小林市議会 > 2023-09-06 >
09月06日-04号

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  1. 小林市議会 2023-09-06
    09月06日-04号


    取得元: 小林市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-19
    令和 5年  9月 定例会(第5回)議事日程(第4号)                     9月6日(水曜日) 午前10時 開議 日程第1 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり---------------------------------------出席議員(19名)       堀 研二郎議員      小川 真議員       能勢 誠議員       野田利典議員       松嶺勇一議員       橋本律子議員       永野雅己議員       金松 勲議員       有木将吾議員       押領司 剛議員       前田隆博議員       貴嶋憲太郎議員       竹内龍一郎議員      舞田重治議員       吉藤洋子議員       原 勝信議員       鎌田豊数議員       大迫みどり議員       高野良文議員欠席議員(なし)---------------------------------------議会事務局出席者 鸙野光博   議会事務局長      西郷京太   主幹 四元祥子   主幹          岩城真伍   書記---------------------------------------説明のための出席者 宮原義久   市長          鶴水義広   副市長 山口恭史   総務部長        山下雄三   総合政策部長 高野憲一   経済建設部長      鸙野裕一   市民生活部長                           (併)上下水道局長 安楽 究   健康福祉部長      冨永新光   須木総合支所長 大山公弘   野尻総合支所長     牧田純子   会計管理者 里岡小愛   総務課長        熊迫貴映   財政課長 辛島潤也   企画政策課長      松田和弘   地方創生課長 神之薗 寿  畜産課長        松元公孝   商工観光課長 中屋敷史生  教育委員会教育長    日高智子   教育委員会教育部長 貴嶋誠樹   市立病院事務部長心得                            午前10時00分 開議 ○吉藤洋子議長 これから本日の会議を開きます。 本日の会議は、配付してあります議事日程第4号によって進めることにします。 これから日程に入ります。--------------------------------------- △日程第1 一般質問吉藤洋子議長 日程第1、昨日に引き続き一般質問を行います。 能勢誠議員の発言を許します。 ◆能勢誠議員 おはようございます。立新会能勢誠です。 本年4月の統一地方選挙で初当選させていただき、今、この壇上で一般質問できることについて、市民の皆様に深く感謝申し上げます。市民の皆さんの負託に応えるべく精進してまいります。6月議会では、議会運営などを勉強するため一般質問しませんでしたので、今回は初の一般質問であり、緊張しておりますが、市民の声を生かすため、質問させていただきます。 本日傍聴に来ていただいた皆様、ありがとうございます。 それでは、大項目1、農畜産業の振興について、お伺いします。 まず、畜産においては、御案内のとおり、飼料高騰価格低迷で大変厳しい状況があります。前回の6月補正予算で子牛の導入補助を議決し、また、今回の9月補正予算優良肉用雌牛購入資金貸付金の増額が提案されております。繁殖農家意欲向上にはなると感じますが、入り口対策だけでは先行きが不透明です。 そこで、市長にお伺いします。肉用牛繁殖農家はもとより、畜産農家全般の生産する畜産物価格安定策として、どのような策を検討されているか、市長の考えをお聞かせください。 その他の質問は質問席より行います。 以上で、壇上からの質問を終わります。 ◎宮原義久市長 おはようございます。能勢議員の質問にお答えをいたします。 農畜産物価格安定対策についてでございます。 経済全般停滞ぎみの中、地域内外での消費拡大活動を展開し、小林産の優秀な農畜産物を市民はもとより、市内外の方々にも広く周知していくことが重要であると考えております。コロナ禍の令和2年には、いち早くドライブスルー方式による地元農畜産物消費拡大運動を展開いたしました。市内はもちろん、市外からも多くの方々が小林市内産の農畜産物を応援消費いただきました。 ほかにも、市民秋祭り宮崎観光ホテルイベント、大阪や名古屋でもPRを行い、いずれも大好評で、小林産の農畜産物の大きな可能性を改めて感じたところであります。 本年10月と11月には、第64回宮崎県畜産共進会小林地域家畜市場で開催をされます。4大会連続内閣総理大臣賞を獲得した昨年の第12回鹿児島全共後の初めての県共進会であります。小林市が地元協賛会事務局を務め、成功に向けて準備を進めております。 現在の畜産経営の厳しさは、議員からありましたように、承知をいたしております。今回、県共進会を全国の畜産関係者を中心に多くの注目が集まる絶好の機会と捉え、市内産の宮崎牛、生乳・乳製品の消費拡大認知向上につなげてまいります。 ◆能勢誠議員 市長のPRとか畜産物消費拡大のお考えをお聞きしました。 そこで、提案なんですけれども、出口対策として、畜産物を対象にした、畜産物に特化したプレミアム付商品券の発行というものを検討していただいて、消費拡大市内外への畜産のまち小林をアピールできないか、そこらあたりの考え方をお聞かせください。 ◎高野憲一経済建設部長 畜産物に特化したプレミアム付商品券ということでありますけれども、まずは、今現在発行しておりますプレミアム付商品券、これは市内事業所、当然農畜産物の購入にも使える商品券でありますので、このプレミアム付商品券を有効に活用いただいて、市内の農畜産物消費喚起につなげていきたい、いければというふうに考えております。 また、ミヤチクが発行する宮崎牛・宮崎県産黒牛消費券ですか、これが和牛繁殖農家及び肥育農家が消費につなげるために、出荷のたびに自身で負担をして購入しているものですけれども、発行を管理する西諸地区で確認いたしましたところ、現在、農家以外でも商品券の多数の購買があるということであります。令和4年度においては、西諸管内で2万6,578枚の商品券が発行されておりまして、それから見ますと、少なくとも2,657万8,000円以上の宮崎牛消費喚起が図られたということになります。 