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03月11日-07号

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  1. 大崎市議会 2021-03-11
    03月11日-07号


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    最終取得日: 2021-09-28
    令和 3年 第1回定例会(2月)          令和3年第1回大崎市議会定例会会議録(第7号)1 会議日時      令和3年3月11日      午前10時00分開議~午前11時42分閉会2 議事日程 第1 会議録署名議員指名 第2 議案第50号 令和3年度大崎市一般会計補正予算    (質疑、討論、表決)3 本日の会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員指名 日程第2 議案第50号 令和3年度大崎市一般会計補正予算      (質疑、討論、表決)4 出席議員(28名)    1番  早坂 憂君         2番  伊勢健一君    3番  鹿野良太君         4番  山口文博君    5番  山口 壽君         6番  佐藤仁一郎君    8番  八木吉夫君        10番  氷室勝好君   11番  佐藤弘樹君        12番  中鉢和三郎君   13番  相澤久義君        14番  鎌内つぎ子君   15番  木村和彦君        16番  加藤善市君   17番  横山悦子君        18番  関 武徳君   19番  遊佐辰雄君        20番  只野直悦君   21番  富田文志君        22番  山田和明君   23番  氏家善男君        24番  山村康治君   25番  木内知子君        26番  佐藤和好君   27番  小沢和悦君        28番  佐藤 勝君   29番  後藤錦信君        30番  相澤孝弘君5 欠席議員(1名)    9番  佐藤講英君6 欠員(1名)    7番7 説明員   市長        伊藤康志君    副市長       高橋英文君   副市長       三保木悦幸君   病院事業管理者   並木健二君   病院事業副管理者  横山忠一君    総務部長      門脇喜典君   総務部理事財政担当)        市民協働推進部長  赤間幸人君             渋谷 勝君   民生部長      佐藤俊夫君    産業経済部長    茂和泉浩昭君   建設部長      茂泉善明君    上下水道部長    佐藤 基君   市民病院経営管理部長         総務部参事     遠藤富士隆君             八木文孝君   市民協働推進部参事 大塲一浩君    松山総合支所長   佐藤賢一君   三本木総合支所長  荻野信男君    鹿島台総合支所長  熊谷裕樹君   岩出山総合支所長  岡本洋子君    鳴子総合支所長   高橋幸利君   田尻総合支所長   伊藤圭一君    総務部人財育成課長 坪谷吉之君   総務部市政情報課長 佐藤秀宜君    民生部健康推進課長 宮野 学君   産業経済部産業商工課長        産業経済部観光交流課長             小野寺晴紀君             古内康悦君   民生部健康推進課副参事        建設部建設課技術副参事   (新型コロナウイルス         (公園・維持担当) 宍戸 淳君   ワクチン接種担当) 角田 強君  教育委員会   教育長       熊野充利君    教育部長      宮川 亨君   教育部生涯学習課長 高橋和広君8 議会事務局出席職員   事務局長      尾形良太君    参事        寺田洋一君   係長        佐々木 晃君   主事        高島和法君               午前10時00分 開議 ○議長(相澤孝弘君) 出席議員定足数に達しておりますので、議会が成立いたしました。 これから会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付いたしております議事日程第7号をもって進めてまいります。--------------------------------------- △日程第1 会議録署名議員指名 ○議長(相澤孝弘君) 日程第1、本日の会議録署名議員を指名いたします。20番只野直悦議員、21番富田文志議員のお二人にお願いいたします。--------------------------------------- △諸報告 ○議長(相澤孝弘君) 御報告いたします。 9番佐藤講英議員から、本日欠席する旨の届出がありました。 地方自治法第121条の規定により、お手元に配付のとおり、本日の議場出席者の通知がありました。---------------------------------------               議場出席者名簿                               令和3年3月11日   市長        伊藤康志君    副市長       高橋英文君   副市長       三保木悦幸君   病院事業管理者   並木健二君   病院事業副管理者  横山忠一君    総務部長      門脇喜典君   総務部理事財政担当)        市民協働推進部長  赤間幸人君             渋谷 勝君   民生部長      佐藤俊夫君    産業経済部長    茂和泉浩昭君   建設部長      茂泉善明君    上下水道部長    佐藤 基君   市民病院経営管理部長         総務部参事     遠藤富士隆君             八木文孝君   市民協働推進部参事 大塲一浩君    松山総合支所長   佐藤賢一君   三本木総合支所長  荻野信男君    鹿島台総合支所長  熊谷裕樹君   岩出山総合支所長  岡本洋子君    鳴子総合支所長   高橋幸利君   田尻総合支所長   伊藤圭一君    総務部人財育成課長 坪谷吉之君   総務部市政情報課長 佐藤秀宜君    民生部健康推進課長 宮野 学君   産業経済部産業商工課長        産業経済部観光交流課長             小野寺晴紀君             古内康悦君   民生部健康推進課副参事        建設部建設課技術副参事   (新型コロナウイルス         (公園・維持担当) 宍戸 淳君   ワクチン接種担当) 角田 強君  教育委員会   教育長       熊野充利君    教育部長      宮川 亨君   教育部生涯学習課長 高橋和広--------------------------------------- △日程第2 議案第50号 ○議長(相澤孝弘君) 日程第2、議案第50号を議題といたします。 昨日に引き続き、質疑を続行いたします。 新型コロナウイルス感染症対策として中座される議員は、別室にて質疑の視聴をお願いいたします。 順次発言を許します。 12番中鉢和三郎議員。 ◆12番(中鉢和三郎君) おはようございます。 12番中鉢です。 通告に従いまして質疑をさせていただきたいと思いますけれども、先ほど議長のほうからもありましたように、今日は3・11ということで、震災からちょうど10年という年数になりました。天気も非常によくて、2月17日から23日間の最終日ですけれども、本当に春めいてきたという感じがします。3・11では本当に多くの犠牲者が出たということで、衷心より哀悼の意を表したいと思いますし、また、家族などの愛された方を亡くされた皆さんには改めてお悔やみを申し上げたいと思います。見た目には復旧が進み、復興というふうに見える部分もありますが、やはり福島などもまだまだ復旧すら進んでいないという状況でありますので、まだまだ本当にこの大きな傷痕が癒えるのは時間がかかるのかと思いますけれども、いずれにしましても、やはり我々もしっかり頑張りながら復興を成し遂げていかなければいけないという思いをまた今日、改めて強く思ったところでありますので、そのようなことも考えながら質疑をしていきたいと思います。 また、あともう一つ、この震災を受けまして川渡の菜の花フェスティバルの第1回を開催いたしました。ちょうど震災のときは雪もありましたし、沿岸部に行くと打ち上げられた砂で一面が灰色ということで、ここに本当に緑が再生するのだろうかと非常に深く傷ついたものですけれども、しかし暖かくなってきて、沿岸部の方も2次避難等々で鳴子にいっぱい来ていただいた、そのときに桜の花が咲いたのです。やっぱり、あのような災害のときでも春になれば花は咲くということで、非常に勇気づけられたことをまた思い出します。 そして、それと一緒に菜の花が咲いたということで、菜の花で被災した皆さんを勇気づけようということで始めた菜の花フェスティバルですが、ちょうど今年は11回目ということになるわけですが、去年、コロナということでできませんでしたので、形は中止ではなくて1年延期ということで、今年が11回ということになりますが、ただ状況はあまり改善しておりませんので、今年もどうしようかということで、実行委員会で随分議論をいたしました。もう既に5回、実行委員会をやっていますけれども、なかなかいい名案が浮かばないわけですが、ただやはり今、言ったように花は咲くのだということと、あとやっぱりこの震災、災害の記憶を我々は継承していかなければならないということからしても、菜の花フェスティバルを続けていかなければいけないのではないかということで実行委員の皆さんの意見が一致いたしまして、今年は人が集まらないフェスティバルにしようということで、逆説的でございますが、できる範囲で、人が集まらないで、ただ花は咲くので人は必ず来るでしょうということで、来た方に安全に花を見ていただく。 