都城市議会 2017-03-23
平成29年第1回定例会(第8号 3月23日)
平成29年第1回定例会(第8号 3月23日)
平成二十九年第一回
都城市議会定例会議事日程(第八号)
三月二十三日(木曜日) 午前十時開議
第 一 諸般の報告
※議案の
審議①(委員長報告・質疑・討論・採決)【平成二十九年度関係議案】
第 二 議案第二七号 都城市
職員定数条例の一部を改正する条例の制定について
第 三 議案第二八号 都城市職員の勤務時間、休暇等に関する条例及び都城市職員の育
児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
第 四 議案第二九号 都城市
税条例等の一部を改正する条例の制定について
第 五 議案第三〇号 都城市
乳幼児医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の
制定について
第 六 議案第三一号 都城市
重度心身障害者医療費助成に関する条例の一部を改正する
条例の制定について
第 七 議案第三二号 都城市
市民健康センター及び
高城保健センター条例の一部を改正
する条例の制定について
第 八 議案第三三号 都城市
都城歴史資料館条例等の一部を改正する条例の制定につい
て
環境森林部長 上 畠 茂 君
福祉部長 田 中 芳 也 君
健康部長 常 盤 公 生 君
農政部長 石 井 吉 博 君
六次
産業化推進事務局長 井 福 重 文 君
商工観光部長 中 島 幸 二 君
土木部長 中 屋 正 浩 君
会計管理者 西 河 邦 博 君
水道局長 前 田 俊 一 君
消防局長 岸 良 克 哉 君
山之口総合支所長 久 保 靖 子 君
高城総合支所長 広 池 洋 三 君
山田総合支所長 戸 越 勝 弘 君
高崎総合支所長 中 津 毅 君
総務課長 中 山 誠 君
教育委員会委員長 小 西 宏 子 君
教育長 黒 木 哲 德 君
教育部長 児 玉 貞 雄 君
教育委員会総括参事 杉 元 智 子 君
事務局職員出席者
局長 重 信 宣 博 君
次長 中 島 恵利子 君
次長補佐兼
総務担当主幹 藤 﨑 雄 三 君
議事担当主幹 鵜 島 智 久 君
議事担当副主幹 伊 勢 正 之 君
議事担当副主幹 松 永 智 美 君
議事担当副主幹 田 村 正 志 君
議事担当副主幹 上 新 憲 一 君
=開議 十時〇〇分=
○議 長(荒神 稔君) おはようございます。
ただいまの出席議員は、定足数に達しております。
これより直ちに、本日の会議を開きます。
本日の会議は、議席に配付いたしております議事日程第八号によって進めることにいたします。
なお、
都城市議会会議規則第二条の規定により、
神脇清照議員より、本日欠席する旨の届け出がありましたので、御報告いたします。
◎日程第一 諸般の報告
○議 長(荒神 稔君) 日程第一 「諸般の報告」を行います。
執行機関からの法令等に基づく報告・提出について、
事務局長に報告させます。
事務局長報告
○
事務局長(重信宣博君) 今定例会中、新たに提出等があったものについて、御報告いたします。
まず、議会の指定に基づき、専決処分した事件について、
地方自治法第百八十条第二項の規定により報告がありました。
次に、行政監査結果報告書が提出されました。いずれも写しを議席に配付いたしております。
◎日程第二 議案第二七号から 日程第四 議案第二九号まで
○議 長(荒神 稔君) 日程第二 議案第二七号「都城市
職員定数条例の一部を改正する条例の制定について」から、日程第四 議案第二九号「都城市
税条例等の一部を改正する条例の制定について」までの、以上三議案を一括議題といたします。
総務委員長報告
○議 長(荒神 稔君) 本件について、
総務委員長の報告を求めます。
○
総務委員長(音堅良一君) (登壇)おはようございます。
ただいま議題となりました議案第二七号から議案第二九号までの三議案について、
総務委員会が審査しました概要と結果を一括して御報告申し上げます。
議案第二七号「都城市
職員定数条例の一部を改正する条例の制定について」は、平成二十九年四月一日現在の職員数に合わせた
職員定数とするため、所要の改正を行うものであります。
議案第二八号「都城市職員の勤務時間、休暇等に関する条例及び都城市職員の
育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は、
地方公務員の
育児休業等に関する法律及び
育児休業、
介護休業等育児または家族介護を行う、労働者の福祉に関する法律の改正に伴い、
育児休業等の対象になる子の範囲が拡大されることや、介護休暇の取得方法が変更されること等に対応するため、それぞれの条例について所要の改正を行うものであります。
議案第二九号「都城市
税条例等の一部を改正する条例の制定について」は、社会保障の安定財源の確保等を図る、税制の抜本的な改革を行うための、地方税法及び
地方交付税法の一部を改正する法律等の、一部を改正する法律等の施行に伴い、
軽自動車税の
環境性能割の導入の時期が変更となったこと等に対応するため、所要の改正を行うものであります。
以上の内容について、所管の部長及び課長に説明を求め、審査いたしました。
採決の結果、議案第二七号から議案第二九号までの三議案については、いずれも全会一致で、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、本委員会の報告を終わります。
質 疑
○議 長(荒神 稔君)
総務委員長の報告が終わりましたので、これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 質疑はないようですので、質疑を終結いたします。
討 論
○議 長(荒神 稔君) これより討論に入ります。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 討論はないようですので、討論を終結いたします。
採 決
○議 長(荒神 稔君) これより採決を行います。
議案第二七号、議案第二八号及び議案第二九号の、以上三議案の採決を一括して行います。
本件はいずれも
委員長報告のとおり、原案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 御異議なしと認めます。
よって、以上三議案は、いずれも原案を可決いたしました。
◎日程第五 議案第三〇号から 日程第一三 議案第三八号まで
○議 長(荒神 稔君) 次に、日程第五 議案第三〇号「都城市
乳幼児医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について」から、日程第一三 議案第三八号「都城市
大島畠田遺跡歴史公園条例の制定について」までの、以上九議案を一括議題といたします。
文教厚生委員長報告
○議 長(荒神 稔君) 本件について、
文教厚生委員長の報告を求めます。
○
文教厚生委員長(小玉忠宏君) (登壇)ただいま議題となりました九議案について、
文教厚生委員会が審査いたしました概要と結果を御報告申し上げます。
議案第三〇号「都城市
乳幼児医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は、乳幼児の医療費に係る一部負担金の金額を軽減するため、条例の改正を行うものであります。
議案第三一号「都城市
重度心身障害者医療費助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は、
重度心身障害者に係る医療費の
助成対象者の範囲を拡充するため、条例の改正を行うものであります。
議案第三二号「都城市
市民健康センター及び
高城保健センター条例の一部を改正する条例の制定について」は、
市民健康センターを
中心市街地中核施設に移転することに伴い、所在地を改める等のため、条例の改正を行うものであります。
議案第三三号「都城市
都城歴史資料館条例等の一部を改正する条例の制定について」は、利用者の利便性の向上及び来館者数の増加を目的として
施設利用料の減額規定を追加するため、それぞれの条例の改正を行うものであります。
議案第三四号「都城市
高城勤労青少年ホーム条例の一部を改正する条例の制定について」は、
高城勤労青少年ホーム内の
シャワー室に
ガス給湯設備等を設置したことに伴い、
シャワー室の使用料を設定するため、条例の改正を行うものであります。
議案第三五号「都城市
高崎福祉保健センター条例の一部を改正する条例の制定について」は、
高崎福祉保健センター内の
集団検診室を市民の利用に供することに伴い、使用料を設定する等のため、条例の改正を行うものであります。
議案第三六号「都城市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について」は、
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の改正に伴い、保育士の配置に係る特例を新設する等のため、条例の改正を行うものであります。
議案第三七号「都城市
行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は、就学援助に関する事務について個人番号を利用できることとするとともに、市長部局と
教育委員会との間において
特定個人情報を提供できるものとするため、条例の改正を行うものであります。
議案第三八号「都城市
大島畠田遺跡歴史公園条例の制定について」は、
国指定史跡大島畠田遺跡を保存するとともに、市民に公開することにより郷土愛の醸成に寄与することを目的として、都城市
大島畠田遺跡歴史公園を設置するため、条例を制定するものであります。
以上の内容につきまして、
所管部長及び課長に説明を求め、審査いたしました。
採決に当たり、一部委員から議案第三〇号「都城市
乳幼児医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について」に関して、「
乳幼児医療費の
自己負担が無料化になったことは評価するが、小学生まで広げてほしいので反対する。」との
反対討論がありました。
また、「
乳幼児医療費の
自己負担分の無料化の拡充ということで賛成する。」との賛成討論もありました。
また、議案第三六号「都城市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について」に関して、「保育士の配置要件が弾力化されたことや、設備の要件が緩和されたことにより、入所者の安全管理について、大変危うい内容であると認められるので反対する。」との
反対討論がありました。
また、議案第三七号「都城市
行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用に関する条例の一部を改正する条例の制定について」に関して、「現在も
マイナンバーに対するセキュリティーの問題があるので反対する。」との
反対討論がありました。
採決の結果、議案第三一号、議案第三二号、議案第三三号、議案第三四号、議案第三五号及び議案第三八号については全会一致で、議案第三〇号、議案第三六号及び議案第三七号については、委員長を除く七名の委員中六名の賛成により、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、本委員会の報告を終わります。
質 疑
○議 長(荒神 稔君)
文教厚生委員長の報告が終わりましたので、これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 質疑はないようですので、質疑を終結いたします。
討 論
○議 長(荒神 稔君) これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
畑中ゆう子議員の発言を許します。
○(
畑中ゆう子君) (登壇)ただいま議題となっております議案第三〇号「都城市
乳幼児医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第三六号「都城市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第三七号「都城市
行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用に関する条例の一部を改正する条例の制定について」の三議案について、
日本共産党を代表いたしまして反対の立場から討論いたします。
まず、議案第三〇号「都城市
乳幼児医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について」述べます。
本条例は、
小学校入学前の通院にワンレセプト三百五十円の
自己負担だったものを無料化することにより、入院・通院ともに医療費の
自己負担を無料化するものであり、評価するものです。しかし、子供の
医療費助成を
小学校卒業まで広げることが、今求められております。子供の病気は親にとっても最も大きな不安要素の一つです。医療費の心配をせずに、病気の早期発見と早期治療を受けられる環境を整備することは、
