えびの市議会 > 2021-01-20 >
令和 3年 1月臨時会(第 1号 1月20日)

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  1. えびの市議会 2021-01-20
    令和 3年 1月臨時会(第 1号 1月20日)


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    令和 3年 1月臨時会(第 1号 1月20日)                           令和三年一月二十日 午前十時開会 第  一 会議録署名議員の指名 第  二 会期の決定 第  三 報告第  一号  専決処分した令和二年度えびの一般会計予算の補正(第               十四号)の承認について 第  四 報告第  二号  専決処分した令和二年度えびの一般会計予算の補正(第               十五号)の承認について 第  五 議案第  一号  令和二年度えびの一般会計予算の補正(第十六号)につ               いて           本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件                         令和三年一月二十日 午前十時開会   一 会議録署名議員の指名   二 会期の決定   三 報告第  一号  専決処分した令和二年度えびの一般会計予算の補正(第十              四号)の承認について   四 報告第  二号  専決処分した令和二年度えびの一般会計予算の補正(第十              五号)の承認について
      五 議案第  一号  令和二年度えびの一般会計予算の補正(第十六号)につい              て 出 席 議 員(十五名)     一番   北 園 一 正  君     一〇番   上 原 康 雄  君     二番   小 宮 寧 子  君     一一番   竹 中 雪 宏  君     三番   吉 留 優 二  君     一二番   西 原 義 文  君     四番   金 田 輝 子  君     一三番   西 原 政 文  君     五番   中 山 義 彦  君     一四番   蔵 園 晴 美  君     六番   遠目塚 文 美  君     一五番   栗 下 政 雄  君     七番   小 東 和 文  君     八番   田 口 正 英  君     九番   松 窪 ミツエ  君 欠 席 議 員(なし) 議会事務局職員出席者   事務局長    山 口   忍 君  議事運営係   遊 木 凡 子 君   事務局次長   塚 田 和 孝 君   議事運営係長  鶴 田 淳一郎 君 地方自治法第一二一条による説明のための出席を求められた者   市長      村 岡 隆 明 君   副市長     杉 元 真 一 君   総務課長    谷 元 靖 彦 君   企画課長    黒 松 裕 貴 君   財政課長    宮 浦 浩 二 君   観光商工課長  吉 留 伸 也 君   健康保険課長  原 田 和 紀 君   こども課長   永 田 祐 雄 君                     開会 午前 十時  〇分 ○議長(北園一正君)  おはようございます。  ただいまから、令和三年一月えびの市議会臨時会を開会いたします。  ただいまの出席議員は十三名で定足数に達しております。  報告します。蔵園晴美議員より、本日の会議に欠席する旨の届出がありますので報告いたします。栗下政雄議員より、本日の会議に遅刻する旨の届出がありますので報告いたします。  これより、直ちに本日の会議を開きます。  本日の会議は、議席に配付いたしております議事日程第一号によって進めます。  この際、諸般の報告をいたします。  監査委員から、令和二年十二月十六日付え監発第七十七号をもって、令和二年度財政援助団体等監査に係る結果報告書が、令和二年十二月二十四日付え監発第七十九号をもって例月現金出納検査結果報告書が提出されましたので、閉会中、各議員に配付いたしておきましたから御了承願います。  これより、本日の日程に入ります。  日程第一、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第八十五条の規定により、議長において七番小東和文議員、八番田口正英議員及び十番上原康雄議員の三名を指名いたします。  日程第二、会期の決定を議題といたします。  今期臨時会の日程は、議席に配付しております会期日程案のとおり、本日一日間とする旨、議会運営委員長から報告がありました。  お諮りいたします。議会運営委員長から報告のとおり、今期臨時会の会期は、一日間とすることに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北園一正君)  御異議なしと認めます。よって、今期臨時会の会期は、議会運営委員長から報告のとおり、本日一日間とすることに決定いたしました。  日程第三、報告第一号専決処分した令和二年度えびの一般会計予算の補正(第十四号)の承認について、日程第四、報告第二号専決処分した令和二年度えびの一般会計予算の補正(第十五号)の承認について、日程第五、議案第一号令和二年度えびの一般会計予算の補正(第十六号)について、以上、一括議題といたします。  市長に提案理由の説明を求めます。市長。 ○市長(村岡隆明君)  おはようございます。改めまして新年明けましておめでとうございます。  それでは、本日の臨時会に提案いたします議案等について、その提案理由を御説明いたします。  報告第一号専決処分した令和二年度えびの一般会計予算の補正(第十四号)の承認について御説明申し上げます。  新型コロナウイルス感染症の影響により、子育てと仕事を一人で担う低所得のひとり親世帯に特に大きな困難が生じていることを踏まえ、国が年末年始に向けて、ひとり親世帯臨時特別給付金の再支給を決定したことから、令和二年度えびの一般会計補正予算を計上する必要が生じましたが、議会の議決すべき事件について特に緊急を要するため議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認め、地方自治法第百七十九条第一項の規定により専決処分しましたので、同条第三項の規定によりこれを報告し、議会の承認を求めるものであります。予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ八百七十六万七千円を追加し、補正後の予算総額は一百八十五億三十八万七千円となります。歳出としましては、民生費で、ひとり親世帯臨時特別給付金等を計上するものであります。歳入としましては、歳出の財源として、国庫補助金を増額するものであります。  報告第二号専決処分した令和二年度えびの一般会計予算の補正(第十五号)の承認について御説明申し上げます。  新型コロナウイルス感染症の拡大により、宮崎県が飲食店への営業時間短縮要請を実施したことに伴い、協力した飲食店に対し営業時間短縮要請協力金を支給するため、及び新型コロナウイルスワクチン接種に要する経費について、令和二年度えびの一般会計補正予算を計上する必要が生じましたが、議会の議決すべき事件について特に緊急を要するため議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認め、地方自治法第百七十九条第一項の規定により専決処分しましたので、同条第三項の規定によりこれを報告し、議会の承認を求めるものであります。予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ一億三千七百万三千円を追加し、補正後の予算総額は一百八十六億三千七百三十九万円となります。歳出としましては、衛生費で新型コロナウイルスワクチン接種に係る経費の計上、商工費で営業時間短縮要請協力金の計上などであります。歳入としましては、歳出の財源として、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保に伴う国庫補助金、営業時間短縮要請に伴う県補助金の計上及び財政調整基金繰入金を増額するものであります。  議案第一号令和二年度えびの一般会計予算の補正(第十六号)について御説明申し上げます。  令和二年度えびの一般会計予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ一千四百四万一千円を追加し、補正後の予算総額は、歳入歳出それぞれ一百八十六億五千一百四十三万一千円となります。今回の補正のうち、歳出は、商工費で、足湯の駅えびの高原改修工事請負費の増額及び県道一号線通行止めの影響等による足湯の駅えびの高原決算見込みに応じた補償金を計上するものであります。歳入としましては、歳出の財源として財政調整基金繰入金を増額するものであります。  以上、御提案申し上げましたが、何とぞ御賛同賜りますようお願いいたします。 ○議長(北園一正君)  説明が終わりました。  これより質疑に入ります。  質疑通告のためそのまま休憩いたします。                     休憩 午前 十時  十分                     開議 午前 十時 十二分 ○議長(北園一正君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑の通告がありますので、順次発言を許します。  なお、発言、質疑につきましては、会議規則において発言は全て簡明にするものとし、議題外にわたりまたはその範囲を超えてはならない、また、質疑に当たり自己の意見を述べることはできないとなっておりますので、御了承願います。  まず、六番遠目塚文美議員の発言を許します。遠目塚文美議員。 ○六番(遠目塚文美君)  それでは、令和三年一月臨時会に提案されました議案、報告第一号、報告第二号、議案第一号、全てにおいて質疑をさせていただきます。  初めに、報告第一号専決処分した令和二年度えびの一般会計予算の補正(第十四号)の承認について質疑をさせていただきます。  今回、十四号は一点、款、民生費、項、児童福祉費、目、母子福祉費、今回は新型コロナウイルス感染症の影響で、ひとり親世帯に対する支援ということで理解をしているところでございます。  再交付ということでございますが、今回、再交付となる際、前回の申請者、申請された方も改めての申請が必要なのか、申請方法についてお尋ねをいたします。 ○こども課長永田祐雄君)  申請方法についての質疑でございましたが、一回目に申請をなさっていらっしゃる方については、今回申請は必要といたしておりません。 ○六番(遠目塚文美君)  なお、前回申請をし忘れていらっしゃるという方ももしかするといるかもしれませんが、そういった際には、前回申請可能だった世帯の方には、前回の分も含めて、今回の再交付で申請することも可能なのかお尋ねをいたします。 ○こども課長永田祐雄君)  申請忘れの方についての再支給についての申請の仕方ということでございましたが、今回、申請忘れ、一回目に申請忘れがあった方についても、今回で申請ができるということとなっております。 ○六番(遠目塚文美君)  申請については郵送と、また直接窓口との申請が可能ということで認識しておりますが、担当窓口はどちらになるでしょうか。 ○こども課長永田祐雄君)  申請窓口でございますが、こども課でございます。 ○六番(遠目塚文美君)  また、この対象者となる方への周知方法もいま一度お尋ねをいたします。 ○こども課長永田祐雄君)  周知についてでございますけれども、ホームページの周知と、本日でございますが、一月二十日付の広報えびの一月号で周知をいたしているところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  中には、自分が対象になるのかどうなのかよく分からない、もしかすると微妙なところで悩まれている方もいらっしゃるかもしれません。窓口での申請の対応と、併せて相談等も寄せられると思いますが、そういった相談にも臨機応変に対応いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○こども課長永田祐雄君)  相談については、随時窓口で受け付けるとともに、市のほうで把握いたしている対象者と思われる方については、市のほうから申請の勧奨、そういったことについても現在行っているところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  また、確認ですが、今回ひとり親世帯ということになりますが、例えば離婚調停中、またDVで離れているなど、特別な事情で実質的にひとり親で家計を支えている家庭に対しては、今回のこの支給というものが対象になるものか、ならないものか、お尋ねいたします。 ○こども課長永田祐雄君)  今回の支給についてでございますけれども、三点ほど大きく大別ができるかと考えております。既に一回目の基本給付を申請している方、もしくは給付を受けられていらっしゃる方、二つ目として、一回目の基本給付の申請をしていない、または給付を受けていない方、三点目に、公的年金を受給していることにより、児童扶養手当の支給を受けていない方、三点目で、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて家庭が急変するなど収入が児童扶養手当を受給している方と同じ水準になっている方のいずれかとなっているところでございます。  したがいまして、お尋ねのあった点については対象外と考えているところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  実質的にひとり親として様々な事情があられる御家庭があるかと思いますが、今回のこの国の決定で、専決処分にはなっていますが、市長のお考えを最後にお尋ねしたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  国の制度でさらに手厚くと、緊急な予算出動ではありましたけれども、対象者皆さん方にしっかり情報が伝わって、有効活用できるように、しっかり承認いただければ、しっかりまた進めていきたいと思っております。 ○六番(遠目塚文美君)  えびの市としては、国が最初に決める前にも、先だってひとり親世帯の支援ということで予算を計上していただいた経緯もしっかりと認識をしているところでございます。  今回は国の支給ということで専決処分にはなっていますが、先ほど申し上げましたとおり、実質的なひとり親となっているところには支給がされないものでもございます。私見にはなりますが、そういったところのひとり親世帯というところもしっかりと視野に入れて、今後の予算計上等を計画していただけると幸いでございます。  以上で、報告第一号については質疑を終結させていただきます。  次に、報告第二号専決処分した令和二年度えびの一般会計予算の補正(第十五号)の承認についてお尋ねをいたします。  まず初めに、款、衛生費、項、保健衛生費、目、予防費、今回の新型コロナウイルス感染症ワクチン接種に関する内容について数点お尋ねをさせていただきます。  ワクチン接種については、様々な報道等を目にする機会が、私も初め市民の皆様も多いかと思います。期待する声の一方、副作用など心配される方も多いのではないかと、私にも耳に入っております。  それを含めて、今回このワクチン接種について、どのような周知を行われるものかお尋ねをいたします。 ○健康保険課長原田和紀君)  市民への周知でございますが、現在、御承知のように、ワクチン接種につきましては明確な情報というのがなかなか伝わってこない状況がございます。したがいまして、今の段階で周知というのは難しいかと考えております。  ただ、今後想定されているスケジュールの中でのお話になりますが、予定としましては、三月の前半で広報紙等ホームページ等で周知をしていく考えでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  今回の予算の中には、接種券の発送委託料も含まれておりますが、こういったものの中に周知の用紙といいますか、そういったものも入るのでしょうか。 ○健康保険課長原田和紀君)  そのような費用も入っておるところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  具体性が出てきて、このワクチン接種については予約金詐欺なども出始めているとお聞きしております。このことも含めて啓発が必要だと思いますが、いかがでしょうか。
    健康保険課長原田和紀君)  御指摘の点につきましても、広報する際につきまして検討させていただきたいと思います。 ○六番(遠目塚文美君)  今回、ワクチン接種の委託料も含まれておりますので、接種内容についてもお尋ねさせていただきますが、接種場所など詳細については、決まっていればお示しをいただきたいと思います。 ○健康保険課長原田和紀君)  接種会場につきましては、現在のところ、まずどのような医療機関が手を挙げていただけるのか、それ以外で集合接種をするのか、するとした場合、どこの会場を設けるのか、その辺につきましては、これから詰めていくことになろうかと思いますので、今のところではお答えはできないところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  まだ未定ということなので、この後の質問もまだ未定かもしませんが、施設に入所されている高齢者も先立っての接種の対象者となるかと思いますが、そういった方の対応というのもまだ決まっていないというところで認識してよろしいでしょうか。 ○健康保険課長原田和紀君)  ワクチン接種につきましての優先順位の考え方がございまして、まずは医療従事者、その後高齢者と、その後に高齢者施設や障がい者施設等に従事される方、もしくは持病を持っていらっしゃる方、そういった優先順位が想定されております。一般の方はその後というような流れでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  ただいま流れの御説明もあったかと思うのですが、医療関係者の後に高齢者、六十五歳以上の方、年齢に応じての段階があったかとは思うのですが、高齢者の方には、なかなか御自身で判断しかねる、例を言いますと、認知症のあられる方、また高齢者の方は、どっちがいいのかなと迷われる方もいらっしゃるかもしれません。そういった方につきましては、どのような形でワクチン接種に関しての任意というところの意思を確認されるものか、そういった方に関しては家族の同意というものが必要なのか、そのあたりもまだ決まっていないということで認識してよろしいでしょうか。 ○健康保険課長原田和紀君)  申し訳ございません。そのように詳しい対応につきましては、まだ詳細には承っていないところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  国のほうからも、まだなかなか詳細についても下りてきていない、検討するまだ時間も余裕もないというところで認識しているところでございます。  ワクチン接種につきましては、接種した後の経過状況なども把握する必要もあるとお伺いしております。マイナンバーカードを使っての今後の経過観察ということも視野に入れているということも報道で聞いております。まだまだこのワクチン接種については未確認、未定な部分も多いことから、今回の質疑でお尋ねしてもなかなか答えは出てこないかと思いますが、市長、今後、ワクチン接種が進んでまいります。まずは医療関係者、その後高齢者という形で一般の方まではまだまだ先が長いかと思いますが、今回、この先行しての専決処分ではありますが、市としてどのような体制を取られ、どのように対応されていくものか、最後にお尋ねいたします。 ○市長(村岡隆明君)  今回の専決の中にも入っておりますが、人員体制の整備であったりとか。システムの改修、それから接種していただく医師会との調整というのが一番大事になってくると思います。えびの市で単独でやっていくのか、西諸で連携してやっていくのか等も含めて、今後必要になってこようかと思いますし、超低温冷蔵庫、こういったものの配備、そういったもの等も今後検討していかなければなりませんので、しっかり行政側の対応が遅れて接種が遅れるということがないように、告知も含めてしっかり対応していきたいと思っております。 ○六番(遠目塚文美君)  では、同じく報告第二号でもう一点お尋ねさせていただきます。  款、商工費、項、商工費、目、商工振興費の中に含まれます営業時間短縮要請協力金について数点お尋ねさせていただきます。  前回の支給の際にも同様だったかと思いますが、この中でガイドラインの遵守というものがありますが、こちらについては、どのように確認されるものかお尋ねをさせていただきます。 ○観光商工課長吉留伸也君)  ガイドラインの遵守につきましては、県のほうから新型コロナウイルス感染防止対策チェックシートを提出するように指示されておりますので、そちらのほうで確認させていただきます。 ○六番(遠目塚文美君)  今回の休業要請が出るまでにかなりの期間があり、このガイドラインの順守については、現場を見て回られたりなどもされていらっしゃるとお聞きしておりますが、そのような対応など、休業要請以前にもしっかりとガイドラインは確認をされている、予防体制を取られていることを現場の確認などもされているということで理解してよろしいでしょうか。 ○観光商工課長吉留伸也君)  ただいま御質問ございました市内の飲食店実施状況につきましては、九月一日以降、県からの指導等もございまして、あるいはいろいろな団体と一緒になって市内の飲食店等を巡回しているところでございます。  基準としては、毎月一日を点検の日と定められておりまして、その前後で市内の飲食店等を巡回しているところでございまして、今回チェックシートにおいては、最低一つは遵守しているということを確認するということになっておりますので、日常的には消毒の実施であったり、いろいろなまた来店者の記帳であったり、そういったものも含めた指導等は行っているところですが、実質的にはこれのうちのチェックシートに対して、どれか一点でも対応していれば、今回対象になるということでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  飲食店を経営されていらっしゃる皆様にとりましては、休業要請以前からしっかりと対応などもされて、また大変な御苦労もされていらっしゃるということは重々承知しております。また、県独自の緊急事態宣言の発令により、飲食店の皆さんを初め関連する多くの企業、事業者の皆さんにも生活に影響が出ているところでありますが、改めて確認させていただきますが、今回のこの協力金は飲食店、ここに掲載されている対象となられる方のみということで、関連する業種は含まれていないということで理解してよろしいでしょうか。 ○観光商工課長吉留伸也君)  現段階では、飲食店で八時過ぎまで営業しているところが八時までの時間短縮を行った場合のみでございますので、それ以外の業種に対しては、対象にならないところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  この点に対しても、最後に市長にお考え等をお聞かせいただきたいと思います。飲食店の皆様にとりましては、大変な御苦労をされていらっしゃると思いますが、それと同じく関係する方も大変な大きな影響を受けていらっしゃいます。感染予防のためには、今後のしっかりとしたガイドラインの遵守と、そしてお客として伺う、利用する側のモラルというのも必要かと思っております。市内における影響等も含めて、市長、どのようにお考えかお尋ねをさせていただきます。 ○市長(村岡隆明君)  今回は宮崎県が独自に休業要請をされまして、国の考え方に準じてお金の流れもできたということで、急々ではありましたけれども、この制度、宮崎県が統一して行おうということで、財源の内訳も統一した形で行われました。  当然、この方針を決定する際も、県知事を中心にリモート会議等もあったわけでございますが、当然、これまでも対象にならなかった事業者等について、各自治体が独自で支援等もしておりましたので、当然、額もかなりの前回の額とすると、一日当たりの額が大きくなりましたので、対象となるならないでの不公平感が出ると、それはほかの首長からも御意見が出まして、知事のほうは今回対象にならなかった部分についても、引き続き検討はしていくということでございました。  まだ、方向性がしっかり示されておりませんけれども、そういったところを注視しながら、しっかり対象外も含めて、見極めていきたいと思っております。 ○六番(遠目塚文美君)  本日、県が、この緊急事態宣言を今後どのようにされるのかという会議も開かれるとお伺いしているところであります。一日も早く収束することを願いつつ、また、きめ細やかな対応というのが今後も必要になってくるかと思います。その点につきましては、詳細になってきますので、また一般質問等で通告をさせていただきたいと思います。  以上で報告第二号に対する質疑を終結させていただきます。  最後になりますが、議案第一号令和二年度えびの一般会計予算の補正(第十六号)についてお尋ねをいたします。  今回、款、商工費、項、商工費、目、観光費の中で、補償、補填及び賠償金ということで六百九十二万九千円が計上されております。今回は補償金ということでお伺いをしているところでございますが、この補償金につきまして、どのような経緯で今回計上することになったのか、まずは経過について御説明をいただきたいと思います。 ○観光商工課長吉留伸也君)  足湯の駅えびの高原の、これまでの経過と申しますか、市のほうに施設の譲渡をお受けして、そこでの取扱いをどうするかということで検討いたしまして、昨年四月にJAが販売所を開設するという方向性が出たところでございまして、昨年来、いろいろな施設の改修等をこれまで行ってきたところでございます。  店舗を開設するに当たりまして、JA等といろいろな協定等を結んだところでございますが、契約につきましては、公の施設を利用するための建物賃貸借契約を締結いたしまして、三年間は使用料を免除して、まずは順調な経営が始められるようにというところでスタートしたところでございます。  また、協定書におきましては、自然災害や県道一号線の通行止め等の影響により、赤字等が発生した場合は、両者で協議するという内容で協定を結んだところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  今回、この協定書に基づいての補償ということで理解はしておりますが、この事業を委託運営していただいていますJAとお話をする中で、当初からこの赤字というところに関して、この協定書内の先ほど御説明がありました第二条の(四)になるかと思うのですが、この点につきましては、当初からこのような状況で受けてくださいということで協議をされていたものかお尋ねをさせていただきます。 ○観光商工課長吉留伸也君)  開設当初も県道一号線について、ずっと通行止めの状況が続いておりましたが、県との説明では、予算的にある程度確保ができて、令和二年度中に通行が再開されるのではないかという期待もございまして、そういった影響等がなければ、順調な経営ができるという見込みもございましたけれども、残念ながら県道一号線につきましては、まだ通行止めの状況が続いておりますし、御存じのとおり、新型コロナウイルス対策等で四月から五月にかけてのゴールデンウイークの期間であったり、夏のお盆シーズン等に休業の要請をしたこともございまして、年間通じた収益等に大きな影響を与えたところもございましたので、この第二条第四項のここを加味いたしまして、今回の補償金の算定に使ったところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  今回、補償金の額も詳細について掲示をしていただいておりますが、これは今回決算において赤字となる全額の補償ということで理解してよろしいでしょうか。 ○観光商工課長吉留伸也君)  まだ一月末の決算にならないわけですけれども、最終的には一月末で全ての収入、それから支出の分を計算させていただいて、それに対して、当然、赤字額が決算額として出た場合は、その分を予算計上させていただいた範囲内で補填、補償させていただくということになりますので、この六百九十万円以下の赤字額であれば、その分が対象になると。ただ、それ以上の赤字になっても、六百九十万円の範囲で補填させていただくということで、農協のほうともお話をしているところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  ただいまの説明で、まずは県道一号線の復旧というところが県の示された予定とは大きくずれ込んでしまってということが一番の大きな要因、その後に、新型コロナウイルス感染症ということで、休業要請等も要請をされたことによる休館も影響しているということでありますが、このことにつきましては、新型コロナウイルス感染症は突然の発症ということで、緊急事態宣言等も発令されての事象ということは理解しておりますが、県道一号線に関しては、予定は示されていたものの、まだ未確定なところもあったかと思います。  そのことも含めて、当初JAだけでなく、ほかの事業者にも事業運営に対しての要請などされていたかと思いますが、その際にもこの赤字補填というところ、赤字補償というところにつきましては、説明をしながら募集をされていたものなのか、どうなのか、お尋ねをさせていただきます。 ○市長(村岡隆明君)  ほかのところというのは、足湯の駅えびの高原の運営に関する募集の中でのということであれば、もともとそういったお話は当然してないところでございます。  JAの意向がある程度決まる中で、最終的に、前回も宮交がされているときも、そのときは火山の影響でございましたけれども、立入りができないという時期等もございまして、特別なそういった自然災害に起因した部分に関しては、十分考慮していただきたいと、この契約の中に一筆入れていただきたいということもございましたし、その時点では、県道一号線、開通しそうなところではあって、見込みはあったわけですが、結果として県道一号線の影響もそこに加えていただきたいという意向もありまして、えびの市といたしましても、そういった不可抗力に関しましては、検討の材料にしましょうということで加えさせていただきましたので、ほかの事業者にはそういったお話はしていないところでございます。ある程度、JAが引き受けるという意向を示されて、この物販に関する協定書を結ぶ中で、お互いに協議をしたというところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  一点、この件に関して関連していますのでお尋ねさせていただきますが、今回のこの足湯の駅えびの高原も公の施設ではありますが、市内には公の施設として指定管理と業務委託は違うのかもしれませんが、収支を伴う施設があるかと思います。そういったところも収支に関しましては、新型コロナウイルス感染症の影響等を受けていると思いますが、そういったところと、今回の足湯の駅えびの高原に対する補償金支出に関して、違いというものが何なのか説明をしていただきたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  まずは、指定管理者の場合は、施設を管理していただくために指定管理料というのを事前にお支払いをして、しっかり管理をしていただくことになっております。当然そこにも不可抗力等があった場合の記載もしてありまして、双方協議するということになっておりますので、当然、ほかの指定管理者とも今回の新型コロナウイルス感染症の影響については協議をしていく形になろうかと思っております。  