これは菜の花ということだけではなくて、川渡の桜と一緒にいい風景を見ていただいて、また来年、そしてその次の年につなげていければということですので。今年は3月15日から、その頃には桜の花も多分綻ぶと思いますので、そこから25日までの11日間を菜の花フェスティバル期間と定めまして、その期間にぜひ鳴子に来てくださいということでやりたいと思いますので。そのPRもぜひしたかったので、今日になってちょうどよかったです。 では、質疑に入っていきたいと思いますけれども、まず順番に2・1・3の人事管理費ということで、もう随分出尽くしたので、中身は分かりました。それで、人を雇用するということそのものは、新年度の当初予算が690億を超えるということですし、今回の補正を入れますと700億ということなので、やはり人を入れることそのものは、私は、非常に大事なことですので、総論ではいいのです。ただ、やはり失業した方というような話があったように思うのですが、確かに失業した方の一時的な就労の場という考え方は、それはそれで心情的には私はいいのではないかと思うのですが、ただやはり、では失業しない方は駄目なのかと、逆に見れば。やっぱり役所なので、志があって、それで優秀な方であればどなたでも働いていただくということがいいのではないかと思うのです。ですから、例えば特に失業した方という条件を省いて募集をすると。その中で、例えば今、働いている仕事よりもこっちのほうがいいというのでこっちに来る方がいてもいいと思いますし、そういうことで、ぜひもっとオープンというか公平な形にできないのだろうかということなのですが、いかがでしょうか。 ○議長(相澤孝弘君) 坪谷人財育成課長。 ◎総務部人財育成課長坪谷吉之君) まず、8月の時点なのですけれども、まずこのときには、離職を余儀なくされた方、そして内定を取り消された方という2つの項目を設けまして、限定的なところで実施をしたところでございます。ところが、このとき大崎市で募集をかけたところ、やはり応募がなかったと、そういう反省も踏まえまして、9月の時点から、就職が困難となっている方という、ちょっと臨時交付金のところにも該当させるがために、こういう表記を使いまして少し門戸を広げたところでございます。今回の募集につきましても、同じような表現をまた使いながら募集をかけていきたいと考えているところでございます。 ○議長(相澤孝弘君) 中鉢議員。 ◆12番(中鉢和三郎君) 交付金を受けるためということです。理解いたしました。 では、続きまして2・1・20、事務改善費をお伺いしたいと思います。 これも、中身的には前段の議員のお話で理解をいたしました。テレワーク実証実験事業のほうは、通信費ということで111万6,000円ということなのですが、テレワークそのものは様々な形態があるのかと思うのですが、こういった形で閉域網を使ってやるということも1つの方法ではないかとは思いますが、ただやっぱりニューノーマルという中で、災害時だとか今回のようなケースだけではなくて、働き方改革も含めてできる方はどんどんテレワークのようなリモートでやっていくというものを役所も入れていくとなると、なかなか閉域網を使って特殊な形の接続ということになると、コストの負担が結構大きくなると思うのです。そうすると、例外的と言っては変ですが、これはあくまで一つの手段だということの実証実験という扱いなのか、今後もこれを拡大していくというお考えなのか確認したいと思います。 ○議長(相澤孝弘君) 佐藤市政情報課長。 ◎総務部市政情報課長(佐藤秀宜君) 今回、閉域網を活用してテレワーク実証実験していくという形で、実際、導入する回線数については5回線ということで予定をしております。これについては、感染防止、あるいは感染のおそれが生じた場合の事業継続ということを想定してやっております。ただ、実際にテレワークを拡大する場合のコストというと、今、要求している5台分の年間コストということになります。 一方で、もっと使いやすい方法ということで、国のほうでは、自宅で持っているWiFiの回線であったり、自宅にある個人所有のパソコンをもってアクセスできないかというような実証実験のほうも現在、取り組んでいるところでございます。来年度、このような実証実験を通しまして、ほかの導入状況、検討状況も踏まえまして、今後、どのような方法がいいのかというのは選択してまいりたいと考えております。 ○議長(相澤孝弘君) 中鉢議員。 ◆12番(中鉢和三郎君) 実証実験というか、これまでできなかったことをやるということなので、様々な可能性を試していくということでぐっと進んでいくという意味ではいいのだろうと思うのですが、これはこれでやるとして、やはり年末に国のほうから出されている指針等々を見ると、やはりこれまでの三層分離の形をアルファとすれば、ベータモデルベータダッシュモデルといったものも提示をされているということからすると、次のリプレースのときにはそういったものを入れて、今、議論しているようなテレワークをより導入できる、そして働き方改革にも結びつけていくということが必要だと思うのですが、その辺の方針はどうなのでしょうか。 ○議長(相澤孝弘君) 佐藤市政情報課長。 ◎総務部市政情報課長(佐藤秀宜君) 今回の実証実験におきましては、テレワークが可能な業務の判定も行ってまいりたいと考えております。来年度よりシステムリプレースを本格的に検討するということになっておりまして、今、御紹介のありましたベータモデルベータダッシュモデルも含めまして、例えばどのネットワークの階層にどのシステムを入れていったらいいのか、外部からアクセスする場合はどのシステムにアクセスしたらいいのかなども検討しながら、改めてテレワークの導入に向けて検討を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(相澤孝弘君) 中鉢議員
    ◆12番(中鉢和三郎君) やっぱり、テレワークというかリモートでつなぐとなると、どうつなぐのかというようなシステム的な問題、システムに絡んでセキュリティーの問題ということが当然出てくるわけですけれども、それだけではなくてやっぱり、ではやっている業務そのものが、例えば今、DXの話もありますけれども、今までやっていた業務を本当に前提としてやるのだろうかと考えていくと、BPRではないですけれども、やっぱり業務そのものの見直しということをやっていかなければならないでしょうし、あとセキュリティー対策をどう改めていくか、そういったことも当然、並行してやらなければいけないと思うのですが、この実証というのはそういうことも含めた、要するにこのようなことができるということだけの実証ではなくて、仕組みの整理とか体制の整備、そういったこともやらなければならないという課題の洗い出しという考え方でよろしいのでしょうか。 ○議長(相澤孝弘君) 佐藤市政情報課長。 ◎総務部市政情報課長(佐藤秀宜君) 今回、テレワークを導入するに当たって、通年、同じシステム、同じネットワーク環境で実証するということで、技術的な面においてはいろいろ試すということはできないのですけれども、今後、テレワークにおける業務の効率化のためには、例えば押印の廃止であったりペーパーレス化であったり、業務のデジタル化が欠かせないと考えております。このテレワーク実証実験をしながらセキュリティーの強化を図るなど、DX、デジタルトランスフォーメーションの推進計画の中でそれらを検討しながら進めていきたいと考えております。 ○議長(相澤孝弘君) 中鉢議員。 ◆12番(中鉢和三郎君) あと、当然、労務管理というのですか、労務をどう考えていくかということだと思うのです。やっぱり家でテレワークをやっていると、それは休みなのか働いているのかどっちなのだろう、どう労務管理をするのかというのが課題だと思うのですが、その辺は何かこうという考えがあるのでしょうか。 ○議長(相澤孝弘君) 佐藤市政情報課長。 ◎総務部市政情報課長(佐藤秀宜君) テレワークにおきましては、実証実験を進めるに当たって、市政情報課だけではなくて政策課、人財育成課と連携して進めております。どのような場合にテレワークを導入して、どのような勤務体制になるかというのは、それらの協議の中で十分検討して進めてまいりたいと考えております。 ○議長(相澤孝弘君) 中鉢議員。 ◆12番(中鉢和三郎君) いずれにしても、デジタルリテラシーというか、そういう職員の能力向上が伴わないといけない部分もあります。単純にのぞき見られるようなことが、庁舎ではないわけでしょうけれども、外に出れば、家の中でも当然あるかもしれませんし、ましてやファミレスみたいなところでやっているそのときにフリーWiFiなどを使ったら、これも変な話になるでしょうから、やはり幾ら仕組みをつくっても、それを使う人のリテラシーを上げていかなければならないと思いますので、あまり時間をかけられないと思いますけれども、着実に様々なことを考えて積み上げて、ぜひできるようにしていっていただきたいと思います。 あと、オンラインコミュニケーションのほうですが、これは各総合支所等々への機器の配備のような話であったと思いますけれども、この前提はインターネット経由コミュニケーションをするということだと思いますけれども、イントラネットを使ったこういうオンラインコミュニケーション、それは考えられないのでしょうか。 ○議長(相澤孝弘君) 佐藤市政情報課長。 ◎総務部市政情報課長(佐藤秀宜君) こちらのオンラインコミュニケーションにつきましては、通常のインターネット回線にそのまま出ていくというような接続方法ではなくて、今、市役所の業務パソコンがそれぞれインターネットにアクセスするためには、市のファイアウオールであったり県のセキュリティークラウドであったり、そういったところを通って、つないでおります。今回のオンラインコミュニケーション事業タブレット端末については、その回線のうちに専用でインターネットアクセスするためのセグメントをつくりましてインターネットに出ていくということにしております。これについては、通常のインターネット回線にそのままつなぐというリスクを軽減しながら、庁内のシステムとは分離した中でネットワークを構築するということにしておりますので、タブレット端末単体インターネットにアクセスして必要な業務を行うというような流れになっております。 ○議長(相澤孝弘君) 中鉢議員。 ◆12番(中鉢和三郎君) では、それは簡単に言えばイントラネットを使っているということだと思いますけれども、それを単純にインターネットにつなぎ替えれば通常のインターネットだけでも、例えば災害時とか様々、何が壊れるか分かりませんから、例えばイントラネットのどこかのポイントが壊れたというときはインターネットにつなぎ替えればそれでも使えると、そういう理解でよろしいでしょうか。 ○議長(相澤孝弘君) 佐藤市政情報課長。 ◎総務部市政情報課長(佐藤秀宜君) そのとおりでございます。 ○議長(相澤孝弘君) 中鉢議員。 ◆12番(中鉢和三郎君) いずれにしても、そういったことがどんどん整備をされて、いざというときだけではなくて必要なときに使えるということが大事だと思いますので、ぜひしっかりやっていただきたいと思います。 では、続きまして一般予防費の4・1・3をお伺いしたいと思います。 7億ということです。本当に一大事業だという感じですけれども、この話も随分、ほぼほぼ全員の方が触れておられるので、中身については理解をいたしました。ちょっと疑問が残っている部分は、まずこれだけ広い800平方キロもある大崎市ですので、中心部というか人がいっぱい住んでいるところの方はいいと思うのです、医療機関があったりということで。それはいいのですが、やはり周辺部といいますか、簡単に言うと過疎地域は接種に行くのも大変だということだと思うのです。当然、住んでおられる方も行くのが大変なお年の方が多いということですので、やはりそういう人たちへの何らかの支援というのが必要なのではないかと単純に思うのです。インターネットなどを見てみると、巡回をして集落単位で接種をするだとか、あとタクシー券を周辺部の方たちには配布をするといったような支援策も見られます。そういったことというのは大崎市では考えていないのでしょうか。 ○議長(相澤孝弘君) 角田健康推進課副参事。 ◎民生部健康推進課副参事[新型コロナウイルスワクチン接種担当](角田強君) 広大な面積を持つ大崎市ということで、それぞれの地域に個別接種できる医療機関というのもあるのですけれども、それだけでは不足するということで、会場を設けましての集団接種も実施するということを考えております。また、その接種会場なのですけれども、これは古川地域に限らず7地域、古川地域以外の6地域についてもそれぞれ会場を設けまして、何度か実施するということを考えております。 そこまでのいわゆる足につきましては、タクシーとかバスを出すというよりは、身近なところで接種会場をつくってそこに来ていただくということを考えておりますので、現段階ではそういったタクシー券や巡回バスを出すという予定はございません。 ○議長(相澤孝弘君) 中鉢議員。 ◆12番(中鉢和三郎君) 800平方キロの真ん中に来いとは言っていないと。だけれども、周辺にも会場をつくるのでと言っていますけれども、例えば鳴子であったら例えばどれぐらいの面積というか範囲でつくるのかということなのですが、例えば東鳴子の公民館でやりますからそこに集まってくださいと。例えば集団接種ででもいいし、例えば分院に来てくださいという話であったとしても、そこから例えば鬼首まで数十キロあるのです、そこが1つの元町ですから。それぐらい広いのです。 だから、さっき言ったように、これはどこの事例だったかちょっと忘れましたけれども、やはり巡回して各集落ごとに、集落ごとでは何百人もいるわけではないのです。何十人だと思うのですけれども、ただやっぱり離れていると。隣近所が1キロ単位であるわけですから、それぐらいまばらなところなのです。だから、それはやっぱり古川の七日町にいる人はちょっと分からないかもしれませんけれども、それぐらいやっぱり実際、接種に行くというのは大変なことだと思います。やはり何らかの支援策を考えてもらいたいと思うのですが。まだいつからワクチンを打つのかも分からない状況のようですから間に合うと思いますので、今からでも支援策が考えられると思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(相澤孝弘君) 角田健康推進課副参事。 ◎民生部健康推進課副参事[新型コロナウイルスワクチン接種担当](角田強君) 答弁が漏れておりました。鳴子地域につきましては、やはり議員おっしゃるとおり、鬼首地区、ちょっとこちらは遠いということで、鳴子地域の中でも鬼首地区では、特に高齢者の分、集団接種会場として行うということで今、検討しております。 ○議長(相澤孝弘君) 中鉢議員。 ◆12番(中鉢和三郎君) 私が鬼首のことばかり言うとちょっとあれなのですが、鬼首も広いのです。鬼首は、あそこの基幹集落センターの辺りだけではなくてもっと先がありますので、ぜひその辺は集落単位ぐらいで、集会所も当然ありますから、やっていただけると高齢者の方も受けやすいのではないかということで、優しい接種になるようにぜひここは、後はお願いということで、このことはこのぐらいにしておきたいと思います。 あと、心配なのが、おととい9人に副反応らしきものが出たということで、既に、昨日、今日の状況が分かりませんけれども、たしか17人ということで、まだ1万人ぐらいしかワクチンを打っていないのです、たしか。その中でそういう数なので、ただそれを重篤な副反応と見るかどうかというのは当然あると思うのですが、ただやっぱりああやってマスコミ報道というかそれが先行してしまうと、やはり受ける方は不安だと思うのです。 それで、全部女性だということなので、女性の方たちは相当心理的に本当に受けていいのだろうかというような思いがあるのではないかと思うのですが、どうしたらいいかとちょっと私もアイデアはないのですが、やはり正しい情報を早め早めに提供していく、マスコミ情報だけを聞いている皆さんはお茶を飲みながら聞いているわけですから、それに負けないぐらい正しい情報をやはり出していくということが多分、一番の肝要なところではないかと思うのですが、その辺の啓発活動というか周知広報、これをどのようにやっていくのかお聞きしたいと思います。 ○議長(相澤孝弘君) 角田健康推進課副参事。 ◎民生部健康推進課副参事[新型コロナウイルスワクチン接種担当](角田強君) 昨日までの接種状況というのが厚生労働省のほうから発表されていまして、昨日、3月10日現在で延べ14万8,950回の接種が医療従事者の方へなされております。そして、昨日からなのですが2回目の接種の方も出ているということで、昨日の段階で14万8,000人の中で25件のアナフィラキシーショックが発表されております。こちらのほう、小さいと言っていいか、副反応については集計発表されておらず、本当にアナフィラキシーショックとして公表されている分が25件で、議員おっしゃるとおりこれまでも女性であったのですが、その25人、昨日発生した8人も含めて全員女性であったということになります。こちらのほう、率にいたしますと0.017%の発生率ということになって、国の発表のとおり、アメリカなどよりも率は高いということになっております。 こちらの情報、これは国のレベルの情報、医療従事者に関しての情報ということになるのですが、もっと身近な大崎市の情報というものが皆さん重要な情報になるかと思いますので、こちらの接種が始まりましたら当然、市ではその接種状況を把握しますし、そういった副反応が起きた場合の情報もこちらで把握することとしております。その情報をタイムリーな形で市の公式ウェブサイト、そういったところで発表して周知を図っていきたい。そして、市からの身近な情報ということで発表することによって、これは安全だというところを確認していただいて、多くの方に接種していただくよう努めていきたいと考えております。 ○議長(相澤孝弘君) 中鉢議員。 ◆12番(中鉢和三郎君) まさに、本当に正しい情報をタイムリーに伝えていくということが大事だと思います。ネット等々で見ていると、ワクチンの副反応の懸念ということに関して統計があるようですが、日本人の61%が懸念をしているということで、世界で一番、懸念率というのですか、高いということで、懸念しているからそういう反応が出ているということでは多分ないと思いますが、いずれにしても、やっぱりみんなで接種することで集団免疫というかそういう状況になるわけなので、やっぱりそういうことが接種の障害になると。おらはやんだということになってしまうと、なかなかみんなが幸せになれないということだと思いますので、その懸念を払拭するようにPRといいますか啓発、啓蒙をぜひ進めていただきたい。 それは、自民党の何か部会のほうでも、そういったことについて科学的で分かりやすい情報提供が大事だというようなことでこの間、声明を出していましたけれども、ホームページもいいのですが、タイミングが悪いことに今、なかなかホームページのほうも本調子ではないという状況でございますので、ホームページはホームページでいいのですが、ホームページ以外に何かもうちょっとPRすることをやっぱり考えていかないと、ホームページに載せました、誰も見ていませんみたいな話にしかならないと思うので、アリバイ工作をしてもしようがない話なので、何かもう少し知恵を出していただきたいと思います。