えびの市議会 > 2016-03-04 >
平成28年 3月定例会(第 6号 3月 4日) 一般質問

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  1. えびの市議会 2016-03-04
    平成28年 3月定例会(第 6号 3月 4日) 一般質問


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    平成28年 3月定例会(第 6号 3月 4日) 一般質問                       平成二十八年三月四日 午前九時三十分開議 第  一 一般質問 第  二 議案第三十九号 平成二十七年度えびの市一般会計予算の補正(第八号)につ              いて 第  三 議案第四十 号 平成二十八年度えびの市一般会計予算の補正(第一号)につ              いて 第  四 請願第 十一号 第  五 陳情第 十二号           本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件    一 一般質問    二 議案第三十九号 平成二十七年度えびの市一般会計予算の補正(第八号)につ              いて    三 議案第四十 号 平成二十八年度えびの市一般会計予算の補正(第一号)につ              いて    四 請願第 十一号    五 陳情第 十二号
    出 席 議 員(十五名)     一番   竹 中 雪 宏  君     一〇番   本 石 長 永  君     二番   遠目塚 文 美  君     一一番   西 原 義 文  君     三番   山 元   豪  君     一二番   西 原 政 文  君     四番   小 東 和 文  君     一三番   蔵 園 晴 美  君     五番   田 口 正 英  君     一四番   宮 崎 和 宏  君     六番   井 上 義 人  君     一五番   栗 下 政 雄  君     七番   北 園 一 正  君     八番   上 原 康 雄  君     九番   池 田 孝 一  君 欠 席 議 員(なし) 議会事務局職員出席者   事務局長   下牟田 一 仁 君   議事運営係     塩 入 友 之 君   事務局次長  坂 本 和 彦 君   議事運営係     遊 木 凡 子 君 地方自治法第一二一条による説明のための出席を求められた者   市長     村 岡 隆 明 君   市民環境課長    福 田 孝 正 君   教育長    萩 原 和 範 君   財産管理課長    築 地 厚志郎 君   総務課長   宮 浦 浩 二 君   水道課長      原 田 和 紀 君   企画課長   園 田   毅 君   健康保険課長    領 家 修 司 君   財政課長   馬越脇   浩 君   介護保険課長    大木場   操 君   建設課長   竹 内 重 治 君   観光商工課長    米 倉 健 一 君   畜産農政課長 吉 留 伸 也 君   税務課長      萩 原 博 幸 君   農林整備課長 森   隆 秀 君   基地・防災対策課長 川 田 伸 一 君   学校教育課長 坂 本 健一郎 君   市立病院事務長   林   敏 廣 君   社会教育課長 白 濱 美保子 君   企業誘致対策監   岩 下 一 彦 君   市民協働課長 上加世田たず子 君   会計管理者     山 口   忍 君                     開議 午前 九時 三十分 ○議長(竹中雪宏君)  おはようございます。  ただいまから、本日の会議を開きます。  本日の会議は、議席に配付いたしております議事日程第六号によって進めます。  これより本日の日程に入ります。  日程第一、一般質問を行います。  本日は、山元豪議員、西原義文議員遠目塚文美議員、上原康雄議員の四人を予定しております。  まず、三番山元豪議員の発言を許します。山元豪議員。 ○三番(山元 豪君)  おはようございます。本日のトップバッターであります三番山元でございます。毎回、ここに登壇するときは、すごく緊張して何を言っているのかわからなくなるときもございますが、皆様の御配慮のほうをお願いします。  質問に入る前に、本日、議会運営委員会が行われまして、追加議案が提出されました。その内容が日本穀物検定協会が発表した平成二十七年度産の米の食味ランキングで、えびの産ヒノヒカリは霧島地区として最上級の特Aを宮崎県で初めて獲得した。おめでとうございます。このことを契機として、農家所得の向上を図るため、JAと連携し、えびの産ヒノヒカリの販売強化事業を実施するものであるということであります。大変いい事業だと思います。今後とも特AをとったということをどんどんPRしていただければ、もっとえびの市の経済効果が上がると思いますので、ぜひともこういう議案をよろしくお願いします。  それと、もう一つ、いつもテーマを決めているんですが、三月四日、本日は何の日かというのを調べてまいりました。特段、私が思うような日ではなかったのですけれども、ミシンの日とか冊子の日、またまた三味線の三線の日とか、雑誌の日、語呂合わせで、そういった日になっているようでありますが、きょうは何の日ということよりも、今週は何の週かということで取り上げさせていただきたいと思います。  今週は、三月一日から七日の間は、春の全国火災予防運動週間になっております。先日も消防の広報のほうで戸締まりの確認とか火のもとの注意を呼びかけながら、乾燥している、火災が起こりやすいということを広報してまいりました。ですので、本日のテーマといたしましては、予防ということを、予防というテーマをさせていただきます。今まで、人とかまれとか五十とか、報とか福とか幸とか風土とか、いろいろテーマをつけてきましたが、今回は予防のテーマを上げさせていただいております。予防というテーマにさせていただきたいと思っております。  それでは、早速、一般質問を始めたいと思います。今回は大きく分けまして、市長の平成二十八年度施政方針についてと、あと京町温泉の活性化の、大きく分けて二つになっております。内容が多いように感じられますが、時間内に多分終れると思いますので、簡潔な答弁のほうをよろしくお願いします。  まず、一、新たな活力を生む産業づくりについて、(一)オリーブ果樹生産についてということで、施政方針の四ページ、上から読みますと、農産園芸の振興につきましては、主力でありますえびの産米のブランド化をはじめ、飼料用米等の生産拡大に対する経営所得安定対策を積極的に活用するとともに、イチゴ、ピーマン等の施設園芸や栗、オリーブなどの果樹生産に引き続き支援しながら取り組みを強化してまいりますとあります。  先日、私も香川県の小豆島に研修に行ってまいりました。国内でも有数なオリーブの産地でありまして、えびの市においても数年前からオリーブを振興しております。今現在、どの程度推進できているものか、お尋ねいたします。 ○畜産農政課長(吉留伸也君)  今回の一般質問の資料要求の中で、井上議員からも提出を求められておりますけれども、その中で、平成二十五年度と二十六年度において栽培本数が千六百七十本、面積で四・一ヘクタールとなっております。平成二十七年度におきましては、四百七十三本の一・二ヘクタールを定植する予定となっております。合計しますと、栽培本数が二千百四十三本、面積が五・三ヘクタールになるところでございます。 ○三番(山元 豪君)  オリーブは日照時間の確保とか適度な降水量、平均気温などの気候条件がそろうことが必要なようです。えびの市の気候条件では、とても不利だと、私は感じております。これから推進していくための方策などについてお聞かせください。 ○畜産農政課長(吉留伸也君)  確かに議員のおっしゃるとおり、えびの市の気象条件等においては不利だと思われる部分もございますが、現在、えびの市で取り組んでいる品種は四品種でございます。これ以外にも数多くの品種がございまして、そういった中には、世界各地で栽培される中で、えびのに適した品種もあるかと思いますが、現在、オリーブ部会では、先進地研修や栽培講習会等を開催しながら、技術向上に努められているところでございます。  今後もJAやオリーブ部会等と連携しながら、助成等も行い、また先進地研修でありますとか栽培講習会等を支援してまいりたいと考えているところでございます。 ○三番(山元 豪君)  えびの市に強い品種を研究しながら、えびの市に合った、気候条件に合ったオリーブの品種を研究推進していくという答えでございました。  オリーブの実を出荷するのではなくて、最終的に、えびの市で搾油をして六次化にすることが私は必要だと思っております。ただし搾油するための機械なんですけれども、相当高額のようでありました。小豆島の加工場を見学させていただいたときに、大きな搾油機があったんですけれども、五億円とか一十五億円とかいうお話でありました。  今後、オリーブの推進について、市長の意気込みをもう一度教えてください。 ○市長(村岡隆明君)  オリーブの取り組みは、まだ始まって二年目になります。えびのに合った品種がどういうものなのか、どういう場所がいいのか、そういったことを部会のほうで模索をしていただいている状況でございます。将来に向けては、一つの産業としてぜひ定着していただきたいとは思っておりますけれども、将来の先行きであったり、機械であったり、そういったものについては、そこら辺が明確になっておりませんで、市の考え方も整理はしておりませんが、しっかりえびの市の一個の産業として定着できるように、えびの市としても協力をしていきたいと思っております。 ○三番(山元 豪君)  このオリーブづくりは、たしかきのうの一般質問でもあったのですが、課長のほうが、これは十年二十年で結果が出せるようなものではなく、百年の計でという発言があったのですけれども、その百年の計という意味がちょっと僕わからなかったものですから、その説明をお願いします。 ○畜産農政課長(吉留伸也君)  当初、えびの市にオリーブを苗木を寄附をいただいた段階で、九州オリーブ協会という大きな組織がございまして、そういったところから、いろいろな御説明等も来ていただいたところでございまして、すぐに花が咲いて実がなって農家所得につながるということは非常に難しいと、子どもの世代、孫の世代のために、今植えていくんだという説明もされ、そういったことも当時受益者、現在のそういうオリーブ部会の会員の皆様にも説明しながら植栽を始めていった経緯もございまして、来年、再来年、すぐに実がなって、すぐに搾油ができて、すぐにオリーブのまちになるという考えは非常に難しいと。十年先、当然今苗木としても非常に小さいですので、それが大きな木になって、そこからたくさんの実がとれるようになるには、当然十年以上かかるということも説明されておりますし、それが市内全域に広がって、オリーブのまちになっていくというのは、非常に五十年、百年先の話だろうという、そういった御説明もあったこともございまして、部会員全員でそういった認識でいるところでございます。 ○三番(山元 豪君)  このオリーブづくりも引き続き、百年後も私がここにおれれば質問させていただきたいと思います。  次に、労働力の確保についてお伺いします。施政方針の五ページ、下から十五行目、ここに書いてありますとおり、労働力の確保につきましては、中学生や高校生が将来、就職の際に地元就職も選択肢となるよう、教育機関と連携し地元企業への訪問事業の実施や関東、東海、関西の各えびの会などとの連携により、Uターン希望者等に対して地元企業の募集情報等を発信するとともに、県内就職説明会等、国県の就職支援に関する施策を積極的に活用してまいりますとあります。  そこで、①平成二十七年度における高校三年生を対象にした地元企業訪問の状況についてお示しください。 ○企業誘致対策監(岩下一彦君)  地元高校生の企業訪問につきましては、昨年の七月二十九日に、市内の縫製工場と電子部品関係の工場で約二十名が訪問しております。 ○三番(山元 豪君)  その約二十名というのは高校三年生、飯野高校の生徒ということで認識してよろしいのですか。 ○企業誘致対策監(岩下一彦君)  議員の申されるとおりでございます。 ○三番(山元 豪君)  そこでもう一つ、括弧の中に、参加者数が二十名いたと。訪問企業の数というのはどれくらいあったのでしょうか、平成二十七年度だけで。 ○企業誘致対策監(岩下一彦君)  七月二十九日に行われた場合は、先ほど申しましたとおり、縫製工場が一件と電子部品関係の工場が一件、合計二件の工場を訪問いたしました。 ○三番(山元 豪君)  二件の企業を訪問されたということなんですが、②といたしまして、飯野高校の三年生のこちら進路状況ですね。進学、就職等、こちらのほうもお示しいただきたいと思います。お願いします。 ○教育長(萩原和範君)  先ほどの飯野高校生の地元企業訪問といったことで、今、二件の訪問をしているということでございますが、そのほかにも、飯野高校としまして、地元企業訪問なんですが、地域と連携したキャリア教育として実施している地域貢献活動ということでの取り組み、そして今対策監が言いましたえびの市の企業研修というもの等を合わせますと、平成二十七年度は、十七の地元事業所等において、延べ八十五名の生徒が研修やら体験活動をしているところでございます。  なお、三年生の進路状況ということでございますが、飯野高校は七年連続で進路決定率一〇〇%を達成しております。平成二十六年度末における進路状況でございますが、国公立、私立大学、公立・私立短大、専門学校などの大学等への進学が六八%、公務員や民間企業など就職が三二%という状況になっております。  なお、平成二十七年度におけます三年生の進路状況でございますが、二月二十三日現在で、大学等への進学が七三%、就職が二六%という状況になっており、本年度も進路決定一〇〇%を達成する見込みでございます。 ○三番(山元 豪君)  すばらしい飯野高校生の進路状況でございます。昨年が六八%の大学への進学、三二%の就職などということでございました。ことしがまだ決まっていない方もいらっしゃると思うのですが、七三%が大学進学、二六%が就職、これは間違いないでしょうか。(発言する者あり)  はい。足したら九九%、あと一%の方がまだ決まっていないということで、わかりました。  前回の一般質問でもお尋ねいたしましたが、地元企業で人材難に苦しみ、事業拡大ができていない会社もあるようです。地元高校を卒業した青年が、そのまま地域の企業に勤めるようになるためには、支度金や車の購入費を一部助成するなどの支援が必要だと考えますが、もう一度、市長のお考えをお聞かせください。 ○市長(村岡隆明君)  地元の企業でも労働力の確保が難しい、また、宮崎県内の高校生は県外に出ていく数が多いということで、なかなかマッチングがうまくいっていない状況がございます。ただ、地元の子どもたちが地元で就職していただきたい、そういったマッチングがぜひうまくいっていただきたいとは思っておりますけれども、そういった支度金であったり、車の購入であれば、地元で就職するというようなことなのかどうか、そういった情報は自分たちのところにございませんので、今回は公共サービスを担っていただく保育士であったり、介護士であったり、看護師、そういった皆さんには地元での人材確保に向けた取り組みを行っておりますけれども、地元の子どもたちが地元に働くための後押しみたいなものに、そういったものがなるのかどうか。なかなか今の時点では、ほかの方法があるのではないかと考えております。 ○三番(山元 豪君)  うまくマッチングができていないような状況がえびの市でもあるということで、私のほうも認識しております。うまいぐあいに、飯野高校生でも、ことし二六%の方が就職をされるということなんですけれども、そのうち地元に就職される方は何人ぐらいいらっしゃるんでしょうか。 ○教育長(萩原和範君)  平成二十六年が三社の四名でございます。また、現在、平成二十七年度ですが、今のところ二社四名を内定をもらっているところであります。 ○三番(山元 豪君)  では、二社の四名が今内定をいただいている、そのほかの方は市外への就職ということで考えてよろしいですか。ありがとうございます。  なぜ、こういう質問をするかといいますと、やはり十八歳から二十四歳の若い年代が、人口ビジョンの中で見ても、非常に少ない状況であります。もちろん進学等でよそに、私の息子も今回卒業しましてえびの市から出ていくわけなんですが、そういった若い方々が出ていく中で、やはりえびの市はいいところだなという教育をされる、これは前回もお聞きしました。飯野小中高連携の教育で郷土を愛する教育をされているということもよくわかりました。私の望みとしましては、出て行った息子が、またえびの市に帰ってくればいいかなと思っております。  今、飯野高校だけのことをお伺いしました。小林高校も一応西諸管内の高校であるということですので、そちらのほうも進学率と就職率、わかっている範囲でお答えください。(発言する者あり)  いいです、質問項目が多くて、僕は行ごとに分をつけていまして、この場合だと五十六分ではないと間に合わないということですので、済みません、次の質問に行かせていただきます。  次、スポーツ観光についてお伺いします。これ六ページ、上から十行目なんですが、ここには、観光施設の整備につきましては、定期的に施設の実態を調査するとともに、施設利用者のニーズの把握に努め、計画的に整備を進めてまいりますということで、去年もお伺いしたんですけれども、永山運動公園が拡張されれば、えびの市のスポーツ観光が大いに発展すると私は考えております。平成二十八年度の施政方針には、具体的な、永山運動公園のことについては書いていないんですが、永山運動公園の事業計画は進んでいるんでしょうか、教育長、お願いします。 ○教育長(萩原和範君)  永山運動公園の整備計画につきましては、平成二十六年度に整備計画の方向性を示す基本計画を策定いたしました。主な内容といたしましては、多目的芝生グラウンドの拡張、遊具の整備、駐車場の拡張などを考えておりますが、膨大な予算を伴うため、財源の確保について検討を進めているところでございます。  永山運動公園の整備は、スポーツ観光を推進する上でも重要なものであると認識しておりますので、その他の大規模事業の進捗などを考慮しながら、計画的に事業を進めてまいりたいと考えております。 ○三番(山元 豪君)  基本計画を平成二十六年につくられたということですが、これは提出してもらえることでよろしいでしょうか。議長、永山運動公園に関する方向性を示す基本計画、今言われたんですが。 ○教育長(萩原和範君)  基本計画につきましては、今定例会中に配付したいと思います。 ○三番(山元 豪君)  ありがとうございます。  先日、永山運動公園で私が会長をしておりました京町温泉杯中学生サッカー大会というのをさせていただきました。市内外から多くのチームが参加をされ、これも観光ということで、宿泊を伴って、うちの旅館にもたくさんの生徒さんが泊まっていただいた経緯がございます。  永山運動公園の芝生のところを拡張、また、あと駐車場のところを拡張、遊具などの整備ということでありましたが、そういった基本計画、年次的に進められることを願っております。よろしくお願いします。  次に、二、志と郷土愛を持つ人づくり、(一)国際交流推進について、これは八ページの下から四段目ということで、国際交流推進につきましては、中国長春市からの留学生が九州国際高等学校に入校するようになり十周年を迎えることから、今後更に国際交流の懸け橋を築いていくために、飯野高校生の中国長春市短期留学等事業を展開してまいりますと書いてあります。こちらの、きのうもあったんですけれども、その狙いと効果をお示しください。 ○市民協働課長上加世田たず子君)  吉林省長春市にあります長春日章学園校中から、九州国際高等学校に入校が始まりまして、平成十八年から始まっておりますが、千人近い留学生がえびの市のほうに来ていただいております。この間、地元の皆さん方と、そして特に飯野高校生との交流が頻繁に行われまして、これはえびの市の大きな特徴でもあり、飯野高校の学校での特徴でもあるという考え方をしているところでございます。  今回、この十周年を迎えまして、さらに高校生とグローバル社会に対応する人材育成という意味から、長春市に短期留学ということで考えております。  また、長春市に高校生が行くことに伴いまして、また、向こうから来ていただく方との交流がまた深まるということも考えられますし、今後、いろいろな情勢の中で、中国の情勢等も変わりますと、この九州国際高等学校に今後どうなのかということもございますので、その観点から、こういう交流が始まりますと、高校生がえびの市に来たいという環境がさらに深まってくると考えております。これも一つは、飯野高校の今後の存続の一環でもありますし、個性でもあるという考え方をしているところでございます。 ○三番(山元 豪君)  大変いい取り組みだと私は思います。長春市から日章学園九州国際高等学校のほうに、ことしも百名ほど来られるというわけなんですけれども、一緒に保護者の方とかも来ていただいて、えびの市で二、三日滞在していただければ、それだけの経済効果も上がると思いまして、交流を密にやっていけばいいと思います。ましてや、私の息子も飯野高校生でありますので、行ってグローバルの目を持っていただければと思っております。  ②としまして、中国の政治状況ですね、不透明ではあります。昨年の中国人による爆買いなど、日本経済に与える影響は無視できません。ぜひ交流の継続を切に願いますが、市長の意気込みをお聞かせください。 ○市長(村岡隆明君)  今回、留学生十周年ということを契機にスタートさせますが、当然、継続して、ある程度継続していかないと意味がないと思っておりますので、そういった方向性で第一回目を開催ができればと思っているところであります。 ○三番(山元 豪君)  十年目の契機ということで、ぜひともこの事業、継続することを願います。  次に、三、誰もが元気、健康のまちづくり、(一)医師確保について、九ページの下から四行目、ここを読ませていただきます。さらに地域医療の根幹をなす医師の確保を最重要課題として、引き続き大学医局への要望活動と、県医師確保対策推進事業や地元出身の医師への働きかけなどの多様な対策を講じて医師の確保を図り、市立病院の診療体制の維持、充実、病院運営の安定化に努めてまいります。  ①といたしまして、市長は、市立病院の存続のためには、地元出身の優秀な医師に相談していくことが、私は必要であると思います。これまででそういった取り組みをなされたことはありますでしょうか。 ○市長(村岡隆明君)  これまでも答弁いたしておりますけれども、地元出身の医師の方には、リストをつくって訪問して、お願いをしているところでございます。 ○三番(山元 豪君)  その中で、リストをつくってお願いしているということで、なかなかえびの市の市立病院に勤めてもらえていない状況だと思うんですけれども、何が原因だと思われますか。