ただ、この足湯の駅えびの高原に関しましては、指定管理ではなくて、運営のお金も一切JAにお渡ししていないと、光熱水費は、ランニングコストはこちらで見ておりますが、全ての人件費であったりとかはJAのほうで出していただいておりますので、前もってお渡ししている委託のお金がないというところが一番大きなところだと考えております。 ○六番(遠目塚文美君)  今回は新型コロナウイルス感染症の影響、また県道一号線の予定延期というところでの理解はしているところでありますが、今後も足湯の駅えびの高原に関しては、以前の経営者の方も経営難というところで手を放したというところも経緯としてあるかと思います。  今後ももし赤字収支が続いた場合は、今回のこの協定が反映されて、えびの市が補償をし続けていくものなのかどうなのかお尋ねをさせていただきます。 ○市長(村岡隆明君)  皆さん方にお配りしている協定書にもあるように、天災等の不可抗力の発生、そこに県道一号線の復旧ということも含めておりますので、そういった条件があれば、また今後も検討していくということになりますが、自然災害の影響とか県道一号線が開通なかったり、県道一号線が開通した場合は赤字の補填というようなことは考えていないところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  詳細にわたり御説明いただきました。私からは聞きたいことは以上でございますので、議案第一号についての質疑を終結させていただき、私の質疑を全て終わらせていただきます。 ○議長(北園一正君)  次に、十一番竹中雪宏議員の発言を許します。竹中雪宏議員。 ○十一番(竹中雪宏君)  それでは、質疑をさせていただきますが、今回は議案第一号令和二年度えびの一般会計予算の補正(第十六号)について質疑を行いますが、先ほど遠目塚議員のほうも質疑されましたので、重なる部分も多々あろうかと思いますが、さらに分かりやすく答弁を求めておきます。  また、質疑につきましては、議案書及び提出していただいた資料に基づいて質疑を行いますので、御了解をお願い申し上げます。  今回提案されておりますえびの高原施設管理費、補正額一千四百四万一千円の中で、補償、補填及び賠償金六百九十二万九千円について伺いますが、本件につきましては、事業内容に示してありますように、足湯の駅えびの高原販売所について、県道一号線の通行止めやコロナ禍による休業要請のため、休館等に伴う収益減収が見込まれるため、一月末決算の状況に応じて予算額を職員三人分相当額を上限に収益減額分の補償金を支払うものでありますが、これは協定書第二条四項に記載してある天災等不可抗力の発生に起因して移動制限等区域となった場合に休館となり、赤字収支となったときには、甲と乙において協議をするものとする。なお、県道一号線の復旧、開通するまでの影響も含めるものとなっておりますので、この件については理解をいたします。  そこでお尋ねいたしますが、先ほども答弁いただきましたけれども、この協定書に基づき施設の利用制限や県道一号線の状況により赤字収支となった場合、今回一回限りの補償ではないと先ほども答弁お聞きいたしましたけれども、今後とも継続して支援していくという理解でよろしいか、再度お尋ねをいたします。 ○市長(村岡隆明君)  先ほど御質問の中にもありましたとおり、第二条の四項に基づく、この条件が重なった場合には、引き続き今年だけではなく赤字が出れば県道一号線がつながっていなければ協議をするということになろうかと思います。当然、一号線の復旧が行われたり天災等の不可抗力がない場合には当てはまらないという認識でございます。 ○十一番(竹中雪宏君)  ただいま答弁いただきましたが、状況等を勘案されて、今後とも支援については検討していくということで了解をいたしました。  今回補正予算で補償支援するようになっておりますけれども、指定管理者ではないということでありましたが、JAのほうでは一月末の決算であることから、補償金については未収益計上を行わないと決算は確定しないことになりますけれども、どのような方法で対応されるものかお尋ねいたします。 ○観光商工課長吉留伸也君)  ただいま議員の御質問の中でもございましたとおり、未収益という形で計上されるものと思っております。その金額が確定した段階で、この予算の範囲内で、三月までには執行させていただくということになろうかと思います。 ○十一番(竹中雪宏君)  ただいま課長のほうから答弁いただきましたが、決算が確定した段階でということでございますけれども、先ほども申し上げましたが、未収益計上を行うためには、えびの市からの通知公文書がないと決算はできないと思っております。そのためには、JAと連携を取って、本年度は一月二十九日までに処理をする必要があると思いますが、この件について文書等で通知をされるのか、そのあたりをお尋ねいたします。 ○観光商工課長吉留伸也君)  今回、補正予算として予算を計上いたしておりますけれども、この予算を認めていただければ、その内容でJAのほうには通知をさせていただくということにはなろうかと思います。 ○十一番(竹中雪宏君)  了解いたしましたが、やはりスムーズな決算ができるように、また、本市としても対応が十分にできるように御配慮をいただきたいと思います。  次に、今回、緊急事態宣言に伴う公の施設等の利用制限で、臨時休業をされる施設の管理運営に関する基本協定書を見てみますと、不可抗力によって発生した費用等の負担並びにリスクの分担が記載してありまして、政治的、行政的理由による事業変更は行政が経費を負担するようになっておりますが、この件について、先ほども答弁いただきましたけれども、今回、どのような対応をされるものか、再度お尋ねいたします。 ○市長(村岡隆明君)  今回のこの足湯の駅えびの高原に関しましては、ランニングコスト、管理に関する部分の負担は全てえびの市のほうで行っておりますので、使用料の減免みたいなものは当然発生しないわけでございますが、ほかの指定管理で出している施設等に関しては、そういったものも出てくる部分もあるのではと思っております。 ○十一番(竹中雪宏君)  例を挙げて申し上げますと、交流物産館、道の駅等では、多くの従業員を雇用されておられますが、五者協議の中で協議をされ、休業されたものか、それとも強制的に休業させられたものか伺います。 ○市長(村岡隆明君)  コロナの対応ということもございますし、えびの市の管理する公共施設ということもありまして、市の新型コロナウイルス感染症の対策本部の会議の中で、そういった方向性を決めて、公共施設としては閉めていただくということを判断して、要請したところでございます。要請といいますか、閉めていただくことになったと。お互い協議してということではなくて、市のほうから閉めていただくということでお願いしたところでございます。 ○十一番(竹中雪宏君)  当然、今、市長のほうから答弁ありましたように、公の公共の施設ですので、えびの市が指導をするのは当然のことと思っておりますが、公の施設でありますから、休業はやむを得ないと理解をいたしますけれども、十四日間の休業となりますと、従業員の給料は当然のことでありますが、物産館に出荷されている生産者がおられるわけでありますけれども、従業員の給料並びに出荷者の補償金はどのように対応されるものかお尋ねいたします。 ○市長(村岡隆明君)  交流物産館に関しましては、雇用調整助成金等、国の助成金等も利用されていると聞いておりますし、当然この施設と違って指定管理で出しておりますので、最終的な休業をお願いした部分のランニングコストの部分、そういったものは今後調整していくという考え方でございます。 ○十一番(竹中雪宏君)  今後、こういった施設については、調整をしていくと理解をさせていただきました。  と申し上げますのも、現在開店されているスーパー等に出荷されておられる方々は、収益を上げておられるわけでありますので、整合性が図られる対応が必要と思いますので、是非十分な検討をされて、公の施設で働いておられる方々や生産者に不利益がかからない方策を実施されることを申し上げて、私の質疑を終わります。 ○議長(北園一正君)  しばらく休憩いたします。                     休憩 午前 十時五十六分                     開議 午前十一時  十分 ○議長(北園一正君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、八番田口正英議員の発言を許します。田口正英議員。 ○八番(田口正英君)  お疲れさんでございます。早速、今臨時会の質疑を行いますが、通告は議案第一号令和二年度えびの一般会計補正予算(第十六号)でございます。  その中の補償、補填及び賠償金六百九十二万九千円についてでございますが、まず、市長にお伺いをいたします。この契約書、我々に提出していただいた資料の契約書並びに協定書の、まず日付が令和二年四月一日付となっておりますが、これは我々には事前にこの契約書と協定書の配付並びに内容についての説明はなかったと記憶しておりますが、概要についてはある程度、全員協議会の中で市長のほうから話はあったと思うのですが、この件について、市長、どのようにお考えなのかお伺いいたします。 ○市長(村岡隆明君)  先ほども答弁いたしましたが、足湯の駅えびの高原をJAのほうで委託していただける可能性が出てきたということで、いろいろな予算等もお認めいただいて、その後、四月一日に入って、物販事業に係る協定は結ばさせていただいたわけでございますが、その中で、双方、甲乙協議の中で物販に係る協定を結んでいこうということで決定させていただきました。  基本的には、この赤字収支とならないことを祈っておったわけでございますが、結果としては、ここで第二条の四項における協議をしなければいけないということに、残念ながらなってしまいまして、その協議の結果がある程度整いましたので、今回御相談をさせていただいているところでございます。  当然、いろいろな協定も結んでおりますが、その時点で即座に予算が必ず必要になってくるというような中身ではございませんが、最終的に予算執行の可能性が出てまいりましたので、今回、臨時議会という形で提案をさせていただいているところでございます。 ○八番(田口正英君)  できたら、先般、議運を開いていただいたときに、総務課長の説明を聞いて、突然足湯の駅えびの高原に関しての補償金の事案が出てきたということで、足湯の駅えびの高原に係る書類等が配付されていなかったものですから、その書類等の提出を求めて、今回この臨時会に挑んだのですが、まず、この協定書を見て、議員それぞれ各位がどのように感じておられたか分かりませんが、私がまず思ったのは、協定書に係る二条の中の四項、足湯の駅えびの高原の物販事業において云々というものが書いてあるわけです。  