少子化対策の上でも大切なことだと思います。
平成二十五年十二月市議会では、子供の
医療費助成拡大の請願が採択されました。国への子供の
医療費無料制度を早期に創設することを求める意見書も採択されております。早急な子供の
医療費助成の対象年齢の拡大を求めるものであります。
次に、議案第三六号「都城市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について」述べます。
本条例は、
小規模保育事業A型に勤務する保健師または看護師を一人に
限り保育士とみなすことができるとされていたものを、保健師、看護師または准看護師を一人に
限り保育士とみなすことができると緩和されているものです。さらに、四階以上の保育園ができるとなっておりますが、保育士一人が抱えられる乳児は、せいぜい三人です。並行移動すら大変な中、四階以上から垂直移動するというのは、余りにも困難ではないでしょうか。万が一、ビル火災が起こった場合、不安が残ります。
以上の理由で反対するものです。
次に、議案第三七号「都城市
行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用に関する条例の一部を改正する条例の制定について」述べます。
本条例によりまして、
生活保護、
児童扶養手当、
特別障害者手当など、福祉給付の申請や公営住宅の入居申請なども、今後は
マイナンバーの開示が必要とされます。所得資産の補足が容易になり、支給決定の迅速化や
不正受給の防止が図られるというのが政府の説明です。しかし、
生活保護の運用で最も重要なのは、制度を必要とするすべての人に受給権を保障し、
生活困窮者を貧困から守ることです。年齢や親族の存在を理由に申請を門前払いし、自立支援の名で強引に保護を打ち切るなど、無慈悲な保護情勢を改めないで、所得補足の実務を省略化しても、貧困問題は解決いたしません。膨大な労苦をはじめとする保護行政の矛盾を解決するには、ケースワーカーの大幅増員など、
生活困窮者に対する相談、支援体制の
抜本的強化が必要です。そうしてこそ、
不正受給の発見、防止も可能となります。
児童扶養手当については、この間の制度改訳により、親の就業や休職活動など、自立への努力を証明しないと給付が打ち切られることになっておりますが、
マイナンバーが導入されても、そうした不便は何ら改善されません。
以上の理由から、反対するものです。
以上で、
反対討論を終わります。
○議 長(荒神 稔君) 以上で、
畑中ゆう子議員の発言を終わります。
以上で、通告による討論を終わります。
ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 討論はないようですので、討論を終結いたします。
採 決
○議 長(荒神 稔君) これより採決を行います。
本件のうち、議案第三〇号、議案第三六号及び議案第三七号は、先に押しボタンにより採決を行います。
まず、議案第三〇号「都城市
乳幼児医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について」の採決を行います。
表決に参加する議員は、
参加ボタンを押してください。
参加ボタンの
押し漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君)
表決参加を締め切ります。
本件に対する委員長の報告は可決であります。
議案第三〇号は、
委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の議員は
賛成ボタンを、反対の議員は
反対ボタンを押してください。
ボタンの押し間違いはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) ないものと認めます。
賛成多数。
よって、議案第三〇号は原案を可決いたしました。
次に、議案第三六号「都城市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について」の採決を行います。
表決に参加する議員は、
参加ボタンを押してください。
参加ボタンの
押し漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君)
表決参加を締め切ります。
本件に対する委員長の報告は可決であります。
議案第三六号は、
委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の議員は
賛成ボタンを、反対の議員は
反対ボタンを押してください。
ボタンの押し間違いはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) ないものと認めます。
賛成多数。
よって、議案第三六号は原案を可決いたしました。
次に、議案第三七号「都城市
行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用に関する条例の一部を改正する条例の制定について」の採決を行います。
表決に参加する議員は、
参加ボタンを押してください。
参加ボタンの
押し漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君)
表決参加を締め切ります。
本件に対する委員長の報告は可決であります。
議案第三七号は、
委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の議員は
賛成ボタンを、反対の議員は
反対ボタンを押してください。
ボタンの押し間違いはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) ないものと認めます。
賛成多数。
よって、議案第三七号は原案を可決いたしました。
次に、議案第三一号、議案第三二号、議案第三三号、議案第三四号、議案第三五号及び議案第三八号の、以上六議案の採決を一括して行います。
本件はいずれも
委員長報告のとおり、原案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 御異議なしと認めます。
よって、以上六議案は、いずれも原案を可決いたしました。
◎日程第一四 議案第三九号及び 日程第一五 議案第四〇号
○議 長(荒神 稔君) 次に、日程第一四 議案第三九号「都城市
手数料条例の一部を改正する条例の制定について」及び日程第一五 議案第四〇号「
都城市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について」の、以上二議案を一括議題といたします。
建設
委員長報告
○議 長(荒神 稔君) 本件について、建設委員長の報告を求めます。
○建設委員長(迫間輝昭君) (登壇)ただいま議題となりました二議案につきまして、建設委員会が審査しました概要と結果を御報告申し上げます。
まず、議案第三九号「都城市
手数料条例の一部を改正する条例の制定について」は、延べ床面積二千平方メートル以上の大規模非住宅建築物の建築物エネルギー消費性能適合性判定の審査及び完了検査等に係る手数料等を加えるため、所要の改正を行うものです。
次に、議案第四〇号「
都城市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について」は、高城町にある第二軍神原団地で発生した火災により、その一部を取り壊し、用途廃止するため、所要の改正を行うものです。
以上の内容につきまして、所管の部長及び課長に説明を求め、審査いたしました。
採決の結果、議案第三九号及び議案第四〇号の二議案については、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、報告を終わります。
質 疑
○議 長(荒神 稔君) 建設委員長の報告が終わりましたので、これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 質疑はないようですので、質疑を終結いたします。
討 論
○議 長(荒神 稔君) これより討論に入ります。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 討論はないようですので、討論を終結いたします。
採 決
○議 長(荒神 稔君) これより採決を行います。
議案第三九号及び議案第四〇号の、以上二議案の採決を一括して行います。
本件はいずれも
委員長報告のとおり、原案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 御異議なしと認めます。
よって、以上二議案は、いずれも原案を可決いたしました。
◎日程第一六 議案第四一号及び 日程第一七 議案第四二号
○議 長(荒神 稔君) 次に、日程第一六 議案第四一号「都城市農業伝承の家条例の一部を改正する条例の制定について」及び日程第一七 議案第四二号「都城市
中心市街地中核施設条例の制定について」の、以上二議案を一括議題といたします。
産業経済
委員長報告
○議 長(荒神 稔君) 本件について、産業経済委員長の報告を求めます。
○産業経済委員長(竹之下一美君) (登壇)ただいま議題となりました二議案について、産業経済委員会が審査しました概要と結果を御報告申し上げます。
まず、議案第四一号「都城市農業伝承の家条例の一部を改正する条例の制定について」は、農業伝承の家の施設の使用料について、利用者の利便性の向上を図るため、所要の改正を行うものです。
次に、議案第四二号「都城市
中心市街地中核施設条例の制定について」は、多様な都市機能を集約することにより市民の利便性の向上を図るとともに、多世代が交流できる市民活動を推進し、もって中心市街地におけるにぎわい空間を創出することを目的として、中心市街地にその中核施設を設置するため、条例を制定するものです。
以上の内容について、
所管部長及び課長に説明を求め、審査いたしました。
採決の結果、議案第四一号及び議案第四二号の二議案については、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、報告を終わります。
質 疑
○議 長(荒神 稔君) 産業経済委員長の報告が終わりましたので、これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 質疑はないようですので、質疑を終結いたします。
討 論
○議 長(荒神 稔君) これより討論に入ります。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 討論はないようですので、討論を終結いたします。
採 決
○議 長(荒神 稔君) これより採決を行います。
議案第四一号及び議案第四二号の、以上二議案の採決を一括して行います。
本件はいずれも
委員長報告のとおり、原案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 御異議なしと認めます。
よって、以上二議案は、いずれも原案を可決いたしました。
◎日程第一八 議案第一三号から 日程第三一 議案第二六号まで
○議 長(荒神 稔君) 次に、日程第一八 議案第一三号「平成二十九年度都城市
一般会計予算」から、日程第三一 議案第二六号「平成二十九年度都城市
農業集落排水事業会計予算」までの、以上十四議案を一括議題といたします。
総務委員長報告
○議 長(荒神 稔君) 本件について、各委員長の報告を求めます。
まず、
総務委員長の報告を求めます。
○
総務委員長(音堅良一君) (登壇)ただいま議題となりました議案第一三号「平成二十九年度都城市
一般会計予算」で、
総務委員会が付託を受けた部分について、審査しました概要と結果を御報告申し上げます。
まず、一般会計歳入予算の主なものについて申し上げます。
市税については、大型の非木造新築家屋の増加により、固定資産税の現年課税分を一億八千万円の増、県内経済が持ち直しの動きが続いていることや、宮崎県の名目賃金指数が平成二十五年度から上昇傾向にあることなどから、給与所得等の増を見込み、個人市民税の現年課税分を九千万円の増、新規審査から十三年経過した軽四輪等に対し、平成二十八年度課税分から重課税率が適用されることとなったことにより、
軽自動車税の現年課税分を八千万円の増と見込むなど、前年度に比べて三億六千万円増の百八十五億円計上されております。
地方交付税については、一般会計歳入総額の二一・一%を占める百六十九億四千万円計上されておりますが、合併算定替の縮減等により、前年度当初に比べて十一億円減となっております。
また、繰入金については、前年度に比べて二十億六千万円増加しておりますが、これは主にふるさと応援基金繰入金の増加によるものであります。
次に、歳出予算の主なものについて申し上げます。
