大崎市議会 2023-06-26
06月26日-04号
令和 5年 第2回定例会(6月) 令和5年第2回
大崎市議会定例会会議録(第4号)1 会議日時 令和5年6月26日 午前10時00開議~午後5時08分延会2 議事日程 第1
会議録署名議員指名 第2 一般質問3 本日の会議に付した事件 日程第1
会議録署名議員指名 日程第2 一般質問4 出席議員(27名) 1番 藤本勘寿君 2番 小嶋匡晴君 3番 小玉仁志君 4番 山田匡身君 5番 加川康子君 6番 法華栄喜君 7番 石田政博君 8番 早坂 憂君 9番 伊勢健一君 10番 鹿野良太君 11番 佐藤仁一郎君 12番 八木吉夫君 13番 佐藤弘樹君 14番 中鉢和三郎君 15番 相澤久義君 16番 鎌内つぎ子君 17番 木村和彦君 18番 横山悦子君 19番 遊佐辰雄君 20番 只野直悦君 21番 富田文志君 22番 後藤錦信君 23番 氏家善男君 24番 木内知子君 25番 小沢和悦君 27番 佐藤講英君 28番 関 武徳君5 欠席議員(1名) 26番 佐藤 勝君6 説明員 市長 伊藤康志君 副市長 吉田祐幸君 副市長 目黒嗣樹君 病院事業副管理者 八木文孝君 総務部長 赤間幸人君 総務部理事(財政担当) 大塲一浩君
市民協働推進部長 伊藤文子君 民生部長 渋谷 勝君 産業経済部長 寺田洋一君
産業経済部世界農業遺産推進監 安部祐輝君 建設部長 茂泉善明君 上下水道部長 熊谷裕樹君
市民病院経営管理部長 市民病院経営管理部理事 中田健一君 佐藤良紀君
松山総合支所長 中川早苗君
三本木総合支所長 佐々木規夫君
鹿島台総合支所長 齋藤健治君
岩出山総合支所長 佐々木 昭君
鳴子総合支所長 伊藤正幸君
田尻総合支所長 宮野 学君 総務部参事 坪谷吉之君 総務部参事(税務担当) 平地久悦君
総務部危機管理監 佐藤光弘君
市民協働推進部参事 佐藤秀宜君
上下水道部参事 蓮沼 康君
市民協働推進部政策課長 高橋直樹君 教育委員会 教育長 熊野充利君 教育部長 三浦利之君 教育部参事 小野寺晴紀君 教育部参事 菅原栄治君 教育部参事 古内康悦君7
議会事務局出席職員 事務局長 遠藤富士隆君 次長 手島 明君 係長 児玉一亘君 主査 鈴木勇太君 主事 赤澤翔馬君 午前10時00分 開議
○議長(関武徳君) 出席議員定足数に達しておりますので、議会が成立いたしました。 これから会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付いたしております議事日程第4号をもって進めてまいります。
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△日程第1
会議録署名議員指名
○議長(関武徳君) 日程第1、本日の会議録署名議員を指名いたします。20番只野直悦議員、21番富田文志議員のお二人にお願いをいたします。
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△諸報告
○議長(関武徳君) 報告いたします。 26番佐藤勝議員から、本日欠席する旨の届出がありました。 御報告いたします。地方自治法第121条の規定により、議場出席者名簿のとおり、本日の議場出席者の通知がありました。
--------------------------------------- 議場出席者名簿 令和5年6月26日 市長 伊藤康志君 副市長 吉田祐幸君 副市長 目黒嗣樹君 病院事業副管理者 八木文孝君 総務部長 赤間幸人君 総務部理事(財政担当) 大塲一浩君
市民協働推進部長 伊藤文子君 民生部長 渋谷 勝君 産業経済部長 寺田洋一君
産業経済部世界農業遺産推進監 安部祐輝君 建設部長 茂泉善明君 上下水道部長 熊谷裕樹君
市民病院経営管理部長 市民病院経営管理部理事 中田健一君 佐藤良紀君
松山総合支所長 中川早苗君
三本木総合支所長 佐々木規夫君
鹿島台総合支所長 齋藤健治君
岩出山総合支所長 佐々木 昭君
鳴子総合支所長 伊藤正幸君
田尻総合支所長 宮野 学君 総務部参事 坪谷吉之君 総務部参事(税務担当) 平地久悦君
総務部危機管理監 佐藤光弘君
市民協働推進部参事 佐藤秀宜君
上下水道部参事 蓮沼 康君
市民協働推進部政策課長 高橋直樹君 教育委員会 教育長 熊野充利君 教育部長 三浦利之君 教育部参事 小野寺晴紀君 教育部参事 菅原栄治君 教育部参事 古内康悦君
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△日程第2 一般質問
○議長(関武徳君) 日程第2、一般質問を行います。 今定例会の一般質問の発言時間は、答弁を含めて1人50分以内といたします。 順次、発言を許します。 7番石田政博議員。 〔7番 石田政博君登壇〕
◆7番(石田政博君) おはようございます。石田政博でございます。 また下手な手話で御挨拶申し上げます。よろしくお願いいたします。 質問の前に、二、三御報告と御礼の時間を少しいただきます。 1つは、昨年、三本木庁舎で掲示させていただいた、今やった手話の五十音表、こちらをそのときに障害担当のほうにお渡ししたものだったのですが、この新庁舎になりまして来てみてびっくり、早々お手洗いにちゃんとスタンドつきで掲示していただきまして、大変感謝感激でございました。それに加えて、議会運営委員会のほうで議会の手話通訳の話にまで今、進んできているということは、民生常任委員として大変うれしく思っておりますので、その件を御報告いたします。 次に、一昨日行われました姉妹都市、当別町と岩出山の
ロータリークラブ主催で、改めて両都市間の小中学校の姉妹校締結式がありまして、これには市長をはじめ職員の皆様、それから、議員の皆様、市民の皆様、多数御協力、御参加いただきまして、ありがとうございました。当別町の皆さんは、昨日、この議場にも、おいでになって御覧になったそうでございます。その後、有備館のほうにわざわざもう一度来ていただいて、そのときにお会いする機会がございましたら、皆さんから感謝のお言葉を預かってまいりましたので、御報告いたします。 今回、私がこの新庁舎の
一般質問トップバッターを仰せつかることになりまして、傍聴席を御覧いただきますと、真正面に婦人会の皆様並びに岩出山の先輩たちが来ていて、非常に緊張しているところでございますが、何とかバントヒットで出塁しまして、後に控える先輩たちにつないでいきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、通告に従いまして質問させていただきます。
地域自治組織活性化に関する施策の進捗についてということですが、9月、2月に続いてしつこいようでございますが、地域支援に関する次年度以降の見通しということで通告しましたが、今年度、次年度、これからの動きについて少しお知らせいただければと思います。 2つ目として、地域自治組織には、
チャレンジ交付金、
ステップアップ交付金という仕組みがございますが、支給された内容、地域でやっている活動に関して、その地域の方だけが知っているという状況ではなかなか全市的な動きにならないのではないかというので、できれば、
まちづくり推進課の担当になると思うのですが、広報の仕方を私も考えますので、皆さんにお伝えする方法があって、例えば、あそこでは
チャレンジ交付金でごみ箱をつくったのだと、あそこでこんなお祭りしたのだというのを何とか皆さんに知らしめていければと思っておりますので、その辺の考えを伺いたいと思います。 3点目、地域自治組織として、私としては、岩出山地域にある旧
上野目小学校跡地のことでいろいろと御意見を頂戴していまして、私も何とか日本語学校を上野目にという動きを取っておったところでございます。上野目としては、休校農園を日本語学校の生徒たちと一緒にやってみたいだとか、岩出山高校では、一緒に日本語の勉強と外国語の勉強と交換したいというような話まで頑張っていたのですけれども、日本語学校にいらっしゃる留学生の方々からすれば、古川から岩出山上野目に通うよりは、西古川に選定されたことは妥当だったのかと思うところもございます。 その後に、
日本語学校推進室長とちょっとお話ししたところ、西古川に限ったことではないということですので、早速、上野目のほうにもその旨をお伝えしましたし、岩出山高校のほうにもその旨伝えてありますので、これからの地域との交流についての考え方をひとつお伺いしておきたいと思います。 2つ目、本市の環境保全に関する今後の施策についてということで、今年の3月だったか、動物愛護の民間団体が吉野作造記念館で犬、猫の譲渡会を取り組まれておりまして、今回は県の保健所、それから、大崎市環境保全課のほうでも御協力をいただいたということで感謝されておられました。前回もこれお話ししてありますが、私のところに、いわゆる野良猫と呼ばれる猫がいっぱいいると、昨日もちょうどその話が出たところでございます。私個人としては、さくら猫という取組があるのを聞きましたものですから、地域の何人かで固まって話をまとめれば、補助金を頂戴しながら去勢手術、避妊手術をすることができるというような取組もあるそうでございますので、これから勉強しますので、環境保全課の皆様にもまた教えていただきたいと思いますが、現在、その辺の考え方はいかがなものかというのをお伺いします。 2つ目、一般ごみの収集に当たって、うちのほうでは高齢者の単身世帯というのが結構ございます。うちは取りあえず2人世帯なのですけれども、2人世帯だと月曜日と金曜日でちょうど1袋ぐらいにはなるのですが、恐らく1人世帯だと、1週間そのまま40リッターには入れっ放し、投げる頃には臭くなっているという状況があるようでございます。40リッターと30リッターの袋があるようでございますので、うちは40リッターしか買ったことがなかったのですが、30リッターの袋を半分に折るとスーパーで買物したときのレジ袋のサイズぐらい、大きいサイズぐらいにはなりそうなので、できれば、指定ごみ袋の改良について広域行政のほうに大崎市のほうから申入れをしていただいて、例えば、15リッターの袋を作ってもらうとペットボトルが3本と大根1本ぐらい入りそうですので、それを今度スーパーで結局、レジ袋が3円で売っています、3円とか5円で。 多分5円のサイズぐらいになると思うのですが、大崎市の指定ごみ袋をスーパーと提携して、スーパーのレジで5円で出してもらうという方法がないかという御相談をしたいところでございまして、その件に関して御回答を頂戴したいと思います。 大綱3点目、若者の移住誘致と子育てという大綱にしてございますが、私のところにも学校給食の無料化に向けてということで、団体からいろいろなお話頂戴しました。やっぱり一生懸命考えて、段階的にでも国がしてくれるまでやっていかなければならない問題ではありますが、それにとどまらず、子育てということに関してだけでなく、若者が移住してくるという町にするということで、これもまた前回と引き続きで申し訳ないのですが、移住政策の広報の仕方をもう少しやって、若い人たちがこの市に移ってきてくれるシステムをもっと定着させていけば、今いる人が子育てするほかに、新しい子供が生まれてくるという施策も並行してやっていったらいかがかと思うのですが、そのアピールをする長期的な展望をお伺いしたいと思います。 大綱3、2点目、学童保育、
放課後児童クラブなどが民間委託を今年度から開始してございます。まだ2か月でございますので、経過観察ということも何とも言えませんけれども、2か月の間に、システムを変えたときにいろいろな課題が出てくるものと思いますので、その辺が市の行政のほうに届いているか、お子様を持つ親御さんから、それから、運営している会社から、そこで雇用されている指導員の方々からの話などが出ていれば、課題の共有をしたいと思いますので教えていただきたいと思います。 大綱4点目、新庁舎移転に伴って市民サービスの向上に向けた調査などはしているのかということで、新庁舎への来庁者が落ち着いた後は、各総合支所のサービスとの格差が見えてくるのではないかと、そのために総合支所の総合案内が必要と思いますけれどもということで質問を出して、担当課にちょっと打合せに行った折に、よく考えたら、窓口が1つになっていないのは岩出山の庁舎だけでございまして、ほかは入り口から入っていくと必ず窓口のカウンターがあるというのをすっかり忘れておりまして、
岩出山総合支所に関してはまた別途考えたいと思いますので、課題がどういうふうになっているかというのだけ担当課のほうで押さえてあれば教えていただきたいと思います。 それから、今、働いている職員たちから、ワンフロアに皆さん結構今まで以上に人がいらっしゃるわけです、担当課1部屋ごとにいらっしゃった職員が、ワンフロアに集まっております。その点で、多少なりともよかったという利点と、いやいやという課題と、ないとは言い切れないと思うのですが、ここで御相談いただける内容があれば聞かせていただいて、我々も仕事の邪魔をしないことを目標に取り組んでいけるのではないかと思いますので、その辺について教えていただきたいと思います。 以上、4点です。よろしくお願いいたします。 〔「石田さん。大綱2の3飛ばしています」と呼ぶ者あり〕
◆7番(石田政博君) 大綱2の3、失礼いたしました。ありがとうございます。よろしいですか。
○議長(関武徳君) はい。
◆7番(石田政博君) 大綱2の3、飛ばしてしまいました。 市民一斉清掃というのがございます。私は岩出山地域なものですからあれなのですけれども、恐らく一斉清掃というのの一番メインが側溝掃除であろうかと思います。岩出山地域は農村地帯にございますので、もともと多分、側溝掃除というのは春先の用水路の整備から進んできたものと私は思って伺っていたところでございます。ところが、町場の人間からすると、今度、道路の側溝のふたというのはとってもではないが、私も腰が痛いほうなので、苦しいのです。私の近くには私より年齢が下の人はあまりいなくて、年上の方ばかりなものですから、なおさら大変になってきております。 それで、何とかしなくてはいけないと、結局、中間でやっても下流の人がやらないということになると、どうにもならないのです。その辺をどのようにしていくのかというのを環境保全課のほうで少しかじ取りをしていただいて、やっていただければということでございました。 これに関してもまた担当課に先にお伺いした折に、ちょうどうちは県道が家の前を通っておるものですから、そしたら、県道の場合は、御相談いただければ県に申入れができますということでございましたので、その辺に関しても、私も知らなかったので、市民の皆さんも知らないことと思いますので、何かそういうのがございましたら、ここで御紹介いただければと思います。失礼いたしました。 以上でございます。
○議長(関武徳君) 答弁を求めます。 伊藤市長。 〔市長 伊藤康志君登壇〕
◎市長(伊藤康志君) おはようございます。 本議会の一般質問トップを飾りまして、石田政博議員から大綱4点御質問を賜りました。順次、お答えしてまいります。 冒頭、石田議員からも土曜日の催しの御紹介がございました。私もフルで参加させていただきましたし、その後の町長や教育長の御接待役も務めさせていただきましたが、石田議員におかれましては、丸々1日当別町との交流のホスト役を務めていただきまして、誠に御苦労さまでございました。 議員からも御紹介がございましたが、未来につながっていく子供たちがこの姉妹交流を新たな契りを結ばれましたこと、また、現町長の後藤町長さんが前の当別神社の宮司でもありました、伊達邦直公を祭られている神社でございますので、その宮司の立場も含めて、この150年の岩出山と当別の歴史を分かりやすく丁寧に講演をいただきました。2時間近い講演ではありましたが、本当に参加されました方々、大変感動もいたし、改めてこの歴史のつながり、絆の大切さ、それを次の時代に伝えていくことの重要性を再認識をしたところでございました。 また、交流会の折にも、実行委員長を務められました小野寺会長のほうから「大地の侍」、映画をぜひカラー版にしたいという御提案などもございましたので、ぜひそういう形で、より多くの方々に歴史を学んでいただき、語り合っていただいて、次の時代に引き継いでまいりたいと思っております。 関議長におかれましては、その後始末も兼ねて、来月に議会が終わりましたら当別町に御礼参りに行かれるということのようでございますので、大役御苦労さまでございます。恐らく先日の歓待倍返しで御接待をいただくのではないかと思っておりまして、大役、敬意を表させていただくものであります。 石田議員におかれましても、この当別町はもとより、歴史的な交流を引き続きその役割を果たしていただきますように、御期待を申し上げさせていただきます。 それでは、お答えしてまいりますが、まず、大綱1点目の地域自治組織の活性化に関する施策の進捗についてでございますが、地域支援に関する次年度以降の見通しにつきましては、持続可能な
地域コミュニティーの基礎形成と市民協働によるまちづくりを推進するため、現在、
地域支援コーディネーターの検証結果とこれまでの地域活動を振り返りながら、当面、各担当職員が
コーディネーター役として、
まちづくり協議会や
地域づくり委員会と連携し、コロナ禍で自粛していた活動の再開に向けた取組支援に当たることにしているところであります。 また、市民協働を推進する上で重要な地域自治組織の情報共有の場として、これまで年1回開催であった
まちづくり連絡会議を四半期に1回の開催とすることで、団体間における意見交換、情報交換の機会を増やし、併せて、地域自治組織の課題や今後の在り方検討を進めてまいりたいと考えております。 さらに、市民と行政への橋渡し役として御活躍をいただいております行政区長の在り方について、昨年行った
行政区長アンケートを踏まえ、今後、各地域へ出向き、区長さん方と意見交換を行うこととしておりますので、その中で、地域自治組織の活性化に向けた部分につきましても御意見を伺い、今後の施策に反映してまいりたいと考えております。 本市といたしましては、当面、以上のような取組を進めながら、各組織の現状を的確に把握し、その上で意見交換を重ね、行政として必要な地域自治組織の活性化策を検討してまいります。なお、この考え方につきましては、今年度に入りまして早速、職員で構成する
コミュニティー推進戦略チーム会議を開催し、
櫻井政策アドバイザーにも会議に参加いただき、職員間で情報共有し、今後の業務に当たることを確認しているところでもございます。 次に、交付金審査の近況などの情報公開の在り方についてですが、本市の目指す地域自治組織は、地域のことは地域で考え、地域で解決していくための仕組みとしており、各種地域活動への財政支援として、チャレンジ事業並びに
ステップアップ事業を制度化し、地域の特色を生かしながら住民自らが地域課題の解決や様々な地域活動を展開してまいりました。審査会において採択された事業の概要や審査基準などの周知につきましては、各地域自治組織への周知と併せて、この支援交付金を広く市民に知ってもらうために、広報おおさきや市のウェブサイトを活用するとともに、
まちづくり推進課及び各
総合支所地域振興課、基幹公民館などの公共施設において資料を配置しておりますが、議員の御提言も踏まえまして、より多くの方々にその活動を御認識いただくための周知方法についても、今後、工夫してまいりたいと思っております。 次に、日本語学校と地域交流についてでございますが、日本語学校におきましては、行政報告で申し上げましたとおり、旧
大崎市立西古川小学校を設置施設として選定したところでございますが、本市では、
公設日本語学校を設置する意義として、学校を軸とした多文化共生社会の構築を位置づけております。今般、選定した西古川地区はもとより、日本語学校の設置と積極的な多文化共生に向けた意思を示していただきました、議員から御紹介がありました上野目地区はもとより、古川地域の東大崎、清滝地区など、市内各地区において留学生との交流事業を展開してまいりたいと考えておりますので、地域と連携しながら、留学生が参加する機会を積極的に創出してまいりたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げたいと思っております。 今年60周年の政宗公まつりがありますが、ああいうことなどに留学生が参加されれば、かなり日本のことを理解をしていただくと同時に、まさに多文化共生が一気に加速していくのではないかと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 また、市内小中学生や高校生にとって、様々な国から訪れる留学生との交流は、若い世代が大崎市にいながらにして世界へと視野を広める機会となりますことから、各学校との連携を進め、交流事業を実施してまいります。令和7年4月の本州初となる
公設日本語学校の開校に向け、各地域の多様な団体と交流を深め、本市が目指す、多文化共生社会の実現に努めてまいります。 次に、大綱2点目の本市の環境保全に関する今後の施策についてでございますが、民間団体の取組による動物愛護に関する今後の協力体制につきましては、本市においても、野良猫の増加や多頭飼育に関する相談が数多く寄せられている現状にあります。多頭飼いによる飼育崩壊のおそれがある場合には、大崎保健所と協力して対応しておりますが、多頭飼育崩壊に陥る前に手だてを講ずることが重要であることから、より効果的な対策を講じるためには、議員おただしのとおり、民間団体との協力体制の整備が重要であると認識しております。 現在、動物愛護を目的とした市民団体が活動を始めており、ペットの適正飼育の啓発や保護犬、保護猫の譲渡会などが開催されております。こうした団体及び保健所などの関係機関との情報交換を通じ、新庁舎1階にあります枝カフェの協力もいただき、いぬねこ掲示板で迷い猫などの情報を掲示しております。 市といたしましては、市民団体や保健所など、関係機関と意見交換の場を設け、それぞれの役割を確認しながら連携を深め、動物愛護の啓発と人と愛護動物が共生できる住みよい環境づくりに努めてまいります。 次に、一般ごみの収集に当たり、高齢者や単身世帯を考慮した指定ごみ袋の改良についてですが、ごみ袋を小さくすることは、ごみの重量が軽くなり、ごみ集積所へ持ち込む際の転倒防止など、高齢者への配慮につながるものと認識をいたしております。指定ごみ袋は、大崎地域広域行政事務組合において作成しており、本市以外の構成町にも関わりますことから、実践している自治体の取組などの情報収集しながら、市町衛生担当課長会議などにおいて意見交換をしながら、実施に向けての検討をしてまいりたいと思っております。 次に、市民一斉清掃の在り方についてですが、市民統一清掃やクリーン大作戦、道路及び側溝清掃強化期間などの名称で実施時期には違いがありますが、地域住民が主体となって清掃活動や側溝の泥上げ、不法投棄物の回収などを行っており、地域の公衆衛生の向上に御尽力をいただいております。 議員おただしのとおり、こうした活動の担い手の方々の高齢化に伴い、泥上げなどの作業が難しくなっている状況は承知しているところでございます。地域におきましては、無理のない範囲で作業を行っていただき、泥上げが困難な場合には、現地を確認し、緊急性を見極めた上で、市による対応を検討してまいります。また、事業所や若者など、新たなボランティアの掘り起こしを行いながら、各地域における清掃活動が継続できる体制づくりに取り組んでまいります。 次に、大綱3点目の若者の移住誘致と子育て支援の方向性についてですが、若者が移住したいまちづくりについて、大崎市をアピールする長期的展望につきましては、新型コロナウイルス感染症がもたらしたテレワークやワーケーションの進展による田園回帰の潮流は、これまで首都圏から遠く不便と言われていた地方にとってチャンスであり、本市といたしましても、おおさき移住支援センターcu:rus(くーらす)を通じ、移住相談、支援、さらには、本市ならではの魅力を情報発信するなど、積極的に行っております。 cu:rus(くーらす)への令和4年度の相談者の実績でございますが、市外居住者からの相談件数は延べ211件で、そのうち18組、36人が本市に移住されました。相談者の年代は、40代以下の割合が46%となっており、相談者の居住地は東京圏からの相談が最も多く、30%を超えている状況となっております。 相談のきっかけの聞き取りからは、田舎暮らしをしたい、自然豊かな子育て環境といったニーズがありましたことから、子育て世代や移住後も地域での活躍が期待できる30代から50代をターゲットに、住む場所、頼れる人、生活圏の状況などを直接伝え、本市を見ていただくことで、移住後の生活をイメージできる移住体験ツアーを計画いたしております。本市の強みであるラムサール条約登録湿地や世界農業遺産、温泉、歴史、文化といった地域資源など、独自の魅力を知っていただくシティープロモーションに引き続き取り組んでまいります。 次に、
放課後児童クラブなどの民間委託開始後の効果や課題の検証についてでございますが、事業の委託化に当たって期待いたしましたのは、大きく2点ございます。1つは、保育の質の向上と、もう一つが、安定した運営体制の確保でございます。 保育の質に関しましては、委託事業者の全国ネットワークを活用した社内研修が複数回実施されていること、また、直営時代にはなかった長期休業期間中の昼食提供サービスを開始する予定であることの報告を受けておりますので、保護者の皆様にも、様々な形でメリットを実感していただけるものと思っております。 課題として捉えている職員の採用につきましては、昨年度まで市が雇用していた従事者のほとんどが委託事業者に雇用され、不足する分は新採用で対応するなどして運営体制を確保していただいております。このような環境整備により、保護者との信頼関係の形成がある程度できた状態でのスタートとなったため、特に委託化したことに対する苦情は、現在のところはいただいておりません。 また、保護者から施設に寄せられた要望やクレーム、事故などの状況につきましては、委託事業者から逐一報告を受け、適切に対応していることを確認しております。 さらに、市の担当職員が定期的に各施設を訪問し、運営状況や現場で発生している各種課題の把握に努めており、今後とも、施設を利用する子供たちにとってよりよい施設となるよう対応してまいります。 最後の大綱4点目の新庁舎移転に伴う市民サービスの向上に向けた調査についてでございますが、開庁以来、約1か月半でございますが、今のところは、私に聞こえてくるアナウンスも大変好評をいただいているようであります。大変明るくなったと、エレベーターもあって大変にサービスがいいと、都会的であるということで、総じて好評でございます。 ただ、利用者が多いとき、月曜日などがそうであったり、このパタ崎さん家でいろいろなイベントなどがあったときは、駐車場の不足は御不便をおかけしているところでありますが、もうしばらくの御協力をとお願いをしているところであります。 また、慣れるまでの間ということで、市の職員が交代での会場誘導も大変に評判がようございまして、丁寧に御案内をいただくと、あるいは、手続の手法を御指導いただくということで、大変に好評を得ているところでございますので、現時点では、申し上げましたような形だとは思いますが、議員からのお尋ねもございましたので、ワンストップ窓口の負担はないか、誰がフォローするかについてなど、市民の利便性向上を強く意識し、特に住民異動に伴う窓口サービスの手続では、ワンフロアで手続が完了するようにさらに努めているところであります。 新たなサービスとして、1階窓口受付に発券機を導入し、さらに書かない窓口として、マイナンバーカードや運転免許証の情報を活用して、各申請書を作成するシステムを導入することで、市民の利便性は向上しております。 次に、各総合支所に総合案内を設置する必要性についてでございますが、現在、新庁舎においては、1階に総合案内を設け、職員による案内を行っております。総合案内の役割は、来庁者に対して目的の部署や窓口への案内を行い、スムーズに目的が果されるようサポートするとともに、駐車場の無料処理などを実施しているものであります。新庁舎が、行政機能エリアと市民交流エリアの2つの機能を持つ複合施設でもあることから、当分の間、総合案内が必要と認識し設置しているところでございます。 各総合支所においては、既に設置などが市民にも周知されており、建物の構造からも市民窓口が総合案内の役割を果たすことが可能であると考えておりますことから、今後に向けて総合案内を設置しない場合でも、サービスの格差は生じないと考えております。 早いうちに職員からワンフロアの利点、課題を聞き、さらなる改善を図る見解につきましては、これまで1か月半の期間における新庁舎の業務の課題を確認するため、職員アンケートなどで情報収集を行い、課題解決に向けた取組も庁内で行ってまいります。 以上でございます。
○議長(関武徳君) 石田政博議員。
◆7番(石田政博君) 市長、ありがとうございました。 いろいろな分野について一気にお話ししてしまいまして、これを全部市長が把握していただいていたことに感謝申し上げます。細かいところについて、ちょっとだけお話しさせていただきます。 地域自治組織に関しましても、積極的に今度取り組んでいただけるということでございましたが、その地域によって違うと思いますが、
地域づくり委員会というものに関して、市民の皆さんの認識をもう一回行政のほうから正していただきたいのですが、
地域づくり委員会というのは、市民皆さんが参加しているのだと、皆さんが
地域づくり委員会の会員なのだというところがなくて、何かの団体のような扱いを受けているのが実際だと思うのです。
地域づくり委員会が何かするのだろうというような雰囲気になってきています。 そうではなくて、
地域づくり委員会というのは、地域の皆さん、それぞれの分野だったり、地域から代表者が集まってきて一緒に話をしているだけの話ですので、多分どの地域もそうだと思うのですが、そこのところが何かの組合みたいになって、
地域づくり委員会に言えばいいのだみたいな空気になってきているのがちょっと間違っているのだと思うのです。これは行政の組織図ありました、一番最初からの
まちづくり協議会、
地域づくり委員会、各種団体とこうあった、上、下みたく考えている方がいるのですけれども、そうではなくて、そこの代表者として話をまとめる団体なのだということをもう一回、市民の皆さんに行政のほうから案内していただければ、
地域づくり委員会の役員、理事として働いている方たちの負担も小さくなるのではないかと思っておりますのですが、いかがでしょうか。
○議長(関武徳君) 伊藤
市民協働推進部長。
◎
市民協働推進部長(伊藤文子君) すみません。本日もどうぞよろしくお願いいたします。 おただしの
地域づくり委員会の意義というところだというふうに思ってございますが、地域自治組織の活性化につきましては、これまで合併以来、
まちづくり協議会の皆さんが、ひたむきに活動されてきたことについて感謝しているところでございます。やはり地域の課題解決のために我々が
地域づくり委員会、
まちづくり協議会というものをつくったことになりますので、当初、そういった形での設置の目的というのがだんだん17年たって、皆さんの意識の違いですとか、そういった部分に対して、私どもも働きかけていかなければいけないのではないかというふうに思ってございます。 やはり共に地域をよりよくつくっていくという体制づくりでございますので、私たちが今回設けました市民協働によります地域の支援の在り方という部分については、職員が伴走支援していくという形を取りますので、そういった意味につきましても、地域の皆さんとの話合いの中で、
まちづくり協議会の意義だったり、
