えびの市議会 2017-10-30
平成29年10月定例会(第 3号10月30日) 一般質問
平成29年10月定例会(第 3号10月30日)
一般質問
平成二十九年十月三十日 午前九時三十分開会
第 一
一般質問
本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件
平成二十九年十月三十日 午前九時三十分開会
一
一般質問
出 席 議 員(十五名)
一番 上 原 康 雄 君 一〇番 北 園 一 正 君
二番 小 宮 寧 子 君 一一番 竹 中 雪 宏 君
三番 吉 留 優 二 君 一二番 西 原 義 文 君
四番 金 田 輝 子 君 一三番 西 原 政 文 君
五番 中 山 義 彦 君 一四番 蔵 園 晴 美 君
六番 遠目塚 文 美 君 一五番 栗 下 政 雄 君
七番 小 東 和 文 君
八番 田 口 正 英 君
九番 松 窪 ミツエ 君
欠 席 議 員(なし)
議会事務局職員出席者
事務局長 坂 本 和 彦 君
議事運営係 杉 村 勇 祐 君
事務局次長 外 村 幸 一 君
議事運営係長 鶴 田 淳一郎 君
地方自治法第一二一条による説明のための出席を求められた者
市長 村 岡 隆 明 君
社会教育課長 領 家 修 司 君
副市長 杉 元 真 一 君
市民協働課長 藺牟田 順 子 君
教育長 萩 原 和 範 君
福祉事務所長 田 中 良 二 君
総務課長 宮 浦 浩 二 君
健康保険課長 大木場 操 君
企画課長 谷 元 靖 彦 君
介護保険課長 川 田 伸 一 君
財政課長 山 口 忍 君
観光商工課長 吉 留 伸 也 君
建設課長 森 隆 秀 君 税務課長 中 満 敦 雄 君
農林整備課長 寺 園 久 志 君
市立病院事務長 馬越脇 浩 君
財産管理課長 築 地 厚志郎 君 基地・
防災対策課長 黒 木 良 二 君
畜産農政課長 米 倉 健 一 君
地方創生対策監 塩 田 康 一 君
学校教育課長 川 野 利 光 君
企業誘致対策監 松 葉 洋 之 君
開議 午前 九時 三十分
○議長(
上原康雄君) ただいまから、本日の会議を開きます。
本日の会議は、議席に配付いたしております議事日程第三号によって進めます。
これより、本日の日程に入ります。
日程第一、
一般質問を行います。
今期定例会の
一般質問発言順位については、議席に
一般質問通告一覧表を配付いたしておきましたから、御了承願います。
本日は、
西原義文議員、
遠目塚文美議員、
金田輝子議員、
松窪ミツエ議員の四人を予定しております。
まず、十二番
西原義文議員の発言を許します。
西原義文議員。
○十二番(
西原義文君) おはようございます。
今期改選後の
トップバッターということで少し緊張しておりますが、今回五項目を通告しておりましたので、一生懸命質問させていただきたいと思います。
まず初めに、順序を変えて三番目と四番目ですね、
VLF送信所についてと
防衛補助金額についてのことをお伺いしたいと思います。
まず初めに、お断りしておきますが、この
VLF送信所についての質問は前回もさせていただきましたが、決してこれは物見で質問しているわけではありません。重要な世界に六基しかない重要な基地を持った、今このアジアの情勢を考えたときに、非常に緊迫した状況であるというのを踏まえて、また市長を初め我々議員は、このえびの市の市民を生命財産を守る義務があるということを第一に考えて、今回こういう質問をさせていただきますので、市長のほうも、そういうお考えのもとに答弁のほうをよろしくお願いしたいと思います。
それではまず、市長にお伺いしたいと思いますが、この北朝鮮の
核ミサイル中距離弾道ミサイル発射実験で、日本の上空を通過する事案が発生し、
攻撃カンゲキミサイルPAC3を配備したことはまだ記憶に新しいことと思いますが、このような状況の中で、市長は、この高野の
VLF送信所についてどのようなお考えであるのかお伺いしたいと思います。
○市長(
村岡隆明君) 北朝鮮の
弾道ミサイルが、八月二十九日、九月十五日の二度にわたり北海道の南部上空を通過したということで、国のほうでは、函館の駐屯地のほうにPAC3の部隊を配備したということは存じ上げているところでございます。我が市にあります
VLF送信所におきましても、潜水艦に電波を送る我が国にとっては大変重要な施設であるということは認識をしているところでもございます。
また、後ほど御質問の中で出てくるかもしれませんけれども、市民の皆様からも、十月十二日に
要望活動の取り組みについての要請等もいただいておりますので、そういった市民の皆様方の心配されてる声をしっかり国のほうには届けていきたいと思っております。
○十二番(
西原義文君) 今、私も聞こうかなと思ったんですが、市長のほうから、市民のほうからそういう形の要望書が出されたということなんですが、もし差し支えなかったらどういう要望書だったのか、その要望書をここで読み上げていただければいいと思いますが、よろしくお願いします。
○市長(
村岡隆明君) 基地・
防災対策課長をして読み上げさせます。
○基地・
防災対策課長(
黒木良二君) 十月十九日に、
自衛隊基地等を考える市民の会の会長以下会員の方々が要望に来られましたので、その内容について御説明申し上げたいと思います。
迎撃ミサイル部隊の配置等の
緊急要望活動の取り組み方について要請。
村岡市長におかれても御承知のとおり、最近北朝鮮による
大陸間弾道ミサイル、
ICBM発射実験、訓練や核開発、核実験などが繰り返され、特に安倍政権が、米国との親密な
連携行動等で強固な圧力姿勢を打ち出している動き等も影響してか、
日本列島横断実験等、我が国への敵視政策とも思われる不穏な動きが繰り返されています。
また、米国の
トランプ政権は、報復攻撃や先制攻撃も含めた軍事攻撃の選択肢も排除しないとしており、いつ核戦争に発展するかわからない極めて危険な状況へと進む可能性も否定できません。
そうした中で、米軍の支援行動として我が国の潜水艦による
軍事行動等が開始されることも予想され、そうなると、日本で唯一の
VLF基地は北朝鮮の攻撃の的、標的になることは必然であり、あるいは既に攻撃の照準があわされていることも予想されます。そうした軍事作戦上極めて重要な
VLF基地が所在するえびの市民は、極めて危険な状況に置かれていると覚悟しなければならないと考えられます。
しかしながら、政府、国会では、VLFの評価認識が極めて低く、昭和六十二年八月に締結されたVLFに関する覚書条項は無視され続けたまま今日に至っております。
そこで、最近の
朝鮮半島情勢の緊迫状態にかんがみて、政府において、えびの市民の安心安全を守る緊急措置として、下記の対策を緊急に対処、措置されるようえびの市として強く要求活動を展開されるよう要請します。
以上、
本会役員一同、署名、押印をもって強く要望し、市長の早急な行動展開を求めるものであります。
記
①北朝鮮による
VLF基地攻撃という万が一の場合に備え、
我が国自衛隊による
迎撃ミサイル部隊、PAC3部隊をえびの市内に一日も早く配置し、市民の安心安全を確保する措置を講ずること。
②VLF基地の
特定防衛施設指定を緊急に実行するよう改めて強く要求すること、遅くとも本年十二月末まで指定を実行させること。
以上、会長以下十名の方々の署名、押印をいただいているところでございます。
○十二番(
西原義文君) 今市民の団体の方から要望書が出されたのを読み上げていただきましたが、市長、今ちょうどこういう形の分で中央に要求する
一隅チャンスだと思うんですよね。今こういう緊迫した状況の中で、ただ、強く
要望活動するだけじゃなくて、もう前々から数名の議員の方も、またいろいろな団体の方もおっしゃってますが、このVLFを
特定防衛施設に指定していただくように、あわせてそちらのほうも陳情活動をされる考えはないのかお伺いしたいと思います。
○市長(
村岡隆明君) 先ほど申し上げましたとおり、この要請につきましては、国のほうにしっかり伝えていきたいと思っておりますし、この要請の中にあります
特定防衛施設指定、これにつきましては、議会等との
取り決め等も事前にさせていただいておりますので、慎重に取り扱っていきたいと思っております。
○十二番(
西原義文君) 取り決めがあるということで、なかなか強い意思は見えないんですが、もう、ぜひよく報道なんかでも言われておりますが、今北朝鮮が攻撃目標してるのは、いわゆる
在日米軍基地ということをよく報道されておりますが、決してそれだけじゃなくて、この世界に六基しかないこのVLFですね、これがいわゆる攻撃されると、我が国の
海上自衛隊関係の潜水艦は―――――で、もう全く動きができなくなります。そういう状況の中で、これは極めてこのVLFは、日本の国にとっても重要な施設でありますので、ぜひそこをよくお考えになられて、しっかりこの
中央政府のほうに強く要望をお願いしたいと思います。
続きまして、この今話の中で、世界に六基しかないという話をしておりましたが、この三番目に世界に六つしか設置されておらず、軍事的に重要であるということは間違いなく、軍事的にも認めているということである。日本に一つしかないという重要なこの施設を
無防備状態でいいのかということですね。市長が早急に
カンゲキ部隊の配備の要請をすべきと思うがということで、今ここに、
市民団体の方からもこういう要望書が上がっておりますが、それにあわせて再度市長のお考えをお伺いしたいと思います。
○市長(
村岡隆明君) 現時点では、VLFにはそういった迎撃部隊の配備はされてないわけでございますが、国としても、あらゆる方法で
迎撃態勢、VLFのみでなく、日本全体のことを考えた
迎撃態勢というのは整っていると思っておりますが、先ほど来申し上げておりますように、
海上自衛隊の非常に重要な施設があるということと、市民の皆様方からもこういったお声が上がっておりますので、国にはしっかり伝えていきたいと思っております。
○十二番(
西原義文君) それでは、今、軍事的な重要な施設であるということは、もう市長のほうも理解していただきました。いわゆる今この
ミサイルをこのVLFのこの施設を守るために、今我々がこの市全体がえびの市は自衛隊のまちということを公言しております。そこで、この
市民団体の方も、要望の中に文書に入っておりましたが、この
カンゲキ部隊の
ミサイル、VLFを守る
カンゲキ部隊のいわゆるこの部隊の新設ですね、設置ですね、それを要請する考えはないのかお伺いしたいと思います。
○市長(
村岡隆明君) 国を守る上で迎撃するわけでございますが、それはその重要な施設の近くだけでなくて、もうちょっと我が国の領土と北朝鮮の間で一番有効なポジションに恐らく置かれているのではないかと思っております。当然、今回
VLF送信所をしっかり守っていただきたいという要望が市民の皆さん方からも出ておりますが、先日開催された
九州市長会の中でも、緊急に決議をしようということで、しっかり国を守って国民に説明ができる防衛を整えてくれということは、国のほうにも、九州の市長会の総意ということで要望させていただきましたので、それに加えて、えびの市民からこういった要望が上がってるということで、またしっかり伝えていきたいと思っております。
○十二番(
西原義文君) 今、市長はどこかの部隊でこのVLFも守ってるんじゃないかというお話をされましたが、今、日本にはこの
ミサイル防衛関連施設が全国あわせて四十数カ所あります。県内をとれば高畑山ですね。高畑山の航空関係の
レーダー基地が一つあります。これはあくまでも、ただ
レーダーサイト、レーダーだけの基地ですので、
カンゲキするとか、そういうことはできませんが、日本にはこの
カンゲキ部隊が全国で六カ所あるそうです。その中で攻撃されたときの要所を守るというのが、今その六カ所の中で主要になっているのが、この主要都市、大きい都市だけを守るための
カンゲキ部隊だそうです。これでは、我々としてはこのVLFという重要な施設を抱えているこの自治体としては、不満足なんですね。ぜひこのえびの市に、この
ミサイルの
カンゲキ部隊の設置をですね、これが設置ができれば、えびの市にもまた人口が部隊の数がふえて、ひとつ活性化にもつながってくると思います。
今のやっぱりえびの市のこの
自衛隊基地を考える会の人たちも、まだいろいろな形で運動されてるという話も聞いております。そういう形でぜひこの
カンゲキ部隊の七個目の設置を、七個目の設置をぜひえびの市にという形で強く
中央政府のほうに市長のほうで
行政要望をしていただきたいと思います。
もう一回市長のお考えをお伺いしたいと思います。
○市長(
村岡隆明君) これまでも御答弁しているように、しっかり要望の中身については国のほうに伝えていきたいと思っております。
○十二番(
西原義文君) 私は「
カンゲキ」というお話を今ずっと発言しておったそうですが、「迎撃」の勘違いでしたので、訂正させていただきたいと思います。
それとですね、今回、新富町が国と一体となって、武力攻撃があったときに
情報伝達訓練を行うと新聞にもありましたが、また、この十月号のえびの市の広報にも記載してありましたが、どういう形の訓練をされるのかお伺いしたいと思います。
この訓練のことに関しては通告したつもりでしたが、通告しておりませんので、これは
取り消しをさせていただきます。
では続きまして、この
防衛補助金額について一点だけお伺いしたいと思います。
今、私のいただいたこの資料の中で、平成二十八年度
支給補助金額一億一千五百一十八万円補助金がありますが、今回この
衆議院選挙が改選後、自民党が圧倒的な勝利をおさめました。改選前から、憲法九条の中にこの
自衛隊明記をするということを公言して、今後また議論をされてくると思います。もし、この憲法九条にこの自衛隊が明記された場合、もう法律的に、自衛隊はもう法的にはもう認められるという形になるわけですが、このときに、今まで防衛省からいただいてた補助金ですね、この補助金の金額が変わってくるものと思われるのか、そこをお伺いしたいと思います。
○基地・
防災対策課長(
黒木良二君) 現時点におきましては、憲法九条についての改正は行われておりませんし、当然ながら、防衛省からの
補助事業及び補助金に関する変更事項の通知等も届いておりませんので、承知していないところでございます。
○十二番(
西原義文君) そうですよね。はっきりわかりませんが、私もそこ補助金がないと、このえびの市の財政も大変きついところがありますから、そういう形で減ると大変だがなということでお伺いしてみました。まだわからないということで承知しております。
また、ちょっと発言の取消しをお願いしたいと思いますけれども、議長、よろしいですか。
○議長(
上原康雄君) ただいま
西原議員のほうから発言の
取り消しの申し出がありましたので、これを許可します。御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
上原康雄君) 御異議なしと認めます。
○十二番(
西原義文君)
先ほど発言の中で、
VLF送信所の件のことで「―――――」という言葉を発しましたが、不適切な発言でしたので、
取り消しをしていただきたいと思います。
○議長(
上原康雄君) ただいま
西原義文議員から発言の
取り消しの申し出がありました。これを許可することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
上原康雄君) 御異議なしと認めます。よって、発言の
取り消しを許可することに決定いたしました。
○十二番(
西原義文君) 次に、道の
駅えびのに
コインシャワー設置のところで質問させていただきたいと思います。以前に、
コインシャワーの質問したことがありましたが、その後の進捗状況をお伺いしたいと思います。
○
畜産農政課長(
米倉健一君) 議員のほうから以前質問を受けまして、全国道の駅での
シャワー設置の状況をネットのほうで、また道の駅への
シャワー設置の要望等につきましては、
国土交通省の担当者の方に確認をしたところでございます。
まず、
コインシャワーの設置につきましては、全国千百十七道の駅がございますが、三十一道の駅で設置されているようであります。また、九州管内では二カ所設置されております。
また、道の駅への
シャワー設置の要望というところでありますが、これは道の駅の行政窓口であります
国土交通省宮崎河川国道事務所の担当者の方にお伺いをいたしました。宮崎県
トラック協会からは、これは道の
