都城市議会 2015-09-15
平成27年第3回定例会(第7号 9月15日)
平成27年第3回定例会(第7号 9月15日)
平成二十七年第三回
都城市議会定例会議事日程(第七号)
九月十五日(火曜日) 午前十時開議
第 一
一般質問
※ 報告(質疑)
第 二 報告第 九号 専決処分した事件の報告について
第 三 報告第 一〇号 専決処分した事件の報告について
第 四 報告第 一一号 専決処分した事件の報告について
第 五 報告第 一二号 専決処分した事件の報告について
第 六 報告第 一三号 専決処分した事件の報告について
第 七 報告第 一四号 専決処分した事件の報告について
第 八 報告第 一五号 専決処分した事件の報告について
第 九 報告第 一六号 専決処分した事件の報告について
第一〇 報告第 一七号 専決処分した事件の報告について
第一一 報告第 一八号 専決処分した事件の報告について
第一二 報告第 一九号 専決処分した事件の報告について
第一三 報告第 二〇号 専決処分した事件の報告について
第一四 報告第 二一号 専決処分した事件の報告について
第一五 報告第 二二号 専決処分した事件の報告について
第一六 報告第 二三号 専決処分した事件の報告について
第一七 報告第 二四号 専決処分した事件の報告について
第一八 報告第 二五号 専決処分した事件の報告について
第一九 報告第 二六号 専決処分した事件の報告について
第二〇 報告第 二七号 専決処分した事件の報告について
第二一 報告第 二八号 専決処分した事件の報告について
第二二 報告第 二九号 専決処分した事件の報告について
第二三 報告第 三〇号 専決処分した事件の報告について
第二四 報告第 三一号 専決処分した事件の報告について
第二五 報告第 三二号 平成二十六年度都城市
一般会計継続費精算の報告について
※ 議案の審議(質疑・付託)
第二六 議案第 七八号 都城市
個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について
第二七 議案第 七九号 都城市職員の再任用に関する条例及び都城市
職員退職手当支給
条例の一部を改正する条例の制定について
第二八 議案第 八〇号 都城市
手数料条例の一部を改正する条例の制定について
第二九 議案第 八一号 都城市一般職の
任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正
する条例の制定について
第三〇 議案第 八二号 都城市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定につい
て
第三一 議案第 八三号 都城市
いじめ防止条例の制定について
第三二 議案第 八四号 都城市風致地区内における建築等の規則に関する条例の一部を
改正する条例の制定について
第三三 議案第 八五号
都城市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について
第三四 議案第 八六号 都城市
山村定住みやざきの家条例の一部を改正する条例の制定
について
第三五 議案第 八七号 都城市
高城横原地区コミュニティセンター条例の制定について
第三六 議案第 八八号 都城市高城原ふれあい
スポーツ館条例の制定について
第三七 議案第 八九号 都城市ふれあい
武道館条例の制定について
第三八 議案第 九〇号 都城市
都市公園条例の一部を改正する条例の制定について
第三九 議案第 九一号 平成二十七年度都城市
一般会計補正予算(第四号)
第四〇 議案第 九二号 平成二十七年度都城市
食肉センター特別会計補正予算(第一号
)
第四一 議案第 九三号 平成二十七年度都城市
下水道事業特別会計補正予算(第一号)
第四二 議案第 九四号 平成二十七年度都城市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第一
号)
第四三 議案第 九五号 平成二十七年度都城市
介護保険特別会計補正予算(第二号)
第四四 議案第 九六号 平成二十七年度都城市
御池簡易水道事業特別会計補正予算(第
一号)
第四五 議案第 九七号 平成二十七年度都城市
電気事業特別会計補正予算(第一号)
第四六 議案第 九八号 平成二十七年度都城市
水道事業会計補正予算(第一号)
第四七 議案第一一五号 議決事項の変更について
第四八 議案第一一六号 財産の取得について(
水槽付小型動力ポンプ積載車)
第四九 議案第一一七号 財産の取得について(高
規格救急自動車)
第五〇 議案第一一八号 平成二十六年度都城市
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分に
ついて
※ 諮問の審議(質疑)
第五一 諮問第 四号
人権擁護委員候補者の推薦につき議会の意見を求めることにつ
いて
第五二 諮問第 五号
人権擁護委員候補者の推薦につき議会の意見を求めることにつ
いて
※ 本日新たに上程するもの① 請願の審議(補足説明・質疑・付託)
第五三 請願二七第二号
交通安全施設(歩道設置)に関する請願書
※ 本日新たに上程するもの
② 議案等の審議(
提案理由説明・質疑・付託(議案のみ
))
第五四 報告第 三三号 専決処分した事件の報告について
第五五 報告第 三四号 専決処分した事件の報告について
第五六 報告第 三五号 専決処分した事件の報告について
第五七 報告第 三六号 専決処分した事件の報告について
第五八 報告第 三七号 専決処分した事件の報告について
第五九 報告第 三八号 専決処分した事件の報告について
第六〇 報告第 三九号 平成二十六年度都城市
健全化判断比率の報告について
第六一 報告第 四〇号 平成二十六年度都城市
資金不足比率の報告について
第六二 議案第一一九号
工事請負契約の締結について(
社会資本整備総合交付金事業
早水公園整備 遠的・近
的弓道場建設(建築主体)工事)
第六三 議案第一二〇号
工事請負契約の締結について(第二一号
東小校舎改築(建築
主体)工事)
本日の会議に付した事件
日程第一
一般質問 から、日程第六三 議案第一二〇号 まで
出 席 議 員
上 坂 月 夫 君 有 田 辰 二 君
にれたよしひろ 君 中 田 悟 君
音 堅 良 一 君 竹之下 一 美 君
長 友 潤 治 君 永 山 透 君
川 内 賢 幸 君 永 田 照 明 君
福 島 勝 郎 君 楡 田 勉 君
森 り え 君 徳 留 八 郎 君
畑 中 ゆう子 君 榎 木 智 幸 君
小 玉 忠 宏 君 黒 木 優 一 君
迫 間 輝 昭 君 蔵 屋 保 君
三 角 光 洋 君 荒 神 稔 君
神 脇 清 照 君 永 田 浩 一 君
江内谷 満 義 君 杉 村 義 秀 君
大 浦 さとる 君 西 川 洋 史 君
相 葉 一 夫 君 下 山 隆 史 君
筒 井 紀 夫 君 児 玉 優 一 君
欠 席 議 員
佐 藤 紀 子 君 坂 元 良 之 君
説明のための出席者
市長 池 田 宜 永 君
副市長(総括担当) 児 玉 宏 紀 君
副市長(
事業担当) 岩 﨑 透 君
総合政策部長 前 原 修 君
総務部長 西 留 文 夫 君
市民生活部長 杉 田 淳一郎 君
環境森林部長 福 永 一 郎 君
福祉部長 青 木 眞州男 君
健康部長 渡 邊 一 生 君
農政部長 飯 盛 幸 一 君
六次
産業化推進事務局長 井 福 重 文 君
商工観光部長 中 島 幸 二 君
土木部長 中 屋 正 浩 君
会計管理者 日 高 覚 助 君
水道局長 園 田 秀 幸 君
消防局長 岸 良 克 哉 君
山之口総合支所長 下 徳 吉 弘 君
高城総合支所長 広 池 洋 三 君
山田総合支所長 戸 越 勝 弘 君
高崎総合支所長 権 堀 修 一 君
総務課長 中 山 誠 君
教育委員会委員長 小 西 宏 子 君
教育長 黒 木 哲 德 君
教育部長 児 玉 貞 雄 君
事務局職員出席者
局長 重 信 宣 博 君
次長 中 島 恵利子 君
次長補佐兼
総務担当主幹 藤 﨑 雄 三 君
議事担当主幹 羽田野 信 拓 君
議事担当主幹 鵜 島 智 久 君
議事担当副主幹 野 﨑 康 治 君
議事担当副主幹 松 永 智 美 君
議事担当副主幹 田 村 正 志 君
議事担当副主幹 浜 田 剛 史 君
=開議 十時〇〇分=
○議 長(永山 透君) おはようございます。
ただいまの
出席議員は、定足数に達しております。
これより直ちに、本日の会議を開きます。
本日の会議は、議席に配付いたしております議事日程第七号によって進めることにいたします。
◎日程第一
一般質問
○議 長(永山 透君) 日程第一 「
一般質問」を昨日に引き続き行います。
まず、
畑中ゆう子議員の発言を許します。
○(
畑中ゆう子君) (登壇)皆さん、おはようございます。
日本共産党の
畑中ゆう子でございます。
通告に基づきまして、質問をしてまいります。
九月一日に発表されました二〇一四年度の財務省の
法人企業統計によりますと、資本金十億円以上の大企業の
内部留保は二百九十九・五兆円、前年度から十四・四兆円ふえました。
安倍政権下の二年間では、二十七・四兆円ふえております。アベノミクスに伴って、円安が急進したことで、輸出大企業の利益がふえています。さらに、安倍政権が
法人税減税を進め、大企業の税負担を減らしていることも、ためこみ増加につながっています。
経団連は、今年の
経営労働委員会報告で、「
内部留保は
グローバル事業を強化するため、合併や買収を初め、積極的な投資に用いられている」と海外展開に活用していることを強調しております。
内部留保を原資とした賃上げは、企業の競争力や成長力の低下をもたらすと、あからさまに反対をしております。
その一方で、
厚生労働省の調査によると、二〇一三年の一
世帯当たりの
平均所得が前年比一・五%、八万三千円減、五百二十八万九千円となっています。生活が苦しいと感じている世帯は、二〇一四年の七月時点で過去最高の六二・四%に及んでいます。一
世帯当たりの
平均所得は、ここ十年間で最も低く、世帯別の
平均所得は六十五歳以上の人のみか、六十五歳以上と十八歳未満で暮らす
高齢者世帯は、二・八%減、三百万五千円となっております。消費税の八%への引き上げや非
正規雇用の増加などが影響しているとみられると発表しております。
政府は、今年の二月十二日、
全国知事会、
全国市長会、
全国町村会との間で合意を結び、三月三日、
国民健康保険の
財政運営を、都道府県が
財政運営の責任主体となる
都道府県化法案を閣議決定いたしました。
同時に、地方三団体との合意では、
公費拡充等による
財政基盤の強化として、毎年、国による三千四百億円の
財政支援策が確認されております。支援策として、一つ目に、平成二十七年度から低
所得者対策としての
保険者支援制度の拡充策として、約一千七百億円を支援する。二つ目に、平成二十九年度以降は、さらに国費を毎年約一千七百億円支援するというものです。
福島県いわき市では、平成二十七年度からの政府の
財政支援の拡充約一千七百億円により、約二億五千万円の歳入の増額が見込まれることから、被保険者の税負担の軽減を図るために、平成二十七年度の国保税について、所得割の税率を
引き下げることにしたと
引き下げの理由を明らかにしております。
これによって、
国保保険者支援制度一千七百億円の
自治体配分は
国保税引き下げに活用すべきであると考えております。
本市への
配分金額は幾らになっているか、国保税の
引き下げは行わないのか、お尋ねいたします。
以下の質問は、自席で行います。
○議 長(永山 透君)
健康部長。
○
健康部長(
渡邊一生君) (登壇)おはようございます。
それでは、
畑中ゆう子議員の御質問にお答えいたします。
本市への
配分金額でございますが、平成二十七年度から交付される
国保保険者である市町村に対しての
支援制度一千七百億円は、将来にわたり国民皆保険を堅持するため、低所得の
軽減対象者数に応じて、
財政支援を拡充し、保険者の
財政基盤の強化を図るものであります。
平成二十七年度に、国から受ける支援額は、約二億円を見込んでおります。
また、この二億円につきましては、低所得の
軽減対象者数に応じて
財政支援を拡充し、保険者の
財政基盤の強化を図るものであることから、本市におきましても、本年四月一日から、低所得者に対する
国民健康保険税の
負担軽減のために、
軽減措置の基準の見直しを行い、低所得者の
