていたんですけれども、実際は先ほど申し上げたように、テーブルや机の下に1分間身を守るということでした。 当日、夕方のテレビを見ておりましたら、割付地区は公民館の中でテントを張ったり、簡易ベッドとおぼしきものの組み立てなんでしょうかね、されておりましたので、役員の方々はそちらを全部の公民館でされたのかもしれませんけれども、町民の立場とすると、あれ、これ防災訓練かなというふうな思いになりました。どのような、要するに今回の防災訓練の考え方について伺いたいと思います。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) お答えします。 11月28日午前8時から綾町防災訓練を実施しました。 まず、第1部として、町民全員に参加いただくシェイクアウト訓練。シェイクアウトはぶうっと地震の振動のことですね。シェイクアウト訓練を実施しました。南海トラフ地震では、綾町でも最大震度6強が想定されており、地震発生時も自助、自ら身を守る訓練を実施したとこです。午前8時に防災無線を鳴らし、それぞれの家庭で一斉に安全確保行動を取ってもらいました。 第2部として、各公民館ごとに役員を中心に避難所の設営訓練、初期消火訓練、防災講話を実施しました。 第3部として、消防団による中継送水訓練を実施し、水利と実際の火災現場が離れている場合の各部の連携、あと送水圧力の確認訓練等を実施しました。 今回のコロナ禍の状況でありましたので、各公民館長にも事前にやるときにちょっとお話したところ、今回第1回目ということで、公民館長の判断で各公民館の役員の方に集まってもらって、そこでやってもらうと。 今後は、これをコロナ禍ということはありましたけれども、今後も引き続き毎年やっていく方向で考えております。その中で、先ほど申し上げましたように、やっぱりいろんな状況でハンディキャップを負っている方もいらっしゃると思いますし、そういう方にも対応できるような訓練というのを、今後考えていきたいなというふうに考えておりまして、引き続き実施してまいりたいというふうに考えております。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) このシェイクアウト訓練というのは、防災対策を確認するきっかけづくりの訓練ということになっておりましたので、当然その(2)に行きますけれども、これが発展しなければいけないと思うんです。町長が言われたように綾町で震度6強ですから、それが明日とも知れないわけですよね。南海トラフはもういつ起きてもおかしくないというふうに言われているわけですから、その久々にというか、初めてというか、防災訓練というのを本格的にやるであろうと思っていたら、このシェイクアウト訓練というのだけだったんですけれど、それを1年に1回ぐらいやっていたんではね。やっぱりやる前に南海トラフの地震が起きる可能性も大きいわけですから、その発展させる速度を速めていただかないといけないと思うんですよ。 ですから、その(2)の要するにこの後、どのようなふうに変化していくのか。先ほど、そのハンディキャップの話もありましたけれども、例えば公民館の役員さんだけがやったような訓練を、各地区ごとに班ごとに分けてやるという方法もあると思うんです。そもそも公民館の中でテントを張ったりするというのは、私自身も見たことがありませんので、もう少しスピードを上げてやっていただきたいと思うんですけれども、今の計画を改めて伺います。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 今回はコロナ禍ということで、あと県のほうからシェイクアウト訓練を実施、そっちの指導もありましたので、今回、一番最初ということで、非常に何と言いますかね、簡単なやり方でやったというところでございます。 私も第1部のところであったときにテーブルの下に入りましたけれども、だんだんやっぱり入るのも窮屈といいますか、そういうのを改めて感じたと。やっぱりそんなに大した、何て言いますかね、身を守る行為なんですけれども、やっぱりやっておくことによって、実際にテーブルに入るのがこんなにしんどいのかなというふうに感じたんですけれども、それこそこれが障がいを負っている方とかでしたら、やっぱりもっと大変なことになっていくのかなと思っています。 この実施したことによって、いろんな意見を伺っております。 第1部、この一斉訓練を実施したんですけれども、その中で各公民館から上がってきた中で、防災無線の音が途切れて聞きにくいとか、ちょっと余りにも簡単な訓練だったので、テーブルの下に入るということだったので、もう少し危機感のあるような内容にしてくれとか、いろいろ、今、実践と言っていますから、実際のことを想定してやってほしいとか、あと室内放送だけじゃなく屋外でもスピーカーをつけて放送してほしい、こういうのが第1部でもありました。 第2部に関しては、これは公民館の役員を中心にやっていただいたんですけど、こちらのほうは比較的いい評価をいただいておりまして、避難所設営訓練とか初期消火訓練とか、非常によかったと。今後も引き続き実施してほしいと。 実際に今回のコロナの中で、町のほうでその会員のパーティションつきテント、それとか椅子というのを購入したんですけど、全くの新品の物でいざ組み立てようと思ったとき、我々でも初めて会うとうまくいかなかったりしてね、だからそういうことも実際やってみて、もし何かあったときに過去にそういう経験をやっていれば、そういう設営とかそういうのもできますので、今回は各公民館の中でそういうものをやりましたけれども、より実践的な形に今後変わっていくのかなというふうに思っております。 また、第3部のほうでも、消防団のほうで新しく団員が入ってきて、ここ1年、2年間ぐらい消防団活動もなかったんですけれども、そういう意味では訓練できてよかったというふうな評価をいただいています。 第1部のところが余りにも簡単というか、テーブルの下に入るということでしたけれども、これに関しては、今後毎年継続的にやっていきたいというふうに考えております。それこそ、いつ災害というのは起こるか分かりませんので、その前に実施していくことが必要かと思いますので、今後も継続してやってまいりたいと思います。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 1部のほうでいろんな意見が出たということを、今、紹介していただいたので、よかったなと思っております。 テーブル、机、私の知り合いの高齢者の方々の家を随分想像してみたんですけど、テーブルも机もない家もあるよねと。だから、こういう訓練をするときにね、そういうものがないときはこういうものが代わりますという説明もやっぱり必要だと思うんですよ。80代ぐらいの方の家は、小さなこたつみたいなテーブルがありますけど、身を隠すようなテーブルというのは私ちょっと見当たらなかったんですよね。 ですから、そういうことに対して、この代わるものも提起すべきだと思いましたし、あと今回は地震でしたけど、豪雨もあるわけですから、特に綾町の特別な綾町独自の問題という、要するに公民館が避難所にならないとかね。今はもうペットを連れて避難できるというところまで、訓練が進んでいるところもあるんですよね。ですから、そういうことも考えれば、まだまだ訓練は回数を重ねていかないと、実際の対応というのは難しいんだと思っておりますので、そういうこともぜひ考慮して、やってほしいと思っております。 あと2つ残っておりまして、一つはてるは図書館のトイレについてです。 これはちょっと、執行部には言っていないか、事務局ともお話したりしたことがあるんですけれども、図書館をよく利用する中年といったらいいのか、高年といったらいいのか分からないんですけれど、よく利用する方からね、ちょっと図書館に行くのが憂鬱だと。ウォシュレットが使えないのがもう長く続いていて、憂鬱だという話が人づてに聞こえてきました。 私も図書館協議会の一メンバーとしておりますので、非常に申し訳ないなというふうに思っているところです。個人的にはあんまりよそのトイレでウォシュレット使わないので、気づかなかった。行く回数もそんなに多くないということはあるんですけれども、これまで相談があったけれども対応できなかったのか、伺いたいと思います。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 今回、てるは図書館の女子トイレということだと思いますけれども、私もこれを聞いて、ああ、実際はそんなふうだったんだということを初めて知ったようなとこです。 やっぱり利用者にとって、もっとこう使い勝手がいいといいますか、そういうふうな形にしていかないといけないと思うんですけれども、やっぱり改めて気づいたといいますか、ご指摘を受けて、そこまで我々のとこまで情報が上がってきていなかったというのは、十分反省すべきとこですので、これを機会に図書館のみならず、いろんな施設をもう一度点検して、不備のあるところはしっかり改善してまいりたいというふうに思います。 ○議長(松浦光宏君) 社会教育課長。 ◎社会教育課長(森園由美子君) このたびは、ご利用者の方にご不便をおかけしまして、申し訳なく思っております。 確認しましたところ、11月の末、22日の週だったと思うんですが、来館者の方からウォシュレットが使えないというご指摘がありまして、その際に5年ぐらい前から調子が悪いんですよという話を伺ったということでした。 昨年は、男子トイレのほうがリモコンの操作がうまくできないという話とかがありまして、その際も女子トイレのほうは確認したつもりではあったんですけれども、そういうご意見は聞いていなく、先ほど橋本議員もおっしゃいましたが、女子職員のほうは、職員用の内部のほうのトイレを使っておりまして、なかなかお客様のトイレのほうの不具合を知る機会がなかったということであったと思っております。 動作を確認しましたところ、女子トイレのほう、3基ウォシュレットが使えるものがあるんですけれども、2基のほうがノズルが出にくいときがあるということでした。早速、業者のほうに修理のほうを依頼しているところでございます。修理ができるまでの間は、ちょっと張り紙などをさせていただいて、ご不便をおかけしておりますけれども、対応をお願いしたいと、使えるトイレのほうをご利用いただきたいと思っております。 設備もというか、建築から17年を経過しておりますので、設備のほうも古くなってきておりますので、職員共々これからも心地よく図書館をご利用いただけるように努めてまいりたいと思っております。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 今回、コロナ交付金でね、学校とか公民館とか庁舎内とかのトイレは、随分トイレそのものもですし、自動手洗いに変更したりしたんですけれども、やっぱりそういうときに図書館はどうなんだろうか、ほかの施設はどうなんだろうというふうに、やっぱり気配りをしていただかないといけないと思うんですよね。 綾町の図書館は凄く利用率が高いということで、貸出冊数も県下で何番目とかといって協議会では報告いただくんですけれども、そこを利用している方々はてるはドームのほうに来るスポーツ関係の子どもさんたちもいらっしゃって、ああ、これまでウォシュレットを使えないままきたんだなというふうに私も反省をしたところでありますけれども、やはり職員の方もそういうところを点検するようなやっぱり指導もね、ぜひしていただいて、1日も早く修理していただけたらと思います。 最後に、歩道管理について通告をいたしました。 ここには錦原から割付に向かう歩道を上げておりますけれども、町内あちこちに、例えば教育委員会がある町の公民館から揚町に向かう歩道、また北麓の広い8メーター道路という、昔は何か8メーター道路という言い方をしていたんですけど、そこ辺りも歩道側にもう雑草が入り込んできて、歩道のていをなしていないところがあちこち見受けられております。 割付なんかは、特にもう芝生を張ったようになっていまして、通学路でもあります。ふわふわして子どもたちは気持ちがいいと言うのかもしれないんですけれども、歩道の管理だけではありませんけど、不行き届きになっているというふうに考えておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 歩道の管理に関しては、シルバーと連携して、陥没個所の穴埋めとか適宜草刈りを実施したりとか、快適な空間を創出するための工夫をしているものの、やっぱり町内で結構な総延長になっております。 今年の夏も雨が続いて、草の伸びが例年以上に早かったのか、ちょっと整備が追いついていないというのが実際のところで、多くの町民の方に迷惑をかけて、本当に申し訳ないなと思っています。 一応、建設課のほうが、こっちの管理しているんですけれども、町内で209路線、総延長化したら190キロ、歩道整備路線も20キロとあるんですけれども、長いからとやっぱ言い訳じゃなくして、やっぱり町民の方に不便、迷惑をかけるというのは本当に大変申し訳ないので、さらには子どもたちの通学路とか、あとシニアカーとか、そういうので移動される方もいらっしゃいます。そういう人たちのことも考えて、しっかり適宜改修工事等を実施してまいりたいと思います。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 私は、今、数か所を上げましたけれども、その延長が全部草が生えてきているわけではないと思うんですけど、主な原因というのはどういうことなんでしょうか。 例えば、私たちは道路を通るときに、よくマンホールみたいなのが埋めてあって、その道路とそこの間に差ができていて、車でこうがたんと乗り上げたりすることがあって、道路工事の人がもう少しこう何というか、平らに工事できないものだろうかとかよく思うんですけれども、今回特に割付に行くその歩道に、いわゆる芝生状態に草が入ってきているのは、例えば、町だけの管理の責任なのか、農地を持っている方々にもお願いできることなのか、その原因と解決策については、全部が全部その例えば歩道の材質ですよね。草が入り込んで、割れ目から入り込むわけですけれども、そういうことの原因とかというのをやっぱりもう少し調べないと、必ずしもそこを1回取っただけで済む問題ではないと思うんですよ。 先日、テレビを見ておりましたら、今、病気が治ることをよく治癒と言いますよね。治癒すると治る、癒合材の癒はどういうふうに言えばいいんですか。何かコンクリートがその割れ目を自分でふさいでいくというのが、今、できているんだそうでびっくりしたんですけれども、劣化してきて割れ目ができたコンクリートに、バクテリアか何かが増殖して強くなっていくというのを誰も見ていませんか。私はNHKで見たんですけど、だからもし草を取れるような方法があれば、そこにそういう手だてをすればね、もっとちゃんとした歩道になるとか、その歩道の工事の仕方に問題があったのではないかとか、私いつも思ってしまうんですけれども、そういう何かその今の草を例えば除草剤かけて枯らすわけにはいかないわけですから、ちょっとやそっとで取れるような草じゃないと思うんですよ。 だから、町長は整備が追いつかないとおっしゃったんですけど、整備のそもそもしようがある状況なのかどうかというのも調査していただかないと、草を抜いて取るというような話ではないと思うんです。建設課長、もし多少専門的な情報がありましたら、答弁をお願いします。 ○議長(松浦光宏君) 建設課長。 ◎建設課長(中原修一君) それでは、原因と解決策について回答いたします。 原因につきましても、歩道等の劣化が問題と思っております。また歩道については、歩道と縁石、縁石と車道の間に継ぎ目がありまして、そこに土がたまって種が入って草が伸びているという状況でございます。 昨年度なんですけど、西川農機から町体育館の先までは、芝生も生えていたんです。その先、ちょっと根っこから剥ぐことはできなかったので、今年の夏もちょっと伸びてしまったという状況でございます。 今、酒泉の杜の入り口から南俣保育所までの車道をきれいに舗装しております。そういったまた車道と縁石の継ぎ目の間には、クサデナーズ、いえば塗布型防草対策工法、いえば道路の白線のような素材をそういった継ぎ目に埋めていこうと思っております。これ今年度に予算つけておるんです。また、今、最近改修が終わったばかりで、まだしていないんですが、これはその歩行者数によって、対応年数が違ってくると思いますけど、8年から10年はもつそうです。こういった対策をしてしていきたいと思っております。 また、先ほど議員さんからありました内容につきましては、ちょっと研究していきたいと思っております。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(松浦光宏君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 草は緑だから目に優しくていいと言えばいいんですけれども、やっぱり本来目的のある歩道が安全に通れないというのは、先ほどシニアカーというのか、セニアカーというのか、やっぱり段差があったりして通りにくいとか、あと何か場所によっては、縁石とその畑の、歩道と畑の間か何かに芝を植えたという場所もあるらしいんです。担当職員に聞いたら。そういう工法についても、やっぱり十分検討しないと、先ほど言われた延長が全部そういう状況になったらえらいことですので、もしその割れ目の対策、劣化の対策があれば、一方ではそういうこともやりながら、もともと歩道の目的である安全に通行できるというところは保証していただけたらと思っております。 以上で、私の質問を終わります。 ○議長(松浦光宏君) 関連質問の希望はありませんか。(なし) ○議長(松浦光宏君) 橋本議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(松浦光宏君) ここで暫時休憩いたします。午後は1時半から開会いたします。(休憩午後0時12分)………………………………………………………………………………(再開午後1時30分) ○議長(松浦光宏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 松本議員の一般質問を許可いたします。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(松浦光宏君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) マスクを取って質問してもよろしいでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 許可します。 ◆議員(松本俊二君) それでは、通告書に従って質問させていただきます。執行部側には既に質問の趣旨等については事前にご報告してありますので、的確な答弁をお願いいたします。 まず、新型コロナ関連についてです。同僚議員からも今まで質問がありましたけれども、改めてお聞きしたいと思います。 まず、(1)ですけれども、約1年半にわたる綾町のコロナ対応の総括ということで、先ほど町長もこれに触れていただきましたけれども、昨年の4月の1回目の緊急事態宣言から1年半が経過しました。 全国的にも感染状況は、現在、落ち着きが見られ、宮崎県内の警戒レベルは11月3日に持続的な警戒のレベルゼロに引下げられました。 しかしながら、44日振りに綾町で2名の感染者が確認されたことから、12月3日に県の警戒レベルは警報に引上げられました。現時点では、幸いにも感染は拡大しておらず落ち着いております。 このような経過を踏まえて、綾町としてのこれまでの対応について、具体的によかった点、それから改善点について総括していただきたいというふうに思います。 先ほど、各課というふうに町長おっしゃいましたけれども、各課を求めたわけではなくて、とにかくこの1年半について、よかった点というふうに町長が感じていらっしゃるところ、それから改善をすべきところだというところを話していただき、補足があれば各課長からお願いしたいというふうに思います。 ○議長(松浦光宏君) 当局の答弁を求めます。町長。 ◎町長(籾田学君) では、ご質問にお答えしたいと思います。 