駅えびのにということではございませんけれども、道の駅に対して、
大型トラックの
駐車スペースの確保について要望があるということでございます。
コインシャワーの設置の要望は、今のところ届いていないということで確認をしております。
○十二番(
西原義文君)
コインシャワーの設置の要望は届いてないということをおっしゃいましたが、今回この道の
駅えびのを利用したこの
高速道路をインターおりて一時間以内だったですかね、一時間以内滞在であれば、また次に高速に乗っても料金は変わらないということを今回そういう形の制度をつくるということで、それだけこのえびの市の道の駅も注目されてるということなんですよね。そういう形でかなり来客数もふえてきます。常日ごろ、私もよく自分のこういうバイクでいろいろツーリングするときに、
コインシャワーを利用したり、
キャンプ場の
コインシャワーをよく利用しておりますが、非常に助かるんですね、これがあると。
いわゆる私がなぜこれをこんなことを言うのかというと、もう前にもお話しましたが、このえびの市の場合は、冬になったときに加久藤峠が、確実性はないんですけれども必ず
通行止めになります。それから、今度はまた
通行止めになった場合に、出水のほうに回っても峠があります。そちらのほうも
通行止めになって、三日、四日足どめをされる
長距離ドライバーがいらっしゃるということで、大きい駐車場となるとこの道の駅が一番安心なんですね。あとはコンビニとか、そういうところに車よく停めていらっしゃいますが、そういう
長距離ドライバーの方の要望を、ある
トラック関係に従事していらっしゃる業者の方が、よく要請を受けてらっしゃるそうです。市内の方がですね、その方からこういう形はできないですかということで、私も相談を受けて、前回もそういう話をさせていただいたところなんですが。北川の「はゆま」ですね。「はゆま」にも立派なやつが三基かな、四基かな、
コインシャワーが、トイレと休憩所の間に設置されております。
そういう形で、物すごくあれがあると便利なんですね。まして今回こういう形で
高速道路を利用できるという、かつ、また料金も変わらない、こういう制度ができたときには、もう何も
長距離トラックだけの人たちの施設じゃなくて、今この車中泊もはやっておりますので、そういう車中泊の人たちも利用されてくる。そういう形に私は考えております。ぜひ今こういう制度を利用して、いいチャンスですので、もう一回設置する方向で検討していただければいいかなと考えておりますので、もう一回課長のお考えをお伺いしたいと思います。
○
畜産農政課長(
米倉健一君) 今議員おっしゃられましたETC二・〇
実証実験が道の
駅えびので開始されるということで、今
国土交通省のほうで準備が進められております。
議員おっしゃいますように、
実証実験となりますと、当然利用者がふえるということが想定されます。道の駅におけます市内観光などの
情報発信機能の強化に、まず努める必要があると思っておりますし、また、道の
駅利用者増に対応できる
施設整備も必要であると考えております。
先ほど、
国土交通省の方の
大型トラック協会からの要望について申し上げましたけれども、現段階において、道の
駅えびのには
大型車両のスペース、
駐車スペース六台ございます。これは
大型トラック、観光バスを含めての駐車場ということになっておりますので、現時点においては、
大型車両の対応というところでは、まず
駐車スペースの確保ということを優先して取り組んでいきたいと考えているところでございます。
○十二番(
西原義文君) ぜひ、私としては早急につくっていただきたいと思っております。また、今回この議案第六十三号という形で、
アウトドアビジターセンター条例も策定されて、あそこにそういう施設ができるという形ですので、人もふえてくると断言しておきます。そんなに
キャンプ場なんかの、
キャンプ場を例にとると、そんな立派なやつじゃなくてもいいんですよね。ただ、
シャワーを利用するときに、個室としてちゃんとそういう確保される建物だったら、私はもうそれで十分だと思いますよ。何も大きい建物の中にぴしゃっとつくる必要もないと思います。
キャンプ場なんかの
シャワー施設というのは、もう簡単につくってありますので、もう湯船なんか要らんとですよ。もう
シャワー一本なんですよ。
シャワー一本で脱衣所と
シャワーの浴びるところが分けてあるだけで、もうそれだけの建物なんですね。もう休憩室とかそういうのは一切必要ありませんので、ぜひそういう形で検討していただきたいと思います。
それと、もう一点なんですが、今回、この道の駅の整備計画が、
駐車場整備計画が上程されておりますが、この屋内の
売り場面積が狭いという声もよく耳にしております。今後、この
売り場面積の、議員の中でもいろいろな議員の方がこの
拡張計画を西側のほうにも延ばしてほしいとか、そういういろいろな計画を質疑されておりますが、この
売り場面積の
拡張計画の考えはないのかお伺いしたいと思います。
○市長(
村岡隆明君)
売り場面積の拡張につきましては、五
者会議等も開催する中で、五者会議の中でも共通の認識として持っているところでございます。そういった点も踏まえまして、今年度駐車場であったり、土地の拡張の予算をお認めいただきました。現時点では、来年度の当初予算で増築に向けた実施設計の費用を計上する予定としているところでございます。
○十二番(
西原義文君) ぜひ、そういう形で実現することを期待しております。
続きまして、市道管理についてお伺いしたいと思います。
現在、担当課により市道等については適切に管理されております。また通行車については、非常に感謝していらっしゃるという話をよく耳にしておりますが、近年高齢化が進んで、
地域住民では作業が困難な箇所が出てきているそういう声も聞いております。
また、この市道の両側面は作業済みできれいに整備されているのは、もう我々も確認をしておりますが、この両側面の立ち木が大きくなり、
地域住民では作業ができなくなっております。また、この
大型車両が通行する際に、
中央線寄りを、真ん中のこの
中央線寄りを通行してくるという相談も聞いております。こういう状況についての担当課の考えをお伺いしたいと思います。
○
建設課長(森 隆秀君) 市道敷きの部分につきましては、計画的に除草等を行っていますが、民有地から生えている草や樹木については、財産権の問題もあり対応できないところです。倒木等の緊急を要する場合については建設課で伐採等をしている状況ですが、現在、道路や歩道の倒木、枝の
張り出し等が通行の支障になったり、標識が見えなくなっている箇所が多くあります。これが原因で車両や歩行者に事故等が発生した場合は、樹木の所有者が責任を問われる場合もありますので、土地所有者に対して樹木の伐採、枝払いを市の広報等を利用してお願いしているところでございます。
○十二番(
西原義文君) 今のその状況はよくわかっているんですが、いわゆる今のえびの市では、八月に市内一斉道路掃除、そういう形で事業を行っておりますよね、自治会を中心にした。この中で、昔は人口も多くて若い方たちも地元に定住してらっしゃって、若い方たちを中心にある程度この日に伐採した分には、その持ち主も文句が言えないというそういう習慣で、道路等もきれいに伐採管理されておりました。最近人口減少、高齢化も伴って、若い方たちが少なくなられて、この立ち木ちょっと上のほうまではもう伐採ができなくなったということで、そのまま放置されて今のような状況になってきてるんですね。
そこで、持ち主に、切れないところは持ち主に相談をして処理していただくというのは、今お考えを述べられましたが、行政のほうでそういう苦情があったときに、例えば持ち主の許可をいただいて、許可をいただいたときに、許可が出たときに、行政のほうでどういう対処をしていくのか、いわゆるそういう専門業者にお願いするのか、担当課で処分をしていくのかですね、そういうお考えがあるのかお伺いしたいと思います。
○
建設課長(森 隆秀君) 八月に行います道の整備につきましては、毎年自治会のほうにお願いしている状況です。その中で、いろいろ状況について回答をアンケート等をいただいているところですが、その中でも今議員がおっしゃいますような内容もあります。ですが、先ほども申しましたように、財産権の問題もありまして、またそういう箇所も多いもんですから、その内容につきましては、今後まだ検討していかなければならないのかなと考えているところです。
○十二番(
西原義文君) そういうものが原因で、先ほどもお話されましたが、事故等が発生したときには、もうその当事者の責任になるのは当然だと思いますが、今この世の中には、いろいろな責任感を申し上げて、結果的には、行政のほうにもそういう形で怠慢じゃなかったのかなんていう形でそういうことがあるかもしれません。今、よくこの担当課の人たちが道路を清掃してらっしゃるのをよく見かけるんですが、今ほとんど機械でされますよね。ほとんど機械化されていて、昔からすると楽かなという点は感じています。
そこで、これは提案なんですが、前にもちょっとお話ししたことが、雑談の中でお話ししたことがあると思うんですが、九州電力、九南、NTTは私は見たことがないんで、この九南、九工、九州電力の外の作業をされる方たちが、いい道具を持っていらっしゃいます。いわゆる操作棒という道具で、先のほうに一つののこで三日月形になったのこで、先にかぎがついてて、下のほうに鎌になる代用品になるやつがついています。切れば刃が両方押しても切れる、引いても切れるという刃になっていますから、てげな人間の頭ぐらいの木まで切れるんですね、張り出てるやつは。それが一本の長さが大体一・八メートル、二メートルもないのかな、一メートル八〇ばかりの長さで強化プラスチックになってます。それを簡単につなぎ合わせて、高さに応じて切れる道具になってます。
そういうのを、これ地元のいわゆる九南、今、九電はもう今都城市のほうに行かれてますので、小林市にこの道路電線を支障のあるところを伐採して歩く専門の方たちがいらっしゃいます。そういうところに問い合わせされたら、そういう持ち運びもすごく便利ですので、上のほうののこも取りかえができるように、簡単に取りかえができるようなそういう道具がありますので、ぜひそういう道具も、常に作業されるときに一緒に持っていていただいて、もうちょっと、見た目でちょっとこれ、かかるところがあるかなというそういうときには、そののこでさっさっと切れば、財産がどうのこうのと、そういう必要もないと思います。あれが大きくなって、需要が出るような形になったときに切るから問題が出てくるんですね。その道具は何もそん根ばえから切る必要ありません。根元から切る必要ありませんので、上だけ切ればもうそれで十分ですから、そういう万能なそういう道具もありますので、ぜひそういう道具の検討をされてみてはいかがですか。お伺いしたいと思います。
○
建設課長(森 隆秀君) その作業道具については、また今後検討させていただきたいと思います。
○十二番(
西原義文君) ぜひそういう形でお願いしたいと思います。
続きまして、一番、下から上がってきましたので、この空家対策についてのお伺いしたいと思います。
近年、当地でもこの空家が多くなってきているんですが、近い将来、急速にこの空家対策、空家がふえてくるということで、今回この空家対策条例の制定が必要になってくると思いますが、まだ今、財産管理課に移行されておりますが、私が質問をした当時は、まだ市民環境課が担当だったと思います。そのときに担当課の方の答弁の中では、国が今指針を示している状況だから、国の動向を見ながら決めていくという答弁を確かされたと思っておりますが、その当時からこの進捗状況はどうなっているのかお伺いしたいと思います。
○
財産管理課長(築地厚志郎君) その後についての進捗状況でございますが、御承知のとおり、空家対策特別措置法が施行され、空家について各自治体が推進すべしということになっております。それを受けまして、えびの市におきましても、空家対策につきましては、ことし三月定例会で御説明したとおり、空家等実態調査を実施しまして、平成二十九年三月末でデータベース化が完了しております。
今回の定例会に提出しております空家対策等審議会条例案を可決いただいた後に、審議会の設置を進め、この中で特定空家等の判断基準の作成、実態調査結果の確定を行っていく予定でございます。
その後、空家対策審議会におきまして、えびの市の空家対策計画を策定し、その計画に基づき空家対策の推進を行う考えでございますが、この空家審議会において、空家等対策計画の実施のための推進の条例が必要と判断された場合におきましては、その条例化に向けて検討を進めていくということになります。
○十二番(
西原義文君) 今説明をいただきましたが、その空家対策についての下の括弧欄の中に、所有者不明の土地という形も入れております。これはなぜかというと、いわゆるこの空家が自分の土地までついたもち、何というんですかね、土地と一緒に連携した空家でない場合があるんですね。これはまだえびの市にも結構あると思います。家は空家状態の持ち主がいらっしゃるんですが、土地がまた別な方がいらっしゃると、そういう事例も結構、私の地区でもそういう事例がありますので、この空家条例を今回えびの市、議案第六十四号でえびの市空家対策審議会条例制定というのが提案されておりますが、この中に、条例の中に、この設置条例の中に第二条という中に、いろいろ四項目ほど掲げてあるんですが、この中に、ぜひこの土地の所有者のほうも明記していただければという、そういう形を考えておりますが、これはどうなんですかね。そういう形でできるんですか。特措法でただ家を壊せばそれでいいというものでもない。家を壊した後、今度はもし土地の持ち主が違ってたら、また最初から今度はやり直さないといけないという形になりますが、その土地まで連携して、土地主まで連携して対処していくような形はとれないのかお伺いしたいと思います。
○
財産管理課長(築地厚志郎君) 先ほど述べました国の空家対策特別措置法の中での空家という定義につきましては、あくまでもその建物があって、その建物が空家であった場合、その建物が乗っている敷地の樹木とか門とか塀とか、こういうものが措置法の対象に入りますよという定義でございますので、あくまでも建物が上に乗っているという土地でないと、特措法の範囲に入らないと解釈されるということでございますので、今議員がおっしゃる全ての不明な土地ということにつきましては、ちょっと厳しいかなと思っております。
○十二番(
西原義文君) いろいろ、今このこういう土地所有不明者が出てきて、いろいろな、まだえびの市ではそういう事例はないと思いますが、大きいところの自治体では、いろんな形で自治体の計画にも支障が出てきて、何年もそういう工事がストップしてるという事例があるということを聞いたものですから、こういう形でできればという形で質問させていただきました。
それでは、今、担当課の考えをお聞きしましたが、将来高齢化が進む中で、過疎化が進んで、将来、土地所有者不明の土地が出てきた場合、空き家もふえてくると思うんですが、こういう状況を市長はどのように考えていらっしゃるのかお伺いしたいと思います。
○市長(
村岡隆明君) 空家の問題が国のほうでも法整備されたように、えびの市内でも当然進んでおりますし、こういった所有者がわからないいろいろな財産というのは、今後ふえる傾向にあるのではないかと思っておりますし、しっかり市民の皆さん方にも、自分たちの財産、次にしっかり引き継いでいただくように、そういった啓発等も進めながら、財産の管理をしっかり市民の皆さんにしていただくように取り組む、さらに強化していく必要があると思っております。
○十二番(
西原義文君) この空家を括弧書きをしておりますが、この国内で九州の面積ぐらいの空家面積があるということだそうです。
続きまして、この五番目の⑤⑥のところなんですが、現在、この当市での所有者不明の物件がもしあれば、件数を示していただきたいと思います。
○税務課長(中満敦雄君) お尋ねの所有者不明物件とは、名義人が既にお亡くなりになっており、かつ相続すべき方もお亡くなりになっているもの、また相続放棄されているもの、相続人の住所がつかめないなどといったケースなどについての御質問であると思いますので、そういった観点からお答えしたいと思います。
