えびの市議会 > 2020-09-24 >
令和 2年 9月定例会(第 7号 9月24日) 閉会

  • "債務負担"(/)
ツイート シェア
  1. えびの市議会 2020-09-24
    令和 2年 9月定例会(第 7号 9月24日) 閉会


    取得元: えびの市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-19
    令和 2年 9月定例会(第 7号 9月24日) 閉会                          令和二年九月二十四日 午前十時開議 第  一  議案第五十一号~議案第六十五号       認定第  一号~認定第  七号       陳情第 十一号、陳情第 十二号 第  二  議案第六十六号 令和二年度えびの一般会計予算の補正(第十二号)につ               いて 第  三  議案第六十七号 令和二年度えびの国民健康保険特別会計予算の補正(第               三号)について           本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件                        令和二年九月二十四日 午前十時開議    一  議案第五十一号~議案第六十五号       認定第  一号~認定第  七号       陳情第 十一号、陳情第 十二号    二  議案第六十六号 令和二年度えびの一般会計予算の補正(第十二号)につ               いて    三  議案第六十七号 令和二年度えびの国民健康保険特別会計予算の補正(第               三号)について
    出 席 議 員(十五名)     一番   北 園 一 正  君     一〇番   上 原 康 雄  君     二番   小 宮 寧 子  君     一一番   竹 中 雪 宏  君     三番   吉 留 優 二  君     一二番   西 原 義 文  君     四番   金 田 輝 子  君     一三番   西 原 政 文  君     五番   中 山 義 彦  君     一四番   蔵 園 晴 美  君     六番   遠目塚 文 美  君     一五番   栗 下 政 雄  君     七番   小 東 和 文  君     八番   田 口 正 英  君     九番   松 窪 ミツエ  君 欠 席 議 員(なし) 議会事務局職員出席者   事務局長     山 口   忍 君  議事運営係    遊 木 凡 子 君   事務局次長    塚 田 和 孝 君   議事運営係長   鶴 田 淳一郎 君 地方自治法第一二一条による説明のための出席を求められた者   市長       村 岡 隆 明 君  こども課長    永 田 祐 雄 君   副市長      杉 元 真 一 君  健康保険課長補佐 西 峯 由 美 君   教育長      永 山 新 一 君  介護保険課長   後 藤 一 憲 君   総務課長     谷 元 靖 彦 君  税務課長     川 野 利 光 君   企画課長     黒 松 裕 貴 君  会計管理者    田 中 良 二 君   財政課長     宮 浦 浩 二 君  水道課長     馬越脇   浩 君   建設課長     森   隆 秀 君  市立病院事務長  藺牟田 順 子 君   農林整備課長   栗 下   徹 君  財産管理課長   有 村   充 君   畜産農政課長   川 越 政 文 君  企業立地課長   松 葉 洋 之 君   学校教育課長   白 濱 美保子 君                     開議 午前 十時  〇分 ○議長(北園一正君)  ただいまの出席議員は全員であります。  これより、直ちに本日の会議を開きます。  本日の会議は、議席に配付いたしております議事日程第七号によって進めます。  これより、本日の日程に入ります。  日程第一、議案第五十一号辺地に係る公共的施設総合整備計画の変更(第一次)についてから、議案第六十五号令和年度えびの病院事業会計予算の補正(第二号)についてまで、認定第一号令和年度えびの一般会計歳入歳出決算の認定についてから、認定第七号令和年度えびの病院事業会計決算の認定についてまで及び陳情第十一号地方たばこ税を活用した分煙環境整備に係る陳情書及び陳情第十二号令和二年えびの市観光緊急誘客対策事業に対して調査及び究明を行う百条委員会等をえびの市議会に対して求める陳情書、以上一括議題といたします。  この際、各委員長の報告を求めます。  まず、総務教育常任委員長の報告を求めます。西原義文総務教育常任委員長。 ○総務教育常任委員長西原義文君)  それでは、ただいまから総務教育常任委員会委員長報告をいたします。  令和二年九月定例会総務教育常任委員会委員長報告をいたします。  今期定例会において当委員会に付託されましたのは、議案第五十一号辺地に係る公共的施設総合整備計画の変更(第一次)について、議案第五十二号財産の処分について、議案第五十三号動産の買入れについて、議案第五十四号えびの市一般職の職員の給与に関する条例及びえびの市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正について、議案第六十四号令和年度えびの水道事業会計予算の補正(第一号)について、議案第六十五号令和年度えびの病院事業会計予算の補正(第二号)について、認定第六号令和年度えびの水道事業会計決算の認定について、認定第七号令和年度えびの病院事業会計決算の認定について、以上議案六件、認定二件で、審査は九月四日の一日間で行いました。  審査の結果は、議案第五十一号から議案第五十四号まで、議案第六十四号、議案第六十五号、認定第六号については討論はなく、いずれも全会一致で原案のとおり可決及び認定すべきものと決しました。  認定第七号令和年度えびの病院事業会計決算の認定については、反対の討論があり、審査後、挙手による採決を行い、結果は賛成多数により原案のとおり認定すべきものと決しました。  主な質疑について、病院事業水道事業補正予算及び決算に関しまして審査した順に報告いたします。  まず、議案第六十五号令和年度えびの病院事業会計予算の補正(第二号)についてです。質疑として、今回の補正は新型コロナウイルス感染症に関わる医療従事者への慰労金として八百九十万円の国庫補助金を受け入れるというのが主な内容になっているが、財務諸表を見ると厳しい経営状況が伺える。  以前に、地域包括ケア病床の導入で改善が図られるのではないかというような答弁もされていたが、その部分の反映が見えにくい。さらに今年度の純利益がマイナス二億二千七百五十四万二千円、資金増加額もかなり減少する状況で病院事業としては大変厳しいのではないか。今後この病院経営をよくするためには、やはり医師の確保、これが一番大事ではないか。このような状況をどのように議論され、今後、市長が大学病院を訪問するとか、また地元出身者の医師への働きかけや、またはインターネットで募るとか手段はいろいろあると思うが、どのように検討されているのかとの質疑がありました。  答弁として、医師の確保については市長と常々話をしており、大学への訪問や地元出身医療従事者への訪問を計画していたが、新型コロナウイルス感染症の影響により中断しているところである。現在県内の新型コロナウイルス感染症の関係が落ち着いてきたので、十月以降に大学への訪問を計画しており、地元出身医療従事者へのアポイントメントもとっていきたいと考えているとの答弁でした。  また委員から、今回の国から医療従事者への支援金について、報道では新型コロナウイルス感染者が発生し医療に当たった病院と、医療に当たっていない病院では慰労金に違いがあるということだが、えびの市においてはどうなのかという質疑があり、答弁では、えびの市立病院協力医療機関ということで金額は一人当たり一十万円を想定している。今回の国の給付については、都道府県から役割を設定された医療機関に勤務し、患者と接触する医療従事者や職員に支払われるもので、その内容は、実際に新型コロナウイルス感染症の患者の診療等を行った医療機関等の場合は一人当たり二十万円、それ以外の協力医療機関の場合は一人当たり一十万円、そしてその他の病院、診療所、訪問看護ステーション、助産所に勤務する場合は、一人当たり五万円ということの答弁でありました。  次に、認定第七号令和年度えびの病院事業会計決算の認定についてです。  質疑として、令和元年度末においては欠損金が七億三百一十九万八千四百一十六円ということで、えびの市立病院でも経営努力はされているものの大変厳しい状況が伺える。要因としては、医師不足人口減少診療体制等いろいろ考えられるが、未処理欠損金をなくす方法や対策等を考えておられるものか。また、このまま累積赤字が増え続け、一十億円になるのは時間の問題ではないかという心配もしている。