日南市議会 2011-03-25
平成23年第2回定例会(第9号) 本文 開催日:2011年03月25日
*開議前の諸報告
影山一雄議長 会議に先立ち御報告いたします。
監査委員より日監発第三一号にて、
例月現金出納検査の結果についての報告を受けましたので、あらかじめその写しを配付しております。
次に、本日の会議における欠席の届け出のありました議員について報告いたします。
國貞章議員から欠席の届け出が提出されております。
以上御報告いたします。
─────────────── ○ ───────────────
=開議 午前十時二十一分=
*開 議
影山一雄議長 ただいままでの
出席議員四十一名。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
本日の会議は、お手元の議事日程第九号により進めることにいたします。
─────────────── ○ ───────────────
*日程第一 議案第二九号から日程第二七 議案第一七号まで
影山一雄議長 日程第一議案第二九号から日程第二七議案第一七号までの以上二十七件を一括議題といたします。
ただいま議題に供しました議案等につきまして、その付託をしておりました特別及び各
常任委員会の委員長の審査結果の報告を求めます。
○
総務文教委員長審査結果報告
影山一雄議長 最初に、
総務文教委員会に審査を付託しておりました日程第一議案第二九号から日程第一〇請願第四三号までの以上十件について、委員長の審査結果の報告を求めます。
平原光則総務文教委員長(登壇) 私
ども総務文教委員会に付託を受けました議案八件及び請願・陳情二件について審査した経過等を御報告いたします。
まず、議案第二九号日南市
名誉市民条例であります。
この議案は、旧三市町の制度を統一し、新市として新たに
名誉市民制度を定める条例を制定するため提案されたものであります。
この議案に対する討論はありませんでした。
採決の結果、
全員賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第三〇号日南市
移住促進住宅条例であります。
この議案は、本市への移住・定住を促進し、人口増による市の活性化を図るため、
移住希望者が
生活体験等に利用できる
移住促進住宅を設置するため提案されたものであります。
この議案に対する討論はありませんでした。
採決の結果、
全員賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第三一号日南市
移動通信用鉄塔施設整備事業分担金及び
使用料徴収条例及び南郷町
移動通信用鉄塔施設の設置及び管理等に関する条例を廃止する条例であります。
この議案は、新市において
移動通信用鉄塔施設の取り扱いを統一したことに伴い、旧日南市及び旧南郷町の区域に暫定施行していた条例を廃止する必要があるため提案されたものであります。
この議案に対する討論はありませんでした。
採決の結果、
全員賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第三二号日南市常勤の特別職の職員等の
退職手当に関する条例の一部を改正する条例であります。
この議案は、
地域自治区の設置に関する協議書により定められた
地域自治区の区長の
退職手当について、所要の改正を行う必要があるので提案されたものであります。
この議案に対する討論はありませんでした。
採決の結果、
全員賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第三三
号日南市議会議員の
議員報酬及び
費用弁償等に関する条例等の一部を改正する条例であります。
この議案は、
社会経済情勢全般の動向、本市の
財政状況、
職員給与等、さらには、
特別職報酬等審議会の答申を考慮し、
議員報酬及び特別職の給与の額を改定するため提案されたものであります。
この議案に対する討論はありませんでした。
採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第三四号日南市特別職の職員で非常勤の者の報酬及び
費用弁償に関する条例の一部を改正する条例であります。
この議案は、
学校保健法の一部を改正する法律が施行され、
学校薬剤師の職務義務及び業務が増加したことに伴い、報酬の額を改定するため提案されたものであります。
この議案に対する討論はありませんでした。
採決の結果、
全員賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第三五号日南市
学校給食共同調理場設置条例の一部を改正する条例であります。
この議案は、平成二十三年度より日南市
北郷学校給食センターの
管理運営を
単独学校方式に変更することに伴い、
共同調理場の名称及び位置について所要の改正を行う必要があるため提案されたものであります。
この議案に対する討論はありませんでした。
採決の結果、
全員賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第三六号日南市
飫肥城由緒施設条例の一部を改正する条例であります。
この議案は、無償で市に譲渡された旧
高橋源次郎家の
敷地内環境整備が完了し、新たに公開することに伴い、
飫肥城由緒施設について所要の改正を行う必要があるため提案されたものであります。
この議案に対する討論はありませんでした。
採決の結果、
全員賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、閉会中の
継続審査となっておりました陳情第三二号くらし支える
行政サービスの拡充を求める陳情についてであります。
審査の結果、
賛成少数をもって不採択とすることに決しました。
次に、請願第四三
号場外舟券発売場設置計画に関する請願書であります。
賛成討論として、一つ、
公営ギャンブル施設オラレ誘致ににぎわい創出を求める日南市
活性化策については、次世代を担う
子供たちの
教育環境への配慮から、また、市の品格をおとしめる点からも反対であり、本請願に賛成する。
二つ、
設置推進に向けての協議の中で九回、少なくとも六回は、
日南警察署との協議となっている。
協議内容としても、
風俗環境対策、
暴力団対策、
交通対策、
雑踏事故防止等、不安材料があり、このような計画は市民の納得が得られない。よって、請願者の理解が得られるよう努力されることを期待し本請願に賛成する。
審査の結果、
賛成少数をもって不採択とすることに決しました。(降壇)
○質 疑
影山一雄議長 ただいまの
総務文教委員長の報告に対して質疑を許します。
三十二番(
磯江純一議員) 請願第四三
号場外舟券発売場設置計画に関する請願書であります。
これは、俗にオラレといわれているんですが、最近、あのかいわいで悪質な
落書き事件等が発生しておりますけれども、まだ犯人はつかまっていないようであります。あれを見た
子供たちはどう考えるでしょうか。
警察協定は終わったと聞いておりますが、今、委員長から報告がありました
