大崎市議会 > 2023-06-21 >
06月21日-03号

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  1. 大崎市議会 2023-06-21
    06月21日-03号


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    令和 5年 第2回定例会(6月)          令和5年第2回大崎市議会定例会会議録(第3号)1 会議日時      令和5年6月21日      午前10時00分開議~午後3時06分散会2 議事日程 第1 会議録署名議員指名   +議案第89号 令和5年度大崎市一般会計補正予算   │議案第90号 令和5年度大崎市病院事業会計補正予算   │議案第91号 大崎市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例   │議案第92号 大崎市市税条例等の一部を改正する条例 第2│議案第93号 大崎市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例   │議案第94号 大崎市国民健康保険税条例の一部を改正する条例   │議案第95号 財産の取得について   │議案第96号 損害賠償の額を定めることについて   +議案第97号 指定管理者の団体の名称の変更について    (質疑、討論、表決)3 本日の会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員指名     +議案第89号 令和5年度大崎市一般会計補正予算     │議案第90号 令和5年度大崎市病院事業会計補正予算     │議案第91号 大崎市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例     │議案第92号 大崎市市税条例等の一部を改正する条例 日程第2│議案第93号 大崎市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例     │議案第94号 大崎市国民健康保険税条例の一部を改正する条例     │議案第95号 財産の取得について     │議案第96号 損害賠償の額を定めることについて     +議案第97号 指定管理者の団体の名称の変更について      (質疑、討論、表決)4 出席議員(27名)    1番  藤本勘寿君         2番  小嶋匡晴君    3番  小玉仁志君         4番  山田匡身君    5番  加川康子君         6番  法華栄喜君    7番  石田政博君         8番  早坂 憂君    9番  伊勢健一君        10番  鹿野良太君   11番  佐藤仁一郎君       12番  八木吉夫君   13番  佐藤弘樹君        14番  中鉢和三郎君   15番  相澤久義君        16番  鎌内つぎ子君   17番  木村和彦君        18番  横山悦子君   19番  遊佐辰雄君        20番  只野直悦君   21番  富田文志君        22番  後藤錦信君   23番  氏家善男君        24番  木内知子君   25番  小沢和悦君        27番  佐藤講英君   28番  関 武徳君5 欠席議員(1名)   26番  佐藤 勝君6 説明員   市長        伊藤康志君    副市長       吉田祐幸君   副市長       目黒嗣樹君    病院事業副管理者  八木文孝君   総務部長      赤間幸人君    総務部理事(財政担当)                                大塲一浩君   市民協働推進部長  伊藤文子君    民生部長      渋谷 勝君   産業経済部長    寺田洋一君    産業経済部世界農業遺産推進監                                安部祐輝君   建設部長      茂泉善明君    上下水道部長    熊谷裕樹君   市民病院経営管理部長         市民病院経営管理部理事             中田健一君              佐藤良紀君   松山総合支所長   中川早苗君    三本木総合支所長  佐々木規夫君   鹿島台総合支所長  齋藤健治君    岩出山総合支所長  佐々木 昭君   鳴子総合支所長   伊藤正幸君    田尻総合支所長   宮野 学君   総務部参事     坪谷吉之君    総務部参事(税務担当)                                平地久悦君   総務部危機管理監  佐藤光弘君    市民協働推進部参事 佐藤秀宜君   民生部参事     高橋亮一君    総務部防災安全課長 早坂浩治君   市民協働推進部政策課長        市民協働推進部まちづくり推進課長             高橋直樹君              中鉢 豊君   民生部健康推進課長 佐々木康之君   民生部保険年金課長 角田 強君   民生部市民課長   佐藤育実君    産業経済部農政企画課長                                竹内満博君   産業経済部農村環境整備課長      産業経済部観光交流課長             氏家宏司君              今野冨美君   建設部建設課長   遠藤典夫君    三本木総合支所地域振興課長                                佐藤康幸君   鳴子総合支所地域振興課長       市民協働推進部政策課副参事兼             高橋 亘君    日本語学校推進室長 茂和泉浩昭君   市民協働推進部まちづくり       民生部健康推進課   推進課副参事兼陸羽東線        副参事(新型コロナウイルス   利活用推進室長   安藤 豊君    ワクチン接種担当) 高橋泰彦君   建設部建設課技術副参事   (公園・維持担当) 千葉徹也君  教育委員会   教育長       熊野充利君    教育部長      三浦利之君   教育部学校教育課長 大場宏昭君    教育部図書館長   高橋誠明君7 議会事務局出席職員   事務局長      遠藤富士隆君   次長        手島 明君   係長        児玉一亘君    主査        鈴木勇太君   主事        赤澤翔馬君               午前10時00分 開議 ○議長(関武徳君) 出席議員定足数に達しておりますので、議会が成立いたしました。 これから会議を開きます。 本日の議事日程は、議事日程第3号をもって進めてまいります。--------------------------------------- △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(関武徳君) 日程第1、本日の会議録署名議員を指名いたします。 18番横山悦子議員、19番遊佐辰雄議員のお二人にお願いをいたします。--------------------------------------- △諸報告 ○議長(関武徳君) 御報告いたします。 26番佐藤勝議員から、本日欠席する旨の届出がありました。 御報告いたします。地方自治法121条の規定により、議場出席者名簿のとおり、本日の議場出席者の通知がありました。---------------------------------------               議場出席者名簿                               令和5年6月21日   市長        伊藤康志君    副市長       吉田祐幸君   副市長       目黒嗣樹君    病院事業副管理者  八木文孝君   総務部長      赤間幸人君    総務部理事(財政担当)                                大塲一浩君   市民協働推進部長  伊藤文子君    民生部長      渋谷 勝君   産業経済部長    寺田洋一君    産業経済部世界農業遺産推進監                                安部祐輝君   建設部長      茂泉善明君    上下水道部長    熊谷裕樹君   市民病院経営管理部長         市民病院経営管理部理事             中田健一君              佐藤良紀君   松山総合支所長   中川早苗君    三本木総合支所長  佐々木規夫君   鹿島台総合支所長  齋藤健治君    岩出山総合支所長  佐々木 昭君   鳴子総合支所長   伊藤正幸君    田尻総合支所長   宮野 学君   総務部参事     坪谷吉之君    総務部参事(税務担当)                                平地久悦君   総務部危機管理監  佐藤光弘君    市民協働推進部参事 佐藤秀宜君   民生部参事     高橋亮一君    総務部防災安全課長 早坂浩治君   市民協働推進部政策課長        市民協働推進部まちづくり推進課長             高橋直樹君              中鉢 豊君   民生部健康推進課長 佐々木康之君   民生部保険年金課長 角田 強君   民生部市民課長   佐藤育実君    産業経済部農政企画課長                                竹内満博君   産業経済部農村環境整備課長      産業経済部観光交流課長             氏家宏司君              今野冨美君   建設部建設課長   遠藤典夫君    三本木総合支所地域振興課長                                佐藤康幸君   鳴子総合支所地域振興課長       市民協働推進部政策課副参事兼             高橋 亘君    日本語学校推進室長 茂和泉浩昭君   市民協働推進部まちづくり       民生部健康推進課   推進課副参事兼陸羽東線        副参事(新型コロナウイルス   利活用推進室長   安藤 豊君    ワクチン接種担当) 高橋泰彦君   建設部建設課技術副参事   (公園・維持担当) 千葉徹也君  教育委員会   教育長       熊野充利君    教育部長      三浦利之君   教育部学校教育課長 大場宏昭君    教育部図書館長   高橋誠明君--------------------------------------- △日程第2 議案第89号~同第97号 ○議長(関武徳君) 日程第2、議案第89号から同第97号までの9か件を一括して議題といたします。 昨日に引き続き、質疑を継続いたします。 順次発言を許します。 19番遊佐辰雄議員。 ◆19番(遊佐辰雄君) 19番遊佐辰雄でございます。 通告に基づきまして、質疑をいたします。 なお、昨日、多くの方から質疑がありましたので、大方の予想は理解できましたが、若干ダブる内容になりますが質疑をしてまいりたいと思います。 まず、最初に、7款1項18目商工費の負担金補助金であります。 鳴子温泉郷再生・高付加価値化事業の内容と手続等についてという通告をいたしておりますが、これは昨年も適用になった事業者があって、たしか32の事業者で採択になって工事も終わっていると思いますが、今年も運よく鳴子温泉郷が採択になったということで、非常に鳴子温泉にとってはうれしいことだというふうに思っておりますが、去年適用なった事業者がまた今年もそういう事業を組めば、適用になるのでしょうか。 ○議長(関武徳君) 今野観光交流課長。 ◎産業経済部観光交流課長(今野冨美君) おはようございます。 昨年度の高付加価値化事業、今、遊佐議員のほうから御紹介いただきました。 今年度の条件といたしましては、昨年度、事業を実施した施設、事業者様も再度申請はできます。ただ、同じところを改修ですとか内容は審査されるということでございます。 ○議長(関武徳君) 遊佐辰雄議員。 ◆19番(遊佐辰雄君) 分かりました。 実は、これを申請する場合、事前に説明会をやって、多くの方が申請できるように、そういう説明会をやったと思うのです。今回、国の採択件数はどのくらいに上がっているでしょうか。昨年より多いでしょうか、少ないでしょうか。 ○議長(関武徳君) 今野観光交流課長。 ◎産業経済部観光交流課長(今野冨美君) 今年度、まず大崎市はまだ観光庁から採択ということではございません。国の2次募集に応募する予定でございます。現在、国の伴走支援者であります東北博報堂様と各事業者様が申請書の内容の磨き上げをしている状況でございます。今月末までに磨き上げを終えて、7月7日、各事業者様が国に対して申請をする、その後、国の審査を経て採択かどうかという決定をされるということでございます。 支援ということでは、昨年度鳴子温泉郷観光協会様はじめ、例えばパソコンが苦手な方ですとかに、様々御支援をいただきました。総合支所と観光交流課でも併せて支援を行ったところでございます。 今年度につきましては、やはり昨年の皆さん経験がございますので、パソコンを購入されたり、あとは新たなソフトを入れたりと、昨年度よりは混乱は起きていない状況でございます。説明会も何度か開催しておりますので、皆様に参加していただいて、昨年度よりはスムーズに申請ができるのかと想定しております。 ○議長(関武徳君) 遊佐辰雄議員。 ◆19番(遊佐辰雄君) そうですね、去年は相当この申請に悩んで、中には諦めた人もいると聞いておりますので、ぜひそういう方に援助していただきたいのですが、この手続、もう少し簡素化にはならないのでしょうか。 ○議長(関武徳君) 今野観光交流課長。 ◎産業経済部観光交流課長(今野冨美君) 何分、観光庁の事業でございまして、パワーポイントでの申請ではありますが、内容としては、枚数も含めそれほどの量ではないかとは認識しております。 ただ、例えば設計業者からの見積書を添付するとか、現在の状況の写真を添付するとか、そういう作業が多いのかと思っております。 ○議長(関武徳君) 遊佐辰雄議員。
    ◆19番(遊佐辰雄君) そうですね、また昨年同様に、ぜひ大崎市でも観光協会でもそういう申請の手続を援助して、多くの方が申請できるようになればいいというふうに思いますので、ぜひその援助を引き続き行っていただきたいというふうに思います。 次に行きます。 鳴子温泉郷JR陸羽東線等公共交通利用促進事業の内容でございますが、これも昨日多くの方から質疑が出ました。 それで、これは鳴子温泉に泊まらないと適用にならないということと、JR陸羽東線や公共交通で来ればいいということなのですが、問題はパタPAYが条件だと伺っております。なかなかお年寄りとかは、最初からそういうアプリとかパタPAYと言ったら、戸惑ってしまうのではないかと思いますが、聞いてみると、比較的そのアプリは簡単にスマホに入れられるということなのです。ぜひホテルや旅館に行って、お客さんに簡単ですから、ここを写せばすぐ使えますよとか、やっぱりそういう指導をしっかりして、大崎市に泊まりに来た人全員がこのパタPAY使って、利用できるようになればいいと思うのですが、その辺いかがでしょうか。 ○議長(関武徳君) 今野観光交流課長。 ◎産業経済部観光交流課長(今野冨美君) パタPAYにつきましては、昨日も産業商工課のほうで御答弁させていただきましたが、昨年度のパタPAY事業で鳴子温泉地域の宿泊施設参加数は10施設でございました。今回のこの鳴子温泉郷JR陸羽東線等公共交通利用促進事業をするに当たりましては、やはり宿泊施設の数多くの参加が必要と思われます。ただ、一方で、議員おただしのとおり、パタPAYといいますかデジタルになかなか抵抗がある宿泊施設、商店の方もいらっしゃいます。キャッシュレスに対しての抵抗もある施設もあるかと思われます。ですので、商工会議所、商工会と観光協会を含め、まずはお話を聞いていただいて参加店を増やす取組が必要かと思っております。 逆に、お客様のほうがキャッシュレス等は慣れていらっしゃいますので、お客様のニーズということで、デジタルを拒否することはないように、こちらも鳴子温泉観光協会とともに取り組んでまいりたいと思っております。 ○議長(関武徳君) 遊佐辰雄議員。 ◆19番(遊佐辰雄君) 昨年度は10施設しか申請しなかったというのですが、これ聞くところによりますと、ホテルとか旅館でそういう機械とかアプリとか全然関係なく、ただ陸羽東線に乗ってきましたと言ってクーポン券を出せば、ホテル、旅館は済むと伺ったのですが、だから、もう全部のホテル、旅館に声をかけて、ぜひこのJR陸羽東線、公共交通の利用に参加できるように、そういう宣伝もして、そんなに難しくないのですよというふうに、ぜひ進めていただきたいのですが、いかがですか。 ○議長(関武徳君) 今野観光交流課長。 ◎産業経済部観光交流課長(今野冨美君) お客様お一人について1枚の読み取りといいますか、要は複数の方がそれを読み取ることができたのでは、それは同じカードに何人もとなってしまいますので、お客様お一人に対して1つを読んでいただくと2,000円がお客様のパタPAYに入るという仕組みでございますが、宿泊施設におかれましては、何らかの機械なりカードなりを置いていただくことにはなると思います。 ただ、議員おただしのとおり、なるべく簡単に皆様が参加できるような仕組みを考えていく予定ではございます。 ○議長(関武徳君) 遊佐辰雄議員。 ◆19番(遊佐辰雄君) それで、その2,000円のクーポン券というかパタPAYの券ですね、これは大崎市でしか使えないと思うのです。そのうち、せっかく鳴子温泉のお客さんのためにこういう事業を組んだので、そのパタPAYのクーポン券もぜひ鳴子温泉で使ってもらうように、その辺も併せて援助というかお願いをしたらいいと思うのです。お客さんはどこで使ってもいいでしょうけれども、できるだけそれはホテルの売店とか近くの鳴子温泉のお店で使えるようになれば、ますますいいと思うのですが、その辺どう考えているのでしょうか。 ○議長(関武徳君) 今野観光交流課長。 ◎産業経済部観光交流課長(今野冨美君) パタPAYの参加店であれば、大崎市内どこでも使用できますので、なかなかそれを鳴子温泉だけにというのは難しいのですけれども、まず鳴子温泉の参加店を増やしていくこと、それから例えば湯けむりマルシェで販売する際にも、そのパタPAYは使えるようになりますので、これまでキャッシュレスに抵抗があった参加店にも参加していただいて、もしくは、例えばですけれども、1泊で2,000円になりますので、地域で2,000円の商品をお作りいただくとか、お得な商品を紹介していただく。あとは昨日、鹿野議員からも西古川のお話がございましたが、沿線でまず多く使っていただきたいと思いますので、各駅でのイベント等でパタPAYを使っていただくなど、大崎市全域で取り組んでいく必要があるのかと思っております。 ○議長(関武徳君) 遊佐辰雄議員。 ◆19番(遊佐辰雄君) そうですね、ぜひそういう方向で頑張っていただきたいというふうに思います。 たしかこれは使用期限が無期限ではなかったというふうに思うのですが、今回は期限がいつまででしょうか。 ○議長(関武徳君) 今野観光交流課長。 ◎産業経済部観光交流課長(今野冨美君) 宿泊の期間は10月から1月までを想定しておりまして、事業期間につきましては、同じく10月からなのですが、予算がなくなり次第終了という想定でございます。数多くのお客様にお越しいただくことを願いながら実施したいと思っております。 ○議長(関武徳君) 遊佐辰雄議員。 ◆19番(遊佐辰雄君) 紅葉時期からお正月に向けての時期で、お客さんも比較的多くなるということで、6,300万円がなくなれば、それで終わりということでございますので、ぜひこれが全額不用額にならないように期待したいというふうに思います。 次に移ります。 旧鳴子総合支所の解体工事、これも昨日多くの質疑がありました。 問題は、あそこの場所は、昨日も質疑がありましたが、かなりの段差があります。高低差が5.5メートルと昨日熱くなりましたが、そこをやっぱりうまく観光客に危険のないようにきちっとしていかなければならないのかと思っておりますし、解体後の跡地は公園として整備を考えていると昨日、答弁がありましたが、上に足湯あります。足湯から旧鳴子総合支所庁舎に来るまでに、あそこもかなりの段差があるのです。これから設計組むと思うのですが、階段か何かで観光客がスムーズに歩けるようにはできないのかと思っており、その辺ぜひ検討してみてほしいというふうに思います。 車が走るところに階段がぶつかるのでは駄目なのでしょうけれども、あそこはそんなに大きい車は通れない道路なので、その辺検討してはいかがでしょうか。 ○議長(関武徳君) 高橋鳴子総合支所地域振興課長。 ◎鳴子総合支所地域振興課長(高橋亘君) ただいま議員から貴重な御提言をいただきましたので、今後の設計の中で、そういったものが可能かどうかというものは研究させていただきたいと考えてございます。 ○議長(関武徳君) 遊佐辰雄議員。 ◆19番(遊佐辰雄君) あそこ駅からずっと周辺を回れるようにという構想なようでございます。