そうなれば病院の統合や売却等も予想されるが、そうならないように解決策を見出していくことが肝要だと思うがどうかとの質疑に対しまして、答弁として、大変厳しい決算の状況である。状況を改善するために地域医療構想にも対応した地域包括ケア病床を開設し、もう少し収入が見込まれる予定であったが、実際には新型コロナウイルス感染症が発生し、その影響で目標には至らなかった。一時は患者数が落ち込んでいたが、現在は徐々に患者数が回復してきており、この地域包括ケア病床については、運用ができるように努力していきたい。あわせて患者、外来患者が増えるよういろいろな面で努力していきたい。  また、現在のえびの市立病院改革プランは令和二年度までとなっており、次の改革プランを策定することになっているが、国からのガイドライン新型コロナウイルス感染症の影響でまだ示されていない。このガイドラインに沿った改革プランを策定していきたい。その策定に当たっては、病院事業の内部の見直しを検討するということが重要なので、以前も行ったが、病院の経営分析についても外部の専門家のお力添えを頂きながら分析をして、今後の方向性を探っていきたいと考えている。それについては、市立病院検討委員会があるので、検討委員会も一緒に考えていくということが委員会の中で示されたので、一緒に努力してまいりたいと考えているとの答弁でありました。  また質疑として、令和元年度の職員数及び職員配置について、平成三十年度末が三十九人で、令和元年度末では四十一人となっているが、経営が厳しい中において、最初に取り組まれるのが人員の削減ではないかと思うが、市立病院では外来、入院患者が減少している中で、逆に二名の増員となっている。経営を圧迫するのは固定経費である人件費ではないのか。職員の管理をして対処する考えはないかという質疑がありました。  答弁として、看護師などについては施設基準により必要な人数、人材であり、医療費の返還等にも関わるので削減は厳しい。看護師が産休等の場合、会計年度任用職員で補充している状況だが、全体的に看護師が不足している状況になっているとの答弁でありました。  また、決算説明書の一部負担金未収金一覧について、質疑としまして一部負担金の未収金が過年度、現年度あわせて一百一十九万九千八百一十六円とあるが、決算の三月三十一日以後、その後の回収状況についての質疑がありました。  答弁として、過年度未収金の調定額六十三万九千五百九十六円に対して、収納額が二万四千八百六十二円、現年度未収金の調定額五十六万二百二十円に対し、収納額が二十九万二千九百五十八円で、収納額の合計は九月三日現在で三十一万七千八百二十円という答弁でありました。  また、回収の方法や法的手段をとったことがあるかという質疑に対して、答弁として、回収については、まず文書にて催促を行い、それでも納期が過ぎた場合は職員が戸別訪問をしている。法的手段についてはこれまでとったことはないが、未収金に関しては生活困窮者が多く、入院申込みの際の連帯保証人も、また生活困窮者である場合もある。分納計画書に基づき戸別訪問を重ねるなどして、地道に努力していきたいとの答弁でありました。  さらに、連帯保証人については、生活困窮者ではない方を選定していただくように対応を検討する考えはないかという質疑があり、答弁として、入退院を繰り返す体の弱い方やひとり暮らしの方など、どうしても不採算部門を担う公立病院に来られることが多く見られ、生活保護を受けている方が入院した際の自己負担金の部分が未納になるという現状であるが、検討してまいりたいとの答弁でありました。  次に、議案第六十四号令和年度えびの水道事業会計予算の補正(第一号)についてです。委員から、収益的収入及び支出の収入の部、補正予算額六千四百六十万二千円の中で、営業収益の三千三百万円と特別利益の三千一百六万一千円についての質疑があり、答弁として、三千三百万円は県の補償金で硫黄山対策の工事により西長江浦にある市の水道管の移設の必要があり、その工事の補償金を受け入れるものである。また三千一百六万一千円は、豪雨災害による保護工事及び本工事のための工事費及び職員の時間外勤務手当分一般会計からの特別利益として受けるものであるとの答弁でありました。  次に、支出の部で配水及び給水費の補正予定額が四千五百六十六万円について、昨年の補正予算との差額の内容についての質疑がありました。  答弁として、豪雨災害保護工事のために執行した修繕費一千万円の分と西長江浦送配水管移設工事に伴う費用三千三百万円が増額の主な内容であるとの答弁でした。  また、委員の質疑として、特別損失の災害による損失二千六十六万円について、豪雨災害による導水管保護工事費とあるが、内訳と具体的な場所についての質疑がありました。  豪雨災害による工事費が二千万円と職員の時間外勤務手当六十六万円、場所は柿木原浄水場の前の内山林道を上ったところが二か所崩落し、水道のメイン管である導水管が露出した状態になったので、それを保護する保護工事を行うもので、最終的には林野庁が崩落した林道を修復する際に本修復を行うとの答弁でした。  また、営業費用の原水及び浄水費五百一十三万三千円について、山内浄水場の水源井の洗管に伴う修繕費であるが、この施設は新しいものだが、定期的に必要な費用なのかという質疑があり、答弁として、山内浄水場は、施設としては平成三十年度から稼働しているが、掘削からは九年経過している。山内水源は、三つの井戸を掘って深層地下水のれっか水をくみ上げて取水しているが、地下に行くほど鉱物の鉄とマンガンなどが出てきて、スクリューに付着することで取水量が減ってくるという現象が起こるので、湧出量に比べて八割ほどになると、洗管なりの対応が必要になってくるとの答弁でした。  次に、認定第六号令和年度えびの水道事業会計決算の認定についてです。  質疑として、令和元年度の当年度未処理欠損金が八千七百三十六万七千八百四十四円で、平成三十年度より増えてきており、今後厳しくなる状況のようだが、決算書十八ページの業務量の中で当年度の供給単価が一百五十三円五十六銭、給水原価が一百九十一円四十八銭ということで、もうここで一立方当たり三十七円九十二銭の差が出ている。一番の要因はここではないのかと思うが、現段階でこれを解消するためには、経常費用を極力抑えて、有収率を現在の七八・八%から少しでも増やしながら経営改善を図らなくてはならないのではないかと思っている。  本会議質疑においては、課長の答弁があったように、今後、大迫妙見簡易水道からの統合の問題や、産業団地への進出企業からの収益などで改善を図っていきたいというような答弁であったが、今後の見通しはどのように判断しているのかという質疑があり、答弁として、当年度純損失が平成三十年度は二千八百八十万三千円、令和元年度が六千四百二十万七千八百九十九円で、比較すると損失が大幅に増えている。  その要因は、古い水道管の固定資産の除却による費用の増で、例えば加久藤橋添架管の元の水道管の撤去や苧畑地区送配水管の入替え、また、県道京町小林線の工事に伴う配水管の工事、大河平の坂下橋の古い水道管の撤去などがあり、令和元年度は大幅に損失が多くなったものである。  そして委員が言われるとおり、供給単価給水原価を上回ることで黒字が図られるということを踏まえて、以前議決された経営戦略が令和五年度から後期五か年が始まるので、ここに向けてローリング作業をする計画を立てている。財務状況収支改善のため、経費抑制はこれまでも取り組んできているが、水道料金の改定も一つの方法と考えている。料金改定の検討については市民にも参加してもらう検討会議を考えており、今後の安定的な経営が持続できるように考えているとの答弁でした。  主な質疑の報告については以上でございます。  認定第七号に対する討論の内容を報告いたします。  市立病院の運営について、市長は医師確保に取り組んでいらっしゃるが、いまだに先が見えるような状況ではない。そして決算の状況を見ると、累積が一十億円に近い赤字となっている。これについて地域包括ケア病床の事業も取り組まれたが、それも明るい方向には進んでいない。医師確保に専念していただかなければ、このような決算を認めるわけにはいかない。よって認定第七号に反対する。以上の討論の内容でした。  これで、総務教育常任委員会の報告を終わります。 ○議長(北園一正君)  次に、産業厚生常任委員長の報告を求めます。中山義彦産業厚生常任委員長。 ○産業厚生常任委員長中山義彦君)  皆さん、おはようございます。  では、本定例会において、産業厚生常任委員会として事前に配付されました議案付託表の議案八件、認定四件及び陳情二件について審査をいたしましたので報告いたします。  今回は、付託案件が多いため報告に時間を要しますが、御容赦頂きたいと考えております。  