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令和 3年 3月定例会(第 1号 2月26日) 開会

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  1. えびの市議会 2021-02-26
    令和 3年 3月定例会(第 1号 2月26日) 開会


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    最終取得日: 2021-08-19
    令和 3年 3月定例会(第 1号 2月26日) 開会                          令和三年二月二十六日 午前十時開会 第  一 会議録署名議員の指名 第  二 会期の決定 第  三 報告第  三号  専決処分した令和二年度えびの市一般会計予算の補正(第               十七号)の承認について 第  四 報告第  四号  専決処分した令和二年度えびの市一般会計予算の補正(第               十八号)の承認について 第  五 諮問第  一号  人権擁護委員候補者の推薦について 第  六 議案第  二号  監査委員の選任について 第  七 議案第  三号  公平委員会の委員の選任について 第  八 議案第  四号  辺地に係る公共的施設総合整備計画の策定について 第  九 議案第  五号  えびの市新型コロナウイルス感染症緊急対策利子補給基金               条例の制定について 第 十  議案第  六号  えびの市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正につ               いて 第 十一 議案第  七号  えびの市児童扶養手当支給条例の一部改正について 第 十二 議案第  八号  えびの市国民健康保険条例及びえびの市国民健康保険税条               例の一部改正について 第 十三 議案第  九号  えびの市介護保険条例の一部改正について
    第 十四 議案第 十 号  えびの市アウトドアビジターセンター条例の一部改正につ               いて 第 十五 議案第 十一号  えびの市道の構造の技術的基準及び道路標識の寸法を定め               る条例の一部改正について 第 十六 議案第 十二号  えびの市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条               例の一部改正について 第 十七 議案第 十三号  市道の路線廃止について 第 十八 議案第 十四号  市道の路線認定について 第 十九 議案第 十五号  令和二年度えびの市一般会計予算の補正(第十九号)につ               いて 第二十  議案第 十六号  令和二年度えびの市国民健康保険特別会計予算の補正(第               五号)について 第二十一 議案第 十七号  令和二年度えびの市後期高齢者医療特別会計予算の補正               (第三号)について 第二十二 議案第 十八号  令和二年度えびの市介護保険特別会計予算の補正(第四号)               について 第二十三 議案第 十九号  令和二年度えびの市産業団地整備事業特別会計予算の補正               (第二号)について 第二十四 議案第二十 号  令和二年度えびの市水道事業会計予算の補正(第二号)に               ついて 第二十五 議案第二十一号  令和二年度えびの市病院事業会計予算の補正(第四号)に               ついて 第二十六 議案第二十二号  令和三年度えびの市一般会計予算について 第二十七 議案第二十三号  令和三年度えびの市国民健康保険特別会計予算について 第二十八 議案第二十四号  令和三年度えびの市後期高齢者医療特別会計予算について 第二十九 議案第二十五号  令和三年度えびの市介護保険特別会計予算について 第三十  議案第二十六号  令和三年度えびの市産業団地整備事業特別会計予算につい               て 第三十一 議案第二十七号  令和三年度えびの市水道事業会計予算について 第三十二 議案第二十八号  令和三年度えびの市病院事業会計予算について           本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件                        令和三年二月二十六日 午前十時開会    一 会議録署名議員の指名    二 会期の決定    三 報告第  三号  専決処分した令和二年度えびの市一般会計予算の補正(第               十七号)の承認について    四 報告第  四号  専決処分した令和二年度えびの市一般会計予算の補正(第               十八号)の承認について    五 諮問第  一号  人権擁護委員候補者の推薦について    六 議案第  二号  監査委員の選任について    七 議案第  三号  公平委員会の委員の選任について    八 議案第  四号  辺地に係る公共的施設総合整備計画の策定について    九 議案第  五号  えびの市新型コロナウイルス感染症緊急対策利子補給基金               条例の制定について   十  議案第  六号  えびの市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正につ               いて   十一 議案第  七号  えびの市児童扶養手当支給条例の一部改正について   十二 議案第  八号  えびの市国民健康保険条例及びえびの市国民健康保険税条               例の一部改正について   十三 議案第  九号  えびの市介護保険条例の一部改正について   十四 議案第 十 号  えびの市アウトドアビジターセンター条例の一部改正につ               いて   十五 議案第 十一号  えびの市道の構造の技術的基準及び道路標識の寸法を定め               る条例の一部改正について   十六 議案第 十二号  えびの市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条               例の一部改正について   十七 議案第 十三号  市道の路線廃止について   十八 議案第 十四号  市道の路線認定について   十九 議案第 十五号  令和二年度えびの市一般会計予算の補正(第十九号)につ               いて  二十  議案第 十六号  令和二年度えびの市国民健康保険特別会計予算の補正(第               五号)について  二十一 議案第 十七号  令和二年度えびの市後期高齢者医療特別会計予算の補正               (第三号)について  二十二 議案第 十八号  令和二年度えびの市介護保険特別会計予算の補正(第四号)               について  二十三 議案第 十九号  令和二年度えびの市産業団地整備事業特別会計予算の補正               (第二号)について  二十四 議案第二十 号  令和二年度えびの市水道事業会計予算の補正(第二号)に               ついて  二十五 議案第二十一号  令和二年度えびの市病院事業会計予算の補正(第四号)に               ついて  二十六 議案第二十二号  令和三年度えびの市一般会計予算について  二十七 議案第二十三号  令和三年度えびの市国民健康保険特別会計予算について  二十八 議案第二十四号  令和三年度えびの市後期高齢者医療特別会計予算について  二十九 議案第二十五号  令和三年度えびの市介護保険特別会計予算について  三十  議案第二十六号  令和三年度えびの市産業団地整備事業特別会計予算につい               て  三十一 議案第二十七号  令和三年度えびの市水道事業会計予算について  三十二 議案第二十八号  令和三年度えびの市病院事業会計予算について 出 席 議 員(十四名)     一番   北 園 一 正  君     一〇番   上 原 康 雄  君     二番   小 宮 寧 子  君     一一番   竹 中 雪 宏  君     三番   吉 留 優 二  君     一二番   西 原 義 文  君     五番   中 山 義 彦  君     一三番   西 原 政 文  君     六番   遠目塚 文 美  君     一四番   蔵 園 晴 美  君     七番   小 東 和 文  君     一五番   栗 下 政 雄  君     八番   田 口 正 英  君     九番   松 窪 ミツエ  君 欠 席 議 員(一名)     四番   金 田 輝 子  君 議会事務局職員出席者   事務局長    山 口   忍 君  議事運営係     遊 木 凡 子 君   事務局次長   塚 田 和 孝 君
