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03月05日-05号

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  1. 大崎市議会 2020-03-05
    03月05日-05号


    取得元: 大崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-28
    令和 2年 第1回定例会(2月)          令和2年第1回大崎市議会定例会会議録(第5号)1 会議日時      令和2年3月5日      午前10時00分開議~午後4時18分延会2 議事日程 第1 会議録署名議員指名   +議案第40号 被災者生活再建支援法の改正を求める意見書   |議案第41号 災害救助法の見直しを求める意見書 第2|議案第42号 「介護従事者の処遇改善」を求める意見書   +議案第43号 税金の私物化等が疑われる「桜を見る会」疑惑の徹底究明を求める意見書    (説明、質疑、討論、表決)   +議案第30号 令和元年度大崎市一般会計補正予算   |議案第31号 令和元年度大崎市奨学資金貸与事業特別会計補正予算   |議案第32号 令和元年度大崎市国民健康保険特別会計補正予算   |議案第33号 令和元年度大崎市後期高齢者医療特別会計補正予算 第3|議案第34号 令和元年度大崎市介護保険特別会計補正予算   |議案第35号 令和元年度大崎市下水道事業特別会計補正予算   |議案第36号 令和元年度大崎市農業集落排水事業特別会計補正予算   |議案第37号 令和元年度大崎市浄化槽事業特別会計補正予算   |議案第38号 令和元年度大崎市水道事業会計補正予算   +議案第39号 令和元年度大崎市病院事業会計補正予算    (説明、質疑、討論、表決)3 本日の会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員指名     +議案第40号 被災者生活再建支援法の改正を求める意見書     |議案第41号 災害救助法の見直しを求める意見書 日程第2|議案第42号 「介護従事者の処遇改善」を求める意見書     +議案第43号 税金の私物化等が疑われる「桜を見る会」疑惑の徹底究明を求める意見書      (説明、質疑、討論、表決)     +議案第30号 令和元年度大崎市一般会計補正予算     |議案第31号 令和元年度大崎市奨学資金貸与事業特別会計補正予算     |議案第32号 令和元年度大崎市国民健康保険特別会計補正予算     |議案第33号 令和元年度大崎市後期高齢者医療特別会計補正予算     |議案第34号 令和元年度大崎市介護保険特別会計補正予算 日程第3|議案第35号 令和元年度大崎市下水道事業特別会計補正予算     |議案第36号 令和元年度大崎市農業集落排水事業特別会計補正予算     |議案第37号 令和元年度大崎市浄化槽事業特別会計補正予算     |議案第38号 令和元年度大崎市水道事業会計補正予算     +議案第39号 令和元年度大崎市病院事業会計補正予算      (説明、質疑)4 出席議員(28名)    1番  早坂 憂君         2番  伊勢健一君    3番  鹿野良太君         4番  山口文博君    5番  山口 壽君         6番  佐藤仁一郎君    8番  八木吉夫君         9番  佐藤講英君   10番  佐藤弘樹君        11番  中鉢和三郎君   12番  相澤久義君        13番  鎌内つぎ子君   15番  加藤善市君        16番  横山悦子君   17番  関 武徳君        18番  遊佐辰雄君   19番  只野直悦君        20番  相澤孝弘君   21番  富田文志君        22番  山田和明君   23番  後藤錦信君        24番  氏家善男君   25番  山村康治君        26番  木内知子君   27番  小沢和悦君        28番  佐藤 勝君   29番  氷室勝好君        30番  佐藤和好君5 欠席議員(1名)   14番  木村和彦君6 欠員(1名)    7番7 説明員   市長        伊藤康志君    副市長       高橋英文君   副市長       三保木悦幸君   病院事業副管理者  横山忠一君   総務部長      佐々木雅一君   総務部理事(財政担当)                                赤間幸人君   市民協働推進部長  門脇喜典君    民生部長      安住 伸君   産業経済部長    後藤 壽君    産業経済部世界農業遺産推進監                                武元将忠君   建設部長      加藤栄典君    水道部長      中川 博君   市民病院経営管理部長         総務部参事     宮川 亨君             八木文孝君   総務部危機管理監  櫻井俊文君    市民協働推進部参事 渋谷 勝君   建設部参事     小松一雄君    会計管理者     中村弥生君   松山総合支所長   佐藤賢一君    三本木総合支所長  宍戸宏武君   鹿島台総合支所長  熊谷裕樹君    鳴子総合支所長   高橋幸利君   田尻総合支所長   伊藤圭一君    市民病院経営管理部参事                                岩渕孝喜君   総務部市政情報課長 高橋光浩君    総務部防災安全課長 三浦利之君   市民協働推進部環境保全課長      民生部社会福祉課長 齋藤 満君             千葉晃一君   民生部子ども保育課長         民生部高齢介護課長 安藤 豊君             伊藤文夫君   産業経済部農林振興課長        産業経済部産業商工課長             安部祐輝君              小野寺晴紀君   産業経済部観光交流課長        建設部下水道課長  齋藤 弘君             藤島善光君   松山総合支所地域振興課長       三本木総合支所地域振興課長             早坂浩治君              荻野信男君   鹿島台総合支所地域振興課長      岩出山総合支所副総合支所長             齋藤健治君    兼地域振興課長   岡田信一君   鳴子総合支所地域振興課長       田尻総合支所地域振興課長             高島賢二君              柳原正則君   市民病院経営管理部人事厚生課長    市民病院経営管理部経営企画課長             舘内 寛君              中田健一君   市民病院経営管理部医事課長      総務部財政課副参事(契約管財担当)             佐藤良紀君              佐藤秀宜君   建設部建設課技術副参事        建設部建築住宅課技術副参事   (公園・維持担当) 村田正志君    兼庁舎建設室長   渡邊義昭君   建設部下水道課技術副参事兼   河川・冠水対策室長 蓮沼 康君  教育委員会   教育長       熊野充利君    教育部長      佐藤俊夫君   教育部参事     尾形良太君    教育部学校教育課長 遠藤富士隆君   教育部生涯学習課長 高橋和広君    教育部文化財課長  鈴木勝彦君   教育部鳴子支所長兼鳴子公民館長    教育部学校教育課副参事             遊佐孝志君              田中政弘君8 議会事務局出席職員   事務局長      佐藤 基君    次長        寺田洋一君   係長        中嶋慎太郎君   主査        佐々木 晃君               午前10時00分 開議 ○議長(佐藤和好君) 出席議員定足数に達しておりますので、議会が成立いたしました。 これから会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付いたしております議事日程第5号をもって進めてまいります。--------------------------------------- △日程第1 会議録署名議員指名 ○議長(佐藤和好君) 日程第1、本日の会議録署名議員を指名いたします。21番富田文志議員、22番山田和明議員のお二人にお願いをいたします。--------------------------------------- △諸報告 ○議長(佐藤和好君) 御報告いたします。 14番木村和彦議員から、本日欠席する旨の届け出がありました。 地方自治法第121条の規定により、お手元に配付のとおり、本日の議場出席者の通知がありました。 並木病院事業管理者から、本日、公務のため欠席する旨の届け出がありました。---------------------------------------               議場出席者名簿                               令和2年3月5日   市長        伊藤康志君    副市長       高橋英文君   副市長       三保木悦幸君   病院事業副管理者  横山忠一君   総務部長      佐々木雅一君   総務部理事(財政担当)                                赤間幸人君   市民協働推進部長  門脇喜典君    民生部長      安住 伸君   産業経済部長    後藤 壽君    産業経済部世界農業遺産推進監                                武元将忠君   建設部長      加藤栄典君    水道部長      中川 博君   市民病院経営管理部長         総務部参事     宮川 亨君             八木文孝君   総務部危機管理監  櫻井俊文君    市民協働推進部参事 渋谷 勝君   建設部参事     小松一雄君    会計管理者     中村弥生君   松山総合支所長   佐藤賢一君    三本木総合支所長  宍戸宏武君   鹿島台総合支所長  熊谷裕樹君    鳴子総合支所長   高橋幸利君   田尻総合支所長   伊藤圭一君    市民病院経営管理部参事                                岩渕孝喜君   総務部市政情報課長 高橋光浩君    総務部防災安全課長 三浦利之君   市民協働推進部環境保全課長      民生部社会福祉課長 齋藤 満君             千葉晃一君   民生部子ども保育課長         民生部高齢介護課長 安藤 豊君             伊藤文夫君   産業経済部農林振興課長        産業経済部産業商工課長             安部祐輝君              小野寺晴紀君   産業経済部観光交流課長        建設部下水道課長  齋藤 弘君             藤島善光君   松山総合支所地域振興課長       三本木総合支所地域振興課長             早坂浩治君              荻野信男君   鹿島台総合支所地域振興課長      岩出山総合支所副総合支所長             齋藤健治君    兼地域振興課長   岡田信一君   鳴子総合支所地域振興課長       田尻総合支所地域振興課長             高島賢二君              柳原正則君   市民病院経営管理部人事厚生課長    市民病院経営管理部経営企画課長             舘内 寛君              中田健一君   市民病院経営管理部医事課長      総務部財政課副参事(契約管財担当)             佐藤良紀君              佐藤秀宜君   建設部建設課技術副参事        建設部建築住宅課技術副参事   (公園・維持担当) 村田正志君    兼庁舎建設室長   渡邊義昭君   建設部下水道課技術副参事兼   河川・冠水対策室長 蓮沼 康君  教育委員会   教育長       熊野充利君    教育部長      佐藤俊夫君   教育部参事     尾形良太君    教育部学校教育課長 遠藤富士隆君   教育部生涯学習課長 高橋和広君    教育部文化財課長  鈴木勝彦君   教育部鳴子支所長兼鳴子公民館長    教育部学校教育課副参事             遊佐孝志君              田中政弘君--------------------------------------- △日程第2 議案第40号~同第43号 ○議長(佐藤和好君) 日程第2、議案第40号から同第43号までの4カ件を一括して議題といたします。---------------------------------------議案第40号   被災者生活再建支援法の改正を求める意見書 上記議案を別紙のとおり、大崎市議会会議規則第14条第1項の規定により提出いたします。令和2年3月5日 大崎市議会議長 佐藤和好様                     提出者 大崎市議会議員  氷室勝好                     賛成者    〃     佐藤仁一郎                      〃     〃     小沢和悦                      〃     〃     氏家善男                      〃     〃     相澤孝弘                      〃     〃     山田和明                      〃     〃     佐藤 勝                      〃     〃     富田文志                      〃     〃     山村康治………………………………………………………………………………………………………   被災者生活再建支援法の改正を求める意見書 令和元年台風第19号により甚大な被害を受けた本市は、これまで2015年関東・東北豪雨、2011年東日本大震災、2008年岩手・宮城内陸地震と、ここ10年で幾度も大規模な自然災害を経験し、復旧・復興を成し遂げている。こうした中、被災した住民の生活再建を支援していく制度を拡充することは、喫緊の課題である。 都道府県が相互扶助の観点から拠出した基金を活用し、自然災害により居住する住宅が全壊するなど生活基盤に著しい被害を受けた世帯に被災者生活再建支援金を支給する被災者生活再建支援法は、1998年5月に成立し、1999年から適用が開始された。これまで、2004年、2007年に大幅な法改正があり、一定の改善が図られ、おおむね現行制度に至っている。 しかしながら、同一の災害で被災したにもかかわらず、災害規模の要件が当てはまらず適用対象外となり被災者間に不均衡が生じている事例や、住宅の建設・購入・補修費など多額の支出を要する住宅の再建に現行の支給額では不十分といった問題など、災害規模や支給対象、支給限度額などの課題が浮き彫りとなっている。 被災した住民の生活再建のためには、特に住宅再建に対する手厚い支援が求められており、住民の生活の安定と被災地の速やかな復興に資するよう、国によるさらなる支援及び制度の拡充が必要である。 よって、国においては、下記の事項について実現されるよう強く要望する。                   記1 被災者生活再建支援法を改正し、被災者生活再建支援金のうち加算支援金の額を2倍に引き上げ、被災者生活再建支援金全体の最高額を300万円から500万円に引き上げること。2 被災自治体の負担を軽減するため、被災者生活再建支援法を改正し、被災者生活再建支援法人に対する国庫補助率を2分の1から3分の2に引き上げること。また、都道府県の追加拠出に対し、過去と同等の地方財政措置(起債充当率100%、償還に対する交付税措置80%)を講じること。3 被災者生活再建支援金の支給対象となる世帯の範囲については、半壊世帯の全ての被災者及び局地的な災害の被災者の生活再建を支援する観点から、被災した世帯の実情に応じた柔軟な対応を可能とすること。 以上のとおり、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出いたします。令和 年 月 日                        宮城県大崎市議会議長 佐藤和好内閣総理大臣   +財務大臣     |総務大臣     |内閣府特命担当大臣|宛て内閣官房長官   |衆議院議長    |参議院議長    +………………………………………………………………………………………………………議案第41号   災害救助法の見直しを求める意見書 上記議案を別紙のとおり、大崎市議会会議規則第14条第1項の規定により提出いたします。令和2年3月5日 大崎市議会議長 佐藤和好様                     提出者 大崎市議会議員  氷室勝好                     賛成者    〃     佐藤仁一郎                      〃     〃     小沢和悦                      〃     〃     氏家善男                      〃     〃     相澤孝弘                      〃     〃     山田和明                      〃     〃     佐藤 勝                      〃     〃     富田文志                      〃     〃     山村康治………………………………………………………………………………………………………   災害救助法の見直しを求める意見書 令和元年10月12日に上陸した台風第19号は、東日本を中心に記録的な豪雨をもたらし、全国各地に甚大な被害を発生させた。 本市においても、河川の決壊・越流をはじめ、収穫後間もない大崎耕土を浸水し、甚大な被害をもたらした。さらには、多くの市民が浸水被害により長期にわたる避難所生活を余儀なくされ、家財道具を失った人も少なくありません。そのため、被災者の暮らしを支えるきめ細かな施策を続けるとともに、住宅再建への支援を強めることが重要となっている。 しかしながら、災害救助法では、寝具、日用品、炊事用具及び食器などを給与する制度はあるものの、生活必需品とも言える洗濯機、冷蔵庫、テレビなどの家電製品は給与の対象外となっている。 今日では、洗濯機、冷蔵庫、テレビの家電3品目は生活必需品と言え、被災者が安心して生活するためには欠かせないものである。 よって、国及び政府においては、災害救助法を見直し、洗濯機、冷蔵庫及びテレビを給与の対象とするよう、強く要望する。 以上のとおり、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出いたします。令和 年 月 日                        宮城県大崎市議会議長 佐藤和好内閣総理大臣   +財務大臣     |総務大臣     |内閣府特命担当大臣|宛て内閣官房長官   |衆議院議長    |参議院議長    +………………………………………………………………………………………………………議案第42号   「介護従事者の処遇改善」を求める意見書 上記議案を別紙のとおり、大崎市議会会議規則第14条第2項の規定により提出いたします。令和2年3月5日 大崎市議会議長 佐藤和好様                     提出者 民生常任委員長  後藤錦信………………………………………………………………………………………………………   「介護従事者の処遇改善」を求める意見書 超高齢化社会を迎え、介護従事者の人材確保・離職防止対策は喫緊の課題になっている。厚生労働省が発表した介護人材需給推計では、団塊の世代が75歳以上となる2025年には37.7万人の介護従事者が不足するとしている。 人材不足は地域の介護施設にも深刻な影響を与えるため、自治体としても看過できない問題となっている。