本定例会で当委員会へ審査を付託されましたのは、議案第五十五号えびの家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第五十六号えびの特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第五十七号えびの放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第五十八号えびの市母子及び父子家庭医療費助成に関する条例の一部改正について、議案六十号令和年度えびの国民健康保険特別会計予算の補正(第二号)について、議案第六十一号令和年度えびの後期高齢者医療特別会計予算の補正(第一号)について、議案第六十二号令和年度えびの介護保険特別会計予算の補正(第二号)について、議案第六十三号令和年度えびの産業団地整備事業特別会計予算の補正(第一号)について、認定第二号令和年度えびの国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第三号令和年度えびの後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第四号令和年度えびの介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第五号令和年度えびの産業団地整備事業特別会計歳入歳出決算の認定について、陳情第十一号地方たばこ税を活用した分煙環境整備に関する陳情書、陳情第十二号令和二年えびの市観光緊急誘客対策事業に対して調査及び究明を行う百条委員会等をえびの市議会に対して求める陳情書です。  審査につきましては、去る九月四日の一日間で審査しました。  議案八件及び認定四件の審査結果につきましては、討論はなく、採決の結果、原案のとおり全会一致で可決及び認定すべきものと決しました。  なお、特に報告すべき事項は、以下のとおりであります。  まず、議案第五十五号について報告いたします。  執行部から、議案に沿って説明があり、その後、委員から、家庭的保育事業小規模保育事業及び居宅訪問型保育事業内容説明を求めるとの質疑があり、執行部から、家庭的保育事業家庭的保育者の自宅、公民館及び集会所等家庭的保育者による保育を行うもので、利用定員は一名から五名の間と規定されている。小規模保育事業は、利用定員が六名以上十九名以下の保育施設で保育を行う事業であり、A型、B型、C型に分かれている。居宅訪問型保育事業は、保育の必要な乳幼児の居宅において家庭的保育事業者が保育を行う事業である。事業所内保育事業は、事業主が従業員の子供とともに保育の必要な乳幼児を受け入れて保育を行うことができるものであるとの答弁がありました。  委員から、今回の改正は保護者の疾病等による子供の保育に関する内容でよいかとの質疑があり、執行部から、保護者に起因するもので疾病だけでなく身体的な障がいも含まれているとの答弁がありました。  次に、議案第五十七号について報告いたします。  執行部から、議案に沿って説明があり、その後、委員から、えびの市の放課後児童支援員数は何人かとの質疑があり、執行部から、支援員十六名、補助員九名の計二十五名であるとの答弁がありました。  委員から、支援員は知事の認定ということだが、ほかの都道府県でも通用するのかとの質疑があり、執行部から、宮崎県での受講が終了すればほかの県でも生かせるとの答弁がありました。  次に、議案第六十号について報告いたします。  執行部から、議案書に沿って説明があり、その後、委員から、予算書及び事業説明書保険税過誤納還付金詳細説明を求めるとの質疑があり、執行部から、今回の過誤納還付金は令和二年五月までに保険税の納付が済んだものについて還付が生じた場合に、令和二年度予算から還付するためのもので、今年六月の国民健康保険税条例の改正に伴う減免措置の制定により、令和元年度分の還付が生じる場合があるため、歳出予算を増額したものとの答弁がありました。  次に、議案第六十二号について報告いたします。  執行部から、議案書に沿って説明があり、その後、委員から、事業説明書高額医療合算介護サービス費年間延べ三百二十七件予定していたが、見込みを上回ることが予測されるため増額するとあるが、現段階で見込まれる予定件数は幾らかとの質疑があり、執行部から、四百六十二件を予定している。なお、令和二年七月までに三百三十九件の申請が来ているとの答弁がありました。  次に、認定第三号について報告いたします。  執行部から、議案書に沿って説明があり、その後、委員から、後期高齢者医療広域連合納付金が増えた要因の説明を求める質疑があり、執行部から、保険料の軽減措置が昨年度から段階的に本則に戻され軽減がきかなくなり、保険料が増額になったとの答弁がありました。  次に、委員から、後期高齢者医療広域連合からの受託による長寿健診はどのような形で実施されているのかとの質疑があり、執行部から、長寿健診の対象者全員に個別に周知し、申込みを受けているとの答弁がありました。  次に、認定第四号について報告いたします。  執行部から、議案書に沿って説明があり、その後、委員から、主要な施策の成果に関する説明書百二十五ページ、介護予防生活支援サービス事業で執行率九七・六九%は利用者が少なくなったためかとの質疑があり、執行部からは、平成二十九年度から市独自で行う地域支援事業に移行され、まだ日が浅いため、一年間のサービス量を見込むことが難しく、補正を組みながら調整して九七・六九%になったとの答弁がありました。  次に、認定第五号について報告いたします。  執行部から、議案書に沿って説明があり、その後、委員から、決算書三百八十四ページ、歳出の目二、産業団地事業造成費の中で翌年度の繰越額一千二百九十一万四千円の内容を求める質疑があり、執行部から、継続費における逓次繰越分で、工事契約額の四割以内の前払いを支払った後の残額との答弁がありました。
     さらに委員から、決算書三百八十五ページの備考欄の土地購入費と補償金の説明を求める質疑があり、執行部から、土地購入は全て完了しており、補償金に関しては建物等移転補償として居宅附属建物、樹木等が二件、畜舎・堆肥舎等が一件の計三件で、ほかに電柱移転補償金を支払っているとの答弁がありました。  次に、陳情第十一号について報告いたします。  取扱については、担当課を呼んで説明を聞き、その後審査を行うこととなりました。執行部の説明は、陳情書を受理したが、執行部としては今のところ受動喫煙に配慮した喫煙場所は残しているので、特段取り扱うことはないと考えているとのことでありました。  委員から、この陳情書はえびの市や宮崎県全体を考えた上でのものと思うが、担当課はどのように考えているかとの質疑があり、執行部から、健康増進法を受けて、市内の全ての公共施設に対策をとるように説明し、全て対策がとられていることを確認している。また、一般市民の方や飲食店、事業所には広報で周知したとの答弁がありました。  なお、本陳情の取扱については、全会一致で継続審査すべきものと決しました。  次に、陳情第十二号について報告いたします。  取扱については、担当課を呼んで審査を行うこととなりました。  委員から、議会から出ている疑義に対する状況調査と経過調査について、今の時点での進捗状況を示してほしいとの質疑があり、執行部から、四月中に旅館の聞き取りを行い、六月には観光協会と一緒に各旅館の聞き取りアンケート調査を行った。なお、発行した商品券の利用期間が九月末のため、観光協会から、市に実績報告書が出るのは本年末か年明けになると思っているとの答弁がありました。  委員から、市としての最終検証結果が出るのはいつかとの質疑があり、執行部から、観光協会から年末から年明けにかけて具体的数字が上がってきた段階で観光協会に確認をする予定であるので、その後になるとの答弁がありました。  委員から、事業者に対して、どのような項目の聞き取りをしたのかとの質疑があり、執行部から、宿泊施設調査では、四月に新型コロナによる経済的影響及びキャンセル数と額について調査し、受付は四月六日以降の予約だけだったか等のアンケート調査も行った。  さらに、六月の調査では再度受付が四月六日以降だけだったのか、実際の予約がないのにクーポン券を受理していないか等について聞いているとの答弁がありました。  委員から、陳情書に「市が京町支所において今年三月二十五日以前にえびの市旅館業組合に対し、この事業の説明会を行った」と記載してあるが、事実かとの質疑があり、執行部から、三月十八日に真幸地区コミュニティセンターで観光協会同席で京町温泉旅館組合長から旅館キャンセルの現状を聞き、その対応策の提案をお願いした。なお、事業説明会は市内の宿泊施設十八社中十七社に対して、三月二十七日に真幸地区コミュニティセンターで行ったとの答弁がありました。  さらに、委員から、陳情書の問題点④に書いてあるように、予約開始日の朝五時から予約が殺到したということに疑念が生じている。公共性があるのかという疑念である。このことを担当課はどう考えているかとの質疑があり、執行部から、四月三日のプレスリリースやテレビニュース、新聞記事により周知が一部でなされていたため、六日に予約が集中し始めたことが大きな原因であろうと思う。