串間市議会 2020-06-10
令和 2年第3回定例会(第4号 6月10日)
令和 2年第3回定例会(第4号 6月10日)
令和2年6月10日(水曜日)午前10時開会
第 1 市政総体に対する一般質問
〇本日の会議に付した事件
1.市政総体に対する一般質問
〇出席議員(14名)
1番 堀 透 君 2番 野 辺 俊 郎 君
3番 内 藤 圭 亮 君 5番 坂 中 喜 博 君
6番 福 留 成 人 君 7番 川 ア 千 穂 君
8番 今 江 猛 君 9番 瀬 尾 俊 郎 君
10番 山 口 直 嗣 君 11番 岩 下 幸 良 君
12番 門 田 国 光 君 14番 児 玉 征 威 君
15番 菊 永 宏 親 君 16番 中 村 利 春 君
〇欠席議員(0名)
な し
〇説明のため出席した者の職氏名
市長 島 田 俊 光 君 副市長 福 添 忠 義 君
教育長 吉 松 俊 彦 君 監査委員 田 中 良 嗣 君
病院事業管理者 黒 木 和 男 君 消防長 隈 江 康 弘 君
会計管理者兼会計課長 前 原 栄 子 君
総合政策課長 橋 倉 篤 寿 君
財務課長 内山田 修 二 君 総務課長 塔 尾 勝 美 君
税務課長 川 ア 信 子 君
危機管理課長 江 藤 功 次 君
市民生活課長 遠 山 隆 幸 君
福祉事務所長 野 辺 幸 治 君
医療介護課長 吉 田 寿 敏 君
農業振興課長 武 田 英 裕 君
農地水産林政課長 吉 国 保 信 君
商工観光スポーツランド推進課長
清 水 幸 憲 君
都市建設課長 矢 野 清 君 東九州道・
中心市街地対策課長
津 曲 浩 二 君
上下水道課長 吉 田 勇 人 君
学校政策課長 増 田 仁 君
生涯学習課長 黒 原 幸 一 君
市民病院事務長 谷 口 勇 人 君
〇
議会事務局職員出席者
局長 野 辺 一 紀 君 次長 森 浩 二 君
庶務係長 河 野 伸 廣 君 主任書記 中 村 嘉 智 君
書記 横 山 祐 樹 君
(午前10時00分開議)
○議長(中村利春君) おはようございます。
これより本日の会議を開きます。
ただいまの出席議員は14名であります。
本日の会議は、お手元に配付しております議事日程第4号によって進めることにいたします。
ただちに日程に入ります。
────────────────────────────────────────────
◎日程第1 市政総体に対する一般質問
○議長(中村利春君) 日程第1、昨日に引き続き一般質問を行います。
それでは、10番
山口直嗣議員の発言を許します。10番
山口直嗣議員。
○10番(
山口直嗣君) (登壇)おはようございます。傍聴の皆さん、本当に御苦労さんでございます。
新型コロナウイルス対策に関係された皆様方には、本当に感謝、また御苦労さまでございました。健康に留意され、毎日のお仕事に誇りを持ち、串間市の福祉の向上に頑張っていただきたいと思っております。
では、通告いたしましたので、質問してまいりたいと思っております。
東九州自動車道延長436キロメートル、九州の
循環型高速ネットワークの形成に欠くことのできない重要な路線であります。日南油津から南郷、奈留から夏井間が新規事業化が決定いたしました。南郷から奈留間がいまだ事業化に至っておりません。地域発展に不可欠な社会資本の整備が立ち後れている状況であります。
地方創生を着実に進めていかねばなりません。現在
新型コロナウイルスのために要望活動が鈍っておりますが、現状と今後の計画をお聞かせいただきたいと思います。
それから、
都市計画決定ルート路線内の地籍調査は、その後どのように進んでおるのか、現状をお聞かせいただきたいと思います。
次に、
PCR検査についてでありますが、具体的にいうとどのような検査なのか。
新型インフルエンザとの相違はあるのか、
インフルエンザでの世界的には死亡者が50万人から60万人と言われております。日本では
PCR検査をした数が外国より少なく、感染の本当の広がりが分からないと問題になっています。検査する人、軽い症状の人の検査が十分行われていなかったことが原因だと言われております。
このような現状、対策をどのように捉えておられるのか、お聞かせいただきたいと思います。
次に、
南海トラフ海底地震津波観測網N−
net整備に伴う工事着手について、より詳しく分かりやすくお聞かせいただきたいと思っております。
次に、
都井岬観光交流館は、5月31日には大変にぎわったとお聞きいたしました。本城の温泉いこいの里の現状はどのような状況なのか教えていただきたいと思います。今日までのデータの公開をお聞かせください。
それから、回数券の売行き、行政の利用促進、回数券、職員の回数券などの対応、また
コロナ対策はどのようになっているのか、詳細にお聞かせいただきたいと思います。
以上で壇上からの質問は終わり、後は質問席にて続けさせていただきたいと思います。(降壇)
○市長(島田俊光君) (登壇)おはようございます。
東九州自動車道の要望活動につきましては、
新型コロナウイルス感染症拡大の防止対策により、全国的に要望活動は差し控えられている状況でございます。
高速道路の早期整備は、
南海トラフ巨大地震の備えのほか、今後の観光、物流促進による経済回復などの面からも重要な役割を果たすものであり、
東九州自動車道の必要性、地域の思いを国に訴えていかなければならないと考えておるところでございます。
現在、直接対面による要望が実施できないことから、日南市、志布志市と連携し、インターネットを利用した
テレビ会談方式による要望活動を行う予定にいたしております。
今後におきましても、
東九州自動車道の全線開通に向けてあらゆる要望活動を模索しながら、積極的に取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。
以上であります。後の答弁につきましては、各課長に説明させますのでよろしくお願いします。(降壇)
○
危機管理課長(江藤功次君) (登壇)お答えいたします。
南海トラフ海底地震津波観測網N−
net整備の事業の概要及び工事着手についてでありますが、これは文部科学省と
国立研究開発法人、
防災科学技術研究所が共同で実施する事業であり、
南海トラフにおける
巨大地震発生時の被害軽減に資するために、
南海トラフ地震の想定震源域にケーブル式の
海底地震津波観測システムを構築するものであります。
地震計、津波計で地震動及び津波を震源近くで直接観測して、地震動を即時予測及び
津波即時予測を高度化するとともに、
海溝型地震の
発生メカニズム解明及び
地震発生予測の研究開発に貢献するものであり、
システム構築後に取得される地震や
津波データは串間市をはじめ、
地方公共団体、関係省庁、研究機関、民間企業等へ提供されることとなっております。
工事期間は、本年5月から再来年の3月までとなっており、本年度は海岸部工事の
中間立杭設置工事、
汚水返送ライン工事、
管路掘削工事、来年度は
フィールドミュージアム幸島公園内の
陸上局舎建設工事が予定されております。
期待される効果につきましては、津波については最大20分程度早く、地震については20秒程度早く直接検知することが可能となり、その分
防災行政無線等で市民の皆さんに避難を呼びかけるタイミングが早くなることにより、市民の皆さんの被害軽減につながるものであります。
以上であります。(降壇)
○
商工観光スポーツランド推進課長(清水幸憲君) (登壇)お答えいたします。
串間温泉いこいの里につきましては、5月18日の再開以降、今月7日までに4,053名の入浴者があり、特に6月6日、土曜日にはこれまで最多の324名の利用があったところでございます。今月1日からは飲食施設が、5日からは宿泊施設も再開し、既に多くの方に御利用いただいているところでございます。
指定管理者におかれましては、
新型コロナウイルス感染症の対策といたしまして、券売機やドアノブ、休憩室、浴場等の小まめな消毒、それから
ビニールカーテンの設置などの
感染防止対策を行って、さらに来場者に対しましては、手指消毒の徹底や検温の御協力をいただいているところでございます。
また、回数券につきましては、6月9日時点で248冊の販売をしておりまして、大変好評であると伺っております。
市といたしましても、引き続き広報誌等を活用し、多方面に情報提供しながら利用促進に努めてまいりたいと考えております。(降壇)
○
農地水産林政課長(吉国保信君) (登壇)
東九州自動車道都市計画決定ルート内の地籍調査についてお答えいたします。
現在高松地区につきましては、一部を除き、令和元年度に法務局に送付しており、7月中には
登記完了予定であります。残りの一部につきましても、9月に法務局へ送付を行い、令和2年度には登記完了となる予定でございます。
また、木代地区につきましては、現在測量成果の確認作業を行っており、本年度中には地権者の同意を得て法務局へ送付する予定となっております。
以上でございます。(降壇)
○
医療介護課長(吉田寿敏君) (登壇)お答えします。
PCR検査につきましては、検体としてのたんや鼻、喉の拭い液を採取し、その検体を調べることで
新型コロナウイルスがいるかどうか判定するものでございます。
PCR検査に至る基本的な流れといたしましては、息苦しさや強いだるさ、高熱等の強い症状のいずれかがある場合は、まず
新型コロナウイルス感染症健康相談センターに電話相談していただきます。聞き取りを行い、
新型コロナウイルス感染症が疑われる場合には、受診調整等がなされ、受診の結果、医師が必要と判断した場合に検体を採取します。
検体採取後は、本県のほとんどの場合が宮崎県
衛生環境研究所に検体が送られ、
PCR検査が実施されることになります。また、先ほど申し上げました強い症状がある患者は、直接医療機関を受診した場合、医療機関が
新型コロナウイルス感染症健康相談センターに相談し、最終的に医師が必要と判断した場合にも検体を採取する場合があると伺っております。
次に、
新型コロナウイルスと
インフルエンザウイルスの違いにつきましては、
WHO世界保健機構及び
ECDC欧州疾病予防管理センターの見解によりますと、
インフルエンザウイルスと
新型コロナウイルスとでは感染から発症までの潜伏期間が感染力、予防や治療方法が確立しているかどうかという点において、大きな違いがあるところであります。
インフルエンザウイルスは、
新型コロナウイルスと比較して、感染から発症までの潜伏期間が短く、1人の感染者が生み出す2次感染者数は多いとされています。そのため、毎年流行が見られる感染症でありますが、体からウイルスが排出されるまでの期間が短いとされており、ワクチンや抗
インフルエンザ薬による治療方法が確立しているところでございます。
新型コロナウイルスにつきましては、致死率が
インフルエンザウイルスよりも上回っており、体からウイルスが排出されるまでの期間が長いとされています。またワクチンや特効薬は
開発研究段階であり、現在では既存の治療薬を兼用する方法で進んでいるところでございます。
次に、
PCR検査が少ないことへの対応につきましては、
PCR検査が適用になる例といたしまして、入院治療の必要な肺炎患者で
ウイルス性肺炎を強く疑う症例など、症例がある方や重症者とされており、無症状の方や軽症者につきましては、
PCR検査は適用になっていないところでございます。
国内での
PCR検査可能件数を1日2万件にするという安倍首相の目標は、本年5月中旬に達成されたところであり、また宮崎県の
PCR検査の可能件数につきましても、今月1日から1日182件の受け入れが可能となっており、第2波、第3派の感染拡大に備え、重症者等の
検査受け入れ体制の拡充が図られているところでございます。
以上でございます。(降壇)
○10番(
山口直嗣君) 御答弁本当にありがとうございました。
東九州自動車道、9月に法務局の
都市計画決定ルート路線の中の地籍ということで、9月に最終的には法務局に申請するんだと。これはもう今まで私たちも陳情に行って道路局長なんかに話をすると、これが終わってなければ、絶対に先には進まないということを聞いておりますのでぜひ、そしてまた、今回日向灘の地震のカバーができるN−net、
南海トラフ海底地震津波観測網N−
net整備が着々と進めておられる。
これはやっぱりこれだけ何か世界中が変な状態になっていることは、皆さん感じておられると思いますが、ひょっとしたらひょっとするという話もありますので、やっぱり
東九州自動車道も命の道でございますので、ぜひ頑張っていきたいと。また議員も一生懸命頑張りますので、よろしくお願いしたいと思っております。
それから温泉です。温泉、もう失敗は許されないと思っております。ぜひ回数券なんかは、我々にもお話があったり、議長を通じてですね。そしてまた職員も市長のお話があったり、これは強制的にはできませんけれども、やっぱり僕はそこの所属の長が頭を下げれば、私はですね、ならやろかいと言ってくれる人がおると思うんですよ。やっぱりそれはやる気だと思うんですよ。やっぱりこれを何とかして継続していただかないと、私利用者から聞いたんですよ。食事もうまいよと、おいしいと聞きました。みんな来られるぞという話を聞きましたので、ぜひ今のところ評判も物すごくいいみたいですので、ぜひ回数券の販売については、市長、
トップセールスで市長のお育ちになられた森林組合とか高畑山とか、いろんな
土木関係者、いろいろなところにセールスをしていただければ、またまた違うと思っていますが、市長、その辺はどうでしょう。
○市長(島田俊光君) はい、温泉の管理者と話の中で、今現在4,000近い人間が利用されたわけでございますが、5,000人に対してその記念品をやろうかとか、5,000人にもう近いものですから、では1万人に達したときに記念品をやりましょうということをまず大きな宣伝をしていこうと思っています。
その中で、各経済団体、議員言われるようにお願いをするつもりでございます。そのことはもう各経済団体のほうにつなぎをしておりますので、協力をしていただこうと思っています。また職員もこの串間の財産ですから、やはりそういう市民の健康を守るための温泉という位置づけの中で協力させていただきたいと思っているところでございます。
以上です。
○10番(
山口直嗣君) 市長、よろしくお願いいたします。
まず、職員の市民に対する対応ということで、まず最初に聞きたいと思いますが、私はあるときに日南の窓口、
日南市役所ですよ、窓口に行ったことがあるんですけども、本当に受付に行ってびっくりしたことを今からちょっとお話をしたいと思いますが、私印鑑を押したんです。そしたら、職員がすぐティッシュをポッとやられました。何するんですかと言ったら、印鑑をちゃんと拭いてください、あっと思ったんですね。
席に着いて、椅子に座っておられたらカウンターからすぐ職員が出てこられて、おじいちゃん、おばあちゃん、何の今日は用事、何かある、何かのというぐらいお話をされて、そして聞かれて担当のところに連れていく。いろいろと車椅子で来れば、車椅子にパッと行かれて対応される。
これはもう昨日同僚議員から言われました、総合案内所もしかりにですけれども、ちゃんとあるんです。そこに行って話を聞くと、本当に記入するところまで教えてくれます。そして何番の窓口へ行きなさい、本当にこれが行政やろなと思いました。
だがしかし、我が串間市を考えると、昔から言われているように、他人の飯を食わせてみないと分からんじゃないのかいという話があります。
そこで職員の研修の取り組みについて、総務課長、よろしくお願いします。
○総務課長(塔尾勝美君) お答えいたします。
窓口サービスにつきましては、市民満足度を向上させるために、市民目線に立った
窓口サービスが実現できるというのは、この市役所の職員としては一丁目一番地というような言い方がされますが、まさしく私もそうだというふうに思っています。
今山口議員のほうから御指摘ありました他市の状況については、一言で言うと、そのような市民の目線に立った丁寧な対応がなされているという事例の御紹介であったというふうに思っています。
私たちも分かりやすい説明、丁寧な対応ということをそれぞれ担当課のほうで心がけておりますけれども、今後は私としては
窓口担当課を1階をはじめ、
福祉センターの課と今後は1課だけではなくて、どのようにそういう観点から
市民サービス、丁寧な対応ができるかということを関係課を交えて調査研究をまずは議会終了後にしていきたいというふうに思っています。
私としても、なかなか市民が来られたときには、全くしょっちゅう来られる人は別なんですけれども、初めて来て、どこにどう行っていいか分からないという気持ちは十分分かりますので、日ごろからもう仕事は置いてからでも、その人が行きたいところに、ちゃんとその担当者につないで、1階でも2階でも3階でも連れて行ってほしいということは朝礼終礼等で言っていますけれども、それをさらにまた担当課、関係課に周知をしながら
窓口サービスの向上に全庁的に進めていきたいような研修、協議をしていきたいというふうに思っています。
以上です。
○10番(
山口直嗣君) そしたらですよ、大変その担当課長としては、お忙しいと思うんです。
これは副市長にも聞こうと思うんですが、やっぱり1日じゃなくても、2日、3日でもいいですけれども、やっぱり見回り、担当職員と職員のそういう元締、副市長、やっぱり僕は時たまですよ、何というか、ちょっとどういうあんばいやろうかと、対応はできとっちゃろかいというようなことを僕はするべきだと思うんですよ。
今は、各課に言うだけであって、やっぱり僕は自分の目で見て確かやなと、市民の福祉の向上に役立ってるやろかいと、項目を守っているんだろうかというのをやっぱり確かめるべきだと思うんですよ。どうですか、1人ずつお願いします。代表して副市長、よろしくお願いします。
○副市長(福添忠義君) 名指しでありますので、お答えさせていただきます。
窓口の対応は、これは行政のとわの、串間市でもですけれども、とわの課題であるという認識をしているところであります。
しかし、今山口議員がおっしゃったのは、多分
日南市役所を例に取られたと思っております。ここと串間の違いは、私も調査をさせていただいたわけでありますけれども、串間の場合は、その窓口の職員が任命権者が串間市長であります。
しかし、日南の場合は、アウトソーシング、下請けが支えて、そういう専門業者がやはり受けて、人件費が割と割高になっておるようでありますけれども、そういう形で外郭団体の職員が入って窓口対応をしているという形であります。
どれがいいかは別として、先ほど総務課長が答えましたけれども、私もまだ青葉マークでありますから、全ては承知しておりませんが、少なくとも1階、2階、3階をくまなく毎日回っております。これは今後も努めさせていただいて、外にも施設が串間はあるわけでありますから、時間を見てもそういうところも回って、人の好かん役を引受けるのも私の仕事だと思いますから、今後も努めさせていただきたいと思います。
以上です。
○10番(
山口直嗣君) そしたら、もう一つ、職場の係の中で業務の消化について、課長が職員一人一人にどのような指示をされて、どのように把握されているのか、窓口を持っておられる課の課長さんだけでいいわけですが、この前ちょっと総務課長が言ったのは、地域住民が抱えているいろんな問題を真摯に対応しなければならないと思う、これも課長が答弁したんですよ。権限の範囲を超える案件についても、関係者、関係機関を紹介するなど市民の抱える問題の解決につながるようにすると、これは僕はこれが本当なんだと思うんです。
だから、今ビニールがしてあって、なお遮断されているような感じがするんですよ。私はこの前福祉事務所へ行きましたけれども、あれだけ人間がおりますが、みんな背を向けてやっております。それにズラーッとビニールを張っておるもんじゃから、何か知らん、分からんわけです、はっきり言って。どうでしょう、ひとつ各課の窓口の課長さん、どういうふうにして職員の市民に対しての対応をされているのか、指導されているのかお聞きしたいと思います。
○税務課長(川ア信子君) お答えいたします。
今議会におきましても、御指摘のありました窓口の対応については、多数の御意見をいただいているところでございます。
窓口に来場される皆様の立場に立ちますと、行政の手続をどこですればいいのかという不安であると思いますので、まずはこちらから声をかけるように職員のほうにも指導しているところでございます。また、現在御案内のありました
コロナ感染症感染拡大の観点から、自前にてビニールの仕切りをさせていただいております。大変御不便をおかけしているかと存じます。端末とか書類のほうに目を向けがちなんですけども、窓口を担当する職員だけではなくて、課内全員の職員が窓口のほうに目を向けるようにということで、朝礼等でも何度か指導をしているところでございます。今後ともサービスの向上に努めてまいりたいと思います。
以上でございます。
○
市民生活課長(遠山隆幸君) お答えします。
市民生活課窓口と言いますと、
市役所正面玄関からすぐの位置にあります。そういうことから、まず来庁者の方には最初に笑顔で挨拶をさせていただきまして、窓口の対応をさせていただいているところでございます。
それと、対応についての職員の接遇の向上といったもの、あるいは
スキルアップの取り組みといったものにつきましては、朝礼でも今かなり窓口対応といったものに、こういう時期でもございますので、非常に焦点が当たっている部分で、重要視されているといったことを伝えておりますし、その後のミーティングを毎朝行っておりまして、前日からの引継ぎもそうですけれども、予定の情報共有、それと注意点、改善点、前日までの悪いところがあったかどうか、それの直すところを毎朝確認しまして、それから始業を開始するといったところになっております。
また、職場内研修だけではなくて、スキルとしましては、接遇研修をはじめ、戸籍等の理解度に応じまして、初級、中級、上級の専門研修にも27名ほど参加しております。
そして、
コロナ対策としましては、税務課長も申し上げましたけれども、マスク着用とともに、ビニールの
飛沫感染防止のためのパーテーションを設置しておりますが、御不便をおかけしますけれども、
飛沫感染防止といったところを徹底したいということもございますので、その御不便をかける分、なおのことですけれども、丁寧に対応させていただきたいと考えておりますし、指導を行っているところでございます。
以上でございます。
○
福祉事務所長(野辺幸治君) お答えします。
職員の市民への対応につきましては、まずは来庁者に対しては、丁寧な声かけを行い、御用件を的確に把握して、必要な窓口への案内を行っております。
窓口においては、市民に分かりやすい言葉遣いによる説明を心がけております。特に福祉事務所においては、個人のデリケートなことに関する受付相談等への対応となりますことから、日ごろから朝礼終礼時において、状況に応じた適切な対応を努めるよう確認、指導は行っているところでございます。
以上でございます。
○
市民病院事務長(谷口勇人君) お答えいたします。
窓口対応につきましては、病院に来院された患者様に対しましては、いろいろな手続に迷っている方については、まず窓口で声をおかけしまして案内をいたしております。
また、各診療科においては、問診等丁寧な対応をして職員、看護師等声をおかけし、また待ち時間が長いような患者さんに対してのお声かけなどをしているところでございます。
また、接遇研修につきましては、年1回開催してそれぞれの職員が
スキルアップ、意識の向上というところに努めているところでございます。
以上でございます。
○
医療介護課長(吉田寿敏君) お答えします。
常日ごろから窓口に来られた市民にはこちらから声をかけるよう指導いたしております。また市民の手続が他の部署にまたがる場合には、次の手続を行う窓口まで一緒に付添い案内をすることも行っております。