交通防犯等の内容について担当課の説明を受けられたのかどうか。そこら辺のお話をお伺いしたいと思います。
平原光則総務文教委員長 関係課の意見は聞いておりません。
影山一雄議長 ほかにございませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○討 論
影山一雄議長 ないようですので、質疑を終結し討論に入ります。
現在までに討論の通告はありませんので、これをもって討論を終結いたします。
○採 決
影山一雄議長 これより日程の順序に従い採決いたします。
議案第二九号に対する委員長の報告は
原案可決です。
これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
影山一雄議長 異議なしと認めます。
よって、議案第二九号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第三〇号に対する委員長の報告は
原案可決です。
これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
影山一雄議長 異議なしと認めます。
よって、議案第三〇号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第三一号に対する委員長の報告は
原案可決です。
これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
影山一雄議長 異議なしと認めます。
よって、議案第三一号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第三二号に対する委員長の報告は
原案可決です。
これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
影山一雄議長 異議なしと認めます。
よって、議案第三二号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第三三号については起立により採決いたします。なお、起立されない方は反対とみなしますので念のため申し上げます。
議案第三三号に対する委員長の報告は
原案可決です。
これに賛成の諸君の起立をお願いします。
[
賛成者起立]
影山一雄議長 賛成多数です。
よって、議案第三三号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第三四号に対する委員長の報告は
原案可決です。
これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
影山一雄議長 異議なしと認めます。
よって、議案第三四号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第三五号に対する委員長の報告は
原案可決です。
これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
影山一雄議長 異議なしと認めます。
よって、議案第三五号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第三六号に対する委員長の報告は
原案可決です。
これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
影山一雄議長 異議なしと認めます。
よって、議案第三六号は原案のとおり可決されました。
次に、陳情第三二号に対する委員長の報告は不採択とするものです。したがって、
会議規則第七十条第一項を準用し、陳情を可とし、すなわち採択とされる方を起立により採決いたします。なお、起立されない方は不採択とみなしますので、念のため申し上げます。
陳情第三二号を採択とすることに賛成の諸君の起立をお願いいたします。
[
賛成者起立]
影山一雄議長 賛成少数です。
よって、陳情第三二号は不採択とすることに決定いたしました。
[二十八番 杉富 正議員 退席]
影山一雄議長 次に、請願第四三号に対する委員長の報告は不採択とするものです。したがって、
会議規則第七十条第一項を準用し、請願を可とし、すなわち採択とされる方を起立により採決いたします。なお、起立されない方は不採択とみなしますので、念のため申し上げます。
請願第四三号を採択とすることに賛成の諸君の起立をお願いいたします。
[
賛成者起立]
影山一雄議長 賛成少数です。
よって、請願第四三号は不採択とすることに決定いたしました。
[二十八番 杉富 正議員 着席]
○
厚生委員長審査結果報告
影山一雄議長 次に移ります。
次は、
厚生委員会に審査を付託しておりました日程第一一議案第一八号から日程第一七議案第三九号までの以上七件について、委員長の審査結果の報告を求めます。
福岡浩一厚生委員長(登壇) 私
ども厚生委員会に付託を受けました議案七件について審査した結果等を報告します。
初めに、議案第一八号平成二十三年度日南市
国民健康保険特別会計予算についてです。
予算額は八十億七千百万円で、前年度当初予算比二・三%の増となっておりますが、これは、
保険財政の安定化を図るために
国民健康保険連合会へ拠出する
共同事業拠出金の増や平成二十二年度の実績をもとに見込んだ
保険給付費の増などが主なものです。
歳入の主なものは
国民健康保険税十八億五百三十七万円、
国庫支出金十七億六千三百二十六万二千円、
前期高齢者交付金十八億七千百五万二千円、
共同事業交付金十億七千九百九十三万一千円、繰入金七億六千百十五万六千円などであり、歳出の主なものは
保険給付費五十五億六千九百八十四万七千円、
後期高齢者支援金等七億九千五百四十万五千円、
共同事業拠出金十億七千九百九十三万一千円、
保険事業費九千四百四十六万二千円などです。
採決の結果、
全員賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第一九号平成二十三年度日南市
後期高齢者医療特別会計予算です。
予算額は七億三千六百万円で、前年度当初予算比五・五%の減となっておりますが、これは
後期高齢者医療広域連合に対する給付金の減などが主なものです。
歳入の主なものは
後期高齢者医療保険料四億一千九百五十四万九千円、繰入金二億八千九百八十七万九千円などであり、歳出の主なものは
後期高齢者医療広域連合納付金六億五千六百七十万五千円などです。
採決の結果、
全員賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第二〇号平成二十三年度日南市
介護保険特別会計予算です。
予算額は五十四億八千百万円で、前年度当初予算比四・四%の増となっておりますが、これは平成二十二年度の
保険給付費及び
認定状況の実績をもとに見込んだ
保険給付費の増などが主なものです。
歳入の主なものは保険料七億六百五十五万七千円、
国保支出金十三億六千百五十万三千円、
支払基金交付金十五億六千三百六十六万一千円、
県支出金八億三千七十七万三千円などであり、歳出の主なものは