負担軽減を図っております。
○議 長(永山 透君)
畑中ゆう子議員。
○(
畑中ゆう子君) 四月一日から行われた低
所得者向けの保険料の
軽減措置は、昨年度に実施された国の被保険者への
支援制度によるものだと思っております。
いわき市の
引き下げ金額は、一
世帯当たり六千七百八円、一人当たり四千百三十三円
引き下げる見通しとなっております。
本市においても、約二億円の
財政支援が行われるということですので、さらに国保税の
引き下げが実現できるのではないかと考えております。
平成二十五年十二月市議会で、国保税の
引き下げを求める請願が、全会一致で可決されました。その当時、国保の
運営基金は、二十億五千万円となっておりました。
日本共産党は、まずはこの基金の取り崩しの実施をすれば、国保の
引き下げをすることは可能だと提案してまいりましたけれども、その後も、国保税の
引き下げは行われておりません。
低所得者が多く加入し、保険料に
事業主負担がない国保は、必要な
国庫負担なしには成り立つことができないものであるということで、市議会は、国に対して、
国庫負担の増額を求めて、
意見書提出も行ってまいりました。
さらに、市長は、
九州市長会や
全国市長会へ何度も改善を求めてこられたと聞いております。
国保の
運営基金も、現在、七億円ほど残っていると伺っております。この国からの一千七百億円の
財政支援を受けて、今こそ、高すぎる国保税を
引き下げるときだと考えておりますが、市長はどのようにお考えなのか、お尋ねいたします。
○議 長(永山 透君)
健康部長。
○
健康部長(
渡邊一生君) 国保税につきまして、私から答弁させていただきます。
国民健康保険税につきましては、被保険者の一人
当たり医療費が、医療技術の進歩等々で、さまざまな要因によりまして、毎年、増加傾向にございます。
この医療費の増加分につきまして、現在、基金を取り崩すことで財源を確保し、本来であれば保険税を引き上げるべきを、引き上げることなく、過去五年間据え置いているものでございまして、これ以上の基金取り崩しは適切でないと考えているところでございます。
○議 長(永山 透君)
畑中ゆう子議員。
○(
畑中ゆう子君)
先ほど答弁がありました四月一日から行われた軽減策は、低所得者への軽減策でございますが、大変少ない何百円かの軽減になっていると聞いております。
今回の二億円の
財政支援を受ければ、いわき市並みの一人当たり四千円の
引き下げが実現できるのではないかと考えております。ぜひ、国保税の
引き下げを実現するよう求めて、次の質問に移らせていただきます。
減免基準の見直しについて質問いたします。
本市の国保税は、子供二人の四人家族の場合、所得百五十万円に対する国保税は、約三十八万円になります。
国保の
加入世帯数は、三万九百六十四世帯、そのうちの五千百二十三世帯が国保税を滞納しております。
このような厳しい状況の中でも、生活費を切り詰めて、
生命保険の解約や貸付によって、国保税を納めている方が数多くいらっしゃいます。
非
正規労働者や小規模な事業者にとって、高すぎて払えない国保税が、経営と暮らしを逼迫させております。
国保税は、前年度の所得に基づいて課税されます。本市の国保税の減免の条件は、所得が前年より五〇%以上減ることとなっております。さらに、市民税、
固定資産税を減免されたものという厳しい条件がついております。
今、本市で
減免制度を利用している世帯数が幾らになっているか。短期証の
発行件数と資格証の
発行件数をお尋ねいたします。
○議 長(永山 透君)
健康部長。
○
健康部長(
渡邊一生君) それではお答えいたします。
短期証の
発行件数は、平成二十七年八月一日現在で、三千百六十八世帯、資格証は同じく三百六十六世帯であります。
○議 長(永山 透君)
畑中ゆう子議員。
○(
畑中ゆう子君)
減免制度を利用した実績をお尋ねします。
○議 長(永山 透君)
健康部長。
○
健康部長(
渡邊一生君) お答えいたします。
昨年度、廃業、休業及び疾病等の所得の減少による減免はございませんでした。
○議 長(永山 透君)
畑中ゆう子議員。
○(
畑中ゆう子君) 昨年度、
減免制度を利用した世帯はゼロだったということでございました。
宮崎市は、前年所得比の減少割合が三〇%となっております。市民税や
固定資産税とは別の独自の国保税の
減免制度をつくり、利用しやすいものとなっております。さらに、国保税を払いきれない滞納からくる短期証や
資格証明書の発行が、住民の命と暮らしを脅かす危険があるために、国保税の滞納について窓口に相談に行けば、保険証をもらえるなど、さまざまな改善策がとられております。
本市でも、
減免制度の利用ができない厳しい
減免制度の見直しを図る必要があると考えておりますが、もう一度、答弁をお願いいたします。
○議 長(永山 透君)
健康部長。
○
健康部長(
渡邊一生君) それではお答えいたします。
国民健康保険税の
減免基準は、都城市
国民健康保険税条例及び都城市
国民健康保険税減免の基準に関する規則にのっとり、実施しています。
所得等の減少による場合には、都城市税条例及び都城市税減免の基準に関する規則の規定により、
当該世帯主及びその世帯に属する被保険者の市民税または
固定資産税を減額し、または、免除された者に対して適用しております。
今後も、この基準に従い実施してまいりますので、現時点では、
減免基準の見直しは考えておりません。
○議 長(永山 透君)
畑中ゆう子議員。
○(
畑中ゆう子君) 税や保険料、医療費が減免免除されている
生活保護世帯の位置づけと、就労して自立性はあるが、「食えば払えず、払えば食えず」の状態にある
小規模事業者の皆さんとの比較が、今、必要だと考えております。
市民税や
固定資産税が減免されていなくては、国保の減免も受けられない。この
減免基準の見直しを急ぐよう求めて、次の質問に移らせていただきます。
生活困窮者の相談に迅速に対応できるよう、
関係各課職員による
生活困窮者自立支援連絡調整会議が設置されたと聞いております。
その現状がどうなっているか、お尋ねいたします。
○議 長(永山 透君)
福祉部長。
○
福祉部長(青木眞州男君) お答えいたします。
生活困窮者自立支援法が平成二十七年四月一日に施行されたことを受け、五月に、
関係各課職員の理解と連携を深めるため、
生活困窮者自立支援連絡調整会議を設置しました。
この会議については、五月に全体会議を行い、本市が取り組む事業の内容やこの会議の体制を確認したところです。
現在、都城市
生活自立相談センターの相談員や福祉課の職員が、この会議の委員とともに、個別の相談に対応しているところでございますが、さらに、この制度の趣旨が徹底されるように、連携してまいります。
○議 長(永山 透君)
畑中ゆう子議員。
○(
畑中ゆう子君)
社会福祉協議会に設置された都城市
生活自立相談センターでございますが、四月から八月までの
延べ相談件数と新規の
相談件数を伺いました。延べ五百五十一件、新規の
相談件数が七十件となっております。今、三名の職員で対応してくださっていると聞いておりますが、
延べ相談件数を考えますと、大変忙しい状況にあるということがわかります。
私は、都城市
生活自立相談センターは、自立へ向けての
相談窓口でございますので、税金の滞納の
相談窓口を本庁内に設置してほしいとお願いをしてまいりました。
税金の滞納者が
生活困窮者である場合、今、都城市
生活自立相談センターを紹介されております。相談を受けた支援員が、本人と共同で、課題解決に向けたプランを作成して、本人の同意を得た上で、
納税課窓口に同行したり、滞納状況を調査し、分割納入の相談に応じていらっしゃると聞いております。
しかし、この本庁で、国保の窓口、市民税の窓口、
介護保険の窓口など、さまざまな窓口があるにもかかわらず、
社会福祉協議会を訪れて、また、本庁の窓口に相談に来なければならない。大変な労力だと考えております。
先日も、山田町で火事に遭われた方が、国保の
相談窓口を訪れたというお話を聞きました。それなのに、混乱の中で被災したことへのお見舞いもなく、国保の相談の手続だけで帰られてしまった。いろいろな相談をしたかったけれども、それで帰ってしまったという事例もありました。
さらに、
山之口総合支所に相談に伺ったことがありますが、建築課の相談でありましたけれども、
生活保護の相談に行くことになり、
総合支所の中で、さまざまな職員が窓口で対応をされて、本当に喜ばれたことがありました。
今、
総合支所は、既に三課体制になっております。山之口や高城、山田、高崎の住民の皆さんが、本庁まで訪れるということは、大変なことだと考えておりますが、それでも、
社会福祉協議会の窓口に行かなければならない。その上で、またこの本庁まで
相談窓口に行かなければならない大変な状況をお聞きしております。
ぜひ、本庁内で、税金の滞納の相談ができるように、連携をされております
保険年金課やこども課や保育課、水道局まで一緒になって相談に乗ることができる窓口を、本庁内につくっていただくよう要望いたします。
次に、
子育て支援策として、均等割の見直しをできないか、お尋ねいたします。
国保税の均等割は、家族の人数が増加すればするほど、保険税が高くなり、子供たちは働いていないのに負担を押しつけられています。子供の数がふえていくほど負担がふえていくことは、
子育て支援に逆行するのではないかと考えております。
どのようにお考えか、お尋ねいたします。
○議 長(永山 透君)
健康部長。
○
健康部長(
渡邊一生君) それではお答えいたします。
現在、国が進めている
国民健康保険制度改革において、地方からの提案の一つとして、子供に係る均等割保険税の
軽減措置の導入について、引き続きの検討事項とされております。
本市としましては、その議論の推移を見ていきたいと考えております。
○議 長(永山 透君)
畑中ゆう子議員。
○(
畑中ゆう子君) 既に、北九州市では、二〇〇八年から
多子減免制度が始まっていると伺っております。前年の世帯の所得が三百万円以下の方で所得割が賦課され、十八歳未満の子供を二人以上扶養している場合、そして、十八歳未満の子供二人目から、一人につき最高三十三万円に
所得割料率に乗じて得た額を、
所得割額から減免されるものとなっております。子供がふえても、国保税が高くならないような仕組みができている。
今、非
正規雇用がふえる中、若い労働者の皆さん、
子育て世帯の皆さん、一生懸命子育てを頑張っておられます。
子育て支援を、急いで、市独自の支援策の検討をしていただくよう要望いたします。
次に、
介護保険の問題です。
介護保険の家族介護者支援のための介護用品の給付事業等の見直しについて、お伺いいたします。
介護用品の給付事業は、重度の要介護状態にある人を、在宅で介護している家族に対して、身体的、精神的、経済的負担の軽減並びに要介護者の在宅生活の継続及び向上を図るため、介護用品の給付券を発行する事業です。
月額七千円の給付券で、おむつ等の介護用品を購入でき、介護されている家族の方に大変喜ばれております。
しかし、少しでも、利用しやすくしてほしいと要望が出されております。
一つ目に、一カ月七千円の利用枠でございますが、一月で使い切らないと使えなくなってしまいます。体調が悪いときなど、家族はつきっきりで介護されているわけですから、二カ月、三カ月、利用期限を広げていただきたい。このことについてお伺いいたいます。
○議 長(永山 透君)
健康部長。
○
健康部長(
渡邊一生君) それではお答えいたします。
介護用品給付事業につきましては、重度の要介護者を在宅で介護する家族の経済的負担の軽減を図ることを目的に実施しており、平成二十七年度より事業内容の一部を見直しております。
昨年度までの利用枠については、給付券を交付月から年度末までの間に利用できるようにしておりました。しかし、年度当初は、給付券の利用がないにもかかわらず、年度末に日々消費されると思われる介護用品や一般家庭用品を大量に給付券と交換することなどが散見されたため、利用枠の見直しを行ったところであります。
見直しの内容は、一カ月の利用限度額である七千円分の給付券について、一月ごとに有効期間を設けたものであります。
○議 長(永山 透君)
畑中ゆう子議員。
○(
畑中ゆう子君) 一カ月内という期限がとても使い勝手が悪いと言われております。
年度末に集中するということが言われましたけれども、最低限の必要な介護用品しか買えない中身になっておりますので、ぜひ、改善されるよう申し上げます。