税務課における土地・家屋に対する課税業務では、法務局で登記されている所有者、もしくは市に登録されている未登記家屋所有者に課税をしております。固定資産税納付通知書については、地方税法三百五十五条に基づき、所有者や納税管理人に送付しておりますけれども、相続人の特定が困難、または相続人が不存在、所有者が国外に転出、会社の解散による宛先不明など送達に困難がある場合は、地方税法第二十条の二、第一項に基づく公示送達を行っております。平成二十九年度の公示送達件数は、四十五件となっております。
○十二番(
西原義文君) 四十五件あるということで、担当課にお伺いしますが、将来的にこういう物件が、市のいろいろな計画等に支障が出てくるというお考えはないのかお伺いしたいと思います。
○税務課長(中満敦雄君) ただいま御質問がございました公共事業における不在者土地に対する支障も当然出てくると思いますし、またさまざまな点で、不在者土地所有者が不在者の土地につきましては問題が出てくるところでございます。こういった土地につきましては、土地を利用等して初めて所有者の所在の把握が難しいことが判明することが多いのが現状でございます。このような土地をふやさないためには、日ごろから予防策を講じておくことが重要であると考えておりますけれども、税務課におきましては、死亡届が提出されてから、亡くなられた方に固定資産の課税物件があった場合に、相続人の方々へ代表者指定届の提出をお願いしておりますけれども、その中に相続登記の意義についての法務局の啓発パンフレットを同封しております。
また、地籍調査事業を実施します地域の説明会におきましては、相続登記の意義についての啓発を図っておりますけれども、このような啓発を継続してまいりたいと考えております。
○十二番(
西原義文君) 先ほどから、この土地所有不明者のことを質問しておりますが、ある埼玉県だったかな、どこか、さいたま市やったと思いますが、こういう土地所有不明者の土地が出てきて、事業に差し支えがあるということで、事業がストップしているということがあったそうです。そこで、市、その自治体がとった対策というのが、いわゆるこういう土地所有者、所有者不明を調べる専門官の設置の担当課を設置されたそうです。それで幾らかは時間はかかるけど、作業がスムーズに流れているという、そういう報道もありました。
この六番目も同様なんですが、この空家同様放置されれば周辺の環境も悪化し、地域の不安を増大させることにもなるのですが、この所有者不明の、将来的でいいんですが、将来的そういう所有者のそういう土地、空家もそうなんですけれども、そういうのを専門的にそういうのを調べるそういう課の設置は考えていらっしゃらないのか、市長にお伺いしたいと思います。
○市長(
村岡隆明君) 現時点では、公共事業を進める上で大きな問題点が出てきてるというような状況は当市ではございませんが、先ほど来答弁しているように、所有者の不明な財産、土地も含めてですけれども、こういったことがふえてくることも予想されますので、しっかり対応はしていきたいと思っておりますが、現時点で特別な課をつくるという時期ではまだないと思っております。
○十二番(
西原義文君) 終わります。
○議長(
上原康雄君) しばらく休憩いたします。
休憩 午前 十時三十四分
開議 午前 十時四十五分
○議長(
上原康雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、六番
遠目塚文美議員の発言を許します。
遠目塚文美議員。
○六番(遠目塚文美君) では、二番目の
一般質問をさせていただきます。今回は通告事項が多いため、冒頭の挨拶等は控えさせていただきますが、今後四年間、どうぞ私なりの執行部の皆様への改善点、また新たな提案など行っていきますので、お願いをしたいと存じます。
では、通告書どおりに進めていきます。まず一、
村岡市長が配布された三期目に対するマニフェストに対しての質問でございます。これまでの八年間の実績を上げていらっしゃいますが、その中からの詳細についてお尋ねをいたします。
まず、市の産業振興より、新規就農者、新制度導入後、七年間で二十三人という記載がありますが、この人数は現在も継続して農業就農されていらっしゃるのかお尋ねいたします。
○市長(
村岡隆明君) まず、今回遠目塚議員の
一般質問に対する答弁をいたします前に、一言お断りをさせていただきたいと思います。私が配布いたしました資料につきましては、選挙の際に、有権者の皆様に対する選挙公約、またはマニフェストという位置づけではないところでございます。私の政治活動や政策に対する賛同を賜るための後援会資料でございまして、資料の中身につきましては、今後私が進めたい具体的政策における重点施策という形で位置づけをしておりますので、選挙の告示があってから発行した文書ではないということで、重点施策という形で御理解をいただければありがたいと思っております。
まずは、その最初に実績の中で掲げております最初の質問につきましては、
畜産農政課長をして答弁をいたさせます。
○
畜産農政課長(
米倉健一君) 平成二十四年度以降の新規就農者二十三名ということで、現在就農を継続されている方が二十一名いらっしゃいます。
○六番(遠目塚文美君) どのような形でも、二十一名現在も就農されていらっしゃるということはいいことかと思いますが、親元就農、または新規就農、その内訳というのはどうでしょうか。
○
畜産農政課長(
米倉健一君) ほとんどの方が親元就農ということになります。
○六番(遠目塚文美君) 親元就農で後継者が現在育っていらっしゃるという実績と理解いたしますが、よろしいでしょうか。
○
畜産農政課長(
米倉健一君) はい、そのとおりでございます。
○六番(遠目塚文美君) 次に、以前の定例会でも
一般質問で質疑をさせていただきましたが、国際認証取得について、その後の市の進捗状況などお示しください。
○
畜産農政課長(
米倉健一君) 国際認証制度の進捗ということでございますが、市の進捗ということではございませんで、県の進捗を申し上げますと、県においては、ことし八月に東京オリンピック・パラリンピックの食材調達基準を満たすひなたGAPの認証制度を創設されております。このひなたGAPにつきましては、国際輸出には対応してないところではございますが、輸出に対応したグローバルギャップの認証制度を参考に作成されております。県といたしましては、グローバルギャップなどの認証にチャレンジするファーストステップとして活用していただきたいと考えておられるようでございます。このギャップ取得を促進するため、県のほうでは農業改良普及指導員を対象に、指導員、審査員を育成するための研修を現在実施中ということでございます。
また、指導者を二百名、三十一年度までに確保する、そして二百経営体の認証を三十一年度までに取得させるという目標を持っておられます。農業者への説明会等の案内はまだ示されておりませんけれども、そのような説明会等の案内があれば、広く周知してまいりたいと考えているところでございます。
○六番(遠目塚文美君) オリンピック・パラリンピック東京大会だけを視野に入れたものではなく、今後、海外のシェアを見据えての取り組みになってくるかと思います。また、農業者の皆様にとりましては、取得後の継続も課題になってくるかと思いますので、そのあたりも密に連携をJA、また農家の皆さんの声など聞きながら、サポートできる体制を整えていただければと思います。まずはひなたGAP、県の認証の設定を待ちたいというところで理解してよろしいでしょうか。
○
畜産農政課長(
米倉健一君) 今議員おっしゃられますように、今後、県のほうからひなたGAPの研修会等の案内がありましたら、農業者の方に広く周知をさせていただきたいと思います。
○六番(遠目塚文美君) 次に、先だって報道されました都農町の取り組み、キウイフルーツの産地づくり事業についてどのようにお考えかお示しをお願いします。
○市長(
村岡隆明君) 都農町のほうでニュージーランドのキウイ生産者がキウイの生産を始めたと、いろいろなまちおこし等の活動もしているということでございます。非常に新規就農者の確保であったり、耕作放棄地の解消、そういったものにもつながる先進的な取り組みだと思っております。えびの市でも、こういったお話があれば取り組んでいきたいと思っておりますが、現在はなかなかこういった事業者と接触ができてないところでございます。
○六番(遠目塚文美君) ただいまの答弁にもありましたように、都農町はニュージーランドが資本となっておりますキウイ販売大手ゼスプリが株式会社となっている会社が参入しての産地づくり、つくるところから販売までといった、そういったシェアで取り組んでいらっしゃる事業だと思っております。外資系が農業に参入するということに関しては、是非があるということも承知しているところではありますが、市長として、いま一度どのように外資系の参入等々、外資系だけではなく、生産そして販売、一貫したこういった取り組みについてどのようにお考えかお示しをお願いします。
○市長(
村岡隆明君) 外資系のみならず、国内でも大手の企業が農業に参入してきている、そういった実例もございますし、企業誘致の際にも、そういったお話が時々出てくることもございます。具体的な話には現在なっておりませんけれども、先ほど申された外資系であったり、大きな企業体が農業参入することの是非もございます。まちの活性化につながるのか、地元の理解等も得られる必要があろうと思いますので、事前の対応、考え方の整理というのは必要かなと思っております。
○六番(遠目塚文美君) 農政につきましては、私が知り得ない大変深い学びが必要なところだと思っておりますので、そう簡単にことが進むことではないとは思っておりますが、大手企業また外資系企業など参入しているという現状がある中で、今後、えびの市としてどのようにJAと連携を組みながら、また農家の皆さんの意向を酌みながらという、さまざまな案件が出てくるかと思いますので、前向きに、また農業、畜産業が発展することを祈りまして御検討をいただければと思います。
次に、道の駅に移ります。
道の駅の売り上げが四年間で一八・七億円という記載がございました。その件に関して、先日の委員会の中でも質疑はありましたが、バイキングレストラン、野菜、加工品、お土産品などカテゴリー別の売上額は示せるものか、いま一度御答弁をお願いいたします。
○
畜産農政課長(
米倉健一君) 道の駅の売り上げ、カテゴリー別の額ということでございます。平成二十八年度の売り上げ実績税込みで六億一千四百万円ほどございます。内訳を申しますと、レストランがおよそ七千万円、軽食コーナーがおよそ二千二百万円、ふるさと納税返礼品を含む農産物がおよそ二億七千六百万円、お土産菓子などを含む加工品がおよそ二億四千六百万円となっております。この道の駅の設置目的、農林業の所得増大というものが一つにしてあります。農産物の売り上げ増になっておりますので、このことにつきましては、農家の所得向上、畜産農林業の振興、そして地域経済の活性化につながっているものと思います。
○六番(遠目塚文美君) ただいま詳細についてお示しはいただきましたが、さらに言いますと、農作物にしても市内の生産者のものなのか、市外から出されている出品者のものなのか、そういったものについての詳細というのはお調べにはなっていらっしゃいますでしょうか。
○
畜産農政課長(
米倉健一君) 市内外の区別につきましては、現在把握していないところでございます。
○六番(遠目塚文美君) 続けます。ここが一番大事なところだと思っておりまして、それぞれの売上額を出すことは基本です。ただし先ほどの課長の答弁にもありましたように、まずは出されている市内の農家の方、出品者の方、また加工品を出されている方、全ての方、まずは市内の方々がどれくらいの売り上げ、利益を得られているのか、その後に市外から来られている方々どれくらいの利益が見込まれるものか。もちろん市内だけのものを出すべきだといっているわけではなく、そのあたりも詳細に調べなければ、今後道の駅をどのように運営をしていき、そしてどのような消費者からの要求といいますか、需要があるのかということも見つけられないのではないかなと思っております。
道の駅に関しましては、これまでも大変好調な滑り出し、運営を行っていらっしゃるということではありますが、また、喫緊では指定管理者が新たにまた選定時期になるかと思っております。こういった継承を細やかにすることで、さらなる道の駅の発展につながると思いますが、いかがお考えでしょうか。
○市長(
村岡隆明君) 当然道の駅の設置の目的というのが、先ほど申し上げました地域の農家の所得向上であったり、
情報発信機能の強化であったり、そういったものが大きな目的でございましたので、単に売り上げが上がればいいという施設ではないと思っておりますし、先ほど市内外の細かい詳細な振り分けが答弁できませんでしたが、野菜等につきましては、ほとんどが出荷者組合のメンバーの皆さん方がえびの市の方でございますので、ほとんどがえびの市かなと思っております。また、お菓子や加工品などはやはり市外のものが多いのかなという部分もございますので、しっかりえびの市の市民の皆さん方が、あそこを売り場としてしっかり活用できるように、そういったバックアップも今後必要だと思っておりますし、売り場の面積の増という計画もありますので、しっかり一年間を通じて魅力のあるものが並べられるように、そういった点も含めて、出品の構成についてまた検討していきたいと思っております。
○六番(遠目塚文美君) 次に、以前道の駅の職員の方に野菜ソムリエの資格を取得をいただいたというお話を聞いたことがあります。その後、どのようにこの資格を活用されていらっしゃるのか、お示しください。
○
畜産農政課長(
米倉健一君) 道の駅従業員四名の方が野菜ソムリエの資格を取得されております。背景としましては、来場者へのおもてなしの充実を図るために、指定管理者でありますJAえびの市が人材養成の一環として受講費用を負担しているということでございます。
現在の活用方法ということで指定管理者のほうに確認をいたしましたが、道の駅がオープンして一、二年のころに比べると、最近は十分活用し切れていないということでございました。当初の背景として、先ほど申しましたように、来場者へのおもてなしの充実を図る目的で資格取得をしたということでございますので、その経過がございますので、これから有効に資格を役立てていただけるようにお願いはしてまいりたいと思います。
○六番(遠目塚文美君) 私も大変興味のある資格でございますので、この一講座受けるのに結構な額の受講費が必要かとも思っております。せっかく取得された資格であるならば、道の駅のオリジナル性を持たせるためにも、今後、ただいま課長がおっしゃったように、野菜ソムリエを活用した例えばバイキングが終了した後、あの場所を使っての講座活動ですとか、今の道の駅ですと、そういったセミナーを行うようなワークショップなどを行えるような場所はありませんので、できればそういった場所の有効活用などを御検討いただきながら、よりまた道の駅が新たな食の発信となるような場所になるように、アドバイス等々またしっかりとタッグを組んでいただければと思っております。
次に、先ほどの
西原議員の
一般質問の中でもありましたが、全国で十七カ所ジャンクション、ETCの利便性が向上する、そういった場所にえびの市は選ばれたということでお聞きをしているところであります。大変喜ばしいことで、市民各方面からも大変いいということでお声は聞いております。
そのことを踏まえた中で、これまで三年間実施してきました福岡ソフトバンクホークスのスポンサーゲームを初め福岡でのPR活動など、県外からの来場効果がさらに見込めるのではないかと思っております。今度どのような考えをお持ちかお示しをお願いいたします。
○市長(
村岡隆明君) このソフトバンクホークスとのスポンサーゲームにつきましては、当然大きなコマーシャル効果もあったと思っておりますし、ソフトバンクホークスの会社とのつながりも非常に強くなってまいりました。この活動自体は、当初から三年間やって、その後の経過を見ようということでスタートしました。当然もう少したちますと、来年度の新年度予算を組み立てる時期に来ておりますので、四年度もスポンサーゲームという形でやるのか、違った形で福岡との交流をもっと深めていくのか、そういった結論を出すように今指示をしているところでございます。新年度予算に向けて、そういった動きがまた御報告できるのではないかと思っております。
