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令和元年 6月定例会(第 5号 6月20日) 一般質問

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  1. えびの市議会 2019-06-20
    令和元年 6月定例会(第 5号 6月20日) 一般質問


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    令和元年 6月定例会(第 5号 6月20日) 一般質問                        令和元年六月二十日 午前九時三十分開議 第  一  一般質問           本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件                      令和元年六月二十日 午前九時三十分開議    一  一般質問 出 席 議 員(十五名)     一番   上 原 康 雄  君     一〇番   北 園 一 正  君     二番   小 宮 寧 子  君     一一番   竹 中 雪 宏  君     三番   吉 留 優 二  君     一二番   西 原 義 文  君     四番   金 田 輝 子  君     一三番   西 原 政 文  君     五番   中 山 義 彦  君     一四番   蔵 園 晴 美  君     六番   遠目塚 文 美  君     一五番   栗 下 政 雄  君     七番   小 東 和 文  君     八番   田 口 正 英  君     九番   松 窪 ミツエ  君
    欠 席 議 員(なし) 議会事務局職員出席者   事務局長     坂 本 和 彦 君  議事運営係     遊 木 凡 子 君   事務局次長    外 村 幸 一 君   議事運営係長   鶴 田 淳一郎 君 地方自治法第一二一条による説明のための出席を求められた者   市長       村 岡 隆 明 君  社会教育課長    領 家 修 司 君   副市長      杉 元 真 一 君  税務課長      川 野 利 光 君   教育長      萩 原 和 範 君  市民協働課長    大木場   操 君   総務課長     宮 浦 浩 二 君  福祉事務所長    萩 原 博 幸 君   企画課長     谷 元 靖 彦 君  健康保険課長    原 田 和 紀 君   財政課長     山 口   忍 君  介護保険課長    田 中 良 二 君   建設課長     森   隆 秀 君  観光商工課長    白 地 浩 二 君   農林整備課長   寺 園 久 志 君  市立病院事務長   藺牟田 順 子 君   畜産農政課長   米 倉 健 一 君  基地・防災対策課長 黒 木 良 二 君   財産管理課長補佐 有 村   充 君  企業立地課長    松 葉 洋 之 君   学校教育課長   白 濱 美保子 君                     開議 午前 九時 三十分 ○議長(上原康雄君)  ただいまの出席議員は全員であります。  これより直ちに、本日の会議を開きます。  本日の会議は、議席に配付いたしております議事日程第五号によって進めます。  これより、本日の日程に入ります。  日程第一、一般質問を行います。  本日は、金田輝子議員、小東和文議員、西原政文議員遠目塚文美議員の四人を予定しております。  まず、四番金田輝子議員の発言を許します。金田輝子議員。 ○四番(金田輝子君)  皆さん、おはようございます。  萩原教育長、今期限りで御勇退とお聞きしました。三期十一年にわたり御尽力いただきましてありがとうございます。私の息子が小学校入学時のとき、お母様の懸命な熱血先生の姿をいまだに忘れることができません。教育長の満面の笑顔も記憶に残りました。この場をおかりいたしましてお礼申し上げます。本当にお世話になりありがとうございました。  それでは、一般質問に入らせていただきます。まず、硫黄山噴火対策について。  硫黄山噴火から二度目の田植えを迎えましたが、いまだに断念せざるを得ない方々がいらっしゃいます。令和元年五月十四日より実施されております中和処理施設では、石灰石百トンを投与して沈殿池をつくり、追加の石灰石は投入していない状態である。ペーハー三以上を保っており、投入した石灰石は溶けるため、処分の必要がないとの説明を受けました。後日のテレビニュースでも現状報告がございました。今のままおさまってくれればいいのですが、自然界は予期せぬことばかりでございます。白濁水がふえれば、現在設置している中和処理施設だけでは足りないのではないでしょうか。  堂本水路系に自動センサーがついたので大丈夫と言われても、絶対安心とは言い切れないと思います。念には念を入れて、確実な方法をとっていただきたいと考えます。そのためにも、えびの橋付近にもう一カ所、中和処理施設を設置してもらうお考えはないのかお伺いいたします。  そのことにより、今回、田植えをした方も、収穫まで安心していただけると思います。よろしくお願いいたします。 ○建設課長(森 隆秀君)  現在、宮崎県環境森林課で、平成三十年度に実施しました石灰石を活用した小水量の水質改善試験結果を踏まえ、今年度より河川の全水量による実証実験をからくに荘跡地にて実施していただいております。この試験結果により、十月ごろをめどに具体的対策案を取りまとめる予定としてお聞きしているところでございます。現段階での設置はないと伺っているところでございます。 ○四番(金田輝子君)  では、もう安全には安全をしてほしいと思いますけれども、では、ちょっと視点を変えまして、キャンプ場のほうからきれいな水が流れておりますけれども、いろいろなところから合流して濁水に流れていましたが、あのキャンプ場の下を流れるきれいな川を、この水を供給できないものか、調査はできないものでしょうか。上浦はもう不足していると聞きますが、もったいない気がします。調査していただくよう要望させていただきます。 ○農林整備課長(寺園久志君)  そのキャンプ場下の水でございますが、一応水量等は調査しております。 ○四番(金田輝子君)  よろしくお願いいたします。  続きまして、二番目ですね、白濁水が田んぼに入ってしまえば、あとは使えなくなってしまうと警戒されている人の声も聞かれます。地元水利者としての要望はないのでしょうか。 ○農林整備課長(寺園久志君)  議員の言われます中和施設のもう一カ所の設置については、いろいろと地元説明会等をしておりますが、そういう話は聞いていないところでございます。 ○四番(金田輝子君)  わかりました。ということは、もう今のままで何とか実験を終わるということですね。わかりました。  続きまして、二番の足湯の駅えびの高原についてお尋ねいたします。  硫黄山の噴火の影響で、道路が閉鎖されてしまい、客足が鈍り、経営維持が困難になっている国立公園内の施設を宮交が閉鎖したことは動揺は隠せませんでした。市が無償譲渡を受けて運営することになったわけです。とりあえず令和元年大型連休については、市が中心となって運営され、たくさんの人でにぎわい、物産品やお弁当など、自動販売機の飲料水は売り切れて補充に苦慮されたとのことでした。  一番でございますが、施設管理にかかわる経費を予算計上されましたが、施設管理の今後の見通しについてお示しください。 ○観光商工課長(白地浩二君)  施設管理につきましては、四月に二回、えびの高原活性化協議会を開催しまして、施設の現状と課題、施設整備の方向性などに対する意見を取りまとめながら、えびの高原のにぎわいを取り戻すべく、足湯の駅えびの高原等をブラッシュアップするためには、機能強化の必要性、国立公園満喫プロジェクトの中核施設としての役割、えびの高原の拠点施設としての役割を議論する必要もあることから、中長期の視点で施設整備を進めることにしました。  対象施設については、改修費や維持管理費を極力抑えた持続可能な施設計画の検討、国庫補助金等の活用による負担軽減、ニーズに配慮した施設区分等、隣接施設との共存に配慮する必要もあり、本年度は現状のままで活用することにいたしました。ただし、安全面等を考慮し、最低限必要な修繕箇所の経費については、今期六月補正予算で計上しているところでございます。  店舗が休業することで、えびの高原の活気が全く感じられず、さらに魅力がなくなるというスパイラルに陥らないように、四月一日、継続営業の形をとったところでございます。  なお、対象施設が改修、リニューアルなのか、または建て替えなのか、施設のあり方については、今後開催しますえびの高原活性化協議会で検討を続けまして、今年度九月中に基本的な方向性を決定し、次年度予算にて要求する予定としております。 ○四番(金田輝子君)  市長のお考えもお示しください。 ○市長(村岡隆明君)  まずは、宮交が撤退されるということで、いろいろな情報を公開できるタイミングもございましたけれども、今、課長が申し上げましたとおり、何とかやはりあそこの火を消さないように、できれば引き続き同じような経営状況でタイムラグなく維持したいという思いもございましたけれども、先ほどの理由等で後任のいろいろな組織であったりを見つける時間が余りにもなさ過ぎると。しかも年度の途中でございますし、後年度の方針もまだ決まっていないという中で、とりあえずは直営で管理を行いながら、ガイドクラブの皆さんとか観光協会の皆さん方のお力をいただいて維持をしていこうと。  全体的な運営の仕方につきましては、来年度からの指定管理者ということになれば、九月に選考委員の予算であったりとか、十二月に上程をする必要もございますので、そういった時期までには方向性を定めていきたいと思っております。 ○四番(金田輝子君)  わかりました。  次、二番に参ります。足湯はすごい魅力と思います。山登りの後でも散策した後でも、足を休ませ元気をもらいに足湯に来られます。「足湯の駅」とうたう以上、温かいお湯が出て当たり前と思っていますが、今後、どうなさるのかお伺いいたします。 ○観光商工課長(白地浩二君)  足湯の駅えびの高原の足湯の温度につきましては、現在、三十四度ほどでございまして、ぬるま湯程度しかなく、供給を停止していたところでございますけれども、六月四日の宮崎日日新聞でも報道されましたように、季節限定で足湯を再開することとしております。これまでも週末だけ足湯を提供していたということで聞いております。  一般的に、温泉を浴用に供する際には、温泉法第十五条第一項に基づく温泉利用許可申請書小林保健所に提出する必要がございます。その際には、誓約書、温泉を利用する権限があることを証明する書類、施設の構造、施設の概要、平面図、温泉の成分分析の写し等が必要になります。その後、保健所の審査許可を得まして利用開始となりますので、夏には供給開始できる予定で進めているところでございます。  また、足湯を再開した場合の清掃等につきましては、現在、足湯の駅えびの高原施設の管理清掃を委託しておりますえびのガイドクラブにも内諾をいただいているところでございます。 ○四番(金田輝子君)  ということは、もう経費削減で、そのガイドクラブ、お二人いらっしゃるんですが、その方たちで賄っていただけるということですね。再度確認です。 ○観光商工課長(白地浩二君)  そういった足湯を再開しまして、そういった清掃関係につきましては、えびのガイドクラブのほうで、同じ委託の中でしていただくという形で考えているところでございます。 ○四番(金田輝子君)  次、三番に移ります。当面の対応として、建物の壁側の雨漏りに対する改修が予算計上されておりますが、足湯の駅の運営計画が決定するまでは、余分なお金は投資せずに、施設運営のめどが立ってからリニューアルオープンするのがよいと考えますが、市長のお考えをお示しください。 ○市長(村岡隆明君)  先ほども御答弁いたしましたけれども、足湯の駅えびの高原とりんどうの譲渡施設につきましては、施設を休業することがえびの高原の疲弊につながると判断いたしまして、議会でも一番最初は専決でございましたけれども、六月に一年分の管理の予算も認めていただいておりますので、最低限の形での運営をしながら、えびの市民全体で盛り上げるような方向性を示していきたいと考えております。  予算を今、上程しているところでございました。申しわけないです。 ○四番(金田輝子君)  続きまして、四番に入ります。いまや道の駅えびのは、年間五、六十万人が訪れてくださるにぎわいになりました。指定管理者JAの努力の成果があらわれて五年になりました。懸命にものづくりをされまして、健康で頑張っておられる生産者の方々、顔が見えるからこそ、道の駅として地元のおもてなしが実現されています。利便性から申しまして、最高の場所でございます。ちょっと寄り道しなくちゃ損をする存在です。現在は、本市の核になっていると思います。  年間を通して、季節を楽しませてくれるえびの高原、観光バスでにぎわいを取り戻すのも、そう遠くないと信じたいです。  その新たな拠点に道の駅二号店としてのお考えはないものか、見解をお願いいたします。 ○市長(村岡隆明君)  当然、道の駅が現在好調でもございますし、山の麓とえびの高原をつなぐという意味でも有効な手段だという認識は持っております。ただ、先ほども申し上げておりますように、将来の方向性がまだはっきり決まっていない中で、年度途中での、もし二号店のような機能を持たせるとすると、今の指定管理者が人を雇ってということになりますし、いろいろな投資も必要になってこようかと思っておりますので、当然、そうなりますと、ある程度の長期間の契約ができるような指定管理者のような、そういった契約がないと、なかなか難しいのではと思っております。当然、物販のリクエストもえびの高原でもございますので、今の御提案のような中身についても、この協議会の中でまた検討していきたいと思っております。 ○四番(金田輝子君)  よりよい方向に皆さんが集う場所、そして喜んでいただける場所に、よろしくお願いいたします。  続きまして、三番、白鳥温泉についてお伺いいたします。  指定管理者からのお話の中で、配管の検査中、湯漏れが起きて、急遽休業しなければならなくなりました。湯の配管も古くなっていて、補修するにも全体がつながっているため、全部をとめないと補修できない状況である、途中に切り換えバルブでもあれば点検に対処しやすくなるとのことでございました。  また、問題になっているのは、バルブ調整弁が壊れているとのことでした。白鳥温泉のファンにとっては、わざわざ遠方から来てくださる人も多いので、休業することがないよう対策を講じてもらいたいと考えますが、対策方法のお考えをお示しください。 ○観光商工課長(白地浩二君)  議員のおっしゃられる作湯槽の給水管の破損につきましては、温泉井から噴出します余剰の蒸気の量を把握する調査をしていた際に破損したものでございまして、給水管補修につきましては、既に完了しておるところでございます。  また、白鳥温泉下湯の貯湯槽のバルブ調整弁の不良箇所につきましては、温泉の供給を停止しないと補修もできないことから、現場確認の上、施設の休館日に向けまして修理を依頼しているところでございます。 ○四番(金田輝子君)  今、作湯槽とおっしゃいましたけど、そこが毎日開け閉めしながらしなければならない場所とおっしゃっていました。でも、コンクリートがはつれちゃって雨水も入りまして、だからそこにどうしてもステンレスの枠を取りつけたとき、それはできたんですけれども、槽の中がもうコンクリートがぼろぼろ状態というか、八年たって、今その状態だとおっしゃっていましたが、そういう対処法というのはどうなるんでしょうか。 ○観光商工課長(白地浩二君)  昨日も、うちの担当者と、あと業者、あと指定管理者も含めまして、今、検討しているところでございます。きのうも現場を確認して、休館日に向けて修理をできるように、今、手配をしているところでございます。 ○四番(金田輝子君)  本当に温泉の命ですので、不具合がないようによろしくお願いいたします。  続きまして、二番目ですね、湯量確保については、下湯、上湯も含めて湯圧が低いため湯量が不足していることと、梅雨時期には温度が下がるとお聞きしました。指定管理者の話では、現在の配管では対応できないとのことで、配管の補修改善が必要とのことでした。市としての対策をお示しください。 ○観光商工課長(白地浩二君)  下湯の湯量確保対策につきましては、平成二十二年度に設置しました作湯槽により改善されると考えているところでございます。  また、施設設備の損傷に関しましては、指定管理仕様書の中で規定をしておりまして、第三者の行為、経年劣化によるもので、修繕一件当たり三十万円以下のものについては指定管理者が、第三者の行為、経年劣化によるもので、修繕一件当たり三十万円を超えるものは市が負うこととしているところでございます。緊急時にはリスク分担に応じて修繕することにしております。 ○四番(金田輝子君)  わかりました。いろいろ大変でしょうけれども、よろしくお願いいたします。  続きまして、三番です。上湯に蒸気蒸しができるところがございます。御自分で買われて蒸す分には問題ないとのことですが、霧島市、別府市あたりは温泉卵として名物になっております。白鳥は県の条例などの制約もあるとのことですが、温泉卵として販売することはできないものか、市長のお考えをお伺いいたします。 ○市長(村岡隆明君)  これにつきましては、販売される方がいろいろな手続をしていただければ、販売できると思っております。中身につきましては、観光商工課長をして答弁をいたさせます。 ○観光商工課長(白地浩二君)  小林保健所に確認いたしましたところ、白鳥温泉上湯の蒸気の蒸し料理の件につきましては、指定管理者から以前相談がございまして、卵を売って、お客さんが蒸すのであれば、何も問題はない。店が蒸し料理をつくることまでやると、飲食店の営業許可、今、既に取得をされているようでございますけれども、そちらが必要で、蒸し場を調理場とみなすために、宮崎県知事が定めた施設基準に合致した施設にする必要があると指導されているようでございますが、指定管理者からは、その後の相談がない状況ということでございました。  職員、営業に関する業種の定義や対象につきましては、各県で違いがございまして、他県では大丈夫というか、許可が得られるものも、宮崎県では認められない場合もあるということでございます。  飲食に起因する健康被害が発生するなど何かあったときの責任は誰がとるのかの問題解決のためにも、誰が調理して誰が販売するかが重要であるとのことでしたので、指定管理者の意向が決まってからのことかと考えているところでございます。 ○四番(金田輝子君)  私もちょっと寄ってみましたら、お客さんが自分で勝手にして、喜んで食べていらっしゃる姿は、また、すごくよかったです。  では、次に、四番の白鳥研修施設横トイレ改修についてお尋ねいたします。  白鳥自治会では、市長と語ろう会、市政報告会事業説明会など言い続けているが、なかなか前に進まないとお聞きしております。三月の定例会でも、田口議員が駐車場にある公衆トイレの水洗化の改良工事を提案されました。白鳥温泉に宿泊なさる人も何より望まれていらっしゃるようです。洋式がいいと具体的におっしゃっていました。  今年度、庁内十課でえびの市観光振興計画推進担当者会が立ち上げられ、トイレにつきましては、整備方針を検討し、観光客がまた訪れたくなるような環境整備づくりを進めることにしたとのことでございました。  トイレ改修は環境省や宮崎森林管理都城営業所と相談をして、国の補助金が活用できないか要望を上げており、市長も国のほうに要望しているとのことでした。この件について、国からの補助金が見込めるのであれば、浄化槽を完備してもらいたいと思います。現在でのわかる範囲でお答えください。 ○観光商工課長(白地浩二君)  えびの市事業説明会や市長と語ろう会において、白鳥自治会から白鳥研修施設横のトイレが和式のくみ取り式で誰も使わないという旨の御意見を、議員もおっしゃいましたけれど頂戴しております。市におけるトイレやら駐車場整備につきましては、これまでも幾度となく一日当たりの利用者数を考慮して検討する方向性を説明しておりますので、白鳥自治会にも年次計画を定めて検討することを回答しております。  議員もおっしゃられましたけれども、庁内関係課十課で構成されるえびの市観光振興計画推進担当者会におきまして、滞在時間や管理体制からトイレ整備の必要性を重視したルールづくりを行いまして、トイレ改修の優先順位を決めていることとしているところでございまして、議員のおっしゃいましたいろいろな補助金、国の補助金関係も、内容をちょっと使えるかどうかも精査して、またえびの市観光振興計画推進担当者会の中でいろいろ議論を進めていきたいと思っているところでございます。 ○四番(金田輝子君)  市長にも再度よろしくお願いいたします ○市長(村岡隆明君)  トイレというのは、観光施設の中でも非常にリクエストも多ございますし、現在なかなか和式の水洗ではないトイレというのは使いなじみのない方々がふえてきておりますので、優先順位をしっかりつけて、そういった使いにくいトイレがえびの市の観光施設の中から少なくなっていくように、少しずつでも進めていきたいと思っております。 ○四番(金田輝子君)  続きまして、四番、AEDの利用について。  公共施設、たくさんの人たちが集まる場所に設置されております。全国でも利用されることは余りないとのことですが、本市でも同様ではないでしょうか。市民は設置場所、使用法などを余り理解していないと思います。市民への周知徹底はどのようになされているのかお伺いいたします。 ○健康保険課長(原田和紀君)  心肺停止は、発生場所によって、その頻度も救命率も大きく異なります。心肺停止の七割以上が住宅で発生しますが、目撃される割合、電気ショックの対象となる心室細動の検出頻度は、公共場所のほうが高く、電気ショックの適用となり、救命される可能性も高い状況があります。そのため、公共場所を中心としたAED設置が推奨されてきたところでございます。  一般財団法人日本救急医療財団のAEDの適正配置に関するガイドラインによりますと、その設置場所については、道の駅、大規模な商業施設、多数集客施設、市役所、公民館、市民会館等の比較的規模の大きな公共施設、五十人以上の高齢者施設、学校などの施設が推奨されております。  また、AEDの配置情報の公開につきましては、地方公共団体は直轄地域のAED設置情報を把握し、適正配置に努めることが望ましい、また、住民に情報提供することが望ましいとされております。  なお、AED設置情報を把握していない、もしくはマップを作成していない地方公共団体では、財団全国AEDマップにリンクを張ることで、市役所等を中心とした地域のAEDマップとして、地域住民に情報を提供することが望ましいとされているところでございますが、これまで市役所では各課事務局の設置のみにとどまっており、議員御指摘の部分は未整備でございました。現在、鋭意整備中で、近日中に情報を発信できるものと考えているところでございます。