しかしながら、5月、6月健診、国保ドックの受付で窓口や電話が混雑し、また議員御案内のコロナウイルス対策用のシートにより、来客が見えない状況もあったところであります。
いずれにしましても、市民からすれば行政の手続をどこですればいいのか不安であると思いますので、市民の立場に立った窓口対応ができるよう指導してまいります。
○10番(
山口直嗣君) ありがとうございました。
が、しかしですね、これは書いただけの話ですよ。それと本当にこの現場がそうなっているかということを私は確かめたかったんです。それはもう言われることは十分皆さんが聞いてなるほどと思われます。
病院へ行ってみなさいよ、そんなら。何時間待っておっても何も言わんよ、あなたは簡単に言うけど、やっていますか。来んですよ、座っておっても、誰が来ます、どうですかとか、きつくないですかとか。
あなたたちは言うだけでですよ、市民は優しい言葉を1つかけていただくと、今日の鬱憤もみんな晴れるんですよ。職員が来て、もう先生があなた大丈夫ですと言われれば、今日は胸張って帰るよ、それは癌じゃないやろかいと思っちょって、先生が、いや、あなたは大丈夫ですよと言われてみなさいよ、それはですよ、胸張って帰りますよ。それだけ言葉というのは、接遇というのは来るんですよ、分かります、皆さん。
言われた4人かな。それはそうですよ、研修、そんな研修なんか私は言っていませんよ。窓口に、だから課長は今日は誰、担当を1人ずつ決めて、そしてあなたは今日一日、窓口を担当してくれと、来やったらすぐ行って、何でしょうと、何でしょうか、今日は住民票取りにきたとよと、印鑑証明取りにきたよとか、そういう話があると思うんです。ならあそこに行ってくださいよと。
福祉事務所なんか行ってみなさいよ。ズラーッとあれがされてあるが、どこに行って、何課に行っていいか分からへん、分かります。あなたたちは分かりますわね。だから、ぜひ本当の真の、真のですよ、接遇をお願いしたいと、切にお願いをしておきます。
それで、もう一回副市長にお聞きしますが、職員の対応の中で、職員は市民の要望、不安、調査、その他いろいろと悩んできます。ところが、職員によると、憲法や法律、条例を基にして話をされます。私は、これはちょっとおかしいと思います。さっき私が言いました、課長がこの前答弁した。
私は市民の悩みがあったりとか、不安があったりとか、それも私は解消すべきだと思うんです。何も法律がなくても、条例になくても、ああそうかのと、それはの、ここに行かないかんわとか、これはこげせないかんという話を僕はせないかんと思うんです。余り正統的に何とかの条例を持ってきなさい、憲法だからこれは動けません、これははみ出しますからできませんとか、それはそれでいいんですけども、まあそこをうまく行政としてやるべきではないかと思いますが、副市長はその点については、どう思いますか。
○副市長(福添忠義君) 特段意見はありません。承ります。
○10番(
山口直嗣君) 本当にありがとうございました。いい答弁をいただきました。
ぜひお願いをしておきたいと思います。やっぱり悩みがあって来られるわけやから、幾らでもそれを和らいで帰していただくということでお願いしたいと思います。
次に、書いているメモ帳でいきますので、すみません、市道の使用についてですが、私たち市木の横川の件で、課長さんたちといろいろとやりました。市長も御存じでありますように、今串間市内も森林の広域伐採が物すごく進んでおります。
1つの市道を占有する、この期間が昔は1カ月とか10日ぐらいで出しておったわけです。今はもう広域になりましたので、1年間使うということがいっぱい出てきたわけでございますが、その対応について、私はいつも違和感があるわけですが、もう少しスピード感がある対応をしていただいて、いつでもその業者が使う、占有している、これは間違いだと思うんです。やっぱり皆さんが使うんだから、共同して使うんだから、やっぱりその中で途中で補修をさせたり、これは行政がする必要はないと思うんですよ。基本的には、僕は前のとおりに直して帰ることがあるわけですから。
時たま、地元車優先と書いてあるところもあります。こういう業者は物すごくいい人です。よけてくれる。そういうことでひとつどう考えておられるかお聞かせいただきたいと思います。
○
都市建設課長(矢野 清君) お答えいたします。
近年大規模な山林の伐採が行われる中、長期間にわたる大型トラックなどの通行に伴い、路面が荒廃し、地域住民の方々の車両通行に支障が生じるケースがあるところでございます。
これまで主に伐採の開始前及び終了後、また通行に支障が生じた際などに現地を確認し、道路維持補修を伐採業者に指導しておりましたが、山林伐採による大型車の通行が長期にわたるなどの場合は、市による維持補修をはじめ、定期的な巡回を行い、大型車両の通行に起因する道路状況による修繕については、逐一伐採業者を指導してまいりたいと考えております。
いずれにしても、地域住民の方々の生活に支障が生じないよう、スピード感をもった対応に努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
○10番(
山口直嗣君) 課長、これから梅雨に入ります。本当に災害が起きないように祈っておりますので、ひとつよろしくお願いをしたいと思います。
また、お願いは2つあるんですけれども、私は市道で大平に今のあじさいロードをもう2回、3回ぐらい見にいったんですけれども、本当にきれいです。もう管理もされております。日南市、あの峠から向こうに行くと、本当に串間のやつはもうほんと栄養がいきわたって青々としています。日南に行くと、もう飯がわたってないと、何かもう黄色味がかかった葉っぱをしています。見ていただければ結構です。そこまだ管理されています。その道路の草も払ってあります。
が、しかし私がお願いをするのは、上からかぶさった樹木が物すごく影をつくっているんですね。その下にあるあじさいは小さくなっている、花にもついております。かわいそうだと思っております。これは地権者もおることだと思いますが、ぜひ上にかぶさったそういう木々は伐採じゃないけども、枝でも切っていかれれば、またあじさいたちも喜ぶのではないかと、また見にいかれた方がああっと思われるんじゃないかと思いますが、これもまた1つの観光の目玉として、串間のあじさいロードとして、ここはちゃんと管理をしていただいたほうがいいんじゃないかと思っておりますので、お願いを申し上げておきたいと思っております。
それから、石原子持田線、これはもう皆さん通っていただければ分かるんですよ。今もう大型自動車が木材を満載して通っています。それも昔はあんなのなかったけど、大型車が2台続けてトレーラーで運んでいくような重量です。恐らく20トンからあると思います。それがアスファルトの場合は弾力性がありますから割れません。だがしかし、セメント道路はひびが入ったらもうすぐ割れます。何回修理されても割れています。
そうすると、割れた面はもう断面です。これでもし、もし事故が起きたときには、市は責任を取るんですか。と私は思っています。だから、私が聞いた中で、同僚議員も1回は軽トラックに載せて、オイルパンをそれでやって、事故に遭ったと。タイヤは断面から切れてパンクしたと。事故につながらないといいですよ。もうセメント道路は今のニーズに合いません。
だから、私はお願いをしたいんですけれども、ぜひ課長なんか行っていただいて、ぜひ年次的でもいいからアスファルトの舗装をぜひお願いしたいと思っておりますが、何かこれで答弁できれば答弁してください、なければないと言ってください。また続けますので。
○
都市建設課長(矢野 清君) お答えいたします。
市道子持田石原線につきましては、平成26年度よりコンクリート舗装による路面改修を行っておりましたが、大型車両通行の増加によりコンクリート舗装が割れるなどの状況も見受けられますので、昨年度よりアスファルト舗装による改修を実施しているところでございます。
今後も年次的ではございますが、舗装の補修を実施し、維持管理に努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
○10番(
山口直嗣君) よろしくお願いします。
それから、今度はコロナに移りますが、コロナでまず夏のマスク使用について、お話をしたいと思いますが、これは熱中症の関係、子供はどうするのかということで、専門家の先生に言わせると、物すごく熱があると、マスクをしたとき。
私は、大人はいろいろと応用が利きますので、今山なんかでは外してもいいとか、2メートル以上離れたら外してもいいというけれども、子供については大変だと。熱がこもりやすいということでございますので、こういうことについて、どのように教育委員会は考えておられるのかお聞かせください。
○
学校政策課長(増田 仁君) お答えします。
学校における新しい生活様式におきましては、登下校時や校内での授業において、症状がなくてもマスクを着用することとしておりますが、熱中症などの健康被害が発生する可能性が高い場合は、マスクを外して良いこととしております。その際、人との距離を十分保つよう指導しているところでございます。
また、マスク着用により熱中症対策を行う必要があることから、授業中の水分補給については、水筒を持参させ、児童生徒の状況に応じて水分補給の指導をしていくこととしているところでございます。
以上でございます。
○10番(
山口直嗣君) 私は、子供たちは着用しながら、我々は子供の真似はできないというぐらい運動能力があるわけですよ。それで、やっぱり僕は運動場なんかでは絶対外させんと倒れてしまうんじゃないかと、今私たちのころにはやっぱり全校広場に出て、霜柱が立っちょってもはだしで出たり、そういう環境で育ったので、やっぱり強いんですよ、環境には。今ごろの子供たちは運動会でもくつをはいて走るとか、僕らのころには考えられなかったことなんですね。やっぱり環境に応じて体がなじんでおりますので、やっぱりそこら辺はよろしく、そこら辺の対応をぜひ頼んでおきます。
それから、私は今水筒をという話があったんですけども、私もずっと見てきたんですけれども、水筒を持っていくんですよ、家から。だがしかし、みんな後ろに置いちょっとですよ、水筒。授業中は飲まないんです、はっきり言って。みんな好きで飲んでいるわけ、席に座っているわけですね。僕はもうやっぱり水筒は机の上に置いて、先生が授業をしておっても、飲みたいと思ったら水分補給をすべきだと思うんですよ、ここに置いちょって。
そして、水筒の容量もこんなに小さいやつもあるし、こんなに大きなやつもあります。僕は、1日の水分の採る量は御存じだと思うんですよ。やっぱりそこを家庭の親にも指導して、水筒をちょっと大きくしていただけませんかとか、水分ですね。やっぱり僕はそういう指導も怠ったらいかんと思うんですよ、どうでしょうか。
○
学校政策課長(増田 仁君) お答えします。
マスクの着用によりまして、熱中対策を行う必要があることから、授業中の水分補給については、水筒を持参させております。またその水筒を飲むタイミングにつきましては、児童生徒の状況に応じて水分補給を小まめに採るように教職員のほうから指導しているところでございます。
以上でございます。
○10番(
山口直嗣君) 課長、私が言うのは、みんな授業をしているときに、水飲み行くのが何人もおって、全部何しちょっちゃろかいと、これで授業の集中力があると思いますか。だから言うんですよ。普通のときはそれでいいんですよ、1時間飲まんでも。でもこういう
コロナ対策で水分補給をしなさいと。マスクをしているということで、熱中症関係もあるから、小まめにと、あなた小まめと言っているじゃないですか。小まめっていうのは何ですか。小まめにとるためには、ここに置いておって、本当に子供たちが飲みたいときだけは、ゆっくりと開けて、人に迷惑をかけんで、やっぱり皆さんの集中力が散漫せんと思うんですよ。これを立って後ろに行ってよ、何人も立っていければ、先生はおろおろでよ、集中せんと思うんですよ。僕はそういうことまで考えてほしいと言っているんですよ、それは分かるでしょう。よろしくお願いします。もう答弁は要りません。
それから、動物からのコロナの感染についてですが、今までコウモリからとか、中国ではコウモリからとかいう話がありました。これは本当なのか教えてくださいよ。
例えば、紫外線や高温多湿によって威力が弱まる傾向であるというのも言われているんです。
たがしかし、室内では紫外線は得られません、自粛しておればですね。それと温泉などの高温多湿でも発生しているという事例があるわけですね。このことは先生もう十分御存じだと思いますが、こういうことがあるんですけれども、どう思っておられますか。
○
医療介護課長(吉田寿敏君) お答えします。
新型コロナウイルスの自然宿主は、現在では不明であります。その遺伝子配列がコウモリ由来のSARS同様コロナウイルスに近いため、コウモリがこの
新型コロナウイルスの起源になった可能性が考えられておりますが、明確なところは分かっておりません。
また、これまでのところ
新型コロナウイルスがペットから人に感染した事例は報告されておりません。
しかしながら、動物由来の感染症の予防のため、動物との過度な接触は控えるとともに、ふだんから動物に接触した後は、手洗いや手指用のアルコールでの消毒等を行ってほしいと考えております。
次に、紫外線等高温多湿につきましては、さまざまな研究機関で研究がなされておりますが、
新型コロナウイルスそのものの殺菌に有効かどうかという結論には至っていないようでございます。
以上でございます。
○10番(
山口直嗣君) ありがとうございました。
今市民病院で
PCR検査ができるのか、そしてまた、今回補正予算で感染者の患者の受け入れ体制のために必要な機材を買ったということでありますが、それを買ったのでその受け入れができるものか、感染対策ができるのか、そこを教えていただきたい。
○
市民病院事務長(谷口勇人君) お答えいたします。
市民病院での
PCR検査につきましては、指定医療機関でないことから実施をしておりませんが、医師の診療により熱発等の患者様に対して、検査が必要だと判断した場合に限り、保健所に連絡をした上で検体採取を実施しております。
また、今後第2波が来た場合、一般病院での検査等が必要になる可能性もございますので、今後の情報を注視していきたいと考えております。
次に、専決処分による機材の購入につきましては、感染外来のための機材、換気を必要とする陰圧装置とか、簡易ブースとか、検体採取等の機器を購入したところでございます。
現在のところは、件数が増えた場合に、できるだけ短時間で検体検査ができるような体制を取るために、今回機器の購入をしたところでございます。
以上でございます。
○10番(
山口直嗣君) そしたらですよ、
PCR検査、これは精度が薄いと、弱いと、検査についてはですね。だがしかし、今度は唾液で2ccぐらいですか、唾液で検査ができると、これはましてこの唾液の場合は、保険適用もできるという話なんですけれども、これは市民病院ではできないんですか。
○
市民病院事務長(谷口勇人君) 先ほど申し上げましたとおり、
PCR検査につきましては、現行そういったところの対応を行っております。
今後そういったところで、
PCR検査自体というよりは、一度入院患者等の受け入れをする場合に、抗体検査とかそういったところは行っておるんですが、今のところうちのほうではそういったことは行っていないところであります。
○10番(
山口直嗣君) では聞きますけど、その唾液は、
PCR検査はあれでしょうけど、唾液なんかは本当にできないんでしょうかね、先生、ちょっとそれを。
○市民
病院事業管理者(黒木和男君) お答えいたします。
今の御質問は、唾液による検査ができるかどうかということですが、これまでは
PCR検査は咽頭の粘液であったりしたんですけれども、唾液であっても十分だということで、検査自体は同じものだと認識していますけれども、先ほど事務長が答えましたように、検査は公式にはやっていないんですが、保健所の依頼があれば、うちで検査をして検体を衛生研究所に送るということでやっておりますので、その辺を御理解いただきたいと思います。
以上です。
○10番(
山口直嗣君) ありがとうございました。よろしくお願いを申し上げます。
この
新型コロナウイルスの対策や状況には日々中身が変わっております。だから、私たちが質問を書くときに、作成したときには、既にもう常に古いと思っておりますが、その了解の上、答弁をいただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
それから、県内の
新型コロナウイルスに対して、串間の1次産業はどう影響したのかという話を農業、畜産、漁業、林業についてお聞きしたら同僚議員に対して、十分とは言いませんけれども、私が思っている大半の大ざっぱでは了解したんですけれども、何か畜産が一番、枝肉とかあればっかり言うて、私がお聞きしたいのは漁業や林業、それとか畜産であれば豚はどうなったかという話も出ておりませんが、そこら辺をやっぱりもうちょっと林業についても、例えばバイオについては、串間の、あそこは順調に取っておられるけれども、日南のバイオマス、王子製紙の、バイオマスを集めるところのうわさなんですけれども、バイオマスが止まるんじゃないかというような話まで聞きましたが、そこら辺の情報は入っていないものか教えていただきたい。
○議長(中村利春君) 場内換気のために10分間休憩します。
(午前10時59分休憩)
(午前11時11分開議)
○議長(中村利春君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○
農地水産林政課長(吉国保信君) お答えします。
日南市企業のバイオマス発電の中止につきましては、県、日南市に確認しましたが、現状ではそのような情報は把握していないようでございます。
バイオマス発電所へは串間市産の木材も原料として供給されていますので、今後動向を注視してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○10番(
山口直嗣君) 1次産業に与える影響というのは、皆さん、十分同僚議員が質問されましたので、ぜひ産建委員会もございますので、またそこら辺でお聞きしてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
それから、私は
新型コロナウイルスが世界的に不浄のどん底に落ちていると思っているんですが、私は歴史は繰り返すという言葉がありますように、昔に戻るんじゃないかと。都会の仕事がなくなって、生活のためにまた山を切り開いたりなんかして食料という、ばかげた話かもしれませんけれども、私は歴史はこうやって何年かサイクルで変わるんじゃないかと思っておりますが、これをいい機会に何とか早めに感じ取ってやられたらどうですかと思っているんですが、市長、そういう私の自発的なものはどうでしょうかね、あったらお願いします。
○市長(島田俊光君) はい、余りにも人類のこの進化といいますか、やはりそういうのがあって、こういうような弊害というのが出てきているんだろうと思っています。
この
コロナ対策の中ではいろいろと研究者の中から、あるいはまた各都道府県知事の協議の中でささやかれておりますけれども、世界はやはり余りにも進化するのが速かったんだろうと思います。特に日本は戦後75年という短い期間の中で、超大国に引けを取らないような進化を遂げているわけですから、その遂げた中にはやはり今議員言われるように、森林の荒廃、あるいはまた森林の開発等で本当に国土の保全といいながら、国土を崩壊しているような状況にあります。
そういう中で生まれてくるウイルスというのは、やはり数知れないさまざまなウイルスが出てきて、やはり人類を侵すようなことになるんだろうと思っております。そういうことにならないように、今環境大臣の小泉さんが言われたように、やはり世界全体でこの環境というものを守っていかなければ、地球温暖化というのがささやかれているわけですから、その温暖化を防ぐことができなかったら、やっぱり人類の崩壊につながるんだということが言われておりますので、私も河野知事が言われた、やはり人間が住む条件、その生活環境というものを維持するためには、やはり森林が大事だよと言われておりますので、やはりそこから根本的にみんなが考え方を変えて守るということをしていかなければならないと思います。
議員言われるように、都市部に余りにも一極集中した部分は、やはりこれからは地方にそれぞれ分散されるというようになろうかと思いますので、私もそのようなことじゃないかなと思っております。
以上です。
○10番(
山口直嗣君) ぜひ市長の思いとか、そういうのを実現されていただくことをお願いをしておきます。
それから、私はこのコロナウイルスのことで教育委員会としては、子供たちの意見を聞かれたのか、1回ぐらいはですね、休校にしても何にしてもですよ、子供たちの活発な意見、どういう意見を持っておったのか、そういう意見を聞かれたのか。子供たちもやはり権利条約というのがあると思うんですよ。この条約の内容と、そういう子供たちに聞かれたのか。
それと、多分子供たちは自粛の中で、休校の中で私は規則正しくやっている子供もいたかもしれませんが、テレビやゲームを見て、本当に今の生活に戻れるのか。集中力や勉強なんかは大丈夫なのか、教育委員会はどういう対応をして、時に学習の遅れというのは、この前同僚議員も聞かれまして、夏休みの短縮をしたりとか、そういうのをやるということでございますが、そこら辺はどうでしょうか。
○教育長(吉松俊彦君) お答えいたします。
今議員御案内のとおり、休業期間中、本当に子供たちはもちろんなんですが、保護者、それから地域の方々に大変御苦労、それから御心配をおかけしたというふうに思っております。
学習の遅れに関しましては、串間市のほうでは3月から臨時休業を行いました。ただ、4月に入りまして、始業式から2週間ほど授業を実施させていただきました。その間、そしてその後、また5月24日まで臨時休業という形になったんですけれども、その間の授業時数の不足につきましては、各学校に調査をいたしました。その結果が先ほども申し上げましたけれども、夏休み中7日間の授業実施という形で、授業については全て補完できるというふうに計算できていますので、そのような形で今回進めているところであります。
あと保護者、児童等への意見を聞いたかという部分につきましては、今回は直接児童生徒のほうには聞いておりません。各学校のほうに校長先生を通して教職員のほうにはいろいろ御意見をお聞きしたところでございます。
以上でございます。
○
学校政策課長(増田 仁君) お答えいたします。
子供の権利条約のことについてでございますけれども、子供の権利に関する条約につきましては、1989年に国連総会において採択され、日本は平成6年に批准をしているものであります。
この条約は、世界の多くの児童が飢え、貧困等の困難な状況に置かれていることに鑑み、世界的な観点から児童の人権の尊重、保護の促進を目指しているものでございます。
以上でございます。
○10番(
山口直嗣君) 私はやっぱり大人主導じゃなくて、子供たちはどう考えているのか、コロナをですね。どう捉えているのか、そしてどうしたらいいのかというやっぱり子供たちの意見を聞いて、そしてそれを交えながら教育委員会でもんで、こういう子供たちの意見もあるねというのは入れてほしかったと私は思っています。だから、子供たちにも権利があるがねと、だから権利条約というのを出したわけですけれども、そこら辺ですよ。
串間市は、5月25日開校で、夏休みも7日間短縮と、新聞に串間市が第1番目に載りました、串間市が一番先に決めたと、この1週間短縮。やっぱり私も誇りに思いました。そういうことで、私一番思うのは、小学6年生や中学3年生、この授業時数が足らん、先生は昨日30時間から40時間ぐらい足りないと言われましたが、これはやっぱり学校でそういうばらつきが、生活のばらつき、予習復習をちゃんとした子供も多いじゃろうし、遊びほうけた子供たちもおったでしょう。