      議事運営係長  鶴 田 淳一郎 君 地方自治法第一二一条による説明のための出席を求められた者   市長      村 岡 隆 明 君  こども課長     永 田 祐 雄 君   副市長     杉 元 真 一 君  健康保険課長    原 田 和 紀 君   教育長     永 山 新 一 君  介護保険課長    後 藤 一 憲 君   総務課長    谷 元 靖 彦 君  税務課長      川 野 利 光 君   企画課長    黒 松 裕 貴 君  会計管理者     田 中 良 二 君   財政課長    宮 浦 浩 二 君  観光商工課長    吉 留 伸 也 君   建設課長    森   隆 秀 君  水道課長      馬越脇   浩 君   農林整備課長  栗 下   徹 君  市立病院事務長   藺牟田 順 子 君   畜産農政課長  川 越 政 文 君  企業立地課長    松 葉 洋 之 君   学校教育課長  白 濱 美保子 君  基地・防災対策課長 外 赤 裕 二 君   社会教育課長  領 家 修 司 君                     開議 午前 十時  〇分 ○議長(北園一正君)  ただいまから、令和三年三月えびの市議会定例会を開会いたします。  ただいまの出席議員は十四名で定足数に達しております。  報告します。金田輝子議員より、体調不良のため、本日の会議に欠席する旨の届出がありますので報告いたします。  これより、直ちに本日の会議を開きます。  本日の会議は、議席に配付いたしております議事日程第一号によって進めます。  この際、諸般の報告をいたします。  監査委員から、令和三年一月二十八日付え監発第八十四号をもって、例月現金出納検査結果報告書が提出されましたので、閉会中、各議員に配付いたしておきましたから御了承願います。  これより、本日の日程に入ります。  日程第一、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第八十五条の規定により、議長において、二番小宮寧子議員、九番松窪ミツエ議員及び十五番栗下政雄議員の三名を指名いたします。  日程第二、会期の決定を議題といたします。  今期定例会の日程は、議席に配付いたしております会期日程案のとおり、本日から三月十九日までの二十二日間とする旨、議会運営委員長から報告がありました。  お諮りいたします。議会運営委員長から報告のとおり、今期定例会の会期は二十二日間とすることに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北園一正君)  御異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は、議会運営委員長から報告のとおり、本日から二十二日間とすることに決定いたしました。  この際、市長から、令和三年度施政方針について説明の申出がありますので、発言を許します。市長。 ○市長(村岡隆明君)  皆さん、おはようございます。  ただいまから、令和三年度えびの市施政方針を申し述べます。  令和三年三月えびの市議会定例会が開催されるにあたり、令和三年度の施政方針と施策につきまして概要を申し上げ、議員の皆様をはじめ市民の皆様方の御理解と御協力を賜りたいと存じます。  国の情勢について  これまで我が国には様々な課題が山積し、全国的な人口減少時代にある中で、新型コロナウイルス感染症(以下「感染症」)の拡大により医療提供体制及び公衆衛生体制への負荷が増大・継続し、また地域経済に甚大な影響を与えています。国民の意識・行動変容に伴って東京圏への人口集中は前年までの水準を下回っているものの、引き続き、地域特性を生かした地方創生の取組を継続していく必要があるとされています。  日本経済について国は、内外の経済動向や感染症の経済に及ぼす影響を注視しながら、躊躇なく必要な対策を講ずるなど、現下の厳しい経済事情に対して万全の対応を行うこととされています。  一方で、国の財政は国・地方の債務残高がGDPの二倍を超えて膨らむ見込みであるなど、引き続き、厳しい状況にある中で、「経済あっての財政」との考え方の下、経済財政運営に万全を期するとともに、「経済財政運営と改革の基本方針二〇二〇」に基づき、経済・財政一体改革を推進することとし、二度とデフレに戻ることがないよう、デフレ脱却と経済再生の道筋を確かなものとしつつ、歳出・歳入の両面から改革を推進することとされています。  令和三年度の地方財政対策においては、感染症の影響により地方税等が大幅な減収となる中、地方が地域社会のデジタル化や防災・減災、国土強靱化、地方創生の推進、地域社会の維持・再生等に取り組みつつ、交付団体をはじめ地方が安定的な財政運営を行うために必要となる一般財源総額について、令和二年度地方財政計画の水準を下回らないよう実質的に同水準を確保することを基本とする内容となっています。  本市の情勢について  本市において、これまで人口減少問題が様々な分野に影響してきた中で、感染症の拡大・継続により、高齢化率が高い本市においては、最大限の警戒が求められ、市民生活や企業活動等に大きな制約が生まれました。その影響は宿泊及び飲食を始めとするサービス業において顕著となっていますが、その余波は基幹産業である農畜産業やその他の産業に及ぶなど、地域経済に甚大な影響を及ぼしています。  感染症に起因して発生する新たな局面や課題に対して、本市は迅速かつきめ細やかな独自施策を展開してきましたが、今後も臨機応変に対応できる自治体運営を堅持しつつ、地方回帰の時流の変化等を捉えて、これまでの地方創生を継続・加速するなど、将来にわたって持続可能な地域社会を維持することが強く求められています。  その様な中、本市は、昨年十二月一日に市制施行五十周年を迎えました。感染症の影響下にあっても可能な限り記念事業を展開してまいりましたが、五十周年のキャッチフレーズである「みんなで築いた五十年 次に進もう新時代」を実現するため、第二期の「えびの市まち・ひと・しごと創生総合戦略」(以下「総合戦略」)に基づいて施策を着実に展開することが強く求められています。あわせて、市の総合的なまちづくりの計画である「第五次えびの市総合計画」(以下「総合計画」)の検証を踏まえ、引き続き地方創生の取組を進めてまいります。  本市の財政状況に目を向けると、令和元年度決算における健全化判断比率の財政指標についてはこれまでと同様、国が定めた早期健全化基準を下回る状況にありますが、令和二年度の感染症対策集中豪雨災害への財政出動により、基金残高は大きく減少し、同時に、感染症の影響で、令和三年度の市税収入額は大幅な減少が見込まれるうえ、義務的経費の予算に占める割合が高くなってきており、さらに「新たな日常」の実現が求められることから、極めて厳しい予算編成となります。これらの財政運営上の課題に対応するためには、職員はもとより市民の皆様と一丸となって、限りある財源を有効に活用していくことが必要となっています。  当初予算の基本的な考え方  令和三年度は、国が経済の下支えを行いながら、感染症拡大防止社会経済活動の両立を図っていくとされたことから、本市としては、国が求める「新たな日常」のための予算措置について、臨機応変に財政出動を行わなければなりません。また、令和三年度は、えびの市総合計画の後期基本計画の最終年度であり、計画に掲げた施策を適切かつ確実に実行することを基本とし、本市における課題を改めて整理し、事業の手法、実施時期、事業の休止や延期も含め、事業を再検討することとしましたが、予算削減だけを目的とせず、市民サービスが低下しないよう、最少の経費で最大の効果が得られるよう留意した予算としています。  それでは、令和三年度の主な施策につきまして、総合計画の施策体系に沿って、新たな施策や主要施策などを中心に御説明いたします。  一、新たな活力を生む“産業づくり”  第一節、地域資源を生かした産業の振興  農業の振興につきましては、温暖化の進行や激甚化する気象災害の発生といった環境問題をはじめ、TPPイレブン日米貿易協定に代表されるグローバル化の一層の進展、さらには、担い手の減少に伴う様々な課題や災害・感染症等の危機事象に対応するため、安定的かつ持続的な取組を構築してまいります。  