これは今すぐは多分お答えが出てこないと思いますので、ぜひ考えていただきたいと思います。 あと1点、ちょっとこれは私の疑問なのですが、注射器の問題なのですが、5回打てるもの、6回打てるもの、何か昨日あたり7回打てるものも出てきたと思うのですが、大崎市はどれを使うのでしょうか。 ○議長(相澤孝弘君) 角田健康推進課副参事。 ◎民生部健康推進課副参事[新型コロナウイルスワクチン接種担当](角田強君) ワクチンと注射器というものはセットで国から配付されることとなっております。そして、現段階では5回接種用の注射器が配付されるということで、6回接種用のものも調達に入っているということで、それは調達が始まって供給できるようになったタイミングで切り替えるという話は来ております。そして、7回ですとかいろいろな手法を用いて6回以上取るということについては、まだ正式に国からその手法やら推奨というものが来ておりませんので、そのことにつきましては、正式に通知が来ましたら、こちらでも取り組めるよう、マニュアル化していきたいと考えております。 ○議長(相澤孝弘君) 中鉢議員。 ◆12番(中鉢和三郎君) 国から来るということです。分かりました。 あと、会計年度任用職員もそれなりに雇うようですが、この間の質疑を聞いていて思ったのですけれども、全て委託にしたほうがいろいろな意味で仕事としてはやりやすいのではないのかというような気もするのですが、なぜ委託にする部分と直接、人を雇用してやる部分とに分けたのか。雇う人をゼロということは難しいのかもしれませんけれども、可能な限り、事務的というか職員がやる以外の仕事については委託という形を考えたほうがよかったのではないのかと思うのですが、その辺の考えはどうなのでしょうか。 ○議長(相澤孝弘君) 角田健康推進課副参事。 ◎民生部健康推進課副参事[新型コロナウイルスワクチン接種担当](角田強君) 業務によっては、確かに委託、そして直接雇用という2種類がございます。まず大きく分けますと、コールセンターのような、そういう定例的なものにつきましては委託のほうがいいだろうと。それ以外、様々な現場での指示が必要なもの、そういったものにつきましては直接雇用がよろしいということで内容を分けて、それぞれの業務に合わせて雇用するということを考えて予算計上しております。 ○議長(相澤孝弘君) 中鉢議員。 ◆12番(中鉢和三郎君) いろいろ考えた結果がこうなのでこれでいいのだとは思いますけれども、やっぱり人を雇用すると余計な仕事が増えるのだ。だから、やっぱり委託のほうが私はこういう短期で物事をやっていくときにはいいのではないかと思っての提案でしたので、もし参考になるのであれば考えていただきたいと思います。 あと、電算システムの話もありました。V-SYSでしたか、いろいろあったと思いますけれども、それと河野大臣が言い出したものがありました。ワクチン接種記録システムですか、何か複雑な仕組みになっているような感じがするのですが、このワクチン接種記録システムの流れをちょっとコピーしてきましたけれども、接種をした後の予診票にクーポンを貼ってこれを読み取ってということでしたが、この予診票そのものがやっぱり毎日タイムリーに集計されて、そしてデータベースのほうに情報が入っていけば、様々なデータが突き合わされて整合性の取れたデータベースになっていくのだと思いますけれども、やっぱりこの紙の部分が滞ってしまうと、なかなかデータが最新の情報なのかどうかというのが非常に難しくなると思うのです。 例えば、1回接種してどこかに転出していったとか、そういういろいろなケースが、例えばこのようなことはあってはいけないのでしょうけれども、1回受けたところで残念ですが亡くなられた方などがいたりすると、タイムリーにデータの更新が、やはり紙の部分があると進まないのではないか。多分それで国のほうはワクチン接種記録システムという、わざわざお金をかけてシステムをつくって、それをタイムリーに回していきたいと思っているのだと思いますけれども。ただオフラインの部分をどれだけ迅速に処理していくかというのが大きな課題だと思うのですが、その辺はどんな秘策を持っているのでしょうか。 ○議長(相澤孝弘君) 角田健康推進課副参事。 ◎民生部健康推進課副参事[新型コロナウイルスワクチン接種担当](角田強君) システムは、大きく分けるとワクチンの供給を管理するV-SYS、そしてワクチンの接種記録を管理するシステムというものを、国でつくろうとしております。そのワクチン接種記録システムのほうは、おっしゃるとおり、接種の記録をタイムリーに把握するという仕組みになっております。そのベースとなるのはそれぞれの接種会場で徴収された予診票ということになりまして、この部分はどうしても紙になるかと思います。 市としましては、その紙を何とかデジタル化する方法ということで、AI-OCR、そしてRPAといった仕組みを今回、計上させていただきまして、それを使って取り込みを図っていきたいと考えております。その取り込みをするために、紙ですので、それをどうやって集めるかというところが最大の課題になるかと思いますが、こちらのほう、ワクチンの配送をすることになりますので、その仕組みを使って、例えば前日までに終わった接種の分を配送会社が回収してこちらに届けるとか、そういった仕組みを取り入れまして、なるべく期間を置かずに予診票を回収し、回収した都度こちらのデータベースに取り込む、それをワクチン接種記録システムのほうに記録するということで、なるべくタイム差がないような仕組みをつくっていきたいと考えております。 ○議長(相澤孝弘君) 中鉢議員。 ◆12番(中鉢和三郎君) 何か、国ではタブレットを用意してみたいな話もあると思うのですけれども、例えば集団接種は全然問題ないのだと思いますけれども、個別接種のところが多分問題なのです。そうすると、個別のクリニックさんに例えばタブレットを1台ずつ配付して、それで写真を撮ってもらって送ってもらうとか、そういうアイデアもあるのではないかと思うのだけれども、そんなことは考えていないのですか。 ○議長(相澤孝弘君) 角田健康推進課副参事。 ◎民生部健康推進課副参事[新型コロナウイルスワクチン接種担当](角田強君) こちらのワクチン接種記録システムにつきましては、やはり同様の質問があったようで、国のほうでは市町村以外でも、クリニックでも必要なところにはタブレットを配付するという計画があるらしいと通知が来ております。ただ残念なことに、このシステムそのものについての運用方法について昨日、説明会はあったのですが、まだちょっと本格的に稼働できるような状況ではないということで、こちらのほうはもう少し様子を見なければいけないと考えております。 ○議長(相澤孝弘君) 中鉢議員。 ◆12番(中鉢和三郎君) 前途多難なようでございますので、これぐらいにしたいと思います。 では、あともう一つ、青森県のむつ市だったと思いますけれども、集団接種の予約にLINEを使っているという話題がありました。電話でということで答弁があったと思いますけれども、電話もいいですしインターネットもいいのですけれども、やっぱりLINEのような皆さんがよく触れるアプリケーションを使うというのは、一つフレンドリーにやるためにはいいのではないかと思うので、こういったアイデアはどうですか。 ○議長(相澤孝弘君) 角田健康推進課副参事。 ◎民生部健康推進課副参事[新型コロナウイルスワクチン接種担当](角田強君) 予約システムにつきましては、LINEのアプリ、そういったものも情報収集したところだったのですけれども、なかなかこちらが用意するシステムとの連動というのが難しいということで、複数の予約システムから予約ということになると予約が重複してしまうということになりますので、予約システムにつきましては一本化させていただきました。 そして、電話予約なのですけれども、電話予約につきましても同じシステムを使って、オペレーターの方がそのシステムにお問合せいただいた方の情報を検索して入力する、そういったものを用意しておりますので、システムを1つにすることによって、重複やワクチンがもうないのに予約をしようとした、そういうことがないような仕組みにするということで、今回はシステムを一本化させていただいているところでございます。 ○議長(相澤孝弘君) 中鉢議員。 ◆12番(中鉢和三郎君) 今回は、時間もないところでやるのであまりあれもこれもというのは難しいので、確かにLINEは話としてはいいかと思うのですが、もしそういうことであれば次回以降ということでいいと思うのですが、ただ非常に有効な方法だと思うのです。今日、健康推進課長もいるので、先日の健診のところで、やはり健診の履歴管理的な部分、そういったものにシステムを使っていくという話もありましたが、それは今回のシステムが一つ参考になるのではないかという話がありました。それにぜひこのLINEの話も検討事項に加えてもらいたいのですが、いかがでしょうか。 ○議長(相澤孝弘君) 宮野健康推進課長。 ◎民生部健康推進課長(宮野学君) 議員お話のとおり、ワクチン接種の予約は予約でもちろん進めておりますが、併せまして既に健康診断のほうで使えないかという部分も一部、もう今からやらないと間に合わないので、そういうあたりも今、進めているところですので、今、ご提案のあった、インターネットからの部分はもちろん何とかという話では進めておりますが、LINEからという部分も検討をしながら、まだ時間はありますので実現の可否については進めてまいりたいと思います。 ○議長(相澤孝弘君) 中鉢議員。 ◆12番(中鉢和三郎君) ありがとうございます。そうすると健診も受けやすくなると思いますので、ぜひお願いしたいと思います。 では、続きまして、何だかんだいってあと10分しかなくなってしまったので進みます。