保険給付費五十一億八千八百八十九万一千円、
地域支援事業費一億二千二百四十七万二千円などです。
採決の結果、
全員賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第二一号平成二十三年度日南市
病院事業会計予算についてです。
予算額については、
収益的収支では
収入総額十一億五千七百二十四万二千円に対し、
支出総額十一億五千六百三十七万六千円で、
差し引き八十六万六千円の
黒字予算となっております。
また、
資本的収支では
収入総額八千五百万一千円に対し、
支出総額一億八千八十五万円で、
差し引き九千五百八十四万九千円の不足を生じますが、これは
内部留保資金などで補てんされることとなっております。
採決の結果、
全員賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
なお、次のとおり意見・要望が付言されました。
健全な経営を行っていくためにも医師の確保に全力を尽くし、赤字決算とならないよう努力されたい。
次に、議案第三七号日南市協働の
まちづくり条例についてです。
本案は、本市の目指す
まちづくりの基本理念を明らかにするとともに、市民を主役に協働の
まちづくりを推進することを目的とした条例を制定するため提案されたものです。
採決の結果、
全員賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第三八号日南市身体障がい
者福祉タクシー料金助成金支給に関する条例の一部を改正する条例についてです。
本案は、身体障がい者の社会参加に福祉の増進を図るため、
助成制度を利用できる
タクシーの範囲についてその範囲を拡大するため提案されたものです。
採決の結果、
全員賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第三九号日南市
養護老人ホーム条例を廃止する条例についてです。
本案は、新たに民設民営として
養護老人ホームが移転新築されることに伴い、本市が設置している
養護老人ホーム和光園の用途を廃止するため提案されたものです。
採決の結果、
全員賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で審査結果等の報告を終わります。(降壇)
○質 疑
影山一雄議長 ただいまの
厚生委員長の報告に対して質疑を許します。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○討 論
影山一雄議長 ないようですので、質疑を終結し討論に入ります。
現在までに討論の通告はありませんので、これをもって討論を終結いたします。
○採 決
影山一雄議長 これより日程の順序に従い採決いたします。
議案第一八号に対する委員長の報告は
原案可決です。
これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
影山一雄議長 異議なしと認めます。
よって、議案第一八号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第一九号に対する委員長の報告は
原案可決です。
これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
影山一雄議長 異議なしと認めます。
よって、議案第一九号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第二〇号に対する委員長の報告は
原案可決です。
これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
影山一雄議長 異議なしと認めます。
よって、議案第二〇号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第二一号に対する委員長の報告は
原案可決です。
これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
影山一雄議長 異議なしと認めます。
よって、議案第二一号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第三七号に対する委員長の報告は
原案可決です。
これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
影山一雄議長 異議なしと認めます。
よって、議案第三七号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第三八号に対する委員長の報告は
原案可決です。
これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
影山一雄議長 異議なしと認めます。
よって、議案第三八号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第三九号に対する委員長の報告は
原案可決です。
これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
影山一雄議長 異議なしと認めます。
よって、議案第三九号は原案のとおり可決されました。
○
産業経済委員長審査結果報告
影山一雄議長 次に移ります。
次は、
産業経済委員会に審査を付託しておりました日程第一八議案第四〇号及び日程第一九議案第四一号の以上二件について、委員長の審査結果の報告を求めます。
坂口義弘産業経済委員長(登壇) 私
ども産業経済委員会に付託を受けました議案二件について審査した結果等を御報告いたします。
議案第四〇号日南市
耕地災害復旧事業賦課金徴収条例の一部を改正する条例であります。
本案は、営農活動の促進と遊休農地の解消を図るため、
耕地災害復旧事業にかかわる
農業用施設災害復旧のうち、公共性の高い道路、水路について賦課金の徴収を免除するために提案されたものであります。
採決の結果、
全員賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第四一号日南市
林道開設事業分担金徴収条例であります。
本案は、旧三市町の制度を統一し、新市として新たに
林道開設費用分担金制度を定める条例を制定するため提案されたものです。
採決の結果、
全員賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で審査結果の報告を終わりますが、よろしく御審議くださいますようお願いいたします。(降壇)
○質 疑
影山一雄議長 ただいまの
産業経済委員長の報告に対して質疑を許します。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○討 論
影山一雄議長 ないようですので、質疑を終結し討論に入ります。
現在までに討論の通告はありませんので、これをもって討論を終結いたします。
○採 決
影山一雄議長 これより日程の順序に従い採決いたします。