介護従事者の人材確保・離職防止を進めていく上で「労働環境の整備」が重要であることは、2007年に改定された「社会福祉事業に従事する者の確保を図るための措置に関する基本的な指針(福祉確保指針)」でも示されているとおりである。改正以降についても介護従事者の労働環境が改善されたとは言い難い状況である。 人材不足の解消・介護制度の充実を図るためには、介護報酬を引き上げるとともに、その負担を自治体や被保険者に負わせないことも重要であり、人材確保・離職防止の実質的な対策や安全・安心の介護体制の確立は国の責任で行うべきである。 よって、国においては介護制度の真の持続性を確保するよう、次のとおり強く要望する。1 介護職員を初めとする、介護現場で働く全ての労働者の処遇改善を講じ賃金水準の引き上げを図り、処遇改善の費用は国費で賄うこと。2 上記項目を保証するため、介護報酬の引き上げを行うこと。同時に保険料負担・自治体負担を軽減するために、介護保険財政における国の負担割合を大幅に引き上げること。 上記のとおり、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。令和 年 月 日                        宮城県大崎市議会議長 佐藤和好内閣総理大臣+財務大臣  |宛て厚生労働大臣+………………………………………………………………………………………………………議案第43号   税金の私物化等が疑われる「桜を見る会」疑惑の徹底究明を求める意見書 上記議案を別紙のとおり、大崎市議会会議規則第14条第1項の規定により提出いたします。令和2年3月5日 大崎市議会議長 佐藤和好様                     提出者 大崎市議会議員  遊佐辰雄                     賛成者    〃     鎌内つぎ子………………………………………………………………………………………………………   税金の私物化等が疑われる「桜を見る会」疑惑の徹底究明を求める意見書 桜を見る会は、内閣総理大臣が各界において功績、功労のあった方々を招き、日ごろの御労苦を慰労するとともに、親しく懇談する内閣の公式行事をして開催されているものであり、その費用は税金で賄われている。 国会でのマスコミの報道などによると、功績や功労の有無にかかわらず総理大臣後援者等が多数招待されている疑いがあるとされ、また、マルチ商法で多くの高齢者の生活を破綻させ社会から問題とされている人物をも招待していた可能性があるとされていることなどは、決して曖昧にできないことである。 加えて、招待客が「功績、功労のあった方」かどうかを解明する上で欠かせない招待者名簿の存在が曖昧になっている。 このようなことが、このまま究明されることなく、曖昧なままに終わるようなことになれば、納税者である国民の政治不信を増長されることは明白である。 よって、内閣総理大臣主催の桜を見る会に係る税金の私物化等疑惑を究明し、国民に対し説明責任を果たすため、次の措置を講ずるよう強く要望する。1 国会においては、総理大臣主催の桜を見る会への国民からの疑惑の究明を図ること。2 政府においては、事が総理大臣に係る税金の私物化等の疑惑でもあり、みずからの説明責任を果たすこと。 上記のとおり、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。令和 年 月 日                        宮城県大崎市議会議長 佐藤和好衆議院議長 +参議院議長 |宛て内閣総理大臣|内閣官房長官+……………………………………………………………………………………………………… ○議長(佐藤和好君) 提出者から提案理由の説明を求めます。 初めに、議案第40号及び同第41号について、29番氷室勝好議員。     〔29番 氷室勝好君登壇〕 ◆29番(氷室勝好君) おはようございます。 提案の前に、一言簡単に御挨拶を申し上げたいと思います。 新型コロナウイルスの拡散による経済への悪影響が深刻にあります。消費者動向調査によりますと、下方修正とのことでありますが、実態の経済は足踏みどころでない実感が感じられます。 一方、各種のイベントや集会など自粛、延期による日々の生活や地域の活動が停止をされている状況でもあります。このような中にあって、感染症の大規模な流行によって経済が長期の不況に転落した例が過去にないということでもあります。 こういった中で、暦では今日は啓蟄ということでもあり、木の芽がほころび、躍動感の春になることに期待を込めて提案申し上げたいと思います。 議案第40号被災者生活再建支援法の改正を求める意見書につきまして、提案の理由を説明申し上げます。 令和元年台風第19号により甚大な被害を受けた本市は、ここ10年で幾度も大規模な自然災害を経験し、復興、復旧を成し遂げました。こうした中、被災した住民の生活再建を支援していく制度を拡充することが喫緊の課題でもあります。 都道府県が相互扶助の観点から拠出した基金を活用し、自然災害により居住する住宅が全壊するなど生活基盤に著しい被害を受けた世帯に被災者生活再建支援金を支給する被災者生活再建法は、これまで一定の改善が図られ、おおむね現行に至っています。 しかしながら、同一の災害で被災したのにもかかわらず、災害規模の要件が当てはまらず適用対象外となり被災者間に不均衡が生じている事例や、住宅の建設、購入、補修費など多額の支出を要する住宅の再建に現行の支給額では不十分といった問題など、災害規模や支給対象、さらには支給限度額などの課題が浮き彫りになっています。 よって、国においては、次の事項について実現されるよう強く要望するものであります。 1、被災者生活再建支援法を改正し、被災者生活再建支援金のうち加算支援金の額を2倍に引き上げ、被災者生活再建支援金全体を最高額300万円から500万円に引き上げること。 2、被災自治体の負担を軽減するため、被災者生活再建支援法を改正し、被災者生活再建支援法人に対する国庫補助率を2分の1から3分の2に引き上げること。また、都道府県の追加拠出に対する過去同等の地方財政措置(起債充当率100%、償還に対する交付税措置80%)を講じること。 3、被災者生活再建支援金の支給対象となる世帯の範囲については、半壊世帯の全ての被災者及び局地的な災害の被災者の生活再建を支援する観点から、被災した世帯の実情に応じた柔軟な対応を可能にすることを求めるために、地方自治法第99条の規定により関係大臣に提出するものであります。 議員皆様の賛同をお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。 次に、議案第41号災害救助法の見直しを求める意見書につきまして、提案理由の説明を申し上げます。 内容につきましては、配付の議案のとおりでありますが、要約して申し上げます。 令和元年10月12日に上陸した台風第19号は、全国各地に甚大な被害をもたらしました。本市においても、河川の決壊、越流をはじめ、収穫後間もない大崎耕土は冠水し、加えて多くの住宅や家屋の浸水など甚大な被害に見舞われました。そのことにより、長期にわたる避難生活を余儀なくされ、さらに、家財道具を失った人々も少なくありません。そのため、被災者の暮らしを支えるきめ細かな施策を続けることとともに、住宅再建への支援を強く求めることが重要であります。 しかしながら、災害救助法では、寝具、日用品、炊事用具及び食器などを給与する制度であるものの、生活必需品とも言える洗濯機、冷蔵庫、テレビなどの家電製品は給与の対象外となっています。 今日では、洗濯機、冷蔵庫、テレビの家電3品目は生活必需品とも言え、被災者が安心して生活するためには欠くことのできないものでもあります。よって、国及び政府においては、災害救助法を見直し、洗濯機、冷蔵庫及びテレビを給与の対象とするよう、強く要望を求める。 地方自治法第99条の規定により、関係大臣に提出するものであります。 議員皆様の賛同をお願い申し上げ、提案理由といたします。 ○議長(佐藤和好君) 提出者は、議席にお戻りください。 次に、議案第42号について、民生常任委員長、23番後藤錦信議員。     〔民生常任委員長 後藤錦信君登壇〕 ◆民生常任委員長(後藤錦信君) おはようございます。 議案第42号「介護従事者の処遇改善」を求める意見書につきまして、提案理由の説明を申し上げます。 内容につきましては、配付の議案のとおりであり、詳細につきましては省略をいたしますが、簡潔に申し上げたいと思います。 団塊の世代が75歳以上となる2025年は、もう間近であります。まさに超高齢化社会を迎え、介護従事者の人材確保、離職者防止対策は喫緊の課題であります。 本市におきましても、高齢者福祉計画、介護保険事業計画の推進に、特に介護サービス拠点整備事業の実施に当たっては大きな影響を与えているところであります。よって、国においては、介護現場で働く全ての人々の処遇改善を図るとともに、その費用は国費で賄うこと、さらには、介護保険財政における国の負担割合を大幅に引き上げることを求めるため、地方自治法第99条の規定により関係大臣に提出するものであります。 議員皆様方の御賛同をお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。 ○議長(佐藤和好君) 提出者は、議席にお戻りください。 次に、議案第43号について、18番遊佐辰雄議員。     〔18番 遊佐辰雄君登壇〕 ◆18番(遊佐辰雄君) 議案第43号税金の私物化等が疑われる「桜を見る会」疑惑の徹底究明を求める意見書につきまして、提案理由の説明を申し上げます。 内容につきましては、配付の議案のとおりであり、詳細につきましては省略いたしますが、桜を見る会は、総理大臣が各界の功績や功労の有無に関わらず、総理大臣の後援会員者が多数招待され、また、マルチ商法で多くの高齢者の生活を破綻させた人物も招待されていた可能性もあります。 現在も、国会でその解明が、追及は続いておりますが、このまま究明されることなくあいまいなまま終わるようなことになれば、納税者である国民の政治不信を増長させることは明白であります。国民の世論調査でも、8割以上が首相の説明に納得できないとの結果も出ております。 よって、国会においては、総理大臣主催の桜を見る会への国民からの疑惑の究明を図ること、そして、政府においては、事が総理大臣に係る税金の私物化等の疑惑でもあり、自らの説明責任を果たすこと、以上、そのことを求めるため、地方自治法第99条の規定により関係大臣に提出するものであります。皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤和好君) 提出者は、議席にお戻りください。 これから質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありませんので、質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案のうち、議案第40号、同第41号及び同第43号の3カ件については、大崎市議会会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤和好君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第40号、同第41号及び同第43号の3カ件については、委員会の付託を省略することに決定いたしました。 これから議案第40号から同第43号までの4カ件について討論に入ります。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤和好君) 討論がなければ、採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤和好君) 御異議なしと認めます。 これから議案第40号から同第43号までの4カ件を採決いたします。 各案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤和好君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第40号から同第43号までの4カ件は、原案のとおり決定いたしました。--------------------------------------- △日程第3 議案第30号~同第39号
    ○議長(佐藤和好君) 日程第3、議案第30号から同第39号までの10カ件を一括して議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 伊藤市長。     〔市長 伊藤康志君登壇〕 ◎市長(伊藤康志君) 議案第30号から議案第39号までの補正予算10カ件について御説明いたします。 議案第30号令和元年度大崎市一般会計補正予算(第9号)につきましては、令和元年東日本台風の復旧経費のほか、年度末における歳入歳出予算の執行見込額による調整や一般会計と特別会計及び企業会計間の繰り出し、繰り入れの調整を行うとともに、繰越明許費、債務負担行為などを補正計上するものであります。 議案第31号令和元年度大崎市奨学資金貸与事業特別会計補正予算(第1号)から議案第37号令和元年度大崎市浄化槽事業特別会計補正予算(第3号)までの7件の特別会計の補正予算につきましては、一般会計補正予算と同様、主に執行見込額による調整、会計間の繰り出し、繰り入れの調整などを補正計上するものであります。 次に、議案第38号令和元年度大崎市水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、営業費用、建設改良費の減額などを補正計上するものであります。 議案第39号令和元年度大崎市病院事業会計補正予算(第1号)につきましては、医業収益、医業費用の増額などを補正計上するものであります。 以上、議案第30号から議案第39号までの提案説明といたしますが、詳細につきましては、それぞれ担当から補足説明をいたさせますので、御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(佐藤和好君) 次に、補足説明を求めます。 赤間総務部理事。     〔総務部理事(財政担当) 赤間幸人君登壇〕 ◎総務部理事[財政担当](赤間幸人君) 私からは、議案第30号から議案第37号までの8会計の補正予算について御説明を申し上げます。 令和2年第1回大崎市議会定例会追加議案の1ページをごらん願います。 初めに、議案第30号令和元年度大崎市一般会計補正予算(第9号)について御説明いたします。 第1条は歳入歳出予算の補正で、歳入歳出それぞれ16億399万8,000円を追加し、予算総額を718億6,650万2,000円に定めるものであります。 歳入歳出予算は、2ページから4ページに掲載しております第1表のとおりであります。 第2条は繰越明許費の補正で、5ページに掲載しております第2表のとおり、31件を追加するものであります。 第3条は債務負担行為の補正で、7ページに掲載しております第3表のとおり22件を追加し、1件を変更するものであります。 第4条は地方債の補正で、8ページと9ページに掲載しております第4表のとおり12件を追加し、12件を変更するものであります。 歳入歳出予算の補正内容につきましては、ただいま市長からも御説明申し上げましたように、令和元年東日本台風に関連する予算の補正と、年度末における執行見込額に基づく予算調整及び会計間の繰り入れ、繰り出しの調整となりますことから、歳出予算に計上いたしました主な項目を中心に御説明を申し上げます。 冊子番号1の令和元年度補正予算に関する説明書もあわせてごらんを願います。 説明書の16ページ、2款1項では、27目震災復興基金費で災害公営住宅の家賃に対し交付のあった震災復興交付金8,527万5,000円を基金に積み立てするものでございます。 18ページの3款1項では、3目高齢者福祉費で、介護保険施設整備事業について補助金の交付が見込めないため、3億1,592万円を減額するものであります。 20ページの3款4項では、1目災害救助費で、令和元年東日本台風の災害対応として、ボランティアセンター運営事業費補助金など総額で694万2,000円を追加するものであります。 22ページ、4款1項では、9目水道事業費、10目病院事業費で各事業の決算見込みによる精算繰り出しとして、水道事業には3,753万6,000円を、病院事業には1億1,999万円をそれぞれ追加するものであります。 また、4款2項では、1目清掃総務費で、災害廃棄物処理経費に11億8,387万円を追加するものであります。 次に、28ページの10款1項では、4目情報教育整備費で、国の補正予算に伴い、GIGAスクール構想の実現に向けた小中学校のネットワーク整備工事費として3億4,877万4,000円を追加するものであります。さらに、2項の小学校費と3項の中学校費では、3目学校建設費において、三本木小学校改修事業として5億4,448万2,000円を、中学校天井等落下防止対策事業として、古川南中学校の事業費8,007万7,000円を国庫補助金の前倒し交付に伴い増額するものでございます。 次に、30ページ中段の11款災害復旧費につきましては、令和元年東日本台風の復旧経費として、不足する工事費やその財源等について補正をいたすものでございます。 次に、特別会計について御説明申し上げます。 追加議案のほうにお戻りをお願いいたします。 追加議案10ページの議案第31号令和元年度大崎市奨学資金貸与事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、第1条歳入歳出予算の補正で、歳入歳出それぞれ325万8,000円を追加し、予算総額を3,013万9,000円に定めるものであります。 歳入歳出予算は、11ページに掲載の第1表のとおりでありますが、主な内容は歳出1款1項総務管理費に469万8,000円を増額するものであります。 次に、追加議案12ページの議案第32号令和元年度大崎市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)につきましては、第1条歳入歳出予算の補正で、歳入歳出それぞれ1,399万8,000円を減額し、予算総額を137億2,274万3,000円に定めるものであります。 歳入歳出予算は13ページに掲載の第1表のとおりでありますが、主な内容は、歳出2款4項出産育児諸費を1,722万9,000円減額するものであります。 第2条は、債務負担行為の補正で、14ページに掲載しております第2表のとおり、1件を追加するものであります。 次に、15ページの議案第33号令和元年度大崎市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)につきましては、第1条歳入歳出予算の補正で、歳入歳出それぞれ1,052万7,000円を減額し、予算総額を12億5,414万2,000円に定めるものであります。 歳入歳出予算は16ページに掲載の第1表のとおりでありますが、主な内容は、歳出2款1項後期高齢者医療広域連合納付金を減額するものでございます。 次に、17ページの議案第34号令和元年度大崎市介護保険特別会計補正予算(第4号)につきましては、第1条歳入歳出予算の補正で、歳入歳出それぞれ2億2,671万8,000円を減額し、予算総額を130億3,409万2,000円に定めるものであります。 歳入歳出予算は18ページに掲載の第1表のとおりでありますが、主な内容は、歳出2款1項介護サービス等諸費を2億円減額するものであります。 次に、19ページの議案第35号令和元年度大崎市下水道事業特別会計補正予算(第6号)につきましては、第1条歳入歳出予算の補正で、歳入歳出それぞれ4億6,257万4,000円を追加し、予算総額を52億4,187万円に定めるものであります。 歳入歳出予算は20ページに掲載の第1表のとおりでありますが、主な内容は、歳出2款1項建設費に5億1,387万円を増額するものであります。 第2条は繰越明許費の補正で、21ページに掲載しております第2表のとおり、1件を追加するものであります。 第3条は地方債の補正で、同じく21ページに掲載しております第3表のとおり、4件を変更するものでございます。 次に、22ページの議案第36号令和元年度大崎市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、第1条歳入歳出予算の補正で、歳入歳出それぞれ1,623万5,000円を減額し、予算総額を10億3,828万8,000円に定めるものであります。 