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12月22日-08号

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  1. 大崎市議会 2020-12-22
    12月22日-08号


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    最終取得日: 2021-09-28
    令和 2年 第4回定例会(12月)          令和2年第4回大崎市議会定例会会議録(第8号)1 会議日時      令和2年12月22日      午前10時00分開議~午後3時41分閉会2 議事日程 第1 会議録署名議員指名 第2 一般質問   +議案第179号 令和2年度大崎市一般会計補正予算 第3|   +議案第180号 財産の取得について    (説明、質疑、討論、表決) 第4 委員会の中間報告    (議員定数・報酬等調査検討特別委員長新型コロナウイルス感染症対策調査特別委員長報告)3 本日の会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員指名 日程第2 一般質問     +議案第179号 令和2年度大崎市一般会計補正予算 日程第3|     +議案第180号 財産の取得について      (説明、質疑、討論、表決) 日程第4 委員会の中間報告      (議員定数・報酬等調査検討特別委員長新型コロナウイルス感染症対策調査特別委員長報告) 日程追加  議案第181号 令和2年度大崎市一般会計補正予算4 出席議員(29名)    1番  早坂 憂君         2番  伊勢健一君    3番  鹿野良太君         4番  山口文博君    5番  山口 壽君         6番  佐藤仁一郎君    8番  八木吉夫君         9番  佐藤講英君   10番  氷室勝好君        11番  佐藤弘樹君   12番  中鉢和三郎君       13番  相澤久義君   14番  鎌内つぎ子君       15番  木村和彦君   16番  加藤善市君        17番  横山悦子君   18番  関 武徳君        19番  遊佐辰雄君   20番  只野直悦君        21番  富田文志君   22番  山田和明君        23番  氏家善男君   24番  山村康治君        25番  木内知子君   26番  佐藤和好君        27番  小沢和悦君   28番  佐藤 勝君        29番  後藤錦信君   30番  相澤孝弘君5 欠席議員(なし)6 欠員(1名)    7番7 説明員   市長        伊藤康志君    副市長       高橋英文君   副市長       三保木悦幸君   病院事業管理者   並木健二君   病院事業副管理者  横山忠一君    総務部長      門脇喜典君   総務部理事(財政担当)        市民協働推進部長  赤間幸人君             渋谷 勝君   民生部長      佐藤俊夫君    産業経済部長    茂和泉浩昭君   建設部長      茂泉善明君    上下水道部長    佐藤 基君   市民病院経営管理部長         総務部参事     遠藤富士隆君             八木文孝君   市民協働推進部参事 大塲一浩君    民生部参事     齋藤 満君   松山総合支所長   佐藤賢一君    三本木総合支所長  荻野信男君   鹿島台総合支所長  熊谷裕樹君    岩出山総合支所長  岡本洋子君   鳴子総合支所長   高橋幸利君    田尻総合支所長   伊藤圭一君   民生部健康推進課長 宮野 学君    産業経済部産業商工課長                                小野寺晴紀君   産業経済部観光交流課長             古内康悦君  教育委員会   教育長       熊野充利君    教育部長      宮川 亨君   教育部参事     安藤 豊君    教育部参事     佐々木 晃君   教育部学校教育課長 木村博敏君    教育部学校教育課副参事                                菅原栄治君8 議会事務局出席職員   事務局長      尾形良太君    参事        寺田洋一君   係長        佐々木 晃君   主幹        角力山真美君   主事        高島和法君               午前10時00分 開議 ○議長(相澤孝弘君) 出席議員定足数に達しておりますので、議会が成立いたしました。 これから会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付いたしております議事日程第8号をもって進めてまいります。--------------------------------------- △日程第1 会議録署名議員指名 ○議長(相澤孝弘君) 日程第1、本日の会議録署名議員を指名いたします。4番山口文博議員、5番山口壽議員のお二人にお願いいたします。--------------------------------------- △諸報告 ○議長(相澤孝弘君) 御報告いたします。 地方自治法第121条の規定により、お手元に配付のとおり、本日の議場出席者の通知がありました。 なお、新型コロナウイルス感染症対策として中座される議員は、別室にて一般質問の視聴をお願いいたします。---------------------------------------               議場出席者名簿                               令和2年12月22日   市長        伊藤康志君    副市長       高橋英文君   副市長       三保木悦幸君   病院事業管理者   並木健二君   病院事業副管理者  横山忠一君    総務部長      門脇喜典君   総務部理事(財政担当)        市民協働推進部長  赤間幸人君             渋谷 勝君   民生部長      佐藤俊夫君    産業経済部長    茂和泉浩昭君   建設部長      茂泉善明君    上下水道部長    佐藤 基君   市民病院経営管理部長         総務部参事     遠藤富士隆君             八木文孝君   市民協働推進部参事 大塲一浩君    民生部参事     齋藤 満君   松山総合支所長   佐藤賢一君    三本木総合支所長  荻野信男君   鹿島台総合支所長  熊谷裕樹君    岩出山総合支所長  岡本洋子君   鳴子総合支所長   高橋幸利君    田尻総合支所長   伊藤圭一君   民生部健康推進課長 宮野 学君    産業経済部産業商工課長                                小野寺晴紀君   産業経済部観光交流課長             古内康悦君  教育委員会   教育長       熊野充利君    教育部長      宮川 亨君   教育部参事     安藤 豊君    教育部参事     佐々木 晃君   教育部学校教育課長 木村博敏君    教育部学校教育課副参事                                菅原栄治君--------------------------------------- △日程第2 一般質問 ○議長(相澤孝弘君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。 順次、発言を許します。 12番中鉢和三郎議員。     〔12番 中鉢和三郎君登壇〕 ◆12番(中鉢和三郎君) おはようございます。 12番中鉢和三郎でございます。通告に従いまして一般質問させていただきます。 冒頭、この間、新型コロナウイルス感染症により不幸にしてお亡くなりになられた皆様と、その御家族に対しまして謹んでお悔やみを申し上げたいと思います。また、現在も病院で治療を受けられている方や、ホテル等の療養施設または御自宅で経過観察状態にある方へもお見舞いを申し上げたいと思います。一日も早い回復を御祈念申し上げます。そして自らの感染リスクを顧みず、感染された方々の治療や看護等に奮闘されている医療従事者の皆さんに衷心より敬意を表し感謝申し上げたいと思います。さらにコロナ禍で経営悪化に瀕している事業者の皆さんに対し、心からのエールを送りたいと思います。 さて、今定例会も今のところ今日が最終日ということであります。一般質問も残すところ2名となりました。昨日まで毎朝雪が降りましたので2時間ずつ雪かきをしておりましたけれども、今日は大変このように天気もよくて栗駒山もはっきり見えるということで、大変本当にすがすがしい朝だと思います。昨日は冬至でしたので、今日から日一日と昼が長くなってまいります。昼の長さのように日一日とコロナの影響が収まっていくことを願いつつ質問に入らせていただきたいと思います。 大綱3件通告をいたしました。端的に伺いますので、答弁も端的にお願いをしたいと思います。 大綱1件目は、さらなる観光業等へのコロナ支援についてであります。 国のゴー・トゥー・キャンペーンで光明が少し見えてまいりました市内の観光産業でありますが、新型コロナウイルス感染症の第三波の到来により、ここにきてキャンセルが多発する事態となっております。また、ゴー・トゥー・キャンペーン自体も先行きも不透明で、この一般質問の通告期限の12月1日時点では、いつ中断や地域の制限が発動されるか微妙な状態となっておりました。それが現在では全国的に12月28日から1月11日の旅行については、ゴー・トゥー・トラベル適用一時停止措置が取られることが決定しております。それに加えまして、地域によっては12月27日までゴー・トゥー・トラベル適用一時停止や旅行の自粛要請が出ております。こういった事態は本市観光産業に甚大な影響をもたらし、このままでは年が越せないという悲痛な叫びとなっております。 12月15日、政府は追加の歳出を19兆1,761億円とする2020年度第3次補正予算を閣議決定いたしました。その中には新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金の拡充ということで1.5兆円が盛り込まれております。本市におきましては、この窮状を救うために国の動きに先んじまして、速やかにプレミアム付宿泊券発行事業等の需要喚起策を追加すべきと考えておりますが、所見をお伺いいたしたいと思います。 大綱2件目は、観光振興ビジョン改定の進捗状況についてお伺いをいたします。 以前、温泉事業が現行の観光振興ビジョンに欠落しているというような議論がありました。それを受けまして今年度予定されている観光振興ビジョン本体の見直しに先立ちまして、別冊として温泉事業に関する部分である大崎市観光振興ビジョン温泉事業指針が昨年度策定をされました。そこで本年度の本体の見直しの進捗状況とその見直しの中で、観光振興ビジョン温泉事業指針をどのように位置づけをしていくお考えなのか、所見を伺いたいと思います。 最後に大綱3件目は、仮称の温泉保護条例についてお伺いをいたします。 仮称温泉保護条例の制定につきましては、今述べましたような大崎市観光振興ビジョン温泉事業指針の中に策定について明記をされております。また以前、本年度において策定に向けて取り組む旨の発言があったと記憶をしております。どのような内容を盛り込もうとしているのか、また進捗状況についてお聞かせをいただきたいと思います。 以上、大綱3件お伺いいたしますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(相澤孝弘君) 答弁を求めます。 伊藤市長。     〔市長 伊藤康志君登壇〕 ◎市長(伊藤康志君) おはようございます。 今日もよろしくお願いいたします。議員皆様方、早朝から御苦労さまでございました。 中鉢和三郎議員から大綱3点御質問を賜りました。順次お答えしてまいります。 初めに、大綱1点目のさらなる観光業等へのコロナ支援についてでございますが、議員からも御紹介がありましたように、鳴子温泉プレミアム宿泊券をはじめ、これまでも数々の支援策を講じてきたところでございました。国・県との連携なども含めて、一時期はどん底に落ち込んだ状況でございましたが、8月から11月にかけて宿泊者数も回復傾向にあり、9月、10月には宿泊者数で多少宿泊関係者の差はありますけれども、宿泊者数が同等まで戻ったという明るいニュースなども入ってきたところでございましたが、しかし、ここに至ってその大きな支えでありましたゴー・トゥー・トラベルが年末年始、全国に一斉に停止され、多くのキャンセルが出ているという状況でございました。そういう中でございますので、当面の措置としては緊急的な支援策が議会の特別委員会からも出ておりますので、その支援策として宿泊業も緊急支援策を考えていきたいと思います。 また、議員から御紹介がありました国の3次補正の中に、使い勝手のいい臨時交付金等々もございますので、そのスキームがまだ明らかになっておりませんが、1回目、2回目のことからすると同様に独自の判断で使えるのではないかと思っております。そのときに宿泊関係からすると非常に効果のあったプレミアム宿泊券等が大いに、これは業界の方々と御相談を申し上げさせていただき、国の6月末までのゴー・トゥー・キャンペーン、そして東北DC、オリンピック、これらと確実につないでいくという形の中で、業界の皆さん方と一緒に効果あるその支援策ということを考えていきたいと思っておりますが、有力なカードではないかと思っておりますので、前回のやり方の検証も含めてどういう形がいいのか、業界の方々と御相談をしてまいりたいと思っております。 あわせて、短期、中期、長期にわたっての宿泊業、観光業の災い転じて福となるような振興策も併せて地元の皆さんと構築してまいりたいと思っておりますので、引き続き御指導いただきたいと思っているところでございます。 次に、大綱2点目の観光振興ビジョン改定の進捗状況についてですが、令和2年8月に改定に関わる業務委託契約を締結し、現在、統計資料の分析や、これまでの成果の確認、ウイズコロナアフターコロナによる観光ニーズ動向の分析など、見直しに必要な資料を作成しているところであります。 今後は、大崎市観光振興ビジョン戦略会議に諮るとともに、市民懇談会を開催して意見を募り、見直し作業を進める予定としておりますが、現在、新型コロナウイルス感染症の影響により戦略会議及び市民懇談会の開催に調整を要しているところでもございます。 また、観光振興ビジョン温泉事業指針をどのように位置づけるかについては、重要な項目として戦略や行動指針に位置づけてまいります。 大綱3点目の(仮称)温泉保護条例についてですが、昨年度策定した大崎市観光振興ビジョン温泉事業指針において、温泉保護条例の制定について検討していくこととして明記しております。鳴子温泉地域につきましては、宮城県温泉保護対策要綱において温泉保護地域及び温泉準保護地域に設定されており、温泉掘削等の行為については、県の審査会や指導等により保護と適正な利用の推進が図られております。本市といたしましては、その要綱を補完する内容を基本とし、昨年策定した観光振興ビジョン温泉事業指針による温泉の基本的方向性に基づき、様々な課題に対し検討を重ね、温泉の保護や条例の制定なども検討してまいります。 