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平成30年第3回定例会(第5号 6月14日)

  • "国土強靭化基本計画"(/)
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  1. 串間市議会 2018-06-14
    平成30年第3回定例会(第5号 6月14日)


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    平成30年第3回定例会(第5号 6月14日)                        平成30年6月14日(木曜日)午前10時開会 第 1  市政総体に対する一般質問 〇本日の会議に付した事件   1.市政総体に対する一般質問 〇出席議員(15名)      1番  内 藤 圭 亮 君      2番  菊 永 宏 親 君      3番  坂 中 喜 博 君      5番  木 代 誠一郎 君      6番  川 﨑 千 穂 君      7番  瀬 尾 俊 郎 君      8番  井 手 明 人 君      9番  中 村 利 春 君     10番  岩 下 幸 良 君     11番  黒 水 憲一郎 君     12番  門 田 国 光 君     13番  福 添 忠 義 君     14番  児 玉 征 威 君     15番  今 江   猛 君     16番  山 口 直 嗣 君 〇欠席議員(0名)      な し
    〇説明のため出席した者の職氏名  市長          島 田 俊 光 君  副市長        串 間 俊 也 君  教育長         吉 松 俊 彦 君  監査委員       吉 本 之 俊 君  消防長         鬼 塚   豊 君  会計管理者兼会計課長 前 原 栄 子 君  総合政策課長      江 藤 功 次 君  財務課長       内山田 修 二 君  総務課長        塔 尾 勝 美 君  税務課長       増 田   仁 君  危機管理課長      黒 原 幸 一 君  市民生活課長     遠 山 隆 幸 君  福祉事務所長      河 野 博 彦 君  医療介護課長     吉 田 寿 敏 君  農業振興課長      野 辺 一 紀 君  農地水産林政課長   吉 国 保 信 君  商工観光スポーツランド推進課長        都市建設課長     矢 野   清 君              高 橋 一 哉 君  東九州道・中心市街地対策課長         上下水道課長     酒 井 宏 幸 君              津 曲 浩 二 君  学校政策課長      野 辺 幸 治 君  生涯学習課長     吉 田 勇 人 君  市民病院事務長     平 尾 伸 之 君 〇議会事務局職員出席者  局長          平 塚 俊 宏 君  次長         森   浩 二 君  庶務係長        河 野 伸 廣 君  主査書記       甲 斐 めぐみ 君  主任書記        中 村 太 地 君                               (午前10時00分開議) ○議長(山口直嗣君)  おはようございます。  開会前に御連絡いたします。市長より、報告したいとの申し出がありますので、これを許可します。 ○市長(島田俊光君)  (登壇)おはようございます。  一般質疑の大切な時間を割いていただきまして、ありがとうございます。議長の許しを得ましたので、貴重な時間をいただきましたが、御報告させていただきます。  前指定管理者であります株式会社スチールユニオンから提訴されていた、処分取り消し請求事件に関する訴訟につきましては、昨日付で相手の方が訴えを取り下げるということでございました。  報告します。昨日、木代議員から御質問をいただきました際には、担当課長から、相手方の新たな代表者が選任されておらず停滞しているという旨の答弁をしたところでございますが、実は、昨日の夕方、一般質問終了後に訴えの取り下げについて確認ができたところでございます。御理解を賜りたいと思います。  なお、市から提訴しております未納金、電気料金の請求する請求金額請求に関する訴訟につきましては、現在も継続しておりますことから、今後も粛々と対応してまいりたいと思っております。どうか御理解願いたいと思います。  以上、報告させていただきます。ありがとうございました。(降壇) ○議長(山口直嗣君)  これより本日の会議を開きます。  ただいまの出席議員は15名であります。  本日の会議は、お手元に配付しております議事日程第5号によって進めることにいたします。  直ちに日程に入ります。 ──────────────────────────────────────────── ◎日程第1 一般質問 ○議長(山口直嗣君)  日程第1、きのうに引き続き、一般質問を行います。  それでは、2番菊永宏親議員の発言を許します。 ○2番(菊永宏親君)  (登壇)おはようございます。一般質問も最終日ということでございます。最終日ですけども、頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。本年も早いもので、もう6月です。もう、半分が過ぎようとしておりますけども、残された半分を、やはり一生懸命頑張っていきたいと思っております。  本市におきましても、新年を迎えまして新しい作物の収穫が始まっております。2月の大寒波等で最低気温等を記録いたしましたけども、お茶に始まり、また、たばこも始まり、オクラも始まり、マンゴーの収穫も始まっております。作柄を聞いてみますと、良好ということでございます。また、初出荷されました本市の基幹作物でございます食用甘藷も、5,000円という高値が初競りで出たようでございます。今後とも、価格が安定して豊作になることを祈ってるとこでございます。また、本市の、日本の主食でございます早期水稲、米におきましても出穂期を迎えておりますので、今後、台風等の被害がないよう、また、年末には所得が上がって新しい年が迎えられることを御祈念いたしまして、質問を始めさせていただきます。  まず初めに、人口減少対策の経済対策について御質問いたします。  この人口減少につきましては、日本全国の問題であることは、市長も十分御認識のとおりでございます。  今回、国立社会保障・人口問題研究所が2045年度までの都道府県や市町村別の将来推計人口による本市の人口は、2015年1万8,779人に対し、2045年には9,229人、約半分になると推定しております。  このような状況の中、私は市長が創設されましたくしま市創生市民会議に参加し、人口減少対策分科会リーダー鎌田芳徳さんほか7名で、先月31日、第2回目の会合におきまして「人が豊かに住み続けられる条件整備」をテーマとして、その理由といたしまして、若い世代を中心に、市民がみずから希望に沿って、不安なく地元で生活できる環境整備が必要不可欠であるとして、議論を行っております。  そこで、市長は経済同友会やくしま創生市民会議の挨拶で、経済対策を申し上げておられますが、具体的にどのような対策を取り組まれるのか、まず、質問いたします。  次に、職員の指導管理と研修について質問いたします。  先月、職員の飲酒運転事故による処分が行われましたが、市民の公僕である市職員の飲酒運転について、市民の多くの声をいただきました。市長もお聞きになっただろうと思いますが、そこで、日ごろの職員の指導管理について、どのように取り組まれているのか質問いたします。  次に、行政計画に対する市民の意見の対応について質問いたします。  本市における行政計画におきましては、事業評価及び検討委員会を行い、調整会議、庁議により決定され予算化されております。そこで、現在、取り組まれております道の駅構想や温泉の無償譲渡、また、新年度予算で計上されております高松キャンプ公園整備事業、都井岬再開発事業など事業計画段階での市民並びに地元の意見を、十分、取り入れられた計画であったのか、また、取り入れる必要はないのか、市長に御質問いたします。  次に、森林環境税対策について質問いたします。  御承知のように、この森林環境税につきましては、市長も十分認識されていると思いますが、この税を活用した森林経営管理法が、今国会で成立し、来年施行が決定されております。この法律は御承知のとおり、手入れが行き届いていない個人の私有林の管理を、市町村を介して林業者や企業に集約化する新たな森林管理制度となっております。  本市におきましては、これらの取り組む部署はございますけども、森林台帳整備など早急な整備が必要だと思いますが、林業振興に取り組むべき対応を、市長はどのように考えておられるのか。また、本市には林業技術者が確保されていない状況でございますが、人材確保や市の持つ市有林の利活用を含めまして、質問いたします。  次に、市有施設について質問いたします。  まず、壇上からは、市有施設で雨漏りのする施設はないのかお尋ねいたします。  次に、農業振興基本計画収入保険制度でございますが、昨年12月に策定されました本市の農業振興基本計画につきましては、農業従事者の高齢化に加え、新規就農者の減少により、農業生産額も本市の予算額と同じ程度であったのが、二桁の状況となっております。今回の基本計画の作物等の振興計画で、面積が増加しますのが水田ごぼうのみで、全て減少計画になっておりますが、その要因は何なのか。それに、作物の具体的な振興方針が、新年度予算等を含め明確になっていないのはなぜなのか。また、10月から受け付けが始まります収入保険制度の取り組みや活用等の農業振興方針が、計画にないのはなぜなのか質問いたします。  次に、農業基盤整備の取り組みについてでございますが、基本計画にございますように、本市の基盤整備率は、県下でも最も低い状況にあり、今後の農業振興を図る上では、大変、重要な課題であると思っております。  昨日も、9番議員が御質問にありましたように、私も、議会の一般質問で毎回質問しておりますが、農地中間管理機構関連農地整備事業等を活用した基盤整備に、早急に取り組み、土地利用を行う大型農業の振興を図る必要があると考えますが、市長の考えをお聞きいたします。  次に、畜産振興についてでございますが、県内のJA等におきましては、和牛経営基盤強化を行うため、畜産団地が建設されている状況でございます。  本市におきましても、畜産振興に取り組むため、アンケートをとられたようでございますが、その分析と、この今後の活用について、どう取り組まれるのか質問いたします。  次に、本年3月に策定されました串間市地域福祉計画について質問いたします。  我が国は、本市のみならず、全国で少子高齢化社会に直面していることは、市長も十分御認識のとおりでございます。本市におきましては、先ほども申し上げましたとおり、人口減少とともに高齢化率につきましては、全体人口構成を見ますと早くなるようでございます。  今回の計画は、その対応計画であると思いますが、第2期串間市地域福祉計画活動計画の市長の挨拶の中で、新たな福祉課題は、これまでの制度や福祉サービスだけでは解決できなくなっているとされておりますが、新たな福祉課題は何なのか、今回の計画は、それを解決する計画なのか質問いたします。  以上、壇上からの質問は終わり、あとは質問席から行います。(降壇) ○市長(島田俊光君)  (登壇)ありがとうございました。  一番重要なことだと思っております経済対策につきまして、本市の最上位の計画であります第5次串間市長期総合計画に基づき、さまざまな政策を行っているところでございます。その中におきまして、基本目標4に掲げております農林水産業の振興、商業サービス業の振興、工業地場産業の振興、観光交流活動の振興、雇用勤労者の対策の充実に係る政策につきましては、経済対策分野といたしまして、特に力を入れているところでございます。  しかしながら、本市の将来推計人口は大変厳しく、人口減少は経済活性化等に活力を奪う大きな要因であると考えております。それらの抜本的な打開策を打ち出すことは、喫緊の課題であると認識をいたしているところでございます。今後も、私が先頭に立って、経済対策に邁進する所存であります。市民の皆様方をはじめ、議員のお力添えをいただきながら、全身全霊で取り組んでいただきたいと思います。  まずは、労働者の確保が一番であろうかと思いますので、今回、またその労働者対策につきまして、今回、串間で外国人雇用者というのが4名あらわれました。このことをまた、いろいろと精査する中で広げていきたいと考えているところでございます。  次に、行政計画に対する市民の意見の対応についてでございます。これまでにつきましても、市の重要な方針決定や各種計画策定等におきまして、パブリックコメントの活用、座談会や審議会などの意見聴取するなど、住民の意識を取り入れたところでございます。また、新たな取り組みといたしまして、市民の皆様方の意見を市の政策に反映させることを目的とした「くしま創生市民会議」や「くしま創生若者会議」を開催しているところでございます。各種政策は推進する場合におきましては、市民の皆様の意見などは非常に重要なものと認識をいたしておりますので、立案の過程において、これまでの取り組みを活用しながら、多くの市民の皆様の意見を反映できるよう、努力をしていきたいと考えております。  ようやく、市民の皆さんと一体となった改革改善に意気投合したところでございますので、さらにアップをしていかなければならないと思います。まずは、市民との心のきずなを訴えてまいりたいと思います。豊かな時代だけれども、満たされていないものがございます。また、衣食は足りていても、礼節に乏しいところもございます。自由な時間の中で、いろいろと考案することもできるような時間帯もつくらなければならないと思います。そのようなことを模索しながら、今後は進めていきたいと考えているところでございます。  新たな森林管理制度に伴う市長の考えについてでございます。  新たな森林管理制度につきましては、森林経営管理などにおいて、市町村の責務が明確化されること、また、森林管理の状況を把握するための調査や林地台帳の整備など、市の担う事務量は増大しますので、次年度に向けて、事務人員体制のあり方も含め、早急にその準備などを行う必要があると考えております。  また、市職員の林業技術者の人材確保につきましては、必要性は十分認識しておりますが、現状においては、県や森林組合などと連携した取り組みの中で対応が、現実的であると考えております。将来的には、来年4月の開校に向けて準備が進められております、県の林業大学校等を活用した人材確保など、対応することも可能であることを思っております。  なお、市有林の利活用につきましては、年次的に、もしくは隔年といった計画的な伐採が、今後、必要だと思っております。その収益の活用や、伐採後の再造林を含め、地形や場所などに応じた有効利用を図ることが重要であると考えております。健全な森林をつくることが、地域社会の環境というものを守っていくことが、一番大切でございます。  昨年は553ミリ、降雨がございましたけれども、森林被害が全くなかったということは、やはり森林の管理というのが徹底してると思っております。また、森林組合にも技術者が7名ほどいますので、それらを活用した中での新たな森林管理に努めてまいりたいと思います。  また、宮崎大学の林学部との、今、提携をいたしております。これについても、中高生の野外研修会の中に進めていきたいと考えているところでございます。これについては、また、議員のお力添えを願いたいと思っております。  次に、農地中間管理機構の農地整備についてでございます。  近年、農業機械の大型化により農道が利用できないことや、区画など条件の悪い農地につきましては、耕作されない状況が発生しております。この問題を解決するには、基盤整備が不可欠であり、現在、塩屋原地区の再整備に取り組んでいるところでございます。今の、今後の基盤整備の推進につきましては、塩屋原地区で取り組んでいます農業競争力強化基盤整備事業や、農地中間管理機構関連農地整備事業を活用して、推進してまいりたいと思っております。  具体的には、大島堰土地改良区から塩屋原地区に続き、徳間地区の整備要望があるほか、崎田地区の推進、さらには農地中間管理機構関連農地整備事業の推進を市内4地区で行っているところでございます。議員が心配されているような、拡大な農地をしなければならない、あるいはまた、二毛作のできない湿田地帯をどうするのかというのも伺っておりますが、これについても真摯に受けとめて、今後、努力をしていきたいと思っております。  以上、説明を終わります。後の答弁につきましては、各課長にさせます。よろしくお願いします。ありがとうございました。(降壇) ○財務課長(内山田修二君)  (登壇)お答えいたします。  市有施設の雨漏り等についての御質問でありました。  平成29年度、昨年度で申し上げますと、本庁舎を含め16の施設で確認されたところでございます。これらの市有施設による雨漏りは、主に経年劣化等が要因であると考えられます。今後とも、年次的に修繕計画を行いながら、維持管理に努めてまいりたいと思っております。  以上でございます。(降壇) ○総務課長(塔尾勝美君)  (登壇)お答えいたします。  職員の飲酒運転事故を受けての職員の指導管理ということについてのお尋ねであります。  今回の市職員の飲酒及び運転による交通違反を受けまして、事故発生が昨年の12月26日でありました。事故発生を受けて、翌日の12月27日に緊急課長会を開催をいたしております。その中で、事故の報告と綱紀粛正について、注意の喚起を行っております。それから、2月の2日、9日に交通安全講習会ということで、104名の職員の参加のもと、講習会を開催をしたところであります。それから、今回の事故を受けて、処分を受けて、全職員に対して、さらに綱紀粛正の通知を行うとともに、5月8日、緊急課長会、そしてまた、6月4日の課長会議連絡会議の中でも、交通法規等を遵守するよう徹底をいたしたところでございます。  日ごろから、各課に対しましては、朝礼・終礼において、交通法規はもちろん、法令の遵守を徹底するよう、市長の指示のもと指導をしているところでございますが、最後に、今回、さらにこういう事態を起きまして、市民の皆様にも大変御迷惑をおかけしたことについて、今後、さらに全職員を対象に、交通安全講習会の開催を7月をめどに計画をいたしているところでございます。  以上でございます。(降壇) ○農業振興課長(野辺一紀君)  (登壇)お答えいたします。  まず、農業振興基本計画における面積減少でございますが、その主な要因としては、担い手、後継者不足でございます。特に、主要品目の食用甘藷におきましては、1経営当たりの面積が大きく、離農した場合の面積減少幅も大きいところでございます。また、経営の縮小や離農者の原因はさまざまでございますので、実態把握に努めながら、JAや関係機関と協議し、継続した営農が可能な体制整備や販売力の強化を図りながら、面積減少に歯どめをきかせていきたいと考えております。  次に、振興計画における予算の反映でございますが、本市の主要品目である食用甘藷においては、強い農業づくり交付金関係事業で、JA串間市大束が新出荷貯蔵施設を建設されておりますが、出荷販売面の強化と同時に生産面の改善策においても、現在、協議を進めております。  また、くしま農畜産物次世代オリジナルブランド創出事業におきましては、やまだい甘藷のブランディングやフェア等の開催による特産品のPR、新品目の実証試験等を継続的に実施していくことで、販売力強化等を図る計画でございます。特に、新品目の実証実験については、栽培の適応性や販売先の確保など課題も多く、実施者の意向を、十分、聞き取りながら支援してまいりたいと考えます。  なお、振興計画の目標達成には、施設や機械導入対策など多くの課題を解決する必要がございますので、JAや関係機関と協議を重ね、各種制度事業の探索や活用を図りながら、予算化も含め対応してまいりたいと思っております。  次に、収入保険制度の内容が振興計画にない理由でございますが、収入保険制度につきましては品目の枠にとらわれず、自然災害による収入減少だけではなく、価格低下なども含めた収入減少について補填されることとなっており、新品目の導入や販路の拡大などに取り組みやすくなることから、チャレンジする農業者を支援する保険であることは認識しているところであります。  しかしながら、収入減少を補填する機能を有するならし対策や、野菜価格安定制度等の類似制度との関係については、農業者がそれぞれの経営形態に応じて判断し、収入保険とこれらの制度のいずれかを選択して加入することとなっております。そのようなことから、個々の農業者が選択加入する制度におきまして、市として、収入保険制度の加入を積極的に推進しているような誤解が生まれないよう、今回の振興計画には盛り込まなかったところでございます。今後も、関係機関・団体と連携し、制度の周知に努めていくところでございます。  次に、畜産団地に係るアンケートの分析と今後の活用でございますが、畜産団地に係るアンケート分析結果につきましては、3つの方式に区分し、アンケートを実施いたしました。  内容につきましては、まず、母牛を預かる施設としてマザーファーム、次に、子牛を預かる施設としてキャトルステーション、最後に、市及びJA等が畜舎整備を行い、その施設を賃貸により利用するアパート方式について、調査を行ったところでございます。全体的には54%の方が、この畜産施設を利用したいと回答しており、利用規模の高い順に申し上げますと、マザーファーム、アパート方式、キャトルステーションの順でございました。