    ○市長(村岡隆明君)  基本的には長期の勤務になりますし、働く場を移動させるということでございますので、御家族があれば、御家族の問題であったり、お子さんがいらっしゃればお子さんも転校しなければいけない、医師としての自分の生き方をどこでどう開花していくのか、それぞれの先生方がそういった思いを持っていらっしゃいますので、ただ、えびの市出身ということで、やはり郷土に対する思いはほかの医師の方々よりは多いのではないかということで、そこを期待してお願いをしているところでありますが、具体的に来ない理由というのは、具体的には先生方はおっしゃいませんけれども、そういうところではないかなと考えております。 ○三番(山元 豪君)  そういった医師の確保がことしも重要課題ということで、施政方針のほうには書かれてあります。その中で、なかなか進まない状況、②といたしまして、市立病院の安定経営の方策について、具体的に、きのうも聞いたんですけれども、もう一回、具体的にお示しください。 ○市長(村岡隆明君)  安定経営ということで、当然黒字経営を目指さなくてはいけないわけでございますが、医師が一人確保できますと、それに伴いまして、収入もかなりふえますので、医師の確保というのは、やはり一つ大きな課題だと思っております。  また、安定経営という中で、これまでも申し上げておりますけれども、その不採算部門、救急医療であったり二十四時間体制であったり、もちろんそこは経営の中でしっかり守っていかなければいけない部門だと思っておりますし、それをカバーできるだけのしっかりした経営ができるというのが理想だと思っております。  今回は、いろいろ経営の診断等もしていただいておりますし、これまでどおり、医師の確保に向けては頑張ってまいりますが、それ以外でも改善できる部分があれば、そういったものもまた今回取り組んでいきたいと思っております。 ○三番(山元 豪君)  現在、市立病院に対しての経営診断を受けているということで、その結果はいつわかるのか、お伺いします。 ○市長(村岡隆明君)  三月の二十日過ぎにお願いしている会社が来て、直接私たちに説明していただくことになっております。 ○三番(山元 豪君)  三月二十日過ぎに経営診断を市長のほうに提出された後、これは継続は難しいだろうなとか、そういったことで、方針を変えるということはないでしょうか。 ○市長(村岡隆明君)  経営診断の中で、経営をやめるべしという判断は出ていないと思いますので、当然、どうやって継続していけばいいかということの判断をお願いしておりますので、継続に向けた検討をしていくということになろうかと思います。 ○三番(山元 豪君)  安心しました。市立病院、病院は、小さなえびの市は人口が少ないまちなんですけれども、市立病院というのは非常に大切な機関でありまして、やはりそれを存続するために、市長の言い方を借りますと、汗を流して頑張っていただければと思います。  次に、みんなの顔が見える協働と福祉のまちづくりの中から、(一)地域おこし協力隊事業について、十ページの上から十八行目、ここを読ませていただきます。地域との協働を進める地域おこし協力隊事業につきましては、協力隊員自らの個性ある企画と実践により、地域活性化を図ってまいります。また、地域おこし協力隊員受入の最終目的は、定住につなげることですので、地域コーディネーター等による、地域おこし協力隊員の定住に向けた十分なサポートを行ってまいりますと書いてあります。  ①地域おこし協力隊を卒業した隊員、現状ですね、今でもえびの市に居住されているのでしょうか、そこをお伺いします。 ○市民協働課長上加世田たず子君)  現在五名の方がえびの市に居住されておられます。 ○三番(山元 豪君)  引き続き、受入をされて、定住を目的にされているということで、現在五名の方が、もうこの政策によって人口がふえたと考えてよろしいですかね。  ②としまして、ほかの移住者やUターン者と比べて、地域おこし協力隊員は好条件でえびの市にやってこられているため、今以上に支援を手厚くすると不公平が生じると思います。えびの市がこれから先、地域おこし協力隊を受け入れていく中で、どのような方針をとればいいか、御質問します。 ○市民協働課長上加世田たず子君)  地域おこし協力隊の採用に当たりましては、基本的に都市からであること、また年齢が二十歳以上五十歳未満、また採用期間が三年以内、そして地域活性化事業等ができる方ということで、いろいろな条件をしながら採用しているものでございます。  今、議員おっしゃいます移住者においては、不公平ということでございますが、この地域おこし協力隊はいろいろな条件の中で、書類選考、そして面接等を行いながら決定しているものでございますので、移住定住を考えていらっしゃる方で、この地域おこし協力隊で移住定住したいという方は、この事業を取り入れていただきたいということで思っておりますが、全てがこの方が採用ということではないとお考えいただきたいと考えております。 ○三番(山元 豪君)  先ほど不公平が生じるのではないかという言葉だったんですが、私の年齢でも、えびの市の外に行って、えびの市で働きたいが、帰ってくるのにもいろいろ条件があって帰ってこれない。それと全く同じことだと思います。地域おこし協力隊員がえびの市に住まわれるということは、やっぱりそれだけの条件をクリアしないと、こちらに定住することはできないということでありましたので、そうしたら、不公平ではなくて、公平な感じだと今わかりました。  ③といたしまして、芸術家や書道家などの技能を持った方、また土木技師、大工、左官などの技能者を目指すような方を受け入れることができれば、地域への定着が進むのではないでしょうか。お伺いします。 ○市民協働課長上加世田たず子君)  今、議員がおっしゃいます芸術家の方、また書道家の方などの技術を持った方が、本当にここに定住していただくことは本当に理想的なことだと考えております。ただ、地域活性化を図って募集をする中で、いろいろなジャンルの方が来られますが、最終的にやっぱり定住ということもございますので、三年終わった後のその方の定住するための方法、そのあたりが確立なかなかしないと、四年目以降が厳しいということもあろうかと思っております。  特に土木技術、大工さん、左官さんなど、仕事が実際えびの市内にあるかどうかということの考え方もございますし、今、えびの市に住んでいらっしゃる方のそういう方々の仕事等も今厳しいということも聞いておりますので、そのあたり、今後また検討課題でもあるかなと考えているところでございます。 ○三番(山元 豪君)  地域おこし協力隊の募集に対しては、いろいろな課題があるということがわかりました。今後ともこの事業、定住につながるように十分なサポートをお願いします。  先日、蔵園議員からのほうも出たんですけれども、私も日南市の油津商店街のほうに研修に行ってまいりました。そのときに、そこの日南市におきましては、この地域おこし協力隊制度は使わずに、テナントミックスサポート事業というのを行っておりまして、皆さん、よく知っておられます全国公募で年収一千万円のマネージャーがいらっしゃるということだったものですから、その方にお話を聞きに行った経緯があります。  その方の話だと、やはり地元の中から、そういったサポートできるような、そういった方が生まれる、地元の中からそういった気概を持った人がいない限り、まちは活性化しないという話もありました。  もちろん、外からそういったまちづくりのために入れられても、入ってこられてるわけなんですが、外から見たえびの市、えびの市の中に住んでいる人たちの考え方も十分マッチングできるような、地域おこし協力隊の定住に向けたサポートをよろしくお願いします。  次に、(二)としまして、いきいき百歳体操について、十一ページの下から八行目、現在、自治会単位で推進しているいきいき百歳体操のさらなる拡充に努めてまいりますと、施政方針には書いてあります。  現在、えびの市内で幾つの自治会が取り組んでいるでしょうか。ほとんどの自治会で実施するべきだと考えております。これまで、それが進まなかった課題はどこにあると思いますか、御質問させてください。 ○介護保険課長(大木場操君)  現在のえびの市の取り組みといたしましては、平成二十六年十月に介護予防講演会を開催いたしました。それをきっかけに、平成二十六年度で九カ所、それと今年度におきまして十八カ所の取り組みが開始をされております。  私たちが参考にいたしました岡山県津山市におきましても、今、十年経過をしているわけですが、実施率が四一%ということでございまして、えびの市につきましては、この二年間で四一%に達しておりますので、進んでいないというわけではないと思います。  これまでは、そういう介護予防のサポーターとか、地域の方々の御理解、自主的な行動によりまして、積極的に取り組みが進んでおりまして、計画上に進んでいると思っております。今後ともさらに拡大するように、住民へのサポートや広報周知に努めていきたいと思っているところでございます。 ○三番(山元 豪君)  このいきいき百歳体操のことなんですけれども、一般質問要求資料で、井上議員の要求資料の中で、たくさんの自治会が参加しているということが書かれてあります。  ②といたしまして、いきいき百歳体操は、高齢者にとってかなりの効果があると聞いております。介護保険料を上げないためにも、これから必要な取り組みだと考えます。平成二十八年度は、幾つの自治会で実施する目標でしょうか。先ほど四一%が二年でできたということですので、今度の目標をお聞かせください。 ○介護保険課長(大木場操君)  平成二十八年度につきましては、新たに十二会場で設置をいたしまして、平成二十八年度末までには三十九カ所を目標にして、今、準備をしているところでございます。 ○三番(山元 豪君)  先ほど申し上げました井上議員の一般質問資料の中には、三十カ所の会場しか書かれていなかったんですけれども、三十九カ所でよろしいのですか、予定として。 ○介護保険課長(大木場操君)  井上議員の資料につきましては、今年度といいますか、平成二十七年度末までに設置できる予定の会場数を記載したところでございまして、平成二十八年度につきましては、今申し上げましたように、三十九会場まで拡大しようと思っております。 ○三番(山元 豪君)  では、ここに書いている以外で九カ所会場でいきいき百歳体操を設けられるということで、では、全体で何%になるのでしょうか。 ○介護保険課長(大木場操君)  自治会が六十五自治会ありますので、三十九ということで六五%程度になるのではないかと思っております。 ○三番(山元 豪君)  やはりすばらしい事業だと思います。健康な高齢者が長生きしていただき、介護保険料を抑えるための取り組みの一環ではありますが、やはりこういったいい事業は継続で続けていっていただければと思います。  次に、自然と調和した住みよい生活環境づくりの中から、新婚世帯家賃助成についてお伺いします。十四ページの上から十三行目ということで、新婚世帯家賃助成を行うなど、積極的に取り組んでまいりますと書かれてあります。新婚世帯に対する家賃助成の現状はどのようになっておりますか、また、目標に対してどうでしょうか、お伺いします。 ○企画課長(園田 毅君)  新婚世帯家賃助成事業の現状につきまして、答弁申し上げます。二月末現在で、十五世帯の交付決定をしておりまして、この分の平成二十七年度助成金額が一百一十万五千円となる見込みでございます。目標に対する状況でございますが、制度設計した当初は、えびの市での婚姻件数全てに対応できるように八十世帯を見込んでおりました。それでいいますと、今のところ、二割弱でございまして、実際に四月から平成二十七年四月から平成二十八年一月までにえびの市での婚姻届け出件数が五十四件ございました。これでいきますと二八%でございます。  そのほかの方々は、実家居住や公営住宅等への居住となっていると思っております。 ○三番(山元 豪君)  八十組の方が予定されて、五十四件の方が婚姻届を出されて、二八%の助成しかできていないという考えでよろしいでしょうか。 ○企画課長(園田 毅君)  五十四件、四月から一月にあった中での二八%、十五世帯に助成をしているということでございます。 ○三番(山元 豪君)  これから、この事業を推進していくということなんですけれども、市長が積極的に取り組んでまいりますと言われているんですけれども、課題はどういうところにありますか、お聞かせください。 ○市長(村岡隆明君)  基本的には、実家に住まれたりという方には申請の対象になりませんので、五十四世帯の中で十五世帯の方が家賃が発生するようなところに住んでいただいたものだと思っておりますが、私たちの願いとしては、新婚のときに、住むのであれば、ではえびのに住もうかというきっかけにしていただくための助成でございますので、しっかり、現在でも婚姻届を出されたときには、こういった情報を提供しておりますけれども、市外の方々にも広くこの情報を伝えることが一番成果が出る方法だと考えております。 ○三番(山元 豪君)  ③相対的に見て、新婚世帯は若いため、とにかく所得が低い傾向にあります。これは大変よい事業だと思いますが、市内外への効果的なPRが私は足りないように感じておるんですが、今後、定住施策のPRとして、どのように考えられますか。PRのやり方です。お願いします。 ○市長(村岡隆明君)  この事業だけ単独でPRするということは余りないと思っておりますが、市の移住定住促進のためのチラシであったり、市外での定住促進のための働きかけ、移住相談会、そういった部分で、ほかのいろいろな優遇措置とともに、この事業についてもコマーシャルをさせていただきたいと思っておりますし、市内外にもホームページ、市の広報、そういったものでも、今後ともコマーシャルをさせていただきたいと思っております。 ○三番(山元 豪君)  市の広報でも、ホームページ等、たくさんの方が婚活事業が進んで、定住に進められればいいと思います。  では、次の御質問を、これはちょっと似たような御質問なんですけれども、(二)婚活について、十四ページの上から十四行目です。また、男女の出会いの場の創出を地域全体で積極的に支援していくことで、婚活に対する機運を盛り上げ、より積極的な参加を促していきます。具体的には、市独自に婚活サポーターを養成し、県が行うみやざき結婚サポートセンターと連携しながら、出会いや結婚に対する支援を行いますとあります。  ①といたしまして、平成二十七年度の婚活イベントの状況はどうだったでしょうか、お伺いします。 ○企画課長(園田 毅君)  平成二十七年度の婚活イベントの状況でございますが、平成二十七年十月三日と平成二十八年二月二十日の二回実績がございます。十月三日は、JA青年部の主催で、第五回JAさわやかパーティーということで、男性十四名、女性十七名の計三十一名の参加でございましたが、当イベントにおいてはカップルの誕生はなかったと連絡を受けております。また、二月二十日につきましては、えびの市農村女性のつどいの主催で、「いちご一会おせっかいマダムVer」ということで、男性が十二名、女性が八名、合計二十名参加されまして、カップルが一組成立し、連絡先の交換に至ったのが三組あったとのことでございます。  このほか、三月の末には、サップ会議でのイベントも予定されております。  なお、以前、蔵園議員の質問で、婚活の状況やカップルの成立ぐあい等の答弁をいたしましたが、JA青年部が行いました平成二十六年度の婚活の中のカップルが、先般、結婚されたとの連絡があったところでございます。 ○三番(山元 豪君)  蔵園議員の質問で、平成二十六年度の婚活パーティーで一組の方が結婚されて、そういった方は、先ほどの質問になるんですけれども、新婚世帯助成に当たるということになるのでしょうか。そこを聞かせていただいてよろしいですか。 ○企画課長(園田 毅君)  この助成事業の要綱に合うように、そういう対象の住宅にお住まいになる場合は対象となります。 ○三番(山元 豪君)  この婚活事業、私もいろいろ外から参加させていただいているんですが、主催者の方に聞くと、男女問わず、人集めということで大変苦労されているようです。私も消防団に所属しているんですが、消防団員には比較的若い独身の男性が多いようです。消防団に広く告知を行い、参加促進を図っていただきたいのですが、いかがですか。 ○企画課長(園田 毅君)  御提言のように、積極的に消防団員の方々にもPRをしてまいりたいと考えておりますが、また、消防団でも、そのようなイベントの企画等もできるのではないかとも考えております。 ○三番(山元 豪君)  ますます新婚世帯がふえて、えびの市の人口がふえることを切に願います。  続きまして、京町温泉の活性化、これはやはり施政方針が一応終わったということで、このことを御質問させていただきます。  平成二十八年度、今回、京町温泉マラソンが五月の末に行われるんですけれども、今回のマラソン大会は、記念すべき第三十回大会であります。特にどういった内容を企画されておるのでしょうか、お伺いします。 ○観光商工課長補佐(松葉洋之君)  ことし五月十五日に開催いたします第三十回大会に向けて、実施内容等につきましては、実行委員会で決定し、ネットでの募集は二月十五日から開始しているところです。  第三十回大会ということで、新たな企画や前回廃止しました十キロメートルの部の復活を検討いたしましたが、円滑な大会運営により、参加者に満足感を与える大会にすることを優先し、前回大会から大きな変更は出しておりません。  主な変更点といたしましては、小学生のみの一・五キロコースを新設したこと、もう一点、ゲストランナーについては、知名度の高い、いわゆるテレビ露出の高い芸能人を招待したところでございます。 ○三番(山元 豪君)  特段、三十回大会でありますけれども、内容としては余り変わっていない。小学校の一・五キロをつくり、メインであるゲストランナーを呼ぶということでありました。  ゲストランナー、これはお伺いしてもよろしいのでしょうか。 ○観光商工課長補佐(松葉洋之君)  ゲストランナーといたしまして、森脇健児さん、あと安田大サーカスの安田団長、それと昨年も来ていただきました西田美歩さんでございます。 ○三番(山元 豪君)  ぜひ、三十回大会ということで、ゲストランナー、有名な方を呼んでいただきありがとうございます。また、あとコースも設定されているということで。  ②といたしまして、飯野高校生などを積極的に協力していただいている一方で、社会人のボランティアの数が年々減ってきているように私は感じます。ランナーの数も大事なんですが、それにかかわるボランティアの数も非常に重要な成果であります。  昨年は、私も議員という立場でボランティアに参加させていただきました。ゴールしたランナーのゼッケンの裏にあるチップを外すという係であったんですけれども、ボランティアをふやす方策というのは、何かございますでしょうか。 ○観光商工課長補佐(松葉洋之君)  直近の大会運営を見ますと、第二十七回大会からハーフマラソンの部を設けて以降、参加者数が二千名を超える大きな大会となっており、大会運営については、ボランティアの協力が不可欠でございます。現在、市内外の関係機関、団体等から毎回四百名を超えるボランティアの方々の協力により大会が実施できており、今後の大会についても、協力をお願いしたいと考えております。  ボランティアをふやす方策ということですが、市内の主要な団体、事業所などからは、現在協力をいただいておりますので、引き続き同様の協力が得られるようお願いをしてまいります。  また、自治会のほうでは、大会当日のボランティア活動、大会前の道路環境整備、沿道での声援など協力をいただいておりますが、本市の一大イベントとしてより多くの市民の皆さんが大会運営に参加していただけるよう、引き続き自治会のほうにもお願いしていきたいと考えておるところでございます。 ○三番(山元 豪君)  いろいろな企画を考えていただいて、京町温泉に住んでいる人間としては本当にありがたく感じいている次第でございます。主要な団体とか沿道にいらっしゃる自治会の方とか、ボランティアで参加を促すということであります。そういった近くに住んでいらっしゃる方は、これを楽しみにしておられる方も大変多くいらっしゃるわけで、この京町温泉マラソンですね、三十回大会、記念大会が盛大に行われることを祈念いたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(竹中雪宏君)  しばらく休憩いたします。                     休憩 午前 十時三十七分                     開議 午前 十時 五十分 ○議長(竹中雪宏君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  この際、介護保険課長から発言訂正の申し出がありますので、これを許可いたします。介護保険課長。 ○介護保険課長(大木場操君)  先ほどの山元議員の質問の中で、私がちょっと誤った答弁をしてしまいました。  まず、一つ目が、岡山県津山市の実施地区比率を四一%と申し上げましたが、これは四九%の誤りでございます。  それと、えびの市の平成二十八年度末の実施地区比率でございますが、六五%と申し上げましたが、六〇%の誤りでございます。大変申しわけございません。 ○議長(竹中雪宏君)  次に、十一番西原義文議員の発言を許します。西原義文議員。 ○十一番(西原義文君)  それでは、最終日の二番目ということで質問をさせていただきます。今回は、三項目の質問事項を出しておきました。一番目が、感震ブレーカーの設置推進と設置費用の補助制度、二番目が、難病未指定の治療に補助制度、これは括弧書きでえびの市独自の治療制度をということでお願いしております。三番目が、西郷工業団地の造成についての質問でございます。  それでは、一項目目から質問してまいりたいと思います。  平成二十三年三月に発生した東日本大震災から五年目を迎えておりますが、震災地では、今、復興事業が行われている最中なんですが、今後もこの最大クラスの地震が想定されて、南海トラフでマグニチュード八から九の地震が起きる確率は、この三十年以内で六〇から七〇%と予測されている中、このえびの市の被害想定はどのように考えているのか、まずお伺いしたいと思います。 ○基地・防災対策課長(川田伸一君)  南海トラフ巨大地震の発生に備えるため、国県では南海トラフ、科学的に考えられる最大クラスの地震予測や津波高、各種被害の想定を公表しておりますが、宮崎県におきましても、この内容をより詳細に検討し、県内の現況を可能な限り反映した本県における最大クラスの地震や津波を想定しまして、人的被害、物的被害、施設被害及び経済被害について想定結果がまとめられており、ホームページでも公表されております。  それによりますと、えびの市の最大値は震度六強が想定されております。被害の状況につきましては、液状化による全壊が約百七十棟、半壊が八百棟、地震の揺れによる全壊が約三百四十棟、半壊が約千八百棟、火災による焼失が約十棟という被害想定がなされているところでございます。 ○十一番(西原義文君)  今、説明がありましたが、えびの市全体からすると、この被害状況というのは大体何%ぐらいになるんですか。 ○基地・防災対策課長(川田伸一君)  パーセンテージにつきましては、後ほど報告させていただきます。 ○十一番(西原義文君)  今から質問する分もまだ計算していらっしゃらないと思いますので、これはもうちょっと議会等で言うのはちょっと失礼な言葉と思うのですが、地震が発生したとき、えびの市内でお亡くなりになる方もいらっしゃると思うんですね。そういう方の数も想定して、あとで報告していただければいいと思います。  では、続きまして、この地震想定について、図上訓練は定期的に行っているものかお伺いしたいと思います。 ○基地・防災対策課長(川田伸一君)  災害対策本部の図上訓練につきましては、先般二月十六日に、自衛隊、消防、警察などの協力をいただきまして実施したところでございます。その前の実施は、平成二十四年度でございます。また地域における訓練につきましては、昨年十二月十八日に飯野地区を対象に図上訓練を行い、十月二十五日の真幸地区の防災訓練や各自治会単位での防災訓練や講座を、自治会の要望等に応じて行っているところでございます。 ○十一番(西原義文君)  図上訓練は定期的に行っていると理解しておりますが、この図上訓練の中に、周辺自治体も参加されているものか、お伺いしたいと思います。 ○基地・防災対策課長(川田伸一君)  えびの市で独自で行っている図上訓練には、周辺自治体の参加はございません。 ○十一番(西原義文君)  周辺自治体の図上訓練も参加されたほうが、私はいいのではないかと思います。震度六強の地震が南海トラフが発生したときには、もうえびの市に来ると、もう政府のほうも発表しておりますので、単独の自治体だけでは、そういう被害が起こったときには、やっぱりちょっと大変な事態になるのではないかなと思いますが。  もう今後、周辺自治体とそういう図上訓練を行う考えはないものか、お伺いしたいと思います。 ○基地・防災対策課長(川田伸一君)  昨年の二月に、宮崎県南部地域大規模災害対策連携推進協議会が六市四町で行われております。この中で、新たな課題として、この計画に基づいて機能的に支援できることなどを確認するため、図上訓練を行うことも計画されているようでございます。  また、このほか、図上訓練の実施には至っておりませんけれども、環霧島会議の防災部会や西諸定住自立圏構想に基づく西諸地域において、防災対策に取り組む推進をしているところでもございます。 ○十一番(西原義文君)  ぜひそういう形で取り組んでいただきたいと思いますが。  それと、四番目なんですが、えびの市でもこの巨大地震が発生した場合、液状化が起こる場所があるのか、各家庭に配付してある防災マップの中には、ただ災害箇所だけのみが記載されていたと思うんですが、そういう状況の中で、液状化が起こる場所が、もしわかっていらっしゃったら、液状化、そういう状況が発生する場所がもしわかっていらっしゃったら、お願いしたいと思います。
