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平成25年 1月臨時会(第 1号 1月21日)

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  1. えびの市議会 2013-01-21
    平成25年 1月臨時会(第 1号 1月21日)


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    平成25年 1月臨時会(第 1号 1月21日)                      平成二十五年 一月 二十一日 午前十時開会 第  一 会議録署名議員の指名 第  二 会期の決定 第  三 議案第  一号 えびの課設置条例の一部改正について           本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件    一 会議録署名議員の指名    二 会期の決定    三 議案第  一号 えびの課設置条例の一部改正について 出 席 議 員(十四名)     一番   蔵 園 晴 美  君     一〇番   井川原 志庫男  君     二番   松 窪 ミツエ  君     一二番   高牟禮 宏 邦  君     三番   北 園 一 正  君     一三番   宮 崎 和 宏  君     四番   上 原 康 雄  君     一四番   外 園 三千男  君     五番   池 田 孝 一  君     一五番   栗 下 政 雄  君     六番   竹 中 雪 宏  君
        七番   本 石 長 永  君     八番   西 原 義 文  君     九番   西 原 政 文  君 欠 席 議 員(一名)    一一番   溝 辺 一 男  君 議会事務局職員出席者   事務局長    杉 元 真 一 君   議事運営係   木 下 哲 美 君   事務局次長   萩 原 博 幸 君   議事運営係長  下牟田 一 仁 君 地方自治法第一二一条による説明のための出席を求められた者   市長      村 岡 隆 明 君   副市長     酒 匂 重 久 君   教育長     萩 原 和 範 君   総務課長    野 間 教 昭 君   企画課長    馬 越 脇 浩 君   財政課長    原 田 和 紀 君   財産管理課長  下 原 龍 一 君   建設課長    森     賢 君   畜産農林課長  吉 留 伸 也 君   市民課長    柳 田 昭 雄 君   環境業務課長  福 田 孝 正 君   会計管理者   上加世田 章人 君                     開会 午前 十時  〇分 ○議長(蔵園晴美君)  ただいまから、平成二十五年一月えびの市議会臨時会を開会いたします。  ただいまの出席議員は十四名で定足数に達しております。  報告いたします。溝辺一男議員から本日の会議に欠席する旨の届け出がありますので報告いたします。  これより本日の会議を開きます。  本日の会議は、議席に配付いたしております議事日程第一号によって進めます。  この際、諸般の報告をいたします。監査委員から平成二十四年十一月三十日付え監発第六十六号及び平成二十四年十二月二十六日付え監発第六十七号をもって、例月現金出納検査結果報告書が、平成二十五年一月七日付え監発第六十九号をもって財政援助団体等監査に係る監査報告書が提出されましたので、閉会中、各議員に配付しておきましたから御了承願います。  これより本日の日程に入ります。  日程第一、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第七十八条の規定により、議長において、二番松窪ミツエ議員、三番北園一正議員及び九番西原政文議員の三名を指名いたします。  日程第二、会期の決定を議題といたします。  今期臨時会の日程は本日一日間とする旨、議会運営委員長から報告がありました。  お諮りいたします。議会運営委員長から報告のとおり、今期臨時会の会期は一日間とすることに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(蔵園晴美君)  御異議なしと認めます。よって、今期臨時会の会期は議会運営委員長から報告のとおり、本日一日間とすることに決定いたしました。  日程第三、議案第一号えびの課設置条例の一部改正についてを議題といたします。  市長提案理由の説明を求めます。村岡隆明市長。 ○市長村岡隆明君)  それでは、本日一月臨時会に提案いたします議案について、その提案理由を御説明いたします。  議案第一号えびの課設置条例の一部改正について御説明申し上げます。  組織の再編につきましては、柔軟で機動的、効率的な組織運営の構築を図るため、平成二十三年度より二カ年かけて組織の見直しを行うこととし、今年度は、市民協働課新設等を行ったところであります。  総仕上げとなる今回の再編につきましては、まず一点目が市民課環境に関する施策や啓発、生活環境に関する苦情等への対応、環境業務課廃棄物処理や再資源化不法投棄の対応と、環境に関する業務が分かれておりましたが、環境行政を効率的に進めるためには一体的に行う必要があるため二課を統合し、市民環境課とするものであります。  二点目が現在の畜産農林課建設課は、過去の再編で農村整備課を含む三課を再編統合し設置したものですが、再編以後、特に畜産農林課物産館新規就農農畜産業振興策の強化など、諸課題への対応を求められており、これらに柔軟かつ機動的に対応するため、二課を畜産業振興等を主業務とする畜産農政課道路橋梁等の整備を主業務とする建設課土地改良事業農村環境整備を主業務とする農林整備課の三課に再編するものであります。  最後に、私有財産管理業務財産管理課財政課の二課に一部またがっており、非効率となっていること、また入札及び契約業務対応窓口が分散していることから、管財業務財産管理課、入札及び契約に関する対応窓口財政課へそれぞれ一元化するため、財政課財産管理課分掌事務を見直すもの、以上三点であります。  なお、本条例の改正に伴い、えびの廃棄物減量等推進会議条例及びえびの林業振興審議会設置条例を整理する必要がありますので、あわせて本条例の附則で一部改正をお願いするものであります。  