えびの市議会 2012-03-06
平成24年 3月定例会(第 1号 3月 6日) 開会
て
第 十四 議案第 十二号 えびの市使用料及び
手数料条例の一部改正について
第 十五 議案第 十三号 えびの市
福祉タクシー料金の助成に関する条例の一部改正に
ついて
第 十六 議案第 十四号 えびの市
児童扶養手当支給条例の一部改正について
第 十七 議案第 十五号 えびの市
重度心身障害者医療費助成に関する条例の一部改正
について
第 十八 議案第 十六号 えびの市
介護保険条例の一部改正について
第 十九 議案第 十七号 えびの
市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正につ
いて
第二十 議案第 十八号 えびの市小
集落改良住宅の設置及び管理に関する条例の一部
改正について
第二十一 議案第 十九号 えびの市
定住促進住宅の設置及び管理に関する条例の一部改
正について
第二十二 議案第二十 号 えびの
市立図書館の設置及び管理に関する条例の一部改正に
ついて
第二十三 議案第二十一号 えびの
市営運動公園の設置及び管理に関する条例の一部改正
について
第二十四 議案第二十二号 市道の
路線認定について
第二十五 議案第二十三号 平成二十三年度えびの市
一般会計予算の補正(第十号)につ
いて
第二十六 議案第二十四号 平成二十三年度えびの市
国民健康保険特別会計予算の補正
(第四号)について
第二十七 議案第二十五号 平成二十三年度えびの市
後期高齢者医療特別会計予算の補正
(第三号)について
第二十八 議案第二十六号 平成二十三年度えびの市
介護保険特別会計予算の補正(第四
号)について
第二十九 議案第二十七号 平成二十三年度えびの市
観光特別会計予算の補正(第四号)
について
第三十 議案第二十八号 平成二十三年度えびの市
水道事業会計予算の補正(第二号)
について
第三十一 議案第二十九号 平成二十三年度えびの市
病院事業会計予算の補正(第三号)
について
第三十二 議案第三十 号 平成二十四年度えびの市
一般会計予算について
第三十三 議案第三十一号 平成二十四年度えびの市
国民健康保険特別会計予算について
第三十四 議案第三十二号 平成二十四年度えびの市
後期高齢者医療特別会計予算につい
て
第三十五 議案第三十三号 平成二十四年度えびの市
介護保険特別会計予算について
第三十六 議案第三十四号 平成二十四年度えびの市
観光特別会計予算について
第三十七 議案第三十五号 平成二十四年度えびの市
水道事業会計予算について
第三十八 議案第三十六号 平成二十四年度えびの市
病院事業会計予算について
本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件
一
会議録署名議員の指名
二 会期の決定
三 諮問第 一号
人権擁護委員候補者の推薦について
四 議案第 二号 副市長の選任について
五 議案第 三号 西諸
地域介護認定審査会共同設置規約の一部変更について
六 議案第 四号 第五次えびの市
総合計画基本構想及び
基本計画の策定につい
て
七 議案第 五号 えびの市
地域福祉計画・えびの市
地域福祉活動計画の策定に
ついて
八 議案第 六号 えびの市
過疎地域自立促進計画の変更について
九 議案第 七号 えびの
市立八幡丘公園景観保全事業基金条例の制定について
十 議案第 八号 えびの市公有地の拡大の推進に関する法律に基づく届出の面
積の下限を定める条例の制定について
十一 議案第 九号 えびの市水辺の
楽校条例の制定について
十二 議案第 十 号 えびの市公の施設に係る
指定管理者の
指定手続等に関する条
例の一部改正について
十三 議案第 十一号 えびの市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正につい
て
十四 議案第 十二号 えびの市使用料及び
手数料条例の一部改正について
十五 議案第 十三号 えびの市
福祉タクシー料金の助成に関する条例の一部改正に
ついて
十六 議案第 十四号 えびの市
児童扶養手当支給条例の一部改正について
十七 議案第 十五号 えびの市
重度心身障害者医療費助成に関する条例の一部改正
について
十八 議案第 十六号 えびの市
介護保険条例の一部改正について
十九 議案第 十七号 えびの
市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正につ
いて
二十 議案第 十八号 えびの市小
集落改良住宅の設置及び管理に関する条例の一部
改正について
二十一 議案第 十九号 えびの市
定住促進住宅の設置及び管理に関する条例の一部改
正について
二十二 議案第二十 号 えびの
市立図書館の設置及び管理に関する条例の一部改正に
ついて
二十三 議案第二十一号 えびの
市営運動公園の設置及び管理に関する条例の一部改正
について
二十四 議案第二十二号 市道の
路線認定について
二十五 議案第二十三号 平成二十三年度えびの市
一般会計予算の補正(第十号)につ
いて
二十六 議案第二十四号 平成二十三年度えびの市
国民健康保険特別会計予算の補正
(第四号)について
二十七 議案第二十五号 平成二十三年度えびの市
後期高齢者医療特別会計予算の補正
(第三号)について
二十八 議案第二十六号 平成二十三年度えびの市
介護保険特別会計予算の補正(第四
号)について
二十九 議案第二十七号 平成二十三年度えびの市
観光特別会計予算の補正(第四号)
について
三十 議案第二十八号 平成二十三年度えびの市
水道事業会計予算の補正(第二号)
について
三十一 議案第二十九号 平成二十三年度えびの市
病院事業会計予算の補正(第三号)
について
三十二 議案第三十 号 平成二十四年度えびの市
一般会計予算について
三十三 議案第三十一号 平成二十四年度えびの市
国民健康保険特別会計予算について
三十四 議案第三十二号 平成二十四年度えびの市
後期高齢者医療特別会計予算につい
て
三十五 議案第三十三号 平成二十四年度えびの市
介護保険特別会計予算について
三十六 議案第三十四号 平成二十四年度えびの市
観光特別会計予算について
三十七 議案第三十五号 平成二十四年度えびの市
水道事業会計予算について
三十八 議案第三十六号 平成二十四年度えびの市
病院事業会計予算について
出 席 議 員(十四名)
一番 蔵 園 晴 美 君 九番 西 原 政 文 君
二番 松 窪 ミツエ 君 一〇番 井川原 志庫男 君
三番 北 園 一 正 君 一一番 溝 辺 一 男 君
四番 上 原 康 雄 君 一二番 高牟禮 宏 邦 君
五番 池 田 孝 一 君 一四番 外 園 三千男 君
六番 竹 中 雪 宏 君 一五番 栗 下 政 雄 君
七番 本 石 長 永 君
八番 西 原 義 文 君
欠 席 議 員(一名)
一三番 宮 崎 和 宏 君
議会事務局職員出席者
事務局長 堀 川 純 一 君
議事運営係 木 下 哲 美 君
事務局次長 萩 原 博 幸 君
議事運営係長 下牟田 一 仁 君
地方自治法第一二一条による説明のための出席を求められた者
市長 村 岡 隆 明 君
福祉事務所長 徳 重 順 子 君
副市長 椎 重 明 君
環境業務課長 福 田 孝 正 君
教育長 萩 原 和 範 君
健康保険課長 竹 下 京 一 君
総務課長 上加世田 章人 君
長寿介護課 坂 本 健一郎 君
企画課長 野 間 教 昭 君
観光商工課長 坂 本 謙太郎 君
財政課長 馬 越 脇 浩 君
税務課長 木 村 哲 也 君
財産管理課長 白 坂 良 二 君
水道課長 園 田 毅 君
建設課長 森 賢 君
市民課長 柳 田 昭 雄 君
畜産農林課長 吉 留 伸 也 君
病院事務長 松 永 康 二 君
学校教育課長 杉 元 真 一 君
会計管理者 泊 秀 智 君
社会教育課長 上加世田たず子 君
開会 午前 十時 〇分
○議長(
蔵園晴美君) おはようございます。
ただいまから、平成二十四年三月えびの
市議会定例会を開会いたします。
ただいまの
出席議員は十四名で定足数に達しております。
報告いたします。
宮崎和宏議員から本日の会議に欠席する旨の届け出がありますので御報告いたします。
よって、直ちに本日の会議を開きます。
本日の会議は、お手元に配付いたしております議事日程第一号によって進めます。
この際、諸般の報告をいたします。
監査委員から、平成二十四年二月二十九日付え監発第九十四号をもって
例月現金出納検査結果報告書が提出されましたので、閉会中各議員に配付いたしておきましたから御了承願います。