    ○基地・防災対策課長(川田伸一君)  市内における液状化の可能性ですけれども、先ほど申し上げました、宮崎県が公表している被害想定において、分布図が公表されております。また、本市の防災マップでは、液状化の可能性の分布としては示していないところでございます。 ○十一番(西原義文君)  液状化は起こらないという、そういう判断のもとですか。 ○基地・防災対策課長(川田伸一君)  県の公表している被害想定におきましては、液状化の分布図は公表しております。また、市の地域防災計画の中にも分布図の位置等については、中に資料として添付しているところでございます。 ○十一番(西原義文君)  わかりました。  続いて、今からが本題に入っていきますが、この東日本大震災や阪神・淡路大震災で発生した火災の六割以上が電気が起因する火災と言われております。これはもう皆さんも御存じだと思うんですが。このえびの市でも、大規模地震が発生した場合には、通電による火災が発生するとも考えられますが、執行部の考えをお伺いしたいと思います。 ○基地・防災対策課長(川田伸一君)  宮崎県が公表している被害想定では、震度六強の地震が発生した場合、火災による焼失が約十棟と想定されております。このうち電気を起因とする火災が何件かは示されておりませんけれども、仮に六割とした場合には、約六棟になるかと思われます。これはあくまでも想定ですので、これよりも多くなる、あるいは少ない可能性もあると考えております。 ○十一番(西原義文君)  今、六棟という話が出ましたが、その状況によっては、それ以上のものが出てくるのではないかと思われます。ほとんどがああいう阪神・淡路大震災、東日本大震災のときにも、電気がとまらないで、そのまま火災が発生して、焼死された方が六割以上の方が、そういう原因で亡くなられたということは、もう皆さんも御存じと思います。  そこで、えびの市でもこういう火災が、電気が起因で火災で倒壊した家の中で市民の方が亡くならないように、その前の段階として、今回、私は感震ブレーカーというものを、これは横浜市がこれに取り組んでいるという情報もありましたので、調べたところ、そういう感震ブレーカーを市の補助つきで、希望者の方に取りつけているという、そういう話を聞いております。  そこで、地震発生時に、地震の揺れを感知すると自動的に電気をとめる感震ブレーカー、横浜市は設置しているが、えびの市の考えをお伺いしたいと思います。 ○基地・防災対策課長(川田伸一君)  国におきましては、大都市の住宅密集地域における同時多発延焼火災等の危険が改めて指摘されておるところでございます。人的、物的被害の軽減対策といたしまして、特に緊急的、重点的に普及促進が必要な地域としている、地震時に著しく危険な密集市街地を対象にしまして、感震ブレーカー等の普及に努めることとしておるところでございます。  横浜市では、このようなことを踏まえまして、人的、物的被害が極めて甚大になると想定される防災上の課題が特に大きいと認められる住宅密集市街地での火災対策として、一部の地域を補助対象地域として、感震ブレーカーの普及に取り組まれておると考えております。  過去の地震の火災の検証から、その有効性が期待されている取り組みではないかと考えております。被害想定におきまして、火災による死者が全死者数の約四七%に上ると試算されているところでございます。  なお、宮崎県には、この地震時に著しく危険な密集市街地は存在しないところでございます。 ○十一番(西原義文君)  今、答弁の中には、密集地だけを想定して話を今されておりますが、これはもうえびの市はそういうもう密集地というのは限られておりますよね。都会を例にとれば、えびの市の密集地というのはほとんど密集地ではないような感じがしますが。  私が言いたいのは、この通電で火災が発生して、一人でも命を救えればという意味で、これを取りつけなさいと、補助をしなさいということを言っているんですよ。何も密集地がどうのこうの、密集地でないとそういうことはないち、そんな考えは私は余り感心しないと思いますが。もう一回答弁をお願いします。 ○基地・防災対策課長(川田伸一君)  今まで、感震ブレーカーについての普及啓発をしておりませんでしたけれども、今後、感震ブレーカーにつきましては、こちらでも勉強しまして、それぞれまた自治会等の協力もいただきまして、普及促進には努めていきたいと思います。 ○十一番(西原義文君)  ぜひそういう形をとってください。三種類ぐらいあります。一番高いのが七万円ぐらい、それはもう漏電ブレーカーのところに設置して、地震の揺れで自動的に電気がとまる分です。あとは地震の揺れで開閉機に重りをつけておいて、揺れれば、その重りが落ちて、スイッチがぽっと自分で切れるようになると。これはもう何千円、何百円で安いのがあるそうです。そういうのをぜひ回覧板等とか、そういうふうにしていただいて、一人でもそういう命を火災で失わないような方策をとっていただきたいと、そのような感じに思っております。  普通の量販店でも、小林を例にとれば、ナフコ、そして日通商事、ベスト電器、そしてセコムですね、宮崎株式会社の小林営業所、そしてえびのの場合は、西園プロパン、そしてえびのナフコ、こういうところが取り扱っているそうです。もうぜひ補助を、そういう補助の形で、これが普及するように取りつけをお願いしたいと思います。  市長、いかがですか。 ○市長(村岡隆明君)  防災の取り組みにつきましては、そういったハード面のいろいろなものが普及してきております。横浜市でも、一部に限ってそういう補助をしているという部分に関しましては、やはり火災が発生する、自分ところの建物だけではなくて、ほかにも影響があるということで、そういった特定の地域を指定して補助を出していると思います。  当然、転倒防止の装置であったり、いろいろな防災の設備があるわけでありますが、基本的には、市民の皆さんお一人お一人が自分たちで考えて、そういった設備を進めていただきたいと思っておりますし、こういった感震ブレーカーがあるということすら、御存じない方もいらっしゃるかもしれませんので、そういったものの告知であったり、そういったものは、今後、行政としても取り組めるとは思っておりますが、設置費用の助成をするのかどうか、その点については、今後、検討させていただきたいと思います。 ○十一番(西原義文君)  この感震ブレーカーは、国のほうも推進しておりますので、また広報、横浜では、感震ブレーカーでこういう、市長、見てください、こういう形で回覧板にも回して販売促進を行っておりますので、ぜひそういう形をとっていただきたいと思います。  感震ブレーカーについては、前向きな答弁が出ましたので、これはこれで終わります。  この巨大地震、南海トラフは、今後、先ほどもお話ししましたが、三十年以内に六〇%から七〇%の高い確率で来るということが予想されております。万が一発生しても、最小限な被害になるように、強いまちづくりを市長には求めて、この感震ブレーカーの設置については終わりたいと思います。  続きまして、難病指定の治療に補助制度をという形で、えびの市独自の治療制度をという形で括弧書きで通告しております。担当課、市長でもいいのですが、現在、えびの市に難病指定の方がおられるのか、お伺いしたいと思います。 ○健康保険課長(領家修司君)  まず初めに、難病の法律上の定義でございますけれども、法律で難病の患者に対する医療等に関する法律というのがございまして、第一条に、発病の仕組みが明らかでなく、治療方法が確立していない極めてまれな疾病であって、長期の療養を必要とすると定義をされているところでございます。また、医療費助成がございまして、この医療費助成の対象となる指定難病につきましては、ただいま申しました難病の定義プラス、あと患者数が人口の〇・一程度に達していないこと、それから客観的な診断基準またはそれに準ずるものが確立しているということになっております。  それで、えびの市のこの指定難病の医療費対象助成となる対象者数でございますけれども、平成二十七年三月三十一日現在でございますけれども、指定の疾病につきましては、このときは百十疾病ございまして、そのうちえびの市の方は三十八疾病で百五十五人となっております。  また、昨年の七月一日から、この指定疾病数が、先ほど百十と申しましたけれども、三百六疾病にふえているところでございまして、今、三百六の疾病数につきましては、まだ年度末でないと数字が出ないという、保健所からの回答はいただいているところでございます。現在、その当時、百五十五人ということでございます。 ○十一番(西原義文君)  えびの市で百五十五人おられるということなんですが、私も御相談を受けたときに、病院に行くと、非常にえびの市の方が多いという、患者の方が、その本人さんが言われたんですね。近辺に専門医がないものだから、私は仕事を休んで、鹿児島まで専門病院があるから、そこまで駆けていく。そこにやっぱりえびのの方が、あら、おまえもや、おまえもやというぐらい、若い方が多い、そういう話を本人さんは言われました。  何か原因があるのかなという感じもしたんですが、白血病は、この南九州特有の病気で、南九州に多いということは聞いておりましたが、膠原病については、何かそういうえびの市に起因があるのか、そういう形の分は聞かれたことはないですか。 ○健康保険課長(領家修司君)  調べましたところ、まず、膠原病につきましても、もともとの原因がよくわからないという病状でございまして、えびの市が多いという話もちょっと確認はできていないところでございます。 ○十一番(西原義文君)  難病指定を受けると、国からの補助があると思うんですが、今回、私がお尋ねするのは、未指定の患者の方のことでお伺いしているんですが、県独自のそういう補助制度も未指定の方に関しては長期治療になりますので、そういう制度はないものか、お伺いしたいと思います。 ○健康保険課長(領家修司君)  難病未指定ですね、指定でない方につきましての、県の独自の補助制度はないようでございます。もちろん指定難病につきましては、国県の補助がございます。 ○十一番(西原義文君)  ないということですので、ではここからお聞きしたいと思いますが。  今回、私に御相談があった方は、ちょうど五十になるかならんかというぐらいの若い方でした。結婚されて、子どもさんが三人だったかな、今、子どもがいるということで、経済的にも非常に負担が大きいということでした。月に一回鹿児島まで車で行かれますので、大体八千円から一万円かかるそうです。治療費を含めてですね。交通費からそういうものを入れて。  そしてどんぐらいの期間、治療せんないかんとなと私がお聞きしたら、うんにゃ、こん病気はもう治っちゅことはねっじゃどち、けしんさっさじゃっどちですね。一応、今、平均寿命が男性が八十歳として、八千円から一万円の分を八千円で計算して、月に一回行ったときで年間九万六千円です。そしてそれを八十で計算したときが、七百九十六万八千円かかっとですね。平均寿命まで長生きされた場合ですよ。これだけの負担が、経済的負担が、この病気にかかった方はあるんですね。  その方のお話というのは、もう単刀直入に、言われたように言いますが、生活保護を例にとって言われました。その方も何人か生活保護を受けている方を知っていらっしゃるということで、あんしゃ生活保護もらいながらパチンコ行たちよいがなって、そういうお話ももう素直にされました。いらっしゃるんでしょう、口にされるということは。だからそういうのに、もうパチンコどんすって、働く気もなかでパチンコどんすって、銭のくるいよっかんな。これは口は悪いじゃっどん、あたいどんは一生懸命働いて子を養いながら、こういう病気と闘っちょったっで。そしてまた、けしんさっさこん病気とつき合っていかなということで、どひこばっかりかこん、言うといかんこっじゃいかしれんどん、補助制度というもんななかもんじゃろかいって、そういうような形で、今回、この未指定、膠原病の難病の未指定をテーマに上げた次第なんですよ。  その方は、屈折何とかという難病にはかからないですね、筋肉が萎縮して骨が曲がって、物すごく痛い病気らしいですね。薬を飲めば幾らか和らぐんだけど、これが進行が激しくなると、曲がったままで、もう仕事にも差し支えるような状況になるということをお話しされておりました。  その点で、もう八十まで生きたときが七百九十八万円、そういう大きい金額になりますから、そのうちのもうどっか三分の一ばっかりでん補助制度はでけんもんじゃろうかいて、そういう御相談でしたので、今回、取り上げてみました。  どんなもんですか、そういうお考えはありませんか。 ○健康保険課長(領家修司君)  そういう指定難病と同等ぐらいの症状があるということで、大変おつらい状況にあるということはお察しするところでございますけれども、市独自での補助ということになりますと、医学的な見地やら、大変難しいものではないかと考えておるところでございます。  現在でも、先ほども申しましたけれども、指定難病が、今現在三百六でございますけれども、この三百六になる前の、検討段階ですけれども、六百十五ほど疾病が検討されているようでございまして、ここでまた随時今後見直し等がされて、これ疾病等がふえていくのではないかと考えております。  というところで、市独自で数ある疾病を、どれを指定をするかというような大変難しい問題等もございますので、今現在すぐに補助制度というのはちょっと考えていないところでございます。 ○十一番(西原義文君)  私も本人には、そげん簡単にはいかんよということは話ししておきました。ただ、行政側のほうに、こういうふうに大変な状況の中で生活をして、ちゃんと税金も納めているんだということを強く言われておりました。  市長、今、お話をお聞きになったと思うのですが、市長のお考えをお伺いしたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  健康保険課長と全く同じ考えでございまして、国の制度の中でやはり枠を広げていただくということでないと、市単独で判断する基準もございませんし、国の制度の中で、その枠を広げていただきたいと思っております。 ○十一番(西原義文君)  今、市長の考えをお聞きしましたが、担当課長と変わらぬ答弁でしたが、市長、お伺いしたいのですが、よく市長は、市民の方と交流をよく個人的にもとっていらっしゃる、いろいろな話し合いによく参加されるという話をお聞きしております。この話は、この相談があった方にもお話をしました。そうしたら、少しでも市長にもこういう病気の難儀さ、つらさがわかってもらえるんだったら、市長とそういう交流の場を設けて、じっくり話をしたいという、そういう希望の旨もお話しされましたが、もしこの難病未指定の、私はリウマチを例に上げましたが、えびのにいっぱいいらっしゃるということですね、そういう方たちとの交流の場を設けられたら、出席するお考えはあるか、お伺いしたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  どういう方であれ、暴力団とかそういう方以外であれば、お話を聞く機会はいつでもつくりたいと思っておりますので、そういう機会があれば、ぜひお話をお伺いさせていただきたいと思います。 ○十一番(西原義文君)  では、必ずそのことは伝えて、おいおいまた市長のほうに連絡があると思います。  続きまして、西郷工業団地造成についてお伺いしてまいりたいと思います。今回、この定例会の中でも多くの議員の方が、この工業団地については手厳しい意見を述べられておられます。見直すべきではないかという意見、進めていくべきではないかという、そういう意見も含めて、多くの議員の方が、この工業団地について質問されておりますが、私は私なりにこの工業団地造成についてお伺いさせていただきたいと思います。  まず、先日、自治会とこの西郷団地計画について話し合いがあったと私もお聞きしました。もし、その内容をお話しできる分があれば、お話ししていただきたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  この会議につきましては、自治会のほうから要請がございまして、ぜひ西郷団地に限って現状を説明していただきたいということで、二月十七日に開催されたものでありまして、えびの市内の自治会長がほぼ大会議室にほぼ全員集まっていただきまして、これまでの経緯等について説明をして、それに自治会長たちが質問をしていただくという形で行ったところでございます。 ○十一番(西原義文君)  何人かの自治会長がお話をされたと思うのですが、内容はどういうお話でしたか。 ○市長(村岡隆明君)  中身につきましては、二月十七日までの状況を私のほうから説明をさせていただきまして、自治会長のほうから御意見をいただいたところでございます。御意見といたしましては、工業団地の造成にあっては、目先の利益にとらわれず、将来を見据えてしっかりつくっていただきたいという御意見、堂本土地改良区においては、現段階で造成に反対する意見、そういったものはないということで、確認しているという御意見がありました。  それから、堂本土地改良区は、今後の進展により対応を決めていく、まだそういった相談があるような状況ではないというお話もありました。  それから、今後、工業団地の造成を進めるに当たっては、自治会にも情報を提供していただきたいという御意見、そして後々市民に借金を残すようなことがないようにしていただきたいという御意見、主にこういった御意見が出されたところでございます。 ○十一番(西原義文君)  今、市長が話をされましたが、私が聞いた中では、執行部の方、市長を初めもう皆さん御存じだと思います。我々はこの工業団地のことに関しては、一貫して縮小または見直しを訴えてきております。自治会長会の中で、ある議員が、四人の議員がチラシを配っている。そのチラシについて、市民が惑わされている、そういうお話はなかったですか。 ○市長(村岡隆明君)  私たちのほうからは、そういった御説明はしておりませんが、自治会長の御意見、会場の御意見としては、そういった御意見はなかったと思っております。 ○十一番(西原義文君)  私はそういうお話を聞いたんですがね。私が聞いたのが間違いだったら失言として、この議場でちゃんとまた失言を取り消しを行いたいと思いますが。非常にその話では、私も又聞きですから、非常に市民の人たちが惑わされている、そういうちゃんとした説明をという話があったと、私はお聞きしております。  その話し合いの中で、積極的に工業団地を進める自治会長もいらっしゃったと聞いております。これはもうみんな個人個人考えが違いますから、それはそれでいいと思いますが。その中で、反対意見もあったのではないですか。お聞きしたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  反対の御意見はなかったところでありまして、先ほど申し上げました将来に財政的な負担を残さないようにしていただきたいという御質問もありましたし、司会進行の中で、賛成、反対、自治会として賛成、反対を表明するものではないのでということは、最初に司会者のほうから説明があったように記憶をいたしております。 ○十一番(西原義文君)  そういう形で、私たちもそういう話が事実あったとすれば、非常に憤慨であると。  もう皆さん御存じのとおり、今の、私を含め田口議員、宮崎議員、栗下議員、この四名が合同で工業団地に対する思いをチラシに書いて、今、もうほとんど皆さん配り終わったと思うんですが、この定例会前には配り終わらないかんということで配布し終わったんですが。  私は、六百件配りました。六百枚。その中で、お話しすることができた市民の方を、もう正直に包み隠さず、賛成された方は、お一人やったですよ、賛成された方は。その中で、よく市民の方が口にされたことが、もうこういうことを言うと、議長にとめられるかもしれませんが、これはもう市民の方が思っている言葉ですので、率直に言います。―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  ――――――――――――――――――これは、もう市長、お怒りになるかもしれませんが、むかっと今きやったかもしれん。だけどこれが市民の言葉なんですよ。市長には、頑張りやん頑張りち言いやるかもしれですよ、そういうこと言われた方も。やっぱり市長の支持者の方にも私は何回か配る中で、配布する中でお会いしました。こん工業団地ばっかりはやっぱりいかんわなち。ほかんことはこれは村岡くんな一生懸命しいちゅいやっでよかっじゃっどん。こん工業団地ばっかりはやっぱりちった考えてもらわないかんという、そういう意見が多いんですよ。  市長は、もうこの工業団地にもうまっしぐらに、我々から見れば進んでいくような感じがしております。きのうの池田議員の質問の中でも、きつい言葉で何回も質問があったと思われますが、私は私なりに、もう丸っきり反対ではないんですよ。今のこの状況の中でいくと、余りにも金額が大き過ぎるのではないんですかという形で、我々はもう少し見直しか縮小しなさい、もしくはいろいろな形にまだ空き地があります。何もそん工業団地を一カ所にまとめなくてもいい、あちこち散らばっちょっても、市の活性化はできると思うんですよね。そういう形で、進めていただければという形で、我々は一生懸命、そういう形で、今、反対という言葉はよくないんですが、見直しをお願いしますという形で運動しているところであります。  続きまして、この水質調査の件についてお伺いしたいと思います。開会当日、この水質調査の説明が全協でありましたが、いつごろこの水質調査のあれは完全にこの報告はでき上がっていたものか、お伺いしたいと思います。 ○企業誘致対策監(岩下一彦君)  今現在、自席に資料がございませんので、正確なことはわかりませんけれども、水質調査につきましては、二月一日に報告、済みません、ちょっと確認させてもらってよろしいでしょうか。 ○十一番(西原義文君)  私が何でこういうことを聞くかというと、この議案配付前に、全協でも開いていただければ、この地盤調査と水質調査のことについては、多くの議員の方が、またこの席上で、いろいろな形でおわかりにならないところを一般質問で質問されていかれたのではないかなと、そういう気持ちなんですね。もう定例会が始まってから、一般質問通告も締め切りが済んでから、全協という形をとられましたので、最近ちっとは根性がこの工業団地については悪くなっておりますので、意図的に全協を開かれたのではないかなと、そういう感じがしてお聞きした次第であります。後で決まった日にちは、また後で教えてください。  では、続いて四番目の項目に。 ○議長(竹中雪宏君)  西原議員、ちょっと待ってくださいね。 ○企業誘致対策監(岩下一彦君)  先ほどお問い合わせがありました報告書の提出日でございますけれども、水質調査につきましては、昨年の十一月三十日でした。地盤調査については、二月一日でございました。 ○十一番(西原義文君)  ほら、やっぱりそういうふうに我々はとるんですよね。十一月三十日が水質調査、そして二月一日が地盤調査がそこでもう上がってきている。約一月後の全協なんですよ。  市長、もっと早く全協を開けなかったんですか。 ○市長(村岡隆明君)  結果は二月一日とか、それ以前に出ておりましたけれども、その中の精査であったり、その数字が実際農工団地の設定に有効な数字なのか、そういったものを精査したり、または膨大な量の資料がございましたので、この中のどこを抜粋して資料として提出するか、そういったところに時間がかかったところでございます。 ○十一番(西原義文君)  結果がわかれば、二月中には報告をしますと、まことに二月中やったからですね、それはそれで約束を守られたと思いますが、できればこういう大きな問題のことに関しての案件は、こういう定例会のある月には、やっぱり議員の方々に早く知らせていただけるような形をとっていただきたいと思います。  続いて、四番目の項目なんですが、この造成地は盛り土が必要であると、もう最初からそういうふうにお話しされておりますが、この盛り土の調達はどのようにするのかお伺いしたいと思います。括弧書きで、国交省との協議はと書いてありますが、これも含めてお願いいたします。 ○企業誘致対策監(岩下一彦君)  盛り土の調達についてでございます。現在、川内川の河床掘削に伴いまして、掘削土が排出された場合には利用させていただくということで、川内川河川事務所京町出張所から了解を得ているところでございます。ただし、工業団地造成時に、河川の掘削土がないような事態が起きないように、河川事務所側に状況等については逐一報告、または協議するようにしてまいりたいと思っております。 ○十一番(西原義文君)  この工業団地造成工事が始まった場合に、この河川の工事とうまくマッチするのか、それとも、それを見越して国交省がどこか河川敷にこの残土を盛り土して、工業団地造成が始まるのを待っている、待機しているのか、そういうお話はされなかったんですか。 ○企業誘致対策監(岩下一彦君)  そのような待機して待っているとかというのはございませんですけれども、お話をしている中で、向こうのほうとしましては、新たに出た掘削土を使うという感じで、私は承りました。 ○十一番(西原義文君)  その新たな掘削土を利用するということなんですが、その掘削土が、国交省もやっぱり期限を決めて工事をしますよね。それで、えびの市が造成する計画と国交省との計画が、そこの縮小なんかで残土が足りない場合が出てきますよね。そういうときの計画どおりに行くためには、他のほうから盛り土を調達しなくてはいけないと思いますが、そういう計画も、もうどこか練られておられるのですか、お伺いしたいと思います。 ○企業誘致対策監(岩下一彦君)  川内川の掘削土も、申されますとおり、都合よく出るという保証はございませんので、もし足りない場合には、県の土木事務所と、あちらからもトンネル掘削とかいろいろ掘削土があって、今、いろいろなお話を聞く限りにおきましては、掘削土の捨て場がないということを聞いておりますので、そちら方面の関係者、機関とも協議して、もし足りない場合はお願いしてまいりたいなと考えております。 ○十一番(西原義文君)  県の掘削土を利用するということなんですが、ちょっと場所が遠かったりしたときに、そういうえびの市まで運んでくる、ただでは運んできやれんと思うんですね。そういう運賃がかかった場合に、それが大きい金額になったときに、この造成費用にそれを加えて、最終的なそういう値段を出されるのか、そういう工事費を出されるのか、お伺いしたいと思います。 ○企業誘致対策監(岩下一彦君)  掘削土の運搬費を上乗せするかということでございますけれども、こちら側としては、できるだけ運搬費がかからないようにということでお願いはするつもりでございますけれども、もしそれが必要ということであれば、ただ、基本計画もまだ作成しておりませんけれども、その上で検討することになるかなと考えております。 ○十一番(西原義文君)  検討して、恐らく上乗せの状況になると思います。  市長、お伺いしたいと思いますが、市長は、さきの定例会の中で、全協の中でだったですかね、六十億円までは投資をされるというお話しされましたね、覚えていらっしゃると思うのですが。その中で、この定例会の中で、北園議員の中で、そういう大まかな数字では納得いかないということで、あらかたな計算したやつを出してくださいということで、五年計画売却と十年計画売却の数字、七十六億幾らやったですかね、それを出されましたが、これは正確な数字ではないということをお話しされていますが、もうこの時点で、六十億円をもう軽く突破しております。  市長の考えとして、全協の中では六十億円と言われましたが、大体幾らぐらいまでなら投資をしていくというお考えでいらっしゃるのか、お伺いしたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  基本的に投資額の上限というのは今考えているところではございません。これまで御説明してきた中で、数字が出た数字も、何回も説明しておりますけれども、適地調査をする中で、おおよその、これも本当に適地を比べる中での何らかの予算の基本になる考え方がないと適地を選べませんので、その中で出てきた数字、それが仮に、ではそれが事業費としたときに、どういった運用の仕方をする考えを持っているのかということで、途中で議会の途中でも、収支の考え方について示させていただきましたが、何回も申し上げますけれども、基本計画ができて、その中で、では第一工区、まずはここを整備しようということになるのか、半分整備しよう、全部整備しよう、どういう形になるのか、そこで細かい数字が出てきますので、現時点で、では何億円までだったら投資を考えているという考え方はないところであります。 ○十一番(西原義文君)  今、半分、一工区、二工区という形の、今ちらっと話をされましたが、一工区を開発するにしても、排水路というのは全体のことを考えて、こういうしないといけないと思うんですが、その中で、そういうふうに考えを持っていらっしゃるみたいなんですけれど、その一工区、まずは半分という話をされましたが、その半分の中には、この排水路、そういうもろもろも入っているんですか。これも半分しか入っていないんですか。 ○市長(村岡隆明君)  ですから、基本計画をつくる中では、二十ヘクタールの売却地が完成できるような、それが開発面積が三十ヘクタールになるかどうかわかりませけれども、それを基本に計画をつくってまいりますが、その中で、全部完成を目指せば、当然全部完成したときの排水量であったり、道路の進入路であったり、そういったことも、その基本計画の中でも出てくると思っておりますし、その中の、では、工区を分けて、ここの工区を開発すると、それであれば、最低限、最初の開発に必要な経費はこれだけで済みますよというものも出てくると思っておりますので、そこで、第一工区、何分の一になるかは、まだ想定しておりませんけれども、その一部の開発をまず手がけようという判断になるのか、効率がよければ全部やるということになるのか、そういった複数の基本計画の中で案が示すことができると考えております。 ○十一番(西原義文君)  今の件は、もっと時間があったら、また後で聞きたいと思います。  では、五番目に行きたいと思います。えびの市の基幹産業は、もう市長も会合があるごとに農業であるということをたびたび、また我々の基幹産業は農業であるということは自負しておりますが、この計画地について、基幹産業が農業であるという上に、適合性が合わないのではないかと思いますが、この考えについて、お伺いしたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  えびの市内で工業団地の造成ということを考えますと、どうしても適地というところでは、農地が多くかぶってくることになります。今回、私たちが今進めている農工団地の設定、これにつきましては、法律の中でも農村地域工業等導入促進法であり、その目的の第一条の中に、農村地域への工業等の導入を積極的かつ計画的に促進するとともに、農業と工業等との均衡ある発展を図るということが明記されておりますので、農業と工業との均衡ある発展のために、この農工団地が設定できると考えております。 ○十一番(西原義文君)  今、玉虫色みたいな話をされましたが、では、今、農業と工業性が発展するということを言われましたが、では、この計画地を団地化することによって、農業生産に与える影響はどれぐらいあるものか、お伺いしたいと思います ○畜産農政課長(吉留伸也君)  工業団地造成に伴いまして、仮に三十ヘクタールの水田において稲作ができなくなったと仮定した場合に、反当たり玄米で五百キロの生産されたと仮定いたしますと、約百五十トンになりますので、昨年平成二十七年産の仮渡金額で計算いたしますと、約三千三百万円ほどになるのではないかと見込まれております。 ○十一番(西原義文君)  今、米だけのお話をされましたが、私も課長のほうには米だけでいいですよということでお願いしていましたので、米だけの話が出たと思うんですが、これに二期作、そういういろいろなものをつくった場合には、五千万円近い、そういう農業収入が生産がえびの市全体では減ってくると考えておりますので、どうしても、こういうえびの市でも農業地としては、一等地の優良地だと思います。ここの水田も国費を使って耕地整理されて、もう今、このえびの市でも優秀な農業生産地にもなっておりますので、そこのところをよく考えていただければと思っております。  七番目の、企業アンケート調査を行っているのかは、現在の状況というのを通告しております。配達先数、返答数、確実に工業団地ができれば来ますよという返答をいただいた企業はあるのか、お伺いしたいと思います。 ○企業誘致対策監(岩下一彦君)  今年度実施いたしました企業ニーズ調査につきましては、西日本を中心に物流関連企業、製造業、情報サービス業など二千社に対してアンケートを発送しまして、百九社からの企業から回答がございました。回答があった百九社のうち、条件によっては進出の候補地となる可能性があるとしたのは二社ございました。 ○十一番(西原義文君)  たった二社ですよ、二千社配送して。返答が来たのが百九社の中の、これは確実性があるんですか、二社は。 ○企業誘致対策監(岩下一彦君)  確実性というか、条件によっては候補となる可能性があるということでございまして、確実に来るかというと、それはわかりませんけれども、そういうことでは、こっちのほうに進出する可能性は高いと、私は考えております。
    ○十一番(西原義文君)  それは加工会社ですか、物流会社ですか。 ○企業誘致対策監(岩下一彦君)  一社は食品の卸関係の会社でございまして、あともう一社は、建材関係の会社でございました。 ○十一番(西原義文君)  わかりました。  続きまして、市長は、工業団地造成は、市の自己資金で行うと当初から言われておりますが、市の財政運営に大きな障害になるのではないかと、売れればいいと思いますよ、売れれば。やっぱり周りの、今、工業団地を抱えている自治体を見ると、一〇〇%売れているところはありません。一番いい例が、高原をたびたび他の議員の方も挙げられますが、今、高原に入っているのが二社か三社ですかね、あれだけの広さの分が。あそこも行ってみると、すごく風光なすばらしいところであります。やっぱりえびのと一緒でインターに近いところでありますが、それでもあそこもやっぱり売買されておりません。  そういうことを考えたときに、将来的にえびの市も自主財源は三〇何%か、あと六〇何%は全部依存財源ということで、非常に厳しい財政運営を行っている市でありますが、そういうものに対して、将来的大きなそういう運営に支障がないものか、お伺いしたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  これまでも何回も答弁をいたしておりますけれども、工業団地を造成して、企業が決まらないという状況があれば、その借金というのは企業から財源をいただくことができないわけでありますので、その利子の問題であったり、大きな財政負担になると、売れなければ大きな財政負担になるということはわかっているところでございます。 ○十一番(西原義文君)  よくわかっていらっしゃると思うんですけれど、もう数十年来前の話なんですが、北海道の夕張、そして福岡県の赤池町、これは基幹産業は炭鉱だったですよね。ここも有にそういう探鉱事業から会社が撤退し、何とかしてやっぱり高齢化も進み、人口流出も続いて、このままでいけないということで、いろいろな形に投資をされました。  共通、この二者が破産宣告を受けた自治体として共通する点は、工業団地なんですよ。工業団地に多大な投資をして、それが売れなかったんですね。そして破産団体になったいきさつがあります。  えびの市もこの道を私は進んでいるような感じがしている。市長の工業団地に対する取り組みを見ると、もうがむしゃらに工業団地をつくるんだという形が強く私は感じられます。夕張、赤池町みたいにならなければいいがということが一番心配なんですけれど、市長のお考えをお伺いしたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  当然そういうことにならないように、しっかり企業誘致を進めていきたいと思っております。 ○十一番(西原義文君)  やっぱり企業誘致から考え直すというお考えはないみたいですね。  では、十一番目の、市長の西郷工業団地開発理念というのをお伺いしたいと思います。 ○市長(村岡隆明君)  今回の工業団地の造成につきましては、企業誘致を進める上での一つの手段だと思っております。雇用の場を創出することにより若者の都市部への流出を抑制して、Uターン希望者がえびの市に帰りやすい環境を整えるとともに、移住定住を促進して地域の活性化を推進することが目的でございます。 ○十一番(西原義文君)  今、理念を市長がお話しされましたことは、夕張も赤池も全部同じことなんですよ。これに書いてあるんですよ。人口流出に歯どめをかけるため町営住宅の建設や工業団地の造成を進めたが、企業誘致は進まず、税収も伸び悩んだ、まちの衰退を食いとめようとした試みは、徐々にまちの財政を、そういう形で財政圧迫してきたと、これはもう夕張も赤池も同じなんです。  そういう形で、私は市長が突き進んでいるのではないかなという形で、そういうのを何とか見直しはされませんかということで、きつい言葉で、今、市長のほうにお伺いしております。  最後に、私は九番目にアンケート調査を行うと市長が発現されたということで、通告しておりましたが、いろいろ対策監なり他の議員のほうにも聞いてみたら、そういうことは言っていらっしゃらないですよということで、これは私の勇み足ということで、市長に対してはおわび申し上げます。  ただ、これだけ市長が工業団地造成に強い意欲を持っていらっしゃるんだったら、どうですか、ひとつ、市長。思い切って、地域交通バスを運営する前には、必ずアンケート調査を行われましたがね。この工業団地に関しても、市民に対してアンケート調査を行ってみられてはいかがですか。アンケート調査の中で、賛成が多かったら、もう堂々と進めていいわけですがね。どうですか、工業団地アンケート調査を行う考えはありませんか。 ○市長(村岡隆明君)  地域公共交通につきましては、活用されるのが市民の皆さんでしたので、市民の皆さん方が、その地域公共交通を使われるかどうか、どういったニーズがどの地域にどの程度あるのかというのが一番重要でしたので、市民アンケート調査をいたしました。  工業団地につきましては、専門的な知識であったり、いろいろなことを議会の皆さん方に御説明しながら、今回の基本計画、その中で、まだ詳しい具体的なものが見えてこようかと思っておりますので、そういったものも提示しながら御理解をいただくのが一番だと思っております。 ○十一番(西原義文君)  いや、そうではないでしょう。血税を全部この工業団地につぎ込むんですよ、市民のお金を。  矢岳高原のオートキャンプ場だってそうですがね。今はもうほとんど開店休業のような状態ですよ。年に一回か二回使うか使わんかというぐらい。あそこも赤字という形でずっと計上されてきていると思いますよ。  やっぱりこれだけ、もう市長は六十億円まで云々ち言やったですけど、六十億円では私は済まないと思います。それ以上の大きいお金を、この工業団地につぎ込んで、はい、売れませんでしたでは、私は済まないと思います。これはやっぱり我々議員にも責任がありますよ。  それで結局、売れなかった場合には、今度は負担が市民にもかかってきますよね。人口減少を進めている中で。 ○議長(竹中雪宏君)  西原議員、まとめてください。 ○十一番(西原義文君)  はい。  そういう形で、私はぜひこのアンケート調査は行うべきだと強く市長に要望して、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(竹中雪宏君)  この際、基地・防災対策課長より発言の申し出がありますので、許可いたします。基地・防災対策課長。 ○基地・防災対策課長(川田伸一君)  先ほどのパーセンテージのことですが、建物被害につきましては、揺れるものや液状化によるものなどがございますが、全壊、半壊は合わせますと、総体で約三千棟となりますので、市内の専用住居の棟数は、一万千二百三十九棟となっておりますので、約二七%という割合になっております。  また、県が公表しています南海トラフ巨大地震の被害想定では、人的被害として、死者が二十名、負傷者が三百四十名となっておりまして、死者につきましては〇・一%、負傷者については一・七%となっております。 ○議長(竹中雪宏君)  しばらく休憩いたします。                     休憩 午後 〇時  五分                     開議 午後 一時  〇分 ○議長(竹中雪宏君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  この際、西原義文議員から発言取り消しの申し出がありますので、これを許可します。西原議員。 ○十一番(西原義文君)  先ほど、私の一般質問の中で、発言の取り消しをさせていただきたいと思います。  西郷工業団地造成についての質問で、一般市民の方の声の部分で、―――――――――――――――――――――部分を取り消しさせていただきます。よろしくお願いします。(発言する者あり)  済みません、私の勘違いしておりました。―――――――を、―――――――――――部分に改正して、取り消しをお願いいたします。 ○議長(竹中雪宏君)  お諮りいたします。ただいま西原義文議員から発言取り消し申し出のとおり、これを許可することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(竹中雪宏君)  御異議なしと認めます。よってお諮りのとおり許可することに決定いたしました。  次に、二番遠目塚文美議員の発言を許します。遠目塚文美議員。 ○二番(遠目塚文美君)  一般質問最終日の最後から二番目ということで、そろそろ質問事項も重複してくるところではあるんですけれども、きょうは、ちょっと私先日えびの市の農業振興大会に参加をさせていただいたときに、実践発表の中でJAえびの市青年部の黒江さんがおっしゃっていた楽しいと思ったことはすぐにやってみる、でも背伸びをしない、黒江さんはお母様が農業に携わっていらっしゃって、現在はお父様と一緒に収納されていらっしゃるというお話をされていました。ふだんは父の背中を見て育つという言葉が多い中、私は母の背中を見て育ったという言葉もおっしゃっていました。  私が共感しましたのは、「背伸びをしない」という言葉でした。私からしますと、この後ろにいらっしゃる同僚、また先輩議員の皆さんは、はるかに私よりも人生経験も豊かで年上の先輩ばかりです。その先輩と同様のことをするというのは、正直なところ厳しいところもあると思いますが、その中で、私なりに背伸びをしない、私の目線で質問をさせていただく、そのことこそ、私が議席をいただいた大切な役目だと思っております。  私ごとではありますが、先日、二月二十七日に四十歳になりました。二回目の成人式です。もっと四十歳って気持ちが違うのかなと思ったんですけれども、あっさりと四十歳を迎えまして、ただ、やはり一つ心残りなのは、結婚をしていない、自分の子どもを産めていない、これは私自身が感じている四十歳を迎えた少し寂しい気持ちがあります。  これは、同じ世代の女性の中でも、そういう気持ちを持っていらっしゃる方もたくさんいると思います。子どもを産むことだけが女性の役割ではありませんが、やはり人口減少に歯どめをというところでは、女性が子どもを産まない限りは人口はふえていきません。女性である私が言うことですので、何も問題はないと思いますが、ぜひ女性が子どもを産み育てやすい環境、そして男性が結婚に踏み切る勇気、そういったものを持てるえびの市になってほしいなという思いで、今回もさまざまな視点で質問をさせていただきます。  毎回、欲張りな私の性格から、たくさんの質問事項を掲げまして、時間内におさめることができませんでしたので、きょうは私の目標では時間内に全ての質問をさせていただくというのを、初心に戻っての目標にさせていただきます。  大変申しわけないんですけれども、最初に順番を、本来ですと通告書どおりに行っていきたいところだったんですが、最後の大きな三番、子育て支援環境整備、この点から質問をさせていただこうと思います。  まずもって、大きな一として、保育施設の老朽化についてと掲げております。こちらは、えびの市が公立だった保育園を民営化に移行しまして随分時間がたっております。もともと公立だった保育園、そのまま移行しておりますので、建設年数もかなりたっていて、老朽化も進んでいると思いますが、まず、老朽化について、築年数、そういったものをお示しいただきたいと思います。 ○福祉事務所長(松永康二君)  まず、幼稚園のほうから申し上げたいと思います。和光幼稚園が昭和三十年六月二日でございます。第二和光幼稚園、平成十一年一月でございます。京町中央幼稚園、昭和五十五年でございます。  保育園のほうでございますが、飯野保育園、昭和五十一年十月、和光保育園、昭和五十一年三月、上江保育園、昭和四十年十二月、加久藤保育園、昭和五十六年四月、加久藤乳児保育園、平成十年三月、それと認定こども園でございますが、真幸認定こども園、これが二階の部分が平成二十五年、園舎の部分が平成十七年十二月、それとなかよし認定こども園、これが園舎のほうが平成十九年、それと認定こども園ふじ幼稚園が平成十四年二月となっております。 ○二番(遠目塚文美君)  飯野保育園、和光保育園は、私と同じ昭和五十一年ということで、もう四十年経過しているということです。上江保育園に関しては昭和四十年ということなので、それよりもはるかにまた古い建物だというのがお示しいただいたと思います。  このことと、この後の入所者数について、これはかなり関連してくるので、先に現在の入所園児数、これについて先にお示しいただいてよろしいでしょうか。 ○福祉事務所長(松永康二君)  総体で、園ごとがよろしいでしょうかね。(発言する者あり)  園ごとで申し上げます。飯野保育園、定員百十人に対しまして百十七名、和光保育園、定員六十人に対しまして六十四人、上江保育園、定員七十人の七十四名、それと加久藤保育園、定員六十名に対しまして五十一人、加久藤乳児園、定員五十人に対しまして六十三人、計の定員三百五十人に対しまして三百六十九人となっております。 ○二番(遠目塚文美君)  ちなみに今の人数に、一時保育で預かる子どもさんの数というのは含まれているのでしょうか。 ○福祉事務所長(松永康二君)  ただいま申し上げましたのは、平成二十七年度の二月分の入園で含まれていないところでございます。 ○二番(遠目塚文美君)  入れかわり立ちかわりで質問になって申しわけないんですけれども、市長にお尋ねします。市長は、各保育園、特に飯野、和光、上江、老朽化の進んでいる保育園というのを、実際に見に行かれたことはありますでしょうか。 ○市長(村岡隆明君)  そういった老朽化のチェックのためには見に行っておりませんけれども、イベントであったり、そういったところで拝見しているところでございます。 ○二番(遠目塚文美君)  そもそもの質問に返りますけれども、えびの市はかなり早い段階で保育園の民営化に踏み切っているかと思います。民営化に踏み切った、民営化に移行した趣旨を市長のほうから示していただいてよろしいでしょうか。 ○市長(村岡隆明君)  福祉事務所長をして答弁いたさせます。 ○福祉事務所長(松永康二君)  まず、民営化に移行した経緯につきましては、まず、財政の健全化というのが目的でもありました。それと保育に関しての民間のノウハウを活用するということもございました。そういうことで、さまざまな観点で移行をしたと理解しているころでございます。 ○二番(遠目塚文美君)  私は民営化に反対という意見で物を申しているのではないという前置きをさせていただいた上で、少し持論を述べさせてください。私は、えびの市内の全公立保育園を民営化にしたのは、今でも間違いだったのではないかと思っております。一園だけでも公営という形で保育所を残しておかなければ、これから保育所が運営が厳しくなったときに、運営はできませんとなったときに、果たしてどこが子どもを見ていくのでしょうか。  老朽化の質問をさせていただいたのは、まさにその点です。昭和五十一年建設、昭和四十年建設、築年数四十年、五十年とたっている保育園、現場から古い建物の中で、子どもたちが大変窮屈な思いをしていると。何とかこれを改善する方法はないんでしょうかという声が上がっております。市長はその声を聞いたことはありますでしょうか。 ○市長(村岡隆明君)  老朽化が進んでいる部分と、待機児童といいますか、預けられるお子さんがふえてきておりまして、年度当初からすぐに窮屈な状況になっているという状況は把握しているところでございます。 ○二番(遠目塚文美君)  待機児童ゼロを目指すというのは、大変すばらしい試みであると思いますけれども、今現在、定数をオーバーした状態で預かっている保育園が数園ございます。