     今後につきましては、畜産団地が畜産振興に大きく影響することが予想されますことから、関係機関やJA団体と協議を重ね、畜産団地の整備に向けた体制づくりを構築してまいりたいと考えております。  以上でございます。(降壇) ○福祉事務所長(河野博彦君)  (登壇)お答えいたします。  地域福祉計画地域福祉活動計画につきましては、平成24年度に第1期計画を策定し、地域住民、福祉事業者などの主体的な福祉への取り組みに向けた施策を推進し、また、サービスの整備・充実、地域住民の交流活動などを支援してまいりました。  一方、福祉を取り巻く環境は、ひきこもりや孤立死、貧困、虐待の増加など、新たな課題が深刻な社会問題となってきております。これらの課題や複雑多様化するニーズには、これまでの制度や公的サービスだけでは対応できない状況になりつつあります。  このようなことから、第2期串間市地域福祉計画地域福祉活動計画においては、地域福祉の担い手となる個々について、自助・互助・公助の役割を果たしながら、連携・協働による実情に応じた地域づくりを進め、誰もが住みなれた地域で、自分らしく生き生きと生活できる地域社会を目指し策定したものであります。  今後は、さまざまな機会を通じて、計画の周知を行い、地域福祉の向上に向けた取り組みを進めてまいる所存であります。  以上であります。(降壇) ○2番(菊永宏親君)  ありがとうございました。  それでは、まず、人口減少対策からお聞きいたします。  なぜ、人口減少対策を一般質問に取り上げたかと申しますと、私もいろいろ調べてまいりました。人口が減少すると、ただ、創生会議の中で、8名の中で、31日議論していく中で、福祉協議会の事務局長がこんな資料を出されました。皆さん、知ってらっしゃるだろうと思いますけども、現在の串間市の年齢別の人数構成です。私もびっくりしました、これ。これ見まして、構成の中で300人以上いるのが59歳から70歳です。70歳は5年後には後期高齢者ですよね。福祉事務所長医療介護課長は知ってらっしゃいますよね。こんな山が来るんですよね、10年間で、5年後から。串間市の人口は、平均寿命はもう知ってらっしゃいますよね。串間市はまだ、県内でも、高齢化、高齢化言いますけども、下のほうです。上ではありません、宮崎市が1位でした。これを見たときに、私はびっくりしたんです。と、今から働き手がいるとこ、20歳代、谷底です。ここを何かしないと、串間市の減少はとまらないだろう。ここを、今、市長が6分科会で議論されていますけども、たまたま私は参加させてもらって、市民の意見を聞いて、何が私にできるのかと思って、参加させてもらってる。やはり、これを串間市民が共有しながら考えていかないと、串間市の、先ほど申しましたけども、45年には九千何人。  ところが、串間市にもこういう立派な計画があるんですよね。これをもとに議論していますけども、これの想定よりも早いです。人口減少のシミュレーションをしていますけども、早いですよ。現在、だからそれを取り組むためには、何が必要なのかと。  私なりに、市長、考えたんですけども、今も、議会でも企業誘致特別委員会もありません。もう企業誘致は、諦めたんだろうかと思っていますけども、一番早い道は、歴代市長が申し上げられます第1次産業の活性化ですよ。これならできるだろうと思っています。やはり、これらの施策をいち早く取り組むことが、歯どめにかかるだろうと。  先ほど、農業振興基本計画を課長が説明しましたけども、現状は、昨日も議員が質問されましたけども、農業を始めるには多大な資本が要ります。ところが、現状知っていますか。ハウスもあいてます。ある日、突然、体調を崩して、農業機械等もそのまま、面積もそのまま。要するにアンテナを高くして、新規就農とか後継者育成の取り組みがあれば、そういう情報を流したら、多分、串間に来て農業をやろうかと。私の近所にも、旦那さんが福岡の人です。親は、もう高齢でできないもんですから、農業が好きということで、自分でひとりでやってる。もう、やめられるのかなと思ってたら、奥さんの旦那さんが、僕がやりたいということで、ことしから、もう自分でひとりでやってる。  やはり、こういう取り組みを管内で連携しながら取り組んでいけば、一戸の農家がふえたら、串間にいる人口は何人増えると思いますか。多分、奥さんと最低子供が2人、4倍になると思います。やはり、そういう施策を基本計画に入れてほしかった。  それと、市民の声を事業計画に反映してください。市長が答弁されました。パブリックコメントを、市民が何人見てると思いますか、皆さん。パブリックコメントで何件の応募がありますか。一般の市民が知ってると思いますか。知らないと思いますよ。  壇上から申し上げました、今、一番の問題になっております道の駅、温泉も問題。わざと挙げましたけども、高松の問題、都井岬の再開発。市民の声が反映されたんですか。議会運営委員会で、皆さんが、各課長が説明されます。その裏資料もないのに説明しますから、やはり、そこが問題じゃないんですか。私、やかましく言ってるんじゃないですよ。やはり、もう少し市民の声を反映した事業計画にしてほしいんですよ。市長が、せっかくつくられた市民会議。課長が何人出席してるんですか。もう2回、終わったんですよ。多分、計画では4回ありますよ。多分、次は9月らしいですから、もう問題点を時系列して、それだけの協議をします。要するに、市民の声は、もうここで集約される、始める。多分、4回目は、もうまとめて市長に提言するだろうと。それを、多分、事業評価されて、事業に新年度予算に反映するかどうかっていうのは、皆さんが事業評価委員会で決められるだろうと思いますので、どれぐらい反映されるのか。  ただ、私が心配するのは、串間市の当初予算が126億円。その53.4%は市税及び交付税。67億3,000万円、半分以上は交付税とかいろいろです。ただ、国が心配しているのは、インフラは維持できるだろうか。先ほど、市有施設の雨漏りは何カ所あるんですか、16カ所もあるんです。修繕・改善計画を見てみますと、雨漏りの修繕が見込まれてるのは大束小学校だけでした。本庁も雨漏りするんじゃないんですか。  お隣の国の指定文化財も、3月議会では議員が質問されましたよね。そのほかに、あと人口が半分になるまでに、大きな建物が幾つありますか。だから、国はインフラ整備に、多分、交付税等が減少して維持できなくなることを想定して、圏域的な利用を推進すると言ってるんですね、皆さんも、知ってらっしゃるとおり。ということは、支出の中で修繕料4億7,000万、このうちの2億1,000万はエコセンターです。焼却場は広域になりましたから、多分、エコセンターも広域にしていかないと、修繕を見ますと、相当の金額です。やはり、このように人口が減りますと、他市町村と連携をした維持管理を努めないとできないということで、私は減少を皆さんがどれだけ認識して取り組んでいらっしゃるのかなと思っております。  そこで、1つお聞きしますけども、事業評価等で、私はわざと市民の声をといいましたけども、事業評価等や市民会議で課長の出席をしていただいて、市民の生の声を聞いていただきたいんです。これも、応募で参加されている方や、いろいろ団体の代表もいらっしゃいますけども、そこで何を市民が考えているのか、そこを直に聞いて、リーダーシップを発揮していただきたいんです。  先ほど、職員研修聞きましたけども、8番議員が人事評価について質問されましたよね。あれも大事です。しかし、研修旅費を組んでらっしゃいますよね、総務課で。内容を見てみますと、決められた事務的な研修に参加している旅費がほとんどです。進んでから、優良事例とか先進調査に使った旅費っていうのはほとんどありません。人口が減少して、もし今、職員が300人いたとします。半分になったときは、150人で回転しなくちゃいけないんですよ。それだけ交付税が来ないわけです。ですから、人事評価もありますけども、市長が適材適所で人事異動をやると、やったと言われますけども、私は、これらに対応するためには、その部署のプロをつくるべきだと思います。1人で2役、3役できる職員をつくるべきです。そのために、そういう研修旅費を使ってプロになってほしいんですけども、その辺の考えは、総務課長、ございませんか。 ○総務課長(塔尾勝美君)  お答えいたします。  議員御指摘のとおり、時代とともに市民ニーズの多様化、そして複雑化いたしております。そういう情勢を踏まえまして、やはり職員の能力といいますか、専門性を高めるということは、非常に大事であるというふうに認識をいたしております。  以上です。 ○2番(菊永宏親君)  ぜひ、取り組めるとこから取り組んで、足りなければ研修旅費を1,000万ぐらい使ってもいいんですよ。それが後に、最初は金が要ると思いますけども、後につながっていきますので、ぜひ、取り組んでいただきたいと思います。  次に、行政評価について質問しておりましたけども、市民の意見をと言ったのは、私が言ってるのが間違ってましたかね。大きな総合計画とかそういうのは、それでいいんですよ。  今回、壇上から申し上げました、まず、道の駅の構想で、地区座談会を開催されましたよね。あと、本年度実施計画でやられるんでしょうけども、そこで、その質問に移る前に、いろいろ市民の反対運動がございます。反対運動の中身の主流は、市長、規模縮小です。これが可能かどうか、市長、もし考えがあればお聞きしたいんですが。 ○市長(島田俊光君)  はい、ありがとうございました。  やはり、これが一番、市民も心配しているところでございます。議員言われるように、人口減少の中に、高齢化が進むんじゃないのかと。その中で、串間の予算もだんだん少なくなってくるのに、その投資をして、それの効果があるのかと、よく相談されます。  私も、若者会議の中で、今、20代、30代の若者会議の中で話をしております。そしてまた、老人クラブの中にも、そういう話をしました。やはり、老人の方たちは、持ち出す金が出てくるんじゃないかと、そういう心配があるわけですから、やっぱり道の駅の構想については、もう少し規模縮小するか、あるいはまた、かわったものに転化するべきじゃないかという不安もございました。私は、そこで若者会議の中でも話をしましたけれども、やっぱりロマンを訴えました。今まで、串間市がいろんな事業のチャンスはあったと思います。しかし、それに取り組まなかったおかげで、志布志と日南を格差しますと、やはり違いというのがおのずと変わってきております。やはりそこは、やっぱり無理なことじゃなくて、将来を見据えた中での企画ですから、これは苦しんでも、やっぱりなすべきところはなさなければならないんだと。ただ、それをなす人間です、今、議員が言われたようなプロ集団をつくって、やっぱり、そこはしっかりと目標を定めて、その自分たちの理念に基づいた信念を強く持って、事業に当たるというのが一番肝心でございます。  若者会議の中には、やはりそのようなことを将来に、串間をどうするのかといいますと、やっぱり核になるものがないといけないということで、いろいろと検討していただいております。  やはり、一番農家の方たちが言われてたのは、A品・B品は農協で売ることができますけれども、C品・D品は売るところがないと。それは、市場がなくなったからです。そして、商店街がなくなった。でも、これは6次化産業に入ってきて、その6次化産業の中で加工したものを販売すればいいんでしょうけれども、その販売するところもないと。あるいはやっぱり、そういうものが食べられるような施設をつくって、やはりそこが道の駅の構想の中に入ってきてくれれば、我々もそういうものまで、100%生産したものが売れることになります。  昨日は、漁業組合の加工場のことも言いましたけれども、漁民の皆さん方は、毎日行くけども小量の魚しかないもんだから、市場にあげて売ることもできないということで、それを加工して、どっか販売するところはないかということを言われたわけです。やはり、そういうことを考えますと、やはり、道の駅の核になるものをつくって、そこから全国に発信することが、一番手っ取り早いことじゃないでしょうかねと。もちろんその価格は、事業費はかさみますけれども、事業費のかさむところも、もう少しは検証しながら効率的なものに変えていく。そしてまた、道の駅の中に入る企業も、今後、検証していかなければなりませんけれども、その中で、企業とのコラボができるものであれば、その企業に、ニーズに合った施設をつくらなければなりませんから、その部分についても圧縮できるところはあるだろうと思います。再三、道の駅の事業費に対する圧縮はどうするんだということを、心配されて問われますけれども、私は、そういうことを考えてのことで、圧縮できるということを申し上げているわけでございます。  そしてまた、子供たちが、今、若い新婚さんたちが3人産むと奨励金を渡しておりますけれども、市長、これは、今、30万もらっても、将来、高校・大学、3人行ったときには、我々、大変な状況になるんだと。やはり、ここは国策として、高校・大学については奨学金制度を与えて、串間に残るんだったら串間の市が奨学金は免除するべきじゃないでしょうかと。でなかったら、やっぱり子供は3人、4人つくっても、将来が心配なんだと。そこは、将来の心配のないようなことをするためには、やっぱりそういう人材育成ということも図っていただきたい。そして、また串間に帰ってくるんだったら道の駅のような、そしてまた観光産業を担っている企業とのコラボの中の観光産業の中に、人材を輩出できるような労働条件の整った会社のベースもつくっていかなければならないでしょうということも言われました。  今、議員が、一番串間の基幹産業である農業が一番だと言われました。もちろん、私も農業をうまくやれば、基幹産業としていけるだろうと思います。今回、試験的に4名の方が、外国人雇用の中で規模拡大をされております。やっぱり、こういう新たなチャレンジの中で取り組んでいく、そして串間市のために、何とかしなければいけないという、取り組んでいただいている若い人たちのその取り組み、これにはやっぱり、先ほど議員が言われた投資効果です。職員にも、やはり投資してプロにならなければならない、そういうことを考えますと、一応、全ての都井岬から温泉、そして道の駅、これを連動したゴールデンビジネスラインと、ゴールデン観光ルート、産業ルートというのを、将来的にわたって企画したものを提示しなければならないと思っています。これについては、さらにまた飛躍したものも、今、考案しておりますので、これができ上がり次第、議員の皆様方にも提示して、できるかできないかというのは、できるように努力することが、まず我々の使命でございますから、そこも理解していただいて、将来の串間を安定した地域にしたいと考えておりますので、また、議員の御指導、御協力をお願いしたいと思います。  以上です。 ○2番(菊永宏親君)  ありがとうございました。規模縮小はないということで、それで受け取っていいんですね。  そしたら、都市建設課長、アンケート等をとられて市内の、東九州道ですね、すみません、地区座談会、説明会開催されて、いろいろまとめ上げられただろうと思ってます。私も、課長が説明する拠点施設だと、要するにあそこを核にしたいんだという話だったですよね。そしたら、私も管内視察に行きました。隣にある建物は耐震もしてない、台風のときには雨漏りもするらしいです。  で、管内視察で役員の方にお聞きしました。建て替え計画があるのかどうか。あるはずがないですよね。それに、あそこは商業の拠点施設ですよね。隣の建物は3階建てですかね、商工会議所です。拠点施設にするんであれば、今、隣の商工観光課が、商業観光に出してるお金が幾らあると思いますか、運営費補助からなり。私の考えは、どうせ縮小しなくて整備するんであれば、今、市長が申し上げられました拠点施設として整備する必要があると。もう、次には残さないと思う。箱物は要らないと。もう、人口は半分になっていて、もう、そういう施設だけでも維持できないはずなんです。あそこをそういう拠点施設にして、串間市の観光から商業から、全部、発信基地だと。そういう施設に検討してほしいんですけども、それには、先月の農業委員会で、委員からこういう意見がありました。串間市には観光スポットが余りない、ないがねと。  今度は隣の隣の課長のところで、隣ですねまだ、多面的機能交付金が各集落に交付されています。これは、一時期コスモス街道とかありました。これを活用して、耕作放棄地等に植えてもらうんです。コスモスの時期はコスモス、ヒマワリの時期はヒマワリ、こういう提案があったんですよ。隣の隣の課長に聞いてもらえばわかりますけど、やはり、農業委員も耕作放棄地解消として、そういう提案をするんですよ。串間に行けば、コスモスの時期はコスモスがある、ヒマワリの時期はヒマワリがある。これも、やっぱりスポットです。こういう提案もあるんですよ。やはり、さっきから言っているように、横のつながり。ただ、担当課だけが苦しんでるだけなんです。串間市役所は幾つもあるんですか、1つしかないはずですよ。そこを、もうちょっと連携を深めて取り組んで欲しいんですよ。  それと、市民の声は、商工観光課長、いつも苦労されてます。さきの議員の質問でも高松の問題、予算に上げて、後から説明にいくんですから。それで、どういう地区民の反応だったんですか。私の情報であると、計画を持って帰れと言われたと、1回目は。きのう、ある議員が釣り堀をしたらどうかと。これは、また問題があるんですよ。漁業権があるんですよ。そういう意見をまとめた中で、そういうのを解決した中で、予算措置するべきなんです。だから、私は市民の声を聞いてから計画をするべきだと。  あと、都井岬再開発、今は関連されてる、私も初めて風力発電の場所へ行きました。全景が見えるとこは、海しかないと。ところが、関係者に聞くと、都井岬から見えるらしい。そこへ、展望所つくるんですか。せっかくできて、風力発電の展望所がない。多分、要るはずです。会社がつくってくれればいいんですよ。それに付随する道路整備とかそういうのが出てくるはずです。ところが、再開発事業の建物の中に、自然エネルギー館の、エネルギーの串間市の取り組みの資料館をつくるんでしょう。見えるところにつくるんであればわかりますよ。それを、調べられたのか、ただ、都井岬開発だけ。そういう情報を知ってらっしゃったのか、知ってらっしゃらなかったのか、その辺で、またホテルの跡地に決定されたのか、その経緯だけを教えていただきたい。 ○商工観光スポーツランド推進課長(高橋一哉君)  お答えします。  今回、都井岬に整備を予定いたしておりますトイレと休憩施設の設置場所につきましては、串間市の所有地であり、また、都井岬再開発の中核エリアであります旧都井岬観光ホテル跡地といたしております。また、整備予定の施設には、今、議員御案内のとおり、本市の再生可能エネルギーの取り組みを紹介する、エネルギーコーナーの設置も計画しているとこでございます。  議員御提言の当該施設は、風力発電施設が眺望できる小松ヶ丘付近に設置したほうがよいのではないかとのことにつきましても、計画を検討する過程において、菊永議員と同様の考え方のもと、当初、候補地の1つとして検討したところではございますが、小松ヶ丘エリアにつきましては、野生馬の重要な繁殖地として、文化財保護法による規制が厳しい場所であり、また、丘から海まで遮るものもなく、見事な景色の場所でありますことから、自然公園法による景観保全規制にも、高いレベルで配慮しなければならないということもありましたことから、設置場所としないことが妥当であるということで判断をしたとこでございます。  しかしながら、あの場所から風力発電が見えるというようなことでありますので、例えば解説板でありますとか、何かこう、眺望ができるようなスポットでも、簡易な施設の設置は必要であろうというふうに考えているとこでございます。  以上でございます。 ○2番(菊永宏親君)  よろしくお願いいたします。  次に、施設につきまして、今後、16カ所もあれば大変でしょうけども、先ほど人口問題で申し上げましたように、その辺の中長期的な財政運営の中で、全庁的に最小限の箱物、で、効率的な運営に努めていかないと、皆さんの待遇にも、多分、関係してきますよ。北海道のようにならないように頑張ってください。これだけ優秀な人材がいるんですから、ぜひ、頑張って串間市の人口を1年でも早く、今の減少をストップするような対策を練ってほしいんですけども、それは、また最後に申し上げます。  次に、農業振興計画について、二、三点お伺いします。  収入保険制度につきましては、課長が述べられましたけども、ただ、私が収入保険制度の中で心配するのは、要するに価格安定対策との併用はできないんですよね。ただ、この中で1つだけ心配してるのが、県単事業。今、オクラとキュウリがありますよね。この制度が始まれば、次年度から県単事業もやめると言われたときに、オクラ、キュウリの県単事業は、多分、国の制度事業との併用はできないだろうと思ってます。収入保険制度は、県単事業は関係ないだろうと思ってますので、その辺も情報を注意しながらやって、あと、収入保険制度に加入される人は何人いるかわかりませんけども、ただ、これが農業共済組合が推進をやって受け付けをやりますから、市町村やJA等は余り、気持ちがないようですけども、将来的にはこれが一本化される可能性がございますので、その辺は情報を入れられて、対応をお願いしたいと思います。  それと、一番肝心な串間の基幹作物が収入減少する。価格も先ほど、新甘藷が久しぶりに5,000円と、キロ1,000円という初取引であったようですが、長いスパンで見ますと、価格がもう横ばいです。串間市が百何億あったときの甘藷の粗生産額は30億ぐらいあったと思います。それがもう、多分、半分ぐらいになってるんじゃないかな。ここが一番の問題じゃないんですか。で、なぜ予算がゼロだと言ったのは、生産者に聞きますと、客土事業はない。また、今まで長年の、県の優良品種である宮崎紅の弊害が出てると。販売戦略においても、よく市況を見ますけども、熊本とか鹿児島の甘藷が、宮崎産よりも高い時期があるんですよね。この原因等を調べられて、振興計画に盛り込まれたのか、これも面積も減少しますよね、当たり前、もう減少でされております。だけど、やはりその辺の対策を、基幹作物であればやるべきじゃないですか。私は、やはり行政として最低限の支援をしてやらないと、それは後継者はできるはずがないですよ。農業は、所得が上がらないと後継者ができるはずがないんですよ。多分、農業の中で、今、ホクホクなのは畜産と、果樹で言えばキンカン農家です。このキンカン農家も、先ほども言いましたように高齢化でやめる人が、私が知ってる限り2戸あったんですよ。ただ、近辺の農家と親戚の農家が継いでくれましたけども、こういう状態、生まれてくるんですよね。やはり、その辺の状況を考えながら行政も、関係団体という言葉を聞きますけども、行政がリーダーシップをとらないと、振興は見えないと思いますよ、私は。9番議員も、口酸っぱく言われましたよね。そこなんですよ。  それに、新規作物に取り組んでらっしゃる方がいます、本城で。ショウガです。2月の寒波で、種ショウガが全滅です。せっかく産地化を目指しておったのが、これらの対策は、何か考えてらっしゃいますか。もし、考えていらっしゃれば、答弁をお願いします。 ○農業振興課長(野辺一紀君)  お答えいたします。  本城地区のショウガ生産におきましては、試験、今現在のところ試験的な要素も踏まえますが、串間市におきまして新たな新作物、この導入につきましては、従来からの課題でございまして、このショウガにつきましては、その需要も高いと考えておりますので、今後、その販売や後押しなり、支援策も検討していきたいと思っております。 ○2番(菊永宏親君)  ありがとうございます。  それでは、農業振興計画で、大きな課題を1つ申し上げます。国の進める効率的・安定的な農業とは、課長はどう考えてらっしゃいますか。もし、考えがあれば教えていただくとよろしいんですが、ありますか。あれば、お答え願います。 ○農業振興課長(野辺一紀君)  国が示す効率的な農業経営ということでございますが、これにつきましては農村・農業基本法、また、担い手を育成する農業経営基盤強化促進法の中でうたわれているものと思っております。内容につきましては、他産業並みの労働時間の確保、それと他産業並みの収入の確保を目指すことが、効率的な農業経営とも示されているところであります。要は、無駄と手間を省いて、それを生産力に回すと、こういった経営構造が効率的な農業経営として考えているところであります。 ○2番(菊永宏親君)  課長が、そう思ってらっしゃるんであれば、そのような取り組みを、ぜひ、久しぶりに4月から来られたでしょうから、あと何年かありますので、頑張って串間市の農業振興を図っていただきたいと。  私は、効率的な農業とは、串間市は先ほども申し上げましたように基盤は、基盤率は低いですよね。これはやっぱり、今、7番議員も言われました。畜産農家の機械は、ある畝間は3回通れば終わると。このために、農地中間管理機構関連農地整備事業があるんですよね。まとまったあたり、50アールぐらいのやつが点在しておっても、その辺を集約しながら整備できますよというのですよね。そしてあと、面積が大きくなると、先ほど申し上げました塩屋原とかそういうものになるんですよね。実際、私は大束に住んでますけども、大束でも、今、申し上げました甘藷でも小さい区画のとこは、もう荒れ放題です。農業委員が、5月は年に1回の農地パトロールをやります。それで、遊休農地、耕作放棄地、で、国が今度、新年度からも耕作放棄しても木が乱立してるとこは、農用地区域であろうが何であろうが、非農地証明を出しなさい、こういう方針を出してるんですよね。やはり、そういう状態になっていくと、田舎の土地は全部荒れていきます。私も、農業委員しておりますけども、遊休農地を作ってもらえませんかという人に相談にいっても、作ってくれる人がいない状況なんですよ。後で畜産関連で言いますけれども、やはり区画整備を急がないと、串間市の農地、半分、荒れていきます。それを、今、作ってくれるのは、土地利用型農業です。代表的なものは甘藷で、大束でもゴボウが入ってきてる。それと畜産農家です。これに対応した振興方策も必要じゃなかったんですか。