総合政策部においては、市政活性化アドバイザリー業務費、山之口サービスエリアスマートインターチェンジ利活用促進事業費、ふるさと納税推進事業費、住宅取得資金利子補給金、広域的バス路線等運行費、市民協働型コミュニティバス運行事業費及び市民相談・行政相談事務費などが計上されております。
また、主な新規事業として、大学生や社会人経験者を対象に、地場企業への企業巡見やインターンシップへの参加経費を支援する移住・定住インターンシップ等推進事業費、移住・UIJターン希望者の相談窓口を都市部に開設し、就職相談や地場企業の情報発信を推進する移住・定住人材確保コーディネート事業費、地場企業へ転職し、定住する社会人経験者を対象に、本市への引っ越し費用と家賃を支援する転職応援補助金、二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、レスリングのモンゴル選手団及び国内のトップアスリート等を招聘し、市民との交流等を実施する東京オリンピック・パラリンピック「ホストタウン」推進事業費などが計上されております。
各総合支所においては、山之口地区で生活交通路線維持費、人形浄瑠璃記念公演事業費、高城地区では生活交通路線維持費、山田地区では上是位川内・池之原地区簡易水道施設整備事業費、高崎地区では地域おこし協力隊活用事業費、高崎総合支所庁舎利活用事業費などが計上されております。
総務部においては、文書管理事務費、庁舎等維持管理費、社会保障・税番号制度システム管理事業費、後方支援拠点都市推進事業費、消防団運営費及び防災基盤整備事業費などが計上されております。
また、新規事業として、本庁舎などに省エネ機器の導入を図り、カーボン・マネジメントを推進する庁舎等省エネルギー推進事業費が計上されております。
市民生活部においては、行政事務連絡経費、市民公益活動推進事業費、まちづくり協議会推進事業費、国際交流員事業費、地域安全対策事業費、総合文化ホール管理運営事業費、民俗芸能保存・伝承事業費、戸籍住民基本台帳費、コンビニ交付サービス事業費及び市税の徴収に要する経費などが計上されております。
会計課においては、郵便振替手数料及び金融機関窓口収納手数料などの会計管理費が計上されております。
議会事務局においては、市議会議員の報酬等及び議会運営費が計上されております。
監査委員事務局においては、監査委員の報酬及び旅費などの監査委員事務局費が計上されております。
選挙管理委員会事務局においては、平成三十年二月四日任期満了に伴う市議会議員選挙費、移動期日前投票所の導入やケーブルテレビ・シティFMによる周知啓発など、市議会議員選挙において、有権者の意識の向上を図り、投票率向上を目指す投票率向上対策事業費などが計上されております。
消防局においては、常備消防事務費、常備消防施設管理費、北消防署移転建設事業費などが計上されております。
次に、第二表「継続費」については、平成二十九年度から三十年度の二カ年事業として、祝吉地区公民館建設事業費の総額及び年割額を設定するものであります。
第三表「債務負担行為」については、平成三十年四月一日から業務を開始するため、平成二十九年度中に契約を行うもの及び平成二十九年度貸し付け決定となる各種資金に対する利子補給金など、平成三十年度以降の支出を伴い将来の予算を拘束するものについて、その債務を負担する期間及び限度額をあらかじめ設定するものであります。
第四表「地方債」については、当初予算に計上されてる各種事業の財源として長期資金を借り入れるため、その限度額、起債の方法、利率及び償還の方法を定めるものであります。
以上の内容について、所管の部・局長及び課長等に説明を求め、審査いたしました。
採決に当たり、一部委員から、「大きな危険性、リスクを含んでいる
マイナンバー制度関連の予算が多く計上されているため、本議案には反対である。」との
反対討論がありました。
採決の結果、議案第一三号のうち、
総務委員会が付託を受けた部分については、委員長を除く八名の委員中七名の賛成により、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、本委員会の報告を終わります。
文教厚生委員長報告
○議 長(荒神 稔君) 次に、
文教厚生委員長の報告を求めます。
○
文教厚生委員長(小玉忠宏君) (登壇)ただいま議題となりました十四議案のうち、
文教厚生委員会が付託を受けた部分について、審査しました概要と結果を御報告申し上げます。
歳出予算について申し上げます。
まず、議案第一三号「平成二十九年度都城市
一般会計予算」について申し上げます。
福祉部の予算には、
乳幼児医療費の通院
自己負担額を無料に拡充した
乳幼児医療費助成事業費、母子健康手帳に記録されている情報や子育てに関する情報を電子化・ウェブ化し、
マイナンバーカードの認証により、スマホやパソコンで利用できる母子健康情報サービス事業費、貧困の状況にある子供の発達・成長段階に応じて、切れ目なくつなぐ地域ネットワークの支援体制を整備していくための計画を策定し、子供の貧困対策を総合的に推進する子どもの貧困対策支援体制整備計画策定事業費、フッ化物洗口を希望する四歳以上の幼児を対象に、保育所、幼稚園等での集団的、継続的なフッ化物洗口を行うことで、むし歯予防の徹底を図る保育所・幼稚園等むし歯予防事業費、二十人未満の小規模保育所を許可することにより、三歳未満の定員を増加し、潜在的な待機児童の解消を目指した小規模保育所推進事業費、家庭を訪問するボランティアの養成や運営等に要する経費を支援するホームスタート支援事業費、保険適用外となる一般不妊治療に対し助成を行う不妊治療費助成事業費、平成二十九年度に六カ所を新設し、五十九カ所の放課後児童クラブを開設することで、子供に遊びや生活の場を提供し、健全育成を図る放課後児童クラブ設置推進事業、空調未設置の児童クラブに空調を設置し、施設の環境改善を図るための放課後児童クラブ空調設置事業、育児支援を受けたい人と援助を行いたい人が会員登録をし、お互い助け合う有償ボランティアのファミリーサポートセンター事業費等が計上されております。
健康部の予算には、従来のがん検診事業に、血液検査でピロリ菌感染の有無と胃の萎縮度を調べる胃がんリスク検診、都城夜間急病センター及び都城医療センターの医師確保を目的に設置された、都城圏域救急医療広域連携連絡協議会負担金や、ドクターヘリ運航経費負担金等の救急医療対策総務費、高齢者を対象にしたインフルエンザや肺炎球菌感染症の予防接種費等が計上されております。
教育委員会の予算には、小学校三・四学年の算数を対象とした一学級三十一人以上の学級がある学年に、習熟度別少人数指導のための非常勤講師を配置する小学校学力向上対策事業、五中学校区を指定し、学力向上推進担当教師を育成するとともに、同じ中学校区内の小中学校が連携し、小中学校九年間の一貫指導による、学力向上に取り組む、小中一貫学力向上研究指定事業、中学校教員の教材研究の充実や、生徒とじっくり向き合う時間を確保し、学力向上や生徒指導の充実を図るため、業務を支援する支援員を配置する中学校教員業務支援事業、次世代を担う中学生をオーストラリアの中学校へ派遣し、語学力の向上と国際性豊かな人材を育成する中学生海外交流事業費、平成二十八年度までに倍増したALTをさらに一名ふやして十五名とし、語学力向上と豊かな国際感覚を醸成するALTによる語学指導事業費、学校図書館サポーターを二名増員して二十二名体制で市内の小学校に派遣し、学校図書館の環境整備、児童の読書活動の支援及び司書教諭の業務支援を行うための小学校図書館サポーター配置事業費、JFA(日本サッカー協会)の「こころのプロジェクト夢の教室」に取り組み、スポーツ選手等との交流を通して、児童・生徒の健全な成長を支援する児童生徒健全育成事業費、幕末維新の動乱期における薩摩及び都城の人々の活躍を当時の貴重な資料をもとに、西郷隆盛らと絡めて明らかにする都城島津伝承館特別展開催事業費等が計上されております。
次に、議案第一五号「平成二十九年度都城市
国民健康保険特別会計予算」について申し上げます。
議案第一五号には、四十歳から七十四歳までの国民健康保険の加入者を対象として特定健康診査・特定保健指導を行う特定健康診査等事業費、医療費抑制対策として、医療費通知、ジェネリック医薬品利用差額通知などを実施し、療養費請求の適正化を強化する医療費適正化特別対策事業費、国保被保険者に納付いただいた、保険税の後期高齢者支援分及び介護納付分を社会保険診療報酬支払基金に拠出する、後期高齢者支援金及び介護納付金、対象者を三千百人に増加して実施する、人間ドック等の経費等であります、健康診査事業費等が計上されております。
次に、議案第一六号「平成二十九年度都城市
後期高齢者医療特別会計予算」について申し上げます。
議案第一六号には、七十五歳以上の後期高齢者医療保険の加入者を対象として、健康診査や保健指導などを行う健康診査費、被保険者から徴収した保険料や、保険料軽減にあてる保険基盤安定負担金等を運営主体に支出する、後期高齢者医療広域連合納付金等が計上されています。
次に、議案第二〇号「平成二十九年度都城市
介護保険特別会計予算」について申し上げます。
議案第二〇号には、地域包括ケアシステムの構築をさらに推進するため、市内七カ所に設置している地域包括支援センターの事務量増加が予測されることなどから、地域包括支援センター運営事業を増額したもの、介護度の重い方を在宅で介護している介護者の方々に対し、経済的負担の軽減と在宅生活継続を図るため、介護用品を購入できる給付券を支給する介護用品支給事業費、調理が困難な在宅の高齢者に栄養バランスのとれた食事を提供するとともに、安否の確認を図る食の自立支援事業費、要介護認定は受けていないが、転倒などのおそれがある高齢者を対象として、自宅に手すりや踏み台などを設置する特定高齢者住宅改修事業費、要支援認定を受けている方が、これまで利用されていた通所介護及び訪問介護サービスを、地域支援事業の枠組みの中で提供する、介護予防・生活支援サービス事業費、こけない体づくり講座を推進するための住民主体型介護予防事業等が計上されています。
以上の内容について、
所管部長及び課長・館長に説明を求め、審査いたしました。
採決に当たり、一部委員から、議案第一三号「平成二十九年度都城市
一般会計予算」に関して、「国民健康保険税や介護保険料、後期高齢者医療保険の引き下げのために予算をもっと使うべきだと思うので反対する。」議案第一五号「平成二十九年度都城市
国民健康保険特別会計予算」に関して、「基金を国民健康保険税の引き下げに使うべきなので反対する。」議案第一六号「平成二十九年度都城市
後期高齢者医療特別会計予算」に関して、「高齢者の皆さんは、年金の引き下げ、消費税増税に伴って暮らしが大変苦しいものとなっているため、後期高齢者医療保険を引き下げるよう求めるため反対する。」議案第二〇号「平成二十九年度都城市
介護保険特別会計予算」に関して、「地域密着型の介護支援を充実させるために予算を使ってほしいので反対する。」との
反対討論がありました。
採決の結果、議案第一三号のうち
文教厚生委員会が付託を受けた部分について、議案第一五号、議案第一六号及び議案第二〇号については、いずれも委員長を除く七名の委員中六名の賛成により、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、報告を終わります。
建設
委員長報告
○議 長(荒神 稔君) 次に、建設委員長の報告を求めます。
○建設委員長(迫間輝昭君) (登壇)ただいま議題となりました十四議案のうち、建設委員会が付託を受けた部分につきまして、審査しました概要と結果を御報告申し上げます。
議案第一三号「平成二十九年度都城市
一般会計予算」の歳出予算の主なものにつきましては、市道の路面及び側溝の整備など道路の維持補修に要する経費、都城志布志道路の整備に伴う山野原街区公園の移設整備に要する経費、早水公園にサブアリーナや武道場などを整備するための事業費、また、街区三股線、鷹尾上長飯通線、甲斐元通線の歌舞伎橋及び鷹尾都原線等の基幹道路の整備費などが計上されております。
なお、都市計画課関連予算で、立地適正化計画策定事業に関しての質疑がありましたが、「立地適正化計画は現在、段階的に準備を進めており、今後は都市機能誘導区域に加え、居住機能誘導区域についても図面作成等を進めていく予定である。」との答弁がなされました。
また、建築課関連予算で、公営住宅管理運営に要する経費について、公営住宅の管理戸数が昨年度と比較して約千四百戸増加したことについての質疑がありましたが、「今年度から総合支所管内の公営住宅も本庁で一括管理することとしたため、建築課としての管理戸数は大幅に増加した。」との答弁がなされました。
議案第二一号「平成二十九年度都城市
御池簡易水道事業特別会計予算」は、簡易水道事業債の元利償還金及び人件費のほか、御池簡易水道の管理に要する経費、浄水場等の機器更新及び老朽施設の更新等に要する経費などが計上されております。
議案第二二号「平成二十九年度都城市
簡易水道事業特別会計予算」は、簡易水道事業債の元利償還金及び人件費のほか、簡易水道施設の管理に要する経費、配水管整備事業、水源開発事業、浄水場等整備事業に要する経費などが計上されております。
議案第二三号「平成二十九年度都城市
