令和 5年 第3回定例会(9月) 令和5年第3回
大崎市議会定例会会議録(第1号)1 会議日時 令和5年9月14日 午後1時00分開会~午後2時40分散会2 議事日程 第1
会議録署名議員指名 第2 会期の決定 第3 市長行政報告 第4 請願第3号 小中学校給食費の無料化に関する請願の訂正 +報告第10号 専決処分の報告について │報告第11号 専決処分の報告について 第5|報告第12号 令和4年度大崎市健全化判断比率 +報告第13号 令和4年度大崎市公営企業の資金不足比率 (報告) 第6 諮問第3号 人権擁護委員の候補者の推薦について (説明、質疑、表決) 第7 諮問第4号 人権擁護委員の候補者の推薦について (説明、質疑、表決) 第8 諮問第5号 人権擁護委員の候補者の推薦について (説明、質疑、表決) 第9 諮問第6号 人権擁護委員の候補者の推薦について (説明、質疑、表決) 第10 諮問第7号 人権擁護委員の候補者の推薦について (説明、質疑、表決) +議案第102号 令和5年度大崎市
一般会計補正予算 │議案第103号 令和5年度大崎市
国民健康保険特別会計補正予算 │議案第104号 令和5年度大崎市
後期高齢者医療特別会計補正予算 │議案第105号 令和5年度大崎市
介護保険特別会計補正予算 │議案第106号 令和5年度大崎市
水道事業会計補正予算 │議案第107号 公益的法人等への職員の派遣等に関する
条例 │議案第108号
新型インフルエンザ等対策特別措置法の一部改正に伴う関係条例の整理に関する
条例 │議案第109号 大崎市職員定数条例の一部を改正する条例 第11|議案第110号
大崎市有鳴子源泉条例の一部を改正する
条例 │議案第111号 工事請負契約の締結について │議案第112号 工事請負契約の締結について │議案第113号 大崎市と色麻町との大崎地域の医療提供体制の確保に係る連携協約の締結について │議案第114号 大崎市と加美町との大崎地域の医療提供体制の確保に係る連携協約の締結について │議案第115号 大崎市と涌谷町との大崎地域の医療提供体制の確保に係る連携協約の締結について +議案第116号 大崎市と美里町との大崎地域の医療提供体制の確保に係る連携協約の締結について (説明) +議案第117号 令和4年度大崎市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について │議案第118号 令和4年度大崎市一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定について 第12|議案第119号 令和4年度大崎市
水道事業会計決算認定について │議案第120号 令和4年度大崎市
下水道事業会計決算認定について +議案第121号 令和4年度大崎市
病院事業会計決算認定について (説明、質疑、
決算特別委員会付託)3 本日の会議に付した事件 日程第1
会議録署名議員指名 日程第2 会期の決定 日程第3 市長行政報告 日程第4 請願第3号 小中学校給食費の無料化に関する請願の訂正 +報告第10号 専決処分の報告について
│報告第11号 専決処分の報告について 日程第5|報告第12号 令和4年度大崎市健全化判断比率 +報告第13号 令和4年度大崎市公営企業の資金不足比率 (報告) 日程第6 諮問第3号 人権擁護委員の候補者の推薦について (説明、質疑、表決) 日程第7 諮問第4号 人権擁護委員の候補者の推薦について (説明、質疑、表決) 日程第8 諮問第5号 人権擁護委員の候補者の推薦について (説明、質疑、表決) 日程第9 諮問第6号 人権擁護委員の候補者の推薦について (説明、質疑、表決) 日程第10 諮問第7号 人権擁護委員の候補者の推薦について (説明、質疑、表決) +議案第102号 令和5年度大崎市
一般会計補正予算 │議案第103号 令和5年度大崎市
国民健康保険特別会計補正予算 │議案第104号 令和5年度大崎市
後期高齢者医療特別会計補正予算 │議案第105号 令和5年度大崎市
介護保険特別会計補正予算 │議案第106号 令和5年度大崎市
水道事業会計補正予算 │議案第107号 公益的法人等への職員の派遣等に関する条例 │議案第108号
新型インフルエンザ等対策特別措置法の一部改正に伴う関係条例の整理に関する条例 │議案第109号 大崎市職員定数条例の一部を改正する条例 日程第11|議案第110号
大崎市有鳴子源泉条例の一部を改正する条例 │議案第111号 工事請負契約の締結について │議案第112号 工事請負契約の締結について │議案第113号 大崎市と色麻町との大崎地域の医療提供体制の確保に係る連携協約の締結について │議案第114号 大崎市と加美町との大崎地域の医療提供体制の確保に係る連携協約の締結について │議案第115号 大崎市と涌谷町との大崎地域の医療提供体制の確保に係る連携協約の締結について +議案第116号 大崎市と美里町との大崎地域の医療提供体制の確保に係る連携協約の締結について (説明) +議案第117号 令和4年度大崎市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について │議案第118号 令和4年度大崎市一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定について 日程第12│議案第119号 令和4年度大崎市
水道事業会計決算認定について │議案第120号 令和4年度大崎市
下水道事業会計決算認定について +議案第121号 令和4年度大崎市
病院事業会計決算認定について (説明、質疑、
決算特別委員会付託)4 出席議員(28名) 1番 藤本勘寿君 2番 小嶋匡晴君 3番 小玉仁志君 4番 山田匡身君 5番 加川康子君 6番 法華栄喜君 7番 石田政博君 8番 早坂 憂君 9番 伊勢健一君 10番 鹿野良太君 11番 佐藤仁一郎君 12番 八木吉夫君 13番 佐藤弘樹君 14番 中鉢和三郎君 15番 相澤久義君 16番 鎌内つぎ子君 17番 木村和彦君 18番 横山悦子君 19番 遊佐辰雄君 20番 只野直悦君 21番 富田文志君 22番 後藤錦信君 23番 氏家善男君 24番 木内知子君 25番 小沢和悦君 26番 佐藤 勝君 27番 佐藤講英君 28番 関 武徳君5 欠席議員(なし)6 説明員 市長 伊藤康志君 副市長 吉田祐幸君 副市長 目黒嗣樹君 病院事業管理者 並木健二君 病院事業副管理者 八木文孝君 総務部長 赤間幸人君 総務部理事(財政担当)
市民協働推進部長 伊藤文子君 大塲一浩君 民生部長 渋谷 勝君 産業経済部長 寺田洋一君
産業経済部世界農業遺産推進監 建設部長 茂泉善明君 安部祐輝君 上下水道部長 熊谷裕樹君
市民病院経営管理部長 中田健一君
市民病院経営管理部理事 会計管理者 齋藤 満君 佐藤良紀君 松山総合支所長 中川早苗君
三本木総合支所長 佐々木規夫君
鹿島台総合支所長 齋藤健治君
岩出山総合支所長 佐々木 昭君 鳴子総合支所長 伊藤正幸君 田尻総合支所長 宮野 学君 総務部参事 坪谷吉之君
市民協働推進部政策課長 高橋直樹君 教育委員会 教育長 熊野充利君 教育部長 三浦利之君 監査委員 監査委員 門脇喜典君 監査委員 伊藤玲子君 事務局長 近江美紀君7
議会事務局出席職員 事務局長 遠藤富士隆君 次長 手島 明君 係長 児玉一亘君 午後1時00分 開会
○議長(関武徳君) 出席議員定足数に達しておりますので、令和5年第3回
大崎市議会定例会は成立いたしました。 よって、開会いたします。
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○議長(関武徳君) これから会議を開きます。 本日の議事日程は、議事日程第1号をもって進めてまいります。
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△日程第1
会議録署名議員指名
○議長(関武徳君) 日程第1、本日の会議録署名議員を指名いたします。3番小玉仁志議員、4番山田匡身議員のお二人にお願いをいたします。
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△諸報告
○議長(関武徳君) 報告いたします。
大崎市議会会議規則第166条第1項ただし書の規定により、議員派遣の資料のとおり、議会報告・意見交換会に議員を派遣いたしました。 地方自治法第121条の規定により、議場出席者名簿のとおり、本日の議場出席者の通知がありました。
--------------------------------------- 議場出席者名簿 令和5年9月14日 市長 伊藤康志君 副市長 吉田祐幸君 副市長 目黒嗣樹君 病院事業管理者 並木健二君 病院事業副管理者 八木文孝君 総務部長 赤間幸人君 総務部理事(財政担当)
市民協働推進部長 伊藤文子君 大塲一浩君 民生部長 渋谷 勝君 産業経済部長 寺田洋一君
産業経済部世界農業遺産推進監 建設部長 茂泉善明君 安部祐輝君 上下水道部長 熊谷裕樹君
市民病院経営管理部長 中田健一君
市民病院経営管理部理事 会計管理者 齋藤 満君 佐藤良紀君 松山総合支所長 中川早苗君
三本木総合支所長 佐々木規夫君
鹿島台総合支所長 齋藤健治君
岩出山総合支所長 佐々木 昭君 鳴子総合支所長 伊藤正幸君 田尻総合支所長 宮野 学君 総務部参事 坪谷吉之君
市民協働推進部政策課長 高橋直樹君 教育委員会 教育長 熊野充利君 教育部長 三浦利之君 監査委員 監査委員 門脇喜典君 監査委員 伊藤玲子君 事務局長 近江美紀君
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△日程第2 会期の決定
○議長(関武徳君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、本日から10月6日までの23日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(関武徳君) 御異議なしと認めます。 よって、会期は本日から10月6日までの23日間と決定いたしました。