その整備率の整備も必要じゃなかったのかというふうに思っていますけれども、その辺は、私は、機会あるごとに、ほ場整備推進専門委員を置いたらどうですかと質問した経緯がございます。その辺の中で、まだ、そういうのは設置されてないんですが、ほ場整備の市内の推進状況についてわかれば、課長、お願いいたします。 ○農地水産林政課長(吉国保信君)  お答えいたします。  推進状況につきましては、先ほど市長から答弁がございましたとおり、大島堰土地改良管内では、今後、徳間地区の要望が挙がっております。それから、農地利用改善団体のほうで、4地区ほど要望もあります。そして、各地区からも1地区、要望があったとこです。  ほ場整備というのは、個人的な考えではなく面的な整備でございますので、今後、先ほど言いました農地利用改善団体、あるいは先ほど議員から御紹介がありました多面的機能支払制度に取り組む組織、また、土地改良区、各地区の水利組合などの役員を中心にして、まず、推進を図っていきたいと考えております。  以上でございます。 ○2番(菊永宏親君)  よろしくお願いいたします。  それでは、畜産振興について、1点だけお聞きしたいと思います。  アンケート調査の結果、いろいろアパート方式の希望の順序で対応するということでございますが、畜産農家から、やはりこれも議員から質問があったんですが、畜産の場合には初期投資がものすごい大きいんですね。それと、市内ででは、やっぱり100頭規模の繁殖農家がいらっしゃいます。その農家の方々は繁殖だけではなく、要するに母牛をアパート方式で、子牛から子供を産む時期まで育成して、それを引き取るというのがあれば、まだ、生産に取り組める時間が多くなって効率的になると。  新たに畜産を始めようという場合には、最低でも50頭必要らしいんです。ひとまず、御承知のように、畜産の場合には子牛から購入した場合に、もし即、種つけをしても、まだ1年、十月十日後しか産まれません。また、競りに出すには10カ月ですよ、8カ月から10カ月です。何年か、空白があると思います。その辺を解消するんであれば、多分、新規就農者もふえるだろうと思います。  それと、3月議会でも紹介しましたように、各県ではリース事業をやってるんですよね。要するに、施設園芸とか畜舎とかそういうのを、JAと行政がつくって、それをリース料として回収すると。そういう展開も必要ではないかと思いますが、先ほど畜産団地という言葉が出てきたんですけど、畜産団地の構想は、どういう構想なんですか。もし、お答えできれば、その畜産団地の概要を教えていただきたいんですけども。 ○農業振興課長(野辺一紀君)  お答えいたします。  まず、畜産団地ということで、先ほど申し上げました3つの方式がございます。これを、団地化するということにつきましては、若干、飼養管理者が複数いる上では伝染病対策もございますので、非常に衛生管理、伝染病上の問題も抱えてくると思います。これを分散するか団地化するかということにもなろうかと思います。  当面、私ども、生産者と話す機会がありまして、聞き取りの中では、部会長の考えもございまして、その中ではやはり、いわゆる議員がおっしゃるマザーファーム方式なりを欲しがる方もおられます。私どもといたしましては、長期総合計画に照らしますと、やはり担い手の規模拡大と新規就農者、また、参入者の確保に重点を置くべきだと考えております。それぞれ有効性はあると思いますが、現段階では賃貸型、アパート方式のほうが、この有効手段として考えているところでございます。  しかしながら、専門的な見識や現場の意見も、今後、必要となりますので、さらに検証を進めていきたいと思っております。 ○2番(菊永宏親君)  意味があまりわかりませんけども、頑張ってから、南那珂畜連は全国的に減少の少ない地域です。その中でも串間市です。畜産振興について、いろいろ行政も支援しながら取り組んでおりますので、さらなる土地利用型のを含めた中で振興していただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  最後に福祉の計画で、各戸にこれ、配布されましたよね、ダイジェスト版とか。  この計画内容を見てみますと、はっきり簡単に申しますと、やはり先ほど申しました人口減少の中で、5年後には後期高齢者になる人たちが、いっぱい出てくると。その中で、要するに地域が連携しながら、やっぱりそういう人たちを支援しながら取り組んでいくという計画ですよね。  ここに、計画の中で、市民・地域・社会福祉協議会・市・役割を福祉事務所でやってますよね。やはり、ところが農村集落に行って感じられることありませんか。支える人がいないんですよ、極端に言えば。私も大束に住んでますけど、若い人は2人しかいない。高齢者がうちの上にいらっしゃると話を聞くんですが、話す人もいない。だから、デイサービスに行かれる。  そこで、福祉計画についてはそういうのを、やはり市民に伝える。やっぱり市民の協力をもらうという活動を、地道にやっていかないと、早急には、限られた人員の中じゃ大変でしょう。  また、創生会議の中で、私もこの話を聞いてびっくりしました。昔は、老人ホームは順番待ちだったんです。もう満杯だろうと、私は、串間市には多いですから。ところが、あきがあるということです。これを聞いてびっくりしました。なぜかというと、ケアマネジャーがいない。要するに、そういう人員がいないと、何人という枠はあるらしいですね。ですから、あきがあるということでした。それを聞いて、私はびっくりしました。これも、やっぱり専門員の今後の確保対策。市民もですけども、要するにそういう施設があっても人員がいなければ入居できないと、そういう状況が出てくるだろうと。  それと、介護保険料の問題ですね、新聞でも出ましたように、串間市の今回の介護保険料の上昇は、県内でも3番目ですね、11.何%。介護保険料を見てみますと、県内でも7番目に高いんです。県内全部一緒だと思います。この団塊世代が後期高齢者にいくのに、これを予想した中で対応するのは大変でしょうけど、ただ、私もある人から聞いたんです、介護保険料は何に使われてるのか。ある人が、やはりお母さんをデイサービスにやってました。これが本当かどうかはわかりませんよ。週に1回行こうが毎日行こうが5日行こうが値段が一緒やと、料金が一緒であると。だから、私はもう、介護保険料が高いとかそれは言いませんよ。本当かどうかはわかりませんけども、やはり介護保険料を、新聞とか報道がばんと出しますよね。俺らじゃ、何でこんな高いもの払わなあかんと、意味がわかってないんですよ。その辺の周知をするのも、やはり行政の役割だと思いますけども、その辺の取り組みについて、もし何かあれば、医療介護課長、よろしくお願いします。 ○医療介護課長(吉田寿敏君)  介護保険制度の周知に対する取り組みについてのお伺いでした。  介護保険制度の周知につきましては、毎年8月に送付する納付書にリーフレットを同封したり、窓口にわかりやすい利用の手引きなどを配置するなど啓発を行っておりますが、議員御指摘のとおり周知が必要と思われますので、さらに関係機関の協力を得ながら周知を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○2番(菊永宏親君)  福祉行政については大変でしょうけども、職員一丸となって、頑張っていただきたいと思います。  それでは最後に、市長、人口減少対策について、私の考えを申し上げます。  第1次産業の振興と申しましたけども、まず、農業については、やはり先ほど課長がいろいろ答弁されましたように、後継者対策を含め新規就農対策、これは市外からの移入とか、そういう人たちを確保する。また、労働力不足です。御承知のように、8月に大束地区で8名の研修生が来ます。国はもう、研修生制度も5年間可能になった。法律を整備しました。将来はもう、研修生制度じゃなくして、外国人労働者を入れる体制をつくり始めました。そうじゃなくして、やはり串間市の人口を増やす対策、この農業振興対策を早急に取り組んでいただいて、やはりもうかる農業、口では簡単です。所得を上げられるような方策を、行政としてできる支援をしていただきたいと思います。  次に林業ですけども、先ほど申しましたけども、国が創設します環境税、宮崎県はもういち早く取り組んでいますけども、ダブって宮崎県民は環境税とられるのかなと思ってますけども、県の方向ですからそれは別としまして、それを利活用しながら行政にも支援すると、国は言ってますので、やはりこれを活用した取り組み、1つ申し上げますけども、やはり管内視察で森林組合に行きました。そしたら、植林を行う事業者、森林組合のほかには、素材生産業者の中では1社しかないという状況です。ここを、植林から草刈り・間伐、こういう取り組む組織を設立して、そこで雇用を生む。これは、半世紀どこじゃないですよ、山がある限りずっと続くはずですよ。今度は、不在地主の山も預かってできるような制度になってますから、その辺を、雇用を生む対策をしてほしいんです。早急にこれをやらないと、せっかく国は補助金をつけてくれますから、環境税で。そういうのを早く立ち上げて、新年度と市長は申し上げましたけども、課をつくるんじゃなくて、もう、室でもいいんじゃないんですか、とりあえず。その辺を早急に整備しながら取り組んで、1年でも早く、雇用を生む対策を取り組んでいただきたい。  水産業につきましては、御承知と思いますけども、新たな養殖施設が取り組まれるようです。これについても、漁業権とかいろんな問題が出てくるでしょうけども、行政ができる範囲で支援してやって、私も情報では、加工施設も手狭になるという情報があります。串間で一番の企業です。ここをほかの市町村に取られてしまったら、何百人、人口一遍に減る。串間でできることを早急に取り組んで、規模拡大するんであれば、雇用が生まれますので、その辺の雇用対策として行政の支援、この3つを取り組んでほしいんですけども、市長の考えがあれば、最後にお聞かせください。  以上です。 ○市長(島田俊光君)  ありがとうございます。  情報は、もう既に入っていると思いますが、養殖業者2者と漁業組合2組合との連携で、今回、またそういう新たな企画を組みます。また、先ほどから申し上げました6次化産業に向けての企画も、今、着々と進めております。これが、やはり県・国との連携も必要でございますから、ある程度、国会議員の力をかりながら、その中で研修会を進めていきたいと思います。  まずは、2つの漁業組合と、組合長ももう連携しておりますので、あとは養殖業の2者、これも連携とれておりますから、あとはどのような地域の中に、その漁業の中のどこの位置にやって、加工所をどこの位置にするかということを、今後、決めていかなければなりませんので、このことについては、また、着々と時間をかけながら進めていきたいと思います。  ありがとうございます。 ○議長(山口直嗣君)  以上で、2番菊永宏親議員の発言を終了します。  次に、6番川﨑千穂議員の発言を許します。 ○6番(川﨑千穂君)  (登壇)お疲れさまです。  それでは、私も質問に参加させていただきます。  第45回宮崎県高校総体におきまして、福島高校レスリング部が宮崎日大を破り、見事に優勝しました。監督や選手の皆さん、そして父兄の皆様に、心よりお祝いを申し上げます。全国大会に向けて、さらなる御活躍を期待をするところです。  皆様の記憶にも新しいと思いますが、去る4月4日に行われました大相撲の春巡業の土俵上で、挨拶をされた舞鶴市長が、突然、倒れられました。その際、救急処置のためにと、とっさに土俵に上がった女性に対し、「女性の方は土俵からおりてください」とのアナウンスがありました。人命にかかわる状況のもと、幾ら女人禁制とされていても、女性軽視の対応に憤りを覚えました。  一変、この議場にも、ついに女性課長が誕生されました。私は、当選当初より、男女共同参画で議場に女性管理職の登用を訴えてまいりましたので、大変うれしく思います。島田市長には、次年度も引き続き、女性管理職の登用と審議会等への参画の推進を、よろしくお願いを申し上げます。
     巨大地震の被害推計、東海・西日本を中心に甚大な被害が想定される南海トラフ巨大地震。揺れや津波により、発災から20年間の経済的な被害が1,410兆円に達するとの推計を土木学会が公表いたしました。ことしの、今年度の国の一般会計予算、約98兆円のおよそ14倍に相当します。  南海トラフの発生する確率は、30年間に約70%から80%とされ、その対策が急がれます。国は2014年に策定した自然災害に備えるための指針、国土強靭化基本計画に基づき、重要建築物の耐震化や堤防の整備等を進めてきました。計画は年内にも見直される予定で、今回の推計をどう反映させるか焦点です。備えとして、ソフト面の対応、BCP(事業継続計画)の策定や災害に対する情報を、行政・専門家・企業・市民で共有し、避難行動につなげるリスクコミュニケーションの強化、そして、何よりも防災教育・訓練を通して、一人一人が災害への備えを万全にする必要があると考えます。  それでは、市長の政治姿勢について質問をしてまいります。  18歳成人法案が衆議院を通過し、参議院にて成立されました。18歳成人は、今や世界の主流であり、未来を担う若者が政治・経済・文化などの分野に携わり、主体的・積極的に活躍することが期待されます。憲法改正の国民投票、法制定や選挙権年齢の引き下げなどに大きな改革となります。18歳で直ちに大人になるわけではありませんが、さまざまな課題はあります。しかし、18歳成人をめぐるさまざまな社会環境の整備や、若者支援に関する大きな政策転換が進められていく意味から、意義のある改革案だと思います。  少子高齢化が急速に進む中、若者の政治離れが進行すれば、若者の政治的影響力は低下し、社会の沈滞化にもつながりかねません。若者の政策形成過程への参画を促進するなど、若者が社会における影響力を実感できるような取り組みを、積極的に進めることが重要だと思います。  市長の施政方針には、本市の将来を担う若者を育成・確保する串間の人材育成を掲げておられます。若者未来会議の初会合も行われておりますが、成人年齢引き下げを機に、若者の政策形成過程への参画、あるいは若者議会の開催など審議会等への登用なども必要になると考えますが、どのような見解をお持ちなのかお聞かせください。  次に、食品ロスについてお尋ねをいたします。  日本の食品自給率は約4割。一方で、食べられるのに破棄をされる食品ロスは646万トンと推計をされております。その削減が喫緊の課題となっております。また、食品ロス削減は、国連の持続可能な開発のための2030アジェンダに掲げられた国際的な重要課題でもあります。本年4月に、新潟で開催されたG7農業大臣会合の宣言におきましても、食料の損失及び廃棄が経済・環境社会において、非常に重要な世界問題であることが明記されております。  食品ロスの削減は、食品業者・消費者・行政にそれぞれメリットがあります。過剰生産の抑制による生産・物流コストの削減、食費の削減・軽減、焼却費のCO2削減による環境負荷の軽減にもつながります。さらに、未利用食品の有効活用は、食品ロス削減のみならずに、生活困窮者の支援にもつながります。  当市でも、飲食店などで御協力をいただいて、取り組んでいただいておりますが、3010運動もいまいち進まない。もう一歩踏み込んだ対策をお願いをしたいと思います。家庭におけるロス削減、未利用食品を必要とする人に利用してもらう仕組み、災害に備えた食料の確保など考えられると思います。当市の現状と、今後の取り組みについての見解をお聞かせください。  以上2点をお聞きしまして、壇上からの質問は終わりたいと思います。後の質問は、質問席から行ってまいります。(降壇) ○市長(島田俊光君)  (登壇)御質問ありがとうございました。本当に、女性の立場でないとわからないようなことでございます。  18歳の成人とする法制改正の動きに、若者の政策形成の場や審議会等への参画を支えることについての御質問でございます。  本市における政策形成の場や審議会などへの若者の参画は多いとは言いがたい状況でございます。成人年齢を18歳へ引き下げる民法改正は、若い世代の方が大人としての自律を促す契機となると考えますので、将来の串間市を担う若者が、若い方々が政策形成の場に、各種審議会などへ参加することについては、参画しやすい環境などの整備を行っていきたいと考えております。また、このことにつきましては、串間の人材育成の中でも、発信力を高めていけるような若者を育ててまいりたいと考えているところでございます。  また、食品ロスについてでございます。  本当に大きな問題でございます。観光省及び農林水産省が公表しておりますが、平成27年度には、我が国全体で約646万トンと、食品ロスが発生したことは推計されております。  食品ロスの削減については、国際連合による持続可能な開発目標のターゲットの1つに掲げられ、国内外で取り組みを加速していかなければならないと認識しております。当市につきましても、事業者や市民が食品ロス削減に向けた取り組みを進めるよう、啓発を続けてまいりたいと考えているところでございます。  このことについては、私も勘違いのところがございまして、売り上げは上がる、その中では、やはり食品ロスというものはいいんじゃないかという考えを持っておりましたが、しかし、これを処理するという部分と、ないというのがありまして、前回のあの、先般ありました国際会議の中でマータイさんが言われてた、本当に日本の食料は、本当にもったいない気がすると。その産業の変化を、やはり問われたことがございまして、私も、このことにつきましては、今後、さらに指導していきながら、家庭からも出ないように、あるいはまた商店街からも出ないように、指導はしていきたいと思っております。  以上、答弁を終わりまして、あとの答弁につきましては、各課長にさせます。よろしくお願いします。(降壇) ○総合政策課長(江藤功次君)  (登壇)お答えいたします。  若者による議会につきましては、本市の若い世代の方々が、本市の現状等を議論し、また、政治にも関心を持つよい機会になると考えております。開催等につきましては、委員の構成や募集、組織の位置づけなど、整理しないければならない事項が多くありますことから、他自治体の先進的な事例等を研究してまいりたいと考えております。  以上でございます。(降壇) ○市民生活課長(遠山隆幸君)  (登壇)お答えします。  食品ロスについてでございます。食品ロスの削減に向けた取り組みにつきましては、宮崎県4R推進協議会が推進する、宮崎食べ切り宣言プロジェクトの拡大活動や、市民秋祭りでの啓発チラシの配布を行ったとこでございます。  宮崎食べ切り宣言プロジェクトにおいては、平成28年度までの市内における協力店舗数は2店舗でございましたけれども、昨年度の取り組みによりまして、8店舗へ増加しておるとこでございます。食品ロス削減のための対応を行ってきているところであります。  飲食店につきましては、現在、協力店がまだないということから、今年度は飲食店での取り組みといったところをしていただけるよう、協力の依頼を行ってまいりたいと思っております。また、その際には、積極的に3010運動といったものを取り組んでいただけるよう、司会進行のパンフレットといったものや、啓発グッズ等を作製しまして、活用していただけるよう対策を行ってまいりたいと考えております。  続きまして、食品ロスのうちの家庭から出る食品ロス、未使用品の利用といったところでございます。現在、家庭から出る未使用品の食品ロスについては、利用できる仕組みづくりはできていないという状況にあるところでございますが、宮崎市では、企業から出る余剰食糧について、フードバンク事業といったものを行っている団体があるようでございますが、当市においては、このような団体がございませんので、家庭から出る食品ロスの削減するための、適量といったものを購入していただくといったところに取り組んでいただくことが肝要かと思っております。食材の使い切りといったところを促すよう、啓発を行ってまいりたいと思います。  以上でございます。(降壇) ○6番(川﨑千穂君)  ありがとうございます。  若者議会についてなんですけど、ほかの自治体の先進的な事例を研究してまいりたいというふうな答弁をいただきました。  そこで、1つ御紹介をしたいと思いますが、御存じのように、愛知県の新城市というところは、平成27年4月から新城市若者議会条例をつくられまして、これに基づいて若者議会を開催をされております。若者の政治参画を促進し、また、市内に対象者は、市内に在住・在学をしていらっしゃいます16歳から29歳までの若者が、20名ほど選ばれております。これを、13回に及ぶ議会審議を経て市長に提出をし、それが、その次年度の予算に反映をされていくという、このような仕組みになっているようです。この事例については、もう御存じかと思いますが、どのような見解でいらっしゃいますか。 ○総合政策課長(江藤功次君)  お答えいたします。  今、御紹介のありました先進事例につきましては、今、くしま創成若者未来会議も行っているとこでございますけれども、そういった意味では、これから先、やっぱり若い人たちの意見を多く取り入れた政策・立案、そういったものにどんどん取り組んでいく必要があると思いますので、参考にさせていただきたいと考えております。  以上でございます。 ○6番(川﨑千穂君)  ぜひ、よろしくお願いをいたします。  ほかにも、全国的にはあらゆるところが取り組んでおられますので、また、お調べになって検討してみてください。  それから、食品ロスについては本当に、2業者が8業者にふえたということで、非常に進展をしているわけですけれども、先ほどの答弁で、このフードドライブ、家庭に残っている物については、食べ切りをやっていくんだというような答弁でしたが、お歳暮だったりお中元だったり、家庭では使わないそういった物が、いっぱい眠ってると思うんですね。そういう物を持ち寄って防災とか、それから志布志や日南市には、子供食堂とかが開業されておりますけれども、そういうところに未利用品を寄附をするというような、そういう取り組みがどんどん広がってきております。串間市内でも、同僚議員からもありましたが、お年寄りの朝食を提供するお店が近くにできて、そういうふうなニュースがございました。私も、まだ行っておりませんが、そういったとこから市民発で、こういう子供食堂なり、このフードドライブが、こういうのが取り組んでいただけたらというふうに、私は考えております。  次に、少子化対策重点推進交付金、これは、結婚新生活支援事業という名前がついておりますが、これは、新婚世帯に最大30万円を支給する国の事業です。国が15万円、市町村が15万円、それぞれ2分の1の補助となっておりますが、国立社会保障人口問題研究所の調査によりますと、結婚に踏み切れない主な要因は、経済的な理由で結婚資金と回答をした人が、男女とも40%台、結婚のための住居が20%台、結婚を希望する人の行政に対する取り組みで、55%が安定した雇用、夫婦ともに働き続けられる職場環境が49%で、次に多かったのが、この結婚や住宅に対する資金の貸与や補助の支援ということで42.3%という結果が出ております。  串間市は、県内でも全国でも、非常に給与水準が低いわけですけれども、このことから、結婚に踏み切れない男性のほうが多いようです。串間市は、この事業についてどのような見解をお持ちでしょうか。また、実施をされる方向性はないのか、市長の見解をお聞かせください。 ○市長(島田俊光君)  ありがとうございます。お答えします。  議員御案内の交付金につきましては、新婚世帯に対し経済的な支援をする自治体に対し、国が支援額の一部を補助するものでございます。今年度は、県内で綾町が随一、活用しているようでございます。この交付金につきましては、支援の対象とする世帯の年齢や所得に一定の制限があることから、まずは、活用自治体における効果や課題等について調査研究をしてまいりたいと考えております。  以上です。 ○6番(川﨑千穂君)  全国で253自治体が取り組まれております。