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令和 2年第1回定例会(第7号 3月18日)

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  1. 串間市議会 2020-03-18
    令和 2年第1回定例会(第7号 3月18日)


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    令和 2年第1回定例会(第7号 3月18日)                          令和2年3月18日(水曜日)午後1時開会 第 1  議案第1号令和元年度串間一般会計補正予算(第5号)から議案第32号市      有財産の無償貸付について      (委員長報告委員長報告に対する質疑、討論、採決) 日程追加 議員辞職の件 日程追加 議会運営委員会委員の選任 日程追加 議案第33号副市長の選任につき議会の同意を求めることについて      (上程、提案理由説明、質疑、委員会付託省略、討論、採決) 〇本日の会議に付した事件   1.議案第 1号 令和元年度串間一般会計補正予算(第5号)   2.議案第 2号 令和元年度串間国民健康保険特別会計事業勘定補正予算(            第5号)   3.議案第 3号 令和元年度串間後期高齢者医療特別会計補正予算(第5号)   4.議案第 4号 令和元年度串間病院事業会計補正予算(第3号)   5.議案第 5号 令和元年度串間水道事業会計補正予算(第4号)   6.議案第 6号 令和元年度串間農業集落排水事業特別会計補正予算(第4号)   7.議案第 7号 令和元年度串間公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)
      8.議案第 8号 令和元年度串間漁業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)   9.議案第 9号 令和元年度串間介護保険特別会計事業勘定補正予算(第5            号)  10.議案第10号 令和元年度串間市木診療所特別会計補正予算(第4号)  11.議案第11号 令和2年度串間一般会計予算  12.議案第12号 令和2年度串間国民健康保険特別会計事業勘定)予算  13.議案第13号 令和2年度串間後期高齢者医療特別会計予算  14.議案第14号 令和2年度串間病院事業会計予算  15.議案第15号 令和2年度串間水道事業会計予算  16.議案第16号 令和2年度串間農業集落排水事業特別会計予算  17.議案第17号 令和2年度串間公共下水道事業特別会計予算  18.議案第18号 令和2年度串間漁業集落排水事業特別会計予算  19.議案第19号 令和2年度串間介護保険特別会計事業勘定)予算  20.議案第20号 令和2年度串間市木診療所特別会計予算  21.議案第21号 職員の服務の宣誓に関する条例及び串間市議会の議員その他非常            勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例  22.議案第22号 串間市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する            条例の一部を改正する条例  23.議案第23号 串間市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部            を改正する条例  24.議案第24号 串間市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例  25.議案第25号 串間市病院事業薬剤師看護師等奨学金貸与条例  26.議案第26号 串間市職員特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例  27.議案第27号 串間市市木診療所条例及び串間市水道条例の一部を改正する条例  28.議案第28号 串間市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例  29.議案第29号 串間市市道の構造の技術的基準を定める条例の一部を改正する条            例  30.議案第30号 串間市水道事業の設置等に関する条例及び串間市監査委員条例の            一部を改正する条例  31.議案第31号 市有財産無償貸付について  32.議案第32号 市有財産無償貸付について  33.議案第33号 副市長の選任につき議会の同意を求めることについて 〇出席議員(15名)      1番  堀     透 君      2番  野 辺 俊 郎 君      3番  内 藤 圭 亮 君      5番  菊 永 宏 親 君      6番  福 留 成 人 君      7番  川 﨑 千 穂 君      8番  今 江   猛 君      9番  瀬 尾 俊 郎 君     10番  山 口 直 嗣 君     11番  岩 下 幸 良 君     12番  門 田 国 光 君     13番  福 添 忠 義 君     14番  児 玉 征 威 君     15番  坂 中 喜 博 君     16番  中 村 利 春 君 〇欠席議員(0名)      な し 〇説明のため出席した者の職氏名  市長          島 田 俊 光 君  副市長        串 間 俊 也 君  教育長         吉 松 俊 彦 君  監査委員       吉 本 之 俊 君  消防長         隈 江 康 弘 君  会計管理者会計課長 前 原 栄 子 君  総合政策課長      江 藤 功 次 君  財務課長       内山田 修 二 君  総務課長        塔 尾 勝 美 君  税務課長       川 﨑 信 子 君  危機管理課長      黒 原 幸 一 君  市民生活課長     遠 山 隆 幸 君  福祉事務所長      野 辺 幸 治 君  医療介護課長     吉 田 寿 敏 君  農業振興課長      武 田 英 裕 君  農地水産林政課長   吉 国 保 信 君  商工観光スポーツランド推進課長        都市建設課長     矢 野   清 君              高 橋 一 哉 君  東九州道中心市街地対策課長         上下水道課長     酒 井 宏 幸 君              津 曲 浩 二 君  学校政策課長      増 田   仁 君  生涯学習課長     吉 田 勇 人 君  市民病院事務長     谷 口 勇 人 君  監査委員事務局長   平 尾 伸 之 君 〇議会事務局職員出席者  局長          野 辺 一 紀 君  次長         森   浩 二 君  庶務係長        河 野 伸 廣 君  主査書記       甲 斐 めぐみ 君  書記          横 山 祐 樹 君                               (午後 1時00分開議) ○議長(中村利春君)  おはようございます。  