大崎市議会 > 2023-03-03 >
03月03日-05号

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  1. 大崎市議会 2023-03-03
    03月03日-05号


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    最終取得日: 2024-09-15
    令和 5年 第1回定例会(2月)          令和5年第1回大崎市議会定例会会議録(第5号)1 会議日時      令和5年3月3日      午前10時00分開議~午後2時40分閉会2 議事日程 第1 会議録署名議員指名   +議案第36号 令和4年度大崎市一般会計補正予算   │議案第37号 令和4年度大崎市奨学資金貸与事業特別会計補正予算   │議案第38号 令和4年度大崎市国民健康保険特別会計補正予算   │議案第39号 令和4年度大崎市後期高齢者医療特別会計補正予算   │議案第40号 令和4年度大崎市介護保険特別会計補正予算 第2│議案第41号 令和4年度大崎市工業団地造成事業特別会計補正予算   │議案第42号 令和4年度大崎市水道事業会計補正予算   │議案第43号 令和4年度大崎市下水道事業会計補正予算   │議案第44号 令和4年度大崎市病院事業会計補正予算   │議案第45号 工事施行協定の変更協定の締結について   +議案第46号 和解及び損害賠償の額を定めることについて    (質疑、討論、表決) 第3 議案第50号 副市長の選任について    (説明、質疑、表決) 第4 議案第51号 令和5年度大崎市一般会計補正予算    (説明、質疑、討論、表決) 第5 請願第1号 大崎市役所前の黒松の伐採・撤去方針を撤回し歴史的遺産としての保存を求める請願    (総務常任委員長報告、質疑、討論、表決) 第6 委員会の中間報告    (総務・民生・産業・建設常任委員長、新型コロナウイルス感染症対策調査特別委員長報告)3 本日の会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員指名     +議案第36号 令和4年度大崎市一般会計補正予算     │議案第37号 令和4年度大崎市奨学資金貸与事業特別会計補正予算     │議案第38号 令和4年度大崎市国民健康保険特別会計補正予算     │議案第39号 令和4年度大崎市後期高齢者医療特別会計補正予算     │議案第40号 令和4年度大崎市介護保険特別会計補正予算 日程第2│議案第41号 令和4年度大崎市工業団地造成事業特別会計補正予算     │議案第42号 令和4年度大崎市水道事業会計補正予算     │議案第43号 令和4年度大崎市下水道事業会計補正予算     │議案第44号 令和4年度大崎市病院事業会計補正予算     │議案第45号 工事施行協定の変更協定の締結について     +議案第46号 和解及び損害賠償の額を定めることについて      (質疑、討論、表決) 日程第3 議案第50号 副市長の選任について      (説明、質疑、表決) 日程第4 議案第51号 令和5年度大崎市一般会計補正予算      (説明、質疑、討論、表決) 日程第5 請願第1号 大崎市役所前の黒松の伐採・撤去方針を撤回し歴史的遺産としての保存を求める請願      (総務常任委員長報告、質疑、討論、表決) 日程第6 委員会の中間報告      (総務・民生・産業・建設常任委員長、新型コロナウイルス感染症対策調査特別委員長報告)4 出席議員(27名)    1番  藤本勘寿君         2番  小嶋匡晴君    3番  小玉仁志君         4番  山田匡身君    5番  加川康子君         6番  法華栄喜君    7番  石田政博君         8番  早坂 憂君    9番  伊勢健一君        10番  鹿野良太君   11番  佐藤仁一郎君       12番  八木吉夫君   13番  佐藤弘樹君        14番  中鉢和三郎君   15番  相澤久義君        16番  鎌内つぎ子君   17番  木村和彦君        18番  横山悦子君   19番  遊佐辰雄君        21番  富田文志君   22番  後藤錦信君        23番  氏家善男君   24番  木内知子君        25番  小沢和悦君   26番  佐藤 勝君        27番  佐藤講英君   28番  関 武徳君5 欠席議員(1名)   20番  只野直悦君6 説明員   市長        伊藤康志君    副市長       吉田祐幸君   副市長       尾松 智君    病院事業副管理者  八木文孝君   総務部長      赤間幸人君    総務部理事(財政担当)                                大塲一浩君   市民協働推進部長  伊藤文子君    民生部長      渋谷 勝君   産業経済部長    寺田洋一君    産業経済部産業振興局長                                安部祐輝君   建設部長      茂泉善明君    上下水道部長    熊谷裕樹君   市民病院経営管理部長         市民病院経営管理部理事             中田健一君              相澤勝博君   総務部参事     坪谷吉之君    総務部参事(税務担当)                                平地久悦君   三本木総合支所長  荻野信男君    岩出山総合支所長  安藤 豊君   総務部秘書広報課長 相澤 純君    総務部防災安全課長 佐々木規夫君   市民協働推進部政策課長        市民協働推進部環境保全課長             高橋直樹君              高橋 勝君   民生部健康推進課長 佐々木康之君   産業経済部農林振興課長                                竹内満博君   産業経済部産業商工課長        建設部都市計画課長 吉目木祐也君             高橋和広君   建設部建設課長   遠藤典夫君    三本木総合支所地域振興課長                                早坂浩治君   岩出山総合支所地域振興課長      田尻総合支所市民福祉課長             新堀秀一君              只野 昭君   総務部財政課副参事(契約管財担当)  建設部建設課技術副参事             高橋 學君    (公園・維持担当) 千葉徹也君   建設部建築住宅課技術副参事   兼庁舎建設室長   黒田幸司君  教育委員会   教育長       熊野充利君    教育部長      宮川 亨君   教育部参事     小野寺晴紀君   教育部学校教育課長 大場宏昭君   教育部生涯学習課長 古内康悦君7 議会事務局出席職員   事務局長      遠藤富士隆君   次長        手島 明君   係長        児玉一亘君    主幹        岡崎 太君   主査        福田 彩君    主事        高島和法君               午前10時00分 開議 ○議長(関武徳君) 出席議員定足数に達しておりますので、議会が成立いたしました。 これから会議を開きます。 本日の議事日程は、議事日程第5号をもって進めてまいります。--------------------------------------- △日程第1 会議録署名議員指名 ○議長(関武徳君) 日程第1、本日の会議録署名議員を指名いたします。12番八木吉夫議員、13番佐藤弘樹議員のお二人にお願いいたします。 御報告いたします。 20番只野直悦議員より本日欠席する旨の届出がありました。--------------------------------------- △諸報告 ○議長(関武徳君) 御報告いたします。 地方自治法第121条の規定により、議場出席者の名簿のとおり、本日の議場出席者の通知がありました。---------------------------------------               議場出席者名簿                               令和5年3月3日   市長        伊藤康志君    副市長       吉田祐幸君   副市長       尾松 智君    病院事業副管理者  八木文孝君   総務部長      赤間幸人君    総務部理事(財政担当)                                大塲一浩君   市民協働推進部長  伊藤文子君    民生部長      渋谷 勝君   産業経済部長    寺田洋一君    産業経済部産業振興局長                                安部祐輝君   建設部長      茂泉善明君    上下水道部長    熊谷裕樹君   市民病院経営管理部長         市民病院経営管理部理事             中田健一君              相澤勝博君   総務部参事     坪谷吉之君    総務部参事(税務担当)                                平地久悦君   三本木総合支所長  荻野信男君    岩出山総合支所長  安藤 豊君   総務部秘書広報課長 相澤 純君    総務部防災安全課長 佐々木規夫君   市民協働推進部政策課長        市民協働推進部環境保全課長             高橋直樹君              高橋 勝君   民生部健康推進課長 佐々木康之君   産業経済部農林振興課長                                竹内満博君   産業経済部産業商工課長        建設部都市計画課長 吉目木祐也君             高橋和広君   建設部建設課長   遠藤典夫君    三本木総合支所地域振興課長                                早坂浩治君   岩出山総合支所地域振興課長      田尻総合支所市民福祉課長             新堀秀一君              只野 昭君   総務部財政課副参事(契約管財担当)  建設部建設課技術副参事             高橋 學君    (公園・維持担当) 千葉徹也君   建設部建築住宅課技術副参事   兼庁舎建設室長   黒田幸司君  教育委員会   教育長       熊野充利君    教育部長      宮川 亨君   教育部参事     小野寺晴紀君   教育部学校教育課長 大場宏昭君   教育部生涯学習課長 古内康悦君--------------------------------------- △日程第2 議案第36号~同第46号 ○議長(関武徳君) 日程第2、議案第36号から同第46号までの11か件を一括して議題といたします。 新型コロナウイルス感染症対策として中座される議員は、別室にて質疑の視聴をお願いいたします。 昨日に引き続き、質疑を継続いたします。 順次発言を許します。 15番相澤久義議員。 ◆15番(相澤久義君) おはようございます。 今日の定例会で、この三本木議場が最後ということで、思い起こせば平成16年の年、初めて旧三本木町の議会に参加させていただきました。そのときは、1人1つの座席で18の議席がありました。それで、平成16年からは、16人に削減されました。向かいの執行部側もこんなに人がいなくて、伸び伸びと広々と、いろいろなことができましたけれども、今、執行部の皆様を見ると、圧迫されているような感じもしております。様々なことがありました。その議場で質疑できるのが最後で、大変寂しい思いをしているところでございます。 それでは、質疑をさせていただきます。 それでは、収入の部の市税について増額理由ということで通告していました。 答弁を聞くと、コロナ禍の中で、当初の見積りで見込んだものが低かったということながらも2億5,000万円ほどの増額ということになっております。その中で、償却資産費について伺います。 本当に仙台方面に向かいまして、富谷市に入ると、宅地化が進んでおります。もう行くたび、どこにでもかんでも家がいっぱいありまして、羨ましいと思ったりもします。ただ、反対に、大郷町、三本木地域の丘陵地帯を見ると太陽光施設が一面に広がっております。この償却資産の増額理由について伺います。 ○議長(関武徳君) 平地総務部参事。 ◎総務部参事[税務担当](平地久悦君) おはようございます。 よろしくお願いいたします。 償却資産部門ですけれども、従来から全体で16億円台後半から17億円台前半の課税規模を有してございました。しかしながら、令和4年度におきましては供用開始が始まりまして、今まさしく御指摘ございました例えば大崎市と大郷町にまたがるメガソーラーが供用開始されたことで課税が始まり、それが約1億円相当の押し上げ効果を図ったものとして、今回その増額の一部に含ませていただいたところでございます。 ○議長(関武徳君) 相澤久義議員。 ◆15番(相澤久義君) 太陽光発電の場合の固定資産税の計算はどうなっているのかということで、土地の部分とパネルの部分があると思うのですけれども、その計算はどのようになっているのでしょうか。 ○議長(関武徳君) 平地総務部参事。 ◎総務部参事[税務担当](平地久悦君) 土地のほうは、大体1平米当たりの課税標準額とか、路線価が決まっておりますので、三本木地域ではその辺ちょっと相場のほうを後で確認させていただければと思っておりますが、一般的には、太陽光パネル1枚当たり5万円から6万円相当の単価と聞き受けております。 ただ、太陽光発電のパネル以外に最先端技術とかを含みますので、変電装置とか、そういったものの課税標準額がかなり高額となっているというふうに、今のところ確認しているところでございます。 ○議長(関武徳君) 相澤久義議員。 ◆15番(相澤久義君) 三本木にある太陽光施設の面積の固定資産分と、上のパネルの部分の償却資産の部分の税額の内訳を伺いたいと思います。 ○議長(関武徳君) 平地総務部参事。 ◎総務部参事[税務担当](平地久悦君) もし、仮に例えば、供用開始が始まった大郷町とまたがるメガソーラーを例に取れば、仮に1億円とした場合、大体、土地の割合にすると1割から1割5分ぐらいでございます。そして、メガソーラーのパネル自体は、大体3割から4割、あと残りは、最先端技術等を含みます技術設備というふうに、ちょっと理解しているところでございます。 ○議長(関武徳君) 相澤久義議員。
    ◆15番(相澤久義君) 一般的な一戸建ての家屋の課税額等を100としたら、太陽光の場合どのくらいの面積と、どのくらいの太陽光のパネル、どのくらいの規模なのか、その辺お伺いします。 ○議長(関武徳君) 平地総務部参事。 ◎総務部参事[税務担当](平地久悦君) 普通のマイホーム、一戸建ての家屋ですと土地で60坪、建坪で大体30坪で、古川中心部では軽減措置後の税額で大体10万円ぐらいになります。3年経過すると、それが15万円ぐらいになるというふうな認識でございます。 太陽光発電設備のほうなのですけれども、実は1つ、0.5ヘクタールぐらいの大規模になるか、普通の一般的な設備投資になるかの基準がございます。その辺の0.5ヘクタール以下でございますれば、環境保全課との情報も確認しながら、後でお話しさせていただければというふうに思ってございます。 ○議長(関武徳君) 相澤久義議員。 ◆15番(相澤久義君) では、後で詳しくお願いしたいと思います。 ところで、三本木地域なのですけれども、メガソーラー等々が開発されて、固定資産税というのはどのくらいまで上がっているのか、また各地域の固定資産税というのはどれくらいなのかお伺いします。 ○議長(関武徳君) 平地総務部参事。 ◎総務部参事[税務担当](平地久悦君) 固定資産税に限らず、地域別に分けるとすれば、大体半分です。50%が古川地域に属するというふうに理解しております。同じく固定資産税も同様でございます。72億円相当のうちの約半分は、古川地域というふうに理解してございます。 そして、今後どういうふうな影響になるかというところでございますけれども、実は家屋部門につきましては、例年500軒から700軒相当の新築住宅着工件数がございます。これが平成30年度と比較いたしましても、大体1,000軒ぐらい増えている実情がございます。結果、課税標準額も上がっているということで、この部分につきましては堅調に推移すると。 しかしながら、償却資産につきましては再生可能エネルギーとの関係で、逆に適正値への調和を求める条例ですとか、宮城県のほうで条例ができたりとか、あと今後それに対する県税とかの課税も始まるようですので、償却資産、今現在、私どもで17億円台の税収を確保しておりますけれども、それが例えば耐用年数を過ぎたときに、新たにまた設備が増設されるのか、新規になるのか、そういった視点も含めると、償却資産部門の税収の意義については、私は今のところ、今後ちょっと注視していく必要があるものというふうに理解してございます。 ○議長(関武徳君) 相澤久義議員。 ◆15番(相澤久義君) では、細かいところは後でお聞きいたします。 それから、今、風力発電が加美町やいろいろなところで計画というか、されているようですけれども、もし大崎市に風力発電が建設された場合、風力発電施設から得られる固定資産税等はどれくらいになるのか。鳴子で計画されて一時ストップというか、中止ということになったのですけれども、あの規模だと幾らぐらい市には入ってくるのでしょうか。 ○議長(関武徳君) 平地総務部参事。 ◎総務部参事[税務担当](平地久悦君) 前、試し算的に、一般的基準を基に計算させていただいたところによると、鳴子での風力発電計画の規模ですと、大体、1,000万円から2,000万円ぐらいの規模だったのかというふうに、担当とは確認しているところでございます。 ○議長(関武徳君) 相澤議員に申し上げますが、質疑でありますので、質疑の大枠の中での質問にとどめてください。 相澤久義議員。 ◆15番(相澤久義君) 私が言いたいのは、要するに税収、市税をもっともっと上げられるような方策を考えなければいけないのではないかというふうに考えております。人口は減っていくし、高齢化が進むし、立派な新庁舎も建てたし、これの返済もしなければならないし、税収を上げることが必要ではないかと。企業誘致も、なるほど全くそのとおりですけれども、この大崎市内で税収を上げることが必要ではないかと思っております。後でゆっくりといろいろなことで伺いたいと思います。 次に、教育委員会のほうの全国大会の出場助成ということで120万円ほどの予算が増額されましたけれども、その内訳をお願いいたします。 ○議長(関武徳君) 古内生涯学習課長。 ◎教育委員会教育部生涯学習課長(古内康悦君) おはようございます。 お答えいたします。 まず、125万1,000円の内訳でございますが、個人・団体とありますけれども、今後予想される申請件数が約30件と捉えておりまして、内訳といたしましては、中学生の野球、また小学生のバレーボール、空手、少林寺拳法などでございます。 ○議長(関武徳君) 相澤久義議員。 ◆15番(相澤久義君) 今年の出場種目なり、人数なりはどのくらいになっているのでしょうか。 ○議長(関武徳君) 古内生涯学習課長。 ◎教育委員会教育部生涯学習課長(古内康悦君) 今年度、対象となりましたものにつきましては、まずスポーツ系では空手ですとか、バレーボール、ハンドボール、野球などが多くございました。こちらで、スポーツ系で207人、ほかに文化系では太鼓ですとか、ピアノというのがございまして、文化系で16人ということになっておりまして、合計で223人ということになります。 ○議長(関武徳君) 相澤久義議員。 ◆15番(相澤久義君) 昨年と比較するとどのようになっていますか、近年比較。 ○議長(関武徳君) 古内生涯学習課長。 ◎教育委員会教育部生涯学習課長(古内康悦君) 昨年度に比べますと、決算額でも大幅に上回っておりまして、やはり全国大会とか、その予選となる県大会なども多く開かれているものというふうに考えております。昨年度の助成金の交付件数といたしましては64件ということで、おおむね今年度の半分ぐらいでございました。申請の内訳といたしまして、団体としては6件、あと個人で58件という実績になっております。 ○議長(関武徳君) 相澤久義議員。 ◆15番(相澤久義君) 今、少子化で団員数もかなり少なくなっているのではないかと思っております。指導者よりも団員の人集めのほうが苦労しているのではないかと推測しています。私がスポ少をやっていた頃は今から何十年も40年も前の話なのですけれども、三本木の場合は1学年120人くらいでずっとやっていて、その中で男女のチームがあって、各学年に4人ずつ卓球部に来てもらえれば、いいチームをつくれるという思いでずっとやってきていました。今、部活動なり、スポ少で人を集めるのが大変だと思うのですけれども、団員数の推移ってどのようになっているのでしょうか。 ○議長(関武徳君) 古内生涯学習課長。 ◎教育委員会教育部生涯学習課長(古内康悦君) 団員数ということなのでスポーツ少年団の数かと思いますけれども、少子化などによりまして、団員数は年々減少してきております。5年前から比べますと、団体数で9団体です。団員数で296人、マイナス18%ほど減っております。10年前に比べますと、もっと減っているというような状況です。 ○議長(関武徳君) 相澤久義議員。 ◆15番(相澤久義君) 種目別となると、前は私たち小さい頃は野球、バレーボール、そういうのが人気種目でした。近年の種目で子供たちから人気があるのと人気がないのがあると思うのですけれども、どのような状況になっていますか。 ○議長(関武徳君) 古内生涯学習課長。 ◎教育委員会教育部生涯学習課長(古内康悦君) 団体数が多いから人気ということには、一概にはつながらないかもしれませんが、団体数の多さでいきますと、やはり女子ですとバレーボール、男子ですとサッカーや野球といったところが多いかと思います。ただ、団体数は少ないのですけれども、その一つの団体にいろいろな場所から集まって人数を構成しているところもありますので、受皿の数にも影響しているのかというふうには思っております。 ○議長(関武徳君) 相澤久義議員。 ◆15番(相澤久義君) 古内生涯学習課長は野球が得意です。足も速くて、もう当時を思い出すと町民運動会などがありまして、常にアンカーでごぼう抜きするくらいの足の速さで、随分、逃げ足の速い職員だとは思っていました。本当に人が羨むほどの運動能力があって、すばらしい人だということが記憶に残っております。 その中で、今、少子化なりいろいろあって、それから部活動の地域移行なども示されておりますけれども、スポーツ少年団に期待することということで通告しましたけれども、その辺お願いします。 ○議長(関武徳君) 古内生涯学習課長。 ◎教育委員会教育部生涯学習課長(古内康悦君) お褒めいただきましてありがとうございます。 今後、スポーツ少年団に期待するところでございますけれども、まず子供たちの競技力ですとか、また監督、コーチ陣の指導力の向上はもちろんでございますが、引き続き子供たちの体力の向上ですとか、運動能力の向上、そういったものが健全育成にもつながるというふうに考えておりますので、そういった活動を実践していただけるように期待するものでございます。競技力の向上だけではなく、そういった人間づくりにも寄与していただけるように期待するものでございます。 ○議長(関武徳君) 相澤久義議員。 ◆15番(相澤久義君) 全く私もそのとおりだと思います。技術力ではなく人間性を学ぶのがスポーツ少年団ではないかと、学校では学べないものがたくさんあると私は確信しております。私が付き合った子供たちといったら失礼ですけれども、今の若者なり、我々の下の年配の方なり、本当に今でも交流を持って昔話が聞けて、いろいろな夢を語ったりしています。本当に部活動というか、スポーツ少年団にはそういう魅力があるのではないかというふうに思っていますので、今後とも健全育成のために、教育委員会の皆様、よろしくお願いしたいと思います。 それでは、関連してスポーツ少年団の練習場所の確保ということで、例えば私、バレーボールの指導者からもいろいろ要望というか、こういうことできないのかと言われているのですけれども、小学校を統合した後の体育館、利用率が低いのではないかと思っております。そういうところに、専用の練習場として貸出しやまたサッカー場ということで、大崎市にはサッカー場がありませんが、サッカーやフットサルを一生懸命進められて活動しておりますけれども、そういう空いた校庭、グラウンドに芝を張ってサッカー場にして貸出しするとか、そういう考えは今のところないのですか。 ○議長(関武徳君) 古内生涯学習課長。 ◎教育委員会教育部生涯学習課長(古内康悦君) これは、学校の施設開放、学校開放という事業で行っている部分にも関連するので、私からお答えさせていただきますけれども、現在、小中学校を使われているところにつきましては、一般に開放しているわけです。閉校した校舎の体育館につきましては、それまでそこを主に使用していた団体にだけ開放しているというような実績があります。それは、例えば不特定多数の方が施設に入るということになると、消防法等で消防施設の整備だったりというところもあるので、今まで使っていた方であると、利用者が把握できるといった理由からでございます。それを例えば、今後、専用的に使わせてほしいとか、専門的な競技のために例えば改修というようなお話になりますと、また個別の案件になりますので、協議させていただき、それに係る経費等も総体的に勘案しながら、相談させていただければというふうに考えております。 ○議長(関武徳君) 相澤議員、質疑の枠からはみ出さないよう進めてください。 相澤久義議員。 ◆15番(相澤久義君) 進めてもらいたいと思います。 次に、それでは、歳入の学校給食徴収金ということで1,600万円ほどの減額になっております。その理由をお聞かせください。 ○議長(関武徳君) 小野寺教育部参事。 ◎教育委員会教育部参事(小野寺晴紀君) おはようございます。 それでは、お答えさせていただきます。 学校給食費徴収金につきましては、学校の給食の実施回数というのが当初小学校では191回、あとは幼稚園、あとは中学校では177回という形で当初積算しておりますが、実際に学校等で実施回数の減少がございました。これらをおのおのの学校ごとに精査したことによりまして、学校給食費の徴収金の見込額を減するというものでございます。 ○議長(関武徳君) 相澤久義議員。 ◆15番(相澤久義君) それで、毎年のように1,000万円台の減額が出てきております。こんなにも差額が出るのかという思いでずっといるのですけれども、何かの数字のマジックで、このように減額しているのかと思ったりもしないわけでもないのですけれども、そういうことはありませんよね。 ○議長(関武徳君) 小野寺教育部参事。 ◎教育委員会教育部参事(小野寺晴紀君) 徴収金につきましては、条例等を含めて整備させていただいておりますし、そのほかに規則ということで、1食当たりの単価というのもお示しさせていただいて、その中で回数含めての料金を個別に保護者の皆様から徴収させていただいているところでございますので、そういった意味では、適正に処理をさせていただいているという認識でおります。 ○議長(関武徳君) 相澤久義議員。 ◆15番(相澤久義君) それでは、6款1項3目肥料価格高騰対策緊急支援事業ということで、全協なんかでも話伺いました。もう一回、詳しく伺います。 ○議長(関武徳君) 竹内農林振興課長。 ◎産業経済部農林振興課長(竹内満博君) おはようございます。 よろしくお願いいたします。 肥料価格高騰対策緊急支援事業でございますけれども、こちらにつきましては、国が行っております肥料価格高騰対策事業におきまして、国のほうで70%を支援しますという制度が昨年より実施されておるところでございます。本市でも11月におきまして、国が70%出しますので、市のほうで、30%上乗せして支援させていただきたいということで補正予算を計上した経緯がございました。その後、県のほうが肥料価格高騰対策事業ということで、国の制度の30%の部分に15%上乗せして支援しますということが表明されました。したがいまして、今回、市で出そうと予定しておりました30%部分を15%というふうな形で、県と半分ずつ負担するというふうな形で予定しております。 したがいまして、当初事業費が1億6,000万円ということでお願いしておりましたけれども8,000万円に減額させていただいて、また、これまで令和4年の秋肥分についての事業のほうは行わせていただいたところでございますけれども、春肥分の部分がこれからということになります。ですので、こちらを国のほうから出されたスケジュールを見ますと、夏場以降に春肥分の補助金が支給されるということもございますので、どうしても年度内に完結できませんので、繰越しをさせていただいて支援をしていきたいと考えておるところでございます。 ○議長(関武徳君) 相澤久義議員。 ◆15番(相澤久義君) 本当に予想もしない金額が表示されています。この間もホームセンターに行ったら、1,300円くらいの肥料が3,000円を超えていました。私が常に使っている肥料も2,500円くらいのものが6,000円くらいの請求が来ております。本当に、大変な思いをしている農家は私ばかりではなく、多くの農家の人たちはそういう思いでいると思います。この支払いも、ほとんどが秋払いということになっているのですけれども、なるべくこういうのは早めに補填できるようにお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(関武徳君) 竹内農林振興課長。 ◎産業経済部農林振興課長(竹内満博君) 今回、本市で予定しております事業なのですけれども、まずは国の制度に該当された方を対象としておるところでございます。したがいまして、国のほうで交付決定された額を基にしまして、市のほうで上乗せ支援を行いたいと考えておるところでございます。 今、議員から秋払いというふうな話もありましたけれども、先ほど簡単に申し上げましたが、夏以降に、国のほうで交付決定あるいは交付というふうな流れで考えておりますので、本市としましては、それ以降の対応というふうな形になると思いますけれども、ただ、年内には全て支払いできるように進めたいと思いますし、もちろん国のほうの対応が早まれば、それに合わせて、市のほうも早めて対応していきたいと考えておるところでございます。 ○議長(関武徳君) 相澤久義議員。 ◆15番(相澤久義君) よろしくお願いしたいと思います。本当にJA古川の場合は7月下旬になると、通帳に金が積まれていると、さっぱど引かれるもので、大変な思いをするのではないかという思いでおります。 次に、強い農業・担い手づくり総合支援事業ということで、県補助金3,200万円ほどがあるのですけれども、その事業内容をお聞かせください。 ○議長(関武徳君) 竹内農林振興課長。 ◎産業経済部農林振興課長(竹内満博君) 強い農業・担い手づくり総合支援事業でございますけれども、こちらにつきましては、人・農地プランに位置づけられました中心経営体が融資を受けて、農業機械の導入や施設の整備を行う場合に、事業費の2分の1を支援する事業となっておるところでございます。 実施に当たりましては、要望書が出された場合になりますけれども、その内容につきまして国のほうで審査を行いまして、ポイント制で審査されるようになりますけれども、その基準以上の事業に対しまして、事業が実施されるというふうな形になっておるところでございます。 こちらにつきましては、国のほうで、実際には1月の補正というふうな形で出てきている事業となりますが、例年であれば年度内に要望調査のまとめを行いまして、翌年の6月補正にて予算計上をさせていただいたものでございますが、今回から、宮城県農政部のほうから指導がございまして、国の事業年度と同一年度で予算措置をするように指導があったところでございますので、今回、予算を計上させていただいたものでございます。しかしながら、県の交付決定の予定が3月31日になっておりますので、こちらにつきましても、年度内執行はなかなか難しい状況でございますので、繰越しをさせていただく予定としておるところです。 ○議長(関武徳君) 相澤久義議員。 ◆15番(相澤久義君) 次に、2款1項8目三本木庁舎等大規模改修事業の内容をお願いいたします。 ○議長(関武徳君) 早坂三本木総合支所地域振興課長。 ◎三本木総合支所地域振興課長(早坂浩治君) この大規模改修事業につきましては、三本木の鹿野沢ということで、ひまわり園の隣にあります2,500平米あまりの三角用地、こちらにつきまして、三本木庁舎第2駐車場の整備工事費用として計上させていただいております。 この事業につきましては、宮城県農業共済組合の職員用駐車場を整備するものでございまして、事業費総額が4,286万7,000円となってございます。事業の内訳としましては、当該用地の整地、舗装、区画線表示、照明灯設置の費用として3,808万円ほど、こちらはNOSAI宮城が負担するという形でございます。また、県道からの乗り入れ道路の整備や誤進入防止のためのフェンスの設置費用478万円ほどを大崎市が負担するというものでございます。 ○議長(関武徳君) 相澤久義議員。 ◆15番(相澤久義君) 土地の部分は市の負担で、上の部分は宮城県農業共済組合のほうでやるということなのですけれども、車程度を置くのだから、陥没とか沈下とかはないと思うのですけれども、あそこは盛土したところだという思いでいるのですけれども、そういう沈下とかはないのでしょうか。パークゴルフ場では、よく軟弱地盤で地盤が沈下したということで、舗装というか、工事のやり直しやそういうのが出たのですけれども、あの辺は大丈夫でしょうか。荻野三本木総合支所長に答弁お願いいたします。 ○議長(関武徳君) 荻野三本木総合支所長。 ◎三本木総合支所長(荻野信男君) その用地につきましては、県の防災調整池の隣、県道の挟まれたところで盛土にはなっておりますが、当時ひまわり園の造成をしたときに、既に盛土で造成して、現在までもう二十数年たっておる土地でございますので、さらに施工に当たっては、敷砂利等、しっかり路盤を造りまして工事に入るということですので、そういった心配をされるところでございますけれども、そういったことのないようにしていきたいというふうに考えております。 ○議長(関武徳君) 相澤久義議員。 ◆15番(相澤久義君) そういうことがなければよろしいのですけれども、大変心配して、後から沈下したのだけれどもとなって、責任を取ってくれなんて言われても困ることだと思っております。 荻野三本木総合支所長、あと宮川教育部長は、今年で定年ということで、宮川教育部長は三本木の職員とはカラーが変わっているなと、ずっと前から思っていました。本当に合併してから旧三本木町役場出身の職員で初めての部長職ということで、あとは、荻野三本木総合支所長は本当に野球が得意で、今もスポ少や審判やなんだかんだで一生懸命尽力してもらっております。定年後も、三本木のスポ少や野球や様々なことで活躍をお願いしたいと思っております。野球といえば、三本木には結構いたのです。ここにいる荻野三本木総合支所長だべし、古内生涯学習課長だべし、佐々木防災安全課長だべし、個性豊かな職員がいっぱいいまして、だんだんと寂しくなってくるなという思いでおりますので、これからも地域のために御尽力してもらいたいという思いでおります。 本当に、この議場は最後になりますけれども、いっぱいの思い出があります。三本木庁舎ができた頃は、ちょうど合併協議の始まったあたりで、私ははっきりいって合併は反対だったのです。三本木の税収とか、いろいろなことを見れば十分、独自で生きていけるという思いで反対したのですけれども、当時の町長さんがあまりにも優しい人で、三本木はいいけれども、ほかの近隣の町や市で来年度の予算も組めないところもあるのだと、仲良くして合併したほうがいいということで、無理やりというか、合併に至っています。 今になってみれば、合併したほうがいがったのか、しなかったほうがいがったかと、ただ私の独り言ですけれども、税収だけ大崎市に吸い上げられていて、いろいろな事業は全く来ていない状態でございます。新市建設計画の中で、牛沼線、あとは北屋敷宮内線とあったのですけれども、今、牛沼線がやっと舗装が始まりました。堤防の上から見ると、あそこには本当は橋が架かっているのだけれどもと。当時、財政難で48億円の事業費が没になって、あの48億円の金はどこに行ったのかなという思いでおります。 ということで、終わりにいたします。 ○議長(関武徳君) 次に進みます。 13番佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) それでは、私からも本日議会最終日、そして追案に対する質疑をさせていただきたいと思ってございますが、昨日の追案の質疑の中でも、早坂憂議員のほうで、御質疑が総括のようにされた部分から順次やっていきたいと思ってございますが、歳出、8款4項4目施設解体工事費2,277万円の減額でございます。 昨日、質疑が相次ぎましたので、私もおおむねは理解しているというつもりではございましたけれども、まず大きく確認をしたいのが、この全部減額というのは、そもそも議会で議決をしましたことは、この解体費用差に関しては2,200万円程度でございますけれども、実際に修繕となりますと、アスベストもございますので8,000万円ぐらいかかるのだというのが、当事の建設部長の答弁でございました。この間、約2年ほど経過してございますが、いろいろな昨日の質疑の中でも分かりましたとおり、3両を解体するという方針に対しまして、いろいろな今までの岩出山地域の中での動き、団体の皆様方の活動、そういった役割を果たしてこられた経緯、こういったことも踏まえまして、一旦、今回は白紙にして、いわゆる修繕ではなくて、この予算に関しては、全部減額とさせていただいて改めて計上したいというふうなことだということだったのですが、その点まず確認したいと思います。 ○議長(関武徳君) 新堀岩出山総合支所地域振興課長。 ◎岩出山総合支所地域振興課長(新堀秀一君) ただいま佐藤議員、御質問いただいた件でございますが、今回の皆減につきましては一旦白紙に戻しまして、そこから地域の方との機運の醸成、そして果たして今後、団体が継続的に維持補修活動を行っていけるかを確認しつつ、その協議のための時間をいただきたいということで皆減するということでございますので、解体もしくは保存のための協議をするための皆減ということでございます。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) 次の項目なのですけれども、それでは、これまでの協議や団体、JRさんとの内容を踏まえまして、この次、議会のほうで認めた場合に、いつ頃ぐらいまでにこの次のステップ、ステージの判断をされるというふうにお考えなのでしょうか。 ○議長(関武徳君) 新堀岩出山総合支所地域振興課長。 ◎岩出山総合支所地域振興課長(新堀秀一君) お答えいたします。 まず、発端として、岩出山城山SL保存有志の会からの保存要望の署名を昨年5月24日に頂いておりますので、それから時を経ていることは重々承知して、大変申し訳なくは思っているところでございます。今回、皆減しまして協議を進めているところではございますが、新年度予算に向けて計上を考えておりますので、8月末頃には、保存か解体について結論を出していきたいというふうに考えております。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) 了解しました。昨日と同じ答弁だったのかも分かりませんが、ちょっと私もいろいろな報道ですとか、ニュース関係もございますけれども拝見させてもらいますと、今お話がありました、その会の団体の方々、かなり熱心に活動をされているということでございまして、私が今回、昨日からずっと質疑を聞いてきて思うのは、大崎市の場合もだったのですが、いわゆる道路ですとか、橋梁ですとか、いろいろな意味での要望、要請や陳情というのはあるわけです、いろいろなものに対しての。