串間市も、綾町と、ほぼ同じような現状ではないかと考えますので、ぜひ、前向きに、若い人が結婚しないと子供も生まれませんので、そういう意味からも、ぜひ、前向きに取り組んでいただきたいと思います。  次に、農業について、私は余りよくはわからないんですけれども、先ほども、収入保険制度のことで御質問がございました。これは、来年の1月から、青色申告を行っている農業者を対象に、収入保険制度が始まるということです。経営を客観的につかむための青色申告は、非常に重要なツールだと思いますが、この収入保険制度は、品目の枠にとらわれずに、自然災害とか収入減少だけでなくて、価格の低迷なども含めた収入減少を補填するといったような仕組みのようです。当市では、先ほどからも出ておりますように、私の場合は、この青色申告の推進ですね、制度のかかわり方ですね、この収入保険の制度を、どのようにしてサポートをされていくのか、先ほどの答弁では、農業振興計画の中には記入はしていないと、積極的に推進するというようなことはできないような答弁でしたが、この収入保険制度に対するこのサポートですね、どのようにされてるのかを教えてください。 ○農業振興課長(野辺一紀君)  お答えいたします。  まず、本制度の加入対象者につきましては、御承知のとおり青色申告の実績がある方となっておりますことから、加入を希望される方が加入できない状況を未然に防ぐため、農用地利用改善団体や人・農地プラン等での説明会時に、青色申告の推進を図っているところでございます。  次に、制度の周知につきましては、市が主催します会議やJAにおかれましても、総会等の場におきまして、農業協同共済組合に制度の説明を依頼し、周知徹底を図っているところでございます。 ○6番(川﨑千穂君)  では、その課題、対策がございますか、この収入保険に加入してもらうための。 ○農業振興課長(野辺一紀君)  お答えいたします。  収入保険制度の推進に関する課題につきましては、制度の窓口でありますNOSAIみやざきに確認しましたところ、全農業者への制度の周知に関する点と、本制度は、収入に応じて保険料が決定するため掛け捨ての負担が大きく、積立金につきましても、出荷後の販売代金での清算ができないため、期限内に所定の金額を用意する必要があり、加入者に負担をかけてしまう点があるとのことでございました。そのため、個々の農業者が既存の制度と本制度を比較し、それぞれの経営形態に応じて選択していただくこととなっているところであります。 ○6番(川﨑千穂君)  では、この議会でも、毎回、畜産についてはさまざまな質問が出るわけですが、養豚や養鶏をされてる件数がわかれば教えてください。 ○農業振興課長(野辺一紀君)  本市における養豚農家と養鶏農家の現状につきましては、養豚農家数4戸、養鶏農家7戸が経営を営んでいるところであります。  以上でございます。 ○6番(川﨑千穂君)  はい、ありがとうございます。  実は、養豚農家をされてる方とお話をする機会がありまして、畜産においては、いろんなさまざまな助成があるよねというふうな、確かに宮崎県は、また串間市は全国共進会でも優秀な成績をおさめられて、畜産農家も一生懸命頑張っておられますので、その部分について、私はいいと思うんですけれど、この養豚や養鶏についてもいろんなPEDですね、流行性下痢だったり、鳥インフルエンザだったりさまざまな病気があるわけですが、これに対しての、その防疫に対しての補助だったり、こういう補助に対しての取り組みはどうなってるんでしょうか。 ○農業振興課長(野辺一紀君)  支援についてでございますが、まず、養豚農家への支援につきましては、市単独事業であります養豚経営安定対策事業を活用していただき、伝染病疾病、PED対策としまして、雄豚いわゆる交配用雄豚でございますか、これを自家育成した養豚農家に対しまして、1頭1万円の助成を行っているところであります。  一方、議員御指摘のように養鶏農家を対象とした市単独事業はございませんが、国・県におきまして、養鶏・養豚を対象とした補助事業もございますことから、そちらの事業も活用していただきながら、経営の安定につなげてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○6番(川﨑千穂君)  この国・県の補助を御存じないので、いろんな悩まれてるわけですので、しっかりやはりこの養豚・養鶏業者の方にも、優しく御指導をしていただきたいと、こういうふうに思いますのでよろしくお願いします。 ○議長(山口直嗣君)  昼食のためしばらく休憩いたします。  (午前11時58分休憩)  (午後 0時59分開議) ○議長(山口直嗣君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 ○6番(川﨑千穂君)  先ほど、若者議会の件でお話をしました「しんじょうし」ではなくて、「しんしろし」って読むそうです。済みませんでした。  では、防災についてお尋ねをしていきたいと思います。  12日の早朝に、5時45分でしたかね、地震が起こりました。私も目が覚めたんですが、その前に夢で、一生懸命地震の夢を見て避難をしているところの夢を見てたんですね。そんな中、地震が起こりましたので、本当に正夢ってあるんだなというふうに感じたところでした。そうすると、今度は千葉のほうでも震度1がありまして、本当にいよいよこれは、もう本当に来るんじゃないかないうふうな危機感を覚えております。それで、ちょっと防災、消防について質問をしていきたいと思います。  消防団の大規模災害団員の導入についてお聞きをします。  この、大規模災害団員は、仮称ではあるんですが、新たに大規模災害、通常ではない業務が発生をしたり、人手不足となる場合に限り出動をするということが想定をされております。考えられる活動といたしましては、情報の収集や住民への伝達、あと避難誘導、安否確認、避難所の運営とか支援、所属する事業所の機材等を使っての道路の確保とかいろいろあるんですが、本年の1月に、総務省消防庁が全国の市町村に導入を通達をされたところです。南海トラフ巨大地震に備えて、市民の命を守るために当市ではどのような対策を、この大規模団員についての当市の積極的な準備を進めるべきだと考えるんですが、そこら辺の考えをお聞きしたいと思います。 ○消防長(鬼塚 豊君)  大規模災害団員の導入についてお答えします。  総務省消防庁が、平成30年1月に公表した消防団員の確保方策等に関する検討会報告書の中で、大規模災害時に限定して出動し、基本団員だけでは対応できない役割を担う大規模災害団員の枠組みの例を示し、積極的な導入を推進しております。報告書では、想定される災害の種類・規模・活動内容等、地域の実情によってさまざまな運用が考えられるとしております。  制度といたしましては、機能消防団員の一種であり、大規模災害時に出動し、災害情報の収集・避難誘導・安否確認・避難所運営支援等の活動が示されております。今後、他市の状況を注視しながら、研究してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○6番(川﨑千穂君)  どこの市町村も、まだ、これからの取り組みだと思いますが、串間市は本当に海岸線も77キロありますし、危険な、私は場所だと思っておりますので、ぜひ、早目の対策をお願いをいたします。  それから、消防団のOBの地域の消防支援隊とか、あと、防災士、それから串間にはあるかどうかわかりませんがマリンスポーツを行っている、趣味でもいいですけど業者さんだったり、水上バイクや重機、ドローンですね、最近はドローンもふえてますが、これらを所有している企業と提携をして、災害時に応援をしていただく、このような体制も考えられると思いますけどいかがですか。 ○危機管理課長(黒原幸一君)  お答えいたします。  消防団OBや企業が保有する水上バイク、ドローン等の資機材を活用する連携体制についての御質問でありました。  消防団OBなどで構成される地域消防支援隊については、宮崎県でも、ほかの自治体で組織されているようでありますが、本市においては、今のところないところであります。ただ、消防団OBの方など、自主防災組織で活動されており、防災力の向上には力強いものと考えております。  また、大規模災害が発生した場合、地域で活動する自主防災組織はもちろんのこと、現在、活動していただいております防災士など、企業・民間団体が保有する資機材の活用につきましては、災害復旧などの活動を行う上で、大変重要なことと認識しており、現在、資機材を保有する会員を持つ串間市建設業協会や、南那珂森林組合、串間市防災無線ボランティアなどと協定を締結しているとこであります。災害発災後は、大型建設機械による復旧作業をはじめ、ドローンによる被災状況確認は、大変、有効であり、民間団体の協力は必要不可欠でありますので、防災組合などを通じて、さらなる連携強化を努めてまいりたいと考えております。  終わります。 ○6番(川﨑千穂君)  今、梅雨の時期を迎えまして、豪雨災害・土砂災害が懸念をされるところです。  先月の27日でした。日曜日に市木地区で避難訓練が開催をされております。大雨で、地区を流れる市木川が氾濫水位に達して避難準備、高齢者等避難開始が発令されたとの想定で、避難訓練が行われております。市木地区の避難所といいますと、旧市木中学校だと思いますが、先月の27日にも市木中学校に避難をされたと思います。  そこで、この市木中に向かうところの岩満商店から中学校までの間が、いつも台風や大雨のたびに水害が出ると。高齢者の方は通行できない。早目の避難を促しても、なかなかその災害弱者といいますか、避難にはちょっと無理があるんではないかと考えるんですが、ここの抜本的な対策は、お考えではないんでしょうか。 ○都市建設課長(矢野 清君)  お答えいたします。  市道平田八ヶ谷線の旧市木中学校入り口周辺につきましては、地理的条件によりまして標高が低く、また、海岸に近いこともありますことから、大雨の取水時と満潮とが重なったときなどは、道路冠水が見られる状況がございます。異常降雨や、森林伐採による河川への土砂堆積などにも一因があると考えますので、対策につきまして、調査・研究してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○6番(川﨑千穂君)  梅雨時期で災害の起こる時期ですので、早目に調査をされて、対策を考えていただきたいというふうに思います。  次に、災害、防災・減災のための国道や県道の橋梁の耐震の点検とか、長寿命化の点検等は、ある程度は行われていると思うんですけれども、市道の橋梁については落橋防止とか耐震・点検ですね、このような安全点検はどうなっているんでしょうか、現状をお聞かせください。 ○都市建設課長(矢野 清君)  お答えいたします。  現在、市で管理しております市道の橋につきましては251橋ございまして、平成25年度に橋梁長寿命化修繕計画を策定し、その計画に基づき老朽化の著しい橋梁より、順次、修繕工事を実施しているところでございます。法令により、5年ごとの点検が義務づけられておりますので、今年度は2回目の点検が終わっていない橋梁について点検を実施し、長寿命化修繕計画を、再度、策定する予定としております。  一般的に橋梁の寿命は50年と言われておりまして、前回、計画策定時点では、50年を経過した橋梁が93橋、2033年には193橋となり、橋梁の老朽化が急速に進展している状況でございますので、しばらくは修繕工事に傾注し、橋梁の延命化を図りたいと考えているところでございます。  以上でございます。 ○6番(川﨑千穂君)  大束の石木田橋はどうなっていますか。わかれば、教えてください。わからなければ結構です。 ○都市建設課長(矢野 清君)  お答えいたします。  ただいま、手元に資料はございませんが、落橋防止などの耐震化までには至っておりませんが、長寿命化の点検は実施しておりまして、計画に沿って修繕を実施したいと考えているところでございます。  以上でございます。 ○6番(川﨑千穂君)  それでは、防災ハンドブックについて、お話をさせてください。  5月の串間広報誌に、災害はある日突然やってくるっていうふうに出ておりまして、これの中に、毎回、災害のページが載っております。私も興味深く読ませていただいておるんですが、これを、毎回、とっておいてスクラップにして、勉強するという方法もあるんですが、なかなか一般の市民の方は、これ読まれたらもう、すぐちり箱か、あるいはリサイクルに出されるかと思うんですね。  そこで、東京都が作成をしている防災ハンドブックが手に入りましたので、少し御紹介をしたいと思います。「東京くらし防災」というふうにあって、防災のための備蓄から、それから災害が起こった避難所の運営だったり、それから、それが終わってからのさまざまな防災に対することが全て、この1冊に網羅されておるんです。こういうふうなキャラクターが3名出てきて、家の中でのこと、出かけ先でのこととか、あるいは病院に行ってるとこ、電車の中ですとかいろんなことがわかりやすく載ってるんです。これを、東京都がつくって配布をされたようです。  これをつくられたのは、いざ、災害が起きたときに、どう行動したらいいかわからないっていう市民のアンケートがあったから、この防災ブックができたというふうに聞いております。
     もう、単刀直入に、串間市はこのようなハンドブックは作成できませんでしょうか ○危機管理課長(黒原幸一君)  お答えいたします。  防災ハンドブックの作成の取り組みについての御質問でありました。  議員御提案のとおり、ほかの自治体のほうを確認しましたところ、さまざまな災害に備える対策として、災害時の心得や日常生活の中で取り組める防災対策、災害発生時の基礎知識などさまざまなことが、わかりやすく掲載されておりました。  本市におきましては、ただいま御紹介がありましたように、5月の広報誌等で機会あるごとに啓発・普及を行っているとこでありますが、今後、このブックについては、調査・研究をしていって、つくれる方向で検討したいと考えます。  以上です。 ○6番(川﨑千穂君)  つくれる方向でという答弁をいただきましたので、ぜひ、早目の作成をお願いいたします。  では、次に、避難所運営についてお聞かせください。  地域防災計画では、防災体制の確立、防災事業の促進、災害時の迅速適正化を定めており、災害発生時に備えて、地域防災マニュアルや避難所運営マニュアルを整備することになっております。  当市では、避難所運営マニュアルは作成が済んでいると思いますが、ガイドラインに沿っての実践的な計画が必要で、避難所生活は住民が主体となって行うべきものとなっていると思います。避難者の中から代表者を選び、避難所運営組織をつくるということとなってますが、この発生時の避難所運営の流れはどのようになっておりますか、教えてください。 ○危機管理課長(黒原幸一君)  お答えいたします。  避難所運営の流れについての御質問でありました。  避難所運営マニュアルによる避難所の流れにつきましては、発災後の避難所における初動といたしまして、施設の安全確認、避難所の受け入れによる名簿など個人情報の管理、ニーズの把握などを行うこととし、中長期的な避難所運営になる場合は、円滑な運営を図るため、避難者みずから運営を行う避難所運営委員会の設置、衛生環境の維持、健康対策、物資の提供、ボランティアの受け入れ、避難所のルール、避難所のレイアウトなどについて示しております。  以上であります。 ○6番(川﨑千穂君)  では、内閣府の基本方針では、避難者のニーズの把握、またボランティア等の応援、団体の派遣整理をする派遣支援班を組織とするというふうにありますが、この支援班についてはどのように組織されるのか、どのような動きをとられるのかお伺いします。 ○危機管理課長(黒原幸一君)  お答えいたします。  ボランティアや支援班などの受け入れ態勢についての御質問でありました。  ボランティアや市外からの支援班などの受け入れ態勢についてでありますが、ボランティアには、一般ボランティア及び専門ボランティアなどがあり、災害時のボランティアが果たす役割は大きく、災害復興には欠かせないものと認識しております。  他県の大規模災害の実例を見ましても、受け入れ態勢の強化は必要と考えておりますので、今後も引き続き、関係課並びに関係機関と連携強化を図り、受け入れ態勢の充実に努めてまいります。  以上であります。 ○6番(川﨑千穂君)  よろしくお願いをいたします。  それから、台風10号の被害で、岩手県の岩泉町です、ここは避難所運営マニュアルが整備をされていたにもかかわらず、役所の職員が初動期の避難所運営に携わって、円滑な災害対策に影響を及ぼしてしまったという事例がございます。災害発生時の職員の動きですね、これについての再点検をして、それで住民の安全を努めるべきだと考えますけど、どうなっていますかね。 ○危機管理課長(黒原幸一君)  お答えいたします。  避難所運営における職員の役割についての御質問でありました。  避難所運営に当たる職員の役割についてでありますが、避難所開設には台風接近時などの短期的なものと、大規模災害時などの中長期的なものと、大きく分けて2パターンがあると考えられます。  昨年度、避難所運営マニュアルを作成し、今年度は、訓練・研修を通して職員へ周知する計画であり、周知する中でマニュアルの見直しを行い、さまざまな災害に対応できるものにしていきたいと考えております。  以上であります。 ○6番(川﨑千穂君)  実践的な対策を、よろしくお願いをいたします。  それでは、架空請求、特殊詐欺についてお伺いをしたいと思います。  5月の連休明けでした。1通のはがきが私のもとに届きまして、内容を見ますと、このたび通知しましたのは、あなたの利用されていた契約会社、もしくは運営会社から、契約不履行により民事訴訟として訴状が提出をされたことを通知しますというはがきだったんですね。それをずっと見ますと、それから、もしその日に連絡をされない場合は給料の差し押さえや不動産の差し押さえをいたしますというふうに来たので、私も、ん、と思いましてびっくりして、しばらく考えて、1日考えて、そしてホームページを見てみましたところ、この法務省管轄支局民間訴訟告知センター千代田区霞が関という住所になっていたので、これを調べてみました、ネットで。そしたらすぐに、今、そういった詐欺が起こってますから、連絡をしないようにというふうなホームページが出ておりました。すぐに危機管理課のほうに、この周知をお願いをいたしますというふうにお願いしたわけですが、市民への周知もそうなんですけど、これ、何日か前にこの同じ文面のことをテレビでもやられてました。見られた方もいらっしゃるかと思いますが、これによっての串間市の被害はなかったのか、それからまた、どのような対応をされたのか、お聞かせください。 ○危機管理課長(黒原幸一君)  お答えいたします。  特殊詐欺による市内の状況及び対策についての御質問でありました。  特殊詐欺につきましては、年々、巧妙化しておりまして、電話や郵便、メールなどあらゆる手段を用いて、全国的にまだ相当被害が頻発している状況であります。  本市におきましては、所管する串間警察署に確認しましたところ、平成27年度被害を最後に被害は発生していないようでありますが、先ほど川﨑議員からもありましたように、はがき・メール等による架空請求などの相談があるようでありました。  先ほどの案件につきましては、確認しましたところ、うちの報告前に1件あったということを、確認したとこであります。  このようなことから、特殊詐欺の被害に遭わないためには、本人の見覚えのない連絡先には連絡しないことや、警察に相談することにより被害の未然防止につながりますので、これまで以上に警察や防犯協会などと連携を図り、市民への啓発活動を行ってまいりたいと考えております。  以上であります。 ○6番(川﨑千穂君)  串間ではないんですが、実際起きた事例があります。はがきの場合ですけど、裁判取り下げの期日が当日だったので、お電話されたそうです。国選弁護士を紹介されて、この取り下げに10万円かかるからっていうことでそれを促されて、ほかの人には誰にも言わないようにという口どめをされ、結局、この方はコンビニで10万円を支払ってしまったっていうことや、また、メールの場合は、利用料金の30万円を、そこに連絡をして後日精算して返金をするという約束だったのに、30万円を支払ってしまったという事例がいろいろありますので、絶対、はがきやメールが届いても無視をする、連絡をしない、それから警察の専用電話ですね「♯9110」、消費者ホットライン「188(いやや)」ですね、ここに連絡をしたり、絶対に連絡をしない、この連絡先にですね、それでいいでしょうかね。  それで、どのように周知をされますか。 ○危機管理課長(黒原幸一君)  お答えいたします。  周知の方法といたしましては、年間キャンペーンにおける関係団体との街頭広報等、もし、この被害等にかかわるようなメール・はがき等が多く寄せられた場合は、警察署と連携しまして、防災無線などを通じまして啓発活動を行っていっておりますので、今後も強化してまいりたいと考えております。  以上であります。 ○6番(川﨑千穂君)  次に、AEDについてお伺いをいたします。  AEDの設置も、私もたびたびお願いをしているところです。市内には、現在、各施設に設置をしていただいておりますが、設置基準がなく、日常の点検・講習状況がばらつきがあるというふうな記事が、宮日にも出ておりました。1日1回、必要な日常の点検を行っている割合が4分の1程度にとどまっていると。厚労省は、日常の点検の担当の配置を、毎日の点検を求めています。  串間市が設置をしているところの、この点検ですね、状況はどうなっているのかお伺いをいたします。 ○危機管理課長(黒原幸一君)  串間市で設置しているAEDの点検状況についての御質問でありました。  串間市では、今、公共施設等に33カ所設置しているとこであります。機器の点検でありますが、市で設置した機種につきましては、機器本体にセルフテスト機能というのがついておりまして、毎日正午に自動でテストを行い、異常がある場合はアラーム等にて異常を知らせるシステムとなっているようであります。この異常を感知した場合、施設管理者が内容の確認を行い、後、必要な処置を行っているとこであります。  以上であります。 ○6番(川﨑千穂君)  それでは、市内の事業所の方が、直接設置をされている部分についてはどうなっていますかね。わかりませんか。 ○危機管理課長(黒原幸一君)  お答えいたします。  市内の民間団体が保有するAEDについての御質問でありました。  現在のところ、どこに設置してあるかというのを、ちょっと掌握してないとこであるんですけど、数団体のほうに確認しましたところ、同じような機種ということを聞いておりましたんで、同じセルフ機能がついた対応をしていると認識しているところであります。  以上であります。 ○6番(川﨑千穂君)  民間のいろんな事業所だったり、郵便局だったりとかいろんな大きな事業所には設置がしてあります。その把握は、やっぱりしておかないといけないんじゃないかなというふうに思いますけど、市長はどうお考えですか。 ○市長(島田俊光君)  もちろん、そこのところはやっぱり、市民の安全という面からは、やはり必要になってくると思いますので、これについてはまた、検討させていただきます。  以上です。 ○6番(川﨑千穂君)  検討ではなくて、しっかり把握をしていただきたいとお願いをいたします。  それからまた、あわせて国は2年間隔での講習が望ましいというふうなことを言われております。緊急時には、誰もが救命処置を行えることが、最も望ましいんですけれども、当市の実施状況はどうなっているんでしょうか。 ○消防長(鬼塚 豊君)  お答えします。  消防本部では、市や自治会、各学校、企業、福祉施設などの防災訓練や救命講習の際、AEDの取り扱いを含めた応急手当講習を実施しております。講習実績といたしましては、平成29年度が41団体、1,343名、平成28年度が58団体、1,202名となっております。  