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△日程第3 市長行政報告
○議長(関武徳君) 日程第3、市長行政報告。 本件に関し、市長の報告を求めます。 伊藤市長。 〔市長 伊藤康志君登壇〕
◎市長(伊藤康志君) 本日ここに令和5年第3回
大崎市議会定例会が開催されるに当たり、当面の諸課題及び行政の一端を申し述べ、議員並びに市民皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。 本年は、エルニーニョ現象の影響により、7月から現在に至るまでの間、日本各地で連続真夏日を記録するなど、連日、厳しい猛暑が続いております。大崎市においても、8月末までに熱中症により緊急搬送された方が143名となっており、過去に一番多かった令和元年の89名と比較すると54名も増加いたしました。昨日まででは、既に152名、63人増ということになります。市民の皆様におかれましては、十分な水分補給と適切な冷房機器の使用により、熱中症予防に留意いただきますようお願いを申し上げます。 また、台風や前線の影響で全国的に記録的な大雨に見舞われておりますが、本市においても、9月6日に鹿島台地域で1時間に57ミリの降水量を記録し、道路の一部冠水が確認されました。さらに、9月8日には、台風13号の影響による大雨や中小河川の氾濫に備え、警戒本部を設置し、名蓋川流域である
古川地域高倉地区の一部に対し高齢者等避難を発令し、早目の安全避難を促しました。いずれも大きな被害に至らず、安堵いたしたところでございます。 8月24日に開催された全国知事会議において、東北では48年ぶりに、宮城県の村井嘉浩知事が全国知事会長に選任されました。村井知事は、結果を残す知事会を目指すと決意表明され、既に全国市長会長に就任されております福島県相馬市の立谷秀清市長と共に新たな東北の時代を切り開いていただきたいと期待しているところでございます。 また、昨日の岸田改造内閣で、本県選出の伊藤信太郎代議士が環境大臣に就任されました。復興完遂、観光立国実現に努力していただきたいと期待しているところであります。
新型コロナウイルス感染症対策について申し上げます。 5月8日に
新型コロナウイルス感染症の感染症法上の分類が5類に変更された時点では感染状況は落ち着きを見せておりましたが、大崎保健所管内では6月下旬から増加傾向に転じ、8月28日から9月3日までの1週間で、
定点医療機関当たりの平均報告数が49.9名となりました。 手洗いや換気の徹底、医療機関等を受診する際のマスクの着用など、基本的な感染対策について市のウェブサイトに掲載し、感染拡大防止に努めてまいります。 こうした中、
新型コロナワクチン接種につきましては、令和5年春開始接種として、初回接種を完了しました65歳以上の高齢者、64歳未満で基礎疾患をお持ちの方、医療従事者等を対象に接種を実施いたしました。令和5年8月31日時点での接種者数は2万8,992名、接種率は25.4%となっております。 また、9月20日からの令和5年秋開始接種では、生後6か月以上の全ての皆様を対象に、
オミクロン株XBB.1系統に対応する1価ワクチンの接種を開始いたします。
新型コロナウイルス感染症及び原油価格・
物価高騰対策事業について申し上げます。 令和5年度市民税均等割が非課税の世帯、
生活保護受給世帯、家計急変世帯を対象とし、1世帯当たり3万円を支給しております。10月31日までを受付期間とし、8月末現在、1万64世帯に対し3億192万円を支給しております。
子育て世帯生活支援特別給付金給付事業につきましては、低所得の独り親世帯等を対象とし、児童1人当たり5万円を支給しております。児童扶養手当を受給している世帯等は、先行して5月25日にプッシュ型で支給しております。家計急変世帯等につきましては、8月末現在、1,792世帯に対し1億5,205万円を支給しております。
保育施設給食継続支援金交付事業につきましては、給食を継続していただけるよう、食材等の価格高騰分の支援として、認可保育所をはじめ47施設に対し、8月9日までに1,222万200円を交付しております。
社会福祉施設等緊急支援事業につきましては、市内で福祉サービスや医療を提供する施設に対し、緊急的な支援として、6月8日に申請書を発送し、8月24日現在で、対象となる440施設のうち370件を受付し、2,280万円を交付しております。
割増電子商品券発行事業につきましては、市内の個人消費を回復させ、地域経済の需要喚起を図るため、3割増しの「宝の都(くに)・大崎」
プレミアム電子商品券パタPAYを発行いたします。10月1日までを購入申込期間とし、当せんされた方は10月2日から10月15日までの間に商品券を購入していただくこととなります。 また、JR陸羽東線等の公共交通機関を利用して鳴子温泉郷に宿泊した方に対して、1人1泊2,000円のパタPAYお買い物クーポンを配布いたします。 どちらも、利用期間は10月2日から令和6年1月25日までとしておりますので、多くの市民や観光客の皆様などに御利用いただき、市内の経済活性化と公共交通の利用促進につなげてまいります。 それでは、以下、令和5年第2回
大崎市議会定例会以降の行政報告を申し述べます。 交通安全対策について申し上げます。 去る7月28日に、本市において交通死亡事故ゼロ6か月間を達成し、宮城県警察本部長から賛辞を伝達いただきました。さらに、現時点では230日間の交通死亡事故ゼロを継続しております。この記録を継続させながら、今後も関係機関の皆様方と協力、連携し、交通安全対策を実践していくとともに、交通事故防止を強化してまいります。 大崎市消防団演習について申し上げます。 7月2日に、
田尻中学校グラウンドを会場として、本市消防団全7支団から1,087名が一堂に会して消防団演習を実施いたしました。この全団規模による演習は、令和元年度に開催して以来4年ぶりとなり、規律訓練や部隊訓練、ポンプ操法などの訓練を通し、消防技術の向上などを再認識する目的として、大変重要な演習として位置づけております。 今後も、消防団の活動を通しながら、市民の生命、財産を守り、地域住民からの信頼に応えるべく、安全で安心なまちづくりに努めてまいります。 日本語学校について申し上げます。 (仮称)
大崎市立日本語学校の開設に関し、7月13日、宮城県知事と日本語教育機関の開設に関する覚書を締結いたしました。覚書では、県は、本市の取組が先導的であることから、財政的支援のほか、留学生の募集等に関する支援も実施することとしております。 また、日本語教育の適正かつ確実な実施を図るための日本語教育機関の認定等に関する法律が、本市の国への申請時期と重なる令和6年4月1日に施行されます。これに伴い、現在、国では政省令の取りまとめを行っておりますことから、それらの情報を的確に把握し、県と緊密な連携を図りながら開校準備を進めてまいります。 デジタルトランスフォーメーションの推進について申し上げます。 現在、防災情報システムの構築に取り組むほか、イベント、観光情報の発信をはじめ、市民の方々から道路損傷などの情報の受信を可能とし、オンライン申請や公共施設の予約を実現するデジタル市役所の導入に取り組んでおります。デジタル技術の活用によって、市民生活の利便性の確保や行政サービスの迅速性確保に努めてまいります。 地域公共交通について申し上げます。 本年3月に策定した陸羽東線の利活用促進に関する検討報告書の具現化に向けて、これまでの再構築検討会議を
陸羽東線利活用促進検討会議に名称変更し、8月23日に第1回目の会議を開催いたしました。 引き続き、各種取組を促進するため、国・県、JR東日本など関係機関と連携を図り、さらなる利活用促進に取り組んでまいります。 男女共同参画の促進について申し上げます。 アクションプランの令和4年度事業評価、進捗状況につきましては、7月に大崎市
男女共同参画審議会に諮問し、10月に答申を受けることといたしております。 また、令和6年度から12年度を計画期間とする第4次計画の策定につきましても、あわせて7月に諮問を行い、令和6年1月に計画案に対する答申を受けることとしております。 さらに、常設の相談対応をはじめ、啓発活動として、中学生を対象とした
デートDV予防学習会を開催いたします。 引き続き、各種講座を開催するなど、男女共同参画の推進に取り組んでまいります。 放射性物質に汚染された農林業系廃棄物の処理について申し上げます。 焼却処理につきましては、8月31日現在で、今年度処理予定の333トンのうち203トンの処理が完了しております。今後も、厳しい監視体制の下、市民の安全・安心を最優先に取り組んでまいります。 また、汚染牧草の減容化につきましては、約19.40ヘクタールの農地に約388トンのすき込みによる処理を予定しております。 未指定廃棄物の処理につきましては、県外搬出による処理を開始しました。安全・安心を最優先に、今年度中の処理と併せて、農家の負担軽減に向け、全力で取り組んでまいります。 戦没者・
戦災死没者追悼式について申し上げます。 隔年開催の追悼式が、ご遺族をはじめ、一般市民、県や市の関係者など102名が出席する中で、8月30日に、パレットおおさきを会場に開催されました。私は、実行委員会の顧問として戦没者、戦災死没者への追悼の言葉を捧げ、これからも命の尊さや平和の尊さを語り継いでいくことをお誓いしたところでございます。 水稲の作柄について申し上げます。 本年は記録的な猛暑が続き、水稲をはじめ農作物への影響が心配されましたが、東北農政局が発表した8月15日現在における水稲の作柄概況では、宮城県北部はやや良と見込まれております。 また、9月7日には、JA全農みやぎから令和5年産米のJA概算金が決定され、ひとめぼれは昨年より1,200円高い1万2,000円となり、2年連続での引上げに一安心いたしました。ササニシキは1万2,300円でございました。しかしながら、コロナ禍以前の水準には達していないことから、これまでと同様に、関係機関と連携して農家所得の安定に取り組んでまいります。 さらに、高温が続き、登熟も平年より早まっていることから、農家の皆様には、適期刈取りによる米の品質向上を呼びかけております。 ささ結の販売促進について申し上げます。 8月23日から3日間にわたり、東京ビッグサイトにおいて、国内最大規模の展示商談会である第16回