また、市役所内においても、夏、冬におきまして、牛肉や豚肉、ハチミツ等消費拡大運動、あるいはこれは毎月1回、牛乳を飲もうキャンペーンといたしまして、本庁舎を中心に消費拡大を行っております。 今後も、JAと連携して、百笑村でも宮崎牛即売会を実施しておりますので、いずれにしましても、安定した消費があって畜産は成り立つということであります。これからも農家組織と連携しながら、消費につなげていきたいと考えております。 ◆能勢誠議員 今までやってこられた、そういった取組とミヤチクの件についても承知しておりますが、ふるさと納税でも畜産物はかなりの割合を占めると思っておりますが、その割合に応じた、ふるさと納税の基金を財源とした形でさらなる消費拡大の対策は打てないのか、お聞きします。 ◎松田和弘地方創生課長 ふるさと納税の寄附に関しましては、希望利用の使途というのがあります。そちらの中で、安心して子供を産み育てることのできる子育てに優しいまちづくりであるとか、その中にも産業の活性化を図り、地域経済の発展に取り組むまちづくりという部分もございます。その中で未来まち創生基金、こちらの内訳といたしましては、令和4年度の決算なんですけれども、産業の活性化を図り、地域経済の発展に取り組むまちづくりに約35.9%をそちらに積み立てております。割合ではやはりここが一番大きい部分でありますので、ありますように、そちらにもしっかりとふるさと納税の部分の基金にも積み立てているという状況でございます。 ◆能勢誠議員 分かりました。今後、またさらに研究を重ねていただいて、さらなる消費拡大ができる方策を提案していきたいと思いますのでよろしくお願いします。 それでは、農畜産業の振興についての小項目1のみどり食料システムの戦略について、お伺いします。 みどり食料システム戦略推進交付金というのがございますが、そのうち、有機農業産地づくり推進の取組として、オーガニックビレッジ宣言を国は2025年度までに100自治体の宣言を目指しているとお聞きしております。この宣言をすることが、後ほど移住・定住のお話もさせていただきますが、そういった方へのPRにもなると思いますので、この宣言をするかについての検討状況を教えていただきたいと思います。 ◎高野憲一経済建設部長 オーガニックビレッジ宣言、これは地域で有機農業の拡大に向けた有機農業実施計画の検討を行うとともに、試行的に有機農業の生産・流通・加工・消費の取組を行いまして、有機農業実施計画がまとまりましたら、オーガニックビレッジ宣言を市町村が行うという制度でございます。 人と自然との調和を図ることが目的とされておりますけれども、私たち人間が生きるために必要な農作物を作りつつ、周辺の自然環境でありますとか、生態系に配慮しながら、無理なく行うオーガニック農法であるため、まさに持続可能な社会を目指すSDGsの観点から、当市といたしましても推進してまいりたいと考えておりますけれども、市全体を考えますといろんな営農体系がございます。そういった意味からも、市全域でオーガニックビレッジ宣言をするということは大変厳しいということは考えております。今現在、有機農業を行っている方々、そういった方々から、それがまとまって、そういった方向性に進むとすれば、市といたしましてもそういった支援をいたしながら、そういう宣言をする方向で考えております。 ◆能勢誠議員 大変厳しいのはよく分かります。やはり少数ですけれども、確実に取り組んでいる農家さんはいらっしゃいます。過去にそういったオーガニックな農家さんを集めた団体が発足した経緯がございますが、そういった少数の農家さんで集まってもなかなか取組ができなくて、今頓挫しているというか、中止している環境がございます。一旦は地域おこし協力隊が絡んだりしたんですけれども、なかなか前に進まなかったということもありますので、そういった団体のベースがありますので、そういったところも踏まえて、推進体制の構築を図っていただけないかと思いますので、研究していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎高野憲一経済建設部長 議員おっしゃるとおり、以前、そういった取組をされたということは認識しておりますけれども、なかなかやっぱりハードルが高かったということでお聞きしております。 西諸では、茶農家を中心といたしまして、西諸オーガニックティーという自然環境の保全に資する農業生産活動の実施を推進するための活動に取り組むことで、安心・安全な食品の生産・供給を消費者に届けることを目的にして、そういったことをする団体が設立されております。この会は現状、茶農家が中心となっておりますけれども、今後はほかの品目についてもより生産を広げていきたいということを伺っておりますので、このような活動をする生産者オーガニックビレッジ宣言を含めて、市としても一緒になって取り組んでいきたいと考えております。 ◆能勢誠議員 ぜひ前向きに進めていただきたいと思います。 次に、小項目(2)のブランド認証制度について、お伺いします。 行政評価ブランド認証制度コロナで進んでいないと記載がありましたが、令和5年度、コロナ禍が落ち着きまして、このあたりブランド認証制度進捗状況をお聞かせください。 ◎高野憲一経済建設部長 総合計画にも掲げておりましたけれども、個別の畜産物加工品等を差別化いたしまして、付加価値をつけるために独自のブランディングをするということで協議を行ってまいりましたけれども、議員おっしゃるとおり、コロナ禍もありまして、そういう地域ブランドに対する考え方も大きく変わってきたということでなかなか進捗できていない状況でありますけれども、今から本市ブランドを構築して、差別化して付加価値につながるかというとなかなか厳しいという現状があると思います。そこで、農業生産者所得向上につながり、市としてもPRにつながることから、ふるさと納税の返礼品を市として認証して差別化していけないかというところで、今、関係機関と協議を進めているところです。 今後の手続方法であるとか、推進体制も含めて、それも含めて今検討中でありますので、今後、そういったことに対して進めてまいりたいと考えております。 ◆能勢誠議員 今後の展開を見守りたいと思います。よろしくお願いします。 続きまして、小項目3の農の企業誘致について、お伺いいたします。 この農の企業誘致は私の造語みたいなものなんですけれども、農業参入したいという企業が年々増えてきておりまして、そういった企業の誘致はできないかということをお聞きしたいと思っています。こういった農業参入で検討している企業の後押しをしている積極的な自治体が増えているというのを把握しておりますが、それらの自治体の情報は把握されておりますか。 ◎高野憲一経済建設部長 いろんな情報を見てみますと、大分県がやはり先頭を行って、今すごく推進していっているという状況を伺っております。