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平成29年第10回定例会(第1号 2月28日)

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  1. 延岡市議会 2017-02-28
    平成29年第10回定例会(第1号 2月28日)


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    平成29年第10回定例会(第1号 2月28日) 議  事  日  程  ( 第 一 号 )  第十回延岡市議会(定例会)第一日 平成二十九年二月二十八日(火)午前十時開会   第一    会期の決定 第二   1議案第 七五号 平成二十九年度延岡市一般会計予算      2議案第 七六号 平成二十九年度延岡市国民健康保険特別会計予算      3議案第 七七号 平成二十九年度延岡市食肉センター特別会計予算      4議案第 七八号 平成二十九年度延岡市介護保険特別会計予算      5議案第 七九号 平成二十九年度延岡市後期高齢者医療特別会計予算      6議案第 八〇号 平成二十九年度延岡市水道事業会計予算      7議案第 八一号 平成二十九年度延岡市下水道事業会計予算      8議案第 八二号 延岡市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定      9議案第 八三号 延岡市個人番号の利用等に関する条例の一部を改正する条               例の制定     10議案第 八四号 延岡市企業職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部               を改正する条例の制定
        11議案第 八五号 延岡市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の制定     12議案第 八六号 延岡市財産条例の一部を改正する条例の制定     13議案第 八七号 延岡市税条例等の一部を改正する条例の制定     14議案第 八八号 延岡市消防団条例の一部を改正する条例の制定     15議案第 八九号 延岡市火災予防条例の一部を改正する条例の制定     16議案第 九〇号 延岡市ワイヤレス放送施設整備事業分担金徴収条例を廃止               する条例の制定     17議案第 九一号 延岡市手数料条例の一部を改正する条例の制定     18議案第 九二号 延岡市空家等の適切な管理、活用等に関する条例の制定     19議案第 九三号 延岡市道の駅北方よっちみろ屋条例の一部を改正する条例               の制定     20議案第 九四号 延岡市浜木綿村条例の一部を改正する条例の制定     21議案第 九五号 延岡市道の駅北川はゆま条例の一部を改正する条例の制定     22議案第 九六号 延岡市自然休養センター条例の一部を改正する条例の制               定     23議案第 九七号 延岡市介護保険条例の一部を改正する条例の制定     24議案第 九八号 延岡市生活援助員派遣手数料徴収条例の一部を改正する条               例の制定     25議案第 九九号 延岡市北浦運動公園条例の一部を改正する条例の制定     26議案第一〇〇号 延岡市市民会館内藤記念館」条例の一部を改正する条例               の制定     27議案第一〇一号 野口遵記念館建設基金条例の制定     28議案第一〇二号 延岡市西郷隆盛宿陣跡資料館条例の一部を改正する条例の               制定     29議案第一〇三号 財産の処分     30議案第一〇四号 議決事項の一部変更(工事請負契約の締結(ヘルストピア               延岡改修建築主体工事)) 本日の会議に付した事件 日程第一    会期の決定 日程第二   1議案第 七五号 平成二十九年度延岡市一般会計予算        2議案第 七六号 平成二十九年度延岡市国民健康保険特別会計予算        3議案第 七七号 平成二十九年度延岡市食肉センター特別会計予算        4議案第 七八号 平成二十九年度延岡市介護保険特別会計予算        5議案第 七九号 平成二十九年度延岡市後期高齢者医療特別会計予算        6議案第 八〇号 平成二十九年度延岡市水道事業会計予算        7議案第 八一号 平成二十九年度延岡市下水道事業会計予算        8議案第 八二号 延岡市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定        9議案第 八三号 延岡市個人番号の利用等に関する条例の一部を改正す                 る条例の制定       10議案第 八四号 延岡市企業職員の給与の種類及び基準を定める条例の                 一部を改正する条例の制定       11議案第 八五号 延岡市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の制                 定       12議案第 八六号 延岡市財産条例の一部を改正する条例の制定       13議案第 八七号 延岡市税条例等の一部を改正する条例の制定       14議案第 八八号 延岡市消防団条例の一部を改正する条例の制定       15議案第 八九号 延岡市火災予防条例の一部を改正する条例の制定       16議案第 九〇号 延岡市ワイヤレス放送施設整備事業分担金徴収条例を                 廃止する条例の制定       17議案第 九一号 延岡市手数料条例の一部を改正する条例の制定       18議案第 九二号 延岡市空家等の適切な管理、活用等に関する条例の制                 定       19議案第 九三号 延岡市道の駅北方よっちみろ屋条例の一部を改正する                 