これより、本日の日程に入ります。
日程第一、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第七十八条の規定により、議長において六番
竹中雪宏議員、
十一番溝辺一男議員及び十二番
高牟禮宏邦議員の三名を指名いたします。
日程第二、会期の決定を議題といたします。
今期定例会の日程は、お手元に配付いたしております
会期日程案のとおり、本日から二十六日までの二十一日間とする旨、
議会運営委員長から報告がありました。
お諮りいたします。
議会運営委員長から報告のとおり、
今期定例会の会期は二十一日間とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
蔵園晴美君) 御異議なしと認めます。よって、
今期定例会の会期は、
議会運営委員長から報告のとおり、本日から二十一日間とすることに決定いたしました。
日程第三、諮問第一
号人権擁護委員候補者の推薦について、日程第四、議案第二号副市長の選任についてから、日程第三十八、議案第三十六号平成二十四年度えびの市
病院事業会計予算についてまで、以上一括議題といたします。
市長から提案理由の説明を求めます。
村岡隆明市長。
○市長(村岡隆明君) おはようございます。
それでは、まずえびの市の平成二十四年度
施政方針について述べさせていただきます。
平成二十四年三月えびの
市議会定例会が開催されるに当たり、新年度の
施政方針と施策の概要を申し上げ、議員の皆様を初め、市民の皆様方の御理解と御協力を賜りたいと存じます。
はじめに
昨年の
東日本大震災や福島第一
原子力発電所の事故は、国民の防災・安全に対する意識を変え、人々の「絆」の大切さを再認識するきっかけとなりました。また、国民生活に大きな影響を及ぼすTPP(
環太平洋経済連携協定)問題や社会保障と税の
一体改革など、
構造改革が議論される中、
基礎自治体として、いかに自立した
行政運営を行うかが求められています。
そのような中、市の計画の最上位に位置づけられる第五次えびの市
総合計画を「次代を創ろう!私たちの
未来設計図十年の計」のスローガンの下、多くの市民の方々に御協力をいただき策定することができました。市民が一致団結し、共通の認識を持ちながら、将来への道筋を確認できる
未来設計図ができたと思っております。
本市におきましては、これまで
行財政改革を着実に推進した成果により
財政状況は改善されてきたところでありますが、引き続き持続可能な
行政運営を行うには、これからも緊張感を持った
財政運営に努め、メリハリの利いた
予算配分が必要になってまいります。
一方、このような
財政状況にあっても、
少子高齢化・人口減少などの対策は喫緊の課題であり、市民が夢と希望の持てる
まちづくりを進めるためには、市民と共有できる目標を掲げて将来を見据えた積極的な政策を打ち出していく必要があると思っています。
そのためにも、「えびの市
自治基本条例」に示してあるように、市民及び行政がそれぞれの役割を認識し、情報を共有し、責任を持って具体的に行動する市民協働の
まちづくりを進めてまいります。
私が掲げましたマニフェストの事業につきましては、既に実現したものもあり、進捗状況も公表しておりますが、市民の皆様の声を伺いながら更に検証してまいります。
平成二十四年度当初予算の編成に当たりましては、
財政規模に応じた事業を実施し、将来世代に過度の
財政負担を転嫁しないよう留意しながらも独自性と主体性を持ち、説明責任を果たせることを基本に諸施策に反映させたところであります。
日本経済の動向について
日本経済においては、
東日本大震災により深刻な打撃を受け、
経済活動の
マイナス成長が長期的に続くなど、平成二十三年度は厳しい状況からのスタートとなりました。
その後、こうした状況に対し、政府は累次の
補正予算を編成しましたが、この
復興需要を中心とする政策効果が景気を下支えすることにより、景気の緩やかな持ち直しが続くものと見込まれました。
平成二十四年度の
日本経済においては、本格的な
復興施策の集中的な推進によって着実な需要の発現と雇用の創出が見込まれることから、国内需要が成長を主導すると見込まれています。
国の
財政政策について
国の平成二十四年度予算においては、「
日本再生元年予算」と位置づけ、震災復興に引き続き最優先で取り組むとともに、「
日本再生重点化措置」等を通じて、
我が国経済社会の再生に向けた取組を進めることとしています。
本市の
財政運営について
本市におきましては、これまで数次にわたる
行財政改革の取組を実施してきたところであります。
具体的には、スリムで合理的な
行政体制の構築及び人件費の抑制などにより財政の健全化を実現するため、民間活力を生かした
指定管理者制度の導入や業務の一部委託などを実施してきました。
しかし、
少子高齢化に伴う大幅な人口の減少により、市税や一部人口を基礎数値とする
普通交付税などの主要な一般財源については、大幅な増収が当面見込まれない状況にあります。
市財源の根幹をなす市税につきましては、今後も適正な課税に努めるとともに、
納期内完納を推進してまいります。また、納税の重要性について啓発を行うとともに、税の使途につきましても広報してまいります。
なお、納税の公平性を保つため、滞納整理についても関係法令と整合性をとりながら進めてまいります。
そのため、
住民サービスの水準を維持しながら、効果的で効率的な
財政運営を確保する必要があります。
行財政改革について
今後の
行政運営におきましては、本市のぜい弱な
財政基盤を充実・強化し、いかに効率的・効果的な
行財政システムを構築していくか、更に市民が満足する
住民サービスをどのように提供していくかという考え方を基本に推進する必要があります。
そのため、平成二十四年度は、平成二十三年六月に四つの
基本方針を改革の柱として策定した「第五次えびの市
行政改革大綱」に沿って
行政改革に取り組むことといたします。
また、将来を見据えた安定的な
財政運営を確保するため、
中期財政収支見通しによる計画的な
財政運営を図ることとし、あわせて市の
財政状況をよりわかりやすく市民へ公表することといたします。
また、職員の不祥事を未然に防止する観点から、全庁的、継続的に
職員倫理研修を実施できる体制を構築し、
職員倫理意識の保持に努めます。更に、平成二十三年度に策定した「入札・
契約制度改革に関する実施方針」に基づき、引き続き
入札制度計画に取り組むことにより不正行為が発生しない組織風土を醸成してまいります。職員の
意識改革と人材育成を通じた組織力の向上を図るための
人事評価制度につきましては、評価の試行に取り組み、早期の
制度確立を目指してまいります。
それでは、平成二十四年度の主要施策につきまして、
総合計画の施策体系に沿って御説明いたします。
一、新たな活力を生む“
産業づくり”
農業の振興につきましては、えびの市
総合農政連絡協議会を核に関係者が連携して国・県の
各種事業を活用しながら、えびの市独自の新たな事業に取り組んでまいります。
具体的には、まず担い手・
高齢化対策としまして、
集落営農組織や農協などと連携し、
認定農業者や後継者を含めた
新規就農者の育成・確保を図ってまいります。特に、平成二十四年度から新たに
新規就農総合支援事業を創設し、
農業後継者を対象にした
県立農業大学校や、新たに
農業経営を目指す
新規就農者の
農業実践塾における経費の一部助成や、更に市内の
研修生受け入れ農家に対する支援を行ってまいります。
また、新たな産業としてのグリーンツーリズムを定着させるため、
地域おこし協力隊を活用し、
メニュー考案や
情報発信、受入農家と来訪者の調整等、業務全般にわたって継続的に取り組んでまいります。
高齢化や離農等により今後増加が懸念される
耕作放棄地につきましては、
農業委員会と連携を図りながら、農地の集積や流動化に努めるとともに、
農業者戸別所得補償制度や「水田を利用した
作物発掘プロジェクト」の勧める新興品目の推進を図り、水田や畑の
有効活用と
農家所得の向上を目指してまいります。
特に、水稲における
高温耐暑性品種の選定や園芸等における新たな品種の導入検討を行い、
ブランドイメージの構築を図ってまいります。
農業生産基盤の整備を推進するとともに、平成二十四年度からの二期対策となる農地・水保全
管理事業における新規地区の掘り起こしや中
山間地域等直接
支払制度等を活用して農道や
用排水路等の機能維持に努めてまいります。畑地については、西諸
畑地かんがい事業の推進と平成二十五年度中の西諸土地改良区の設立に向けた取組を進めてまいります。