    ○四番(金田輝子君)  現在、中学校区ごと地域コミュニティセンターがございます。身近な場所であり、AEDが全設置にされていると思いますが、室内に設置されてあれば、入り口のかぎがかかっている場合は、すぐに使用できないことが考えられます。誰もがいつでも使える外壁に設置されれば、安心して身近なものになるのではないでしょうか。また、使用方法についても、定期的な講習が必要と考えられますが、お考えをお示しください。 ○市民協働課長(大木場操君)  私どもが管理をしておりますコミュニティセンターにつきましては、上江地区コミュニティセンターが一カ所、外づけをしておりまして、その施設については休日でも使えるという状況になっておりますが、ほかの三施設については、屋内のほうに設置をされておりまして、確かに議員が言われるとおり、休日、夜間は使えない状況でございます。  ただ、一番心配しておりますのは、やはり屋外の場合は、やっぱり盗難があるということも予想されますので、今後、どういう管理の仕方がいいのかということを、また協議していきたいと思っております。 ○四番(金田輝子君)  やはりいろいろな視点から物を見なければいけないというのがよくわかりました。やはり何とか囲ってでも、何とかしながら、誰でも瞬間使える努力はしていただきたいと、よろしくお願いします。  続きまして、五番目のはつらつ百歳体操実施についてお伺いいたします。  百歳体操が地域に根づいて、皆さんが楽しんで大きな輪ができております。サポーターも三百人に達したとお聞きしますが、どのような成果が出てまいりましたかお尋ねいたします。 ○介護保険課長(田中良二君)  一番の成果につきましては、やはり参加者も、そして参加されている自治会もふえてきたということだと考えております。  はつらつ百歳体操は、介護予防から始まる地域づくりという考え方に基づきまして、平成二十七年一月から、自治会が主体となって取り組んでいただきたいということで、今、始めておりますが、スタートからことしの六月時点で四年と五カ月になります。この間に、市内の九割以上の自治会が百歳体操に取り組まれるようになりまして、ことしの三月三十一日現在では、自主運営も含めますと、毎週六十二カ所で、約千百名の参加者とはつらつサポーター三百八十五名が百歳体操に取り組んでいただいているというところでございます。 ○四番(金田輝子君)  すばらしい成果が出ておりまして、ありがたく思っています。  続きまして、二番目の、百歳体操を実施されることで介護認定に変化が出てくるのが三年後になると言われました。自宅でも手足を動かせば筋力もつき、骨折などの予防になると思います。百歳体操の効果として、介護認定の状況はどのように変化しているのでしょうか、お尋ねいたします。 ○介護保険課長(田中良二君)  本市の介護認定状況につきましては、改善傾向にございます。要介護認定率が下がるためには、まず、新たに要介護認定を受ける人数がふえていかないということが重要になりますが、平成二十六年度から平成三十年度まで、過去五カ年の状況を比較しますと、六十五歳以上の人口に対する新規の要介護認定者の割合ですが、平成二十六年度が五・二%ございました。平成二十七年度が四・九%、平成二十八年度が四・八%、平成二十九年度は四・六%、そして平成三十年度が四・五%ということで、この間に〇・七ポイント、新規で要介護認定された方が減少しています。  このことによりまして、第一号被保険者に占める要介護、要支援認定率と認定者数も減少傾向にございまして、本市で要介護認定率が最も高かったのが、平成二十七年度ですが、この時点での認定率が二一・〇%、認定者数が千六百五十五人でした。それ以降は、年々減少しておりまして、平成三十一年三月末時点では、要介護、要支援認定率が二〇・二%、認定者数が千六百二十八人となっておりまして、平成二十七年度と比較しますと、認定率では〇・八ポイント、認定者数では二十七人減少しているということでございます。 ○四番(金田輝子君)  数字に出てくるということは、本当にすばらしいことでございますが、これから暑くなりますと、百歳体操も大変になると思いますので、涼しい朝のうちにとか、そういう御指導もよろしくお願いいたします。  次、三番目に参ります。スタート地点からサポーターとして参加してくださった人たちは、サポーターの活動は体力的にも大変大きな負担がかかると思いますが、責任感が強く懸命に活動されておられます。行政として、直面する課題について把握されていることはないのでしょうか。また、要望が上っていないのでしょうか、お伺いいたします。 ○介護保険課長(田中良二君)  現在、サポーターの方の数が三百人を超えております。さまざまな意見ですとか要望があるというのは承知しております。しかし、それらの意見や要望に対しまして、サポーターの連絡会の中でまず協議がされております。そのサポーター連絡会の全体の総意といたしましては、まず、自分たちでサポーター自身で解決すべき事柄であるという結論に至っていると聞いているところでございます。私たちとしましても、サポーターの皆さんの総意として、何らかの御意見、要望があれば、それは、真摯に受けとめて対応していきたいと考えているところです。 ○四番(金田輝子君)  三の課題の要望に関して、その対策と見通しがあればお伺いいたしたいと思います。 ○介護保険課長(田中良二君)  先ほども申し上げましたけれども、今、三百人を超える方がサポーターとして活躍されていらっしゃいますので、それぞれ御意見とか要望がございますが、それについては、まずサポーターの連絡会の中で協議いただいて、それで自分たちだけでは解決できないといったような問題が出てきた場合につきましては、市のほうですとか、もしくはまちづくり協議会ですね、それぞれのサポーターの皆さん、自治会で活動されていらっしゃいますので、そちらのまちづくり協議会ですとか、そういったところで議論いただいて、それでもということであれば、またこちらにという形になってくるのではないかと思っております。 ○四番(金田輝子君)  再度、市長の御見解もお示しください。 ○市長(村岡隆明君)  この御質問の一番最初に介護保険課長が答弁をいたしましたが、このはつらつ百歳体操の目的が、介護予防から始まる地域づくりという観点で、当然、サポーターお一人お一人には、個人的に負担が来ているというお話であったりとか、財政的な負担をしていただきたいというようなお話もいただいておりますが、サポーターの皆さん方の連絡会の中では、そういったことも含めて、やはり自分たちの地域で自分たちで解決すべきだという御意見が多ございますので、当初の目的に合った運営をしていただいているなと、ありがたく思っているところでございます。  ただ、将来的には、当然、この連絡会の中では解決できないような問題であったりとか、いろいろな告知であったりとか、行政でしかできないサポートもありますので、連絡を密にとって、さらに成果が出ていくように一緒に頑張っていきたいと思っております。 ○四番(金田輝子君)  よくわかりました。  続きまして、六番の介護保険についてお尋ねいたします。  本市の高齢化率は、四〇・八五%を超えている状況で、予防策としては、運動と栄養と社会参加が重要と言われました。至れり尽くせりの介護から、今は自立支援型へと大きく変化しています。介護保険料は、平等に支払っておりますので、利用していない人にとりましては高いと言われます。利用する者は、介護度でも違いはありますが、あらゆる器具、サポート商品などございまして、在宅介護者は本当にありがたい制度に感謝するばかりでございます。  介護保険料を支払うだけで介護サービスを利用していない人に対しまして、年度ごとにためられるポイント制などの還元方法利用、活用方法を考えていただきたいと考えますが、お考えをお伺いいたします。 ○介護保険課長(田中良二君)  まず、介護保険法の第四条、この中で、国民は自ら要介護状態になることを予防すると、そのために、常に健康の保持増進に努めるとともに、要介護状態になった場合においても、その有する能力の維持向上に努めるものとすると定められております。  被保険者の皆さんは、給付や総合事業によりまして、ニーズに応じたサービスを利用することが可能とされておるところですが、その利用にあたりましては、適切なサービス内容を公正中立に判断するために、包括支援センターですとか、介護支援専門員等の専門職が、介護ケアマネジメントによりましてサービスにつなげるという枠組みになっています。  介護保険制度は、介護を必要とする高齢者を社会全体で支える仕組みということでございますので、保険料と公費で運営されております。そのため、審査によって介護サービスの利用が必要ないと判断される場合もありますので、議員が言われるように、還元するというのは、この介護保険法の趣旨にはそぐわないのではないのかと考えているところでございます。 ○四番(金田輝子君)  市長のお考えもよろしくお願いいたします。 ○市長(村岡隆明君)  介護支援のボランティアポイントのような制度を取り組んでいる自治体はございますけれども、介護保険を払っていてサービスを受けない方への別な形でのサービスというのは、なかなか難しいのではないかなと。在宅のいろいろな支援とか、そういったものは、また別の考え方だと思いますけれども、今の介護保険課長と同じ考えでございます。 ○四番(金田輝子君)  次、二番目に参ります。年々筋力が低下していく中で、自立で頑張る人たちのために、機能回復、訓練できる高齢者専用フィットネス設置をしていただきたいと思っております。支えるサポーターの高齢化問題も解消されると思いますが、市長の見解をお示しください。 ○市長(村岡隆明君)  高齢化してきているはつらつサポーターの負担軽減を図る目的で、高齢者向けのフィットネスを設置すべきではないかという御意見だと思いますが、高齢者を対象として器具等を使った介護予防事業は、その前身のはつらつ運動教室から、昨年度のはつらつフィットネスまで十年間、市内四カ所の会場を使って委託事業として、これまでも取り組んできているところでございます。  しかし、高齢者がいつまでも住みなれた地域で生活していただくためには、市内の数カ所に参加者を集めて開催するよりも、高齢者の皆さんが容易に通える範囲に集いの場をつくって、その中で介護予防に関するさまざまな取り組みを行っていくことのほうが大事であるということで、現在の大きな組織をつくって、地域で支えるという体制のほうに、今、移行してきているというような状況でございます。 ○四番(金田輝子君)  では、次の三番目に参ります。介護サービスを利用する手前で、まず、健康でいるための打開策はないのか、市長にお考えをお伺いいたします。 ○市長(村岡隆明君)  先ほども介護保険法の中に示されております国民は自ら要介護状態となることを予防するため、加齢に伴って生ずる心身の変化を自覚して、常に健康の保持増進に努めるとともにという文言がございます。そういった意識を市民の皆さん方にも持っていただく、そのためにも現在のはつらつ百歳体操、これも先ほど来、いろいろなお話がありますが、地域で地域の皆さん方が、地域の高齢者に向けて、ともにこういった健康維持を進めていこうという体制を整えてきていただいている、大きな成果が出た事業だと思っておりますので、それ以前のいろいろなメタボリックの問題とかもございますけれども、一人一人、市民が健康維持の意識を持っていただく、それを地域で支えるというような、こういった仕組みが一番効果があるのではないかと思っております。 ○四番(金田輝子君)  職員研修もよくやっていらっしゃるのはお聞きしています。市民向けに機会をつくり、介護保険がなぜ高いのか、立ちおくれていることを市民に考えさせる講演会を開催してはいただけないでしょうか。市民の意識改革、行政と市民が一体となれる健康寿命を延ばす方法の取り組みを検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。市長のお考えをお示しください。 ○市長(村岡隆明君)  今、議員がおっしゃるように、当然当市の職員もそういった研修会、研修の場には行かせておりますけれども、市民全体がそういった意識に立つ、そういった講習会もこれまでも何回か開催はしております。先ほどの市民の意識をしっかり高めるためにも、そういった内情をお伝えする機会というのは、やはりふやしていかなければいけないと思っておりますので、そういった機会はつくっていきたいと思っております。 ○四番(金田輝子君)  次、四番目ですね。通所型の短期集中予防サービス事業を本年度実施されるとのことでしたが、現在の進捗状況をお示しください。 ○介護保険課長(田中良二君)  通所型の短期集中予防サービス事業につきましては、四月に市内の事業所に対しまして実施事業者の募集を行ったところでございます。  そしてそれに応募いただいたところが三事業者、事業所としては四つになりますが、三つの事業者が四事業所ということになりますけれども応募がございまして、内容を検討いたしましたところ、要件を満たしているということで、その三事業者、四事業所について委託するということにしておるところでございます。 ○四番(金田輝子君)  通所型の短期集中予防サービス事業の実施によって期待される効果として、どのようなものをお考えになっているものかお示しください。 ○介護保険課長(田中良二君)  効果といたしましては、おおよそ一週間に一回以上、原則として三カ月間ですが、集中して実施することで、高齢者が自宅で自立した生活が送られるように改善を図るということを目的にしておるところです。  そのために、専門職による短期間の集中したサービスでして、高齢者の機能改善を促し、利用者自身によるセルフケアによる自立に向けた支援と、あわせてサービス終了後は生活機能の継続性を確保するために、地域で実施されている百歳体操へつなげていくという形で考えているところでございます。 ○四番(金田輝子君)  わかりました。何とかこれで百歳体操から全部につながってまいりますので、とりあえず皆さんが健康でいなきゃいけないというのがよくわかりました。  それでは、七番目の地震対策についてお伺いいたします。  南海トラフ地震が起きると言われております。行政と専門業者が一緒になって戸別訪問点検を行い、家の耐震診断や補強、家具の転倒防止など対策を講ずるべきと考えております。市長の御見解をお願いいたします。 ○市長(村岡隆明君)  現在は、行政と専門職員が一緒に戸別訪問ということは現在も行っておりませんし、今後も計画はないところでございますが、本年度、今、立ち上げを検討しております自主防災組織、そういった中で、まずは自分の命は自分で守るという意識も含めて、公助も含めて、そういった意識の向上を図っていきたいと思っております。  行政としては、あらゆる形での告知であったり、ホームページや全戸配布等で防災意識を高めていきたいと思っているところでございます。 ○四番(金田輝子君)  今月の広報、お知らせのほうにそれが載っておりましたけれども、助成もできるというのは、後で知りました。だからそれがあったら、本当にありがたい制度ですが、やっぱり家屋とか家具とか転倒した場合、どうなるのかなというのを心配しております。今は耐震とかそういうのがちゃんとできていますけれども、やはり昭和五十八年以前につくられた家というのは、やっぱり少し心配かなというのは思っております。  その辺を、例えば地域でちゃんとできればいいんですが、その辺は行政とそういう、例えば建築業とか、そういう、いろいろな人がいらっしゃいますけれども、そういう機具を使って、何とかストップができないかなとは思っておりますが、そのあたりはどうでしょうか、市長。 ○市長(村岡隆明君)  古い耐震基準で建設された木造住宅の耐震診断であったりとか、その後の改修につきましては、これまでも財産管理課のほうで担当して、実績等もあるところでございますが、先ほどの転倒防止の装置、中には高齢者で装置そのものを取りつけるのが難しいというような方々であったりとか、家具の移動が難しいと、そういった方等についても、ぜひ自主防災組織の中でも検討していきますが、自治会の中でそういったチェックをしていただきたいなと。  行政で一戸一戸御自宅を回るというのはなかなか難しい部分もございますので、自治会長の中でそういったものが把握できたり、民生委員の中で、そういった情報があれば、御本人が難しい、転倒防止装置をつけるのが難しいということであれば、そういった手だてをぜひ行っていただきたいと思っております。 ○四番(金田輝子君)  わかりました。  以上で一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(上原康雄君)  しばらく休憩いたします。                     休憩 午前 十時二十九分                     開議 午前 十時四十五分 ○議長(上原康雄君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、七番小東和文議員の発言を許します。小東和文議員。 ○七番(小東和文君)  今、えびの市では、去る五月十五、十六日に臨時会が開かれまして、産業団地造成が確定し、新たに企業立地課を新設しました。今後は団地造成と企業立地という大きな目標に向かって最善を尽くして、確実なものにしていかなければなりません。  現在、国土交通省が真幸堰下流のほうで川沿いの樹木の伐採も終わり、河川掘削工事の準備を進めています。その残土を国の費用で全て産業団地の盛り土に使います。造成工事着工は八月予定で、団地の完成は令和三年三月と聞いているところでございます。えびのの将来を考えますと、わくわくしている自分がいます。  それでは、ただいまから一般質問を行いますが、通告書を出してから、もう三週間経過しておりまして、張り詰めていたものが、やや穏やかに感じられます。今回は特に、三、四年前から思っていました職員のモチベーションのアップ対策についてお聞きしてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。  まず、えびの高原の観光客の回復についてお尋ねしてまいります。先ほど金田議員のほうからも、この件については質問がありましたが、再度お聞きしてまいります。  今回、宮交グループから無償譲渡を受けた足湯の駅えびの高原と隣接する土産物店のりんどうの維持管理や活用に伴う費用ということで八百五十五万円の予算が組まれました。一月下旬にえびの高原の二つの施設が四月一日から休業するとニュースで知ったときにはびっくりしたのを思い出します。報道によると、宮崎県の観光にとっても大変重要な場所で、県としても、休業となれば大変なことで心配しているということでありました。  その後、臨時会議を開き、市長より、全員協議会の中で、宮交グループからえびの市に二つの施設が無償譲渡されるということで提案、説明があり、えびの市が四月から運営している現状であります。  その後、硫黄山の噴火からちょうど一年たった十八日に、噴火警戒レベルが一に引き下げられ、硫黄山近くを通って韓国岳を目指す登山道が解放されたことを機会に、登山客や観光客がふえ、以前と比べ駐車場の車の台数が四倍にふえたとの話も聞いているところであります。  霧島連山、硫黄山の噴火活動の影響で一部通行止めとなっていた県道、小林えびの高原牧園線の県道一号線について新たな観光ルートをつくるということで、県は通行再開に向けて噴気孔周辺を避けて直線で約五百メートルの道路を新たに整備するということで、六月に現地測量や整備事業に着手するということでしたが、予定どおり進んでいるのかお尋ねいたします。 ○建設課長(森 隆秀君)  県道わきの噴気孔を迂回する新ルートは決定されたものと小林土木事務所より伺っております。工事申請にかかわる手続等が今行われ、工事着工の時期は、工事施工と道路の供用に関する関係機関との協議が整えば、工事の入札公告が行われるものと伺っているところでございます。 ○七番(小東和文君)  また、その新たな観光ルートの完成はいつごろになるのか、それをちょっとお聞きいたします。 ○建設課長(森 隆秀君)  観光面等での早期回復を目指す必要もあることから、工事発注後は工事現場の安全を確保し、早期完成に努められるものと考えているところでございます。 ○七番(小東和文君)  結局はまだわからないということですね。直線で約五百メートルの道路を新たに整備するということなんですが、それはされると思いますけれども、そうなると、また以前のようにえびの高原と小林を結ぶ重要な観光ルートが再開されたら、また以前にも増して活気を取り戻せるのではないかと思います。県道一号線の一年以上にわたる通行止めなどの影響で、観光客が減少していましたので、今度は逆の発想で、この県道一号線から噴気孔を見られる、臨めるとなれば、長崎の雲仙普賢岳のように噴気孔を見ることができれば、さらに観光客はふえるのではないかと思います。  そしてもしですが、もしものことですけれど、地熱の温度がかなり高いとなると、今、休業している露天風呂の復活というのも実現できる可能性もあるのではないかと思うのですが、いかがお考えでしょうか、お尋ねします。 ○観光商工課長(白地浩二君)  新たなルートが完成しまして、霧島山の噴気が間近で眺められるようになれば、えびの高原の誘客策になると、私たちも考えているところでございます。  露天風呂につきましては、平成十七年十月ごろから泉源の温度が低下しまして、適正な温泉宿舎運営を確保できない状況になりまして、温泉ボーリング業者による泉源の温度の確保を図る処置を行いましたが、回復に至らず、平成十八年度以降は休業しているような状況でございます。  さかのぼりますと、平成二十四年三月に実施しました温泉再生調査が最後の露天風呂温度測定になりますけれども、深度百四十メートルでは、四十六度まで上昇した記録はあります。平成二十六年十月以降、硫黄山火口周辺の警報が発令されてからは、露天風呂も立入禁止区域になる状況が続いておりましたので、ことし四月十八日の硫黄山噴火警戒レベルの引き下げの際に、露天風呂の現地確認も実施しました。施設の老朽化を初めまして、川湯の温度も水のように冷たく、露天風呂施設を復活させるのはかなり厳しいと考えているところでございます。 ○七番(小東和文君)  相手が自然ですので、難しい面もあると思います。  二〇一六年十二月に作成されました霧島錦江湾国立公園ステップアッププログラム5カ年計画の中で、県道えびの高原小田線において、大型車の離合困難箇所を段階的に整備し、利便性の向上を図るということで現在各所工事が進んでいるところですが、そのほかに満喫プロジェクト計画にあった大型の宿泊施設、ホテルの誘致の話もあったと思いますが、現在どうなっているのでしょうか、お尋ねいたします。 ○観光商工課長(白地浩二君)  平成二十九年十二月に環境省九州地方環境事務所、宮崎県、えびの市の三者で、えびの高原宿泊施設誘致等実行委員会、事務局は宮崎県でございますけれども、これを立ち上げまして、えびの高原におきます宿泊施設等の誘致に取り組んでいるところでございます。  平成三十年一月から二月に実施しました民間事業者との対話、八者ほどいらっしゃいましたけれども、その結果を受けまして、グランピングや常設によらない施設での利用促進、イベント利用による施行、既存施設の改修等、幅広く検討することとしました。  しかし、その対話の結果や平成三十年四月に二百五十年ぶりに噴火しました硫黄山の火山活動状況を踏まえますと、直ちに宿泊事業者の公募等を実施し誘致を実現することは難しい状況にあると認識しているところでございます。  硫黄山等火山活動の状況を注視しながら、まずはえびの高原の再活性化、魅力化を進めまして、民間事業者が投資したいと思える環境づくりを進めることとしておりまして、国県市が一体となって周辺歩道の改修、キャンプ場の上質化、体験アクティビティの充実などに取り組んでいるところでございます。 ○七番(小東和文君)  継続中ということであると思います。  それから、前後しますが、特にこの二つの施設につきましては、えびの高原活性化協議会も立ち上げられたとのことでございますが、土産物店のりんどうにつきましては、普通財産として建物を三十四万円で貸し付けていますが、足湯の駅えびの高原ですが、えびのガイドクラブに依頼して、観光案内、休憩場所に利用していると聞いているわけですが、とりあえず三カ月分ということで、補正予算で一百三十四万五千円、管理補助委託料を組んであります。