以上、御提案申し上げましたが、何とぞ御賛同賜りますようお願いいたします。  ただいま、えびの廃棄物減量等推進審議会条例のところを会議と申し上げましたが、審議会条例で訂正をお願いしたいと思います。 ○議長(蔵園晴美君)  説明が終わりました。これより質疑に入ります。  質疑通告のため、そのまま休憩いたします。                     休憩 午前 十時  八分                     開議 午前 十時  九分 ○議長(蔵園晴美君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑の通告がありますので、順次発言を許します。  まず、三番北園一正議員の発言を許します。北園一正議員。 ○三番(北園一正君)  それでは、今回の第一号についてお尋ねをしたいと思います。  ただいま、市長のほうから再編の理由等について説明がございましたけれども、まず一点目、環境行政効率化を進めるために市民環境課とするというようなことの説明がございましたが、説明の資料をいただいておりますけれども、その中に二番目に環境行政を効率的に進めるためには一体的な組織化が問題となっていたということでございますが、もう少しこれを具体的に説明をしていただきたいと思います。 ○財政課長原田和紀君)  これまで環境行政につきましては、環境の啓発につきまして市民課一般廃棄物の処理の関係につきまして環境業務課で行われておりまして、一部市民課環境業務課市民からの要請によりまして一部二重行政的に両方の課で対応するというような状況が見受けられております。  環境行政を一つの課の中で取り組むということで、効率的に行政が進むという観点から市民課環境業務課を統合するという考え方でございます。 ○三番(北園一正君)  今課長のほうから説明をいただきましたし、またいろんな私どもがいただいている資料を見させていただきますと、窓口業務ですね、苦情処理とかいろんな問題の窓口業務が二本立てになっているから、それをどうしても市民ニーズに応えて一本化して環境行政を進めたいというのが主たる再編の目的ですか、どうなんですか、ほかにございませんか。これが本当にただ一点だけの目的なのかどうか説明してください。 ○財政課長原田和紀君)  市民課環境業務課の統合によりますメリットについて御説明をさせていただきたいと思います。  市民課生活環境係におきまして、環境基本条例環境基本計画に基づく環境に関する施策、生活環境に関する苦情への対応、環境業務課においては廃棄物処理に関する実務に分担されている環境行政について、課を統合することで課長のもと一体的に取り組むことが可能になることがまず一つ。  市における環境関係の窓口がこれまで市民課環境業務課か不明確であった部分が市民環境課として一本化されることが大きなメリットとして考えられるということでございます。以上です。 ○三番(北園一正君)  今課長のほから説明していただきましたが、市長にお伺いしますけれども、市長市民課環境業務課の統合というのは、主たる目的は、環境行政を一本化したいというのが主たる目的という確認でよろしいですか。 ○市長村岡隆明君)  はい、今回の組織再編につきましては、昨年度と本年度二カ年にわたって再編をまとめたわけでございますが、基本的には現在の職員の三百人体制の中で一番効率的な市民サービスが提供できるようにということの枠の中で環境行政につきましては、今課長が述べましたような問題点もございましたので、そういったものを解決するということで、今回の組織再編を提案させていただいているところであります。 ○三番(北園一正君)  それでは、ちょっと内容についてお伺いをしたいと思います。  資料をいただいておりますので、その資料に基づいて説明していただきたいと思いますが、この事務分掌の流れとして六ページ、七ページですけれども、これについては、市民生活部門の中の市民環境課業務、六ページに書いてございますね、それについて市民年金係生活環境係があって、その市民環境課の施設として両出張所、それに美化センター廃棄物処理場環境センターということがございますが、これについて、流れについてどういう議論がなされてこういったような組織になったかということ、先ほど環境業務の統一ということの話がございましたけれども、この本庁の係とこの施設との関連について、どのような議論がなされたか説明してください。 ○財政課長原田和紀君)  現在の市民課生活環境係、それと環境業務課施設業務係、こちらが統合することで一つの係にできないかという検討を当初いたしております。  しかしながら、実際の受け持っている業務、例えば浄化槽の申請の受付につきましては、これを統合することで、例えば今の美化センターのほうに係を仮に一つにした場合に、実務的に市民の方に御迷惑をかけるという状況が考えられました。  というのは、浄化槽申請につきましては、農業委員会水道課、複数の庁内での課での決裁における合議が必要でございます。そういったものを考えますと、美化センターのほうに持っていくということは、どうしても市民の方にとっては不便というようなことがございました。そういったもろもろの事務的な事情を考えましても、やはり基本的には係は別で、今の業務をそれぞれの今の市民課のほうで今の業務は行う。それと環境業務課に統合された後、美化センター環境施設業務係として従来の業務はそれぞれ引き継いで行うといった形で、ただ単に環境行政を一本化するという形のほうが望ましいという最終的な結論に至っております。  少々長くなりましたが、以上でございます。 ○三番(北園一正君)  課長の説明を私なりに解釈をいたしますと、要は今現在行っているいろんな苦情処理とかごみの不法投棄のいろんな受付とか、合併浄化槽業務市民課にあって、その他のごみ処理については、美化センターで行っていると。