電気事業特別会計予算」は、電気事業債の元利償還金及び人件費のほか、老朽化した駒発電所の施設整備事業に要する経費などが計上されております。
議案第二四号「平成二十九年度都城市
水道事業会計予算」は、事業費の主なものとして、上水道企業債の元利償還金及び人件費のほか、浄水場関連施設、配水に係る設備及び給水装置等の設備の維持管理に要する経費、浄水場関連施設及び配水管網の整備事業費などが計上されております。
なお、浄水場関連施設及び配水管網の整備事業費が、昨年度と比較して大幅にふえていることから、水道事業の今後の経営の見直しについての質疑がありましたが、現在のところ、老朽化した水道施設等の整備は計画的に進めており、今後もさまざまな経営手法、局内の機構改革等を行いながら、水道事業の健全な経営に努めていきたいとの答弁がなされました。
議案第二五号「平成二十九年度都城市
公共下水道事業会計予算」は、事業費の主なものとして、
下水道事業債の元利償還金及び人件費のほか、中央週末処理場、清流館、各浄化センター及びポンプ場施設の維持管理費などが計上されております。
以上の内容につきまして、所管の部局長及び課長に説明を求め、審査いたしました。
採決の結果、議案第一三号のうち、本委員会が付託を受けた部分について、議案第二一号、議案第二二号、議案第二三号、議案第二四号及び議案第二五号については、いずれも全会一致で可決すべきものと決定いたしました。
以上で、建設委員会の報告を終わります。
産業経済
委員長報告
○議 長(荒神 稔君) 次に、産業経済委員長の報告を求めます。
○産業経済委員長(竹之下一美君) (登壇)ただいま議題となりました十四議案のうち、産業経済委員会が付託を受けた部分について、審査しました概要と結果を御報告申し上げます。
まず、議案第一三号「平成二十九年度都城市
一般会計予算」の歳出予算について、主なものを申し上げます。
環境森林部の予算には、地下水保全対策事業費、浄化槽設置費、斎場管理費、指定ごみ袋事業費、みんなで築く鳥獣被害に強い地域づくり事業費、有害鳥獣捕獲活動支援事業費、伐採跡地の再造林を支援する再造林推進事業費、ごみ収集運搬費、リサイクルプラザ・志和池最終処分場等の管理費、パークゴルフ場及び多目的広場等を整備する大岩田最終処分場埋立地有効活用事業費、クリーンセンター管理費等が計上されております。
農政部の予算には、農業後継者等支援事業費、都城産宮崎牛を学校給食に提供する地場産物「ふるさと給食」提供事業費、新規就農者や農業後継者の車両購入に伴う経費を助成するアグリチャレンジ!「トラサポ」事業費、宮崎オリジナル水田フル活用支援事業費、県営畑地帯総合整備事業費、平成二十九年九月に宮城県で開催される全国和牛能力共進会への出品等を助成する畜産奨励対策事業費、肉用牛担い手農家支援事業費、未利用資源を活用した飼料の購入費を助成する竹笹サイレージ普及促進事業費、多面的機能支払交付金事業費等が計上されております。
六次産業化推進事務局の予算には、「はばたけ都城」六次産業化推進事業費、宮崎の六次化産地育成事業費、地元食材及び郷土料理等をテーマにしたウェブサイトを整備し、学校の食育の教材として活用を図る地域の食情報発信事業費等が計上されております。
商工観光部の予算には、山之口総合交流活性化センター管理費、あじさい公園維持管理費、高城健康増進センター等管理運営費、観音池公園施設管理運営費、山田総合交流ターミナル複合施設管理運営費、四方面山整備事業費、地域おこし協力隊活用事業費、高崎総合公園施設運営費、平成二十九年十二月までに竣工予定の図書館、子育て世代活動支援センター及び健康センター等の施設を整備する
中心市街地中核施設整備支援事業費、中核施設周辺へ魅力的な店舗や事業所等の集積を進め、活性化を図る中心市街地再生プラン事業費、企業立地促進奨励措置費、買い物困難者支援事業費、
マイナンバーカードに自治体ポイントを付与し、地域の公共施設及び商店街等で利用できることで、地域経済の活性化を図る地域経済応援ポイント活用事業費、「肉と焼酎のふるさと・都城」推進事業費、スポーツランド都城推進事業費、ふるさと納税日本一の「肉と焼酎」に出会える新たな施策を実施するためのミートツーリズム推進事業費等が計上されております。
農業委員会の予算には、農業委員及び最適化推進委員の報酬及び旅費等の農業委員会事務局費、耕作放棄地農地造成事業費等が計上されております。
次に、議案第一四号「平成二十九年度都城市
食肉センター特別会計予算」の、歳出予算の主なものは、地方債の元金償還金及び施設の管理運営費等が計上されております。
次に、議案第一七号「平成二十九年度都城市
公設地方卸売市場事業特別会計予算」の歳出予算の主なものは、地方債の元金償還金及び施設の管理運営費等が計上されております。
次に、議案第一八号「平成二十九年度都城市
整備墓地特別会計予算」の歳出予算の主なものは、地方債の元金償還金及び公園の管理費等が計上されております。
次に、議案第一九号「平成二十九年度都城市
工業用地造成事業特別会計予算」の歳出予算の主なものは、地方債の元金償還金、都城インター工業団地穂満坊地区分譲地内の維持管理費及び新たな工業団地の候補地確定後の用地取得に係る契約事務費を含む工業用地造成事業費が計上されております。
次に、議案第二六号「平成二十九年度都城市
農業集落排水事業会計予算」の歳出予算の主なものは、企業債の元金償還金及び人件費のほか、ポンプ場施設及び処理場の維持管理費等が計上されております。
以上の内容について、所管部局長及び課長に説明を求め、審査いたしました。
採決の結果、議案第一三号のうち本委員会が付託を受けた部分について、議案第一四号、議案第一七号、議案第一八号、議案第一九号及び議案第二六号については、いずれも全会一致で、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
ここで、本委員会からの意見・要望を申し上げます。
まず、議案第一三号「平成二十九年度都城市
一般会計予算」において計上されている、
中心市街地中核施設整備支援事業及び中心市街地再生プラン事業については、まちなかを活性化するにあたって、中核施設整備と再生プランとの相乗効果を図りながら、事業の成果を十分発揮できるよう、官民一体となった取り組みを推進し、また、事業の計画概要及び経過について、市民並びに関連企業等へ丁寧に周知を行うこと。
買い物困難者支援事業については、実施中の箇所で利用者が少ない地域もあるので、コースの変更及び販売品目の見直し等を行いながら、事業運営の安定化を図り、買い物困難者を適切に支援するとともに、今後も積極的な取り組みを行っていただきますよう要望いたします。
次に、議案第一八号「平成二十九年度都城市
整備墓地特別会計予算」について申し上げます。
これまでも上長飯霊地公園の貸し出し区画の改善について要望してまいりましたが、現在のところ、約一五%にとどまっております。今後も引き続き公営墓地のあり方や貸し出し方法について利便性を図るための検討をするなど、有効的な対策を講じていただきますよう要望いたします。
以上、要望いたしまして、報告を終わります。
質 疑
○議 長(荒神 稔君) 各委員長の報告が終わりましたので、これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 質疑はないようですので、質疑を終結いたします。
午前十一時二十五分まで休憩いたします。
=休憩 十一時 十三分=
=開議 十一時二十五分=
○議 長(荒神 稔君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
討 論
○議 長(荒神 稔君) これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
まず、森りえ議員の発言を許します。
○(森 りえ君) (登壇)ただいま議題になっております議案第一三号「平成二十九年度都城市
一般会計予算」について、
日本共産党を代表して、反対の立場から討論いたします。
今年度の
一般会計予算は、八百四億六千万円、前年度比一・七%増となっています。市民の命と暮らし、教育や地域産業を守り、発展させる上で必要な予算であり、評価できるものもあります。農業後継者支援事業については、農業後継者に対する都城市独自の支援策や軽トラ補助としてアグリチャレンジ!「トラサポ」事業、子供の貧困の実態調査や分析を行う子どもの貧困対策支援体制整備計画策定事業、保育士等研修事業、投票時間を延長した期日前投票所開設や移動期日前投票所を運用する投票率向上対策事業も評価されるものです。
しかし、次のような問題点を持っているため、同意できないものです。
一つは、個人番号制度に関する幾つかの事業です。個人番号カード交付に要する経費三千十五万九千円、コンビニ交付による証明書発行事業費六百五十九万八千円、母子健康情報サービス事業二百四十七万円、地域経済応援ポイント活用事業四百五十万八千円などについてです。いずれも個人番号制度が関係する予算ですが、一括して反対する理由を申し上げます。
反対の理由の一つは、個人番号カードの普及拡大はカードの紛失や他人に番号を見られたりすることによって、
特定個人情報の漏えいの危険性が高まることへの懸念です。平成二十九年二月末現在、二万八千三百二十八枚の
マイナンバーカードが発行されている一方で、いまだ通知カードを受け取らない市民が千五百名あり、制度自体やプライバシーの侵害などの懸念が払拭されていません。コンビニ交付による証明書発行事業については、個人番号がまだ自治体間で連携されていないにもかかわらず、既に県外でも証明書等の発行が可能になっています。
本人確認は、
マイナンバーカード発行時の暗証番号しかありません。市役所窓口では対面による本人確認ができますが、コンビニ交付サービスでは、十分な本人確認ができるのか疑問です。暗証番号を三回間違えると暗証番号の変更もしなければならない問題が出てきます。
三月三日に明らかになった、ふるさと納税ワンストップ特例制度における申告特例通知書の送付の誤りは、システム上の漏えいではありませんが、ヒューマンエラーによる
マイナンバーの誤送付です。また、市民税課が行う住民税の特別徴収税額通知書の郵便料は、普通郵便の料金です。事業所に
マイナンバーを記載した通知書を送付した場合、事業所でリスク対応ができるのかという不安や誤配があった場合の対応、また、簡易書留にした場合、補正予算を組む必要が出てきます。外国人留学生を強制労働させ、書類送検された都城市の事業所では、
マイナンバー通知カードを預かるという行為を行っており、漏えいの心配があります。
政府は、三月十七日に、
マイナンバー制度を使って国や自治体がデータをやりとりする情報連携の本格運用を、七月から三カ月延期すると発表しました。
マイナンバーシステムの安定した運用がしづらいことが明らかになったと言えるのではないでしょうか。
二つは、都城PRロゴも含めた紫舟さん関係の予算です。
PRロゴの使用料が五十四万円、またLoveLetter Projectに二百七十二万千円、大書初め大会に百九十五万五千円、消費税やその他の経費を含めると五百六十二万八千円が計上してあります。平成二十八年度は、この事業は、都城市のPRとされています。しかし、今年度は企画総務費の中に入っています。この企画が本当に必要なのか疑問に思います。
三つは、
乳幼児医療費助成制度についてです。
四億七百八十三万円の予算が計上されており、昨年度比四千百九万円の増となっていますが、平成二十九年度から
小学校入学前まで入院・通院とも無料となります。この点は評価します。しかし、市民の願いは、採択された請願、
小学校卒業まで子供の医療費の助成制度の拡充です。子供の
医療費助成制度については、県内の他の自治体を見ると、
小学校卒業までの助成から中学校卒業までの助成へと拡充が進んでいます。
少子化対策として、本市での子育てがしやすくなるために、早急な子供の医療費
小学校卒業までの助成拡充の実現を求めます。
必要なところに必要な予算が措置できないことを述べ、
反対討論を終わります。
○議 長(荒神 稔君) 以上で、森りえ議員の発言を終わります。
次に、
畑中ゆう子議員の発言を許します。
○(
畑中ゆう子君) (登壇)ただいま議題となっております議案第一五号「平成二十九年度都城市
国民健康保険特別会計予算」、議案第一六号「平成二十九年度都城市
後期高齢者医療特別会計予算」、議案第二〇号「平成二十九年度都城市
介護保険特別会計予算」の三議案について、
日本共産党を代表いたしまして、反対の立場から討論いたします。
自公政権が進めてきた社会保障費「自然増」削減路線によって、二〇一三年度からの五年間で三兆四千五百億円を超える額が削減されてきました。安倍総理は、今年一月の施政方針演説で、「かつて毎年一兆円ずつふえていた社会保障費の伸びは、今年度予算に続き、来年度予算においても五千億円以下に抑えることができました」と、社会保障費の「自然増」削減を誇りました。国民に給付減、負担増を押しつける社会保障費の「自然増」削減路線はきっぱり中止し、充実にこそ向かうべきです。
まず、議案第一五号「平成二十九年度都城市
国民健康保険特別会計予算」について、反対する主な理由を申し上げます。