感染症によるインバウンドや外食産業の需要低下により、農畜産物の出荷減少や価格下落などの影響が生じたことから、経営支援や消費喚起対策を講じてまいりましたが、今後も予測される感染症拡大による需要急変に対応するため、引き続き本市の基幹産業である農業部門の安定した生産の継続に必要な経営支援や労働力確保に取り組んでまいります。  特に、本市の喫緊の課題であります新規就農者等の新たな担い手を育成・確保するため、研修機能施設の活用及び市内農業関連遊休施設の継承等について、各種支援制度を活用し引き続き努めてまいります。  また、「人・農地プラン」と「農地の集積・集約化」の取組を連動させ、効率的かつ安定的な農業経営を目指す地域農業の担い手の支援体制を構築してまいります。  農産園芸の振興につきましては、四季ぶりに市内全域で水稲作付が再開される見込みとなり、「えびの産ヒノヒカリ」のブランド力を更に強化するため、関係団体と連携したPRを実施するとともに、近年の気候変動等に起因する病害虫対策として、スマート農業を取り入れた効率的かつ効果的な防除体系の確立に取り組んでまいります。  また、園芸につきましては、ハウス等の施設整備による生産基盤の強化に努めるなど、意欲ある生産者の生産拡大を支援し、産地化に向けた取組を進めてまいります。  農地の基盤整備につきましては、県営畑かん事業及び県営ほ場整備事業の各実施地区における早期完成と、未実施地区における計画的な採択に向けた推進に努めてまいります。  農林畜産物のPRや販売促進に関しましては、「道の駅えびの」について新たにインターネット販売等を、また、六次産業化においては、食品製造・提供事業者の参画により市内農林畜産物を活用した創意工夫ある取組を促進してまいります。  畜産の振興につきましては、多発している鳥インフルエンザ等家畜伝染病侵入防止対策に取り組み、農場防疫レベルの高位平準化を進めるとともに、意欲のある経営体の生産基盤の強化及び資質向上並びに災害等に対応した生産性向上に努めてまいります。  本市畜産の中心である肉用牛の振興につきましては、これまでの肥育支援対策と連動した肉用牛振興対策の推進により、念願であった市内産種雄牛が誕生し、本県の肉用牛改良による農家所得の向上が期待されています。引き続き「宮崎牛」を生産する肥育農家の生産性向上や遺伝能力の優れた繁殖用雌牛の確保並びに高齢牛の適期更新を進め、本市の肉用牛改良に努めるとともに、令和四年十月に開催される第十二回全国和牛能力共進会鹿児島大会出場に向け関係者一体となって取り組んでまいります。  酪農及び中小家畜につきましては、温暖化に起因する高温や大型台風等の事象拡大による生産性の低下を防止するため、新たに施設等の暑熱対策及び非常時の動力確保に対する支援を実施し、安定した生産に取り組めるよう支援してまいります。  安全な自給粗飼料確保対策につきましては、海外では、依然として口蹄疫等の悪性伝染病が発生しており、輸入に依存しない安全な国産粗飼料の確保が必要であることから、経営所得安定対策事業を活用した耕畜連携を推進してまいります。  林業の振興につきましては、間伐や路網の開設・改良及び林業機械導入を進め、適正な森林整備や作業の効率化に努め、森林環境譲与税を活用した森林管理制度や木材利用に取り組むとともに、森林の持つ公益的機能を継続的に維持するため、再造林などの森林づくりの推進に努めてまいります。さらに、災害により荒廃した森林においては早期の復旧に取り組んでまいります。  有害鳥獣対策につきましては、新規狩猟者の確保に努め、捕獲の支援を行い、個体数の適正化に取り組んでまいります。また、防護柵の設置を推進し、飼料作物、農作物への被害軽減に努めてまいります。  商工業の振興につきましては、感染症による地域経済への影響を緩和し、新しい生活様式やガイドラインに沿った事業活動に取り組むため、国・県の支援を活用し、利子補給や保証料補助等の支援を継続するほか、商工会と連携を図りながら、感染症第三波で疲弊した商工業者への市独自支援及び消費拡大のためのプレミアム付商品券事業など市内商工業者の支援に取り組んでまいります。  また、「小規模事業者持続化支援補助事業」は、ウィズコロナ・アフターコロナ対策の需要増に鑑み、予算規模を拡大することで取組を強化してまいります。  えびの市起業支援センターにつきましては、起業家や地元事業者への支援を行うとともに、事業承継を支援するため商工会や金融機関と連携を図ってまいります。  物産振興につきましては、えびのブランド認証品や本市特産品のPRと販売促進に努めてまいります。  企業立地施策の推進につきましては、完成した産業団地の適正な維持管理を行うとともに、産業団地への早期立地実現に向けて、引き続き積極的な情報発信を行いながら、交通の利便性と南九州の中心に位置する地理的優位性を生かした企業立地を進めてまいります。  さらに、地元企業へのフォローアップや情報交換にも力を入れ、工場の新設や増設に対する立地支援にも取り組んでまいります。  労働力の確保につきましては、職場環境の改善に引き続き支援を行うとともに、企業ガイドブックの活用や就職支援員による求人企業と求職者とのマッチングなど情報発信に努めてまいります。  観光の振興につきましては、感染症により落ち込んだインバウンド需要に代え、国内旅行に対応するための情報発信など効果的な誘客に積極的に努めてまいります。  令和三年度で五年目を迎える観光振興計画の見直しについては、感染症による観光需要の時流が目まぐるしく変化することが予想されるため、えびの高原や白鳥温泉、八幡丘公園等について令和二年度での協議・検討を基に、具体的な施設整備や重点的な取組など、三か年の短期計画の策定を行います。  アウトドアシティえびのの推進につきましては、湧水町との連携による「えびの市・湧水町自転車を活用したまちづくり推進計画」の策定や、かわまちづくり事業を活用することで、市内周遊の体験型ツーリズムを構築し、新たな誘客対策に取り組んでまいります。  本市の観光拠点である、えびの高原につきましては、足湯の駅改修工事の早期竣工に努め、また、キャンプ村浴場施設改修工事に着手することで、国立公園満喫プロジェクトを推進してまいります。  また、ANAグループ人材派出事業により地域おこし協力隊員として人材確保を行い、本市観光の磨き上げに取り組んでまいります。  「えびの版DMO」につきましては、観光誘客に関連する全産業総参加のうえで、あるべき将来像を定め直して、引き続き検討を継続してまいります。  第二節、まちの活力につながる環境づくり  道路の整備につきましては、総合計画、えびの市過疎地域自立促進計画及びえびの市辺地総合整備計画との整合性を図りながら、計画的に拡幅改良等を行い早期完成に努めてまいります。また、維持・修繕工事や補修等を計画的に行い、特に通学路等の安全確保や利便性の向上に努めてまいります。さらに、国・県道の整備促進につきましては、関係機関と連携を図り、今後とも事業推進に努めてまいります。  地域情報化の推進につきましては、情報通信技術の進歩や国が推進するDX(デジタルトランスフォーメーション)に対して適切に対応するため、市内条件不利地域への高速情報通信網である光ファイバー回線の整備促進を行うとともに、情報セキュリティ対策を含めた情報システムの更新・整備に努め、適切な行政情報の発信や市民の情報取得に対する支援に努めてまいります。  基地対策の推進につきましては、引き続きえびの駐屯地存続・増強並びに第二十四普通科連隊の復元のための要望活動を周辺自治体等と展開するとともに、自衛隊に対する市民の理解を更に深めるため、自衛隊と市民との交流機会の充実や自衛隊行事の支援に取り組む団体等と連携を図り、「自衛隊のまち」として基地との共存を図ってまいります。さらに、市民の良好な生活環境保全のため、引き続き、防衛事業の導入を積極的に推進してまいります。  二、志と郷土愛を持つ“人づくり”  第一節、郷土を担う人材の育成  学校教育の充実につきましては、「三十人学級事業」を実施し、全学年での少人数指導によるきめ細かな指導を行うとともに、学習形態や指導方法を工夫するなど弾力的に運用し、学習内容の定着及び生徒指導の充実を図ってまいります。  幼保・小・中・高一貫教育につきましては、ふるさと「えびの」に誇りをもち、未来を切り拓く「人財」の育成のため、就学前からALTを活用した英語活動を行うなど、「学力向上」・「心の教育」・「健康教育」を柱に据えて取り組んでまいります。  教育環境の整備につきましては、真幸中学校プール改修工事を進めるとともに、施設や樹木等の点検、補修、剪定等を実施し、安全・安心に学べる環境づくりに努めてまいります。  さらに、令和二年度に児童生徒一人一台端末整備と学校における高速大容量通信ネットワーク整備が完了したことにより、令和三年度からは、ICT支援員を配置しながら、学びの場におけるICTの活用に取り組んでまいります。  また、学校における感染症に関する衛生管理に努めてまいります。  