都城市議会 2010-09-02
平成22年第5回定例会(第1号 9月 2日)
平成22年第5回定例会(第1号 9月 2日)
平成二十二年第五回
都城市議会定例会議事日程(第一号)
九月二日(木曜日) 午前十時開議
第 一
会議録署名議員の指名
第 二 会期の決定
※ 議案の審議(
提案理由説明)
第 三 報告第 一四号 専決処分した事件の報告について
第 四 報告第 一五号 専決処分した事件の報告について
第 五 報告第 一六号 専決処分した事件の報告について
第 六 報告第 一七号 専決処分した事件の報告について
第 七 報告第 一八号 専決処分した事件の報告について
第 八 報告第 一九号 専決処分した事件の報告について
第 九 報告第 二〇号 平成二十一年度都城市
一般会計継続費精算及び平成二十一年度
都城市
下水道事業特別会計継続費精算の報告について
第一〇 議案第 九六号 専決処分した事件の報告及び承認について
第一一 議案第 九七号 専決処分した事件の報告及び承認について
説明のための出席者
市長 長 峯 誠 君
副市長(総括担当) 前 田 公 友 君
副市長(事業担当) 野 村 秀 雄 君
山之口町
自治区長 轟 木 休 五 君
高城町
自治区長 黒 川 純 一 君
山田町
自治区長 蔵 満 勇 君
高崎町
自治区長 佐 藤 忠 房 君
総務部長 二 見 重 弘 君
企画部長 岩 﨑 透 君
市民生活部長 田 爪 邦 士 君
環境森林部長 日 髙 裕 文 君
福祉部長 松 岡 忠 昭 君
健康部長 松 元 清 光 君
農政部長 有 馬 章 一 君
商工部長 西 川 英 男 君
会計管理者 福 永 利 文 君
水道局長 松 尾 久 丸 君
消防局長 浦 田 兼 義 君
総務課長 黒 木 修 之 君
土木部調整参事 柿 木 一 範 君
教育委員会委員長 小 西 宏 子 君
教育長 酒 匂 醸 以 君
教育部長 石 川 清 君
農業委員会会長 穂之上 満 君
選挙管理委員会委員長 中 川 興 二 君
監査委員 宮 原 忠 人 君
事務局職員出席者
局長 鬼 束 勲 君
次長 元 明 晃 君
次長補佐兼
総務担当主幹 海 東 繁 行 君
議事担当主幹 藤 﨑 雄 三 君
議事担当副主幹 川 島 和 之 君
議事担当副主幹 中 元 和 浩 君
議事担当主査 浜 田 剛 史 君
議事担当主査 川 崎 武 継 君
=開会 十時〇〇分=
○議 長(
東口良仲君) おはようございます。
ただいまの
出席議員は定足数に達しております。
これより平成二十二年第五回
都城市議会定例会を開会いたします。
=開議 十時〇〇分=
○議 長(
東口良仲君) これより直ちに本日の会議を開きます。
本日の会議は、お手元に配付いたしております
議事日程第一号によって進めることにいたします。
◎諸般の報告
○議 長(
東口良仲君) 日程に入るに先立ち、この際御報告いたします。
「
例月出納検査結果報告書」を各位のお手元に配付いたしましたので、御了承願います。
◎日程第一
会議録署名議員の指名
○議 長(
東口良仲君) 日程第一 「
会議録署名議員の指名」を行います。
会議録署名議員に、
神脇清照議員と
西川洋史議員を指名いたします。
◎日程第二 会期の決定
○議 長(
東口良仲君) 次に、日程第二 「会期の決定」を議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は、お手元に配付いたしております会期日程のとおり、本日から九月二十四日までの二十三日間といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(
東口良仲君) 御異議なしと認めます。
よって、会期は本日から九月二十四日までの二十三日間と決定いたしました。
◎日程第三 報告第一四号から 日程第五五 諮問第九号まで
○議 長(
東口良仲君) 次に、日程第三 報告第一四号「専決処分した事件の報告について」から、日程第五五 諮問第九号「
人権擁護委員候補者の推薦につき議会の意見を求めることについて」までの以上七報告、四十五議案及び一諮問を一括議題といたします。
◎
提案理由説明
○議 長(