歳入歳出予算は23ページに掲載の第1表のとおりでありますが、主な内容は、歳出2款1項建設費を660万6,000円減額するものであります。 第2条は地方債の補正で、24ページに掲載しております第2表のとおり、2件を変更するものでございます。 次に、25ページの議案第37号令和元年度大崎市浄化槽事業特別会計補正予算(第3号)につきましては、第1条歳入歳出予算の補正で、歳入歳出それぞれ7,215万9,000円を減額し、予算総額を5億5,346万9,000円に定めるものであります。 歳入歳出予算は26ページに掲載の第1表のとおりでありますが、主な内容は、歳出2款1項建設費を4,114万4,000円減額するものでございます。 第2条は地方債の補正で、27ページに掲載しております第2表のとおり、2件を変更するものであります。 以上、議案第30号から議案第37号までの補足説明といたします。 ○議長(佐藤和好君) 次に、中川水道部長。     〔水道部長 中川 博君登壇〕 ◎水道部長(中川博君) 私からは、議案第38号令和元年度大崎市水道事業会計補正予算(第1号)について補足説明を申し上げます。 令和2年第1回大崎市議会定例会追加議案の28ページをごらん願います。 第2条は、大崎市水道事業会計予算第2条の業務の予定量のうち、年間総給水量を1,495万4,934立方メートルに、1日平均給水量を4万972立方メートルに改め、主要な建設改良事業の額について、配水施設整備事業を8億1,413万1,000円に改めるものであります。 第3条は収益的収入及び支出の予定額の補正であり、収入の第1款水道事業収益は、第1項営業収益で、給水収益の減及び受託工事収益の減により5,599万1,000円を減額し、第2項営業外収益では、他会計補助金及び国庫補助金の増などにより467万3,000円を増額するなど、合わせまして5,131万8,000円を減額補正するものであります。 支出の第1款水道事業費用は、第1項営業費用の配水費、受託工事費の減などにより3,549万7,000円を減額し、第2項営業外費用で消費税を増額するなど、合わせまして1,829万7,000円を減額補正するものであります。 第4条は資本的収入及び支出の予定額の補正であり、収入の第1款水道事業資本的収入は第1項企業債で事業費の精査に伴う減額、第2項補助金では国庫補助金の確定に伴う減額、第3項負担金では、補償工事の施工調整などに伴い工事負担金を減額、第4項他会計負担金におきましては、下水道課との組織統合に伴う庁舎整備費負担金として、一般会計からの負担金を増額するものでございます。第5項出資金では、一般会計出資債の減であり、合わせまして8,130万1,000円を減額補正するものでございます。 支出の第1款水道事業資本的支出は、第1項建設改良費で配水池等耐震補強実施設計の委託料の精査並びに補償工事の施工調整などにより7,365万円を減額するものであります。この結果、過年度分損益勘定留保資金等で補填する額を9億4,798万5,000円に改めるものであります。 29ページをごらん願います。 第5条は、予算第5条の債務負担行為に1件を追加するものであり、第6条は予算第6条の起債の限度額を改めるものであります。第7条は、予算第10条で定めました他会計からの補助金の額を5,129万2,000円に改めるものであります。 以上、補足説明とさせていただきます。 ○議長(佐藤和好君) 次に、八木市民病院経営管理部長。     〔市民病院経営管理部長 八木文孝君登壇〕 ◎市民病院経営管理部長(八木文孝君) 私からは、議案第39号令和元年度大崎市病院事業会計補正予算(第1号)について補足説明をさせていただきます。 令和2年第1回大崎市議会定例会追加議案の30ページをお開き願います。 第2条は大崎市病院事業会計予算第2条に定めた業務の予定量を補正するもので、第1号、本院及び第2号、鳴子温泉分院の年間患者数及び1日平均患者数を改めるものであります。 第3条は収益的収入及び支出の補正でありますが、収入につきましては、第1款第1項医業収益は、入院診療収益などの決算見込みにより8億2,206万8,000円を増額し、第2項医業外収益は、他会計繰入金の前年度分に係る精算などで5,682万9,000円を増額するもので、第1款病院事業収益の合計では8億7,889万7,000円を増額補正するものであります。 支出につきましては、第1款第1項医業費用は、化学療法薬品などの使用量の増による材料費の増などから8億5,649万5,000円を増額し、第2項医業外費用は、企業債利息の減により167万1,000円を減額するもので、第3項特別損失は、過年度分損益修正損の増により150万円を増額するもので、第1款病院事業費用の合計では8億5,632万4,000円を増額補正するものであります。 第4条は資本的収入及び支出の補正でありますが、収入につきましては、第1款第2項負担金交付金は他会計繰入金の前年度分に係る精算により増額するもので、第1款資本的収入の合計では1,227万2,000円を増額補正するものであります。支出につきましては、第1款第3項投資は、貸付者数の減により奨学金貸付金を減額するもので、第1款資本的支出の合計では190万円を減額補正するものであります。 これらの収入支出の補正予定額の計上に伴い、第4条中の過年度分損益勘定留保資金等による補填額を1,417万2,000円減額し、9億97万7,000円に改めるものであります。 第5条は、予算第10条に定めた他会計からの補助金の額を179万9,000円減額し、5億6,796万4,000円に、第6条では、予算第11条に定めた棚卸資産購入限度額を9億7,400万円増額し、76億9,700万円にそれぞれ改めるものであります。 以上、補足説明とさせていただきます。 ○議長(佐藤和好君) これから質疑に入ります。 質疑の通告がありますので、順次発言を許します。     〔「議長、議事進行」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) 議事進行の理由を申し上げます。 冒頭に、議長から病院事業管理者の欠席通告がありました。今日、これから4人の質疑が病院事業会計にあるようであります。よって、病院事業管理者、今回提案をしている最高責任者ですので、直ちに議場に戻るよう要請をしていただきたいという議事進行であります。 ○議長(佐藤和好君) 副管理者。 ◎病院事業副管理者(横山忠一君) 申し訳ございません。病院事業管理者は、コロナ対策のために保健所並びに医療機関との連絡調整に当たっておりますので、本日の議会は欠席させていただいております。何とぞ御了解をいただきたいと思います。 ○議長(佐藤和好君) 議長といたしましては、並木病院事業管理者がいなくても十分答弁いたされると思っていますので、それで御了解を願いたいと思います。 質疑に入ります。 1番早坂憂議員。 ◆1番(早坂憂君) おはようございます。議案質疑、本日トップバッターを務めさせていただきます早坂憂です。よろしくお願いいたします。 まず初めに、3款2項5目、そして3款2項6目保育所費と子育て支援総合施設費の一般管理経費それぞれについて、あわせて伺っていきたいと思います。 まず、こちら、どちらも職員賃金、そして社会保険料ということになっておりますけれども、減額の理由についてまず伺います。 ○議長(佐藤和好君) 伊藤子ども保育課長。 ◎民生部子ども保育課長(伊藤文夫君) おはようございます。 こちらの減額につきましては、年度当初予定していました非常勤の保育士の人数が、実際には雇用を予定していたよりも大きく下回ったための今回の減額補正となっているところでございます。 ○議長(佐藤和好君) 早坂議員。 ◆1番(早坂憂君) こちら、何名を見込んで、何名足りなかったのか、それぞれ伺いたいと思います。 ○議長(佐藤和好君) 伊藤子ども保育課長。 ◎民生部子ども保育課長(伊藤文夫君) 保育所関係につきましては、全体で当初は112名を予定してございました。実際の雇用については84名ということで、当初計画よりもマイナス28名の減ということになってございます。 総合支援施設関係につきましては、当初128名見込んでおりましたが、実際は107名ということで、当初よりマイナス21名の減ということになってございます。 ○議長(佐藤和好君) 早坂議員。 ◆1番(早坂憂君) ありがとうございます。 こちら、職員の方、20名以上それぞれ確保ができなかったということなのですけれども、こちら、どのような背景かというのはどのような見解でしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 伊藤子ども保育課長。 ◎民生部子ども保育課長(伊藤文夫君) こちらの人数の減につきましては、おおむね保育士の人数になってございます。こちらの保育士につきましては、全国的、そして県内どこでも共通な課題ということで、保育士不足というのがございます。そういった形の中で、いろいろそれぞれ工夫をしながら何とか雇用の拡大にということでは努めているのですが、現実的には雇用確保ができていないという状況でございます。 一般質問でも御答弁しましたとおり、県と連携しながら、修学する場合には貸付制度、あとは保育士の資格にある方には準備資金、そういった資金的な部分を活用しながら、そしてPRを図りながら何とか雇用確保に努めてまいりたいというように考えているところでございます。 ○議長(佐藤和好君) 早坂議員。 ◆1番(早坂憂君) ありがとうございます。 また、この中で、令和元年度については、やめられた非常勤職員の方というのはいらっしゃったのかどうか、確認させてください。 ○議長(佐藤和好君) 伊藤子ども保育課長。 ◎民生部子ども保育課長(伊藤文夫君) 今年度途中でやめられた方ということでは、年度途中では、保育所関係につきましては1名、そして、今回の年度末における退職4名ということで、保育所関係については5名が退職をするということになってございます。 そして、総合支援施設関係につきましては、途中でやめられた方が3名、そして年度末でやめられる方5名ということで、計8名が退職という形になってございます。 ○議長(佐藤和好君) 早坂議員。 ◆1番(早坂憂君) 差し支えなければ、やめる理由について、もしお聞かせいただけるのであれば、参考までにお聞かせいただきたいのですが。 ○議長(佐藤和好君) 伊藤子ども保育課長。 ◎民生部子ども保育課長(伊藤文夫君) 基本的には、自己都合ということです。中にも、わかる方としては、年度末の方は、新しい就職先が決まったりとか、あとは、今回、産前産後の休暇に入るということで、継続はしないで退職をするといった形の内容となってございます。 ○議長(佐藤和好君) 早坂議員。 ◆1番(早坂憂君) ありがとうございました。 自己都合というと、ちょっと、どうなのかなというところ、出産とかそういったことであれば全然問題はないのかなと思うのです。あと、新しい職場ということは、ちょっと厳しい言い方をすると、今現在働いている現場よりもさらに魅力的なところを見つけたということにもなってくるのかなと思いますが、職場環境、ある意味では、言葉がちょっと悪いかもしれないですけれども、働いていてちょっとつらい現場、大変な現場だということも、保育の現場、今、叫ばれている現状があるのかなというふうに思います。 すぐに改善できること、あるいは少し時間がかかるものとそれぞれあるとは思いますけれども、人材不足が叫ばれる現場でありますから、少しでも改善できるように努めていただきたいなというふうに思いますし、それが子育て支援、そして保育の現場の現在喫緊の課題だというふうに考えますので、働きたいと思う方が増えるような取り組みに今後も期待したいと思いますが、その辺についてはいかがでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 伊藤子ども保育課長。 ◎民生部子ども保育課長(伊藤文夫君) ただいま御提言いただきました。それを十分意を酌みながら、今後、事業展開をしていきたいというふうに考えてございます。 ○議長(佐藤和好君) 早坂議員。 ◆1番(早坂憂君) ありがとうございました。 では、次に移りたいと思います。 7款1項4目13節オルレコース管理等業務委託料について、まずは減額理由について伺いたいと思います。 ○議長(佐藤和好君) 藤島観光交流課長。 ◎産業経済部観光交流課長(藤島善光君) お答えをさせていただきます。 予算要求段階では、具体的なオープンの時期、さらには、済州にありますオルレの事務局のほうから具体的な整備内容の指示がなかったというところで、最大値で予算要求のほうをお願いしておりまして、今回、昨年9月にオープンして無事終了したということで、予算の執行残の減額補正をお願いしているものでございます。 ○議長(佐藤和好君) 早坂議員。 ◆1番(早坂憂君) ありがとうございます。特に何か問題があったということではないということで理解をさせていただきました。 また、オルレのコース、4月下旬ごろまで冬期の閉鎖ということで御対応いただいていたというふうに記憶していますけれども、その間の管理についてはどのような状況だったのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(佐藤和好君) 藤島観光交流課長。 ◎産業経済部観光交流課長(藤島善光君) お答えをいたします。 冬期間の管理ということにはなりますけれども、これは通常、奥の細道が、教育委員会所管のものがありまして、それと同様に、基本的にはパトロールもしないし、入り口のほうに封鎖ですという御案内をしている程度でございます。 ○議長(佐藤和好君) 早坂議員。 ◆1番(早坂憂君) ありがとうございます。 閉鎖期間中に私も何回か国道を通らせていただいたのですが、結構しっかりとした装備で、道路沿いの歩道を歩く方、本当に若干なのですけれども、見かけたものですから、例えば閉鎖中のコース、ああ、何でコース開いていないのですかという問い合わせとか、あとは、クレームというわけではないのですが、そういった声などはなかったかどうかだけ確認させてください。 ○議長(佐藤和好君) 藤島観光交流課長。 ◎産業経済部観光交流課長(藤島善光君) 今年は、暖冬の影響で降雪も少なかったということで、クローズ当初は、なぜ閉まっているのですかというお問い合わせもございました。ただ、その際には、当然紅葉も終わって、木の枝なんかも落ちてくる可能性もあるので、安全のためクローズしましたと、来年は、ゴールデンウイーク前にはオープンしますと、もしあれでしたら、気仙沼コースであったりとか、東松島コースのほうを御利用くださいという御案内のほうをさせていただいております。 ○議長(佐藤和好君) 早坂議員。 ◆1番(早坂憂君) 理解いたしました。ありがとうございます。 では、次に移らせていただきます。 ちょっと飛ばして、10款1項4目情報教育管理経費から伺わせていただきたいと思います。 まず、増額の理由について伺います。 ○議長(佐藤和好君) 遠藤学校教育課長。 ◎教育委員会教育部学校教育課長(遠藤富士隆君) お答えをいたします。 昨年12月5日の閣議におきまして、安心と成長の未来を拓く経済対策が決定され、その中で、学校における高速大容量のネットワークを整備し、児童生徒が1人1台の端末を持ち、十分に活用できる環境の実現を目指すといたしましたGIGAスクール構想が示されたところでございます。その構想を受けて、これまで国が進めてまいりました教育ICT化に向けた環境整備5か年計画による地方財政措置のほかに新たな財源措置が設けられましたことから、それを活用したICT環境整備を進めるために、今回、高速大容量のネットワーク環境整備に係る経費として3億4,877万4,000円を補正計上したものでございます。 ○議長(佐藤和好君) 早坂議員。 ◆1番(早坂憂君) ありがとうございます。 こちら、内容については理解をさせていただきましたけれども、金額についてどのような使途に使われるのか、それぞれ、内訳について伺います。 ○議長(佐藤和好君) 遠藤学校教育課長。 ◎教育委員会教育部学校教育課長(遠藤富士隆君) こちらは、校内LAN設備、それから電源キャビネット等の設置費用、それから無線LANのアクセスポイント設置工事費等々で、各学校ごとにちょっと積算をしておりまして、工事種類ごとのちょっと集計はしてございませんので、御了承願いたいと思います。 ○議長(佐藤和好君) 早坂議員。 ◆1番(早坂憂君) わかりました。もし、後ほど資料等をお見せいただけるのであれば、拝見させていただきたいと思います。 こちら、かなり大きい金額の補正だったのですが、年度末までの整備というのは間に合うのでしょうか。今後のネットワーク環境整備やタブレット支給の計画について、スケジュールを伺わせていただきたいと思います。 ○議長(佐藤和好君) 遠藤学校教育課長。 ◎教育委員会教育部学校教育課長(遠藤富士隆君) こちらの補正予算につきましては、国の補正予算を受けて今回補正計上するというところでございまして、実質的には、今年度末までの工事については難しいことでございますので、繰り越して、実質的には令和2年度中に工事を行うという形で進めさせていただきます。ただ、これを今年度中に手を挙げ、交付決定を受けることによって財政的な措置といいますか、そういったものを受けられるということもございますので、そういったところで補正予算を計上しているところでございます。 ○議長(佐藤和好君) 早坂議員。 ◆1番(早坂憂君) タイミングについては、理解させていただきました。 現在、大崎市内の小中学校には、既にWiFi環境がかなり整備されているというふうに理解をしておりますけれども、この整備されているWiFi環境はどんな利用環境を見据えた整備だったのか、どれくらいの通信速度が出る環境なのか、教えていただきたいと思います。 ○議長(佐藤和好君) 遠藤学校教育課長。 ◎教育委員会教育部学校教育課長(遠藤富士隆君) お答えをいたします。 現在整備をしている回線の速度についてでございますが、100Mbpsということで整備をしてございまして、実際にはパソコン教室、それから各教室、体育館等々が無線LANでつながる形をとってございます。そちらのほうを今般文科省のほうで示されている仕様では、10ギガバイト、そちらのほうに切りかえるというところで、速さにいたしますと、例えばですけれども、1クラス40名が10メガバイトの画像データを開いたとしたときに、実際には、今現在ですと全員が完了するまで約32秒ほどかかるものが、今般の10ギガのほうに切りかえますとおよそ0.32秒程度で完了すると、そういった速さになるというところでございます。 ○議長(佐藤和好君) 早坂議員。 ◆1番(早坂憂君) ありがとうございます。 まさに、全員同時接続が可能な環境になっているのかどうかが非常に気になっておりましたので、そちらを伺えて大変安心をいたしました。 先ほどお話がありましたけれども、まさに国が大きくかじを取った今がまさに我が市においてもこのICT環境の整備推進を図るタイミングだというふうに考えますが、この国のGIGAスクール構想にのっとって、大崎市でも1人1台というのを随時整備していくという理解でよろしいのでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 遠藤学校教育課長。 ◎教育委員会教育部学校教育課長(遠藤富士隆君) 端末の整備につきましては、国のロードマップに示されている、各年度に対して学年等々がロードマップで示されておりますので、そのロードマップに示された内容で整備を進めてまいりたいというふうに考えてございます。 ○議長(佐藤和好君) 早坂議員。 ◆1番(早坂憂君) ありがとうございます。 あとは、気になったのは中身なのですけれども、現在はタブレット端末を各学校に配置していると思いますけれども、今後も同様に、同じようにタブレット端末を整備していく予定なのでしょうか。あるいは、現在、こういった資料もいただいたのですが、Chromebookのようなノートパソコンタイプのキーボード一体型の端末を整備する可能性もあるのか、または、機材調達の際にはどのようなベンダーにお願いする考えがあるのか、伺いたいと思います。 ○議長(佐藤和好君) 遠藤学校教育課長。 ◎教育委員会教育部学校教育課長(遠藤富士隆君) お答えをいたします。 