当然、地元の観光団体や地元の方とよく協議なり相談もすると思うのですが、ぜひ意見交換をして、よりよいものに造っていただきたいというふうに思います。 そして、安心して観光客が喜ばれる、楽しめる新たな鳴子温泉郷の駅前、ぜひ魅力あるそういう公園にしていただきたいと思いますが、最後にそのことを申し上げて、御答弁お願いいたします。 ○議長(関武徳君) 伊藤鳴子総合支所長。 ◎鳴子総合支所長(伊藤正幸君) 今答弁したとおりでございます。今後、公園整備に向けた詳細な設計を予定しておりますが、あそこの場所のみならず、昨日も答弁したところですけれども、鳴子駅前からずっと裏通りを通り足湯まで来て、今回の旧鳴子総合支所跡地、あとぐるっと今度表通りを回るような形がまず1つあります。あと、鳴子小学校も令和7年4月には義務教育学校と閉校になりますので、そういったところの跡地の利活用とかも考えなければならないと思います。 今、全国こけし祭りのメイン会場が鳴子小学校の体育館ということでございます。駐車場も随分ありますので、そういったほかの施設、機能も踏まえていろいろ検討していきたいと考えております。 ○議長(関武徳君) 遊佐辰雄議員。 ◆19番(遊佐辰雄君) ぜひ期待しております。終わります。 ○議長(関武徳君) 次に進みます。 17番木村和彦議員。 ◆17番(木村和彦君) それでは、私も通告をしてありますので、順次お伺いをいたします。 どなたもこの件につきましては質疑されておりませんので、順番に行きたいと思っています。 まず初めに、補正予算の子実用とうもろこし播種機導入支援事業についてをお伺いいたします。 この導入する播種機の内容についてまずお尋ねをいたします。 ○議長(関武徳君) 竹内農政企画課長。 ◎産業経済部農政企画課長(竹内満博君) おはようございます。 ただいま議員のほうから真空播種機の内容についてということでございますが、こちらにつきましては、転作作物であります子実用トウモロコシあるいは大豆にも転用することが可能な播種機になります。こちら真空播種機というちょっと特殊な名前をしておりますけれども、これまでの播種機というものについては目皿方式と呼ばれておりまして、お皿があって、そこに穴が空いていて、そこに種が落ち込んでいって播種するというふうな形になりますけれども、こちらの真空播種機というのは、その種が落ちるのではなくて、真空圧でその種を1つずつ拾い上げながらといったらいいのでしょうか、播種をしていくというふうな機械となっております。 これによりまして、いわゆる欠株といいますか、まき損じといいますか、種の大きさ、その粒によって変わってきますので、目皿式であるとその皿のほうにうまく落ち込まないということがあるのですけれども、真空式だと1つずつ吸いつけるというふうな形になりますので、確実で早く作業ができるというふうな特徴がございます。 こちらの機械に合わせまして、備品といいますか、その種を吸いつけるための円盤と言っていますけれども、そちらも合わせて導入するような内容となっておるところでございます。 ○議長(関武徳君) 木村和彦議員。 ◆17番(木村和彦君) 今回500万円ということですよね。これ何台になりますか。アタッチメントということですから、非常に高額なものになるかと思うのですけれども、これの台数とそれから補助率についてもお伺いします。 ○議長(関武徳君) 竹内農政企画課長。 ◎産業経済部農政企画課長(竹内満博君) 今回2台を予定しておるところでございます。補助率としましては2分の1を予定しております。現在ワンセットで500万円ぐらいで見積もっているところでございますので、そちらの2分の1補助2台の導入を予定しておるところでございます。 ○議長(関武徳君) 木村和彦議員。 ◆17番(木村和彦君) なるほど2台ですか。これが多いのか少ないのかということなのです、この目的が、つまり飼料価格が非常に高騰していると、できるだけ自家で作ってなるべく安価な飼料を供給するための目的だと私も理解しています。 実際、その転作を進めている中で、たしか今年三本木地域だと思います、県の土地改良区かJAかはちょっと定かでありませんが、共同でその転作を進めようということで、実験を始めたと聞いているのですが、それとこれとは全く別個で進めるということなのでしょうか。 ○議長(関武徳君) 竹内農政企画課長。 ◎産業経済部農政企画課長(竹内満博君) 申し訳ございません。三本木地域で行われたものの詳細について把握していなかったところではありますけれども、今回、この事業の補助の対象としましては、JAを対象とさせていただいているところでございます。 JA古川におかれましては、4月19日に実際に実演会というふうな形で実施しておりまして、そのときは農政局から参事官であったりとか、全農であったりとかその他に愛媛県、福島県、山形県のほうからも見学にいらっしゃっていただいて、その取組を見ていただいたところでございます。 今回、JAへの支援というふうな形にはなりますけれども、実際に地域の営農組合であったりとか、そういった方々に活用していただくという方向で聞いておりますので、三本木地域との実例となかなかちょっと結びつくかというところでありますけれども、現在そういった形で転作作物の推進をしている状況でございます。 ○議長(関武徳君) 木村和彦議員。 ◆17番(木村和彦君) そうですか、直接は関係がないということなのですね。私も4月19日のお話を聞いて、この補正が出たときに、ではやっと大崎市でもそれに本腰を入れるのかと解釈したものですからお聞きをしました。 というのは、現に農業の高齢化が予想以上に進んでおりまして、水稲から転作をして大豆、それからトウモロコシも最近も見かけるようになりました。でもなかなか転作に踏み切れなくて、もうやめようかということで大分諦めの気持ちの声が聞こえてきます。 この機械を導入することによって、例えば耕起が3回だったのが2回になったり1回になったり、逆に直まきができるようになったりということで、作られる農家の方々の作業が軽減化されれば、当然製造コストも安くなるわけなのですけれども、それに大きく寄与することができるのでしょうか。 ○議長(関武徳君) 竹内農政企画課長。 ◎産業経済部農政企画課長(竹内満博君) まず農家さんの作業の軽減にということでございますけれども、子実用トウモロコシにつきましては、主食用米とかと比べまして、かなり作業負担が軽減できるメリットがあると聞いているところでございますし、昨年度もJA古川のほうで実証実験を行っておりますけれども、そちらのほうでもかなりほかの作業、例えば大豆であったりとか、そういった部分の作業とかぶらないということで、メリットがあると伺っているところでございます。 また、大豆と麦と子実用トウモロコシということで、輪作といいますか、そういった形でブロックローテーションをつくりながら展開できるということもありまして、土壌改良の部分であったりとか、そういった部分にも寄与できる作物と聞いております。 繰り返しになりますけれども、一旦播種してしまうと、中耕とかそういった部分の作業は大豆とかよりも軽減できているというふうな形ですので、トータルの作業としまして農家さんの作業の負担軽減につながっていると考えております。 ○議長(関武徳君) 木村和彦議員。 ◆17番(木村和彦君) 分かりました。 そうすると、今回のトウモロコシの専用播種機、汎用はできるというものの、逆に大崎市としては大豆からトウモロコシのほうに少しかじを切っていくということも含めて考えているということですか。 ○議長(関武徳君) 竹内農政企画課長。 ◎産業経済部農政企画課長(竹内満博君) 大豆のほうからかじを切るということではなくて、大豆でも連作していますと、収量等が落ちてまいりますので、先ほど申し上げましたようにローテーションといいますか、その圃場を移りながら栽培していくというふうな形で考えておるところでございます。 それによりまして、連作障害も回避できますし、トウモロコシ等の根っことかそういった部分をすき込む処理を最終的に行いますので、それによりまして土壌改良につながり、翌年度の作物がよく育つといいますか、収量が回復できるというふうに伺っているところでございます。 ○議長(関武徳君) 木村和彦議員。 ◆17番(木村和彦君) では、その件もそろそろにしたいのですが、1つだけ気になることがあって、いつも思うのですが、トウモロコシを植えることによって、今非常にイノシシの被害が心配されています。たまたま私がいる周辺ではイノシシはまだ来ないのでいいのですけれども、これを進めてトウモロコシ畑がいっぱい増えることによって、招かざる客が増えられても困るのだけれども、その辺は考えはあるのでしょうか。 ○議長(関武徳君) 竹内農政課長。 ◎産業経済部農政企画課長(竹内満博君) 議員おっしゃるとおりでございまして、実際に昨年、高倉地区で熊が出たという実例はございます。やはり野生動物からしますと、格好の餌場というふうな形にはなってまいります。ですので、大崎市内全域でこの子実用トウモロコシを広められるかというと、そういった部分を考慮するとちょっと難しいところがあるのかと考えております。ですので、山間部といいますか、中山間地ではそういった被害が出る可能性がありますので、現状ではまだそちらで栽培するというのは難しいのかと考えております。 ただ、いずれにしても、これから2年目というところもありますので、何かしらの対策等もいろいろな形で検討を進めていきたいと考えております。 ○議長(関武徳君) 木村和彦議員。 ◆17番(木村和彦君) やっぱりそのイノシシがなかなか大変だと思います。このスケジュールを拝見しますと、7月上旬から周知をして、7月中旬には候補を受けたいということなので、合わせてそれの補助申請をする場合に、それらのつまりメリットとデメリットをきちっとお伝えすることによって、市に言われて一生懸命まいたのだけれども、刈取りの時期になったら何もなかったというふうになるのでは元も子もありませんので、その辺はうまく連携していただくのが1つと、それから4月19日に県が実演会をやりましたよね、あれもかなり県外から視察に見えたということは、非常に興味を持たれているかと思います。JAも通じてやっているわけですけれども、行政もひとつこの辺のネットワークを太くして、ぜひ国だったり県だったりをやって、この大崎市の農業を守るという姿勢には大変大事なことですので、それをやりながら農業を守るということで、意を砕いていただければありがたいというふうに思います。 では、次に移ります。 土地改良施設管理緊急対策支援事業について、まずお伺いいたします。 ○議長(関武徳君) 氏家農村環境整備課長。 ◎産業経済部農村環境整備課長(氏家宏司君) お答えします。 土地改良施設管理緊急対策支援事業でございます。こちらにつきましては、土地改良区等が管理する農業水利施設、揚排水機場の電気代だったり重油代、そういったものを支援するものでございます。 ○議長(関武徳君) 木村和彦議員。 ◆17番(木村和彦君) そうですか、これは燃料費、つまり高騰している電気代、それから燃料に対する助成ということだったのですね。 管理施設なので、それ以外の施設が対象になるのかと思って、まずお聞きしたのですが、それはそれで分かりました。そうすると、前回も同じような緊急対策をやったと思うのですけれども、今回と前回との違いというのはありますか。 ○議長(関武徳君) 氏家農村整備環境課長。 ◎産業経済部農村環境整備課長(氏家宏司君) 前回までは土地改良区が管理する農業水利施設に対して電気代、重油代を補助するといった形でございました。これにつきましては、県で2分の1補助して4分の1を市が補助するといった形を取らせていただいておりました。 今回はそれを継続したということと、土地改良区以外の農業水利施設、水利組合等が管理している水利施設についても対象にして、そちらについては4分の3補助するというような形で考えてございます。 ○議長(関武徳君) 木村和彦議員。 ◆17番(木村和彦君) そうですか、新たに土地改良区以外の水利組合にも補助するということなのですが、この水利組合に対する周知についてはどのようになっていますか。 ○議長(関武徳君) 氏家農村環境整備課長。 ◎産業経済部農村環境整備課長(氏家宏司君) これから周知のほう入っていくわけなのでございますけれども、これについては市でも水利組合の総数というものを今現在把握しない状況でございますので、こちらについては、各地の区長会等に赴いて御説明していきたいと考えてございます。それから広報等でも周知させていただきたいと考えてございます。 ○議長(関武徳君) 木村和彦議員。 ◆17番(木村和彦君) そうすると今から数の把握。分かりました。ぜひ漏れのないようにというのは、私の地区にもその圃場整備をして、つまりラインポンプをきちっと整備されて、ひねると水が出ると、つまり水を張ることができるという地区もあれば、逆にそこからさらに堤に水をポンプアップしてやらなければいけないと。水を上げるのにも非常に電気代が高騰していて、もうとても農業を続けられないという方が結構いて、大変悲鳴を上げている方がいるのです。幾ら米を作っても、その分の半分を電気代に持っていかれたら、米は作らないほうがいいという方が結構いらっしゃると思います。特に山間部については、そういう方が多いというふうな思いをするのです。 4分の3の補助というのは、大変ありがたい補助だと思うし、中には水利組合自体がもう解散寸前の風前のともしびみたいな地区もあると聞いておりますので、ぜひこの辺、そういう農業を守るという立場からは、ぜひ温かい支援をお願いしたい、数を掌握するということは大切な作業になりますので、区長会を通じてというお話でしたけれども、それ以外もいろいろな情報をお持ちの方にぜひ聞いていただいて、これを守っていただきたいと思うのです。 この圃場整備が進んで、もう一つ困ったことが、私ども地元でもあります。というのは、立派な圃場を造っていただいたのは、大変ありがたいと思うのですが、そのために用水と排水の水路の水系がまるきり変わってしまって、旧の水路がそのまま残ってしまったり、同じようなルートに元の旧水と今の圃場整備された排水が並んでいて、同じところに2本あったりということで、一体これは誰が管理するのということが結構もめているところがあるのです。 確かに今回は用水のための補助なのだけれども、水を守るためには、どちらの水路もきちっと守っていかなければならない。排水路を守っていかなければならないというのがあるのだけれども、どうもそのお話を聞くと、圃場整備は県の事業でやりました。県の事業は終わると、後の管理は土地改良区にお任せですよというのだけれども、どうもそれに市道が隣接していると、市のほうでも管理してください。つまり本来は用水だったのだけれども、道路の側溝としても使われるわけだから、何かお互いに責任のなすり合いがなっていて、管理が非常に行き届きにくくなっているところが見受けられます。 ですから、こういうところにいろいろな用水でも排水でもきちんと管理していく上で、この責任の所在というのを常にやっていかなければならないと思いますし、私たちの周辺では、やっとその名義の変更が終わって進むのだけれども、さて豆が終わって水稲にやりますよといったときに、どうも均平が取れていなくて植えるのを諦めたという地区もあります。そうすると、これらの施設を管理をする上で、どこに責任の所在があるかということが非常に不明確になっているのですが、その辺の所在の確認と今後の進め方について併せてお伺いしておきます。 ○議長(関武徳君) 氏家農村環境整備課長。 ◎産業経済部農村環境整備課長(氏家宏司君) 圃場整備後の施設管理というようなことでございますけれども、議員おっしゃるとおり、道路側溝の水路と圃場整備で造った水路が並んでいたりとかという状況はございます。それにつきましては、市道のほうの管理だったり土地改良区の管理だったりするわけなのですけれども、事業完了時に財産の引継ぎ、財産譲与で基本的に農道については市で受けます。用排水路等については土地改良区で受けますといったような形で、あと農地以外の排水が多く含まれるところについては、市で管理してくださいといったような話合いをして、財産譲与を決めてございます。ただ、実際には、その水路を使う方々に草刈り等の維持管理はお願いしているような状況でございます。 それから、大豆等に作付した後に不陸が出たということでございますけれども、圃場整備事業につきましては、完了してしまうと何もできなくなってしまうというような形でございますので、それにつきましては、営農的な努力でお願いしたいというようなところでございます。 ○議長(関武徳君) 木村和彦議員。 ◆17番(木村和彦君) 今、最後のその作る人が責任持ってやるというのは、よく分かるのだけれども、圃場整備した田んぼの大きさって分かりますよね、私も畦畔の草刈りをするのだけれども、向こうに行くの嫌になるぐらいでかい田んぼなのです。昔の小さい田んぼであれば、やれる範囲があるのだけれども、圃場整備された後というのは、個人の努力の範疇を超える可能性が結構あるです。それで私もいろいろ受けます。今、答弁の中で土地改良区に県から委託、土地改良区に戻りますよと、個人に登記しますよといった段階でやるというのだけれども、そのときに今話した転作しています、転作して今度はこれに1回水張りしなさいということでまた変わったときに作れない状態というのはよくある。そのときに自分の努力でという限界が超えるという可能性もなきにしもあらずです。現に私も二、三見ています。 なので、こういうふうな本当に農業を守っていったり、いろいろな機械を導入するというのだけれども、実際、昨日も大豆をまくために、耕起作業中にトラクター1台沈んでいますよ、田んぼの真ん中に。そういうこともあるのだけれども、それも自助努力でみんな頑張っています。農家は一生懸命頑張っているのです。なので、その現状をきちんと認識して、どこに手を差し伸べたらいいのかというのは、こちらのほうで見ていかないと、努力義務だけではどうにもならないというふうに思うのですけれども、そこをもう一つ頑張ってもらえませんか。 ○議長(関武徳君) 氏家農村環境整備課長。 ◎産業経済部農村環境整備課長(氏家宏司君) 圃場整備完了後、数年してからちょっとトラクターが刺さったとかという状況もやはりあるようでございます。そういった部分につきましては、圃場整備事業そのものでやるというようなことは、難しいのですけれども、何らかのそういった圃場整備後の不具合等が出た場合の応援策というのは、今現在はないのですけれども、今後研究してまいりたいと思っております。 ○議長(関武徳君) 木村和彦議員。 ◆17番(木村和彦君) 議長に御指導賜りますのでやめますけれども、いろいろな支援策で、こういうアタッチメントで播種機とか何とかとやりますけれども、これを使える圃場がないと意味ないです。まして500万円を背負うことになる。この前の4月19日の実演会だと、後ろのアタッチメントだけで1,000万円を超えるわけでしょう。それに今度ドローン使ったり衛星使ったりナビ使ったりして、まるきり無人化でやろうとしているときに、土台がしっかりしていないと、幾らお金突っ込んでも砂漠に水をまくという状態になります。ですから、そういうことのないように、基本からやっていただければありがたいということをお伝えして、私の質疑を終わります。ありがとうございました。 ○議長(関武徳君) 次に進みます。 5番加川康子議員。 ◆5番(加川康子君) おはようございます。よろしくお願いいたします。 では、私からは、議案第89号、歳出の10款5項3目施設管理運営経理費について質疑してまいります。 まず初めに、本件の補正内容についてお聞かせください。 ○議長(関武徳君) 高橋図書館長。 ◎教育部図書館長(高橋誠明君) それではお答えいたします。 こちらの補正内容につきましては、令和5年3月に図書の購入費として指定寄附をいただき、昨年度末にまちづくり基金に積立てをいたしました100万円をこのたびの補正予算で繰入れを行い、そして今年度の図書購入費に充てるために歳出計上を行ったものです。 なお、この100万円の寄附金につきましては、古川中里の一般財団法人佐藤病院様からの寄附金で、理事長の佐藤重行様の地域力を育むためには、図書館資料の充実が重要という強い思いで旧古川市時代の昭和52年から図書購入費のための寄附金としていただいているものでございます。 この寄附金の総額につきましては、このたびの補正予算に係る寄附金を含めて4,480万円にも及んでおり、図書館では寄附金を活用して医療や教育などの専門的な図書とともに、一般書や児童書、DVDといった視聴覚資料など多岐にわたる図書等を整備させていただき、購入した資料の総点数は現在で6,047点にもなっております。 3月9日に市役所で執り行われました寄附金の贈呈式においては、院長の佐藤龍行様からこの寄附金を今後も引き継いでいくという大変ありがたいお言葉もいただいておりまして、改めてこの場で感謝を申し上げたいと思っております。 佐藤病院様からは多くの市民に活用されるような図書等の整備をしてほしいとの要望をいただいていますことから、この要望に沿って歳出計上した100万円の予算は幅広い分野の図書や視聴覚資料などの購入費として活用してまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(関武徳君) 加川康子議員。 ◆5番(加川康子君) 詳しい御説明をありがとうございます。