以上でございます。 ○6番(川﨑千穂君)  29年度が1,343名、28年度が1,202名ということで、まだまだ啓発されて、ぜひ、実習のほうも充実をしていただきたいというふうに思います。  それから、私も都井から毎日のようにここに通っているんですけど、国道448号ですね、都井串間線でよろしいのかな、ここは、本当に今、梅雨時期で草木が生い茂って、それから木々が、この448通りの木々が道路に覆いかぶさってものすごくこう、今、何ですか、風力発電のダンプだったり、木材会社のトラックですね、また、立宇津港の工事の車両、大きなダンプとかが通ります、トラックがですね。その際に、トラック、木材を積んだ車でしたら、結構、スピード出して通るんですね。そのときに、枝葉が当たって、その折れた枝葉が後続車のボンネットに当たった、こういうこともあります。ここ見ていただくとよくわかりますが、この危険な状態をこのままにしておくと、本当にまた事故が起こりかねませんので、何とか対策をお願いをしたいと思うんですが、これは県土木かと思いますけど、市のほうからはどのような対策をとっていただいたでしょうか。 ○都市建設課長(矢野 清君)  お答えいたします。  道路を管理されております串間土木事務所によりますと、道路については、専属によるパトロールを毎日実施されておりまして、発見された障害物については、撤去しているということでございますが、議員御指摘のありました樹木等の伐採につきましては、早期に対応していただくようお願いしたところでございます。  以上でございます。 ○6番(川﨑千穂君)  ありがとうございます。感謝申し上げます。  それでは、教育行政について伺いたいと思います。  まず、新教育長が吉松教育長がなられまして、もう、きのうより、教育の方針をお聞きして、大変心強く思ったところです。  それで、この串間市の子供たちが、今、特別支援学校に二十数名通っているわけですが、この特別支援学校分校設置について、新しい吉松教育長はどのようにお考えなのか、御決意をお聞きしたいと思いますのでよろしくお願いします。 ○教育長(吉松俊彦君)  お答えいたします。  本市では、串間市出身の日南くろしお支援学校に在籍する児童生徒の通学負担の軽減や、障害者差別解消法制定による合理的配慮の提供等の諸懸案の解決に向けて、串間市への日南くろしお支援学校分校の設置を要望しているところでございます。  本年5月、県教育庁特別支援教育課及び日南くろしお支援学校と協議を行い、県特別支援学校総合整備計画の進捗状況や、昨年度から導入された直行便のスクールバスの利用に関する現状や保護者の声について、意見交換を行ったところでございます。  回答として、通学負担の軽減に、直行便スクールバスの導入による一定の成果が見られたとともに、総合整備計画から各支援学校の個別整備計画に移行しているなど、分校を設置する視点からは厳しい回答であると感じております。  今後は、障害者差別解消法の理念を念頭に置きながら、市、市議会との協議を通して串間市としての方向性を明確にして、分校設置に関して特別支援教育課、日南くろしお支援学校と粘り強く協議を継続してまいりたいと考えております。  以後の質問に関しては、担当課長より答弁させていただきます。 ○6番(川﨑千穂君)  スクールバスの増便、直行便ができまして、今まで80分かかっていたところ65分になって、子供や父兄の負担が減ったということです。  それもわかりますけど、私は、この障害を持つ子供たちが、やはり片道65分かけて通学するというのは、やはり私はもう、無理があるんではないかなというふうに考えます。ですので、くろしお支援学校も子供たちが多くなって、新しくお部屋もつくられたっていうふうな、視察に行ったときに、そういうふうにお聞きをしております。ですので、この子供たちも、障害を持つ子供たちも、やはり串間の中で学習して学校に、そういうやっぱり権利があると思いますので、私たちも一緒になって、これ、取り組んでいかなければならないことだと考えておりますので、市長も教育長も、また我々も一緒になって継続して、粘り強くと言われましたので、粘り強く要望してまいりたいというふうに考えます。よろしくお願いをしておきます。  それから、都井小学校の体育館の件について1点、お伺いをします  小学校の卒業式でしたよね、課長も一緒に隣に座られておりました。子供たちの思い出のスクリーンを映像で見るのに、暗幕を引かなくては見えなくなるということで、先生たちが2階によじ登り、そして踊り場がないので、その窓の柵につかまりながら、暗幕を引かれたわけなんですが、その引かれたときに、ばりばりというふうに破れてしまったんですよね。それを、みんな出席者が見てました。そのときに、私は課長にお願いをしたんですが、どうなっているでしょうか。 ○学校政策課長(野辺幸治君)  お答えします。  議員御指摘のとおり、都井小学校の体育館の2階のカーテンは、2階に踊り場がなく高所で、開け閉めに大変危険である状況でございます。卒業式において、2人の先生の作業を見て、私も、大変、危険であると感じたところでございます。  現在のはしごは、窓開放を想定したものでございます。カーテンについては、ロープで手動で操作し、2階に登らずに1階から開け閉めできるように改修することで、学校側と協議を進めているところでございます。  以上でございます。 ○6番(川﨑千穂君)  先生の安全、子供の安全をよろしくお願いしておきます。  次に、このがん教育の取り組みについて、これまでも、私、議会でがん教育の重要性を訴えてきたところですが、命を守る観点から、特に医師による講演が必要ではないかなというふうにお願いを、提案をしてきたところですが、この取り組みについてはどうなっているでしょうか。 ○学校政策課長(野辺幸治君)  お答えします。  3月の川﨑議員の御提案をいただき、早速、6月17日、日曜日なんですけど、串間中学校において、県立看護大学大学院教授の江藤敏治医師による、がん教育に関する講演会を実施いたします。講演会当日は、串間中学校の日曜参観を見たり、講演会には全校生徒と保護者が参加します。生徒と保護者の双方が、その存在の大切さに改めて気づき、禁煙の推進や生活習慣病の防止に、家庭で語り合いながら、結果、がん予防につながっていく、そのような講演内容にしたいと聞いております。  また、江藤医師の意向により、講演会資料を生徒1人に3部ずつ配付し、生徒が保護者、地域に配付する取り組みも計画されております。この取り組みは、串間中学校から地域に、がん予防の機運を発信する、串間中学校が健康づくりの中心となって、その縁を串間の地に広げていく、そのような効果が期待ができ、その意味からこの講演会は、大変、意義があるものになると確信しております。  以上でございます。 ○6番(川﨑千穂君)  ありがとうございました。  私も、中学校時代に友人をがんで亡くした経験がございます。非常につらかったです。この国立がんセンターが、15歳から39歳までのAYA世代、アヤ世代、御存じかどうかわかりませんが、若い方、15歳から39までの世代が発症しやすいこのがんの詳細を、なかなか中高年のがんに比べると、AYA世代の診療体制が、まだ日本国内は不十分だというふうな記事が載っておったんですが、こういうことも一般的ながんの患者さんは、40歳以上であれば介護保険の利用もできるわけですが、39歳以下ですと利用はできない。いろんな支援体制が、国には求められるということでした。  だから、こういうことも知っていただいて命と健康を守る、がんのこと、またがん患者との共生ですね、こういったことの重要性をしっかり、また先生のほうからもお教え、講演をいただいて、がん教育の充実をどんどん、また継続的にお願いをしたいと思います。よろしくお願いしておきます。  それから、もう1つはスクールバスのことなんですが、今、私、朝の見守りで子供たちを、通学の見守りをしてるんですけど、そのときに子供たちが行く前ですね、ちょうど7時25分ごろ、高校生がいつも父兄に送ってもらってるんですね。ほかの生徒たちは、高校生はよかバスで通学をしているということです。その父兄が送っていく人のおばあちゃんに聞いてみたところ、よかバスはちょっと早いもんだから送っていってるんですよと。時間的に高校に着くのが、何時だったかな、7時15分ぐらいにはもう着くそうなんです。  その辺で、この中高連携であるならば、きのうも質問出てきておりましたけど、このスクールバスに、福島高校生も一緒に乗せていっていいんじゃないかなっていうふうに私は思うんですけど、ここら辺はどんなですかね、市木は乗っていってます、ということですよね。違うんですか。じゃ、状況をちょっと教えてください。 ○学校政策課長(野辺幸治君)  お答えします。  高校生のスクールバスの利用に関しては、平成27年11月に開催しました福島高校を育てる市民の会において、連携型中高一貫教育校の設置にあわせ、JR等の交通機関がなく、一定の遠距離のため支障をきたす生徒に対して、新しい中学校のスクールバスの利用を検討することが決定されております。  このことから、本年度から、串間中学校のスクールバスの高校生利用に向けて、関係学校や委託業者と協議を行ったところであります。スクールバスの乗車可能人数と利用する串間中学校の生徒数から、福島高校生が利用できる数を算出し、本城崎田線、市木線、大束大平線のスクールバスに関して、高校生が利用できる便として申請を受け付けして、本城崎田線が1人、大束大平線が7人の高校生がスクールバスを利用しております。  都井線につきましては、高校線としてよかバスが運行されており、現在、4名利用しているようですが、利用する生徒については福島高校への支援策として、バスの運賃を全額補助していること等から、利用対象便としていないところでございます。  以上でございます。
    ○6番(川﨑千穂君)  わかるんですけど、ちょっと納得できないようなとこもあります。今後、状況がどんどん変わっていくと思いますので、この連携型で都井線だけがスクールバスに乗れないというのは、ちょっとやっぱり納得できかねますので、何かもう少し、この変わる状況の中で一番いい方法を見つけていただくといいかなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  介護予防について伺っていきます。  高齢化が進む我が国は、介護保険制度をどう維持するかというふうに、もう今議会でも介護保険の質問が出ております。もう、ここは割愛をして、保険料が上がる中で、引き下げる自治体もあるんですね。それが、前期では27自治体だったのに、今回92の自治体が保険料を引き下げているということです。要因としては、もう言うまでもなく、介護事業の介護認定が低くなったということです。だから取り組みが功を奏してというか、計画がうまくいってこういう結果が出たということですね。  この長崎県の佐々町です。ボランティアの養成を開始して、体操や手芸などの介護予防事業が効果を上げております。ここも、20%から13%に低下をしております。このような取り組みの市町村に対しての工夫とか取り組みを共用していかなければいけないんじゃないかなって思うんですが、そこら辺はどうですかね。 ○医療介護課長(吉田寿敏君)  お答えします。  議員御案内の長崎県佐々町の取り組みにつきましては、平成20年度から介護予防ボランティアを養成し、地域における関係者の連携強化が図られた結果のようであります。  当市におきましては、元気な高齢者に対する取り組みの重要性を感じていることから、平成27年度からおもりを使った、いきいき元気教室を開催し、平成29年度から元気な高齢者による支援の担い手となる、いきいき元気サポーターを養成し、地域住民主体による介護予防活動を普及するようにしているところであります。  平成30年5月末現在において、いきいき元気教室は34カ所で開催されており、今後、市内全域に広げてまいりたいと考えているところであります。  以上でございます。 ○6番(川﨑千穂君)  よろしくお願いをします。  第6次串間市介護保険事業計画の検証と成果については、同僚議員からもございましたので割愛をいたしますが、その中で私が気になったのが、心身の活力が低下した状況ですね、虚弱、いわゆるフレイルの予防の取り組みについてお尋ねをしたいと思います。  要介護になる前に、虚弱を予防をするための3つの鍵を握る大事な栄養・運動・社会参加の3つが挙げられております。この筋力や気力の低下をチェックして、高齢者に自身の衰えに気づいてもらい、自発的に健康づくりを促す手段です。フレイルチェックですね、このことについて、この栄養・運動・社会参加の3点の観点から、当市の取り組みはどのようにされているのかをお聞かせください。 ○医療介護課長(吉田寿敏君)  当市のフレイルに対する取り組みについてのお尋ねでございました。  当市におきましては、栄養改善と見守りを目的とした配食サービス、また、先ほど説明をいたしましたおもりを使用した体操教室のいきいき元気教室や、介護予防のための運動や体操の健康教室、地域の触れ合いの場としてのふれあいいきいきサロンを実施しているところでございます。  以上でございます。 ○6番(川﨑千穂君)  ふれあいいきいきサロンに来る人は、女性ばかりのようですが、男性の参加はないようですね。そこら辺はどうですか。 ○医療介護課長(吉田寿敏君)  議員御指摘のとおり、ふれあいいきいきサロンの参加状況につきましては、女性の方が多く参加されている状況でございます。  以上でございます。 ○6番(川﨑千穂君)  ぜひ、男性の方も参加をされるように促していただきたいと思います。  次に、この介護予防の取り組みで、このいきいき元気サポーター制度ですね、このような方が、今、一生懸命、元気な高齢者の方が頑張っていらっしゃってます。この方たちとどのようなあれなのかわかりませんが、この予防のサポーターとか介護サポーターですね、介護ボランティアですか、について、これをどのように取り組まれるのか、また、元気サポーターとの関係性はどうなるのか。役目は一緒なんでしょうかね、この取り組みについて伺いたいと思います。 ○医療介護課長(吉田寿敏君)  フレイルの介護サポーターの取り組みについてのお尋ねでございました。  心身の活力低下を予防するために、栄養・運動・社会参加の3つが重要であり、特に人とのつながりは効果的だと言われております。  当市では、いきいき元気教室、いきいきサロン、高齢者クラブ等の高齢者の通いの場がございます。そこで、元気な高齢者が事業の支えとなるサポーター役を担っていただけることから、今後もさらに介護予防活動が広がっていくものと考えておりますので、介護サポーターにつきましては、他市の取り組みを参考に検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○6番(川﨑千穂君)  じゃ、千葉市の社協とか、あとまた、立川市とか、フレイルのチェックシートを利用されて活用されていますが、これについてはいかがですか。 ○医療介護課長(吉田寿敏君)  議員御案内のフレイルのチェックシートにつきましては、当市ではフレイルとなる高齢者を早期に発見して支援を行う、介護支援事業所の生活機能評価で基本チェックリストを使用し、身体的・精神的・社会的側面のチェックを行っております。今後、身体能力、筋力チェックを含む簡易チェックシートと総合チェックシートの実施についても、他市の取り組みも参考に検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○6番(川﨑千穂君)  医療介護課につきましては、国の動向と他市の動向を参考にしてまいりますいう答弁をいただくんですが、なかなか難しいところではあるんですけれども、ぜひ、この要介護になる前に、やっぱり元気な高齢者になって、介護保険料も下がるっていうことですので、ぜひ、お願いをいたします。  次に、もう最後になります、事業所のごみについて、1点お伺いをいたします。  市内の事業者の方とお話をしてますと、この利用料金が年々、最初は、当初は2,000円だったのに、次の年は3,000円になった、今度は、現在5,000円になったっていうふうな話を聞きました。この利用料金の基準はどのようになっているのか、お伺いします。 ○市民生活課長(遠山隆幸君)  お答えします。  事業系の一般廃棄物につきましては、串間市廃棄物の減量化・資源化及び適正処理等に関する条例の平成20年の改正によりまして、串間市じん芥処理場の閉鎖後、日南市クリーンセンターのほうへ排出する際の手数料として、段階的に10円ずつ引き上げを行ったところでございます。  今年度から、10キロ当たりが40円ということになりまして、日南市の事業系の一般廃棄物処理手数料と同額となったところでございます。条例改正後は、串間市じん芥処理場へ搬入実績のあった業者に対し、段階的に引き上げる通知を行ったところでございます。今後は、許可業者に対し処理料金の説明を行うよう指導してまいります。  以上でございます。 ○6番(川﨑千穂君)  はい、そのように説明をいただかないと業者の方も、2.5倍にもふえてるわけですから、そこら辺は、しっかり説明をお願いをしておきます。  それと、もう1点は、オリジナル婚姻届を、ぜひ、串間市も作成をしていただけないかなというふうに思いまして、見本を持ってきたんですが、これは宮崎市が作成をした、こちらが婚姻届で、これが出生届です。どちらも複写式になってます。通常ですともう、記入をして出すだけで、もう終わりなんですが、これは何ですかね。ゼクシィとかいろんな結婚のそういった情報会社があるんですけど、これは、宮崎市の業者に、このデザインを募って、無償で提供されて、そして裏にはそのいろいろ業者の宣伝とか、それで広告収入でやられてるんです。すごくすてきな婚姻届になってます。こっちは、ブルーの薄い紙ですね、こっちも同じく複写になっております。そして、この大事っていうか、ここに夫になる方の妻へのメッセージと、こっちに妻から夫のメッセージを書くところがあります。そしてここには、写真を張るところがあります。これは、これを額に飾って、けんかをしたときでもこれを見れば仲よくなるというふうな感じのですよ、楽しくなると思いませんか、市長、そうですよね。こちらも非常にかわいいんです、額に入れてですね。これはやはり、ぜひ、お金はそんなに、業者に頼むよりかは、ここはかかってないというふうにありますので、この取り組みはいかがでしょうか。 ○市民生活課長(遠山隆幸君)  お答えします。  婚姻届・出生届等の届出書につきましては、現在、法定の様式で定められたものを、全国連合戸籍住民基本台帳事務協議会が指定する業者から購入というところでございます。  最近では、御案内のありましたとおり、県内においても、オリジナルの御当地の届出書といったものを作成しているところもございます。そして、行政機関にとどまることなく、ブライダル事業を行っておりますウエディング協議会といったところでも、婚姻届が作成されたりしております。また、有名ブランドやキャラクターによるデザインがされたものといったものも、また、あるようでございます。そういったオリジナル性の高い届出書での届け出をされる市民の方もふえてきているようでございます。  今後、串間市でも、市民のニーズといったものや他市の状況等を踏まえながら、検討をしてまいりたいと思ってるとこでございます。 ○6番(川﨑千穂君)  忘れるところでした。ヘルプマークの市の取り扱いについて、お伺いをいたします。  これ、ヘルプマークの導入を、私、議会で、1年前でしたかね、昨年の6月にお願いをしたとこでした。県が、この4月から導入をされて、また、串間市でも導入されたということで、この6月の市報にも、広報にも出ておりましたが、このようなのを見られた方もいらっしゃると思います。こっちは県の広報です。こちらは、6月号の市の広報はここだけでした。  これでは、なかなか見落としがちですので、ぜひ、やはりこの串間市民の皆様に、全員に周知をしていただかないと意味がないと思いますので、串間市はどのようにして、このヘルプマークの広報をどのようにされるのか、教えてください。 ○福祉事務所長(河野博彦君)  お答えいたします。  ヘルプマークの周知につきましては、今、議員御案内のとおり、県のほうでは県公報で、A4の大きさで周知をしております。市におきましても、6月1日号の広報誌で取り上げておりますが、その前に、5月15日の行政回覧文書でA4版の大きさのチラシを配布をしております。各回覧板数のチラシを封入しております。そして、市内の各支所や商業施設、それから病院、こういったところに約50カ所、ポスターチラシを配布したところでございます。  以上でございます。 ○6番(川﨑千穂君)  50カ所に配布をされたということですが、余り見かけないので、もうちょっとしっかり周知をお願いをしたいと思います。このヘルプマークを持ってることで、私は、この災害時に一番役に立つんじゃないかなというふうに感じます。よろしくお願いをしておきます。  以上で質問は終わりますけど、宮崎県串間市を全国にPRをしてくれたすわちゃんが、2年間留学といいますか、旅を終えまして大人になって、大きくなって、北の自分の我が家に向け帰っていきました。串間市は、住民票を交付をされているわけですが、それも、今後どうなるのかはわかりませんが、温かくすわちゃんを見守っていただけたらなと思います。また、今度はペアで帰ってきてくれればなというふうに思います。ありがとうございました。 ○議長(山口直嗣君)  以上で、6番川﨑千穂議員の発言を終了します。  次に、13番福添忠義議員の発言を許します。 ○13番(福添忠義君)  (登壇)お疲れさまです。  通告をしておりました項目も多いわけでありますが、同僚議員が、相当、質問されております。重複することについては割愛をしていきますので、具体的にひとつ、わかりやすい答弁をお願いをいたします。  まず、経済振興と市民所得の向上についてであります。  私は、常々、串間市は第1次産業、とりわけ農業の振興をなくして串間の発展はないと言ってまいりました。今でも、その考えは変わらないところであります。  昨年12月、串間市農業振興基本計画10カ年計画が策定されて、我々に配付をされました。前期といいますか、10年前につくられました前期農業振興基本10カ年計画の実績は、相当、その分野で当初計画目標を下回っております。とりわけ、前期10カ年の後半の5カ年計画でも、高齢化と後継者不足による総農家戸数で258戸、農業就業人口で495名が減少し、経営耕地面積においても2,244ヘクタールとなり、121ヘクタールが不耕作地となるなど、取り巻く状況は厳しいものがあります。  串間市のもろもろの計画のベースになっております第5次串間市総合計画では、安定した農業経営の実現に向けて、多様な農業振興策等を総合的、計画的に推進して、農業所得の向上を図るとともに、農業生産基盤の強化と農業の成長産業化を目指すとなっております。これらを踏まえた新たな10カ年計画では、育成すべき経営体の農業所得目標を平成32年、3年後でございますが460万円、平成37年440万円、農業生産目標を総生産目標を平成32年、3年後には107億1,400万円、平成37年には101億2,200万円伸ばすとなっております。  しかし、結果的には伸ばすどころか10年後は、5年、3年後より目標設定を下げております。主な施策として、輸出促進及び6次産業化の促進、担い手の育成と農地集積、都市と農村の交流促進を追加しております。あとは、前期10カ年計画の丸写しであります。  市長は、この農業振興計画、基本計画10カ年計画をもって、串間市の農業が成長産業となり得ると見ておるのか、お尋ねをするものであります。  また、施策の裏づけは予算であります。この計画を達成するための財源計画は、当然、あるはずでありますが、どこにも書いてありませんが、どうなっておるのか。また、市の長期財政計画に、当然、これも算入されているはずですが、これもなかなか答えが出ていないわけでありますが、ぜひ、今回、答えていただきたいものであります。  