奨学金貸与制度につきましては、修学に伴う保護者の経済的な負担軽減のため、制度内容の更なる周知を図り、全ての子どもが希望する進路を選択できるよう支援してまいります。  飯野高等学校の支援事業につきましては、飯野高等学校の存続に向けた取組を進めてまいります。また、全国枠の生徒等に対する支援として、飯野高等学校生徒下宿等費用助成事業を実施し、受入れ環境整備や魅力発信に取り組んでまいります。  青少年の健全育成につきましては、体験活動の実施、地域ボランティアによる地域学校協働活動、家庭教育学級の充実など、地域・団体・行政が一体となって取り組んでまいります。  生涯学習の促進につきましては、学びたい人が学びたいときに学べるよう、また、いくつになっても学ぶ幸せを感じられ、学び続けられるよう、市民のニーズに合わせた生涯学習講座、市民大学、出前講座などを実施してまいります。  スポーツの振興につきましては、市民の健康増進や体力向上のため各種スポーツ大会や活動等への支援を行ってまいります。また、安全・安心な体育施設を提供するため、加久藤地区体育館の外壁修繕や王子原運動公園本部室の空調設備設置などを実施するとともに、永山運動公園拡張整備事業に取り組んでまいります。  人権意識の高揚につきましては、「えびの市におけるあらゆる差別をなくし人権を守る条例」や「えびの市人権教育・啓発推進方針」に基づき、様々な人権問題に関する学習機会の提供及び啓発活動を行い、人権を尊重し互いに支え合いながら共に健やかに安心して暮らせるまちづくりを推進します。また、次期方針改定に向けた市民意識調査を実施します。さらに、感染症や性的マイノリティに関する人権など、近年関心の高まっている課題についても適切に啓発や施策検討を進めてまいります。  第二節、郷土文化の継承と新しい文化の創造  文化芸術活動の促進につきましては、文化センターの施設整備など文化施設の利活用促進を図るとともに、郷土文化及び文化財の保護・継承に努めてまいります。特に、国の重要文化財に指定された「島内地下式横穴墓群出土品」の保護及び令和三年度に延期となりました「第三十五回国民文化祭・みやざき二〇二〇」「第二十回全国障害者芸術・文化祭みやざき大会」での出土品の企画展や講演会等を通じて広くPRすることで文化財保護意識の高揚を図ってまいります。  国際交流の充実につきましては、国際交流協会と連携しながら、国際感覚の醸成のため、市民と市内在住を中心とした外国人との交流を深める取組の強化を図るとともに、日章学園九州国際高等学校の留学生や市内学生の交流を深める取組を実施してまいります。また、老朽化が進んでいる国際交流センターの施設整備を行い、国際交流の場として機能充実に努めてまいります。  三、誰もが元気“健康のまちづくり”  第一節、健康の保持・増進
     健康づくりの推進につきましては、全ての市民が心身ともに健康でいきいきと暮らせるように、「第二次健康日本21えびの市計画」、「第二期データヘルス計画」及び「第三期えびの市国民健康保険特定健康診査等実施計画」に基づき、疾病の予防、早期発見、早期治療及び重症化予防に重点を置いた事業を展開するとともに、スマートウエルネスシティ(健康で幸せなまちづくり)に取り組んでまいります。  また、国民健康保険特定健康診査の受診率向上を図るため人工知能(AI)を活用した受診勧奨を行ってまいります。  感染症対策につきましては、引き続き拡大防止のための情報発信に努めてまいります。また、国の指示の下、県や西諸医師会の協力を得て、市民が確実に新型コロナウイルスワクチンを接種できるよう取り組んでまいります。  母子保健事業につきましては、引き続き、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援を行ってまいります。  地域医療体制の整備につきましては、広域的な地域医療体制の構築を進めつつ、本市の地域医療を絶やさないことを最優先課題として医療関係者等と議論してまいります。  市立病院につきましては、感染症に係る検査体制や医療体制の確保を図りつつ、地域医療構想における当院の役割を果たすため、第二次救急告示病院として救急医療を継続してまいります。なお、厚生労働省による再編統合について、病院経営アドバイザーの意見を踏まえながら病院経営の在り方を検討してまいります。また、地域包括ケア病床の安定した運用により患者の在宅復帰を支援するため医療、介護、福祉等の関係機関との連携強化を図ってまいります。医師確保につきましては、県の医師確保対策推進協議会事業の活用や本市出身医師に対するアプローチを継続しながら、早期に確保できるよう最大限努力してまいります。  四、みんなのかおが見える“協働と福祉のまちづくり”  第一節、市民参加・協働のまちづくり促進  市民協働によるまちづくりにつきましては、えびの市自治基本条例に係る事業評価を進めていくとともに、「えびの市協働のまちづくり指針」に基づき、市民と行政がそれぞれの責任と役割を理解し、対等な立場で協力しながらまちづくりに取り組めるよう努めてまいります。また、市民活動の拠点となる市民活動支援センターの活動の充実を図るとともに、えびの市ぷらいど21助成事業や市民提案型事業を実施し、住民主体のまちづくりを促進してまいります。  地域が主体となり自主的な活動を行う「まちづくり事業」につきましては、中学校区ごとに設置されている「まちづくり協議会」と連携しながら、自治会の活性化につながる各種事業の展開を図ってまいります。さらに、地域コミュニティ担当者が自治会との連携を深め各種啓発活動を行うことにより、自治会活動の活性化とともに、自治会加入の促進を図ってまいります。また、超高齢化の時代を見据え、地域の身近な課題把握を行い、解決に努めてまいります。  地域との協働を進める地域おこし協力隊事業につきましては、外部人材による地域の魅力発見と持続可能な地域の伝統行事等の継続のため、引き続き地域活動支援及び協力隊員自らの個性ある企画と実践により、地域活性化のサポートを図ってまいります。  市民参画による行政の推進につきましては、様々な機会を通じ、幅広い層の市民からの広聴充実を図るとともに、市民が市政に参画する機会の確保に努め、市民目線に立った行政運営を推進してまいります。  男女共同参画の推進につきましては、「第三次えびの市男女共同参画基本計画」に基づき、男女が互いの人権を尊重し、性別にかかわらず個性と能力を発揮でき、誰もがいきいきと暮らせるまちづくりを推進してまいります。  情報共有化の推進につきましては、引き続き、分かりやすくタイムリーな情報発信に努めてまいります。特に開設してから二十年以上経過した市公式ホームページの全面リニューアルを行うことで、スマートフォン等の情報機器の進歩等に対応したものとし、かつ必要な情報を得やすくなるよう改善いたします。また、市公式LINEの機能を活用して情報発信の充実を図ります。あわせて様々な施策や事業効果を最大限に高めるため、職員の情報発信に対する意識や技術向上を図り、より積極的な情報発信に配慮してまいります。  第二節、かおの見える福祉の充実  地域福祉の推進につきましては、「第三期えびの市地域福祉計画・えびの市地域福祉活動計画」が令和三年度で終了することから、国が掲げる制度・分野の枠や「支える側」「支えられる側」という従来の関係を越えて、人と人、人と社会がつながり、一人一人が生きがいや役割を持ち、助け合いながら暮らしていく「地域共生社会」の実現に向けた次期計画の策定を進めてまいります。  子育てしやすい環境づくりにつきましては、子育て世代の定住促進を図るため、「第二期えびの市子ども・子育て支援事業計画」に沿った子育て環境の充実・向上に取り組んでまいります。特に、市独自の施策として、第三子以降の保育料と副食費の無料化や子ども医療費助成等の支援を継続するなど、子育てに係る経済的な負担軽減に引き続き取り組んでまいります。  また、子供の貧困対策として「第二期えびの市子どもの貧困対策推進計画」に基づき、こども宅食運営事業等を関係機関と連携して取り組んでまいります。  高齢者が安心して暮らせる環境づくりにつきましては、新たに策定した「第八期えびの市高齢者保健福祉計画・介護保険計画」に基づき、みんなのかおが見える“協働と福祉のまちづくり”を基本理念に掲げ、高齢者が住み慣れた地域で安心して自立した生活を継続して営むことができるように、地域での支え合い、助け合い、安心して暮らせるまちづくりのための各種事業の推進、さらに、高齢者の生きがいづくりや社会参加の推進を図るため、引き続き、高齢者クラブの活動やシルバー人材センター等への支援を行ってまいります。  介護保険事業につきましては、認知症施策の推進、地域包括ケアシステムの深化・推進、持続可能で安心して利用できる介護保険サービスの提供を掲げ、限りある社会資源を有効的かつ効果的に活用し、十分な介護サービス等が提供できるよう計画に沿った着実な事業の推進に努めてまいります。  