平成二十五年四月以降のオープンを目指す物産館は、平成二十四年度に建物等の本体工事を行いますが、併せて「えびの市
物産館運営協議会」を中心に農産物の
生産体制や出荷体制を構築してまいります。そのため、新たな農産品の取組を支援するための
簡易ミニハウスの
設置助成や失われつつある郷土料理の再現に対する助成等を行い、市全体が一体となって物産館を盛り上げ、地域の活性化につながる機運を醸成してまいります。
畜産の振興につきましては、
家畜伝染病の発生を未然に防止するための支援や、口蹄疫からの復興に対し、引き続き「えびの市
口蹄疫対策基金」により、
各種事業に取り組んでまいります。
また、各畜種ごとに
価格安定対策への支援を継続して行うとともに、特に枝肉価格の暴落と子牛相場の高騰により厳しい
経営状況にある肥育農家に対し緊急的な
利子補給を行いながら、高能力の
肥育素牛導入に対しても支援してまいります。
更に、
優良牛保留対策事業に加え、高
能力繁殖牛の市内保留に対し助成を行い、
市内繁殖牛群の高能力化とえびの産宮崎牛の
ブランド化を図ってまいります。
また、粗飼料等の
自給率向上を図るため、水田活用の
所得補償交付金における
飼料イネ等の飼料作物の
生産拡大に努めるとともに、家畜糞尿の適正処理と
堆肥化等による
有効活用を促進し、耕畜連携による
環境保全に努めてまいります。
農産物等における
有害鳥獣被害対策としましては、
有害鳥獣被害総合対策事業、
シカ捕獲促進事業等により被害の軽減に努めるとともに、捕獲したシカの
有効利用を図ってまいります。
林業につきましては、「えびの市
森林整備計画」に基づく適正な
森林管理体制を確保するため、
森林所有者による
森林経営計画策定の推進を図り、森林組合や
林業事業体と連携し、「えびの市
木材利用促進の
基本方針」による市産材等の活用を図りながら、林業・
木材生産体制の維持・確保に努めてまいります。
特に、
タケノコ等特用林産物の
生産拡大により
経営所得の向上を図るとともに、
アバンダントしらとり郷土の森等の整備に取り組みながら、森林の持つ
公益的機能の維持に
関係機関一体となって取り組んでまいります。
商工業の振興につきましては、商工会との連携強化を図りながら、引き続き
経営資金等への補助、
利子補給などの支援を行い、商工業者の経営安定と
地域経済の活性化に取り組んでまいります。
また、
口蹄疫経済復興支援事業としての
中小企業応援ファンド事業にも取り組んでまいります。
企業誘致につきましては、国内の
経済情勢等厳しい状況が続いておりますが、
企業誘致戦略本部体制の下、
企業立地ガイドを活用した積極的な
企業訪問等による
情報発信を行うとともに、県や
企業誘致アドバイザー等と連携した
企業情報の収集に努めてまいります。
また、
企業立地を促進するため、
受け入れ体制の整備を図ってまいります。
観光の振興につきましては、新たに策定する「えびの市
観光振興計画」に基づき、温泉や自然景観など多様な
観光資源の
有効活用を図ってまいります。
霧島ジオパーク、
九州新幹線、物産館の活用など、広域的な連携による
魅力づくりと
受け入れ体制の整備・充実に取り組み、
着地型観光に繋がる
観光情報発信を行いながら、交流人口の増加に繋げていきます。
新たな取組として、積極的に
スポーツ観光を推進していくため
スポーツ観光推進協議会を立ち上げるとともに、えびの高原と郷土の森を活用した「新たな
魅力づくり」を行ってまいります。
京町温泉の活性化につきましては、中
山間地域等創造支援事業などを活用した事業を実施してまいります。
また、八幡丘公園の景観保全など観光施設の整備につきましても計画的に行ってまいります。
平成二十四年度にJR吉都線一部開業一〇〇周年を迎えることを機に、地域住民等と一体となった記念事業を行い、沿線地域のにぎわいを創出する取組を行います。
まちづくりにおいて、市民一人ひとりがゆとりと豊かさを実感できる環境づくりが求められています。そのため、市道、農道、林道などの整備につきまして、その利用形態に即して地域の実情等に応じた計画的かつ効率的な道路整備を進めるとともに、住民の生命・財産の確保を図る上で重要となる河川や排水路などの整備につきましても
総合計画や過疎計画・辺地計画との整合性を図りながら計画的な整備に努めてまいります。
幹線道路の整備につきましては、国土交通省及び防衛事業等の国の補助事業を活用し、地域の生活道路の整備につきましては、過疎対策事業や辺地対策事業により取り組んでまいります。
さらに、生活道路の安全性、利便性を確保する市道の維持補修及び避難路・災害対策道路の整備にも努めてまいります。
河川関係につきましては、橋梁修繕計画を策定する必要がありますので、橋梁点検調査を実施し、計画書を策定してまいります。
また、治山・治水対策の推進に努め、災害に強い
まちづくりに取り組みます。
基地対策につきましては、「中期防衛力整備計画」(平成二十三年〜平成二十七年度)において、部隊の再編の見直しや自衛官全体二千人程度の削減が閣議決定されましたが、自衛隊施設の安定的使用と住民生活との共存を図りつつ、えびの駐屯地の存続増強に向けた取組を進めていくために周辺市町と連携をさらに深め、継続して国への要請を行い、より一層の基地対策の推進に努めてまいります。
二、志と郷土愛を持つ“人づくり”
学校教育におきましては、導入四年目を迎える小・中・高一貫教育の更なる充実を図り、徹底した学力向上と地域に貢献する人材の育成を図ってまいります。
また、幼稚園・保育所の幼児が、小学校の教育へ滑らかに移行できるよう就学前ことばの教室事業や幼保小連携・接続推進事業に取り組んでまいります。更に、中学校部活動育成強化補助事業に取り組み、競技力向上・強化を図ります。
学校施設の整備につきましては、加久藤小学校及び上江小学校の校舎耐震化工事を繰越実施し、全小中学校校舎等の耐震化率一〇〇%を達成します。また、危険性が認識されるプールの改修を今年度から計画的に実施してまいります。
県立飯野高等学校につきましては、地域の子どもが地域の高校で安心して学ぶことができるよう学力向上支援など引き続き魅力ある学校づくりのため、支援してまいります。
学校給食の安全性を確保するため、学校給食センターの衛生管理を徹底し、施設の維持管理、調理機器の保守に努め、安心安全な学校給食の提供に努めてまいります。また、施設についても老朽化が進んでいるため新しい施設の建設計画を推進してまいります。
社会教育につきましては、地域で子どもを育てる環境を整えるため、住民主体による「子育て講演会」、「子育て支援ボランティア活動」、「子どもふれあい広場」などを支援するとともに、子育て教育として「親育て講座」、「家庭教育出前講座」などに取り組んでまいります。
また、地域リーダーの育成を図るため「市民大学講座」、「地域学園」などを実施し、生涯学習の推進につきましては、出前講座、市民提案型学習、人材バンクの活用等により市民の様々な学習機会や情報の提供と、
少子高齢化・高度情報化など時代に即応した各種の学習を行ってまいります。
文化振興では、貴重な埋蔵文化財出土品の特別展示とシンポジウムなどにより広く市民に公開することによって、誇りある文化財としての価値を高め、新たな地域文化の創造を図ってまいります。また、郷土芸能の継承とふるさと文化を広く紹介していくための郷土芸能発表会を開催します。
文化財整備につきましては、官軍墓地の復元と周辺整備、看板等を設置いたします。
更に文化活動につきましては、出前式文化事業を実施し、意欲ある市民よる提案型文化事業にも引き続き取り組んでまいります。
スポーツ振興につきましては、心身ともにたくましい人材を育成するための
各種事業を展開するとともに体育施設の計画的な整備を行ってまいります。
人権意識の高揚につきましては、市民一人ひとりがお互いの人権を尊重し、互いに支えあいながら共に健やかに安心して暮らせるまちを実現するために、人権・同和問題に関する学習や啓発活動を推進します。また、今後の人権・同和問題対策の指針として、人権に関する市民意識調査結果に基づいて「えびの市人権教育・啓発推進方針」を策定します。
三、誰もが元気“健康の
まちづくり”
健康づくりは幼少期から取り組むことが重要であり、また、ライフステージごとの施策も必要となってまいります。
少子高齢化が進む本市にあって、市民が心身ともに健康で心豊かにいきいきと暮らせる
まちづくりを推進するため、疾病の予防、早期発見、早期治療に重点を置いた事業を実施するとともに、市民自らが積極的に心と体の健康づくりに取り組めるよう支援してまいります。