それはいたし方ないことだとは思っておりますが、これに本来ですと、プラス一時保育の子どもが入るわけです。一時保育で預けなければいけないお母さん、お父さん、保護者の方、預けることができないという事例も出てきていると話も聞いております。これでは本末転倒、子育て支援には全くなっておりません。  園舎の建てかえという点に関して申し上げれば、本来、公立であれば、市単独で老朽化が進んでいるので改善、改築、もしくは新たな形の増築、そういったものも考えられるのではないかなと思いますが、市長、いかがでしょうか。 ○市長(村岡隆明君)  公立であれば、議会の同意を得て、予算を組むのは自分たちの考え方でできると思っております。 ○二番(遠目塚文美君)  市長の今の答弁、その答えこそ、私が一園でも公立保育園を残しておくべきだったのではないかという、まさに根本的なところであります。  財政の健全化、なぜ民営化にした時点で、財政の健全化に至ったのか、大きな要因というのは、市長、何でしょう。 ○市長(村岡隆明君)  直営でやるのと、民営化で民間にしていただくのと、最終的には職員の数を将来的に削減していくことができるという点が、健全化の柱だったと記憶しております。 ○二番(遠目塚文美君)  私は、今の答えも大変今の保育士の皆さんの保育士待遇が給料面でも待遇面が大変懸念されている要因の一つになっているのではないかなと。私の言い方が間違っていたら、後ほど訂正をいたしますが、健全化になった一つの要因は、人員の削減、人員の削減によって、給料が抑えられた、給料が抑えられたということは、保育士の給料が高いと皆さん見ていらっしゃったのではないかなと思っております。  保育士は、本当に子どものことを思って、日々一生懸命頑張っていらっしゃいます。一公務員だからという保育士の見方ではなく、本来ですと、子どもを守るために保育士というのはあるべきだったのではないかなと、そういったことを思えば、人材を職員数を減らしていく、もちろんそれも大事な施策ではあると思いますし、健全化にとっては必要なことだとは思っておりますが、保育士という待遇を考えると、やっぱり公務員であったとしても、公立保育園の中で、保育士という仕事に、手に職を持った人材が輝く場、働く場、そして子育てをする場、そういったものをサポートする人材、そういったものを公の行政がサポートするのも一つの策だったのではないかなと、私自身が勝手に思っているところであります。  今さらながら、一つの公立保育園をつくってくださいというのは、無謀な提案かもしれません。また、民営化にしたところを、一つ公立に戻してみてはいかがですかというのも無謀な提案かもしれませんが、市長、公立保育園という一園でもやはり保育園というのは、えびのの中にあったほうがよかったのではないかなという、私の今の持論に対しては、どのようにお考えになりますでしょうか。 ○市長(村岡隆明君)  過去の結論についてどうこうということはできないわけでありますが、当然、保育所民営化の中でも反対のお声もございましたし、一園は残したほうがいいのではないかという御意見があったのも記憶いたしております。  現在、子どもの数は少なくはなってきておりますけれども、預ける子どもたちはふえてきていると、新たな局面に面しているわけで、現在は、各市内の民間の法人の皆さん方に増設であったり建てかえであったりをお願いしなければいけない状況にございますので、そういった点では直営であれば、ある程度コントロールができたかもしれないなというのは感じるところであります。 ○二番(遠目塚文美君)  では、もうここからは本題、もう全部本題なんですけれども、保育施設の老朽化、もちろん民営化にしておりますので、各法人の皆様の御理解、そして協力、また前向きな検討、計画がなければできないことだとは思いますが、そういったものをやはり真剣に後押しして、何とか子どもたちが過ごしやすい保育環境、老朽化が進んでいるという現状を、イベントごとで見に行くのではなく、一度、どういった現状で子どもたちが過ごしているのか、朝の時間なのか、お昼寝の時間なのか、お食事の時間なのか、それぞれの活動の時間によって子どもたちの過ごし方というのは違いますので、その都度の時間の子どもたちの状況というのを、市長はもちろんですが、担当される部署につきましては、一度現場に行って、そして現場の声を聞いて、ぜひそういった前向きな子どもたちのためになる税の使い方、また補助の仕方、そして今後のことを考えていただきたいと思います。市長の考えをお願いします。 ○市長(村岡隆明君)  当然、待機児童が出てきている状況もございますし、市といたしましては、当然これまでも市のとるべき補助金については、満額予算化しておりますし、今回も一つの園が新たに建てかえの予算も挙げておられますし、今後も新たに建てかえをしていただくようなお話は来ております。  行政としてはなるだけそういった実情を見て、法人としては将来子どもが少なくなるということで不安も幾らか持っていらっしゃるようでありますけれども、現状を打開するために、市としても、そういった補助金の使い方であったり、土地の提供であったり、そういったこともお話をしながら、なるだけ待機児童が少なくなるような方策を、これまでもバックアップしておりますし、今後もしていきたいと思っております。 ○二番(遠目塚文美君)  ぜひ今後とも積極的に、市長、えびの市は子育てしやすいまちだと大手を振って言えるように、こういった現場の声を無駄に市内ようにしていただきたいと思います。子どもたちは声を上げたくても上げられません。現場の保育士の皆さん方が子どもたちの代弁者としてしっかりと声を発していらっしゃいますので、ぜひ今後の先行きももちろんですけれども、現場の声、そして先を見て子どもたちのためになる事業というのを構築していただければと思います。  このまま、この三番項目を閉めたいと思いますので、この三番、子育て支援施設の整備についてまで行かせていただきます。  以前より、私はこのことを申しておりますが、できれば子育て支援に関する、例えば子どもの遊び場であったりとか、子どもだけで利用できる、小さい子どもさんを連れて気軽に行ける、少し小さ目でもいいので図書室、読書スペース、また子育て相談室、また女性相談センター、そういった子育て、また相談しやすい環境というのを一つのところにまとめて支援、サポートしていく、そういったものを整備するお考え、計画というのは、市長はお持ちでないでしょうか。 ○市長(村岡隆明君)  子育てに関しましても、大きな計画を持って、それに沿ってアクションプランを進めておりますけれども、子育ての新たな支援施設、複合施設なのか、そういった点については、現在は具体的に計画は持っておりませんけれども、子育てしやすい環境をつくって行く中では、いろいろなニーズを聞く必要はあるとは考えております。 ○二番(遠目塚文美君)  今回策定された総合戦略の中にも、結婚イメージアップ事業であったり、育児イメージアップ事業であったり、まだ具体的な施策というのは示されていない事業名だけが上がっているものもありますので、ぜひこういった事業に付随したもので、えびのならでは、独自の、そして目線を向けた、そういった取り組みに取り組んでいただければと思っております。  三番項は以上で締めさせていただきます。  順番を入れかえましたので、続いて一番項に戻ります。  行政視察研修よりということで、前回も、会派研修で伺いました兵庫県小野市の取り組みについて、私のほうで、この一般質問の中で提言をさせていただいたところです。詳しくは、もう前回話をしていますので、市長、私が言いたいのは、今度、総合戦略、大変すばらしいアクションプランまで添えていただいて、私も見ている中で、これが本当に実現して、そしてこういった取り組みができていったら、えびの市は何か変わっていくのではないのかなという期待を持ちました。  そこで、その期待を裏切らないためにも、ぜひこの①、②、③、これは大事な行政側としての取り組みになってくると思います。ぜひこちらを前向きな検討をいただきたいということで、あえて今回も同じように一般質問の中に取り入れさせていただきました。  市長、あの後、小野市のこの取り組みについては、何か御検討、または目にされたことはありますでしょうか。 ○市長(村岡隆明君)  十二月の定例会で遠目塚議員のほうから御提案をいただきまして、大変すばらしい取り組みだということで答弁もさせていただいております。  また今回の地方創生の動きの中でも、新たな事業を具体的に進めなければいけない中で、御提案があったこういった新たな管理の仕方といいますか、事業の進め方、そういったものも導入していかなくてはいけないと思っております。  現時点では、えびの市独自の今のいろいろな進め方もございますけれども、私のマニフェストの進捗管理とも少し近い部分の御提案もあったようでありますけれども、いろいろな事業を進めていく過程、その結果であったり、PDCAサイクルであったり、その結果だけではなくて、それを導くまでの過程が大事だというようなお話もあったと思います。  そういった点も含めて、御提案のあった導入できる部分に関しましては、どんどん導入していきたいと思っておりますし、全く同じシステムをそのままということではなくて、今のえびののやり方に足したり引いたりしながら、実情に合った方法で検討させていただきたいと思います。 ○二番(遠目塚文美君)  新たなものを入れるとなると、どうしても職員の皆さんは、また仕事がふえるのではないかという、多分懸念を抱いていらっしゃる方が多くいらっしゃると思います。私は決して仕事をふやしたいと思ってこれを提言させていただいているのではなく、あえてこのことをすることによって、仕事がやりやすくなったりすることもあるのではないかと、目に見えることがあるのではないかと、そういったものがあって提言をさせていただいております。  今の市長の答弁は、私的には大変前向きな受けとめと理解しております。ぜひ計画を立てるだけはどこの自治体でもできますし、小学生でもできることです。今度はそれをアクションプランに基づいて、どういった形でやっていくのか、そのやっていった成果はもちろんですけれども、成果主義ではなく、その過程というところにも目を向けて、その過程を見ることによって、次年度、その次の年度と、新しい形で事業を構築していくことができると思いますので、まさに今、まち・ひと・しごと創生総合戦略、この計画の中で立てているビジョンこそ、先を見据えた五カ年計画となっていますので、ぜひ前向きに、今の答弁を裏切らないように取り組んでいただくことを、私も期待をいたしております。  ④ですが、多様な広聴の仕組みについて、これは大変何よりも重要なことだと思っておりますので、少しお話をさせていただきます。  広聴制、市民モニターもえびの市では設けてありますし、さまざまな機会で、会議ですとか、こういったパブリックコメントというのを設ける機会は設けてあるのは私も存じております。  一つ例を挙げるとすると、今回のまち・ひと・しごと創生総合戦略、これについてもパブリックコメントを求めていらっしゃったと思いますが、実際にどれぐらいパブリックコメントは来たものか、把握はしていらっしゃるでしょうか。 ○市長(村岡隆明君)  パブリックコメントの数については、企画課長をして答弁をいたさせます。 ○企画課長(園田 毅君)  えびの市まち・ひと・しごと創生総合戦略のパブリックコメントでございますが、お一方より七項目の提案があったと認識しております。 ○二番(遠目塚文美君)  パブリックコメントを求めるというのは、なかなか難しいことだというのは、以前から承知はしておりましたが、やはり注目度が高いこのまち・ひと・しごと創生総合戦略、これに関しても、パブリックコメントは大変貴重な御意見をお一方から、しかも七項目にわたっていただけたというのはありがたいことだと思っております。これに対しては何か返答というのはなさったのでしょうか。
    ○企画課長(園田 毅君)  ホームページ上で、パブリックコメントに対しましての、こちらの考え方等を公表しておりますし、また、反映できる部分は反映しております。 ○二番(遠目塚文美君)  やはり意見を言った後のどういった反応、どういった答えが返ってくるのかというのは、意見を言う側というのは大変期待をしながら、どきどきわくわく、また何とも言えない気持ちで待っていらっしゃると思うのですけれども。私たちも一緒です。私たち議員は、こういった公の一般質問という場で、自分の思い、また市民の皆さんの代弁者の思いというのを、ある意味パブリックコメント、意見を申し述べさせていただく機会になっていると思います。  私がなぜ、この多様な広聴の仕組みについてというのを載せたかといいますと、パブリックコメントを推進していきたいというのはもちろんですが、実はその裏にあるしっかりとした意見に対しての、市長みずからの答弁という、その答えを導き出す、できないものはできない、できるものはできる、どういった形にするのかという意見を投げかけてもらうばかりではなく、それに対して誠実にやはり受けとめて返す、それができているのが兵庫県の小野市の市長だということで、私はあえてここに載せております。  先ほどの一般質問の話に戻りますと、私たち議員には、先日、議案配付の際に、市長答弁等進捗状況報告書というのを御丁寧に文書にして、いつこういった質問をされました、答弁内容はこうでした、前回の報告時点まではこういった状況です、現在の進捗状況はこうですと、いつの定例会で言いました、所管している課はここですと、本当に事細かにこういったものをいただいて、私もこういう質問を、そういえばいつの定例会でやったなと、今、どういった形になっているのか、どうだったか、そうだった、自分自身でもまた改めて思い返す機会にもなりましたし、ああ、しっかりと自分が言った意見というのを、一意見として置いておくのではなく、しっかりと検討していただいたんだなという、本当にありがたい気持ちにもなりました。  これは、市民の方も全く一緒だと思います。議員だからこういった報告書を出すのではなく、やはり市民の方から意見、そういったものが来たときには、真摯に受けとめて、それに対して、各課長、職員の皆様が答えるのではなく、やはり市長がやはり権限を持っていると思います。市長がみずからやはりそういったもの全てに目を通して、全ての案件に対しては私が責任をとりますと、今でもそういったお気持ちで取り組んでいらっしゃるとは思いますが、今後も、そういった形で、市長みずから先頭を切っていただいて、市民の方への報告義務、またそういった真摯に受けとめる姿勢というのを示していただきたいと思いますが、この小野市の市長がやっていらっしゃる、この広聴の仕組みについてというのはごらんになりましたでしょうか。 ○市長(村岡隆明君)  十二月定例会で御質問があったときに、そのときに勉強させていただいたところでございます。 ○二番(遠目塚文美君)  私は本当にこの小野市の取り組みというのは、えびのにとって参考にすべきところが多々あると、今でも思っておりますので、あえて二回に続いて言わせていただきました。  ぜひ、市長、今回の定例会の一般質問の中でも、工業団地造成について、さまざまな意見が出ております。一番無視してはいけないのは、市民の声だと私は思っております。  工業団地造成について言わせていただければ、よく働く場の確保が必要だという声を聞くと言われますが、果たして誰が、どのように、何を、いつまでに欲しているのか、それは私たちではなく、市民の方がどのように感じていらっしゃるのか。誰を目的にしているのか。今の若い世代だったら、若い世代に聞かないとわからないのですよ。若い世代の親御さんたちに聞いても、やはり世代間の考え方の違いというのは絶対あります。誰を目的にして、何を誘致しようとしているのか、市民の意見というのをしっかりとこの広聴の仕組み、こういった中で、どういったふうに聞くのかというのは、市長がみずから示せる場だと思っておりますので、ぜひ全てに関して、本当に今、正念場だと思っております。えびの市が残れるのか、それとも衰退していくのか、私はえびの市は残ってもらわなければ困ります。私はまだ四十歳です。  本当に若い方たちが今どう考えているのか、市長は接する場がたくさんあると思います。ただ接するのではなく、形にして、どういった意見が上がっているのか、またどういった意見があるのか、そういったものを前向きに取り組んでいただけるように、これは提言にとどめたいと思いますが、市長の考えをいま一度お願いします。 ○市長(村岡隆明君)  市民の皆さんの意見を聞く方法はいろいろあると思います。組織の代表の会議に出るとか、市長と語ろう会であったり、市長への手紙というものもございますし、こちらが取りまとめた計画に対する意見を求めたり、いろいろな場で、市民の皆さん方の御意見を聞く機会がございます。  当然、質問の冒頭にありました、そういった御意見に対する丁寧な回答、それがないと、次の御意見をまた出そうという意欲も出てきませんし、同じような意見を持っていても、そういったパブリックコメントを出せなかった方に対しましても、それを公表することで、そういう疑問に対しての理解を深める意味にもなりますので、回答はしっかり出していきたいと思っておりますし、市長の手紙等でも、ほかのパブリックコメントでも、必ず市長が目を通して、加筆をしたり引いたりしながら決裁をしておりますので、今後ともそうやって進めていきたいと思っております ○二番(遠目塚文美君)  本来であれば、まち・ひと・しごと創生総合戦略、これに対しても、もっともっと多くのパブリックコメントが寄せられてもよかったのかなというところは、ぜひ反省をしていただく点だと思っております。市民が一番これはかかわることがたくさん載っていますので、本当であればもっと声が上がってくればよかったのかなということも感じているところですし、今度はその部分に関しては、議員、私たちは市民の皆様の代表としてこの場にいますので、しっかりと、この総合戦略アクションプランについても目を通していって、喧々諤々議論をしながら、えびの市の発展のために努めていければいいなと感じております。  ぜひ前向きに、これからも市長のその姿勢を崩すことのないように、若い方だけでなく、御年配の方も皆さんがえびの市民です。全ての皆さんに誠実に向き合っていただきたいと思います。  次に、福岡県に行政視察に行きまして、道の駅おおとう桜街道にお邪魔をさせていただきました。大変大きな道の駅で、公園はもちろんドッグランスペース、温泉施設、本当に、こういうのがえびのにあったら、もっと人が来るのになと率直に思いました。  そこで、えびのの今の状況と、その道の駅おおとう桜街道、これを見比べたときに、私が感じたことを三つ挙げさせていただきました。  まず、一点目、道の駅おおとうには、物販スペースとは別に同じ建物で、例えば西棟、東棟といった形で、棟を別にして、物販スペースとは別にして、屋内に十分な飲食スペースが設けてありました。道の駅えびのには、屋外にはテーブルといすが若干設置はしてありますが、私は大変不親切な設備になっていると思っております。なぜかといいますと、小さい子どもさんを連れたお母さんが、ソフトクリームを食べに夏場に行ったところ、日陰もない、座ってもソフトクリームがだらだら落ちて食べられないと。車に乗って食べるしかないと。そこがどこが憩いの場になるんですかと。またもう一つは、うどんの販売がなされております。うどんの販売を否定するわけではありませんが、果たしてうどんを買った人がどこで食べるのかと、わざわざ外に持っていって、冬の寒い中、日が当たっていれば今の時期はいいのかもしれませんが、寒い中に外で食べる人はまずいません。暑いさなかに外で食べる人もいません。大変不親切ではないかなというのを率直に感じております。  くつろげる場というのも道の駅の一つの役割だと思いますが、こういった形で、新たに飲食スペースというのを、しっかりとしたものを設置、設計する、建設する予定というのは、市長、お考えはお持ちでないでしょうか。 ○市長(村岡隆明君)  当初は、室内のちょうどソフトクリームが売っている室内側のスペース、というのは室内で飲食をするためのスペースとして、当初はオープンしたと記憶いたしております。ただ、物販の売れ行きがよくて、どうしてもそこが売り場として今使われているということで、室外の屋根のあるスペースに関しましても、非常に狭くなってきております。  そういった点で、新たな施設をつくらなければ、今の問題は解決しないわけでありますけれども、現時点では、次のステップとして、付随した施設、どういったものが必要なのか、駐車場を広げるという御提案もございましたし、それに向けて、また中身を精査していく時期には来ていると思っております。 ○二番(遠目塚文美君)  次のステップに向けてという言葉がありましたので、次の②③というのは、同じようなといいますか、次のステップというのにふさわしいものだと思っていますので、質問いたしますが、道の駅と併設して、先ほどから子育て支援ということを申しておりますが、やはり広場というのを設けるべきではないかなと。芝生広場が横にあるといえばありますが、あれを広場と言っていいのか。そこの区分というのがなかなかわからないところですけれども、あそこは飲食などしても可能な場所と捉えてよろしいのでしょうか。 ○市長(村岡隆明君)  一応食事をとるとだめなスペースというのは設けておりませんので、簡単なベンチ、石が並べてあるようなものしかございませんが、食事をとることは可能だと思っています。 ○二番(遠目塚文美君)  なかなか敷地もないというところなので、あの場所で、例えば子どもたちが安心に遊ぶためには、今のままだとちょっと遊ぶには不安があるのかなと。車の出入りが多くて、とてもではないけれど、子どもをその場所で遊ばせるというのは、親御さんにとってはもうどきどきはらはらだと思います。  あの場を有効活用していただくためにも、あるものを有効活用、それは検討できるのではないかなと思いますが、あの場所を子どもさん方に開放して、そういった遊ぶスペースというものに考えていくことというのはできないでしょうか。 ○市長(村岡隆明君)  建設当時からも、子どもが遊ぶ公園の増設もどうかという御提案等も当然オープンするときもございましたが、今の場所で、やはりちょっと危ないのではないかと。今回、田んぼを借りてジョイフル田んぼを行う予定にしておりますが、南のほうでありますとか、駐車場から離れた部分でないと、少し子どもを遊ばすのはちょっと心配かなという気はいたします。 ○二番(遠目塚文美君)  そういった危険性を感じていらっしゃるのであれば、ぜひ安全な場所に子どもが遊べる場というのをいち早くつくっていただきまして、この道の駅おおとうは本当に広いスペースに、そして大きな遊具を設けてありました。私は決して大きな遊具を設置するだけが子どもの遊ぶスペースだとは思っておりません。遊具がなくとも、子どもたちは自分で遊びを見つける天才です。そういった環境というのも必要だと思いますので、子どもたちが安心安全に遊べる場というのを道の駅に併設して、ぜひ検討していただきたいと思います。  次、③番ですけれども、道の駅えびのは農産物を売りにしていると思っております。以前も先輩議員が、観光農園、体験農園、そういったものを併設して、道の駅を活用することはできないのか、また、観光協会のブースが大変小さいと、別なところに設けたほうがいいのではないかという提案を再三にわたりされていらっしゃいましたが、その後、検討というのはなさっているのでしょうか。 ○市長(村岡隆明君)  観光協会には常にそういったお話をさせていただいておりますし、今、観光協会のほうで、あそこでの委託事業みたいなものも行っていただいております。私たちとしては、情報発信というのも大きな道の駅での仕事だと思っておりますので、観光情報発信はしていただきたい、あそこから観光協会がなくなるということはないようにしていただきたいと思っておりますが、事務所の設置については、これまでも観光協会のほうからもいろいろ御相談はあるところではありますが、現時点では、今のやり方でやろうということで進んでおります。 ○二番(遠目塚文美君)  市長は、先ほど、もう次のステップに進むときが今来ているんだということを申していらっしゃいました。これだけいろいろな意見が集まっているということは、これが次に進むステップのいい要素になっているのではないのかなと、これを集約して、新たな形の道の駅というのを、さらに進化し続けるものをつくっていくことこそ、発信の場になるのではないかなと思っていますので、ぜひ前向きに、いろいろな意見を、これはそれぞれの議員たちも、個人の意見というよりは、ほかから皆さんから市民の方から聞いている声の集約しての意見だと感じていただいて、ぜひ市民も集える、そして県外からも来られる、市外からも来られる全ての皆さんの拠点となる場所に道の駅がなるように、今後も検討いただければと思います。  