介護人材の確保につきましては、引き続き、市独自の支援事業を推進し、さらには質の高い介護サービスが提供できる環境を整備するため、国・県が行う介護現場革新の取組と連携して介護現場におけるICT等の活用を支援してまいります。  また、高齢者自身の社会参加を通した介護予防の推進を図り、はつらつとした地域社会をつくるため、「ボランティアポイント制度」を導入し、はつらつ百歳体操の運営を充実させる取組を推進してまいります。  障がいのある人が安心して暮らせる環境づくりにつきましては、「第六期えびの市障がい福祉計画・第二期えびの市障がい児福祉計画」に基づき、障がい福祉サービス等を適切に提供するとともに、障がいのある方の相談支援体制等を強化するため、西諸圏域に基幹相談支援センターを設置し、地域生活を支えるきめ細かい支援の充実を図ってまいります。また、障がい児支援として、施設通所時に必要に応じた送迎支援ができるように、移動支援事業の条件を緩和し、保護者の心身及び経済的負担の軽減に努めてまいります。  さらに、障がい児の教育・保育施設の入所に際して適切に対処できるように教育・保育施設環境改善事業を創設し、入所しやすい環境づくりを推進してまいります。  第三節、安心して暮らせるまちづくり  日常生活における安全の確保につきましては、関係機関等と連携し、交通安全対策を推進してまいります。  また、高齢者の交通事故抑制を目的に、運転免許証返納や制限運転の実施を推進してまいります。  防犯対策の推進につきましては、関係機関等との連携を強化し、地域ぐるみによる防犯活動を推進してまいります。  また、防犯灯のLED化や維持管理を軽減するための支援を引き続き行い、安全で安心な住みよい地域づくりを推進してまいります。  消費者問題への対策の推進につきましては、悪徳商法や特殊詐欺などによる被害の未然防止を図るために、啓発活動や広報紙による情報提供に努めてまいります。また、消費生活相談や無料法律相談を実施するとともに、消費生活相談センターなど関係機関と連携して適切かつ迅速に解決に向けての救済支援を図ってまいります。  防災対策の充実・強化につきましては、自主防災組織の早期設立に努めるとともに、自主防災組織による防災訓練や防災資機材の整備に対して財政支援を含めたフォローアップを積極的に行い、地域における防災力と防災意識の向上に努めてまいります。  大規模災害時の備えにつきましては、災害時用備蓄物資の計画的な整備と、防災関係機関や一定圏域市町との適切な役割分担及び相互の連携強化に努めてまいります。  また、市民への最適な情報伝達手段を確保するため、防災行政無線については将来予想されるシステム更新等を見据えた検討を進めつつ、現状のシステムに対応した戸別受信機の配置増を図ることで、確実な情報伝達に努めてまいります。  治水対策につきましては、市河川は河川内の堆積土の浚渫を行い、国、県河川は川内川流域の市町と連携を図り築堤の設置等の内水対策を要望してまいります。特に下方井堰の早期改修を国に強く要望してまいります。  消防体制の整備につきましては、地域消防力の維持及び強化を図るため、引き続き、消防団員の確保及び消防車両の更新などの装備・資機材等の更なる充実に努め、また新たに支援団員によるバックアップにより、消防団が活動しやすい環境づくりに努めてまいります。  広域消防・救急体制につきましては、引き続き、西諸二市一町で連携し、その体制維持や充実を図ってまいります。  社会保障の確保につきましては、健康で文化的な最低限度の生活を保障する生活保護制度の適正な運営に努めるとともに、生活困窮者自立支援制度における各種支援策について、引き続き、関係機関と連携を図りながら、生活困窮者や被保護者を対象とした支援事業に取り組んでまいります。  五、自然と調和した住みよい“生活環境づくり”  第一節、調和のとれた美しい景観の保全  自然環境の保全につきましては、環境への負荷が少ない循環型社会の形成と本市の恵まれた自然環境の継承を図るため、「第二次えびの市環境基本計画」に基づき、市民・事業者・市が一体となって取り組んでまいります。  廃棄物処理施設につきましては、各施設の長寿命化を図り、それぞれ適正な計画的維持管理に努めるとともに、施設の状況に応じ、次期施設について更新準備を進めてまいります。  また、最終処分場につきましては、設置当初の計画どおり、施設の処理能力を最大限に高めるための対策に取り組んでまいります。  廃棄物の不法投棄につきましては、パトロール車両による巡視の強化、のぼり旗及び看板等による啓発の強化を継続して進めてまいります。  廃棄物処理の安定確保につきましては、近年大規模な災害が多く発生していることから、同様の災害が発生した場合に備え、災害廃棄物の処理を円滑に行うために、行動計画を策定してまいります。  第二節、住みよい生活環境の確保  安全でおいしい水の安定的な供給の確保につきましては、経年化した水道施設の更新事業をはじめ、大迫妙見簡易水道の上水道統合整備事業の完成や低水圧地区の水道管布設替事業などの推進を図ってまいります。  住宅対策の推進につきましては、「えびの市空家等対策計画」に基づき、空家の適正管理の啓発に努め、特定空家等に認定された空家をはじめ、放置されている空家の適正な管理を促すなど、良好な住環境の維持を図ってまいります。  移住・定住の促進につきましては、ワンストップ型の相談窓口である「移住・定住支援センター」の運営と併せ、移住者向けの様々な支援メニューを実施し、引き続き積極的に取り組んでまいります。  シティセールスの推進につきましては、各出身者会や包括連携協定による企業との連携等により、本市の魅力発信に努めてまいります。  公共交通手段の確保につきましては、市民生活にとって必要不可欠である鉄道や路線バスの利用促進や維持存続に向けた取組を強化し、様々な交通手段の連携を図りながら、引き続き本市に適した公共交通網の形成を図ってまいります。  六、計画の実現に向けて  計画的な行政運営の推進、総合計画の進行管理につきましては、現在の第五次総合計画が令和三年度に計画期間の終期を迎えるため、令和四年度からの次期総合計画の策定に向けた作業を進めてまいります。  行財政改革の推進につきましては、新たに策定した「第七次えびの市行政改革大綱」に基づき、人口減少問題に対応し、持続可能な地域づくりと健全な行財政経営を目指す取組を推進してまいります。  自主財源である市税につきましては、公平負担の原則に基づく適正な賦課と効果的な収納業務による納期内納付を推進し、収入の確保に努めてまいります。  さらに、令和元年度に法整備による制度見直しが行われた「ふるさと納税制度」につきましては、制度の枠組みの中で貴重な歳入確保に努め、更に寄附金の増加や地元産品のPRにつながるよう、返礼品の開発・掘り起しや充実を図ってまいります。  人材育成につきましては、宮崎県市町村職員研修センター等の研修機関や研修機会を活用するとともに内部研修の充実にも取り組み、職員の職務に対する意欲、能力の向上を図ってまいります。  広域行政の推進につきましては、引き続き、事務事業の効率化や効果的な展開を図るべく、西諸や宮崎県、環霧島や県境市町など多様な枠組みでの連携を推進してまいります。  以上、私の市政運営に対する所信の一端を申し述べましたが、感染症や災害などの困難に直面しても、しなやかに回復し、乗り越える力をもつ自治体運営に努め、また「総合計画」及び「総合戦略」の着実な推進に向けて、市民の皆様と一体となり“大自然と人々が融合し、「新たな力」が躍動するまちえびの”の実現に向け、誠心誠意、各種施策・事業に取り組んでまいる所存ですので、市民の皆様、市議会議員の皆様に御理解と御支援をお願い申し上げ、令和三年度の施政方針といたします。 ○議長(北園一正君)  しばらく休憩いたします。                     休憩 午前 十時四十六分                     開議 午前 十時五十五分 ○議長(北園一正君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  日程第三、報告第三号専決処分した令和二年度えびの市一般会計予算の補正(第十七号)の承認について、日程第四、報告第四号専決処分した令和二年度えびの市一般会計予算の補正(第十八号)の承認について、日程第五、諮問第一号人権擁護委員候補者の推薦について、及び日程第六、議案第二号監査委員の選任についてから、日程第三十二、議案第二十八号令和三年度えびの市病院事業会計予算についてまで、以上一括議題といたします。  市長に提案理由の説明を求めます。市長。 ○市長(村岡隆明君)  それでは、今期定例会に提案いたします議案等について、その提案理由を御説明いたします。  報告第三号専決処分した令和二年度えびの市一般会計予算の補正(第十七号)の承認について御説明申し上げます。  