でも、これは合併して私も17年間しか、あるいは合併時から議員をやっている身でございますが、極めてこういう例は私は少ないと思っています。 どこが極めて少ない特異な例なのかといいますと、いわゆる保存したいという団体の方々も、自分たちも活動を継続をし、そして今後の永続的な運営や、あるいはもし解体撤去方針というものが、これが変わりまして修繕あるいは永続的に、そちらのほうに静態保存するとなりましたならば、自分たちもずっとその作業ですとか、努力ですとか、活動をやっていきたいというふうに、いろいろな要望ですとか、陳情等々は多ございますけれども、このようにして団体の方々もある意味リスクも私はあるかと思うのですけれども、そういうものを含めてそういった今後の業務につきまして、地域の宝であります静態保存されている城山公園のシゴハチ114につきまして、きちんと自分たちもここの地域の中で市のほうにお願いする、JRさんのほうにお願いするだけではなくて、自分たちも活動を続けていきたいというふうな気持ちがすごく伝わるような報道も拝見させてもらっているという分でございました。昨日の安藤岩出山総合支所長の答弁にもございましたけれども、今まで車両賃貸契約を交わしているのはJRです。あとは、市、そして地域の団体という関係があるかと思うのですけれども、昨日のこの答弁でも、JRのほうからも、やはり永続、継続的にきちんと保存をしていただきたいという様子ですとか、あるいはそのためには必ず市に入ってくださいと、市にも窓口となって入ってくださいという関係、こういったJR、市、団体という関係も組織が明示されたところでございましたけれども、そこをちょっと含めてお話を聞きたかったのですが、いわゆる建設部、そして岩出山総合支所、そしてJRという関係の中で団体の方々と協議をする際に、一定のやっぱり考え方というものを統一しなければ、JRと協議はできなかったはずなのです。JR側にも団体の取組や活動、こういった状況というのは、逐一話をされて、積極的に活発に協議をされたというふうな経緯なのでしょうか。 ○議長(関武徳君) 安藤岩出山総合支所長。 ◎岩出山総合支所長(安藤豊君) お答えをさせていただきたいと思います。 今回、JRとの協議につきましては、昨日の御質問いただいた議員の答弁でもさせていただいておりますけれども、総体的な窓口として建設課になっていただいて、支所としても今回の城山公園のSLの関係の当該地でございますので、連携した形の中で取り組ませていただいております。 JRとの協議、団体のそういった思いとか活動の部分も踏まえまして、6月29日にJRのほうに関係職員が出向きまして、JRにこういった形、やはり保存を前提とした場合、そこにこういった民間の団体の方々の関わりようについて、JRの見解等も伺うという形で協議をさせていただきました。その中で、JRからの回答をいただくのに、向こうも仙台支社のみならず、本社との協議の必要性もあるというようなこともありましたので、その回答を11月9日にいただいたという流れになっております。 そういったところで、まず今回の部分については保存を前提とした中で、どのような形があるかということで、JRからその見解をいただいて、大崎市の管理下で保存活動を行うというか、修繕とかの作業については了というか、できるという回答をいただきましたので、従来の部分から、そういった民間団体が関わった中での作業が可能というような方向性が出てまいりました。今現在、先ほど課長も答弁いたしましたとおり、団体との課題が大きく3つございまして、車両の老朽化対策、有志の会の組織力の向上と継続性の担保、それから有志の会の皆様の保存活動に対する地域からの理解と保存機運の醸成という、この3つの部分について今後ともしっかり協議を進めながら、所定の結論を出していきたいと考えているところでございます。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) おおむね了解したところでございます。 片一方、団体の方々の活動です。城山公園の清掃だけではなくて、継続的にやっていらっしゃるだけではなくて、いろいろな研修会、勉強会、またVTRも作りまして、動画投稿サイトのほうで紹介をされているということを併せますと、岩出山地域の振興ですとか、ひいては城山公園の振興策にもつながるかもしれない。 私が非常にすばらしい例だなと思っているのは、若い方々も積極的に加わっている方がいまして、その方々が岩出山にあります、少なくても初めは解体方針だったかも分かりませんが、現状となっては守りたい、保存したいという多くの方々の願いがあって、その願いがある方々はSLのシゴハチ114を中心にしまして、何とか自分たちで、地域おこしや活性化ができないかというような考え方を持って活動をされているという例というのは、私は合併した大崎市でも極めて少ない、本当に稀有な例だと思ってございまして、またそういった活動等々も含めまして、今後の修繕あるいは清掃等々もずっとやっていきたいというふうに考えていらっしゃると。非常に、私はこの御努力に関しましては、本当に敬意を表すべきだと思っている立場の議員でもございますけれども、その点も十分、総合支所あるいは本庁ともに情報共有されていて、今、岩出山総合支所長が言われましたように、継続的に永続的に担保ができる、きちんと修繕ができるものであるならば、この8月前までに一定の方針を見いだしたいというようなことでよろしいのでしょうか。 ○議長(関武徳君) 安藤岩出山総合支所長。 ◎岩出山総合支所長(安藤豊君) 議員がお話しのとおり、先ほど掲げた大きく3つの部分の中で、今2つの部分については、団体と会合を重ねても、団体の熱意というものは非常に伝わってまいります。ただ、その熱意が、一昨日の御質問にもありましたとおり、団体のみだけの熱意ではなくて、その熱意が先ほどの課題条件といいますか、そういったものをクリアする、地域から例えば懸念されるというようなことではなくて、団体の考えを地域もしっかり後押しをしていくという機運の醸成というのは、非常にやっぱり大事なものと考えておりますし、このことにつきましても、有志の会の役員会のほうにも出席をさせていただきまして、しっかりと共有をさせていただいているというような考え方でございます。そういった意味で、その課題条件と言われる部分がしっかり見える化といいますか、確認ができるような状況下になれば、そのような形での保存という方向性の考え方も大きく出てくるというふうな考え方でございます。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) 了解いたしました。私、こういった事例に関しては合併早々だったでしょうか、結構、十三、四年前になりますけれども、市会議員になりまして二、三年以内だったかと思うのですが、地上デジタルテレビの難視地域がございまして、住民の方々の思いというのと、市のほうではまだ未整備の部分がございましたから、本当に市民協働になって事業に取り組んできて、国あるいは場合によっては県というものを動かして、事業をその後、鳴子ですとか、田尻ですとか含めて、鹿島台地域だけではなくて、やったという例がございまして、その岐路をきちんと見いだしたという部分があったのですけれども、私、昨日も議論聞いていましたし、非常にすばらしい取組に関しまして、やはり安藤岩出山総合支所長の岩出山総合支所あるいは本庁建設部として情報共有ですとか、情報交換ですか、JRの窓口になっていらっしゃる方々との緊密な関係というものも、私は非常に生かされているのかと感じるものですから、シゴハチ114を取り巻いて地域の活性化や宝として結びつけて、そこの部分だけでも頑張りたいという方がいれば、後世や未来につながる一つの可能性を大きく秘めているものだと私は考えているので、非常に後進的にも羨ましく考えている部分でございます。 また、ここに立たされまして、安藤岩出山総合支所長もなかなか自分ではちょっと言えないのでしょうけれども、かなり昨年7月の豪雨災害時以降も、本当に岩出山地域の住民のために一生懸命、土日も関係なく動かれたということも、私のほうでも何ぼか知っている部分がございますから、それとやっぱり、今回、勇退するかも分かりませんけれども、市民からいろいろな御要望があったときに真摯に対応して、きちんと受け止めて、本庁も含めた支所との役割をきちんと果たされていこうとする、その姿勢に関しましては、私は大きな敬意を表したいと思ってございますので、その気持ちがこの4月以降も地域にも反映されて一人でも多くの若い方、地域の方々がシゴハチ114を含めても頑張っていきたいと、大崎市は理解がある、地域振興課が増えまして、総合支所のほうも一生懸命、市民協働で頑張っていただいたというふうなものの成果が一件でも多く出ることが、私は議員としてうれしいことだと、こういうふうに思ってございますけれども、何か所感はありませんか。 ○議長(関武徳君) 安藤岩出山総合支所長。 ◎岩出山総合支所長(安藤豊君) 今回、予算の減額を今お願いしておりますが、一度フラットな形の中で団体さんとしっかりと御協議をしていくということでございます。 ただ、一昨日からの御質問の部分の解決も含めて、団体さんとは2月11日の役員会のときにもお話し申し上げましたが、当該地の支所として、ちょっとこれまでお互いに警戒ではないですけれども、距離感を置いてしまったところもあったかと思うところもございますが、一つの結論を出すために、お互いが最大の努力をしてまいりたいと考えておりますので、その中で昨日申し上げましたとおり、保存か解体かということの結論を見いだしてまいりたいと考えておりますので、そういった意味で、対等な立場という言い方もちょっとあれなのですけれども、しっかりと我々は我々、団体は団体、そして地域と協議して必要なことについては、やっぱりお互い前向きな形で協議をする中で、その結論に至っていきたいと考えておるところでございます。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) 昨日からずっと継続してきてございますけれども、いろいろなものの考え方があって、せっかくシゴハチをやるのであれば、観光の側面ですとか、いろいろな産業振興の側面ですとかということもあるのでしょうけれども、まずもって、やっぱりこのようにして単なる要望、要請ではなくて、自分たちの団体もきちんと修繕や管理や永続的な協力を果たしていきたいというところは極めて少ない。今度は、その方々が修繕計画なども立てられて、地域への合意形成にも向かわれているという、そこまでやられているというのはなかなかないケースだと、私なんかは思ってございまして、そういった取組、市民協働ですから、市民協働のそういった取組そのものに関しましては、市民協働推進部長、いかがでしょうか、見解は。 ○議長(関武徳君) 伊藤市民協働推進部長。 ◎市民協働推進部長(伊藤文子君) 地域課題解決のために、やはり市民協働という部分の観点は、ぜひとも必要な部分でございますので、大崎市話し合う協働のまちづくり条例もございますことから、団体との話合いを重ねて地域課題解決のために、これからも尽くしてまいりたいというふうに思ってございます。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) 突然振ったのですけれども、きちんと答弁をいただいたところでございます。昨日も少し紹介があった部分でございましたけれども、ちょっと私のほうからも、岩出山中学校の生徒の方が英語で、弁論を出されたのですよね。そのテーマがシゴハチでございました。私も英語がぱっとは理解ができないものですから、日本語訳を拝見させていただきまして、個人的にもこれは感動しました。そんなに長々としたものではなかったのですけれども、タイトルが「SLシゴハチさん」というふうなタイトルでございまして、最後のほうの部分、議会で英語で紹介するということは理解につながりませんから、日本語でございますけれども、今、私はシゴハチさんとこの歌を、SLの歌があるのですけれども、50年前にシゴハチさんが岩出山地域にやって来たときの歌でございます。それはここでは紹介しませんけれども、その歌をモチーフにしまして、この歌を未来に届ける語り部に私はなりたいですと。そして、これが市民としての私の役割だからというふうに締めくくっているのです。非常にすばらしい、本当によく英語の弁論で発表されたと私も思ってございまして、このようにテーマがあって取り組んでいる団体の方がいて、その取り組む際のやっぱりいろいろな思いを盛り込めるようなものがあるというのは、私からすると非常に羨ましいのです。私もたまたま出身が鹿島台でございますから、鎌田三之助を何とかできないかと思ってございますけれども、少なくとも今そういったものを大事にされている方がいる、その気持ちを大事にやっぱり公務員といえ、市民といえ、団体といえ取り組まれていくということは、まさしくこれが、大崎市の合併以来から理想に描いている市民協働のまちづくりの一端だと私は思ってございますので、今、岩出山総合支所長が言われたように、今後とも団体の方、地域の合意形成は大事です。あと、もちろん永続性、継続性、団体そのものの担保ですよね、当然大事です。なので、同じテーブルでまさしく話し合える協働のまちづくり条例でございますから、全くフラットな同じところで、お互いに隠すこともなく、答弁でも以前は何か警戒もあったということだったのですが、今は警戒などはすっかりないでしょうから、同じテーブルの中で思っていることを話し合って、岩出山地域、SLを取り巻く中で地域の活性化に結びつけられればというふうな思いで、頑張っていただければというように思ってございますがいかがですか。 ○議長(関武徳君) 安藤岩出山総合支所長。 ◎岩出山総合支所長(安藤豊君) 個人事も含めて申し上げますと、残り僅かの行政の立ち位置になってしまいましたけれども、今、これまでの議案の部分で、それぞれ御質問いただいた議員の方々からの内容も含めまして、後輩の職員の方々にもしっかりその辺は共有ができておると思いますので、先ほど申し上げましたとおり、団体の方々としっかり協議をする中で、お互いがしっかり理解できる形の中で、結論を見いだしていくという考え方でおりますので、今後とも御指導のほどよろしくお願い申し上げたいと思います。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) この部分に関しては最後になりますけれども、岩出山城山SL保存有志の会のほうで、令和4年12月には、総合修繕計画等々もつくられているという部分をお聞きしてございますけれども、そういった修繕という分にいざなる場合には、そういう塗装をする、あるいはアスベストの問題、それから細かい清掃の問題、多々あるかと思うのですけれども、もちろんJRというのがその先にはいらっしゃるわけでございまして、いろいろなものを同じテーブルの中で、どの保存か、あるいはどの活動が一番ふさわしいのか、適切なのか、あるいは活動が永続的にできるものなのかということも含めまして、安藤岩出山総合支所長からもそういった答弁でございましたから、後ほどは新堀課長なのでしょうか、4月以降は。人事は、私は関係ございませんけれども、後輩の方々が岩出山地域あるいは建設部のほうに担当者がおられるかと思うのですけれども、しっかりその理念を酌んでいただいて、私はそういった市民協働の取組、議員になって私も大それたことは何もできないと自分では思っています。ただ、市民の方から御意見、御相談をもらったときに、私は何の力もないのですけれども、何か一つだけでも小さい幸せといいましょうか、そういうことを感じてほしいと思っていることを私はテーマにしています、17年間。大きなことは返せません。でも、小さい幸せ感といいましょうか。やってよかったとか、あるいはこのようにして取組が評価されてよかった、みんなに分かってもらってよかったという、そういう小さい幸福感、幸せな気持ちということが、一人でも多くの方に芽生えることが、私はこの本市の今後の進め方だと思っているのですけれども、伊藤市長、そういった観点でいかがでしょうか。 本日は議会最終日でございますけれども、いろいろな地域の中で要望、要請活動があるわけです。このように、かなり前に進めて団体の方々も、かなり自分たちの負担も当然あるわけなのですけれども、それでもやりたい、やらせてくださいというふうな、もちろん単なる要請、要望ではないと、大事なものだと思ってございます。これを市民協働とか、大崎市の明日へつなげていくというふうなことの役割も、私は多分あるのかと思ってございますが、いかがでしょうか。 ○議長(関武徳君) 伊藤市長。
    ◎市長(伊藤康志君) この議会で、かなりの議員からもこの問題に関心を持っていただきました。佐藤弘樹議員からも、今、経過にも関わっていただいている立場も含めて、御質問や御紹介もいただきました。 この問題は、ある意味では、地方自治あるいは大崎市の市民協働の試金石になるのではないかと。地方自治を形成していく中で、自助、共助、公助、そういう中である意味では、大崎市の市民協働の成熟度が試される案件ではないかと思っておりますので、しっかり向き合って、いい結論に導いていければと、勉強していきたいと思っております。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) いい答弁でした。大変感謝申し上げたいと思ってございます。 次に、進めさせてもらいます。 一旦、繰越明許のほうに戻らせてもらいたいと思うのですが、鹿島台駅前線の改良事業300万円ほどでございます。この進捗状況、県道停車場線でございますけれども、周辺住民への周知、理解ということで併せまして質疑をしたいと思います。 ○議長(関武徳君) 吉目木都市計画課長。 ◎建設部都市計画課長(吉目木祐也君) 鹿島台駅前線の改良につきましては、県が進める街路事業でございまして、その中で無電柱化も行う事業となっております。 この無電柱化につきましては、国が主体となって行っております無電柱化促進協議会東北ブロックの協議会がございまして、そちらで了解が得られないと作業に入れないものでございまして、これにちょっと時間を要したということで、電線共同溝の設計にも遅れが生じ、負担金として我々のほうが繰越しになるというような中身でございます。 進捗状況でございますが、これにつきましては、令和3年8月に関係権利者等を対象としまして事業説明会が開催されました。その後、用地測量であったり、土地境界の立会いが実施されておりまして、令和4年度におきましては、建物などの物件調査が行われております。引き続き繰越しとなるわけでございますが、電線共同溝に係る設計を進めていくというふうに伺っております。令和5年度につきましては用地補償、令和6年度には工事に着工というふうに伺っております。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) 了解しました。いわゆるこの部分も鹿島台駅を中心としまして、西側の部分でございますけれども、私もたまたま地元なものですから、皆さん方から、今、どの程度の進捗なのでしょうかというふうに聞かれることも、多ございますので、少し質疑をさせてもらったのですが、大体、今ので判明できたところでございました。 関係しますので、一番最後の議案第45号でございますが、工事施行協定の変更協定の締結についてに、一回、移らせていただきたいと思います。 これは、鹿島台駅を中心とした場合に東側の部分でございますけれども444メーター、現在、工事をやっていまして、市道鹿島台駅東東西線道路改良工事でございます。こちらのほうが今回減額されて、議案のほうに上程されてございますけれども、やはり進捗状況に影響がなかったのかという部分と、あとこれまで住民説明をされてきてございますけれども、実開通という部分についての進捗にも遅れ等々はないのでしょうねというのがございますので、併せましてお聞きします。 ○議長(関武徳君) 遠藤建設課長。 ◎建設部建設課長(遠藤典夫君) まず、減額でございますが、当初協定額につきましては、県によります工事積算価格で契約を締結していたところでございます。今回は、県が工事を発注し、受注者が決定したことによる工事請負差金による精算額が出たと。精算に伴い減額し、変更協定を結ぶものでございます。 続きまして、進捗状況でございますが、現在、宮城県の流域下水道管の更生工事を進めているところでございます。管更生に使用する資材などの確保に期間を要するなど、工程に若干の遅れが見込まれておりまして、令和5年度に繰越しになる状況でございますが、今後、市施行と県施行の工事調整を行いながら、遅れの解消に努めているところでございます。 住民説明でございますが、令和4年12月に県が同席し、開催したところでございます。その中では、全体の概要や工事の内容、今後のスケジュールなどを説明させていただいて、工事着手しているところでございます。 供用開始時期につきましては、令和5年度の工事につきましては、載荷盛土など、沈下の収束期間にも左右されるところでございますが、現時点では、載荷盛土や圧密促進の収束期間を見込んだ工程としているところでございまして、農繁期後、令和5年11月頃に道路改良工事を着工しまして、年度内の事業完了、供用開始は令和6年4月を見込んでいるところでございます。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) 了解しました。そもそも、これも二、三年前ぐらいには、もう完成しておったのが当初の計画でございましたけれども、いろいろな問題もございまして、その間ちょっと大変恐縮だったのは、災害等々もありましたので、住民説明という部分も少し遅くなってしまったものですから、どうなっているのですかと区長さんも含めた御意見も頂戴しながら、説明会を開催してもらったという経緯があったわけでございます。今、お話のほうでは順調に進んでいるというふうな、載荷盛土の影響はありながらも、今回の議案も順調、そしてこの後の流れも順調に進めば、令和6年4月にはもう供用開始というところがきちんと今、答弁でいただいたところでございましたので、何の狂いもなく、後半戦の部分についてはスムーズに進捗しているというふうなことが分かったところでございますが、やはり丁寧な説明というふうなことがございますので、進捗に狂いがなくても遅れがなくても、やはり令和5年度中も、1回程度は皆さんに説明をする機会というものを設けていただいて、逆にきちんと進捗管理も進められていて、工事の影響もなく、令和6年4月には供用開始ができる見込みで進められているという部分については、私は説明をすべきだと思ってございますが、その点いかがでしょうか。 ○議長(関武徳君) 遠藤建設課長。 ◎建設部建設課長(遠藤典夫君) 議員おっしゃるとおり、鹿島台駅東東西線につきましては、地域の皆様から注目されて期待されているというところは認識してございます。 工事の進捗状況や完了時期の見通しなどを含めまして、新年度、改めて説明会などの機会を設けていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) 了解いたしました。旧鹿島台が合併する際の駅周辺整備事業という事業が、一番の鹿島台地域の合併特例債といいましょうか、合併時の目玉でございましたが、おかげさまで、ここの東西の県道や市道も含めた整備ができますと、この全てが大体完成するという分でございますから、足かけ本当に19年とか18年とかかかってくるものでございましたけれども、ここに来まして、ようやく完成してくるという分でございますので、ただいまの答弁で安心いたしましたので、その状況で進めていただければと思ってございます。 次に移ります。 債務負担行為で、私もこれも注目してございますが、地域おこし協力隊隊員募集業務委託300万円の債務負担でございます。 まず、この業務内容というか、この議案そのもの、私以外やっていなかったかと思うのですが、あとはフォローアップ体制、現状はどうなのかという、まず2点ほどお伺いします。 ○議長(関武徳君) 高橋政策課長。 ◎市民協働推進部政策課長(高橋直樹君) お答えを申し上げます。 本事業でございますけれども、令和4年度から取り組んでおる事業でございまして、令和5年度においても引き続きということでお願いしているものでございます。 内容につきましては、その名前のとおりでございますけれども、地域おこし協力隊員の募集のプロジェクトでございます。中身といたしましては、募集そのものに加えて着任前の支援事業ということで、昨日もちょっと御説明申し上げましたが、着任前に個人の将来ビジョンあるいは隊員としての活動ビジョンの整理を行う業務、あと着任後速やかに、なおかつ円滑に地域内での活動ができるように支援する業務ということで取り組んでございます。 フォローアップの体制ということでございますけれども、基本的には、本市の地域おこし協力隊につきましては、支援課というようなものを各カテゴリーごと、隊員ごとに決めさせていただいてございます。支援課によりまして、ビジョンに基づく活動の支援を軸にさせていただいているところでございます。加えまして、定期的な隊員同士の交流あるいは宮城県において開催をしております、3年後あるいは2年後の隊員として卒業した後の起業あるいは地域定着をどうするかというようなことの研修会、支援業務などなども行っております。OBとの交流というものも含めて先輩から、隊員として卒業した後にどのような活動あるいはどのような課題があるのかということも含めて、交流会等々も開催しているところでございます。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) 先日まで募集されておりました令和5年度の募集等々を拝見させてもらいましたが、鳴子こけし工人、そしてあとは地域デジタル活用支援業務、最後に、みやぎおおさき森林再生促進事業という3事業で今回募集されてございますけれども、やはり県内のその他を含めても、私、非常に大崎市内での活躍、活動をされているそもそものやはりこの数が、皆さん方の数字が少ないのかと思ってございまして、一体どこにそういう原因があるのだろうと。多ければいいというものではないのですけれども、どこにそういった原因があるのだろうと考えたときに、ずっと過去の経験あるいは過去に見させていただいたという部分を含めても、非常に大崎市の場合には、なかなか来る者拒まずであってほしいのですが、ちょっと敷居を高く考え過ぎる嫌いもあるのか、地域にとってこの方が果たして生活ができるのか、仕事ができるのかと考え過ぎるのでしょうか。その方々が来るという門戸、窓口募集のものの範囲をちょっと狭めているようなイメージがしておったところでございまして、今回300万円という債務負担行為ではございますけれども、現在もちろん配備されて業務されている方々は皆さん、個人個人、一生懸命頑張っていらっしゃると。各自PRに努め、与えられた業務に関しまして、打ち込んでいらっしゃるというふうな評判は聞いているわけでございますが、ならば平成31年4月1日に施行されてございます大崎市地域おこし協力隊起業等支援助成金交付要綱がございますね。これは、3年間という任期の要するに前1年間、後1年間という中で、大崎市内に5年以上定住していただけるという方がこの申請を出していただけると、交付が受けられるというふうな要綱が、平成31年から施行されているという分でございましたけれども、これまでこの交付制度を使われて定住されていて、現在お仕事をされているという方については、何人程度いらっしゃるのでしょうか。 ○議長(関武徳君) 高橋政策課長。 ◎市民協働推進部政策課長(高橋直樹君) 今、おただしをいいただきました事業につきましては、平成31年にお二方、本年度お一方という形で、計3名の方に御活用いただいているところでございます。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) それはよかったと思ってございまして、こういう制度があるわけですから、定住いただくためにと、5年以上という大体の条件があるようでございますけれども、ぜひこういった活用をしてほしいと思ってございます。そうしますと現状では、4人ということですね。やはりその絶対数に対して、この制度を活用されて定住につながったというケースは、もちろん個々人の生活や家族とか、いろいろな思いもありますから、何も強制するものではないわけでございますけれども、やはりこの大崎市という分に魅力を感じられ、何かの縁で自分の思いがあって来られた方々ですから、定住につながってほしいというところでございます。 そして、あと起業型の地域おこし協力隊というのは、全国的に取り組まれているということを私もずっと以前にもお話しさせていただいてもらってございますが、例えば手法の一つとして、我々自治体も地域おこし協力隊の方々に入っていただいて活性化を盛り上げさせたいというのもあるのですけれども、逆にやっぱり来る方の都合もあると思うのです。やはり来る方もメリット部分があったりすると、自然環境に恵まれていて、生活、仕事もしやすいという中で起業型というもので採用されているような、例えば茨城県の例ですとか、県内では丸森町等々の例なんかもございまして、もう起業するという前提で受入れを行って、それを自治体のほうでも研修会、講習会等々で創業、起業支援という形で面倒を見、なおかつその方々が3年以内に起業されていくというふうな成功例も多々ある分でございましたけれども、こういったものの導入は、この成果及び事業検証という分ではお考えがなかったのでしょうか。 ○議長(関武徳君) 高橋政策課長。 ◎市民協働推進部政策課長(高橋直樹君) 起業型等々の御紹介をいただいたところでございますが、本市にいらっしゃった方々につきましては、観光の推進であったり、伝統工芸の部分について今のところ取り組んでいるところ、加えて、デジタルの部分が新たに入ってきているところでございます。 起業型のみにこだわらず、様々な皆さんが、地域の中でどう定着をしていただけるのかということも含めまして、本市の中ですと、例えばalataとか、創業支援のほうもいただきつつ、なおかつ本事業で、委託先からの起業に向けてのアドバイス等々について、随時、受けていただきながら、3年後どうやってこの地域で定着をいただくのかということについて、起業のみならず、様々なパターンを御検討いただいているところでございました。起業型というような形で、個別にくくってはいないというところでございます。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) 起業型も含めて、いろいろな検討をしているというふうな部分なのですが、担当課は今、政策課長でございましたけれども、私は結構、地域おこし協力隊というのは産業の分なのかと、個人的にやっぱり思っているところが多々あるのです。だから、産業の関係者の方は何やっているのかというような話にならないように、総合支所の担当課、地域振興課、分かりませんけれども、その産業という観点でも、いろいろなブランディングというのが大崎市においては可能性を秘めているところでございますから、各総合支所といっても、いわゆる公費、過疎債というか、過疎地域指定という部分の前提はございますけれども、そういった地域おこし協力隊とその地域の活性化を担保するためには、総合支所も極めて欠かせない役割を秘めていると。つきましては、産業という切り口、分野、観点も非常に重要なのかと思ってございますが、その点も今回の債務負担行為というような部分では、議論には上がったのでしょうか。 ○議長(関武徳君) 高橋政策課長。 ◎市民協働推進部政策課長(高橋直樹君) 産業という部分でございましたけれども、債務負担行為ということで、新たな隊員の募集の中身につきましては、今回の債務負担行為につきましては、令和5年度の採用ではなくて、令和6年度採用に向けての債務負担行為事業という部分でございます。 産業の視点は非常に重要でございますし、産業の視点なくして、定住、定着というのはもちろんないかと思ってございますので、今般の議会の中でも、ちょっとお披歴をさせていただいたところはございますが、ジビエの関係でありましたり、日本語学校を含めた多文化共生等々も含めて様々な地域課題への対応というような部分、そういった部分につきまして、少し敷居が高いのではないかというようなこともございましたけれども、様々な地域課題、幅広にいろいろと収集しながら進めてまいりたいと思っておりますし、その中の産業は非常に重要な分野というふうに考えてございます。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) 高橋政策課長も、産業分野はお詳しいのではないかと思ってございますので、了解いたしました。ちょっと時間もございますから、次に移ります。 移住、定住という分では、次の質疑も大事でございます。 空き家バンク運営業務委託512万9,000円でございますけれども、やはりこれだけ空き家が多い中で、この空き家バンク制度が活用がされていないのではないかという疑問もあるわけでございます。そういった中で、今回の債務負担行為でございますけれども、これが次年度も含めた役割を果たすために、今後、どういう取組を考えられていらっしゃいますか。 ○議長(関武徳君) 高橋環境保全課長。 ◎市民協働推進部環境保全課長(高橋勝君) 空き家バンクについては、市のほうから空き家の登録の関係と紹介というようなことで紹介はしておりますが、そのほかにも空き家の情報の収集を行ったり、それから登録を所有者の方に促していくというのも業務があります。 今年度、空き家の台帳のほうを整備してまいりましたので、それを委託先のcu:rus(くーらす)のほうと情報共有をさせていただきまして、所有者の方々へ空き家バンクのほうを登録してもらえるような掘り起しというようなところの視点でも取り組んでいけるように、こちらのほうを委託先のほうとも相談しながら進めてまいりたいなと考えてございます。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) やっぱり一般の方は、気軽にタブレットやスマートフォン、パソコン等々で情報を調べたいとなるわけでございますので、各不動産事業所の方々が紹介されているということももちろんあるのですけれども、今回のこういった制度がございますから、空き家バンクにきちんと登録をしていただいて、この中で一軒でも多く、移住、定住ができる物件を条件の合う物件を探していただくというふうなことは大事なことだと思ってございますから、やはり広報、あと一軒でも多い物件の情報収集です。こういったことを努めていただきたいと思ってございますし、あまりにもこの案件はたくさんあるのですが、空き家の活用策という分について、私は全体でのやっぱりまさしく担当課の連携をもっての体制ではないと、一軒でも多く解消ができないものでございますし、来たいという方は大勢いらっしゃるのです。でも、入れる物件がないのです。やはり賃貸アパートよりも、一戸建てに住みたいという方もいらっしゃいますし、若い方も割とリフォームをして住んでみたいという方もいらっしゃいますから、そういった支援制度もあると。ただし、年齢は40歳以下という分でございますけれども、その辺は今後の緩和につなげるような議論を構築していただきたいと思ってございますので、継続はしますが、今回の債務負担行為に関しては了解をいたすものでございます。 次は、ちょっと割愛させていただいて、8ページの気象情報提供業務委託693万円ほどでございます。 いわゆる大崎市のほうでは気象観測システム、私は、雨、風等々がありますと、必ず確認をさせてもらってございますけれども、鬼首から鹿島台まで定点観測ができるようなシステムが現在採用されて、一般の市民の方々もこれを利用されているという分でございますけれども、ただ、この債務負担行為につきましては、一般の方が利用ができるものではなくて、やはり災害本部、庁内のほうで多分利活用されるものではないのかと思ってございますけれども、もしそうであるならば、その内容を簡潔に御紹介いただいて、なおこれが市民生活ですとか、そういった防災時にどういうふうな役割を果たされるものなのか、その辺いかがでしょうか。 ○議長(関武徳君) 佐々木防災安全課長。 ◎総務部防災安全課長(佐々木規夫君) お答え申し上げます。 佐藤議員には、本市の危機防災行政に関しまして、絶えず御心配をいただいてございます。我々、防災安全課といたしましても心強く思っているところでございます。 また、議員においては、鹿島台支団本部分団として消防団活動にも御尽力をされてございますので、重ね重ね感謝を申し上げているところでございます。 ただいま議員から債務負担行為で補正計上してございます気象情報提供業務委託693万円、これの内容と市民生活への活用という御質疑を頂戴いたしたところでございます。 まず、内容のほうを御答弁させていただきます。 議員から今、御紹介ありましたとおり、この気象情報提供業務につきましては、度重なる自然災害、とりわけ水災害から市民の生命・身体・財産を守りたい、まず第一にそのような強い思いが我々のほうにございます。 しかしながら、気象庁から得られる気象情報、24時間先、48時間先まで詳細な情報提供ということは、なかなか得られづらいという傾向にございます。ですので、気象庁の情報以外にも市民への避難情報の発令判断、そして災害に対応するための市の組織体制の準備、確認、何号配備体制で災害に臨むかということを判断する、その判断材料とするために、気象情報の先読み、予測をする情報を入手するということで、令和元年度からこのシステムについては導入いたしているところでございます。本市の西部、東部の降雨状況、それと今後の予測雨量、こういった情報、それと雨雲等の動きが分かる気象レーダーの情報、このような情報提供を受けてきてございました。令和4年度の今年度までは、台風シーズンでございます7月から10月までの4か月間という契約でございましたけれども、近年の頻発化してございます水災害などに対応いたすため、令和5年度からはすべからく通年を通し空白期間をつくらず、気象情報の提供をしていただきたいというふうに思っているところでございます。そのため業務を発注するに当たりまして、関係法令、市の契約事務、これに倣いまして、3年間の業務委託契約を締結するということで、3年間の債務負担行為額693万円、これを設定させていただきたいというものでございます。 議員から御紹介ありましたとおり、この業務委託を導入する部分についての情報提供については、我々の判断材料ということでございますので、市民には公開いたしていないというところでございます。 以上でございます。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) すぱっと、答弁を頂戴した部分でございましたけれども、なるほどそこの空白の期間を埋めるものであると、また、そういった状況を一分一秒、本当に刻々と有事の際には変わる状況等々について、きちんと状況判断をする、ひいては避難勧告、避難指示等々の判断を決断につなげていきたいというふうな御答弁かと思ってございますが、極めて大事かと思ってございます。市民の方が直接いただける気象情報ということも、もちろん大事なのですが、個々の判断のために。市がいろいろな避難勧告する際の情報としての整備、システム、こういったものについては整備がされているということが十分、今、伝わってまいりましたので、まさしく災害対策本部のあの状況下を大崎市は何回も経験してございますけれども、あの状況下で、担当、防災安全課、今度はフロアが5月以降は新庁舎のほうに変わるかとは思うのですけれども、そこできちんとモニタリングをされて、河川状況や市内の状況を見極めて、これを防災安全、そして皆さん方の避難等々に役立てていくのだというふうなことでよろしいですね。 ○議長(関武徳君) 佐々木防災安全課長。 ◎総務部防災安全課長(佐々木規夫君) 議員のおっしゃるとおりでございます。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) 了解いたします。