数字的に言いますと、令和4年度の参入件数が20件ということでありました。これは8年連続、目標としてきた20件を達成していると伺っております。平成19年度からの累計は358件ということで、本県においては154法人でありましたので、それについてかなり積極的であると感じたところです。 誘致に当たりましては、県が作成しております他産業からの農業参入対応マニュアルによって農業の参入等の相談を受けているようでありますけれども、今後、これはしっかりと注視していきたいなと考えております。 ◆能勢誠議員 そういった情報を取っている企業がやっぱりいらっしゃいます。私も、ある経営者からお聞きしたんですけれども、小林市もそういった農の企業誘致制度を設けていただければぜひ参入を検討したいというお話もいただいておりますので、そういった制度の創設を前向きに検討していただければと思います。 小項目4は先ほどお伺いしましたので、小項目5のBL対策について、お伺いします。 これについては、昨日の永野議員の質問で十分理解できました。そこで、私のほうでお聞きしたいところは、BLについて、繁殖農家に対する座談会をやっていきたいと畜産課長のほうで答弁がございましたが、今後のスケジュール並びに推進体制について、お聞かせください。 ◎神之薗寿畜産課長 具体的なスケジュール等は、今後、特定疾病対策協議会等でもんでいくことになりますけれども、コロナによって、実際に座談会が開催されておりませんでした。実際は競り市が毎月3日間行われまして、午前の8時から競りが開始される9時15分までは、購買者が実際牛の下見をする時間でございます。その時間帯は、生産農家につきましてはある程度余裕のある時間帯になりますので、そこで農家向けにしっかりと啓発をする時間を設けるつもりでおりました。今後、そのあたりの時間も有効に活用しながら、しっかりと農家にこの事業の有意さを、しっかりと皆さんの経営に役立つものになりますよということ訴えていければと考えております。
    能勢誠議員 その推進体制をお聞かせください、座談会推進体制。 ◎神之薗寿畜産課長 特定疾病対策協議会につきましては、地域のBLの正常化に向けまして、平成30年4月に設立総会を開催いたしました。西諸畜連、そしてこばやし農協えびの市農協、そして、小林市、えびの市、高原町、そして共済組合がそれぞれ負担金を出し合って設立をしたところでございます。今後も随時、幹事会等を開きながら、内容の検討を図ってまいりたいと思います。 ◆能勢誠議員 ぜひ農家にしっかり説明していただいて、付加価値があるものだということをお伝えいただきたいと思います。 続きまして、小項目の6、コントラクター組織の育成について、お伺いします。 このことについては、令和3年3月議会で市長が舞田議員一般質問の答弁の中でコントラクター事業について言及されております。その中身で、私もすごく同感しております。なので、私のほうで今回一般質問させていただきたいのは、やはり和牛繁殖農家は大変厳しい状況でありますが、高価な機械を所有していて、経営圧迫になっている農家は多いと思います。また、餌の収穫の繁忙期に牛の管理が行き届かなかったりとかという状況も聞いております。 そこで、コントラクター組織の育成が急務と考えられます。このコントラクター組織の実態について、数字を把握していたら教えてください。 ◎神之薗寿畜産課長 全国的に畜産農家が減少する一方で、1戸当たりの飼養頭羽数は増加をしておりまして、農地の利用集積による作業の効率化や離農跡地の積極的な活用、飼料生産基盤の強化が全国的に課題とされているところでございます。既存の生産基盤で国内の飼料を十分確保するためには、高能力の大型機械の性能を最大限に発揮するため、農地の基盤整備、そして畜産物生産経費に占める機械費の圧縮を図る必要があります。さらに、家畜飼養飼料生産分業化の推進が今後ますます必要になってくるのかなと考えているところでございます。 数値としましては、全国のコントラクター組織というところにおきましては、現在、令和4年度、全国で828団体組織をされておりまして、その多くはやはり北海道が208団体というところで一番多くございまして、登録をされているのは、西諸では、小林市で2団体、えびの市で5団体、高原町で2団体が登録をされているところでございます。 ◆能勢誠議員 先ほど課長から分業化という言葉が出ましたので、やはり和牛繁殖農家の中でも、大きな機械を持っている農家はたくさんいらっしゃいます。そこで、やっぱり農家の分業化というか、市長も3月におっしゃっておりますが、牛を飼育する、専念する農家も育成が必要だとおっしゃっております。市長、このときの3月議会の、令和3年の3月のときのお気持ちを今の段階で結構ですのでお聞かせください。 ◎宮原義久市長 このコントラクター組織というのは非常に大事だと思います。過去にも、機械が高価だという議員からもありましたが、そう高価でない時代、かなり前ですよね、その当時でも、共同利用ということで集団化が図られたことがあります。ところが、自分が使うときだけ使いっ放しということで、結果的にはその組織が全て成り立たなくなりました。各地区に回ると、やっぱりその跡が残っています。建物だけが、集団で買ったコーンハーベスターとか、そういったものが入っていた、大型機械を個人が持たない時代、その状況があったんですが、全てなぜ駄目になったかというと、価格が上昇したがために売上げが上がり、経営がよくなったがために、みんな個人で買うようになったんですよ。その状況があって、ここに来ておる状況にございます。 それが今議員からありましたように、かなり高価な機械になってしまいました。それを各農家が購入をされているのは非常に経営上厳しいよねという判断を私もするんですが、農家の皆さんにもその話をするんですが、宮崎牛の価格は今後ずっと続くと言われるんですよ。続かない可能性もありますよと言うんですが、続くと言われますので、それは先の状況は分からんので、自分の経営をしっかりと見詰めてくださいねという話をしていたところなんですが、一昨年頃から徐々に値段が下がり出しまして、畜産経営は非常に厳しいという状況にあります。 今議員からありましたように、コントラクター組織をつくって、繁殖ですから、いつ発情が来るか、そういったものを的確に見ることで、結果的には子牛の出荷頭数が増えるということにもなりますし、その発情回数を見逃したがために牛が淘汰されていくということもありますので、これは分業化をしっかりとやって、やることが一番望ましいんではないかなと思っております。 今、多くの農家さんが気づかれていると思うんですが、残念ながら多くの農家さんは多くの機械を購入されていますので、なかなか経営が厳しい状況にあるんだろうなと思いますが、ここを乗り切っていただいて、そういった分業化をしっかりと図って、無駄な投資をしないという中でのしっかりとした経営基盤を築いていただきたいなと思っているところであります。 ◆能勢誠議員 大変市長のお考えはすばらしいと感じております。そういったことを今後とも農家の皆さんに周知を図っていただきたいと思います。よろしくお願いします。 以上で、農畜産業は終わります。 続きまして、シティプロモーションについて、お伺いします。 小項目1の広報広聴におけるSNSの活用について、お伺いいたします。 シティプロモーションにおいて、SNS活用というのはとても重要なツールであると、私は、皆さんも認識されていると思いますが、このSNS活用状況公式アカウントをいろんなツールがありますが、どのようなコンテンツでどのように活用されているかをお聞かせください。 また、各コンテンツ登録者数レビュー数とかも把握できていたら教えてください。 ◎松田和弘地方創生課長 SNS活用状況についてお答えしたいと思います。 今SNSの活用といたしましては、現在、ツイッター--Xですね、そして、インスタグラムTikTokユーチューブフェイスブックLINEを活用しているところでございます。 令和5年8月31日現在のフォロワー数なんですけれども、ツイッター(X)、こちらがプロモーションのほうが1万4,016人、ツイッター広報用で6,022人、インスタグラム、こちらがプロモーションで使用していますけれども8,199人、TikTok、こちらがプロモーションとして8,854人、ユーチューブ広報用として6,769人、フェイスブック広報用として3,653人、LINE広報用として3,673人となっております。 やはりこちらのSNSの媒体は、特性によってターゲット層が異なってまいります。それぞれに応じて使い分けをして運用をしている状況でございます。 ◆能勢誠議員 十分な公式アカウントをそろえているなと感じております。Xとかも1万4,000人を超えているという中であるんですけれども、これを伸ばすための具体的な方策というのは今どのような方策を取っておられますか。 ◎松田和弘地方創生課長 先ほど申しましたとおり、やはり各SNSの媒体によって特性やターゲット層が異なる状況ですので、各媒体の利用者が取組や内容に共感、興味を持っていただくことが重要だと考えております。やはりその中でも影響力のある小林市のPR大使の活用であったりとか、小林市独自の情報を流すなど、小林市のファン層としての登録者を獲得していくことが大切だと考えているところです。 こういったところ、ツイッターとかそういったところを使いますと、そのファンにやはり輪が広がりまして、登録の輪が広がっていくといったところを狙って、やはりふるさと納税であるとか各種イベントなどと連動して、各媒体の認知を図る取組、キャンペーンを行っているというところでございます。 ◆能勢誠議員 よく理解できました。 提案というか、確認なんですけれども、こばやしファン・サポーターズCLUBというのがあるかと思います。そちらの方々とSNSへの誘導の状態はどのようになっているか、お聞かせ願えたらと思います。 ◎松田和弘地方創生課長 ファン・サポーターズCLUBとの連動についてなんですけれども、ファン・サポーターズCLUBは会員向けメルマガ等を運用するなど、情報伝達媒体として機能する一面を有しております。情報発信の際は、各SNS媒体と同様に内容の使い分けを行いまして運用している状況でございます。 ふるさと納税や各SNS媒体からファン・サポーターズCLUBへの加入促進を図るなど、連動性を持たせた展開を今行っているところでございます。 ◆能勢誠議員 ユーチューブなんですけれども、登録者数が6,769人ということで、私のほうで他の自治体のことを調査していた中で、私も議会の広報広聴委員会に所属しておりまして、こういったSNSの活用について鋭意研究しているんですけれども、ユーチューブの収益化を行っている自治体を把握していらっしゃると思うんですけれども、こういった収益化をすることによって、当然自主財源確保につながるということもあるんですけれども、小林市出身者とかファンの方々に登録と再生の協力をお願いすることが、一つのファンが広がるシティプロモーションにつながるんじゃないかと思います。この収益化について、御検討状況をお願いします。 ◎松田和弘地方創生課長 ユーチューブの収益化につきましては、広告が掲載されることで視聴者の快適性が失われる懸念がございました。しかし、ユーチューブ側の運営変更によりまして、全てのチャンネルで広告が自動配信されるようになったことから、やはり一部の自治体が収益化の取組に踏み込んでいるというところでございます。 本市でも、自主財源確保の観点から検討の必要性を感じております。収益性に直結する再生回数の多い動画のほとんどが、今、広告代理店とか芸能プロダクションと連携し、作成したものになっている状況でございます。それらは契約上、収益を得ることに制限がやっぱりかかるというところもありますので、そういったところのメリット、デメリットを整理して、やはり制度設計、運営に要する費用対効果等も勘案しながら検討していきたいと考えております。 ◆能勢誠議員 前向きに検討していただくようにお願いします。 余談なんですけれども、このユーチューブ「ハッシンコバヤシ!!」の中で元副市長の前田氏など、3人の方々が出てらっしゃる動画があるんですけれども、4つぐらいで終わっているかと思います。これをもっと増やすとか、長時間にするとかという検討はなされていますでしょうか。 ◎松田和弘地方創生課長 やはり小林市のPRという部分で市民総出でしていかないといけないと思っております。先ほどありましたが、今回、こばやしスペシャルPR大使の吉野さんの動画でもやはり市民の方に中に出ていただいたりとか、先ほど言いましたハッシンおじさんの部分では秘密のケンミンショーに出ていったりとか、テレビに出演していただいたりという部分もございます。 また、今回の取組の中で高校生記者の部分というところもあって、やはり市民総ぐるみで発信していきたいと思っていますので、様々な実行方法等を検証していきたいと考えております。 ◆能勢誠議員 SNS活用についてはお願いいたしたいと思います。 次に、移ります。 小項目2の移住定住支援情報と受入れ体制について、お伺いします。 今回の広報で移住、UIJターンについての特集が組まれたのでまさにタイムリーなタイミングであるんですけれども、私はいろいろ移住・定住を検討される方とお話しする機会がございます。そういった方々とお話しする中で、ほかのいろんなところを見るんですが、見るという中で何を重視しますかというと、空き家バンクを重視するということです。移住検討者に小林市の空き家バンクはどうでしたかと言ったら、いや、ちょっとほかのまちと比べて情報が少ないですという御意見をいただきました。