東口良仲君) 議題に対する市長の
提案理由の説明を求めます。
○市 長(長峯 誠君) (登壇)おはようございます。
ただいま上程されました議案等につきまして、順に御説明申し上げます。
まず、報告第一四号から報告第一九号までの「専決処分した事件の報告について」一括して御説明申し上げます。
報告第一四号及び報告第一五号は、
道路事故に係る和解の成立及び
賠償金額の決定について、
報告第一六号は、
施設事故に係る和解の成立及び
賠償金額の決定について、
報告第一七号及び報告第一九号は、公用車の交通事故に係る和解の成立及び
賠償金額の決定について、
報告第一八号は、草刈機による事故に係る和解の成立及び
賠償金額の決定について、
いずれも専決処分いたしましたので、御報告申し上げるものであります。
次に、報告第二〇号「平成二十一年度都城市
一般会計継続費精算及び平成二十一年度都城市
下水道事業特別会計継続費精算の報告について」御説明申し上げます。
本件は、
一般会計で平成二十年度、平成二十一年度の二カ年
継続事業として実施いたしました都城島
津家歴史資源活用事業及び
総合福祉施設等整備事業、
下水道事業特別会計で平成十九年度から平成二十一年度までの三カ年
継続事業として実施いたしました
清流館増設事業が終了しましたので、
継続費精算報告書を調製し、御報告申し上げるものであります。
次に、議案第九六号から議案第九八号までの「専決処分した事件の報告及び承認について」御説明申し上げます。
議案第九六号「平成二十二年度都城市
一般会計補正予算」は、七月の豪雨等による
災害復旧費に係る経費等を計上したものであります。
議案第九七号「平成二十二年度都城市
農業集落下水道事業特別会計補正予算」は、
農業集落下水道事業の
災害復旧のための
測量委託費を計上したものであります。
議案第九八号「平成二十二年度都城市
一般会計補正予算」は、
口蹄疫復興支援のための
口蹄疫被害農家支援給付金を計上したものであります。
本議案は、議会を招集する時間的余裕がないと認め、専決処分いたしましたので、御報告申し上げ、その承認を求めるものであります。
次に、議案第九九号から議案第一〇八号までの十
条例議案につきまして御説明申し上げます。
議案第九九号「都城市
消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について」は、「
児童扶養手当法施行令」及び「
非常勤消防団員等に係る
損害補償の基準を定める政令の一部を改正する政令」が、平成二十二年八月一日から施行されたことに伴い、所要の改正を行うものであります。
議案第一〇〇号「都城市
火災予防条例の一部を改正する条例の制定について」は、「
対象火気設備等の位置、構造及び管理並びに
対象火気器具等の取り扱いに関する条例の制定に関する基準を定める省令等の一部を改正する省令」が、平成二十二年十二月一日から施行されることに伴い、所要の改正を行い、併せて条文の整理を行うものであります。
議案第一〇一号「都城市
児童プール条例の一部を改正する条例の制定について」は、
郡元児童プールを廃止することに伴い、所要の改正を行うものであります。
議案第一〇二号「都城市
国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について」は、「
医療保険制度の
安定的運営を図るための
国民健康保険法等の一部を改正する法律」が平成二十二年五月十九日から施行されたことに伴い、引用条文のずれが生じたため、所要の改正を行うものであります。
議案第一〇三号「都城市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は、
特定家庭用機器再
商品化法の改正により、
衣類乾燥機が同法の
対象機器となったことに伴い、所要の改正を行うものであります。
議案第一〇四号「
都城市立幼稚園条例の一部を改正する条例の制定について」は、平成二十三年四月一日から幼稚園の入園料及び保育料の改定を行うため、所要の改正を行うものであります。
議案第一〇五号「
