令和 2年 9月 定例会(第4回) 令和2年9月30日
-----------------------------------●議事日程(第6号) 令和2年9月30日(水曜日) 午前10時00分開議第1 議案第120号 令和元
年度西都市
一般会計歳入歳出決算について第2 議案第121号 令和元
年度西都市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算について第3 議案第122号 令和元
年度西都市営住宅事業特別会計歳入歳出決算について第4 議案第123号 令和元
年度西都市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算について第5 議案第124号 令和元
年度西都市西米良村
介護認定審査会特別会計歳入歳出決算について第6 議案第125号 令和元
年度西都児湯障害認定審査会特別会計歳入歳出決算について第7 議案第126号 令和元
年度西都市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について第8 議案第127号 令和元
年度西都児湯いじめ問題対策専門家委員会特別会計歳入歳出決算について第9 議案第128号 令和元
年度西都児湯いじめ問題調査委員会特別会計歳入歳出決算について第10 議案第129号 令和元
年度西都児湯公平委員会特別会計歳入歳出決算について第11 議案第130号 令和元
年度西都市
水道事業会計決算について第12 議案第131号 令和元
年度西都市
簡易水道事業会計決算について第13 議案第132号 令和元
年度西都市
公共下水道事業会計決算について第14 議案第133号 令和元
年度西都市
農業集落排水事業会計決算について第15
常任委員会の
所管事務調査について
-----------------------------------●本日の会議に付した事件
議事日程(第6号)に同じ
-----------------------------------●出席議員(18名) 1番
中武邦美君 2番 村上修乗君 3番
山地将生君 4番 濱砂 磐君 5番 米良 弥君 6番
曽我部貴博君 7番
橋口登志郎君 8番
岩切一夫君 9番
太田寛文君 10番
田爪淑子君 11番
荒川敏満君 12番
黒木吉彦君 13番
兼松道男君 14番
北岡四郎君 15番 井上 司君 16番
井上久昭君 17番
狩野保夫君 18番
荒川昭英君
-----------------------------------●当局出席者市長 押川修一郎君 副市長
甲斐克則君
総務課長 吉野光史郎君
財政課長 中武資貴君新
庁舎建設課長 鶴丸 誠君
総合政策課長 吹井伸二君
危機管理課長 池澤雄一君
市民協働推進課長補佐兼
市民課長補佐税務課長 程内公一君
兒玉孝一君
商工観光課長 藪押建治君
スポーツ振興課長 増井裕之君
建設課長 金田栄二君
建築住宅課長 黒木秀文君
農林課長 伊東功一君
生活環境課長 黒木利幸君
健康管理課長 津曲晋也君 地域医療対策室長 高橋英夫君
会計管理者 春日部なるみ君
福祉事務所長 妹尾康弘君
上下水道課長 横山真一君 教育長
川井田和人君教育政策課長 江川知成君
教育政策課学校保健給食対策監社会教育課長 中村廣文君
寺田謙一君
監査委員 阿萬 浩君
監査事務局長 坂本 登君
農業委員会事務局長 緒方賢一郎君 消防長
高山伊佐夫君
-----------------------------------●議会事務局出席者事務局長 黒木弘志君
事務局次長 沼口 修君
議事係長 福田昌泰君 議事係
川崎翔司君議事係
鳥原裕史君 午前10時00分 開議
○議長(
中武邦美君) これより本日の会議を開きます。 本日の会議は、
議事日程第6号によって進めることにいたします。
-----------------------------------
△議案(第120号~第133号)
特別委員長報告
○議長(
中武邦美君) 日程第1、議案第120号から日程第14、議案第133号までの議案14件を一括して議題といたします。 これより
決算審査特別委員長の報告を求めます。
◆18番(
荒川昭英君) (登壇)
決算審査特別委員会に付託されております議案第120号から議案第133号までの令和元
年度決算議案14件について、その審査の経過と結果を御報告申し上げます。 この議案は、9月18日の本会議において本
特別委員会が設置され、付託されたものでありますが、9月23日、24日、25日の3日間の日程で、
総務分科会、
文教厚生分科会、
産業建設分科会において、
関係資料等を基に、
関係課長等の説明を求め、慎重に審査を行い、28日の全体会で
主査報告の後、質疑、討論、採決を行ったところであります。 採決の結果でありますが、議案第120
号令和元
年度西都市
一般会計歳入歳出決算について、議案第121
号令和元
年度西都市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算について、議案第123
号令和元
年度西都市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算について、議案第126
号令和元
年度西都市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について、議案第130
号令和元
年度西都市