条例の制定       20議案第 九四号 延岡市浜木綿村条例の一部を改正する条例の制定       21議案第 九五号 延岡市道の駅北川はゆま条例の一部を改正する条例の                 制定       22議案第 九六号 延岡市自然休養センター条例の一部を改正する条例                 の制定       23議案第 九七号 延岡市介護保険条例の一部を改正する条例の制定       24議案第 九八号 延岡市生活援助員派遣手数料徴収条例の一部を改正す                 る条例の制定       25議案第 九九号 延岡市北浦運動公園条例の一部を改正する条例の制定       26議案第一〇〇号 延岡市市民会館内藤記念館」条例の一部を改正する                 条例の制定       27議案第一〇一号 野口遵記念館建設基金条例の制定       28議案第一〇二号 延岡市西郷隆盛宿陣跡資料館条例の一部を改正する条                 例の制定       29議案第一〇三号 財産の処分       30議案第一〇四号 議決事項の一部変更(工事請負契約の締結(ヘルスト                 ピア延岡改修建築主体工事)) ◎午前十時八分 開議 ○議長(上田美利君)  これより、第十回延岡市議会定例会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付しております日程表のとおりであります。  この際、今期定例会における会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員に、一一番 長友幸子議員と十八番 内田理佐議員を指名いたします。 ◎日程第一 会期の決定 ○議長(上田美利君)  日程第一 会期の決定についてお諮りいたします。  会期は、本日から三月二十四日までの二十五日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上田美利君)  御異議なしと認めます。よって、会期は、本日から三月二十四日までの二十五日間と決定いたしました。 ◎日程第二 1議案第 七五号 平成二十九年度延岡市一般会計予算       2議案第 七六号 平成二十九年度延岡市国民健康保険特別会計予算       3議案第 七七号 平成二十九年度延岡市食肉センター特別会計予算       4議案第 七八号 平成二十九年度延岡市介護保険特別会計予算       5議案第 七九号 平成二十九年度延岡市後期高齢者医療特別会計予算       6議案第 八〇号 平成二十九年度延岡市水道事業会計予算       7議案第 八一号 平成二十九年度延岡市下水道事業会計予算       8議案第 八二号 延岡市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定       9議案第 八三号 延岡市個人番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例の制定      10議案第 八四号 延岡市企業職員の給与の種類及び基準を定める条例の一                部を改正する条例の制定
         11議案第 八五号 延岡市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の制定      12議案第 八六号 延岡市財産条例の一部を改正する条例の制定      13議案第 八七号 延岡市税条例等の一部を改正する条例の制定      14議案第 八八号 延岡市消防団条例の一部を改正する条例の制定      15議案第 八九号 延岡市火災予防条例の一部を改正する条例の制定      16議案第 九〇号 延岡市ワイヤレス放送施設整備事業分担金徴収条例を廃止する条例の制定      17議案第 九一号 延岡市手数料条例の一部を改正する条例の制定      18議案第 九二号 延岡市空家等の適切な管理、活用等に関する条例の制定      19議案第 九三号 延岡市道の駅北方よっちみろ屋条例の一部を改正する条例の制定      20議案第 九四号 延岡市浜木綿村条例の一部を改正する条例の制定      21議案第 九五号 延岡市道の駅北川はゆま条例の一部を改正する条例の制定      22議案第 九六号 延岡市自然休養センター条例の一部を改正する条例の制定      23議案第 九七号 延岡市介護保険条例の一部を改正する条例の制定      24議案第 九八号 延岡市生活援助員派遣手数料徴収条例の一部を改正する条例の制定      25議案第 九九号 延岡市北浦運動公園条例の一部を改正する条例の制定      26議案第一〇〇号 延岡市市民会館内藤記念館」条例の一部を改正する条例の制定      27議案第一〇一号 野口遵記念館建設基金条例の制定      28議案第一〇二号 延岡市西郷隆盛宿陣跡資料館条例の一部を改正する条例の制定      29議案第一〇三号 財産の処分      30議案第一〇四号 議決事項の一部変更(工事請負契約の締結(ヘルストピ                ア延岡改修建築主体工事)) ○議長(上田美利君)  日程第二 議案第七五号平成二十九年度延岡市一般会計予算外二十九件を一括議題といたします。  市長の提案理由の説明を求めます。  なお、この際、あわせて平成二十九年度施政方針の説明を求めます。      〔市長(首藤正治君)登壇〕 ○市長(首藤正治君)  平成二十九年度当初予算案並びに各議案の提案に当たりまして、市政運営に関する所信を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。  昨年は、四月に東九州自動車道、北九州から宮崎間が開通し、九州の循環型高速道路ネットワークのさらなる強化が図られ、企業の立地や物流の迅速化、観光客の増加、地域医療の充実など、各分野において多くのストック効果が発揮されており、私自身も本格的な高速道路時代への突入を実感しているところでございます。  