私は、一人一人の状況を見極めて、きめ細かな指導をしていかないかんと思うんですよ。普通のときはそれなりで、それなりと言ったらおかしいんですが、全般的にやらんといかんけど、こういう状態のときには、やっぱり精神的にもまた協調性、それからいろいろな問題があって、やる気とか、そういうものがありますから、きめ細かな、やっぱり僕はせないかんなと思っておりますが、この辺はどうでしょう。
○教育長(吉松俊彦君) ありがとうございます。
今おっしゃったとおり、きめ細かな指導というのは、本当に大事なことだと思います。幸いにいたしまして、先ほど言いましたように、串間市のほうでは、授業時数の不足につきましては、夏休みの7日間の授業で十分補完できるということであります。したがいまして、これまでやってきたとおりの各学校では少人数指導、きめ細かな指導が行われておりますので、今後もそれは引き続き実施していきたいと思います。
以上でございます。
○10番(
山口直嗣君) 子供たちのためにということで、小学6年生と中学3年生の問題はもう棚置きですか。今聞いたんですけれども、どういう具合にして、多分6年生は中学校に上がるということで、今度授業の内容はくるっと変わって専門の先生がやると。小学校の場合、その先生が教養は教えてきたわけですから、また1人ずつ違うわけですからね、それでは時間数が足らんということで、中学校3年生は高校受験があります。高校生は大学受験が、もう共通一次のためには一生懸命やっているわけですね。
だから、やっぱり僕は今回はかわいそうやなと、これのフォローはどうされるのかということが一番。
○教育長(吉松俊彦君) 失礼しました。
小学校の6年生、それから中学校の3年生のことでございますが、特に新学期に入りまして、まず前年度の学習できなかった部分について、4月からは授業をしております。特に、4月最初の2週間については、全学年の分の授業を行うという形で各学校されておりますので、串間市においては、前年度の積み残しの分というのは、ないものと思います。
その後、また授業を再開しましたので、その分との夏休みの補填分で串間市においては、学習内容については補完できるというふうに考えております。
また、中学3年生の高校入試につきましては、これは入試の内容につきましては、まだ県のほうから発表がありませんので、その範囲等について、またいろいろと議論されるのではないかと思いますけれども、またその結果を受けまして、各学校のほうには学習指導していきたいと思います。
以上でございます。
○10番(
山口直嗣君) ひとつよろしくお願いします。
私、これ新聞か何かやったけども、福島高校に公営塾ができたということで、何人か行っておられるということですが、僕は一貫校ですので、ぜひこれは進めていただいて、この遅れを取り戻すような格好で、僕はやっぱりある程度の助成というのはあってほしいと思うんですよ。
できたら、進学や就職される方たちの助成をしていただければいいなと思っています。これ全員が僕は学習塾に、串間の場合は塾がありませんので、ぜひ成績レベルアップのために頑張っていただきたいと。そういう助成もお願いできたらなと思っておりますが、教育長、どうでしょう。
○教育長(吉松俊彦君) はい、先日開講しました串間市公営塾につきましては、希望者で実施するという形にはしておりますが、先ほど来私としては、全員の生徒が受講してくれるとありがたいなというふうに思っているところです。
市のほうとしましても、公営塾の運営については、全面的に補助しているという形になります。
ただ、どうしてもテキスト代がかかりますので、テキスト代につきましては、参加する生徒から4,020円でありますけれども、いただいて運営しているという形で今実施されております。
今後とも、もっともっと塾が大きくなって、本当に先ほど言われましたように、全員の生徒が参加できるように、さらには中学生も何らかの形でその塾を参観するとかいった形で、そして地域の方、保護者にも参観をしていただいて、公営塾が頑張っているんだという姿を市民にもどんどんアピールできたらいいかなというふうに思っているところです。
以上でございます。
○10番(
山口直嗣君) 教育長の本当、心の内を聞いたわけですけれども、テキスト代ぐらいは頼めるところがあるじゃないですか、頼んで助成をしていただくと、そこは教育長の手腕にかかっているんじゃないかと思いますが、よろしくお願いを申し上げます。
そこで、9月入学の話題がなっておったんですが、私たち、ちょっと9月入学というのは、ピンとこないんですよ。政府は一応延期したわけですが、ここでついでというわけにはいきませんが、メリットとデメリットを簡単でいいですから教えていただきたいと思います。
○教育長(吉松俊彦君) お答えいたします。
9月入学となりますと、海外留学などがしやすくなり、教育のグローバル化が進展することが挙げられます。
また、デメリットとしましては、学年の区割りが変わることや、学校行事、授業計画の大幅な見直し、入試や就職、資格試験など、全てにおいて3月卒業を前提としたスケジュールとなっておりますので、関係機関との調整が欠かせないというふうに考えております。
以上でございます。
○10番(
山口直嗣君) そこで、これは失礼な話なんですけれども、休校の間、先生たちはどういう業務内容であったのか、多分学校でも3密を守っておられて、職員会議なんかもできなかったと思うんですが、校長先生の意思伝達とか、いろいろな協議とか、いろいろ大変だったと思うんですよ。だから、教職員の皆さんがどう過ごされたのか、ちょっと興味がありましたので、お聞かせいただきたいと思っております。
○教育長(吉松俊彦君) お答えいたします。
臨時休業期間中ですので、基本的に先生方は勤務時間、勤務ということになりますので、全ての先生が学校に出勤されております。中には、いろんな形で休まれた方もいらっしゃるかもしれませんけれども、基本的には休業中ですので通常どおりの勤務ということになります。
中身につきましては、小学校では継続して児童預かりを実施しておりましたので、教職員には児童対応に当たってもらいました。また、日常では十分な時間の確保が困難である職員研修の実施、それから学校再開の際、スムーズな授業を進めるための教材研究、定期的な児童生徒との接触を伴わない家庭訪問など、日々綿密なスケジュールで業務に当たってもらったところです。
さらには、休業期間中には短時間の登校日を設定いたしましたので、その際、前学年の復習や新学年の内容について、プリント等を配付してもらいまして、家庭との学習が継続的に実施できるよう対応していただきました。
いずれにいたしましても、各学校、校長先生中心に、いつ学校再開となっても対応可能な状況を整備してもらいましたので、5月中旬からの登校日から、そして本格的な学校再開が円滑に進められたというふうに思っております。
以上でございます。
○10番(
山口直嗣君) ありがとうございました。
冗談ですけれども、先生たち、何しちょっちゃろか言うたら、毎日消毒よというような話まで飛び交うような状況でございましたので、ちょっと興味がありましたので聞きました。
それから、
新型コロナウイルスによって串間の中で失業されたと思うんですよ、串間市での現在の失業の状況について、職種別に教えていただきたいと思います。
○
商工観光スポーツランド推進課長(清水幸憲君) お答えいたします。
新型コロナウイルス感染症の影響による失業者の状況につきましては、ハローワーク日南に確認いたしましたところ、日南市、串間市における令和2年4月の雇用保険を喪失された方のうち、解雇者の人数が40名おられたということでございます。
ただ、前年同月につきましては37名いらっしゃったということでございますので、これがコロナウイルスによる影響かどうかというのは、ちょっと判明できないというところでございます。
今後もまた状況を把握しながら、情報の収集に努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
○10番(
山口直嗣君) 課長、これはやっぱりよ、雇用保険を調べたとかじゃなくて、実際足で稼いで、昨日も出たじゃないですか、例えば飲食店と代行運転は同じだがねと、同じ部類だがねと、やっぱりそういうことで雇用保険をかけていない人たちも串間市にはいっぱいおるんですよ。
あした来るなよと、もうでけんよと言われた人たちも私は失業だと思うんですよ。そういうことをちゃんとやっぱり調べんと、我々みたいなちゃんとして職業についておられる方はいいですよ。串間の1次産業を考えると、そうじゃないですがね。やっぱり僕はそういうことをちゃんと調べるのがあなたたちの優しさですがね。調べて、それで調べた挙げ句、この失業者に対して支援や対策はどうされていますか。
○
商工観光スポーツランド推進課長(清水幸憲君) お答えいたします。
失業者への支援につきましては、国県とも現在のところ特段の支援事業はないところではございますけれども、まずはハローワーク日南と連携して現状の把握に努めるとともに、問合せ等の際には、失業保険などの現行の制度を活用について周知を行いたいというふうに考えております。
以上でございます。
○10番(
山口直嗣君) 多分、書いてあるからそうやって読まないかんでしょうな。
私が言っているのはそういう意味で言ったんじゃないですがね。ハローワーク、何人行くんですか、そんなら。そこら辺で日雇で毎日毎日、日給月給でやっている方がハローワーク行きますか、そういう人たちも失業ですよ。そうでしょう。
ちゃんとした、ちゃんとできた職業に就いておられる方はハローワークですよ、それは。僕が言うのは、本当に困窮されている方たちの失業者は何人おられるんですかというのが聞きたいんですよ。そんなハローワークなんかって言って、私らでもすぐ分かりますよ、そんなもの。
そうじゃなくて、串間市の1次産業や飲食店や職業や、いろいろ勤めている人たちで、そういうあれができていない人たちが、あした来るなよと、あしたちょっと休んでくれんかと言われた人たちは、あした食う糧がないですがね。そういう人たちをいかにあなたたちが把握しているかということを聞きたいわけですよ。これじゃないと一般質問する価値がないじゃないですか、ハローワークであれば。どうですか。
○
商工観光スポーツランド推進課長(清水幸憲君) 大変失礼いたしました。
現状では、そういった雇用者につきましては、ハローワークでしか把握ができないということもございますので、商工会議所などとも相談しながらまたそういった実態を把握してまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
○10番(
山口直嗣君) 時間を切って私に答弁してくださいよ。そうしないと、困窮者は待てません。今10万円が入ったから、まあまあ生活できる人もおるでしょうけれども、それは市役所の職員でおられる方、あなた自身はなかなか足元には来ない、考えられんかもしれませんけれども、本当に困っている人はいっぱいいると思います、見ればですよ、ひとつよろしくお願いいたします。
もう時間がありませんので、県から出向されている課長さんに、ちょっと物すごく地域連携組織について私は聞いてまいりたいと思いますが、この問題については、私ちょっと違和感を持っているわけです。
なぜかというと、我々議員は地域の声を聞きながら、自治会の声を聞きながら議会活動をやってきたんです。それが地域連携組織というのは、好転、改善、解決をすることを目的とします。みんな改善できればですよ、議員は要らんですよ、はっきり言って、と私は思ったんです。
だから、部分的には納得できかねない部分があるんです。私は部分的には憤りを感じております。という話の中で、まあ中身をいろいろと聞くと、いい方向に話をされますけれども、書いてあるものについては、そうではないと思っていますので、目的について具体的に教えていただきたいと思います。
○
総合政策課長(橋倉篤寿君) お答えいたします。
まず、地域連携組織の目的についてでございます。
こちらについてですが、自治会、ここの取り組みでは立ちいかなくなった地域活力の維持活性化を図ることが第一義的ということになっています。
具体的に申しますと、旧中学校区ですね、こちらの圏域で地域で連携していただいて、不足するサービスを補ったりでありますとか、あるいはまた新たな交流活動を展開するなどして、地域住民が主体となって持続可能な暮らしを維持する取り組みを展開することが期待されているというところでございます。
以上であります。
○10番(
山口直嗣君) 何か知らん、分からんちゃけど、なぜこのような新しい組織、自治会もあるわけですね。必要なのか教えていただきたい。
○
総合政策課長(橋倉篤寿君) お答えいたします。
必要性についてであります。我が国全体が人口減少局面に入っていることは、議員も御案内のとおりかと思います。本市を含みます過疎地域においては、特に人口減少が顕著であるというところであります。地域によっては、集落における生活が困難になっているところも一部見られていると。
一方で、過疎地域における生活環境の保全、それから郷土文化の伝承、こういった多面的機能を有しておりますので、その維持、持続を図ることが喫緊の課題ということになっております。この課題に取り組みまして、地域における暮らしを持続可能なものとするためには、先ほど議員もおっしゃいましたように、現在存在します自治会を前提としつつも、より広い範囲で地域の関係団体を新たな地域運営の仕組みとして構築する必要があるのではないかということで、この取り組みを進めているところということで御理解いただければと思います。
以上であります。
○10番(
山口直嗣君) なぜ仕組みが欲しいかというと、それはこういう地域によって集落における生活の維持が困難とか、そういういろんなものを合わせてやると。でも実際串間市は過疎地域が物すごくあるわけですね。この人材がいない地区であって、誰がこういう取り組みをするのか、そこはどうですか。
○
総合政策課長(橋倉篤寿君) お答えいたします。
誰がこの地域連携組織、取り組んでいくのかという話でございます。
まず、基本的な問題といたしまして、構成メンバーということでちょっとお答えしたいと思うんですけれども、具体的な例を申します。現在串間地域内におきましては、今年の4月に市木、それから5月に本城、それから都井ですね、そして昨年の11月に北方のほうで準備委員会が設置されたところであります。
現在の各地区の委員会を構成するメンバーでございますけれども、こちらのほうにつきましては、自治会長さんでありますとか、民生委員の方々、そして消防団、学校関係者といった地域を代表するさまざまな組織から御参加いただいて連携を図っているところというところであります。
以上であります。
○10番(
山口直嗣君) 市木は、16集落あるわけですけれども、結局その代表者だけでやられるのか、地域を含めた連携組織なのか、そこら辺がはっきりしないのに、私は次の問題ですけれども、書いてある、私はもらったものの話をしているわけですけれども、見ようとしなければ見えない、当たり前の話です。見なければよそ見すれば、見ようとするから見えるわけですから、こういう課題や困難も、僕は多く存在するということが分かりません。詳細にこの見ようとしなければ見えないというのは、どういうことなのかちょっと教えていただきたい。
○
総合政策課長(橋倉篤寿君) お答えいたします。
議員おっしゃったとおり、確かに物事というのは、意識しないと見えないものというところはございます。
先ほど御説明しました1つで、さまざまな課題は存在していると思います。例えばですけれども、なぜその課題が発生しているのかとか、あるいはどういう原因で発生しているのか、あるいはこの地域なのかというように意識しなければ見つけることができないことが多々あると思います。
例えばですけれども、具体的にこちらのほうとして考えていることの1つでありますけれども、例えばこの地域において災害が起きないとなったときに、それは本当にその自分に影響がないところで災害が起きていないというところでしか事実を知ろうとしていないのではないか、同じ地域内においても、例えば近くの自治会においては、何かいろんな事実が起きているのではないかと。
それから、よく言われますけれども、地区の役員の成り手がいないとか、そういったところでありますけれども、そういうところを無意識ではあるんですけれども、実際にその地域に住んでいらっしゃる若者の方々とかの存在がちょっと目に見えていない事実もあるのではないかとか。
あるいは、高齢化によって人手不足で伝統芸能が開催できないといったときに、本来ならば、その芸能担い手になるべき人間を、何というのですか、いわゆる壮年の方々にしか限定していなくて、考えていないところもあるのではないかと。そういったところで、議員おっしゃったように、まさに意識しないと見えないところについて、我々少しずつでも解決ができていけたらなと考えているところであります。
ですので、その問題、実際どんな問題があるのかについては、地域に暮らす方々との対話を重ねていって、見つけ出すという作業が必要になってまいりますけれども、そういったことで足を運びつつ、地域の方々と話を重ねて見つけていきたいと考えているところでございます。
以上であります。
○10番(
山口直嗣君) この地域連携組織というのは、やっぱり自治会や民生委員とか議会とか議員とかいうのが課題を行政へともっていきよったわけですね、議論をして。
がしかし、私はこの5つの例を挙げて加齢や障害者の日常生活の不安、買物や通院等、外出に関わる移動に関わること、掃除や洗濯、食事などに関わる家事全般に関わること、介護や育児に関すること、仕事などに関わる経済的な不安、私たちもこれはみんな口を酸っぱくして市長、どうですかと、教育長、どうですかと頼んできました。
それがこの地域連携組織ができてやればできると、好転して、そしてあれして最後は解決するんだという文言ですけれども、もうそうなると、自治会も民生員も何も要らんじゃないですか。結局地域連携組織だけでやっていければ、それは市木の役員を見ると、みんな入っておられるんですよ。これを連携するんだという話なんですね。学識経験者、市木自治会長、市木自治会副会長、柱松保存顧問、青少年育成協議会の会長、石波自治会長、民生委員児童委員会長、市木PTA会長、はまゆう農協女性部長、市木消防団長、スポーツ推進委員、検討委員会推進委員、内ノ畑自治会長、市木小学校ほか18名と書いてある。
これはこういう人たちが連携してやるんだというような話は分かるんですよ。でも、今まで自治会でやっておられた、自治会長は16の一番、そして連合会があるわけですよ。こういう話をすると、これはどうやって解決されるんですか。
○
総合政策課長(橋倉篤寿君) お答えいたします。
今議員が例示で挙げていただきました問題でありますけれども、確かにこれまで既存の組織で解決を図ってきたところの代表的な事例だと思っております。率直に申しまして、地域連携組織ができたからと言って、これらの課題が一朝一夕に解決するものとは思っておりません。ただ、現在自治会においてやはり存続がなかなか難しくなっているというのも、一方で事実であろうかと思います。
そのような中におきまして、先ほど議員のほうからもるる述べていただきましたように、いろんな団体がございます。こういった団体については、既存の団体においてそれぞれ専門的に知識、あるいは技能、あるいは体験とかを有している方々が属しておられる団体でございますので、まさにこの方々が持っている財産といいますか、技能、才能、こういったものをより集めて、自治会よりはより広い範囲でそれぞれの出し合える知恵を持ち寄って、先ほど代表的な事例を5つ出していただきましたけれども、こういったものに対応できるような形で新たな共助の組織の1つの団体として、地域連携組織を今余力があるうちにつくっておく、こういうことが重要なのではないかと考えております。
話が長くなって申し訳ありませんが、例えば議員おっしゃるとおり、冒頭でおっしゃいましたが、議員要らなくなるのではないかと、そういうことではないと思います。公助においては、まさにそのお目付け役として議会というものが当然ありますものですから、そこはこれからも存在していく、ただ、一方で自助、自分で助けるというところにつきましては、串間市は9市の中でも一番高齢化率が高いという事実はございます。そうなってきますと、やはり一人暮らしの方々に支援をしていかなければならない。そういった中で役割として見詰め直されますのが、やはりその間に立つ共助というところの範囲ではないかと考えているところであります。
ですので、新しい共助のあり方の1つとして、地域連携組織、こちらのほうに注力をいたしまして、今後の地域が抱える課題を解決できていければと考えているところでございます。
以上であります。
○10番(
山口直嗣君) 課長が言われたことは、議事録一言一句、後から読ませていただいて、私なりに理解、今理解はできませんでした。ごめんなさい。
それから、私はこの地域連携組織の中では、まずはボランティア精神がなければできないと思うんですよ。この5つのことでもですよ、加齢や障害者等の日常生活の不安、それはこの人たちの解消は、そういう組織でできると思います。それとか、買物や通勤、これも隣の人が買ってくるとか、そういうボランティア的な気持ちがあればできます。それとか掃除や洗濯、あと障害者がおるがねと、庭の草がこげしておるがねと、誰か行って刈ってくれんどかいとか、そういうボランティア的なものがあれば、私はこれは成り立っていくのではないかと思っております。
そこで私は思うんですけれども、自助、共助、公助ということで、これはボランティア活動が主だと思うんですけれども、私は地域連携組織は自助であると思うんです。それで共助が自治会連合会、公助が議会と行政だと思うんです。要するに自助で地域連携組織としてもこれはできんよねと、上に頼まんとできんよねと、これは何かの制度事業に頼まないと駄目やねというときに連合会に話して、自治会に連合会から話をしてもらう。それでできんときには、議員、一般質問でして、どうかしてくれんかねと、市長に頼んでくれんかと。
行政は行政で、それはどげですかと、それが重なって連携組織ができるんじゃないかと思っているんですよ。ただ、地域連携組織だけの連携じゃなくて、そういう、これは地域連携組織のこの中では、地域の連携組織であって、やっぱり全体的なものがないと、ここで集まったものがそこで止まってしまうんです。やっぱり次のステップ、次のステップを考えた地域連携組織というものをつくらんといかんとやないのかと私は思っているから言うんですよ。どうでしょう。
○
総合政策課長(橋倉篤寿君) お答えいたします。
自助、共助、公助の考え方については、いろんな考え方があると思います。一般的にと申しますと、自助、共助、公助の考え方はあったかと思います。先ほど議員おっしゃいましたとおり、全体として連携して行っていくという言葉、まさにそのとおりであります。
地域連携組織のあり方につきましては、今後進めていく中でありますけれども、広く大きくということでいきますと、まさに議員の方々から御提言をいただいて、それを地域連携に還元していって課題の解決に進めていくというのは当然あると思います。
ですので、地域連携組織ができたから全てが解決、あるいはこれで足りるというわけではなくて、まさに地域連携組織を中核としまして、そこで足りないところで公助というところで御意見なり、あるいは御提言なり、あるいは地域の住民の方々の声を議員を通して御提言いただければと考えているところでございます。
以上であります。
○10番(
山口直嗣君) よろしくお願いしたいと思いますが、やっぱりこのみんなで考え決め、みんなでつくる、地域のことということでありますが、これはやっぱり集まれば人間お茶飲んだり、何かする、予算はどうなっていますか、教えていただきます。