開会前に御連絡いたします。  市長より発言の申し出がありましたので、これを許可します。 ○市長(島田俊光君)  (登壇)このたび、全国重点「道の駅」の表彰状を受けましたので、それにつきまして、御紹介したいと思っております。  貴重な時間をいただきありがとうございます。本市が取り組んでおります道の駅につきまして、先日国土交通大臣より令和元年度重点「道の駅」の選定書が届きましたので、この場を借りまして御紹介させていただきます。  本来であれば、地元特産品のPR、イベントを兼ねた選定書の授与式が2月28日、東京で行われるところでございましたが、新型コロナウイルスの影響で中止となったところでございます。御理解願いたいと思います。  それでは、これが認定書でございます。  貴駅は、地域活性化の拠点となるすぐれた企画があり、今後の重点支援で効果的な取り組みが期待できると認められるため、重点「道の駅」として選定をいたします。令和2年2月28日、国土交通大臣赤羽一嘉ということでございます。  このたび、重点「道の駅」に選定されたことにつきましては、これまで市議会の皆様方をはじめ、市民の皆様から頂戴いたしました御意見などをまとめ、今後展開していきます、まちなかの道の駅の取り組みなどの企画を提案させていただきました結果、全国に数多くある道の駅の中でも15カ所の重点「道の駅」として選定されました。その中に、本市が選ばれたことは、施政方針で申し上げましたが、大きな自信と期待を持ったところでございます。改めて、関係された皆様方に対して深く感謝を申し上げる次第でございます。  現在、道の駅整備につきましては、スケジュール等の調整が行われていますが、重点「道の駅」として評価されました先駆的な取り組みをしっかりと目指してまいりたいと思いますので、今後とも市議会議員の皆様方をはじめ、市民の皆様方の御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げまして、報告とさせていただきます。よろしくお願いします。(降壇) ○議長(中村利春君)  あわせて御連絡をいたします。報道機関から議場内での撮影等の申し出がありましたので、議長においてこれを許可いたしますので、御了承願います。  これより本日の会議を開きます。  ただいまの出席議員は15名であります。  本日の会議は、お手元に配付しております議事日程第7号によって進めることにいたします。  直ちに日程に入ります。 ──────────────────────────────────────────── ◎日程第1 議案第1号令和元年度串間一般会計補正予算(第5号)から議案第32号       市有財産無償貸付について       (委員長報告委員長報告に対する質疑、討論、採決) ○議長(中村利春君)  日程第1、議案第1号から議案第32号の議案32件を一括して議題といたします。  この際、本32件について各委員長の報告を求めます。  まず、総務常任委員長の報告を求めます。8番今江猛委員長。 ○総務常任委員長(今江 猛君)  (登壇)どうもお疲れさまです。  今定例会におきまして、総務常任委員会に付託を受けておりました議案11件につきまして、審査いたしました結果を御報告申し上げます。  議案第1号令和元年度串間一般会計補正予算(第5号)中、分割付託を受けておりました関係部分につきましては、採決の結果、全会一致をもちまして原案のとおり可決することに決しましたが、次のような意見がありました。  まず、歳入において、地方交付税等、前年度と比較し減額となっているが、串間市は令和2年度を串間の再生元年と位置づけ、道の駅など大規模な事業が進んでいく。交付金が減らされる一方、市債がふえ続けており、施設の維持管理費も含め事業をしっかり精査し、慎重に進めるべきとの意見やプレミアム付商品券事業費が大幅に減額されているが、当初8,500人の販売の見込みに対し3,028人の販売実績となったためである。事業に取り組む前にしっかり市民へ周知を図るべきとの意見がありました。  次に、歳出、第2款総務費、第1項総務管理費、第7目企画費において、がんばっどふるさと応援基金推進事業に伴う謝礼の減額が予算計上されているが、目標額である3億円に達していないことが原因である。前年度も目標額を達成できていないため、財源の確保を図るためにも全庁的に取り組むべきとの意見がありました。  また、地域おこし協力隊活動事業に伴う委員報酬の減額が予算計上されているが、これは隊員が任期途中でやめられたことによるものである。他の市町村と比較しても隊員に対する待遇は、手厚く行っているとのことであるが、串間市に定住していただくためにも、やめられた要因をしっかり調査し、隊員が働きやすい環境づくりに努めるべきとの意見がありました。  同じく、第22目危機管理費において、光熱水費の増額が予算計上されているが、防災行政無線設備の電気料が不足したためである。いつ地震等が発生するかわからない状況であるため、当初予算の積算においてしっかり精査し、計上すべきとの意見がありました。
     次に、議案第4号令和元年度串間病院事業会計補正予算(第3号)につきましては、採決の結果、全会一致をもちまして、原案のとおり可決することに決しましたが、次のような意見がありました。  まず、病院事業費用において、委託料の増額を予算計上しているが、これは木質バイオマス発電施設設計業務委託費1,200万円を予算計上している。補正予算において計上するのではなく、当初予算編成時に協議した上で予算を計上すべきとの意見や設計業務委託費が高額となっているため、市民病院において十分精査し、計上すべきとの意見がありました。  次に、議案第11号令和2年度串間一般会計予算中、分割付託を受けておりました関係部分につきましては、採決の結果、全会一致をもちまして原案のとおり可決することに決しましたが、次のような意見がありました。  まず、歳出、第2款総務費、第1項総務管理費、第1目一般管理費において、会計年度任用職員報酬を予算計上しているが、同じ有資格者で職種・業務内容が違うために報酬額が異なるとの説明である。会計年度任用職員の雇用を確保する上においても、市民が納得できる基準を設けるべきとの意見がありました。  同じく、第7目企画費において、SITプロジェクトに伴う太陽光発電システム工事が予算計上されている、これは建設予定である道の駅に電気自動車専用等太陽光発電設備を設置する計画であり、道の駅事業費が増額している中において、設置する必要性等については、市民にわかりやすく説明を行うべきとの強い意見や担当課を中心に庁内での協議をしっかり踏まえた上で予算は計上すべきとの意見がありました。  さらに、太陽光発電システムにかかる測量設計委託料が248万7,000円が予算計上されているが、設置工事費に対して高額であるため、担当課において十分精査し、予算を計上すべきとの意見や、串間市内において電気自動車使用状況等を調査した上で設置の必要性を協議し、予算を計上すべきとの意見がありました。  同じく、第22目危機管理費において、防災にかかる消耗品費を予算計上しているが、マスクの備蓄枚数が3,850枚とのことであった。現在、新型コロナウイルス感染症の発生により、マスク等不足している状況であり、地震、風水害等大規模な災害がいつ発生するかわからないため、市民が困ることのないよう、備蓄品は確保しておくべきとの意見がありました。  