昭和52年からの寄附ということで、今年で46年目に当たるのかと、私が昭和52年生まれだったので、私が生まれた年からの御寄附が続いているということを本当にありがたく今感じております。 こうして御寄附をいただいたり、ほかにも恐らくいろいろな方からの寄贈等で大崎市の図書館の蔵書が充実していっている状況であるというふうに理解するものなのですが、現状蔵書の状況、直近はどのようになっているのかをお聞かせください。 ○議長(関武徳君) 高橋図書館長。 ◎教育部図書館長(高橋誠明君) 現在図書館の蔵書冊数につきましては、令和4年度末で26万6,161点となっておりまして、令和3年度末から8,459点の増となっております。 なお、蔵書の内訳といたしましては、小説や実用書、専門書などの一般図書が18万7,950点、絵本などの児童書が6万2,279点、そして郷土資料や行政資料といったものが1万5,932点となっております。 図書館といたしましては、この蔵書冊数を令和8年度で30万冊とする計画の下に図書の整備を進めておりまして、今後も情報が古い資料などを除籍、リサイクルしつつ、既存の予算とともにこのたびの補正のような寄附金なども活用しながら、今後も新しい資料を整備して、蔵書の充実を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(関武徳君) 加川康子議員。 ◆5番(加川康子君) ありがとうございます。 現状の蔵書の状況であるとか、また、情報を更新しているということだと思うので、購入しつつ、また除籍しつつということで更新をいただいているということを理解いたしました。 令和8年度までに蔵書数、30万冊に向けて、今、取り組まれていると、市民1人当たりの冊数が2.5冊を目指しているというふうに理解しているのですけれども、この計画に向けて現状、着実に進んでいる状況であるというふうに言えるのかどうか、どのような御認識かお聞かせください。 ○議長(関武徳君) 高橋図書館長。 ◎教育部図書館長(高橋誠明君) 現状で言いますと、何とかこのまま既存の予算、そして、予算が変わらないということも基本にありますが、そのほか、今頂いているような、これまで頂いたような寄附金、またそのほかにもやはり毎年寄附金とは別に、本そのものを寄贈いただいているという現状もあります。こういうようなものを基に、何とか私たちは、この30万冊という目標をクリアしたいと考えております。 ○議長(関武徳君) 加川康子議員。 ◆5番(加川康子君) ありがとうございます。 様々な工夫と、それから市民の方々の御協力によって、その目標に向かっているということ理解をいたしました。 その目標なのですが、そもそもどういった状況、市民の姿を目指して、令和8年度までに30万冊を目指して数値目標をしてきたのか。目標を達成することによって、どういう市民の姿を描いてるのかといったところをイメージというか目的の部分をお聞かせいただいてもよろしいでしょうか。 ○議長(関武徳君) 高橋図書館長。 ◎教育部図書館長(高橋誠明君) やはりこちらのほう、まずは基本的には、大体年間8,000冊から1万冊ぐらいの蔵書を図っていければ、今の実際市民に対してより新鮮で新しい情報を提供していけるのではないかと考えての目標でございます。 こちらのほう、この蔵書目標を達することによって先ほどの佐藤病院様からのこの寄附金の目的にもありましたように、やはり地域力を何とかアップしていって、この大崎市というのがより明るい、そういうような魅力ある市になっていければというふうに考えてやっているところでございます。 ○議長(関武徳君) 加川康子議員。 ◆5番(加川康子君) ありがとうございます。 地域力の向上とそれからやはり様々な市民の方々が明るく暮らしていけるための、その下支えというか、底力が図書である、図書館の力だということを今のお話から受け止めました。 目標に向かって蔵書を充実化を進めていただいているということは、その蔵書を読んでいただく必要があるかと思うのです。年々その豊富になっていく蔵書をどの程度の市民の方々が読んでくださっているのか、その測り方、測定の仕方として1つ利用者カードの登録数というのがあるかと思います。この利用者カードの登録の状況、現状はどのようになっているのかをお聞かせください。 ○議長(関武徳君) 高橋図書館長。 ◎教育部図書館長(高橋誠明君) それでは、ただいまの登録率の状況についてお知らせいたします。 現在令和4年度末の利用登録者ですが、3万737名となっております。人口に占める割合では登録率は今24.6%となっております。この利用登録者数は、令和3年度末から1,023人増加し、登録率は1.1%の増となっております。 図書館では、やはりこの登録率につきましても、令和8年度で登録者数を何とか3万4,000人として登録率を28%にするというような目標を立てております。この利用登録者を増やすという取組も行っておりまして、こちらにつきましては、例えば館内で実施しております自主事業とか、あとは関係機関との連携事業で、図書館に足を運んだことがない方にも関心を持ってもらうような、そういうような魅力的な事業を企画したり、あとは各地で行われております、例えば市民健診の会場とか、道の駅おおさきとか田尻総合支所などでいろいろな様々なイベントが行われているところですが、そちらのほうに移動図書館車を利用して出張図書館なども行って、図書館の魅力とかあとは移動図書館車のPRなども行って、新たな利用者層の掘り起こしというのを行いながら、利用登録者の増加というのに今までつなげてきたというような状況でございます。 ○議長(関武徳君) 加川康子議員。 ◆5番(加川康子君) ありがとうございます。 登録率が令和3年度末から4年度にかけての1.1%の増ということで、様々な取組をされての登録率の増に向かっていると理解をいたしました。 この登録率の中で子供が占める割合というのがもし分かればお聞かせいただけますでしょうか。 ○議長(関武徳君) 高橋図書館長。 ◎教育部図書館長(高橋誠明君) 登録率における子供の割合ですが、こちらのほう令和4年度末の状況ですけれども、18歳以下の登録率がその人口に対して22.16%となっています。さらに詳しく申し上げますと、まずは小学生未満の6歳以下が2.31%、そして7歳から12歳の小学生で19.18%、そして13歳から15歳の中学生で38.72%、あとは16歳から18歳の高校生が42.62%となっております。 なお、小学生以下の子供たちですと、実際利用登録者カードが親御さんのカードを使ってということもありますので、こちらのほう実際に借りている実態とは違うため、なかなかその辺把握は難しいところがあります。 ○議長(関武徳君) 加川康子議員。 ◆5番(加川康子君) ありがとうございます。 18歳以下の登録率をそれぞれの年代に分けてお示しいただきましてありがとうございます。 やはり小学生の率がさほど高くはないのかという、感覚的に見受けられたのですけれども、やはり第3次大崎市子ども読書活動推進計画が令和5年3月に策定いただいていまして、その中で1か月に読んだ本の冊数がゼロ冊、いわゆる児童生徒の不読率というのが大崎市ではやや高めであって改善が必要という評価結果を示していただいていました。 この推進計画の中で、やはり読書が言語能力の向上のために重要であるということが述べられていますし、また今後AIの発達等でやはり言語能力というのは、ますます今後重要になってくると認識をしています。 そこで、やはり本に触れる機会というものを今後増やしていくことがもっと必要になってくるのかと、なったときに、先ほどおっしゃっていただいた小学生の登録率をもちろん親御さん、保護者の方がカードで借りていかれる方も多いとは思うのですが、さらに自らが望んで図書館に行って本を借りたいというふうに動機づけになるのは、自分自身のカードを持っているというところに特別感があって、カードを作ったから、では図書館に行ってみようという気持ちにやはりなるというふうに、自分の家庭でもそうですし、よく耳にすることです。作ったので行ってみたいというところです。 なので、やはり子供の登録率を今後は増やしていく必要が、それこそ地域の力を向上させていくという寄附をいただいた方の思いに応えるためにも必要なのかというふうに感じているのですが、図書館として子供の登録率を上げるための取組、今までしてきたこと、それから、これからどんなことができるのかといったところをお聞かせください。 ○議長(関武徳君) 高橋図書館長。 ◎教育部図書館長(高橋誠明君) 実際、図書館でのやはり子供の読書習慣につなげる取組といたしましては、先ほども議員がおっしゃいましたとおりに、第3次大崎市子ども読書活動推進計画に基づいて取組を行っているところではございますが、具体的に申し上げますと、まず初めに、やはり子供に初めて本に触れる機会をつくるために、今、健康推進課と連携して、ちょうど赤ちゃんの離乳食相談とか健康診断時にブックスタート事業を行って、そして読み聞かせを実施しているところでございます。 また、館内では乳幼児とその保護者を対象としたお話会を毎週水曜日と土曜日に行っており、絵本の読み聞かせの大切さや年齢に応じた絵本を紹介するなど、小さい頃から読書の習慣化の機会を提供しているところでございます。 また、年代ごとに児童向けの本を紹介するブックリスト、きらきらと私たちは読んでいますが、そちらを定期的に発行して、図書館の本を選ぶ手助けとして実際今も活用していただいております。 また、図書館の2階にはティーンズコーナーなども設けております。こちらのほうは小学生というよりは中高生向けにはなりますが、こちらのほうで様々な事業を行って、やはりこの中高生が家庭とか学校に次ぐ第3の居場所として心地よく読書ができるような環境の整備にも努めているような状況でございます。 また、今年は子供が図書館に訪れるきっかけをつくりたいということで、イベントを行っておりまして、図書館でゲームを楽しむ、ゲームパーティーというような事業や、あとは文化財課と連携して、市内の遺跡とか出土品の魅力を子供たちに楽しく伝える「どきどきいっぱい!子どものためのギャラリートーク」というのも開催しておりまして、そういう中で親子連れの皆さんとか実際小学校の子供たちが多く参加いただいているところでございます。 図書館では今そのような状況になっております。 ○議長(関武徳君) 加川康子議員。
    ◆5番(加川康子君) ありがとうございます。 読書イコールちょっと難しいという印象がなかなか根強いかと思ってはいますので、幼い頃からのブックスタートはじめブックリストですとか、それから本を読む以外の目的で図書館に来ていただき、その流れでカードを作ってもらうということで、カードの登録者の増につなげていらっしゃるのだというふうに受け止めました。ありがとうございます。 図書館に子供たちが行ったときに、やはりまだ幼い頃であったり小中学生となると、いわゆる児童図書であるとか児童資料を手にすることが多いと思うのですが、令和3年の宮城県の図書館が作成した公共図書館、公民館図書室の現状調査という資料を確認しますと、大崎市の蔵書の中での児童資料の割合が若干ほかの自治体と比べると少し少ないような数値に見受けられました。 子供たちにとっての本とは、もちろん図書館だけではなくて、公民館であるとか、それから児童館もありますし、もちろん学校の図書室というのもあると思うのですけれども、なかなか学校の図書の状況も厳しいといいますか、潤沢とはいえない状況にございます。図書室のボランティアの方が糸で本を修繕するぐらいの厳しい図書もある、そういったケースもあると見受けられますので、なかなか限りのある財源の中で、子供たちのためにというふうになったときに、やはり図書館の存在というのは非常に大きいというふうに思っております。 ですので、この図書の選定については、やはり図書館の自由に関する宣言がありますので、なかなかここで申し上げるということは難しいというふうには理解しているのですけれども、児童書の蔵書の充実化に向けて今後お取組いただけるようなことがございましたら、お聞かせいただいてもよろしいでしょうか。 ○議長(関武徳君) 高橋図書館長。 ◎教育部図書館長(高橋誠明君) ただいま議員御提言のとおり、やはり子供たちというのは、この大崎市の将来を託していく大事な宝です。私たちも今、やはり絵本とか児童書の充実を図っていますので、これからも将来の大崎市を担う子供たちのために児童書のほう、さらに充実をしてまいりたいと考えております。 ○議長(関武徳君) 加川康子議員。 ◆5番(加川康子君) ありがとうございます。ぜひ取組をお願いしたいと思っております。 今、子供の不読率について質疑をしたのですけれども、やはり子供の不読率とか読書習慣は大人の読書習慣とも強く影響を与えていると容易に想像ができると思うのですが、図書館の存在自体が生涯学習を支える場でもありますし、今後リスキリングを支えていく場にもなり得ると思っておりますので、今回御寄附いただいた図書を活用して、より多くの市民の方々に学びを提供していく、学びの場を支えていくという図書館であっていただけるように御期待申し上げまして、以上で質疑を終わります。ありがとうございます。 ○議長(関武徳君) 次に進みます。 7番石田政博議員。 ◆7番(石田政博君) おはようございます。 来週の一般質問の私の通告でJRが漏れておりましたので、今回の議案質疑のほうで少しお伺いさせていただきたいと思って質疑通告させていただきました。よろしくお願いします。 議案番号89番、補正予算、鳴子温泉郷JR陸羽東線等公共交通利用促進事業補助金について伺います。 予算としては6,300万円、これについて鹿野議員、遊佐議員からもいろいろ質疑がありまして、ほぼ詳しく分かってきたところでありますが、6,300万円全部クーポンになるわけではなくて、事務費等々あると思いますが、クーポン分とその他の諸経費がそれぞれお幾らなのか、教えていただきたいと思います。 ○議長(関武徳君) 今野観光交流課長。 ◎産業経済部観光交流課長(今野冨美君) 事業の内訳、積算根拠ということだと思いますが、まず1泊宿泊に対しまして2,000円、7,500泊と算定しておりますが、その内訳につきましては、令和3年度の鳴子温泉郷宿泊者数が約27万人でございました。27万泊と想定いたしまして、1か月当たり2万2,500泊、そのうちの約3分の1のお客様が公共交通を利用しているという想定でございます。こちらにつきましては、鳴子温泉郷観光協会様から聞き取りをいたしまして3分の1ということで想定をいたしました。 2万2,500泊の3分の1が7,500泊ということで2,000円のクーポン掛ける7,500という算定をしております。おおよそその実施期間が4カ月でございますので6,000万円、合わせて鳴子温泉郷観光協会に対する補助金となっておりますので、事務費を今300万円で想定しております。 ただし、これからの委託事業、補助金になりますので、具体的に事務費が300万円で収まるかどうかは、これから調整が必要、精査していく予定でございます。 ○議長(関武徳君) 石田政博議員。 ◆7番(石田政博君) 1,500万円、掛ける3か月とおっしゃいましたでしょうか。 ○議長(関武徳君) 今野観光交流課長。 ◎産業経済部観光交流課長(今野冨美君) 1か月2万2,500泊のうち3分の1に当たる7,500泊分が公共交通を利用するだろうという想定です。 ○議長(関武徳君) 石田政博議員。 ◆7番(石田政博君) 掛ける3か月で想定していると。 ○議長(関武徳君) 今野観光交流課長。 ◎産業経済部観光交流課長(今野冨美君) 事業期間が10月から1月までの4か月間。 ○議長(関武徳君) 石田政博議員。 ◆7番(石田政博君) 了解しました。4か月でちょうど6,000万円ということですね。 過去の実績の3分の1という想定ということでございますが、使い切りの予算だったと聞いておりましたので、売れ残らないための対策として今考えているもので何かあるのかどうか教えていただきたいと思います。 ○議長(関武徳君) 今野観光交流課長。 ◎産業経済部観光交流課長(今野冨美君) 基本的には商店でお使いいただくという予定でございますが、先ほど遊佐議員の答弁の中でもお答えいたしましたが、例えば登録した店舗さんがマルシェとかイベントでも使える仕組みになっております。あとは各商店、地域で例えばですが、2,000円のお得なお土産セットを作っていただくですとか、西古川駅などは駅前がかなり広うございますので、例えば地域の皆さんと一緒にイベントを行うですとか、店舗が登録すれば、外に行ってもそのパタPAYは使える仕組みになっております。 ○議長(関武徳君) 石田政博議員。 ◆7番(石田政博君) 実はこれと同じような話で、藤本議員のほかにも何人かから話があったパタPAYですが、私分かるふりしていますけれども、割と苦手で、私もパタPAY使わなかった男なのですが、私もたまに泊まりますけれども、恐らく鳴子温泉に泊まっている人の多くは私より上の人だと思うのです。遊佐議員からも話がありましたけれども、パタPAYをさてやりましょうということになっても、誰かに教えられなければできないと思うのです。これからみんなスマートフォンになるという話も聞いていますので、もしよければですけれども、アドバイザーも入ってきているはずなので、鳴子温泉の旅館のフロントの方に講習会を開いて、フロントに行けば、教えていただけるという企画をしていただけないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(関武徳君) 今野観光交流課長。 ◎産業経済部観光交流課長(今野冨美君) 議員おだしのとおり研修会等は予定しております。やはりパタPAY、PayPayとかキャッシュレスに抵抗がある宿泊施設、商店の方がおりますので、やはりまずはやってみていただくということから取り組んでいこうかと思っておりました。 キャッシュレス決済を全く導入していない商店が昨年度パタPAYをきっかけに、パタPAYからキャッシュレス決済を導入したという店舗も数多くございますので、比較的パタPAYは簡単な仕組みかと認識しております。レベルは多少あると思いますが、ほかのキャッシュレス決済よりは手軽かと思っておりますので、店舗を増やすような取組を商工会、あとはアドバイザーを含めて実施してまいりたいと思っております。 ○議長(関武徳君) 石田政博議員。 ◆7番(石田政博君) 事業の申請は終わっているところだと思いますが、先ほど懸念したやり残しのお金のないようにするために、途中からでもクーポンに切り替えるというようなお考えはありませんか。もしパタPAYが普及できなくて予算が余りそうだというときには、紙クーポンという考え方はないでしょうか。 ○議長(関武徳君) 寺田産業経済部長。 ◎産業経済部長(寺田洋一君) パタPAYが余るという御心配でございます。 割増電子商品券発行事業のほうも10月から1月までやらせていただきます。今回、同時期に、この鳴子温泉郷JR陸羽東線等公共交通利用促進事業もやらせていただきます。地域全体でキャッシュレスを進めようというこの特定期間にぜひ商店街並びに今まで苦手だった方々にぜひ覚えていただいて、地域でお金を消費していただきたいと。 なお、今回パタPAYの参加店が、前回鳴子温泉ではちょっと少なかったという反省もありましたので、ぜひ観光協会とかで商工会と一緒に研修会をやって、ぜひその辺で秋以降盛り上げていきたいと思っているところでございます。 ○議長(関武徳君) 石田政博議員。 ◆7番(石田政博君) ぜひお願いいたします。私も登録したいと思います。 それから、鳴子温泉限定の商品券になると思うのですけれども、できれば先ほどJRという話をしましたが、途中の地域でも、例えば有備館に寄ったときにお土産買ってもらうとかというようなのにも使えるように、何とかこれから変化球つけられないものかどうかと思いまして、御提案。 ○議長(関武徳君) 今野観光交流課長。 ◎産業経済部観光交流課長(今野冨美君) 昨日も御答弁申し上げましたが、必ずしも鳴子温泉地域で下車しなければならない、鳴子温泉地域でパタPAYを使わなければならないという条件にする予定ではございません。 石田議員おただしのとおり、有備館駅で降りて、有備館、岩出山地域を楽しんでいただく、そして陸羽東線に乗って鳴子温泉にお泊まりいただく。または帰りに有備館駅で降りていただくなど、その地域全体が潤ってもらうことを目的としておりますので、限定ということは想定しておりません。 ○議長(関武徳君) 石田政博議員。 ◆7番(石田政博君) ぜひお願いいたします。 それに絡めまして、東京なんかに行きますと東京フリー切符といって、山手線や東京23区以内のどこでも乗降できるという切符があるのですけれども、JR存続に向けて大崎市内にもフリー切符みたいなのができればいいという気持ちが今の話と重なるところでございまして、後で陸羽東線利活用推進室長に聞いてもらいたいなと思います。 次の質問に移ります。 観光施設整備事業実施設計委託料1,976万2,000円でございます。これ旧鳴子総合支所の解体に関するものとさきの鎌内議員、鹿野議員、遊佐議員の質問でほぼ実情は把握できました。 単純に言いますと、これ解体費用ではなくて、解体するための設計費用なわけですね。私も建築屋であるものですから、解体にはおおよそお幾らかかるのかと、ある市の場合、大体坪単価で七、八万円が解体にかかるのですけれども、設計でこの予算額です。