次に、十月一日から、有料老人ホーム等の高齢者向け居住施設入所者は対象外になっていると書かれております。
このことによって、金額でどのくらい減少すると見込んでおられるのか、お伺いいたします。
○議 長(永山 透君)
健康部長。
○
健康部長(
渡邊一生君) それではお答えいたします。
介護用品給付事業は、要介護状態の方を、在宅で介護している家族の経済的
負担軽減などを目的とするものでありますので、有料老人ホーム等の入居者は対象外としたところでございます。
このことにより、前年度と比較し、約八百万円減額すると見込んでおります。
○議 長(永山 透君)
畑中ゆう子議員。
○(
畑中ゆう子君) 八百万円という額は、大変大きい額だと思っております。今でも、一カ月七千円ではおむつ代だけでも足りないと言われております。
この増額は考えていらっしゃらないのか、お伺いいたします。
○議 長(永山 透君)
健康部長。
○
健康部長(
渡邊一生君) それではお答えいたします。
本市の年間利用限度額は八万四千円、月額にしますと七千円でございます。なお、県内他市の状況と比較しましても、本市の月額七千円は高い金額設定であります。
また、
介護保険事業の安定した運営等を考慮いたしますと、増額することにつきましては、適切でないと考えているところでございます。
○議 長(永山 透君)
畑中ゆう子議員。
○(
畑中ゆう子君) この介護用品は、八品目と品目が限定されております。この品目の中に、ちり紙、ティッシュが入っていないのはなぜかと、利用されている方からお電話がありました。
おむつと一緒に必ず必要なのがちり紙です。
それなのに、ウェットティッシュしか品目には入っていない。なぜちり紙が入っていないのか、ちり紙を入れてほしいのだけれどもという要望でした。
このことについてお伺いいたします。
○議 長(永山 透君)
健康部長。
○
健康部長(
渡邊一生君) お答えいたします。
介護用品の品目につきましては、昨年度までは二十二品目としておりましたが、本年度より八品目に見直しを行いました。
見直しを行った理由につきましては、昨年、利用状況を調査した結果、一般家庭用品としても使用できるティッシュペーパーやトイレットペーパーなどの消耗品を、年度末に多く交換されている例が見られました。
そこで、重度の要介護者に特に必要であり、日々消耗する品目を選定し、見直しを行ったところでございます。
品目の選定に当たっては、利用実績や他自治体の実施状況等を参考に、見直しを行ったものでございます。
○議 長(永山 透君)
畑中ゆう子議員。
○(
畑中ゆう子君) 品目についても、二十二品目から八品目に見直されたということです。これは家族の皆さんにとって、最低限必要な介護用品でございます。その上に金額も七千円と限定されているわけですから、利用されている方に少しでも利用しやすい制度にしてほしいという要望が出されております。
ぜひ、改善すべきであると思いますので、検討してください。
次に、家族介護の慰労金支給事業についてお尋ねいたします。
過去一年間、
介護保険のサービスを受けなかった要介護者を、在宅で介護している家族に、慰労金を支給する事業でございます。
昨年度、今年度の利用状況を教えてください。
○議 長(永山 透君)
健康部長。
○
健康部長(
渡邊一生君) お答えいたします。
家族介護慰労金支給事業につきましては、過去一年間、
介護保険サービスを受けなかった要介護者を、在宅で介護している家族に、慰労金として十万円を支給するものです。
利用状況につきましては、平成二十六年度は二件であり、今年度は一件の申請を受理しております。
○議 長(永山 透君)
畑中ゆう子議員。
○(
畑中ゆう子君) この家族介護慰労金支給事業は、在宅で介護されている方に励ましの意味で大変喜ばれていると思っております。
一日二十四時間、三百六十五日、家族介護で要介護四または五と判断される要介護者を介護されている世帯が、本市にどのくらいあるのかお伺いいたします。
○議 長(永山 透君)
健康部長。
○
健康部長(
渡邊一生君) お答えいたします。
介護サービスを利用することなく、家族だけで介護を行っている在宅の要介護四または五の方の数につきましては、把握できていないところでございます。
なお、対象者の要件が類似している介護用品給付事業の平成二十六年度の実績及び現在の要介護認定者数をもとに推計しますと、在宅の要介護四または五の方は六百人程度と考えられます。この六百人の方につきましては、ほとんどの方が介護サービスを利用されていると考えられます。
○議 長(永山 透君)
畑中ゆう子議員。
○(
畑中ゆう子君) 在宅介護を支援するという意味で、慰労金支給事業がつくられていると思っておりますが、一年間介護サービスを受けなかった要介護者という方が本当におられるのか疑問に思っております。
この要件の中には、申請日までの一年間で、通算八日以上の短期入所や福祉用具貸与のサービス利用がないこと、または、通算八日以上の入院をしていないことという厳しい要件となっております。
先日、家族で娘さんがお母さんを介護されている方にお会いいたしました。在宅で毎日お母さんを見ていらっしゃいましたけれども、先日、お電話を差し上げたところ、亡くなっておられました。あっという間にお年寄りの方が病院に行って亡くなられてしまう一年間という時間は、大変長いものだと感じております。
例えば、三カ月、六カ月期限を短くすることによって、家族の介護をもう少し頑張ってみようかという気持ちができるのではないかと思っております。
短期ショートステイや介護のサービスを利用せずに、家族介護だけで乗り切るということは大変困難なことだと思っております。
ぜひ、この要件については、狭めないように、どちらも利用しやすい制度にしていく必要があると考えておりますので、ぜひ、改善をしていただきたいと思っております。
次の質問に移らせていただきます。
美川町大倉田の用水のためのポンプの見直しについてお伺いいたします。
このポンプの事業は、県単独のかんがい排水事業と伺っておりますが、どのような事業計画だったのかお伺いいたします。
○議 長(永山 透君) 農政部長。
○農政部長(飯盛幸一君) それではお答えいたします。
まず、受益面積が四・五ヘクタールで、用水確保のため事業に取り組んでいるわけでございますが、まず、主水源であります隧道の水が少し量が少なくなってきているということで、補助水源ということで、ポンプの設置が行われたところでございます。
○議 長(永山 透君)
畑中ゆう子議員。
○(
畑中ゆう子君) このポンプの設置によって、事業の目的が一〇〇%達成されたのかどうかお伺いいたします。
○議 長(永山 透君) 農政部長。
○農政部長(飯盛幸一君) お答えいたします。
まず、先ほど申し上げましたように、主水源は既存の用水路ですので、それを補助する水源ということで、このポンプを設置しております。
井戸の設置場所等につきましては、電気のポンプまでの引込線の地域に受電可能域の中で最も地下水が期待できる場所ということで掘削をしまして、湧水を見たところです。
ただ、期待しておりました湧水量には及ばなかったため、一〇〇%満足できる結果にはならなかったということでございます。
○議 長(永山 透君)
畑中ゆう子議員。
○(
畑中ゆう子君) この事業は、平成二十三年の六月議会で、同僚議員が取り上げ、平成二十五年度にこの事業がされております。八百万円の予算を使って、立派なポンプを設置していただいた。大倉田の皆さんは、この用水ポンプの設置によって命を救ってもらったと、大変感謝をされております。
私も先日、大倉田に行ってまいりました。千足川から踊橋というとろこに取水がありまして、地図でどのくらいの距離があるか調べてみました。直線にして一キロメートル、山肌を縫うように隧道ができておりますので、その隧道の延長は一・五キロメートルになるのではないかと考えております。古い隧道でございまして、上から崩れる危険性がある。それから、酸欠状態になるかもしれない。あの隧道の中で犠牲者が出るのではないかという心配から、ポンプを設置していただいたと聞いております。
私も行ってみましたが、私が細い男性なら、あなたも隧道に地下足袋を履いて入ってみてくれと言われたと思っております。しかし、百年、二百年、いつつくられたかわからない手掘りの隧道でございます。狭いところは人が通らないところもあり、その中に入って泥をかき出す。百メートルや二百メートルなら自分たちですることができるのだと。これが一キロメートルにも及ぶ隧道になっているために、維持が大変困難な状況になっているということでございました。まさに、このポンプは、受益者の皆さんにとって、命にかわる大事なポンプだったと思っております。
そして、受益者の皆さんは、毎日毎日この井戸が完成するのを待っていたのだと言われておりました。八百万円の予算をかけて立派な井戸が完成したのに、十五分もたつと水が出なくなる。本当に悔しい思いをされておりました。
田んぼを維持するために、受益者の皆さんがこれまで大変な苦労をされてきたことは農政部の担当の皆さんもよく御存じだと思います。しかし、この井戸が十分に動かない、今の状況をどうすればいいのかということで、皆さんの要望が出されております。この用水のためのポンプを動くようにしてほしい。用水を確保してほしい。今、隧道の水も出ております。全く出ないわけではありません。しかし、この隧道だけに頼るということは難しいのではないかということで、このポンプが設置されたわけですから、ポンプの見直しということで、もう一度、検討をいただくよう要望をしたいと思います。答弁をお願いいたします。
○議 長(永山 透君) 農政部長。
○農政部長(飯盛幸一君) お答えいたします。
今月九日に、私も担当課と現場に行かせていただきまして、その際に、用水組合の役員さん三名含めて、八名で現場でいろいろとお話をさせていただきました。
結論から申し上げますと、過去の隧道の崩落部分についての工事につきましては、山林の地権者の同意とか、受益者の同意がいるということで、まずは隧道の工事ができないかということで、いろいろお話をさせていただきまして、最終的には九月九日の時点では、九月いっぱいは用水を使うのでということで、十月以降、隧道の工事についての対応をする場合に、地権者等の同意が必要だということで、八名そろった中では、地権者にもう一回話をしてみようかということでございました。
その中で、地権者に話す前に、開削にするのか、開渠にするのかいろいろ工法等も出てきますので、その辺については、市からいろいろな選択肢を、組合の方にお示しして、それに基づいて、地権者に話に行っていただくということで、九日の時点ではそのような方向性を持ったところです。
○議 長(永山 透君)
畑中ゆう子議員。
○(
畑中ゆう子君) 用水組合の方と、お話もしていただいたということで、大変有難く思っております。ぜひ、受益者の皆さんとの話し合いが大事だと思っております。
「あなたが隧道に入ってみてくれ」と言われるわけでございますから、これは本当に命の問題としてきちんと対応していただきたい。受益者の皆さんが、今後も田んぼでお米をつくることができるように対策をしていただきたいと要望して、私の質問を終わらせていただきます。
○議 長(永山 透君) 以上で、
畑中ゆう子議員の発言を終わります。
午前十一時五分まで休憩いたします。
=休憩 十時五十三分=
=開議 十一時 五分=
○議 長(永山 透君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、西川洋史議員の発言を許します。
○(西川洋史君) (登壇)自民党の西川でございます。
今回の質問は大きく分けて、中心市街地の活性化についてと環境政策の新規事業について質問いたします。
まず、中心市街地の活性化に向けてですが、このことについては、今までに幾度となく質問してまいりました。今回は、新たな取り組みとして、タウンマネージャーについて質問させていただきます。
八月に配置されたタウンマネージャーとしては、このたび、二宮啓市氏が着任されました。空き店舗の解消や商店街全体の活性化に向けて、今後、さまざまな活動を展開されていくものと期待しております。そこで、改めて、タウンマネージャーを配置する目的について、
商工観光部長にお尋ねします。