地域づくり委員会の活動だったり、そういう部分で全体の理解を広めるように努めてまいりたいというふうに思ってございます。
○議長(関武徳君) 石田政博議員。
◆7番(石田政博君) ありがとうございます。ぜひともその伴走を期待しておりますので、よろしくお願いいたします。 犬猫に関しましては、後で先輩議員がいらっしゃいますので、私は犬派なものですから、猫派の先輩にお渡しいたします。 それから、移住支援ということに関しまして、市長から、また体験ツアーであるとかの話も頂戴いたしました。私が聞いてきている課題をお伝えしておきたいと思うのですが、岩出山に空き家がいっぱいあるのです。これを貸そうという動きがないので、移住も進まないという話がございますので、突拍子もない話ではないと思うのですが、例えばなのですが、市で借り上げたものを貸し出す、市には貸すと思うのです。何か民間と民間で貸し合うというのが嫌なのかもしれないというのもあるのではないかという感覚があります。勝手な感覚かもしれません。貸す人がいないのに、移住、移住と言っても、入れるところがないわけです。空き家はあっても入れるところがないのです。その辺を正確に把握していただきたいと思うのですが、現状そのような相談というのは、市のほうには入っていませんでしょうか。
○議長(関武徳君) 高橋政策課長。
◎
市民協働推進部政策課長(高橋直樹君) 今、議員のお話でございました空き家の問題と移住の関係という部分につきましては、特に、昨今、空き家バンクと移住の窓口というのを統一して一体的に取組をさせていただいている中で、やはり様々移住を考えている方で、移住というのは一つの大きな決断になるわけでございますから、いきなり購入というわけにはなかなかいかないと、その前の借り上げをすることはできないのかという問合せが最近増えているということについては、cu:rus(くーらす)との担当者との間での話合いの中で、最近頻繁に出るようになってきていると。 そういった中で、cu:rus(くーらす)との間の中でそういった空き家の物件の有効活用も含めて、次の手として、有効な手段として空き家の、どの団体が買い取る、あるいは、借り上げるか別といたしまして、一時的に借り上げをする形でもいいので、それの貸出しができないかということについて、ここ数か月、集中的にそういったお話をさせていただいているところでございます。大きな課題としては捉えてございますので、近々その方向性についても出せるように努力していきたいというふうに思ってございます。
○議長(関武徳君) 石田政博議員。
◆7番(石田政博君) そこに気づいていただいているのであれば助かります。とにかく移ってきたい、私の友達も来たいという相談を受けるのですけれども、貸すところがないのだという話しかできないのでは、とてもではないが移住を勧めるという話、東京に行ってアピールだけしてきても、実はあてがうところがないというのでは話になりませんので、cu:rus(くーらす)に頼んでいるのであれば、cu:rus(くーらす)が貸せる物件を何軒持っているかというのは常に把握しておいていただきたいと思います。その点に関しては以上でございます。 それから、先ほど前向きな回答を頂戴しましたが、一般ごみのごみ袋に関しましては、本当に切実に御相談を受けているところでございますので、ぜひ広域のほうにも御提案していただいて、いっぱい大きいスーパーがあります、岩出山には2つぐらいしか大きいスーパーはないのですけれども、協力していただけるものと思いますので、進めていただければと思いまして、少し早いですが質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(関武徳君) 御苦労さまでした。 次に進みます。 16番鎌内つぎ子議員。 〔16番 鎌内つぎ子君登壇〕
◆16番(鎌内つぎ子君) おはようございます。 通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。 まず初めに、水害常襲地域解消策についてお伺いいたします。 福浦、江合、福沼、李埣地区の水害常襲地域解消についてであります。梅雨に入りましたが、集中的に大雨が降ると、清水川や水路があふれ、冠水になり、車が駄目になったりしたケースがありました。ですから、道路に沿った下流の水路を幅広く整備をしたり、清水川に頼れないので、下流にたまった水を早くポンプで吸い上げて冠水しないようにできないでしょうか。また、流域の区長たちの意見を聞いて、対策を講じられないでしょうか、お伺いいたします。 次に、清水川の北側ではなく、西側の雨水計画についてお伺いいたします。 冠水対策の一つは雨水計画であります。福浦、江合、福沼、李埣地区の雨水計画が認定されるのが未定であります。しかし、今年9月頃に認定の予定だと聞いておりますが、その後、そのようなのでしょうか。雨水計画の認定基準と、認定されれば建設はいつ頃で、完了の予定はいつ頃になるのでしょうか、お伺いいたします。これはずっと議会で取り上げてきて、認定されたらいつになるのかと地域の皆さんからは言われておりますので、三、四年はかかると私言っていたのですけれども、それ以上かかったら困ると思って今回も取り上げました。 次に、子育て支援策の強化についてお伺いいたします。 一つには、認可保育園の経営危機対策についてであります。認可保育園という民間の私立保育園でございます。令和5年度4月、保育園の入園児の急激な減少により、保育園運営の危機感を感じているのが認可保育園であります。職員の安定雇用、子供たちの最良の利益につながる保育の保証など、運営と保育の質の向上の両立の難しさに直面している現状だそうであります。待機児童解消のため、各園では、保育士増員や園舎の建て替えを行って頑張ってまいりました。園児の数が増えれば、1人当たりの公定価格が下がり、運営費としては減収となり、常に安定した園児数が絶対保証されることが必須であります。認可保育園、小規模保育園の乱立、そして、予想以上の少子化が進んでおります。こうした中、公的な支援についてお伺いいたします。 一つには、園舎建て替え費用借入金補助であります。年間支払額の何%、限度額を設けてもいいのではないでしょうか。各園での運営費の中で占める割合が高いので、お伺いいたします。 2つ目には、保育士の離職率が下がり、安定雇用が保障されてまいりました。そのため、保育士の結婚、産休や育休利用者も増えてきているようであります。とっても喜ばしいことでありますが、反面、育休中の保育士がいると体制が厳しくなり、大変苦慮しているそうであります。少子化が予想される中、今後の保育士を増員するかどうか判断に迷うそうであります。通常保育の中でも、余裕として保育士1人分を補助金で支出できないでしょうか、お伺いいたします。 3つ目には、食材、光熱、保育材料費等全て値上げしていて、大きな痛手になっているそうであります。大崎市保育施設給食継続支援金の継続的な支援を今後とも続けてできないでしょうか、お伺いいたします。 4つ目には、保育活動で利用する
バス代の補助についてであります。保護者の負担なく、年8回くらいレンタルバスを利用して山登り体験、乗船体験、電車遠足、夜の星明かり体験、高齢者施設訪問など、子供の最善の利益につながる行事を行っている保育園に補助金の支援を検討できないでしょうか、お伺いいたします。 5つ目には、ICTシステム導入への補助についてであります。この件については、第1回定例会で予算質疑をいたしまして、検討するとのことでしたが、どのように検討されているのでしょうか。今、ICTシステムを導入しているところの保育園を見て保育園に入ってくる人たちが多いそうですので、そういうこともありますので、ぜひ早急に検討していただきたいと思います。 次に、公立保育園の今後の役割についてお伺いいたします。第2次大崎市公立保育施設民営化計画の統合スケジュールでは、古川北町と古川西保育所を公立保育施設として存続し、古川たんぽぽ保育所が令和5年度末で閉所予定でありますが、働く職員の皆さんは、来年度の雇用の件で不安を抱えているようであります。少子化により、公立の幼稚園や保育所が幾つか閉園になるのですが、それに伴って、雇用では一番削減される対象がパート職員ではないでしょうか。本市として、将来的に正規職員のみと考えているのでしょうか、お伺いいたします。 また、公立保育所の役割についてであります。民間では参画が難しい地域での保育の実施や特に支援の必要な世帯への保育サービスの提供の役割がありますが、今後の公立保育所での役割として、発達障害や家庭支援で手のかかる子供が増えていますので、これからの保育士を大事にしていかなければならないと思いますが、いかがでしょうか、お伺いいたします。 次に、古川東児童センターの環境整備についてお伺いいたします。今年度より古川東児童センターは公設民営化になりました。児童館、児童センターは、児童厚生員が児童に健全な遊びを与え、その健康を増進し、情操を豊かにする児童厚生施設であります。ゼロ歳から18歳の子供であれば、自由に来館し利用ができます。また、
放課後児童クラブは、放課後児童健全育成事業として、児童館、児童センターなどを利用し、留守家庭児童を対象に実施しています。 しかし、先ほど石田議員の答弁では、特に苦情はないということでありました。また、いろいろ児童館を伺って、いろいろな話を聞いたけれども、特にないということでありました。 しかしです、古川東児童センターは、定員100名に対して、令和5年度登録児童総数は125名で、自由来館も含めた来館児童数の最大は139名で、定員より39名も増えています。夏休み前までに遊戯室が冷房を使用できる状態にするか、他の施設を利用できるようにする必要がありますが、大崎市子育て支援拠点施設わいわいキッズ大崎などを検討されないのでしょうか、お伺いいたします。検討されていなければ、安全・安心に活動することができなくなるのではないでしょうか。昨年度は2部制にして弁当を食べたそうでありますが、今回はそれもできないそうであります。本気で取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか、お伺いいたします。 さらに、児童が100人来館した場合、遊戯室を使っていないときの児童1人当たりが使用できる面積は、およそ1.3平方メートルであり、おおむね1.65平方メートル以下で、職員13人を含めるとおよそ1.16平方メートルになり、夏休みになって高温になった場合、遊戯室は利用できなくなります。そして、4月の100人超えは、開館日24日中18日間だったそうで、24日中、土曜日の4日間を除くと、20日中18日間ほとんど100人超えだそうであります。この密接、密集にならざるを得ない事実をしっかりと受け止めていただいた上で、遅くとも令和6年度初めよりサテライトを建設し、古川第2、第3なかよし
放課後児童クラブの設置を強く希望しておりますが、いかがでしょうか、お伺いいたします。 次に、JR古川駅の中核商業施設、古川駅食品館ピボットの跡地利用についてお伺いいたします。 先日、日本共産党議員団議会報告を行いました。そのときに要望が出されたのがこのピボットの跡地であります。2021年9月末にJR古川駅1階にあったショッピングセンター、古川駅食品館ピボットが31年の歴史にピリオドを打ってから2年近くになります。古川駅の1日の利用者数は1万1,036人であります。大崎市の顔として、とっても寂しく、駅という場所を最も価値ある場所としてつくって、地域活性化につなげていくためにも、JR東日本グループとの話合いの進捗状況と今後の見通しについてお伺いいたします。 最後に、中央公民館の利活用についてお伺いいたします。 現在、中央公民館は、大崎市子どもの心のケアハウス、青少年センター、けやき教室として利用されていますが、古川荒雄地区の場として利活用できないでしょうか、お伺いいたします。 なぜなら、荒雄地区の人口、令和5年6月1日で1万7,575人、周りの地区よりも2倍ぐらいあります。そういったところで、古川荒雄の中心にある中央公民館は、とっても集まりやすくて、駐車場の利便性もあるので、前向きに検討できないでしょうか。本来だったら、あそこにどんと一つあれば、ほかの地区以上に人口があるものだから、どんとあればいいのですけれども、もう今後は、建物は建てない、箱物は造らないということでしたので、今、使っているところ、使える範囲でよろしいですので、前向きに検討できないでしょうか、お伺いいたしまして、1回目の質問を終わらせていただきます。
○議長(関武徳君) 答弁を求めます。 伊藤市長。 〔市長 伊藤康志君登壇〕
◎市長(伊藤康志君) 鎌内つぎ子議員から大綱4点御質問賜りました。私と教育長からそれぞれお答えしてまいります。 私から、まず初めに、大綱1点目の水害常襲地域解消策についてでございますが、議員には度々お取り上げいただいております。福浦、江合、福沼、李埣地域の解消策につきましては、議員おただしの地域は、平坦な地形のため、水はけが悪く、近年、頻発している豪雨により、地盤が低い住宅地が浸水被害を受けている状況にあり、内水対策は喫緊の課題と認識しております。 内水対策として、江合川などの水位が上昇した際は、排水樋管から1級河川への自然排水ができなくなり、清水川サイフォンによる鶴ケ埣方面への自然排水のみとなることから、緊急浚渫推進事業債を活用して、令和3年度から清水川サイフォン内部などのしゅんせつを行い、排水能力の回復を図っております。また、大雨により排水樋管が閉鎖される場合は、国土交通省へ要請し、排水ポンプ車による緊急排水を行っているほか、大雨が予想される際には、土地改良区などと調整し、農業用水堰の操作を行い、町なかに流れる用水量の減水対策を講じております。 公共下水道事業による雨水対策では、現在、事業計画区域となっております李埣2丁目、3丁目や駅東3丁目、4丁目及び旭5丁目地内の浸水被害軽減のため、古川、李埣、雨水排水ポンプ場に流入する雨水幹線工事に着手し、早期の完成を目指しているところであります。 あわせて、雨水幹線整備後につきましても、効果的に排水区域内の雨水を流下させるため、流下能力が不足している排水路の整備を推進し、排水区域内の浸水被害の軽減に努めてまいります。また、福浦、江合、福沼地区などの整備につきましては、雨水対策の全体計画区域を対象に、現在、策定中であります雨水管理総合計画において、優先度や重要度を考慮しながら、当面の整備予定区域について検討作業を進めているところでございます。 次に、清水川北側の雨水計画についてですが、議員おただしの地域は、清水川上流の北町、大宮地域と認識いたしますが、これらの地域は、現在、整備を進めております。李埣第1排水区に属しており、現在は前段で申し上げましたとおり、下流部の李埣地域などの雨水幹線整備を進めている状況であります。今年度は、古川工業高校付近までの基本設計業務に着手し、既設土地利用や道路及び水路状況などの地形的要因や過去の浸水被害の状況を踏まえながら、効果的に排水区内の雨水を流下させるための幹線排水路の検討を進めていくこととしております。 次に、大綱2点目の子育て支援策の強化についてでございますが、議員からは熱心にこの子育てについては毎回のように、カラスが鳴かない日があっても、鎌内議員が子育てを言わない日はないと言われるくらい、私も市長になりましてから、毎議会のようにお取り上げいただいて、熱心にお取り組みいただいて、その都度整備は進めてきたところですが、まだ足りないということでございますので、さらに努力を重ねてまいりたいと思っております。 認可保育園の経営危機対策につきましては、令和5年度当初において、保育分野の最重要課題でありました待機児童ゼロを達成することができました。おかげさまでございます。これには、近年著しい少子化による出生数の減少も要因の一つであると存じておりますが、これまでの民間保育施設の協力により、各地域における入所可能枠拡大に向けた取組のたまものと感謝申し上げております。ここ数年は、出生数の減少はもとより、新型コロナウイルス感染症への警戒感による預け控えや企業などでの育休制度の浸透によった動きも見られる中で、入所希望者の減少が顕著となっており、このことが施設運営に影響を及ぼしていると認識しております。 本市といたしましても、延長保育事業や一時預かり事業など、各保育施設での実施事業に応じた各種補助金の交付や公立保育施設で入所調整を行うなど、直接的、間接的に事業者の運営支援を行っており、今後も状況を把握しながら、支援の在り方を検討してまいります。 次に、公立保育園の支援の在り方ですが、第2次大崎市公立保育施設民営化計画において、公立施設と民間施設が併存する地域における需要の減少への対応は、公立施設が受入れ数を調整することで、民間施設の利用者数を確保するものとし、また、民間参画が難しい地域においては、公立施設が保育サービスの役割を担うものと整理しております。障害を有する児童の受入れについては、児童及び保護者と保育施設との間で十分な調整を図った上で、全ての公立保育施設と民間保育施設の一部で受入れを行っております。今後も、児童個々の状態や保育施設の状況を考慮しながら、受入れ体制を整えてまいります。 夜間保育につきましては、今年度より、一部の民間保育施設で午後8時までの延長保育を実施しておりますが、現時点での利用実績はございません。今後、保護者のニーズを把握し、需要と供給のバランスを図りながら対応してまいります。 次に、古川東児童センターの環境整備についてですが、市内の児童館については、建設後30年を経過した施設が多く、修繕を行いながら運営を行っているのが現状でございます。お尋ねの古川東児童センターを含め、児童館施設へのエアコン設置につきましては、主に動的活動の場となる遊戯室には設置しておりませんが、静的活動の場となる児童クラブ室には、全ての部屋にエアコンを設置しております。今後、季節的に日中の気温が高くなることが見込まれますので、環境や個々の児童の体調を考慮した過ごし方の指導について徹底するよう、委託事業者にお願いしてまいります。 利用児童数の増加に対する今後の対応についてでございますが、教育委員会や委託事業者と協議を行うとともに、今年度実施予定である第3期子ども・子育て支援事業計画の策定に向けたニーズ調査で、必要なサービス量などを把握し、施設整備の必要性も含め検討してまいります。 次に、大綱3点目のJR古川駅の中核商業施設、古川駅食品館ピボットの跡地利用についてでございますが、議員は、先般の市政報告会のときにいろいろ出されたと、私もしょっちゅう御要望をいただいておりまして、その必要性は私も強く感じております。古川の顔でもございますし、多くの利用者に御不便をおかけしております。 JR東日本グループとの話合いの進捗状況と見通しについてですが、令和3年9月末に閉館した旧ピボット跡地の利活用について、令和3年6月から8月にかけて計6回、本市の若手職員とJR東日本の若手職員による人事交流と人材育成を目的としたワーキンググループを設置し、検討を行ってまいりました。ワーキンググループの案としては、駅を地域の拠点とすることをコンセプトとし、観光客、ビジネス客、地域住民をターゲットとすることで、単なる交通や生活消費の場から脱却し、新たな時代に対応した付加価値のある場づくりを狙いとし、複数の提案をいただきました。 その後、この事業を実現すべく、JR東日本との協議を延べ17回にわたり継続しており、宮城県や金融機関を交えた検討会についても開催をいたしております。また、昨年12月には、古川商工会議所がJR古川駅周辺の活性化に関する研究会を立ち上げ、旧ピボットをはじめとする駅周辺の活性化について関係団体と研究を行っていくことから、支援要望を受けております。 当該施設は、JR東日本の所有ではありますが、古川駅は本市の玄関口であり、中心市街地の活性化を図る上でも重要な場所の一つでございます。旧ピボット跡地を利活用することにより、にぎわいの創出が生まれ、JR陸羽東線の乗車率向上を図るためにも、今後も引き続きJR東日本や関係機関と協議を進め、なるべく早い時期に方向性を見いだしてまいりたいと思います。私自身も、JRの東北本部長や財源支援の関係で運輸局長や本庁の鉄道局とも定期的に今、協議を重ねさせていただいておりますので、早い時期にその方向性を見いだしてまいりたいと思います。ぜひご支援方よろしくお願いいたします。 私からは以上でございます。
○議長(関武徳君) 熊野教育長。 〔教育委員会教育長 熊野充利君登壇〕
◎教育委員会教育長(熊野充利君) それでは、一般質問もよろしくお願いをいたします。 それでは、私からは、大綱4点目の旧古川中央公民館の利活用についてお答えをさせていただきます。 旧中央公民館は、開設から50年を経過し、劣化が進んでいるほか、エレベーターもなく、バリアフリーにも対応していないなど、市民のニーズに対応する設備が整っていない状況にございました。市民ニーズに対応するため、市民の学習活動及び交流の拠点として、令和4年4月に地域交流センター、愛称あすも、これを開設し、おかげさまで多くの皆様に喜んで御利用いただいているところであります。地域交流センターの利用予約受付は、ホールが6か月前から、そして、研修室等は2か月前からとなっていますが、御希望の日時で会場を確保したい場合は、ホールが7か月前、研修室等については3か月前から、予約抽選の受付を行っておりますので、ぜひ御利用いただきたいと思っております。 旧中央公民館の跡地の利活用につきましては、隣接する市民会館の駐車場として整備し、活用していくことが既に決定しております。しかし、建物内では、現在もけやき教室、子どもの心のケアハウス、青少年センター、そして、青少年のための大崎市民古川会議の事務所、そして、敷地内には、大崎市PTA連合会の事務所が設置され、それぞれに事業運営を行っている状況にありますが、それ以外の利用者は受け入れられない状況にございます。今後は、これらの移転先が決定した後、解体設計、解体、そして、駐車場の整備と順次進めていく予定としております。 私からは以上でございます。
○議長(関武徳君) 鎌内つぎ子議員。
◆16番(鎌内つぎ子君) 答弁ありがとうございました。再質問をさせていただきます。 まず初めに、水害常襲地域解消策についてでありますが、市長の答弁でほぼ了といたしますけれども、具体的なことでまずお伺いいたします。 流域の地域の区長たちとの話合いとか希望があれば、そういう話合いをするということでよろしいのでしょうか。
○議長(関武徳君) 茂泉建設部長。
◎建設部長(茂泉善明君) お答えします。 雨水対策、浸水対策、これまでも流域治水という表現で、議会のほうでもいろいろと御説明をさせていただきました。 このエリアにつきましては、江合川水系ということで、もっと広くいくと北上川水系になるのですが、そちらのほうでも流域治水協議会というものをつくっております。その中でも、各関係する自治体と連携を取っておりますし、今回、議員の皆様にも御案内をしておりますけれども、江合・鳴瀬・吉田川流域治水シンポジウムということで7月5日、御案内をさせていただいております。多くの議員の皆さんにも御参加をいただくということで、御返事をいただいておるところですが、こちらの今回のシンポジウムも江合・鳴瀬・吉田川水系改修促進期成同盟会、こちらのほうも後援ということで入っておりまして、そちらの加盟する自治体のほうにもすべからく御案内を差し上げております。 そういった中で、自治体間のいろいろな情報共有でありますとか、流域治水、上流から下流までいろいろな対策があると思いますが、そういったことの啓蒙活動といいますか、そういったものを考えるきっかけにということで今回も開催をさせていただいております。いろいろな形で自治体間、情報共有しながら進めていきたいというふうに思っております。
○議長(関武徳君) 鎌内つぎ子議員。
◆16番(鎌内つぎ子君) 分かりました。 次に、雨水計画なのですけれども、今年の9月頃ということでありましたけれども、見通しはあるのでしょうか。この清水川の北側、西側の雨水計画については、認定される予定なのかどうかをお伺いいたします。
○議長(関武徳君) 蓮沼
上下水道部参事。
◎
上下水道部参事(蓮沼康君) 今、雨水管理総合計画の策定作業を進めているところでございます。雨水管理総合計画は、下水道による効率的かつ総合的な浸水対策を実施するため、浸水対策を実施すべき区域や目標とする整備水準、当面、中期、長期の施設整備の方針等の基本的な事項を定め、どのような対策をどの順番で実施していくかなどを定めていくというところでございます。 現在、この作業を進めているところでございまして、当初、9月いっぱいで策定作業を終わらせたいというふうに今、考えていたところではございますが、ちょっと作業が遅れておりまして、作業案をつくりまして、その後、議会でありましたり、それから、上下水道事業の運営審議会とかパブリックコメントとか、そういうところからの意見もいただきながら、計画書につきましては、年度内いっぱいかかってしまうのかというふうに今、感じているところでございます。
○議長(関武徳君) 鎌内つぎ子議員。
◆16番(鎌内つぎ子君) 早めに策定していただきたいと思います。やっぱり今、雨が降ったら本当に寝られないような状況というのがあるので、そこら辺は早めに手だてを取っていただきたいと思います。 次に進みます。 認可保育園についてでございますけれども、先ほどいろいろ提案いたしました。そうした支援の在り方を今後いろいろと認可保育園の人たちと話合いをして進めていくということでありましたけれども、先ほど5点ほど提案しましたが、そういった中身も含めて支援の在り方を検討していくのでしょうか。
○議長(関武徳君) 渋谷民生部長。
◎民生部長(渋谷勝君) 先ほどの5点はしっかりメモをさせていただきましたのでというところをまず御紹介申し上げさせていただきまして、市長のほうから、今、行っているところを若干の紹介をさせていただいたところでございますが、用意いたしましても、なかなか使われていないという実態もございますので、やはりここは、実際お子様を預かっていただいております民間の施設のほうからの聞き取り調査みたいなことが大変重要なのだろうというふうにも思っているところでございます。 本市におきましては、基本的な公定費から算定されます委託料でお支払いする額のほうが34億円という非常に大きな規模になっておりますほかに、各種補助金といたしまして、4年度におきましても5.5億円ほどの規模のものは用意させていただいております。先ほども申し上げましたけれども、それぞれの事業対象の補助でございますので、その事業効果みたいなところ、これは毎年検討していくということになると思いますし、そこにやはり民間の施設の皆様からの思いであったり、あるいは、お困りのようなところをしっかり聞き取っていくことが大事だろうというふうに思っているところでございます。 現に、4年度であった補助が5年度でなくなっているというものもございましたり、例えば、保育士さんの処遇改善につきましては、こちらスタートは補助で始まりましたけれども、今は先ほどの委託料の中にもう組み込まれていく、そういった国の制度なんかも理解をいたしながら、本市におきましても、なかなか予算の増額というのは厳しい状況にはあるのですけれども、より効果的な利用展開、それは施設にとっても、ましてや子供にとって望ましい姿、これを模索していく中で、6年度の事業につきましても考えてまいりたいというふうに思っているところでございます。
○議長(関武徳君) 鎌内つぎ子議員。
◆16番(鎌内つぎ子君) 具体的に先ほど提案しましたので、そこら辺は令和6年に向けて対策をきちんと取っていただきたいと思いますけれども、一番心配しているのは、コロナ関係で大崎市の保育施設給食継続支援金ということで年3回、私、毎月かと思ったら年3回なの、補助しているのが。そこら辺なんかもずっと継続でやってもらうとすごく助かるということでありましたので、ぜひ前向きに検討していただけないでしょうか、お伺いいたします。
○議長(関武徳君) 渋谷民生部長。
◎民生部長(渋谷勝君) その御質問の対象がちょっと定かでないところがあったりするのですけれども、まず、コロナ関係でお配りしているというよりは、今は価格高騰対策という意味も込めまして、給食継続をするための支援をさせていただいております。昨年度は、その物価高騰の影響が5%くらいと見込んだわけでございますけれども、5年度におきましては10%くらいの影響があるというところで、こちらのほうは既に御案内を差し上げて、1次の募集期間で8割方申請を頂戴しておりますので、既に給付の手続に入ったところでございます。今月中には、まず早いところにはお支払いできると。 この財源が、どうしても臨時交付金頼りなものでございますので、これを継続できますかどうかのまず財源の面につきましては、今のところ裏打ちがないというところでもございます。ただ、これは臨時的な支援、つまりは価格高騰の影響を受けましたことに対するものでございますので、この先の価格の動向を、こちらをまず踏まえていく必要があろうというふうに思っております。例えば、電気代などは、今のところは価格上昇が抑えられているような状況も見受けられておりますのでそういうところも見ていきたいと。 あとは、何よりやはりこれも施設側のほうとの、折に触れて意見交換が今後必要になってくると思いますし、冒頭、待機児童の解消ということもございましたけれども、逆にもう定員割れといったものが同時に起こっているような状況でございますので、6年度に向かっては、早めに来年度の保育需要の見込みなども共通認識で図られるような形で進めていきたいと、その中で、こういった補助のお話も一緒にやっていけたらというふうなことでございます。
○議長(関武徳君) 鎌内つぎ子議員。
◆16番(鎌内つぎ子君) そうです、ぜひそのように進めていただきたいと思います。 それから、第1回の定例会のときに、ICTシステムの導入について検討するということでしたけれども、これも今回早く検討して、来年に向けてもう進めていらっしゃるのかどうなのかをお伺いいたします。
○議長(関武徳君) 渋谷民生部長。
◎民生部長(渋谷勝君) ICT導入関連の補助につきましては、こちらメニュー化していることはいるのでございますけれども、おおむねの話はやはり国の補助事業を頼りにするものとなってございますので、この補助のいろいろな適用条件がございます。あるいは、補助の上限であったり、そして、事業者様にも御負担が伴うものになってございますので、まずはその各施設がやりたいこととこの事業がマッチしているのかどうか、その上での御負担が伴うようなこと。もちろん市のほうも事業者と同額を負担していくわけなのでございますけれども、その予算はあるのですが、まだ使い勝手といいますか、その辺のところはまだちょっとよろしくないところがあったり、あるいは、理解が足らないところがあったり、こちらのアピール不足もあるのかもしれませんので、この先はそのICTを活用した保育の現場というものも大変重要になってくるというふうにも思ってございます。 ただ、どうしても民間事業者様の御意向、その中には経費の御負担であったり、それから、先行きの見通しなんかも多分大事になってくるのだろうというふうにも思っておりますので、共通認識を図りながら情報提供、ここから始めてまいりたいというふうに思っているところでございます。
○議長(関武徳君) 鎌内つぎ子議員。
◆16番(鎌内つぎ子君) 次に進みます。 次に、公立保育所の今後の役割についてでありますけれども、将来的には、正社員だけの保育士にしていくのでしょうか。今、古川たんぽぽ保育所が来年閉園になるということで、正社員、パートであれ、働いている人たちはとっても不安がっているのですけれども、そこら辺はどうなのでしょうか。