○
総合政策課長(橋倉篤寿君) お答えいたします。
地域連携組織は、地域の住民がみんなで考え、決め、つくるということでございます。
今後各地の地域連携組織の課題解決の仕組みにおきまして、共助の枠を超える活動に関しましては、当然市が支援するべきもので考えているところでございます。
以上であります。
○10番(
山口直嗣君) 予算はないんですか。
○
総合政策課長(橋倉篤寿君) お答えいたします。
活動経費はございます。
以上であります。
○10番(
山口直嗣君) それは公表できないんですか、ありますというだけで、もうちょっと何ぼありますとか、これぐらいになりますとか、こういうことに使っていいという話はないんですか。
○
総合政策課長(橋倉篤寿君) お答えいたします。失礼いたしました。
今年度、令和2年度の予算分でございますけれども、25万400円ということになっております。市の補助金が25万円、すみません、これは市木地区の事例でありますけれども、市の補助金が25万円、繰越金が400円ということで、非常に細かい話ではありますけれども、その使途についてですけれども、例えばでありますけれども、連携組織で行う研修会の講師の謝金でありますとか、あるいは先ほどいろいろお話ありましたとおり、その活動に要する経費でありますとか、あるいはそれこそ議員おっしゃいましたとおり、それぞれの方々が集まって会議を行いますので、そういった会議の費用弁償等というところに使用できるものということになっております。
以上であります。
○10番(
山口直嗣君) もう一回聞きますけど、市木だけが25万やったかな、ほかのところは違うんですか、25万400円。
○
総合政策課長(橋倉篤寿君) すみません、少しちょっと確認のお時間をいただきたいと思います。すみません、ちょっと資料を確認させていただきます。
○10番(
山口直嗣君) よろしくお願いします。
それから、集落支援員ができたわけですが、地域連携のためか何か知りませんが、集落支援員ができたと。その集落支援員については、どういうものなのか、そして支所におられるわけですけれども、支所のポスト、どういう役割、そして支所長との関係、自治会の関係、そういう人たちのポストですね、役割というか、権利というか、何か知らんですけれども、職責というのか知らんけど、そういうのはどうですか。
○
総合政策課長(橋倉篤寿君) お答えいたします。
まず1つ目、集落支援員の処遇でありますけれども、集落支援員の活動においては、各所に配置された支援員につきましては、支所に設置されています電話、それから公用車の利用等については、効率的な活動ができますよう各支所長と調整を行って実施しているところであります。
それから、権利、あるいはその義務等についてですけれども、代表的なものといたしまして、集落支援員の方々、まずは任用にかかる事項や業務内容等について、全員が同じ認識を持てますように、研修を実施しているところでございます。
その中でも一番重要と思われます情報セキュリティに関する事項、個人情報の取り扱い等につきましては、当然研修を行っておりまして、今後も定期的に共通の理解を深めるように研修は進めてまいりたいと考えているところでございます。
それから、3つ目でありますけれども、集落支援員と支所長との関係等についてでありますけれども、こちらのほうにつきましては、集落支援員につきましては、先ほどからの地域連携組織設立に向けました支援を行う人材でありますとともに、同組織の事務局という役割を担っております。
一方で支所長についてなんですけれども、地域の実情に精通しておりますことから、昨年度までは同組織の事務局を担っていた経験もありますものですから、こういった経験を生かしていただいて、現在は集落支援員のサポートでありますとか、地域住民との連絡役を担っていただいているところでございます。各支所、集落支援員、当然当課でありますけれども、こういったそれぞれの立場から地域活性化に向けて連携を図っていきたいと考えているところでございます。
以上であります。
○10番(
山口直嗣君) 職場内で機密がいっぱいありますわね、市木支所内には、私たちのプライバシーもありますわね。ということで、串間市の職員なんですか、それとも県から金だけを送ってきて任用はうちでしているんですか。それとも同じレベルなんですか、処遇はどうなんですか、誰の命令で動けるんですかということですよ。
○総務課長(塔尾勝美君) お答えいたします。
集落支援員につきましては、令和2年4月1日から運用開始されました会計年度任用職員の一員というふうに位置づけられております。
それから、今御質問がありましたように、支所内でのいろいろな同じ部屋で仕事をすることによっての守秘義務というような意味かと思いますけれども、それにつきましても、今回の自治法の改正によりまして、会計年度任用職員は、そういった地公法の適用にもなっておりますので、同じ職員としてそこらあたりの服務規程はしっかり守っていただくということで、本年度4月1日から運用を開始いたしております。
以上です。
○10番(
山口直嗣君) 市木だけで言えば、壁に向かって仕事をしているんですよ。それをあんた任用職員のそれだけの基準があって、公務員として認めておっとにやど、一緒に並べてやられたらどうですか。何か差別をしとるんじゃないですか、そこら辺はどうですか。
○総務課長(塔尾勝美君) 集落支援員の目的、大きな役割については、先ほど
総合政策課長から答弁があったわけですけれども、具体的な仕事の内容、役割については、ちょっと具体的なんですが、市と協力して地域住民とともに集落の現状、課題、あるべき姿等について話合いを促進していく活動と、それから地域住民とともに、地域連携組織を推進するための活動、3つ目として集落点検とか、話合いを通じて必要と認められる施策やら、地域の実情に応じた活性化、地域力の維持、強化を推進するということで、それぞれ地域の実情というのは、共通面ももちろんあるわけですけれど、それぞれの6人の集落支援員の地域の実情も異なっております。
さらにまた、配置をしております支所等の構造等も違うということで、その配置の場所については、その物理的な制約もあるでしょうが、今申し上げましたような、役割をしっかり担っていただけるように、今後連携調整を支所長ともはじめ、していかなければいけないと、これからスタートする集落支援員ですので、そこらあたりはしっかり総合政策課と関係課と調整していきたいというふうに思っております。
以上です。
○10番(
山口直嗣君) 我々が、普通の一般市民が同じ職員として対応できるようにしておいてくださいよ、お願いします。
それから、一遍に言うておきます。
かんしょ茎・根腐病については、根本的な解決には数年要すると言われていますが、今の大束地区の圃場を見ますと、茶色い箇所が点々とあります。こういうことはどういうことなのか教えてください。
次に、生産農家の日々の生活に直結していますが、できる限りの支援をということでございまして、その後どのような展開をしているのかをお聞かせください。作物も分かれば教えていただきたいと思います。
その次、その後の農研機構の近況はどうなっているのか教えていただきたい。
それから、農薬、新しい開発することは長い時間がかかるということでございますが、
インフルエンザでも類似品があるということでございますので、芋にはないのか、よく調べてお聞かせいただきたいと思います。
それから、健全な種芋や育苗導入などを支援してきたんですが、その効果については今どうなのかお聞かせください。
それから、連作障害や輪作や転作についての効果と言われておりますが、市内の面積にすれば、全てがそういうことが困難と言われておりますが、現実はどうなのか。
それから、大束農協、はまゆう、アオイファーム、それからもう一つあったんですね、大束の吉国商店、経営の状態、対策などが分かりましたら、よろしく詳細に教えていただきたいと思います。
○議長(中村利春君) 昼食のためしばらく休憩いたします。
(午後 0時00分休憩)
(午後 0時59分開議)
○議長(中村利春君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○
総合政策課長(橋倉篤寿君) 先ほど議員から御質問のありました地域連携組織にかかる本市の令和2年度の予算の計上についてお答えいたします。
まず、準備委員会、こちらのほう4地区ございますけれども、市木地区、都井地区、本城地区につきましては25万円となっております。そして北方地区についてなんですけれども、こちらのほうにつきましては、活動場所に相当する支所が存在しないということがございますものですから、活動場所相当分の経費20万円を含みます45万円となっているところでございます。
それから、検討委員会、こちらのほうが1地区でありますけれども、福島地区につきましては、同様に25万円ということになっております。
以上でございます。
○議長(中村利春君) 答弁がまだ残っていましたので。
(発言する者あり)
○10番(
山口直嗣君) 時間が大分過ぎましたので、皆さんに迷惑かけます。
かんしょについては、委員会でもあるわけでございますので、十分聞いていきたいと思いますが、やっぱり大束の基幹産業であるわけですから、常日ごろ忘れないようにですね、これを。やっぱりあれだけのものが出てきているということで、私は6つ質問したわけですけれども、ぜひ私が質問したことについて、十分考慮に入れていただいて、また答弁書もいただきたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げて答弁は要りません。
それから、森林整備地域活動支援交付金交付事業、これは明確化事業なんですけれども、これについて詳細が分かれば、今年も何かやられるということで聞いております。その範囲が分かって、どういう格好でやられるか、また法務局とあれと違いますので、その内容を教えていただきたい。私がすり合わせたことをちょっとお願いしたいと思います。
○
農地水産林政課長(吉国保信君) お答えいたします。
森林整備地域活動支援交付金事業を行う南那珂森林組合に確認しましたところ、令和2年度における境界明確化予定箇所につきましては、大字市木地区内において字古川、字岡峰、字子持田ほか38字の350ヘクタールを計画しているようでございます。
次に、地籍調査と森林整備地域活動支援交付金事業における境界明確化の違いにつきましては、次の3点になります。
まず、1点目は、明確にする土地境界についてであります。地籍調査の場合は、1筆ごとの調査となりますが、境界明確化につきましては、所有者ごとの調査となります。
2点目としては、測量方法についてであります。地籍調査の場合は、基準点を設け、高精度な測量を行いますが、境界明確化の場合は、基準点を設けない簡易な測量となります。
3点目として、立会い方法についてでございます。地籍調査の場合は、土地所有者等の現場立会いが必要であり、立会いができない場合は、筆界案による確認の上、所有者の同意を得ることが必要です。境界明確化の場合は、所有者に限らず、土地管理者の立会いも可能です。また森林の外周部については、片方の土地所有者の立会いでも十分となっております。
以上のような違いがあるところでございます。
以上でございます。
○10番(
山口直嗣君) ありがとうございました。またこれもゆっくりと聞いていきたいと思っています。
それから、いいことなんですよ、市長が言われる再生エネルギーのまちとして、市木にまた風力発電ができるという話を聞きました。そこら辺の内容をできるだけ詳しく教えていただきたい。
○
総合政策課長(橋倉篤寿君) お答えいたします。
串間市いちき風力発電所についての御質問でございます。
こちらのほうにつきましては、事業実施者が株式会社イメージワンというところでございます。現在環境影響にかかる調査、搬入等の調査等を行っているところでありますけれども、施設の規模等につきましては、1基当たり約4,200キロワットのものが7基設置される予定ということになっておりまして、総発電規模は約3万キロワットとなるようであります。
以上であります。
○10番(
山口直嗣君) これはもう進んでいるんですか、それともまだ何というか、会社が何やったか、ちょっと忘れたんですが、イメージワンというものがこれだけのものを造ってやっているわけですが、やられるのか、やられないのか、そこら辺は進出企業として見ておられるんですか。
○
総合政策課長(橋倉篤寿君) お答えします。
事業の進捗状況についてのお尋ねということなんですけれども、現在環境アセスメントですね、環境影響評価でありますけれども、こちらの手順を行っている段階というところでございます。
詳しく言いますと、この環境アセスメント、4つの段階がございまして、計画段階環境配慮書、それから2つ目でありますけれども、環境影響評価方法書、それから3段階目でございますけれども、環境影響評価準備書、そして4つ目の段階、環境影響評価書、こちらの4つの書面を作成して、それぞれ公告縦覧等を行って、それから国県市へのそれぞれ関係機関に意見照会を行って、それから地域住民等への説明会などを行うこととなっているようでございます。
お尋ねの件でございますけれども、現在は先ほど説明しました1つ目の計画段階環境配慮書について、公告縦覧を終えた段階ということで伺っております。
以上であります。
○10番(
山口直嗣君) エリアが示されておるわけですけれども、もし後ほどでもいいですから、字図か地番が分かれば、もしよければ教えていただきたいと思っております。これは私が今言っている、答えていただけますか。
○
総合政策課長(橋倉篤寿君) 先ほど申し上げたとおりでございまして、今議員が示された、すみません、字図等でございますけれども、こちらのほう本年の4月の3日から5月の11日までこの期間で実施されました計画段階環境配慮書に示されたエリアの地図と認識しているところでありますけれども、こちらのほうなんですけれども、現在は対象エリアは市木地区の道久、横川地区を予定しているようではあるんですけれども、明確な風車の設置場所については、確定していないということで伺っているところでございます。
以上であります。
○10番(
山口直嗣君) 分かったら教えていただきたいと思っています。
それから、プレミアムについてですけれども、これ宮崎県のプレミアムが2つと串間市の地域活性化、これも同僚議員のあれで聞いたんですけれども、先行販売も平等でやるということで、まず先行販売してみんなに割当てをして、そしてそれから残ったものについて一般販売すると。やっぱり僕はこれだけのプレミアムが30%ついたのはないと思いますので、できるだけ平等にやって、そして串間の経済を活性化していただくということで、私はそういう了解をしていますが、もしそれで狂っていることがあれば教えていただきたい、狂っているというか、違うところがあれば教えていただきたい。
○
商工観光スポーツランド推進課長(清水幸憲君) お答えいたします。
今議員から御案内がありましたとおり、先行販売として全世帯に引換券を配付し、その券をもって2セット並びに子育て世帯については3セットが購入できるということにしております。残った分については、一般販売ということで、2セット、3セットまで購入ができるという仕組みになっておりますので、幅広い世帯が購入できるようにしたいというふうに考えております。
以上でございます。
○10番(
山口直嗣君) 市木に消防長かもしれませんが、市木に活動拠点をつくる、中学校跡地につくると、それについては、何も異議はないんですけれども、環境を知ってそこに決定をされたのか。雨が降る、大水が出る、そしてもしこれで
南海トラフなんかが来たとき、どうやって行かれるのか。ヘリコプターを用意されるのか、船を用意されるのか、その拠点地にですね。
これは防災でもそうなんですよ。あそこが避難場所になっています。市木の人が避難をできると思いますか、そこら辺をちょっとあれして、やっぱり僕はそこに行く者の道を整備しなければ、この拠点は評価出来んと思うんですが、どうでしょうか。
○消防長(隈江康弘君) お答えいたします。
消防団の防災拠点施設につきましては、水害、地震、津波、土砂災害、いろんなものを加味した上で総合的に決定したものでございます。
議員言われるように市木に向かう橋につきましては、大雨等により冠水することもございますけれども、その場合には、内ノ畑を通るのと、あと八ヶ谷を通って行くような形で考えているところでございます。
以上でございます。
○10番(
山口直嗣君) 消防長、もうちょっと地理的に内ノ畑から来れますか。そうすると今度、八ヶ谷から土砂崩れが1つあったときにはどげんすっとですか。そういう災害が起きたときには、必ずあそこは崩れるとですよ。そういうときにどうするんですか、もうちょっと考えていただきたいと思いますが。
○消防長(隈江康弘君) 先ほど申し上げたように、いろんなものを総合的に検討した結果、市木中学校が一番適地であったということで御理解いただきたいと思います。
最悪の場合を考えた場合は、議員言われるように行けない可能性もありますけれども、そういう場合には、やはり防災ヘリを要請したり、自衛隊ヘリを要請したりしながら対応していきたいと、そのように考えております。
以上でございます。
○10番(
山口直嗣君) 私は、防災の関係もそうなんです。危機管理もそうですよ、結局ですよ、道は、そういう道を整備しますとか、そういう取付け道路についてはやりたい、消防長はやっと苦しい答弁でしょうけど、もうちょっとやりますよと、土木と連携してでも道を何とかしますという話はないんですか。
○
都市建設課長(矢野 清君) お答えいたします。
旧市木中学校に市木地区の消防団活動拠点施設の建設が予定されておりますが、市道平田八ヶ谷線の宮ノ前橋から旧市木中学校の区間は、台風などの大雨の際に道路が冠水することがあり、住民の避難や消防団の活動が困難になることが予想されます。
本区間は、河川の越水や内水の排水時に道路が堰をするような状況にもなりますことから、地元自治会及び関係課と協議し、有効な対策について協議、検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○10番(
山口直嗣君) 正直言いまして、もう何十回聞きました、その答弁は。全然進んでおりません。いつされるんですか。
○
都市建設課長(矢野 清君) お答えいたします。
昨年度、地元関係者及び関係機関等を含めまして、現地の確認などをさせていただいたところでございます。
現地としましては、かさ上げされた道路が大雨の際、河川が増水した際、堰をするような状況にもなりまして、中学校近辺の家屋などの浸水も一方では心配されるというような状況がございます。河川の増水時には、河川をはじめ、道路、排水など、全体的に付近一帯が浸水いたしますので、総合的な検討が必要だというふうには考えているところでございます。
以上でございます。
○10番(
山口直嗣君) 今どう言ったってしょうがないんでしょうけども、ひとつ前向き、前向きじゃなくて、もう本当にそれを飛び越してひとつお願いしたいと。これは冗談抜き、小さいことじゃないんですよ。市木全体の平和の問題ですので、ひとつよろしくお願いします。
それから、今年の田を植えたら、もう水が少なくて、山の保水力が物すごく広域伐採でないんです。前その田んぼの周りにポンプを打ち込んだ事業があったんですけども、そういう事業はないのか、お聞かせください。
○
農地水産林政課長(吉国保信君) お答えいたします。
農業用水が不足した場合の支援対策として行う事業につきましては、平成23年度より県が取り組んでおります農業用水緊急渇水対策事業が現在も実施されているところでございます。
この事業につきましては、井戸の設置や水路改修などが行える事業となっておりまして、2分の1の県の補助がある事業となっております。
以上でございます。
○10番(
山口直嗣君) 今もうその事業は続いているということですね、分かりました。ありがとうございました。なら申請すれば何とかなるわけですね。
それから、市木の諸問題でございますが、国道448号線の2つのトンネルの現状、これはやっぱり現場の声が聞きたいものですから、現場の監督さんとか、そういうものを聞いたものをお聞かせください。もう県土木の話はせんでよかです。要するに現場に行かれて、現場の話を聞かれて。
それと、市木中学校の跡地の利用の現状、それから市木南郷線の交差するための離合帯ができておりますが、現状ではこれで終わりなのか、まだ十分されるのか、それとやっぱり国道448号線の最後の迂回路としては、もう今の市木南郷線、それから舳からすると磯平林道、市道ですね、ここの整備が物すごく必要だと思いますが、そこら辺はどうでしょうか。
それと幸島と石波海岸の今の砂州の問題、現在の状況と対策は、今後の見通しは、フィールドミュージアムの現状、今後の活用について、それから展望台はどうするのかお聞かせください。
○
商工観光スポーツランド推進課長(清水幸憲君) お答えいたします。
市木
フィールドミュージアム幸島公園の現状につきましては、国道448号バイパス工事に伴うのり面工事の完了により令和元年度において防護柵を再設置し、公衆トイレの利用や公園機能は維持しつつ、公園に支障を来さない範囲でバイパス工事を現場事務所等を利用をしているところでございます。
今後も
南海トラフ海底地震津波観測網整備に伴い、現場事務所等での利用が予想されますので、状況を確認しながら展望台の設置も含め、適切な時期に対応を図ってまいりたいと考えております。
以上でございます。
○
都市建設課長(矢野 清君) お答えいたします。
国道448号の藤舳間のトンネルの現在の進捗状況につきましては、全長886メートルのうち、令和2年5月末現在で789メートル、率にして約89%の掘削が完了しております。
藤トンネルは、2工区に分けての工事となっておりまして、工区ごとの進捗につきましては、藤地区側からの1工区の掘削は全長446メートル全ての掘削が完了し、現在トンネルの内壁を施工中とのことでございます。
また、舳地区側からの2工区の掘削は全長440メートルのうち343メートルの掘削が完了し、残り97メートルの早期掘削完了に向け、工事を進めていただいておりまして、それぞれ年度末の完成に向け取り組んでいただいているところでございます。
次に、県道市木南郷線につきましては、管理者である串間土木事務所によりますと、これまで離合困難な区間の待避所整備として全体で10カ所のうち8カ所の拡幅をされており、今年度残り2カ所を整備されると伺っております。
次に、迂回路となります市道海北磯平線の整備につきましては、全線改良となりますと、多額の事業費が見込まれますことから、早期の事業化は厳しい状況でございますが、これまで一部道路拡幅による離合帯設置やカーブの切取りなど整備を行っておりまして、今後も通行に支障となる樹木の剪定、舗装の劣化が著しい箇所などの維持管理に努め、また地元関係者の御要望も伺いながら対応してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○
学校政策課長(増田 仁君) お答えします。
旧市木中学校の跡地利用につきましては、平成30年度に1件、申請がございましたが採択に至っておりません。
現在利用につきましては、公募中でございます。
以上でございます。
○生涯学習課長(黒原幸一君) 幸島の陸続きの現状と今後の見通しについてでありますが、幸島の陸続きにつきましては、今年の3月ごろから砂の堆積が顕著になり、4月から毎月大潮の時期に陸続きの状態が見られることから、現在監視員を配置し、観光客等への注意喚起に努めているところであります。