また、六月十日に四月六日以前に予約を受け付けたことはないかとの聞き取りも行い、そういった部分も実際あったのかもしれないとの答弁がありました。  委員から、開始日の五時から予約があったこと等の疑問には根拠や要因があったと思う。納得できる回答を望むとの質疑があり、執行部から、陳情書で出されている問題点については、しっかり応えられるように報告するとの答弁がありました。本陳情の取扱については、全会一致で継続審査すべきものと決しました。  以上、産業厚生常任委員会委員長報告とさせていただきます。 ○議長(北園一正君)  次に、予算審査特別委員長の報告を求めます。遠目塚文美予算審査特別委員長。 ○予算審査特別委員長(遠目塚文美君)  それでは、本定例会において予算審査特別委員会に付託されました議案一件について審査をいたしましたので、予算審査特別委員会としての報告をいたします。  本定例会で、当委員会へ審査を付託されましたのは、議案第五十九号令和年度えびの一般会計予算の補正(第十一号)についてです。  議案審査については、去る九月八日の一日間で審査をいたしました。  審査結果につきましては、討論はなく、採決の結果は、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  付託された案件につきましては、特に報告すべき事項について報告いたします。  まず、歳入についてです。  予算書五ページ、第三表、債務負担行為補正追加、一、日章学園九州国際高等学校生徒寮費助成事業、一千八百万円について報告いたします。  委員からの質疑として、今回の寮費助成は、飯野高校での県立高校としての全国枠募集に係る趣旨とは類似しているが、県立高校と私立高校とでは幾分か目的が異なる気がする。飯野高校は地方創生における教育を推進されており、実績も表れているが、今回の助成事業に関してどのような目的であるのか説明を求めるとのことでした。  答弁では、飯野高校の助成との共通点として地域活性化が大きな目的、あわせて保護者の経済的な負担軽減ということも共通事項である。日章学園九州国際高等学校につきましては、高校を中途退学した子供さんたちがほとんどであり、その子供さんたちに日章学園に来ていただき、中国人との国際交流や国際交流協会を通じた地域との交流の中で人材育成を図るということで、大きな一つの目的を持っている。さらに、この学校の果たしているえびの市内への経済的効果も大きいと認識しているとの説明でした。  また、委員からは、留学生の食糧関係を含めいろいろな面での経済波及効果は確かにあると感じているが、現状では、中国からの留学生は見通しが立っていないのではないかと考える。その中で、今後日章学園に日本人の生徒さんをさらに増やすことが目的だと思うが、学校側としては今の状況を脱するためにこの学校をどのようにして立て直していくのか、えびの市として把握されているのか問われました。  答弁では、学校側からの説明では、中国人留学生を呼ぶ前提として日本人学生がいて初めて運営できるとのこと、学校から日本人学生がゼロになった場合には、大幅な経費削減となる旨の説明を宮崎県から受けているとのことで、日本人学生がゼロになった場合は学校運営が大変厳しくなる。そのような事情もあり、ぜひ日本人学生に安定的に在学してもらい、その上で中国の留学生を招き、また学校運営に当たっていきたいとのことでした。  次に、歳出についてです。  予算書二十四ページから二十五ページ、二款、総務費、一項、総務管理費、目五、企画費、説明欄〇〇八、高度無線環境整備推進事業費、一億四千八百五十三万四千円について報告いたします。  委員からの質疑として、現在のえびの市内の整備状況について問われました。  答弁では、光ファイバーに関しては以前から全国的には実施されており、えびの市には九年ほど前からエリアが入ってきている。その当時は、えびの市は全域光回線の対応ができていない状況だったため、企業誘致の上でも事業所の方から光回線がないということでの苦情等は多数あったが、その後、東側の飯野地区から徐々に整備されたことにより、最近ではそのような御意見はなくなった。今回の事業は、えびの市全域が均一なサービスが受けられるためにも必要であるとの説明でした。  次に、予算書四十二ページから四十三ページ、六款、農林水産業費、一項、農業費、目四、畜産業費、説明欄〇〇三、畜産振興事業費、えびの産ハーブ和牛販路開拓支援事業補助金、三十六万円について報告いたします。  委員からの質疑として、熊本県人吉市の出荷工場ゼンカイミートがかなりの豪雨被害を受けたことで新たな出荷先の確保が必要になったことから、それに係る経費の一部支援を令和二年七月から令和三年三月までの九か月間行い、ブランド継続と生産者の経営安定を図ると説明を受けたが、今後の工場復旧の見込みなどはどのようになっているのか問われました。  答弁では、浸水被害に遭った出荷先工場の復旧には一年から二年かかるとのことで、全く見通しが立っていない状況である。今回は令和二年七月から令和三年三月までの期間としているが、できるだけ県内のと畜場での調整をしていきたいとのことで調整している。ハーブ牛は県内での出荷の確保が可能となっており、ハーブ和牛のみが一部出荷調整が困難な状況で、福岡県に出荷をしなければならず、今後については、県内の出荷先と調整をしながら進めていくとのことなので、調整状況を見ながら今後の支援についても考えていきたいとのことでした。  次に、予算書四十六ページから四十七ページ、六款、農林水産業費、一項、農業費、目七、土地改良事業費、説明欄〇〇五、団体営農業水路等長寿命化・防災減災事業費、四百五十万円について報告いたします。  委員からの質疑として、今回の事業はため池などのハザードマップ作成委託となっているが、ハザードマップを作るだけでなく農業用水のため池だと知らせて、近づかないや立入り禁止などを示す看板やため池を囲む柵などの対策なども必要だと感じるので、ぜひ検討していただきたいとの要望がありました。  答弁としては、現在土地改良施設には子供にも分かるような看板を設置してあるので、そのような看板を今後ため池などにも設置していくよう検討したいとのことでした。  次に、予算書四十八ページから四十九ページ、七款、商工費、一項、商工費、目二、商工振興費、説明欄〇〇七、新型コロナウイルス感染症対策費、プレミアム付商品券発行事業補助金、二千九百八十六万円について報告いたします。  委員からの質疑として、第二弾となる今回のプレミアム付商品券発行事業について申込みの方法などを問われました。  答弁としては、今回の申込み方法は、三密防止のため郵送による申込みを考えている。申込み開始については、十月二十日の行政事務連絡文書にてチラシを配布し、その後の週に申込みを開始することを想定しているが、詳細については商工会と協議をするとの説明でした。  次に、予算書五十ページから五十一ページ、七款、商工費、一項、商工費、目三、観光費、説明欄〇一〇、新型コロナウイルス感染症対策費、一千四百八十万九千円について報告いたします。  委員からの質疑として、サイクリングキャンペーン運営委託料三百一十三万五千円の委託先とサイクルツーリズム推進キャンペーン事業の開始時期などの詳細について問われました。  答弁としては、アウトドアビジターセンターの指定管理者を委託先として予定している。また、サイクルツーリズム推進キャンペーン事業は、観光庁の「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成実証事業」という補助金を活用する事業である。この事業の選定通知が九月中旬を予定されており、交付決定を受けた後に事業を開始することになるため、まだ詳しい日程は決まっていないが、早ければ十月中、遅くても十一月中の始動になると想定している。この支援事業は来年三月七日までに実績報告書を提出する必要があるので、キャンペーン自体は一月末、あるいは二月中旬での設定になるのではないかと想定しているとのことでした。  また、委員からの質疑では、工事請負費一千一十万七千円についてどのような工事を予定しているのか問われました。  答弁としては、道の駅えびのからえびの高原までサイクリングルートを設定するに当たり、通常ブルーラインと呼ばれる路面標識を道路に示し、自転車が走行する際にこのラインに沿って行けば、道の駅えびのからえびの高原まで行けるという道案内をするようなイメージの工事を行うものとの説明がありました。  次に、予算書六十ページから六十一ページ、十款、教育費、四項、社会教育費、目五、図書館費、説明欄〇〇二、新型コロナウイルス感染症対策費、図書類購入費、一百五十万円について報告いたします。  委員からの質疑では、今回一千冊購入されるが、購入先は随意契約なのか、それとも入札なのか、どのような購入方法を検討されたのか問われました。  