三カ月というのは、よく理解できますが、その後はどのようにお考えなのか、リニューアルするのか、その後はどのようにするのか。先日も同僚議員から質問がありましたけれども、再度お尋ねいたします。 ○観光商工課長(白地浩二君)  施設管理につきましては、四月に二回のえびの高原活性化協議会を開催しまして、施設の現状と課題、施設整備の方向性などに対する意見を取りまとめながら、えびの高原へにぎわいを取り戻すよう、足湯の駅えびの高原等をブラッシュアップするためには、機能強化の必要性、国立公園満喫プロジェクトの中核施設としての役割、えびの高原の拠点施設としての役割を議論する必要もありまして、中長期の視点で施設整備を進めることにいたしました。  対象施設につきましては、改修費や維持管理費を極力抑えました持続可能な施設計画の検討、国庫補助金等の活用による負担軽減、ニーズに配慮した施設区分と隣接施設の共存に配慮する必要もありまして、今年度は現状のままで活用いたします。ただし、安全面等を考慮し、最低限必要な箇所の修繕経費につきましては、今期六月補正予算で計上しているところでございます。  なお、対象施設が改修、リニューアルなのか、または建て替えなのか、施設のあり方については、引き続き開催しますえびの高原活性化協議会で検討しまして、今年度九月中に基本的な方向性を決定後、次年度予算で要求する予定としているところでございます。 ○七番(小東和文君)  わかりました。足湯の駅えびの高原の二階の以前レストランがあったスペースですが、フリークライミングやスポーツクライミングのボルダリングとか、若者の交流スペースにと話があるようでありますが、ほかの自治体でも行っている文化を通したいろいろな人との交流、いわゆる文化交流、音楽祭、コンサート、美術作品など建物を有効に活かすために何かないか考えるわけですが、おとといの市長答弁では、環霧島や霧島ジオパークのことも考えて、早く方向性を決めたいと言われております。  まだ、活用が決まっていないのであれば、小林に私の友人にコンピューターグラフィックアーティストというのがいるんですが、彼がいわく、宮崎県または西諸出身の画家の作品の展示販売をしたらどうでしょうかと提案されているんですが、売却したら、もちろん市の収入にもなります。先ほどのえびの高原活性化協議会の中で協議していただけないものかお伺いいたします。 ○観光商工課長(白地浩二君)  本市におきまして、芸術家の作品や文化財に関する資料等を常設展示や企画展示しまして、文化芸術の振興を図ることは大変意義深いことと認識しているところでございます。足湯の駅えびの高原におけます施設整備のコンセプトは、新たな観光の拠点としまして、地元特産品等を販売する直売所機能、観光情報の発信、イベント体験機能等を備えました産業と観光の拠点施設として整備しまして、えびの高原地域の振興を図ることとしておりますので、議員のおっしゃられます案につきましても、えびの高原活性化協議会で提案してみようと思っております。 ○七番(小東和文君)  ありがとうございます。  続きまして、道の駅からえびの高原への二次交通についてお尋ねしますが、県道三十号線えびの高原小田線についてですが、五区間について順次拡張工事を行っていると思うのですが、これは県の単独事業で行っているのかお伺いいたします。 ○建設課長(森 隆秀君)  昨年までの二カ年につきましては、県の単独事業で行われてございました。本年度より国の交付金事業の採択を得たと伺っておりますので、国と県との予算による事業が実施されるものでございます。現在は、白鳥神社の下の区間が整備されておりますが、この区間は順調にいけば、今年度と来年度の二カ年で整備が完了し、順次ほかの区間が整備されるものと伺っているところでございます。 ○七番(小東和文君)  中野県議が挨拶の中で、県道三十号線えびの高原小田線は完全に二車線化が必要だとよく言われていますので、県議に直接聞いてみたんですが、新燃岳が噴火した八年半前から、県にも国にも要望されておられるようであります。これは噴火したときの避難経路としても重要であるとのことから、五年前から観光道路として、現在、白鳥神社の下のほうから工事区間約四・八キロの中で二・八キロが終わるので、残りを国と県に要望されているとのことでありましたが、市としては、今後どのような動きをしていくのか、将来的には完全二車線になる可能性はあるものかお尋ねします。 ○建設課長(森 隆秀君)  現在、計画されている五区間以外にも、一車線の区間が残っていることから、宮崎県への要望はこれまでも完全二車線化で要望を行っているところでございます。 ○七番(小東和文君)  えびの高原に上るとき、厳しいカーブのところが五カ所あるということなんですけど、今回、あのカーブは拡張工事をされるものかお尋ねします。 ○建設課長(森 隆秀君)  県道の五区間につきましては、先ほど申しました交付金事業等で計画が順次されておりますので、五区間については、改良は行われます。そのほかにも一車線の区間が残っていることで、その要望についても現在行っているところでございます。 ○七番(小東和文君)  わかりました。  次に、先日も質問がありましたが、道の駅えびのからえびの高原への二次交通、路線バスは必要と考えますが、民間である宮崎交通と連携して、土曜日、日曜日、祝日と、それだけでも数便バスの運行はできないものか。いわゆる民間の宮崎交通バスを運行してほしいということなんですが、いかがお考えでしょうか。 ○観光商工課長(白地浩二君)  観光客にとって魅力的な地域づくりを進めるためには、駅から先、高速バスから先の観光二次交通を便利にしていくことが重要な課題と認識しているところでございます。  宮崎交通は、平成三十一年四月一日のダイヤ改正で路線バスのうち宮崎市と延岡市、都城市などを運行する計五十系統を減便しました。減便したのは、平日が六十一便、土曜が五十五便などで、運転士の確保が極めて難しくなっていることや、利用客数の低迷などで、経営環境が厳しいのが理由と新聞記事には掲載してあったところでございます。  宮崎交通が過去には土日祝日に宮崎駅えびの高原線りんどう号の季節運行、三月中旬から十一月末と聞いておりますけれども、それをされていた時代もありました。えびの高原へ土日祝日に数便バスを運行できれば、バスの特性を生かして観光地までダイレクトでアクセスでき、利便性の向上につながることが予想されますが、えびの高原への集客は季節変動も多いので、観光二次交通の需要量も検討する必要があると思いますし、また、宮崎交通にも意向を聞いてみる必要があるかと思っているところでございます。
    ○七番(小東和文君)  市とか県とか国の援助がなければ難しいのではないかなと思っております。行政等がイベント事業を立ち上げて実施するときには、送迎のバスの運行もあるようですが、結局そのときだけとなってしまって、継続性がないように感じているのですが、ただ、民間の宮崎交通に実施してもらうためには、採算がとれるだけの需要が必要であります。先ほども話がありましたけれども、季節によって需要が違うのはわかっております。すなわちお客さんに乗ってもらわなければならないわけですが、市として何かアイデアがありましたら教えてください。 ○観光商工課長(白地浩二君)  宮崎交通が運行していただくためのアイデアは現在のところ持ち合わせていないところでございます。 ○七番(小東和文君)  持ち合わせていないと、これは二車線が開通して、完成して環境が変わればできますという答えが欲しかったんですけど、現在、えびの高原におきましては、硫黄山警戒レベルが下がり、韓国岳の主要登山道も池めぐりコースもほぼ通れるようになりました。以前とすると、相当観光客等もふえているとのことですので、ぜひ宮交と協議して、二次交通の必要性を考えてほしいと思います。再度お考えをお聞かせください。 ○観光商工課長(白地浩二君)  えびの高原への二次交通につきましては、季節的な変動も多いので、観光二次交通の需要量も検討する必要があると考えておりますし、まず、ほかの自治体の観光二次交通対策について情報を収集するとともに、そういったいろいろな需要が多くなるような、環境が整い需要が多くなる状況になれば、宮崎交通にも協議を行ってみたいと考えているところでございます。 ○七番(小東和文君)  今、答えをいただきましたけれども、先ほど申し上げましたが、県道一号線が早期に通れるようになれば、さらに観光客がふえると思います。そういった環境が整い需要があれば、宮交バスも運行を考えられる条件が整うのではないかと思いますが、どうでしょうか、再度お尋ねします。 ○市長(村岡隆明君)  無償譲渡を受けたときも、宮交としてもやはり心残りといいますか、やはりえびの高原の観光にはこれからもサポートしていきたいという思いもいただきましたし、ぜひバスが帰ってくるようにお願いしますというお願いもこれまでもしております。今回、バイパス完成の見通しが立てば、環境が変わってきますので、宮交のほうに改めてその時点でお願いしたいと思います。 ○七番(小東和文君)  季節限定といいますか、冬のスケートとか秋の紅葉とか、期間限定という考えもございますので、その辺も協議の中に入れていただきたいと思います。  最後に白鳥温泉についてですが、今年度より指定管理者が変わり、新たに活気を取り戻そうと一生懸命に取り組まれているようであります。そこで、市民の方から、こうしたらどうでしょうかと提案があったのですが、今、白鳥温泉は、一回の入浴料は三百一十円ですかね。森林浴、そして雰囲気もよく、とてもよい温泉でありますが、自分の車で行くのにはちょっと遠過ぎるということで、道の駅から一日一便でもよいから、十人乗りのバスでもいいからバスを出していただくわけにはいかないでしょうかということなんですが。そしてバスの料金は六百円ぐらいでどうでしょうかと。例えば十三時に出発して三時間ぐらい滞在してもらうと。そして温泉に入り、うどんでも食べて、もちろんこのうどん代は別ですが、ゆっくりして帰っていただくという企画なんですが、いかがでしょうかと。市のほうから指定管理者のほうへ相談していただけないかということなんですが、いかがなものでしょうか、お尋ねします。 ○観光商工課長(白地浩二君)  まずは、他自治体の観光二次交通対策について、まずは情報収集をしてみまして、また、今年度から三年間の指定期間におきまして、新たな指定管理者の指定も受けております指定管理者もいますので、指定管理者との定例会で、議員のおっしゃられた提案についてもおつなぎしてみたいと思います。  なお、通常の送迎バスとしまして、小規模な旅館が導入する場合、ミニバンやワンボックスカー等の普通自動車を送迎バスと称して利用することもあるようでございます。  このような形態の場合、あくまでも施設に付随するサービスの一環であるものとして運賃収受を受けないことを理由に、道路運送法の旅客自動車運送事業とみなされずに、自家用自動車、白ナンバーですけれども、運転者の運転免許も第一種免許で実施できるようですので、指定管理者が自主事業として導入できないかも提案してみたいと思っております。 ○七番(小東和文君)  よろしくお願いしておきます。  そうしたら、よく考えてみますと、市内の高齢者の方で、白鳥温泉を利用された人は何%ぐらいいらっしゃるだろうかと思うわけなんですが。道の駅からバスが出るとなると、多くの高齢者の方が利用されるのではないかと思います。  地元にこのようなすばらしい温泉、展望台、白鳥の展望所ですか、今度できました、そういうのを知っていただき、爽快な気分を味わっていただきたいと思いますが、市長、いかがでしょうか。 ○市長(村岡隆明君)  この白鳥温泉の施設も霧島山の噴火警戒レベルが引き下げになりまして、客足も伸びているようでございます。いろいろなニーズがあろうかと思います。先ほどの指定管理者のほうで行っていただけるようなことであったりとか、当然、白鳥温泉上湯、下湯のいろいろなPRもしっかりしていかなければならないと思っておりますので、高齢者のニーズ、道の駅からということでございますが、逆にどういったニーズがあるのか、まずは調査が必要ではないかなと思っております。 ○七番(小東和文君)  よろしくお願いしておきます。  それでは、次に、職員のモチベーションを上げる対策案について聞いてまいります。  まず、モチベーションとは何かということですが、何か目標とするものがあって、それに向けて行動を立ち上げ、方向づけ、支える力であるとの定義もあるようですが、目的のために何かを動かすというニュアンスもあり、私は、気力またはやる気であると解釈しています。  今、職員の方が心の病と、病気というのでしょうか、精神的に病んでいる人が多いと聞くところであります。なかなか見た目にはわからず、人の心の中は読めずで、課長も課長補佐も係長も、大変困っているのではないかと思っているわけであります。  職員の皆さんは一生懸命に頑張っているというのはわかっていますが、えびの市だけでなく、各自治体でも係長体験を経験を十分積む時間がないままに課長に昇任する人が多くなっているようです。さらに課長、課長補佐、係長と年齢幅も小さく、相談しやすい環境で、若い力に我々市民も期待しているところであります。  現在の課長、課長補佐、係長の平均年齢をわかっていれば教えてください。 ○総務課長(宮浦浩二君)  本年六月一日を基準といたしました平均年齢でございますが、課長職が五十五歳、課長補佐職が四十九歳、係長職が四十七歳となっております。 ○七番(小東和文君)  若いですよね。なぜこのように平均年齢が若いかということについては、えびの市では財政健全化対策で保育所民間委託、給食センター、さらに指定管理者制度導入など、三百七十人体制から三百人体制に職員を削減してきました。この間、退職者の不補充などが影響して、きょうに至っていると思います。  このような環境の中であっても、職員の皆さんは市民サービスを第一に考え仕事をされていると思うのですが、総務課長にお尋ねしますが、現代に生きる今の若い職員は何を求め、どのようにモチベーションを上げていると思われますか、お尋ねします。 ○総務課長(宮浦浩二君)  本市職員につきましては、若い職員に限らず、えびの市民の役に立つために、市民の役に立つところである市役所を希望して職員となったと考えております。  そういった思いを持って職員として仕事をする職員のモチベーションにつきましては、市民の皆様からのねぎらいの言葉であったり、同僚先輩からほめるときにほめてもらったり、仕事での成功であったり、そういったところが職員の今のモチベーションになっているものと考えております。 ○七番(小東和文君)  そうですね。自治体を取り巻く環境のかつてない激変に伴い、これから先の人材は変化に対応できる人材、自分で考えられる人材、自分で動ける人材が強く求められています。当たり前のことなんですが、成長よりも変化に適応できる能力が求められるということです。  こうした環境において、管理職には強いリーダーシップが求められると同時に、組織全体の能力を高めるために、いかなる変化があっても、それに対応できる人材を育成していくことが重要だと思いますが、市長、どう思われますか、お伺いします。 ○市長(村岡隆明君)  市といたしましても、平成十七年三月に策定したえびの市人材育成基本方針を、本年の四月に改定したところでございます。議員の御意見のとおり、職員がその職責において与えられた役割を認識することで、職員一人一人が全体の奉仕者である市職員としての自覚を持って、役割を果たすために能力の向上に努め、新たな課題や社会情勢の変化に対応できる職員の育成、これが一番重要であると考えております。 ○七番(小東和文君)  次に、職員研修についてお尋ねしますが、職員研修については、以前、同僚議員が質問したことがありますが、職員研修の内容を教えてください。また、年間何回ぐらいあるものか教えてください。 ○総務課長(宮浦浩二君)  職員としての経験年数、または新たな役職で必要とされる知識や技能習得のための階層別研修、あと職員の能力開発や専門知識習得等のための能力開発研修等について、宮崎県市町村職員研修センターへ派遣研修として実施しているところでございます。  階層別研修につきまして言えば、例えば新任係長職であれば、リーダーシップやタイムマネジメント能力、コーチング等の監督職としての部下育成等に関する内容を主体とする内容となっております。  回数といたしまして、新規採用職員研修については、前期と後期で年二回、経験年数や役職新任者につきましては就任時年度において年一回、二日間程度の研修を受講させております。  平成三十年度におきましては、市町村職員研修センターへの派遣研修が二十一件の延べ百六十六人、また本庁においての能力開発研修、認知症サポーター養成研修などが八件で四百三十六人、年間合計で二十九件、六百二人に受講をさせているところでございます。 ○七番(小東和文君)  たくさん研修はしているようでございますが、よくわかりましたが、私は外部研修も大切ですが、一番重要なのは、職場での内部研修の充実こそがモチベーションを上げるために必要ではないかと思うのですが、総務課長、もう一回、いかがですか。 ○総務課長(宮浦浩二君)  本年改定いたしましたえびの市人材育成基本方針におきましても、職員を育てる上で最もふさわしい場所は職場であるとしております。職務を通じた職場内研修の充実を行っていくこととしているところでございます。 ○七番(小東和文君)  今年度、四月に新規職員採用があったわけですが、新人職員の方は、どの課に配属されるのか、不安と希望で胸がいっぱいだと思うのですが、働きがいのある仕事をしたいと誰もが願っていると思うわけなんですが、例えば税務課に配属されたとすると、パソコン入力、税金滞納者への取り立てと、一からの勉強を経験を積む上での仕事内容で、夢に描いていた仕事とはかけ離れていると、本当に毎日毎日これでよいのだろうかと思っている人もいるだろうと思います。しかし、どの課に行っても、一般企業でも最初の仕事というのは、このようなものではないかと思うわけなんですが、新規職員のモチベーションを上げるために、どのような指導をされているのかお尋ねします。 ○総務課長(宮浦浩二君)  それぞれの所属、配属先におきまして、適時の声かけでございましたり、時宜を捉えて交流会等も行っておりますので、そういった場で新規職員が孤立しないようなコミュニケーションを積極的にとっているところであります。  総務課といたしましては、六カ月間の条件つき採用期間の満了後に、新規職員を集めまして、総務課のほうで研修を実施しております。徐々に職場等にもなれてきた時期ではありますが、四月入庁時の研修を再度おさらいすることで、入庁時の気持ちを思い返してもらうことを目的として行っているところでございます。 ○七番(小東和文君)  メンタル面が一番大事だと思いますので、次、今年度の職員配置表を見て感じたのですが、課長がいて、課長補佐がいる。係が三つ、四つあって、係長がそれぞれに配置されています。気になるのが課長補佐のポジションなのですが、議会事務局、農業委員会事務局、農林整備課、基地・防災対策課、この四つの課以外の課は全て課長補佐が係長兼務でありますが、市長、この理由を教えてください。 ○市長(村岡隆明君)  兼務体制につきましては、これまでの組織体制の見直し、これは庁内で職員の皆さんの御意見を聞いたり検討を進めてきて、毎年組織体制を見直してきておりますが、現行のこの現在の人数の体制の中では、この体制が一番ベストだということで、毎年の見直しの結果を受けて、現在の体制になっていると認識をいたしております。 ○七番(小東和文君)  市長はこの体制がベストだと言われておりますけれども、課長補佐は、グループリーダーであるべきですので、しっかり機転をきかせて、目配り、気配りをしながら仕事に取り組まなければならないと思うわけなんですが、課長補佐が係長との兼務は難しいのではないかと思います。人材不足というのもあると思いますが、このことに関してどう思われますか、もう一回お尋ねします。 ○総務課長(宮浦浩二君)  課長補佐を専任とすることにつきましては、当然に人員が必要となることもありますが、先ほど市長のほうから答弁申し上げましたように、組織体制の見直しの結果として、現在の兼務体制になっているものでございまして、現時点では今の体制が最もえびの市にふさわしいものと考えているところでございます。 ○七番(小東和文君)  考えの違いというのはいろいろありますけれども、もともとこのグループ制というのは、企業から取り入れたもので、例えばイベントが成功したらみんなで楽しく喜びを分かち合えることができるものだと思います。県庁も小林市もこのグループ制だと思うのですが、えびの市もこのグループ制に変えることができたら、少しは職員のストレス解消にもつながるような気もします。  行政改革にしても、なかなか変わらない。これは人が変わらなければ、変わらないと思います。このグループ制について、もう一回、どう思われますかお尋ねします。 ○総務課長(宮浦浩二君)  職員のストレス解消という点につきましては、グループ制の導入ということよりも、職員間のコミュニケーションが重要であると考えているところでございます。グループ制につきましては、えびの市行政改革推進本部、組織運営部会におきまして、平成十九年度ではございますが、検討した経緯がございます。その際、えびの市では、導入しないとの結論を出した経緯が残ってございます。  一般的にグループ制のメリットは、係がなくなることで、課内の協力体制ができやすくなることや、課内の決裁権者が少なくなることで、意思決定がスムーズになることが言われております。宮崎県などの規模の大きな組織においては、このメリットもあると考えますが、本市のような職員同士の顔が見える規模の組織では、担当が曖昧になり、責任の所在が不明確で市民にわかりにくい組織となるデメリットのほうが大きいと考えられるため、現在のところ導入の考えはないところでございます。 ○七番(小東和文君)  私はそうは思わないわけでございます。コミュニケーションがとれるというのは、課長補佐がトップに立って下に指示する。係長兼務であったら、ほかの係長が三人いたら、ほかの係のことに関しては余りものが言えないと、そういうことがあるのではないかと思っているわけなんです。  例えば企画課は四つの係がありますが、これを三つにすると、課長補佐がグループリーダーになれるということになりますが、こういう思いはどうですか。 ○総務課長(宮浦浩二君)  一つの提案だとは思いますが、今、係が四つある仕事を三つにするということによりまして、その三係の今度はまた業務の幅が範囲が非常に広がるというところでございます。また、その課長補佐が一人いるということで、その課長補佐が全般の業務を全て見ないといけないということにもつながりますので、なかなかそう、今のところでは難しいかと考えているものです。 ○七番(小東和文君)  やればできるんですよ。考え方もいろいろありますけれども、「If you try hard , you can make it」という言葉があります。頑張ったらできるんです。  働き方改革にしても、特定の人だけではだめで、考えを切りかえ、誰もがやりがいのあるものにしなければいけないと思います。最近、行政課題がふえて、職員が孤立しているようにも感じます。業務の洗い出しをして、作業の工夫、効果のないものはやめる勇気も必要であります。  仕事内容によっては、業務量の違いもあるでしょうけれども、常にどうしたらメンバーにやる気を出させることができるか、働くことにも楽しさを求める時代であります。職員のモチベーションを上げるためには、やる気をそそらせる、協力体制、きずなをどうしたら築けるのか、市長を初め全職員が考えるべきであると思いますが、いかがでしょうか、お伺いします。 ○市長(村岡隆明君)  議員のおっしゃるとおりだと思っております。