水道事業会計決算について、議案第131
号令和元
年度西都市
簡易水道事業会計決算について、議案第132
号令和元
年度西都市
公共下水道事業会計決算について、議案第133
号令和元
年度西都市
農業集落排水事業会計決算について、この8件の議案については、採決の結果、賛成多数をもって認定すべきものと決しました。 また、議案第122
号令和元
年度西都市営住宅事業特別会計歳入歳出決算について、議案第124
号令和元
年度西都市西米良村
介護認定審査会特別会計歳入歳出決算について、議案第125
号令和元
年度西都児湯障害認定審査会特別会計歳入歳出決算について、議案第127
号令和元
年度西都児湯いじめ問題対策専門家委員会特別会計歳入歳出決算について、議案第128
号令和元
年度西都児湯いじめ問題調査委員会特別会計歳入歳出決算について、議案第129
号令和元
年度西都児湯公平委員会特別会計歳入歳出決算について、この6件の議案については、採決の結果、
全会一致をもって認定すべきものと決しました。 なお、採決に際して、次のような討論がなされましたので申し上げます。 まず、議案第120
号令和元
年度西都市
一般会計歳入歳出決算について、ある委員より「第1は、
公的医療機関である
西都児湯医療センターにおいて行われた『前
長田理事長の再任を求める
署名運動』における
守秘義務違反等に対する
責任追及に対する行政としての姿勢に賛成できないこと。第2は、
公共料金へ
消費税の転嫁をしていること。第3は、西都市に逆差別、不公正な行政を持ち込み、その影響を今でも引きずっている
同和関連の予算が支出されていることから認定には賛成できない」。 次に、議案第121
号令和元
年度西都市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算について、ある委員より「県内9市で一番高い
国保税を負担させている決算には、市民の命と健康・暮らしを守る立場から認定には賛成できない」。 次に、議案第123
号令和元
年度西都市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算について、ある委員より「多額の基金を保有しているのは、高い
保険料の結果であり、
保険料の減額や利用料の減免を求めてきた立場から認定には賛成できない」。 次に、議案第126
号令和元
年度西都市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について、ある委員より「満年齢75歳を迎えた人を、国保や健保から切り離し、負担増と
差別医療を強いる
医療制度には、
高齢者の命と健康を守る立場から認定には賛成できない」。 次に、議案第130
号令和元
年度西都市
水道事業会計決算について、議案第131
号令和元
年度西都市
簡易水道事業会計決算について、議案第132
号令和元
年度西都市
公共下水道事業会計決算について、議案第133
号令和元
年度西都市
農業集落排水事業会計決算について、ある委員より「使用料などに
消費税が転嫁されているので認定には賛成できない」との討論がなされました。 また、各
分科会主査報告におきまして、次のような意見・要望がありましたので申し添えます。 最初に、
総務分科会であります。 議案第120号に関しまして、「令和元年度の
市税徴収率については、現年分99.55%と過去最高の徴収率となっており、大変すばらしいことである。今後も、
窓口業務の
職員対応は、真心のある対応を心がけていただきたい」「
消防団員については、定数の検討がなされているが、各分団の実情を十分に調査し、地域に合った定数を定めていただきたい。また、消防団に入団しやすいような
処遇改善を検討していただきたい」「
ファミーユ立野が完売の目途が立ったという報告を受けありがたく思っているところである。次は、
人口減少対策として市が保有する遊休地、特に
産業技術専門校南側にある市有地の
住宅開発の取組を進めていただきたい。また、
住宅開発に当たっては『
西都スタイル』と言えるような西都市独自の施策を検討していただきたい」との意見・要望がなされたところであります。 続いて、
文教厚生分科会であります。 まず、
社会教育課であります。 「
公民館講座の充実など、文化・芸術の振興と発展への取組を図っていただきたい」「図書館など
公共施設に
自動検温器を設置していただきたい」「令和3年度に開催が延期された
国民文化祭・
障害者芸術文化祭については、西都市の文化・芸術の振興と発展へつながる事業として、多くの団体、個人の参加の下で進めていただきたい」。 次に、
生活環境課であります。 「防犯灯の
LED化を推進し、
防犯対策を図っていただきたい」「
安全運転サポート車普及促進事業に対する補助を行い、
高齢者の
交通事故防止対策を進めていただきたい」「『空き家』対策を積極的に行い、市民の安全で安心な生活の確保と良好な
生活環境保全対策を進めていただきたい」。 次に、
健康管理課であります。 「
各種検診の
受診率向上に努めていただきたい。特に
新型コロナ感染拡大防止の立場から、
高齢者等への
インフルエンザ予防接種には特段の努力をしていただきたい」「子どもにも課税される均等割を廃止するなど、
国民健康保険税の
負担軽減対策を図っていただきたい」「5歳児健診など発達障がい児対策を図っていただきたい」。 次に、
地域医療対策室であります。 「