成人対策として、様々な疾病の要因となる生活習慣病についての正しい知識や情報を提供し、予防意識の向上や特定健診・特定保健指導の受診率アップに努めてまいります。
また、今年度から実施する脳ドックを含めた各種検診の受診を促進することにより、疾病の早期発見、早期治療につなげてまいります。
母子保健・乳幼児対策として、妊婦健診や乳幼児健診、相談事業等を更に強化し、母と子が心身ともに安全で安心して過ごせるよう支援してまいります。
また、感染症対策として、ヒブ、小児用肺炎球菌、子宮頸がん等の予防接種も実施してまいります。
更に、少子化対策の一環として、今年度から不妊治療費の一部助成を実施することといたしました。
社会経済構造の変化とともに人が抱える心の悩みやストレスも多様化しており、最終的に自殺につながる例も少なくありません。
本市の自殺率は依然として高く、その対策が喫緊の課題であります。これまで自殺防止の啓発や市民講座を開催し、心の健康づくりについて正しい知識の普及や情報提供を図ってまいりましたが、今年度は新たに自殺対策協議会を立ち上げ、総合的かつ効果的な対策を推進したいと考えております。
市立病院につきましては、独立採算の健全経営を目指し、収入の増加と経費の節減に努めて、病院経営の長期展望に立って病院運営の安定化に努めてまいります。
医師の安定的な確保が緊急課題となっておりますが、これまで築いてきた大学医学部との信頼関係を維持しながら宮崎県医師確保対策事業や市内出身の医師への働きかけなど多様な対策をとり、医師の確保を図ってまいります。
また、地域における医療機関との医療連携を図りながら患者の受け入れ、紹介等に関して、切れ目のない医療を目指してまいります。
医療機器の更新と充実を計画的に進めていきながら、良質な医療サービスの提供に努め、市民の医療に対する安心・信頼の確保を目指してまいります。
四、みんなのかおが見える“協働と福祉の
まちづくり”
市民参加のもとで策定された「えびの市
自治基本条例」において、市民の参画と協働の機会創出は、重要な取組の一つとなっております。平成二十四年度から新たに市民協働課を設置し、協働推進のための
基本計画を策定することにより、計画的に市民参画・市民協働の推進を図ってまいります。
地域が抱える課題の解決や安全で安心して暮らせる活力ある地域づくりを進めるため、おおむね中学校区を単位として地域の実情にあった活動を行う組織づくりの検討を、市民と協働で行ってまいります。
また、地域力が発揮された
まちづくりが行われるよう自治公民館活動の支援を行ってまいります。
地域に根差した市民団体等の活動は、地域の活性化に大いに寄与することが期待されます。今後も自治公民館活動への支援と併せて、ぷらいど21助成金事業による市民団体等の活動支援を行ってまいります。
昨年度から取り組んでいる地域活性化アドバイザー招へい事業、
地域おこし協力隊事業に引き続き取り組み、外部の目を活用した地域の魅力の再発見と活性化に努めます。
男女共同参画社会の実現は、住みよいまちを築いていくためにも重要な課題であります。「えびの市男女共同参画
基本計画」により本市の男女共同参画政策を総合的、計画的に推進しておりますが、再来年度の第二次
基本計画の策定に向け、市民の意識調査等を行います。
少子高齢化や核家族化、地域意識の希薄化により地域で支えあう力が弱まりつつある中、「第二期えびの市
地域福祉計画・えびの市
地域福祉活動計画」を基に、地域福祉推進会議の充実をはじめとして、地域福祉の推進を図ってまいります。
子育て支援施策につきましては、「えびの市次世代育成支援行動計画」に基づき、保育サービスをはじめ子どもの医療費の一部助成を引き続き実施することにより子育て家庭の負担軽減を図ります。また、安心安全な保育施設環境を保持するため老朽化した保育所の大規模改修に対して、保育所施設整備の支援をいたします。
離婚等により増加傾向にあるひとり親家庭への支援策として、母子家庭の経済的自立を支援するための母子家庭自立支援助成事業や。ひとり親家庭医療費助成事業を実施することにより、ひとり親家庭の経済的負担軽減を図ってまいります。
障害者福祉につきましては、「障害者自立支援法」に基づく障害者福祉サービス事業や地域生活支援事業を展開し、障害のある人が安心して暮らせる環境づくりを推進いたします。
景気低迷による厳しい雇用失業情勢を背景に、被保護世帯の増加傾向が続いている中、健康で文化的な最低限度の生活を保障する生活保護制度の適正な運営に努めると同時に、早期に自立した生活が送れるよう助言や就労支援等を行う自立生活相談事業を行います。
高齢者福祉・介護保険事業につきましては、平成二十四年度から「第五期えびの市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」に基づき、高齢者が生きがいを持ち、健康を維持しながら活動できるよう、高齢者スポーツの促進、高齢者クラブ活動への支援、シルバー人材センターとの連携等を通じて、高齢者の生きがい対策事業を推進してまいります。
また、高齢者が安心して住みなれた地域で居宅生活ができるよう、地域支援事業の充実を図り、住宅改造助成事業や移動支援のための
福祉タクシー料金助成事業の拡充を図ってまいります。
介護保険事業につきましては、団塊の世代が高齢期を迎え、高齢者が増加する中、適正な運営と需要に応じたサービスの提供基盤の整備・充実を図ります。
また、地域包括支援センターを中心に二次予防事業対象者の把握事業と同時に運動機能向上、栄養改善、口腔機能の向上などの介護予防事業に取り組み、更に、近年増加している高齢者虐待の防止対策や認知症予防対策と併せて、成年後見制度の活用などを行い、高齢者の権利擁護対策を推進してまいります。
防災対策につきましては、台風、集中豪雨、新燃岳噴火活動、各地で頻発している地震などの災害発生時に的確で迅速に対応できるよう、「えびの市地域防災計画」の見直しを行うとともに危機管理体制の強化を図ってまいります。また、緊急災害情報等を正確に市民に伝達できるよう、防災無線放送施設のデジタル化を推進するとともに地域防災の中核である消防団の装備の充実及び消火栓等の消防施設の整備を図ることで減災につなげ、地域住民の安心安全の確保に努めてまいります。また、災害時に地域住民が互いに協力し、避難等が行えるよう、自主防災組織の育成と活動への支援に努めてまいります。
五、自然と調和した住みよい“生活環境づくり”
自然と調和した住みよい生活環境づくりの取組として、河川浄化につながる浄化槽設置整備事業を引き続き推進しながら水質保全に努めてまいります。
廃棄物処理につきましては、循環型社会構築のため4Rを推進し、ごみの分別排出の徹底と減量化、資源ごみの再商品化の推進を図ってまいります。また、西諸の広域的なごみ処理につきましても関係市町と協議を進めてまいります。
廃棄物の不法投棄については、依然として減少していないため防止に向けた啓発及び巡視活動を推進してまいります。
環境センター(し尿処理場)、美化センター、最終処分場の三施設につきましては、施設整備の検討結果及び精密機能検査の結果に基づき、計画的な補修工事等により延命化を図るとともに、最終処分場につきましては、施設の劣化度調査を行い、適正な維持管理に努めてまいります。
水道事業につきましては、安全でおいしい水を安定的に供給するために老朽化施設の計画的な整備・更新を行うとともに給水区域内における水道未普及地区の解消対策としての配水管布設経費の一部負担及び尾八重野地区簡易水道統合整備事業により有収水量の増量を図ってまいります。また、大型施設の建設等により水需要が急速に増大している大河平配水系につきましては、高架タンクを加圧ポンプに改良するなどの更新調査設計を行ってまいります。
そのほか、災害対策として断水に備えて応急給水タンクを整備し、第二水源の確保に関しましては、平成二十二年度及び平成二十三年度に実施いたしました試験井ボーリング調査の結果を見ながら水源築造に向けた検討を行ってまいります。
市営住宅につきましては、外壁落下防止など入居者の安全確保と住環境の整備のため、飯野第二団地の改修工事を実施してまいります。
また、昭和五十六年以前に建築された木造住宅の耐震性の向上を図るため、木造耐震診断士による耐震診断及びその結果に基づく補強工事に対して費用の一部を補助し、耐震改修の実施を促進してまいります。
老朽化している飯野出張所につきましては、耐震診断を実施し安全性が確認された旧えびの市勤労青少年ホームを改修し、その機能を移転します。市役所庁舎につきましては、高齢者や障害者の方々の安全性を確保するため、階段に手すりを設置いたします。
定住対策につきましては、本市の重要施策の一つであり、