次に、九月補正予算で新規事業として新エネルギーの導入を推進するため、木質バイオマス発電を今後推進するため、二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金が国より補助率一〇〇%、九百七十万円の調査費で予算計上されています。この新エネルギー対策推進事業の目的と概要について、
環境森林部長にお伺いします。
事後の質問は自席にて行います。
○議 長(永山 透君)
商工観光部長。
○
商工観光部長(中島幸二君) (登壇)それでは、西川洋史議員の御質問にお答えいたします。
本市では、現在、中心市街地の活性化を図るため、二十のソフト事業を展開するまちなか活性化プラン事業に取り組んでおります。また、市民の利便性向上を図り、まちなかに新たなにぎわいを創出するため、都城大丸跡地等を活用し、さまざまな機能を集約した中核施設の整備も進めております。市民の皆様にまちなかの活性化を体験していただくには、こうしたソフト事業とハード整備等を効率的かつ効果的に展開することが必要であり、今回のタウンマネージャーの配置はこれらの事業を有機的に結びつけ、事業効果を最大限引き出す役割を担っていただくことを目的としております。
具体的には、中核施設周辺に人の流れを生み出すため、空き店舗や空き家、空き地などの低未利用資産の有効活用を図り、魅力的な商業施設やビジネス拠点などの集積を進めていただくほか、まちなかで活動する市民や市民団体をコーディネートし、中核施設を拠点とした市民交流活動の創出を図っていただく予定としております。
○議 長(永山 透君)
環境森林部長。
○
環境森林部長(福永一郎君) (登壇)それでは、西川洋史議員の御質問にお答えいたします。
御承知のように、国では、太陽光やバイオマスエネルギーなどを活用した新エネルギーの導入を推進しております。このような中、平成二十七年度の電力の固定買取価格の引き上げなどにより、森林経営の安定化と地球温暖化防止を両立する木質バイオマス発電が注目され、森林資源の豊富な本市におきましては、今後、このような発電施設の立地が予想されるところでございます。
民間事業者による発電施設の開発に際しては、施設から生じる排熱の有効利用や市域の将来的な未利用材の供給可能量を把握し、持続可能な立地を進めていく必要がございます。また、本市の製材業から生じるおが粉は、主要産業であります畜産農家の敷料に利用されておりまして、その影響も検証し、無秩序な発電施設の稼動を抑制する必要があることから、市の基本方針を定めてまいります。
○議 長(永山 透君) 西川洋史議員。
○(西川洋史君)
商工観光部長にお尋ねしてまいります。
タウンマネージャーのように特殊な業務に携わった経験のある人はかなり限られている中、本市にとってよりよい人材を確保するには、全国から広く人材を募る必要があったと考えられるが、今回の公募はどのような方法で行い、どの程度の応募があったのか伺いたい。
○議 長(永山 透君)
商工観光部長。
○
商工観光部長(中島幸二君) それではお答えいたします。
今回のタウンマネージャー配置事業は、都城商工会議所による業務委託事業であることから、委託者である商工会議所が全国に向けて情報を発信し、広く一般公募する方式で実施されました。
広報の手段としましては、商工会議所や市のホームページ、フェイスブック、広報誌などを活用したほか、経済産業省の関連事業ホームページへの記事掲載や各地のまちづくり会社などへの案内送付、報道機関への情報提供なども行われております。
公募は、本年四月十三日から五月十五日までの約一カ月間行われ、北は北海道から南は鹿児島県まで、全国各地から二十九名の応募があり、うち市内からの応募は十一名でございました。応募者の年代は二十歳代から八十歳代までと幅広く、女性の応募は二名でございました。
○議 長(永山 透君) 西川洋史議員。
○(西川洋史君) このタウンマネージャーについては、商工会議所の委託によるものだということで伺いました。全国に情報を発信して、全国から二十九名の応募があった。そのうち市内では十一名、女性は全体の中で二名ということで、年齢的には二十歳から八十歳までということでありました。
全国各地からの応募があった中で、二宮氏に決定したわけですが、選考に携わった委員の構成や、どのようなプロセスで選考したのか聞きたい。また、市民公開型のプレゼンテーションには、私も参加しました。その参加した市民の反応について、部長にお伺いします。
○議 長(永山 透君)
商工観光部長。
○
商工観光部長(中島幸二君) それではお答えいたします。
選定委員会につきましては、着任後のタウンマネージャーの取り組みが円滑に進むよう、今後の活動と密接に関係する商店街や不動産関係組織の代表者、まちづくり株式会社、行政などの市内関係者に市外の有識者などを加えた十二名で構成されました。
選考プロセスにつきましては、まず、まちづくりに関する過去の実績や中心市街地活性化に向けたレポートなどの提出書類をもとに一次審査を行い、五名を一次審査通過者として選定されました。二次審査には四名が参加して、市民公開型のプレゼンテーション及び集団討論並びに個別面接を行い、これらの結果を総合的に評価して二宮氏に決定されました。
なお、市民公開型のプレゼンテーションにおいて、商工会議所は、市民アンケートを実施されておりますが、その結果も同氏を評価する意見が最も多かったと聞いております。
○議 長(永山 透君) 西川洋史議員。
○(西川洋史君) 一次審査は書類審査ということで、二十九名の中で五名の方々が二次審査に出てまいりましたけれども、四名の方がプレゼンテーションを行ったということで、私もその現場にいました、プレゼンテーションについては。
本市に着任するまで、この二宮氏は北九州市でまちづくりに携わっていたと聞いていますが、本市と北九州市では人口規模や市民の気質など、かなり環境も異なっている中で、同じようなやり方では難しい部分もあると思います。こうしたことも踏まえ、着任から一カ月が今、過ぎておりますけれども、現在、二宮氏はどのような取り組みを行っているのかお聞きします。
○議 長(永山 透君)
商工観光部長。
○
商工観光部長(中島幸二君) それではお答えいたします。
二宮氏は現在、活動の拠点である中心市街地を中心に、商店街の商店主や各種団体関係者への訪問活動、商業地域の現状を把握するための現地踏査などを進められております。既に、本市の商業地域の特徴、例えば、歴史の古い中心市街地の小売店舗では、売り場面積が他県のそれと比べてかなり広いことなどを把握されており、こうした特徴を踏まえて、空き店舗になった物件を有効活用する方法などについて検討を始められているようでございます。
また、今後の活動に対する市民の理解を得るため、八月下旬から定期開催の市民向け講座も始められ、北九州市で取り組まれていたリノベーションによるまちづくりの実績や、今後の活動方針などを紹介した今回の講座には、二日間で延べ約百名の市民の皆さんが参加されたと聞いております。
○議 長(永山 透君) 西川洋史議員。
○(西川洋史君) 今回、私は、このタウンマネージャーのことについて、リノベーションという言葉を初めて聞いたわけですけれども、二宮氏が進めようとしているリノベーションとは、空き店舗の改修などとどのような違いがあるのかお聞きします。
○議 長(永山 透君)
商工観光部長。
○
商工観光部長(中島幸二君) リノベーションについてお答えいたします。
本市では、これまでも商店街の活性化を図るため、空き店舗対策事業で店舗改修費の一部の補助を行い、新規出店を支援してまいりましたが、これは店舗としての機能回復を目的としていることから、リフォーム支援ということになります。一方、二宮氏が取り組んでこられたリノベーションは、リフォームとは異なり、商業用の空き店舗を改修し、同じ商業用店舗として利用する場合でも、デザインや機能性に配慮し、消費者や時代のニーズに合わせた機能向上を図ったり、他の業態に転換して物件の収益性を高めたりすることで、長期間利用されていない物件に付加価値を持たせる取り組みでございます。
○議 長(永山 透君) 西川洋史議員。
○(西川洋史君) 現在は、リノベーションを中心としたまちづくりを目指し、その下地づくりの期間であるようですが、これからの四年間、二宮氏がタウンマネージャーとしてどのような取り組みを行っていくのか、また、どのような成果を期待されているのか、お伺いします。
○議 長(永山 透君)
商工観光部長。
○
商工観光部長(中島幸二君) それではお答えいたします。
本年度は、リノベーションによるまちづくりを民間事業者や市民の皆様にも理解していただくため、二宮氏による講座のほか、全国各地でリノベーション手法を活用したまちづくりを進めている専門家を招聘し、市民向けセミナーなどを開催されていく予定でございます。また、商工会議所と共同で、中心市街地の空き店舗や空き家、空き地などの遊休不動産について調査を行い、リノベーションを実施する対象物件について、具体的な検討を進められていくようでございます。
業務委託期間であるこれからの四年間につきましては、まず、まちなかの遊休不動産を活用したリノベーション実践事例の蓄積と、リノベーションに参画する市民や事業者などの育成が当面の取り組みになるかと考えております。将来的には、北九州市などの先進事例を参考にしながら、リノベーション手法を学ぶ場として、リノベーションスクールを定期的に開催されるほか、その手法を事業化し、自走しながらまちづくりを行っていく民間事業体の設立なども念頭に置いて取り組みを進めていかれる予定です。
このケースとしては、北九州市などにおいては、長期間利用されていない空き店舗や空き家などを借り受け、リノベーションで再生した物件にさまざまな業態をリーシングし、そこから得た賃料収入で初期投資の回収やオーナーへの賃料を捻出する家守(やもり)事業を展開する民間事業体が複数存在しております。本市におきましても、こうした民間主導の家守(やもり)事業が定着すれば、まちなかに点在する空き店舗や空き家などの遊休不動産の有効活用が図られることから、空き店舗等の解消や商店街への新たな魅力創出が進み、中核施設と連動したまちなかのにぎわいにつながると考えております。
○議 長(永山 透君) 西川洋史議員。
○(西川洋史君) 大変な作業を二宮氏は任されてやっていかなければならない。タウンマネージャーの仕事は相当大変のものになるのではないかと思っております。
タウンマネージャーとして、これまでの経験に基づいて、さまざまな取り組みや仕掛けをされていくと思われるが、やはり、タウンマネージャー一人だけでは中心市街地の活性化は難しいと思っております。市や委託している商工会議所としては、今後、どのような形で二宮氏を支援、サポートしていくのかお聞きします。
○議 長(永山 透君)
商工観光部長。
○
商工観光部長(中島幸二君) それではお答えいたします。
事業を委託している商工会議所では、中心市街地商店街や市民団体、関係機関などへの紹介、活動拠点の整備などの側面支援を行っており、今後も市民向け報告会や活動評価委員会の開催などを通じて、市民との距離感を縮め、タウンマネージャーが活動しやすい環境整備を進められていく予定です。
本市としましても、現在進めている中核施設整備支援事業の事業効果を高めるためにも、同氏の取り組みが円滑に進むよう、積極的に支援していきたいと考えております。
具体的には、タウンマネージャーの配置や今後展開する事業について、商工会議所を支援するとともに、各種セミナー等の広報活動や円滑にリノベーション手法を実践するためのサポートを進めてまいります。また、議員御指摘のように、タウンマネージャーが一人で中心市街地の活性化を図ることは困難ですので、同氏への支援という意味でも、市民の皆様にはさまざまな機会を利用して、タウンマネージャーが展開する事業に参加していただきたいと考えております。
○議 長(永山 透君) 西川洋史議員。
○(西川洋史君) やはり、タウンマネージャー一人だけでは前に進んでいかないということで、市民、各団体、いろいろな形で、タウンマネージャーと一緒になってまちづくりをやっていかなければならない。リノベーションについても少しわかってきたような気もします。
次でございますけれども、中心市街地中核施設整備支援事業についてお伺いします。
まず、教育委員会にお尋ねします。
この整備事業の場所は、ちょうど大丸の跡地でございますけれども、今、中町遺跡発掘ということで調査が行われております。梅雨と台風が重なり、長雨のために、作業が、予定された期間では終了できないということで、完了予定がいつごろになるのかと思っていますけれども、その点について、