午前中、橋本議員からの質問にありましたけれども、綾町ではこれまでに合計26名の感染者が出ました。この26名の方なんですけれども、感染したところというのは町外で感染して、それを持って自宅のほうにと、年末にもお二人出られて、その2人目の方というのはやっぱり同居されていた方ということで、その後の感染拡大を心配したんですけれども、保健所等の対応がスピーディーにやっていただいたこと、あと町内でも注意喚起をして、マスク、手洗い等、しっかり注意を促したことによって感染拡大しなかったと、これが何よりも一番よかったのかなというふうに思っています。 でも、今どこで本当にうつるかというのが分からないような、そういうふうな感染の報告があります。ですから実は身近なところにあるかもしれない、それは潜伏しているのかもしれないということですね、そこのところは今後も十分注意していかなければいけないことだというふうに考えております。 綾町のコロナ対応なんですけれども、それぞれの課において自分が担当する部署において、これに関して感染拡大防止、それからこれが経済的にも与える影響についてもそれぞれで対応してもらいました。 その中で、私が感じたこととしてですけれども、一番は何よりも重篤な方、重症者というものが出なかったのがよかったと思います。ただ、経済的な支援ということに関しましては、本当にもう一度検証する必要があるのではないかなというふうにも考えております。 それぞの課において行ったこと、そして、それに対して今後の対策については、担当の課長のほうから説明させたいと思いますけれども、総じて申し上げますと、何よりまず出なかったことが一番なんですけれども、ただ、これによって経済活動のほうが非常に縮小されたというか、そういうところで町民に与える影響というのは大きかったのではないかなと、ただ、今後これをどうしていくかと、今は沈静化していますけれども、この状態でいった中で元のような活動に戻すためにはどのタイミングで出すかという、そのタイミングの難しさというのはありますけれども、そこのところは、十分、県のほうとも連携しながらしっかり対応してまいりたいと考えております。 個別の総括に関しては、各課の課長のほうから説明させたいと思います。 ○議長(松浦光宏君) 松本議員、各課の課長の答弁はいりますか。 ◆議員(松本俊二君) 各課の課長のところは、町長にそういうのを全部包括して総括をしていただきたいということで、そこでもし補足するものがあれば各課長にということだったので、ちょっと町長の総括にしてはあまりに簡単すぎるのかなというふうに思いますが、それ以上なければ町長の答弁としては、もうそれで結構でございますけれども。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 私の総括としましては、何よりも町内で感染者の拡大が起きなかったということが最もよかったなというふうに考えております。あと、経済的な支援に関しては今後も引き続きやっていきたいというふうに考えております。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
    ○議長(松浦光宏君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 副町長はこのコロナ禍の中で就任をされました。一町民から副町長になられて、今そこにいらっしゃるわけですけれども、一町民としてこのコロナ対策をずっと見てこられてどのように感じられたかお話しいただければと思います。 ○議長(松浦光宏君) 副町長。 ◎副町長(中薗兼次君) ただいまの質問にお答えいたします。 10月から副町長という重責を担っておりますが、昨年コロナが発生してから国においては経済対策ということで10万円の給付金、そういった生活困窮者に対する支援はなされましたけれど、実際にその給付金が有効に使われたのかどうかはちょっと分かりませんが、国もあれだけの借金をしながら国民のために一生懸命してもらいました。 それに付随するように町のほうもいろんなコロナ対策の交付金を活用して町民のためにいろいろな策を講じて、それが100%とはなかなか検証しないことには分かりませんけれど、少なからずともこういった今までかつてない経験が対応によって、またこれからのいろんな場合というか、次のまたこういった状況が起きたときの教訓といいますか、そういうことに結びつくのではないかと思いますし、これからまたアフターコロナということで、これからが正真正銘の復興に向けた我々行政の務めではないかと思いますので、そういった面につきましては各課と協議しながら町民のためにまた自分自身頑張っていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(松浦光宏君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 今、副町長からもありましたけれども、最初の交付金については綾町としては結構迅速に給付されたのかなというところは非常によかったところではないかというふうに私は評価をしております。 ただ、一方で改善点としましては、これまでの議会の中でも答弁はいただいておりますけれども、やはり情報不足というのがあったのではないかと、これは前の議会でも言いましたけれども、必要以上の不安とか混乱を招くという、その原因はやっぱり情報不足なんです。直近の感染者お二人出られましたけれども、11名以上の濃厚接触者の陰性というのは確認されたということで、これは新聞それからニュース等で見たんですけれども、全然これについての何か発表なり発信というのはなかったというふうに私は認識をしております。ただ、これについては安堵しているということではありますけれども、このお二人の方、特に最初の方ですね、感染経路については判明したのでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) これに関しては全く分かっておりません。もう既にいろいろな人づての情報で耳に入っているかと思いますけれども、県のほうもあるいは国富町そして綾町もそうですけれども、そこでこの件についていろんな行動履歴等も調べてやったんですけれども、どこで感染したのか誰と接触したのかというところが本当に特定できなかったと、ただ、2例目の方は同居者ということで、そこでうつったのは間違いないと思いますけれども、そういうことで、そういう分からない事例が最後の25人目、26人目のところで初めて出てきましたので、ちょっと今後どういうふうな形で感染するかというのを考えていかないといけないのかなというふうにも思っております。 以上です。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(松浦光宏君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 調べたけど分からないということですので、これは致し方ないのかなというふうに思いますけれども、これまでも保健所に対していろいろないわゆる働きかけであったりとか、いわゆる最低限の情報というのを求めて町民に発信をするということの必要性というのはずっと言ってきたわけです。新聞とかニュースとかで見るのではなく、まず先に町内で感染された方に対してどういう状況だったのか、だからこういうところに注意してくださいという発信が必要だったのかなというふうに思いますし、今後もまたいつそういう感染者が出るかも分からないわけですので、とにかく情報不足というのが必要以上の不安であったり混乱を招くということなので、それについては速やかに発信をしていただきたいなというふうに思います。 最初の町長のアナウンスだけで終わっているわけなんで、あれも残念ながら発信の仕方は非常に長くて、もう少しポイントを絞って、それこそ危機感が感じられる、とにかくここを注意してくださいということをやっぱり言わないと、最初の段階で町長が発信をされたものとほとんど変わっていないんですよね、防災無線の内容がですね。それだと、またあの話ねということになってしまうので、ましてや電話番号を言われてもなかなか電話番号何回も言うけどという話もありました。そういうような町民の声もあるので、もう少しその辺をやはりその都度、状況に応じて発信内容を変えていただくとかというような形にしていただく、そういう工夫をした上で町民の方に協力をいただくということを、ぜひ工夫していただきたいなというふうに思います。 次に、(2)番目です。9月議会以降、本当に困っている人を把握するために実施した主体的な行動と成果についてお聞きしたいということですけれども、これまで町長は最初から本当に困っている人を支援すると言ってきましたけれども、一方で町民はそんなに困っていないとか、これは議会との打合せのときに要望書を持っていったときにそういう発言をされたり、町民から支援の申出もそんなにないというような発言もされてこられました。 9月議会ではもっと役場が主体的に町民の状況を把握したり、想像力を働かせた上で様々な支援策を講じるように要望をいたしましたけれども、その以降どのような情報収集を行い、どのような結果が得られ、それに対してどのような支援策を講じたのかを教えていただきたいと思います。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 防災無線等で感染者の事例が出たときには、その都度、改めて注意喚起ということで流しているんですけれども、やっぱり最初の頃に段々慣れっこになってきているというか、そういうことで緊張感というのがなくなりつつあるのかもしれません、ちょっとそういう意味で発信の仕方等も考えてまいりたいと思います。 これに当たっては、中央保健所、そして県のほうからしっかり情報等を入手して、得られた情報の中から改めて注意喚起を行うということで進めてまいりたいと思います。 9月議会以降に本当に困っている人をどのように把握したかということなんですけれども、これに関してそれぞれ対応を取ってきております。例えば総合政策課のほうですけれども、第5波も9月末で一応落ち着きを見せたんですけれども、その時期に6月議会で承認いただきました失業者に対する給付や事業所に対する給付の受付継続をしておりました。 これに対して商工会とも常々必要な施策について協議させていただいているところですけれども、11月議会でお願いしました町民への商品券の発行と至ったところで、これで改めて1人4,000円ずつの商品券というのを配付したようなところです。12月1日までで3,247通を持ち込み、郵便局で順次配付していただいているところです。 続きまして、福祉関係なんですけれども、医療機関、介護施設、障害施設、民生委員会、高齢者クラブ等と常に情報交換を図りながら生活困窮者の把握に努めているところですけれども、これに関しては随時情報交換を行っているところでございます。 また、農林水産業関係なんですけれども、JAや生産者部会、認定農業者協議会等にコロナによる価格下落や出荷停止等の影響について聞き取りをさせております。その結果、今年度の肉用牛の小売競り値がまだ十分に回復していないという情報等もいただいておりますし、これに対して宮崎中央市場への購買者の運送費の助成等も行っているところでございます。 あと学校関係なんですけれども、経済的な理由で就学が困難と認められる児童生徒の保護者に対して就学援助金の交付を実施しておりますが、新型コロナの影響により生活状態が急変された世帯に対しても学校現場と情報共有しながら、随時、申請受付を行っているところです。 新入学児童の保護者に対しても11月17日に実施した就学時健診において入学予定の全保護者にこの制度の説明を実施しております。 ほかにも、綾町育英会といたしまして、高校生、大学生等に対し、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により家計の状況が急激に悪化された方を対象にした育英会奨学資金の追加募集と既に返済を開始されている方に対しては返済計画の変更相談受付を実施しております。 これまでに奨学資金の貸付け希望者はありませんでしたけれども、返済計画の変更について数名の方から相談がありまして、お一人の方が返済額の減額をされております。 また、奨学資金の貸付額につきましても各世帯の経済状況により必要な金額を選択できるよう改正し、新たにスポーツや芸術文化等で国際大会等に参加する学生に対しても旅費の一部を支度金として給付したと、そういう事例もございます。このことは、臨時理事会を12月6日に開きましたけれども、臨時理事会の中で理事の皆さんから承認をいただいたところです。 最後になりますけれども、町内の壮年会、女性連、水を守る会などの民主団体に尋ねたところ、新型コロナ感染に関して困っていることに対する回答はございませんでした。 9月以降ですけれども本当に困っている方の情報収集に関しては以上のとおりでございます。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(松浦光宏君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 今、様々な施策について説明をいただきましたけれども、とにかくもう少し突っ込んだいろんな調査、前から言っているようにコンパクトな町というのを町長もおっしゃっているわけですので、コンパクトな町だからこそできることというのはあるかと思います。 国や県から言ってきたことをやるというだけであれば別に綾町らしさというのもないわけであって、綾町に住んでいてよかったなとかということもなくなってくるわけなので、今の中にももちろんありますけれども、もっといろんな団体に聞くといっても、そこの人たちに相談をするというのも、もしかしたら綾町民の性格からできない人もいるかもしれないわけなので、そういうところも踏まえて、もう少し個別に突っ込んだ形で本当に困っている人はいるんじゃないかという前提で動いていただきたいと、また今後、次の質問にも関わってきますけれども、第6波というのももちろん可能性があるわけですから、いろんな形でそういうものに取り組んでいただきたいと思います。 あと農林のところは肉用牛の価格とか、そういう価格下落についてはいろんなサポートをしているわけなんですけれども、直近、実際に農業をやっていくに当たって原油高によるエネルギーコストがどんどん上がってきております。今回の補正予算にはそれは組み込まれておりませんけれども、そういうものについては綾町独自で、やっぱり基幹産業なわけですので、農業に対してでもですね、それからもちろん商工業についてもそうですし、それから工芸をやっている方、いろんな方々がこの原油高によるエネルギーコストに対して非常に困っていると、国は元売には支援策という形でやりましたけれども、またそれがどういうふうに返ってくるかというのは非常に効果が見えにくいというのもあるので、そういうところも少し考えていただきたいというふうに考えているんですけれども、その辺についてお考えはあるのでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 本当に困っている内容が一人一人違うと思います。その原因というのもしっかり分析していかないといけないと思いますし、今ご指摘があったように一般消費財とかそういうものに関するコストが上がる、値段が上ってくるということによってしわ寄せとかもあるかと思いますので、できるだけ細かくそういうところの情報を聞いて、まだまだ埋もれて支援が足りないところがないかどうかというのを改めて調査して、必要なところに対して支援をしていきたいと思います。 ○議長(松浦光宏君) 農林振興課長。 ◎農林振興課長(兒玉良次君) 農林水産業関係につきましては、原油高騰ということが今ございましたので、一番影響を受けているのはやっぱり施設園芸のキュウリ農家の方でいらっしゃいます。10年ほど前にもやはり今よりもさらに高い状況がありましたので、国のほうで燃油高騰対策という事業を立てて、まだ今も続いております。 キュウリ農家のもう約7割近くがそれに加入されて積立てをして、ある額を超えたら発動すると、国が半分積立て、自己積立て半分ということで発動する形になっております。これは、国の基準で発動しますので、その時期の期ごとの高騰の状況によって発動が出てくるということで対応がくる予定になっております。 以上です。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(松浦光宏君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 綾の場合はキュウリ農家だけではないので、いろんなところにそういうエネルギーコストについては影響が及んでいるということなので、それについてはもう少しきめ細やかに見ていただいて、支援が必要なところにはきちんと話を聞いてどういう支援ができるのかというのを考えていただきたいというふうに思います。 それから、在宅介護をしていらっしゃる方から相談があったんですけれども、在宅介護をしようというふうに思ったときに、このコロナの中でなかなか状況が分からないというようなことをおっしゃった人がいました。役場に問合わせてもたらい回しにされるというような状況で、そういうところもこういうコロナ禍の中で本当に困っている、ただ在宅介護をやっぱりせざるを得ないというような状況の人もいらっしゃるわけなので、そういうところはもう少し役場内の仕組みづくり、機構改革を4月にやられましたけれども、もう少しその辺のソフト面での充実を図る、それから職員のいわゆる幅広い知識、それから連携というのをしっかり強化していただきたいというふうに思っているんですけれども、4月に行われた機構改革がこのコロナ禍の中でどのように機能したのかというのは、町長はどういうふうにお考えでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 本年4月に、もう一度、組織を見直してということでやりました。確かに目的として、やっぱりこの困っている状況を何とかして克服していくということで、もちろんこれは役場の組織もそうですけれども、社会福祉協議会、そして民生委員の方々、そちらからの情報というのは結構本当に実際の生活をやられているところで我々がなかなか知り得ないような情報もありますので、あとは公民館等ありますし、そういうところとのしっかりとした連携が必要ではないかなと、こういうところで困っている人がいるんですよというのをやっぱりそこで情報収集して、それに対して行政のほうで速やかに対応していくということでやっていきたいと思いますし、しっかりそこの連携を組んで進めてまいりたいと思います。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(松浦光宏君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) それから、先ほど総合政策課のところで、つい先日、町民への商品券4,000円が皆に配られたということなんですけれど、これにつきまして通常の郵便で送られていらっしゃいますよね、これって大丈夫なんでしょうか、ポストに入れてあるので、それこそ抜かれたときにはいわゆる盗難に遭うという形で、届いていないとかというような方から問合わせ等はないのか、また金券をそういう形で普通郵便で送るのがいいのかどうか、今、10万円の給付についていろいろ偽造であったりとかいろんなことを言われて、時間がかかる、事務費がかかるというふうに言われていますけれども、その辺についてどういうふうにお考えになっているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 今回、4,000円分の商品券を町民の皆さんにお送りしたんですけれども、確かに有価証券というのを普通郵便で送って、それをほかの人が取ったら分からなくなると、そういう問合せはございました。 