次に、議案第三十七号及び議案第三十八号に対して反対、八番
田口正英議員の発言を許します。
○八番(
田口正英君) 今回
臨時会に提案された中から、議案第三十七
号えびの市
課設置条例の一部改正について、議案第三十八
号令和元
年度えびの市
産業団地整備事業特別会計予算の補正(第一号)について反対の立場から討論をいたします。
まず、議案第三十七号については、現在
企業誘致対策室を設置し、業務遂行しているにもかかわらず、同室を
課体制とすることでどのような効果が期待されるのか疑問である。昨年四月の
硫黄山の噴火により、特化した
対策課の設置を提案はいたしましたが、実現ならず、このようなことを市民の目線から見れば、新たに
企業立地課を別棟の会議室に設置することは、
産業団地整備事業にかかる経費の上積みとしか言いようがありません。
次に、議案第三十八号について、本事業に当初から一貫して
優良農地である
湯田西郷地区に計画を進める必要性を問うてきました。本計画は、
えびの市の
基幹産業である
農畜産業を初め
地域産業の長期的なビジョンに基づく確固たる戦略が求められるにもかかわらず、見えない状況であります。雇用の場の確保を急ぐ余り、本市の現状を十分分析し、強み、弱みを認識することも必要ではないでしょうか。
四月二十五日の
全員協議会において、
実施設計業務概要版及び
説明資料においても、
就労対策が万全とは言えません。本市の既存の企業でさえ、
労働力の確保が厳しい状況におかれているのは御存じのはずではありませんか。
また、本計画で、
えびの市の
地域産業とこの
産業団地に誘致する企業をどのようにマッチングさせ、
地域経済への発展を促していくのか不透明であります。社会の
経済動向から考えるのではなく、
えびの市の本来の姿から考えるべきではないでしょうか。
また、本事業にかかるコストの面からも、これだけの多額の費用を投じなければならない理由はどこにあるのか、理解できません。規模の縮小であったり、あるいは
事業費の削減など提案はしてきましたが、受け入れられていない状況であります。将来、
経済情勢の急激な変化により、長期化するようなことが起きた場合には、その負担は市民に及ぶことになります。このようなことは決してあってはなりません。
また、昨年四月、
硫黄山の噴火により多大な被害をこうむり、いまだ水稲の作付ができない農家の方々の心情を察すれば、先の見えない
農業政策に不安を感じている。現在現行法に基づく農家への支援も、今後継続して受けられるという保証もない。
政権交代や
農業政策など、いつ変わるともしれない中で、本市の
基幹産業である農業をどのような形で発展を促していくのか。
また本計画では、
排水先となる
堂本水路の件にしても、不安のままことしは水稲の作付をする農家の方、あるいは見合わせる方がおられます。このような不安の中に、
産業団地内の
企業排水先とすることは不安の上塗りであります。この
硫黄山の噴火による白濁の問題は、国の責任において恒久的、抜本的な対策を早急にとっていただく必要がある。このような甚大な被害に対して、本市の対策すらめどが立っていない状況の中での
産業団地整備事業に対し反対いたします。
以上、
議員各位の賛同を
お願い申し上げます。
○議長(
上原康雄君) 次に、議案第三十七号及び議案第三十八号に対して賛成、三番
吉留優二議員の発言を許します。
○三番(
吉留優二君)
令和元年五
月臨時会に提出されております議案第三十七
号えびの市
課設置条例の一部改正及び議案第三十八
号令和元
年度えびの市
産業団地整備事業特別会計予算の補正(第一号)について
賛成討論を行います。
皆様も御承知のとおり、
えびの市の
人口減少を抑えることは困難かと考えます。しかし、新たな挑戦、努力をすることにより、市外からの人の流入を促進し、働き世代の減少を防ぐことは可能かと考えております。これまで
企業誘致を進めていく上で、用地を保有しなかったことから、企業からの打診があっても、
空き地等の民有地を紹介するにとどまり、
地権者との
価格交渉や
立地希望時期の
タイミングが合わず、実現しなかった事案が数多くあると理解しております。
また、新聞にも掲載されておりました
えびの市に打診のあった企業として、大阪の
