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03月06日-02号

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  1. 綾町議会 2020-03-06
    03月06日-02号


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    令和 2年第1回定例会( 3月)令和2年第1回(3月)綾町議会(定例会)会議録令和2年3月6日再開       令和2年第1回綾町議会(定例会)が令和2年3月6日午前9時綾町役場議場に招集された。    出 席 議 員┌─────┬───────────────┬─────┬───────────────┐│議席番号 │氏        名     │議席番号 │氏        名     │├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤│1    |松   本   俊   二  |6    |日   髙   憲   治  |├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤|2    |青   木       實  |7    |児   玉       信  |├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤|3    |山   田   由 美 子  |8    |松   浦   光   宏  |├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤|4    |池   田   和   昭  |9    |日   高   幸   一  |├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤|5    |兒   玉   千   歳  |10   |橋   本   由   里  |└─────┴───────────────┴─────┴───────────────┘    事 務 局┌─────┬───────────────┬─────┬───────────────┐│局 長  |兒   玉   良   次  |書 記  |藤   島   裕   輔  │└─────┴───────────────┴─────┴───────────────┘    説 明 員┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────┐│町長       | 籾 田    学  |副町長      | 増 田  俊 男  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│教育長      │ 日 高  和 典  │総務税政課長   │ 蓮 子  浩 一  |├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤|企画財政課長   │ 竹 下  琢 郎  │福祉保健課長   │ 森 園  由美子  |├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤|農林振興課長   | 戸 髙  知 也  |産業観光課長   │ 松 下  栄一郎  |├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤|町民生活課長   | 小 村  久美子  |建設課長     │ 中 原  修 一  |├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤|教育総務課長   | 吉 鶴  慶 久  │社会教育課長   │ 高 松  俊 秀  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ユネスコエコパーク│           │         │           ││推進室長     │ 入 田  賢 一  │会計管理者    │ 野 村    修  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│監査委員     │ 福 留  清 人  │         │           │└─────────┴───────────┴─────────┴───────────┘令和2年第1回(3月)綾町議会(定例会)議事日程令和2年3月6日再開        開    議   日程第1 議案第1号 綾町印鑑登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例   日程第2 議案第2号 綾町個人情報保護条例の一部を改正する条例   日程第3 議案第3号 綾町情報公開条例の一部を改正する条例   日程第4 議案第4号 綾町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例   日程第5 議案第5号 綾町廃棄物の減量及び適正処理に関する条例の一部を改正する条例   日程第6 議案第6号 綾町国民健康保険税条例の一部を改正する条例   日程第7 議案第7号 綾町営住宅管理条例の一部を改正する条例   日程第8 議案第8号 綾町特定公共賃貸住宅管理条例の一部を改正する条例   日程第9 議案第9号 綾町有住宅使用条例の一部を改正する条例   日程第10 議案第10号 綾町水道事業給水条例の一部を改正する条例   日程第11 議案第11号 令和元年度綾町一般会計補正予算(第6号)   日程第12 議案第12号 令和元年度綾町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)   日程第13 議案第13号 令和元年度綾町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)   日程第14 議案第14号 令和元年度綾町介護保険特別会計補正予算(第4号)   日程第15 議案第15号 令和元年度綾町公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)   日程第16 議案第16号 令和元年度綾町浄化槽事業特別会計補正予算(第2号)   日程第17 議案第17号 令和2年度綾町一般会計予算   日程第18 議案第18号 令和2年度綾町国民健康保険特別会計予算   日程第19 議案第19号 令和2年度綾町後期高齢者医療特別会計予算   日程第20 議案第20号 令和2年度綾町介護保険特別会計予算   日程第21 議案第21号 令和2年度綾町農業集落排水事業特別会計予算   日程第22 議案第22号 令和2年度綾町公共下水道事業特別会計予算   日程第23 議案第23号 令和2年度綾町浄化槽事業特別会計予算   日程第24 議案第24号 令和2年度綾町水道事業会計予算   追加日程第1 議案第25号 教育長の罷免について   追加日程第2 意見書案第1号 防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策事業等の期間延長を求める意見書会議に付した事件・議事日程と同じである。──────────────────────────────(再開午前9時00分) ○議長(日高幸一君) おはようございます。 本日の議事日程は、議案に対する質疑、委員会付託となっております。議事進行については、御協力をお願いいたします。 ただいまから本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。────────────・────・──────────── △日程第1.議案第1号 ○議長(日高幸一君) 日程第1、議案第1号、綾町印鑑登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 質疑を許します。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) おはようございます。この内容の中でちょっとわからないことがありましたので、よろしくお願いいたします。 成年被後見人とは意思能力を有しない者とありますけど、これは成年被後見人が本人ということになるんでしょうか。本人による申請または届け出があるときと書いてありますので、これは、議員配付の資料の中でちょっとわからなくなったものですから、意思能力を有しない人が本人であるという解釈でいいんですか。 ○議長(日高幸一君) 町民生活課長。 ◎町民生活課長小村久美子君) おはようございます。ただいまの質問にお答えいたします。 成年被後見人と意思能力の有しない者というのが同一であるかということでよろしいでしょうか。これまで成年被後見人という文言を使用していたんですけれども、その部分を上位法の改正によりまして、意思能力を有しない者という表現方法に改めたということなんですけれども、根本的には同じような意味合いになるかと思います。 以上でございます。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) ありがとうございます。言葉的に一緒ということでしたので、本人による申請または届け出があるときは登録が可能となりますといったときに、本人は意思能力がない、有しない者となったら、本人の意思能力はなくても、本人による申請届け出があるときという言葉的に何かおかしいのではないかと思います。よろしくお願いします。 ○議長(日高幸一君) 町民生活課長。 ◎町民生活課長小村久美子君) そこの部分は、係内でもいろいろと協議をしたところなんですけれども、この意思能力というところがやはり難しいところになりまして、総務省のほうの見解では、法定代理人が同行されていて、かつその当該成年被後見人本人による申請届け出があるときは、その成年被後見人の方は意思能力を有する者として、申請届け出を受け付けることとして差し支えないということで解釈が来ております。ですので、法定代理人の方が同行しているというところが、この法律では、そのところをもって意思能力を有しているというふうに解釈をされているというふうに思っております。 以上です。 ○議長(日高幸一君) 質疑を終わります。 付託を行います。議案第1号は、総務委員会に付託することに御異議ありませんか。(異議なし) ○議長(日高幸一君) 異議なしと認めます。よって、議案第1号は、総務委員会に付託することに決定いたしました。────────────・────・──────────── △日程第2.議案第2号 ○議長(日高幸一君) 日程第2、議案第2号、綾町個人情報保護条例の一部を改正する条例を議題といたします。 質疑を許します。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。
    ◆議員(橋本由里君) おはようございます。数点伺いたいと思います。 今回、公平委員会と議会が新たに加わったということでございますけれども、条文の法改正で結構ですが、改めて加えたことの理由、目的。また、ほかの委員会を例えば加えるとすれば、それは、地方自治体の裁量でふやすことができるのかどうか伺いたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) 綾町個人情報保護条例の一部を改正する条例についてでございますが、今回、公平委員会、議会を加えましたのは、この法律が行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律ということに基づいて、町の条例を制定しております。その中で、この公平委員会、議会が入っていなかったということで、今回入れております。今回の大きな改正の内容は、この上位法の中で、個人情報の定義が詳しく設けられたものですから、それにあわせて改正するものでございます。 先ほどの質問の中で、じゃあほかの委員会とか加えることができるかということでございますが、それも上位法に基づいて加えるものは加えていくということでございます。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) それで、加えていいということで、議会も今回加わったということでしょうか。 続けてもう一つ。同じ条例ですので、今回のこの条例改正は、調べてみますと、自治体によっていろいろ議会に上程された、また、施行された日にちがかなり幅があるんですけれども、法律そのものは、上位法ですけど、平成29年5月30日施行となっているんですが、綾町は、今議会に提案されることによって、その幅、これはどのぐらいの幅があるということできているのか伺いたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) この法律が、最終改正が、法律の改正が平成28年5月27日の法律でございます。この法律の附則に、この法律は、公布の日から1年6カ月を超えない範囲で施行するということでうたってあるんですが、平成30年4月1日が施行日となっております。 今回、この法律に沿っての改正ができていなかったということで、今回上げているものでございます。 議会についても、その法律に従ってということでございます。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) ほとんどのところは、もう平成30年の3月議会には提案されているんですけれども、要する1年半を超えて今回提案されたのは、要するに漏れていたということで理解してよろしいですか。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) 県内で確認したところ、2自治体ほどこの改正がなされていなかったということでございました。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 同じところですけれども、24条を削除ということになっていますけれども、この削除の理由というのは、どういう理由でしょうか。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) この第24条については、個人情報の保護を図るに当たって、規模に応じた事業者への指導、調査というのがあったんですが、今回、法の改正によって、その規模の小さいところには、その範囲を及ばないということであったんですが、それが外れたので、この部分を削除するものでございます。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 要は、全ての事業者に対してという、そういう理解でよろしいでしょうか。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) そのとおりでございます。 ○議長(日高幸一君) 質疑を終わります。 付託を行います。議案第2号は、総務委員会に付託することに御異議ありませんか。(異議なし) ○議長(日高幸一君) 異議なしと認めます。よって、議案第2号は、総務委員会に付託することに決定いたしました。────────────・────・──────────── △日程第3.議案第3号 ○議長(日高幸一君) 日程第3、議案第3号、綾町情報公開条例の一部を改正する条例を議題といたします。 質疑を許します。(なし) ○議長(日高幸一君) 質疑を終わります。 付託を行います。議案第3号は、総務委員会に付託することに御異議ありませんか。(異議なし) ○議長(日高幸一君) 異議なしと認めます。よって、議案第3号は、総務委員会に付託することに決定いたしました。────────────・────・──────────── △日程第4.議案第4号 ○議長(日高幸一君) 日程第4、議案第4号、綾町特例教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を議題といたします。 質疑を許します。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 今回の条例改正で、綾町への影響はどのようなことが考えられるか伺いたいと思います。例えば、保護者の負担の変更があり得るのかということも含めて答弁を求めます。 ○議長(日高幸一君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長森園由美子君) 本条例の改正は、昨年10月からの保育料の無償化に伴うものでございます。ですので、影響としましては、10月の保育料無償化のときに申し上げましたように、3歳以上児につきましては、保育料が無料になりました。そのかわりと申しますか、給食にかかわるものの負担が保護者のほうには、保育料にかわってございます。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 12月議会だったと思うんですけれども、今まで無料だった人も給食費の負担が新たに発生するということで、12月議会の時点では、綾町ではそういう給食費を払うことになった方はいらっしゃらないという答弁だったと思いますが、今現在も変わらないでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長森園由美子君) 新たな形ではございません。 ○議長(日高幸一君) 質疑を終わります。 付託を行います。議案第4号は、文教福祉委員会に付託することに御異議ありませんか。(異議なし) ○議長(日高幸一君) 異議なしと認めます。よって、議案第4号は、文教福祉委員会に付託することに決定いたしました。────────────・────・──────────── △日程第5.議案第5号 ○議長(日高幸一君) 日程第5、議案第5号、綾町廃棄物の減量及び適正処理に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 質疑を許します。(なし) ○議長(日高幸一君) 質疑を終わります。 付託を行います。議案第5号は、総務委員会に付託することに御異議ありませんか。(異議なし) ○議長(日高幸一君) 異議なしと認めます。よって、議案第5号は、総務委員会に付託することに決定いたしました。────────────・────・──────────── △日程第6.議案第6号 ○議長(日高幸一君) 日程第6、議案第6号、綾町国民健康保険税条例の一部を改正する条例を議題といたします。 質疑を許します。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) いま一度確認なんですけれども、1期目が6月1日から30日までの納付期限になっております。先般の議会運営委員会での説明においては、7月に1回の税額の報告をするということでありましたけれども、この6月、第1期分の税額というのは、これはいつ知らされるということになるんでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) 今回の保険税条例の改正に関しては、暫定賦課を今まで採用しておりましたけれども、それをやめて、年1回の通知にするということで考えています。これまでと変更になる点については、6月の議会で承認を受けて、承認後通知というような形にしておりましたけれども、今回、第1期が6月ということで、5月の臨時議会で承認を受けた後に納付書を発行するという形になると思います。6月中旬ぐらいになると思います。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) では、7月に1回というのは、これはなくなったということでよろしいんです。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) これまでは、2回目が7月に確定した後に送っておったんですが、これが、1回になるということで、通知が。仮の暫定賦課という形で、確定しないので、5月、6月分については、これまでの5月、6月分については、前年度の3月の納税額、これを暫定という形で仮にかけておったんです。これをもうやめて、税額確定した後に1回でもう全てを送るということで、1カ月おくれになるということでございます。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) これは前もそういうふうな説明があって、2回が1回になるということで、じゃあそれは7月ではないということです。6月の中旬に1回だけ送るということになるという理解でいいかと思うんですけれども、であれば、6月1日から30日までの中旬に送るということであれば、あと半月しかないということなんですけれども、その辺は納税する側にとっては、15日ということで、どれぐらいかかりますよというのを報告するんであれば、結局2回になるんじゃないかなと思うんですけれども、そこがよくわからないんでお願いします。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) 回数は1回です。これまで2回通知を送っていた。仮の通知を1回、税額が確定した後に2回目を送る。今回、暫定賦課を廃止することによって、その暫定分を、もう税額が確定したときに送りますので、1回送るという形になる。また、詳しくは委員会で説明させてください。お願いします。 ○議長(日高幸一君) 質疑を終わります。 付託を行います。議案第6号は、文教福祉委員会に付託することに御異議ありませんか。(異議なし) ○議長(日高幸一君) 異議なしと認めます。よって、議案第6号は、文教福祉委員会に付託することに決定いたしました。────────────・────・──────────── △日程第7.議案第7号 ○議長(日高幸一君) 日程第7、議案第7号、綾町営住宅管理条例の一部を改正する条例を議題といたします。 質疑を許します。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 議案第7、8、9号が同じような条例改正になるんですけれども、町営住宅の空き状況と言ったほうがいいんでしょうか。あとで議案第8号、9号についても同じように伺いたいですけれども、まず、議案第7号の町営住宅の入居状況、空き状況、待機が何人いらっしゃるとかということを、まず報告を求めたいと思っております。 それと、町営住宅、議案第8号、9号はそれぞれ違うんですけれども、議案第7号につきましては、町長が入居者選考会の意見を聞いた上で決定するというふうになっております、入居者を。今現在、どのような方法で入居者を決定されているのか伺いたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) 議案第7号から8号、9号それぞれ町の住宅の関連なんですが、町営住宅は大きく分けてこの3つ、3種類で綾町は取り扱っております。町営住宅については、中坪、郷鴫、東中坪、久木の丸といった住宅でございまして、これらの戸数は281戸、それから、特定公共賃貸住宅、これの戸数は39戸、それから、空き家再生事業関連もかなりあるんですが、町有住宅、これが、今現在、20戸、全体で349戸、このうち空き家が全体で28戸、割合でいうと8%というふうな状況でございます。 それと、入居の選考については、当初、新しい住宅、例えば、最近でいいますと、南麓中央住宅、これを建設して、入居募集するときには選考委員会という形で、希望が多い場合はそれで選考して抽選という形になるんですが、その後については、転出なりというふうな状況が出てきますので、随時空いた時に申し込みがあれば、早い順に希望される方を優先して入居していただいているというような状況でございます。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) とりあえず、町営住宅、今の議案第7号に関して全体の空き家、空き部屋の報告はいただきましたけれども、町営住宅は何戸空いているのか改めてお答えをいただきたいと思います。 それから、これも、議案第7号、8号、9号全体ですけれども、今回、その保証人の問題があるわけですけれども、今、やっぱり転入者が多い自治体では、なかなかその保証人というのは見つけられないということで、全国的に問題になっているのは、マスコミ上でも出てくるんですけれども、この保証人、今、うちが2人、議案第8号、9号も2人かどうか、確認ですけれども、1人にするところ、またはもう保証人を求めないというところも出てきておりますけれども、そのことについての考え方を伺いたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) まず、町営住宅ですが、町営住宅につきましては、281戸中、空きが21戸でございます。 それから、保証人の考え方ですけれども、今回、民法、あるいはこの住宅関係の標準条例が変更になったということでございまして、これまで町内の人、住所がある方について2人、保証人を求めていたんですけれども、さまざま最近の状況等もあって、この部分を、町内の部分を撤廃する。 保証人については、やはり保証人の限度額というものが、今回条例改正の中で、これまでの無制限であったものを1年間ということで立てております。当然、管理する側としては、やはり、この家賃の滞納というのが一番ネックになっているところでもございますし、これは、綾町としては、保証人をつけるということで考えております。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) これは、多分町の公営住宅、要するに3つの種類の住宅全体にかかわる問題だと思うんです、保証人云々というのは。特に、議案第9号では、今まで保証人だったものを連帯保証人に変更しています。ですから、公的な住宅は全て連帯保証人ということになるわけですけれども、なかなかそういう人を探すのは非常に困難だという方もいらっしゃると思いますが、基本的なことなので町長の見解を伺いたいと思います。 例えば、担当職員から、これまで保証人立てらないために、住宅の入居を諦めた人はいなかったのか、いたのか、そういうような情報もぜひ聞いていただいて、今後のその保証人に対する考え方、ましてや、保証人を連帯保証人に一部変えているわけですから、なお、受ける人はそういないだろうと思っています。 それと、これは担当課でいいんですけど、今まで保証人の方、実際、滞納分の家賃を徴収した例、古いところはいいですけれども、総務税政課長、蓮子課長になってから、連帯保証人の方へ家賃の納入をお願いしたり、実際納められたりするケースはあったのかどうか伺いたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 御質問ですけれども、保証人を立てられなかったから入居できなかったという、そういう事例までは、私のところには来ておりません。ただ、もちろん新しく入りたいんだけどいうところで、最終的には、私のところまで決裁上がってくるんですけれども、所得とか、そういうものの事情とかも、私のほうでしっかり見ることはできない。そういうのを見ていく中で、町営の各住宅に関しても、金額もいいものから安いところまでありますので、その人に合ったところを、とにかく住むところは確保してあげると。古いものに関しては値段が安くなっていますんで、そちらのほうに回っていただくとか、そういうふうな形で進めていくという形で、決して住宅がないというようなことがないようにということに関してはしっかり取り組んでいきたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) 連帯保証人から滞納分について納付があったかという御質問でございますが、私が総務税政課に来てからは、その連帯保証人に交渉するということはありました。ただ、連帯保証人から納付があったということはございません。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 質問に対して的確に答えていただきたいんですけれども、今、橋本議員からあった連帯保証人の人数は2人のままなのか、1人なのかというのが漏れていたと思うので、そこを回答していただくのと。この議案第7、8、9号の負担のところが12カ月になっていますけれども、これは、根拠法の改定によって12カ月にしたのか、それとも、町の判断の中で12カ月にしたのかというのをお聞きしたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) まず、連帯保証人の数は2名でございます。12カ月の限度額を設けたのは、これは、民法の改正等を含めて上位法、標準条例の改正に基づくものでございます。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 1つだけお伺いしたいですけれども、この町の関係の住宅に今現在住まわれている人の中で、このいろいろ規定あると思いますけれども、そこにそぐわない人が入っているという可能性はありますでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) その規定条例等に基づいてそぐわない人が入居しているかどうかということですが、その基準に、例えば入居申し込みされるときに、諸要件を満たして、それで、町のほうで入居許可を出すという形にしております。いろんなケースがあると思いますが、その基準にそぐわない方が発生したなら、それなりの対応をとっていくという考えでございます。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) そうしますと、今のところわからないということでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) 例えば、町営住宅、今3種類あるということで先ほどお話しましたけれども、所得の要件、町営住宅に限っては、所得の額に応じた家賃というのを算定しております。当然、所得制限というのがあるわけです。入居されるときには、所得が基準内だったので入居してもらったが、その後の所得の関係で、基準をオーバーするケースもございます。その方については。所得が超えていますのでということで、通知を出させてもらっています。それから、特定公共賃貸住宅、こちらは、ある程度所得が高い方用の住宅、立町住宅とか郷鴫住宅の東側の棟なんですが、そちらは、もうある程度所得が高い方向けに、家賃を所得に応じた形じゃなくて、その分については定額の家賃で入居してもらっているということでございます。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。
    ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) もう一度、その確認作業というのは行ってもらえるんでしょうか。再確認の意味でもう一度、その規定のとおりになっているかどうか調べていただければありがたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) 所得の要件に関しては、毎年度調査して、該当されなくなった方については通知を行っているとこでございます。また、今年度も再確認という形でやっていくということでございます。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) そしたら、間違いないということの報告を、どういう機会かわかりませんけれども、お伝え願えればと思います。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) また、御連絡いたしたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 質疑を終わります。 付託を行います。議案第7号は、総務委員会に付託することに御異議ありませか。(異議なし) ○議長(日高幸一君) 異議なしと認めます。よって、議案第7は、総務委員会に付託することに決定いたしました。────────────・────・──────────── △日程第8.議案第8号 ○議長(日高幸一君) 日程第8、議案第8号、綾町特定公共賃貸住宅管理条例の一部を改正する条例を議題といたします。 質疑を許します。(なし) ○議長(日高幸一君) 質疑を終わります。 付託を行います。議案第8号は、総務委員会に付託することに御異議ありませんか。(異議なし) ○議長(日高幸一君) 異議なしと認めます。よって、議案第8号は、総務委員会に付託することに決定いたしました。────────────・────・──────────── △日程第9.議案第9号 ○議長(日高幸一君) 日程第9、議案第9号、綾町有住宅使用条例の一部を改正する条例を議題といたします。 質疑を許します。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 足し算したり引き算したりすればいいことなので、議案第8号は伺いませんでした。町有住宅の空き件数を報告していただきたいと思います。 ここは、ほかの議案第7号、8号と違って保証金2月分というのがありますけれども、これは、いわゆる議案第7号、8号でいえば敷金ということで理解してよろしいでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) 町有住宅につきましては、空き家が2件、小田爪の4戸建ての住宅があるところですが、こちらが2件空いているというふうな状況です。それから、2カ月分は敷金でございます。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) ここだけが、なぜかその保証金という記載になるんですけれども、敷金と書かずに保証金とするには、何か法的なとか、条例上の意味がありますか。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) 町営住宅につきましては、標準条例がございまして、それに基づいて条例を作成しております。この町有住宅については、町独自の住宅でございまして、先ほど言いましたもとの秋山さんのところの住宅とか、以前の校長住宅とか、最近では、空き家再生事業で整備した住宅はこの住宅に登録しているわけなんですけれども、町独自の条例なもんですから、そこ辺で若干書きぶりが違ってきております。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 先ほどと同じ繰り返しになりますけれども、使用料2カ月分というのは、これは、今、町独自の条例ということですけれども、これ民法によるものなのかが一つ。 それから、第7条、電気、ガス、水道及び下水道ということで、電気以外のところが追加されているんですけど、これは、今まで載っていないということなので、負担していないのか、それとも、抜けていたのか、また、根拠法による改正なのかをお聞きしたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) これは、この町営住宅の準則、国が示している、これに合わせた形で2カ月分ということでございます。 それから、実際この使用者の費用の義務負担のとこについては、電気、ガス、水道料、下水道というのは、当然入居者の負担でございまして、この分を明確にしたということでございます。実際、これまでも支払ってもらっていたということでございます。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) となると、条例に基づかないで徴収していたということになるんじゃないかと思うんですけれども、そこはいかがでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) ここの部分については、役場が徴収しているということではなくて、使用者の負担義務という形で、使用者が負担する部分でございまして、これまで、電気の使用料並びに修繕料ということで、実際はこのガス、水道、下水道というのは負担してもらっていたものですから、この部分を、この義務負担のところに細かにその部分を明確したということでございまして、あと入居される場合に、入居者との契約を結びますので、その中でうたっておったということでございます。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 要は、条例に問題があったということです。もし必要であれば、電気等の使用料とか、そういうふうに書いておけば済んだということです。準則で細かなところ、契約書の中で決まっているということであります。その辺しっかりしないと、逆にいえば、何で払わなきゃいけないのというふうになりかねないので、そこはぜひ気をつけていただきたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) そこを明確にしたいということで、今回上げました。また、今後とも気をつけてやってまいりたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 質疑を終わります。 付託を行います。議案第9号は、総務委員会に付託することに御異議ありませんか。(異議なし) ○議長(日高幸一君) 異議なしと認めます。よって、議案第9号は、総務委員会に付託することに決定いたしました。────────────・────・──────────── △日程第10.議案第10号 ○議長(日高幸一君) 日程第10、議案第10号、綾町水道事業給水条例の一部を改正する条例を議題といたします。 質疑を許します。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 今回、これ事業者の廃止や休止等の状況がわからず実態を把握することが困難な状況であるためということで新設されたと思うんですけれども、これを行ってなかったために、今現在、綾町で何か問題が起こっているんでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 建設課長。 ◎建設課長(中原修一君) お答えいたします。 綾町内では、違反工事、苦情件数等はございません。ただ、全国の事例を見ますと、平成28年度で違反工事件数が1,644件、苦情件数が3,885件となっております。 以上です。 ○議長(日高幸一君) 質疑を終わります。 付託を行います。議案第10号は、総務委員会に付託することに御異議ありませんか。(異議なし) ○議長(日高幸一君) 異議なしと認めます。よって、議案第10号は、総務委員会に付託することに決定いたしました。────────────・────・──────────── △日程第11.議案第11号 ○議長(日高幸一君) 日程第11、議案第11号、令和元年度綾町一般会計補正予算(第6号)を議題といたします。 質疑を許します。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 数点伺いたいと思います。 すみません、ページ数をちょっと書いてきてなかったので申しわけありません。今回、ひなた暮らし移住支援事業とか移住支援事業が実績がないということで、減額補正されているんですけれども、新年度予算にも同じように、その計画があるんですが、町長提案のときに、県内どこも実績はなかったと言われたように記憶しておりますが、それは間違いないかどうか。それで、綾町だけではなく、県内、もしどこでも実績がないという予算をまた新年度でも組むわけですけれども、何かそのやり方を変えるとか、やり方がまずかったとか、何かそういったことがあれば、なぜ1件もなかったのかという分析はされているのかどうか伺いたいと思います。 それから、これはページ数書いているんで、36ページですけれども、民生費の社会福祉対策費の中の償還金利子及び割引料のところですが、平成30年度の障がい者医療国県負担金返還金ですが、前年度は、この科目はゼロだと思うんですけれども、これは何か特別な意味があるのかどうか伺いたいと思っております。 それから、また次もページ書いていないです。農業振興費です。今回、炭酸ガスの発生装置の事業費が減額になっているんですけれども、これの評価です。要するに、予算を使い切れなかったわけですけれども、新年度にはないような気がしまして、要するに、炭酸ガスの発生装置は、ハウス農家にはすごく効果があるということで取り組まれてきていた事業だったように記憶しておりますので、実際、例えば、効果はあるんだけれども、費用負担が大きかったとか、何かそういう担当のほうで状況をつかんでいらっしゃれば報告をいただきたいと思っております。 それから、土木費の関係で、要するに事業の採択がされなかったというところが2カ所ほどあったと思うんですけれども、その理由については報告をお願いしたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(竹下琢郎君) まず、移住支援事業についてお答えいたします。 ひなた暮らし等々の件についてでございますが、この上がっている2件につきましては、一つは、国の事業、それと、一つは県の事業でございまして、国のほうの事業につきましては、東京圏からの移住を促進するというものでございます。それから、県のほうの事業につきましては、東京圏以外のところから宮崎県内に転入してきた方に対して、移住支援を行うというものでございますが、まず国の事業がベースになって、それを県が東京圏以外のものまで拡充しているというものです。 この内容につきましては、マッチングサイトというサイトがございまして、サラリーマンの場合ですけれども、そのマッチングサイトに登録されている企業でないと、その移住支援の対象にならないというものであります。 そういったこともありまして、これは町が決めているものではなくて、国県の事業に町がのっているというふうなものでございますので、この内容を変えるというふうなことにつきましては、町ではできません。ただ、マッチングサイトを介してとかというものがございまして、なかなかその実績がない事業でございます。 ただ、近ごろ情報を得たところでは、国富町ではこの件について相談が来ているというような話も聞いておりますので、全くゼロではないのではないかと思っておりますが、県につきましても、このひなた暮らしの事業につきましては、次年度、その補助の規定といいますか、内容のほうを見直して、改めてその記事について緩和するなりという措置をとった上で事業を進めていくということの話を聞いております。 以上でございます。 ○議長(日高幸一君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長森園由美子君) 36ページの償還金利子及び割引料についてでございますけれども、平成29年度のほうは、追加の交付があったと記憶しております。29年度の資料を持ってきておりませんので、申しわけございません。30年度につきましては、29年度でも追加があったぐらいの実績でございましたので、実績をちょっと多目に見込んで申請をしておりました。結果としまして、1,400万円の返還が生じるわけですけれども、月当たりに1,000万円強の給付費の支給をしております。1月半ぐらい分の残額になるかとは思いますけれども、障がい者の方の自立給付というか、支援のために用意させていただいておりましたので、今後はまた積算に見誤りのないように気をつけて申請とかは行っていきたいと思います。 以上です。 ○議長(日高幸一君) 農林振興課長。 ◎農林振興課長(戸髙知也君) 補正予算書の41ページ、一番右側、説明の欄の一番下の施設野菜生産拡大事業補助金65万2,000円の減についてお答えいたします。 この件については、御質問にありましたとおり、炭酸ガス発生装置を導入するものを支援するという事業でありまして、当初、御要望いただいていたものが6件ございました。それに対して4件の導入の実績ということになっておりまして、さらに加えますと、環境の測定装置も5件の導入を支援しているところであります。その結果、当初予算が198万4,000円に対しまして、65万2,000円の減額をお願いしているところであります。 その評価でありますけれども、おおよそ町内にはキュウリの農家が110戸ほどあるというふうに認識しています。そのうち導入状況が大体20%ぐらいの農家数ベースでは導入が進んでいるというふうに認識しております。この炭酸ガス発生装置を導入いたしますと、うまくそれなりにお使いいただければ、10%から20%収量は上がるものというような実績は伺っております。 ただ一方で、収量が向上することで収穫作業が増すと。それに管理が追いつかない。そういった収量が上がることによる弊害というのは語弊がありますけれども、そういった問題が生じてくるということがありまして、経営の規模、それから、労働力、そういったバランスを考えて、それから、炭酸ガスを施肥しますと収量が向上します。それなりの管理技術が求められますので、そういった技術があっている方、そういう総合的に判断する必要がある技術というふうに言われています。 そういったところで、今は、一旦ある程度導入すべき方は導入されて、今後また導入について検討されてるものと考えております。 ○議長(日高幸一君) 建設課長。 ◎建設課長(中原修一君) 続きまして、土木費について御説明申し上げます。44ページをお開きください。 橋本議員の御質問ですが、これにつきましては、社会資本整備総合交付金事業、委託料の欄を見てください。1,128万6,000円の減額、続きまして、15の工事請負費の説明欄をご覧ください。社会資本整備交付金事業の835万2,000円の減額となっております。 これに対しましては、本要望額に対して81%程度の内示額でした。事業採択の減額の理由なんですけど、これは、国の配分となっております。 以上です。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) ページ数23ページのふるさと納税、ふるさと綾サポート基金繰入金のところです。この基金についてお聞きしたいと思います。 ふるさと綾サポート基金、基金残高、令和元年度末の基金残高見込みをお聞きしたいと思います。それから、できれば、ふるさとサポート基金というのは6項目にわたって事業を行うというような形になっていますけれども、その個別の残高がわかれば教えていただきたいと思います。もしわかなければ委員会審査までに提出をしていただきたいというふうに思います。 それから、ページ数とは関係なんですけれども、令和元年度の実質収支見込みをどの程度見ていらっしゃるのかをお聞きしたいと思います。 それに関連して、この補正後の令和元年度の経常収支比率の予想はどれぐらいになるというふうに想定されているのか。 最後に、活性化協会の令和元年度の収益の着地見込みというのは、協会から提出されているのか。いるんであれば、委員会審査までに提出していただきたい。 以上でございます。 ○議長(日高幸一君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(竹下琢郎君) まず、ふるさと綾サポート基金についてお答えいたします。 令和元年度のふるさと綾サポート基金の年度末現在の積立の残ですけれども、1億1,055万9,000円の見込みでございます。 それから、それぞれの事業ごとの振り分けですけれども、これは、一括して管理しておりますので、それぞれに項目ごとに振り分けたものは今現在持っておりません。 それから、実質収支と経常収支の見込みですけれども、これも今現在、私の手元にはございませんので、これにつきましては、本当に見込みということになりますけれども、これは、委員会でまたお答えさせていただきたいと思っております。 以上でございます。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) このサポート基金についてなんですけれども、実際に綾町のホームページというか、ふるさと納税をする場合、私もやってきたわけなんですけれども、指定をしてふるさと納税を行うわけなんです。これとこれに充当してくださいという形で、私は基本的に大体2つの項目に絞ってやってきたわけなんですけれども、それが管理されずに、逆にいえばどうにでも使えるというような形というのは、それは、納税する側からしてみれば、非常に問題があるんではないかなと思います。実際に、各項目で充当する、例えば、令和2年度の予算については、各項目で充当金額が決められているということになれば、これある意味では非常に問題じゃないのかなというふうに思います。当初は、そういうふうなどんぶり勘定でやっていたというふうなことは聞いたことがあるんですけれども、直近は、各項目ごとに当然ふるさと納税する側が意思を表明してやるわけなので、そうでないということであれば、これは極めて問題だと思うんですけれども、その辺の認識は、課長よりも町長にお聞きしたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 松本議員の御質問ですけれども、確かにふるさと納税のところで、項目の中でこれに対して寄附したいということがありますので、今そこのところの細かな数字持っておりませんけれども、委員会の中で、どの項目に対して幾ら寄附があったのか、そして、それに対して予算のほうは執行はどういうふうになっているのかというのは、わかりやすいような形で示さないといけないと思います。 当然おっしゃるように、寄附していただいた方の意思に反したような形で使うというのはいけないというふうに私思いますので、そこのところは正しくしたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 産業観光課長。 ◎産業観光課長(松下栄一郎君) 活性化協会の決算見込み書について御質問いただきました。今回の補正に係る決算見込み書はいただいていますんで、委員会のときまた御提出させていただきたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 質疑を終わります。 付託を行います。議案第11号は、総務委員会に付託し、あわせて所管事項については、文教福祉委員会に審議委任したいと思いますが、御異議ありませんか。(異議なし) ○議長(日高幸一君) 異議なしと認めます。よって、議案第11号は、総務委員会に付託し、あわせて所管事項については、文教福祉委員会に審議委任することに決定いたしました。 ここで暫時休憩いたします。(休憩午前9時56分)………………………………………………………………………………(再開午前10時06分) ○議長(日高幸一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。────────────・────・──────────── △日程第12.議案第12号 ○議長(日高幸一君) 日程第12、議案第12号、令和元年度綾町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。 質疑を許します。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 国民健康保険の基金があるかと思いますけれども、前年度末の残高というのは1億3,130万円で間違いがないでしょうか。お聞きします。 ○議長(日高幸一君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長森園由美子君) 30年度末の基金残高は1億3,130万2,000円でございます。 ○議長(日高幸一君) 質疑を終わります。 付託を行います。議案第12号は文教福祉委員会に付託することに御異議ありませんか。(異議なし) ○議長(日高幸一君) 異議なしと認めます。よって、議案第12号は文教福祉委員会に付託することに決定いたしました。────────────・────・──────────── △日程第13.議案第13号 ○議長(日高幸一君) 日程第13、議案第13号、令和元年度綾町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。 質疑を許します。(なし) ○議長(日高幸一君) 質疑を終わります。 付託を行います。議案第13号は文教福祉委員会に付託することに御異議ありませんか。(異議なし) ○議長(日高幸一君) 異議なしと認めます。よって、議案第13号は文教福祉委員会に付託することに決定いたしました。────────────・────・──────────── △日程第14.議案第14号 ○議長(日高幸一君) 日程第14、議案第14号、令和元年度綾町介護保険特別会計補正予算(第4号)を議題といたします。 質疑を許します。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 1点だけ伺います。 本当は、予算そのものは一般会計のほうになるんですけれども、介護ヘルパーの研修制度、5人を予定しておりましたけれども、今のところ、今現在何人の研修生がいらっしゃったのか伺いたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 福祉保健課長