実際の解体工事も令和6年までには終わらせるようなお話もちらっと出たと思いますので、想定してあるのかどうかお伺いします。 ○議長(関武徳君) 高橋鳴子総合支所地域振興課長。 ◎鳴子総合支所地域振興課長(高橋亘君) お答えいたします。 今回おただしのとおり、今回の計上につきましては、旧鳴子総合支所解体設計のための委託料ということでございます。 議員お察しのとおり、旧鳴子総合支所庁舎につきましては、前後5.5メートルの高低差がございまして、そうしたことから解体後の土留め、擁壁等の施工が必要だと考えております。そのためのボーリング調査なども実際今回の設計業務のほうに盛り込むような形で考えてございますが、こうしたことから、この辺が明らかになった時点で本体のほうの工事のほうも見積もってまいりたいというような考えでございます。 ○議長(関武徳君) 石田政博議員。 ◆7番(石田政博君) ちょっと早とちりな質問をしたかもしれません。解体するための設計をお願いしているのですから、分からないのがそうかもしれませんね。 実際、高付加価値化事業が採択されなくても市の負担でやるというお話は伺いましたのであれですけれども、大体、床面積にさっき言った坪単価七、八万円に、2万円前後を掛けると大体の解体費用が出てくるはずなのです。それも、もう皆さんの腹の内に持っておかないと、1,300万円で解体までできるのではないかと思っている人がいるかもしれませんので、お話いたしました。 実際、解体になりましたら、今の時節になりましてからは、アスベスト調査も必要ですし、古い建物に私はなかなか行ったことなかったですけれども、蛍光灯もPCBの蛍光灯使っているだろうし、全部廃棄物処理にお金がかかるはずなので、標準価格よりは高くなるはずなのです。 今日何でこれをお話しさせていただくかと言いますと、今回、日本語学校につきまして、旧西古川小学校で何とか市有財産が活用できる現状になりましたけれども、ほかにも鳴子支所ほど古くなくとも小学校ももし解体するとすれば、設計費も解体費もかかるということなので、これをうまく活用する案をみんなで考えていかなければならないと思うのですが、総務部長いかがでしょうか。 ○議長(関武徳君) 赤間総務部長。 ◎総務部長(赤間幸人君) 確かに御指摘のとおりの視点は必要だと思います。使う目的がなければ、最終的には解体、さらには売却といったような手順で進めておりますので、やはり再利用できるものはしたいという考えでございます。 ○議長(関武徳君) 石田政博議員。 ◆7番(石田政博君) ありがとうございます。その方向で、ぜひ岩出山にも小学校跡地が結構ございますので、検討していただき、あとは一般質問でさせていただきますので、以上で終わらせていただきます。 ○議長(関武徳君) 次に進みます。 14番中鉢和三郎議員。 ◆14番(中鉢和三郎君) 14番中鉢和三郎です。 通告に従いまして質疑をさせていただきたいと思いますけれども、何かちょっと風邪気味というか喉ががらがらでちょっと変な声ですが、お許しをいただきたいと思います。決して某ウイルスではありませんので、よろしくお願いします。 私の前段で、12人の質疑が終わっていますので、相当かぶっているような気もするのですが、かぶっていない部分もありますので、かぶらないようにしていきたいと思いますけれども、まず歳入側からお聞きをしていきたいと思います。 最初は、地域公共交通調査等事業補助金ということで500万円弱ということでありますけれども、この補助金の給付目的、そして給付対象、アウトカムといったところを通告しておりますので、まずお答えいただきたいと思います。 ○議長(関武徳君) 安藤陸羽東線利活用推進室長。 ◎市民協働推進部まちづくり推進課副参事兼陸羽東線利活用推進室長(安藤豊君) 答弁の前に石田議員には答弁の機会をいただいたにもかかわらず大変申し訳ありませんでした。御提言については把握させていただきましたので、今後の検討とさせていただきたいと思います。 中鉢議員の御質問にお答えしてまいります。 まず、補助金の給付目的、この事業の給付目的でございますが、ローカル鉄道に係ります公共交通の再構築に向けた鉄道事業者と沿線自治体等の協議を促し、持続可能性等利便性の高い地域公共交通の再構築への合意形成に向けた支援という形になっております。補助限度額は1,000万円、補助率は2分の1となっているものでございます。 また、給付対象につきましては、その検討する協議会または自治体となっておるというようなところでございます。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎議員。 ◆14番(中鉢和三郎君) ありがとうございます。 何か私がちょっと見ている資料がもしかして古いのかもしれませんけれども、私が見ている国交省の資料では給付対象が法定協議会となっておりまして、口座も法定協議会の名前でないと駄目というように書いてありましたので、法定協議会ってつくったのかなと思ってちょっと確認をしてみたいと思ったのですが、協議会はつくっていませんよね。 ○議長(関武徳君) 安藤陸羽東線利活用推進室長。 ◎市民協働推進部まちづくり推進課副参事兼陸羽東線利活用推進室長(安藤豊君) この部分の協議会につきましては、法定協議会も含まれますし、今現在大崎市の部分の任意協議会についても今回の調査事業については適用になるということでございますので、その部分でこの事業を活用して調査事業を進めてまいりたいというところでございます。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎議員。 ◆14番(中鉢和三郎君) 分かりました。それはそういうことだと思いますので、結構でございます。 それで、その地域公共交通計画の策定が一つの目的ということでありますし、アウトプットが地域公共交通計画の策定、というか改定ということでいいのでしょうか、今ありますよね、既に地域公共交通計画そのものは。それの改定をまず行う。その中にJRの利活用の部分を入れていくと、そういう認識でいいのでしょうか。 ○議長(関武徳君) 中鉢まちづくり推進課長。 ◎市民協働推進部まちづくり推進課長(中鉢豊君) 議員がお話しのように、昨年6月に地域公共交通計画の改定をしておりますので、既存のものはございます。ただ、これまでも、以前の答弁でもお話しして、説明しておりますが、現在の公共交通計画が鉄道の書きぶりがちょっと薄いという部分がございますので、そういった部分については、随時この調査事業、また今後行われる実際の事業実施に当たっては必要な改定が伴うという解釈になります。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎議員。 ◆14番(中鉢和三郎君) 理解しました。 では、先に進めていきたいと思いますけれども、個人番号の話は後ほど再質問で聞くことにして、財調の話を聞いておきたいと思いますけれども、今回1億9,000万円ほど繰入れということですが、残高がどのようになっているか確認したいと思います。 ○議長(関武徳君) 大塲総務部理事。 ◎総務部理事[財政担当](大塲一浩君) 現在の財政調整基金の残高ということでございますけれども、ちょっと順を追って御説明申し上げますと、まず令和4年度末の基金残高につきましては58億9,770万9,000円でございます。その後、増額減額の予想がございますので、そちらも合わせて御説明させていただきます。 まず増額予想でございますが、令和5年度の当初予算におきまして歳入に利子収入ということで530万円ほど計上させていただいてございます。減額予想につきましては、こちらも令和5年度当初予算の財源として19億9,616万8,000円を繰入れさせていただき、さらに今回6月補正予算の財源調整といたしまして1億9,079万1,000円を繰入れさせていただいてございます。これら増減を加味いたしますと、6月補正時点での残額は37億1,602万円でございます。ただし、こちらにつきましては、現在令和4年度の決算譲与積立金が決算をもって確定することになりますので、こちらについては含まれてございませんので、御了承いただきたいと思います。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎議員。 ◆14番(中鉢和三郎君) 了解しました。結構厳しいなという感じでございます。 あと、これも一つ聞いておきたいと思いますけれども、まちづくり基金の繰入れの中で、ふるさと納税寄附分、これ寄附するとき使い道として事業メニューを7つほど列挙しておりますけれども、今回、例えば日本語学校の建設に充当する部分があると思うのですが、これ1から7のうちのどれに該当したのでしょうか。 ○議長(関武徳君) 高橋市民協働部政策課長。 ◎市民協働推進部政策課長(高橋直樹君) お答えをいたします。 1から7ということでございましたが、日本語学校の整備に関しましては、5番目に該当いたしておりますふるさと大崎市の応援のための事業ということで、市長が使途を決定をする事業というものに該当するものでございます。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎議員。 ◆14番(中鉢和三郎君) 市長が決めると言えば決まるのでしょうから、5ということでいいのだと思いますけれども、寄附者の意向が100%生かされているのかという部分がちょっと疑問があるのですけれども、それは100%生かされていると考えていると多分答弁されるので聞きません。 では、続きまして、歳出側をお聞きをしていきたいと思います。 今ちょっと話が出ました日本語学校の話をお聞きをまずしたいと思いますけれども、答弁準備していただいていると思いますので、事業目的、アウトカム、KPI、その辺をお聞きしたいと思います。 ○議長(関武徳君) 茂和泉日本語学校推進室長。 ◎市民協働推進部政策課副参事兼日本語学校推進室長(茂和泉浩昭君) 本市が設置を目指す公設公営の日本語学校におけます事業目的につきましては、多文化共生社会を構築するに当たりまして、社会を構成する一員となる外国人に対し、共通言語としての日本語と日本のルール、マナーを習得させるということになります。ゆえに、その先にあります日本語学校推進事業のアウトカムといたしましては、日本語学校卒業後、本市の市民として定住する外国人が増加するということとしているところでございます。 具体な目安としては、住民基本台帳におきまして外国人登録者数を増加させることといたしまして、この事業に着手した段階である令和4年11月の外国人登録者843人を10年後の令和14年には1,100人に増加するという指標をまず掲げたところでございました。 しかしながら、この指標につきましては、初期の政策形成段階のものであって、外国人登録の増加というものは、国勢調査時の普通交付税の算定基礎としては有効であるものの、一義的なものという捉え方もできるのではないかと考えてございます。 昨日答弁したとおり、多文化共生の成果といたしましては、観光、物産の拡充や各産業分野の人的貢献度による効果がどの程度になるのかなど、各種計画との整合を図りつつ、これについては練り直しをしていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎議員。 ◆14番(中鉢和三郎君) 学んだ外国人の皆さんが定住していただく、これは非常にいいことだと思いますし、それによって人口が増えていくだとか、様々ないい影響が出るということは、ぜひ期待をしたいということなのですが、多文化共生ということが、この間からずっと言われてきています。多文化共生そのものは、私はいいことだと思うのですが、なかなかその市民がそれをすっと理解できるかと。 例えば多文化共生のために大枚の税金が使われるということについて、本当に理解できるだろうか。それは当然、多文化共生の必要性だとか重要性が認識されていないということの中では、なかなか難しいのかと思いますので、始めたばかりなのであまり問題点を指摘するようなことを言っていてもしようがないのですが、ぜひ、この事業をやっていく中で、この多文化共生でどういう社会を形成していくのだという部分でやっぱり市民に夢というか、期待を持ってもらえるような、そういう進め方をしていかないと、何のためにやるのかというのがずっと付きまとっていくと思うのです。その辺についての所見を伺っておきたいと思います。 ○議長(関武徳君) 茂和泉日本語学校推進室長。 ◎市民協働推進部政策課副参事兼日本語学校推進室長(茂和泉浩昭君) 議員お話しの意図は篤と私も理解できるところでございまして、そういった多文化共生、漠然とした形のものをいかに具現化していくかということは重要なこれからの作業になると認識してございますし、先ほどのいわゆるアウトカム事業、通告いただいている成果等々を鑑みますと、いわゆるそういった日本語学校を核とした多文化共生を進める意義というものを一定程度数値化すべきであると考えてございます。 先ほど申し上げました効果ですが、観光物産の拡充、各産業分野への人的貢献度、それらの効果に加えまして、JR陸羽東線の利用者増であったり留学生によります消費行動による経済効果、さらには留学生が就職した場合の税収面の効果、そういったものをどのように分析し捉えていくかというところは、やはり検討する必要があると考えてございます。 ただし、それらの成果指標につきましては、日本語学校が担当すべきものか、あるいはこれから今後、多文化共生担当部署を設置する予定としてございますので、その部署が担うべきなのか、議論が必要であると考えているところでございます。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎議員。 ◆14番(中鉢和三郎君) その辺は今後走りながら考えていくしかないのかとは思いますので、ぜひ今言ったように、目標をしっかりと数値として設定をして、やっぱり事業ですから、それをちゃんと見える形で進めていっていただきたいと思います。なおかつ、事業なので、ペイといいますか、公共の事業なのでもうけろとは言いませんけれども、やはり持続可能でなければいけないと思います。 そういう意味からすると、国・県からのいろいろな形での支援は当然あるかもしれませんが、その辺もこれまでも議論を聞いていますと、今からの協議次第というようなことも言われていたようですので、現状においてどうなるのだということははっきりと言えないのかもしれませんけれども、やはり事業としてやるからには、途中で私はやめられないと思います、こういう事業は。市長の肝煎りだということで、本当にいい取組と考えたいと思いますけれども、例えば10年後、20年後まで市長が陣頭指揮に立ってということは、あるかもしれませんが、ないのだろうと考えると、やはりそういう20年、30年という中長期のスパンの中で、この日本語学校がこの地域にどういうふうに本当に根付いていくのだろうかということを当然考えなければならない。そのときに、当然事業計画として収支の部分も含めてプランをつくっておかないと、いや、あのときはいけいけどんどんだったもんなという話では済まされないと思います。 そういう意味で、例えばここ1年、2年目で開校だと思いますけれども、この2年の間にその辺の収支の見込みも含めて、中長期の財政シミュレーション的なものも含めて策定をするということの認識でよろしいでしょうか。 ○議長(関武徳君) 茂和泉日本語学校推進室長。 ◎市民協働推進部政策課副参事兼日本語学校推進室長(茂和泉浩昭君) 今、中鉢議員がおっしゃった点、大変重要な点と捉えてございます。 今まで御説明したとおり、開校時につきましては、長期コース、まず60人でスタートしたいというお話をさせていただいたところでございますが、まず定員を徐々に増やしていって、将来的には100名、さらにはその先もっと増えていく可能性も十分にあるだろうというふうに捉えてございまして、それを目標として、指標に捉えることはKPI的にも可能であると捉えてございますし、それを数値目標として掲げる分かりやすさもあるだろうと。留学生が増えれば、入学金や授業料等の収入も当然増えるというところもございますので、安定的な学校経営に資する指標を取っていきたいというふうに考えてございます。 また、一方で、その留学生の日本語能力の向上を指標として掲げる、いかにこの地域に住んでいただくための日本語能力を習得していただくかという数値目標も掲げながら、そういったものを総合的に判断をしながら、多文化共生、10年後、20年後のお話がございましたけれども、そのときに花を咲かせるような事業展開を図ってまいりたいと、今現在は思っているところでございます。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎議員。 ◆14番(中鉢和三郎君) ぜひ、そのような形でお願いをしたいと思いますということと、あとやっぱり日本語を習得された方に定住していただく。これは非常にいいことだと思います。 ただ、全く違う話ですけれども、現在の外国人登録者が大体843人ですから、これを10年後に1,102人にするということは、250人ぐらい定住者が増えると、例えばそれが1つの成果だとすれば、ちょっと別の見方をすると、同じコストかけるなら、税金をかけるなら、この地域から都会に出ていっている、流出している子供たちを150人残した方がいいのではないの、その政策をやったほうがいいのではないのいう声も出てくると思うのです。 ですから、やっぱり今回、この外国人がやっぱりここに定住することで、本当にどういうメリットがあるのだという部分については、本当によくよくその辺の理屈といいますか、メリットということを明確にしていかないと。話をちょっとこんがらがらせてしまいましたけれども、要するに、簡単に言えば、若い人もなかなか定住しないところに外国人が定住するのかと、こういう話をやっぱり市民から言われるわけです。そこら辺ちゃんと答えていかないと、なかなかこれは長続きさせるのは難しいだろうと思いますので、その部分について意を用いていただきたいと思います。では、これぐらいにしたいと思います。 続きまして、2・1・18、地域交通対策費ということで、室長いらっしゃいますのでお聞きをしたいと思います。 またこれもちょっと日本語学校とJR陸羽東線は、初めての質疑といいますか、本格的な予算が出たことでの質疑なので、今回そこを重点的にと思って質疑をいたしておりますけれども、本当に基礎的な部分でその事業目的とアウトカム、そして事業期間ということでお聞きをしたいと思います。 ○議長(関武徳君) 安藤陸羽東線利活用推進室長。 ◎市民協働推進部まちづくり推進課副参事兼陸羽東線利活用推進室長(安藤豊君) 事業目的の部分でございますけれども、これまでの答弁にも重複しておりますけれども、陸羽東線のまず現状と課題を把握すると、それからその調査結果を踏まえまして、効果的な事業の実施によりまして利用促進に向けた課題にチャレンジしてまいりたいと、そのことによりまして、利用者の増につなげてまいるということでございますけれども、その先、何よりも持続した利用基盤の確立につながるように取り組んでまいりたいと、そういった成果を求めてまいりたいと思っております。 この調査の事業期間については、本年度末までに終了するということで取り組ませていただきたいと思っております。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎議員。 ◆14番(中鉢和三郎君) 本当に難しい問題の先鋒に立ったということで大変敬意を表しておるところでございますが、それで、全国的にも同じ状況なのだろうというふうに私は思っているのです。赤字ローカル線という言葉がよく出てきますけれども、これ陸羽東線も同じだと思いますし、また大正2年に小中田から岩出山間が開業したということで110年ということだと思いますけれども、その時期は多分明治から大正になって、要するに文明開化、富国強兵ということで、鉄道網が全国に拡大していった時期だったと思います。それから戦前戦中ということで、軍事物資なんかの輸送も含めて、どんどん鉄道が盛り上がっていった。戦争で多少は停滞もあったのかもしれませんけれども、今度は戦災復興ということで高度成長、そういうことの中でどんどん増えていって、多分高度成長期が一番の需要があったというか、そういう時代だったのだろうと思います。 それが報告書のほうにも載っていますけれども、モーダルシフトというか、要するに自動車、バスだとかトラックのほうの輸送に変わっていくだとか、あとは少子化の影響を受けてというようなことがあったり、観光需要の冷え込みといったことの中でだんだんシュリンクしてきて今に至っているということ、一山越えてきたというような感じだと思います。 ですから、この100年でやっぱりある程度この陸羽東線といいますか、ローカル線の価値というか意義というか、これはやっぱり時代が終わったのだと思うのです。今までの鉄道の、幹線は別ですけれども、そのローカル線の役割というのは一時代終わったと私は考えるべきではないかというふうに思っていまして、それが110年かかった、そこまで来たと。 