西都児湯医療センター託児所については、旧
教職員住宅跡へ移転を図り、市が補填している
赤字部分の
負担軽減を図っていただきたい」「
西都児湯医療センター新
病院建設計画については、三位一体による積極的な推進を図っていただきたい」。 次に、
教育政策課であります。 「
子育て支援対策として
学校給食費への補助を実施していただきたい」「
新型コロナウイルス感染症の『第3波』を考え20人以下の
学級編制を図っていただきたい」。 次に、
福祉事務所であります。 「88歳・100歳の
敬老祝い金は8月1日を
基準日とし、以降、年度末までに
支給年齢に達する者を対象に支給されているが、
基準日以前に
支給年齢に到達していながら、
基準日以前に死亡した者については支給されず、
基準日以降に死亡しても支給される者と比べて矛盾している。今後については、
支給対象年齢を
会計年度内とすることに改めていただきたい」「子どもの
医療費助成については、
高校卒業まで拡充していただきたい」「
高齢者福祉・
交通弱者対策として『
乗り合いタクシー事業』については
運行地域を拡充していただきたい」「聴覚障がい(ろう者)の職員を採用し、
手話言語条例を生かした
まちづくりを進めていただきたい」「子ども・
子育て支援対策を願う立場から、副食費については無償化をしていただきたい」。 次に、
スポーツ振興課であります。 「
スポーツ振興課は、
施設管理部分と
振興部分を区別し、
教育委員会所管に戻していただきたい」「
プロサッカー等の
キャンプ誘致を積極的に行い、整備された施設の
有効活用と
活性化対策に努力していただきたい」との意見・要望がなされたところであります。 続いて、
産業建設分科会であります。 まず、「
家畜防疫対策について」であります。 「口蹄疫が終息して10年が経過し、各農場の
自衛防疫体制は、以前と比べ散漫になってきているようである。農協や
農済職員などから構成される
自衛防疫推進協議会でも同様の認識を持っているようなので、今後については、さらなる
防疫体制の強化、
家畜防疫研修会等での啓発に力を入れていただきたい」。 次に、「
基盤整備事業について」であります。 「
基盤整備事業は
農業振興の基礎であり、市が進める
スマート農業実現のためにも重要である。
戸敷地区、
川久保地区の
基盤整備事業については、
計画策定に向けて市が主体的に啓発に取り組むとともに、
地元推進組織の育成に積極的に取り組んでいただきたい」。 次に、「
有害鳥獣対策について」であります。 「現在、
有害鳥獣対策については
各種対策に取り組んでいただいているが、被害の多い中
山間地域では、過疎化の進展に伴い空き家が増加し、放棄された果樹等がイノシシやサル等の
増加原因となっており、捕獲等の対策の効果が十分出ていない状況である。空き家の果樹等は
私有財産等の問題もあるが、不要な果樹等の伐採・除去の啓発や推進のための
補助事業等について検討していただきたい」。 次に、「再
造林対策について」であります。 「
地域林政アドバイザー業務委託等により計画的な
森林整備事業が推進されているが、伐採後の再造林等の対策が不十分で、不要材の放置や崩落の危険性の高いところも見受けられる。今後、健全な
森林育成のための再
造林対策等について検討していただきたい」。 次に、「
市営住宅について」であります。 「
市営住宅については
各種補助制度を活用して建設され、
経過年数も古いものが多い。これらの
公営住宅の処分については制度上のいろいろな制約もあるようであるが、今後、
目的外使用や
用途変更などによる活用を進めるため、国や県に対しこれらの
規制緩和が行われるよう要望していただきたい」。 以上が各
分科会で出されました主な意見・要望であります。 最後に、当局におかれましては、依然として厳しい
行財政運営をしなければならない状況にありますが、今回の審査の過程で各委員から出されました多くの意見・要望等を参酌されまして、今後とも効率的な
予算編成・執行に当たっていただきますようお願いいたします。 以上で報告を終わります。よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。(降壇)
○議長(
中武邦美君) 以上で
決算審査特別委員長の報告を終わります。
-----------------------------------
△質疑
○議長(
中武邦美君) これより
決算審査特別委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中武邦美君) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。
-----------------------------------
△討論
○議長(
中武邦美君) これより一括して討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許します。 17番
狩野保夫君の発言を許します。
◆17番(
狩野保夫君) (登壇) 私は、ただいま議題になっている令和元年度各
会計決算議案のうち、議案第120号、121号、123号、126号、130号、131号、132号、133号については、当初予算にも反対していた関連もあり認定には賛成できませんので、賛成できない理由と若干の意見・要望を申し上げ、討論を行います。 まず、議案第120
号令和元
年度西都市
一般会計歳入歳出決算についてであります。 本案は、