第一に、平成二十九年八月から医療費負担の
自己負担に月額上限を設ける高額療養費制度において、七十歳以上の住民税課税世帯を対象に負担上限額が引き上げられ、負担増になることです。第二に、平成三十年度から国保の財政運営が市町村から都道府県に移されます。財政運営の移行によって、都道府県は市町村が納める納付金を決定し、納付金から割り出す標準保険料率を提示し、市町村はこれをもとに保険料を決めます。国は財政支援を行うとしておりますが、現在の繰入額には及ばず、高すぎる保険料の引き下げにはつながらないことです。第三に、国保は、他の協会健保等の公的医療保険に比べて、高齢者や低所得者層が多く加入しているという構造的な問題を抱えており、その結果として、高すぎる保険料や財政悪化につながっています。高すぎる保険料は必要な医療を受ける大きな障害になっています。保険料の引き下げは喫緊の課題であり、国保運営基金や一般財源を繰り入れてでも保険料を引き下げることを求めるものです。
次に、議案第一六号「平成二十九年度都城市
後期高齢者医療特別会計予算」について述べます。
平成二十九年度の予算では、所得の少ない方への保険料の特例軽減が縮小され、所得割五割軽減の方が二割に、被養者保険加入者の扶養家族から移った方は、定額部分で九割軽減が七割軽減となります。大きな負担増になっていることです。これまでも申し上げてきたとおり、七十五歳以上という年齢だけで新たな医療保険制度をつくるという、世界で類を見ないこの制度を廃止すべきという立場から反対をするものです。
次に、議案第二〇号「平成二十九年度都城市
介護保険特別会計予算」について述べます。
厚生労働省はこの二十一日、四十歳から六十四歳の会社員、公務員らが負担する介護保険料が、二〇一七年度は一人当たり平均月五千六百四十二円になるとの推計をまとめました。国民健康保険に加入する人は、平均五千五百五十六円、いずれも二〇〇〇年の制度開始以来、最高の額となっております。平成二十九年八月から、現役世代への負担増となる総報酬割り額の導入や、利用者の負担増につながる高額介護サービス費の引き上げが予定されており、これが実施された場合、本市でも実施せざるを得ません。要支援者の訪問介護と通所介護を保険給付から外し、報酬や人員基準の切り下げ、ボランティア等がサービス提供を行うことになる日常生活支援総合事業が開始されますが、この各サービスの上限を超えた場合に利用料の負担増になることが懸念されることから、反対をするものです。
以上で、
反対討論を終わります。
○議 長(荒神 稔君) 以上で、
畑中ゆう子議員の発言を終わります。
以上で、通告による討論を終わります。
ほかに討論はありませんか。
榎木智幸議員。
○(榎木智幸君) (登壇)ただいま議題となっております議案第一三号「平成二十九年度都城市
一般会計予算」について、賛成の立場から討論をいたします。
本議案は、平成二十八年度都城市一般会計当初予算比一・七%増の歳入歳出それぞれ八百四億六千万円とするものです。この予算は、当然でありますが、市民生活に密着した予算となっております。その詳細については、各
常任委員会で審議されており、それぞれ全会一致もしくは賛成多数で可決するものと報告がありました。しかし、
反対討論がありましたので、幾つかの事業を取り上げて、賛成の理由を述べます。
まず、個人番号カード交付事業とコンビニ交付サービス事業について述べます。
個人番号カードについて、紛失や暗証番号の漏えい等を心配しての反対意見があるようでありますが、私は今後、
マイナンバーカード利用は市民サービスの向上と行政改革につながるものだと考えております。コンビニ交付サービス事業もその一つであり、九月から予定されている地域経済応援ポイント事業も同様だと思います。もちろん、セキュリティは万全を期さなければなりませんが、カードの紛失や暗証番号の漏えいはシステム上の問題とは別のことであり、他のカードや諸書類でも同じことが言えます。このことから、個人番号カード交付関連事業について反対する理由にはならないと考えております。
ただ、先般起きましたふるさと納税事業での個人番号の誤送付は猛省するべきことであるし、今後同様のことがないように当局においては対策に万全を期すべきであると考えております。
次に、再造林推進事業と
乳幼児医療費助成事業について述べます。
再造林推進事業は、これまで広葉樹だけ適用されていたものを針葉樹にも範囲を拡充するものです。皆様御承知のとおり、昨年九月定例会において、市民の方より提出された請願書を議会で採択し、当局に送付したものです。今回それを考慮して、予算化されたものであり、森林の持つ多面的機能の高度化と林業の育成につながるものと考えております。また、
乳幼児医療費助成事業につきましても、多くの議員が一般質問で提言をしたことが受け入れられて、拡充されたものだと思っております。
このことから、この二事業は、議会の決定や議員の思いに即した提案であり、高く評価できるものだと思っております。
ここまで三つの事業について述べましたが、このほかにもふるさと納税推進事業や農畜産事業を振興する事業並びに子ども・子育て支援事業の拡充及び長年懸案事項でありました大岩田最終処分場埋立地有効活用事業など、すべての事業が市民の生活に密着した予算になっております。
以上のことを賛成理由として、討論を終わらせていただきます。
議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。
○議 長(荒神 稔君) 以上で、榎木智幸議員の発言を終わります。
ほかに討論はありませんか。
蔵屋保議員。
○(蔵屋 保君) (登壇)ただいま議題となっております議案第一五号「平成二十九年度都城市
国民健康保険特別会計予算」について、賛成の立場から討論いたします。
現在の日本の医療保険制度は、すべての国民が何らかの公的な医療保険に加入する国民皆保険制度となっております。この中で、全国民の三分の一が加入しているのが国民健康保険制度であり、本市におきましても約四万人の方が加入されております。近年の国民健康保険を取り巻く状況は、加入者数の減少による保険税収の減少や加入者の高齢化、医療技術の向上、さらにはC型肝炎特効薬など高額医療薬の開発・導入などによる医療費の増加により、その運営は極めて厳しいものとなっております。
このような情況の中、昨年五月に、持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険等の一部を改正する法律が成立し、平成三十年度からは国保の広域化が実施されることとなりました。都道府県が新たに財政運営の責任主体として参入し、保険料を集めて必要な保険給付を行う役割は引き続き市町村が担っていくことになります。
今回提案されております平成二十九年度都城市
国民健康保険特別会計予算では、予算総額二百四十四億二千五百二十二万千円が計上されており、前年度に比べて五億二千七百十五万二千円、率にして二・二%の増加となっております。歳入予算におきましては、国・県支出金並びに一般会計からの繰入金、運営基金などの予算が適正に組み込まれているところであります。特に、保険税収入の確保はこの制度を維持していくために極めて重要であり、徴収対策の強化をさらに進めていただき、税の公平負担のために税収の確保や収納率の向上に努めていただくことは、市民の強い願いであります。
また本市では、医療費が年々増加しているにもかかわらず、運営基金を積み立てることにより、平成二十三年度から保険税率は据え置かれております。今後も高額な新薬の開発やインフルエンザの流行など、突発的な医療費の増加に対応するために、運営基金の適切な確保に努めていただきたいと思います。
歳出予算におきましては、医療給付費や加入者は年々減少している一方で、一人当たりの医療給付費は伸びてきている状況の中で、適切に予算を組み込んでいると考えられます。具体的には、人間ドック受診の取り組み、医療費通知、ジェネリック医薬品の利用促進など、積極的な医療費適正化対策を実施していくこととされており、さらには従来からの保険税の負担軽減策にも取り組むようになっております。今後もこのような取り組みを通して、相互扶助の精神に基づく国民健康保険制度が継続的に、また将来の人たちへの負担が多くならないことなども考えながら、安定的に運営されていくことを強く要望いたしますとともに、平成三十年度からの広域化への移行を見据えた取り組みを行っていただくことを申し添えて、賛成討論といたします。
委員各位の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議 長(荒神 稔君) 以上で、蔵屋保議員の発言を終わります。
ほかに討論はありませんか。
下山隆史議員。
○(下山隆史君) (登壇)ただいま議題となりました議案第二〇号「平成二十九年度都城市
介護保険特別会計予算」について、賛成の立場から討論いたします。
介護保険制度は、超高齢化社会における介護問題の解決を図るため、高齢者の介護を社会全体で支える仕組みとして平成十二年に創設され、社会保障制度として市民生活に定着してきました。
今後、日本の人口は減少していく一方、六十五歳以上の高齢者の増加が見込まれる極めて高齢化が進行した社会となり、それに伴って、介護を必要とする高齢者も増加していくものと思われます。介護保険制度は、保険料によって必要な費用を賄う仕組みになっていますから、介護サービスを利用される方が多くなり、介護サービス提供体制がますます充実していけば、介護給付費等の水準は高くなり、保険料負担も大きくなってまいります。
このような中、介護サービスを利用する高齢者を地域のみんなで支え合うという介護保険制度の趣旨のもと、介護保険料の公平負担と給付費を抑制するための介護予防施策の推進がますます重要になってきます。
今回提案の、平成二十九年度都城市
介護保険特別会計予算の中には、前年度比六億七千八百三十四万五千円増の総額百八十一億五千三百七十四万九千円が計上されております。歳入予算は、国・県支出金や支払基金交付金並びに一般会計からの繰入金二十七億二千二百九十六万四千円などの予算が適正に見込まれていると思います。歳出予算の介護給付費については、居宅介護サービス給付費七十八億五千百九十三万五千円、施設介護サービス給付費三十八億六百五十五万九千円、そして、地域密着型介護サービス給付費二十五億五千十六万四千円など、高齢者の人口増加状況等の実態に応じて適正に組み込まれており、さらに、地域包括支援センターの運営費や認知症初期集中支援推進事業など、認知症高齢者への支援の経費についても適正に見込まれていると思います。
また、平成二十八年度から介護予防生活支援サービス事業、いわゆる総合事業が開始されており、平成二十九年度も、その経費四億九千二百十四万八千円が計上されております。そして、介護予防に効果的と言われる、こけないからだづくり講座を市内各地で展開されており、今後もさらなる推進を図っていただきたいと思います。これらの施策により、住みなれた地域に笑顔あふれる高齢者が増加することとなり、介護給付費や介護保険料の上昇の抑制にも期待されるところであります。
今後もさまざまな施策の展開により、高齢者が介護の必要な状態になっても、住みなれた地域で生活を継続できるように、医療・介護・予防・住まい・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築が円滑に推進され、その結果、都城市の介護保険事業が安定的に運営されることを要望して、賛成討論といたします。
○議 長(荒神 稔君) 以上で、下山隆史議員の発言を終わります。
ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 討論はないようですので、討論を終結いたします。
採 決
○議 長(荒神 稔君) これより採決を行います。
本件のうち、議案第一三号、議案第一五号、議案第一六号及び議案第二〇号は、先に押しボタンにより採決を行います。
まず、議案第一三号「平成二十九年度都城市
一般会計予算」についての採決を行います。
表決に参加する議員は、
参加ボタンを押してください。
参加ボタンの
押し漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君)
表決参加を締め切ります。
本件に対する委員長の報告は可決であります。
議案第一三号は、
委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の議員は
賛成ボタンを、反対の議員は
反対ボタンを押してください。
ボタンの押し間違いはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) ないものと認めます。
賛成多数。
よって、議案第一三号は原案を可決いたしました。
次に、議案第一五号「平成二十九年度都城市
国民健康保険特別会計予算」についての採決を行います。
表決に参加する議員は、
参加ボタンを押してください。
参加ボタンの
押し漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君)