また、こういった避難勧告や有事の際というのは、私もこれは鹿島台地域も含めて市街地の例でも分かりますとおり、国河川、県河川ございますけれども、こういったことは言っていられません。そこで、どういうふうに情報を出して、その情報を誰が整理をするのか、誰がその整理を基にして指示をするのかというふうな体制が非常に大事かと思ってございますが、そういった国河川含めた、国や、やはり県との連動というのも大変、私は必要かと思ってございますが、国といえば、尾松副市長でございますが、ややもすると、本日で議会答弁ができるようなチャンスというのも最後になるのかも分かりませんけれども、国河川や、あるいは市の防災という中での連動、連携という部分について、国との協力体制を含めた所感等々ございますれば、質疑させていただきたいと思います。 ○議長(関武徳君) 尾松副市長。 ◎副市長(尾松智君) 特に、河川関係でいいますと、管理者からの情報が非常に重要でございます。国も県も、そういった情報を市町村ときちんと共有できるようにということで、ホットラインというものを設けておりまして、いざというときに大崎市長に直接、国の事務所から連絡をいただけるような体制が構築されております。そういった形で、当然、避難勧告等を出すのは市町村の仕事でございますが、その基となる情報をしっかりと入手するために、関係機関との連携を今後も引き続きしっかりと強めていくことが必要かと思っております。 ○議長(関武徳君) 佐藤弘樹議員。 ◆13番(佐藤弘樹君) 力強い副市長からの答弁でございました。無茶振りにもかかわらず、大変恐縮でございます。 また、副市長におかれましても、今後どのような身の振りになるかも分かりませんけれども。大崎市とのホットラインをぜひそのまま構築していただいて、何か有事の際には、ぜひ市のことに対しても全面協力をいただければと考えている部分でございます。 私のほうの質疑はこれで終わります。 ○議長(関武徳君) 次に進みます。 14番中鉢和三郎議員。 ◆14番(中鉢和三郎君) おはようございますという時間ではもうないのですけれども、14番中鉢和三郎でございます。 通告に従いまして進めてまいりたいと思います。いずれにしましても、今日、第1回定例会終わりです。そして、ここでの定例会最後でございますので、しんがりというか、大トリということで務めさせていただきたいと思います。もう9人目ですので、あまり聞くことがないのかという感じがしないでもないのですが、順次進めてまいりたいと思います。 まず、順番に1款2項1目固定資産税、これも多くの同僚が聞きましたので、内容的には分かりました。 ただ、総務常任委員会のほうにお示しをいただいた令和5年度の予算の積み上げの際に、令和4年度の実績見通しと、実績見通しではなかったのかもしれませんけれども、その時点での現計予算ということでお示しをいただいたのかもしれませんけれども、70億円というような数字がありました。それに対して今回さらに2億5,480万円プラスということなので、かなり大きなずれになっていますし、もしこの部分が今後、ここにも書いていますけれども構造的なものだとすれば、新年度においても、かなり強気に見ているわけですよね、約72億円を見ているわけですから、新年度もさらにこれに積み上がるような、そういう読みをすべきものなのか確認をしておきたいと思います。 ○議長(関武徳君) 平地総務部参事。 ◎総務部参事[税務担当](平地久悦君) お答えいたします。 これまでもお話しさせていただきましたが、やはりコロナ禍ということでなかなか強気の予算は作れず、私どものほうもちょっと逡巡しながら予算の積算をさせていただきました。 しかしながら、財政サイドとの協議の中におきましても、やはり決算ベースで固定資産税の税収は堅いということで、過去2年間を振り返りながら令和4年度も今回計上させていただいた増額を踏まえて、令和5年度も引き続きその傾向は続くものというふうに理解してございます。 中でも、やはり家屋部門の増収は堅調に、令和5年度以降も推移するというふうな今のところ理解でいるところでございます。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎議員。 ◆14番(中鉢和三郎君) 聞きたいのは2億5,480万円足した状況が、もう既に令和5年度の予算を組む時点で分かっていた数字なので、だから要するに2億5,480万円の積み上げた状態を令和4年度の実績と考えて、それに対して令和5年度の予算を組んだということだとすれば、令和5年度は、これ以上の上振れはないというふうに我々は読めばいいのだと思うのですけれども、そういうことですかという質疑です。 ○議長(関武徳君) 平地総務部参事。 ◎総務部参事[税務担当](平地久悦君) ただ、しかしながらの円安の問題ですとか、物価高の問題、収納率のほうの変動は、確かに今後、懸念される材料も一部加味しておりますので、私どもとしましては、令和5年度予算で組んだものを基準にしながら、その辺の景気動向も見極めながら、収納率等については絶えず注視していきたいというふうに考えてございます。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎議員。 ◆14番(中鉢和三郎君) 収納率の話ではなく、新年度の予算額については約72億3,000万円ですか、これよりも上振れではなくて、むしろ収納率のほうで下がる方向だと、そういう見方をしてくださいということでしょうか。 ○議長(関武徳君) 平地総務部参事。 ◎総務部参事[税務担当](平地久悦君) 収納率も、例えばこれまで最高値で98.8%ぐらいいっている時期もございます。ただ、しかしながら、97%台半ばといったこともございますので、私どもといたしましては、98%はまず確保したいというふうなことで、御理解のほう願えればと思います。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎議員。 ◆14番(中鉢和三郎君) 分かりました。いずれにしましても、あまり景気で振られるような内容はないと思いますけれども、やはりここでも話が出ていますように、家屋だとか、あと償却資産、これが増えているのは間違いないと思いますので、言い方は悪いのですけれども、取り損なうことのないようにしっかりお願いしたいと思います。 続きまして、13款1項2目の衛生費負担金についてお聞きをしたいと思います。 これは、例年なのでしょうけれども、令和4年度の当初が救命救急センター運営費負担金として約1億5,500万円、それに今回3,300万円の増収ということで、補正の額がやっぱり全体の2割ぐらいになっているのです、これ大きいのではないかと思うのです。それで、これってそんなに、負担金なので大きく変わるものではないような気がするのですけれども、今回の積算といいますか、額が3,300万円という形で結構大きくなってしまったのはどういう要因なのでしょうか。 ○議長(関武徳君) 佐々木健康推進課長。 ◎民生部健康推進課長(佐々木康之君) こちらの救命救急センター運営費負担金なのですけれども、センターの運営を支える県北の3市4町のうち大崎市を除く栗原市、登米市、加美町、色麻町、涌谷町、美里町が協定に基づいて、収支差額のマイナス分を負担していただく負担金であるということでございます。 この増収の要因、なぜこんなに大きな額なのかということでございますが、この金額については、令和3年度の救命救急センター運営費の収支差額が確定したことに伴いまして、既にもらっていた概算金額と実際の収支の実績額との差額、これが確定したことによる過年度分の精算に伴う増額ということになりまして、一番大きな要因といたしましては、やはり思ったほど収益が伸びなかった。これにつきましては、外来や入院、そういったものの収益がコロナ禍におきまして、想定どおりの収益には至らなかったというところで3,372万6,000円の増収というような計上になってございます。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎議員。 ◆14番(中鉢和三郎君) 分かりました。 毎年、やっぱり2,000万円、3,000万円ということで、結構大きな数字が最後にどんと乗っかるので、これまでの経緯を見ると、あまりマイナスになったのは何かないような感じで、収支とはいいながらも、必ずプラス側に振れるのではないかという感じなのですけれども、いずれにしても、やっぱり大きな額が最後にぽんと乗ってくるというのではあれなので、当初のときにもう少し精度よく積算していただければ、お金のやりくりも楽なのではないかと思いますので、その辺よろしく御配慮いただきたいと思います。 続きまして、これも話題になりましたジビエの話をお聞きしておきたいと思いますけれども、1億1,600万円の話は分かりました。県から直接、市に入っていたものを迂回というわけではないのですけれども協議会のほうに入れて、そちらから市のほうへということで、雑入ということでお聞きをしました。 ただ、ちょっと解せないのが、結局、雑入で入ってくるのが1億1,600万円なのですが、県支出金でマイナスなのが1億500万円なのです。この差額はどういうことなのでしょうか。 ○議長(関武徳君) 竹内農林振興課長。 ◎産業経済部農林振興課長(竹内満博君) こちらにつきましては、予算編成当初になりますけれども、そちらの補助率については、国のほうから50%というふうな形で予算を計上させていただいておりました。調整を進める中で、岩出山地域というところもありまして、中山間地域に該当になるというところで、中山間地域の補正が適用となりまして、今回55%というふうな歳入を見込んだところでございますので、現額よりも多く計上させていただいたところでございます。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎議員。 ◆14番(中鉢和三郎君) では、その5%余計に頂いたことなどを含めてというか、それが要因として一般財源がゼロになったと、そういうことなのでしょうか。 ○議長(関武徳君) 竹内農林振興課長。 ◎産業経済部農林振興課長(竹内満博君) 今回、補正を計上させていただく中で、そういったやり取り、ほかの部分との調整が入りまして、そのような形で一般財源のほうを減額とさせていただいたところでございます。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎議員。 ◆14番(中鉢和三郎君) 一般財源ゼロでやれるというのは、非常にいいことだと思います。とはいいながら、ふるさと納税等々使っているので、一般財源に類似するものは使っているのだと思いますけれども、いずれにしても大きな支援をいただきながら始める事業なので、ぜひ成功させていただきたいと思うのですが、繰越しのところでも2億1,000万円ほどということで、ちょっと一緒に聞きたいと思いますけれども、昨日の議論でもいろいろありました。繰越しをしながら、やっぱりコロナの中で、機器の納入等々が遅れているということをお聞きしておりますけれども、今の進捗というのは、全体から見てどれぐらいの進捗になっているのでしょうか。 ○議長(関武徳君) 竹内農林振興課長。 ◎産業経済部農林振興課長(竹内満博君) 現在の進捗状況でございますけれども、工事全体としてはおおよそ75%ぐらいの進捗状況となっておるところでございます。こちら建屋につきましては、おおむね工事のほうは進んでおるところでございますけれども、やはり電気系あるいは機械系のところがなかなか達成率が伸びていない状況でございます。特に、電気系につきましては、キュービクル等の納品が遅れているというところもございまして、現在50%ぐらいの進捗状況というふうなところになっておるところでございます。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎議員。 ◆14番(中鉢和三郎君) そういう中で、8月というふうにお聞きしますけれども、稼働開始といいますか、営業開始といいますか、これは十分、大丈夫なのでしょうか。 ○議長(関武徳君) 竹内農林振興課長。 ◎産業経済部農林振興課長(竹内満博君) 納品の遅れというお話をさせていただきましたけれども、まずキュービクル関係につきましては、5月に納品が可能というところでございますので、納品され次第、工事のほうを進めて、5月中には電気工事のほうも終了する予定となっております。 また、それよりも長く時間を要しているのが、減容化施設のほうです。減容化処理装置のほうにつきまして、7月の納品というふうな形で今、業者のほうから言われておりますので、7月に納品になった時点で、加工施設あるいは減容化施設のほうが完成という予定をしておりますので、8月から指定管理開始というふうな形で予定をさせていただいているところです。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎議員。 ◆14番(中鉢和三郎君) 分かりました。課題としては、キュービクルが入ってこないと、いろいろな意味で電気が使えないということだと思いますので、5月まではなかなか施設そのものが使えないのかと思うのですが、ただ減容化処理装置、これ7月に納品といっても、これはあくまで減容化施設の話なので、要するに食肉加工施設のほうはその前に使えるのであれば、試行というか、準備というのかよく分かりませんけれども、そういったものは、もう順次始めていくと、そういう考えなのでしょうか。 ○議長(関武徳君) 竹内農林振興課長。 ◎産業経済部農林振興課長(竹内満博君) もちろん、機械が入ったからすぐどうぞと言われても、指定管理者もなかなか難しい部分あると思います。 別の案件になりますけれども、指定管理者のほうもお認めいただいているところもございますので、開始に向けて8月からの指定管理開始というふうな形では進みますけれども、指定管理者とも協議をしながら、スムーズに運行を開始できるような形で準備したいと考えております。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎議員。 ◆14番(中鉢和三郎君) 慌ててやって、失敗という言い方は変ですけれども、うまくいかないのでは困るので、ぜひ慎重にやっていただきたいと思うのですけれども、やっぱりなかなかこれまでも、いろいろと議論させていただいていますけれども、ジビエそのものが文化としてないのです。だから、やればうまくいくかというと、これもなかなか非常に難しいのだと思うのですが、いろいろとやり方というか、手段の部分は多分、先生をお招きして、いろいろ教えてもらう中でできるのだと思うのですけれども、ただ、これまでも議論しているように、それをどう売っていくか、どうブランド化していくか、もしくはジビエの里といいましたか。そういうみんなを巻き込んで、雰囲気をつくっていくという部分が非常に難しい部分だと思うのですが、その辺はどのようにお考えなのでしょうか。 ○議長(関武徳君) 竹内農林振興課長。 ◎産業経済部農林振興課長(竹内満博君) 議員おっしゃるとおり、これまで全くジビエの習慣がなかった地域ですので、昨日の私の答弁の中でもちょっと発言させていただきましたけれども、まずは地域の皆さんに、ジビエってこういうものだよということを知っていただきたいというところもありますが、2月に真山地域を対象にして、地域住民の方への試食会あるいは日本ジビエ振興協会から講師をお招きしまして、地域の皆さんにも、ジビエってこういうものなのですよという研修会も開催させていただきました。ですので、地域の方々の感想としては、知らなかったけれども意外と身近にできる施設なので、頑張って進めていただきたいという励ましのお言葉も頂戴しておったところでございます。 ただ、販路という部分になってきますと、やはりいろいろな形で問題があるところではございますけれども、幸いにも大手の焼肉チェーン店であったりとか、あるいはジビエ振興協会からの仲介というふうな形にはなりますけれども、今、JRとか、そういった部分からの話が来ているというところも伺っております。ただ、そういった販路につきましては、指定管理という制度で行いますので、指定管理者のアイデアであったりとか、方針にもよるかと思いますけれども、そういった部分で引き合いが来ているところも情報共有しながら、まず販路のほうは進めていきたいと思っておるところです。 また、ジビエ振興協会のほうでは、今、セントラル販売ネットワークというのを構築しようということでお話をいただいておるところでございます。 そちらについては、販路については一括でセントラル販売ネットワークのセンターのほうで登録したところから買入れというふうな形で、日本の各地に販売するというふうな計画の話といいますか、相談といいますか、こういうことを今考えていますよというお話もいただいていますので、そういうふうな制度といいますか、サービスのほうも活用できるのであれば活用しながら、販売に結びつけていきたいと考えておるところです。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎議員。 ◆14番(中鉢和三郎君) 午前中で終わらせたいので、これぐらいで終わりにしたいと思いますけれども、今の話を聞いていると、やっぱりほかのジビエの産地と、要するに競争するのではなくて、むしろそれに交ざってみたいな雰囲気に聞こえるのですけれども、やっぱり本当に売るのであれば競争していかなければ駄目だと思うのです。そのためには、やっぱりストーリーづくりだとか、大崎市ならではの何かという部分をしっかり出していかなければならないし、そのときに当然ストーリーを考える中で、デザインとかが非常に大事だと思うのです。だから、そういうことをやはりまさに今、その準備をしていかないといけないのではないのかというふうに思っていますので、スタートしてしまうと、時間がなくなって、いろいろ追われていくとなかなか深められないということだと思いますので、多分、今、時間が一番あると思いますので、しっかりとコンセプトを確立し、そしてストーリー性を持ちながらデザインを大事にして、進めていっていただければというふうに思います。これはこのぐらいにしておきたいと思います。 続きまして、ちょっとあと8分ぐらいで終わらせますので、お聞きしたいのが、歳出7款1項2目商工振興費のところの工業団地造成事業への繰り出しということで、あと議案第41号のところの特会の話があります。昨日、後藤錦信議員がお聞きをしていますので、中身については了解といいますか、理解をいたしました。 ただ、やっぱりなかなか了解し切れないのが、何で一般会計で負担しなければならないのだろうかという部分です。もともと特会をつくらなければ、一般会計でやるしかないだろうと言われればそれまでのことなので、それはそれでしようがないと思うのですけれども、いずれにしても5年で一括償還だということは当然分かっていたわけなので、やはりその5年の中で、しっかりと企業誘致を進めなければいけなかったのだろうというふうに思うのですが、ただこの間の事情として、コロナということがあったということについては、これは不幸なことだったというふうに思いますけれども、やっぱり、コロナだから、ではいいのかというと、私はそうでもないと思います。やっぱり、コロナであったにしろ、しっかりやることをやっておかないと、後からツケが回ってくるということですし、一番大事なことは、企業誘致をする人材育成をしっかりやっておかないと、コロナが終わったら、ではできるのかと、そういう話では全くないと思います。その辺の仕込みを、では、コロナの間に外に行けなかったけれども、中で勉強を深めていたのだろうかという部分について、どのようにお考えなのか確認したいと思います。 ○議長(関武徳君) 高橋産業商工課長。 ◎産業経済部産業商工課長(高橋和広君) 確かに、議員おっしゃいますとおり、反省する部分は多々あると思います。そういう中で、宮城県の企業のセミナーも確かに中止になっていた部分で動けなかったという部分もございますが、その中で、前にも申し上げましたアンケート等を取らせていただきまして、大崎市に興味のある企業のほうに直接行ったりとか、メール等、あと訪問させていただきながら進めてきたところではあります。 確かに、人材という部分では非常に大切な部分でありますので、まずはやはり企業訪問の数をこなしていきたいなと思っておりますので、私も含めた中で職員共々、企業のほうに訪問させていただいて、しっかりと大崎市の利便性について説明していきながら、早期の工業団地の売却に努めていきたいと考えております。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎議員。 ◆14番(中鉢和三郎君) 今、課長言われたような、やっぱりプロモーションといいますか、売り込みを積極的にやる、これは大事だと思います。それは今までの時代はそうだったと思うのだけれども、やっぱりこのコロナを経た中でもっとDXではありませんけれども、リモート環境の中で実際に会わなくたって、もっとコミュニケーションが取れるということを企業のほうはもう十分に理解したと思うのです。役所は、なかなかそこをそういうふうに思っていないかもしれませんけれども、やっぱりそういう企業に来てもらうためには、さっきの人材の話ではありませんけれども、そういう時代の流れの中で、コミュニケーションの取り方も含めてやっぱり変わっていかないと、なかなかほかの団体に勝てないというふうに思いますし、民間との付き合いというのがなかなか難しいのかというふうに思いますので、その部分については、ぜひ今後、挽回してもらいたいと思いますし、部長の得意なところですから、では一言、何かください。 ○議長(関武徳君) 寺田産業経済部長。 ◎産業経済部長(寺田洋一君) 新たな時代ということで、コロナ後に向けて、やはり我々の情報というのは、地元の企業なり中小企業からいただくものってすごく大きいと思っています。その企業からいただいて、今後いろいろな形で接していきたいと考えております。 今までは、自動車では名古屋市、電子であれば東京という仮説がありましたが、これからはちょっと大きく視点を取って、対応していきたいと考えているところでございます。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎議員。 ◆14番(中鉢和三郎君) しっかり頑張ってください。 あと、3分なので、ではちょっと飛んで、債務負担行為のところの廃食用油再資源化推進業務委託、この事業内容をまずお聞かせください。 ○議長(関武徳君) 高橋産業商工課長。 ◎産業経済部産業商工課長(高橋和広君) まずは、令和5年度の事業全体の内容といたしましては、再生可能エネルギー、バイオマス含めて普及、啓蒙事業ですとか、加護坊温泉さくらの湯における木質バイオマス利活用の実証実験、廃食用油の再資源化の推進事業ということで進めておきたいと思いますし、またバイオマス産業都市構想検討委員会の開催等もしながら、推し進めてまいりたいと考えております。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎議員。