次に、バイオマス発電の本格稼働、小水力・風力発電の稼働の視野にいる中で、串間市は再生可能エネルギーを取り込み、まちづくりのビジョンを策定するとのことでございました。この議会を通じて看板に、市長の言では夢と希望のまちと銘打って進めるとあるわけでありますが、具体的にはこの進捗はどうなっているのか、ぜひ、聞かせていただきたいものであります。  次に、公共交通機関が極端に少ない串間市において、高齢者の運転免許証の返納の促進、JRダイヤ改正による減便が、交通手段を持たない交通弱者と言われる市民を直撃をしております。通院・通学・買い物等を含めた日常生活における足の確保は、深刻な市政の問題であります。対応が急がれますが、その考えを示してほしいものであります。  次に、福祉行政の推進についてであります。  2025年を見据えた地域包括ケアの体制づくりをさらに進め、高齢者が可能な限り、住みなれた地域で暮らせるよう、第8次高齢者保健福祉計画、第7次介護保険計画が策定をされまして、これも、今議会の前に配付があったとこでございます。  この計画によりますと、4つの基本目標を設定し、その達成のために52項目の施策を展開するとなっております。今までも、多くの項目が取り組まれてきたわけでありますが、老人がふえて、高齢者がふえて対象者が増加しているにもかかわらず、シルバーセンターの問題、高齢者会員等の問題、それからさまざまなサロン行事の参加者は、年々、先細りとなって計画と反比例をしております。今回の計画のあの52項目の施策の実を上げるには、総合的な統括部署を持って日常の管理がなければ、絶対、到達できるものではないと私は思います。具体的にどこで、誰が、どのように進捗管理をして、目的達成に向けて対応するのか示していただきたい。  次に、串間市は、櫛の歯をはくように、さまざまな厄介な問題が発生をしております。新生串間を目指す市長にとって、大変な事態だと思います。この克服には、時間のかかるもの、短期間で対応しなければならないものさまざまでございます。市長おひとりだけが突っ走っても、職員が後についてこなければ行政は前に進みません。どうか、職員を叱咤激励して、職員と一体となって乗り切られなければならないが、市長の考えを、ぜひ、聞かせていただきたいものであります。だからといって私は、スピードを緩めることがあってはならないことは、申し添えておきます。  壇上からの質問とし、答弁を聞いて、残りは質問席からといたします。(降壇) ○市長(島田俊光君)  (登壇)厳しい質問を受けました。真摯に受けとめて、答弁をさせていただきたいと思います。  第5次農業基本計画でございます。  議員御案内のとおり、私も、本市の基幹産業であります農業の振興を図ることが、市政発展につながるものと強く認識をいたしております。そのためには、第5次串間市長期総合計画に掲げておりますとおり、本市の農業の生産産業を進めていかなければならないと思っているわけでございます。その実現に向けて、串間市農業振興計画を策定して、本市農業が抱えておりますさまざまな課題や、農業のグローバル化など社会情勢の変化に的確に対応しなければ、将来を見据えた力強い農業の振興による成長産業に図ることはできないだろうと思っております。  都市の企業との連携、さらには海外出荷への販売ルート、そして6次化産業への商品の開発、そして、これからは担い手の育成と規模拡大に寄せる産地化の規模拡大等を掲げていきたいと思っております。これらについてまた、それぞれの機関との連携をとりながら進めてまいりたいと思います。  それでは、もう1点は、問題を一体となって乗り切るための私の所見でございますが、私はこれまで培ってきた経験や人脈を生かし、スピード感を持って行動することが私の信条であり、課題が山積みする本市の状況に鑑み公約を実現することこそが、本市の発展に寄与するものと確信いたしております。その考えに基づいて私が指示したことについて、直ちに検討し協議等を行い、必要に応じてすり合わせを行い結果を報告するよう職員にも指示をいたしております。  議員御指摘のとおり、課題解決には市が一体となった取り組みが必要と思っております。職員とよく協議を重ね、私が先頭に立って課題解決に向けて取り組んでまいりたいと考えておりますが、しかし、これにはいろいろ問題がございますので、この問題整理のためには、やはり議員たちの御指導をいただかなければならないし、また、地域の状況というものも鑑み、そして、職員との協議をさらに深めてまいって万全な体制づくりの中で、解決をいち早くするよう努力をしていくつもりでございます。  続いて、第5次串間市農業振興の再生エネルギー取り組みまちづくりのビジョンについてでございます。  私が、一番、これからの串間の活性化に力を入れたいなと思っているのが、この再生エネルギーでございます。エネルギーを活用したまちづくりのビジョン政策の進捗は、今後、本市が他の自治体との差別化を図るための大きな武器になるものと認識をいたしておるところでございます。  つきましては、本市の再生エネルギーを活用したエコのまち、夢と希望のまちということで、今、仮にチラシをつくって営業活動をやっているところでございます。これはまだ、今の政策チームとの、また国との連携も、今後、やっていかなければならないわけでございますが、7月と6月の25・26に、また再度、協議を国と進めてまいりたいと思っております。  とりあえず、串間はきれいな自然豊かなまちでありますよと、高齢者の方にも、串間のほうに永住していただければこのような対策ができますということで、今、政策チームが仮に、ドリーム・アンド・ホープという、夢と希望のまちということで掲げて、今、仮の宣伝をやってるところでございます。これについては、また、議員各位の御指導も賜らなければならないと思いますので、しっかりとしたビジョンを設けた中での、串間の宣伝に取り組みたいと考えているわけでございます。後の指導もよろしくお願い申し上げます。  以上で、報告を終わりまして、後の質問は担当課長にさせます。よろしくお願いします。(降壇) ○総合政策課長(江藤功次君)  (登壇)お答えいたします。  公共交通対策についての御質問でございました。  現在、よかバスを運行しているわけでございますけれども、このよかバスは、市民生活を支える地域の交通として平成20年10月から運行しているところでございます。しかしながら、路線によっては、週に1日のみの運行となっている地域もあるなど、運行上のさまざまな課題があると認識しておりますことから、現在、よかバスを運行している指定管理者と、ダイヤの見直し等について協議を行っているとこでございます。  また、議員御指摘のとおり、高齢者による運転免許証の自主返納、JR日南線の減便などの諸課題に対し、生活の足としてのよかバスの重要性が、さらに高まっていることから、現在、1つの方策でありますデマンド型交通に関する視察研修や、交通事業者との意見交換を行うなど、調査研究を進めております。市民の利便性向上のために、どのような運行形態が必要なのかを検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。(降壇) ○農業振興課長(野辺一紀君)  (登壇)お答えいたします。  まず、農業振興基本計画における目標達成のための財源計画でございますが、当基本計画に掲げております具体的な施策の展開を図る上で、実施する事業につきましては、国・県の制度事業を積極的に活用し、財源の確保に努めるとともに、第5次串間市長期総合計画の実施計画の精査を行いながら、随時、担当部局と協議を進めていく考えでございます。  次に、市の中期財政計画への反映についての御質問でございますが、市が主体的に行うハード整備等で、多額の一般財源を要する場合などは、中期財政収支見通しに反映されるよう、財政担当部署としっかりと調整を行ってまいります。  以上でございます。(降壇) ○医療介護課長(吉田寿敏君)  (登壇)お答えします。  第8次高齢者保健福祉計画及び第7期介護保険事業計画の進捗管理についてのお尋ねでございますが、本計画の進捗管理につきましては、医療介護課、福祉事務所において、連携して行っており、関係する課や事業所の実績、3年ごとに行う市民アンケートをもとに、串間市高齢者保健福祉計画等審議会において、高齢者保健福祉事業及び介護保険事業の各事業の毎年の進捗状況を把握し、整理し、計画・実施・点検・改善のPDCAサイクルを活用した上で、計画の点検・評価に努めております。また、評価・点検によって抽出された課題の検討などを行うことで、継続的な計画の推進を図っているところでございます。  以上でございます。(降壇) ○財務課長(内山田修二君)  (登壇)お答えいたします。  農業振興基本計画に基づく長期的な財政計画についての御質問でございました。  現在、中期財政収支見通しにつきましては、平成29年度の決算を受けまして、これからまた、見直し作業を、更新作業をさせていただくところでございます。  担当課からございましたとおり、事業等の協議を行いながら、これから見直し作業を、随時、行っていく中で、平成30年度の予算執行等を勘案しながら、平成31年度の予算編成に臨むに当たり、中期財政収支見通しの更新作業を行ってまいりたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。                 (発言する者あり) ○財務課長(内山田修二君)  お答えいたします。失礼しました。  現在は、まだ、組み込まれていないところでございます。  以上でございます。(降壇) ○13番(福添忠義君)  ありがとうございました。  福祉計画では、今までも、これ8次ですから、もう3年か4年ごとの改定で8次に来ておるわけですからね、だから、なかなか今までの、従来のやり方では進まんわけですから、もう少しちょっと形を変えて、2025年の高齢社会に団塊世代が突入するときに、どう、串間が対応していくかというのは、もう間近、私もその仲間に、もう近く入るわけですけれども、深刻な問題なんですよ。だから、あえて言うんですけれども、やっぱりそういう形では成績は、目的がなかなか、計画は立てるけども達成はなかなか厳しく、だんだんだんだん尻すぼみになってきてるという実態を、できよるわけやから、データとして。だから、従来のやり方では、なかなか難しいかなと。だから、強力なリーダーシップを発揮して、これを総合的に手綱を、鵜飼いの鵜匠じゃないけれども、誰かがこうやって、これをまとめて進めていくというような形でないといかんとやないかということでありますから、答弁は要りませんから、そういう理解をして、取り組みをしていただくように、市長、お願いいたします。
     大体わかりました。  ここで、少し形を変えますけども、今、市長にも聞いていただきたいのがあるんですが、森友、それから加計学園の問題、防衛省の日報の問題で公文書の管理の問題が、非常に国会でも議論になって、これはもう行政の、国ですけど、行政の国民の不信というか、これが最たるものと、ピークになってきておるわけですよね。やっぱり串間市はどうやって、どうなってるかというと、何も、どのような取り組みしとったか知ったこっちゃろかいと、都合が悪いと全部捨てるやろかい、串間弁で皆、語られるわけですよ。だから、串間の公文書の管理、情報公開、こういうものはどういう形になっておるのかを、ぜひ、簡単に聞かせていただきたいと思います。 ○総務課長(塔尾勝美君)  お答えいたします。  串間の公文書管理についてのお尋ねであります。  言うまでもなく、文書、公文書等は、民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源であるというふうに認識をいたしております。本市におきましては、その認識のもと、文書事務取扱規程に基づき管理をいたしております。今後も、疑念を抱かれることがないよう、適切な文書管理を継続して進めてまいりたいというふうに考えております。  また、情報開示、相手方から提出された公文書の公開請求書につきましては、総務課のほうにて、一括受付をして当該請求書を担当する所管課のほうに送って送達し、所管課において請求の内容を精査した上で、公文書の公開・非公開ということを決定をいたしております。公開・非公開等の判断については、串間市情報公開条例の規定にのっとりまして、適切な運用を行っているところであります。  ちなみに、29年度の実績におきましては、請求件数19件のうち公開19件という現状でございます。  以上であります。 ○13番(福添忠義君)  それから、もう一つでありますけども、おととい8番議員の中で出た質問で、人事評価制度の問題が、この場で議論になったわけであります。それに、ボランティア参加に市の職員がどの程度参加するかという形で、その参加率を人事評価に査定をするんだというような話もあったわけですが、それはそれでいいでしょうけれども、私は、体育協会を統括する部署におるわけでありますけれども、スポーツを、常々、それぞれの種目の中で言っておるのは、スポーツを通じて健康作り、そしてもちろん競技力の向上も含め、それから健康増進、それからスポーツを通じて地域経済への貢献と、この3つを挙げて、もろもろのそれぞれの種目連盟に、競技を進める中で広く広げてほしいということを言っておるわけでありますが、この競技は、それぞれの協会の中で運営をしていくというのは大変なんですよ。しかし、このそれぞれの運営の中に、串間の市役所職員が中心になって、やっぱりしていただいておるわけですね。それは、どこそこのボランティアやって、道路脇のちりを拾うと、これも大変なことです。しかし、そういう派手さはスポーツにはないわけですよ。陰のボランティアというふうに、私は思っているんですけども、そういうものも、どうか総務課では、市長もまた、頭に入れていただきたいんですが、把握をしていただいて、やはりその中に入れて、それを、ぜひ、周知をしていただきたい。そのことを、ぜひ、お願いして、答弁要りませんがお願いをしておきます。  それでは、この2項目で話を折りましたけども、この議会を通じて、やはり検討しますとか、他市を調べてとか、こういう答弁が非常に多いわけでありますけれども、常々、私は言ってるけど、役所が検討というのはもう、しないということですから、はっきり言えば。そして、他市を調べるということじゃなくて、他市はなくても我が串間が先にやるというような物の考え方、ナンバーワンじゃなくて、オンリーワンでいくというような言葉がよく出るわけですから、もう、前例は串間からつくっていくと、ほかの市をリードして、そういう気持ちでひとつ、他市を調査して検討しますということは、もうしないと、私はそういう理解で進めますから、どうか、私の答弁はそういう理解をしますから、言わないでおいていただきたいと思います。  それでは、質疑に入りますが、農業振興計画の中で、田んぼの整備の問題、畑の整備の問題が出ました。非常に串間はおくれておるということでありました。常々、私は言っておるように、串間は20年、失われた20年というのを常に言うんですけども、ここにもあらわれておるんです、はっきり言って。この20年間、少し、もうこのほ場整備等は、まず皆目といっていいほど、私はしていないと言ってもいいと思うんですよ。ほかの県内、それから九州全域は、相当、進んでおるにもかかわらず、串間がこの20年間でしてきたことは箱物行政が主で、こういうような状況で、そういう経済の振興を図るって、そういう基盤整備には金を突っ込んできてない、これが、私はおくれているんだと思います。しかし、今、基盤整備をなかなか希望しない、もうそれだけ支え得る担い手が、もういなくなってきておるという実態があるわけですね。今まで、この失われた20年間の中でしなかったことが、やっぱり反映をしてるというふうに私は思うんですが、責任転嫁をするわけじゃないんですけれども、やはりそういうことを念頭に、やはり私は担当課は、ぜひ取り組んで、大変だと思います。もう、ほ場整備をしても自己負担があるなら、もう住民はかかわり合わんわけですから、だから金も、遅くなるほど、金の持ち出し額が多くなると、そういうことを頭に入れて、ぜひ、粘り強く進めていただくことをお願いをいたします。  それから、この計画の中に、この計画は本当なのか、絵に描いた餅なのか、実現できるのか、1つの例で、主要産業である米と食用甘藷と畜産と見れば、27年度の米だけいいんです。27年度の計画では、実績は748ヘクタールで4万8,419袋体、これ、30キロベースだと思うんだけど、しかし32年、あと3年後の計画では650ヘクタールです。これ、100ヘクタール減っておるわけですね。しかし、この数は、生産量は5万8,500という形で、1万袋ぐらいふえておるわけですね。また、食用甘藷は、27年度は631ヘクタール、1万2,582トンですよ。しかし32年、あと3年後には、600ヘクタールの1万4,400トン、田んぼは30ヘクタール少なくなってるけれども、生産量は2,000トンふえておるということですね。どういう計算でこうなるのか、物すごい新品種が出てきたのか、食用甘藷でも、米でもそういう多収米も生産されるのか、まず、そこを説明してください。  それから、もう一つ、これはいいことです。これは取り組んでいただきたいんですが、畜産です。畜産の子牛生産は、27年度は2,814頭、これが市場出荷された頭数で、子牛が。それを、3年後には486頭ふやして3,300頭、年間、串間は出荷するんだ。それから、肥育牛は、27年度は930頭の出荷ですけれども、3年後には1,700頭、770頭を出荷すると、こうなっておるわけですね。だから、大変いいことです、これ、ふやすことは。しかし、これは現実としては大変なことですが、これを具体的に計画して、このそろばんがはじいてあるのは、根拠があるんだと思いますが、その根拠を、ぜひ、教えていただきたいと。  そして、避難しているわけではないんですよ。質問は皆さん方がつくった計画の中から引っ張ったりして、私は言うとるんですから、その根拠を教えていただきたい。 ○農業振興課長(野辺一紀君)  お答えいたします。  まず、米の生産袋数でございますが、これにつきましては、27年不作の状況を反映させてるところであります。  次に、子牛についてでございます。いわゆるあの。                 (発言する者あり) ○農業振興課長(野辺一紀君)  当計画書において、いろいろと数値的な算出、符合もなかなか適合してないわけでありますが、この継続的な経過の流れといたしましては、この上昇減少率でいいのではないかと思っております。  しかしながら、時勢によっては、社会情勢や農業事情も変わりますことから、随時、この計画書については、修正・訂正させていただきたいと思っております。                 (発言する者あり) ○農業振興課長(野辺一紀君)  失礼いたしました。  生産牛につきましては、現在のところ畜産事情は好機でございまして、また、本年、TPP対策でクラスター事業などを導入して、生産振興計画もありますことから、これらを採用しながら当計画に反映させているものと思っております。  今後とも、両JAと協議しながら産出額の、同じく年次によって修正等をさせていただきたいと思っております。 ○議長(山口直嗣君)  しばらく休憩いたします。  (午後 2時38分休憩)  (午後 2時50分開議) ○議長(山口直嗣君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 ○農業振興課長(野辺一紀君)  失礼いたしました。お答えいたします。  平成27年の基準年は、長雨と日照不足により極端に低い数値となっております。しかしながら、目標年の数値につきましては、面積は減少傾向にあることから減少としておりますが、平年並みの標準収量で設定をしているところでございます。  以上でございます。 ○13番(福添忠義君)  自然の中ですることでありますから、必ずしもその、何ですか、そんなコンピューターではじくようにはいきませんわけですけれども、余り違うと、多分この計画は県を通じ、それから国に行ってると。TPP対策等や、補助金等やの事業によって、多分そういうもののために、この計画はつくられたもんだというふうに思っておりますから、だからというんじゃないですよ、どうかそこらあたりは常に数字は動くわけでありますから、常にそのローリングをしていただくようにお願いをいたします。  全体的に32年度の総売り上げ、農業の売り上げを107億と見ておるわけですね。その中で、この計画では畜産を51億、50%が畜産が占める。とりわけ、先ほど言いましたように子牛販売、子牛生産と肥育の生産が、この大半を占めるわけですね。この5年間で、この2つで12億円の伸びと、こういう形の計画になっておるわけであります。どうか、今、好調でありますから、鉄は熱いうちにたたかないかんわけでありますので、どうか、これを達成するために、最大限の努力をしていただくように、この議会でもありましたように、畜産団地もその1つであろうと思いますし、どうか真面目に、そして着実に前進していただくようにお願いをいたします。  それから、これも今後の課題でありますけども、非常にこの南那珂の牛というのは、全共あたりで成績がいいために、全国からバイヤーが雌牛、優良雌牛のバイヤーが来ております。そのスーパー子牛、雌牛の子牛はなかなかこの管内に保留ができない、多額で取引されて持っていかれるというのがあります。価格でようかなわんわけでありますから、どうかそういう面では、総保留ができる体制というか、そういう観念、農家の助成というのも含めて、そういうスーパー子牛の保留にも対策を、ぜひ、必要でありますから、どうかJA等と協議して参考にしていただきたい。  それから、肥育農家の導入等は非常に子牛が高いために、厳しい環境にあるわけでありますが、経営安定と品質向上のためには、今、1頭2万円、導入に2万円と、自己保留は1万5,000円の補助が出ておりますが、これは串間から、串間の管内からの購入でないとつかんわけですね。肥育農家の経営を安定するためには、やはりせめて県内から、串間以外から導入してもその対象にならなければ、農家の経営の安定のためにこの制度があるわけでありますから、そういう面で、ひとつ考えを直していただくように、お願いをしておきます。これは終わります。  それから、市長、非常に担い手が少ないとそういう形であります。特に、2番議員からもいろいろ、ハウスがあいてるというような話もありました。幸いにも串間は、バイオマス発電が稼働をいたしました。これは、非常に熱源が、今のところ放出されておるわけですか、この熱源を利用して、今、ハウスは一番、最大の経費はやっぱり燃料費であるわけですから、捨てておる熱源を利用してハウスのその利用というものが、私はぜひ、千載一遇のチャンスでありますからこれをやって、私は、新規担い手、そういう施設を、串間で研修施設みたいなのをつくって、新規担い手をここで研修させる。そして、経費を最少に抑えてそういう研修をして、研修用の施設をつくって、そしてそれを研修生がみずから、このハウス農家になっていくという形を、研究をしていただいて、ぜひ、農政ベースで取り組んでいただきたい。そのことを、お願いをしておきます。  次に、商工観光の振興であります。  この議会で、十分、議論をされたわけであります。中心市街地の再開発の問題でありますが、吉松家周辺でも、この完成予想図が出て、こういうのができるんだねというような話が出ておるところでありますから、いろいろな意見が出ておるけれども、やはり何かせにゃいかんわけですよね、串間は。そこは、お互いにこの議論の最大限、最大公約数で意見の集約を見ながらやっていかなきゃいかんわけでありますから、ぜひ、取り組みをしていただきたい。  そこで、やはり市内で一番不足する、正直言って、先月の26・27は、私も野球は申し込みますけども、宮崎県国体予選の宮崎県大会、串間で1回戦と決勝戦を2日間にわたってしたわけですが、泊まるとこがない。