アグリフードEXPO東京並びに第25回ジャパン・インターナショナル・シーフードショーが開催され、
大崎地域世界農業遺産推進協議会や大崎の米「ささ結」
ブランドコンソーシアムなどの関係機関と共に参加してまいりました。 出展した中でも、特に新商品「ささ結 しゃり玉」に関しては、常温で約1か月保存できる画期的な技術に加え、寿司に最適なささ結の食味の良さに、商談に訪れた業界関係者の皆様からも口々に驚きや称賛の声をいただき、国内外での販路獲得に向けて大きな収穫を得た商談会となりました。 また、本年は、本市生まれのササニシキが誕生60周年を迎える記念の年となりますので、新米フェアや第7回全国ササニシキ系「ささ王」決定戦2023などにおいて、ササニシキへの感謝とササ系のおいしさを体感できる機会を設け、
世界農業遺産大崎耕土のブランド米の価値を力強くPRしてまいります。 SDGs未来都市の取組について申し上げます。 おおさき生き物クラブにつきましては、小学3年生から中学3年生を対象に、多くの子供たちに自然環境と触れ合う機会を提供してまいりました。また、10周年記念フォーラムを8月5日に開催し、クラブ卒業生と共に10年間の歩みを振り返りました。 今後も、本市の魅力である生物多様性や豊かな自然環境を生かした次世代の人材育成を進めてまいります。 有害鳥獣対策について申し上げます。 このほど、岩出山地域の旧真山小学校を利活用したジビエ食肉処理加工等施設が完成いたしました。8月29日には、関係機関、地域の皆様をお招きし、施設完成見学会を開催したところでございます。今後は、10月下旬の販売開始に向け、本施設を運営する指定管理者、イノシシを捕獲する鳥獣被害対策実施隊としっかり連携を図りながら準備を進めてまいります。 地場企業への支援について申し上げます。 7月12日におおさき産業推進機構設立準備委員会が発足し、委員長に堀切川一男東北大学名誉教授が選任されました。現在、第2回目の設立準備委員会の開催に向けて、関係団体との協議を行っております。 引き続き、内発的な産業振興の拠点整備に向け、市職員派遣条例の制定や本年中の一般社団法人の設立などに取り組んでまいります。 国及び県の道路事業について申し上げます。 国の道路事業につきましては、国道4号の古川荒谷から栗原市高清水までの区間の道路計画検討に関して、仙台河川国道事務所では、4月27日から7月31日までの間にアンケート調査を実施し、道路交通に関する地域課題等について意見の酌み上げなどがなされたところであります。その結果については、現在進められている計画段階評価の中で活用され、よりよい道路構築に向けた検討が進められるものと期待しているところであります。 7月には、国土交通省など関係省庁に対し、国道108号古川東バイパスの確実な事業実施と併せ、国道4号の道路改築の早期事業化について、同盟会会員の方々と共に要望を行ってまいりました。 また、6月5日のみちのくウエストライン「新庄酒田道路・石巻新庄道路」整備促進フォーラム開催を受けまして、8月2日には、宮城、山形両県の知事、県議会議長のほか、関係首長、市議会議長、商工会議所会頭等関係者がそろって国土交通大臣、財務大臣等を訪問し、直接、みちのくウエストラインの整備促進について強く要望を行ってまいりました。 県事業であります並柳福浦線並びに古川中央線につきましては、道路拡幅や無電柱化などの事業が実施され、交通渋滞の緩和、解消や安全で快適な道路空間が確保されました。 また、稲葉小泉線については道路改良工事、鹿島台駅前線については無電柱化に向けた協議が進められており、それぞれ事業の進捗を図っていただいております。 今後とも、事業が推進されるよう、国・県との連携を密にしてまいります。 水害に強いまちづくりについて申し上げます。 7月5日に、国土交通省と市の主催により江合・鳴瀬・吉田川流域治水シンポジウムを開催いたしました。当日は、300名を超える参加者の下、大崎耕土の歴史文化のなりわいを踏まえた、地域で取り組む流域治水について議論し、自分事として考えていただく場といたしました。 また、吉田川流域と鶴田川を含む高城川流域が、7月18日付で、東北初となる特定都市河川に指定されました。今後は、特定都市河川浸水被害防止法の法的枠組みを有効に活用することにより、治水対策の加速化や流出抑制対策の強化をはじめ、流域全体の関係者が協働で減災、水害対策を行う流域治水の本格的な実践に向けて取組を進めてまいります。 耐震改修促進事業について申し上げます。 8月末日現在、木造住宅の耐震診断助成事業につきましては22件、耐震改修工事助成事業につきましては8件の受付となっております。また、危険ブロック塀等除却事業補助金につきましては11件の受付となっております。いずれの事業も受付件数に余裕がありますので、引き続き事業の周知、啓発を行ってまいります。 三本木パークゴルフ場について申し上げます。 令和3年から芝の生育や排水対策の改善工事につきましては、7月31日で工事が完成し、8月10日に、指定管理者である三本木振興公社へ引渡しを行いました。 引き続き、指定管理者と連携を図り、利用者の皆様に満足いただけるパークゴルフ場を目指してまいります。 岩出山城山公園設置の蒸気機関車の取扱いについて申し上げます。 これまで保存要望団体と協議を重ね、団体の運営体制と継続性が確認されるとともに、この活動につきまして岩出山地域の方々から一定の理解が得られたと判断いたし、解体を予定していた方針を変更し、保存することといたしました。 なお、保存に際し、蒸気機関車の老朽化に伴うアスベスト対策につきましては、JR東日本との協議により、市が行うことといたしました。 今後は、保存要望団体による事務手続の進捗状況等を確認しながら、管理協定の締結等に向けた調整を行うとともに、地域の活性化及び地域課題の解決に向け、蒸気機関車の具体的な利活用策を検討してまいります。 学校教育環境整備について申し上げます。 鳴子温泉地域につきましては、6月28日に学校統合準備委員会を開催し、学校再編の具体的な協議を進めております。また、下部組織として、総務部会、学校教育部会、通学部会の3つの部会を立ち上げ、より詳細な協議を進めているところであります。 現在は、児童生徒、保護者、地域住民を対象に統合校の校名候補の募集を行っており、次回の会議で校名候補の決定を見込んでおります。 今後も、令和7年4月の統合校開校に向け、学校、保護者、地域住民一体となって協議を進めてまいります。 松山地域につきましては、6月に下伊場野小学校学校評議員、同校PTAへの学校再編方針の説明会を行い、いずれもおおむね了承を得ております。また、8月29日に下伊場野地区住民を対象に学校再編意見交換会を開催し、15名の方に出席をいただきました。 今後も、子供たちのよりよい教育環境を整備するため、丁寧な話合いを行い、統合に向けた調整を進めてまいります。 学校教育について申し上げます。 7月28日に第28回おおさき中学校生徒会サミットを開催いたしました。各校生徒会の代表34名が参加し、第1部は、生徒会紹介や生徒同士の交流とおおさきメディアチャレンジの取組の報告が行われました。第2部では、「私たち中学生の#おおさき未来SDGs」をテーマに、各校で取り組んだことや、その成果と課題についてのグループ討議が行われました。お互いの成果を認め合い、課題や改善策にも触れるなど、意識的に取り組む様子が非常に印象的で、生徒達が自ら考え、行動する熱心な姿に感銘を受けました。各校の代表者は、今回の発表や意見交換したことを基に、さらに取組を推進し、次回の冬サミットで経過発表を行うこととなります。 姉妹都市交流について申し上げます。 8月2日に、東京都台東区スポーツ少年団の皆様と大崎市スポーツ少年団古川支部の皆様との交流事業が5年ぶりに開催されました。古川第二小学校体育館では、ニュースポーツのボッチャによる交流が行われたほか、交歓会も開催され、改めて親交を深めたところであります。 また、4年ぶりに通常開催されましたおおさき古川まつりや全国こけし祭りの際には東京都台東区の皆様や山形県遊佐町の皆様、さらには、政宗公まつりの際には北海道当別町や愛媛県宇和島市の皆様にもお越しいただき、大いに交流、親交を深めたところでございます。 水道事業について申し上げます。 水道施設の管路更新及び整備工事の進捗状況につきましては、8月末現在において、約5割が契約済みとなっております。引き続き、速やかな発注に努め、水道施設の強靱化を着実に進めてまいります。 下水道事業について申し上げます。 古川地域で進めております李埣第1排水区の雨水幹線工事は、口径1,650ミリメートルの管渠推進工事に着手しており、年度内完成を目指してまいります。 また、松山、鹿島台地域についても引き続き雨水対策事業を進め、浸水被害の軽減に取り組んでまいります。 病院事業について申し上げます。 8月21日に大崎市病院事業外部評価検討会議を開催し、令和4年度の経営状況や主な取組について説明し、高度医療技術の導入やアカデミックセンターの取組など、高い評価をいただきました。また、今後の病院経営に対しては、現在策定中の公立病院経営強化プランを基本とし、引き続き大崎市民病院が中心となり、県北地域での地域完結型医療に努めていただきたいなどの意見をいただきました。 愛媛県宇和島市病院事業との交流につきましては、相互の病院訪問を7月から再開いたしました。人事交流や地域医療に関する情報交換などを通じ、さらなる信頼関係を深め、両病院事業の事業運営に役立ててまいります。 以上、主な事項について申し上げましたが、今定例会に提案いたします補正予算等議案に関する説明は別途申し上げることとし、行政報告といたします。
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△日程第4 請願第3号の訂正
○議長(関武徳君) 日程第4、令和5年請願第3号小中学校給食費の無料化に関する請願の訂正を議題といたします。 お諮りいたします。 令和5年請願第3号小中学校給食費の無料化に関する請願については、訂正申出書のとおり、請願者から訂正したい旨の申出がありますので、これを承認することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(関武徳君) 御異議なしと認めます。 よって、令和5年請願第3号の訂正については、これを承認することに決定いたしました。
