綾町議会 2020-12-09
12月09日-04号
令和 2年第8回定例会(12月)令和2年第8回(12月)綾町議会(定例会)会議録令和2年12月9日再開 令和2年第8回綾町議会(定例会)が令和2年12月9日午前9時綾町役場議場に招集された。 出 席 議 員┌─────┬───────────────┬─────┬───────────────┐│議席番号 │氏 名
│議席番号 │氏 名 │├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤│1 |松 本 俊 二 |6 |日 髙 憲 治 |├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤|2 |青 木 實 |7 |児 玉 信 |├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤|3 |山 田 由 美 子 |8 |松 浦 光 宏 |├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤|4 |池 田 和 昭 |9 |日 高 幸 一 |├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤|5 |兒 玉 千 歳 |10 |橋 本 由 里 |└─────┴───────────────┴─────┴───────────────┘ 事 務 局┌─────┬───────────────┬─────┬───────────────┐│局 長 |高 松 俊 秀 |書 記 |藤 島 裕 輔 │└─────┴───────────────┴─────┴───────────────┘ 説 明 員┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────┐│町長 | 籾 田 学 |副町長 | 増 田 俊 男 |├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│教育長 | 日 高 和 典 |
総務税政課長 │ 蓮 子 浩 一 |├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│企画財政課長 │ 竹 下 琢 郎 |
福祉保健課長 │ 佐 藤 光 久 |├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│農林振興課長 | 兒 玉 良 次 |
産業観光課長 │ 松 下 栄一郎 |├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│町民生活課長 | 野 村 修 |建設課長 │ 中 原 修 一 |├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│教育総務課長 | 吉 鶴 慶 久 |社会教育課長 | 森 園 由美子 |├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ユネスコエコパーク| | │ |│推進室長 | 入 田 賢 一 |会計管理者 | 小 村 久美子 |├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│監査委員 | 福 留 清
人 | | |└─────────┴───────────┴─────────┴───────────┘令和2年第8回(12月)綾町議会(定例会)議事日程令和2年12月9日再開 開 議 日程第1 一般質問 追加日程第1 議案第64号の撤回 追加日程第2 議案第73号 産業観光施設の指定管理者の指定について会議に付した事件・議事日程と同じである。──────────────────────────────┌───────────┬──────────────────────────────────┐│質 問 事 項 │質問の要旨 │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員 池田 │ ││1.座談会について │(1)資料が解りにくい。町民向けには解るようにできないか。
││ │(2)顛末の報告(出席者数、主な意見など)を求める。
││ │(3)地域ごとに行うことが望ましいが、今後の座談会の方式について
││ │ 伺う。
││ │ ││2.教育長について │(1)座談会での教育長への質問はまちづくり座談会のテーマではなかった
││ │ が、どう考えるか。町長に伺う。
││ │(2)教育長の罷免議案の再提出はあるのか。
││ │ ││3.
新型コロナウイルス│(1)国、県の交付金等はいくら受け入れたか。また、今後、交付金が予定││ 感染症について │ されているが、見込み額はいくらか。
││ │(2)交付金等はどのように使用されたか(11月末議決分まで
)。 ││ │ ①コロナ予防対策・トイレ等環境改善関係
││ │ ②教育委員会関係(タブレット端末等整傭)
││ │ ③活性化協会関係(宿泊施設の改修、補てん)
││ │ ④執行残 ││ │(3)コロナ臨時交付金で財政上の負担は軽減されたか。
││ │(4)今後、対策が必要と考えられるものについて、どうされるのか。
││ │ ①飲食業や失業者への更なる給付金等の支給(1回の支給で不十分な
部││ │ 分に対して)
││ │ ││4.町づくりについて │(1)多くの町民の雇用がある雲海酒造への支援(社長との協議を含め
││ │ て)。
││ │(2)町民から町づくりの提案が示されているが、検討されたか伺う。
││ │(3)今後、どのような町づくりをされるのか伺う。
││ │ ││5.町政の信頼回復につ│(1)町政の信頼回復をどう考えているのか。 ││ いて │
││ │ ││6.農業支援センターに│(1)職員が10月末までで3人辞めており、生産者からの苦情が殺到して││ ついて │ いる。あとの職員の雇用(補充)はするのか伺う。
││ │ ││7.ふれあい館について│(1)ふれあい館の職員はどうなるのか。商工会としっかり協議ができてい
││ │ るのか伺う。
││ │ ││8.尾立地区の臭いと生│(1)臭いの原因は判明したか伺う。 ││ ゴミの処理について│(2)堆肥工場で製造される堆肥は使用できるのか伺う。
││ │(3)尾立地区の堆肥工場は今後どのようにされるのか伺う。 │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員 日髙(憲) │ ││1.農業経営の安定化に│(1)綾町は1行政、1単独農協になり、数十年が経過した。1農協の利を││ ついて │ 活かして、魅力ある行政と農協の総合力を十分発揮でき得る
営農活 ││ │ 動、環境づくり、促進はどうだったのか。また、籾田町政になり、
││ │ 1年以上経過したが、農業の振興と自然生態系農業等への支援取組は
││ │ 十分か。
││ │(2)近年、新規就農を希望する多くの者に対する農地や住宅確保の状況は
││ │ どうなのか。
││ │(3)農業所得が不安な中で、専業農家の生産基盤の強化以外に、所得が低
││ │ 迷する中での兼業農家の役割も重要だが、支援・指導は十分なのか。
││ │ ││2.綾の稲作の状況につ│(1)令和元年は米政策改革に基づいて、水田農業の椎進を図ると謳ってい││ いて │ るが、どのような取組・指導・支援がなされ、その実績・結果はどう
││ │ であるか。
││ │(2)現在の綾町内の水田面積及びそのうち主食米の水田面積はいくらか。
││ │ また、昨年の出荷状況と比べ、今年の出荷状況(売渡状況)について
││ │ 伺う。
││ │(3)今年は高温障害、秋にはトビイロウンカが発生したが、その状況、対
││ │ 策等は取れていたか伺う。
││ │(4)近年、飼料米が多くなっているが、その面積はいくらか。また、
病害││ │ 虫の発生元になっているようだが、その対策について伺う。
││ │ ││3.育苗センターについ│(1)育苗センターの運営状況について ││ て │(2)苗の出荷状況について
││ │(3)出荷する苗に一律して防除剤(粒剤)を散布することはできないか。
││ │ ││4.河川について │(1)綾北川の水質汚濁はここ数年ひどくなっており、漁協より要請もある
││ │ が、町長の考えを伺う。また、今後の対策について伺う。
││ │(2)木森井堰(元町)の改修について。
││ │(3)綾北川の発電所改修に関する噂を1年前より聞くが、情報は伝わって
││ │ いないか(改修費98億円ほどの工事)。 │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員
青木 │ ││1.議会との対話・相談│(1)町長はどう考えるか。 ││ ・協力について │(2)青木議員への忠告、インターンシップ発言について。
││ │ ││2.町長との対話・相談│(1)就任1年半後、町政、町長について、町民の評判をどう受け止めてい││ ・協力について │ るか。
││ │(2)町政座談会での質問内容の制限の意図について。
││ │(3)公民館への職員派遣はなぜ中止したのか。
││ │ ││3.活性化協会について│(1)公募の内容は何か(議員、町民への説明なし)。
││ │(2)業者決定の理由は何か。
││ │(3)綾川荘支配人の公募不受理の理由は何か。
││ │(4)現場の意見をなぜ聞かないのか。
││ │(5)綾川荘のパンフレットを事前に応募者に渡した理由は。
││ │(6)理事=役場職員は職務専念義務違反ではないか。
││ │(7)同協会の条例、規則はあるか。
││ │(8)協会組織の改良等、自己努力をしてきたのか。
││ │(9)今まで悪化して来た責任の所在はどこか(コロナを除く)。
││ │ ││4.教育行政及び教育長│(1)罷免の再提出はあるか。 ││ の罷免の再提出につ│(2)署名活動は誰が中心でしたか。 ││ いて │(3)教育行政の監視をしているか。
││ │(4)いじめ、不登校の実態は。数は。
││ │(5)教育長の町内在住時の水道使用量はなぜ出せないか。
││ │(6)教育長が議会に提出した「県教育委員会の見解」(虚偽)について、
││ │ どう思うか。
││ │(7)昨年の町長選挙時における教育長の選挙活動について、どう思うか。
││ │ ││5.町長の危機管理につ│(1)庁舎爆破予告日に事前に承知していながら、県外に出張した見識を問││ いて │ う。
││ │ ││6.旧総合基金について│(1)進捗状況はどうか。
││ │(2)弁護士の見解はどうか。
││ │ ││7.二反野メガソーラー│(1)メリット、デメリットは何か。 ││ について │(2)自然と人々の暮らしの共生についてどう思うか。
││ │(3)地権者の権利をどう思うか。
││ │(4)メガソーラーを阻止する条例、規則等はあるか。
││ │(5)環境アセスの妥当性はあるのか。
││ │ ││8.役場の仕事ぶりにつ│(1)新たに国への返還(国広橋1,000万円弱)が決定したが、どう思 ││ いて │ うか。
││ │(2)綾城屋外新設トイレについて問う。
││ │(3)町役場等施設の電気料見直しを提案したが、どうなっているか。
││ │(4)綾川荘の風呂改修はしたのか。
││ │ ││9.「こち風」について│(1)違法性はあるか。 ││ 再確認したい |(2)国等への提訴の考えはあるか。
││ │(3)町民への説明はあるか。 │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員
兒玉 │ ││1.安心・安全・安泰な│(1)子ども議会の在り方について ││ 町づくり │(2)町外学生支援金について
││ │(3)本庄高校を含む県内高校卒業生の町内就業及び定着率アップについて
││ │(4)高齢者の生活環境整備について
││ │ ││2.令和3年度予算編成|(1)公用車等の購入方法について |│ │(2)見直し事業と推進事業について │└───────────┴──────────────────────────────────┘(再開午前9時00分)
○議長(日高幸一君) おはようございます。本日の議事日程は、昨日に引き続き一般質問となっております。 ただいまから本日の会議を開きます。 議事進行については、格段のご協力をお願いいたします。 なお、発言につきましては、簡潔にまとめられ、また、綾町議会会議規則及び申合せ事項を守っていただきますよう、ご協力をお願いいたします。 なお、執行部におかれましても、簡明に要領よくまとめられ、答弁漏れのないようにお願いいたします。────────────・────・────────────
△日程第1.一般質問
○議長(日高幸一君) 日程第1、一般質問を行います。 あらかじめ質問者の順序を申し上げます。1番、池田議員、2番、日髙憲治議員、3番、青木議員、4番、兒玉千歳議員、以上の順序で行います。 関連質問のある方は、一問ごとに随時挙手しての関連質問を許可します。 池田議員の一般質問を許可いたします。
◆議員(池田和昭君) 議長。池田。
○議長(日高幸一君) 池田議員。
◆議員(池田和昭君) マスクを外します。おはようございます。順番としては6番目ですけれども、本日の一番最初ということで質問をさせていただこうと思います。 まず一番最初に、座談会についてでございます。 (1)町民向けに分かるようにしてほしいということであります。それと(2)が、顛末の報告をお願いします。これは出席者数と主な意見でございます。これを一括して最初に質問させていただきます。 実は座談会において資料を頂いたんですけれども、私は能力も足りないし、町長さんみたいに一流大学も出ておりませんのでなかなか分からなかったんですけれども、辞典等もひいて何とか解読できました。これが町民対象となると私と同じように分からない人も多いんじゃないかということを考えまして、町民が見られてもすぐにやっぱり理解ができて、町の考えておられますことが伝わるようなやっぱり資料にしていただければありがたいというふうに考えております。 それから、2番目に顛末の報告をちょっとお願いをしたいと思います。もう簡単ですけれども、出席者が幾らおられたのかということと主な意見をお願いしたいと思いますが、主な意見については教育長さん関係について省いてもらって、ひとつご報告をお願いしたいと思います。 それから、先ほど抜けましたけれども3番目に、地域ごとに座談会は行うことがいいんじゃないかということで出しておりますので、これを一括してお願いをしたいと思います。 まず、顛末の報告をひとつお願いしたいと思います。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) お答えしたいと思います。池田議員、かなり謙遜されておられますけれども、勉強熱心なのは日頃から見ていて本当に分かりますので、一生懸命勉強されているなというのは感じている次第です。ご質問に対してお答えいたします。 資料が分かりにくいということでしたけれども、当初座談会は6月に各地区で計画しておりましたけれども、コロナ禍の影響により10月に文化ホールを会場に2回に分けて開催した次第です。 今回、名称を従来の町政座談会からまちづくり座談会というふうに変えました。そこで今後のまちづくりについて意見交換を主目的として開催した次第です。 その中で意見交換に入る前に私のほうから町の財政が非常に厳しい状況であることを、その現状を町民の方に理解していただきたいという思いで話をさせていただきました。財政の話ではありましたけれども、基金とか起債とか日常では使わない言葉が入っておりました。ご指摘のありましたことを受け止めて、今後、資料の中に説明を加えるなど分かりやすい資料になるよう改善したいというふうに考えておりますので、その点よろしくお願いします。 二つ目の質問ですけれども、顛末はどうだったかということですけれども、2日に分けて行いました。初日、10月20日火曜日は出席者が136人、2日目が10月22日木曜日に開催したんですけれども、出席者102人でございました。合計238名の方が出席されております。 主な意見としては、町の財政状況、活性化協会の指定管理者公募について、あと敷地内のごみ焼却、二反野公民館敷地の払下げ、綾北川の濁りと綾南川のごみの問題などが初日のほうではありました。2日目の座談会では、町の財政状況について、活性化協会について、町営住宅の空き室、揚町から上畑の街灯に関する質問もございました。座談会の開催の方法もありましたし、綾北川の濁りの質問、それから情報開示の返答の方法など意見や要望がございました。主な内容はそういうことです。 3番目の質問なんですけれども、今後、(発言する者あり)いいですか、すみません。(発言する者あり)分かりました。じゃあ以上2番目のところまでご説明いたしました。
◆議員(池田和昭君) 議長。池田。
○議長(日高幸一君) 池田議員。
◆議員(池田和昭君) 3番目の問題ですけれども、私としては地域ごとに役場から出向いていって座談会をするのが望ましいということで書きました。 ご承知のように、地域に行くということになりますと22地区ございます。それで日数もかかって役場関係者の皆さんのご労力も大変で重労働だというふうに考えております。だからこういうことを申し上げますと、もう役場の職員の方、関係者の方から頭を殴られるんじゃないかというふうに思っておりますが、目的がやっぱり座談会ということになりますと、地域の住民の方々とまず接して、そして公民館の中で地域の問題なり、生活上の問題なりやっぱり話し合っていくわけですから、これからの事業を進めるにもどうしてもやっぱり町民と役場との親しみ、つながり、こういうものがやっぱり後の事業に非常に大きな力となって反映されるんじゃないかというふうに考えております。大変なことは大変ですけれども、これはひとつ重要な問題でありますから、ひとつ方法も考えてもらって、短期間で済むようにという考え方もできるわけですし、またほかにも方法があろうかというふうに思います。 だから、僕の極端な意見かもしれませんけれども、もうこれを2日で終わらせるということにすれば、町長以下職員の課長級、主幹級までとすると、もう11班ぐらい作って2日間で終わらせるとか、そういう方法も知恵を出してもらってやっていただけばいいんじゃないかというふうに考えますので、その方法なりについてはまた十分内部で検討いただいて対応いただくようにお願いをしたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) ご意見ありがとうございます。地域ごとに行うことが望ましいというご意見でしたけれども、今年度、座談会を計画するに当たって各地区の公民館での開催では三密を回避することが困難であると判断したために広い会場を使って、文化ホールを使って実施したわけで、やむなく2回に分けて全町民を、全ての町民を対象に文化ホールで開催した次第です。来年コロナウイルスの感染症の収束状況にもよりますけれども、多くの町民の方から意見を聞きたいというふうに考えておりますので、各地区を回るという方向で考えております。 確かにたくさんありますけれども、これを説明するのが行政、我々の仕事だと思いますので、できるだけ細かに回りたいと思います。例年4月、5月にかけて回っておりますけれども、大切な我々の仕事だと思っていますので。 実際そのことに関する質問が今回の座談会でもあったんです。若い方がまちづくり座談会に参加してないのは、この座談会の雰囲気では質問がしにくいと。あんな広い場で手を挙げてからというとやっぱり勇気が要ると思うんですけれども、実際、公民館の中で、それこそ車座になってでもいいと思います。そこで直接近い所で実はこう思っているんだとか、そういうふうな質問とか意見を聞かせてもらうのが本当にいいんじゃないかなと思っていますので、来年度以降はコロナの状況も見ますけれども、できるだけ各公民館を回って、この座談会を設けたいと思っていますので、よろしくお願いします。
◆議員(池田和昭君) 議長。池田。
○議長(日高幸一君) 池田議員。
◆議員(池田和昭君) 私からは座談会というか、自治公民館制度についてさらに質問をしたいと思うんですけれども、自治公民館制度はもう郷田元町長が考案されまして、そして今日まで公民館を中心とする活動をされてきたと思います。しかしながら、時代の流れによっていろんな問題が発生をしているんじゃないかというふうに考えております。あの当時は食べることが精いっぱいで少々生活にゆとりが出るかなという頃からの発足でございますから、そうして進んでおりましたんですけれども、もう今の時代に至ってはもうお金さえあれば何でも買えるんじゃないかと、そういう時代に入って町民の方々もゆとりができて、言ったら悪いんですけど個人主義的なところがあって、座談会とか行事とかなかなか参加していただけないという状況も生まれているんじゃないかというふうに考えております。 それから、職業のほうもサラリーマンが多くなって、農業ではなかなか食べていけないという面もありまして、職業も変わってきて、昨日もお話がありましたように綾町から宮崎市へ通勤ということで若い人たち、もうほとんど昼間は働いておられますし、奥さん方につきましてもお金がかかるということで働いておられます。また、さらに高齢者が多くなってきております。となりますと、なかなか活動しようと思っても体力的にできないとかいろんな問題がございます。 それから、綾町の人口の構成を見てみますと40%以上の方がよそから見えたと。そして混住化社会といいますか、そういうふうに入り交じりが大きくなってきております。したがいまして、いろんなことが地域の中で起こってくるわけでございますけれども、高齢化等によって役員のなり手がなかなかいないと。それとか極端な話はもう入会もしないと、そして脱会もあると。そういう方々も、僕も地域を回ってみてお話を聞いております。そういうふうに人がなかなか集まらないというところにも大きな問題があると思うんです。だから、こう社会状況が変化し生活状況も変化して、この公民館制度というものが今のままでいいのかどうかということに、こうなってきているんじゃないかと。 そこで、もう当初発足から50年たっているわけですから、もうここらでこの問題についてやっぱり真剣に考えて一応変革をしている中で検討というものを真剣にやって、これからの自治公民館制度はどうあるべきか一回さらに検討をいただいて、また、まだ時間がありますからやっていただくといいかなと思っております。 そこで、あと僕、質問項目が多いものですから、もう二者択一でどっちがで返答をお願いしますけれども、それはぜひやると、いや、もう町長はしないと、こういう二つの答えを用意しましたから、どっちかでお答えをお願いします。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 二者択一ということですけれども、自治公民館制度に関しては真剣に見直します。これは町民の意見だと思っています。昨日、児玉信議員からも質問を受けました。公民館長会にも参加させてもらいました。確かに時代が変わってきて人口構成も変わってきている、若い人も変わっている。仕事の在り方、昔は昼間でも田んぼを歩いていたらいっぱい会いましたよね。でも今は皆さん農家の後継者というんじゃなくてサラリーマンとかで宮崎市内とかに通っていますから、そういうのでコミュニケーションっていうのが薄くなってきているんじゃないかなと思います。もう一遍、綾にふさわしい自治公民館制度っていうのをちょっと皆さんの知恵をかりて考えましょう。本当に考えましょう。ぜひいろんな意見を上げてください。それに合わせて新しい綾の自治公民館制度というのを考えていきたいと思います。
◆議員(池田和昭君) 議長。池田。
○議長(日高幸一君) 池田議員。
◆議員(池田和昭君) その検討いただく中で、それに先立ってやっぱりやる側、開催する側の気持ちといいますか、これが一番大事じゃないかと思うんです。やってもなかなかこう、思ったとおりに進まないということも考えられます。そこで町長には大変失礼かと思いますけれども、やっぱり町長は先頭に立って、そして旗を振ってもらって、そして地域住民を引っ張っていくと。住民が主人公ですから、そういう方々をやっぱり引っ張っていって、そして模範を示してもらって理解をいただくと。一緒にやりましょうと、そういうことをやっぱり進んでやっていただくと、これからの活動についても住民の方々も町との信頼関係ができれば活動にも協力をしていただけるんじゃないかと。やっぱりより多くの町民の協力を得て、町民パワーをもって事に当たっていかないとなかなか考えたことが思った通りに進まないというようなこともありますので、町長さんもその点をひとつ十分意識して、そして町民との対話もいつもいつもやってもらって引っ張っていってほしいと。これは希望です。よろしくお願いします。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 今改めて池田議員からもありましたけど、新しい自治公民館制度ですか、新しいといいますか、今の時代に合った自治公民館制度、やらにゃいかん、やらにゃいかんって前から思っていたんですけど、やっぱり実際に行動、アクションを起こさないといけないですね。やっぱりちょっとそのためにどんなふうにこれについて考えていくか、どんなシステムにするか、どんなチームにするか、やっぱりみんなで集まったらいろんなん出てきて結局まとまらないんですよね。何かチーム作って、特に公民館長の皆さんには話をしないといかんと思いますし、私そこだけでも駄目だと思うんです。そこに参加してない人、公民館に入ってきてない人も入ってこないとその意見が分かりませんもんね。何で参加しないのかと、加入率が低いのかと、そういう人たちも入って、あと以前から町にいらっしゃる方も入って、そこで話を聞かないと全然改善にはならない。それだけの意見をくみ取りながらお互いが意見を出し合って、それでやっぱり合意するところをつかまないといけないと思いますので、ちょっとそういう組織作りを考えてみます。そして新しいこれからの綾町に合った自治公民館制度というのを考えていきたいと思います。
○議長(日高幸一君) 池田議員、挙手でお願いいたします。
◆議員(池田和昭君) 議長。池田。
○議長(日高幸一君) 池田議員。
◆議員(池田和昭君) ありがとうございました。 次に、2番の教育長についてをお願いしたいと思います。 座談会には、私は20日の初日の日に参加をいたしたわけでございます。その中で教育長に対する質問がございましたが、座談会のテーマであるまちづくり座談会とは程遠いと申しますか、余りふさわしくない意見であったと思いますが、町側の資料に対する説明が終わりまして、そして質問の受付に入った段階で、当初から三、四名の方が教育長問題を入れ替わり立ち替わり質問をされたと記憶いたしております。 内容は、県教育委員会の見解について偽証があるというか、そういう関係だったというふうに記憶しております。僕は見て聞いていて、これはこのような場で言うべき質問だろうかなというふうに考えて、やっぱり目的がまちづくり座談会ということであればそのことについてやっぱり真剣に協議する場であってほしいというふうに考えてみました。この問題について教育長はどう思われますか。町長は後で質問します。
○議長(日高幸一君) 教育長。
◎教育長(日高和典君) 池田議員のご質問に対してお答えいたします。 まちづくり座談会における私に対する質問ですが、どれも個別の案件でありまして、また、プライバシーに関係するようなこともたくさん入っております。そういった内容というのは、まちづくり座談会、町の今後をどうするかということを話し合う場でありますのでふさわしくないということもありますが、ああいった公衆の面前で1人のプライバシーに関することとか個別の案件というのは、普通、県議会とか国会においても個別の案件に対してはお答えできませんとか、専門的な見解については弁護士を通じてお答えしますとかそういった回答が一般的で、質問されても答えることができないものなんですが、綾ではそういうのは余りにも冷たいとか失礼だと以前ご指導もありましたので、今まで私は丁寧に全て答えてきたつもりであります。 また、先ほど池田議員の話にありました県教育委員会の見解についてですが、これはその後、青木議員と町民が一緒に県の教育委員会で聞かれたそうです。多分その内容とあの場で女性が質問された内容は全く食い違っているんじゃないかと思います。多分、僕もそういう話を県から連絡があったので、どんなことを聞かれましたかというやり取りについては聞いております。資料を渡しましたと、連絡もやり取りはしましたと。でも見解としてじゃなくて一応、県の教育委員会その担当者として専門的な立場で自分なりの考えは言いましたと、そのくらいしか言わなかったような記憶があります。 公式見解という形では出してないので資料は出してないし、そういうものは出せないという、で、県と市町村の教育委員会というのはお互いにこう指導、助言することはあっても、何か問題があった時はですね。あるいは相談があった時相談に乗ることはあっても、実際に余ほど市町村教育委員会が困らない限りはそういった公式見解を求めないというようなことを言われたというふうに思っていますので、そもそもその時点でもその女性が言われたことと青木議員たちが聞かれたことは全く食い違っており、そういうことをあの場で話し合うあるいは議論をする必要は私はないと思っております。 また、綾の生活の状況とかそういうことも聞かれましたけど、これは何度も議会でも回答しておりますけど、家庭の事情で、父、母が病気になった関係で綾での生活が出来なくなったということで、以前、平成28年の時点で前町長にも相談を申し上げましたら、そういうことは以前お答えしたようなことを言っております。こういったことを改めてそういう場で聞かれるというのは、やっぱりちょっとふさわしくないと私は思ったところであります。 以上でございます。
◆議員(池田和昭君) 議長。池田。
○議長(日高幸一君) 池田議員。
◆議員(池田和昭君) 3番目の教育長の罷免についてもございますから、私の説明が終わってから町長さんに前回の座談会の件とお答えをいただきたいというふうに考えております。 令和2年の3月議会で教育長に対する罷免議案というのが上程されまして、採決の結果、賛成が3票で反対が6票ということで否決されたわけでございます。また、罷免については2年の6月議会で議員の方から同じ質問がなされまして、町長はどう思われるかということであって、町長さんはその時にそのような相当の事由があれば罷免もあえてするかも分からないというふうなことで説明されたと思うんです。しかし、これは3月議会で、議会の中で3対6とはっきりした票数で結論が僕は出たというふうに思っております。だからこの問題はもうここら辺で、ある程度のところで一応もうやめたらと言ったらいかんけど、その結論に納得されていない、そういう主張をされる方はおりますから、私から言える言葉ではないとは思うんですけれども、私はそういうふうにすべきじゃないかと私個人の考え方としては思っております。 それで、また戻り返すようで申しわけないんですけど、私は三役の方、町長、教育長、副町長、この方々がいつの議会であったか分かりませんが、不仲でこれを罷免議案までもっていったということは、私はやっぱりちょっと軽率じゃなかったかなと。その折に僕はいつも思っておったんですけれども、やっぱり町長が綾町のトップということでありますから、町長が指導して話し合って、そして罷免までもっていかずに解決するのがやっぱり正しかったんじゃないかと。それから、町長さんがもう少し指導力を発揮されて、やっぱり強い気持ちでこれからの町政に当たっていただくことが僕は一番いいというふうに思っております。ここらとさっきの問題等の町長さんのご意見をお聞かせください。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 池田議員からの質問ですけれども、まちづくり座談会を実施しました。今回実施するに当たって、まずまちづくり座談会、今までは町政座談会ということで、町の財政状況とか活動状況とかを説明して、それに対して質問でしたけれども、今年からやった座談会は、これから将来の綾町をどうしていくかということで町民の意見を聞こうというふうに思いましたので、名前もまちづくり座談会というふうに変えました。 ですから、それに対する意見を町民から聞かしてもらいたいなと思ったんですけれども、実際その座談会の中では初日と2日目と分けていった時に、初日の座談会では終始といいますか、ほとんどそういう個人攻撃のような形になってしまいました。 あの時に、終わった後に物すごく疲れたんです。多分参加された方は分かると思います。本当虚しい感じを受けました。恐らくほとんどの方、私だけじゃなくて。 今の言葉なんですけれども、KYという言葉があります。空気を読むと。流れを読むと。町民の心を読むということで、町民も本当にこの事に対していつまでもこういうのを重箱の隅をつつくわけじゃないですけれども、こういうことでいいんだろうかと。2日目の座談会やる時に司会をしていただいた玉田連協長とも話したんですけど、まちづくり座談会をということでやってますので、そのことを中心にして進行していくのがいいんじゃないですかって言ったら、玉田連協長もそういうふうに自分も感じたと。2日目の座談会に関してはそういう方向で大部分が流れていったと思います。ああ、これはやっぱりやってよかったなと。本当に意見が聞けたなと。これから町をどう作っていくかということでしたので、そういう意味で座談会、逆に1日目があったその影響で2日目というのがいい意見が聞けたかなというふうに思っていますので、これからのまちづくりに参考にさせてもらいたいと思います。 教育長の罷免議案に関してなんですけれども、3月議会で議員の皆さんの審判を受けました。言われたとおり3対6ということで。これも町民の意見を大事にしているのかなと。改めて町政座談会のその空気から、もういつまでも過去にとらわれているんじゃなくて、これから先のことを真剣に考える、優先順位はそっちのほうが高いだろうというふうな判断をまたしております。もちろん、その後の動向についてもしっかり見守っていく必要があると思っていますけれども、これから先のことを考えて私も町政のほうを進めてまいりたいというふうに考えております。 以上です。