前回やったときも同じようなやり方で、誠に綾町の方はそういうことに対してはしっかりとした道徳理念を持っていらっしゃるということで、今回もそうしたんですけれども、まだ今後もこれからさらにまた給付する機会があります、ちょっとやり方自体ももう一度やっぱりしっかり見直す必要があるのかなと、性善説ばっかりに期待してもしかして本人のところに届かないということもあるかもしれませんので、今回のことはしっかり反省して、確実に必要な人に届く方法というのをしっかり考えていきたいと思います。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(松浦光宏君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) その辺はしっかりやっていただきたいと思います。この商品券の給付というのを知らない町民というのもいらっしゃる可能性があるわけなんですね、そうすると知らない方は取られても分からないというようなことになりますので、今、町長がおっしゃったように、確かに綾の人にそういう方はいないのかもしれません、どこに行っても玄関の戸が開いているという非常にリスクの高い状況が放置されているというは私としては非常に驚きを隠せないんですけれども、ただそれだけやっぱりみんな信頼関係があるのかなというふうに思っていますけれども、やはり注意をしないとそういうことがあったときに今度は逆にみんなが疑心暗鬼になってしまうというようなことになってはいけないかと思いますので、そこはしっかりお願いをしたいと思います。 それから、次、(3)番目ですね、第6波への対応策についてお聞きします。 政府は11月12日に第6波対策の全体像を決定しております。政府の方針に加えて綾町として一番最初の冒頭の総括を踏まえた上で感染予防及び拡大防止、備品等の手配、情報発信体制の整備、感染者及び世帯への支援など現時点で具体的な対応策と進捗状況について答弁をお願いします。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) お答えします。 これまでに第5波まであったわけなんですけれども、その都度の対応で町としましても経験上ノウハウというのが少しずつ積み上がってきました。こういうものをしっかり生かして、今後、第6波に備えて新たな取組として考えていかないといけないのかなというふうに思っております。 11月の臨時議会で介護者が感染した場合に自宅療養者となった場合の支援事業を可決していただきましたけれども、この自宅療養者の支援に関して民間介護事業所、地域包括支援センター、健康センター、ケアマネジャー等と連携強化が重要になるため、今後も打合せを進めて対応していくということにしております。 このほかにも、ご質問ありましたけれども、備品等必要な物等に関してもこれまでの5波等の中でナフコとかコメリとか、そういうところとしっかりと協力体制も構築できましたし、災害時があったときのボランティアということに対しても社協のほうとかもしっかり対応を考えております。 今後、まだまだ続くことも考えられますので、そういうことを今までの経験のノウハウをしっかり活用して、これからの対応をしてまいりたいと思います。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(松浦光宏君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 本当にノウハウは着実に蓄積されてきているというふうに思いますので、ぜひ起こってからではなくて起こる前にこれまでのノウハウを生かして準備をしていただきたいなというふうに思います。 例えば、公民館に置かれているいわゆる検温器についても結構故障が多いというふうに聞いております。今一度、点検をするなり、またチェックをしていただいて、利用したときに使えなかったりというケースもあるので、今一度チェックをするなり、もしくは簡易的なものを利用するときには貸し出せるように、いわゆる温度計が付いていて、それから消毒ができるやつというのは役場の中にはたくさん置いてありますけれども、そういうものを貸し出すとかというのも1つのやり方かというふうに思いますので、そうするといちいち測らなくても自分で確認ができるということもありますので、1、2台あれば各公民館で使い回しができるのではないかなというふうに思いますので、その辺も検討していただきたいというふうに思いますけれどもいかがでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) せっかく交付金等を使って購入したこういう備品を有効に活用できるように、決して倉庫の中に積んでいても全く意味がありませんので、今一度、各公民館等に支給した、あるいは町の施設等に支給したものに関して確認して、故障といいますか、ちゃんと作動しないものに関してはそれに対して交換すると、そういう対応等は進めてまいりたいと思います。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(松浦光宏君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 次に、(4)ですけれども、3回目のワクチン接種への対応についてお聞きします。 同僚議員からも前に質問がありましたけれども、改めて3回目のワクチン追加接種については、医療従事者は12月、もう既に始まっている、高齢者は来年1月の開始、また対象者を18歳以上とすることで検討しているという報道がありますし、もう既に実施はされているというふうに認識をしております。 現時点で収集した情報を踏まえた上で綾町における対象者、それから接種手続、接種スケジュールなどに係る現時点での考え方及び計画を示していただければというふうに思います。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) お答えします。 若干これまでの質問者に対しての回答とも重なるかもしれませんけれども、新型コロナワクチンの接種済者において感染予防効果が経時的に低下すること、高齢者においては重症化予防効果についても低下する可能性を示唆する報告があることなどから、感染拡大防止及び重症化予防の観点から、2回接種完了者全てに対して3回目の追加接種の機会を提供したいというふうに考えております。 ただし、18歳以上の方に対する3回目の接種としては、ファイザー社のワクチンが薬事承認されたことを踏まえ、まずは18歳以上の方を予防接種法上の特例臨時接種となります。 接種間隔については、2回目接種完了から原則8か月以上というふうになっております。綾町の場合では、12月に8か月を経過した医療従事者36名に対して、11月29日に接種券付予診票を送付いたしました。1月に8か月を経過する医療従事者91名に対しては12月20日、接種券付予診票を送付させていただく予定にしております。5月に本町集団接種会場等で2回接種完了した方に対して、接種会場、医療従事者等を準備して実施するのは2月からとなります。 以上のようなスケジュールで3回目の追加接種のほうを進めていく計画にしております。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(松浦光宏君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 3回目のことについての接種手続等については特に今までと変更はありませんでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長(佐藤光久君) お答えいたします。 午前中にも述べたように、今現在、2月から始まる接種の方々への意向調査をしております。2月、3月、その意向調査が返ってきた時点で、今回、今年の5月に打った方は4月に予約を取ったんですけれど、非常に電話回線が5回線あったわけなんですけれど、それを上回る予約希望が殺到しまして、つながらないような状態が続いて非常に迷惑をかけました。そのため、今回はその希望調査によってのワクチンの配分と日程等をこちらのほうで、前回、平日に申込まれた方、土曜日に申込まれた方、日曜日に申込まれた方というようなところで、あらかじめ日程のほうをこちらのほうでお示しした形の通知をそれぞれの方にお送りさせていただいて、その通知の日、時間でご都合が悪い方に関しては、また時間帯、日程等の調整をするような形で、2月、3月は乗り切りたいなというふうに考えているところです。これはあくまで予定なんですけれど、今はそのような方向性で考えております。 以上、終わります。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(松浦光宏君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) また大変な日が続くと思いますので、どうぞ体調に気をつけて、職員の方、皆さん頑張っていただきたいと思います。 先ほど橋本議員からもありましたけれども、このワクチンの混合接種についてはいろんな情報があります。ただ、やはりもう町が出すものは統一して厚生労働省のやつを徹底して、もうそれをきちっと周知するということをしないと、いろんな憶測であったりということが飛び交うと、またそれがうわさになっていろんなことになって危ないとかという形になる可能性もあるので、そこは統一した上でしっかりと発信していただきたいというふうに思います。 次に、(5)番目ですね、現在の感染状況を踏まえた上で町内の各種行事やイベント関係における綾町としてのガイドラインについてお聞きしたいと思います。 大規模なイベントについては、行動制限緩和案については11月12日に政府から提示されております。感染状況を踏まえて既に様々な各自治体においては感染防止策を徹底した上で行事やイベント等が実施されています。先日は青島太平洋マラソンが開催されました。しかしながら、綾町では工芸まつりの開催以外はほとんど積極的な取組が見られていないというのが現状だというふうに感じています。 これは、町のとしての適切かつ明確なガイドラインが示されないことが一因であるのではないかというふうに危惧しております。早急にガイドラインを明示すべきだと考えますがいかがでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 町としてのガイドラインということですけれども、このガイドラインに関しては宮崎県が示すガイドラインを遵守してやっておりまして、市町村会、そして知事を含めたWeb会議等でも県内各自治体ありますけれども、一応、県の方針に従ってやっているところです。ただ、もちろんその中で個別の事情があるところに関しては自分の自治体で検討されているんですけれども、原則、宮崎県が示すガイドラインということで進めております。 令和3年11月12日に、政府対策本部で次の感染拡大に向けた安心確保のための取組の全体像が決定されました。新型コロナウイルス感染症をめぐる状況変化の中で感染リスクを引下げながら社会経済活動の継続を可能とする新たな日常の実現を図ることが必要とされました。 これを受けて、宮崎県が対応方針の見直しを行い、基本的な考え方として、今後、第6波に向けて医療提供体制のさらなる強化を図りながら、ワクチン接種を一層進捗させ、医療逼迫が生じない水準に感染を抑え、日常生活と社会経済活動の維持を図っていくというふうになりました。 県の対応方針上の行動要請も緩和されますが、感染拡大期において病床の逼迫等が懸念される場合は必要な行動制限を行うということになっております。 綾町としましても、これまで宮崎県の要請に応じて県内市町村と連携した対応を実施してきておりますし、原則、県が示すガイドラインに従って、これに準じてやっていきたいと考えております。 ただ、従来と異なってくるのは、要するに医療体制がどのぐらいタイトになってくるか、その中に重症者の数、あるいは死者の数ということがこれからの判断材料の大きなものになってくるかと思います。そういうことも含めて、第6波以降のことに対してしっかり対応してまいりたいと思います。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(松浦光宏君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 医療体制等については綾町がどうこうできる話ではないので、私が言っているのは町内のイベントであったりとか、それから極端に言えば飲み方なんかも宮崎モデルというのがありますけれども、大人数って何人なのとか、認証店を使ってくださいというのもありますけれども、その辺について綾町として独自の要は大人数というのは大体これぐらいですよと、こういうケースだったらいいですよというのを逆に示してあげたほうがやるやらないの判断がやっぱりできるのではないのかなというふうに思います。それは公民館の活動もそうでしょうし、それから消防団の活動もそうでしょうし、いろんな年末年始に向けては、忘年会、新年会の時期になりますので、そういうところをはっきりと、ある程度、綾独自のガイドラインというのを作って、もちろんベースは県の宮崎モデルというのがあるわけですけれども、でもここぐらいまではいいんじゃないのというような方針を示して、ただ、しっかりと感染防止対策はやってくださいねということをやはりきちっと示すというのが大事かなというふうに、県のやつはみんな知っているわけで、でもどこまでそれって言えるのっていうのはみんなが疑問に思っているんですね、だから、そこは宮崎市とかそういうところは別にもう宮崎市にお任せするんですけれど、綾でもやっぱりそういうのをなりわいにしていらっしゃる方、飲食店も含めてあるわけなので、少なくとも綾町で生活をしている人間としては、そういうところにお金を落とすという意味もあれば行って飲み会をするとかということになるかと思いますので、その辺の綾独自のガイドラインというのも発信したほうがいいのではないかなというふうに思って質問しているんですけれども、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) アドバイスありがとうございます。確かにこの12月になって本来であれば各飲食店とかでも忘年会とかで本当はにぎわうところなんですけれども、年末に町内から2人というのが出ましたから、一旦はそういう意味で自粛ということで、まずは役場の中の職員に関してはちょっとしばらく様子を見ようと、今、それ以降出ておりませんし、ほかの市町村でも全く出ておりませんので、状況としてはかつてと違って危険度のリスクのランクとしては一番軽い状態にあります。そういう意味でむしろ十分注意してやっていただいても結構ですというふうにいろいろ問合せがあった場合には伝えているんですけれども、公民館長会とかでやってもいいだろうかどうだろうかという話がありましたけれども、年末に2件出たときにはちょっと自粛をお願いしますということでお願いしました。その以降、もう10日以上経ちましたしということで、昨日も改めて役場職員も話したんですけれども、一応、今、危険度に関しては落ち着いてきておりますので、忘年会のほうは十分注意した上で進めてもらっても構わないということを出しております。 ただ、はっきりとした、何人以上とかいうことをあまりしますと、それぞれの判断でちょっと困るところがあるかと思いますので、大人数にならない程度ということで、これは県のほうからもそういう形で指示が来ておりますので、それに従って、十分対策を講じて進めていただければというふうに考えております。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(松浦光宏君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) その大人数というのがなかなか分からないから、ある程度、じゃあ10人だったらどうだと、20人だったらどうだと、30人になるとさすがに大人数だなあというふうには思うわけで。その辺のところは、もちろん各自自己責任にはなるんですけれども、一応、これぐらいのところまではということで言ってあげないと、やっぱり今の状況だと、この前お二人出てしまって、そこからぱたっといろんなものが全て止まっているという状況ですので。今、町長からそういうことを聞いて、じゃあ、できるんだなというふうに私は思ったんですけれども、町民の方は知らないわけで。 その辺については改めて発信をして、気をつけてやってくださいということを言わないと、もう今止まったままで、役場の職員であったり、議員しかその状況が分からないということであっては、みんなやっぱり尻込みをしてしまうと思いますので。そこはちょっと発信の内容も工夫しながら、ぜひ町民に向けて発信をしていただきたいなというふうに思います。 それから、6番目に行きます。 これも前の議会でも話をしましたけれども、綾町におけるタブレットを使用したオンライン授業の試験的実施の状況及びその気づきや課題。また、ガイドラインの策定状況及び内容のポイントについて、お聞きしたいと思います。 9月議会では、県のガイドライン策定を待たず、綾町独自のガイドライン策定に加えて、試験的な実施をするべきだという提案をさせていただきました。 また、県の教育長も、県議会において同様の考え方を示した上で、様々な情報を県に上げてほしいという発言もありました。 そういうふうな状況を踏まえて、綾小、綾中学校での試験的な実施の状況、それから、実施したことによる気づき、Wi─Fiルーターや通信料の費用負担などを含む見つかった諸課題とその解決策、そしてガイドラインの策定状況について、ご説明をお願いします。 ○議長(松浦光宏君) 教育長。 ◎教育長(日髙和典君) 今の松本議員のご質問についてお答えいたします。 家庭と学校をつなぐオンライン授業につきましては、小学校6年生におきまして12月中に先行実施が始まり、他の学年においてもただいま準備を進めているところでございます。 また、小学校では、木城小学校とのオンラインでの交流、中学校におきましては、四国の水族館とオンラインでつないでアバターロボットを操作する体験が実施されております。 また、一昨年からやっております綾の森の調査等も、実際タブレットを使って操作しての調査研究も行っているところでございます。 気づきといたしましては、ICTの活用が一層進むことにより、個別に最適化された学習や遠隔での授業等、これまで以上に多様な学びが効率的に行われることが期待されております。 また、課題といたしましては、タブレット端末の故障や破損、紛失が挙げられます。 そのほか、ソフトの操作、資料等の作成など、通常の授業とは別の準備が新たに必要になることから、家庭における児童生徒の置かれた環境や操作技能など、課題も挙げられております。 他の自治体の小学校におきましては、小学校低学年において、画面を通して行われている授業に集中ができないことや、端末操作がうまく対応できないなどの課題もあったとお聞きしております。 このような課題を踏まえまして、まず、端末の基本操作に慣れること、次に、集中力を保つために画像や映像等の視聴時間に配慮すること、さらに、学年に応じて、個人思考と同時双方向による学習の割合を変えていくことなど、発達の段階に応じて系統的に学習内容や方法を工夫していくことが必要ではないかと考えております。 今後、先進的な取組をしている小中学校等を参考にするなどして、オンライン授業の必要性について認識を深め、その実施方法等の研究を深め、取組の充実をしっかりと進めてまいりたいと考えております。 家庭への持ち帰りにつきましては、様々な課題が予想されますことから、綾町独自にガイドラインを策定しております。 ガイドラインの策定につきましては、夏季休業中に策定をいたしまして、校長会で説明をしたところであります。小中学校では、端末の持ち帰りに関する準備や想定される問題点とその対策など、共通理解が進んでおります。 ガイドラインのポイントといたしましては、安全な持ち帰り方、ID・パスワードの管理方法、ルール等の確認、端末を活用した家庭学習の内容、故障や破損、紛失等の際の確認などが挙げられます。家庭にICT環境のない児童生徒に対しましては、モバイルルーターの貸出し等も整備しておるところでございます。 