押川市政3年目の決算であります。決算を見ますと、新
庁舎建設を進めるための事業費や、
西都児湯医療センター新病院の建設を進めるための
鑑定評価等、そのほとんどが賛成できる内容でありますけれども、その上でなぜ賛成できないのか、基本的な理由を3点申し上げておきたいと思います。 第1の理由は、
公的医療機関である
西都児湯医療センターにおいて行われた前
長田理事長の再任を求める
署名活動における
守秘義務違反等に対する
責任追及に対する行政の姿勢に納得がいかないところがあるからであります。 決算書の財産に関する調書の4、出資による権利に記載されているように、
医療センターは西都市が2億1,000万円を出資して設立した
地方独立行政法人であり、
市民病院と同等の責任を負う
公的医療機関であります。ですから、当然同
法人役員・職員には、
守秘義務違反が公務員と同様厳しく規定されています。しかしながら、前
理事長の再任を求める
署名運動には、派遣されている職員や
医療センター職員が深く関わり、公表を予定していない、また公表すべきでない資料等が公表され、市民へ配布されました。さらには、それらの
印刷代等諸経費が
医療センターの経費から支出されているのではないか等々の解明すべき問題があります。 私は、その立場から、今議会において、
背任行為とも言うべきこれらの信義に反する行為・事案については、
設立者である行政として厳しくチェックし、問題にすべきだと市長に責任ある対応を求めました。しかし、市長の答弁は、信義に反するような行為は、
関係者等の
信頼関係を破綻させるなど大変好ましくないものであり、二度と同じことを繰り返さないことが肝要であると考えていると、その事実は認めながら、
医療センターは新たな体制となり、
濱砂理事長を筆頭に市民に信頼される
公的医療機関としての役割を果たせるよう日々努力されているので、現状としてはその取組を見守りたいと考えているとの見解でした。 もちろん、これらの事案は、濱砂重
仁理事長による新体制にその責任がないことは言うまでもないことでありますが、見守るということは、結局
守秘義務違反を含め不問にするということにならないでしょうか。そういう姿勢では
設立者としての責任を果たしたことにはならないと考えるのであります。ノーサイドとなっているならまだしも、そうなっていないことが問題であります。 今、前
理事長は、5月28日、御自身の
フェイスブックに公表されていますけれども、
串間市民病院非常勤医師として勤務されているようであります。これまでの同氏の発信歴を見てみますと、「
西都児湯の
医療崩壊が始まっている」とのチラシをネットに掲載されています。また、「濱砂重
仁理事長に聞く」を報道した
宮日新聞の内容にまで異論をつけ、7月4日には「なぜ
脳外科医と
呼吸器内科医は
センターを辞職したか」等を投稿されています。そしてまた
市長選挙を意識した
医療センター絡みの卑劣な
誹謗中傷や、個人の名誉を傷つけるようなチラシが配布されています。行政として考えるべきは、なぜこのような事態が続いているのかということであります。それは行政が厳しく責任を追及しなかったからであります。 以上の立場から、私は、
守秘義務違反等に対する
責任追及に対する行政の姿勢に納得がいかないのであります。今からでも遅くありません。
背任行為とも言うべき信義に反する行為については、法人の
設立者である市長として厳しく追及し対処されることを、決算に当たり強く求めておきたいと思います。 第2の理由は、
公共料金へ
消費税の転嫁をしているからであります。ほかの議案にも関連しますので、ここで若干意見を申し上げておきたいと思います。
消費税導入強行から31年ですが、暮らしや
社会保障がよくなったでしょうか。全く逆であります。それは、
消費税が
社会保障のためでも
財政危機打開のためでもなく、大企業と富裕層の減税の穴埋めに使われ、貧困と格差の拡大に追い打ちをかけ、
消費税の度重なる増税が国民の暮らしと景気、
中小企業の営業を脅かしてきたということ、これが30年間の事実であります。 昨年10%に増税になりました。
家計消費は
日本経済の6割を占める経済の土台であります。
実質家計消費指数や
実質賃金が落ち込んでいるときに
大幅増税をかぶせれば、さらに消費は冷え込み、
日本経済も
国民生活も大変な状況になることは明らかです。加えて、今年は
新型コロナ感染症による影響で、さらに暮らしも経済も深刻な影響を受けています。今朝の
宮日新聞を見ますと、宮大の准教授が、「
消費税増税、明日1年」のコラムで、
県内経済の回復はいまだ見通しが立たず、
消費意欲や
個人所得が改善しない場合、廃業の増加が心配だと指摘されていますが、
新型コロナによる影響が加わった
経済情勢の下、
消費税増税を続けていいのかが、今、問われているのではないでしょうか。我が党は、今の情勢を受け、
消費税廃止を目標としつつ、
緊急要求として
消費税を5%に減税し、
経済低迷を打開する提案もいたしているところであります。 以上、住民の暮らしと経済を守る立場から、
消費税を
公共料金に転嫁した決算には賛成できないのであります。 第3の理由は、西都市に逆差別、不公正な行政を持ち込み、その影響を今でも引きずっている
同和関連の予算が支出されているからであります。1977年、昭和52年12月5日、
部落解放同盟の暴力と脅しによって西都市に不公正、逆差別の
同和行政が持ち込まれて、今年で43年目になります。当時は