それから、今度の土曜・日曜は宮崎県の少年野球の大会を串間でやります。宿泊が、延べ500ぐらいとして、前泊しますから、朝8時半から入場式をやりますから泊まれるように、前の日からやるわけですので、親も入れて小学生の子ですから、延べ1,500ぐらいは訪れてくるだろうと思いますけれども、それなりの経済効果はあるというふうに思っておりますが、ぜひ、こういうものをやってもホテルがなくて、我々のホテルのあっせんで、宿泊するというのが現実であるわけですから、どうかこれも、きょう言うてあしたできるもんじゃないけれども、串間に交流人口を引きとどめるためには、泊まるとこがないからどうもならんわけです。もう理屈抜きでありますから、どうか、そういうものも含めて取り組みをしていただくようにお願いをいたします。  それから、道の駅の建設についてであります。  これは、市長に、口が酸っぱくなるように、みんな議員が言うわけでありますけども、やはり、串間市民の中には、22億円の建設費をかけて道の駅をつくるという、市民には、道の駅のイメージがあるわけですね、はっきり言って。まあ、だから、おい、大丈夫かよと、ひっくりかわってはねえかと、串間弁で言うならば。無理するなよというのがあって。私は、市民に、今、アンケートをとって賛成か反対を問えば8割が反対と言うてるんです。これはもう間違いない。  しかし、行政・政治は反対が多いからといって、先を見越して、やれると思ったら、今度は反対を押し切ってもせにゃいかんという、私はあると思います、それは。しかし、ごり押しという形じゃいかんわけですから、いろいろ議員が市民の意向とか、何とか少しでも計画は認めるけれども、少しはやっぱり見直しをしてほしいと。でないと、いくかという形がありません。今から設計をするわけですから、でき上がって工事日程発注されておるなら、そりゃもういろいろあるでしょう。今から、工事を発注するわけですから、私は、この経済部門、何と言いますかね、生産部分、経済部分、売店とか食堂・レストランとかいう経済部分、もうその生産をするところは、ぜひ、私は余りにすばらしいものをつくったらいかんと思うんですよ。しかし、このコミュニティー部分、非生産部分は、この面積と一緒ですから、ここを、計画を半分にするとか、私、市長、ぜひして、これは市長もかわって、やっぱり今の市長は、やっぱり市民のために考えておるわというような形が出るなら、トランプ大統領みたいなことはせんでいいけれども、それはやっぱりこういうのはするべきです。そういうものを言うのは、この場でしかないわけです、市民に向かって言うのは。そういう考え方はないか、ぜひ、市長、この問題について、考えていただきたいというふうに思いますが、何かあれば答えてください。 ○市長(島田俊光君)  ありがとうございます。勇気が出ます。  なるほど、議員言われるように、いまだ、これから企画をしていかなければならないんですが、いつも私が、今の22億を減額しなければならないということは、議員おっしゃるように、今からブースをつくっていくわけですから、入札をするんですが、その入札の中に、もう限定補助金というのは決まってます。これが、例えば1,000万の事業をするのに800万で落ちても、その200万は返さなければならないんです。返さなくてもいいように、そのブースの中に、私は、新たな企画をその中に組んでるんです。  例えば老人のひとり暮らしの食料のつくり方の研究室とか、中高生の女性がアイスクリームをつくるとか、そしてまた、その子供たちがそこで、食堂で、貧困社会の子供たちの食堂とか、あるいはまた子供が遊ぶ施設とかそういうものは、附帯設備の中に考えているわけです。だから、入札の過程の中で、そういうものをつくりながら、ぴしゃっとした道の駅の構想を、みんなが使えるような体制づくりのようなものをつくっていきたいと思っています。  その中には、やはり一番、都市部と地方のコラボでできるような情報交換する、今、日南がやっているIT産業の中に、1つきわめいたIT産業の会社がございます。その会社の中に、そこにもやっぱり入れていかなければならないし、また、その道の駅になるんだったら、1つの大きなメインになるようなモニュメントもつくらなければなりません。そのモニュメントの中にも、やっぱり市内の中高生の人たちからアイデアいただいたものをそこにつくって、それがメインになるというようなことも、今後、考えていかなければならないと思っております。  そういう中では、規模は同じ規模の中に、中に入ってたものが、全然、全く違うというようなやり方で、つのの道の駅とか、今治の道の駅とかいうようなやり方、いいようなやり方の中に、やっぱり参画するような、この道の駅に、ああいう道の駅だったら参画したいねというような企画をしていきたいと思っております。  言われるように、予算はまだ、そういう形でございますから、下げられると思いますので、しっかりとした入札関係の中で予算を下げて、なおかつ私が描いているようなアイデアの施設も、その中に組み入れていきたいと思っております。  一番肝心なのは、これから、今言われた集客する人たちの雇用もしかりですが、宿泊する施設です。市内にも16件民宿があるわけです。じゃ、その16件の民宿を、うまく、私たちがその予約に基づいて入れれば402名入られるんです。だから、これ私たちも、気づかなかったんじゃないかと思っています。それを、いわゆる観光物産館に、今、そういう指示をしてます。その指示の中に、おまえたちが受け付けをして、おまえたちが配置すれば402名も泊まれるんじゃないかということでやっております。その中に、一番メインになってくるのはやっぱり、温泉施設です。温泉施設の中にもそういうことをやっていきたいと思います。  それとまた、先ほどの農業振興課長の答弁の中にありましたけども、農業センサスの中で、各JAから上がってくる数字の中に、その農業センサスのトータル的なものをやらなければならないんですが、10カ年計画、5カ年計画とつくるわけです。単年度精査はしていくけれども、その5カ年計画の中に単年度計画の中身は入ってないんです。それは、新たに単年度に計画書をつくって示さなければ、そういう誤解は招くだろうと思います。そういうことも精査して、農業の規模拡大、そして安定した担い手対策というものは、今、議員言われたように、木質発電で出る熱を5ヘクタール施設園芸の可能なわけでございます。これは本当にもったいない限りでございますから、この部分についても、もう少し技術者と検討しながら、この部分を、メインテーマとして、串間の代表的なものになるような施設をつくっていきたいと考えております。  以上です。 ○13番(福添忠義君)  道の駅の問題については、いろいろ今から設計をするわけですから、決して国はこれを狭めても、非生産部分は狭めていいと思うんです。非生産部分は少しでも、せめて目に見えるような形で、やはり手をつけたと縮小させたという形を、ぜひ、示していただきたい。それが、私はできると思ってるんです。  それから、なぜ、吉松家の前は看板が出ておるけれども、道の駅はあれだけ空き地があるのに、この完成予想図がないのか、道の駅の予想図を含めてこういう形をつくるんだというものを、何で前のときはつくると言うたのに、まだできとらんのか、ぜひ、お願いをしておきます。  それから、福島港の問題でありますけども、毎年、私は言っておるんですが、物流対策と、今後の高度利用の問題であります。御存じの通り200億円近くの金をかけて、平成14年に完成したわけであります。当初は49万5,000トンという物流を見込んでつくったんですけども、当初から、港づくりは小さく生んで大きく育てると。そのためには物流に対しても、置くとこもねえ、間尺に合わんという形になって広げていくというのが、どこも港のつくり方なんですよ。だから、あの港を拡大をしていくためには、物流をふやして、もっと大きくしてくれとこうならな、もうあのまま港は、もうどうもならんというのが実態になるわけでありますから、そのために、どうしていくかであります。28年度は7万5,000トンの物量だったわけです。それから、29年度は幾らなのか、木材等もここを利用されておるようでありますから、ふえておると思うんですけれども、どういうふうになってるのか。それから、福島港は船が入ればとん税が入るわけでありますが、これは県税であります。しかし、地元、市にも入ってくるわけですけれどもどの程度、これ、何年後回しかわからんけれども、どういうふうな試算をされて、実績としてあがってんのか、わかっていれば教えていただきたいと思います。 ○総合政策課長(江藤功次君)  お答えいたします。  福島港の物流対策についてでありますけれども、先ほど議員から御案内がありましたように、平成28年度が7万6,000トン、平成29年度が8万9,000トンの実績でございます。  それから、県税の試算でございますけども、ただ今、手元に資料がございませんので、後で答弁させていただきたいと思います。よろしくお願いします。                 (発言する者あり) ○総合政策課長(江藤功次君)  失礼いたしました。  現在、木材チップとか石灰石を中心に物流が行われているとこでございますけども、今後は、ポートセールスをさらに強化しながら、木材を中心とした福島港の物流対策、それから高度利用に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○13番(福添忠義君)  木材は中心としてやるけども、木材を出荷する出荷側が、あそこをどうにかしてくれと、燻蒸がでけんちゃかとこういうこと、それは知っておられますか。知らないんでしょう、それは。  だから十分、一方では拡大するいうけども、根拠がなくて言われるわけですからね、見た目で言うわけですから、どうか、そのあたりも十分、関連、この出荷業者といいますか、利用する業者あたりとも連絡をとりながら、そのどうするかというのもしていただきたいと思います。  次に、本城温泉の問題であります。  今議会も、たくさん言われました。今、無償譲渡で公募しておるけども、なかなか実態は厳しいものがあるんではないかというふうに思っております。  そこで、お聞きいたしますが、当然、無償譲渡をさせると温泉施設は税金がかかります。受ければ、受けた側が。これは、もしこれを受けたら、あっこは固定資産の中でも償却資産が入っておるわけですけれども、固定資産の部分と、固定資産なんか償却資産もだけど、もうその合わせて償却資産も含めた固定資産額は、毎年、どの程度に、あれを譲渡した場合、民間が受けた場合になるのか。それから、譲渡すれば取得税というのが、買うたほうは県税ですけどかかるんですが、これ5%ですよ評価の。だから、固定資産税は100分の1.55やけども、取得税は5%で高いんですよ。だから、何ぼどのくらいかかるのか、これは合わせたら、福添忠義があそこをやっとるうちから受けた場合に、何ぼ、私に固定資産税と取得税がかかるのか教えてください。 ○商工観光スポーツランド推進課長(高橋一哉君)  お答えします。  固定資産税につきましては、仮に選定された場合に、当分の間といいますか、減免されるということですが、その後かかる固定資産税については、現在、県税事務所等も、これまで公有財産ということもありまして、税額が算定されていなかったということもありまして、今、間もなくその税額がはじき出されるという予定になっております。同時にこれも、取得税につきましても、それに合わせてその額というのが、近日中にわかるということでございます。当然、その部分、それから減免が過ぎた以降の期間については、支払っていただくということで、今のところは考えているとこでございます。 ○13番(福添忠義君)  不親切ですよ、市は。譲渡をしていくことは、お願いをするというなら、きのう、きょうに始まったことじゃないわけですから、もう、受けた側にどの程度の税金がかかるんだというぐらいは教えなくては、受けた人は資金計画もあるわけだから、それは3年間ぐらいは固定資産税は減免があるかしらんけど、その後はかかるわけですから、だからそれは、私は、金額は少なくとも取得税3,000万、固定資産税800万か900万、これぐらいはかかると思うんですよ。そんぐらいは金が要るわけですから、それを思うとやっぱり、てげな人はほけるわけですから、串間弁で言うなら。そういうことを含めて、私は親切でなけりゃいかんと思います。  譲渡の話が出ましたけど、市民は、譲渡し早よ売れと、要らんという人は、私は、誰も要らんという人は誰もいないと思うんですよ。市が赤字を出して、赤字が出るから、もう市の財政が厳しいから手放してやがねと、お荷物だから要らないという形でしょう。市民からすれば、何とか残す方法はないかというのが、我々が聞く声ですよ。だから、誰かが受けていく人おらんとかという形であります。私は、今の状況ならば、譲渡を受ける人はいないだろうと思います。今までの半年間ぐらいのあれは、私は、先ほども福祉で言うたように、2025年、これはあの団塊の世代を迎えて、日本国中、国もこの対策をどうするか、高齢者の長寿計画、健康で長寿計画をどうするかという形を、非常に大きな政治テーマになってきておるわけであります。行政は、これに乗る必要があるんです。串間もこれに乗らなきゃいかん。今、串間だけの問題で収めて、ちまちましとっても、私はだめやと。こういう大きな輪の中で、串間の温泉を利用して、あそこあたり一帯を含めて、やはり高齢者の健康都市、そして地方の、やはりこの村、まちをつくって、1つの健康ゾーンにして、高齢者のユートピアといいますか、そういうような形に、私は、ぜひ、そういうものを、私は、全国をターゲットにした、そういう構想を持った人はたくさん、私はおると思うし、私の耳にも入っております。非常にあの運営をするためには、熱源が要ります。燃料費が高いわけですけども、これには串間にはバイオマス発電があって、あっこに1基据えれば、温泉の水もあるし、温水プールもできるわけですし、そして余った水ではハウスをつくって、そして無農薬・無化学肥料をつくって、来た人にそれを与えるとかそういうような形。そして、診療所を中につくって、リハビリテーションも一緒にさせていくとか、そして、串間中のテニスコートを利用したり、ゴルフ場が近くにあったらするわけですから、そして、宿泊も含めてそういうような状況の、やはり短期滞在型の都市と地方の交流といいますか、そういう形の健康増進施設として、私は、これを生まれ変わらせる。しかし、串間の市には金がないわけですから、それをやり切る民間ディベロッパーを、私は探すべきだと思う。私は、おるというふうに確信をしておりますし、そういう声も聞きます。だから、ぜひ、市長、そういうことも含めながら、私が言うからどうのこうのじゃなくて、そういう形で先を見て、2025年体制の中で再生させると、そういう形を、ぜひ、考えていただきたいと思いますが、市長の考えありますか。 ○市長(島田俊光君)  はい、ありがとうございました。1つだけ、意見が合ったこともございます。  今から、高齢化社会に入ります。高齢化社会に対して、一番、大切なことは、その高齢者の方たちを安心して守ることが、一番、重要でございます。  実は、串間の先生と病院の先生と話したわけでございますが、これから高齢化社会に入ってくる中で、ホスト施設、いわゆる温泉施設というようなものがなければ、なかなか難しくなるでしょうということでございました。  その中に、やはり今回、温泉をそういうふうに譲渡するわけですが、やはり譲渡する中での1つの私のアイデアを、その中に組み入れていきたいと思っております。それは、やはりこれからの高齢化社会に基づいたホスト社会、みんなで高齢者を支えていく、そして、障害のある方たちを、そこで障害の機能訓練回復をさせていくような体制、これを、やはり地元の医者の方たちとも連携しながらやっていきたいということがございますので、これ、ぜひとも、温泉にかこつけた中での対策をしていきたいと思っております。単純な今の温泉施設というものを利用するということは考えておりませんので、総合的なことでやっていきたいと思います。これについては、また、3カ所見ていただきたいところがございますので、そこにも、ぜひとも議員の皆さん方の、これからの委員会の中の調査の中に入れていただきたいと思っております。  以上です。 ○13番(福添忠義君)  次に、都井岬の問題であります。  今回も、いろいろ議論されました。都井岬はどうにかしなきゃならないというのは、議員が、全て一致をするところであります。私は、岬には8億円以上かけてつくった、うまの館があります。現在、この館は事務所とトイレ、休憩所みたいだけで、ここの最大の売りは、私は、パノラマスクリーンといいますか、360度回る、あのヘリコプターに乗って岬のほうを空から見ると、こういうところがあって、非常にあの当時は修学旅行やら遠足としてあそこを訪れた人には好評だったわけであります。ヘリコプターに乗った気分になって。  しかし、それが故障して、そのままほったらかしにされて利用されておりません。もう2階は、本当もう暗闇であるわけでありますが、私は、これを何とか復活をしてほしい。金がたくさん、建設した当時の形にすれば金がかかるやろうけども、今日、これだけICTの進んだ今日、あれを、せめて360度やなしに180度でもいいだろうけれども、そういう形にするのに、私は、そう金はかからんというふうに思うんですけども、著作権があるなら、ドローンを飛ばしてつくればいいだけのことであるわけですから、そげん、何千万も、私はかからんと思いますが、金がかかり過ぎるからもうでけんがのと、こういう話ですけども、そこらあたりの調査はされたことがあるのか、本当にこれを復活しようという気があるのか、課長、どういうかのあるかの、もうやる気があるかないかの問題じゃが、答えてくださいよ。 ○商工観光スポーツランド推進課長(高橋一哉君)  お答えします。  ビジターセンターにつきまして、今後、新しくできる施設との機能の分担ということもございますので、そこは今後、検討してきたいと思いますし、シアタールームにつきましては、幾つか調査をしております。単純に映像を映すというだけであれば、今、福添議員がお話になりましたような形のものもございますけれども、以前の360度マルチスクリーンの部分でありますと、相当な費用がかかるということで、一応、調査をしているところでございますが、新たな施設とのすみ分けというところも視野に入れながら、機能分担をしていきたいというふうに思っております。                 (発言する者あり) ○商工観光スポーツランド推進課長(高橋一哉君)  なかなか難しいという判断であるというふうに思ってます。                 (発言する者あり) ○議長(山口直嗣君)  しばらく休憩いたします。  (午後 3時19分休憩)  (午後 3時19分開議) ○議長(山口直嗣君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 ○商工観光スポーツランド推進課長(高橋一哉君)  幾つかの業者に調べ、調査ということをいたしました。スクリーンの改修が必要なければ、やはりソフト制作とか、新たなそういうデジタル機器の導入とかということで、4,300万円程度の経費が必要になると、これもマルチスクリーンの場合でございます。単純な1点スクリーンの場合だと、相当、安価、これ以上、下がりますけれども、マルチスクリーンという想定で調査いたしましたので、その程度の額が必要になるということでございます。 ○13番(福添忠義君)  買うとなると、大体3倍ぐらい原価に掛けてやるわけですから、そこらあたりはぴっしり調査をしていただいて、4,500万というのは、高くても1,500万でできると思いますから、十分ひとつ乗り込んでいって、直談判をしてでも都井岬のそれを復活させるという形なら、取り組んでお願いをいたします。しないでおく、もうやめたと言わずに、やるごとですね。お願いをしておきます。  次に、教育の問題であります。  福島高校のレスリングが、インターハイの宮崎県の予選会で団体で優勝をいたしました。個人も3人が優勝して、全国大会に行くわけであります。私は、当日、現場に行って、あの福島高校が、何年かぶりかに優勝したときの、あの福島高校の生徒と教職員が一体になって、生徒と一体になって、父兄が一体になったあの高まりは、これはもう大変なものであったわけであります。  それはそれで、いいことですからいいんですけども、私は、この原動力になっておるのは、やっぱり小中高連携と思うんです、ある面では。これはもう、いろいろ見方があると思うんやけど、ちびっこレスラーがおって、そしてそれがだんだん育って、串間はおるわけであります。  だから、そういうことはもうでき上がっておるわけですけども、残念ながら中学校が、受入先がないわけですね。だから、前から私は、この議会でも何遍か言ってきたんですけども、中学校で、やはり窓口になって、市内には、相当のこのレスリングをする人の、福島高校のOBがおる。だから、そういう人たちが練習はしてくれると、指導はしてくれるということがあるわけですから、小学校あるいは中学校上がって、高校にいくこの一環の中でスポーツの部分で、1つの競技ですけれども、ぜひ、中学校で取り組んでいただきたい。これは、中学校はジュニアの正式競技じゃないから受け入れができませんとかいう話には、結論的にはなろうと思いますけれども、これこそ、それはもう前例は串間でつくればいいわけですから、そういう形で、ぜひやってですね、やはり福島高校存続のためにも、レスリング、非常に入ってきておるわけですから、福島高校がレスリングに際しては、宮崎県南那珂、南九州でも不動の位置を常に保てるような、やはり福島高校のレスリング部にしてほしいというふうに思うんですが、中学校に同好会ぐらいをつくって、顧問の教員を置いて、そしてあの武道館にマットを一つ敷いて、そして、あそこでそういう競技を積み上げていくというような姿を思うと、私は、福島高校、中学校で連携は福島高校のやはり存続というのに大きな力になるというふうに見ておるわけですが、そこら辺は、教育長、ちょうどこの間まで中学校の校長しよって、中体連の会長までされておったわけですから、そこら辺はどういうふうに考えておりますかね。ぜひ、そういう形で、もう、せんということを言わずにいてくださいよ。 ○教育長(吉松俊彦君)  お答えいたします。  今、議員おっしゃるとおり、昨年まで串間中学校におりまして、南那珂地区の中体連の会長をさせていただいておりました。  部活動に関しましては、先ほど言われたように、中体連組織には、レスリング部というのは、実際ございません。全国的にもまだ、設置されないところであります。ただ、それがあるからといって、部活動を設置できないというような規準についてはございませんので、じゃ、各学校の判断によるものというふうに捉えております。  現在のところ、先ほど言われましたように、地域のスポーツクラブとして小中学生が活動をしております。それによる成果というものが、今回の福島高校の成績ではないかというふうに思っておりますが、今のところ、私としましては、現在の形を推進してもらえるとありがたいかなというふうに思っているところです。  以上です。