当然、リーダーのそれぞれの役割もございますし、えびの市の三百人の職員がそれぞれ自分の能力を発揮する、そういった環境を整えていくことが市民サービスの提供の向上にもなると思っております。職員が孤立することがないように、ふだんのコミュニケーションが重要だと考えておりまして、各職場の朝礼訪問であったりとか、そういった声かけもチームワークをしっかりとっていただいて、一人の職員に負担が来ないように、それぞれでモチベーションを上げてサポートしていただきたいという声かけをいたしておりますので、チーム市役所全体で取り組んでいくことが重要だと思っております。 ○七番(小東和文君)  意欲を持って、市役所に入庁したのにもかかわらず、数年で退職する若者もいると聞いています。新人職員を早期退職させないためにはどうしたらいいのか。原因は何なのかを考えなければならないと思います。  昨今の新人職員の置かれる環境についてですが、最近の採用新人職員は、地元出身以外の職員が多く、なれない土地での生活に加え、親戚や友人などの親身に相談相手になってくれる人が身近にいない環境にあると思われます。前にも申しましたが、多くの新人職員にとって、夢と期待を膨らませ、社会人として初めての職員となるはずが、自分の期待する仕事、職場でなかったりすると、自分自身のモチベーションの喪失、あるいは嫌な上司、先輩、同僚など難しい人間関係を感じることで、孤立し、最終的には逃げ場がなくなり、早期退職の選択をすることになるのではないかと思うのですが、このことをどう思われますか、お伺いいたします。 ○総務課長(宮浦浩二君)  議員おっしゃるとおり、数年で退職する職員が出ているということは事実でございます。ただ、退職を選択するまでには、本人も重大な決意を持っての結論であると考えております。退職の話が出た際には、所属長であったり所属の係長であったり、十分な相談等を行っております。  また、その後、総務課長及び人事係長においても、本人と面談をいたしまして、そういった退職を決意した経緯等の話を伺っているところでございますが、これまで面談した方々からは、次のステップに向けての退職であるという話を聞いているところでございます。 ○七番(小東和文君)  今、話を伺いましたけれども、新人職員にとっては、業務に対する適性、理想の職場とのギャップ、個人の性格などあると思うのですが、前にもお尋ねしましたが、本人の能力、適性に合った配置ということが大事と思うわけなんですが、新人職員にストレスがかからない、かつモチベーションにもつながる適材適所の仕事に配置することで、自信と同時にチャレンジ精神も高めることにつながると思うわけなんですが、もう一回、いかがお考えでしょうか、お伺いします。 ○総務課長(宮浦浩二君)  これまでも、適材適所の配置というところに関しましては、最大限考慮しているところでございます。ただし本人の適性につきましては、第三者が見た適性と本人が考える適性とは一致しないことも多ございます。多くの場合、本人が望む職場が適材適所になるかというと、そういうことにはならないことが多いように考えておるところでございます。  市役所職員は、一部の専門職を除きましては、人事異動は絶対にあるわけですので、適応能力を備えた人材となるような人材育成が重要であると考えているところでございます。 ○七番(小東和文君)  それと、ゆるぎない信頼関係を築くということも大事なことであると思うのですが、上司は新人職員に日ごろから気をかけ、何か異変を感じたらすぐに声をかけるなど、問題の解決へと導くことも必要であると思います。  管理職は会議前の根回し、司会進行のような役割から、部下の性格や能力を把握し、失敗しても正確なタイミングで正確な方法でほめ、しかるような細かいパフォーマンスまで求められると思います。  アメリカでは、部下をしかる管理職は失格の慣例があります。「ありがとう」、「助かったよ」とか、「君のおかげ」など、ほめるセンスを磨くことも大切であります。せめて各課それぞれ月に一回ぐらいは、モチベーションが上がるような雰囲気づくりや目標を見失わないよう集中できる雰囲気、そしてストレス解消できる職場環境づくりが大切と思いますが、市長、どう思いますか。 ○市長(村岡隆明君)  議員のおっしゃるとおりだと思っております。信頼関係や職場の環境づくりは大変重要であると考えております。それぞれの職場において、課や係内の交流会であったり、職員同士での交流の場であったり、実施していると聞いております。定期的な交流であったり、また、課を越えた交流であったり、あらゆるコミュニケーションの中で、組織としての信頼関係を築いていくべきだと考えております。 ○七番(小東和文君)  次は、余り言いたくはないのですが、職員の喫煙についてお尋ねしますが、喫煙する人、例えば仕事中に一日に六本吸うとしますと、席を外し戻って仕事に取りかかるのに十分かかるとしますと、そうすると一日六十分、一時間の仕事をロスになるということになると思うのですが、市民の方からも言われました。ある係長のところに行ったら、係の人が、今、席を外していますと。次の日も行ったら、また席を外していますと。変だなと思っていたら、結局はたばこを吸いに行っていたということなんですよ。たばこを吸わない人から考えたら、不公平、不平等だと思いますよ。  このようにたばこを吸う人は自己申告で、一時間は無償残業をするとか、これは当たり前のことだと思うんですが、このことに関して、市長はどう思われますか、伺います。 ○市長(村岡隆明君)  喫煙所で喫煙をする職員がいるということは存じております。基本的には、やはり勤務時間中の節度の問題、今、仕事をしている時間なのか休憩の時間なのか、しっかり市民の皆さん方にも説明ができるような対応が大事だと思っております。  喫煙以外でも、廊下での立ち話であったりとか、市外に出たときも含めて、節度のある対応、しっかり市民の皆さんの目が届いているわけでございますので、職場の働いている時間、休憩している時間、そういったものがしっかり区切りができるように、節度のある対応を心がけるように指導していきたいと思っております。 ○七番(小東和文君)  節度がないから言っているんですよ。吸わない人から見たら腹がたちますよ。自己申告で一時間無償残業すると私が言いましたけど、これに関してはどうですか。これは当たり前のことですよ、これ。税金ですよ。 ○市長(村岡隆明君)  なかなか喫煙の時間が多いというような職員に対しては、先ほど申し上げましたとおり、節度がないという部分に関しては、当然指導していきたいと思っております。自己申告での無償残業というのはなかなかデータをとるのが難しいと思いますけれども、全体的にそういった節度のある対応をしていただくことで、こういった意見が出ないような環境をつくっていきたいと思っております。 ○七番(小東和文君)  答弁にちょっと苦しい面が見えております。このような喫煙一つにとっても、吸わない人は忙しく働いているのに、上司に尋ねたいことがあってもたばこを吸いに行っていないとなると、完全にモチベーションが下がっていくわけなんですよ。やる気をなくすんですよ。特に新人職員にとっては、志を持って市役所に入ったのに、公務員ってこれでいいのかなと思われたら大変ですよ。そのような思いが蓄積されて、本当にこれでよいのかと自問自答してストレスがたまり、精神的に病んでくると思うんですが、私はこれは大きな問題だと思うんですが、どう思われますか。再度お願いします。 ○市長(村岡隆明君)  喫煙にとどまらず、やっぱり先輩職員というのは、後輩の職員の目標になるような態度をとらないといけないと思いますので、先輩職員が常に積極的にいろいろな仕事に取り組む姿勢、そういったものを見せることで、後輩の職員のモチベーションの向上にもつながると思っておりますので、先輩職員がしっかりそういったものを整えるように指導していきたいと思っております。 ○七番(小東和文君)  例えば十時と三時に決めて喫煙するとか考えるべきであると思います。市職員の勤務時間中の喫煙に関しては、休憩の一部として度が過ぎない限り認めている自治体が依然として多いのですが、最近では厳しくなり、禁止する自治体は増加傾向にあると思いますが、えびの市の場合、喫煙場所についてどうお考えですか、伺います。 ○財産管理課長補佐(有村 充君)  現在、本庁舎におきましては、北側非常階段の二カ所、一階の建設課運転手控室北側の出入り口付近、それから庁舎西側一階に灰皿を設置いたしております。  望まない受動喫煙の防止を図るため、平成三十年七月二十五日に健康増進法の一部を改正する法律が公布され、平成三十一年七月一日から行政機関の施設等は敷地内原則禁煙となります。このため、現在、灰皿を置いている場所では喫煙ができなくなります。  ただし、屋外で受動喫煙を防止するために必要な措置がとられた場合に、喫煙場所を設置することができるとなっておりますので、必要な措置を講じてまいりたいと考えております。  具体的な場所につきましては、通常、人が出入りしない場所に設置することとなりますので、四階の教育委員会横の屋上、本庁舎一階西側の建設課の下に当たるところの二カ所に屋外喫煙場所の表示をし、それ以外の場所は禁煙としてまいりたいと考えております。 ○七番(小東和文君)  敷地内では原則として禁止とか、そういう話も出ましたけれども、屋上とか、喫煙を認めると感じるわけなんですが、時間を決めるのか、それともだらだらしてけじめをつけない、私が言いたいのは公平であるべきだと言っているわけです。そこを何か吸う人たちの身勝手に、何か矛盾していると思うんですけれども。  大体、先ほど言いましたけれども、六本吸ったら一時間の仕事ロスになっているわけですよ。そういうのを黙って見逃すわけにはいかないんですよ。節度がない。八時半に来たら八時三十五分にはたばこを吸っている人がいる。それはどうなんですかね。課長としてどう思われるんですかね。それは市長はぴしゃっとやっとったら、そんなことはないと思うんですけど。ちょっと襟を正してほしいと思うわけなんですが、いかがですか。 ○市長(村岡隆明君)  市民の皆さん、議員の皆さんも含めて、そういった感覚をお持ちになっているということは、市全体のイメージダウンにもつながりますので、市職員にはそういった節度のあるように、業務が始まってすぐにたばこというようなこと等がないように、しっかり時間を決めてコントロールしていただくように指示をしていきたいと思います。 ○七番(小東和文君)  今、時間を決めてと言われましたから、例えばどういう決め方になるんですかね。十時と三時とか、一時間越しに喫煙すると、これはおかしいですよ。私が民間のオーナーだったら、首ですよ。そのぐらいの節度を持って、ちょっとやっぱり十時とか三時とか、ちゃんと決めてほしいと思いますが、いかがですか。 ○市長(村岡隆明君)  時間を決めるとなると、その時間に職員がある程度いなくなるということも予想されますので、個人がコントロールできる範囲で、喫煙となると休憩という形になりますので、しっかりとその点の時間のコントロールもしていただきたいということで指導していきたいと思います。 ○七番(小東和文君)  時間を決めていくときには、上司に今からたばこに行きますと、何分には帰ってまいりますと、そういうぐらいの指導が欲しいと思います。なぜなら、市民の方が訪ねてきていなかったら、ちょっとおかしいんですよ。やっぱり吸う人吸わない人、平等でやってもらいたい。けじめをつける、節度を持つ、そういうことが必要だと思います。  人事で配置されて、入ってきたときの気持ち、モチベーションを盛り上げるのも上司たる者の手腕でありますので、市職員としてのプロ意識を持って対処してほしいと思います。  また、個人プレーではなく、チームで動くことも大事であります。例えば野球でいえば、打つだけでなく投げる人、守る人がいて、初めて勝ちにつながるものだと思います。  それぞれの課長も頑張っているように思います。しかし大事なことは市民との触れ合いも重要なことだと思います。いろいろな形態の苦情が来たときのみに出ていくようではいけませんので、ときには自分のほうから出ていく、それぞれの課での先取り情報などを提供していただけたりしたら、市民の方も喜ばれるのではないかと思いますが、いかがお考えでしょうか。 ○総務課長(宮浦浩二君)  いずれもとても重要なことだと考えております。部下を持つ職員だけではなく、職員につきましては、いつもプロ意識を持って、さまざまな場所に積極的に参加していると考えておりますが、そういったスタンスはとても大事だと考えております。 ○七番(小東和文君)  やはり若い職員との対話につきましては、ふだんより気軽に話がしやすい職場づくりを心がけ、プライベートの事情も話しやすく、いざとなったらきちんと話を聞いてくれて、必要に応じてアドバイスや職場における具体的な配慮をしてもらえるというような環境づくりをしていたら、退職までにはつながらないのかなと思います。そのほうが上司としても気負わないマネジメントができるのではないかと思いますが、いかがお考えでしょうか。 ○総務課長(宮浦浩二君)  先ほどの質問の中で、職員の退職者につきましては、これまで聞いてきた中では、次の、あくまでも次の本人のステップのための退職という理由でございましたが、一般的には同じ職場はもちろんですが、同時期に採用となった職員のつながりなどのコミュニケーションも重要だと考えております。また、先輩職員がやりがいを持って働いている姿を見せることもモチベーションを上げるということになっていくと考えているところでございます。 ○七番(小東和文君)  若い職員に対しては、今の時代は比較的年代の近い先輩が相談に乗ってやったりするほうがよいのかなと思う面もあります。社会に出ると、世代の違う人間とも気の合わない人間ともつき合わなければなりません。仕事場と、そういう意味での勉強や吸収するための絶好の機会を与えてくれる場所でもあります。特に市役所勤務の場合は、三、四年で部署の異動があり、どの課に配属されるかわかりませんので、余計にかねてから気配りをしておかなければならないと思います。  今回の京町温泉マラソン大会を見てみると、自主的に動いている若い力の姿をほめてやりたいと、そういう気持ちでありました。今回のマラソン大会の実行委員会会長の副市長、若い職員の行動はいかがでしたか、伺います。 ○副市長(杉元真一君)  まず、五月の十九日に開催されました第三十二回の京町温泉マラソン大会につきましては、多くの議員方もボランティアで参加していただきまして、まことにありがとうございます。この場をおかりしまして、厚く御礼申し上げたいと思います。大きな事故もなく無事に終了いたしましたこと、本当に皆さん方の御協力の賜物と思っております。  また、本日のようなこの厳粛な議場の場におきまして、ボランティアで参加いたしました私どもの若い職員の働きぶりを、またお褒めいただきましたことも大変うれしく思っているところでございます。  私といたしましては、ここにたまたま若い職員、若い力ということで御質問されておりますけれども、来年は、ここに「自主的に動いている市の職員」、「市の職員」と変えられたらどんなに幸せだろうかなと、実行委員会の会長としては思っているところでございますので、今の私の答弁を聞いている職員につきましては、よくそのあたりは重々御理解していただけるのではなかろうかと思っています。  御指摘のとおり、今の職員は非常に一生懸命頑張っておりますので、奉仕の心、ボランティアの心をますます・・してくれるものだと期待しているところでございます。  本日は本当にありがとうございます。 ○七番(小東和文君)  マラソン大会に限らず、若い人たちのグループで、本当に何をやりたいのか、能力は十分あると思いますので、若い力で発想力を生かした企画で、えびの市に新しい風を吹かせていただきたいと思っています。  最後に、二宮尊徳の言葉に、「可愛くば、五つ教えて、三つ褒め、二つ叱ってよき人とせよ」という有名な言葉があります。目標の魅力が高くなし遂げられそう、手に入りそうという実感がある場合、人のモチベーションは高まるということですので、ぜひ頑張ってほしいと思います。特に若い職員の皆さんは、仕事に追われることもあるでしょうが、体が一番大事でありますので、私生活とのめり張りをつけて、志を忘れず、能力を発揮してほしいと思います。  続きまして、最後ですが、道の駅を拠点としたまちづくり構想について、一点のみお尋ねします。
     道の駅えびのも、三月二十三日にリニューアル式典を終え、平成二十五年四月に開館以来六年間で三百六十万人、売上額も三十億円近くまで来ているようであります。このえびの市の核となる産業団地造成と道の駅、この二つを関連づけて考えたときに、やはり将来的には産業団地から道の駅に通じる道路も必要ではないかと思うんですね。  高速道路の下に大きな通路、トンネルがありますので、そこを利活用して、現在予定している都市計画道路と合流させて道の駅に入るという構想も視野に入れて検討する余地はあると思いますけれども、どう考えますか、お願いします。 ○市長(村岡隆明君)  現時点では、直接道路改良という計画はないところでございますが、現在、進めております産業団地の造成、それに伴う新たな進入道路の設置もいたします。また、将来的に第二工区の話であったりとか、現在の産業団地の誘致の状況、そういったものを考えながら、今の御提案というのは常に可能性がある部分であれば、俎上にはのせていきたいと考えております。 ○七番(小東和文君)  将来的には、企業で働く人が農道を通って帰るのではなくて、道の駅に立ち寄り買い物をして帰るという筋書きもよいのではないかと思います。そのような仕掛けをつくるのが行政であり、それを判断するのが議員の裁量であると思います。  以上で、今期、私の一般質問を終わります。 ○議長(上原康雄君)  しばらく休憩いたします。                     休憩 午前十一時五十三分                     開議 午後 一時  〇分 ○議長(上原康雄君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、十三番西原政文議員の発言を許します。西原政文議員。 ○十三番(西原政文君)  それでは、六月定例会におけます一般質問を行わせていただきます。  また、一昨日起こりました東北での地震、今思い起こせばえびの地震があったときに、私は中学校一年でした。本当に災害というのはいつ起こるのか、今、南海トラフ地震も言われる中で、本当に大きな災害が来なければいいがと願うものであります。  そして本来は梅雨時であって、毎日雨が降っていなければならないものが、ほとんど雨が降らない。こうした異常気象も相重なる中で、水不足によって農家の方々も一部困っておられる方々もおられるようであります。そうした中で、えびの市としても、そういった災害などに備えて見直すべきところは見直す、そういった必要があるのではないかということを、まず申し上げて、一般質問を始めたいと思います。  私は、今回、市長に国の政治の問題でということで、国政問題についてと通告をいたしましたが、今回、今国の予算を見てみたときに、本当にこの予算というのは、国民の暮らし、えびの市、わずか二万人を切ったえびの市、脆弱なえびの市の財政からしたときに、本当にこれが国の予算というものがえびの市にどのように反映するだろうと心配をする思いがします。そしてその中身を見てみると、大増税と福祉の切り捨て、大軍拡です。今、国家予算は一百兆円を超えましたが、この中でも本当にえびの市でも消費税増税を見越した条例改正も今回提案されています。  国民にはこういった増税を押しつけておきながら、片やF三十五、これを現在でも保有しておりますけれども、これを百四十七機までふやそうとする、そしてこれには二兆円から三兆円という予算が使われます。そういった計画となっています。  そして社会保障費は七年間で四・三兆円削られて、国保や、先ほど金田議員も言っておられましたけれども、介護保険など本当に国民にはそうした負担を押しつける。とんでもない予算ではないかと私は考えます。  そして十月から予定されている消費税増税、これには、住民の暮らしを直撃をし、消費不況を一層深刻なものとするものではないかと思います。  そしてそういった中で、国民の暮らしを見たときに、金融庁が出した報告書、これは政府の都合の悪い数字となった。それは二千万円、老後に不足するんだという報告書を上げたら、これを受け取らないという。本当にどういった政府だろうと、どういった大臣だろうと疑う、もう本当に何とも言いがたい政府の態度です。これがそのまま、えびの市民にも影響してきます。  そしてとりわけ令和元年度の式典に合わせてトランプ大統領が訪日をされ、安倍総理と会談をされました。その中で、語られたことというのは、先ほど申しましたF三十五の購入、それともう一つは、米の問題です。F三十五においては、追加で百五機購入するといいます。これは自衛のものではなくて、攻撃性の高い戦闘機ですね。  そしてそれとあわせてトランプ大統領は、TPPから脱退をし、そして個別交渉に入ると言われました。そしてトランプ氏は、自らのツイッターの中で、参議院選挙が終わるまでは公表しないという約束にはなっているようでありますが、ツイッターの中では、TPPには縛られない、全て障壁の撤廃が目標だと。八月にはよい発表ができるだろうなどと明言をし、安倍首相はこれに対して否定をされない。黙認をされました。  政府の方針は、TPP水準が上限だと言いますけれども、このトランプ発言によって、これが全て吹き飛んでしまいました。そしてこの内容を見てみますと、米を十五万トン購入する、もうこれでは本当に日本の米農家は価格が暴落して、もうつくっていけないのではないかと、そういった心配をします。  今、私が申し上げたこの点について、市長はよく研究をされ、ニュースなども調査をされ、そういったこともされていると思います。こういった一連の政府の動きや発言などがえびの市民に大きく影響しますので、これらについて、市長の総括的なお考えをお聞かせください。 ○市長(村岡隆明君)  市民生活にかかわる国の動向、いろいろございますので、本市への影響等はしっかり注視していきたいと思っておりますが、国政に関するお尋ねにつきましては、一首長としての見解を述べることは差し控えたいと思います。 ○十三番(西原政文君)  国政については、見解は控える、それでも構わないですけれども、しかしこういったことが現実にもう起きてきます。これに対する対策。消費税というのは、本当に弱者ほど、低所得者ほど重税となる、これは御認識はありますか。 ○市長(村岡隆明君)  今回の消費税の改正が行われるということで、四月には市税条例の一部改正を行い、六月現在も消費税、地方消費税の税率の引き上げに伴う使用料等の税率分を引き上げる提案をさせていただいております。当然、市民生活へは影響があるものとは考えておるところでございます。 ○十三番(西原政文君)  本当に市民生活に直結する。前回、二〇一四年でしたか、二〇〇四年に引き上げたときには、消費が落ち込んで大変な事態となったわけですが、関連する条例改正を市長は提案されていますけれども、このこと自体が本当に利用される方々には影響するし、このことが大きく市民生活に影響する、ましてやえびの市のように低所得者の多い地域などは大変な事態となります。  そして中小業者などは、消費税が転嫁できずに身銭を切る事態が現実にもえびの市でも起きており、農家の方で一昨年一千一十八万円の売り上げを上げられました。そして今年度は幾らの消費税が今年出さなきゃならないか。四十数万円の消費税を納入しなければならない。所得税はかからなくても消費税はかかる。こういった実態です。こういった方々が税務課の担当課の方々は直接目のあたりにされていると思うんですが、一千万円の売り上げといったら、牛を十頭プラス米をちょっと出した、これで上がるんですね。ところがこの消費税を払うのに困る。