新型コロナウイルス感染症の拡大により、宮崎県が発令した緊急事態宣言が継続され、飲食店への営業時間短縮要請を引き続き実施したことに伴い、協力した飲食店に対する営業時間短縮要請協力金の支給に要する経費について、令和二年度えびの市一般会計補正予算を計上する必要が生じましたが、議会の議決すべき事件について特に緊急を要するため議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認め、地方自治法第百七十九条第一項の規定により専決処分しましたので、同条第三項の規定によりこれを報告し、議会の承認を求めるものであります。  予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ一億二千八百七十九万一千円を追加し、補正後の予算総額は一百八十七億八千二十二万二千円となります。歳出としましては、商工費で営業時間短縮要請協力金の増額などであります。歳入としましては、歳出の財源として、営業時間短縮要請に伴う県補助金の増額及び財政調整基金繰入金を増額するものであります。  報告第四号専決処分した令和二年度えびの市一般会計予算の補正(第十八号)の承認について御説明申し上げます。  新型コロナウイルスワクチン接種に係る経費及び感染症の拡大に伴い、宮崎県が発令した緊急事態宣言を受けて、外出自粛等の影響により収入減となった、市内商工業者への支援に要する経費について、令和二年度えびの市一般会計補正予算を計上する必要が生じましたが、議会の議決すべき事件について特に緊急を要するため議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認め、地方自治法第百七十九条第一項の規定により専決処分しましたので、同条第三項の規定によりこれを報告し、議会の承認を求めるものであります。  予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ八千二百三十二万七千円を追加し、補正後の予算総額は一百八十八億六千二百五十四万九千円となります。歳出としましては、衛生費では、新型コロナウイルスワクチン接種に係る経費の計上、商工費では、事業者収入減対策事業補助金の計上であります。歳入としましては、歳出の財源として、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保に伴う国庫補助金及び財政調整基金繰入金を増額するものであります。また、年度内の事業完了が見込めないことにより、事業を翌年度に繰り越す必要があるため、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業ほか二件に係る繰越明許費を追加するものであります。さらに、債務負担行為について、新型コロナウイルスワクチン接種コールセンター業務ほか二件を追加するものであります。  諮問第一号人権擁護委員候補者の推薦について御説明申し上げます。  人権擁護委員四名が令和三年六月三十日をもって任期満了となることに伴い、人格識見が高く、広く社会の実情に通じ、人権擁護について理解のある、えびの市大字西郷一一四八番地一栗坂三枝子氏、えびの市大字原田一三六九番地一四坂本謙太郎氏、えびの市大字湯田五五〇番地鶴田昌子氏、えびの市大字向江一四一番地二福重真諭美氏を人権擁護委員候補者として推薦したいので、人権擁護委員法第六条第三項の規定により、議会の意見を求めるものであります。  議案第二号監査委員の選任について御説明申し上げます。  現在、監査委員に選任している、えびの市大字小田一一七一番地一白坂良二氏が、令和三年五月十日をもって任期満了となります。同氏は、平成二十九年五月十一日付けで監査委員に選任されておりますが、人格高潔で普通地方公共団体の財務管理、事業の経営管理に関し優れた識見を有しておられます。つきましては、引き続き、同氏を監査委員に選任したいので、地方自治法第百九十六条第一項の規定により、議会の同意を求めるものであります。  議案第三号公平委員会の委員の選任について御説明申し上げます。  現在、公平委員会の委員に選任している、えびの市大字小田二八番地四堀川純一氏が、令和三年三月二十四日をもって任期満了となります。同氏は、平成二十九年三月二十五日付けで公平委員会の委員に選任されておりますが、人格高潔で地方自治の本旨及び民主的で能率的な事務処理に精通され、人事行政に関しても豊富な経験を有しておられます。つきましては、引き続き、同氏を公平委員会の委員に選任したいので、地方公務員法第九条の二第二項の規定により、議会の同意を求めるものであります。  議案第四号辺地に係る公共的施設総合整備計画の策定について御説明申し上げます。  市道西長江浦演習場線につきましては、平成二十八年度から令和二年度までの五か年を計画期間として新田辺地総合整備計画を策定し、整備を進めてまいりましたが、引き続き令和三年度から令和七年度までの五か年を計画期間とする辺地総合整備計画を策定し、整備を進めていく必要がありますので、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第三条第一項の規定により、議会の議決を求めるものであります。  議案第五号えびの市新型コロナウイルス感染症緊急対策利子補給基金条例の制定について御説明申し上げます。  新型コロナウイルス感染症の影響を受けた中小企業者に係る融資のうち、本市が行う利子補給に関する事業に要する経費の財源に充てるため、えびの市新型コロナウイルス感染症緊急対策利子補給基金を設置するための条例を制定するものであります。  議案第六号えびの市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について御説明申し上げます。  えびの市職員の定年等に関する条例第四条の規定に基づき、えびの市立病院に勤務する医師の勤務延長の期限を令和四年三月三十一日まで延長することに伴い、えびの市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正するものであります。  議案第七号えびの市児童扶養手当支給条例の一部改正について御説明申し上げます。  多子世帯、母子世帯及び身体障害者世帯並びに知的障害者世帯の児童の扶養者に対し、児童の福祉の増進を図ることを目的として支給している市独自の児童扶養手当について「母子世帯」から「ひとり親世帯」への対象拡大、及び世帯単位の支給から児童の数に応じた支給に改め、より趣旨に沿った支給とし制度の拡充を図るため、えびの市児童扶養手当支給条例の一部を改正するものであります。その内容としましては、支給対象世帯のうち「母子世帯」を父子世帯を含めた「ひとり親世帯」に拡大し、手当の額を「一世帯につき月額二千五百円」を「対象児童一人につき月額二千五百円」に改めるものであります。  議案第八号えびの市国民健康保険条例及びえびの市国民健康保険税条例の一部改正について御説明申し上げます。  新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律が令和三年二月十三日に施行されたことに伴い、所要の規定の整備を行うため、えびの市国民健康保険条例及びえびの市国民健康保険税条例の一部を改正するものであります。その内容としましては、法律の改正に伴い、新型コロナウイルス感染症の定義を改めるものであります。  議案第九号えびの市介護保険条例の一部改正について御説明申し上げます。  介護保険法第百二十九条及び介護保険法施行令第三十八条の規定により、令和三年度から令和五年度における保険料率を定めるため、えびの市介護保険条例の一部を改正するものであります。主な改正内容といたしましては、介護保険料の標準九段階のうち、令和三年度から令和五年度まで、市民税本人課税層に当たる第七段階、第八段階及び第九段階の境目となる基準所得金額を、それぞれ二百一十万円及び三百二十万円として定めるものであります。保険料率の算定に関する基準につきましては、国の算定基準を参酌し、令和三年度から令和五年度までの第八期介護保険事業計画における保険料額を改正するものであります。保険料基準年額につきましては、七万八千四百八十円から七万四千四百円となります。また、新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律が施行され、新型コロナウイルス感染症の定義を改めるものであります。  議案第十号えびの市アウトドアビジターセンター条例の一部改正について御説明申し上げます。  えびの市アウトドアビジターセンターに電動アシスト付き自転車等を設置することに伴い、使用料を設定する必要があること、また、指定管理者が管理する同センターの利用料金について、指定管理者の収入として収受することを可能とするため、えびの市アウトドアビジターセンター条例の一部を改正するものであります。  