チタン酸バリウムなどを製造する
整備事業費三十億円、
最終事業人員百五十人の企業が延岡に進出し、そのほか名古屋の
自動車部品製造企業で従業員の
雇用人数三百人のうち二百七十五人を
管内高校生、大学生の就職を雇用計画していた
投資総額三十二億円、二十五年度で五十億円の売り上げを見込んでいる企業が、都城、高城町に進出を決めたと認識しております。
足かけ六年にもわたる
産業団地計画は、これまで議会としても議論をしてきたわけですが、
適地調査から
基本計画、
基本整備計画の策定、そして平成三十年度の
実施設計業務と一連の過程を経て、今日に至っております。
産業団地計画が具体的になるにつれ、企業の関心も高まってきており、立地に高い関心を示す企業が複数あると説明を受け、認識しております。
さきの
実施計画にかかる
全員協議会での説明がありましたように、
造成工事における
盛り土材については、
公共用残土を全量賄える見込みであること、
関係法令等の手続もめどが立っていること、
地権者との調整も済んでいること、さらに財源の検討もなされていることから、
団地造成は今の
タイミングを逃してはならないと考えております。
企業誘致は、まち、市を挙げて歓迎する姿勢が必要であります。
進出企業にとって、このまちの行政の支援はもちろんのこと、市、市民、議会が歓迎して受け入れる姿勢が大変重要だと考えております。南九州の中心であり、宮崎県の玄関口という
立地優位性を
交通要所といった強みを生かし、
えびの市の
経済発展のため、生まれてくる
子供たち、
ふるさとを離れ働く人々、
子供たちの幸せを
ふるさとより願う
人たちのためにも、この
先産業団地は必要であります。
何とぞ趣旨を御理解の上、
産業団地関連予算及び
課設置条例の
議員各位の賛同を求めるものであります。
○議長(
上原康雄君) 再度、
傍聴席の方に
お願いをいたします。
傍聴人は、議事に対して可否を表明し、また騒ぎ立てることは禁止されておりますので、静粛に
お願いいたします。よろしく
お願いします。
次に、議案第三十七号及び議案第三十八号に対して反対、五番
中山義彦議員の発言を許します。
中山義彦議員。
○五番(
中山義彦君) それでは、本五
月臨時会に上程されました議案第三十七
号えびの市
課設置条例の一部改正について及び議案第三十八
号令和元
年度えびの市
産業団地整備事業特別会計予算の補正(第一号)について、この二議案は関連しておりますので、一括して反対の討論を行います。
ただし、討論の流れから、議案第三十八号のほうから述べさせていただきます。
議案第三十八号には、これまで
定例会一般質問で申し上げてきましたが、絶対反対ということではなく、費用対
効果等の
事業性がよいと判断できた時点では、私自身は賛成できると考えて述べてまいりました。具体的には「
経営力のある永続的な経営が行える
優良企業の誘致が決定して、契約に関する何らかの書面が取り交わされ、市長が約束した
事業費一十九億円内の圧縮の見通しが立った時点である」と言い続けてきまして、その考えは変わっておりません。
ことし四月二十五日での
全員協議会で、実施設計をもとに作成した資料の説明があり、事業計画の中には、以前から説明がなされておりました公共工事残土を活用してコストダウンを図ることがほぼ決定したことについては、評価しております。しかし、誘致企業の契約に関する書面の取り交わしについては、昨年九月
定例会での市長答弁では「なるべく早い時期に返事が欲しいので企業に求めており、企業もそういった方向性を示したいという考えがある」と答えておられます。
その後、何も回答がなされていない状況でありますが、その後、本契約は立地協定ごとの答弁もありましたけれども、企業と協議を進めていく中で、お互いの信頼関係を深め、縛りをお互いにかけていくためには、本契約の前段階として、まずは覚書等の書面を取り交わして、本契約に向けた協議を進めていくことが重要だと提言してきました。開発事業では、この手順は当たり前のことでございます。昨年十月に、大型企業から返事がもらえなかったことについても、このような周到な進め方をしなかったことが要因の一つではなかったかと思わざるを得ません。