そのことについて、見解を伺います。 ◎松田和弘地方創生課長 空き家バンクの状況なんですけれども、空き家バンクの登録なんですが、これまで延べ70件、そして、空き地が6件の登録がございました。現在まで38件のところで契約となっております。それ以外の物件につきましては、不動産への売買があったりとか、所有権が移転したとか、所有者の方が亡くなられたとかという理由によって登録の抹消となった物件もございます。現在、今4件登録されているところなんですけれども、こちらにつきましては、今、空き家バンクの部分につきましても、関連の団体、やはり不動産の業界の方なんかと協力してできないかというところで、今検討を進めているというところでございます。 ◆能勢誠議員 4件というのはかなり少ないなと感じています。 私も地元を歩いておりますと、空き家があったり、空き家情報というのが入ってきたりしています。そこで提案というか、検討していただきたいのが、空き家バンクの情報収集、やっぱり地元の方々が一番分かってらっしゃると思いますので、例えばまちづくり協議会に空き家バンクの情報収集を委託するというのはいかがかなと思いますが、いかがでしょうか。 ◎松田和弘地方創生課長 空き家バンクの物件の調査なんですけれども、以前は区長さんなどから情報を集めていたという状況もございます。この取組について、今現在行っていない状況なんですけれども、今、登録につきましては、TENOSSEにおいて相談対応を含め、申請事務を行っている状況でございます。 空き家バンクの登録物件は賃貸、売買どちらにも対応可能です。やはり老朽化が進んでいる物件というのが多いことから、登録にちゅうちょされる傾向というのがやっぱり強いようでございます。その辺も先ほど申しましたとおり、不動産協会なんかと連動しまして、登録できる物件をやっぱり増やしていく、この取組が必要なんじゃないかなと思いまして、その辺の空き家情報の連動ができるかというのを検証していきたいと考えているところです。 ◆能勢誠議員 空き家物件のいろいろ情報を集めて、例えばリノベーションを促進して、より踏み込んで例えば宿泊施設への転用とか考えたりとか、そういったことの方向性を考えながらやっていただきたいなと思うので、それに関連すると、短期間お試し移住施設が今の状況では1件しかないように聞いております。こういったのも増やすべきだと思います。 これも提案なんですけれども、まちづくり協議会単位でそういった施設を設置して、管理運営もまちづくり協議会で委託していくのはいかがかと思いますが、どうでしょうか。 ◎松田和弘地方創生課長 お試し滞在施設のまちづくり協議会単位での取組というところなんですけれども、今現在、野尻地区の施設において、まちづくり協議会「輝けフロンティアのじり」が実施しているところでございます。地区ごとのこのような施設を探し、運営していくことで財源の確保であるとか、移住者と地域住民の関係性も構築できると考えております。 このような施設の利用に関しましては、やはり地域が持っている自治公民館の活用も含めて、関係機関等とも検証していきたいと考えているところでございます。 ◆能勢誠議員 分かりました。 あと、移住・定住者がやはり、私も交流があるんですけれども、移住者は慣れない土地での生活、人間関係とか、不安を抱えるケースをよく耳にします。それが原因で離れた方もいらっしゃるように感じておりますが、移住者の価値観は多様性がありますので、こういったものを理解してニーズを把握することが大切だと感じております。 そこで、移住者をケアする仕組みといいますか、移住者のコンシェルジュ制度とかサポーター制度、そういったのを先人、先達の、来ている移住者の方々を中心にして、そういったサポーター体制とか構築することはできないでしょうか。 ◎松田和弘地方創生課長 先ほど申しましたが、中心市街地のTENOSSE、あちらの運営をBRIDGE the gapが実施していますけれども、そこを運営する代表の方もやはり地域おこし協力隊として、小林市に訪れているところでございます。やはりそういったTENOSSEをはじめ、相談であるとか、その辺も含めまして、しっかりと検証していきたいと思っております。 移住相談の際に、やはり先に来られた協力隊の方なんかにも協力いただいて、相談の段階で小林市の情報であるとか、そういったところを伝えてもらっている部分もございますので、移住前、移住後といったところでどういった対応ができるか、どういったケアができるか、その辺も含めて、取組、検証を進めていきたいと考えております。 ◆能勢誠議員 くしくも私の交流のある移住者の方々は移住相談とかはされずに、もう小林市に来たいと思って直感で来られたとか、知り合いを通じて来たとかいう人が、私の周りはそんな人が多くて、そういった方々のニーズ、実態を把握するために、その方法がなかなかないと思いますので、例えば転入時に、よそから来た方というのは分かると思いますので、例えば、個人情報の関係もありますが、市民課窓口に来られた方と、市民課窓口と地方創生課が連携して、移住相談は必要ないですかというようなことも、情報提供も必要かなと思いますが、いかがでしょうか。 ◎松田和弘地方創生課長 ありがとうございます。その辺も関係部署と協議を進めていきたいと考えております。 ◆能勢誠議員 ぜひ検討をよろしくお願いしたいんですが、市民生活部はいかがですか。 ◎鸙野裕一市民生活部長 関係機関ということで、それぞれ横のつながりを生かして、前向きに取り組んでいきたいと思います。 ◆能勢誠議員 私が現職時代に、転入者の方々は生活環境課にごみのことの説明をしてくださいとか、移住者もあったんですけれども、そういったのがなかなかできていないのかなと思いますので、ぜひよろしくお願いします。 では、次の項目の外国人観光客へのプロモーションについて、お伺いします。 中国の団体観光客の日本への入国が解禁になりまして、ますます外国人のインバウンド戦略が必要になってくると思います。外国人観光客に向けたプロモーションの意味で、観光DMOの位置づけはどうなっているか、お聞かせください。 ◎松元公孝商工観光課長 本市のインバウンド対策につきましては、観光DMOが主体となって行っております。ここからは具体的な取組になっていきますが、これまでの欧米豪に加え、現在は台湾をメインターゲットとして取り組んでいます。令和3年度にはオンラインファムトリップを実施し、令和4年度には、台湾に本社を置き、訪日インバウンド送客事業をサポートしている会社と委託契約を結び、誘客に向けたサポートを依頼しています。 また、台湾出身のユーチューバー、インフルエンサーを招聘して、農家民泊プランを発信し、販売に向けた取組を行っております。 そして、今年度は、8月にさらに別のユーチューバーを招聘し、市内観光地を訪問していただき、発信していただいています。 