答弁としては、今回新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の中のメニューで、図書館パワーアップ事業の活用を図書館と検討したところ、現在ある児童書がかなり古くなっており、また新型コロナウイルスの影響で子供たちが自宅で過ごす時間や図書館利用の機会が増えているので、もっと有意義に過ごせる読書環境を整えたいという要望から児童書を整えることになった。  また、以前監査から、入札をしたほうがよいのではないかとの指摘があったため調査したところ、図書館用の本は普通に本を買うだけではなく、本にバーコード添付等の諸般の必要作業などを含めると、現在のやり方がよいという結果だったとの説明がありました。  以上、予算審査特別委員会の委員長報告とさせていただきます。 ○議長(北園一正君)  しばらく休憩いたします。                     休憩 午前十一時  五分                     開議 午前十一時 十五分 ○議長(北園一正君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、決算審査特別委員長の報告を求めます。遠目塚文美決算審査特別委員長。 ○決算審査特別委員長(遠目塚文美君)  それでは、本定例会において決算審査特別委員会に付託されました認定一件について審査をいたしましたので、決算審査特別委員会としての報告をいたします。  本定例会で、当委員会へ審査を付託されましたのは、認定第一号令和年度えびの一般会計歳入歳出決算の認定についてです。  議案審査については、去る九月八日から十一日の四日間で審査をいたしました。  審査結果につきましては、討論はなく、採決の結果は、全会一致で原案のとおり認定すべきものと決しました。  付託された案件につきましては、特に報告すべき事項について報告いたします。  決算書百三十五ページから百三十七ページ、三款、民生費、二項、児童福祉費、目一、児童福祉総務費、説明欄〇〇六、教育・保育施設管理運営事業費、〇一、教育・保育施設管理運営事業費、施設型給付費、三億四千八百二十三万七千四百一十四円について報告いたします。  委員からの質疑として、令和元年度において三千四百七十四万二千八百五十円の給付費過払いが発覚したが、今回の決算においてどのような対応がなされているのか問われました。  答弁では、令和元年度の過払い分につきましては、歳出における施設型給付費で元年度分については調整している。令和元年度以前の分については、歳入にて返納となる。令和二年八月六日現在での返納状況は過払い総額三千四百七十四万二千八百五十円に対し、回収額が六百三十三万九千八百五十円、返納率は一八・二四%であるとの説明でした。  さらに委員からは、残額二千八百四十万三千円の回収について、今後各施設とどのような調整をされているのか問われました。  答弁では、今後の返済について、えびの市側の算定相違によって各施設に御迷惑をおかけしていると考えている。それを踏まえた上で、令和二年二月二十六日から二十八日と三月三日にかけて確認書の取り交わしを行った。各施設と返済年数や返済額などの具体的な返済計画の確認は取り交わしているが、できるだけ早期に返還いただくことができないか御相談はしていきたいと考えているとのことでした。  この件に関しては各委員より様々な意見が出されましたが、その根底には今回の施設型給付費の過払いに関しては、幾らえびの市の過失とはいえ市の大切な税金を過払いしてしまっていることは事実であり、全額返還が生じるものであるとの認識による発言でした。各施設の事情等は鑑みるものの、双方においてしっかり対応いただくよう相談や協議などを随時行うことを改めて要望いたします。  次に、決算書百四十八ページから百四十九ページ、四款、衛生費、一項、保健衛生費、目三、予防費、説明欄〇〇三、畜犬登録事務費、〇一、畜犬登録事務費、二十四万八千四百七十円について報告いたします。  委員からの質疑として、令和元年度の登録実績と予防接種などの周知について問われました。  答弁では、新規登録数は七十五頭だった。畜犬登録は新たに誕生した子犬全ての登録などを行っていただく必要があるため、今後広報などでも周知していくとのことでした。  次に、決算書百五十四ページから百五十五ページ、四款、衛生費、二項、清掃費、目四、美化センター運営費、説明欄〇〇一、美化センター運営費、〇一、美化センター運営費(経常)、二億五千三百七十五万三千五百六十二円について報告いたします。  委員からの質疑として、美化センターについてごみ処理は広域で検討するとのことで、今年度から協議に入ると聞いているが、現状はいかがかと問われました。  答弁では、昨年担当者会議を九回行い、協議をしたが、まだ協議内容や基本的方針は広域で整っていないとのことでした。  また、委員からは、小林市、高原町からの受託ごみ千八百九十六トンについて、当初これを受け入れる際、当時の議会への説明の中で受託分を受け入れることによって修繕料は賄えると説明を受けた。あわせて、燃やす量が安定的にあることによって延命ができるとの説明も受けている。しかし、その後も多額の修繕料がかかっている。実情はどのようになっているのか問われました。  答弁としては、受け入れた分はごみ量に応じて手数料を徴収している。令和元年度の実績は、受入れ量千八百九十六トン、手数料五千七百六万八千三百一十九円である。この手数料は修繕料という形で計上するわけではなく、美化センター運営費全体に計上している。また、受託ごみを受け入れることによってごみ量を確保し、安定的に焼却できるため、延命化につながるということは確かである。今後の課題として、どこに設置するかも含めて広域での協議が全然進んでいないので引き続き検討していくとのことでした。  次に、決算書百六十六ページから百六十七ページ、六款、農林水産業費、一項、農業費、目四、畜産業費、説明欄〇〇三、畜産振興事業費、〇一、畜産振興事業費、えびの産種雄牛作出基礎雌牛確保奨励事業補助金、一百二十四万七千円について報告いたします。  委員からの質疑として、現在市内にこの基礎雌牛、繁殖雌牛の頭数など現状について問われました。  答弁では、この事業についてはえびの産の種雄牛を造成するためのもので、令和元年度は、えびの市において指定牛検定牛が十一件の十三頭いる。西諸管内の五十頭という枠の中でえびの市の方が十三頭選ばれている。この種雄牛事業で保留をしていた牛から、令和二年の七月に種雄牛候補と決まって一頭買入れた。今後うまくいけばえびの市から和牛の種雄牛が誕生するということになるため、市としても大いに期待をしているとのことでした。  また委員からの質疑として、この基礎雌牛から生まれた子牛を選定するのだが、その基礎雌牛から生まれた雌子牛の追跡調査などについて問われました。  答弁としては、この事業において基礎雌牛候補ということで農家さんに保留を推進している。保留された雌子牛については、繁殖担当の技術員の中では全て情報を共有している。その子牛の保留をされた産子なりは全て追跡をしている。成牛の今の事業の中身でいえば、雌を生む確率が非常に高くて、今回選ばれた牛についてもその兄弟がかなり残っているような状況であり、えびの市内の農家にもあっせんをし、導入をしてもらっている。その結果、ここ二年ほどで西諸の中でもえびの市の種雄牛、子牛と雌牛のレベルというのは、この十三頭においては十五番目以内にほぼ入っているような状況で、非常にレベルが高くなっている。このことは全て技術委員会の中でも共有しており、その産子の追跡調査については問題なく推進ができているとの説明でした。  次に、決算書百七十六ページから百七十七ページ、六款、農林水産業費、一項、農業費、目八、総合農政推進対策事業費、説明欄〇〇三、担い手対策推進事業費、〇一、担い手対策推進事業費、小林秀峰高等学校農業後継者育成協議会負担金、二十一万六千八百八十円について報告いたします。  委員からの質疑として、協議会の目的、構成メンバー、成果について問われました。  答弁では、構成メンバーは、西諸市町及び都城校区内の首長方が会長及び副会長という委員のほうで入っており、目的は、この小林秀峰高校の農業科の生徒たちが今後の進路などで農業分野にそれぞれ入ってもらうための各種学校内の研修や活動資金として活用するための協議会である。昨年度の三年生の進路状況は、高校卒業後そのまま就農された方や県内の企業に就職されたり、あるいは県内外の農業生産法人などに就職している生徒もたくさんいるとの説明でした。  次に、決算書百八十二ページから百八十三ページ、六款、農林水産業費、二項、林業費、目二、林業振興費、説明欄〇〇八、林業活性化事業費、〇一、林業活性化事業費、三百四十三万八千七十五円について報告いたします。  委員からの質疑として、現在の就労状況や研修などを受けた後にえびの市に定住して林業関係の仕事につかれるものか、あわせて地域おこし協力隊制度の目的について問われました。  