都城市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について」は、第一
軍神原団地の一部を老朽化により廃止するため、所要の改正を行うものであります。
議案第一〇六号「都城市
単独住宅条例の一部を改正する条例の制定について」は、平成二十一年度をもって四家小学校を廃止したことに伴い、
四家小教職員住宅を市の
単独住宅として利用するため、所要の改正を行うものであります。
議案第一〇七号「都城市
山村定住みやざきの家条例の一部を改正する条例の制定について」は、
山村定住住宅である笛水団地の二棟を入居者に譲渡することに伴い、所要の改正を行うものであります。
議案第一〇八号「都城市
企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は、
国家公務員退職手当法の改正等に伴い、所要の改正を行うものであります。
次に、議案第一〇九号「平成二十二年度都城市
一般会計補正予算(第五号)」について御説明申し上げます。
今回御提案申し上げました
補正予算は、国・
県支出金の決定または内示等に伴い、
農林水産業費、
土木費等の
関係事務事業費を増額または減額するとともに、
災害復旧事業費の
増額措置等を図り、これら緊急に必要な経費三十九億五千五百四十万円を追加し、予算の総額を七百二十五億八千四百三十六万四千円に補正しようとするものであります。
以下、款の順に従いまして、
補正予算の概要を御説明申し上げます。
第五款 議会費に追加しました七十七万九千円は、
議会事務局の
産休等代替職員に係る経費を計上したものであります。
第一〇款 総務費に追加しました六億五千五百四十三万三千円は、
減債基金等への運用収入の積立金を減額する一方、
財政調整基金への積立金や
庁舎等維持管理費、
市民税還付金等を増額したものであります。
第一五款 民生費に追加しました六千六百三十万七千円は、
放課後児童クラブ事業費等を減額する一方、
地域介護・
福祉空間整備等事業費等を増額するとともに、父子家庭に係る
児童扶養手当給付費、
ファミリーサポートセンター開設に係る事業費、
豪雨災害による
災害弔慰金等を新たに計上したものであります。
第二〇款 衛生費に追加しました一億四千七百四十六万一千円は、
クリーンセンター建設事業費等を減額する一方、
清掃工場管理費等を増額するとともに、
インフルエンザワクチン接種費を新たに計上したものであります。
第三〇款
農林水産業費に追加しました五百七十二万九千円は、
地籍調査事業費等を減額する一方、
園芸振興対策事業費等を増額するとともに、
エコ農業モデル産地育成事業費、
茶業経営構造改革総合対策事業費等を新たに計上したものであります。
第三五款 商工費に追加しました五千百十七万八千円は、
企業立地促進奨励措置費や
利子補給金及び
保証料補助金、
あじさい公園維持管理費等を増額したものであります。
第四〇款 土木費に追加しました一億二千百二万五千円は、
下水道事業特別会計繰出金等を減額する一方、
道路補修費、
雇用創出ゾーン関連整備事業費等を増額したものであります。
第四五款 消防費に追加しました百五十万円は、水防費を増額したものであります。
第五〇款 教育費に追加しました四千三百二十六万四千円は、
教育総務管理費や
小中学校施設整備単独事業費等を増額するとともに、都城島
津伝承館特別展開催事業費を新たに計上したものであります。
第五五款
災害復旧費に追加しました二十八億六千二百七十二万四千円は、七月の
豪雨災害による
農地農業用施設及び
公共土木施設等の
災害復旧事業費を増額したものであります。
以上の
歳出予算に対する
歳入予算としましては、国・
県支出金及び市債等を計上しております。
なお、今回
ふるさと納税制度により、六十五名の方から
ふるさと応援基金に、
社団法人九州建設弘済会様から一級
河川大淀川水防災充実強化に、
国際ソロプチミスト都城様から
児童図書の購入に、それぞれ御寄附を受けましたので、御意思を尊重しまして所要の措置を講じたものであります。
第二表「
継続費補正」から第五表「
地方債補正」につきましては、今回の
事業費補正に合わせてそれぞれ所要の措置を講じたものであります。