また、リオデジャネイロオリンピックにおける延岡市ゆかりの六名の選手の大活躍、観光の産業化や新たな人の流れを生み出す東九州バスク化構想のスタート、さらには市民の皆様と一緒に進めてまいりましたJR延岡周辺整備が、駅前複合施設建設に着手するなど、明るい年であり、そして本市の躍動する姿を市内外に示すことのできた一年でございました。特に東九州バスク化構想につきましては、東九州バスク化構想延岡推進協議会や、佐伯市との合同による東九州バスク化構想推進協議会を立ち上げ、昨日、市内の料理人の方々による部会を創設するなど、構想の具現化に向けた体制を整備し、取り組みを推進してきているところでございます。  また、有名シェフを交えた生産者と料理人の交流イベントや、PR動画の撮影などによる筏の上のレストランプロモーションのほか、佐伯市の連携した食の魅力発信など、地産地活に基づく取り組みも積極的に進めてまいりました。  平成二十九年度は構想のさらなる展開として、地元の料理人の方々と連携し、食をテーマとした大規模なイベントを開催して、食のまちとしての存在感の高揚を図り、食関連産業基盤強化人材育成のほか、農業や水産業などの第一次産業の活性化や観光の産業化、さらにこれらの相乗効果による地域経済の好循環を生み出していきながら、これまで以上に魅力あふれる地域にしていきたいと考えております。  さて、第六次延岡市長期総合計画の二年目となる平成二十九年度は、延岡新時代を具現化させる年と位置づけ、本市の地域特性や資源を最大限生かすとともに、市民と行政が協働、連携し、さまざまな課題を解決するための方策を考えながら、これまでの各種施策取り組みに拍車をかけ、一気呵成に攻めるまちづくりを展開してまいる所存でございます。市民の皆様並びに市議会議員の皆様のより一層の御理解、御協力をお願い申し上げます。  ここからは、第六次延岡市長期総合計画の六つの基本目標に沿いまして、主な施策につきまして説明いたします。  まず初めに、地域の特色を生かした交流連携まちづくりについてであります。  高速道路の整備につきましては、東九州自動車道、北九州―宮崎間が開通し、今後は南海トラフ地震の際の支援道路として、また西九州地域との連携強化を図るために必要不可欠な九州中央自動車道早期全線開通に向け、宮崎・熊本両県沿線の行政、議会、民間と連携しながら、より強力に取り組んでまいります。今月十七日から未事業化区間の中で最重要区間と位置づけております蘇陽、五ヶ瀬、高千穂間のルート案に対する第二回目の意見聴取が開始されており、事業化へ向けて一歩前進したところでございます。  公共交通の整備につきましては、東九州バスク化構想と連動した延岡の食をイメージしたラッピングバスを運行し、さらなる交流人口の拡大を図るとともに、路線バスの維持や高齢者等交通弱者の移動手段の確保に努めてまいりたいと考えております。  交流連携まちづくりにつきましては、平成二十九年度にいわき市との兄弟都市の盟約締結二十周年という記念すべき節目を迎えることから、例年以上の幅広い市民の方々による交流を図るとともに、姉妹都市兄弟都市等との友好のきずなをさらに深めるための取り組みを進めてまいります。  大学を生かしたまちづくりにつきましては、九州保健福祉大学薬学科と連携した薬草栽培による産業の振興を初め、臨床工学科によるメディカルバレーメディカルタウン構想の推進など、産学官連携による取り組みをさらに進めるとともに、生命医科学部がん細胞研究所など、大学の機能を生かした市民講座の開設、学会等の開催支援などにも取り組んでまいります。  アスリートタウンづくりにつきましては、二〇二〇年、東京オリンピックパラリンピック開催を見据え、ホストタウン事業交流相手国であるドイツに対しまして、日本体育協会が実施する交流事業を活用したドイツスポーツ少年団との交流を図りながら、誘致種目であります柔道競技につきまして、ドイツ柔道連盟の視察の受け入れ等を行い、東京オリンピックパラリンピックだけでなく、前年に開催されます世界選手権東京大会を含めた事前合宿誘致に取り組んでまいります。  城山公園につきましては、貴重な歴史的資源である石垣を核とした城跡景観を向上させるための取り組みを継続するとともに、観光客の利便性を高めるため、城山北側駐車場にトイレを新設し、また老朽化した石垣の補強工事等を実施することで、施設の安全性の向上を図ってまいります。  内藤記念館の再整備につきましては、その基本設計に基づきまして、本市の歴史文化拠点施設となる歴史民俗博物館としての実施設計を策定するとともに、現施設の解体工事を行うことにいたしております。  移住の促進につきましては、本市の豊かな自然環境や食といった魅力を積極的に情報発信していくほか、お試し滞在施設の整備や移住活動者への支援、移住子育て世帯民間賃貸住宅の家賃に対する一部助成など、新たな取り組みを行うことで、本市への移住の動機づけにつなげてまいりたいと考えております。  二点目は、未来を切り開く活力ある産業づくりについてであります。  工業の振興につきましては、地元工業会を初め、官民協働で取り組んでいる第三次工業振興ビジョンの着実な推進を図ってまいります。具体的には、地元中小企業の意欲ある取り組みを応援するための、延岡の元気な中小企業応援事業や、生産性の向上を図り企業力を強化するための、延岡の産業支援キーパーソン展開事業に引き続き取り組んでまいります。また、若者の定住促進地元企業働き手不足の解消を図るため、地元企業の魅力を紹介した就職応援マガジンを発刊するとともに、延岡商工会議所や学校など、関係機関と連携してキャリア教育の一層の推進を図ってまいります。  延岡市メディカルタウン構想の推進につきましては、昨年、市内企業が取り組む医療機器開発プロジェクトが国のリーディング事業に採択されるなど、県北企業医療関連産業への参入が活発化しており、県や日向市、門川町とさらなる連携を図りながら、企業の開発案件の早期の事業化に向けた取り組みを加速させてまいります。  企業立地の推進につきましては、災害リスクの低さや、高速道路に隣接しているクレアパーク延岡工業団地立地環境が高く評価されており、市内外を問わず多くの問い合わせがある中で、進出に意欲を示している企業もございます。