同和団体に対して行政は全く物が言えない大変な状況でありました。その過程の中で
同和中小企業融資、
農業振興資金、
住宅新築貸付資金が合計90件、金額にして2億8,171万1,000円が貸し付けられました。しかしながら、
議案質疑でも明らかなように今なお多額の
債務残高があります。そして
資金回収の目途もなく、
同和行政の失敗のツケを引きずっています。決算に当たり一日も早い
完全解決を求めておきたいと思います。 次に、議案第121
号令和元
年度西都市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算についてであります。 本案に賛成できない基本的な理由は、多額の基金を有しながら高い
税負担を求めた決算には、住民の命と健康、暮らしを守る立場から賛成できないのであります。 令和元
年度決算における
実質収支額は5,415万3,000円でしたが、令和元年度末現在高の
国民健康保険準備積立基金は2億6,621万6,107円です。昨年6月議会における
条例改正時における令和元年度の
国保税は、医療分、
後期支援分、介護分の合計で、被
保険者1人当たり12万2,476円、1
世帯当たり20万1,313円で、前年度と比較して1人当たりでは1万31円、1
世帯当たりでは1万7,071円の
増加改正がなされました。その後公表された県内26市町村における令和元
年度国保税1人
当たり調定額の比較表を見てみますと、何と西都市は1人当たり12万6,067円であります。しかもこの調定額は、県内9市の中でも、市町村全体でも、一番高い税額であります。 以上の多額の基金を保有しながら高い
税負担を求めた決算には、市民の命と健康、暮らしを守る立場から賛成できないのであります。
国保税はお金の問題だけではなくて、行政が市民の命と健康をどう守るか、その姿勢が問われています。それだけに
減税対策を強く求めておきたいと思います。 次に、議案第123
号令和元
年度西都市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算についてであります。 令和元
年度決算における
実質収支額は8,402万円でしたが、令和元年度末の基金現在高は1億6,084万4,479円です。多額の剰余金を出し、基金を保有しているのは、高い
保険料の結果であり、
保険料の減額や利用料の減免を求めてきた立場から、
決算認定には賛成できないのであります。 今、第8期
介護保険事業計画の策定が進められているものと思います。その策定に当たって、政府は、団塊の世代が75歳以上となる令和7年、2025年には、団塊ジュニア世代が
高齢者となる2040年代を見据えた対策を求めています。介護問題は、介護を受ける人も、その家族も、また介護事業者も大変であります。それだけに国言いなりでなくて、誰もが安心して介護が受けられる制度策定を強く要望しておきたいと思います。 次に、議案第126
号令和元
年度西都市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算についてであります。 後期
高齢者医療制度は、制度開設以来、この議会で指摘をしておりますように、満年齢75歳を迎えた人を国保や健保から強制的に切り離し、負担増と
差別医療を強いる最悪の
医療制度であります。
高齢者の皆さんの生活は、
消費税増税に加え相次ぐ制度改悪によって、年金の減額、医療や介護の負担増など、ますます暮らしが厳しくなっています。
高齢者を大事にしない政治には、私は未来はないと思います。 以上、
高齢者の命と健康を守る立場から、認定には賛成できないのであります。 次に、議案第130
号令和元
年度西都市
水道事業会計決算について、議案第131
号令和元
年度西都市
簡易水道事業会計決算について、議案第132
号令和元
年度西都市
公共下水道事業会計決算について、議案第133
号令和元
年度西都市
農業集落排水事業会計決算についてでありますが、以上の4件の議案には使用料などに
消費税が転嫁されるので、認定には賛成できないのであります。理由は議案第120号で述べたとおりでありますので、御理解いただきたいと思います。 以上で討論を終わります。(降壇)
○議長(
中武邦美君) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中武邦美君) 討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。
-----------------------------------
△採決
○議長(
中武邦美君) これより議案第120号を起立により採決いたします。 お諮りいたします。 本案に対する委員長の報告は認定であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
中武邦美君) 起立多数であります。よって、本案は認定されました。 これより議案第121号を起立により採決いたします。 お諮りいたします。 本案に対する委員長の報告は認定であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