今後は、11月に台湾メディアを招聘してのプロモーションを実施予定であり、さらには観光DMOのホームページに繁体字のランディングページを制作中であります。 現在、台湾については宮崎空港や鹿児島空港への定期便就航がないことから、プロモーションがメインの取組となっていますが、就航が再開されれば誘客に向けた事業展開を行うこととしています。 以上、観光DMOを主体として、取組を行っています。 ◆能勢誠議員 台湾の観光客の誘致についてはよく分かりました。 そしたら、中国とかほかの国の対応というのはどのようにお考えですか。 ◎松元公孝商工観光課長 現在のところは、これまでの欧米豪に加えて、今、台湾をメインターゲットにして、さらに香港と、加えて、今、すきむらんどで対応しているところがマレーシア、インドネシア等のところであります。ですので、ちょっと今、中国向けの対応については行っていないところです。 ◆能勢誠議員 コロナ前もそうだったんですけれども、小林市に中国の方が来られる様子は全くなくて、都会の電気量販店とかドラッグストアには爆買いが起きておりましたが、そういった中国の方々が押し寄せてくるのが都会だけになって、やっぱり地方にはなかなかインバウンドが起こらない。そういったところにお金が落ちてこない。1兆7,000億円というものが下りてくるというのが見込まれているんですけれども、そういった中で、当然、宿泊施設とか飲食店も、そういった外国の方が来たいというのがもしあったとき、その受入れ体制ができていないとどうしてもお客は来ないと感じております。 そういった中で、特に大事なのが食のダイバーシティー対策だと思います。特にこれからイスラム圏の方々の入国というのがかなり叫ばれておりまして、ハラルなどの対策などはどのようにお考えでしょうか。 ◎松元公孝商工観光課長 インバウンド対応におきましては、多様な食の受入れ体制が必要となってきます。特にイスラム教徒に対応したムスリムインバウンドは、巨大市場ではありますが、料理対応のハードルが高いことから、国内で取り組んでいる自治体はまだ少ない状況にあります。 本市においては、すきむらんど、かるかやの総料理長が宮崎県日本調理技能士会の会長であり、県内における飲食店のムスリムフレンドリー対応の枠組みづくりを行っております。そうしたことから、かるかやにおいて10月にモニターツアーを行い、初めて提供する予定であります。 今後はかるかや内に限らず、市内のロケーションに応じて、すきむらんどの導入したフードトラックでムスリムフレンドリー対応の日本料理を提供するプラン等も今、検討しております。 ムスリムインバウンドの効果は非常に大きいと考えていますので、指定管理者と連携して、実施へ向けた準備を進めてまいります。 ◆能勢誠議員 食の対応はよく分かりました。やはりそれ以外にも、野田議員の質問でもあったかと思いますが、看板とかメニューとかのローマ字表記と言われたんですが、私は、多言語化というのが大事かなと思っております。メニューとか多言語化に対応する支援とかの検討はされているのかどうか、お聞きします。 ◎松元公孝商工観光課長 現在は検討していないんですが、今後、必要性が出てくると思いますので、今後の研究課題とさせてください。 ◆能勢誠議員 あわせまして、外国人の方々は日本人と比べて、キャッシュレス決済の使用率が非常に高いので、そちらの推進の検討はいかがでしょうか。 ◎松元公孝商工観光課長 デジタルの商品券プレミアム付商品券を発行するというときにもちょっと課題になるんですが、市内全体でのキャッシュレス化というところはなかなか進んでいません。ただ、議員おっしゃられたように、外国人対応とかも図っていかないといけませんので、今後、まずはできる範囲から取り組んでいければと考えております。 ◆能勢誠議員 ぜひ研究を重ねていただきたいと思います。 そしたら、シティプロモーションに関しては終わります。 大項目3の市職員の働き方改革について、お伺いします。 小項目1の勤務形態の多様化や職員満足度についてという設問ですが、勤務形態の多様化がかなり進んでいると思います。時差出勤、テレワークなどの状況、あと、各種休暇制度の活用、あと、メンタルで休まれている方の状況とか、そういったものの数字を教えていただきたいと思います。 ◎山口恭史総務部長 私からは、勤務形態の多様化ということで答弁したいと思います。 本市は現在、時差勤務とテレワークを導入しているところでございます。時差出勤につきましては、例年、延べ150人ほどの職員が利用し、テレワークは、令和4年度の本格導入時に延べ85人の職員が利用したところでございます。 ◎里岡小愛総務課長 私からは、各種休暇の取得状況とメンタルダウンによる休職者数について答弁させていただきます。 まず、男性の育児休暇ということで話をさせていただきますが、男性の育児休暇につきまして、令和4年度の育児休暇取得実績はございませんが、令和5年度につきましては、既に3名の職員が取得しており、徐々にではありますが、男性職員の育児休暇取得率の意識は高くなっているところでございます。 あと、介護休暇でございますが、介護休暇の取得につきましては、令和4年度につきましては取得はないところでございます。 続きまして、メンタルダウンによる休職者というところでございますが、令和元年度から令和4年度までの平均で見ますと大体5名程度、メンタルダウンによる休職者がいるというところでございます。 ◆能勢誠議員 男性の育休が増えたということは非常にすばらしいことだと感じております。 こういった業務形態をする中で職員の満足度というものを測定されているのかどうか、お聞きします。 ◎山口恭史総務部長 職員の満足度測定というのはしていないところでございます。ただ、テレワークを利用した職員の意見として、例えば通勤時間の削減が図られ、家族と接する時間が増えたとの意見があったところでございます。 ◆能勢誠議員 そういった声があるとしたら、テレワークをさらに拡充するという考え方はございますか。 ◎里岡小愛総務課長 テレワークにつきまして、現在、既に利用も進んでいるところでございますが、職員の働き方につきまして、利用できる状態というものを周知して、さらに普及を進めていきたいと考えております。 ◆能勢誠議員 メンタルダウンの職員が相変わらずいらっしゃるわけですけれども、こういった方々がなるべく少なくなってほしいんですが、主な原因というのは何があるか、把握できているんでしょうか。 ◎里岡小愛総務課長 原因につきましてはそれぞれであるとは思いますけれども、特に時間外勤務との関係性というものは見受けられないようでございます。 ◆能勢誠議員 分かりました。今後、こういったメンタルダウンの職員の方が減るように努力していただきたいと思います。 次に移ります。 小項目2の業務改善を含めた生産性向上のための職員提案制度について、お聞きします。 