次に、議案第14号令和2年度串間病院事業会計予算につきましては、採決の結果、全会一致をもちまして、原案のとおり可決することに決しましたが、次のような意見がありました。  まず、病院事業費用において、光熱水費が予算計上されているが、電気代・水道料等は毎日使用するものであり、大きくかわるものではないが、前年度と比較し、420万5,000円も減額となっている。当初予算編成時において十分精査し、計上しなければならないとの意見がありました。  さらに、資本的支出において、工事請負費が予算計上されているが、これは木質バイオマス発電施設を整備するとのことである。大規模な工事が予定されている中、平成30年度の決算においても赤字決算となっており、費用対効果、必要性等を含めて慎重に事業を進めるためにも、公認会計士など専門的な分野において精査していただく必要があるのではないかとの意見がありました。  次に、議案第25号串間市病院事業薬剤師看護師等奨学金貸与条例につきましては、採決の結果、全会一致をもちまして、原案のとおり可決することに決しましたが、次のような意見がありました。  これは串間市民病院の薬剤師・看護師等の充足を図るため、奨学金貸与制度を設けるものである。全額返還事由において、串間市病院企業職員採用試験に合格しなかったこと等により、病院への就業に至らなかったときとあるが、貸与の申請段階において貸与者をしっかり選定し、申請者を必ず串間市民病院へ就職させなければならないのではないかとの意見がありました。  次に、議案第21号職員の服務の宣誓に関する条例及び串間市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例、議案第22号串間市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例、議案第23号串間市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例、議案第24号串間市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例、議案第27号串間市市木診療所条例及び串間市水道条例の一部を改正する条例、議案第30号串間市水道事業の設置等に関する条例及び串間市監査委員条例の一部を改正する条例の以上6件につきましては、採決の結果、別段異議なく、全会一致をもちまして原案のとおり可決することに決しました。  以上で総務常任委員会の報告を終わります。議員各位の賛同方、よろしくお願いいたします。(降壇) ○議長(中村利春君)  次に、文教厚生常任委員長の報告を求めます。9番瀬尾俊郎委員長。 ○文教厚生常任委員長瀬尾俊郎君)  (登壇)今定例会におきまして、当文教厚生常任委員会に付託を受けておりました議案13件につきまして審査いたしました結果を御報告申し上げます。  冒頭に、現在国内においても蔓延している新型コロナウイルス感染症により、県内でも感染が確認されている。本市においても新型コロナウイルス感染症対策として、串間市新型インフルエンザ等対策本部が設置されているが、今後市内において感染が確認される可能性も大いにあることから、引き続き、国県等の情報・動向に注視しながら、万全な対策を講じていくべきとの意見や、学校の臨時休業による児童生徒の学力への影響、また長期にわたる休みが不登校へとつながる傾向が見受けられることからも、登校日における児童生徒への対応について配慮していくべきとの意見がありました。  議案第11号令和2年度串間一般会計予算中、分割付託を受けておりました関係部分につきましては、採決の結果、全会一致をもちまして原案のとおり可決することに決しましたが、次のような意見がありました。  まず、第2款総務費、第3項戸籍住民基本台帳費、第1目戸籍住民基本台帳費において、個人番号カード交付事業及びコンビニ交付サービス事業経常的経費が予算計上されている。住民票の写しなど、コンビニでの交付が可能となっているが、利用には個人番号カードが必要となることからも、現在実施している毎週木曜日の窓口延長をはじめ、さらなる個人番号カード交付率向上につながる取り組みを行い、普及啓発に努めていくべきとの意見がありました。  次に、第3款民生費、第2項児童福祉費、第2目児童措置費において、副食費無償化子育て安心くしま事業が予算計上されている。令和元年10月より2号認定に限り、助成を行っていたが、令和2年度当初予算においては、1号認定についても対象となる説明であった。このことから、保育料もあわせて全ての満3歳から小学校就学前の子供を持つ世帯の負担軽減につながるものである。今後において3号認定を対象とした保育料等の無償化についても引き続き協議を重ね、本市の子育て支援の充実に向けた取り組みとなるよう、早期実施に向け検討すべきとの意見がありました。  次に、第9款教育費、第1項教育総務費、第2目事務局費において経常経費事務局費が予算計上されている。奨学金の貸与については、制度として独立行政法人日本学生支援機構公益財団法人南那珂育英会、また本市においても奨学生の募集を行っている。串間市奨学資金貸与金額について、大学等は月額2万5,000円、高等学校等は月額1万5,000円となっているが、現状を鑑み実態に合った形となるよう、貸与金額の増額なども検討すべきではないかとの意見がありました。  また、不登校児童生徒適応指導事業が予算計上されている。適応指導教室に現在小学生2名、中学生6名が通っているとのことであるが、スクールソーシャルワーカー、学校と連携したサポート体制のもと、引き続き児童生徒に寄り添った取り組みを行っていくべきとの意見がありました。  同じく、第5項社会教育費、第1目社会教育総務費において、文化財保護対策事業が予算計上されている。今後においても適切な岬馬の保護対策のもと、課題等の解消に努めていくとともに、観光分野も含め引き続き関係課等と密な連携を図っていくべきとの意見がありました。  次に、議案第12号令和2年度串間国民健康保険特別会計事業勘定)予算につきましては、採決の結果、全会一致をもちまして原案のとおり可決することに決しましたが、次のような意見がありました。  第5款保健事業費、第2項保健事業費、第1目趣旨普及費において、政策的経費趣旨普及費が予算計上されている。人間ドックにかかる費用が計上されているが、より多くの対象者が受診できるよう引き続き周知啓発に努めていくべきとの意見がありました。  次に、議案第32号市有財産無償貸付についてにつきましては、採決の結果、全会一致をもちまして原案のとおり可決することに決しましたが、次のような意見がありました。  市有財産有効活用及び地域振興を図る目的として、旧串間市立都井中学校の施設を無償貸付するものである。水耕栽培により収穫した米の加工品製造、販売を行うとのことであるが、事業の先進性、また雇用の創出等についても期待できるものである。本議案が可決となれば、貸し付けの相手方である事業者より都井地区の住民に対して説明会が実施されるとのことであるが、市としても事業の動向等について、注視していくべきとの意見がありました。また、残る利用のない学校跡地についても、募集継続のもと慎重に利用者を決定していくべきとの意見がありました。  