◆議員(池田和昭君) 議長。池田。
○議長(日高幸一君) 池田議員。
◆議員(池田和昭君) 3番目の新型コロナウイルスの感染症についてですけれども、本件はほかの議員も5名ほど質問されておりますので、今回はここでは割愛をさせていただいて次に進めさせていただきます。 4番目のまちづくりについてをお願いしたいと思います。一番最初に多くの町民の雇用がある雲海酒造への支援ということで、社長との協議を含めてということでありますけれども、私が町民から聞いた話では雲海酒造と町の間で話が出来ているのかというようなうわさが流れております。それで、その件についてそれが本当なのかどうか、ひとつお答えを頂きたいと思います。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 雲海酒造、綾町では最も大きな事業所ということで、そこの活動というのはやっぱり綾町にも大きな影響を及ぼすので私も非常に心配しているところです。 この雲海酒造に対する支援ということについでありますけれども、ご存じのとおり今回事業を縮小されたと。社長との面会もお願いしました。アポを取ろうとしたけれども取れませんでした。もうアポなしで飛び込みで本社に伺ったこともあります。しかし、もう社長のほうから総務関係のほうに連絡が行っていて、もう会わないような方針だということなので、なかなか会うことができずお会いできないような状況になっております。 そのようなこともありましたので、綾の工場に出向きました。工場長に状況をお伺いする中で、酒泉の杜はああいう状況なんですけれども、今コロナの関係でいろいろと自粛ですけれども、メインの木挽BLUEですね、雲海酒造の、こちらのほうは、お酒のほうは、焼酎のほうはそんなに影響はないわけじゃないですけど、やっていっているということなのでほっと胸をなでおろしているんですけれども、本業のほうは何とかやっていってますよという話を伺ったところであります。でも、綾町にとって一番大きな企業ですし、多くの方を雇用いただいているところから、その中でも雇用を整理された、かなり整理されております。そういうことも注目していきながら、何かできることはないかというふうに考えております。 ただ、町内には、もう雲海酒造もそうなんですけれども、いっぱい大きなところもあれば小さなところ、まあ中小、大小それぞれいろんな事業所がありますので、1つの企業だけ支援というのはやっぱり町としてはやっぱりできないと。公平にやっていかないといけないと。でも、やっぱり町民一人一人のことを考えて、これからいろんな機会でそういうことを支援していくということをしていかないといけないかなというふうに考えております。町として支援できることであれば、どのようなことについても検討して、逐次検討してまいりたいと思いますので、そのつもりで進めていきたいと思います。
◆議員(池田和昭君) 議長。池田。
○議長(日高幸一君) 池田議員。
◆議員(池田和昭君) ご承知だとは思うんですけれども、酒泉の杜は雲海酒造と一緒なんですけれども、これまでいろんな事業を一緒に進めてこられたと思います。その中でも綾町の集客というか、70万人ぐらいだということで現在の集客が大変少なくなっております。 雲海酒造さんは、以前は歌謡ショーをやったりとか、地ビールの宣伝でお金は要らずに飲めることができた時もありました。飲ませていただいたこともありました。それから、そういうふうに前向きに事業展開をされながら綾町への集客という面において非常に貢献されたんじゃないかというふうに考えております。こことの関係がやっぱり今後の綾町の集客を上げていくには大きな力になって、またそのスピードも早まってくると。だから、まず協議をされて、そして先ほどおっしゃったように支援するところがあれば積極的にやっぱり町も立ち会って支援していくべきじゃないかと思います。 さらに、おっしゃったように雲海酒造は、綾で一番大きい、そしてそことの関係がうまくいかないと、やっぱり車の両輪みたいな関係ですから、いろいろとあるとは思うんですけれども、そこはお互いに生きていくという感じで、やっぱりこう協議もされて、そして綾町の発展のやっぱり一つの後押しをしてもらうというような考えでやっていただくことを僕は希望いたします。よろしくお願いします。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 綾町の観光客、入り込み客、今現在もう、つい二、三年前までは100万人あるいは減ってきて90万人とか減ってきていますけど、今年はもっと減るんじゃないかなと。やっぱりメインは吊橋に行って、酒泉の杜に行って、そのほかにもほんものセンターもありますし、錦原とか綾北川とかあるんですけれども、その中の一つ核であった酒泉の杜ですね、あそこに大型バスが入らなくなるとやっぱり大きいですよね。来ていただいて、そこで綾の物をいろんな物を買ってもらって、それで綾の商工業がにぎわうということですので、本当、酒泉の杜が元気がないというのは綾にとっても元気がなくなるというか、そういうことなので、そこは真剣に考えていきたいと思います。 先日、国土交通省の宮崎河川国道事務所の所長さんと話したんです。そしたら向こうのほうから言われたんです。今、かわまちづくりということで、酒泉の杜がこういう状況ですねって言われて、ちょうどあそこ、すぐ川に面していると。反対側には町で造ったいろんな施設があります。この観光とかっていう、あの場所いいですよねって言われたんです。それで、国交省の方からも、あそこの河川の土手とか、ああいう広場とかを造って、ちょっとしたアイデアですけど、その方のアイデアですけれども、野外コンサートじゃないですけど、ちょっとした堤防の所に段差をつけて、三本松のあそこの芝生の所にもこう階段状になっていますけど、ああいうのがちょっとした座る所というか、そういうふうな形でアイデア次第では酒泉の杜にある所、そしてその前にこういうふうにこう階段状というか、それもちょっとこうステージみたいな形で円形のドームにして造るとか、そんなアイデアをぽろっと言われたんです。逆に、何とかしてくださいって言うのもそうですけど、そういうソフト面からもっていって、酒泉の杜とあの施設と結びつけると。 その方の発想がおもしろかったんですけれども、女性を呼ぶためにはこういった施設はやっぱりきれいな所じゃないといけない。やっぱりトイレとかそういうのもきれいな物がある所にやっぱり集まってくると。酒泉の杜のあの今の設備とか、他の所でもいいんですけれども、堤防沿いに公衆のトイレとかありますけれども、そうじゃなくて、そういう上品な形の所、すぐそばに川がある、そういうのがあると自然にみんな寄ってきますよと。子どもたちも一緒に来て遊ばせるし、そこでいろんな文化芸能活動もできると。そういう発想でかわまちづくり、そういうものと酒泉の杜が今持っている既存の施設、ちょっと高級感があふれるところ、そういうとこを結びつけるとかという形で、何かアイデアを出していったら、これは面白いなと思ったんですけど、そういう発想をこれから持っていって、もちろんあそこだけじゃないですけども、ほかのところも人を呼び込むと、そのためにいいものをつくるというのもそうですけども、相手がどういうことを考えているかということを考える、そういうふうな発想も必要だと思いますので、綾町の商工業の発展のためにも、あの酒泉の杜の使い方、そしてそことの連携の仕方というのもいろいろ考えられるんじゃないかなというふうに思った次第です。 ちょっと何とか連絡を取り合いながら、殻のほうにだんだん閉じこもろうと酒泉の杜さん、雲海酒造のほうはされているんですけども、そうじゃなくて、ちょっと表に出てくるように、太陽政策じゃないですけど、光を当ててあげて、そういうことも必要じゃないかなというふうに考えております。
◆議員(池田和昭君) 議長。池田。
○議長(日高幸一君) 池田議員。
◆議員(池田和昭君) 次に移りますけれども、2番目の町民からのまちづくりの提案というのが、町長さんに大まかではありますけれども、提出されております。これについて、私もちょっと呼ばれて、どうだろうかというふうに相談を受けましたので、この時点で、まず議長にお話しくださいということで、そして議長に相談をしてもらうようにいたしました。 そこまではよかったんですけれど、それから先が町長さんから何もお話がないわけなんです。あれは早い時期だったと思うんですが、もうどうなったんだろうかいというふうに僕はいつも思っておったんですけれども、やっぱり提案された方も、自分なりの夢だと思うんですけれども、必死に考えられて、夜もちょっとは残業もされたのではないかというふうに考えます。 それで、町長さんにお願いしたいのは、やっぱりその提案者の心を酌んで、やっぱり本人にはある程度こうしたことでこうなっているとか、またできないことがあるとすれば、それはそれでやっぱりお話しをいただいて、そしてその提案者の方に安心感といいますか、そういうものを与えていただかないと、それは町長さん自身が損をされる立場になりますから、そこら辺の優しさも見せてもらって、今後の対応をお願いしたいというふうに思います。 それでは、この件は一応町長さんがもう行って、お話をしていただくものとして答弁は要りませんから、そういう形で、ひとつご配慮をいただきたいと思います。 それから、これからのまちづくり、町長さん、副町長さん、教育長さん、いろんな面で、また役場の職員の方もそれぞれに考えておられると思います。しかし、集まって協議はされていると思うんですけれども、いろんな問題が発生しております。宿泊3施設の問題とか、昨日もありましたほんものセンターの問題等も、大変難しい問題でもありますし、まして、コロナがいろんな事業を停滞させている中で、事業方針を立てなければならないということで、苦慮されているとは思うんです。だけど、やっぱり前に向かって一歩を踏み出して、そして綾町の姿というものに向かって、町長さん、努力をいただきたいと思います。 それで、私なりに考えたんですけれども、3施設については非常に多額な資金が投入されております。そして、ようやく指定管理者も恐らく決まるというふうに思っております。だから、やっぱり一番最初に、あそこの3施設、これに対する集客を一番先にやっていただいて、ひとつ綾町のこれからの進むまちづくりの足がかりとして、そしてこのことはやっぱり町民、そして役場側も総力を挙げて、やっぱり取り組むべきじゃないかと私は思っております。そうしないと、人が来ない、事業はない、もう大変ストレスばっかりたまって、あまり面白くない生活を強いられておるというふうに思いますので、そのことを重点的に考えられて、それから先は町長さんの思っておられる綾町はどうだというところを目標に頑張っていただければいいと思います。 また、コロナという大きな問題の中で、町は財政面での資金繰りはある程度うまくいってあれだけの資金が投入されたわけだというふうに思っております。これからも、やっぱりお金というのは一番先に出てくる問題です。だから、余裕があればコロナ対策交付金からでも、また事業計画では厳しい方針も出しておられますが、そういう中であるから、将来に向けて思い切ってやっぱり財政調整基金を積み立てて、そしてまた一方ではふるさと綾サポート基金もございますから、ふるさと納税、あちらのほうにも力を十分入れてもらって、先がある程度見通せるという段階まで、もうそれはコロナ限定でなければ、町のほうではできるのかどうか分かりませんけど、財政調整基金に積んでもらって、あとまた3年度、4年度の資金、さらにその先まで見据えた上でのやっぱり資金運用というのはある程度思い切ってやられていいんじゃないかというふうに思います。これはちょっと余談になりました。すみません。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 先ほどの、町民の方からいろんなアイデアをもらった件に関してもそうなんですけども、高齢の方ですけども、本当に真剣に綾町のことを考えてアイデアを持っていらっしゃるんです。ですから、本当にこれだけ真剣に考えていらっしゃる方がいるということで、我々も本当にこれにどうしていくかということを。 昨日の松浦議員との質疑に関しても、ほんものセンターをどうしていくかと、これほんものセンターだけじゃないんです。町全体なんです。だから、そういうことも含めて、町民の方の意見の中にもほんものセンターのことも触れてありました。皆さんが心配して、皆さんが考えています。そういう意味では、本当に町民全員で考えていかないといけない問題だなというふうに思っています。 宿泊3施設に関する集客とか、これに関してもう本当に総力を挙げてということですけども、今、そのことで総務省の地方創生アドバイザー、実はその方に来てもらっているのは、綾町のまちづくりについて、本当の意味でアドバイスをいただこうということで、もちろん実施するのは我々です。我々の町をつくっていくのは我々です。その方はあくまでもアドバイスするだけなので、ただ、いろんな経験、ノウハウを持っていらっしゃいます。そういう意見、その方もどういうふうに意見を集めるかと、町民みんなからいろんな意見を聴いて、それをまとめて、どういうふうに進めたらいいかということをアドバイスしてもらっていますし、また、この後も来週、また来ていただきます。本当に、これからどうしていくかということを真剣に考えて進めてまいりたいと思います。 コロナの交付金ということで、昨日もテレビのニュースの中に出ていますし、本当に、これを有効に活用して、ふるさと納税のほうも今年頑張ってくれています。去年は3億円前後でしたけども、今年はそれを上回る勢いで今も頑張っているところで、もうみんなが本当に役場職員も真剣になってやっていますので、ぜひそういう力を結集して、何とかまちづくりのほうを進めてまいりたいと思いますので、引き続きご協力のほうをよろしくお願いします。
◆議員(池田和昭君) 議長。池田。
○議長(日高幸一君) 池田議員。
◆議員(池田和昭君) それでは、5番の町政の信頼回復に移らせていただきますが、私も議員として、今月の12月で1年8か月となりました。その間、議会の中での議論や毎回議会には出ておりますから、ずっと考えていたことがあるんです。それは何かというと、議会の中で真剣に議論されているのは分かるんですけれども、やっぱり町の信頼を損なうような議論というか行動というか、そういうものはやっぱり慎むべきじゃないかと私は思っております。 実は、町長が町長選挙のマニフェストで、町の信頼回復ということをうたっておられます。町長がうたっておられた当時は、今の僕が考えていることじゃなくて、前町長時代からの信頼を回復ということだったんじゃないかなというふうに私は思っているんです。しかし、議会もいろいろと騒がしくなって、いろんな問題が議論されております。そういう中で、僕たちはまだ新人ですからよく分からなかったんですけれども、何か議会の雰囲気そのものがこんなものだろうかな、議会というのはというふうに考えていました。 その中で、町長さんが信頼回復のために前町長の2,400万円の問題とか、こち風の問題とか、教育長さんの罷免の問題、こういうものをいつも肩に背負って、そして、これまで続けられてきたと思うので、こういう問題は確かに難しいし、法的に解決するか、それしかないんだろうというふうに思いますけれども、こういう問題をほっておくと、町長さんの足かせになって、なかなか思い切った行動というのも取れないんじゃないかと。だから、これはもし解決できると思える策があるなら、もう思い切って、大きいお金で大変ですけれども、もう切り捨てて、そして明日に向かって頑張るような体制というのは取れないものかどうか。昨日もお話がありまして、その道がようやく開けるかなというところまでは来ておりますけれども、こち風の問題はもう本人のことだと、これは割り切って解決してもらうと。 教育長の問題は、これはもう3人が仲良くなってそういう問題を起こさなければいいわけですから、もう残された期間も教育長もそう長くはないと思います。あと1年半ぐらいですか。そうでありますから、私情は捨てて協力一致で頑張って綾町を引っ張っていただくように私からはお願いをします。 そして、これは言っていいかどうか分かりませんけど言います。言わないと分かりませんから。 いろんなことが協議された内容が新聞に掲載されて、それが綾町内だけならまだしも、県内一円に配られ、そして、県内一円の人がこの記事を見られますよね。すると綾町はどうなっているんだろうかと。県外の人はどう受け止めておられるか、私からすると非常に気がかりでなりません。 これまでの綾町というのは、そういう問題は一つもなくて、県内外からも高い評価を受けてきたんですけれども、籾田町政になってからは、残念ながらそういう問題が頻繁に起こっております。したがいまして、やっぱり綾町が培ってきたものが、誇りが傷つけられることになるんじゃないかという心配もしております。この問題については、やっぱり町長の指導力で、ひとつ解決をしてもらって、もっと前向きな意見が出てくるようなやっぱり議会であり、そういう方向性というのを定めてもらわんと、やっぱりいけないような気がします。私も思い切って、いろんなことで心配もしておりますけれども、それはそれとして、やっぱり言うべきことは言うべきだという考えでお話を申し上げております。この問題も、大変大事な問題だというふうに思いますから、また町長さんにご指導をいただいて、町長さん自らがこの問題解決に当たっていただければというふうに考えております。よろしくお願いします。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 本当に池田議員が感じられたこと、生の意見を教えていただきましてありがとうございます。確かに、今、執行部側と議会側とその関係とかというのが、前も言いましたけどぎくしゃくしているとこがあると、そういうのも感じております。また、町民の中にもいろんな意見があるというのも感じています。 総合基金の問題、こち風のこと、教育長の罷免のこと、いろんな問題がここ1年半ぐらいの間に町民に、そして町内だけじゃなくて、町外のほうにも出ているということは感じていまして、全てにおいてもちろん改善していかないといけないんですけれども、やっぱりこういうことに関しては、私情といますか私事というかそういうことじゃなくて、やっぱり最終的に考えるのは、町民にとっていいことかなというところが、やっぱり一番の中心になってくるんです。町民にとってこれをやることがいいのかどうかということを判断してやっていかないといけないのかなと。 ここ1年半ぐらいの間に、一気にいろんな問題が露見されてきたと。ある意味、うみを出し切らないといけないんです。そこのうみはやっぱり出し切らないといけないと思いますけれども、小さなことにこだわって大きなものが見えなくなってしまったらいけないと思います。木を見て森を見ずじゃないですけども、やっぱり大きなことというのは、やっぱり町民が真ん中ということだと思います。その姿勢だけは決して忘れずに、そこからはぶれないようにして、あまり細かいことにこだわっていて物事の本質が見えなくなるといけないで、そのことはくれぐれも注意してやっていきたいと思いますし、私もそれこそいろんな方からそういう意見、アドバイスをいただいて、その中でちょっと考え方が偏ってきたりとかした場合には、ぜひとも注意していただきたいなというふうに思っていますので、町民にとって本当にこれがいいことかどうかということが最終的な判断材料になると思いますから、それで進めてまいりたいと思います。
◆議員(池田和昭君) 議長。池田。
○議長(日高幸一君) 池田議員。
◆議員(池田和昭君) 次に進みます。 まず、6番目の農業支援センターのことなんですけれども、これにつきましては、職員の方が10月だったですか、3人辞められて、またあとの補充がないと、そういうことで町民の方々から私たちにも連絡をいただきました。それで私はまず、その職員の確保というのが一番の主眼でありましたから、支援センターに参りまして、そしてこれからの注文に対する職員というのが確保できますかということで、あそこの所長さんとお話をして、所長さんも、何とか今いる9名か12名かでしたけれども、その人間をやりくりしてでも発注を受けた分については、みんなで協力して回しますということで安心をいたしておりました。 つい最近ですけれども、支援センターというのは、もう何かやめられるんじゃないかとかいう話を聞いたんです。これは、はあっというような感じで受け止めたんですけれども、最初つくるときも検討もされ、これまでの実績というのもあると思うんですが、しかし、財務体質があそこがもう全然なっていないと、早くから議員の間でもやめたほうがいいという話もございました。これはいつやめられる計画なのか、一応、ひとつ教えてください。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 農業支援センターの問題ですけれども、ちょっと内容について説明いたします。 本年度、当初予算で1,769万8,000円を収支不足の補填の補助金を予算措置しております。約1,770万円です。また、運営資金として貸付金を1,000万円ほど予算措置しています。 現状の運営体制を維持していくには、持続可能な体制にしていく必要があると考えておりますが、農業支援センターは大きく生産・支援部門と、あと商販部門と2つに分かれているんです。この中で、特に生産・支援、今農業のほうの生産・支援の部分が大きく赤字の状態です。 農作業の支援の依頼時期がどうしても偏りがある関係上、抱えている人員の余剰時間を埋める形で生産活動をしているわけですけれども、現状から申し上げますと、収支に見合う状態には程遠い状況にあります。ですから、生産・支援につきましては縮小しています。ご存じのとおり、今、2人しか生産・支援部門のほうでは専属ではおりません。そのような状況で、補充をせずに現状の人員で対応を考えているところです。 でも、その中でも、これから生産者の高齢化とか、集約化によって生産規模拡大等によりますそういう農家に関しては労働力不足という状況が、綾町だけじゃなくて、もうどこの町でもそういうのが見られるんですけれども、綾の農業支援センター、そういうものができて、その中で特に生産・支援に関してこれまでやってきたんですけれども、この考え方というのを今JA宮崎中央会、そちらのほうでもこの考え方というのを実は考えつつあるんです。 ここにちょっと資料があるんですけれども、綾町の農業支援センターの生産・支援、要するに農家の方で必要なときに人を派遣するとかというのを、もうちょっと大きな枠組みで綾だけじゃなくて、JA宮崎中央会のほうはそういうことを考えています。例えば、こういうものを活用して、より広域な範囲で綾町だけでやっていこうとしたら難しいかもしれませんけれども、もっと広域な範囲で、宮崎市、国富町とかも含めてそういうふうに模索していく道もあるんじゃないかなということで、今、農林振興課のほうもそういうのを検討しているとこです。 もちろん、外国人の技能実習生とかそういうふうなシステムもありますけれども、なかなかいきなりそれを導入するというのは難しいとこもありますけれども、いろんな形で農家のほうの支援、必要になってくると思いますけれども、町のほうでもシルバー人材の使い方とか、マンパワー、そういう人たちの人材バンクをつくってやるとかいうことで対応していきたいと思いますし、もっと広域的な枠組みでも考えていきたいと思いますので、そういう中で、今後、農家のほうの支援とかというのは進めてまいりたいというふうに考えております。
◆議員(池田和昭君) 議長。池田。
○議長(日高幸一君) 池田議員。
◆議員(池田和昭君) 支援センターの廃止というのはあり得るんですか、近々。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 今のところ、規模縮小ということで考えております。
◆議員(池田和昭君) 議長。池田。
○議長(日高幸一君) 池田議員。
◆議員(池田和昭君) 次に、ふれあい館について、7番目ですけれども、この問題も、私はあそこにおられる方がもう辞められると、辞めさせられるとは言い過ぎかもしれませんけれども、そういう問題をお話を聞きましたんで、私は初めて商工会というところに行ってみました。それで、昨日、松浦議員のほうから詳しく意見を求められ、町長さんの答えを聞いておりますので、この件についても今回は割愛をさせていただきます。 今度は、最後の8番目、尾立地区の臭いと生ごみの処理について、この臭いの問題は、もう今さら始まったことではありません。何十年と続いておるわけですけれども、なかなか改善ができないと。それで、町長さんがいつか私じゃなくて、児玉信議員の質問の中で臭いの問題が発生して、質問されて堆肥工場に町長さんはじめ副町長さん、そのほか議員の方、いっぱい行って調査をされておられます。そこの職員の方からもお聞きしました。 不思議なことに、あそこに行くと臭いがあんまりしませんし、原因が分からないわけです。だから、私はほかに原因があるとは思っていますけれども、町長さんなりに質問の中で、臭いはどこから発生しているか分からないと、原因がつかめないということでしたけれども、その原因はお分かりになったでしょうか。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 堆肥工場の臭いの件ですけれども、私も実際に行ってみました。大変だなと、困っているという話を聞いたんですけど、行ったときはそんなにも感じなかったんです。たまたまだと思います。でも、1年間のうち、1日でも風向きの方向とかそういうのであったらいかんというので、やっぱり地元の人は苦労されているんだなあと。 臭いにもいっぱいいろんな臭いがあって、酸っぱい臭いとか何とかとあるんですけれども、この技術的なことはちょっと担当のほうから説明させますけれども、この酸っぱい臭いというのが、尾立の住民の方から言われたんで、これに関しては、その件に関してはある程度原因というのが確認されたというか、特定されたというふうに聞いていますので、今後、その対応はできるんじゃないかなと。ただ、将来的に見たときに、本当に住民が住んでいるところの近くでいいのかという問題があります。これはちょっと今後考えていかないといけないのかなと。 やっぱり人が近くに住んでいるところでそういうのがあるというのはいけないと思いますので、綾町も広いですし、予算的なものもありますけれども、そういうのもじっくり考えて、ちょっと今後進めていきたいと思います。 ちょっと技術的なところは担当のほうから説明させていただきます。
○議長(日高幸一君) 農林振興課長。
◎農林振興課長(兒玉良次君) 堆肥工場ということでございますけれども、臭いの問題というのは従前から、もうずっとここ30年ぐらい、尾立住民の隣近所からはずっといただいている苦情でございます。生ごみを集めまして、それを堆肥にするまで発酵して作っていくもんですから、臭いが全くないということはありません。臭いはあります。あと、程度問題と距離感の問題だろうと思っています。 それから、発酵する香りというのか臭いというのかちょっと微妙ですけれども、発酵臭というのと腐敗臭というのがありますので、恐らく腐敗臭というのは不快を与えるような臭いだと思うんです。発酵臭というのは、むしろ発酵するときの臭いですので、人によって個人差はあると思いますけれども、ちょっと違うと思うんです。 今、現状申し上げますと、きちんとコンポストという撹拌して回す、エアを入れてやるんですが、好気発酵というんですけれども、押している機械の状態を見ますと、きちんと発酵しておりますので、出ていても発酵臭だろうと。もしくは、生ごみを最初に持ってきたときの積んでいれば、最初は当然、残飯を集めたものですので、それは当然臭いはすると思います。しかし、腐敗臭が出ているということはないのかなと考えております。 なるべく周辺に出ないようにシャッターを小まめに閉めたり、そういう対策は現場に今いらっしゃる方がしっかり管理をしていらっしゃるので、常時、ずっと臭いが漏れているとかいうようなことはないのかなとは思っています。現場に行っても、今、町長が申し上げましたように、臭いがどんどんあふれているということはないのかなと思っております。ただ、個人差がありますので、24時間といいますか、そこにずっと住んでいらっしゃる方の感覚と、ちょっと行った、私たち行った人の感覚でまた差があるかもしれませんので、今後ともさらにそういう苦情がないように、なるだけ管理のほうを十分気をつけてまいりたいと考えております。
◆議員(池田和昭君) 議長。池田。
○議長(日高幸一君) 池田議員。
◆議員(池田和昭君) 私が考えるのでは、堆肥工場はそんなに問題はないんじゃないかと思います。あそこに住んでおられる住民の方と、一回、話合いをされてみると、その原因の発生がどこなのか、堆肥工場ではなくてほかにあるんじゃないかということが考えられます。その問題は、いつも堆肥工場が標的でそこにばっか行って、臭いのはどこだろうかいと調査されましても、私は本当のところは見つからないんじゃないかと、ほかにあると、私は確信を持っております。 この問題は、もうその近くにおられる方の家に行ってみますと、その臭いがもうからっと晴れた日なんかすごいです。私も何回か行ってみました。だから、もうあそこの堆肥処理機、あれも耐用年数が過ぎて、更新の時期だというようなことも言われております。 しかし、堆肥と話は変わりますけど、堆肥が、やっぱりあそこが機能するためには、絶対必要であるし、生ごみの処理もまた必要であります。だから、農林振興課長に聞きますけど、使える堆肥がこれからも、今はちょっと問題があるけれども、使える堆肥ができるのかどうか、これがキーポイントだと思います。それができないことには、使えるものでなければ販売もできません。 生ごみは焼けばいいじゃないかという人もおりますけど、それこそ生産コストがまた上がって町の出費も増えます。聞いた話ではあるんですけれども、あそこもやっぱり堆肥工場もそろそろやり替えないといけない時期に来ていると。そして、ふん尿処理をどうするか考えていく段階ですということで、方法等も少し聞きましたけど、僕はあまりそういうものは詳しくありませんので、今後にかけては、もうあそこの臭いは堆肥センターじゃないと、そういうことと、住民に迷惑をかけないということで、ひとつ堆肥処理工場といいますか、今後の大きな処理施設を一括でやれるような考え方をまとめてもらって、改善していったらいいとは思います。 そうなりますと、もう当然お金が要ります。それはいくら要るかは私じゃ分かりませんけれども、順次やっていただくことがそこの30年からにわたる問題解決の最良の方法じゃないかというふうに私は考えております。一応、検討を始めてもらって、もう始めておられるかもしれませんけれども、真剣にひとつ考えてもらって、もう長年苦しんでおられる人たちをやっぱり臭いから外すと、臭いからもう悩まないという環境整備をやってほしいと思います。 回答は要りませんから、堆肥はJASマークじゃないとか何とか言われましたけれども、これはもうJASマークじゃなくて、ただ使えればいいと思うんです、土地に。そして肥料として使えればいいと思うんです。こういう問題を当面は考えていただきながら、最後に言いましたふん尿処理施設の問題を解決してもらえばいいというふうに考えます。ひとつよろしくお願いします。 以上で終わります。
○議長(日高幸一君) 関連質問はありませんか。(なし)
○議長(日高幸一君) 池田議員の一般質問を終わります。………………………………………………………………………………
○議長(日高幸一君) ここで、暫時休憩いたします。(休憩午前10時25分)………………………………………………………………………………(再開午前10時35分)
○議長(日高幸一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 今回の一般質問、昨日、そして今日と続いているわけですが、議員の方々の質問、また、執行部以下、当局側の答弁に対しましても簡潔にまとめていただきますよう、ご協力をよろしくお願いいたします。 それでは、日高憲治議員の一般質問を許可いたします。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(日高幸一君) 日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) それでは、籾田町政になり、初めての一般質問をさせていただきます。質問事項に沿って質問いたしますので、よろしくお願いします。今回は農業生産者の声を中心にしていますので、よろしくお願いします。 最初に、農業経営の安定についてお伺いいたします。 1点目として、長期的な課題として、綾町でも年々人口減少が見られ、7,000人を割り、現在、11月1日では6,878名になり、我が綾町内でも人口減少に対する対応が行政の責務であり、農家が安心して農業経営に当たることができる仕組みを充実させることが先決であり、そこで他の市町村では既に合併等も進んでおりますが、我が綾町は1行政、1単独農協として72年が経過し、地の利を生かして、魅力ある町である。行政とJAの総合力を十分発揮でき得る営農活動、環境づくり、促進は行政の立場として農業推進を図られてきたと思っておりますが、この件については課長にお伺いいたします。 また、籾田町政になり、1年以上経過しておりますが、選挙公約で重要事項として農業の振興と自然生態系農業を取り上げておられましたが、公約に沿って進行しているのか、まずはお伺いいたします。
○議長(日高幸一君) 農林振興課長。