○六番(遠目塚文美君) スポンサーゲームのみならず、福岡ソフトバンクホークスは春、秋とキャンプも行っております。たくさんのホークスファンの皆さん、またホークスファンのみならずキャンプ地にはたくさんの方が来られる。その地域へ向かう、宮崎市へ向かう通過点になるのがえびの市だと思っておりますので、通過点とならず休憩地、また立ち寄っていただけるような、そういった場所で魅力が発信できるそんな道の駅になるよう、今回のこの十七カ所の一カ所に選ばれたというのは大変な幸運だと思っておりますので、ぜひ今後とも
実証実験等々始まるようでございますので、検証を行いながら前向きに、前進するような取り組みを新年度予算に組まれるよう申し述べておきたいと思います。
次に、企業誘致と新規雇用者数、七年間で十三社、百六十二人の新規雇用人数というものが示されておりました。この全ての企業名、業種、雇用者人数、助成等の額、現在状況をお示しいただけますでしょうか。
○
企業誘致対策監(松葉洋之君) それでは、企業名、業種、雇用人数等についてお答えいたします。
なお、現在の従業員数につきましては、今年三月末日の現在の状況でございます。また業種につきましては、日本標準産業分類における大分類の表示によるものでございます。よろしくお願いいたします。
まず、南九州コカ・コーラボトリング株式会社、製造業でございます。これにつきましては、設備増強のみのため新規雇用はございません。
ヤマダ電機テックランドえびの店、小売業でございます。新規雇用十一名、現在十一名でございます。
株式会社楠化学工業、製造業でございます。新規十七名、現在新光ゴム九州株式会社となっております。現在従業員数は新光ゴム九州で報告をさせていただきます。
株式会社丸嘉、運輸業でございます。新規雇用六名、現在六名でございます。
南九州コカ・コーラウエスト株式会社、製造業でございます。新規雇用二十一名、現在百二十四名でございます。助成金につきましては、平成二十五年度、工場等建設助成金五百万円、雇用促進助成金一百八十万円、アパート等賃貸借助成金三十六万円、二十六年度、アパート等賃借料助成金二十四万円、合計の七百四十万円でございます。
有限会社扶桑物流、運輸業、新規雇用三十三名、現在三十三名でございます。
新光ゴム九州株式会社、製造業、新規雇用七名、現在二十二名でございます。この二十二名につきましては、先ほど御説明いたしました株式会社楠化学工業からの従業員を含んでおります。
おこびら農園川上倉庫、農業でございます。新規雇用二名、現在二名でございます。
株式会社アメイズAZホテルえびの店、宿泊業でございます。新規雇用九名、現在九名でございます。平成二十八年度工場等建設助成金一千万円、雇用促進助成金一百二十万円、工場等賃借料助成金一百万円、平成二十九年度でございますが、工場等賃借料助成金一百万円、合計の一千三百二十万円でございます。
株式会社ステップス、製造業、新規雇用二名、現在二名でございます。
昭南ハイテックス株式会社加久藤第二工場、製造業、新規雇用三十九名、現在三十九名でございます。助成金につきましては、平成二十九年度工場等建設助成金五百万円、雇用促進助成金七十五万円、合計の五百七十五万円でございます。
株式会社赤川商事、湯の宿周山、宿泊業でございます。新規雇用十名、現在十名でございます。
株式会社鰻楽、漁業でございます。雇用人数五名、現在一名でございます。
以上でございます。
○六番(遠目塚文美君) ただいま詳しく御紹介、御説明をいただきましたが、議長のお取り計らいで、ただいまの企業名また業種、従業員雇用数、また出されている補助額など、後ほどでよろしいのでペーパー資料として提出いただきたいんですけれども、よろしいでしょうか、いかがでしょうか。
○議長(
上原康雄君) ただいま遠目塚議員のほうから資料要求がありましたが、皆さん必要でしょうか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
○議長(
上原康雄君) それではそのように対応させていただきます。
○六番(遠目塚文美君) ありがとうございます。
では、今述べていただきましたさまざまな業種があったんですが、一点だけ、コカ・コーラウエスト社、二十一名の雇用人数が百二十四名現在ということで御説明がありましたが、この雇用者数というのは、えびの市今の現在の雇用者数というところで理解してよろしいんでしょうか。
○
企業誘致対策監(松葉洋之君) 平成二十九年三月末現在の従業員数ということで理解いただきたいと思います。
○六番(遠目塚文美君) もう一点、企業誘致というところで勘案しますと、ただいま述べていただきました企業、もちろん誘致されている新規な企業もあるかとは思いますが、この企業誘致の概念といいますか、現存する企業に対しても、企業誘致の新しい産業という意味合いで受けとめてよろしいんでしょうか。いかがでしょうか。
○
企業誘致対策監(松葉洋之君) 今あります企業様につきましても、フォローアップ活動等を行っております。その際に機械の増設でありましたりとか工場の増設、そういったもので新たな雇用を生んでいく、新たな産業をより強くしていただくという意味では、新たな立地ということで認識しているところでございます。
○六番(遠目塚文美君) 納得いたしました。今後ももちろん市外の新たな企業の誘致というのはもちろんのこと、現在既存する企業のさらなる強化、支援ということも視野に入れていただくということは、別な項目にもなりますが、工業団地造成云々の件の中でもかなり指摘をされているところかと思いますので、この件に関してはまた御質問はいたします。
では次に、ふるさと寄附金についてお尋ねいたします。
二百七十万円が五・八億円、八年間の累計で六・九億円という掲載がございました。皆様も御承知のとおり、全国一位の寄附金が寄せられているのは同じ宮崎県の都城市でございます。これは企業のみならず商店へも波及効果があると聞いております。具体名は申し述べませんが、えびの市内でも参考にすべきかと考えておりますが、いかがでしょうか。
○市長(
村岡隆明君) お礼の品を提供させていただく協力事業者につきましては、えびの市ふるさと納税協力事業者募集要領で要件を定めているところでございます。企業だけではなくて、その商品を取り扱う商店、小売店であっても一定の要件を満たせば、協力事業者として現在でも参加は可能なところでございます。ただし、仮に複数の小売店が同一のAという商品を専用サイトの中で複数載せますと、寄附者のほうが混乱する懸念等もありますので、小売店業者での調整等も必要になってこようかと思っております。今後、協力事業者の募集に当たりましては、今のようなことも含めて調整した中身で可能だということで改めて告知をさせていただきたいと思っております。
○六番(遠目塚文美君) 何百社もある商店ではありませんので、きめ細やかな地域の産業への支援というところで、先ほど同様にこういったものでも少しでも還元できるものがあるならば、負担にならないように検討をいただけ、またぜひ取り組んでいただけるような形で支援等も行っていただければと思っております。今後どのように勘案されるのかは、また次の
一般質問でも当初予算も三月には上がってまいりますので、その際にもお尋ねをさせていただこうと思います。
次に、交流人口の拡大についてお尋ねいたします。
スポーツ合宿新制度導入後五年間で一万二千八百六十八泊、これについて現在受け入れ可能な施設、宿泊施設数になるかと思いますが、お示しください。
○
観光商工課長(吉留伸也君) 現在合宿の受け入れをしている宿泊施設は十三カ所になっております。
○六番(遠目塚文美君) スポーツ合宿の受け入れについては、市も独自で力を入れていらっしゃいますし、また宮崎県としても大きく力を入れているところだとは承知をしております。ということになれば、えびの市独自のこのスポーツ合宿受け入れのPRポイントというのが大事になってくると思いますが、どのようにお考えでしょうか。
○
観光商工課長(吉留伸也君) 当市におきましては、えびの市スポーツ合宿等誘致補助金制度によりまして、市内の宿泊施設を利用されるスポーツ、文化活動団体に対しまして、延べ宿泊数が二十泊以上となる団体に上限が二十万円以内の助成を行っております。内訳といたしましては、高校生以下は一泊五百円、大学・一般につきましては、公共宿泊施設は五百円、民間施設では一千円の補助をいたしております。また、合宿誘致の際、疲れを癒やす温泉がございますということや、南九州の中心に位置する交通の利便性がよい点などについてPRを行っているところでございます。
○六番(遠目塚文美君) ただいまおっしゃっていただきましたPRポイント、ほかの市、町、村、市町村と比べて、えびの市はとってもいいこの優遇しているPRポイントですと検証されたことはあるでしょうか。
○
観光商工課長(吉留伸也君) 県内他市のスポーツ合宿の受け入れ状況につきましても、県のスポーツランド宮崎の協議会の中でも、全国的にはPRしているところでございまして、同様の合宿に対する支援等を行っている市町村が多いところでございます。えびの市につきましては、交通の利便性がよい場所であったり、温泉があるといったことを強くPRしているところでもございます。
○六番(遠目塚文美君) スポーツ合宿で必要なのは、もちろん受け入れできる宿、宿泊施設ということも大事だとは思うんですが、やはりスポーツで来る皆さんにとりましては、グラウンド、またトレーニングルーム、スポーツ施設の整備ということは大変重要になってくるかと思います。今後どのような改善、また新たなお考え等をお持ちでいらっしゃるか、お示しをお願いいたします。
○市長(
村岡隆明君) スポーツ合宿のいろいろな可能性もございますし、そのことが交流人口をふやすことになりますので、しっかり進めていきたいと思っておりますが、当市に、今現在公の施設を提供しているわけでございますが、足りない施設があるということは十分承知しているところでございます。
先ほど、御質問の中でもありましたトレーニングルームであったり、ジムであったり、屋内練習場であったり、そういった部分の施設が可能であれば、さらにスポーツ合宿の数はふやせるのではないかと思っておりますが、現時点では、永山運動公園の拡張であったりとか、そういったものが優先順位として先に来ておりますので、そういった整備を進めながら、今申し上げました、もちろん地元の皆さんにも使っていただきたいわけでありますが、合宿等に向けて施設を整備することで優位性を保ってる、そういった部分についても今後検討はしていきたいと思っております。
○六番(遠目塚文美君) 以前もお話ししたかもしれませんが、お隣の湧水町には大変すばらしい屋内グラウンド施設があると、私も見ておりますし、お話も伺っております。実際に、えびの市民の方も利用されている方も多いと聞きますし、強いて言いますと、えびの市にもああいう施設が欲しいという声も聞いております。市長、どのようにお考えでしょうか。
○市長(
村岡隆明君) そういったニーズもあるところでありますし、教育委員会のほうでも、公園の整備については将来の計画等もある程度考えていただいておりますので、屋内運動場の優先順位というのは比較的上位のほうに来ているとは思っているところでございます。
○六番(遠目塚文美君) 次に、移ります。
子育て環境の充実より、中学校までの医療費無償化についてお尋ねいたします。現在の助成詳細、皆さん御承知だとは思いますが、お示しをお願いいたします。
○
福祉事務所長(田中良二君) 本市では、子どもの疾病等の早期発見、早期治療や保護者の経済的負担の軽減を目的としまして、子どもの医療費の一部を助成しているところでございます。平成二十八年度は、本来であれば保護者の皆さんが医療機関に支払っていただく医療費の金額、これが六千二百一十五万五千三百八十円となるんですが、この金額を市の補助として保護者の負担軽減を図っているところでございます。議員から質問のありました支援内容につきましては、まず入院につきましては、中学生までは自己負担なしとしております。あと入院外、通院等でございますが、これにつきましては、三歳誕生月までは一診療報酬当たり一カ月に三百五十円、三歳以上中学校修了までは八百円の負担で済むようにしているところでございます。
○六番(遠目塚文美君) まさに、今示していただきました最後の部分です。私も市民の方から実際にお話を伺うまで、余り気にはとめていなかったというところが現実でありました。実は、一診療当たりというところがありまして、A、B、C、一カ月に三つかかった場合、私の認識不足で今までは一回の診療のみの診療代を払えばいいと思っておりましたが、えびの市はA、B、C、一カ月に三つの診療、クリニック、病院等にかかったら、A、B、C、それぞれに診療代が発生するという認識でよろしいでしょうか。
○
福祉事務所長(田中良二君) そのとおりでございます。
○六番(遠目塚文美君) 市長、切実なこれはお声を聞いたところであります。他市町村の中には、一診療当たりではなく、一カ月の初診料のみ負担をし、ほか二つ目、三つ目、ほかの病院にかかった場合の初診は無料という形で、本来の先ほどお話があった三歳未満は三百五十円、三歳以上、中学生までは八百円、この初診のみで医療機関二つ、三つ、もしかかったとしても、その後は初診料がかからないというところがあると、それこそ子育て支援の一つではないかというお声を聞いております。市長、どのようにお考えでしょうか。
○市長(
村岡隆明君) この医療費の無料化につきましては、当然全てゼロ円というような自治体もあるわけでございます。当然子育ての負担を減らすということでありませば、今の御意見等も必要な事項かと思っておりますが、現時点でも、えびの市はかなり進んだ医療費の無償化に取り組んでおりますので、私たちとしては、しっかりそのことを住民の皆さん方にお伝えして、えびの市は子育ての負担を軽減してるんだということを、もうちょっとお伝えすることのほうを強化していきたいと思っております。当然一カ月のうちに歯医者にかかって、風邪をひいて、骨折とかなれば、三百五十円が三回かかるわけでありますが、その部分につきましては、今のままの助成の中身で御理解をいただきたいと思っているところでございます。
○六番(遠目塚文美君) それではだめです、市長。実際に子育てをされている方が、わずかかもしれませんが、少しでも負担が減ることが子育て支援につながると私は思っております。財政的にも、医療費となりますと大変厳しいかもしれませんが、他市がやっていること、他市町村でやっていることがやられていない、しかも無償化といっている以上、市民の方々は必要最低限とはおっしゃいますが、理解をまだ周知をされていない、それもまた行政の不手際かとも思っております。何はともあれ、人口減少が叫ばれる中で、少しずつでもそういった負担減になる身近なところから解決をしていくことが大事かと思いますが、市長、どのようにお考えでしょうか。
○市長(
村岡隆明君) 先ほども答弁いたしましたとおり、当然負担というのは、子育てに対する負担というのは当然あるわけであります。ただそこの負担を軽減することで、子どもを産み、育てやすい環境を整えたい、そのことは人口減少の歯どめにも効果があるので、子育て世代以外の市民の人たちも理解をしていただけるだろうという観点で、この医療費の無償化については取り組んでるところでもございます。
ですので、結果としては、えびの市でこういった子育て負担の軽減の医療費以外のいろいろな制度があるので、では、えびの市で子どもを産もうかとか、えびの市の方々が、さらに子どもをふやそうかというところの牽引の一歩になればというところでもございますので、こういった三百五十円をさらに安くするということよりも、こういった事業を進めてるということを広く内外に伝えていく、えびの市は子育てにほかの自治体よりも先進的に取り組んでるというところを伝えることが、現時点ではまだまだ必要かなと思っているところでございます。
○六番(遠目塚文美君) 私とは、市長お考えがあっておりませんので、この件に関しましてはまた十分に申し添えていきたいと思います。
では次に、これからの新たなチャレンジとして上げている項目の詳細についてお尋ねいたします。
働く場の確保というところでお尋ねをしておりますが、この案件に関しましては、先だって全員協議会の中でもお示しをいただいている部分があります。強いて言えば、定例会前に、
一般質問通告提出日の前に出していただければこのような内容にはならなかったので、大変遺憾です。ということで、一、二は省略をさせていただきまして、三に関してお尋ねをいたします。