    福祉保健課長森園由美子君) 御質問の介護ヘルパーの研修生は、本年度は1名でございます。 ○議長(日高幸一君) 質疑を終わります。 付託を行います。議案第14号は文教福祉委員会に付託することに御異議ありませんか。(異議なし) ○議長(日高幸一君) 異議なしと認めます。よって、議案第14号は文教福祉委員会に付託することに決定いたしました。────────────・────・──────────── △日程第15.議案第15号 ○議長(日高幸一君) 日程第15、議案第15号、令和元年度綾町公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。 質疑を許します。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) ページでいきますと8ページです。下水道事業の400万5,000円の減額補正ですけれども、この2工区の問題は、責任はどのようになったのか伺いたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 建設課長。 ◎建設課長(中原修一君) お答えいたします。 補償費、これにかかわる経費等々にかかわる分につきましては、ちょっと時期を覚えておりませんが、12月末か1月末に先方のほうに支払いを済ませておりまして、おわび等々で御理解いただいたところでございます。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) いわゆる関係職員の処分とか、そういうことはなかったということでよろしいですか。 ○議長(日高幸一君) 建設課長。 ◎建設課長(中原修一君) 関係職員の処分につきましては、私と、この事務担当者につきまして、町長のほうから口頭注意をいただいております。 以上です。 ○議長(日高幸一君) 質疑を終わります。 付託を行います。議案第15号は総務委員会に付託することに御異議ありませんか。(異議なし) ○議長(日高幸一君) 異議なしと認めます。よって、議案第15号は総務委員会に付託することに決定いたしました。────────────・────・──────────── △日程第16.議案第16号 ○議長(日高幸一君) 日程第16、議案第16号、令和元年度綾町浄化槽事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。 質疑を許します。(なし) ○議長(日高幸一君) 質疑を終わります。 付託を行います。議案第16号は総務委員会に付託することに御異議ありませんか。(異議なし) ○議長(日高幸一君) 異議なしと認めます。よって、議案第16号は総務委員会に付託することに決定いたしました。────────────・────・──────────── △日程第17.議案第17号 ○議長(日高幸一君) 日程第17、議案第17号、令和2年度綾町一般会計予算を議題といたします。 質疑を許します。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 若干、数が多いことに、大分制限はしたつもりですけれども、結構多いなと思います。自分でも多いと思いながら、どうしても町長の見解はこの議会ではお聞きしなければならないという思いもございますので、答弁を求めていきたいと思います。 まず、議員に配付をお願いいたしました令和2年度に廃止した事業につきまして伺いたいと思います。どういうふうに聞くのが一番効率的かと思って悩んではいるんですけれども、先にそこについてお伺いしたいと思います。 町長、手元に資料はございますか。この中で特にエコパークセンターの管理委託費、ページだと14ページになるんですけれども、管理委託費が697万円から312万円に減額されております、予算書でいけば。どういうことなのか伺いたいと思います。 それから、児童対策費で、チャイルドシートの購入補助が削除されております。チャイルドシートは必ず道路交通法上つけなければならないものですから、親の負担が大きいということで、子育てをされる方はどこでも必要だということでこれまで取り組まれてきたと認識しておりますが、今回、廃止したのはどういうことか伺いたいと思います。 それから、カンショの苗の育苗事業もなくなっておりますけれども、これは、農家に対してはどのような説明をされていて、どのような取り組みに変更される予定なのか伺いたいと思います。 廃止した事業の中では、その点について伺いたいと思います。 それから、統計調査費というのがありまして、新規事業に予算資料ではなっておりますが、昨年の予算資料にも出ているので、改めて新規事業とされている理由を伺います。 それから21ページですが、配食サービスのことについて伺いたいと思います。副町長が議員のときには、この配食サービスは私と同じ考え方で、非常に1食当たりの値段が高いということで、議会でもたびたび取り上げてまいりました。聞くところによりますと、2月で、ゆうあい綾デイサービスが撤退されたということで、そもそも、ゆうあい綾ができたときに、お弁当、1人の高齢者の方が社協のデイサービスと、ゆうあい綾のデイサービスに行ったときに、給食代が違っていたんです。それで、そこに合わせてほしいと民間のほうから言われて、同じ金額に合わせたと私は認識しております。今回、ゆうあい綾がもう2月で撤退されたということで、実態に即した給食配食サービスの価格にすべきではないかと思っておりますが、いかがでしょうか。 それから、予算資料で見ています、35ページです。新規創業の支援事業ですけれども、これは新規事業になっておりますけれども、これまで空き店舗対策で取り組んでまいった事業がございました。なかなか続かない、要するに家賃補助をもらっている間はお店をやるんですけれども、その補助がなくなると、また空き店舗になるという悪循環に至っていたと思っております。それでまた1つの建物の中に3つの事業者がいて、それぞれ3つの事業者がその補助を受ける、要するにリフォーム代も含めて補助を受けるというような、何ともすっきりしない制度があって、その見直しについても議会で求められてきたと思うんですけれども、平成27年度から始まったと思っておりますけれども、これまでの実績の報告をいただいて、今度の事業がどういうところを改善して新たに行われるのかについて伺いたいと思います。 それから38ページです。今年度、令和元年度から綾町内の花壇を、多年草というんでしょうか、宿根草というんでしょうか、一年一年で終わらない花に変えていこうという取り組みがなされました。私も自分の家の道端の景観を何とかしたいと思って、ボランティアで参加もしたんですけれども、今回もその38ページに、花壇展開プロジェクトということで取り組まれて490万円の予算が計上されております。これと、教育委員会がやっております花いっぱい運動、それとの兼ね合いといいますか、どうするおつもりなのか伺いたいと思っています。ボランティアの方からも、あそこもしたい、ここもしたいという話をしても、そっちは教育委員会の所管、こっちは建設課の花壇みたいな形で、やりにくいという話を聞いております。一括して花の問題はこっちにしようとかという、そういう方針はないのかどうか伺いたいと思います。 それから39ページです。今回、綾城の公衆トイレをつくるということで予算が組まれておりますが、展示品の管理についてはどのように町長お考えなのか、伺いたいと思います。 次に40ページです。すみません、もしページ数がずれていたらお許しください。無電柱化のことです。町なか無電柱化、私は、籾田町長は無電柱化はされないというふうに思っておりました。大きな方向転換の割にはさらっと予算に出してくるなと思って、若干の不信を持っているところでございます。基本的な考え方を変えられたのかどうか、伺いたいと思います。 次に42ページ、教育委員会の関係です。給食の委託費が出ております。おととしの9月から学校給食は民間委託になりました。中学校も小学校もそうなんですけれども、給食調理員の人数までここに予算書に示されております。雇用関係は業者と職員の間で行われているものと認識しておりました。ただ、予算書に明らかに職員の人数まで規定されているということは、人事に対して綾町が人事権みたいなものを持って予算を組んでいるのかどうか、確認させていただきたいと思います。契約書を出してほしいと教育委員会にお願いしましたら、情報公開条例に基づいて資料を請求しろという返事がまいりました。一体どういうことなのか理解できないので、その点については改めてまた話し合いというか協議をしたいと思っておりますが、人事に対しても、何人配置しろとかそういうことも契約に入っているのかどうか、伺いたいと思います。 最後です。44ページですが、新年度予算には、長年予算が組まれていた子ども条例に関する予算がなくなっています。私たちの委員会は、昨年、子ども条例をかなり吟味してつくられた豊田市に、その問題と高齢者の足の確保の問題で視察に行ってまいりました。その子ども条例は、前町長の発案だったのか企画だったのか、そもそものところはわかりませんけれども、町長の考え方を伺いたいと思います。 議長、新年度予算ですので、補正予算とは違いますので、基本的には町長に答弁を求めたいと思います。教育委員会は、またちょっと今日は教育長がいらっしゃらないんですけれども、教育委員会の部分についても、もし町長の考え方がありましたら、最終的には町長の管理下でございますので、よろしくお願いします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 御質問に答えます。 たくさんございますけれども、まず、個別の御質問に答える前に、所信そして施政方針の中で述べさせてもらいました考え方ですけれども、まず全体、令和2年度の予算を組むとき、今回、私、初めて組ませてもらいました。率直に申し上げまして大変だなと、正直申し上げまして、綾町このままいったらあと何年ももちませんよというのを実感しました。と申し上げますのも、財政調整基金、今年度末で3億円、そして、ふるさと綾サポート基金1億3,600万円、これしか残っていないと。本年度と同様に、あるいはこれまでと同様に組んでいきますと、やっぱりこういうものを取り崩さないとやっていけないと。 かつて60億円とか56億円とか、そんな高い、かなりな年間の予算を組んでいた時期があったんですけれども、いえばそのときはバブルですね。ふるさと納税をたくさんいただいたとか、そのときの名残が残っている。それが今の経常収支比率、平成29年では95.2%、そして平成30年度は95.1%、両方ともまだ95%超えていると。要するに財政が硬直化している、もう既に予算を組む段階で必ずもう支出する額が決まっていると、そういうふうな財政の支出構造になっております。ですから、根本的にそこを改めない限りは、これは今後組めないなというのが率直な感想でした。 ですから、今年度の令和2年度の予算を組むときに、正直言って私は全然納得しておりません。納得していないといいますか、これは、それこそもう今回だけで全てがらっと変えるというのはできない、やっぱりじっくり、この令和2年度は令和3年度以降に向けて、本当に持続可能な綾町の歳出構造にしなければいけないというのを実感しました。 そのために、細かいところを廃止する事業も、廃止することを決定した事業も、資料としてお渡ししましたけれども、それを上げていきましても、照葉樹林マラソン等を含めても、結局この辺を切り詰めても3,600万円程度の減額にしかならなかったと。もちろんこれは廃止した事業なので、予算的に抑えたところもまだあります。これでも、財政調整基金を1億8,500万円、ふるさと綾サポート基金を1億7,700万円取り崩さないと組めなかったと。来年はそれだけのもの、財源が残っておりませんから、ことしと同じような予算は組めません。ですので、この令和2年度は、特にもうこれは上半期が私は勝負かなと、その間にじっくり支出の構造を調べて、綾町の支出の構造、その体系を根本的に見直す必要があるというふうに考えております。 ですから、個別に、もちろんそれぞれについても対応していきますけれども、正直言って、もう聖域はないと思っています。全てのところで見直す必要があるというふうに考えて、令和2年度の予算を編成したような次第です。 そのことも所信並びに施政方針の中で述べさせていただきましたので、私はこれを全町民に理解していただきたいなというふうに思っております。それに基づきまして、今の橋本議員からの御質問に答えていきたいと思います。 まず最初にエコパークの「あやえき」の件ですね。この件もかなり議論しました。実際にユネスコエコパークセンターの施設の管理運営やっているんですけれども、本来の目的であるエコパーク推進室の目的、それを達成するための業務にふさわしいことをやっているかどうかと、一応、「あやえき」のほうに任せていたんですけれども、もうそうじゃなくして、これはもう自分たちでやろうと、もうこれも経費節減の一環です。一応、働いていた方を今度は新しく会計年度任用職員という形で、そういう形では採用しますけれども、「あやえき」に対する一括した契約、委託契約というのはもうやらないということで、ここのところは大幅にカットしております。 あと、細かいところの質問に関しては担当のほうで答えさせてもらいたいと思いますけれども、大きく多年草、単年草と、この植栽関係のところの御質問があったかと思うんですけれども、こちらのほうも、実は4月5日にまた多年草関係の専門家の方に来て、また町内で考えているんですけれども、今後、将来これを単年草、毎年、花いっぱい運動のほうで予算的にも組んでいましたけれども、こちらのほうも多年草に徐々に変えることによって費用のほうも抑えていく方向で進めていきたいなというふうに考えております。 あと、綾城のほうの展示品の管理、これはちょっと質問の内容がわからなかったんですけれども、どういうことを聞かれたのか、もう一度、後からお願いします。 あと、大きなところで、無電柱化のことを聞かれましたね。私も就任当初、果たしてあの無電柱化工事が町のためにどのくらい貢献があるのかということにかなり疑問を持ってきました。就任後、国のほうの国土交通省の道路整備事業、そちらのほうにいろいろお伺いして、今後、インフラ関係の整備で、やっぱり国土強靭化も含めて、防災関係も含めて、かなりこの無電柱化のほうに力を入れていくという方向で予算づけもされていくという話を聞いておりました。 国の方向でそういうことなんですけれども、今後、この件に関して情報も収集していかないといけないと。これまでは、例えばここの役場前から郵便局までの400メーターをつくるのに4億円から5億円と、100メーター当たり1億円とか1億円強ぐらいの予算がかかるということなんですけれども、今後はもうちょっと細い道とかそういうことになりますと、かなり経費を節減する方向で、国のほうも工事ができる方向になるということなので、そういう情報に関してはしっかり見ていく必要があるんじゃないかなと思います。やっぱり世の中の流れがありますから、これに関しては私もちょっと柔軟な形で、無電柱化工事に対してはちょっと考えていきたいと思っています。 これは強いてはやっぱり綾町全体のイメージアップですかね、中心市街地の活性化というものにも関係してきますので、もう一概にだめというんではなくて、これに関する情報をあわせて仕入れていくと、その中で今後検討していく、もちろんこれが財政のほうに大きく負担になるようであれば、こういうものに関してもしっかりふさわしい工事内容、必要ないものに対してはやらないという方向で進めたいと思います。 あと、給食費の委託、職員の人数に関してですけれども、こちらに関して、町のほうから、我々の役場のほうから、人数に関して契約にその人数とかそういうところまで口を挟むつもりは全然ございません。もちろん上がってきている数字、適正な人数、人材なのかというのは見ていきますけれども、最初からこの人数というふうな考え方というのはしておりません。 大きく方針を述べさせてもらいましたけれども、そういう形で、これまでどおりの令和2年度までは財政調整基金とふるさと綾サポート基金を取り崩して何とかできましたけれども、令和3年度以降はできませんから、お金がありませんから、そのつもりで、令和2年度のほうは、しっかり3年度以降を見据えて歳出の構造を分析していって、それに合った持続可能、将来を考えた予算編成にしていきたいというふうに考えております。 あと、個別のところはちょっと担当の課長のほうから説明させていただきます。 ○議長(日高幸一君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長森園由美子君) チャイルドシートのことについてお答えいたします。 チャイルドシートにつきましては、義務化になりまして約20年が過ぎているかと思います。近年の申請率は、お子様の出生に対して約半分、半分以下の年もございます。県内では、綾町ともう1町ぐらいが助成をしているようなんですけれども、義務化でもありますし、親御さんに御負担のほうはお願いしたいと考えております。 配食の件ですけれども、先ほど町長のほうが財政のお話をされましたけれども、配食につきましては実態に即した価格も一つでございますが、配食のあり方をまず検討していくべきと思っております。社会福祉協議会のほうに委託しておりますが、社会福祉協議会とも、今現在、病人食とかという対応はできておりませんので、どこまでの需要に応えられるかとか、民間の利用とかそういうことも含めて、これから検討していきたいと思っております。 以上です。 ○議長(日高幸一君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(竹下琢郎君) 統計調査についてお答えいたします。 橋本議員から経済センサスの関係について御質問がございました。この経済センサスというものにつきましては、以前、工業統計調査というものがございました。それから商業統計調査というものもございましたし、サービス業基本調査という大きな3つの調査があったわけなんですけれども、これがまとめて経済センサスという調査に今現在はなっております。そういう大きい、ボリュームのある3つの統計調査を、平成17年以降、この経済センサスというものに変えたということもございまして、令和元年度につきましては経済センサスの基礎調査というものが行われております。これが3月31日までの調査期間で行われております。 令和2年度に行いますものは、今度は活動調査というものが行われます。前のほうは経済センサスという名前がついておりますけれども、基礎調査のほうが、事業所の名称であったり、所在地であったり、従業員数などを調査するような内容になっております。また、次年度行います活動調査というものにつきましては、売上金額とか費用とか、あと設備投資の金額、それぞれ細かな内容まで調査するようなものになっております。 この経済センサスというものは、事業所の国勢調査というふうに呼ばれるものでもありまして、細かな内容につきまして、内容まで調査するようになっておりますので、それぞれの調査にあわせて、2つの区分に分けて調査がなされるということで、頭のほうは同じ経済センサスというものがついておりますけれども、内容のほうはちょっとまた別個のものということで、そういう扱いの上で、ここに印をつけさせていただいているものでございます。 私のほうからは、以上でございます。 ○議長(日高幸一君) 農林振興課長。 ◎農林振興課長(戸髙知也君) 令和2年度に廃止をした事業に関するもののうち、カンショ育苗事業についてお答えいたします。 まず、カンショ育苗の取り組みを続けるのかどうかということから申し上げます。これについては令和2年度に今現在育苗中でありまして、令和元年から2年度にまたがる育苗事業については農業支援センターで実施をしております。この予算は農業支援センターに委託をする事業でありました。予算としての位置づけでありますけれども、これは委託費として令和元年度まで計上させていただいておりまして、これはもう事務の整理統合をいたしまして、令和2年度の予算の中では、農業支援センターの運営補助の中に同程度の予算を加えた形で補助金として計上しております。事務を整理したというところであります。 ○議長(日高幸一君) 教育総務課長。 ◎教育総務課長(吉鶴慶久君) 橋本議員から、給食の調理員について、町の人事管理についてというようなお尋ねがございました。 先ほど町長がお話したとおりですが、ちょっと補足なんですが、給食調理員につきましては、学校の児童数というものがございますが、これに対して給食調理員がこのくらいの規模が必要だというようなことで配置されております。 以上です。 ○議長(日高幸一君) 産業観光課長。 ◎産業観光課長(松下栄一郎君) 先ほど御質問にありました産業観光課が行う新規創業支援事業についてお答えいたします。 先ほどありましたように、空き店舗対策事業が平成27年度から事業開始をされまして、今年度までで11件申請を受け付けておるところでございます。7軒については現在もその場所でそれぞれ営業されておりまして、1軒は別の場所に新たに事業所を構えられたところでございます。3軒につきましては途中で残念ながらいろんな事情で事業を断念されたところであります。 今回、新規創業支援事業として新たに立ち上げるわけでございますが、エリア内に候補の店舗はまだあるものの、なかなか進まないことや、エリアの外に出店の希望が多いことから、今回新たに新規創業支援事業ということで立ち上げさせていただくところでございます。御指摘のように要綱の見直しを行いまして、事業の途中で断念される場合には補助金の返還というのを検討しながら、今、要綱を作成させていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(日高幸一君) 社会教育課長。 ◎社会教育課長(高松俊秀君) すみません、綾城の展示品の管理についてなんですが、御存じのとおり綾城をつくってから展示品等の変更等を全然していない状況です。いろんな補助金等を探して、刀の展示ケースとかそういうものが更新できないか、今検討を行っているような状況であります。 それと、子ども条例に関する予算がなくなったということですが、今回、本当は3月までに1度勉強会という形でやりたかったんですけれども、コロナウイルスの関係でちょっと会議等が今持てない状況です。もう一度町民の方にも広く子ども条例の必要性とかそういうのを、協議の場を持ってから、またそういう町民の意向がございましたら、その後、予算等の編成を考えていきたいと考えております。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) たくさんで申しわけありません。町長が、財政が大変だということで、いろんなものを少しずつ削って努力されたということですけれども、財政問題そのものを議論すると、ちょっとここじゃ終わらなくなりそうなので、それはまた何かの機会にお話をさせていただけたらと思っております。 ユネスコエコパークの関係は、同僚議員が一般質問にもたしか出しておられたような気がしますので、これ以上は触れませんけれども、やはり綾町のために、国からの人件費もいただいてやってきた事業ですので、比較的綾は継続してこれたという意味では、私は一定の評価もあるんではないかなと思っておりましたので、残念な思いでおります。結果としては、財政上の理由ということになると、町長は委縮しなくていいと、12月議会でしたかでおっしゃいましたけれども、やっぱりどうしても委縮するような形にはなっていくのかなというふうに思っているところです。見解は結構です。 配食サービスですけれども、私、やっぱり1食当たり450円というのは高過ぎると思います、利用者からいただくお金が。何回も言うんですけれども、ほんものセンターで450円、500円といったらかなりのお弁当ですし、今、宮崎市の生協あたりに行くと290円のお弁当もあります。それは人件費も入れ、水道光熱費も入れ、もちろん食材費も入れたお弁当ですから、綾町の社協でつくっているお弁当の450円はやっぱり高過ぎると、それを負担させて1日2食頼んだら、それだけでもひと月3万円近くの負担ですから、やはり考え方としては、その病人食に対応するとかそういうことも検討していくということですから、今後を見ていかなければならないとは思っておりますけれども、やはり1食450円というのは負担が重過ぎると思っています。町だけじゃなくて、皆さんやっぱり財政的には厳しい中で暮らしておりますし、特にこのお弁当の配食をしてもらっている方というのは、高齢の方、病気の方、障がい者の方が多いわけですから、やっぱり負担が重過ぎると、それは、私は実情には合わないと思っておりますので、もう一度その価格についての考え方を示していただけたらと思っております。 空き店舗については、今後見直していくということですので、また実態も見ていきたいと思っております。 花壇づくりですが、これについては答弁を求めたいと思います。これから少しずつ宿根、多年草に変えていくということですけれども、教育委員会との協議はされているのかどうか伺いたいと思います。 それから、綾城の展示品の管理ですが、町長、ご覧になったことがないのかもしれませんが、うちは甲冑とか刀とか大きなガラスケースに入っておりますけれども、温度、湿度の管理は全くされておりません。ですから、ただ、さわられないようにガラスケースに入れてあるという状況です。当然、温度、湿度の管理されておりませんので、甲冑は昔のものですから、絹でできている部分が多いですから、要するにもう劣化しているという話が正しいかどうかわかりませんけれども、ケースの下のほうに、いわゆる絹の繊維が皆、粉のように落ちているんです。この議場の私たちの椅子の粉もいっぱい落ちるんですけれども、ですから、とても入場料を払っていただいて見ていただくようなものじゃないんです。ぜひ一度行ってみてください。トイレも非常に大事ですから、トイレをつくることをやめろと言うつもりはありませんけれども、展示品の管理は、もう全く管理の体をなしていないと思っておりますので、ぜひ現場も見ていただいて、お金を取って入っていただくものかどうか考えていただけたらと思っております。 無電柱化につきましては、国の方針がそういう方針だということは、私も重々知っております。しかし、私たちの今の生活レベルからいって、町の一部だけを無電柱化にすることが安心安全なまちづくりに結びつくとは私は思っていません。いずれ財政的に余裕ができたらあり得ることだと思いますけれども、国がそもそもお金ないわけですから、強靭化という名のもとに無電柱化をというのは、私は全く現実的じゃないと思っているんです。ですから、次にまた道路を拡幅するときにするのは大変だからということで話は進められているのかもしれませんけれども、無電柱化について、多くの町民が望んでいるとは思えません。 給食の委託業務ですが、人事に関しては、全く町は関与しないということで確認させていただいていいでしょうか。何せ契約書を見せていただいていませんから、私も何とも言いがたいところではございますが、もともと民営化にしたときに、働き方の中で、どうしても小さい子どもさんをお持ちのお母さん、給食調理員の方が休んだりすると、手当ができないために、学校給食の中でおかずが足りなかったときもあったとかということがあって、人事管理もできないし、衛生管理も難しいということを理由に民営化をしたんですけれども、今現在も人が休んで足りないという現状はあると聞いておりますが、そういう事実は把握されているでしょうか。伺いたいと思います。 花いっぱい運動の問題については、町長に答弁を求めます。 子ども条例につきましては、今後、時間かけていいと思うんです。これまで物すごい時間かけてしまっていますので、もっとみんなの意識が高まるような手だてをぜひ教育委員会でとっていただきたいと思っております。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 順次、答えていただきたいと思います。 配食サービスの件、1食450円、私も高いと思います。この件に関しては、もちろん経費の節減というところもありますし、またこの利用者の負担軽減というところもありますので、今、力強い意見もいただきましたので、しかるべき、適正な値段というか、そういう方向で今後も検討してまいりたいと思います。 それから、花いっぱい、多年草、そして春秋にやっている単年草に関してですけれども、一応多年草のほうは、今、建設課のほうが中心になって、一応こういうアイデアを持ってきてもらったんですけれども、まだこれは、これからどういうふうになっていくかというのを見ていっているところです。これと同時に、もうこれまでずっと教育委員会のほうで春秋の単年草の植えることもやってきているんですけれども、両方でそれぞれやるというのも、やっぱり非効率ですし、やっぱりそう言いながらも綾町の美化全体にはつながってきますので、今後はできるだけ費用を抑える意味でも多年草のほうにシフトしていくような形になっていくかもしれませんけれども、今後、教育委員会そして建設課等ともあわせて、より効率的な方法で進めてまいりたいと思います。 綾城のほうの展示品の管理の件なんですけれども、私も全然見にいってないわけではないんですけれども、確かにお城のほうはお客さんも少ないですし、それに見合った収益を上げていないと、そういう中で、余りお金をかけられないというのも事実です。かと申しましても、やっぱり綾町の大切な財産ですので、逆にこれが負の連鎖になっていくんじゃなくて、整備することによってより多く来てもらうと、そういうことも含めた、もちろんお城だけじゃなくして、そのほかの観光施設にもどんどん来てもらうと、その方が足を伸ばして綾城のほうにも行ってもらえる、そして展示のほうを見てもらうと、昨年の工芸まつりのときに国広の名刀を県からお借りしてきてまで展示してきたことがございます。そういう意味では、観光の一つのうちの目玉でもありますし、こちらのほうも見てよかったなと思われるような、そういうふうな形にしてまいりたいと思います。 無電柱化の件なんですけれども、私もこれはかなりお金がかかると先ほど申しましたけれども、100メーター当たり1億円以上というのはとんでもない額ですよね。それをやろうというところは、恐らくほとんどないと思います。今、県道ですので、その区間は県のほうの予算でやっていただいていますけれども、これを今度、町道とかいうことになってくると、それはかなり予算的にもかかってきますので、その辺は今後どういうふうにその工事費等が抑えられていくのかということも含めて検討していかないといけないかと思います。 ただ、昨年は大きな災害がありました。千葉、房総のほうとか関東のほうで、電柱が倒れたことによって、まちがもう半月も1カ月も、それで交通が遮断されているということもありましたし、そういうことも含めて、これが防災に全然つながらないというわけじゃないと。特に、こういう電柱が立つところというのは町中のところでもありますし、そういう意味では全くデメリットばっかりじゃなくて、メリットはないということじゃないくて、もうちょっとこういうところはフレキシブルに考えていく必要があるんじゃないかというふうに思っております。 あとは給食調理業務委託、この人員の関係なんですけれども、こちらのほうもやっぱり適正な人事にまでは、口はそれに対して出すのはあんまりよろしくないんじゃないかなということなんですけれども、人件費に関してはふさわしい、適正な金額というものがその対象する子どもの数によっても変わってくると思いますので、そういうことを考慮して給食調理業務委託費の配分等についてもしっかり考えていきたいと思います。 