7・1・6の感染症経済対策についてお伺いします。 これについても、前段、多くの皆さんが質疑をされておりますのでほぼ理解をいたしました。ちょっと脇道にそれますけれども、今回、3次補正の話なのでそれに絡んで、3次補正が出たときに、政府といいますか観光庁が既存観光拠点の再生・高付加価値化推進事業というのをこの3次補正の中でやるということを表明されました。それで、550億円が3次補正ではついているわけですが、これは非常に面白い事業で、廃屋の撤去等による観光地としての景観改善ということが上がっています。これは、これまでも何度も言ってきている鳴子の入り口の廃屋への適用に非常にいいのではないかと思っていたのですが、この辺の取組について確認しておきたいと思います。 ○議長(相澤孝弘君) 古内観光交流課長。 ◎産業経済部観光交流課長古内康悦君) それでは、お答えいたします。 今回御提案させていただいた事業につきましては、コロナ禍においての事業継続とか誘客に向けた事業内容になっておりますけれども、今後、アフターコロナを見据えまして現在、進めている中で、ワーケーションの受入れ環境整備助成事業のほか、今、議員がおっしゃられた国の3次補正の補助金を活用した既存観光拠点の再生・高付加価値化推進事業にもトライしてみようと今、研究しているところでございます。現状は、庁内の関連するような各課と協議を進めまして、あとは地域の意見も聞き始めているところでございますが、なかなかハードルが高いものですから、準備をしてぜひやりたいと考えているところです。 ○議長(相澤孝弘君) 中鉢議員。 ◆12番(中鉢和三郎君) これは観光庁の本当に大変いい事業だと思うのですが、観光庁は国交省なのです。今度、4月から国交省に戻られる三保木副市長は、多分これは東京に戻られてぜひこの事業の推進に一役買ってくれるのではないかと思うのですが、決意表明をぜひしていただければと思います。 ○議長(相澤孝弘君) 三保木副市長。 ◎副市長(三保木悦幸君) 議員から御紹介のありましたこの既存観光拠点の再生・高付加価値化推進事業につきましては、国が短期集中的かつ強力に推進をするという新たな補助制度でございまして、3次補正で創設をされたということでございます。これまでの事業に比べましても非常に有利な事業でありますので、鳴子の再生に向けてといいますか、鳴子の再生のみならずいろいろな事業の推進に当たっては、こういう有利な事業というものを積極的に活用していくということが必要だと思っておりますので、私も大崎市に居を構えた者として地域の実情をしっかりお伝えしたり、国交省の立場として関係部局に話をつないだりという側方支援をしっかり今後ともやっていきたいと思っております。 ○議長(相澤孝弘君) 中鉢議員。 ◆12番(中鉢和三郎君) 何となく来年あたりは動きそうな感じがしてまいりましたので、4分残してやめたいと思います。どうもありがとうございました。 ○議長(相澤孝弘君) 次に進みます。 28番佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) では、お許しをいただきましたので、最後の質疑者のようですから私も5分くらい残して、何か議長から冒頭、鎮魂の日のセレモニーということもお話を聞いたので、協力をしたいと思います。 では、私も同じことになるかもしれませんが、10年前の3月11日、決して私たちが忘れることのできない日であります。それから、3月11日というと1年前、皆さんも御案内だろうと思いますが、世界保健機関の事務局長がコロナのパンデミック、つまり世界的な流行だということを発したのが1年前の3月11日であります。大崎市政は、この10年間、そしてこの1年間、市長をはじめ職員の皆さん、この2つのことに翻弄をされ続けてまいりました。非常に頑張っておられて、この1年、特にコロナ感染症に対する対策、改めて今、感謝を。市長をはじめ門脇総務部長はまた感慨深いものがあるでしょう。しかし、中鉢議員ではありませんけれども、必ず春が来る。来年の3月11日には、今日も春ですけれども、そのことを忘れられるような1年になればいいという思いを込めて質疑をいたします。 それで、人事管理費からお伺いいたします。 2・1・3でありますけれども、通告のとおり、会計年度任用職員、報酬と期末手当と費用弁償という、そういう節の分け方になっておりますけれども、この理由、違いを教えていただきたいと思います。 ○議長(相澤孝弘君) 坪谷人財育成課長。 ◎総務部人財育成課長坪谷吉之君) まず、会計年度任用職員の方でございますので、いわゆる給料の部分につきましては報酬のところからお支払いをいたしまして、また今回、期末手当のほうも支給されますので、それを期末手当のところに予算を置くと。そして費用弁償につきましては、通勤手当の部分がここから支払われますので、費用弁償のほうに予算を計上しているという内容でございます。 ○議長(相澤孝弘君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) そうですか。素人でありまして分からないので、何でこういう節に分けるのかということで。分かりました。 それで、今回は新型コロナウイルス感染症における雇用も多いようですけれども、第5次集中改革プラン、令和3年度、来年度の補正予算ですからそこから聞きますけれども、一般職と再任用フルタイム職員の目標は980人です。そして再任用短時間職員と任期付職員と会計年度任用職員が920人、ほぼ同数、若干少ないですけれども。総職員数が1,902人という令和3年度の目標値であります。つまり、来年の4月1日時点でこの職員が、一般職と再任用制度をひっくるめてどう変化するのかお伺いをいたします。 ○議長(相澤孝弘君) 坪谷人財育成課長。 ◎総務部人財育成課長坪谷吉之君) 申し訳ありません。正しい数値をちょっと今、持ち合わせてはいないのですけれども、まずもって正職員の数につきましては、たしかおおよそ976名ぐらいに下がるのかとは思ってございました。その代わり、再任用フルタイムのところでたしか職員数が56名であったような気がします。 あともう一つ、会計年度任用職員の考え方でございますけれども、今回、まず一般会計が約690億ということで、事業規模が縮小されていないということで、会計年度任用職員の方の人数につきましてはほぼ同じ数で採用したいという考えがまずございます。 最後、総計で令和2年度と令和3年度がほぼ同じくらいの数値になるように今回、予算のほうを組んでおり、あと令和2年度の採用計画をつくる際に同じ数値になるように設定したところでございます。 ○議長(相澤孝弘君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) そうですか、大体同じ。令和4年度までの目標数値がありますけれども、ということは再任用職員が行革の隠れみののような感じがしないでもないと。分かりますか、隠れみのという、植木ですけれども、植物です。非常に多様な市民要望があって、あまり責任がないと言えばこれは間違いでしょうけれども、責任の薄い再任用職員が多くなってきている。その場合、半々です。人事管理としてどう意を3年度に用いていきますか、再任用職員、一般職はいいですけれども。 ○議長(相澤孝弘君) 坪谷人財育成課長。 ◎総務部人財育成課長坪谷吉之君) 再任用職員につきましては、たしか昨年まで3年間の勤務が可能であったと思うのですが、今度は4年間、5年間というふうに増えてございます。いわゆる再任用の職員がこれからどんどん増えていくという現状が起きてきます。それで、議員御指摘のとおり、ちょっと再任用職員の方の業務内容につきましては、ちょっと厳しいことを言えば少し物足りない部分も少々感じてございますので、その意味では、毎年、4月1日の辞令交付、このときに、再任用職員の方にいま一度気を引き締めて業務に当たってくださいということは、私、この2年間にわたり申し上げてきたところでございますので、また次のところにもし機会があれば、そのようにお話をしていきたいと思ってございます。 ○議長(相澤孝弘君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) 坪谷課長、さすがでありますけれども、1年に1回だけではなかなか意味が、課長の考え方が伝わらないのかもしれません。再任用だから、現役のときにはしょっちゅうそういうお話を聞いているから、そういう心構えは持っているでしょう。しかし、責任が薄い立場でありますから、その意をきちっと果たせるような人材育成については別の方法を考えていますか。 ○議長(相澤孝弘君) 坪谷人財育成課長。 ◎総務部人財育成課長坪谷吉之君) 再任用職員の方に対して研修という立場で何かアプローチできないのかということは常日頃考えてございました。そして、富谷市にある研修所のところで再任用職員の研修というカリキュラムがあるということが分かりましたので、そちらのほうも受講させるような仕組みもつくりたいと思ってございます。ただし、富谷市にある研修所、今回、コロナの関係でかなり研修科目をカットしているという現状がございますので、富谷市にある研修所のほうにはちょっと派遣できないと。であれば、やはり私どものほうで講師先生をお呼びして、再任用を対象とした研修会なども開いていかなければならないのかと考えているところでございます。 ○議長(相澤孝弘君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) そういうことですか。初代の議会事務局長をやった本市出身の本田という局長が退任してからそこに行きました。そういう方たちに講師を依頼してもいいのではないかと、大崎市として。非常に優秀でありまして、あそこの事務局長か、校長、現役で、まだ荒谷の床屋に来ていますから、1か月に一遍。