今後、こうした案件を着実に具現化し、新たな雇用の創出につなげてまいりたいと考えております。また、企業ニーズに対応して、クレアパーク延岡工業団地機能強化に継続して取り組むとともに、恵まれた立地環境地元企業の高い技術集積、優秀な人材等をPRしながら、戦略的な企業立地活動を展開してまいります。  さらに、地域経済を活力あるものとするためには、本市の経済基盤を支える中小企業者の持続的な成長を支援するとともに、地域経済の新たな担い手を育成していくことが重要であると考えております。このため、将来性のある創業者を創出するための施策や、今後、数年間に過渡期を迎える中小企業者事業承継や、社会的課題に対応したソーシャルビジネスへの支援など、延岡商工会議所等関係団体と連携しながら、強化、継続してまいります。  また、地域で発行したポイント地域通貨として消費へつなげる地域ポイント制度の導入に向け、延Joyカードの普及やポイント発行加盟店募集拡大に取り組んでまいります。  観光の産業化につきましては、高速道路整備効果によりまして、本市への入り込み客が増加する中、玄関口となる道の駅の機能強化を図るため、北川はゆまの避難施設レストランの増築や、北方よっちみろ屋の駐車場の整備を進めてまいります。さらに佐伯市を初めとした近隣自治体との連携強化を図りながら、先ほど申し上げました東九州バスク化構想や、今夏に登録見込みの祖母・傾・大崩ユネスコエコパークの推進など、食や自然、歴史、神話といった本市の魅力ある資源を生かした観光商品づくりプロモーション活動を積極的に展開し、外国人旅行者を含めたさらなる誘客に取り組んでまいります。  このような中、平成三十年のNHK大河ドラマ西郷隆盛を主人公とした西郷どんに決定されましたことは、西郷隆盛ゆかりの地を数多く有する本市を全国的にアピールする絶好の機会であり、ゆかりの地のPR展開はもとより、環境整備案内機能の充実など、観光客の満足度を高める取り組みを積極的に進めてまいりたいと考えております。  農業の振興につきましては、担い手への農地の集積、集約化の推進や、機械導入支援により、認定農業者を初めとする中心経営体育成強化を図るとともに、農家子弟や新規就農者など、多様な担い手を確保、育成してまいります。また、JA延岡との連携により、園芸用ハウスの整備を加速し、農産物の生産体制強化を進めるとともに、キャトルステーション事業により、肉用繁殖牛の飼養頭数の維持拡大を進めながら、農畜産物の収益性の向上を図ってまいります。  農業生産の効率化を図るための取り組みとしましては、沖田地区圃場整備事業の採択に向けた計画的な準備を、地域の皆様と一体となって進めてまいります。また、中山間地域等農産地域の維持、活性化を図るため、地域リーダーの養成や集落営農等の組織化を推進し、さらに有害鳥獣捕獲従事者の確保や防護柵設置による侵入防止などの有害鳥獣対策取り組みも強化してまいります。  林業の振興につきましては、新たに木材生産円滑化資金支援事業取り組み、流木購入で必要となる資金調達の円滑化を図ることで、素材生産者育成確保につなげるとともに、循環型林業促進事業により伐採跡地への再造林を促進し、持続可能な林業を確立してまいります。  水産業の振興につきましては、安定した漁業経営を確立するため、複合漁業取り組みや、新たな水産加工品の開発を支援するとともに、離島漁業再生支援事業により、島野浦における水産業の活性化に資する各種事業を展開してまいります。  六次産業化、農商工連携につきましては、意欲ある農林漁業者等に対する専門家派遣や、加工設備等の整備などの支援に加え、マッチングイベントなどを通じて産業間の連携を進めてまいります。また、九州保健福祉大学薬学科等と連携し、需要が見込める薬用作物の産地化を見据えた試験栽培等に、引き続き取り組んでまいります。  三点目は、安心・安全な暮らしを支える地域づくりについてであります。  災害時における情報伝達体制強化を図るための同報系防災行政無線統合デジタル化整備事業につきましては、平成三十年度完了を目指して、本年度は旧市の区長宅や、指定避難所などへの個別受信機の配備、屋外拡声子局の整備を中心に進めてまいります。  南海トラフ巨大地震津波避難対策につきましては、特定津波避難困難地域の解消を図るため、今年度、長浜地区津波避難タワーを建設し、現在、二ツ島地区において津波避難タワーの整備を進めているところでございます。平成二十九年度は土々呂地区におきまして、伊形支所などを同一施設内に整備する複合型津波避難施設基本設計に取り組んでまいります。また、災害時の被害軽減のため、避難所等防災機能をあわせ持った公園等の整備を行うとともに、津波から迅速に避難するため、引き続き協働・共汗津波避難路整備事業による津波避難路の整備や、緊急避難場所への避難誘導看板の設置に取り組んでまいります。  消防につきましては、近年の救急需要の増加及び現場到着時間の短縮といった課題解決と、消防署所適正配置の観点から、(仮称)延岡南分署の設置に向けた地質調査及び実施設計を行い、あわせて消防署車両適正配備を図るとともに、救急救命士を計画的に養成してまいります。また、地域防災中核的役割を担う消防団につきましては、減少傾向が続く団員の確保や安全面などの環境整備に努め、自主防災組織と連携した活動も支援してまいります。  防犯対策につきましては、青パト活動や子供の見守り活動など、地域ぐるみ安全体制づくりを進め、市民の防災意識のより一層の啓発に努めるとともに、自治区等が設置する防犯灯への支援や、LED化への支援、推進を図ってまいります。  子育て支援につきましては、妊娠から出産、育児まで切れ目のない支援を行うことにより、安心して子供を産み育てることができる環境づくりを推進してまいります。このため、子育てに関する総合的な機能を持ち、新たな子育て支援の拠点となる(仮称)子どもの城の整備につきまして、本年度策定しております基本構想、基本計画に基づき、平成二十九年度は施設の基本設計及び実施設計に取り組んでまいります。  また、子供の貧困が大きな社会問題となっていることから、本市における子供の貧困の実態を調査し、効果的な支援体制の策定を行うとともに、ひとり親家庭につきましては、自立に向けた生活支援や、九州保健福祉大学と連携した子供たちへの学習支援などに、引き続き取り組んでまいります。