まちづくりにおける根幹であると認識しております。そのため、新たに
新規就農者への支援事業や少子化対策としての新たな助成制度の創設、市民の生活環境づくりの一環である公共交通体系の構築などに取り組み、定住促進サイトの充実や総合的な情報提供に努めるなど、住み続けたい
まちづくりの視点に立って取組を進めていきたいと考えております。
本市の地域の実情に応じた公共交通体系の検討を行い、住民ニーズに対応した公共交通を継続的に確保していくための指針として「えびの市地域公共交通総合連携計画」の策定に取り組んでいるところであります。今後、この調査事業の成果を生かし、コミュニティバスについて運行路線、運行形態、運行方法等具体的な実施計画の検討を進め、実証運行を行ってまいりたいと考えております。
以上、平成二十四年度の
施政方針と施策の概要を申し上げましたが、ますます高度化・多様化する市民ニーズに適切に対処していくには、困難を伴う局面も出てくるかと思いますが、みんなで知恵を出し合い、なお一層の
行財政改革に努め、真に自立した地方自治体として持続的な発展ができるよう努めてまいります。
全職員一丸となりまして市民の負託に応えるよう全力を尽くす決意でございますので、議員各位をはじめ、市民の皆様方のなお一層の御支援、御指導をお願い申し上げ、
施政方針といたします。
○議長(
蔵園晴美君) そのまま休憩いたします。
休憩 午前 十時四十二分
開議 午前 十時四十四分
○議長(
蔵園晴美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
村岡隆明市長。
○市長(村岡隆明君) 引き続きまして、
今期定例会に提案いたします議案について、その提案理由を説明いたします。
諮問第一
号人権擁護委員候補者の推薦について御説明申し上げます。
人権擁護委員二名が平成二十四年六月三十日をもって任期満了となることに伴い、人格識見が高く、また広く社会の実情に通じ、人権擁護に理解のあるえびの市大字西郷一一四八番地一、栗坂三枝子氏及びえびの市大字原田二〇二六番地六、金丸重年氏を
人権擁護委員候補者として推薦したいので、人権擁護委員法第六条第三項の規定により、議会の意見を求めるものであります。
議案第二号副市長の選任について御説明申し上げます。
現副市長の平成二十四年三月三十一日付け退職に伴い、行政課題が山積する中にあって後任の副市長を選任しなければならないと考えております。
私としましては、宮崎県職員として地域産業振興、商工行政等の
行政運営に豊富な経験と優れた識見を有しておられる、宮崎市小松台北町二三番地五、酒匂重久氏を選任したいと考えます。
つきましては、同氏を副市長に選任したいので、
地方自治法第一百六十二条の規定により、議会の同意を求めるものであります。
議案第三号西諸
地域介護認定審査会共同設置規約の一部変更について御説明申し上げます。
西諸
地域介護認定審査会共同設置規約を変更することについて、関係地方公共団体と協議するため、
地方自治法第二百五十二条の七第三項において準用する同法第二百五十二条の二第三項の規定により、議会の議決を求めるものであります。
議案第四号第五次えびの市
総合計画基本構想及び
基本計画の策定について御説明申し上げます。
「第四次えびの市総合長期計画」が平成二十三年度で終了することに伴い、これまで築いてきた魅力的な「住みたいまち」づくりを継承しつつ、市民と行政との協働による
まちづくりを進め、南九州の交流拠点都市を目指しながら、心の豊かさや幸せを感じられるまちとして伸展させていくための「第五次えびの市
総合計画基本構想及び
基本計画」を策定するため、えびの市議会基本条例第十二条の規定により、議会の議決を求めるものであります。
議案第五号えびの市
地域福祉計画・えびの市
地域福祉活動計画の策定について御説明申し上げます。
平成十九年三月に策定した「えびの市
地域福祉計画・えびの市
地域福祉活動計画」が平成二十三年度で終了することに伴い、地域住民の主体的な福祉の
まちづくりへの参画を通して、えびの市に住むすべての人が、住みなれた地域で自分らしく活き活きと暮し続けることができる
まちづくりを目指すための「第二期えびの市
地域福祉計画・えびの市
地域福祉活動計画」を策定するため、えびの市議会基本条例第十二条の規定により、議会の議決を求めるものであります。
議案第六号えびの市
過疎地域自立促進計画の変更について御説明申し上げます。
平成二十二年度に策定した「えびの市
過疎地域自立促進計画」につきましては、計画に基づいた
各種事業の執行に努めているところでありますが、学校給食センターの建てかえにつきまして、計画の変更を行うものです。
学校給食センターにつきましては、経年による施設の老朽化が著しく、施設の更新が急務となっていることから、将来にわたって安全でおいしい給食を安定的に提供していくため、「えびの市学校給食センター建設
基本計画」に基づいて、新たな施設を建設する必要がありますので、「えびの市
過疎地域自立促進計画」を変更するものであります。
議案第七号えびの
市立八幡丘公園景観保全事業基金条例の制定について御説明申し上げます。
特定防衛施設周辺整備調整交付金の追加配分を財源に、子どもから高齢者まで四季を通じて楽しめる人と自然との共生を深める八幡丘公園づくりの推進を目的とした基金を創設し、安定的な事業実施を図るため、
地方自治法第二百四十一条第一項の規定により、えびの
市立八幡丘公園景観保全事業基金条例を制定するものであります。
議案第八号えびの市公有地の拡大の推進に関する法律に基づく届出の面積の下限を定める条例の制定について御説明申し上げます。
地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律により、平成二十四年四月一日から公有地の拡大の推進に関する法律の事務の一部が県から市へと権限移譲されることになり、それに伴い同法第四条における規模を一百平方メートルと定めるため、えびの市公有地の拡大の推進に関する法律に基づく届出の面積の下限を定める条例を制定するものであります。
議案第九号えびの市水辺の
楽校条例の制定について御説明申し上げます。
住民その他利用者に自然に親しむ場を提供し、潤いのある生活を享受してもらうため、
地方自治法第二百四十四条の二第一項の規定に基づき、えびの市水辺の
楽校条例を制定するものであります。
議案第十号えびの市公の施設に係る
指定管理者の
指定手続等に関する条例の一部改正について御説明申し上げます。
地方自治法に基づく公の施設に係る
指定管理者制度は、その適正な管理を確保しつつ、
住民サービスの向上に寄与するよう平成十五年の同法改正により導入され、全国の自治体においてさまざまな公の施設がそれまでの管理委託制度より
指定管理者制度に移行して管理運営されております。本市におきましては、平成十八年から国際交流センターを初め、市民図書館、白鳥温泉上湯、下湯等に
指定管理者制度を導入し、民間の能力を生かした運営によってその設置目的の達成に大きく寄与しているところであります。
地方自治法の改正から約八年経過した今日、他の自治体を見ますと、多様な施設及び状況等に応じて指定管理候補者の選定ができるよう条例等の整備が図られ、効果的かつ効率的に施設の管理運営が行われております。本市におきましても、同様に条例等の整備を図る必要があることから、えびの市公の施設に係る
指定管理者の
指定手続等に関する条例の一部を改正するものであります。
主な改正内容といたしましては、指定管理候補者の選定において、従来は公募を行うことを前提としていましたが、施設の性格や規模等に照らし、特に施設の設置目的の達成に資する団体等がある場合、また
指定管理者の指定取消などにより、次の
指定管理者の指定を速やかに行う必要が生じた場合などに限り、公募を行わずに指定管理候補者の選定を可能とするものであります。
議案第十一号えびの市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について御説明申し上げます。
職員の勤務一時間当たりの給与額の算出について、地方公務員に適用される労働基準法に準拠する算出方法とするため、えびの市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正するものであります。
議案第十二号えびの市使用料及び
手数料条例の一部改正について御説明申し上げます。