議案第四〇号に対する委員長の報告は
原案可決です。
これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
影山一雄議長 異議なしと認めます。
よって、議案第四〇号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第四一号に対する委員長の報告は
原案可決です。
これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
影山一雄議長 異議なしと認めます。
よって、議案第四一号は原案のとおり可決されました。
○
建設水道委員長審査結果報告
影山一雄議長 次に移ります。
次は、
建設水道委員会に付託しておりました日程第二〇議案第二二号から日程第二六議案第二八号までの以上七件について、委員長の審査結果の報告を求めます。
徳尾尚男建設水道委員長(登壇) 私
ども建設水道委員会に付託を受けました議案七件について審査した結果等を報告いたします。
初めに、議案第二二号平成二十三年度日南市
簡易水道特別会計予算です。
予算総額は二億二千百万円で、前年度の当初予算に比べ三・五%の減となっております。事業の主なものとしては、
伊比井地区、
吹毛井地区、
郷之原地区の老朽化した配水管の布設がえや
郷之原地区の電気計装設備の更新、
水道施設の
耐震調査負担金などであります。
採決の結果、
全員賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第二三号平成二十三年度日南市
大島簡易水道特別会計予算です。
予算総額は二百万円で、前年度当初予算と同額となっております。予算の内容としては、水道水の安定供給を図るための施設にかかわる
維持管理費です。
採決の結果、
全員賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第二四号平成二十三年度日南市農業集落排水特別会計予算です。
予算総額は三千百万円で、前年度の当初予算に比べ四一・五%の減となっております。予算内容としては、内之田及び坂元地区農業集落排水施設の安定稼働を行うための維持管理経費です。
採決の結果、
全員賛成をもって原案のどおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第二五号平成二十三年度日南市漁業集落排水特別会計予算です。
予算総額は三千三百万円で、前年度の当初予算に比べて六・五%の増となっております。予算の内容としては、富土及び夫婦浦地区漁業集落排水施設の安定稼働を行うための維持管理経費です。
採決の結果、
全員賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第二六号平成二十三年度日南市公共下水道事業会計です。
収益的収支では、
収入総額六億九千四百五十八万二千円に対し、
支出総額は六億八千六百万円で、
差し引き八百五十八万二千円の
黒字予算となっております。
資本的収支では、
収入総額七億四千四百六十五万九千円に対し、
支出総額は十億百万円で、
差し引き二億五千六百三十四万一千円の不足を生じますが、これは
内部留保資金などで補てんすることとなっております。
建設事業の主なものとしては、吾田地区の汚水管等の整備や下水終末処理場の改築更新工事であります。
採決の結果、
全員賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第二七号平成二十三年度日南市特定環境保全公共下水道事業会計予算です。
収益的収支では、
収入総額九千五百五十四万六千円に対し、
支出総額は九千三百七十万円で、
差し引き百八十四万六千円の
黒字予算となっております。
資本的収支では、
収入総額一億八千四百四十四万円九千円に対し、
支出総額は二億二千二百六十万円で、
差し引き四千十五万一千円の不足を生じますが、これは
内部留保資金などで補てんすることとなっております。
建設事業の主なものとしては、大藤地区の汚水管の整備等であります。
採決の結果、
全員賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
最後に、議案第二八号平成二十三年度日南市水道事業会計予算です。
収益的収支では、
収入総額十億一千八百六十万円に対し、
支出総額は九億六千三百六十万円で、
差し引き五千五百万円の
黒字予算となっております。
資本的収支では、
収入総額一億九千九百六十二万四千円に対し、
支出総額は四億九千五百四十二万四千円で
差し引き二億九千八百八十万円の不足を生じますが、これは
内部留保資金などで補てんすることとなっております。
建設事業の主なものとしては、配水管整備、基幹施設の耐震調査や南郷地区の管路地理情報システムの構築などであります。
採決の結果、
全員賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で審査結果の報告を終わりますが、よろしく御審議くださいますようお願いいたします。(降壇)
○質 疑
影山一雄議長 ただいまの建設水道委員長の報告に対して質疑を許します。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○討 論
影山一雄議長 ないようですので、質疑を終結し討論に入ります。
現在までに討論の通告はありませんので、これをもって討論を終結いたします。
○採 決
影山一雄議長 これより日程の順序に従い採決いたします。
議案第二二号に対する委員長の報告は
原案可決です。
これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
影山一雄議長 異議なしと認めます。
よって、議案第二二号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第二三号に対する委員長の報告は
原案可決です。
これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
影山一雄議長 異議なしと認めます。
よって、議案第二三号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第二四号に対する委員長の報告は
原案可決です。
これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
影山一雄議長 異議なしと認めます。
よって、議案第二四号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第二五号に対する委員長の報告は
原案可決です。
これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
影山一雄議長 異議なしと認めます。
よって、議案第二五号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第二六号に対する委員長の報告は
原案可決です。
これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
影山一雄議長 異議なしと認めます。
よって、議案第二六号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第二七号に対する委員長の報告は
原案可決です。
これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
影山一雄議長 異議なしと認めます。
よって、議案第二七号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第二八号に対する委員長の報告は
原案可決です。
これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
影山一雄議長 異議なしと認めます。
よって、議案第二八号は原案のとおり可決されました。
○予算審査特別委員長審査結果報告
影山一雄議長 次に移ります。
次は、予算審査特別委員会に付託しておりました日程第二七議案第一七号について、特別委員長の審査結果の報告を求めます。
坂田武人予算審査特別委員長(登壇) 私ども予算審査特別委員会に審査を付託されました、議案第一七号平成二十三年度日南市一般会計予算について審査した結果等について御報告します。
まず審査方法としては、各
常任委員会を単位とする四つの分科会を設け本案を分割付託し、それぞれ関係ある分科会において休会中関係部課長等の説明を求め、慎重に審査を行ったところです。
なお、本日予算審査特別委員会の全体会議を開き、各分科会長の報告を求め審査しましたが、その各分科会長の報告及び各分科会長に対する質疑並びに予算内容については、議員各位も特別委員会の委員として本案の審査に当たられたことでもありここでは省略します。
また、討論については日南市議会の運営基準に従い、本会議において行うものとし、採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
なお、次のとおり意見・要望が付言されました。
初めに、市議会議員選挙費の立会人の報酬に関連して、投票所における投票立会人の選任に当たっては、選挙の公共性、公明公正さを欠くことのないよう特段の配慮をされたい。
次に、漁業を取り巻く環境は、魚価の低迷、燃油高騰、資源枯渇問題等により非常に厳しい状況である。漁業者の経営安定と水産物の安定供給を図るためにも、徹底した対策を講じられたい。
次に、農業経営基盤の強化を図るため、経営体育成交付金事業などの各種事業を積極的に活用し、その活用に当たっては、新規就農者を含む農業者が取り組みやすい環境を整備されたい。
次に、国道二百二十号及び東九州自動車道清武─日南間の整備について、これまで以上の積極的な運動を展開し、早期整備に向けて取り組みを強化されたい。
次に、今回の東北地方太平洋沖地震に対する復興支援に対し、国では、復興予算として二十五兆円程度必要であると見込み、財源確保の観点から被災地以外の県や市町村に対する国庫補助金や交付金、地方交付税等の大幅な予算組み替え等による対応が想定される。このことから、本市においても今後、国の補助事業等の凍結、地方交付税や各交付金等の削減が想定されるので、各事業執行事務に当たっては十分に留意されるべきであり、その対応に当たっては万全を期されたい。
以上で報告を終わります。(降壇)
○質疑省略の件
影山一雄議長 この際、お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第一七号につきましては、議長を除く全議員をもって構成する特別委員会で審査した案件ですので、質疑を省略して審議したいと思いますが、これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
影山一雄議長 異議なしと認めます。
よって、質疑を省略して審議することに決定しました。
○討 論
影山一雄議長 これより討論に入ります。
一名の議員より討論通告を受けておりますので、これを許可します。
井福秀子議員の発言を許します。
二十五番(井福秀子議員) 議案第一七号平成二十三年度日南市一般会計予算について、反対討論を行います。
今年度も地方特定・平野線に二千九百九十万円の予算が組まれています。これは、二級河川益安川河川改修に伴い、羽山橋をかけかえる工事負担金と道路を新しくつくる工事に係るものです。長さ三百六十五メートル、幅六・五から十五メートルにもなります。
また、街路整備事業の平野線には二千百万円が組まれています。これは、東九州自動車道日南インターから市街地へのアクセス道路として、また工業地域から油津港への輸送搬路として位置づけし、整備を行うというものです。長さ五百七十六メートル、幅十六メートル、どちらとも今年度完成ということですが、この平野線はどう見ても王子製紙の専用道路としか思えません。
この事業は、企業は全くの負担なしですべて税金で賄われています。しかも、計画道路に企業の用地がありそれも市が買い上げて三百二十九万八千四十八円を企業に支払うという、何とも至れり尽くせりの大企業中心のお金の使い方ではありませんか。
平野線は平成十三年度から始まり、今年度完成までに益安平野線も含めると十二億九千三百四十万円、約十三億円の税金が使われます。広渡川に二百六十メートルの橋をかけないと完成しても目的どおりには使えず、これから整備スケジュールを計画していくというものです。全く見通しもないままに計画が実行されてまいりました。県に、広渡川に橋をかけてもらおうと思っても容易なことではありません。企業も応分に負担をするべきではないでしょうか。
本年度の予算では、厳しいと言いながらこのように大きな企業には依然としてお金を投入し続けております。
その一方で、市民の暮らしは大変な状況に置かれております。私たちが行った市民アンケートの結果、市政に望むことの中で最も多かったのが、
国民健康保険税や介護保険料等の軽減です。
国民健康保険税を納める身になって思い知った。年金暮らしで高い
国民健康保険税を納めるのは身を削られる思いだなど、市民の声が寄せられています。
雇用確保についても二番目に多く、失業の不安を感じている。賃金も安く生活が苦しい。
子供たちも求職中で仕事がない。仕事が欲しいという声。雇用対策についても、本当に仕事のない人に緊急雇用対策をとるなどが必要ではないでしょうか。
人口増加対策としてあれほど子育て支援に力を入れると言いながら、目立った子育て支援策はありません。
また、これほど経済が冷え切って、中小零細企業が低賃金でボーナスも出せず商売を続けていくのがやっとという市内の状況がある中、仕事おこし、経済波及効果のある試され済みの住宅リフォーム助成事業もことしは組み込まれておりません。住宅リフォーム助成の制度に、我が党の議員が国会でも国の支援を求めました。それに対して、菅首相は、社会資本整備総合交付金を活用することができ、今後ともこのような取り組みを支援していくと答弁しております。業者の仕事と雇用をふやすために、こうした国の制度を活用していくことが大切だと思います。