答弁としては、令和元年度も一名の方が研修を受けており、三年間地域おこし協力隊員として研修をし、その後は現在研修している事業所に勤めてもらうよう事業計画している。地域おこし協力隊制度については、地域おこし協力隊員としてはおおむね一年以上三年以下の期間、自治体の委嘱を受けて地域で生活し、地域のいろいろな活動支援などを行って、地域おこし活動を行っていただくものがメインの取組になっている。その結果として、三年間の中でその地域をより気に入っていただき、定住に結びつけばよい制度であるので、メインの活動としては、地域おこし活動を三年以内にしっかりやっていくということであるとの説明でした。  地域おこし協力隊については、以前より議会からも様々な意見が出されており、今回もこれまでの受入れ状況や任期終了後の各地域おこし協力隊員の現状について問われました。決算事項として、農林整備課所管の箇所での質疑となりましたが、複数課で取り入れている事業であることから、国の一〇〇%交付税措置事業であることは理解した上で、これまでの過去の事象や現状などを検証した上で、各課で連携を図り、えびの市のためになる地域おこし協力隊事業の方針を議論していただき、より充実した事業活用となるよう要望いたします。  次に、決算書二百十四ページから二百十七ページ、八款、土木費、五項、住宅費、目一、住宅管理費、説明欄〇〇四、社会資本整備総合交付金事業費、〇一、社会資本整備総合交付金事業費、特定空家等対策会議委員報酬、二万六千八百円について報告いたします。  委員からの質疑として、どのような会議をされているのか、また地権者が地元におられず連絡がとれないなどの課題がある。国の制度を導入して対応可能となるよう早期整備の有無について問われました。  答弁としては、令和元年度は審議会を一回開催しており、空き家の実態調査に基づいて特定空き家の認定を行った。市民の方々からの相談は、特定空き家に限らず多く寄せられているのが現状で、自分の財産を守るため相談に来られるが、片や相手方も自分の財産なので当然慎重に取り扱うべきではある。現在、その敷地の中に職員が入って安全面を確保できるように緊急安全措置の条例化を検討しており、来年度に向けて条例整備を進めている。条例制定となれば、寄せられた相談に対して、少なくとも緊急安全措置で危険性を除去する措置ができるのではないかと考えているとの説明でした。  また委員からは、空き家の隣に住んでいらっしゃる方は瓦が飛んでくるのではないかとか、瓦で水路が壊れたり、屋根が落ちたり、火災の心配をされたり、非常に不安でいらっしゃる。そのようなことも踏まえ、早く対策がとれるように担当課でも努力をしていただきたいとの要望がありました。  次に、決算書二百二十ページから二百二十一ページ、九款、消防費、一項、消防費、目三、災害対策費、説明欄〇〇一、災害予防対策事業費、〇一、災害予防対策事業費、自主防災組織活性化検討委員会委員報償金、一十二万九千八百円について報告いたします。  委員からの質疑として、推進委員会構成メンバーと自主防災組織の現状について問われました。  答弁としては、自主防災組織活性化検討委員会の委員は、自治会連合会正副会長四名、まちづくり協議会会長四名、消防団長及び各分団長計四名、合計十二名である。自治会の自主防災組織の数は、この取組を進める前に既に設置されていたのが三組織あり、今回組織づくりを進めてから、新たに八自治会が立ち上げ、現在十一自治会である。また委員からは、自主防災組織のハンドブックが各自治会に配布されているが、自治会の方々の話を聞いて内容改訂の検討も必要ではないかと問われました。  答弁としては、地域には少子高齢化をはじめそれぞれ課題などもあり、昨年各自治会を回り説明会を開催したが、その際もガイドブックを同時につくらないといけないわけではなく、またその地域で起こり得る災害の種類も違うので、その地域にあった組織づくりを考えていただきたいとお伝えしている。現在新型コロナウイルスの影響で進んでいないが、この取組を止めるわけにはいかないので、随時全力でサポートしていくとのことでした。  次に、決算書二百四十二ページから二百四十三ページ、十款、教育費、四項、社会教育費、目三、文化振興費、説明欄〇〇一、文化振興事業費、〇一、文化振興事業費(経常)、郷土芸能保存連合会補助金、二十一万円について報告いたします。  委員からの質疑として、郷土芸能保存連合会の現状などや補助事業の把握について問われました。  答弁としては、現在郷土芸能保存連合会の加盟団体は十三団体であり、令和元年度の活動内容は、毎年恒例の田の神さあ産業文化祭にて四団体に踊りを披露していただき、また、昨年度は先進地の視察研修なども行った。以前は十六団体だったが、三団体については現在休会中である。地域の人口減少や高齢化が大きな要因となっていることは認識している。各種補助事業は把握しており、案内が来ればすぐ各団体に通知しているとのことでした。  また委員からは、保存伝承をしていくためには予算がないと難しいが、地域で予算を確保するのは厳しい。予算増額を要求したい旨の課長答弁もあったので、今後検討していただきたいとの意見がありました。  次に、決算書二百四十四ページから二百四十七ページ、十款教育費、四項、社会教育費、目四、文化センター運営費、説明欄〇〇一、文化センター運営事業費、〇一、文化センター運営事業費(経常)、修繕料、五百一十万二千二百四十四円について報告いたします。  委員からの質疑として、令和元年度が五百一十万二千二百四十四円、平成三十年度が一千八百七十二万二千円、あわせておよそ二千四百万円が修繕料として使われた。経年劣化による改修、更新が必要な箇所が増えており、市民が安心安全、快適に施設を利用できるようにすることが必要だと考えているとの説明である。ここ近年、毎年高額な修繕料が必要となっていることを考えると、大きな抜本的改修も一つの方法ではないかと問われました。
     答弁としては、施設もあちこちで修繕が発生している状況だが、今一番大きな問題は雨漏り対策である。多額の改修費用がかかるため、現在防衛事業で施工できるように今年度概算要求した。それにあわせて空調も古くききも悪いことから、空調も替える。またエントランスには全く空調がなく、様々な催しの受付などで利用される方々から、夏は暑い、冬は寒いとの意見があったため新たに空調を入れる予定である。  あわせて、文化センターは防災避難所でもあり、もし長江川が氾濫し市役所本庁の本部機能が使えない場合は、文化センターが本部会議場所になるため、非常用電源、空調、雨漏りの三つを防衛事業で今年度概算要求するとの説明でした。  また委員からは、様々な行事やイベントが文化センターを拠点に開催されており、今後も利用価値は高い。専門的に点検を行い、多額の事業費は伴うとしても、抜本的な改修工事を行うべきと考える。来年度の予算編成に十分検討、考慮していただきたいとの意見がありました。  以上、決算審査特別委員会の委員長報告とさせていただきます。 ○議長(北園一正君)  以上で各委員長の報告は終わりました。  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北園一正君)  質疑なしと認めます。  以上で質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。討論はありませんか。  討論通告のためそのまま休憩します。                     休憩 午前十一時四十一分                     開議 午前十一時四十一分 ○議長(北園一正君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  まず、認定第七号に対して反対、十五番栗下政雄議員の発言を許します。栗下政雄議員。 ○十五番(栗下政雄君)  認定第七号病院事業会計について反対でございます。令和元年度病院事業会計認定第七号に対して反対討論を行います。  えびの市病院会計につきましては、村岡市長が平成十九年度から着任された。それ以前、同じ市立病院に毎年三千万円から四千万円の黒字を出していた時期もあった。ここ数年前から、一般会計から病院事業会計のほうに繰り出しをしておる。平成二十九年度が二億五千八百四十万二千円、平成三十年度が二億四千九百九十七万三千円、令和元年度、二億二千八十九万七千円の多額の額を一般会計から病院会計のほうに繰り出しをしておる状況であります。  市長は、一般質問の中でも申し上げておりますが、医師確保をすると答弁されております。いまだ医師確保はできておりません。一般質問でも申し上げておりますが、現在の市立病院の状況では、医師の確保は難しいんじゃなかろうかと。現在の市立病院を抜本的改修、改革、そして器具機材の整備、特にMRIやIT、そういった器具機材を整備をしないと、現状では民間のMRIを活用して、それを市立病院でまた検査等に送ってやっておるような状況であります。