ぜひ考えてみてもと。 ○議長(相澤孝弘君) 門脇総務部長。 ◎総務部長門脇喜典君) 本田さんについては、私も研修で大変お世話になりまして、研修のノウハウを本田さんから教わったという経験を持っております。そういう意味で、確かにそういう方々を招聘して、再任用職員に限らず職員研修に御登壇いただくというのはやはり検討の価値があるかと思います。 あと、やはり再任用職員の制度について改めて、私も4月以降はそういう身分になるのですが、やはり認識を新たにしていただきたいのは、どうも再任用制度が入ったときに、年金制度との絡みで1年延長される、2年延長されるということで、正職員とはまた違った意識がそこに入ってしまった危険性がある。ところが、今、再任用制度が4年、5年と延長される中で、そこはもう職員と同じカウントをされるわけですから、そこは一般職と同様の意識を持って仕事に取り組んでいただくというのは当然のことと改めて認識をし直していただく必要もあるとは思っております。 ○議長(相澤孝弘君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) ありがとうございます。昨日の総務常任委員会での送別会で、門脇総務部長はどこかに再任用というようなお話をちらっと聞きましたけれども、あなたなりがそういう講師をやり、あるいは重点プロジェクトの総合戦略策定委員長などをやるとかなりの効果は、私はあるという思いの独り言を言います。 それから、そういう再任用職員、併せて職員の満足度調査をやっているのですか。6年、7年、8年と一般職員と変わらない、その皆さんの職員満足度を3年度は63にしたいと。4年度は66、3点ずつアップする目標値を掲げていますけれども、どういう考えをお持ちですか。 ○議長(相澤孝弘君) 坪谷人財育成課長。 ◎総務部人財育成課長坪谷吉之君) まず、職員意識調査という形でもって今回、2回目を実施いたしました。これにつきましては、これからも毎年実施していきたいと思います。やはり職員の意識、満足度を上げるためには、今、職員が求めているものはやはり自己のレベルアップをしたいという、職員もおりますので、研修だけではなくてOJTなどもしっかりしながら、中堅職員、そして若手職員が一緒になってレベルアップをしていきたいと考えてございます。 ○議長(相澤孝弘君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) ありがとうございます。私、その職員の意識調査の設問を見せていただいたのですけれども、非常にいい、どこかのそういう会社がつくったのでしょうけれども。あれはもうまもなく集計になりますか、非常にいい意識調査でありましたけれども。何人かの職員に書いてみてくださいとやって五、六枚は持っているのです。今、2年度の職員の意識調査は結果が出ていますか。 ○議長(相澤孝弘君) 坪谷人財育成課長。 ◎総務部人財育成課長坪谷吉之君) 意識調査につきましては、毎年、秋口に行っているものでございますので、令和2年度の結果につきましては出てございます。それが64点であったと思います。それは所属長のほうにそれぞれお返しして、どこかの点数が下がっていれば、そこの部分については点数が上がるように頑張ってくださいというわけではないのですけれども、そのように結果をお渡ししているという状況でございます。 ○議長(相澤孝弘君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) 64点ということは、目標よりかなり高くなっています。非常にありがたいことで、64ポイントというのか、いいことです。 それで、最後に聞きますけれども、人事異動が間もなく発表される時期であります。特に、若いやる気のある、やる気のないという職員はいないのですけれども、女性職員や若手職員を登用するということがあります。特に女性職員は係長職あたりまでは順調にいくのですけれども、補佐、それから課長、参事、部長といくと数%の確率。確率と言ったら失礼ですけれども、全体の数%しかないと、極めて残念なことでありますが。これについては、門脇部長、人材育成のプロとして思い残すことをここで、女性職員と若手職員の登用、申し送りしていってください。 ○議長(相澤孝弘君) 門脇総務部長。 ◎総務部長門脇喜典君) やはり、いろいろな経験を積んでいただく機会を提供することだと思います。やはりなかなか経験を積まないと、課長、管理職等の職務というのは結構激務な職務でございますので、やはりそこはきちんと経験を積んでいただいて、研さんを積んでいただくということが大切だろうというのが1つと、やはり一方では、人事異動の際はその辺はある程度意識をして人事異動をすることも大切なのだろうと思います。市長からはかねがね若手登用、女性の登用等の指示を受けておりますし、やはりその辺は異動を担当する課長も含めて意識をしながら、令和3年度4月1日の人事異動等も現在、検討しているところでございますが、取り組んでまいりたいと思っております。 ○議長(相澤孝弘君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) そのことが一番大事です、やっぱり。私は女性をどうこう言うのではありませんけれども、ここでいいと、これでいいという職員は何か多いような感じが、失礼ですけれどもします。ですから、男女共同参画の中でどう女性の職員を、キャリアを目指す意識づけというのか、大変大事だろうと思いますので、後を引き継ぐ坪谷課長にお願いをいたします。 では、次に入ります。 予防接種健康被害調査委員会委員報酬、この内訳をお伺いいたします。 ○議長(相澤孝弘君) 角田健康推進課副参事。 ◎民生部健康推進課副参事[新型コロナウイルスワクチン接種担当](角田強君) 予防接種健康被害調査委員会につきましては、委員は5名います。そのうちの3名への委員報酬で医師が2人、学識経験者が1人、その方たちへの委員報酬となります。毎月1回ずつ開くということを予定しておりまして、その予算を計上させていただいております。 ○議長(相澤孝弘君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) そうですか。82万8,000円だから、医師だから高いのかという思いはしましたけれども、随分高額な委員報酬、毎月1回。被害がなくても毎月1回は集まるのですか。最大予想ですか。 ○議長(相澤孝弘君) 角田健康推進課副参事。
    民生部健康推進課副参事[新型コロナウイルスワクチン接種担当](角田強君) こちらの委員会のほうは健康被害が発生した都度開くということで、予算としては月1回ということで12か月分上げております。そして、その単価なのですけれども、1人1回当たり2万3,000円になります。こちらのほうは条例が制定されておりまして、その条例に基づいて、今回も開催した場合は報酬を支払うということを予定しております。 ○議長(相澤孝弘君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) そうですか。今から20年ほど前ですけれども、予防接種の被害調査委員会の報酬についての条例が議会に出ました。当時の民生部長は大原秀一さんでありました。提案がありまして。あの条例規則はどうなっているのでしょうか、被害調査、補償額を含めて。 ○議長(相澤孝弘君) 角田健康推進課副参事。 ◎民生部健康推進課副参事[新型コロナウイルスワクチン接種担当](角田強君) こちらの条例の単価の決め方であったのですけれども、こちらのほうは、旧古川市で定めた条例、こちらのほうが、合併の際に大崎地方合併協議会において特別職の報酬等の検討小委員会、そちらのほうで承認された金額を使っているということになります。ですので、旧古川市のときにつくった単価というのを継承しておる形でございます。 ○議長(相澤孝弘君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) 分かりました。やっぱり大したものです、昨日からの議会答弁。 そこでですけれども、今まで多くの議員から被害調査の内容の質疑がありまして、お知らせをいただきました。保健師に、そしてそれから市民病院にと、あれから国にというラインがきちんとなっているということで安心しましたけれども、ワクチンを接種するときに、2回目がひどいという予測がされていますけれども、検温はするのですか、しないのですか。 ○議長(相澤孝弘君) 角田健康推進課副参事。 ◎民生部健康推進課副参事[新型コロナウイルスワクチン接種担当](角田強君) 接種前に様々な手続がございます。その中で予診という形を取るのですが、当日の体調管理ということもありますので、必ず検温はして、今日は接種してもいいという体調と、確認してから予診に入るということになります。 ○議長(相澤孝弘君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) それは会場でやるのですか。自分で体温を測ってくる自己申告制ですか。 ○議長(相澤孝弘君) 角田健康推進課副参事。 ◎民生部健康推進課副参事[新型コロナウイルスワクチン接種担当](角田強君) 会場に来てから、こちらのスタッフのほうが検温をして確認するということになります。 ○議長(相澤孝弘君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) いいことです。私ごとで恐縮でありますけれども、予防接種でうちの娘が1歳半のときに2種混合の予防注射を受けまして、そのときは検温もなく、同じ針を使って集団接種をしたのです。結局、事故に遭いまして、主因は水ぼうそう、誘因は予防注射と、40度の熱が3日続いて。市民病院の判断で。