このことに関しては、先ほども遠目塚議員、竹中議員の質疑の中で理解はいたしますが、果たして今回のこの六百九十二万九千円が妥当なのかどうか。この四項に書いてある県道一号線の復旧開通するまでの影響も含めてという部分は、この協定書を結ぶ、あるいは契約書を結ぶ以前に通行不可能ということは双方理解はされての協定書、契約書の締結ではなかったのかなと私は思っております。  そこで、このJAによれば赤字収支となることを踏まえて、市のほうへいつの時期に補償金の支援を求めてこられたのか、そこら辺をお示しください。 ○観光商工課長吉留伸也君)  足湯の駅えびの高原に対しましては、御存じのとおり四月、五月、それから八月等に休業要請を行いまして、全体的な収益等の悪化が感じられて、市のほうでは、JAからの要請等を受けまして、十月十五日の日に関係課の協議を行っていただくようにお願いして、十月十九日に、まず第一回目の庁舎における協議を行ったところでございます。  それ以降、いろいろな条件等の協議等も重ねまして、最終的に今月一月八日の日にこういった支援等に、補償の支払い等について決定したところでございます。 ○八番(田口正英君)  そのJAからの要請があって、恐らくこの協定書の中にも書いてありますが、甲乙において協議をするものとすると、四項目の中には書いてありますが、その際の協議はどのような協議がなされたのかお伺いいたします。 ○観光商工課長吉留伸也君)  全体的な収益の悪化という話ではございましたけれども、金額的なものについては、まだ決定したわけではなくて、赤字が出た場合、どう対応していただけるのかといった問い合せ等があったところでございます。  それに対して、収益の全額補償するのか、一部を補償するのか、そういったところはあくまでも協定書においては協議をするとなっておりましたので、考え方について、市のほうの考え方等もJAのほうにはお示しして、またJAのほうで協議していただきながら、最終的に、ただいま提案しております人件費分、市において直営でもし経営をするということになれば、最低限、当然人件費等は必要になってまいりますので、足湯の駅えびの高原でかかる人件費については負担してもいいのではないかというような話をJAともお話しいたしまして、その分について、最大補償する金額として協議を進めたところでございます。 ○八番(田口正英君)  今、担当課長の説明を聞いていると、納得できるに値するかというと、私はそれはちょっと違うのではないかなと思うのですが。  では聞きますが、五項目めに書いてある足湯の駅えびの高原の物販に係る負担について、次の表のとおりとする。この部分について、職員等の人件費、甲のえびの市、足湯の駅えびの高原に係るジェネラルマネジャーの人件費は市が負担、そして乙のえびの市農業協同組合、この部分に関しては、物販部門に係る人件費を負担、この部分については、明細な記載がないわけで、この六百九十二万円というのは、あくまでもJAがえびの市へ支援を要請、補償金を要求した、その金額そのものだと思うのですが、それが協議内容によって幾らか変更があったものかお示しをお願いいたします。 ○観光商工課長吉留伸也君)  六百九十二万九千円の三名分の人件費相当額について提案があったというわけではございませんで、市のほうでも協議する中で、収益の悪化が収益部分と経費の部分を差し引いた赤字の部分が幾らになるかというところが、まだ一月末の決算でないと分からないということもございまして、最低限、市として負担すべき部分を三名分の人件費部分ということで、最終的には一月末の決算を見て、収益から経費を差し引いた赤字の部分を補償金としてお支払いしようということになったところでございます。 ○八番(田口正英君)  ということは、この四項目に書いてある甲と乙において協議するということは、もう既にこの時点で、私が感じるところでは、もうおよそJAの示された金額のとおりにいくのかなと思っております。  この協定書の件についてですが、この作成については、庁舎内ではどのような協議の下でこの契約書、あるいは協定書が作成され、そこにはどのような方が出席されたのかお示しをお願いいたします。 ○観光商工課長吉留伸也君)  農協との協議をする中で、当然、建物賃貸借契約書に付随します物販事業に関わる協定書の協議を行いまして、担当課で協定の案等を作りまして、庁舎内で協議し、最終的に決裁を行って協定を結んだところでございます。 ○八番(田口正英君)  それでは、市長にお伺いをいたしますが、この協定書について、副市長との協議はなされたものかお伺いいたします。 ○市長(村岡隆明君)  この協定につきましては、当然、庁議メンバーでも何回ももみましたし、私も当然最終的な決断をしております。副市長ももちろん結論を出す会議には参加をしていただいているところでございます。 ○八番(田口正英君)  それでは、副市長にお尋ねいたしますが、やはりそれぞれに二名の方が今質疑をされて、今回のこの四項に書いてあります不可抗力の部分について、副市長はどのようにお考えなのかお聞きいたします。 ○副市長(杉元真一君)  この足湯の駅えびの高原につきましては、ほかの指定管理とは若干違う部分がございますのですけれども、ほかの指定管理の部分につきましても、この不可抗力の部分は全て記載してございますので、取扱いについては不可抗力に関してはそう大差はないのかなと理解しております。 ○八番(田口正英君)  今、他の施設ともそう格差はないのかなということですが、この協定書について他の施設の整合性をどのように感じておられるのかということを副市長にもお尋ねしたいと思っておったんですが、市長はどのようにお考えですか。 ○市長(村岡隆明君)  先ほど来答弁いたしておりますが、指定管理と今回の物販部分に関する業務に無償で貸付けをするというケースがまず大きく違うところでございます。さらに、自然環境といたしましては、どうしても噴火の影響であったりとか、当然、ここに具体的に県道一号線の復旧ということも協議をする中で、是非大きな要因なので入れていただきたいということもあり、当然、県道一号線が開通するかしないかということに関しましては、人の流れが大きく変わってきますので、そういったことも考慮しましょうということで判断をいたしましたので、ほかの施設と違うところといえば、そういったところかなとは考えております。不可抗力の部分に関しては、全ての施設でお互いに協議するということにはなっているところでございます。 ○八番(田口正英君)  では、今後についてお伺いをいたしますが、今後、この協定書を状況に応じて、先ほどの答弁の中にも継続を検討していくと市長は答弁されましたが、この二条の中の五項について、やはりこういったもの等は双方が協議をするというものに改めるつもりはないのか、お伺いをいたします。 ○市長(村岡隆明君)  この二条の第四項にも書いてありますとおり、条件としては、天災等の不可抗力、そこに県道一号線も含めて、赤字となったとき、甲と乙において協議するということでございますので、その協議の結果が今回御提案させていただいている中身でございますので、引き続き、同じような状況になれば、また甲と乙で協議をするということになろうかと思っております。 ○八番(田口正英君)  さっきも言いましたように、他の施設との整合性を考えたときに、第五項に書いてあるような詳細について、これが書いてあればやっぱりいかがなものかなと思うわけで、そういったところの見直しは、今後、市長、どうでしょう。見直しをする考えはないのかどうか。 ○市長(村岡隆明君)  基本的には、この五項目、第五項に書いてあるような負担の割合、当然物販部門に係る人件費に関しましては、JAのほうでしっかり持っていただきたいと、当然今後もそのように思っております。  ただ、先ほど来あったような不可抗力、県道一号線も含めた不可抗力等で赤字になれば、協議をしていくということでございますので、基本的には赤字にならないような努力もしていただきたいと思っておりますし、見直しはせずに赤字とならないような努力であったりとか、行政としても当然サポートをしていく部分もあろうかと思いますので、そこを強化していきたい、プラス県道一号線の早期の復旧をお願いしていきたいと思っております。
    ○八番(田口正英君)  今、市長が申されたように、そういったところを双方で協議をしていくという文面に変えていただければ、我々議員のほうもそういった協議がなされたものだと理解はいたします。しかし、これを掲げれば、やはりどのような協議がなされたのかなという疑義がやっぱり生じてきますので、そういった協議、この項目、この表を書くのではなくて、その協議をもって対応していくというふうに見直しをしていただければ、他の施設との整合性も図られてくるのではないかなと思っておりますが、再度市長の答弁をお願いします。 ○市長(村岡隆明君)  基本的には、この第五項目めの負担のやり方で黒字を出していただいて、この条項にも入っておりますが、利益についてはJAのほうに入っていくという、市へのフィードバックないということでお約束もしておりますので、基本的にはそれを目指していただきたいと。ただ、先ほど来申し上げました不可抗力による赤字が発生したときには、甲と乙で協議するということになっておりますので、基本的にはこの表のとおり、物販部門に係る人件費はJAのほうで負担していただいて、黒字化を目指していただきたいと。基本方針としては、この五番の表で、不可抗力の赤字があったら協議をするということで、これからもそのスタンスでやっていきたいとは思っております。 ○八番(田口正英君)  やはり先ほど課長が答弁いたしましたように、答弁の中にもあって、それが疑義として生じてきているわけですから、そういった協議をやっぱり強化していくためには、こういった表をここに書き込むのではなくて、そういった協議を重ねて、そして極力この市税を投入しない、少なくするという方向を、やっぱり示していただくのが、私は行政側の責任ではないかなと思っておりますので、そういった見直しを今後検討していただくようにお願いをして、私の質疑を終わります。ありがとうございました。 ○議長(北園一正君)  次に、十三番西原政文議員の発言を許します。西原政文議員。 ○十三番(西原政文君)  それでは、報告第一号、第二号、議案第一号についてお尋ねをしたいと思っておりましたけれども、同僚議員三名の方がしっかりと質疑をされて随分分かりましたので、あと私が分からない点と確認したい点についてだけお尋ねをいたしたいと思います。  まず、報告第一号でありますが、前回も市独自でも頑張っていただいて、今回、国県支出金八百七十六万七千円の対策事業が行われて、そしてその中身はひとり親世帯に対する特別給付金事業として行われるようでありますが、子供の数ではなくて世帯数と前回の実績数をちょっと教えてくれませんか。 ○こども課長永田祐雄君)  世帯数のお尋ねでございました。基本給付分が一回目については二百一世帯、追加給付分が三十一世帯、合計の二百三十二世帯でございます。今回の二回目につきましては、基本給付の再支給でございますので二百一世帯でございます。給付の実績についても、同じ数でございます。 ○十三番(西原政文君)  それは、独自で調査をされて把握されていた方が全てが実績として上ったと、当初の予定どおりの数、全ての方がこれに申し込まれたということですか。そのように判断していいですか。 ○こども課長永田祐雄君)  一回目につきましては、追加給付については不確定な部分がございましたので、結果的に、今三十一世帯というところでございますけれども、基本給付については、当初の見込みどおりというところでございます。  二回目についても、基本給付の再支給でございますので、見込みどおりというところとなっておりますけれども、二回目、今回につきましては、七月以降に児童扶養手当を受給している方についても対象に含まれるということとなっておりますので、こちらについてはまだ未確定のところがございます。 ○十三番(西原政文君)  そこで一つ市長にお尋ねを、市長のお考えをお聞かせいただきたいのですが、今回、えびの市でも特段の配慮をされて行われ、また今回、国県の支出金が出るのですが、今このえびの市でひとり親世帯の方々がどのような、このコロナ禍の下で、中には大変な方もおられるのではないかと思うのですが、そういった状況を市長はどのように認識しておられるか、ちょっとお聞かせください。 ○市長(村岡隆明君)  特に、先ほどの提案理由説明の中でも申し上げましたけれども、子育てと仕事を一人で担っておられると、仕事をされる面でもいろいろ制約を受けておられると思いますし、子育ての負担も一人で背負っておられるわけでございますので、特にコロナ禍の影響を多く受けられているという認識を持っておりますので、今回の国の追加の支給というのはありがたいと思っております。 ○十三番(西原政文君)  分かりました。  続きまして、報告第二号についてお尋ねしますが、国からの通達はどのようになっているかということを前回問い合わせてみましたら、資料が出てまいりましたので、これで中身は分かったんですが、ワクチンが二月末から一部には始まるのではないかと言われ、三月にかけて行われるように通達も来ているようでありますが。このワクチンについては、国からは、もしくは県からは、どのような種類がえびの市へ届くということになっているものかお聞かせください。その日にちも分かっていれば教えてください。 ○健康保険課長原田和紀君)  ワクチンの割当て及び接種開始時期につきましては、薬事承認がされないことには確定しないということになっておりますので、詳細につきましては、確定的なことは申し上げられないんですけれども、今現在、国のほうでファイザー社のワクチンを想定されているところでございます。基本的な考え方としましては、ファイザー社のワクチンと、あとモデルナ社、それとアストラゼネカ社、そういったところのワクチンが想定されているところでございますが、現在の見込みとしては、ファイザー社のワクチン、こちらのほうで考えていらっしゃるところでございます。 ○十三番(西原政文君)  そこなんですが、今、諸外国では、このワクチン接種が始まったようでありますが、一部では始まったようでありますが、このファイザー社については、超低温の保管が必要だということなんですが、これが二月から下旬にはということで来ているようでありますけれども、これは果たしてえびの市や隣接する自治体では、それが可能なのかどうか、そのための対策はどうなっているものか、県からはどのような指示が来ているものか、ちょっと聞かせてください。 ○健康保険課長原田和紀君)  今、議員おっしゃいました冷凍庫、ディープフリーザーになりますが、こちらにつきましては、現在のところ、基本的な考えとしては、人口規模で国のほうが配付をする予定になっております。人口規模でいいますと、えびの市は一台ということになっているところでございますが、えびの市が、例えば集団接種を実施して、失礼しました、国から二台でございます。二台の予定になっております。ただ、設置等につきましては。(発言する者あり)  国から二台が想定されているところでございますが、設置につきましては、今後のえびの市の整備体制によりまして、必要かどうかというところが判断材料になりますので、現在のところは設置するしないというのは明確にできないところでございます。今後の医療体制、接種体制の過去の在り方いかんによって、決まってくるというところでございます。 ○十三番(西原政文君)  今のその答弁だと、果たして国からの通達どおりの接種が順調にできますか、今の答弁で。  いいですか、そのファイザー社のワクチンが来るとすれば、超低温マイナス七十五度とかいいましたかね、それを現在では県内では全国的なニュースによりますと、各大学病院にはあるかもしれないけれどもという報道で、現実にはえびのや西諸地域にはないはずなんですね。それがえびの市で予防接種をするに当たって、その完備が整備ができているのかということ、すべきではないかということを本当は私は思うからお尋ねしたんですけれども。それが果たしてどうなのかということ。いわゆる一台か二台は想定していますというのではなくて、もういよいよ一月も二十日です。とすると、これが接種がその準備ができないと接種の日にちすら、いつからやりますという、ここには印刷の準備をしなさいということで通達が来ているようですけれども、その準備すらができないと思うんですね。  ですから、どういう準備ができているのかということを聞いているんですよ。国からどういう、国県からどういう通知が来ているのかということを確認したんです。  再度聞きますよ。ファイザー社のを想定している、あとの二つについては付け足しで言われたようですけれども、ファイザー社のワクチンを使用するに当たって、えびの市においてはこれの保管と、接種については医師会と相談するという遠目塚議員に答弁されましたので聞かない予定だったんですが、これをどのようにえびの市では保管して、えびの市民に接種をするものか、ちょっと教えてください。 ○健康保険課長原田和紀君)  ディープフリーザーの設置場所につきましては、先ほど申し上げましたように大きな接種会場で設置する、もしくは拠点となる病院、そちらのほうで保管をしていただく。そういったことが想定されております。  しかしながら、先ほども申し上げましたように、その体制構築につきましては、これから医師会のほうとも相談しつつ、その体制確保、どこにすべきかというところをこれから協議をしていく必要がございますので、今のところ申し上げることができない状況でございます。 ○十三番(西原政文君)  とすると、まだこれからだということで、これは専決処分でしておきながら、まだそんな状態ですか。  先ほどおっしゃった保管庫については、二台というのは、どれぐらいの規模のものが二台来ることになっているんですか。それはえびの市に来るんですか。それとも一台か二台か想定していますと言ったけれども、それはえびのに来るんですか、それともこの西諸地域圏内に来るんでしょうかね。いわゆるそれの運用方法ですよ。それによって、接種時期が変わってくるんじゃないかなと思うんですが。  ちょっと正確なところを教えてください。今一番不安なのは、市民の皆さんであって、本当に予防接種を望んで、一部には望まれない方もおられると思うんですけれども、望んでおられる方々があると思うんですね。大変な思いされていますので。ですから、本当にそういったものがえびの市民が接種ができるのはいつ頃かというのは、もう専決処分ですから、もう私は決まっているものだと思っていたんですね。ですから、そこら辺のところを、思い込みではなくて、正確なところを教えてください。 ○健康保険課長原田和紀君)  正確なところとの御質疑でございますが、このワクチン接種確保事業につきましては、遠目塚議員の質疑でも申し上げましたように、国のほうからの明確な説明等が不足している状況がございます。あとワクチンの確保時期、こちらについても国のほうでいつということも明確になっておりません。あくまでも想定し得るところでのスケジュールで今動いている状況がございます。走りながら、今御指摘のディープフリーザーの確保であったり、設置につきましてもそうですが、今、確保事業を少しずつ進めながら、そういったことも今後整備していく、そのような流れでございます。明確なものというのは、今のところ何一つないところでございます。 ○十三番(西原政文君)  もう一遍確認しますよ。今、市長、私はこのファイザー社のワクチンがどうなっているか、どのように保管するかとお聞きしましたら、いわゆる国からの説明が不足であると、それとワクチンの関係も明確になっていないと言いましたが、これについては、もう市長、こういった見解でいいですか。 ○市長(村岡隆明君)  国からの情報提供も大まかなイメージであったりとか、当然専決処分をいたしましたので、いざというときにすぐ使えるように専決ということでございますし、国のほうからはある程度のスケジュールを示していただいております。ただ、先ほども申し上げましたとおり、医師会との調整、ではどこに先ほど申し上げました冷凍庫、国からの冷凍庫をどこに置くのか、接種会場が決まらないと、そのまた冷凍庫を置く場所等も決まりませんので、当然どれぐらいの量が必要なのか、一日どれぐらいのものが来るのか、当然まだ未確定な部分が非常に多ございまして、当然国のほうからの指示を受けながらいち早く動いていくと。今、現時点でえびの市が想定して予想で答えられるという部分は少ないところでございますので、国県の指示をしっかり受けて、早く判断材料が来たら、医師会等とも検討していきたいとは思っております。 ○十三番(西原政文君)  やっぱりある意味で、毎日テレビのニュースを見ている中で、これは本当に自治体の皆さん、困っているだろうなと受け止めていたんですよ。というのは、やりますやりますと国は政府は言うんだけれども、実際には自治体には下りてないのではないかなと思ったら、今、課長答弁、また市長のお答えを聞いて、それが明確になったのではないかなと思いました。  これからはまだ担当課の皆さん、これを遂行するには大変な御苦労があるのではないかなと思いますので、やっぱり国の責任においてやれということですね。  よくちょっともう皆さんもお感じになっていると思うんですけれども、政府の態度が曖昧で、余りにもいいかげんだなというのが随所に見られます。このワクチン接種のこの確保事業に至っても、それが今明確になったのではないかなと。担当課長からも、もうこの期に、もう一月も末になってからまで、まだ国からの説明が不足しているという答えが出るような事態で、これはゆゆしき事態だなと思いました。