端末につきましては、国から仕様が示されておりまして、また、基本モデルとして3例ほど示されてございます。そういったものを参考にしながら、大崎市にとって、教育にとってどれが一番活用できるのかといったところを検討しながら、機種のほうは選定してまいりたいというふうに考えてございます。 ○議長(佐藤和好君) 早坂議員。 ◆1番(早坂憂君) ありがとうございます。 現在使用されているタブレットのタイプというのは、いわゆるWiFiによる接続のタイプだというふうに思いますけれども、今後、1人1台の整備がどんどん進んで、みんな普及しましたとなると、今度は教育の現場の中で、いわゆる反転学習、持ち帰りの教育についても必要性が出てくるというふうに考えますけれども、WiFiだけでつながる機材だと、WiFi環境が例えば家庭にないという子たちには対応するのがなかなか難しくなってくるのかなというふうに思いますが、WiFiプラスLTE、セルラーによる通信が可能となる環境整備の可能性について伺いたいと思います。 ○議長(佐藤和好君) 遠藤学校教育課長。 ◎教育委員会教育部学校教育課長(遠藤富士隆君) お答えをいたします。 今般の整備におきましては、学校内での活用というところをまずは考えておりますので、将来的には持ち帰りという部分も構想の中にはあるのかなというふうには考えてございますが、今回の整備については、学校内での活用というところで整備を進めたいというふうに考えてございます。 ○議長(佐藤和好君) 早坂議員。 ◆1番(早坂憂君) まずは学校内と、確かにおっしゃるとおりかなというふうに思いますが、やはり先々を見据えて、先になったときに困らない選択肢というのをぜひ視野に入れながら御検討をいただきたいなというふうに思いますし、確かにLTEの活用となると、WiFi環境だけの設備維持のコストからするともう少しランニングコストがかかってくるのかなと思いますので、そういったことは恐らく懸念事項にはなってくるのかなと思っております。 ただ、確かにコスト、その分かかっていくのかもしれませんけれども、反転学習等を見据えると、家庭内での通信環境をやはり100%担保できるかどうかということが今後課題になってくるというふうに私は考えます。また、契約時の交渉によっては、台数あるいは年数の規模から見ても、通信業者に対してコストダウンの要求ができるのではないかなという見込みがあると思いますし、現在話題となっております新型コロナウイルスの影響で休校となっておりますので、そういった家庭学習のあり方についても議論がされている中で、やはり情報端末による学習が人気もあって効果を上げているということが話題になっていますから、ぜひ、御家庭に持ち帰っても使えるものを今後検討していただきたいというふうに考えておりますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 遠藤学校教育課長。 ◎教育委員会教育部学校教育課長(遠藤富士隆君) お答えをいたします。 今般の新型コロナウイルス感染症対策といいますか、そういった中での、報道を見ますと、確かにこういったタブレットを使用した学習風景といったものも私も見ているところでございますが、将来的には、そういった視点での考え方も持っていないわけではございませんが、議員もおっしゃったように、やはり通信費、ランニングコスト、約9,800人の子供さん方一人一人にそういったWiFiを持たせるということになりますと、そのランニングコストに膨大な費用がかかるというところもございますので、今般はこういった形で、学校内で環境整備をするということで、次の更新時あたりには、いろいろ通信会社さんのほうも、こういったことに対応する何かしらの手だてといったものが見えてくるのかなというふうに考えてございますので、その段階で、そういったことも決定していきたいなというふうには考えてございます。 ○議長(佐藤和好君) 早坂議員。 ◆1番(早坂憂君) ありがとうございます。 今回、本当に国から相当額が出るということで、まさに千載一遇のチャンスを逃すことはないのだろうというふうに思っております。 さらに、私もこの5か年計画を見させていただきました。この中でちょっと気になったのが、ICT支援員というもの、こちら、4校に1人を配置する目標だということで5か年計画が進むということだったのですが、今現在では、大崎市に支援員という方はいらっしゃるのでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 遠藤学校教育課長。 ◎教育委員会教育部学校教育課長(遠藤富士隆君) お答えをいたします。 大崎市内の学校には、ICT支援員については配置はしていないところでございます。 ○議長(佐藤和好君) 早坂議員。 ◆1番(早坂憂君) では、配置の予定というか、今後のお考えについて伺いたいと思います。 ○議長(佐藤和好君) 遠藤学校教育課長。 ◎教育委員会教育部学校教育課長(遠藤富士隆君) 今後の配置の予定につきましては、まず、現在のところ、保守管理業務を行っていただいております業者さんのほうがそういった機能の一部を担っていただいてございますので、今後、今回のGIGAスクール構想によって新たな環境が出てまいりますので、そういった中で、必要性を検討しながら配置については考えていきたいというふうに考えてございます。 ○議長(佐藤和好君) 早坂議員。 ◆1番(早坂憂君) ありがとうございます。 先月、2月13日に行われました宮城県議会の予算特別委員会で登壇された自由民主党・県民会議の村上議員の総括質疑の中で、GIGAスクール構想に対する県の姿勢について質疑がありまして、ネットで拝見をいたしました。伊東教育長の答弁では、端末等の共同調達の可能性についても御答弁がありましたし、今後は県内市町村との連絡協議会を立ち上げる予定だという御答弁もありましたので、そういったことからも連携のコストダウンの可能性があると思いますので、ぜひ県の今後の動きについても注視していきたいと思います。 現在、さまざまな形で自治体や教育委員会に向けたICT推進に関するセミナーが行われているというのを伺ったのですけれども、今後、そういったものに参加される予定というのはありますでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 田中学校教育課副参事。 ◎教育委員会教育部学校教育課副参事(田中政弘君) お答えいたします。 確かに、そういった御案内のほうは頂戴させていただいております。教育委員会としても、また学校関係者のほうにも御案内のほうはさせていただいて、時間の許す限り参加をしていただくように、こちらのほうからは働きかけをさせていただいております。 ○議長(佐藤和好君) 早坂議員。 ◆1番(早坂憂君) ありがとうございます。 今、御案内があって働きかけをしているということだったのですが、では、今まで参加をした実績はないという理解でよろしいのでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 田中学校教育課副参事。 ◎教育委員会教育部学校教育課副参事(田中政弘君) 実際、教育委員会としても参加はしております。県の総合教育センターのほうでも研修会のほうを実施されておりますので、率先して教育委員会の者として参加しております。 ○議長(佐藤和好君) 早坂議員。 ◆1番(早坂憂君) ありがとうございます。 そういった参加された皆さんの感想というか、どういった現場を見て意見を持ったかというヒアリングというのは行っているのでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 田中学校教育課副参事。
    ◎教育委員会教育部学校教育課副参事(田中政弘君) 学校というよりも、むしろ教育委員会の者が参加した、いわゆる行政側としての視点、それから、実際に現場でどのように使えるか、そういう視点のほうから現段階では今、検討しているという形になっております。 ただ、実際に学校で実践例等はございますので、そういったところについては、研修会等で今後も広めていきたいというふうに考えております。 ○議長(佐藤和好君) 早坂議員。 ◆1番(早坂憂君) 実際、そういった現場を自ら教育長が見られるという予定はございませんでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 熊野教育長。 ◎教育委員会教育長(熊野充利君) このように、時代の要請といいますか、非常に重要な視点が今、国の提案でおりてきております。 実は、私も東京に出向きまして、研修を直接受けてまいりました。それで、必要性を十分に感じるところでありますし、また、課題も何点か感じております。 先ほど、議員から御指摘いただいたように、それぞれがサーバーを立てるよりは県が大容量のクラウドでやるほうがきっと能率とつながりはいいのだろう、それから、あとは、大学の研究とのつながり、いわゆる養成段階の大学と、それから教員として採用する段階と、そして教員研修等が恐らくこれからは軸がつながってくることが望まれると思います。そういうことで、県の教育委員会とも情報を密にしながら、今後のあり方についてはしっかりと取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(佐藤和好君) 早坂議員。 ◆1番(早坂憂君) 教育長、自ら御答弁ありがとうございました。 また、つい先日、文部科学省より各首長の部局や教育委員会へGIGAスクール自治体ピッチというものの開催についての情報提供があったというふうにお聞きしました。こちら、3月18日あるいは27日に開催をされるとのことで、今回の新型コロナウイルスの影響で中止になる可能性もあるのかなというふうに思いますけれども、もし予定どおり開催される場合、そちらへの参加、あるいはネットによる生中継もあるとのことでしたので、視聴される予定等はありますでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 田中学校教育課副参事。 ◎教育委員会教育部学校教育課副参事(田中政弘君) そういう御案内のほう、いただいたのであれば、それは視聴のほうを考えていきたいというふうには思います。ただ、今、年度末ということで、新年度の対応、残念ながら今、コロナウイルス対応等ございますので、そういう機会を確保しながら参加のほうは考えていきたいというふうに考えております。 ○議長(佐藤和好君) 早坂議員。 ◆1番(早坂憂君) そういった最先端の情報を逃さずに、ぜひ手に入れる環境にあっていただきたいなというふうに思います。 また、少し懸念をしているのが、令和2年度からの外国語教育あるいはプログラミング教育などを取り入れる学習指導要領の改訂、そして2学期制の導入ということで、児童生徒さんあるいは保護者の皆さんだけではなくて、現場の先生方への負担もかなり大きくなってくるのではないかなというふうに思いますし、今回の新型コロナウイルスへの予防対策ということで休校対応となった影響も非常に出てくるのではないかなというふうに考えますけれども、現場の混乱を防ぐための対策について伺いたいと思います。 ○議長(佐藤和好君) 田中学校教育課副参事。 ◎教育委員会教育部学校教育課副参事(田中政弘君) プログラミング教育という視点から、これまで先生方が実際に実践をしていなかったわけではないのですが、より需要が求められているというのは正直、教員としては不安なところが大きいというふうに感じております。もちろん、スキルの高い教員もいれば、少し苦手な教員も不安には感じているところではあると思います。ただ、学校現場というところは、1つ実践例がありますと、ほかの学年、ほかの教科、そういったところで広げられるそういった力量を持っておりますので、そういった実践の積み重ねを大事にしながらプログラミング教育というものを展開してまいりたいなというふうに考えております。 ○議長(佐藤和好君) 早坂議員。 ◆1番(早坂憂君) ありがとうございました。 では、次に移らせていただきます。 8款3項2目排水路改良整備事業について、まず、減額の理由について伺いたいと思います。 ○議長(佐藤和好君) 蓮沼河川・冠水対策室長。 ◎建設部下水道課技術副参事兼河川・冠水対策室長(蓮沼康君) 排水路整備事業の主な補正内容でございますけれども、工事請負費におきましては、入札中止などもあり、台風19号による災害復旧を優先させるため、4,609万円の減額をするものでございます。そのほかにつきましては、委託料につきましても、測量設計業務の入札先へなど574万1,000円、それと、物件移転補償費につきましては、現場精査の結果、当初予定していた電柱や水道管の移設が不要になったため、400万円を減額するものでございます。 ○議長(佐藤和好君) 早坂議員。 ◆1番(早坂憂君) ありがとうございます。 災害復旧に伴うものというお話がありましたけれども、昨年10月に発生した台風被害の復旧と、あとは稲わらの撤去作業、多くの地元の企業、建親会の皆様の御協力をいただいて進めるということは、ある程度そのときに予測ができたものもあるのかなと思いますけれども、その場合、そのほかの工事については入札が不調になるのではないかということを前もって予測できた部分もあったのではないかなと考えますけれども、その辺についてはいかがでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 蓮沼河川・冠水対策室長。 ◎建設部下水道課技術副参事兼河川・冠水対策室長(蓮沼康君) 排水路整備につきましては、台風被害もございましたけれども、整備の促進が必要というところで、なるべく整備したいなというふうには考えておりましたけれども、やっぱり入札が中止になったり、災害復旧を優先させるというところで、今回、工事費の減額といったところになったところでございます。 ○議長(佐藤和好君) 早坂議員。 ◆1番(早坂憂君) ありがとうございます。 また、さらにそういった事態に備える、今回は、特に災害復旧、早急にすることが必要だということで、そちらにシフトしたというお話でしたけれども、今後の対策として、今後そういったことがあるということを想定して対策を講じて、入札不調が出ないように対策を講じるということ、今後につながる話でもあると思いますけれども、お考え、いかがでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 蓮沼河川・冠水対策室長。 ◎建設部下水道課技術副参事兼河川・冠水対策室長(蓮沼康君) 排水路整備工事につきましては、これまでも入札不調が発生しているところでございます。主な内容につきましては、工事のほうが狭いスペースの工事でありましたり、機械の作業などもままならない状況の中で、効率の悪い条件というところもございまして、応札者が少ない状況となっていると考えております。このことからも、現場の条件に合わせましたところで、条件の許す範囲の中で、単なる標準積算にならずに、より現場条件を加味した積算内容にするなどを対応してきたところでございますけれども、今後も引き続き発注の仕方や時期などについても検討しながら、事業の推進に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(佐藤和好君) 早坂議員。 ◆1番(早坂憂君) ありがとうございます。 今までも度々不調があったということでしたけれども、室長の思いも聞かせていただいて、やはり早急に排水路というものは整備をしたいと、その思いで皆さん頑張っていらっしゃる、ただ不調に、狭い、狭隘なところに機械がなかなか入っていかないのでという理由も理解をいたしました。 ぜひ、進めたい整備が進められるスケジュールになるようにお考えいただきたいと思いますけれども、また、別な視点から、この冬の降雪量、大変本当に少なくて、除雪の作業がないということで業者の皆さんからも悲鳴が上がっているというのは、先日まで行われた会派の代表質問、あるいは予算特別委員会での質疑でも多くの議員からお話がありました。そういったところに工事をお願いするような手だてというのはとれないものなのか、ちょっと素人なので教えていただきたいのですが、除雪作業だけに従事しているということではないとは思うのですけれども、その辺の制度についてはいかがなのでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 蓮沼河川・冠水対策室長。 ◎建設部下水道課技術副参事兼河川・冠水対策室長(蓮沼康君) 先日、2月末にも入札が行われましたけれども、そこでも応札者がなく、中止という状況になってございます。暖冬で除雪の作業がないというところではございますけれども、必ずしも、例えば除雪用にリースしているトラクター、ショベルとか、そういうのが一般の建設工事に直ちに使えるわけでもございませんので、その辺も影響しているのかなというふうに考えております。 ○議長(佐藤和好君) 早坂議員。 ◆1番(早坂憂君) ありがとうございます。 確かに関連性のない機械、あるいは従事者の方は別な作業にも出る可能性があるということも理解をしております。ただ、今後の気候を考えますと、やはり温暖化の影響なのか、気候変動の影響なのかはわかりませんけれども、このように降雪が少なくなる年がまた出てくるという可能性は非常に大きいというふうに思います。そういったときに、せっかく働ける皆さんがしっかりと働いていただける制度づくり、仕組みづくりというのも非常に重要だというふうに考えますので、その辺を含めた検討も今後もお願いしたいと思います。 それでは、次に移ります。 9款1項1目防災対策経費について伺います。 まず、増額の理由について伺います。 ○議長(佐藤和好君) 三浦防災安全課長。 ◎総務部防災安全課長(三浦利之君) お答えをいたします。 昨年発生いたしました令和元年東日本台風の際に、鹿島台地域において屋外で活動中の方が、戸別受信機からの放送内容が聞こえなかったというふうなお話がございました。これを踏まえまして、地元の区長さん方からの要望、要請というのもございまして、今回、鹿島台地域で、吉田川からの越水、それから床上浸水被害の多かった地区に屋外拡声子局、全部で7局を新規に設置するというものでございます。 具体的な設置予定場所としましては、志田谷地地区に4局、それから姥ケ沢地区に1局、鎌巻地区に1局、それから内ノ浦地区に1局ということで、これから区長さん方と設置場所については協議していきたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(佐藤和好君) 早坂議員。 ◆1番(早坂憂君) ありがとうございました。 拡声子局7局ということでしたけれども、これから場所の選定に当たるという御説明でしたが、この拡声子局というのは、1台につきどれくらいの戸数をカバーできる性能があるのか、また、半径何メートルぐらいの距離をカバーすることができる機材なのか、伺いたいと思います。 ○議長(佐藤和好君) 三浦防災安全課長。 ◎総務部防災安全課長(三浦利之君) お答えをいたします。 スピーカーの出力の大きさにもよるかと思いますけれども、最大のもので、理論値上は1,230メートルということになっておりますが、推奨値ということでは、最大で860メートル、出力の小さいものであれば、推奨値で350メートルというところでございまして、住宅の立地戸数、そういうものに応じまして、スピーカーの種類、出力等を考えてまいりたいと思っておりますので、一律に何メートルというふうなお答えはできないというところでございます。 以上でございます。 ○議長(佐藤和好君) 早坂議員。 ◆1番(早坂憂君) ありがとうございます。 最大値というのはなかなか難しいのかなというふうに思いますが、350メーターという数字を聞きますと、果たして全てに聞こえるようになるのかなというのが若干不安になる部分もあるのですが、何度も議会にて防災無線が聞こえないという話題が上がっておりますけれども、今回整備をされるもの、あるいは場所の選定については、きちんと皆さんに聞こえるような工夫や対策が行われるのかどうかについて確認をさせてください。 ○議長(佐藤和好君) 三浦防災安全課長。 ◎総務部防災安全課長(三浦利之君) お答えをいたします。 設置場所につきましては、基本的に公共施設が建設されてある場所を中心に考えていきたいというふうに考えておりますが、ただ、そういう場所がない場合は、民地をお借りするというふうなことになろうかと思います。