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△日程第5 報告第10号~同第13号
○議長(関武徳君) 日程第5、報告第10号から同第13号までの4か件を一括して市長から報告を求めます。 伊藤市長。 〔市長 伊藤康志君登壇〕
◎市長(伊藤康志君) 報告第10号から報告第13号までの4か件について御報告申し上げます。 初めに、報告第10号、交通事故に係る和解及び損害賠償の額を定めることについて御報告申し上げます。 事故の概要は、去る令和5年5月8日午後1時40分頃、本市職員の運転する公用車が古川浦町地内を走行し、右折したところ、宮城県公安委員会が設置する一方通行標識に接触し、標識のポールを損傷させたものであります。 事故の主たる原因は、本市職員の前方不注意によるものであり、市の過失割合を100%とし、相手方に損害賠償額18万1,726円を支払うことで合意をいただきました。 本件につきましては、地方自治法第180条第1項の規定により、令和5年7月24日に専決処分いたしましたので、同条第2項の規定により御報告申し上げます。 次に、報告第11号、交通事故に係る和解及び損害賠償の額を定めることについて御報告申し上げます。 事故の概要は、去る令和5年6月22日正午頃、本市職員の運転する公用車が古川稲葉字土手内地内において方向転換のため後進したところ、駐車してあった相手方車両に接触し、車体右後部を損傷させたものであります。 事故の主たる原因は、本市職員の後方不注意によるものであり、市の過失割合を100%とし、相手方に損害賠償額11万1,870円を支払うことで合意いただきました。 本件につきましては、地方自治法第180条第1項の規定により、令和5年8月21日に専決処分いたしましたので、同条第2項の規定により御報告申し上げます。 次に、報告第12号令和4年度大崎市健全化判断比率について御報告申し上げます。 令和4年度決算による本市の健全化判断比率は、実質公債費比率が6.8%、将来負担比率が64.2%となりました。 なお、実質赤字比率及び連結実質赤字比率につきましては、算定対象の赤字がなかったことを御報告申し上げます。 次に、報告第13号令和4年度大崎市公営企業の資金不足比率について御報告いたします。 令和4年度決算による本市の公営企業の資金不足比率につきましては、全ての公営企業会計において算定対象の資金不足が生じていないことを御報告いたします。 以上、報告第10号から報告第13号までの説明といたします。
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△日程第6 諮問第3号
○議長(関武徳君) 日程第6、諮問第3号人権擁護委員の候補者の推薦についてを議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 伊藤市長。 〔市長 伊藤康志君登壇〕
◎市長(伊藤康志君) 諮問第3号人権擁護委員の候補者の推薦について御説明申し上げます。 本市人権擁護委員會田征子氏は令和5年12月31日をもって任期満了となりますことから、その後任委員として、引き続き會田征子氏を最適任者と認め法務大臣に推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものであります。 御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(関武徳君) これから質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありませんので、質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております諮問第3号については、
大崎市議会会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(関武徳君) 御異議なしと認めます。 よって、諮問第3号については委員会の付託を省略することに決定いたしました。 これから諮問第3号を採決いたします。 本案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(関武徳君) 御異議なしと認めます。 よって、諮問第3号人権擁護委員の候補者の推薦については、同意することに決定いたしました。
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△日程第7 諮問第4号
○議長(関武徳君) 日程第7、諮問第4号人権擁護委員の候補者の推薦についてを議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 伊藤市長。 〔市長 伊藤康志君登壇〕
◎市長(伊藤康志君) 諮問第4号人権擁護委員の候補者の推薦について御説明申し上げます。 本市人権擁護委員今野睦男氏は令和5年12月31日をもって任期満了となりますことから、その後任委員として、引き続き今野睦男氏を最適任者と認め法務大臣に推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものであります。 御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(関武徳君) これから質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありませんので、質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております諮問第4号については、
大崎市議会会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(関武徳君) 御異議なしと認めます。 よって、諮問第4号については委員会の付託を省略することに決定いたしました。 これから諮問第4号を採決いたします。 本案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(関武徳君) 御異議なしと認めます。 よって、諮問第4号人権擁護委員の候補者の推薦については、同意することに決定いたしました。
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△日程第8 諮問第5号
○議長(関武徳君) 日程第8、諮問第5号人権擁護委員の候補者の推薦についてを議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 伊藤市長。 〔市長 伊藤康志君登壇〕
◎市長(伊藤康志君) 諮問第5号人権擁護委員の候補者の推薦について御説明申し上げます。 本市人権擁護委員中川美津子氏は令和5年12月31日をもって任期満了となりますことから、その後任委員として、引き続き中川美津子氏を最適任者と認め法務大臣に推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものであります。 御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(関武徳君) これから質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありませんので、質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております諮問第5号については、
大崎市議会会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(関武徳君) 御異議なしと認めます。 よって、諮問第5号については委員会の付託を省略することに決定いたしました。 これから諮問第5号を採決いたします。 本案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(関武徳君) 御異議なしと認めます。 よって、諮問第5号人権擁護委員の候補者の推薦については、同意することに決定いたしました。
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△日程第9 諮問第6号
○議長(関武徳君) 日程第9、諮問第6号人権擁護委員の候補者の推薦についてを議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 伊藤市長。 〔市長 伊藤康志君登壇〕
◎市長(伊藤康志君) 諮問第6号人権擁護委員の候補者の推薦について御説明申し上げます。 本市人権擁護委員瀬川一幸氏は令和5年12月31日をもって任期満了となりますことから、その後任委員として、千葉嘉一氏を最適任者と認め法務大臣に推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものであります。 御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(関武徳君) これから質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありませんので、質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております諮問第6号については、
大崎市議会会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(関武徳君) 御異議なしと認めます。 よって、諮問第6号については委員会の付託を省略することに決定いたしました。 これから諮問第6号を採決いたします。 本案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(関武徳君) 御異議なしと認めます。 よって、諮問第6号人権擁護委員の候補者の推薦については、同意することに決定いたしました。
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△日程第10 諮問第7号