また、中心市街地関連で予算がついて、オラレが商店街の活性化の一環として位置づけられておりますが、疑問を持たざるを得ません。
国のひどい政治から市民の命と暮らしを守り、防波堤の役割を果たすのが地方自治体の責務だと思います。しかし、今回の予算は不十分ですので反対いたします。
以上で討論を終わります。
影山一雄議長 以上で、通告による討論は終わりましたので、これをもって討論を終結いたします。
○採 決
影山一雄議長 これより採決いたします。議案第一七号については、起立により採決いたします。なお、起立されない方は反対とみなしますので、念のため申し上げます。
議案第一七号に対する委員長の報告は
原案可決です。
これに賛成の諸君の起立をお願いいたします。
[
賛成者起立]
影山一雄議長 賛成多数です。
よって、議案第一七号は原案のとおり可決されました。
─────────────── ○ ───────────────
*日程第二八 議案第四三号及び日程第二九 議案第四四号
影山一雄議長 次に移ります。
次は、日程第二八議案第四三号及び日程第二九議案第四四号の以上二件を一括議題といたします。
○提案理由説明
影山一雄議長 市長の提案理由の説明を求めます。
谷口義幸市長(登壇) ただいま議題とされました議案第四三号及び議案第四四号について、提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第四三号は、日南市教育委員会の委員の任命についてであります。
教育委員会の委員松浦茂晴氏の任期が平成二十三年五月十八日で満了することに伴い、新たに同委員として藤田義弘氏を任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第四条第一項の規定により、議会の同意を求めるものであります。
藤田氏は、宮崎大学農学部農業工学科を卒業後、昭和四十七年から旧北郷町職員として勤務され、平成十七年三月に退職されるまで教育総務課長、環境保全課長などの要職を歴任されました。また、旧北郷町教育委員会の委員としても御活躍され、現在、日南市人権擁護委員を務めておられます。人格高潔で教育、学術及び文化に関し卓越した識見を有されており、教育委員としてふさわしい方であると確信し、提案申し上げるものであります。
次に、議案第四四号は、日南市公平委員会の委員の選任についてであります。
公平委員会の委員谷山孝雄氏の任期が平成二十三年五月十八日で満了することに伴い、新たに同委員として蓑毛義廣氏を選任したいので、地方公務員法第九条の二第二項の規定により、議会の同意を求めるものであります。
蓑毛氏は、宮崎県立日南農林高等学校を卒業後、昭和四十八年から旧北郷町職員として勤務され、平成二十二年三月に退職されるまで旧町の開発整備課長、環境整備課長、さらに合併後の北郷町総合支所開発整備課長などの要職を歴任された方であります。人格高潔で地方自治の本旨及び民主的で能率的な事務処理に理解があり、人事行政に識見を有され、公平委員としてふさわしい方であると確信し、提案申し上げるものであります。
以上で提案理由の説明を終わりますが、何とぞよろしくお願い申し上げます。(降壇)
○質疑及び委員会付託並びに討論省略の件
影山一雄議長 ただいま議題となっております人事案件につきましては、申し合わせのとおり、質疑及び委員会付託並びに討論を省略して採決したいと思いますが、これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
影山一雄議長 異議なしと認めます。
よって、お諮りしましたとおり決定しました。
○採 決
影山一雄議長 これより採決いたします。
議案第四三号を原案のとおり同意することに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
影山一雄議長 異議なしと認めます。
よって、議案第四三号は原案のとおり同意されました。
次に、議案第四四号を原案のとおり同意することに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
影山一雄議長 異議なしと認めます。
よって、議案第四四号は原案のとおり同意されました。
─────────────── ○ ───────────────
*日程第三〇 議員提出議案第三七号
影山一雄議長 次に移ります。
日程第三〇議員提出議案第三七号を議題といたします。
○質疑及び委員会付託並びに討論省略の件
影山一雄議長 お諮りいたします。
ただいま議題といたしました議案につきましては、日南市議会の運営基準に従い、質疑及び委員会付託並びに討論を省略して審議したいと思いますが、これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
影山一雄議長 異議なしと認めます。
よって、質疑、委員会付託、討論を省略して審議することに決定いたしました。
○提出者趣旨説明
影山一雄議長 それでは、提出者の趣旨説明を求めます。
長友昭三郎議会運営委員長 それでは、自席より意見書を朗読し趣旨説明とさせていただきます。
子ども手当財源の地方負担に反対する意見書。
政府は、平成二十二年度予算から導入した子ども手当について、全額国庫負担で実施するとの方針を繰り返し表明してきた。
地方負担を前提とした平成二十二年度の子ども手当と児童手当を併給する方式はあくまで「暫定措置」であり、原口一博前総務大臣は国会答弁等において、地方負担を平成二十三年度以降は継続しないことを明確にしていたところである。
しかしながら、政府は、平成二十三年度以降の子ども手当の財源について、国の財源不足を理由に地方負担を継続することなどを前提に議論を進めている。
子育て支援は、地域の実情に応じ地方自治体が創意工夫を発揮できる分野を地方が担当すべきであり、子ども手当のような全国一律の現金給付については国が担当し、全額を負担すべきであり平成二十三年度以降の子ども手当の本格的な制度設計に当たって、一方的に地方負担が継続されることは容認することができない。
よって、子育て支援の国と地方の役割を早急に明確化し、平成二十三年度以降の子ども手当については、現行の地方負担を廃止し全額国庫負担で行うよう強く求める。
以上、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。
平成二十三年三月二十五日
宮崎県日南市議会
提出先 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、内閣官房長官、総務大臣、財務大臣、厚生労働大臣、国家戦略担当大臣。
以上で趣旨説明を終わりますが、よろしく御審議くださいますようお願いいたします。
○採 決
影山一雄議長 これより採決いたします。
議員提出議案第三七号について原案のとおり可決することに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
影山一雄議長 異議なしと認めます。
よって、議員提出議案第三七号は原案のとおり可決されました。