では、どうするのだといったときに、これから新たな100年の中で、この鉄道というのがどういう価値を見いだしていくのだろうか、これは鉄道事業者が本来考えるべきことかもしれませんけれども、ただ鉄道は手段なので、鉄道事業者だけが考えてみてもなかなかうまくいかないだろうという中で、やっぱり地域と一体となって新しい価値をどう創造し、その中で鉄道事業者もそこで収益を上げていかなければいけないでしょうし、我々もそれで地域を興していかなければいけないということなので、ですから、今いろいろ取組の中で、日常の中でというか、ローカル線として地域の人に使ってもらおうと言っているのはよく分かるのですが、もう既に使う人すらいない状況の中で、そこに一生懸命やろうと気合を入れてみても、これなかなか成果が出ないと思います。 ですから、それはそれで当然やるとしても、みんながやっぱり関心を持つことが大事なので、さっきも言いましたけれども、これから100年先を考えるぐらいのスケールを持って、新たな陸羽東線の役割なり魅力というような議論をしていかないと、これ陸羽東線だけではないと思います、どこのローカル線も多分同じことなのだろうと思うのだけれども、それができなければやっぱり最悪の場合、廃線ということもあるのかもしれないなというふうに私は思っています。 そういう視点での議論というのは、多分この報告書を見てもあまりないので、やっぱり我々地域も頑張りましょうはいいのだけれども、それだけでは何ともならないような状況の構造的変化、この部分についてしっかり取り組んでいくというような思考をやっぱり私は持つべきだと思うのですが、そうではないでしょうか。 ○議長(関武徳君) 中鉢まちづくり推進課長。 ◎市民協働推進部まちづくり推進課長(中鉢豊君) 昨年10月、11月から地域の方々を交えて様々な議論を行ってまいりました。もちろん今、議員がおただしのような御意見もなかったわけではございません。ただ、やはり議員からもお話しがありましたように、特に鳴子、岩出山、過疎が進んで人口減少が進んでいると。そういった中で、実際では生活部分として本当に乗る人が増えてくるのかといった疑問はまさに皆さんお持ちだというふうに思っています。 そうは言いながらも、現在の鳴子温泉におかれましては、高付加価値事業を活用した中で、新たなこれからのまちづくり、観光の施設をそういった部分を整備して、お客様を呼び込もう、何とかおもてなししていこうというような形での機運が盛り上がりつつあります。そういった中で、我々としては、やはりこの鉄道、公共交通の、今お話しあったように100年、市長もおっしゃっていますから、これからの100年どのような形でこの鉄道をつないでいくかという部分で議論を本当に重ねたところでございます。 一長一短にバスに転換という形には、もちろん現在の乗降客数ではいかないわけでありますから、まずは当面、この3年、5年に至ってはまず1,000人、さらに2,000人というところを目指す形で、短期的にまずは寄り添いも含めた中で、何とか乗降客を伸ばしていきましょうという形のところから進めていくことになります。 報告書に上げたものをこれから調査事業を使いながら、どのような形でKPI指標を出していくかという形でこれから検討に入っていきますので、その中で環境整備の部分、あとは未来にどうつなげていくかという部分、今はっきりちょっと申し上げられない部分はあるのですけれども、つくり上げて皆さんにお示しして賛同していただき、乗っていただけるような陸羽東線にしていきたいという思いで取り組んでいるところでございます。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎議員。 ◆14番(中鉢和三郎君) 報告書の5ページに図のようなのがありますけれども、この中の左側の部分で①の鉄道を維持し、徹底的な活用と競争力の回復を目指す線区というふうにあるのです。それで2番目はBRTやバス等への転換により鉄道と同等以上の利便性の確保を目指す線区と2つあるのですが、これ間違いなく私は①だと思うのです。②を選ぶのだったら別にそんなに議論する必要もないし、①だと。そのときに、徹底的な活用と活用力の回復、これをどう本当に読むかという話だと思うのだけれども、それというのは、今までは気づいていなかったような新たな価値をやっぱりそこに見いだしていかなければならないし、つくり出していかなければならない。 それが鉄道事業者と地域がタッグを組んでやっぱりやっていかなければならないことだと思いますので、いろいろほかの事例では、例えばグルメ列車を走らせるだとか、釜石線なんかはSL線を走らせるというようなことがあったり、あと四国の例でいけば、デュアルモードビークルを走らせるだとか、これまでやっぱりJRだけではなく鉄道というのは、移動するということが中心の役割だったと思いますけれども、今は本当に鉄道に乗らなくても移動はできるわけです。だから乗って楽しいとか乗って何々をするみたいな、何かを体験するために乗る。トロッコ列車なんかもそうですよね。嵯峨野鉄道のトロッコ列車なんか本当に満員です。 ああいった形のものをネット見ていると、鳴子から最上間、これ私が言っているのではなくて書いているのですけれども、もしかすると廃線になるので乗ったほうがいいですよみたいな、そういう要するにレアな線区だということで、もう乗れなくなるかもしれないから乗ったほうがいいみたいなこと書いているのですけれども、ちょっと失礼ですけれどもね。そうやって逆に注目を浴びるわけなので、そこに本当に特殊な車両の列車を走らせるだとか、やっぱり移動のため、物を運ぶためではなくて、乗って楽しんでもらえるようなものにしていくという視点もやっぱりやりながら考えていかないと、なかなか難しいと思いますし、目標ですからね、最初から2,000人ぐらい目指していってもいいのではないかと思うので、それはちょっと難しいかもしれませんけれども、いずれにしても、計画が独り歩きしてもしようがない話なのですが、やっぱり視点をもう少し広げてぜひ努力をしてもらいたいというふうに思っていました。 それと、これも前から言っているのですけれども、鉄道、移動手段としての鉄道として考えたときに、やっぱりそこから先の二次交通の部分がやっぱりつながらないと、それもシームレスでつながっていかないと、これもどこの例でも同じですけれども、さっきのデュアルモードビークルもそうですけれども、つながっていくということが大事です。地域にとってはやっぱり地域内交通も含めて、やはりドア・ツー・ドアでやっぱり高齢化の中で公共交通が機能を果たしてもらうというのはありがたいということなので、いろいろ考えてくれていると思うのですけれども、やっぱりMaaSだとかそういうデジタルの力もしっかり活用していかなければならないと思うのだけれども、その辺の記述もあまり見えないのだけれども、その辺の議論というのはされているのでしょうか。 ○議長(関武徳君) 中鉢まちづくり推進課長。 ◎市民協働推進部まちづくり推進課長(中鉢豊君) MaaSについては、一応記述としては項目の中に今回上げさせていただきました。調査、研究といった内容の書きぶりではありますが、この部分については、この記載のとおりでありますし、市の公共交通機関におきましても同様の書きぶりでございますので、この部分についてはきちんと取り組んでいきたいというふうに考えているところでございます。 また、二次交通の部分でございますが、生活路線として考えた場合の部分につきましては、特に鳴子地域においては市民バスであったり、様々な移動手段があると、ただ、それがなかなか皆様に活用いただけていないという現状があると。岩出山も同様にバスも走っておりますし、地域内公共交通もあるといった形なのですけれども、それが生活視点としてもなかなか使われ切れていないですし、さらにそれを観光という部分では使い勝手がなかなか悪いと言った部分がございますので、その辺は今後の議論の中できちんと整理しながら、整備に努めていきたいと考えています。 ○議長(関武徳君) 質疑の途中でありますが、暫時休憩いたします。 再開は午後1時といたします。               -----------               午前11時57分 休憩               午後1時00分 再開               ----------- ○議長(関武徳君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 質疑を続行いたします。 14番中鉢和三郎議員。 ◆14番(中鉢和三郎君) 午前中はJR陸羽東線のところまでやりまして、もうちょっと聞きたいのですが、取りあえずこの程度にとどめておきたいと思います。 続きまして、2・1・20の事務改善費ですが、これの補正理由、目的等についてお伺いいたします。 ○議長(関武徳君) 佐藤市民協働推進部参事。 ◎市民協働推進部参事(佐藤秀宜君) 今回の補正につきましては、マイナンバーカードの普及のために付与されるマイナポイントの申込み期限が9月末まで延長されたことに伴いまして、支援が必要な方に対し、十分な支援体制を確保することを目的に経費を計上させていただいております。補正内容については、申込み支援を行う会計年度任用職員の配置に加え、新たにオンラインを活用したテレビ電話方式で支援する業務委託料というところになってございます。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎議員。 ◆14番(中鉢和三郎君) そういうことなのですね、分かりました。ただ、補正時期が、そういう話であれば、当然当初予算で載っていてもいいのかと思うのですが、なぜ6月になったのでしょうかということをお聞きいたします。 ○議長(関武徳君) 佐藤市民協働推進部参事。 ◎市民協働推進部参事(佐藤秀宜君) 今回は、本年3月末にマイナポイントの申込み期限が9月末までに延長されたということが決定されました。当初予算では想定できませんでしたので、本年7月から9月までの期間に必要とする経費を今回補正予算として計上させていただいたところでございます。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎議員。 ◆14番(中鉢和三郎君) 分かりました。この件は以上にしたいと思います。 続きまして、2・3・1の戸籍住民基本台帳費のほうの個人番号カード交付事務経費ということで500万円ほどですが、これの中身、アウトカム含めてお聞きをします。 ○議長(関武徳君) 佐藤市民課長。 ◎民生部市民課長(佐藤育実君) お答え申し上げます。 事業目的といたしましては、マイナンバーカードの交付の推進、交付率の向上になるかと思っているところでございます。 今、法改正、先日国のほうでも可決されておりますが、保険証の一体化といった部分は変更ないというところの話が出ております。また、今後、運転免許証等の一体化が進められるなど言われておりますことから、カードを持つことの必要性が今後ますます増えることが想定されますので、このようなことからカードを持つことを見据えまして、交付率の向上を目指すこと、市民サービスにつながるものと考えておりますことから、結果、事業の成果というところで、市民サービス、目的は交付率の向上というところを考えているところでございます。
    ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎議員。 ◆14番(中鉢和三郎君) 時間も少なくなってきましたので、ちょっと手短に行きたいと思いますけれども、昨日ちょっとネットで見てみたら、県の交付率が68.9%ということで、昨日までの話の中で大崎市の交付件数は7万9,000件ほどで62.92%ということでしたので、6ポイントぐらい低いようですが、その要因は何でしょうか。 ○議長(関武徳君) 佐藤市民課長。 ◎民生部市民課長(佐藤育実君) 申請率も昨日前段の議員に申し上げたところでございますが、申請率80.85%、交付率が62.92%ということで開きがございます。交付が激増しております中で、なかなかまだ手に渡っていないという部分がございますし、今までこの激増する前の方々においても窓口にまだ受け取りにおいでになっていない方がいらっしゃいます。そういったことでの数字となっております。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎議員。 ◆14番(中鉢和三郎君) 分かりました。こっちが悪いのではなくて、J-LISが悪いのだと、こういう話だというふうに理解いたしました。 それと、交付率が上がってきたのは、マイナポイントのことがあったり保険証のことがあったりということもあると思うのですが、やはり持っても何するのだろうというのがまだあると思うのです。実際、病院に行って使っている人もいるかもしれませんし、私も使ったり、前にも言ったように、ちょっとトラブルがあったりということなので、実際、自分のかかりつけが、それが使えるのだろうかどうかということもなかなか分からないところがあると思うので、できればその窓口に取りに来たときに、やっぱり現時点で国のネットにはどこで使えますよ、載っているので、やっぱりそれを来た方に、今こういうところで使えますから、ぜひ使ったほうがいいですよぐらいのPRがあってもいいのかと思うので、結局使えないと意味がない話なので、その辺の支援といいますか、サービスをぜひ考えてもらいたい、そういった考えはないですか。 ○議長(関武徳君) 渋谷民生部長。 ◎民生部長(渋谷勝君) おっしゃるとおりだと思っておりまして、せっかくのこの基盤たるものが普及してきておりますので、やはり利便性を感じていただくことが大変必要だと思っております。 ただ、今現状におきましては、全国的に様々なトラブルの報告もあるということでございますので、まずは正しい情報提供を差し上げる、そうした上で議員おっしゃるとおり、まずは本市におきましては、コンビニ交付ができていることが強味の一つと、これは全国的に普及もしておりますので、一般化しておりますけれども、さらに保険証の一体化の前に既に運用が始まっております。ただ、ここで一部トラブルがまた起こっているということにつきましては、昨今国のほうでも対策チームを組みながら、万全の体制をつくっていくということでございますので、そのことも含めまして周知してまいりたいと思っているところでございます。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎議員。 ◆14番(中鉢和三郎君) マイナ保険証は9月には全面実施のようですので、今過渡的な状況だと思うので、もしできればそういうどの辺で使えますという情報をお知らせをいただければありがたいと思っていますし、あと昨日あった4枚間違えて作ったという部分については、これ間違いなので、しようがないと言えばしようがない話なのですが、ただ、やっぱりそれが検出できたということは、手順として間違ったところもあったけれども、ちゃんとフォローができたということなので、やはり間違いがあるかもしれないという中で緊張感を持って仕事をしていただきたいということだけは、一言付け加えておきたいと思います。 続きまして、社会福祉総務費の1億6,900万円の話ですが、これも何で補正時期が今なのだろうかということです。 ○議長(関武徳君) 高橋民生部参事。 ◎民生部参事(高橋亮一君) こちらの補正につきましては、令和4年度に実施いたしました2種類の低所得者対策の給付金事業の返還金でございます。令和4年度で精算という方法もあるのですが、国の事務手続の簡素化、簡略化というところの指導がございまして、令和5年度、本年度での精算ということになりました。翌年度精算ということで7月末日までに国に返還せよということでありますので、今回の補正計上となりました。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎議員。 ◆14番(中鉢和三郎君) そういう制度的な問題があればしようがないと思うのですけれども、やっぱり会計年度独立の法則でございますので、できれば単年度でお願いしたいと思います。 続きまして、観光施設費のところですが、これも旧鳴子総合支所の解体の設計ということのようですが、公園整備という話は悪くはないと思っているのですけれども、できれば公園に昨今、子育て世代から遊具が欲しいということをよく言われています。観光客の中にも子供がいたり子育て世代がいるということでございますので、今後解体した後に整備の中身は決めていくということのようですが、できれば遊具の設置ということについて、やっぱりこれからしっかり検討してもらいたいと考えているのですが、その辺の考えはどうなのでしょうか。 ○議長(関武徳君) 高橋鳴子総合支所地域振興課長。 ◎鳴子総合支所地域振興課長(高橋亘君) ただいま議員おただしのとおり、そのような観光客の中から遊具、遊ぶところあるといいよねというようなお話も大分承ってございますので、今後の設計の中で、そういったことが可能かどうかというところも含めて、検討はしていきたいと考えております。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎議員。 ◆14番(中鉢和三郎君) 傾斜というか段差の話もありましたので、平らではないので、なかなか普通に使うのは難しいので、逆に遊具のようなものが傾斜の中にうまくフィットすれば、使い勝手としては非常にいいのではないかと思うので、ぜひ検討していただきたいと考えます。 続きまして、時間もないので、防災情報システムの話をお聞きをしたいと思います。 これも3,800万円でちょっと高いというふうに思うわけですが、ただDXも含めて、やっぱりデータに基づいて様々なことを進めていくという視点からは非常に重要な取組だと考えています。 ただ、使いこなせるのかというのが非常に心配なものですから、これ老婆心でありませんけれども、やっぱり使いこなす上で、しっかりと仕様だとか中身の部分を勉強してほしいですし、あともう一つは、システムというのはあくまでブラックボックスなので、そこにどういうデータというか情報が入るかによって、やはり得られる効果が違うと思うのです。いろいろこの間の総務常任委員会の資料でも、こんな情報ということがあったのですが、ただ、今までの情報だとなかなか結局今やっていることしかできないのです。 例えば市内の冠水状況をセンシングをして入れる、今なかなかそこまでできていないと思います。河川は入っていますけれども、例えば住宅地の浸水、これ古川の市内も多いですし、古川以外でも平場のほうに来ると多いわけです。そこに簡易なセンサーをつけることによって、それをテレメーターで自動収集をしてということになってくると、非常に使い勝手のいい情報になってくるのだと思うのです。本当はそういうこととセットでないと、システム化してもあまりメリットが出てこないと思うのですが、その辺の考えはいかがでしょうか。 ○議長(関武徳君) 早坂防災安全課長。 ◎総務部防災安全課長(早坂浩治君) 今おただしの件につきましては、確かに考えているパッケージには入っておりません。ただしそういった水位の水位計の情報とか将来的に観測できるようなデータにつきましても、そういったシステム連携が図れるように今後検討していきたいと思っております。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎議員。 ◆14番(中鉢和三郎君) まさにその今はIoTとかAIとかビッグデータとか、そういったことをやっぱり活用しながら、今までにない形のやっぱりアウトプットを出していく、アウトカムを出していくという時代なので、既製品のソフトを入れれば何かが起こるというふうに思うべきではないと思いますので、ぜひそういう工夫をしながら、この3,800万円を生かしていただきたいというふうに思います。 最後に、国保の話、議案第94号ですね、お聞きをしたいと思います。 この改正の目的と趣旨についてお伺いします。 ○議長(関武徳君) 平地総務部参事。 ◎総務部参事[税務担当](平地久悦君) それではお答えさせていただきます。 今般の条例改正でございますけれども、令和5年の税制大綱を踏まえて、国民健康保険関係の施行令、あと地方自治法の改正を受けまして、今般条例改正に至っているものでございます。 まず、大きく1つは、課税限度額の見直しでございます。これは伸び続ける医療費支出に対応していくため、それを負担する納税者間での公平を図ることを目的に、税負担額の上限を今回見直しさせていただいたものでございます。 また、もう一つは、合わせて軽減判定所得の見直しでございます。物価上昇の影響で応益部分の軽減判定を受けている世帯の範囲を一定レベルに保つよう、軽減判定の算定基礎額を拡充したものというふうに理解してございます。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎議員。 ◆14番(中鉢和三郎君) 教科書どおりの答弁でありますので、それはそれでいいのですが、ただ、もともとは、この国の資料なんかを見ても、今回の上限を上げたことというのは、中間層の被保険者の負担に配慮した料率設定ができるということで、こういうことをやるということですが、ただ、結局税率だとか税額の変更しないで、上限額ばかりいじっていると、この話だと応能部分が増えてしまうということだと思うので、この結果として50対50が崩れているような気がするのです。それはどうなのですか。 ○議長(関武徳君) 平地総務部参事。 ◎総務部参事[税務担当](平地久悦君) 実質的に平成30年度の国民健康保険税の大改正の下で旧来地方税法に記されておりました50対50の原則というものは削除されている現状でございます。 