また、この大型企業から返事をもらえなかったことについては、市民の方に十分な説明がなされていないと私は感じております。説明責任が果たされていないといってもおかしくはないと思っております。
さらに、
事業性の検証についても、四月二十五日の全協資料では、事業が完璧にうまくいったときのシミュレーションでございます。以前同僚議員から、土地が売れ残った場合のシミュレーションを示せと提言がありましたが、いまだに示されていない状況でございます。
次に、液状化への対応については、造成時の段階で液状化対策は実施しないとし、四月二十五日、全協資料の中に実施しない理由が記載されてあります。この対応策については、私も理解するところでありますが、将来の不測の事態に対し、市のリスクヘッジのためにも契約書に文言を入れることを提言してきました。このことについても回答がありませんが、将来に禍根を残さないためにも、大変重要なことであると考えております。
再度申し上げますと、誘致企業について数社感触のよい企業があると説明されておりますけれども、信頼関係が構築されているのであれば、何らかの書面を取り交わして、企業進出の約束の担保をとりつけることが先ではないでしょうか。昨年の大型企業の二の舞になることを危惧しております。
したがって、最終計画書の十区画の
企業誘致が、今の近隣の工業団地から見ますと日々非常に厳しい状況にある中で、全体十七ヘクタールについて企業のめどをつけながら、最終的には十七ヘクタールの一工区でも容認しますけれども、徐々に事業を進めていって、めどをつけながら進めていくということも検討にあってもいいんではないかということですが、そこは示されておりません。
次に、議案第三十七号につきましては、担当する部署が必要なことは当然のことであります。今でも
企業誘致対策室で対応してきました。昨日の質疑の中で、課を設置しても担当職員六名は増減しないとの市長答弁もあっております。ある
タイミングで課を設置することについては、私自身異論はございませんが、議案第三十八号の採決の結果を踏まえて、次の本会議に上程しても、業務執行上何の問題もないと考えます。
以上の理由により反対の討論といたします。議員の皆様の御理解を賜りたく
お願い申し上げます。
○議長(
上原康雄君) 次に、議案第三十七号及び議案第三十八号に対して賛成、六番
遠目塚文美議員の発言を許します。
○六番(
遠目塚文美君) 今
臨時会に提案された議案第三十七
号えびの市
課設置条例の一部改正について、議案第三十八
号令和元
年度えびの市
産業団地整備事業特別会計予算の補正(第一号)について、関連する二議案に関して賛成の討論を述べます。
これまで私は、
産業団地造成に伴う
基本計画策定にかかる予算議案以降の関連する全ての議案等には反対の意見を述べてまいりました。これまでの反対はその都度の現状等をかんがみた中で、自分自身の考えはもちろん市民の皆様からの御意見などを受け、私自身で下した判断であります。また、今回も同様、真摯に議案に向き合った結果の意思でございます。その都度この討論の場で述べてまいりました。
先日開催された
全員協議会では、
実施計画に基づき、執行部に対して多くの質疑を行い、また、
産業団地造成に関するさまざまな視点からの質疑も行いました。その中で申し上げたのは、今回の
産業団地造成は、ただ手当たり次第での
企業誘致ではなく、
えびの市の将来を見据えたビジョンの中で必要とされる企業を中心に誘致活動を行い、まちづくりと連動した形をとらなければ意味がありません。
また、雇用者数の多さではなく、雇用者数は若干少なくとも誘致企業の先見性を優先すべきであり、その企業が市民生活への好循環をもたらす役割とならなければ、多額の予算を投じる意味がありません。前回のような
大型商業施設誘致の一点張りでは話にはなりません。あわせて、市民の皆様が懸念されている
えびの市立病院を中心とした地域医療の構築などにも賛助いただける企業等へ積極的に働きかけるべきとの提案にも、
企業誘致対策監から前向きな答弁をいただきました。
都城市を中心とした高速道路の整備が着々と進む中、これまで視野に入らなかった港湾を活用した交通網や、また防災面から見た
えびの市の立地条件を、今回の
産業団地への