この陸続き現象につきましては、前回は平成30年に発生し、この際には、8月に2度の台風接近によって解消されております。今回の発生につきましても、人工的に砂を除去することが難しいため、当面は、監視員の配置を継続していく予定としております。
以上であります。
○10番(
山口直嗣君) 終わりたいと思いますが、磯平林道にしても、この前ちょっと水難事故がありまして、消防車を、御存じだと思います、タンク車があの道路1件で引き返した、私は見ていました、ちゃんと。多分行けないから引き返したんだと思います。そういう不便さも考えていると、やっぱり初期消防というか、そういう防災のためにああいう車が通れないということは、それだけ地域住民はかわいそうだと思うんですよね。だから、僕はやっぱりそういう整備をしておかんと、公用車が通れないということは、多分不便だと思っています。これはもう消防長知っておられると思います。
それと幸島の砂州の問題ですが、できるだけ幸島の猿が逃げないように、逃げると、あそこは人間になれていますので、集落に出てくると、本当に迷惑な猿でございますので、でも天然記念物ですから、触ってはならないと。7つか8つかの法にかぶっておりますので、多分いかんと思いますので、よろしくお願いをして私の質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。
○議長(中村利春君) 以上で、10番
山口直嗣議員の質問を終わります。
次に、9番瀬尾俊郎議員の発言を許します。9番瀬尾俊郎議員。
○9番(瀬尾俊郎君) (登壇)傍聴の方々、来ていただきまして本当にありがとうございます。コロナウイルスの関係もありまして、なかなか自粛しないといけないということですので、今日はありがとうございます。
まずはじめに、
新型コロナウイルス感染症で犠牲になられた方々に深くお見舞い申し上げ、一日も早い収束を願うものであります。
一般質問も終わりに近づくと、同じ質問等があろうかと思いますが、私は私なりに視点を変えて質問してまいりますので、よろしくお願いいたします。
今回のコロナウイルス感染症は、国内外の流通や生活面に相当なダメージを与え、経済や日常生活を脅かす大変な事態となっております。
新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言後、少しずつは収束に近づくとあるが、まだまだ終息には程遠い感じがします。今後の生活環境がどのようになっていくのか、今のところ見通せない状態です。
飲食、宿泊業が一番の打撃を受け、経済支援の給付ではとてもやっていけない状況の中、何かしらの対策はないものか、今後の生活に不安をもたらす深刻な影響を及ぼしています。
市民の命と健康、暮らしを守り、安心・安全な生活環境を迅速に取り組んでほしいが、
新型コロナウイルス感染症対策について、今後どのような対策を講じられ、支援されていかれるのか、市長に伺います。
また、
新型コロナウイルス感染症の影響で外出自粛が発令され、JR日南線に乗車する人がいない。串間市にはなくてはならない交通機関でもあるが、JRが赤字路線と位置づけした路線でもあります。廃線の危機は免れない状況に達しているが、JR日南線を存続するために、市民の協力体制が必要不可欠であると思うが、市長はどのようにして活用していくのか伺います。
以上、壇上での質問を終わり、後は質問席にて行います。(降壇)
○市長(島田俊光君) (登壇)
コロナ対策について、答弁したいと思います。
新型コロナウイルス感染症にかかる今後の支援対策等についてのお尋ねでございますが、
新型コロナウイルス感染症第2波、第3波への備え、新しい生活様式の実施などにかかる費用、落ち込んだ地域経済の立て直し、今後明らかになる経済的損失への対策等を主な支援策として実施することになると考えております。
現在国会において、第2次補正予算約31兆9,000億円が審議されておりますが、県の動向も注視しながら、市民の経済状況に合った支援策を考えていきたいと考えているところでございます。
次に、JRの問題でございますが、今回開示された線区別収支におきましては、収支及び平均通過人員共に非常に厳しい状況であると受け止めております。JR日南線におきましては、本市の市民生活を支える重要な地域間幹線であることを認識しておりますので、沿線市で組織するJR日南線利用促進連絡協議会においては、沿線市や地域住民が一体となった取り組み等を実施しているところであります。
今後におきましても、路線維持を要望するとともに、市民の利用促進に注力してまいりたいと考えております。
以上でございます。後の答弁につきましては、各課長に答弁させますので、よろしくお願いします。(降壇)
○9番(瀬尾俊郎君) ありがとうございます。
やはり経済対策が一番必要だと私も考えております。なかなかこのコロナウイルスが発生してとにかく困っている人がいると。なかなかやっていけないという言葉が大変多くございますので、どうにか支援策をお願いしたいと思います。
それとこのJR日南線は、もう何回か踏み切りで私も会うんですけれども、人が乗っていないんです。あれはコロナウイルスの発生でそういう状態なのか分かりませんけれども、やはり利用するのが必要じゃないかなと思います。私たちの会というのがありますけれども、やっぱり日南で電車使って日南で飲んで、また日南から帰ってくるというようなやり方もやっております。だから市民に利用を促進するというのも必要じゃないかなと思っておりますので、どんどんやっぱり行政のほうから伝えてもらったらいいのかなと思いますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。
今回、梅雨時期に入っております。防災、土砂災害について質問したいと思いますが、串間市の土砂災害ハザードマップですかね、示されている地域、回覧板で回ってきました。ただ、その回覧板等で配付されて、その後の対策というのはあるのか。それと私が一番重要視するのは避難訓練なんですね。やっぱり避難訓練等も取り組んでいかなければ、いざというときにどういう方向で避難したらいいのかとか、やっぱりいろいろあると思います。そこあたりの取り組みというのはあるのかお伺いいたします。
○
危機管理課長(江藤功次君) お答えいたします。
これまで市のほうで土砂災害危険箇所などの災害対策につきましては、それぞれ対策を講じてきておりますけれども、何よりも市民の皆様の防災意識の向上が大変重要であると考えております。
これまで市が主催します年2回の訓練や自治会に結成された自主防災組織が実施いたします訓練を通じまして防災意識対応力向上を図ってきているところであります。
今年度につきましては、5月に北方地区で土砂災害訓練を実施予定でありましたけれども、
新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から訓練を中止したところであります。本年10月には串間市総合防災訓練を計画しておりますので、こういった訓練の中で、ハザードマップに関する知識の向上といいますか、そういう説明を踏まえながら訓練等を通じて市民意識の向上を図ってまいりたいと考えております。
以上でございます。
○9番(瀬尾俊郎君) この訓練を北方地区でもやるということで計画なされたようですけれども、やはり訓練は必要だと思います。いざ何かあったときには、この体験というのが重要になってきますので、これはもう必要であると思いますので、とにかくこのコロナウイルスが収束されない限りはなかなか厳しいものがあるのかなと考えております。
それとこの今の防災マップのほうに、やはりいろいろ赤で示された地区の災害のあれが載っているんですけれども、やはりあれも私たちが行っても、もう崩れるねというところがたくさんあります。それは予算的なものもありますけれども、やはりこういうところから徐々にやっぱりやっていってもらって、少しでも災害を未然に防げるような対策を取ってほしいと思いますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。早急とは言いませんけど、いつ何があるか分からないわけですから、よろしくお願いしたいと思います。
次に、教育行政についてお伺いいたします。
10番議員も質問されたと思いますけれども、コロナウイルスによる授業の遅れとか、9月入学とかいうことも質問されておりました。でも、国が9月入学というのは、事前に公表されたような感じが、まとまってはいませんけれども、串間市はどういう考えでおられたのかお伺いします。
○教育長(吉松俊彦君) お答えいたします。
国のほうは先ほど言われたようにありましたけれども、串間市としましては、国の動向を注視しながら考えていこうということでありまして、基本的に9月入学と4月入学については、特に議論はしていないところであります。
以上でございます。
○9番(瀬尾俊郎君) 分かりました。やはり先ほども答弁されたように、4月入学でいいのかなという考えは私たちも持っておりますので、いろんな弊害があるということですので。
それと、学校が休校になると、やっぱり学力低下が懸念されるんですが、教育職員等の指導体制というのは、どのような感覚でやっておられるかお伺いします。
○教育長(吉松俊彦君) お答えいたします。
夏休みに7日間、授業日を設定したことにより、授業時数については、当初の計画どおりに補完することができるという見通しであります。
そのため、各学校には無理に授業進度を早めることなく、通常の指導どおりじっくり考える場面の設定や3密に留意して、友達との話合いによる課題解決の学習、そして一人一人の児童生徒に対する個別指導や補充学習を実施していただくよう指示しているところであり、学力向上の体制は確保できるというふうに考えております。
以上でございます。
○9番(瀬尾俊郎君) 学校の学力低下というのは、先ほどの10番議員の質問で分かったんですけれども、やはりこの小学校でも37時間、35ですかね、35とあと中学校で40時間ということを答弁されましたけれども、夏休みの7日間授業実施でクリアできると言われましたけれども、7日で丸々6時間してやられるのか、それとも午前中4時間なら4時間やってやられるのかというのは、もうはっきりしているわけですか。
○教育長(吉松俊彦君) お答えいたします。
7日間につきましては、各学校5時間から6時間授業ということで計画をしております。なお給食も提供いたします。
以上でございます。
○9番(瀬尾俊郎君) 学力低下の問題もありますけれども、やっぱり夏休みの間にクリアができれば、暑い中、換気もせざるを得ないということもありますけれども、学習のできるような範囲でお願いしたいと考えております。
このコロナウイルスで中学生の県大会とか各種大会が中止、高校生のインターハイ中止というような形でスポーツができないというような状態です。それとこれに対して、進学等の影響なんかはどうなのか、分かればお願いしたいと思います。
○教育長(吉松俊彦君) お答えいたします。
私も中学校におりましたので、今回のいろんな大会の中止は、非常に心が痛いなというふうに思っているところです。
特に、串間中学校におきましては、団体、個人種目も十分に県大会出場を狙えると、さらにその上位も狙えるというような選手もおりますので、本当に悔しかったんじゃないかなというふうに思っているところです。
そのような生徒の思いというのは、県内全ての中学校で同様でありますので、県の中体連のほうで8月上旬に競技種目としては8競技なんですが、各地区での大会を実施、そして陸上、水泳等11競技に関しましては、県大会として開催するということにしております。中学3年生の思いに応えるよう現在準備を進めているところであります。
議員おっしゃるとおり、県大会、九州大会、全国大会の結果によりまして、高校入試等にもかなり影響する部分もあると思いますが、この大会をもって、それから2年生時の大会をもってそういったものにかえていくんじゃないかというふうに思います。
以上でございます。
○9番(瀬尾俊郎君) やはり子供が一生懸命練習して、汗と涙の中で結晶、県大会というのは結晶ですけれども、やはりそういう子供たちに暗雲がかかるようなことではやっぱりいかんのかなと考えておりますので、ぜひそういう大会で子供たちを見守ってもらいたいと考えております。
次に、本当は先ほどから梅雨、今回梅雨が始まっておりまして、通学路の安全対策というのが問題になってくるんです。というのが、私のところの古川から北方小学校までの通学路なんですが、車道のわだちが物すごく激しく、近隣住宅にも跳ね飛ばすぐらいの勢いで飛ばすわけです、飛ばしてはねるんですけれども、通学路としては余り良くないんですね。歩道はあります。あれは交通安全対策で道路ができた道で、歩道はちゃんとできておりますけれども、水を跳ねるというのがちょっと気がかりなんですが、そこらあたりの整備というのはできないものか、通学路にそういう関係がありますので。
○
学校政策課長(増田 仁君) お答えします。
通学路に関する安全につきましては、通学路安全プログラムという会議を年2回開催しております。この会議におきましては、国県市の道路の関係機関、それから学校関係者が一堂に会して会議を行い、現場の状況を確認して、その点検、改善について協議を行っております。
以上でございます。
○9番(瀬尾俊郎君) その今言いました箇所は点検されたんですか。
○
学校政策課長(増田 仁君) お答えします。
学校から要望は受けておりますけれども、その改善には現在まだ至っていないというところでございます。
以上でございます。
○9番(瀬尾俊郎君) 改善に至っていないということですが、やはり子供の安全は通学路でもありますので、早急な対応をしてもらいたいと考えております。
本当にワーッと行くんですよ。交通規制もかけてほしいんですけれども、なかなかそれも警察との話合いができていないということで、まだ見送りになっているんですけれども、やっぱりそこらあたりは先にやってもらいたいと考えますので、お願いしておきます。
次に、学校施設の老朽化に伴い、学校は耐震で一応教室なんかはちゃんと今できていますよね。クーラー設置からいろいろな施設ができていますけども、体育館等の整備状況というのはどうなんでしょうか。
○
学校政策課長(増田 仁君) お答えします。
学校施設の老朽化に伴う体育館等の整備状況についてでございます。
各小中学校の安全点検結果による対策や修繕などの要望を学校訪問を行いまして確認を行っております。本年度につきましては、5月中に全ての小中学校の訪問を終えて要望等をお聞きしたところでございます。
また、各学校からの要望に対しましては、優先順位を決めながら整備を行っており、緊急性が伴う修繕につきましては、早急に対応しているところでございます。
以上でございます。
○9番(瀬尾俊郎君) よろしくお願いしたいと思います。雨漏りとか、やはりあるところが多いみたいですので、そこらあたり、ちゃんと学校側から言わなくても、そういう調査をぐるっと回ってもらって確認してもらいたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。やっておられると思いますけども、聞いた上ではですね。
次に、旧都井中学校の跡地利用についての進捗状況、米作農家が、企業が入るということで、3月議会でしたか、出たことなんですけれども、これはどうなっているのか、お願いします。
○
学校政策課長(増田 仁君) お答えします。
旧都井中学校跡地につきましては、令和2年3月議会におきまして、建物部分の無償貸付けについて議決をいただいたところです。
その後、4月当初に地元説明会を行う準備をしておりましたが、今般の
新型コロナウイルス感染症の影響により会社のある大阪から串間市へ出向いての説明会は自粛したいとの相談がございました。現在地元説明会の開催を延期しているところであります。
今後の予定としましては、感染症の状況を見ながら整備に向け計画を実施していくこととなっております。
以上でございます。
○9番(瀬尾俊郎君) 分かりました。やっぱりコロナウイルスというのは、大変迷惑なことになっている、やっぱり事業も進まないというのも分かります。とにかくいい方向でやってもらいたいと考えます。
次に、農林水産振興についてお伺いいたします。
かんしょ根腐病は、同僚議員が質問して割愛したいと思いますが、農家に対して補助金が出ますよね、補助金が。補助金をやっぱりもらえる人ともらえない人がいるということを聞いたんですが、それはなぜなのか伺いたいと思います。
○
農業振興課長(武田英裕君) お答えいたします。
昨年度からのかんしょの基腐病に伴う国県市の補助金等につきましては、国の補助金の要件等につきましては、個々の生産農家で基腐病が30%以上減少になった方のみが対象になっているところでございます。
それから、県と市の補助金につきましては、被害の率に関係なく、そういった30%以下の農家の方も地域全体として対策を打たなければならないということで進めてきておりました。
しかしながら、結果としまして、最終的に資材の購入伝票の確認等を行って支出するという形をとっていったんですけれども、資材の購入伝票が確認できない方等が複数件あったところでございます。
以上でございます。
○9番(瀬尾俊郎君) やはり全体的にその補助金を、これから予防もせないかん、マルチに対しても補助が出るわけですよね。その今回の県が示した、新聞にも出ていましたけれども、注意報が出ましたよね、大雨による菌が外に出てしまうというような注意報が出たんですけど、これは本当にもう前々からやるべき対策ではなかったのかなと考えるわけですよ。
補助金も満遍なくやっぱりぴしゃっと今のかんしょを作られる方に対してはやっぱりやらんといかん、伝票がないからじゃなくて、やっていくべきじゃないかなと。またその同じような補助ができなく、そのままで植え付けたりなんかしたときには、また同じことになるんじゃないかなと。やっぱり末端までを調べながらちゃんとしてもらいたいと考えますので。
今回そういうもらえない人もおるということを聞きましたので、そこはミスがあったんだろうと思います。その伝票とかそういうのがなくて、それができなかったというのはあるかもしれんけど、もう世間にはわたらんかった、わたらんかったになるわけですよ。だから、そこらあたりはそういうのがないようなやり方で示してもらいたいと思いますので、お願いしておきます。
それと、かんしょの根腐病の対策本部の活動等はどのような活動をなされているのかお伺いいたします。
○
農業振興課長(武田英裕君) お答えいたします。
本年産につきましても、一部で病害の発生が確認されておりまして、蔓延防止を図るため、発生株の抜取りと殺菌材散布の推進を図っているところでございます。
現在の対策の取り組みといたしましては、関係機関とともに月2回程度のペースで定点とかの巡回等を実施しているところです。また先ほどありましたけれども、本年度については、殺菌剤等を配付しまして、防除の徹底等に努めていただけるよう周知指導なども行っているところでございます。
また、その他の業務といたしまして、これまでもですけれども、国県市の補助事業の申請業務の取りまとめであったり、関係機関、団体等と月1回のペースで連絡協議会を開催しておりますけれども、それの事務局、あと農家の意向調査、被害の発生状況調査、残渣の処分の状況、取りまとめ、多岐にわたっているところでございます。
今後も食用かんしょ産地維持強化等に努めてまいりたいと思います。
以上でございます。
○9番(瀬尾俊郎君) 対策本部もこの根腐病が出て、別で対策本部をつくったわけですよね。これは本当串間市の全体を見回らないかんし、いろんなこともせざるを得ないと、苦労をかけていると思うんですよ。だから、もういち早くその情報を提示したりせないかんわけですから、大変苦労されていると思います。だから、少しは対策本部ばかりに任せなくても、あるいはJAなり、JAもやっていると思いますけれども、全体ぐるみでこの対策をもっていかなければならないのかなと思いますので、今後とも無理のないようなやり方でやってほしいと思います。
次に、観光振興についてお伺いいたします。
道の駅くしまの整備についてお伺いしたいと思います。
この前も回覧板で1工区の建築主体工事が決定しているということが示されましたが、これは何工区まで計画しているのかお伺いいたします。
○東九州道・
中心市街地対策課長(津曲浩二君) お答えいたします。
お尋ねの建築工事の工区分けのお尋ねでございますけれども、建築主体工事につきましては、3工区で計画しているところでございます。
以上でございます。
○9番(瀬尾俊郎君) 3工区に分けて、あといろいろあるわけですよね、水道とか電気、それも工区分けですか。
○東九州道・
中心市街地対策課長(津曲浩二君) 今回の道の駅整備の工事につきましては、先ほど申しました建築主体工事のほか電気設備工事、給排水工事、あと舗装などの外構工事というところがございます。これらについても工区分けで計画しているところでございます。
以上でございます。
○9番(瀬尾俊郎君) 分かりました。これに関して、道の駅くしまの施工者というのは、地元の串間市からこの入札に入れるような形になるんですかね。
○財務課長(内山田修二君) お答えいたします。
入札につきましては、地場産業振興等の地域性を考慮いたしまして、地元業者優先で行うこととしております。
以上でございます。
○9番(瀬尾俊郎君) お願いしたいと思います。活性化にもつながりますので、よろしくお願いしたいと思います。
この入札もですけれども、この国交省が管轄する部分がありますよね。これも地元業者優先で、指名はされるんですか。
○東九州道・
中心市街地対策課長(津曲浩二君) お答えいたします。
この道の駅整備は、国土交通省と串間市と連携して、一体型整備で進めていっているところでございます。お尋ねの宮崎県河川国道事務所で現在発注手続を進められているようでございますけれども、地域要件などの入札に関する条件等は把握していないところでございます。
以上でございます。
○9番(瀬尾俊郎君) できるものなら串間市の業者で入札が入れるような形でやってもらうと一番いいのかなと思います。
それと、この本体工事の施工ですね、この中には地元木材を使うやり方で前もあったですかね、たしか。そうと思いますけれども、地元木材でよかったですかね。
○東九州道・
中心市街地対策課長(津曲浩二君) お答えいたします。
道の駅施設の建築にかかる地元木材の利用計画についてのお尋ねでございました。
市が整備します施設は、木造建築物でありまして、設計図書の資材仕様に串間市産材の表示を行い、地元からの資材調達を促しているところでございます。
まちづくり事業の効果が地元の資材利用の側面からも地域産業の活性化に寄与するよう努めているところでございます。
以上でございます。
○9番(瀬尾俊郎君) はい、地元をやはり地元というか、杉材とかをそれでいいものを造ってもらいたいと考えております。
次に、高松キャンプ場ですね、これが今整備されており、まだ未完成ということですけれども、今後の進捗状況というのはどのような形になるのかお伺いいたします。
○
商工観光スポーツランド推進課長(清水幸憲君) お答えいたします。
高松キャンプ公園につきましては、昨年度トイレやシャワールームなどを併設した管理棟を整備したところでございます。
現在高松地区からの御意見等を踏まえ、設計の見直しを行っているところでございます。本年度中にキャンプ場、区画サイト整備工事、炊飯棟建設工事、防犯機器整備工事を行い、令和3年度からの供用開始を目指しているところでございます。
以上でございます。
○9番(瀬尾俊郎君) どうにか前向きに早く出来上がることをお祈りいたします。
今高松海水浴場という看板があります。やっぱりキャンプ場の看板というのは設置されるわけですかね、これをお願いしたいと思います。
○
商工観光スポーツランド推進課長(清水幸憲君) お答えいたします。