◎農林振興課長(兒玉良次君) 農林振興課のほうの令和2年度の当初予算を編成させていただいて、執行している段階でございます。自然生態系農業を中心としました農業、野菜から畜産、いろんなものについての取組につきましては、農協と連携しながらの生産振興、各部会の代表者の方々のご意見を伺いながらということで、先月、11月末にも来年度に向けての予算編成というようなことで、農協の方と各課の課長からの生産者からの要望の聞き取りとか、こういったこともやりながら、予算に反映にするという形を取らせていただいているところでございます。 また、綾町の一番基幹となります自然生態系農業、環境保全型の農業ということにつきましても、やはり、この制度自体が30年程度経過しておりますので、もう始まった当初の形が、今の農業者の構成、もしくはそれぞれの分野の品目の専門化、こういったことも踏まえまして、非常に制度疲労といったらおかしいですけれども、実態に合わない部分も随分と出てきているということで、今現在、有機農業実践振興会の支部長会、それから理事会を、今5回ぐらいだと思うのですが行っておりまして、生産者の皆さんのご意見を伺いながら、今後、いかに認証を、もっと開かれた、そして消費者が見たときに、これは本当にいいんだなということが分かってもらえる形を探りながら、そして、地域全体で環境を保全していくということは、また担保していくということを、2つの理念に基づいてリニューアルする検討を今しているところでございます。 こういったことを中心に、また来年の予算編成もしていくということで、今、協議をさせていただいているところでございますので、今まで進めてまいりました綾町の農業行政を踏襲した上で、さらに維持発展していくという形は保全されているかと考えております。 以上です。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 私のほうでは町長就任から1年以上経過したわけですけれども、農業の振興と自然生態系農業の支援の取組ということでのご質問であったかと思います。 日髙議員の質問にもありましたけれど、人口減少というのは私は問題じゃなくて、これは傾向だと思っています。日本中を見ていったときに、人口が減少していく傾向だと。その傾向に対して、これからどういうふうに対応していくか。もちろん、これまで綾町は他の市町村に比べて人口を維持してきた。7,000人台をずっと維持してきたという自負が皆さんあると思います。それが今年の春先に7,000人を切ったと。それ以降、減少傾向にあり、本当は寂しいんですけれども、この傾向というのは、しっかりとらえて、もちろんそれが、より少なくならないような努力はしていきますけど、そういう時代にあるということをしっかり考えてやっていかないといけないのかなと。 綾町の農家の方を見ていますと、大きく二極化、本当に専業で一生懸命やって収益を上げようという方もいらっしゃると思いますけれども、一方、先祖から受け継いだ田畑を守っていこうという形で、そういう方もいらっしゃいます。そういうのも二極化あると思いますけれども、そういう中で綾町の農業を守っていかないといけないなと。 やはり綾町が売り物にしているものというのは、自然生態系農業をずっとやってきました。その中で、今、有機JAS関係で、松井農園の松井さんが中心になって、自分だけじゃなくて、もっともっと多くの人にその分野を伸ばしてもらって、販路を広げていこうという努力もされていただいています。お声かけをして、分かったと。自分のためだけじゃなくで、綾町の農家の人のため、綾町民全員のために力を貸してくれるということで、先日も一平ホールディングスのほうとの包括連携協定について新聞記事も出してもらいましたけれども、そういう形で新しい販路を開いていくということにも力を入れていきたいと思います。 何とか、綾町の基幹産業の一つであります農業というのはしっかり守っていって、特にこの分野に関しては詳しい方がたくさんいらっしゃいます。私よりもはるかに詳しい方がいらっしゃいますので、そういう人たちの考えも聞きながら、そして、これからやろうという人たちが伸び伸びといいますか、安心して生産できる、そして作ったものは全部売ってあげるというふうな取組というのもしていく必要があるかと思いますので、まだまだこれから先、この問題に関しては真剣に取り組んでまいりたいと思います。 以上でございます。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(日高幸一君) 日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) ありがとうございました。長期的な課題を持って、来年度の予算には当たっていただきたいと思います。 それから、来年度は総合長期計画等もあり、籾田町政になり初めての基本計画で、新町長として新しい綾町の総合長期計画でもあり、多くの町民の声、意見、または学識経験者等の意見等も拝聴していただき、将来、農民が希望の持てる総合計画になるよう要望いたしますが、基本計画に町長の新しい声等が反映されればお伺いいたします。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 今、来年度からの第8次長期計画を策定している段階で、これをこれからまとめていこうということなんですけれども、考え方は、私は前の前田前町長、その前の郷田元町長の考え方と一緒で、農業というのはしっかりと守っていかないといけないということです。 新しい取組ということなんですけれども、むしろ我々のほうでできることは、川下のほうの展開。安心して物を作ってもらう。これをどうやって販路を広げていくか。売ることに関しては、大丈夫だよ、全部作ったものを売ってあげるよということを整備していく必要があるんじゃないかなと思います。そのためにも、ほんものセンターもそうですし、町を上げて、あるいは今度は町外に向けて出されるところに対しても、いろんな関係先というものも構築していって進めてまいりたいというふうに考えておりますので、今度の長期計画の中でも、引き続き、この農業関係の支援というのは力を入れてまいりたいというふうに思っております。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(日高幸一君) 日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) ありがとうございます。それでは、2番目に移りたいと思います。 近年、新規就農を希望する多くの者に対する農地や住宅確保の状況はどうなのか。また、新聞紙上で読ませていただくと、Uターン組が非常に多いというふうなことでございますので、ここら辺の農地や住宅の確保は大丈夫なのか。課長にお願いいたします。
○議長(日高幸一君) 農林振興課長。
◎農林振興課長(兒玉良次君) お答えいたします。 新規就農者の農地と住宅の確保ということでございますが、綾町の期間的農業従事者数に占めます65歳以上の割合は49.9%、ほぼ50%です。それから、75歳以上の方の割合は21.9%と非常に高くなっておりますので、各品目の産地の維持のためにも、担い手の確保と育成が最大の課題でございます。 県のマスタープランにおきましても、従前は担い手の育成・確保となっておったものが、今度の県のマスタープランでは確保と育成ということで、まず確保をしないことには続かないということで、非常に優先順位が上がったという状況もございます。新規就農者の確保のためには、農地、資金、技術、住宅等の環境整備が大変重要となりますので、今後の重点施策として力を入れてまいりたいと考えております。 農地につきましては、農業委員会での農地のあっせん等もございますけれども、加えまして、平成24年度から国のほうで人・農地プランという制度が創設されております。これは、地域の農地につきまして、その所有者の年齢、後継者がいるのか、いないのか、こういったことを把握しまして、担い手に農地を集約していくための地域の話合いを行っていくというものでございます。 綾町におきましても、農業委員さんを中心にしまして、地域の話合いを今から行っていく予定にしております。また、住宅につきましては、宮谷地区に新規就農者受入れ支援施設を設置しております。家族用が2棟、単身者用が3室でございますが、現在、全て満室となっております。年が明けて1人出られますけれども、その後に入る人も、今、もう決まっております。ということで、非常に新規就農者に活用していただいているところでございます。新規就農の問合せがあった際には、研修や農地を確保する期間の短期滞在に活用していただいているということでございます。また、そこに滞在している間に、空き家等を見つけたり、そういうサポートもしたいと考えております。 以上です。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(日高幸一君) 日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) 今、課長の答弁の中で宮谷の新規就農受入支援施設の件がちょっと出ましたが、現在、町に残留し、仕事をしている人は何名いらっしゃいますか。また、残留している人からの要望等はないのか、お伺いいたします。
○議長(日高幸一君) 農林振興課長。
◎農林振興課長(兒玉良次君) 家族棟の方が2棟、それから単身者用が3室でございますので、経営体としては5つということで、1人は農協のキャトルステーション、こちらに研修で来ている若い男性が1人います。あとは農家の方に研修に行ったりということで、いろんな農業の研修をしながら農地を探したりしているというような状況でございます。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(日高幸一君) 日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) 課長、今、僕が伺ったのは、延べ何人、今まで研修を受けたかお伺いしたいのですが。
○議長(日高幸一君) 農林振興課長。
◎農林振興課長(兒玉良次君) 今までの累積でということだと思いますが、それは今、手元に資料がございませんので、確認して、また報告させていただきたいと思います。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(日高幸一君) 日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) それと、残留している人との意見交換等は年に何回ほど行っていますか。お伺いいたします。
○議長(日高幸一君) 農林振興課長。
◎農林振興課長(兒玉良次君) 今までに就農された方々、皆さん方ということでしょうか。その方全員との面談を定期的にというのは、今のところ特にはしておりませんが、それぞれの就農先の品目がございますので、それの部会の中で話合いをしたり、それから、そういう方は新規就農者ですので、なおかつ認定農業者になっておられるかと思いますので、認定農業者協議会というのがございます。これは年2回総会がございまして、そういう場でいろんな意見交換をさせていただいたり、農協職員との部会の中での話合いとか、そういう中で意見交換をさせていただいているところでございます。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(日高幸一君) 日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) 新規就農者は見知らぬ土地での出発でありますので、行政、農林振興課のほうで十分なる対応を今後お願いしておきたいと思います。 それと、これはちょっと外れますが、参考までに聞かせていただきたいと思います。就農者が綾町へ残留し、人口が増えた場合、地方交付税が入ってくると思っておりますが、1人当たり幾ら入ってくるのか。これは企画財政課ですか。
○議長(日高幸一君) 企画財政課長。
◎企画財政課長(竹下琢郎君) ご答弁申し上げます。 うちに普通交付税が年間約16億円ぐらい入ってきているかと思っております。そういうものの一番の基礎数値というのは、人口、世帯、それから道路の延長だとか、もろもろのものが算定されて、交付税というものが来ることになっております。その中でも、やはり一番人口というものがベースになっておりますので、一概にそれが1人増えたから幾らというのは、きちんとは言えませんけれども、人口が増えれば、それだけ行政経費もかかるということで、その分が交付税のほうにも反映されてくるということになります。今、16億円という数字を申し上げましたが、それを7,000人で割ると1人当たり二十四、五万円というところでしょうか、というような金額になりますが、ただそれは割り戻しただけでありまして、それが人口でその数値が出てきているかというと、そうではございませんけれども、そのように捉えていただければよろしいのではないかというふうに思っています。 以上でございます。
○議長(日高幸一君) 農林振興課長。
◎農林振興課長(兒玉良次君) 就農された方が、その後、その地域で、綾町に町民税といいますか、例えば住民税でいいますと、経済効果じゃありませんけど、どれぐらい払うのかということになりますと、大体、認定農業者で新規就農するときに計画を立てますが、大体、農業所得の目標を300万円前後をまずは目指してやりますので、それでやっと生活が成り立つというレベルでございます。これに控除等を引きますと、恐らく住民税といいましたら10万円から14、5万円。家族の構成でも違いますので、まちまちですが、10万円から14、5万円の住民税にはなるのかなとは考えております。あとは家を建てたりすれば固定資産税とか、そういうことは附属的にあるかと思っております。 以上です。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(日高幸一君) 日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) ありがとうございました。 それでは、次、3点目の質問に入りたいと思います。綾町では全国に先駆けて総合価格保証制度を設定いたしましたが、金銭にまつわる不祥事が発覚し、制度が長期的にわたり混乱している中でありますが、現新しい制度に代わり、動きを見せている中で、農業生産者の農業所得が不安定な中で、専業農家の生産基盤の強化以外に兼業農家の役割を重視していただき、その支援・指導は十分できたと思われるのかお伺いいたしますが、今後の十分なる対応をしていくのかお伺いいたします。これは町長または担当課長へお伺いいたします。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) ご質問に対してお答えいたします。 特に兼業農家の支援策についてどういうことかということだと思いますけれども、ちょっと古いですけれども、2015年の農林業センサスによりますと、綾町の農業者は331世帯。このうち専業農家が158世帯、兼業農家が173世帯となっております。世帯数でいきますと約半分を兼業農家が占めているという状況です。 恐らくこれはサラリーマン等で水田を所有して、飯米を耕作している兼業農家の方がほとんどではないかというふうに考えております。この形態の兼業農家の方々の多くは、そう若いほうではないと思われますので、今後、農地を次の世代に引き継いでくれるかどうか、耕作放棄地の発生など、今後の農地の活用状態が大きく変わってくることになるかと思います。JAとも連携しながら、経営が継続されるように、作業委託、生産資材の調達、防除指導等はもとより、耕畜連携も重要でございますので、国の経営所得安定対策事業の活用を含めて、しっかりと支援してまいりたいというふうに考えております。 人・農地プランの実質化が非常に重要となってまいりますので、農業委員の皆様とも協力して、地域の農地の円滑な集約化にも取り組んでまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(日高幸一君) 日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) それと、現在、綾町の農家の所得はどのようになっておりますか。分かっていればお伺いいたしたいと思います。
○議長(日高幸一君) 農林振興課長。
◎農林振興課長(兒玉良次君) 恐らくそれは専業農家の所得だと思うのですが、今、資料の持ち合わせがございませんので、また委員会のほうで報告させていただきたいと思います。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(日高幸一君) 日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) 本町では、綾町としては兼業農家が重要であります。専業農家同様に、指導・支援及び補助を強くお願いして、この件については終わりたいと思います。 それでは、次の2番目の質問に入りたいと思います。次は、綾の基幹作物である水稲について、いろいろと町民等からの要請もあり、綾の稲作の状況について取り上げてみました。 まず1点目は、令和元年は米政策改革に基づいて水田農業の推進を図るとうたっていましたが、どのような取組・指導・支援がなされ、その実績・結果はどうであったのかお伺いいたします。
○議長(日高幸一君) 農林振興課長。
◎農林振興課長(兒玉良次君) 稲作の振興ということでございますが、国の米政策改革ということがあります。米作りのあるべき姿を実現して、21世紀の我が国の食料供給体制を築き上げるというものでございます。平成30年から行政によります生産数量目標の配分が廃止されております。産地と生産者が中心となって、多様な米の生産・販売を行うという政策への見直しが行われたのがこのときでございます。麦とか大豆、それから米粉用米、飼料用米、こういったものに転換しながら、海外輸出拡大をニーズの掘り起こしをしながら取り組むというものでございます。 綾町での経営所得安定対策事業につきましては、昔は減反政策とか言っていたものでございます。飼料用米につきましては10アール当たり8万円、加工用米が1万3,600円、米粉用米が2万5,000円というので、そういう誘導をしているということでございます。昨年度の実績におきましても、以上のような単価になっております。 以上です。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(日高幸一君) 日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) それでは、2点目といたしまして、現在の綾町内の水田面積及び、そのうち主食米の水田面積は幾らか。また、昨年の出荷状況と比べ、今年の出荷状況、売渡状況についてお伺いいたします。
○議長(日高幸一君) 農林振興課長。
◎農林振興課長(兒玉良次君) 昨年度の綾町の米の出荷状況でございます。まず、作付ですけれども、水田面積が約303ヘクタールございます。そのうち主食用米が約94ヘクタール、飼料用稲が102ヘクタール、加工用米が2ヘクタールという構成になっております。これの出荷状況につきましては、JAに出荷しておるんですけれども、約27トン、約59ヘクタール相当分が出荷されているということでございます。早期米、普通期米、加工米という内訳になっております。 以上です。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(日高幸一君) 日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) その出荷米の状況についてお伺いいたしますが、出荷米は私が伺ったところ、令和元年度は一等米がゼロ、二等米が106、三等米が614、規格外が2通り分かれておりまして、Aが617、規格外のB品が32になっているようでございます。元年は一等米がゼロで二等米が106というようなことになっておりますが、二等米から規格外を引くと、おおよそ3万二、三千円の二等米と規格外の差が出てくるわけですが、綾町では一等米、二等米が他町村と比べて非常に少ないわけでございますが、この価格の差が生産者に響いてくるんじゃないかと思っております。反当3万円も違うと、これは生産者にとっては非常に収入減になります。先ほども申したように、所得にも響いてきます。この指導をどうにかならないものかなと思っておりますが、そこら辺はどう考えておられますか。課長。
○議長(日高幸一君) 農林振興課長。
◎農林振興課長(兒玉良次君) 今、言っていただきましたように、二等米は12%、三等米は11%、等外米が77%という構成になろうかと思います。今年だけではなくて、従前から、まず一等米はほぼ出ない。二等、三等米も、ほんの全体の2割前後。等外米が7割方というのが、綾町の出荷の状況はこういう形になっているようでございます。JAのほうとも相談しているんですけれども、一応、栽培ごよみ等をしっかり読み込んでいただいて、適時的確な水管理、それから肥培管理、いろんなものをしっかりしながらやるということしか、現状ではないのかなということで今のところは考えているところでございます。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(日高幸一君) 日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) これは農協もしかりですが、行政のほうの指導が弱いんじゃないかと僕は思っております。国富町の資料をもらったんですが、50%以上が一等米、規格外がほんの少ししか出ていないんです。ここら辺の差、指導力が落ちているんじゃないかと思っておりますが、ここら辺の指導は今後どういうふうにするのかお伺いいたしたいと思います。
○議長(日高幸一君) 農林振興課長。
◎農林振興課長(兒玉良次君) おっしゃるとおりでございまして、国富町と比べたら歴然たる差があろうかと思います。農済の防除ヘリがあるかと思うのですが、基本的には綾町以外のところではヘリで防除していると思います。綾町も一部、もしかしたら飛んでいるかもしれませんけど、ほとんど綾町では飛んでいないと思うんです。そこの差が、まずは一つ、一等、二等が出るか、出ないかの差でもあるんだと思うんです。病害虫防除という意味でいきますと。 そこのところが自然生態系農業ということで、やはり除草剤だとか、殺虫剤とか、農薬になるだけ頼らない形で環境保全型を推進してきた経緯もございますので、防除をどんどんしてくれという指導もなかなかできないんですけれども、風で飛びますので、周りへの影響がない形での防除というのが、もし可能であればあるのかなと。もしくは、例えば環境保全型をする地域、ブロック分けをしてするとか、そういうこともあろうかとは思うのですが、実際はなかなか地域全体で環境保全型に取り組むという意味合いでは、今はドローンとか、そういうのでやったりすると思うのですが、ドローンのほうが低空で飛びますので影響は小さいかと思うのですが、しかし、全体の綾町のやってきた環境保全型の農業の方向性でいきますと、それを推進する立場にはなかなか立てないのかなということで、技術的な指導の中で、なるだけ最低限に被害を抑えるという指導を、今、工夫をしなければいけないなということは相談しているところでございます。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(日高幸一君) 日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) 今、課長の説明の中で、自然生態系農業の綾町ではございますが、反当3万円も違うことになれば、その差額の補助を町のほうで考えてもらえないか、お伺いいたします。
○議長(日高幸一君) 農林振興課長。
◎農林振興課長(兒玉良次君) 補助ができるかどうかは、私でお答えできないんですが、稲作につきましては、綾町全体の農業生産の構成からいきますと、牛、豚の畜産とキュウリ、これで大体8割ぐらい。あと果樹。そういったものになっていくと、稲作は生産額でいくと全体の10%を切るぐらい。米だけで生計を成り立たせている方は、ごく少数、一人か二人かもしれませんけれども、非常に少ない状況でもございますので、これ自体の収量減、もしくは等級減で生活にたちまち困るというような状況もないのではないのかなとも考えておりますので、そこは全体的な総合的な判断があろうかとは思っています。
○議長(日高幸一君) 町長、答弁いただけますか。
◎町長(籾田学君) 日髙議員からのご質問ですけれども、確かに反当3万円というのは結構大きな差だと思います。その中で、試験として、実際にやられている方がそんなにたくさんじゃないと思いますけれども、お話を伺って、解決していける道というか、そういうのはしっかり調べさせたいと思います。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(日高幸一君) 日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) 2番目の最後になりますが、今年は高温障害、それと秋にはトビイロウンカの大発生を見たところでございますが、この発生の原因は、やはりあぜ草の刈取り、後で質問いたしますが、畜産農家の稲作飼料が、植えて、刈取りまで放置されておるわけですが、それにも原因があるのではないかと思っております。 それで、適材防除で、早めに行政のほうで把握して、秋口の防除を徹底すれば、かなり等級数が僕は上がると思っております。秋の防除はカメムシが主体でございますので、カメムシだけは出荷米に出す人に徹底して指導すれば、一等米がかなり多くなってくるのではないかと思っておりますので、そこら辺は農業改良普及センターなんかと相談の上で、適期に防除計画を立てていただき、早めの防除をお願いするようにしていただきたいと思います。よろしくお願いします。 それでは4番目の、近年、畜産農家の飼料米が多くなっていますが、先ほど102ヘクタールの面積というようなことでございましたが、飼料稲が病害虫の発生の元になっているんじゃないかという声が近々近々、キュウリのほか、いろいろな生産者の方々から声を聞くわけですが、そういう声は聞いておられないのか、お伺いいたします。課長。
○議長(日高幸一君) 農林振興課長。
◎農林振興課長(兒玉良次君) 飼料稲の関係でございますけれども、飼料稲の病害虫の発生対策につきましては、先ほども申し上げましたけれども、自然生態系農業を推進している関係上、慎重な対応が必要かとは思いますけれども、農薬の使用につきましては、全面禁止をしているわけでもございませんので、使用回数によってランクづけをしているというものでございますので、飛散をしないような形で、ほかの有機JAS圃場もあったりとか、いろんな圃場がございますので、そういうところに影響が出ない形で配慮しながら、JAのほうとも連携して周知に努めてまいりたいとは考えております。 それは害虫なんですけれども、同じく飼料稲のあぜ草ということもございます。これにつきましても、JAの部会を通じて、適時除草の啓発は畜産部会のほうでもしております。作付面積が100ヘクタールということで大きい状態にありますので、なかなか徹底できていない状況もございます。一つの畜産農家がやっている面積が非常に広いものですから、難しい面もあるかなと思っています。なおかつ、飼料ということで家畜が食べるものですから、これに薬剤をまけるのかという問題もありますので、これも非常に難しい問題を含んでいるかなと考えております。 どうしても病害虫の発生とか、雑草が多くて、それが原因になっているという意見も大分来ておりますので、今後の検討材料ということで、また対応してまいりたいと思っております。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(日高幸一君) 日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) ありがとうございました。この飼料稲については、まだほかにもいっぱい問題点があります。植えた時点からジャンボタニシの発生、カメムシ、ウンカ、スリップス。スリップス等については、これはキュウリ等に行政のほうで補助金、補助資材、いろいろ出しておりますが、出す意味がなくなってくるのではないかと思っております。このスリップスによって、キュウリに取りつき、キュウリを吸汁後に黄化えそ病が発生する。そういうキュウリの苗は引っこ抜いて、ほかのところに捨てなければならない。すると、苗代がまたかさむ。いろいろな障害が非常に出てきておりますので、先々、キュウリ・和牛生産者のトラブルが起こるやもしれませんけど、そこ辺は十分注意されて、中に行政が入って、うまくまとめて生産してもらうようにしていただきたいと思います。 それからもう一つ、ヒエが飼料稲の中に目立ってきております。どちらが稲か、ヒエか分からない。隣近所の水田に、その種子類が流れ込み、非常に迷惑を被っておるというお話等も伺っておりますので、特に畜産は綾の基幹品目でもありますが、周りにあまりにも、今、和牛生産者は迷惑をかけておると思っており、そこら辺は十分注意していただきたいと思っております。 以上です。 それから、次に育苗センターについてお伺いいたします。育苗センターの運営状況についてお伺いいたします。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 育苗センターについてですけれども、JA綾町が指定管理者として苗の供給を行っております。このたびの議案にも上げておりますけれども、これからも引き続きJA綾町に指定管理者をお願いしようと考えております。 運営状況に関しては、現在、職員1名、パート8名で運営しておりまして、水稲苗や野菜の苗等を生産しているような状況です。 以上でございます。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(日高幸一君) 日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) 運営はどうですか。うまくいっているのですか。
○議長(日高幸一君) 農林振興課長。
◎農林振興課長(兒玉良次君) 農協の正職員は1名、それからパート8名ということで運営をされております。 苗の供給につきましては、水稲苗、それから野菜の苗というようなことでやっております。今のところは順調に出しております。ただ、どうしても黄化えそ病の関係がございまして、一部、苗の段階で出ているんじゃないかという話もありましたので、いろんな対策をJAのほうでもしていただいて、今度の苗でもそういうことがないようにということで、今、対応をしていただいているところでございます。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(日高幸一君) 日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) 今、町長が話されたように、指定管理者が来年も農協のほうに決定するようでございますが、育苗センター外に、カンショ苗床、錦原ガーデンライフの苗床、カンショについては、来年から廃止というようなことでございますが、錦原のガーデンセンターと育苗センターを1か所に集めて管理することはできないか、町長にお伺いいたします。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 実際の運営に関しては、JA綾町のほうにお任せしている状況です。協議をしながら、効率的な運営の仕方を相談しながらやっていきたいというふうに考えております。
○議長(日高幸一君) 農林振興課長。
◎農林振興課長(兒玉良次君) 花の育苗センターの育苗と一括できないかということでございますけれども、実際は花の苗となりますといろんな種類もございますので、そちらは花壇に植える花ですので、こちらのJAにお願いしている育苗センターにつきましては、生産資材でございますので、病害虫とか、いろんな心配もございますので、混ぜるということは非常にリスクも高いのかなと考えておりますので、そこは慎重に、合理的な方法かとは思いますけれども、実際は生活を支えている部分でございますので、そのリスクも考えながら、また判断がいるかと考えております。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(日高幸一君) 日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) なぜ言うかというと、育苗センターも年々田畑の面積が減ってきて、注文数も減ってくると思っております。そこの中で、今後、空く施設が出てくると思っております。あそこの施設は本当にいい施設でございますので、有効に使うためには、将来は労働力も含めて、あそこに一括したほうが私の考えとしてはいいんじゃないかと思っておりますが、そこら辺は農協と十分協議した上で検討していただきたいと思います。 それから、苗の出荷状況については、年々高齢化が進んでくるわけですが、苗の単価、価格、他の町村と比較して綾町は安いという気がするわけですが、これを若干上げるわけにはいかないのか、お伺いいたします。
○議長(日高幸一君) 農林振興課長。