以上でございます。 ○議長(相澤孝弘君) 中鉢和三郎議員。 ◆12番(中鉢和三郎君) ありがとうございます。3件御答弁いただきました。順次再質問をさせていただきたいと思います。 まず、大綱1件目の観光に関してですけれども、この通告をする時点では、一日も早くプレミアム付宿泊券のような需要喚起という思いで書いたのですが、いろいろ話を聞いてみますと、需要がやっぱり減っている中で前回販売した宿泊券がまだ消化されていないという事態が分かりました。やはりその、事業者に聞いてみますと、まず年末年始の忘年会、新年会のために会社でその宿泊券を何十枚、もっと言うと100枚ぐらい買ってくれたという方たちがそういった会合ができないということで消化できなくて、しようがなくて家族で毎週のように来ているという方もいらっしゃったりして、その前回分の消化に大変苦慮している状況の中で、さらに買ってくれということはなかなか難しいという状況があると聞きました。 そういったことで、まずやっぱり年末年始の中で一番重要なのはカンフル的にお金を注入すると、本当に生き残るために注入していくということだと思いますので、今朝ほど新型コロナの特別委員会のほうで表明いただきました新規の事業については大変本当にいい事業ではないかということで感謝を申し上げているところでございますけれども、いずれにしても早く効果を出すように事業を進めていただきたいと思いますけれども、それを一通りやった中で、では次の、先ほど市長が短期、中期、長期という話をしていましたけれども、やはり中期、長期のところにはこの需要喚起策といいますか、やっぱり需要が著しく縮小してしまいましたので、それをどうやって開いていくかといったことを考えていかなければならないと思いますし、それとあとアフターコロナということを議論する時期に来ているかという問題もありますけれども、やはりコロナが終わりますと一斉に競争で、観光地間の競争が激しくなると思いますし、あと海外からのインバウンドの受入れも一気に拡大をしていくということでありますので、その辺の準備を今まさに暇なときということなのですけれども、やっておかないといけないのではないかと思いますけれども、その辺の仕込みといいますか、中長期で考えた場合の観光振興策、この辺はどのように考えているか確認をしたいと思います。 ○議長(相澤孝弘君) 茂和泉産業経済部長。 ◎産業経済部長茂和泉浩昭君) 現状につきましては、中鉢議員と同様の分析をしてございます。今まさに仕込みをしていたはずのプレミアム商品券のほうが、そもそも宿泊に行かない傾向になってございます。でありますので緊急的な支援を検討してきたところではございますけれども、中長期になりますとウイズコロナアフターコロナの、まずもってコロナ感染症の終息が今現在見えていないという中におきまして、どのように進めていくか、それを見極めながら観光業に携わっていただきたいと。これまでと同様の取組になろうかと思います、当分の間。ただ、それにつきましても殊さら感染症対策をきっちりしていただく、そういったことに尽きるのかと思います。 お話しのように、市長が申し上げましたゴー・トゥーは一時停止はしているものの、期間は6月まで延長しているという状態、それと来年度、東北DCも見据えております。また、さらにはインバウンドも期待感が持てるオリンピック、今年こそ開催するものだという前提の下で、そういった対策、総合的に取り組んでまいらなければならないという認識でございます。 ○議長(相澤孝弘君) 中鉢和三郎議員。 ◆12番(中鉢和三郎君) 総論的な部分は全く一致しているのだと思いますけれども、では具体的に何をするのだという部分をもう少し描いてもらわないと、やはり事業者のほうとしてもなかなか先が見えないという状況だと思いますので、ちょっと各論のところを話をしてみたいと思いますけれども、今ありましたようにゴー・トゥーが6月まで延長ということがほぼ決まっております。その中で連休頃から割引率を下げていくという話も出ておりますので、やはりその割引率が下がってくるというのはソフトランディングをするためにということで、よく話も分かるのですが、ただ、その下がったときに、やはり需要が落ち込んでしまうのではないかというのが、その事業者としては心配事だということでありますので、できればその部分を多少支援をしていくといったことが考えられるのではないかと思うのですけれども、そのゴー・トゥーの収束に向けた出口戦略というのですか、その辺はどのように描いているでしょうか。 ○議長(相澤孝弘君) 茂和泉産業経済部長。 ◎産業経済部長茂和泉浩昭君) 今般、ゴー・トゥー・トラベル、いろいろ御批判もございました。あれによって感染が拡大したのではないかという一部報道もございます。ただ、圧倒的力があったということで私ども認識してございます。担当課のほうでその聞き取りをしましたら、議員お話しのとおり、やっぱりゴー・トゥー、DCと共にキャンセルが非常に増えたという御意見も賜ってございます。ゴー・トゥー、6月まででソフトランディングという話ありましたけれども、そういったときこそ本来の底力が問われるものだと思ってございます。その低下しつつある、下降しているところにどういったてこ入れが必要なのか、それにつきましては先ほどの臨時交付金、3次補正、どのような形で活用できるのか、また新年度予算において同様の施策を打つべきなのか、ちょっと今のところ明確なことはお話しできませんけれども、そういった支援については、状況に応じて検討していかなければならないものと考えてございます。 ○議長(相澤孝弘君) 中鉢和三郎議員
    ◆12番(中鉢和三郎君) ぜひ、検討ということではなくて実施をしてもらいたいと思いますけれども、やはり役所で考えることと現場である事業者が考えることにギャップがあったら駄目だと思うのです。ですから、その辺のコミュニケーションをしっかりしていただいて、その時間軸の中でどう変化していくものをどう本当にフォローしていくのだということを、近くなってからというと、またやっつけ仕事になってしまうので、まさに今から、6月にはもう終わるというのが分かるわけですから、もしくは例えばDCだとか、要するにオリンピックに向けてどのようにその消費拡大策をということだと思いますし、そうなるとやっぱりコロナのほう、また拡大の心配が出てくるので、そのトレードオフというかバランスをどう取っていくかということは、やっぱり事業者とコミュニケーションをしっかりしていただきたいと思いますので、そこはお願いしたいと思います。 あと、もう一つ、やはりアフターコロナを考えたときに、これまでの戦略と一部重なってくるわけですけれども、やっぱり大手の旅行会社だとか航空会社、鉄道会社、そしてバス会社という運送をやっている方たちとのつながりの強化というのは、やっぱり欠かせないものだと思うのです。それでその辺をやっぱり今まさに暇なときに何らかのつながりを強化していくための方策を打っていかなければならないと思うのですが、例えば実際に市内へ入っていただいて大崎市の利用者だとか、そういったことを研修する、交流するといった、そういう場を設けていくべきではないか。それはコロナ対策をしながらですけれども、そういう時期だと思うのですけれども、その辺の仕込みというのはどうなっているのでしょうか。 ○議長(相澤孝弘君) 茂和泉産業経済部長。 ◎産業経済部長茂和泉浩昭君) 次、恐らく観光振興ビジョンの話になろうかと思うのですけれども、以前からニーズが変化しつつあるということを一つ捉えているところでございまして、以前のように団体がこぞって宴会をして楽しいひとときを過ごすといった宿泊思考よりは、むしろ少人数で本当に気心の知れた方々あるいは夫婦単位でありますとか、そういったニーズにも応えていく必要があるだろうと。殊さらこのようなコロナ禍にございますと、そういったことが非常に顕在化してきているというところがございます。ただ、それを受け入れる施設が追いついていないという現状もあるのかと感じてございます。 議員お話しのとおり、そういったニーズに即した、メニューと申しますか、そういったものを今模索してございます。一つに観光公社ございますし、あと鳴子のほうでも協調しながら進める体制は整ってございますので、そういったメニューを商品として販売していけるように協議を今しているところでございます。なかなか鳴子温泉地域のみで誘客をするということになりますと、ちょっと難しい部分がございますので、それに世界農業遺産等々を含めて、どう展開していくのかといったところが鍵となるものと考えてございます。 ○議長(相澤孝弘君) 中鉢和三郎議員。 ◆12番(中鉢和三郎君) まさに部長が言われたように、ニーズの変化ということも当然ありますし、もっと言えば大崎市のよさをさらに磨いて築いて、それで売っていくというプロセスはやっぱり入れていかなければならないと思いますので、まさに今、お客さんが来ていないというのは、ある意味、追い風にして、そのうちに今のうちに、やっぱりそういった仕込みをしっかりやっていくと。その仕込みの中には意識の共有ということも当然あると思いますし、その意識の共有というのは行政と事業者ということもあるでしょうし、やはり関係している先ほど言ったような大手の旅行会社のような、これ大手と言っても多分オンラインの部分が今大きくなってきていると思いますので、そういうオンラインの旅行事業者、そういった方たちとのコミュニケーション、しっかりこの時期にやっておくということが非常に将来に向けて大事ではないかと思っていますので、その辺、オンラインで情報共有も当然必要ですけれども、やっぱり実際に来ていただいて鳴子のよさということを当然理解をしてもらうということと同時に、先ほど言われたように、今の旅行ニーズというのはどういうところにあるのだということを実際のサービスをやっている事業者にそれを理解してもらうと、生の声で理解してもらうといったことも必要だと思いますので、そういうコミュニケーションをする機会をぜひつくっていただきたいと思いますので、お願いをしておきたいと思います。 あともう一つ、今の話にもあったのですけれども、やはりこれまで大崎市の強みという部分で、先ほどの世界農業遺産の話も当然出ていましたけれども、そういったことを含めて、例えば多様な自然景観だとか温泉ということも当然あるでしょうし、マガンのような動植物といったこととか、歴史、伝統文化、当然、食ということもあると思いますけれども、やっぱりそういったものをさらに磨いていくと。これまでもやってきているのですけれども、なかなか発信し切れていないということについて、まさに今時間があるのだから、そのことについてさらに磨くプロセスをしっかり行政主導でやっていただきたいと思いますし、あと、やはりこれまでのやり方ではなく、今まさに何を変えなければならないかというと今までの議論、特にありましたけれどもDXです。やっぱり旅行業界もDXということにしっかり取り組んでいかないと、時代遅れになっていくのだと思いますので、そういうことの議論をしっかりしていかないと、コロナが明けました、しかし旧態依然とした、ひなびたのがいいという人もいるかもしれませんけれども、なかなかそれだけでは駄目だと思いますので、そういうDXということも含めて、例えばSNSの発信をもっと強化していって、そのプロモーション機能を高めていくだとか、そういう取組をしっかり支援をしていくといったことを行政として施策展開していかなければいけないと思うのですが、どのようなお考えでしょうか。 ○議長(相澤孝弘君) 茂和泉産業経済部長。 ◎産業経済部長茂和泉浩昭君) お話しのとおり、観光業に限らずなのですけれども、そういったいわゆるデジタルトランスフォーメーションを取り入れた事業展開、それと菅政権が掲げておりますカーボンニュートラル、それとそれらがマッチングして、いわゆるSDGsにつながっていくような事業展開、そういったことをMSOの方々、幹部の方々と最近お話をしたところでございます。 お話しのとおり、我々が目指すのはいわゆる上質な観光でございます。先ほど言ったような本当に団体もありですし個別もあり、それぞれのニーズに即したようなメニューを展開していく必要があろうかと考えてございますので、お話しのとおり一方で湯治文化はやはり鳴子温泉郷については捨てられないものでございますので、そういったものを組み合わせて、昨日、只野議員からの質疑もございますけれども、いわゆる農泊プラス鳴子温泉郷、それらを掛けていきますと世界農業遺産、グリーンツーリズムにもつながっていくものと考えてございますので、そういった展開ができればいいかとも考えているところでございます。 ○議長(相澤孝弘君) 中鉢和三郎議員。 ◆12番(中鉢和三郎君) いずれにしましても、コロナが無限に続くことはないわけです。やっぱりあるところで急速に回復をしていくという状況に来ると思いますので、そのときに泥棒を捕らえてから縄をなっていてもしようがない話なので、まさに今暇なわけですから、今しっかりと準備をしていっていただきたいと思いますので、ぜひその辺の準備を怠ることなくよろしくお願いしておきたいと思います。 では、続きまして観光振興ビジョンについてお聞きをしたいと思いますけれども、今、改定をまさにされていると。8月にその契約を結んでということでしたけれども、その辺の事業状況についてもう少し詳しく御説明いただきたいと思います。 ○議長(相澤孝弘君) 茂和泉産業経済部長。 ◎産業経済部長茂和泉浩昭君) お話しのとおり、今年度、観光ビジョンの後期計画を策定中でございます。8月に、大崎市観光振興ビジョン改定委託業務を株式会社ジャパンインターナショナル総合研究所というところと契約をいたしました。その中で今現在、現状分析等々に傾注しているところではございますけれども、お見込みのとおりコロナの影響が非常に大きゅうございまして、その策定につきましては業者にも頑張ってもらっているのですけれども、ちょっと苦戦をしている状況というのが今の策定の進捗状況でございます。 ○議長(相澤孝弘君) 中鉢和三郎議員。 ◆12番(中鉢和三郎君) コロナというのが、ちょっと想定外の状況になっているということだと思いますけれども、今、いずれにしても今年度中には完成させなければいけないということですので頑張ってもらいたいのですけれども、今回改定に当たって、これまでとやはり何かを変えなければ改定する意味はないわけですから、何を変えようとしているのでしょうか。 ○議長(相澤孝弘君) 茂和泉産業経済部長。 ◎産業経済部長茂和泉浩昭君) まずもって、現在、平成27年12月に策定したビジョンでございますけれども、当時というか現計画におきましては、その後、劇的にやっぱり変わっている、本市にとって変わっているものがございます。先ほどのお話に通ずるものがございますけれども、まずもってこの策定以降に世界農業遺産が認定されたと。そしてまたコロナ感染症によるところが大きいのですけれども、ワーケーション、あとリモートワーク、そういった新しい観光につながるような要素が発生している。ある意味、新たな武器ができた。あと、もう一つは新たな視点が発生したというところは、この後期計画の中に必須項目として入れ込んでいきたいと考えてございます。 ○議長(相澤孝弘君) 中鉢和三郎議員。 ◆12番(中鉢和三郎君) 今、部長が言われた視点については全くそのとおりだろうと思いますけれども、それだけではないのだと思うのです。