教育部長、よろしくお願いします。
○議 長(永山 透君)
教育部長。
○
教育部長(児玉貞雄君) お答えいたします。
中町遺跡の発掘調査は、旧大丸事務所跡地の南側の旧市道と旧大丸本館に隣接していました個人商店跡地の約九百二十平方メートルを対象として、文化財課が五月十一日から調査に着手しております。当初は、終了予定時期を十月末としておりましたが、梅雨の長雨と台風の影響で、六月と七月は作業を進めることができませんでした。そこで、関係課と協議の上、調査期限を一カ月延ばして、十一月末までに完了する予定であります。
○議 長(永山 透君) 西川洋史議員。
○(西川洋史君) ちょうど私の生まれた中町でありまして、あのあたりはかつて唐人町と呼ばれていました。大丸ができるときは、発掘調査は行われなくて、大丸でない敷地の隣のところを今、発掘されているということでございます。
これまで行われた発掘調査の中で、どのようなものが現時点で発掘されているのか。すべての成果を公表されるのは、いつごろになるのか、教えていただきたいと思います。
○議 長(永山 透君)
教育部長。
○
教育部長(児玉貞雄君) まだ調査途中の段階ですが、これまでに発見されたものを御紹介しますと、江戸時代の寛永通宝と呼ばれる銅銭や薩摩焼の茶碗、壺などが発掘されており、また、明治時代から昭和初期の陶磁器類や建物跡なども見つかっております。成果につきましては、調査終了後、報告書を作成した後、公表する予定であります。
○議 長(永山 透君) 西川洋史議員。
○(西川洋史君) 発掘調査については、ホームページ、ポータルサイトですか、いっぱい出ているわけです。動画もありますし、音声もついているし、私も見させていただきました、どういうものが出ているか。相当古いものはそんなに出ていないような気がしますけれども。
私がひとつ言いたいのは、あそこの看板ですけれども、まだ十月末までと期限が切られているのです。できれば、早急に書き直したほうが、市民が見たとき、十月末でまだ終わっていないということになりますので、ぜひ看板の書きかえを提案しておきます。
今度は、
商工観光部長にお尋ねしますけれども、埋蔵文化財発掘調査の中の中核施設整備支援事業の影響についてということで、発掘調査は十一月末をめどに終了する見込みということでありますが、当初の予定より遅れることで、現在進めている中核施設整備支援事業への影響はないのか伺います。
○議 長(永山 透君)
商工観光部長。
○
商工観光部長(中島幸二君) それではお答えいたします。
発掘調査期間の延長に伴う中核施設整備支援事業への影響としましては、現地測量が必要な分筆手続の遅延がございます。これは、都市機能立地支援事業の活用を前提に、民間施設を誘導する際、民間事業者に貸し付ける部分を分筆する必要がありますが、現在、発掘中であるため、現地測量を保留した状態となっております。しかしながら、今月中に開始する民間施設の公募に直接的な影響はございませんので、発掘調査が終わり次第、こうした手続を進めたいと考えております。
○議 長(永山 透君) 西川洋史議員。
○(西川洋史君) 今月中に行われる民間企業の公募には影響がないということで安心しました。
この中心市街地中核施設整備支援事業のうち、都城大丸の本館跡地等に整備される複合施設と多目的広場、そして、旧センターモールを改修整備する図書館など、公共施設整備事業の進捗状況をお聞きします。
○議 長(永山 透君)
商工観光部長。
○
商工観光部長(中島幸二君) それではお答えいたします。
公共施設整備事業につきましては、現在、設計業務と施設管理運営方針の策定を進めております。設計業務につきましては、公募型プロポーザルの準備と契約手続に時間を要したため、業務着手がやや遅延しましたが、現在は、基本設計のとりまとめを急ピッチで進めております。
施設管理運営方針につきましては、図書館や子育て世代活動支援センター、健康センター、多目的広場などの所管課と合同で取りまとめるため、七月に庁内検討委員会を設置いたしました。現在は、所管課へのヒアリングを行いながら、各施設で提供するサービス内容やレベル、官民の役割分担、管理運営手法などの検討を進めているところでございます。
○議 長(永山 透君) 西川洋史議員。
○(西川洋史君) 今の進捗状況についてお聞きしましたけれども、設計業務については、公募型のプロポーザルでやるということで、契約時間に少し戸惑ったということでございますけれども、順調に進んでいるとお見受けしました。
それでは、次に、都市機能立地支援事業の進捗状況についてお伺いします。
これまでの議会では、公共施設整備と合わせて、都城大丸跡地側に民間活力を活用し、スーパーなどの商業施設や中心市街地のにぎわいに寄与する施設・機能の誘導を図るため、秋には事業公募を開始したいとの説明を受けています。このことについては、議会の後に、全員協議会で詳細な説明があるようですが、この都市機能立地支援事業の現在の状況を部長にお伺いします。
○議 長(永山 透君)
商工観光部長。
○
商工観光部長(中島幸二君) それではお答えいたします。
都市機能立地支援事業の活用を前提とした民間施設の誘導につきましては、五月から募集条件や公有地貸付料の設定に関する検討に着手し、貸付料設定に必要な土地鑑定評価等を経て、ようやく募集要項がまとまったことから、近日中に公募を開始する予定としております。
○議 長(永山 透君) 西川洋史議員。
○(西川洋史君) 公共施設の整備事業も都市機能立地支援事業も、おおむね当初の計画どおり進んでいるようですが、中核施設整備支援事業全体の今後のスケジュールを部長にお尋ねします。
○議 長(永山 透君)
商工観光部長。
○
商工観光部長(中島幸二君) それではお答えいたします。
公共施設整備事業につきましては、基本設計が終わり次第、実施設計に着手し、当初予定の来年三月末をめどに設計業務を完了したいと考えております。
また、施設管理運営方針につきましても、現在、検討している施設の利用料金や管理運営費の検討などを進め、本年度中に方針を策定する予定でございます。
民間施設の誘導につきましては、近日中に公募を開始し、十二月中旬ごろまで事業提案を募るとともに、借地料設定に係る第三者委員会の開催や事前事業評価など、都市機能立地支援の活用に必要な手続を進めてまいります。優先交渉者の選定は、十二月末を予定しており、その後、国土交通省による土地評価額の確認や優先交渉者との契約協議を経て、三月議会に普通財産の貸付に関する議案を御提案したいと考えております。
○議 長(永山 透君) 西川洋史議員。
○(西川洋史君) この公共施設整備事業についてと都市機能の立地支援事業は、おおむね当初の計画どおり進んでいると思われますが、議会に提案されるのは、来年三月議会にすべてが出てくると思われます。今、説明した中では、土地の評価額などが三月ということでございます。すべてスムーズに出てくるように、当局の皆さんに努力していただきたいと提案しておきます。
次に、
環境森林部長にお尋ねいたします。
先ほど部長より御説明いただきましたが、現在、市内でのバイオマス発電所の計画や県内での動向はどのような状況なのか。また、背景になっている買取価格はどうなっているのか、お尋ねいたします。
○議 長(永山 透君)
環境森林部長。
○
環境森林部長(福永一郎君) お答えいたします。
本市においては、木質バイオマス発電施設について、これまで複数の企業から相談を受けている状況にあります。現在、宮崎県内には、都農町に五千七百キロワット、日南市に二万五千四百キロワット、川南町に五千七百五十キロワット、日向市に一万八千キロワットの四つの木質バイオマス発電施設が稼働しておりまして、串間市では、三千二百九十キロワットの発電施設が建設中でございます。
なお、平成二十四年七月に、再生可能エネルギー電力固定買取価格制度が創設されまして、平成二十七年度から未利用材を使う二千キロワット以下の木質バイオマス発電については、電力の固定買取価格が一キロワットアワー当たり四十円に引き上げられたところでございます。このことが大きな誘引となりまして、利益率の高い小規模の木質バイオマス発電への投資意欲が高まっている状況にあると考えております。
○議 長(永山 透君) 西川洋史議員。
○(西川洋史君) この木質バイオマスの発電所について、県内に四カ所ということで、今、都農町と日南市、川南町、日向市、そして、串間市では今、建設中であるということをお伺いしました。
一キロワットアワー当たり四十円に引き上げられるということでございますが、非常に金額がいい形に進んでいると思います。
しかしながら、今、この都城においても、畜産農家が多いわけでございまして、使っているおが粉も原料となっていますが、木質バイオマス発電が誘引となり、おが粉の取引価格の高騰が懸念されるところです。本市の畜産業に与える影響はどのようにとらえていますか。
○議 長(永山 透君)
環境森林部長。
○
環境森林部長(福永一郎君) お答えいたします。
木質バイオマス発電の燃料としては、山林に放置されている未利用材や間伐材が主に使用されますが、製材業等から発生するおが粉も使用されます。おが粉につきましては、平成二十五年度から平成二十七年度の三年間で、一六%ほど値上がりしている状況がございます。木質バイオマス発電施設の稼動によって、さらに、おが粉の価格高騰を招く事態が想定されます。このことが結果的に、畜産業の安定経営に悪影響を及ぼすおそれがあると考えております。
○議 長(永山 透君) 西川洋史議員。
○(西川洋史君) 本市の基幹産業であります、特に畜産業については、私の記憶だと農業生産高約七百億円、その八〇%が畜産だということで、数字が間違っていれば申し訳ないと思います。農業生産のほとんどが畜産に頼っていると、全国一の牛・豚・鶏が都城はトップレベルだということでございまして、木質バイオマスでおが粉が高騰してくると、非常に畜産業の方々は困るわけでございます。特に、本市の基幹産業であります畜産業が、おが粉の高騰、先ほども言いましたけれども、畜産業に悪影響を及ぼすのではないかと思いますが、木質バイオマス発電、新エネルギーで得られた調査結果は、どのように生かしていくのか部長にお伺いします。
○議 長(永山 透君)
環境森林部長。
○
環境森林部長(福永一郎君) 調査結果をどう生かしていくのかということでございますが、森林保全の観点から、木質バイオマス発電施設の無秩序な立地を抑制するとともに、本市の基幹産業である畜産業との共生を図るため、今回の調査結果を踏まえて、本市の木質バイオマス発電に関する基本方針を策定してまいります。あわせて、今回の事業で得られる木質バイオマス資源の供給量などの調査結果をもとに、県や関係機関と連携して、仕組みづくりに取り組んでまいりたいと考えております。
○議 長(永山 透君) 西川洋史議員。
○(西川洋史君) 最後ですけれども、質問ではございません。
今、部長のほうで説明がありましたが、森林保全の観点からということで、特に、木質バイオマス発電については、無秩序な立地を抑制するということで、本市の基幹産業であります畜産業と共生を図っていきたいということでございます。調査結果はどのようになっていくのかわかりませんけれども、できるだけ県と連携しながら、木質バイオマスの資源の供給のおが粉に対しては、十分配慮していただきたいと思います。どうかよろしくお願いしておきます。御提案です。
これで私の質問をすべて終わります。
○議 長(永山 透君) 以上で、西川洋史議員の発言を終わります。
以上をもって、
一般質問を終結いたします。
午後一時まで休憩いたします。
=休憩 十一時四十三分=
=開議 十三時 〇〇分=
○議 長(永山 透君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
◎日程第二 報告第九号から 日程第二五 報告第三二号まで
○議 長(永山 透君) 次に、日程第二 報告第九号「専決処分した事件の報告について」から、日程第二五 報告第三二号「平成二十六年度都城市
一般会計継続費精算の報告について」までの、以上二十四報告を議題といたします。
◎質 疑
○議 長(永山 透君) 議題に対する説明は既に終わっておりますので、これより質疑に入ります。
質疑の通告がありますので、発言を許します。
まず、蔵屋保議員の発言を許します。