次に、議案第1号令和元年度串間一般会計補正予算(第5号)中、分割付託を受けておりました関係部分、議案第2号令和元年度串間国民健康保険特別会計事業勘定補正予算(第5号)、議案第3号令和元年度串間後期高齢者医療特別会計補正予算(第5号)、議案第9号令和元年度串間介護保険特別会計事業勘定補正予算(第5号)、議案第10号令和元年度串間市木診療所特別会計補正予算(第4号)、議案第13号令和2年度串間後期高齢者医療特別会計予算、議案第19号令和2年度串間介護保険特別会計事業勘定)予算、議案第20号令和2年度串間市木診療所特別会計予算、議案第26号串間市職員特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例、議案第31号市有財産無償貸付についての以上10件につきましては、採決の結果、別段異議なく、全会一致をもちまして原案のとおり可決することに決しました。  以上で文教厚生常任委員会の報告を終わります。議員各位の賛同方、よろしくお願いいたします。(降壇) ○議長(中村利春君)  次に、産業建設常任委員長の報告を求めます。5番菊永宏親委員長。 ○産業建設常任委員長菊永宏親君)  (登壇)今定例会におきまして、当産業建設常任委員会に付託を受けておりました議案12件につきまして、審査しました結果を御報告申し上げます。  議案第1号令和元年度串間一般会計補正予算(第5号)中、分割付託を受けておりました関係部分につきましては、採決の結果、賛成多数をもちまして原案のとおり可決することに決しましたが、次のような意見がありました。  まず、第5款農林水産業費、第1項農業費、第1目農業委員会費において、農地利用最適化推進委員の1名欠員による委員報酬が減額されている、遊休農地の現状については、平成30年度60.7ヘクタール、令和元年度53.1ヘクタール、前年度比7.6ヘクタールの耕作放棄地の解消に努めたとのことだが、推進委員の確保を行い、早期に耕作放棄地の解消のための手だてを講じるべきとの意見がありました。  同じく、第7目農地費において、農業水路等長寿命化防災減災事業におけるため池11カ所のハザードマップ作成にかかる委託料を減額している。これは国の制度を活用するため9月補正予算議決後に申請を行ったとの説明であったが、国からの配分がなく、減額補正を行っている。次年度においても制度を活用するとの説明であることから、早急に手続を行い整備に努めるべきとの意見がありました。  同じく、第2項林業費、第2目林業振興費において、森林整備地域活動支援交付金事業補助金が減額されている。当初予算を積算する時点で、必要経費を見込み予算計上しているが、事業の積算・計画を事業主体となる業者としっかり協議を行い、執行残とならないよう努めるべきとの意見がありました。  また、森林経営計画の促進及び森林境界の明確化については、確実な森林施業を推進し、地籍調査事業につなげ、森林の健全な育成に努めるべきとの意見がありました。  次に、第6款商工費、第1項商工費、第3目観光費において、高松キャンプ公園整備事業の芝生内の整備に関し、オートサイトの整備を最小限に抑えるために、次年度において再度予算計上するとの説明であるが、従来どおり繰越明許費とすべきとの意見がありました。また、計画変更があった時点で議会へ報告すべきとの強い意見がありました。  次に、議案第11号令和2年度串間一般会計予算中、分割付託を受けておりました関係部分につきましては、賛成多数をもちまして、原案のとおり可決することに決しましたが、次のような意見がありました。  まず、第5款農林水産業費、第1項農業費、第1目農業委員会費において、農業委員会委員候補者等選考委員会委員の委員報酬が計上されている。選考委員を選考する際には、役職だけでの選考ではなく、地域性を考慮した上で、農業に精通した選考委員とすべきとの意見がありました。  同じく、第2目農業総務費において、串間温泉いこいの里における木質バイオマスボイラー及び太陽光発電の保守点検業務が計上されているが、導入初年度から保守点検業務を計上するのは理解できない。業者任せの予算計上ではなく、精査した上で予算計上すべきとの意見がありました。  また、串間温泉いこいの里に支所及び公民館機能を移転したことで、加工施設及び広場については、市が直接管理するとの説明である。従来どおり施設全体を指定管理者に管理運営させるべきとの意見がありました。  同じく、第3目農政企画費において、くしま農畜産物次世代オリジナルブランド創出事業が計上されている。現在キンカンの紅央、ヤマダイかんしょのGI認証、岩ガキのいわしぇん、ASC認証黒瀬ぶりなどブランド化されている。広くオリジナルブランド品を知ってもらうための情報発信を強化すべきとの意見や、一度食べたら忘れられない商品づくりに努め、本市でしか味わえないものをつくり上げるべきとの意見がありました。  また、6次産業化が推進される中で、目に見える成果がないことから、道の駅開業に間に合うような串間の食のオリジナル開発に努めるべきとの意見がありました。  さらに、後継者及び新規就農者対策、人材育成に対する確実な対策に力を入れるとともに、本市における農畜産物の産地化を強化する対策に取り組むべきとの強い意見がありました。  同じく、農地中間管理事業において、システム管理業務にかかる電算業務委託料が計上されている。業者の見積もりをそのまま予算計上するのではなく、しっかり精査すべきとの意見がありました。  同じく、第5目園芸振興費において食用かんしょ産地維持緊急対策事業が計上されている。農業用ドローンを活用し、食用かんしょ元腐病に対する防除を行うとのことだが、害虫のみの防除でなく、病原菌に対する一斉防除を試験的に実施できないか、早急に取り組む必要がある。また、殺菌剤の防除は、国の登録農薬の適用が必要であることから、対策を急ぐべきとの強い意見がありました。  同じく、第7目農地費において、多面的機能支払制度事業が計上されている。地域においては、高齢化が進み、農村地域の労働力の軽減や地域の活性化に役立つ事業であるが、事務の煩雑化により事業の活用を取りやめた地域もあることから、事務補助等の行政の支援が必要ではないかとの意見がありました。また、地域が取り組みやすい活動となるよう、制度内容を広く周知すべきとの意見がありました。  同じく、地籍調査事業において、調査が円滑に実施できるよう、調査に必要な人員の確保を行い、地籍調査を早急に進めるべきとの強い意見がありました。  同じく、施設管理事業及び第2高畑山(市民いこいの森)管理事業、施設管理費において公園管理等の管理費が計上されている。利用状況を把握するとともに有効に活用されるよう広く市民への周知を行うべきとの意見がありました。  同じく、第2項林業費、第2目林業振興費において、串間市森林環境譲与税活用事業並びに基金積立金が計上されている。森林環境譲与税については、使途を明確化し、森林整備等の推進、人材育成や担い手の確保、木材利用の活用に努めるべきとの意見がありました。  次に、第6款商工費、第1項商工費、第2目商工業振興費において、アクティブセンターにかかる業務委託料が計上されているが、行財政改革を進める中において、指定管理者制度も含め検討すべきとの強い意見がありました。  同じく、第3目観光費において、高松キャンプ公園整備事業については、令和3年度のオープンをめどに計画が進む中で、騒音、ごみ問題は大きな課題となる。地域住民の要望である環境整備については、適切な対策を講じるべきとの意見がありました。  