そうした場合に、設置予定場所から半径何メートル以内に住宅が密集しているということを考えまして、スピーカーの出力等は計算しておるところでございます。 こちら、鹿島台地域におきましては、屋外拡声子局というのはこれまで5局しかございませんで、こちら、メインとなっております情報伝達手段につきましては、戸別受信機ということになっております。ですので、屋内であれば、最近の住宅の気密性の高さ、それから気象条件等によりまして、屋内ではなかなか聞き取りづらいというお声は確かに耳にしておるところでございます。今回は、先ほど申し上げましたとおり、屋外で活動中の方にも情報が伝達できるようにということで屋外拡声子局を設置するということになりますので、推奨値であれば音達は可能なのかなというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(佐藤和好君) 早坂議員。 ◆1番(早坂憂君) ありがとうございます。理解いたしました。 では、次に、9款1項4目消防施設整備事業について、増額の理由を伺います。 ○議長(佐藤和好君) 三浦防災安全課長。 ◎総務部防災安全課長(三浦利之君) お答えをいたします。 こちら、昨年の台風災害で、上志田地区にありました可搬ポンプ、こちらが浸水被害に遭いまして動かなくなったということがございました。今回、消防団の機動力の向上を図るということもありまして、上志田地区に小型消防ポンプ付軽積載車1台を配備したいというふうに考えてございます。こちら、ポンプの導入に当たりまして、あわせまして消防ポンプ置き場、こちらも積載車に合わせた大きさにしなければなりませんので、こちらを新築させていただくと、それから、場所も現在地を移転するものですから、新しく消防ホースの乾燥柱も新設するということでございます。 事業の内容としましては、以上のとおりということになります。 ○議長(佐藤和好君) 早坂議員。 ◆1番(早坂憂君) ありがとうございます。 積載車及びポンプ置き場の整備だということですけれども、今回整備がされるところ以外で、今回、ある意味では特殊な事情があったのかなとは思いますけれども、今後、この場所にも必要になるのではないか、積載車及びポンプ置き場、あるいは整備すべきだと想定している場所があるのかどうか、ほかに、あれば伺いたいと思います。 ○議長(佐藤和好君) 三浦防災安全課長。 ◎総務部防災安全課長(三浦利之君) 現在の計画では、令和2年度中に、2年度予算で6台を可搬ポンプから積載車のほうに更新するという計画がございます。 それから、その次、令和3年度におきましては、こちらが3台を積載車に更新と。ただ、こちら、あわせまして、古くなっております積載車についても更新することになりますので、毎年大体6台程度の更新ということで、できるだけ古い可搬ポンプについては早めの更新ということで、全体的には、今現在で自動車化率というのですか、積載車それからポンプ車の割合が令和元年度末で70%ということになっておりますので、できるだけ早い段階で75%、あるいはその上にということで目標を設定しまして、計画的に更新をしていきたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(佐藤和好君) 早坂議員。 ◆1番(早坂憂君) 理解いたしました。ありがとうございます。 11款1項2目、河川施設災害復旧事業については、聞き取りで内容については理解をさせていただきましたので、省略をさせていただいて、私の質疑、終わります。ありがとうございました。 ○議長(佐藤和好君) 次に進みます。 3番鹿野良太議員。 ◆3番(鹿野良太君) 2番手、鹿野良太でございます。 まず最初に、通告の取り下げを1件させていただきます。 歳出、8款4項4目公園管理費、こちらを取り下げさせていただきます。 では、質疑に入らせていただきたいと思います。 まず、歳入から入ります。 教育使用料というところで、13款1項7目、こちら413万3,000円減額となっています。これの、まず理由をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(佐藤和好君) 鈴木文化財課長。 ◎教育委員会教育部文化財課長(鈴木勝彦君) 今回の社会教育使用料の減額は、旧有備館及び庭園の入館料の減額となります。 減額理由ということですが、まず、有備館の最大の魅力ということを考えますと、季節によってきれいにその姿を変える庭、それと歴史的な建造物が織りなすすばらしい景観であるというふうに捉えております。しかし、昨年度、そして今年度と、庭園の中での比較的規模の大きな工事が続いており、このことは有備館最大の魅力を損なうことにもなることから、令和元年度も、この入館者数に関しては大変厳しいことになるというふうに予想していたところであります。 そして、それを補うべくさまざまな施策を実施してきたところでありますが、まずは、企画展におきまして、新たに令和の時代になったということで、現在の天皇陛下それから上皇陛下がかつて有備館を訪れたことがあるということで、急遽その写真展を開催したところであります。それから、昨年が奥の細道、松尾芭蕉の奥の細道の330年に当たる年だということで、それに関係する企画展も実施したところです。 それから、情報発信におきましても、通常の報道発表、それから市の広報やホームページを通じてのもののほかに、新聞や情報誌での広告の掲載であったり、あるいはポスター、チラシについても、関係機関のみならず旅行会社にもそれらを配布するなどの情報発信もしてきたところであります。 さらに、新たな試みとしましても、水引つくりといった体験型の企画も有備館で行い、さらにJR東日本との連携によります駅からハイキングへの参加、あるいは近隣観光施設との連携によりますスタンプラリーも実施したところであります。 ただ、なかなか、それでも入館者数増には結びつかなくて、そういったところに台風19号が参りまして、それによって1年間で最も入館者が多い時期、その時期を直撃されるような形で例年にも増して入館者が減り、今回の減額に至ったというわけです。 ○議長(佐藤和好君) 鹿野議員。 ◆3番(鹿野良太君) 丁寧に御説明いただきましてありがとうございます。よくわかりました。 私も、先ほどありました旅行会社への影響というような、どうしても団体の皆さんの入り込み、こういったものが大きいのかなというふうに思っておりました。そういったところへもしっかりと、こういった状況の中、来館を促すような取り組みをしているということであります。理解をいたしました。 1点だけ、水引体験、これはどういったものになりますでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 鈴木文化財課長。 ◎教育委員会教育部文化財課長(鈴木勝彦君) これは、政宗公まつりと並行して行っております有備館まつりの際に実施したものですけれども、有備館の建物の中で水引という封筒にかける赤と白だったりする、和紙でつくったひものものがあるのですけれども、そういったものを実際につくってもらう体験をしてもらったというものであります。時間がかかるものですから、小人数で何回も回すというような形で、20人程度の参加であったということです。 ○議長(佐藤和好君) 鹿野議員。 ◆3番(鹿野良太君) 政宗公まつりと連動してというお話でありました。そういった、もし好評なものがあれば、常時取り組めるような工夫もあってもいいのかなというふうに思います。 次に移ります。 地域介護福祉空間整備等施設整備交付金というところです。14款2項2目になります民生費国庫補助金、これについて、内容をまずお伺いをしたいと思いますが、こちら、15款2項2目、同じく民生費県補助金、これと一緒にお伺いをしたいと思います。 ○議長(佐藤和好君) 安藤高齢介護課長。 ◎民生部高齢介護課長(安藤豊君) まず、この国庫補助金でございます。補助金の内容につきましては、災害発生時に自力で避難することが困難な者が多く利用する高齢者施設等の防災、減災対策を推進し、利用者の安全・安心を確保するために行う施設整備事業に交付されるものとなっておるところでございます。今回、この補助金を活用しまして、市内の認知症グループホームの2施設が防災改修等を行っておりますので、その支援をしたものでございます。 それから、次の御質問の県補助金の部分でございますが、これについては、介護施設整備に係る第7期計画等で施設整備を予定しておりました小規模特養それから小規模多機能というような形の居宅介護事業所の整備等がございましたが、これらに係る部分の整備が現実的にできなかった部分の施設に係る減額というような形になっておるものでございます。 ○議長(佐藤和好君) 鹿野議員。 ◆3番(鹿野良太君) 承知をしました。 まず、国庫補助金についてお伺いをさせていただきたいと思います。 この高齢者施設等の防災、減災に関わる補助金ということであります。交付の目的にありますとおり、これは先進的事業の整備計画というものの策定が必要だというふうに認識をしているのですけれども、本市においては、それはどういった計画に該当するものなのでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 安藤高齢介護課長。 ◎民生部高齢介護課長(安藤豊君) この部分につきましては、国のほうから7期計画の当初にこの部分を予定していたものではなく、県のほうから第1次協議、第2次協議というような形で、メニュー的には、ただいまグループホームと申し上げましたが、その他の多数の小規模地域密着型とか、特養とか、そういった部分を対象にしたメニューがございます。基本的には、それは市内の各事業所のほうに周知をいたしまして、利用の促進、計画に沿った形の中で利用促進を求めておりましたけれども、第1次ではなくて、今回、第2次の協議の中におきまして、このほかに小規模高齢者のスプリンクラーの整備とか、あと高齢者施設の安全対策の強化ということで、ブロック塀の補修関係という2次の3つのメニューがございました。その中で、今回、市内の2つの事業所から、認知症グループの事業所からこの補助を活用したいというものでございますので、当初から7期計画とか、その部分に盛り込んでいたものではございません。 ○議長(佐藤和好君) 鹿野議員。 ◆3番(鹿野良太君) こちら、国庫補助金というところで通告を出してしまったのですが、実際、今回減額されているのは県の補助金というところで、これは、先般の予算特別委員会のほうでも少し取り上げをさせていただきましたけれども、やはり、なかなか県補助金に関しての活用がうまくできない結果、この時期に補正減額ということが、昨年もほぼ同じような金額で出ておりました。 やはり、せっかくの補助金でありますので、どんどん使っていただく、そして介護事業所の充実、こういったものにやはり使われなければいけないというふうに考えますけれども、この補助金、特に県補助金に関して、使われない理由、人的な不足、こういったものも挙げられますけれども、制度上に何か不備、もしくは使いにくい理由、こういったものがないのでしょうか。その辺お伺いしたいと思います。 ○議長(佐藤和好君) 安藤高齢介護課長。 ◎民生部高齢介護課長(安藤豊君) 当該補助金につきましては、議員御承知のとおり、介護保険事業計画等に基づきまして、市内の適正な介護サービスの部分を整備するということで、建設補助と、それから開設に向けた準備の両面からこの事業の補助金というのは成り立っております。 基本的には、補助単価等も、6期に比べれば7期のほうが増額という形で示されております。微増ながら示されております。ただ、ここで、その額が事業者にとってはこれで十分なのかということの論点は出てくるかと思いますが、こちらの捉え方としては、参入促進に向けては、一定の施設整備に係る支援がなされているものと捉えておるところでございます。 それから、活用がなかなか有効に使われていないのではないかという御質問につきましては、1つにつきましては、まず、この介護分野におきまして需要と供給のことから申し上げれば、当然、今、供給不足というようなことでございますので、事業者様のほうの参入というのがあってしかるべきではないかと、通常は捉えるところでございます。ただ、議員がまずおっしゃっていただきましたとおり、介護事業者の皆様とお話しする機会を持っておりますが、その中で施設を建てることはできると、ただ、やはり今、一番の課題は、介護人材の確保がなかなかやっぱり容易でないと、その施設を円滑に運営するための人材の確保が難しいと、現在、現施設の運営に係る介護職員の配置が、なかなかそれも精いっぱい頑張っているような状況下だというようなところで、役所の非常勤の募集のように多数応募してくれるといいのだけれども、というようなお話もいただいているところでございます。 そのほかに考えられるところとしては、介護職場のやはりイメージアップ、それから介護職員の社会的評価がやっぱり低いのではないかということで、参入の部分があるのではないかと、せめて、医師とまでは言いませんけれども、看護師等のような形の中での評価的なものというのがよく大学の先生とのお話の中で出てくるところでございます。 それから、事業者の方から出てくるのは、先ほど処遇改善の部分も出ておりましたけれども、やはり介護報酬単価の見直しがあって、介護事業者の収入増イコールこれが職員給与の部分への環境整備にもなっていけるというところでございました。 それからもう一つ、この事業を活用して、事業者が参入してくる条件の一つに、御自分で用地の取得というのもございます。それは賃貸借でも構わないのですけれども、賃貸借か、取得の中で必要な用地を求めて申請というような条件がございますので、この点も大きなものとなっているのかなと考えているところでございます。 ○議長(佐藤和好君) 鹿野議員。 ◆3番(鹿野良太君) やはりいろいろな問題があって、なかなか進まないというようなことであります。 関連ですので、このまま質疑させていただきます。 やはり、用地取得というところでは、この第7期の計画にもありますとおり、重点事業として挙げられております大崎市の資産を利用した事業者参入の促進というところがあります。これも、市の財産、資産というところ、実際に本当にそれが有効に使える、立地的にまたは広さ的に、そういったものが、ここでは有効に使うというふうにうたっておりますけれども、本当にあるのかなというような思いもあります。その辺はいかがでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 安藤高齢介護課長。 ◎民生部高齢介護課長(安藤豊君) 第7期計画に、そのような形で市の遊休資産の利用を活用して事業者の参入を図るというような形で計画に載せさせていただいております。 実際、この部分について現状下を申し上げますと、ホームページでも公表しておりますけれども、元年7月30日現在での市で売却可能、または貸付可能な遊休資産ということで、ホームページのほうに掲載をしております。この部分について、1,000平米を超えるところがどれくらいあるかというところで申し上げますと、どちらの部分の分野においても各1カ所程度というような形になっておりまして、少ないものでは100平米を切りますし、あとは500から700くらいのところという形で、それも地域によって固まっていたり、全体にあるわけではない形ですので、なかなか現状下としては、そういったものの利用促進によって事業者の方々が進出してくるというか、建設用地の御支援を情報として提供できていないというところかと。 ただ、実際、6期のときにはなかった、7期にこの文言が入っているのですが、第5期だったと思いますが、旧岩出山分院跡地、新病院になるということで、その跡地の部分については、そういった部分ということで、地域の方々の利用の計画等々との合致もありまして、5期の事業者の参入には至っているというような状況下でございます。 ○議長(佐藤和好君) 鹿野議員。 ◆3番(鹿野良太君) やはり、事業者の方に伺ってみますと、400坪ぐらいは欲しいというような声も、看護多機能ですか、そういったところになりますとあります。ですので、やはり用地取得の部分で少しハードルが下がるような何か方策または補助、こういったものを、市単独ではなかなか難しいというところもあるかもしれませんけれども、その辺については、やはり全体で考えていく必要があるのかなというふうにも思っております。 最後に1点だけ。7期の計画は2年度最終となっておりますけれども、この2年、やはりなかなかここの部分に関しては結果が出ていないというところもあります。この8期の計画で、見直して、これが全くなくなるということはないですよね。 私としては、やはりそのまま頑張ってこの計画、さらにもっともっと使ってもらえるような計画を8期でつくっていただきたいというふうにも思っています。これは、応援という意味でのことですので、その辺いかがでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 安藤高齢介護課長。 ◎民生部高齢介護課長(安藤豊君) 令和2年、計画の最終年度となります。引き続き事業者様の参入については努力してまいりたいと思っております。 ただ、現状下ということも踏まえてお話し申し上げますと、先ほど言ったような大きな課題がございますので、それらの部分として、先ほど申し上げました、すぐさま行政で人材を用意したり、多額の例えば補助金を創設したりというようなのはできかねるところがございますので、もう一つの事業者の方々で言う、参入してくる用地の部分とか、そういったところを、これから各地域で統合を計画されている地域での跡地利用とかということで、今、一生懸命御検討ないしは、もう検討が済んで報告が上がってきているというところも伺っております。そういった内容等の整合性も図りながら、また、7期のそういったことの検証も踏まえて、第8期計画の中で対応してまいりたいなと考えておるところでございます。 ○議長(佐藤和好君) 鹿野議員。 ◆3番(鹿野良太君) よろしくお願いいたします。 では、歳入に戻りまして、GIGAスクールに関しては最後にさせていただきますので、16款1項2目利子及び配当金というところ、まず、通告どおりお伺いいたします。有価証券の運用内容と今後の見込みというところ、お伺いさせていただきます。 ○議長(佐藤和好君) 中村会計管理者。 ◎会計管理者(中村弥生君) お答えいたします。 各種基金に属しております現金の運用に当たりましては、財政計画を考慮した上で公金管理運用基準並びに各基金条例に基づきまして、運用上有利かつ安全性を最優先として、定期預金並びに国債等の債権による資金運用をしているところです。 現在保有しております債権は、政府保証債と国債で、今回債権価格が上昇したため、各基金で保有しております債権を売却したことによりまして運用収入を得ましたことから、増額補正をしたものであります。収益の額につきましては、債権の保有期間にかかわらず、購入時の単価と売却時の単価の差益となっておりまして、運用収入、今回2,368万5,000円の内容といたしましては、4つの基金の運用によるものであります。1つ目が、財政調整基金における、こちらは政府保証債、額面20億円を売却したことによります762万円の運用収益、2つ目が、減債基金におけます国債、額面4億円を売却したことによります966万4,000円の収益、3つ目が、まちづくり基金における国債、額面2億円を11月から1月にかけまして3回ほどの購入、売却を実施いたしましたことによります545万3,000円の収益、最後に4つ目ですが、賀家地区排水処理施設維持管理基金における国債、こちら、額面1億円を売却したことによります94万8,000円の運用収益となっております。 売却後の収益分を除いた基金元本につきましては、現在は定期預金または決済用普通預金により運用しているところであります。 以上です。 ○議長(佐藤和好君) 鹿野議員。 ◆3番(鹿野良太君) よくわかりました。 最後のところだけ。決済用預金、これ、利息つきませんよね。これは幾らほど今、運用されているのでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 中村会計管理者。 ◎会計管理者(中村弥生君) 決済用普通預金口座につきましては、現在、減債基金やまちづくり基金等に普通預金等の決済用預金に入れております。 ○議長(佐藤和好君) 鹿野議員。 ◆3番(鹿野良太君) ちょっと伺い方を変えます。 決済用預金に入れている理由というのは、何かあればお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(佐藤和好君) 中村会計管理者。 ◎会計管理者(中村弥生君) こちら、また債権による運用を実施したいというところで、決済用普通預金で管理をしているところです。 ○議長(佐藤和好君) 鹿野議員。 ◆3番(鹿野良太君) 一時的な管理というような意味合いということで理解をさせていただきました。 次に移ります。 20款4項1目雑入というところで、物件移転等の補償収入というところ、こちら、内容についてお伺いいたします。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤財政課副参事。 ◎総務部財政課副参事[契約管財担当](佐藤秀宜君) 物件移転等補償収入につきましては、国土交通省が施工いたします国道47号の中山平地区線形改良工事のための用地といたしまして、旧中山小学校の建物を解体し、土地を売却することについて、国土交通省から土地代と物件損失補償費として収入するものでございます。今年度、1億5,878万3,903円で契約を締結しておりまして、引き渡しの前提となります解体工事が終了したことにより、当初予算のほうで、1億円で計上させていただいておりましたが、差額の5,878万3,000円を増額補正したものとなっております。 ○議長(佐藤和好君) 鹿野議員。 ◆3番(鹿野良太君) わかりました。ありがとうございます。 次に移ります。歳出に入らせていただきます。 2款1項20目事務改善費というところ、こちらですが、447万2,000円減額になっております。こちらの理由をまずお伺いいたします。 ○議長(佐藤和好君) 高橋市政情報課長。 ◎総務部市政情報課長(高橋光浩君) まず、住民情報管理経費につきましては、住民情報系システムのリース料でございますが、当初予算では、10月から3月までの消費税を10%で計上しておりましたが、契約の相手方との交渉の結果、端末などハード部分につきましては、契約当初の8%を適用するということから、その差額分として100万円を減額するものでございます。 同様に、行政情報化推進事業におけます内部情報系システムにつきましても、税率8%適用ということから、その差額分として100万円、あわせまして、電算システム等リース料につきましては、200万円の減額を今回お願いするものでございます。 ○議長(佐藤和好君) 鹿野議員。