さらに発達に課題のある子供の早期発見・支援につきましては、現在、九州保健福祉大学や専門家と連携して、発達相談や保育園訪問などを行っているところであり、引き続き、より効果的な発達支援の仕組みづくりに向けて取り組んでまいります。また、平成二十九年度から新たに不妊に悩む夫婦に対し、経済的負担を軽減するため、人工授精などの一般不妊治療費の助成を行ってまいります。  高齢福祉介護につきましては、高齢者の生きがいと健康づくりの支援、並びに社会参加の促進に努めるとともに、高齢者が住みなれた地域で安心して日常生活を営むことができるよう、地域の実情に応じて医療、介護、介護予防、住まい及び日常生活の支援が包括的に確保される、地域包括ケアシステムの整備充実に努めてまいります。そのため、本年度に引き続き地域包括支援センターの生活支援コーディネーターによる地域の社会資源発掘や、必要な生活支援サービスの創出を初め、医療機関や介護事業所等とのネットワークの構築に取り組んでまいります。  障がい福祉につきましては、相談や療育の支援体制の充実を図るとともに、関連する行事への協力など、市民への啓発活動を通じて、障がいのある人の暮らしやすいまちづくりに努めてまいります。  健康長寿のまちづくりにつきましては、生活習慣病やロコモティブシンドロームの予防など、延岡市健康長寿推進市民会議と連携しながら、市民運動の拡大に取り組んでまいります。また、感染症の蔓延と重症化を予防するため、定期予防接種の確実な実施に加え、任意予防接種への助成を引き続き行ってまいります。  ヘルストピア延岡につきましては、現在実施している屋根改修工事等に引き続き、設備の改修工事に取りかかり、施設の長寿命化を図ってまいります。  地域医療につきましては、ここ数年、毎年のように新規医療機関の開業などが実現し、医師増加のための施策の成果が着実にあらわれておりますので、今後もこの取り組みの充実に努めてまいります。また、日曜、祝日、夜間の急病患者に対する初期救急医療体制など、市民が安心して生活できる地域医療体制の整備に引き続き取り組んでまいります。  生活困窮者や生活保護受給者につきましては、関係機関と連携し、自立に向けて個別の状況やニーズに応じた支援を行ってまいります。  四点目は、豊かな心を育む人づくりについてであります。  学校教育の充実につきましては、ICT教育環境の計画的な整備に取り組むとともに、小中学校学力向上支援事業や、小学校基礎学力向上推進事業などにより、児童生徒の学力向上及び教育環境の充実に努めてまいります。また、市内四校の小中一貫校を初め、全中学校区において小中学校連携による一貫した教育を推進することにより、学力向上や生徒指導の充実を図るほか、市民や地域の教育力を活用した土曜授業や、ふるさと教育推進事業を継続していくことにより、児童生徒がふるさと延岡を理解し、誇りを持てるような教育の推進に努めてまいります。  学校施設の整備につきましては、平成二十九年度に完了予定の南方小学校校舎の新造改築事業を初め、その他施設につきましても補修工事等を実施することにより、安全・安心な学校づくりに努めるとともに、新たに松田丈志選手を育てた東海中学校のプールの整備に着手いたします。  生涯学習、社会教育につきましては、学校支援地域本部事業と放課後子ども教室を新たに上南方小中学校で実施するとともに、公民館寺子屋事業などにより、学校、家庭、地域が連携した教育力の向上に努めてまいります。  図書館につきましては、市民の生涯学習の拠点施設として、本館や分館での図書の貸し出しや予約を初め、移動図書館の巡回や学校図書館の支援等を行い、サービスのさらなる充実を図ってまいります。  文化施設につきましては、本市の文化の殿堂として長く市民の皆様に親しまれている野口記念館の建てかえ費用として、このたび旭化成株式会社から三十億円の寄附をいただくことになりました。ここに深く感謝申し上げますとともに、新たな施設建設にしっかりと取り組んでまいります。  スポーツ、レクリエーションにつきましては、利用者はもとより、観覧者にも魅力的な施設環境の充実に取り組み、県営総合体育館の誘致についても積極的に要望活動を行ってまいります。  人権が尊重されるまちづくりにつきましては、引き続き延岡市人権教育啓発推進方針に基づいた施策の展開を図るとともに、延岡市人権啓発推進協議会や関係団体等と連携しながら、効果的な人権教育啓発の実施、人権課題の解決に取り組んでまいります。  五点目は、快適で機能的な都市環境づくりについてであります。  廃棄物対策につきましては、市民サービスの向上を目的に、資源物の収集運搬業務を平成三十年四月一日から民間委託に切りかえることにより、職員配置を見直し、ごみ減量化等の循環型社会の形成に向けた推進体制を強化することとしており、平成二十九年度はそのための準備を進めてまいります。また、環境に配慮した適正なごみ処理を継続して行うとともに、川島埋立場の跡地を有効に活用するための工事にも着手いたします。  JR延岡周辺整備につきましては、駅前複合施設、東西自由通路、JR延岡駅舎、宮崎交通バスセンターの平成二十九年度内のグランドオープンに向けて整備を進めてまいります。新しい延岡駅舎は耐震改修を終え、夏ごろには供用開始される見込みであり、また昨年十月に着工した駅前複合施設につきましては、施設の開館に向け市民の皆様の意見を広く取り入れながら、指定管理者とともに万全の準備を進めてまいります。  さらに駅前複合施設のにぎわいを駅周辺全体に波及させるために、株式会社まちづくり延岡が主体となって、周辺商店街への新規出店の誘導や、駅西口街区の整備推進、街並み景観の整備などに取り組んでまいります。延岡駅周辺の工事により、市民の皆様には御迷惑をおかけしておりますが、いましばらくの間、御理解、御協力をお願いいたします。  道路につきましては、市民の経済活動や日常の利便性、安全性を確保するため、地域の実情に応じた計画的な道路整備や、老朽化した橋梁の修繕に努めるとともに、トンネルの点検を行ってまいります。また、延岡南道路につきましては、国道十号の塩浜町から門川町加草間の渋滞緩和や、周辺道路の安全対策のため、関係機関と連携を図りながら、その有効活用や料金の引き下げなどを強く要望してきたところでございます。  