私からは以上です。 ○議長(日高幸一君) 教育総務課長。 ◎教育総務課長(吉鶴慶久君) 先ほど橋本議員のほうから、給食の調理員の方の状況についてということでお尋ねございました。 昨年度、小学校が10日ぐらい、ちょっと定数に足らない日がございましたということで、中学校が6日ぐらい、小学校につきましても1人の方が急に辞められたというような形の中で、すぐ次の方の対応ができなかったということでございます。中学校につきましては、調理員の方のお子さんがちょっと病気がちで、検便等をとったんですが、ちょっと基準をクリアしていないということで給食室に入れないというような状況が続きましたので、そのようなことを受けまして、やはり今後のそういう原因とか、それとか今後の対応というような形の中で民間に委託しておりますので、文書で今後の対応のほうを依頼したということでございます。 以上でございます。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 最後にします。 吉鶴課長にですけれども、そもそもそういうことが綾町として非常に困っているのでということで民間委託したんですよね。子どもさんが急に病気で休んだりしたときに対応ができないと。それと衛生管理。その2つがもう町としては心配なくなると。学校現場からも非常に歓迎されているということで民間委託にしたのに、そういうことが現実起きているということ自体はおかしな話で、例えば業者の管理者は月どのくらい学校現場に足を運んでおられるでしょうか。文書で要望したということでございますけれども、さっき町長の答弁は最もだと思うんです。適正な人件費を払うべきで、そのことを見ているとすれば、今回新年度予算を組むときにそういったことについて今後そのようなことのないようにやりますというのは、要するにこちらが要請しました文書で要望しました。向こうからはどういう返事があって今回の予算を組まれているのか。その管理者は契約上、月何回、学校現場に来られるようになっているのか、伺いたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 教育総務課長。 ◎教育総務課長(吉鶴慶久君) 民間委託の方に、その中にお一人女性の方で栄養士の方がいらっしゃいますので、この方が小中学校巡回というような形の中で対応されているということでお聞きしております。 それと、文書のお願いということだったんですが、一応学校の給食委員会というものを2月の末に行いまして、その後に民間委託の方もみえておりますので、文書のほうで報告してくださいということでお願いしたところでございます。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 聞いたことについて答えて下さい。月何回、管理者が来ますかというのが、もし小中学校の、1人の栄養士さんが小中学校を巡回しているとすれば、これは町というか中学校にいらっしゃる栄養士さんのことだと思うんで、要するに業者としての管理責任者がどのくらい月に現場に来ているかという、答弁してください。 ○議長(日高幸一君) 教育総務課長。 ◎教育総務課長(吉鶴慶久君) 詳しい数字を手元にないものですから、また委員会のほうで詳しくお答えしたいと考えております。よろしくお願いいたします。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 業者との契約書を提出するように、議長のほうから取り計らってください。 ○議長(日高幸一君) では、提出をよろしくお願いいたします。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 数点お伺いします。 まず、町長にお伺いします。水上スキー大会、また予算に上がっているんですけれども、今後どうされるのか、また水上スキー競技公認艇はどうするのか、お伺いします。 それともう一つが、これも町長にお伺いいたします。韓国交流事業もまた予算に上がっているんですけれども、今後また交流を行っていくのか、お伺いいたします。 次に、予算資料の13ページになるんですけど、ふるさと交流会、名簿整理と出てきているんですけれども、何をするのかお伺いします。また現在、名簿に載っていない方々などについてはどのように調査をされているのか、お伺いをいたします。 次に、29ページ、ライチ産地づくり推進事業なんですけれども、なぜライチなのかお伺いいたします。また現在、綾町でライチ生産をされている方の生産状況はどうなっているのか、お伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 御質問にお答えいたします。 まず水上スキー関係です。今年度予算として、今年度は20万円です。来年度は10万円というふうに計上しております。これに関しましても、金額はそんなにはないんですけれども、切ろうかということも考えたんですけれども、結構これに関係してくる交流人口というのは多いということがわかりました。大学の立教大学と明治学院大学とか福岡大学とか、そういった合宿等で来られています。その方々が、以前は賢治の学校ですか、ああいうところ泊まられたんですけれども、今、綾川荘のほうとか、てるはの森の宿のほうにも泊まっていただいていると。そういう方がたくさんいらっしゃいますし、今年度、町内の宿泊施設に泊まった方が、現段階で、今の段階で184人延べ人ですか、というが泊まっていただいていると。そういう意味では、費用対効果を考えた場合には、今年度20万円の予算に対して184名の関係人口がいらっしゃるということは、引き続き関係を持っていてもいいんじゃないかなということで、ゼロということじゃなくて10万円残したというような次第です。 2つ目の質問。韓国との交流の件です。昨年は日韓関係があまりよくないということで、向こうのほうから今回は中止しましょうと、中止というか交流は今年度は控えましょうという連絡が来ました。一応、その状態になっています。ただ、まだそれがそのまま残っている状況で、これをまだうちのほうからもう今後やらないとか、そういうことじゃなくして、一応この分は予算は確保して、もし来られた場合にはどう対応するかというのは、お互いの国際的なものでもありますし、それで予算上は残しておこうかということで、こちらから積極的に働きかけるつもりはございません。 ふるさと交流会、この名簿作成の件なんですけれども、令和2年度は東京、大阪のほうにて交流会をするという予定はなかったんですけれども、結構出席者、このリストがもう連絡がなかなかつきにくくなってきていると。高齢者が多くなってきているので、ですからもう一度整理して、あるいはもっと若い方で参加してもらえる方ということで、名簿の整理だけは準備しておこうかうかと。次の年度は予定しています。2年に1回ということになっていますので、そのための準備ということです。 ライチの生産に関しては、ちょっと私は細かな数字持っていませんので、農林振興課長のほうから説明させます。 ○議長(日高幸一君) 農林振興課長。 ◎農林振興課長(戸髙知也君) ライチについてですけれども、大きく2つ質問あったかと思います。まず、なぜライチなのかということでありますけれども、まず綾町から目を広げて宮崎県全体で考えたときに、宮崎県の果樹というのは日向夏、落葉果樹のブドウ、梨、いろいろあります。今、筆頭にあるというふうに言われております。そういう亜熱帯性の果樹というものはとてもブランド性が高く、消費者からも求められておりまして、高値で取引されているところかと思います。ただ、マンゴーも県内に導入されて30年近くたっておりまして、そろそろ次の品目はないのかということを検討が続いております。そこで出てきているのが、楊貴妃が好んだと言われる、食したと言われるそういうストーリーもよいライチが注目されています。 特に、輸入されるライチが国内に流通しておりますが、それは冷凍のでありまして、国内で生産しようとしている、宮崎県で生産しようとしているものは、生のライチ。その生産体制を構築しようと、今取り組んでいると。県内には宮崎市、新富町、綾町に代表的な産地、大きな産地ではありませんけれども、あります。その中で綾町があるわけですけれども、綾町においても、やはり日向夏、キンカン、みかんの産地からそういう柑橘類の産地を経て、新しい人が入られてマンゴーと作られていると。ふるさと納税の中でもマンゴーというのは重要な位置づけにあるわけですけれども、ライチも一部は商品、返礼品に載せていますところ、すぐに注文で売り切れてしまうと。なかなか生産体制が整っていない、生産量がまとまっていないという状況にあります。ちょっとデータ手元に持っていないですけど、5戸の方が約10アールずつで50アール程度生産せされていると思います。さらに、お2人ほどライチに取り組みたいという方がいらっしゃいます。 そんな中で、現在そのライチを作られている方のお一人が、ライチを生産する中では苗を確保するのが問題だと。それをなんとかしたいんだという相談がありまして、その育苗体制をじゃあ構築しようということで、今回の20万円の事業はソフト事業として育苗体制をつくるための研究会というような位置づけを補助する予算を計上しているところであります。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) まず水上スキーのほうなんですけど、競技公認艇はどうされるのか伺います。こちらのほうが結構お金がかかってきていたと思うんで、もう売ってしまうのか、そのまま残されるのか、町長じゃなくて結構です。どうされるのかお伺いいたします。 それと、ふるさと交流会については、今町長が答弁でおっしゃったように、新しい方の追加を行っていかないと、追跡そういうところを行って、いろんな方に調査して聞いていって、名簿の作成を行わないと、年々やっぱり人数が減っているんではないかというのと、やはり高齢の方ばかりになってきている傾向があると思いますので、中間世代、若い世代をもうちょっと取り入れてやると、またそういう交流会の意義も出てくるのかなと思いますので、よろしくお願いいたします。 それと、ライチのほうなんですけれども、今までマンゴーをやられていて、今マンゴーの農家もどんどん減ってきていると思うんですけれども、ライチを綾町でつくるにあたって、土だとか、その環境だとかが適しているのかどうかていうのに関しては、どのような考えなのかなと思っております。というのが、もう何年かたって、ライチを作られている方もいらっしゃるんですけれども、生産量的にはそんなに伸びてきていないのかなって思う点がありますので、ちょっとその辺に関してどのように考えているのか、お伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(竹下琢郎君) 水上スキーの公認艇についてお答えいたします。 公認艇につきましては、水上スキー連盟のほうに今後、話し合いを進めて行って、可能であればもう売却をしたいというふうに考えております。ただもう耐用年数も過ぎております。その辺も含めて、またそういう方向で進めていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(日高幸一君) 農林振興課長。 ◎農林振興課長(戸髙知也君) ライチの生産の伸びはどのような状況か、その要因はということでありますけれども、正確にライチ、綾町内5戸の方がありますけれども、一番古い方で何年に苗を植え付けたのか、ちょっと把握しておりませんけれども、バラつきがあろうかと思います。やっぱり古い方ですともう、ちょっと技術的、こまやかな話になりますけれども、結果といいますか、果実がなる結果年に大した樹木に育っていると思います。議員は土というふうに指摘されましたけれども、綾町内の生産者はポット栽培と申しまして、大きな鉢に植えておりますので、土壌ですとか土の中の排水性、そういった問題ではないのかなと思います。問題は、ライチが花が咲いて、果実がとまるためには、微妙な温度コントロールが求められると。それもその自然の中での低温が何度ぐらい、どれくらいの期間あって、そして花が咲いて休眠打破して、花が咲いて、そして果実が実るという、生理的な問題がありますけれども、その技術的な生理的な側面がまだ、その技術的な体系が未確立な部分があります。そこを今、県でありますとか、県内の生産者が一体になって検証を進めているところかと思います。 以上です。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) ライチのほうなんですけれども、その苗のほうの育苗体制の確立で、また今回こういうことを行うんですけれども、やっぱりその技術的にその結局苗が育たないとかそういう状況になってくると、生産者のほうも困るでしょうし、せっかく補助するんであれば、しっかりしたものができる体制までやっていただきたなと思うので、よろしくお願いいたします。 ○議長(日高幸一君) ふるさと交流会、若い人にということですが、何かコメントがあれば。 企画財政課長。 ◎企画財政課長(竹下琢郎君) ふるさと交流会についてお答えいたします。これまで、東京、それから大阪、以前は福岡でも開催しておりました。お話いただいたように、高齢者の方が今、名簿上も多くなっておりまして、参加いただく方も高齢の方が多いという状況になっております。これにつきましては、ふるさとだよりという1年に1回ですけれども、綾町の情報を知らせるお配りを配っております。その人たちが今、そのふるさと交流会の案内の対象者にもなっているんですけれども、こういう方の名簿について、今個人情報の関係もあって、なかなかその収集というのも難しくなっているんですけれども、まずはそのこういう方々の、御自分から言ってきていただかないと、なかなか送るということも、誰々から聞いたから今送りましたということもなかなか難しい状況になってきておりますので、まずそういうふるさとだよりを出す方の名簿についての整理をちょっとやっていきたいというふうに考えております。できるだけそういう方を増やしていきたいというふうに考えております。 ただ、ふるさと交流会については、結構費用のほうもかかる事業でございます。綾町からの出席者の旅費、それから会場費というのを、都会で開催するものになりますので、結構な金額がかかります。それから、御負担いただく参加費です。これも丸々その東京で開催するということであれば、恐らくですけど、会場費も含めて7,000円から1万円、一人当たり最低でもその食事とかそういったものでもかかるんではないかというふうに思っております。その分をどれだけ町が負担して、どれだけ御負担いただくかということも、またございますので、今後の開催についてもじっくりとちょっと検討してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) ふるさと交流会については、予算もかかるということなんですけれども、実際ふるさと納税とかとの絡みもありますんで、そこら辺でどのような費用対効果が出ているのかというところまで、しっかりと調べた上で行う、やっていただきたいなと思いますし、何でももうやめてしまえばそれで減るのかと言ったら逆に綾町に入ってくる分も減る可能性もありますんで、そこまではしっかり精査した上でやっていただきたなと思います。 以上です。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 3つほどお伺いします。 まずは、新規事業のいわゆる通称100円バスについて678万8,000円の費用が上がっております。これからプラス152万9,000円とあります。この152万9,000円というのはシステム料ということですけれども、これは令和2年度、単年度のものなのか、それから678万8,000円のいわゆる算定根拠です。想定人数含めた計算式について教えていただきたい。 それから、先ほど令和元年度の補正でも質問しましたけれども、今回の令和2年度の予算についても、あれだけ経常収支比率というのをおっしゃっていたわけなので、この令和2年度予算案において、この予算を執行した場合、これまでのいろいろな経過を踏まえた上で、どれくらいの数字が想定されるのか。これはお答えいただきたいというふうに思います。 それから、ふるさと納税については3億円見込んで。今回ふるさと綾サポート基金への積立額が9,500万円、積立率31.7%で見込んでいらっしゃいますけれども、今回、令和元年度の基金の残高とを含めると2億円ちょっとしかならないということになります。その上で、1億7,700万円を繰入するということになるわけですけれども、この新型コロナウイルスで、日本の景気というのも、これは世界的にそうなんですけれども、大きく変わる可能性があります。そうすると、こういうところにふるさと納税自体にお金が、いわゆる寄付金額が予定どおりにならない可能性があるというふうに心配されるんですけれども、その辺不足が生じた場合にはどういうふうにしていくのかということです。 冒頭に町長からお話しありましたし、最初に所信のところでありましたけれども、そうであればこの予算はどういうふうな考え方で組まれたのかというのが非常に疑問になってきます。去年の6月9日に町長は町長になられて、それからここ8カ月、そして3月末で9カ月を迎えるわけなんですけれども、先ほどの話では、令和2年度の上半期を見てやるということでしたけれども、それだったら今までにやる期間は十分にあったというふうに考えています。12月に議会議員と予算協議の場を設けたときにも、そういう話はしましたけれども、この予算をもし作って、令和2年度の上半期でこれをもしかして大幅に削減するような形になると、多分、町政もものすごく混乱するんじゃないかと。そうなるとこの予算ってなんだったのというふうになってしまうというふうに思うんですけれども、そんなざっくりした予算をここで組むというのは、少なくても民間で予算を組んできた人間からすると、あまりあり得ない話だと思っているんですけれども、その辺については最後に町長にお聞きしたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 細かい数字のところは、100円バスの算出根拠というのは、後ほど担当のほうから説明させます。経常収支比率も令和2年度と実際やってみないとどのくらいになるかって分からないですけれども、先ほど申し上げましたけれども、29年度が95.2%でした。30年度が95.1%です。今年度も正直廃止した事業もありますけれども、そんなに大きく減っていないんです。やっぱり95%前後に推移するかなと思うんですけれども、これは実際に決算を出してみないとわかりませんので、95%前後にとどまるのではないかと。ただ問題は令和3年度以降、もうそれ以降は恐らく下回っていって、もっと柔軟な予算が組めるような、そういうふうな形にしていきたいというふうに考えております。 ふるさと納税、そして今現在コロナウイルスがあって、正直今綾川荘、てるはの森の宿ほうもキャンセルが入っていてと言いますか、キャンセルになってて、この2月、3月のところが多く来る予定の方が来ていないと。そんな中で、例えばこれからの考え方なんですけれども、もちろん来てもらうこともそうなんですけど、やっぱりふるさと納税、ネット等を通じていろんなところから申し込みあるんですど、逆にこちらのほうを力を入れていくことも、町にとっても大切かなというふうに思っていますんで、令和2年度は今年度の推移を見て、3億円ということを目標にしていますけれども、決してこれに甘んじるんじゃなくて、もっとその上を目指すということで対応をしてまいりたいと思います。 最後のところで、私の所信、そして施策方針について御質問がございました。私の説明で令和2年度の上半期を見てというふうな説明をしたんですけど、これはどういうことか言いますと、令和3年度の予算編成方針等を考えるには直前ではやっぱりだめなんです。ですからやっぱり半年ぐらい前、例えば令和2年度の上半期中にはどういうような方向で行くよと。それを議会にもお諮りし、そして町民の方にも理解してもらった上で、それでコンセンサスを得て令和3年度進むという考えですので、令和2年度中の10月ぐらいまでには、3年度の方針といいますか方向性というのを示したいということで述べたような次第です。 私が、昨年6月に就任してきましてからもう9カ月がたとうとしております。私も初めてでしたので、本当にどういうふうに、今回予算編成を組むのも初めての経験でしたから、全く一から始めたような次第なんですけど、この段階になってがらっと変えるってやっぱり難しいなと。やっぱり、先ほど申し上げましたけれども、少なくとも半年前ぐらい前までには方向を決めて、それに基づいて皆さんの了解も得た上でやっていかないと、いきなりがらっと変えることはできないと。そういう意味で、今回財政調整基金を取り崩した、あるいはふるさと綾サポート金のほうをたくさん使わせてもらったんですけれども、そういうことがないようにするためには、2年度中の半分、上半期中にはそういう方向に行かないという方向を示していく必要があるんじゃないかというふうに考えております。 100円バスのほうの具体的な数字については、ちょっと担当のほうから説明させていただきます。 ○議長(日高幸一君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長森園由美子君) 100円バスについてお答えいたします。 資料のほうでは21ページで、目指せ健康長寿、高齢者外出機会創出事業ということで、100円バスの新規事業を計上しております。お尋ねの152万9,000円につきましては、御指摘というか、おっしゃいますように単年度の令和2年度のみの事業費になると考えております。678万8,000円につきましては、7月をめどに事業を開始したいと考えております。 バスの利用者につきましては、綾町内だけの移動の方、国富町までが主な方、宮崎までが主な方と、それぞれ現状での分析をしておりまして、約260名程度の利用があるのではないかと見込んでおります。それぞれかかります料金等を算定しまして、約9カ月で計算しまして、678万8,000円という形で出させていただいております。 以上です。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 詳細な計算方法については、ぜひ委員会のほうに資料を提出いただければというふうに思います。 それから、先ほど町長の答弁ですけれども、この私どもも、議員もこの予算書をいただいて、28日ですか。この本会議までの間で各自精査をするわけです。したがって、この約5日間、一週間ですけれども、去年の予算資料というのがあるんです。私たち議員は今回これを5日間でさっと見て、それに合わせて今質問が行われたりするわけですけど、細かいところは残念ながら、時間があんまりないので委員会審査に持ち越したいというふうに思っているんですけれども、この資料を1カ月あれば見れるんです。1カ月あれば見れると思います、少なくとも。そして各課にヒアリングをすれば、少なくとも2カ月あれば十分その辺の分析というのは可能だというふうに思います。 確かに、お忙しいのはわかっています。いろんな行事を見てもほとんど毎日のように入っているわけなんですけれども。ただ、今までずっとおっしゃっていたことなわけですので、そこをやっぱりしっかりしてやっていかないと、半年先どうのこうのというような形では、普通は通らない話なので、そして経常収支比率も、これもざっくり考えても、今はもうシステムがあるのでわかないはずはそんなにないと思っていますので、そうすればわかると思うんですけど、ざっくり考えても、少なくても95.1%を上回ってしまうだろうなというふうなことなんです。 それから、各基金の残高にしても、もう本当に大変なことになると。先ほど言ったようにふるさと納税がこの3億円、努力してもしできなかった場合については、やっぱり何千万か減っていくわけなんです。不用額とかそういうのいろいろ出てくるのかもしれません。でも、そういうのを充てにしていてどんぶり勘定でやっていると、本当にこの町の財政というのは破たんしてしまうと。それこそ前、町長がおっしゃっていた某市と同じようになってしまうわけです。したがって、もっと早くそういうことをやりながらやっていくべきであって、ましてや新規事業というのは、逆に言えば今回よほどのものじゃない限り凍結するというぐらいの覚悟で本当はやらなければいけないんじゃないかなというふうに思っています。そういう考え方を、このどんぶり勘定のこの予算というのを、どういうふうに支持をされたのか。また議員のときにこれ経常収支比率等についてもそうですけれども、予算編成についてはかなり厳しく追及されていた副町長についても、最後御意見をいただきたいと、こういうふうに思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 今回、令和2年度の予算を編成するに当たって、もちろん私も就任して9カ月ありましたから、今年度どういうふうに予算が組まれていたのかと、そういうの全部つぶさに見させていただきました。もちろん、ここに書かれている数字以上に、やっぱり現場でどういうふうな仕事をされているのか、本当に必要なのかどうなのかと。そこの意見も聞いて、いくつも空いてる場合には問題があると言いますか、今後改善していかないといけないような施設とか、そういうふうなところがございますので、そこを理解した上で進めていかないといけないんですけれども、こればかりは、やっぱりそこで働いている人の生活もあるわけですし、そう紙面上だけで決めるものでもありません。 そのためにはじっくり話していって、財政的には厳しいですけれども、厳しいのは確かなんですけれども、そこで先ほどあの質問もございましたけれども、決して萎縮するばかりじゃなくして、やっぱり町民に対して夢というものも与えないといけないと。その中で厳しいんですよと。でもやっぱり皆さんの町民の声はしっかり聞いていますと。 100円バスに関しても高齢者の方が清武のほうにある大学病院に行くのに、宮崎市で乗り換えて、またさらに行けば片道で200円かかってしまうと。こういうふうな意見もありましたし、そのほかにも直々に役場の応接室に来られた高齢者の女性の方が何人もいらっしゃいます。もし、これが実現しなければ、私は宮崎市に娘たちに頼まれてもう引っ越さなければいけないと。ぜひ、これが実現すれば自分の足で行くことができるということもありましたので、そういう意見を聞きながら、100円バスのほうもそうですし、あと高校生の通学支援に関しても、最初はライドシェア等も含めて何とかできないかということも考えましたけれども、もうこれは実際にもう来月からは4月になりますし、新規、新しく高校生活を始める方もいらっしゃいます。そういう人たちのかけることも考えて、やっぱり必要なところにはやっぱりかけないといけないのかなと。その分、不要といいますか、今不要不急という言葉もありますけれども、役割を果たした、そういうふうなものに関してはしっかり切っていきますし、またこれが令和2年度の予算も、これが最終的な形じゃなくて、今後また令和3年度以降持続的にやっていくためには、まだまだ修正しないといけないですし、支出の構造、特にそこのところを見直すような形の綾町の歳出の体系にしていかないといけないと思っていますので、そういうことも合わせて、これからも進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(日高幸一君) 副町長。 ◎副町長(増田俊男君) 私も、議員のときには財政のことを非常に追及をしておりました。当然、今でも無駄なこともあると思っています。しかし、継続している事業がほとんどなんです。その中で町長が変わったからすぱっとやめるというのは非常に難しいと判断しています。というのは、予算要求は各課から上がってきたものです。各課から上がってきたということは、それは必要だから予算要求がきていると。新しい事業については、多分町長の指示した分だけが上がってきていると思います。それだけとは言いませんけれども、それがほとんどだと思います。だから、それをすぱっとやめるというのは、なかなか町民に対して説明が難しいだろうと思っています。 それで、一応今回は財政のほうで必要なもの、必要でないという事務的なことは全部切らしてもらっております。それを尊重しております。2年度中には町民にきちんと説明しながら、来年はこの事業はなくなりますよというような形での説明をしていかなければならないと思っています。一番いいことは、私の思っていることをすぱっと全てとりやめるというのが財政的には一番いいんですけれども、しかし、それをやると町民に非常に痛みを与えるということも考えられます。 部分的言えば、活性化協会の委託料、農業支援センター、有機農業、それについて農業の補助金とかそういうものも継続性があって今やってきているわけです。だから2年度中にはそういう方向性、きちっとこれはなくなりますと。予算についてもこれは聖域はありませんと。全て同じ目で見直して、本当に町民のためになるか町民のためになるかという判断をしていきたいと思っております。これについても、多分、町長が言いました上半期のうちには、各課長にも十分浸透しくと思いますし、町民にも説明をしていかなければならないと思っていますので、多分町長の3年度の予算要求について、予算編成方針についても相当厳しいものになってくると思っています。 単純に言えば、私が昔から言っていましたように、約1億5,000万円ぐらいの歳出カットをしなければ、綾町の財政、令和5年度ぐらいには財政調整基金もなくなってくるというような状況です。このままではいけないとわかっていますので、2年度中には町民にきちんと説明しながら、そういうのをわかっていただきたいというふうに思っております。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) お金をばっさり切れというふうに言っているわけではなくて、その内容を精査した上できちんと説明ができる、それがこの令和2年度の上半期というふうにおっしゃっていますけれども、それをもっと早くすべきでしたよということを言っているわけで、その上で、この令和2年度予算を金額はこうだけれども、こういうところを変えていますよと、中身を変えてますよ。活性化協会の使用料をもらわないとか、その仕組みだけではなくて、じゃあ活性化協会をどうするのかと、観光協会をどうするのかと、観光をどうするのかというところをきちんとやった上で、この予算は上げてほしいというふうに言っているわけであって、その中身をこれから半年かけてやるというのは、それはちょっと遅すぎます。 もっとスピードを上げて、きちんとやった上でやらないと手遅れになってしまいますよということを言っているわけで、何でもかんでもばさっと切ってくださいという話ではないんです。中身を早く精査をして分析する、その時間はありましたよねということを言っているわけで、その中身は各課長はよく御存じだと思います。だから、それを聞いた上でじゃあそれはどういうふうにしていけばいいのか、内容を、仕組みをどういうふうに変えていけばいいのか。そして将来、こういうふうな、この事業についてはこういうふうな方向性でやっていくというのがわかってこそ、この2年度の予算ができるというふうに私自身は認識をしているので、そこはもう一度意識を改めていただきたいというふうに、それはお願いをいたします。 あと、補正予算と同じように、経常収支比率は終わってからじゃないと分からないということなんですけれども、当然それは意識して予算を編成するべき話なので、そこは概算でもいいので出していただきたいというふうに思います。 それから、いわゆる実質収支についても、大体どれぐらいがざっくり見込めるのか。これは例年ずっと副町長は見てきてらっしゃるし、財政にいらっしゃったので大体のところは分かってくると思います。それもぜひ委員会のところで確認させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 それから、活性化協会については補正予算と同じように、これ多分令和2年度の予算書が出ているというふうに思います。でないと予算が組めないはずなので、予算書が出ていると思います。収益計画表というものです。もしくは事業計画表というのが出ていると思いますので、それも委員会審査のときに提出をお願いいたしたいと思います。 以上です。