キャンプ公園の案内版につきましては、現在キャンプ場区画サイト整備工事において計画をしておりますので、それに合わせて設置をしたいと考えております。
以上でございます。
○9番(瀬尾俊郎君) キャンプ場もまだ使っている方はおられるわけですよ。それはどのようなやり方で、許可を受けているのかどうなのかお伺いいたします。
○
農地水産林政課長(吉国保信君) お答えいたします。
高松漁村広場につきましては、広場の新たな利活用を促進するため、キャンプ及びイベント等に対する需要調査を目的に平成29年7月より試験的に開放しているところでございますが、
新型コロナウイルス感染症に伴い、緊急事態宣言の対象が全都道府県に拡大されたことから、感染拡大防止のため、令和2年4月20日から5月31日までの間、キャンプやイベント等での利用を禁止し、通常の公園としての利用のみ可能としてまいりましたが、緊急事態宣言の対象が順次解除されたため、6月1日よりキャンプやイベント等の開放を行っているところでございます。
許可につきましては、利用する事前に農地水産林政課に申請をいただき、申請内容を確認後許可証を発行しているところでございます。
以上でございます。
○9番(瀬尾俊郎君) あと
串間温泉いこいの里、岬のパカラパカですね、このPR、これは本当に必要だと思うんですよ、このことに関して。
このPR活動、道の駅もですけど、このPR活動の予算とかは、どのような予算を計上されてやっておられるのか。また財務課はちゃんと予算を、前も言ったんですけど、ちゃんと予算をつけているかなと。でないと、串間はPRせんと駄目ですよ。本当にどんどんPRして串間に来てもらうというような形を取らないといけないと思いますので、財務課の判断だと思いますから、どのくらいしてるのかお伺いしたいと思います。
○
商工観光スポーツランド推進課長(清水幸憲君) お答えいたします。
都井岬観光交流館パカラパカと
串間温泉いこいの里のPRの費用につきましてでございますけれども、そのプロモーションにかかる予算額といたしましては、当初予算で承認いただきました観光物産プロモーション事業453万8,000円、それから5月19日に専決処分させていただいております追加分697万5,000円と合わせて1,151万3,000円となっております。
以上でございます。
○9番(瀬尾俊郎君) 財務課長、足らん。もうちょっと組まんといかんですわ、PRするんだったら。もうやっぱり串間市は人を呼び込むための道の駅、温泉、パカラパカですよ。やっぱりそういうことでどんどん予算を組んでください。PRせんといかんですよ。
それと、最後になりますけれども、国道448号線というのが観光ルートの中にずっと入ってきますけれども、道の駅から温泉、都井という形でですね、この蔵元橋の歩道の問題が前々から出ていたんですが、この歩道整備については、どうなっているのか伺いたい。
○
都市建設課長(矢野 清君) お答えいたします。
蔵元橋の側道橋設置につきましては、現在県におかれましては都市計画道路である蔵元橋の都市計画決定変更の取り組みと同時に、交通安全対策事業の事業化に向け、取り組んでいただいております。
今後地元説明会を行い、予備設計を予定されていると伺っております。
以上でございます。
○9番(瀬尾俊郎君) 分かりました。前向きな進捗状況だと考えますので、よろしくお願いしたいと思います。
最後に、
新型コロナウイルス感染症の発生で、行政の職員、また関係する職員の皆様に感謝するとともに、一日も早く収束することを願い、この困難な状況を克服していきたいと思いますので、頑張ってください。
質問を終わります。
○議長(中村利春君) 以上で、9番瀬尾俊郎議員の質問を終わります。
換気のために10分間休憩いたします。
(午後 2時03分休憩)
(午後 2時15分開議)
○議長(中村利春君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、5番坂中喜博議員の発言を許します。5番坂中喜博議員。
○5番(坂中喜博君) (登壇)大変お疲れさまでございます。本日最後の質問者となりましたが、3日目ともなりますと重複しますが、なるべく割愛をしていきたいと思っております。しばらくお付き合いをいただきたいと思っております。
また、
新型コロナウイルスの影響により議会傍聴を控えさせていただいており、市民の皆様方に大変な御迷惑をかけております。なお、ホームページ等での視聴となりますが、御協力をよろしくお願いいたします。
私事でありますが、1年間副議長としての職を拝命し、一般質問を控えておりましたが、今回質問することになりいささか緊張いたしております。お聞き苦しい点もあろうかと思いますが、お許しをいただきたいと思っております。
それでは、質問をしてまいりますが、一般市民が理解できるような分かりやすい表現を用いて答弁をお願いするものであります。
新型コロナウイルスでありますが、中国の武漢市で発生したとの情報で、日本には1月中旬にプリンセス、クルーズ船において多く発生し、3月にWHOは感染爆発と認めて、パンデミックフェーズに入ったと宣言をいたしました。
この期において東京オリンピックの延期、小中高の休校、数多くのイベント等の開催中止を余儀なくされ、大変な事態となったことは誰もが御承知のことと思います。
この
新型コロナウイルス菌で数多くの方々が亡くなられたことに対し、この場をお借りしてお悔やみ申し上げる次第であります。
日本経済については、インバウンドの減少に加えて国内消費が抑制されるなど、実質国内総生産GDPはマイナス成長であり、また県内の影響はリーマンショックや口蹄疫をはるかに上回ると指摘されているところであります。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う本県の農畜水産物の価格下落や出荷量の減少により、主要品目の生産全体の3月収入が前年同月比で約28億5,000万円減少したとの報道があり驚いたところであります。
このような中、串間市の経済も相当冷え込んでおり、農畜水産物の価格の下落、出荷の減少、零細企業、飲食店など、大変な打撃を受け、未来が見えない状況であります。
また、一方では
都井岬観光交流館、串間市温泉いこいの里、高松キャンプ場、道の駅構想など、今までにできなかったことを串間の再生元年と位置づけられ、本市が今後も持続可能なまちとして進めていく中でのこの
新型コロナウイルスであります。市長も大変御苦労され、頭の痛いところでありましょう。
同僚議員からも質問がありましたが、今後市長がこの影響をどのように判断され、財政運営をされていかれるのかお伺いいたします。
次に、コロナウイルスに対し、串間の財政支援をするに当たって、まず串間市での農畜水産物の肉用牛の肥育、繁殖農家、ブリ養殖、花卉等の影響額を各種産業分野ごとにどれぐらいの試算をしておられるのか、示していただきたいと思います。この影響額を基本に本市の経済対策を進めるべきだと考えております。
次に、防災対策でありますが、
新型コロナウイルスにより3密など避難場所、避難体制がクローズアップされ、見直しをする必要があるのではと感じております。このような中、本市に多大な影響があるとされる
南海トラフ地震や大津波、大型台風が発生した場合は、災害対策基本法に基づいて、串間市地域防災計画で進められますが、肝心要の消防署が河川敷近くにあり、堤防決壊で浸水する可能性が十分あるところであります。
以前の答弁で総合運動公園に消防車両等を迅速に移動させるとのことで、大変おかしな答弁でありました。地球温暖化で近年従来の規模を超える水害が多く発生しており、つい先日国交省は、水害多発、最大級に備え、自治体を支援するとの報道であります。災害はいつ来てもおかしくない状況で、待ったなしであります。消防署の任務は、まず第一に市民を避難させることが重要であります。このようなことで市民の安心・安全はないと思っております。
消防署の高台移転について、どのような計画がなされているのか、調査についてお伺いするものであります。
次に、教育行政についてお尋ねしますが、教育長は、今回の
新型コロナウイルス感染拡大で学校休業問題、授業時間問題、給食提供の問題と数多くの難題を抱え、大変御苦労されたのではないかと推察しております。
今回小中学校の休校、休業が長期化する中、地域での学力の差が生じるとのことで、9月入学制の導入が新聞、テレビ等で大きく報道され、話題になっているようであります。同僚議員も質問されましたが、私はこの問題は見過ごすことができない重要な問題であり、大変なことだと認識しております。政府は前広に選択肢を検討したいと答弁され、宮崎県知事も政府に要請するなどの報道がなされたところであります。
この9月入学制には学校教育法や施行規則の改正が必要であり、メリット、デメリット、相当の議論が必要であると考えます。また一方では、自公提言で直近の導入を見送るべきという結論になったとのことで、国民、市民は大変混乱をしているところであります。
串間市の教育委員会で9月入学の議論をされたことがあるのか、また教育長として教育行政を鑑みたときにどのような所見をお持ちなのかお聞かせいただきたいと思います。
次に、串間市において、学校が再開され、教育委員会はもちろん、保護者、児童は一安心されたと思いますが、いまだ第2波、第3波の恐れがあるとのことでございます。今回の長期休業によって授業の遅れ、子供たちが楽しみにしているだろう遠足や修学旅行、社会科見学などと多くの諸問題があります。
つい先日、県教育委員会は、修学旅行については県内での旅行を検討するとのことでありますが、これらの学校行事を予定どおり実施するのか、延期するのか、思い切って中止するのか、実施の方法など早急に対応が必要だと思われます。
串間市は、夏休み期間に1週間の授業をするとのことでありますが、どのような学校運営をされていかれるのかお伺いします。
次に、不登校の子供たちの中には、自律神経の働きが不調で立ちくらみや目まいといった身体症状、無気力や思考力低下といった身体以外の症状が現れる起立性調節障害と診断される生徒が全国的に増えているとの記事がありました。
要するに、小学校高学年から中学校の思春期の子供に起こりやすく、朝起きられなく病気のことだそうです。岡山県教育委員会は、起立性調節障害対応ガイドラインを作成し、ホームページで公開し、対策をしているとのことであります。この症状は朝の不調が不登校の初期症状に似ているため、心理的問題を指摘されたり、怠けやサボりと誤解されたりしてつらい思いをすることがあるとのことであります。
当市においても、不登校の生徒が存在することから、今後教育委員会において調査研究していただきたいと思いますが、お伺いいたします。
次に、コミュニティバスの現状について、自動車の利用が困難な市民、特に高齢者にとって生活を支える移動手段として、平成20年10月から運行され、12年が経過しようとしているところであります。このバスについては、通院や買物の利便性を考慮するなどしてダイヤ改正をしたりして努力をされているようでありますが、果たして高齢者にとって生活を支える移動手段となっているのか、疑問があるところであります。
まず、利用状況と運用基準についてお伺いいたします。
次に、デマンド型交通について、急速な高齢化に伴い、交通空白地域が多く発生しているところであります。交通手段のない買物難民やそれに伴い孤独死がいる現状の中で、以前からデマンド型交通を提唱してきましたが、この交通にはメリット、デメリットが多くあるのは承知しているところであります。
先の議会では真摯に受け止め検討していくとの答弁をいただいておりましたが、つい先日ですが、串間市地域公共交通網形成計画を公表され、誰もが活躍し安心して生活できる身近な移動環境の創造としての基本理念の中に地域公共交通網の将来像に区域運行として示されましたが、将来串間市の交通網はどうなっていくのか、具体的にお伺いいたします。
次に、職員研修は、住民の福祉の増進を図ることが目的で、市民一人一人が串間市に住んで良かったと実感できるまちづくりのために職員も日夜努力されていると思いますが、果たして全職員が一丸となって取り組んでいるでしょうか、疑問もあるところであります。
職員研修は、職員一人一人が資質、能力、意欲を発揮してこそ住民サービスができるものであります。そのためには、研修は必要であり、串間市も初級、中級研修と実施されているようでありますが、重要なことは認識はしておりますけれども、私は住民の福祉の増進を図るのであれば、ただ机上論だけで行政を進めるのは厳しいことだと思っております。
串間市民が現在どのような状況に置かれて仕事をされているのか、肌で感じることが一番必要であり、そのようなことから平成30年度議会において農業関係者、福祉関係、建設業関係等での体験研修を実施するよう質問いたしましたが、音沙汰なしであります。近年は採用試験において成績優秀な職員が県外から採用されている状況ですが、それはすばらしいことでもあります。ただ、県外から串間に来ても、地名も場所も分からない中での業務は大変だと思います。早めに串間市に慣れる研修が必要であります。体験学習はどのようになっているのかお伺いいたします。
次に、本市の農業については、串間市農業振興基本計画に基づき、自然条件や資源を生かした農業が進められてきております。しかしながら、農業農村を取り巻く環境は担い手不足の深刻化、遊休農地の増大、集落の活力低下などの大きな問題を抱える中で、口蹄疫の発生、サツマイモ基腐病、
新型コロナウイルスと大打撃を受けているのが現状であります。このままで推移するならば、串間市の農業は壊滅するのではないかと危惧しているものであります。
国は、平成22年に食料・農業・農村基本計画の中で、食料自給率50%を目標に、これに向けた取り組み、戸別所得補償制度の導入や農業農村の6次化産業化等による所得の増大による意欲ある多様な農業者の育成、確保と政策転換が示されてきましたが、果たしてどうでしょうか、本市の農業は大変厳しい現状であります。
そのような中、本年3月に食料・農業・農村基本計画が2030年の目標達成に向けて閣議決定がなされたようであります。この計画は、市町村の基本計画、構想などの農業振興計画や施策の展開に反映することが重要であるとされています。串間市も平成23年度から5年後の中期計画と10年後の長期計画を策定していますが、令和3年には串間市の農業振興基本計画の見直しをするわけでありますが、この国の食料・農業・農村基本計画の指針をどのように受け止め、どのように反映させ、串間市の農業を進めていかれるのかお伺いします。
次に、市民病院についてお尋ねしますが、地域の中核病院として高度化、専門化する医療、民間病院での実施困難な不採算医療を担い努力されていることに対し、感謝はしているところであります。
しかしながら、経営としては依然として赤字経営であります。平成29年度から公営企業法の適用により事業管理者を設置し、新たな発想の下、経営をされるとのことであります。その間、事業管理者として経営に対しどのようなメリットがあったのか、また4月より兼務されていた院長を新たに迎え、運用されているところであります。今後は事業管理者として専任できるわけでありますが、この病院の赤字体制をどのように乗り越えていかれるのか、新たな基本方針をお伺いするものであります。
次に、病院職員の意識改革についてでありますが、医師を含め職員一人一人が一丸となって赤字額を認識し、経営意識を持たなければ、この難局は乗り切れないというふうに私は思っているところであります。以前から指摘はしているつもりですが、何か変化があったのかお伺いいたします。
以上で壇上からの質問を終わります。後は質問席から質問させていただきます。(降壇)
○市長(島田俊光君) (登壇)お答えいたします。
本市は、市税等の自主財源が少なく、地方交付税等に頼っている状況であります。
一方では、年々増加する社会保障費の増、さらには継続して実施いたします建設事業等もあり、市債残高が増加しております。
そのような中、本年度におきましては、
新型コロナウイルス感染症対策に必要な事業を実施しており、例年にない予算規模となっていることから、今後さらに厳しい財政状況が続くものと考えております。
しかしながら、これまで以上に行財政計画を着実に実施しながら、財政健全化に努め、効率的で効果的な財政運営に取り組んでまいりたいと思っているところでございます。
次に、研修制度についてでございますが、議員言われるように本当に串間市にはモデルになる企業が幾つもあるわけでございます。そのような中で体験研修を今後続けていきたいと考えております。体験研修につきましては、異業種の方たちとの相互交流を通じて幅広い視野や考え方の習得に役立つばかりでなく、人的交流を通して派遣団体とのパイプづくりにもつながるものと大変貴重な経験になるのではないかと思っているところでございます。
現在
新型コロナウイルス感染症予防の観点から実施を見合せているところでありますが、異なる業種との交流研修について、実施時期を実施機関を含め検討してまいりたいと考えております。
また、その中にもキャリア教育として計画をいたしておりましたけれども、コロナで中止になりました。またその中でもキャリア教育も7月にまた計画しておりますので、その中でもまた議員の皆様方にも協力していただければと思っているところでございます。
以上です。後の答弁については、各課長に説明させます。(降壇)
○教育長(吉松俊彦君) (登壇)お答えいたします。
まずはじめに、9月入学制度につきましてです。
9月入学制度につきましては、政府は来年度からの制度導入を見送る意向が示されたところであります。9月入学の主なメリットとしましては、海外留学など学校のグローバル化が進展することが挙げられますが、私は教育現場への負担を非常に危惧しているところでございます。学年の区割りをはじめ、学校行事や事業計画の大幅な見直しが求められるほか、入試や就職、資格試験は3月卒業が前提となっており、変更するには関係機関との調整が欠かせないとも聞いております。
社会に定着した制度を改めるには、学校関係者や保護者、企業など幅広い合意が必要ではないかと考えますので、引き続き国の動向を注視してまいりたいと考えております。
したがいまして、9月入学制度につきましては、串間市教育委員会としての協議はなされていないところであります。
続きまして、長期休業による学校運営への影響につきましてですが、3月、4月の臨時休業による不足授業時数の調査を受けて、夏休みに7日間授業日を設定したところであります。この7日間で本市ではおおむね授業時数は正常化されるため、各学校に2学期以降に延期を要請しておりました修学旅行や社会科見学については、実施可能であると考えております。
また、運動会や体育大会につきましても、先日学校の新しい生活様式を基本に感染症対策を講じた上で計画どおり実施するよう通知したところであります。
5月の学校再開後、学校での生活様式の変化で児童生徒、教職員に戸惑いも現実的には見受けられますが、今後学校運営の見通しとしましては、計画した教育活動がおおむね実施されるものと考えております。
以上でございます。(降壇)
○
病院事業管理者(黒木和男君) (登壇)お答えします。
平成29年度以降公営企業法全部適用を受けて、経営努力をしてまいりました。
院長職を兼任しながら、また医師不足は解消されない中、平成30年10月から1年間、経営コンサルタントを委託導入して経営努力を重ねてきたことにより、単年度赤字が平成27年度2億6,900万円、平成28年度2億8,300万円、平成29年度3億600万円から平成30年度1億4,200万円、令和元年度1億1,300万円の見込みと減少しているところでございます。
本年度は、新しく江藤先生を院長として迎え、経営に専念できる環境が整ったところでございます。医師確保はもちろん、看護師の充足も含め、さらなる努力を重ね、また患者1人当たりの単価や病床稼働率の適正化を目指し、収支の改善につなげていきたいと考えております。
串間市民の安全・安心を守るため、地域医療の継続を図っていきたいと思っております。
以上でございます。(降壇)
○消防長(隈江康弘君) (登壇)お答えいたします。
消防庁舎の移転につきましては、昨年度消防本部として消防庁舎移転計画方針案を取りまとめたところでございます。
今後関係課と協議しながら、本年度中に策定される予定の串間市第六次長期総合計画の中で方向性を示したいと考えております。
以上でございます。(降壇)
○
総合政策課長(橋倉篤寿君) (登壇)お答えいたします。
まず、コミュニティバス及びデマンド型交通にかかります、昨年度のコミュニティバスの利用状況と運用経費についての御質問でありますが、令和元年度におけますコミュニティバスの運行実績につきましては、利用者数2万1,589人、運行経費でありますけれども、コミュニティバスの指定管理料、各種保険料及び修繕料等を含んだ総額でありますが、こちらのほうが約2,504万8,000円となっております。
続きまして、串間市公共交通網形成計画におけます方針、目標についてでありますが、こちらのほうにつきましては、計画におきまして、3つの方針と数値目標を定めているところであります。
まず第1に、地域の変化に応じた持続的な公共交通網の構築としまして、公共交通人口カバー率の向上、それから利用者1人当たりの財政負担額の縮減を目標に、通学、買物等の行動に適したダイヤの改善等に取り組むこととしております。
第2に、道の駅を中核とした移動が楽しくなる交通体系再編をしまして、満足度向上や市街地循環線の利用者の増加を目標に、道の駅を拠点とした路線網への再編等に取り組むこととしております。
第3に、地域活力の維持向上に向けた移動の促進として、高齢者のよかバスの利用率向上、それから関係団体等の連携を掲げ、乗車体験会等を実施しまして、市民の利用促進に取り組むこととしております。
以上であります。(降壇)
○
農業振興課長(武田英裕君) (登壇)お答えいたします。
新型コロナウイルスの影響についての御質問でございました。
本市の農畜産業におきましても、今般のコロナウイルス感染拡大の影響は非常に大きいものがあると認識しております。
肥育牛と花卉の影響額等についてのお尋ねでございましたけれども、影響額等全体につきましては、現在もコロナウイルスの感染拡大の影響下にあると考えておりまして、まだ全体的に算出できておりませんけれども、特に肉用牛については、肥育生産農家や子牛生産農家に大きな影響が出ていると考えているところでございます。
また、花卉につきましてもさまざまなイベント、冠婚葬祭の中止や延期、規模縮小など、また中止になどにより需要が大きく減退しておりまして、価格の低下の影響が見られているところでございます。
緊急事態宣言が発令された時点で切り花が40円割れということで、過去5年間で最安という市況のデータも出ているところでございます。
これらの生産者への直接的な支援等につきましては、国の持続化交付金、肥育牛経営等緊急支援特別対策事業や高収益作物次期作支援交付金をはじめ、今回専決処分で御報告しております本市独自の肉用牛産地維持対策事業と農畜産業緊急支援金交付事業による支援、また拡充されました経済変動・伝染病等対策資金等があるところでございますので、十分活用いただけるよう事業の周知や支援等を行ってまいりたいと思っております。
次に、本年3月31日に閣議決定されました食料・農業・農村基本計画につきましては、食と活力ある農業農村をいかに維持し、次の世代に継承していくのかが重要視されており、農業の持続的な発展のため、これまでの担い手の育成確保に加え、中小・家族経営等のさまざまな人材の活躍や農村振興においては、地域資源を活用した所得と雇用機会の確保、半農半X等のライフスタイルによる新たな動きや活力の創出等に対し、施策が展開されるようでございます。