団地整備事業の今後の予定、もうここまで来ましたら市長、御自身の出された先ほどマニフェストではないとおっしゃいましたが、この中の一丁目一番地、最初に出てきたのが産業団地、産業誘致という言葉でありました。いつをめどに、基本計画ではなく、実施計画等々を出される予定でいらっしゃるのか、お示しをいただいてよろしいでしょうか。
○市長(
村岡隆明君)
一般質問の通告の後に、新しい産業団地の報告になりましたけれども、これにつきましては、議会のほうから新しい議員になってから説明をしていただきたいということがございましたので、このタイミングになったところでございます。御理解をいただきたいと思います。
また、一丁目一番地のこの産業団地の今後の進捗については、新年度の予算で詳細設計の予算を計上できればと思っているところでございます。
○六番(遠目塚文美君) いよいよ議論が深まるところになってくるかと思います。
では、企業誘致に関して一貫して、市長、来る見込みはあるのであればという声も多く出ておりますが、手応えがあるという報道が選挙前に報じられておりました。この件に関して現在どのような状況なのかお示しください。
○市長(
村岡隆明君) ことしの三月に基本計画ができまして、おおよその規模であったり、どれくらいの事業費がかかるかということがわかりましたので、その後、具体的に大体ゴーサインをいただいてから三年ぐらいで完成できるというめどであったり、平米当たり幾らから幾らぐらいの間で販売ができるというようなことがわかりましたので、具体的なセールスを今かけているところでございます。
その中でも複数社、具体的な用地の大きさであったりとか、助成事業の中身の検討であったりとか、具体的な打ち合わせ、進出に向けた打ち合わせが進んでいるところが複数社ございます。具体的な会社の名前というのは言えないところでありますが、かなりの確率で進出してくるものだという確信は持ってるところでございます。
○六番(遠目塚文美君) 市長がそれだけ具体的に手応えがあるとおっしゃるのですから、手応えがあるのかとは思いますが、私どもは市長の言葉を信じるしかありませんので、今後、新年度予算に既に計上の予定ということで御答弁がありましたので、この件に関しては十分に検討、検証をさせていただこうと思います。
次に移ります。
起業家支援の強化、メンタルヘルスオフィス事業の新設についてお尋ねいたします。他自治体等でも実施されている起業家支援事業等の内容、現状等は把握されているものか、お尋ねいたします。
○
観光商工課長(吉留伸也君) 県内におきます関連施設を調査しておりますが、県内では宮崎市、延岡市、日向市、日南市、三股町などが同様な事業を行っております。
インキュベーション施設、個室オフィスでありますとか、コワーキング施設、共同利用施設など、それぞれの自治体で運用されておりまして、インキュベーション施設の単独型やコワーキング施設の単独型など、各市で異なっているようでございます。
また、本市で起業家支援事業に着手した際にも、延岡市、日向市、日南市などの視察をさせていただき、参考にさせていただいたところでございます。
○六番(遠目塚文美君) 今回、利用料金などの見直しがなされたとお聞きをしております。審議会も設立されておりますが、この会議内ではどのような意見が出され、利用料金の見直しに至ったのかお示しお願いします。
○
観光商工課長(吉留伸也君) 入居起業家の個室オフィススペースやコワーキングスペースの使用料は、えびの市起業支援センターの総会の場で決めさせていただいたところでございます。事業を進める中で、コワーキングスペースの利用に関して、市または起業支援センター以外の利用についても検討する必要が出てまいりましたので、部外のコワーキングスペース利用に対して使用料を設定したところでございます。
意見といたしましては、特にございませんでしたが、当初施設使用料や施設設備使用料を決定する中で、えびの市起業支援センター委員から、実態に即した使用料設定が必要との意見も得ておりましたので、当事業における財源確保も必要との観点から、利用料金の見直しに至ったところでございます。
○六番(遠目塚文美君) 以前より提案しております廃校を活用しましたMUKASA―HAB、こちらとの連携等は検討はなされていらっしゃるものでしょうか。
○市長(
村岡隆明君) MUKASA―HABは宮崎市の高岡町で展開する起業支援施設でございますけれども、MUKASA―HABとは打ち合わせも複数回行っておりますし、ことしの十一月には新たな展開、そういったものも考えてるところでございます。十一月十五日の中身につきましては、その日にリリースしようということになっておりますので、詳細については、その日にプレスリリースすることになっているところでございます。
○六番(遠目塚文美君) 一番お聞きしたい連携内容等々について示され、まだできないということでございますので、連携を組むことが大事なのではなく、その連携内容が大事だと私は思っておりますので、今後の動きに注目をさせていただこうと思います。
また、十五日には、ダブル村岡対談が実現されるということでお聞きしておりますが、どのようなお気持ちで臨まれるのかお願いいたします。
○市長(
村岡隆明君) MUKASA―HABの村岡代表とは以前から、ほかの活動で面識もございまして、えびの市がこういった取り組みをするときから連携したいという思いはございましたので、代表に来ていただいて、既にMUKASA―HABの会員もえびの市内にもたくさんいらっしゃるということですので、連携を深めながら、この対談がそういったいいきっかけになればなと張り切ってるところでございます。
○六番(遠目塚文美君) 私も参加をさせていただく予定ですので、楽しみにしております。
では次に、メンタルヘルスオフィス事業の詳細について、これは市長の紙面でお示しをいただいておりましたので、どのようなお考えかお示しをお願いいたします。
○市長(
村岡隆明君) ここのメンタルヘルスオフィス事業につきましては、オフィスを単に貸し出すということだけではなくて、今、都市部にいらっしゃいます仕事や職業生活において強い不安であったり、ストレスを抱えていらっしゃる方が非常に多いということもお伺いしているところでございまして、そういったメンタルヘルス対策に取り組む事業者もふえております。そういったことも含めまして、えびの市のこのすばらしい環境の中で、都市部でメンタルダウンされようとしているような方々が、その回復の地としてえびの市を選んでいただいたり、また結果的にそこから新たな起業を生む方が出てきたり、そういったことを期待しているところでございます。具体的な中身につきましては、現在都市部のニーズ調査であったりとか、そういったことを進めておりますので、今後検討を進めながら、えびの市の取り組みについても取りまとめていきたいと思っております。
○六番(遠目塚文美君) 次に移ります。
定住人口・交流人口の拡充より観光資源、観光整備の拡充、①矢岳高原の今後の活用、整備について計画はなされているものかお尋ねをいたします。
○市長(
村岡隆明君) 次の質問もありますが、現在矢岳高原の活用につきましては、やはりあそこで何かのアクションを起こさないといけないということで、民間の方々もいろいろ取り組んでいただいておりますし、行政としてもBE―PALによるキャンプイベント、またはグランピングの取り組み等もことし試験的にやっていただきました。そういったアクションをしていただく機会をふやす、それが大事だと思っておりますし、今の指定管理の方法、こういったものも見直して、常にあそこに魅力発信できる人が常駐したりとか、今後アウトドアの施設、情報発信の施設もつくりますので、そういったこととの連携がとれるような、そういったことも含めて全体的な管理の仕方の見直し等もしていきたいと思っております。
○六番(遠目塚文美君) 先ほどの答弁にもありましたように、立ち上げのときから、このトライアルバイク、頑張っていらっしゃる皆様のお話はずっと聞いているところでもございますし、私自身も参加をさせていただいております。この場所が何とか負の遺産とならないようにという次世代の若い方たちが、一生懸命に今もがきながら頑張っていらっしゃいます。もちろん市庁舎内の担当課の職員の皆さんにも汗をかいていただいております。ぜひ、地元住民の方々のフォローももちろんですが、担当課へのフォローなどもしっかりと行っていただきながら、密に連携をして、必ず何か新しい兆しの明るい事業となるように切に願っております。
次に移ります。
情報発信の強化について、現在飯野高校で実施されている高校生と各分野のプロフェッショナルな方々とのPV制作に関して、子どもたちがえびの市に対する愛郷心を育むためにも、とても意味があるものだと私は感じております。
しかし一方では、これまで行政主導発案等でえびの市のPR動画を制作を何本かされていらっしゃると承知をしております。これまでのPR動画の本数、事業費、額、あわせてホームページ等でインターネット配信されていらっしゃると思いますが、閲覧数などお示しをお願いします。
○
地方創生対策監(塩田康一君) PR動画につきましては、これまで二種類の動画を制作しておりまして、一つ目は、市民の郷土愛の醸成を図ることを目的として、地元の青年会議所や商工会、市職員で構成する実行委員会が市民から風景写真等を募集し、それを編集して制作したものでありまして、一般財団法人、自治総合センターのコミュニティ助成金二百万円を活用しております。今月二十四日現在、閲覧回数は約千二百再生回数となっております。
また二つ目は、本市の魅力の発信を通じた移住促進を図ることを目的に、株式会社電通九州に委託して制作したもので、えびの市の魅力編と移住定住編の二パターンを英語版を含めて制作しております。事業費は一千二百九十六万円で、今月二十四日現在の閲覧回数は約四万六千再生回数となっております。
○六番(遠目塚文美君) この件に関して、どのように費用対効果検証等をなさるのかというところが全く見えてこないのですが、どうしてもこの閲覧数に頼らざるを得ないのかなと思っておりますが、この効果についてはどのようなものを期待されているのか、現在どのような効果があらわれたものか、わかるものがあればお示しをお願いいたします。
○
地方創生対策監(塩田康一君) PR動画の効果ということでございますけれども、PR動画を作成しまして、その効果を図る指標としましては、その閲覧再生回数ということでは不十分だと考えておりまして、やはりPR動画を制作し、それで広くえびの市を売っていくということで、それによりまして多くの方々がえびの市を訪れたり、えびの市の物産を購入されたり、あるいはえびの市に移住されたりといった行動を起こす動機づけになるということが大変重要だと考えております。
現在、市のホームページ、フェイスブック、あるいは各種イベントでのPRといったあらゆる機会を通じて発信をしているところでございますけれども、こういった発信を通じまして、総合戦略で掲げております移住世帯数の数値目標の達成ですとか、観光入込客数の目標値の達成、そういった部分の数値目標を達成していけるように取り組んでいきたいと考えております。
○六番(遠目塚文美君) 次に移ります。
八幡丘公園の整備についてお尋ねいたします。この件に関しましては、どのようなビジョンを持って「整備」という文言が書かれているのか、市長のお考えをお願いいたします。
○市長(
村岡隆明君) 八幡丘公園の整備につきましては、市全体の公園整備ということを考えますと、現在では永山運動公園の拡張ということが最重要課題ということで、一番最初に取り組むこととしておるところでございます。
ただ、人口が一番多い飯野地区におきましても、この八幡丘公園の環境整備、自衛隊のお金を財源とした基金等もつくりまして、環境整備には進めているところでございますが、昔ほどの景観がなくなってきている部分であったりとか、そういった部分をもう少し明るい八幡丘公園というイメージをつくっていきたいと思っております。優先順位としては、永山公園の後になろうかとは思っておりますが、まだ具体的な整備の計画であったり、そういったものは上がってきておりませんけれども、明るい公園のイメージをつくっていきたいとは思っております。
○六番(遠目塚文美君) 景観、ロケーションというのは大変すばらしい場所だと思っております。その整備は必要かと思いますが、先ほど人口の多い飯野地区からということでお言葉がありましたので、そのまま返させていただきますと、飯野地区の議会報告会では、子どもたちが安心して集える公園の整備をしてほしいという要望が上がっております。これは八幡丘公園に限ったことではないと理解をしております。以前より、公園整備に関しては
一般質問等で私も取り上げております。市長、どのようにお考えかお示しをお願いします。
○市長(
村岡隆明君) 当然、ここに関しましては重点的にということで、永山運動公園と八幡丘公園の整備について記載をさせていただきましたが、当然ほかにも市内にはたくさん公園があるわけでありますし、親御さんが二人で、車でなくても移動できたりとか、身近な公園の必要性というのは重要だと思っておりますので、特に、以前は遊具での事故、そういった等もよその自治体ではあったりもいたしましたので、しっかりマニュアルをつくって管理をして、しっかり遊具の管理等もさせていただいているところであります。そういった地元の皆さん方が、もうちょっと公園欲しいという御意見等も、以前にも定例会でも提案をいただいておりますので、その点も現在の公園の充実をしていくのか、身近な小さな公園を充実していくのか、そういったところも課題ではないかとは思っております。
○六番(遠目塚文美君) 次に移ります。
子育て環境の充実より、部活動の各校連携支援について、①②と分けてはおりますが、同様のものとなりますので、どのようなビジョンを持ってらっしゃるのか。このビジョンによっては教職員の負担の軽減にもつながっていくかと思います。国もこれに関しては動き始めております。えびの市としてどのように今後検討されているのかお尋ねをいたします。
○市長(
村岡隆明君) 後ほど、教育長のほうからも答弁されると思いますけれども、ここのビジョンにつきましては、少子化が与える影響ということで、単体の学校できちんと部員がその学校だけではなかなか集めにくい状況もあるということを何とか解消したいと、毎日じゃなくても週に何回か合同練習をしたりとか、そういったことを教育委員会のほうと調整をしながら進めていきたいと、子どもが少なくなる中で、やりたい部活がなかなかできないという部分を何とかカバーしたいということで、教育委員会と調整して進めていきたいと思っているところでございます。
○六番(遠目塚文美君) ただいまの市長の答弁にもありましたように、教育長としては、今後どのように教育職員の負担の軽減等も含めてお考えをお示しをいただきたいと思います。
○教育長(萩原和範君) 今市長が申し上げましたとおりですね、生徒数の減少に伴いまして部員の人数が少なくなったり、あるいは試合出場のための人数に満たなかったりしている現状でございます。
そこで、合同練習はできないものか、あるいは専門性のある外部指導者の活用はできないものか、生徒の希望にかなう部活動の設置などいろいろな対策等につきまして、現在校長会等々と連携しながら研究を進めているところでございます。
現在教職員の長時間労働が深刻な問題となっております。本市におきましては、教職員の負担軽減のためにできることを随時検討しているところでございます。部活動につきましては、休業日の設置基準を設けまして、その基準をもとに現在部活動を実施しているところでございます。外部指導者の活用につきましては、教職員の負担軽減という観点からも研究を進めております。
なお、これまでもICTを活用した業務のスリム化や学校への文書等の精選に取り組んでまいりましたが、十月からは公務支援システムを活用した出退勤記録を管理職が把握しまして長時間労働の防止にも努めておるところでございます。
○六番(遠目塚文美君) 少しずつではありますが、着実に前に進んでいるような雰囲気、答弁を感じたところであります。ICTも活用されていらっしゃるということでございますので、この件に関しましては
一般質問の通告で、また次の定例会でもお尋ねをさせていただこうと思います。
次に、地域福祉の充実より地域医療連携の確立について二点お尋ねをいたします。