中武邦美君) 起立多数であります。よって、本案は認定されました。 これより議案第122号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案に対する委員長の報告は認定であります。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中武邦美君) 御異議なしと認めます。よって、本案は認定されました。 これより議案第123号を起立により採決いたします。 お諮りいたします。 本案に対する委員長の報告は認定であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
中武邦美君) 起立多数であります。よって、本案は認定されました。 これより議案第124号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案に対する委員長の報告は認定であります。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中武邦美君) 御異議なしと認めます。よって、本案は認定されました。 これより議案第125号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案に対する委員長の報告は認定であります。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中武邦美君) 御異議なしと認めます。よって、本案は認定されました。 これより議案第126号を起立により採決いたします。 お諮りいたします。 本案に対する委員長の報告は認定であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
中武邦美君) 起立多数であります。よって、本案は認定されました。 これより議案第127号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案に対する委員長の報告は認定であります。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中武邦美君) 御異議なしと認めます。よって、本案は認定されました。 これより議案第128号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案に対する委員長の報告は認定であります。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中武邦美君) 御異議なしと認めます。よって、本案は認定されました。 これより議案第129号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案に対する委員長の報告は認定であります。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中武邦美君) 御異議なしと認めます。よって、本案は認定されました。 これより議案第130号を起立により採決いたします。 お諮りいたします。 本案に対する委員長の報告は認定であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
中武邦美君) 起立多数であります。よって、本案は認定されました。 これより議案第131号を起立により採決いたします。 お諮りいたします。 本案に対する委員長の報告は認定であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
中武邦美君) 起立多数であります。よって、本案は認定されました。 これより議案第132号を起立により採決いたします。 お諮りいたします。 本案に対する委員長の報告は認定であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
中武邦美君) 起立多数であります。よって、本案は認定されました。 これより議案第133号を起立により採決いたします。 お諮りいたします。 本案に対する委員長の報告は認定であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
中武邦美君) 起立多数であります。よって、本案は認定されました。
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△
常任委員会の
所管事務調査について
○議長(
中武邦美君) 日程第15、
常任委員会の
所管事務調査の件を議題といたします。 各常任委員長より、自席に配付しておりますとおり、
所管事務調査のため次期定例会まで閉会中の継続調査の申出があります。 お諮りいたします。 本件は申出のとおり許可することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中武邦美君) 御異議なしと認めます。よって、本件はこれを許可することに決しました。 以上で、今期定例会の日程は全部終了いたしました。 今期定例会は、9月1日開会以来、本日まで30日間の長期にわたり慎重かつ熱心なる御審議をいただき、閉会の運びとなりました。 議員及び理事者各位の御協力に対し、深く感謝の意を表する次第であります。 これをもちまして、令和2年第4回西都市議会定例会を閉会いたします。 午前10時32分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。 西都市議会議長
中武邦美 〃 議員
太田寛文 〃 議員
田爪淑子...