このような中、先日、石井国土交通大臣から、大型車等の料金が全国より高く、地域の生活にも影響を及ぼしている状況を重く受けとめ、料金水準や区分を見直す方向で事務方に指示するとの大変ありがたいお話がございました。これまで、国土交通大臣を初め、関係機関への要望を長年重ねてきただけに、非常にうれしいことでありました。これを機に、地域の生活道路などの危険な状況が大きく改善されることを期待するとともに、料金体系の見直しには多くの方々に尽力いただいており、この場をお借りして心から感謝申し上げたいと存じます。  市営住宅につきましては、一ケ岡A団地の建てかえに伴う実施設計等に取り組むとともに、ストック総合改善事業などを推進し、安心して住み続けられるための住宅セーフティネット機能の向上を図ります。  水道事業につきましては、排水管等の整備を継続していくとともに、三輪水源地の導入管や、島浦町の幹線排水管の更新、古城水源地の送水ポンプ井の設計委託や、三輪水源地の電気室等の造成に着手し、水道施設の耐震化を図ってまいります。また、北川町瀬口地区の水道未普及地区解消のため、排水管の整備を実施いたします。さらに浦城・須美江水源地に新遠方監視システムを整備することにより、主要水道施設の監視体制を強化いたします。  下水道事業につきましては、引き続き岡富古川土地区画整理事業地内や無鹿地区の普及促進を図るほか、地震対策として妙田下水処理場の受変電設備等の防水化工事、浸水対策として、岡富古川土地区画整理事業地内及び西階地区の雨水幹線の整備や、富美山地区の雨水ポンプ場建設に向けた基本設計を行ってまいります。  水道料金等の検針から収納までの一連の業務につきましては、安定した市民サービスの提供と経営の効率化を図るため、平成三十年四月一日から民間に委託することとしており、平成二十九年度はそのための準備を進めてまいります。  中山間地域対策につきましては、北川町において地域住民の支援活動や地域ブランド推進活動を行っている、二名の地域おこし協力隊の取り組みを引き続き支援していくとともに、北方町における地域コミュニティの活性化や、道の駅北方よっちみろ屋での情報発信活動を目的に、新たに二名の地域おこし協力隊を雇用してまいります。  最後に、持続可能な市民協働のまちづくりについてであります。  市民協働のまちづくりを進めるためには、情報の共有、対話と参加により生まれる市民の皆様の御意見を市政運営に反映させることが重要であります。こうした観点から、各種広報・広聴機能の充実を図ることはもとより、コミュニティ施設における活動や協働・共汗道づくり事業を初めとした地域住民の皆様との連携事業など、地域におけるさまざまな交流を通じてコミュニティ機能の再生やソーシャルキャピタルの強化に努め、市民と行政による市民協働のまちづくりを一層推進してまいります。  効率的な行政運営につきましては、行政サービスの維持向上に関する検討を重ねながら、公共施設維持管理計画の着実な推進に取り組んでまいります。また、遊休資産の積極的な売却処分や効率的な貸し付けを進めながら、市有財産の有効活用を図ってまいります。地域や行政の情報化の推進につきましては、全国のコンビニエンスストアで住民票や税証明などが取得できるコンビニ交付サービスの本年十一月開始に向けて、システム構築に取り組み、市民サービスの向上を図ってまいります。  適正な定員管理につきましては、効率的な運営体制の確立を図りながら、職員一人一人の能力が発揮されるよう、適材適所の人員配置に努めてまいります。また、市民サービスの向上や延岡新時代創生に向け、法務能力・政策立案能力や専門的知識を備えた人材の育成に努めるとともに、女性職員が能力を発揮し、活躍できる職場環境づくりを推進してまいります。  以上、第六次延岡市長期総合計画に沿った主要な施策につきまして、その概要を申し上げました。  続きまして、平成二十九年度当初予算について説明いたします。  まず、国の平成二十九年度一般会計予算の規模は、前年度比〇・八%増の九十七兆四千五百四十七億円で、政策的経費についても前年度比一・一%増の七十三兆九千二百六十二億円となっております。また、東日本大震災分を除く通常収支分の地方財政計画の規模は、前年度比一・〇%増の八十六兆六千百九十八億円となっており、地方一般歳出についても社会保障関係経費の増加などにより、一・〇%の増となっております。このような状況のもと、本市においては歳入面で市税や国、県支出金は増加しているものの、合併算定替の段階的な縮減の影響などにより、地方交付税は減少しており、財源調整用基金や合併特例債などを活用し、財源の確保、調整を図りながら、徹底した経費の節減、合理化等を行い、最少の経費で最大の効果が得られるよう予算編成を行ってまいりました。  平成二十九年度当初予算につきましては、第六次長期総合計画及びリーディングプロジェクトである延岡新時代創生総合戦略に基づき、延岡駅周辺整備内藤記念館再整備、(仮称)子どもの城整備などの大型事業はもとより、災害に強いまちづくり、健康長寿のまちづくり有害鳥獣対策など、さまざまな施策について引き続き取り組むとともに、ICT教育環境の計画的整備や、松田丈志選手を育てた東海中学校プールの更新などについても、新たに取り組むことといたしております。  また、地方創生、人口減少克服に向けた施策として、雇用創出や移住・定住の推進、子育て支援などに積極的に取り組むほか、NHK大河ドラマ西郷どんが決まったことを契機に、観光の産業化を目指す事業や、東九州バスク化構想推進のための事業についても盛り込み、東九州の中心都市にふさわしい元気で魅力ある延岡づくりを進める観点から、事業の選択と集中を図り、各種事業を計上いたしております。  議案第七五号平成二十九年度延岡市一般会計予算の規模は、五百七十一億五千六百万円で、前年度と比較して十六億四千七百万円、延べ率では二・八%の減少となっております。歳入では市税が全体の二四・四%を占める百三十九億三千四百八十万二千円で、前年度に比べ二億四千三万四千円の増加となっております。地方交付税は二五・九%の百四十八億円、国庫支出金は一八・一%の百三億六千七万円、県支出金は七・三%の四十二億九万七千円であります。市債については、九・四%の五十三億九千二百三十万円となっております。  歳出の目的別内訳では、民生費が全体の三九・三%を占める二百二十四億三千百三十九万三千円、総務費が九・七%の五十五億五千五百二十万円、土木費が八・四%の四十八億二千五百九十四万八千円、公債費が一三・八%の七十八億九千八百五十三万三千円などが主なものであります。  また、性質別内訳では、義務的経費のうち、人件費は定年退職者数の減少等により、前年度と比較して二億四千六百二十六万二千円減少し、扶助費は認定こども園運営事業の増加等により三億七千五百四十二万四千円の増加、公債費は三億四千九百六十八万千円減少いたしております。  普通建設事業費については、中心市街地プロジェクト推進事業などにおいて増加しているものの、新庁舎建設事業において、庁舎完成に伴う事業費の減少が大きいことから、十七億千五百七十万九千円の減少となっております。