まず一点目です。婦人病いわゆる乳がん子宮頸がん等の検診について、西諸医療圏内での専門医、産婦人科が減少している中、西諸医療圏外の病院等との連携は必須と私は考えております。妊産婦検診等も都城市、人吉市など医療機関で受診をされている方も多く、そのほかのものに関して、先ほどいいました乳がん、子宮頸がん等のこういった受診に関しては、自己負担の検診ではなく、補助対象となる検診に拡大はできないものかお尋ねをいたします。
○
健康保険課長(大木場操君) 今議員が言われました乳がん検診及び子宮がん等の検診を実施しております医療機関につきましては、えびの市内にも複数ございます。地域以外の医療機関を利用できるようにということになりますと、地元の医療機関を利用しなくなるというようなことも予想されますので、地域医療を守るためにも、市が助成をする医療機関は地元の病院を利用してほしいと考えているところでございます。
今議員が言われましたように、将来的なことを考えますと、市内で受診できない診療科が出てくる可能性も十分ございますので、今後も市民が十分な医療を受けられるように、補助対象の拡大等につきましては、慎重に検討させていただきたいと思っているところでございます。
○六番(遠目塚文美君) もう一点については、卵子凍結の補助について通告をしておりますが、この件に関しましては、次の定例会でお尋ねをさせていただきます。もう少し私のほうも十分に検証させていただく案件となりますので、御了承いただきたいと思います。
次に、買い物弱者の対策の強化についてお尋ねをいたします。
以前より、地元の既存商店が移動販売車にての巡回営業は行っております。他自治体では、地域の見守り隊としてこの移動販売事業を活用し、行政と民間との官民連携にて実施をしているところもあります。えびの市としてはどのようなお考えをお持ちかお示しをお願いします。
○市長(
村岡隆明君) この新たなチャレンジの中でも掲げさせていただいておりますが、高齢化、人口減少が進んできますと、どうしても地域で買い物ができないという、高齢者の方だけではないかもしれませんけれども、買い物弱者と呼ばれる方が出てくるということで支援をしていく考えでございます。
今おっしゃったようないろいろな取り組みもございますし、現在えびの市では、市民アンケートも行っておりますし、その中で一定の傾向をつかんで買い物の困難地域を明らかにした上で、必要があれば再度細かな調査をしていきたいと。また、福祉のほうでもそういった調査等も委託事業としてしていただいておりますので、まずはえびの市内の実態を調査して、どういった地域の方々の、どういった方々が買い物に困ってらっしゃるのか、現在の調査結果を早急に出すように、それをもってまた中身の検討をしていきたいと思っております。
○六番(遠目塚文美君) 残りがまだたくさんあるところではあるんですが、執行部とのお打ち合わせの中で判明した部分もありますので、若干の割愛をさせていただきまして、あと数点重要なことをお尋ねいたします。
最後のページになりますが、妊産婦支援について、この中の産前産後ケアについての
施設整備についてお尋ねをいたします。市長としてはいかがでしょう、検討なさるお考えはないでしょうか。
○市長(
村岡隆明君) 当市でも、母子健康包括支援センターこれを設置する予定としているところでございます。その事業といたしましては、産前産後ケアを実施予定としております。現在実施しているほかの市の状況を見ますと、保健師、助産師の家庭訪問、保健センター等で実施している教室のほか、産科医療機関や助産院に委託されているようでございます。現在市の保健師、嘱託助産師が家庭訪問、学級等を実施しており、今後出産した産科医療機関や助産師会との連携をとっての委託契約とデイケア、ショートステイ等の実施に向けて検討をしているところでございます。新たな施設の整備につきましては、西諸の三市町で検討していきたいと考えております。
○六番(遠目塚文美君) 了解いたしました。またこの件につきましても詳しくは次の定例会で質問させていただきます。
同じ項目の出産支援助成金についてお尋ねをいたします。
現在既に支給はされておりますが、里帰り出産される方への支援というのはやはり厳しいのでしょうか。お尋ねいたします。
○
健康保険課長(大木場操君) 対象者をえびの市に現住所がある方としているところでございますが、えびの市民であり、その方がふるさとへ帰られた場合の支援についても行っているところでございますが、他市町村に住所があって、えびの市へ帰ってこられて出産される方については、ここは議論をしたところでございまして、今回につきましては、対象外として扱わさせていただいたところでございます。これにつきましては、西諸三市町としても同じ扱いをしておりまして、それぞれの市町村が、やはり現住所が地元にあることが大前提であろうということで意見が一致したところでございます。そういうことで統一した取り組みを行っております。
○六番(遠目塚文美君) この件につきましても、次の定例会でより細かく質問をさせていただきます。
次に、児童クラブについてお尋ねをいたします。
①②関連することですのでお尋ねいたしますが、現在さまざまな声を耳にされていらっしゃるかと思います。運営規程などはあるのか、ないのか、教えていただけますか。
○
福祉事務所長(田中良二君) 本市の児童クラブにおきましては、国が行っている運営指針に基づいて運営しているところでございます。
○六番(遠目塚文美君) 現在直営の部分に関しましては市管轄となるかと思いますが、委託されているところに関してはどうでしょうか。
○
福祉事務所長(田中良二君) この件について、議員からこの
一般質問の中で指摘を受けておりまして、その中で運営規程について確認をしたところでございますが、運営規程がまだできていないということでございますので、各児童クラブに運営規程の作成を指示して、適切な運営をしていくように指導していきたいと思っております。
○六番(遠目塚文美君) 運営規程というのは大変重要なものだと思っておりますので、早急に御検討をお願いいたします。
最後になるかと思います。Jアラートについてお尋ねをいたします。
先ほど
西原議員の
一般質問にはなかったという項目を私が上げておりましたので、お尋ねをいたします。
②になるかと思いますが、住民を含めた避難訓練を実施、もしくは検討をしている自治体が県内にもございます。重要な自衛隊施設を有するえびの市においても、北朝鮮の脅威にさらされていると危惧する声も聞かれます。今後の対応について簡潔にお願いをいたします。
○基地・
防災対策課長(
黒木良二君) 平成二十九年十月十一日に、宮崎県で初めて県と自治体が連携いたしました
弾道ミサイルを想定した避難訓練が新富町の中学校で実施されております。今回、基地・防災対策課の職員と市教育委員会の職員二名が、訓練の状況を確認しております。えびの市といたしましても、今後教育委員会と連携を図りながら、早い時期に、まずは小中学校の教員、児童生徒での避難訓練の実施を検討していきたいと考えております。
○六番(遠目塚文美君) 最後に教育長、ただいまの担当課からの答弁に対して学校側としてのお考えをお願いいたします。
○教育長(萩原和範君) そういったつもりで避難訓練していきたいと思っておるところでございます。
○六番(遠目塚文美君) 執行部の皆様に対しましては、そのほかにも通告をいたしておりましたが、打ち合わせ等々の中で解決した部分もございます。次の定例会の中でも、引き続きの案件とさせていただく部分もありますので、以上をもちまして私の
一般質問を終了させていただきます。
○議長(
上原康雄君) しばらく休憩いたします。
休憩 午前十一時五十七分
開議 午後 一時 〇分
○議長(
上原康雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、四番
金田輝子議員の発言を許します。
金田輝子議員。
○四番(金田輝子君) まず最初に、県道えびの飯野停車場線四一一号線の歩道についてお尋ねいたします。
JR飯野駅から国道二二一号線を結ぶ飯野の主要線になります。飯野小学校、飯野高校の通学路、市立病院、郵便局、買い物など市民の足になる歩道、歩道側に樹木クロガネモチが植えられ、ツツジが老木化してなくなっているところもあります。樹木の根が伸び、歩道のほうへコンクリートに亀裂が入り、足を取られてしまうところもあります。また、住宅進入路があるためにアップダウンが激しく、自転車では技能コースになってしまうので、シニアカー、自転車が車道を通るのが当たり前になってくると思います。違反ではないかもしれませんが、運転する者には逆に気になるところです。
既に五十年は経過していると思います。景観は大事です。子ども、市民の足として安全が何よりです。何年か前に、子どもの飛び出し事故で事故になったこともあります。見通しがよくフラットで歩きやすいのが一番です。市長、担当課も現場を見に来られましたが、今後の見通しについてお尋ねいたします。
○市長(
村岡隆明君) 県道えびの飯野停車場線の歩道の状況は、担当課から報告があり、現状につきましては把握しているところでございます。歩道舗装の修繕など、改善できるところがあると聞いておりますので、道路を管理する宮崎県に要望してまいりたいと考えております。また、樹木とツツジにつきましては、良好な沿道環境の創出に寄与する一方、議員の御指摘のとおり、道路利用者の安全確保という問題もございますので、総合的な観点から検討していただくよう、あわせて県に要望してまいりたいと思います。
○四番(金田輝子君) 実はですね、知事と語ろう会というのがございまして、そのときにも要望してまいりました。既にそのときは対処なさって、土木事務所から係の方がお見えになって、県側とすれば、駅前上上江自治会から要望があれば徐々にやれるとおっしゃいました。市に負担金が発生しなければ、ぜひ改善してほしい場所です。市長はどのようにお考えでしょうか、お尋ねいたします。
○市長(
村岡隆明君) 地元からの要望がなくても改善できる部分だと思いますので、市のほうから直接、今の思い等も含めて県のほうにお願いしていきたいと思います。
○四番(金田輝子君) 先ほど市長が景観を損なわないようにと、歩道を少し一部って、私は記憶、今さっきしたんですけれども、できることなら上江線、今、山麓線の子どもが通る歩道ですね、あれなんか、フラットになってすごく見通しがよろしいんですね。そういうほうを期待しているところなんですけれども。
○市長(
村岡隆明君) 県のほうとも、ある程度の意見はこちらのほうから伝えて、先ほど答弁いたしました修繕など改善ができるところはありそうだというようなことを聞いてるところでございます。具体的なその改修の方法につきましては、
建設課長をして答弁をいたさせます。
○
建設課長(森 隆秀君) 今の現状がマウンドアップ方式の歩道となっております。今議員がおっしゃいますように、ほかの地区ではセミフラットタイプ、宅地と道路との差がない歩道のタイプができると考えております。そこら辺については、県とも詳細な打ち合わせをさせていただきたいと考えております。
○四番(金田輝子君) 年何回か樹木の手入れとか、ツツジの中のカヤが発生しておりますので、それだけでも、必要経費がかかるなら少しずつでも歩道整備ができるのにと長い間考えているところです。樹木が大きくなれば、視覚の中に物、子どもは入らないと思います。市の業者の仕事を減らすことになるんじゃないかなと心配して、職員の方に申し上げたんですが「ほかに仕事があるから心配する必要はない」と言われましたので、安堵したところでした。
続きまして、市立病院病棟の一部リフォームについてお尋ねいたします。
市立病院は緊急指定でもありますが、私ども唯一のよりどころが、残念ながら、階段を上がる途中から病棟に入る前から異臭がします。古いといえば一言もありませんが、この場所をリフォームする考えがないかお尋ねします。壁を珪藻土にかえて臭いをとるのも一つの方法ですが、コスト的に安く早く仕上がる方法を検討してもらいたいです。三階は患者なしで全然使用されていないので空気も違いました。ここ何日間は二部屋電気の明かりがありました。入院患者を一時三階へ移してもらい、その間工事をしてもらう。市長このリフォームが可能かお尋ねいたします。
○市長(
村岡隆明君) 現在御承知のとおり、病院の経営状況は非常に厳しい状況でございますが、そういった状況の中でも、可能な限り経費節減をしながら可能な修繕、今御質問があった対応等もしっかりしていきたいと思っております。
異臭の問題、具体的な策も事務長のほうで考えておるようでございますので、詳細につきましては、
市立病院事務長をして答弁をいたさせます。
○病院事務長(馬越脇浩君) まず、院内の臭気対策ですが、昨年度に本館一階のトイレを身障者及び車椅子対応へと改修いたしました。そして本年度はその臭気対策としては、消臭機を先月から設置しまして、一階の臭気を解消することができました。この結果を受けまして、二階トイレにつきましても、消臭機並びに大型の消臭機を設置することとして既に業者と計画を立てております。
御指摘の二階の異臭につきましては、主に汚物室から発生しているものと思われますが、近々設置する消臭機の規模決定のための試験を実施することとしておりますが、これを設置することによりまして、異臭が相当量解消するものと考えております。この試験結果が良好であれば、機器の試用、ためしの期間ですが、試用期間後の一月から正式に契約しまして運用する予定であります。
○四番(金田輝子君) 本当に部屋というのは、まず患者はどうしても天井を見るんですね。そしたらやっぱり、そのしみとかそういうのが人間の顔に見えたりして、そういう妄想も出たり、入院患者の中でありました。だから今は確かに改善されている部分も見当たります。まず、入ってすぐに床がきれいになっているというのを感じました。だから徐々に改善できることはしてほしいと思ってます。
今、空気清浄のこともおっしゃいましたが、ただ私たち一般の空気清浄を考えてましたら、まだ膨大な空気清浄を考えていらっしゃったので、それで間に合えば一番いいと思いますが、やっぱり珪藻土というのは、ある意味呼吸のあれと同時に臭いも取るというのもございますし、そういう空気清浄がだめなときは、もう少しコスト的に安い方法として考えていただけたらと思っております。
入院患者にとってはいやしが一番、それに食事が何よりも楽しみでございます。ささやかなぜいたくをさせてほしいものです。食欲をそそる色彩感覚を栄養士に託したい。入院された人によれば、看護師の資質を問われると申されていると聞いたこともあります。地元が頼りの市立病院です。野尻の中央病院、医大の接遇はすばらしいと言われております。ぜひ検討して、その成果を見せてくださるとありがたいです。
人吉総合病院は、えびの市の患者が半分いると聞き、残念でなりません。高齢化社会だからこそ、病院の資質を問われます。三月の定例会では、病状が安定した患者は、生活復帰に向け地域包括ケア病床を導入して将来性を見据え、回復期病床の不足が予想されることへの対応、一般病棟病床に比較すれば、より高い収益性が見込まれるとのことを病院事務長が答弁されてこられたようです。前向きにすばらしい取り組みにうれしく思います。現在の進捗状況をお聞かせください。
○市長(
村岡隆明君) まず、患者への食事につきまして、それから医療スタッフの対応につきまして病院事務長をして、まず答弁をいたさせます。
○病院事務長(馬越脇浩君) まず初めの患者への食事についてでございます。これは議員の御質問がございましてから、管理栄養士に聞き取りを行っております。当院は食中毒予防のために生ものの食材は使用せず、加熱殺菌し、さらに野菜についてまでも、皮をむいた状況で提供することとしております。そのため、おのずと色合いのない食材に限定されることとなります。また、その他の例といたしまして、かまぼこのような合成着色料食品は使用せず、自然の素材食で提供することとしておるようです。このような状況ではありますが、可能な限り食欲をそそる食事の提供を検討してまいりますので、御理解いただきたいと思います。
次に、医療スタッフの対応についてですが、患者及び御家族からの御指摘や御意見があることは承知いたしております。そのため、昨年度から医療スタッフ全員へ接遇マニュアルというものがございます。これを全員に配布いたしますとともに、院内のあらゆる会議におきましても、来院者からの意見について検討を行っております。