    ◆14番(中鉢和三郎君) 廃食用油以外の話も今出てきましたけれども、廃食用油、千田清掃さん等々でBDFということで、ずっと進めてきていただいていて、かなり実績というか、いい形になってきているので、これはこれで本当に続けてもらいたいのですけれども、廃食用油が世界の需要というのがえらい、もう今、逼迫しているということ。これ、なぜかというと、環境対応ということで、航空燃料です。SAFの原料ということで、全世界の廃食用油が今ヨーロッパに引っ張られているという状況です。ですから、価格も高くなっているということなので、当然、地元でリサイクルする部分はぜひ確保しながら、よりこれを大きく拡大して、やっぱり日本初のSAF、これにも大崎市としてぜひ関わっていけたらいいのかと思うのですが、その辺はどうなのでしょうか。 ○議長(関武徳君) 寺田産業経済部長。 ◎産業経済部長(寺田洋一君) 議員おっしゃるとおり、BDF、かなり前から本市でやっております。ただ、品確法で認められているB5燃料はバイオディーゼル燃料を5%しか混ぜてはいけないという問題があります。千田清掃さんに関しては今回30%を混合するB30燃料ということで、今、実証実験をこの1年間の計画で始めております。 確かに、カーボンニュートラル、なおかつエネルギー価格が高いということもありますので、ぜひこれを我々の得意技として広げていきたいと思っているところでありますので、今後ともこれに関しては進めていきたいと思っているところでございます。 ◆14番(中鉢和三郎君) 終わります。ありがとうございました。 ○議長(関武徳君) 御苦労さまでした。 以上で質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第36号から同第46号までの11か件については、大崎市議会会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(関武徳君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第36号から同第46号までの11か件については、委員会の付託を省略することに決定いたしました。 これから討論に入ります。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(関武徳君) 討論がなければ、採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(関武徳君) 御異議なしと認めます。 これから議案第36号から同第46号までの11か件を一括して採決いたします。 各案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(関武徳君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第36号から同第46号までの11か件は原案のとおり決定いたしました。 会議の途中でありますが、暫時休憩いたします。 再開は午後1時といたします。               -----------               午後0時01分 休憩               午後1時00分 再開               ----------- ○議長(関武徳君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △日程第3 議案第50号 ○議長(関武徳君) 日程第3、議案第50号副市長の選任についてを議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 伊藤市長。     〔市長 伊藤康志君登壇〕 ◎市長(伊藤康志君) 議案第50号副市長の選任について御説明申し上げます。 市議会の同意を得て選任いたしておりました本市副市長、尾松智氏は、令和5年3月31日をもって退職いたしますことから、後任として目黒嗣樹氏を適任と認め選任いたしたく、地方自治法第162条の規定により議会の同意を求めるものであります。何とぞ御同意賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(関武徳君) これから質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありませんので、質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第50号については、大崎市議会会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(関武徳君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第50号については、委員会の付託を省略することに決定いたしました。 これから議案第50号を採決いたします。 本案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(関武徳君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第50号副市長の選任については同意することに決定いたしました。--------------------------------------- △日程第4 議案第51号 ○議長(関武徳君) 日程第4、議案第51号令和5年度大崎市一般会計補正予算を議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 伊藤市長。     〔市長 伊藤康志君登壇〕 ◎市長(伊藤康志君) 議案第51号の補正予算について御説明申し上げます。 議案第51号令和5年度大崎市一般会計補正予算(第1号)につきましては、コロナ禍においてエネルギー、食料品価格などの物価高騰の影響を受けている子育て世帯や社会福祉施設などに対する支援として、本年4月から実施する事業に要する経費を計上するものでございます。 令和5年第1回大崎市議会定例会追加議案の2ページを御覧願います。 第1条は、歳入歳出予算の補正で、歳入歳出それぞれに4,051万4,000円を追加し、予算総額を634億6,051万4,000円に定めるものでございます。 歳入歳出予算は3ページに掲載しております。 第1表のとおり、歳出の3款1項社会福祉費で福祉サービス事業者への支援に要する経費として2,096万2,000円を計上し、2項児童福祉費には保育施設の給食提供支援に要する経費として1,323万円を計上するものであります。 4款1項保健衛生費には、医療機関への支援に要する経費として632万2,000円を計上し、10款6項保健体育費では学校給食費に関わる財源補正を行うものでございます。 歳入につきましては、今補正予算の財源として15款2項国庫補助金に新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金9,151万4,000円を計上するとともに、21款4項雑入に計上していた学校給食費徴収金につきまして、学校給食に関わる保護者負担の軽減を図るため5,100万円を減額するものでございます。 以上、提案説明といたしますが、御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(関武徳君) これから質疑に入ります。 これから質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありませんので、質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第51号については、大崎市議会会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(関武徳君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第51号については、委員会の付託を省略することに決定いたしました。 これから討論に入ります。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(関武徳君) 討論がなければ、採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(関武徳君) 御異議なしと認めます。 これから、議案第51号を採決いたします。 本案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(関武徳君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第51号は原案のとおり決定いたしました。--------------------------------------- △日程第5 請願第1号 ○議長(関武徳君) 日程第5、請願第1号を議題といたします。---------------------------------------          令和5年第1回大崎市議会定例会 請願文書表受理 番号受理年月日件名請願者の住所 及び氏名請願の要旨紹介議員氏名付託 委員会1令和5年 2月2日大崎市役所前の黒松の伐採・撤去方針を撤回し歴史的遺産としての保存を求める請願大崎市古川駅前大通5-4-23 柳原榮夫 ほか224人別紙のとおり小沢和悦総務………………………………………………………………………………………………………  〔写〕  請願第1号                               令和5年2月2日 大崎市議会 議長 関 武徳殿                            請願紹介議員 小沢和悦                    請願者 大崎市古川駅前大通5-4-23                                代表 柳原榮夫 大崎市役所前の黒松の伐採・撤去方針を撤回し歴史的遺産としての保存を求める請願書1 請願の要旨 大崎市役所前の樹齢約400年の黒松を、伐採・撤去する決定を見直し、歴史的遺産として保存して下さるよう、大崎市議会としてのご努力をお願い致します。2 請願の理由 現在の大崎市役所の場所は、江戸時代の早い時期に代官所・会所が設置され、廃藩置県以後も志田玉造郡役所として、また、明治維新後においては、朝敵とされた東北に明治天皇巡幸の際には行業所・宿泊所として使われた場所です。 代官所・会所が建てられた時期に植えたと思われる黒松以外、当時をしのばせる建造物はありません。 つきましては、大崎市の歴史を語り継ぐ大事な歴史的遺産として、黒松の伐採・撤去方針を見直し、保存いただくよう市議会としてのご努力をお願い致したく連名をもって請願申し上げる次第です。 何卒よろしくお願い申し上げます。--------------------------------------- ○議長(関武徳君) 請願第1号に関し、総務常任委員会の審査の経過と結果について委員長から報告を求めます。 総務常任委員長、14番中鉢和三郎議員。     〔14番 中鉢和三郎君登壇〕 ◆14番(中鉢和三郎君) 令和5年第1回定例会において総務常任委員会に付託されました請願第1号大崎市役所前の黒松の伐採・撤去方針を撤回し歴史的遺産としての保存を求める請願の審査の経過と結果につきまして、総務常任委員会を代表して御報告を申し上げます。 本請願につきましては、2月10日、16日、24日及び27日の4日間にわたり委員会を開催し、慎重に審査を行いました。初日の2月10日の委員会では審査の方法及び進め方を協議いたしました。そして、第2日目の2月16日の委員会では、請願紹介議員及び参考人として請願者並びに執行部職員の出席を求め、請願の趣旨、黒松にまつわる経緯及びそれぞれの考え方を伺い、慎重に審査を行いました。 請願紹介議員からは、大崎市役所前の黒松を伐採・撤去する方針を見直し、歴史的遺産として保存するよう大崎市議会としての努力をお願いするという本請願の趣旨は、平成25年3月策定の大崎市中心市街地復興まちづくり計画に沿った形で、本計画の最後の事業である本庁舎建設事業を仕上げていただきたいということにつながる内容である。歴史を重んじた魅力あるまちをつくるのだというのがこの計画であるが、これらを踏まえ、歴史上大事な場所であることを示すものが、あの黒松を中心としたものしかないことから、議会としてもその認識を深めていただいて、黒松の伐採・撤去方針を撤回し、歴史的遺産として保存するよう執行部に働きかけていただきたいといった旨の説明がありました。 それに対して質疑として委員からは、旧古川市において、市民、団体を含め、黒松を歴史的遺産とする議論、要望、要請はなかったのか。執行部より、黒松の継承方法が示されたが、そのことへの見解。これまでの議会での議論、市役所庁舎建設調査特別委員会での議論の認識についてなどの発言がありました。 委員の質疑に対しまして、旧古川市の時代は、黒松を伐採するという考えはなく、あることが当たり前であった。今の状況での保存を趣旨とした請願である。市役所庁舎建設調査特別委員会では、黒松に関する議論はなかった。本庁舎を解体した後に駐車場にするという説明はあったが、歴史的な史跡をどうするかということについての特別な説明はなかった。黒松の伐採について市の会議で諮っているのなら議会にも諮るべきだったと思っている。大崎市話し合う協働のまちづくり条例に反するのではないかと思うといった答弁がありました。 続きまして、参考人として出席していただいた請願人からは、現在の大崎市役所の場所は、江戸時代初期の正保3年に旧代官所・会所、明治には旧志田玉造郡役所等が設置された役所発祥の地であることから、この遺跡の重大さを分かってほしい。この役所発祥の地や旧代官所跡地は住民に重大な影響を与えた場所であり、学術上も伝承していかなければならない。この遺跡や歴史を生かし、大崎市役所の敷地にこのような400年以上の伝統と歴史的文化があると誇れるように、観光にも役立つミニ遺跡庭園ロータリーとして整備し、現状で保存してほしい。徳川家康が来たかもしれないロマンを語りながら遺跡を残して、観光客も喜ぶ市役所施設にしてほしいといった旨の説明がありました。 それに対する質疑として委員からは、黒松は遺跡であるかどうかの見解、黒松の永久保存の在り方の考えなどの発言がありました。 委員の質疑に対しまして、教育委員会が設置した標柱に遺跡とあるのは、遺跡とは地上物、埋蔵物も含むため黒松も含まれる。黒松を残してほしいと言っているわけではなく遺跡を残してほしいということであり、遺跡を残せば当然黒松も残すことになる。遺跡全体を歴史的遺産として残したい。最後の最後に朽ち果てたらしようがないが、朽ちないように大事に手入れをして保護していく必要がある。平成の合併後、朽ちないようにするための手入れがなされていない。松葉のもみ上げ、刈り払いをしてほしいといった答弁がありました。 一方、執行部職員からは、黒松を現在地に残した場合の新駐車場での位置関係や、旧古川代官所跡地標柱及び明治天皇古川行在所石碑を移設すると判断した経緯、旧代官所跡及び黒松は文化財かどうかの見解や、大崎市話し合う協働のまちづくり条例に沿った進め方を行ってきたか、これまで市民等から黒松を保存してほしいという意見、要望や、文化財に指定することの要請、要望はなかったかどうかなどについてそれぞれ説明がありました。 説明では、具体的に黒松を現在地に残した場合の新駐車場の位置関係や、旧代官所跡地標柱及び明治天皇古川行在所石碑の具体的な移設場所について位置図で示されたほか、黒松や旧代官所跡は県及び市指定の文化財になっていないこと。市役所本庁舎整備に当たっては、市民7名、市職員5名で構成する大崎市にぎわい交流デザイン企画チームを設置し、大崎市話し合う協働のまちづくり条例を踏まえた市民参加の在り方の検討を行い、それを実践したことや、大崎市役所本庁舎建設整備基本計画を作成する際には、市民との話合いの場としてワールドカフェや高校生タウンミーティング等を開催し、市民との話合いを行い、グランドデザインについて説明と意見交換を行い事業を進めてきたこと。その上で石碑や黒松の今後の扱いについては住民の福祉の向上に資する個別の業務であり、大崎市話し合う協働のまちづくり条例逐条解説で示されている行政実施機関内部の事務処理に関するものであることから、同条例の適用対象外の項目になると理解していること。また、今回の請願が出されるまで、市民等から黒松を保存してほしいという意見や文化財に指定することの要望はなかったとの説明のほか、本請願について執行部の見解として、これまで基本計画や基本設計の各段階において市民や議会への説明と様々な議論、意見交換を重ね現計画に進むことが決定しており、新駐車場において黒松を残した場合の倒木の危険性による利用者の安全面を考慮すると、伐採する必要があると判断している。黒松が長きにわたり現在地で生育してきたという歴史的な背景を踏まえ、第一に樹木としての継承については、現在の黒松の遺伝子を継承したクローン苗木の植樹を考えている。第二に、記憶の継承として現在の石碑等を新市役所敷地内の適切な場所へ移設し継承すること、そして、伐採後の黒松の有効活用により記憶を継承する方法などを考えており、今後の駐車場整備と並行して進めていきたいと考えているとの説明がありました。 