やっぱり前期の課題といいますか、前期の振り返りをしながら、できなかった部分についてもということだと思うのですけれども、さっきから言っているように、やっぱりこれは鳴子に限ったことではないと思いますけれども、やっぱり大崎市のよさというのをどのように発信をしていくのだということと、多分5年前の議論のときも全く同じ議論をしていたと思うのですけれども、そのよさをまず市民が理解しないといけないという部分について、この5年間どれぐらいできたのだろうかということを考えると、あまりできていない気がするのです。 ですから、やっぱりそこのところに原点に返って、地元の人がいいと思わないものは旅行者の人もいいと思わないのだと思います。よく、おかしい話で、例えば鳴子の駅に着いた電車から降りてきた観光している旅人が、駅前を歩いているおばちゃんに、どこがいいところありますかと聞いたら、何もありませんと答えるという笑い話にならないような話がよくあるのですけれども、謙遜してそう言うのですけれども、でも実際は鳴子の人が鳴子のことをやっぱりよく分かっていないという部分については、これ過去からの大きな課題なのです。その部分をこの新しい振興ビジョンの中で、しっかりどうそれを解決していくのかといったことをやっぱりやっていかないと、本当の意味での、上質なという話もしていましたけれども、いずれその上質ということも何をもって上質だということを考えていかないといけないわけですけれども、いずれにしても鳴子のよさというのをどう本当に理解をして、どう発信していくか、まさにそこだと思いますので、どう考えているでしょうか。 ○議長(相澤孝弘君) 茂和泉産業経済部長。 ◎産業経済部長茂和泉浩昭君) 私、4月から現職に就いているわけでございますけれども、その当時、観光振興ビジョン読みました。なかなかユニークな文体と申しますか、そういった印象を受けてございます。その中で鳴子に限らず観光業に携わっている方々全ての方々に対してなのですけれども、呼びかけているような文面が多く感じられました。例えばなのですけれども、みんなで一緒に元気になろうという考え方で、地域が一体となって観光に取り組むことが大切ですと。そのためには地域の人や組織をはじめ多様な資源を総動員し、地域の一体感を醸成する取組を進めていくことが必要なのだというような呼びかけでございます。 一方、それぞれの行動指針の中で情報発信とかおもてなし力、それとトレンド対応力等々、そういった強化目標、それと戦略、それにぶら下がっているそれぞれの市民、行政、それと事業者等々が役割分担をしながら進めていくということがうたい込んである、そのように読み取ってございます。 おっしゃるとおり、市民意識調査満足度の中で、早坂議員の質疑の中で、いわゆる産業商工部分が非常に満足度が低いというお話を答弁したところですが、実は観光部門も決して高くはないです。そういったところは非常に我々痛感してございまして、産経部としてはちょっとネガティブになりそうなのですけれども、それを前向きに捉えて形づくっていくものが観光分野については、このビジョンだろうというところで取組を進めているところでございます。 ○議長(相澤孝弘君) 中鉢和三郎議員。 ◆12番(中鉢和三郎君) ですから、現行の観光振興ビジョンも結構いいことというか、的を射たことを書いているのだと思うのです。ただ、その的を射たことが、どう本当に浸透していって、そのことが実現されるのだろうかという部分について、やはりつくり込みされていないというか、要するに実施計画でどう落としていくかということが多分大事だと思いますけれども、そこのところをもっとやっぱり実施計画に落しやすいような形にしていかなければならないと思いますし、あともう一つ、私、課題ではないかと思っているのは、確かに人手といいますか手が足りないので、事業者に委託という形でつくっているのだと思いますけれども、やはりそのプロセスの中でどれぐらい実際に観光振興に携わっている行政マンの知恵だとか思い、そういったことが入っていくか、もしくは現場の事業者の声が入っていくかということなのですけれども、これをつくる5年前も、委託を受けた事業者と鳴子の観光事業者がけんかするみたいな、そんな場面もありました。というぐらい向いている方向にギャップがあったということで、これはできているのです。だから、それがちゃんと解決できているのでしょうかと、この5年間の中で。非常に私はそこが心配なのです。 また、つくったはいいけれども、中身はいいことを書いているけれども、では、それが本当に実現できるのだろうかといったところ、そこのところをしっかりとやっぱりこのつくる議論の中でやっていかないと、できたものと現実が乖離をしているといったことで、あとまた5年たっても同じことを議論しなければならないというふうになっては困ると思いますので、その辺の決意を、ではお聞きしておきたいと思います。 ○議長(相澤孝弘君) 茂和泉産業経済部長。 ◎産業経済部長茂和泉浩昭君) 先ほど、委託をしているというお話をしたところですけれども、丸投げしているわけではないというところだけは御理解いただきたいと思います。今現在、コロナ禍にあってちょっと苦戦しているというお話を差し上げましたが、今現在行っている事業につきましては、現状分析、資料収集、いわゆるそういった今までのデータの分類整理、分析の作業を行ってございます。ただ、コロナ禍にあってなかなか開催できないのが市民懇談会でございますとか戦略会議でございますとか、そういった事業者のみならず市民の声を聴きながら、鳴子温泉、こういうふうになっていけばいいというようなそういった具体な話を取りまとめて策定していきたいと思いますし、もっと言えば、全国から鳴子温泉、どのように思われているかといったような自己評価もすべきであろうと考えてございます。 ○議長(相澤孝弘君) 中鉢和三郎議員。 ◆12番(中鉢和三郎君) 大変な思いをされているということは十分理解をいたしましたけれども、ただやっぱり手段だと思うのです。コロナだから何ができないではなくて、コロナだからむしろDXをどんどんやっていって、ウェブ会議でもなんでもやっていけばいいわけではないですか。このビジョンの議論をする検討会でしたか、協議会でしたか、これをネットでやるという発想はないのですか。 ○議長(相澤孝弘君) 茂和泉産業経済部長。 ◎産業経済部長茂和泉浩昭君) 顔の見える事業者の方々、鳴子温泉に限って言えばなのですけれども、非常に顔の見える関係性でございますので、そういったところまでは現在担当課としては検討はしていないようでございます。 ただ、お話しのとおりDXまでいくかどうか、とにかくデジタルがこのように普及してございますので、そういったツールは有効に活用しながら、先ほど言った鳴子温泉についての意見等々の収集については検討してまいります。 ○議長(相澤孝弘君) 中鉢和三郎議員。 ◆12番(中鉢和三郎君) やっていないことをこれ以上言ってもあれなのですけれども、やっぱりZoomでもなんでも手段はあるのです。それ、別にハードルは全然高くなくて、我々も今、会派で集まってと言うとコロナでどうのこうのと言われるので、集まってとは言いませんけれども、会派でいろいろDXの勉強会をするのをZoomを使ってやったり、そういったことは簡単にできる世の中になっているので、ぜひそういう発想を変えて、いい形の議論をやっていただきたいと思います。 では、最後に温泉条例の話をお聞きしたいと思いますけれども、観光振興ビジョンの中に温泉事業指針をつくっていただきまして、その中で非常に細かく様々調査をした件なども載せていただいておりますので、大変いい動きだと思っていますけれども、温泉条例、温泉の利活用の条例、これは通常の給湯の条例、今あるわけですけれども、今後この温泉資源、もしくは地熱資源、これをどのように大崎市として未来永劫安定して継続的に使っていくかということの思いを条例にしていかなければいけないと思うのですが、この議論は相当前からお願いをしているのです。我々改新クラブで、もう既に10年までたたないでしょうけれども六、七年前に鹿児島県の指宿市に行ってきました。指宿市はこの温泉、源泉条例ということで、地域の地熱資源は地域固有のものだと、だから、ある資本を持っている方が外から来て温泉の熱を、言い方は悪いですけれども収奪するような形で、そこから富を持っていくのはやっぱりおかしいだろうということで、当然あるルールをつくって、例えば地域振興にその利益の一部を投下をしてもらうとか、そういうルールをつくった中で、やはり乱開発のようなことを防いでいくという趣旨を持って、その指宿市の条例はできているわけですけれども、そういったものを我々としては大崎市でも必要ではないかということで、ずっと我々も議論をしてきたことなのですが、今考えているその条例はそういうものでしょうか。 ○議長(相澤孝弘君) 茂和泉産業経済部長。 ◎産業経済部長茂和泉浩昭君) この温泉事業指針を策定した当時というか、その議論は私も聞いているところでございます。議員の思いも存じているつもりでございます。 ただ、確かにその指針の中でうたい込んでございますが、その進捗となりますと今、頭のほうというか、観光ビジョンのほうの策定もそのとおりの状態でございますけれども、これらにつきましては今お話しの指宿市の例がございましたが、他市の例も若干ですが把握はしているつもりでございます。それら条例の在り方、どのような条例なのかというところも含めまして、これにつきましては観光振興ビジョンの後期計画の策定と合わせて検討は必要だと考えてございます。あと県の要綱等々もございますので、まさに屋上屋とならないような、そういったものにもしていかなければならないだろうという考えでございます。 ただ、お話のとおり無限の資源ではないだろうと私も考えてございますので、鳴子温泉郷から温泉が消えたら命綱が絶たれるようなものでございますので、その重要性については言うまでもなく認識しているところでございます。 ○議長(相澤孝弘君) 中鉢和三郎議員。 ◆12番(中鉢和三郎君) これ、ちょっと誤解しないでもらいたいのですけれども、鳴子の温泉が温泉でなくなったら、温泉ではなくなるって変な話ですけれども、そういうこともあるのですけれども、これ風力だとか太陽光の再生可能エネルギー、やっぱり同じ考え方が必要だと思うのです。やっぱり地域にある熱資源、これは再生可能エネルギーとして非常に重要な資源だと思うのです。それをどう本当にうまく活用していくか、活用するなと言っているのではないです、どううまく活用して、それによってどのように持続的に地域が発展していけるか、そういうことのためにこの条例は必要だと思うのです。 それで、以前の事業の中でJOGMECが調査をした熱源の調査がありました。あれ、公費を使ってやっているので、その結果についても公表しなければならないということで、もう既に公表してしまっています。その中で例えば上野々の奥のほうの熱源が有望だとか、いろいろなことがもう既にオープンになってしまっているわけです。そうすると、それを目がけてお金を持っている方たちが、その熱資源を狙ってくることは十分考えられるので、早くその条例によって制限をしていかなければいけないと、これ随分前から言ってきているのです。何でそんなことができないのかというのが不思議なのです。 先ほど、市長の答弁にありましたけれども、宮城県の温泉保護対策要綱、これによって守られているだろうと言っていますけれども、この中に書いている鳴子温泉の、要するに保護地域とか準保護地域、この字名の中にはそれは入っていないのです。だからまるっきり丸腰と言うと変ですけれども、何の規制もないところにもう熱源はあるということをオープンにしてしまったわけだから、何とか条例等々でこれをやっていくか、もしくは県のこの要綱に入れてもらうとか、その動きをしないと先に掘られてしまったら規制のしようがないのです。それ、よく考えてもらいたいのだけれども、その動きはどうなっていますか。 ○議長(相澤孝弘君) 茂和泉産業経済部長。 ◎産業経済部長茂和泉浩昭君) 上野々のお話については、私も若干存じております。議員お話しのとおり、県の要綱で全て包含されるものではないということだけは私が言いたいことでございました。ただ、条例のつくりとして県が要綱で定めているもの等々も含めてですが、いわゆる条例のつくりようというのですか、そういったものはやはり慎重に議論をしていかないと駄目だろうと思ってございます。 また、利権の絡むお話になってまいりますので、目指すところは一体どこなのかといったつくり込み、そういったところは振興ビジョンの後期計画と合わせて検討はしていきますけれども、その条例の策定時期には同一時期とはなり得ないかと、ちょっと時間は要していくのかと思いますので、ぜひこの場のみならず御意見を頂戴しながら検討してまいりたいと思っております。 ○議長(相澤孝弘君) 中鉢和三郎議員。 ◆12番(中鉢和三郎君) 難しい問題だというのはよく分かるのですけれども、でも、これはさっきの話ではないですけれども、インターネットを使ってでも何でも議論はできるのです。だから難しいから後にいきますではなくて、いつまでにやらなければならないからどういうことをやるのだとやっぱり物事を考えていかないといけないので、年度内にぜひ完成させてください。どうですか。 ○議長(相澤孝弘君) 茂和泉産業経済部長。 ◎産業経済部長茂和泉浩昭君) 条例については、恐らく難しいと思います。ただ、それで検討をやめるというお話はしておりませんので、加えていきますが、なるべく議論を尽くしてまいりたいと思います。 ○議長(相澤孝弘君) 中鉢和三郎議員。 ◆12番(中鉢和三郎君) では、議論を尽くすためにどういう努力をされますか。 ○議長(相澤孝弘君) 茂和泉産業経済部長。 ◎産業経済部長茂和泉浩昭君) 振興ビジョンの中でも、先ほど言ったように議論を尽くしていきたいとお話ししました。その中において源泉はどうあるべきなのかと、どのように今後も安定的に活用していくのかということも議論の中に含まれていくものと思います。そういった思いを条例化していければいいのかと感じてございます。 ○議長(相澤孝弘君) 中鉢和三郎議員。 ◆12番(中鉢和三郎君) 仕事は何でもやっぱり納期があるのです。納期をちゃんと設定してやっていただきたいと思いますけれども、今年度駄目だったら来年度のいつつくるのですか。 ○議長(相澤孝弘君) 茂和泉産業経済部長。 ◎産業経済部長茂和泉浩昭君) 今時点でお約束はできません。 ○議長(相澤孝弘君) 中鉢和三郎議員。 ◆12番(中鉢和三郎君) いずれにしましても、この議論が大事だと思いますので、また6月に聞きますから、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 では、おしまいにします。 ○議長(相澤孝弘君) 次に進みます。 17番横山悦子議員。     〔17番 横山悦子君登壇〕 ◆17番(横山悦子君) 皆さん、おはようございます。今定例会一般質問の最後、大トリとなりました。前の議員がおーとりを取ってしまいましたけれども。 中国の湖北省の武漢で最初に確認された新型コロナウイルスの感染者が発症したとされる日から、12月8日で1年となりました。なかなか終息が見えず、特に世界経済、そして日本経済、さらにはこの大崎市の経済にも大変大きな影響が出ております。一日も早い終息を願うばかりであります。医療の最前線で懸命に治療を行ってくださっている皆様にありがとうと衷心より感謝を申し上げます。本当にありがとうございます。 通告に従いまして、大綱5点について質問させていただきます。 まず大綱1点目、陸羽東線塚目駅再整備についてであります。 陸羽東線塚目駅は、昭和35年5月1日に開設された請願駅であります。私も結婚後、約20年間、塚目駅前住宅に住んでおりましたので、駅のこれまでの状況を存じております。