さらに、看護師に対しましては看護師長のほうから接遇マニュアルを用いながら、個別に一人一人職員研修を行い、全員にその後レポートも提出させたところでございます。今後も来院者の意見を真摯に受けとめ、精進し、よりよい対応に努めてまいります。
最後に補足でございますが、先ほど床がきれいになっているとのありがたい御意見がございます。さらに明るくするために、本館一階及び外来別棟の床の洗浄を順次実施することを既に業者と打ち合わせ済みでありまして、一部は、一階の廊下奥ですが、昨日早速ワックス剥離を行いまして、洗浄をかけたところで、前よりもさらに白に近く明るくなったところでございます。
○四番(金田輝子君) 地域包括ケアのことを。
○議長(
上原康雄君) 金田議員、通告外のところがありますので、そこは十分次を配慮して質問してください。そこら辺をちょっと整理してから質問をお願いします。
○四番(金田輝子君) 済みません。私はその中身だったらよろしいかなと思ってしたんですが、通告外になるわけですね、はい、失礼しました。
まだ、そのまま続きますけれども、病気になり、病院への選択するのは名医、設備、環境等整ったところへ一日かけても診察してもらいたいものです。何が引き金になり、患者の絶えない病院に生まれ変わるかは、市長を初め市立病院の全職員にかかっています。笑顔とハートですばらしい病院にしてくださり、安心して入院患者の絶えないようになることを望みます。
市長、任期四年間で目標を掲げられ、いつの日かMRI導入、地元に誇れる市民病院になることを期待します。努力の成果を毎年お尋ねしてまいります。よろしくお願い申し上げます。
○市長(
村岡隆明君) えびの市にある唯一の公立病院でもございますので、しっかり公立病院の役割を果たして、市民の皆さんが利用しやすい病院として経営改善等も含めて進めていきたいと思っております。
○四番(金田輝子君) 続きまして、介護保険についてお尋ねします。
ある八十歳代の夫婦、妻ががんになり、手術はしたくないとのことで、二人でいる時間をゆっくり過ごしたいと思っている。介護保険は全納しているが、一度も使ったことがない。地域により介護保険の減免、減税があると思いますが、いかがでしょうか。生活状況などに応じた減免、減額がえびの市ではどうなのか、お答えいただきたいと思います。
○市長(
村岡隆明君) その点につきましては、
介護保険課長をして答弁をいたさせます。
○
介護保険課長(川田伸一君) 介護保険につきましては、介護保険法の中で、国民は共同連帯の理念に基づき介護保険事業に要する費用を公平に負担するものと規定されております。社会全体で支える仕組みでございます。介護給付費等の負担割合が国が二五%、県、市町村それぞれ一二・五%、六十五歳以上の第一号被保険者が二二%、四十歳から六十四歳までの第二号被保険者が二八%となっております。第一号被保険者の高齢者につきましては、平成二十七年四月から、所得段階を七段階から九段階に見直しまして、市町村民税非課税世帯のうち特に所得の低い一段階の方につきましては、基準額五段階の〇・五から〇・四五に負担軽減を図るなど必要な配慮をしているところでもございます。
○四番(金田輝子君) これは、ここに書いてない以上、やっぱり通告外になるということですね。同じ内容、中身でも。
次にまいります。
介護保険は段階ごとに区分されて、利用できるのが在宅者にとりましてありがたい制度です。脳梗塞になり、自宅に帰ってから動線を改善、手すり、トイレの改善、入浴時の椅子、車椅子などで介助まではまだよいほうです。寝たきりになりますと、おむつ代も年間にすればたくさん要ります。宮崎市ではこの介護度になれば、年間十万円は支給されるそうです。在宅で頑張っていらっしゃる人へのおむつ代助成の考えはないのかお尋ねしたいと思います。
○市長(
村岡隆明君) 今の御質問につきましては、
介護保険課長をして答弁をいたさせます。
○
介護保険課長(川田伸一君) おむつ代につきましては、一部、月六千円程度の補助があるところでございます。
○四番(金田輝子君) あるということですね。済みません。こちらの認識不足でございました。ぜひこれから利用させていただきたいと思います。これを介護度によって違うんでしょうか。
○
介護保険課長(川田伸一君) 支給にある程度の条件ございまして、寝たきりとかそういった条件がもろもろございます。
○四番(金田輝子君) ありがとうございます。
施設、病院に入れない人が在宅でいらっしゃるんですが、寝たきりの方がどれくらいいらっしゃるのでしょうか。お知らせくださると助かります。
○
介護保険課長(川田伸一君) 正確な数字につきましては、把握をしてないところでございます。
○四番(金田輝子君) 後ほどで結構でございますので、お知らせくださいませ。
そして、病院に連れていくのが困難なので、在宅医療に切りかえ、定期的に救急のとき等もありますが、往診に来てもらっております。今、いつでも往診してくださる先生こそ地域の宝でございます。今後地域のために奮闘してくださる医師、開業医で病床を持っていらっしゃらない先生たちにも、脈ありと見て、予算確保を今後のために見据えてほしいものでございます。
市長、高齢化する現実と向き合い御答弁をお願いいたします。
○議長(
上原康雄君) 金田議員。
○四番(金田輝子君) これも通告外。
私も、この十日の日に通告するのを簡単に書いたものですから、その中身はあとでいいかなという、済みません、安易な考え方を持ってました。申しわけございません。
ただ、やっぱり私たち介護する側にとっては、やっぱりここが一番大事なところなんですね。やっぱり寝たきりを抱えてるということは、とりあえず二十四時間動いてくださる先生がいらっしゃるということ。動けないわけですので、介護タクシーを使うしかないんですが、やっぱりそれも困難なところがありますので、そういう意味で、これからどうしても考えてほしい介護のあり方でございます。
それから、認知症、寝たきりを抱えて介護される人は、日々葛藤されております。介護する人に、社会福祉協議会の計らいで年二回和の会を開催してくださいますが、わずか二時間足らずでも、同じ境遇の人が分かち合い、大事なひとときを過ごすことは喜ばしいことです。介護するほうが鬱になります。心をリフレッシュし、頑張るよい機会です。
ただ残念なのは、在宅で二十四時間、目も手も離せない人への配慮、ケアマネジャーを通して、その人たちこそ感謝を込めて真心のプレゼントをしてあげたいものです。もちろん和の会さえ参加できない人たち、そういう人たちに配慮が欲しいものでございます。
次に、生活保護のあり方について御質問いたします。
国民年金で生活している人が、足腰痛くてもリハビリに行けない。ましてデイサービスには通うなんてままならない。こんな人こそ生活保護を支給すべきでしょうが、本人は何とかなっていると頑張っておられます。担当者は、日々変化する中で、生活保護を受けている人へ抜き打ちでも足を運び、実態を把握されているのでしょうか。平成二十九年四月から支給対象になられた六十歳以下、六十歳以上の数を教えてほしいと思います。
○市長(
村岡隆明君) 今の答弁につきましては、
福祉事務所長をして答弁をいたさせます。
○
福祉事務所長(田中良二君) こちらがお尋ねしたときに、その部分についてのお聞きがなかったんですけれども、被保護世帯の平成二十九年九月末時点の状況を、まず説明させていただきたいと思っております。
高齢世帯でこれが六十五歳以上の世帯ですが、これが百三十三世帯、百四十七人いらっしゃいます。そして母子世帯これが十一世帯、三十七人ございます。そして障害者世帯これが十九世帯、二十一人でございます。そして傷病世帯これが二十七世帯、三十三人でございます。そして、それに今までの部分に当てはまらないその他の世帯として三十九世帯の六十人合計の二百二十九世帯、二百九十八人が、二十九年九月末現在で生活保護を受けておられます。このうち、先ほど議員がおっしゃったような申請の状況については、ちょっと今私のほうで把握しておりません。
○四番(金田輝子君) 本当に御迷惑かけます。今後気をつけますので、よろしくお願いします。
みんなに平等を求めるなら、生活困窮者は誰でも同じです。市民の目線からも納得できる努力をお願いするものです。懸命に働き、努力され、現在を築き上げられた、えびの市に住んでよかったと、静かな余生を過ごしてくださるために検討してほしい課題の一つです。これからは女性目線で要望させていただきます。市長、今後も御多忙と思いますけれども、予算確保に奮闘してくださるようお願いいたします。
以上で私の
一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。
○議長(
上原康雄君) 次に、九番
松窪ミツエ議員の発言を許します。
松窪ミツエ議員。
○九番(松窪ミツエ君) このたび、またここに市民の皆様から再度議席を預からせていただくことになりました。えびの市の市民の皆さんの幸せづくりのために、何を、どうすればいいか、誠意を持って考え抜いていくつもりでございます。その視線を持って頑張らせていただきます。
きょうの午前中の
西原議員、遠目塚議員の質問で、私の質問をと思っていましたところ、重複するところもございましたが、最後までよろしくお願いいたします。
まず、私は、安心して子どもを産み、育てられる環境対策について御質問いたしたいと思います。
市内の産婦人科で分娩ができなくなり、非常にショックを受けました。当市では、出産支援金や助産師の雇用などの対策がとられましたし、また三市町の首長による知事への支援要望も提出されております。しかし、市民にとっては、本当に深刻な不安な状況下にございます。このことは、若者の移住・定住、結婚等にも大きな影響を及ぼしかねませんし、また二子、三子を設けることへの懸念なども表面化しております。少子化へも拍車をかけるのではないでしょうか。
今になって気づかされることではありますが、地元でお産ができていたこと、ふるさとに帰ってお産ができていたこと、今まで当たり前であったことが、実は私たちの大きな財産でした。えびの市の魅力の一つでもありました。なくなったものをもとに戻すことの大変さを思い知らされているのは、私だけではないと思います。多くの赤ちゃんの誕生に携わり、地域に寄与してくださった院長先生、助産師さん、看護師さん、関係者の皆様には感謝の気持ちをお伝えしたいと思っております。
そこで、安心して子どもを産み、育てる環境づくりについては、当面の大きな課題でございます。市長は、この現状を据え置いて基本的な対策をどう考えておられるかお伺いしたいと思います。
○市長(
村岡隆明君) えびの市内、西諸管内で分娩ができなくなったことについては、大変深刻な問題として捉えております。早速、西諸三市町の首長で県、大学病院等へ医師派遣等の要請行動を行ったところでもございますし、これまで、地元出身の先生方との交流の中で、今回小林市の市民病院で分娩ができる体制が何とか来年の七月からではありますが、整ったところでございます。ただ、そこまでの交通の不便であったりとか、産後ケアであったり産後鬱の問題であったり、当然まだまだサービス提供しなければいけない部分もございますので、前回の臨時会である程度の政策が打ち出させていただいておりますが、今後、さらに七月以降の状況も見きわめなければいけませんけれども、子どもを産み、育てやすい環境、産むということを考えますと、そういった病院の医療サービスがしっかり提供できるということだと思いますので、今後も積極的にそういった方面については対応していきたいと思っております。
○九番(松窪ミツエ君) いろいろな手を尽くして新しい命の芽生えに、市のほうも一生懸命思いを馳せてくださっております。まことにお産を控える女性、これからお産に臨む女性、本当に心強いかとは思いますが、ブログの上で公開してあった地元でお産をされた方の気持ちを少しお伝えさせていただきますと、初産で里帰りして不安でいっぱいでした。看護師さん、婦長さん、助産師さんの丁寧さ、優しさに入院中何度も助けられました。御飯がおいしくバランスがいいです。えびの市の御飯にお産の後おいしいお食事をされたのかと思います。
看護師さん、助産師さんがとても優しく、お産のときアロマオイルをたいてくれて一晩中付き添ってくれました。そのおかげでとてもよいお産ができて、本当に感謝しています。そして、大学病院から週一度診察してくれる先生は、エコー写真も赤ちゃんの顔が撮れるまで頑張ってくださって、すごく優しい先生、話しやすかったです。
それと、母乳育児に力を入れている病院です。私は一度もミルクを飲ませることなく母乳で育てることができましたとありました。私も、四十年ほど前に、助産師に頼って自宅で赤ちゃんを出産しました。四十歳にもなる娘でございますが、でも本当に親密な結びつきで、そういうお産も可能かなと思います。やはり自宅で、どこかこの地元で、小林市のほうでお産ができるようになったということでございますが、できればやはり、将来的にはえびの市でお産ができる、そういう大きな希望も持たせていただきたいと思いますが、市長そこらあたりはいかがでしょうか。
○市長(
村岡隆明君) 当然、現時点ではなかなか難しい状況もございます。三市町で対応して、さらに都城市の産婦人科医さんも協力していただくということで、何とか小林市のほうでそういった体制が整いましたが、当然えびの市にあったほうが、えびの市の市民の皆さん方も助かるわけでございますので、産婦人科医の確保ということが一番大きなテーマになろうかと思います。当然一人の産婦人科医では開業できませんので、複数の産婦人科医が確保できるかどうか、医師全体の確保の中でも、そういったものも含めて対応していきたいと思っております。
○九番(松窪ミツエ君) ありがとうございます。前向きな市長のお考え、希望を感じます。実は都城市の広報でございますが、こういう、何か悔しさを覚えたんですけれども、安心して出産できるまち都城市、周産期を支える全国トップクラスの医療というようなすばらしい広報誌も出ております。とても私は逆にさみしく思ったんです。
これは、私の嫁が持ってきてくれた資料でございますが、実際、都城市のほうにえびの市からお産のためにもう移住された方もいらっしゃいますし、そういうことを思うと、何か逆にそういう寂しい思いをしている市もあるのに、逆にこういうのをまた広報できるまちもあるんだという、すごいギャップを感じておりますけれども、できれば将来的に人口減少なるかもしれませんが、えびの市のほうにお産できる医療機関をぜひぜひ設置していただきたいと願っております。
それで、当市の合計特殊出生率でございますけれども、国や宮崎県と比較すると、えびの市は高い水準にございます。すごくすばらしく、ありがたいことだなと思いますが、この要因をどのように市長は捉えられておられるのかお尋ねいたします。
○市長(
村岡隆明君) 国の調査によりますと、合計特殊出生率の地域差は、消費者物価の地域差指数であったりとか、乳幼児人口当たりの所在児数、男性通勤時間及び仕事時間など、さまざまな社会経済情勢やその地域の人々の価値観の影響を受けているとされております。一般的には、都市部では低く、地方都市ではこの合計特殊出生率は高いということであります。本市におきましては、こういった要因に加えまして、妊婦や出産育児にかかる子育て家庭の負担の軽減であったり、安心して子育てできる環境の充実、ライフステージに応じた各種の支援策、こういったことが出生率の高さにつながっていると感じております。
○九番(松窪ミツエ君) えびの市の魅力がそこにいっぱい潜んでいるような気がいたします。どうかそこらあたりのPRも含めて、これから新しい家庭を持たれる方、そして新しい家庭をお持ちになって出産を望まれている方々へのPR、えびの市内外の地域にぜひPRしていただきたいと思いますが、そこらあたりの力入れはどうでしょうか。市長、お尋ねいたします。
○市長(
村岡隆明君) 当然、先ほどの医療サービスの提供等につきましては、不利な部分もあるわけでございますが、自然環境であったり、人の温かみであったり、そういった魅力はえびの市に十分あると思っておりますので、そういった意味も含めて、産み、育てやすいまちだということをさらにPRしていきたいと思っております。
○九番(松窪ミツエ君) ぜひ力を入れていただきたいと思います。