火薬類取締法第二十五条第一項に基づく煙火の消費許可に係る事務が平成二十一年度に宮崎県からえびの市に権限移譲されていますが、他市においては、主に消防局へ権限移譲される事務となっております。本市においても、同様の取り扱いについて西諸広域行政事務組合と協議をしてまいりましたが、このたび協議が整い、平成二十四年度から西諸広域行政事務組合消防本部が当該事務を行うことになりましたので、えびの市使用料及び
手数料条例に規定する当該手数料について削除する必要が生じました。
また、特定非営利活動促進法の一部を改正する法律が平成二十四年四月一日に施行されることに伴い、特定非営利活動法人が提出した事業報告書等について謄写の請求があった場合の謄写手数料を規定する必要が生じたため、本条例の一部を改正するものであります。
議案第十三号えびの市
福祉タクシー料金の助成に関する条例の一部改正について御説明申し上げます。
福祉タクシー料金の助成対象者につきましては、えびの市
福祉タクシー料金の助成に関する条例第三条において規定されておりますが、
福祉タクシー料金の助成対象者を拡充し、高齢者等の経済的負担の軽減を図るため、本条例の一部を改正するものであります。
議案第十四号えびの市
児童扶養手当支給条例の一部改正について御説明申し上げます。
えびの市児童扶養手当の支給要件の一つである、市町村民税が均等割額以下であることの規定について、平成二十二年度税制改正による扶養控除見直しの影響が平成二十四年度支給から発生することに伴い、税制改正前と同様の支給基準となるよう、えびの市
児童扶養手当支給条例の一部を改正するものであります。
議案第十五号えびの市
重度心身障害者医療費助成に関する条例の一部改正について御説明申し上げます。
障がい者制度改革推進本部等における検討を踏まえて障害保健福祉施策を見直すまでの間において障害者等の地域生活を支援するための関係法律の整備に関する法律の制定により、障害者自立支援法の一部が改正されたことに伴い、えびの市
重度心身障害者医療費助成に関する条例の一部を改正するものであります。
議案第十六号えびの市
介護保険条例の一部改正について御説明申し上げます。
介護サービスの基盤強化のための介護保険法等の一部を改正する法律及び介護サービスの基盤強化のための介護保険法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備等及び経過措置に関する政令に基づき、えびの市
介護保険条例の一部を改正するものであります。
改正点は、平成二十一年四月一日施行の一部改正条例の附則によって定めた特例四段階を含め現在七段階となっているものを本則で定めることと、その介護保険料を第五期介護保険事業計画に基づき、それぞれ改正するものです。基準額となります第五段階は、第四期計画では四千四百五十三円であったものが、第五期計画では五千一百一十五円となり、六百六十二円増額の改正となります。
議案第十七号えびの
市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について御説明申し上げます。
公営住宅法及び公営住宅法施行令の入居者資格等の改正に伴い、廃止になる同居親族及び単身入居要件を維持するため、また、
市営住宅の健全な維持管理を目的として、市営下五日市団地一棟一戸の解体撤去工事を実施したことにより条例中の管理戸数を改める必要があるため、えびの
市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正するものであります。
議案第十八号えびの市小
集落改良住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について御説明申し上げます。
公営住宅法及び公営住宅法施行令の入居者資格等の改正に伴い、廃止になる同居親族及び単身入居要件を維持するため、えびの市小
集落改良住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正するものであります。
議案第十九号えびの市
定住促進住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について御説明申し上げます。
定住促進住宅使用料の見直しを行い、入居者の負担軽減を実施するため、えびの市
定住促進住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正するものであります。
議案第二十号えびの
市立図書館の設置及び管理に関する条例の一部改正について御説明申し上げます。
えびの市民図書館の利用促進を図るため、休館日を改めるとともに、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律の施行により、図書館法の一部が改正されたことに伴い、図書館協議会の委員の委嘱、任命の基準を規定するため、えびの
市立図書館の設置及び管理に関する条例の一部を改正するものであります。
議案第二十一号えびの
市営運動公園の設置及び管理に関する条例の一部改正について御説明申し上げます。
王子原運動公園野球場スコアボードの整備に伴い、使用料金を徴収するため、えびの
市営運動公園の設置及び管理に関する条例の一部を改正するものであります。
議案第二十二号市道の
路線認定について御説明申し上げます。
市道恵比須田寺迫線、市道王子原中通線、市道中原永牟田線につきましては、市道路線の認定の基準に基づき、集落と集落とを連絡する主要な道路として、新たに市道の路線を認定するものであります。
議案第二十三号平成二十三年度えびの市
一般会計予算の補正(第十号)について御説明申し上げます。
平成二十三年度えびの市
一般会計予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ四千二百一十三万三千円を減額し、補正後の予算総額は歳入歳出それぞれ一百九億九千二百一十二万円となります。
今回の補正は、事業確定等に伴う減額が主であり、その他歳出の主なものは、総務費では、普通退職の申し出による退職手当の増及び公共施設等整備基金積立金の増、民生費では、国民健康保険基盤安定負担金の交付決定に基づく保険基盤安定繰出金の増、農林水産業費では、負担金額の確定によるほ場整備事業負担金の増、商工費では、新たに八幡丘公園景観保全事業基金を設置するための八幡丘公園景観保全事業基金積立金、教育費では、国の第三次
補正予算に伴い、上江小学校及び加久藤小学校の校舎耐震補強工事を前倒し事業とする小学校耐震化事業費などであります。
歳入の主なものは、市税、国庫支出金、県支出金、財産収入、繰入金、市債などであります。
また、年度内の事業完了が見込めないことにより、事業を翌年度に繰り越す必要があるため、社会福祉協議会車両購入費補助金及び小学校耐震化事業に係る繰越明許費を追加するものです。
さらに、債務を負担する行為が数年度を要するため、みやざき農業振興資金利子助成補助金ほか三件の債務負担行為を追加するものであります。
議案第二十四号平成二十三年度えびの市
国民健康保険特別会計予算の補正(第四号)について御説明申し上げます。
平成二十三年度えびの市
国民健康保険特別会計予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ三千四百七万四千円を減額し、補正後の予算総額は歳入歳出それぞれ三十六億九千八百九万七千円となります。
歳入の主なものは、療養給付費等負担金五百六十九万五千円の減額、国の財政調整交付金七千四百八十四万一千円の増額、県の財政調整交付金七百五十七万三千円の減額、高額医療費共同事業交付金七百六十七万円の減額、保険財政共同安定化事業交付金二千二百八十五万二千円の減額、保険基盤安定繰入金保険税軽減分九百二十九万一千円の増額、国保財政安定化支援事業繰入金五千四百五万九千円の減額、国民健康保険基金からの繰入金一千六百八十万六千円の減額などであります。
歳出の主なものは、滞納管理システム導入委託料九十四万五千円の減額、出産育児一時金四百二十万円の減額、高額医療費拠出金八十六万九千円の減額、保険財政共同安定化事業拠出金二千五百八十一万七千円の減額、特定健診等委託料二百五十六万円の減額などであります。
議案第二十五号平成二十三年度えびの市
後期高齢者医療特別会計予算の補正(第三号)について御説明申し上げます。
平成二十三年度えびの市
後期高齢者医療特別会計予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ一百七十七万九千円を減額し、補正後の予算総額は、歳入歳出それぞれ五億七千九百四十二万二千円となります。