こういったメンタルダウンの職員もいらっしゃいますし、職員数も年々減っていると思います。一人一人の業務負担が増大して、時間外勤務も減らせないという状況がある中で、やはり生産性の向上が必要だと感じております。そのために省コストとか省労力のための取組について、職員のアイデアなど広く集める仕組みとしての職員提案制度がある、必要かと思いますが、今その制度は運用されているのかどうか、お聞きします。 ◎辛島潤也企画政策課長 それでは、現在の職員提案制度について、お答えいたします。 本市の職員提案制度につきましては、小林市職員提案制度に関する規程を制定しておりまして、現在は市民サービスの向上に役立つもの、事務及び作業能率の向上に役立つものなど行政全般において効果が期待できるものについて、職員が随時提案を行うことができる制度となっております。 ◆能勢誠議員 それは随時、職員から提案があったものを審査するという形で理解してよろしいでしょうか。 ◎辛島潤也企画政策課長 時期については定めておりませんので、提案がありましたら随時審査をするものと考えております。 ◆能勢誠議員 その審査結果の公表とか、評価についての公表とかはいかがされているでしょうか。 ◎山下雄三総合政策部長 職員提案制度についてでございます。 随時ということで、以前は各職場からとか、1人1アイデアとかということでこれまでやってまいりました。現在のところは、随時提案があった場合に関係課と協議をしまして、本人に結果をお知らせして、採用する場合もあるというようなことになっております。 ◆能勢誠議員 であれば、令和4年度の提案実績の数を教えてください。 ◎辛島潤也企画政策課長 職員提案制度につきましては、近年、職員提案制度に基づく実績はございませんことから令和4年度について実績はございませんけれども、例えば行財政改革の推進において幅広く職員の意見を募集するとともに、職員個人はもちろん、グループや課単位での業務の見直し等においても、職員の声が反映された上で業務改善が図られているものと考えております。 ◆能勢誠議員 それでは、職員提案制度ではなく、各部課長、グループリーダーとかが提案したのが上がっていくということで理解してよろしいでしょうか。 ◎辛島潤也企画政策課長 現在のところ、職員提案制度に基づく提案というものが近年ないところでございます。 ◆能勢誠議員 では、これは具体的に募集をかけているということは、随時やっていますよということは、職員通知はされていないということでよろしいでしょうか。 ◎辛島潤也企画政策課長 御指摘のとおり、現在のところ、特に時期等を定めておりませんので、積極的な周知というものは行っていないところでございます。 ◆能勢誠議員 今後、じゃ、随時やっておりますということを職員に通知するということはできますか。 ◎辛島潤也企画政策課長 職員提案制度の実施につきましては、職員の創造力、研究心及び市政運営への参加意欲を高め、行政経営の向上につながるものと考えますので、そういった業務改善につながる職員提案のこういった制度の周知等については検討してまいりたいと思っております。 ◆能勢誠議員 近年、私が在職中には積極的に私も提案していたんですが、今ないだろうということで把握しておりました。 今後、ぜひ提案制度を復活していただきたい、活用していただきたいということと、過去は自主研究グループへの助成とか積極的に行われて、グループも発足したんですけれども、そういったのは今ありますか。 ◎里岡小愛総務課長 自主研究グループへの補助ということでございますが、小林市職員自主研究グループ育成要綱というものに基づいて、予算の範囲内で助成というものがございます。ただ、今年度等につきましては、そちらについての予算措置はしておりませんが、職員の自主的な研修の支援としまして、やる気職員支援事業というものを創設しております。これは自ら研究テーマを決め、企画立案をした研修を積極的に支援し、やる気のある職員、行動力のある職員を将来のリーダーとして育成するものでございます。 ◆能勢誠議員 職員提案制度もそうなんですけれども、こういった自主研究グループなんかは、おっしゃるとおり、人材育成につながります。後でちょっと関連もあるのでまた後で質問しますが、こういった制度をうまく活用していくということは、副市長、いかがでしょうか。 ◎鶴水義広副市長 まず、職員ということについての考え方ですけれども、やはり小林市が発展していくためには、職員が働きやすい環境の中でしっかりとやっていくということが大事なことでございますので、昨日からもいろいろと御質問いただきましたけれども、市役所内での研修だけではなく、外に出ていく研修もございますし、派遣されている研修というのもいろいろと研修の在り方はあると思います。そういった中でやはりそういう職員提案制度でありましたりという、庁舎内での研修といいますか、そういったものもしっかりと取り組んでいただきながら自己研さんに努めていただくことがやはり小林市の発展につながるものと考えておりますので、私としてもしっかりと職員に周知していきたいと考えております。 ◆能勢誠議員 ぜひよろしくお願いいたしたいと思います。 それで、ここ数年、何かそういう提案が出ていないということであれば、過去、複数の、私も提案しております。職員提案の制度が積極的にあった時代に、そういった提案のアーカイブ、過去のデータをもう一回見直して、それをまた検討し直してみるのも一つの手かなと思います。その中に、今、職員に公開して、この中から何か使えるものはないかというようなことを広く示すということはできないでしょうか。 ◎山下雄三総合政策部長 今質問がございました職員のそういうアイデアを生かすと、行政に対して、そういうものを具体的にしていくということは大切であると思います。これまで幾つもの多様な、そういうアイデア募集というのをやってきております。例えば今現在、自主研究グループという話が出ましたけれども、現在も自主研究グループとしましては3つほどございます。その一つが主催をして、この前、県職員との交流会を宮崎で行ったというようなことでもございますので、全然やっていないということではなくて、それぞれコロナ禍の中でなかなかそういうのができづらかったと。以前は、就業時間が終わりまして、10人ぐらいで集まって、その後、交流会等をやるというような流れでございましたので、そういう形で職員ができるだけアイデアを出しやすくて、市民の皆さんにそういうためになるような事業ができないかということを持ち場、持ち場の中で共有をしながら、そして、上に上げていって全体で決めていくというような形を取っていきたいと思いますのでよろしくお願いします。 ◆能勢誠議員 山下部長も、過去、自主研究グループで活躍された経験も持っていらっしゃると思いますので、ぜひお願いしたいと思います。 