    ○議長(日高幸一君) 1時間35分経過しましたので、ここでいったん暫時休憩をいたしたいと思います。昼前で大変恐縮なんですけれどもよろしくお願いいたします。 暫時休憩いたします。(休憩午前11時36分)………………………………………………………………………………(再開午前11時44分) ○議長(日高幸一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ◆議員(池田和昭君) 議長。池田。 ○議長(日高幸一君) 池田議員。 ◆議員(池田和昭君) 企画財政課長にお尋ねをいたします。 町の基金がありますよね。座談会のときの資料に基金がなんぼあると、そしてその増減がこうでしたという表がありますが、あれと今後借入金によって事業に充当していく分がありますよね。その一覧表をいただきたいというふうに考えております。 それから、僕の場合は農業で会社におった人たちと違って、経常収支比率じゃ公債費比率じゃ、いろんな基準を示す数値がありますが、あれの見方を一回教えていただくといいなと思ってお願いするところです。 それだけです。 ○議長(日高幸一君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(竹下琢郎君) 数字の見方については、一番最初の議員の説明会のときにちょっと触れさせていただいたところなんですけれども、また個別にお話をさせていただきたいというふうに思っております。 それから、先ほど御依頼がありました件については、可能なものにつきましては整理をしたいというふうに思っております。 以上でございます。 ◆議員(池田和昭君) 議長。池田。 ○議長(日高幸一君) 池田議員。 ◆議員(池田和昭君) それは、文章で書いて渡していただくといいと思います。私も調べてみたんですけど、本もないし、見つからないんで、いつも考えてたんです。そういうところもある程度知らないと、さっきから経常収支比率とか95.2%、95.1%と言われましても、僕の場合は勉強不足から分からんわけです。だから、そこら辺もある程度教えていただくと、今後お話が出たときにはわかってくるというふうに考えますので、お手数でしょうけどよろしくお願いします。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) すいません、一つだけ私が聞き洩らしたといいますか、分からなかった部分なんですけれども、そのエコパークの管理委託ということで廃止されると。事業的に463万円の廃止だということだと思いますけれども、その一方で新しく三百十何万円ですか、予算組まれていますけれども、差し引きこの業務に関しては150万円の経費削減という形と捉えてよろしいんでしょうか。その今までいらっしゃった人とまた別の方が、今度新しく従事するということなんでしょうか。その辺お願いします。 ○議長(日高幸一君) ユネスコエコパーク推進室長。 ◎ユネスコエコパーク推進室長(入田賢一君) お答えいたします。 削減につきましては、「あやえき」に今年度までは管理の業務を委託しておりましたので、綾駅への委託金が463万2,000円であります。その分が新年度は丸々ゼロということになります。 一方で、その代わりというわけではないんですけれども、新たに環境学習を進めるということで、そういったことの専門的な知識を有した方を1名雇用する予定としております。 また、「あやえき」と契約をしないことによりまして、管理業務をする者が不足しますので、そのことにつきましては、会計年度任用職員にて1人補充することとしております。 以上であります。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) それでは最初に、今話が出ましたエコパークセンターの管理人と「あやえき」についてですけど、これは地域おこし協力隊として募集した人に任せてあったわけです。それが今度は内容変更等で変わりましたけど、この地域おこし協力隊の募集要項を1回出していただきたいと思います。あとまた、一般質問の中でやっていきます。 それから、タクシー券のことですけど、前にも一般質問したんですけど、この第2地区と第3地区等は70歳でもいいんじゃないかなというような気もします。100円バスも実行になったわけですので、それ以上に町内の商店街の活性化のためにも、お年寄りの方が頻繁に出ていただくような感じでしていくのと、65歳以上の高齢者でも、どうしても必要な方、女性の方で免許もない、車、バスも通っていないような不便なところもあります。だから、そういうところについては検討していただくようにお願いしていたんですけど、今回は全くそこら辺のところも見受けられませんので、ぜひ、そこら辺の話を聞かせてください。 それと、すみません、ページを言わなかったんですけど、25ページの健康づくり推進員が22地区にいますけど、この方たちの業務内容を知らせていただきたいと思います。 それと、先ほどから出ています、29ページのライチ、ライチについても私が知っている限りでは大隈哲宏さんがもう十数年ぐらい前から、新富町に本当に頻繁に通っていろいろ技術を習得されて、それからきております。一般質問の中でふるさと納税の返礼品の中にも、前言ったことがありますけど、苗代の補助とか資料提供をもっとすべきじゃないかなというようなことも言ったんですけど、その当時は全然受付られませんでした。今になっていますけど、このライチの次の品種、そういうのがあるかどうかを、また教えていただきたいと思います。 あと、最後に41ページの地域消防防災活動支援事業でドローン導入とありますけど、これも前、防災の一般質問の中でドローンを活用して、災害時の発生状況とか物資の補給とかそういうものにも使えないかというようなことで質問しましたけど、そのときの返答は、市の消防局にあるからそれを利用するというようなことだったんですけど、地震なんかで災害が起これば、一遍に全域で災害は発生するわけですので、やはり地域には必要じゃないかなと思っていたんですけど、今度予算化されております。これの取扱い内容を教えていただきたいと思います。 それと、41ページの教育のいじめ防止対策委員会、5名いらっしゃいますけど、このいじめ問題についての内容、それと定例会等はどのような時期を見て行っているのかを回答お願いします。 以上です。 ○議長(日高幸一君) ユネスコエコパーク推進室長。 ◎ユネスコエコパーク推進室長(入田賢一君) 地域おこし協力隊の募集要項につきましては、委員会の場で提出したいと思います。 以上です。 ○議長(日高幸一君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長森園由美子君) タクシー券の年齢制限の区分でございますが、検討はさせていただいたんですけれども、やはり地域とか年齢とかをやっぱりどこかで線を引かないと厳しいというか、誰でも何でもということになりかねないので、一応このことで、この年齢とか地域で区分をさせていただきたいと思っております。 あと、健康づくり推進員の業務内容ですけれども、年に3回ほど研修会をもたせて、計画させていただいております。健康についての意識を、まず健康づくり推進員さんのほうに高めていただきまして、その研修会で学ばれたことを各地区で会合のときとかに、町民の方に普及いただきまして、健診等の受診の勧奨のほうもお願いしたいと考えております。 以上です。 ○議長(日高幸一君) 農林振興課長。 ◎農林振興課長(戸髙知也君) ライチについてでございます。 ライチの次の品目は何か、考えがあるのかということでありましたけれども、先ほど申し上げたとおり、今回の事業ではライチには技術的な問題、それから苗をどう確保していくのかという問題がありますので、それについて課題解決にということで、今回予算を提示させていただいております。 ライチの次の品目として、果樹ということで限定して考えさせていただきましてお答えいたします。まだ具体的に何というのは正直ございませんが、果樹はやはり消費動向をきちんと捉えて、そして技術を確立する、それから作付を、植え付けてから実がとれるまでに5年とか時間がかかります。ですので、そこは極めて慎重にどんな品目が綾町に合うのか、それから消費動向に合うのか、そういったことを検証しながら次の品目を考えていく必要があろうかと思います。そのために農業支援センター、それからJA綾町が消費に対してアンテナを張ってるわけですから、それから職員についてもいろんな会議、研修に出席をさせまして、消費動向、いろんな技術的な情報についてアンテナを高くしていきたいと思っております。 ○議長(日高幸一君) 教育総務課長。 ◎教育総務課長(吉鶴慶久君) 兒玉千歳議員の御質問にお答えいたしたいと思います。いじめ防止対策委員会についてのお尋ねでございました。この内容につきましては、いじめ防止対策推進法に基づきまして、綾町いじめ防止対策委員会というのを条例の中で置いているところでございます。メンバーとしましては、臨床心理士、大学の教授、それと弁護士、元中学校校長、宮崎市の青少年指導員連絡協議会の会長さんというようなメンバーで構成されているところでございます。 今のところ、緊急な事案が発生しましたら臨時的にも行うというような形になろうかと思いますが、現在のところは国富町と合同で、現在年1回やっているところでございます。内容としましては、いじめの実情等を報告していただきまして、そのことについて協議を行っているというようなことでございます。 以上でございます。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) ドローンについての御質問にお答えします。 以前の一般質問等でドローンを活用した防災というふうなことでの質問がございました。現在、消防活動なんかで例えば水難事故とか、台風災害等の調査、依頼を消防局のほうにお願いして、実際調査をした経緯がございます。今回そういった話もありましたし、県の補助が3分の1付く事業ということで、県単事業ですがこれを取り入れて、今回導入したいということで考えています。 取扱いについては、消防管財係あるいは消防団本部員のほうから四、五名程度の専門的講習が必要ですので、講習を受けさせて機動力を高めたいということで考えております。 以上です。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) ありがとうございました。ライチの栽培は、今ポットで栽培ということですけど、これはマンゴー農家の方が露地に植えたら失敗したんです。結局、水分を制限しないと果実の甘味が増さないということで、露地に植えたら水分を多くやらないように制限したら、根がどんどんやっぱり伸びていって、やっぱり水を欲しがるものですから、その関係で果実に甘味が乗らないというふうなことで、ポット栽培をされたんですけど、予想がする前に本当にいろんな事業を先に先にしていかないといけないと思います。宮﨑銀行なんかでも今、富吉でアボカドを栽培しております。これはもう担当者が行っておりますけど、本当に農業振興課もそういうところです。この温暖化に対して使える品物を先に検討していっていただきたいと思います。 一つ大事なことを忘れておりました。綾町育英会への支給を今度全くゼロということで計上してあります。このゼロになった内容を説明していただきたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 教育長。 ◎教育長(日高和典君) 育英会の予算についてですが、教育委員会としては、この長い間に培われたこの育英会制度であって、多分県内でも数少ない事例かなというふうな思いがあって、予算としては、予算計上は従来通りの予算計上をしております。ただ、綾のいろんな財政状況を見たときに、今回も1億円以上の基金取り崩しをするということで、財政サイドあるいは町サイドとの協議の結果、そういう基金を取り崩してやっている状況があるのに、今現段階では状況を申しますと、今の中学3年生から大学生ぐらいは一番生徒数が少なかった時期で、これから三、四年は借り入れの数というのはそんなに、今から変動する状況がなくて、どちらかと言うと少なくなる状況が予測されるということで、そういったここ数年の状況を見たときに三、四年程度の間は、予算をゼロにしたらどうかという財政サイドからの提案がありましので、多分ゼロというのは非常に勇気がある選択で、私たちは本当心苦しくて、12月の議会でも二、三十万円程度の額を残しての減額であれば、多分理事会等の委員の方も御理解できると思いますという、私は回答をしたつもりでいますので、そういうところでの配慮があるものかなというふうに思っておりましたが、何分、我々教育委員会は予算編成権を持っておりません。お願いをするとしかできませんので、そういった財政サイドの判断ということであれば、従わざるを得ませんのでそういった形で、今回は長期的見通し、それと綾町のそういう非常に厳しい財政状況を見たときに、必ず将来的にはそういう厳しい状況になったときには、また補助金制度を復活して、その額もその3年間、4年間ストップした分を配慮してくれるというようなことも実際、議論もされておりますので、そういうことを総合的に判断して、多分今回は減額という形になっているというふうに、事務局のほうも認識しておりますので。 本当、我々の力不足で申しわけなく思っているところですが、また近いうちに理事会等もありますので、そういうところでは丁寧に理事の方々には御説明を申し上げて、半永久的ということではないということと、ここ数年の財政安定化が図られるまでの暫定的な処置ということで御理解をいただこうということで考えておりますので、そういう状況でありますので、また御理解いただければありがたいかなというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(日高幸一君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(竹下琢郎君) ただいまの育英会についてお答えいたします。 教育総務課のほうからは、令和2年度の予算要求として50万円の要求がありました。この補助金として50万円の要求がございましたが、担当課のほうの資料からは令和2年度の残高見込み額が7,802万円あるということで報告を受けております。そういったこともありまして、今回は50万円の予算を、トータル的な物の見方でございますけれども、その中で今回はちょっと見送らせていただいたということでございます。 以上でございます。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) 育英会資金の内容はもう十分御存じだと思いますけど、町内の篤志、忌明寄附とか一般寄附、それと個人でされています1口500円で、500円から1,000円をされていますけど、その人たちの寄附は集めて、役場、町からの補助はしないというのはつじつまが合わないと思います。これは町民の方は、町長もなられたときから人材育成、学校教育の充実というのはおっしゃっています。でも、町民の一般の人たちも、やっぱり勉強してもらわないといけないわねって、しっかりとした教育を受けてもらわないといけないわねというような感じで、本当に年金やらもらっている人も500円出していただいております。 育英会の会合の中でも、会員を増やしてくれと、会費を増やしてくれとかそういうのは言っておりますので、その方たちが一生懸命しているのに、行政のほうが削るということ自体が、なんかその町民に対して申しわけないというような気持ちもあるんじゃないかなと思っておりますけど、昨年はここにこの育英会の資金を借りて、今学んでいる方の声が15人ほど届いております。これも、やはり今貸し付けを受けている方がお母さん一人で、自分もアルバイトしながらでも頑張っているというようなことも書いてあります。 でも、前、私が一般質問したときも、この30年度が8,000万円、31年度が7,200万円の残高があるから、これをもう少し活用して幅を広げるとか、就学援助とかそういうふうに回せないかなというようなことを言いましたけど、それは育英会の規定の問題があるから、そこを見直さないとできないというようなことを町長はおっしゃっていました。 だから、そういうところも本当に見直して、しっかりとこの教育行政に対しては取り組んでいただきたいと思います。でないと、若い保護者の方たちが、もう綾はそういう方面はしてくれないというようなことで綾を離れたら、もう二度と帰って来ません。昨日も中学校に行って、その活用方法はどのくらい会議で話されていますかって言ったら、たくさんありますということやったものだから、文書でくださいというようなことでもらいましたけど、1年間で7回、育英会資金等についての説明会を保護者やらPTA会やら、そういうような中で話されています。 だから、学校自体も一生懸命になっていますから、やはりこの一般の家庭からの500円、僅か500円ですけど、そういうのが降り積もってこういうような金額になっていると思いますので、もう少し役場のほうでもそこら辺のところを考えていただいて、しっかりと予算を組んでいただいて、対応をとっていただきたいと思います。よろしくお願いします。 以上です。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 兒玉議員、御意見ありがとうございます。 もちろん、この教育に関しましては、私もこれは最も大切なことだと思っています。令和2年度は一応こちらに対しての費用というのは上げていないんですけれども、とりあえず今年度は7,800万円猶予のお金が、残高がございますし、そこの中で運用できるという判断のもとに、今回は見送ることにいたしました。でも、近い将来的には今の小学生たちも子どもも増えておりますし、この育英会の資金を活用したいという子どもたちがたくさんいることも存じておりますので、この基金が今後もずっと続いていくように、そして幅広く利用していただけるように、また改善していきたいと思いますので、その辺のところを御理解いただければと思います。 ○議長(日高幸一君) ほかに質問の方、いらっしゃいますか。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) すいません。先ほどちょっと質問し忘れていたことがあります。 19ページの総合長期計画第8次の件です。660万3,000円上がっています。これはどういう費用なのかをお聞きしたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(竹下琢郎君) 総合長期計画を策定するに当たって、いろんな会議を開いたりだとか、アドバイスをいただいたりとか、そういうものの委託料ということになっております。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 委託先は第7次と同じところでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(竹下琢郎君) 新年度の分の契約をしておりませんので、まだ予算段階ですので、契約はしていない段階にありますが、アンケート調査は前回の委託業者と同じところにお願いをしているところでございます。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 今回の予算の中では、結構委託というところは目についているんですけれども、そういうところも第7次ともし同じとか、この間のアンケートもそうだったんですけれども、あれは「ぎょうせい」に頼まれたということでしたけれども、第7次と同じところであればそんなにフォーマットが変わらないのかなというふうに思っております。これは私も建てたことがないので分かりませんけれども、もしフォーマットが基本的に変わらずに、それからデータの差し替えであったりとか文言ということがあれば、ここまでかからないんではなかろうかなというふうに思っているので、その辺はきちんと精査をしてやっていただきたいなというふうに思います。 そのほかの委託料についても、かなり増えていると思います。いろんなことをやめるので、いろんな専門化であったりとか、観光のところでもありますけれども、そういうところも本当に今、兒玉千歳議員が言われたように、基金があるからというよりも町がどういう方針でやっていくのかっていうところが、やはり見えないと変なふうな形で、委縮はしちゃいけないと言いながらも、何だというふうに思われてしまいますので、そういうところをしっかりと考えて予算の執行とか、予算、これ通った分については執行していただくというふうにやっていただきたいなというふうに思います。 あともう一つは、高校生の通学支援の件ですけれども、町長、所信に書かれていますけれども、あれは基本的には議員から出た提案でございますし、先ほどタクシー券のこともありましたけれども、このバス、通学の補助についても決して公平ではないです、今回のものでは。 例えば、宮崎市内等に通うんであれば定期券代が、例えば本庄高校と全然違う話になってきます。それから私立であればスクールバスということなので、そこは定期券の場合はじゃあ何%、スクールバスの場合はその何%、じゃあそれも使わない、自転車で行くような場合には、それは最低限、例えば仮に月々1,000円、年間1万2,000円の、台風のときとかそういうときにはやっぱりバスを使わなきゃいけないとかいうのもあるかもしれませんので、そういうふうにやっていくのが公平だというふうに私は思うんです。 一律でやると、今度は全然負担金が違ってきますので、例えば3万6,000円ですと。でも、宮崎市内に通う定期券の人にとっては非常に割合的には少ないと。でも、本庄高校に行く場合にはもしかしたら全額補助というような形になりますよ。そういう計算になってしまいますので、それは決して公平ではないということなので、定期代に対して何%補助しますと。この金額自体は変えないです。総額の金額は変えずに、そういうような形で考えるというのもすごく大事だと思いますけど。今、町長、首をかしげてらっしゃいますけれども、そういうふうな考え方というのもできる。一律、いわゆる定額にしてしまうと、みんな違うので費用負担が。 例えば大宮高校、ご出身の大宮高校行くには定期代が7万円かかりますと。例えば半年。その3万6,000円だったら結局年額の4分の1を補助する形になりますということですけれども、じゃあ3万6,000円だったら、本庄高校だったらほぼ全部それでみられるねっていう形、それは各世帯とかそういうところにいくんであれば、そういう形になってしまうので、決して交通費の補助にはならないという形になりますので、その辺についてはぜひ、今一度運営方法については御検討いただければというふうに思っているんですけれども、いかがでしょう。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 今の高校生の通学費補助の件なんですけれども、ちょっと公平ということの捉え方の認識に違いがあるのかなと。この件、さんざん中でも議論した結果、一律月1人3,000円、年間3万6,000円でいこうというふうな形に、一応執行部側のほうとしては考えたような次第です。なぜかと申しましても、いろんな方がいらっしゃいます。宮崎市内に通っている子どももいれば本庄高校、あるいは下宿されているという方もいらっしゃいますし、自転車で通っている子どもも何人かいらっしゃるんです。朝早くもう6時半過ぎぐらいに自転車で工業高校とか、あの辺まで行っている子どもが2人、3人いて、私も見かけるんですけれども、頑張って行ってこいよって言っているんですけど。そのときに、やっぱりそれぞれ皆さん中学校から出て目標を持って行かれていると。僕は工業高校に行って技術を覚えたいとか、将来大学を目指してここに行きたいとか、いろいろあると思うんです。そこはそれぞれの一つの選択肢だと思います。 もちろん、それに対して一律何%という考え方もあるのかもしれませんけれども、一応通学費ということなんですけれども、皆さんに均等にこの町からの補助を使ってもらうためには、一律一月当たり3,000円というのが、3,000円というのはまずは最初のスタートなんですけれども、これから余裕が出てきたらまた変わってくるかもしれませんけれども、そういうふうにしたほうが逆に公平ではないかなという議論もしましたので、今後、この件に関しては本当にどういうふうなやり方がいいのかというのはアドバイスいただきながら、本当にいい方向にもっていけたらなというふうに思います。 ○議長(日高幸一君) よろしいですか。(なし) ○議長(日高幸一君) 質疑を終わります。 付託を行います。議案第17号は総務委員会に付託し、併せて所管事項については文教福祉委員会に審議委任したいと思いますが、御異議ありませんか。(異議なし) ○議長(日高幸一君) 異議なしと認めます。よって、議案第17号は総務委員会に付託し、併せて所管事項については文教福祉委員会に審議委任することに決定いたしました。 ここで暫時休憩をいたします。午後は1時半から開会します。(休憩午後0時19分)………………………………………………………………………………(再開午後1時30分) ○議長(日高幸一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 先ほど令和2年度綾町一般会計予算の中で、松本議員より質問がありました中で、答弁の訂正がありますので、執行部よりどうぞよろしくお願いいたします。企画財政課長。 ◎企画財政課長(竹下琢郎君) 午前中の松本議員からの質疑の中で、ふるさと綾サポート基金の令和元年度末現在の見込み額は幾らかという御質問がございました。それに対して私は1億1,055万9,000円という金額を申し上げたんですけれども、正しくは1億3,680万5,000円でございます。ちなみに、1億1,055万9,000円という先ほど申しました金額は、令和元年度の積み立て見込み額でございます。 以上、訂正をさせていただきます。────────────・────・──────────── △日程第18.議案第18号 ○議長(日高幸一君) 日程第18、議案第18号、令和2年度綾町国民健康保険特別会計予算を議題といたします。質疑を許します。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) せんだって、国民健康保険に対する運営協議会がございました。その折にも意見は申し上げたんですけれども、町長の基本的な考え方を伺いたいと思います。 一つは、保険税に対する町長の感想という言い方は変ですが、私は保険税が高いというふうにいつも思っているんですけれども、町長はどのように認識されているのか伺いたいと思います。 それから、滞納者に対するペナルティーとして交付されております資格者証及び短期保険者証についての考え方を伺いたいと思います。自治体によっては、資格者証は交付しない自治体もございます。国保運営協議会でも申し上げましたけれども、やはり正規の保険証ではないということで、手おくれになっている例が綾町でも起きておりますので、私は、この正規の保険証じゃない保険証の交付は極力やめていただきたいと思っておりますので、町長の考え方を伺いたいと思います。 それから、国保税課税の算定に用いる負担割合ですけれども、綾町は資産割合を少しずつ下げてきております。前町長は自分の任期中には資産割合はなくしていきたいという意思を示しておられました。今、県内でも、多分、資産割合を課している自治体というのは減ってきていると思っております。宮崎市は資産割合は課税しておりませんので、資産割合に対する考え方、負担割合の変更を考えていらっしゃるかどうかということでございます。 あと、具体的に予算書のページでいいますと14ページですが、これは私が理解していないだけかもしれませんので、それであればそのように答えていただけたらと思います。14ページの一番上に介護合算療養費という科目がございますが、数字の記載がないのはどういうことなのか、教えていただきたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 議案第18号ですけれども、介護保険の御質問ですか。 ○議長(日高幸一君) 国保。 ◎町長(籾田学君) 国保ですよね。国民健康保険の特別会計ということで、私も母がおりまして、もう92になります。介護に関しても高いと思っていますし、国民健康保険も、自治体で判断、もう賄えるレベルじゃないレベルまで日本全体が来ているんじゃないかなと、正直な感想はそうです。でも、その中でもやっていかないといけない。財政的に豊かなところであれば、町のほうから援助してということなんですけれども、午前中のお話で申しました、宮崎県でも一番下のランクに当たる財政状況です。そんな中で、何とかしてやっていかないといけないというところで、これに関しては、国に対して積極的に申し上げていくというつもりでおります。これは一自治体だけではなくて、ほかのところとも連携してやっていこうというふうに考えております。 資格者証のところは、担当のほうから説明させていただきます。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 資格者証、短期保険者証についての見解は非常に大事なところですので、基本的な考え方、町長の思いを答弁していただけたらと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) テクニカルなところは担当のほうから述べさせていただきますけれども、各家庭といいますか、その本人によって事情が非常に異なると思います。そんな中で、負担がこれからどんどん乗っかかってくるというところは、私も家族を持っていて、そして母親を持っていて、そういうのはつくづく感じますので、そこのところはできるだけ負担がかからないようにという方向では考えてはいるんですけれども、町民全体のことを考えて、町の財政のことを考えて、できる限りというところで頑張っていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(日高幸一君) 町長、資格者証、それから短期の部分。町長。 ◎町長(籾田学君) 資産割に関してなんですけれども、将来的には負担割合を減らす方向でというふうに考えていきたいと思いますけれども、今の状況を見ていくと、なかなか難しいので、このことは十分肝に銘じておりますし、ただ、それが今の段階で、まだはっきり言えないのは心苦しいんですけれども、町民が真ん中という考えのもとに、今後、進めてまいりたいというふうに考えております。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 町長の答弁が余りよく理解できないんですけれども、資格者証の交付、短期保険者証の交付は自治体が決めているわけではなくて、国がそう言っていることは事実です。ただ、私も厚生労働省と直接話をしてきましたので、この前も国保運営協議会ではお話したんですけれども、滞納者の中で少しずつでも、もちろんその方の財力によってですけれども、払うという意思を示し、少しずつでも払っている人に対して短期保険者証を交付しなければならないというふうに指導はしておりませんと厚労省は言っております。ですから、1カ月の保険者証の方は綾町にも結構いますよね。1カ月というのは、今月なら今月しか保険証は有効じゃないわけです。だから、また役場に来て、また次の1カ月の保険者証をもらう。もらうときには、滞納しているわけですから、何がしかのお金を払わなければ、今だったら3月だから、4月からの保険証をもらおうと思えば、滞納額のうちのわずかでも払いに来なければ、もらいには来れないということですよね。心情的にそれは理解していただけると思うんです。結局、そういうことで保険証を持たずに、がんだと宣告されたのに、それ以上の治療を受けずに、ことし正月明けてから亡くなったというのを、つい最近、聞きました。 そういう人が綾町にもいらっしゃるものですから、例えば、生活が本当に大変であれば、生活保護につなげていく。そういう担当に話を聞いてもらう。よく行政は、役場のほうから生活保護を受けなさいと言えませんとおっしゃるんですけど、受けなさいとおっしゃらなくていいですけど、こういうこともできますよという情報は流してほしいというふうに思っています。 担当職員に聞きます。綾町で過去5年でも10年でも結構です。例があれば、滞納者の中で役場が心配して、指導したり生活保護になった方はいらっしゃるでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長森園由美子君) 御質問の内容ですと、私が課長に就任しましてからはないと思っております。しかし、私も国保税を担当しておりまして、10年ぐらい前の担当のときには、つないで生活保護の資格を得られた方は数名いらっしゃいます。 14ページの表記の件ですけれども、13ページの一番下、款2の保険給付費の高額療養費の中の目3一般被保険者高額、14ページに移りまして、高額介護合算療養費ということになっておりますので、13ページのほうに金額が入っておりまして、14ページのほうは空欄となっております。御理解いただきたいと思います。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 了解いたしました。 町長にもう一度伺いたいんですけれども、先ほど国保税は高いという認識はあると。それで、財政的に豊かであればとおっしゃいました。町長は綾町が県内でも低い、財政的にはかなり厳しいところだとおっしゃるんですけど、今、国がお金を出しておりませんので、楽なところはそんなにないんです。交付税の不交付団体は別ですけれども、全国どこの自治体も財政的に豊かだというところは、そういっぱいはないと思います。 ですけれども、皆さん国保のことでは、負担が余りにも多いものですから、いろんな手立てを講じております。先ほど負担割合のことを申し上げました。川南町は平等割を課税しないんです。そうやって努力しておられて、先だって、国保運営協議会で私が町長に国保税が高いお話をしたときに、基金のことを言われました。今日もずっと、その基金の話が出ているわけですけれども、しかし、国保会計の基金は、明らかに被保険者が納めた国保税の残りを積み立てているわけで、ほかの財政調整基金と同じではないと私は思っています。何のために広域化になったのか。県が保険者として入ったのか。私は当時から言っておりましたけれども、決して被保険者の軽減をするために広域化が始まったわけではないということは、今になればはっきり皆さんの中でも認識していただけると思っています。あくまでも国の持ち出しを少なくするために広域化は行われました。ですから、各自治体の国保財政がやりやすくなんかならないんです。もともとそういう制度なんです。ですから、国保にある基金は、あくまでも国保被保険者のものですから、ほかの財政調整基金と一緒にして、基金が少なくなっているからということは私は通らない理屈だと思っています。今回はそういう提案はなされておりませんけれども、やはり納められないほど高くなっている国保税ですので、ぜひそのところをよく御検討いただいて、先ほど町長は国に対して物を言っていくとおっしゃいましたので、その点の具体的な方策、具体的な手順、具体的なやり方、ぜひ明らかにしていただけたらと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 綾町の国民健康保険の特別会計、今、基金のほうの残高が、元年度末で約8,400万円。今年度は、これに対して4,500万円ほど出して、新年度に関しては、そこまで出しますと、もうあと2年でなくなってしまうというふうな状況でもありますから、そういう意味で令和2年度というのは少なくなっていっているんですけれども、そういう中で負担が今年度よりもさらに一層厳しくなっていくという状況にあります。その中で、何とかこれを持続可能な形でやっていかないといけないんですけれども、具体的にといいますか、関係する、同じ境遇のある自治体と連携して、もちろん単独でやることも可能なんでしょうけども、連携して国に対して訴えていくということをしていきたいと思います。具体的というのは、これから考えていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 先ほど広域化の問題を申し上げましたけれども、県は万が一のときのために国保会計専用の貯金をしております。それは国からお金が来ております。ですから、本来だったら、広域化になった時点で、最初は基金は全部取り崩してもいいという方針でした。ですから、これは特別に貸し付けのお金を県のほうで持っているんです。ですから、そのあたりの制度についても、町長、ぜひ検討していただいて、基金を残さなければ、ほかの財政調整基金とは別ですので、うちに基金がなくなって、例えば今回の流行性のコロナウイルスが綾町でいっぱい感染して医療費が高くなったというときには、きちんと県が手当するような制度に変わっておりますので、ぜひそこあたりも検討いただきたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 県のほうとも相談して、町が持っている基金も含めて、有効に活用してまいりたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 質疑を終わります。 付託を行います。議案第18号は文教福祉委員会に付託することに御異議ありませんか。(異議なし) ○議長(日高幸一君) 異議なしと認めます。よって、議案第18号は文教福祉委員会に付託することに決定いたしました。────────────・────・──────────── △日程第19.議案第19号 ○議長(日高幸一君) 日程第19、議案第19号、令和2年度綾町後期高齢者医療特別会計予算を議題といたします。質疑を許します。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 担当課長のほうがいいのかもしれません。後期高齢者医療の広域連合は、今、綾町からは議員の選出はないと思っているんですけれども、その確認と、令和2年度、要するに、今は順番になっているんでしょうか。綾町から広域連合の議員として入る予定はあるかどうか、伺いたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 福祉保健課長
    福祉保健課長森園由美子君) 令和元年度、現在は綾町からの議員はいらっしゃいません。令和2年度まではいらっしゃらないと思っております。3年度については、また調べておきたいと思います。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) これも担当課長のほうがいいのかもしれません。後期高齢者医療の保険料は令和2年度が改定の時期でしたか。 ○議長(日高幸一君) しばらくお待ちください。福祉保健課長。 ◎福祉保健課長森園由美子君) 後ほど調べて回答させていただきたいと思います。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 2年に一度見直しがあるので、新年度が見直しの年になるのではないかと思うんですけれども、見直しに合わせて予算を組んでいるのではないのだろうかと、今、疑問に思っておりますが、後からということで。 町長に1点伺います。この広域連合というのは非常にわかりにくくて、綾町から議員が出ておりませんので、今度、一度、広域連合のホームページで議事録をご覧いただけたらと思っております。ほとんどの議会は、10分から長くても20分ありません。ほとんど異議なしで、どなたも意見を言われずに、全て可決される広域連合になっております。ですから、多分、私もそうですけど、この予算書を見たら、予算の金額はわかりますけれど、広域連合がどのような仕事をしているかというのは、担当課長は別としても、ほとんど知ることはできないと思っています。そのぐらいひどい制度だと私は思っておりますので、ぜひホームページから一度ご覧になっていただいて、後期高齢者がどういう状況に置かれているかということを、ぜひ御認識いただきたいと要望して終わります。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 私のほうも、こちらのほうをしっかり勉強して、特に後期高齢者を抱えている者として、ここのところをしっかり把握して対応していきたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 質疑を終わります。 付託を行います。議案第19号は文教福祉委員会に付託することに御異議ありませんか。(異議なし) ○議長(日高幸一君) 異議なしと認めます。よって、議案第19号は文教福祉委員会に付託することに決定いたしました。────────────・────・──────────── △日程第20.議案第20号 ○議長(日高幸一君) 日程第20、議案第20号、令和2年度綾町介護保険特別会計予算を議題といたします。質疑を許します。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 令和2年度は第8期事業の見直しの年になると思います。先だって、町民の皆様に綾町からアンケート用紙が送付されております。お聞きかもしれませんが、町長、そのアンケートの返信には、全部固有名詞が入っております。要するに、籾田学様、橋本由里様という形で入っておりまして、いろんなところから苦情が参りました。私以外の議員にも来ております。中には、書こうと思って見た途端に名前があったので、破って捨てましたということもありました。担当課にすぐ話しには行ったんですけれども、国のやり方だといい切られた気はしませんけど、要するに個人が特定できるんです。あなたは今の生活に幸せを感じておりますかみたいな、財政的にはゆとりがありますかとか、かなり個人的なことを聞いております。このアンケートは、第8期事業に生かされる、要するに出所は国ですけれども、結局、8期事業に反映されていくものだと思っています。個人を特定できるようなアンケートのやり方について、考え方を伺いたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) アンケートのとり方に対して、そういう意味では不適切なところがあったんじゃないかなという気がします。プライバシーのこともありますし、今後、そこのところは注意してまいりたいと思います。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 担当課で回収率がわかりましたら答弁をお願いします。 ○議長(日高幸一君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長森園由美子君) 最終的な率は、まだ持ち合わせておりませんが、70%は超えていたと思っております。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 固有名詞についての取り扱いは、私、申し入れはしたんですけれども、その後、どのような手だてをとられているでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長森園由美子君) 御指摘がございまして、課内でも協議いたしましたけれども、国のほうの指示が、名前を出すか、出さない場合には個人どなたかわかるように番号で結果的にはわかるようにということでの指導がございます。回答も、ある程度、御意見をいただいたときには返ってきておりましたので、改めての通知は町民のほうには出しておりません。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 個人に通知というのは難しいのかもしれませんけれども、課内で、要するに庁舎内で取り扱いを、課長が私にもその話はされました。番号で特定できるんだと。それは国が……。ただ、番号で書いてあるのと、個人の名前が書いてあるのでは、集計する職員が、番号をいちいちつけ合わせなければわからないと思うんですけど、名前で、固有名詞で書いてあったら、綾町ぐらいの規模の町であれば、大方、全部とは言いませんけれども、もう見ただけでわかりますよね。担当課としては、最終的に番号で調べようと、意図的に個人情報を得ようとすればそうでしょうけれども、固有名詞については付箋を張るなり、インク消しで消すなりして集計には当たるべきだと思うんですけれども、そういう手だてはとられなかったということですか。 ○議長(日高幸一君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長森園由美子君) 今から集計するところですので、またそこのところは気をつけてまいりたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 質疑を終わります。 付託を行います。議案第20号は文教福祉委員会に付託することに御異議ありませんか。(異議なし) ○議長(日高幸一君) 異議なしと認めます。よって、議案第20号は文教福祉委員会に付託することに決定いたしました。────────────・────・──────────── △日程第21.議案第21号 ○議長(日高幸一君) 日程第21、議案第21号、令和2年度綾町農業集落排水事業特別会計予算を議題といたします。質疑を許します。(なし) ○議長(日高幸一君) 質疑を終わります。 付託を行います。議案第21号は総務委員会に付託することに御異議ありませんか。(異議なし) ○議長(日高幸一君) 異議なしと認めます。よって、議案第21号は総務委員会に付託することに決定いたしました。────────────・────・──────────── △日程第22.議案第22号 ○議長(日高幸一君) 日程第22、議案第22号、令和2年度綾町公共下水道事業特別会計予算を議題といたします。質疑を許します。(なし) ○議長(日高幸一君) 質疑を終わります。 付託を行います。議案第22号は総務委員会に付託することに御異議ありませんか。(異議なし) ○議長(日高幸一君) 異議なしと認めます。よって、議案第22号は総務委員会に付託することに決定いたしました。────────────・────・──────────── △日程第23.議案第23号 ○議長(日高幸一君) 日程第23、議案第23号、令和2年度綾町浄化槽事業特別会計予算を議題といたします。質疑を許します。(なし) ○議長(日高幸一君) 質疑を終わります。 付託を行います。議案第23号は総務委員会に付託することに御異議ありませんか。(異議なし) ○議長(日高幸一君) 異議なしと認めます。よって、議案第23号は総務委員会に付託することに決定いたしました。────────────・────・──────────── △日程第24.議案第24号 ○議長(日高幸一君) 日程第24、議案第24号、令和2年度綾町水道事業会計予算を議題といたします。質疑を許します。(なし) ○議長(日高幸一君) 質疑を終わります。付託を行います。議案第24号は総務委員会に付託することに御異議ありませんか。(異議なし) ○議長(日高幸一君) 異議なしと認めます。よって、議案24号は総務委員会に付託することに決定いたしました。 ここで暫時休憩します。議員の方々は議会運営委員会を開催しますので、第2会議室にお集まりください。(休憩午後1時58分)………………………………………………………………………………(再開午後2時20分) ○議長(日高幸一君) 休憩に引き続き、会議を開きます。────────────・────・──────────── △追加日程第1.議案第25号 ○議長(日高幸一君) 追加議案が提出されました。まず、追加日程第1、議案第25号、教育長の罷免についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。町長。 ◎町長(籾田学君) それでは、議案第25号、教育長の罷免について、これについて説明申し上げます。 日高和典教育長に対して、下記の理由により教育長たるに適しない非行があると認めることから、罷免を求めるものであります。 1つ、教育長としてふさわしくない行為。 2つ、町三役としての自覚、責任意識の欠如。 3つ、役場職員に対するハラスメント。 まず1番目、教育長としてふさわしくない行為について説明します。 綾町では、国富町、宮崎市と一緒に本庄高校魅力化推進協議会を実施しております。平成30年7月20日に本庄高校魅力化推進会議が開催されました。当日の会議で協議決定された内容が、日高教育長の意図するものと異なっていたため、会議終了後に本庄高校教諭、国富町派遣主事及び綾町教育委員会職員に対して、大声で叱責したとのことです。 さらに、同月31日、日高教育長は、本庄高校魅力化推進協議会の事務局長である国富町教育委員会の担当課長に電話をし、自分の主張を電話で怒鳴り散らし、再度協議会を開くように要望したとのことです。国富町の担当職員は、本庄高校魅力化推進協議会で決まったこと、さらに綾町の教育長であることから、丁重な対応で返答したとのことですが、憤まんやる方ない電話での抗議であったとのことです。 協議会を再開することの回答が得られなかったことに日高教育長は、徐々に語調をエスカレートし、「俺のことを見くびるな」などと恫喝するような言葉の暴力を発したとのことです。余りにもひどい発言であったため、国富町の担当課長は、そのてんまつを一部始終記録し、自分のパソコンに残し、本日もまだ保存しているとのことです。国富町では、この件に関連して、町議会議員が国富町長に対し、教育長を選任する際の考え方を問うという一般質問も行われたということです。 2つ目の理由、町三役としての自覚、責任意識の欠如。 2019年11月9日、綾神社境内において、増田副町長と日高教育長の間で激しい口論となりました。当日は、綾神社秋祭りということで、各地区の公民館長を初め、多くの町民が綾神社に集まっていました。その公衆の面前で大声を張り上げて口論になったことは、内容はともかくとして、町三役としての自覚、責任意識が欠如しているとしか言えません。 地方教育行政法の組織及び運営に関する法律の第4条には、以下のように規定されています。教育長は、人格が高潔で、教育行政、教育、学術及び文化に関して識見を有する者とされており、日高氏は、自分の正当性のみを主張し、町民全体への奉仕者という意識が欠けているものと感じられます。 「和をもって尊しとなす」、和を大事にすること。古来から日本の中では言われていることですけれども、人間関係がうまくいかないことがよくあります。たとえ上司、部下、同僚という関係があっても、しっかりとした理論を行えば、自然と物事はうまく進むのです。調和をもってすれば、不可能なことはありません。世の中において大事なことは、和を重んじ、活発な議論を行うことです。 町三役は、町長が指名し、議会の同意を得て選ばれる要職であります。本来であれば、3人が協力し、一致団結して町行政に取り組まなければなりません。日高氏に関しては、新体制になって以降も、一向に協力する姿勢が見られず、綾町教育長として不的確であると判断されます。 3つ目の理由、役場職員に対するハラスメント。 令和元年度12月13日、日高教育長は、役場職員1名に対し、深夜21時56分から23時38分までの間に、同職員の携帯電話に嫌がらせと思われる電話を合計18回かけています。同職員は、全てこの電話を着信拒否しております。 上記中に行われた昨年12月の定例町議会の一般質問の回答が、日高氏の説明内容と副町長の説明する内容が異なっていたため、その審議を役場職員に問いただすために電話をかけ続けたものと考えられます。 さらに、同職員の携帯へ電話する以外も、21時58分から22時7分の間に、SMSを使って合計11回、メールを送信しています。メールの文面については、うそつき、3月議会が楽しみ、おしまい、しっかり白黒つけさせてもらいます。これであなたのキャリアは終わるかも。電話に出ろなどと脅迫、恫喝、パワーハラスメントととれる文面が見られます。 23時38分以降も、同職員の自宅に30回コールを5回もしくは50回コールを3回程度、電話をかけており、その余りの執拗さに役場職員の御婦人は、電話コードを元線から抜いたとのことであります。 このほか、役場職員と同じ課に属する別の職員に対しても、それぞれ8回、10回、携帯電話に電話をかけ続けていたということです。 正直、こんな説明はしたくありません。恥ずかしいです。恥を知りなさい。