○議長(関武徳君) 渋谷民生部長。
◎民生部長(渋谷勝君) 公立保育所のほうでございますけれども、大きな流れは、やはり保育は民間のほうに主体を移していくという考えでございますので、この間、一生懸命整理もしていただきましたので、そこへの定員は優先的に埋めていくという考えでございます。そうしますと、公立側の入所人員はどんどん減ってくるようなことに、これは、既に公立保育所を民営化しようとする計画段階で描いていた姿でございますけれども、5年度の姿は、予想よりもやはりちょっと進んだ形で民間誘導のほうが図られ、一方で、保育側のほうの入所人員が減っている、このことが雇用にもやはり影響を及ぼしてまいるということになります。どういたしましても、正職の保育士につきましては、やはりこちらの公立保育所、あるいは、保育行政そのものにも関わっていただきますので、そういった面では、雇用はもちろんでございますけれども、事業につきましては継続のものがたくさんございます。 ただ、どうしても現場のほうになりますと、そういった部分からしますと、今は一定規模の会計年度任用職員がいらっしゃいますので、こちらのほうで調整をせざるを得ないという事実になってございます。既にたんぽぽ保育所につきましては、年度の始まる時点で、もう来年度におきましてまずは閉園の見込みということで、入所者の数もかなり少ない形で推移しているというところで、その見通しにつきましては、現場のほうには伝えているというところでございます。 6年度の話になりますと、実際、数か月後にまた需要の調査をいたしましたり、あるいは、見込みを出しましたりと、そして、民間施設との協議、調整というようなところの中で、では公立保育所はどうしていくのか話合いになってくると、やはりどうしても会計年度任用職員のほうの調整に入ってくることになると思いますので、その辺は早めに御説明をしていく必要があるだろうと。 一方で、民間のほうでの人手不足といった点もございますので、その辺は早めに情報共有することで、雇用の流動化といったようなことも必要になってくるのかなというような認識でもございますが、いずれ具体につきましては、この先慎重に検討していく必要があるというふうに思っております。
○議長(関武徳君) 鎌内つぎ子議員。
◆16番(鎌内つぎ子君) 公立保育所の役割は、やっぱりすごく今まででも大きかったし、そういう手のかかる子供たち、発達障害やそういうことなんかもやって頑張ってきていらっしゃいますので、保育士をまず大事にして、将来の見通しがないような、何か不安を抱えながら仕事をするというのは本当に辛いだろうと思いますので、そこら辺は大事にしていただきたいなと思います。 次に進みます。 古川東児童センターの環境整備についてであります。 これは、来年度協議をして、第2期大崎市子ども・子育て支援事業計画のニーズ調査に答えてどうのこうの、施設整備がどうのこうのというのは当てはまらなくて、今今どうしたらいいのかということであります。先ほど言ったように、私も夏休みに入る前に、いろいろとそういう今の人数が多い分をどうするかということで、中央公民館がいいのではないか、東部コミュニティセンターがいいのではないか、いろいろ当たってみましたけれども全部駄目です。だから、先ほど子育て支援拠点施設のわいわいキッズ大崎、そこしかないのかと、当面多い分はそこで手だてを打つしかないのではないかということです。 そうしなければ、遊戯室、クーラーを早く入れないともうどうしようもできないです。雨が降った場合、もう人数が密集で、そして、手のかかる子供はいる、グレーゾーンの子供はいる、その子たちに何か事故があったらどうするのだと。まず行って見ている人たちがそういうことを感じないのでしょうか、職員の人たち。そして、そういう声も子育て支援課にはいっているはずなのですけれども、先ほどは全然そういう答弁はないのですけれども、今今どうするかということで困っていらっしゃるのです。どのように検討されていらっしゃるのでしょうか。
○議長(関武徳君) 渋谷民生部長。
◎民生部長(渋谷勝君) この件につきましては、今は4月から完全民間、これは民営化ではなくて委託でございますので、まずは、この点を御理解いただいた上で、施設の管理面は、市が担いますので、月に最低1回は、施設を訪問しながら現場を確認しているということは申し述べさせていただきたいと思います。 また、先ほど市長のほうからは、クレームみたいなところの話は全くありませんというのは、民間に委託したことにつきましてのクレームはございませんということでございますので、こちらも御理解いただきながら、いろいろな苦情、御提言は、それは施設のほうに来ているわけでございます。特に、この古川東児童センターに関しますところの定員をオーバーする状況につきましては、当方も把握しておりまして、教育委員会のほうからも情報については提供もいただきながら、この間、様々な検討をしていると、協議もしてきたというところでもございますが、議員おっしゃるとおり、有効な手だてがなかなか現時点で見つかっていないのもまた現実でございます。ただ、間もなく長期の休暇にも入ってまいりますので、学校施設の可能性でありましたり、そういったところを今、さらに協議を進めていくという中身になってございます。 今回から民間委託になりまして心配されましたのは、こういった急増した場合の対策でございますけれども、民間事業者とは、あらかじめ数が増えても、そこは今の経費の中で対応いたしますというところはしっかりと頂戴しておりますので、まずは安全確保と、それから、先ほどの暑さ対策というようなところも、まずは徹底的に周知、対策を取っていただくというのが大前提になりますけれども、本当に物理的なところの確保というのは、まさに今、検討しているところでもございますので、議員の御提言の市役所近く、道の駅の後ろ側にございます、わいわいキッズ大崎ですけれども、ああいった施設の可能性も考えるわけでございますけれども、あちらもあちらで、夏休みはやはり混み合うような状況もあるのではないかと、そういったところも確認しながら、もう少し視野を広げつつ、対策も必要かというふうなことではございますが、本日ここで具体の答弁できないことを本当に申し訳なく思っていながら、真摯に対応してまいりたいというふうに思っているところでございます。
○議長(関武徳君) 鎌内つぎ子議員。
◆16番(鎌内つぎ子君) 今今のことはせめて、わいわいキッズ大崎に広げて、検討を急いでいただきたいと思いますし、来年に向けてそういうサテライト、古川第二小学校の学区内にそういう手だてを取るとか、そういうことをしていかないと、教育委員会は6年度以降の人数も把握していると思いますけれども、変わらないので、やはりそこら辺はそういう方向でサテライトを建設するということでよろしいでしょうか。
○議長(関武徳君) 渋谷民生部長。
◎民生部長(渋谷勝君) サテライトは、これまで三小、四小、五小という形で増設を図ってまいりましたが、あちらのほうには人口動態として確実に児童数が増えるというところが見込まれたわけでございまして、今回の東児童センター周りの増加につきまして、果たしてこの先どのような動向に落ち着くのかというのを、これに一番着目もしているところでございます。つまりは、つくりますと、そこの施設に対します投資に対しては運営もしていかなくてはいけませんし、そこから元利償還といったその後の借入金の対応なんかもございまして、今、ここですぐにサテライト施設を整備しますとまでは断言することはなかなか難しゅうございます。 なので、先ほどニーズ調査なんか今のことではないのではないかというお話ではありますけれども、やっぱりそこはしっかりと確認を取りながら、必要であれば増設という可能性も視野に入れつつ、ただ、安易にサテライトをつくっていくということに関しましては、それなりのやはり負担も伴うという覚悟が必要になるとことでございますので、現時点でなかなか判断つきかねるというようなところが現状の答弁となるわけでございます。
○議長(関武徳君) 鎌内つぎ子議員。
◆16番(鎌内つぎ子君) ぜひ委託業者と膝を交えて、方向性、子供たちに安心・安全な環境で運営移行できるように手だてを取っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に進みます。 次に、JR古川駅の中核商業施設についてであります。 市長の答弁で了といたしますけれども、やっぱり時間かかるの、あそこにピボットの跡地で利活用ということについては、随分時間かかるのだ。すぐというのはなかなかいかなくて、何回も交流をしたり、いろいろなことをして協議をしているということを聞いて、それをちゃんと知らせていかなくては駄目だと私は思ったのですけれども、なるべく早い時期に方向性をということなのですけれども、なるべく早い時期というのはいつ頃なのか、まずお伺いいたしたいと思います。
○議長(関武徳君) 寺田産業経済部長。
◎産業経済部長(寺田洋一君) やはりJRの所有物ということで、なかなかこちらの思い通りにはならないという部分がございます。それで、市長答弁にもございましたが、協議17回と毎月のように我々も打合せをしていまして、できるだけ若手職員がやったものを実現していきたいという思いでこれまでやらせていただきました。やっとコロナ禍が明けたと同時に、我々の方向と大体JRの方向がちょっと見えてきましたので、先ほど市長答弁にもございましたが、JR本部ともいろいろ協議して、やっと方向性を見いだせるというような状況になって、年度内には何とか、その辺にはちょっとやっていきたいと思っているところでございます。
○議長(関武徳君) 鎌内つぎ子議員。
◆16番(鎌内つぎ子君) ぜひ努力していただいて、年度内でも年内でもいいですので、よろしくお願いいたしたいと思います。 時間がありませんので、終わります。
○議長(関武徳君) 御苦労さまでした。 次に進みます。 8番早坂憂議員。 〔8番 早坂 憂君登壇〕
◆8番(早坂憂君) 8番早坂憂でございます。 質疑のときと同様に、新庁舎、新議場になってから初めての一般質問でありまして、こちら側に登壇するのも初回であります。景色の違いに戸惑うとともに、非常にわくわくした気持ちであります。と言いますのも、本日は傍聴にたくさんの方に来ていただいておりまして、我々創新会会派の石田議員の応援団の皆さんも、私の質問まで聞いていただいて本当にありがとうございます。さらに、私の地元町内会からも傍聴に来ていただいておりまして、感激も大変ひとしおであります。ぜひ毎回傍聴に来ていただきたいものだと、御期待を申し上げたいと思います。 今回も、毎度恒例の今日6月26日は何の日かということを調べてまいりました。そうしましたら、まずは我々創新会、佐藤仁一郎会長の誕生日だということで、本日はおめでとうございます。さらに、本日6月26日は、黒部ダムの観光放水が開始された日ということでありました。姉妹都市黒部のゆかりある黒部ダムということで、私からの御提案、あるいは、この思いも、黒部ダムの放水に負けないくらいの勢いで執行部の皆さんにぶつけてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 大綱1点目、大崎市の教育についてであります。 まず初めに、大崎市内各小中学校の不登校児童生徒の現状について伺います。 また、不登校特例校の設置や民間学校法人の誘致、フリースペース、フリースクールとの連携について、市としての考えを改めて伺いたいと思います。 次に、大崎市内の未就学児も含めた児童と生徒、そして、その保護者も対象とした発達障害や学習障害への支援体制、そして、情報提供の実施状況を伺いたいと思います。 さらに、暑さ対策についてであります。本年5月17日と18日は、気温が30度を超えました。今年の夏も平年より気温が高く、非常に暑くなると予想されておりますが、各小中学校の校庭に各種行事の実施などに影響しないように、固定式ではなく、移動式のシェルターテントなどを設置したり、少し休めるベンチやあずまやを設置し、少しでも日陰で体を休められる避暑地をつくることはできないかという保護者からの声が、私のところにも複数届いております。現状考えられる対策案について、御所見を伺いたいと思います。 大綱2点目、日本一愛される市役所庁舎を目指してであります。 まず初めに、本年5月8日から新しい市役所本庁舎が供用開始となり、やはり新しい施設ということもあってか、多くの市民の皆様が訪れております。先日開催をされました刀剣展では、市民はもとより、市外からも、そして、海外からもお客様が大勢訪れ、途切れることない行列に、いい意味で驚きを隠せなかった方も多かったのではないでしょうか。私も、正直なところ大変驚きました。企画内容にもよるとは思いますが、それだけ市民が市役所に足を運びやすくなったということもあると考えます。今後も、市民をはじめ市外の方も多く訪れるような名物施設を目指して、多くの企画を進め、市内周遊の新たな拠点にすべきと考えますが、御所見を伺いたいと思います。 次に、市役所内で働く職員の方々に話を聞くと、市役所周辺に昼食を食べるところはあるものの混み合うため、昼食を食べる場所に困っている職員の方が少なくないというふうに聞きました。市役所周辺の飲食店がこの数年で減少したこと、外出して飲食をして戻ると休憩時間ぎりぎりとなること、毎日お弁当を詰める大変さなど、様々な悩みがあるということを確認をいたしました。そこで、現在催されている企画などにプラスして、週に何回か市内の飲食店などに協力を仰ぎ、豊富なテイクアウト商品を庁舎ロビーやパタ崎さん家で販売し、コロナ禍で打撃を受けたお店を支援するとともに、そのお店の味を知ってもらうきっかけづくりをしながら、売上げにも貢献をして、昼食で困る職員を救って働き方改革につなげると同時に、市民も市役所で用事を済ませながら買物ができる施設を目指すのはいかがでしょうか。所見を伺いたいと思います。 さらに、姉妹都市である富山県黒部市の市役所前には、各姉妹友好都市の方角とここから何キロメーターという表示をしたシンボルが設置をされております。先日、担当課には参考資料としまして、我々創新会の伊勢健一議員が、先月、黒部市の第40回カーター記念黒部名水マラソンに出場した際に撮影してきていただいた実物の写真を提供させていただきましたけれども、残念ながら、多くの市民にはいまだ姉妹友好都市の情報がうまく伝わらず、分からない方がまだまだ多いため、我が大崎市でも同様の取組を行い、市内外に周知を図りながら、各姉妹友好都市に敬意を示してはどうでしょうか。姉妹友好都市の首長や議会、そして、市民を新庁舎に受け入れる際にも、より好意を持っていただきやすくなると考えますが、御所見を伺いまして、1回目の質問とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(関武徳君) 答弁を求めます。 伊藤市長。 〔市長 伊藤康志君登壇〕
◎市長(伊藤康志君) 早坂憂議員から大綱2点御質問賜りました。私と教育長からお答えしてまいります。 早坂憂議員からの御紹介で一つまた賢くなったところでございまして、創新会の会長もおめでとうございました。何歳という御紹介はございませんでしたが、それなりの誕生日だと思いますので、御壮健でありますようにと。また、黒部ダムは今日が観光放水の日ということで、これも大変勉強になりましたので、9月の質問のとき、できれば私の誕生日のときに質問していただければと御要望を申し上げておきたいと思っております、ちなみに9月29日でございますので。 それでは、それぞれお答えしてまいりますが、私からは大綱2点目の日本一愛される市役所庁舎を目指すことについてでございますが、今後も、市民をはじめ市外の方も多く訪れるような名物施設を目指して、多くの企画を進め、市内周遊の新たな拠点にすることへの所見につきましては、新庁舎建設は、新市建設計画において行政機能の強化事業として位置づけるとともに、内陸部最大の被災地になった東日本大震災からの復興に向けた中心市街地復興まちづくり計画の総仕上げとして取り組み、5月8日に開庁し、供用を開始したところでございます。 あわせて、議員からも御紹介がございました6月2日から5日までの4日間、新庁舎開庁記念、こけら落としとして、目で観る刀の教科書展には、議員から御紹介がありましたように、全国から約7,000人の皆様に御来場をいただきました。駅、あるいは、この周辺は、刀剣特需のような形で大変なにぎわいでございまして、多くの市民の方々から、特に商店街の方々、飲食店の方々から大変に感謝をされたところでございまして、毎日やってくれという御要望もあったところでございます。また、本展示において、ワンフロアで560振りの刀を展示したことがギネス世界記録に認定されるなど、話題がさらに上積みされたところでございました。開庁記念にふさわしい大きな話題を市内外に発信することができました。 今後も、こういう形で大いに市内外から、あるいは、海外からも訪れるような企画を多くの大崎市応援団、宝大使の方々などの御協力をいただきながら進めてまいりたいと思っております。 この刀剣展に係りましては、企画主催していただきました一般財団法人日本刀剣博物技術研究財団、並びにこの理事長であります本市の宝大使、岩出山池月出身の澤口稀能氏の格別の御尽力をいただきました。御奉仕をいただきました。改めて感謝を申し上げます。この刀剣展の後、初めてでありますが、7月2日に改めて御来庁いただくということでありますので、今後の交流等々についても、改めて御相談を申し上げていきたいと思っております。 この大崎市中心市街地復興まちづくり計画におきましては、町なかはもとより、市内各地域への回遊を促し、ゲートウェイ機能を担う道の駅おおさきをはじめ、市民の学習や交流の拠点として、地域交流センターや図書館、広域消防本部などが整備されており、市民の安全で安心して暮らせるまちづくり、町なかの活力再生を市内各地域に波及させるまちづくりを展開しております。 そして、新庁舎は、未来に向け、安全で安心な市民生活の拠点、そして、屋内広場パタ崎さん家を中心とする市民交流エリアは、周辺施設が持つ機能を補完しながら、市民活動や交流を推進する市民協働の拠点としての役割を担う、新たな協働のまちづくりのランドマークとして活用してまいります。 市内飲食店に協力を仰いで豊富なテイクアウト商品を取り扱い、お店の味を知ってもらうきっかけづくりにしてはどうかという御提案をいただきました。新庁舎では、開庁時から枝カフェが営業を行い、ソフトドリンクの提供や市内の飲食店と連携した日替わりお弁当販売なども既に行っております。市といたしまして、公募により選ばれた枝カフェでございますので、長く定着していただきたいという気持ちがございます。図書館のカフェも、いろいろな事情は違いますが、店を閉じてしまったということでもありましたので、ぜひそういう意味では、わざわざ出店していただいて、大変に今、力を入れて営業を続けていただいております枝カフェさんに長く来庁いただくという方々へのサービスを提供していただきたいということもありますので、まずはカフェの営業とのバランスも考慮しなければならないということもありますので、その上で催しを積極的に行っていきたいと思っております。 また、既に現在、パタ崎さん家を活用した事業として、毎週金曜日に、世界農業遺産大崎耕土で生産、製造された農産物や農産加工品のPR販売を目的に、おおさきGIAHS食の市を開催をいたしております。食の市では、来庁者をはじめ近隣の市民や事業所の方も訪れることから、開催時には、相乗効果としてカフェの売上げも増えていると伺っております。また、不定期ではありますが、福祉授産施設の方々にも出店をいただいておりますので、そういう形で大いに活用して、連携をしていきたいと思っております。 今後は、パタ崎さん家を活用した新たなにぎわいを創出しながら、道の駅おおさきや醸室など各施設と連携し、中心市街地のにぎわいにつながる事業について検討してまいります。 次に、姉妹都市富山県黒部市役所前に設置されている各姉妹友好都市について表示されたシンボルを活用した市内外の周知についての御提案をいただきました。私も黒部市にお邪魔した折に一つの快い感動を覚えたところでございますが、富山県黒部市役所前に設置されております姉妹友好都市が表示されたシンボルについては、市民への周知や交流を促進し、より絆を深める有効な手段の一つと考えております。 本市においては、例年8月に開催されるおおさき古川まつりに合わせて開催する大崎市姉妹都市うまいものフェアでは、黒部市をはじめ、台東区などの姉妹友好都市の物産などを販売するほか、観光パンフレットなどを活用し、姉妹友好都市をPRしております。さらに、大崎市観光物産センターDozoや道の駅においても、姉妹友好都市の物産販売によるPRに取り組んでいるところでございます。 今後は、大崎市の姉妹交流都市を市内外へ広く周知し、市民や各種団体による交流について推進していくため、パタ崎さん家を活用したPR方法や広報おおさき、市公式ウェブサイトの紹介、また、議員から御提案のように、黒部市のような表示についても総合的に検討してまいりたいと思います。 私からは以上でございます。
○議長(関武徳君) 熊野教育長。 〔教育委員会教育長 熊野充利君登壇〕
◎教育委員会教育長(熊野充利君) それでは、私からは少し詳しい説明になりますが、大綱1点目の大崎市の教育について、順次お答えをしてまいります。 初めに、大崎市内の不登校の現状ついてですが、令和4年10月に発表されました令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸問題に関する調査、これの結果では、本市の不登校出現率は小中学校ともに全国平均よりも上回っており、喫緊の課題であると捉えております。不登校や不登校傾向、そして、教室で過ごすことに困難を抱えている児童生徒に対して、個々の状況に応じて適切な支援に結びつけられるよう組織的に対応しているところであります。 具体的に申し上げます。 宮城県の不登校等児童生徒学び支援充実事業、これを活用した加配による人的支援により、別室に専任の担任を配置し、児童生徒との関係づくりや学習指導の充実、家庭との連携などを重視し、日々取り組んでおります。今年度も、市内の中学校3校で実践し成果を上げており、また、その成果を他の中学校でも生かしているところであります。 さらに、学校に登校することがかなわない児童生徒には、大崎けやき教室の利用や県の児童生徒支援ネットワーク事業を紹介しながら、本事業では、学校からの要請を受け、学校に登校していない児童生徒及びその保護者を対象に訪問支援員を派遣して、個別的な学習支援を含む訪問指導を行い、社会的自立に向けた支援を行っております。本市におきましては、令和4年度に小中13校、延べ22名、訪問支援員の派遣要請を行い、週1回から週3回、1時間から3時間の活用がございました。 不登校特例校の設置や民間学校法人の誘致につきましては、現在、検討を進めておりまして、去る6月13日には、仙台市にあります学校法人ろりぽっぷ学園、ろりぽっぷ小学校の視察を行ってまいりました。今後、全国の取組を含めた情報収集に努めながら、本市の状況等を見極めながら、必要な検討を行ってまいります。 また、フリースクールとの連携につきましては、人的支援に加え、大崎市子どもの心のケアハウスや教育委員会との連携による三者での毎月1回の情報交換のほか、アセスメントに基づく児童生徒個々の実態に応じた支援を行っているところであります。今後も、全ての児童生徒が自らの進路を主体的に捉え、社会的に自立することを目指せるよう、学びを機会を確保し、居場所づくりに努めてまいります。 次に、市内児童生徒、保護者を対象とした発達障害や学習障害者への支援体制や情報提供の実施状況についてでございますが、大崎市の各学校では、発達障害を含め支援を要する児童生徒に対しまして、一人一人のニーズを詳細に把握し、継続的かつ的確な支援を行えるよう、個別の指導計画や個別の支援計画を作成し、支援に当たっているところでございます。また、通常学級に在籍し、発達障害等の個別の支援を要する児童生徒に対して、個々に応じた指導や支援を行う場として、通級指導教室を市内では22校に設置し、計37名の担当者が指導に当たっております。 そのほかにも、学校教育課と子育て支援課が連携しまして、研修会や教育相談等の情報を市内全ての教育、保育施設に周知することで、それらの情報が各施設を通じ、就学前の保護者の皆様にも確実に届くよう依頼しております。特に、就学前の段階で発達に不安があるお子様を抱えた保護者の皆様が相談できるよう、毎年、定期的に就学相談の実施や就学時健診時にも相談できる体制を整えております。 また、昨年度から発達に関する質問を掲載した記録票、これを就学予定の各家庭に配布させていただき、支援を要する児童の早期発見に努めるとともに、そこで得た情報をそれぞれの小学校と共有することで、適切な支援につなげる取組も始めたところでございます。 最後になりますが、熱中症の事故防止とその対策についてでありますが、児童生徒の命と健康を守り、安全に安心して教育活動を進める上で、危機管理意識に基づいた対策が求められております。 熱中症は、活動、気候条件等に応じ、活動内容に十分配慮するとともに、小まめな水分、塩分等の補給、そして、休憩等の環境を整え、適切な措置を講じることで、十分に防ぐことが可能と認識しております。教育委員会といたしましては、全ての施設に対し、既に危機管理マニュアルに位置づけるよう指導しておりまして、大崎市立学校及び園においては、熱中症防止のための運動指針や発生した場合の初期対応について運用を図っております。 早坂議員御指摘の移動式テント等の設置につきましては、駅伝大会や運動会の練習など外での活動を実施する際は、テントやベンチなど既存のもので対応するほか、児童生徒が安全に、そして、安心して学習できるよう、熱中症の予防対策に今後とも努めてまいりたいと思います。 私からは以上でございます。
○議長(関武徳君) 一般質問の途中でありますが、暫時休憩いたします。 再開は午後1時といたします。 ----------- 午後0時00分 休憩 午後1時00分 再開 -----------
○副議長(佐藤講英君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行いたします。 8番早坂憂議員。
◆8番(早坂憂君) 午後の部もよろしくお願いいたします。 御答弁ありがとうございました。 それでは、随時再質問、そして再提言といいますか、具体的な中身について伺っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。 まずは大崎市の教育についてのほうから再質問させていただきたいと思います。 御説明の中で、いわゆる学校にどうしても通うことができていない大崎市内の児童生徒の人数については言及がなかったというふうに思うのですが、なかなか人数をお話しするということが難しい部分もあるかも分かりませんけれども、概数でも結構ですので、把握されている人数についてはいかがかを伺いたいと思います。
○副議長(佐藤講英君) 菅原教育部参事。
◎教育委員会教育部参事(菅原栄治君) 全国平均をやや上回っているというような状況でございます。
○副議長(佐藤講英君) 早坂議員。
◆8番(早坂憂君) ありがとうございます。 先ほどの御答弁と同様というところで、これ以上は突っ込まないでおこうかというところでありますけれども、ただ、ちまたではこのコロナ禍の影響で、以前よりもさらに学校に通うことができていない児童生徒の数が増えているといううわさも耳にします。コロナ禍の影響をどのように分析されていますでしょうか。
○副議長(佐藤講英君) 菅原教育部参事。
◎教育委員会教育部参事(菅原栄治君) 議員御指摘のとおりかというふうに思っております。報道等では、全国的にもコロナ禍で不登校数が増加したというような状況でございます。本市の状況では、30日以上欠席した児童生徒の全体の10%ほどが、感染回避を理由に欠席をしていたという現状でございました。 そのほかにも、コロナ禍の影響というふうにいたしますと、やはり生活環境の変化、あとは不安、学校生活で様々な制限があり、交友関係や楽しみにしていた行事などが中止や延期というような形で、なかなか登校する意欲が湧きにくかったという状況があったかというふうに分析しているところでございます。
○副議長(佐藤講英君) 早坂議員。
◆8番(早坂憂君) ありがとうございます。 やはり学校に通う楽しさというものを、通うことによる不安、恐怖感、そういったものが残念ながら上回ってしまった結果なのかというふうに私も感じております。その部分、やっぱり学校は楽しいところだということを改めて御認識いただくためにも、行事が再開していることであるとか、そういった風景を見られるような何かとか、ぜひ周知のことも含めてお考えをいただきたいと思います。 さらに次に、発達障害、学習障害の件なのですけれども、やはり早い段階からの対応というものがより重要になってくるというふうに私も考えます。そうなると、やはり中学校での対応よりも小学校での対応ということになってきますけれども、あえて保護者の皆さんからの相談をしやすくなるような取組というもの、小学校では何か行われているものでしょうか。
○副議長(佐藤講英君) 菅原教育部参事。
◎教育委員会教育部参事(菅原栄治君) 議員御指摘のとおり、発達障害につきましてはなるべく早期の対応が必要かというふうに思っているところです。幼児教育等における定期健診とか、あと養育者による気づきの意識というところを高めていくこと、また保護者の困り感に寄り添った相談体制の機会を確保していくことが重要であるというふうに考えているところです。 本年度は、4歳児、5歳児の保護者の皆様にリーフレットを作成し、よりよい就学に向けてということで、学校や保育機関等に依頼し、配付しているところでございます。多様な学びの支援、そしてそれを必要とする子供たちの入学の流れでありますとか、あとは相談窓口を紹介した内容になってございます。 また、学校におきましては、そういったものを的確に小学校に伝えることによって保護者と学校をしっかり結びつけ、相談活動をより充実させていくというような取組を本年度予定しているところでございます。
○副議長(佐藤講英君) 早坂議員。
◆8番(早坂憂君) ありがとうございます。 先ほど鎌内議員の質問の中にもありましたとおり、幼児期での対応というのはやっぱりスピーディーに行わなければならない。ただ、その状態のときに、何となく気になっていて様子を見ましょうということになっている中で小学校に入学をされたということになってくると、やはり今度は小学校での対応ということになってくる。その連携というもの、幼児期から小学校、中学校という連携というのが非常に重要なのですけれども、情報を先に先に得るためには、情報というものをやっぱり発信していかなければならない。 うちも息子、4歳ですけれども、幼稚園に通っている段階で、やっぱりお母さん方の中では、気になっているのだけれども、どこに相談すればいいのだろう。例えば幼稚園に上がって、小学生になったときというのは、小学校は対応してくれるのだろうかという疑問はやっぱりその都度、都度、みんな抱えているものだというふうに今聞いております。そういったところを、流れで、どちらにいっても相談する体制はあるのだよということを安心感につながるように、ぜひこれからも取り組んでいただきたいと思います。 今度、教員側についてであります。これまでの私の質問で、ICTとかプログラミングについての研修会というのはどうですかということを何回か伺ったことがありますけれども、さきに質問をさせていただいた不登校のこと、あるいは発達障害、学習障害について、教員の皆さんが学ぶための研修会というのは定期的に行われているものでしょうか。