歳入の主なものは、保険基盤安定繰入金二百八十九万五千円の減額、宮崎県後期高齢者医療広域連合負担金特別会計分一百四万九千円の減額、療養給付費等繰入金二百一十三万五千円の増額などであります。
歳出の主なものは、療養給付費等負担金二百一十三万五千円の増額、保険基盤安定負担金二百八十九万五千円の減額、共通経費負担金一百四万九千円の減額などであります。
議案第二十六号平成二十三年度えびの市
介護保険特別会計予算の補正(第四号)について御説明申し上げます。
平成二十三年度えびの市
介護保険特別会計予算の補正につきましては、保険事業勘定で、歳入歳出それぞれ二百三十五万七千円を増額し、補正後の予算総額は、歳入歳出それぞれ二十七億八千一百万七千円となります。
今回の補正の主なものは、介護サービス等諸費と介護報酬改定等に伴う介護保険システムを改修するための総務管理費の増額と介護予防サービス等諸費及び高額医療合算介護サービス等費、包括的支援事業・任意事業費の減額に伴うものです。
歳入の内訳は、国庫支出金一百三十三万六千円、支払基金交付金一百三万三千円及び繰入金八十二万一千円の増額、県支出金八十三万三千円の減額、歳出の内訳は、総務費四百八十六万八千円及び保険給付費四百八十九万七千円の増額、地域支援事業費七百四十万八千円の減額であります。
議案第二十七号平成二十三年度えびの市
観光特別会計予算の補正(第四号)について御説明申し上げます。
平成二十三年度えびの市
観光特別会計予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ八十五万四千円を減額し、補正後の予算総額は歳入歳出それぞれ三千一百八十三万六千円となります。
歳入につきましては、決算見込みに伴いまして、キャンプ村施設使用料を一十一万一千円、キャンプ村収益事業収入を二万二千円それぞれ増額し、キャンプ村雑入を二万七千円、白鳥温泉下湯雑入を二万五千円、一般会計繰入金を九十三万五千円それぞれ減額をするものです。
歳出につきましては、必要経費の見直しを図り、観光事業総務費を一十一万一千円、キャンプ村事業費を七十四万三千円それぞれ減額するものであります。
議案第二十八号平成二十三年度えびの市
水道事業会計予算の補正(第二号)について御説明申し上げます。
今回の補正は、事業費の確定並びに決算見込みによる不用額及び不足額について補正をするものであります。
収益的収入につきましては、営業収益の給水収益を一百二十万七千円減額し、営業外収益の他会計補助金を九万六千円減額、雑収益を一万二千円増額するものであります。
収益的支出につきましては、営業費用で原水及び浄水費の給料を一万六千円、手当等を四万二千円それぞれ減額、法定福利費を一十三万八千円増額、委託料を二百二十一万三千円、動力費を七十五万三千円それぞれ減額し、配水及び給水費の給料を三千円、手当等を三万九千円それぞれ減額、法定福利費を二十万二千円増額、委託料を八万七千円減額、修繕費を一十三万六千円増額し、総係費の給料を六千円、手当等を八万九千円それぞれ減額、法定福利費を一十六万五千円増額、印刷製本費を三十一万一千円、委託料を三十一万三千円、賃借料を四十四万一千円それぞれ減額し、減価償却費の有形固定資産減価償却費を二百八十三万三千円減額、資産減耗費の固定資産除却費を一百九十一万九千円増額、営業外費用で消費税を一百七万二千円増額、特別損失で過年度損益修正損を四十八万二千円増額するものであります。
これによりまして補正後は、水道事業収益が三億二千五百九十万八千円、水道事業費用が二億八千九百三十九万八千円となるものであります。
議案第二十九号平成二十三年度えびの市
病院事業会計予算の補正(第三号)について御説明申し上げます。
今回の病院事業会計の収益的収入及び支出の補正につきましては、今年度決算見込みにより病院事業収益を一億一百四十五万七千円減額し、病院事業費用を五千七百三十八万七千円減額するものであります。
主なものは医業収益の入院収益を五千六百二万一千円、外来収益を四千一百八十万七千円減額し、その他医業収益を一百二十七万三千円増額するものであります。
また、地域医療確保対策費の決算見込みにより他会計負担金を七百二十二万五千円減額し、医業外収益で共済費基礎年金拠出金に要する経費の増額により他会計補助金を二百三十二万三千円増額するものであります。
病院事業費用の主なものは、給与費一千三十二万二千円、材料費二千四百三十万円、経費二千三百三十八万三千円、減価償却費三十六万四千円を減額して資産減耗費八十三万一千円と特別損失一十二万円を増額するものであります。
これによりまして、補正後は病院事業収益が九億一千九百二十五万三千円、病院事業費用が九億八千七百三十万七千円となるものであります。
資本的収入及び支出の補正につきましては、器械備品購入費等の確定に伴い出資金を四百三十六万五千円減額し、建設改良費を八百七十一万三千円減額するものであります。
これによりまして、過年度分損益勘定留保資金等で補てんする資本的収入が資本的支出に対しまして不足する額は八百五十八万九千円となります。
議案第三十号平成二十四年度えびの市
一般会計予算について御説明申し上げます。
平成二十四年度えびの市一般会計の歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ一百五億二千六百万円で、対前年度比二億四千一百万円、二・三%の増となりました。
歳入の財源割合としましては、自主財源が二九・五%、依存財源が七〇・五%となっています。
款の区分による歳入の主な増減としまして、
一、「市税」は市民税個人及び固定資産税の増などにより一千二百九十六万九千円の増、
二、「地方特例交付金」は、子ども手当の制度改正などにより三千五百八十万七千円の減、
三、「国庫支出金」は、子ども手当国庫負担金及び霧島演習場等周辺無線放送施設設置事業費国庫補助金が減となる一方で、物産館建設に係る農山漁村活性化プロジェクト支援交付金の新規分などにより八千九百七十八万八千円の減、
四、「県支出金」は、緊急雇用創出事業臨時特例基金事業費県補助金、
ふるさと雇用再生特別基金事業費県補助金及び県単土地改良事業県補助金の減などにより六千四百八十六万四千円の減、
五、「繰入金」は、公共施設等整備基金繰入金及び財政調整基金繰入金の増などにより二億七百二十七万円の増、
六、「市債」は、物産館建設事業債及び学校給食センター建設事業債の新規分並びに市道整備事業に伴う過疎対策事業債及び社会資本整備総合交付金事業債の増などにより一億四千三百一十四万八千円の増となりました。
同じく歳出の主な増減といたしまして、
一、「総務費」は、総務管理費及び戸籍住民基本台帳費の減並びに徴税費の増などにより二億二百三十万円の減、
二、「民生費」は、社会福祉費の増及び児童福祉費の減などにより一千三百四十九万二千円の増、
三、「衛生費」は、保健衛生費及び清掃費の増などにより六千八百二十八万八千円の増、
四、「農林水産業費」は、農業費の大幅増などにより三億七千五十一万三千円の増、
五、「土木費」は、道路橋梁費の大幅増及び河川費の減などにより一億一千四百七十八万五千円の増、
六、「公債費」は、矢岳高原オートキャンプ場整備事業及び老人ホーム移転改築事業に係る平成十一年度過疎対策事業債の償還終了並びに一般廃棄物処理事業に係る平成八年度一般廃棄物処理事業債の償還終了などにより一億一千六百一万九千円の減となりました。
また、当初予算ベースでの主な新規事業としましては、
一、「総務費」では、市
総合計画書及び同概要版を作成するための印刷製本費四百四十三万一千円、飯野出張所移転事業に係る工事請負費四千九百六十六万九千円及び固定資産全棟調査委託料七千三百五十万円、
二、「民生費」では、障害者自立支援法等の改正により嘱託員を配置する障害福祉支援業務嘱託員報酬二百八万三千円及び法人に対する保育所施設整備事業補助金六千四百万円、
三、「衛生費」では、不妊治療費助成金二百二十五万円、脳ドッグ補助金二百五十万円及び美化センターに係る生活環境影響評価等業務委託料九百七十三万四千円、
四、「農林水産業費」では、物産館に係る主なものとして、六次産業化推進モデル実証事業委託料五百四十万円、物産館出荷協議会補助金一千五十九万円、工事請負費三億四千一十七万円及び販売時点情報管理のシステム機器等購入費八百五十万円など、その他では鳥獣被害防止総合対策事業補助金一千一百八十万五千円、農業振興地域整備計画変更業務委託料七百八十二万八千円及び
新規就農総合支援事業費四百四十九万八千円、
五、「商工費」では、口蹄疫対策として、商工業等経済復興支援事業信用保証料補助金四百万円、物産館販売用みなほグッズ開発等に係る商品開発委託料三百万円及び