私はこれまで二度ほど日高氏に対して、みずから教育長を辞任してもらえないかとお願いしました。1回目は、令和元年6月、綾町長に就任した直後にお願いしました。前回の町長選挙の期間中に、役場の朝礼において、職員全員の前で私への政治的な批判発言をしていたことから、町三役として協力することは難しいと判断したからです。 2回目は、ことし1月8日です。これは、昨年暮れに宮崎県教育委員会に挨拶回りに伺いました。その際、国富町の教育委員会と仲良くやってほしいと県の教育長から言われました。その件を国富町の教育長に確認しましたところ、先ほどの罷免を求める最初の理由とのことでした。日高氏からは、2回の辞任要請に対し、残りの教育長任期期間の給料を保障してもらえればいつでもやめてもいいという回答でした。 私は、教育者として思い出すのは、戦前、海軍大将を務めていた井上成美氏を思い出します。この井上成美氏は、元綾町議会議員の継松敏夫さんが行かれていた海軍兵学校の校長先生でもありました。「君子は人の美を成し、人の悪を成さず。小人は是に反す」、論語に出てくる言葉ですけれども、井上成美氏は、海軍大将でありながらも、ドイツ語、フランス語、イタリア語、そして英語にたけ、戦争を防ぐために治安維持法に反対した人物でもあります。 しかし、終戦後は、自分が戦争に加担したことを反省し、ふるさと横須賀で二度と戦争を起こさないようにするために、日本人は国際人とならなければいけないとの信念から、子どもたちのために無収入で英語を教えていました。教育者たるもの、自分の意に沿わないことがあっても、腹を立てることなく、気高く、立派で、多くの人に対し深い愛情で接していかなければならないと考えています。 以上の理由から、私は、日高和典氏を綾町教育長の職から罷免することに関し、議員の皆様に同意を求めるものであります。 これまでにこういう前例がないから行わないというのではなく、おかしいものにはおかしいと、ふさわしくないものにはふさわしくないと言う勇気を今こそ綾町民には持っていただきたいと、そう思います。 以上で説明を終わります。 ○議長(日高幸一君) 議案第25号、教育長の罷免についてに対する質疑を許します。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 何点かお伺いします。 まず、町長にお伺いいたします。先日、コロナウイルス感染者が宮崎でも出たということで、なぜ今この提案をこの時点でされたかということをお伺いいたします。 また、蓮子課長にお伺いいたします。この案件の内容的なものが法律的に弁護士さんの見解はどうであったかをお伺いいたします。 そして、教育長のほうにお伺いいたします。今、町長からの提案理由の説明がございましたけれども、それに対して、その内容がそれで間違いないのか、お伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) お答えします。 なぜこの時期にというタイミングでしたけれども、昨年6月就任したときに、まず1回目、辞任してくれないかと、やめてくれないかというふうにお願いしました。先ほど説明しましたけれども、まだ私の任期は3年近くあると、その間の給料を保障してくれればということの回答でしたけれども、私も町長の成り立てのときで、必ずしも、町三役も含めて、私が相談する相手、皆さんが全員、私の支持者といいますか、イエスマンばかり集めてもいけないというふうに考えましたので、そしてまた、今後、三役一緒に協力してやっていけるのかなということで、今までやってきました。しかし、その間、これまで9カ月たちましたけれども、いろんなところからうわさ、うわさといいますか、評判とか入ってきます。昨年12月、県のほうに暮れの挨拶回りに行ったときに、県の教育長からそういう話を聞いて、これは国富町の教育委員会から強く言われているというふうに聞きまして、このように町内だけではなく、町外の方にも御迷惑をかけていると。そこで私は、ことし1月8日に、日高氏に対して言った次第です。一旦は辞任の意向を示されましたけれども、その後、理由をつけて今現在まで至っています。 このように、ぐるぐる引っ張っていくことが本当に綾町にとっていいんでしょうか。綾町の教育行政にとっていいんでしょうか。コロナウイルスの件とあわせて言われていますけれども、この件とコロナウイルスの件は違う。はっきりとしたことを我々は態度で示すべきだと。これまで町民にとってよくなかったのは、物事を悪いことは悪い、おかしいことはおかしいと言い切れなかった、そのことが過去何年もの間にわたって残っていた。それが実は根底にあるんじゃないかな、実はそういう温床がこの綾町にはあるんじゃないかというふうに私は考えます。 ですから、今年に入ってすぐ私の中では、そういうふうに意思を固めて1月8日に伝え、それが今日に至ったということです。 以上です。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) 教育長の罷免について、法律家に相談したのかという御質問でございます。 町長の提案理由説明の中で、就任した令和元年6月に、1回目は罷免のことについて話をされました。それを受けて、私も町村会の弁護士に相談しました。7月に入り、その弁護士のところに副町長と一緒に確認のために行きました。その中では、この提案理由にありますように、この第7条、地方公共団体の長は、教育長もしくは委員が心身の故障のため職務の遂行にたえない場合と認める場合、または職務上の義務違反、その他教育長もしくは委員たるに適しない非行があると認めた場合は、地方公共団体の議会の同意を得て、教育長または委員を罷免することができるというのが第7条にあるんです。その7条の第4項には、あと第1項から第3項、罷免できる理由が書いてあるんですけれども、それ以外は、教育長及び委員は、その意に反して罷免されることができませんというようなことで、弁護士に7月に相談したときには、かなりもうあの教育長自体の罷免についてはハードルが高いですよというような趣旨の話を聞いております。 その後については、特に弁護士には相談しておりませんので、7月の状況はそのような状況でございました。 ○議長(日高幸一君) 教育長。 ◎教育長(日高和典君) 幾つか町長からの提案理由で食い違った点がありますので、説明いたします。 朝礼で町長に対する批判があったということですが、選挙期間中に綾町の教育委員会の敷地内に、駐車場の方なんですけれども、教育委員会の真ん前ですけれども、そこに町長と事務局長がお二人見えて握手をしに来られました。そのときに、教育委員会職員も何人か見ていたんですが、あと、花植えの作業をしていらっしゃった育苗センターとかシルバー人材の職員等がいらっしゃって、そこに握手を求めに来られています、教育委員会の職員に。その中で、町長の討論の中で、一本も保育所には木がないと。あと教育委員には専門家がいらっしゃらないということをおっしゃっていたので、一応そのことを確認をしましたら、私は一回も保育所にも教育委員会にも来たことがないし、学校にも行ったことがないというふうにおっしゃっていたので、そういうことはもう一回確認されてからきちっと言ってくださいというふうに私は申し上げたと思うんですけれども、できれば訂正をしていただけるとありがたいんですがという話をその時点でして、いや、それはしないとおっしゃったので、握手は私はもうしませんのでと、私が後ろを向いた瞬間に、事務局長の方が私の背中を思いっきりたたかれて、私、どうしようかなと思ったんですけれども、うちの職員が日ごろから暴力は絶対教育の中では許されないということで、子どもたちを指導する立場の人間がやっぱりそういうことに遭ったらおかしいんじゃないかということで、一応警察には届けたほうがいいということで、交番のほうに届けたら、交番のほうから高岡警察署のほうに通報が行って、向こうから来て事情聴取をしたということです。 高岡警察署の指導では、すぐ病院に行って診断書を取ってくれということで、写真を撮っていただいて診断書を取らせていただきました。その結果、その事務局長でしょうか、あの方は、その後、取り調べを受けて送検されて、15万円の罰金刑が確定したということで、その後も私のほうには、町長からも本人からも一切連絡もないし、謝罪もいまだにあっていません。 その事実だけはやっぱり伝えとかないといけないだろうということで、一応朝礼でこういう事実がありましたということで、蓮子課長と何人かには相談をして、そういう事実だけだったらいいだろうということで、事実をお伝えしております。それ以上の選挙に関する投票がどうのとか、今の籾田町長批判等は一切しておりませんので、そのことはお知らせしておきます。 それと、多分6月10日の日だったと思うんですけれども、町長が当選され挨拶をされた後に、蓮子課長とメールのやりとりをして、新しい町長が誕生したので、みんなで支えていこうねという話をやりとりをしております。 その後、もうその次の日に、町長から呼ばれて、やめてくれということで、余りにも急な申し入れで。ただ、私もその間、退職校長会あるいは県の市町村の教育長会には相談をしております。今まで一般的に首長が変わったときにはどうしているかということで連絡をしています。県の退職校長会がおっしゃるには、今までは町長の任期が4年、教育長の任期が4年なので、1回しか教育長を選任することができないと。新教育長制度になって、新教育長制度が教育長の任期は3年になっていますので、町長は必ず2回選任することができる。ここ最近の傾向として、新教育長制度になってから市町村長が変わっても、教育長が途中でもその時点で辞表を出すという、そういうならわしというのもなくなったというふうにおっしゃって、実際に日向と西都市と高鍋町、新富町、あと小林市もですかね、かなりの市町村が途中で市長が変わって、教育長はそのまま任期を全うしたので、そのほうが最近のそういう傾向があるので、特別辞表を出す必要はないんじゃないかという御指導がありました。 それと、隣の国富町の教育長、宮崎市の教育長にも、同じような相談をしております。国富町の教育長は、自分は長いからだけれどもということで前置きをされて、自分としては毎回伺いは立てているというふうにおっしゃっていました。私も1回伺いを立てようかなというふうな、そういう思いではいたんですけれども、その相談をしている最中に、余りにも急なことでしたんで、ちょっと考えさせてくださいとは言いましたけれども、その残りの任期分の給料を要求した覚えはありません。 ちょっと雲行きがおかしかったので、僕はそのときの話は携帯のボイスレコーダーにとっていますので、そのときのやりとりは全て記録してあります。1月のやつも全て記録してあるので、今、町長がおっしゃったような事実は一切ありませんので、それはまた証拠として提出したいと思います。 それと、一番最初にあった国富町の職員とのやりとりですけれども、実際、議長もその場にいらっしゃったので、一番知っていらっしゃると思うんですけれども、国富町は国富町の立場として、下部組織というものがあるんですけれども、本庄高校の魅力化推進協議会の下部組織をつくるということで、前年度の第2回の魅力化推進協議会で決まっておりました。それなのに、国富町としては、新年度になった、新年度というか、1回目で決まっていて、2回目のその問題の会議のときには、下部組織をつくらないという提案を国富町はされました。そのことは、国富町は綾町に相談なしに、そういうふうに提案をされて、綾町は、当時の綾の町長も、つくるということで我々は確認をとっています。国富町はつくらない理由が、本庄高校にコミュニティスクールをここ二、三年のうちにつくるので、もう必要ないんじゃないかということで、一応国富町の町長まで上げて、もうそれでいいという回答を得ていたので、つくらないという回答でした。 ただ、綾町の場合は反対に、もう去年、つくるということが決まったんだから、やっぱりそれはつくらないといけないだろうという、こちらの判断で、真っ向から考え方が違っていたので。私としては、その会場では、強い言葉で言った覚えはないと思います。 ただ、その後に何回か国富町の課長とのやりとりで、議事録をまず起こしてくださいと、議事録を見せてもらって、そういうふうにつくると書いてある以上はつくらないといけないんじゃないですかという申し入れをしました。実際、議事録を見たら、つくるということで決まっていましたので、もう一回、国富町の町長まで上げて、つくれとは言わないけれども、つくる方向でもう一回検討をしようということで、もう一回白紙の状態で次の魅力化推進協議会の3月までに何回か国富町と綾町でやりとりをしてから決定しましょうということを申し入れをしたら、一応そのことが認められて、何回か綾と国富で協議をした結果、次の推進協議会で下部組織をつくるかどうかを検討しますということで検討をしております。 決して綾町が間違ったことを言っているわけじゃなくて、正しいことを問いただして、正しい方向で議論を進めたわけで、一方的に我々の考えを言ったわけでもないし、それは私の考えではなくて町の方針で、国富町と綾町の方針が違っていて、合理的にしっかり議論をした結果、そうなったということですので、何かそこにかなりの誤解があるんじゃないかなと思います。 このことは、国富町の教育長にも、向こうの指導主事にも、うちの一緒にいた指導主事も同席をずっとしておりましたので、ここで証言してもらえれば、あるいは呼んでもらって、特別委員会でもつくって、しっかり調査をしていただければ、そういう事実は容易に確認できますので、このような全く身に覚えのないことで人が処分されるというのは、あったらいけないことだろうと思っております。全くの冤罪じゃないかなと思っております。 次に、パワハラについてですが、これも皆さん、12月議会でも御承知のとおりなんですけれども、電話のやりとりの行き違いで、ある電話をしていた職員との関係で、私はその職員に電話したでしょうと言ったら、していないと言うんですね。その後、たまたまその日、教育委員会の忘年会がありましたので、忘年会席上で、教育委員会と産業観光課が一緒に合同で協力してやった事業でしたので、主催事業は産業観光課です。その席上で、副町長と電話のやりとりをしたかという確認をしたら、教育委員会の職員は、何回かやりとりをしていましたというふうに言ってくれました。今、私たちがいるから、そこで確認しましょうという話になって、私は余りふさわしくはないですけれども、忘年会の会場から何回か電話しています。9時半ぐらいからだったと思うんですけれども、何回か電話をして、5分置きぐらいに10回ぐらい電話したんじゃないかなと思うけれども、出てくれませんでした。その忘年会が終わった後にメールで、出てくれというメッセージを送って、次に行きました。その後、別の職員に、電話に出てくれないもんだから、その職員から、別に自分は、誰が、私が本当にうそを言っているのか、それを知りたいだけだから、電話に出るように伝えてくれというふうに言って、そのメールも送っておきました。多分その職員から連絡が行ったんでしょうけれども、次の日の朝に、私に、先ほど問題となっている職員から電話があって、きのうはみんな、うちの教育委員会職員が電話のやりとりをしていたことを証明してくれたんだけれども、もうみんな知っていることだから、正直に言いなさいよと。私はあなたをどうこうしようというんじゃなくて、自分がこの議場でうそを言ったということで名誉を非常に傷つけられているから、その事実が知りたいだけだからということを言ったら、実際、私からも向こうからも電話をしておりますと。2回ほどやりとりをして、そして教育長と副町長がずっと町長のところに行かれるまで、その内容は、教育委員会職員も多分具体的には知っているかどうかはわからないけれども、ずっとその間、電話を切らずに副町長が町長にとこに行かれて、いろいろ話し合いをさていたのは、全て聞き取っておりますということで、そういったうそを言って申しわけありませんでしたと言って謝罪をしてくれましたので、私はもう今度の議会で追求されても、そのことは解決したからということで、一切回答しないから、もう心配しなくていいよということで、本人には伝えてあります。 こういうことを含めて、私も一応、悪いことをしたなと、本当に夜遅くまで酔った状態で、しかも宴席から何回も電話をしたり、メールは11回と言うけれども、ショートメールというのは、短く送りますので、11回と言っても、このくらいのもんです。うそをつくな、もうみんな証明してくれたんだよというので1回、うそつき、うそつき、うそつきはいかんぞというのでもう4回、5回になります。そんな長いメールじゃありませんので、そういうふうに言われると、非常に意地悪く見えますけれども、確かに時間的には午後11時前後ですので、不謹慎な時間帯であったというのは、非常に反省しておりますし、自分も相手に対して申しわけなかったなと思いますが。 ただ、弁護士にも相談して、こういうことがあって、やっぱり辞表を出したほうがいいんでしょうかというふうに相談しましたら、相手に非があって、こういう名誉を傷つけられていることを正すために送ったメールで、そういう場合にはパワハラには値しないので、辞表は出さなくていいんじゃないかということで指導は受けております。もし、これがパワハラに当たる状況があれば、私も辞表を出したり、あるいは今後の身の振り方を考えようかなとも思っておりましたけれども、今のとこは、一応そういう判断をしたところであります。 それと、辞表については、私自身は綾の教育は今は非常にいい方向に行っているんじゃないかと思います。成果も出ているし、先生方も、校長に昇任したり、あるいは教頭に昇任したり、指導主事になったりと、非常にやる気を持って一生懸命やっております。 そういう状況の中で、途中で投げ出すようなことはしたくないし、後、先生方や子どもたち、あるいは私を信じて綾町を希望して来てくれている職員もいます。そういった意味では、そういった先生方が安心してこれからも教育できるような、そういった環境というか、後任も含めて、そういった状況がある程度見通せるんであれば、私はいつでもやめてもいいですよということも、いろんな方に相談をしているところでありますので、町長がおっしゃったように、金銭を要求したとか、そういう条件を出したということは一切ありませんので、私自身は綾町も大好きだし、綾の教育を本当に、せっかく今、先生方と教育委員会職員、一生懸命やって、すばらしいというか、100点満点じゃありませんけれども、いい方向になりつつありますので、そういった意味では、それと、立場上責任もありますので、そういった責任を投げ出して去っていくわけにはいきませんので、ある程度そういった見通しなり、方向性が見えれば、私はそういう後任なり人材がいれば、潔くいつでもやめてもいいと思っておりますので。決してそういったことを言った覚えもないし、考えてもいませんので、多分そのことは、多くの議員にも相談しておりますので、私がそういう気持ちではないということは。そういう人材がいて、本人からの申し入れがあれば、いつでも譲っていいという気持ちがありますと。 私自身も、今、綾町には、やっぱり持続可能な、そして教育長が変わろうが、いろんな教育委員会職員が変わろうが、安定して綾の理想の教育が未来永劫続くように、できるだけ綾出身の職員を今、集めているところでもあります。本人たちが希望すればの話ですけれども。今、順調にそういった人材が帰ってくる意思表示をしていただいております。 今いる先生方にも、できれば自分の後任になれるように、今からそういう目線で学校教育なり、教育行政を見といてくれ。自分は、申し入れがあったり、そういう話があったときには、いつでも譲って上げるからねということは言っておりますので、そういうことも、もし本当かどうか、今、町長が言われたとおりなのか、本人等に確認していただければ、十分確認がとれることじゃないかなと思っておりますので、これは昨年4月に町長から言われたときから、もうそういった人材の方々には、本人たちにそういう自覚を持ってこれからいろんな仕事をやっといてくれというふうに伝えてありますので。そうでないと、急にそういう状況になっても、多分本人が戸惑うだけで困るだろうということで思っておりますので、そういった準備や自覚とか責任とか、そういうものはしっかり持たせながら人材育成にも今、努めているところであります。 以上で回答を終わります。 ○議長(日高幸一君) ほかに質問はありませんか。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 今、町長からは提案理由、そして教育長からは、それに対する答弁がありましたけれども、これについては、実は何度かそういう機会をこれまでも持ったわけですけれども。極めて第三者、客観的に見ると、昨年の7月25日に蓮子課長が町村会の弁護士のところに行って話をされた。そのときには、副町長も同席をされたということですけれども、この現時点で、現時点というか、今日までに、その後、町長は弁護士にはこの件について問い合わせ、もしくは相談をされたのでしょうか。その法律に基づいて、これが、いわゆるできるものなのかどうかというものを確認されたのかどうか、確認します。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 私は弁護士には全く相談しておりません。町をあずかる者として、町三役、副町長、そして教育長、この3人が一枚岩となってやれる体制ができていないということをもとに、今日、罷免のお伺いというものを上げているところで、これは町の教育行政にとってよくないということの判断のもとにやっておりますので、まだ弁護士のほうには相談しておりません。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 行政は法律に基づいて行うべきものということは、当然のことだというふうに思います。それぞれいろんな言い分はあるかと思うんですけれども、最終的にやはり本当にやめさせる権利もないし、権利というのは、議会が承認をした場合ということになるわけですけれども、それから、やめる義務もないということなんです。自分が指名していない教育長だから、やめなければいけないということはない。それは今、教育長からの答弁であったんですけれども。いろんなことを考えると、マネジメントのトップは町長であるわけですね。三役をまとめるのは町長であるわけです。それがまとめられないということであれば、これは三役それぞれの責任がやっぱりあるというふうに思います。それはまとめ切れないということです。 前回の同僚議員の質問で、綾神社のところでの問題がありましたけれども、これは普通で考えれば、いわゆるけんか両成敗という形になるわけですね。それが1人片方だけということは、余り通常は考えられないんじゃないかなというふうに思っています。そうであれば両方、何か問題があるし、そして、それに対してきちんと説明をすべきだというふうに思います。 それから、ハラスメント等についても、この御時世、いろいろ何でもハラスメントというふうに言われますけれども、やはりそこにはきちんとした法的な根拠がなければ、なかなかない。ただ、誰かからそういうふうなものを聞いたとか、そういうふうに思っているというだけでは、残念ながら、この罷免という重大なことを決めるということはできないというふうに思っています。これは任期満了での承認であったりとかということとは、やはり次元が違う話であります。いわゆる会社で職員の首を切るというのが、今、どれだけ大変なことかということが一つあります。 今の時系列でいくと、令和元年の6月11日、町長が6月9日に当選されて、その後、就任されていますので、その2日後にということです。例えば、私が胸に辞表を持って、やめようかなというふうに思っていたときに、そうやって突然言われると、この辞表を出したくないというのもわからないでもないです。もちろん人それぞれだとは思いますけれども、そういうところからボタンのかけ違いがあっているんじゃないかと。 そして、これまでも同僚議員からの質問で臣下の礼とかいうことを聞いて、それに対して教育長は、そのとおりです、やりますということで言っているわけですので、その後、三役の中できちんとそういう会話ができているのか。また、先日、議会からのいろんな要請をさせていただきましたけれども、それにも残念ながら応じていただけなった。教育長は三役、それから議会の四役と7人で話をしましょう、できれば、きちんと一緒に、綾町のためにやっていこうという考え方を示されたんですけれども、残念ながら町長はそれは受けられないということでしたけれども。その前も、議会のほうからもそういう話をしたんですけれども、なかなかそこで歩み寄られることがなかったということで、そういうところは、逆に言えば、三役としての自覚とか責任というのは、もう少し、町長を含め、それこそ3役みんなが持っていただく必要があるんじゃないかなというふうに思っています。その辺については、どうお考えでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 今の御質問ですけれども、まず法律に照らし合わせてということなんですけれども、平成30年6月に改正された地方公教育行政の組織及び運営に関する法律というのもございます。この第7条に教育長たるに適しない非行がある場合には議会の同意を得て地方自治体の長は同意を得て罷免させることができるということ。ですから、その手続きを今、踏んでいるところです。これに基づいて、今、やっている。 三役が協力してということなんですけれども、私も6月から3月まで8カ月間、9カ月間やってきましたけれども、その間に教育長、そして副町長、私も入れて、何回も打ち合わせする会議がありましたけれども、どうしてもうまくいかないんです。そこに先ほど言いましたけれども、みんな協調して和をもってやらなきゃいけないんですけど、どうしてもそこで一人、意見を異にすると。私はこうですから拒否しますということで、そういう意見がたくさんあります。 そして、週に1回、月曜日の幹部会とかを開きまして、私がいる席、いない席で、そのときの御発言内容を聞いていましたら、やはり協力しているという姿勢は見られませんでした。そこについて、去年の暮れに県の教育長からそういうふうに言われたので、もうこれ以上は難しいなという判断をしたような次第です。 3つ目の質問だったかと思うんですけれども、ハラスメントに関して、これが本当にハラスメントに当たるかどうかというのは、もちろん第三者に見てもらったらいいと思います。今、私は口頭で説明しましたけれども、今の電話、そしてメールでのやりとりというのは、ちゃんと記録に残っています。それを見ていただいて、どういうふうに判断されるか。それを第三者に見てもらって、これがハラスメントに当たるということであれば、やはり教育者としては失格になってくるんじゃないかと思いますので、そこはしっかり、その証拠に関しては提示いたしますので、それを見ていただければと思います。 それともう一点、国富町の教育委員会との関係なんですけれども、その担当の課長も証言していましたし、自分の記録に対してもしっかり開示できますよということをいただいていますので、そちらのほうで確認していただければと思います。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 最後にします。内容云々というよりも、例えば、今、弁護士に相談されていないということでしたけれども、実は、この案件を受けて、議員もそれぞれが皆、こういう時代ですからインターネットで調べればわかることなので、これまでの判例を調べています。昭和43年、昭和46年、同じようなことで罷免の議決を実際にされています。そして、その後、裁判になって、全て首長が負けているという判例が、これは事実としてあるわけです。 そして、この新制度になってからは、もちろんそういうことは起こっていないという状況の中で、やはりここは法律的な観点をきちんと入れないと、これがこうだというような形で、個人的な判断のもとに、罷免という大きな状況をジャッジさせるということは、普通、余り考えられない部分があって、先ほど、少し町長は感情的になられましたけど、もう少し落ちついて、何のためなのか、本当に綾町のためなのかどうかというのを、しっかり考えていただきたい。 ましてや、先ほども同僚議員からありましたけれども、コロナウイルスの件で非常にばたばたしている。それから、それできちんとした卒業式とか、そういうものも今できないという状況の中で、その教育長が罷免の提案をされるということは、現場にとってはものすごいことなわけです。