表決参加を締め切ります。
本件に対する委員長の報告は可決であります。
議案第一五号は、
委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の議員は
賛成ボタンを、反対の議員は
反対ボタンを押してください。
ボタンの押し間違いはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) ないものと認めます。
賛成多数。
よって、議案第一五号は原案を可決いたしました。
次に、議案第一六号「平成二十九年度都城市
後期高齢者医療特別会計予算」についての採決を行います。
表決に参加する議員は、
参加ボタンを押してください。
参加ボタンの
押し漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君)
表決参加を締め切ります。
本件に対する委員長の報告は可決であります。
議案第一六号は、
委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の議員は
賛成ボタンを、反対の議員は
反対ボタンを押してください。
しばらく休憩します。
=休憩 十一時五十五分=
=開議 十一時五十六分=
○議 長(荒神 稔君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
起立採決といたします。
議案第一六号は、
委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の議員は起立をお願いします。
○議 長(荒神 稔君) 賛成多数。
よって、議案第一六号は原案を可決いたしました。
次に、議案第二〇号「平成二十九年度都城市
介護保険特別会計予算」についての採決を行います。
本件に対する委員長の報告は可決であります。
議案第二〇号は、
委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の議員は起立をお願いします。
○議 長(荒神 稔君) 賛成多数。
よって、議案第二〇号は原案を可決いたしました。
次に、議案第二一号、議案第二二号、議案第二三号、議案第二四号、議案第二五号、議案第一四号、議案第一七号、議案第一八号、議案第一九号及び議案第二六号の、以上十議案の採決を一括して行います。
本件はいずれも
委員長報告のとおり、原案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 御異議なしと認めます。
よって、以上十議案は、いずれも原案を可決いたしました。
◎日程第三二 議案第四四号
○議 長(荒神 稔君) 次に、日程第三二 議案第四四号「
障害者自立支援法に規定する
介護給付等の支給に関する審査判定事務の委託に係る規約変更に関する三股町との協議について」を議題といたします。
文教厚生委員長報告
○議 長(荒神 稔君) 本件について、
文教厚生委員長の報告を求めます。
○
文教厚生委員長(小玉忠宏君) (登壇)ただいま議題となりました議案第四四号について、
文教厚生委員会が審査いたしました概要と結果を御報告申し上げます。
議案第四四号「
障害者自立支援法に規定する
介護給付等の支給に関する審査判定事務の委託に係る規約変更に関する三股町との協議について」は、
障害者自立支援法の名称が法改正により変更されたことに伴い、三股町と都城市との間における
障害者自立支援法に規定する介護給付費等の支給に関する審査判定事務の委託に関する規約の題名等を変更することについて、三股町との協議を行うため、議会の議決を求めるものであります。
以上の内容につきまして、
所管部長及び課長に説明を求め、審査いたしました。
採決の結果、議案第四四号については全会一致で可決すべきものと決定いたしました。
以上で、本委員会の報告を終わります。
質 疑
○議 長(荒神 稔君)
文教厚生委員長の報告が終わりましたので、これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 質疑はないようですので、質疑を終結いたします。
討 論
○議 長(荒神 稔君) これより討論に入ります。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 討論はないようですので、討論を終結いたします。
採 決
○議 長(荒神 稔君) これより採決を行います。
議案第四四号は
委員長報告のとおり、可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第四四号は、可決いたしました。
○議 長(荒神 稔君) 午後一時まで休憩いたします。
=休憩 十二時 三分=
=開議 十三時〇〇分=
○議 長(荒神 稔君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
◎日程第三三 議案第四五号及び 日程第三四 議案第四六号
○議 長(荒神 稔君) 次に、日程第三三 議案第四五号「
公共下水道事業(
都城地方拠点都市地域下水道船団方式事業)の事務の委託に係る規約変更に関する三股町との協議について」及び日程第三四 議案第四六号「市道の認定及び廃止について」の、以上二議案を一括議題といたします。
建設
委員長報告
○議 長(荒神 稔君) 本件について、建設委員長の報告を求めます。
○建設委員長(迫間輝昭君) (登壇)ただいま議題となりました二議案につきまして、建設委員会が審査しました概要と結果を御報告申し上げます。
まず、議案第四五号「
公共下水道事業(
都城地方拠点都市地域下水道船団方式事業)の事務の委託に係る規約変更に関する三股町との協議について」は、平成二十九年四月一日より、本市の
公共下水道事業に地方公営企業法の全部を適用することに伴い、三股町との間で定めている
公共下水道事業(
都城地方拠点都市地域下水道船団方式事業)の事務の委託に関する規約の文言の整理を行うことについて、三股町との協議を行うものです。
次に、議案第四六号「市道の認定及び廃止について」は、国土交通省が整備を進めている、地域高規格道路都城志布志道路の平塚インターチェンジから南横市インターチェンジ(仮称)までの区間における工事の進捗や宅地分譲を目的とした開発行為、その他の理由により、多数の市道に変更が生じたため、五十路線を認定及び九十九路線を廃止するものです。
以上の内容につきまして、
所管部長及び課長に説明を求め、審査いたしました。
採決の結果、議案第四五号及び議案第四六号の二議案については、いずれも全会一致で可決すべきものと決定いたしました。
以上で、報告を終わります。
質 疑
○議 長(荒神 稔君) 建設委員長の報告が終わりましたので、これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 質疑はないようですので、質疑を終結いたします。
討 論
○議 長(荒神 稔君) これより討論に入ります。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 討論はないようですので、討論を終結いたします。
採 決
○議 長(荒神 稔君) これより、採決を行います。
議案第四五号及び議案第四六号の、以上二議案の採決を一括して行います。
本件はいずれも
委員長報告のとおり、可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 御異議なしと認めます。
よって、以上二議案は、いずれも可決いたしました。
◎日程第三五 議案第四三号
○議 長(荒神 稔君) 次に、日程第三五 議案第四三号「財産の無償貸付け及び減額貸付けについて」を議題といたします。
産業経済
委員長報告
○議 長(荒神 稔君) 本件について、産業経済委員長の報告を求めます。
○産業経済委員長(竹之下一美君) (登壇)ただいま議題となりました議案第四三号について、産業経済委員会が審査しました概要と結果を御報告申し上げます。
議案第四三号「財産の無償貸付け及び減額貸付けについて」は、官民協働で都市機能の集約化を促進し、中心市街地の活性化を図るため、旧都城大丸跡地等の敷地を都城市
中心市街地中核施設整備支援事業民間施設立地支援事業の優先交渉権者として決定した、株式会社センター・シティに対し、土地の無償貸し付け及び減額貸し付けを行うことについて、議会の議決を求めるものであります。
以上の内容について、
所管部長及び課長に説明を求め、審査いたしました。
採決の結果、議案第四三号については全会一致で可決すべきものと決定いたしました。
以上で、報告を終わります。
質 疑
○議 長(荒神 稔君) 産業経済委員長の報告が終わりましたので、これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 質疑はないようですので、質疑を終結いたします。
討 論
○議 長(荒神 稔君) これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
森りえ議員の発言を許します。
○(森 りえ君) (登壇)ただいま議題となっております議案第四三号「財産の無償貸付け及び減額貸付けについて」、
日本共産党を代表し、反対の立場で討論いたします。
この議案は、官民協働で都市機能の集約化を促進し、中心市街地の活性化を図るため、旧都城大丸跡地等の敷地を
中心市街地中核施設整備支援事業民間施設立地支援事業の優先交渉権者として決定した、株式会社センター・シティに対し、土地の無償貸し付け及び減額貸し付けを行うことについて、議会の議決を求めるものです。
大丸が倒産して六年、中心市街地に住まわれる方は買い物に行くところがないと困っています。スーパーマーケットがつくられることは、やぶさかではありません。
二〇一五年六月議会の
中心市街地中核施設整備支援事業基本計画についての一般質問の答弁では、「民間商業施設の利用者数の想定が年間約七万人」としています。また、スーパーの利用者をどう見込んでいるかという質問に対しては、「基本的に地域住民の皆様、そして、周辺の医療機関や今回整備する公共施設などを訪れた方が中心になる。年齢層は閉店した都城大丸を利用されていた交通手段の少ない地域住民の方々や、バスなどを利用して通院されている方々など、大丸閉店の影響を受けている高齢者、子育て世代活動支援センターや図書館等の公共施設を利用されている世代が主たる利用者になると見込んでいる。」との答弁でした。
しかし、圏域全体の人口減少と対象地域が高齢化していること、郊外と中心部を結ぶ公共交通網が減少していること、年金がカットされたり、二年半後に予定されている消費税が一〇%に増税されたりすることにより、ますます購買意欲は減少していくものではないかという懸念があることなどから、スーパーの経営が続けられるのかという不安は払拭されません。四十年という長いスパンの土地無償貸し付け及び減額貸し付けについては、議員として責任が持てないため、この議案には反対するものです。
○議 長(荒神 稔君) 以上で、森りえ議員の発言を終わります。
以上で、通告による討論を終わります。
ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 討論はないようですので、討論を終結いたします。
採 決
○議 長(荒神 稔君) これより採決を行います。
議案第四三号は、押しボタンにより採決を行います。
表決に参加する議員は、
参加ボタンを押してください。
参加ボタンの
押し漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君)
表決参加を締め切ります。
本件に対する委員長の報告は可決であります。
議案第四三号は、
委員長報告のとおり、可決することに賛成の議員は
賛成ボタンを、反対の議員は
反対ボタンを押してください。
ボタンの押し間違いはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) ないものと認めます。
賛成多数。
よって、議案第四三号は可決いたしました。
◎日程第三六 議案第四七号及び 日程第三七 議案第四八号
○議 長(荒神 稔君) 次に、日程第三六 議案第四七号「都城市副市長の選任につき議会の同意を求めることについて」及び日程第三七 議案第四八号「都城市
固定資産評価員の選任につき議会の同意を求めることについて」の、以上二議案を一括議題といたします。
討 論
○議 長(荒神 稔君) 議題に対する提案理由の説明と質疑は既に終わっておりますので、これより討論に入ります。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 討論はないようですので、討論を終結いたします。
採 決
○議 長(荒神 稔君) これより、議案第四七号及び議案第四八号の、以上二議案の採決を一括して行います。
本件はいずれもこれに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 御異議なしと認めます。