同じく、新規事業として観光物産プロモーション事業が計上されている。都井岬観光交流館及び串間温泉いこいの里におけるオープニングイベントについては、新型コロナウイルス感染症等の影響もあることから、柔軟な考えのもと判断して実行してもらいたいとの意見やイベントの簡素化ができないか検討すべきとの意見がありました。また、各施設について、強力に情報発信ができる体制づくりを構築すべきとの強い意見がありました。  次に、第7款土木費、第1項土木管理費、第1目土木総務費において、土木管理費の庁用備品として背負い式草刈機が計上されているが、見積もり徴収時に精査を行い、予算計上すべきとの意見がありました。  同じく、道路新設改良費及び公園費において、国の補助制度を活用し事業を進めている。令和元年度において国の配分がなく、減額補正を行っているが、令和2年度においては、計画どおり施工できるよう努めるべきとの意見がありました。  同じく、第7目市街地整備費において、道の駅建設に伴う補助事業(工事請負費)が計上されている。市の事業範囲については、計画の14億円から6億円増額した事業費であり、移転費用の補償費2億円、建設における資材費の高騰及び人件費の増により4億円と、串間の再生元年としては不安が残るものであり、計画と予算計上時の積算の甘さのあらわれである。失念したことに対する反省、市民への説明責任が求められる。また令和2年度で補助制度も終了となるが、第2期の事業計画もあることから、見直しが必要ではないかとの強い意見がありました。  また、工事費総額が大きいことから、年度内に完成をするよう、早急に発注を行うとともに、地元業者の育成にも努めるべきとの意見がありました。  さらに、情報館の倉庫内にイベント用品のほか、災害備品も収納するとの説明であるが、海抜3.8メートルと想定外の雨や津波を考慮する災害備蓄用品の取り扱いについては、関係課との協議を行い、再度検討すべきとの意見がありました。  同じく、第6項住宅費、第1目住宅管理費において、現在管理している市営住宅417戸に対して59戸が空き家となっている。今後人口減少、入居希望者の減少が見込まれることから、住宅管理計画を早急につくるべきとの意見がありました。  次に、第10款災害復旧費、第1項農林水産施設災害復旧費、第1目耕地災害復旧費においては、小規模災害についても、次年度作付に支障が出ないよう、早期かつ平準化した発注を行うべきとの意見がありました。  次に、議案第15号令和2年度串間水道事業会計予算、議案第16号令和2年度串間農業集落排水事業特別会計予算、議案第17号令和2年度串間公共下水道事業特別会計予算、議案第18号令和2年度串間漁業集落排水事業特別会計予算については、採決の結果、全会一致をもちまして原案のとおり可決することに決しましたが、人口減少が進む中で、市民の負担が増加し、一般会計からも基準外繰り入れを行っていることから、早期に改善を行い、経営の安定化を図るべきとの意見がありました。また、企業会計の財政基盤の強化を図り、収益の確保を図るべきとの意見がありました。  次に、議案第28号串間市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例につきましては、採決の結果、全会一致をもちまして原案のとおり可決することに決しましたが、低所得者の最低限の住環境を保障するという趣旨からすると、入居しやすいように保証人をなくす方向で早急に改善すべきとの意見や、空き住宅もふえている状況もあることから、入居者の確保を図るために、保証人を廃止するよう検討すべきとの意見がありました。  次に、議案第5号令和元年度串間水道事業会計補正予算(第4号)、議案第6号令和元年度串間農業集落排水事業特別会計補正予算(第4号)、議案第7号令和元年度串間公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)、議案第8号令和元年度串間漁業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)、議案第29号串間市市道の構造の技術的基準を定める条例の一部を改正する条例の以上5件については、採決の結果、別段異議なく、全会一致をもちまして原案のとおり可決することに決しました。  以上で産業建設常任委員会の報告を終わります。議員各位の賛同方、よろしくお願いいたします(降壇) ○議長(中村利春君)  以上で、各委員長の報告は終了いたしました。 質 疑 ○議長(中村利春君)  これより各委員長の報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中村利春君)  ないようでありますので、質疑を終結いたします。 討 論 ○議長(中村利春君)  これより討論に入ります。  討論はありませんか。14番児玉征威議員。 ○14番(児玉征威君)  (登壇)最初に、コロナウイルスの影響でマスク不足、学校は休校、イベントなどは中止、影響は世界に広がり、入国制限、株価は大暴落しています。市民の暮らしにも大きな影響が出ています。国も市も現状を的確に掌握し、的を射た緊急対策が求められています。市としてできる緊急対策も必要です。市長のリーダーシップをお願いいたします。  私は、今回議案第11号一般会計予算、議案第14号市民病院会計予算に絞って討論します。  議会の仕事は何でしょうか。串間市議会基本条例は、地方自治体の立法、事務執行の監視機能をあわせ持つ議決機関と定めています。この機能を発揮することが議会の仕事です。新年度予算は、過去最高の129億3,000万円です。市長は、串間市再生の元年度予算と施政方針で言っていますが、多くの市民は第二の夕張市予算になるのではないかと心配しています。  市長は、市民が納得する説明責任があります。議会は、市民にかわってこれをチェックする責任があります。今回の予算、道の駅建設費として8億5,786万円が提案されています。2月20日に急遽開かれた全員協議会で、道の駅の事業費が約6億円ふえ、総事業費が約28億円になるとの説明がされました。3月議会に議案を提案することを決めた後の事後説明です。議会は、全く無視されたことになります。  反対する第1の理由は、串間市議会全会一致で道の駅の見直しを求める陳情書を採択しています。市長は、平成30年12月議会で次のように答弁しています。22億円の事業費は、コスト削減する中で市民に了解が得られるよう対策を示していくと答弁しています。今回建設費6億円増、どこがコスト削減でしょうか。日本語ではとても説明できません。日本語が適応しない串間市議会になってはいけません。子供にも説明ができません。  第2の理由は、道の駅計画は、平成26年5月19日の庁議で決定され、令和2年度までの事業として計画されました。平成26年度の計画では、旧壽屋跡地の有効利用と松清ガード下までの歩道整備をすることが目的でした。ところが、平成26年7月25日、旧壽屋が串間市の態度を不服として、跡地を市と交わした覚書を理由に1億4,459万円で購入することを求めて提訴しました。  串間市は、旧壽屋跡地の建設をあっさり諦め、平成28年、市役所より北2ヘクタール、49戸を移転させ、11億円の工事を総額22億円の道の駅建設実施計画を作成して現在まで事業を進めてきました。  この事業は、本来地方自治法212条の数年度にわたる支出をする継続事業に当たりますが、継続事業費にすれば、正確な事業費と年度ごとの予算を示すことが求められています。