次に、これも行政視察で行ったんですけれども、行橋市の防災食育センターについて、いろいろとお話を聞かせていただきました。私が気になったことが三点ありましたので、ここに書いております。  まず一点目です。防災の面で、これ小東議員も一般質問をされておりましたが、備蓄米や、また備蓄の水、自家発電設備がこの行橋市の食育センターには備えてありました。えびの市の計画というのはどのようになっていますでしょうか。 ○基地・防災対策課長(川田伸一君)  今、市が策定を進めておりますえびの市まちづくり基本構想におきまして、防災食育センターの整備計画をしておりますけれども、緊急時に対応できるように、米、水などの備蓄と、これを保管する備蓄倉庫を整備する計画としております。  また、停電時でも、最小限の運用ができる規模の自家発電設備の整備も計画しているところです。  これらの具体的な整備につきましては、来年度予定しています実施設計において詳細になっていくものと考えております。 ○二番(遠目塚文美君)  いよいよ設計が始まるという段階に入ってくるかと思いますが、設計ができてからでは遅いので、あえて今回言わせていただいております。  次の、二、食育の面で、調理室が設けてありました、行橋市には。こちら、調理室というだけでなく、会議室、そういった形でも使えるような広いスペースになっておりましたが、えびの市でも、ぜひこういったことも考えて、設計の中に盛り込んでいただきたいと思いますが、現段階で、そういった考えというのはお持ちでしょうか。 ○基地・防災対策課長(川田伸一君)  現在、基本計画は検討中ですけれども、その中で、平時におきましては、簡易的な調理実習や防災講座の開催など、多目的な利用ができる研修室の整備を計画しております。 ○二番(遠目塚文美君)  一番肝心なことを、私は三番に持ってきております。実は、行橋市で、たくさんのことを学ばせていただいたんですが、伺わせていただいたのに、こういったことを言うのは少し心が苦しいところですが、行橋市では、まだ行政、自衛隊、地域の住民などを巻き込んでの訓練計画、また実施は、いまだにないという答弁をいただきました。  えびの市は、今から建設計画が始まると思います。ぜひ、これは建設と同時に、どういったことを想定して、そしてどういった訓練のときに、どういった形で、この食育センターを使うのかということも含めて建設をしなければ、ただの建物になってしまいます。ぜひ今から建設の計画を立てるということであれば、ぜひそういった想定した建物、また中身について考えていただきたいと思いますが、これは担当課長、それとも市長がよろしいのでしょうか。 ○市長(村岡隆明君)  平時におきましては、自衛隊や消防団などの関係機関と連携を図りながら、非常食や救急救命講習、炊き出し訓練、防災講座などの活用も視野に入れた運用を計画しております。そのために、これらのことを考慮して研究室を整備するなど、平時での活用についても可能な限り有効利用ができるように計画をしているところでございます。  したがって、給食センター、平常時は学校給食センターとして活用するわけでございますけれども、先ほど申し上げましたような、いろいろな訓練であったり、そういったことも取り組むこととしているところでございます。 ○二番(遠目塚文美君)  やはり全てにおいて費用に使うものは、市民、そして国民の皆様の税金です。何のためにこの防災食育センターをつくるのか、もちろん子どもたちに安心安全な給食を平時に提供するという目的にはもちろんですが、防災という名がついている以上は、やはりこういった訓練を想定しています、こういったことを実施しますと、計画するだけではなく、しっかりとした訓練を行うこと、そして事業を実施すること、そのおとまでしなければ、ただの食育センターになってしまいます  防災とついている以上は、地域を巻き込んで、しっかりとした防災の拠点になるような形で、小東議員も申しておりましたが、有事のときには災害が起きたときには、大型のトラックも走ることでしょう、ヘリが飛んでくるかもしれません。そういったものも全て含めて、本当に大事な拠点になるものだと思っていますので、ぜひそのあたりも実施計画が今からなされるということなので、そういったものも加味して計画をしていただきたいと思います。  市長、いま一度お考えをお願いします。 ○市長(村岡隆明君)  そういった観点でも計画をする予定にしておりますので、しっかり実施していきたいと思っております。 ○二番(遠目塚文美君)  次に、福岡県の飯塚市の取り組みについて、実は飯塚市には、政務活動費についての研修で会派研修に伺わせていただいたんですが、私が気になったのは、その内容ではなく、市役所内にありました子育て、ちょっと名前は忘れてしまったんですけれども、道の駅という名前がついて、子育て支援ができるコンテナ一個分ぐらいの小さなスペースなんですけれども、この中で、授乳、またおむつの交換、そういったものができるお部屋がつくってありました。また、一画には、小さなスペースではありましたけれども、ブロックが置いてあって、そこで遊べるような場所が設けてありました。  そこで、えびの市内のこういった子どもに対する、子ども子育て中の方に対する配慮した環境整備というのは、どうなっているでしょうか。 ○財産管理課長(築地厚志郎君)  庁舎の施設ということで、財産管理課のほうでお答えいたします。  おむつ交換とか、そういう意味では、一般のトイレを改修することは広さ的にも不可能なでございます。そのために、平成十九年度に、幼児、乳児を連れてこられた来客者が多く利用される二階フロアに、多目的トイレを整備しております。ここはスペースも広く、ベビーベッド、着がえ用のチェンジングボード、温水シャワー等の施設を完備しておりますので、おむつの交換等に御利用いただけるものと考えております。  また、お子さん連れで来庁される方の対応につきまして、関係の深い福祉事務所、市民環境課、健康保険課に確認をいたしましたところ、現在、職員がお子さんを抱いたり、受付カウンター横に簡単な遊具、おもちゃを準備して、遊ばせたりして対応しているようでございます。  市役所での滞在時間は比較的に短いものと考えておりますため、基本的には、保護者の近くで見守ることを原則としております。離れた場所での遊び遊具については、現在のところ考えていないということでございました。  また、授乳室につきましては、年に一、二回程度、事例があるようでございますが、福祉事務所にある相談室、個室ですね、ここを提供することで、対応していくという考えのようでございます。 ○二番(遠目塚文美君)  利用者が一人、二人、少なかったとしても、やはり授乳をされる方、やはりそういった施設があると、もしかすると、そういったものがあることによって、利用される方もふえるかもしれません。前向きな御検討をいただいたということで、本当にうれしく思っております。  ぜひ、子どもを連れてきた方は、子どもはいつ何どきおしっこが出るかもわかりません。お乳を欲しがるかもわかりません。計画性はありませんので、そういったものに臨機応変に職員の方も対応していただけるように、これからも今の答弁を聞いて、本当にできることからこつこつとやっていらっしゃる、その取り組みは今後も続けていただければありがたいなと思っております。  しいて言うなら、市役所内の子ども用のトイレが大変すばらしいものができております。若干、どこにあるのか、看板等が見えにくいのかなというところがありますので、ちょっとかわいらしい、子どものトイレはこっちだよみたいな、そういった看板をつけていただくと、親御さんも目につきやすいと思いますし、子どもも利用するときに、ちょっと気持ちがいいのではないのかなと思いますので、それは前向きに検討いただけないでしょうか。 ○財産管理課長(築地厚志郎君)  先ほど申しましたように、多目的トイレでございますので、もちろんお子様連れはもちろんですが、全ての方が利用しやすいということの目的を持っておりますので、お子様連れの場合につきましては、今でも正面玄関の階段の上にマークをつけておりますが、それを子ども用のということになりますと、そこがいいのか、あるいはそういう関係の方がいらっしゃる窓口のところに御案内をするのがいいのか、そこはちょっと検討させていただきたいと思います。 ○二番(遠目塚文美君)  さまざまな視点から、ぜひ利用しやすい環境というのを、市役所の中から構築をしていただきたいと思います。  次に、日南市の取り組みについて、これも研修で行かせていただいたんですけれども、二点挙げさせていただきました。  一点目は、使わなくなったコンテナを再利用した店舗を日南市でも活用されていらっしゃいましたし、また、他県でも、こういったものを使ってさまざまな取り組みがなされているようです。チャレンジショップとかするときには、大変経費も抑えられまして、コスト削減にもなりますし、また、かわいらしくリフォームもできるのでいいのではないかなと思っているんですが、市長は、このコンテナを使った再利用のこういった店舗というのはごらんになったことはありますでしょうか。 ○市長(村岡隆明君)  まだ完全には完成していないときに拝見させていただいたのと、映像では最近の映像も拝見させていただいているところであります。 ○二番(遠目塚文美君)  大変、日南市ではすてきな色にリフォームをされておりまして、ああ、こんなのが道の駅の横にぽっこぽっこぽっことあると、すごくまた雰囲気がいいのではないのかなと勝手に想像してにこにこしながら帰ってきたところです。ぜひ、市長、現物はやっぱり百聞は一見にしかず、映像で見るよりも自分の目で見て、ああ、こういった使い方をしているんだなというのが近くにありますので、一度足を運ばれてみてはいかがでしょうか。  同じく空き家等のリノベーションについてなんですけれども、リフォームとリノベーションの違いというのは、もちろん市長は御存じでいらっしゃいますよね。 ○市長(村岡隆明君)  空き家をどう活用するかということだと思っております。 ○二番(遠目塚文美君)  私も調べましたところ、リノベーションというのは、建物のもともとの性能以上に新たな付加価値を再生させるのがリノベーションだそうです。リフォームは、古くなったものを使えるものに改修する、若干というか結構意味合いが違うんですよね。  そこで、なぜこのリノベーションという言葉を使ったかといいますと、日南市はいろいろな意味で、今注目されているんですけれども、日南市の場合は、大型の空き店舗を再利用しまして、子育ての支援、遊ぶスペースですとか、会議室、もろもろの大型の施設というのを建設をしていらっしゃいます。  私が今回提案したいのは、空き店舗というのに限らずに、今度、上江小中学校が一貫教育となりまして、上江中学校が空き校舎になるかと思います。こういった校舎をリノベーションという形で活用して、今後、例えば民間団体でありますとか、営業、何かそういう店舗にするのか、それか子育て支援施設にするのか、そういったものはわかりませんけれども、校舎をリノベーションという考えというのは、市長のほうではお考えではないでしょうか。 ○市長(村岡隆明君)  基本的には、教育委員会のほうで学校として使わなくなれば、一般の財産として私たちが管理をさせていただくことになります。当然、上江中学校に関しても、そういったことを予測しているわけでございますが、学校の施設にとらわれず、公共の施設で使わなくなったものの有効利用というのは非常に重要だと思っておりますし、これまでもいろいろな形で有効活用させていただいてきております。上江中学校に関しましても、地元の要望もございますし、それでもまだ空きスペースが出てくるようでございますので、しっかり活用はしていきたいと思っております。 ○二番(遠目塚文美君)  こういったものこそ、本当に価値ある財産だと思っております。校舎というのは思い出も詰まっておりますし、そういったものを新たな命を吹き込むということで、リノベーションというのは大変すばらしい事業だと思いますので、前向きに御検討いただけることを提言いたしておきます。  ここまでは、行政視察で私が感じたこと、そしてえびの市にぜひとも反映させていただきたいことを中心に提言をさせていただきました。この後は、施政方針から抜粋をしております。本来ですと、質疑で聞いてもよかったことが多々あるんですけれども、また、委員会でも特別委員会の中でもこういったものについての聞く場というのも設けてあるということは存じておりますが、聞けるところまではこの一般質問で聞いてみたいなと思っておりますので、端的にお答えいただきたいと思います。  まず、当初予算の基本的な考え方の項目で、病後児保育事業について示されておりました。念願の病後児保育事業でございました。今年度、利用者等、資料請求をいたしましたら、事細かに出していただきまして、本当にありがとうございます。  この数を見る限り、健康な子どもがたくさんいたほうが、もちろん病気になってこの施設を利用する子どもさんが少ないほうがいいのですが、やはり利用者数が少ないのではないかなという感じがいたしました。利用者さんからの意見、声というのは何かくみ上げていらっしゃるものはありますでしょうか。 ○福祉事務所長(松永康二君)  利用者さんからの御意見はまだ聞いていないところでございますが、法人からは、いろいろ聞かせてもらっております。もともと採算面で厳しい部分があったにもかかわらず取り組んでいただいた部分もございまして、今取り組んでいるのが病後児保育で、今、資料でお示ししましたように、若干少ないようでございますので、今度は病児の保育等も、今後、協議をさせていただこうかなとは思っているところでございます。 ○二番(遠目塚文美君)  私が待ち望んでいた答えがそのまま返ってきましたので、本当にうれしく思っております。やはり病後児となると、その後の経過というのを保育園で見ていただくというところになるので、病気になったその子どもというのを預ける場というのが、直ちに預けられる場というのが、働くお母さん、お父さんにとっては大変重要な場になるかと思います。  また、費用面でも、決して安くはない預かり料だと思いますので、そういったものもやはりネックになっているところもあるのかなというところは、私が言うまでもないかと思っておりますので、ぜひこれに関しては、継続事業として、市長のほうも取り上げていただいておりますので、これからも、もちろん採算合わない事業だというのは私も思っております。ただ、子育て支援という観点からいくと、採算だけを見るのではなく、やはり小さい子どもさんに対して、働く保護者にとっての環境の場というのが、必要なところだと思っておりますので、ぜひ今後ともいろいろな意見を取り入れて、事故等がないように、それだけは十分に気をつけて取り組んでいただきたいと思います。  次に、ICT教育環境整備事業について、本来ですと、この事業に関しては、総務教育常任委員会の行政視察の中で行く予定になっておりましたが、大雪、寒波の影響で取りやめに、延期にいたした経緯がございます。えびの市でも新たな事業として入っておりましたので、具体的な実施内容、そして今後の実施計画というのが示せる範囲でよろしいので、お願いいたします。 ○教育長(萩原和範君)  本市の学校におけるICT環境は十分とは言えない状況でございます。これからの情報化社会を生き抜く子どもたちに確かな学力をより効果的に育成するためにも、ICT環境を整えることは重要だと思っております。  具体的内容としましては、今後、校内LANの整備、パソコンの入れかえ、グループウエアの導入等を計画的にしてまいりたいと思っております。 ○二番(遠目塚文美君)  愛郷心を育む教育、そしてグローバルな視点を持つ子どもの教育というのは、やはりこういったICTを活用しての教育は外せないものになってくるのかなと思っておりますので、ぜひ教育長みずから率先して、またいろいろな形でえびの市がモデルとなるような事業を構築していただきたいなと思っております。  次に、新たな活力を生む産業づくりに関してですけれども、フードビジネス推進について掲載されておりました。もうこれに関しては、私は市長が今一生懸命に推し進めていらっしゃる工業団地整備、こちらでも食品加工会社などの企業誘致も含めてということもお話をされていらっしゃるので、そういったのも関連しているのかなと思いますが、このフードビジネスは、えびのにとって、切っても切れないものだと思っております。このフードビジネスの推進は、県も推し進めておりますし、新たな働く場の確保のみならず、新たな産業、また農業振興にも大きな影響があると思いますが、市長のお考えをお示しください。 ○市長(村岡隆明君)  道の駅の設置の大きな目的の一つも、こういった部分もございました。六次産業の推進ということで、市でも独自の単独の補助事業を行って推進をしているところでありまして、今後、さらに強化していく必要があると思っております。 ○二番(遠目塚文美君)  このことに関しては、平成二十七年度えびの市企業立地ニーズ調査業務委託報告書の中にも、えびの市は、農畜産物を有効活用する、そういった企業という、その取り組みも必要なのではないかという提言といいますか報告書の中にも、少し私が言葉をかえてしまいましたけれども、そういった内容があったように記憶しておりますので、ぜひこのことは、また今後検討、また協議をしていただきたいと思います。  次に、林業の振興についてです。農業と同様に、林業というのもえびの市にとっては基幹産業の一つであると、今でも思っております。今、林業が大変注目をされておりますし、伐採のほうも進んでおりますが、伐採だけが注目されていて、肝心の切って植えるという、「植える」というものがなかなか怠っているのではないかという懸念をしております。  先日も、行政のほうでこういった植えていない場所というのを把握していらっしゃるんですかという質問をしましたところ、行政のほうでは把握ができないという答弁だったかと思っておりますが、やはりできないではなく、今問題になっているのは、その植林、植えて育てていく、そこをしっかりと管理することこそ重要だという提言もなされていたようですが、市長、もしくは担当課、どのようにお考えかお示しください。 ○農林整備課長(森 隆秀君)  伐採につきましては、市のほうで管理しているのは伐採届で管理していまして、伐採届が出されたものについては、植林が何ヘクタール、植林されていないものが何ヘクタールという管理はしているところでございます。 ○二番(遠目塚文美君)  計画書で出ているもの、実際にその場に行ってしっかりと植林をされたものを見て、ああ、植林をされたな、オーケーという、そういう判断、そういう検査というのはあるんでしょうか。 ○農林整備課長(森 隆秀君)  伐採届が提出された後、伐採届に記入されています後の処理について、今、確認はしていないところでございますが、一定期間を経過した後、伐採跡地の今後を調査し、災害が発生しそうな状況が見受けられれば所有者への再造林を促すとともに、森林組合等の関係機関とも連携して、造林対策を検討していきたいと考えております。 ○二番(遠目塚文美君)  やはり計画書を出す段階では、そこまでの計画を出さなきゃいけないということは、事業者も重々承知で出されていると思いますので、その後の管理というのが、やはり行政側でできないのではなく、できないことをできるようにするのが行政だと思っております。  やはり山は切ってしまったら、その後の管理というのも大事なところになってきます。山崩れを起こしたり、また洪水を起こしたり、そういったこともありますので、前向きにぜひほかのところにやっていない取り組みになるかもしれませんし、もしかすると、ほかのところでもやっている取り組みになっているかもしれません。調査をしていただいて、ぜひ行政のほうでも管理ができるような形で、市長、取り組んでいただけないでしょうか。 ○市長(村岡隆明君)  山の財産の管理ということで、個人の財産に触れるところもございます。ただ、先ほど申し上げましたように、そのことで災害が発生するようなことがあってはいけませんし、山をきちんと管理していくという、そういった考え方の定着といいますか、そういった部分は十分啓発していかなければいけないと考えております。 ○二番(遠目塚文美君)  では、大変申しわけありませんけれども、この後の観光振興についてのヤフオクドームのスポンサーゲームは、特別委員会のほうでも聞ける内容なので、この後は割愛をさせていただきます。  大きな項目三も、これも聞けることですので、割愛をいたします。  次のページの四に行きます。残り時間も少ないので、端的にお答えください。みんなの顔が見える協働と福祉のまちづくりの中から、子育て支援対策について。  保育士確保対策については、詳細な説明などはほかの議員さんの中でもありましたけれども、私の中では、池田議員が提言されました部分的な返還の免除、補助という形ではなく、やはり保育士を目指す方の中には、奨学金という形で全額とまでは言いませんが、半額でも、えびの市に帰ってきて保育士を目指す、そういった人に奨学金制度というのを給付という形で実施をしていただけないかなというところが常々持っておりました。いま一度市長の考えをお尋ねいたしますが、そういった考えてはないでしょうか。 ○市長(村岡隆明君)  今回は、保育士と看護師と介護士、市民サービスを提供していただく中で、人材が一番今確保がしにくくて、直接サービスを受ける方にも不安があるということで、この三つの職種に関しましては、支度金であったり、保育士は一年前から進めておりますが、奨学金を借りられた方に関しましては、借りていた奨学金を三年だったですかね、働いていただければ市がその分を出すという形で負担を軽減することで、市で働いていただきやすい環境をつくりたいと思っております。 ○二番(遠目塚文美君)  人材確保のために、これからも前向きな検討をいただきたいと思っております。  次に、第三子以降の子どもについての保育料無料化事業について、今年度、継続して次年度も新年度の予算にも上がっております。私が言いたいのは、この事業内容についてではなく、やはりきっちりとした説明会というのを保護者向けになさるべきではないかと、前回も定例会で申し上げましたが、その後検討はなされましたでしょうか。 ○福祉事務所長(松永康二君)  該当者につきましては、個別に説明をしたところでございます。 ○二番(遠目塚文美君)  総合戦略の中でも、子育て支援は多くうたってあるところでありますし、これは今子どもがいる方のみでなく、これから三人目をどうしようか、四人目をどうしようかと悩んでいらっしゃる方にも、背中を押す一歩になるのではないのかなと思っております。ぜひ全保育園、幼稚園、認定こども園保護者に対しての説明会というのを、行政側が出向いて、保護者に対して個別ではなく、しっかりとした説明会という日時を決めて行うべきものではないかなと、それが丁寧な子育て支援サービスではないかなと思っておりますが、市長、いかがお考えでしょうか。 ○市長(村岡隆明君)  直接給付に関係ある方と、今後、子どもを産むと思っていらっしゃる方、そういった方々にもこの情報は伝わらないといけないと思っておりますので、説明が一回でいいということはないと思いますので、あらゆる方法で、こういった制度があるということをお伝えしていきたいと思っております。 ○二番(遠目塚文美君)  説明される方によっては、間違った説明をされて、いや、保育料、無料にならないんだよと、そういった形で情報が回っているときもありますので、ぜひそういったことのないように、行政側が説明会をすれば、それで一回で済むんです。そこで質疑応答の時間を設ければ、そこでしっかりと答えることができるので、何回となく説明会を設けろと言っているのではなく、対象者のみならず、対象にこれからなり得る保護者の方に説明会を設けることというのは有意義だと思っておりますので、前向きに御検討ください。