よって、以上二議案は、いずれもこれに同意いたしました。
◎日程第三八 諮問第二号
○議 長(荒神 稔君) 次に、日程第三八 諮問第二号「審査請求に関する諮問について」を議題といたします。
総務委員長報告
○議 長(荒神 稔君) 本件について、
総務委員長の報告を求めます。
○
総務委員長(音堅良一君) (登壇)ただいま議題となりました諮問第二号「審査請求に関する諮問について」、
総務委員会が審査しました概要と結果を御報告申し上げます。
本件は、平成二十八年七月二十五日付で行った、一般の退職手当等の全部を支給しないこととする処分に対し、審査請求がありましたので、この審査請求を棄却することについて諮問されたものであります。
以上の内容について、所管の部長及び課長に説明を求め、審査いたしました。
採決に当たり、一部委員から、「審査請求人は懲戒免職処分については受け入れており、さらに賃金の後払いという性格がある退職手当の全部を支給しないこととする都城市の処分は、他の自治体と比較しても厳しすぎる。」「退職手当を全部不支給とする処分の基準が不明確であり、この諮問については不同意である。」などの
反対討論がありました。
一方で、「審査請求人が行った行為そのものが、許されない法律違反行為である。」「長年、飲酒運転撲滅運動に取り組んできている中で、管理職の立場にありながら、焼酎を購入後、すぐ飲酒し車を運転したという行為は重大な法令違反であり、今回の諮問には同意せざるを得ない。」などの賛成討論もありました。
採決の結果、諮問第二号については、委員長を除く八名の委員中六名の賛成により、審査庁の判断のとおり、本件審査請求は棄却されるべきであることに同意すべきものと決定いたしました。
以上で、本委員会の報告を終わります。
質 疑
○議 長(荒神 稔君)
総務委員長の報告が終わりましたので、これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 質疑はないようですので、質疑を終結いたします。
討 論
○議 長(荒神 稔君) これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
まず、福島勝郎議員の発言を許します。
○(福島勝郎君) (登壇)ただいま議題となっております諮問第二号「審査請求に関する諮問について」は、同意に反対する立場から討論を行わせていただきます。
今回、処分の中身について特に理解しがたい内容について述べさせていただきます。
平成二十年以前の国家公務員退職手当法では、懲戒免職処分を受けた場合に自動的に退職手当を支給しないと定めていました。
その後、民間での実例や判例を踏まえ、平成二十年に退職手当法が改正されたことにより、各自治体においても免職処分と退職手当の支給制限処分を分離して、独立の処分としているのが一般的であります。
退職手当は、勤続や功労に対する報償的性格のほか、労働の対償としての賃金の後払い的性格、退職後の生活保障的性格を有するものであります。簡潔に言えば、この法改正の趣旨は、懲戒免職処分と退職金の取り扱いについては分離して判断する、退職手当については懲罰とは違う観点から判断すべきものであります。
退職金の支給の是非の判断については、職員の事件に対する市民へ与える影響が著しい行為なのか。その事件により多大な公務の衰退が発生したのか。勤務態度・過去の処分歴・職責・事件に至った経緯・その他さまざまな事案を確認し、事件の再発防止に留意して判断されると私は理解しております。
今回、懲戒免職処分を受けられた元職員は、私の知る限りでは、現役職員時代の業務能力や勤務態度において不信を伺わせるような履歴は一切なく、また、今回の処分に関し、一部の団体から情状酌量を求める嘆願書なども検察に提出されていると聞いております。結果的に元職員においては、犯してしまった事件の重大性を深く反省し、社会的通念上、公務員として最大の厳罰処分である懲戒免職処分を厳粛に受け入れました。その後、ある民間事業所に再就職されたと聞いています。
さてこの事が何を意味するでしょうか。
民間事業所においては、常日ごろから会社の営利や健全な運営体系の構築を目指しておられ、特に、社員の採用に当たっては、細心の注意が払われていると思います。
元職員の懲戒免職処分に至った経緯を理解した上で、採用されたことは、世間一般的に公務員を首になったというレッテルの判断を越えたものが、その元職員に見受けられたこと、その評価自体が過去における元職員の日ごろの人柄と勤務態度の高い評価のあらわれではないかと私は思います。
次に、飲酒量についてであります。
本文の中に、検出されたアルコール濃度が通常の酒気帯び運転の基準を超える〇・六八ミリグラムパーリットルであるとありますが、判例上禁固刑となる可能性が高く、その場合は自動的に分限免職処分となります。しかし、今回の検察庁の処分結果は、略式起訴による罰金刑と聞いております。
今回のアルコール濃度の数値であれば、なぜ、検察庁も厳重処分ではなく、酒気帯び運転扱い及び罰金刑として処分が決定されたのか。そのような通常の判例とは違う判断に至った中身についても、市当局から提出された文書・資料には一切触れられておらず、アルコール濃度の数値が通常の酒気帯び運転者よりも高いと言わんばかりに、数値の高さだけがひとり歩きしているようにしか見えません。また、元職員の事件が記載されている新聞記事と当局の資料では、ワンカップの半分の量の飲酒によりと記載されておりますが、これだけで値がこんなに上がるものなのかと素人ながらに考えることでもありますし、少量の飲酒でアルコール濃度が上がるような何らかの身体的事情があったのではないかとの推測もした次第であります。
そのことについて、市当局は因果関係を検証すべく、警察・検察・かかりつけ医師の調査等を行い、持病を含むさまざまな調査等を経た上での処分の判断なのか。しかし、今回議会に提出された文書・資料には、詳細は記載されておらず、単なる書面審査だけによる判断であるのではと思うものでありました。
最後に、本市が飲酒運転撲滅を掲げて取り組んでおられる事は評価いたしております。そして、その結果、懲戒処分を受けられた元職員は十分に自責の念に服し反省もし、社会に対する責任として懲戒免職処分については受け入れたと思います。
法改正以降、現在までの情報を整理しても、同類の事件の処分に関し、新聞やインターネット及びその他の判例等を読み解いていただければおわかりになると思いますが、六カ月間の停職処分になっている自治体がほとんどです。
昨年、宮崎市職員が飲酒運転で停職六カ月、男性教頭が停職三カ月となっています。都城市は、懲戒免職処分の基準がとても厳しいと感じています。その懲戒免職処分を受け入れているにもかかわらず、また、一度は一部を支給しない処分とする場合の検討をしたにもかかわらず、結果、全額不支給になっていることは、二重の処罰を下しているものであり、また年金受給も減額されることであまりにも過酷と感じます。市当局に対し、法改正の経緯や趣旨を理解しているのか疑念を抱きます。
また、最近の裁判の判例を見ますと、退職金支給を判断するに当たっては、本人の過去の勤務の実績・評価と起こした事件の重大性の比較をしなければならないと指摘されています。しかし、本件においては本人の勤務の実績・評価等は参酌すべき理由にあたらないと書かれています。なぜでしょう。
これまで懲戒処分歴がなく約三十三年間の長きにわたり勤務し、その勤務状態に問題もなく勤務し、それまでの実績を評価された結果、副課長として、懸案事項の解決やまちづくり事業の完成、職員の支援や指導等高く評価されていると聞いています。処分を科したのであれば、その理由が明確に示されて、だれもが納得され、疑念の残らないように書面に記し、詳細な説明と資料などの提示があると同時に、しっかりと時間を費やすべきだと思います。
以上述べたとおり、当局から提出された資料の内容や一般常識的に考えても、理解しがたい多数の疑問点や不備も残っておりますので、現時点では諮問に対して反対の立場をとらざるを得ない。よって、今回の案件に対しては、もう少し慎重に取り扱うこととし、今議会による承認についての意思決定を先送りにしたほうがよいと考えております。
議員各位の御理解を切にお願いして、
反対討論を終わります。
○議 長(荒神 稔君) 以上で、福島勝郎議員の発言を終わります。
以上で、通告による討論を終わります。
ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 討論はないようですので、討論を終結いたします。
採 決
○議 長(荒神 稔君) これより採決を行います。
諮問第二号は、押しボタンにより採決を行います。
表決に参加する議員は、
参加ボタンを押してください。
参加ボタンの
押し漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君)
表決参加を締め切ります。
本件に対する委員長の報告は、審査庁の判断のとおり、本件審査請求は棄却されるべきことに同意であります。
諮問第二号は、
委員長報告のとおり、同意することに賛成の議員は
賛成ボタンを、反対の議員は
反対ボタンを押してください。
ボタンの押し間違いはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) ないものと認めます。
賛成多数。
よって、諮問第二号は、委員長の報告のとおり、審査庁の判断のとおり、本件審査請求は棄却されるべきであることに同意いたしました。
◎日程第三九 諮問第一号
○議 長(荒神 稔君) 次に、日程第三九 諮問第一号「
人権擁護委員候補者の推薦につき議会の意見を求めることについて」を議題といたします。
討 論
○議 長(荒神 稔君) 議題に対する提案理由の説明と質疑は既に終わっておりますので、これより討論に入ります。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 討論はないようですので、討論を終結いたします。
採 決
○議 長(荒神 稔君) これより、諮問第一号の採決を行います。
諮問第一号は、これに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 御異議なしと認めます。
よって、諮問第一号は、これに同意いたしました。
◎日程第四〇
委員会提出議案第一号
○議 長(荒神 稔君) 次に、日程第四〇
委員会提出議案第一号「
都城市議会政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
提案理由説明
○議 長(荒神 稔君) 議題に対する提案理由の説明を求めます。
○
議会運営委員長(江内谷満義君) (登壇)ただいま上程されました
委員会提出議案第一号「
都城市議会政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、提案理由を申し上げます。
議員の調査研究・その他の活動に資するための必要な経費の一部として交付される政務活動費について、当該交付金を管理する専用口座に発生する預金利息の取り扱いを見直すとともに、根拠条文を整理するため、所要の改正を行うものであります。
以上で、提案理由の説明は終わりますが、議員各位の御賛同を賜りますようお願いいたします。
質 疑
○議 長(荒神 稔君) 提案理由の説明が終わりました。
本件については、質疑・討論の通告を省略することにいたします。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 質疑はないようですので、質疑を終結いたします。
討 論
○議 長(荒神 稔君) これより討論に入ります。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 討論はないようですので、討論を終結いたします。
採 決
○議 長(荒神 稔君) これより、採決を行います。
委員会提出議案第一号は、押しボタンにより採決を行います。
表決に参加する議員は、
参加ボタンを押してください。
参加ボタンの
押し漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君)
表決参加を締め切ります。
委員会提出議案第一号は、原案を可決することに賛成の議員は
賛成ボタンを、反対の議員は
反対ボタンを押してください。
ボタンの押し間違いはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) ないものと認めます。
賛成多数。
よって、
委員会提出議案第一号は原案を可決いたしました。
◎日程第四一
議員提出議案第一号
○議 長(荒神 稔君) 次に、日程第四一
議員提出議案第一号「
森林吸収源対策の財源確保を求める
意見書案」を議題といたします。
提案理由説明
○議 長(荒神 稔君) 議題に対する提案理由の説明を求めます。
○(大浦さとる君) (登壇)ただいま議題となりました
議員提出議案第一号「
森林吸収源対策の財源確保を求める
意見書案」につきまして、提案理由を申し上げます。