また、委員からは、旧代官所跡の標柱に遺跡と書いてあるが文化財ではないとする根拠等について質疑がありました。 委員からの質疑に対しまして、旧古川代官所跡があった敷地に平成6年に改めて新しい標柱を立てて、その場所を示し継承してきたが、改めて標注を立てた際、ほかの遺跡と同様の典型的な文面が書いてある標柱を立ててしまった。具体的には、この遺跡の現状を変えようとするときは、古川市教育委員会を経て、着手の60日前までに宮城県教育委員会に届け出て指示を受けなければならないという文面は不要だったが、今日に至るまで気づかず、また修正することなく今日まできてしまった。その部分についてはおわびは申し上げたいとの答弁がありました。 以上のような審査経過を経て、第3日目、2月24日の委員会では本請願に対する考え方と本請願の取扱いについて再度協議を行いました。その場で令和5年第1回定例会会期中に再び執行部職員に出席を求め、疑義をただし、慎重な審査を行うことといたしました。 第4日目、2月27日の委員会では、執行部職員からこれまでの本庁舎整備、主に駐車場関係に係る実施概要や検討に係る会議の経過等について資料の提出があったほか、文化財の分類、文化財保護法や大崎市文化財保護条例に基づく定義について、黒松の移植の可能性についての専門家ヒアリングの内容等について説明がありました。 委員からは、黒松を含む旧代官所跡の文化財としての価値の認識、なぜ黒松は文化財に指定されてこなかったかの見解、文化財指定に至るプロセス、駐車場整備の検討の経過などについて活発な質疑が行われました。 質疑終了後、再度、各委員から本請願に対する考え方と本請願の取扱いについてお聞きをした結果、本請願の表決に進むことになりました。表決に先立ち2人の委員から、反対、賛成それぞれの立場で討論がなされました。討議の後、表決を行い、起立による表決の結果、賛成少数で本請願を不採択とすべきものと決定をいたしました。 以上、審査の経過と結果につきましての報告といたします。 ○議長(関武徳君) 委員長は答弁席に着席願います。 ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑の通告がありますので、順次発言を許します。 25番小沢和悦議員。 ◆25番(小沢和悦君) 請願第1号につきまして、ただいま総務常任委員長から不採択という説明がありました。審査、大変御苦労さんでございました。この請願の紹介議員に私がなっておりますので、幾つか質疑をさせていただきたいと思います。 まず、第1点でありますが、さっき、いろいろ説明はあったのですが、あの旧古川代官所跡、つまり郡奉行所・会所と、そこにある黒松、樹齢約400年と言われる松でありますが、教育委員会は天然記念物ではあるが文化財ではないと言っていたようでありますが、文化財ではやっぱりなかったのですか。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎委員長。 ◆14番(中鉢和三郎君) 三本木の議場の最後の日に、小沢先輩とこうして相まみえることを大変光栄に思っておりますので、よろしくお願いします。 今おただしがあった点につきましては、小沢議員もあの場にいましたので十分御理解をいただけたのかというふうに思いますけれども、黒松が文化財かどうかというのは、確かに争点といいますか論点だったというふうに思います。我々もその文化財ということが何なのかもよく分かっていなかったというのが実態でありまして、やはり古いもので何となく貴重なものは文化財なのかなんて勝手に思っていたわけですが、よくよく聞いてみますと文化財ではあるのだけれども、その価値を学術的等々の視点で文化財保護委員の方たちが協議した結果、指定に至ると指定文化財ということで、同じ文化財でも指定文化財であるかということが大事だということ。この黒松については文化財なのか、それはよく分かりませんけれども、指定文化財ではないということは調査の中ではっきりしたことでありました。 以上です。 ○議長(関武徳君) 小沢和悦議員。 ◆25番(小沢和悦君) 今いろいろ説明はあったのですが、文化庁の「未来に伝えよう文化財」というのがあるのですが、ここで言っているのは委員長は指定文化財のことだけだと思いますか。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎委員長。 ◆14番(中鉢和三郎君) 審査の中でなかったので、ちょっとそこで答えようはないのですが、私見として答えますと、ちょっと中身見ていないので分かりませんけれども、先ほどの流れからいいますと指定しないものも多分文化財なのですが、ただ、指定したことによって、その指定の効力が発効すると思いますので、その違いはあるということだと思います。 ○議長(関武徳君) 小沢和悦議員。 ◆25番(小沢和悦君) 文化財保護法、それから大崎市文化財保護条例では文化財の定義に定めていますよね、御承知だと思いますが。史跡、名勝、天然記念物を総じて文化財。これ、委員会審査の中で委員長からも教育委員会に、「こう書いているけれども、そうではないのですか」と言ったのだけれども、何だかもやもやという答弁をしていたのです。ネットで引いても説明はそういうことなのだと、書かれているのです。 それで、文化財というのは大事に保護しましょうということだと私は思うのですけれども、そうですよね。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎委員長。 ◆14番(中鉢和三郎君) 多分、私見を聞かれていると思いますので私見を述べさせていただきたいと思いますけれども、文化財は多分大事にすべきなのですが、本当に大事なものは指定して大事にしたいということだと思います。 ○議長(関武徳君) 小沢和悦議員。 ◆25番(小沢和悦君) 現在、市役所の建っている場所は旧古川代官所であり、明治時代には志田玉造郡役所のあった史跡には間違いないですよね。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎委員長。 ◆14番(中鉢和三郎君) 一般的に言われる史跡というカテゴリーだというふうに私は認識しております。 ○議長(関武徳君) 小沢和悦議員。 ◆25番(小沢和悦君) 請願審査の総務常任委員会で、「旧代官所跡や志田玉造郡役所で大昔から大崎市の政治、文化の中心だったところが、なぜ指定文化財になっていないのかが分からない。指定文化財にすべきだというような声が上がれば指定文化財にすることはあり得る」と教育委員会が答弁したように私はお聞きしたのですが、間違いないでしょうね。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎委員長。 ◆14番(中鉢和三郎君) 一言一言までは覚えていないので、もしそう言われているのであれば議事録を確認しないといけないと思いますけれども、いずれにしても指定文化財としての必要があれば教育委員会は指定するのだと思いますし、その価値があればやるということだと思いますが、現状はなっておりませんので、そうではないということだと思います。 ○議長(関武徳君) 小沢和悦議員。 ◆25番(小沢和悦君) 総務常任委員会において教育委員会は、例えばラクウショウは文化財で、あれは150年ぐらい、郡役所を出てから。片方は400年ぐらい前の、言ってみれば史跡に立っている黒松だと。それが何にもなっていないということについては何らかの事情があったのだろうけれども、当時の事情を知る人がもはやいないので分からないと、何かの事情があったのでしょうと。 これについて請願人は、いわゆるGHQの関係で説明をしておりました。その次に出た言葉が、そういう歴史的な価値ある遺跡だということで指定文化財にしたいという声があるとすれば、それは教育委員会として検討することもあり得るという趣旨のことだと、私は傍聴席で聞いていたのです。委員長はそれを耳にしましたか。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎委員長。 ◆14番(中鉢和三郎君) 先ほどと同じように、一言一句覚えているわけでもございませんので、はっきりとはちょっと答えられませんけれども、その審査の中身としては、今後、文化財と指定されるかどうか、そこの部分の審査には及んでおりませんので、現状において指定文化財になっているかどうか等々について審査をしたということでございますので、その答弁で勘弁していただきたいと思います。 ○議長(関武徳君) 小沢和悦議員。 ◆25番(小沢和悦君) 今後、指定されていないけれども指定文化財ということはあり得るという趣旨の発言を私は聞いております。 ところでですが、議案第3号の令和5年度大崎市一般会計予算が予算特別委員会で可決されますと、その後の総務常任委員会での請願審査は一事不再議の原則に抵触し、予算特別委員会での可決をもって請願はみなし不採択となるという理由から、予算特別委員会での予算案表決の前に予算特別委員会を休憩して、総務常任委員会で請願審査をし結論を急いだ、そういう理由があったのですが、その結果は間違いないですよね。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎委員長。 ◆14番(中鉢和三郎君) ちょっとお恥ずかしい話なのですが、一番最初にそのことを気づいてから始まればよかったのですけれども、よくよくいろいろなことを調べているうちにそういうみなし採決の、要するに大崎市議会申し合わせ事項の70番です。この話に気づきまして、いずれにしても急がなければならないということに途中からちょっとなってしまったというところがあって、大変申し訳なかったです。 それで、順番としては本会議のところで議決される前のところで、要するに請願としては答えを出さないとみなし採決、もしくはみなし不採択ということになるので、その前に結果を出したいということだったのですけれども、最終的には委員会レベルでは予算特別委員会の表決の前に我々は結果を出しておりますので、その結果をもって、当然、方向も一緒でありますので、特に一事不再議には問題ないというふうに考えております。 ○議長(関武徳君) 小沢和悦議員。 ◆25番(小沢和悦君) 予算特別委員会で表決をする前に、つまり総務常任委員会で請願審査をやっていただいた。それは一事不再議もしくは、みなし採択または不採択になるおそれがあるということで、全国市議会議長会に判断を仰ぎましたよね。その返事はどうだったのですか。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎委員長。 ◆14番(中鉢和三郎君) 私が直接確認をしていませんけれども、私が仄聞するところでは我々の解釈どおりということでありました。 ○議長(関武徳君) 小沢和悦議員。 ◆25番(小沢和悦君) 令和5年度一般会計予算案には、市役所本庁舎建設事業として5億7,704万円、債務負担行為として2億926万6,000円が計上されておりました。合わせますと7億8,630万6,000円と。その中に、金額からすれば僅か0.0006%にすぎない47万円が、この本庁舎建設事業費予算の中で黒松の撤去費というふうになっていました。この予算案が昨日の本会議で可決されました。黒松の伐採・撤去費用を含む予算案が可決され、それに対する附帯決議が可決されたのですから、ここで改めて請願について採択すべきとか不採択とかの論議をするのは、同一会期中の同趣旨の議案は議題として議論してはならないという一事不再議の原則に反するのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎委員長。 ◆14番(中鉢和三郎君) 本来であれば、予算特別委員会の委員長報告があって、本会議での表決、その前のところでこの場面があれば順番的にはよかったのだと思いますけれども、もともと我々のほうが最後に予定されていたものですから、ちょっと順番が入れ替わってしまいましたけれども、ただ申合せ事項の70番は、要するにみなし採択、みなし不採択にすることができる規定なのだけれども、それはあくまで一事不再議を防ぐための方策として定められているものでありまして、これは同じ方向の判断でありますので、特に問題があるものだというふうには考えておりません。 ○議長(関武徳君) 小沢和悦議員。 ◆25番(小沢和悦君) 大崎市議会会議規則第15条、議会で議決された事件については同一会期中は再び提出することができないという規定なのです。この一事不再議に私は抵触するような気するのです。それで今、総務常任委員長の見解をちょっとお聞きしたのであります。 総務常任委員会の皆さんが、審査を重ねて、紹介議員の話、請願人の話、それから執行部からの話、そして委員間討議もやって、その上で議案第3号令和5年度大崎市一般会計予算に対する附帯決議案が本会議に出されました。これから本庁舎西庁舎の解体工事や南側敷地外構工事が行われるが、これまでの本庁舎があった場所は旧古川代官所跡や旧志田玉造郡役所だったという歴史的建造物があった場所であり、その歴史的な価値を今後も継承し生かしてほしいという市民の声があることに十分配慮することという内容でございました。これは請願を審査した総務常任委員会の総意での提案であり、これが全会一致で解決されたことをもって請願の趣旨にお応えしたということにはならないのでしょうか。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎委員長。 ◆14番(中鉢和三郎君) ぜひ、そのように取っていただいていいと私個人的には思っておりますけれども、大崎市議会会議規則の中では趣旨採択的なものはありませんので、ルールからからいえば表決の中で不採択ということになれば、その判断は記録上は残るということだと思います。ただ、趣旨としてはそう思っていただくのが適切でないのかというふうに思いますので、ぜひ御高配をよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(関武徳君) 小沢和悦議員。 ◆25番(小沢和悦君) ここで今、委員長が言ったように、私は請願をよく見ますと、ここなのです。「歴史的遺産として保存して下さるよう、大崎市議会としてのご努力をお願い致します」と。議会に執行権はないのです。その請願者のお気持ちを、言ってみれば議会も酌み取って極力努力していただけませんかぐらいしか言えないわけです。拘束できませんので。ですから、この附帯決議で私はその請願者の請願の趣旨に応えることになるのではないかというふうな感じを持っているのです。 午前中の質疑の中で、相澤久義議員が大崎1市6町の合併に反対だったと言われました。たしか鳴子では中鉢和三郎議員も反対だったような気がするのですが、古川市議会は大差で1回、合併協定を否決したのです。選挙終わって間もなかった市長なのですが、特に合併して市の名前が大崎市になるのが、これはとても我慢できないのだろうなということで、市長の職を辞して必ず古川市というふうに新市の名前を変えますという公約で選挙に打って出ました。そして、今の県議会議長になっている菊地恵一さんを破って当選したのです。ところが、残念ながら市の名前は古川市にはならなかった。それで市の名前は古川市として残らない。旧代官所跡の言ってみれば名物みたいな存在であった黒松も切られると。 実は、合併して誕生した古川市の初代の市長は佐々木謙次元市長のおじいさんだったのです。その佐々木謙次元市長、合併協議会の会長でした。合併して新市の市長になって頑張るべきだという声があったけれども、佐々木元市長は、伊藤県議会議長、ぜひ立って新市のかじ取りをやってくれという側に回ったのです。その佐々木謙次元市長が、この請願の請願人になっている。大分心配しているのではないかと。 当時の古川市の三役、市長、助役、教育長、請願人になっているのです。古川市の歴史がなくなると。古川市だけではなくて大崎市の歴史の象徴だというふうな認識を持っているようです。 この頃、何だか標柱に記入されていた文字が消されたそうです。私、ちょっと確認に行っていないのです。委員会は聞いていたならば、タイミングが悪いので今消すわけにいかないという話あったのが、知らないうちに消したのだ。それで、その思いを考えると、駄目ですと、ここで委員長の報告だからって不採択ということにしないで、せっかく全議員が一致したあの附帯決議でもって執行部、市長にはその保存を願う、いわゆる歴史的価値ある遺産を継承するための努力をやってくれというその議会の附帯決議にかけた思いで、これ以上のことで駄目とばっさり切らないということがいいのではないかと私は思うのですが、いかがですか。 ○議長(関武徳君) 中鉢和三郎委員長。 ◆14番(中鉢和三郎君) 個人的に申せば、木を切ることそのもの、これはどこの木でもですけれども、生きたものを切ることは非常に心が苦しいことでありますので、できれば切らなくて済むのであれば切りたくないと思うのですが、ただ、やっぱり公益性いろいろあると思いますけれども、公益性をやはり考えたときに、スクラップ・アンド・ビルドという言葉もありますけれども、やっぱりここで切るべきものは切らざるを得ないということの判断があったのかというふうに、これは私が判断したわけではありませんけれども、当然。ただ、その判断が何に基づいてされたかということについて審査をしたわけでありますので、その結果としてはその判断が妥当だったろうということで、請願については残念ながら結論を出さないわけにいきませんので不採択ということにさせていただきましたが、含意については、先ほどから申し上げておりますように、できるだけ残せるものは残していただきたいと。思い出という部分も含めてあるのだろうということでの全会一致の附帯決議ということだと思いますので、ぜひそういう理解をしていただきたいと思いますし、議場内の皆さんにそのような理解をぜひしていただければというふうに願うところであります。 以上です。 ○議長(関武徳君) 小沢和悦議員。 ◆25番(小沢和悦君) 以上で質疑は終わるのでありますが、議長にこの際ちょっとお願いしたいと思います。 そういった事情でありますので、ここで採択、不採択は、この請願についてやらなければならないものであるのかどうか、この大崎市議会会議規則との関係を含めて、議運でも検討していただいて判断をいただきたいというふうに思います。 以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長(関武徳君) 御苦労さまでした。 以上で通告による質疑は終わりました。ほかに質疑はありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(関武徳君) これをもって質疑を終結いたします。 委員長は議席にお戻り願います。 会議の途中でありますが、暫時休憩をいたします。 議運の皆様は第1委員会にお集まりください。               -----------               午後1時41分 休憩               午後2時03分 再開               ----------- ○議長(関武徳君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これから討論に入ります。 討論はありませんか。 25番小沢和悦議員。     〔25番 小沢和悦君登壇〕 ◆25番(小沢和悦君) 小沢和悦でございます。 今日でこの三本木の議場、最後の本会議というふうになりそうでありますが、重要な問題について討論の機会を与えていただきまして大変ありがとうございました。 ただいま、請願第1号について不採択という委員長報告に反対し請願採択を求める立場からの討論をさせていただきます。 あの大崎市役所前の旧古川代官所跡、郡奉行所・会所跡、それから明治の時代に入りましてからは志田玉造郡役所の跡と。その後、高校や裁判所、その他の施設としても使われ、明治9年と14年には当時の明治天皇が東北においでになられた際に、あの場所をお泊まりの場所とされたという歴史的に重要な場所になっています。