しかしながら、宮城県全体での医療費の動向とか踏まえますと、応能部分で大体48、応益部分で52ぐらいの設定で今後の保険料は考えていきましょうといった目安がございますので、大崎市の場合、今現在ほぼそれに近い、令和4年度の課税実績も踏まえて、これに近い応能応益割合になっていますので、その辺を今後、県の例えば事業費納付金の統一、令和8年度までに県内で統一されます。あとまた保険料統一、令和12年度までにございますので、その辺の情報を精査しながら対処していきたいと思っているところでございます。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎議員。 ◆14番(中鉢和三郎君) いずれにしましても、その限度額だけ上げてしまうと、どうしても納めるほうの税額は増えますけれども、要するに税負担が楽になる中間層はあまり増えないので、ぜひその辺も次の改正のときには考慮していただいて、また多分限度額はどんどん上がっていくのでしょうから、税率改正をぜひやって、中間層に配慮をするような形を、来年度以降ということだと思いますけれども、お願いしておきたいと思います。 以上にします。ありがとうございました。 ○議長(関武徳君) 次に進みます。 13番佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) それでは、私も今期定例会の補正予算のほうでは最後の質疑者になってございますけれども、昨日、本日と大分質疑が進行してございますが、私のほうからも何点か確認させていただきたい質疑もございますので、順次、進めさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。 まずは、補正予算のうち2款1項9目の私からも日本語学校整備事業3,799万8,000円でございます。 本日までの質疑の中でも示されてございますけれども、その話を整理させていただいて聞いていきますと、大崎市が市長肝煎りで進めてきているこの日本語学校の誘致、そして設置、今後の運営といういろいろな課題がありながらも、その課題をクリアするために、その都度考えてきまして、ずっと今まで来ているということは、私も分かってまいったところでございますし、また、留学生の視点に立った選定結果であるという、今回の旧西古川小学校における選定の結果というふうな在り方も昨日の説明がございました。 また、選定委員、アドバイザー全員でその4施設を実際に歩かれて確認もしたということも昨日の質疑で判明してございましたので、この辺のことは基礎知識として把握した上で質疑をしていきたいと考えてございますが、まず生徒の確保という問題です、昨日も本日も質疑がございましたけれども。やはり皆さん方が選ばれるような日本語学校というのが、日本で初めてというのが北海道東川町かもしれませんが、昨日もありましたとおり、本州で初めて、日本全国では2校目になると、非常に特別な学校であるという認識で、私もおりますので、その生徒が実際に、この大崎市にあります公立の日本語学校に来たいのだという、魅力、関心、これをやっぱり寄せていただくためにどのようにその辺をこれから深めていくのでしょうか。 ○議長(関武徳君) 茂和泉日本語学校推進室長。 ◎市民協働推進部政策課副参事兼日本語学校推進室長(茂和泉浩昭君) 議員お話しのとおり、いかに選ばれる日本語学校となるか、そこがポイントだと考えてございます。 実務的なお話をさせていただければ、留学生を確保する上で不可欠となるのが、その学生募集の拠点となる、その海外事務所となるということでございます。その海外事務所につきましては、昨日もお話ししたとおり宮城県による設置、それと東川町との連携、さらには本市独自の開拓、そういったことで設置していく方向で、今現在調整検討を進めているところでございます。 まず60人の定員を目指しまして、有為な留学生で定員が充足するよう努めていきたいと思ってございますし、多文化共生を目指すことから、より様々な国から留学生を迎え入れるように工夫をしてまいりたいと考えてございます。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) そこで、今期定例会のこの予算計上ということもございますし、以前の総務常任委員会の説明もあったわけなのですが、今までノウハウがあまりなかったと、初めてでもありますというふうなこともありながら、ならば、どういった方に相談するのかと思いますと、例えば宮城県のほうには国際化協会というような留学生のサポートですとかいろいろな海外とつなぐような機関、こういったところもあるわけでございます。 こういった機関、協会等々とは相談とかいろいろな意見交換ということはやってこられたのでしょうか。 ○議長(関武徳君) 茂和泉日本語学校推進室長。 ◎市民協働推進部政策課副参事兼日本語学校推進室長(茂和泉浩昭君) お話しのとおり、まず宮城県は当然のことながら、JICAでありますとか国際化協会、そのほか岩手大とか東北大の先生方との協議、御相談にも乗っていただいて、この方向性で本市の進めるところは大丈夫なのかといったところも確認をしながら進めてきているところでございます。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) 了解しました。 続きまして、今回選定したわけでございますが、その審査の結果等々を詳細に把握させて、読ませてもらいました。そもそもの評価をつけます項目があるわけなのですが、その設定された評価項目というのは、どういう議論を踏まえた上で今回設定をしたのでしょうか。 ○議長(関武徳君) 茂和泉日本語学校推進室長。 ◎市民協働推進部政策課副参事兼日本語学校推進室長(茂和泉浩昭君) 選定会議のメンバーは昨日お話ししたとおりなのですけれども、そのアドバイザーの方々は、多文化共生あるいは留学生の方々とのことに精通している先生方でございますので、そのような視点を取り入れていくというところがございます。もちろんその視点の中心にあるのは留学生が学びやとして使用する場合、施設も当然そうですけれども、周りの周辺環境、そういったところにやはり視点を置くべきだということになりまして、そういったことから立地要因でありますとか、施設要因、そして財政的要因、そういったもので組立てを行ったということでございます。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) 私も前段のほうでは、選定委員のほうに宮城県国際化協会の総括マネジャーが入っていることも分かりながら質問させてもらってございますけれども、どういう議論を重ねて今回に引き継いでいるのかということを確認をしたかったものですから、そういう質疑をさせてもらってございます。 東川町の例で少し見させていただきますと、いわゆる学校の勉強が終わりましてから、地域おこし協力隊等々でいろいろ活動をしている生徒の事案も見受けられましたけれども、こういったものも当然想定としては入ってくるのでしょうか。 ○議長(関武徳君) 茂和泉日本語学校推進室長。 ◎市民協働推進部政策課副参事兼日本語学校推進室長(茂和泉浩昭君) 東川町の例をお話しいただきました。私も視察をさせていただいた中で、東川町の日本語学校の留学生の方々が大変優秀であるということで、特に北海道内におきまして、ぜひ我が町に地域おこし協力隊として来てくださいというお声がけが随分あるというお話を伺っています。 本市におきましても、基本、地域に残っていただいて、有為な人材として活躍をしていただきたいと思っていますけれども、そういったいい学校から巣立ついい留学生と申しますか、そういったところを狙っていきたいと考えてございます。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) 今の室長の思いを学校のほうに反映すべく、今後とも展開していくのでしょうけれども、ちょっと二、三ございます。 西古川地区のほうで、この廃校利用という観点から、西古川小学校廃校利活用学習会ということを何回も重ねられているようでございます。もちろんこういったことに対する説明ですとか、4か所全部の地区でございましたけれども、今回、残念ながらという表現ではないのですが、選定とはならなかった地区の方々も含めまして、そういった理解とか説明に関しては十分に進んできたのでしょうか。 ○議長(関武徳君) 茂和泉日本語学校推進室長。 ◎市民協働推進部政策課副参事兼日本語学校推進室長(茂和泉浩昭君) 今回、手を挙げていただいた4地区の皆さんには、積極的に説明会を開催していただきました。 その中で、例えばこれから農繁期に差しかかる時期にもかかわらず、土日でありましたり、あるいは夜間、そういった時期に説明会を開催したいのでというお話でございました。西古川地区もそうでございますけれども、それぞれほかの地区も非常に興味を示していただいて、前向きな取組をしていただいたものと解してございます。非常に多くの、50人を超す地区もございまして、その場で説明をして手を挙げていただくような形でお願いをしたところでございました。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) 了解でございますが、いわゆる大崎市の場合ですと、昨日からの議論にもございますけれども、私17年間議員やってございますが、この間もやっぱり多文化共生というキーワードが随分出てきているのですけれども、では、大崎市の場合ですと、多文化共生に対して何らかの、今まで打ち込み方をしてきたのかと言われると、私ははなはだ疑問なところがあるのです。そういうふうに今まで事業ですとか継続したお付き合いということは、あまりされてこなかったのかという印象のほうが強いわけなのです。 今回この日本語学校につきましては、いろいろな理想、イメージ、学校運営、全部盛り込んでいます。市長肝煎りで市債でやっていますからね、応募してやっていますし、なかなかほかではないと思います、普通では考えられない事業です。応援はしたい、応援はしたいのだけれども、陸羽東線だ、あるいはその留学生である、多文化共生、いろいろなキーワードがみんな盛り込まれているような学校なのです。それがやっぱり上手に組み合っていかないと、私は何らかの課題も出てくるのかと、やはり議会側でございますので、思うところでございます。 特に、その留学生、外国人の方という部分でございます。例えば昨日、川渡地区公民館で開催されましたけれども、台湾の高校から野球部の方々が来たのです、早坂日台友好議員促進連盟会長ですとか、あるいは後藤錦信鳴子国際交流協会会長ですとか、いろいろな議員さん方、6人が議会からも参加したのですが、非常に川渡の方々、鳴子の方々、おもてなしが物すごくて、大変台湾の方に喜んでいただきました。そのまま多分、今日は試合をしているのかと思ってございますけれども、私はたまたま腕相撲大会がございまして、5人の方と腕相撲をやったのですが、全敗ということでございまして、少し今日、手を痛めながら質疑に臨ませていただいてございますけれども、そういうものが記憶に残って、その台湾から来ていただいている高校生や一般の方や、どこかの部分で日本という国のおもてなし、人間性、風土、こういったものをいろいろ考えていただいて、持ち帰って広報する、その方々が日本語学校に来るかもしれない。 台湾だけじゃなくベトナムあるいはいろいろな諸国がございますけれども、その方々に対して、いろいろな機会、数少ない機会をぜひ市のほうでも効率を上げながら、観光交流課なのでしょうか、鳴子総合支所なのでしょうか、あるいは茂和泉室長なのでしょうか、そういった方々にもぜひこの日本語学校という、これからの歩みを考えた場合に、数少ない大崎市に対する海外の方々との縁、あるいはそういったゆかりある方々、そういった方々にインフルエンサーになってほしいというのが昨日の質疑にもはっきりとお話がございましたよね。そういったふうな想定の考え方というのは、今後どうなのでしょうか。 ○議長(関武徳君) 伊藤市民協働推進部長。 ◎市民協働推進部長(伊藤文子君) 私からお答えさせていただきます。 まさにそのような観点でこれからも進めるべきと思ってございます。そういった形で外国人の方に大崎市を理解していただく、また、日本語学校で就学した外国人の方に大崎市を知ってもらえる、その双方向、十分に活用して、学生募集にも寄与していきたいと思いますし、私たちが進める多文化共生という社会につきまして、これからそういう部分で深く考えていきたいと思ってございます。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) 今、部長からも答弁があったのですけれども、これまでやっぱり大崎市といえば、外国人交流という素地があまりなかったと思うのです。これを縁にして、この日本語学校という、ある意味本州で一番、全国的には2例目でございますけれども、どこにもないものを魅力とか発信ができるものというのを、今、市長がそこに肝煎りで進められるというふうなことでございましたし、昨日の答弁にも海外から認められるような施策を今後推進していきたいと、はっきりと申し上げてございましたので、まさしくそこに打ち込んでいただくような、本当に生かされた生きた予算として、今後頑張っていただければと思ってございます。 実は選定委員会の会長というのが、市民協働推進部の伊藤部長でございましたので、最後ちょっとそこで閉めようかと思ったのですが、その前に手を挙げて答弁されましたので、そこは割愛をさせてもらいたいと思ってございますけれども、まさしくこれ単なる学校ではなくて、ここを一つの核にしまして、今お話しになったことは全部やってほしいです。本当にこれを生かしたものにしてほしいのです。我々逆に地元の者が取り残されることがないように、その市民協働という観点からも各種施策のほうと負担がない方でつながっていただいて推進していただければと思ってございます。 次に移ります。 4款1項3目でございます。新型コロナワクチン接種事業でございます。 これをワクチン接種状況等々の情報公開を頂戴した上で後遺症対策というふうな部分での質疑を出させてもらったのですが、質疑の通告が6月16日だったのですね。私の質疑通告は時間ぎりぎりに出させてもらったところでございますが、その後、大崎市のウェブサイトのほうに後遺症対策の窓口も掲載されてございましたので、16日に質疑を出しましたらば16日に更新となってございましたので、私の影響ではないとは思うのですけれども、現在はこの後遺症関係が相談窓口や状況ともに掲載されているということが確認できましたので、ここの後遺症という部分なのですが、非常に大事なところでございまして、大崎市内在住の方からも私のほうに御意見、御提言が寄せられてございます。 大変これで苦しまれていまして、寝たきりのような状況になっているとお話も聞きますし、市のほうではこういったものの公開や掲載はしないのでしょうかというふうなお話もございましたので、今回こういった質疑を出させてもらったところでございましたが、その辺の市のほうとしてのワクチン接種から見える、その後の後遺症対応、後遺症対策につきましていかがでしょうか。 ○議長(関武徳君) 佐々木健康推進課長。 ◎民生部健康推進課長(佐々木康之君) 今、議員のほうからおただしありましたとおり、新型コロナウイルス感染症に罹患をして罹患後症状、いわゆる後遺症で悩んでいらっしゃるという方がいらっしゃることは聞き及んでいるところでございます。ただ、この現時点では症状を引き起こす原因が明らかになっていないというところがございまして、予防法や治療法が確立されていないというようなことです。それだけに対策は困難であると言われているところでございまして、まずは罹患しないことが大事だろうというところでございます。 市としましては、罹患しないようにということでございますと、ワクチン接種、あとは感染対策、こういったものに注意していただきたいというようなことで、重症化しないような対策を取っていただきたいということをアナウンスするということが大事だと思っております。 仮に市に相談があった場合、詳しい内容を電話口等でお伺いいたしまして、診療につなげることが必要である場合は、まずは地域の身近な医療機関、あとは専門医、そういったところを受診するようにというようなことでお伝えするようにはしているところでございます。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) その方がお持ちの既往症の問題ですとか、いろいろな複合要因もあったりとか、多分原因解明ということには時間がかかることなのでしょうけれども、やはりワクチン接種を一つのきっかけにしまして、重篤な状況になっているという方もいらっしゃるということでございますし、また、どうしても私たちのほうは県で把握しているからと言いがちだし、考えがちでございますけれども、県としては、医療機関をホームページで公開しているだけなのです。特に何かそういった支援策があるというふうなものでは多分ないのではないかと思ってございまして、その罹患後についてのそういった症状につきましても、そういう予断を許さない方もいるのだということは御留意していただきたいと思ってございますし、今後とも厚労省、また県の情報については速やかに市のウェブサイトにも掲載していっていただきたいと考えてございます。この件につきましては以上でございまして、次に移らせてもらいます。 7款1項6目の鳴子温泉郷再生高付加価値化事業でございます。 前段少しございましたので、現在申請書の内容を磨き上げている途中でございまして、まだ正式な申請を出しているわけではないというでございますが、こちらのほうのおおむね職種という内訳は分かりますか。 ○議長(関武徳君) 今野観光交流課長。 ◎産業経済部観光交流課長(今野冨美君) 現在、申請をする意思のある施設、事業者は34事業者でございます。そのうち宿泊施設の改修につきましては11事業者、観光施設の改修につきましては21事業者、それから廃屋の撤去につきましては5事業者、合わせて34事業者となっております。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) 了解でございます。 かなり今、鳴子のほうとしても施設の老朽化ですとか世代交代等々いろいろな問題がございまして、こういった事業が出てくるのは大変喜ばしいところでございまして、私に言わせれば、逆にこういう事業、有為な事業に、有為だからただ単純に修繕するとか何かにお金を使うというのではなくて、後に続くためにということで今回の事業に手を挙げられて申請をし、営業継続をするというわけで、ある意味で鳴子温泉郷の観光振興、そして全体では大崎市の観光行政に非常に大きな意味合いが、私はこの予算にはあると考えています。それだけこの補助金は有利なものだと思ってございます。 そうした中で、私は高付加価値化事業で去年修繕された、例えば今年オープンしたお店でカフェですとか旅館ですとかを、少し利用させてもらったのですが、やはり鳴子のほうの明るい兆しがあるという部分がかいま見える状況に少しずつ点々と出てきましたので、非常に私もとてもいいことだなと思いまして、質疑するわけでございますけれども、こういったものがやはり観光客目線と質疑をさせてもらっていますのは、やっぱり一般の方が分からなくてはいけませんね。そういうふうなやる気のある事業者の方々が多く出てきましたと、こういう事業に取り組んでいますというのが内輪の問題だけではなくて、オープンしてこれからやっていくというのがいわゆる観光という在り方なのでしょうから、こういったものの広報ですとか採択状況ということを逆に市民の方やそれ以外の方にもお知らせをして、キーワード的にも鳴子というものを少しずつ出していくというのが、いろいろなものの連携だと考えてございますが、その点いかがでしょうか。 ○議長(関武徳君) 今野観光交流課長。 ◎産業経済部観光交流課長(今野冨美君) 高付加価値化事業で改修した施設につきましては、ただいま議員から御紹介もありましたように、例えば後継者がいなかった漆器店に息子さんが戻ってきて本格的なバーになったり、若い夫婦がやっていたお土産屋さんの一角にカフェを造って若いお客様にも来ていただこうというような取組がございました。 ただいまの御質問でございますが、施設を改修したということだけをPRするだけではなくて、今年度、鳴子温泉郷観光協会において、地域の皆様がその改修した施設だけではなくて、おもてなしの取組、ソフト事業もみんなで考えようという動きがございます。大崎市も一部補助金をお出ししますが、施設の改修と併せての取組、おもてなし、地域との取組、併せて今年度は紹介し、高付加価値化事業をさらに磨き上げるという計画でございます。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) 了解でございます。 今、お話があった磨き上げる計画の中で、やっぱり少し経営という観点も勉強していただいて、この補助金はある意味税金です。税金を投入して観光振興できるということに対する御理解もいただいて、そのカフェのほうも20代の若夫婦が経営をしているようでございますが、非常に人気がある店になってきているようなことも聞いてございますし、私も利用させてもらったわけなのですけれども、非常に喜ばしいことです。