本市におきましても、人口減少や高齢化等により農業従事者が減少する中で、基幹産業であります農業の維持発展を図るためには、経営規模の大小を問わない多様な人材の活躍促進や農地農道の大区画化による産地基盤の強化、スマート農業の加速化やデジタル技術の活用促進を図ることが今後重要であると認識しております。
今回示されました国の基本計画や今年度県が見直します農業・農村振興長期計画の内容を踏まえ、令和3年度において本市の農業振興計画の見直しに取り組みまして、効果的、効率的な施策を推進し、持続性の高い農業の振興を図る考えでございます。
以上でございます。
影響額につきましては、まだ現状、影響下にあるということで、全体的な額を算出できていないところでございます。(降壇)
○
農地水産林政課長(吉国保信君) (登壇)ブリ養殖の影響額についてお答えいたします。
新型コロナウイルス感染症に伴う飲食店の休業や輸出の制限に伴い、出荷できないブリは約18万2,000尾と見込んでおり、出荷サイズを1尾4キログラム、キログラム単価当たりで700円で計算しますと、約5億円程度と推測されます。
企業に確認しましたところ、4月以降出荷は計画の約7割に減少しており、5月に入ってからも状況は変わらず、計画どおりの出荷ができていない状況でございます。
その対策につきましては、飼育期間の延長が余儀なくされているブリやカンパチ、ヒラメ、トラフグなどの養殖を支援するため、養殖経営緊急支援事業により補助率県4分の1以内、市4分の1以内での延長飼育にかかる餌代の一部を補助する事業の創設を今議会でお願いしているところでございます。
以上でございます。(降壇)
○
学校政策課長(増田 仁君) (登壇)お答えいたします。
起立性調節障害につきましては、自律神経の調節力が弱いために、立ち上がったときに目まいや頭痛などの症状があり、思春期に発症しやすいとされております。
そのため、朝起きられないなどの症状が見られ不登校の要因の1つとして考えられることから、今後も継続して学校や保護者などと共通理解を図っていきたいと考えております。
以上でございます。(降壇)
○
市民病院事務長(谷口勇人君) (登壇)お答えいたします。
職員の経営意識の向上につきましては、以前より御指摘いただいているところでございますが、職員一人一人が病院の経営に携わっているという意識が重要であると考えております。
平成30年10月から1年間、経営コンサルタントを委託導入し、収益増につながる取り組みや経費削減に対する意識を高めております。
今後も一層情報浸透に努め、しっかりと職員の話に耳を傾け、各診療科、各職種の職員が連携し経営の改善に努めてまいります。
以上でございます。(降壇)
○5番(坂中喜博君) 答弁ありがとうございました。
それでは質問席から質問してまいりますが、
コロナ対策に対する影響額でありますけれども、私は分からないということでしたけれども、やはり中間でありますけれども、ある程度の被害がどれぐらいあるんだと、その総額に基づいてやはり経済対策をしていかなければ、私はできないんじゃないかという気がしています。
ブリのほうは、ある程度過程の中で損失が増えますと影響を出されましたけれども、早めに畜産であれ、花卉であれ、ちゃんとした損失額を、影響額を算出して、それから経済対策を取っていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いしておきたいと思います。
次に、
新型コロナウイルスで感染症対策の地方創生臨時交付金を国は1兆円を見込んで、串間市も1億2,000万円が交付されたところであります。
同僚議員からもありましたけれども、今後の経済対策としての特別交付金の見通しはどうなのかお伺いいたします。
○
総合政策課長(橋倉篤寿君) お答えいたします。
議員御指摘のいわゆる1兆円、正確に言いますと
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の件でございますけれども、現在議員の御指摘もありましたように、国会において2兆円を含みます第2次補正予算約31兆9,000億円、こちらのほうが審議されているところでございます。
ただ、現在審議中ということで、額等についてはまだはっきりはしないんですけれども、県の動向等も注意しながら市民生活への影響、経済状況を考慮しながら市民に必要となるような適切な支援を講じてまいりたいと考えているところでございます。
以上であります。
○5番(坂中喜博君) 串間市の財政も一層厳しくなるのではないかというふうに思っておりますけれども、現在では財政調整基金を取り崩して運用されておりますけれども、中期財政収支計画では、3億円ですかね、令和2年度は3億円を超える赤字があると見込まれておりますけれども、この
コロナ対策において財政出動をどのように展開していくのか、いつこの財政計画を見直していかれるのかお答えください。
○財務課長(内山田修二君) お答えいたします。
令和元年度10月に策定いたしました中期財政収支見通しについてでございますが、令和6年度までに約14億2,000万円ほどの財源不足が見込まれているところでございます。
令和元年度におきましては、約3億2,000万円ということで財源不足が見込まれた計画となっております。
そのような中で、今回の
新型コロナウイルス感染症対策によりまして、それらの経費により過去最大規模の予算規模となっているところでございます。財源不足につきましては、財政調整基金等の取り崩しなどにより対応している状況でございます。
また、今後市税や消費動向によります消費税交付金等の落ち込みも懸念されているところでございます。これらのことから、さらに厳しい財政状況となるというふうに見込んでいるところでございます。財源不足に対しましては、今後もこれまで以上に財政行政改革を着実に実施しながら、財政の健全化に努めてまいりたいと思います。
また、見直しにつきましては、例年10月の予算編成時期に向けまして策定をさせていただいているところでございます。
以上でございます。
○5番(坂中喜博君) 消防移転についてでありますが、先ほど答弁いただきまして、消防庁舎移転計画が方針が出されたということでございますので、財政も厳しいと思いますけれども、市民の安心・安全のためにも早急な対応をしていただきたいというふうにお願いをしておきますので、よろしくお願いします。
次に、教育問題ですけれども、修学旅行や社会科見学については、実施可能であると答弁をいただきましたので、一安心をしているところであります。
コロナウイルスで全国的にオンライン授業の取り組みがなされてきたようでありますが、串間市でのオンライン授業の取り組みはどうであったのかお伺いいたします。
○
学校政策課長(増田 仁君) お答えします。
市内の小中学校におけるオンライン授業につきましては、現在検討をしている段階でございます。実質休校中にオンライン授業は、その環境は整っていなかったために実施していないところであります。
以上でございます。
○5番(坂中喜博君) 次に、小学校、中学校の校内ネットワーク通信整備事業が予算化されているわけですね。串間市内学校の設置状況と現生徒がいる家庭でのパソコン等の設置の状況を把握しておられるのかお伺いしたいと思います。
○
学校政策課長(増田 仁君) お答えします。
市内の児童生徒がいる世帯に対しまして、今月インターネットの整備環境の調査を実施いたしました。その結果、約75%の世帯がインターネットができる環境であるというふうに回答を得たところでございます。
市内の小中学校のネットワークの整備と1人1台の端末整備については、今般この議会に予算を計上しておりますので、その議決をいただいた際には端末を活用した事業を実施した上でオンライン授業の実施につなげてまいりたいと考えております。
以上でございます。
○5番(坂中喜博君) 次に、人事評価制度についてお聞きしますが、昨日でしたかね、6番議員が人事評価についてるる質問されましたけれども、その中で、2、3点、ちょっと私の分からない点がありましたので、お聞きしたいと思います。
まず、人事評価制度導入に伴って昇給、昇任、昇格が何件反映されたのか、また降格、人事評価によって降格はあったのか、その辺をお聞きしたいと思います。
○総務課長(塔尾勝美君) お答えいたします。
現在人事評価結果の処遇の反映につきましては、課長級及び課長補佐級職員、6級、5級の職員でございますが、この職員については、昇給及び勤勉手当の支給率にも反映をさせているところでございます。
そしてまた、係長級職員、4級の職員につきましては勤勉手当の支給率に反映しているというところであります。
令和元年度におきましては、係長級以上の全職員が標準の評価の段階に該当いたしましたので、これらの勤勉手当支給率への反映等はなかったところでございます。
降格、昇給についても、影響はないというところでございます。
以上です。
○5番(坂中喜博君) この人事評価で異動に反映されたことはありますかお伺いをいたします。
○総務課長(塔尾勝美君) 人事異動につきましては、業務量の見合った人員の配置と公正、公平な適材適所への配置ということを基本方針といたしております。職員の勤務年数とか、職員から提出された自己申告書、それから年2回行います職場実態調査などの情報を基に実施をいたしているところであります。
人事評価の結果につきましては、職員の昇給等において参考といたしておるというところでございます。
以上です。
○5番(坂中喜博君) この人事評価制度ですけれども、いいのか悪いのか、私分かりませんけれども、やはり人事評価する場合、私も経験があるんですけれども、やはりこの評価期間中は評価する者と評価される者があるわけですからね、そのときにその時点でやはり上司に対して会釈というか、そのときはいいことばかり言って、後はもう知らんふりと、私はあるんじゃないかと思うんですよ。そういったときに1年間を通じての評価ができないんじゃないかという感じがするわけですよ。そうすることによって上司と部下がぎくしゃくしたり、コミュニケーションができなくなる。おまえはおれを降ろしたね、降格したねということを私は出てくるんじゃないかという気がしておるんですよ。そういうことのないのが人事評価ですればいいんですけども、私はそれがあるような気がしてならないんですけれども、それをコミュニケーションでぎくしゃくするようなことがあるのではないかと思いますが、どんなですか、教えていただけるとありがたいんですが。
○議長(中村利春君) ここでしばらく休憩いたします。15分ほど休憩します。
(午後 3時00分休憩)
(午後 3時14分開議)
○議長(中村利春君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○総務課長(塔尾勝美君) お答えいたします。
人事評価に関する御質問でございます。
コミュニケーション不足でぎくしゃくすることはないかということでございますが、職員が職員を一次評価者として評価するわけであります。このことにつきましては、公平公正で信頼性の高い制度の運用の根幹に関わる重要な課題であるというふうに、そのことは認識をいたしております。
評価者、被評価者研修を繰り返し実施して、制度の質を高めるとともに、面談スキル、面接のスキルの向上を図りながら上司と部下、双方お互いが納得できる評価となるよう努めているところでございます。これにつきましては、運用を誤れば、かえって職員の意欲をそぐような結果になることも考えられます。
いずれにしても、評価の客観性を確保してお互いの納得性を高めていくことが今後の運用の中では一番重要ではないかと。評価するほうも評価されるほうも公正にお互いが納得して運用を図っていくということが一番根底にある大事なことではないかというふうに思っておりますが、今のところ評価によって人間関係について、いろいろぎくしゃくしたという相談等は総務課のほうにはまいっておりません。
以上です。
○5番(坂中喜博君) 今いろいろ答弁がありましたけれども、そういうことがないようにぜひよろしくお願いしておきたいと思います。
それから、かんしょ茎・根腐病については、多くの議員から質問がありましたので、割愛していきますけれども、今年も何箇所か出ているような話も聞きましたので、早めの対策をお願いしておきたいというふうに思います。
それから、体験職員研修については、そう難しいことではないと思いますので、ぜひ来年度から実施できるようによろしくお願いをしておきたいと思います。
それから、市の職員で市外から通勤されている職員は何人いらっしゃるのか、人数を教えていただきたいと思います。
○総務課長(塔尾勝美君) お答えいたします。
令和2年6月1日現在でございますが、職員、病院、消防等を含む全職員368名でございます。このうちお尋ねの市外通勤者については59名の職員が市外から通勤している実態でございます。
以上です。
○5番(坂中喜博君) 59名ということでございますので、この通勤手当が幾ら払われているのかですね。それとこの59名が市県民税、どのくらいあるのか、金額を示していただきたいと思います。
○総務課長(塔尾勝美君) お答えいたします。
まず、今申し上げました市外通勤者の通勤手当の支給額でございますが、59名の市外通勤者の通勤手当が月額105万3,100円ということになっております。
それから、市県民税の額でございますが、市県民税合わせまして令和2年度1,326万700円となっているところでございます。
以上です。
○5番(坂中喜博君) 59名ということが市外から串間に通勤していらっしゃるわけですね。この方々は串間市には市県民税はもちろん納めないし、代わりに通勤手当も払わなきゃならない状況にあるわけですけれども、1,326万、これは串間に住んでおれば、これだけの金は串間に入ってくるわけですかね。
○総務課長(塔尾勝美君) お尋ねがありました市県民税の額を先ほど1,326万700円ということで申し上げましたが、おおむね割合が市民税と県民税が6対4ということで把握をいたしておりますので、直接串間市に入る市民税で分けますと、約795万という数字になります。先ほどの金額1,326万700円は市民税と県民税を合わせた市県民税ということで御答弁申し上げましたが、直接関係のある市民税は約795万でございます。
以上です。
○5番(坂中喜博君) 職員は憲法上ですかね、どこに書いているか私も分からないんですけれども、どこに住もうと私は自由だと思いますけれども、一般市民からすると、汗水を流して市民税を納めているのに、串間市に市民税を納入しない、こういう不合理なことがあっては、私はならないと思うのであります。
県外に納税するのは、また会計課あたりで事務作業も要るわけです。
また、一方では新くしま人応援隊の皆さんがボランティアで「言い訳なし!てげ田舎!それが自慢です。」というキャッチフレーズで串間のPRをされております。この方々の努力を見たときに、この職員の人たちはどう思っているかですね。1人でも多くの県外からの移住者を努力しているのに、一方では59名の職員が県外、市外から通勤していると。私は、何かおかしいんじゃないかという気がしております。法律はあるでしょうけれども、介護の問題とか、教育の問題とか、いろいろあると思いますけれども、総務課長、その辺はどんな考えでおられるのかお聞きしたいと思います。
○総務課長(塔尾勝美君) お答えいたします。
今市外通勤者についての答弁については、そういう59名の実態ということでお答えをいたしました。ただ、最高法規であります日本国憲法22条の中に、何人も居住の自由が保障されているということからしますと、串間市内にその居住を制限、限定することは、法的にはもう厳しいと、はっきり申し上げればできないということで、私は認識をいたしております。
そういうことは踏まえておるんですが、ただ、現場の立場といたしましては、今後予想されます
南海トラフの大規模な災害のとき、その状況によっては、全職員ができる限り早く市役所に来て、登庁して市民の安全・安心の確保に努めなければならないと。これは市役所職員、市民を守るのは使命でありますので、そういうことと、一刻を争う事態への対応とか、それから今申し上げました厳しい財政事情の中で、今申し上げましたような財政的な負担を市内に居住しておれば、発生しないということを考えますと、できる限り市内のほうに住んでほしいというのは、総務課としては、私としては考えているところですが、なかなか法的に厳しいということがございます。
以上です。
○5番(坂中喜博君) 368名のうち59名が来ていると、何というか、もう言いようがないんですけれども、総務課長は憲法22条でできないんだと言われましたけれども、このことによって、災害が発生した場合は、どのような体制になるのか、私は不思議でならないんですよ。その59名は1つの課に何名いるか分かりませんけれども、そうなったときには、私は災害対策はできないと思いますよ。
その辺の対応をどうするのかが私は一番問題だと思うんですよ。ただ、だから、採用試験する場合は、串間在住をお願いするような形で努力しなければ、していらっしゃるか分からないんですけれども、そういうのはできないのかお聞きいたします。
○総務課長(塔尾勝美君) お答えいたします。
それにつきましては、お願いという形で平成28年度の新規の採用職員の試験案内においては、原則として採用後は串間市に居住できる者ということを明記して募集を行っているところでございます。
以上です。
○5番(坂中喜博君) 分かるんですけれども、災害が発生した場合、串間に来るのに道路が決壊で来れないわけですがね。残った人間でしなければならないわけですけれども、それで串間の安全・安心を守れないと私はそう感じているわけですけれども、まさか消防職員とかは私はいないと思いますが、その辺の状況が分かればお聞きいたします。それから、学校の先生なんかもどういう状況なのかお伺いしたいと思います。
○消防長(隈江康弘君) お答えいたします。
現在1名の消防職員が市外から通勤しているところでございます。
以上でございます。
○
学校政策課長(増田 仁君) お答えします。
市内小中学校に勤務する教職員につきましては、現在176名が勤務しており、そのうち86名、48%が市外から通勤している状況であります。
以上でございます。
○5番(坂中喜博君) そういう状況ですよね。消防署の職員がどこから来るか分かりませんけれども、火事があったと、非番であればいいんでしょうけれども、非番の場合も緊急には来なければならないですね。そうなったときに、私は来れないんじゃないかと思うんですけれども、それは家庭の事情もあるだろうし、それは深くは言いませんけれども、やはりそういったものが増えてくれば、憲法上問題がないからということで、例えば宮崎で住むと、消防職員がですよ、火災があると来れないわけです、現実的に。そこらあたりは、私はどうも気になるところであります。そんなことがないように努力してもらいたいんですけれども、学校の先生も4割か、市外から来るわけですね、その方たちの市県民税やら、うちの職員の700万ぐらいですかね、これが相当な金額になるわけですよ。財政も厳しいわけですから、それについては、やはり市長をはじめ、やはり努力をしていただいて、努力になるのかどうか分かりませんが、やはり串間に住むような形でしていただかないと、こういう問題が出てくるというふうに私は思っております。
最悪でも、ふるさと納税でもあるわけですから、これに多くの寄附をするとか、そういったものをやはり推進していただかなければ、串間市の財政は私は厳しいと思うんです。市民感情からした場合、本当にいろいろ出ます、問題が。串間に住んでなくて、串間市から給料をもらって、市県民税も串間に納めないと、こういう不合理があってはならんわけですから、ここらあたりを少しでも解消できるような体制を私は取っていただきたいと思うんですが、何か答弁があればお願いします。
○総務課長(塔尾勝美君) お答えいたします。
市外の通勤者については、それぞれいろんな問題で、親の介護の問題、教育の問題、配偶者の勤務地の問題、いろいろございます。私も話をしていくわけですけど、そういう実態がありますが、今御指摘のように、何らか強制はできないところもあるんですけれども、ふるさと納税という制度もございますので、少しでも市のほうに貢献をしていただくためにお願い、働きかけをしていきたいというふうに考えております。
以上です。
○5番(坂中喜博君) 答弁されましたけど、市長、副市長をはじめ、認識していただいて、やはりこういう採用試験の場合は、努力していただくように強い要望をしておきますのでよろしくお願いしておきます。
次に、市民病院なんですけれども、院内で指揮命令が不明確な部分が私はあるんじゃないかというふうに思っておりますけれども、院内の中で不協和音といいますか、けんかがあったり、そういう話を聞いておるわけですよ。
そういう中で、職員が一丸とならない状況の中で、職員同士でそんな形でもめごとがあったりというのがあれば、私は赤字解消なんてできないと思うんです。その辺はやっぱり事業管理者がきちっと監視しながらしていかないと、この問題は、市民病院の問題は解決しないというふうに思っています。事務長にも再三言うんですけれども、皆さん、事業管理者もそうでしょうけれども、お人よしなものですから、なかなか言うことを聞かないのか、なめているのか分かりませんけれども、それについては、やはり強い指揮が取れるような形でお願いしたいんですが、何かありますか。
○
病院事業管理者(黒木和男君) お答えします。
職員間の不協和音については、どのような職場でも生じる可能性があると考えておりますが、そのことにより職務に影響が出ることは決して望ましいことではないと認識しております。
議員御案内のとおり、全職員が危機感を持って意識改革に取り組んでいると考えておりますが、医療専門職においては、他の部署との人事交流が難しく、退職するまで同一環境に従事することとなることから、不安や不平や不満、大きなストレスを抱えないよう、職員が働きやすい職場環境を整えるよう指導してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○5番(坂中喜博君) ありがとうございました。
このコロナウイルスの影響で入院やら外来患者が相当私は減少したと思っているんですけれども、先ほど、昨日ですか、答弁があったと思うんですけれども、再度令和2年度の決算の影響額を教えていただけますか。
○
市民病院事務長(谷口勇人君) お答えいたします。
コロナウイルス感染症によります病院への影響でございます。
外来、リハビリにつきましては、令和2年3月3日より5月31日まで休止となったことによりまして、外来患者数が大幅に減少いたしました。令和2年4月分の診療報酬請求分で申し上げますと、外来収益が昨年と比較しまして430万ほど減収となったところでございます。
6月1日より再開いたしたところではございますが、今後コロナ感染症の患者発生動向によりまして、診療の縮小等、収益に影響が出る可能性もございます。非常に厳しい経営状況になっているというふうには考えております。
以上でございます。
○5番(坂中喜博君) 大変厳しいと思いますから、コロナが明けた暁には患者サービスを十分していただいて、利益が上がるような体制で、今管理者が言われましたけれども、内部のそういったもめごとがないように一丸となって運営していただくようにお願いしておきます。
それから、保育士確保の問題ですけれども、近年保育事業にかかる問題として、保育士の人材不足が深刻になっているようで、このことは保育士不足や保育園の経済状況を理由に子供が適正な年齢になっても保育園に入園することができない、いわゆる待機児童であります。串間においては、そのようなことはないものの、少子高齢化に伴い、子供の減少、保育士確保に向けて苦慮されているようであります。