○副議長(佐藤講英君) 菅原教育部参事。
◎教育委員会教育部参事(菅原栄治君) 本市が主催している研修会は年2回行っているところです。第1回実施分につきましては、去る6月8日に実施しております。本年度は宮城教育大学教授の植木田氏を招いて、発達障害の特性による学びにくさ、生活しにくさの理解と支援と題しまして、御講演をいただいているところでございます。 そのほかにも宮城県総合教育センターや宮城県子ども総合センター等の研修会の案内につきましては、漏らさず各学校に周知しているところでございます。
○副議長(佐藤講英君) 早坂議員。
◆8番(早坂憂君) ありがとうございます。 市の主催でも2回やっていただいているということで、これは非常によろしいことだと思うのですが、参加を希望されている教員の方々は基本的に参加できているという理解でよろしいのでしょうか。というのは、教員の皆さんの仕事というのは本当に忙しくて、研修に行きたくても行けないという方がやはりいらっしゃるというふうに思うのです。その辺の現状についてはいかがでしょうか。
○副議長(佐藤講英君) 菅原教育部参事。
◎教育委員会教育部参事(菅原栄治君) 特別支援に関する研修会につきましては、その重要性から悉皆研修という形で行っているところでございます。また、宮城県総合教育センターや宮城県子ども総合センターで行われている研修は希望研修の場合が多いわけですけれども、児童生徒の見取り、支援の在り方、あとは関係機関へのつなぎ方等それぞれ研修会にはテーマがございますので、参加者が自分のスキルに応じて、そして在籍する子供たちの実情に応じて、積極的に研修に参加しているものというふうに認識しているところでございます。
○副議長(佐藤講英君) 早坂議員。
◆8番(早坂憂君) ありがとうございます。 研修に参加できているという理解でよろしいのであれば、なおよろしいかと思うのですが、ぜひ研修への参加を希望されている教員の皆さんが参加しやすい環境づくりということにも御配慮をいただいて、進めていただければと思います。 さらに次に、研修を既に何度か受けていらっしゃるベテランの先生方なのですけれども、不登校あるいは発達障害や学習障害に詳しい専門的な知識を有する教員の方々が各学校に少なくとも1人はいるというふうに考えたいところなのですが、現状、実情は把握されておりますか。
○副議長(佐藤講英君) 菅原教育部参事。
◎教育委員会教育部参事(菅原栄治君) 各学校では特別支援コーディネーターというのを1名配置しているところでございます。内容につきましては、学校内での調整、あとは外部機関との連絡調整役、保護者に対する相談窓口、担任への支援というような形で、それぞれの学校の特別支援教育の推進役として現在活躍をしていただいているところでございます。
○副議長(佐藤講英君) 早坂議員。
◆8番(早坂憂君) ありがとうございます。 こちらの特別支援コーディネーターさんというのは週に何回いらっしゃるものなのですか。毎日勤務ということではないと思うのですが、いかがでしょうか。
○副議長(佐藤講英君) 菅原教育部参事。
◎教育委員会教育部参事(菅原栄治君) 教員の定数の中に位置づけられておりますので、必ず1名は配置されているという形になります。
○副議長(佐藤講英君) 早坂議員。
◆8番(早坂憂君) 認識不足でした。ありがとうございます。 そういった方々のサポートがあるということは、非常に重要になってくるというふうに思いますが、ある意味、ニーズが増えてきたときに果たして1名で足りるのかということも出てくるというふうに思います。これまでのケースを私も何度となく聞いてまいりましたけれども、新任の方あるいは比較的若い先生が担当する場面というのも決して少なくないというふうに感じております。そうしますと、ちょっと失礼な言い方になるかも分かりませんが、経験や知識が浅い場合というのは、本当に日々悩みながら対応していくことになるというふうに思います。 とするならば、確かに担当して経験を積むということも先生には必要なことだとは思いますけれども、専門知識を有する教員の方がサポートをして、若い芽が枯れてしまうということを防ぐと。先生方への丸投げと言ったら語弊がありますけれども、決してそういった状態にならないようにすることというのも重要になると考えますが、市として独自の体制づくりというのを行うということはできないものでしょうか。
○副議長(佐藤講英君) 菅原教育部参事。
◎教育委員会教育部参事(菅原栄治君) 本当に今、学校の特別支援について悩みながら、試行錯誤しながら進めているというところが現状ではないかというふうに思っているところではございますが、各学校におきましては就学指導委員会というのを定期的に実施していたり、また必要に応じてケース会議を開催しているというところでございます。その中では、特別な教育的支援を必要とする児童生徒への指導を学級担任の先生に任せるのではなく、チーム学校として全教職員が協力し合って、対応を組織的、計画的に進めているところです。 その中では、支援を要する児童生徒の早期発見につなげたり、その子の実態把握をしっかり行っていく中で、学級担任への指導の支援策をみんなで協議しているというような状況でございます。アセスメントをしっかり行って、個々の支援計画を立て、その子の支援に適切に結びつけていくという形で進めているところです。 また、各学校の要請に応じまして、特別支援学校に在籍する地域コーディネーターの先生というのがおります。そういった先生方を各学校に派遣し、適切に助言をいただきながら、子供の成長に生かしているところでございます。
○副議長(佐藤講英君) 早坂議員。
◆8番(早坂憂君) ぜひ様々な方々の連携の中、チームとしてこれからも取り組んでいただければよろしいと思います。ありがとうございます。 その次です。熱中症対策の件、伺いたいと思います。 テントということを私、出させていただきましたが、全国の事例を探してみると、オーニングテントという対策も数多く行われているようです。商店の前に、くるくるとするとテントが伸びてきて、ひさしようのようになると。こういったものの設置、比較的安価で簡単に設置ができるということだったのですけれども、費用はもちろんかかると思うのですけれども、全国的に事例はあるようですので、お調べいただいて、やはり何か起きる前に、ぜひ前向きにお考えいただきたいと思いますが、改めて一言お願いいたします。
○副議長(佐藤講英君) 菅原教育部参事。
◎教育委員会教育部参事(菅原栄治君) 熱中症対策につきましては、先ほど答弁にあったとおりでございます。熱中症防止のための運動指針等を活用しながら進めてまいりたいというふうに思っておりますし、現時点では既存のテント等を使い、熱中症対策に生かしてまいりたいと考えております。 ただし、熱中症につきましては命に関わることでもございますので、熱中症予防対策の見直しや、あとは学校の立地条件等にも大きく関わってくると思いますので、その辺を具体的に精査いたしまして、適切に対応してまいりたいと考えております。
○副議長(佐藤講英君) 早坂議員。
◆8番(早坂憂君) ありがとうございます。 本当に、例えばアンケートを取るとか、適切なニーズを把握して、前向きに御検討いただければよろしいかと思います。これまで様々教育について伺ってまいりましたけれども、昨今の学校を取り巻く環境というのは本当に大きく変わってきているというふうに思います。これまでと同様に続けること、あるいは大きく変わらなければならないこと、本当に多様で現場の先生方、大変対処に苦慮されているというふうに思いますし、最前線にあるのが今、不登校対策や発達障害、学習障害への支援だというふうに考えますけれども、これからの取組に対する思い、教育長から一言お願いしたいと思います。
○副議長(佐藤講英君) 熊野教育長。
◎教育委員会教育長(熊野充利君) 議員御指摘のとおり、社会の情勢の変化や、それから親御さんの御苦労も非常によく感じているところですし、それに対して、各学校では先生方も真摯に向き合いながら、一人一人の個別の計画をつくりながら取り組んでいるところです。各学校の状況をしっかりと教育委員会としても把握をしながら、一つ一つ丁寧に応えてまいりたいと思います。
○副議長(佐藤講英君) 早坂議員。
◆8番(早坂憂君) ありがとうございました。 まさに熊野教育長も各学校を回られて、各学校にあるいろいろな事情というものをそれぞれお聞きして、ある意味では悩ましい部分があるのかということをお察し申し上げます。そういった取組、やっぱり現場が第一といいますか子供たちが第一でありますので、そういった子供たちが悩んで誰にも言えない状態ということがないように、ぜひこれからも取り組んでいただきたいというふうに思います。 続きまして、大綱を変えて、新庁舎の利活用策のほうにいきたいと思います。 日本一愛される市役所庁舎を目指してということで書かせていただきましたけれども、やはり愛されるというためにはサービスの充実というものが不可欠というふうに考えます。新しい庁舎になって1か月半が経過をいたしましたけれども、市民から寄せられた声というのは、いいこと、あるいは悪いこと、どんなことがあるでしょうか。
○副議長(佐藤講英君) 伊藤
市民協働推進部長。
◎
市民協働推進部長(伊藤文子君) お答えさせていただきます。 まず、市民の反応というところだと思いますけれども、私ども、市民に親しまれる市役所のためにさわやか運動というのをやっておりまして、市民の皆様に、利用者の観点から御意見がありましたら頂戴しているところでございます。開庁後に、さわやかボックスに寄せられましたアンケートの結果というのは18件ございまして、職員の対応について、非常に親切で丁寧で助かっているという部分が多くございました。 ただ、物理的な面につきましては、トイレの標示であったり、そういう部分につきましては幾つか提言がございましたので、それについては順次改善しているところでございますので、今後もそういったさわやか運動のアンケートボックスなどの意見を参考に、我々対応していきたいというふうに思ってございます。
○副議長(佐藤講英君) 早坂議員。
◆8番(早坂憂君) ありがとうございます。 確かにいろいろなお声があったのかというのを察するに、今、伊藤
市民協働推進部長からお手洗いのことがありましたけれども、男性と女性の標記がプラスされていたとか、若干分かりにくい方がいらっしゃったのだというのは何となく私も感じる部分がありました。 新しい庁舎になって、全ていいことだとなおさらいいのですが、やっぱり始まってみないと分からないことが多々あったのかと思います。職員の皆さんもまだ慣れていない部分というものがもしかしたら多くあるのかも分かりませんけれども、ぜひサービスの向上に向けて頑張っていただきたいというふうに思います。 また、庁舎内での買物についてであります。 一方では、近くにある道の駅とかぶるようなことをして意味がないのではないかという御意見もあるようなのですけれども、私個人としては、意味合いが全く違うというふうに思っています。と言いますのも、道の駅に寄る方と市役所へ寄る方と、そもそも目的が違うということ。そして、ラインアップが違うと。さらに、一番大きいのは、市役所の職員自身が、休憩時間に買物をすることができるということが大きな違いだというふうに思います。もはやこの市役所庁舎の中が一つのマーケットだと言っても過言ではない規模感だと個人的には考えます。 現在も、御紹介がありましたとおり、毎週金曜日に開催されている食の市、毎回多くの方が訪れて購入されているというふうに私自身も見ておりましたし、先週の二十日、パン屋さんなどが販売に来ていただきましたけれども、すぐに行列ができて、販売開始早々に売り切れになっておりました。各商工団体や組合などにお声がけをし、パタ崎さん家を活用する様々な企画をそちらにも練っていただくこと、それが市役所に足を運ぶきっかけとなって、より親しまれる施設となること、さらには、地域の経済を回すこと。本当に多くの効果が生まれると思いますが、改めて御所見を伺いたいと思います。
○副議長(佐藤講英君) 寺田産業経済部長。
◎産業経済部長(寺田洋一君) 今パタ崎さん家の活用に関して、大分提言をいただきました。毎週金曜日、当方は5月から世界農業遺産、おおさきGIAHS食の市ということでやらせていただきました。結構評判でして、古川商工会議所の専門サービス部会のほうからもちょっと協力したいということで御案内を受けまして、職員が協議してまいりました。 やはり今、議員おっしゃるように、道の駅おおさき、パタ崎さん家、地域交流センターあすも、醸室と並んでいるわけなので、地域経済を活性化するために、おのおの機能分担しながらやっていければいいのかと思っているところでございます。 なお、訪問者が違うということで、パタ崎さん家もできれば七日町、十日町、台町、古川駅前のほうへのゲートウェイ機能を設けて、いろいろ活用していきたいと考えているところでございます。いずれ地域経済を活性化しなければいけないという大命題はあります。コロナ後でございますので、それらを含めて頑張っていきたいと思っているところでございます。
○副議長(佐藤講英君) 早坂議員。
◆8番(早坂憂君) ありがとうございます。 御答弁いただけなかったら産業経済部長にも振りたいと思っていたのですが、お答えいただいてありがとうございました。 今、私がメインで言っているのは物販ということになるのですが、目線は物販だけではないです。先日の刀剣展のように、展示という催しなどもやっぱりがんがん活用していくべきだというふうに考えますが、今後の企画の中で、先ほどお話が少しありましたが、既に決まっているもの、あるいは実施を考えている企画などがあれば御紹介いただきたいと思います。
○副議長(佐藤講英君) 伊藤
市民協働推進部長。
◎
市民協働推進部長(伊藤文子君) お答えいたします。 新庁舎が特筆して皆さんから注目していただいている市民交流エリアのパタ崎さん家という形でございますので、市民の憩いの場であったり、気軽に来庁できる空間としてのくつろぎの場であるとともに、先日開催しました刀剣展におきましては非常に多くの皆様に来場いただきまして、周辺に対する波及効果という部分については非常に大きなものだったというふうに思います。特に大崎市の認知度といたしまして、大きなイベントによりましては交流人口の拡大ということを我々うたっておりますので、刀剣展におきましても、来場の割合といたしましても4割が宮城県なのですが、それ以外は東京、首都圏または関西からの来場者がほとんどでございましたので、そのような部分で大崎市を知っていただく、また大崎市のよさを分かっていただくという部分については、大変有効なものだというふうに思ってございます。 ただ、刀剣展におきまして、我々やはり開催するに当たって課題となりましたのが、来場する皆様方の駐車場の不足という部分が非常に多く問題が発生しておりまして、周辺の施設にも渋滞が発生しましたり、道の駅にまで駐車されるというような、大きなトラブルというまでもいきませんけれども、駐車場不足という部分については何かしらのそういう対策が必要なのだろうというふうに思ってございます。 今後特に大きなイベントというものはまだ企画はないのですけれども、開催するに当たっては来場者の駐車場の確保であったり、そういう部分については非常に配慮しなければならない部分だというふうに思ってございます。
○副議長(佐藤講英君) 早坂議員。
◆8番(早坂憂君) ありがとうございます。 課題も先に答えていただいてありがたいと思いますが、駐車場は、計画されている大きな駐車場がまだない状態で行ったイベントなので、足りなくなったというのはしようがない部分かと思いますけれども、やはり見えた課題というのをどういったふうにクリアをして、さらに人を呼び込むかということは非常に重要になってくるというふうに思います。すごい来ていただいたことというのはうれしいことで、ただ、そういった皆さんのニーズを捉えて、クレームが入らないように、皆さんが来てよかったと思えるようにしないと、やはり次、さらに次と来ていただくことにはつながらないと思うのです。 そういった課題をある意味ではちゃんといただいて、それをクリアにしていくということが非常に重要だと思いますので、今回の刀剣展の話題が少し入っているからあえて言わせていただきますが、例えば待っている時間に市の観光パンフレットなんかを配って読んでもらったら違ったのではないかとか、地域の周辺のお店もしっかり紹介をしておけばもっと違ったのではないかとか、そういった御意見も我々議員側もたくさんいただいておりますので、そういったことはやっぱり今後に生かしていただきたいというふうに思います。 また、現在多くの市民の方々が、訪れてくれてうれしいと感じているのは、これは伊藤市長も同じだというふうに思います。私の一般質問のほう、最後に、伊藤市長から新庁舎の利活用策について一言、思いをお話いただきたいと思います。
○副議長(佐藤講英君) 伊藤市長。
◎市長(伊藤康志君) この新庁舎建設のときのいろいろな資料の中に、いよいよ本丸築城へということで呼びかけをさせていただきました。その思いは、合併以来この分庁機能に依存していた市役所本庁舎がいよいよ本丸築城だと。この間、支所であったり病院であったり図書館であったり、出城が出来上がりましたので、いよいよ合併の象徴であります本丸築城だということが一つと、それと、ここは先ほど冒頭、石田議員からも伊達政宗に関わる歴史のお話がありましたが、戦国武将として最も大きな存在の一人の伊達政宗が、だてな国づくりをスタートした場所でもあります、この大崎は。 そういう意味からすると、伊達政宗はだてな国づくり、まさに豊かな国と同時に、世界に向けてこの視野を広めた。そして、また文人として、非常に文化の風が薫るまちづくりを提唱されました。それにあやかることも含めて、この新しい本庁舎、まさに本丸が、この大崎を市民の方々が内外から誇りに思い、憧れに思っていただき、ここに住んでみたい、住みつきたい、そしてまた全国に、世界に発信できるようなまちづくりをぜひ進めていく、そういう本丸としての拠点としてのまちづくりを進めていきたいと、そういう思いでいます。
○副議長(佐藤講英君) 早坂議員。
◆8番(早坂憂君) ありがとうございました。 これからの利活用策に私も心から御期待を申し上げまして、一般質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。
○副議長(佐藤講英君) 次に進みます。 18番横山悦子議員。 〔18番 横山悦子君登壇〕
◆18番(横山悦子君) 皆さん、こんにちは。傍聴席の皆様、大変ありがとうございます。 新議場になりまして初めての一般質問となっております。大変緊張しておりますけれども、しっかり最後まで頑張ってまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 通告に従いまして、大綱4点であります。 初めに、東北新幹線古川駅沿線の低周波、騒音、振動問題について質問させていただきます。 初めに、低周波音の問題についてであります。ここ数年、大崎市による測定をしていただいております。令和4年度は、12月2日午後3時頃から午後10時頃まで、4地点におきまして測定していただきました。本当にありがとうございます。感謝を申し上げます。 低周波音については、新幹線の移動音源に対する指針値は決められておりませんが、計測されており、なかなか改善の兆しが見えません。固定発生源からの低周波音苦情への対応のため、参照値としては92デシベルを大幅に超過している。昨年度、宮城県が開催した東北新幹線鉄道騒音等対策会議や国が開催した10県協議会でも議論されている様子がありません。大崎市は今後この問題についてどのように対応されるのか、御所見をお伺いいたします。 次に、騒音問題であります。大崎市が測定した古川江合錦町一丁目で75デシベル、宮城県が測定した大崎市古川でも76デシベルとなっております。騒音基準値の70デシベルを大幅に超えており、東日本旅客鉄道株式会社は環境省、国交省の指示である当面の対策として、昨年度中に75デシベル以下にする75デシベル対策を実施することになっておりますが、大崎市内では守られておりますか。守られていない場合は今後どのように対処していくのか、お伺いいたします。 次に、新幹線鉄道に係る騒音振動対策の推進に関する申入れ書についてであります。令和3年8月6日に新幹線沿線自治体が東日本旅客鉄道株式会社仙台支社へ申入れを行っておりますが、結果はどうなっているのでしょうか。改善していない場合は大崎市として今後どのような対応を考えているのか、御所見をお伺いいたします。 次に、古川駅前広場のブロンズ像についてお伺いいたします。ササニシキのふるさと古川にふさわしいシンボル像が設置されておりますが、設置時同様に修復、復元することについてであります。 天地人の6月のコラムの中で、姉妹都市、東京都台東区から、新庁舎を祝ってブロンズ像、シェリーが寄贈され、今回で3度目の寄贈となっております。伊藤市長は、彫刻の町、大崎市をとの思いがあるようでありまして、一流の作品から醸し出される芸術文化の風をこの大崎の風土にしたいとお話しされております。しかし、伊藤市長、毎日一日中、古川駅前広場で泣いている女性がおります。古川駅前広場のブロンズ像、農婦の像であります。顔面、最近では体中まで汚れていて、建設課管理担当にお掃除をしていただきましたが、なかなか汚れが落ちず、そのままであります。古川駅前の、ササニシキのふるさと古川にふさわしいシンボル像であります、昭和62年、ササニシキの偉大な功績をたたえ建立されました銅像設置時同様に、修復、復元することについての御所見をお伺いいたします。 次に、3点目、安心・安全な子育て環境についてであります。 古川東児童センターで行っている
放課後児童クラブのサテライトの設置や熱中症対策等についてお伺いいたします。 古川東児童センターの現状でありますけれども、令和4年度自由来館を含めた来館児童数の最大は111名でしたが、令和5年度になりまして、自由来館を含め定員100名に対しまして、4月には最大で139名が来館しております。昨年度は昼食時、2部制にして弁当を食べていましたが、夏休み開始に向け、今年度この人数では、ほかの施設の利用が必要であります。冷房の効いたところで昼食を食べられるよう、健康で安全な学童保育環境を整える重要性を感じる状況でございます。エアコンは図書室と集会室のみ設置されており、遊戯室には設置されておりません。今年の夏は、エルニーニョ現象で暑くなると予想されております。体調の悪い児童が出た場合には休む部屋もない状況で、サテライトの設置や熱中症対策等については緊急の課題であります。児童館でも子育て支援課に運営についてお力添えをお願いされておりますが、具体的にどのように考えているのか。児童館や児童センターは、児童厚生員が児童に健全な遊びを与えて、その健康を推進し、情操を豊かにする児童厚生施設です。児童一人一人の健康面、安全面の確保のためにも、139名、それよりも多くの141名のところもございましたが、困難な状況です。密接、密集、スピード感を持って対応していただきたく、御所見をお伺いいたします。 次に、同じく鹿島台中央児童館で行っている
放課後児童クラブのサテライト設置と駐車場等問題についてであります。 この古川東児童センターと鹿島台中央児童館におきましては、一般市民からの要望により、山田匡身議員と2人で当施設に行って事情をお聞きしたところでございます。鹿島台中央児童館も古川東児童センター同様、定員60名に対しまして今年度は91人登録、さらには自由来館では110人が来館している状況です。児童一人一人のロッカーも足りず、建物の老朽化、トイレも老朽化し、トイレの数も足りず、遊戯室には扇風機1台がありましたが、この熱中症対策、
放課後児童クラブのサテライト設置、さらに、ここ鹿島台中央児童館は駐車場が足りず、父兄が道路に車を止めて迎えに行くので、大変迷惑駐車となっております。現場を見てみますと、駐車場拡幅の場所も何とか取れるようでございます。ぜひ
放課後児童クラブのサテライト設置と駐車場、遊戯室のエアコンなどをスピード感を持って対応、検討していただきたく思います。御所見をお伺いいたします。 最後、4点目、市民の命、生活を守る支援についてであります。 自転車用ヘルメット購入費用に対する助成についてであります。これまでヘルメットは13歳未満の子供を対象に保護者の努力義務でありましたが、今年の4月以降の道路交通法では、同乗させる子供も着用、年齢を問わずに自転車に乗る全ての人に対する努力義務となりました。家族で複数のヘルメットが必要であります。購入費用に対する助成についてお伺いいたします。 次に、燃料高騰対策として、これもコロナ特別委員会でも2回ほど質疑しておりますけれども、さらに一般質問させていただきます。一般家庭の照明器具をLEDへ交換する費用に対する助成についてであります。6月から電力7社が電気料金を値上げしました。国においても1キロワット当たり7円、各家庭に助成しておりますが、東北電力も約25%以上の値上がりです。経費節減、省エネ長寿命化のためにも、以前大崎市で実施されておりましたエコ改善推進事業、燃料高騰対策として一般家庭の照明器具をLEDへ交換する費用に対する助成について、お伺いいたします。 最後に、3点目であります。帯状疱疹ワクチンの接種に係る費用に対する助成についてお伺いいたします。 昨年の第3回定例会で一般質問させていただいたとき、大変な反響がありました。私もつづらごになったとき痛くて痛くて、激痛で大変でした。伊藤市長にお聞きしましたら、伊藤市長もつづらごになった経緯があるそうで、その後コロナにもかかったようであります。そういった形で、このワクチン接種の助成、なりますかとか、一日も早く助成になるように頑張ってくださいと、こういう多くの激励を頂戴いたしております。 帯状疱疹は80歳までに3人に1人が発症し、発症率は50歳代から上昇して、60歳から80歳でピークを迎えます。帯状疱疹は皮膚症状だけではなく、疼痛を伴う疾患です。最も多い合併症では、帯状疱疹治癒後に疼痛が残る帯状疱疹後神経痛に悩ませられるそうです。50歳からワクチン接種できますが、例えば50歳は現役世代でお給料を取っている方もたくさんいらっしゃいますので、助成年齢対象を年金生活者65歳以上とか、やっぱりこのような年齢を考慮しての助成は考えられないのでありましょうか。日本における帯状疱疹治療に係る医療費は年間約260億円と言われており、帯状疱疹治療に係る1人当たりの医療費は約4万円であり、帯状疱疹後神経痛が残存する場合には1人当たり約13万円と言われております。ぜひ検討していただきたく思います。伊藤市長の御所見をお伺いいたします。 これで1回目の質問を終了します。
○副議長(佐藤講英君) 答弁を求めます。 伊藤市長。 〔市長 伊藤康志君登壇〕
◎市長(伊藤康志君) 横山悦子議員から大綱4点、御質問賜りました。順次お答えしてまいります。 初めに、大綱1点目の東北新幹線古川駅沿線の低周波、騒音、振動問題についてですが、低周波音の問題及び騒音問題につきましては、東北新幹線が開業してから40年の年月がたちましたが、運行車両の性能も向上し、新型車両の導入などにより安全性、快適性を向上させながら高速化も図られております。しかしながら、最高速度時速320キロメートルで運転が始まってから、新幹線の走行に伴う騒音、振動がひどくなったとの苦情が多く寄せられたことから、平成27年度以降、定期的に苦情者宅周辺において騒音、振動等の測定を実施しております。 令和4年12月2日に、新幹線沿線において騒音、振動、低周波音の現状を把握するための測定を実施したところ、参照値との比較ではありますが、市内では4か所のうち1か所で超過し、騒音については基準値である75デシベルを1か所で超過する結果となっております。なお、東北新幹線鉄道騒音等対策会議や新幹線等の公害対策10県協議会においては、関係自治体の意見を確認しながら課題を整理し、令和4年12月19日に、JR東日本に対しまして低周波音対策を含めた申入れ書を提出しております。 次に、新幹線、鉄道に関わる騒音、振動対策についてですが、議員おただしのとおり、令和3年8月6日に宮城県や沿線自治体とJR東日本東北本部へ新幹線鉄道に関わる騒音、振動対策の推進に関する申入れをしております。申入れに対しまして、JR東日本から、環境省及び国土交通省の指導に基づき、音源対策を基本として75デシベル対策を継続していく旨の回答を得ているところであります。今後も騒音、振動、低周波音の改善が実現できるよう、沿線の住民並びにJR東日本などとの意見交換や要望を行い、東北新幹線沿線における騒音、振動、低周波音対策の推進につなげてまいります。 次に、大綱2点目の古川駅前広場のブロンズ像の修復についてお尋ねがございました。この問題は私も事のほか思い入れがございまして、議員からは6月号のコラムを御紹介いただきましたが、前の5月号に、このササニシキ60周年と一緒にコラムでも申し上げていると思いますが、これは議員から御紹介がありましたように、農婦の像、ササニシキ顕彰碑でございまして、当時の大衡市長を代表にしたササニシキ顕彰事業推進会、大衡照夫さんの名前が載っておりますが、余白があれば、伊藤康志の名前も隅っこのほうに載るかもしれない。少なからず関わりました。佐藤副議長も関議長も関わったと思いますし、ライブで今、病院から議会を聞いている佐藤勝議員も関わったかもしれません。いきさつはこの議場では小沢議員ぐらいしかもう知っている方はいないかもしれませんが、大変に思い入れの強いブロンズ像でございます。大崎耕土、豊穣の大地を代表するブロンズ像は、大崎は岩出山の試験場にあります茂重波、仙台牛の素牛でありますが、それとササニシキ顕彰碑、農婦の像が代表されております。 併せて、かつてササニシキ資料館が駅前に、ふるさとプラザにあって、おじいさんと孫が米づくりを語る語り部がございましたが、これは動かなくなってしまって、既にもう役目を終えてしまっております。そういう、このササニシキの里にふさわしい記念事業でありましたものですから、議員から今、大変にブロンズ像が泣いているというお話をいただきました。早速私も現地に行って、関わった一人でありますので、清掃活動にも参加したいと思いますし、ただ、これはブロンズ像の修復となりますとかなり専門的に知識や技術も必要になるだろうと思いますので、業者の方々にも御協力いただいて、原因や性質などを調査しながら、いかにして今年生誕60周年を迎えるササニシキ、日本を代表する大品種に成長し、しかも今も現役で頑張っておられますし、系統のささ結、大崎市を代表して頑張っておりますので、その意味でも、ぜひこのササニシキのふるさと、古川のシンボル像として今後も大崎耕土を見守っていただく、新幹線で大崎を訪れていただく方々をお迎えしていただく、笑顔で迎えられるようにぜひ保全に努めてまいりたいと思っておりますので、御協力をお願いしたいと思います。 次に、大綱3点目の安心・安全な子育て環境の整備についてですが、古川東児童センターのサテライトの設置については、16番鎌内議員にお答えをいたしましたように、必要なサービス量などを把握し、教育委員会や委託事業者と施設整備の必要性と併せて、基本、検討してまいります。また、熱中症対策についても、環境や個々の児童の体調を考慮した過ごし方の指導について徹底するよう、委託事業者にお願いしてまいります。 鹿島台中央児童館で行っている