以前、議会で狭隘な自転車置場や公衆トイレの改修を一般質問した経緯があります。現在、自転車置場も隣接地に移動、さらに公衆トイレも駅の再整備により仮設トイレ、改修となりましたが、トイレも移設されました。 2020年1月29日、本市は古川地域に位置する塚目駅の整備方針を公表されました。駅舎、駅前広場などを含めた整備事業費15億5,100万円と試算されております。また今年、令和2年第1回定例会、伊藤市長の施政方針の中で、移転整備の方針について塚目駅及び移転候補地周辺に説明会を実施し、合意形成に努め、JR東日本及び市道古南1号線から隣接道路並びに広場整備に関し県と調整を図り、第2回定例会までに最終決断を行ってまいりますとの方針を示されましたが、本市の新たな中心地になりそうな塚目駅の進捗状況についての御所見をお聞きいたします。 現在地から、東に約400メートル移転する塚目駅再整備に当たり、陸橋にする予定が予算の関係上、道路と線路が交差する従来の踏切に変更となりました。その後、JR東日本と本市の協議で新塚目駅、さらには周辺の道路、見直しされた塚目駅への接続道路はどのように計画されたのでありましょうか、現在の進捗状況についてお尋ねいたします。 次に、大崎市の市街地を流れる県管理河川の大江川、新大江川ですけれども、河川改修工事と並行して現在整備している市道古南1号線、稲葉小泉線の進捗状況と、いつ頃、工事完成されるのかお聞きいたします。 次に、駅の名称は検討されたのか。 塚目駅の名称について以前にお聞きしましたときは、駅名を変更するとかなりの予算がかかるとお聞きしましたが、このような絶好のチャンスはめったにないと思います。移転先の地域は人口増の地域であります。住民の交通アクセスとして、通勤、通学、大崎市民病院通院等の利用、さらに名湯鳴子温泉を利用される方など多くの皆様に御利用いただきたいと思っております。市民から応募を募り、珍しい駅名で命名し、交流人口増、さらに新たな駅マニア等の取り込みを図り、この人口増の切り札の考えについての御所見をお聞きいたします。 次に、大綱2点目、暮らしやすい市民サービスの向上についてであります。 各種申請手続には、書かない窓口の導入についての質問であります。 窓口に来られた市民は、申請時に一番大変なのが各種の申請書を書くことだと思います。埼玉県深谷市では、職員が市民から住所、氏名、生年月日などの情報や申請内容を聞き取り、窓口業務システムへ入力を行い申請書の作成を支援します。市民の方は申請書を確認し署名欄に記入するだけで申請書作成の手間が軽減されます。さらには手続の漏れも防止され、分かりやすい窓口実現となります。特に高齢者、子供連れの方、とても助かるサービスであります。予算もかからないこのサービス、窓口の対応で市役所に対する信頼感や安心感がさらに深まり、市長への感謝の言葉が聞かれると思います。 次に、庁内に手続一括案内おくやみコーナーの設置についてであります。 例えば、高齢者が死亡した場合、世帯主の変更、印鑑登録の返還、国民年金未支給年金の請求、葬祭費の請求、介護保険の資格損失や還付金の請求などが想定され、市民課、保険給付課、高齢介護課と回らなければなりません。遺族はそれぞれの窓口を訪れるたびに事情を説明し、どのような手続が必要か確認したり、申請書類に氏名や住所など何回も同じ内容を書き込んだりします。手続完了までの時間を含め、数時間、市役所に滞在しなければならないし、また書類が足らなければ何日も通うという方もおります。おくやみコーナーは、これらの手続を可能な限りワンストップで対応いたします。本市の導入の考え方の御所見をお伺いいたします。 次に、鳴子温泉駅構内へのエレベーター設置についてであります。 合併前、古川市議会で古川駅にエレベーター設置について一般質問した経験があります。伊藤市長、さらに古川市長でありました佐々木謙次様の御英断、さらには担当職員の皆様のおかげでJR東日本と協議の上、古川駅にエレベーター3基、さらにはエスカレーターも設置いただき、多くの皆様から感謝の声を頂戴しております。高齢化社会においてエレベーターの重要性を再認識している昨今であります。その上で名湯鳴子温泉観光地利用や高齢化社会に必要な施設と痛感しております。大崎市内の駅全部に要望したいところでありますが、特に鳴子温泉駅のバリアフリー化の観点から、エレベーターの設置、導入していただくよう望むものでございます。 次に、大綱3点目、子供の命を守る児童虐待防止についてであります。 厚労省では、11月を児童虐待防止推進月間と定めています。児童虐待防止のためには、発生を予防し早期発見をすることです、そのためには関係機関の連携が大事であります。改正法では、児童相談所と婦人相談所及び配偶者暴力相談支援センターとの連携強化が明記されました。発生時の迅速、的確な対応が重要になりますが、本市の虐待の現状と対策についてをお伺いいたします。 学校のいじめ問題、児童虐待の早期発見と適切な初期対応に当たるスクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラーの重点配備が進められていますが、人員は足りているのでしょうか、本市の状況把握についてお伺いします。 被虐待児童への自立支援について。 個々の児童の状況に応じた支援を実施して将来の自立に結びつけることが重要と思います。関係機関と協議されていると思いますが、本市の虐待児、被虐待児童への自立支援についてどのように協議されているのかお伺いいたします。 次に、関係機関の配置促進、体制強化、相互連携対策についてでありますが、この連携協議についてもお尋ねいたします。 次に、親などによる体罰の禁止や児童相談所の体制強化などを定める児童福祉法等の改正法が成立し、本年4月から施行されました。子供へのしつけと称した体罰が虐待につながっていることから体罰の禁止が明記されましたが、市民に対する周知方法についてもお尋ねいたします。 次に、新型コロナウイルス感染症の影響により、子供の見守り機会が減少し、児童虐待のリスクが高まっています。市町村の要保護児童対策協議会が中心となり、様々な関係機関と連携し必要な支援につなげることが重要です。その考えと実態について伺います。 次に、国は全市町村に子ども家庭総合支援拠点を2022年度までに設置することにしておりますが、本市の状況と市民に対する周知方法についてお聞きいたします。 次に、大綱4点目、児童、生徒の教育環境の整備についてであります。 小学校、中学校の校庭のグラウンドやテニスコート、野球グラウンド等の点検整備計画についてであります。 小中学校の父兄から、テニスコートや校庭、グラウンドについて相談されることがきっかけとなりまして、校長先生や教頭先生、部活の顧問の先生等のお世話になり、市内の校庭やテニスコート、野球場など、現状や問題点などを調査させていただきました。平成18年の合併から14年経過、当然のことながら各小中学校の格差を確認することになりました。相談された大崎市古川北中学校のテニスコート2面の凹凸、手巻きネットポール、部屋の雨漏り、テニスコートの水はけ、水路等の問題、特に中体連のコートが、平らではないと現状を話したところ、教育委員会学校教育環境整備推進室に今年の11月21日から23日の3日間で早急にテニスコートを補修していただきました。ここの北中は女子だけのテニス部の生徒ですが、コートが平らになり部活がさらに楽しくなりましたと部員皆様のうれしい声が聞かれました。別の小学校の校庭の雑草についても相談されております。中学校のグラウンド、小中学校の校庭、この点検整備計画についてお伺いいたします。 次に、感染症による差別や偏見をなくす取組についてであります。 新型コロナウイルス感染症による人権問題をどのように捉えているのか、本市の対策についてであります。 ついに第三波と言われ、誰もが罹患する可能性がある新型コロナウイルス感染症、新型コロナの拡大と同時に見えないウイルスへの不安が差別や偏見、犯人捜しのように、誰なのか、どの施設なのかとの市民のうわさ話となっております、特に保健所からの消毒が入ると嫌がられ、中傷、批判など、いたたまれずに他の町では新型コロナウイルス感染症に罹患した本人や家族が引っ越しをするなど最悪な状態となってくるところがあります。新型コロナウイルス感染症による人権問題をどのように捉えているのか、本市の対策はいかがでしょうか。 次に、誰もがテレビやインターネット等で簡単に情報を得ることができる今、意識しなくても新型コロナウイルスに関する悪い情報ばかりに目が向いてしまい、何かとコロナウイルスに結びつけてしまい、不安は私たちの冷静な判断する力を弱めます。出どころの定かでないうわさ話が、まるで本当のように人々の間に広まり混乱を招く可能性もあります。感染者等に対する差別や誹謗中傷がいじめとならないよう防止するため、広報おおさきやポスターなどでの啓発及び本庁や各総合支所等に看板設置等をしてはいかがでしょうか。議員全員協議会で私の発言に対し、赤間市民協働推進部長からは、何がいいか検討しますとの返答もいただいておりますが、どのような結論に至ったのでありましょうか。 新型コロナ感染症及び濃厚接触者として自宅待機となっている児童生徒も最近多くなっておりますが、教育現場に人権問題を取り入れ、子供たちが差別や偏見などを持たないよう、指導の取組について本市の実態についてお聞きします。まだ課題もたくさんあると思いますので、その点についてもお聞きいたします。 これで私の1回目の質問を終わります。 ○議長(相澤孝弘君) 答弁を求めます。 伊藤市長。     〔市長 伊藤康志君登壇〕 ◎市長(伊藤康志君) 横山悦子議員から大綱5点、御質問を賜りました。私と教育長からそれぞれお答えしてまいります。 今年も残すところ10日ということになりまして、年越しの恒例行事の一大イベントであります紅白歌合戦も、昨日、出演者の曲名の発表がございました。いよいよカウントダウンということになりましたが、市議会もカウントダウンしてまいりましたが、議員から御紹介がありましたように、市議会一般質問の大トリの大役を務めていただきます横山悦子議員に敬意を表しながらお答えしてまいりたいと思います。 大綱1点目は、陸羽東線の塚目駅再整備でございまして、これまでの塚目駅の整備については女性の視点で御紹介がありました。トイレであったり自転車置場等々の整備に御尽力をいただいてまいりました。この塚目駅の再整備につきましては、議員から御紹介がありましたように施政方針でも紹介を申し上げさせていただき、精力的にJRあるいは県と協議、打合せを進めさせていただいているところでございます。 その中で、都市計画道路稲葉小泉線は、JR陸羽東線との交差部分が立体交差として都市計画が決定されております。しかしながら整備に当たっては工期短縮及び事業費の縮減を図るため、平面交差での整備についてJR東日本と協議を重ね了承をいただきましたことから、現在、市道古南1号線道路改良事業として平面交差での整備を進めており、今年度は道路改良工事を実施しているところでございます。 次に、新江合川の整備と古南1号線、稲葉小泉線の進捗状況と、いつ工事完了するかとのお尋ねでございますが、古川地域の浸水被害の軽減に向けて、宮城県において取り組んでいただいております大江川床上浸水対策特別緊急事業につきましては、今年度、河道掘削や分水施設を施工しております。また古南1号線については、大江川の事業と一体的な整備を宮城県にお願いしており、今年度においては道路改良工事を実施していただいております。大江川の事業が令和2年度完了予定となっていることから、古南1号線に係る宮城県への依頼工事も今年度をもって完了予定となっております。残る工事についてもJR東日本にお願いする踏切設置に係る工事となり、早期の事業完了に向け、協議、調整を図っているところであります。 また、宮城県事業の都市計画道路稲葉小泉線につきましては、今年度については用地の取得や物件移転補償を行っているところであり、令和6年度に国道347号から国道47号までの区間、約1,640メートルが完了する予定と伺っております。 次に、駅の名称の検討についてのお尋ねがございました。 議員からは、全国に話題性のある駅をこの際公募してみてはどうかということで、駅が観光スポットになったり話題性になって誘客になったり、いろいろな形で地域おこしにつながっている例はたくさんあるわけでございまして、可能であればそういう方策もぜひ夢を追いたいと思っておりますが、いろいろな制約がございまして、駅については鉄道会社が管理所有する施設のため、駅名変更については市の判断だけでできるものではないことでございました。JRが決定的な権限を持っております。 また、塚目駅は地域住民の陳情、請願運動が実って開設された請願駅であるということで、先人の思いが込められた駅でもありますので、地域の方々の理解ということも必要であります。そういう意味では駅名変更については慎重な取扱いが必要であるとも考えているところであります。地域の方々と、よくよく相談の必要性もあります。 この塚目駅再整備については新駅ではございませんので、既存の駅の再整備ということになりますので、なおさらその意味では名称変更をすることのハードルは、全国の例からすると非常に高いということがあります。また各所にある掲示物などの標示の修正やシステム変更等の費用も億単位でかかるということでございまして、通常では駅名変更というのは非常に難しい要素があるものだと思っているところでありますので、いろいろと御相談をしてまいりたいと思っております。 次に、大綱2点目の暮らしやすい市民サービスの向上についてですが、書かない窓口の導入につきましては、現在、新庁舎建設に合わせ検討しております。書かない窓口を設置するためには、窓口へのシステムの導入が必要であることや、現在の庁舎では窓口の数が不足し、来庁者からの聞き取りをすることが限られ、来庁者を滞留させてしまうおそれがあると考えております。マイナンバーカードの活用など、行政手続のICT化を加速させる動きもあることから、それらの機能も取り入れながら、市民が利用しやすい効率的な窓口を目指してまいります。 庁内に手続一括案内のおくやみコーナーを設置することでございますが、全国的にもそういうサービスのコーナーを設置している動きも承知をいたしております。 ライフイベントに関する手続については、議員からも御紹介がありましたように、大変に御不幸の中での手続ということでありますので、可能な限りワンストップによるサービス提供に意を用いたいということは、私たちも願うところであります。ただ、現在の庁舎の狭隘な状況でこれを実現することは極めて困難であり、現状でよりよい方法として本庁舎及び西庁舎の1階フロアを中心とした分散型窓口としており、市民課窓口では住民異動に合わせて国民健康保険証の発行などを行っております。 ワンストップによるサービスの運営には、担当職員に専門的で広範な知識とスキルが要求されることから、各課との連携が欠かせないこと、あわせてICTの活用も欠かせないと考えており、新庁舎の供用に合わせて1階フロアに関係部署が集約されることから、それに合わせて先進事例を研究しながら検討してまいりたいと思っているところであります。 次に、鳴子温泉駅構内へのエレベーター設置についてでございますが、議員には先ほどの塚目駅、そしてまた古川駅のバリアフリー化に大変御尽力をいただいて、まさに女性の立場での利用者の視点から、これまでも御提言、運動していただいたことに感謝、敬意を表させていただきます。 