企業誘致にも十分加味する必要があると考えます。同時に、何よりも既存企業に対して、先を見据えた支援策を講じる必要性は早急な課題であり、対策は必須です。この提案に関しても、以前より
企業誘致対策監から、また市長からも前向きな答弁をいただいています。新たな課の設置に関して異論はありませんが、もう少し早い時期、
基本計画策定のころから設置してもよかったのではとは感じています。
今回の造成計画においては、地元企業への配慮も示していただいているところです。また、以前より要望している用水路下流域の皆様への十分な説明責任は、今後果たしていただきたいと願います。今回の課の新設により、さらに職務遂行に励まれるよう願います。
処々の詳細については、来る六月
定例会にてさらに質問をさせていただきます。
今回賛成するということは、議案可決後、執行部任せではなく、議員、議会としても、執行部同様に重責を担い、ともに
企業誘致に尽力する姿勢は必須だと私は考え、覚悟しています。多額の予算を投資しての今回の事業に関して、今後も財政面等も含め真摯に向き合う所存です。何とぞ私の意見に賛同いただきますよう切に願い、賛成の討論とさせていただきます。
○議長(
上原康雄君) 次に、議案第三十八号に対して反対、十五番栗下政雄議員の発言を許します。
○十五番(栗下政雄君) 議案第三十八
号令和元
年度えびの市
産業団地整備事業特別会計予算の補正(第一号)についての議案に対する反対でございます。
この議案につきましては、工業団地の旧団地の執行部からの説明を受けたのが、今から約六年ぐらい前だったと記憶しております。その後、議会も
全員協議会、また一般質問、いろいろな角度で論議をして、市民の方々からいろいろな御意見も承っております。
また、六年の間、市議会議員選挙も行われました。賛成反対の両論の中で今ここにいらっしゃる皆さん方が選ばれたわけでございます。私もその一人でございます。私は、反対する理由は、今村岡市長の市政の取り組みについてのことでございます。市長も市政発展のために一生懸命努力はされております。尽力されております。
しかしながら、私たち二元代表制である議員との向き合いが、いま一つ足りないんじゃないかと思っております。といいますのが、去る昨年の十月二十四日、市長応接室におきまして、私と同僚議員が我が
えびの市が抱えております防衛施設が、
えびの市には四施設あります。その中でも最初にできました昭和五十年五月十日に。
○議長(
上原康雄君) 栗下議員。
○十五番(栗下政雄君) そのときに、昭和三十年五月十日に霧島演習場は設置されておるわけです。当時の真幸町長永崎公、加久藤町長中村益彦、両町長と鹿児島県吉松町中水千利町長と両知事が西部方面総監と契約されまして、霧島演習場使用協定書ができておるわけです。そのことで。
○議長(
上原康雄君) 栗下議員、議案に対する反対討論でありますので、これ以上はいけません。そこを理解して討論を
お願いします。
○十五番(栗下政雄君) そういうことで、市政を進める中で、今工業団地の問題が話題になっておりますが、このことを含めて市長のほうに、霧島演習場を通っておる岡元用水路、これは西郷水路のほうにも流れ込んでおるわけでございます。
堂本水路のほうにも流れてきているわけでございます。そういった関係がありますから、私は、議案とは関係はないという、議長が今注意をしますが、わかりやすく討論をやらないと、何のために反対してるのかと。
そういうことで、市長が向き合ったときに、どうも私どもと思想が違うというような発言をされて。
○議長(
上原康雄君)
傍聴席は静粛に
お願いします、発言は許可されておりません。
○十五番(栗下政雄君) そういったことで、私どもは関係省庁に行きまして、今霧島演習場から岡元用水路が流れてきております。これは下流のほうの今予定をしておる工業団地のところにも流れてきておるわけでございます。そういう関係の整備をするために、防衛省のほうに足を運んでくれということでしたが、足を運ばず、私どものほうで強く要望いたしました結果、調査することになっておると思います。
そのような観点で、この工業団地の造成の費用につきましても、先ほど
委員長の説明では、約九億円借り入れると、全体的には一十二億円