○(蔵屋 保君) 報告第二一号及び報告第二三号から報告第二七号まで、「専決処分した事件の報告について」質疑させていただきます。
今回、二十六件の道路事故等が報告されておりますが、この六件の道路事故は、六月二十五日から二十八日の間で高城町穂満坊一一五七の一で、三日連続、同一一九二の一で二回、一一九七の一で一回、集中的に起こっております。それぞれの事故の状況と対応した補修の状況をお知らせください。
○議 長(永山 透君)
高城総合支所長。
○
高城総合支所長(広池洋三君) 蔵屋保議員の質疑にお答えいたします。
報告第二一号及び報告第二三号から報告第二七号の道路事故につきましては、市道下川東穂満坊線の県道高城山田線との交差点付近の穴ぼこ一カ所と交差点から南側約五百メートル付近にありました穴ぼこ一カ所の計二カ所の穴ぼこで、それぞれ三回ずつ発生したものでございます。
穴ぼこの状況としましては、排水が悪く、梅雨の長雨で、常時水がたまっている状況で、穴ぼこの鋭利な箇所でタイヤが裂傷したものと考えております。事故の発生が週末であり、事故当事者からの通報が週明け月曜日にあったため、穴ぼこ修理が遅れ、同じ穴ぼこで三回ずつの事故が発生いたしました。
補修の対応としましては、事故通報後すぐに、道路維持担当職員により常温合材による補修を行いました。長雨により、補修箇所の劣化が見受けられた箇所では、補修を繰り返し、その後、天候の回復を待って、業者に委託し、再度、補修を実施したところでございます。
○議 長(永山 透君) 蔵屋保議員
○(蔵屋 保君) 人身事故が起こったわけではないのですね。タイヤのパンクではないかと思うのですけれども、ただ、木曜日から日曜日と週末に起きて、対応が難しかったのではないかということが大変残念であります。その後の補修については、先ほど、常温によるアスファルト補修ということでしたけれども、簡易に補修したのではないかと思いますが、周囲を切り取って、ある程度しっかりした補修になっているのかどうか。そう簡単にまた穴ぼこにならないような状況になったのかどうか。
○議 長(永山 透君)
高城総合支所長。
○
高城総合支所長(広池洋三君) それでは、お答えいたします。
補修状況でございますが、当初、簡易の舗装を行って、その後、雨が続いておりましたので、天候が回復してから業者にお願いしまして、補修を完了したところでございます。
○議 長(永山 透君) 蔵屋保議員
○(蔵屋 保君) 今月も十九日から二十三日まで、五日間の連休がありますが、ゴールデンウイークとか、連休中の事故が今回出たことで、心配になってくるわけですけれども、これに対して、庁内での協議はされているのかどうか。
○議 長(永山 透君)
高城総合支所長。
○
高城総合支所長(広池洋三君) お答えいたします。
休日の事故等に対しましては、連絡担当者を決めまして、通報等があれば、すぐに対応できるような体制をとっております。
○議 長(永山 透君) 以上で、蔵屋保議員の発言を終わります。
次に、森りえ議員の発言を許します。
○(森 りえ君) 報告第九号から報告第一五号、報告第一七号、報告第一八号、報告第二〇号から報告第三一号について伺います。
今申し上げたものは、道路上の穴ぼこや側溝ぶたの落下によって、走行中の車両に損害を与えたもので、和解の成立と賠償金の決定についての専決処分をした事件ですが、道路の穴ぼこの大きさ、その後の処理、そして、事前の通報があったのかどうかについて伺います。
○議 長(永山 透君) 土木部長。
○土木部長(中屋正浩君) それでは、お答えいたします。
まず、本庁分について回答いたしたいと思います。
道路の管理瑕疵によります車両に損害を与えた事故が二十一件報告されておりますが、そのうち、十三件が本庁管内の事故でございます。十三件の内訳につきましては、十二件が穴ぼこによるタイヤ損傷事故、一件が側溝ぶたの脱落による脱輪事故でございます。脱輪事故については、報告第二九号になっております。
穴ぼこの処理につきましては、通報後、直ちに現地を確認し、その場で職員により補修材料で補修しておりますが、穴ぼこが大きく、その場で補修できない場合は、バリケード等の安全対策を行っております。その後、補修材料や道具を準備して、対処できるものは職員で補修をしておりますが、規模が大きいものや技術的に難しい場合は業者に委託して補修を行っているところでございます。
次に、穴ぼこの大きさでございますけれども、今回の穴ぼこの大きさにつきましては、それぞれ異なった大きさでございます。大きいものにつきましては、長さ約四メートル、幅一・二メートル、深さ十五センチメートルでございます。小さいものは、長さ七十センチメートル、幅五十センチメートル、深さ十センチメートルでございます。
なお、どの事故につきましても、事前通報はありませんでしたので、事故確認後、補修を実施しております。
○議 長(永山 透君)
高城総合支所長。
○
高城総合支所長(広池洋三君) それでは、高城管内についてお答えいたします。
高城管内では、八件すべて穴ぼこによるタイヤ損傷事故であります。
穴ぼこの処理については、事故通報後、すぐに、道路維持担当職員により常温合材による補修を行いましたが、長雨により補修箇所の劣化が見受けられた箇所では、補修を繰り返し、その後、天候の回復を待って、業者に委託し、再度補修を実施したところでございます。
穴ぼこの大きさと事前の通報の有無でございますが、穴ぼこの大きさにつきましては、それぞれ異なりますが、最大のものは長さ約一メートル五十センチ、幅約八十センチメートル、深さ約十センチメートルでございます。小さいものは長さ約八十センチメートル、幅約五十センチメートル、深さ約十センチメートルでございます。
なお、事前の通報につきましては、八件すべてありませんでした。
○議 長(永山 透君) 以上で、森りえ議員の発言を終わります。
通告による質疑はこれで終わります。
ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(永山 透君) 質疑はないようですので、質疑を終結いたします。
以上で、報告第九号から報告第三二号までの、以上二十四報告を終結いたします。
◎日程第二六 議案第七八号から 日程第五〇 議案第一一八号まで
○議 長(永山 透君) 次に、日程第二六 議案第七八号「都城市
個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について」から、日程第五〇 議案第一一八号「平成二十六年度都城市
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分について」までの、以上二十五議案を一括議題といたします。
◎質 疑
○議 長(永山 透君) 議題に対する提案理由の説明は既に終わっておりますので、これより質疑に入ります。
質疑の通告がありますので、発言を許します。
まず、蔵屋保議員の発言を許します。
○(蔵屋 保君) 議案第九一号「平成二十七年度都城市
一般会計補正予算(第四号)」について、この中の予算委員会説明資料歳出六十五ページでは、高城運動公園整備事業で、防災安全交付金から合併特例事業債へ財源の組み替えが行われております。理由をお伺いいたします。
○議 長(永山 透君)
高城総合支所長。
○
高城総合支所長(広池洋三君) それでは、お答えいたします。
高城運動公園整備事業につきましては、平成二十六年度から二十八年度の継続事業で、屋内競技場整備を実施しているところであります。
本事業は、国庫補助金の防災・安全交付金を活用して実施しており、平成二十六年度補正予算で、四億五百万円が追加配分されたところでございます。
平成二十七年度の予算につきましては、施設整備において十分な予算が確保できなかったことから、財源組み替えが必要となったものでございます。
○議 長(永山 透君) 蔵屋保議員。
○(蔵屋 保君) 議案第九一号の合併特例債を使うということは、当然、一般財源を補てんするということになるわけでありまして、実質的に市債がふえるということになるわけで、今後、このような組み替えが予想されることはないのか。また、今回の合併特例債は、どの地域に割り当てられたものを充当するのか、お伺いいたします。
○議 長(永山 透君) 土木部長。
○土木部長(中屋正浩君) それでは、このような組み替えがないのかという点につきまして、答弁させていただきます。
今回の高城運動公園整備事業につきましては、社会資本総合整備交付金のうち防災・安全交付金事業を充当して事業しております。こちらの事業につきましては、早水運動公園とともに予算要求をしている事業でございまして、今後、平成二十七年度補正予算及び平成二十八年度予算におきまして、十分な予算が確保できるよう、要望してまいりたいと考えております。
○議 長(永山 透君)
総合政策部長。
○
総合政策部長(前原 修君) ただいまの御質疑の合併特例債についてお答えいたします。
合併特例債は、現時点では、各地区の分はすべて一〇〇%活用が終わっております。ただいま使っている部分につきましては、新市全体の枠という形で使っておりますので、御理解いただきたいと思います。
○議 長(永山 透君) 以上で、蔵屋保議員の発言を終わります。
次に、森りえ議員の発言を許します。
○(森 りえ君) それでは、伺います。
まず、議案第八一号「都城市一般職の
任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」伺います。
第二条の「専門的な知識経験を有する者」とは、どんなもので、具体的にどのような職を差し、どのくらいの任期なのか、伺います。それから、第七条の「特定業務等従事」とはどんな職なのか、伺います。
続いて、議案第九一号「平成二十七年度都城市
一般会計補正予算(第四号)」について、企業立地促進奨励に関する費用四億三千七百十九万円について、当初予算一億七千万円に対して約二・五倍の補正予算をつけた理由について伺います。
それから、市道の維持管理補修に要する経費について、一億三千万円の補正が組んであるのですが、どのような工事を行うのでしょうか。先ほど、大きさの報告がありましたが、穴ぼこだらけで全長百メートルを超える道路もあります。路盤からのやり直しを行うのでしょうか。専決処分した事件に挙がっている二十一カ所以外は行わないのですか。上長飯での側溝ぶたの落下により脱輪した事故の現場を見に行ってきました。道路は穴ぼこだらけでした。つながっている道路の補修がこの補正予算の中に入っているのか、そして、これらの事件を未然に防ぐ対策をどうとるのか、伺います。
最後ですが、議案第一一八号「平成二十六年度都城市
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分について」伺います。
未
処分利益剰余金十億四千百四十七万七千二百七十八円の全額を自己資本金に組み入れるとなっていますが、未
処分利益剰余金とは何なのか、伺います。
○議 長(永山 透君)
総務部長。
○
総務部長(西留文夫君) まず、「専門的な知識経験を有する者」とはどんなものか、そして、どのくらいの任期かという御質疑から御答弁いたします。
「専門的な知識経験を有する者」である一般
任期付職員については、「地方公共団体の一般職の
任期付職員の採用に関する法律」第三条第二項に規定されており、当該者を当該業務に期間を限って従事させることが公務の能率的運営を確保するために必要であるとき、職員を選考により任期を定めて採用することができるとしております。
国の示す例によりますと、その育成に相当の期間を要するなどのため、行政部内で確保し難い「専門的な知識経験を有する者」といたしましては、国際会議等の開催準備のための大型イベントの運営等に習熟した者や原子力関係施設における事故発生を踏まえて、原子力安全対策の知識を持った者などを挙げており、また、その性質上、有効に活用できる期間が一定の期間に限られる「専門的な知識経験を有する者」としては、システムエンジニア等情報技術に関する専門知識を有する者などを挙げております。
さらに、先進自治体の事例といたしましては、情報システム最適化マネージャーにIT管理経験を有する者を、危機管理対策に自衛隊での災害応急対策の見識・経験を有する者を採用した例がございます。