串間市は、その手続をとってきませんでした。このことが道の駅計画が正確さを欠き、当初旧壽屋跡地に11億円で計画した道の駅計画は、数カ月で変更になり、平成28年度、22億円にされました。そして今回、事業の最終年度を前に6億円増の28億円に変更されました。  継続事業の手続をとっていないため、道の駅の事業計画は、議会への報告も議会の議決もされないまま2月20日の全員協議会まで議員には一切知らされませんでした。議会の監視機能を無視した行政対応です。  第3の理由は、6億円の増の中身はどうでしょう。移転補償費は2億円ふえていますが、その理由は、建物以外の補償費はゼロと査定していたことが委員会審議で明らかにされました。移転補償の最低の基礎が平成23年度作成の建物以外の補償費はゼロの区画整理事業のデータで作成したためだと明らかになりました。  その結果、平成28年度に作成した実施計画は、補償費が2億円も違う極めてずさんな計画であったことが明らかになりました。継続事業にすれば、総事業費と年度ごとの事業費を正確にする責任が行政には課せられていますが、継続事業にしないで作成された28年度作成の実施計画は、議会からのチェックもなく、実施計画にしばられず、その年度の事業費を積み上げていった結果、事業費が6億円になったということになれば、これは計画行政、予算編成能力が問われる極めて重大な問題です。数年間、議会は蚊帳の外に置かれたことになります。  第4の理由は、6億円のうち4億円が施設整備費です。このうち物販飲食施設が約2億円増となっています。中身は建物面積が219平米、1.23倍にふえていますが、建設費は1.73倍となっています。市は情報館の建物を105平米減少したと言っていますが、情報館の整備費は逆に7,738万円増と2倍にふえています。議会が採択した道の駅の見直しの陳情書や市長の本会議での22億円の経費削減の答弁は、無視され、運営予定者協議の意見が最優先され、4億円増が決定されたことになります。この問題でも、議会は無視されたことになります。  第5の理由は、道の駅の建設費は6億円増、総額で28億円が見込まれていますが、それだけでは済みません、国の事業費も8億円が10億円近くになることは明らかです。それだけではありません。令和2年度完成を見込んでいた市民交流施設とイベント広場の工事費約4億円は、令和3年度に繰り越され、新たに太陽銀行交差点までの旧壽屋跡地購入や歩道を整備する道の駅第2期計画を予定していることが明らかになりました。  これによって総事業費が30億円を大幅に上回ることが見込まれます。収支見通しはあるのか、失敗すれば第二の夕張市になりかねません。  28年度作成の道の駅実施計画22億円のKPIは、利用客を29万3,000人と見込んでいますが、事業費が6億円もふえたのにKPIの目標は現状のままです。串間市は、毎年300人以上の人口減が続き、観光客も減少しています。近隣の道の駅なんごうも平成27年度23万6,000人が15万1,000人へ、道の駅酒谷も19万9,000人が19万1,000人に減少しています。串間市の道の駅の利用客も29万3,000人を見込んでいますが、達成するのは至難のわざです。  それだけでなく、串間市の地価の一番高い中心市街地の2ヘクタール、49戸を移転したことで、これまで串間市の収入になっていた固定資産税や上下水道料など約800万円が歳入減となっています。道の駅の運営費は年間約2,000万円と言われています。赤字になれば多額の借金を背負うことになります。三十数億円かける道の駅、一旦立ちどまって、市民の納得が得られる計画にすべきではないでしょうか。  第6の理由は、土地代を含めて約6億円かけた都井岬交流館がオープンします。この施設も赤字が見込まれています。また4月から廃止になる都井岬ビジターセンターの年間運営費として361万円が新年度予算に提案されています。普通財産になっているのに、この施設をイベントなどに利用するとの説明がありましたが、それならばなぜ普通財産にしたのか、まさに地方自治法238条の5、普通財産の管理及び処分に違反した予算ではないでしょうか。  4月オープン予定の串間温泉、これまで指定管理者に管理させていた多目的広場や農産物加工施設を市が直接管理するとして、そのための管理費1,264万6,000円を計上しています。これは地方自治法244条の2の3、指定管理者の規定から見ても問題があります。今回温泉に支所、公民館を移転、バイオマス発電、太陽光発電など、約2億円かけて改善し、燃料費などの節約を図った上に、これまで指定管理させていた管理費1,260万6,000円を市が負担する、さらに約1,000万円の入湯税も免除する、これらは全て市民の税金で負担することになります。指定管理者を特別優遇する予算ではないでしょうか。  次に、高松オートキャンプ場、4,850万6,000円の建設費は、年度内にオートサイト整備費704万3,000円の完成が困難になり減額補正をしました。この場合、地方自治法213条の繰越明許費の手続が必要ですが、この手続をとらず、減額補正にし、新年度予算に1,630万9,000円の予算が提案されています。これも地方自治法から問題ある処理です。  次に、市民病院令和元年の決算見通しでも1億5,043万2,000円の赤字です。累積赤字は16億1,962万2,000円です。今やるべきは麻酔医の確保、空きのある人工透析、赤字の解消だと思います。新年度予算、これらの対策は不十分のまま多額の建設改良費5億2,433万9,000円が提案されています。中身はバイオマス発電工事、2億8,798万1,000円、電子カルテ整備費2億2,000万円などとのことですが、お金の使う順序が私は間違っているではないでしょうかと思います。  市長は、市長就任時、行政と議会は車の両輪と言っておられましたが、今は一言も言われなくなりました。本年度予算は串間再生元年の予算と言われました。そうであれば、市長の口から市民へKPIの具体的な数値を示すべきではないでしょうか。  今回提案されている指摘した議案、これは地方自治法、地方財政法、議会基本条例から見ても多くの問題があることが明らかになっています。私は、産業建設常任委員会で少なくとも6億円増の道の駅関連予算は予備費に修正し、議会で時間をとった審議を提案しましたが、賛同が得られず、賛成多数で先ほどの委員長の報告のとおりになりました。  第二の夕張市になるのではと多くの市民は心配しています。それは単なる心配ではなく、これまで串間市の起爆剤になると言って建設した都井岬ビジターセンター、市が運営に参加した旧都井岬観光ホテルの経営失敗、赤字続きの串間温泉、今でも加入率が70%に達せず、一般会計からの繰り入れをしている公共下水道など、これまでの行政のあり方に基づいています。  串間市は、毎年300人以上の人口が減少しています。10年後の人口予測は1万3,000人から1万4,000人台になると言われています。今ある公共施設や民間の事業所がどうなるのか。私は議員になって37年、この体験から今後10年間、これまでの延長的な考えを抜本的に見直さなければ串間市は生き残れないと思います。串間市の歩むべき方向を真剣に議論することを提案し、討論とします。(降壇) ○議長(中村利春君)  ほかにありませんか。11番岩下幸良議員。