こういった方々が現実に起きているんです。これを一〇%に上げた場合は、もっと大変な事態になる。  ですから、私はよく市長に、国に対して物を言ってくれということを申し上げますけれども、やはり国に対しては差し控えると言わずに、そういった声を、それぞれ市長会や国に行ったときには、やっぱり地方の声として上げていただかなければ、本当にえびの市の代表として市民の暮らしを守ることはできないのではないかなと思います。  これらについては、本当に市長がそういった実態を御存じなのかどうか、消費税に苦しむ中小業者の実態というのは、どのように把握されておられるものかお聞かせください。 ○市長(村岡隆明君)  中小業者を抽出したデータというのは、えびのでは特別自分としては把握しておりませんけれども、当然、消費税が上るということで私たちの負担はふえてくるわけでございますので、そういった影響はあると思っております。国のほうでも、軽減税率であったりとか、幼児教育の無償化、新しいサービス等も加わってまいりますので、全体的な影響、そういったものを市としてはかんがみながら、また新たな政策等も進めていく必要があるのではないかとは考えております。 ○十三番(西原政文君)  中小業者や農業者の実態は把握していないとおっしゃいますけれども、ところが本当に先ほどちょっと軽減税率のことを申されましたが、乳幼児の無償化の件も触れられましたので、後から述べようと思っていましたが、まず、軽減税率は、こんなもん、本当に愚策です。ただ税率を八%に据え置いただけ。軽減ではありません。そしてもっと言うなら、愚策です。クレジットカードなどでのキャッシュレス決済、これはえびの市民で何人使いますか。そしてこれを導入するには、商店街やお店の方々がこの設備を整えなければならない。えびの市の業者さんたちには全く恩恵を受けません。  確かに乳幼児の無償化につながるものが含んでおりますけれども、全くそのようなものは日常の消費で吹き飛んでしまいます。そういった実態もつかんだ上で行政を進めていかなければいけないと思いますが、そういったことは今後の政策の中で、今取り組んでおられる政策の中で生きているものか、生かされているものかお聞かせください。 ○市長(村岡隆明君)  当然、市民のニーズに応えていくと、毎回議場でも新たなニーズの提案もいただいておりますし、常にそういった視点で行政は進めております。ただ、国の法律改正等に伴う条例の改正等につきましては、それに準じて条例を改正しなければなりませんので、それに従って改正はしておりますが、その後の影響であったりとか、法律の改正によっていろいろな影響が当然市民生活に出てきますので、これまでもそういった法律改正をしながら、新たなニーズの酌み取り、新たな政策の構築というのはこれまでもやってきておりますので、今後ともそうやっていきたいと思っております。 ○十三番(西原政文君)  そういったことが本当に大きく影響する方々や本当にこういった軽減だとかポイント還元、こういったことというのは、えびの市民で本当に恩恵を受けるものはほとんどいないだろうと。わずかに数えたら数えられるのではないかなというぐらいの思いがします。  この議場におられる議員、職員の方々でも、クレジットカードで日常買い物をされる方というのはそんなにおられないのではないですか。それが消費税の中には盛り込まれて、そういうのは富裕層や大企業のみが恩恵を受ける。ましてや消費税というのは、大企業はほとんど払う立場にありません。かえって輸出関連大企業などは、消費税は還元されます。自治体というのは、消費税は一部に払う場面もありますけれども。ですから、今回のこの消費税増税というのは、国民を大幅に苦しめ、大企業だけを喜ばせる、そういう制度だと私は思います。  ですから、これらによって被害を受ける、大変な重税になる低所得者層への施策を今後とも引き続き取り組んでいただきたいと思いますが、その御決意をお聞かせください。 ○市長(村岡隆明君)  消費税増税にかわる手段という形では、当然打たないわけでございますけれども、これまでも低所得者の方々への対応であったりとか、あらゆる政策も子育て世代を優先したりとか、そういったことは当然市の考え方で政策を変えられる部分に関しましては、これまでも対応してきておりますので、そういった目線で今後とも進めていきたいと思っております。 ○十三番(西原政文君)  それと先ほど乳幼児の無償化の話もされましたけど、これらについて、月々の支払いというのは一定無償化がされるわけですけれども、ところが、言われる給食費などは実際には残るわけですね。これらは減税対象には、恩恵の対象にはなっていないと思いますが、間違いないですか。  そこまでは調査がされていないようですので、これから出てくる課題だと思います。  ですから、本当に今回のこの消費税というのは、えびの市の場合は国がするから条例改正しなければいけないというのはわかるんですが、こういった事態が起こる、そして今後も事務的には担当課の事務量がふえます。無償化によって財源は地方と国が分担することになっているようでありますけれども、事務量としては担当課はふえてきますので、大変だなと思います。  次に、ちょっと順不同で御許可をいただきたいと思います。八番目の文化財保護について、これまで萩原教育長はよく頑張っていただきました。これまでの頑張っていただいて、本当に随分と頑張っていただいたことに対して敬意を表したいと思います。  今回、時間切れで八番目が飛ぶといけませんので、冒頭に申し上げますが、これまでえびの市の埋蔵文化財などの現状をよく見てこられて、萩原教育長はどのような感想をお持ちで、今後どうあったらいいなとお考えになっておられるものかお聞かせいただければ幸いかと思います。 ○教育長(萩原和範君)  今、出ましたいろいろな出土品、これにつきましては、やはり保存処理を急ぎまして、国やら県の補助をいただきながら展示等々していきたいと思っております。  また、島内の以前出ましたいろいろな国の指定いただきました。そういったことについても、まだ完全に全ての調査といいますか、展示に向けての中のいろいろなレントゲン写真とか、そういったもの等もまだ全てしていませんので、それもしていきながら、やはり民俗資料館等々の充実を図っていきたいと思っております。  また、島内のほうにつきましては、これからもどこにどういったそういった墓群があるのか、国やら県のそういった補助を受けながら保護に努めていきたいと考えている次第でございます。 ○十三番(西原政文君)  ぜひそういった形で保存され、またあの一帯が本当に守られる貴重なえびの市の財産が守られるように、これまでも頑張っていただきましたが、今後ともひとつよろしくお願い申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。  またもとに戻りますが、二番目の硫黄山被害についてお尋ねいたしますが、二〇一九年度の稲作耕作は、どのようになると見ておられるかお聞かせください。 ○畜産農政課長(米倉健一君)  昨年、硫黄山対策としまして、影響地域十九自治会を対象としまして、支援説明会、そしてまた営農対策説明会等を開催したところでございます。この影響地域の中にあっては、限られた水をブロックローテーションにより水稲作付をされたり、代替水源となるものを活用されて水稲作付をされた地域もありまして、平成三十年度につきましては、永山、湯田、西郷、上浦、上島内、下島内、上向江、京町、下浦、柳水流、亀沢などで作付ができなかったと考えております。本年度につきましては、堂本水路で取水できるということでありますので、水稲作付ができない地域につきましては、永山、湯田、西郷、上浦、上島内などになると思っております。 ○十三番(西原政文君)  まだまだ作付ができない部分がかなり残るようでありますが、それを作付ができるようにするには、やっぱりそれぞれの代替水源、これが必要だと思うんですが、この代替水源、新水源はどのように進めているかと通告を出しました。新たに新年度で使えるようになる、次年度、来年度使えるようになる水源はあるものか、どこまで調査をしているものかお聞かせください。 ○農林整備課長(寺園久志君)  来年度につきましては、まだ見込みがないところでございます。 ○十三番(西原政文君)  特に一番問題なのが、やっぱり赤子川なんですね。赤子川は、これまで先人たちが切り拓いてかち得た、特に岡元の方々がよく頑張って守ってこられた、そして現在でも水利権は残っていると思うんですが。この赤子川、硫黄山が噴火したことによって白濁したわけなんですけれども、これ以外にも水源があるんですね。これらの調査はしているものか、お聞かせいただきたいと思います。 ○農林整備課長(寺園久志君)  赤子川水系につきましても、代替水源については、ほとんど調査はしておるところでございます。 ○十三番(西原政文君)  今回、硫黄山からのやつが白濁の原因になっているわけなんですけれども、これ以外にもありますよね。  それと韓国から出て、昨日も田口議員もおっしゃっていましたが、キャンプ場を抜ける川がありますね。これらはしっかりと調査がされているんですか。もう本当に現在使っていないこれらをしっかりと調査をする、国に対してもどのように水量があるのか、どういった経路で岡元用水に引き込めるのか、そういった調査はされているんですか。 ○農林整備課長(寺園久志君)  そのような調査は行っているところでございます。 ○十三番(西原政文君)  その調査報告をちょっとしてください。どのような調査結果になっているものか。 ○農林整備課長(寺園久志君)  田口議員が言われましたキャンプ場の前の水路についても、流量調査等はしておりますし、仮の延長等もどれぐらいかかるのかというようなのはですね、考えて調査しております。  あと別に岡元水路に持ってきます作ケ倉川については、十分な調査等をして、仮の事業費等もしておりますし、今年度、詳細設計までいければと思っているところでございます。 ○十三番(西原政文君)  今、作ケ倉川のほうは流量が少ないとおっしゃったから、あれだけでは足りないんですね、恐らく。これは環境省の中で起きている問題であって、国に対してもどのようになっているか、どういう流量があるのか、環境省とは相談されているんですか。そしてそういったところへの依頼はされているのかお聞かせください。 ○農林整備課長(寺園久志君)  流量等は昨年度調査のほうでわかっております。しかし、きのうの田口議員のところでも言いましたが、延長が長いと。まずは国立公園内であるということもありますし、今度、十三キロ程度ひっぱってこないと、岡元水路には入りません。そうすると、今度はもし仮にできた場合であっても、この十三キロの施設に関しては、地元が維持管理していかなければならなくなります。そうすると、相当な地元負担が維持管理に関して出てきます。つくるのはただでできたとしても、今度は維持管理ですね。あと将来に向かって更新のお金も要るでありましょうし、あと修理等のことを考えますと、ちょっと現実的ではないのではないかと思っているところでございます。 ○十三番(西原政文君)  地元負担を求めて設計計画を進めたらだめですよ。今回のこの事態というのは、それは自然災害と言えばそれだけです。それだけのことですが、国の財産、環境省の管理下のもとで起きていて、この分は環境省と相談して、そして赤子川が回復するまでは、責任を持たせるように、そういった交渉をすべきではないのかなと思うんですね。  もう御存じだと思いますけれども、硫黄山からの流れるあの川以外には、まだあれから霧島市方面に向かっても水源があるんですよね。ここらの河川も使えるように、そういった調査が、もう市単独ではなくて、国や県も巻き込んで調査をしっかりすべきではないですか。もう一年たちます。本当に目前の見える、私はこれまで作ケ倉川をとにかく引き込んで岡元用水に入れるべきだと言ってきましたけど、本当に長期的にはそういったことも含めて、国を動かす、そういった対策が、市長、必要だと思うんです。つくって、地元負担経費だけをもう想定している。そんなのではだめですよ。  先ほど冒頭、米づくりの大変な事態を申し上げましたけれども、政府は米はもっと大変な事態にされるんですね。百万トンも、十五万トンもアメリカに押しつけられたら、日本の米はもっと大変になる。米づくりが。ですから農家負担をかけるようなそういった計画は、もうもってのほかです。  ですから、これは国に対してしっかりとした調査をさせるべきではないかと思いますが、市長の御見解をお聞かせください。 ○市長(村岡隆明君)  硫黄山の噴火があって、当然、一番最初にしたのが代替用水の水量調査であったりとか、土改連にお願いをして、測量をしていただいております。もうこれは一年以上前の話でございます。そういったデータは既にえびの市としても把握しておりまして、では、事業をどういった形で進めていくのか。当然、先ほども申し上げましたとおり、そういった代替水を持ってくる改修の工事につきましては、国県市で負担していこうということで、地元の負担はないわけでございますが、今後、将来的な水路の管理につきましては、当然、ほかの用水路と同様に、水路の管理というのは受益者の皆さん方で管理をしていただくことになりますので、当然、受益者の皆様方の御意見、御意向というのが、そこら辺に関しては一番大事になってまいります。  そういったことを現在でも地元の水利者の皆さん方と協議をしながら、それでは、この水系を使っていこうと、そこの管理費はその程度であれば払っていけるので工事を進めていただきたいという確認をいただいて、工事を進めていっておりますので、当然、市としても、国のほうにいろいろなお願いはしていきたいということでありますが、このお願いだけを待っていたら、事業が進みませんので、私たちができることはとにかく頑張っていくと。国にもっといろいろサポートしてもらいたい思いはございますけれども、東京にお願いだけしていても、この一年間お願いだけで終わってしまうということになりますので、私たちができる今の制度の中で、全力を向けて取り組んでいるところが現状でございます。 ○十三番(西原政文君)  市長のその熱意を本当に現実に実行してください。そして水の心配で植えられないような岡元地区、先ほど申されました上島内地区、島内、湯田、西郷、こういったところが本当に安心して、いい水で植えられるように。そのためには、霧島山系の水、これを全てを持ってこれるように。それでどのような形ならキャンプ場を通るあの川がえびの市の農地に持ってこられるのか。この調査だけは環境省とも相談しながらやってください。それはできませんか。 ○市長(村岡隆明君)  そのデータはもう既に出ております。先ほど農林整備課長が言いましたとおり、水量であったりとか、距離であったりとか、そういったこともデータは出ているところでございます。ですから、物理的には使えるということでございますが、その距離であったり、その後の維持管理のことを地元と相談すると、とても事業としては現実ではないということでございますので、既にいろいろ代替水源の確保を進める中で、一つの材料としては、既に検討が終わったというところでございます。 ○十三番(西原政文君)  一通り検討は終わった段階、そうすると、その検討したものは、いつ目に見える形になってくるんですか。見通しを聞かせてください。 ○市長(村岡隆明君)  ですから、現在は岡元水系につきましては、作ケ倉川の取水について、いろいろ測量調査が終わりまして、どれぐらいの経費がかかると。当然、持ってくる経費にかけては、地元のゴーサインが出れば、国県市でそのお金は出すわけでございますが、利水者の皆さん方の今後の維持管理費、そういったことも計算が出てきておりますので、水の量であったり、今後の水路の管理の計算であったり、そういったことを地元にお示しをしながら、実際に作ケ倉川からの水を使うのか、使わないのか。ほかの長谷川、浜川原湧水からの取水等についても、同様な計算をして、どれぐらいの維持管理費がかかる、水量としては年間を通してどれぐらいが提供できる予想がある、そういったことを地元の皆さん方にお示しをし、それぐらいの水量で維持管理費はこれぐらいであれば、では、やろうということなれば、当然、工事そのものは地元の負担なしで工事を進めていく形になるというところでございます。 ○十三番(西原政文君)  それが具体的に早急に立ち上がるように、それともう一つは、維持管理、労働的なものは、これまでも関係者が維持管理はされてきたと思うんですね。しかしその費用負担については、農家はもう耐えられませんので。ですから、管理的な労働的なことは農家の皆さんは一生懸命頑張られるんですよ。ですから、そういったことには、その維持管理という意味では大丈夫だと思うんですが、管理費については、農家が負担があるようでは、これからの米づくりはもうやっていけません。  先ほど冒頭申しましたが、アメリカから十五万トンが、今後八月にいい知らせができるだろうとトランプ氏がツイッターでつぶやきましたので、もうこれは確定しているようですね。ですから、こういったことを前提とするならば、米が一俵当たり二千二百円になるのではないかと、これは農水省の調査です。米の生産量は、一袋六十キロ一万五千一百円、二〇一七年全国平均。一方、アメリカ産米は一俵二千二百円というのは、これは農水省の発表した数字なんですね。  ですから、こういった事態が起きたときに、えびのの米農家というのは、もう限界なんですね。ましてやそれに維持管理費が反当たり幾らなんていうのは、到底耐えられる状況ではないと思うんです。このことは頭に置いて、冒頭からしっかりと対策をとっていただきたい。再度、市長、見解を求めます。 ○市長(村岡隆明君)  現在でも、堂本水系でありましても、堂本井堰の管理に係る管理費につきましては、受益者の皆さん方が負担をして管理をしていただいておりますし、その考え方はやはり広く同じような負担をしていただくという考え方は、私たちも持っておかないと、逆に不公平になると思っております。  ただ、先ほど来、何回も申し上げておりますが、新しい水路の建設であったりとか、そういった部分の財政負担というのは、公費で賄っていきたいと思っているところでございます。 ○十三番(西原政文君)  市長の思いはよく理解できました。ぜひとも、計画段階や、これから計画をするなどと言わずに、もう計画の上っているものは実行に移す、そして調査すべきは急いでする、来年度は新水源から水が来たと言えるような形にしていただきたいと思いますが、耕地課長、その決意のほどを聞かせてください。 ○農林整備課長(寺園久志君)  今、どの程度進んでいるかというのを説明させていただきたいと思います。  まず、白濁地域は三地区で、三水系に分けて対策を進めているわけでございますが、まず、岡元水系について説明させていただきます。  岡元水系につきましては、作ケ倉川からの取水について、既存の利水者と協議し、用水供給について理解をいただいたところです。引き続き、利水関係者やえびの駐屯地、森林管理署などの関係機関と協議を進め、今年度、詳細な測量設計を行いたいと思っております。  新田水系につきましては、新田用水路の水量確保のため、余水吐ゲート三カ所の改修及び中央配水槽の流入口改修工事を行っております。また、浜川原湧水、長谷川からの取水について、流量観測等を行い、送水ルートの検討を進めているところでございます。本年度は新田水路余水吐の流末水路の整備及びバイパス水路の測量設計等を行う計画でございます。  堂本水系でございます。堂本水系につきましては、大丸川の取水ゲートの改修を行っております。また、万が一の水質悪化に備え、堂本水質監視・自動開閉システムの整備を行ったところです。長江川に二カ所、堂本取水口上下流に二カ所、計四カ所の水質計を設置し、水質が悪化した場合には、自動で取水ゲートが閉まり、水路内に流れ込まないようにしております。今年度は、柳水流地区の用水路や堂本の付帯工事を行う予定でございます。 ○十三番(西原政文君)  わかりました。ぜひこれからも大変かと思いますけれども、初めての事態が起きていますから対応が大変かと思うんですが、ぜひとも頑張って、もうここぞとばかりに誇りを持って頑張っていただきたいと思います。  先ほど私は「耕地課長」と申しましたが、「農林整備課長」に訂正をさせてください。  それと、堂本新田用水についてでありますが、これが本当に機能すればいいがなと思って心配しているんですけれども。今回、この白濁によって作付をしなかったこの原因というのは、ペーハーだけの問題ではなかったと思うんですが、このペーハーでないもう一つの問題などは、どのように解決されるものか。今回のセンサーでそれは検知するんでしょうかね。 ○農林整備課長(寺園久志君)  今回問題になりましたヒ素等の数値でございますが、このセンサーでは直接はかることができませんので、まずペーハーで四・七以下になった場合は取水をとめると。それと電気伝導度といいまして、ECといいますが、これが三十という数値をもって、それ以上になった場合は下流のほうに有害物質が入ってくるおそれがあるということで、自動で閉まるという設定で、このシステムを開発しております。 ○十三番(西原政文君)  ぜひ誤動作がないように、また、それが的確に対応ができるように注視していただきたいし、見落としがないように、システム上もきちっと点検をしていただきたいと思います。  次に、農家の支援というのは、もう言っておきましたが、もうこれ以上は大変でしょうからいいですけれども。  次に、産業団地と企業誘致についての問題でちょっとお尋ねしますけれども、まだ、いまだに新しい問い合わせはないということが、先日、同僚議員の質問の中でありましたけれども、本当に私はこの産業団地、工業団地というのは憂慮しています。議会でお認めいただきましたから進められると思いますけれども。ところが、これをつくる以上は総力を挙げて、本当に企業誘致をしなければならないとは思います。  しかし、私は来れば何でもいいという問題ではないと思うんですね。さきに大型商業施設が来たときには、私から見るならば、飛びついたように喜ばれたように感じておりましたけれども、そういったものでは決して市民のためにはならない。これまでも言ってきましたけれども、夜、こうこうと電気だけがついている、まちの商業者やそういった方々の経営が脅かされる。そういった大型商業施設のようなものでは、仮に埋まって土地代だけは回収できても、本来の企業誘致にはならないのではないかなと思います。  労働集約的な企業を持ってこられるなら、ああ、よかったなと私も言えると思うんですが、さきの大型商業施設のようなものでは、そういった心配は消え去りません。これらについての現状を、ぜひとも聞かせていただきたい。  あわせて物流を拠点の企業をといいますけれども、これらもさほど市長や市民の皆様が願っているような働く場の確保にはならないと思います。これらもあわせて市長の思いを聞かせてください。 ○市長(村岡隆明君)  企業立地の現状につきましては、物流関連企業等を中心に企業立地活動を行うとともに、それ以外の業種の企業に対しても、幅を広げながら誘致活動を行っております。五月の臨時会におきまして、産業団地関連予算を可決いただきましたので、これまで協議を行ってきた進出が有力な企業には、産業団地造成が確実になったことをお伝えし、今後の造成スケジュールや完成時期等をお伝えしているところでございます。  また、既に立地活動で使用する新たなパンフレットを発注し、五月臨時会での議決を受けて、現在、内容の追加や校正作業を行っているところでございます。このパンフレットにより、これまで企業訪問を行ってきた企業、協会、団体などの皆さんに対しても、改めて情報提供を行っていくとともに、必要に応じて企業訪問を実施していく考えでございます。 ○十三番(西原政文君)  これまでオファーのあったところには、もう連絡をしたということで、つくる以上は、これは失敗させてはならないんですね。これを造成し、売却を終わっても、四億円、五億円という手出しをした上での事業ですから、これらを子どもたちに、若者たちに負わせるわけにはいきません。本来は今からでも立ちどまる勇気も必要だったと思うんですが、もうそれもできないでしょう。ですから、その決意だけは本当に市民が望むような事業所が来れるように頑張っていただきたいと思います。  次に、幾つか企業誘致問題などで出しておりますけれども、現在の事業所の状況、また、京町温泉と旅館の現状について、パーミス跡地、この問題があります。九州パーミス跡地については、先日、議論がなされたようで。 ○議長(上原康雄君)  西原議員、ちょっとマイクに近づいて。ちょっと聞こえないので。 ○十三番(西原政文君)  二番目のえびの市内の指定企業について調査を求むということで出しておきましたが、これは報告できるものがありますか。 ○企業立地課長(松葉洋之君)  現在、操業している事業所の状況は把握しているかという御質問でございますので、市内の指定企業二十社について、雇用状況等について把握をいたしているところでございます。 ○十三番(西原政文君)  わかりました。調査をしたということで、詳細については、後ほど、定例会終了後、お尋ねしに行きますので、いただきたいと思います。  九州パーミス跡地については、先日議論されたようですので、よしとします。