そして、樹齢約400年と言われるあの黒松の根元には、第2次大戦中に恐らく油が足らないということで油を松から取った跡も残されているということであって、ここ大崎地方の政治経済その他の中心の施設となり役割を果たしたところだということが刻まれた場所でありますので、将来に引き継ぐべき価値ある遺産ということにつきましては執行部も認め、教育委員会からは、「あれだけの史跡や天然記念物が文化財に指定されなかったのは不思議だが分からない」と。「しかし、今後、市民の要望が上がれば検討して指定文化財にすることはあり得る」という答弁も委員会でありました。 市議会は、先ほど紹介しましたような附帯決議を可決しました。つまり価値ある歴史的遺産を残してくれという市民の声があるので、それに応える努力をするよう留意すべきであるという附帯決議を予算に対してつけたのであります。全会一致であります。 この令和2年11月2日の庁舎建設推進本部会議で、黒松撤去方針決定がされたわけでありますが、その際の黒松の撤去の理由としては1つしか挙げられておりません。それは何かといえば、高さが18メーターある黒松を残しますと、それが倒れたときに半径18メーター、直径36メーターの範囲が駐車場にできないと。それで、あの駐車場でイベントするのに、これは非常に障害になるというのが理由でございました。 しかし、これは見積りが過大過ぎるのです。私が市議会議員に初めてなったのが昭和54年、その3月に旧古川城のあった古川第一小学校にあったイチョウの木が、大風で根元から3メーターのところで倒れました。その当時も今も囲いは変わっておりませんが、先日、学校に行って教頭先生に「何でおいでになったのですか」と聞かれましたけれども、こういうわけで囲みの半径、測りました。約8メーターなのです。そうしますと半径8メーターです。それで囲みをつくっているわけでありまして、その脇にはすぐ駐車場があり、子供たちが校舎に入る入り口があり、子供たちがそこで遊んだり体育とかやっているわけです。あのイチョウの木が25メーターだから25メーター半径で、ここには子供を入れられないということで囲みをつくっているわけではないのです。 それからしますと、120台の駐車場の分の四十何台分がなくなるというようなことから、あの黒松伐採と撤去というお話でありますが、これは120台予定した分の数台分で、あの古川第一小学校のイチョウの木と比べるならば、同じ程度で囲みは間に合うかというふうに私は思うのであります。 そして、請願人が300人を超えているわけですが、私、先ほど質疑の中で申し上げました。1市6町合併するときは賛否、それぞれの市民の間でも意見分かれました。それぞれの地域で持っている宝なりいろいろな大事なものがあります。それをお互いに切り捨て合ってやる新しい市をつくろうというのではないのです。ましてや古川市の場合は一旦否決をしたのです、合併は。そして、当時の合併協議会の会長の佐々木謙次市長、合併して大崎市という名前では、これはとても市民の賛成得られないということで名前を古川市に変える、これを公約にして市長の職を辞して選挙に打って出たのです。それで取れたのです。しかしながら残念ながら古川市という名前にはならなかったのです。 古川市役所の今ある本庁舎の落成式をやったのは昭和32年。そのときに樹齢350年の黒松という紹介があります。当時の市長が落成式で、三浦篤市長という宮内庁出身の方ですが、その方がそこで挨拶をしているわけです。言ってみれば、そういう非常に歴史のあるものだと。 これも昭和54年、私が初当選したときに、古川市立の小学校で使った「わたしたちの古川」という副読本あるのです。これの中に、古川の歴史、どういった歴史を持っているのかという中に、郡役所360年ほど前云々かんぬん、この地域は藩が直接治めるようになって、郡奉行・会所がここに造られましたと。郡政が敷かれてからは郡役所となりました。その当時、市役所の新庁舎を建てるときに稲葉の祇園八坂神社の境内に建物が移されて社務所となりましたと書かれている。 そして、さらにこれ、教育委員会でつくったものなのですが年表、この中にこういうのを書いているのです。「1591年、豊臣秀吉は大崎葛西領を政宗に与えた。1592年、徳川家康、政宗のための岩出山城を築く。築城中、政宗は古川に滞在す」。これ、旧古川市の伊東隆教育長の判こがついているものなのですけれども、そういう場所なのです。 私は、そういう歴史を大事にしてきたのは、もしも合併しない古川市であれば、恐らくあそこを切るとかというふうにならなかったのではないかと私は思います。今回の請願、総務常任委員会の結論は、非常にそういう意味では残念な結果に思うのです。 それで、当時の古川市長、助役、教育長、さらには現職の教育委員も含めて方針を変えて残してくれというふうな請願を上げているわけですので、私は不採択というのではなくて、昨日、私、予算特別委員長として委員長報告をさせていただきました。歴史的価値のある遺産の継承をという市民の声に応えるために努力してほしいと、努力すべきであるという附帯決議、この立場で執行部の皆さんには大いに努力いただきたいというふうに、誰かがさっきおっしゃったように、合併してやっぱりうまくなかったなんていうのでなくて、合併してうまくないこともあったかもしれないけれども、いいこともいっぱいあったというような結論を出していただくように私はお願いしたいと思います。 以上で私の討論を終わります。 ○議長(関武徳君) ほかに討論はありませんか。 17番木村和彦議員。     〔17番 木村和彦君登壇〕 ◆17番(木村和彦君) 私は請願不採択に賛成の立場で討論させていただきます。 歴史的遺産といいますか、私の生まれたところは旧栗原郡長岡村です。後の市町村合併で旧古川町と一緒になって古川市になりました。私の父も郷土史研究家として、ずっと深い歴史を歩いてきました。すごいなと思ったのは、古川に小野小町のお墓があるのを御存じでしょうか。化女沼にも照夜姫というのがありまして、できれば大崎市には三大姫の伝説をつくろうかというような話をしながら夢のある人生を語りました。 歴史というのは、ある意味、物語だというふうに思います。先ほど小沢議員が1951年と、多分1591年の間違いだと思いますけれども、その中でも大崎市、今の本庁舎がある場所は歴史的な場所であるということは私も十分に認知しています。確かにそうでしょう。思い出してもらえればありがたいのですが、旧古川市時代にはそれぞれの小学校がありまして、統合したり改築する折にいろいろな記念碑として残しました。私が卒業しました長岡小学校、今は古川北小学校となっていますけれども、そこには中門という門、昇降口がありまして、その門をばらして中央口のホールに飾ってあります。建物を残すということはできないので、ある意味でモニュメントとして歴史として残そうという思いがあって残しています。 私は、あの木を残そうという附帯決議はないと思っています。古川第一小学校が旧校舎を解体して建てた折にも一つの標柱として残しています。歴史というのは、ここにものがあったのだ、ここに存在したのだという価値をある形で残すということは大切だというのは私も思います。でも、そのものを残すということが果たしていいものかということに私は大変疑問に思っています。 松の木の話、私も議員に当選した折、あの松の木を拝見しています。でも、愛好家の方々、どなたもあの松の手入れに参加した記憶、私は見ていないのです。本当に心から大切なものだと思っているのであれば、せめて、あの松の木の周辺の草を取るなり木に手入れをするなりという思いがあって、みんなの思いがあってこそ、あの木が生きるのだというふうに思います。 樹齢350年、大変長いように思います。よく思い出してください。国の天然記念物、ミカサの松、しだれ桜です。あれ、樹齢1,000年です。歴史からすれば350年というのはほんの短い時間です。それだけ歴史というのは長いものだと私は思っています。もし大崎市、旧古川市に歴史を残すということであれば、それは心の中に残すことが大切であって、木を残すということにはならないのだというふうに思います。 私たち市議会は、令和5年度の予算でこの伐採を含む予算を可決しました。ただし、その思いの中で、附帯決議にはその心のよりどころとして、ぜひそれを残していただきたいという思いがこの附帯決議には込められていると、私はその趣旨から請願不採択について賛成をさせていただきました。そのことをよく御理解の上、この請願の取扱い、この請願を不採択ということは私は正しい判断をしたと思っておりますので、どうぞ議員皆様の賢明な御判断を期待し、反対討論といたします。 ありがとうございました。 ○議長(関武徳君) 25番小沢和悦議員。 ◆25番(小沢和悦君) 先ほどの私の討論の中で、この年表の「1591年、豊臣秀吉は大崎葛西領を政宗に与えた。1592年、徳川家康、政宗のための岩出山城を築く。築城中、政宗は古川に滞在す」という部分の年号を何か間違ったらしいので、ただいま申し上げた年号に替えて訂正させてください。 ○議長(関武徳君) 後刻、確認をして訂正いたします。 ほかに討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(関武徳君) これをもって討論を終結いたします。 これから、請願第1号大崎市役所前の黒松の伐採・撤去方針を撤回し歴史的遺産としての保存を求める請願を起立により採決いたします。 請願第1号に対する委員長報告は不採択であります。この請願を採択することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(関武徳君) 御着席ください。 起立少数であります。 よって、請願第1号を採択することは否決されました。--------------------------------------- △日程第6 委員会の中間報告 ○議長(関武徳君) 日程第6、委員会の中間報告を議題といたします。 各常任委員会及び新型コロナウイルス感染症対策調査特別委員会で調査中の事件については、大崎市議会会議規則第45条第2項の規定により、中間報告を行いたい旨の申出がありますので、これを許します。 初めに、総務常任委員長、14番中鉢和三郎議員。     〔14番 中鉢和三郎君登壇〕 ◆14番(中鉢和三郎君) 令和4年度において総務常任委員会が行いました特定事件の調査の概要につきまして、委員会を代表して御報告をいたします。 本委員会における特定事件は、公共交通体系の整備推進について、安全・安心のまちづくりについて、教育行政と施設整備について、行財政改革の推進について、地方創生と広域行政について、地域及び学校の高度情報化推進について、市民協働と男女共同参画の推進について、環境及び衛生について、所管事務に係る災害対応について、所管事務に係る危機管理対応についての10か件であります。 本委員会は、令和4年5月26日、5月27日、8月9日、8月24日、8月25日、8月26日、10月17日、10月24日から10月26日まで、11月17日、11月21日、11月24日、令和5年1月30日、1月31日に、それぞれの項目について調査いたしました。これらのうち10月17日には県内先進地の取組について調査するため富谷市を視察地として選定し、不登校特例校、富谷市立富谷中学校西成田教室の取組について調査をしてまいりました。 また、10月24日から10月26日までは、福岡県飯塚市、熊本県八代市、熊本県熊本市を視察地として選定し行政視察を実施してまいりました。飯塚市においてはイクボス推進事業について、八代市については小中一貫・連携教育の取組について、熊本市においてはICT教育の取組について調査をしてまいりました。 調査の詳細につきましては、議場でもその報告書を配付しておりますので、報告は省略させていただきます。 なお、これらの特定事件については今後も引き続き調査を行ってまいりたいと考えております。 以上、特定事件に係る調査の中間報告といたします。 ○議長(関武徳君) 次に、民生常任委員長、9番伊勢健一議員。     〔9番 伊勢健一君登壇〕 ◆9番(伊勢健一君) 令和4年度において民生常任委員会が行いました特定事件の調査の概要につきまして、委員会を代表し御報告を申し上げます。 本委員会における特定事件は、福祉行政について、少子化対策と児童福祉について、保健・医療行政について、国民健康保険事業の運営について、後期高齢者医療制度について、介護保険制度と高齢者保健福祉行政について、市民病院の経営について、所管事務に係る災害対応について、所管事務に係る危機管理対応についての9項目であります。 本委員会は、令和4年5月25日、5月27日、8月24日から26日、8月31日、11月16日、11月18日、11月22日、11月29日、令和5年1月24日、2月1日に、それぞれの項目について調査をいたしました。 これらのうち、令和4年8月24日から8月26日までは、富山県黒部市、埼玉県入間市、東京都東久留米市を視察地として選定し、黒部市においては高齢者の理容助成について、入間市においては手話言語条例について、東久留米市においては産・官・学の包括連携による次世代を担う子供たちの育成事業について調査をしてまいりました。 調査の詳細につきましては、議場でもその報告書を配付しておりますので、詳細な報告は省略させていただきます。 なお、これらの特定事件については、今後も引き続き調査を行ってまいりたいと考えております。 以上、調査の概要を申し上げ、委員長報告といたします。 ○議長(関武徳君) 次に、産業常任委員長、8番早坂憂議員。     〔8番 早坂 憂君登壇〕 ◆8番(早坂憂君) 令和4年度において産業常任委員会が行いました特定事件の調査の概要について、委員会を代表いたしまして御報告をさせていただきます。 本委員会における特定事件は、農林業・農山村の振興策について、商工業の振興と中心商店街の活性化策について、観光産業の振興策について、地場産業の育成と企業誘致の推進及び起業者への支援策について、雇用の安定と確保対策について、六次産業化の推進について、第三セクター事業について、再生可能エネルギーの推進について、原発事故対応について、世界農業遺産の活用策について、所管事務に係る災害対応について、所管事務に係る危機管理対応についての12項目であります。 本委員会は、令和4年5月27日、8月26日、10月18日、10月26日から28日、11月22日、11月29日、令和5年1月24日、1月31日に、それぞれの項目について調査をいたしました。 これらのうち、令和4年10月26日から10月28日までは、長野県長野市、岐阜県恵那市、岐阜県下呂市を視察地と選定し、長野市においては長野市ジビエ振興計画について、恵那市においてはSDGs未来都市と自治体SDGsモデル事業について、下呂市においてはDX推進事業について調査してまいりました。 調査の詳細につきましては、議場でもその報告書を配付いたしておりますので、詳細な報告については省略をさせていただきたいと思います。 なお、これらの特定事件については、今後も引き続き調査を行ってまいりたいと考えております。 以上、調査の概要を申し上げ、委員長報告とさせていただきます。 ○議長(関武徳君) 次に、建設常任委員長、11番佐藤仁一郎議員。     〔11番 佐藤仁一郎君登壇〕 ◆11番(佐藤仁一郎君) 令和4年度において建設常任委員会が行いました特定事件の調査の概要について、委員会を代表して御報告いたします。 本委員会における特定事件は、道路橋梁整備計画と推進策について、道路の維持管理について、市街地活性化と各地域の拠点整備について、上下水道事業の施設管理と経営について、公営住宅政策の推進について、除雪・融雪対策について、流域治水対策推進について、都市計画について、所管事務に係る災害対応及び危機管理対応についての9項目であります。 本委員会は、令和4年5月30日、6月9日、8月23日、8月30日、8月31日、10月24日から26日、11月21日、11月25日、11月28日、令和5年1月23日、1月30日に、それぞれの項目について調査いたしました。 これらのうち、令和4年10月24日から26日までは、神奈川県平塚市、山梨県小菅村、東京都東村山市を視察地として選定し、行政視察を実施してまいりました。平塚市においては用途地域などの見直しによる都市計画の変更について、小菅村においては地域振興拠点施設の整備について、東村山市においては指定管理者による公園の一括管理についてを調査してまいりました。 調査の詳細につきましては、議場でもその報告書を配付しておりますので、詳細な報告は省略させていただきます。 なお、これらの特定事件につきましては、今後も引き続き調査を行ってまいりたいと考えております。 以上、調査の概要を申し上げ、委員長報告といたします。
    ○議長(関武徳君) 次に、新型コロナウイルス感染症対策調査特別委員長、27番佐藤講英議員。     〔27番 佐藤講英君登壇〕 ◆27番(佐藤講英君) それでは、新型コロナウイルス感染症対策調査特別委員会中間報告を申し上げます。 お手元の資料に基づき御報告をさせていただきますが、まず1の付議事件及び2の調査概要につきましては、お目通しのとおりでございます。 3の調査及び協議概要について、これまでの経過を申し上げます。 本特別委員会は、これまで委員会を11回、幹事会を8回、そして各分科会、延べ10回開催し、活発な議論を重ねてまいりました。 令和4年第3回定例会におきまして中間報告をしておりますので、その後の経過について申し上げます。 幹事会、委員会では、7月から8月にかけて実施した議会報告・意見交換会において、市民や団体の皆様からいただいた意見と、国や宮城県の感染拡大状況などを踏まえ、市内の感染状況やワクチン接種の状況、そして新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した本市の支援事業などについて調査を行いました。 市では、令和4年度の対策事業として、原油や原材料等の高騰を受けて様々な業種や市民に対する支援など56事業を実施しておりますが、支援の対象とならなかった業種や団体への支援などについても公平性の観点から調査を実施してまいりまいりました。 さらに、分科会においては課題として挙げた項目について、解消、改善に向けた詳細な調査や議論を行っております。 なお、令和4年第3回定例会において、長期化するウイズコロナに備えるための財政支援を求める意見書を全会一致で可決し、国に提出をいたしました。 4、まとめについて申し上げます。 令和4年10月から新規感染者の増加傾向が続いた第八波も減少傾向に転じ、政府は今年3月13日から、マスク着用は屋内、屋外を問わず個人の判断に委ねる方針を決定し、また、5月8日からは感染症法上の分類を2類相当から季節性インフルエンザと同等の5類に引き下げることが決定いたしました。 当面の間は、ワクチン接種及び医療費については公費で行うとのことでありますが、新型コロナウイルス感染症は季節性がなく1年を通じて感染することから、今後も国の動向や市民生活、そして経済活性化への影響を注視しながら適切な市の対応、そして対策が図られるよう調査活動を行ってまいります。 以上、新型コロナウイルス感染症対策調査特別委員会の委員会報告とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(関武徳君) 以上で、各委員長の報告を終わります。 なお、皆様方に配付しております各常任委員会の調査報告書については会議録に掲載することにいたします。--------------------------------------- △閉会 ○議長(関武徳君) これをもって、本議会に付議された案件の審議は全部終了いたしました。 よって、令和5年第1回大崎市議会定例会を閉会いたします。               午後2時40分 閉会---------------------------------------地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 令和5年3月3日 議長       関 武徳 署名議員     八木吉夫 署名議員     佐藤弘樹...