市中銀行から借り受けるというような説明でありました。現在では、どこから借りるということも明確な答弁はなかったと聞いております。
今、市の特別会計の病院の特別会計にいたしましても、毎年累積、一般会計から病院会計のほうに一億三千万円ほど特別会計のほうに繰り出しをしておるような状況で、この累積も市立病院も七億円も借金があるわけでございます。この特別会計で、もう一つの水道のほうも特別会計がございます。この水道も一億円近く借金になっているような状況であります。これは議員の皆さん方、皆さん、十分熟慮されている問題だと思っております。
市立病院、水道、約八億円ぐらいの借金があるわけです。税収はわずか一十九億円、職員に対する、我々に対する費用も約二十億円、一十二億円も借金をしてこれから先はどうなりますか。私は、こういうことをするよりも同じ特別会計、市立病院をもう少し整備をして、そして市民が、若い人が、若い家族が
えびの市で生活できるような医療環境の整備を急がなければならないと私は思っております。
そうすることが、
えびの市で子育てができて生活ができるわけですので、雇用の面もふえるわけです。工業団地をつくったからといって、今市長の説明では大型施設が来るような話でもありました。しかしながら、新たに
えびの市に進出する役員会を開いたところ、現段階でははっきりしていないというような答弁でありました。そのような状況で、現段階でもこの企業が何社、
えびの市と契約でもしましょうかというような段階であれば、私も賛成をします。しかし、現段階ではそういう状況じゃない。極めて厳しい状況です。特別会計が病院会計も赤字、こういった赤字を見越しての特別会計の設置には、断固として反対でございます。
したがいまして、議案第三十八号につきましては、反対といたします。議員の皆さん方の御理解を賜りたいと思います。ありがとうございました。
○議長(
上原康雄君) 次に、議案第三十七号及び議案第三十八号に対して賛成、十四番蔵園晴美議員の発言を許します。
○十四番(蔵園晴美君)
令和元年五月十五日
臨時会に提案されました議案第三十七
号えびの市
課設置条例の一部改正についてと、議案第三十八
号令和元
年度えびの市
産業団地整備事業特別会計予算の補正(第一号)について、関連がありますので両議案に対し賛成の討論をいたします。
本議案につきましては、長年の懸案事項でありました
企業誘致政策の大きな第一歩の始まりであります。一九九五年、平成七年七月二十七日、人吉インター、
えびのインター間が開通し、これによりまして九州道は全線開通いたしました。本来ならば、今回の
産業団地整備事業は、高速道路全線開通前に整備しておくべきだったといつも考えておりました。
平成七年、市議会議員に初当選させていただき、何回となく
産業団地造成を提案し、そのたびオーダーメード方式の答弁で、一向に前進することなく今日を迎えました。オーダーメード方式であれば、現在の
湯田西郷地区の立地場所の選定、
地権者の同意、土地の売却価格など、調査を提案したこともありました。
そのような経緯の中で、本日いよいよ長年の思いが実現しようとしています。
大型事業は大きなリスク、つまり危険性を背負いながら、リスク軽減に向け
企業立地を推進すべく、企業訪問を精力的に取り組んできた執行部の努力に対し、まずは敬意を表しておきます。
私も議員として二十三年間、きょうのため活動してまいりました。私の議員人生の集大成でもあります。これまで企業からの打診を受けても、民間用地の田畑の紹介の方法しかなく、具体的に用地確保につながっていない状態が続いてまいりました。平成二十五年
えびの市工業団地
適地調査が行われ、平成二十六年九月四日に
全員協議会において、西郷湯田地区が最適地と報告がなされました。
さらに、平成二十九年八月には、
えびの市工業(産業)団地
基本整備計画が策定され、同年十月二十五日に説明を受けたと記憶いたしております。今日まで
地権者の皆様の御理解をいただき、ほぼ一〇〇%近い同意をいただいているようであります。
また、本年平成三十一年四月二十五日には、
全員協議会の席において、
えびの市
産業団地計画にかかる説明を受けております。
少子高齢化の進む中、若年層の流出を防ぐため、市内での働く場所を確保し、ひいては市外からの人の流入を進めることが喫緊の課題でもあります。