そういったような中で、特に苦情処理の受付、不法投棄等の苦情について二重行政になっているから、生活市民課環境業務課を一緒にしたいというようなお話のように私は理解するんですが、市長に見ていただきたいんですけれども、先般一回目で市民協働課を設立されましたけれども、それについては、やはり市民のいろんな市民行政を一括してやりたいということで、自治公民館とかいろんなやりたいということでされたわけですが、この十四、十五ページを見ていただきたいと思いますけれども、市民課行政の中の生活環境係ですね、市民課には年金のほう、それから戸籍業務のほう、それと全く区分されて生活環境係の中に課内の庶務及び財務に関すること、(二)行政相談に関すること、消費生活に関すること、特に庁内の案内に関すること、一から四までについては、どちらかと言いますと、市民協働課でできる、やらなくてはならない仕事のように思われますし、今環境行政を特に一本化してやりたいということになりますと、この(五)から(十)までについては、当然これは環境行政の中ですが、そこで私が言いたいのは、これは市民課環境業務課を一緒にするということが前提になっておりまして、この先ほど言いました生活環境係市民協働課に一緒にするという議論は全くなかったんですか。私は逆にこういうものがあってしかるべきだと思いますけれども。今、市民協働課については、三階に構えていらっしゃって、どっちかというと、市民皆さんとのかけ離れがあると。  逆に、この市民協働課と私が言いましたこの生活環境係の直接市民に触れ合う業務について、市民協働課として一緒にやる方法は全く議論されなかったんですか、どうなんですか。 ○市長村岡隆明君)  今の生活環境係の中の行政相談であったり、消費生活に関する部分等市民協働課のほうで検討されなかったかということでございますが、昨年度市民協働課を新設する際に、そういった業務を新しくつくる課でございましたので、どういった部分を一つの課にまとめるかということの中では検討いたしましたけれども、行政相談消費生活に関しては、市民と協働ということよりも、市民の相談を受けると、市民とともにできる部分ではないという判断で市民協働課の中には入れなかったところであります。 ○三番(北園一正君)  それは、市長のその場当たり的な答弁のように私は解釈しますけれども、やはり市民協働というのは、いろんな行政市民と協働で進めるというよりも、市民皆さんのそういったような行政相談とか生活相談とか、そういうものを含めての市民協働じゃないんですか。何か場当たり的な答弁になっているんですけれども、もう少しそこら辺は市長の考えを示してください。 ○市長村岡隆明君)  現在市民課で取り組んでいただいています今の行政相談であったり消費生活庁内案内、こういったものはあくまでも市民の方々が相談に来られて、それの解決に当たると、市民協働というところでは市民と本当に一緒になって一つの問題解決をやっていきたい、そのまちづくりに特化した課ということで設置いたしましたので、この業務は別ということで考えているところです。 ○三番(北園一正君)  余りこれでいいんですけれども、特に行政相談というのは、市民協働の仕事じゃないんですか、行政相談に関することということですから。どうなんですか、この一点だけ。 ○市長村岡隆明君)  行政相談の中には、ひょっとしたら市民と協働して解決できる問題等も相談にあるかもしれないと思っていますが、ここでの行政相談というのは、市民の方が単純に困っていらっしゃる部分を法的に解決したりとか、そういったアドバイスをする部分でございまして、一緒に相談に来られた方と問題を解決するというようなことがあれば、それは市民協働課で取り組んでいくべき内容になってくるというふうに考えております。 ○三番(北園一正君)  これについては、もう次に進みたいと思いますけれども、今この案をみますと、これは十三年前にこの環境行政について不詳事件が発生をし、懲戒免職処分、またそれ以上の不幸な事件も発生したことは市長も、ちょっと今議事録をいろいろ調べていますけれども、現市長は、その当時の議員として、その議会のやりとりなんかを十分承知のはずだと思います。  その中で一番、私は附箋をつけておりますけれども、このときに議論になったのが、決裁区分の問題で、やはり問題があったというようなことで議論がなされておりまして、当時の議員が質問をなされ、そして当時の市長はやはりその当時の事件については、個人の責任はもちろんのことですけれども、やはりその要因としては、組織のあり方が問題であったということが答弁されております。ちゃんと議事録に載っているんですよ。  そうしますと、その当時の組織体制は、環境保全課でございました。環境保全課の組織としまして、課長が本庁に在席をし、そして今課長のほうから説明がございました合併浄化槽処理等についても環境保全課業務で、職員が本庁に在席をし、そしていろんな苦情処理等についても本庁で受け付け、また特にごみの不法投棄については、美化センター等で受付をしておりましたけれども、やはりこのシステム上、特に決裁の中で不詳が生じてこういったような事件に発展したということで答弁されておりますけれども、市長はその当時議員として議場で十分承知だと思いますけれども、これらの教訓を踏まえて、今度の再編について、どういったような指示をされたかお伺いします。 ○市長村岡隆明君)  環境センターに以前は技師が一人おりまして、決裁権者が本庁ということで、環境センターに配置されている技師が決裁を一々本庁まで取りに来なければいけなかったということがありまして、その後は美化センター内にその技師を設置するようにいたしまして、決裁の手続も効率的になったということで、その部分でまず問題解決はなされているというふうに考えております。  今回の組織再編の中でも課長という立場は、本庁のほうに移りますけれども、所長決裁ということで、美化センター所長にも決裁権限を与えて、美化センター内で決裁がとれるシステムになっておりますので、技師が一々本庁に来るという機会は、これまでと同様少ないというふうに考えております。 ○三番(北園一正君)  後ろの三十一ページから見ていただきたいと思いますけれども、今市長は当時の決裁区分が複雑でああいったような事件が発生したのが背景にあったと。そして決裁区分を変更したいというようなことでされましたけれども、これを見てみますと三十ページの上に生活環境課については、両出張所長のほか美化センター最終処分場環境センターということを置いて、七ページ、三十一ページ、代決規定の中で、専決区分の中で、課長または出張所長等、等というのがここに美化センター最終処分場環境センター所長が入るように、私はこの書類から見て解釈したんですけれども、等というのはどこを指すんですか。