この駅のバリアフリー化でございますが、いわゆるバリアフリー法に基づく移動等円滑化の促進に関する基本方針によって、JR東日本では1日当たり平均利用者数が5,000人以上の駅のバリアフリー化を平成22年度までにほぼ終えたことから、現在は利用者数3,000人以上の駅について今年度までに全てバリアフリー化することを目標として整備を実施しているものと認識しております。議員から御紹介がありましたように、高齢者や障害者の方が駅構内の跨線橋を上り下りすることは大変つらいものがあり、そのために鉄道の利用を敬遠する方もいるものと思われます。また鳴子温泉郷を訪れる方にとっては、その利便性を図るためにも駅のバリアフリー化は大変重要なものと理解をいたしております。 しかし、この鳴子温泉駅の1日当たりの平均利用者は年々減ってまいりまして、現在200人程度に落ち込んでしまっております。通常でありますと鉄道駅のバリアフリー化の原則的な基準には程遠い状況になっております。市民や観光客の利便を図るために、市が整備する場合でも国などからの補助金等々も、なかなかこういうものに該当するものもないということで、通常はかなり難しいことが重なっております。 ただ、移動等円滑化基本方針において、1日当たり平均利用者数が3,000人に満たない駅についても、地域の実情や利用の実態等を踏まえ、可能な限りバリアフリー化を実現することというただしもございますので、ここに活路を見いだすように運動を続けていきたいと思っております。そういう視点で既に鹿島台駅もバリアフリー化されましたし、仙石線の松島海岸駅でも、鹿島台駅は1,600人ほど、松島海岸駅は1,200人ほどでありますが、バリアフリー化が導入された経緯もあります。鳴子温泉駅は200人と、かなり下回っておりますが、一大観光地であるということの理解もJR東日本仙台支社にも申入れをし、御理解もいただいておりますので、さらに今後も機会を捉えて強力に要望していきたいと思いますので、駅問題、バリアフリーに精通されております横山議員の力強い後押しをぜひお願いをしたいと、こう思っているところであります。 次に、大綱3点目の子供の命を守る児童虐待防止についてですが、虐待の現状と対策につきましては、本市の児童虐待件数の推移として平成29年度100件、平成30年度110件、令和元年度206件となっております。また本年度、北部児童相談所を除く本市窓口が取り扱う児童虐待件数は11月末日現在で5件となっております。本市に児童虐待に関する通報が寄せられた場合は、48時間以内に子供の安否を目視により確認することとなっておりますので、児童相談所や警察署等関係機関と連携して対応しております。事実か否かにかかわらず、虐待を放置しないという強い意志を示すこととしております。 関係機関との連携につきましては、要保護児童対策地域協議会において、児童相談所、警察署、小中学校、保育所など構成している機関と定期的に情報交換や会議を実施して対応しております。 被虐待児童への自立支援の体制につきましては、要保護児童対策地域協議会において支援の方向性を確認しながら支援を行っております。緊急的に一時保護された児童のほとんどは家庭に戻ることになるため、その家庭での受入れ体制なども含めた家庭復帰を支援していくことに力を注ぐことになり、個別支援会議等により現状の共有、それぞれの立場から見た不安や課題、今後の対応方針や役割分担などを確認し、関係機関が連携しながら継続的な支援を行ってまいります。 関係機関の配置促進、体制強化、相互連携対策につきましては、前にも説明いたしましたが、本市においては既に要保護児童対策地域協議会を設置しておりますので、その中で代表者会議、実務者会議及び個別支援会議を開催し、必要な情報の共有や対策を協議し、それぞれの関係機関が連携して対応に当たっております。 体罰禁止の周知方法につきましては。本年4月から改正された児童虐待防止法並びに児童福祉法の施行により、親からのしつけと称した体罰禁止が明確にされました。これまでも相談や通報により現場を訪問した際には、たたくなどの体罰はもちろん、家の外に出すなどの懲罰、蔑む言葉を浴びせる、子供の面前で激しい夫婦げんかも虐待に当たることを説明してまいりましたが、今後なお一層、広報紙やウェブサイト、その他の手段を通じて児童虐待防止への理解を広めてまいります。 コロナ禍における実態につきましては、コロナ禍における生活変化などによる心理的ストレスから虐待が発生しやすくなると言われておりますが、本年3月から5月の学校一斉休業時の実態として、本市の取扱い分は通報も相談件数も思いのほか少なく、また学校再開後も極端に多くなっている状況にはありません。現在も第三波が来ている状況ですので、引き続き虐待防止の周知を図りながら迅速に対応してまいります。 家庭総合支援拠点の状況につきましては、昨年11月末にオープンした子育て支援拠点施設、愛称、わいわいキッズ大崎において、中央児童館、放課後児童クラブ、子育て支援センター、ファミリーサポートセンターに加え子育て支援課子ども家庭相談担当を配置しており、子ども家庭総合拠点の機能を有する施設となっております。育児に関する相談、発達や障害に関する相談、児童虐待に関する相談、ドメスティックバイオレンスに関する相談などに応じられる体制となっており、開所から本年11月末までの電話や来所を含めた施設全体の延べ相談件数は6,057件で、月平均504件となっております。独りで抱え込まず気軽に相談できる機関が身近にあることを今後も広く周知してまいります。 次に、大綱5点目の感染症による差別や偏見をなくす取組についてですが、新型コロナウイルス感染症に関連して、感染者、濃厚接触者、医療従事者等に対する誤解や偏見に基づく差別や誹謗中傷は人権侵害であり、決してあってはならないことと認識しております。 これらの人権相談につきましては、常設相談として仙台法務局古川支局において、平日または特設相談として市政情報課並びに各総合支所において、月1回ないし2回実施しております。また感染者等に対する差別や誹謗中傷等の防止に関する啓発につきましては、今後ウェブサイト等を活用してメッセージを掲載しながら、状況を見極め適切な対応に努めてまいります。 私からは以上でございます。 ○議長(相澤孝弘君) 熊野教育長。     〔教育委員会教育長 熊野充利君登壇〕 ◎教育委員会教育長(熊野充利君) 子供たちの健康、安全につきましては、横山議員はじめ議員の皆様には常日頃から御心配をいただいており御助言もいただいておりますことを改めて感謝を申し上げます。 限られた時間ではありますので、ちょっと早口になることをお許しいただきながら、私からは大綱3点目、子供の命を守る児童虐待防止についてのうち、適切な初期対応に当たるスクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラーの人員は足りているのかということについてお答えをいたします。 いじめ、児童虐待につきましては、全国的にも大きな問題となっておりまして、本市におきましても早期発見、早期対応につなげるため、全ての小中学校へスクールカウンセラーを配置するとともに、学校や園から緊急要請があった際に素早く派遣できるスクールソーシャルワーカーを2名委嘱し、対応を図っております。 いじめ問題につきましては、早期発見のために各校に独自の調査や教育相談を行うとともに、教育委員会としてもアンケートを年3回実施し、いじめの状況について全市的な傾向を把握し、いじめが解消された効果的な取組事項を各校で共有するなど、いじめ問題の適切な指導の充実につなげております。 児童虐待につきましても、学校に通告義務が課せられていることを共通理解をし、子供の命を守ることを最優先に、虐待の疑いがある場合には学校から素早く児童相談所へ通告されるようにしております。また子育て支援課とも連携を強め、関係の家庭に、より深くアプローチしたり、必要に応じてスクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラーへとつながせていただき、心のケアに努めたりすることも徹底しているところでございます。スクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラーは、医療的もしくは福祉的な見地からカウンセリングを行い、児童生徒の心のケアと望ましい生活環境の整備について働きかけを行っております。さらに個々のケースへの対応の在り方につきましては、必要に応じて教員への助言も行い、学校の危機管理体制の強化にもつなげているところでございます。 以上のことから、人員的、数的には十分とまでは言えませんが、いじめや虐待等の問題解決に向けた学校のニーズに応えていることができているものと認識しております。 次に、大綱4点目の児童生徒の教育環境の整備について申し上げます。 小学校、中学校の校庭やテニスコート、野球場等の点検整備計画についてでありますが、日常の施設の管理の業務として日々の点検や整備、簡易的な修繕等につきましては、各学校に配置しております学校業務員が主に担っており、加えて部活動で使用した際には生徒自身でグラウンド整備を行っている状況でございます。業務員が対応できないほどの修繕や整備が必要になった場合には、学校から教育委員会に報告をいただき現地確認を行いながら、修繕の要否について判断をし、対応しているところでございます。 しかしながら、経年劣化等の要因等から大規模な修繕が必要な場合は、優先度を判断しながら年次的に順次対応していくことを基本としております。引き続き安全・安心な施設利用が図られるよう日々の施設管理に努めるとともに、学校との連携を図りながら教育環境の整備を進めてまいります。 次に、大綱5点目の感染症による差別や偏見をなくす取組のうち、教育現場に人権教育を取り入れ、子供たちが差別や偏見を持たないような取組についてお答えをいたします。 3月からの全国的な感染拡大に伴い、医療従事者等への差別や偏見がテレビや新聞で報道されております。この状況を踏まえまして、本市におきましても学校現場で感染者等に対するいじめや差別、誹謗中傷は絶対にあってはならないという指導を感染防止教育と併せて展開してまいりました。 まず、子供のウイルスに対する不安が差別や偏見を生むという観点から、ウイルスを正しく恐れ、正しく判断し、正しく行動していくことの大切さについて指導しているところであります。各学校におきましては放送による全校集会で、差別や偏見、いじめは絶対にあってはならないことを再確認したり、授業等で児童生徒の発達段階に応じてイラストやスライドなどを使って、より分かりやすく指導を行なったりしております。 日本赤十字社が作成しました「3つの顔を知ろう」というのがありまして、この3つの顔というのは、1つは病気という顔、2つ目は不安という顔、3つ目は差別という顔でございます。漫画を用いたもので小学生低学年でも十分に理解できるものの一つとして、各学校で広く活用されております。 また、陽性者が確認された学校につきましては、全職員が臨時休業後の児童の受入れをテーマにワークショップを行い、研修を深め、安心して登校できる環境整備に努めたところでございます。 保護者の方々に対しましても、教育委員会や各学校が発行するお便りには、感染者や医療従事者に対する差別や誹謗中傷をなくすために協力を呼びかけたり、大崎市ウェブサイトのほうにも私からも教育長メッセージとして掲載させていただいたところであります。児童生徒を取り巻く環境をより健全なものにするよう、今後とも配慮してまいりたいと思います。 道徳の授業では、コロナウイルス感染症に限らず、小中学校ともに学習指導要領の中で差別や偏見のない社会の実現という項目が示されており、各校で指導を行っているほか、学校の教育計画には人権教育が位置づけられ、各教科や総合的な学習の時間におきまして、誰に対しても差別することなく、そして偏見を持つことなく、公正、公平な態度で接することの大切さを体験等を通して学ぶ機会を設けているところであります。 今後も、教育委員会といたしましては児童生徒の健やかな成長を願い、感染防止に向けたこれまでの対策を徹底するとともに、児童生徒を取り巻く状況にも注視をしながら、市民の皆さんと協働してこの問題にしっかりと取り組んでまいります。 私からは以上でございます。 ○議長(相澤孝弘君) 横山悦子議員。 ◆17番(横山悦子君) 答弁ありがとうございます。では、ちょっと時間もあと7分でありますけれども2回目の質問をさせていただきます。 塚目駅の再整備ですけれども、令和6年度、結構地元でも、いつ頃なのですかと聞かれますし、この状況、そのスケジュール的なもの、ちゃんとしたスケジュール、それについてお尋ねいたします。 ○議長(相澤孝弘君) 赤間市民協働推進部長。 ◎市民協働推進部長(赤間幸人君) スケジュールにつきましては、今年の1月だったですか、総務と建設の常任委員会でスケジュール、お示ししておったかと思います。その際は令和7年3月を見込んでいたかと思うのですが、ただそのスケジュールを示した際には、本来であれば今年の3月に住民説明会、懇談会を開催して、あとは関係機関との協議ということになっていたのですが、ちょっと今年の3月、その説明会等開催できずにおりました。ちょっとコロナの終息を見ながら再開しようとは思っておりましたが、現状まだこのような状況です。 やっぱりこの手の説明、懇談会は、インターネット云々でちょっとそぐわないと思いますので、直接人を集める、ちょっとその方策も併せて検討しておりますので、1月にお示ししたスケジュールからは現状遅れているということでございます。このような状況ですので、いつ頃というのはちょっと断定できない状況になってございます。 ○議長(相澤孝弘君) 横山悦子議員。 ◆17番(横山悦子君) やはり、このコロナの影響で住民の説明会が延びているということですけれども、令和7年3月、これには絶対遅れないように、そのようにされるのか、それともその最後の完成、供用開始も自然と遅れるのか、その辺についてお尋ねします。 ○議長(相澤孝弘君) 赤間市民協働推進部長。 ◎市民協働推進部長(赤間幸人君) 相手方もございますので、はっきり断定はできませんが、今の計画としては1年遅れてもやむなしということで進めていこうかと考えてございます。 ○議長(相澤孝弘君) 横山悦子議員。 ◆17番(横山悦子君) 先ほど、市長からは請願駅ということで、現在の塚目駅のところに石碑も建っているわけなのです。うちの義父も、やっぱりそのとき寄附、地域の皆さんも寄附されていますので、その辺も全部載っているわけなのですけれども、やはり塚目駅の駅名を変えるということはなかなか難しいというお話ありましたけれども、そういったときに、あの石碑はどうするのか。また移動すれば、あちらも塚目駅となった場合に、結構あの石碑を移動するのも大変かと思っておりますけれども、その辺についていかがでしょうか。 ○議長(相澤孝弘君) 赤間市民協働推進部長。 ◎市民協働推進部長(赤間幸人君) 現在ある石碑についてどうするかという議論は、まだちょっと内部でも行っておりません。地元の方々ともご相談しながら、その辺は進めていくことになると考えてございます。 ○議長(相澤孝弘君) 横山悦子議員。 ◆17番(横山悦子君) では、それはこれからどのように変わるか分かりませんけれどもね。 それから、竹ノ内の竹ノ内中線についてお尋ねします。 塚目、竹ノ内は本当に地元でありますので、私たちのところにこのような工事関係の会社から来ているのは、大江川河川改修に伴う市道竹ノ内中線の通行止めの御協力とお願いということで近辺の家庭に回りました。通行止め予定期間が令和2年3月上旬から令和2年9月下旬までというこのようなチラシでございますけれども、橋も立派にできました。