今後、新型コロナウイルスの影響による長期休業となった際などに対しましても、家庭でもICTを活用した学習ができますように、端末の持ち帰りに係る積極的な運用と、児童生徒に情報モラルを身につけさせ、安心・安全な学びの充実を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(松浦光宏君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 今、教育長からご説明いただいたのは、これは実際に綾小学校でオンライン授業をやったことによるものなんでしょうか。それとも、ほかの学校の事例を聞いての話なんでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 教育長。 ◎教育長(日髙和典君) 綾小学校では、実際いろんな活動をやっておりますが、そこの中で出てきたいろんな課題ではありません。 具体的には、うちの指導主事がいろんな自治体、あるいはいろんな先進地の視察や情報収集をしておりまして、その中から出てきたものをここに挙げて、それの中から綾町に必要な対策としてガイドラインをつくったところでございます。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(松浦光宏君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 他自治体というか、ほかの学校と綾小学校の生徒のICTリテラシーの差というのはやっぱりあるかと思いますので。まずは、やっぱり、事例ももちろん収集するのは大事なんですけれども、ぜひ一日も早く実際にやってみて、そして本当に綾小学校ではどんなことが問題になっているのかと、問題になるのかというのを一日も早くやっていただきたいなというふうに思います。 その中からいろんなものが出てきて、それに対して対応策を取るということで、同時並行でやっていかないと、全てが準備できてからやるということになると、結局遅れを取ることになるかと思います。そういうことをぜひ、この12月ももうあと僅かですけれども、とにかく早くそれはやっていただきたいというふうにお願いをいたします。 それから、モバイルルーターの通信料の費用負担というのは、前に個人負担になるということでしたけれども。その辺についても、もしそれがなければ授業が受けられないということもありますので、一時的なもので貸し出すということであれば、ほかのものに使わないというような条件をつければそれも可能かというふうに思いますので、それをぜひ検討していただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 教育総務課長。 ◎教育総務課長(小村久美子君) モバイルルーターの貸出しについてですけれども、モバイルルーターについては、原則として1年間無料で貸出しはするんですけれども、今のところは通信費用についてはご家庭の負担でお願いしますということで、この今回の作成したガイドラインのほうには明記をしているところですけれども。通信費用のことも含めまして、また今後検討させていただきたいと思っております。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(松浦光宏君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 貸出しは無料ですけれども、通信費用がかかるわけですので。それはやはりどれぐらいかかるのかというのを実際に、もちろん自己負担にするというのも一つのやり方ですけれども、そういうところも含めてやることによって、タブレットの使用の仕方というのを子どもたちが学んでいくということもあるので、その辺についてはそんなにたくさんの通信費がかかるというふうに思っておりません。モバイルルーターを持っていない子が何人いるか分かりませんけれども、その人数と合わせて、大体どれぐらいということであれば、予算措置をしていただければというふうに思いますけれども。 町長のほうはいかがですか。その辺のところの、子どもたちのそういうICTのリテラシーを高めるというところの予算措置というのは。先ほども松浦議員からありましたけれども、ふるさと納税で使えるものはあるんではないかなというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) やっぱり子どもたちの教育、これからもちろんこういうICTを活用したということで、ある意味、我々年配のものよりも子どもたちのほうがのみ込みが早いと思いますので、前向きに検討してまいりたいと思います。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(松浦光宏君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) では、次に移ります。 2番目、綾町の財政運営についてです。 今年度、令和3年度の財政運営についてお聞きしたいと思います。 令和3年度予算というのは、一度否決されたものであります。その後、議会と協議した結果、同じ内容で可決するということに至ったわけです。可決に当たっては、今後の補正予算で適切に対応してくださいということをお願いをしたわけであって、そういう経緯と本質を踏まえた上で、8か月間のこの財政運営状況、それから現状分析、それから現時点における決算着地の見通し、来年度に向けての補正予算の計画、もちろん補正予算は出ておりますけれども、不用額等が出てきた場合のいろんな扱い方含めて、まだ時間はあると思いますので、そういうところをお聞きしたいと思います。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 質問にお答えします。 今年度、令和3年度の財政運営に関してですけれども、まず、8か月間の運営状況、そして現状分析に関してなんですけれども、当初予算に計上したそれぞれの事業予算は、どれも町民生活にとって大切な予算であり、予算という形で示した以上、事業の完了または特別な事情がない限り、一方的に削減して、新たな事業を構築するとそういうことはありません。 また、行政予算は、歳入額の見込みに応じた歳出予算の計上でございますので、追加の財源が見つからない限り、財政調整基金を取り崩して予算計上を行うということになります。 なお、今回計上いたしております11号の補正予算までの中で、本当に必要なものについては、新型コロナウイルス対応地方創生臨時交付金や一般財源を充てて事業化をいたしております。 8か月間の歳入についてですけれども、新型コロナウイルスの蔓延により、施設の休業を行った期間があり、歳入面では施設使用料が減となっております。 一方、ふるさと納税寄附金については、巣ごもり需要の影響により、前年度同月の実績を上回っている状況でございます。 歳出面では、コロナの影響によりイベントなど実施できなかったものがあり、11号補正において減額をいたしております。 また、現在の一般会計予算の執行率ですけれども60.18%。この数字は、広沢の畜産クラスター事業費、これ大きいんですけど7億4,000万円相当ございますけれども、こちらのほうが含まれておりますので、これを差し引きますと予算執行率は68.7%という状況になっております。 続きまして、現時点での決算着地、落ち着き見込みですかね、見通しです。 これに関してなんですけれども、定例議会や臨時議会において、歳入歳出に加え、起債や基金、債務負担行為などの計上をいたしておりますので、一般会計であれば、今回の11号補正が、これまでの状況を勘案した中での見通しを反映した決算に近い数字となっております。 なお、基金につきましては、令和2年度末に対して、財政調整基金・減債基金・特定目的基金の合計で約1億円強の積立てができるのではないかというふうに見込んでおります。 年度末に向けての補正予算計画に関してなんですけれども、あと年度末まで3か月余りとなりました。補正予算に計上しておりますとおり、事業の執行残と早急に対応しなければならない事業予算の計上となります。 今回の一般会計補正予算において、小学校トイレの洋式化とトイレブースの改修、公用車の購入、ふるさと納税予算の計上をいたしております。 また、18歳未満の給付金10万円については、国の方針が決まりましたら、残り5万円を臨時議会等において提案させていただくことを考えております。 以上でございます。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(松浦光宏君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 令和3年度の運営については、今お聞きしましたけれども。当初、もちろん町民生活に必要なものだというのは分かりますけれども、当初の方針と、それから実際の令和3年度の予算案が大きくかけ離れていたこともあり、全く容認できないということで否決されたということをお忘れにならないようにしていただきたいと思います。 もうあと残り僅か、3か月余りになっているわけですので、この次の2番目の新年度の財政運営、いわゆる予算について、そちらのほうに話を移していきたいというふうに思います。 議会等は23日、協議があります。各委員会ごとに分かれてやるわけですけれども。 既に、予算の方針と重点事項というのはもう既に見えているはずです。当日については少し詳細に説明していただければいいと思いますけれども、現時点で非常に大きな意味でのそういう方針、予算方針と重点事項について、お聞かせいただきたいというふうに思います。それが基本的な考え方①というところです。 それから、具体的な取組として、同僚議員からも先ほどからもずっと出ておりますけれども、人口減少、産業振興、公共施設整備等についての説明、取組について説明を頂きたいというふうに思います。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 新年度の財政運営についてというご質問でしたけれども。詳細は委員会の中で説明させていただきたいと思いますけれども、大きく新年度予算の基本的な考え方なんですけれども、第8次の綾町総合長期計画というものを掲げております。 将来の都市像として、「自然と共に生き人と共に生きるまち綾」~あらゆる生命がかがやくまちみんなで創る日本のふるさと綾~の実現に向けたまちづくりの6つの目標を掲げておりますし、これを着実に推進してまいりたいと。 その重点項目としては、今申し上げましたとおり、第8次の総合長期計画の基本計画、これをしっかり捉えてやっていきたいと。この中には人口減少対策、交通弱者対策、自治体DX、デジタルトランスフォーメーションと重要なものがございます。 2つ目に関しましては、町民の生命・財産を守る取組と。 これは新型コロナウイルス感染防止対策というものが中心になってきます。 3つ目として、地域経済の好循環に資する取組いうことで、これもコロナの関係で停滞していた綾町の経済を、ウイズコロナ、ポストコロナの社会を見据え、そういう活動をより活発にさせていこうということで考えております。 4つ目なんですけれども、事業の見直し、選択と集中と。 コロナ感染症の影響により、中止・延期した事業も含めて、必要・緊急性・効率性等を精査した上で効率的に実施していくと。 5つ目として、重点施策なんですけれども、来年は町制90周年、ユネスコエコパーク登録10周年に当たります。その中で、VISIT AYA YEAR 2022と綾町産業観光の年2022というスローガンの下に、まずは一つ、民間主導でやる事業に対して支援していこうと。さらに、行政も実施する事業に関してもしっかり取り組んでいこうというふうに考えております。 地域経済、綾町の経済活性化と綾の魅力度アップを一層図るために、自治公民館組織とか、民間団体を対象とした、提案公募型プロポーザル方式の補助事業を今検討しております。その対象事業として、例えばですけれども、自治公民館活動等の促進を図るために、公民館から提案してくる事業に対して支援していくと。あと、ユネスコエコパークの町として、環境保全美化活動の促進、こういうものに関する事業に関しても支援していくと。 それから、これまでに町内でやってきた既存事業に関しても、これを活性化させていきたいと。新しい発想によるシナジー効果、相乗効果を図った既存事業とのコラボレーション、協働作業ですね、こういうものを推進していこう。 また、町有施設を活用した独自イベントと。例えば、集客力が落ち込んでいる既存施設があります。これを再活性化させるために、民主導で独自のイベント等を開催する、こういうものに対しても促進していこうと。 また、行政のほうとしては、VISIT AYA YEAR 2022を広く情報発信し、広告広報活動の強化に図ってまいりたいと思います。 このほかに、これまでにも実施してきておりますけれども、魅力あるまちづくりということで、高齢者が住みやすいまちづくり、これに関しては町がこれまでもやってきていますけれども、積極的に取り組んでいきたいと思います。100円バス事業に関しては、対象年齢の拡充を検討しております。 また、次世代を担う子どもたちへのきめ細やかな教育と食育の推進と。子どもたちの教育において、全ての子どもたちの可能性を引き出す個別、最適な学びと、地産地消による食育の推進と。これに関しても力を入れていきたいと。 あと、生活系廃棄物収集体制の改善、検討と。これ午前中も議論していただきましたけれども、高齢化社会におけるごみ出し作業の負担軽減を図るために、戸別収集移行の検討を行い、収集体制の整備を図ると。 あと、スポーツ及び文化・芸術の振興による魅力向上に関してなんですけれども。スポーツランド綾ということで、これまで取り組んできていましたけれども。文化・芸術の振興に関しても、綾の魅力向上につながるというふうに考え、こういう事業もしっかり町としても取り組んでいきたいと。 そういうふうな重点施策を掲げて、令和新年度のほうは進めてまいりたいというふうに考えております。 2つ目に質問ございましたけれども、人口減少、産業振興、公共施設整備などに対する具体的な取組ですけれども、今、各課、室で今の基本的な考え方にのっとって、いろんな事業を検討しているところでございます。今後、ヒアリング等を行いまして進めますので、今説明した内容に関連したところで、今後予算編成のほうを考えていきたいと思います。 以上でございます。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(松浦光宏君) 松本議員、ここで1回、暫時休憩させてください。 暫時休憩します。(休憩午後2時41分)………………………………………………………………………………(再開午後2時50分) ○議長(松浦光宏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(松浦光宏君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 新年度予算の基本的な考え方はお伺いしました。非常に盛りだくさんですけれども、どこに財源があるのか、非常に心配をしております。 昨年は9%一律削減というのを打ち出されました。これも結局、実現はしていないんですけれども、そうしないと財政がもたないということでやられたわけですけれども。 令和4年度は、今、お聞きする限り、これを乗っけた形で予算を組むというのは、非常に、どういう心境の変化なのかなというふうに思ってるんですけど、財源についてはどのようにお考えですか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 昨年、一昨年と、まず財政再建、立て直しということで課長ほか話してきましたけれども、その成果が今年度を通して恐らく出てくるのではないかと。具体的に活性化協会の宿泊3施設の運営に関する民間委託も進みましたし、結構、今まで役割を果たし終わった事業に対しても多くの予算を割いてきたと。そういうところから、そういうのをしっかり削っていってやることによって、財源的にはできてくるのかなと。立て直しの方向も、まだ遠くですけれども光が見えてきましたし、そういう意味では、これからはしっかりとした将来に向かった取組に向かって進めてまいりたいなというふうに考えております。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
    ○議長(松浦光宏君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 見通しがついたということはないかというふうに思います。それは次の質問に移りますけれども。 4年度の財政運営についてですけれども、③のところの各種基金及び各種団体への補助金の見直しについてです。例えば物品購入基金というのもまだ残っています。それから、社会福祉協議会、これ、今、現副町長が事務局長兼任されてるわけですけれども、この各種団体の内部留保というのは結構あるんです。社協に至っては2,000万円強、去年、それから今年、昨年度、それからその前の年度、2,000万円以上のいわゆる繰越金があるということですけれども、そういうのを一度見直す必要があるんではないかというふうに思っているんですけれども、町長はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 新年度の各種基金及び各種団体への補助金等の見直しということなんですけれども、これに関しましては、今年度、コロナの中で事業が実施できなかったとか、次年度の繰越しが多くあるような、そういう事業に関しては来年度の予算の中でしっかり見直していきますし、当然、そこの中で、十分な余剰金とかある場合には、その部分の予算というのはしっかり抑えた形で見ていきたいなと思います。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(松浦光宏君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) とにかく、必要なときに補助金は出してあげればいいかというふうに思います。お金が残ってると、それを当てにしてということは、これは民間企業でも往々にしてあることなので、実際に至っては、そういうことはやっぱりやるべきではないというふうに思っていますので、必要なときに出すという形で考えていただければと思いますし、先ほどいろんな事業を言われましたけれども、100円バスについては年齢を変更するということもありますけれども、8次総合計画の中でも、ある委員から言われましたけど、同じような事業が重なってるというのもあるので、特に高齢者の足についてはもう少しきちんと整理をして、何らかの形で統一していくというようなことをやらない限りは、全部乗っかっていくような形にしてれば財政なんかもつわけがないわけであって、そういう過ちをもう二度としていただきたくないというふうに思いますので、23日には、またしっかり聞かせていただきたいと思います。 次の財政調整基金と経常収支比率についてです。 これについては、町長が町長になられてから、ずっとこだわってこられた指標ではあります。 財政調整基金については、9月の議会で10億円という具体的な数字を示されました。ただ、町長自身が組んだ令和2年度の予算においては、結果として財調を5,000万円減少させているわけですので、それを結局、このコロナで何もできなかったことによって、令和3年度はそれが戻るというぐらいのことで、決して改善してるとは言えません。 それから、経常収支比率に至っては1%の増ということで、これも確かに任用職員の人件費ということがあるわけですけれども、こんなものは最初から分かってるわけであって、ほかの自治体と比べても、やはりこんなに1%も大幅に悪化したというところはあまり見られないというような状況の中で、どういうふうにそれについては取り組んでいくのか。先ほどおっしゃってたような事業をやりながら、これを両立していけるのかどうか、お聞きします。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 9月の議会の中で、財政調整基金というのは、皆さんご存じのとおり、綾町の場合には県内で最も額的に少ないということを申し上げました。