     次に、議案第七六号から第八一号までの各特別会計並びに各企業会計予算について御説明いたします。  国民健康保険特別会計予算は、百七十六億四千五十万三千円で、前年度比三・二%の減少となっております。食肉センター特別会計予算は十万円で、前年度と同額、介護保険特別会計予算は百三十五億四千百十八万九千円で、前年度比〇・三%の減少、後期高齢者医療特別会計予算は十六億九千九百六十七万八千円で、前年度比七・七%の増加となっております。また、水道事業会計予算は三十七億五千五百九十九万六千円で、前年度に比べて一・一%の減少、下水道事業会計予算は七十億千四十七万円で、前年度に比べて一・〇%の減少となっております。  以上、新年度の当初予算につきまして、その概要を申し上げました。  本市を取り巻く環境が大きく変動している中、市民の皆様にとって、将来にわたって豊かで幸せな暮らしを実現していくために、市民力・地域力・都市力が躍動するまち延岡を目指し、精魂込めて市政運営に邁進してまいる決意でございます。市民の皆様並びに議員各位には、今後ともより一層の御指導、御協力を賜りますよう、心からお願い申し上げまして、施政方針といたします。  では、続きまして次にその他の議案の概要につきまして御説明申し上げます。  議案第八二号及び議案第八三号は、いわゆる個人番号利用法の一部を改正する法律が施行されることに伴い、国の制度に合わせた法改正が必要となることから、関係する条例につきまして所要の改正を行うものでございます。  まず、議案第八二号は、延岡市個人情報保護条例の一部改正でございます。  本案は、個人番号制度を拡充させるため、地方自治体が条例で独自に定めた番号利用事務についても、国や他の地方公共団体との間で情報提供ネットワークシステムを利用した情報連携を可能とする法整備が行われることに伴い、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第八三号は、延岡市個人番号の利用等に関する条例の一部改正でございます。  本案は、番号法の改正に伴う引用条文の改正のほか、番号法の委任を受けた国の省令が、頻繁に改正される状況に柔軟に対応するため、条例中の規定内容を番号法の規定内容に合わせるなど、所要の改正を行うものであります。  次に、議案第八四号は、延岡市企業職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部改正でございます。  本案は、働きながら育児や介護がしやすい環境整備をさらに進めるため、民間及び国家公務員に準じて育児休業制度及び休暇制度を平成二十九年一月に改正したことに伴い、本条例においても関係箇所について整備を行うため、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第八五号は、延岡市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の制定でございます。  本案は、地方行政の高度化及び専門化の進展に伴い、専門的な知識・経験、またはすぐれた識見を有する者の採用の円滑化を図るとともに、多様化するニーズに対応した行政サービスの充実など、公務のより能率的な運営を促進するための柔軟で弾力的な任用及び勤務形態を可能とする体制を整備するため、新たに条例を制定するとともに、関係する条例について所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第八六号は、延岡市財産条例の一部改正でございます。  本案は、行政財産の目的外使用料に関する根拠等について明確化を図るため、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第八七号は、延岡市税条例等の一部改正でございます。  本案は、地方税法等の一部が改正されたことに伴い、個人住民税における住宅借入金等特別税額控除の適用期限の延長や、軽自動車税における環境性能割の創設、法人市民税の法人税割の税率の引き下げなどを行うため、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第八八号は、延岡市消防団条例の一部改正でございます。  本案は、消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律が施行されたことに伴い、本市における地域防災力の充実強化を推進する施策の一環として、消防団組織の活性化及び消防団員の確保を促進するため、学生消防団活動認証制度の導入など、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第八九号は、延岡市火災予防条例の一部改正でございます。  本案は、消防用設備等が設置されていない重大な消防法令違反のある防火対象物について、その危険性に関する情報を公表することで、施設の利用者みずからが利用の安全性を判断できるようにするため、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第九〇号は、延岡市ワイヤレス放送施設整備事業分担金徴収条例の廃止でございます。  