◎農林振興課長(兒玉良次君) 今回、育苗センターのほうの指定管理を議案に上げさせていただいているところでございますけれども、従前は、例えばキュウリの苗で言いますと110円以下ということで安く抑えてくださいということでお願いしてきたのが今までの指定管理の委託の方針でした。 今回はそれをちょっと取り外しまして、実際にかかる実費ですね、費用がどれぐらいかかるのか、それをきちんと苗代として生産者の方からいただいてくださいと、それを前提にした単価設定をしてくださいというお願いを今回してあります。そこが一番、今回、大きな変更点でございます。 その中で、補修したりいろいろな資材が要ったりもしますので、JAが実際にそれを今までは育苗の部門については赤字を含んで供給してきたという部分がございまして、随分、無理をしていたと、県の指導監査でも赤字は改善しなさいという指導があったとも聞いておりますので、そこは今回の見直しの中できちんと再生産価格を維持できる形での生産体制に変わるのではないかなと考えております。 以上です。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(日高幸一君) 日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) 最後になりますが、水稲の苗ですね、出荷する前に一律に初期の防除はできないものか、初期の防除をすることによって、秋のウンカがかなり削除ができるという話等も伺っておりますが、出荷する前の除草剤ではない粒剤ですか、あれを僕たちもまくんですが、ウンカとかコブノメイ、葉いもちとか、いろいろな病気等の阻止にもなりますので、隣はまく、うちはまかないとか、いろいろ開きがあって、今年の秋ウンカについてもアキサベが減ったところはその薬をほとんどまいていないですね、初期の段階で。一律、あそこで初期の防除をしていただければ蔓延しないのではないかと僕は思っておりますが、そこら辺の一律防除はできないかお伺いいたします。
○議長(日高幸一君) 農林振興課長。
◎農林振興課長(兒玉良次君) すみません、この苗の段階での防除というのは、てっきり私はキュウリのほうの話かと思っていましたので、キュウリにつきましては鉢上げをするときにベストガードという粒剤をスリップス対策ということでまいているそうです。ということで、なるべく抑える形はしております。 水稲苗につきましては、ちょっとすみません、確認しておりません。苗の段階で今の粒剤なんかをまくのかというのは、また確認して報告させていただきたいと思います。 ただやはり、もしくはこの苗の段階、もしくは田んぼの段階でと思うんですけど、結局、田んぼは水路でつながっておりますので、そこの心配もあろうかと思いますので、まず全体的な判断もいるかなと思っています。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(日高幸一君) 日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) 今のものは魚介類には支障がありません。最初の防除でかなりの効果があると伺っております。これは粒剤です。苗床、出荷する苗にふっていただければいいのではないかと思っております。これは、一律にまくことについては行政のほうで一律補助はできないかお伺いいたします。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) どのぐらいかかるのかというのを調べて、それでまた検討してみたいと思います。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(日高幸一君) 日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) よろしくお願いいたします。 それでは、河川についてお伺いいたします。 今回、漁業組合の要望、要請で河川についてお伺いいたします。 綾北川の水質汚濁が年々ひどくなっており、漁協のほうからも企業局または町の行政へも改善の要請はしておりますが、数十年にわたり濁りの解消には至っていないのが現状であり、この件について町長の考えを伺ってくれとのことでした。また今後の対策についてもお伺いいたします。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 特に綾北川の濁りの件なんですけれども、綾町の歌にもありますけれども、清き流れの綾川にということで、今と比べると昔はきれいだったんだろうなと、これは歌にも込められています。 そこから得られるものとして、いろいろな方が来られてこの自然をめでて、そしてアユを食べてということもありますので、ぜひともこの綾北川のほうも濁りのほうをなくしていく、改善していくことが必要だというふうに考えておりますし、町民の皆さんも同じように考えていると思います。 この件に関してなんですけれども、この近年ではダムの影響で濁水が長期にわたっていることで水産資源とかそのあたり、あとレクリエーション関係においても影響が出ているのではないかなというふうに思っております。 対策なんですけれども、9月議会では兒玉千歳議員のほうから同じように質問がございました、地元選出の県会議員の日高利夫さんのほうも県の議会の一般質問で取り上げていただきましたし、もっと広域な、綾町だけではなくて県全体でもこのことを理解してもらいたいなというふうに考えております。 そこで、先月、宮崎県におけるダム貯水池の濁水原因土砂の発生源追跡に関する研究というのを宮崎大学工学部の鈴木先生という方が研究されていまして、では、その話を聞こうということで大学に訪問してその状況を伺いました。 綾北川もそうなんですけれども、全国的に見ても一ツ瀬川の濁りというのが有名だったそうです。もう長期にわたって濁っていたということなんですけれども、そのことに関して、この鈴木先生は調査をされて、それを論文にまとめて報告されております。 一ツ瀬川流域での研究なんですけれども、一般的には豪雨等によって流域の山腹が崩壊したり地肌が出たりとか土壌侵食等で、それが長期間貯水池内、ダムのところにたまって、これがなかなか沈降しない、沈殿しないと、浮遊したままで流れていると、そのために、例えば一日や二日できれいになるものが1週間とか十日とか長い期間濁ってしまうと、こちらのほうは、もうどこでもここでもというわけではなくて、その土砂の特徴があるんです。例えば、その風化したものがなかなか沈降しないようなそういう土砂が川の中、ダムの中に流れ込んでくると、そういうものはどういうものかというふうに聞くと、土砂の形状が扁平というか、平べったいような状態になっていると、例えば砂粒みたいなものは丸くてすぐ沈降していくので、砂みたいなところは比較的早く、そういう土砂というのは川が澄んでいくのが早いんですけれど、こういう平べったいものはなかなか沈み込みにくいらしいです。 この鈴木先生の報告によると、そういうものがある地層というのはどこなのかというのを特定されています。一ツ瀬川の例でいきますと、杉安ダムがありますけれども、あれの上流を見ていくと、ちょうどある地域から出てくる土砂というのが、いろいろなところからサンプリングされているんですね、そこの分析をしていくと、そこの土砂のところの沈降が遅いと、実際にそこを見ていきますと地肌が出ていて、そこから河川に流れ込んでいると、綾北川ももしかしたら同じような状況ではないかと、地質的に見ていきますと一ツ瀬川の上流、西米良、そして綾の北側、これは多良木のほうもそうなんですが、それから球磨川にかけて連続して同一の地層が見られます。これは、三波川変成帯というんですけれども、そういう中に出でくる土砂というのは風化した後、どうしても平べったい形でぱらぱら出てくるんですね、砂状ではないんですよ。そういうものはなかなか沈みにくいと、ですから、それが一体どこなのかという特定をすることによって、そこに対する土砂崩れといいますか、地滑りとかそういう対策を施すことによって、そういうものが河川内に入り込まないということを特定していく、そういう科学的な研究をやっていくことも必要ではないかと、ただ濁っているから何かしてくれといっても、なかなか説得力ないですよね、そういうことで大学の先生にお話を聞いて、もしそうであれば大学そして企業局もそうですし、県も含めて、また綾町もそうですけれども、これは真剣に取り組む必要があるのではないかなというふうに思います。 なかなか一朝一夕にきれいにはならないと思いますけれど、やっぱり科学的な調査をやって、ここのところが原因ですよと、先日も建設課長と一緒に綾北川をずっと私上ってきました。最後、熊本の多良木のほうまで行きましたけれども、天候がよくて雨が降っていなかったので、比較的、川の水はきれいだったんですけれども、これは大雨とかが降った後とかに、もう一度、やっぱりそういうときに行ってみて状況はどうなのかと、それぞれのところからやっぱりちゃんと調査して、できれば大学とかに入ってもらって、あるいは県のそういう機関に入ってもらって調査して、本当の原因というのを特定して、その原因を示して、例えばそれがどこの地域から出ているのかと、むしろ綾町ではなくてもっと上流か、あるいは熊本県側かもしれません。そういうものをしっかり調べて原因はこういうことで考えられますよと、それでそれに対する対策を施すということをやっていかないと、なかなか綾北川というのはきれいになっていかないのではないかなと思います。 これからこの綾北川の濁りを元の清き流れの綾川に戻していくということも、これからの綾町の重要な目標の一つに掲げていきたいなというふうに思っております。 以上でございます。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(日高幸一君) 日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) 今、町長の答弁で、一朝一夕できれいにはならないとありました。綾北川の濁りは県が窓口であります。これは綾町の漁業組合の問題だけでなく、綾町全体として捉えていただき、町長自らが先頭に立って解決していただけなければ、我々町民が幾ら言っても企業局のほうでは窓口ではねられます。 漁業組合長、それと町長自らが県の窓口に出向いていただく機会があるごとに、この解決はしていただきたいと思います。 それと、綾には自然林がいっぱいあります。山を守る会等が主体になって守っておりますが、この綾川、北川、南川を守る組織等は作られないか、町長の考えをお伺いいたしたいと思います。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 最初の質問ですけれども、確かにこれは本当にチームを組んでやっぱりやらないとだめだと思います。それも一朝一夕に解決する問題ではないと思います。 2032年町政100周年、後11年後なんですけれども、私ちょっとこれはそう簡単にはいかないと思いますので、町政100周年のときには綾北川がきれいになっていると、南川も本当に綾川はきれいだということになるように、今からしっかり調査をやって県にも働きかけます。企業局もそうですし、大学にも協力をもらって、そして一体どこが問題なのかと、これ一つだけではなくて複合的に幾つかあるかもしれませんけれども、ダムの問題、ダムの貯水の中にたまっているヘドロみたいな問題ということであれば企業局を中心に話をすればいいでしょうけれども、その周辺の土砂が入ってきているとなるともっと広域になってくるし、これは宮崎県だけではなく熊本県のほうまで関係してくるのかなというふうに思っていますので、これは本腰を据えてやらないといけないと思っていますし、いろいろな方に相談に伺おうと思っています。 あと、二つ目の質問ですが、綾には所有する森林、森があるんですけれども、これはしっかり守っていかないといけないと思います。もうユネスコエコパークの町ですし、そういう意味ではエコパークのほうでも取り組んでおりますけれども、具体的にどういうところが問題なのかというのをしっかり特定していって、それに対する対策というのは考えていかないといけないですけれども、今までエコパークを中心にしてやってきていますけれども、何かそこで漏れているようなものがあればしっかり調べてから対応していくということは、綾の貴重な財産ですし、それが宝でもありますから、これはしっかり守っていく必要があるというふうに考えています。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(日高幸一君) 日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) 今、力強い言葉をいただきましたが、100周年に向けて先頭に立って頑張っていただきたいと思います。 それでは、2番目の木森井堰、これは元町の前ですね、これの改修についてお伺いいたしますが、木森井堰については、あそこの井堰が出来て67年経過しておるそうです。早めの改修工事が必要であり、来年の春先にはアユが魚道を上る姿が見られることに期待したいと思いますので、県への働きかけを強く求めていただき、この問題は漁業組合と十分連絡を取った上で解決していただきたいと思います。 その魚道の位置の資料が皆様の手にも渡っておるかもしれませんが、5月の晴天で水位が非常に下がったわけですが、このときに魚道に水が流れないというようなことで、写真のとおり稚魚がかなり死んでおりました。これは町長も調査されたという声を聞いておりますが、ビニル袋で48袋分の魚が死んでいたと、死骸があったという報告も受けております。 できれば、今ちょうどあの井堰の下のほうを改修しておりますが、魚道については何の解決方法にもなっておりませんので、早めに魚道の改修をしていただきたいと思いますが、この件についてはどのような考えを持っておられますか。お伺いいたします。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) まず、私のほうからちょっと説明いたします。詳しいことは担当課長のほうから、また追加して説明してもらいます。 私もここはもう子どものときからずっと遊んでいる場所なんでよく知っているところなんです。昭和27年ですから、もう本当67年前です、そのころに改修工事が行われて、その間、ずっと同じ光景を見てきているんですけれども、やっぱり年々水量が下がってきているなと、水が少なくなってきているなというのは、私の子どものときからの経験からもやっぱりそれは感じます。 もちろん上流のほうの水の供給量というのも関係しているんですけれども、そんな中で今年の夏、魚が一気に干上がって死んでいたというのも覚えていますし、臭いもそのときひどかったです、いつもあの前を通りながら見ているんですけれども、そして上流側のほうの堤防、今、井堰の整備はしていますけれども、ここの下流側のほうが地形的にもへこんでいますし、その問題というのは見ていてもちょっと寂しい感じがしますけれども、この対策に関してはしっかり検討してまいりたいと思います。詳細は担当のほうから説明させます。
○議長(日高幸一君) 建設課長。
◎建設課長(中原修一君) お答えいたします。 木森井堰は昭和27年に改修工事が行われまして、その後、部分的な補修、補強工事が行われてきたわけでございます。 整備後65年経過しておりますが、現在はパイピングが原因とみられる護床ブロックの陥没等が生じるなど、河川工作物としての構造が不十分な状態となっています。 それを改修するために現在工事を行っているわけでございますが、魚道については現在伺っておりません。この写真を見ますと大事な水産資源を守るため、また親水域のレクリエーションの価値を高めるためにも農林振興課と一体となって早めに中部農林振興局のほうに掛け合ってみたいと思っております。 以上です。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(日高幸一君) 日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) この井堰については、早めの改修ができるように連携を取り合って取り組んでいただきたいと思います。 それと、この資料については農林振興課の河野主事が提供してくれたものでございますが、何かがあったときはこれを参考にしてみていただきたいと思っております。 それと、最後になりますが、綾北川の発電所改修に関するうわさを1年前より聞いておりましたが、情報は伝わっていないかというようなことでございましたけれど、先日に中原課長のほうからこの改修計画についてはお話があったわけでございますが、この改修の件について、もう1回、説明を伺いたいと思っております。
○議長(日高幸一君) 建設課長。
◎建設課長(中原修一君) 説明申し上げます。 合宿センターの上流に位置します綾第2発電所は、昭和34年に運転開始してから60年以上経過し、発電設備の老朽化が見られるため総事業費104億円をかけ令和2年度から7年度の5年5か月間で水車や発電機などの工事を行うとのことです。 なお、請負業者は清水建設株式会社九州支店、最大出力は現状と同規模の2万8,000キロワットとのことです。 以上です。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(日高幸一君) 日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) それでは、二、三点お伺いいたしたいと思います。 綾川の発電所が出来て62年以上経過しておるというようなことですが、これは今回、この工事をすることによって交付金が約1億円、町に収入が入ってくるという見込みを立てておりますが、その以前には全然なかったのかお伺いいたします。
○議長(日高幸一君) 建設課長。
◎建設課長(中原修一君) お答えいたします。 企業局からの交付金につきましては、町税の固定資産税、国有資産等所在市町村交付金というので入ってきております。令和2年度の予算額でいきますと959万1,000円となっております。 以上です。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(日高幸一君) 日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) この契約はもう既に調印式があったわけですか。お伺いします。
○議長(日高幸一君) 建設課長。
◎建設課長(中原修一君) お答えいたします。 この調印式とかも企業局と清水建設の問題になっておりますので。企業局が事業主体です。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(日高幸一君) 日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) ちょっとおかしいのではないですか。綾が一番支障を被るわけですので、綾を抜きにして調印式というのは僕は考えられないような気がするわけですが、なければなかったで、町長、担当課長が強くそれを申し入れて、どういう形か、もうちょっと詳しく説明いただけるようにしていただきたいと思います。 また、その交付金がそれだけ年間、当初は900万円前後が入ってくるんですよね、もうちょっと漁業組合のほうに、漁業組合員が250人以上おるわけですが、予算があまりにも漁業組合のほうには少ない、稚魚の放流代が100万円前後組んでありますよね、アユを放流するとほとんど自腹で漁業組合のほうは運営しておりますので、何も事業ができないと。以前は釣り大会とかいろいろな行事をやっておりましたけれど、もうほとんどが削られて事業ができないというようなことでございますが、それだけのお金が入ってくれば、もう少し漁業組合のほうにもお金を流して活動をしていただくようにしていただきたいと思います。お願いします。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 調印式というのではなくて、これは綾の第2発電所もそうなんですけれども、企業局のほうで運営されているんです。そこの発電設備がもう老朽化したので今後更新しようということで企業局のほうで行われると、それに対して清水建設が入って工事をやるということなんで、先日、役場のほうに企業局の方、そして清水建設の方も一緒に来られて、どういうふうな工事をやりますよというのは説明はございました。 ここに書いてありますように、今年度から令和7年度まで5年5か月かけて中のタービンとかジェネレーターのほうとか、そういうのを全部更新されると、そうなってきますと、今現在は、先ほど説明がありましたけれども、年間950万円相当ぐらいの固定資産税なんですけれども、新しい設備が入りますと、これが額も大きくなっていきます。その分は町のほうに固定資産税として入ってくることになるかと思いますけれども、それに関しては、この綾北川ですから濁りの件に関してはしっかり対応してくださいという話はしました。 この事業をやるのは企業局側、そして清水建設ということなので、その間の連携というのは、情報というのはしっかり取って、これによって町のほうも将来的には税収にもつながりますから、そういう恩恵を受けることになると思います。 そうなりますと、町の予算の中でこの分を有効に活用してまいりたいと思いますし、その綾北川の濁りの問題とか、そういうことも含めて対応できる資金の一つにも将来なってくるのではないかなと思いますので、こういう情報が入りましたら漁協のほうにも連絡して、情報を常に共有した形でやっていきたいというふうに思います。 以上でございます。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(日高幸一君) 日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) 最後になりますが、現在、第2発電所より須木方面に行く道路ですね、この道路は清水建設、企業局は使われないわけですか。田代八重綾線です。あそこは使わないんでしょうか。
○議長(日高幸一君) 建設課長。
◎建設課長(中原修一君) お答えいたします。 田代八重綾線のことでございますが、合宿センターのほうから発電所のほうに下りていくと思いますので、上流のほうは使わないと思っておりますが、そういうところまでの詳しい話を聞いておりませんので、また確認してみます。 以上です。
◆議員(日髙憲治君) 議長。日髙。
○議長(日高幸一君) 日髙憲治議員。
◆議員(日髙憲治君) 以上で終わりますが、この大規模改良事業については、もうちょっと詳しい内容等を調査した上で説明をいただきたいと思っております。 以上で終わりますが、いろいろと希望等も述べましたので前向きに検討していただきたいと思っております。ありがとうございました。
○議長(日高幸一君) 日髙憲治議員の一般質問を終わります。………………………………………………………………………………
○議長(日高幸一君) ここで暫時休憩をいたします。午後は1時半から開会いたします。(休憩午前11時50分)………………………………………………………………………………(再開午後1時30分)
○議長(日高幸一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 青木議員の一般質問を許可いたします。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) それでは、早速入らせていただきたいと思います。 ちょっと内容が多いので、私もなるべく簡潔に質問したいと思います。 まず、1番目と2番目、一緒にまとめさせてもらいたいと思います。 まず、1番目として、議会との対話、相談、協力について、町長はどうお考えでしょうか。 また、2番目として、私への9月議会での忠告、それから、インターンシップ発言についてお伺いいたしたいと思います。 2番目、大きい2番目として、町民との対話、相談、協力ということで、町長が就任されて1年半たちますけれども、町政、町長について、町民の評判というものは、どのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。 それから、先日というか、前にありました町政座談会、まちづくり座談会というふうに名前は変わっておりますけれども、その質問内容がいろいろとあったと思いますけれども、それを制限したというふうに私は考えているんですけれども、どうして、そうされたのか。 それから、3番目として、公民館への職員派遣はなぜ中止したのかということで、去年は私も班長していましたんで、役場の職員、若手の職員を定例会ですか、自治公民館の定例会に派遣されていたと思いますけれども、今年はないようなので、その辺はどうされたのかなということをまとめて質問といたします。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) それでは、お答えいたします。 1番、2番、まとめてということですけれども、まず、議会との対話、相談、協力ということなんですけれども、私も、二元代表制、私は三元代表制という言葉使っていますけれども、議会とも相談、協力してやっていかないといけないというふうに十分考えております。町政を運営していく中の両輪ですので、一緒に協議をしてやっていくべきものだというふうに考えております。 9月議会のときの青木議員への忠告、インターンシップ発言ということなんですけれども、我々、議員の皆さんも、私も、善管注意義務というのございますよね。民法の644条にありますけれども、善管というのは、善良な管理者、善良な管理者というのは、それぞれの役職に就いている方ですけれども、それが専門的、あるいは町民の皆さんから推薦されて、あるいは選ばれてなった方ですけれども、そういう方というのは責任があると思います。ですから、それに対して、しっかりとした責任を果たさないといけないですし、我々は、この議場で、しっかり、みんなで議論すべきだと、そこを放棄して出ていくというのは、いかがなものかなと、その責任というの、しっかり果たさないといけないんで、そのことに関しては十分注意してくださいよというのを伝えました。ただ、場所が場所でしたので、その場にふさわしくなったということで、私も反省しております。でも、考え方として、我々は、そういう立場にありますから、しっかり皆さんの見ている前で、正々堂々と議論すべきものだというふうに考えております。 インターンシップ発言と言いますけれども、これは議員のほうから、執行部、役場職員は十分仕事果たしてないじゃないかなというふうなご質問があったかと思うんですけれども、じゃあ、実際に来てみてくださいと。私も以前は外から役場というのを見ておりました。やっぱり、自分たちの考えていることどおりにいかない。何をやってんのかなと思って、役場職員を見たこと、来たことございますけれども、今、実際中に入ってみて、一緒に働いてみて、初めて分かることがございます。結構といいますか、大変ストレスを感じながら、もちろん町民から、いろんな質問が来ます。もう7,000人いたら、正直7,000通りの質問が来るというふうに考えてもいいと思います。それに対して、懇切丁寧に説明していかないといけないんですけれども、やっぱり、人間ですから、いろいろ思うところあるんですけど、そういうところをぐっとかみ殺してやる業務があると思いますし、非常にストレスを感じている職場じゃないかなというふうに感じております。ですから、そういう意味でも、本当に実態を知りたかったから、中に入って勉強をされるのも一つですよと。でも、現実のところ、インターンシップというのは、これから職に就こうとする、例えば、大学生とか、若い方が職場体験をやってみて、自分の将来を選択するものですので、そういうのではないんですけれども、実際に中に入ってやってみると現実と違うところはたくさんあると、現実といいますか、外から見ていて感じたものと違うものがかなりあるということでございます。 2つ目の質問です。 町民との対話、相談、協力ということですけれども、町民の評判をどう受け止めるのかということですけれども、いや、なかなかですね、私のところには、直接は、そういう意見というのは、私に直接言うのは難しいのかもしれませんけど、間接的にですけれども、人を介して、いろんな話を伺っております。「もっと、しっかりしろよ」とか、「もう1年以上たっているんだから、もっと勉強せんといかん」とかということが言われております。そのことに関しては、私も日々勉強だと思っていますし、いろんな方が師匠だと思っていますから、そこで話を伺いたいと思っていますけれども、私も町長に就任する前にマニフェストをつくって、自分の考えを申し上げてまいりました。その中で、町民が真ん中と、絶対町民ファースト、そこを一番というのは忘れちゃいかんなと、その信念だけは常に持っておこうということを考えておりますし、私がなそうとしている、我がなすことは我のみぞ知る。なかなか説明しても難しいんですけれども、自分がやろうとしていることは、自分がしっかり、自分は分かっているんであって、それを相手に押しつけるものではないというふうに思っていますから、我がなすことは我のみぞ知ると、泰然自若という考えで、今、町政を進めているところでございます。 2の2のほうの質問です。 まちづくり座談会での質問内容の制限についてという質問ですけれども、午前中の池田議員の質問の中でもお答えしました。今回、まちづくり座談会というふうに名前を変えました。これからの綾町のまちづくりに対して、いろんな意見を聞きたいということで始めましたけれども、実際質問された内容は、どうしても個人攻撃的なところがあったということで、特に、1日目、2日目ですね、始まるときに、その司会をしていただいた玉田連協長とも相談して、これからのまちづくりに対しての意見を中心に皆さんで話を聞いていきましょうということにしましたので、そういう関係で、連協長のほうも会を進められたということでございます。 最後に、公民館への職員派遣はなぜ中止したのかと。昨年、若手職員を中心に各公民館に、特に班長会ですか、各公民館のあるときに派遣しました。役場職員も、結構、町外、宮崎市方面から通ってきている若い人がいます。自治公民館について、綾町の自治公民館制度に対して、まだ十分把握してないと。とりあえず、昨年1年間やらせてもらいました。これで全て分かったと思いませんけれども、実施したということで、また人もだんだん新しく入ってきて、その状況が、自治公民館制度というのが、まだまだ分からない人が多くなってきたら、また改めて実施することも考えていますけれども、とりあえず、昨年度実施させてもらって、一旦、中止して、今後また若手職員というか、多くなってきましたら、町外からの職員とかというメンバーが増えてきましたら、また考えてまいりたいと思います。 以上でございます。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) ありがとうございました。1番上のほうから少しずつやらせていただきます。 議会とのコミュニケーションですけれども、議会とのコミュニケーションつうのがあまりにも少ないんじゃないかなというふうに日頃から感じております。例えば、例を出すと、南俣保育所の民営化についてということで、全員協議会を開いて、議員を集めてご説明されましたけれども、それも突然の話で、内容も、初回、資料が一切ないという状況で行われました。とてもびっくりしました。また、別の機会で、これもまた全員協議会だと思いますけれども、議員と町長との間で、最終的に町長がおっしゃった言葉として、どういう表現していいか分かりませんけれども、否決したければ否決していただいて結構ですというような発言をされました。こういうことを言ってしまうと、もう、何て言うんでしょうかね、対話自体が成り立たないというふうに考えておるんですけれども、最終的に執行部の案が認められるというのは、議会を通らないと執行できないわけですよね。大事なものというのは。そういう、もう法的に決まっているわけですよね。そういうところを無視されたような発言だと思いますけれども、その辺はいかがでしょうか。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 議会とのコミュニケーションということですけれども、私も、なかなか人と相談するのが、性格的なものもありますし、あまり上手じゃないかもしれません。しかし、町政を進めていく中で、議員、議会と両輪でやっていかないといけないということは十分知っています。例として2つほど挙げられましたけれども、南俣保育所、そのほかの件もそうですが、1番最初の切り出し口というのがあるんですよね。そこで、出すときに、こういうことを考えているんだということを議員の皆様にお話します。それに対して、そこからがスタートだと。最初から完璧にでき上ったものを出して、こう行きますということは、なかなかできないと思います。これに対して、どう思いますかというふうに投げかけて、その反応をいただいて、それに対して、執行部と議員との間で、それを建設的に、フルットフルに、実のあるものにまとめていくということが重要じゃないかなと思います。最初のスタートはそういうことですけれども、ただ、南俣保育所の件もそうですし、これ、私が町長になるときからそうです。しっかり公約の中でもうたっておりました。民間でできることは民間でやっていただこうと。財政的にといいますか、あまりにも町が全てのことを抱えると、本当に財政って苦しい、もたないんです。どこの自治体でも、そういうことを経験されています。ですから、最初のマニフェストの中でも、私、掲げましたけれども、小さな政府、小さな町、役場というのを目指していって、こういうふうに、現場で、そういうところで働くところは、どんどん自主的にやっていただくと、それを支援するというのが役場だというふうに考えておりますので、そういうところの考え方のところで、いろんなご意見を持っている方がいらっしゃると思います。そこのところは私も投げかけますし、それに対して、ご意見等があれば、いただきたいと思います。 あと、否決したければ、否決、いや、どのシチュエーションで、私、そういう発言したか、ちょっと覚えてはいないんですけれども、それぞれ皆さん意見があると思います。私が出すのが100%全部正しいかどうか分かりませんけど、私はこれがいいと。