その中で、やっぱりこれに対してはしっかり確保しておく必要があると。 そのときに説明したかと思うんですけれども、標準財政規模というのがあります。綾町の場合には、地方公共団体が適正な水準で行政活動を行う上で必要な一般財源の額です。大体25億円ぐらいなんです。これに対して4割から5割というのが、普通、各自治体の中で財源として確保しておかないといけないと。ところが、綾町の場合、ここ近年、想定外の災害とかが、幸いにして綾町では今まではありませんけれども、熊本とかあるいは福岡のほうとか、正直、九州、宮崎県も、いつ想定外の災害が起きるかもしれないと。そういうことであれば、本当にそれだけで十分かと。 熊本県の人吉市の隣にあります錦町というところがございますけれども、ここの町長とも懇意にさせていただいてるんですけれども、そこの町が人吉市の災害で大きな打撃を受けたと。かつては、その町長も、3期されてるんですけれども、就任当時は2,000万円しか財政調整基金がなかったと。ところが、それを何とかして回復させて10億円までもっていったんですけれども、今度の災害でまた使わなきゃいけなくなったと。そういうこともありますので、しっかりとした財源を確保しておくことが本当に必要かと思います。 これまでにも、就任して、状況がすぐに回復するということはございません。実際に活性化協会の事例を見ても、新しい指定管理業者を公募するのに、その準備期間として半年を要しましたし、翌年度にその公募を行ったと。そして、今年度からスタートするということであれば、やっぱり2年、3年ぐらい。3年たって初めて、成果、実績というのは現れてくるんです。初年度しっかり調査して、翌年度、一般公募して業者を選ぶ。それが今年度4月から始まるということで、今年度末ぐらいから、結果として出てくるんではないかなというふうに考えております。 綾町の積立基金に関しても、徐々に回復の傾向が見られております。令和2年度末には、基金の総額なんですけれども7億7,000万円。これは、財政調整基金、減債基金、その他特定目的の基金等合計したものが7億7,000万円でしたけれども、今年度末にはこれが1億円強ほど増加して、9億前後まで財源として確保できるんではないかというふうに考えております。 もちろん、これをすぐさま取り崩して使うというのは将来に対する不安定な要素になりますので、その中で、ふるさと納税とか非常に頑張ってくれております。こういうものを有効に活用していって、来年度は町制90周年に当たりますので、この90周年、節目のときは町民に対してイベントを行うことも含めて検討しておりますし、今後の運営もしっかり財源見ながら進めてまいりたいと思います。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(松浦光宏君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 財政調整基金の規模については、4割から5割というのは、もう過去の話だというふうに聞いております。先般、JIAMの研修に行ったときも、綾町の財政について大学の教授に見ていただきましたけれども、そんなに悪くはないということです。なぜかというと、財政調整基金というのは、今、2割でいいと。町長と私の年代の人間にとっては、確かに4割、5割というふうに言われてた。それは、公共工事、いわゆるインフラ整備というのが必要だったから、そういうものを蓄積しておく必要があったということなんですけど、今は状況が違ってきているので、2割でいいですと。要は、25億円の2割、5億円あれば基本的にはいいというふうなことをおっしゃっておられました。 それから、経常収支比率についても、もちろん96、いいとは言いません。でも、これまでずっと少しずつよくなってきたものが、1%どんと増えたということで、もちろんこれは人件費ということもありますし、これは分子が変わらないというような状況になれば、変わっていくのもなかなか難しいんですけれども、むやみに貯金をしても意味がないと。 要は、それによって町民の生活、それから町民サービスが悪くなれば、何の町民の幸せにはならないので、お金だけ貯めるという考え方というのは、もう今の自治体の運営の在り方としてはおかしな話ですということをこんこんと言われました。全国から議員が出て、勉強してきたわけですけれども、みんな、そのとおりだということで、災害なんかあったときには幾らあっても足りない。実際に、コロナで財政調整基金がゼロになったところ、自治体というのはたくさんあるわけですので、使うべきところにやっぱり使っていくということは必要だと思います。ただ、ゼロになればもちろん心配があるかと思いますけど、2割というぐらいのところで、そしてバランスを取りながら運営していくのが自治体の今の財政運営ということを言われておりますので、その辺、もう一度、改めてお考えを頂ければというふうに思います。 次、行きます。 3番目、町民の安心安全についてです。 先ほど同僚議員からもありましたけれども、11月28日に実施した防災訓練の総括についてです。 訓練の目的は、先ほどお聞きしましたので結構です。 訓練の内容の決定のプロセス、どういうプロセスを経てこの訓練内容にしたのか。それから、参加状況を教えていただきたいと思います。 参加者の反応については、先ほどアンケートの内容を聞きましたので結構です。 全体的な効果検証及び課題検証について、答弁をお願いします。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 先ほどの財政運営に関してなんですけれども、標準財政規模の2割が適当なのか、4割が適当なのか、いろんな解釈があると思います。ただ、実際に錦町の事例とかそういうとこを見ていったとき、やっぱり財源、もし何かあったときに、本当に町民を助けることができたのかどうかと、そういうとこも含めて考える必要があると思いますし、あと、やっぱり大切なのは、ただ単年度の損益だけで一喜一憂するんじゃなくて、やっぱりしっかりバランスシートを見ていって、その中で、資本に対して負債と、あと純資本と、これの比率を見ていかないと、綾町が本当に安全かどうかというのはバランスシートを見て判断すべきだというふうに考えておりまして、私も私の経験の中で、決して良好な状況にあるというのは言えませんので、そこのとこはしっかり立て直してまいりたいと思います。 ご質問の町民の安心安全についてということですけれども、細かな数字に関しては担当の者から説明させていただきます。 橋本議員の質問の中にもありましたけれども、今回の防災訓練は、第1部で町民全員に自宅で参加していただく訓練と、第2部でコロナ感染に配慮した公民館役員を中心とした訓練、第3部で消防団の実践訓練という形で実施しました。 その中で、実際に参加された方からもいろんな意見が出てきましたし、先ほど説明申し上げましたように、2部、3部の内容に関しては結構評価としてはいいものがあったというふうに感じておりますけれども、1部の内容、そして今後も継続的に進めていくということも含めて、こちらのほうの改善を図りたいと思います。 参加者等の人数に関しては、担当の者から説明させていただきます。 ○議長(松浦光宏君) 総務税政課長。 ◎総務課長(蓮子浩一君) 11月28日に実施しました防災訓練の参加人数についてお答えします。 1部については各家庭でということですので、ちょっと人数の把握はできないわけなんですけど、2部の公民館役員を中心とした訓練については、15地区。こちらは、設営訓練あるいは初期消火訓練、防災講話を2地区実施していただきました。こちらに15地区157名の方が参加されてる。それから、第3部の綾町消防団による中継送水訓練等、こちらのほうについては96名参加しています。 以上です。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(松浦光宏君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 1部については、本当にうちの家も防災無線が途切れ途切れで、1分間、結局何も、うんともすんとも言わなかったというような状況で、これについては職員のほうに言って、改善の必要がありますよと、いざというときにそれこそ何の役にも立たないですよということで。あとは、ボリュームが極端に、いつもと同じボリュームだったけれども小さかったということもありました。だから、状況によって、あのやり方でいいのかというのは課題があるんではないかなというふうに思いますし、2部についても、私のところの公民館については、半分強ぐらいは参加されてました。地区によっては、3分の1しか、班長さん含めて、役員の方が参加していないという状況でありました。 全員参加というふうに町長言われますけれども、当日、小学校の参観日で、8時には小学生は基本的にいなかったというような状況で、当然、親ももしかしたらいないというような状況なんですけれども、その辺の連携不足があったんではないかと。全町民参加と言いながら、そういうところが非常に抜け落ちているということは問題であったんじゃないかなというふうに思います。 兒玉千歳議員をはじめとして議会から、防災訓練、町民の命と財産を守るためのそういう訓練をしっかりやるようにというのをずっと言ってきたわけですけど、この2年半。やっとやったのがこの防災訓練というので、がっかりと言うよりも笑っちゃって、何なんだ、これはということで。講話にしても、もちろん必要なことではあるんですけれども、例えば防災マップをもう一度見直そうとか、それから備品等の収納場所を明確に決めるとか、それから避難所、特に昨年ですか。大雨、台風のときに小学校がすぐ満杯になって、その割り振りに職員の方々も大変苦労されたというのは実際に私も回ってて感じたので、そういうときのための避難所の区分けであったりとか、そういうものを実際やっていかないと何の意味もないというふうに思います。何かお茶を濁したような形でやって、とりあえず議会からギャーギャー言われてたんで、そろそろやっとかないとというふうなことぐらいにしか感じられませんでした。 新聞紙上を見ると、各地区でいろんなことをやっています。11月1日は県もやってるわけであって、そういう中で、綾町は何にもやってこなかったという状況があるわけです。お金の面だけではなくて、本当に町民の安心安全について意識をしているのかどうか、非常に疑いたくなるんですけれども、町長、改めてお伺いしますけれども、いかがですか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 確かに、1部のほうは、非常に危機感が薄いといいますか。テーブルの下に隠れてくださいと、それで町民の方、全員のほうに防災無線等を通じて訓練してもらったと。私どものほうは、第2部の訓練に関してはおおむね好評だったというふうな意見も頂いております。 いろんな意見があるかと思うんですけれども、決してこれに満足することなく、もちろん、これ、何のためにやるかということをしっかり考えて、シェイクアウト訓練、地震もそうですけれども、先ほどご質問ありましたけれども、やっぱり綾町には綾町の特有の災害とかありますから、そういうものを想定して、これから今後も継続してやっていくことが重要かと思います。 そういう意味では、いろいろ、今回本当に久しぶりにやったということなんですけれども、いざ災害とかになったときにどう対応するかということをしっかり町民の方に理解してもらって、そのとおり行動してもらうような働きかけというのを進めてまいりたいと思います。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(松浦光宏君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) そういう防災訓練ではなかったから言ってるわけであって、後からいろいろ御託を並べられてもて話にならないわけで、もうちょっと危機感を持ってやっていただきたいと。久しぶりにではなくて、町長になってから初めてですんで、そういうところの危機感、危機意識、リスクマネジメントというのは、極めて、全くないというような状況に陥っていますので、そこはしっかりとやっていただきたいというふうに思います。 次に4番目、主権者啓発及び教育についてです。 さきの衆議院議員選挙については55.93%の最終投票率で、戦後3番目に低い数値でありました。また、この前の県議選については、惨憺たる状況ということです。 綾町の主権者が町政に関わる機会というのは、現在、議会の傍聴、それから広報あや、それから町政だより、議会だよりや町政座談会、まちづくり座談会などがありますけれども、それだけでは十分ではないと。 そこで、議会としては、町政に関わる機会や選択肢を増やすということを目的にして、議会のユーチューブ配信を以前から提案していますけれども、執行部側の問題でいまだに実現に至らないというのは極めて残念です。ユーチューブ配信することで、いつでもどこでも誰でも議会の一部を視聴することができる。議会だけでなく、町政や町内の諸課題についての理解が深まることが期待できるわけです。 そのような考え方の下、主権者啓発及び主権者教育に対する基本的な考え方、議会ユーチューブ配信の開始時期、小中学校における主権者教育について、ご回答をお願いいたします。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) ご質問にお答えします。 主権者啓発及び教育に関する基本的な考え方ですけれども、日本国憲法に三大原理として「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」というのがありまして、これが保障されております。 綾町に置き換えると、選挙によって選ばれる町長、そして町会議員が主権者である町民のことを意識し、町民のための町政を運営していかなければなりません。これが低いということは、我々がいかに町民に対して関心を持って活動をしてるかということの現れだと思いますので、ここのところは真摯に自分たちの行動というものをしっかり見つめ直す必要があるのではないかというふうに考えております。 衆議院の選挙では、綾町で64.22%ということでしたけれども、町会議員の選挙、町長選挙を含めて、綾町の場合には70%、75%、そういう数字になっておりますけれども、こういうところをしっかり、町民が関心を持ってもらって参加できるようにということに対して啓発活動を行ってまいりたいと思います。 あと2つ目の、ユーチューブに関する議会映像についてのご質問でしたけれども、9月の定例議会で、一般質問の中でもご質問がありました。 まず、議会と町執行部の合意形成が十分に図られていることが私は不可欠だと思います。映像を発信するとなると、議会の議員さん方も含め、町執行部三役、幹部職員の答弁内容がそのまま流れます。幹部職員の中には、配信することに不安を持っている職員もあります。 また、ユーチューブを配信するエリアを町内に限定することが、現実的には非常に厳しいと。加えて、ユーチューブは広報手段として瞬時に発信できるメリットはありますけれども、個人情報、失言の切り取りなど等も考えられます。特に編集の注意が必要となりますので、事務局の相当な負担があるかと思います。 一般質問の議論を深め、内容を充実させるためには、前回も執行部側から提案させていただきましたけれども、反問権、反論権、これも議会のほうで認めていただけないかというふうに提案いたしました。議員の皆さんからの質問の内容やその根拠、背景などを確認した上で、あるいは逆に、議員さんが示した見解に対して反論できるということを執行部側に認めていただけるということも必要じゃないかなというふうに考えております。 ユーチューブの配信に関しては様々な課題もありますけれども、県内の自治体でももう半分以上が反問権等を認めていただいておりますし、その辺を十分検討してまいりたいなというふうに考えております。 ○議長(松浦光宏君) 教育長。 ◎教育長(日髙和典君) 新学習指導要領では、現代的な諸課題に対応するために求められる資質・能力といたしまして、主権者として求められる力を挙げており、小学校、中学校、高等学校の各段階を通じて、教科等、横断的な視点で育成することとされております。 例えば、小学校社会科で、市町村による公共施設の整備、租税の役割、中学校の社会科、歴史的分野では民主政治の来歴、公民的分野におきましては民主政治の推進と公正な世論の形成や選挙など、国民の政治参加との関連を扱うこととされており、政治や選挙等に関する学習を行ってるところであります。 また、小中学校では、地域の課題につきまして、実際の議場で話し合う子ども議会や、生徒会選挙の際に本物の投票箱や仕切りのある記載台を使った模擬投票を行うなど、将来、選挙権を持つことになる児童生徒に対しまして、様々な体験を通しながら、選挙に対する関心を高める取組を行っているところでごさいます。 これらの教育活動におきましては、地域の課題や身近な社会問題をどのように解決すべきかの話し合いや討論をさせたり、そのために自ら何をすべきかを発表させたりするなど、日頃から主権者としての資質や態度を育むことを意識した学習を継続的に進めてまいりたいと考えております。 具体的には、本年10月に、小学校の総合的な学習の時間に、議員の皆様に意見や考えを直接聞く交流の場を設けさせていただきました。子どもたちは、議員の方々がどのような思いで町政を行っているのか、直接聞くことができ、真剣に聞き入っておりました。このような機会を今後も設けることで、選挙権を有することや政治に参画することの意義や喜びについて児童生徒の理解を深め、積極的に1票を投じる有権者の育成を目指し、主権者教育の充実に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(松浦光宏君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 2番目のユーチューブの配信についてですけれど、議会のほうは合意形成はできておりまして、執行部側との調整だと思います。何が不安なのかというのが私は非常に理解に苦しむわけで、これ、誰のためかというふうに考えれば、少々の不安は乗り越えてやらなければいけないと。これは町民のためにやる話なんです。町民に参加をしていただく、見る機会を増やすと、選択肢を増やすということが一番の目的であります。 それから、エリアの限定、これは確かに100%ではないですけれども、きちんとした形でやれば、ある程度の限定エリアはできるというふうに思います。それは、当初からそういう不安があったので、これは議員の中にもあったので、限定エリアに絞ってという形でやろうということで議会のほうでは出ています。 それから、反問権についてですけれども、これはこのユーチューブの配信と関係ない話であります。これも議会の中で話をしておりますけれども、今のこの議会の在り方については、もしそういうような状況があれば議長が認めるということで、多分、執行部側のほうにも言ってあるかと思います。そういうような今まで議事運営をやっているわけなので、その辺の心配はないかというふうに思います。 また、そういうような心配があるということで、今、例えば質疑の背景であったり理由、それから今回の一般質問の質問の背景であったり理由というのを事前に私のほうは出させてもらっています。それによって、こういう理由でこういうことを聞くんですよということを出しているわけなんです。これは、できれば全議員に広げていきたいというふうには思っていますけれども。 そういうことをきちっとお互いで歩み寄ることによって、町民にとって身近な町政であったりとか、そして議会であったり、そういうことにつながっていくんではないかなというふうに思います。自分たちのことを考えると、いろんなできない理由、やらない理由というのが出てくるかもしれませんけど、町民というのをしっかりと見て、やるんであれば、早急にこれはやるべきだというふうに思います。やりながら、いろんなことでまた問題があれば、それはきちっと修正していけばいいんではなかろうかというふうに思います。 