このある意味Uターンされてきているということも踏まえまして、鳴子の観光の再生ということと継続という部分をキーワードにしまして、ぜひ今後ともこういった同事業がございますれば推進、協力をしていただきたいと思ってございます。 次に移らせてもらいます。 7款1項6目の鳴子温泉郷JR陸羽東線等公共交通利用促進事業6,300万円ほどでございます。 私のほうからも、順次質疑をさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。 前段、随分質疑が相次ぎましたので、ちょっと割愛させてもらいます。同じことを繰り返して聞きません。ちょっといろいろな計画等々をつぶさに拝見させてもらいました。今後どういうふうな、このJR陸羽東線の再構築を図って検討していくのかというふうな問題でございます。その内容を見ますと、大体この3か年で計画する中で、いろいろなものを頭割りされているのです。ちょっと今一、二点確認させてもらいますが、職員による通勤利用ということで、通勤デーの実施ということをやっていますよね。実証というふうな話でございます。これは令和5年度のみでございまして、令和6年度、令和7年度からはやらないと、検証というふうな形になっているのですが、いわゆる1年間だけ通勤デーを設置して、来年度以降に関しては乗らないというふうなことなのでしょうか。 ○議長(関武徳君) 安藤陸羽東線利活用推進室長。 ◎市民協働推進部まちづくり推進課副参事兼陸羽東線利活用推進室長(安藤豊君) お答えさせていただきます。 まず、昨年度1月、2月と試行的な形で、職員の方々にも公共交通を実際に利用させていただいて御意見をいただくというような場面を持ちながら、報告書にも反映させていただいておりますが、今回それを含めまして、本市行政としてまずできることということで、あくまでも陸羽東線に乗るということではなくて、公共交通の利用促進の観点の中の陸羽東線ということでございますけれども、今年度5月から毎月の第2、第4水曜日と実施をさせていただいて、今年度取り組むということにしております。おただしの令和6年度、令和7年度についてはということでございますが、今年度の実効を踏まえながら、令和6年度、令和7年度についても検討してまいるという考え方で現在はおります。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) 了解でございます。 ちょっと私の聞き方も極端に聞いてしまったところがあるのですが、いわゆるその姿勢の問題です。 続きまして、この検討委員会の中で、インフルエンサーや有名人とのコラボで動画チャンネルを開設し情報を発信する、あるいは鳴子温泉郷を大崎市のベッドタウン化する構想を立ち上げるというような、多様な意見が出たのだと私も驚きました。こうしたいろいろな案が出ますと、そのいろいろな案に対してどこをどういうふうに、ある意味攻めていくかという、そこを推進しているかというのは考え方も当然おありかと思うのですが、この検討会議のメンバー構成等々も見せてもらいますと、再構築検討会議は、会長が吉田副市長になってございまして、私は会派では幹事長なのですが、この会議の幹事長は市民協働推進部長になっているのです。どういった部分でこの陸羽東線という路線を今後皆さん方に御利用をいただける、端的に言えば、という担保をするための事業を推進していくという考えなのでしょうか、一番大きな柱のところですが、幹事長さんどうですか。 ○議長(関武徳君) 伊藤市民協働推進部長。 ◎市民協働推進部長(伊藤文子君) まず検討報告書の大きな骨組みといたしまして、日常利用または非日常利用、それにプラスして寄り添う路線という3本の柱で私ども考えております。ですので、その日常利用につきましては、公共交通通勤デーを一緒に取り組みながら、市役所職員として率先垂範していくという考えがまず基本にございます。また、それらに対しまして、今回パーク・アンド・ライド事業ですとか、そういう部分でほかの通勤ですとかそういう部分の方々にどういった利用があるのかということを考えていただく実証事業をやってまいります。 また非日常事業につきましては、観光の商品開発であったり、JRとのコラボレーションでのそういう列車の運行であったりという部分につきましては、私どもJRに対しても申入れをしているところでございますし、今般、国が改正しました地域公共交通法の改正によりまして、社総交の中に今回新たに公共交通再構築事業というのは国が創設されたところでございますので、そういった部分も最大限活用いたしまして、私ども陸羽東線の利活用に向けて推進してまいりたいと思います。 また、その寄り添う路線といたしましては、地域の皆様に理解していただきますとともに、全国の鉄道に関心があるファンの方々にファンミーティングであったり、陸羽東線をフィーチャーしました写真コンテストであったり、そういう様々な部分の事業を考えておりまして、あわせまして陸羽東線の利用者増加に向けまして、2025年までの平均通過人員1,000人達成という部分につきまして総力を挙げて取り組んでいくところでございます。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) 了解でございます。 報告書の取組に関連する市民・懇談会等の主な意見という部分、今、中の紹介も少しあったのですけれども、非常に私も面白いと思いました。すぐにできるようなものもたくさんあるのかと、中学生の校外学習列車ですとか、高校生の職業体験列車の運行、なるほどなと。あと、ポケモンGOとコラボレーション、陸羽東線のトミカを作るなど、結構なかなか面白いものも出ているのです。写真コンテストや観光地で浴衣コンテストというのもお話があったとおり出ていると、あとイルミネーション等々というのは、岩出山でもやっていらっしゃるようなイベントでございます。 というふうないろいろな多様なアイデアが出ているというときに、私ちょっと足りないと思いましたのは、私たまたま鹿島台出身で東北本線が主に利用する路線でございます。子供の頃からずっと見ていますと、大分利用は減っているかも分かりませんが、鹿島台、松山からも、小牛田経由ではございますけれども、陸羽東線を利用しまして、鳴子までよく宿泊に行ったのです。車で行く方も多いのですが、もちろん電車で行くおじいさん、おばあさんもおりました。湯治ですとか普通に1泊とか、回数はかなり多かったように記憶してございます、子供の頃の記憶でございますけれども。 大変恐縮だとは思うのですが、今、私は車で行って、すぐに泊まってすぐ帰って来るというパターンでございます。利用すればいいというふうな観点もあるかと思うのですけれども、つまり何をお話ししたいかと言いますと、質疑の中なのですが、陸羽東線の沿線だけではなくて、広く市民の方からもいろいろ御理解いただくために、やっぱり働きかける必要があると思うのです。 つまり、イベント等で鳴子まで行かなくてもいろいろなアイデアは出してください。陸羽東線の内容を市民皆さん方が共通認識を持っていれば、今回は電車で行こうとか、電車で家族とは行こうとか、いろいろな観点もあるかと思うのです。 何かどこか1つのブロックでやっているようなイベントではないかと、違うところでやっているみたいな感じではなくて、市全体としてやっていく施策なわけですから、ですよね、幹事長。ですからそういったものも全体の施策の市民協働の観点からも広げていただいて、ただし実負担的な物に関しましては、距離もやっぱりありますから、なかなか鹿島台、松山、三本木のほうから鳴子とか岩出山のほうにというふうなことではないのかもしれませんが、その共有をするような仕組み、取組ということはぜひやっていただきたいと思うのです。 鳴子にもう一回行ってもらうのです。再生です、観光地の。市民の方々もみんなに、公務員皆さん方が言うのではなくて、市民一人一人が鳴子頑張っているからね、さっきの高付加価値、いろいろな観光事業なので、また行ってみようって、議員は必ず行くのですが、そういうふうに言ってもらうような生きた事業に私はなってほしいと思うのです。 それこそ縦割りではなくて全体を、会長は副市長ですから、そして幹事長は市民協働推進部長ですから。その観点はいかがですか。 ○議長(関武徳君) 伊藤市民協働推進部長。 ◎市民協働推進部長(伊藤文子君) 陸羽東線の利活用報告に向けまして、まずはその沿線でございます、古川地域、岩出山地域、鳴子温泉地域の方々に地域懇談会という形で参画していただきまして、様々なアイデアをいただきました。今後は議員おただしのとおり、それは大崎市全体の問題として、また、大崎市民全体が陸羽東線を活用していくのだ、そういう部分につきまして、私ども情報を共有しながら、様々な施策に取り組んでいきたいというふうに思ってございます。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) その方向でよろしくぜひお願い申し上げたいと思ってございます。 次に移ります。 8款4項4目公園維持管理経費でございます。570万7,000円でございますけれども、三本木パークゴルフ場の整備、この経費の部分で安全に改修がされまして、今後のパークゴルフの大会等々では全く問題がなく運営ができるという状況になるのでしょうか。いかがでしょうか。 ○議長(関武徳君) 千葉建設課技術副参事。 ◎建設部建設課技術副参事[公園・維持担当](千葉徹也君) パークゴルフ場につきましては、改善工事、昨年の7月の豪雨によりまして、災害復旧工事の影響により遅れが生じておりますが、一部分完成して施工業者より部分引渡しを受けてございます。 なのはなコースにつきましては、指定管理者へ引渡しが完了しておりまして、今年の春よりひまわりコース、なのはなコースの36ホールで営業をしてございます。利用者からの評判もよいと現在伺ってございます。 議員おただしの三本木パークゴルフ場の整備、万全かということについてですけれども、今後の雨の状況にもよりますが、ひまわりコースの試験施工を基に、現在なのはなコース、すいせんコースを施工してきておりまして、毎月定例的に三本木総合支所、指定管理者、あとは施工業者と打合せを重ねながら、施工業者の協力をいただいて工事を今進めております。現在のところ芝の養生中でございまして順調に進んでいる状況でございます。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) 内容は承知いたしました。 続きまして、私もこのパークゴルフ場どこなのですかと、かなり日常的に御質問を受ける場合がございます。鹿島台でもいろんなゲートボール大会、あるいはグラウンドゴルフ大会関係がありますので、心配されるのでしょう、いろいろな市民の方から御照会ございますけれども、三本木総合支所のほうも、多分地元の総合支所ということで、いろいろな御照会とか利用状況の連絡調整ということも多分あるのかと思ってございますけれども、パークゴルフ場、また今後の窓口として三本木総合支所になるかも分かりませんが、そことの関わり方につきまして、何か検討中のことがあればお聞きしたいと思います。 ○議長(関武徳君) 佐藤三本木総合支所地域振興課長。 ◎三本木総合支所地域振興課長(佐藤康幸君) 三本木総合支所といたしましては、こちらのパークゴルフ場を皆の声を聞きながら改善してきております。そのため、高齢者のためのベンチとか順番待ちのボール置場等を順次設置してきており、そのほかにもパークゴルフ協会の意見なども参考にしながら、すばらしいパークゴルフ場にしたいということでいろいろな意見を聞きながら開設しているところでございます。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) この間、会派のほうでも話を伺わせていただいたのですが、三本木のすばらしい自然環境ですとか観光資源というのは持ってございますので、ひまわりの丘にしても千貫森公園にしても、パークゴルフ場にしてもそういったものを皆さん方、利用する方、見学する方、行かれる方が増えまして、総合支所でもPRをぜひ広報していただければというのもいろいろな意見として当時言わせていただいたこともあったのですが、その辺も正確な情報を利用される方に連絡をしていただいて気持ちよく使っていただく、何かがあったらばフィードバックをして、その都度その指定管理をしていただく団体ですとか、本庁のほうとつないでいくという役割を果たしていただければと思ってございます。 次に移ります。 9款1項1目の防災対策経費でございます。 これにつきましては、本当にいろいろな万感たる思いが私のこれまでずっと、細かいところから言えば、この十数年来ですし、最近でも委員会や一般質問質疑等々でもございまして、今期定例会の一般質問でも通告を出してございますので、細かいところは一般質問でさせてもらいたいと思っているのですが、一番この事業の中で私のこれかなというふうな部分が、市民からの通報受付ができるシステムを今回構築をしたいということや避難情報の発信や管理、あるいは避難所そのものの管理運営等々でも利用したい。 とりわけ職員の方々がやっぱりばらばらな情報にならないように、災害時、本当に情報というのは大事でありますので、こういったものを一元管理して集約をして、正確で確実な情報をまずは分析をして、出せる情報は対外的に市民向けに発信をしていくのだと、SNSも活用するのだというふうなことを総務常任委員会のほうでも説明を取り急ぎ頂戴した部分でございまして、この件につきましては、私からもようやくこのシステムの導入に踏み切っていただきましたことに関しては感謝申し上げたいと思っている部分でございますが、こういったことを全て盛り込んでいらっしゃって、いろいろな地震もございますが、今般のような大雨、局地豪雨、ゲリラ豪雨等々もございますので、そういった豪雨災害にも対応ができ得る一元的なシステムという考え方でよろしいでしょうか。 ○議長(関武徳君) 早坂防災安全課長。 ◎総務部防災安全課長(早坂浩治君) まさに今、議員お話しのとおりのシステムを構築しようと思っております。そういった気象防災情報につきましても昨今のゲリラ豪雨等につきましてもシステムの中にリンクさせるように構築したいと考えております。やはり正確な情報発信につきましては、正しい情報を迅速に集計するといったところのその内部のシステムの構築の部分であります。 今後はこの情報をきちんと市民に幅広く発信できる体制を構築していきたいと考えております。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) その災害が発生した瞬間というのが災害対策本部等々もございますから、まず正確な情報であるかどうかというようなチェックというのか、精査というのが当然必要かと思います。これはまず市の中で災害対策に対して、どこが一番今現在必要な部分なのかということで、災害復旧という部分が一番大きな部分なので、まずそこを頑張っていただいて、その次には民生活用という観点から、一般の市民の方に広く下ろせる情報は全て公開するということを絶対忘れないでください。大変お疲れのところ私も恐縮でございますけれども、それはいろいろな地域差あるいは大崎市の場合には、鳴子から鹿島台までありますから、地形もあります、ゲリラ豪雨分からないです、初めは情報収集です。そこの応急復旧です。当然です。これ全員が理解しています。でかい地震の場合には72時間、ちょっとした大雨でも半日、24時間、全員が理解しています。その上で、この次にどういう情報を欲しているのか、通行止めだったりとか冠水だったりですとか、あるいはそういったインフラ整備、いろいろな問題がございますよね、通信回線等々、こういったものを含めて更新ができるものを更新していくというのも、やはり行政というのは、市民の方に対して安心を与えなくてはいけないというふうな使命を私は持っていると思うのです。 大変な状況だとは思うのですけれども、逆にもし防災安全課とか危機管理対策の中でそういった職員がいなければ、そういった広報とか市民向けの情報発信の職員を置いてくださってもいいわけです。そういった方々も何していいのか分からないということでは困るので、システムの情報共有と使い方の習熟、総合支所でも本庁でもみんなが同じように使えるのだというふうな研修、講習、これどこでも併せてお願いできればと思ってございます。 危機管理監、そういった危機管理対策の中でこのシステムというのは、大崎市にとりまして、どういうふうな意味合いを持っていると考えられるでしょうか。 ○議長(関武徳君) 佐藤危機管理監。 ◎総務部危機管理監(佐藤光弘君) お答え申し上げます。 まさに議員がおっしゃったとおりに、これまで大崎市は様々な災害に遭ってまいりました。その災害にきびすを返すことなく前進をしまして、様々な対策を講じてまいりました。防災行政無線システムもそうですし、気象観測装置システムもそうです。こういった発信システムあるいは情報の観測収集システム、今回はそういったシステムを総合しての管理、集約一元化のシステムでございます。そういったシステム、全ては情報でございますけれども、最も防災に重要な情報、ただ情報というものはものではなく危惧でございます。どう危惧をさせるか、そこがこれからの最も重要な部分でございます。そのためには、やはり職員間での認識、そして意識の一貫性、さらには訓練、研修、そういったものを一丸となってやっていかなければならないと思っております。 また、避難情報をあるいは実際の行動によりましては、システムだけではいけないと思っております。やはり現場との連携性、マンパワー、そういったものも集約しまして、こういったシステムを総合的に使いこなしていきたいと思っておりますので、御指導のほどよろしくお願いを申し上げます。 以上でございます。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) 危機管理監の答弁で一旦了解したところでございますので、今後ともこういったシステムがありますので、大崎市の防災力も向上して、なおかつ市民に対するその災害に対する備え、また災害時に対する有効な情報の発信、これが安心・安全につながるように、ぜひともこの補正に関しまして大事に考えていただいて、今後この中身のお話しがありました機能、そういった機能の拡充、そして向上に対して、ぜひ頑張っていただきたいと思ってございます。 次に移ります。 時間ないものですから、1つ割愛しまして、10款5項3目の施設管理運営経費でございます。先ほど質疑を聞きますと、図書館の経費で100万円の寄附金があると、大変感謝申し上げたいなと、寄附者の方には私も思ってございますけれども、あらっと思いました。 いわゆる教育委員会のほうもいろいろな議案質疑や今までの一般質問を踏まえて補正でも図書購入費を単独で出してくれるような部分なのかと思ったのですが、寄附がなければ図書を買わないというふうなことであっては、大崎市は全く駄目だと私は思っているのです。ということもありますから、まずお伺いしたいと思っていますけれども、まず、この補正の中身に関しては、おおむね先ほどの質疑で私も基本は分かりました。ただ、その図書費に関しては、これ十分なのですか。 ○議長(関武徳君) 高橋図書館長。 ◎教育部図書館長(高橋誠明君) お答えいたします。 図書費は十分かと問われれば、図書館では、より新鮮で少しでも多くの資料を利用者に提供していきたいと考えておりますので、正直な気持ちでは十分とは言えない気持ちでありますが、市の財源にも限りがありますので、限られた予算の中ではありますが、このたびの補正予算のような寄附金などを活用して、利用者が必要とする自由で公平な資料と、あと地域の特性を考慮した資料を適切に選書して、そして提供していくことで、利用者の知的探求や欲求に応えてまいりたいと考えております。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) 最近、私も図書館に行く機会が多いのです。必ずしも本を借りるというだけではなくて、もちろん研修や会議の打合せということもございますけれども、あちらの複合施設は図書館も含めまして、非常に多くの方が御利用なされているということもございますし、あと図書館の利用者カードでございますけれども、私の記憶が間違いなければ、国内の方であれば、この図書館の利用者カードというのは取得ができるのではなかったでしょうか、いかがでしょうか。