○議長(関武徳君) 日程第10、諮問第7号人権擁護委員の候補者の推薦についてを議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 伊藤市長。 〔市長 伊藤康志君登壇〕
◎市長(伊藤康志君) 諮問第7号人権擁護委員の候補者の推薦について御説明申し上げます。 本市人権擁護委員酒匂本誠氏は令和5年12月31日をもって任期満了となりますことから、その後任委員として高橋雅彦氏を最適任者と認め法務大臣に推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものであります。 御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(関武徳君) これから質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありませんので、質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております諮問第7号については、
大崎市議会会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(関武徳君) 御異議なしと認めます。 よって、諮問第7号については委員会の付託を省略することに決定いたしました。 これから諮問第7号を採決いたします。 本案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(関武徳君) 御異議なしと認めます。 よって、諮問第7号人権擁護委員の候補者の推薦については、同意することに決定いたしました。
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△日程第11 議案第102号~同第116号
○議長(関武徳君) 日程第11、議案第102号から同第116号までの15か件を一括して議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 伊藤市長。 〔市長 伊藤康志君登壇〕
◎市長(伊藤康志君) 議案第102号から議案第116号までの15か件について御説明申し上げます。 初めに、議案第102号から議案第106号までの補正予算5か件について御説明いたします。 議案第102号令和5年度大崎市
一般会計補正予算(第5号)につきましては、
新型コロナウイルス感染症及び原油価格、物価高騰への対応として、公共交通事業者や道路運送業、クリーニング業の事業者等への支援に要する経費及び予防接種健康被害給付金などを補正するものであります。 また、日本語学校開校に向けた備品購入等の経費やJR陸羽東線利活用促進のための地域交通対策費、おおさき産業推進機構の設立準備に要する経費のほか、道路橋梁維持補修経費などを補正計上するとともに、前年度事業の財源確定に伴う精算金を計上するものであります。 議案第103号令和5年度大崎市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)、議案第104号令和5年度大崎市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)及び議案第105号令和5年度大崎市
介護保険特別会計補正予算(第1号)につきましては、前年度事業の財源確定に伴う精算金などを計上するものであります。 議案第106号令和5年度大崎市
水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、資本的収入及び支出を増額補正し、継続費1件を追加するものであります。 続きまして、条例案件について御説明いたします。 条例を新規制定いたしますのは、議案第107号公益的法人等への職員の派遣等に関する条例であります。 条例の一部改正いたしますのは、議案第108号
新型インフルエンザ等対策特別措置法の一部改正に伴う関係条例の整理に関する条例、議案第109号大崎市職員定数条例の一部を改正する条例、議案第110号
大崎市有鳴子源泉条例の一部を改正する条例の3か件であります。 次に、予算及び条例以外の案件につきましては、議案第111号及び議案第112号の2か件は工事請負契約の締結についてを、議案第113号から議案第116号までの4か件につきましては、本市と色麻町、加美町、涌谷町及び美里町、それぞれの町との大崎地域の医療提供体制の確保に係る連携協約の締結についてを提案するものであります。 以上、議案第102号から議案第116号までの提案説明といたしますが、詳しい内容につきましては、それぞれ担当から補足説明をいたさせますので、御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(関武徳君) 次に、補足説明を求めます。 大塲総務部理事。 〔総務部理事(財政担当) 大塲一浩君登壇〕
◎総務部理事[財政担当](大塲一浩君) 私からは、議案第102号から議案第105号までの補正予算に関する議案4か件について補足説明を申し上げます。 令和5年第3回
大崎市議会定例会議案の10ページを御覧願います。 初めに、議案第102号令和5年度大崎市
一般会計補正予算(第5号)について補足説明を申し上げます。 第1条は歳入歳出予算の補正で、歳入歳出それぞれ7億4,850万2,000円を追加し、予算総額を658億3,975万9,000円に定めるものであります。 歳入歳出予算は、11ページ及び12ページに掲載しております第1表のとおりでありますが、主な内容につきましては後ほど御説明いたします。 第2条は債務負担行為の補正で、13ページに掲載しております第2表のとおり、7件を追加するものであります。 第3条は地方債の補正で、14ページに掲載しております第3表のとおり、3件を変更するものです。 次に、15ページを御覧願います。 議案第103号令和5年度大崎市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 第1条は歳入歳出予算の補正で、歳入歳出それぞれ1,546万8,000円を追加し、予算総額を145億6,088万2,000円に定めるものであります。 内訳は、16ページに掲載しております第1表のとおりでありますが、主な内容としては、歳出の7款1項償還金及び還付加算金で前年度事業の財源確定に伴う国庫、県に対する返還金271万8,000円を計上し、2項繰出金には前年度事業の精算として1,275万円を計上するものです。これらに係る財源として、歳入の7款1項繰越金に前年度繰越金として1,525万3,000円を計上するものです。 次に、17ページを御覧願います。 議案第104号令和5年度大崎市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 第1条は歳入歳出予算の補正で、歳入歳出それぞれ191万1,000円を追加し、予算総額を14億6,752万2,000円に定めるものであります。 内訳は、18ページに掲載しております第1表のとおりでありますが、主な内容としては、歳出の3款2項繰出金で前年度事業の精算として191万1,000円を計上するもので、これに係る財源として、歳入の4款1項繰越金に前年度繰越金として同額を計上するものであります。 次に、19ページを御覧願います。 議案第105号令和5年度大崎市
介護保険特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 第1条は歳入歳出予算の補正で、歳入歳出それぞれ2億3,218万2,000円を追加し、予算総額を138億6,529万2,000円に定めるものであります。 内訳は、20ページに掲載しております第1表のとおりでありますが、主な内容としては、歳出の5款1項償還金及び還付加算金には前年度事業の財源確定に伴う国庫、県、支払基金に対する返還金2億1,088万6,000円を計上し、2項繰出金には前年度事業の精算として2,129万6,000円を計上するものです。これらに係る財源として、歳入の7款2項基金繰入金に介護給付費準備基金繰入金を1億9,870万9,000円、8款1項繰越金に前年度繰越金として3,347万3,000円を計上するものであります。 次に、一般会計の歳入歳出予算の主な内容について御説明申し上げます。 冊子番号1の令和5年度補正予算に関する説明書12ページ、13ページを御覧願います。 初めに、歳出予算の主な内容について御説明申し上げます。 2款1項総務管理費は、9目企画費で、ふるさと納税推進事業にふるさと納税推進事業委託料219万4,000円を追加し、日本語学校推進事業に日本語学校の認定申請及び開校に向けた備品購入等の経費として2,569万9,000円を計上するものです。 18目地域交通対策費は、地域交通対策経費にJR陸羽東線の利活用促進のための経費116万5,000円を計上し、公共交通事業者支援事業に原油価格、物価高騰の影響を受けている公共交通事業者の支援に要する経費1,700万円を計上するものです。 20目事務改善費は、行政情報化推進事業に行政手続のオンライン化に取り組むデジタル市役所の導入経費107万円を計上するものです。 3款1項社会福祉費は、3目高齢者福祉費で、介護保険施設整備事業に介護保険施設の防災改修事業への補助金1,980万円を計上するものです。 14ページ、15ページを御覧願います。 2項児童福祉費は、6目子育て支援総合施設費で、三本木ひまわり園運営経費に給湯設備更新工事費等1,122万円を計上するものです。 4款1項保健衛生費は、1目保健衛生総務費で、未熟児養育医療給付事業に未熟児養育医療給付費1,028万1,000円を追加するものです。 3目一般予防費は、各種予防接種事業に新型コロナウイルスの予防接種健康被害給付金4,446万円を計上するものです。 5目環境衛生費は、原油価格、物価高騰の影響を受けている市民等へのエコ生活支援に要する経費1,001万3,000円を計上するものです。 3款民生費及び4款衛生費においては、各費目に、前年度事業の財源確定に伴い、国庫及び県に対する返還金を計上するものです。 16ページ、17ページを御覧願います。 6款1項農業費は、3目農業振興費で、こだわり農産物PR推進事業に施設補修工事費及びささ結ブランドのPR推進に要する費用として200万円を計上するものです。 7目地域農政対策費は、地域計画策定推進緊急対策事業に、人・農地プランから地域計画への移行に伴い、計画策定の準備経費として149万9,000円を計上するものです。 7款1項商工費は、2目商工振興費で、産業創造推進事業におおさき産業推進機構の事務所改修工事費や設立準備負担金として878万4,000円を計上するものです。 5目観光施設費では、観光施設維持管理経費に観光施設のエネルギー価格高騰対策のための指定管理委託料として1,077万5,000円を計上するものです。 6目感染症経済対策費は、道路運送業・クリーニング業等燃料費緊急支援事業に2,500万円を計上するものです。 8款2項道路橋りょう費は、2目道路橋りょう維持費で、道路橋りょう維持補修経費として1億4,000万円を追加するものです。 18ページ、19ページを御覧願います。 10款1項教育総務費は、2目事務費で、学校教育環境整備事業に鳴子温泉地域義務教育学校の