─────────────── ○ ───────────────
*日程第三一 道路・港湾等交通網整備促進特別委員会の最終報告
影山一雄議長 次に移ります。
次は、日程第三一道路・港湾等交通網整備促進特別委員会の最終報告を議題といたします。
○特別委員長最終報告
影山一雄議長 特別委員長の報告を求めます。
河野哲夫道路・港湾等交通網整備促進特別委員長(登壇) 道路・港湾等交通網整備促進特別委員会の最終報告をさせていただきます。
当特別委員会は、平成二十一年七月の定例会におきまして、東九州自動車道など主要道路交通網の整備及び重要港湾油津港など海上交通網の利活用促進等に関する諸問題に対処するために設置され、約一年八カ月にわたり委員会の活動を行ってまいりました。
それでは、昨年三月の第二回定例会において中間報告を行った以降のこれまでに行いました活動の主なものを御報告いたします。
課題としましては、まず主要交通網でありますが、東九州自動車道の清武─北郷─日南間の整備については平成十五年の国幹会議において新直轄方式での整備が決定されて以降、着々とその整備が進んでおり、現在では目に見える形で工事の進捗状況は確認できるようになってはいるものの、平成二十一年度から実施された道路特定財源の一般財源化に伴い、新直轄事業で工事が行われているこの区間の早期完成を迎えるには財源の確保が非常に重要な課題となっております。
平成二十三年度における国の予算案を見ても、東九州自動車道の早期完成のために他の路線を重点的に配分されたとはいえ、北郷─日南間については二億円程度と非常に厳しいものがあり、また先月九日に国土交通省が発表した平成二十三年度直轄事業計画においては、清武─北郷─日南間の開通予定は平成二十八年度以降ということで開通のめどは立っておりません。
一方、国道二百二十号につきましては、連続降雨量百七十ミリ以上となると通行どめとなり、海岸沿いの地区においては大雨の時期ともなるといつも大変な思いを強いられております。災害に強い国道二百二十号の整備を図っていただくため命の道として重要な路線であるとの認識に立ち、今回は本特別委員会はもちろんのこと、他の議員各位においても「国道二百二十号命の道を守る会」の皆さんと協働して宮崎市内やイベント会場において防災対策の早期整備実現を目指す署名活動に参加したところであります。
また重要港湾油津港においては、平成十年に油津港東埠頭に水深十メートルと十二メートルの岸壁が完成して以来、現在三つの定期貨物航路が運航されており、これにより油津港における取扱貨物量もふえている状況であるにもかかわらず、県地域防災計画における防災拠点港の中で唯一未整備である耐震強化岸壁やタグボートの未設置に伴う費用が年間数千万円単位でかかってしまうといった課題があります。
このような状況を受け、本特別委員会としましては東九州自動車道の清武─北郷─日南間及び命の道である国道二百二十号、重要港湾油津港の整備促進の重要性につきましては、それぞれ山積みする課題解決のため、昨年十一月十一日から十二日にかけて民主党宮崎県連の津村重光常任顧問、児玉県土整備部長、民主党陳情要請対応本部の大久保勉副本部長、国土交通省の甲村技監を初めとする各幹部、最後に本県出身の国会議員に直接お会いして東九州自動車道及び国道二百二十号防災対策未実施区間の予算確保、重要港湾油津港の整備について要望を行ってまいりました。
以上、本特別委員会の活動について御報告いたしましたが、昨年四月に口蹄疫が発生したことにより、関係省庁に対するさまざまな課題に対する要望活動や類似都市研修については納得のいく活動が十分できませんでした。
当委員会といたしましては、東九州自動車道など真に必要な道路、命の道としての国道二百二十号などの道路網の整備促進を図ることや県南地域における産業、物流の拠点港であり経済振興を図る上で非常に重要な油津港等の港湾機能の充実を図ることは、日南市にとりましても必要不可欠であると考えております。
最後に、各案件とも課題が非常に山積みしておりますが、今後とも市当局や関係機関と連携をとりながら、日南市の発展のためにさらに調査研究など努力していくことが必要であるということを申し上げまして、当委員会の最終報告といたします。(降壇)
○質 疑
影山一雄議長 ただいまの報告に対しまして質疑を許します。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○討 論
影山一雄議長 ないようですので、質疑を終結し討論に入ります。
[「なし」と呼ぶ者あり]
ないようですので、討論を終結します。
○採 決
影山一雄議長 これより採決いたします。
道路・港湾等交通網整備促進特別委員会は、今回をもって終了することに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
影山一雄議長 異議なしと認めます。
よって、道路・港湾等交通網整備促進特別委員会は、今回をもって終了することに決定いたしました。
─────────────── ○ ───────────────
*日程第三二 議員派遣について
影山一雄議長 次に移ります。
次は、日程第三二議員派遣についてを議題といたします。
お手元に配付してあります資料の五ページのとおり、本日までに議員の派遣を要する会議等が開催され、議長において派遣を許可いたしましたので御報告いたします。
─────────────── ○ ───────────────
*諸報告
影山一雄議長 以上で、本定例会に提出されました全案件の審議を終了いたしました。
─────────────── ○ ───────────────
*市長あいさつ
影山一雄議長 この際、市長のごあいさつをお願いいたします。
谷口義幸市長(登壇) 平成二十三年第二回日南市議会定例会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつ申し上げます。
去る三月十一日に発生しました東北地方太平洋沖地震により被災されました多くの皆様に、改めまして心からのお見舞いを申し上げます。
発生から本日で二週間。いまだに死者、行方不明者の数はふえ続けており、毎日報道されます現地の悲惨な状況に言葉もなく、ただ、救助されました方々への十分な支援や福島原発事故の沈静化を願うばかりであります。
さて議員の皆様におかれましては、年度末の慌ただしい中、本日までの間、本会議及び委員会を通じまして提案いたしました議案等につきまして御審議いただき、まことにありがとうございました。
平成二十一年三月三十日の新日南市の発足以来、第一期の日南市議会議員であります皆様におかれましては、この三月二十九日に任期満了を迎えられます。この二年間、新市の発展と基盤づくりに寄与いただき、日南市民を代表いたしまして心より感謝を申し上げる次第であります。
また、今期限りで勇退されます皆様におかれましては、市民の負託にこたえられ、市政に多大なる御貢献をいただきました。本日をもって議場を去られる皆様の胸中には、きっと数多くの思い出が走馬灯のごとく去来しているものと存じます。長年にわたります御活躍と御労苦に対しまして、深甚の敬意を表しますとともに心より感謝を申し上げます。