次に、議案第一一〇号「平成二十二年度都城市
下水道事業特別会計補正予算(第一号)」から、議案第一一九号「平成二十二年度都城市
電気事業特別会計補正予算(第一号)」までの十議案につきまして、一括して御説明申し上げます。
まず、
下水道事業特別会計に九十五万三千円追加しましたのは、
受益者負担金賦課事務費等を増額したものであります。
第二表「
債務負担行為補正」及び第三表「
地方債補正」につきましては、今回の
事業費補正に合わせてそれぞれ所要の措置を講じたものであります。
国民健康保険特別会計の
事業勘定を二億六百五十六万七千円減額しましたのは、
老人保健医療費拠出金を増額する一方、
後期高齢者支援金等を減額したものであります。
後期高齢者医療特別会計に七百八十六万二千円追加しましたのは、
後期高齢者医療広域連合納付金を増額したものであります。
老人保健特別会計を七百五万円減額しましたのは、平成二十一年度
老人医療費交付金等の確定に伴い、償還金を計上する一方、
一般会計への繰出金を減額したものであります。
農業集落下水道事業特別会計に一千二百四十七万円追加しましたのは、
災害復旧のための
山田地区建設事業費等を増額したものであります。
第二表「地方債」につきましては、今回の
事業費補正に合わせて所要の措置を講じたものであります。
工業用地造成事業特別会計に四百六十九万五千円追加しましたのは、
工業用地造成事業に係る
補償費等を増額したものであります。
第二表「
地方債補正」につきましては、今回の
事業費補正に合わせて所要の措置を講じたものであります。
介護保険特別会計に五千八百九十二万二千円追加しましたのは、
介護給付費準備基金積立金や
償還金等を増額したものであります。
御池簡易水道事業特別会計に三十八万四千円追加しましたのは、
御池簡易水道建設事業費を減額する一方、管理費を増額したものであります。
第二表及び第三表の「
地方債補正」につきましては、今回の
事業費補正に合わせてそれぞれ所要の措置を講じたものであります。
簡易水道事業特別会計を二千二百三十万円減額しましたのは、老朽管布設替事業費を増額する一方、
山之口地区簡易水道建設事業費を減額するものであります。
第二表「
地方債補正」につきましては、今回の
事業費補正に合わせて所要の措置を講じたものであります。
電気事業特別会計に百八十九万三千円追加しましたのは、
財産管理事務費を増額したものであります。
次に、議案第一二〇号「平成二十一年度都城市
一般会計歳入歳出決算の認定について」から、議案第一三五号「平成二十一年度都城市
高城健康増進センター等管理事業特別会計歳入歳出決算の認定について」までの十六議案につきまして、一括して御説明申し上げます。
本議案は、平成二十一年度
一般会計及び
特別会計の決算につきまして、
監査委員の審査を経ましたので、議会の認定に付するため御提案申し上げるものであります。
決算の概要につきましては、別に提出しております平成二十一年度都城市
決算状況説明書に詳細を記載しているところでありますが、
一般会計における
歳入決算額は七百二十一億九千二百七十九万七千百八十一円、
歳出決算額は七百九億二千八百六十一万八千四百三円となり、
継続費逓次繰越及び
繰越明許費繰越分一億六千七百九十八万五千九百五十六円を含めて、十二億六千四百十七万八千七百七十八円を翌年度へ繰り越しております。
特別会計におきましては、
国民健康保険特別会計の
事業勘定で、三千七百二十六万六千百十六円、
後期高齢者医療特別会計で七百八十六万三千三百九十一円、
介護保険特別会計で三十三万七千四十七円、
御池簡易水道事業特別会計で
繰越明許費繰越分相当の一千三万円、
簡易水道事業特別会計で
繰越明許費繰越分一千四百九十九万三千円を含め一千六百三万六百六十二円、
電気事業特別会計で百八十九万四千五十一円をそれぞれ繰り越しておりますが、その他の会計につきましては、すべて
歳入歳出同額となっております。
次に、議案第一三六号「平成二十一年度都城市
水道事業決算の認定について」御説明申し上げます。
本件は、平成二十一年度
水道事業の決算につきまして、