議案第十一号えびの市道の構造の技術的基準及び道路標識の寸法を定める条例の一部改正について御説明申し上げます。  道路構造令の一部を改正する政令及び道路法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備に関する政令の施行に伴い、道路構造令に自転車通行帯及び歩行者利便増進道路に関する規定が新たに追加されたことから、同様の規定を追加するため、えびの市道の構造の技術的基準及び道路標識の寸法を定める条例の一部を改正するものであります。  議案第十二号えびの市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について御説明申し上げます。  消防団員の減少等により、火災時等の要員確保が難しく、消防力の低下が懸念されることから、地域の実情に応じ、消防力を補完するための支援団員の確保を図るため、えびの市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正するものであります。  議案第十三号市道の路線廃止について御説明申し上げます。  産業団地の完成に伴う市道路線の見直しのため、道路法第十条第三項の規定により、市道の廃止について議会の議決を求めるものであります。  議案第十四号市道の路線認定について御説明申し上げます。  産業団地の完成に伴う市道路線の見直し及び新規路線の設置のため、道路法第八条第二項の規定により、市道の認定について議会の議決を求めるものであります。  議案第十五号令和二年度えびの市一般会計予算の補正(第十九号)について御説明申し上げます。
     令和二年度えびの市一般会計予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ八億五百六十八万八千円を減額し、補正後の予算総額は、歳入歳出それぞれ一百八十億五千六百八十六万一千円となります。今回の補正は、歳入歳出ともに事業確定等に伴う減額が主であります。  歳出で増額となった主なものは、総務費では、えびの市心のふるさと寄附金の見込額増に伴う委託料及び積立金の増額、土木費では、国の追加補正に伴う社会資本整備総合交付金事業(道路修繕)の工事請負費の増額などであります。歳入としましては、えびの市心のふるさと寄附金の増額及び新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の増額などが主なものとなっています。また、年度内の事業完了が見込めないことにより、事業を翌年度に繰り越す必要があるため、地籍調査事業ほか八件に係る繰越明許費を追加し、及び現年発生農業用施設災害復旧事業(補助)ほか二件に係る繰越明許費を変更するものであります。さらに、債務負担行為について、地域おこし協力隊員用軽自動車借上料ほか十九件の追加、及び新型コロナウイルス感染症緊急対策利子補給補助金ほか一件の限度額を変更するものであります。  議案第十六号令和二年度えびの市国民健康保険特別会計予算の補正(第五号)について御説明申し上げます。  令和二年度えびの市国民健康保険特別会計予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ一億二千二百二十八万六千円を追加し、補正後の予算総額は、歳入歳出それぞれ三十一億七千四百五万一千円となります。歳入としましては、国庫支出金一百八万七千円、県支出金一億四百四十二万五千円、繰入金一千六百七十七万四千円を増額するものであります。歳出としましては、総務費一百一十八万三千円、保健事業費六百一十二万一千円を減額し、保険給付費一億五百六十三万八千円、諸支出金三百三十四万九千円、基金積立金二千六十万三千円を増額するものであります。  議案第十七号令和二年度えびの市後期高齢者医療特別会計予算の補正(第三号)について御説明申し上げます。  令和二年度えびの市後期高齢者医療特別会計予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ二百一十五万六千円を減額し、補正後の予算総額は、歳入歳出それぞれ六億七千五百七十三万円となります。歳入としましては、繰入金二百三十四万円を減額し、国庫支出金一十八万四千円を増額するものであります。歳出としましては、総務費二万一千円、後期高齢者医療広域連合納付金一百九十四万六千円、保健事業費一十八万九千円を減額するものであります。  議案第十八号令和二年度えびの市介護保険特別会計予算の補正(第四号)について御説明申し上げます。  令和二年度えびの市介護保険特別会計予算の補正につきましては、保険事業勘定で、歳入歳出それぞれ一億一千三百七十二万九千円を減額し、補正後の予算総額は、歳入歳出それぞれ三十三億八千五百三十八万七千円となります。また、介護サービス事業勘定は、予算総額は変わらず、歳入歳出それぞれ二千二百九十一万三千円となります。保険事業勘定の補正で主なものは、歳入で国庫支出金三千二十六万四千円、支払基金交付金四千六百九十九万九千円、県支出金二千二百九十四万七千円を減額するものであります。歳出は保険給付費一億七百三十三万一千円、地域支援事業費三百一十万八千円を減額するものであります。介護サービス事業勘定の補正は、歳入でサービス収入一百五十二万五千円を増額し、繰入金一百五十二万五千円を減額するものであります。歳出は総務費を財源更正するものであります。  議案第十九号令和二年度えびの市産業団地整備事業特別会計予算の補正(第二号)について御説明申し上げます。  令和二年度えびの市産業団地整備事業特別会計予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ三千九百八十三万九千円を減額し、補正後の予算総額は、歳入歳出それぞれ六億七千一百九十四万六千円となります。歳入としましては、市債を三千八百万円、繰入金を一百八十四万一千円それぞれ減額し、電柱設置に伴う使用料及び手数料を二千円増額するものであります。歳出としましては、産業団地造成に伴う工事請負費や測量委託料などの不用額を含め、産業団地整備事業費を三千七百九十九万八千円、当初の予定金利よりも実質金利が低かったことにより公債費を一百八十四万一千円、それぞれ減額するものであります。  議案第二十号令和二年度えびの市水道事業会計予算の補正(第二号)について御説明申し上げます。  令和二年度えびの市水道事業会計予算の補正につきましては、水道事業収益を一千九百八十五万円、水道事業費用を一千九百二十八万円それぞれ減額し、補正後の水道事業収益は三億九千四百五十七万三千円、水道事業費用は四億四千一百八十五万三千円となります。また、資本的収入を二千三百二十万五千円、資本的支出を六千一百二十八万一千円それぞれ減額し、補正後の資本的収入は八千四百三十六万四千円、資本的支出は一億八千四百九十一万四千円となります。  水道事業収益におきましては、主に西長江浦地区送配水管移設工事に係る県補償金の減額に伴い、営業収益を三百万円、決算見込みによる令和二年度豪雨災害に係る一般会計補助金の減額に伴い、特別利益を一千六百八十五万二千円それぞれ減額するものであります。水道事業費用におきましては、決算見込みに伴い、営業費用を一千五百八十九万六千円減額、営業外費用を三百六万五千円増額、特別損失を六百四十四万九千円減額するものであります。資本的収入におきましては、決算見込みに伴い、企業債を二千九十万円、豪雨災害に係る一般会計補助金を三百九十一万一千円それぞれ減額し、国庫補助金を一百六十万六千円計上するものであります。資本的支出におきましては、決算見込みに伴い、建設改良費を六千一百二十八万一千円減額するものであります。また、債務負担行為について、柿木原浄水場管理委託業務ほか二件をお願いするものであります。  議案第二十一号令和二年度えびの市病院事業会計予算の補正(第四号)について御説明申し上げます。  令和二年度えびの市病院事業会計予算の補正につきましては、病院事業収益を二百七十五万五千円増額し、病院事業費用を七千一十一万八千円減額し、補正後の病院事業収益は八億四千五百七十二万七千円、病院事業費用は九億六千四百七十万九千円となります。また、資本的収入を六百八十九万七千円、資本的支出を三百五十六万一千円それぞれ減額し、補正後の資本的収入は五千四百六十三万円、資本的支出は七千一百五万三千円となります。  内容としましては、病院事業収益におきましては、主に決算見込みに伴う入院・外来収益の減額、地方財政計画上の基礎額改定に伴う他会計負担金等の補正であります。医業外収益の補助金におきましては、新型コロナウイルス対策に対する県からの緊急包括支援交付金の新規受入れ等に伴い三千五百八十五万四千円増額するものでございます。病院事業費用におきましては、主に決算見込みに伴う給与費、経費や材料費の不用額を減額するものであります。