    ◆3番(鹿野良太君) わかりました。 もう一つあります。電算システムの改修等の業務委託料というところ、300万円あります。こちらもお願いいたします。 ○議長(佐藤和好君) 高橋市政情報課長。 ◎総務部市政情報課長(高橋光浩君) 答弁のほう、漏れて大変申し訳ございません。 この委託料につきましては、行政情報化推進事業におけます内部情報系システムのプログラム改修等委託料でございますが、これは、昨年5月の改元に伴うシステム改修ということで、年度当初800万ほどの見積りがあり、それを予算計上しておったところでございますが、最終的には、業者との折衝の結果、500万円程度での契約締結になったということから、その差額分としての300万円ほどが今回減額をお願いするものでございます。 ○議長(佐藤和好君) 鹿野議員。 ◆3番(鹿野良太君) わかりました。 次に移ります。 2款1項23目減債基金費というところになります。こちらですけれども、補正後の基金残高、そして今後の基金活用について所見をお伺いしたいと思います。 ○議長(佐藤和好君) 赤間総務部理事。 ◎総務部理事[財政担当](赤間幸人君) お答えいたします。 まず、基金残高でございますが、今回の補正後ということで、残高につきましては4億4,802万円を想定してございます。 それと、今後の基金の活用という部分ですが、実は、減債基金につきましては条例がございまして、その条例に処分という項目がございます。この処分が活用ということになりますけれども、どういった場合にこの減債基金が使えるかと申しますと、急激な経済状況の変化によって市税等の歳入が入らなくなって償還できなくなった場合はこの減債基金を使っていいですというのはありますし、あとは、何らかの都合で一括してもう返済しなければいけないというような場合、繰り上げ償還と言っていますけれども、そういった場合の財源にしてもいいということでございます。ただ、今のところ、起債の償還計画においてはそのような事態は想定しておりませんので、この基金は積み上がっていくものということでございます。 なお、先ほど会計管理者からの御答弁ありましたが、本当に今回の債権運用、売却益については、財政担当としては、会計管理者並びに担当者に心から感謝を申し上げるものであります。 ○議長(佐藤和好君) 鹿野議員。 ◆3番(鹿野良太君) 私からも感謝を申し上げたいというふうに思います。 過去の議論、議事録というところで、少し私も議事録を見させていただきました。減債基金と財調をあわせた考え方というところで、27年度だったと思いますけれども、財調と減債基金合わせて大体10%と見るのか、それとも標準財政規模10%と見るのか、もしくは、一緒に減債基金も入れてそれを考えるのかというような議論があったようであります。そういったところから言うと、常々、赤間理事は、大体財調については10%というお話をされています。そうすると、この減債基金、積み上がっていくという今、お話ありましたけれども、当面においては、活用といいますか処分については考えていないということでよろしいでしょうか。最後。 ○議長(佐藤和好君) 赤間総務部理事。 ◎総務部理事[財政担当](赤間幸人君) おただしにありましたとおり、当面は考えてございません。財調と減債基金の考え方にもあるのですけれども、財調より減債基金のほうは使い方がある程度制約、条例でされていますので、そういった部分で、そういう事態にならないように財政運営に努めてまいりたいというふうに思います。 ○議長(佐藤和好君) 鹿野議員。 ◆3番(鹿野良太君) では、次に移らせていただきます。 高齢福祉はやりましたので、次、6款1項5目市営牧場についてになります。 鳴子放牧場管理経費というところで580万円減額になっております。これの理由をお尋ねいたします。 ○議長(佐藤和好君) 高島鳴子総合支所地域振興課長。 ◎鳴子総合支所地域振興課長(高島賢二君) お答えいたします。 この経費の減額理由につきましては、鳴子の放牧場で管理してございます鬼首地区の小向地区にあります小向倉庫の改修工事費でございます。この小向倉庫につきましては、これまで作業機械等の格納施設として使用しておりましたけれども、平成29年の台風21号によりまして屋根が大きく損傷しまして、雨漏り等が生じている状況が続いており、その後も強風等で損傷した屋根が周りに飛散するなど、地域の住民に迷惑をかけていた状況が続いてございました。 この工事につきましては、今年度予算により秋に発注の入札をしたところでございますが、残念ながら応札者なしの不調となってしまいました。その後、時期的に再度公告入札を行いましても、鬼首地区の冬期間に入りますことから、今年度の発注を見送ることとし、予算を減額することとなったものでございます。 本工事につきましては、来年度の2年度予算、当初予算に計上してございますので、こちらのほうで発注する予定となってございます。 ○議長(佐藤和好君) 鹿野議員。 ◆3番(鹿野良太君) 不調ということで、いろいろな入札が不調ということを私も伺っておりますけれども、なかなか、屋根が飛んだりというようなお話もありましたので、来年度やるにしても、しっかりその辺の応急的な処置、こういったものを近隣の住民の方々に迷惑がかからないような形でお願いをしたいと思います。 次に移ります。 7款1項2目商工振興費であります。まずは、1,020万円減額の理由をお尋ねいたします。 ○議長(佐藤和好君) 小野寺産業商工課長。 ◎産業経済部産業商工課長(小野寺晴紀君) お答えいたします。 1,020万円の内訳でございますが、こちら、商工金融対策事業で500万の減、商工業育成対策事業で300万の減、商店街活性化事業で100万円の減、商工金融震災対策支援事業で180万の減、商工金融災害対策支援事業において60万の増の総額でございます。 減額等の主な理由でございますが、商工業金融対策事業におきましては、制度融資損失補償金の減額でございまして、損失補償額の確定に伴う減額となっております。商工金融震災対策支援事業につきましては、東日本大震災の融資利子補給金の減額となっておりまして、申請件数の減による減額となっております。商工金融災害対策支援事業の増額につきましては、令和元年東日本台風に対しましての融資利子補給金ということで増額しております。商工業育成対策事業及び商店街活性化事業につきましては、いずれも補助金の減額でございまして、補助金額等の確定等によりまして減額を行うものでございます。 ○議長(佐藤和好君) 質疑の途中でありますが、暫時休憩いたします。 再開は午後1時といたします。               -----------               午前11時56分 休憩               午後1時00分 再開               ----------- ○議長(佐藤和好君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 質疑を続行いたします。 3番鹿野良太議員。 ◆3番(鹿野良太君) では、午後も引き続き質疑を続けさせていただきたいと思います。 先ほどの続きから参りたいというふうに思います。 こちらの商工振興費の減額について、先ほどお伺いをいたしました。小規模事業者の持続化補助金ですとか商店街の活性化推進事業補助金、こういったもの、災害の復旧に関する補助金を除けば、これは減額になっている、いわゆる補助金が目いっぱい使われていなかったというところで、現在、新型コロナもこういった状況で、商店街もしくは小規模事業者の方々、大変厳しい状況になっております。私が知っている飲食店の方は、やはり仕入れが今までどおりできないという、お客様が減少しているから、また、予約のキャンセルが相次いでいると、既に3日間ぐらいで100人ぐらいの予約がキャンセルになってしまっているというような状況もあります。 古川の中心部も大変だと思います。さらに郡部、そういったところはもっともっとやはり深刻な状況になっていますし、これから歓送迎会が控えている中で、そういった大きな予約というのもやはりキャンセルになっているという状況があります。そういった状況で、この減額というのは、ちょっと、もっともっと使っていただきたいという思いも一部あるわけでありますけれども、やはり商工会とか商工会議所、こういったところの協力があって、もしくはそういったところに相談をして補助金を使っていただくという体制の中で、特に古川で言えば商工会議所になるわけですけれども、そういったところの体制が十分にとられているのかというような思いもあります。そういった商工会議所の体制については十分というふうにお考えでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 小野寺産業商工課長。 ◎産業経済部産業商工課長(小野寺晴紀君) お答えいたします。 補助金につきましては、基本的には単年度での補助金ということで、どうしても年度内に事業の完了という形が原則となっております。そういった中では、事業の中の補助金においては、どうしても限度額で当初より予算のほうを計上させていただいているのですが、そういった意味で、限度額に届かない方、状況とかを含めましては、商工会議所とか商工会と連携いたしまして、それらにつきましては実際的に連携しながらやっておりまして、実際、10件のはずの限度額で予定していたものを14件とか、そういったふうにやらせていただいているところではございますが、どうしても確定時期から含めて、次に事業完了までなることが不可能な場合は、新年度という形というようなのが原則になってくると思っております。 そういった意味では、しっかり連携しながら補助金の活用を有効に活用できるように努力してまいりたいと思っております。 ○議長(佐藤和好君) 鹿野議員。 ◆3番(鹿野良太君) そういった災害に限らず、感染症などの資金的なニーズ、そういった被害に対する、もしくは影響に対するニーズがこれからどんどん出てくると思いますので、その辺についても一つ、お願いをしたいというふうに思います。 次に移ります。 7款1項5目観光施設費というところになります。これ、スキー場の運営経費ということで230万ほど計上されております。用地購入の内容についてお伺いいたします。 ○議長(佐藤和好君) 高島鳴子総合支所地域振興課長。 ◎鳴子総合支所地域振興課長(高島賢二君) 用地購入の内容でございますけれども、オニコウベスキー場の麓にございます土地の1筆でございます。この1筆の内容ですが、台帳地目が山林で、現況が宅地と雑種地というものでございます。面積が約1万7,000平米というものでございます。 この用地につきましては、これまで賃貸借契約によりまして、地域の植林組合、78人共有の共有地でございました。この1筆が、今回この賃貸借契約を解除して、所有権を大崎市に移転させるものでございます。 なお、この土地につきましては、オニコウベスキー場の建物施設、レストハウスかむろなどの施設が立地している土地でございます。 ○議長(佐藤和好君) 鹿野議員。 ◆3番(鹿野良太君) かむろなどがある場所ということであります。なぜ、このタイミングでこの購入の判断に至ったのか、その背景についてお伺いいたします。 ○議長(佐藤和好君) 高島鳴子総合支所地域振興課長。 ◎鳴子総合支所地域振興課長(高島賢二君) 今回購入に至る背景でございますけれども、今回購入いたします土地に隣接する形で、原植林組合及び牧野組合、原牧野組合、同様に、組合員の共有地がございます。今回、その土地を組合員が他の民間に売却をする用事がございまして、市もこれと時期をあわせて購入することとしたためでございます。 組合側といたしましては、共有地でありますので、売却に係る必要書類、これらの取りつけにも時間を要するため、付近の土地を一斉に売却したいという意思がございました。市としても、市場価格より安価に購入できるということで協議が整ってございまして、これまでの賃貸借契約を継続するよりは、所有権を取得しまして、より財産管理上強力なものにするということで、今回購入に至ったものでございます。 ○議長(佐藤和好君) 鹿野議員。 ◆3番(鹿野良太君) 承知をいたしました。 次に、1つ飛んで、10款6項1目保健体育総務費というところ、クロスカントリーのコース整備業務委託料というところです。減額になっております。この理由をお伺いいたします。 ○議長(佐藤和好君) 遊佐鳴子公民館長。 ◎教育委員会教育部鳴子支所長兼鳴子公民館長(遊佐孝志君) それでは、お答えいたします。 鳴子温泉地域では、冬期間開催される中体連、高体連、国体予選などのスキー競技大会や各小学校のスキー学習、中学校のスキー部などの練習のため、クロスカントリースキーコースを教育委員会の予算で整備しております。その内容といたしましては、スキーコースに近接している上野々スキー場のリフト等を運営している会社で所有している圧雪車により、スキーコースの整備業務を行っていただいているものです。予算では、12月から3月まで1日3時間程度の稼動で、25日くらいの予算、181万5,000円を計上しておりましたが、今年は雪が少ないため、圧雪車によるコース整備を行うことができませんでした。そのため、2月補正予算の要求時点において、今後見込まれた中体連、高体連の新人スキー大会の対応分として36万3,000円を執行見込みとして、残額である145万2,000円を減額補正したものでございます。 ○議長(佐藤和好君) 鹿野議員。 ◆3番(鹿野良太君) このクロスカントリーのコースでありますけれども、全部市有地になっていますでしょうか。それとも、民有地入っていれば、使用料等は発生しているかお伺いいたします。 ○議長(佐藤和好君) 遊佐鳴子公民館長。 ◎教育委員会教育部鳴子支所長兼鳴子公民館長(遊佐孝志君) お答えいたします。 スキーのコースにつきましては、市有地となっている鳴子ゴルフ場のコース、そして一部民間の土地を借用している部分もございます。 ○議長(佐藤和好君) 鹿野議員。 ◆3番(鹿野良太君) わかりました。借用については、特に使用料等はないということでございますね。 では、戻りまして、歳入のほうに戻ります。 歳入のGIGAスクール関連です、14款2目6項教育費国庫補助金をお伺いいたします。 こちら、GIGAスクールの構想について、内容等は前段の早坂議員のほうでお伺いをいたしましてお答えをいただいております。私のほうは、今回、令和元年度の補正予算として計上されております、実際には、今年度間に合わないということで、執行は来年度の予定であるというお話がありました。この中で、事業費国庫補助2分の1というような財政措置のイメージ、ホームページのほうに記載がありますけれども、実際、今回、令和元年度では繰り越して行うというふうになりますと、国庫補助2分の1、そして学校教育施設等の整備事業債、さらには財源対策債などなどあります。実際に市が負担する割合、これはどれぐらいになりますでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 遠藤学校教育課長。 ◎教育委員会教育部学校教育課長(遠藤富士隆君) お答えします。 今回補正をお願いしていますネットワーク整備事業に関しましては、2分の1が国庫補助ということになってございまして、その残る部分について起債を充当できると、その起債の中の60%が交付税措置、後で元利償還で60%が交付税措置されるということでございますので、計算いたしますと、最終的な市の持ち出しは全体の20%ということになります。 ○議長(佐藤和好君) 鹿野議員。 ◆3番(鹿野良太君) これまで、GIGAスクール以前、この構想が出る前は、教育のICT化に向けた環境整備5か年計画ということでこちらが財政措置されておりました。その中で、3クラスに1クラス分、いわゆる3人に1人の割合での端末整備というのを挙げられておりましたし、さらに大型提示装置、実物投影機、こういったものの整備についての方針もありました。超高速インターネット及び無線LAN、これの100%整備というのも挙げられておりました。 先ほど早坂議員からありましたICT支援員、これも4校に1人配置するようにということで財政措置されておりました。現在、この大崎市において、実際このICT化がどれぐらい進んでいるのかということでお伺いしたいと思います。 これは、岐阜県の聖徳学園大学というところで、文科省の例えば調査なんかをしたときのオープンデータを使った教育ICT指数サーチというのがあります。これによると、大崎市の現在、小学校における1教室当たりのPC台数3.2台ということになっています。中学校においては4.48台というような数字が出ていますし、あとは、インターネットの接続率というところで、30Mbps以上、これが約、小学校だと4割、さらに中学校だと6割ちょっと。さらに、今度、インターネットの100Mbps以上の接続率になりますと、小学校においては3割を切っているという数字も出ていますし、中学校においては5割ちょっと、55%弱というふうになっております。 小中学校、100%無線LAN整備していただいているということでありますけれども、実際にこの通信速度、こういったものはどのように把握されておりますでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 遠藤学校教育課長。 ◎教育委員会教育部学校教育課長(遠藤富士隆君) お答えをいたします。 今、議員より御紹介のあった指数の関係でございますが、こちら、昨年度の実績ベース、各学校から報告のあったものを大学のほうではオープンデータを参考にこの指数化をしたものとなってございます。 学校側のちょっと認識のほうが精査したところ不十分な部分がございまして、実際のところは、昨年度の事業で全て100%、今、御紹介いただいた速度のところは100%まで整備が済んでいるということでございますので、今年度の報告の段階で精査して、正しい数字にといいますか、そういったものに訂正を、訂正といいますか、今後報告をしていきたいというふうに考えてございます。 ○議長(佐藤和好君) 鹿野議員。 ◆3番(鹿野良太君) 実際のところは、これよりも進んでいますというようなところだと思います。 今回、ロードマップを拝見すると、令和2年度に関しては小学校5年生から小学校6年生、さらに中学校1年生に重点的に整備をすると。ただ、これは、各教育委員会にその裁量は委ねられているというところもあるようでありますけれども、こういったところ、来年度からはプログラミングの教育も始まってきます。そういったものにやっぱり有効に使えるようにというところもあると思います。 先般、プログラミング教育の講習というか、研修会のようなものが、講習会のようなものがありまして、一般の人が参加できるようなものなのですけれども、それも私も受講してきました。宮教大の安藤先生という方が、宮城県のこういったICT教育、プログラミング等に関しては第一人者ということでお話を伺ってきましたけれども、今回、教育現場ではかなり大きな転換点になるというようなお話もございました。さらに、慶應大学の石戸教授、この方も政府のさまざまな審議会、デジタル化の審議会に入っている先生でありますけれども、そのような先生のお話を伺ってまいりまして、例えば、かなり表現としては極端かもしれませんけれども、150年前の外科医の先生が今のオペ室に入ったらちんぷんかんぷんで何もできないでしょうと、ただ、国語の先生に関しては、150年前の先生でも何とか授業ができるかもしれないと、それぐらい教育現場というのはなかなかこれまで変わってこなかった現場であるというようなお話をされていました。 これぐらい大きなこれから転換点を迎える教育現場において、この変化にどう対応していくのか、そのことを、最後、教育長に、その意気込み、そして教育現場の負担軽減、これも含めながら一言お伺いできればというふうに思います。 ○議長(佐藤和好君) 熊野教育長。 ◎教育委員会教育長(熊野充利君) 御指摘いただきましてありがとうございます。 まさに時代は大きく変わるというか、教育現場としては大きな転換期とも言えることだと思いますが、学生発表以来というか、随分日本の教育は変わってきております。戦後教育から今までを見ても、相当変わってきております。常にそれに対応して、教育内容に対しては見識を深めながら時代に即した対応を今までもしてきたと思いますので、私たちは、常に未来を見据えて、現在何をすべきことがいいのかということで進めていく気持ちは、今も昔も変わりはないのだろうなという思いでおります。 しかし、相当の予算と、それから相当の人と人のつながりの関係、それから行政を含めてあらゆる機関の連携がまさに問われる、学校だけで考えることではもはやないと、そういう時代に突入をしてきていると思います。 宮教大の安藤先生、実は私も一緒にやらせていただいてきておりまして……。 ○議長(佐藤和好君) 教育長、時間がなくなりましたので、簡潔にお願いします。 ◎教育委員会教育長(熊野充利君) はい。 ぜひ、大学とも連携をとりながら、時代に見合う新しい教育のあり方を今後とも継続して検討してまいりたいと思います。     〔「ありがとうございました」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤和好君) 質疑者に申し上げますが、最後の質疑で答弁を求めるのであれば、答弁時間も考慮の上、質疑をお願いいたします。 次に進みます。 27番小沢和悦議員。 ◆27番(小沢和悦君) 議案第30号令和元年度大崎市一般会計補正予算について質疑をさせていただきます。 歳出、4款衛生費、1項4目の病院事業費1億1,999万円の補正計上でありますが、令和元年度の病院事業会計収支金の合計額はいかほどになるかをまずお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(佐藤和好君) 赤間総務部理事。 ◎総務部理事[財政担当](赤間幸人君) 当初予算と今回の補正額を合わせまして、総額34億6,850万5,000円という額になります。 ○議長(佐藤和好君) 小沢議員。 ◆27番(小沢和悦君) その内訳なのでございますけれども、病院事業会計のほうに、今回の1億1,999万円について、病院事業会計の議案第39号のほうにいろいろ反映されているのだというふうに思うのでありますが、この議案第39号のほうを見ますと、収益的収入の医業外収益の部分に他会計補助金は179万9,000円、そして負担金交付金は2,564万9,000円、あと、資本的収入のほうでは、負担金交付金が他会計負担金として1,227万2,000円ということになっておるのでありますが、今の内訳はわかりますか。34億6,850万5,000円の。 ○議長(佐藤和好君) 答弁。保留であれば保留で。 赤間総務部理事。 ◎総務部理事[財政担当](赤間幸人君) 内訳ということですが、全部で約20項目ぐらいございます。大変多岐にわたっておりますので、金額の大きな部分だけ申し上げさせていただきますと、救命救急センターといたしまして8億1,822万4,000円、次に大きいのが不採算地区病院ということで7億7,189万5,000円、それと、企業債の元金です、この分といたしまして7億5,290万円、今申し上げた3つを合わせますと、大体34億円のうち二十二、三億円になるという金額でございます。 ○議長(佐藤和好君) 小沢議員。 ◆27番(小沢和悦君) 私がちょっと知りたいのは、ここに、手元に平成30年度決算における報告セグメント別損益計算書というのが、病院ではこれで出てくる、これがあるのでありますが、令和元年度、今回の補正、結果的にはどうなるのかということをちょっとお聞きしたいと思います。 それで、ちょっと具体的に申し上げますので、お答えいただきたいと思いますが、今回が令和元年度の最終の補正予算というふうになるだろうと思いますので、他会計補助金と負担金、交付金を入れますと、鳴子分院は5億3,239万4,000円でした。これがどうなるのか。岩出山1億3,576万4,000円がどうなるのか、鹿島台の2億3,119万6,000円がどうなるのかと。田尻診療所8,391万5,000円、これがどうなるのかと。これらについて、ひとつ金額を、令和元年度はこの補正によってどうなるのかということをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(佐藤和好君) 赤間総務部理事。 ◎総務部理事[財政担当](赤間幸人君) 30年度との比較で申し上げます。 今回お示ししております最終補正の総額が、先ほど申し上げました34億6,850万5,000円、この金額に対して、30年度の決算と比較いたしますと、本院への繰出金として約740万ほど増額になってございます。 また、鳴子分院への繰出金といたしましては、4億9,800万ほど見込んでございますので、30年と比較すると、1億4,500万のこちらは減ということになります。 さらに、岩出山分院、こちらが令和元年度2億7,600万ほど見込んでおりますので、増減で言いますと約7,200万の増となってございます。 さらに、鹿島台分院、こちらが今年度3億3,800万程度ですので、5,200万程度の増となります。 それから、田尻診療所、こちらが、令和元年が1億1,400万ほどですので、2,800万ほどの増となります。 最後、健康管理センターでございます。こちらが4,510万程度ですので、約30万ほどの増と。 この増減、合計いたしますと、30年度と今年度を比較いたしまして、約1,600万ほどの増ということになってございます。 ○議長(佐藤和好君) 小沢議員。 ◆27番(小沢和悦君) この病院事業費、病院事業会計支出金の財源は何になっているか。 ○議長(佐藤和好君) 赤間総務部理事。 ◎総務部理事[財政担当](赤間幸人君) 財源につきましては、特定財源が2つございます。まず1つは、救命救急センター運営費補助金ということで、近隣市町からの負担金、これ、頂戴しております。これが、今年度1億7,400万余りということでございます。それと、もう一つ、これは県からの、こちらも救急救命センターの運営費補助金ということで約7,800万ほど、合わせますと、特定財源としては2億5,200万程度ということになります。 ○議長(佐藤和好君) 小沢議員。 ◆27番(小沢和悦君) 交付税措置されているのは一般財源ということで、繰入財源にされていると思うので、それはどうなっていますか。 ○議長(佐藤和好君) 赤間総務部理事。 ◎総務部理事[財政担当](赤間幸人君) 30年度の決算で申し上げますと、普通交付税並びに特別交付税合わせますと、約18億500万程度ということになります。 ○議長(佐藤和好君) 小沢議員。 ◆27番(小沢和悦君) 先ほどの34億6,850万5,000円というのは、今お話しいただいた特定財源、それから交付税で、それで、不足する分は大分大きな金額を投入しているということですか。 ○議長(佐藤和好君) 赤間総務部理事。 ◎総務部理事[財政担当](赤間幸人君) 交付税の18億、それから特定財源の2億5,000万、それら以外の財源は全て一般財源ということになります。 ○議長(佐藤和好君) 小沢議員。 ◆27番(小沢和悦君) 古川市の時代に、私、大崎市民病院の経営も大変な時期がありましたが、一般会計の財源も非常に大変ということで、地方交付税で交付されている金額は、満額は病院事業には入れられないということで、キャップ制というのを聞いたことがございました。そして、今は、交付税措置されている額以上のものを一般会計で手当てをしているということになりますね。 ○議長(佐藤和好君) 赤間総務部理事。 ◎総務部理事[財政担当](赤間幸人君) はい、御指摘のとおりでございます。 ○議長(佐藤和好君) 小沢議員。 ◆27番(小沢和悦君) むやみやたらと財源を投入するのではなくて、一定の定めがあって、定めに基づいて繰り出しをしているということだというふうに思いますけれども、大崎市が策定した新大崎市民病院改革プラン、これ、あえて大崎市病院事業というのではなくて、大崎市が策定したという格好になっています、この新大崎市民病院改革プランは。ですから、市長部局と病院事業が当然一体となって取り組んでいくということで、これは合意のもとに成り立っているのだというふうに思うのですが、対象経費の中に、不採算地区病院の運営に要する経費として、鳴子温泉分院、岩出山、鹿島台分院への一般会計からの手当は、給与費、材料費、経費、減価償却費から医業収益を控除した額全額を一般会計で持つというふうになっています。そして、あわせまして、繰り出し基準の対象経費の10のところで、公立病院、附属診療所の運営に関する経費として田尻診療所と健康管理センターが記載され、田尻診療所については、分院同様、給与費、材料費、経費、減価償却費の経費から医業収益を控除した額とされておりますけれども、そのとおり承知されているということでよろしいですか。 ○議長(佐藤和好君) 赤間総務部理事。 ◎総務部理事[財政担当](赤間幸人君) ただいまの小沢議員のおただしの内容は、新大崎市民病院改革プランに基づいてのおただしだと思いますが、そのとおり、繰り出し基準ということで記載がされております。 ○議長(佐藤和好君) 小沢議員。 ◆27番(小沢和悦君) それから、対象経費の3の項目で、感染症医療、結核医療、周産期医療に係る必要な経費についても同様の繰り出し対象とされておりますけれども、先ほどの報告の中には、この分の繰り出しというのはあったのですか。 ○議長(佐藤和好君) 赤間総務部理事。 ◎総務部理事[財政担当](赤間幸人君) 先ほど、大きな金額のみを御紹介申し上げましたが、ただいまお話のございました感染症、さらには周産期ですか、この部分についても繰出金を支出してございます。 ○議長(佐藤和好君) 小沢議員。 ◆27番(小沢和悦君) それでは、次にお聞きしますが、大崎市が策定した新大崎市民病院改革プランの中で、田尻診療所については、診療所機能としては一般診療を担うことにしますが、認知症については、市の認知症施策の中で診療所としての役割を担っていきますというふうに書かれております。 また、宮城県地域医療構想を踏まえて、役割の明確化というのがこの改革プランの中にあるのですが、そこの中でも、認知症施策の中で診療所としての役割を担っていきますと、この新大崎市民病院改革プランにうたわれている田尻診療所の役割は、つまり、診療所としての先ほど言った機能、それから今の位置づけ、これが明記されていると思うのですが、これ、ちょっと民生部長にお聞きしたいと思います。 先日の予算特別委員会で、並木病院事業管理者は、目黒先生は調査、研究だけをやり、学会で発表しているという趣旨のことを話されました。私のメモにはそう書いているのでありますが、平成9年から田尻スキップセンターが始まって以来、東北大学の協力をいただいて、寝たきり防止や認知症対策に取り組んできまして、そして、当然、医療をしながら調査、研究を重ねて、今日の到達点を築いてきたというのを私たちも勉強会をやらせてもらってわかっているのでありますが、当然のことながら、この認知症医療、それと調査、研究を一緒にやって、それを地域のために生かすためにやってきたのだというふうに私は思っているのです。そこを大崎市域への認知症医療の拡大を目黒教授と相談したと、この間、富田委員に対する答弁でもおっしゃられましたが、今言った改革プランの位置づけとの関係で、目黒先生にどうこれから大崎市全体に広げていくかという相談をなさったのだろうと思うのです。 今回のこうした病院事業会計支出金、今回、補正予算に計上しておりますが、目標からすれば、こうした認知症という不採算部門も含めてしっかりやるために、田尻診療所はそもそも市のプランで位置づけられているのだという考え方で目黒先生と打ち合わせをやってきたのだと思うのですが、どうですか。 ○議長(佐藤和好君) 安住民生部長。 ◎民生部長(安住伸君) 改革プランを作成いたしましたのが平成30年6月でございまして、その段階では、田尻診療所の認知症に対する施策というものは大崎市でも特化してございまして、それをどうにかして大崎市全体に広げていきたいという思いで、目黒先生と長期間にわたって勉強等々をさせていただいたところでございますし、その改革プランの中にあります田尻診療所の役割ということにつきましても、それを前提といたしまして、今後、大崎市にどのように広げていくかと、何が必要なのか、何が足らないところなのかというふうなのを勉強したというところでございます。 ○議長(佐藤和好君) 小沢議員。 ◆27番(小沢和悦君) 先ほどの財政担当理事の答弁で、田尻診療所について1億1,400万ほどの先ほどの繰出基準に基づく繰り出しがなされているということでございますが、これは、言ってみれば、認知症、田尻診療所は、一般の認知症だけではなくて、当然のことながら住民に求められている一般診療を担うと、そして、認知症については、市の認知症施策の中で役割を担っていただくのだというふうにはっきりしていますので、それに関わるいわゆる不採算部門については、一般会計から入れているという認識でよろしいのですよね。 今、なぜこれを聞くのかというのは、これまでの体制を大きく変えるということ、そして、今までは認知症の専門医、指導医、それから心理士等含めて対応してきておるわけです。この部分は、病院経営上はマイナスになるような支出の仕方をしているのですか。それとも、そういうことのないように、先ほど言ったように繰り出し基準は設けているのだということなのか、そこのところ、ちょっとはっきり聞かせていただきたいと思います。 ○議長(佐藤和好君) 赤間総務部理事。 ◎総務部理事[財政担当](赤間幸人君) 繰り出し基準、数多く項目ありまして、その中で比較的多く使われているのが、その経営に伴う収入をもって充てることができないと認められるものに相当する額とか、その収入をもってもなおかつ不足する部分であるとか、という部分がありますので、財政担当としては、そういった係る経費からそのような項目を差し引いて、不足する部分は改革プランに上乗せする形で現在繰り出しをしているところでございます。 ○議長(佐藤和好君) 小沢議員。 ◆27番(小沢和悦君) 私、昨年8月6日の令和元年度第1回外部評価検討会議の記録を見させていただきましたが、その中で、病院全体としての経営、特にその中で田尻診療所について経営改善努力、これがまだまだ必要であるということ、あわせまして、田尻診療所を中心として行っている認知症治療と地域ケアのシステム、これを全域に均てん化するという課題が重要であるということで、その両面で田尻については頑張っていただくということが書かれてございました。 今、均てん化の方向の、肝心の田尻の体制が非常に危ういというふうに私は思っております。というのは、田尻の水準を維持しつつ、大崎市全体としての底上げをするというのが市と目黒先生らとの相談の内容ではなかったのかなと。田尻の水準を一気に引き下げて、ほかと同じレベルに下げるということが目的ではなかったというふうに思いますが、そこ、もしも今、議題と、私が問題にしております病院事業会計支出金で繰り出し基準に基づいてしっかりやっているのだということであれば、今言った目黒先生と協議している方向での努力というのは可能だと私は思うのですが、どんなものですか。
    ○議長(佐藤和好君) 安住民生部長。 ◎民生部長(安住伸君) 当時の話では、田尻の水準のままを大崎市全体に今の段階で全体に広げるのは難しいということでございますので、田尻が持っているノウハウをどのようにして地域に広げるかといったことでとまったという話は富田委員のときにお話ししたことでございまして、その後、市民病院が認知症センターを立ち上げるということでございますので、それに基づきますと、地域に広げることができるというふうなことから、これから、また認知症医療を大崎市全体に広げていこうということでございまして、田尻の認知症施策につきましては、実はかなり前から行っておるところでございまして、世代的に2世代目になっているところでございます。それぐらい地域に浸透している内容でございますので、それを一気に他の地域にというのは難しいというところで、先生とはお互いの認識を一緒にしたところでございますので、また、田尻の認知症施策を手本といたしまして、それを大崎市全体に広げていくというふうなのが大崎市の認知症施策の一つのやり方というふうに捉えてこれまで行ってきたところでございます。 ○議長(佐藤和好君) 小沢議員。 ◆27番(小沢和悦君) ただいまの民生部長の答弁は、極めて大事であるし、当たり前のような気がするのであります。 ここで、大崎市が策定した新大崎市民病院改革プランの中に、あえて2つのところ、これは、診療所機能としては一般診療、認知症については市の認知症施策の中で役割を担っていきますという部分、これをそのままいわば具現化するとすれば、今、部長がお話しされたとおりだと私は思うのです。 そこで、ちょっともう一歩踏み込んでお聞きしますが、富田委員にこの前答弁された、認知症について不採算部門という認識を示されました。先ほどは、分院については、財政担当理事、ちょっと聞いてください、分院については、採算となっている地域の不採算部門に対してはという部分と、それから附属診療所、項目が違うのです。繰り出し基準を決めている対象経費のところ、そこで挙げている田尻診療所というのがあるのです。そこでは、先ほど言ったように、給与から経費、材料費、減価償却費から医業収益を控除した残額を引き出すということが明記されています。これに、あえて、認知症については不採算部門だから、さっき言った周産期とか結核とかなんかと一緒にそういう認知症というやつをそこに新たな項目に入れなくても、今は田尻で行っているさっき言った市の認知症施策の中で診療所としての役割を担っていきますという、そこに係る費用については一般会計から繰り出されているのだという理解をしているのでしょうか。 認知症は、さっき言った結核その他と同じ扱いで、言わば特別な扱いをしなければだめだということになるのか、その辺、ちょっと整理が必要なのでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 赤間総務部理事。 ◎総務部理事[財政担当](赤間幸人君) 繰り出し基準、くまなくちょっと目を通さないと何とも言えませんが、認知症云々についての記述というのは、ちょっとなかったのではないかなと。認知症医療について、これこれこういった経費でというのは、ちょっと記憶にないところであります。