ところが今、自転車とか人は通行できますけれども車はなかなか通行できず、古南1号線、稲葉小泉線もまだできていませんので、その辺のところの通行がやはり皆さんから、早くここの通行止めを解除してほしいという、ただ地元のあるところからの反対もございまして、この勾配が約2%でもっていくと、その取付道路が自分たちの車の出入りにはかなり不便、それから自分の自宅の裏口からも出入りするのも不便という、そのような関係から反対も出ているようでありますけれども、その辺のところ、これはどのように対応されて、いつ頃、車が通行できるのか、その辺についてお尋ねします。 ○議長(相澤孝弘君) 茂泉建設部長。 ◎建設部長(茂泉善明君) 今おただしの竹ノ内中線については、今、県の事業によりまして橋梁の工事をやっていたということで、これまで通行止めをして、12月10日から歩行者については通行できるようにしていると伺っております。 今後の進め方なのですけれども、さらに北側の部分の道路の工事、盛土工事が入るわけなのですが、そういったところの工事用車両が頻繁に通行するようになるということと、道路の高さが今お話しありましたとおり1メーターほど高くなってくるというところの中で、安全性を考慮して車両については当面通行止めをするという形で県のほうから伺っております。 また、完成部分の部分供用という部分もあるかと思いますので、そういったところについては今後、県のほうと情報共有をしながら、できるだけ周辺の皆さんの支障にならないような形でやっていただくようにお願いをしていきたいと思っております。 ○議長(相澤孝弘君) 横山悦子議員。 ◆17番(横山悦子君) とにかく、今通行止めになっていますので、やはり一日も早く車が通行できるようによろしくお願いいたします。 それから、稲葉小泉線、国道347号、私たちのところ国道347号、それから国道47号につながるわけでありますけれども、その辺の道路も地元の皆さんにはちょっと説明はされたのですけれども、途中から道路の幅員が若干狭くなりますという、私たちもちょっと説明されておりますけれども、その辺の道路の幅員というのは、今、大崎市民病院の西側の道路が真っすぐ47号までつながるようになりますけれども、その辺の道路の幅員の状況をお尋ねします。 ○議長(相澤孝弘君) 茂泉建設部長。 ◎建設部長(茂泉善明君) 今、市民病院の周辺についてかなり広い歩道になっております。幅員4メーターということで整備がされておりまして、現在整備をしております古南1号線につきましては歩道の幅員が3.5メートルで整備がされております。 それで、今回、県のほうで整備を進めております稲葉小泉線につきましても、先ほどお話のありました竹ノ内中線、そこの部分までは古南1号と同じ3.5メートルの歩道幅員でいくのですけれども、そこから先については住宅地も少なくなるというところで、そこから北の部分については歩道幅員が2.5メートルとなりますので、そういった部分では全体の幅員が北側で若干狭くなるという状況でございます。     〔「ありがとうございました」と呼ぶ者あり〕 ○議長(相澤孝弘君) 以上で、一般質問を終結いたします。 会議の途中でありますが、暫時休憩いたします。 再開は午後1時といたします。               -----------               午前11時43分 休憩               午後1時00分 再開               ----------- ○議長(相澤孝弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議員全員協議会を開催する必要が生じましたので、暫時休憩いたします。               -----------               午後1時01分 休憩               午後2時00分 再開               ----------- ○議長(相澤孝弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △日程第3 議案第179号、同第180号 ○議長(相澤孝弘君) 日程第3、議案第179号及び同第180号の2か件を一括して議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 伊藤市長。     〔市長 伊藤康志君登壇〕 ◎市長(伊藤康志君) 議案第179号及び議案第180号の2か件について御説明申し上げます。 初めに、議案第179号令和2年度大崎市一般会計補正予算(第13号)について御説明申し上げます。 今回の補正につきましては、新型コロナウイルス感染症に対応する国の2次補正予算に基づき実施したひとり親世帯臨時特別給付金の再支給に要する経費を追加するものでございます。令和2年第4回大崎市議会定例会追加議案の1ページを御覧願います。 第1条は歳入歳出予算の補正で、歳入歳出それぞれ5,615万円追加し、予算総額を845億6,663万5,000円に定めるものでございます。 歳入歳出予算は、2ページに掲載しております第1表のとおり、歳出の3款2項児童福祉費に臨時特別給付金及び関連する事務費を合わせて5,615万円を計上し、この財源として歳入の15款2項国庫補助金に給付費及び事務費に関わる補助金を同額計上するものでございます。 次に、議案第180号財産の取得について御説明申し上げます。 本議案につきましては、大崎市立小中学校大型提示装置等購入契約を締結するため、大崎市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により議会の議決を求めるものであります。 本件につきましては、去る11月10日に一般競争入札の公告を行い12月2日に入札を行ったところ、コセキ株式会社が予定価格以下で入札したので、契約の相手方とするものでございます。 以上、議案第179号及び議案第180号の提案説明といたしますが、何とぞ御審議の上、御可決賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(相澤孝弘君) 質疑の通告がありますので発言を許します。 1番早坂憂議員。 ◆1番(早坂憂君) 1番早坂憂でございます。 私からは、通告に従いまして議案第180号財産の取得について質疑を順次行わせていただきます。 今回の質疑、私のみの通告であったということで様々なプレッシャーを感じながら端的に聞かせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 まず初めに、今回の取得の理由、そしてその目的について改めて伺いたいと思います。 ○議長(相澤孝弘君) 木村学校教育課長。 ◎教育委員会教育部学校教育課長(木村博敏君) よろしくお願いします。お答えいたします。 現在、各学校の教室には32型液晶テレビが配置されまして、大型テレビ装置としても利用しておりますが、画面は大きいとは言えず、教室の後方にいる児童生徒には伝わりにくいといったこともございます。今般1人1台端末が導入されるに当たりまして、効果的な指導と密を避ける対策として大型提示装置を導入するものでございます。国が示す教育のICT化に向けた環境整備5か年計画におきましても、大型提示装置を各普通教室に1台設置することを目標としております。今後導入が想定されるデジタル教科書にも対応できるよう、電子黒板の機能を持つプロジェクターを導入をしております。また65型のテレビについては移動式とさせていただきまして、理科室、美術室など特別教室での利用を想定しているところでございます。 大型提示装置、こちら児童生徒に様々なことを分かりやすく伝える道具として利用していきたいと考えております。タブレットなどのカメラ機能を利用して教科書や動作などを拡大して表示したり、ワイヤレス転送装置を利用して児童生徒が大画面で発表したりすることで情報の共有が図られ、理解が深められると考えております。1人1台端末等の機器も十分に活用して、児童生徒の主体的、対話的な学習を進め、社会に出て役立つ情報活用能力の育成を目指してまいりたいと考えております。 ○議長(相澤孝弘君) 早坂憂議員。 ◆1番(早坂憂君) 詳しい御説明ありがとうございました。 次の通告に、私、それぞれの単価についてという項目を挙げていたのですが、今回入札案件だということで、単価それぞれをここでお聞きするのはちょっとそぐわないのかと思いますので、これについてはちょっと飛ばさせていただきたいと思うのですが、今回、入札に係る金額を拝見したところ、契約の金額が1億5,191万円という金額となっておりまして、私も今回、項目として1から8までそれぞれの端末を上げていただいて、型番まで載せていただいていましたので、一台一台市場価格どれぐらいするのかということで、一件一件ちょっと調べてみました。その件数を合計で全て掛け算をして足し算をしたら、この金額よりはるかに高い金額が出たものですから、非常に安く今回は導入することができたのかと思って非常にうれしく感じたところであったのです。500万円ぐらい減であったので、これはやはり大口でたくさん契約をされるので安くしていただいた部分も、あるいは担当課、一生懸命交渉を頑張っていただいたのかと思いますので、その辺、非常にありがとうございましたと、ここの場でも感謝を申し上げたいと思います。 次の65型のテレビ、移動用プロジェクターを調達しない学校ということで上げさせていただいたのですが、これ、調達しない学校が何校かやはりあったのですけれども、こちらの理由について伺いたいと思います。 ○議長(相澤孝弘君) 木村学校教育課長。 ◎教育委員会教育部学校教育課長(木村博敏君) お答えいたします。 65型テレビ、それからプロジェクターを配置しない学校につきましては、既に必要な台数をリース契約にて配置しておりまして、改めて設置しないこととしているところでございます。 ○議長(相澤孝弘君) 早坂憂議員。 ◆1番(早坂憂君) ありがとうございます。今、リースで御契約だというお話があったのですが、つまり今回、ほか、ゼロではない調達をする学校というのは最新のものが配備をされると。今回配備をしないところ、リースだということなのですが、それは何年ぐらい前から使われているもので、ほかの学校、今、最新のものを調達する学校と内容について差が出ない機材なのかどうか、そこを改めて確認させてください。 ○議長(相澤孝弘君) 木村学校教育課長。 ◎教育委員会教育部学校教育課長(木村博敏君) リースにつきましては、基本的に5年間のリースということになりますけれども、最新型のものにつきましては、今回入れるものは65型になっておりますが、現在リース等をしているものについては55型ということで、ちょっと小さめのものが入っているようです。 ○議長(相澤孝弘君) 早坂憂議員。 ◆1番(早坂憂君) ありがとうございます。今回より少し小さい55型ということで、先ほどの取得の理由、目的の中でタブレットとの連携のことも含めて御答弁あったかと思うのですが、その辺にも対応できるものと、そのリースの契約のものは対応できると考えてよろしいのですか。 ○議長(相澤孝弘君) 木村学校教育課長。 ◎教育委員会教育部学校教育課長(木村博敏君) 十分に対応できるものと考えております。 ○議長(相澤孝弘君) 早坂憂議員。 ◆1番(早坂憂君) ありがとうございます。今回かなり大量に様々最新のもの、設備を入れるわけなのですけれども、この調達に関してこういったモニターがいいのではないか、あるいはこういったプロジェクターのほうが使いやすいなど専門的な知識のある方、GIGAスクールサポーターとか、そういった方々のアドバイスなどというのはあったのでしょうか。 ○議長(相澤孝弘君) 木村学校教育課長。
    教育委員会教育部学校教育課長(木村博敏君) 文部科学省でありますとか情報機器メーカー等によるオンラインによるフォーラムでありますとか説明会など、こちらのほうを参考にするとともに学校現場の意見と、それから実際に古川南中学校を会場にして、学校で電子黒板機能つきのプロジェクターでデジタル教科書を投影して、その見え方や操作性を確認して検討してきたところでございます。 国が示す学校における環境の整備方針におきましても、今後の学習活動において最低限必要とされ優先的に整備すべき機器の一つと、その中に大型提示装置等が掲げられていることもありまして、1人1台端末と高速通信ネットワークの整備とそろえて整備したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(相澤孝弘君) 早坂憂議員。 ◆1番(早坂憂君) ありがとうございます。実際にその旨、御確認をされたというお話であったのですが、これ、さらに市内、県内あるいは他県で既に大型提示装置を導入されている学校等もあったと思うのですが、そういったところの取組なども御参考にされた例などあったのでしょうか。 ○議長(相澤孝弘君) 木村学校教育課長。 ◎教育委員会教育部学校教育課長(木村博敏君) 他県の例については参考にはしておりませんでした。古川南中学校での機器の確認の際に、その説明員の方が県内の仙台市の状況もお話しされまして、その説明の前に、同じ機種も導入している学校もあると、いいものだということでそういった話も聞いてお話はしているということでございます。 また、学校現場の先生方の使いやすさ、こちらを考えた際に、やはり準備が早くできる、それから電源を入れればすぐ使えると、都度都度調整が要らないといった点を考慮して今回のプロジェクターにしたところでございます。 ○議長(相澤孝弘君) 早坂憂議員。 ◆1番(早坂憂君) ありがとうございます。様々想定をされてお考えをいただいたのかと思います。他県の取組等、私もインターネットで何件か調べさせていただいて拝見したのですが、他校との交流とか合同の授業などをするために、それぞれの児童生徒さんを映すためのPTZカメラ、いわゆるパンチルトズームです。上下左右、拡大縮小ができる形のもの、これを設置されているという学校が複数あったのですけれども、こちらのカメラ、PTZだけではないにしても、カメラの導入というのはお考えなのでしょうか。 ○議長(相澤孝弘君) 木村学校教育課長。 ◎教育委員会教育部学校教育課長(木村博敏君) お答えいたします。 動画配信用のカメラということで考えておりますけれども、今月16日に一般競争入札を終えまして、落札業者が今、契約担当のほうで内容を審査しているところでございます。各学校にカメラとマイクを3セットずつ配備するということに今しております。緊急時の授業配信でありましたり子どもサミット、それから生徒会サミットあるいはほかの学校間とのオンライン中継なども可能になるものと考えております。 ○議長(相澤孝弘君) 早坂憂議員。 ◆1番(早坂憂君) ありがとうございます。導入をされるということで安心をいたしました。やはりこれからは相互の関係をどのような形で勉強しているかをそれぞれの情報交換をやりとりしながら、そういった意味で人材育成の部分にもつながってくる部分があると思いますので、ぜひそういった機材は最新のものを活用して、新たな学びの広がりというものを模索していただければと思います。 今、カメラのお話もさせていただきましたが、モニターあるいはプロジェクター、教室内でどのような配置をされるのかというのも、やはりある意味では課題になってくる部分があると思うのですが、その教室への配置についてお伺いしたいと思います。 ○議長(相澤孝弘君) 木村学校教育課長。 ◎教育委員会教育部学校教育課長(木村博敏君) プロジェクターにつきましては、各学校の普通教室の黒板の上部壁面に取り付けます。