だから、反問権というのはもう基本的にこの話とはまた別の問題で、それについてはきちっとお互い、執行部と議会ときちんと話をして、こういうふうなやり方がいいんじゃないかということで、もっと活発な意見交換、議論の場にこの議場をしていくという努力をすればいい話だというふうに思いますが、いかがですか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) ユーチューブの配信と反問権に関して関係がないと、別物だというコメントですけれども、執行部のほうとしてはそういうふうに考えておりません。この一般質問等を通じて、我々、質問に対してお答えしてるわけなんですけれども、出される質問の内容、根拠、背景等について、質問受けてそれに対して答えると、本当にその情報というのは正しいのかどうかと。先ほどの防災訓練にしてもそうですけれども、この防災訓練はよくなかったという意見もあれば、逆に評価としていいということもありますし、そういうことをちゃんと客観的に判断するということは必要だと思うんです。そういうためには、いきなり生の情報がそのまま流れてしまうということは、そこで誤解を招くことにもなるかもしれません。 そういう意味では、まず反問権というのを先にちょっと検討していただいて、その内容に従って、その質問の意図はどういうことでしょうか、根拠、エビデンスのほうを示していただけませんかということで、それに基づいて議論するんであれば、本当にフルートフルといいますか、実のあるような議論になるかと思うんですけれども、あまりそういうのが示されないまま、議論のほうが映像として流れるというのはいかがなものかなというふうに考えております。 まずはそちらのほうを議会のほうで検討していただいて、そして本当に町民が知りたい、今どういうふうになってるんだということを知らせるということが必要じゃないかというふうに考えております。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(松浦光宏君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) だから、言ってるじゃないですか。通告書を出しているわけですので、その後にきちんと調整をすれば、執行部側と議員とそれぞれ話をして、実際に今もやってるわけですよね。各執行部の課長、それから担当者レベルと話をしてる議員、たくさんいます。その中で、どういう趣旨なのかというのをちゃんときちんと説明される。でも、それだけじゃ足りないということがあるから、私の場合は今回、文書として執行部側に事前に出しているということで、これはホームページには出す必要はないからと、執行部だけに出してくださいということで言っているわけなんです。 そういうことをやりながらやれば、解決策は見いだせるわけなんです。反問権にこだわる必要というのはどこにあるのかというふうに私は思いますけれども。いろんな意見があるというのは、それはどんな状況でも一緒なので。それが一つの意見だというふうにも思ってもいませんので。ただ、こういう意見があると、でも、こういうふうなことを言ってる人はいますよと、どういうふうに改善をしていきますかというのをここで話をしていくわけですので、その辺のやり方というのは幾らでも改善ができる話なので、最初からこれがあるからこれはできませんというようなやり方というのは極めて非常に視野が狭いというか、小さいですよねという話になってくるわけなんで、そこは反問権とは切り離してやっていただきたいと。議長も基本的に、何かあれば、そのときに暫時休憩を取ってでもそれをきちっとやるということは伝えてあるわけなので、そこを勘違いされないようにお願いをしたいというふうに思います。 それから、学校における主権者教育についてです。 先日、学校のほうにお邪魔させていただいて、いろんな経験をさせていただきました。前にも、私、それからもう一人、同僚議員で呼ばれていって、キャリア教育の話を50分ほどさせていただきました。議員をぜひ使っていただいて、主権者教育に生かしていただきたいというふうに思います。そういう機会があれば、幾らでもお邪魔させていただきたいというふうに思います。 最後に、町内の諸課題について、現状認識及び解決に向けた今後の取組について、6項目挙げております。簡単で結構ですので、お願いいたします。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) それでは、町内の諸課題について回答したいと思いますけれども、その前に、やっぱり優先順位として、ユーチューブ配信よりも、まずは反問権のほうが先じゃないかなというふうに私は考えております。県内の自治体見ましても、もう半分以上のところが導入されておりますし、やっぱりそこのところはしっかり認めていただいてるんですよね。それを差し置いてというのは、優先順位を考えて、しっかり考えていただいて、本当にどちらが町民のためになるかということを認識していただきたいなというふうに思います。 それでは、6つほどありますけれども、ちょっと早口になるかもしれませんけれども、説明していきたいと思います。 町内の美化(ごみ問題)、これに関しては、これまでにも議員の皆さんから質問頂いておりますので、その内容で大きく変わりはございません。ただ、新年度においては、戸別収集、そして生ごみに関しても、年度内に何とか町民の皆さんが納得頂けるような方向で進めてまいりたいというふうに考えております。 次に、旧総合基金に関してなんですけれども、旧総合基金横領事件につきましては、今年1月18日に宮崎地方裁判所に管理者責任を問う訴状を提出し、3月7日の第1回から11月11日までに7回の裁判期日を経まして、11月22日付で和解勧告書が出され、これに対する原告、被告双方から勧告の受入れの可否についての回答がなされたところでございます。 今後の予定としましては、和解の合意が整いましたら、宮崎地裁におきまして、明日になりますけれども、12月16日に和解調書が作成され、正式に和解が成立する見込みでございます。したがいまして、予定どおり和解が成立しましたら、経営安定基金推進会議の総会を行いまして、年明け早々にも、横領被害を受けられた生産者の皆様に全額返金できるものというふうに考えております。 約1年かかりましたけれども、何とかそういう方向で、この問題についても終結させたいというふうに考えております。 その次ですけれども、宿泊3施設に関してですけれども、今年度、宿泊3施設の管理運営につきましては、有限会社トピカにお願いしているところで、その経営状況についてですけれども、お客さんの多い5月から8月、9月に感染拡大が広がり、上期だけでも宿泊、日帰りを合わせますと3,500人以上のキャンセル、金額にして2,000万円を超えるキャンセルを受けております。上期だけで500万円を超える赤字となっているところであります。 下期については、ご存じのように綾田楽を始め、好評のようです。これから年末に向けて、宿泊、宴会の予約を頂いてるようでありますし、さらには11月7日から1週間程度、北九州、関西・関東方面に出向き、綾町のプロモーション等を実施させていただきました。 そのような中から、年末にかけて、トヨタ自動車九州、NTT西日本といったニューイヤー駅伝に向けた合宿、あと、先ほど申し上げましたけれどもJリーグ4チーム、さらには東京ガス等も来ていただけることになっております。全国高校サッカー選手権の合宿といったものも予約を頂いておりますので、何とか少しでも赤字のほうを抑えれるような形に、協力してやっていきたいなというふうに考えております。 二反野地区の太陽光発電施設建設に関するご質問ですけれども、二反野地区メガソーラー開発につきましては、令和元年9月に、事業者から町に対して土地開発行為届出書が提出されました。これに対し、町は、同年10月付で綾町環境社会影響調査の実施を勧告通知しております。それから2年経過しておりますが、綾町環境社会影響調査の報告書はまだ提出されていない状況です。 直近の動向としまして、11月24日に事業者2名が町に対する誓約書を持参され、私ほか2名の職員が同席して対応してまいりました。さらには先日、12月5日、二反野公民館のほうでも、業者と地域住民との話合いがあっております。 とにかく、町といたしましては、町民、関係者、ステークホルダーに対して納得いけるような回答をもらうため、環境社会影響調査、アセスメントのほうの実施をお願いしたいということで、繰り返しお願いしてるとこでございます。 5番目の綾北川汚濁に関してですけれども、10月13日から14日の2日間にかけまして、建設課長をはじめ、県の河川課、西都・小林土木事務所の担当者と、上流に位置する西米良村、熊本県球磨地域振興局、多良木町に、現状説明と綾川水系の濁水の軽減を目指すことを目的とした濁水対策検討会を立ち上げるために訪問しております。 先月11月12日、東京で開催されました治水事業全国大会におきましても、私、多良木町長と会う機会がありまして、この状況を説明して帰りました。 さらには、その前ですけれども、10月15日には、林野庁九州森林管理局、熊本にあるんですけれども、こちらの森林整備局長ともお会いする機会がありまして、この状況を説明して、初めてこのことに対して認識したと。九州森林管理局のほうも、しっかり熊本県、そして多良木町のほうを指導してまいりたいというふうなことを言われております。 このほかにも、宮崎森林管理署長に会う機会もあり、この件に関して、強く協力をお願いしてるとこでございます。 濁水対策検討会におきましては、これら3機関に対して、快く賛同はしていただきました。今年度中に、検討会を3回行う予定としております。この流域には国有林もあることから、宮崎、熊本の森林管理署にもメンバーに加わっていただくようお願いしております。 役割について、宮崎県は引き続きモニタリング調査を実施すると。ほかの関係機関は、植林や崩壊地等の緑化、山林監視の強化、伐採後の造林以来、管理不十分な箇所に対する所有者への指導の強化を図っていくこととしております。 綾町としましても、今後、県のモニタリング調査報告を受けた後に、議会や漁協組合へ情報をおつなぎすることとしております。この問題の解決に向けて、全力を尽くしてまいりたいと思います。 それから、最後になりますけれども、尾立養豚センターの汚水流出事故に関してです。 JA尾立養豚センターの汚水流出後の改善措置につきましては、9月30日付で、公害防止協定に基づく勧告をJA綾町のほうに行っております。これは、8月3日に、綾町、宮崎県、宮崎市保健所、JA綾町、生産者の5者協議を踏まえて、浄化処理施設の改善措置が進められていないことに対して、綾町として早急な対応をするようにJA綾町に勧告したものです。これに対しまして、10月5日付で、JA綾町からこの勧告に対する報告書が提出されておりますが、本日まで浄化設備の改善措置はなされていない状況でございます。 町といたしましても、汚水流出の再発防止のためにも、生産者の経営維持のためにも、一日も早い浄化設備の改修を求めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(松浦光宏君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 1番目のごみ問題は、ちょっと私の場合、違いまして、堤防を犬を連れて散歩する機会があるんですけれども、堤防に結構ごみが捨てられてるケースが多いんです。この前、子ども議会でも提案があったように、各地区、一斉清掃なんかをやりますけれども、なかなか堤防まで行ってないというような状況がありますので、あのときもごみ拾い大会とか小学生が提案をしていましたけれども、そういうのも含めて、町民全員で例えば堤防の清掃であったりごみ拾いであったりとか、そういうものをやってはいかがかなというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) これに関しても、いろんなやり方、考え方があると思います。 先ほど、来年度予算の中でも話したんですけれども、もちろん町が主導してやることもそうですし、小学生からスポーツごみ拾い大会をやってみてはどうだと、これはもういろんな地域でやられてると。ある意味、いろんな人が関わってくるということで、これに対して、先日、民間の会社の方も、なかなかおもしろいなと。これを事業としてやることによって、観光とスポーツ、レクリエーション、なおかつ環境美化にもつながるということで、町を挙げて、みんなに声をかけてやってもらうのも一つの策だと思います。 また違う形で、ある意味、みんなで綾のこの自然を再認識する意味でも、ユネスコエコパークの町として綾町を守っていくためにも、ごみの問題というものを一緒に共有して取り組めるような形も、また考えていきたいなというふうに思っております。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(松浦光宏君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) とにかく、やるんであれば、早く具体化してやっていただきたいというふうに思います。いろんなやり方はあるというのは、それはもう何でもそうなんですけれども、そんなことを言ってると、またどんどん遅くなってしまうというふうに思いますので、今、そういうふうなお考えがあるんであれば、至急、そういうのを具体化して、実現していただきたいというふうに思います。 次に、旧総合基金についてですけれども、この訴訟自体は、前町長、前会長との間の訴訟でありまして、推進会議から請願が上げられて、いわゆる可決されておるわけですけれども、きちんと議会と相談をするというのとこの訴訟とはまた別問題でありますので、しっかりと議会、それから推進会議も含めてですけれども、そして町側としっかり協議をした上で返還に向けて動くというのが当たり前の手順だというふうに思います。その辺の順番を決して間違わないようにしていただきたいなというふうに思います。それを間違うと、またややこしい話になるというふうに思いますので、そこは、当時、当事者である副町長がいらっしゃるわけですから、しっかりと相談をしていただいて、適正な進め方をお願いをしたいというふうに思います。 それから、宿泊3施設については、後、同僚議員からもあるかと思いますけれども、もうちょっとしっかり連携を取っていただきたいというふうに思います。いろんな話を聞いたりします。それは、やっぱりコミュニケーション不足ということがあると思います。したがって、やっぱり頻繁に、民間に任せたからいいというわけでなくて、足を運んで、話を聞いて、理解をして、そしていろんなものを進めていただきたいと思います。 それから、二反野の太陽光発電、メガソーラーについては今説明があったとおりですけど、今、9,000平米のものが、大体のパネルが敷き詰められ、終わって、まだ終わったというふうな感覚はなくて、植林をするというのが最後の二反野公民館で話をされた合意みたいなものなんですけれども、その辺の状況についてお聞きしたいというのと、もう一つ、町内の業者がやっているところの現状についてお聞きしたいというふうに思います。 それから、綾北川については、今、説明がありましたけど、議会もしっかり多良木町議会とも連携を取りながら対応していく、また国会議員にも話をしてありますので、国会議員を通してでも、とにかくいろんな方面から、この問題を早急に解決するということに一緒にやって取り組んでいく必要があるかというふうに思います。 尾立の養豚センター流出事故についても、これについても、とにかく早く解決をするということをしないと、またずるずる行くということになりますので、その辺もしっかりハンドリングをして、町が主体性を持ってやるということが必要かなというふうに思います。 質問については、太陽光発電のところだけ、もし建設課長、分かってれば、もしくはユネスコエコパーク推進室長、分かってれば、ご答弁頂きたいと思います。 ○議長(松浦光宏君) ユネスコエコパーク推進室長。 ◎ユネスコエコパーク推進室長(入田賢一君) お答えします。 二反野地区の9,000平米の事業についてでございますけれども、二反野地区でそういうような木を植えるという話が出た件につきまして、事業者のほうに確認を行っております。事業者の回答といたしましては、現在、今、道沿いのところに緑色のフェンスを張られてるかと思います。今後、町のほうでガードレールを設置するという計画になっておるんですけれども、ガードレールの設置について、事業者の土地に一部かかるような話もあって、今、そこを協議中ということで、まずはそのような安全性の問題を優先するという話で、ガードレール設置後に植林については検討していきたいという回答を頂いております。 また、のり面につきましては、種子の吹きつけをしておりまして、のり面の緑化については種子吹きつけももう完了しているということでありました。 また、もう一か所の奥のほうの事業所につきましては、町といたしましては、国のガイドラインが示す環境配慮について勧告しておりまして、事業者側につきましてはそれに基づいて事業を執行していくというふうに聞いておりまして、それに基づいて事業が進んでいるものというふうに認識しております。 以上です。 ○議長(松浦光宏君) 関連質問の希望はありませんか。(なし) ○議長(松浦光宏君) 松本議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(松浦光宏君) ここで、暫時休憩いたします。(休憩午後3時43分)………………………………………………………………………………(再開午後3時51分) ○議長(松浦光宏君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 児玉千歳議員の一般質問を許可いたします。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉千歳。 ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) マスク取っていいですか。 ○議長(松浦光宏君) 許可します。 ◆議員(兒玉千歳君) 最初に、私の姪が社会福祉協議会のほうでいろいろとご迷惑をおかけいたしまして、問題も起こしておりますけど、本当に申しわけありませんでした。彼女に対しても、よかえつになったんじゃないかなと思っておりますので、今後ご指導のほどよろしくお願いいたしまして、よき社員の一人として成長することを願っておりますのでよろしくお願いいたします。 まず最初に、尾立の堆肥工場の継続についてですけど、先ほどから同僚議員がたくさん立派な質問をしております。私のほうもちょっともう時間も押し迫っていますので、簡単にさせていただきます。 昨日のエコクリーンみやざきに行ってからのことですけど、宮崎市はもう全員が燃えるごみに生ごみを出しているということであります。であれば綾町もそういうことに対して実行していけば、高齢者の方にも、それとまた忙しい方にもゆとりができるんじゃないかなと思っておりますけど、その生ごみを燃えるごみに含めて出すということについての見解をお願いいたします。 ○議長(松浦光宏君) ここで、時間の延長を行います。(時間延長午後3時53分) ○議長(松浦光宏君) 当局答弁を求めます。町長。 ◎町長(籾田学君) 兒玉千歳議員の質問にお答えします。 これまでにもこの生ごみの問題、いろいろ協議させてもらいましたけれど、確かにもうちょっとごみの収集の問題も含めて、ここはしっかり見直す時期にもきているなというのは感じています。ただ、その生ごみをそのまま家庭から出しますと、それに燃焼させるのにかなりのいわば燃料を使うわけなので、例えばそういうものをいかにまず一次処理としてあるかということの考え方も含めて、今後見直していかないといけないんじゃないかなというふうに考えております。令和4年度の中で、しっかりこのごみ処理の問題、生ごみの問題を皆さんの意見を聞いてから、4年度中には何とかしてまいりたいと思います。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉千歳。 ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) 避難訓練と一緒で、1回がなければ2回がありません。だから、最初どのような打ち出し方をするかということになりますけど、そこ辺のところをはっきりと訓練というか、指導をしていただいて、宮崎市ができているんだから綾ができないということはないと思います。ぜひ前向きに取り掛かっていただいて。 なぜかというと、今日も最初から話があった通り、機械設備、屋外の設備等ももう耐用年数はきています。シャッターが壊れるぐらいの状況であります。シャッターも毎日何回も開けたり閉めたりするわけじゃないですけど、もうそれだけレール等も古くなってきていると思います。ぜひ本機械が故障する前にそこ辺りのところを十分対策を取っていただいて、見通しを立てていただきたいと思います。 本当にその肥料を使うということであれば、小学生やら子どもたちに堆肥工場の堆肥になる過程等も見られるような立派な施設であれば十分可能でありますけど、とても臭いが出るところで子どもたちに有機肥料、有機肥料って言えるようなものではないと思っております。農林振興課のほうで試算のほうを出してみてくれんかって頼んだからもう出ております。でも、確実に話が最初からあったとおり、いろんなことを踏まえてみても赤字です。その中で肥料は売れないっていうような状態であります。売れないっていうかもう使えないんですね。使えない肥料を作っているというような感じであります。 また、地区のまちづくり座談会等でもどこの地区でもおそらく出たと思っております、このごみ問題ですね。今から先本当に減ることがありません。増えることばっかりです。だから、少しずつでも前向きに対策をとっていただいて生ごみの燃えるごみに混ぜての排出を、と水切りの話も出ましたけど、燃えるごみの中にいっぺんにどさっと入れるわけじゃあありません。これは順次に乾燥して乾燥して燃える状態になってから窯の中にするわけですので、そこ辺りのところは本当に大丈夫だと。宮崎市があれだけの世帯でやっております。西都市も。だから、ぜひ負担のないようにお願いいたします。 この前、ユネスコエコパークまちづくりネットワーク協議会の中の講演の中で、綾町の移住者の方が森を守った町と言われたですね。ですから、ぜひそのような方向になって。みんながそういうふうに望んでおりますので、よりきれいなまちづくりのためにもぜひこのごみの問題が解決していただきたいと思いますけど、いかがでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) まちづくり座談会でも各公民館のほうからこのごみの問題は喫緊の問題だということで多く質問等きました。確かにこれの焼却処理することのメリット、デメリットを考えたときに、メリットとしては例えば結構考えられます。収集容器を介して感染拡大防止になると、衛生上も。あと生ごみを燃やせるごみと資源ごみ収集回数が週1回から回数が増えてくると。こういうふうにあるんですけど。かたやデメリットとしては、デメリットといいますか、やはりこれまでの綾町の進み方というのをそこのところは整理した上で今後どうするかというのはやっぱり決めないといけないと思いますので、もうそれも本当決断する時期に近いと思いますので、そういう環境の面もしっかり考えて今後どのように進めていくかというのを選択してまいりたいと思います。 以上です。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉千歳。 ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長、ちょっと上着脱いでいいですかね。 ○議長(松浦光宏君) 許可します。 ◆議員(兒玉千歳君) ありがとうございます。ぜひ町民の負担にならないように、綾町の今先ほどから同僚議員たちが言っております住みたいまちづくりのためにも、少子高齢化のためにもぜひ取り組んでいただきたいと思います。 次に、話しにくいんですけど、社会福祉協議会についてですけど。今、今年の4月に機構改革により町長が社協の理事会の中で第一声を挙げられましたね。その中で、今度は社協もよくなるっちゃと期待しておった矢先に半年目にこういうような状態になりました。あとの残された職員が右往左往しないような状態になっておれば何も言うことなかったんですけど。今、毎日のようにというかほとんど井上賢治さん、次長がこちらのほうにお伺いしていると思いますけど、そのような回数は今どのくらいになっていますか。 ○議長(松浦光宏君) 副町長。 ◎副町長(中薗兼次君) 10月から社協の事務局長も兼務ということで、職員のほうにはある程度の負担はかかっていると思いますが、私のほうからできるだけ時間を作って、社協の事務局のほうに行って、決済、またいろんな相談事、そういったものは進めておりますし、また、決済につきましては最終的な会長決済もございますので、その際は次長にまた担当職員が書類等を持って決済に伺うシステムになっております。その頻度についてはちょっとカウントしておりませんので、週に1、2回程度と考えておかれればいいかと思います。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉千歳。 ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) やはり大事な人、今役場の中でも誰が1人欠ければ1人の人、2人の人に負担がかかります。それと一緒です。絶対これは本当に簡単にできるわけではないし、組織ってそのように簡単にできるわけでもありません。もう本当に年月をかけてでき上がるわけですので、ぜひ次の人選とも3月までと言わずに、もう早めにしていただいて、やはり総額で2億円からのお金を使っております。人数にしても福祉課が9事業、介護保険事業が5事業を担っております。その課にケアハウス、児童館等があります。小学生から高齢の人まで面倒みているわけですので、いつ何が起こるか分かりません。ぜひその責任の範囲を局長がいない中での次長1人ではとてもできないと思っております。その辺りの任務の範囲の内容等は今どのように認識されていますか。 ○議長(松浦光宏君) 副町長。 ◎副町長(中薗兼次君) 社協のほうは本来の法人事務局ということで、兒玉議員も社協の監査をしていただいておりますので、事業内容はもう十分ご承知のとおりだと思います。本来の社協のほうが実際行っているのが法人事務局ということで今年からは地域福祉課という名称のもとに、これから社協を担う福祉の政策というんですか、地域共生社会づくりと特に言っておりますけれども、そういった要となるものが社協でありますのでそのために代行として地域福祉課を設けたところでございます。いえば、生活困窮者とか自立支援とかいろいろ、また日赤、民生委員の活動、そういったもろもろの事業が法人事務局が行っております。それ以外にはケアハウス、デイサービス、児童館につきましてはこれは町の施設を社協が指定管理者として担っておりまして、そこ辺りはいろいろな基準の下に事務なりまた管理体制ができますし、そのためにそれぞれの施設の所長なり館長なりこれらの職員につきましても管理職でございますので、いわばその施設の責任者というか、そういった体制になっております。 今、社協の事務局につきましては、ご案内のとおりケアハウスの中に事務所を構えておりますので、いわばケアハウスのほう施設長が館の責任者ということでございます。あわせまして、いろんな災害、そういったものが想定されるわけですが、各施設ごとには消火訓練とか防火訓練、これは消防法で義務化されておりますので、年2回程度やっております。 また、休日とかそういったときにはまた連絡網もありますので、そういった中で非常時の体制は考えているところでございます。 今、私がこちらにいる、また、それか社協が留守といいますか、なるわけですが、こういったらあれですけど、局長としての仕事も当然事務の管理も必要でございますが、1番書類の決済、そういったものがたくさんございます。決済規程等もありますし、それについては私が時間が空いているとき、社協のほうを訪れて時間外であろうが休日であろうが、そういった形で職員に迷惑がかからないように、事務執行がスムーズにいくように配慮しているところでございます。今回副町長を引き受けたのも1番問題となっているのは社協の事務局長ということを、兼務というのが皆さんがご心配されてるところでございます。年度途中ということで後任というのもなかなか探せないような状況で、今後任者の方を探しているというか、そういう段階でございますので。 また、これからは新年度に向けての予算編成も加わってきますし、当初申し上げました私なりのまたこれからの社協のことも頭の中にありますので、それはある程度予算化することも私に最後に残された責務じゃないかということで。とりあえず3月までは今の仕事をさせていただくような形でお願いしているところでございます。また、職員にはできるだけ迷惑が掛からないように、また近くでございますから、歩いて2、3分で行けますし、そういった連絡体制はメールも内線の電話も通じておりますから、事あるごとに連絡を受けて、また指示をしたりとか複雑な問題については会長である町長に相談して、また判断をしているところでございます。 以上でございます。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉千歳。 ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) 本当に話すことは簡単なんですけど、行動をとるということはいざそのときになったらどっちを大事にするかということも含まれてくると思います。お互いが人間でありますので、しっかりとした対応をとっていただいて、そういう問題が起こらないように、特に指示の流れとか連絡先はもう本当にいつでも誰かに連絡がつくようにしていただいて。でないと、施設があちこち分かれておりますので、先ほどから防災訓練と一緒ですけど、稽古をしていないと、常にそういう体制を取っていないと本当にできないということが起こります。人間は本当にパニックになったら状態が呑み込めない状況が多いですので、また、職員の人たちにも4月から異動してまだ慣れない立場の中で共倒れということがあります。若い人たちをまた育てるにしても、職員は職員なりの方法もあると思いますけど、そこ辺りのことをしっかりと育てていただいて、町民の付託に応えられるようにお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 すみません、今年の1月20日に福祉手帳というのが私のほうに送ってきているんですけど、この中で新社会福祉協議会基本要項とかもあります。これ見てみると、本当に大変なことがしっかりと書いてありますので、こういうのは常に目を通されていると思いますけど、しっかりと本当に後でしまったとかああじゃったとかいうことのないようにお願いします。 次に、3番目にトピカ社の運営についてお尋ねいたします。トピカについては、いろいろともうこれで3回目になりますけど、この前も社長さんと話をしました。改修工事は11月末で完了したのかと聞いたら、完了はしたということでありますけど、この改修に満足はしているかという話ですけど、その場合にある人からそのなぜああいう改修やらするのに使う人、経営者ですよね、そこの従業員等には話はしないのか。ただ、決められたとおりの設計図どおりの作業で、どこがどうなるか分からないような状態。改修するんだったらここをこのように改修しますよと言えば、ちょっとそこをどうかしてくれんかとか要望もできると。全くその話し合いもないということなんです。こういうことって、本当にあと使う人が満足して使えることができるかどうか、不安で私も思っておりますけど、そういう状態が今続いているかどうかをお尋ねいたします。 ○議長(松浦光宏君) 総合政策課長。 ◎総合政策課長(松下栄一郎君) てるはの森の宿の改修についてでございますが、設計が上がった段階で社長さんには一通り図面はお渡ししたつもりでございまして、これでお願いをしたいということの話はいただいたと思っております。 以上でございます。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉千歳。 ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) 先ほどから言っているように、だから、その工事の過程の中でそういう話ができたのかって言っている。だから、篠原さんに言わせれば、もう工事にかかったら私どもは全然分かりませんと。いつでき上るかっていうのも期間内には終わるでしょうっていうような感じです。 前から言っているように、町長、これはもう本当に町長が1番心がけていた一丁目一番地の事業じゃないとですか。その方が本当に綾町を信用していないような状態になっております。だから、詳細に、本当にどうかね、こうかねと言えるような仲になるようにしていただいて、12月から本当に全力で営業ができるような体制づくり、また、それに対するいろんな少しずつの支援とか改造とかがあると思います。前から私も言っているとおり、駐車場の問題やら施設の問題もあります。だから、そういうところも含めて、今終わった時点で1回でも会社のほうに顔を出していただいて、どうですか、満足されていますかとそういうような言葉もかけていただけるのが本当じゃないかなと思っておりますけど、いかがでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) トピカの改修工事に関してなんですけれども、これに関しては昨年来からずっと話しておりまして、やっぱり順番に段取りを踏んでやってきております。まずは設計工事をやって、どういうふうな工事になるかというのを図面で示します。それに基づいて本体の工事を行うと。それに当たってはしっかり設計工事をやった段階で図面を示してこういう形でやりますよと。あの施設に関しては、町の施設でございます。どういうふうに進めていくかというのは来られるお客様、スポーツ合宿を中心として来られるんですけど、それに合った形で見直しておりまして、それに対して実際にトピカのほうでやられているんですけど、我々としてはそこのところ説明しておりますし、満足いただいているんじゃないかなというふうに考えておりました。もしそれに対して社長のほうで異論とかいうのがありましたら、しっかり聞いて。まだこれが全て終わっているわけじゃなくて、まだほかにもございますから。そこのところはしっかりお互いの意見の合意を基に進めてまいりたいと思います。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉千歳。 ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) ぜひやはり成功していただけないと議会としても、町民としても本当に困ります。だから、そのためにもそういうへだたりがあることのないように、しっかりと1か月に1回とは言わず、どうですかというぐらいの気持ちでもいいんじゃないかなと思っておりますので、ぜひ対応のほどよろしくお願いいたします。 それと、社長さんも言われていましたけど、契約書になる協定書、私が最初から言っているように、募集要項と協定書は2つあるのはおかしい。どうしても1つにするべきであると。募集要項というのはあくまでも募集するための要綱でありますので、契約書というのは本当にちぎりを交わす約束事であります。だから、それも何か一本化を望んでおるというけど、まだできあがってないというようなことですけどいかがでしょうか。お答えください。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 契約書についてでありますが、ご指摘のとおり見直しさせていただいているところであります。大枠については了解いただいているものと。もう少し細かい部分が残っておりますけれども、できるだけ早く見直したいというふうに考えております。 募集要項、これは募集する段階でということで実際にはこれを契約するときのその契約協定書の内容というのがもちろんこれが正になりますから、そこのところはっきり誤解のないように両者が納得する形で、そこで作成してまいりたいと思います。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉千歳。 ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) 監査の項目が募集要項には書いてあるけど、協定書の中には書いてありませんので、ぜひそこ辺りを含めていただきたいと思います。 それから、食材なんかの地産地消等は話なんかは進んでいるんでしょうか。お願いします。 ○議長(松浦光宏君) 総合政策課長。 ◎総合政策課長(松下栄一郎君) 地産地消につきましても、協定書の中にも入れてありますように、できる限り町内でということをお願いはしてある状況でございます。ただ、先ほど町長が答弁させていただきましたようにまだまだうまく運営できている状況じゃあありませんので、実際の数字としてはほど遠いものがあるというふうにお伺いしています。引き続き、年末実業団の駅伝であったり高校サッカーの合宿であったり、それから年明けますとJリーグをはじめとする合宿等の誘致になっていますので、そういったことでうまく運びだすことで地産地消をお願いしていきたいなというふうに考えております。 以上でございます。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。児玉千歳。 ○議長(松浦光宏君) 児玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) ぜひ途切れることのないように、たまには伝票等も確認していただければ、ほんものセンターからどのくらい取っているかやら分かると思いますので、ぜひそこ辺りのところのご指導のほどもよろしくお願いいたします。 次に4番目に育英会についてです。これ9月議会の中で育英会の金を使って困っている大学生、今困っている大学生等にも使えないかというようなことを言った段階で教育長に聞いた段階でたった8,000万円と言われました。これはたった8,000万円という言われたことに対しての意味はどういうことを言われたのかお聞きいたします。