本案は、防災行政無線統合デジタル化整備事業の実施に伴い、北方町における従前のワイヤレス放送施設及び個別受信機を新たに設置する必要がなくなったことから、個別受信機の設置に係る受益者負担金について規定する条例を廃止するものでございます。  次に、議案第九一号は、延岡市手数料条例の一部改正でございます。  本案は、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律が本年四月から全面施行されることに伴い、大規模非住宅建築物については、新築時等に建築物エネルギー消費性能基準適合性判定を受けることが義務づけられることから、適合性判定申請等に係る手数料を新たに定めるものでございます。  次に、議案第九二号は、延岡市空家等の適切な管理、活用等に関する条例の制定でございます。  本案は、空家等対策の推進に関する特別措置法の施行後、これまで実施してきた空き家等の実態調査及び対応等を踏まえ、空き家等の適切な管理や活用など、空き家等に関する施策を推進するために必要な事項を定めるため、新たに条例を制定するものでございます。  次に、議案第九三号は、延岡市道の駅北方よっちみろ屋条例の一部改正、議案第九四号は、延岡市浜木綿村条例の一部改正、議案第九五号は、延岡市道の駅北川はゆま条例の一部改正でございます。  これら三議案は、三つの道の駅の経営統合に伴い、施設の利用や休館日等に関する規定につきまして、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第九六号は、延岡市自然休養センター条例の一部改正でございます。  本案は、これまで年中無休として運営してきた自然休養村センターについて、近年の利用状況等を鑑み、今年度から同条例施行規則の改正により、定期的な休館日を設けていることから、条例においてその根拠をより明確に規定するため、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第九七号は、延岡市介護保険条例の一部改正でございます。  本案は、介護サービス計画の作成の適正化を図り、良質な介護サービスの提供に資することを目的とする、被保険者に関する要介護認定等に係る資料の交付につきまして、その根拠をより明確にするため、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第九八号は、延岡市生活援助員派遣手数料徴収条例の一部改正でございます。  本案は、高齢者世話付住宅生活援助員派遣事業における派遣手数料につきまして、他の地域支援事業との均衡を勘案して、手数料の日割り計算に係る規定を新たに設けるとともに、手数料の算定根拠等を明確にするなど、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第九九号は、延岡市北浦運動公園条例の一部改正でございます。  本案は公の施設である北浦ふれあいテニスコートにつきまして、少子高齢化等による利用者の著しい減少や、施設の利用状況等を考慮し、北浦中学校の管理下に置くこととするため、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第一〇〇号は、延岡市市民会館内藤記念館」条例の一部改正でございます。  本案は、内藤記念館再整備事業の実施に伴い、平成二十九年三月三十一日をもって現施設での運営を終了し、新年度からは機能の一部を市役所南別館へ移転させることから、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第一〇一号は、野口遵記念館建設基金条例の制定でございます。  本案は、野口記念館の建てかえにつきまして、旭化成株式会社からいただきます寄附により、本市の芸術及び文化の振興を図るとともに、工業都市としての礎を築き、延岡振興の母として敬愛される野口遵を顕彰していくための市民文化ホール、野口遵記念館の建設を目的とする事業に活用するための基金を創設することにつきまして、地方自治法第二百四十一条第一項の規定に基づき、条例を制定するものでございます。  次に、議案第一〇二号は、延岡市西郷隆盛宿陣跡資料館条例の一部改正でございます。  本案は、平成三十年のNHK大河ドラマ西郷どんに決定され、西郷隆盛ゆかりの地である本市においても、観光面等で大きな期待が寄せられていることから、西郷隆盛宿陣跡資料館を地域の方により親しみのある施設とするとともに、本市の知名度の向上を図るため、現在、有料としている入館料を無料とするものでございます。  次に、議案第一〇三号は、財産の処分でございます。  本案は、北方町上崎地区所在の流木、七千百四十五・一七立方メートルを、二千八百八万七千八百八十四円で協栄木材株式会社に、また五千百七十八・一六立方メートルを、千九百二十二万四千円で株式会社山崎林業に、それぞれ売却処分するものでございます。  次に、議案第一〇四号は、議決事項の一部変更でございます。  本案は、ヘルストピア延岡改修建築主体工事におきまして、足場架設後に詳細な調査を実施したところ、新たな腐食箇所や、当初計画していた工法では施工できない箇所が判明したため、鉄骨工事、内外装工事及び塗装工事の追加が必要となったことから、三億八百四十四万二千四百六十五円で、共同企業体と変更契約を締結するものでございます。  以上が、議案の概要でございます。  よろしく御審議くださいますよう、お願い申し上げます。 (降壇) ○議長(上田美利君)  ただいま説明のありました施政方針及び議案三十件に対する質疑は、三月七日から行われる総括質疑及び一般質問の中で行います。  お諮りいたします。  議事の都合により、明三月一日から三月六日までの六日間、休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上田美利君)  御異議なしと認めます。よって、明三月一日から三月六日までの六日間、休会することに決定いたしました。  以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  次は、三月七日午前十時に会議を開き、総括質疑及び一般質問を行います。  本日は、これをもって散会いたします。 午前十一時五分 散会...