そのような中、厚労省は保育体制強化事業としてさまざまな事業を打ち出しているところであります。保育士の離職防止を図る目的として、保育施設における保育士の負担軽減をするために、保育士資格を持たない保育補助者を雇用する補助制度があるようでありますが、どのような指導をされてきたのかお伺いいたします。
○
福祉事務所長(野辺幸治君) お答えいたします。
保育補助者雇上強化事業についてのお尋ねでございます。
本事業につきましては、平成28年度に国から保育士の補助を行う者を雇用することにより保育士の負担を軽減し、保育士の離職防止を図ることを目的として、保育士の環境改善に取り組んでいる保育所に対し、その費用の一部を補助することができるものと示されたものでございます。
これにつきましては、県において令和2年4月1日に交付要綱が制定されたところでございます。このことに伴いまして、本市における保育補助雇上強化事業の実施につきましては、本年度保育所等へ意向調査を行ってまいりたいと考えているところでございます。
以上でございます。
○5番(坂中喜博君) 再度聞きますけれども、令和2年にあったんですね、平成28年に施行されているわけでしょう。であれば、平成29年あたりからこういった調査をしながら、補助できたわけですから、当然早めにしなければならないと思いますけれども、そのころからは当然保育士不足が言われておったわけですからね。それをなぜ今となって要綱が今あるのかどうか分からないけれども、今からその意向調査するということでございますけれども、こういう補助金があるとするならば、早めに行政として調査をして、こうあるんですよと、保育所あたりに行って指導するのが、私は行政の役目だと思うんですよ、その考えはありますか。
○
福祉事務所長(野辺幸治君) お答えします。
本事業につきましては、国県市の事業となっておりますので、先ほど答弁しましたように、県のほうが働きやすい保育所等づくり緊急応援事業費補助金交付要綱が本年4月1日に交付されたというところで、それに基づいて本市においても、意向調査を行っていきたいというところでございます。
以上でございます。
○5番(坂中喜博君) 所長も一生懸命やっていらっしゃいますから、こういう制度は早めに取り入れて、少しでも対応ができる形でよろしくお願いしておきたいと思います。
次に、介護支援専門員は要介護者や要支援者の相談や心身の状況に応じるとともにサービス訪問介護ですけれども、デイサービスを受けられるようにケアプランの作成やサービス業者施設等の連絡調整を行うとされ、大変な業務で福祉の仕事をするのになくてはならないことは承知だと思います。
串間市では、居宅における業務と高齢者福祉施設などで分けられますが、ケアマネジャーの法人並びに包括支援センターの人員の状況はどうなのかをお伺いいたします。
○
医療介護課長(吉田寿敏君) お答えします。
市内の介護支援専門員の配置状況につきましては、現在法人等の居宅介護支援事業所に16名、地域包括支援センターに9名が勤務されております。
以上でございます。
○5番(坂中喜博君) 串間でケアマネジャーは何人必要で何人配置してあるのかお聞きいたします。
○
医療介護課長(吉田寿敏君) お答えします。
直近の2月サービス提供月の請求件数450件に対し、現在の居宅介護支援事業所の介護支援専門員16名の1人当たりの平均が28.13件となっており、事業所の配置基準であります1人当たり35件を下回っている状況と認識しております。
仮に請求件数450件に対し、事業所の配置基準であります1人当たり35件で推計いたしますと、介護支援専門員13名程度が必要な人数と考えております。
以上でございます。
○5番(坂中喜博君) 現在ケアマネが不足してサービスの提供が遅れたり、またサービスの量を多く請け負わない出来事がないのか、実態をお伺いいたします。
○
医療介護課長(吉田寿敏君) お答えします。
介護サービスを利用するに当たっては、介護支援専門員が必要であり、現在担当の介護支援専門員がいないケースは発生しておりません。
しかしながら、
新型コロナウイルス感染予防によるサービスの休止が行われている事業所もあるため、利用できない介護サービスが発生している現状もございます。
以上でございます。
○5番(坂中喜博君) 介護保険サービスにはケアマネがどうしても必要になるわけですよ。私がこの前感じたんですけれども、市民病院から退院するとき、病院としてはそれで帰れる、病気が治って自宅に帰ることができるのか、できないのか、そういう判断をされて、自宅に帰るかどうか判断しながら、ケアプランを作っていくわけですけれども、実際ケアマネがいなければ、居宅のサービスはできないわけですわね。
私がこの調査したところでは、なかなかこのケアマネがいないということでありましたので、その辺、課長はないということでおっしゃいますけれども、実際そういうのが起こっているわけですよ。その人たちが居宅のサービスを受けられないことになると、介護難民というのが必ず出てくるわけですね。そういった確保について、どう考えておられるのかお聞きしたいと思います。
○
医療介護課長(吉田寿敏君) お答えいたします。
本市におきましては、現時点で介護サービスが利用できない介護難民の状態はございませんが、現在の市内の居宅介護支援事業所の介護支援専門員をはじめとする介護人材の高齢化が進んでおり、また人材確保が困難な状況にあることから、喫緊の課題であると認識をしております。
現在の取り組みとしましては、平成30年度12月に市内の事業所と協議をした際、資格試験に対する助成をお願いしたいとの声があり、昨年度から介護支援専門員人材育成事業を開始し、資格試験にかかる費用の助成を市単独で要項を定め、取り組んできたところであります。
合格率の上昇への直結はなかなか困難でありますが、現場の方々の意見を事業に反映し、本年度は事前学習会の場を設けるなど、合格率の向上を目指し、市内の介護支援専門員の確保に努めてまいります。
以上でございます。
○5番(坂中喜博君) なかなか厳しい答弁というか、そう感じるんですけれども、ケアマネジャーは、資格を取るには実務経験5年要るわけですよね。5年要る中で、受験できるわけですけれども、介護福祉士なんかについては、国家試験で意外と通りやすいというのがあるわけですけれども、このケアマネジャーの資格はなかなか厳しいというふうに聞いているんですよ。
これは都道府県の資格ですから、私は逆に介護福祉士よりか取れるんじゃないかという気持ちでおったんですけれども、なかなか厳しい状態の中で市からも補助を出して受けさせているようですけれども、合格率は私はゼロだと思うんですよ。その辺の状況をやっぱり県の資格ですから、実態を話をしていただいて、県なんかと協議ができないものか、県からも出向されてこられますけれども、やはり高齢化して、ケアマネがいないと介護サービスができないわけですから、重要な問題なんですよ。そういうことによって、やはり県の資格が取れなければ、介護は受けられないわけですから、ケアプランもできないわけですから。その辺はやはり市長をはじめ、県にこういう資格の問題については、協議していただくと。私は全県下の問題であると思います。
包括支援センターにおいても、先ほど出ましたようにものすごく高齢化しております。居宅のサービスのケアマネもものすごく高齢化しております。それならばもういなければ、行政で採用しながら、この難を乗り切っていくのが、私はそうしなければならないというふうに思っています。その辺の対応ができるかできないのかお答えをいただきたいと思います。
○
医療介護課長(吉田寿敏君) 介護支援専門員の資格について県との協議があるのかとのお尋ねでございました。
介護支援専門員の資格につきましては、議員御案内のとおり、県が所管しておりますので、県が開催する担当係長会議や保険者機能強化推進交付金のヒアリング等で当市の現状について意見交換をしております。
また、市内の事業所を集めて介護支援専門員の確保について協議を行った結果、資格取得にかかる補助をお願いしたいとの声があり、先ほど申しましたように、今年度から補助事業を立ち上げたところであります。
いずれにしましても、人材確保の課題につきましては、短期的な対策、長期的な対策の両面から市内の事業所と連携を図り、さらなる人材確保に向けて研究してまいります。
以上でございます。
○5番(坂中喜博君) 先ほど申しましたように、居宅介護支援サービスを利用する場合は、どうしてもケアプランが必要なわけでありまして、支援事業所や病院の地域包括病棟との連携、調整は大事なことであります。したがって、医療介護課が中心となって医療、介護、福祉の強い連携ができるよう強い要望をしておきたいと思います。よろしくお願いしておきたいと思います。
時間ももう4時になりますけれども、次に、一人暮らしの高齢者の支援についてお伺いいたします。
以前は市内における孤独死や孤立問題が多く発生していましたが、情報把握の体制や地域連携型推進事業に代わる皆さんの御苦労により、減少傾向にあるようであります。とはいうものの、一人暮らしの対策は長期総合計画にもありますように、住み慣れた地域で生き生きと暮らせるよう社会参加や在宅生活への支援を充実するとありますが、現在では買物にも行けない、病院にも行けない高齢者が多数いると思われますが、果たして安心して生活できる地域になっているのかお伺いします。
昨日もなんか一人暮らしの方が家で亡くなったという、孤独死に近い亡くなり方をされているそうなんですけれども、こういうことがあるわけですからね。どうなっているのかお伺いします。
○
福祉事務所長(野辺幸治君) お答えします。
長期総合計画におきまして、高齢者が住み慣れた地域で生き生きと暮らせるよう社会参加や在宅生活の支援等について、主要な施策として高齢者支援推進体制の整備、保健福祉サービスの推進、生きがいづくりと社会参加の推進、高齢者が住み良いまちづくりの推進に取り組んでいるところでございます。
地域では、少子高齢化や核家族化に伴う家族の機能の変化、地域のつながりの希薄化などからさまざまな課題が複雑多様化しております。
こうした課題に対して、あらゆる市民が役割を持ち、地域全体で支える力を構築していくことが新たな福祉ニーズに対応する仕組みが求められております。自助、互助の取り組みを育みつつ対象者の状況に応じ、各分野の枠を超えた包括的な相談や伴走的な支援を行うなど、多様なニーズに対応した支援体制の構築に取り組んでいるところでございます。
以上でございます。
○5番(坂中喜博君) それでは、各地区の65歳以上の人口と高齢化率ですね、分かればお聞きしたいと思います。
○
総合政策課長(橋倉篤寿君) お答えいたします。
令和2年5月1日現在の住民基本台帳での数字でございます。福島地区であります。3,509人、35.4%であります。
続きまして、北方地区でございますけれども、670人で38.5%であります。
大束地区でありますが、1,235人で45.4%であります。
続きまして、本城地区でございます、789人で54.2%でございます。
都井地区、508人であります。58.1%であります。
最後に、市木地区でございますが466人で53.9%となっております。
以上であります。
○5番(坂中喜博君) 高齢化率ですね、41.28%ですかね、全体の中で。ましてや本城地区が54.2%、都井地区が58.1%ですよ、6割ですね。市木地区が53.9%、大変な状況だと私思いますけれども、これは少子化で仕方ないのかなと思いますけれども、この中で一人暮らしの買物支援がどうされているのか、対策を考えておられるのか、家で一人暮らしの方が多く発生しておられて、食べ物もないような状況が私はあると思うんですが、その辺の状況は把握されていますか、お聞かせください。
○
福祉事務所長(野辺幸治君) お答えします。
高齢者の買物支援対策につきましては、これまでコミュニティバスの運行により対応しておりますが、本市の重要な課題の1つとして認識しておりますので、今後とも関係課と協議を進めてまいります。
あわせて、高齢化社会における地域福祉の向上のためには、自助、互助による支え合い、助け合いも必要であると認識しております。
串間市社会福祉協議会と串間市社会福祉法人等連絡協議会の買物支援事業につきましては、現在市木地区に居住する高齢者でふだんの買物に支障を来している方が対象となっており、利用者が希望する市内の店舗へ送迎を行うものとなっているところでございます。
以上でございます。
○5番(坂中喜博君) コミュニティバスの話も出ましたけれども、後で聞こうと思いますけれども、私は役に立っていない気がするんですけれども、その中で、社協がこういう形で買物支援をやっていると。これは市木地区だけですからね。都井のほうはないわけですよね。私も都井に知り合いがいらっしゃるんですけれども、なかなか厳しい状態ですね、厳しくて、食事もできない状態の方がいらっしゃるみたいですが、この走るスーパーが現在走っているわけですね、何社か私も分かりませんけれども、この走るスーパーも高齢者の方が少なくなってきて、非常に経営が厳しいという話を聞いているわけですけれども、その中でもう辞めないかんという人たちもいらっしゃるわけですよ。そのときに、走るスーパーがなくなれば、そこに孤独死や孤立死が私は増えるんじゃないかと予測しています。
したがって、やっぱり早めに対応していかないと困るんじゃないかという気がするんですが、走るスーパーの現状はどうなっているのかお聞きします。
○
総合政策課長(橋倉篤寿君) お答えいたします。
買物に困り事を抱える高齢者にとりまして、移動スーパー、日々の生活を支える重要な役割を担っているものと考えております。
一方で、議員も御指摘ございましたとおり、移動販売事業者にとりまして、販売量の落ち込み等によりまして、その事業の継続が大変厳しい状況にあるものと認識いたしております。
県内ほかの自治体なんですけれども、移動販売時に高齢者の見守り業務も合わせるような形で新しいサービス事業の委託料等をお支払いしている事例等もあるようでございます。
今後につきましては、こうした好事例を参考にいたしまして、早急に関係課と協議をしてまいりたいと考えているところでございます。
以上であります。
○5番(坂中喜博君) 見守る何か事例があるということでございますけれども、串間は待ったなしなんですよ。行ってみると、本当に冷蔵庫の中を見ても何も入っていない状況があったんですよ。その方たちが亡くなれば、何回も言うようですけど、孤独死だったりするわけですよね。食べ物がないわけですから、そういった方に対して、やはりそういう事例があるのであれば、早めというか、早急に対応していかないと、私は困るんじゃないかと思っているんですよ。
走るスーパーが何社かいるんですけれども、補助も何もしていないわけですから、そういう方たちにできれば、元気が出てまた走るスーパーを辞めずに頑張れれば、また若干伸びるのかなという気もしているわけですけど、そこら辺の考えはどうですかね。
○
総合政策課長(橋倉篤寿君) お答えいたします。
議員の御指摘のとおりであります。現状において、まだちょっと状況が把握できていない状況が実際あったところでございますので、今後は先ほど言いましたように事例もあるんですけれども、本市独自の何かしらできないかどうかということを早急に検討してまいりたいと考えているところでございます。
議員おっしゃいましたとおり、孤独死とかそういったものにつきまして、大変痛ましいといいますか、避けないといけない事例だということでそこは深く認識しておりますので、何かしら検討できるように考えてまいりたいと考えているところでございます。
以上であります。
○5番(坂中喜博君) ありがとうございます。
総合政策課長は宮崎から来られているわけですから、顔も広いわけですから、識見も私はあると思います。とにかく早めに対応していただかなければ、私はかわいそうでならないんですよ。本当によろしくお願いしておきたいと思います。
それから、関係するんですけれども、一人暮らしのごみ収集が大変な問題になっているんですよ。私の近所にも94歳のおばあちゃんがいるんですけれども、そのおばあちゃんがコロコロですかね、それを引いてそれにごみを乗せて100メートル近くあるんですけれども、100メートル自分で引いて腰を曲げてごみ捨てに週に2回ですかね、行っていらっしゃるんですけれども、私はそれを見るとかわいそうでならないんですよ。94歳ですよ。1人で行かれるわけですよ。
市に聞くと来ればしますよという言い方をしますけど、それでは私はいけないと思うんです。そういうのが多く、高齢化率が58%近くなっている地域は、ほとんどがそうだと思うんですよ。家の中にほったらかし、最終的にはごみ屋敷と、そういったことになるわけですから、やはりごみについては真剣に取り組みをしなければ、一人暮らしの対策を打っていかなければ私は大変になると思うんですが、課長、何かあれば。
○
市民生活課長(遠山隆幸君) お答えします。
一人暮らし高齢者のごみ出しにつきましては、原則ごみステーションまでのごみ出しをお願いしているというところでございますが、それができない、ごみステーションまでのごみ出し等が困難な方につきましては、相談でありますとか、情報提供等によりまして、それがあり次第福祉関係者、あるいは自治会等とも連携を取りながら適切な支援に努めているといったところでございます。
昨年度で申し上げますと、高齢者ではありませんが、一人暮らしの視覚障害者の方から一時的なごみ出しということではありましたけれども、相談が2件ありまして、対応させていただいたといったところでございます。
今後とも必要に応じまして、高齢者等のごみ戸別収集サービスでの対応といったものを対応させていただきたいと思っておりますので、それを進めてまいりたいと考えております。
○5番(坂中喜博君) 本当に苦労されて、何か市報でも80歳以上とか、90歳以上のところは、こちらから行きますよと、それぐらいのちゃんと広報に載せて、いつでも回収しますというぐらいの施策をとってくださいよ。そうでないと、市長、お願いします。
そういう形で本当にかわいそうな方がいらっしゃるから、後ろの議員からも言われましたけれども、
市民サービスですから、ぜひこれも強く要望しておきたいと思います。
それから、まだまだあるんですけれども、時間も来ましたね。何かこう威圧を感じるんですけれども、そういう状況の中でぜひお願いをしておきたいと思います。
それから、コミュニティバスです。先ほど出ましたけれども、先ほど壇上からしましたけれども、コミュニティバスが運行されて効果は私はあったと思うんです、今まで。しかし目標設定には達していない現状が私はあるんじゃないかと思いますけれども、今後こういう形で続けていかれるのかお伺いいたします。
○
総合政策課長(橋倉篤寿君) お答えいたします。
現状と今後の継続についてでありますけれども、令和元年度における実績につきましては、先ほど御答弁申し上げましたとおり2万1,589名ということで目標の3万人の達成には至らなかったところでございます。
その要因といたしまして、串間の主要観光であります
串間温泉いこいの里の休館でありますとか、あるいは
新型コロナウイルス感染症拡大によりまして、外出を控えてくださいということで、そういった影響があったものと認識いたしております。
このような形で大変利用状況については、厳しい状況であることは認識はしておるんですが、民間バス事業者によるバス運行がない現状を考えますと、コミュニティバスは市民生活を支える重要な移動手段であるということでございますので、継続した運行を行うことは市の責務ではないかと考えているところでございます。
以上であります。
○5番(坂中喜博君) 課長は、串間に来られて2カ月足らずですね。その中で、今いろいろとコミュニティバスについて説明されましたけれども、コミュニティバスにどの区間を乗られてこられたのかお聞きしたいと思います。
○
総合政策課長(橋倉篤寿君) お答えいたします。
議員から御指摘ありましたとおり、ちょっとこちらのほうに移住して、まだ数が少ないということで、非常に利用回数、はっきり言って少のうございます。ですが、いわゆる市街地循環線というのですか、こちらのほう南側と北側のほうに乗らせていただいたところであります。
利用の感想のようなものなんですけれども、料金が非常に安価であると。それから車両のデザインなんですが、コンパクトではないかと感じたところであります。
ただ一方、その運行の時間帯については、ちょっと課題もあるのではないかと感じたところであります。
以上であります。
○5番(坂中喜博君) 2カ月足らずで、来られて仕事とはいえ、すぐコミュニティバスに乗られていると、課長ならではの私は対応だったと思いますが、この中で職員の皆さんで乗られたことは、私は乗られたと思いますけれども、私も何回か乗ったことがあるんですけれども、やはり私が見た感じでは空気を運んでいる感じがするんですよ。いつ見ても空じゃないかという気がするんですけれども、2万1,000人ですかね、乗っていると言いましたけれども、この今度出されました串間市地域公共交通網形成計画の中では、これを見るとほとんど2.6人とか、1日平均が1.1人、こういう少ない状態なんですよ。
課長は2万1,000人乗っていらっしゃると言われましたけれども、これから見ても1点何人ですよ。もちろん御存じだと思いますけども、こういう少ない状況の中で、課長たちは2万1,000も乗っているんですよという言い方をされるんですよ。
だから、私は前からデマンド型で予約をして、経費もかかるでしょうけれども、予約をして、効率的じゃないかというのを提案したわけですけれども、これについては、いろいろお金もかかるということでございますので、経費なんか出しておられればお聞きしたいと思いますが。
○
総合政策課長(橋倉篤寿君) お答えいたします。
デマンド型交通の経費の総体ということでございますけれども、市全域にデマンド型運行を導入した場合の経費についてなんですけれども、全日運行の市街地循環線と、都井岬線につきまして、現状運行を維持した上で、残りの12路線をデマンド型運行に転換、かつ全日対応とした場合での試算でありますけれども、車両数及び運転手の必要数に現行の約1.6倍の増が見込まれまして、当該費用だけで現在の運行経費の約5割増しになるという試算が出ております。
このほかなんですけれども、予約の対応に必要なシステムの経費でありますとか、そういったものを含めますと、相当な費用が生じるのではないかと考えているところであります。
ただ、議員おっしゃいますように、利便性については、デマンド型運行でございますので、家から目的地までの送迎に便利な一方で、予約の手間がかかったりとか、あるいは運行距離が長くなって、使用時間が長くかかるような課題もあるというふうには聞いているところでございます。
以上でございます。
○5番(坂中喜博君) 経費も多くかかるようでありますけれども、今回この計画の中で大束地区を集落路線として区域運行されるという計画がありますので、本当にありがたいなというふうに思っているわけですけれども、これをぜひ成功させて、経費がかかるかも分かりませんけれども、デマンド型の運行に移行していただくような形でお願いしておきたいと思います。
以上で私の質問終わりますけれども、今回は
コロナ対策で職員やら課長さん、いろいろ苦労されているかと思いますけれども、第2波、第3波があると思いますので、体に気をつけて頑張っていただきたいというふうに思っています。
以上で終わります。ありがとうございました。
○議長(中村利春君) 以上で、5番坂中喜博議員の質問を終わります。
この際、お諮りいたします。
本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中村利春君) 御異議なしと認めます。
よって、本日の会議はこの程度にとどめ、延会することに決定いたしました。
明日は午前10時から本会議を開いて、一般質問を続行いたします。
本日はこれにて延会いたします。
(午後 4時06分延会)...