本市におきましては、現在、南海トラフ巨大地震等の大規模災害時における後方支援体制の充実に向けて取り組んでおりますが、平成二十六年度に作成いたしました「都城市後方支援拠点都市構想」をより深度化させた計画である「都城市大規模災害時後方支援計画」を策定中でありますが、コンサルタントが作成する計画内容の精査、さらには、計画策定後の各種施策の推進のために、大規模災害時の危機管理事象に関する知識経験を有する者を
任期付職員として採用できないかと考えております。
なお、専門的な知識経験を有する
任期付職員の任期につきましては、「地方公共団体の一般職の
任期付職員の採用に関する法律」第六条に、「五年を超えない範囲」と規定されております。
続きまして、「特定業務等従事」とはどんな職かという御質疑にお答えいたします。
特定業務等とは、特定イベントの開催準備や、将来ある時点において廃止されるサービスなど一定の期間内に終了することが見込まれる業務や、新規施策の立ち上げなど一定の期間内に限り業務量の増加が見込まれる業務などであり、平成二十六年十二月議会において御審議いただき、可決いただいた内容でございます。
今回の条例の一部改正において、新たに専門的な知識経験を有する一般
任期付職員の規定を設けることとなり、この一般
任期付職員と区別するために特定業務等従事
任期付職員としたものでございます。
○議 長(永山 透君)
商工観光部長。
○
商工観光部長(中島幸二君) それでは、企業立地促進奨励に要する費用に関する質疑についてお答えいたします。
今回の補正予算の企業立地促進奨励措置費の内訳は、用地取得補助金が八件で四億一千七百十九万円、環境施設等整備補助金が一件で二千万円となっております。これらの補助金につきましては、投下固定資産総額及び新規雇用増加数の要件を満たすことにより、操業開始日以降一年以内に補助金申請することができます。
当初予算では、その編成時点で補助金申請要件を満たすことが確定したものについてのみ計上しておりましたが、今回、申請要件を満たし、本年度内の予算執行が確実と見込まれることとなったものにつきまして、予算計上したものでございます。
○議 長(永山 透君) 土木部長。
○土木部長(中屋正浩君) それでは、道路維持管理補修費について御説明いたします。
まず、どのような工事をするのかということでございますけれども、今回の補正予算の舗装の内容につきましては、既設の舗装をはぎ取り、路盤の補修・整形を行い、アスファルト舗装を行う場合と既存の舗装の上に舗装を重ねるオーバーレイという方法を行う場合及び部分的な穴ぼこ補修を行うという三パターンを想定しております。
なお、対策方法につきましては、路面のひび割れや沿道の利用状況、交通量を踏まえながら、それぞれ現地に適した対策を実施してまいります。
舗装の打ちかえとオーバーレイの面的な対応につきましては、各区間で異なりますが、最も短いところで約百メートル、長いところでは約四百メートルの整備を予定しているところでございます。
続きまして、どのような場所を実施するのかということだったかと思います。
今回の補正予算におきましては、今回、専決処分されております穴ぼこ事故が発生した箇所を重点的に選定しており、高木原四百五十九号線を初め、十一路線十五区間を予定しております。そのほか、舗装が傷んだところについては、部分的な補修も予定しているところでございます。
続きまして、側溝ぶたが落ちた事故の箇所ですけれども、上長飯二百二十六号線になるかと思います。こちらにつきましては、既に、側溝の修繕は完了しており、当該路線の舗装につきましては、補修予算には含んでおりません。当該区間の舗装につきましては、他の区間も含め、交通量や土地利用状況などを考慮し、整備効果が高く、公共性のあるもの、また、部分的な補修が多いことにより、著しく走行性、利便性が低下している場合においては、補修を実施していきたいと考えております。
最後になりますけれども、今後の穴ぼこを防ぐ対策をどのようにするかということにつきましては、穴ぼこの早期発見を徹底するために、広報誌等で市民からの通報をお願いするとともに、庁内掲示板等で職員にも情報提供を呼びかけていきたいと考えております。
また、市道の交通量や土地利用状況などを考慮して、整備効果が高く、公共性のあるもの、また、部分的な補修が多いことにより、著しく走行性、利便性が低下している区間につきまして、舗装補修を行ってまいりたいと考えております。
特に、今後につきましては、雨期、梅雨の前には道路パトロールや補修対策の強化を行い、できるだけ穴ぼこを未然に防ぐ対策に努めてまいりたいと考えております。
○議 長(永山 透君) 水道局長。
○水道局長(園田秀幸君) それでは、お答えいたします。
未
処分利益剰余金とは何かという御質問です。
平成二十六年度の決算において、未
処分利益剰余金の額が確定いたしましたところでございます。この未
処分利益剰余金は、「まだ使い道を定めていない利益」のことで、使い道を定める行為を企業会計上の用語で「処分」と申します。
○議 長(永山 透君) 森りえ議員。
○(森 りえ君) それでは、先ほどの企業立地促進奨励金についてなのですが、操業開始が見込まれるということだったのですが、この八件については、新規雇用者数の予定がどのくらいなのか、伺いたいと思います。
そして、穴ぼこのことなのですが、上長飯のところを見たとき、これは確かに側溝のふたは直っていたのですが、すごいでこぼこなのですよ。百メートル以上、でこぼこの箇所がつながっています。そういう事件がいつ再び起こるかわかりません。ここは穴ぼこがありますと言っているわけなので、そこはちゃんと見に行かれているはずですから、しっかりと対策をとる必要があるのではないでしょうか、伺います。
それと、
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分なのですが、自己資本の積み立て以外の処分の方法はないのか、伺います。
○議 長(永山 透君)
商工観光部長。
○
商工観光部長(中島幸二君) それでは、お答えします。
今回の補正に係る新規雇用計画数につきましては、八件で百七名となっております。
○議 長(永山 透君) 土木部長。
○土木部長(中屋正浩君) 上長飯の件につきましては、先ほども申しましたように、事故原因の側溝ぶたが外れることにつきましては、補修を完了しているところでございます。
前後区間の舗装の状況につきましては、後日確認をし、他の区間ともあわせて補修等の検討をしてまいりたいと思います。
○議 長(永山 透君) 水道局長。
○水道局長(園田秀幸君) 自己資本の積み立て以外の処分の方法はないかということでしたが、ほかの方法といたしましては、減債積立金や利益積立金、建設改良積立金へ処分する方法がございます。
本市の場合は、例年ですと、企業債償還の財源とするために、減債積立金へ処分いたしております。
なお、平成二十六年度におきましては、新たな会計基準が適用となったことに伴い、このために生じた利益剰余金でございます。実際には、現金が
内部留保されたものではございません。このため、現金の裏づけがありませんので、積立金への処分は行わず、全額を資本金に組み入れるものでございます。
○議 長(永山 透君) 以上で、森りえ議員の発言を終わります。
次に、有田辰二議員の発言を許します。
○(有田辰二君) 議案第八五号「
都城市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について」お尋ねいたします。
これは、夏尾町の市営住宅の件みたいですけれども、私も、現場は以前から知っているのですけれども、市営住宅から外すということですが、住宅が空き家になってから、どのくらい期間があって、現状は、窓ガラスはベニヤを貼った形の管理をされているのですが、人が入らなくなって何年たったのか、こういう処置をして、壊すとか、先の処分方法の計画があるのかどうか、お尋ねしたいと思います。
○議 長(永山 透君) 土木部長。
○土木部長(中屋正浩君) それでは、お答えいたします。
まず、今後の利用予定についてお答えしたいと思います。
夏尾団地につきましては、昭和四十一年に建設されました一棟六戸の簡易耐火平屋建ての住宅で、四十九年が経過しております。現状は、老朽化が著しく、市営住宅としての利用ができない状況であるため、入居者の募集を停止し、政策空き家としております。
また、都城市公営住宅等長寿命化計画では、用途廃止と位置づけており、今後、入居を募集する予定はございません。用途廃止後の処分につきましては、他の用途での利用ができないか庁内で検討し、利用希望がない場合、売却や貸し付けなどにより、有効活用を図ってまいりたいと考えております。
次に、募集停止から何年ぐらいたつのかということでございますけれども、平成二十一年十月三十一日に最後の入居者が退去されましたので、その後、約五年八カ月空き家となっている状況でございます。
○議 長(永山 透君)有田辰二議員。
○(有田辰二君) 現場は御存じだと思うのですけれども、保育所の跡があって、地元の公民館があって、教職員住宅の団地があって、市営住宅が真ん中にあります。利用しないのであったら、早く結論を出して、早く壊すなりしないといけないのではないかと、行ってみて思いました。公民館はタイヤショベルが入れてあって、保育所は公民館側を使われています。市営住宅は、何人か聞いてみたのですけれども、そういう希望等もないようです。今までもできたと思うのですけれども、早く聞いて、結論を早く出して、必要がないなら早く壊すということをしないと、ただでさえ寂しいところが、なお寂しい状況になっています。民間の空き家の問題もありますけれども、市営住宅の空き家の問題も早く対応していくべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○議 長(永山 透君) 土木部長。
○土木部長(中屋正浩君) 夏尾団地の解体につきましては、現段階では利用方針が決まっていないため、利用方針が決まった段階で検討していきたいと考えております。
○議 長(永山 透君) 以上で、有田辰二議員の発言を終わります。
次に、
畑中ゆう子議員の発言を許します。
○(
畑中ゆう子君) 議案第九一号「平成二十七年度都城市
一般会計補正予算(第四号)」歳出の十六ページになります。シカの捕獲特別対策事業についてお伺いいたします。
地域でシカ捕獲対策強化事業が廃止され、何が変わったのか、促進地域とはどの範囲か、シカの捕獲実績はどのように確認するのか、お伺いいたします。
○議 長(永山 透君)
環境森林部長。
○
環境森林部長(福永一郎君) それでは、三点、質疑を受けておりますので、一点ずつお答えいたします。
まず、「地域でシカ捕獲対策強化事業」が廃止され、何が変わったのかということでございますが、今回の補正につきましては、県の補助事業である「地域でシカ捕獲対策強化事業」が廃止されまして、新たに「シカ捕獲特別対策事業」として創設されたものですが、いずれも、シカの捕獲一頭当たりに対する補助金が交付されるものでございます。
変更点ですが、昨年度までは、一頭当たりの単価が二千円でございまして、国の補助事業である鳥獣被害防止緊急捕獲等対策事業の一頭当たり八千円の同一個体上乗せで、合計一万円を上限とする補助額でございました。
これに対して、今年度創設された「シカ捕獲特別対策事業」では、国の補助事業の同一個体上乗せがなくなりまして、一頭当たりの単価が二千円から八千円となりました。
金額等が変更された背景には、国の鳥獣被害防止緊急捕獲等対策事業が、平成二十五年度から二十七年度までの三年間の基金事業として計画されておりましたけれども、平成二十六年度までの二カ年間で基金が枯渇したため終了いたしました。そこで、本年度から交付金事業に変更されたものでございます。
今後、国からの予算配分が減額される可能性があることから、県が国庫補助事業の不足分を補う形で創設したものでございます。本事業の市の負担割合につきましては、事業費の二分の一を基本とし、それに県、市、それぞれの財政力指数等から算定されております。本市の今回の負担割合は、事業費の約六七・六%となっております。
次に、地域内とはどこかという質疑でございますが、宮崎県が市町村単位でシカ捕獲促進地域を定めておりまして、都城市では全域が対象となっております。
最後になりますが、捕獲実績はどのように確認するのかということでございますが、捕獲者からは、捕獲班名、捕獲者氏名、捕獲日、捕獲場所等が記載された実績票、捕獲時の写真とともに、捕獲したシカの尾を提出していただきます。提出された尾は、市の担当者が目視確認する際に、重複がないように赤のスプレーでペイントし、検査日、検査者、捕獲者、捕獲日等が記載された用紙と一緒に写真撮影をして、検査を行っているところでございます。