実施設計委託料など241万1,000円を追加するものです。 2項小学校費の1目学校管理費、同じく3項中学校費の1目学校管理費では、それぞれ、消防設備点検の結果、修繕が必要となりました非常放送設備や防火設備等の補修工事費を計上するものです。 5項社会教育費の1目社会教育総務費では、社会教育バス管理経費に社会教育バス運転管理委託料380万円を追加するものです。 20ページ、21ページを御覧願います。 6項保健体育費の2目体育施設費では、体育施設維持管理費に古川総合体育館の改修工事に伴う指定管理委託料や市民プールのエネルギー価格高騰対策のための指定管理委託料、体育施設の補修工事費など2,102万2,000円を計上するものです。 次に、歳入の補正予算について御説明申し上げます。 4ページ、5ページを御覧願います。 10款地方特例交付金及び11款地方交付税の普通交付税は、交付額の確定に伴い補正するものであります。 15款1項国庫負担金は、2目衛生費国庫負担金で、新型コロナウイルス予防接種健康被害給付費負担金4,446万円など、総額4,960万円を計上するものです。 2項国庫補助金は、1目総務費国庫補助金で
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金5,121万1,000円を計上し、2目民生費国庫補助金に地域介護・福祉空間整備等施設整備交付金1,980万円など、総額7,136万1,000円を計上するものです。 16款1項県負担金は、2目衛生費県負担金で未熟児養育医療給付費負担金257万円を計上するものです。 2項県補助金は、4目農林水産業費県補助金で多面的機能支払推進交付金269万1,000円など、6ページ、7ページに掲載のとおり、総額376万4,000円を計上するものです。 18款1項寄附金は、指定寄附金として290万円、企業版ふるさと納税寄附金として5,200万円など、総額5,589万9,000円を計上するものです。 8ページ、9ページを御覧願います。 19款1項基金繰入金は、2目まちづくり基金繰入金で、ふるさと納税寄附金分として5,246万5,000円を追加し、指定寄附金分として4,272万6,000円を減額し、総額973万9,000円を計上するものです。 2項特別会計繰入金は、国民健康保険、後期高齢者医療、介護保険の3つの特別会計から前年度事業の精算として、合わせて3,595万7,000円を計上するものです。 10ページ、11ページを御覧願います。 20款1項繰越金は、前年度繰越金8億6,289万2,000円を計上するものです。 21款4項雑入は、前年度のエネルギー価格高騰対策のための指定管理委託料の精算に係る返還金396万1,000円を計上するものです。 22款1項市債は、5目商工債で観光施設整備事業債100万円、8目教育債で学校教育環境整備事業債160万円を計上するとともに、9目臨時財政対策債で発行可能額の確定に伴い7,410万円を減額するなど、総額で7,150万円を減額するものです。 以上、議案第102号から議案第105号までの補足説明とさせていただきます。
○議長(関武徳君) 次に、熊谷上下水道部長。 〔上下水道部長 熊谷裕樹君登壇〕
◎上下水道部長(熊谷裕樹君) 私からは、議案第106号令和5年度大崎市
水道事業会計補正予算(第1号)について補足説明を申し上げます。 令和5年第3回
大崎市議会定例会議案の21ページを御覧願います。 第2条は、大崎市水道事業会計予算第2条業務の予定量のうち、第4号主要な建設改良事業の額について、配水施設整備事業を14億864万7,000円に改めるものであります。 第3条は、資本的収入及び支出の予定額の補正であり、収入の第1款水道事業資本的収入は、第3項負担金で県道路改良工事に伴う配水本管移設工事に係る工事負担金として1億円を増額補正するものであります。 支出の第1款水道事業資本的支出は、第1項建設改良費で配水本管移設に係る工事請負費の増により1億2,980万円を増額補正するものであります。 この結果、過年度分損益勘定留保資金等で補填する額を11億688万7,000円に改めるものであります。 第4条は、予算第11条の次に、第12条として、令和5年度から令和6年度の2か年で実施する三本木枝線管路更新工事負担金事業について継続費用を追加し、総額及び年割額を定めるものであります。 以上、議案第106号の補足説明とさせていただきます。
○議長(関武徳君) 次に、赤間総務部長。 〔総務部長 赤間幸人君登壇〕
◎総務部長(赤間幸人君) 私からは、議案第107号から同第116号までの10か件について補足説明を申し上げます。 令和5年第3回
大崎市議会定例会議案の22ページを御覧願います。 議案第107号公益的法人等への職員の派遣等に関する条例につきましては、本年12月に設立が予定されております一般社団法人おおさき産業推進機構に対し本市の職員を派遣し、その業務に従事させるため必要な制度等について整備するものであります。 次に、25ページを御覧願います。 議案第108号
新型インフルエンザ等対策特別措置法の一部改正に伴う関係条例の整理に関する条例につきましては、
新型インフルエンザ等対策特別措置法及び内閣法の一部改正に伴い、「新型インフルエンザ等緊急事態派遣手当」が「特定新型インフルエンザ等対策派遣手当」に改正されたことから、関係条例を整備するものであります。 次に、27ページを御覧願います。 議案第109号大崎市職員定数条例の一部を改正する条例につきましては、公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の提案に伴い、当該条例に基づき派遣する職員を定数外として加えるとともに、休職等により業務に従事していない職員を定数外とする改正を行うものであります。 次に、29ページを御覧願います。 議案第110号
大崎市有鳴子源泉条例の一部を改正する条例につきましては、使用不能となった東北大学鳴子分院1号泉のほか3つの源泉について、今後利用する見込みがないことから、条例規定の一部を削除するものであります。 次に、30ページを御覧願います。 議案第111号工事請負契約の締結につきましては、(仮称)岩出山上川原町住宅建設工事の建築で、請負契約事後審査型及び総合評価落札方式による条件付一般競争入札を行い、有効な入札をした者のうち総合評価の最も高い株式会社仙北建設を落札候補者として決定し、8月21日に工事請負仮契約を取り交わしたものであります。 次に、31ページを御覧願います。 議案第112号工事請負契約の締結につきましては、(仮称)岩出山下川原住宅建設工事の建築で、議案第111号と同様の入札を行い、総合評価の最も高い株式会社村田工務所を落札候補者として決定し、8月21日に工事請負仮契約を取り交わしたものであります。 議案第111号及び同第112号の2か件につきましては、大崎市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものであります。 次に、32ページからの議案第113号から同第116号までにつきましては、大崎地域の医療提供体制の確保に係る連携協約の締結に関することで、大崎地域における持続可能な医療提供体制を確保することを目的に、大崎市と大崎地域の4町がそれぞれに、医療の各分野において役割分担や連携の内容を確認するものでございます。議案第113号は色麻町と、議案第114号は加美町と、議案第115号は涌谷町と、議案第116号は美里町とそれぞれ連携協約を締結することについて、地方自治法第252条の2第1項及び第3項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 以上、議案第107号から同第116号までの補足説明といたします。
○議長(関武徳君) ここで説明員入替えのため、暫時休憩いたします。 ----------- 午後2時06分 休憩 午後2時08分 再開 -----------
○議長(関武徳君) 再開いたします。
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△日程第12 議案第117号~同第121号
○議長(関武徳君) 日程第12、議案第117号から同第121号までの5か件を一括して議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 伊藤市長。 〔市長 伊藤康志君登壇〕
◎市長(伊藤康志君) 議案第117号から議案第121号までの5か件について御説明申し上げます。 令和4年度決算認定に付しますのは、一般会計のほか、8特別会計、水道事業、下水道事業及び病院事業の3公営企業会計、全体で12会計の決算であります。 最初に、一般会計及び特別会計の決算状況について御説明いたします。 令和4年度一般会計・特別会計歳入歳出決算書の1ページ、令和4年度大崎市一般会計・特別会計決算総覧を御覧願います。 一般会計は、収入済額が753億7,779万6,473円、支出済額が723億504万5,966円で、歳入歳出差引残額は30億7,275万507円となっております。 特別会計は、市有林事業から工業団地造成事業まで8会計合わせまして、収入済額が291億2,082万6,403円、支出済額が286億9,588万5,471円で、歳入歳出差引残額計が4億2,494万932円となっております。 一般会計及び特別会計の全会計を含めた収入済額合計は1,044億9,862万2,876円で、支出済額総合計は1,010億93万1,437円であり、歳入歳出差引残額は34億9,769万1,439円の決算額となっております。 続きまして、議案第119号令和4年度大崎市