    ○11番(岩下幸良君)  (登壇)私は、今3月議会に提案されます議案に賛成の立場で討論に参加いたします。  議案第11号令和2年度串間一般会計予算についてであります。市長は、令和2年度の施政方針の中で、令和2年度を串間の再生元年だと位置づけられ、本市の魅力を発信して人口交流を創出し拡大させ、持続可能なまち、新たな時代の創造を目指すべく新エネルギー関連予算や道の駅を核とした中心市街地まちづくり関連予算などを提案されております。  しかし、依然として串間においては、財政が厳しい状況であります。令和2年度も予想を見ますと、市債113億3,600万円、基金の取り崩しが7億7,000万円で厳しい状況であります。市長は、以前より計画のあった事業に対して、残された任期を考えると、令和2年度は本格的予算が組める最後の年度ではないかと考えます。  これまで長年の懸案事項であった都井岬の水道施設が整備され、本市が取り組んできた都井岬観光交流館のオープン、串間温泉いこいの里のリニューアルオープンであります。そして新エネルギーのまちづくりを目指しております串間ウインドヒルの本年10月に串間風力発電所が稼働予定であることなど、本市の魅力を発信できる大きなチャンスでもあります。  これまでの既存施設の維持管理については、経費面等を含めて計画どおりになっていないものも実際あります。将来的に維持管理費についても精査していかなければならないと思います。今後においては、これまでの反省点も踏まえて、本市の交流人口、関係人口、特にキャンプ、合宿等の増加につながるように、十分な協議調整を行うことを強く要望しておきます。  また、道の駅の建設については、市民団体からの規模縮小の陳情がありました。議会でも何回となく議論し、採択した経緯があります。今回全協の説明では、今般の人件費や資材費の高騰などによる建設費の増大とありました。平成27年の計画であり、そのことは予想していなければならない問題であったと私は思いますが、しっかりとした計画が立っていなかったからと疑うものであります。  そしてまた、用地交渉などにより事業計画におくれが生じており、当局におかれては、建設財源も含め調整していくとの説明があったところであります。このことに関しては、事業計画、当初の設計、計画の甘さを指摘するところでもありますが、さっきも言いましたが、財源調整を図りながら整備を進めていくとのことで、今議会に提案されています設計料なども今後とも精査すべきであると思います。また、しっかりとした計画を立てなければならないところでもあります。  道の駅の整備は待ったなしの状況に来ております。当局におかれましては、これまで市民の皆さん、議会の意見等を踏まえ、国土交通省との連携を密にして、本市の活性化の核となる道の駅建設に向けて社会情勢の変化等を踏まえながら、市長を中心に第2期計画を着実に進めていただきたいと考えております。  以上のような本市の状況に加え、東九州自動車道の事業化も決まったところであります。本市の活性化の追い風となるよう、市民協力のもと進めていかなければならないと思います。  開通までに観光客をいかに本市に呼び込み、交流人口をふやしていくか、今後の事業の展開はまさに本市の存続をかけたものであり、一時の猶予もありません。当局にこれらのことを申し添え、議案第11号令和2年度串間一般会計予算、ほかの議案にも賛成するものであります。(降壇) ○議長(中村利春君)  ほかにありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中村利春君)  ないようでありますので、討論を終結いたします。 採 決 ○議長(中村利春君)  これより採決いたします。  まず、議案第1号を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。  本件は、委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(中村利春君)  起立多数であります。  よって本件は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第11号を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。  本件は、委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(中村利春君)  起立多数であります。  よって本件は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第14号を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。  本件は、委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(中村利春君)  起立多数であります。  よって本件は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第2号から議案第10号、議案第12号及び議案第13号、議案第15号から議案第32号の以上29件を一括して採決いたします。  本29件に対する委員長の報告は、原案可決であります。  本29件は、委員長の報告どおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中村利春君)  御異議なしと認めます。  よって本29件は、原案のとおり可決されました。  お諮りいたします。議会運営委員長及び各常任委員長から議席に配付しておりますように、所管事務調査のため令和3年3月31日まで閉会中の継続審査の要求があります。  本要求のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中村利春君)  御異議なしと認めます。  よってお諮りしたとおり決しました。  しばらく休憩いたします。  (午後 2時10分休憩)  (午後 3時33分開議) ○議長(中村利春君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  お諮りいたします。福添忠義議員から議員の辞職願が提出されております。  この際、福添忠義議員の辞職の件を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中村利春君)  御異議なしと認めます。  よってこの際、福添忠義議員の議員辞職の件を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。 ──────────────────────────────────────────── ◎追加日程 議員辞職の件       (上程) ○議長(中村利春君)  福添忠義議員の辞職の件をお諮りいたします。その辞職願を朗読させます。 ○局長(野辺一紀君)  朗読いたします。  辞職願。今般一身上の都合により、議員を辞職したいので地方自治法第126条の規定により、許可されるよう願い出ます。令和2年3月18日。  串間市議会議長、中村利春殿。串間市議会議員、福添忠義。  以上でございます。 ○議長(中村利春君)  お諮りいたします。  福添忠義議員の辞職願を許可することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中村利春君)  御異議なしと認めます。  