放課後児童クラブのサテライトの設置についてですが、今年度実施予定である第3期子ども・子育て支援事業計画の策定に向けたニーズ調査などを活用し、必要なサービス量の把握に努め、児童にとって何が望ましい方向性かについて検討いたします。 駐車場問題については、利用希望者が定員数を超えていることもあり、保護者用駐車場が手狭な状況であることは認識しております。職員用駐車場を含めた今ある駐車場の運用方法の見直しや、提案をいただきました駐車スペースの拡張の可能性について、今後委託業者を交えて検討してまいります。 次に、大綱4点目の市民の命、生活を守る支援についてでございますが、自転車用ヘルメット購入に対する助成につきましては、自転車用ヘルメットについては令和5年4月1日より道路交通法が改正され、全ての自転車利用者について着用が努力義務となりました。これを受け、さきに実施されました春の交通安全運動県民総ぐるみ運動や県下一斉の自転車安全利用キャンペーンにおいて、警察署や交通安全協会、交通安全母の会などの関係機関と連携し、ヘルメット着用の大切さ、正しい自転車マナーの周知を重点的に推進してまいりました。 議員おただしの自転車用ヘルメット購入に対する助成については、現時点では着用そのものが努力義務という観点から、今後の道路交通法の改正や一部に既に助成措置を講じている自治体も現れてはいるようでありますが、近隣自治体の動向などをも注視しながら対応してまいります。 次に、一般家庭の照明器具のLED化に対する助成についてですが、本市におきましては平成23年度から25年度まで、エコ改善推進事業におきまして照明器具のLED化に対する助成を行っておりました。地球温暖化防止の観点から、省エネ改修に伴う住民の負担軽減を目的としておりましたが、LED照明が一般的に購入しやすい価格となったことから、太陽光発電や生ごみ処理機の設置に対する助成に注力することとした経緯がございます。 このような経緯を踏まえ、本年度においては夜間や雨などの天候による不安定な発電を補うため蓄電池への支援を厚くし、省エネの普及と脱炭素の啓発に努めているところでございます。また、昨年11月にはカーボンニュートラルの実現に向けて、大崎市ゼロカーボンシティー宣言を行ったところであり、脱炭素の啓発として、本年2月から省エネ家電の買換えキャンペーンを実施しております。LED照明器具の価格は下がってきておりますが、高額なため、まだ普及が少ない再エネ機器や省エネ機器の導入に注力して支援することにより、脱炭素の取組が加速するものと捉えておりますので、今後の社会情勢を踏まえながら、効果的な支援メニューを検討してまいります。 次に、帯状疱疹ワクチンの接種に関わる費用に対する助成についてでございますが、私の健康もお気遣いをいただきまして誠にありがとうございます。 帯状疱疹は水痘、いわゆる水ぼうそうの原因である水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することによって引き起こされる発疹性の病気であります。小児期等に水痘にかかり、治癒後も体内の神経節に潜んでいたウイルスが免疫力の低下などにより再び活性化し、帯状疱疹として発症しますが、50歳以上になると発症率が上昇し、80歳までに約3人に1人が発症すると推定され、個人差はありますが、長期にわたり激痛をもたらす帯状疱疹を予防するため、免疫力が低下しないよう日頃から体調管理に留意することも必要となっております。 昨年の議員のおただしを受け、本市におきましても、帯状疱疹の予防接種に関しまして、市ウェブサイトにより接種可能な年齢やワクチン接種について周知を図ってきたところでありますが、予防接種法に定められた定期予防接種の対象疾病ではなく任意予防接種に位置づけられているため、接種費用は全額自己負担でお願いしているところであります。なお、任意接種の負担の在り方に関しては様々な考え方があるものと承知しております。 本市における公的な接種の推進につきましては、国の動向を踏まえて検討すべきものと考えております。現在国の審議会において、帯状疱疹ワクチンを予防接種法に基づく定期予防接種として導入する場合の最適な対象年齢や期待される効果、安全性、費用対効果などについて検討が丁寧に行われておりますことから、引き続き国の検討状況を注視し、適切な情報提供に努めるとともに、取扱いの変更があった場合には速やかに対応してまいります。 以上でございます。
○副議長(佐藤講英君) 横山悦子議員。
◆18番(横山悦子君) 伊藤市長、ありがとうございました。 それでは、これから2回目の質問をさせていただきます。 まず、新幹線の関係がございますけれども、令和4年度は2022年12月2日に測定していただきました。連続する約20本の通過する新幹線の騒音、振動、低周波、それから速さ、速度、それも全部記録に残しながら測定しているわけでございますけれども、大崎市におきましては2015年から2019年まで、県と合同で測定していただきました。約5年間であります。それから、2020年から2022年、昨年度まで大崎市独自で仙台市の業者にお願いいたしまして測定していただいております。これも本当におかげさまでこのように毎年続けて測定していただいていることにまず感謝を申し上げます。 それで、先ほども低周波、古川地域の江合錦町のA宅で低周波が101デシベルという大変大きな数値が出ておりますけれども、やはりこの低周波の問題について、大変困っている方がいらっしゃるわけであります、沿線の方で。それで、引き続きこの測定をお願いしたいと思っておりますけれども、その点についてはいかがでありましょうか。
○副議長(佐藤講英君) 伊藤
市民協働推進部長。
◎
市民協働推進部長(伊藤文子君) お答えいたします。 まず、低周波騒音問題というものについては、経済活動と相反するもので、日常生活を平穏に過ごしたいという市民の願いであることは間違いないと思っております。環境省も新幹線の鉄道騒音に係る環境基準というものの対策に継続して取り組んでおりますので、JRに対しましても、先ほど市長の御答弁でも申し上げましたとおり、10県協議でありましたり、JRの各社に対して、宮城県と大崎市は申入れ書または意見書案などを提出しております。 先ほどの低周波につきましての考えでございますが、一つは低周波の基準がないということで、発生原因も含めて、発生のメカニズムの解明という部分については、JRで今もこれについては取り組んでいただいております。再調査という部分でございますが、沿線住民がやはりもう一度再調査してほしいという希望を私どもからJRに伝えておりますので、その部分について、再調査の必要性をこれからも申入れていきたいというふうに思ってございます。
○副議長(佐藤講英君) 横山悦子議員。
◆18番(横山悦子君) 引き続きお願いしたいところでございます。 低周波音は、心身に係る苦情に関する参照値というのが92デシベルなのです。この間は江合で101デシベルということで、かなりオーバーした数値が出ておりますので、その辺のところをよろしくお願いしたいと思います。 また、先ほど、宮城県にも現状をお話しして、10県協議会にも問題提起をしてほしいわけでありますけれども、この10県協議会の議事録というのは必ず取り寄せております。これも調査の全部が一冊にまとまっておりますけれども、こういった形で議事録は全部取り寄せておりますので、やはりこれは大崎市が幾ら言っても、宮城県のほうで10県協議会でお話ししないと、それはこのように議事録に載りませんので、その辺のところはしっかり県のほうに申入れをして、必ず10県協議会でもお話ししていただくようよろしくお願いいたします。 それから、この大崎市の沿線について、令和3年8月6日、いろいろ要望書を提出した件で、やっぱり大崎市としても反省しなければならない点が一つあるのです。それは、大崎市沿線に本当は建築物を建ててはいけないという、そういったのがあるにもかかわらず、大崎市は新幹線の列車が通るようになって、それで沿線にかなりたくさんのうちも建てております。そういうのも一つ、県も言われております。後から引っ越してきた人がうちを建てたときに、いや、こんなに新幹線で揺れるのだということを新築の建物の方がお話ししておりましたけれども、その辺のところはこの建築を建てるとき建築住宅課としても、どのような御指導をされているのか、その辺についてお伺いいたします。
○副議長(佐藤講英君) 茂泉建設部長。
◎建設部長(茂泉善明君) 今、新幹線周辺につきましては、住居系の用途地域となっております。新幹線が通る前から、住宅の用途としていたということがございまして、もう既に住宅が建っていた状況の中で、新幹線が開通した時点で住宅系の用途を外すということができなかったというふうに考えております。用途、建築の制限については、そのような形で現在進んでいるところでございます。
○副議長(佐藤講英君) 横山悦子議員。
◆18番(横山悦子君) いろいろ検討されているようでございますので、しっかりとその辺のところは取り組んでいただきたいと思っております。まず、東北新幹線、本当におかげさまで今年は9回目の測定となりますので、その辺ところもぜひよろしくお願いいたしまして、新幹線の質疑は終わらせていただきます。 次に、古川駅前のブロンズ像でございます。 これは最初、市民の方から言われまして、横山議員、古川駅前のブロンズ像、鳥のふんか何か分からないのですけれども、もう全体的に汚れていますと。特に顔なんか見られませんというようなお話をいただきました。それから私も見まして、建設課の公園維持担当のほうにお願いしたところ、早速掃除をしていただきました。その前にシルバー人材のほうにお願いしますということだったのですけれども、シルバー人材のほうでもなかなか高齢の方がいらして、やっぱり脚立なり何だり立てないとそこまで掃除できないということで、建設課ですぐ行きますと言って、行ってくれたのです。 ところが結果を聞きましたら、なかなか落ちないですと。いろいろこすりましたけれども、落ちませんでしたというお話でした。震災のときも、仙台市の青葉山にあります伊達政宗の騎馬像、足が折れてしまったわけです。それも仙台市ではすぐお願いして、今きれいな伊達政宗の騎馬像があります。やはりこれは、目で観る刀の教科書展で約7,000名が4日間で見え、約6割が県外から来られたということで、この間はバスプールの屋根、それから柱のさび、それを直す予算もできました。そうすると、さびとか屋根も結構古川駅に行きますと目立ったところですけれども、今度ブロンズのほうが目立つのです。やはり皆さんに、いや、これはひどいと言われています。 先ほど市長は、性質、それから原因、やっぱりそういうのを調べてということでしたので、古川駅は新幹線の止まる駅でございますので、表玄関なわけであります。私が言われたとき、議員の名前が3人ばかり言われましたけれども、みんな、ここにいる議員もやっぱり一度なりとも、半数までいきませんけれども、頼まれている議員もいらっしゃると思うのです。 それで、なぜ皆さんが言っても進まないのか。その辺のところ、やはり結構前から私も言われているのだけれども、なぜこれが進まないのか。費用的にはどのぐらい、見積り的にどのぐらいかかるのか。その辺はどのように検討されておりましょうか。
○副議長(佐藤講英君) 安部世界農業遺産推進監。
◎
産業経済部世界農業遺産推進監(安部祐輝君) 横山議員からはササニシキ像、それからササニシキへの思いをたくさんいただきましてありがとうございます。 まさにササニシキ、全国どこにもなかった多収性であったりおいしさというところで全国に名前が出ていったと思いますし、やっぱりこの大崎古川のシンボルというふうに思っておりますので、まず一番に大事にしなくてはいけないと思っております。 その中で汚れということで、公園管理の一環の中で水圧をかけて汚れを取ろうとしたりであるとかそういう感じでやったのですけれども、なかなか落ちないという形ですので、そこについてやはり関係課と調査をする中で、汚れがどうしたら落ちていくのかというところはやっていかなくてはいけないと思いますので、進めていければと思っております。
○副議長(佐藤講英君) 横山悦子議員。
◆18番(横山悦子君) あれは水圧で落ちないと思います。やはり、業者に頼んで見積りを取って、しっかり取り組んでいただきたいと思っております。このように大崎市役所庁舎も新庁舎、立派になりました。いろいろなところから、県外から、議員たちも視察にまいります。そういったときに、やはり駅前を見るのです、私たちは。ここの町は活性化して上昇しているのか、それとも下振れている傾向なのか。一番先に降りるのは駅前でございますので、駅前で私たちも、何かこの駅寂しい、ここに降りる人少ない、そのような統計的なものをいろいろ考えますので、やはり古川駅前のシンボルですので、これは早急に直していただきたいと思っておりますので、その点よろしくお願いしたいと思います。 それはそのくらいにして、あと産業常任委員会のほうで進捗状況とかお聞きしますので、どうぞよろしくお願いいたします。 次に、古川東児童センターについてお伺いいたします。 私たちが行ったときは4月24日の月曜日で、子供たちがちょうど学校の振替休日でおりまして、2つの部屋に分かれてDVDを見ておりました。そういった中で、本当に子供たちが、とにかく机に整列されて座っていますからよかったのですけれども、かなり密集、密接の状態でございました。このように静かに座っているうちはいいのですけれども、ちょっと動くと子供と子供の体がぶつかって、本当にけがすれすれの状態なのです。それだけ密集、密接している古川東児童センターでございました。 前段の鎌内議員からも、何とかサテライト、これをお願いしたところ、なかなかそれも難しい答弁でございましたけれども、やはり7月になるとすぐ夏休みが来るわけでございます。2回に分けていた御飯も、この2回中に御飯を食べさせなければならないということで、職員の皆さんも大変悩んでおりましたけれども、今学校の敷地内を見ますと、古川第二小学校の敷地が一番何か狭くて、サテライトを建てるのもなかなか厳しいような状況なのですというお話もいただきました。 この夏休み期間中だけでも何とか、教室が空いているわけでございますけれども、その辺でこの子供たちを緊急的にそういうふうにしてあげることはできないのでありましょうか。よろしくお願いします。
○副議長(佐藤講英君) 渋谷民生部長。
◎民生部長(渋谷勝君) 前段の鎌内議員にも答弁差し上げましたけれども、現状、大変混み合っていることはもう重々認識しているところでございます。ただ一方で、すぐに効き目のある解決策もまた今、見いだせていないということでございますが、この件につきましては教育委員会のほうと情報の共有をさせていただきながら、協議をしてきているというようなところまでは御紹介申し上げておりました。 今議員のほうから、夏休みについてというところは、可能性があるのだろうというふうに実は思ってございますが、ただ、現場のところの管理上のいろいろな調整も必要になってくるというのもまた一方ございますので、ここはもう少し慎重に検討させていただきながら、善処できるように協議を続けてまいりたいというふうに思っております。 サテライトにつきましては、緊急、可及的な措置ではなくて、やはり長期的な展望に立った上で整備すべきと。その際に、財政負担を伴いますし、運営するにおきましては運営費もかかってまいります。ここにつきましては委託料のほうにも反映するというようなことにもなりますので、さらに期間をいただきながら、この先の子供たちの数の変化でありましたり、あるいはニーズの変化でありましたり、そこも加味した上での判断となりますので、今この場でサテライトの方向性につきまして言及できる状態にはなっていないというところは御理解いただきたいと思います。
○副議長(佐藤講英君) 横山悦子議員。
◆18番(横山悦子君) ぜひ長期的にということですけれども、大幡の子供たちが古川第三小学校と古川第二小学校に分かれてきているのだそうです。ところが、大幡の新しく建てたところは結構子供がいらっしゃいますので、それでこの古川第二小学校のサテライトが必要になったということをお聞きいたしました。 それから、グレーゾーンの子供が結構例年よりもだんだんと多くなってきているということもお話しされました。やはりそのような子供たちにもかなりちゃんとしたことをしなければいけないので、普通の子供たちだけでなく、グレーゾーンの子供たちも多くなったということでございます。 それから、今、公設で委託業者にお願いしているわけですけれども、父兄の方から大変いいお話を伺いました。長期の夏休みのときに、どうしても皆さんお勤めしている人が預けている児童館ですと。やはり勤めに行くのも忙しいのに、さらに子供を2人なり3人なり預けると、それに弁当も持たせてやらないといけない。大変な状況なのだということをお話しされました。そのときに、議会で私も質問した経緯がございますけれども、それは公設公営ではなかなか難しいお話もいただきました。 今回委託業者によりまして、4月の説明会のときに、御希望する家庭におきましては安い定価でお弁当も提供できますと。そういうお話がありましたときに、説明会に参加された御父兄からすぐ電話いただきまして、喜んでのお電話でございました。全ての委託業者が全般的にいいわけではございませんけれども、今何度も委託業者と市の執行部もお話しされていることでございますので、しっかりと密に、御父兄の御要望、それから市の要望を話していただき、よりよい子供たちの居場所づくり、その辺のところをお願いしたいと思います。その辺についてはいかがでしょうか。
○副議長(佐藤講英君) 渋谷民生部長。
◎民生部長(渋谷勝君) 今回4月から、事業者を選定する過程におきましてはプロポーザルをしまして、提案をいろいろ頂戴いたしました。その中で、やはり親御さんの対応と、それから子供の対応ということも併せてだと思うのですけれども、夏休みのお弁当の話、こちらが負担になっている御家庭もあるようだから、ここは希望者の方にはお弁当を御手配申し上げると。御負担は当然保護者様になりますけれども。 一方で、私ども気になりましたのは、そういったデリバリーのお弁当のお子様と手持ちのお弁当のお子様と一緒になってお食事を取るという環境におきまして、児童館での差別になったり、いじめのネタにならないのかみたいなことも他市の事例でありましたので、ちょっと気にしたのですけれども、今結構その辺は現場ではあまり問題が起こっていないと。ですから、この先このことをやっていく上では、現場においてちゃんとそういうことが子供たちの生活に支障なく運営されている、このことを確認していく必要があると思っています。 なので、まず事業者のほうは全国的な展開をされていますので、様々なそういうサービスメニューをお持ちだと思いますので、よいものはぜひ保護者あるいは子供の御意見をいただきながら適応させていくということもやっていきたいと思いますし、そのことによります変化であったりというところもつぶさに見ていきながら、よりよい環境をこれからも事業者とともに提供していけるように頑張ってまいりたいというふうに思っております。
○副議長(佐藤講英君) 横山悦子議員。
◆18番(横山悦子君) よろしくお願いいたします。 鹿島台中央児童館のことでございますけれども、やはりかなり老朽化、またトイレの数が少ない、そしてロッカーも足りない、下駄箱も足りないと、こういう状況でございました。その辺のところをしっかりと、時間もなくなってまいりますので、鹿島台中央児童館のことも、ここも遊戯室に扇風機が1台だけということで、古川東児童センターには遊戯室に扇風機はございませんでしたが、やはり今年の夏の熱中症対策、例えばここで熱中症の子供が出ました。救急車で運ばれました。そういったときに誰の責任なのでしょうか。
○副議長(佐藤講英君) 渋谷民生部長。
◎民生部長(渋谷勝君) 責任につきましては、市が開設している施設でございますので、本市にあるというふうに思っております。その際には、どのようなことが現場で行われているのか、本市と事業者の間で確認しながらということになってくるのは、その後の原因究明の中に入ってくると。でも、責任はあくまでも市にあるものというふうな認識の上に立ってございます。
○副議長(佐藤講英君) 横山悦子議員。
◆18番(横山悦子君) 伊藤市長、ぜひ古川東児童センターと鹿島台中央児童館の遊戯室にエアコンを2台、1台ずつで多分大丈夫だと思いますので、その辺のところを検討していただきたいと思っております。答弁はよろしいですので、気持ちは分かりましたので。 次に、帯状疱疹ワクチンについてお伺いいたします。 帯状疱疹ワクチンは日本の疫学調査を基に、大崎市における1年間の帯状疱疹発症者数の推計では、50歳以上の帯状疱疹の発症が約700人出るのだそうです。そして、後遺症で帯状疱疹後神経痛が約140人に生じるのだそうです。そこに係る医療費は約4,200万円ということです。私も不活化ワクチンを注射しました。そのときに、2回しなければいけないので、1回が消費税込みで2万2,000円、2回で4万4,000円の注射をしました。そう考えると、65歳で半額となると1人約1万円、合計2万円を500人すると1,000万円ぐらい。そのぐらいで予算済むのです、計算すると。そういった形で、全員が受けるわけではないので、今テレビでも放送していますが、1回なった人はこの激痛が分かりますので、今後もうなりたくないという気持ちは皆同じなのです。そういった意味で、予算的には済みますけれども、その辺はいかがでしょうか。
○副議長(佐藤講英君) 渋谷民生部長。
◎民生部長(渋谷勝君) 帯状疱疹を患われた方の痛みにつきましては本当にお見舞い申し上げますし、お察し申し上げるところでもございますけれども、ワクチン接種につきましては、市長答弁のとおり、本市の公的接種は国のほうの定期接種に分類されているものに今限っている状況にございます。これは国の財源、交付税となりますけれども、その還元が得られまして、安定的に実施できる接種の仕組みとなってございます。 議員のほうからは、年齢を限定するとか様々な手法もあるのではないかという御提言もございますけれども、現時点では、この任意接種とされているワクチンにおいて、例えばこの帯状疱疹のみを今、公費接種化するということの差別化の議論ができていないところでもございます。おっしゃるとおり4,200万円という仮定の数字もございますけれども、こういったものにつきましては、恐らくは他の任意接種の疾病であってもそれなりの医療費を伴うものも多々あるのだろうというふうに思っているところでございますが、国におきまして定期接種の意義は、やはり重症化予防、感染拡大防止といった観点で大きな効果が期待されるものということだと思いますので、現時点では、任意接種まで大崎市が補助あるいは助成の対象にするというところまではまだ検討が至っていないところでございます。
○副議長(佐藤講英君) 横山悦子議員。
◆18番(横山悦子君) 時間もなくなりました。公費助成を取り入れている自治体は全国で218自治体です。生ワクチンが4自治体、不活化ワクチンのみが15自治体、そして両ワクチン対象は199自治体。年齢、それから半額助成とか何割助成とか、こういった形で様々な助成をしております。 時間になりました。これで終わります。ありがとうございました。
○副議長(佐藤講英君) 次に進みます。 17番木村和彦議員。 〔17番 木村和彦君登壇〕
◆17番(木村和彦君) それでは、通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。 最近私が年を取ったせいなのか、話すほうも、答弁されるほうも非常に早口で、メモするほうも理解するほうもちょっと若干時間がかかっています。私はスローペースでゆっくりと質問させていただきますので、私の耳にも聞き取りやすい御答弁をいただければ助かります。 それでは、統合後の小学校跡地利用についてをお伺いいたします。 まず初めに、旧真山小学校跡地、ジビエの加工施設の進捗状況についてをお伺いいたします。 今回の補正でも取り上げておりましたけれども、ジビエ商標登録業務委託費が認められました。本格稼働に向けて施設整備を進めていると思いますが、現時点での進捗状況についてをまずお伺いいたします。 委託事業者との協議の中で、施設整備に世界的な半導体不足などの影響で遅れの箇所も見受けられるとお聞きしました。物品調達の遅れも含め、これらの問題についてどのように対処されているのかをまずお伺いいたします。 次に、旧富永小学校跡地の利用についてをお伺いします。 今回の補正で日本語学校の整備事業が議決をされ、これから加速してこの事業が進められると思います。この日本語学校の場所の選定に当たりましては、4か所の学校跡地から選定をされたと伺っております。日本語学校の整備については、債務負担行為も含めて2億円を超える負担が発生いたします。今回この旧富永小学校の活用についても、JAの総会がまだ開かれておりませんが、理事会ではほぼ決定をされておりますけれども、今後この話合いが進みますと、大崎市の費用負担が発生する可能性も考えられます。旧富永小学校の活用について、ある程度の大崎市の負担が発生すると理解するのでありますが、どのように捉えているのか。また、JAについて今後の協議をどのようにして進められるのか、ある程度の負担割合も示すべきと思いますが、この件についてをお伺いいたします。 次に、この旧富永小学校跡地周辺道路の利便性向上策についてをお伺いいたします。 今回JAの理事会で本店の移転先として選定するに当たり、理事会の中では懸念事項として、周辺道路が非常に狭隘で、本店の運営に支障があるのではないかという発言があったそうであります。今後協議を進める上でこの件に配慮することも十分予想されますが、その解消策についてをお伺いいたします。 また、この場所は当然学校があったところでございますので、児童の通学の安全を図るために交通規制がされておりました。今回の統合により、通学の手段が徒歩からスクールバスへと通学方法を移行された児童も多いとは思いますが、以前の規制が現在どのようになっているのかについてもお伺いをいたします。 次に、市、貸主ができる施設整備ということになりましたけれども、つまり学校施設利用の基本、それ以外の廃校利用についてをお伺いいたします。 日本語学校の整備のように、市で学校の整備を行う場合、また今後借りる側が整備を行う、その分賃料を低廉化、安くしてほしい、このような利用策もあると思います。議会では、廃校の利用について市が主導を取ったり、相手方の利用を取ったりという形で、いろいろな形が想像されますけれども、基本的に大崎市としてはどのような形でこの廃校利用を考え、どのような条件をもって貸すのか、この基本指針についてお伺いをいたします。 次、大綱の2番目、来年度休園予定のゆめのさと幼稚園の活用についてをお伺いいたします。 まず、このゆめのさと幼稚園でありますけれども、具体的な利用策は計画されているのかについてをお伺いいたします。 休園の予定が公表され、今後の利用について周辺の方々からよくお尋ねされます。この利用策、具体的なものがあれば、まず基本的な考えをお伺いいたします。 次に、私からの提言も含めて提案をしたいと思います。まず1つは、小学校の駐車場としての利用はできないのかということであります。 先日、古川北小学校の運動会が開催されました。来賓としてお招きいただき、大変楽しく拝見をいたしました。校庭いっぱいにこだまする子供の声が、まさに地域の活力、子供の力だということを実感する一こまでありました。久々に保護者の皆様や御来賓の方々など多くの方々が応援に駆けつけました。この折、4つの小学校が一つに集まっての運動会ということもあり、車の利用台数が非常に増え、これまでとは大きく異なって駐車場の確保に大変苦労されておりました。駐車場につきましては、1年生・2年生、3年生・4年生、5年生・6年生と3つのグループに分けて時間差を設け、それぞれ父兄の方々に時間をずらして駐車場を利用するようにということで大変苦労をされておりました。この際、休園されるゆめのさと幼稚園の場所を駐車場に利用するのも一つの方法ではないのかと思います。 次に、不足している教室の補完機能としての利用はできないかということであります。 学校に伺いました。全て2学年、2クラスの使用と、それから特別教室が3クラスありまして、ほぼ教室の利用は100%であるということがあり、空き教室がない現状とお聞きしました。それはそれで結構なことなのですが、幼稚園の校舎は学校としての利用価値も非常に高いように感じています。この利用について、学校からの希望はないのでしょうか。また、同じように父兄からの要望はないのかについて、併せてお伺いをいたします。 次に、学童保育施設への開放の考え方についてをお伺いします。 前段、鎌内議員、あと横山議員から
放課後児童クラブということで、非常に狭隘だという話がありました。近くには長岡地区学童保育もあるのですが、それも旧社会福祉協議会が使った施設をお借りして今やっています。今後、学童保育の形が変わっていって、統合小学校の学童保育を全体的に考えた場合に、広い施設があれば、学童保育を運営するに当たっても非常に楽ではないのかと。この施設についてもある程度設備が整っておりますし、運動施設もあります。これらを加味すれば、
放課後児童クラブは、学校に隣接する場所ではございますので、定員をはかれるのではないかというふうに思います。これについて、
放課後児童クラブを運営する方々からの希望などはなかったのでしょうか。併せてお伺いをいたします。 次に、新斎場へのアクセスについてをお伺いいたします。 斎場周辺の市道整備は4か年の整備計画で、市道蝦沢線の工事が進められています。しかし、工事の進捗がまるで亀のようにゆっくりと感じられます。策定された計画と工事の進捗状況は一体どうなっているのでしょうか。まず、お伺いをいたします。 次に、旧斎場から新斎場までの市道の拡幅についてをお伺いいたします。 この計画では、現状の市道のオーバーレイ、つまり現状の道路の改修を中心に進められています。新設の斎場は広域農道から入れるように整備がされています。しかし、旧斎場から新設の斎場までは、地域の皆さん等の要望もあり、ぜひこの道路をつけてほしいということから、新しく道路を整備されることになりました。しかし、これを受ける市道も、現状ではなかなか狭隘ではないかと思います。道路整備の機会も含めて、この機能を十分に発揮するためにはぜひこの市道の拡幅が必要と私は考えています。付近の住民の中には、道路の用地を無償で提供してもいいと、できるだけ利便性の向上を図るためにもぜひ広く道路を造ってほしいと、そういう方々もお伺いしています。もう少し地域の地権者や住民の方々と十分に話合いを進めるべきではないでしょうか。斎場整備は当然、大崎広域行政事務組合で進められています。しかし、周辺の道路、環境整備などは本市が積極的に関わり合うべきと思います。この対応についてもお伺いをいたします。 これまでお話ししてきましたけれども、この周辺道路整備計画の進行はなかなか予算の関係、つまり予算ありきで進められているのではないかと私は感じています。令和3年7月21日に新斎場建設に当たり、地域の方々が要望を提出しました。これは5行政区の区長様と地域振興協議会の会長の連名で提出をされていました。この要望書については篤と市長も御存じのことと思います。担当がどんどん変わってしまって、中にはひょっとして忘れた方もいらっしゃるのかもしれません。この際伺っておきたいと思います。この要望書に書かれた地域の要望に今後どのように対応するのかについてをお伺いいたします。 次に、4番目、AIのチャットについてをお伺いいたします。 この問題を質問するときに、私の年代でこれをお聞きして、内容も分からないのに何を聞くのだということで大分悩みました。でも、これはやっぱり分からない人が聞くのがいいのかということがありますので、聞き上手になって聞いていただければ幸いでございます。 このAIチャットの対応について、先日東京都の小池知事が13日の都議会で、全ての部局の業務に導入すると表明をいたしました。東京都は生成AIの活用について、情報漏えいや間違った情報の可能性などの懸念を踏まえ、慎重に導入を進めていくと表明しています。大崎市でもこの際、この有効性や検証のガイドラインを早急に策定すべきと考えますが、本市の対応についてをお伺いいたします。 次に、このセキュリティーとどの部門での所管かについてお伺いいたします。 アメリカ政府はイノベーションを推進するためには規制を設けないほうがよいという考えでしたが、政府関連機関の運営自体に影響を及ぼすほどの強力なテクノロジーを規制する声も上がっています。大崎市はどのようにセキュリティー対策を行い、どの部門が責任をもって対応しているのかについてをお伺いし、1回目の質問といたします。