私が言った美化センター最終処分場環境センター所長でよろしいんですか。 ○財政課長原田和紀君)  出張所長等とは、飯野出張所長真幸出張所長美化センター所長最終処分場所長環境センター所長を言うものでございます。 ○三番(北園一正君)  今ここに丸がずっとしてございますよね。これが美化センター最終処分場環境センター専決処分であって、一番決裁の多いのが財務規則を見ていただきたいと思いますけれども、財政課長、お願いしますけれども、この美化センターにかかる二十万円以上の決裁は、生活環境課長を経由して、財政課長を経由してということに私は解釈しているんですけれども、それでよろしいんですか。美化センター所長が印鑑を打って、そして市民課長決裁をして、そして財政課長の経由をして、またそれなりの金額に応じて上司の決裁を受けると、そういうシステムじゃないんですか、どうなんですか。 ○財政課長原田和紀君)  美化センター所長で申し上げます。美化センター所長最終処分場所長環境センター所長決裁することとなる区分につきましては、従来課長が、飯野出張所長真幸出張所長が行っている区分にあわせて設定をしたものでございまして、今、北園議員さんおっしゃられた旅行命令に関する命令、それと財政に関しては、合議先ということで、よろしいですか。 ○三番(北園一正君)  資料の四十ページを皆さん見てください。  第五十五条の中に、財務規則対照表の中に、課長等は前項に掲げる経費の中で、二十万円を超えるに係る予算の執行については、両所長美化センター所長最終処分場所長環境センター所長は、市民環境課長を経なくてはならないと。現在は、環境業務課ですから、この二十万円の決裁環境業務課美化センターで直接これを決裁をして、そしてすぐ財政課長に合議をしてそれなり決裁でよかったんです。  しかし、今度の改革については、美化センター所長決裁を受けて、そして市民環境課長決裁を受けて、財政課長決裁を受けて、またそれなりの副市長なり市長決裁を受けるようになって、これは全く十三年前の決裁システムに先祖返りした決裁区分なんです。そうじゃないですか。そうであるかないか説明してください。十三年前の決裁区分と一緒だと、どうですか。 ○環境業務課長福田孝正君)  十三年前につきましては、当時環境センターに技師が一人おりまして、二十万円以下につきましても全て決裁は本庁に出てこなければならなかったということで、今回の組織再編につきましては、二十万円以下につきましては、美化センターで完結すると。それ以上につきましては、従来どおり本庁に出てきまして、上司の、市民環境課長の合議が要りますけれども、本庁に出てきまして、上司の決裁をいただくということで、そこら辺は変わっているということでございます。 ○三番(北園一正君)  今説明をいただきましたけれども、ちゃんと財務規則には二十万円以上は美化センター所長なりそれぞれの所長は、本庁の在席する市民環境課長を経て、所管課長になりますからね、そして財政課長等決裁を経て上司の決裁を受けると、これは全く十三年前と同じシステムに返ったんですよ。実際どう言われようと、二十万円以下は以前も二十万円以下については、やはりその所長のそれぞれの決裁区分であったわけですから、この二十万円というのは変わっていないわけですからね。  だから、私が言いたいのは、やはりこの決裁というのが、参考までに言っておきますけれども、課長、この二十万円以下の決裁、そして先ほどあった課長等専決処分の丸があったやつは非常に少ないんですよ。逆に美化センター等については、この二十万円以上の決裁区分が非常に多いのも事実、恐らく八〇%以上ありますでしょう、この二十万円以上の決裁が。それは全て本庁に在席する市民環境課長決裁を受けるシステムになることも間違いないんです。違うんですか、違ったら説明してください、どうですか。 ○財政課長原田和紀君)  現行の決裁権限につきましては、既に二十万円以上につきましては、環境業務課美化センターで申し上げますが、課長決裁の後、本庁でその合議区分に従いまして財政課長でありますとか、会計管理者でありますとか、合議をいただいて副市長なり決裁をいただくという仕組みになっています。  今回の改正につきましては、ここに加えて直接の上司となります市民環境課長の合議を経るという、一つの手間が加わったということでございます。
    ○三番(北園一正君)  ですからね、当時そういったような事件が発生したのは、今環境センターは職員がいませんけれども、環境センターの職員、美化センターの職員、最終処分場の職員の皆さんが本庁に在席する環境保全課長、現在のこの条例改正を見ますと、市民生活環境課長です。その決裁を受けて、また財政課長決裁を受けるということで、今は環境業務課長については、美化センター所長を兼務して、ちゃんとそこで一本で済むんじゃないですか、わかりませんかね。環境業務課長は、美化センター所長でそこの決裁、みんな美化センターで済んで、市民課の窓口なんか全然寄らずに全部上に上がっているんですよ。  ですから、私はそれが複雑になったということを全く議論されなかったかということなんですよ。ですから、これはいろいろな案でされたんでしょうけれども、将来的に、ちょっと話はぶれますけれども、生活環境係の中で、事務分掌の中でこの生活環境係ですね、それについていろいろな環境行政やら書いてありますけれども、今度は大きな問題、環境業務ごみ処理、大きな問題について、今広域処理をするということで、ちゃんと決まっていますよね。それらについては、どこが担当して事務を進められるんですか。 ○環境業務課長福田孝正君)  現在環境業務課では広域問題につきまして、一応課長が各市町と協議をいたしております。協議いたしまして、その内容を市長に報告、また西諸の四R協議会がございますが、その中で首長同士の協議ということで現在広域化についても協議を進めているところでございます。  今後、市民環境課になった場合には、当然幹事会に出席といいましょうか、事務レベルでは美化センター所長が行うものということで、課長及び上司等とその最終的な協議につきましては整えていくということになろうかと考えております。 ○三番(北園一正君)  ですから、やはり今これから見ますと、とにかく今の窓口で受けている合併浄化槽の受付、それに伴う合併浄化槽の合議といいますか、そういったものがちょっと複雑化する。