     この後については、もう残り時間が一分少々となっておりますので、中途半端なことになるのかなと思いますが、消防体制の整備については、担当課長のほうには、この三つについて、しっかりと事前にもお話をさせていただいているところです。以前の一般質問でもお話をさせていただいているところです。  将来を見据えると、消防団員が数が減るのは目に見えているのではないかなと思っております。減っていく中で、消防車両の更新は必要なことだとは思っておりますが、こういったものに関して、どのようにお考えかお願いします。 ○基地・防災対策課長(川田伸一君)  消防車両の更新につきましては、今後、年次計画によりまして、更新しているところですけれども、現在、三十二個部に各部一台ずつ貸与しております。消防車両の更新につきましては多額の予算が伴いますので、議員がおっしゃるとおり、部の統廃合も含めまして、将来を見据えた検討が必要かと思いますので、部の統廃合については消防団と事前に協議しながら、今後、消防車両の配備についても検討してまいります。 ○二番(遠目塚文美君)  数点質問を残してしまいました。大変失礼いたしました。  ただ聞きたいことは私の中では十分に聞けたと思っております。残りに関しては、今後も詰めていきます。ありがとうございます。 ○議長(竹中雪宏君)  しばらく休憩いたします。                     休憩 午後 二時 十三分                     開議 午後 二時二十五分 ○議長(竹中雪宏君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、八番上原康雄議員の発言を許します。上原康雄議員。 ○八番(上原康雄君)  いよいよ十四番目、一番最後となりました。大変長い一般質問になりましたが、時間までのおつき合いをよろしくお願いをいたします。  いつものことながら、今回のテーマについて話をさせていただきます。今回のテーマは、「動き」であります。「動」という漢字一文字で、そのときどう動いたのか、これからどう動いていくのか、どう動かすのかというような意味合いで質問をさせていただきます。  そしてことしは干支がさる年であります。「見ざる、聞かざる、言わざる」という言葉がありますが、その言葉とは全く真逆で、私は現場を見て、現場の声を聞いて、そして生の声をこの場で皆さん方に訴えおきたい、そういうふうに御理解をいただきたいと思います。  まず最初に、農政についてであります。先般の想定外というか、異常な寒波、低温、それと積雪ですね。それによって、かなり農作物、農業施設に被害が出ていることを確認をしてまいりました。  そこでお尋ねいたします。この被害状況をどのように把握しておられるのかお聞かせを願います。 ○畜産農政課長(吉留伸也君)  最終ではございませんけれども、現在出されている被害の状況といたしまして、野菜につきましては、ホウレンソウを主に七十四ヘクタールで五千一百七十一万五千円、それから施設といたしまして、ハウス倒壊等が十六件で一百六十四万九千円、それから畜舎の屋根破損、倒壊等が九件で一千三百万円となっているところでございます。 ○八番(上原康雄君)  今、被害の状況を確認させていただきましたが、宮日新聞には、この異常低温と積雪等の被害で、約一億八千万円ぐらいしか数字はなかったですね。県内の数字を。今、聞いたところ、市内でもかなりの高額だと思うんですが。  私は、あの雪がかなり降った次の二日目に、一番気になっていました吉牟田地区です。あそこに上がってみました。途中までの市道の除雪作業は、市の業者、市内の業者がきれいに除雪がしてありました。吉牟田地区はですね。大変だったと思います。前回も言いましたが、やっぱりいざ災害が起きたときには、地元の業者が一番ためになる。地元の業者でないとできない。ましてや、ああいう雪が一面に降っているときは、土地勘がある人でないと除雪作業はできないと思います。それを踏まえたときに、やっぱり地元の業者が土地勘もある。これは実際行ってみてすぐわかったんですが、本当に大変だったと思いますよ、朝早くから。それもそんなに高い単価ではないと思うんですね。きれいに雪が除雪してありました。  そして行ってみたら、今、課長が言われたように、ハウスが全壊、倒壊というのが、私が見たとき、約二十棟近くあったですね。びっくりしましたですよ。生産基盤そのものが一晩のうちになくなるんだということが。  そこで、今、被害状況が説明があったわけですけれども、やっぱりこれはハウスは新しく新設するには、今、雪で倒壊したやつは曲がったやつは戻しても、絶対もう使えないわけです。これは全部また撤去しなくてはいけない。そして新しくハウスをまた立てなくてはいけない。かなりの農家の負担になると思います。  お隣の鹿児島県では、県議会で、今回の異常低温、積雪のことに関して、国に意見書の提出をされておりますですね、支援策を、全会一致で。私は宮崎県もそういうことがあってもいいのではないかと。まして、市でも被害農家をちゃんと調査をして、何らかの形の支援策をとるべきではないかと思うのですが、市長、答弁を願います。 ○市長(村岡隆明君)  現時点では、そういう動きは残念ながらないところでありまして、市長会でもそういった議題はまだないところでありますけれども、実情、えびのだけではなくて、ほかでも被害が出ているということを聞いておりますので、まずは実情を整理をさせていただきたいと思います。 ○八番(上原康雄君)  調査をすればするほど、被害額は大きくなると思いますよ。早くして、そこら辺を早く調査をして、少しでも農家が早く立ち直れるような、そうでないと、今までビニールを張るだけでつくれていたハウスがなくなる、骨組みから全部またやり直さなくてはいけない。極端な言い方をすれば、約十アールのハウスをつくるのに、普通のハウスでなくて強化ハウスとかつくれば、一百万円や二百万円では足りないわけですね。それは皆さん、よく御存じのとおりだと思いますが。  そういうことをかんがみた場合には、どうしてもやっぱり支援策が必要であると思います。きのうもラジオでちょっと聞いておったんですが、いわゆる税金の減免措置あたりをしているところもあるようですね。これも一つの支援策だと思うんですが。もう一回、市長の答弁を求めます。 ○市長(村岡隆明君)  今回の被害に対する、そういった農家の皆さんへのやり方というのは、まだ十分検討しておりませんので、今後、検討させていただきたいと思います。 ○八番(上原康雄君)  くどくは申しませんが、何らかの形で早い形の動きがとれるように、冒頭に言いましたが、どう動くかということだけをいつも見ているのが上原でありますので、そのように御理解をいただきたいと思います。  続きまして、二番目の、農林業センサス調査についてということでありますが、この農林業センサスの目的はどういう目的でこの調査をしたのか、お答え願います。 ○企画課長(園田 毅君)  農林業センサスの目的でございますが、我が国農林業の生産構造及び就業構造等の実態や農山村地域の現状を把握することにより、農林業に関する諸統計調査に必要な基礎資料を整備するとともに、国際連合食料農業機関FAOの提唱する世界農林業センサスの趣旨に従い、各国農林業の比較において、我が国農林業の実態を明らかにすることを目的とするとされております。 ○八番(上原康雄君)  今、説明いただきましたが、難しい内容で説明いただきましたけれども、これはこの調査の結果というのは、市単独で出せるものですかね、伺います。 ○企画課長(園田 毅君)  センサスの結果等についてでございますが、直近の農林業センサスにつきましては、平成二十七年二月一日時点で調査を行ったところでございます。平成二十七年十一月二十七日に、二〇一五年農林業センサスの概要、概数値が、農林水産省のホームページに公表されております。ただしこの概要報告書では、都道府県レベルの数字までしか公表されておりません。今回の調査の、市町村ごとの詳細な調査結果につきましては、例年ベースでいきますと、ことしの秋ごろに農林水産省のホームページに公表され、その四カ月後ぐらいに冊子として市町村に配付される見込みでございます。したがいまして、市町村単独で集計できるものではございません。 ○八番(上原康雄君)  私もどういう形でこの農林業センサスが市に活用できるのかなという形で考えておりましたが、今、課長のほうから話がありましたように、市単独で云々という形の調査ではないという発言であります。  しかしながら、この調査を活用できるはずなんですね、いろいろな意味で。将来的なことも把握できるであろうし。今後、この農林業センサスの結果に基づいて、何かえびので活用できるところがあるか、そこ辺を考えておられれば説明願います。 ○畜産農政課長(吉留伸也君)  センサスの結果をどう活用するかということでございまして、センサスで出される数字につきましては、農家数であったり販売農家戸数であったり、また年齢別の分布であったり、平均年齢等もわかるところでございまして、これまで当然農家数というのは五年ごとの調査で減ってきていると。なおかつ高齢化率でありますとか、平均年齢等も上がってきている、若い世代の農業者数が減ってきているという数字も読み取れるだろうと思いますので、やはり現在も取り組んでおりますけれども、新規就農者であったり農業後継者の育成であったり確保というのが非常に大事なことでもあり、今後の農業の維持発展でありますとか、農村環境の維持のためにも、大いに活用していくべきであろうとは考えているところでございます。 ○八番(上原康雄君)  今、課長のほうから答弁いただきました。よく理解されておると思います。いろいろな中で、やっぱりいろいろな数字も捉えてこられると思うんです。それを有効活用していただくように申し上げておきます。  今の農林業センサスの中で、今、課長がもう説明ありましたが、次の新規就農者の確保についてということにもつながると思うんですね。数字的なものが上がってくれば、それで対応することもわかってくるわけでですね。  三番目の新規就農者の確保についてを質問させていただきます。いわゆる親元収納とか、いろいろ新規就農者もあるわけですけれども、昨年のお盆過ぎに、たまたま二次会というか、私も週に一回もしくは二回、カラオケに行くんですが、カラオケに行ったときに、男女の二人の方が、ちょっとカウンターに座っておられたんですね。一人の男性は尾八重野の方でした。私もよく存じ上げておりました。もう一人の女性は、ちょっと見たことがなかったんで尋ねてみたら、長野の方だったですね。それで、宮崎で何かそういう、いわゆる有機栽培とかそういう流れの集まりがあるということで参加をされるということで、そのえびのの友人の方に頼って、一晩えびのに泊まるんだと。それからまた宮崎に行くということで、非常に歌のうまい方でした。それで、これは普通ではないな、この人は、歌がうまいなと聞いとったらですね、やっぱりミュージカルとかそういう活動をされておりまして、ボイストレーニングとか、そういうのをされておりましたですね。非常に上手な方でした。  それはそれでいいんですが、話をしている中に、どうしてもやっぱり農業がしたいんだと。実家は農業も何もしていないと、だけどやっぱり農業に興味があるんで、今回のこういう大会があるので参加をしましたと。その中でいろいろ話をしている中で、尾八重野のその農業後継者の方が、私が議員だということを紹介されたら、非常に話の内容が物すごく、中に入ってきた、具体的な話になってきたですね。どうしてもやっぱり農業をしたいと、だけども、土地がない、ましてや、資金も持っていない。二十四歳の方やったと思うんですが。このことを考えたとき、上原さん、あなたはどのように考えておられますか、議員さんだということを聞きましたがということを言われたんですね。  そして私が言ったのは、皆さんも御存じだと思いますが、市内のあらゆるところでハウス、ビニールハウスの骨組みだけでビニールが張ってない、まだ立派な骨組みだけのハウスがいっぱいあります。もったいないです。そういうのをやっぱり有効活用しなくてはいけない。さっき言いましたように、先行投資でするのが農業でありますから、なるだけ先行投資をしなくてはいけない。  その女性いわく、ああいうハウスをそのまま借りれば、すぐにでもできるんだと。加温機もちゃんとついているところもあったと、よく見ておられましたですよ。やっぱりそういうのは一つの取り組みとしてやっていけば、新規就農者に対するアピールというのはできるんだと思うんですね。情報発信もできる、えびの市でこういう取り組みをすると。  そこまで話をしておって、次の日には、その晩には別れたんですけれども、もちろん携帯番号もやりとりをしてもらったんで、三日後ぐらいに電話したんですけれども、どうしても電話が通じないんです。どうしたのかなということで。そうしたら、尾八重野の一緒に来ていた方から電話が来まして、上原さん、残念なお知らせをしなくてはなりませんということでした。何があったのと言ったら、ちょうど暑い時期だったので、帰りに四国の四万十川で水泳をされていた。そうしたらそこで事もあろうか、溺れて亡くなられたんだと。非常に残念でした。ああ、もうえびののためになる人かもしれんかったけどなというのがあって、もうこれは結果論ですけどですね。しかし一つのヒントを与えてもらったと思うのでですね、その人のことで。それも一つの方法だと思います。  それともう一つ、今、市内でもいろいろ果樹が、栗を初めとしていろいろ果樹の生産が進んでおりますが、御存じのように、かなり高齢化で若手のそういう方がおられませんですね。この前もかなり特農家で、この果樹については県内では有名な方とちょっとお話をさせてもらいましたが、上原君、俺は後継者がいないと、しかしながら今までもとを入れた栗、特に栗をされていますが、栗がまだ今、この栗の木が今から一番、あと五、六年は一番生産量もあるんだと。これをこのままやめるのはちょっとしのびないので、できれば第三者でもいいから、これを引き継いでくれる方があれば、もちろんただとは言わんが、もうかなりのあれで譲ってもいいと、技術指導もちゃんとやるよと。そして家も十分隠居戸主じゃっで、家も貸すっとよと、という話も聞きましたんでですね、できればそういうのを調べていけば、いろいろな形で新規就農者という形の取り組みができると思うんですね。  そういう話を聞いた中で、鹿児島の県立大学、農業大学校、宮崎の県立農業大学校にちょっと知り合いがいますので、話をした中に、やっぱり農業をしたいんだけれども土地がない、施設を持っていない、もちろん資金がないという形で、いろいろ困っている方がおられることは事実です。そういうことを訴えてもらえれば、私たち、学校関係者としても、そういう形の取り組みをしていけるんだと。要はそういう受け皿をどんなにつくっていくかということだと思うんですね。  ちょっとくどくなりましたが、市長、今の話を聞いた中で、どのようにお考えかお聞かせ願います。 ○市長(村岡隆明君)  私も上原議員と同じように認識をしているところでございます。これまで培われてこられたすばらしい農業技術がなかなか後継者にバトンタッチできないという状況、それと新規就農者、就農したいんだけれども、施設がなかったり技術の習得がしにくいという状況等もありまして、しっかり行政がそこでマッチングをしていかなければいけないだろうということは考えているところでございます。  新年度予算の中では、具体的に政策としてまとめることができませんでしたけれども、現在、国が予定しております地方創生推進交付金、平成二十八年度からスタートする予定で、まだ中身について十分説明、大体の説明はありましたけれども、申請の時期にはまだ来ておりませんが、そういった交付金等を使って、御提案いただきましたようなマッチングがしっかりできるような政策も今検討しているところでございますので、具体的な政策としてなるだけ早く議会に提案できるようにしていきたいと思っております。 ○八番(上原康雄君)  今、市長から答弁いただきました。私と同じことを考えておられたようです。非常に安心をいたしました。  いろいろなやっぱり農業を取り巻く情勢は厳しい中で、しかし逆にやりがいもある、一つの方法として、逆にそれが伸びる要素があるとも思えますので、いわゆる先ほどの農林業センサス調査ではありませんが、市内の農家の意向動向調査というのを、もう一回やるべきではないかと。それは各戸調査という意味ですが、そこ辺はやっぱりもう少しちゃんとしていけば、耕作放棄地もなくなるし、そういう取り組みもできると思うので、もう少し掘り下げた形の調査もする必要があるように思います。  農政についての最後のところであります。農地中間管理事業の活用についてということで通告書を出しております。  この農地中間管理事業について、どういう仕組みでどういう性質のものなのか、課長に説明をお願いいたします。 ○畜産農政課長(吉留伸也君)  事業の目的でございますが、農地中間管理事業につきましては、農業経営の規模の拡大、耕作の事業に供される農用地の集団化、新たに農業経営を営もうとする者の参入の促進等による農用地の利用の効率化及び高度化の促進を図り、もって農業生産性の向上に資することを目的として、平成二十六年度より国が導入したものでございます。  当市におきましても、経営規模の拡大や農業経営の効率化を希望する担い手への農地の集積、集約化の促進などを目的として事業を推進しているところであります。 ○八番(上原康雄君)  今、説明いただきました。いわゆる土地を持っているけれども、自分で耕作をしない方がかなりおられます。いわゆる農地を借りたい人、貸す人ということですね、出し手、受け手という表現もしますが。どちらも不安がなく、間違いなく、ちょっと長いスパンで耕作ができる農業を営むことができる。そして土地の持ち主も自分で耕作はできないけれども、安心してその人に土地を預けて耕作をしてもらえる。非常にいい取り組みだと思います。相対で、口頭で、借地料が云々ということでトラブったことも結構聞きますが、この農地中間管理事業に参加することで、非常に安心して自分の土地も預けることができると。  私の麓の地域でも、今、これに取り組んでおります。そうすることによって、かなりの国の補助金も来るのも事実ですね。そこら辺がまだ市内の農家に対する周知が足りないのではないかと。この事業がまだ推進率が低いと私は見ているんですが、現在の状況がおわかりになれば、お聞かせください。 ○畜産農政課長(吉留伸也君)  現在の状況ということでございますが、国のほうも早い時期に貸し借りであったり機構を通じた貸し借りができるようにということで、一年、二年目より高い補助金を出しながら、年が経過するごとに若干補助金が下がっていくという制度で、早い時期にこういった農地の集積であったり、機構を活用した取り組みをしていただくようにという取り組みをしているところでございますけれども、市内でも自治会を初め説明会を行いながら、当然自治会からの要請があれば、人・農地プランを作成しながら、その中で、どの方に農地を預けるのか、どういった出し手がいるのか、そういった掘り起こしをしないといけないという大きな作業がございまして、重点地区を設けながら、今、ちょうど畑かん事業等が進んでおりまして、その中で、農地の集積をしながら、畑かん事業を活用して、次の借り手の方が使いやすいような集積をしていくということもあわせて取り組んでおりますけれども、実際、畑かん事業等がないところについては、なかなか議員が言われるような、耕作できなくなっていく農地が徐々に出てくるわけですけれども、そのときでないと、なかなか我が身のごとくにならない状況もまだまだあるのではないかというところでございますが、言われるとおり、そういった助成措置等も早い時期であれば優位に支援がありますので、もう少し周知に努めてまいりたいと考えております。 ○八番(上原康雄君)  非常にいい制度だと思いますので、どうしても今話がありましたように、畑かん事業やらいろいろなもろもの、人・農地プラン、いろいろ一つのセットという形でしていけば、かなり農家のいろいろな畑かん事業に対しても、負担率の軽減につながるということがよくわかっておりますので。よさはやっぱり伝えなくてはいけないと思います。そうすることによって、事業そのものが動いていくわけだと思いますので、人の気持ちも動くんだと思います。そのように捉えていただきたいと思います。  続きまして、危機管理についてであります。失礼な言い方かもしれませんが、ここからちょっと言葉が厳しくなるかもしれませんので、あらかじめ申し上げておきます。  まず、市長に伺います。危機管理の最も大事な部分は何だと思っておられますか。 ○市長(村岡隆明君)  事前にその危機を想定して、準備をしておくということが一番大事だと思っております。 ○八番(上原康雄君)  市長、私が議員になってから、ずっと危機管理のことでずっと言ってまいりました。危機管理の最たるものは、未然防止なんですよ。未然防止。  水道の断水問題について入らせていただきます。今までにないマイナス十二度、場所によってはマイナス十四度、マイナス十五度、私のところもマイナス十三度あったと思いますが、こういう低温が今までにない低温が来るというのが、いつの時点で市長は捉えておられましたか。 ○市長(村岡隆明君)  正式には覚えておりませんが、その週、三日か四日ぐらい前には、新聞報道等で二十五日ぐらいが大きな寒波が来るということが、割と早目に報道されておりましたので、四日ぐらい前には把握をしておったところでございます。 ○八番(上原康雄君)  割と早い時点からマスコミ等でも言われておりました。一週間前から、もう予想されていましたですね。最低気温というので。今、市長はそう言われましたけど、それがわかっておるんであれば、もう少し早い時点での未然防止策、これはできたと思うんですよね。非常に厳しい状況でありましたですね。断水、水道管の破裂。  上原は結果論で言うとやがねと言われるかもしれませんが、結果論は結果論かもしれませんが、それだけのことが想定される。水道の凍結の大体の目安というのは、全国をいろいろ調べてみましたが、マイナス四度ですね。マイナス四度を下回ったら、もう凍結の、間違いなくそういうことが起きるということです。ましてや、マイナス十二度、マイナス二けたということも言われていました。沖縄で雪が降るという。  それを想定した中で、市長は、そのときに何を考えられたか。この情報を割と早く得たと、知り得たと言われましたが、そのときに何を考えられたのか。率直にお伺いします。そのときにどう思われたんですか。 ○市長(村岡隆明君)  これまでもマイナス四度が予想されるときは、前日に放送で、そういった危険性があるということを市民の皆さん方にも報告しておりましたけれども、そういったものをさらに強化しなければいけないと、回数をふやしたりとか、そういったことは考えたところでございます。 ○八番(上原康雄君)  しかしながら、防災無線での回数というのは、湧水町の半分もないですね。湧水町は三十分置きぐらいに流されておる。本当にそういう危機感を持っておられたのか。だからそのときどう動いたのかということで冒頭言ったんですよ。  ここからはまたちょっと厳しく言いますが、かなり低温でした。雪も強かった。しかし次の日に、異常な低温だったために、最初はどこから水が破裂しているのかわからんのですね。自然と溶けてくる次第でわかってくる。もちろん朝早く仕事に出られた方もおられます。自宅待機の方もおられましたが、私の近所の人や夫婦とも共稼ぎで行ったんですね、朝早く出られまして、夕方帰ってみたら、家の中が水浸しだったと。台所の蛇口のところが破裂をして、台所のフローリングから全部、それと壁のクロスも全部だめ。そしてそれに隣のお部屋の畳まで全部だめ。そしてある人は、その台所のところに、自分のペットで飼っていた犬がおったんです。ところがそれがゲージの中に入れておったものですから、ずっと水がかかりっぱなしで、帰ってみたら、その犬はかわいそうなことに死んでいた。これも実例であります。  それとここからが一番大事なことなんですが、水道課のほうが、西原政文議員の中に、提出資料でありますけれども、水道料金軽減額とかいろいろ書いてあります。宅内の漏水件数、市内の指定工事店が九百七十二件、上記以外の指定工事店、指定工事以外の業者で六百三十七件、計千六百九件と上げてありますが、市長、この一件当たりの修理費というのがどれぐらいかかっておられたか、おわかりですか。 ○市長(村岡隆明君)  一件当たりの修理費については把握していないところでございます。 ○八番(上原康雄君)  市長、この定例会が終わってからでもいいですから、調べてほしい。修理業者、市内業者に尋ねれば大体わかると思います。  いいですか、私は自分の地域内でわかるところだけを調べてみました。一番修理費が要った方が二十四万円、修理費が二十四万円、ボイラーの基盤をやられた。そして井戸水のポンプをやられた。そしてもろもろ畳、クロス、もろもろ何もかんもしたら二十四万円要った。上原君、四月から長男坊が大学行くとよなと、こたえたがよち。全くこれは自己管理をしなくてはいけない部分かもしれませんよ。しかしながら、方法はあるんですね。前もって。