    ○議長(松浦光宏君) 教育長。 ◎教育長(日髙和典君) まず初めに、たった8,000万円の意味のことですが、次の2番の1億円、2億円、10億円と一緒に回答したと記憶しておりますので、その質問と関連と併せて答えてよろしいでしょうか。 ◆議員(兒玉千歳君) はい、いいです。 ◎教育長(日髙和典君) 9月議会では最初に育英会の制度をご理解いただきたいという思いから綾町育成会の運営方針についてご説明させていただいたと記憶しております。 綾町育英会だけでなく、他の市町村の育英会につきましても同様でございますが、市町村の人口や育英会から貸付を行う人数に応じて、それぞれの市町村ごとに1億円とか2億円とか10億円など一定の原資が必要になってきます。その原資の範囲内で援助を必要としている生徒や学生に奨学資金を貸し付けていますが、その資金が枯渇して原資がなくなったら育英会は運営することができなくなってしまいます。将来、この制度が消滅することなく、綾町の子どもたちが高校、大学へ進学する際に十分な貸し付けをすることができますよう一定の原資を積み立てておく必要があります。 かつて綾町教育委員会におきましても、日本育英会や現在は日本学生支援機構と言われますが、育英会並みに貸付額を増額し、返済期間も学生支援機構と同じく返済期間を3倍に、今の綾町の返済年数の約3倍にしたらどうかとのご意見もございましたが、そのことをシミュレーションいたしましたところ、現在綾町では約年間1,600万円から1,800万円の運営資金貸付額となっておりますが、これを日本学生機構と同じような制度にいたしますと一気に3,000万円から4,000万円の原資が必要だということが分かっております。将来、今の小学生が80人ほど児童生徒がいますが、1学年において、この児童生徒が大学に進学することを想定しますと、8,000万円という金額ではあっという間に底をついてしまいます。こういった意味から、9月議会でたった8,000万円というような表現をさせていただきましたが、綾町民が長い期間かけて血がにじむ思いで積み上げてこられた貴重な原資に対しまして、たった8,000万円という表現をしてしまったことは本当に申しわけなく思っております。先ほどの説明で趣旨はご理解いただけたものと思いますが、本当に申しわけなく思っておりますので、お許しいただきたいと思います。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉千歳。 ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) そのよそのこととか日本学生支援機構やらは必要ないんですよ。これ私が言っているのは綾町育英会のことを言っています。というのは私たちも500円払っているんですよ。払っていますか、500円の会費を。会費ですよ、これ。寄附じゃあありませんよ。自分も払う能力はあるんでしょう。払ってない人がたった8,000万円と言えますか。そこですよ、私が言いたいのは。私たちももう20年、30年、私なんかは払っております。会費の徴収も回っております。会員増強もしてくださいと言われておりますから、7名から増やしました、今高松局長より引き継いでおりますけど、本当に申しわけないぐらい増やしております。これも、それとあと亡くなられた方の篤志寄附も全てそういうのも含まれてこの金額になっております。今の学生、子どもたちが全員大学に行くとは限りません。でも、行く可能性はあるでしょう。でも今言っているのは、今現在大学生が困っております。今困っている子どもを今救わなくて、対策をとらないでどうするかということです。それは役場がすることでしょうというけど、そういう前にやはりこの育英会という資金がありますからこういうのもその保護者の親たちやらじいちゃんたちも払ってきているかもしれません。だから、俺たちが積み立てた金が生きるんかという思いもあります。だから言っているんです。このたった8,000万円について今詫びましたけど、もう本当に口に出る言葉じゃないと思います。そこ辺りのところを本当に認識いただいて、しっかりと。綾町の子どもも本当に今生まれてくるのは50人ぐらいしかおりません。その子たちが本当にあと未来を担っていくわけですので、大事に使っていただくためにもそういうところは軽率な言葉遣いはやめていただきたいと思います。 この1億円、2億円、10億円の意味も今、言われましたけど、よその地区のことは関係ないです。綾町は綾町であって、もし金が足らんければ役場から補償してもらえばいいわけです。本当に皆さんが大学に行けば。でもその頃には無償化もあります。分かりませんけど。そういうことも考えていけば、個人の負担は少なくなると思います。だから、その先のことよりも今困っている大学生を救う意味で言ったわけですので、ぜひそこ辺のところの考えをもう一度お願いいたします。 ○議長(松浦光宏君) 教育長。 ◎教育長(日髙和典君) 寄附をしたことがあるかということですが、寄附をしたことはございます。あります。 ◆議員(兒玉千歳君) 会費よ。 ◎教育長(日髙和典君) 会費は払っておりません。 ◆議員(兒玉千歳君) 会費。 ◎教育長(日髙和典君) 綾町民ではありませんので、会費は払っておりません。 ◆議員(兒玉千歳君) 会員になっていないかと。 ◎教育長(日髙和典君) 会員にはなっておりませんけど、寄附はしております。 ◆議員(兒玉千歳君) 会費って。だから会員になっていないから、たった8,000万円やらいうわけ。 ◎教育長(日髙和典君) 次の回答を。 基本的には奨学金制度というのは、前回9月議会でも回答いたしましたとおり、今現在大学、高校に進学する上でそういった資金を必要とする子どもたちに対して行うのが奨学金制度であります。現在この新型コロナウイルスのように特別な理由によって起こっているようなそういう事態に対して、行うそういう支援については、一般的には綾町独自の一般財源とか、あるいは国のそういった補助金とかを利用して行うのが一般的と思っております。奨学金制度は今まで多くの方がこの奨学金を財源をみんなで積み立てて、これを未来永劫綾の子どもたちが進学するときに、お金がなくて進学できないような子がいないようにということで、そういう思いで長きにわたって積み上げられた金額だと私は認識しております。そういう意味では、我々事務局といたしましては、もしこれをそういった形で使用する場合には多くの方の意見をお伺いして、総意の下に実施しないと趣旨が違ってまいりますので、そこの部分はご理解いただきたいというふうに思っております。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉千歳。 ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) 趣旨とかそういうやつやら育英会のこの要項やら全部持っています。私が言いたいのは、今困っている人にこの金は使えないかって。ある金がなぜ使えないのかって聞いただけであって、私はこのたった8,000万円やら10億円の金が必要じゃとかそういうような回答は求めておりません。これは言うたでしょう、私は、だから。今、ある金を何とか立て替えるような感じじゃあないけど、今困っている学生、本当に9月議会でも言いましたとおり、電気代が納められんで電気が止まるというような学生もいます。でもその人たちは食わんと生きられません。どうしても、だから最低限の食事とかそういうことはしますけど、家に帰って電気が止まらせんどかいと思うぐらいのさびしい気持ちになっておる子もいます。それと、今生理用品もありますけど、そういう話も出ておりました。これも国会でも問題になっております。 だから、綾町の大学生が何人おりますか、何人。その中で本当に少ない困っている人に対して、仮に1万円でも2万円でもちょっとでも送ってやれば、これで足しにしてくださいよって言えば、それは涙が出るくらいいい思い出になりますよ。じゃあ、そういうところも学生が綾に帰ってくる気持ちになるんじゃないですか。それをこの8,000万円をばらまけとかそういうことは言っておりません。なぜそれが先に使えないかというのを言っているんです。だから、さっきも言ったとおり、たった8,000万円という言葉が出るのか。そういうことは絶対言えないはずです。もう少し教育長であれば、そういうこの町民の思い。それと企業が積み立てております。企業も会費です。というのは、どういう感じで企業は入ったか分かりません。ひと口5,000円で1万円と積んでおりますけど、これは将来にわたって人材確保になると思いますのでどんどんやっていただきたいと思いますけど。子どもが大学に行くか行かないか分からんような家庭とかそういうところも納めております。毎年毎年一人一人500円払うって、一昨日うちの近くの集金に回る人がもう何遍行ってもおられんとよねって言っております。ごめんねって、俺のときもそんげあったとやって。だけど、時間かけてもいいから頼むねっというようなことを言っております。だから、みんなそういう思いでやっております。本当に教育長であれば、教育に対して真剣に取り組んでいただければたった8,000万円という言葉は絶対出ないと思いますので、今後よろしくお願いいたします。 ○議長(松浦光宏君) 教育長。 ◎教育長(日髙和典君) 何度も申し上げますが、たった8,000万円という意味合いがそういうふうに貸与型返済しなくていいという形での学生に支援する場合には2、3年でなくなってしまいますよというくだりの中でのたった8,000万円という表現をさせていただきました。趣旨がちょっと、うまく伝わっていないということに関しては私の説明不足だと思って大変申しわけなく思っております。 それと、この貸与型にするというのももうここ6年ぐらいいろんな形で一部はできないかということで検討しております。そのときのシミュレーションも貸与型にしたら一気にこの原資がなくなってしまうので、それはできないということで結論を見ておりますので、そういった意味で8,000万円の原資ではすぐ枯渇してしまうという表現の中で使わせてもらったと私は思っております。 十分説明不足で趣旨が伝わらなかった部分は多々あるかと思いますが、事務局を預かる身としては、この奨学金制度は我々行政にいる者は皆同じで、住民サービスをどれだけするのかということと、我々の町をどう守っていくかという許認可をする組織が役場です。そういった意味では、この奨学金制度も半永久的に維持しなくちゃいけない、そういう責務が我々教育委員会にはあります。そういった意味でできませんというお答えをしただけであって、趣旨はちょっと分かっていただけなければちょっと私の説明がうまくこれ以上できませんので、申しわけなく思っております。 以上でございます。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉千歳。 ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) 議会でこのような発言があったことは理事会の中で討論されましたか。おそらくかけてないでしょう、1回も。緊急事態発生、今この8,000万円の中からいくらかの金を使いたいっちゃがというような訴えが、対象大学生に対して何名に対してというような会議は開いていますか。 ○議長(松浦光宏君) 教育長。 ◎教育長(日髙和典君) このコロナ対策について、国、あるいは県、綾町からもこれに対する支援はするということでしたので、教育委員会の判断としては検討はしておりません。 また、もう1つの理由といたしましては、貸与型の奨学金支援をするというのはこれまで私が綾町に来てから6年間の間に何度も検討しております。そのたびに理事会ではこの奨学金制度は半永久的に維持してほしいということで貸与型の奨学金制度は行わないという結論を見ておりますので。そういった意味合いからも……。給付型ですね。給付型の……すみません。給付型については綾町の育英会では行わないということで、私たちとしては結論をみているものというふうに判断して、今回は理事会には諮っておりません。 以上でございます。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉千歳。 ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) 貸与型というから…… ○議長(松浦光宏君) 教育長。 ◎教育長(日髙和典君) 申しわけありませんでした。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉千歳。 ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) 理解に苦しむわけですよ。でも給付型、給付型と言いますけど、給付型についてもいろいろ条件があります。それはもう、むやみやたらにやるわけじゃあありません。でも、ちゃんとした決まり事があるから、その給付型をやっているわけですけれど、今度の場合はそういうことを言ったんじゃなかったんです。だから、この8,000万円のうちのいくらかでも使って、今、困ってる大学生に支援はできないかということを言っただけのことであって、育英会のこの資金を崩せとか、そういうことは言っておりません。 前から言っているように、大学生が何人おるか分かるかって聞いても、分からないと言っておりました。でも、やはりそういうとこも本当に把握していただいて、子供たちが十分に学力がついて、しっかりとした卒業ができるように今後、対応していただきたいと思います。 次の教育長の任期が来年の3月末っていうことですよね。(「はい」と呼ぶ者あり)その任期はまだ早いんですけれど、現在、今まで約6年近く在籍されておりますね。その中で自分が最初描いたことは、今、どのぐらい達成されていますか。それともまだ今から3か月間でやり残したことに対してやられるかをちょっとお聞きいたします。 ○議長(松浦光宏君) 教育長。 ◎教育長(日髙和典君) 教育においては、よく議論されることなんですが、教師がなぜ働き方改革のやり玉に挙がってるかと言うと、教育の世界っていうのは、100点満点はありません。理想とするものはそれぞれ思いがあって、その100点を目指すっていうのは、多分、一生涯あり得ないんじゃないかと思っております。 ただ、私が綾町に来たときに、最低限これだけはやりたいという目標を立てております。それについては多分、七、八割は達成できてるんじゃないかなとは思っておりますが、ただ、その七、八割に到達すれば、また新たな課題、また新たな目標、やらなくちゃいけないことがまた、裾野がずっと広がっていくように広がっていきます。そういった意味では、今現在、何%かというと具体的な数字としては表れませんが、ただ、私の思いや思い描いた目標というのは教育委員会職員、みんな共有していただいてると思っておりますので、私の後任に入っていただく方が、もし私と同じ思いで教育委員会の運営をしていただけるならば、多分、その方が私が期待した100%、150%とか120%という形で、ずっと綾町の教育の充実を図ってもらえるものと思っております。 以上でございます。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) やはり教育っていうのは1人の先生が30人、50人の生徒に教えるわけですので、それは本当に大変なことで、100%というのはありません。その中で本当に頑張っていただいたことに対して、どれだけ自分が満足するかというのをちょっとお聞きしたいと思って尋ねたところであります。 それから、質問のほうは、高年者の生活環境の改善についてです。地区グラウンドゴルフ場の確保について、まだゴルフ場のないとこもありますし、この2番目の練習場の維持管理について町長に、9月議会の中では海老原会長が、自分で芝刈り機を持って芝刈りをして回ってるというふうなことで、それに対する負担がかかり過ぎているから何とか少しでも町のほうでバックアップはできないかというようなことを私も言いましたけれど、町長は海老原会長とコンタクトを取ると言われたんですけれど、11月の末まではまだ電話、来んよと言われてましたけれど、いかがですかね。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 申し訳ございません。ちょっと話す機会を逸しております。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) 私がなぜ、今、これを言うかというと、海老原会長が10月の末にマダニに感染して40度の熱が3日間、集中治療室で過ごされたんです。救急車で行きました、これ。だから、非常に、誰でもできるような作業じゃない。私も何でそんなことにかかっとやって。草を切ってさるくだけじゃねえやって言うたっちゃけど、どこでなったか分からん。施設を三本松から立町やら、いろいろ5か所ぐらい回った。だからどっかで右膝、くるぶしの上って言われましたから。こちらのほうにはどこも血清が持ってないということで、宮崎の古賀病院、何か池内にあります、あそこしかないらしい。だから、この場合も何とかマラソンじゃありませんけれど、短パンの半袖で回るていうようなことをおっしゃってたですけれど、本当にそこ辺のとこはアピールして注意していただいて、中央保健所では、この綾・国富地区が多いらしい。これで命を落とす方もいらっしゃいますので、ぜひこの、もう高齢になってきて、海老原さんたちもやがて80になります。だから、この人たちに本当に負担をかけないがためにも、やはり高齢者が安心安全に過ごすためにも、月に、時々は何か月に1回とかそういう感じでも話をしていただいて、手助けをしていただきたいと思いますけれど、よろしくお願いいたします。 それから、買い物、安否確認の対策はと言ってますけれど、国富町でも取りかかっております。私たちもいろんなとこのあれを持っておりますけれど、やはり高齢者、高年者の本当に買い物支援、また今度は病院に来るまでの足ですね。100円バスで待合所まで来ればバスに乗れるっていう方もいらっしゃいますけれど、ここまで出てくるのに本当に苦労するわけですので、そこあたりのところの対策案は今のところないでしょうか、ひとつお聞きいたします。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) ご質問に回答させていただきます。 まちづくり座談会で各地区を回ったときにも、高齢者の足ということで説明させていただいたと思います。今現在、社会福祉協議会のほうに2台のバスがあって、地域循環バスも定期的に回るのと、あともう1台、軽の車を1台用意しました。これを有効に活用してくださいということで、またこれが十分高齢者の皆さんに伝わってないのかなと思ってますけれども、もうできるだけこれを有効に活用していただいて、買い物とかそういうものに、またタクシー券も含めてなんですけれども、しっかり使い勝手がいいというか、これを1回使うことによって、次からはまたやり方とか分かるでしょうから、そこのところはしっかり周知していきたいなと思います。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) 高年者クラブの会員は減っておりますけれど、お達者クラブに参加する高齢者の方は多いんですよ。だから、そのお達者クラブの中でもそういうバスが今、言えば、宮原は水曜日と何曜日と何曜日は来ますよと、そういうのは利用してください、あとはタクシー券を使ってくださいっていうようなことも必要じゃないかと思いますけれど、ぜひそういうのでふれていってもらえれば徐々に増えるんじゃないかなと思っておりますし、また高齢者の方もそれだけ活用が、範囲が広くなると思います。ぜひ副町長、よろしくお願いいたします。 4番目のコロナ、インフルエンザというのは、もう今までも話があったとおり、コロナのためにマスクをしてるから、今年もまたインフルエンザは少なくなるとは思っておりますけれど、やはり念のためにワクチン接種はしておりますから、これはこれでいいと思います。 5番目の宮原ふれあい公園の整備について。9月議会から申しております。公園はもう浄化槽を入れていただいてもいいぐらいの設備はできております。敷地もあります。あと公園の管理をどうしても高齢者の人たちが自分で草刈り機を持って、伸びた頃には刈っていくような状態でありますから、休憩所がないんです。ただ椅子やらありますけれど、本当にもう青空天井であります。だから、ぜひ、ほかの地区にはあります。また宮原ふれあい公園なんかも避難所としても使うわけですので、いざというとき使えるようにちょっとした休憩所も欲しいと思っておりますが、ぜひ来年度中には作っていただきたいと思いますけれど、いかがでしょうか。 ○議長(松浦光宏君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 宮原のあそこのふれあい公園ですね。もちろんほかの地域も全部を見た中で考えてみたいと思います。もちろん、これ、防災の面とか、多面的に多方面で活用可能ですので、ちょっと予算の状況を見ながら検討してまいりたいと思います。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) ぜひ、もうみんな年取っていくわけですので、そして宮原じゃから宮原にほかのよその人たちが来たらいかんていうことはありません。グラウンドゴルフも交流の場でありますので、時々は東中坪と対戦したいやら、そういうことも計画してやっておりますので、ぜひ有意義に使えるようにしていただきたいと思います。 以上で終わります。 ○議長(松浦光宏君) 関連質問の希望はありませんか。(なし) ○議長(松浦光宏君) 兒玉千歳議員の一般質問を終わります。────────────・────・──────────── ○議長(松浦光宏君) 以上で、本日の議事日程の全部を終了いたしました。 これをもちまして、本日の会議を散会いたします。(散会午後4時49分)──────────────────────────────...