そしてごみ処理やらいろんなものについての苦情処理が二重になっているから、それを解決するためだけのこの市民課環境業務課の合併のように私はとるんですよ。  そこで、私が言いたいのは、やはり市長はこのマニフェストの中で、この十三の中で、いろんな民間でできることは民間でやりますというようなことで、先ほどから組織再編の総仕上げだとおっしゃいましたけれども、市長になられてどうなんですか、この課の組織改革なんていうのは、特に民間サービスの問題とか、人員削減の経費削減の問題あったんですけれども、このマニフェストに沿って市長がやられた行政改革部門というのは、何があったんでしょうかね。そしてこの際、今度そういったような美化センター等について、行政改革部門、市長がマニフェストに書いていらっしゃるそういう方向からは議論はなされなかったんですか、どうなんですか。 ○市長村岡隆明君)  この環境行政のみならず、全体的にアウトソーシングができるところはないかということで、法的にできる部分であったり、そういったことも当然指示をいたしましたので、この環境行政の統合の中でも、そういった検討はされたというふうに考えています。 ○三番(北園一正君)  どうなんでしょうかね、今ここに四ページの資料を見てください。市民環境課のいろんな一覧表をもらっているんですけれども、課の課長のもとに美化センターがあり、そしてその下には民間委託の業者がいらっしゃいます。そして本庁には生活環境係市民年金係、そして出張所、真幸出張所がありまして、市民環境課の職員数が二十四名ですね。そして管理委託業務が二十二名、これはニチゾウですね。それから保全、これを合わせますと四十六名の大所帯になるんですよ。そしてそのほか、さっき言ったごみ収集の直接収集部門についても、四社が入っていらっしゃいますし、相当な市民環境課長業務範囲が非常にふえるんですよ。そうしますと、今回また一回統合して、ちょっと都合が悪かったということで、ちゃんと畜産農林課はまた再編されるんじゃないですか。私はその二の舞になるんじゃないかと非常に心配しておるんですよ。  ここに予算等も書いてございますけれども、この予算等の中を見てみますと、清掃総務費というのが一十万八千二百円しか書いていないんですけれども、これについて、ほんのわずかなんですけれども、これは実際は四千一百六十五万一千円ありまして、これは正職員の人件費等を含めて、二十四年度の決算を見ますと、五億四千九万二千円ですよ。五億四千万円という美化センターの経費なんです。これを決裁をするためには、二十万円以下というのは、ほんのわずかの事務でその職員は美化センターに配属をされて、現在の美化センターに配属をされて、所長決裁を受けて、また市民環境課長決裁を受けて、また財政課長なりに行くようなシステムになっています。  そこで、二十四年度の予算もちなみに五億七千五百二十三万四千円という非常に大きな予算になっていますから、果たしてこのただ窓口業務苦情処理だけの一本化で考えて、この市民課環境業務課の統合を考えられたのかということにちょっと私は疑問を思うんですけれども、やはり一方では、先ほど申し上げましたように、逆に市民協働課と先ほど申し上げましたいろんな行政相談とか一から五、そこを統合して一本化し、そしてこの環境業務を一本化してするというのが私はいいんじゃないかと考えて、そこでまた具体的に中に入りますと、他の市町村においてこのほとんどごみ処理とかそういうものについては、民間委託を進んでおるんですけれども、この表を見ますと、美化センターには所長以下正職員が六名、臨時職員が三名、臨時職員の運転手作業員の方が七名という形で配置をされておりますし、先ほど申し上げました市長は、アウトソーシングを検討したと言われますけれども、この美化センター全体的なこの業務委託を考え、そしてこの管理部門、廃棄物処理環境業務の管理部門を本庁に統合し、技術管理者とかそういうのがいますけれども、技術管理者等についていろいろ確認をしてみますと、美化センターに常駐する必要はない、ちゃんと本庁に職員がいればいいわけですから、それを総括的に技術管理者と配置をして環境行政を行う、そしてこの現場については、もう少しアウトソーシングを考えるということ。市長はそこら辺を気づかれて指示はされなかったんですか、どうなんですか。 ○市長村岡隆明君)  アウトソーシングの検討の中で一番テーマにさせていただいたのは、実は美化センターでございまして、現時点ではなかなかそういった環境行政が複雑化する中で、民間に出すという心配等もございまして、今回はアウトソーシングというところまで至りませんでしたけれども、この組織再編でとりあえず二十五年度スタートさせていただいて、全体的なアウトソーシングについては、今後も当然引き続き並行して全体的に検討していく必要はあろうというふうに考えております。 ○三番(北園一正君)  先ほど説明の中で、この組織再編の総仕上げだったということでおっしゃいましたからあえて聞いたんですよね。それについては、このマニフェストにはちゃんと市長掲げていらっしゃいましたけれども、市長が就任されてから全くそういうのが見えてこないですよ。全くないでしょう。前市長、前々市長が給食センターからいろんな保育所とか、そういうもの、前市長、前々市長がされた部分だけであって、市長がマニフェストに書いていらっしゃいますけれども、全くないじゃないですか。  そこら辺をやはり私は、今大きな課題については、美化センターと今おっしゃいましたから、もう少し詰めてそういったものを検討していただいて、問題になっている環境行政窓口業務をどうすればいいかということを、私は提案したいのは、やはり市民協働課、そして市民課環境業務課、それをもう一回練り直して、本当に窓口業務、全部窓口業務じゃないですか。市民協働課も窓口でしょう。それから市民課も窓口でしょう、それで環境業務課も窓口じゃないですか。そこら辺をしていただいて、もう少し検討すべきだと思いますけれども、どうですか。恐らくは最終とおっしゃいましたけれども、総仕上げのあれだとおっしゃいましたけれども、本当に総仕上げで、今言ったようなことは今後取り組まれるんですか、どうなんですか。 ○市長村岡隆明君)  当然組織の再編というのは、時代、市民ニーズによって変わってくる部分があると思いますので、二十五年度のスタートはこれで行きたいというふうに考えておりますが、当然後年度も組織再編については、並行して取り組んでいくということを考えておりますので、そういった中で、市民ニーズを十分調査しながら考えていきたいというふうに考えております。 ○三番(北園一正君)  先ほど繰り返しますけれども、もう一回市民協働課市民課環境業務課、これはもう一回練り直してすれば、そういったような窓口業務なんか一括にできるんですよ。そういったものを希望しまして、これについては終わります。  それでは、二番目に建設課についてお伺いをしたいと思いますが、建設課のこれを見ますと、建設課業務の中に、資料の二ページに、再編の中で建設課の中でア、イ、ウありますよね、そこでウの中に都市計画に関する事項というのはここに掲げてございますけれども、具体的に今度は七ページを見てみますと、別表六条関係ですね、これずっと拾っていきますと、後のほうですね、建設課の建設係に(一)市道の改良及び舗装に関すること、(二)橋りょうに関すること、(三)国道及び県道に関すること、そして最後に都市計画等に関することと書いてございますが、かつてえびの市はまちづくりを推進するために都市計画課を設置しておりました。  しかし、行政改革のあおりを受けまして、建設課に都市計画課が統合され、実際は今現在は業務事務分掌の中には、条例等には書いてございますけれども、都市計画係とか、都市計画というものは実際表面に出てきていませんが、市長はこの都市計画に関する業務というのをどの程度理解をされて、今後この都市計画行政をどのように進められるか、ちょっと市長のお考えをお伺いしたいと思います。 ○市長村岡隆明君)  先日えびの市でも四十年ぶりに都市計画審議会を開催させていただきましたけれども、現在都市計画の見直しが長期間にわたって見直しされていないということが企業誘致等大きな面で支障になっている部分もございますので、現在真幸地区を中心に取り組んでおりますが、今後加久藤、飯野というふうに広げてマスタープランの作成も取り組んでおりますので、重要政策として進めていきたいというふうに考えております。 ○三番(北園一正君)  その重要政策として進めたいということでございますけれども、現在はこの事務分掌は建設係ですよね。建設係の配置表を見ますと、相当職員は苦労していらっしゃるような状況ですが、どうなんですか、都市計画行政については、今京町周辺の、今市長が説明されました都市計画の変更等で相当時間と労力を費やしていると思います。  そこで先ほどの議会で私が提案をいたしました景観条例の制定等もございますよね。それはあえて申し上げますけれども、いろいろ状況を調べてみますと、霧島山の山麓にももう既に中継基地は建っていますし、全く市は知らないのか。当然この景観条例については、一刻も早い制定が望まれるわけですよ。  そして今度は、都市計画の街路事業、えびの市には街路が相当指定されたものがございますが、今は飯野高校の前、あれは街路の一環でしょうけれども、都市計画事業ではなくして、別途の建設事業でされておりまして、実際今は都市計画事業というのは、取り組んでおられないわけですね。  そこでまちづくりを進めるためには、やはりこの都市計画街路事業というのを計画する必要があるんじゃないですか。  そこで一番今、近年問題になったのが加久藤橋ですよね。あれの加久藤橋の課長、ちょっと確認ですけれども、あれは都市計画街路でしょう。街路の中に入っていますよね。街路の中に入っていると思いますが、やはりいろんな今度の加久藤橋の議論の中の情報を私どもが入手した中では、やはり橋を架けかえてもらいたいというのが大方の予想です。当然あれはもう五十年、六十年近くなっておる段階で、耐震構造的には全く不合格の橋梁なんですから、当然あそこの安全を確保するためには、加久藤橋の架けかえというのも必要になってきます。加久藤橋の架けかえということは、松原交差点から橋を経由しての都市計画事業を実施しなくては、当然あの今期に発生した問題は解決できないんですよ。  そこで、どうなんですか。都市計画について、今後市長はいろんな街路が数本あるわけですよ。当然飯野高校の前が済んだら、ほかのところもいっぱいあるんですけれども、緊急に浮き上がってきたのが、この松原地域の都市計画事業ということになってくると思いますけれども、そこら辺について、今後のいろんな対策会議がございましたけれども、どの程度市長は説明されておるんですか。 ○市長村岡隆明君)  今回の事故に関して、都市計画について地元住民に説明はいたしていないところであります。 ○三番(北園一正君)  それはこれまでにしておきますけれども、もう少し市長、内容のある答弁をしてください。市長はしてないというふうに、自分はどう考えているかということを、将来ある問題、会議に送った問題をどう解決すればいいかと。まず市長が担当課長に指示をするなり、ましてや意見を聴取するなりが当然必要だと思いますよ。聞くところによると。 ○議長(蔵園晴美君)  北園議員、自己主張とか提案ではなくて、質疑ですので、あくまでも。それで進めてください。 ○三番(北園一正君)  はい、では都市計画の再編ですからね。都市計画の組織再編に関する重要なことなんですよ。 ○議長(蔵園晴美君)  重要は重要ですけれども、またその点について一般質問等でやってください。 ○三番(北園一正君)  それでは後に置きますけれども、そういった中で全くこの組織再編をもう少し、十分本当に現場が必要とする環境業務、それから市民協働市民課、都市計画、本当に行政が必要とする、そして市民が必要とする組織再編をもう一回再検討していただくことを希望しまして私の質疑を終わります。 ○財政課長原田和紀君)  申しわけございません。発言の訂正をお願いしたいと思います。  先ほど、市民環境課長決裁権限のところで、決裁と申し上げるところを合議と申し上げました。決裁に訂正方をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(蔵園晴美君)  しばらく休憩いたします。                     休憩 午前十一時  六分                     開議 午前十一時 十五分 ○議長(蔵園晴美君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、六番竹中雪宏議員の発言を許します。