監査委員の審査を経ましたので、議会の認定に付するため御提案申し上げるものであります。
平成二十一年度は景気低迷による厳しい
財政状況の中、各会計とも決算できましたことは、関係機関の適切な御指導と市議会並びに市民各位の御理解と御協力のたまものでありまして、ここに深く感謝申し上げます。
次に、議案第一三七号及び議案第一三八号の「財産の取得について」一括して御説明申し上げます。
議案第一三七号は高規格救急自動車について、議案第一三八号は小型動力ポンプ付水槽車について、それぞれ先般行いました指名競争入札の結果、議案のとおり落札されましたので、議会の議決を求めるものであります。
次に、議案第一三九号「都城市
土地開発公社定款の一部変更について」御説明申し上げます。
本件は、都城市土地開発公社の定款について、借地借家法の改正により、引用条文のずれが生じたので、定款の一部を変更することについて、議会の議決を求めるものであります。
次に、議案第一四〇号「市道の認定について」御説明申し上げます。
本件は、当該路線を一般車両等の通行量の増加に伴い、市道として認定するため議会の議決を求めるものであります。
次に、諮問第九号「
人権擁護委員候補者の推薦につき議会の意見を求めることについて」御説明申し上げます。
人権擁護委員の方々におかれましては、高潔なる人格と高邁なる識見をもって基本的人権の擁護、自由人権思想の普及高揚に御尽力頂いておりますことに対し、深く敬意を表しているところでございます。
このたび、人権擁護委員として御活躍を頂いております椎屋妙子氏が平成二十二年十二月三十一日をもちまして任期満了となられますので、引き続き次期人権擁護委員として椎屋氏を法務大臣に推薦いたしたいと存じ、議会の意見を求めるものであります。
以上で、
提案理由の説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御賛同くださいますようお願い申し上げます。(降壇)
○議 長(
東口良仲君)
提案理由の説明が終わりましたが、質疑は十六日に行うことにいたします。なお、質疑の通告は、十五日の午後五時までにお願いいたします。
また、一般質問の通告は、本日の正午までにお願いいたします。
日程第五六
議員提出議案第四号
○議 長(
東口良仲君) 次に、日程第五六
議員提出議案第四号「
口蹄疫復興支援等対策に国の
財政負担を求める意見書」を議題といたします。
◎
提案理由説明
○議 長(
東口良仲君) 議題に対する
提案理由の説明を求めます。
大浦覚議員。
○(大浦 覚君) (登壇)おはようございます。
それでは、ただいま議題となりました
議員提出議案第四号「
口蹄疫復興支援等対策に国の
財政負担を求める意見書」の
提案理由の説明をさせていただきます。
本年四月二十日、宮崎県で発生しました「口蹄疫」につきましては、ワクチン接種を含め、二十九万頭余りの家畜が殺処分され、そして発生農場周辺の清浄化確認検査を経て、八月二十七日に終息宣言が出され、ようやく本県の畜産農家の本格的な生活支援や経営再建が動き出したところです。
牛、豚、鶏の生産において全国有数の畜産基地である宮崎県、その中でもとりわけその中核を占める都城市、平成十八年度、牛、豚、鶏生産額日本一におきましても、六月九日に口蹄疫が発生し、本市は南九州の交通の要衝でもあるため、様々なルートからの感染も懸念されましたが、関係者の緊急かつ迅速な埋却処理等の対応により、口蹄疫の早急な封じ込めを行い、被害を最小限に食い止めることができたところであります。
本市の口蹄疫対策予算については、日本の畜産基地として誇りと責任を果たすため、そして畜産農家を守るために、防疫、消毒、埋却はもとより、復興支援についても、様々な施策を措置しています。その結果、八月末時点での口蹄疫関係予算は、約十六億八千万円となり、債務負担行為を含めますと、約十八億七千万円の予算規模となっております。
更に、今後も家畜競り市再開後の支援や防疫準備経費に相当な予算が必要であると考えております。
しかし、口蹄疫対策特別措置法には、関係市町村の口蹄疫予防等に要した経費を補助対象とすることが記載されていないため、その財源をどうするかで、関係市町村は大変な苦労をしているところであります。