我がなすことは我のみぞ知るということで、なかなか、それを全ての方に伝えるのは難しいかもしれませんけれども、自分の考えはこういうことですよと、もちろん、違えば、それに対して、反対されると、今までも議会の中で通していただけなかったというのもありますけれども、それも、また、その道かなというふうに思いますので、お互い、執行部側と議会側というのは、常にそういう姿勢でいきたいなというふうに思っています。 以上です。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) そのとおりだと思います。だから、根底に、その町長の根底に、議会との関係で、対決姿勢とか、そういうものが根底にあるんではないかと。その中で、否決していただいても結構ですというのは、たしか、100円バスの内容だったと思います。その中で出てきたんだと思うんですけれども、やっぱり、根底に何があるかでもって、つい表面に出てしまう。それは得策ではないんじゃないかなということなんです。私への忠告、インターンシップですけれども、役場の職員はストレスをたくさん抱えていると、そのとおりだと思います。でも、仕事って、皆さん、そうじゃないですか。役場の職員だけがストレスを抱えているんじゃないんです。多くの仕事はみんなそうだと思います。だから、役場の職員云々と言ってしまうと、ちょっと傲慢じゃないかなというふうな指摘を受けてしまうんではないかと思います。だから、これもまた得策ではないと思います。町長も言われましたけれども、二元代表制ということですので、私も、そのうちの1人です。そういう間柄だと思うんですけれども、それに対して、忠告とか、その当時、町長が発言されたときですけれども、議長の指名も、許可も受けずに話が始まったんですけれども、忠告とかということになると、私はフィフティー・フィフティーだと思って、私も追及しますけれども、いろいろ提案もしてきたとは思っております。そういう中で、忠告というと、これちょっと違うんじゃないかなと。これ、私1人のことではなくて、議員全員のことに関わってくるんじゃないかなというふうに思っております。だから、議会事務局を通じて、町長のほうにお願いしたと思います。これは、私にとっては、侮辱、誹謗中傷、名誉棄損というような類いに思ってしまいますので、それを事務局を通じて、町長のほうに訂正あるいは謝罪ということをしてくださいという文書を差し上げたと思います。町長から、後日、この場で、議長に対して、許可を受けずに話しましたということは謝罪されたというか、意見を言われたんですけれども、もう一つの議員に対する、私に対する回答は一切なかったものですから、改めて、ここで聞きます。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) ご質問の内容が2つありましたけれども、まず、役場職員のストレスについてですね。私も、これまで、私、就職したのが遅かったもんですから、35年ぐらい、いろんなところで働いています。もともとは技術屋です。現場で働いています。もう生き生きとして、私、ストレスはなかったですね。もう、うれしくて。現場で働いているときって、伸び伸びとできるんですよ。自分が想像していることを自分でできると。自分のやりたいことができるし、もちろん、そこで失敗したら、上から怒られて、ちょっと失敗して、余計な費用がかかったら怒られるということありましたけれども、もうストレスをあんまり感じませんでした。いろんな職を点々して、いろんな国で働いて、いろんな人と話して、こう見てきていますけれども、今、こうやって、公務員として、役場で働いています。自分たちの意見がなかなか言えないんですよね。こう見ていて、そういう意味では感じます。ほかの職と違って。どこでも大なり小なりあるのかもしれませんけど、そこのところだけは、別に我々の肩を持つわけじゃないですけれども、私の印象として、公務員、地方公務員って、結構、見た目以上に大変だなという印象です。 2つ目の質問ですけれども、青木議員の忠告と、これ、青木さん、自分のことなんですよ。この議会から突然いなくなったんですよ。職場放棄ですよ。でしょう。善管注意義務という意味をもう一度調べてください。これは、私もそうですし、私は皆さんから選ばれました。そこで、私はここで、議場で説明しているときに、突然いらっしゃらなくなった、出ていかれたと、一体何だろうと、私の話を聞いたことないんですよ。その話は聞きたくないと、私に対する侮辱かなと、私、思いました。そのときは分からなかったんで、体調が悪いのかなって気遣ったら、全然そうじゃなかったんです。私に対する侮辱かなというふうに思いました。その後ですけれども、これは本当かどうか知りません。議員の皆様には、青木議員は申し訳なかったって、反省されたかと思うんですけれども、この執行部に対しては、なかったんです。我々に対してはなかったんです。私は、それがあるかなと思って、最初期待していたんです。でも、それはなかったので、我々に対する、我々といいますか、執行部に対する、これはとんでもない非礼だなと、議員としてあるまじき行為だなと思ったので、どうしても我慢できなくなって言ってしまったと。ちょっと、それは、ほかの場で言えばよかったんでしょうけれど、もし、青木議員が侮辱と取られるんであれば、私も同じように、我々に対して、何の謝罪もなかったと。それから、出た発言でございます。 以上です。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 確かに議員の議会運営委員会で、私は謝りました。執行部には謝っておりません。というのは、その原因も、今ここで、どうのこうの言っても時間を取られるから言いませんけれども、相当立腹していたということはお伝えしたいと思います。 次に行きます。 2番目として、私が聞く範囲だと、町長の評判というのは、あまりよろしくないというのが多いんですけれども、ある人が、綾がこのままでいくと沈んでいってしまうんじゃないかと、そういう沈んでいく綾の姿は見たくないというふうにおっしゃる方もいらっしゃいます。町長は、町民が真ん中とか、大家族主義とか、いい看板を掲げられていると思いますけれども、どうも、その中身がそれに伴っていないんではないかというふうに思えてしょうがないというところがあります。 例えば、この前、松浦議員に、全部町がやるというのはおかしいと、そういうことを改めてほしいというようなことをおっしゃいました。これは昔の話ですけれども、昔、ケネディが国に求めるのではなく、国に対して、何ができるかを考えてほしいということをおっしゃいました。これ、すごく似ているんですけれども、似て非なるものかなと、人への思いやりとか、愛とか、そういうもの、あまり町長の言葉からはあまり感じないんですね。それは、やはり、これは町長の判断ですけれども、そういうふうになさらないほうがいいんではないかというふうに思うんですけれども、その辺はどうでしょうか。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) アドバイスありがとうございます。私は、常に町民にとって、1番いいと思うことを考えて発言しているのであって、これと同じように、議員の皆さんも同じように考えていらっしゃるんだろうなと思います。ですから、ここでは、1対1、思っていることを議場では出して、本音で、本音といいますか、そういう形で自分の意見を述べるということが必要じゃないかなと思います。町民がいろんな考え方を持ってらっしゃることはいろいろ聞いています。いろいろ批判等もあるかと思いますけれども、自分として、正しいと思うことをしっかりやっていきたいと思います。 以上です。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 座談会のほうに移りますけれども、5分、2問まででしたか、この前、たしか。時間が5分で、2問までということで、これ、当日行って、初めてあそこに書かれていたものですから、私もちょっとびっくりしたんですね。もし、それをおやりになるんであれば、当然広報で、その座談会の案内はしていますから、それを書かないと、今度質問するほうも困っちゃうわけです。一応、用意されて、それぞれ用意されて来ているものが、いや、2問までとか、5分とか終わらないよということになれば、慌てふためくわけです。これはどなたでも一緒だと思います。 それで、先ほど個人攻撃ということをおっしゃいましたけど、個人攻撃ではないと思います。皆さん、公の人ですし、綾町のことを尋ねているわけです。プライベートのことを尋ねているわけじゃないです。だから、それはちょっと認識が違うんじゃないかと思います。まちづくり座談会って、私、最初広報で見たときに、嫌な予感しました。実を言うと。まちづくりだから、これからのことですよね。これに絞ってしまうんじゃないかなと、絞られる意味合いがあって、こういうふうに表現を変えたんじゃないかなと思っていたんですけれども、まさしく、どんぴしゃりで、そういうふうな最後のほうはまちづくりのあれだから、もう終わったことはいいじゃないかというような発言を、町長も、それから玉田さんもされたと思います。それはそれで一つの考えでしょうけれども、やはり、昔から言われているように、「故きを温ねて新しきを知る」ということありますけど、古きの中にいいことばっかりじゃなくて、やっぱり、悪いこともあるから、それを両方吟味しないと、新しいもの、そこが乗っからないという意味だというふうに私は解釈しているんです。だから、新しいこと、建設的なことだけを議論にしていたんでは、やっぱり、ちょっと違うのかなと、町民がまず疑問に思っていることは、素直に発したわけですから、そこに制限を加えるというのは、ちょっとおかしいんじゃないかと思います。その辺はいかがでしょうか。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) かなり青木議員とは、考え方、認識に違いがあるんじゃないかなというふうに考えます。2回の座談会に両方とも出席された方、結構いらっしゃると思うんですけれども、1日目の場合と2日目の場合、全然違いましたよね。初日は、もう、ほとんど、いわば、個人攻撃に近いような形で終わったと。これも午前中で池田議員の質問の中でお答えしました。本当もう、みんな、嫌な顔して出てこられたんです。というふうに私は捉えました。そして、2日目の座談会のときに最初に切り出していただいた先生が非常に建設的なことを言っていただいたんで、それで会がスムーズに行ったんですけど、また最後に、もう一度、個人攻撃になってきた。そのときのKY、空気ですね、空気を私は読みました。そこで玉田連協長も話されました。この意見を聞きましょうかね、どうしましょうかねと言ったときに、会場から拍手が沸き上がったんですよね、覚えていますかね。(「覚えています」と呼ぶ者あり)覚えていますよね。町民の、あそこに来られている方の過半数の方が、私は、そういうふうに拍手されたと思います。もっと前向きな話をしようよって、こういう話は、町民が多く集まっている場で、個人攻撃するような題材じゃない。それはまた別個にやってくれと、私はそういう意思表示に取りました。ですから、あのとおり司会者が進められたことを私は正解だったんじゃないかなというふうに捉えております。そういうふうに、その場ですか、それに応じて話される内容。時間に関しても、いきなり会場に来て、何分と言われても、やはり、その場でまとめていただきたい。たくさんの人が来られているんですよ。1人でも多くの方の意見を聞こうということが趣旨ですので、そこのところは、ご理解いただきたいなというふうに思います。 以上です。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 3つ目に入ります。職員の派遣ですけれども、これは、先ほど言いましたけれども、私がちょうど班長のときで、職員が来られて、どんなことをするのかなと思っていたんです。でも、座って、黙って、話を聞くということで、また帰られると、それの繰り返しということで、私は、意味合いとして、職員が中継ぎをしてくれるのかなと思ったんです。公民館から役場にそれを伝える。中継ぎ。また、逆に、役場から何かあったら、こういう考えですよとかって、そういう役割かなと思ったんですけど、どうも、後から聞いてみると、若手の研修というんですか、そういうことだということで、だから、ちょっと私も面食らったというか、違っちゃったかなと。実際、これ有給ですか、給料は。(「時間外」と呼ぶ者あり)時間外勤務手当ということですか。(発言する者あり)時間外勤務手当、手当が出るということで、これは効果があったんですか、なかったんでしょうか。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 若手職員を各公民館の班長会に参加させたときに、私、行く前に、役場のほうでも、いろいろ話したんです。行くと結構いろんな要望を受けてくると。その要望を受け、そういう要望を受ける係のために行かされるんじゃないですかと。いや、そうじゃないですよと、君たちの勉強だよと、自治公民館活動を勉強するんだよと、ですから、しっかり見てきてくださいと。行って、おおい、この後、一緒に酒飲むかとか言われたときに、どういうふうに対応したらいいですか。いや、そういうのは、これもちゃんと時間外勤務なんで、丁寧にお断りして帰りなさいというふうなところまで決めて派遣させていただきました。ですから、地区公民館の方からは、ちょっと期待とは違ったかもしれませんけど、これはあくまでも、綾の自治公民館制度といいますか、実際のそれぞれの地区で、どういうふうな話合いをやられているのかということを勉強させるために行かせましたので、そういう目的です。要望を聞くというとか、そういうことは、やっぱり、どうしても若いと、年輩の方、そういう人たちにどうしても頭上がんないとかということがありますけれども、そういうことがないようにということで実施したものですから、また、新しいメンバーが多くなってきたら、そういうことも含めて実施してまいりたいというふうに考えています。(発言する者あり)目に見えて、すぐにはですね、なかなか、すみません、たかだか、月に一、二時間行って、がらっと変わるもんかっていうもんじゃないですけど、少しずつ、分かってくるんじゃないかなというふうに思います。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 3番目に移ります。活性化協会について、今議会のメインテーマかなというふうに思っておりますけれども、綾川荘とか、てるはの森の宿とか、合宿センター、特に、綾川荘、てるはの森の宿あたりは、綾の財産、強く言えば、綾の魂かなと、歴史もありますから。そういう私は捉え方をしております。町長の見方としては、また別の見方があるのかなと思いますけれども、以前町長はお荷物だというような表現をされました。以前、これは、プライベートに聞いた話ですけれども、いざとなったら、もう手放すというか、売っ払っちゃえばいいわみたいな話もされていました。私は、そういう考えは持っておりませんけれども、基本的にどんなスタンスでお考えになっていますでしょうか。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 今回指定管理、5年ぶりの指定管理業者を決めるということで、活性化協会の宿泊3施設というのをやったんですけれども、財政的にかなり負担が大きいということは説明申し上げました。今年度見込みですけれども、3つの宿泊施設で1億3,000万円近くの、経営、運営に関しては7,300万円、維持管理費では年間平均通すと5,300万円、1億3,000万円ぐらい、そこに町から費用充てないといけないんですよ。やっぱり、これは考えないといけないということで、今回一般公募をやって実施したところです。もちろん、この綾川荘を、綾川荘というと、てるはの森の宿と合宿センターというのは、そんなに知名度ありませんけれども、よそに行っても、綾川荘と言ったら、皆さん、宮崎市付近で言っても、知ってるよって、行ったことあるよって、言ってくれますけど、昔からあるものです。それを残すために、残すといいますか、存続させるためにどんな方法があるかということで考えたことでして、それに基づいて、今回は一般公募を実施したということです。 以上です。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 公募の内容については、私たち議員は資料を頂いていませんので、どういうふうな基準で選んだのか、分かりません。ましてや、町民への説明も全くなかったと思います。その辺は、どういうふうにお考えでしょうか。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 公募とか、参加されたことございますか、青木議員。(「ありません」と呼ぶ者あり)入札とか参加されたことありますか。(「ありません」と呼ぶ者あり)うん。これは関心のある方がそれに参加するということです。これ、町民に全て知らせるとか、議員に知らせるとかというんじゃなくて、もちろん5年ごとに指定管理業者というのは変えていきますよって、皆さん、ご存じだと思います。これまでにも5年ごとにやってきたわけですから。それに対して、関心ある方がその説明会に参加して、自分たちでできると言われれば、そこに応募するということなので、これを議員とか、町民に公募資料とか、そういうのを全部公開するものではございません。入札、公募によっては、この資料は有料なんですよね。お金を出してでも買うというのもあります。ですから、どなたにもお見せするというわけじゃなくて、実施するということは、それで、関心があれば、そこに参加していただきたいということです。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 細かいところとか、正式な要項とか、そういうものはそうなんでしょうけれども、大まかなところは町民にも説明すべきだと思うんですよ。これこれ、こういう状態で、こうなっているから、民間業者にしますとか、する予定ですとか、そういうお知らせもしなかったですよね。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) そのために、こういう議会で、3か月に一度、定例議会とかも開かれているわけです。一般質問の中でも、これについて、どう考えるんですかという質問があったかと思います。今年の10月に公募して、11月に選定期間を設けて、12月には、その選定の結果というのが出てきますよ、そういう時間的なスケジュールとかも説明したかと思います。一般公募もしますよという意向は、聞かれるたびに示しておりました。従来がいわば、随意契約といいますか、トップダウンで、活性化協会にやらせるということで、ずっとやってきていましたけど、これは民主的ではないと。公平・公正に反すると私は判断しましたので、これは一般に公募して、本当にやりたいと、やる意思があるところに来てもらおうというのが筋だということで、やったような次第です。 以上です。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) この前、資料を頂いて、TOPIKAという会社ですよね。そこに執行部としては決めたいということで、議会のほうに提出されていると思いますけれども、この前の全員協議会の、ちょっと繰り返しになってしまいますけれども、ここは基本的に不動産屋さんということで、宿泊ホテルには、あまり実績が少ないんではないかというようなお話をさせていただいたと思いますけれども、そこを補充というか、補完というか、分からないところは、別会社の、関連会社のミネックスというところがあって、心配は要りませんというようなご発言だったと思いますけれども、このミネックスは、確かにホテルとか、宿泊関係をやってらっしゃいますけれども、ほかの仕事もやっていますか。どんな内容でしょうか。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) その経緯については、この間の全員協議会で説明したかと思いますけれども、より多くの人に知っていただくために、どういうふうに選ばれたかと、ちょっと説明させてください。 私も、町長に就任してから、本当に、この綾川荘、てるはの森の宿、合宿センター、何とかせんといかんというので、活性化協会にやらせて本当に今の状況で赤字が抑えられるか、黒字に転換できるかということを真剣に考えました。そんな中で、広く公募をして、ここを再生できるところを選ぶべきじゃないかということで、私が知り得る限り、私のこれまでの経験を通して、いろんなところに当たりました。日本でもトップクラスの商社3社にも当たりましたし、九電グループにも当たりました。あと、学生時代からの友達、宮交グループ、宮交ホールディングスにも当たって、特にそこの宮崎観光ホテルの社長をしているのが私の高校時代の友人でしたから、彼を通じて、もっと宮崎県内でいないかといったときに、ミネックスというところを紹介していただいたんです。高千穂のソレスト高千穂ホテルですか。民間の民宿を改造して、自分で建てられたと。あと、都城では有名な霧島酒造の近くにある、ベッセルだったかな、ちょっと違う名前かも知れませんけど、そういうところもやっておられると。しっかりした、ミネックスはそうだと。ただ、自分ところで、いろんな事業をやっているんで、関連会社のTOPIKAのほうにやらせたいけれども、そういう支援はするよということを言っていました。このミネックス、いわば、TOPIKAは、このグループなんですけれども、ゴルフ場ですか、宮崎サンシャインカントリークラブ、こちらのほうもやられています。あとは、焼き肉の何とかですか。(発言する者あり)うん。も、やっています。あとは、娯楽関係もやっています。そういうサービス業をやってらっしゃいます。ということなんで、ある意味、ホテル経営、ホテルといいますか、宿泊関係の業界においては、その辺のノウハウというか、というのは、持ってらっしゃるところじゃないかなというふうに感じます。 以上です。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) パチンコ屋さんはやっていますか。(「やっています」と呼ぶ者あり)はい。この前の全員協議会と一緒になってしまうんですけれども、ノウハウ、実績があるミネックスと契約しないで、なぜ、そのTOPIKAのほうに、TOPIKAはミネックスに助言を受ける立場ですよね。どうして、そのミネックスのほうに行かなかったんですか。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) これは、応募してきたのがTOPIKAということです。ミネックスのほうは、そういう高千穂のほうとか、都城のほうとか、そういう事業で、いろんなところに投資していると、いろいろ金融機関とかも変えてこないといけないんですけれども、そういう意味じゃ、運営する意味で、TOPIKAのほうが、その辺は、綾川荘、てるはの森の宿、合宿センターの運営に対しては、小回りが利くといいますか、そういう選択をされたんだと思います。こちらが選んだんじゃなくて、一生懸命やってくれるところであれば、そこに対して話をするという考え方は全然変わっていません。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) この前の説明ですと、これから任せるとしてです、任せるとしてという話、そういう前提で話伺ったと思うんですけれども、建物は町、土地も町ということで、建物に関して、維持管理とか、修繕とか、それは町の負担だということで、委託料、これも2,500万円でしたよね。委託料を払うと、町から払うわけですよね。1番最初のスタートがそういうふうにしたいということだったと思いますけれども、今までとどこが違うんですか。今も委託料とか、お支払いしているわけですよね。維持管理は町の負担でと、違いがよく分からないんですけれども。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) TOPIKAのほうから提案書が来まして、その提案書の中には、技術的なプロポーザルと、そういう経営面のファイナンシャル・プロポーザルって、大きくそういうふうに分かれているんですけれども、その中で、2,000万円ぐらいの委託料を頂きたいというふうに。今までは、どういうふうにやっていたかというと、1年間やっていて、年間通して赤字が出た額は全額、年度末にまとめて、ぽんと役場から、そのお金を埋め合わせしていたと。これが今までの活性化協会のやり方です。頑張って赤字を抑えようというモチベーションが起きてこないですよね。それでもいいんだと。1年間やった、お客さんが来なかった、駄目だった、5,000万円赤字だった、町から5,000万円と。そんなやり方です。 そうじゃなくて、最初から目標。初年度、新しいところを立ち上げる。資産はもちろん町のものです。ただ、その中で、これから協定書を結んでいかないといけないですけれども、例えば金額で設定する。50万以上の修繕維持費に関しては町が出すとか、何かそういう設定が必要だと思うんです。例えば、小規模の部屋の中の空調機の修繕とか、そういうのは指定管理の下でやってくださいというふうな、そういう設定ができると思います。それがこれから話合いになってきます。そういうところで設定を設けると。 町からは、今、2,500万円、初年度は委託料を出していただきますが、そうしたら我々はできますというふうな提案ができているんですけど、ほかにもいろいろ、じゃあそのいただいた中で自分たちで事務管理とか、営繕といいまして、その周辺のところの整備とか含めているんですけど。そういう細かい協定の打合せがこれから発生してくると思います。そういうところを詰めていって。いつまでも2,500万円というのは到底考えておりません。これは将来的にはゼロ、あるいは賃料をいただくと。 町の施設を使って、営業して儲ければ、これはどこでも一緒だと思います。ほんものセンターでも一緒ですよね。ほかの施設でも一緒ですよね。それと同じことで、とりあえず立ち上げのところは、初年度はかかるかもしれませんけど、5年間ということになれば、5年後にしっかりとした目標を設定して、さらにその後を続けたいと。これは営業が順調にいって、従来、綾町に来てもらった合宿関係プラス新しい顧客とかで一般のお客とかが来るようになって、採算が合えば、もう委託料は要りませんと。あるいは、逆にこれだけのいい環境で、商売をやっていれば、賃料を払ってでもやらせてくださいということになってくるかもしれません。そういうふうにもっていきたいんです。これが本来のそういう宿泊業というか。 どうしてもやっぱり役場関係でやっていくと、1年間を通して赤字がこれだけ出た、それを埋めて、とんとんという形になってしまいますから、そこがやっぱり一番非効率的なところかなというふうに思います。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) これは民間業者ですから、利潤を追求するというのが当たり前だと思います。そうなりますと、例えば成績が悪くなってしまったと。だから2,500万円じゃ足りないから、3,000万円、4,000万円ということも言い出しかねないわけです。上手にいけば、それはそれでいいんでしょうけど、悪くいった場合はそういう可能性もあるだろうと思います。雇用も全員雇用ということを、この前の説明で出てきましたけれども、当初だけ全員雇用をしても、次の2年目からはどうなるか、これはもう運営会社がやることですから、補償はされないわけですよね。 そういうふうに考えると、私は議員としてこれから賛成、反対という立場に立つわけですけれども、その契約内容もはっきりしていない状態。その委託料が上がるのか、下がるのかも含めて、これから詰めていきますと。細かいところを詰めていきますというお話だったので、何を頼りに判断すればいいのかなというのが素朴な気持ちです。その辺はどう思われますか。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 民間だから利潤を追求するというんじゃないんです。やっぱり町がやっていても、綾川荘とかてるはの森の宿とか利潤を追求しないといけなかったんです。ここは社会主義の国じゃありません。民主主義の国ですよね、資本主義の国、自由主義の国ですよね。ですから町がやっていても、そこはプラスにもっていかないと、その分どんどん町の予算を食ってしまっていたんです。そこの考え方というのは、民間だからどうのこうのじゃなくて、この宿泊施設というのをつくるというのは、そこで利益を生むことを目的にしてやらなきゃいけないということです。 そういうことで、我々がやるよりもノウハウや経験、実績のあるところにやってもらったほうがいいということで、今回、一般公募を行ったと。経営に関しては、これから指定管理業者にお任せするわけなんで、そこが従業員に対してどういうふうに雇用するかというのは、最終的には決めることになると思います。ただ、こちらの条件として、最初スタートするときに、今働いている方は全員雇用してくださいと、よろしいですかと。はい、分かりましたということで、いただいています。 ただその中で、やっぱり勤務態度とか成績とかあると思います。そこを見て、そこの経営者に対して貢献度がなければ、そういうふうな査定を受けるのは当然のことだと思いますので、これからは皆さん頑張っていただいて、評価してもらって、今度は評価してもらえば、その評価に応じてどんどん上がっていくと。給料のほうも上のほうにいきますから。そういうふうな前向きに捉えていただければと思います。 今回議会のほうにかけたんですけれども、一応選定委員会を開かせてもらいまして、町内から5人の方に選定委員になっていただきました。1人は役場職員から。1人は議会の。あと2人は町民の代表ということでなっていただきました。男性の方、女性の方。あともう1人は町内ですけれども、実際に事業をやっていらっしゃる方と。名前を言えば皆さん誰もが知っている方です。そういう方にお願いして、今回、上がってきた提案書を見ていただきました。いろんな質問を受けて、今、青木議員から受けたような質問もたくさんきていましたけど、それに対して上がってきたところで、妥当だという判断をいただいております。 議員の皆様に判断してもらいたいのは、その提案した内容については一応、選定委員会のほうで判断していただいています。この経緯、あるいは今後、綾川荘を含めた町の宿泊3施設をどういう方針で進めていくのかということを考えて、判断していただければというふうに思います。会社の実績とか、経営者はどうとかというのは、選定委員会の中で判断していただいていますんで、もう少し今後の運営の方針とか、民間にやらせてもらう、あるいはある意味こういうふうな提案、将来的な目標を掲げていただくとか、そういうところを付け加えたい。いただいた中で承認、あるいはそうじゃないというものを判断していただければというふうに思っております。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) その選定委員会ですけれども、これは町が選んだということで、ご都合主義、お手盛り、そんな性格にならないんでしょうか。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 指定管理業者の選定の基準というのは町のほうで設けています。私はそれの委員には入っていません。一応、その5人の委員の方に、それこそ善管、善良な管理者じゃないですけれども、この方だったら信頼できると、こういう人たちの意見を聞いて、それで判断したいということで、その5人の方に選定委員としてお願いしておりますので、そこのところは委ねておりますし、町の規則に従ってから選定委員というのは選定しております。 以上です。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 現場のほうは、かなり不安感を強くしております。その民間業者に委託されるということになれば、やめますという方が何人もいらっしゃいます。私も知らないわけではないので、てるはの森の宿とか綾川荘とか、そこの支配人のところに行って、話を聞いております。料理長の話も聞いております。先ほど、その現場の話を、赤字を今までずーっとつくってきた、駄目だったと。確かにそういうことは言えると思います。でも、ここのところへ来て、少しものの動きが違ってきたと。そういう捉え方は全くされないんでしょうか、町長は。 旧態依然の今までの、前田政権からずーっと流れてきたそういう流れの中の活性化協会と、それからここ1年、あるいは2年っていっていいのか、その辺の流れの違い。それはもう全く同じように捉えていらっしゃるんでしょうか。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 質問の正確な意図というのを捉えていないかもしれませんけれども、そもそも活性化協会というのがどういう組織なのか。これに対しては結構疑問符がつくと思うんです。役場の中の産業観光課の中にありますけれども、実態とかっていうのはないんです。それでずーっとこれまで運営してきたと。それをこれまでずーっと議会では承認してきたというところから、私は疑問を持っています。しかし、これがある以上、でも、これも近々考えないといけないと思います。活性化協会もそうです。意味的には観光協会的な、町の観光産業をプロモーションするというふうな形で、民間の役場から切り離してできていないかなというふうに考えています。そういうふうに思っています。 現場のほうでちょっと言われましたけれども、民間に移るんだったら、私はやめますと。これはそれぞれ考え方があると思うんですけど、どういう意図でそういうふうに言われているのか。町だったら働く、そうじゃないと。目的がちょっとよく分からないんですけれども、なぜそういうふうに言われたか。いろいろあると思います。