市民サービスを図るためには、どうしても公立病院にこういうMRIや、そういう器具機材の整備を急がないと利用者は減少する一方だと思っております。  そのような観点から、どうしても市立病院の改築、改善を図らなければ利用料の増収にはつながらないと思っておるわけでございます。市長は、このことを真摯に前向きに受け止めていただいて、今後、病院経営については特段の努力をしていただきたい。  また、病院検討委員会のほうでも、こういったことを中心に検討委員会のほうで検討していただいて、黒字化に向けて進めていただきたいと思っております。  私はこういう反対討論をしますが、何も職員に対しまして苦言を申し上げているのではございません。誤解のないようにしていただきたい。職員は事務分掌表に基づいて一生懸命、昼夜を問わず、新型コロナウイルス感染症に対しましても昼夜を問わず頑張っているわけでございます。私は、職員に対しましてそういう苦言を申し上げているのではございません。ただ、市長の病院経営に対する病院事業に対する取組が、いまだ一向に私たちが一般質問等でも述べておりますが、それを一向に聞き入れてくれない。こういったことで、私は勇気を持ちましてこの壇上に立っておるわけでございます。  私ども平成二十九年度に当選したメンバー皆さん十五名です。その中でも初めてこの議場に、議席に来られた方々は、今回のこの決算を見てどのような判断をされるか。私はそういったことを、また来年は選挙があります。皆さん方にこの実情を訴えなければ、市長が病院の経営を黒字化に向けて努力をされる兆しが見られません。したがって、来年度に向けても、皆さん方もこのようなことを十分市民に言い聞かせていただきたい。そしてまた、来年度はこの議場に出席して、病院経営を改善するように、黒字化に向けて進めるようにしていただきたい。皆さん方の賛同を頂きまして、私の反対討論と致すわけでございます。  以上で終わります。 ○議長(北園一正君)  他に討論の通告はありません。  以上で討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  議案第五十一号 辺地に係る公共的施設総合整備計画の変更(第一次)について  議案第五十二号 財産の処分について  議案第五十三号 動産の買入れについて  議案第五十四号 えびの市一般職の職員の給与に関する条例及びえびの市会計年度任用          職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正について  議案第五十五号 えびの市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例          の一部改正について  議案第五十六号 えびの市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する          基準を定める条例の一部改正について  議案第五十七号 えびの市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定め          る条例の一部改正について  議案第五十八号 えびの市母子及び父子家庭医療費助成に関する条例の一部改正につい          て  議案第五十九号 令和二年度えびの一般会計予算の補正(第十一号)について  議案第六十 号 令和二年度えびの国民健康保険特別会計予算の補正(第二号)につ          いて  議案第六十一号 令和二年度えびの後期高齢者医療特別会計予算の補正(第一号)に          ついて  議案第六十二号 令和二年度えびの介護保険特別会計予算の補正(第二号)について  議案第六十三号 令和二年度えびの産業団地整備事業特別会計予算の補正(第一号)          について  議案第六十四号 令和二年度えびの水道事業会計予算の補正(第一号)について  議案第六十五号 令和二年度えびの病院事業会計予算の補正(第二号)について  以上、十五件を一括採決いたします。  本案に対する委員長の報告はいずれも可決であります。  本案は各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北園一正君)  御異議なしと認めます。よって本案は、いずれも各委員長の報告のとおり可決されました。  次に、  認定第  一号 令和元年度えびの一般会計歳入歳出決算の認定について  認定第  二号 令和元年度えびの国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定につい          て  認定第  三号 令和元年度えびの後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定につ          いて  認定第  四号 令和元年度えびの介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について  認定第  五号 令和元年度えびの産業団地整備事業特別会計歳入歳出決算の認定に          ついて  認定第  六号 令和元年度えびの水道事業会計決算の認定について  以上六件を一括採決いたします。  本案に対する各委員長の報告はいずれも認定であります。  本案は各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北園一正君)  御異議なしと認めます。よって本案は、いずれも各委員長の報告のとおり認定されました。  次に、認定第七号令和年度えびの病院事業会計決算の認定については起立により採決いたします。  本案に対する総務教育常任委員長の報告は認定であります。  本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 ○議長(北園一正君)  起立多数であります。  よって本案は委員長の報告のとおり認定されました。  次に、陳情第十一号地方たばこ税を活用した分煙環境整備に関する陳情書及び陳情第十二号令和二年えびの市観光緊急誘客対策事業に対して調査及び究明を行う百条委員会等をえびの市議会に対して求める陳情書については、産業厚生常任委員長から、会議規則第百八条の規定により、閉会中の継続審査の申出があります。  お諮りいたします。陳情第十一号及び陳情第十二号については、産業厚生常任委員長から申出のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北園一正君)  御異議なしと認めます。よって陳情第十一号及び陳情第十二号は、委員長から申出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。  日程第二、議案第六十六号令和年度えびの一般会計予算の補正(第十二号)について、日程第三、議案第六十七号令和年度えびの国民健康保険特別会計予算の補正(第三号)についてを議題といたします。  市長に提案理由の説明を求めます。市長。 ○市長(村岡隆明君)  それでは、今期定例会に追加で提案いたします議案等についてその提案理由を御説明いたします。  議案第六十六号令和年度えびの一般会計予算の補正(第十二号)について御説明申し上げます。  令和二年度えびの一般会計予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ二百二十八万九千円を追加し、補正後の予算総額は、歳入歳出それぞれ一百八十二億七千六十七万六千円となります。今回の補正のうち、歳出は、民生費で、国民健康保険特別会計繰出事業費を計上するものであります。歳入としましては、歳出の財源として財政調整基金繰入金を増額するものであります。  議案第六十七号令和年度えびの国民健康保険特別会計予算の補正(第三号)について御説明申し上げます。  令和二年度えびの国民健康保険特別会計予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ二百二十八万九千円を追加し、補正後の予算総額は、歳入歳出それぞれ三十億四千九百六十万四千円となります。歳入としましては、繰入金二百二十八万九千円を増額するものであります。歳出としましては、総務費二百二十八万九千円を増額するものであります。今回の補正は、令和元年度に実施された会計検査の指摘に伴い、過年度(平成二十七年度~令和元年度)分の結核・精神レセプトを調査集計の上、事後調書(財政調整交付金)の提出が必要となるため、調査集計業務に必要な予算を計上するものであります。  以上御提案申し上げましたが、何とぞ御賛同賜りますようお願いいたします。 ○議長(北園一正君)  市長の説明が終わりました。  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。  質疑通告のため、しばらく休憩いたします。                     休憩 午後 〇時  二分                     開議 午後 一時  〇分 ○議長(北園一正君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑の通告がありますので発言を許します。  六番遠目塚文美議員の発言を許します。遠目塚文美議員。 ○六番(遠目塚文美君)  では、九月定例会に追加で提案されました議案第六十七号令和年度えびの国民健康保険特別会計予算の補正(第三号)についてお尋ねいたします。  まず、先ほどの市長の説明の中で「会計検査の指摘に伴い」という文言がございましたが、まず、今回どのような指摘をなされたものかお尋ねいたします。 ○健康保険課長補佐(西峯由美君)  昨年度の令和二年二月二十八日、会計検査院による検査を受けまして、この会計検査によりまして、財政調整交付金の一つであります結核・精神病特別交付金の算定に誤りがあり、過大な交付を受けている疑義がある旨指摘をされたところでございます。  誤りにつきましては、結核・精神病特別交付金の算定に係る主要疾病の判定についての誤りでございます。