あわせて黒板の上のほうに引き下ろし式のスクリーン、白色のスクリーンを整備したいと考えております。そこに映像を投射して、その画像に電子ぺンを利用して書き込みができたり、それからまたデジタル教科書を利用する際にタッチすることで動画や音声が流れたりといった機能を有するものということで整備したいと思っております。 それから、特別支援教室ではプロジェクターは固定しないものを御用意させていただいて、教室間を移動して利用可能とする、それから体育館などでの学校行事にも利用できるようにと考えております。 65型のテレビ、こちらにつきましても移動式としておりまして、プロジェクターの補助的な使い方でありますとか、先ほど申し上げたように理科室や美術室などの特別教室の利用を想定しているところでございます。 ○議長(相澤孝弘君) 早坂憂議員。 ◆1番(早坂憂君) ありがとうございました。今、黒板の上部にというお話がありましたけれども、やはり他県での取組を参考にさせていただきますと、移動式だけで御用意された学校というのは、やはりプロジェクターの設置にそもそも先生が手間取ってしまって授業になかなか入ることができないなどという問題点があったものですから、設置についてお聞きしました。やはり固定式になると、ピントの合わせとかそういったものが時間として取らなくて済むと思いますので、先生方の負担が減るのかと思い、非常にありがたい設置だと思います。 さらに考えなければならないのは、教員の影が映ってしまうということがあったり、あるいは窓から入る光、これの反射で見えづらいということがデメリットして挙げられている部分もたくさんあったのですけれども、遮光カーテンの取付けなどの部分については御検討されたのでしょうか。 ○議長(相澤孝弘君) 木村学校教育課長。 ◎教育委員会教育部学校教育課長(木村博敏君) 今回導入するプロジェクターにつきましては、従来のランプ式ではなくレーザー光線式のプロジェクターになっております。こちら光源が高く、かなりの明るさを有していると考えております。今、議員御指摘のとおり遮光カーテンといったところ、もしそのプロジェクターを利用していてどうしても見えないようなところがある場合には、そちらのほうの設置も考えていかなければならないかと思っております。 ○議長(相澤孝弘君) 早坂憂議員。 ◆1番(早坂憂君) ありがとうございます。結構想定をされていなくてカーテンが後々必要となったところは、結構やっぱり事例としてあったようですので、そういった現場が遠慮して言えないという部分がもしかしてあるかもしれませんので、ぜひ教育委員会のほうでも見えないところはないかとか、逐一調べていただけるとありがたいのかと思います。 また、その大型提示装置を使って先ほどから何度も出して恐縮なのですが、タブレットとの連携、活用ということを見据えて、非常に分かりやすいイメージというか、例えば特にこういうことができるであろう、可能性があるであろうという例を1つ挙げていただけると大変イメージしやすいかと思うのですが、その活用例について1つ、何か御紹介いただければと思います。 ○議長(相澤孝弘君) 菅原学校教育課副参事。 ◎教育委員会教育部学校教育課副参事(菅原栄治君) 私のほうでお答えをさせていただきます。 今回購入の大型テレビ、プロジェクターにつきましては、主にモニターとして活用させていただきます。今回タブレット端末との連携、活用のほか、実物投影機やDVDとの接続も可能となっていることから、児童生徒全体で写真や地図、動画などを視聴することが可能となっております。 プロジェクターの活用につきましては、附属の電子ペンで映像に記入できたり画面上でのモニター操作も可能となっております。具体的には、児童生徒の学習発表の場面で学習成果を投影し、他の児童生徒の意見、感想を書き加えること、あと成果物に丸をつけることも可能です。またプロジェクターについては、子供たちのタブレット画面をサムネイル表記できるような形になっております。ですので子供たちの意見を画面上に多く映して、それぞれ比較したりして、他の子供の意見や考えに触れ、新たな発見や気づきにつなげて深い学びにできたらと考えているところでございます。 ○議長(相澤孝弘君) 早坂憂議員。 ◆1番(早坂憂君) ありがとうございます。非常にイメージの湧くお話をしていただいてありがとうございました。わくわくするお話でした、ぜひ楽しい授業内容になって学習意欲が湧くようなことにつながればというところなのですが、今、楽しいということを想定、想像してちょっとよぎったのは、移動式、可動式のモニターにするというお話だったのですが、いわゆる子供たちが、楽しく休み時間にわいわい騒ぐような時間になったときに、万が一ぶつかって倒してしまった、壊れた、そういったことの想定で入られている保険とか、そういったことの対応の想定されている事態をどのようにお考えか伺いたいと思います。 ○議長(相澤孝弘君) 木村学校教育課長。 ◎教育委員会教育部学校教育課長(木村博敏君) 今、議員御指摘のとおり、そういったリスクは多分これからもあるのかと思っております。ふだん、授業の教室には基本的にそこには置かないでしまっておくといったところがまず第一前提で、例えば子供たちがそれを壊してしまったときの保険については、まだそこまでちょっと検討できておりませんが、何とか手だてを講じていきたいと考えております。 ○議長(相澤孝弘君) 早坂憂議員。 ◆1番(早坂憂君) ありがとうございます。やはり想定はしなければならないのかと思いますし、やはり教室に毎回必ず置いているものではないということは、移動するという手間が間違いなく増えてくるわけですし、その間に不慮の事故ももしかすると起きてしまう。そういったことも可能性の一つとして含めながら、その移動をどのようにするかのルール化とか、ぜひアドバイスをしていただければと思います。 この様々な学習の中身について、画像あるいは動画で確認をすることができるとなると、本当に高い学習効果を得られるのではないかと思って、個人的に大変期待をしております。その反面、この新たな取組によって、やはり教職員の皆様の負担が増えてくると思いますので、しっかりとその辺も考慮されて校内活動が盛んに行われることに御期待を申し上げまして、質疑を終わりたいと思います。 ありがとうございました。 ○議長(相澤孝弘君) 以上で、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第179号及び同第180号の2か件については、大崎市議会会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(相澤孝弘君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第179号及び同第180号の2か件については委員会の付託を省略することに決定いたしました。 これから討論に入ります。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(相澤孝弘君) 討論がなければ採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(相澤孝弘君) 御異議なしと認めます。 これから議案第179号及び同第180号の2か件を一括して採決いたします。 本案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(相澤孝弘君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第179号及び同第180号の2か件は原案のとおり決定いたしました。--------------------------------------- △日程第4 委員会の中間報告 ○議長(相澤孝弘君) 日程第4、委員会の中間報告を議題といたします。 議員定数・報酬等調査検討特別委員会、新型コロナウイルス感染症対策調査特別委員会で調査中の事件については、大崎市議会会議規則第45条第2項の規定により、中間報告を行いたい旨の申出がありますので、これを許します。 初めに、議員定数・報酬等調査検討特別委員長、24番山村康治議員。     〔24番 山村康治君登壇〕 ◆24番(山村康治君) 本年、第1回定例会の3月6日に中間報告をさせていただきましたが、議員定数・報酬等調査検討特別委員会として調査検討項目である定数、報酬、政務活動費の委員会案がまとまりましたので、委員会を代表しまして第2次中間報告をさせていただきます。 本年度は新型コロナウイルス感染症のため委員会自体は5回の開催となっておりますが、各会派では相当の時間をかけて御議論いただいたところであります。3月の中間報告の際に1案にまとめられなかった議員定数と議員報酬について、総合的、多角的な見地での議論を行ってまいりました。議員定数については、議会としての機能維持、委員会活動を充実するための適正な人数を確保することを考慮し、現在の30人から2人減の28人を委員会案といたしました。これによる財政影響額は1,357万円減と見込まれます。 また、議員報酬については平成18年の合併時に旧古川市の報酬額を引き継いでおり、平成8年以来24年間同額となっています。大崎市は旧古川市と比較すると人口で1.8倍、面積は5.9倍であり活動範囲が拡大しております。また議員の活動量を全議員対象に詳細な調査をした結果、公務としての活動量が年間約1,000時間で延べ150日にも及び、さらには地域行事やイベント等、公務としてカウントできない活動が多くあることが確認されました。さらに任期は4年で不安定な身分であり、退職金や厚生年金もなくリスクがあるため、成り手不足も危惧されております。若者や女性など幅広い人材が立候補できる状況を整えなければならないと議員一同の意見が一致し、委員会案として議員報酬月額を5%程度引き上げの45万円とし、議長、副議長も同様に引き上げ、それによる財政影響額は986万2,000円増と見込まれます。 なお、今回報酬を引き上げる報告となりましたが、施行は改選後の令和4年5月以降であり、その時点での経済情勢、災害発生や新型コロナウイルス感染症の状況などを十分加味し、改正はするものの施行を遅らせることもあり得ることを申し添えます。 政務活動費については、3月の中間報告のとおり、調査、研究、政策提言、政策立案する議会の機能を十分に果たしていくためにも、近隣の栗原市や登米市並みにすべきといたしました。 以上のことから、本委員会に付託されました議員定数、議員報酬、政務活動費の3項目の調査検討の結論を次のとおり見いだしましたので報告いたします。 アとして、議員定数は2減の28人とする。 イとして、議員報酬は5%引き上げ、月額45万円とする。 ウとして、政務活動費は議員1人当たり月額2万5,000円、年額30万円とする。 委員会では、この案をもって来年の1月22日から24日まで、委員15人が3班体制で9会場で市民説明会を開催いたします。大崎市議会基本条例に基づき、しっかりと市民の意見を聴取し、最終案としてまとめていきたいと考えております。 以上、調査検討の概要を申し上げ、議員定数・報酬等調査検討特別委員会の第2次中間報告とさせていただきます。 ○議長(相澤孝弘君) 次に、新型コロナウイルス感染症対策調査特別委員長、29番後藤錦信議員。     〔29番 後藤錦信君登壇〕 ◆29番(後藤錦信君) それでは、新型コロナウイルス感染症対策調査特別委員会の第3次中間報告を申し上げます。 お手元に資料を配付しておりますが、1の付議事件、2の調査経過につきましてはお目通しをいただきたいと思います。 令和2年大崎市議会第3回定例会後の経過について申し上げます。 7月下旬から、ゴー・トゥー・トラベルゴー・トゥー・イートなど国の経済施策が実施され、全国的に人の移動など経済活動が持ち直し始めた矢先、10月下旬からは第三波により首都圏や大阪府、愛知県の大都市をはじめ北海道でも急激に感染者が増加して医療機関の病床が逼迫するなど深刻な状況が続いております。 宮城県内でも、10月下旬から第三波により感染者が増加し延べ1,700人を超えており、人口が集中する仙台市から徐々に県内各地にも拡大し始め、学校や介護老人福祉施設などでのクラスター感染なども起きております。大崎市内におきましても、児童の感染による学校の休校措置をはじめ、介護老人福祉施設でのクラスター感染、さらには11月には市職員の感染も確認され、その後、市長も感染されるという事態も発生したところであります。市内におきましては、12月20日現在で延べ78人の感染者が確認され、依然、予断を許さない状況が続いております。 このような中、10月には大崎市医師会の協力を得て、県内の自治体では初めて大崎市地域外来・検査センターが市内に開設され、検査体制の強化が図られたところであります。これからの時期は、まさに冬本番でインフルエンザ流行期と重なり、これまで以上に市民の感染症に対する意識の醸成と3密対策、手指の消毒、マスクの着用の励行、ソーシャルディスタンス等の新しい生活様式の周知や徹底が必要とされております。 このような中、本特別委員会におきましては、引き続き市民の生命と健康を守り、安全・安心な生活を取り戻すことを最優先に、継続して調査活動を行っております。 次に、議会報告・意見交換会の開催について申し上げます。 各地域での議会報告・意見交換会が、議会運営委員会が主管となり11月12日から18日まで、新型コロナウイルス感染症対策をテーマに、市内11会場で開催をいたしました。開催に当たりましては、感染症対策として来場者を特定する必要があることから、行政区長、まちづくり協議会や地域づくり委員会等の代表者に参集範囲を限定して案内をさせていただき、計161人の参加の下、開催することができました。コロナ禍の中、地域の皆様方から多くの御意見や御提言をいただいたことは大変意義深く参考となるものであり、今後の本委員会における調査活動や政策提言に生かしていくとともに、しっかり地域にフィードバックし、市民との意見交換を進めながら対応していきたいと考えております。 議会報告・意見交換会で出された意見や提言の中で早急に取り組むべき事案を次のとおりまとめました。 ア、対象が行政区長やまちづくり協議会等の代表者にもかかわらず、本市の支援策や新型コロナ関連の情報が行き届いていない。市からは、広報おおさきや市ウェブサイト等で多くの情報が発信されてはいるものの、数が多く整理がついていない状況であり、周知や理解促進が課題であります。 イ、飲食店やホテル、旅館をはじめ小売業、製造業、建設業など、あらゆる業種が厳しい状況にあるので、切れ目のない継続的な経済支援策が必要であります。 ウ、市内での感染者も増え、誹謗中傷、うわさ話など情報が錯綜している現状であり、地域でどう見守るかの体制づくりが課題であります。 本特別委員会としては3回、幹事会を1回開催しており、11月26日には10月26日に専決処分された事業、市民病院の院内感染防止器具、分院、診療所の診療体制確保の備品などの購入及び今後予算計上予定の中学校修学旅行の取消料支援、介護サービス事業及び障害福祉サービス事業継続支援、感染症対策商工業支援等について執行部から説明を受け、その事業の必要性や緊急性について協議をいたしました。 12月15日には幹事会を開催し、第4回定例会での中間報告や執行部への緊急要望項目、これまでの活動について取りまとめを行い、12月18日の委員会で、これまでの活動状況の共有化を図り、終了後、直ちに市長に第3次緊急要望書を提出したところであります。