環境、変化があると、やっぱりなかなかそれに対して今までどおりのやり方がいいと思うかもしれませんけど、やることによって改革プラスになることもあると思いますし、そこの中でいかに適用できるかと。 これからの時代、どんどん変わっていきますけれども、それに適用できなければ生き残っていけないんじゃないかなというふうに思いますので、方針として宿泊3施設を民間のほうに、そして管理業者のほうに実施していただくという方針の下で、その中で自分の行動をどういうふうに選択していくかというのは、各個人の判断だというふうに思います。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 町長さん、それから課長さんも含めて、あまり現場のほうには今まで足を踏み入れていなかったというのは、どこからも聞きます。多分それはそのとおりだろうと思います。現場からしてみれば、決定権は町にあります。執行部にあります。その現場に行かない、現場も知らない人が数字だけ見て、それでお決めになることが今までやってきたことだと思うんですけれども、その責任とか収支改善とか、そういうそのものを求められて、じゃあ現場はそういうふうになれば、じゃあ自分の裁量権とかそういうものも認めてほしいというようなところは当然出てくると思いますけど、そっちは手をつけずに、一方的に負の部分だけ求められる。だからこそ、現場は不平不満が強いんじゃないでしょうか。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 前提条件が間違っています。現場に行っていないと。そういうことがない。私は仕事の関係で、今いろいろ見ています。担当の課長とか。常に支配人と連絡を取り合っています。そこがまず間違っています。ただ、現場のほうはどうしても言うんです。自分たちの意見を聞いてもらいたい。それは70%よりも80%、80%も100%聞いてもらいたい。皆さん、そう言われます。あと、よく考えてください。やっぱり雇用主と従業員という関係は、これはもうその関係というのはしっかりキープしていかないといけないと。現場の意見ももちろん聞きます。 でも、実際に数字を握っていて、予算を立てて、来年度どうやって運営していこうかと。これから1億3,000万円、どうやって準備するかということの判断は、やっぱり現場ではできないですよね。企業とかそういうのを見ていたときに、やっぱりその経理、財務、この辺を見ているところがどういうふうに方針を決めるか。現場の営業のほうとか技術畑の人とか、いろんなことを言われます。もちろんその意見も聞きます。でも、そもそも本体が倒れちゃ駄目なんです。そういうことも考えて、判断していかないといけないと。 気持ちはよく分かりますけれども、我々も事あるごとに現場に行って、話を聞いて、それをくみ取って、できるところはやりますし、費用対効果を考えて、最も最善の方法をこれまで選んできております。 以上です。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) これはちょっとある人から借りたんですけど、指定管理者募集要項。もう私が見てもいいわけですよね。というのは、以前、これが始まる前だと思うんですけれども、今、契約しようとしているTOPIKA関連の会社というんですか、そういうところが綾川荘のパンフレットを持っていかれたという話を聞きました。それを渡した人からも聞きました。その役場の職員ですけれども。軽率に渡したんだろうとは思うんですけれども、これはちょっとおかしいんじゃないかなと思って、お聞きするんですけど、この要項の中の8ページの19番に、接触の禁止という項目があります。これはどういうのかっていうと、本件業務に関する本町職員との接触により申込み及び選定についての情報を不正に入手する等の事実が認められた場合、失格や指定の取消しとなることがありますと。また、申込みに関する質問ということで、受付期間が10月1日から30日まで。その質問の提出方法として、文書にまとめて持参してくださいというような云々の項目があります。 ちょっとパンフレットを渡すということは、ここに抵触はしないんでしょうか。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) そこで先ほどお聞きしましたけれども、公募とか入札を経験されたことはございますかということで、私は先ほどご質問しました。経験されていないということで。もちろん、公募が始まりましたら、この関係というのは締切りまで絶対接触を行ってはいけない。ただ、綾町のほうでは、この宿泊3施設を将来的に指定管理業者で運営していくということで、私もいろんなところに行って、関心のある方は手を挙げてくださいというか、ぜひ見に来てくださいということで、宮交ホールディングスまで行って、宮崎観光ホテルまで行って、青島の全日空ホリデイ・インリゾートまで行って、話をしてまいりました。本人たちも、いや今そんなんじゃないけれども、同業者に話すよねと、話しておくよね。その中で出てきたやつなんです。 そこで本当に関心のあるところは自ら足を運んで、綾川荘ってどんなところでしょうかって。てるはの森の宿ってどんなところでしょうかって、何年ぐらいたっているんでしょうかと、自らそれが、公募開始が始まる前に勉強してこられています。そうじゃないと提案できないですよね。ですから、そういう意味で来て、パンフレット等を持って帰って、自分で勉強すると。そしてできれば自分でやってみたいと、立派な提案書を書くために、それは当然のことだと思います。 以上です。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 今、言われましたけれども、公募の前にいろいろな会社が質問とかされたわけですよね。それがこの5番に、ちょっとおかしいのかなという気はするんですけど、これはもう全然違和感はないですか。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 公募に関することに関しては、その話をしてはいけないですよね。例えば、一般的な情報、綾川荘とかがいつぐらいできて、従業員がどのくらいいらっしゃってとか、そういうふうなことに対する問合せというのは全然構わないと思います。 以上です。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) これを読むと、申込みに関する質問ということで、10月1日以降じゃないとできないんじゃないですか。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) いや、全然問題はないと思います。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) この要項をつくられたのは、町ですよね。執行も町ですよね。これを判断するのも町ですか。議会にこれが出てくれば、議会がチェックして、それでおかしいんじゃないかとか、いろいろできると思うんですけれども。町がつくって、町が執行して、町が問題ないと、いわゆる三権分立、国で言えば三権分立、そこからとは全く違って、言い換えれば全部独裁みたいな、そういう性格を持つと思うんですけれども、それはそれで構わないんですかね。いかがでしょうか。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 町の施設ですし、町のほうで管理しています。今後、どういうふうにやっていくかということは判断させてもらいたいですし、それに対しておかしいというのであれば、どうぞ言っていただければと思います。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 今まで毎年毎年、多額の赤字を出してきたわけですけれども、この責任というのは、当然、その町の執行部にもあるわけですよね。ですよね。さっき現場の話をされて、町はこういう立場ですということでおっしゃいましたので、その町の責任というのはどういうふうに判断したらいいんですか。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) ちょっと意味がよく分からないんですけれども、ずっと赤字を出してきたということですよね。いろんな要因があると思うんです。三十数年前に来たときは、綾川荘という新しいものが、よそにないものができたということで来たかもしれませんけど、時代とともにお客さんも少なくなってきたと。それに対する運営とかのやり方。そもそも活性化協会というところに丸投げしていた状況ですよね。1年間やらせてみて、赤字が何ぼ出た、じゃあそれに対して埋め合わせをする。そういうふうなやり方でやってきて、やっぱりその辺に責任があるんじゃないかなと思います。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 活性化協会というのは、社長が町長でしょう。ですよね。それで部長だか専務だか知らないですけど、その下に松下課長さんがいらっしゃるわけです。そこの責任というのもあると思うんです。それを度外視したらおかしな話になるから、そこのところを聞いています。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) そこのところをちょっと聞きたいんですけど、誰が誰に対する責任追及なんですか。(発言する者あり)分からないです。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 赤字をつくったわけですよね、そうでしょう。町の予算をそこにつぎこまなきゃならないという、そういう責任は社長である町長や課長さんが負うべきものも当然あると思うから、そこを聞いています。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) そういう赤字を出してきた責任というのは、当然今までにあったんじゃないですか。でも、それを今まで承認してきたわけですよね。決算やってきましたよね。これだけやって、こうでしたと。それを議会のほうも承認してきたと。またこういえば、町民もそれを見てきたと。ということになりますから、これは本当に、誰が誰って分からないんです。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。 青木議員、活性化協会の部分、少しまとめてください。
◆議員(青木實君) 今のは、私は詭弁としか取れないんです。そんなことを言ったら、もうどうにもならんですわ。 次に行きます。4番目。教育行政及び教育長の罷免のことについて、お聞きします。
○議長(日高幸一君) 青木議員、4番にいきますか。3番は。
◆議員(青木實君) ごめんなさい。まとめて聞きます。役場の職員が理事だと思いますけれども、職務専念義務違反というのが以前から指摘されていたところだと思いますけれども、これはいかがでしょうか。 それからあと、この活性化協会の条例とか規則とか、そういうのがおありであれば、教えてください。そのへんかな。協会組織の改良とか、そういうことを町長もわずか1年半ですけれども、町長であられることには間違いありませんので、課長さんに至ってはもっと長いわけですよね。4年ですか、4年という長期にわたるわけですから、そういう協会組織の、これじゃいかんということで、協会組織の改良とか、自己努力とか、そういうのをあまりやられていないんじゃないかというふうに思いますんで、その辺の答弁をお願いいたします。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 職務専念義務違反じゃないかということなんですけれども、理事が職務専念義務違反ではないかという指摘ですけれども。活性化協会の理事には役場幹部職員についていただいているところです。綾町の行政と密接な関係を有し、指導、育成を行うことを適当とする団体の業務において、勤務時間中にその業務を支援していることは、職務専念義務特例に関する条例第2条第6号及び綾町職員の職務に専念する義務の特例に関する規則第2条第6号を根拠として認められているところでございます。 その次の質問。当活性化協会の条例、規則はあるのかということですけれども、条例、規則はありませんが、綾町産業活性化協会会則をはじめ、就業規定や会計規定、庶務規定、給与規定などが整備されているところです。そして、協会の組織の改良と自助努力をしてきたかということでありますけれども、これまで毎年人事異動をはじめ、事業所内での事務改善などを常々指摘をしながら改善を進めてきたところであります。 まだまだ行き届かない点も多いかと思いますが、これからもいろいろなご意見を伺いながら、改善してまいりたいと思います。 以上でございます。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 4番目に入ります。
○議長(日高幸一君) ちょっと待ってください。 そのために申し上げました。コロナ対策のため、ちょっと暫時休憩をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。(休憩午後2時43分)………………………………………………………………………………(再開午後2時52分)
○議長(日高幸一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 青木議員の一般質問を続けてください。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 先ほど、私も気がつかなかったんですけど、町長が私に対して聞きました。これは、反問権に当たるんではないでしょうか。
○議長(日高幸一君) 以後、ご注意をしていただきたいと思います。続けてください。
◆議員(青木實君) 一つ忘れてしまったんですけれども、綾川荘の支配人から公募の申請が上がってきていたと思うんですけど、結果的に不受理ということでしたけど、どういう理由だったんでしょうか。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 締切りの後に持ってこられましたというのが一番の原因ですね。(「締切りの後で」と呼ぶ者あり)はいはい。違いましたっけ。締切りの。(「違います」と呼ぶ者あり)それは聞きました。そこはちょっと勘違いしました。 提案する内容が、これから運営に関する技術的なことと、あとは収支決算、それに関する二つを要求してきているんです。ところが、その後のほうに言いました収支決算に関する提案がなかった。そして、技術的な提案というのも、自分の意見を聞いてほしいということで言ってこられましたので、この公募の内容に関しては、それに合致していないということで対象から外しております。 以上です。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) その収支決算と損益計算書というのは違うんですか。(発言する者あり)
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 正確に申し上げましょう。募集要項に定めている申請書や収支予算書の書類が不足していたことから、本人にも連絡して話しました。 以上です。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 了解済みですか。(「了解済みということではなく、資格を満たしてないということです」と呼ぶ者あり)それに支配人のほうはオーケーしたんですか。(「いや、それは分かりません」と呼ぶ者あり)
○議長(日高幸一君) 産業観光課長。
◎産業観光課長(松下栄一郎君) 本人が了解しているかということでございますが、申請を受けて、申請書は収支予算書の書類が不足していたことを本人に伝えました。このままでは申請書としては受け取れないという連絡をさせていただきましたら、本人から応募として受け取らずに、一つの意見として聞いてくれればいいと、見てくれればいいという旨の返答を頂きましたので、その処理をさせていただきました。 以上でございます。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 4番に移ります。その教育行政及び教育長の罷免ということで、9月の議会で私の質問に対して、町長はまた出しますということをおっしゃいました。それと、それに署名活動も行われていると──行われていますかと聞いたら、知っていますというお答えをされました。その点は、今回出さなかったわけですよね。これはどうしてなのか。それであと署名活動はどなたが中心になってやられたんでしょうか。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 今回、その罷免の再提出はあるのかということで、出しておりません。これも3月議会で、議会の判断で反対ということを頂きました。その後ですけれども、町民の中で、やっぱりおかしいんじゃないかということで署名活動があったことを知っています。 ところが、そのまちづくり座談会がございましたよね。その中で、1日目の質問がありました。あれを聞いた後に、その出席者の中で、もうそんなことじゃなくて、もっと前向きな話をしようというそういう空気というんですかね、そういうものを感じました。私もそういうことでなくて、今やらないといけないことがもっとたくさんあります。そちらのほうに専念すべきじゃないかなと。署名活動されていたというのは聞いていますけれども、そちらのほうも、やっぱり町民の空気、考えていること、一部の方はまだ一生懸命考えられているみたいですけれども、多くの方はどうもそういうふうに感じていないというふうに私も思いましたので、再提出は行っておりません。 以上です。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 人の意見を聞いて決めたということですね。町長自身の意見はないんですか。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 空気を読んだということです。空気を読んだというか、それが町民の声です。町民の声に耳を傾けるのが私の仕事だと思いますから、そういうことです。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) そうですか。その署名用紙を私もちょこっと見させてもらったことがあるんですけれども、その4枚入っておって、それで一番下にその議員の名簿というのがあったんです。それで私たち議員10人分の名簿、名前、住所、電話番号、これがあったんですけど、町長はそれはご存じでしょうか。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) はい。存じております。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) どうしてこれをつけたんですかね。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 私の支持者の方もこの署名活動をやられておりましたけれども、以前からこういう私の資料の中で、何ですかね、この議員の方の連絡先というのがありました。多分これを署名を集めて、議員のところに持って行って、そこで上げてもらおうということじゃないかなというふうに思いまして、それで多分つけていたんじゃないかなというふうに判断しております。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 誰が中心というのは、お分かりになりますか。活動の中心は。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) いや、具体的にどなたが中心というのは分かりません。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 3番目、4番目あたりに入ります。 町長というお立場から、教育行政も監視というか、監督の範囲内であると思いますけれども、この前、何月議会だったか、私も忘れましたけれども、6月か9月か、そのちゃんとやらないと、あそこは場所も離れているし、独立国になりますよというような発言をしたと思います。 その後、7月10日かな、教育委員会の委員会が開かれるというんで、私も初めて傍聴させてもらったんですけれども、そのときに吉鶴課長にその話をしたら、町長がもう独立国になりますから監視しますというような発言をされていたからです。それを吉鶴課長のほうにお話ししましたら、いや、もう一切任せられていますよって、それで町長からそういう具体的などうのこうのというのはありませんというお話を聞いたものですから、何もされなかったのかなと思っているんですけれども。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 教育行政の進め方ということなんですけれども、地方教育行政の組織及び運営に関する法律というのがございますけれども、こちらのほうで教育委員会というのは、政治的中立性があると。ですから私が全てというわけじゃないですけれども、その中にあって、この法律が一部改正されて、少しはといいますか、私もちょっと意見が言えるようになったのかなというふうに思うんですけれども、総合教育会議とかいうものがございます。これに関しては、私のほうからその委員の方を招集していろんな意見を伺うということですので、実際の教育行政に関して、実務のほうで動いていらっしゃるところ、そして全体の方針として、私のほうからいろいろ指導していくところというのがございますけれども、そういうふうなすみ分けがあるというのは事実です。 以上です。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 教育委員会のその議事録とかというのも上がってくると思いますけれども、黒塗りの部分というのがあると思いますけど、町長という立場の場合は、その黒塗りということで決裁はされませんよね。どうでしょう。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 私のほうで、ここは誰ですかと、何ですかということは、全て疑問に思ったところは確認しております。ただ、それをオープンにするときには、プライバシーに関わるところというのは、やっぱり伏せたほうがいいだろうなということで、そこは確認を取っております。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) いや、その文書の中で、黒塗りした状態で決裁しましたという文言が入っているんです。そこをお聞きしています。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 実際に来たときに黒塗りの部分とかというのはございます。私のところに。ここは何ですかというふうに私は確認しております。そしたら、こうこうですというふうに答えていますので、これは妥当だなというふうに判断することがございます。 以上です。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) いじめ・不登校の実態を課長さんでも教育長さんでも、割とちょっと5年分、どういう状態になっているか、数を大まかに教えていただければと思います。
○議長(日高幸一君) 教育長。
◎教育長(日高和典君) いじめ・不登校の実態についてお答えいたします。 本年3月議会でも答弁いたしましたが、綾町では、県に報告する際の基準によって報告をいたしております。 その内容でありますが、若干基準とは違って、綾町の場合は、ちょっとしたけんかとか、あるいは口論とかいうのも全てできるだけ丁寧に取り上げて、いじめという形で報告をしていただいております。 宮崎県は、大体ほとんどの学校がそういう形でやっているんじゃないかと思うので、全国でもいじめの件数というのは、宮崎が一番多く報告されていて、このこともいろんなところで話題にはなっているところでありますが、綾の件数につきましては、小学校で毎月10から20件ほど上がっております。中学校のほうでは、毎月一、二件がほとんどですが、多い月には10件という月も報告が上がっております。 現在、小中学校では、深刻ないじめの事案は発生しておりませんが、認知したケースに対して、被害者及び加害者への丁寧な聞き取りや指導を繰り返し、最短でも3か月間観察し、指導を行っていただいております。 次に、不登校の実態につきましてですが、県に報告する基準に照らし合わせて、綾町のほうでも現在調査をしておりますが、小学校児童は、その基準に照らし合わせれば2名、中学校では3名という形になります。 また、不登校の実態といたしましては、子ども本人が行きたくないというので、行かせないとか、新型コロナウイルスへの感染が怖いので行かせないというのが、今ほとんどであります。保護者が毎日適切なお世話をしないや、昼夜が逆転した生活を行っているので朝起きられないという理由の子どもさんもいらっしゃいます。 いろんな理由での不登校があるわけですが、それぞれの子どもたちの実態に応じて、先生方は一生懸命対応していただいている状況であります。 以上でございます。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 5番から7番を一緒に聞きます。 教育長が、今年は宮崎市のほうに帰られたんですけれども、その町内に住んでいたときのその水道使用量、これを出してくださいということで前からお願いしています。いまだに来ておりません。どうしてでしようか。 それから、教育長が議会に提出した県教育委員会の見解、これは確認しましたから、これは間違いなくうそだということです。これについてどう思われますか。 それから、去年の町長選挙のときに、教育長の選挙活動の疑いがあると言われておりますけれども、これもどう思われるか、町長、そして副町長それぞれにお聞きしたいと思います。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 5番目の質問ですね。(「はい」と呼ぶ者あり)町内在住時の水道使用量はなぜ出せないのかということなんですけれども、これに関しては、個人の個人情報保護法に基づき、本人の同意がない限り、出すことはできませんという判断でございます。 公人だからということもありますけれども、職務の遂行に関わる情報に関しては、当然出しなさいということはできるかしれませんけれども、本人の個人的な情報に関わるものなので、同意が得られない限り、出せないという判断をしております。 あと、6番目の質問のところで県の教育委員会の見解についてですけど、私もこの内容に関しては、甚だよくないんじゃないかなというふうな判断をしております。 それに対して、このことを、もちろん本人には十分反省してもらわないといけないですけれども、そのことに対して、今この場で取り上げて判断するということは考えておりません。もしそれが必要ということであれば、しっかり議員の中で協議していただければいいかと思います。 最後に、町長選挙時の選挙活動ですけれども、ちょっと法律のほうを調べました。教育長の選挙活動については、公職選挙法にて「地位利用による選挙運動の禁止、地方教育行政の組織及び運営に関する法律等において服務などの記載があります。教育長には安定した教育行政を行うため、疑念を抱かれないよう政治的に深入りしない立場が求められます」というふうに書いてあります。 町長選挙時における選挙活動に関してですけれども、こういう疑念がある場合には、やっぱりこれは司法の場で判断されるべきであって、これがおかしいということでご判断であれば、これは司法の場、警察等に連絡して、そこで判断してもらうということになってくるかと思います。 以上です。
○議長(日高幸一君) 副町長。
◎副町長(増田俊男君) 私の質問は、多分水道の使用量のことだと。3つともですか。(「そうですね」と呼ぶ者あり)あとの2つは、町長が答えたとおりです。 水道の使用量につきましては、当然、議会で質問があったことなんですよね。去年の12月の議会で質問されていますよね。綾に住んでいますかという質問で、その中で教育長が答えています。その中で、議員の方が疑問に思われたということだと思っています。 それで、当然それは疑問に思われたのであれば、教育長が自らがはっきりさせるべきだったと思っています。その疑問に思われたんだったら、やっぱり疑問をはらすような説明を教育長がすべきと思っております。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 今のとおりだと私も思います。ただ、私、お聞きしたんですけど、答えないということで、今いかんともしがたいんですけれども、それでお聞きしたんですけれども、お二人がそういうお答えですから、それ以上はどうにもならないんですけど、その教育長の罷免について、特に副町長なんかは、もしかしたら私の推測かもしれませんけれども、やってほしいかなというようなお気持ちというのは強いんじゃないかなと思うんですけど、それはないんでしょうか。
○議長(日高幸一君) 副町長。
◎副町長(増田俊男君) 個人的意見は差し控えますけれども、これは町長が判断することでありまして、以前、弁護士に相談したときに、教育長の非行が3つ4つあれば、罷免の対象になりますということは相談を受けております。 それで、去年からいろいろ出てきたんですけれども、それで教育長もどういうことをやってきたのかというのは全部調べて、私の知る範囲で調べてきております。町長が罷免をするということであれば、その資料を全部提出してやりますけれども、町長の判断次第です。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 心情を察します。 5番目で、町長の、この前、庁舎が爆破されるという、爆破するという予告がありまして、そのときに町長は、外出というか、何ですか、出張に行かれていたということですけれども、一般的に私もそうかなとは思うんですけど、いたずらだろうと、たくさんのところがありましたから、綾町だけというんだったらあれかなとは思ったんですけれども、それでも、そういう一般的な気持ちがあったとしても、やはり爆破ということですから、命に関わると、もしかそれが事実だったら命に関わるというところまで行くわけです。ですよね。そのとおりやれば。 そういうその認識がちょっと幾ら一般的に考えても、いたずらかなとは思ったとしても、やはりいるべきではないかと思うんですけれども、その優先順位を考えて主張されたってこの前お答えなりましたけれども、もう一度その辺はお聞きします。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) この件に関しては、10月14日に爆破予告というのが、綾町役場を爆破するという予告があったんですけれども、昨日、松本議員からの質問に対しても答えたとおりです。これが事実か、あるいはフェイクニュースか、私はフェイクだというふうに判断しました。 その根拠としても説明しましたと思いますけれども、10月2日現在に、18道府県で50の自治体以上に対して全く同じ文書を出されると。このことに対して、もう愉快犯、こういうのを見て喜んでいる人ですけど、こういうのに対して惑わされることなく、どちらが重要なのかと、私はその日にちょうどずっと以前からアポを入れておりました、福大とのアポ、九州実業団とのアポ、それから西鉄のアポ、その翌日には、福岡のほうで安全安心の道路の会議もありましたから、それが入っておりましたので、こちらに行くことを選択しました。 このことに関しては、万が一、一万分の一、百万部の一でもそういうことがあってはいけないということで、副町長に全責任をお願いして、私はそちらのほうに行ったということでございます。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) また同じようなことがあったら、どういう選択をされますか。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 真実かフェイクかというのをしっかり判断します。愉快犯はそこを狙っています。これを判断する能力というのも、やっぱりトップに立つ者の判断じゃないかなというふうに思います。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 危機管理ということで、昨日、松本議員が同僚議員で不起訴不当ということでというお話をされましたよね。それは私ですけれども、それはそれでいいんです。その立場の人がそういうふうなことを望むわけですから、私がどうのこうの言うことではないんですけれども、町長は、コメントをそのときに求められましたよね。どう思いますかということで求められましたよね。聞かれたときに。もう一度、私からもどう思われますかということをお聞きしたいんですけれども。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 確認ですが、これは危機管理のこのことについてですか。(「危機管理の一環で」と呼ぶ者あり)一環で。はい。このことは危機管理の問題じゃなくて、私はフェイクニュースというか、その情報だというふうに判断しましたので。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。もう一度。