    ○議長(関武徳君) 高橋図書館長。 ◎教育部図書館長(高橋誠明君) 大崎市図書館は国内に住所がある方であれば、どなたでも利用できます。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) うちの市だけでほかは駄目だよなんていう、そういった心が狭い図書館ではなくて、国内の方はどなたでも利用してくださいというふうな、大きな気持ちを持った図書館で、その内容と雰囲気等々含めてすばらしいのですが、私がなお最近、これはすごいと思っているのが、司書の皆さん方が何かがあったときに、陸羽東線にしても、例えばこの間の刀剣展にしても、すぐ展示コーナーを設置をされて、それに関係するような選書を分かりやすく見やすい形で設置をいただくという取組をずっとやっているのです。あの観点は非常に私は見事だと思ってございます。すばらしく頑張っていらっしゃいます。にもかかわらず、4月から私も議会で、私以外も含めて度々図書館の体制の話が出ますので、これは本に対する予算あるいは人件費等々もと思ったのですが、加配されるどころか、私のこれまでの記憶が確かならば、逆に1名か2名減員になってしまったのかと思ってございます。 大崎市は文化行政ですとか、図書行政に対しまして理解があるのですかね。今、図書館長は多分非常に答弁に苦慮されているのかと私は思っているのです。やはり教育行政で育った教師は、教育長、そういった図書館につきまして人の減員、サブをつけない、寄附があるときのみ図書を購入するという在り方そのものは私は大変遺憾だと考えているところでございまして、その件につきまして教育長の答弁を求めます。 ○議長(関武徳君) 熊野教育長。 ◎教育長(熊野充利君) 佐藤弘樹議員には、常日頃から図書館の充実と学校教育の充実に向けても大変な御指摘をいただいておりまして、本当にありがたいと思っております。 図書館そのものを今御指摘があったとおり、図書の充実のみならず、図書館の職員にも多大なるお力添えをいただきながら、様々なイベントの充実、そして図書館の本を各学校にも時期的に移動しながら持っていって、子供たちの読書への意欲づくり、様々なことを考えながらやってもらっております。 図書館の人員についての御指摘もございましたが、最大限努力をさせていただきながら、なお充実も含めて今後とも検討してまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) 何人減ったかということを言わないのですかね、答弁のほうで、減員になったのかと私は思ってございましたが、充実を検討したいというふうな話が来ても、それとは裏腹な予算計上ですとか体制では私はまずいと思いますので、やはり教育長には、本当に子供たちのことを考えているというふうに言うのであれば、あと生涯学習というのであれば、そういった体制づくり、私は図書館を非常に誇らしい施設と思うのです。大崎市には誇らしいものっていっぱいあるのですけれども、人為的に造った施設としましては、私はすばらしい施設だと思っておりますし、運営体制につきましても、心配しておりましたカフェスペースも、しあわせCafeというカフェが入ったのでしょうか、これだって好評であるという部分ございますから、そういったものも合わせました複合施設で展示会とかイベントも数多く開催されている。 何をするかと思ったのは、高校生の皆様方と連動しまして、そういったコーナーを多分設置されて、前フェアやられていましたよね。非常に積極的にやっている姿勢が本当に皆様方のある意味模範となるような行政運営、教育委員会行政の一つなのかと、私はすごく思っています。 何も私は図書館の皆さん方をただ持ち上げたいというわけではないです。事実のままに発言させていただいてございますので、そういった質疑の予算なのかと思っておりましたならば、寄附金の部分でございましたので、その寄附者の方につきましては、私も重ねて感謝申し上げたいと思ってございますし、合わせて鹿島台からも最大の後援者でもございました千田豊治さんという方が過去にも図書購入ですとか蔵書という部分で多大な寄附を頂戴してきているということもございますので、単なる寄附だけによる購入ではなくて、大崎市の図書行政、教育行政としても図書館の在り方、本を貸していただくこと、場所の重要性、触れることの重要性、こういったことを再認識する場として、まさしく古川地域だけではなくて、いろいろな方に御利用いただいて、市内、国内から、私は一つの観光的な側面もややもするとあるのかとすら思ってしまっていますので、非常に図書館というのは大事な場だと思ってございます。 その観点から、もう一回意気込みいかがでしょうか、検討ではなくて、教育長。 ○議長(関武徳君) 熊野教育長。 ◎教育長(熊野充利君) 先ほど人員の件でもお話しをいただきましたが、正規職員は11名ということで変わりはないのですけれども、様々な理由と事情もありまして、図書館支援員が今2名減になっているところであります。したがいまして、図書館そのものの事業の今までの効率や状況を見まして努力させていただきたいと話をさせていただいたところであります。 なお、御指摘のとおり、様々なその施設に対する皆さんからの期待も大変多いし、それからそれなりに利用も増えていて、蔵書数の目標値にも近づいていると認識しておりますので、さらに図書費の拡大あるいは議員から御指導いただきました千田さん等々のお話も活用させていただきながら、最善を尽くしながら努力してまいりたいと思っております。 ◆13番(佐藤弘樹君) 終わります。 ○議長(関武徳君) 以上で質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第89号から同第97号までの9か件については、大崎市議会会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(関武徳君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第89号から同第97号までの9か件については、委員会の負託を省略することに決定いたしました。 これから討論に入ります。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(関武徳君) 討論がなければ採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(関武徳君) 御異議なしと認めます。 これから議案第89号から同第97号までの9か件を一括して採決いたします。 各案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(関武徳君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第89号から同第97号までの9か件は原案のとおり決定いたしました。 25番小沢和悦議員。 ◆25番(小沢和悦君) 動議を提出いたします。 議案第89号令和5年度大崎市一般会計補正予算(第4号)に対する附帯決議の動議をいたします。 ○議長(関武徳君) ただいま25番小沢和悦議員から、議案第89号令和5年度大崎市一般会計補正予算(第4号)に対する附帯決議案の動議が提出され、所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。 暫時休憩いたします。               -----------               午後2時27分 休憩               午後2時45分 再開               ----------- ○議長(関武徳君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。--------------------------------------- △日程追加 決議案第1号 ○議長(関武徳君) 日程追加、決議案第1号議案第89号令和5年度大崎市一般会計補正予算(第4号)に対する附帯決議案を議題といたします。---------------------------------------決議案第1号   議案第89号令和5年度大崎市一般会計補正予算(第4号)に対する附帯決議 上記の議案を別紙のとおり、大崎市議会会議規則第14条第1項の規定により提出いたします。令和5年6月21日 大崎市議会議長 関 武徳様                     提出者 大崎市議会議員  小沢和悦                     賛成者    〃     鎌内つぎ子……………………………………………………………………………………………………… 議案第89号令和5年度大崎市一般会計補正予算(第4号)に対する附帯決議 この補正予算案には日本語学校整備事業にかかる事業費が3,799万8,000円、さらには令和6年度分の債務負担行為として1億8,318万2,000円が上程されているが、財源として、宮城県からの財政措置は全く計上されていない。 今後、150名の生徒数を見越した寮の建設等、どれだけの総事業費となるかまだ全貌が明らかにされていないもとで、準備を進めなければ宮城県が示す開校の時期に間に合わないという事情は分かるものの、宮城県との間で、総事業費と財政負担の関係の協議が調っていないという問題が、今議案の審査の過程で明らかになった。 よって、令和5年度大崎市一般会計補正予算(第4号)の執行に当たっては、将来にわたって巨額の公金支出が考えられる事業であることから、早急に宮城県との財政負担の協議を進め、双方の一致した考えで事業を進めること。 以上決議する。令和5年6月21日                                  大崎市議会--------------------------------------- ○議長(関武徳君) 提出者から提案理由の説明を求めます。 25番小沢和悦議員。     〔25番 小沢和悦君 登壇〕 ◆25番(小沢和悦君) 決議案第1号議案第89号令和5年度大崎市一般会計補正予算(第4号)に対する附帯決議案につきまして、朗読をもって提案理由の説明に代えたいと思います。 この補正予算案には、日本語学校整備事業費に係る事業費が3,799万8,000円、さらには令和6年度分の債務負担行為として1億8,318万2,000円が計上されておりますが、財源として宮城県からの財政措置は全く計上されていない。今後、150名の生徒数を見越した寮の建設等どれだけの総事業費となるか、まだ全貌が明らかにされていない下で準備を進めなければ、宮城県が示す開校の時期に間に合わないという事情は分かるものの、宮城県との間で総事業費と財政負担の関係の協議が調っていないという問題が、今議案の審査の過程で明らかになった。 よって、令和5年度大崎市一般会計補正予算(第4号)の執行に当たっては、将来にわたって巨額の公金支出が考えられる事業であることから、早急に宮城県との財政負担の協議を進め、双方の一致した考えで事業を進めること。 以上、決議する。 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(関武徳君) 提出者は答弁席に着席願います。 これから質疑に入ります。 質疑の通告がありますので、順次発言を許します。 18番横山悦子議員。 ◆18番(横山悦子君) 議案第89号令和5年度大崎市一般会計補正予算(第4号)に対する附帯決議について質疑させていただきます。 今、提出者の小沢議員のお話、この附帯決議内容をお聞かせ願いました。私もこの89号につきましては、いろいろ日本語学校のことについて質疑させていただきました。その中でいろいろ明らかになった点はありますけれども、この附帯決議の内容でちょっとお聞きしたいのですけれども、後ろのほう、将来にわたって巨額の公金支出が考えられる事業であるということで、この点について、この巨額の公金支出というのは小沢議員はどのぐらい考えているのか、前例として北海道東川町では、人口8,500人の小さな町でありますけれども、この先例として平成15年からこのようにやっているわけなのですけれども、その辺で大崎市と比べてみますと、この小さな町でもやっている、そういうことから、私は大崎市として日本語学校を推し進めていくべきだと思いますけれども、この巨額の支出、どのぐらいと考えておりますでしょうか。 ○議長(関武徳君) 小沢和悦議員。 ◆25番(小沢和悦君) 全貌が明らかにされていないのです。ただし1つには、どれだけの外国から生徒を集められるかという、一番大事なところは、海外の事務所なのだと思うのです。これに対する費用負担というのはどうなるのかということが、これ分からないです。これも県がほとんど出すのだか、まるきり出さないのだかによってまるきり違うと思います。大体大崎市独自で東京に事務所も置けないような財政状況ということになっていますから、まずそれが第1点です。 それと私は、今回の質疑でお聞きしておりまして、初めは60名、生徒を集めたいと、確保したいと。そして、将来は合計で150名だとおっしゃいました。150名入る寮を造るという初めから、言いました。そうしますと、150名入る建物を建てるというふうになりますと、これ大変な金額だと思います。そうしますと、私たちはその計画の審議をやったのですね。 これ10か年計画なのです。そのときにこの負担の関係は一切出てきていないのです。ですから、今ここで開校に合わせて大崎市は手を挙げて、とにかくスタートしなければならないという事情は分かるのだけれども、スタートして、初めから県との間で協議を調えられるようにすべきだ。つまり海外事務所をどうするのか、負担はどうするのか、そして、さらには初めから150名入る寮を造るのだかどうかということ、これ、総務常任委員会には、もしかしたらば報告があったかもしれませんが、私は全く聞いていないです。150名入る寮にどのくらい金かかるのかというのは、全く私聞いていない。もしかしたら総務常任委員長が聞いているかもしれませんがね。     〔「聞いていません」と呼ぶ者あり〕 ◆25番(小沢和悦君) 聞いていない。そういうわけで、ホテルなんかで150名の規模の旅館、ホテルを建てるといったら、目が飛び出るくらいかかると思うのです。そんなわけで、私が巨額というのは幾らかというのは分からないから、私の気持ちからいくと何十億円という金がかかるのではないのかという心配をしているのです。それは大崎市の財政計画には盛り込まれていない支出計画だと思うのです。 ですから、この際、私はこの日本語学校に反対するものではありません。ただ、不安はあります。ですから、この際、不安払拭のために、今度の議会でこの予算は可決、反対する人一人もいませんでしたから、しっかり成功するように、検討の協議に臨んでほしいということが、この附帯決議の趣旨でございます。 以上です。 ○議長(関武徳君) 横山悦子議員。 ◆18番(横山悦子君) 私の質疑の内容でも明らかになったのが、海外事業所の件は、やはり東川町からいろいろ教えていただきながら、検討、協議してまいりますという答弁もいただきました。 また、しっかりこれから県と国とも協議しながら進めていくということだったので、私も賛成で日本語学校、進めていただきたいと、このように思っております。終わらせていただきます。 以上です。 ○議長(関武徳君) 以上で通告による質疑は終わりました。 ほかに質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(関武徳君) ないようであります。 これをもって質疑を終結いたします。 提出者は議席にお戻り願います。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております決議案第1号については、大崎市議会会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(関武徳君) 御異議なしと認めます。 よって、決議案第1号については、委員会の負託を省略することに決定いたしました。 これから討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 14番中鉢和三郎議員。     〔14番 中鉢和三郎君登壇〕 ◆14番(中鉢和三郎君) 議案第89号令和5年度大崎市一般会計補正予算(第4号)に対する附帯決議に対する反対討論を申し上げます。 議案第89号令和5年度大崎市一般会計補正予算(第4号)のうち、2款1項9目の企画費、日本語学校整備事業の部分につきまして附帯決議がただいま提出されたところであります。 趣旨としましては、日本語学校整備について将来の財政支出が膨大になる懸念があり、宮城県との財政負担の協議を進め、双方の一致した考えで事業を進めることを求めております。 確かに学校の改修費に加え、数年内に150人規模を収容できる寮も整備するとのことでありまして、現状の大崎市の財政状況から考えますと、過大な財政支出となる危惧があることはもっともだと理解をするところであります。現時点、詳細な財政計画が明らかになっていない中でありますので、財政規律を考えると心配の種であることはもっともであります。 しかし一方、今回の議案審議の中で、現時点においては財政計画を立案できる段階にはまだ至っていないということ、国・県とは支援策についての協議を開始しており、最大限の支援を取り付けるべく鋭意努力をしているところであることを明確に答弁をされました。150人規模の寮は大崎市の所有として建設するとなれば、多大な土地であることは容易に想像がつくところでありますが、この場合の寮というのは、義務教育学校の寮とは違いまして、建設費に見合う以上の利用料を収受できるものであると考えます。そういった支出から考えますと、民間資金を活用し、賃貸物件として確保するということも可能であろうと思われます。 よって、150人規模の寮の確保イコール過大な財政支出ということではないと理解をするものであります。いずれにしましても、事業計画、特に財政計画が示されない中で、過敏に反応し、過剰に心配することで右往左往することは愚の骨頂ではないでしょうか。 当該事業は大崎市長の肝煎り事業でありまして、大崎市長の陣頭指揮でしっかりとトップマネジメントの下で進められているものだと理解しているところであります。 さらに、議案審議で明らかになったとおり、令和7年春の開校時までにはしっかりとした財政計画を含む事業計画を明確にすることが表明されております。 よって、附帯決議は杞憂でありまして、反対せざるを得ません。執行部におかれましては、今議会の議案審議における議論を真摯に受け止め、しっかりと目標を定め、事業成果が出せるように取り組んでいただきことを切に希望いたします。 以上、満場の御賛同を期待し、附帯決議に対する反対討論といたします。 ○議長(関武徳君) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。 19番遊佐辰雄議員。     〔19番 遊佐辰雄君登壇〕 ◆19番(遊佐辰雄君) 19番遊佐辰雄でございます。 議案第89号令和5年度大崎市一般会計補正予算(第4号)に対する附帯決議に賛成の立場から討論いたします。 先ほど中鉢議員から反対の討論がありましたが、私は反対する理由が全く理解できません。なぜああいう形でしかできないのかと、そもそも何ら執行部に対して狭めたりなんかするわけではなくて、今準備は進んでいるのは認めますし、私も反対するものではございませんが、本当に立派なものを造っていただいて、将来早めにこの財政計画を県と急いで協議して、それをしっかりしてから進めていただきたいという、この文面のとおりであります。 結局は将来にわたって巨額の公金支出が考えられる事業であることから、早急に宮城県と財政負担の協議を進め、双方の一致した考えで事業を進めること、これでどうしてそういうことで皆さん反対できるのでしょうか。 中鉢議員の反対の討論の中には、それは言われておりますが、あまり気にすることはないと、愚の骨頂だみたいなことを言いましたけれども、私は大崎市、今後の市民のためにそういう経過をしっかり県と協議を早く進めて、双方の一致した考えで事業を進めること、これは誰しもが賛成できる附帯決議だと私は思っております。 よって、そういう点で市民の負託に応えるためにも、早めにこの財政負担の協議を進め、しっかりとした日本語学校の建設に向けて進んでもらいたいということでございますので、何とぞよろしくお願いいたします。以上で賛成討論といたします。 ○議長(関武徳君) ほかに討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(関武徳君) ないようであります。 これをもって討論を終結いたします。 これから決議案第1号令和5年度大崎市一般会計補正予算(第4号)に対する附帯決議案を採決いたします。 採決は電子採決により行います。 本案は原案のとおり決定することについて賛成の方は賛成ボタンを反対の方は反対ボタンをお押し願います。 押し忘れ、押し間違いはございませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(関武徳君) 表決漏れはなしと認め確定いたします。 賛成少数であります。 よって、決議案第1号は否決されました。--------------------------------------- △散会 ○議長(関武徳君) お諮りいたします。 議事の都合により、明日6月22日から6月25日までの4日間は休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(関武徳君) 御異議なしと認めます。 よって、明日6月22日から6月25日までの4日間は休会することに決定いたしました。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 なお、6月26日の本会議は、大崎市議会会議規則第9条第2項の規定により、午前10時に再開いたします。 本日はこれをもって散会いたします。               午後3時06分 散会---------------------------------------地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 令和5年6月21日   議長       関 武徳   署名議員     横山悦子   署名議員     遊佐辰雄...