水道事業会計決算認定について及び議案第117号令和4年度大崎市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について御説明申し上げます。 令和4年度の水道事業につきましては、第2期大崎市水道ビジョン並びに大崎市水道事業経営戦略の計画初年度であり、「未来へつなぐ おおさき恵みの水」を基本理念として、老朽管更新事業や水道施設整備事業を順次進めてまいりました。 有収水量の減少や施設の老朽化等、水道事業を取り巻く環境はますます厳しさを増していくことから、将来にわたり安定的な事業を継続するため、さらなる経営基盤の強化をしっかりと進めてまいります。 それでは、冊子番号4の令和4年度大崎市水道事業会計決算書の1ページ、2ページをお開き願います。 水道事業の決算概要でありますが、収益的収入及び支出につきまして、収入の決算額は39億1,792万2,410円、支出の決算額は37億9,518万434円となりました。 3ページ、4ページをお開きください。 資本的収入及び支出につきましては、収入の決算額が8億41万1,807円、支出の決算額は21億6,640万9,578円となり、資本的収入額が資本的支出額に不足する額13億6,599万7,771円は、過年度分損益勘定留保資金などで補填をいたしております。 議案第117号令和4年度大崎市水道事業会計未処分利益剰余金の処分につきましては、未処分利益剰余金13億2,082万5,101円のうち2,855万3,424円を資本金に組み入れるものであります。 続きまして、議案第120号令和4年度大崎市
下水道事業会計決算認定について御説明申し上げます。 下水道事業につきましては、大崎市下水道事業経営戦略の基本方針である、下水道事業を安定して進めるための経営基盤の確立を実現するため、施設整備や更新、収入の確保に取り組んでまいりました。しかし、下水道使用料の減収、経常経費の増加、令和4年3月の福島県沖地震及び7月の大雨災害の対応など、厳しい中での事業運営となりました。 雨水対策につきましては、浸水被害の軽減を図るため、鹿島台地域において整備しておりました巳待田第2調整池及び姥ケ沢ポンプが完成し、供用開始いたしました。今後も、公共用水域の水質保全と市民生活の安全・安心のため、施設整備を着実に進めるとともに、安定的な事業運営に向け、しっかりと取り組んでまいります。 それでは、冊子番号5の令和4年度大崎市下水道事業会計決算書の1ページ、2ページを御覧願います。 下水道事業の決算概要でありますが、収益的収入及び支出につきまして、収入の決算額は44億6,459万443円、支出の決算額は45億711万9,659円となりました。 3ページ、4ページを御覧願います。 資本的収入及び支出につきまして、収入の決算額は33億3,577万7,190円、支出の決算額は44億9,586万5,280円となりました。 資本的収入決算額から翌年度以降の支出の財源に充当する額6,284万円を差し引き、資本的支出額に不足する額12億2,292万8,090円は、過年度分損益勘定留保資金などで補填をいたしております。 続きまして、議案第121号令和4年度大崎市
病院事業会計決算認定について御説明申し上げます。 病院事業につきましては、本院ではがん診療の集学的治療や高度医療の提供、分院では地域包括ケア病床の増床等により、医業収益は当初予算から増加しました。事業費用は、給与費、材料費及び光熱費が増加したことにより、医業費用は当初予算から増加しました。このことから、総収支では、6年連続の黒字決算となりました。今後も大崎地域の自治体、公立病院、医師会などの関係医療機関との地域完結型医療のさらなる推進を図るとともに、健全経営に努めてまいります。 それでは、令和4年度大崎市病院事業会計決算書の1ページ、2ページをお開きください。 病院事業の決算概要でありますが、収益的収入及び支出につきまして、病院事業収益の決算額は270億185万588円、病院事業費用の決算額は259億9,776万8,183円となりました。 3ページ、4ページをお開きください。 資本的収入及び支出につきまして、資本的収入の決算額は21億1,351万668円、資本的支出における決算額は27億906万5,169円となりました。 資本的収入額が資本的支出額に不足する額6億4,205万4,501円は、過年度分損益勘定留保資金などで補填をいたしております。 以上が令和4年度の決算概要でありますが、監査委員から決算審査意見書が提出されておりますので、地方自治法第233条第3項及び同法第241条第5項並びに地方公営企業法第30条第4項の規定により、監査委員の意見を付して議会の認定に付すものであります。 何とぞ御審議の上、御認定賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(関武徳君) 続いて、監査委員から審査意見の報告を求めます。 門脇監査委員。 〔監査委員 門脇喜典君登壇〕
◎監査委員(門脇喜典君) 監査委員を代表いたしまして、令和4年度各種会計決算、基金運用状況、財政健全化法に基づく審査の結果につきまして、その概要を申し上げます。 審査意見書の冒頭に市長宛て提出文書がございますので、御覧いただきたいと思います。 地方自治法の規定により審査に付された令和4年度大崎市一般会計、特別会計の決算、証書類、その他政令で定める書類、基金運用の状況を示す書類並びに地方公営企業法の規定により審査に付された令和4年度大崎市水道事業会計、下水道事業会計、病院事業会計の決算、証書類、事業報告書及びその他の書類、あわせて地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定により審査に付された健全化判断比率、公営企業の資金不足比率及びその算定の基礎となる事項を記載した書類について、詳細に審査をいたしました。 これらの結果につきまして、順次その概要及び意見を述べさせていただきます。 なお、審査意見書により御説明いたしますことから、読み上げますページ数については、意見書の下に印字されているページとなりますことをあらかじめ御了承願います。 まず、1ページを御覧ください。 一般会計・特別会計決算審査の結果として、各決算及び附属書類は、法令の定めに従って作成され、かつ計数は正確であり、その内容及び予算執行状況についても適正であると認められました。 次に、2ページを御覧ください。 決算総覧の表下段にありますとおり、一般会計並びに特別会計を合わせました歳入合計から歳出合計を差し引いた形式収支は34億9,769万1,439円となりました。一般会計並びに特別会計いずれも黒字決算となり、予算執行状況についても適正に行われていると認められました。 3ページの2段落目からは、歳入について記載をしています。 令和4年度一般会計並びに特別会計決算の全体を見ると、歳入の収入率は、対調定で前年度から0.11ポイント低下し、97.97%となったものの、収入未済額は19億107万8,606円となり、前年度から4,400万円ほど減少いたしました。 特に、自主財源の根幹をなす市税は、コロナ禍からの回復基調や国の減収補填制度が終了したことに伴い、平成18年の合併以降で過去最高の税収となり、収入率も上昇が見られました。今後も、関係部署での情報共有を図りながら、連携を密にし、時代に合った納付しやすい環境を整えることで未収金の発生を抑制し、歳入の確保に努められたい。また、未納者個々の滞納状況を正確に把握し、早期回収に結びつくよう、適切な債権回収対策を講じられたいと記載をしております。 歳出については、執行率は93.74%と、前年度から0.84ポイント低下しています。特に、繰越額については、一般会計では56事業、41億8,088万8,353円で、前年度より4億8,600万円ほどの増となり、不用額についても、前年度より2億6,800万円ほど増えています。令和4年3月の福島県沖地震や7月の大雨による災害復旧事業の影響もあると思われますが、例年、翌年度への繰越額が多額となる傾向が継続しているため、年間の事業量を平準化し、適切かつ計画的な事業実施に努められたいと記載をしております。 次の段落の普通会計の財政主要指標の部分については、後ほど申し上げます。 4ページを御覧ください。 総括のまとめになりますので、要約をさせていただきます。 本市においては、統一的な基準による地方公会計制度に基づく令和3年度の財務書類が公表されました。これらの書類からは、資産の部で類似団体と比較すると、他市より多くの公共施設を保有して住民サービスを行っている状況が見てとれますが、一方で、抱える負債も大きく、公共施設が多い場合はその分ランニングコストが伴うことから、適正水準に是正することが課題と思われます。 本市の人口は、平成29年11月にピークを迎えて以降、減少に転じており、将来的な税収の減少が懸念されるほか、既に企業会計の業績悪化にも影響をし始めています。市の財政基盤や行政運営は、人口減少や人口構成の変化によってこれまで以上の制約を受けることは必至であり、限られた財源と人的資源を効果的に活用するためにも、優先度に着目した既存事業のスクラップなど、人口規模に見合った予算へのダウンサイジングの検討をすることも必要と思われるし、最少の経費で最大の効果を挙げるという地方自治運営の原則の下、持続可能な地域社会の実現に向けて取り組まれたいと結んでおります。 続く5ページから39ページは一般会計並びに特別会計の収入状況並びに執行状況の概要を記載しておりますが、そのうち24ページの財政分析主要指標を御覧いただきたいと思います。 