     診療報酬明細書に結核・精神病の表示があるものにつきましては、そのまま交付対象として計上していたものでございます。正しくは、診療報酬明細書に結核・精神病以外の傷病名が併記されている場合は、その中で点数が最大のものが主要疾病となります。また点数での判断が困難な場合は、診療の対象となった疾病のうち一番重篤なものが主要疾病となります。主要疾病が結核・精神病でなくても入院か入院外で交付金が対象になるものとならないものがあるといった幾重もの段階ものチェックが必要となる、そういった誤りが指摘されているところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  このレセプトといいますと、大変重要な請求書類かと思っております。先ほど、今補佐のほうからの説明がありましたが、根本的なところ、なぜそのようなことが生じたのかお尋ねをいたします。 ○健康保険課長補佐(西峯由美君)  財政調整交付金の調書提出の前に、毎年県の事前ヒアリングを受けておりましたが、県からの指摘等もなかったために、特段誤っているという認識がなかったものでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  今回は、平成二十七年度から令和元年度の過去に遡って五年ということでございますが、今の答弁を聞いていますと、それ以前も同様な算定をしていたとなりますと、今回のこの事後調書を作成する年度には当てはまらないとは思いますが、過年度分につきましても同様のミスがあったかもしれないという懸念はあるのでしょうか、いかがでしょうか。 ○健康保険課長補佐(西峯由美君)  そういった可能性もなきにしもあらずといいますか、はい。 ○六番(遠目塚文美君)  補佐の説明の中で、過大に受けていたということで、今後この調査集計業務を行った後、市からの返還、また償還金というのも発生するのではないかなと懸念するところですが、そのあたりはどのようにお考えでしょうか。 ○健康保険課長補佐(西峯由美君)  今回の指摘はそういった疑義があるということでございまして、今回疑義がありました件に関しまして返還金が生じるかどうか、生じた場合の額の確定をするために今回再調査集計をするもので、現段階では分かっていないところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  これから調査をされるということでありますが、これはいつまでの提出で、その調査状況の結果というのはいつ判明するのでしょうか。 ○健康保険課長補佐(西峯由美君)  県への提出は十月末日までとなっておりますが、正確に判明するのはいつであるかというのは分かっていないところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  今回のこの件で、市民への影響というものはあるのかないのかお尋ねいたします。 ○健康保険課長補佐(西峯由美君)  直接はないと思われます。 ○六番(遠目塚文美君)  現在はまだ疑義があるというところで、詳細についてはこの後の調査集計業務等々で判明するかと思いますが、市長、県のチェックも受けていたにもかかわらずという言い方がふさわしいか分かりませんが、チェックは受けていたにもこのような指摘を受けたというところは、どのような方法で市が対策を講じてこのようなことを未然に防ぐことができたのか、そういったことも含めて検討しなければならないと思いますし、この件に関しましては、県に対しましても、市の落ち度があったということを県が見落としてしまうというのは、やはりあってはならないということでもあるかと思っております。  また、今の段階では返還金、償還金というのはあるかないか、また額等も判明はしていないところでありますが、今回のこの件を受けて、市長どのようにお考えか、所見をお尋ねさせていただきます。 ○市長(村岡隆明君)  レセプトの点検というのは非常に専門性の高い部分を、県のほうのデータに頼っていたというところは一つの要件かなと。県のほうの事前のヒアリング等も受けておりましたけれども、先ほど説明があったとおり、一番重篤なやつだけが算定される部分が、両方上げてしまっていたということで、追加でこういった議案等も出さなければいけない状況になって、直接的な財政的な負担といいますか、たくさんもらってた分を本来の額になるように返すわけではございますが、しっかり、現在本年度分の点検の委託料等も計上させていただいておりますので、しっかりチェックをして、正しい数字を上げていきたいと思っております。 ○六番(遠目塚文美君)  以上で終わります。 ○議長(北園一正君)  ほかに質疑の通告はありません。  以上で質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第六十六号及び議案第六十七号については、議会運営委員会の決定のとおり、会議規則第三十六条第三項の規定により、委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北園一正君)  御異議なしと認めます。よって議案第六十六号及び議案第六十七号については、委員会への付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入ります。討論はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北園一正君)  討論なしと認めます。以上で討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  議案第六十六号令和年度えびの一般会計予算の補正(第十二号)について及び議案第六十七号令和年度えびの国民健康保険特別会計予算の補正(第三号)について、以上、二件を一括採決いたします。  本案は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北園一正君)  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、各委員会の所管事務調査の申出についてお諮りいたします。各委員会の委員長から、それぞれ議席に配付いたしております申出書のとおり閉会中の日程を許可していただきたい旨の申出があります。各委員長からの申出のとおり許可することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北園一正君)  御異議なしと認めます。よって、各委員長からの申出のとおり許可することに決定いたしました。  お諮りいたします。ただいま議決されました各委員長からの申出の日程許可に基づく委員派遣要求書による承認以外の委員等の派遣の承認については、議長に一任されたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北園一正君)  御異議なしと認めます。よって、お諮りのとおり決定いたしました。  お諮りいたします。今期定例会において議決されました議決案件などの条項、字句、数字、その他の整理を要するものにつきましては、会議規則第四十一条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北園一正君)  御異議なしと認めます。よって、議決案件などの条項、字句、数字、その他の整理を要するものについては、その整理を議長に委任することに決定いたしました。  これで、本日の日程は全部終了いたしました。  以上で、今期定例会に付議された案件の審議は全て議了いたしました。  これをもって、令和二年九月えびの市議会定例会を閉会いたします。                     閉会 午後 一時 十三分...