それで、創生総合戦略に女性の人口増についても触れてございます。そうであれば、女性を引き寄せる魅力のあるまちづくり、また構想も欲しいと思います。まずは就労、そして例えば家族でゆったり過ごせる遊具の整った公園、これは永山公園を手がけるということで、午前中に御答弁いただいておりますが、友達と一服できるおしゃれなカフェ、意外と人気のあるハードオフ、これは若い方もすごく最近利用されておられるようでございます。このカルデラの台地で生きる若い人たちの力を引き出すまちづくり、若い人の知恵をかりれるまちづくりについてのお考えは、市長、いかがなものでしょうか。
○市長(
村岡隆明君) 人口減少対策のうち、人口の自然減を食いとめるためには、先ほど御質問のあった合計特殊出生率の向上とあわせて、女性人口の維持、増加、これが大変重要だと考えております。当然若い人たちであったり、女性の人たちの目線での魅力、そういったものが非常に大事になってくると思っておりますし、いろいろな政策を進める中で、そういった女性の皆さん方に魅力を感じていただく政策というのは、必ず大事になってくると思っております。今後とも、いろいろなまちづくりの政策の中では、そういった視点を持ちながら進めていく、官民一体となって進めていきたいと思っております。
○九番(松窪ミツエ君) 官民一体となって進めていく、えびの市がますます若い人の魅力を捉えて、伸びていくえびの市になってほしいと思います。これは行政、それから市民、議会一体となった知恵の出し合いによって、私たちの郷土をつくり上げていくやる気を引き出す、そういうようなPRの仕方が大切かなと思います。よろしくお願いいたします。
次に入りますが、学校教育についてでございます。心の教育への挑戦、体験学習についてでございます。
えびの市の、教育基本法にのっとり、えびの市教育施策における学校教育の中で、心の教育への挑戦として、体験学習とか社会奉仕活動の推進がございます。さまざまな体験学習が組まれておりますが、農家民泊体験学習については、ちょっと見かけないようでございます。北きりしま田舎物語の農家民泊では、農業体験、食育体験、生活体験がプログラム化がされております。初めましての後はもう家族、出会い、体験、感動、きずなを体感できる充実した教育効果の高い活動となっております。
小林市では、既に中学校の三校が体験学習に組み込まれておりますし、教育委員会の高い評価も得ておりますが、当市では、まだ飯野中学校一年生が遠足を切りかえて、日帰り農業体験として、私たち、私もその一人でございますけれども、受け入れをしております。私が考えますには、思いますには、ふるさとを愛し、誇りとしてきた地元の人との交流体験は、ふるさと教育、キャリア教育への挑戦を満たすものと思いますが、当市の学校教育に農家民泊体験学習等の導入のお考えはないものかどうか、お伺いいたします。
○教育長(萩原和範君) 本市の学校教育におきましては、えびの学を推進しているところでございます。自然、歴史、農業、文化等さまざまな領域から学習内容を精選しまして、登山や水質検査等々、自然を活用した体験学習を行っております。また、宿泊体験学習、修学旅行などの学校教育では、ふだんなかなか触れる機会の少ない地域の自然素材に学びながら、互いの地域のよさを再発見する体験を通して、自分の郷土に愛着が持てるよう配慮しているところでございます。
議員のおっしゃるように、農業体験を通して学ぶことも大変意義深いものであると考えております。しかしながら、現在の学校状況といたしましては、学力向上の面から、授業時数を確保したり、来年度から始まります外国語教育の対応をしたりと、十数時間分の時数というのを確保するのが非常に難しい状況もございます。
また、そういった行事等におきましては宿泊体験、農業体験、そういったところにつきましても、学校が決めるものでございます。教育委員会といたしましては、社会教育面のほうから、民泊を含めた農業体験というところでできないか、検討はしてまいりたいと思っております。
○九番(松窪ミツエ君) これは、それでは各学校の校長先生方に御相談ということになるんでしょうか。
○教育長(萩原和範君) 昨年度の北きりしま田舎物語推進協議会というメンバーの方が、七、八人、私のところに昨年度来ていただきました。そこの中で、いろいろと宿泊農業体験活動ができないのかといったこと等を話し合いをしてもらったところでございます。それを受けまして、教育委員会として、校長会のほうにこういったのがあるといったこと等の説明はしたところでございます。そういう中から、また今後、来年、また再来年、ひょっとしてまた学校でそういった時間をとるといった学校がふえていくのではないかという気はしております。
○九番(松窪ミツエ君) 少しは希望の光を見出すことができました。でも、やはり御苦労いただいてるんだなということはよく理解できました。学校の教育の時間の確保とか、本当に難しい状況下にありまして、生徒さんたちも必死に頑張っている姿が、教育長のお言葉の後ろで、何か姿が見えるような気がいたしますが、私たちもそう無理をせず、郷土の中でいつかは農家体験を取り入れていただくような希望を持ちながら、この事業に取り組んでいきたいと思います。
また、この事業について、農業振興の施策として北きりしま田舎物語の農家民泊も位置づけてございました。本当にうれしゅうございます。農家の方々は、生涯現役でこの事業をやっていきたいと非常に楽しみ、生きがいに感じておられます。そういう農業を営んでこられた人生とか、こういう農家の生活、そしてこういうものがとれているというような、さまざま学校の中では見られないような体験をしていただければということを考えます。でも、時間をかけてじっくりと、いつかはこちらの学校教育のほうに賛同できる日を楽しみにしておきたいと思います。
次に移らさせていただきますが、これも
西原議員、遠目塚議員あたりから質問等が出ておりました。防災対策として、北朝鮮
ミサイルに対する避難訓練について私のほうからはお伺いしてみたいと思います。通告の届をしましてから時間が経過しております。その間、マスコミの北朝鮮に関する情報が少なくなっております。しかし、現在でも北朝鮮とアメリカの情勢は常に緊張の状態にあることは否めません。午前中の各議員のお話の裏からも、それがよく見えております。
そういうことを踏まえてのことでございますが、私もこのような中、戦争を肯定するものでは決してございません。北朝鮮が
大陸間弾道ミサイルの実験をやめない限りは、それに対する備えは私たちは怠ってはならないと思います。北朝鮮の
大陸間弾道ミサイルの脅威に対して、政府はことあるたびに「我が国の安全保障には全く影響はありません」「強く抗議しております」などと述べて、怒りを感じております。国は効果的な対策は持てていないのが現実であります。愛するえびの市の住民の大切な命を、一人でも失いたくはありません。守らなければなりません。日々の備えのために、防災意識を高める避難訓練の実施が必要ではないでしょうか。国民保護計画、国民保護法第十六条市町村の実施する国民の保護のための措置の中にも、避難訓練が明記してあります。
ミサイルを想定したえびの市の住民避難訓練の実施についてどのようなお考えをお持ちか、市長、お尋ねいたします。
○市長(
村岡隆明君) 国においても、
弾道ミサイルを想定した住民避難訓練の実施について呼びかけが行われているところでございますが、先般、新富町の中学校で実施された
ミサイル発射を想定した避難訓練を、教育委員会と基地・防災対策課のほうで視察を行ったところでございます。本市の国民保護計画におきましても、国民保護措置等についての訓練を実施する旨を記載しているところであることから、現在、教育委員会と訓練の実施について具体的に検討を進めているところでございます。
○九番(松窪ミツエ君) それは大体いつごろになりそうでしょうか。
○市長(
村岡隆明君) 今教育委員会のほうでその学校の選定とかしていただいてるようでございます。年度内には実施するということでございます。
○九番(松窪ミツエ君) 規模は、どういう感じの規模でございましょうか。
○市長(
村岡隆明君) 現在検討されている中身につきましては、教育委員会のほうで答弁していただきたいと思います。
○
学校教育課長(川野利光君) 先ほどのお話にございました十月十一日の日に新富町で実施されました避難訓練を視察に参っております。それをもとに、市内の学校一校をモデルとして避難訓練を行う予定にしております。その際、各学校の担当者にも参加してもらって、その後、各学校でそれぞれ校長の判断のもとに避難訓練を実施する予定にしております。
内容につきましては、先ほど来話が出てるんですけれども、
弾道ミサイル落下時の行動についてということで、屋外にいる場合、建物がない場合、屋内にいる場合ということで、どのように行動すればいいかというものがこれぐらいしか現在示されていないところでございますが、これをもとに、また現地で確認したことをもとに、基地・防災対策課と連携しながら具体的な内容については今後協議してまいりたいと考えております。
○議長(
上原康雄君) しばらく休憩いたします。
休憩 午後 二時 〇分
開議 午後 二時 十分
○議長(
上原康雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○九番(松窪ミツエ君) 先ほど
学校教育課長が資料をお示しになりました。その資料をいただけますか。議長、いいでしょうか。はい、それでございます。
○議長(
上原康雄君) ただいま松窪議員より資料の要求がございましたが、皆さん、必要でございますか。
ただいま松窪議員の方から資料の要求がありました。そのように資料出せますか。
○
学校教育課長(川野利光君) この資料につきましては、国民保護ポータルサイトから自由に閲覧できる資料でございますので、提供できると思います。
○九番(松窪ミツエ君) はい、わかりました。では、後でいただきたいと思います。
もう一点、今の質問の続きでございますけれども、その学校で避難訓練をされるということでしたが、その学校の組織のみでございましょうか。ほかの機関は、その訓練の中には要請されないんでしょうか。例えば消防とか警察とか。
○
学校教育課長(川野利光君) この避難訓練につきましては、基本的には教育委員会主催で行うものでございます。学校関係者が中心でして、警察その他の関係機関団体については、今のところ考えていないところでございます。
○九番(松窪ミツエ君) それでは、次の質問に移らさせていただきます。
自治会の回覧版ですけれども、それで
弾道ミサイル落下時の行動についてのチラシが回されました。内容については、私が見た感じでは簡素なものでございましたが、これでございます。情報としては、命を守ることを伝える内容のものでなくてはならないし、また印象に残るものでなくてはならないと思います。市独自の
ミサイル着弾に特化された防災ガイドの作成についてのお考えはいかがでしょうか。例えば、この市の防災ガイドがございますが、この中に付随させていただいて、一緒にそれがわかるようなガイド、これについては自然災害のみのガイドでございますので、そこのところ、市長、お尋ねいたします。
○市長(
村岡隆明君)
弾道ミサイルの落下時の行動につきましては、内閣官房の広報で、先ほど「配布します」と言いました中身のほかにも数点あるようでございます。そういったものしか、情報として私たちにも提供されていないわけでございまして、えびの市独自の、ここの方はここに避難するというような具体的な防災対策というのは、とれないと思っておりますが、国が発行している近くに
ミサイルが落ちそうだと、Jアラートが鳴ったら建物の中に避難したり、建物の中にいる人は窓から離れたり、換気扇をとめたり、そういった行動の基準というのがあるだけでございますので、今発行した冊子につきましては、最近発行したばかりでございまして、次の、また改訂のときにはそういったものも含めて検討させていただきたいと思います。
○九番(松窪ミツエ君) ぜひそうしていただきたいと思います。この緊迫した状況の中では、何が起こるかわかりません。自分の命は自分で守るという市民への、またそういう教育も必要かと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
次の質問で、このような事態を想定した学校関係者との連携はとれているかということで、ただいま避難訓練の計画とかなされておりますが、日常危機管理、危機意識として、こういうような連携はとれているものでしょうか。市長、お尋ねいたします。
○市長(
村岡隆明君) 当然、この
ミサイルの着弾以外のあらゆる災害についても学校との連携はとれておりますし、災害対策本部、そういった部分にも教育委員会からの出席は必ずしていただいておりますので、連携は十分とれていると思っております。
○九番(松窪ミツエ君) 安心いたしました。やはり危機管理が大事で、そういう危機管理のもとに子どもたちが見守られて学習に精出すことは、えびの市の教育の一環としてすばらしいことかなと思います。
時間はたっぷりございますけれども、最後にお伺いいたします。
災害に強いまちづくりということで
施設整備についてでございます。避難場所に安全な核シェルターの
施設整備を提案いたします。地震、水害、火山、核
ミサイル等の災害対策として災害に強いまちづくりと住民の命を守られる、また子どもたちの生命を真っ先に守れる避難場所の確保のために、防災核シェルターが今後その建設が求められてくるのではないかと思います。これから先の必要性につきまして、市長はどのようにお考えでしょうか。
○市長(
村岡隆明君) 核
ミサイルからえびの市民を守るという観点に立ちますと、この核シェルターというのが非常に有効な手段であるという認識はあるところでございますが、当然一万八千人の市民を避難させるとなると、シェルターをつくるということではなかなか全ての市民の命を守るということにもなりませんし、なかなか多くの課題が財政的にもありますし、非常に厳しいのかなと。現在の国民保護法に基づく避難場所の設置につきましては、小中学校等のコンクリートづくりの施設を指定しております。現在は二十八カ所が指定されているところでありますが、核シェルターほどの防御する力はないと思っておりますけれども、こういった強い建物への避難ということで促していきたいとは思っております。
○九番(松窪ミツエ君) 核シェルターといいましても、私たちには耳なれない印象のぽっと浮かんでこない言葉でもございますが、日本の国が一番この核シェルターについては意識が低く、まだ日本での普及率は〇・二%程度であるそうです。でも、国によっては一〇〇%、八〇何%、この国際情勢の危機に備えての核シェルターの設置がなされておると聞きます。いずれ、こういう時代になってはほしくはありませんが、今のこの情勢を見ますと、本当に日々緊迫しております。何とか平和な暮らしが営まれるような、そういう平和な時代に一日でも一刻でも早くなってほしいと願っておりますけれども、でも私たちの予測のいたすところに及びません。将来的には、こういうような核シェルターも自然災害に備えたり、それから食料の備蓄とか、さまざまな備蓄に役に立つ建物ではないかと思います。今のところは判断がつかないということではございますが、市民の命を守るというような重きのある建物でもございますので、どうかどこかには心とめおきいただきまして、使ってはならない、使いたくはない核シェルターではございますが、将来的には、どこかお考えの中に置いてていただきたいということを願います。私たち安全安心の暮らしの保障のために、やはり自然災害のみでなく、多方面からの災害対策に対して今後の御検討が必要になるかと思います。どうかそのような密な計画を立て、市民の命を守っていただきたいと思います。
時間はたくさん残っておりますが、私の今回の今期の
一般質問はこれにて終わらせていただきます。
○議長(
上原康雄君) 先ほどの
介護保険課長の答弁の訂正がございます。
○
介護保険課長(川田伸一君) 先ほどの金田議員さんの質問の中で「おむつの助成はあるか」という質問の中で「六千円の助成がある」と申しましたけれども、一月六千円介護手当という方式で支給しております。訂正お願いします。
○議長(
上原康雄君) お諮りいたします。
本日の会議はこの程度にとどめ延会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
上原康雄君) 御異議なしと認めます。よって本日は、これをもって延会することに決定いたしました。
次の本会議は、あす三十一日午前九時三十分から開き、
一般質問を続行いたします。
本日は、これをもって延会いたします。
延会 午後 二時二十四分...