我が国の森林は、国土の三分の二を占め、国土の保全、水源の涵養、地球温暖化防止等の多面的な機能を有し、森林の公益的機能に対する国民の関心と期待が大きくなっています。しかしながら、高齢化の進行によって、本市や県内各市町村も同様に、担い手が不足している状況であり、森林を伐採しても再造林されない山林が増加した結果、山そのものが荒廃し、自然災害等の脅威にさらされています。森林の持つ「森林の公益的機能」を十分に果たすためには、山村地域の市町村が主体的・総合的に間伐や再造林を実施するなどの森林の整備・保全等への取り組みを着実に実施することが必要不可欠であります。
よって、二酸化炭素吸収量の確保に最も重要な役割を果たしている、森林の整備・保全等を推進するため、国に対し、
森林吸収源対策として、安定した財源の充実・強化のための制度の構築を速やかに図られるよう、強く求めるため、
地方自治法第九十九条の規定により、意見書を提出するものであります。
以上で、提案理由の説明を終わりますが、議員各位の御賛同をいただきますようお願いいたします。
委員会付託の省略
○議 長(荒神 稔君) 提案理由の説明が終わりましたので、この際、お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 御異議なしと認めます。
よって、お諮りしましたとおり、委員会付託を省略することに決定いたしました。
なお、質疑、討論については、通告を省略することにいたします。
質 疑
○議 長(荒神 稔君) これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 質疑はないようですので、質疑を終結いたします。
討 論
○議 長(荒神 稔君) これより討論に入ります。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 討論はないようですので、討論を終結いたします。
採 決
○議 長(荒神 稔君) これより採決を行います。
議員提出議案第一号は、原案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 御異議なしと認めます。
よって、
議員提出議案第一号は、原案を可決いたしました。
◎日程第四二
議員提出議案第二号
○議 長(荒神 稔君) 次に、日程第四二
議員提出議案第二号「
無料公衆無線LAN(
Wi-Fi)環境の整備促進を求める
意見書案」を議題といたします。
提案理由説明
○議 長(荒神 稔君) 議題に対する提案理由の説明を求めます。
○(音堅良一君) (登壇)ただいま議題となりました
議員提出議案第二号「
無料公衆無線LAN(
Wi-Fi)環境の整備促進を求める
意見書案」について、提案理由を申し上げます。
二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて、通信環境の整備、とりわけ
無料公衆無線LAN(
Wi-Fi)環境の整備は、喫緊の課題となっています。
Wi-Fiとは、外出先などで携帯電話会社の電波を使わずに、スマートホンやタブレット端末などでインターネットを利用できるサービスです。
観光庁が行った、平成二十六年度訪日外国人旅行者の、国内における受入環境整備に関する現状調査結果によると、旅行中最も困ったこととして、
無料公衆無線LAN環境が三〇・二%と最も高く、特に、公共施設や観光施設における
Wi-Fi環境の普及や、利用手続きの簡便性の面での課題が指摘されています。
政府は、防災の観点から二〇二〇年までに、約三万カ所の
Wi-Fi環境の整備を目指しています。
昨年四月の熊本地震では、避難所での安否情報の確認の際、携帯電話会社の回線は利用者が短時間に集中したため混雑し、つながりにくい状況でしたが
Wi-Fiはネット環境が安定しているので効果を発揮しました。
また、政府は空港や駅、鉄道、宿泊施設など人が多く出入りする場所には、民間での設備を働きかけています。
サイバーセキュリティ対策については、総務省が「安全な
Wi-Fi利用に向けて」と題した提供者向けの手引きと、利用者向け簡易マニュアル等を作成しており、メールアドレスなどを登録して利用する仕組みと、通信内容を盗み見されるのを防ぐ、データの暗号化などについて検討しています。
Wi-Fi環境の整備促進は、インバウンドの更なる増加だけでなく、防災拠点となる公共施設等の、災害時における通信手段の確保にも大きく貢献することから、以下の項目について国に強く要望するため、
地方自治法第九十九条の規定により、意見書を提出するものであります。
以上で、提案理由の説明を終わりますが、議員各位の御賛同を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
委員会付託の省略
○議 長(荒神 稔君) 提案理由の説明が終わりましたので、この際、お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 御異議なしと認めます。
よって、お諮りしましたとおり、委員会付託を省略することに決定いたしました。
なお、質疑、討論については、通告を省略することにいたします。
質 疑
○議 長(荒神 稔君) これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 質疑はないようですので、質疑を終結いたします。
討 論
○議 長(荒神 稔君) これより討論に入ります。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 討論はないようですので、討論を終結いたします。
採 決
○議 長(荒神 稔君) これより、採決を行います。
議員提出議案第二号は、原案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 御異議なしと認めます。
よって、
議員提出議案第二号は、原案を可決いたしました。
お諮りいたします。
ただいま可決されました
議員提出議案第一号及び第二号については、
都城市議会会議規則第四十三条の規定により、条項、字句、数字、その他の整理を必要とするときは、その整理を議長に委任されたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 御異議なしと認めます。
よって、
議員提出議案第一号及び第二号については、条項、字句、数字、その他の整理は議長に委任することに決定いたしました。
◎日程第四三
文教厚生委員会の
所管事務調査の報告の件
○議 長(荒神 稔君) 次に、日程第四三 「
文教厚生委員会の
所管事務調査の報告の件」を議題といたします。
文教厚生委員長報告
○議 長(荒神 稔君) 本件については、
都城市議会会議規則第四十五条第二項の規定により、同委員会より
所管事務調査の報告を行いたいとの申し出がありますので、この際、これを許します。
○
文教厚生委員長(小玉忠宏君) (登壇)ただいま議題となりました平成二十八年度
文教厚生委員会所管事務調査の報告をさせていただきます。
詳細につきましては、議席に配付いたしております報告書にまとめておりますので、ここではその概要を述べさせていただきます。
本委員会では、今年度の行政視察として、学習支援事業、学力向上の取り組み、
教育委員会改革について調査・研究しました。
富山市の学習支援事業では、富山市、県ともに
生活保護率が全国平均に比べ低い水準にある中、貧困で教育を受ける環境に恵まれない児童・生徒が教員OBや地元の大学生等の学習ボランティアの学習支援を受け、学力を高め、高等学校などへ進学し、よりよい仕事に就くことで、収入と生活を安定させる取り組みがなされておりました。
福井市の学力向上の取り組みは、ライフパートナーとして福井大学と連携した学力向上対策など、学校と地域が協働して教育を進め、学びの連続性、指導の継続性を踏まえた中学校区教育に取り組むとともに、子供たちが将来にわたって、地域づくりに貢献できることを目指した取り組みがなされていました。
京都府城陽市の
教育委員会改革の取り組みは、開かれた
教育委員会の実現のため、
教育委員会評議会の新設や教育委員協議会の公開など、教育行政への市民参画を推進されていました。また、市議会と教育委員が年数回の意見交換会を行い、教育に係る社会的背景や課題について共通認識を図る取り組みもなされておりました。
また、管内の中学校二校を視察し、教育現場の実態と学校が抱える課題等の調査を行いました。授業参観では、先生と生徒が一体感を持って真剣に授業に取り組んでいる姿、また、生徒のレベルに合わせた学級編成による教科への取り組みもなされておりました。
一方、数名の生徒が授業に参加することなく廊下を徘徊し、この生徒たちに対応しなければならない先生の姿に教育現場の課題も感じました。
校長、教頭先生との意見交換会では、生徒数に見合ったトイレの設置や廊下の幅などの課題等もあり、今後の増改築などでは、現場の声を取り入れていくことで対処できると思える学校現場の現状もありました。
以上の調査を踏まえ、本委員会としては、次世代を担う児童・生徒がこれからの社会を生き抜いていくためには、長所を伸ばし、生きる力を育むことが必要であり、そのための基礎学力の向上が極めて重要であるという認識のもと、次のとおり提言いたします。
全国学力・学習状況調査の結果を詳細に分析し、本市の児童・生徒が抱える課題の把握に努めること。接続期にスムーズな接続が行えるよう、保・幼・小・中の連携強化を進めること。地域の資源を活用した地域一帯となった教育に取り組むこと。体力や文化・芸術なども含めた広い視点で基礎学力をとらえ、新たに評価する仕組みをつくるなど、児童・生徒の生きる力の育成に努めること。
以上、四点を本委
員会所管事務調査の提言とし、また、今後さらに
所管事務調査・研究を進めていくことを申し添え、報告とさせていただきます。
質 疑
○議 長(荒神 稔君)
文教厚生委員長の報告が終わりましたので、これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
森りえ議員。
○(森 りえ君) 総括・提言の中身が四点出ていますが、最後の「体力や文化芸術なども含めた広い視点で基礎学力を捉え、その分野についても新たに評価する仕組みをつくるなど、児童・生徒の「生きる力」の育成の底辺拡大に努めること」というのがあります。この児童・生徒の生きる力の育成の底辺拡大とは、一体どのようなことなのか伺います。
○議 長(荒神 稔君) しばらく休憩いたします。
=休憩 十三時四十九分=
=開議 十三時五十一分=
○議 長(荒神 稔君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
文教厚生委員長。
○
文教厚生委員長(小玉忠宏君) この底辺拡大についての協議はまだしておりませんので、今後協議していきたいと思っております。
○議 長(荒神 稔君) ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 質疑はないようですので、質疑を終結いたします。
以上で、
文教厚生委員会の
所管事務調査の報告の件を終了いたします。
◎日程第四四 議席の一部変更
○議 長(荒神 稔君) 次に、日程第四四 「議席の一部変更」を議題といたします。
議員の辞職に伴い、議席の一部を変更する必要が生じましたので、
都城市議会会議規則第四条第三項の規定により、議席の一部を変更いたします。
お諮りいたします。
議席の変更につきましては、
議会運営委員会でお諮りしましたとおり、議席に配付いたしております議席等配置図のとおり変更したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 御異議なしと認めます。
よって、配付いたしました議席等配置図のとおり変更することにいたします。
なお、新しい議席は、次の本会議から御着席願います。
◎日程第四五 閉会中における各
常任委員会及び
議会運営委員会所管事務の
継続調査について
○議 長(荒神 稔君) 次に、日程第四五 「閉会中における各
常任委員会及び
議会運営委員会所管事務の
継続調査について」を議題といたします。
継続調査の申し出
○議 長(荒神 稔君) 本件については、各委員長から、議席に配付いたしております、閉会中における委
員会所管事務の
継続調査事件のとおり、平成二十九年四月一日から平成三十年二月四日まで、閉会中における所管事務の
継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。
本件については、各委員長の申し出のとおり、これを認めることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(荒神 稔君) 御異議なしと認めます。
よって、本件は、各委員長の申し出のとおり、閉会中の
継続調査に付することに決定いたしました。
◎閉 会
○議 長(荒神 稔君) 以上で、本定例会の付議事件はすべて議了いたしました。
これをもって、平成二十九年第一回都城市議会定例会を閉会いたします。
=閉会 十三時五十四分=...