本市におきましても、十億円を超える
財政調整基金の取り崩しを行い、その財源に充てるということになっているようですが、本来であれば、
財政調整基金は年度間の財源調整や災害発生時に対応するために積み立ててあるものです。口蹄疫は、通常の災害ではありません。
更に、口蹄疫の与えた被害は、畜産農家にとどまらず、関連する産業や商工業、観光産業等、考えられないようなところまで深刻なつめ跡を残し、この影響は終息宣言が出されてからも、数年間は地域経済、産業の復興に影を落とすことが危惧され、本市の財政運営にも大きな影を落とすものと思われます。これらの状況を打開するためには、早急な国の財政支援が必要不可欠でありますので、地方自治法第九十九条の規定により、国に対して意見書の提出を行うものであります。
以上で、
提案理由の説明を終わりますが、議員各位の賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。(降壇)
◎委員会付託の省略
○議 長(
東口良仲君)
提案理由の説明が終わりましたので、この際、お諮りいたします。
本件につきましては、委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(
東口良仲君) 御異議なしと認めます。
よって、お諮りいたしました通り、委員会付託を省略することに決定いたしました。
なお、質疑、討論につきましては、通告を省略することにいたします。
◎質 疑
○議 長(
東口良仲君) これより質疑に入ります。永田照明議員。
○(永田照明君) 四項目ですね、ここに書いてあるのですけれども、できれば、口蹄疫対策特別措置法で支援された支援金の税金の免税措置をやってもらわないと。支援金を農家が受け取っても、この中から税金を取られれば支援にならないのです。そこら辺り、もう一回、入れてもらえれば、せっかく出すのですから、そこまで農家に配慮して出していただきたいと考えます。
○議 長(
東口良仲君) 大浦覚議員。
○(大浦 覚君) 今言われた支援金に税金がかかるということでありましたが、再度賛成議員と協議しまして、追加するなり、どうするかということで、また決めさせていただきたいと思います。
○議 長(
東口良仲君) 永田照明議員、よろしいですか。
○(永田照明君) はい。
○議 長(
東口良仲君) しばらく休憩いたします。
=休憩 十時三十一分=
=開議 十時五十七分=
○議 長(
東口良仲君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○(大浦 覚君) ただいま質疑の中で、永田照明議員から「支援金に課税される税金に免税措置を講じてほしい」との意見・要望がありました件について、この議案の賛成者になっていただいている議員に永田照明議員を交えて協議いたしました。
その結果、今回は原案の通り意見書を提出し、国の動向を注視した上で、対応が不十分であれば、「支援金に課税される税金に免税措置を講じる」旨を追加し、再度、意見書を提出するということになりました。
○議 長(
東口良仲君) ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(
東口良仲君) 質疑はないようですので、質疑を終結いたします。
◎討 論
○議 長(
東口良仲君) これより討論に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(
東口良仲君) 討論はないようですので、討論を終結いたします。
◎採 決
○議 長(
東口良仲君) これより、
議員提出議案第四号の採決を行います。
本件は原案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議 長(
東口良仲君) 御異議なしと認めます。
よって、
議員提出議案第四号は原案を可決いたしました。
以上で、本日の日程はすべて終了いたしました。
次の本会議は、九日の午前十時から開くことにいたします。
◎散 会
○議 長(
東口良仲君) 本日はこれをもって散会いたします。
=散会 十時五十九分=...