     次に、京町温泉旅館の現状についてですが、これらが今大変な状況だろうと思うんです、ここもですね。これらについては、どのような施策を今後とられようとしているものかお聞かせください。 ○市長(村岡隆明君)  京町温泉の入り込み客数は、平成二十九年度の約十一万人から平成三十年度は約九万人と減少しているところでございます。昨年度の硫黄山噴火の際にも、風評被害による消費の低迷等が懸念されましたので、宿泊助成やイベントを実施し、誘客に向けた取り組みを行ったところでございます。  私どもも、えびのの財産、大きな観光財産でもございますので、観光協会とともに新たな魅力創出の事業であったりとか、ことしから始めました小規模事業者持続化支援補助金、既に申請も上がってきているようでございますけれども、こういったものを有効活用していただいて、さらなる魅力を発信していただきたいと思っているところでございます。 ○十三番(西原政文君)  わかりました。ぜひ、やっぱり十一万人であったものが九万人まで下がるというのは、本当に大変な事態かなと思います。これからも京町温泉へ、旅館へ、ホテルへ、温泉においでいただく方々をふやすような施策を、これからもぜひとも取り組んでいただきたいし、また提案もしてまいりたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。  次に、六次産業化推進事業についてと言いましたが、えびの市内で生産から加工まで販売までできるような、こういった事業というのは、どこまできているものかお聞かせください。 ○畜産農政課長(米倉健一君)  現在、相談会について、普及センター、そうしてまた農業振興公社の中にありますみやざき六次産業化サポートセンターと連携して、定期的に開催しており、相談内容によっては専門家であります六次産業化プランナーを招聘して、一緒に事業化の検討も行っているところでございます。昨年度におきましては、一経営体が六次産業化地産地消法に基づく事業化の認定を受けまして、商品化まで至っているところでございます。今年度につきましても、二経営体が同計画認定に向けまして事業計画を策定中でございます。 ○十三番(西原政文君)  今、着々と進んでいるんでしょうかね。ぜひそういった支援体制も強めていただきたいと思います。  それと、次に、住宅リフォーム事業の、この利用状況と利用された方々の状況など、ちょっと報告をしてください。 ○観光商工課長(白地浩二君)  住宅リフォーム事業の平成三十年度の実績を申し上げますと、予算五百万円で、昨年五月と九月に募集をしまして、交付件数三十七件、補助金交付総額は四百九十八万六千円となっております。工事の施工業者数も二十八事業者となりまして、地元事業者の利用促進におきまして、十分な成果が出ていると考えておるところでございます。  今年度、令和元年度の前期受付今、予算は五百万円でございまして、前期の予算枠を三百万円、後期の九月を二百万円と考えておりまして、五月は三百万円ということで開始しまして、現在、申請件数が二十一件、申請額が三百万円のうち二百八十二万八千円ということになっております。今年度も継続して、市民や地元の事業者の支援を図ってまいりたいと考えているところでございます。 ○十三番(西原政文君)  申込件数というか、申し込んだ方は全員これが助成が受けられたものですか。 ○観光商工課長(白地浩二君)  基本的に受け付け順に、先着順に申し込みをしていただきまして、それで交付決定をしているような状況でございます。  申請されて、基本、その要件がございますので、それで申請されている件については、交付決定ということになっているような状況でございます。 ○十三番(西原政文君)  私が言うのは、ちょっと五百万円に予算を半分に落とされたから、申込者数でこれを利用できなかった方がいるのではないかなと思うんですけれども、そこら辺はどうだったですか。 ○観光商工課長(白地浩二君)  申し込み受け付け順になっておりますので、その枠内に若干その後申請というか問い合わせのあった件数は若干あるということになっております。 ○十三番(西原政文君)  ぜひ申し込んで使えないとかというのがないように、一つは予算がもう一遍、市長、やっぱり大好評で本当に地元の業者育成になっているし、また、利用される方々への援助にもなりますので、これは市長、また、予算をもとに戻すべきではないかなと思います。市長のお考えをお聞かせください。 ○市長(村岡隆明君)  住宅リフォームを予算を半減したときにも御説明しておりますが、住宅リフォーム一千万円の事業で進めてる時期もございましたけれども、現在は予算が五百万円ということで、その理由としては、当初なかった空き家バンク活用事業の補助金であったりとか、Uターン住宅改修等定住促進支援金、住宅取得定住促進支援金、農家民泊施設整備事業補助金、こういったものでかなりの予算を組んで住宅改修の予算を別枠で組んでおりますので、もともとの目的である地元業者の支援ということには、これまで以上に成果としては出てきていると思っております。 ○十三番(西原政文君)  確かにそういった予算も組まれて、非常にいいことだなと思っているんですが。一つは、これはやっぱり望んでおられるんだけれども、申し込んでももうなかっただとか、もう枠が残ってなかったっていう声を聞くものですから、ぜひそれをやっていただきたいと思いますので、これらについては、今後、また提案をしていきますので、ぜひお願いしたいと思います。  次に、福祉政策についてお尋ねしますが、貧困対策、また子育て支援についてということで言うのですが、新たな施策が新年度はどのようなものが動いているものか、どこまで進んできたか、結果を教えてください。 ○健康保険課長(原田和紀君)  出産前の支援についてお答えをいたします。母子保健に関する支援につきましては、従来の母子健康包括支援センターを中心に、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援を行っているところでございます。新しい取り組みといたしましては、これまで出産支援金ということで一律二万円を交通費助成という意味合いで助成をいたしておりましたが、これを利便性の向上と拡充を図りまして、妊産婦支援金五万円ということで四月から取り組んでいるところでございます。 ○十三番(西原政文君)  次に、健康保険と介護保険についてということで通告しておりますが、よく本当に行けば先々で健康保険税が高いと、業者の方々や農家の方から聞きます。この対策は、どうしたものだろうと。やっぱりもう国の制度上、仕方ないと言えばそれだけなんですが、行政としてはどうあるべきなのか。なぜ国保だけが高い高いと言われるようになっているのか。他の健康保険制度と違う制度ですので、これは本当に行政が手助けする以外にないと思うんですね。  市長にも健康保険税の高いという声は届いていると思うんですが、市長はこれらについて、今後どうしたらいいとお考えか、お聞かせください。 ○市長(村岡隆明君)  えびの市の一人当たりの医療費が県内でも高い状況にあります。この医療費を抑制することが重要課題であると認識をいたしております。  国民健康保険税は、医療費によって大きく影響が出てまいります。被保険者が特定健康診査の受診により早期発見、早期治療、重症化予防等を図り健康寿命を延ばすことで、医療費の抑制が図られるとともに、税の負担軽減につながるものと考えておりますので、こういった政策を進めていきたいと思っております。 ○十三番(西原政文君)  もう本当に国保が高い国保が高いと、これはもう悲鳴ですね、回ってみると。もう当然市長にも、また今回、限度額を一万円引き上げましたから、これでまた、もう私自身も引き上がるわけですけれども、こういった思いをしている方々が農家や中小業者、お店屋さんたち、大工、職人さんたちを直撃するんですね。  ですから、本当に他の保険との違いを、負担割合を把握しているかと言いましたけれども、国が出すもの、それと企業が出すもの、本人との折半のものというふうにあるわけですけれども、そういった中で、国保だけが本当に高い負担割合になっているわけですね。ですから、ここらへの援助は、もう行政がするしかない。  ですから、私は国に対して負担割合をもとに戻せということを言ってきたわけですが。当初は五〇%近い国の繰り出しがあったと思うんですけれども、交付金があったと思うんですけれども、今ではそれが二四%ぐらいまで下がっているんですね。ですから、ここらをやっぱりもとに戻すように、国に対してやっぱり声を上げてくださいって市長に言いましたけれども、市長はなかなかそれには元気のいい声は出てきませんでしたが。これからも、そういった機会あるごとに、そういった声を国に対して述べてもらいたい。そしてあわせてえびの市においては、引き下げのための努力を再度していただきたいと思います。市長の決意を聞かせください。 ○市長(村岡隆明君)  毎回この答弁をさせていただいているんですけれども、毎年、宮崎県市長会で国に対し、さらなる国庫負担金の引き上げなど国保の財政基盤の強化を図るよう要望をし続けておるところでございます。  市といたしましても、保険税の収納率の向上対策に努め、特定健康診査、特定保健指導など、しっかり取り組んでいくことで、将来の医療費抑制につなげていきたいと思っております。 ○十三番(西原政文君)  ぜひ市長会やそういった機会あるごとにそういった声を上げてやっていただきたい。そして一般会計からの繰り出しや基金を使いながら、本当に一万円引き上げた分、もう一遍一万円引き下げる、そういったことを実現していただきたいと思います。  次に、土木行政についてお尋ねしますが、この生活道路の整備について、また農道の整備と管理についてということで出しておりますけれども、今、えびの市はもう本当に、以前は限界集落という言葉がはやっていたぐらいえびの市もそういう状況が進んできています。もう地元だけの維持管理ではきかないところまで来ている。  ですから、こういったところの整備を、市道の場合は建設課がするけれども、農道や里道になったら地元でやってもらわないけないと言われるんですが、もうこれができなくなってくるのではないかなと思います。  ですから、これらを行政としても、農林整備課にも担当が違うと、道路によって担当が違うといいますけれども、農林整備課の中にもそういった作業班をやっぱりつくって、今、建設課はそういう作業班を持っておられるようですけれども、その作業班を充実して、建設課や農林整備課でも一緒にできるようにしていかないと、本当にそれぞれもう追いつかなくなっていますので、そういった体制が必要ではないでしょうかね、市長、見解を求めます。 ○市長(村岡隆明君)  道路に関しましては、市道の延長も毎年伸びてきておりますし、将来、ずっと管理をしていかなければいけない市道であったり、農道に関しましても市民の皆さん方の利活用に期しております。現在は、原材料支給というところで、ほとんどの皆さん方が地元の労働力を使っていただいて、えびのの原材料支給等を活用して農道の整備、自分たちの道路の整備等をしていただいておるところでございますが、中にはなかなか地元での対応が難しいという地域も出てきていることも伺っておりますので、そこら辺の対応を、また新たな全体的なルールもございますので、考えていきたいと思っております。 ○十三番(西原政文君)  もう本当に、まだ今のところは間に合っているというところも多いのですが、だんだんだんだんとこれが追いつかなくなってきている。ですから、そういった作業班の充実も必要ではないかなと。  ですから、なかなか日常使っているけども、朝晩使うんだけれども、これが農道になっているというのがあちこちあって、これがなかなか整備が進まない。材料支給だけでは追いつかないところがありますので、ぜひそこらは建設課も農林整備課と協力しながら、ぜひ進めていただきたい。  それと今後とも、ぜひそういった形でやっていただいて、機構というか、そういう作業隊の充実を求めて、私の一般質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。 ○議長(上原康雄君)  しばらく休憩いたします。                     休憩 午後 二時 十一分                     開議 午後 二時二十五分 ○議長(上原康雄君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、六番遠目塚文美議員の発言を許します。遠目塚文美議員。 ○六番(遠目塚文美君)  お疲れさまでございます。令和元年度今期定例会最後の一般質問となります。終わりよければ全てよしと申しますので、ぜひ前向きな御答弁、また明るい御答弁などいただけますと大変うれしく存じます。  さて、今年度は、今回の定例会は令和元年という新たな元号で迎えました。私ごとではありますが、今、手話を習っておりまして、実は手話もしっかりと元号が決まっております。「令和」といいますのは、胸元から花が開く、「レ、イ、ワ」とゆっくりと花を開かせる、令和の語源になったその言葉どおりに花をモチーフに、花をイメージした手話が制定されたということです。花のつぼみが緩やかに開き、やがて花弁が輪となった指先から、ふくよかな香りを放ち、なごみゆくさまをあらわしているということです。ぜひきょうこの議場にいらっしゃる方、「令和」という一言ではありますが、手話を使って手話を話される方と一緒に手話をすることが、また心を通じるきっかけになるのではないかなと思いましたので紹介させていただきました。  では、通告に従いましてお聞きしてまいります。初めに、子育て支援、教育についてお尋ねいたします。  大きな項目で、安全確保についてお尋ねをいたします。  記憶に新しいところでありますが、滋賀県大津市で、大変痛ましい幼い子どもが命を奪われる事故が起きました。その後、えびの市としても実施をされていらっしゃる現地調査などあるかと思いますが、まず、市長から何か担当課へと指令等を出されたものかお尋ねをいたします。 ○市長(村岡隆明君)  この事故を受けまして、担当者のほうに指示をしたときには、担当のほうも既にそういった必要性を感じておりましたので、調査等を行っておりますので、調査の中身につきましては、福祉事務所長をして答弁をいたさせます。 ○福祉事務所長(萩原博幸君)  今、議員の発言にもございましたように、いろいろな大きな事故が起きております。最近、子どもが犠牲となる悲しい事故が続いておりまして、我々は、心を痛めているところでございますが。  この事故を受けまして、市といたしましても、保育園などの園長会で、散歩コースの危険箇所がないかの確認をいたしたところでございます。その結果、上江保育園近くのカーブミラーが見えづらく危険とのことで、建設課に協力を依頼し、対応をしてもらったところでございます。  ほかの園につきましては、危険箇所の報告はなかったというところでございました。 ○六番(遠目塚文美君)  その場で報告はなかったかもしれませんが、実際に保育士の方と一緒に各園の園長先生や、また主任の先生、また担当課となります福祉事務所の職員の皆さん、また警察の方など同行されて現場を歩かれたことはありますでしょうか。 ○福祉事務所長(萩原博幸君)  一緒になっての現場のほうの確認はいたしていないところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  市長、これは要望でございます。先ほどの園長会では、危険な箇所という要望はなかったということではありますが、実際に歩くことで気づくこともあるかもしれません。よく教育長が、小学校、中学校は通学路をしっかり歩いて点検をされる機会を設けていらっしゃるということを発言されていらっしゃるかと思います。ぜひ幼稚園、保育園、先生方はしっかりと安全を確保した上でお散歩コースを決めていらっしゃいます。だからこそ、一緒に歩き、またその場で出てくる要望にこたえていただけると大変ありがたいかなと思いますが、市長、いかがお考えでしょうか。 ○市長(村岡隆明君)  現時点では、園長会のほうで危険な場所はないという報告になっておりますけれども、うちの技師であったりとか、当然安全なルートで散歩をされていると思いますけれども、どういったルートを散歩ルートに使っていらっしゃるのか、改めてこちらのほうでも確認をさせていただいて、現地調査の必要等があればさせていただきたいと思います。 ○六番(遠目塚文美君)  この事故を受けてすぐに副市長にお伝えを申し上げましたが、できれば、市のエンブレム、市章を掲げる車、市の所有する車が通る際には、子どもたちを見かけたときには減速をしたり、また、横断歩道でとまるのは当たり前ですが、交通ルールをしっかりと守る徹底をいただきたいということを申し上げました。すぐに副市長からは、全職員に対してお伝えをしますということでお伝えをいただいているかと私は信じております。ぜひいま一度、市長のほうからもそのようにお伝えをいただけると大変助かります。  次に移ります。次に、歩道の整備についてお尋ねをいたします。大きく二カ所お尋ねをしたいのですが、一カ所目は、三月の定例会でも少し話題に上っておりましたが、飯野駅前地区の県道についてです。この県道は、景観路線からの除外となって、街路樹またツツジも全て撤去され、これによりまして、シニアカーに乗っていらっしゃる方は安全に通行できるということでメリットもあるかもしれませんが、その後、起きた他県のこの大きな交通事故では、やはり歩道の安全性という意味では、今まであったツツジももしかするとこれまで車が突っ込むことを防止するための安全柵になっていたかもしれません。そういった意味では、しっかりと安全対策をする必要もあるかと思いますが、いかがお考えでしょうか。 ○建設課長(森 隆秀君)  県道えびの飯野停車場線の歩道は、植栽帯と側溝もあり、有効幅員は狭いところで六十五センチ程度と狭く、歩道利用者の安全確保の問題もあり、植栽帯の維持管理を効率化、統合的な観点から撤去されたものと、小林土木事務所から伺っているところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  では、その後、お話し合いなどもされて、また地元の自治会長なども含めての協議もなされたということですが、その協議を受けて、あの歩道についてどのような県の考えというのが示されたものか、お示しをいただいてよろしいですか。 ○建設課長(森 隆秀君)  四月十二日に小林土木事務所と各自治会の会長たちと協議をいたしました。その中で、やはり歩道が狭いところで六十五センチ程度ということで、通行者の安全の幅員を確保するということで、植栽帯の撤去をするということで決定がなされたところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  ぜひまた現場を見ていただき、あのあたりも子どもたちが通る通学路になっていますので、危険等あった際には、事故にならないような形の対策を事前にとるべきかと思っております。市長、どのようにお考えでしょうか。 ○市長(村岡隆明君)  なかなか道路の全体的な安全確保、当然、車道と歩道の隔離であったりとか、歩道の高さの問題であったり、安全の確保は当然進めていかなければならないと思っておりますが、全ての道路の安全、完全な安全確保というのはなかなかハード面だけではカバーできませんので、これまでも通学路を中心に安全点検をしておりますが、特にそういう子どもたちが利用するような道路等については、特段の配慮を今後ともしていく必要があろうと思っております。 ○六番(遠目塚文美君)  それでは、もう一点、国道についてお尋ねをいたします。  以前も飯野地区の国道二二一号線、ちょうど私の実家などから学校に通う通学路にはなるんですが、あのあたりの通学路の整備というものを、今の上原議長も議長になられる前、一般質問等でも再三にわたり質問をされていらっしゃいました。この国道につきましても、何か改修計画等、上っているものか、いないものか、お示しをいただければ幸いです。 ○建設課長(森 隆秀君)  この歩道につきましては、交付金事業で令和元年度に調査設計を行うと伺っております。場所については、麓橋の入り口ぐらいからグリーンセンター付近までの位置になっているところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  大変うれしい報告をいただきました。つい先日も、ちょうどその切れ目となるグリーンセンターのあたりで、中学生が、自転車に乗っていた子どもが、車を避けようとしましてフェンスに突っ込んで倒れてしまった事故といったら事故なんですけれども、そういったけがをした事例も私が目の前で見てしまいました。大変大きな事故にならなかったことが幸いではありましたが、その後すぐに学校教育課に確認をいただきまして、全校には交通安全の徹底というところを周知いただきました。ありがとうございます。  ぜひ、子どもの安全対策のためには、こういった整備というのはなかなか進捗するのは難しいこともあるかもしれませんが、必要性は誰しも感じているところかと思います。教育長、通学路のことでございますので、教育長としての見解をお示しをいただきたいと思います。 ○教育長(萩原和範君)  特にえびの市におきましては、安全対策、交通、そういった通学路を含めた会議をしております。ここには土木事務所、警察、うちの建設課、校長、そして各学校、危険場所、そういった場所については、本当にその場に行って、そして歩いて、見て、そしてそこを、例えばここは国道である、土木事務所がいつまでに直していくか、そこまで徹底をえびの市はやっているところでございます。そういった危険場所といいますか、そういったところのものにつきましては、もう以前と比べますと、相当よくなってきているところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  力強い教育長の御意志を確認させていただきました。  では、次に、同じく学校環境についてお尋ねいたしますが、学校の防犯対策についてと記載させていただいております。この件は、池田小学校の殺傷事件がありました。これを受けて国としては学校施設においての防犯整備、拡充、徹底というものが通告をされているかと存じます。  私ごとといいますか、自分の地元だけのお話になってしまって恐縮ではありますが、飯野小学校を例にたとえますと、飯野小学校は四つの校門がございます。