仙台市議会 1997-09-26 平成8年度 決算等審査特別委員会(第7日目) 本文 1997-09-26
焼却処理は、衛生の観点からは非常に有効な処理方法であると私も思いますけれども、焼却に伴うダイオキシン類の発生は人の健康にかかわるものであり、市民の不安も現在高いものがあると思います。最近、ダイオキシン類の発生抑制対策に関し法規制が強化されたと伺っておりますが、市民の立場からすれば、本当に発生抑制対策が推進されるのか、不安を持って見ているのが現状ではないだろうかと私は思います。
焼却処理は、衛生の観点からは非常に有効な処理方法であると私も思いますけれども、焼却に伴うダイオキシン類の発生は人の健康にかかわるものであり、市民の不安も現在高いものがあると思います。最近、ダイオキシン類の発生抑制対策に関し法規制が強化されたと伺っておりますが、市民の立場からすれば、本当に発生抑制対策が推進されるのか、不安を持って見ているのが現状ではないだろうかと私は思います。
ダイオキシン類は、二百十種類程度あると言われ、ごみ焼却で七八・六%、医療関係一三・八%、製鉄六・三%、製紙工場での塩素漂白で一%が生成されていると言われています。最も毒性が強いものでサリンの二倍、青酸カリの千倍から一万倍で、史上最強の猛毒物質と言われ、発がん性、催奇性、生殖毒性、免疫毒性、ホルモン代謝障害など、さまざまな毒性を有していると言われています。
それから、第3点はごみ焼却にかかるダイオキシン類発生防止等ガイドラインの概要と仙台市の対応につきまして、資料に沿いまして宮崎施設部長から御報告をさせていただきたいと存じます。 34: ◯環境局施設部長 このたび、厚生省より新たに示されたごみ処理に係るダイオキシン類発生防止等ガイドラインの概要と仙台市の対応について、資料に沿って御説明申し上げます。
それを受けた形で、翌年から厚生省も具体的な行動を起こし、ダイオキシン類発生防止等ガイドラインを策定するなどして、最近新しい排出基準が出されたと聞いております。 ダイオキシンの毒性は、実験動物において急性毒性、発がん性、催奇形性、生殖毒性、免疫毒性等の広範囲にわたっていることが報告されており、人間においても同様の毒性が指摘されています。
ダイオキシン類でございますが、厚生省では現在のごみ処理施設の稼働状況において、人の健康に影響が生ずる状況ではないとの見解を示しておりますが、極力抑制することが望ましいということから、ダイオキシン類発生防止ガイドラインを定めております。これは、燃焼温度、一酸化炭素濃度、酸素濃度、集じん機入り口温度、ばいじん量の基準を設定したものでございます。
御質問にございましたとおり、厚生省のダイオキシン類発生防止等ガイドラインに示されたものでございまして、ごみを八百度以上で完全燃焼をいたしますと、ダイオキシン類の発生は抑制されると言われております。そこで、燃焼がうまくいっているかどうかを判断するために、一酸化炭素の連続測定を行うものでございます。
第四点目の電気集じん機の温度によるダイオキシンの件でございますが、現在厚生省でダイオキシン類発生防止等ガイドラインを策定中でございまして、このガイドラインが年度内に出されると聞き及んでおります。これが出た段階で、国の指導の方向に沿って対応してまいりたいと考えております。 以上でございます。