竹中雪宏議員。 ○六番(竹中雪宏君)  それでは、議案第一号えびの課設置条例の一部改正について質疑いたします。  中身に入ります前にお伺いしますが、臨時会というのは急を要する案件を審議する場と認識しております。したがって、本件については、昨年度から計画されていて、二十五年四月より実施される案件ですが、本来ならばもう少し早い時期に審議する案件と思っております。なぜ今回提出されたのか、まずこの件からお伺いします。 ○市長村岡隆明君)  これまでも一般質問の答弁等で二十五年度の四月一日から組織再編を完了するということを答弁いたしておりまして、十二月議会の当初予算で提案をさせていただく予定にいたしておりましたけれども、事務手続が遅くなってしまいまして、どうしても当初予算に間に合わないということで、十二月議会中の追加提案も検討いたしましたが、十分組織再編ということもありまして、議員さんたちの御意見を聞く場をつくったり、そういったことも必要であろうということで、全員協議会を開催させていただきまして、イレギュラーではございましたけれども、一月の臨時会ということで御提案をさせていただいて、二十五年度当初から反映させていただきたいというふうに考えております。 ○六番(竹中雪宏君)  それでは、まず一点目ですけれども、先ほど北園議員のほうからも質問があった案件で、重複する部分があるかもしれませんけれども、わからない点について質疑を行いたいと思います。  今回の組織再編について、先ほど質疑をされましたが、提案理由説明の中で、環境行政を効率的に進めるためには一体的に行う必要があるため、市民課環境業務課を統合して、市民環境課とするものでありますが、この件については、以前先ほどもあったように問題が発生して、現行に再編されたと聞いておりますが、今回二課を統合することで以前のような問題が発生することは予想されないのか、再度念のために確認をいたします。 ○市長村岡隆明君)  今回の組織再編をもって前回のような印鑑偽造というようなことが起きないのかという御質問でありますが、前回はその環境センターに一人の技術職員が配置されて、その職員が直接本庁まで毎回決裁のために来なければいけないという状況がございましたが、その事件を受けて、今回の組織再編とは別に、現段階で既に技術職員は美化センターのほうに配置されておりますし、そういった係員等が決裁が煩雑でそういった印鑑偽造というようなことをするということはないというふうに考えておりますので、前回のような事件は再発防止できているというふうに考えております。 ○六番(竹中雪宏君)  前回のような、以前のような事故は発生しないのではと、そういう考えのようでございますけれども、事故防止等についての議論も当然されたと思いますが、どのような議論をされて、どのような結論が出されたものかお尋ねいたします。 ○市長村岡隆明君)  現在の課長職が所長という立場にかわりますけれども、そういった形で職員の数も変更ございませんし、管理も十分できるというふうに考えております。所長がこれまでよりも一つ決裁がふえますけれども、十分管理はできるというふうに考えております。 ○六番(竹中雪宏君)  次に、美化センターについては、耐用年数等々もそろそろ来るのではないのかと思っているところでありますけれども、そのような対応等も視野に入れての統合ということで理解してよろしいでしょうか。 ○市長村岡隆明君)  先ほどの広域処理であったり、美化センターの耐用年数等も勘案した上での組織再編でございます。 ○六番(竹中雪宏君)  次に、本市の基幹産業は農業でありまして、中でも畜産が八〇%を占める中で、畜産課の設置要望等も出されておりましたが、今回畜産農林課建設課を三課に再編されることによって満足ではありませんけれども、一定の理解をいたしております。  特に、畜産部門においては、現在子牛部門は全共の効果や正月前の肥育牛出荷の集中、さらには以前発生した口蹄疫の影響により子牛の出荷減少等で肥育農家の牛舎に空きがあるため、ここ二、三カ月高い相場で取り引されておりますが、畜産部門を全般的に見てみれば、ここ数年大変厳しい状況と言わざるを得ません。  また、現在に至っては、配合飼料価格の高騰にどう対応するのかという問題も懸念されるところです。仮に一円の円安で飼料価格は一トン当たり二百二十円高くなり、これに伴って運賃、肥料、燃料、資材等々値上げの可能性もあり、こうした生産コストの上昇は農家がどのように努力しても解消できないと思っております。  さらには、二月末には米国産の牛肉の輸入規制等が緩和される見通しのようであり、畜産農家はさらに厳しい経営が続いてくるというふうに思います。このような情勢の中で、畜産農政課を新設されることについては、評価いたしますが、そこでお尋ねいたします。  改正に関する資料二ページの課の分掌の事務の畜産農政課の中で、畜産に関する事項がありますが、技術員は何名体制を考えられての改正であるものかお尋ねいたします。 ○市長村岡隆明君)  現時点では、平成二十五年度スタート時点では二名ということを考えております。 ○六番(竹中雪宏君)  現時点では二名ということでございますけれども、現在本市の職員の中に畜産農家を指導できる職員は何名おられるものかお尋ねいたします。 ○市長村岡隆明君)  現時点で組織として畜産農家を指導できる職員は、今申し上げました技術員が二名であります。職員全体としては、そういった専門的な知識を持っている職員もほかに二名いますけれども、直接農家に指導ができる職員は二名だというふうに考えております。 ○六番(竹中雪宏君)  私もそのように思っておりましたけれども、現在担当が二名、そしてあと二名の方におかれましては、課長職、あと二年、三年されれば退職、そういう状況ではないのかと思っておるところでございますけれども、畜産のまちと言われながら、現在室長一名、担当二名で十分な指導ができていると思っておられるのか、これではいけないというふうに考えておられるのか、そこらあたりをお示し願いたいと思います。 ○市長村岡隆明君)  現在の職員体制で畜産の振興に当たっているところでありますけれども、当然政策として取り組むべき部分であったり、今議員さんからおっしゃっていただいた、そういった人的な体制が十分であるかどうか、当然畜産の振興となりますと、JAさんであったり、ほかの技術者等の連携等も出てこようかというふうには考えておりますが、防疫、そういった面を考えますと、もう少し技術職が必要ではないかなということは考えておりますが、正職員の配置としては、二十五年度スタートはこの体制でいこうというふうに考えているところであります。 ○六番(竹中雪宏君)  関係機関との連携等々を含めて、今後推進してまいるということでございますけれども、先ほど私が一例を申し上げましたとおり、大変畜産農家の情勢というのは厳しいものがあるということは認識されておられるというふうに思います。  その中で、農家を指導できる一人前の技術員になるためには、一、二年ではできないと思っております。せめて四、五年はかかるのではないかと思っておりますが、そのようなことを勘案されて、技術員の新規採用等はどのような対応を考えて、今回の編成をされたものかお伺いいたします。 ○市長村岡隆明君)  畜産農家の指導等に関しては、必要性を感じておりますが、二十五年につきましては、新規採用の試験も終わっておりますし、考え方としては、新たに二十五年度当初から技術員を入れるという考えは持っておりませんけれども、そういった技術者の嘱託職員の採用であったり、そういった可能な部分を二十五年度では取り組んでいきたいというふうには考えております。 ○六番(竹中雪宏君)  二十五年度当初には、そういった新規採用等は考えておられないということでございますけれども、一昨日だったですか、小林の土木技師の追加採用、そういったこと等も記載されておりましたが、やはり先輩方々がおられるうちに、やはり新しい職員を育てていかないとなかなかえびの市の畜産は発展していかないのではないのかなとこのように思っておりますけれども、今後市長がそういったこと等を考えて、職員、畜産技術員の増等を計画されるものか、お示し願いたいと思います。 ○市長村岡隆明君)  今回の組織再編の中では、新規の部分というのは考えておりませんが、比較的現在市内の畜産技術員は、若い世代の方々じゃないかなというふうに思っておりますが、そういった畜産技術の世代交代といいますか、次の部分を育成するということでは、そういったことも必要な時期が来るというふうに思っておりますので、先ほど申し上げましたとおり、関係機関等とも調整をしていきたいというふうに考えております。 ○六番(竹中雪宏君)  次に、資料の三ページの係の比較の中で、畜産農政課の畜産振興室の考え方をお聞きいたします。 ○財政課長原田和紀君)  畜産農政課の再編後の四つの係の考え方について御説明申し上げます。  現在の畜産農林課に三室、三係、こちらにつきましては、畜産農政課に畜産振興室がそのまま畜産振興室、あと担い手対策室を二つに分けまして、担い手対策係と農政企画係、担い手は、これまでの担い手対策室の業務を主に行うもので、農政企画係につきましては、農政全般の企画を担当することになります。それと現在の農産園芸係をそのまま農産園芸係というふうな考え方で再編している案でございます。 ○六番(竹中雪宏君)  私が今質疑している内容と課長の答弁とはちょっと私も理解がしにくいわけでございますけれども、私は農政企画、担い手、農産園芸のことは一切尋ねておりません。畜産振興室の考え方を聞いているわけでございまして、現在の畜産課がそのまま畜産農林課の畜産がそのまま畜産振興室という形になるのですかということをお尋ねしているところでございます。 ○財政課長原田和紀君)  申しわけございませんでした、そのとおりでございます。 ○六番(竹中雪宏君)  そのまま現在の畜産係が畜産振興室という取り扱いのようでございますけれども、今までは畜産農林課のボリュームが大きかったために、畜産振興室が必要であったと思っておりますが、今回の再編案で畜産農政課農林整備課に二分されることになりますが、畜産振興係、畜産振興室ではなくて、畜産振興室を置けば室長が一人要るわけですね、畜産振興室長、そして技術員が二名、そういう体制になるわけでございますが、今後は課長の管理もかなり行き届いてくるのではないかと思うわけでございますけれども、そういったこと等を勘案されて畜産係、畜産振興係ということ等の協議はされなかったものかお尋ねいたします。 ○市長村岡隆明君)  畜産振興室が課長が新しい課の中で、畜産振興室ではなくて、係でもいいのではないかという御提案でありますが、やはり重要な施策を進める位置づけとして、係ではなくて室ということで対外的にも畜産振興につながる部分もございますので、室としては残そうということで結論を出したところであります。 ○六番(竹中雪宏君)  以上で終わります。 ○議長(蔵園晴美君)  ほかに質疑の通告はありません。以上で質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第一号につきましては、会議規則第三十六条第三項の規定により委員会への付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(蔵園晴美君)  御異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(蔵園晴美君)  討論なしと認めます。以上で討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  議案第一号えびの課設置条例の一部改正についてを採決いたします。  本案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(蔵園晴美君)  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  お諮りいたします。今期臨時会において議決されました議決案件などの字句、数字、その他の整理を要するものにつきましては、会議規則第四十一条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(蔵園晴美君)  御異議なしと認めます。よって、議決案件などの字句、数字、その他の整理は議長に委任することに決定いたしました。  以上で、今期臨時会に付議された案件は全て議了いたしました。  これにて平成二十五年一月えびの市議会臨時会を閉会いたします。                     閉会 午前十一時 四十分...