ほぼほぼ多くの方が通るのは正面玄関になりますが、そのほかの校門につきましては、そのまま誰でも自由にといいましたらそうなってしまいますが、特に何か防犯対策をされているようには思いませんが、何か防犯対策をされていらっしゃるのであればお示しをいただきたいと思います。 ○教育長(萩原和範君)  防犯対策につきましては、まず今言われました飯野小学校をたとえますと、例えば北門ですね、ここにつきましての外からの侵入を防ぐために、向こうの廊下のほうは全てかぎをかけている状況でございます。  また、特に今、生徒指導主事という部会を設置しまして、今回、いろいろな事案が出てきております。その中で、今、殺傷事件とか、あるいはきのうもあるところで、きょう、そういった刃物を持って、まだ逃走中といったこと等々、今、非常に物騒な世の中になってきております。生徒指導部会で各学校、生徒指導主事というのがいまして、その集めた中で、特に今言われます飯野小学校のそこのところ、それと岡元小、ここは通りすがりが非常に多い、そしてすぐ逃げるといいますか、そういったこと等がございます。そういったところ、まずこの二カ所に防犯カメラといいますか、そういった類いの防犯になるということ等で、今、試験的にといいますか、夏までには、その二校がまず裏門といいますか、そういったところにまずつけて、そして来年度から、防犯対策としては、そういった機器を利用し、そして不審者とか、あるいはいろいろな犯罪とか未然防止もできるのではないかといったこと等で、今、話し合いはしているところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  今の説明を聞いて保護者の方々は大変胸をなでおろしていらっしゃる方も多いかもしれません。一たん学校に子どもを送り出すと、保護者の方はやはり学校の中で安全に過ごしているのではないかと、そういった思いで送り出していらっしゃるかと思います。ぜひ今回のモデルケースというところで実証実験ということでございますので、これが全域、また費用はかかることではありますが、子どもの命にはかえられませんので、市長も前向きに、また取り組んでいただけますことを願っております。  次に、これも飯野小学校のことで大変恐縮ではありますが、飯野小学校の運動場、トラックに、ひもという言い方でいいかわかりませんが、トラックの線をつくるためのひもが常時設置してあります。このトラックのひもにひっかかって転んでけがをしたという声が結構耳に入ってきております。できることなら取り外していただきたいという声もありましたが、この件につきまして、何か対応されたものか、お示しをお願いいたします。 ○教育長(萩原和範君)  えびの市内の小・中学校学におきましては、五校ひもをしているところでございます。これは運動会やら体育大会のものではなく、日ごろの授業で使うものでございます。多分、今、言われたこと等につきましては、スポーツ少年団等の、例えばサッカーとか、あるいは野球とか、そういったところでの事故で、ひっかかったとかいうのではないかなということでございます。学校のほうは毎回点検をやっております。  そういったスポーツ少年団、外部の方々との指導が、今、十分できてなかったから、そういった事故等が、前もって使う前には点検をするといったこと等の指導が徹底されてなかったものと思っております。だから、これも二十数年からもう全ての小学校、岡元小を除く全ての小学校はもう既にほとんどの、県内つけておりますし、安全点検をすればいいわけでございますので、毎回毎回の授業でまたひっぱったり、またし直したり、もうここだけでも相当な時間がかかります。そういう時間等を避けるために、そういったひもを各学校しているという状況でございます。  大きな大会等をスポーツ少年団が貸してくれということであるならば、以前は、今もそうなんですけれど、その大会運営者のほうが外して、またもとどおりにして返すというスタイルをとっているところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  教育長のおっしゃるように、学校が終わってからの部活動、クラブ、スポーツクラブの際にけがをしているということを私も聞いております。連携がなかなかとれていなかったということで、今、お答えをいただきましたので、ぜひそのあたり、けがをしてしまうというのは余りよろしくないですので、徹底していただきまして、もう一度確認、連携等を図っていただければよろしいかと思っております。  では、次に、安心の確保についてお尋ねをいたします。  学校のトイレ改修は、これまでは洋式トイレに変えていただけないですか、もしくは多目的トイレを設置していただけないですかと、これまでも要望してまいりましたが、今回は少し違います。小学校一年生の壁というものがありますが、その壁の中の一つとして、トイレに行けないということも懸念されているかと思います。これまでは、保育園、幼稚園等で新しい比較的明るいトイレに行っていた子どもたちが、小学校のトイレになった途端、急におにいちゃん、おねえちゃんのトイレになりまして、先日も学校を拝見させていただきましたが、大変暗く、また子どもたちが暗い、怖いと、その恐怖心からトイレに行くのを我慢するという子どもが出てきているとお聞きをしております。  先日、これも飯野小学校にはなりますが、飯野小学校では、先生方が話し合いをされまして、そういった子どもへの対応というのも配慮されていらっしゃるという報告はお聞きをしております。  ただし、このトイレにつきましては、毎年毎年このように子どもたちがやはり怖がってトイレに行けないというのは健康上もよろしくないと思いますので、せめて低学年、一年生、二年生のトイレは壁の色をピンクとか青とか、ちょっと明るめな色にしたり、あと、トイレの板といいますか、個室もかなりちょっとはげたりとか大人が見てもちょっと怖いなという感じがするようなトイレになっていますので、ぜひ一度確認をしていただき、せめて低学年のトイレは明るい雰囲気に改修をしていただきたいと思いますが、この件につきましては、まず教育長、いかがお考えでしょうか。 ○教育長(萩原和範君)  学校施設の改修につきましては、現在、もう六月におかげさまで空調関係を全て終わったところでございます。七月からはもう全て空調関係整いましたので、子どもたち、環境がばっちりではないかと、これ以上にまた学力も上がっていくだろうし、豊かな心に成長していくだろうと期待しているところでございます。  そういったことで、空調関係が終わりました。そして次は耐震の外壁、こちらのほうに改修をします。そしてプール改修と、これが終わり次第、これが二、三年かかります。そしてそれぞれの古い、そういったところについての大規模補修を順次していく計画でございます。  今、御指摘の飯野小学校のトイレにつきましても、四、五年前でしたかね、半分以上は洋式化全て終わっております。ただし、今、言われるように、そういった子どもが余り暗くて行けないとか、あるいはそういったこと等があるということ等も聞きましたので、学校長のほうに相談いたしまして、自分たちでできる、特に飯野小学校は、おやじの会ということで、非常に協力的な団体もございます。例えば台風やら来たら、もう終わったらもうおやじの会が駆けつけて、十人ぐらい来られます。そうしたらもう次の朝は、もうきれいに子どもが登校できる状況になっております。そういった非常にPTAとの連携がよくできておりますので、そういったおやじの会のほうに頼んだところでございます。  だから、原材料で済む、自分たちのところは自分の学校はまずそういう、あった場合は自分たちでまずはやって、そしてきれいな、子どもが行きやすい、そういったトイレ改修というのを、やはり今後も続けてほしいなという気がします。  そしてそれでもできない場合については、多額の予算がある場合には、そういった教育委員会のほうにということで、今回もしてまいったところでございます。  だから、あと何年か待ったら全て上江中学校にございますフリーバリアというのですか、ああいった感じに全てなっていくだろうと思います。 ○六番(遠目塚文美君)  私もこのおやじの会の存在というものはしっかりと存じております。勝手にすることはなかなかできないのかなと、ただしそのように協力的な親御さんがいらっしゃり、かつ、それが子どもたちが過ごしやすい環境につながるのであれば、ぜひどんどんと許可を出していただきまして、できることは親御さんが、そのことによって、また学校にも愛着がわいてくるのかなとも思っております。大変ありがたい答弁をいただきました。これで安心してトイレに行ける子どもがふえてくるのかなと思うと大変うれしく思います。  次に、小学校、中学校に特別支援クラスを利用していらっしゃる障がいのある子どもさんがいらっしゃるかと思います。市内のおきましては、西諸広域での運動会や、また市内の全小学校、中学校の交流会、また勉強会など、大変充実したプログラム、事業等を実施されており、私も御縁がありまして、何回か参加させていただいて、大変日ごろ勉強させていただいております。  その中で、障がいのある子どもさんの保護者の方から意見が出ましたのが、やはり私たちが先立ったとき、残された子どもがどうやって生活をしていけるのか不安で仕方がないと。今、自分が元気なうちに財産管理等に関しての勉強会をぜひこういった機会に開催をしていただきたいという要望を数年前から行っていらっしゃるということです。なかなか実現に至っていないということで、先日もそのようなお話をされていらっしゃいました。  既にこの件に関しましては、きっと教育長、また担当課には話が上ってきているかと思いますが、この件に関しましては、どのようなお考えをお持ちか、お示しをお願いいたします。 ○教育長(萩原和範君)  この特別支援教育研究会というのは、これはえびの市特有のものでございます。他の市町村にもございません。そういった障がいがある、そしてそういった研修、親のほうにも研修していただくという意味で、この研究会を立ち上げて、そして勉強会というそのテーマも、親の希望があるものを中心にしています。だから、今回もこういうのがあったがということで、そこの指導しています先生のほうに尋ねてみたら、いや、そういうのは聞いていないと。多分行き違いだろうということですので、そういったテーマにすることはできますので、どんどんどんどん要望を出されて、そしてそこで来年度、あるいは本年度も、まだ間に合いますので、言っていただければありがたいと思っております。これはもう親の勉強会ですので、そういったテーマをぜひ設けていただければありがたいと思っております。 ○六番(遠目塚文美君)  少し行き違いがあるようですが、私はしっかりとその懇談会の中で、保護者の方から出た意見ということでお伝えをさせていただきました。その場にいらっしゃった先生方もおられましたので、その先生から上に上がっていないということで、私、今、理解したんですが、そのようなことでよろしかったですか。それとも、この件に関してはしっかり意見が上っているということで理解してよろしいでしょうか。 ○教育長(萩原和範君)  会長のほうにも確認しましたけど、会長のほうも、これは学校長なんですけど、飯野小学校の。聞いていないということでございましたので、行き違いがあっただろうと思います。こっち立てればあっち立たず、そういう意味ではないかなと思いますので、今後しっかりと運営をしていただきたいというような指導等もしていきたいと思っております。 ○六番(遠目塚文美君)  では、この件に関しましては、ぜひ私のほうも保護者の方に、もう一度今の教育長のお話をお伝えしまして、要望として上げていただくように、そのようにお伝えをさせていただきたいと思います。  では、次に、学校における性教育についてお尋ねをいたします。  現在、いろいろなリテラシーという言葉が飛び交っておりますが、ヘルスリテラシーというものが高い女性ほど仕事のパフォーマンスが高いという結果が出ているということを、私、先日お聞きしております。女性の体といいますのは、男性にはわからないかもしれませんが、大変ナイーブなものでございます。特に月経が始まりますと、女性は一カ月の中でも女性ホルモンの変化によりさまざまな症状があらわれてきます。今回、性教育というところで限定してお尋ねをさせていただきますが、現在、まずは学校における性教育はどのように実施をされているのかお尋ねをいたします。 ○教育長(萩原和範君)  学校におきましては、学級活動や保健の時間に性教育を実施しておるわけでございます。以前に比べますと、性感染症や性に関する情報、内容が幅広く、また、より深くなってきております。
    ○六番(遠目塚文美君)  二〇一八年七月には、文部科学省より高等学校に関しての学習指導要領の中に、生涯を通じる健康というところで、性教育というのをしっかりと落とし込むということも記載され、また中学校の教育の中にもそのように要綱の中に定められているかと思います。  今、教育長がおっしゃったように、大変中身の濃い内容になってきていますので、現場の先生にそこまでの指導ができるのかという不安視をされているという声がある中で、先日、女性議員の集まりがあった中で、ほかの自治体ではありましたが、その自治体の中に、保健師または助産師がいらっしゃるかと思います。その保健師、助産師、専門職の方が学校に出向き、性教育についてしっかりとした知識を子どもたちに学んでもらう、そういった場を設けているということでありました。  今、教育長がおっしゃったように、先生方にこの専門的なことを教えてもらうというのは、大変負担もあり、難しいところがあるかと思いますが、保健師、助産師の方であれば、市役所内にもいらっしゃいますし、ぜひそのような専門職の方を使っていただき、正しい性教育というものを学校で行っていただきたいと思いますが、いかがお考えでしょうか。 ○教育長(萩原和範君)  そういった件につきましては、もう既に十数年前からえびの市の養護教諭部会のほうが非常に研究いたしまして、手づくりのいろいろなものをつくって、そしてそういった性教育に関することについてはTTで、担任と養教というぐあいにして、この性教育については勉強もさせております。  今、言われたような、助産師会、これ中学校ではえびの市のほうも宮崎県助産師会による講話、あるいはうちは近くに黒木先生がおられます。あの方が産婦人科によりまして、思春期外来の紹介、あるいは月経の異常や治療に関する内容などについても、既にえびの市はやっているところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  先にそのお話をお聞きしたかったところでありますが、教育長、では、女性の生理痛について、月経痛について、しっかりとこの性教育の中で、ただの怠慢、ずる休みというものではなく、生理痛というものは体の異変をあらわしているものだ、安易に考えてはいけないということをしっかりと落とし込んでいただきたい。今回はそのことを強く申し上げたいと思いますが、教育長、どのようにお考えでしょうか。 ○教育長(萩原和範君)  もう今はそういった世の中ではございません。先生たちも、きょうはあしたはもう痛くなるから、もう休むといった、もう先生たちもそういった教育で受けられてきた方がほとんどでございます。そういう意味からも、男性教諭、そして担任、そういった方等もそういったものについては、もう既にわかっていますし、そして身近に感じていますし、そういった指導等は全ての教員ができます。 ○六番(遠目塚文美君)  先生、また、生徒はわかっていても、保護者が理解されていなければ、やはり学校に行きなさいと無理強いしてしまうこともあるかもしれません。保護者の方も交えて、そのあたりしっかりと理解をしていただきたいと思いますが、教育長、もう一度御答弁をお願いいたします。 ○教育長(萩原和範君)  何でもかんでもそうやって学校に押しつけられるのが非常に心外でございます。そういったものについては、やっぱり今までの教育、そういったもので家庭教育、そこが重要になってくるのではないかなと思っております。  そういう意味からも、家庭教育学級の充実ということで取り上げていますけど、なかなか保護者のほうが理解が得られないというのが現状でございます。  もちろん、例えば年に一回ございます学校保健委員会で講話、そういったものについても、以前も黒木産婦人科の先生に来ていただいてお話をさせていただいたりしている。だけどそこに参加が余りない。そういった面で、誰がそういった教育を親に対して教育をしていくのか。これはやはり地域、あるいは皆さん、そして我々、全員で地域のそういったのをしていかないといけない。  今、婦人科医のほうが、非常にそういう意味での若い方々のいろいろな子育て支援、そういうところで非常に遠回しといいますか、そういったもので、じいちゃんばあちゃんの立場から話をしていかれて、そういう子育てについての、やっぱりそういったところまで巻き込んでやっていかないと、全て学校、先生というのでは、これからの教育はなかなか大変になってくるのではないかなと思っておるところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  教育長、少し私の意図を勘違いされていらっしゃるかもしれませんが、私は決して学校に責任を押しつけているつもりはありません。おっしゃっていることは十分わかっております。私は先生に教育をしろと言っているのではなく、学校のそういった教育をしっかりと保護者にも理解してもらう場というものがなされていないのであれば、今、教育長がおっしゃったように、いろいろなところを巻き込んで、いろいろな方が支える形で、保護者の方の教育をしていくことというのが本当に重要だと思っております。  私も今、教育長がおっしゃったように、私もそのように感じております。なので、教育が悪い、学校が悪いとは私は一言も思ってもおりませんし、一ミリも感じてはおりません。ただ、保護者の理解がなければ、やはり子どもたちがやはりかわいそうな思いをしてしまう、そのところに少しでも心を寄せていかなければならないのではないかなと思っております。  今の教育長の強い御答弁をいただきましたので、その件に関しましては、きっと教育委員会、また学校教育だけではないということを強くここで切願をされていらっしゃる思いだと思いますが、市長、どのようにお思いになられますか。 ○市長(村岡隆明君)  今の質問に関しましては、一部のことではございますが、当然、保護者の皆さん、どちらかというと、いろいろな学校で教える部分に関しては、どんどんどんどん社会の実情に近いところで、それぞれの毎年制度が変わったりする中で教育の精度というのは上がってきていると思いますけれども、逆に保護者であったり、私たち自身がなかなか気づきがおくれたりとか、LGBTのようなお話もなかなか聞く機会が一般の人たちが少なかったり、そういった問題は当然ほかにもあろうかと思いますので、学校でできる役割、地域でできる役割、そういったものをしっかり捉えながら、自分たちも、先ほどのような案件については、学校だけではなくて、いろいろな形で、お母さんたちだけではなくて、社会全体にそういったことを伝えていくという努力をしていく必要があろうかと思っております。 ○六番(遠目塚文美君)  ぜひ学校のことは教育委員会、学校ということだけではなく、ぜひ、全課わたって、しっかりと取り組んでいただかなければならない案件だと思っております。女性の健康なくして社会はつくれません。ぜひ、節に願っております。  次に、三歳児健診について、今回は眼科健診についてお尋ねをいたします。  まず、えびの市におきまして、この三歳児の眼科健診、どのように実施されているかお示しをお願いいたします。 ○健康保険課長(原田和紀君)  現在、市では母子保健法に定められている三歳児健診の中で、視覚検査を実施しております。アンケートと視力検査が必須項目となっており、乳幼児健康診査、身体診察マニュアル等を参考に、一次検査、二次検査、眼科精密検査の流れで実施しております。  一次検査では、三歳児健康診査の案内に視力検査の事前検査のお願いを同封し、家庭での視力検査の実施とアンケートの記入、二次検査では、健診会場で保健師が家庭での視力検査の実施状況やアンケートの記入内容を確認し、自宅でできなかった子に対し、会場でもう一度検査を実施しております。  さらに、眼科精密検査では、会場での検査の結果、左右眼のいずれかでも視力〇・五が確認できなかった子、検査のできなかった子は、眼科での精密検査の受診勧奨を行い、その後、受診結果の把握に努めているところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  ちなみに機械を使っての検査というのはなさっていらっしゃらないでしょうか。 ○健康保険課長(原田和紀君)  今のところ、機械を使っての健診は行っていないところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  この三歳児健診の眼科健診、なぜ今回取り上げているかと申しますと、眼科健診、大変重要なものであります。幼いうちに気づいて、幼いうちに対処をすれば、改善するというものもあります。ただし全てのものではございません。ただ、今の検査のやり方では、保護者の方がしっかりと子どもの健診ができているのか、もしくは三歳児健診に連れてきても、そこでしっかりとできているのか、大変不安であります。  全国で今用いられていますのが、徐々にではありますが、機械を使った三歳児健診での目の異常の早期発見、早期治療に結びつける取り組みであります。ある自治体では、自動判定機能つきフォトスクリーナー装置というものを使用しまして、主に弱視にはなりますが、弱視の中でも幅広くいろいろな目の病気といいますか、そういった機能の低下しているものというものを早期に発見し、そして病院にすぐにつないで治療をしていくという対応をとっているようでございます。  この件に関しましては、ぜひ市長、他市の状況等を調査していただくまでもないかと思いますが、子どものやはりこういった目というのは大事なものであります。早期に発見するという意味では、この三歳児健診というのは大変重要な場になるかと思います。ぜひ機械を導入いただきまして、この眼科健診、しっかりとした体制で行っていただきたいと思いますが、市長、お考えをお示しください。 ○市長(村岡隆明君)  現在、三十年度の三歳児健診の受診者を見てみますと、百一名いらっしゃいまして、精密検査の対象者が三名、うち眼科受診が三名ということで、現時点では見落としといいますか、そういったところまでは至っていないということで、現時点では今の状況で保健師のほうからも、しっかり保健師等が見ることで気づくのではないかということを伺っておりますが、確かにその機械の導入のほうが精度が上がるというようなことも聞いておりますので、少し調査をさせていただきたいと思います。 ○六番(遠目塚文美君)  ちなみに就学前健診でも、眼科健診をされていると思いますが、その時点で見落とされていて、気づいたという事例等は何か報告は受けていらっしゃらないものでしょうか。 ○健康保険課長(原田和紀君)  現在のところ、見落としということでの報告は受けてないところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  市長からは前向きな御答弁をいただきましたので、この件に関しましては、ぜひ調査をいただきまして、これは子育て支援の一つにもなりますし、また、もっと広くいいますと、貧困対策といいますと語弊があるかもしれませんが、やはり早期に発見し、早期に治療に結びつけるというきっかけづくりというのは大変重要かと思いますので、そのあたり、調査等をしていただければ幸いでございます。  次に、食品ロスについてお尋ねをいたします。食品ロスの削減の推進に関する法律が制定をされました。