また、資本的収入につきましては、主に建設改良費の決算見込み等により一般会計出資金を七百八十一万五千円減額し、器械備品購入に係る国民健康保険特別調整交付金の受入れに伴い他会計繰入金を三百三十万円増額するものであります。資本的支出におきましては、主に器械備品購入費に係る入札残等を不用額として減額するものであります。  議案第二十二号令和三年度えびの市一般会計予算について御説明申し上げます。  令和三年度えびの市一般会計の歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ一百三十九億七千八百万円で、対前年度比五千三百万円、〇・四%の増となりました。歳入の財源割合としましては、自主財源が三七・四%、依存財源が六二・六%となっております。  款の区分による歳入の主な増減といたしましては、一、「市税」が、個人市民税及び固定資産税の歳入見込みの減などにより六千六百二十八万三千円の減、二、「地方交付税」が、地方財政計画の見込みなどにより五千二百七十二万五千円の増、三、「寄附金」が、心のふるさと寄附金の増により一億円の増、四、「繰入金」が、えびの市畑地かんがい事業基金繰入金が減となったことなどにより一億七千四百八十八万六千円の減、五、「市債」が、臨時財政対策債の増などにより、二億一千八百七十七万七千円の増、同じく歳出の主な増減といたしましては、一、「総務費」が、退職手当、職員退職手当基金積立金及び心のふるさと寄附金推進費に係る積立金の増などにより四億四千九十九万一千円の増、二、「民生費」が、保育所施設整備事業補助金の減などにより四千八百八万一千円の減、三、「農林水産業費」が、国営土地改良事業負担金の減などにより三億六千九百九十八万二千円の減、四、「商工費」が、えびの高原施設管理費及び産業団地整備事業特別会計に対する繰出金の減などにより一億五千三百七十八万八千円の減、五、「土木費」が、加久藤橋に係る旧橋撤去のための工事施行負担金の減などにより二億五千八百一十三万六千円の減、六、「教育費」が、永山運動公園整備事業費の増などにより一億四千七百七万一千円の増となりました。  主な新規事業といたしましては、一、「総務費」では、ホームページリニューアル事業、戸別受信機設置事業、二、「民生費」では、にしもろ権利擁護推進協議会負担金、障害児教育・保育施設環境改善事業補助金、三、「衛生費」では、災害廃棄物処理行動計画策定事業、四、「農林水産業費」では、強い畜産経営基盤体制強化事業補助金、五、「土木費」では、危険空家除却補助金、六、「消防費」では、防災情報伝達手段検討調査事業、七、「教育費」では、ICT支援員派遣事業、真幸中学校プール改修事業などであります。また、債務負担行為について、小学新一年生防災ヘルメット購入ほか三件をお願いするものであります。  議案第二十三号令和三年度えびの市国民健康保険特別会計予算について御説明申し上げます。  令和三年度えびの市国民健康保険特別会計予算の総額は、歳入歳出それぞれ二十九億八千二百四十七万六千円で、対前年度比四千四百四十七万六千円の減額となります。歳入の主なものは、国民健康保険税四億九千九百一十一万七千円、県支出金二十二億二千三百七十六万円、一般会計からの繰入金二億五千一百五十万二千円などであります。歳出の主なものは、総務費九千一百八十九万四千円、保険給付費二十二億七百二十三万八千円、国民健康保険事業費納付金六億三千六百六十五万一千円、保健事業費四千三百三十九万円などであります。  議案第二十四号令和三年度えびの市後期高齢者医療特別会計予算について御説明申し上げます。  令和三年度えびの市後期高齢者医療特別会計予算の総額は、歳入歳出それぞれ六億七千三百二十七万二千円で、対前年度比三百五十九万一千円の減額となります。歳入の主なものは、後期高齢者医療保険料一億八千五百八万七千円、一般会計からの繰入金四億六千八百八十八万七千円、健康診査受託事業収入などの諸収入一千九百二十五万四千円などであります。歳出の主なものは、後期高齢者医療広域連合納付金六億四千四百四十四万二千円、保健事業費一千八百八十九万円などであります。  議案第二十五号令和三年度えびの市介護保険特別会計予算について御説明申し上げます。  介護保険特別会計につきましては、令和三年度から令和五年度までの三年間を計画期間とする、第八期介護保険事業計画に基づき事業を運営し、介護認定・保険給付・介護予防などの保険事業勘定予算と地域包括支援センターで行うケアプラン作成などの介護サービス事業勘定予算の二つの事業勘定で編成しております。  保険事業勘定につきましては、歳入歳出それぞれ三十三億八千四百二十一万円で、対前年度比一千九十九万七千円の減額となります。歳入の主なものは、第一号被保険者保険料四億三千三百一十三万円、国庫支出金九億四千三百六十五万一千円、支払基金交付金八億五千七百八十八万円、県支出金四億八千九百八十九万四千円などであります。歳出の主なものは、保険給付費三十一億一千一百三十二万二千円、介護予防等の地域支援事業費一億四千七百二十二万七千円などであります。  介護サービス事業勘定につきましては、歳入歳出それぞれ二千二百二万円で、対前年度比六十八万一千円の増額となります。歳入の主なものは、ケアプラン作成に係るサービス収入七百六十一万一千円で、歳出の主なものは、総務費一千九百二十二万五千円であります。  議案第二十六号令和三年度えびの市産業団地整備事業特別会計予算について御説明申し上げます。  令和三年度えびの市産業団地整備事業特別会計予算の総額は、歳入歳出それぞれ三千五百八十三万九千円で、対前年度比六億七千四百八十六万円の減額となります。歳入としましては、繰入金三千五百八十三万三千円、使用料及び手数料六千円であります。歳出としましては、産業団地整備事業費四百七十一万五千円、公債費三千一百一十二万四千円であります。  議案第二十七号令和三年度えびの市水道事業会計予算について御説明申し上げます。  えびの市水道事業会計につきましては、安全でおいしい水を安定的に供給するため、水道施設の更新をはじめ、簡易水道の上水道統合や低水圧地区の改善に係る所要の予算を計上したところであります。  予算第三条の収益的収入の予定額は、三億六千九百七十四万円で、その主なものは、給水収益三億二千五百二十七万一千円、その他営業収益七百九十四万六千円、他会計補助金五百三十万九千円、長期前受金戻入一千八百八十一万七千円、災害に伴うその他特別利益一千五十万円であります。収益的支出の予定額は、四億九百八十万三千円で、その主なものは、原水及び浄水費四千二百九十六万二千円、配水及び給水費六千六百四十八万八千円、総係費五千二百八十五万一千円、減価償却費一億九千五百一十万五千円、資産減耗費一千一百九十五万五千円、支払利息及び企業債取扱諸費二千一百七十一万九千円、災害による損失一千五十万円であります。  また、予算第四条の資本的収入の予定額は、一億三千三百六十三万九千円で、その主なものは、配水管更新事業及び簡易水道統合整備事業に伴う建設改良企業債一億二千六百万円であります。資本的支出の予定額は、二億四千三百九十三万五千円で、その主なものは、配水施設費八千九百二十七万四千円、簡易水道統合整備事業費八千九百五十六万六千円及び企業債借入に伴う元金償還金六千四百二万七千円であります。  議案第二十八号令和三年度えびの市病院事業会計予算について御説明申し上げます。  令和三年度えびの市病院事業会計予算につきましては、市民の健康保持に必要な医療の提供を図るため、所要の予算を計上したところであります。  予算第三条の収益的収入予定額は、七億九千九百七十七万八千円で、その主なものは、医業収益のうち入院収益二億六千七百五十三万三千円、外来収益二億四千八百六十四万三千円及び医業外収益のうち他会計負担金一億五千二百四十三万円であります。収益的支出予定額は、一十億七百四十九万五千円で、その主なものは、医業費用のうち給与費五億七千七百六十一万八千円、材料費二億五百二十七万六千円、経費一億七千九百五十万円、減価償却費四千一百三十二万六千円であります。  また、予算第四条の資本的収入予定額は、七百五十一万九千円で、内容としては、一般会計出資金でございます。資本的支出予定額は、一千四百二万三千円で、内容としましては、有形固定資産購入費一千九十六万九千円、企業債償還金三百五万四千円であります。  以上、御提案申し上げましたが、何とぞ御賛同を賜りますようお願いいたします。 ○議長(北園一正君)  説明が終わりました。  以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  次の本会議は、三月一日午前十時から開き、議案等に対する質疑を行います。  本日は、これをもって散会いたします。                     散会 午前十一時 三十四分...