◆議員(青木實君) すみません。私の説明が悪かったのかもしれませんけど、私の今関わっている不起訴不当ということがありますでしょう。そのことについてのコメントを私も求めたいんですけどということです。はい。ごめんなさい。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 失礼しました。新聞等の記事に載っていましたけれども、この件に関して、私もどういう内容かというのを調べました。いろんな事例があって、これは何でしたかね、その一般的な、もうそれこそ任意の方に意見を問い合わせて聞いて、この事例はおかしいなということで、もう一度再審査するようにということで、私のほうとしては、その警察、司法のほうで判断したということで、それの判断に従っているような次第です。 以上です。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 次に行きます。旧総合基金で、これも前の議員さんとかがいろいろ質問をされていましたので、一つだけお聞きします。 その返すお金に関してですけれども、今基金の中にあるお金から──簡単に言います。基金の中にあるお金から返すと、そうじゃなくて基金のお金はもともとその町の出資分、町が出した分ですけど、その一旦、町のほうに返して、そこから返してほしいという人にお金を返すという二つのやり方があると思うんですけれども、その違いというか、どういうふうに考えていらっしゃいますでしょうか。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) そのことに関して、ちょっとしっかり理解してもらうために、ちょっと詳しく説明させてください。 今、その基金のほうが1億円強、町費基金のほうが1億円強あるんですけれども、横領された金額、各生産者が積み立てて返還を受けていない金額を返す分には、十分以上のものがそこにあります。これは、町のほうからこの基金のほうに割り当てた予算なんです。例えばいろんなところであります。教育委員会とか、いろんな事業なんかで町のほうで予算をつけていますよね。そちらのほうで使ってくださいという目的なので、これはわざわざ戻す必要は私は全くないと思っています。 今、この状況なんですけれども、ちょっとだけ今青木議員の質問の中であったんですけど、今の状況をちょっと説明させてもらっていいですか。弁護士の見解はどうですかという質問があったんですけど、それに対してですけれども、今年3月、4月、5月と、やっぱりこの生産者が積み立てたお金をこの総合基金の中で返し切れていないということで、その件に関して前会長である前田氏に連絡を取りました。3月に電話したけれども、出ていただけない。4月にもお手紙を出しましたけれども、返答がなし。5月には内容証明つきで出しましたけれども、返答がないということで、これは全然相手にしてもらっていないなと。やっぱりこれじゃ全然前に進まないということで、弁護士を通じて文書をやっぱり同じように内容証明でお渡ししたような次第です。そこで、それに対してようやく前田氏の意見が弁護士を通じて返答が来ております。 11月20日付で、前会長の前田氏からの弁護士を通じまして回答が届いております。回答の趣旨としては、前会長が、私には法的責任は全くないというコメント、内容を言ってこられました。ただ、これに対してお願いしています私のほうの弁護士の見解なんですけれども、今後訴訟に関わることなので詳細についてはちょっと差し控えてください。基本的な考え方ですけれども、約7年の間、実施要領に定められた監査を一度も実施せず、横領を見逃し続けたという事実は非常に重大であるということ。この事実を知り得た以上、現役員──現役員って私を初め今の推進会議のメンバーです。現役員に対してその責任を追及しないというのは、今の生産者に対する背任行為に当たるんですよね。背任に当たる可能性があるということを指摘されました。ですので、私どもとしましては、これ以上、法的な不作為による損害の拡大を招かないために粛々と法的手続を取ってまいりたいというふうに考えております。 以上です。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) もう時間が、物すごく私のペース配分が悪いんでしょうか。次、7番に行きます。 今、二反野のほうで、メガソーラーのことが関わってきていると思いますけれども、メリット・デメリット、これは端的にどういうことが考えられますでしょうか。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) メリットですね。太陽光発電、ソーラーパワーということで、化石燃料を使わない、地球環境に優しいというふうに言われています。 一方、これはメガソーラーというか、約20ヘクタールなんです。広大なところを地形を変形させなきゃいけないと、そういう意味では防災上の問題もあります。 あと、綾町は、ユネスコエコパークの町です。そこに住んでいる動植物──動物・植物のその生態系を乱すと、自然環境を乱すというそういうデメリットがあります。大きくは開発を優先するのか、自然環境を守るのか、これが綾町の将来のまちづくりといいますか、ビジョンに対してこれが反するのか、それがプラスになるのか、マイナスになるのかと、そういうことになると思います。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) メリットのほうで、その町に入るお金、どういう税金だか知りませんけど、これ、毎年多額のお金になると思います。それから一時的な協力金とかそういう話も出ております。それから売電量の1%とか3%とか分からないですけれども、毎年協力しますよというような話も聞いております。そういうことも含めてお考えになる必要も片一方ではあるのかなというふうに思います。 それで、その今言われた自然と、それからその暮らしですか、この前、役場の計らいで文化ホールで河野先生の講演を私も聞かせてもらいました。すごくいい内容で、哲学的なところも含んでいて、単なるその自然を大事にしましょうみたいなそういう話ではなくて、端的に言ってしまえば、自然と人々の暮らし、それの共生だということ、このエコパークは。それで、自然を利用して、それを保護して、そしてそれが地域が守られて、それで経済も上手に使ってということだと思いますけれども、経済も上向くと。その自然に対する畏れ、畏敬の念ですね。それが人の原体験になって、それでその価値観を生むと。人の価値観を生んでいくと。子どもの頃に結構体験したことというのは覚えているもので、悪さをやったことも覚えているし、そうすると、そういうのを経験していると、人というのは生きる、生き延びるための工夫とか精神とかそういうものが生まれるという、そこがまた文化につながっていくんだという、とてもおもしろい話だったんです。 そういうことを考えると、あそこ二反野というのは、照葉樹林帯でもないし、農地、それから山地、逆に言うと、あのままだと荒れていくばかり、耕作放棄地ですよね。多分野菜なんかも何か今年で全部終わるという話も聞きましたので、そういう観点からそのメガソーラーというものを考えるという一つの要素にもなるのかなと思うんですけれども、その辺はどうお考えでしょうか。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) この問題というのは、結構幅広く考えないと私はいけないというふうに思います。一番は、その住民にとって、これに関係する人にとって、プラスかマイナスかというところじゃないかなと。そのためにこれがマイナスではないですよとかということをしっかり調べないといけないんですね。 今年、球磨川沿いのあの被害を見ても分かると思うんですけど、一旦災害が起きると、そこに関して投資した金額の10倍ぐらいかかるんですよね。もし綾で災害が起きたら、綾の年間予算の10倍、あるいはもう500億円、1,000億円ぐらいの復旧費にかかってしまうんですよ。そういうことまで招いてしまうと。でも、そういうふうにはなりませんよということを最初にやっぱり示してもらうということが、私は必要じゃないかなと。それがここに言う環境アセスとかいうものです。大丈夫ですよと、安心してくださいと、もし何かあってもこんな対策をしますと、そういうのを示してもらって、その後で、今のことを判断するんじゃないかなと思うんですよね。それがプラスになるかどうかと。 だから、我々が公平・公正に、私はソーラーパワーがいいかどうかという、決めることではなくて、本当にこれが町民にとっていいかどうかをそれをみんなで判断してもらうと。そのための土俵といいますか、そのための調査をまずやってもらって、それを頂いた後に、これがプラスになるのか、マイナスになるのかと。やっぱり一番怖いのは、災害とかそういうことだと思いますので、20ヘクタールに及ぶところを言わば整地して、裸地になって、そこから綾南川のほうに影響が来ないかということも含めた河川防災もそうですし、あとエコパークのほうももちろん、これは町のこれからのビジョンといいますか、そういう進め方にも関係してきますから、そこのところをまずしっかり調査してもらって、それを聞いてから判断すべきじゃないかなというふうに考えております。 ですから、河野耕三先生のお話も私は聞かせてもらいましたし、本当に自然に対しては人間は小さなもので、決して勝てるものではありませんけれども、またそこにうまく共生して我々は生きていかなきゃならないのじゃないかなというふうに思います。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) これ、特別委員会で、たしか私の記憶が間違っていたら申し訳ないんですけど、1時間当たり150ミリの雨でも対応できるというふうに業者は言っていると思うんですけれども、150ミリといったら物すごい数字ですよね。多分日本の今までの記録の中で、150ミリというのは多分ないのかなというふうに思いますけれども、その辺は信用できるというか、それはちょっと無理じゃないかというか、そういうご判断はどう、今の段階でその150ミリという数字を聞いて、どう思われますか。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) いや、私はちょっと防災の専門家ですが、それはちょっと分かりません。150ミリといったら1時間にこのコップ15センチですよね。これを外にぽんと置いてこれがたまる量と言ったら、雨どいから集まってくるんじゃなくして、そこにぽんと置いて150ってすごい雨ですよね。ただ、そのときに、それが何時間とか災害があるときに避難準備とか出すんですけれども、その前のずっと累積したものがあったりとか、地面にどのぐらい水がたまってとか、いろんなことがあるんで、ちょっとその辺は、それこそ調査をやってもらって、それを評価できる専門家の方に見てもらわないと、何とも言えないというふうに思っています。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) メガソーラーは、役場の一番の最初の説明の中で、これを阻止できる条例とか、決まりとか、規則とか、そういうのがないということをお話しされました。その環境アセスもそれに当てはまるんでしょうか。それとあともう一つ、地権者の方もいらっしゃいます。このこういう方の権利というものはどうお考えでしょうか。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) メガソーラーを阻止する条例、規則というのは、今、綾町にはありません。直接太陽光発電を造っちゃ駄目とか、こういう何メガ以上は駄目とか、こういう何メガ以上は駄目とか、何キロワット以上は駄目とか、そういうのはありませんけれども、ただ、綾町にあるのは、綾町の自然を守る条例というのがあって、2,000平方メートルを超える開発行為には届出が必要ですと、届出ですね。その際に、こういう2,000平米以上の開発行為を行う場合には、町長は必要があると認めるときは、届出を出したものに対して必要な措置を取るべきことを指導し、勧告することができるとあります。 今、その必要な措置を取るべきことを指導をしている、勧告しているというのが、環境アセスメント、これは正確には環境社会影響調査と呼んでいますけれども、それを実施してくださいと。そして、我々に説明してもらって、安全、安心ですよと、環境も乱しませんよということを我々に証明にしてもらって、納得させてくださいということをお願いしているような状況です。 以上です。(「地権者」と呼ぶ者あり)地権者ですね。もちろんそこにはいらっしゃいますけれども、これが関係者、地元の方も、今そこに土地を持っている方、私も現場に行ってみましたけれども、もうどういうふうに使おうかなと、もう雑木林になっていますよね。でも、将来に何かこう今いろんなことを考えて、今朝もありましたけれども、堆肥工場の話とかいろいろなことがあると思うんです。ただ、今度はその周辺に住んでいる方、地権者だけじゃなくて、その周辺の方もあると思いますし、そこで生活を、生計を立ててらっしゃる方もいらっしゃいます。そういう人たちも含めて考えないといけないので、まずは安心ですよと、そこから下流に進んでいる綾町民、あるいは国富、宮崎の市民まで安全ですよということを証明してもらうのが先じゃないかなというふうに思います。 以上です。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 8番目に行きます。役場の仕事ぶりということで、今回また新たに国に1,000万円弱というお金を返還しなければならないと。1,000万円というと、普通に考えると結構大きな額です。これに対して私は課長さんに聞いたのかな。町長さんに聞いたんだかな。処分は結果的に口頭注意ということですということなんですけれども、町民感情として、そういうお金を返さなくちゃならないという経緯は、説明を受けたから分かるんですけど、その口頭注意だけで1,000万円のお金というものを返さなくちゃならないというのが、何かこう胸のこの辺がいらいらするというか、それでいいのかというような気持ちに町民はなるんじゃないかなと思うんですね。 ちょっとした不注意でというのを、それも分かるんですけど、そういうこととか、綾城の屋外トイレ、これ、行かれましたか。かなり使い勝手が悪いですよね。特に女性のほうのトイレは、足がやっと入るぐらいのスペースしかなくて、あれだと頭をぶつけたり何したりと、当然改修しなきゃいけないと思うんですけれども、そのほかにもいろいろ二つ三つ直さなきゃいけないというところはあると思います。 あと、3つ目として、去年から電気料の見直しをお願いしていました。これ、今九州電力だと思うんですけれども、これを九州電力と交渉するなり、あるいはほかの新電力と交渉するなりして、電気料を下げれば、本庁舎だけじゃないから、たくさんあるから、学校もそうだと思うんですけれども、かなり節約できるんじゃないかということでお願いしていたと思います。見積りも、役場内、中での見積りだと思うんですけれども、見積りもできているという話も、しばらく前に聞いたような気がするんですけど、それはどうなっていますでしょうか。 それからあと、綾川荘のお風呂の改修ということで、休業中に直すんだという。それで補正も可決されたと思うんですけれども、今、私が知る範囲だと、やっていないと。12月から今度はお風呂も、お風呂の利用自体を綾川荘ではやらない方針だというふうに、何か二転三転して、どうなっているんだろうというふうに思うんですけれども、その今の4点ですかね。お答え願えればと思います。
○議長(日高幸一君) 町長、よろしくお願いします。
◎町長(籾田学君) 一つずつ説明していきます。 国に対する返還金ですかね。約1,000万円弱ということですけど、これは先日、全員協議会の中でも説明させていただきました。本当に町民の貴重な税金の中から、1,000万円弱のお金を返さないといけないんですけど、本当にこれは申し訳ないと思っています。 これに対して我々もしっかり調べたところ、これは町と県が一緒に協議しながらやってきたんですけれども、我々としては精いっぱいできることをやったというふうに思っています。若手職員もですね。要するに国広橋の工事が変更になったんですね。それに対して、この変更になったんで費用の配分が変わってきて、それを流用した分、それが認められなかったということなんですけれども、認められなかった、分かったことに対して、いち早く役場の職員は気づいて、それを県に報告しているんですよ。こういうふうに変更しますよ、いいですか、国土交通大臣、いいですか、県知事というふうに文書まで作って準備して出しているんですね。ところが、それを県の職員は上げてくれなかったと。 さらに、翌週には、金額はこれだけ流用しなければいけません、これでよろしいですかというのを役場職員は県のほうに報告しているんです。ところが、県の職員が、ここであれなんですけれども、そこをちゃんと上に上げてくれていなかったと。役場から見れば、そこを上げたかというのを確認しなかった、念を押さなかったというところで、最終的には会計検査が入ったときに、これは変更に対する国土交通大臣からの認可の書類がないから駄目、1,000万円返しなさいというふうに言われて、もうそう言われてしますと、この交付金を頂いた町のほうで返さないといけないんですけれども、職員としては精いっぱい努力しました。確かに金額は1,000万円と大きいんですけれども、本当に高い勉強代だと思っています。 ですから、そこのところは十分話して、もうこれはないようにということで、厳しく厳重注意をするということで決定したところでございます。これがまず国広橋の1,000万円弱の返還の件ですね。 それで、綾川荘の屋外施設のトイレですね。こういうのも細かいことなんですけれども、やっぱり現場を見てから、使い勝手とかね、同じことを2回3回やるというのはやっぱりまだまだいかんですね。うん。本当に、反省しないといけないなと思っています。(「それは直さないんですか」と呼ぶ者あり)しないといけないですね。もう使い勝手というか、不自由をかけるわけにいかないんで、ちょっとそこのところは予算を組んでですね。 3つ目は、電気料金の件でしたね。役場施設の電気料金の見直しについてお答えします。 役場施設の高圧の契約がある10の施設を対象に、4者での指名入札を行いました。10の施設といったら大きなところです。この本庁舎もそうです。小学校もそうですし、一番電気料をくっているのは、中川原の水源地のポンプアップですね。あそこが一番電気料をくっているんです。 10のような施設を見たんですけれども、令和3年の1月から12月までの電気料金が42.3%減額になります。金額にすると1,590万円です。10の施設で。ですから本当にありがとうございました。こういう指摘を受けて1,590万円、それを節約、抑えることができるようになりました。やっぱりこうやってみるもんだなと。やってみるもんだなとは当然のことなんですけれども、ということで、電気料金を抑制することができましたので、本当にアドバイスを頂きまして、町の財政のほうに貢献していただいたなと思います。今後も、ほかにもまだまだ施設は残っています。そういうところも細かく見ていって、無駄な経費というのは抑えていきたいなと思っています。 あと、最後の質問で、綾川荘のお風呂の件ですね。これ、綾川荘のお風呂の漏水につきましては、見積りを基に工事費として、さきの9月議会で94万6,000円というのを工事費として頂いたところであります。その後、執行しようと複数社に見積りをお願いしましたところ、漏水は当初の見積り内容の工事では止めることができず、浴槽の窓の間を補修しないと漏水そのものが止まらないことが分かり、その金額は624万円との見積りを頂いたところであります。ちょっと94万6,000円しか考えていなかったので、624万円という見積りを頂きました。そのため、今月から営業を再開しておりますけれども、工事金額も高額であることから、一応支配人とも相談して、お風呂の補修につきましては、年度途中の補正予算ではなくして、改めて新年度予算の中で計上していきたいというふうに考えております。 以上です。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) あと何分ありますか。(「1分」と呼ぶ者あり) 9番に行きます。これは、再確認ということで、この前お答えを頂きましたけれども、それで変わらないということでよろしいでしょうか。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 9番、こち風についての再確認ですけれども、先日のまちづくり座談会でも説明しました。町としては、もうこの件に関しては説明いたしましたし、これに対して国等への訴えるとかいうことは考えておりません。 以上です。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) 役場の信頼回復という大きな旗を立てて町長になられました。これは、町長がそういう判断されたからどうのこうのと言えないかもしれないですけれども、やっぱり違和感は持っています。すごく違和感は持っています。 ある人がこういうことを言いました。私はこの言葉を聞いてちょっと最初はびっくりしたんです。どういうことを言ったかというと、口約束は一番の気高い約束とそういうふうにおっしゃった方がいます。この方は町長選挙でも応援した方です。何かちょっと悲しくなるんですね、気持ちが。町長はどう思われますか。その言葉を聞いて。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 私も、これを福永氏から、このこち風の5点について説明を聞いたときに、これは本来行政がやるべきことじゃないなと、やってはいけないことだなというふうに感じました。 今、このポジションにある中で考えたときに、これをどうしていくかと。これをしっかり訴えていくと、結局費用対効果じゃありませんけれども、逆にまた先ほどの1,000万円弱の返還じゃないですけれども、新たに1億5,000万円、返還しないといけないことになるかもしれないということも、最悪の場合は考えないといけないと。 平成23年当時にいい加減な工事をやって、本当にその辺はグレーなところではあるんですけれども、先日の座談会でも申し上げましたけれども、23年当時にしっかりこれは議論してほしかったなというのが私の気持ちです。なぜそういうのを認めたのかなと。それが、今この令和2年になってまた出てきているんですけれども。あと、これ一応法的にはうまいことといいますか、なかなか追及しづらいところはあるなという感じはしております。そういう国への返還とかも考えたときに、この件に関しては、提訴しないほうが得策じゃないかなという判断を、金銭的な面から一番大きく判断したような次第です。 以上です。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員。
◆議員(青木實君) この質問者は、福永さんに文書でお答えするべきだと思うんですけれども、それをされていないと思いますけど、どうするんでしょうか。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 町政座談会がありました後、福永さんとお話ししたんです。私の説明内容に関して分かりましたということで、ご自分としても一つの区切りをつけられたのかなと。ただ、自分はこのことを全町民に知ってほしかったということで言われましたので、文書で出すとかなると、その文書というのがずっと残ってきますし、もちろんそれはうそではないんですけれども、もう本人、福永さんのほうにも説明して、一定の納得を頂いたものかなというふうに判断しております。
◆議員(青木實君) 議長。青木。
○議長(日高幸一君) 青木議員、時間がありません。
◆議員(青木實君) はい。最後です。簡単に行きます。 今のお話ですと、結局国に返すお金が出てくるかもしれないから、それはしたくないと、簡単に言えば、そういうことですよね。それはそういう一つの考えはあると思いますけれども、たとえ返したとしても、綾の誇りを守ると。そういう不正を許さない、身銭を切ってでもお金を何とかつくって、国に返して、綾の誇りは大切にすると、そういう気持ちというのはないですかね。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) もちろん我々は、この綾に対してプライドを持ってやらないといけないんですけれども、本当にそうすることによって、また一段とご迷惑をかけてしまうということだけは避けないといけないなと。もちろんそのお金のこともそうですし、ほかにも幾つか理由はありますけど、一番はやっぱりそこで、金銭的な負担がまたかかっきてしまうということにもなりかねないというのが原因ですけれども、そこのところはやっぱり苦渋の判断ですけれども、私としてはそういうふうに今判断しております。 以上です。
○議長(日高幸一君) 青木議員の一般質問を終わります。………………………………………………………………………………
○議長(日高幸一君) ここで暫時休憩をいたします。午後3時55分から再開したいと思います。(休憩午後3時49分)………………………………………………………………………………(再開午後3時55分)
○議長(日高幸一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ここで、時間の延長をいたします。(時間延長午後3時55分)
○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員の一般質問を許可いたします。
◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。
○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。
◆議員(兒玉千歳君) 一般質問に入る前に、先ほど日髙憲治議員さんから木森井堰のことと、綾北川の濁流のことについての説明がありましたけど、綾北川の濁流については、小林土木事務所が熊本の多良木や、あそこ辺り全部の航空写真を見せたときに、熊本のほうは植栽がみんな同じ時期にしていて、今度はまた切る、伐採する時期がほとんど重なっている関係で、小林土木事務所の説明によると、それが終わるまでは今のような濁りとかは発生するんじゃないか。だから、伐採した後の崖崩れ等が見られるというようなことであります。 今年の7月の初めに熊本豪雨がありましたけど、8月の中頃、延岡まで行く用事がありましたから、そのときに自動車道を通ってみると、綾北川、一ツ瀬川、高鍋の小丸川、この3つは濁っていました。 それから、さっきの五十鈴川とか五ヶ瀬川とかはきれいな水になっていましたけど、一ツ瀬川とか綾北川が熊本県のほうからどうしても流れてきている関係で、やはりそういうのが見られるんじゃないのかなと思っております。 先ほど町長さんが言われたように、土質の関係で濁りが沈殿しづらいんじゃないかなというのは、その辺りにあると思います。 それと、あと木森井堰については、今年の8月、水が本当に少なくなって、綾南川の須木のダムにも水がなくて、落としてもらえる水がないということで、流れる水が本当に少なくなって木森井堰の魚道に対する水量が止まったというような感じで。田んぼに引く水はあったんです。でも、やはり、崎ノ田、田尻、嵐田まで水が流れていく関係で、どうしても向こうのほうに水が必要というようなことで引かれた関係で、やはり先ほど日髙憲治議員も言われたとおり、魚道の改修というのは、だからわずかな水でも流れるような作りにしていただければ、魚も上ったんじゃないかなって思っております。 だから、今後また大淀川流下会議ですかね、またそういうのがあると思いますので、またそこ辺りでも町長さんのほうで質問していただいて、改善に取り組んでいただければいいんじゃないかなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 それでは、最後になりましたけど、私の一般質問をさせていただきます。 最初に、安心・安全・安泰ってつけました。これをもう本当に安心、安全ばかりじゃいけないんですけど、安泰でもまた進捗しないといけないんですけど、そのために子ども議会と綾町学生支援、それと本庄高校を含む労働力のアップとか、それと前から言っています高齢者を取り巻く生活環境についての4点をお伺いいたします。 最初に、子ども議会のあり方について。 今年は、新型コロナ感染症対策のために、高年者研修センターを利用されたと思っております。やはり子どもたちも一生に一度の経験であるし、それと綾町を動かしている本当の議場、綾町議会の議場というのを肌で感じるということは、大切ではないかなと思っております。だから、今回はどのような計画をされていますか、ちょっとお聞きいたします。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 兒玉千歳議員の質問にお答えします。 将来の綾町の担い手となる子どもたちが、一町民として綾町の現状を知り、素直な目で見た綾町に対する意見、要望、将来像等を発表することで、町民としての自覚、町への理解、郷土愛を一層深めることを目的として、この子ども議会というのはしております。 昨年度は、議会議場の傍聴席が手狭であるということから、保護者にとってまた4階までの階段がきついということで、高年者研修センターで実施しました。 本年度は、コロナウイルスの感染症の関係で、議会議場に戻して開催を予定しております。実際、この場に来てやったほうが。本当に臨場感といいますか、本当にどういうことをやっているのかというのは、肌で感じると思いますので、そのほうがよろしいかと思います。 議場での傍聴者は少なくなる見込みですけれども、現在ユーチューブを使ってこの下のロビーでも見ることはできますから、もう傍聴席だけじゃなくて、下のほうでも保護者の方とか、家族の方とか見ることはできるんじゃないかなと思います。 子どもたちには、議会、議場の雰囲気を感じ、素直な目で見た綾町に対する意見や要望、将来像等を発表することで、町民としての自覚、町への理解、郷土愛とかを一層深めてもらいたいなと。そして、将来綾町を担ってくれるような人材が1人でも多く育ってくれることを期待している次第です。 また、次年度は、子ども議会のあり方を全面的に見直して、子ども議会の前に各小中学校で子ども学級議会を開催し、議員の皆様方にも学級議会に参加していただくなど、ご協力を頂きたいなというふうに考えております。 そういう形で、今後進めてまいりたいと思います。
◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。
○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。
◆議員(兒玉千歳君) やはり1回1回進歩した取組になっていくのが普通だと思っております。今までも何回か拝聴しておりますけど、我々は何回見ても同じだなというような気がしますけど、子どもたちは、受ける子どもたちは1回1回代わってきますので、よりよい体験になっていくためにも、そういう取組をしていただいて、前回の私の隣の子どもが立つというときは、お母さんとお話をする機会がありましたので、子どもが何を話すか分からなかったものですから、子どもと話し合いをして、その内容についてやはり綾町を見た目で話し合いをして、予備知識みたいな感じで取り組んでいただければ、子どももなお一層町長さんの意見や、課長さんの意見を聞くことができるよというようなことは助言しておりますけど、また今までの発表する子どもさんたちを見ると、役場職員の子どもさんたちも含まれておるし、またそれに近い人たちもいらっしゃいますので、やはり予備知識というのがありますと、より有意義な子ども議会になるんじゃないかなと思っております。 それと、これは平成28年の子ども議会ですけど、この広報あやには、一人一人の顔写真と意見と内容等が載っております。これから後はないような気がするんですけど、ぜひやはり子どもたちも真剣に取り組んでおります。だから、我々大人も本当に真剣にこういうふうにアピールしていただければ、一生の思い出とか記念になるんじゃないかなと思っております。 今までの内容等も全部載っておりますけど、こういう顔写真とかきれいな広報紙に載るというのは、子どもたちも楽しみにしているんじゃないかなと思っております。 それから、この内容を今小学校の掲示板とか、そういうのでは告知していらっしゃるかどうかをお尋ねします。
○議長(日高幸一君) 社会教育課長。
◎社会教育課長(森園由美子君) 小学校、中学校の校長宛には、依頼の文書というか、案内の文書を差し上げております。該当学年については、通知は行っているものと思っておりますが、掲示してあるかどうかまでは申し訳ございません、確認しておりませんので、また確認させていただきたいと思います。
◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。
○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。
◆議員(兒玉千歳君) なぜかというと、子ども議会があっていることも知らない保護者の方がいらっしゃると思います。学校行事で参観日とか、そういうのでお伺いしたときに、目につくところ辺りにそういう掲示板があれば、誰々さんが何を言っているかとか、こういう子ども議会で発表していることは、いいことだなというようなことも分かってもらえると思いますので、ぜひ子どもたちの将来のためにも、そういうことを告知していただければ、より一層、また後輩の励みにもなるんじゃないかなと思っておりますので、そういうそんなにお金がかかるような事態ではないと思いますので、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。 それから、2番目ですね。町外学生支援金についてですけど、これは9月に町内在住の学生にもお願いしますということで申しましたら、今度また予算がついて、ありがとうございます。 やはり町内、町外、県外問わず対象者というか、そういう方には一律していただきたいと思いますけど、その学生を持つ保護者の人に聞くと、なかなかその条件のところが分かりづらいと。それと、給付金の返還問題とか、いろいろそういうのが取り沙汰されて、「もらって、また後から返せって言われるんじゃないか」とか、そういうような心配もたくさん聞いております。だから、もう少し分かりやすい告知とか、そういうのをしていただけると助かりますけど、いかがでしょうか。