そこでお尋ねいたしますが、現在、道の駅えびの内では、バイキングが大変好評ではありますが、バイキングの食品ロスというものは、どれぐらいの量があるのか、調査等はされていらっしゃるものかお示しをお願いいたします。 ○畜産農政課長(米倉健一君)  道の駅レストランにおけるバイキング料理の残り物につきましては、毎日一定程度の残り物が出ているということはお聞きしております。また、そのことに伴います廃棄処分料も発生しているということで聞いております。  ただ、議員おっしゃいます量がどのくらい出ているかというところについては、確認していないところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  これは私の提案でありますが、食べられるものであるならば、もし可能であったら、貧困対策等の一つとして、このバイキングの料理、残ったものといいますとそうなってしまいますが、何かそういった対策等に使えたりはしないのかなと、安易に考えたんですけれども、そのあたり、何か調査等はされる予定、また調査等はされていらっしゃればお示しをお願いいたします。 ○畜産農政課長(米倉健一君)  バイキング料理の残り物の活用ということでございますけれども、これまで民間団体などからの提供要請を受けたことはないということでお聞きしております。ただ、もし道の駅から民間団体に提供しまして、万が一、食中毒が発生した場合には、提供した道の駅に責任が課せられるということになる場合があるということで、保健所のほうからもお聞きしたところでございます。  したがいまして、バイキング料理につきましては、まずは残り物を減らしていく工夫をしていただきたいと考えているところです。 ○六番(遠目塚文美君)  食品ロスにつきましては、全国でしっかりと取り組むという法律にもなったものであります。バイキングが好調だからといって、捨てる量がふえていては元も子もありません。しっかりと調査をまずしていただきまして、その対応を御検討いただければ幸いです。またお聞きいたします。  次に、フードバンクについても、同じく食品ロスの観点からも今回法律の中にも明記されております。前回の定例会でも御質問いたしましたが、フードバンクの推進につきまして、今現在、どのようなお考えを持っているのか、いま一度お尋ねをいたします。 ○福祉事務所長(萩原博幸君)  ことしの三月定例会におきまして、同様な質問をいただいておりますけれども、現在、えびの市では、えびの市商工会とえびの市社会福祉協議会の三者で協定を結びまして米や食糧を支援するえびの市緊急食糧支援事業で食糧支援を行っております。また、宮崎県社会福祉協議会が社会福祉法人と連携して食糧支援などを行うみやざき安心セーフティネット事業や社会福祉法人協働型地域貢献モデル事業を社会福祉協議会のほうで実施するなど、食糧支援が必要な方への取り組みは行っているところでございます。  食材の加工過程で余った食品や家庭で買い過ぎてしまった食品、あるいはいただきものなどで家庭に余っている食料品を、食事を不自由にされている方への提供につきましては、その提供先が経済的困窮者等になってくると想定はされますが、食品ロスの取り組みと食糧支援への取り組みは別に整理する必要があるものと考えているところでございます。  行政が直接支援するには、食品の衛生面や消費期限等の把握や管理負担等もあることから、フードバンクにつきましては、民間の団体で取り組んでいただきたいと考えておりますので、今後も民間への働きかけや広報等を検討していきたいと思っているところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  了解いたしました。  次に、防災についてお尋ねをいたします。前回の定例会一般質問で提案をいたしました乳幼児健診時における防災セミナーの実施は、その後、どのように御検討されたものかお示しをお願いいたします。 ○健康保険課長(原田和紀君)  三月定例会以降の検討状況について御説明いたします。その後、健康保険課内でも検討し、常日ごろより災害時に家族を守るためにできることを意識してもらい、より具体的なイメージを持っていただけるよう、六月実施の三カ月児健診から保護者に対し、「災害時の備えは大丈夫?」、もう一つ、「災害時の赤ちゃんの栄養」の二つのチラシを配付するとともに、健康教育の中で保健師が災害への備えについての重要性を説明してまいりたいと考えているところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  早期に前向きに御検討いただき、また、六月からの実施ということで大変ありがたく感じております。ぜひこの取り組みにつきましては、えびの、また独自でいろいろと調査等をいただきながら、またブラッシュアップして行っていただければ幸いです。  では、大変申しわけありませんが、時間等々もありますので、本日最後のほうに予定しておりましたが、保育環境についてを先に取り上げさせていただきます。  実はこれ最後のほうにしましたのには理由がありまして、前回、全議員に議長より配付をいただいております市内社会福祉法人、三福祉会、また学校法人の三学園より新設保育園の建設計画についてということで御意見書といいますか御要望が届いております。ただしこれは正式なものではなく、要望・陳情書ではありませんので、議員に配付したというのみにはなっております。この後に回しましたのは、もしかすると、この関係団体の方から陳情、要望等が正式に上がるのではないかと、上った際にはこの件につきましては委員会付託になる可能性が高いと思われましたので、後ろのほうに回させていただいておりました。御了承ください。  この件につきましては、先日、松窪議員からも御質問がありましたが、今回、お尋ねをいたしますのは、私が実際にこの社会福祉法人の方とお話はしておりますが、この新設の保育園を建設される事業者御本人とは面会をしておりませんので、一方的なお考えしかお聞きをしていないというところが、少し私、危惧するところではございます。ただしお会いする機会というものがなかったものですから、そのあたりは御容赦いただければと存じます。  まず、この新設許可の相談がありました事業者から、どのような時期に申請があったものか、前回とかぶるところはあるかもしれませんが、御説明をお願いいたします。 ○福祉事務所長(萩原博幸君)  申請そのものはございません。平成三十年十二月に社会福祉法人の代表者の方が来庁されまして、保育園の設置について相談がありましたが、先ほど申し上げましたとおり、その後も申請はないというところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  実際に福祉事務所のほうからは、平成三十一年四月八日付で新設保育園建設計画についての報告というところで、結果で今回六月定例会への議案提案は見送りますということで御答申をされているということはお聞きをしております。はかり知れないかもしれませんが、なぜ今回このように見送ることになったのかというところをお示しをいただきたいと思います。 ○福祉事務所長(萩原博幸君)  四月四日に既存法人の皆さん方との要望を受けたところでございます。その中で、さまざまな意見を出していただきました。主なものといたしましては、この時点で市内の子どもたちの保育環境につきましては、十分受け皿があって充足をしているという御意見、それから今の法人の方々の保育等の経営と、それから保育士の確保、もしかすると保育士がそちらのほうに移られるのではないか、そういった件、それと平成十七年に公立保育所のほうを一斉に民営化しましたが、その際、既存の法人の方々に市のほうが引き受けの依頼をして、引き受けたと。そういったこと等、多数御意見をいただいたところでございます。  その結果、えびの市のほうと、市内既存法人との間に、保育所の新設計画に関する意見につきましては乖離があるということで、社会福祉法人が計画をしている新保育園の整備事業に係る補正予算については、六月定例会への提案を見送るということで決定をさせていただいたというところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  もしものお話でありますが、もしこのように市内の各福祉会、または学校法人等から御意見等出なかった際には、順調に進んで建設というところになったのかなとも思いますが、それにしてもかなり早い時期での建設着工、そして開園というところが考えられるのですが、そのあたりは特にどの園であっても、新設だろうが既存であろうが、施設整備に係る補助等が出る、そういったものに関しましては、そのように期間等は余り関係ないものと理解してよろしいでしょうか。 ○福祉事務所長(萩原博幸君)  園の新設につきましては、国の補助、当然そこにある市町村の補助を見込まれて建設をされる法人の方もいらっしゃると思いますし、自主財源で補助はもらわずに建てるという方もいらっしゃると思いますが、今回の計画といいますか、相談につきましては、一応補助を受けてつくりたいというお話でございました。その結果、県との協議を進めます中で、タイムリミットとして、令和元年度につくるとすれば、今回の六月補正で市のほうが予算を計上して、当然、議会が可決をして、それをもって県に上げて、県のほうから国と協議をする、それが大体八月協議ということになります。それがタイムリミットであるという話を聞いておるところでございます。  これで間に合わなければ、九月以降になりますけれども、九月の段階では、多分建物自体の建設等を考えておれば、やっぱり半年ぐらいかかるであろうということになりますので、九月定例会で上げますと、十月協議になってきます。国のほうとしては、補助金の決定がない事前着工というのは原則認めないというお話も聞いておりますので、我々としましては、タイムリミットが令和元年度につくられるのであれば、タイムリミットとしては今回がラストではないかという判断のもとに考えまして、そういうことを考えましたけれども、先ほど申し上げました理由から、今回六月定例会への予算の計上は上げないという結論とさせていただいたところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  開園日程に逆算していっての計上というところを目指していらっしゃったということで理解はいたしたいと思います。  市長、今回のこの件、大変大きな溝と言ったら申しわけありませんが、こんなになってしまうまでにもう少し何とかならなかったのかなというのが本音でございます。市長として、どのように、この件に関して考えていらっしゃるのか、また、今後について、どのようにお考えなのかお示しをいただいてよろしいですか、 ○市長(村岡隆明君)  松窪議員の御質問の中でも、飯野地区の子どもたちの状況を説明をさせていただいたと思いますが、これまでもえびの市としては、飯野地区の保育児童の枠を広げていただきたいという思いであったりとか、学童保育を実施していただきたい、一時保育を実施していただきたいという思いはございましたけれども、なかなか既存の法人のほうではできない状況がございました。  そういった中で、今回の御提案を受けて、市民の皆さん、お母さんたちのためには、これはいい方向ではないかなと。えびのに御縁のある方の新規の参入ということで、さまざまな問題が解決されるのではないかということで判断をいたしまして、ただ現在の市内の社会福祉法人の皆さん方にもお話を伝えないといけないということで、三月二十二日に御説明をさせていただいたところでございます。  その後に、先ほど、自分たちが予想していた部分とはかなり違う形で、非常に心配をされているということがはっきりわかりましたので、六月の上程は見送ると、このまま無理に上程をしますと、現在、保育サービスをほとんど担っていただいております現在の法人の皆さん方との今後のこともございますので、今回は法人の皆さん方の御意見を尊重させていただいて、予算要求というのは見送ったところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  今回、松窪議員の質疑の中でたびたび一時保育について、また待機児童について、また市外に通っている子どもの人数についてなども答弁があったところでありますが、私も少なからず保育園にいましたので、一時保育というのが大変重要で、かつ現場にとってはそこになれていない子どもが来るというのは、それだけでも大変、もちろん先生たちすごく気も使いますし、また労力としても大変必要になってくるものであります。子育てニーズに応えるというところであれば、この一時保育を理由にされるのであれば、あくまでも私の提案ではありますが、日南市の子育て支援センター「ことこと」は、子どもたちが屋内で遊べ、またそこに保育士を在駐させ、一時保育も可能としていらっしゃいます。また、そこにはファミリーサポートの方も利用され、預かった子どもを連れてきて、子どもたちを自由に遊ばせ、そしてお母さん方に手渡していらっしゃる、そういったお話も聞いております。  であれば、市長、以前から私は申し上げておりますが、大変要望の多いこの子育て支援施設でございますので、ぜひ今回、このようなことをかんがみまして、庁内にも実際に民営化にする前に、保育士として働いていた方、もしくは保育士資格を有している方がいらっしゃれば、そういった方をその支援センターへと配置をいただき、子育て支援の充実というところで考えるという案も一つかと思いますが、市長、どのようにお考えでしょうか。 ○市長(村岡隆明君)  今回の新しい法人の進出とは別に、そういった切り口での検討というのは当然していかなければいけないと思っておりますし、私たちも、この新しい法人の進出というのが、地元のお母さんであったり、将来の子どもたちのためにプラスになるだろうという判断をしたところでございます。  ただ、実際の細かな情報の把握、ニーズの把握、そういったところまでは十分行っておりませんし、ほかの方法での新しい法人の進出だけではないほかのサポートの体制、これまでも保育士の、三歳児以降の無償化であったりとか、保育士の一時支度金のような助成等もしておりますが、えびの市独自の必要性については、政策については、また考えていきたいと思っております。 ○六番(遠目塚文美君)  もう一つつけ加えておきますと、先ほど所長からの答弁にもありましたが、公営でありました公立保育園を全て財政健全化を目的として民営化を決めたのは、紛れもなくえびの市でございます。市の財政が改善したからよかっただけではなく、民営化したからには、市としても今後この先少なからずこの保育園の皆さんの御意見というのは尊重していくべき案件かとも私は考えております。  その中で、所長は、まずこの新設の話があったときに、一番最初に懸念をされて民営化にしたという経緯があるので、新しい新設の保育園というのは、十分に検討すべきものではないかという御発言をいただいたということを、私は打ち合わせの際にお聞きしておりますが、所長、そのお言葉というのは覚えていらっしゃいますでしょうか。 ○福祉事務所長(萩原博幸君)  はい、そのような発言をしたと思っております。 ○六番(遠目塚文美君)  私は所長がそのお考えを持っていてくださったということが、きょう傍聴にも来られていらっしゃるかと思いますが、市内の各園、また各幼稚園の先生方にとりましては、一筋の光といいますか、大変ありがたいお気持ちだったのでないかなと理解していただきたいと私は思っております。  ただし、今後全くこのような新しい保育園が今回のように新設を希望されることはないかというと、そうではないと私は思っております。でき得ることなら、保護者の方が選択肢を持って保育園を選ぶということが、少なからず保護者の立場に立ちますと、そういう考えがあるというのは当たり前でございます。ただし、人口減少が進む中、現状がどうなのかということは十分に把握をされ、運営に目を配っていかなければいけないのも行政の責務でございます。  これまでに保育園の中にない取り組み、例えば休日保育、夜間保育、病児保育、そういったもの等が新しい保育園の中、また病院の中、企業の中、そういった形で新設の要望があった際には、大変保護者の方にとりましては魅力的な、そしてサポートにもなるものだと思いますので、また別件で検討すべきことかと思いますが、今回の件につきましては、現在のところ白紙というところになったということで理解はしたいと思いますが、そのような考えで間違いはないものでしょうか。市長にお尋ねをいたします。 ○市長(村岡隆明君)  先ほども申し上げましたとおり、私たちの考えていた部分と現在の法人の皆さん方との考え方にかなりの乖離がございました。当然、今後もえびの市の保育サービス、これまでもずっと長いこと保育サービスを提供してきていただいた皆さん方との信頼関係というのは一番大事だと思っておりますので、今後また新しい申請があるかどうかわかりません。しかも保育料の無償化とか、いろいろな状況等も考えられますので、そういった広い視点で、保育施設の進出も含めて、新たな保育ニーズの行政での対応の仕方も含めて検討していきたいと思っております。 ○六番(遠目塚文美君)  飯野保育園に関しましては、新築にされましてまだ間もないです。上江保育園も、また今回新しく新設をされるということでございます。これからまた子どもたちの保育しやすい環境というのに尽力をされていかれる保育園ばかりかと思っておりますが、ぜひいろいろなこういった話が来たときには、現場の方々と協議をなさって、そしてその後ということにしこりのないような形で進めていかれることを切に願います。  その中で、もう一点気になるのが、放課後児童クラブについてです。今回新設予定の相談がありましたこの保育園では、放課後児童クラブも一緒に併設をするというところが大変魅力的だったと私は感じております。利用者の現状につきましては、松窪議員の質問の中でも御答弁をいただいており、実際にはお断りをしている方もありますということでお聞きをしております。  この件につきまして、今後、改めて市長、どのような運営体系等をお考えなのか、また御要望等もあれば、この場でお示しをいただきたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  できれば地元の法人の人にやっていただきたいと思いは相変わらずございますけれども、現時点では、直営の部分の枠を広げていくと。教室を広げたり、人材確保等をしていって、待機児童、待機の子どもが出ないようにしていきたいと思っております。 ○六番(遠目塚文美君)  この件に関しましては、小学生を含む小学生の案件でもございますので、教育長としてのお考えもお示しをいただきたいと思います。 ○教育長(萩原和範君)  放課後児童クラブの重要性というのは、もう非常に重要であるという認識を持っております。そういう意味からも、ぜひそういった飯野も足りないということですので、どんどんどんどん空き教室もございますので、使っていただければありがたいと思っております。  また、今回岡元小の件が出ておりますので、これについてもどんどんどんどんやはりふやしていただきたいなと思っております。なぜかといいますと、帰っても家に、もう今共稼ぎで保護者のほうがなかなかいない。こういった世の中になってきております。先ほど言われたような安全面、そういった面も考え、そしてスポーツ少年団に入っていない子ども、そういった受け皿といいますか、そういったこと等も考えますと、やはりそういった児童クラブの重要性というのは非常に認識しているところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  きっときょう傍聴に来ていらっしゃる先生方も、自分の園で巣立った子どもたちが児童クラブに入会できるものなら入会していただきたい、また、少しでもあふれた子どもがいるなら、力をかしていきたいという思いがあられてのことかと思っております。でき得ることなら、少ない人数でも構いませんので、児童クラブ受け入れが、また民間事業者にも御協力をいただけるような施策を講じていただけると幸いでございます。  順番を入れかえまして質問させていただきました。残り時間は少ないですが、少ない残り時間で、もう一点ほど聞かせていただきたいと思います。  もとに戻りまして、足湯の駅えびの高原、りんどうにつきましては、再三にわたり数多くの議員の皆さんお聞きになっていらっしゃいますので、この件に関しましては進捗状況を見守らせていただきたいと思います。  次に、活性化プロジェクトについてお尋ねをいたしますが、これは以前もこのような同様の県の補助事業として実施した経過がございます。このときの具体的な検証等はなされたものかお尋ねをいたします。 ○観光商工課長(白地浩二君)  平成二十一年に京町温泉活性化プロジェクトが結成されまして、「真の幸せまちづくり」を合い言葉に、平成二十二年度から、県の地域創造支援事業を活用し、さまざまな取り組みを進めてきました。そのときは、京町温泉再生協議会での検証では、再生に向けた取り組みは、本来同じ目標を共有し取り組んできたはずだが、過剰な行政依存、住民、商店、旅館との溝、行政とのビジョン提示の不足から、全体として悪循環が抜け切れなかった。新たな憩いの場である足湯、指湯等が、市民や観光客に十分に情報発信されていない、一部清掃等もされていない実態など逆に印象を悪くしているということが報告されております。  このため、新たに作成した京町温泉観光まちづくり計画では、行政主導による単なる施設整備に終わってはならない、あくまでも幅広い関係者による取り組みを継続するための目標となるマスタープランとして作成されているところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  次に、えびの市アウトドアビジターセンターについて、現在の運営状況等は把握されているものか、大変スタッフの方が一斉に退職されたりなどお聞きをしております。把握をなされていらっしゃるものかお尋ねをいたします。 ○観光商工課長(白地浩二君)  把握をしておるところでございまして、今現在、四月から運営責任者が変わりまして、六月に宮交ショップアンドレストランのアクティビティを担当していた職員も加わり、新たな体制で運営を行っているところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  今年度はアウトドアビジターセンターは新たな指定管理募集、公募が始まる時期かと思っております。しっかりと今期の指定管理者によります運営の検証等をなされた上で、公募の後の選定というのを臨んでいただきたいと思いますが、その件に関してお答えください。 ○観光商工課長(白地浩二君)  議員のおっしゃられたとおりと私たちも感じておりますので、そういった方向でまた指定管理等の公募等を始めたいと思っております。 ○六番(遠目塚文美君)  残りが数十秒となりましたので、以上で私の一般質問を終わらせていただきますが、教育長には大変熱い御答弁をいただきましてありがとうございます。今後ともまた御指導、御鞭撻をいただけますと幸いでございます。  以上で私の一般質問を終わります。 ○議長(上原康雄君)  ほかに一般質問の通告はありません。  以上で一般質問を終結いたします。  以上で本日の日程は全部終了いたしました。  お諮りいたします。あす二十一日から二十三日までは、議事整理のため、休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原康雄君)  御異議なしと認めます。よってお諮りのとおり、休会することに決定いたしました。  次の本会議は、二十四日午前十時から開きます。  本日は、これをもって散会いたします。
                        散会 午後 三時三十七分...