いろいろなところでいろいろ出していますよ、イラスト入りの。こういう形です。水を抜く方法。ありますよ。ボイラーのやつから、全て書いてありますよ。何でこういうことができないんですか。  断水事故があった、その後からの動きを私は見てました。何を見てたのか。二月のお知らせ版、それにも何もない。何のこういうチラシも入っていない。二月の広報に何か書いてあるやろうなとずっと目を凝らしてみたが、たったこれぐらい、二、三行。そういうものではないですよ。  市長、これは行政の怠慢ですよ。それによって、市民によからぬ出費をかなり出させています。半端な数字ではないと思いますよ。済んだことは仕方がないかもしれない。しかし同じ過ちを繰り返すことは絶対許されない。こういうことを知っていれば大丈夫だったのになと。その証拠に、私たちの地域でも、ちゃんと水を出して、ちょろちょろ出していた人、そしてメーターバルブを締めて、全ての蛇口をあけて出していた人、そういう人たちは何の被害もないんですよ。方法があるのであれば、水道課なんかはそれ全部知っているわけですよね。  市長、これを踏まえて、今後どういう形での取り組みをされるのか、お聞かせ願います。 ○市長(村岡隆明君)  今回の寒波対応でも、私たちも一番の反省点でございます。実際、寒波が来てからの放送ということではなかなか情報量が十分伝えることができませんので、やはり今議員がおっしゃったように、事前に寒波が来る前に、どういった対応をするべきか、きちんとそういった告知のプリントであったり、市民の皆さんが回覧ではなくて、常におうちの中に置いて対応が検討できるような、時期とすれば十二月ぐらいに、そういったものを配付するであったりとか、事前に寒波が来る直前というよりも、寒波に対する全体的な対応の仕方をしっかり市民の皆さん方にも伝えるような工夫が必要だと。  実際寒波が来てから、放送で呼びかける中身には限界がございますので、そういったことをしっかり事前に伝える必要があるということで、私たちも大変反省をしているところでございます。今後、そういった時期の前にしっかりそういった対応ができるように、告知、周知を徹底していきたいと思っております。 ○八番(上原康雄君)  非常に厳しい物の言い方をしますが、市民の生命、財産を守るのが、市長、あなたの務めです。もちろん私たちもその立場にいます。もう三月の十日が過ぎようとしていますので、恐らくこの前みたいな大きな寒波は来ないかもしれませんが、これからまた、ことしの暮れになれば、またそういう時期が来る。そういう前に、イラスト入りの、ちょっとわかりやすい大き目に書いたやつを全戸配布して、見やすいところに張っていただくと、今回、そういう被害に遭われた方はかなりそういう意識が働いてるかもしれませんが、全然そういう被害がなかった人が、意識が薄いとは言いませんけれども、そういう方、たまたまそういう形でなかった人もいるかもしれませんので、全戸配布で、ことしの冬場に備えて、どうしても取り組んでいただきたい。同じ過ちを二度繰り返すんだったら、市長、あなたの資格はない。失礼なことを言いましたが、それぐらいのことをやってもらわないと。ライフライン、水というのが一番大事。  厳しいことも言いましたが、対応がよかったところもあります。断水のときに、一番ためになるのが、飯野小学校の噴水塔の水だということで、ずっと前から言っておりました。市のほうが対応してくださいまして、いろいろな水がくみやすい器具も設置をされるようになっております。今回、それが一番心配だったので、飯野小学校に行ってみたら、学校教育課の課長、そして職員の方が、行ってみたらもうちゃんと準備ができておりましたですね。早うしとかんと、上原議員が来っどがらるっど、早うせんにゃと。それは冗談ですが、しかしそこがわかっておられたわけです。非常にためになったんですね。地下水ですから、冷たくもない。水の量も多いので、助かったわけですよ。  市長、偉そうなことを言うかもしれませんが、やっぱり先を読まないかん。未然防止ということだけを言っておきます。  災害時の情報伝達ということを言っておりますが、今言った流れであります。どうしてもやっぱりちゃんとした形で伝えないかん。そうでないと、同じ繰り返しをするわけでありますから、ここでの災害時の情報伝達と上げておりますが、これは今お話ししてきた中のいろいろな形で伝えなくてはいけない。こういう方法がある、広報の仕方もあるんだという形で。それを踏まえた上で、そのように御理解をいただきたいと思います。  そして三番目の、公共施設の安全管理についてであります。これも、今回の異常低温、積雪によって、いろいろな公共施設が予想外のダメージを受けていると思います。何がそういうダメージを受けているか、具体的に言えと、具体的に言わせてもらいます。公共施設の安全管理でずっと言っていました樹木の安全点検ですね。皆さんも自分の屋敷でも構わんし、この市役所でもいいですから、見渡す限りずっと見たところに、かなりの木が葉っぱが枯れ上っております。今までにないような被害が出ております。それで、この前もテレビでちょっと見ていたんですが、かなりのダメージを受けているんで、恐らく芽吹かない木がかなりあるだろうと。そうすることによって、高いところの枝はほとんど落ちてくるよと。その目安はどこにあるのかということで、専門の先生が言っておられたのが、まず葉っぱがなくなって、芽吹かなかったときに、すぐに、いわゆるキノコ類が生えてくるそうです。それが生えた時点で、もうアウトだそうです。それが一つの目安だそうですので。恐らく学校施設の樹木でもそういうのがかなり出てくると思います。早目早目の点検が必要だと思います。春先、四月、五月に芽吹かなかったら、危ないですね。  公共施設の安全管理ということを言っておりますが、もちろん樹木だけではありませんで、公共施設、遊具なんかも、この前の寒波で、雪で、予想以上のダメージを受けていると思います。それと壁、経年劣化でいろいろ学校関係もしてありますが、それ以上に厳しい状況があるかもしれませんので。早く安全点検を、定期的にやっているということを言われましたけれども、今すぐにでも、次の時期が来るのを待っていなくて、今すぐもう一回、全部点検をする必要があると思います。そうでないと、もう三月、四月に入ると、また新しい小学生が入学をしてまいります。まだ危険の予知、察知ができない小学校一年生、特に心配でありますから。そこら辺は十分考えた上で、公共施設の安全管理をしていただきたいと思います。  市長、答弁を求めます。 ○市長(村岡隆明君)  公共施設の安全管理につきましては、日ごろから定期的に管理をしておるところでございますが、今回、予想を超える寒波、そういったものの影響というものもございますでしょうから、そういった管理の強化はしていきたいと思っております。 ○八番(上原康雄君)  早目の対応、早目に動いていただきたいと申し上げておきます。  それともう一つ、空き家の状況調査ということを言っておりますが、今回のこの断水のことについて、非常に空き家の状況がうまく把握できていなかったために、かなり修理に手間取った経緯があるように、業者のほうからお伺いをいたしました。長期で、もう家をあけてあるのであれば、バルブは閉めてあると思っておったわけですが、たまたまこの寒波が、この前の二十五日の寒波が来る前に、たまたま体調を悪くされて入院をされたり、施設に入っておられる方が、わざわざそのときにもう閉めていくというような余裕なないわけですね。それがために、漏水がしていたというのもあるそうです。それぞれの民生委員さんや医師会の人たちで、ある程度そこ辺はやっぱり踏まえとって、あそこはもう今度はちょっと一時おいやれんどというのは、ちょっと調べればわかるわけですね。そこ辺をちょっと調査すべきではないかなとも思います。かなりの漏水があったことも事実であります。  この空き家の状況調査について、何かお考えがあればお聞かせを願います。 ○水道課長(原田和紀君)  二月二十七日現在でございますが、使用契約をいただいている戸数が、いわゆる開栓中でございますが、これが約八千五百戸ございます。閉栓中が約二千三百戸ほどございます。閉栓中約二千三百戸のうち、一軒家などにつきましては、基本的には閉栓時に止水栓、元栓を閉めております。一般的な空き家はこの部類に入るのではないかと考えております。  また、開栓中、約八千五百戸のうち年間ほとんど水の使用が見られない、いわゆるゼロトン世帯が十二月時点で約四百八十六戸ございます。前回の漏水が発生した時点で、四百八十六戸のうち全部ではございませんが、四百三十四戸を漏水調査し、五十二戸で漏水を確認いたしました。これは漏水していたであろう全千六百九件のうち、三・二%に当たるものであります。  御指摘の通常開栓状態で空き家になっている部分というところにつきましては、今言ったゼロトン世帯がこの部類に入るのではないかとは考えているところでございます。 ○八番(上原康雄君)  いろいろと難しいところがあると思うんですが、やっぱりわかるところはなるだけ早くわかったほうがいいと思うので、あらゆる方法があると思うので、そこら辺はやっぱり確認をすべきではないかと思います。  ここのところは最後にしますが、冒頭に言わなくてはいけなかったんですが、今回のこの水道の凍結については、地元の業者が昼夜を問わず復旧作業に取り組んでいただきました。最初に言いましたが、やっぱりいざというとき役に立つのは地元の業者ですね。そして給水活動をしていただきましたえびの駐屯地、非常に助かったわけですね。  たまたま鹿児島のテレビを見ておりましたら、この凍結の修理作業をされた管工事組合の方に、行政が感謝状を贈られておりましたですね。テレビでわざわざ出ていました。市長、やっぱりそれぐらいの取り組みはしたほうがいいのではないですか。もちろんお礼状は出されたと思いますけどね。いや、やっぱり広報なんかで、それだけ世話になったんだと、助かったんだということがあれば、一ページ、二ページ特集でもいいんですよ。そういう写真もちゃんと撮れていると思うので。そうすることによって、市民にもいろいろな形で理解が求められる。  市長、お礼状は出されましたか。 ○市長(村岡隆明君)  事件が発生してすぐは大変お忙しい状況だと思っておりましたので、二月二日に理事長様に直接お礼と激励を申し上げさせていただいたところでございます。 ○八番(上原康雄君)  管工事の業者の方と自衛隊には、やっぱり庁舎に来てもらって、感謝状を贈るぐらいの気持ちがあっていいのではないですか、市民を代表してですね。それは半端な仕事ではなかったと思いますよ、この管工事の組合の修理作業は。私も現場を見に行きましたけれども、事務所にも行かせてもらいました。もうひっきりなしやったですね、電話が。どういう対応をされるのかなと見ていたら、やっぱりお得意さんやらいろいろおるんで、大体事務員の方が捉えておられますね。黒板にずっと書いていかれる。ひとり暮らしの高齢者を優先にということが書いてあるんですね。市長、あなたはそこは確認されていないでしょう。業者というのはそこまでちゃんと読んでいるんですよ。  修理をすっとが当たり前、業者やっで。そういうものではない。それが人間とのつながりではないのですか。信頼関係というのはそこにあるのではないですか。私は古い人間かもしれませんが、そういうものだけを大事にしてきた一人であります。市長、そこら辺をもう一回ちょっと考えてみていただきたい。考えてほしいというところであります。答弁は要りません。  続きまして、管理職の職責についてということであります。職員の人材育成についてということで、過去何回となく言ってまいりましたが、いよいよもう職員の異動時期であります。退職者もおられれば、そういう形の流れが来るのが事実であります。  今までもずっと聞いてまいりましたが、どういう流れでしていくのか。所属長のそれぞれの聞き取りもするということで、ずっとおられましたが、今の状況はどういう形をされているのかお聞かせを願います。 ○総務課長(宮浦浩二君) 人事異動前の総務課としての対応ということでお答申し上げます。
     これまで、各所属長と総務課長での面談でヒアリングを行っております。その中で、全課長、事務局長から各課における仕事の進行状況でございましたり、職場内での人間関係、あと異動対象時期が来ておりますおおむね三年でございますが、そういった職員の担当状況の聞き取り等を行ったところでございます。 ○八番(上原康雄君)  毎年同じような流れで、そういう形をされていることもよくわかっております。やっぱり人の配置を間違うと、あらゆるところに支障を来すということは言うまでもないことでありますが、いろいろな角度から総合的に判断をして、適材適所、それが基本だと思いますので。  やっぱり毎年長期休暇をとられる方もおられますので、そこ辺もメンタルの面やら、いろいろなところを判断して、一番いい形の職員配置ができるように。そうでないと、市民サービスへの低下につながるわけでありますので、いつも言いますが、職員が変わろうと誰に変わろうと、仕事は同じレベルでできるんだと、市民はみんな思っているわけでありますから、職員が変わったから、ここの部分はできなくなったというのは通用しません。そういう感覚で、人事配置については取り組んでいただきたいと申し上げておきます。  続きまして、観光行政についてであります。スポーツ合宿についてということで通告を出しておりました。ここ何年かやっぱりいろいろな取り組みをされております、観光商工課の職員、それぞれいろいろな形で取り組みをされておりまして、スポーツ合宿の成果も出てきているように思います。  そこでお伺いいたしますが、今後、こことここをどうすればよくなるのではないかなと、こことここがちょっと厳しいなというようなチェックした場所がある、チェックしている部分があれば、わかっておられればお聞かせを願いたい。 ○観光商工課長補佐(松葉洋之君) 現在、合宿誘致に向けて、都市圏のエージェントの訪問や県のコンベンション協会が主催する合宿セミナーに参加するなどいたしまして、合宿地としてのPRに努めているところでございます。しかしながら、助成制度自体はどこの自治体も実施しておりますので、今後は受け入れ態勢の整備、おもてなしの向上など、そういった面での取り組みが必要になっており、合宿全体に対し、体育施設や宿泊施設についてアンケート調査等を実施しながら、受け入れ態勢の向上に努めておるところでございます。 ○八番(上原康雄君)  今、答弁いただきました。やっぱり施設の充実というのが一番大事だと思うんですね、いろいろな合宿を誘致するのにも。しかしながら、いわゆる宮崎あたりのああいうすばらしい施設というのは、えびので、今、到底つくれるはずもない。財政的余裕もない。しかしながら、最低限度の施設の拡充を図れば、前も言いましたが、それぞれの一流のチームではない大学チーム、いわゆる職場のチームとか、そういうののキャンプ、合宿は十分対応できているわけですね。結構評判もいいところもあるわけですね。どうしてもやっぱり自分が今思うに、永山運動公園の拡充ですね、これが一番大事ではないのかなと、大事だと思うわけであります。  市長に伺います。このスポーツ合宿についてのということで、どうしてもやっぱり今永山運動公園のところも問題がありますし、今、コカ・コーラの南側の河川敷ですね、あそこも今整備されつつあります。あともう一つやっぱり、もう少し施設の拡充というのが、そんなに金をかけなくてもできるところはあると思うので、永山運動公園の拡幅というのがどうしても私は必要だと思うんですが、市長の意気込みをお聞かせ願いたい。 ○市長(村岡隆明君)  永山運動公園の拡充につきましては、地元の利用者の皆さん方からも強い要望をいただいているところでございます。教育委員会のほうで、今、計画を練っていただいておりますが。財源の確保の問題がございまして、少し後年度にずれる予定になっておりますが、事業としてはしっかり進めていきたいと思っておるところでございます。 ○八番(上原康雄君)  前向きに動いていくという市長の決意でありますから、どうしてもやっぱりこれは永山運動公園の拡充というのは、どうしても必要だと思うので、取り組んでいただくように申し上げておきます。  それともう一つ、京町温泉マラソン大会についてであります。先ほども答弁をいただきましたけれども、ことしは記念大会であります。さっき同僚議員の質問に答えた答弁の中で、ことしもやっぱり十キロはちょっとできなくなったと、十キロはちょっと厳しくなったということで、十キロの部が一番参加者が今まで多かったと私は理解をしておったんですが。私もずっとやっぱり走ることに興味があって、ずっと走っておった人間です。毎年知り合いが走ってきます。三キロ、五キロではちょっと物足りない、ハーフはちょっと重過ぎる、できれば十キロが走りたいという声があることも事実ですね。  コースの設定で難しいという判断だと思うのですが、いろいろな大会のところをちょっと私なりに調べてみました。ハーフの部のところで一緒にすればいいのですよ。ハーフのコースをスタートをして五キロのところで折り返せば十キロになるんです。スタートの時間をずらせば、全然競合しないんですね。そういうところをやっている大会もありますよ。あえて十キロのコースを別につくる必要はない。簡単な言い方をするかもしれませんが、そういう取り組みをしているところもあるんですね。ですよね。ハーフの二十キロの部門のところのコースを、スタートから五キロのところを折り返せば、もうそこで十キロ確保できますよ。そしてハーフの部は、時間帯が長いから、その十キロはほとんど競合しないんですね。ずらせば。それも一つの方法かもしれませんが、いろいろ問題あるかもしれません。十キロの部がどうしても欲しいという声があることも事実ですね。そこ辺も少し考えていく必要があるのではないかなと思います。  この十キロの部について、どのような感じを持っておられるのかお聞かせを願います。 ○観光商工課長補佐(松葉洋之君) 十キロのコースについては、そういった参加者が多いという声が多いということは聞いております。今、御指摘ありましたとおり、ハーフのところであればできると、半分にすればできるという御指摘もいただいたところでございます。  大会の実施内容につきましては、実行委員会のほうで決定していくことになりますので、今後、距離が、ハーフのところでやるとなると、やっぱり運営時間をまた考え直すとか、そういった問題、あと参加者がふえれば、テントの増設であるとか、そういったシャトルバスの増加、そういったところもひっくるめて考える必要が出てくるかと思います。そこ辺も絡めまして、実行委員会の中で御意見を参考に、今後、検討させていただきたいと考えております。 ○八番(上原康雄君)  いろいろと問題点があるかもしれませんが、方法によってはできる可能性もあるわけでね。どうしてもやっぱり十キロというのも、ちょっと先々また復活するような形の取り組みをしていただきたいと申し上げておきます。  最後になります。企業誘致についてであります。この企業誘致活動状況については、この後、全員協議会があるようになっております。その中で、いろいろなまた報告があると思いますので、私なりに言わせてもらえれば、一回一回明るい先行きが見える答えが返ってくるはずでなければいけないのに、どんどんどんどんかすみがかかっていって、先が見えないような形になってくる。  この前の水質検査、地盤調査にしても、ちゃんと資料はあるのに、こちらから要求しないと、それまた出さない。都合が悪かったから出さんかったのかな。そうではないんですけれども、やっぱりそこ辺がおかしい。  あの水質検査のいろいろ見させてもらいましたが、水質検査だけで一千万円ぐらいかかっちょったですね。その割には検査内容が私に言わせればお粗末ですよ。たった四項目、五項目ぐらい。あれだけ金をかけるんであったら、もう少し、まだ厳しい水質検査があってもいいのではないですか。そうすることによって、企業側にも、逆にアピールできるのではないのですか。ここまでしていましたと。この前の説明であれば、それから先は企業が、どういう水を使う会社かどういうのかなったとき、それではまたすればいい。そういう問題ではないと思うんです。  いろいろ専門的には、それで済むかもしれませんけれども、私の素人考えでは、もう少し何か釈然としない。何なのかなと。どうも後手後手に回っている。自信を持ってすればいいんですよ。自信がないからできないのではないですか。それがもろに伝わってくるから、よからぬ不安を皆抱かないかん。もちろん議員も、市民も。できることはできる、できないことはできない、白か黒しかないんですね。どっちでんよかという表現はないんですね。まして議員は、その判断を下さなくてはいけない。その判断材料がそろわない限りは、議会は動けないわけです。私はそこだと思います。  いろいろなことを言ってまいりましたけれども、市長、そのときどう動くか、どう動かすか、それはあなたのあなた一人で独断で判断しなくてはいけないときが来るんですよ。  今回はちょっと言葉づかいも荒くなったかもしれませんが、市民によからぬ出費を出したり、そういうことはなるだけやめてもらいたい。以上で終わります。 ○議長(竹中雪宏君)  ほかに一般質問の通告はありません。以上で一般質問を終結いたします。  日程第二、議案第三十九号平成二十七年度えびの市一般会計予算の補正(第八号)について、日程第三、議案第四十号平成二十八年度えびの市一般会計予算の補正(第一号)について、以上一括議題といたします。  市長に提案理由の説明を求めます。市長。 ○市長(村岡隆明君)  それでは、本日追加で提案いたします議案について、その提案理由を御説明いたします。  議案第三十九号平成二十七度えびの市一般会計予算の補正(第八号)について御説明申し上げます。  平成二十七年度えびの市一般会計予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ二百一十万円を追加し、補正後の予算総額は、歳入歳出それぞれ一百一十八億九千六百七十万六千円となります。今回の補正の歳出としましては、農林水産業費の農地集積推進事業に係る機構集積協力交付金の増額であります。歳入としましては、歳出に係る財源として県支出金を増額するものであります。  議案第四十号平成二十八年度えびの市一般会計予算の補正(第一号)について御説明申し上げます。  平成二十八年度えびの市一般会計予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ三百五十万六千円を追加し、補正後の予算総額は、歳入歳出それぞれ一百二十九億五千八百五十万六千円となります。今回の補正は、えびの産ヒノヒカリが日本穀物検定協会における平成二十七年産米の食味ランキングで特Aランクを獲得したことに伴うものであります。歳出としましては、農林水産業費の農畜産物銘柄確立対策事業に係るえびの米販売全国展開推進事業補助金の増額であります。歳入としましては、歳出に係る財源として繰入金を増額するものであります。  以上、御提案申し上げましたが、何とぞ御賛同賜りますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(竹中雪宏君)  説明が終わりました。  これより質疑に入ります。なお、質疑につきましては、申し合わせにより、自己の所属する委員会の所管事項に関する事項は自粛する、ただし市長、副市長等の見解を求めるものを除くとなっておりますので、御了承願います。  質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(竹中雪宏君)  質疑なしと認めます。  以上で質疑を終結いたします。  これより付託を行います。ただいま議題となっております議案第三十九号及び議案第四十号につきましては、議席に配付いたしております議案付託表のとおり、それぞれの委員会に付託します。  日程第四、今期定例会において受理した請願及び陳情につきましては、議席に配付いたしております請願文書表及び陳情文書表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。  以上で本日の日程は全部終了いたしました。  お諮りいたします。明日五日から二十二日までは委員会審査のため休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(竹中雪宏君)  御異議なしと認めます。よって、お諮りのとおり休会することに決定いたしました。  次の本会議は、二十三日午前十時から開きます。  本日は、これをもって散会いたします。                     散会 午後 三時 四十分...