また、先ほども申し上げましたが、これまでは民有地の紹介にとどまり、
価格交渉や立地の
タイミング、地質の状況等、明確な調査結果の資料もなく、結果的には、県内、県外の工業団地に立地した話もよく耳にしているところであります。執行部担当は、
企業誘致活動に全力で取り組み、関東、関西、東海、九州各地において物流、製造、卸売り、農業、ITなど各企業と百三十件余りの企業訪問を実施いたしております。
報告によりますと、
産業団地にかかる具体的な調査、計画、設計を行うようになり、企業側の反応も大きく変化してきているようです。特に、実施設計に入り
産業団地が具体化になるにつれ、企業からの打診もふえ、企業訪問でも複数の企業から非常に感触のよい回答を得られるようになったとのことであります。
また、
企業立地課を設置することにより、企業に対してもこれまで以上の信頼関係を保ちながら、誘致活動が展開できるものと確信をいたしております。
さらに、南九州拠点都市の形成に向けて、
企業立地を限りなく促進する観点からも、将来にわたって課設置の必要性を強く感じております。
このように、
えびの市、企業間の良好な状況の中、
えびの市議会として
企業誘致事業に賛同し、前向きな姿勢を示すことにより、進出希望する企業に対しても、安心して
えびの市に立地できる環境を整えることが求められております。一日でも早く
団地造成を進め、
企業立地に向けて行政、議会が一丸となって取り組み、重要な
課設置条例及び
産業団地整備事業特別会計予算であります。
議員各位の御賛同をいただき、
団地造成の早期完成と若者の人口流出を防ぎ、働く場所の確保に向けて成功させようではありませんか。
以上をもちまして賛同の討論といたします。御清聴ありがとうございました。
○議長(
上原康雄君) ほかに討論の通告はありません。
以上で討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
まず、
報告第 四号 専決処分した
えびの市
税条例等の一部を改正する条例の承認について
報告第 六号 専決処分した平成三十
年度えびの市
一般会計予算の補正(第十二号)
の承認について
及び
報告第 七号 専決処分した平成三十一
年度えびの市
一般会計予算の補正(第二号)
の承認について
以上、三件を一括採決いたします。
本案に対する各
委員長の報告はいずれも承認であります。本案は、各
委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
上原康雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案はいずれも各
委員長の報告のとおり承認されました。
次に、報告第五号専決処分した
えびの市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例の承認については、起立により採決いたします。
報告第五号に対する
産業厚生常任委員長の報告は承認であります。本案は、
委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
上原康雄君) 起立多数であります。
よって、本案は
委員長の報告のとおり承認されました。
次に、議案第三十七
号えびの市
課設置条例の一部改正については、起立により採決いたします。
議案第三十七号に対する
総務教育常任委員長の報告は可決であります。本案は、
委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
上原康雄君) 起立多数であります。
よって、本案は、
委員長の報告とおり可決されました。
次に、議案第三十八
号令和元
年度えびの市
産業団地整備事業特別会計予算の補正(第一号)については、起立により採決いたします。
議案第三十八号に対する
産業厚生常任委員長の報告は否決でありますので、原案について採決をいたします。本案は、原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
上原康雄君) 起立多数であります。よって、本案は、原案のとおり可決されました。