それを考えると、本当に町民のためにというふうになっているのかなというところはものすごく疑問があります。 それと、教育長にお伺いしたいんですけれども、いろいろと御説明をいただきましたけれども、とにかく、もう一度きちんと三役で、もちろん悪いことは悪いというのは言うべきだというふうに町長がおっしゃっていますので、もちろんそれは言うんですけれども、大体、組織というのは最終的にはちゃんと折り合いをつけてまとめ上げるというのが必要ですし、首長がそういうことであれば、例えばこういうやり方がありますよというような形で歩み寄るという、そういうふうなことというのは教育長としてはお考えになっていらっしゃるんでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 教育長。 ◎教育長(日高和典君) 当然、私たちは三役ですので、3人で力を合わせて綾の町政をやっていくというのが当然のことであります。 やはり私自身も、そういう意味では、自分なりに最大限、今まで精いっぱいやってきたつもりであります。誠意を持って誠実に仕事もしておりますし、ただ、それが町長の期待に沿うものであったかどうか、あるいは残念ながら私たちは部下職員の評価制度があって、評価をしたり、面談をしたりして、こうしたほうがいい、ああしたほうがいいというのは常日ごろからやっていますので、部下職員とは非常にコミュニケーションがとれているというか、どこに不満があるのか、どう改善してほしいのか、どうやらなくちゃいけないのかというのは、常日ごろからやってはいるんですが、三役同士は残念ながらそういう機会が今まで一度もなかったので、今まで普通であったら私が仕えたかつての上司は全て、日高さん、今日、あなた服装これじゃないとか、これはこうで、今の発言は誤解を招くよとか、おかしいよという、そういった指導を常日頃から受けたり、或いは、いろんなことの御指摘があったりしておりました。 今まで一度もそういうことが私にない状況で、今回の提案でありますので、1月8日、初めてこういうことを突きつけられて、普通はそういうのがあればおかしいよ、あなた改善しないといけないよとか、こういうことは、もっとしっかりやってもらわないと、うちの職員がかわいそうじゃないかとか、そういったことがあれば、私も当然、その職員のところに行って謝るとか、人間関係を修復したりとか、あるいは町長に対して、あるいは副町長に対してもそういった思いで行動すると思うんですが、これまで何もなく、普通、一般的にはそうだと思っているんですけど、今回は突然のことで、私自身も戸惑っているところではあります。 そういう機会があれば、私は今まで、多分、うちの部下職員も、うちの教育委員会職員もそうですけど、いつも心を開いて、僕が悪いときには悪かったと、そういうふうに今までもずっと言ってきたつもりでもいるし、誰に対しても、多分、議員さん方皆さんに対してでも私はそうしてきているだろうし、町民に対してもそういう態度で今まで接してきていると思っております。子どもに対しても自分に非があれば当然謝ってきていると私は思っておりますので、もしそういうことが、今後いろいろ町長からそういう提案があったり、御指摘があれば、本当に誠心誠意、心から悔い改めて、より一層、町長の期待に沿えるような、そんな理想的な三役を目指して頑張って鋭意努力していきたいという気持ちは本当に心底思っております。ただ、今までそういう機会がなかったので、そういう意味では、大変行き違いや失礼もあったのかなというふうに思っていて、大変申しわけないと思っております。 そういう意味では、真摯に改めて反省もしておりますし、そういう気持ちは本当に偽りなく思っておりますし、多分、今までの私のいろんな行動を部下職員や教育委員会職員や学校の先生たちに聞いていただければ、決してそういう態度で、今まで、この4年間過ごしてきたことはないというふうに証明をしていただけるんじゃないかなと思っておりますので、ぜひそういった目線でしっかりとした聞き取りなり、私がそういう人物かどうかは、ただこういった三つの事象だけで判断するのではなくて、多くの町民あるいは学校の先生方、子どもたちが私の4年間の生きざまはしっかり見てきていると思いますので、そういった方々にしっかり聞いていただければ、町長に対するこれからの努力とか誠意を持った対応とかいうものは、それをもって十分推しはかることができるのではないかなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 以上でございます。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) すみません、再質問する前に次の方が質問されたので。 一つ、僕がコロナウイルスのこの時期にと言ったのが、先ほども松本議員が言われたときにもそうでしたけど、学校現場が今、休みに入っています。どこまで休むのかという大事な状況のところでもあります。まして、きょう午前中、教育長は来られていませんでしたけれども、学校の先生方の人事案件とかも行われている最中です。だから、なぜこの時期に、僕はこの案件を出すなと言っているわけじゃなくて、もう少し落ち着いた状況で、誰もがもうそんなに心配いらない状況のときにでもよかったんじゃないかなというのが一つ。 それともう一つは、教育長の中の話でもあったんですけれども、先ほどからのパワハラ、確かに文書だけ見ればパワハラだと思います。ただし本人同士が、もうそれで話をされて、お互いに行き違いがあったということで、もうそこで話が済んでいるのであれば、余りそれを公にすると、その職員の方の気持ち、感情というのも考えていただきたいなというのも知ってもらいたいというのがあります。その職員の方がそれを公にすることを望んでいるのか、望んでいないのかというのを、こういう問題の中に巻き込むのはどうかなというのが、僕が第三者の目から見たときの意見になるんですけれども、結局、個人情報でもありますし、本人たちがせっかくそれで誤解が解けたのであれば、それをまた戻すようなことは決してしないでいただきたいなと思いますし、今後、他の職員に対しても、それを上司から求められたら断りにくい状況になると思いますので、そこは本人の意思を十分酌み取っていただきたいなと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 3月のこの時期、コロナウイルスという時期でありますけれども、私は、この件は法律に照らし合わせて、粛々と、もちろんそこは議員の皆様が、この後の同意の審議をしていただくという手続きがありますので、その手続きに従って上げているところです。 ただ、今、学校も休み、卒業式、入学式と控えていますけれども、教育委員会の中には課長もいますし、教育委員の方もいらっしゃいます。そういう方でも必要であれば、その方々でやることも十分可能ではないかというふうに考えています。 大切なのは、今回、私が提案したわけなんですけれども、これまでにも日高教育長は今回が2期目ということで、前回も審議があったかと思います。そのときの経緯とかの話を伺っていますと、本当にしっかり議論されたのかなと。何事も先送り、先送りするんじゃなくて、そのときおかしいという意思表示をすることがやはり大切だなというふうに思いましたので、提案した次第です。 あと、担当の職員なんですけれども、この件については、もうしっかり話しました。私はこういう形で罷免の議案を上げますよと。ただし、本人から言われたのは名前だけは出さないようにしてくださいと。ただ実際に、深夜12時ぐらいに自宅にまで電話がかかってきて、奥さんにまで迷惑をかけていると。やはりこのことに関しては、本人も話が済んでいるかのような説明でしたけれども、決してそうではないんじゃないかと。そのことに関しては、これからしっかり調べていただいて、どちらが本当なのかということを見定めていただければと思います。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) こういうことというのは、第三者、町民から見ても不幸なことだろうと、まず思います。こういうことは余りあってはならない事柄ですし、三役というのは一致団結して前に進んで、綾町のために頑張っていただくということが、すごく当たり前のことだというふうに思うんです。 いろいろ法律云々という言葉が両方からいろいろ出てきますけれども、法律というのは全てを解決する手段ではありませんので、今回のことに関して言えば、やはり当事者、三役の中で、もう信頼関係がない、全くないというふうに思ってしまうのが自然な流れかなと。だから、これ以上続ける必要はないし、あとは議会で決をとるという方向だろうとは思うんですけれども、一般的に政治の世界では、政権が変われば、その下の部分も全部変わっていくというのが古今東西、どこでも起きることだと思います。特にアメリカなんかは、政権が変われば末端のほうまで全て変わってしまうということらしいですけれども、そういう意味でいいますと、やはり信頼関係がない中で、どうしていつまでもいられるのかというのは、すごく不思議に思います。 私も去年、6月議会、それから12月議会で教育長にお尋ねしました臣下の礼ということで、どんなふうに考えていますかとお聞きしましたら、全身全霊で支えますと2回ほどお答えになりました。それが、結局、町長に通じていないということだと思います。その時点で、通じていないということでもって、まだ臣下の礼という臣下ですから、昔の武士でいえば、殿様に仕える身だと思います。殿様が、あなたちょっと信頼が置けないということであれば、自分から身を引くか、あるいは昔でしたら打ち首ということにもなりかねないわけです。臣下の礼というのは、そういう言葉の遊びじゃないんです。言っていることとやっていることと、一致しないとだめだと思うんです。それが通用しない、通じないということの重みは、やはり重いかなと。教育長、その辺はどう思われますか。 ○議長(日高幸一君) 教育長。 ◎教育長(日高和典君) 2点ほど質問内容があったんじゃないかと思いますが、新教育長制度になるに当たっては、多くの弁護士会とか、あるいは教育者を巻き込んで議論をされております。数年かけて、今の新教育長制度が決まっております。 その中で、先ほどアメリカの事例とか、国の事例を出されましたけど、都道府県、あと市町村においては、余りにも首長の力、権限が大きいということで、教育行政もそこまで国と同じように、人が変わったら大臣も全部変わるというふうな形で、教育長まで一緒に全て変えてしまうと、教育行政というのは、あくまでも30年、あるいは100年、あるいは50年という長いスパンで子どもたちというのは育てなくちゃいけないということで、首長が変わるたびに教育長も変わったなら教育の一貫性がないということで、そういう意味もあって、教育長は指名することはできないが、4年と3年ということを決めることで、やめなくていいというふうに国のほうが定めた制度であります。(発言する者あり) ○議長(日高幸一君) 傍聴席、発言は御遠慮ください。 どうぞ、教育長。 ◎教育長(日高和典君) そういう意味で、まずその制度が違うということは御理解いただきたいと思っております。全く県の教育委員会、市町村の教育委員会は、そういう新教育長制度になって、首長が変われば一緒に変わるという制度ではなくなったというのが、今回、大きな改善点だというふうに思っていただけたらと思います。 以前、4年、4年としていたときには、首長が教育長を指名するのではなくて、教育委員会の教育委員4人の互選で教育委員長を選ぶという制度だったのを、今度は、より一層、都道府県や市町村の首長さん方の教育行政に対する責任、反映ができるような、そういった制度にしたのは、大津で自殺があって、そのことが改善するのに非常にスムーズにいかなかったというのがあって、やはり教育長の任命権は委員会で決めるんじゃなくて、それぞれの都道府県、市町村の首長さんに決めていただく。 でも、それを変わるたびにやめるということであれば、先ほども説明したように、余りにもころころ首長がかわるたびに教育施策が変わっていたのでは、子どもたちが混乱に巻き込まれてしまうので、教育というのは、ある一定の長い10年とか20年のスパンで緩やかな成長をして、支えていく必要があるということで、今度からはそういう制度になっておりますので、そのことは、今度の新教育長制度の大きな改善点の一つでありますので、そこは十分御理解いただけるのではないかと思っております。 あと、もう1点、臣下の礼ということですが、私は、自分としては精いっぱい誠実にやっていると思ってはいるんですけど、それが通じていないということは、当然、私の努力不足だと思っております。そういったことは、普通、日常では、会社でもどこでもあることだろうと思っていますので、今回、こういうことを突きつけられておりますので、そういった意味では、いま一度チャンスを与えていただいて、精いっぱい、そういった気持ちで取り組んで、町長の信頼を回復できるように頑張っていきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 私が主に考えているのは、今、教育長が法律的なことをたくさん述べられました。そのとおりなんだろうと。余り私は知識がありませんから考えるんですけれども、もともとのベース、それが信頼だと思うんです。信頼があれば、別に問題も何も起こらないわけです。3年とか4年とかで変わって、どうのこうのという話があるんですけれども、信頼がなくなったら、その3年、4年という、町長が独走しないようにするという、そういう歯どめみたいなものもあるのかもしれないんですけれども、お互い信頼がない状態で、今言われたようなことを述べられても、私は個人的に空回りしているのかなというふうに思います。 やはり難しいことを知らなくても、一般町民というのは、その辺のことは、さっと感じるものなんです。そこを大事にしないと、ああじゃない、こうじゃないと、事実か、事実じゃないか、パワハラか、パワハラじゃないかとか、いろいろありますけれども、先ほどからずっと聞いていると、御自身の立場を述べられていますけれども、その立場でずっといかれると、やはりうまくいかないんじゃないかと。引くところは引くというところは、教育者として当然だと思うんです。教育者は、普通の仕事と違って、いわゆる聖職です。子どもを教育するということが、その辺は普通の職業と違います。だから、子どもの立場に立ったり、相手の立場に立ったり、そういうことをしなければならない。 例えば、企業だったらお金を儲けるというのが大前提でありますから、そこに向かって突進していくわけですけれども、じゃあ教育って何か。教育は自己主張だけをしていたのでは教育というふうには言えません。やはり相手のことも考えながら対処していかないと、一方的にどうのこうのといったら、私はもう耳を塞ぎたいような気持ちなんですけれども、その辺、最後にどういうふうに考えているか、お答え願えればと思います。 ○議長(日高幸一君) 教育長。 ◎教育長(日高和典君) 今、教育長や教育者としての立場ということでの御質問だったと思いますが、まさに私も同感でありまして、当然、教育というのは、こちらが一方的に押しつけて成立するものではないと思っております。信頼関係があるほど、その教育の質というか、成果は高いものだと思っております。 やはり我々も教育をしながら、一番自分の成長につながるのは、子どもたちから学んだこと、教えてもらったことが、一生の教育者としての資質能力の財産であると思っておりますので、そういう意味では、常に自分の非というか、自分の過ち、あるいはそういうところは常に自問自答しながらやっていくのが、やはり聖職者の立場であると思っております。そういった意味では、十分御指摘があっていることに対しては、真摯に受けとめて、反省をしてまいりたいというふうには思っておりますので。 決して私が言ったことは、法的なこととか、決まりとか、教育委員会制度とか、そういうことを御説明しただけで、私が行ったことに対して、あるいは町長との人間関係に対して、私は町長を批判しているわけでもないし、自分としては、全くそういうつもりでやってきた思いがなかったというだけであって、それが理解してもらえなかったのは、当然、私の不徳の致すところであるというのは、十分感じておりますので、そのことは自覚しております。大変申しわけなかったということで、自覚しておりますので。ただ、そのことをどうこうというのであれば、実際に、また議員の方々皆さんと議論をしながら、意見をお聞きしながら、自分の進退に対しては、自分ではどうこうではなくて、皆さんとの会話の中で、いろいろ話の中で、十分考えさせていただきたいというふうな、そういった広い気持ちで、ニュートラルな気持ちで今もいますので。 何も、そういったコミュニケーションというか、キャッチボールもないままに、突然、こういう罷免事案が出てくるとか……。県の教育委員会等にも相談しました。普通、一般的には、突然、罷免事案が出ることはないですよと。普通は第三者委員会を立ち上げたりとか、あるいは特別委員会を立ち上げたりとか、少なくとも、最低限、公平委員会を立ち上げて、事実関係を確認した上で、どうするかを議論して、その後に教育長に進退伺いを聞いて、教育長がそういうことであれば辞職を出しますと。辞職を出すなり、いや、やめませんという、そういったきちんとしたキャッチボールとか、コミュニケーションとか話し合いがあったしかる後に、そういうことをするのが一般的であって、突然、こういう形での提案というのは、普通、一般的には行われないし、こういった乱暴なやり方が、多分、許されるのかどうかといったら、県の教育委員会は一般的には許されないだろうというふうにお聞きしておりますので、そのことを含めて、突然、しかも人事異動の真っ最中、しかも新型コロナウイルスで、今から、この何カ月間か、ひょっとすると寝ないで対応に追われるような、綾町の職員あるいは教育委員会職員、あるいは学校の先生方がそういう状況になる可能性がある、この時期に、そういったしっかりとした手続きも踏まずに、今、この事案を検討するという必要性というか、それはやはり厳しい状況なんじゃないかなと私は思っているところであります。 青木議員の回答に正しく答えられているかどうかわかりませんが、気持ちはよくわかるし、そういう気持ちでいます。反省しろということであれば反省をしておりますし、謝れということだったら幾らでも謝ります。納得するような具体的な姿を見せろということであれば、姿を見せたいと思うし、それでも違うよということであれば、潔く身を引こうという気持ちもありますので、そこら辺は、私自身は私が主体に考えるんじゃなくて、評価というのは常に第三者がするものだと思っておりますので、だから、多くの人が私の行いやら言動を見て、やはりもうやめたほうがいいよということであれば、決して今の職にそれほどこだわっているわけではないです。こだわっているのは、綾の子どもたちの未来と、綾にいる先生たちをしっかり面倒を見てあげなくちゃいけないということの熱い思いだけでありますので、そういったところがしっかり確約されるというか、道筋が、ある程度見通せるのであれば、いつでも身を引く覚悟でいますので。 先ほど、松本議員がおっしゃったように、国富町の教育長と相談したときも、何回か言っています。辞表はいつでも持って、提出する覚悟でいなさいよというのは御指導を受けておりまして、自分も4月当初からそういう御指導を受けて、そういうつもりで、ずっとこの1年間過ごしてきたつもりでいますので、少なくともそういったキャッチボールとか、丁寧な話し合いとか、そういうものをもった後に判断をしていただければありがたいかなという思いでいます。 以上でございます。
    ○議長(日高幸一君) 質問がありますが、長時間になっていますので、ここで暫時休憩といたします。(休憩午後3時43分)………………………………………………………………………………(再開午後3時49分) ○議長(日高幸一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 質疑の途中であります。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) お疲れさまです。町長に一つお尋ねいたします。 こういう大事な要件につきまして、第7条に触れるかどうか、弁護士には相談していないというふうなことであります。私は、以前、副町長を町長が任命したときにも、はっきり申しました、周りの人や本人は体が大丈夫だと言っている。でも、副町長の主治医には聞きましたかと聞いたときには、聞いていないということだったですね、そうでしょう。 だから、今回もこのような大事な要件を上げるときに、自分だけとか、周りの人だけの判断でなくて、なぜ弁護士に相談しなかったのか、お尋ねいたします。お願いします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) すみません、マスクを外して説明させてください。 大事なことを弁護士に聞くと、これは法律に関してそうなんですけれども、私もこの件は昨年6月から今日に至るまでずっと考えてきました。弁護士に聞くのが法律的に、それはもちろん法律はそうなんでしょうけれども、最もやっぱり大切なのは、その教育の場にある方、実際、町民に、いろんな方々に聞くのがもっと大切じゃないか、特に事情をよく知っている教育関係者、国富町の教育長にもお伺いしました。県の日隈教育長にもお伺いしました。もちろん、教育関係はそうですけれども、あとは諸先生方にもお伺いしました。教育者はそうです。あと私が関係している、いろんな団体、その中には日高教育長も入っておられる組織等もあります。そこの会長も含めてお伺いしました。いろんな方に聞きました。 弁護士に聞いて、弁護士がいいからと。でも、弁護士も、その人によって解釈が違うんですよね。最終的には、これはどうしたらいいだろうかと考えたときに、やっぱり原点になって考えるのは、本当に町民にとっていいんだろうかと。日高氏が綾町の教育長としていいんだろうかというところ、最終的には私が考えないといけないのかなと。もちろん、いろんな方とも相談して、町の議員のOBの方、いろんな方に聞いて、おかしいよねと、でも、どうして声をみんな発しないんだろうと。 昨年3月も2期目のところで、教育長の選任の審議があったかと思います。そのときの経緯も私、よく聞きました。本当に町民にとって最もいい方法を私は選ばないといけないと。弁護士に聞いて、弁護士が言うのが正しい、私はちょっとそういう考えはできませんでした。 ですから、いろんな方にお話を聞いて、こういう事項があります、これに対してどう思いますかと。そのほとんど聞いた方が、私と同じような考えを持っていたということで、私はとうとう昨年の12月末に決めて、年明けてから早速一番に本人には伝えました。 そういうことですので、私は弁護士に聞くのが、それが最も得策なのかどうかということに関しては、むしろ本当に町民あるいは我々の身の回りにこの関係している方に聞くことのほうが重要じゃないかなというふうに考えておりましたので、本日、この議会の中で追加議案として提案したような次第です。 以上です。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) 私が一番心配しているのは、今、3点ほど挙げられていますけど、これが本当に罷免するのに対しての内容かどうかというのも、第三者である弁護士なんかに聞くのも一つの資料の中ではないかと思っていたから言ったんですけど、弁護士さんは日高和典氏を全然知らないわけでありますので、この内容について的確な指示が、お話があるんじゃないかなと、そこ辺までやっぱり自分の資料の中に持っておくべきじゃないかなと思っておるから言ったんですけど。でも、そういうふうに自分の判断と周りの人の判断でということになりますけど、綾町が受けるイメージダウン、それと綾町が受ける後の内容については、何か考えがありますか。 ○議長(日高幸一君) ここで時間の延長を行います。(時間延長午後3時55分) ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 兒玉議員からの御質問ですけれども、確かに私もこの議案を提案することに対して、本当にこんな恥ずかしいことはないなというふうに思っています。 ただ、こういう問題を、臭いものにふたをして先に送る、そういう体質のほうが、綾町にとっては、長い目で見た場合によくないんじゃないかなと。それがこれまでずっと綾の場合にはあった。言いたいことがあっても言えなかった。おかしいと思っても、いや、それを言ったら後々心配だぞ、何があるかわかんないよと。言いたいことがあっても、黙っておこうと。波風立てないほうがいいということじゃなくして、私が町長に立候補したのも、やっぱりそういう考え方はやっぱり改めていかないといけないんじゃないかなと。 ですから、私は、おかしいことははっきりおかしいと言いますよと。子どもたちにも言っています、悪いことをしたら悪い、おかしいと思ったら反省しなさいと。おかしいと思っても反省しない、そういうことを絶対見逃したらいけません、これが私の考えです。 ですから、これをこの時期にと言われますけれども、これは今までにも、私が就任する以前からも、ずっとあったことじゃないでしょうか。黙っておいて先延ばしにして、それで問題がずっと残ってくると、私はそっちのほうを心配しておりますので、あえてこの場で本日、提案したような次第です。 以上です。 ○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。(「いいです」と呼ぶ者あり) 質疑を終わります。議案第1号は、委員会に付託せず、最終日に討論、採決を行いますので、十分なる御検討をお願いいたします。────────────・────・──────────── △追加日程第2.意見書案第1号 ○議長(日高幸一君) 次に、追加日程第2、意見書案第1号、防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策事業等の期間延長を求める意見書を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 ◎議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◎議員(松本俊二君) それでは、提案理由を申し上げます。 意見書案第1号、防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策事業等の期間延長を求める意見書につきまして提案理由を申し上げます。 近年、豪雨や地震など、気象の急激な変化に伴い、我が国土は頻発化、激甚化する自然災害にさらされています。 このような自然災害に備えるため、防災・減災、国土強靱化を進めることは極めて重要です。 しかしながら、国の「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」は、令和2年度までとなっていますが、津波対策や土砂災害対策をはじめ、令和3年度以降も引き続き取り組むべき事業が数多くあります。 つきましては、国におかれては、緊急対策期間後も計画的に事業を推進することの必要性を踏まえ、防災・減災等の対策に必要となる予算・財源を安定的に確保し、防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策事業の期間を延長、防災・減災事業債制度の恒久化・拡充をされるよう強く要望します。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 この意見書の提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、農林水産大臣、国土交通大臣、内閣官房長官、国土強靱化担当大臣、内閣府特命担当大臣(防災)です。 議員各位の賛同を求めて、提案の理由といたします。 ○議長(日高幸一君) 意見書案第1号につきましては、最終日に質疑、討論、採決を行いますので、議員各位の十分なる御検討をお願いいたします。────────────・────・──────────── ○議長(日高幸一君) 以上で、本日の議事日程の全部を終了いたしました。 これをもちまして、本日の会議を散会いたします。(散会午後4時01分)──────────────────────────────...