あわせまして、これまでの議員活動を陰で支えてこられました御家族の皆様にも、この場をおかりいたしまして感謝申し上げます。
さて新市発足後のこの二年間を振り返りますと、国内では新型インフルエンザの流行や口蹄疫、鳥インフルエンザの発生、そして現在も行方不明者の捜索が続き我が国の産業経済に大きな影響を及ぼしている東北地方太平洋沖地震並びに福島原発事故が発生し、国外におきましても北朝鮮の韓国砲撃や民主化で揺れるアフリカ・中東情勢と、衝撃的な出来事の続いた時期でありました。
また政治の世界でも、オバマアメリカ合衆国大統領の就任や民主党への政権交代など激動の二年間でもありました。
本市におきましても、市民への新型インフルエンザの感染や口蹄疫及び鳥インフルエンザの防疫、並びに新燃岳噴火に伴う降灰対策に追われた二年間でありましたが、観光特急海幸山幸の運行、飫肥杉商品のグッドデザイン賞受賞及び堀川運河の二〇一〇年度土木学会デザイン賞最優秀賞受賞など、うれしい出来事もありました。
このような中、本市といたしましては新市としての目指す将来像を明確に示した総合計画とその実行に欠かせない市政創造計画を策定し、現在、選択と集中により各種施策を推進しておりますが、議員の皆様からは数々の御提言をいただき、また新市の進む道をお示しいただき、厳しいながらも着実な歩みを続けております。改めましてお礼を申し上げます。
なお、引き続き市議会議員としての活動を目指される議員の皆様につきましては、来月に選挙が控えております。これまで築かれました実績のもとに当選いただき、再び本議場にお戻りになられますよう御健闘をお祈り申し上げます。そして、市政創造計画の実践と総合計画の遂行を見守りいただき、市政運営に対し変わらぬ御意見と御協力をいただけましたら幸いに存じます。
皆様におかれましては、時節柄、なお一層御自愛いただきますよう御祈念申し上げましてごあいさつにかえさせていただきます。(降壇)
─────────────── ○ ───────────────
*議長あいさつ
影山一雄議長 高いところから大変失礼で恐縮ではございますが、平成二十三年第二回定例会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
議員各位におかれましては、去る二月二十八日の議会開会以来本日まで、二十六日間にわたり御熱心な審議をしていただきましたことを心から感謝申し上げます。また、谷口市長を初め執行部の皆様には、真摯な態度をもって御審議に御協力いただきましたことに対しまして心からお礼を申し上げる次第であります。
さて私どもは、一昨年の三月三十日、合併により誕生した新日南市の市議会議員として旧三市町の住民の皆様のそれぞれの信託を受けた四十二名の議員が二年間の在任特例措置により、新日南市の基盤づくりの第一期の重責を務めさせていただきました。
議会は、市民の代表として市の施策に対する意思決定を行う議決機能と執行機関を監視・評価する機能を持った行政とは独立した合議制の機関であります。
昨年八月、日南市民の声として自治会や市民団体の皆様から、議会の議員定数削減の陳情が出され、さらに十二月には条例改正の直接請求が行われましたが、議会では審議の結果、いずれも
賛成少数をもって否決という結果でありました。
議員定数につきましては議会改革研究会でも審議いただいた事項でもありますが、いずれも慎重審議をし、議会としては、現在の状況においては旧三市町の地域間の格差、疲弊を避け、住民の声を市政に届け、均衡ある発展を図るためには合併協議会の決定事項である現定数が必要であるとの結論を得たところであります。
しかし、民意を無視した決議として、市民の皆様に議会のこの思いが理解いただけなかったことを大変残念に思うとともに、理解を求める説明が足りなかったことを反省しているところでございます。
また今議会において、市長提案の区長復活案に対しては、この二年間の検証をし、それぞれの自治区の意向を踏まえ、現状においては現体制が最良であるとの結論を得たものでありますが、このことはこれからも市民の皆様に説明責任を果たしていくことが必要であると考えているところでございます。
議会は、市民の代表機関であることから、市民に開かれた議会として市民参加を目指して活動しなければならず、市民への説明責任は当然の責務であります。議会改革研究会で検討いただき、全議員の皆様並びに執行当局の御理解を得て、来年度には庁舎内のモニターやインターネット等により議会中継を行うこととなりました。これを機会に、市民の皆様に議会に関心を持っていただき、市民参加の議会運営が図られることを期待するものであります。
いよいよ来月二十四日には、新日南市になって迎える第一回の市議会議員選挙であります。今議会を最後に御勇退される議員各位におかれましては、今後ますます健康に留意されまして、日南市の発展のため御指導、御協力いただきますようお願い申し上げる次第でございます。
そして、再出馬を予定されておられます議員各位におかれましては、見事に当選の栄冠をかち取られ、全員そろって再び本議場で相まみえますことを心から念願するものであります。
また開会中の三月十一日に発生いたしました東日本大震災により、多数のとうとい命が奪われ、いまだに所在不明の方や寒さに震え過酷な生活を強いられている数多くの被災者がおられます。心からお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方の御冥福と不明の方が一人でも多く無事救出されますこと、そして一日も早い復興を心より念願いたします。
市当局の素早い対応により、本市と深いつながりを持つ、壊滅的な被害をこうむった気仙沼市、塩竈市に向け、二十二日に救援物資を送り出すことができました。さらには被災地に対します義援金につきましても議決いただくとともに、議員各位より提供いただいた義援金も全国市議会議長会を通じまして、被災地の方に届けることができました。ここに改めまして当局並びに議員各位に深くお礼を申し上げます。まことにありがとうございました。
最後になりますが、不肖私、議長の職につきましてから本日まで、皆様方に大変御迷惑をおかけいたしましたが大過なくその責務を果たすことができましたことはひとえに議員各位はもとより、市長を初めとする市当局、参与の方々、議会事務局の皆様方の絶大なる御指導、御協力のたまものであると思っております。心から深く敬意と感謝を申し上げますとともに、皆様方のますますの御活躍と御健勝と御多幸を心から御祈念申し上げ、私の閉会のあいさつといたします。大変お世話になりました。ありがとうございました。
─────────────── ○ ───────────────
*閉 会
影山一雄議長 これをもちまして、平成二十三年第二回日南市議会定例会を閉会いたします。
=閉会 午前十一時四十分=
署 名 議 員
日南市議会議長 影 山 一 雄
日南市議会副議長 坂 田 武 人
日南市議会議員 磯 江 純 一
日南市議会議員 坂 口 義 弘
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