○副議長(佐藤講英君) 答弁を求めます。 伊藤市長。 〔市長 伊藤康志君登壇〕
◎市長(伊藤康志君) 木村和彦議員から大綱4点、御質問賜りました。私と教育長からそれぞれお答えしてまいります。 私からは、まず大綱1点目の統合後の学校活用策につきましては、お尋ねの真山小学校跡地では令和4年4月からジビエ食肉処理加工等施設の整備を開始しており、令和5年2月末に完成を予定しておりましたが、コロナなどの影響からキュービクルの納品に遅れが発生し、電気設備工事につきましては6月末まで工期を延長し、それに伴い、建築工事につきましても7月まで工期延長となります。減容化施設につきましては、減容化装置の部品の製造が遅れており、一部の備品も含め7月末までの納品を予定しております。 施設の運営を行う指定管理者、ジビエの郷おおさきとの協定の締結を令和5年3月27日に行っております。今後8月の運用開始までに搬入の手順や豚熱検査、放射能検査などの体制について、指定管理者や大崎市鳥獣被害対策実施隊も含めて関係機関と協議を行いながら、適正な衛生管理などスムーズな運営ができるようしっかり準備を進めてまいります。 次に、富永小学校跡地の利用についてですが、本年4月に古川農業協同組合から、旧富永小学校を同組合本店事務所として借用したいとの正式な申入れがありました。跡地利活用については大崎市小学校跡地等の利活用検討方針に基づき、これまで富永地区住民とともに検討し、地域からは、古川農業協同組合に対しては本店事務所の移転先として検討していただくよう要望していたところであります。本市といたしましては、今後、古川農業協同組合と具体的な利活用方法について協議をしていく中で、周辺道路の利便性向上について、地域の意向なども確認してまいります。 また、通学路時間帯交通規制の緩和策につきましては、現在既に規制は緩和されていることを確認しておりますが、旧富永小学校は登下校時のスクールバスの乗降場所となっておりますことから、古川警察署と連携を図りながら、児童たちの安全に配慮してまいります。 さらに、施設整備につきましては、市として改修等に当たっての新たな設備投資などは行わない方針としておりますが、地域活動や交流への貢献といった視点も踏まえながら、古川農業協同組合と協議してまいります。 次に、学校跡地利用における施設の考え方についてですが、旧富永小学校の事例と同様に、市として施設の改修や新たな設備投資は行わないことを基本としながら、民間事業者などからの具体的な提案内容に応じて判断してまいります。 次に、大綱3点目の新斎場へのアクセスについてでございますが、市道整備計画と工事の進捗状況につきましては、平成31年度より公共施設等適正管理推進事業債を活用した舗装修繕を実施し、令和2年度より路面性状調査とともに劣化状況に応じ、計画的に進めているところであります。なお、劣化状況等により部分的に優先しなければならない箇所もあり、延長や劣化状況によっては複数年での施工となり、時間を要する場合もございます。現在、斎場周辺の市道上蝦沢線の舗装修繕については、全体延長750メートルを令和4年度から令和7年度までの4年間で予定しており、昨年度は300メートル実施し、今年度は110メートルの修繕を予定しております。 次に、旧斎場から新斎場までの市道の拡幅についてでございますが、斎場周辺道路は古川地域で定める区画道路網整備事業の指定路線となっており、事業化するための条件として、延長100メートル以上かつ1か所以上の交差点が含まれること、道路用地として路線沿線の権利者全員が土地の寄附を承諾することとなっております。これら条件が整った場合には、関係権利者の代表者選任や事前協議、協定締結などの必要な手続を経て事業化に至るものであります。現在、区画道路の工事の進捗状況につきましては、着地路線数が2路線あり、令和5年度と令和6年度での完了を目指しております。また、次期候補路線として現在3路線を予定しておりますが、路線測量や道路設計、物件調査などを行い、協定締結後に道路改良工事を実施するため、1路線が完了するまでおおむね5年の期間を要している状況でございます。 なお、旧斎場から新斎場の市道の拡幅については、関係権利者との調整を踏まえつつ、地域の声を聞きながら事業化に向けた検討をしてまいります。 次に、周辺道路計画の進行についてですが、令和3年7月に新斎場建設について周辺整備への御要望を踏まえ、市道については先ほど答弁いたしました市道上蝦沢線で舗装修繕中であり、その他の路線につきましても通行の安全に配慮した維持修繕に努めてまいります。また、今年度に路面性状調査を実施し、斎場周辺道路も含め、舗装修繕計画を見直すこととしており、引き続き計画的に舗装修繕を進めてまいります。排水路整備の要望箇所につきましては、一部構図と現況水路が違っている箇所の解決を急ぎ、新斎場完成までに整備できるよう進めてまいります。これら地域からの要望につきましては、新斎場建設に伴う交通環境の変化を地域の皆様と情報を共有しながら、引き続き対応してまいります。 次に、大綱4点目のAIチャットについて本市の対応につきましては、ChatGPTのような生成AIを活用することで業務効率化や市民サービスの向上などが期待できる一方、情報が常に正確、完全であるとは限らず、必ず人間の判断が必要となります。また、著作権やプライバシーなど権利に関わる問題もあることから、本市の対応といたしましては、国や他の自治体の動向を注視しながら、デジタル戦略課において検証し、活用について検討してまいります。 次に、所管とセキュリティーについてでございますが、本市では情報セキュリティーの基本方針と対策基準を定めた情報セキュリティーポリシーを制定するとともに、毎年情報システムを利用する全職員を対象にデジタルリテラシー、情報セキュリティー及び個人情報保護の研修の受講を必須にしております。また、職員が使用するパソコンはIDパスワードに加え、顔認証などの多要素認証により利用を制限しております。今後も新しいデジタル技術の活用や情報システムの活用に当たり、継続してセキュリティー対策に努めてまいります。 私からは以上でございます。
○副議長(佐藤講英君) 熊野教育長。 〔教育委員会教育長 熊野充利君登壇〕
◎教育委員会教育長(熊野充利君) それでは、私からは大綱2点目の来年度休園予定のゆめのさと幼稚園の活用策についてお答えをいたします。 まず、公立幼稚園の状況についてでございますが、深刻化する少子化と共働きなどによる保育所ニーズの高まりなど、幼稚園児数は減少の傾向が顕著に現れております。特に令和5年度においては、古川地域のにじの子幼稚園、ゆめのさと幼稚園の入園児数がゼロになるなど、一定の集団の中で幼児の健やかな成長に資する標準的な教育の提供や集団生活の中で園児同士が刺激し合う教育環境の確保が大変難しい状況になっております。 このような状況を踏まえまして、教育委員会としては令和5年度末でにじの子幼稚園、ゆめのさと幼稚園、そして鹿島台第一幼稚園の3園を、令和6年度末では田尻幼稚園、大貫幼稚園を休園する方向で検討、調整をしており、令和4年度に保護者を対象に意見交換会を実施しまして、幼稚園の休園についておおむね了承を得ているところでございます。 議員御指摘のゆめのさと幼稚園休園後の利活用につきましては、現時点では具体的な利用策などの計画はございません。現在は幼稚園に通っている園児及び保護者へのケアを最優先に考え、休園時に在籍園児がいる場合は近隣の子育て支援総合施設の幼稚園部門への転園を含め、園児の適切な教育環境が確保できるよう調整してまいります。 また、議員より、幼稚園休園後の利用方法について、古川北小学校の駐車場や不足教室の補完機能、そして学童保育への開放など、具体的に御提案をいただきました。 今後の予定でございますが、幼稚園の休園に向けて、区長を中心に地域の説明会を開催いたします。教育委員会といたしましては、地域との意見交換や議員から御提言いただきました案を含めまして、どのように利用するのが最善であるか、具体的な利活用策について検討してまいりたいと考えております。 私からは以上でございます。
○副議長(佐藤講英君) 木村和彦議員。
◆17番(木村和彦君) それでは、再質問させていただきます。 ジビエ加工施設の工事の遅れです。これ、ある意味、加工場を造るといったときには、大崎の花形と言えばおかしいですけれども、廃校利活用の一つのモデルケースで、同じように地場産品の育成ということで進めて始められたのがこの大きなきっかけだと思います。これに続けば、これらの廃校になった校舎を別な業者も使って、いろいろな大崎の産業の一助になるのではないかという、非常に私も期待を持っていたのです。 ところが、思った以上に進みが悪い。せっかく看板を上げたのだけれども、提供するものがない。もしくは、今有害鳥獣の被害が秋の収穫に向けてどんどん増してくるときに、それらに対処する方法がないということでは、なかなか本来の趣旨と違うのではないのかということがあります。 本市としての責任が、なかなかそれだからできるということではないのでしょうけれども、例えばこれが食肉として加工された場合には、例えば放射能の検査とか、いろいろな行政が関わることも多々出てくるかというふうに思うのです。そうすると、指定管理者に対して少しでもサポートをすることによって、この事業が円滑に進むということも非常に大切なことだというふうに考えます。この件についてどのように産業経済部ではサポートしていくのかをお伺いしておきます。
○副議長(佐藤講英君) 安部世界農業遺産推進監。
◎
産業経済部世界農業遺産推進監(安部祐輝君) お答えいたします。 整備等の遅れで御心配のほうをかけております。できれば4月であるとか早い段階で整備等も完了すれば一番よかったわけですけれども、やはりこの国際情勢等々で様々なものが変化してきております。また、資材高騰等様々なことがありまして、現在の状況、市長のほうから答弁ありましたけれども、どうしても現段階として7月末まで建築、それから備品等の納品についてはかかってしまうという状況となっているということでございます。 ただ、8月から指定管理のほうをできるように今準備を進めておりまして、ただ8月からすぐに、例えばジビエの肉がぽんと売れるようになるかというとそうではなくて、やはり解体からちょっと研修であったり、実際にさばいてみたり、精肉にしたりという様々な工程を一通り準備を行って、そしてちゃんとした商品という形にならないとなかなか販売までは至らないと思いますので、その部分を、8月から指定管理が始まりますが、10月中旬以降の販売に向けて準備できるようにしっかりと進めていきたいと思っています。 議員からありましたとおり、サポート体制というのは非常に大切なところでございまして、例えば衛生管理であったり、それから私たちが心配しているのは、ジビエ肉を買いたいという人たちはすごく多くて、大きい業者とかからも、全国展開しているところからも問合せがあるのですけれども、それだけの捕獲数量を確保できるのかというところもちょっと今大きい課題になっていますので、そこについてはしっかり市が鳥獣被害対策実施隊と一つになって、そこの捕獲体制、血液を取ったりとか豚熱の検査だったり、放射能検査やたくさんやることがあってなかなか大変なのですけれども、やるべきところをしっかりやって、そして市、それから指定管理者、関係機関と連携しながら進めていきたいと思っております。
○副議長(佐藤講英君) 木村議員。
◆17番(木村和彦君) しっかりとサポートするということだと思います。それは、指定管理に委託することによって、行政から手が離れたということで、では後はそちらでやってくださいということがありがちなのです。ですから、これは一つの大崎市の看板事業だということでやるわけですから、ぜひその辺は抜かりなくやってほしいのと、もう一つは、これが遅れるという情報は、今議場でのやり取りなのですけれども、実際ジビエの工場を始めるということは皆さん承知なのだけれども、では一体いつになったら供給が始まるのかという思いもあるかと思います。いろいろと知らせる方法はあるかと思うのですけれども、諸般の都合で遅れるのであれば、遅れるなりにそういう情報も発信すべきだというふうに思うのですが、この情報の発信方法についても改めて確認をしておきたいと思います。
○副議長(佐藤講英君) 安部世界農業遺産推進監。
◎
産業経済部世界農業遺産推進監(安部祐輝君) こちらのほう、現在様々な準備を進めておりまして、ちょっと検討しておりますのは、7月中にあらゆる備品であったり工事等が終了した際に、8月に指定管理者に渡すのですけれども、やはり施設内を見学するといいますか、そういう場面をつくりたいと思っておりまして、実際に稼働するとなかなか内部のほうを見るというのは難しいと思いますので、まず皆さんに施設を見てもらうような、そういうお披露目会的なものを8月にやれればという形で思っておりました。そういう意味で、先ほど議員からありましたとおり遅れるという情報も含めて周知してほしいということ、その辺もしっかり考えながら進めていければと思っています。
○副議長(佐藤講英君) 木村和彦議員。
◆17番(木村和彦君) では、その辺はひとつ抜かりなくお願いしたいと思います。 次に、ゆめのさと幼稚園の活用についてお伺いいたします。 幼稚園の休園につきましてはるる理由を述べられましたし、私も議員になった当時から、ここ、長岡幼稚園と呼ばれたときから、10名を切る状態で、来年あたりに休園を予定していますというところからが私の議員生活の始まりでした。いろいろな地域の方々だったり、市のほうでスクールバスの運行をすることによって、それが3倍に増え、教室を増築していただいたというところまで来たのですが、やっぱり少子化にはなかなか難しいものだということで、私も休園はやむなしというふうに思っているのですけれども、決まった段階で、ではこの後どうするのかということを今から考えるというのでは、私はちょっと遅いのかというふうに思います。 というのは、もう増える要素はないというわけで休園に踏み込むわけですから、それだったら、では子供たちにどうやって利用したらいいのかということを、逆に、もう一歩教育委員会が進むべきだと私は思うのです。教育長の答弁で、区長を集めてこの地域を考えるということがありましたけれども、これ、実際に通学されている小学校の保護者の方々の意見、つまり送迎で使っている方もいらっしゃるわけですから、その辺の声のほうが逆にもっと大事なことになるのではないかと思うのですけれども、この辺、もっと範囲を広げて、広く、つまりいつも保護者がおざなりになっているのです。地域だということで、区長だったり地区振興協議会だったりなのだけれども、実際教育に携わって、今現実に子育てしている方々の声を本来は真摯に聞き上げるべきだと私は思うのですけれども、その辺いかがですか。
○副議長(佐藤講英君) 小野寺教育部参事。
◎教育委員会教育部参事(小野寺晴紀君) お答えいたします。 まず、幼稚園のほうの休園につきましては、先ほど教育長が答弁したとおり、令和4年度に保護者の皆さん方に対しまして、休園に対する御説明をさせていただきました。その中での意見交換でもいろいろと出たところではございますが、おおむね理解いただいたというところで、跡地利用という形のところで、具体的な案というのは、ちょっと私が出席した中では出てこなかったのかというふうに認識しているところでございます。 そして、今後行おうとしているのが、16日にも一度、志田地区の区長会のほうに出向きまして、休園の説明会、志田から全体です、今地域を回りながら進めていくような形を取っておりまして、その中で、地域の意見として、学童保育のほうに使えないかというのも出てきているところでございます。そういった意味で、私どもまず地域の区長を中心に一度御説明をしながら回りに行きまして、意見等も聞きたいと思っております。 そのほかに、どうしても私ども教育委員会といたしましては、子供の環境に資することが利活用で第一順位というふうな認識もございますので、学校を含めまして、そういったところの意見の集約も努めたいと思っているところではございます。
○副議長(佐藤講英君) 木村議員。
◆17番(木村和彦君) 幼稚園は教育委員会の所管だけれども、例えば学童保育になってくると民生部になります。そうすると、どうもつながらない。こちらはこちら、もちろん行政財産でしょうから、そこはそうなのだけれども、子育てには隔たりも何もないので、ぜひそこは逆に区長というところに、代表ではないですから、別に区長が悪いと言っているのではないです。ただ、現実に、現役で子育てをしている区長というのはまずいないはずです。お孫さんはいらっしゃるかもしれない。 だから、私が言っているのはそこなのです。つまり、現役で子育てをして、毎日送り迎えして、今回3交代で学校の運動会に行かざるを得なかった。複数学年に関わっている親は大変です、実際問題。学校が終わってから、では、民生にお願いするときにどこに行きますかと。その辺をきちっと密にしてほしいと私は思っています。今回ゆめのさと幼稚園の通告ですから教育委員会の所管ですけれども、この辺はもうちょっと広く意見を取り入れたり意見交換をしたり、そして父兄にやるときには一定の方向づけ、こういうのもありますというメニューを提示していかないと、どうしますかと聞いても、こうしましょうとなかなか出てこないのは承知の事実だと思うのです。 ですから、例えばほかの地域ではこんなことがありましたというサンプル的な紹介も含めてやることによって、いい知恵が浮かぶのではないかというふうに思うのですけれども、改めてもう一度お伺いします。
○副議長(佐藤講英君) 小野寺教育部参事。
◎教育委員会教育部参事(小野寺晴紀君) 実情といたしまして、既に休園しております西古川幼稚園であったり東大崎幼稚園であったり、敷玉幼稚園、富永幼稚園もそうなのですが、実際学童のほうで使わせていただいている状況でございます。 そういった意味で、私どももそういった意見につきましては必ず担当課でございます子育て支援課のほうにはつなぐような形にさせていただいておりますし、そのほかに私ども、先ほど言ったとおり子供の環境面についてどのような活用ができるかというのを第一に考えて、そういった活用策というのを考えてまいりたいというふうに思っておりますし、意見の集約という中ですが、今、最初に休園に対する御理解を含めた説明をまず先にさせていただきたいという認識でございますので、その後に必要であればいろいろと懇談等をしたいと思っているところでございます。
○副議長(佐藤講英君) 木村和彦議員。
◆17番(木村和彦君) あと少しでやめますので。 要望書については市長も篤と内容も御存じであります。市長は当然、大崎地域広域行政事務組合の管理者もなさっているわけですから、篤と要望はありますし、市長の地元でございますので、その辺十分分かっていると思います。今回、要望書の中には、拡幅になる4号線の下を通っている排水路もあって、とにかく国と県、広域農道は係りますが、県と市道ということで、多分複雑に絡み合っていくのだと思うのですけれども、4か所選定した中で唯一残ったのがこの地域です。全員が100%賛成ということではなかったのです。それでももともとここにあったところだし、地域のためだからということで、地域の方には渋々了解していた方もいらっしゃいます。その要望にできるだけ優しい心で応えていただきたいと思って、今回、何度も私質問しています。 でも、さっきの答えでもなかなか亀の進みで、歩みが悪いというふうに思うのですけれども、地方債を充てるのではなくて、単独でも地域の方々のためにやって、ありがとうという感謝の気持ちを込めてやっていただきたいというふうに思っています。一部には桜ノ目の焼却施設について、地域振興策でどんどんうたってやっています。地域振興策というのを斎場で進行するというのは、なかなか不向きというか当たらないこともあります。ましてや斎場跡地の利用策がまだまだ打ち出されていないという中で、造るから協力をしてくれの一本やりでは、なかなか地域の人たちも納得しづらい面もあるのです。その辺の住民感情を酌んで進めていただければありがたいというふうに、これは要望しておきます。 最後に1点、お聞きします。AIについてお伺いします。 これ、私もなかなか難しいというふうに思いました。実は私も今回QアンドAの方式で、一般質問するに当たってやってみました。非常に立派な答えが返ってくるのだけれども、設問の仕方によっては全く違う答えが返ってくる。今回いろいろなことがあって、よし、では聞いてみようかと。富裕層に課税をしたらいいのではないかとよく出るものだから、では富裕層とはということでAIチャットに聞いてみた。そうしたら、年収が1万ドルと答えが返ってきた。1万ドルと言うと100万円です。それは富裕層ですかと聞いたら、全世界では富裕層が1万ドルなのです。 それで、質問項目を変えて、では、日本で富裕層というのはどうですかと言ったら、年収が1,000万円、個人資産が1億円がおおむね富裕層に該当するのではないかという答えが返ってきました。同じ富裕層として聞いただけでも、答えが1桁くらい違ってくるということで、利用する側も非常に大変だというふうな思いをしました。 これは、出てきた答えが100%正しいことではないというふうに思うのですけれども、よく使われるのは、市民が聞いて答える。つまり、QアンドAにはこのAIチャット、すごく優れたのがあるのです。多分職員の方々も十分にその辺利用されている方もいるかと思うのだけれども、この視点を忘れることによって、大変なことになってくるというふうに感じます。ぜひこの利用について、ひとつセキュリティーも含めて、基準をきちっと出すべきだと思うのですけれども、基準の出し方についてだけお伺いしておきます。
○副議長(佐藤講英君) 佐藤
市民協働推進部参事。
◎
市民協働推進部参事(佐藤秀宜君) 今、議員御紹介いただいたとおり、生成AIにつきましては、質問事項によって大きく出てくる回答が違うというふうになっております。質問事項も、要件定義を事細かに細かく設定をして質問してあげることによって、質問者が求める回答により沿ったものが出てくるというような状況になってございます。今、開発者自体も、どういった中身で動いているのかという部分ももう分からないような状況で動いていますが、我々が今後このような生成AI、今取り沙汰されている内容だけではなくて、これは今後出てくるシステムに機能として搭載されてくるのではないかというふうに推定のほうもさせていただいております。その際、我々の使用の仕方がどうなるかによって、また生れ出てくる答えも変わってきます。 今後こういった仕組みについては、市民サービスの向上にも資するところがあるというふうに言われていますので、我々としては現在、国や各都道府県、自治体で研究も進んでおりますので、どのような内容で使うべきか、どういうふうな部分で使ってはいけないかなどをきちんと整理をしながら、ガイドラインを策定していきたいというふうに考えております。
○副議長(佐藤講英君) 木村和彦議員。
◆17番(木村和彦君) いろいろ述べさせていただきました。宿題も出させていただきましたので、今後の活動に期待をして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
○副議長(佐藤講英君) 一般質問の途中でありますが、暫時休憩いたします。 再開は午後3時25分といたします。 ----------- 午後3時05分 休憩 午後3時25分 再開 -----------
○議長(関武徳君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 一般質問を続行いたします。 20番只野直悦議員。 〔20番 只野直悦君登壇〕
◆20番(只野直悦君) 20番只野直悦でございます。 初めてこの場に立ちました。心新たに新議場で一般質問、通告に従って行いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、大綱第1点目は、胃がん検診における内視鏡検査の導入についてであります。 まず、第2次大崎市健康増進計画における中間評価について伺います。 本市では現在、市民健診の実施中であり、田尻地域でも6月13日から田尻総合体育館で行っております。私も14日に総合健診を受けてまいりました。どこの担当の方々も親切な対応に感謝したところでありました。さて、本市では現在、第2次大崎市健康増進計画の前期の最終年であり、次の後期計画に備えた中間評価の年度でもあります。ただ、令和2年度から予期せぬコロナ禍となり、計画の実施については担当課としても大変気を配りながら取り組まれたことと存じます。そこで、市民健診におけるがん検診についての中間評価をお伺いするものであります。 次に、胃がん検診受診率はどうだったのでしょうか。中間実績値の評価はどう捉えられておりますか、お伺いいたします。また、今後の稼働についても併せてお伺いいたします。 次に、胃がん検診における内視鏡検査の導入について、本市の考えをお伺いいたします。 本市の胃がん検診はバリウム検査でありますが、国においては平成29年にバリウム検査から内視鏡検査の導入を推進しており、全国ではエックス線検査から内視鏡検査に移行している自治体が急速に増えつつあります。宮城県対がん協会でも推進しております。私の知る限りでは、県内で現在、仙台市と大衡村だけでありますが、本市におきましても、ぜひ内視鏡検査も導入してほしいとの市民の声を耳にいたします。そこで、せめて選択制にしての内視鏡検査の導入について御検討されますよう提言し、お伺いをいたします。 次に、ピロリ菌の検査のための効果的な周知の検討についてであります。 国際がん研究機関によりますと、胃がんの8割がピロリ菌の感染が原因であり、胃がん対策はピロリ菌の除去を中心にすべきとしております。NHK番組の「あさイチ」では、日本人の2人に1人の約6,000万人がピロリ菌に感染しているそうであります。私が平成30年12月の一般質問で本市の対応について質問したときには、平成29年の市民健診で行ったリスク別の胃エックス線検診の研究結果や国の動向を見て考えるとのことでありました。さらに、令和2年の予算特別委員会の質疑では、胃がん検診の際にピロリ菌検査もできないのかでありましたが、胃がんとピロリ菌の関係性について、市民への効果的な周知に向けて検討していきたいとの答弁でありました。そこで、その後どのように検討され、胃がんにかからないような対策が取られたのか、お伺いをいたします。 次に、大綱2点目は横断大崎耕土マラソン大会についてであります。 まず、おおさきネイチャーポジティブシンポジウムの評価についてお伺いいたします。 SDGs未来都市の目指すべき姿への具現化と課題についてであります。 3月15日にパレットおおさきで開催されたこのシンポジウムに私も参加いたしました。お二人の基調講演、鹿島台商業高校生の研究発表、大崎耕土とネイチャー・ポジティブの調査事業報告、最後に同志社大学教授の大和田先生の総評があり、内容もすばらしくて、とても有意義な行事でありました。さて、このおおさきネイチャーポジティブシンポジウムのその後において、評価、検証はされたのでしょうか。本市はSDGs未来都市として、これまでの取組を生かし、ネイチャー・ポジティブの実現、自然と共生した持続可能な田園都市を目指しております。このシンポジウムの開催もその一環だと思いますが、今後において目指すべき姿への具現化と課題についてお伺いをいたします。 次に、鹿島台商業高校生が提案した横断大崎耕土マラソン大会開催の評価と実現のための方策についてお伺いをいたします。 あのときの高校生の研究発表はとてもすばらしいものでありました。世界農業遺産の大崎耕土を内外にPRして、大崎地域を全体で盛り上げたいとする意気込みが感じられました。1年間の総合的な探究の時間で、地域の魅力や知識の幅を広げるためアンケート調査をし、見つかった地域の課題を整理、分類、分析し、それをまとめた発表は、私も心から大きな拍手を送りました。多くの提案の中の一つに、横断大崎耕土マラソン大会がありました。高校生とのディスカッションでは、東洋大学名誉教授の青木先生から高い評価を受け、伊藤市長からも絶賛の言葉があり、マラソン大会開催にとても前向きなやり取りがありました。私も大崎市、大崎地域の今後における活性化のために、市民を巻き込んだマラソン大会の実現を大いに期待するものであります。それは簡単なことではなく、一つの担当課でやれるものではありませんので、関係部署連携の下に、実現のための方策についてぜひ検討していただきたいものであります。伊藤市長の御所見をお伺いいたします。 次に、大綱3点目は、大阪府田尻町との交流再構築についてであります。 まず、交流の現状と今後の交流についてお伺いいたします。 全国で唯一同じ町名が御縁で、旧田尻町と大阪府田尻町は平成3年10月10日に友好都市を締結し、今年で32年になります。当時は町民相互の交流が盛んに行われておりました。合併協議が進んだことから疎遠になっておりましたが、東日本大震災で多くの御支援をいただき、平成25年3月には消防ポンプ車も頂きました。4月に当時の原町長が来訪され、引渡しが行われ、6月に災害時相互応援協定を締結し、その後も度重なる豪雨災害時にもその都度大変な御支援をいただき、感謝申し上げるところであります。 大阪府田尻町の町長さん方には本市に何度もおいでいただいておりましたが、こちらからは平成25年11月に伊藤市長が表敬訪問していましたが、現栗山町長にはなかなか日程が取れずに、残念ながら実現できておりませんでした。そのような中、去る5月27日、大阪府田尻町の町制施行70周年記念式典があり、伊藤市長が訪問されました。後で聞きましたところ、かなりの強行スケジュールでの訪問だったようであります。市長におかれましては大変お疲れさまでございました。10年ぶりの訪問は約半日ほどの滞在であったようですが、実際にお会いして感じた点も多かったものと思います。まずは大阪府田尻町訪問の御所感についてお伺いをいたします。 次に、物産交流から人的交流への構築についてお伺いいたします。 コロナ前は、まずは物産交流から行いましょうとのことで、平成29年に地場産品を大阪府田尻町の日曜朝市へ直売する交流がありました。また、大阪府田尻町の学校給食にひとめぼれとささ結を提供し、喜んでいただきました。しかしながら、コロナ禍となり、この3年間については思うような交流ができないようでありました。そこで、改めて交流の現状と、そろそろ物産交流から人的な交流へ進むべきと思うのであります。その構築の考えについて、伊藤市長の御所見をお伺いいたします。 次に、市民相互交流の考えについてであります。 合併前は議会、農業委員会、職員、各種団体や中学生などの相互交流がありました。例えば再び市民団の相互交流などが検討されているものかもお伺いいたします。 次に、大阪府田尻町中学生の修学旅行の受入れや中学生の相互交流についてお伺いをいたします。 一昨年11月2日、栗山町長が本市を訪れた際に、田尻総合支所で、短い時間でありましたが、懇談することがありました。その際、栗山町長から、現在大阪府田尻町の中学生の修学旅行は沖縄に行っていますが、ぜひ大崎市を訪問して、大震災の勉強や大崎耕土の自然の豊かさを肌で感じさせたいとの御意向がございました。私はとてもうれしく感じたところでありました。ただ、修学旅行はすぐ次年度というわけにはいかないものの、大阪府田尻町の関係者の理解をいただくために段取りも必要かと思います。御所見をお伺いいたします。 また、当時は中学生の生徒会役員を中心に相互交流があり、大きな成果を上げておりました。関西空港という国際的な玄関にある中学生との交流についての御所見を併せてお伺いをいたします。 以上、1回目といたします。