○議 長(永山 透君) 以上で、
畑中ゆう子議員の発言を終わります。
通告による質疑は、これで終わります。
総合政策部長。
○
総合政策部長(前原 修君) 先ほど蔵屋議員の御質疑に対しまして、高城運動公園総合整備事業に充当する合併特例債を新市枠と申し上げたのですが、高城地区には枠が残っております。
それで、今回の分につきましては、高城枠ということで訂正をさせていただきたいと思います。
○議 長(永山 透君) ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(永山 透君) 質疑はないようですので、質疑を終結いたします。
◎委員会付託
○議 長(永山 透君) これより付託を行います。
ただいま議題となっております二十五議案につきましては、議席に配付いたしております議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
◎日程第五一 諮問第四号及び 日程第五二 諮問第五号
○議 長(永山 透君) 次に、日程第五一 諮問第四号及び日程第五二 諮問第五号の「
人権擁護委員候補者の推薦につき議会の意見を求めることについて」の二諮問を一括議題といたします。
◎質 疑
○議 長(永山 透君) 議題に対する提案理由の説明は既に終わっておりますので、これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(永山 透君) 質疑はないようですので、質疑を終結いたします。
◎委員会付託の省略
○議 長(永山 透君) お諮りいたします。
ただいま、議題となっております諮問第四号及び諮問第五号の二諮問につきましては、委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(永山 透君) 異議なしと認めます。
よって、お諮りいたしましたとおり、委員会付託を省略することに決定いたしました。
ただいま議題となっております二諮問の討論及び採決は、来週二十四日に行います。
◎日程第五三 請願二七第二号
○議 長(永山 透君) 次に、日程第五三 請願二七第二号「
交通安全施設(歩道設置)に関する請願書」を議題といたします。
◎補足説明
○議 長(永山 透君) 本件について、紹介議員の補足説明があれば、この際、承ることにいたします。
楡田勉議員。
○(楡田 勉君) (登壇)ただいま議題となりました請願二七第二号「
交通安全施設(歩道設置)に関する請願書」について、紹介議員として、補足説明をいたします。
以前から地元の要望が強かった市道吉尾千草線の中で、県道財部庄内安久線と交差する上金田地区の交差点から、同じく市道吉尾千草線と交差する市道金田通線の交差点まで約百五十メートルの間の歩道設置の請願であります。
近年、全国各地で通学中の児童・生徒が車道と狭い歩道のところで事故に巻き込まれて死傷する交通事故が多発しております。この道路も、請願書に添付してある写真、コピーですので見にくいかと思いますけれども、八ページの上のほうに登校状況の写真が添付してあります。
朝夕は、狭い歩道の中で民生委員やボランティアの方々が小学生の通学に付き添い、特に、雨の日や大型車が通行するときは、付き添いの方も子供を守るのが大変なようです。さらに、中学・高校生の自転車通学、国立高専の学生たちのバイク通学で、毎日が大変な混雑で、危険な状況にあります。
さらに、道路沿線の住宅地から車を出すとき、出入口から車道まで車の先端が出ないと、左右の確認ができず、接触事故も発生しております。
また、市郡医師会病院が近くに移転され、交通量も多くなってきており、請願書の写真、九ページの下のほうです。市道金田通線と交差する信号機で右折ができず、そのまま車が停滞、手前の県道との交差点の信号機が青信号で進入してきた車が前に進めず、交差点の真ん中で赤信号になるなど、大変な状況です。これは白黒のコピーですからわかりませんけれども、下の写真は道路の真ん中に青で入った車が進めず、信号は赤になっているという状況です。実際の写真はカラーですのでよくわかります。
百五十メートル未満のわずかな区間ですが、子供たちの身の安全を守るため、民地と車道の間のわずかな歩道を拡張していただきたいというのが請願の理由です。
なお、地権者全員の御理解も得ているところでございます。
議員各位の御賛同を賜りますよう、お願い申し上げまして、補足説明といたします。
○議 長(永山 透君) 以上で、楡田勉議員の発言を終わります。
補足説明を終結いたします。
◎質 疑
○議 長(永山 透君) これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(永山 透君) 質疑はないようですので、質疑を終結いたします。
◎委員会付託
○議 長(永山 透君) これより付託を行います。
ただいま議題となっております請願二七第二号は、建設委員会に付託いたします。
◎日程第五四 報告第三三号から 日程第六三 議案第一二〇号まで
○議 長(永山 透君) 次に、日程第五四 報告第三三号「専決処分した事件の報告について」から、日程第六三 議案第一二〇号「
工事請負契約の締結について」までの、以上八報告、二議案を一括議題といたします。
◎
提案理由説明
○議 長(永山 透君) 議題に対する市長の提案理由の説明を求めます。
○市 長(池田宜永君) (登壇)ただいま上程されました議案等につきまして、順に御説明申し上げます。
まず、報告第三三号から報告第三八号までの「専決処分した事件の報告について」一括して御説明申し上げます。
報告第三三号から報告第三七号までは、道路事故に係る和解の成立及び賠償金額の決定について、報告第三八号は、交通事故に係る和解の成立及び賠償金額の決定について、いずれも専決処分いたしましたので、御報告申し上げるものであります。
次に、報告第三九号「平成二十六年度都城市
健全化判断比率の報告について」及び報告第四〇号「平成二十六年度都城市
資金不足比率の報告について」御説明申し上げます。
本件は、平成二十六年度決算に係る
健全化判断比率及び
資金不足比率につきまして、監査委員の審査を経ましたので、御報告申し上げるものであります。
次に、議案第一一九号及び議案第一二〇号の「
工事請負契約の締結について」一括して御説明申し上げます。
議案第一一九号は、
早水公園整備 遠的・近
的弓道場建設工事の請負契約に関しまして、議案第一二〇号は、
東小校舎改築工事の請負契約に関しまして、いずれも、先般行いました一般競争入札の結果、議案のとおり落札されましたので、議会の議決を求めるものであります。
以上で、提案理由の説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御賛同くださいますよう、お願い申し上げます。
○議 長(永山 透君) 提案理由の説明が終わりましたので、議案熟読のため午後二時十五分まで休憩いたします。
なお、質疑につきましては、通告を省略することにいたします。
=休憩 十三時四十六分=
=開議 十四時 十五分=
○議 長(永山 透君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
◎質 疑
○議 長(永山 透君) まず、日程第五四 報告第三三号「専決処分した事件の報告について」から、日程第六一 報告第四〇号「平成二十六年度都城市
資金不足比率の報告について」までの、八報告の質疑に入ります。
質疑はありませんか。
有田辰二議員。
○(有田辰二君) 報告の件ですが、道路の管理瑕疵だけでも五件追加されているのですけれども、たくさんの事故があったときには、財政課も含めて、担当の部長は見ていられないということでしたけれども、何でこういうことになるかというのを 現場を見ると、幹線道路でないものだから、普段余り通らないような道路ですから、見ることが必要だと思いますが、見られたのかどうか、この点だけお尋ねいたします。今後の対応は先ほど言われましたことと同じでしょうから、なぜ、責任者が現場を見ないのか、市長も含めてですけれども、お尋ねいたします。
○議 長(永山 透君) 土木部長。
○土木部長(中屋正浩君) 現場につきましては、担当課長等が確認をしております。必要に応じて、現地視察には行くようにしております。業務の都合を見ながら、今後、対応をしていきたいと考えております。
今後の対応につきましては、先ほど申しましたけれども、補正予算等を活用しながら、また雨期の事前のパトロールと補修対策の強化で、今後、対応していきたいと思います。
○議 長(永山 透君) 以上で、有田辰二議員の発言を終わります。
ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(永山 透君) 質疑はないようですので、質疑を終結いたします。
以上で、報告第三三号から報告第四〇号までの、以上八報告を終結いたします。
次に、日程第六二 議案第一一九号及び日程第六三 議案第一二〇号の「
工事請負契約の締結について」の、二議案の質疑に入ります。
質疑はありませんか。
神脇清照議員。
○(神脇清照君) 議案第一一九号「
工事請負契約の締結について」お尋ねします。
この案件の早水体育館、武道場、弓道場の整備の中で、当初の施設整備として、弓道場の整備が第一に優先的に整備するというのは、いつの時点で示されておりますか。
○議 長(永山 透君) 土木部長。
○土木部長(中屋正浩君) お答えいたします。
早水公園におけます弓道場の整備を優先していることでございますけれども、古い弓道場につきましては、新しくサブアリーナを整備するという部分で支障となりますので、先に弓道場を撤去しております。弓道場の早急な復旧ということで、先に整備をしているものでございます。
今後は、池の一部埋め立て等を今年度実施して、来年度には体育館等の整備に着手できるように準備をしているところでございます。
○議 長(永山 透君) 神脇清照議員。
○(神脇清照君) 当初の予算で早水公園の工事費として確か四億円ちょっとの事業費が上がっていたように記憶しているのですが、今回、五億五千万円強の事業費が上がっております。
当初の予算との違いを教えていただけますか。
○議 長(永山 透君) 土木部長。
○土木部長(中屋正浩君) 平成二十七年度予算の件ですが、この工事費につきましては、予算を超えておりますけれども、弓道場につきましては、平成二十七、二十八年度の二カ年での工事になります。本年度の当初予算については、この契約額を下回る金額ですけれども、そちらに充当して、残り分につきましては、平成二十八年度の支出ということになりますので、差が出ている状況でございます。
○議 長(永山 透君) 神脇清照議員。
○(神脇清照君) いろいろな御説明の中で、一番最初にサブ体育館を建設するという認識があったのですが、今、言われたように、先に遠的弓道場を解体されて、優先的にそちらの工事をやるということで、それが平成二十七年度、二十八年度で、完了予定としては大体どの辺をめどにされているのか、お尋ねします。
○議 長(永山 透君)
総務部長。
○
総務部長(西留文夫君) それでは、お答えいたします。
工期といたしましては、平成二十八年九月三十日を予定しております。
○議 長(永山 透君) 以上で、神脇清照議員の発言を終わります。
ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(永山 透君) 質疑はないようですので、質疑を終結いたします。
◎委員会付託
○議 長(永山 透君) これより付託を行います。
ただいま議題となっております議案第一一九号及び議案第一二〇号の二議案につきましては、総務委員会に付託をいたします。
◎休 会
○議 長(永山 透君) 以上で、本日の日程はすべて終了いたしました。
ここで、お諮りいたします。
明十六日から十八日までは、各委員会の審査等のため、休会いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(永山 透君) 異議なしと認めます。
よって、明十六日から十八日までは休会といたします。
次の本会議は、来週二十四日の午前十時から開くことにいたします。
◎散 会
○議 長(永山 透君) 本日は、これをもって散会いたします。
=散会 十四時二十四分=...