じゃ、次の最後の項目の生産性向上のための職員研修制度について、先ほどとちょっと絡みもあるんですけれども、先日、総務課長から、小林市人材育成方針並びに小林市職員の人事評価に関する規則というものを頂きましたので、その内容に沿ってお伺いしたいことが幾つかあります。 まず、人材育成方針の10ページにあります職員が伸びる職員研修という項目の中で、研修の3本柱と呼ばれる自己啓発の推進、職場内研修(OJT)の積極的実施、職場外研修(Off-JT)の充実を中心に職場の意欲を高め、職員が伸びる研修体制の確立に努めるとなっております。 この3つの柱の具体的な方法も記載されている中で、12ページに書かれている研修体系図というのがあります。その中で幾つか確認をしたいことがありますのでお願いいたしたいと思います。この中に体験研修というのがありますが、こういったのはどういったのを指すか、教えてください。 ごめんなさい、一般研修(階層別研修)の中にある体験研修の中身を教えてください。 ◎里岡小愛総務課長 職員研修の中の体験研修というところでございますが、こちらにつきましては、これは令和4年度になりますけれども、採用2年目の職員の農業体験研修ですとか、ふるさと創生研修ということになっております。こちらにつきましては、令和4年度は東京大学との連携協定に基づく職員研修を予定しておりましたが、コロナ禍のため実施できなかったところでございます。 ◆能勢誠議員 同じく、この表の中の集合研修というのがあります。当然、専門実務研修というのがあるんですけれども、その中の下に、能力向上研修というのがございまして、その中で政策課題研究というのがございます。これの過去、コロナ禍もあったんですけれども、令和4年度とか実績がありますでしょうか。派遣の実績はありますか。 ◎里岡小愛総務課長 政策課題研究ということで、令和4年度につきましては、ワク育西諸プロジェクトということで、少子化の中、西諸の学校が魅力的な学校になるための研究というのを通年で行っているところでございます。 ◆能勢誠議員 ありがとうございます。その下のOff-JTの職場外研修の中でやる気職員支援研修とありますが、これはどういった内容でしょうか。 ◎里岡小愛総務課長 こちらにつきましては、先ほどの答弁で申し上げました自主的な研究テーマを立案した中で、研修を受ける職員のグループを支援するという内容でございます。 ◆能勢誠議員 すみません、さっき聞き漏らしたんですが、令和4年度の実績はいかがな実績でしょうか。 ◎里岡小愛総務課長 やる気職員支援研修の令和4年度の実績ということでございますが、やる気職員支援研修というのが、研修視察に行くことが一つの目的となっておりまして、こちらにつきまして、最終の年度は平成30年度でございます。それ以降はコロナ禍ということもございまして、実施できていないという状況でございます。 ◆能勢誠議員 ぜひ令和5年度、こういったものがありますよということを職員に周知していただいて、募集をかけていただいて、積極的な推進を図っていただきたいと思います。 また、一番下の表に自己研修というところで通信教育、英会話などが書いております。これに加えて、資格取得なども含まれたほうがいいかなと思いますけれども、この補助制度というのは検討できないかということをお聞きしたいと思います。 ◎里岡小愛総務課長 職員が受講する研修についての補助ということであると思いますが、こちらにつきましては、法律や国の指導などにより資格の保有者が必要と判断される、そのような資格の取得に関しましては公費での負担をするということがございます。例としましては建設事業の検査員の研修ですとか、社会教育主事、社会福祉主事などが挙げられるところです。そのほかの自己研さんの研修につきましては、情報提供をするという形になっております。 ◆能勢誠議員 分かりました。 最後になりますが、人事評価制度で人事評価シートを見せていただきました。見せていただいたというか、懐かしく見させていただいたんですが、こういった研修も評価する欄があるんですけれども、どうしてもこれは定性評価という感じになっておりますので、ここを定量評価にするということはできないでしょうか。 ◎山口恭史総務部長 研修結果を人事評価にどう反映するかという観点でお答えしたいと思います。 職員が高い意識を持って積極的に研修に参加する点については、ある一定の評価をするべきであると思っているところでございます。ただ、研修に行くこと自体が目的になってしまっては意味がありませんので、研修で得た知識や経験を組織のためにフィードバックできているかを評価すること自体が大切かなと考えております。 ◆能勢誠議員 あと、研修とか、宮崎県市町村振興協会主催の研修にも集合研修があります。そういったのに派遣されると思いますが、2泊3日については1泊の宿泊手当がつくんですけれども、1泊2日でどうも出ない。しかし、その研修の中で懇親会というのを設定されて、小林市の職員は、どうしても旅費がないので帰りますという、涙をのんで帰るというケースが、私も多数経験しておりますので、例えば1泊2日の研修でも宿泊を認めてあげるなどのことはできないかをお聞きします。 ◎山口恭史総務部長 宮崎市への出張は1時間程度ということもありまして、現在は、3日続けての場合だけ1泊を認めておりますので、2日の場合に1泊を認めるという考えは今のところはないところでございます。 ◆能勢誠議員 やはりこういった研修に行くと、職員のモチベーション、インセンティブがあると参加のモチベーションが上がると思いますので、ぜひこのあたりは検討していただきたいと思います。市長、いかがでしょうか。 ◎宮原義久市長 非常に大事なことだと思うんですが、例えばその研修がなかった場合だったら、やっぱり自分たちで御飯を食べますので、私どももいろんな経験をしましたけれども、夜の食事というのは自己負担でお願いしますというのが一般的でありました、県のときも。そういうところがありますので、全て補助をするということではなくて、意欲的に自分の身銭も切りながらやるぐらいの意気込みがないと始まらないんじゃないかなと思っております。 ◆能勢誠議員 分かりました。 こういった職員を育成していただいて、小林市の市政が発展することを切に願い、私の質問を以上で終わります。ありがとうございました。 ○吉藤洋子議長 以上で、能勢誠議員一般質問は終わります。 以上で、通告による一般質問は終了しました。 これで一般質問は終結します。 お諮りします。 本日の会議はこれで散会したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり。) ○吉藤洋子議長 異議なしと認めます。したがって、本日はこれで散会することに決しました。 本日はこれで散会します。                            午前11時17分 散会...