主要指標7項目の年次推移をグラフ化して記載をしておりますが、地方債現在高比率や将来負担比率をはじめとした複数の数値からは、本市の財政が柔軟性を失い、硬直化傾向を示していることがうかがえ、懸念されるところでございます。 40ページを御覧ください。 提出されました財産に関する調書を関係する諸帳簿等と照合し、公有財産、物品、債権、基金について、当年度の増減の状況を確認いたしました。 なお、運用基金の状況については別途102ページから103ページに記載しておりますが、審査結果として、計数が正確であり、基金の運用状況は適正であると認められました。 次に、104ページを御覧ください。 ここから、公営企業会計の決算審査意見になります。 3つの公営企業会計について、市長から審査に付された決算及び決算附属書類について関係諸帳簿と照合し、計数の正確性、経営成績及び財政状態等の確認を行うなど、詳細に審査を行いました。その結果、決算及び附属書類は、法令の定めに従って作成され、かつ計数は正確であり、公営企業ごとの経営成績及び財政状態を適正に表示しているものと認められたとの審査意見であります。 続いて、会計ごとに申し上げます。 108ページを御覧ください。 水道事業会計について申し上げます。 なお、この意見書は、公営企業会計決算に関し、決算額の記載につきましては消費税込みで、その他につきましては消費税抜きで作成しておりますので、御了承願います。 経営成績についてですが、総費用に対する総収益の割合を示す総収支比率は、前年度より3.73ポイント低下の100.80%となっております。 なお、その他の経営分析に関して審査資料を付しておりますが、営業収支比率、経常収支比率、有収率などで前年度より数値の悪化が見られます。 111ページを御覧ください。 損益、収支の内訳ですが、営業損益については、45万9,332円の営業利益ですが、前年度より1億2,700万円ほど利益減となっています。 経常損益については、5,268万3,600円の経常利益ですが、前年度より1億1,200万円ほど利益減となっています。 純損益については、2,855万3,424円の純利益ですが、前年度より1億2,800万円ほど利益減となっています。 118ページを御覧ください。 第6、むすびとして、下から2段落目の「当年度決算」から要約をさせていただきます。 損益収支は、営業損益、経常損益、純損益のいずれも黒字となり、この結果、2,800万円ほどの純利益となりましたが、過去6年間で最も低い水準であり、各経営指数の悪化も顕著になってきています。人口減少を背景に、給水人口や給水量が減少傾向にある中で、営業費用をいかに抑えていくかが重要な経営課題であると言えます。 また、3年連続低下している有収率についても、管路経年化率と更新率の現状を把握し、計画的、効率的な管路更新を行い、有収率改善につなげることが重要と考えます。 市の水道事業を取り巻く環境は、給水人口の減少に伴う給水収益の減収、老朽管の更新工事による費用の増加、さらには、全国的な節水意識の高まりや節水機器の普及に伴う水需要の減少、水道の広域化など、課題が山積しています。引き続き、第2期大崎市水道ビジョンに基づき着実な事業推進を図るとともに、長期的な視点での経営基盤の強化に取り組み、安全で安心なおいしい水を安定的に供給できるよう努められたいと結んでおります。 続いて、下水道事業会計について申し上げます。 123ページを御覧ください。 経営成績についてですが、総収支比率は、前年度より1.65ポイント低下の97.75%となっております。 なお、その他の経営分析に関して審査資料を付しておりますが、経常収支比率、有収率などで前年度より数値の悪化が見られます。 126ページをお開き願います。 4、収支についてでございますが、営業損益については、22億2,604万3,209円の営業損失となり、前年度より4,000万円ほど損失増となっております。 経常損益については、5,738万2,152円の経常損失となり、前年度より4,600万円ほど損失増となっております。 純損益については、9,928万1,336円の純損失となり、前年度より7,300万円ほど損失増となっております。 133ページを御覧ください。 第6、むすびとして、下から2段落目、「当年度決算」から要約をさせていただきます。 損益収支は、営業損益、経常損益、純損益のいずれも赤字となり、経常収支比率や経費回収率も前年度に比べ悪化しています。また、当年度は水洗化人口が減少に転じ、これに伴い、有収水量も減少しており、収入の確保が大きな課題となっています。啓発活動などによる下水道普及率などの向上を図るとともに、事業コストの縮減、持続可能な経営の確保を図り、財政力の向上に努められたいと記載をしています。 下水道事業においては、地方公営企業法第17条の2の経費負担の原則に基づき、市の一般会計等からの義務的負担を要するものですが、一般会計の運営状況も非常に厳しく、下水道事業の経営環境は今後一層厳しさを増していくものと予想されます。そのような中でも、近年多発している集中豪雨や台風などによる浸水への対策強化が急務となっており、今後もこれらの課題に適切に取り組み、公共用水域の水質保全と市民生活の安全・安心の確保に努め、下水道事業を進めていただきたいと結んでおります。 次に、病院事業会計決算について、138ページを御覧ください。 経営成績についてですが、総収支比率は、前年度より2.70ポイント低下し、100.88%となっております。 なお、その他の経営分析にとして、経常収支比率で前年度より数値の悪化が見られますが、医業収支比率や病床稼働率、患者1人1日当たりの診療収益には増加が見られております。 141ページをお開き願います。 4、収支についてでございますが、医業損益については、13億3,050万1,086円の医業損失ですが、前年度より1億300万円ほど損失減となっております。 経常損益については、5億358万1,425円の経常利益となり、前年度より4億円ほど利益減となっています。 純損益については、2億3,557万8,295円の純利益となり、前年度より6億7,100万円ほど利益減となっています。 148ページを御覧ください。 第6、むすびとして、下から2段落目の「当年度決算」から要約をさせていただきます。 損益収支は、医業損益が損失減、経常損益及び純損益はいずれも利益減となり、純利益は2億3,500万円ほどとなりました。6年連続の純利益となった要因として、
新型コロナウイルス感染症関連補助金の有効活用や、新大崎市民病院改革プランに基づく本院、分院の機能連携強化を進めたことが挙げられます。一方で、医業費用の増や医業外収益の減で純利益が前年度より大幅に減少となったものの、医業収益は過去最大となっており、継続的な経営努力により純利益を維持したことは高く評価できるとしております。 今後、本院の新病院移転時に設置した機器類の更新時期を控え、
新型コロナウイルス感染症関連補助金の減少も想定されることから、これまで以上に厳しい財政運営が予想されます。持続可能な地域医療体制を確保するため、公立病院経営強化プランに基づき、今後も関係する医療機関との情報共有を図りながら、地域内の医療資源を最大限効率的に活用し、地域完結型医療のさらなる推進に努められたいと結んでおります。 最後に、181ページを御覧ください。 181ページには健全化判断比率審査意見を、182ページには公営企業の資金不足比率審査意見について記載をいたしております。 健全化判断比率並びに公営企業の資金不足比率については、各指数は早期健全化基準または経営健全化基準以下となっており、その算定となる事項を記載した書類はいずれも適正に作成されていると認められ、健全な財政状況にあると言えるとの審査意見でございます。 以上、監査委員を代表して、令和4年度各種会計決算等の審査概要及び意見を申し上げました。 審査結果等の詳細につきましては、審査意見書を御参照いただきますよう申し添えまして、私からの審査意見書の概要説明といたします。
○議長(関武徳君) これから質疑に入るのでありますが、ただいま議題となっております議案第117号から同第121号までの5か件については、議長を除く全議員で構成する特別委員会を設置の上、審査する予定でありますので、質疑は特別委員会の場で行いたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(関武徳君) 御異議なしと認めます。 よって、本会議での質疑は省略することに決定いたしました。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第117号から同第121号までの5か件については、大崎市議会委員会条例第6条の規定により、議長を除く全議員で構成する令和4年度決算特別委員会を設置して、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(関武徳君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第117号から同第121号までの5か件については、議長を除く全議員で構成する令和4年度決算特別委員会を設置して、これに付託の上、審査することに決定いたしました。
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△散会
○議長(関武徳君) お諮りいたします。 議事の都合により、9月15日から9月19日までの5日間、休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(関武徳君) 御異議なしと認めます。 よって、9月15日から9月19日までの5日間は休会することに決定いたしました。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 なお、9月20日の本会議は、
大崎市議会会議規則第9条第2項の規定により、午前10時に再開いたします。 本日はこれをもって散会いたします。 午後2時40分 散会
---------------------------------------地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 令和5年9月14日 議長 関 武徳 署名議員 小玉仁志 署名議員 山田匡身...