これについては、国に対しても、やっぱり厳しく、県に対してもやっぱりしっかりと市長のお言葉として、もしくは文書ででも伝えていただいて、市民が安心できるような接種体制を早急に取られることを臨みます。  そういった担当課長は、これから大変だと思うんですよ。これを行うにはですね。先ほど言いましたけれども、走りながらやらなきゃならないというような事態がまた起こりました。もう今思い起こせば、介護保険のときにもそんな思いをしたのですが。ですから、そこら辺は、しっかりとやっていただいて、市民が安心できるような接種体制が取られることを望みます。  ちょっとあきれるばかりでしたけれども、また、この保管場所や接種場所が明らかになったら、早急に、また市民の皆さんには、議会には伝えていただきたいと思います。  次に、先ほども随分出ていましたけれども、議案第一号についてお尋ねいたしますけれども、先ほど来、足湯の駅えびの高原に関わる問題で、今回提案され、随分問題点が明らかになったのではないかなと。私が疑問に思っていた点が、先ほど竹中議員、また田口議員から質疑がされたようでありますけれども。  これについては、本当に他の業者などもこれによって救済やそういう支援が行われていれば問題も起こらないんでしょうけれども、おまけにこの協定書が中にある、例えばこの協定書の見直しまで、先ほど提案があったようですけれども、県道一号線の開通、不通、通れない状態、また今後の見通しについて、これが大きく関わる問題でこの協定書の中に盛り込まれていることが明らかになったのではないかなと思います。これについては、市長、やっぱり公平性を見る中で、この協定が正しいのか、そして今後県道一号線がどうなるのかが重要な問題になると思います。  そこでお尋ねいたしますけれども、この県道一号線の不通というのはまだまだ続くと思うんですね。とすると、コロナが解決しなければ、また来年度も起こるかもしれない。今後ともそういう見通しにならなきゃいけないというのが明らかになったのではないかなと。  市長もこの点には気づいておられると思うんですけれども、市長の見解を求めたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  要因としては、この県道一号線が、この協定を結ぶときには令和二年度内には開通する見込みだというようなお話を県のほうからも聞いておりましたので、そういった見込みもあって、心配だけれどもこの協定に基づいた運営がスタートしたと思っております。結果としては、一年間復旧に至らなかったわけでございますが、現時点では県道一号線の復旧については、一月の中で協議会の中で方向性を示して、令和三年度には取りかかる予定だとは聞いております。まだ、現時点で、この協定を結んだ時点も、本年度内には完成するのではないかというような見込みがあったわけでございますが、その後、やはり火山ガス等の影響等があって延びておりますけれども、現時点ではプラスアルファの協議等も開かれて、令和三年度には着工されるという話は聞いているところでございます。  しっかり市から県の要望の中にも、この県道一号線は入れておりますので、見極めていきたいと、要望を続けていきたいとは思っております。 ○十三番(西原政文君)  この足湯の駅えびの高原、ちょうど高度経済成長時期にはえびの高原にもお客さんが来て、当時はレストセンター、またりんどう荘というふうに呼んでいましたけれども、これが宮交観光が断念をされる中で、えびの市が譲渡されたわけですけれども、これを本当に黒字にするというのは大変なことだと思うんですね。実際には黒字、この文章を私も見てましたけれども、黒字になることはないだろうなと思っていたんですよ。ところが今回、県道一号線が通行できない、整備が遅れている、そしてコロナ禍の中で今回このような予算が出されているんですけれども。これらについては、文面の見直しか施設の利用については考えていかないと、市長は大変な大きな間違いをずっとされるがねと思います。  以上をもって私の質疑を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(北園一正君)  しばらく休憩いたします。                     休憩 午後 〇時  〇分                     開議 午後 一時  〇分 ○議長(北園一正君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  報告いたします。本日、蔵園議員より欠席する旨の届出がありますと報告いたしておりましたが、午後からの会議に出席されますので御報告いたします。  ただいまの出席議員は全員であります。  次に、九番松窪ミツエ議員の発言を許します。松窪ミツエ議員。 ○九番(松窪ミツエ君)  お疲れさまでございます。大変お疲れのところ、私一人残っておりました。議員の中から九十分もあるから頑張れというお話をいっぱい頂きましたが、もう質疑に対しては、前の議員の方々がそれぞれにもう質疑をされまして、残り少し質疑のほうさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  早速質疑に入らせていただきますが、まず専決処分されました報告第二号の新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業の中で、接種券発送委託料が計上してございますが、これについてお尋ねいたします。  これについての発送先とか、そこらあたりはもう決まっていらっしゃるのでしょうか。 ○健康保険課長原田和紀君)  接種券発送につきましては、まず今回のワクチン接種につきまして、優先順位がついてございます。まず初めに医療従事者医療従事者につきましても、二段階に分かれておりまして、安全性調査に参加する医療従事者が最初、その次に、新型コロナウイルス感染症診療に関わる医療従事者等、その後で六十五歳以上の高齢者と続いていきます。あと四月以降、高齢者施設や障がい者施設等で働く方、持病のある人、またその後に一般の人と続きますが、今回接種券発送につきましては、年度内に発送する、要するに三月末までに発送する予定のものということで、これでいきますと、医療従事者につきましては、県のほうが調整することになっておりますので、私どもが、市町村がやる部分につきましては、この六十五歳以上の高齢者に対して接種券を発送する準備をすることになっております。まずはここの予算ということで御理解いただければと思います。 ○九番(松窪ミツエ君)  この発送委託料といいますのは、書類を課のほうで準備されて、そして郵便局とかそういう個人の委託業者とか、そういうところに委託されるものかということをお尋ねしたいんです。 ○健康保険課長原田和紀君)  接種券発送委託料でございますが、こちらにつきましては、封入、封緘。印刷につきましては健康保険課のほうで行います。ただ、台紙のほうに必要な最低限のものを印刷していただいたものを印刷製本で、その後、必要なものを印刷した上で、業者のほうに封入、封緘の委託ということになります。 ○九番(松窪ミツエ君)  チラシとか、遠目塚議員のほうからも質問がございましたけれども、チラシの挿入とかそういうのも、市民啓発に関するものとかも挿入しますというようなことを答弁されておりましたけれども、そういうようなことをされるに関して、業者のほうに委託されると、やはり何ていいますか、ミスが起きるというのを心配しますよね。そこら辺の対策、市民に不安のないようにしっかりとミスのない届け方というのでしょうか、それがなされていないと、何度も手間暇がかかったりしますので、そこら辺の対策についてお伺いします。 ○健康保険課長原田和紀君)  議員御指摘の御懸念の部分につきましては、十分業者と協議調整した上での発送としたいと考えております。 ○九番(松窪ミツエ君)  是非そこらあたりは慎重な対応をしていただきたいと思います。  次に、これももう質問されたんですけれども、八千五百六十一人の接種の数が人数があるというようなことをお示ししていただいていますけれども、施設に入院されている方、それから判断できない方、本当、担当課におかれましては大変な御苦労があられるかと思うのですが、中には一人で来られない方、そういう方への対応とかもあるかと思いますが、そこらあたりまで細かな対応を考えていらっしゃるかは、ちょっとまだ準備等、進んでいないのかもしれませんけれども、そこらあたりはどのようにお考えでしょうか。 ○健康保険課長原田和紀君)  今御指摘の部分につきましては、まだそういう細かいところのQ&Aというか、そういったもののほう、今後は出てくると思いますので、そちらを注視したいと考えております。 ○九番(松窪ミツエ君)  この項目では最後になりますけれども、西原議員もおっしゃっていましたけれども、迷っている人、待っている人、様々だという、このワクチン接種をですね、というようなことがありましたけれども、この接種に関して個人の意思の判断といいますか、拒否できるものなのか、自由に意思を尊重されるものなのか、ここらあたりはどうなのでしょうか。市長にお尋ねしてみたいと。 ○市長(村岡隆明君)  まずは正確な情報をお伝えするということが一番だと思いますが、接種に関しては任意と聞いておりますので、皆さん方の判断で受ける方と受けない方が出てくると考えております。 ○九番(松窪ミツエ君)  そういう方が出て、様々だと思います。自由意思尊重というのは大事なことかと思いますけれども。そうなった場合、さらにいろいろな問題も出てくるかと思いますが、そこらあたりの十分周知、生活の仕方とか、そこらあたりはまた再度周知、市民のほうにしていただいて、自分が罹患しない、そして人にうつさないというような手だてといいますか、そういうのは力を入れていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○健康保険課長原田和紀君)  議員おっしゃいますように、市民へのそういった周知、先ほど市長のほうが答弁いたしましたが、任意ということになりますけれども、一応接種義務としては課されてはいますが、あくまでも本人が拒否されれば受けなくてもよいとなっておりますので、できるだけ受けていただくような案内の仕方というのを工夫しながら、周知をしていきたいと考えております。 ○九番(松窪ミツエ君)  続きまして、議案第一号一般会計予算の補正(第十六号)についてお伺いいたします。  これのほうも、いろいろ質疑を準備しておりましたけれども、もうほとんど皆さんが質疑の中、出されまして、私のほうは大体理解できたところでございますが、二、三、御質問をさせていただきます。  