スポーツ観光推進協議会補助金三百万円、
六、「土木費」では、加久藤橋橋梁維持工事費八百万円、都市計画マスタープラン策定業務委託料五百一十三万五千円及び飯野第二団地外壁等改修工事二千五百五十二万六千円、
七、「消防費」では、防災専門員報酬二百八十一万八千円及び地域防災計画策定業務委託料九百八十万七千円、
八、「教育費」では、飯野小学校プール改修等に係る工事請負費一千六百七十九万四千円、真幸中学校改修に係る工事請負費一千一百三十八万二千円、加久藤中学校及び飯野中学校吹奏楽部の楽器購入費五百一十五万五千円、島内地区の出土品が国の重要文化財指定を受けることに伴う資料館の事業費三百八十四万七千円、王子原球場投球練習場建設事業費一千五百五十万円及び学校給食センター建設事業費三千一十三万七千円などであります。
さらに、固定資産全棟調査業務、固定資産評価総合調査業務、農業振興地域整備計画変更業務及びえびの市都市計画マスタープラン策定業務について債務負担行為を設定するものであります。
議案第三十一号平成二十四年度えびの市
国民健康保険特別会計予算について御説明申し上げます。
平成二十四年度えびの市
国民健康保険特別会計予算の総額は、歳入歳出それぞれ三十四億五千六百五十六万三千円となり、対前年度比二億四千八十三万一千円の減となりました。
歳入の主なものとしましては、国民健康保険税八億四千五百八十五万七千円、医療費などに対する療養給付費等負担金五億八千八百一十八万二千円、保険者間の負担を調整するため交付される前期高齢者交付金七億六百一十八万一千円、高額な医療給付費負担を調整するため交付される保険財政共同安定化事業交付金四億四百一十二万六千円、一般会計からの繰入金二億六千六百六万八千円などであります。
歳出の主なものとしましては、職員給与費や徴収に関わる運営経費などの総務費九千四百二万四千円、医療費などの保険給付費二十二億六千三百八十六万一千円、後期高齢者支援金等三億五千三百五十六万八千円、介護納付金一億七千九百八十一万七千円、高額な医療給付費負担を調整するため設けられた共同事業拠出金四億八千四百四十三万五千円、人間ドック補助金や特定健診事業費などの保健事業費二千六百八万四千円などであります。
議案第三十二号平成二十四年度えびの市
後期高齢者医療特別会計予算について御説明申し上げます。
平成二十四年度えびの市
後期高齢者医療特別会計予算の総額は、歳入歳出それぞれ六億二千一百万八千円で、対前年度比四千五百一十四万円の増となりました。
歳入の主なものとしましては、後期高齢者医療保険料一億三千六百四十五万六千円、一般会計からの繰入金四億七千二百九十七万六千円、後期高齢者の健康診査受託事業収入などの諸収入一千一百五十二万五千円などであります。
歳出の主なものとしましては、職員給与費や徴収に関わる運営経費などの総務費一千四百三十五万四千円、療養給付費等負担金、保険料負担金、保険基盤安定負担金などの後期高齢者医療広域連合納付金五億九千四百七十九万一千円、後期高齢者の健康診査に係る保健事業費一千一百二十一万三千円などであります。
議案第三十三号平成二十四年度えびの市
介護保険特別会計予算について御説明申し上げます。
介護保険特別会計につきましては、平成二十四年度から平成二十六年度までの三年間は、今回新たに作成しました第五期介護保険事業計画に基づき事業を運営することとなりますが、介護認定・保険給付・介護予防などの保険事業勘定予算と地域包括支援センターで行うケアプラン作成などの介護サービス事業勘定予算の二つの事業勘定で編成しております。
保険事業勘定につきましては、歳入歳出それぞれ二十七億一千九百三十万円で、前年度に対して三千七百一十二万五千円の増となっております。
歳入の主なものは、第一号被保険者保険料が三億八千二百四十四万七千円、国庫支出金が七億二千七百四十一万七千円、支払基金交付金が七億三千六百八十三万四千円、県支出金が三億八千七百二十三万円となっております。
歳出の主なものは、保険給付費が二十五億二千五百一十万九千円、介護予防等の地域支援事業費が八千二百八十七万六千円となっております。
介護サービス事業勘定につきましては、歳入歳出それぞれ二千三十五万二千円で、前年度に対して五十七万三千円の減となっております。
歳入の主なものは、ケアプラン作成に係るサービス収入一千四百六十九万七千円で、歳出の主なものは、ケアプラン作成に従事する嘱託員の報酬一千二百四十九万五千円となっております。
議案第三十四号平成二十四年度えびの市
観光特別会計予算について御説明申し上げます。
平成二十四年度えびの市
観光特別会計予算につきましては、予算総額は、歳入歳出それぞれ二千九百四万七千円となります。
歳入につきましては、新燃岳噴火活動等に伴う観光施設への入込客数の大幅な減少傾向が平成二十四年度においても続くことが見込まれるため、平成二十三年度当初予算に比べ、全体として三百八十五万三千円減額して計上しました。
主なものとしましては、キャンプ村施設使用料二百五十九万三千円、白鳥温泉上湯施設使用料一千六百一十四万五千円、キャンプ村収益事業収入一十八万円、財産貸付収入四十八万円、一般会計繰入金九百四十万五千円を計上しています。
歳出につきましては、平成二十三年度に引き続き、各観光施設の収入の減少が見込まれることから、歳出経費の見直しを図り、観光事業総務費八十九万一千円、キャンプ村事業費六百四十五万六千円、白鳥温泉上湯事業費二千一百七十万円を計上しました。
議案第三十五号平成二十四年度えびの市
水道事業会計予算について御説明申し上げます。
水道事業会計におきましては、市民の福祉の向上を図るとともに、経営の健全化に努めてまいります。
平成二十四年度予算につきましては、予算第三条の収益的収入予定額は三億三千三百二十三万六千円で、その主なものは給水収益の三億二千三百二十六万円であります。
収益的支出予定額は、三億一百七十三万五千円で、その主なものは原水及び浄水費の三千九百九十九万二千円、配水及び給水費の七千一百一十三万四千円、総係費の三千七百四十四万八千円、減価償却費の一億二千一百四十一万四千円及び企業債利息二千一百三十五万円であります。
また、予算第四条の資本的収入予定額は、一億五千七百三十万八千円で、その主なものは、尾八重野地区簡易水道統合整備事業に伴う企業債一億二千万円及び同事業に伴う国庫補助金三千三百八万円であります。
資本的支出予定額は、二億九千四百五十六万五千円で、その主なものは建設改良費の二億六千九百七十一万一千円であります。資本的収入予定額が資本的支出予定額に対し不足する額一億三千七百二十五万七千円は、過年度分損益勘定留保資金等で補てんするものであります。
議案第三十六号平成二十四年度えびの市
病院事業会計予算について御説明申し上げます。
平成二十四年度
病院事業会計予算につきましては、予算第三条の収益的収入及び支出で、年間見込額が病院事業収益で九億六千二百三万五千円、病院事業費用が一十億一千三百六十七万七千円となっております。
医業収益の主なものは、入院収益が三億九百六十七万六千円、外来収益が四億九千四百四十一万八千円、他会計負担金五千八百四十九万一千円となっております。医業外収益では他会計補助金が、三千九百五十万一千円、他会計負担金が四千一百五十万円となっております。医業費用の主なものは、給与費が四億五千七百九十六万三千円、材料費三億六千九百一万円、経費が一億四千九百九十四万一千円、減価償却費が三千二百五十三万六千円となっております。医業外費用の主なものは、支払利息及び企業債取扱諸費の一百二十三万七千円であります。
業務の予定量につきましては、前年度と比較して入院・外来ともに減少しております。
予算第四条の資本的収入及び支出では、資本的収入が一千三百三十六万九千円、資本的支出が二千六百万五千円となり、収入額が支出額に対して一千二百六十三万六千円不足いたしますが、この不足する額は、過年度分損益勘定留保資金等で補てんいたします。
以上、御提案申し上げましたが、何とぞ御賛同賜りますようよろしくお願いいたします。
今御説明いたしましたが、議案第二十七号平成二十三年度えびの市
観光特別会計予算の補正(第四号)につきまして、その歳入の中で、白鳥温泉下湯雑入を二万五千円というふうに御説明いたしましたが、ここは白鳥温泉上湯の間違いでございますので、訂正させていただきたいと思います。
○議長(
蔵園晴美君) 説明が終わりました。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。
次の本会議は、あす七日午前十時から開き、議案等に対する質疑を行います。
本日はこれをもって散会いたします。
散会 午前十一時三十二分...