    ○13番(福添忠義君)  何遍も言うように、ないからじゃなくて、串間からそういう形をつくり上げていくという、私はそういう形が串間には、私はなけりゃいかんと思っちょるから、教育の現場にも。ぜひ、現場がそういう形を取り組むときは、後押しをしていい、教育委員会としてもしていただきたい。そのときは、財務課長、マットを、ぜひ、武道館に据えていただいて、250万ぐらいですから、ひとつ一緒に、これをやるからやれという形の後押しを、ぜひ、お願いをしておきます。答え要りません。  それから、小学校に、全校にトイレが設置をことしにされます。冬は冷たいわけですから、温かい便座になるようにということをお願いしたら、課長が、それをつけますわなということでありますから、ありがとうございました。子供も喜ぶことだと思いますから、ぜひ、よろしくお願いいたします。  それから、東日本大震災の津波で亡くなった石巻市立大川小学校の児童遺族が、市などを訴えた裁判で判決が出たわけであります。もう南海トラフの問題、それから二、三日朝の地震の問題、これは目新しいものがあるわけですけれども、この熊本地震等も含めて。この大川小学校の判決、高裁の判決が、私は小学校現場、それから教育委員会あたりに、1つの衝撃を与えた判決だっただろうと思うんですね。これを受けて、串間市の教育委員会としては、どういうような認識か聞かせていただきたいと思います。 ○教育長(吉松俊彦君)  お答えいたします。  まずもって、尊い命を失うこととなった児童・教職員84名の方々の御冥福を、改めてお祈りいたしたいと思います。  大川小学校津波訴訟は、学校が避難経路を危機管理マニュアルに記載していないことが争点となっておりました。この案件から見えてくることは、通常、学校で実施された避難訓練が、ややもすると形骸化したものではないかということです。いかに、児童生徒・教職員に常在危機の意識を持たせるか、その上で避難経路をどのように設定すべきか、その視点の重要さを、判決から改めて感じた次第でございます。  そこで、本市は本年度、県委託事業「子どもの未来を守る学校安全推進事業」を福島高校、串間中学校、そして市内全小学校を対象として実施いたします。  事業では、東日本大震災被災地の宮城県を視察する予定です。視察では、常在危機の意識涵養には何が必要か、どのような避難訓練が災時において真に生きる判断、行動等につながるかなど、視覚・聴覚等の五感を通して吸収してまいりたいと考えております。そして、視察報告を児童生徒・教職員を対象に実施し、「串間は大丈夫」の意識を捨て、真摯に被災地に学ぶ姿勢で、各学校の避難経路や避難訓練の見直しとともに、災時における判断力、実践力を日常の教育活動全体を通して育成していく所存でございます。  以下の答弁に関しましては、関係課長のほうから答弁させます。 ○13番(福添忠義君)  ありがとうございました。  今議会で財産管理の問題について、いろいろ議論が出たとこであります。地財法第8条財産の管理運用については、地方公共団体の財産は常に良好の状態においてこれを管理し、その所有の目的に応じて最も効率的にこれを整備しなきゃならないと、運用しなきゃならないと、こうなっておるわけですね。これは金の問題も含んでおるわけですけども、私が思うに、みんな管理はきっちりしていますということですけども、あの河川敷ですか蔵元の、河川敷の、あの遊歩道がついた河川敷の西でつくった、あっこの管理はどこが管理しておるのか、どういう利用者がおるのか、どういう形で、今後、運営をされていくのか、これはもう、何でこんな小さいことを言うかいうと、これが、私は串間市の財産管理の基本だというふうに思っておりますから、あえて聞くんです。 ○都市建設課長(矢野 清君)  お答えいたします。  ただいま議員から御案内のありました福島川親水ふれあい公園の管理につきましては、現状といたしまして、途中にありますせせらぎ水路付近が、特に草が繁茂している状況でございます。親水ふれあい公園からさくらづつみロードの管理につきましては、年5回の草刈りを、業務委託にて計画しており、現在、さくらづつみロードから、順次、草刈りを行っている状況ではございますが、管理が行き届かず、利用者の皆様方には、大変御迷惑をおかけしております。今後は、維持管理業務の徹底を図っていくと同時に、公園の利用状況等を踏まえ、せせらぎ水路のあり方について調査してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○13番(福添忠義君)  ここで答弁するのは、四角四面の答弁しかできないというふうには、私も理解をしてますが、現場を私は見られてないと思うんですよね。ましてや管理はされてないと思うんですよね。毎朝、私は通るけども、人があそこを利用しよったとこを見たことがないわけですから。そして、もう現実は、蚊とオタマジャクシの巣、水が流れておらんわけですからですね。そして、草は溝に沿って繁茂して、足の踏み場もないと、これがもう実態ですよ。それを、今後はということなんやけど、今後、それは金が要るばっかりですよ。  それから、次、行きますが、防災、災害シーズンになったわけであります、台風も来ます。天神川が、大変な努力で、県の皆さんも含めて市も助言をされたと思うんですけれども、急ピッチで改修がされております。あの川は、あの中学校の入り口まで2キロ、10カ年計画ですると計画があったわけですが、計画は15年おくれております。だから、今後の見通しは、まだ中学校まで改修するのが生きとんのか、計画案はどうなってるのか、今後の計画の見通しを聞かせてください。 ○都市建設課長(矢野 清君)  天神川の河川改修の見通しにつきましては、現在、国道220号にかかる松清橋上流右岸側の護岸工事が実施されておりまして、今月中の完成を目標に実施中とのことを伺っております。  今後の予定といたしましては、所管する串間土木事務所からはお伺いしていないところでございます。現状では、まだ、伺えてないところでございます。  以上でございます。 ○13番(福添忠義君)  ちょっとあまり理解ができなかったんですが、もう一遍、言ってください。 ○都市建設課長(矢野 清君)  お答えいたします。  河川改修工事についての今後の予定については、今のところ、まだ、お伺いしていないところでございます。  以上でございます。 ○13番(福添忠義君)  それから、生活環境の整備でありますけれども、非常に市道は市の管理も、延長が長いために、なかなか管理が行き届かないという現実があります。しかし、道路脇とか通って、道路でありますからですね、人が通れないようなところは、即、修理をしなきゃならんとですが、上井牟田千本線、これはなかなか、前も質問したけれども、整備しますと、対応いたしますとこう言われたけども、今回も少し崩壊をしてブルーシートがかぶっておりますけども、今後の整備計画を教えてください。 ○都市建設課長(矢野 清君)  お答えいたします。  議員御案内の串間井牟田線につきましては、以前、現地調査を行い、その整備費用について調査を行ったところですが、その整備には約8,000万円の整備費用が生じるという結果となり、本道路の整備について、現在、大変苦慮いたしているところでございます。さらには、昨年の豪雨により、一部区間において道路の決壊が発生し、現在、通行できない状況となっているところでございます。利用されている区間の維持管理に努めながら、路肩決壊箇所の被害拡大の防止にも努めてまいりたいと考えておりますが、抜本的な対策も必要と思われますので、再度、現地調査をさせていただき、今後の対応について調査してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○13番(福添忠義君)  道路があったものが通れんわけですから、災害に遭うて。いろいろ理由があったとしても、それはやっぱり復活せないかんでしょう。金が1億かかろうと、1億5,000万かかろうと、そこにあって道路が、災害にかかってひっくりかえったならですね、災害復旧の事業でやればいいわけであって、それをせんというところに、私は行政の怠慢があるというふうに、私は思うからですね、ひとつ、来たばっかりの人にそんなこと言うたら始まらんちゃけれども、どうか前向きに、毎回の議会でこれを尋ねますから、その進捗状況を。  次に、時間も余りないわけですけども、私に、こういう手紙が、5月22日の日付で来ました。これについてするわけですけれども、中身はいろいろあってですけども、これは社会福祉法人の問題についてであります。社会福祉法人とは何か、その定義を教えてください。 ○福祉事務所長(河野博彦君)  お答えいたします。  社会福祉法に定められたそういう行政の準公的ないろんな事業、社会福祉事業に関する事業を行う法人というふうに理解をしております。 ○13番(福添忠義君)  福祉の事業を行う公的機関という位置づけをしておるということでありますが、この社会福祉法人の指導・監督をする機関が、以前は県だったわけですかね。現在はどこですかね。 ○福祉事務所長(河野博彦君)  現在は、市が行うことになっております。 ○13番(福添忠義君)  なら、お尋ねします。市が監督責任あるわけですね。  先ほど言いましたように、ことしの5月22日付で3名の連記、名前が書いてありますから、串間、ちょいちょいこのほおかぶりをして、この手紙が来るとこですけど、この人たちは堂々と名前を出して、野邊大輔さん、野邊ムツさん、野邊剛さん、これ3名で連名を持って、社会福祉法人黒潮会の理事長野邊正凉さんの法令違反行為の調査等と、厳正な処分を求める告発状が、私に届いたものであります。もちろん私だけじゃなくて、市議会議員、それから串間市長にも届けたと書いてあります。  そこで、お尋ねしますけども、市はこの文書を受理したのかですね、教えてください。 ○福祉事務所長(河野博彦君)  今、議員からお話のありました文書につきましては、5月の25日に届いております。  このことにつきましては、今、議員がおっしゃられたような内容のことがあったわけですけれども、慎重に対応をする必要がありましたので、いろいろ調査をしてきたところです。                 (発言する者あり) ○福祉事務所長(河野博彦君)  このことにつきましては、受理をしているところです。 ○13番(福添忠義君)  これは、私ごとでありますけれども、なぜ、私がこれを言いますかというのは、私ごとでありますが、私の父は、昭和53年、まあ聞いてください、69歳のときに脳卒中で倒れました。依頼14年間、半身不随の寝たきり状態であったわけであります。うち10年間、当時の北方の田渕の寿楽園に、大変、お世話になったところであります。よう感謝をしているとこであります。介護施設の必要性が骨身にしみていることから、平成12年ごろだと思いますけれども、理事長の野邊さんから、新たな施設の建設構想を聞きました。快く、私は賛同をして、その当時は議員になっておりましたから、賛否両論が伯仲するこの市議会において、宮崎県に提出する建設同意の意見書案に、私は賛成討論を討論者となって、わずかに、僅少差でありましたけれども成立をさせたことを、きのうの出来事のように鮮明に、私は覚えております。もちろん、その後の、今度は北方のあの幸寿園の、幸寿会のゆうゆうの森の建設に、建て替え構想のときにも、私は分け隔てなく、当時の河野理事長等と同行をして、県知事に陳情をし、実現にこぎつけたところであります。老々介護、家族の介護疲れからの解放を願う一心からとった行動であります。  しかしながら、この文書を、今回受け取った告発状の内容を見る限り、これが事実とするなら福祉法人の定義・理念を逸脱し、ましてや私腹を肥やす許しがたい行為と言わざるを得ないと、事実とするならですよ。  この施設の建設には、多額の国民の血と汗の結晶である税金が使われていることは、市民等しく知ってることでもあります。だから、施設は個人のものではなく法人所有ということになっておるわけであります。市はこの告発状を受けた以上、指導監督する機関でありますから、当然、調査をすべきであります。その結果、このことは、私の杞憂であってほしい、それを願うものであります。このこういう訴えの内容は、杞憂であってほしいと願うものであります。市の考えを、ぜひ、教えていただきたい、どうするのか。よろしくお願いをします。  私は、ちょうど今、ホトトギスが鳴きます、朝。1つの声でことわざがありますが、「あの声でトカゲ食らうかホトトギス」という言葉があります。これは、人それぞれが判断をすれば、解釈すればいいわけですけども、この気持ちが私は、この理解ができるわけでありますけども、理解というか、このことわざは、よく中身がわかるわけでありますけれども、この市の考え方に、これに対するですね、そしてこの訴え者の野邊大輔さん、野邊ムツさん、野邊剛さん、この3名は、野邊正凉さんとどういう関係なのか、同じ姓ですから。私は面識はありませんが、この3人とも。その、しかし、野邊大輔さんは、元、何ですか、黒潮会の理事と、元と書いております。野邊ムツさんは、元評議員というふうに書いてあります。だから、どういう関係の人か、もしわかっておれば教えていただきたい。私が面識はないけども聞く範囲では、2人は息子さん、1人は奥さんだとこういうふうに聞いておるんで、これ間違っておれば訂正してください。 ○福祉事務所長(河野博彦君)  関係についての御質問があったわけですけれども、このことにつきましても、あわせて本人から聞き取りをしていきたいと思っております。  以上でございます。 ○13番(福添忠義君)  いつまで。この議会中に報告ができますか。 ○福祉事務所長(河野博彦君)  本人から聞き取りをするという方向性は、今、決定しておりますけれども、いつまでということ、議会終了後というふうに考えているところでございます。 ○13番(福添忠義君)  ということは、議員が議会を開かれておる最中に起きて、22日に起きておるわけやから、議会中にはこういう問題が質問されるということはわかっておるわけですよね。あなたたちの対応が悪いために、要らん臆測を生んだりするわけですよ。ぱっぱっと対応すれば、これは調べた結果こうですと言えば、ここで終わるわけです。要らんこと、私も言わんでいいわけですよ。ばやんばやんして、森友・加計と一緒や。何か、国会のあれと一緒や。先ほど、文書管理のことを尋ねた、総務課長に尋ねたのはそこですよ、私は、文書管理の問題を。受け付けた以上、早急に対応して、そういう文書渡した人に調査したものを返す、結果を。それが、文書管理の一端で、この法律の改正なんですよ。そこをもう一遍。いつ、これが出んのか。この関係を聞くのは、きょう1時間も30分もせんうちに、これを聞けばわかるわけですけどね。中身がよしあしじゃないでしょう。調査をしてわかることは報告をするとか、そういうことがなければ、全く、誰を忖度しとったか知らんけども、じゃあ国のやり方と一つも変わらんがな。公務員は全体の奉仕者、私から言わせると、市長の召し使いじゃないわけですよ。あなたたちの本当の使用者は市民なんですよ。市長は市民から、管理を委託されておる、任されておるだけで、本当のあなたたちの使用者は市民なんですよ。それを思わないかん。何か、勘違いをしとるっていう感じですよ。もう一遍言って。 ○福祉事務所長(河野博彦君)  お答えをいたします。  市の法人監査を行っておるわけですけれども、これは、国のガイドラインに沿って、チェック項目を監査していくということでございまして、今、届いております文書のことを捜査といいますか、調査といいますか、そういったところの権限があるかないか等も含めて、いろいろ内部で協議してきたわけでございます。しかし、まずは本人から聞き取りをする必要があるだろうということで、今、そういう方向で動いているところでございます。  以上でございます。                 (発言する者あり) ○議長(山口直嗣君)  しばらく休憩いたします。  (午後 3時47分休憩)  (午後 3時48分開議) ○議長(山口直嗣君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 ○市長(島田俊光君)  申しわけありません。  このことは、私も昨日、目を通させていただきました。私も、関知していないことでございますから何とも言えませんけれども、その中で、奥さんであります、今、奥さんの姉さんが亡くなられて、今、いろいろと問題があって話のできない状態でございますので、後日また、話は進めさせて、結果についてまた報告します。  以上です。 ○13番(福添忠義君)  私は別に口頭で答弁なんて要らないんですよ。こういうのが来た以上、事実を調査していただいて、何もなかったならなかったとか出せば終わる問題なんですよ。これを変に隠したり、暇引っ張ったりするから、臆測が臆測を呼んでおかしくなってくるわけであります。  まだ時間がありますから行きます。これは、もう終わります。  次、市道整備は先ほど言いましたけれども、非常に路面が今日、市道管理が悪くて荒れております。金の問題等もあったりするし、予算には限りがあるわけですから、なかなか思ったとおりにはできないこともよくわかります。しかし、あの見た目でも悪いところ、そして、非常に路面の悪いとこ、幹線道路はあたりに非常に通ってがったんがったんして荷物が、トラックは荷物が落ちるような状況のところは、早く路面の補修をするなり、特に、産業道路あたりはそういうところがあるわけですから、何のための産業道路やわからんというのが実態ですから、ひとつよろしくお願いをいたします。  それから、墓地内に大木があります。特に、本町の墓地ですけれども、前はあれが倒れて道路がふさがれるし、どうも困ったりするんですけれども、これはもう墓地ですから、個人でこんなあれだけの大きい大木になると、個人でできんわけですよね。しかし、墓地は市有地、官の地になると思いますから、結果的には官が管理しなきゃならんというふうに私は思っておるんですが、どうこの措置をしていくか、ぜひ、教えていただきたい。  それから、この災害の問題も含めてですけれども、塩屋原、大島、それから鍛冶屋、本町1丁目・2丁目、寺里あたりは、地震・津波が来たときには、通るルートは1本しかありません。すぐ一杯になりますね、道路が狭くて、車が1台はまれば、もう通行はできませんが、90度曲がったカーブもあるし、非常に鋭角に三角がなっておるところもあります。このことは土木課長には言うておりますから、調査はされたと思います。私は、あの解消をせないかんと思う。これは、誰がみても悪いところはもう、曲がってる人は直角90度で曲がって、そこだけがまた狭うなっておるわですから、これは土地の所有者の問題等もありますけれども、そこらあたりは公共の福祉が優先ですから、ある面では。土地が、今、土地の所有者、管理しておる所有者が、そのオーケーをしておるわけですから、そういうことも含めて、しかし、さあ全体的には、じいさまの代の名義なら、そらもう何百もらわないかん名義の変更のとこもありますけれども、10坪位は相談はできるというわけですから、それをぜひ、私はしてほしいというのがありますが。課長、はまらんかな。こげなこつこそはまるべきで、人が喜ぶというこのことですから、どうですか。 ○市民生活課長(遠山隆幸君)  お答えします。  地区墓地に大木が生えてるところの危険度ということについての対応といったところかと思います。  私も、こちらに異動しまして、その現場というものを確認させていただきました。かなりの大木というところでございます。非常に、どう処理すればいいのか、なかなか難しいことだという具合に拝見したとこでございます。基本的には、議員が御案内ありましたとおり、地区の墓地につきましては、所有者が維持管理といったところはするのが原則といったところもございます。しかしながら、拝見したその大木が生えてるその周辺を見ますと、住宅もあるようでございますので、そういうったところも勘案しまして、どういった方法がいいのか、今後、調査もでしょうし、どういった方法が一番いいのかっていうところを、課内でも話し合いをし、また当事者といった方にお話を聞きながら進めていけたらと思っております。  以上でございます。 ○都市建設課長(矢野 清君)  お答えいたします。  ただいま、議員御案内の場所については、市道本町緑ヶ丘線、あじさい公園前の道路幅員狭小部分の改良についてだと思いますが、当該箇所は、用地において相当数の相続が発生しており、名義変更の手続がかなわず、改良事業を断念した経緯がございますが、現地は、道幅が狭く車の離合も困難で見通しも悪いという状況でございます。その事業の必要性は、十分認識いたしております。再度、整備に向けた対応策について調査してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○13番(福添忠義君)  調査をしてどげな改良せないかん、大木も切らないかんわけですわ。そらそうやから、ちょっとお待ちくださいよと、内部で協議しますわいう答弁ならまだわかるけれども、調査研究をします。もう調査が要る、研究が要るのかあんた、するかせんかだけですから、そういう専門用語というか、行政用語は使わないでいただきたいと思います。  次に、懸案事項でありました桜づつみの交通規制の問題であります。私も、けさ通って、なぜ、あそこを車が朝、通るのかというと、上町のガード下からですね、あの道路を真っすぐ来て、福島港の入り口のあの有明道に行くまでは、あの通り通っていけば、信号は3つなんですよ。しかし、国号220号線に来ると信号が12あって、それから今度は蔵元から来ると、あの橋を渡ってすぐ回ってくると、信号は2つなんですよ。しかし、あれは駅前に来て、あの交差点に来てこうすると、11あってです。だから、そしてまた国道は、交通規制があるわけですね。50とか40とか場所によっては。あの道路は交通規制も何もねえわけですからね、もう信号はねえわ、交通規制はねえから、幅は4メーターぐらいしかないわけですのとこでもう、そらもう通られんと、私もこの通らんちゃけれども、そういう実態であるんで。だから、私は、あっこはみんながその遊歩道といいますか、散歩ウオーキング道になっておるわけですから、交通規制でとめることはでけんけれども、もういろいろあるから、交通速度制限はできるがねと、何でできないかということを言うけども、のこのこぐずぐず、その公安委員会がどうのこうの、規制することには公安委員会が反対するなんていうけん、私は本当にそれは、そういう串間市長の名前をもって、県の公安委員会にその解除の規制の要望を出したのか、それを教えてください。 ○都市建設課長(矢野 清君)  お答えいたします。  当該箇所の速度規制につきましては、公安委員会と協議はさせていただきましたが、要望については提出はしていないところでございます。  以上でございます。                 (発言する者あり) ○議長(山口直嗣君)  しばらく休憩いたします。  (午後 3時57分休憩)  (午後 4時01分開議) ○議長(山口直嗣君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 ○都市建設課長(矢野 清君)  大変失礼いたしました。  速度規制につきましては、桜づつみロードは、河川の堤防も兼ねていますことから、その速度規制の標識が立てられる基準がございますが、今後、また県の公安委員会のほうにも、その速度規制の協議を要望してまいりたい、協議させてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○13番(福添忠義君)  桜が植えちゃうわけですから、何が立てられんことがあるかちゅう、太い桜が立ってあるからですよ。はい、お願いしておきます。  いろいろ生意気なことも言うたわけでありますけれども、しかし、串間が今、置かれてる立場、そしてまた国においては8月、9月になると予算編成期になるわけですね。今から、私は、市の計画に沿って職員は、県なり国なりに働きかけをする時期でありますから、あえて私は、強く言った面もあります。  どうか、ひとつ、市長は職員と一体となって、いろいろな問題、短期でできるもの、長期をかけないといけないもの、いろいろあるけども努力をすると、職員と一緒に。どうか、大変ですけれども、私たちに手伝うことがありましたら遠慮なく言っていただいて、目的に沿って一日も早く達成できるように、よろしくお願いをして質問を終わります。 ○議長(山口直嗣君)  以上で、13番福添忠義議員の発言を終了します。  以上で、一般質問は全部終了いたしました。  一般質問を終結いたします。  以上で本日の日程は全部終了いたしました。  次の本会議は、15日の午前10時から本会議を開いて議案質疑を行います。  本日は、これにて散会いたします。  お疲れさまでした。  (午後 4時04分散会)...