今は元気にしておりますけれども、当時は意識障害。その結果はどうこう言いませんけれども、そういう経験がありますし、当時、私は議員でありませんから、ある議員に玄関で会って、市を訴えろと、こういうお話をいただきましたけれども、当時、大衡市長であったのだ。私も議員ではないし、地元の市長を訴えるわけにはということで。 そういうことが10万人に1人と外国では言われているのですけれども、この件についてはきちっとやっぱり市民の、そうすると1人ぐらいは可能性があるかもしれない。当時は、あれは社会的現象で、足が曲がって動かなくなったとか腕が動かなくなったとかという、全国的に社会ニュースであったし、うちのは脳が侵されたのですけれども、高熱で、そういうことがないことを願って、答弁は要りません。 それから、委託料はやめます。それから小規模事業者もやめます。割増し商品券もやめます。 鳴子温泉郷応援宿泊助成事業補助金、これも大体は分かりました。質疑の経緯から、最近は鳴子温泉の観光客が70万を切ろうとしている、コロナ禍でありますから、100万人を超えた観光客が。この割増し宿泊券で、結論は3年度、この補正を通じてまだまだ支援体制を組まなければならないと思っています。その見込みは持っていますか、鳴子の温泉ばかりではなく、飲食業を含めて。 ○議長(相澤孝弘君) 古内観光交流課長。 ◎産業経済部観光交流課長古内康悦君) 今回の予算を通じまして、落ち込んだ鳴子温泉郷に対する宿泊客の誘客を図るということが目的でございますけれども、今後、国のゴー・トゥー・トラベル事業でありますとか県の宿泊事業などもコロナウイルス感染症の感染状況によっては再開されることもあるかと思います。そういった事業の動向も注視しながらいろいろ考えていきたいと思っております。 ○議長(相澤孝弘君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) 中身はそうでありますけれども、インバウンドも期待できませんし、こういう時代、団体も期待できませんので、つまり市民全体に、12万市民と言ったらいいのか、どうおもてなしの心を行政が、あるいは鳴子温泉の観光協会が機運を高めていくのかというのがこの事業の意義だろうと。つまりリピーターを増やすと、地元の、大崎市民の。その辺の対策はどう考えていますか。 ○議長(相澤孝弘君) 古内観光交流課長。 ◎産業経済部観光交流課長古内康悦君) 今回の事業で誘客が図れましたら、当然リピーターになっていただくというのが今後の誘客につながるということなので、そのためにもおもてなしというのが非常に重要であると考えております。そういったところは観光振興ビジョンにも記載しておりますけれども、今まではおもてなし研修会の実施ですとか、あとはボランティアガイドさんの研修会とかオルレのガイドの研修会などを通じておもてなしの技術の向上を図ってまいりました。また、そういった研修会に参加されるのは観光事業者だけではございませんで、一般の市民の方がボランティアガイドを行うという、研修の参加ということもありますので、そういったところから機運を醸成してきたということでございます。 ○議長(相澤孝弘君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) ありがとうございました。 あわせて、温泉のことでありまして、地域おこし協力隊の湯守というのもありました。メンテナンスをどうしていくかというのが重要な課題であります。 それから、鳴子には鬼首という温泉地域も、川渡もですけれどもあります。鬼首の株式会社オニコウベ、観光客を増やすにはということで、私たち、昨年11月でしたか、大清会と大志会が合同で調査をいたしました。高橋勇次郎社長が、職員が入らなくて困っていると。俺も辞めたいのだけれども後を継ぐ人もいないと。こういうことのお話、我々6人が、中田産業振興局長が司会、ファシリテーターで、我々が意見交換をしたのですけれども。やっぱりグリーンシーズンも含めてかなりやっているようですけれども、あの観光客と温泉客を増やすのも一つの大きな戦略だろうと思います。 そこで、高橋副市長に聞きます。監査委員として市から高橋副市長がおいでですけれども、去年も3,000万円の赤字でありました。そこで高橋副市長、どう経営を立て直し、あるいはあそこの人事をどうするか、どうするかというのは人事交流を含めて、考えをお持ちでありましたらお答えをいただきます。 ○議長(相澤孝弘君) 高橋副市長。 ◎副市長(高橋英文君) 今、補正予算の議論をしているのかと思いますが、極力、監査委員という役目も含めて、第三セクターということも含めて意を用いてまいりたいと思います。 ○議長(相澤孝弘君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) やめました。何か高橋副市長の意に沿わないような質疑で、議題外と言わんばかりの答えでしたので、この次の機会にお伺いをしたいと思います。 では、別のほうにいきます。道路維持補修工事費。 前回の質疑で、建設部の維持管理体制に私は非常に感謝を申し上げたのですけれども、非常によくやっていただいておりまして、今回も3年度補正が、2年度で申請して2年度でついて補正しなければならなくなったと、公適債ということで。確かに頑張っています。今度は減額でありますけれども、私も資料を準備してきたのですけれども、理由を言って大変申し訳ないのですけれども、昨日、区長さんも建設部に大変感謝している、最近、一生懸命やっていただいているということを私申し上げました。 この中から拾いますと、私の要望事項の22番から25番、市長に陳情していて四、五年になりますけれども、ある区長さんから、言って4年も5年もなるのですけれどもどうなっているのですかと。読み上げますから。 去年6月4日の、令和2年、三本木総合支所の議員全員協議会室でやったときですけれども、市道馬放2号線の対応状況。市長のところにちょっと近いです。これまでの地域の同様の状況を見ても、このまま放置すれば砂利が少なくなる、維持費がかさんでしまうと配慮しております。公適債の適用については県へ確認をしましたが、現道の舗装部分のみが適用になるとの回答を得ております。単独費との併用で修繕を検討してまいります。それから、同じ市道寺前山王線、同じ長岡です、については部分的な補修とはなりますが、公適債を適用しての修繕を検討してまいります。 来年度予算に入っているのですか、この2つ。つまり、令和3年度の社会資本道路整備事業は減額したということの中でどう対応しようとしているのか、今の時点でいいですからお答えいただきます。 ○議長(相澤孝弘君) 宍戸建設課技術副参事。 ◎建設部建設課技術副参事[公園・維持担当](宍戸淳君) 今、議員が申されました路線につきましては、今年度当初から要望をいただいている路線ではありますけれども、今回の令和3年度の予算のほうには、今、申されました市道馬放2号線と寺前山王線のほうの舗装修繕については計上されてはおりません。 今現在、その路線につきましては、馬放2号線の舗装のほうはやっぱり、県のほうにちょっと確認をしたのですけれども、公共施設等適正管理推進事業債のほうが現道の舗装部分にしか該当になりませんということで、この路線は圃場整備で排水路、用水路を整備されたところで、その部分が広くなっているという形になっていますので、半分が砂利道のような路線になっています。なかなか、一般財源をかなり投入しなくてはいけないということもありますので、今、どのような形で整備していくか調査というか検討をしているところでございます。 ○議長(相澤孝弘君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) 私も空気を察してきました。後ろのほうの空気を感じてこれはやめます。動いていることは間違いないことに感謝を申し上げます。 それから、もう一つ、地方債の現在高は14ページです。14ページを開いてください、皆さんも。つまり当該年度末現在高見込額、地方債の備考を見ますと、元年度から2年度にかけて774億、26億プラス。それから2年度、今年から来年度の補正予算に対する調書からは20億。26億、20億と地方債が増えております。これは当然、大型プロジェクト事業をやっているからしようがないにしても、今、802億の一般財源の地方債であります。つまり、この地方債、償還見込額が今年で69億だ、この表から見ると。つまり、一般会計の約1割を償還しなければならないという事態でありまして、これから人口が減る、そして生産年齢人口も減ると、そういう中でこの起債をどう処置していくか、総務部理事の考え方をお示しいただきます。 ○議長(相澤孝弘君) 渋谷総務部理事。 ◎総務部理事財政担当](渋谷勝君) ただいまは、14ページの調書によりまして802億といったような地方債の現在高の見込みでございますけれども、御紹介いただきまして、年々増えておりますのは、議員お見込みのとおり、復興以降、本年は新市建設計画の仕上げに入ってまいりましての様々な投資的経費の実施、さらには災害復旧のほうでも活用させていただくというのはこの地方債の1つの要素でございます。加えまして、その他の欄にもございますけれども、臨時財政対策債といったようなところで255億といったような残高になってきております。 つまりは、地方債は、本来であれば建設改良費、災害復旧といったようなものに対しまして世代間の負担の公平であったりというようなところの視点を持ちまして、耐用年数などを鑑みながら計画的な償還に入っていくというものの一方で、地方財政の財源的な厳しさから、臨時財政対策債といったような一般財源補填の仕組みまで入ってきているといったようなところがこの802億といったような規模に膨らんでいる要素の一つではないかと思ってございます。 