その要望書に対し市長からは、早速制度設計に着手するという力強い回答を得たところであり、さらに本日12月22日には、執行部から提案のありました追加の事業について協議を行ったところであります。 次に、分科会の活動を記載しておりますが、総務分科会、民生分科会、産業分科会、建設分科会がそれぞれ精力的に市民との話合いなど積極的に関わっていただきましたことに厚く御礼を申し上げるところでございますが、この点につきましては御目通しをいただきたいと思います。 今後の展開でありますが、引き続き積極的な調査活動をするとともに、これまで以上に委員それぞれが感染予防対策を十分に取りながら、できる限り現場の状況、現場の声に耳を傾け、国・県、市の支援策を評価、検証し、市民にとって真に必要な施策を念頭に、政策提案、提言に生かしていくことを確認しております。この長引くコロナ禍において、多くの市民の声が施策に反映できるよう、今後とも本委員会として積極的に調査活動に努めていくものであります。 以上申し上げまして、新型コロナウイルス感染症対策調査特別委員会の第3次中間報告といたします。 ○議長(相澤孝弘君) 会議の途中でありますが、暫時休憩いたします。               -----------               午後2時39分 休憩               午後3時20分 再開               ----------- ○議長(相澤孝弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △日程追加 議案第181号 ○議長(相澤孝弘君) 日程追加、議案第181号、令和2年度大崎市一般会計補正予算を議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 伊藤市長。     〔市長 伊藤康志君登壇〕 ◎市長(伊藤康志君) 議案第181号令和2年度大崎市一般会計補正予算(第14号)について御説明申し上げます。 今回の補正は、新型コロナウイルス感染症の感染が拡大し、地域経済が低迷している状況を踏まえ、事業運営に支障を来している中小事業者等に対し緊急的支援を実施するため、必要となる経費を追加するものでございます。 令和2年第4回大崎市議会定例会追加議案の1ページを御覧願います。 第1条は歳入歳出予算の補正で、歳入歳出それぞれ3億4,614万5,000円を追加し、予算総額を849億1,278万円に定めるものでございます。 歳入歳出予算は、2ページに掲載しております第1表のとおり、歳出の3款1項社会福祉費に感染症対策福祉サービス等緊急支援事業として2,507万6,000円、4款1項保健衛生費に感染症対策医療機関等緊急支援事業として1,422万4,000円、7款1項商工費に感染症対策商工業支援事業として、中小企業小規模事業者緊急支援事業補助金や宿泊事業者緊急支援事業補助金など、合わせて3億684万5,000円を計上するものでございます。 あわせて、この財源として歳入の19款1項基金繰入金に財政調整基金繰入金3億4,614万5,000円を計上するものでございます。 以上、議案第181号の提案説明といたしますが、何とぞ御審議の上、御可決賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(相澤孝弘君) 質疑の通告がありますので発言を許します。 29番後藤錦信議員。 ◆29番(後藤錦信君) それでは、令和2年度大崎市一般会計補正予算(第14号)を質疑させていただきたいと思います。 新型コロナウイルス感染症対策につきましては、本定例会、多くの同僚議員から質疑あるいは一般質問で執行部の姿勢についてただし、あるいは様々な施策を提案してきたところであります。先ほど新型コロナウイルス感染症対策調査特別委員会の第3次中間報告をさせていただいたところでありますけれども、その中でも触れましたように、本特別委員会の全体の総意として、去る18日に伊藤市長に対し第3次の緊急要望書を提出したところであります。この要望書を市長は大変重く受け止めていただいて、昨今のこのコロナ感染症の拡大に鑑み、重大な決意の中で新たな政策を今回提案をしていただきました。本当にこのコロナウイルスが拡大していく中で、今、来たる年末、そして本来であれば明るい年始を迎えるはずの大崎市内の中におきましても大変苦しんでいる方々がたくさんいるということを、改めて我々も認識をしておりますし、今回の提案で執行部にもそのような認識があったのかと思うところでありますけれども、改めてこの議場の中で今回の事業を提案するに至った思い、経緯について伺いたいと思います。 ○議長(相澤孝弘君) 赤間市民協働推進部長。 ◎市民協働推進部長(赤間幸人君) 思いを述べさせていただきたいと思います。 ただいま後藤議員のおただしの中にもございましたとおり、今定例会で議案質疑、一般質問を通して議員皆様のコロナに対する熱い思いを執行部としても感じましたし、またさらには議長から議員の総意としてだということで緊急要望書も頂戴したということで、やはり背景があったのが大きいと感じております。 また、市としてもゴー・トゥー・トラベルの一時停止や、それから感染拡大になかなか歯止めがかからず、医療現場も大変だという背景を鑑みまして、何かしなければいけないという思いはずっと持って協議も続けてまいりました。特に今回御提案申し上げました事業は、収入減少に苦しんでおられます事業者の皆様が、年内中とはいきませんが、新しい年に少しでも希望を持っていただけるような、そういった支援策という視点でもありますし、もう一方は、日頃から感染症の拡大防止に神経をすり減らしながら、医療、介護に携わっておられる事業所に、かかり増し経費のほんの一部かもしれませんが、そういったものも支給できれば少しは心の支えになるのかといった思いでございます。 議会、それから執行部が一丸となった今回の追加議案だと、甚だ恐縮ですが個人的には思っておりますので、何とぞどうぞよろしくお願いを申し上げます。 自分からは以上でございます。 ○議長(相澤孝弘君) 後藤錦信議員。 ◆29番(後藤錦信君) 赤間市民協働推進部長の答弁、ひしひしと伝わってまいりました。短い期間でこれだけの政策スキームを考えられて提案するに至る経緯の中では、職員の皆様方の並々ならぬ御労苦があったのだろうと推察をいたします。今日、こうしたこの議場の様子をいろいろな形で知る市民の皆様も、今回の追加の、追加の補正予算につきましては大変大きな期待を寄せているものと察します。改めて今般の事業は、その成果がしっかりと市民の皆様に届くよう、一日も早く届くように、またさらに職員の皆様に御労苦をおかけするわけでありますけれども、どのようなスキームを、今早めに届けるという視点からお考えになっているのかを改めて伺いたいと思います。 ○議長(相澤孝弘君) 門脇総務部長。 ◎総務部長(門脇喜典君) まずは、緊急に日程に追加いただきまして本当にありがとうございました。やはり今回の議案も議場での議論も踏まえて、ぜひ全庁体制で取り組みたいと思っています。年内残された期間ではありますけれども、まずは全庁体制で取り組みたいと思っています。また今日、傍聴席に報道機関の方もいらっしゃいますが、ぜひここは報道機関のお力もお借りしながら、今議会、本議案が可決しましたら早急に今日の4つの経済対策を報道機関にも情報提供させていただきたい。また、議会の中でもありましたように、市長の今回の経験を踏まえた思い、そういうものも年末に向けてぜひ用意をさせていただきたいと思っております。まずは、いろいろ御提案いただきまして本当にありがとうございました。 ○議長(相澤孝弘君) 後藤錦信議員。 ◆29番(後藤錦信君) 答弁ありがとうございます。緊急要望を提出する際には、議長、そしてまた特別委員会の正副委員長である私と只野直悦議員が同行させていただき、緊急要望書を提出させていただきました。その際の詳しい話合いの中では、最初に決めた今日までの会期中では間に合わないだろうと。会期延長して、そして25日を最終日にして、その際に可決かという筋書も我々も考えましたし、議会全体でもそのような思いが強かったのではないかと思うところであります。 しかしながら、今回の提案を検討する先ほどの議会運営委員会で、ほとんどの議員の皆様方から、私も同席しておりましたけれども、これだけ執行部が今回の緊急要望について真剣になって政策を考えられ、そしてこのような早い機会に我々に示していただいたその思いに少しでも応えようではないかという御意見がありまして、今、本会議、今議会を会期延長することなく、今日までの上程、今日までの日程の中に上程をするということになりました。そのことは私も含めて全ての議員がこの補正予算に大きな感動を覚え、そして期待を覚え、執行部の皆様の御労苦に対する思いが今の審議になっていると強く強く感じるところでございます。 慌ただしく年の瀬が参り、また慌ただしく新しい年が参りますが、ぜひともこの補正予算案が可決後は速やかに、今苦労されている事業者の皆様をはじめ隅々まで行き渡ることを心から願っているものであります。改めて全議員を代表してとはおこがましくなりますけれども、今回の執行部の皆様方のこの提案に心から御礼と感謝を申し上げたいと私は思います。 そこで最後でありますけれども、大崎市、このコロナ感染症に打ち勝つために我々も一致団結して今後とも頑張ってまいりますし、執行部の皆様方ともこれからもしっかり連携しながら取り組み、そして市民の皆さんの命を守り安全な市民生活が送られるように、これからも努力してまいりますが、年末に当たり市長から、この場で改めて市民の皆様方にお声がけをいただければ大変ありがたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(相澤孝弘君) 伊藤市長。 ◎市長(伊藤康志君) お名指しをいただきました。私からも御礼も含めて御挨拶を申し上げたいと思います。 今ほど、特別委員長でもあります後藤副議長から代表しての御質疑を賜りました。事、このコロナとの闘い、大変長期にわたっておりましたので、長い闘いの中でこれからもこのコロナとの闘いが続くことの覚悟と、長期にわたりまして、特に経済界の方々、中小企業の方々が疲弊している状況もよくよく私たちも承知をいたしておりました。そういう中で国や県にも引き続きの支援策を強くお願いをしてきたところでありましたし、国においても第3次補正等々の予算措置もいただきました。県においても引き続きの支援策ということもございました。 当初はそういう中で、これまでの第1次、第2次の中でまだ活用し切っていなかった数々の制度、融資等々をまず活用していただきながら、そして第3次補正等々のスキームがはっきりしたならば、これを事業所の方々にお届けをしていこうということの準備には着手しておりましたが、今回、議会での質疑あるいは一般質問、そして総括的な形で特別委員会から日程を前倒ししてまでの緊急御要望をいただき、事、現状の厳しさというのも知ってはおりましたが、改めて再認識、共有をさせていただいたところであります。 よって、今でき得ることの、今現場で苦しんでいる方々に市民の声あるいは議会の声、市役所の声をエールをお届けする方法を急ぎ検討させていただき、このたびの提案ということになりました。それぞれ現場で苦しんでいる方々にとりましては、この制度や予算の規模等々では十分ではないとは思いますが、みんなで応援していくということのエールをしっかり受け止めていただき、厳しい年末年始を乗り切っていただきたい。さらに今申し上げました国の第3次補正等々の概要、スキームが出てまいりましたならば、それを活用する形、足らざるところは市の独自の支援策も含めて制度をつくってまいりたいと思いますし、ワクチン接種の見通しも朗報としてはありますが、この闘いはさらに引き続き長い闘いを覚悟しなければならないだろうと思います。緊急の対策と、そしてまた中期、長期にわたったこの取組もしていかなければなりませんし、災い転じて福となるような形での足腰の強い経済界、そしてまた安全・安心な市民生活をしっかりと支えていく医療、福祉、保健体制の構築にも一層取り組んでまいりたいと思っております。 この議会を通して、現場に最も身近な立場であります議会の皆様方から、窮状、率直な状況をお伝えいただくと同時に、その御提言をいただきましたことで、執行部もしっかりとこのことに応えるために全力で取り組んでまいりました。改めてこの間の議会での質疑、一般質問、そしてまた御提言に心から感謝を申し上げますし、この年の瀬、そして新しい年、健康で、そして市民の皆様方が事業所の方々も乗り切っていけるように、大崎市として全面的に支えてまいりたいと思っておりますので、市民の皆様方に心からその声をお届けすると同時に、議会の皆様方にも引き続きの御指導と御支援をお願い申し上げまして、私からのこのたびの提案に対する思い、そしてまた後藤委員長からの質疑にお答えしてまいりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(相澤孝弘君) 後藤錦信議員。 ◆29番(後藤錦信君) ありがとうございました。この新型コロナとの闘いは、残念ながらもう少し続くものと思われます。本日御提案いただいた以外にもたくさんの要望をしておりますので、そういった要望の実現にも今後ともなおさら取り組んでいただきますように心からお願い申し上げたいと思います。そしてまた市民の皆さん、議会も頑張ります。執行部の皆さんもきっと応えてくれると思います。厳しい年末年始ではありますけれども、共に支え合ってこの難局を乗り越えていただくことをこの場をおかりして申し上げ、質疑を終わりたいと思います。 ありがとうございました。 ○議長(相澤孝弘君) 以上で、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第181号については、大崎市議会会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(相澤孝弘君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第181号については、委員会の付託を省略することに決定いたしました。 これから討論に入ります。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(相澤孝弘君) 討論がなければ採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(相澤孝弘君) 御異議なしと認めます。 これから議案第181号、令和2年度大崎市一般会計補正予算について採決いたします。 本案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(相澤孝弘君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第181号、令和2年大崎市一般会計補正予算は原案のとおり決定いたしました。--------------------------------------- △閉会 ○議長(相澤孝弘君) これをもって本議会に付議された案件の審議は全部終了いたしました。 よって、令和2年第4回大崎市議会定例会を閉会いたします。               午後3時41分 閉会---------------------------------------地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 令和2年12月22日 議長       相澤孝弘 署名議員     山口文博 署名議員     山口 壽...