まず、補償金のほうについてお伺いしますけれども、この足湯の駅えびの高原の物販事業に係る協定書について、第二条の二、業務報告が提出されるように、えびの市交流物産館の管理運営に関する基本協定書第二十三条を準用し、同条に規定する業務報告に基づく内容で担当課に提出するものとするとございますけれども、これは実際、提出されているのかどうかお尋ねいたします。 ○観光商工課長吉留伸也君)  この協定書に書かれております第二条の二項に基づく管理経理等の収支状況につきましては、前月分の収支の状況について翌月に報告が来ているところでございます。 ○九番(松窪ミツエ君)  例月これの確認がなされているということですね。これも今回第二条の第四項について協議がいろいろとなされたと思いますが、この提出されました報告書等もその中に織り込まれ参考とされたものなのでしょうか。 ○観光商工課長吉留伸也君)  当然、月々の収支の報告を見させていただきながら判断しているところもございますけれども、最終的には一月末の決算で全ての収入、あるいは経費等を計算した上でないと判断できないところもございますし、現状、今、休業要請をまたしているところでございますので、それによっていかに経費が大きくなるのか、収益が下がってくるのか、そういったところも大きな判断材料にはなるだろうと思いますので、最終的には一月末にならないと、何とも判断つきかねるところではございます。 ○九番(松窪ミツエ君)  最後になりますけれども、第二条のこの四項でいろいろと協議がなされたということなんですが、この協議について少し私理解ができないところがございました。といいますのは、この協議するときに、赤字の部分について、JAのほうからは、協議の内容、人件費とかそういうことではないと思うのですが、協議の内容についてどのような提案がなされたのか、これちょっとお尋ねします。 ○観光商工課長吉留伸也君)  十月頃の収支を見ましても、月々の報告の中で既に赤字になっている状況もございますし、当然ゴールデンウィークなり八月の時期に休業していたという状況もございましたり、県道一号線がずっと通行止めの状況の中で、なかなか収益が黒字になっていかない状況もございまして、JAとしては、こういった協定に基づいて赤字部分の補填をしていただきたいという要望等は上がってきたところでございまして、それに基づいて、市のほうでも協議をいたしましたけれども、一つの市からの提案としては、折半できないものかといったような要請もしたところでございますけれども、なかなかそれで納得していただけないところもあったり、最終的に一号線が開通していないということが大きな要因でもあり、市のほうから休業要請したという状況等もございましたので、今回、提案しているとおり、最低限、市が直営で管理するということになれば、最低限の人件費等は必要にはなってくるし、ほかの指定管理の施設とは違う状況でもございましたので、その分に関して人件費分等を上限として、最終的な収支を見ながら赤字分を補填するというようなことで、話をしているところでございます。 ○九番(松窪ミツエ君)  JAのほうに協議をお互いに分担するというのですか、そういうような申出もされたけど、JAのほうはそこらあたりは納得をなかなかしていただけなかったというような判断でよろしいのでしょうか。 ○観光商工課長吉留伸也君)  全体的な収支の計算になりますと、こういった道の駅であれ足湯の駅えびの高原であれ、JAが本来担当者として配置されております職員に関する人件費等もこの経費として見られるところもございますが、今回のこの足湯の駅えびの高原に関する収支の中では、その分についてはJAのほうで負担いただきたいということで、直接、足湯の駅えびの高原の三名の従業員の方がいらっしゃいますので、その方の人件費分だけということで、幾分かはJAのほうにも負担いただきたいというような話の中で、こういった補償の条件になったところでございます。 ○九番(松窪ミツエ君)  市長、お尋ねいたします。JAのほうにも幾分か負担をお願いしたいというような相談があったようでございますけれども、そこはなかなかJAのほうでは、全然そこら辺の動きというのはなかったものなんでしょうか。 ○市長(村岡隆明君)  最終的には協議するということでしたので、協議を進める中で、JAのほうも負担をしていただきたいということで、先ほども答弁いたしましたけれども、実際は足湯の駅えびの高原を運営するに当たっては、上の三名だけではなくて、本所の職員の方も動いていらっしゃる。いろいろな入荷物の調整であったりとか、そういったものも担当されているわけでございますが、そこの部分はJAのほうでそこの人件費は見ていただくということでお話がつきましたので、この赤字の部分にはその数字は入っていないところでございます。JAのほうで負担していただいているというところで、今回の提案に至ったところでございます。 ○九番(松窪ミツエ君)  なかなかこの協定書の四と五の整合性といいますか、ほかの議員からもございましたように、県道一号線の件とか、理解するのになかなか苦しいところがございました。市長のほうも説明をされましたので、幾分か、ああ、そういうお考えだったのかということで、理解は進められていますけれども、田口議員からも質疑がございましたように、やはりこの協定書の見直しということ、それから五番にあるこの表の区分けしてありますこの部分ですね、こういうところを明確にするためにも、今後いろいろな上向きに赤字が少なくなって、黒字経営になっていけばもう幸いなんですけれども、やはりここらあたりの協定の取り方というのは、慎重にされていく必要があるかと思います。協定書の見直しもしますということでございますが、その協定書の見直しについては、いつ頃されるお考えがございましょうか。 ○市長(村岡隆明君)  現時点では、協定書の見直しはしない予定でございます。当然、お互いに協議するという部分が数か所出てきますけれども、その状況等も違いますし、この第二条の四項にはある程度規定した中での赤字の条件がそろったらということが前置きがありますので、そういった中で検討することにはなろうかと思います。基本的には先ほど来申し上げたとおり、今回のような物販部門に係る人件費に関しては、基本的にはやっぱりJAで見ていただいて、黒字経営に向けて努力をしていただきたいと。ただ、この四項目めにあるような不可抗力があった場合には、今後とも調整をしていくということで考えております。 ○九番(松窪ミツエ君)  いろいろの、ほかにも類似した指定管理者とかございまして、今後やはり上向きにやっていけばいいんですけれども、なかなか厳しいという、当分は続くのかなという懸念もございます。やはり全での補償となりますと、それが増額していくというのも今後懸念されるところではないかなと思いますので、是非、今後のこういう事例には、かなり市長のほうも慎重な取組をしていただきたいと思いますが、市長のお考えを。 ○市長(村岡隆明君)  公の施設ということで、道の駅と同じような考え方で、指定管理者ということになれば、当然、当初からこの三人分の人件費は指定管理料の中に入れるべきものになってきます。ただ、今回のケースにおきましては、これまでも民間事業者がある程度の経営をしてきていただいておりましたので、こういった市がランニングコスト等を負担することで黒字経営ができるのではないかというような思いもございましたので、店舗をお貸しして営業をしていただくと。当然それはえびの市にとっても非常に有効な施策でもありましたので、そういった提案をさせていただいたところでございます。  現在は、この協定に基づきまして進めておりますので、将来的にはまた組織の公共の施設として指定管理者という形で募集していくのか、そういったタイミングも出てこようかと思いますが、現時点ではこの契約に基づいて終期までやっていただきたいと思っております。 ○九番(松窪ミツエ君)  今のこの時代、いろいろなところにいろいろなしわ寄せが来ておりまして、本当に努力しても努力しても報われないというような時代でもあります。でも、やはりこういうときこそピンチをチャンスに生かした努力をした、自助努力を重ねた人には、やはりその旨の努力に値するものが報われていくべきものではないかなと思います。やはり自助努力というところの点を、双方重んじて、やはり事業を伸ばしていくべきではないかなということを考えます。  以上で私の質問は終わります。 ○議長(北園一正君)  ほかに質疑の通告はありません。以上で質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっています報告第一号、報告第二号及び議案第一号は、議会運営委員会の決定のとおり、会議規則第三十六条第三項の規定により、委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北園一正君)  御異議なしと認めます。よって、報告第一号、報告第二号及び議案第一号については、委員会への付託を省略することに決定いたします。  これより、討論に入ります。討論はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北園一正君)  討論なしと認めます。以上で討論を終結いたします。  これより、採決に入ります。  報告第一号専決処分した令和二年度えびの一般会計予算の補正(第十四号)の承認について及び報告第二号専決処分した令和二年度えびの一般会計予算の補正(第十五号)の承認についてを採決いたします。  本案は、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北園一正君)  御異議なしと認めます。よって、本案はいずれも原案のとおり承認することに決しました。  次に、議案第一号令和二年度えびの一般会計予算の補正(第十六号)についてを採決いたします。  本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北園一正君)  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
     お諮りいたします。今期臨時会において議決されました議決案件などの条項、字句、数字、その他の整理を要するものにつきましては、会議規則第四十一条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北園一正君)  御異議なしと認めます。よって、議決案件などの条項、字句、数字、その他の整理を要するものについては、その整理を議長に委任することに決定いたしました。  以上で、今期臨時会に付議された案件の審議は、全て議了いたしました。  これをもって、令和三年一月えびの市議会臨時会を閉会いたします。                     閉会 午後 一時 三十分...