こういった話をする場合には、交付税の制度を、還元率が有利なものを選んで発行してきていますということも申し上げてございますが、もちろんそういったものを選択しながら、合併特例債とかあるいは公適債といったものも今、御紹介いただきましたけれども、選択しながら打ってきておりますので、この半分以上につきましては交付税の措置対象と見ております。こういう区切り方で終わってしまいますと、やはり期間が足らないという話になると思いますので、この交付税制度につきましては毎年度見直しがございまして、配り方において、こういった公債費につきましては交付税の世界においても義務的経費というような扱いになりますので計画的な措置があるのですが、一方で交付総額におきましては経常的な部分に対する補填が薄くなったり、あるいは新たな分野へのほうが厚くなったりというようなことでございますので、必ずしも地方債の、あるいは公債費の負担比率に応じて交付税が伸びるというものではないという認識を持ってございます。 今後につきましては、令和4年度が発行のピークと見てございます。本庁舎建設が4年度にいよいよ完成を迎えるという事業でございますので、以後、地方債、建設改良部分につきましては発行額を抑えつつ、今現在、3年度の償還を見ますと69億という償還額でございますけれども、これをまず97億、これを、4年度におきましては、ここは同じような状況になりますが、5年度以降、徐々に元金償還額を下回るような発行に抑えていきつつ、償還につきましてはやはり経常的な経費にこの公債費も入ってまいりますので、経常的経費全体としてこれを全体としては圧縮していくような形の調整が必要になってくるという思いで、今後、今年9月にかけましてその先10年間の財政見通しを立てる中で、経常経費のこのままでいった場合の姿と、それをどうしていくかという考えをまとめた財政見通しを立ててまいりたいと思っているところでございます。 ○議長(相澤孝弘君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) なかなか難しくて、何となく分かりました。経常収支比率が、この状況でいきますと93.7ポイントでした、元年度。これがどう推移するかと。それから、このように今、起債が増えていくと、財政の硬直化ということの、自己財源がまた少なく、今度のコロナ禍の中でどう運営していくつもりか、簡単に説明して。 ○議長(相澤孝弘君) 渋谷総務部理事。 ◎総務部理事財政担当](渋谷勝君) 簡単とはなかなかいきませんけれども、傾向ということで申し上げますと、この間、経常的収支は上がってきております。これは、分母のほうの基準財政収入はそこそこの部分では推移してきているのですけれども、上に乗ります経費のほうでございますが、そちらがやっぱり伸びてきている。その要素は、先ほど御紹介申し上げましたやっぱり地方債残高、これに伴いましての償還でございます。これがやはりこの先、伸びてまいりますので、傾向から申し上げれば、2年、3年とやっぱり収支比率は上がっていくという見方をしているところでございます。 ○議長(相澤孝弘君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) 若干安心をしました。積極的投資を頑張っていただきたい。 あと5分でやめようと思ったのですけれども、議長のお許しを得て、あと二、三分。 昨日、実は皆さんのお手元に一市民の御礼状が、机の上に置かれた方もいるでしょう、議員には大体渡りましたけれども。コロナ禍に対するいわゆる執行部、伊藤市長と職員の皆さんと我々も含めてもらったのですけれども、御礼状を、議会傍聴をしながら置いていかれました。それを市民に向けて若干説明をいたします、議場ですから。よろしいですか、議長。 ○議長(相澤孝弘君) どうぞ。 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) 市民にとって励みにもなる御礼状なのです。市長と職員の皆さん、市会議員の皆様に御礼、緊急支援金追加交付の御礼ということで。では、はしょって読みます。 「大変お疲れさまです。さて、先週土曜日、3月6日、期せずして緊急支援金追加交付の申請用紙が届き、驚きました。行政でというより、正しくは市独自の施策で、我々飲食店などサービス業にお心を寄せてくださり、こうして継続的な切れ目のない支援にて救済いただきますこと、本当にありがたく感じております。即日、申請をいたしました。」 ずっと続くのですけれども。 「きっと今、多くの事業者の方々が私と同じ思いを抱いたに違いありません。」中略、「今、休日には、野菜や加工品などの生産者さんのもとへ、お話を伺いに足を運んでいるところでした。長い目で見据え、自分を信じ、またこの先に楽しい日常が戻ることを信じ、世界農業遺産に認定された私たちのこの大崎のすばらしい魅力を大崎市内外、多くの方に発信していけるよう、当店もおいしい商品開発と心を込めたサービスに精一杯努めてまいります。このたび賜りました、御厚情に対し心より深く感謝をいたします。書中ながら御礼といたします。」3月10日付、昨日付であります。 つまり、市民は懸命にアフターコロナを生きてまいりました。この御礼状から感じることは、私は、東日本大震災から10年、冒頭に申し上げた、コロナ禍から、世界保健機関が昨年3月11日にコロナのパンデミックと発表してから1年、来年度は総合計画の見直し、そして重点プロジェクトのおおさき市地方創生総合戦略の策定、元気戦略推進委員会。つまりよみがえった大崎市、あるいはコロナからよみがえった大崎市となるように、来年の3月11日はこの議場で皆さんで感謝を申し上げる市にしたいと市民もこれは思っておりますので。 最後に、今、三保木副市長は時間がないから、何か最後のセレモニーがあるそうだから。でも一言だけこの後に。市長には、つまりそういう現況下で市民にこの御礼状をもらって、さらに来年度、この予算が間もなく可決するであろうとするならば、来年1年、任期もありますから、ぜひ強いメッセージを市民にこの議場からいただきたい。時間が2分ありますからよろしく。最後といたします。 ○議長(相澤孝弘君) 伊藤市長。時間内でお願いします。 ◎市長(伊藤康志君) 時間がありませんから、それでは、三保木副市長は最後に議会の皆さんに感謝の御挨拶があると思いますので、ただいまの佐藤勝議員からの質問のお答えもその場でしていただければと思います。私からは、では今、議員からお尋ねのことについて申し上げたいと思います。 私も、昨日、傍聴においでいただいた議員御紹介の方の御来訪、御礼、お手紙、感動をいたしました。いろいろな施策をやっておりますが、直接届く声は評価というよりは、多いのはお叱りであったり御批判の声が多いのでありますが、そういう意味では、感謝の言葉をストレートにお伝えいただいたことで非常に感動いたしております。現下で休日返上、不眠不休で対応していただいた担当の職員の方々の労も報われるのではないかと思っております。 実は、今朝、役所に来る前にも何か所かお寄りした中でも話題になっておりました。小沢議員のフェイスブックを見て、このお手紙の全容が御紹介されておりまして、そういう現場で頑張っている方々が頑張れるような施策をぜひやってくださいという激励もいただきました。 先日、岩出山の飲食店からもお電話があって、やめようかと思ったけれども、この手当てに応えてさらに頑張ってみようという感謝のお電話などもありました。 政策執行は、そういう意味で、頑張ろうという方々に手を差し伸べていくことが大事だということを再認識いたしました。コロナ禍もそうでありますし、御紹介のありました各計画づくりも、頑張っていこうというやる気や夢を抱けるような政策や計画をぜひつくっていきたいと思っているところであります。一緒になって頑張っていきたいと思います。     〔「終わります。ありがとうございました」と呼ぶ者あり〕 ○議長(相澤孝弘君) 以上で、質疑を終結いたします。 執行部入替えのため、暫時お待ち願います。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第50号については、大崎市議会会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(相澤孝弘君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第50号については委員会の付託を省略することに決定いたしました。 これから討論に入ります。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(相澤孝弘君) 討論がなければ採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(相澤孝弘君) 御異議なしと認めます。 これから議案第50号について採決いたします。 本案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(相澤孝弘君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第50号は原案のとおり決定いたしました。--------------------------------------- △閉会 ○議長(相澤孝弘君) これをもって本議会に付議された案件の審議は全部終了いたしました。 よって、令和3年第1回大崎市議会定例会を閉会いたします。               午前11時42分 閉会---------------------------------------地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 令和3年3月11日 議長       相澤孝弘 署名議員     只野直悦 署名議員     富田文志...