○議長(関武徳君) 答弁を求めます。 伊藤市長。 〔市長 伊藤康志君登壇〕
◎市長(伊藤康志君) 只野直悦議員から大綱3点、御質問賜りました。順次お答えしてまいります。 初めに、大綱1点目の胃がん検診における内視鏡検査の導入についてですが、第2次大崎市健康増進計画における成果目標の評価項目である、40歳から69歳の胃がん検診受診率の中間実績値は12.5%となっており、中間目標値である20%には残念ながら到達しておりません。要因といたしましては、新型コロナウイルス感染症の感染リスクである密を避けるために、住民が受診を控えたことが大きく影響しているものと推察しておりますが、それ以外にも、複数の検診が一度に受けられる総合健診の体制が整わず、健診ごとに別日程で分割実施したことも一因と捉えております。今年度から、古川地域以外の6地域では総合健診に戻し、受診しやすい体制を整えましたが、古川地域の健診についても、会場や日程を調整の上、早期に総合健診に戻し、受診率の向上に努めてまいります。 次に、胃がん検診における内視鏡検査の導入についてですが、胃がん検診における内視鏡検査は、国のがん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針に位置づけられておりますが、本市においては議員御指摘のとおり、まだ実施には至っておりません。これまで、実施に関して大崎市医師会と検討を行った経緯がございましたが、検診の制度管理の在り方や登録医療機関の確保などが課題として挙げられており、今後、課題解決に向け協議を行ってまいります。 次に、ピロリ菌検査のための効果的な周知の検討についてですが、ピロリ菌感染が胃がんの主な発生要因であると考えられていることは認識しております。平成29年度に50歳から69歳の胃がん検診受診者を対象として胃エックス線検査とピロリ菌検査を実施し、その後2年間の胃エックス線検査と10年間のアンケート調査を行う国の調査研究事業に本市として協力いたしました。この調査研究は、胃がんリスクの高い人と低い人を区別する方法を明らかにし、個別のリスクに合った胃エックス線検査の間隔を調査するもので、市民2,660人が参加し、そのうちピロリ菌陽性者は1,015人、陽性率は38.2%でありました。現在も追跡調査が継続されておりますことから、最終研究報告を注視してまいります。 また、胃がんの発生要因にはピロリ菌感染や喫煙が挙げられますとともに、高塩分食品の摂取なども発生する危険性が高めると言われておりますことから、がんに対する正しい知識や生活習慣の改善、ピロリ菌との関係性などについて、ウェブサイトや各種媒体、健康教育の場面を通じて周知に努めてまいります。 次に、大綱2点目の横断大崎耕土マラソン大会を含むおおさきネイチャーポジティブシンポジウムの評価についてですが、SDGs未来都市の目指す姿への具現化と課題につきましては、昨年5月に内閣府からSDGs未来都市及び自治体SDGsモデル事業の認定を受け、持続可能な田園都市、宝の都(くに)・大崎の実現に向けた取組を進めております。自治体SDGsモデル事業においては、課題に対する総合的な取組として、SDGsを通じ、世界農業遺産大崎耕土に関係する方々とさらなる連携を深める大崎GIAHS・SDGsプラットフォーム形成事業や生物多様性の損失を止め、回復に努めるネイチャー・ポジティブの実現に向けて、屋敷林いぐねや水田の生き物を調査し、定量化を進める大崎ネイチャー・ポジティブ定量化事業を実施しております。本年3月には、おおさきネイチャーポジティブシンポジウムを開催しており、シンポジウムの中では、SDGs未来都市である本市においては市民総参加型でネイチャー・ポジティブに取り組み、渡り鳥や生き物に愛され続けるこれまでの取組を参加者の皆さんとともに共有したところでございます。 本市といたしましては、引き続き大崎耕土の生物多様性を市民と享受しながら、これまでの取組を生かし、ネイチャー・ポジティブの実現や自然と共生した持続可能な田園都市づくりを行ってまいります。 次に、鹿島台商業高校が提唱した横断大崎耕土マラソン大会の開催の評価と実現のための方策についてでございますが、シンポジウムにおいて同校1年生から、総合的な探究の時間の学習成果として、マラソン大会を含めた7つのプログラムの提案が発表され、内容は高校生らしく大崎耕土を盛り上げたいとの気持ちが強く伝わってくるものでありました。議員から紹介されましたように、議員共々私も大変感動いたしましたし、絶賛いたしました。ぜひ高校生の皆さんの提案を実現したいと強く感じたものでございます。 鹿島台商業高校の子供たちには議員と同様に、合併直後にも同じように感動させていただくことがありました。鹿島台商業高校は場所的に大崎以外の方が大変多い学区なのでありますが、仙台圏から通っている方々が、鹿島台が合併して大崎市になったと。大崎を訪ね歩いて、観光の商品開発をしていただきました。それを発表していただいて、全国大会にも出場されて、商品開発、ツアーを募集していただきました。県立高校でありましたが、大崎市としても独自に財政支援をいたしまして応援をして、子供たちの発案というものを、現在もそのときのベースを、高校生から見た大崎の観光の魅力あるいは伸び代というものを観光パンフレットや何かにも今も生かさせていただいておりますので、このたびも同じような形で、ぜひ実現したいと思いました。 ------------------------------------
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------確かにハードルはいろいろ難しいようであります。警察の問題があったり、審判の問題があったり、いろいろとあるようではございますが、ぜひ只野議員の力もお貸しいただきながら、実現に向けた課題を一つ一つ整理したいと。今時点ではその思いを諦めておりませんので、ぜひ実現方、応援をしていただければと思っているところでございます。 合併来いろいろな方々から御提案いただきましたが、このマラソン大会の提案いただいてまいりましたが、高校生の皆さんから御提案をいただいて、次の時代を担う子供たちの夢というのはぜひ、可能性を、実現性を努力してみたいと思っておりますので、現時点ではその決意表明でございます。課題は確かにたくさんあるようでありますが、課題の整理に努力したいと思っております。 また、提案内容についてのうち、学校や生徒と連携して取り組めるものとして、現在後継者育成プログラムの実現に向けて学校と協議しているほか、7月にはシンポジウムで発表した生徒をインターンシップとして受け入れ、実現に向けた企画、立案に携わっていただくことを予定しております。本市といたしましては、世界農業遺産大崎耕土の取組を応援いただいている鹿島台商業高等学校や他の学校との連携も含め、若い世代が希望を持てる取組を推進してまいります。 次に、大綱3点目の大阪府田尻町との交流再構築についてですが、交流の現状と今後の交流についての物産交流から人的交流への構築の考え方につきましては、本年度の物産交流として、冬水田んぼ米のPRを通した交流を継続して実施する予定でございます。議員からは、5月21日の大阪府田尻町の町制施行70周年記念に訪問したことを御紹介いただきました。 かねてから、議員からは大阪府田尻町との交流を強く御要望いただいて、折に触れてお邪魔したいと思っておりましたが、なかなかコロナであったり日程が合わず、お邪魔しかねておりました。5月7日の開庁式に副町長が来ていただいたことあり、宮野
田尻総合支所長と一緒に、議員から御紹介ありましたけれども、難儀しながら大阪府田尻町にたどり着きました。到着したのが深夜、帰路に就きましたのがお昼頃でありますから、御紹介のとおりほぼ半日ぐらいしかございませんでしたが、大変熱烈な歓迎をいただきまして、苦労してもお邪魔したことを大変に喜んでいたところでもございます。 栗山町長はじめ町の幹部の方々はもとより、田尻に災害のときに応援をいただいた原前町長にも久しぶりにお会いいたしました。現在は議員として御活躍をされているようでございまして、維新の会の議員でございました。大阪らしいと思ったところでもございますが、多くの方々と久しぶりにお会いし、旧交も温めさせていただきました。副町長がおいでいただいたときは古川で意見交換させていただき、今回お邪魔いたしましたときは栗原町長や副町長、教育長等々と懇談をさせていただきました。 議員から御紹介がありましたような形で、大阪府田尻町といたしましてもぜひ産業交流、物販交流だけではなくて人的交流を復活したいという強い意志がございまして、その折、議員から御紹介がありましたように、栗山町長自ら、子供たちの修学旅行の訪問先をぜひ大崎市に変えるようにということを教育長に私たちの目の前で指示をしておりました。その場で栗山町長からの指示でもございましたので、今後、大阪府田尻町の教育委員会と綿密な連携をさせていただきながら、その実現に人的交流の一環としても、修学旅行の実現に向けて努力し合っていきたいと思っております。こちらの教育委員会、向こうの教育委員会等々との連携も深めていただければと思っているところでございますので、ぜひその実現にも引き続き御協力をいただければと思います。 大阪府田尻町は、足を運んでいただいた議員方は御承知だと思いますが、関西空港の町でございまして、交付税不交付団体で大変に財政豊かな町でもございます。この大崎にない魅力、共通の魅力というのもございますし、向こうの今後発生が危惧される南海トラフに対する備え等々も考えられ、田尻や大崎の豊かな自然環境と同時に、災害教育の一環で旅行先を大崎市に選定したいという意向を私にも直接表明をされておりましたので、ぜひ実現方に向けて連携を取ってまいりたいと思っております。 そして、また今年の秋には70周年のイベントなどもあるようでございますので、そういうイベントなどを通しながら、相互交流の機運を醸成してまいりたいと思います。 以上でございます。
○議長(関武徳君) 只野直悦議員。
◆20番(只野直悦君) 答弁ありがとうございました。 では、再質問をいたします。まず、胃がん検診における内視鏡検査の導入についてから始めます。 答弁では、市内の医療機関の受入れ等の課題があるとされましたけれども、今後課題解決に向けて協議を行うとのことでありましたので、私は前向きな答弁と受けさせていただきます。ぜひ前に進んでいただきたいと思います。 胃がん検診でありますけれども、今バリウム検査が行われ、異常があった場合には精密検査、その場合には胃カメラ検査になりますけれども、令和3年度の決算、成果表を見ますと370人の方がそうです。初めから内視鏡検査を受けたいと思っていた方も少なくなかったのではないかと思われます。この人数、毎年同じぐらいのペースで精密検査がありますけれども、こういった方々につきましては相当数の方々、直接医療機関で受診されているのが現状だと思います。この現状につきましては、受診率に対しても私は影響していると思いますけれども、この辺の調査というのはされているのでしょうか。
○議長(関武徳君) 渋谷民生部長。
◎民生部長(渋谷勝君) ちょっと私、今、本日は調査結果を持ち合わせておりませんけれども、この間、コロナの影響で受診率が落ちていましたので、要因としてコロナだけではないというようなところも含めまして、内容分析は進めているところというふうに現場のほうからは、詳細は来ていませんけれども、そういう取組をされていることについては確認してございます。 内視鏡検査の件につきまして、医師会との調整というところに市長の答弁もあったわけでございますけれども、やはりこれに移りますとなかなか戻ってこられない。その上で、ちゃんとした体制を持ちまして検査を受け入れることも必要でございます。さらに、偶発的な、例えば出血等の事故であったり、そういった場合の対策もちゃんと取っておくということも必要でございます。そのようなことから、どうしても医師会と、それから検診団体も含めまして、本市域での内視鏡検査のありようにつきましてはもう少しお時間を頂戴しながら、せっかく、国のほうではエックス線検査または胃内視鏡検査のいずれかでするようにといったような指針も出ておりますので、検査を受ける方の負荷も考えますと、やはり選べたほうがよろしいのかということもございますので、前に進めるよう検討、協議を進めてまいりたいと思っているところでございます。
○議長(関武徳君) 只野直悦議員。
◆20番(只野直悦君) ありがとうございます。 この検査につきましては、私の知り合いが毎年バリウム検査を受けていましたけれども、数年前に異常が見つかりまして、精密検査、胃カメラ検査を行いました。その結果が、ステージ3.5だったそうです。3から4の間。3か月後に全摘手術を行ったようでありました。その方は、最初から内視鏡検査を受けていればよかったということを言っておりました。バリウム検査を毎年受けても早期発見にならなかったことの例でありますけれども、早期の胃がんでは、病変が僅かな隆起やへこみ、あるいは周囲の粘膜との色の違いでしか認識できないことが多いと言われていますけれども、そういった場合、やっぱり内視鏡検査のほうが病変の変化には断然優れていると言われております。また、市の職員の皆さんも、人間ドックで胃カメラの検査を受けている方も多いと思われます。 そこでですけれども、どうか市民健診における胃がんの早期発見のために、あるいは受診率の向上にもつながるかと思いますけれども、一挙に全面的な導入ではなくて、実施している他の市町村を参考に、50歳以上で2年に一度など、選択制での導入について、ぜひ本市としても一歩前に進んだ協議をされますようにお願いしたいのですが、一言お願いいたします。
○議長(関武徳君) 渋谷民生部長。
◎民生部長(渋谷勝君) 議員おっしゃるとおり、やはり受診をしたいという方の御希望をかなえて差し上げるというスタンスは必要かというふうにも実は思ってございまして、年齢で一つ仕切を入れるというのも手法かとも思いますし、それから、今やはり集団的な検診ではちょっと難しい取組だと思いますので、個別的な検診がどうしても主体になるというふうに思われます。 さらに、費用面のところが公費でどこまで追いかけていけるのかというところも、当然医師会とやる体制づくりが前提にはなりますけれども、本年から、前立腺がんに関しましては、かつて年齢を対象としてやっていたのですけれども、こちら年齢制限を外しました。ただし検診に関する費用は自己負担というところで、当然申込みは市が受け付けまして、検査機関とのやり取りも段取りもいたします。ただし、費用は御本人様の御負担でというところで、御希望の方全てを受け入れるような形のやり方も、これは前立腺がんですけれども、やっているというようなことも参考にしながら、いろいろな可能性を探ってまいりたい。 ただ一方で、まだ県内で2つしかこれを行えていないというのは、やはりそれなりに諸条件の整備といったものにはどの町、市もハードルがあるのだろうというふうに思っておりますので、そういった悩みを他団体とも取組の情報を共有しながら進めてまいりたいということでございます。
○議長(関武徳君) 只野直悦議員。
◆20番(只野直悦君) ぜひ市民の皆さんの声を聞きながら、取り入れていただきたいと思います。 次に、ピロリ菌の検査についてお伺いをいたします。 ピロリ菌のリスクにつきましては本市でも認識しているわけですが、以前の答弁とあまり変わっていないように感じました。平成29年の検査は私も受けましたけれども、陽性率38.2%、やっぱり高いと思います。バリウム検査の感覚を調査する研究でありますけれども、それはあまりにもこれから時間、年月も長くかかります。それよりも、市民の胃がんの発生を減らすことにもっと思い切った力を入れてほしいと思いますが、再度お伺いいたします。
○議長(関武徳君) 渋谷民生部長。
◎民生部長(渋谷勝君) 胃がんに関しまして、このピロリ菌がかなり影響度が高いというのは市長の答弁のとおり、我々も認識しているところでございます。御紹介がありました以前の検査でございますが、こちらについては現在進行形で続いており、10年のスパンでこのリスクの分析をしているというものですから、まだ最終的な結論、治験は得ていないというところでございます。ただし、この間明らかになっておりますのは、ピロリ菌が胃がんに関しての影響度が高いものの一つであるということでございますので、もう少し時間をいただきながら、これをやった場合に、恐らく他市の事例なんかも拝見しながら見ますと、1,000人くらいの御希望者が出るのではないかというような推測も一定程度してきたわけでございます。 そのような検査体制をどうにかして組んでいけるのかというところも、検討の一つの項目であるということでございますので、そのようなエビデンスといいますか治験を待ちつつも、いろいろな検討も一緒に進めていくというスタンスでございますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。
○議長(関武徳君) 只野直悦議員。
◆20番(只野直悦君) 答弁ありがとうございます。 では次に、横断大崎耕土マラソン大会の開催についてであります。3月15日のおおさきネイチャーポジティブシンポジウム、高校生に対して、伊藤市長の話は本当に前向きであったと、今でも忘れません。ただいまの答弁でも、実現させたいという市長の強い意思表明がありました。ぜひ実現まで忘れないでずっと通してほしいと思います。 先ほどの答弁の中では、関係部署がどうのこうのということがあったようでありますけれども、これは確かにいろいろな交通規制やら、あるいはその他の様々な準備等々を考えれば、大変なことは重々承知でありますけれども、これが実現となれば、これまたすごい効果がありますし、それこそを皆さんの力を結集しないとできないと私は思います。あのときに発表した高校生とまた実現に向けた話合いをする機会等々、計画にはあるのでしょうか。
○議長(関武徳君) 安部世界農業遺産推進監。
◎
産業経済部世界農業遺産推進監(安部祐輝君) 議員からは、鹿島台商業高校生の若い思いで、しっかり総合的探究を進めてきた成果としての部分を評価する言葉だったと思います。私も話を聞いて、ただ案を出すだけではなくて、市民、それから農家であったり、アンケートを取って、それを分類して、そしてその中で具体的な項目を出してきたというところですばらしい提案だというふうに思います。 あと一方で、先ほど言われましたけれども、例えば長距離マラソンをやる際になかなか警察が許可を出さないであったりとか、確かに様々な課題もたくさんあると思いますけれども、これからの大崎をつくる若い人たちですので、前向きに課題を一つ一つ整理していくということが大事かと思います。もちろん産業経済部だけでなくて、部の領域を超えて、こういう若い人たちの思いを実現させるにはどうしたらいいのかというところが大事かというふうに思います。 マラソンについてそういうことなのですけれども、提案の中の一つとして、後継者育成プログラムということで、実現に向けて進み出している部分も一つあります。それにつきましては、鹿島台駅周辺から歩いて、そして世界農業遺産、ジアスツーリズム研修といったような形で鹿島台商業高校の高校生にも協力していただいて、世界農業遺産を巡る旅というようなところで計画されている部分ありまして、鹿島台商業高校の高校生と一緒に協議を行うこととなっております。こちらのほうは予定としては今年の11月となっていますけれども、そこの実現に向けて、できるところから進めていければというふうに思っております。
○議長(関武徳君) 只野直悦議員。
◆20番(只野直悦君) 答弁ありがとうございます。 このマラソン大会の実現、実は今から9年前ですけれども、6月の一般質問で私、スポーツの振興というところでやったことがあります。そのときに、元高島議会事務局長をはじめ4名の方が、大崎耕土を、大崎市を盛り上げようということで、鹿島台から鳴子までの大崎縦断駅伝大会の実現ということがありまして、4人で60キロを走ったということが大崎タイムスに大きく載りました。そのときに私、一般質問で合併10周年の記念を何とかできないかということで出したのです。大がかりな事業でありますけれども、市全体の盛り上がりも必要不可欠であり、なお記念事業の実施内容を検討する上でも貴重な提案として参考にしたいという答弁を9年前にいただきました。思い出してください。 そこでですが、今回のマラソン大会、高校生の皆さん、大崎耕土を活性化したいという若い方々の力は本当に尊いものだとうれしく思いました。本市は合併して15年の記念事業が数々ありました。現在18年目に入っております。5月8日に新庁舎が供用開始され、新たなスタートを切ったところでありますけれども、合併20周年は再来年、もう近くになりますけれども、20周年記念事業としての目玉に何とかこぎ着けたいという気持ちが私はあるのです。市長と同じような気持ちがありますけれども、ぜひオール大崎で全庁一つになってそれをやれば、かなり私は市民の皆様を引き込んだ形で活性化できるのでないかと思いますけれども、もう一度市長の御所見をお伺いいたします。
○議長(関武徳君) 赤間総務部長。
◎総務部長(赤間幸人君) 合併10周年のときに御答弁申し上げたのは私ではなかったかなんて今思っていたのですけれども、周年事業のたびに、大崎市の一体性を醸成するためにもマラソン大会、それとあとは鹿島台の門間元議員はツールド大崎といって、自転車で走るということもきちんと記憶にはございます。 ただ、道路を使うとなるとどうしても許可が必要なのです。許可が下りないと大会ができないと。実は、違うイベントのときに地元の警察署に別件で相談したのです。そうしたら、それぐらいの規模のイベントだと、宮城県下全部から警察官を集めないとなかなかできない規模のイベントですと。その辺の関係する組織、団体のマンパワーのほうも大崎市の職員だけの問題ではなくなってくるので、非常に厳しいのだろうというふうな部分はあります。であれば、許可する団体のマンパワーがそれほどかからなくてもいい方法をやっぱり探していく必要もあるのかと。 個人的には、こういったイベントはやはり市民の方々の盛り上がりが一番なのだろうというふうには思っているところです。20周年に向けて、できるか、できないかはこの場では答弁できませんが、私の記憶にはきちんとありますので、何とか関係機関と話は進めていきたいというふうに考えてございます。
○議長(関武徳君) 只野直悦議員。
◆20番(只野直悦君) 何とかではなく、ぜひ前向きに、実現に向けた取組を行っていただきたいと思います。市長、よろしいですね、これで。 市長もうなずいておりますので、ぜひ後から何かの機会がありましたら、市長だったらできると思います。なかなかできないと思いますが、市長を中心に皆さんが一緒になれば、私は可能だと思います。 次に、5分を切りましたので、大阪府田尻町との交流について伺います。 市長におかれましては、本当に強行スケジュールでありましたが、先ほどは御紹介いただきました。市長が訪問したことで、今後、相互交流についていよいよ現実味を帯びてまいりました。答弁では、市民の機運醸成は私も必要だと思います。市民団の訪問、これについてはいつ頃になるか、見通しがありましたらお伺いをいたします。
○議長(関武徳君) 宮野
田尻総合支所長。
◎
田尻総合支所長(宮野学君) これまでコロナもありました。さらには合併後からなかなか交流が疎遠であったという部分を埋めるためには、ここ一年、二年で大阪府田尻町が友好都市であったというあたりをやはり市民の皆さんによく理解をいただきながら、こちら側でも啓発に努めながら、その後に、いわゆる大崎全域での市民団というような考え方につながると思いますので、まずは市長答弁のとおりとなりますが、市民の方への周知のほうを徹底させていただきたいと考えてございます。
○議長(関武徳君) 只野直悦議員。
◆20番(只野直悦君) 時期的なことはまだ今日、今お話しはできなかったようでありますが、ぜひ機運の醸成を図って、そんなに年月を置かないほうが私はいいかと思いますけれども、よろしくお願いしたいと思います。 確認ですけれども、田尻で市民全体ということを言いましたよね。
○議長(関武徳君) 宮野
田尻総合支所長。
◎
田尻総合支所長(宮野学君) あくまで交流の根っこは田尻総合支所で、ある意味、事務局等は務めさせていただいておりますが、市民訪問団等になる場合には、大崎市全域でという考え方でございます。
○議長(関武徳君) 只野直悦議員。
◆20番(只野直悦君) それでよろしいと思います。 それで、再びお聞きしますが、大阪府田尻町の学校給食に田尻産のひとめぼれ、ささ結を提供してきまして、大変喜んでもらいました。経費ですが、これまでは総合支所対応経費でやっていましたけれども、これは、いつまでもこの状態で続けるよりは、東京都台東区のように農林振興費の中で私は経費として置いたほうがよいと思います。これについて、前にも答弁もらったときは、費用対効果を検討してという話でしたが、私はそういうことはないと思いますが、一言お願いします。
○議長(関武徳君) 寺田産業経済部長。
◎産業経済部長(寺田洋一君) 今、給食とか米の関係、お話しいただきました。現実に東京都台東区に年1回、米の寄贈等いろいろやっております。大阪府田尻町に関しても、いろいろな交流再開が始まったばっかりなので、それらも含めて、ちょっといろいろと調整させていただければと思っているところでございます。
○議長(関武徳君) 只野直悦議員。
◆20番(只野直悦君) ぜひよいほうでの調整をお願いします。 では、最後、残り時間1分です。 かつて中学生も生徒同士、隔年で民泊していたのです。生徒会の役員が中心でしたけれども、すばらしい成果でした。中学校の校長室の廊下には、今でも向こうの田尻町立中学校生の美術部制作の油絵がありますけれども、すごく上手に描いたなと感じていました。教育長も分かっていると思います。このときに、生徒会長は青沼憂君、今の早坂憂議員が一生懸命頑張りました。中学生交流、これにつきまして、熊野教育長の御所見、一言お願いします。
○議長(関武徳君) 熊野教育長。
◎教育委員会教育長(熊野充利君) ちょっとだけお話をさせていただきたいと思いますので、お許しをいただきたいと思います。 時は3年前だったですか、遡りますが、大阪府田尻町との市民団の交流ということで話が持ち上がりまして、そのときに中学生も一緒に同行できたらというところでいたのですけれども、このコロナの中に突入しまして、実現はちょっとできないでしまいました。ぜひ田尻の子供たちと、それから向こうの大阪府田尻町との子供たちの交流含め、実現に向けて今後検討してまいりたいと思います。 なお、市内の学校も、先日の校長会でも海外、それから国内を含めてコロナがちょっと収まってまいりましたので、ぜひとも交流の機会をということで模索しているところであります。よろしくお願いいたします。 〔「議長、議事進行」と呼ぶ者あり〕
○議長(関武徳君) 13番佐藤弘樹議員。
◆13番(佐藤弘樹君) ただいまの20番只野直悦議員の一般質問に対する市長の答弁中に、--------------------という表現がございましたが、やはり児童生徒の提案に対する議会発言については、これは相当注意して、また留意すべきだと思ってございますので、後ほどの議事録の配慮を申し上げたいと思ってございます。 以上でございます。
○議長(関武徳君) 後刻、議事録を精査して適正に修正したいと思います。対応いたします。 次に進みます。 25番小沢和悦議員。 〔25番 小沢和悦君登壇〕
◆25番(小沢和悦君) 日本共産党議員団の小沢和悦でございます。 通告に基づき、質問を申し上げます。 通告書を出したのは6月9日でございました。今日は26日で、あれからしばらくたっておりますので、通告したときとは状況に変化がございます。市長には質問内容をよく聞いていただいて、事務方が作った答弁原稿を離れての本音の答弁をお願いしたいと思います。 初めに、物価高騰に拍車をかけることにつながる東北電力の電気料金値上げを抑えるための、株主でもある大崎市の努力について伺います。 電力料金の算定の中には、例えば福島第一原発事故の損害賠償金や同原発の廃炉に係る経費、稼働していない原発の維持経費といったような、市民感覚からすれば納得できないようなものまで負担させられていると聞いております。私たちの会派として、市長に4月21日、値上げ申請をしている東北電力の電力料金算定根拠を検証し、納得できないものは料金算定から外させるべきことを申し入れておりました。精査は行ったのでしょうか。行ったとすれば、算定根拠に問題があった分について幾つか報告いただき、それを電力料金算定から外すよう申し入れたかどうかお聞かせいただきたいと思います。 次に、大崎市話し合う協働のまちづくり条例に反する不誠実極まりない態度を改めることを求め、質問いたします。 旧市役所前の旧代官所跡の標柱のところにあるクロマツ伐採方針の件について、市長や特に
市民協働推進部長は、段階、段階で市民や議会と意見交換を重ねて、伐採という方針を決定したと答弁してきました。ところが、クロマツを議題とする一切の会議等会議録の資料開示を条例に基づき請求したところ、たったの2回、それも令和2年10月16日の職員だけによるプロジェクトチーム会議と同年11月2日の庁舎建設推進本部会議、これも市役所内部だけで、あとは一切、教育委員会も含め、なかったことが明らかになりました。 それが明らかになるや、執行部は、駐車場の説明のとき、クロマツのことに関する質問がなかったから言わなかったのだと、執行部側から説明しなかったことの非を認めず、クロマツはどうなったのかと聞かなかったから伐採することになったと、市民や議会に責任をなすりつける態度を取り始めました。 このまま伐採したら、自分たちの非を認めようとしない伊藤市長の態度ということで、大崎市の長い歴史の汚点として残ることになると私は思います。この態度、市長は変えないのでしょうか。この遺跡を変えようとする者は、60日以上前に教育委員会を通じ、宮城県教育委員会の指示を仰ぎと、保存が当たり前と思わざるを得ない標柱が昭和60年以来38年間もあの場所に立っておったのであります。ですから、保存が当然と思っていた市民に対して、クロマツはどうなったのかと質問しなかったから切るのだと。こんな態度を取って、市長、本当にいいのですか。駄目でしょう。 また、クロマツを残した場合、倒木の危険だとか言い、それは専門家の話を聞いて判断したと市長、執行部は答弁してきました。しかし、その後、専門家からは聞いていない、初めから伐採と考えて進めたと、市長答弁を否定する答弁を担当の幹部職員がしています。 市長、ここは潔く、よし、分かった、一旦立ち止まって、専門家の話を基に市民と意見交換し、決め直そうとなぜならないのですか。5月24日開催の建設常任委員会の場で、クロマツを伐採しないと解体作業ができないかをお聞きしたところ、足場を組むスペースはあるので、伐採しなくても旧庁舎の解体作業はできるという御答弁でございました。 市長、ですから一旦立ち止まって、専門家の話を聞き、既に吉田副市長が17日、日本園芸学会の元会長という専門家中の専門家、藤井英二郎千葉大学名誉教授から詳しく聞いているのでありますから、振出しに戻して検討すべきではないのでしょうか。ここで市長がそういう態度を取れば、話の分かる市長として歴史に刻み込まれると私は思います。この件につきましては、政治家である市長に、事務方の作った原稿からは目を離して、本音の答弁をお願いしたいと思います。 次に、働く若者の大崎市への定住・移住を促進する奨学金返還支援制度について伺います。 昨年来の議会での答弁は、実際に制度を導入した自治体の効果等を検証し、実施するかどうか検討するというものでございました。その答弁をいただいてから1年以上が過ぎました。検証結果はどうだったのでしょうか、お聞かせいただきたいと思います。 次に、西地区熱回収施設周辺地域