よって福添忠義議員の議員の辞職を許可することに決定いたしました。福添忠義議員の着席を願います。  しばらく休憩いたします。  (午後 3時34分休憩)  (午後 4時00分開議) ○議長(中村利春君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  ただいま、さきの1名の議員の議員辞職により、議会運営委員会の委員が欠員となりましたので、本委員会の委員の選任について、日程に追加し、直ちに選任を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中村利春君)  御異議なしと認めます。  よって議会運営委員会委員の選任について日程に追加し、直ちに選任することに決定いたしました。 ──────────────────────────────────────────── ◎追加日程 議会運営委員会委員の選任       (上程) ○議長(中村利春君)  議会運営委員会委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により議長が指名することになっております。  それでは、ただいまから指名いたします。  議会運営委員会委員に堀透議員を選任することに決定いたしました。  この際、御報告いたします。観光振興・まちづくり調査特別委員会は、副委員長が欠員となっていることから互選を行い、議長まで報告を願います。  しばらく休憩いたします。  (午後 4時01分休憩)  (午後 4時01分開議) ○議長(中村利春君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  観光振興・まちづくり調査特別委員会の副委員長の互選の結果がまいりましたので、御報告いたします。  観光振興・まちづくり調査特別委員会の副委員長に山口直嗣議員、以上であります。  しばらく休憩いたします。  (午後 4時02分休憩)
     (午後 4時27分開議) ○議長(中村利春君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。  お諮りいたします。  ただいま市長から、議案第33号副市長の選任につき議会の同意を求めることについてが提出されました。  この際、本件を日程に追加し、議題といたします。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中村利春君)  御異議なしと認めます。  よってこの際、議案第33号を日程に追加し、議題といたします。 ──────────────────────────────────────────── ◎追加日程 議案第33号副市長の選任につき議会の同意を求めることについて       (上程、提案理由説明、質疑、委員会付託省略、討論、採決) ○議長(中村利春君)  本件に対する市長の提案理由の説明を求めます。 ○市長(島田俊光君)  (登壇)本日提案いたしました議案につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。  議案第33号は、副市長の選任につき議会の同意を求めることについてであります。  これは、串間俊也副市長が本年3月31日をもって退職いたしますので、その後任副市長について、提案するものであります。  副市長の職務は、市長を補佐し、市長の命を受け、政策及び企画をつかさどる重要な職務でありますので、人選に当たりましては慎重に検討いたしました結果、福添忠義氏を適任者と認め、提案するものであります。  以上、本日提案いたしました議案について、その提案理由を御説明いたしましたが、御審議賜りますようお願いを申し上げます。  以上です。終わります。(降壇) ○議長(中村利春君)  市長の提案理由の説明はお聞きのとおりであります。  質 疑 ○議長(中村利春君)  これより本件に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中村利春君)  ないようでありますので、質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第33号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託については省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中村利春君)  御異議なしと認めます。  よってお諮りしたとおり、議案第33号については、委員会の付託を省略することに決しました。  討 論 ○議長(中村利春君)  これより、本件に対する討論に入ります。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中村利春君)  ないようでありますので、討論を終結いたします。  採 決 ○議長(中村利春君)  これより採決いたします。  議案第33号を採決いたします。  本件の採決は、無記名投票をもって行います。  議場の閉鎖を命じます。  ただいまの出席議員は13名であります。  投票用紙を配付させます。  投票用紙の配付漏れはありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中村利春君)  配付漏れなしと認めます。  投票箱を改めさせます。  異常なしと認めます。  念のため申し上げます。本件を可とする議員は賛成、非とする議員は反対と記載の上、点呼に応じて順次投票を願います。  なお、重ねて申し上げます。投票中、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票は、会議規則第73条第2項の規定により、非とみなします。  局長をして点呼を命じます。 ○局長(野辺一紀君)  それでは、点呼いたします。  堀透議員、野辺俊郎議員、内藤圭亮議員、菊永宏親議員、福留成人議員、川﨑千穂議員、今江猛議員、瀬尾俊郎議員、山口直嗣議員、岩下幸良議員、門田国光議員、児玉征威議員、坂中喜博議員。 ○議長(中村利春君)  投票漏れはありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中村利春君)  投票漏れなしと認めます。  投票を終了いたします。  議場の閉鎖を解きます。 ○議長(中村利春君)  開票を行います。  会議規則第31条第2項の規定により、立会人に3番内藤圭亮議員及び5番菊永宏親議員を指名いたします。  投票の結果を御報告いたします。  投票総数13票、これは先ほどの出席議員数に附合いたしております。有効投票12票、無効投票1票、そのうち賛成12票、反対0票、以上のとおり賛成が多数であります。  よって本件は同意されました。  しばらく休憩いたします。  (午後 4時45分休憩)  (午後 4時48分開議) ○議長(中村利春君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  以上で本日の日程は全部終了いたしました。  これにて、令和2年第1回串間市議会定例会を閉会いたします。  (午後 4時48分閉会)...