○議長(日高幸一君) 教育総務課長。
◎教育総務課長(吉鶴慶久君) お答えいたします。 今申されましたとおり、一応今回の補正予算の中で、町内に在住する学生の支援金ということで、支援金のほうを予算化しておるところでございます。 趣旨としては、町内に住所を有する者を保護者として、本人も町内に住所を有し居住している学生等の就学を支援するための町内学生支援金ということで、対象者につきましては、町外学生支援金と同様で、申請時に大学(大学院も含む)、短期大学、高等専門学校、専門学校等に通う者で、次のいずれかに該当する保護者が扶養している者ということで、2つほど上げておるんですが、1点が令和2年度個人市町村民税が非課税または均等割のみの課税世帯ということですね。 2点目が、新型コロナウイルス感染症の影響により、令和2年2月以降のいずれかの月の収入が、前年の同月と比較して減少したと認められる世帯。 3点目が、支援金につきましては、町内に居住している学生に2万円、1回のみで行うというような形の中で、今回補正をお願いしているところでございます。 返還するというようなお話がありましたけれども、一切そういうことはありませんので、広報等でしっかりまたそこ辺りを周知していきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。
◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。
○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。
◆議員(兒玉千歳君) 書いてあることを読むだけは誰でもできますけど、私が言っているのは、だからこれ以外に分かりやすい対策等は取れないかというようなことを言いました。 広報あやに載せる文章としては、だから1回は対象者の保護者の方は電話を頂きますと、その内容を説明しますとか、そういうような方向でやっていただければ、1回聞いてみようかというような気持ちになります。 でも、この読んだ時点では、本当にサラリーマンの世帯なんかは分かりづらいんです。だから、1回1回記録して管理されていればいいですけど、何かそういうところもあるというようなことでありますので、ぜひ町内、町外にいらっしゃる学生に対しては、保護者の方は連絡頂ければ、きちんと対応しますよというようなことを書いていただければ、安心してその対象の方は電話されるんじゃないかなと思っております。 それと、先ほど言われたとおり、そういう返還金は発生しないというようなことも、ちゃんとうたっていただければ助かるんじゃないかなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、この本庄高校を含む県内高校卒業生の町内就職率についてですけど、私も育英会の役員をしている関係からでも、──すみません、ちょっと今のところで遡りますけど、今綾町から通学している大学生の数を9月議会では聞きましたけど、まだ把握していないということだったんですけど、少しは把握できたんでしょうか。 それと、この応募は今どのぐらい来ているか、分かれば教えてください。
○議長(日高幸一君) 教育総務課長。
◎教育総務課長(吉鶴慶久君) 今回の町内の居住者の把握につきましては、成人式等の二、三年の動向を見ながら人数を確定したところでございます。 それと、申請につきましては、今のところ20名弱の申込みがございまして、今のところ4件ほど上がってきているところでございます。 以上でございます。(「学生の数は」と呼ぶ者あり)
○議長(日高幸一君) 教育総務課長。
◎教育総務課長(吉鶴慶久君) 学生につきましては、今回の町内学生支援金につきましては52名、1学年10名ないし13名というような形の中で考えておりますので、52名の数字で予算を上げているところでございます。 以上でございます。
◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。
○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。
◆議員(兒玉千歳君) 今回の予算は、町内在住の大学生は16名で計算してあると思うんです。その52名というのは、綾町出身の学生が4年生までで52名ですか。この前は、200名の中の120名ぐらいが対象者ということだったような気がしますけど、違いますか。
○議長(日高幸一君) 教育総務課長。
◎教育総務課長(吉鶴慶久君) 9月に上げたものは、町外の学生というような形で、今回は町内の居住の学生、9月の場合は町外、県内外の学生というような形の中で120名の人数で予算を上げたところでございます。
◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。
○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。
◆議員(兒玉千歳君) 今後綾町出身の大学生とか学生をもう少ししっかりとした数字で捉えられるようにお願いします。あっちこっちするわけじゃありませんので、学生は学生で、綾町出身はずっとそのまま育っていくと思います。 あとこれについても、あと今度これから先は大学院とか、外国留学生とか、それとあと6年生の専門学校の学生にも対象が拡大していただきたいのと、また育英会でもそういうとこら辺までその資金が流用できるようなシステムにしていただきたいと思います。 それから、先ほど触れました本庄高校等の卒業生の中で、やはり本庄高校なんかは総合学科でありますので、もうすぐ就職というようなことと、あと家の後継者の育成に本当に役立つ学校であるし、また綾町についても、一番身近で一番気軽に行ける学校だと思っております。 先日、本庄高校にお伺いして旧東諸県郡3町での就業数、卒業して地元に残っている人数はどのくらいですかというのを確認しました。やはり年々少なくなってきております。平成29年度が48名中11名、30年度が52名中11名、昨年が51名中9名です。 だから、簡単に言うと3つの地区で割った場合が、3人ぐらいずつしかもう残ってくれないということになっております。こういうところ辺も、もう少し町も本当に対策を練って、少しでもこの9人が綾に残ってもらうとかいうような方向に持っていけるような本気モードでやっていかないと、綾も本当に建築業、建設業とか、そういうところも今度育英会では一般会費を徴収しない、連絡だけはするというような感じであります。 ひいては、そういう労働力にもつながるのと、あと綾町の若者たちの発展と人口の割合も兼ねてくると思います。そこ辺りのところは、町長さんはどのようなお考えでしょうか、ちょっとお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 本庄高校を例に挙げてということなんですけれども、やっぱり地元に地元出身の子どもたちが将来を担って戻ってきてもらうようにということは、そのために一生懸命支援していきたいと思います。 本庄高校だけに限らず、あるいは大学とかで外に出ても、その後地元で就職できるようにと、私も人のことを言えませんけれども、でも回り回っていつの日か戻ってくるかもしれませんけれども、そういう人たちが多く戻ってこられるような、そういう環境をこっちのほうで準備しておくということが必要だと思います。 やっぱり雇用の場とか、あるいは生活しやすいとかということもあると思うんです。働くのは宮崎市でも、住んでいるのは綾町というのでもひとついいのかなと。そういう若い人たちが綾に住居を持つ。そして、子育てしやすいとか、そういうことも含めてこれから取り組んでまいりたいと思います。
◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。
○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。
◆議員(兒玉千歳君) ぜひそこ辺りは本当に対策チームとか、そういうのを組んででも取り組んでいただきたいと思います。一人でも多くの方を綾町内に在住していただけるような政策を取っていただきたいと思います。 今、綾町の人口は年々減っておりますけど、聞いたところによるとこの出生率、出生者も年々下がってきております。その関係ではありませんけど、また死亡者というのは年々増えております。だから人口はどんどん減っていくと思います。 だから、一人でもそういう若者の定住とか、若者の起業・開発とか、そういうのにつながっていって、綾町の産業、労働力の強化につなげていただきたいと思います。 次、4番目に、高齢者の生活環境についてですけど、今私も行っておりますけど、高年者クラブでは唯一の楽しみが、前から言っておりますグラウンドゴルフなんですけど、今グラウンドゴルフも高年者クラブとか、グラウンドゴルフ協会にもうおんぶに抱っこでやっております。 グラウンドゴルフ協会も、海老原会長がもう十五、六年ぐらい会長をしているんですけど、後に受ける人がいないというようなことで大変なんですけど、綾町もぜひ高齢者の健康目的と、あと高齢者との交流になるように、しっかりとしたグラウンドゴルフ場を設置していただいて、年に1回ぐらいのそういう大会を催していただけるようなことは、計画としてできないでしょうか。よろしくお願いいたします。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 私も高年者クラブのグラウンドゴルフ大会には呼ばれて、元気なところを見せていただいているんですけれども、確かに医療・福祉の面からも、そしていろいろ人生の経験をたくさん積んでいらっしゃる方がいっぱいいらっしゃるんで、そういう人たちが元気で我々にいろんなアドバイスとかもしていただければというふうに思っています。 小田爪の人工芝のところでこの間、高年者クラブの大会がありましたよね。もちろん、あそこもそうなんですけれども、ほかにもきれいな芝生のところもありますけれども、できればそういうところをもっと頻繁に使ってもらうとかですね、予算等の関係もありますので、今すぐ何とも言えないんですけれども、既存の設備、ところで結構広く場所を取れるところがあります。 そういう大会を高年者クラブが中心になって、あるいはもうちょっと異世代間というか、若い人でもいいと思うんですよね。逆に子どもたちにも入ってもらうとか、そういう形で触れ合いをもって、それによって高齢者の方が生き生きとやりがいというか、そういうのを見出してもらえばと思いますんで、そういうことに関しては今後教育委員会、そちらのほうも担当しておりますし、一緒に考えていきたいなと思います。
◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。
○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。
◆議員(兒玉千歳君) ぜひお願いします。それと、高齢者の方たちも、1年1年皆さん年をとっていきますけど、町の社会福祉協議会とか、包括支援センター、それと健康センターの職員等にも、中には顔見知りもいらっしゃいますけど、見知らぬ人が結構いると思います。 それと、役場についても課長さんとかいうのは、身近な人であれば分かっていますけど、ほかの方、ほとんどの方が分かっていないという方がいらっしゃいますので、ぜひ交流の場として、高齢者とのつながりを作っていただきたいと思います。 それと、あと建設課長にお伺いします。 昨年度道路整備のことで、白線の消滅というか、消えているものの4年計画での計画書が出ておりますけど、今年の分については今のところの進捗状況はいかがでしょうか。
○議長(日高幸一君) 通告にありませんけど、大丈夫ですか。ここにありませんけど、大丈夫ですか。じゃあ、お願いします。建設課長。
◎建設課長(中原修一君) 令和2年度から各地区において優先順位をつけて、道路の舗装と区画線の整備をしているところでございます。 道路の舗装につきましては、中堂地区、四枝地区、揚町地区が今現在工事しております。 白線につきましては、綾保育園の前を今年はちょっと優先的にやっていきたいと思っておりますので、そちらのほうも今週ぐらいから工事に入る予定です。 以上です。
◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。
○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。
◆議員(兒玉千歳君) 今のことは、これ高年者の生活環境整備についての中で言っておりますので。 その白線とかそういうものなんかは、やはりすぐ目に見えて高齢者たちの運転の技術のカバーにもなると思いますので、ぜひ喜ばれることについては、先に対応していただきたいと思います。 次、2番目の令和3年度予算編成についてですけど、公用車の購入についてお伺いいたします。 さきの宮崎日日新聞で、綾町の首長の公用車のことも県内全部のものが載っております。一番古いです。1997年が高原町、2000年が綾町です。ほかの町村は、もうほとんどハイブリッドという車になっております。我が綾町の公用車の中の町長車は、何か先日は止まったというようなことも聞いております。 ぜひユネスコエコパークの町にふさわしい車に替えていただきたいと思いますので、今はっきり言えばもう公害車なんですけど、我々から言えばですね。できたらそういうのも計画していただきたいと思いますけど、今公用車をほとんど購入するときはリースで買っていただいており、このリースというのは、今一般家庭とかはほとんど利用していません。 というのは、物すごくコスト高になる。ただ、業務上はもうお金を毎月毎月払えばいいというだけで、そのメンテナンスのことについては、もう無知っていうわけにはいきませんけど、そのローン会社に任せるということになっております。 でも、リース会社の内容というのは、もう5年であれば5年分を先取りしていますので、町が払っている分については、もう金利等も5年間が先に入っております。ディーラーから車を買うときが原価であって、ディーラーは当たり前にもうけますけど、それからリース会社からまたそういうふうな二重取りみたいな感じで利益を乗せて、綾町は払っているということであります。 大型バスについても、60回で払いますけど、最後にはまた385万円のお金が残ります。なら、それをまたローンを組むかしないとできないわけですけど、このリースは絶対最後にゼロということはないんです。だから、ぜひ軽自動車とかいう車については、今後現金で買えるような積立てを利用しての方法は取れないものでしょうか、お伺いします。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 公用車の件ですけれども、ちなみに町長車はもう20年以上乗っていまして、メーターを見ると26万キロ、地球を6周半しています。この間も保坂のところに下りてきましたら、ちょっとブレーキがロックされてきかなくて、サイドブレーキでぐっと下りてきたような、そんなところがあったんで、本当もうかなり寿命がきているかなというふうに思います。 そのほかにもたくさん公用車を抱えているわけなんですけれども、これも予算を組むときにもちろんリースがいいのか、あるいは中古車でも今買い取りとか、そういうのもありますけれども、ちょっと予算を見ながらどのほうがいいのかというのは、しっかり考えていきたいと思いますし、もちろん最適なその単年度じゃなくして、長期的に見て最も効率のいい購入の仕方、またリースの仕方というのも併せて検討してまいりたいと思います。
◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。
○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。
◆議員(兒玉千歳君) ぜひよろしくお願いいたします。リースの場合は、どうしてもリース会社は定期的な走行範囲内での修理の見積もりを取っておりますので、修理を頼む町内の業者の人たちも、その言われたとおりの作業しかできません。ですので、ぜひそこ辺りを考えていただいて、今後とも対応していただきたいと思います。 それと、次の見直し事業と推進事業についてですけど、昨日花壇の花植え、多年草の花植えがありました。なぜああいうことをするのかなというのが気にはなったんですけど、皆さん方の家庭の庭先にある花を、毎年毎年植え替えている人はいないと思います。1回植えたら、ずっとその花が毎年咲くと思います。 高齢者の方の庭に行ってみると分かります。冬は冬の花、夏は夏の花が咲きます。わざわざよそから持ってきた、これは花が、みごちわっていうような花でなくても、葉っぱが繁ったりすれば、それでもいいと思います。 だから、こういう花、事業については、今後いろいろと計画はされておりますけど、できたら地域については、地域の人たちに任せていただいて、今で言えばツワブキの花と、そうするとすぐもうスイセンが咲きます。そういうふうに、あとヒガンバナでももう全然何もないところから花だけがいきなり出てきて、それからあと葉っぱなどが出てきて、また冬は枯れていくわけですけど、いろんな方法があると思います。 昔からそういうのはあると思いますので、ぜひそういうところを利用していただけると、みんなが興味を持って参加するんじゃないかなと思っておりますけど、いかがでしょうか。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 今建設課のほうで多年草というのを試みたり、あるいはもちろん単年で地区の公民館にお配りして、町内一斉に花植えとかいうことをやっておりますけど、「やっぱり綾町に来たら花が多いね」と、国富町の方からもよく言われます。そういう意味で、その季節季節に応じてその季節感を味わいながら、花を愛でるということも、綾独特のイメージアップにつながりますと思いますし、地域の方の力、そして女性を中心としたそういう広域的な取組とかっていうのは、今後進めていって、ますますちょっときれいにしていきたいなと。 ただ、ちょっと今年照葉樹林マラソンがなくなって、堤防の雑草とか、そういうのも伸びてきたんですけれども、今まででしたらそのマラソン前に一斉に刈ったところが、それがなかったために堤防沿いの草が伸びてしまったと。そういうところの美化の面もありますけど、そういうのももうちょっと計画的にきれいにしていって、町全体の美化を図っていきたいなと思います。
◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。
○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。
◆議員(兒玉千歳君) ぜひそういう物の性質を利用した取組にしていただきたいと思います。 それから、防災のことで先ほども同僚議員の中で、ベッドなどを買ったということになっておりますけど、備蓄倉庫を文化ホールの下のほうにつくるということになっておりますけど、まだ全然手がつけられていないような状態ですけど、どんな状況でしょうか、今。
○議長(日高幸一君) 社会教育課長。
◎社会教育課長(森園由美子君) 教育委員会の調理室のほうを、半分改修させていただき、──半分というか、半分使いまして、備蓄倉庫を今準備中です。今設計がもうそろそろ上がってくる頃で、年明けにまた入札等になって、年度内というか、3月中旬ぐらいには出来上がると思っております。 以上です。
◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。
○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。
◆議員(兒玉千歳君) 今買ってある備品等は、どこに保管されていますか。
○議長(日高幸一君) 社会教育課長。
◎社会教育課長(森園由美子君) 教育委員会でお預かりしているダンボールのパーティションとかは、教育委員会の書庫のほうに入れております。そのほかの分につきましては、また総務税政課とか健康センターの2階の倉庫とか、いろいろ分散して保管してあると思っております。
◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。
○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。
◆議員(兒玉千歳君) ぜひそういう曖昧なことでなしに、もし今災害が起こったときに、地震が起こってさあ要るぞというようなときに、うろたえるようなことのないように、皆さんが認知しておればいいですけど、我々がいざ使う、公民館長さんたちが来られたときに、どこどこのどこって言われても、その人たちがそこにしょっちゅうおるわけじゃありませんので、目に見える、またすぐ手が届くとこに保管していただきたいと思います。 以上で、自分の一般質問を終わります。お疲れさまでした。
○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員の一般質問を終わります。 以上で、本日の議事日程の全部を終了いたしました。 これをもちまして、本日の会議を散会いたします。(「暫時休憩」と呼ぶ者あり) そうですね。はい。これより暫時休憩をして、訂正の分のを開きたいと思います。 時間は4時55分から再開したいと思います。(休憩午後4時39分)………………………………………………………………………………(再開午後4時53分)
○議長(日高幸一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 お諮りします。本日、ここに議案の撤回と追加議案1件が提出されました。これを日程に追加して、議題といたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。(異議なし)
○議長(日高幸一君) 異議なしと認めます。よって、議案の撤回と追加議案1件を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。────────────・────・────────────
△追加日程第1.議案第64号の撤回
○議長(日高幸一君) 追加日程第1、議案第64号の撤回についてを議題といたします。 町長より12月9日付をもって、12月定例会提出議案のうち、議案第64号、産業観光施設の指定管理者の指定について、撤回の申出がありました。 議案の撤回について、当局の説明を求めます。町長。
◎町長(籾田学君) それでは、説明申し上げます。 議案第64号、産業観光施設の指定管理者の指定についての撤回について、理由を申し上げます。 議案第64号、こちらに関しまして、質疑・付託の際、全員協議会の中でもいろいろなご意見、ご指摘がございました。今回提案しております議案につきましては、これを撤回させていただき、追加議案として提案させていただきたく、議案の撤回についてお願いをしたとこでございます。承認していただきますようよろしくお願いします。
○議長(日高幸一君) 質疑を許します。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(日高幸一君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) 昨日の一般質問、同僚議員の一般質問の中では、1年についてご理解を頂きたいということで断言されました。それが一夜明けて、今日こういう形で撤回をするということで、今、理由を述べられましたけれども、理由になっていないので、ちゃんと理由を述べていただきたいと思います。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 昨日、松浦議員のほうから、ほんものセンターについて特に質疑がございました。その中で松浦議員からお話をいただき、私もほんものセンターの今後の運営について、自分の意見を述べさしていただきました。 昨日の一般質問が終わった後に、執行部のほうでも話し合いましたところ、やっぱり1年間というのはやっぱり異例だと。通常、指定管理業務を出すというのは、他の市町村でおきましても3年間というのが通常行われてると。5年間というのも異例だと。その中で5年間というのもまれだということだったんですけれども、その中で1年間と。じっくり松浦議員からの提案、さらには、先日、商工会のほうの松浦会長、宮原事務局長の話を伺って、複数年にわたる事業の展開の説明もございました。1年間の中で実施するにはちょっと難しいんじゃないかなということをもう一度振り返って考えたときに、やっぱりこれは複数年やって、その中で意見をお伺いしたほうがいいんじゃないかなというふうに考えた次第です。1年間ということじゃなくて、3年とすることによって、新たな事業の提案ができるんじゃないかと。複数年に見てですね。特にハード面の施設に関しては、これ町の施設ですし、町のほうでしっかりやっていくと。そうじゃなくて、ソフト面、そして、そこに生産部会、加工会ありますけれども、自分のところの商品を提供している方の意向も考えて進めたほうがよろしいんじゃないかという判断に基づいて、やっぱりこれは3年にしたほうがいいんじゃないかなということも考えまして、この議案第64号を一旦撤回させていただこうかなというふうに判断したような次第です。 そのほかの2つに関しては、そのまま同じように考えたいなと思います。 以上です。
◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
○議長(日高幸一君) 松本議員。
◆議員(松本俊二君) 一つだけ言っときます。マネジメントで一番大事なのは、誰が言うからではなくて、言ってる何がというのが大事だというのは、前お話したかと思います。これはピーター・ドラッガーが言ってることです。マネジメントをやる人間にとっては、これが一番大事なことなんです。したがって、昨日言われたからとかではなくて、もっと準備が必要だったということがよく分かられたと思います。先ほど青木議員の一般質問の中で、「我なすことは我のみぞ知る」。全部自分が思ってることが正しいとは限らないということなので、これが先ほどから一般質問、昨日から一般質問の中でいろんなことを人が言ってますけれども、いろんな人ときちんと話をした上でコミュニケーションを取ってやれば、こういうことには多分なってなかったと思いますので、ぜひその辺は、今回謙虚に反省をしていただいて、今後の議会、そして、執行部としっかり連携をして、そして、いい綾町にしていただきたいというふうに考えております。よろしくお願いします。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(日高幸一君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 私もこういうことは、潔いと言っていいとはちょっと思えません。昨日の同僚議員の質疑のやり取りを聞いていれば、よもやこういうことになるとは想定いたしませんでした。町長は、昨日、一般質問の中で、選定委員会の意見として、ほんものセンターに対してはマイナスの意見しかおっしゃいませんでした。私たちは選定委員会のやり取りを文書で頂いてるわけではありませんので、町長は一つもほんものセンターに対して、現場は頑張ってるっていう言い方はされましたけれど、商工振興会に対してのよい言葉は一つも発せられなかったと記憶しています。少なくとも選定委員会は、町長の意向を酌んだかどうかはいざ知らず、選定委員会としては決定したわけですよね。それをこういうふうな形で撤回されるっていうことについては、例えば、私も昨日も申し上げましたけど、介護保険の審議会だったり、総合計画の審議会だったりするわけですけれども、そこに選考をされて行った方々、委員の方々は、やっぱり一定責任を持って審議もされたことだと思うんです。町長の意向に、今、副町長もいらっしゃいますから、町長の意向に沿うような形で進められたかどうかは知りませんけれども、選定委員会の人たちに対して、今の現在の町長の思いについて伺いたいと思います。
○議長(日高幸一君) 町長。
◎町長(籾田学君) 選定委員会、5人の選定委員の方にお願いして、本件、特にほんものセンターについて審査していただきました。その中でいろんな意見が出てます。私も昨日の説明の中で、その中でポイントになるところというところで拾い上げて説明しましたけれども、どうしても私のバイアスがかかってて、そういうところだけが拾い上げられたんじゃないかなと思います。 改めて振り返ってみますと、やっぱり1年というのは異例だなと。その中でどうやって1年でこれを立て直していくのかということを考えたときに、やっぱりふと考えたときに、もうちょっとじっくりやっていって、ただ、その中でハード面の改善に関して上がってきたんですけれども、そちらのほうが、やっぱりちゃんと説明の中で、ハードは町の資産ですと。むしろ経営、運営していく意味で、実際にそこに関わってる人たちのいかに利便性といいますか、ほんものセンターを有効に使ってもらう、そしてまた、消費者の方にそれを提供するということに専念してもらうように、うまくリードしておいたほうがいいんじゃなかったかなという反省は大いにしております。そういう意味で、今回、議案第64号の件で撤回したんですけれども、委員の方にはそこのところ説明して、1年では異例であったという、そういうふうなコメントも頂いておりますし、そこのところをしっかり説明して、これからもご協力いただかないといけないですけれども、ちゃんと正しく説明してまいりたいと思います。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(日高幸一君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 選考委員の方々には、本当に誠心誠意説明をしていただきたいと思います。町長はちょっと、私たちも言葉は、文書にしたものじゃなくて発せますので、いろんな誤りはあると思うんですけれども、今、町長の話をお聞きしたら、何か私が商工振興会の悪いところだけを拾い上げたかのようにおっしゃったんですね。私は悪いところしか聞いていないというふうに申し上げましたので、ご自分がいいところも言ったのに、私が悪いとこだけを拾い上げたかのような発言はやめていただきたいと思います。 もう一つだけ。町長は、いろんなこういうことが起きておって、この前も、誤りは仕方がないところあると思うんですよ、間違いは。ですけど、町長は、一言もお詫びするっていうことの対応をされませんよね。反省していますってのは今もおっしゃいましたけれども、自分のほうに否があったという、お詫びするという謝罪のことは、今まで私、一度もお聞きしたことがなくて、少なくても選定委員の方々には、その点はきちんと謝罪をしていただきたいと思います。
○議長(日高幸一君) 質疑を終わります。 お諮りいたします。ただいま説明のありました議案第64号の撤回について許可することにご異議ありませんか。(異議なし)
○議長(日高幸一君) 異議なしと認めます。議案第64号の撤回の件は許可することに決定いたしました。────────────・────・────────────
△追加日程第2.議案第73号
○議長(日高幸一君) 追加日程第2、議案第73号、産業観光施設の指定管理者の指定についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。町長。
◎町長(籾田学君) それでは、議案第73号、新たに産業観光施設の指定管理者の選定についての提案の理由を説明さしていただきます。 議案第64号の撤回をご承認いただきありがとうございました。議案第73号の説明を今から申し上げます。 ご存じのとおり、今年度末で産業観光施設の指定管理期限が満了を迎えることから、新たな指定管理者について、次のとおり選定されましたので、理解を求めるものでございます。 一つ、綾手づくりほんものセンターにつきまして、あと2つ目、千尋自然公園、国際クラフトの城、馬事公苑、アイス工房といった宿泊施設以外の産業観光施設につきまして、3つ目、綾川荘、てるはの森の宿、合宿センターといった宿泊施設の産業観光施設、この3つについて指定管理業者の指定を行うものでございます。この中で、千尋自然公園をはじめとした宿泊施設以外の産業観光施設、さらには、綾川荘、てるはの森の宿といった宿泊3施設に関しての提案は、議案第64号のほうと変わりはございません。綾手づくりほんものセンターにつきまして、こちらにつきましては、令和3年度から令和5年度までの3年間、その他の施設につきましては、これまでどおり令和3年度から令和7年度までの5年間とさせていただくものであります。 以上、簡単ですが、議案第73号の提案理由の説明に代えさせていただきます。よろしくご審議賜りますようお願いいたします。
○議長(日高幸一君) 議案第73号、産業観光施設の指定管理者の指定についてに対する質疑を許します。(なし)
○議長(日高幸一君) 質疑を終わります。 議案第73号は総務委員会に付託することにご異議ありませんか。(異議なし)
○議長(日高幸一君) 異議なしと認めます。よって、議案第73号は総務委員会に付託することに決定いたしました。────────────・────・────────────
○議長(日高幸一君) 以上で、本日の議事日程の全部を終了いたしました。 これをもちまして、本日の会議を散会いたします。(散会午後5時07分)──────────────────────────────...