まちづくり協議会と江合川かわ
まちづくり協議会の関係と今後の方向について伺います。 私は、江合川かわ
まちづくり協議会は西地区熱回収施設周辺地域
まちづくり協議会の議論から誕生に結びついた協議会と認識しております。そうして、令和4年12月26日、第1回発起委員会、そして令和5年1月25日、第2回発起委員会が行われ、本年の1月31日、江合川かわ
まちづくり協議会の設立総会が行われたのでありますが、発起人の7人のうち、桜ノ目には3つの行政区があり、区長さんは3人おられますが、発起人になられたのがそのうちのお一人で、2人は外れているだけでなく、構成メンバーにも入っていません。区長さん2人を外すという人選は、市長も関わって、市民協働推進部環境保全課と大崎地域広域行政事務組合施設整備課にそれは指示したのでしょうか。今年の8月には江合川かわまちづくり計画素案の策定が控えています。大崎市が関わっている協議会だとすれば、地域の今後にとっても重要なプランになりますので、区長という要職の方が外されることのないよう手当てをすべきではないかと私は思います。市長の見解をお聞かせいただきたいと思います。 最後に、大崎市立の学校に勤務されている公務員の交通事故への対応について伺います。 5月21日未明、私の地元、古川諏訪二丁目地内で発生した交通事故について、議会に報告があったのは事件から18日もたった6月8日の議員全員協議会でした。所属学校名、役職、事故の経過等報告はありませんでした。あまりにも事件の事実経過が公表されていないことから、ちまたではもみ消しを疑う声が出ています。車が突っ込んで店の一部を破損、またブロック塀の一部を破損していながら、事故から1か月以上もたった今現在、一回も加害者である本人がおわびに来ない。6月7日、対応なさったそうでありますが、加害者である本人がこの事故で店を壊された、ブロック塀を壊されたところにおわびに来ていない。上司も来ない。壊された店などの補償の話も進んでいない。そして、ここ三日、四日前には警察署から見積り書のコピーが欲しいと。民事不介入なのになぜこんなことがあるのですか。県議会議員をやっておられた市長でありますから、こんなことがあるのかないのか、分かっているかと思います。市長、教育長はこの事故をいつ聞いて、どう対応したのでしょうか、お聞かせいただきたいと思います。 以上で、1回目の質問を終わります。
○議長(関武徳君) 答弁を求めます。 伊藤市長。 〔市長 伊藤康志君登壇〕
◎市長(伊藤康志君) 小沢和悦議員から大綱5点、御質問賜りました。私と教育長からそれぞれお答えしてまいります。 初めに、大綱1点目の物価高騰に拍車をかける東北電力の電力料金値上げを抑えるための、株主でもある大崎市の努力についてでございますが、議員おただしの電力料金の値上げにつきましては、議員からも御紹介がありましたように、4月21日に日本共産党大崎市議会議員団より、物価高騰から市民生活の暮らしと経営を守る緊急対策として、電気料金値上げ幅を抑えるため、電気料金の算定根拠にメスを入れるよう申入れをいただきました。これを受けまして、市といたしましても、電気料金の値上げの内容や値上げに至る経過について、東北電力株式会社の担当者から説明を受け、国において了承された申請内容を確認しております。 積算根拠につきましても、電力・ガス取引監視等委員会において、中立的、客観的かつ専門的な観点から厳正な審査が行われており、基本料金や電力料金、全国一律の単価となる再生可能エネルギー発電促進賦課金、燃料の価格に合わせた電気料金などを調整し、電気料金が構成されたと理解したところであり、議員おただしの福島第一原発事故の損害賠償金や同原発の廃炉に係る経費などは含まれていないという点も確認しております。 これからの引下げに向けた努力につきましても、今年の10月から、割引が1キロワットアワー当たり7円から3.5円に縮小されるとも伺っておりますので、本市においては引き続き東北電力株式会社と意見交換を行いながら、さらなる経営効率化の取組や利用者の料金プランが適正かどうかの助言を行うなど、市民生活に寄り添った電気の供給と料金設定を行うよう求めてまいります。 また、市の取組といたしましては、市民生活の負担軽減を最優先とするため、市民の消費行動を下支えする事業を展開してまいります。 次に、大綱2点目の大崎市話し合う協働のまちづくり条例に反する不誠実極まりない態度を改めることとのことについてでございますが、旧代官所の標柱にある場所に存在するクロマツに関するこれまでの答弁につきましては、庁舎整備に関する市民などを対象とした説明会や市議会の委員会などの場において、平面図などの南側敷地を駐車場として整備する状況が分かる資料なども提示しながら、誠意をもって質疑に対する答弁を行ってまいりました。 これら議論の場において、クロマツや代官所跡標柱、明治天皇行在所碑について、参加者や議員から質問等は特に出なかったこと、また、提示した図面において駐車場の基本的な形状についての異論もなかったことから、基本設計の内容で南側の駐車場整備を進めていくことを確認してまいりました。これらのことも踏まえ、令和2年10月16日の本庁舎建設推進プロジェクトチーム会議、令和2年11月2日の大崎市役所庁舎建設推進本部会議では、対象範囲となる旧庁舎前の銅像や植栽の扱いについて資料に基づき必要な説明を行い、内部的な確認として了承を得たものであります。 これまでの事実に反する虚偽答弁を認め、条例に基づく手順を踏んでクロマツ問題を決めることとのことについてでございますが、本条例で求められている話合いについては、理念や在り方を論ずることを大きな特徴としており、結論や方向性を求める二者択一的な議論ではなく、どのようにあるべきかを議論するものであります。この趣旨にのっとり、庁舎整備の基本的な考えである大崎市役所本庁舎建設整備基本計画を策定する際には市民とのワールドカフェやワークショップを開催し、駐車台数確保へも意見もいただき、基本計画に反映しております。これまで同条例の趣旨に沿った事務手続を進めてきており、改めてクロマツの扱いのみを対象とした話合いが必要という認識はないとの判断でございます。 次に、大綱3点目の働く若者の大崎市への定住・移住を促進する奨学金返還支援制度についてですが、制度を実施している自治体の検証結果につきましては、姉妹都市の愛媛県宇和島市をはじめ県内で実施している市町に対し、継続的に取組状況などを聞き取りにて調査しております。各市町とも、受給期間においては毎年度申請をいただき、在住や就業状況など内容を確認後に補助金交付を行っているとのことでございますが、受給期間終了後の定着率などの調査は行っていないとの状況であります。 また、全ての方が受給期間の満了時まで継続して受給している状況ではなく、転職や結婚などにより転居するなど制度の対象外となっているケースも多くあるなど、不明確な部分が多く、継続的な在住や就業など、現時点において若者の地方定着に対して効果的な制度であるとの結論を得ることはできておりません。 次に、大綱4点目の大崎広域西地区熱回収施設整備等周辺環境整備推進協議会と江合川かわ
まちづくり協議会の関係と今後の方向についてでございますが、江合川かわ
まちづくり協議会は大崎広域西地区熱回収施設整備等周辺環境整備推進協議会の議論から誕生に結びついた協議会でございます。平成29年3月に策定された西地区熱回収施設等周辺地域振興ビジョンに基づき、地元地域の委員の皆様との話合いを継続しながら、道路の拡幅や水路などの環境整備を計画的に進めてきたところであります。 江合川かわ
まちづくり協議会の設立の経緯は、大崎広域西地区熱回収施設整備等周辺環境整備推進協議会などでワークショップの開催について協議いただき、地域の幅広い世代の方々の意見やアイデアを出していただいたことがきっかけとなっております。ワークショップの参加者からは、まちづくりに関する話合いを継続したいとの意見があり、桜ノ目地域周辺の有志の方々が自ら企画し、任意の協議会として江合川かわ
まちづくり協議会を設立いたしました。 江合川かわ
まちづくり協議会に区民の代表である区長全員を入れなかったのはなぜかというお尋ねでございますが、発起人会の方々がワークショップ参加者や地元企業などから構成員を人選し、若い世代を中心とした幅広い世代がかわまちづくり計画の策定に向けて話合いを行っており、地元桜ノ目地域会の会長なども構成員として参加いただいております。行政区長の方々については、大崎広域西地区熱回収施設整備等周辺環境整備推進協議会などの委員となっておりますので、江合川かわ
まちづくり協議会の構成員としての声がけはされていないようであります。今後、江合川かわ
まちづくり協議会の趣旨に賛同する方が会長及び幹事会の決定により構成員を追認できる協議会規約がありますので、地域の任意団体である江合川かわ
まちづくり協議会に参加することができます。なお、発起人会の一人には行政区長である方がおり、江合川かわ
まちづくり協議会設立後、構成員となっております。 また、市といたしましては、発起人会から会議運営の支援の要請をいただきましたので、江合川かわ
まちづくり協議会設立に向けての資料作成など、現在も継続的に支援を行っております。 私からは以上でございます。
○議長(関武徳君) 熊野教育長。 〔教育委員会教育長 熊野充利君登壇〕
◎教育委員会教育長(熊野充利君) 私からは、大綱5点目の事故対応についてお答えをいたします。 市立学校教職員による交通事故の発生につきましては、今月8日に開催されました議員全員協議会において御報告したところでございます。現在でも警察が事故原因の究明を進めており、今後詳細が明らかになるものと思われ、警察の判断が待たれるところであります。警察の捜査には全面的に協力しているところでございます。 御指摘の事故発生の公表時期につきましては、調査の進捗や、さらには個人情報への配慮も念頭に慎重な判断をさせていただいたものでございます。 私からは以上でございます。
○議長(関武徳君) 小沢和悦議員。
◆25番(小沢和悦君) 御答弁いただきました。一番最後の問題からいきたいと思います。 5月20日、市内の幾つかの学校で運動会が行われました。この事故を起こした方が勤務する小学校でも運動会があり、運動会終了後、古川に来て、打ち上げが行われた。当事者がもちろん参加した。当事者がタクシーで帰ったというのは、お酒は飲んでいたのだと思うのです。それが車で突っ込んだと。ブレーキをかけずに、店とブロック塀とその間にある電柱、これにぶつかっていったわけです。ですから車が破損し、大けがをしました。 私がただいま申し上げましたように、タクシーで帰った。これは間違いないでしょうか。
○議長(関武徳君) 菅原教育部参事。
◎教育委員会教育部参事(菅原栄治君) お答えいたします。 事故の状況につきましては、教育委員会といたしまして、当該校職員及び当事者から聞き取りを行っていたところでございます。事故の状況は幾つか想定されるところなのですけれども、実際ピースがうまく埋まらない状況というところもございます。今後の警察の判断が待たれているところでございます。
○議長(関武徳君) 小沢和悦議員。
◆25番(小沢和悦君) これ、公開請求して出していただいた資料です。この中にタクシーで帰ったと書かれている。その後は分からない。タクシーで帰ったというのは、お酒を飲んで帰ったのではないですか。
○議長(関武徳君) 菅原教育部参事。
◎教育委員会教育部参事(菅原栄治君) 今御質問があったとおりの状況ではございますが、周りのほうから見た、聞いたというような状況で、はっきりとした事実については確認できておりません。
○議長(関武徳君) 小沢和悦議員。
◆25番(小沢和悦君) いずれ、これは教育委員会の資料に書かれていることなのです、まずタクシーで帰ったというのは。その後、不明。だから、なぜ車であそこの場所へ行ったか分からないということなのでしょう。 あのお店は、実は大きな事故は2回目なのです。1回目のときも教員だったのです。その時は店を突破して、そして茶の間を突破して、もう一歩で寝ている寝室まで行くところだったのです。今は危なくて、夜はそこには人は住んでいないのです。その夜中に事故が起きたのです。そこのお店の方が、21日の3時頃に現場を見ている。そして、車が引っ張っていかれるのを見ている。めちゃくちゃに壊れた車でしょう。そういうことなのです。 そこで、普通の場合、警察ももちろん現場に行っていますから現行犯逮捕です、アルコール飲んでいれば。そして、翌々日の新聞に普通は住所、氏名、どういうところにお勤めの方か、現行犯逮捕だということで載るのです。これ、載っていないです。今なお載っていないのです。だから、一体どうなっているのだろう。ちまた、あの辺では皆、学校の先生だそうだと、それも偉い立場の人だそうだと、こういうふうになっています。 ですから、一般の庶民であれば現行犯逮捕で、免許停止ではなく取消しになってしまいます。それで罰金。職場に勤めるような人だと、普通の場合は懲戒処分を受けるのです。それが何もない。今なお学校名も、お名前も発表されていないわけです。 それで、これはやっぱりおかしいのではないかと、こういうふうに思うのですが、それで事故の翌日、事故を起こした教員の勤める学校の校長が教育委員会に来て、事故前日からの当事者の行動を報告しています。報告を受け、教育委員会参事は県の教育事務所担当者に報告しているわけです。そして、古川警察署の話もお聞きされています。アルコールは捜査中、それ以上は言えないと言われたというふうになっておりますが、普通ですとアルコール検査やるのです、呼気の。これをやっていなかったということなのですか、この話は。
○議長(関武徳君) 菅原教育部参事。
◎教育委員会教育部参事(菅原栄治君) 検査の実施の有無についても、我々のほうでは把握できておりません。そのような状況でございます。
○議長(関武徳君) 小沢和悦議員。
◆25番(小沢和悦君) 通常ですと呼気アルコール検査というのは現場でもやるのです。非常に厳しい行政処分と罰則が与えられるわけです。それでなのですが、どうもこれはおかしいというふうになっているわけですが、これ、こんなこと言っては失礼だけれども、2020年の名簿を見ましたら、教育長は熊野教育長、そして学校教育課の副参事は今の菅原参事です。それで、事故を起こした方は指導主事のようです。言ってみれば同じ職場だったわけです。こんなことを言いたくはないのですが、いわゆる仲間内、公務員が事件、事故を起こしたときにかばい合うというのはよくないと思うのですが、そんなことはないのでしょうね。
○議長(関武徳君) 熊野教育長。
◎教育委員会教育長(熊野充利君) そのようなことは一切ありません。そして、警察のほうとも協力をし、聞き取りをした情報の全ては警察のほうにも正直に渡しております。いずれ処分が下ると思いますので、もうしばらくお待ちいただきたいと思います。決して隠蔽とか隠しているとか、個人的なつながりとか、全くありません。警察と連携を取って、今進めさせていただき、少し時間がかかっている状況です。
○議長(関武徳君) 小沢和悦議員。
◆25番(小沢和悦君) 事故発生の2日後に校長会議を招集しています。教育長から指示、伝達が行われたようでありますが、それぞれの市内の小中学校で臨時職員会議を開催すること、その内容の中に事故内容の職員への周知というのがあります。ここのところで、交通規則違反による重大な事故である可能性が極めて高いと、こういう表現を使っていますけれども、これ、重大な事故である可能性があるというのは飲酒運転の可能性が強いということを言わんとしているということですよね。だから注意しろと。ましてや教育指導者だと。教育者の立場にある人がやっては駄目だということですよね。
○議長(関武徳君) 熊野教育長。
◎教育委員会教育長(熊野充利君) 間違いなくそのように重大な事故の可能性が高いということで、各校長に指示をさせていただいております。その時点ではその表現ということになります。あとは、どれだけのことを監督しているかはそれぞれになりますが、そのように指示しました。そして、コロナ明けもあり、飲酒の機会やら、それからそういう集まりの機会も多くなって、昔ですと確認、例えば先ほどの場合には車を置いてきなさいとか、飲んだときには帰りの確認をしなさいと、以前はこういうことが行われていたことを皆さん忘れている人もいたり、新任の職員もいるものですから改めて指示をさせていただきましたし、それから教職員の不適切発言による様々なことも予想されるので、なお気をつけるようにという細かい指示を出させていただいたところです。
○議長(関武徳君) 小沢和悦議員。
◆25番(小沢和悦君) ところで、先ほど1回目の質問のときに申し上げました。6月7日に御本人が退院なさっています。迷惑をかけたお店とブロック塀は、今でも壊れたままなのです。そして、さっぱり補修も何もやっていないのです。何で本人が謝りに行かないのか。行くようになぜ指導していないのですか。上司も行かない、教育委員会も行かないのではないですか、これ。それでいいのですか。
○議長(関武徳君) 菅原教育部参事。
◎教育委員会教育部参事(菅原栄治君) お答えいたします。 当事者につきましては、現在も療養中で治療を続けているというところでございます。まだ数週間、時間を要するというふうに報告を受けているところでございます。議員御指摘のとおり、このたびの事故につきましては当事者の状況等もあり、被害を受けました御家族への対応につきましては現在確認中というところでございます。確認でき次第、誠心誠意対応するようにこちらのほうからも助言してまいりたいというふうに思います。
○議長(関武徳君) 小沢和悦議員。
◆25番(小沢和悦君) 御本人が行けなかったならば、何でそこの学校の校長先生なり、校長も行くのがどうも気乗りしない、行きづらいというのであれば、代わって教育委員会が行かないのですか。そして、飲んでいてやったのでしょうと聞かれるのが恐らく怖いのだと思うのです、それは、警察で今捜査中なので、大変とにかく申し訳ないでいいのではないですか。やはり社会的に一般にとんでもない迷惑をかけたら、謝るのが当たり前。本人が謝らなかったら、上司が謝るのは当たり前の話でしょう。私はそう思います。 ところで、これは市長にお聞きするのだけれども、この事故は、二十日の運動会があった夜に古川の某所で打ち上げがあった。そして、タクシーでお帰りになったはずの方が翌日未明の午前0時50分に車で事故を起こした。その事故を市長はいつ、誰から報告を受けて知ったのか。そして、どう対応されたのか。これ、教育長にも同じような公開請求を出しました。教育委員会からはいろいろ資料を頂きました。 ところが、市長のほうは、県職員なので文書不存在という決定通知、これが窓口で渡された紙に書かれていると。持ってきた職員に、これは電話だとか口頭での報告も何もないということですかと聞きました。分かりませんということなのです。これは、全然私は聞いていませんというふうにしか思われないのだけれども、ところが、教育委員会の文書には、市長にいつ教育長や参事が報告に行ったか書かれているのです。5月22日午前8時50分、市長、吉田副市長へ事故発生の事実について報告した。これ、教育委員会が提出の公文書に書いてあるのです。市長はなぜそれを、私が公開請求したのに対して、県の職員なので文書不存在、何もないとしたのですか。これ、何で報告はあったけれども文書はないということになったのですか。
○議長(関武徳君) 三浦教育部長。
◎教育委員会教育部長(三浦利之君) ただいまの件に関しましては、私も同席させていただいております。月曜日の朝に口頭で市長、副市長に報告はさせていただきました。したがいまして、文書等は残っていないものというふうに認識してございます。 以上でございます。
○議長(関武徳君) 小沢和悦議員。
◆25番(小沢和悦君) だから、口頭報告だって、私のところへ文書不存在と通知を持ってきた。その方に電話か何かで連絡があったのでしょう。と聞いたけれども、分かりませんで、それで終わりです。 これ、もともと大崎市教育委員会にこの間までいた人ですから。一緒に仕事やっていた人です、大崎市の学校で。そして、やはりどういうふうに聞いて、どういう行動を取った、もしくは指示したか、それがあればお聞きしたいということだったのです。それがあれば聞かせていただきたいし、それと、市長は県議会議員をやっていました。私の記憶ですと文教警察常任委員会の大事な職務もやられたと聞いていますが、警察が事故から1か月たってから補修費のコピーを取ってくれということというのはあるのですか、こういうことは。
○議長(関武徳君) 赤間総務部長。
◎総務部長(赤間幸人君) 私の知る範囲ではそういったことはこれまで聞いたことがございません。
○議長(関武徳君) 小沢和悦議員。
◆25番(小沢和悦君) 被害を受けたほうでも、なぜだか分からないと。そして、見積り取って保険会社に送ったらば、ブロック塀が壊されたほうは、この壊された部分だけではないと保険は出ないと言われているのです。大した面積でないから、ブロック塀全体の見積りをとって、それでは駄目だと。その駄目だと言われた見積りを警察に出さなければいけないと、こんなことが今起きている。 それで私、あえてこの問題の最後にもう一回言います。本人が行けない状態であるならば上司、上司が行かないのであれば教育委員会がやはり行ってお詫びをすると。そして、事情をお話すると。これ、人間として当たり前ではないですか。それについてもう一回だけお聞かせください。
○議長(関武徳君) 菅原教育部参事。
◎教育委員会教育部参事(菅原栄治君) ただいま御質問あったことにつきまして、当該校とも協議して、誠心誠意の対応となるように努めてまいりたいというふうに思います。
○議長(関武徳君) 小沢和悦議員。
◆25番(小沢和悦君) もう一つだけ言うのを忘れていました。現場に警察官や消防隊員の方々が行かれました。物すごい勢いでぶつかったのだけれども、意識不明の状態ではなくて、意識ははっきりしていました。しかし、何を聞いても答えなかったと言っているのです。ただし、免許を出したから、警察は名前を知ったし、住所も分かったし、消防のほうの記録にも住所、氏名は書かれていたということなのです。 これ、事故を起こしてショックで何も言えなかったのかもしれませんけれども、しゃべらないだけでなくて、今なお何ということもないというのはちょっとやっぱり、県外にいる身内からごめんねといろいろなことを言われたような形跡はありますけれども、いずれ退院したということを聞きましたので、退院なさったそうですということは、私の地元ですから、お話し申し上げておりました。なお、やはりおわびには行くべきだということを私は思っていますので、議会でもそれを質問してみますと言いましたので、どうぞ対応していただきたいと思います。 それで、さっきの熱回収施設の関係なのですが、私も会則規約を見てみたのですが、定数が別に決まっていないのです。これは事務方を市がやっているのです、環境保全課で。だとするならば、やはり焼却施設の関係で事務局をやったのは、あそこの3人の区長なのです。その中心に座っている方々が意識的に外されたということはないのだと思いますが、いろいろなことを区長は聞かれるわけで、わざわざ、何であなたは委員になっていないのか、住民から聞かれても答えられなくて困っていると。 それから、ワークショップを3回目やった。ワークショップ参加者の募集、これは戸別訪問して区長たちが人を集めたのだということです。そういったことも含めれば、意識的に外されたというふうに思わざるを得なくなってしまうような形というのは、あそこの事業を進める上では非常に問題だと思います。 ですから、そこは先ほど市長の御答弁の中には、いわゆる役員は追加できるということをきちっと書いてあるということなので、ぜひ議会でこれを取り上げるのは、私2回目なのです。ぜひ対応していただきたいというふうに思います。
○議長(関武徳君) 伊藤
市民協働推進部長。
◎
市民協働推進部長(伊藤文子君) お答えいたします。 市長の答弁にもありましたとおり、ワークショップの参加者からまちづくりについての話合いをこれからも行っていきたいとの声があり、地域の方々の熱意があって現在に至っております。ワークショップに参加した皆さんが新たに地域の方にお声がけし、新しい中央クリーンセンターや自然豊かな水辺の空間を利用したまちづくりをしてみたいという特に30代、40代の方々が中心となりまして、江合川
まちづくり協議会を設立されました。 また、地域の行政区の区長の方々は地域と行政をつないでいただく大切な立場であるというふうに考えてございます。江合川かわ
まちづくり協議会におきましても、先ほど市長の答弁にもありましたとおり、協議会の趣旨に賛同いただければ、会長及び幹事会での決定で構成員として追認することが規約となっておりますので、御理解いただきたいというふうに思ってございます。
○議長(関武徳君) 小沢和悦議員。
◆25番(小沢和悦君) 今のちょっと全然ぴんとこないです。
○議長(関武徳君) 小沢議員、ちょっとお待ちください。 会議を延長いたします。 続けてください。
◆25番(小沢和悦君) ワークショップを一生懸命準備したのは区長の方々です。それから、西地区熱回収施設周辺整備の協議会の専門部会を重ねて、それをやることになったのです。その中心にいた人たちが今外れているのです。そして、聞かれても困る立場にあるということで、困っているのです。それと関係ないということですか、今の答弁は。えらい冷たい答弁聞きました。 時間がないので次に移ります。もうちょっと真剣に聞いてほしいと思います。 電力の関係なのですが、ここに今度の値上げに関するチラシが出ました。これは時間帯別電灯A、電気温水器、蓄電式電気暖房器を御使用の場合、月6万1,335円、これが7万2,773円になる。電気温水器だけ御使用の場合は1万6,000円が1万9,640円になる。今、頼むときにこういう分類をして頼んでいるのだけれども、分類する前に、電気温水器と蓄電式電気暖房器は両方あるけれども、電気温水器しか使っていないという方に対して蓄電式電気暖房器のほうも請求して納めているのです。これ、やっぱりおかしいと思うのです。 だから、今度値上げだと7万2,773円になるのだけれども、実際に1万9,640円で済むのを7万2,000円取られているということでしょう、これ。こういったのを、さっき何か市長の答弁でそういうおかしなところがあるような話でしたけれども、これは分かっていたのですか。
○議長(関武徳君) 寺田産業経済部長。
◎産業経済部長(寺田洋一君) 私は今、小沢議員が持っているチラシをちょっと拝見していなかったもので、あくまで今回の値上げの中身に関して確認させていただきました。例えば基本料金、電力料金、燃料費調整費、あと再エネの賦課金、今回調整費の中で今までは天然ガス等がすごく上がっている分を電気料金の基本料金と電力量料金のほうに振り替えたという説明をいただいております。ですので、今の電気温水器がどうのこうのということなどはちょっと把握しておりませんでした。
○議長(関武徳君) 小沢和悦議員。
◆25番(小沢和悦君) ところで、東北電力の株主総会が6月28日10時から本店であります。大崎市は株主になっているわけですが、ここには第1号議案から第9号議案まで出されます。これに対して、大崎市はどういう回答、議会中なので恐らく郵便で送ったのではないかと思いますが、どういうふうに送りましたか。
○議長(関武徳君) 寺田産業経済部長。
◎産業経済部長(寺田洋一君) 市のほうは株主として3,036株持っております。額面にして151万8,000円でございます。基本的には東北電力が提案したものに対して賛成という形での回答をしているところでございます。
○議長(関武徳君) 小沢和悦議員。
◆25番(小沢和悦君) 第4号議案、覚えていますか。定款一部変更の件。これは株主提案です。提案内容は、第8章、発電の原価及び単価の公開、第41条、当会社は火力、原子力、水力、再エネ等の電源別の発電原価及び発電単価をその詳細な内訳も含めて全て公開する。同じく、発電設備元の発電原価及び発電単価も全て公開するという、いわゆる定款の一部改正なのです。つまり、原価を公開してくださいと。どういうのでこの単価設定、値上げ設定されているのか。それに答える内容だと思うのですけれども、これは株主提案なのです。 次に、役員側の見解も乗っていまして、役員会はそんなことはしないと書かれているのです。それのどちらに賛成することになったのですか。
○議長(関武徳君) 寺田産業経済部長。
◎産業経済部長(寺田洋一君) 当方としては、東北電力側の提案に関して賛成を投じているというところでございます。
○議長(関武徳君) 小沢和悦議員。
◆25番(小沢和悦君) そうしますと、原価算定根拠を出してくれということに反対することになるのです、これ。そして、これ株主総会だからと思っていろいろな資料、細々した、こういうふうにお金がかかってこうなるのだという資料、一切ないのです。ですから、公開を求める、そういう定款の改正が提案されるということだと私は思うのです。先ほどのお話を聞きますと、私が知っていること、認識していることとちょっと違った答弁もありましたので、電力の料金の算定根拠については今後ともしっかりと精査して、物価の値上げ高騰に拍車をかけるようなことのないようにぜひお願いしたい。 それから、さっき申し上げました昼夜間の単価差を見直す電気料金プラン、チャンスがあればというもの、これのことについては、私が聞いた株主は、このことを株式総会でやるからと言ったわけですから、ぜひ市として、理屈に合わないような電気料金は払わなくてもいいようにするように頑張っていただきたいと思います。 以上で終わります。ありがとうございました。
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△延会
○議長(関武徳君) お諮りいたします。 本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(関武徳君) 御異議なしと認めます。 よって、本日はこれをもって延会することに決定いたしました。 なお、6月27日の本会議は、大崎市議会会議規則第9条第2項の規定により、午前10時に再開いたします。 本日はこれをもって延会いたします。 午後5時08分 延会
---------------------------------------地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 令和5年6月26日 議長 関 武徳 副議長 佐藤講英 署名議員 只野直悦 署名議員 富田文志...