(「ないものはない」と呼ぶ者あり)ええ、ございませんので、繰り出し基準に入っているかどうかと言われれば、入っていないのではないだろうかと。 ○議長(佐藤和好君) 小沢議員。 ◆27番(小沢和悦君) 今現在は、結核それから感染症、周産期なのです。あと救急とかとあるのですが、問題なのは、認知症というやつを今言った結核、周産期等と同じように扱わないと不採算部門に手当てできないかといえば、今、実際には、先ほど言ったような形で分院同様、つまり、給与、材料、経費、減価償却、それから医業収益を控除した額を繰り出すものとするという基準なので、実質カバーしていると。それに、仮に認知症というものを入れなくても、分院と同じような扱いをしているのだということで認識はよろしいのではないかと思うのですが、違いますか。 ○議長(佐藤和好君) 赤間総務部理事。 ◎総務部理事[財政担当](赤間幸人君) 具体的に何の診療にまで繰出金を充てているかというのは、なかなかちょっとわからないところではございます。ただ、1つだけ言えるのは、あくまでも、現時点では総務省から示される基準に沿ってさらに上乗せをした上で支出をしているということでございます。 ○議長(佐藤和好君) 小沢議員。 ◆27番(小沢和悦君) そうしますと、田尻診療所の経営が非常に思わしくないので体制を大きく変えるということの理由にはならないというふうに私は思うのですが。 今、大きな懸念事項としてあるのは、先ほど部長から話のあったように、田尻診療所におけるいわゆる寝たきり予防、認知症対策、そして地域ケア、地域との連携プレー、この体制を崩さずに大崎市全域の認知症対策の水準を上げていくということ、じわじわと、その方向に向かうということについて何ら問題がないというふうに思うのですが、違いますか。 ○議長(佐藤和好君) 安住民生部長。 ◎民生部長(安住伸君) 田尻が行ってきた認知症施策でございますが、認知症に対する医療の部分と、それから医療では賄えない認知症対策の部分がございまして、田尻診療所ではその両方を行ってきたところでございますが、市といたしましては、医療のほうというのは、本院のほうでこれからしっかり賄っていただけるということでございますので、医療でないほうの地域での認知症の見守り、あるいは医療に対する地域づくりというふうなのは、民生部のほうの認知症対策のほうでこれからも行っていきたいというふうに考えてございます。 ○議長(佐藤和好君) 小沢議員。 ◆27番(小沢和悦君) 私、新大崎市民病院改革プランの中に示されている、これからますます認知症患者が増えてくるという中で、地域医療構想も全国でつくられているわけです。その中にも、田尻診療所については、先ほど申し上げましたような位置づけがされているということ、この診療所機能としては一般診療を担うことにしますが、認知症については市の認知症施策の中で診療としての役割を担っていきますというのは書いていないのでしょう。書いていないと思うのです。仮に本院に認知症センターがつくられても、高度医療機器を活用していろいろな検査をしっかりやるということはできる、そういった点では、検査をしっかりやるセンターとして本院でやれる。 しかし、認知症患者様というのは、それなりに時間もかかるのです、対応するのに。それまで、急性期病院で担うというのは非常に無理が出てくると思うのです、そこまでは。その点で、分院や診療所の役割は非常に大きいものがあるということで、センターを本院に持つのは結構なのですけれども、その体制を言っているのだと思うのです。改革プランの線に沿って進めていくという基本的な考え方を変えてはいないのでしょう。 ○議長(佐藤和好君) 安住民生部長。 ◎民生部長(安住伸君) ここでは、田尻診療所についてはということで書いてございまして、平成30年のときにはそのような書き方をしましたが、その後、病院のほうの計画も進んでございまして、田尻診療所以外に岩出山分院、鹿島台分院、鳴子分院につきましても、このような認知症の施策を広げることができるようになったということでございますので、田尻のみならずほかの分院でもやれるようになったということではないかなと思ってございます。 ○議長(佐藤和好君) 小沢議員。 ◆27番(小沢和悦君) 時間そろそろなので。ただいまのやりとりを病院事業管理者は、今日は欠席でありますが、病院からおいでの皆さんもお聞きになっているというふうに思います。 実は、今日の質疑で、病院事業管理者にお聞きしたいということで用意した質疑があります。田尻診療所の経営改善について、一般診療を大いに担っていただくこととともに、一般会計で認知症医療分野における運営赤字分については見ているということであれば、田尻診療所の現体制を維持し、本院には高度医療機器を活用する認知症センターを置き、センターとこれまでの蓄積を持つ田尻診療所が協力して、各分院での認知症治療の水準を引き上げていくことが可能となるのではないかと思うのでありますが、いかがでしょうか。 管理者というのは、公営企業法に定められた管理者でありまして、常勤が義務づけられているわけでありますが、現在、新大崎市民病院改革プランは生きていると、29年に策定し、30年にさらに第2版というのを出して、同じような強調がされているのであります。 市長につきましては、この新大崎市民病院改革プランに載っているとおりの努力をぜひ行っていただきたいと思いますし、そして、病院側と意見をしっかり一致させて、スムーズな形で院内の関係者のコンセンサスをしっかりとって対応していただきたいなと、今、病院からの繰り出しについての基本的な考え方をいろいろお聞きしましたので、市長には、その辺の御努力をしていただけるかどうか、お聞かせいただきたいと思います。今日、管理者来ていませんので。 ○議長(佐藤和好君) 伊藤市長。 ◎市長(伊藤康志君) 小沢議員の御意見、また、予算特別委員会の委員長からの報告もございました。御意見として承っておきます。 ○議長(佐藤和好君) 小沢議員。 ◆27番(小沢和悦君) ぜひ、大崎市が、田尻診療所を持っている大崎市がその宝を活用して、全国的にも認知症医療でさらに大きな前進をすることができますよう期待して、私の質疑を終わります。 ○議長(佐藤和好君) 次に進みます。 6番佐藤仁一郎議員。 ◆6番(佐藤仁一郎君) 佐藤仁一郎でございます。5つほど通告しておりますけれども、そのうち3つについて質疑したいと思います。 前段の議員の質疑で了解したことはありますけれども、まず、9款1項1目の防災対策経費についてお伺いをいたします。 今、話したように、前段の議員の質疑の中で、大、中、小ということの中の屋外拡声子局のスピーカーの大きさということでございましたけれども、さまざまな課題の中で設置することにしたということでございますけれども、性能についての議論あるいはそういったものに対する考え方はなかったのか、お伺いいたします。 ○議長(佐藤和好君) 三浦防災安全課長。 ◎総務部防災安全課長(三浦利之君) お答えをいたします。 先ほども答弁したかと思いますけれども、音達の範囲内の住宅の戸数、そういうものを踏まえた上で設置するスピーカーが、どれが一番適切なのかということを検討いたしまして、今回、2つの種類のスピーカーをつけるということで考えてございます。 以上でございます。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤仁一郎議員。 ◆6番(佐藤仁一郎君) 2種類ということは、大きさが小と中ということか、大と中ということか、そういった意味での種類ということなのですか。 ○議長(佐藤和好君) 三浦防災安全課長。 ◎総務部防災安全課長(三浦利之君) まずは、出力です、出力に伴いまして若干サイズも異なってくるというものでございます。 以上でございます。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤仁一郎議員。 ◆6番(佐藤仁一郎君) 以前に、各地域にいわゆる屋外拡声子局が設置されております。それらと比較すると、もしかしたらその中のハイクラスのやつということなのか、もっとさらに別な意味でのハイクラスという意味なのか、もう一回聞きます。 ○議長(佐藤和好君) 三浦防災安全課長。 ◎総務部防災安全課長(三浦利之君) 今回計画してございますのは、前に設置しましたラッパ型のスピーカー、あちらについては、現在準備されていないということで、新たに箱型といいますか、そちらのほうのスピーカーを今のところ考えてございます。 能力的には、前の型のスピーカーと比較しまして、劣るものではないというふうに認識してございます。 以上でございます。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤仁一郎議員。 ◆6番(佐藤仁一郎君) わかりました。前から、せっかく設置したのに聞こえづらいということが反省点としてあったのかなというふうに思います。ですから、少しでもこれから設置する分については低料金でいいやつということが最良だと思いますけれども、そういったものであってほしいなという思いがありました。 私、最近屋外拡声子局を聞いていて、私だけかもしれないのですけれども、気づいたときがある。夕方放送になるとき、小学生や中学生の方がアナウンスしていただく、そうすると、私が聞いたのは、今までは市の職員が多分担当していたのが多かったなと思うのですけれども、ああいった形の中で屋外拡声子局から小学生、中学生、あるいは高校生の人たちの声が流れるということは、やっぱり地域の皆さんが屋外拡声子局というものの存在意義を新たにするのではないかなというふうに、とてもいいなと思うのですけれども、その辺の工夫した点はどのようなのですか。 ○議長(佐藤和好君) 三浦防災安全課長。 ◎総務部防災安全課長(三浦利之君) お答えをいたします。 通常ですと、電子音声ということで、コンピューターで作成しました音声になるのですけれども、やはり肉声で、しかも小学生などが録音しますと、耳を傾けていただくのかなと、なおさら、最後にどこどこ小学校何年ということで名前も名乗って放送しているということからしまして、聞いていただける確率というのですか、そういうのが高くなるものではないのかなというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤仁一郎議員。 ◆6番(佐藤仁一郎君) Jアラートのように、すぐあっというふうな思いの、それぞれの役割、防災、屋外拡声子局というものの役割、あるいは、私が聞いたときには、火災が多いですからというふうな形の内容だったと思いますけれども、ああいった内容ということで、やっぱりさまざまな御苦労そして工夫をなさって市民の安心・安全のために頑張っているのだなということを理解しましたので、ぜひ鹿島台地域においても、戸別受信機と屋外拡声子局というものが目的どおりの効果を果たすようなことを期待しまして、次に移ります。 9款2項3目の三本木小学校改修事業でございますけれども、本当は、今年の、令和元年度の事業だったのかなと思いましたけれども、次の補正予算の中で計上されたということでございますけれども、前回の事故ということはどのように捉えていますか。反省も含めまして。 三本木小学校を前回工事したときに、塗装等々の課題の中で、小学生にかかってちょっと心配したという件がありましたけれども、そういった対策は十分にとられるように努力するのでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 尾形教育部参事。 ◎教育委員会教育部参事(尾形良太君) 今回の三本木小学校の校舎の大規模改造工事の安全性についてでございますが、今回の大規模改造の対象が西側の校舎でございまして、現在、1年生、2年生、3年生が入っている校舎となります。今、議員がおっしゃったようないろいろな危険な状況を、これから決まる工事事業者、それから学校側といろいろ話をしながら進めたいと思っておりますが、具体的には、工事で発生すると思われる粉じんですとか塗装の飛沫などで目、鼻、口といいますか、そういったものに影響することのないように、柵ですとか、幕ですとか、そういった万全な対策は一応考えながら進めたいと思っております。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤仁一郎議員。 ◆6番(佐藤仁一郎君) 前回の事故後とはなりましたけれども、学校を何度も訪問する機会がありました。そして、校長先生あるいは教頭先生等々とお話をする中で、大変親身になって一生懸命対応していただいたという記憶にあります。 そして、改修が終わった後にお披露目ということで、中を見させていただきました。とてもすばらしく、廊下等々も地域産材を使っていただいてやったということで喜びました。ですけれども、少し時間を過ぎたら、中央階段があるのです、1階から3階まで上がっていく中央階段のいわゆる踊り場付近から白い壁にカビがたまって、多分結露が原因だと思いますけれども、今でもまだ結露に黒いカビが付着したままになっていて、本当にすばらしい校舎環境になったなと思ったところが、まだ解決していないところがあるのです。ただ、そういったことも、この前も3度ほど見てきましたけれども、そういったことは、今後の工事の上では、多分、今の技術であれば、塗料の質とか、あるいは換気の方法等々考えれば、子供たちが、あるいは先生方が不安になるということがないような工事ができるのではないかなというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 尾形教育部参事。 ◎教育委員会教育部参事(尾形良太君) 今、議員御指摘のカビが生えている壁の件は、平成28年度で大規模改修工事をした本校舎のほうの踊り場のところと認識しております。この工事で非常にきれいになったわけですけれども、残念ながら通気性とかが少し、換気がいわゆる抜けなくなって、少し湿気の含んだ空気が滞る状況があるようでございます。 今回の西側の校舎については、そのような点も考慮の上、カビが発生しにくいようなそういった空気の流れですとか、換気にも十分考慮しまして実施したいと思っておりますし、現在発生している本校舎の分は、今年度でいろいろ調査しているのですけれども、最終的にはこういった湿気の含んだ空気が滞る状況を改善する以外ないということで、令和2年度でございますが、換気扇等を設置しまして、その対策は講じたいと考えております。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤仁一郎議員。 ◆6番(佐藤仁一郎君) 耐震も含めた天井落下等々、あるいはアスベストもあるかどうかということも含めて、改修というものはうんと大事な工事だと思います。ですけれども、せっかく改修するのだから、やっぱり私とすれば、あるいは地域の住民、それから先生、父兄にしてみれば、そういったことはうんと大事なことだなというふうに思います。 例えば、今お話しになったように、そういう経験があるのですから、今のところは直していただくと同時に、次に直すところ、今度工事する部分については、絶対にそういうことが起こらないように、穴を開けるか、あるいはしっかりとした湿度にするか換気をするというふうなものの中で、せっかくお金をかけて直すのだから、今はうんと不安なのです、先生たちも。だから、この前も行ってきましたけれども、そういった中で何とか対処していただきながら、今度の工事に関してはそういったことをしっかりと気をつけて、工事の設計も含めてやってほしいなと。多分もう設計はできていると思うのだけれども、もう一回しっかりと見直しをしながら、いい改修工事ができるようにということで、次に移ります。 繰越明許、3点について大きく書きました。多分、これは災害復旧ということの中で書かせていただきました。今もなお、三本木にストックヤードがありますけれども、各地域から稲わらを積んだ車が入ってきて、農免道路を入って、多高田線の工事とあわせて車が随分多いなというふうに思いながら見ております。 おかげさまで、農免道路は大郷地域、あの道路を通って大郷地域側あるいは三本木側も含めて大規模な太陽光発電が始まって、工事車両がうんと通るということの中で、あそこへ、ストックヤードに廃棄物を運んでいく、廃棄物、被災したものを運んでいくものと、それから工事の車両等々で大変、工事はあるし、運搬車はあるしということで、大分道路が傷んでしまったなというふうに思いますけれども、災害復旧、災害、台風後すぐから一生懸命に片づけ等々もいただきながら、地元の企業さんの協力によりまして迅速に工事が進んできたかなというふうに思います。そうした中で、今度は国の査定等々も済んで、今度は工事発注ということでございますけれども、いわゆる発注は一般競争入札ではなく指名競争入札で行うということでよろしいのでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 赤間総務部理事。 ◎総務部理事[財政担当](赤間幸人君) 補助債については、地元企業の優先ということも考えて、指名競争入札で行ってございます。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤仁一郎議員。 ◆6番(佐藤仁一郎君) いつでも丁寧に聞いて、すぐ質問するようにというふうなことを反省しておりますので、今、聞かせていただきました。補助債。 それで、一般競争入札ではなくて、指名競争入札で行うということでございましたけれども、総務常任委員会等々の資料を見ますと、発注時期は3月上旬、ちょうど今ごろから4月下旬となっているということで理解してよろしいのですか。 ○議長(佐藤和好君) 赤間総務部理事。 ◎総務部理事[財政担当](赤間幸人君) そのとおりでございます。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤仁一郎議員。 ◆6番(佐藤仁一郎君) いわゆるこの工事に関しましては、被災直後からいわゆる被災箇所等々の箇所づけ、あるいは今度の災害復旧をしている中で見つかった箇所も、わらを片づけたりなんかしている間に見つかったところというふうなこともあると思うのですけれども、いわゆるそういった仕事をするときには、今、理事がお話になったように、地元の企業ということの中で、地元の企業が一生懸命貢献してというふうに思うのです。そうした中で、3月、これから発注して、再生産ということも含めますと、再生産に間に合うようにという箇所は急いでというふうな思いの中で工事を発注しているということで間違いないですか。 ○議長(佐藤和好君) 安部農林振興課長。 ◎産業経済部農林振興課長(安部祐輝君) お答えいたします。 先ほどお話ありました補助災害、災害復旧事業については、指名競争入札でという形で進めているという状況です。 また、今回、広範囲にわたって災害がありまして、補助債の査定等を受けない単独災害につきましては、農地、農業用施設の維持補修の単価契約を建親会と結んでおりますので、こちらについてはもう随時発注で復旧をしているような状況ということもあるという形でございます。 ただ、今回、明許繰越に当たりましては、災害復旧工事、また単独災害復旧事業、農地等災害復旧補助金、また土地改良事業関係補助金という形で繰り越しをさせていただいているのですけれども、繰り越しという形で計上させてもらっているのですけれども、まず、基本としては、まずは春の日照時期に影響を及ぼさないようにという形で事業を進めていまして、ため池についても、ほとんどのため池については、取水について問題ないように進められるという見通しになっておりまして、一部大規模に決壊した部分については、水稲以外の作物を栽培して、来年早々の作付に間に合うように進めるというところもありますし、また、揚水機場につきましても、ほとんどのところが本復旧で行う予定ですけれども、間に合わない部分については、仮設ポンプ、また仮設電気盤等を設置させて揚水に間に合うようにしているという状況でございます。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤仁一郎議員。 ◆6番(佐藤仁一郎君) 丁寧な説明、ありがとうございます。 そういった中で、こういった方向性が示されて、そして入札といいますか、発注時期というふうなものが示されております。そして、それから、工事期間といいますか、6カ月とか1カ月とかということの表が総務常任委員会等々の表に掲載されております。それは本当にすばらしいなと、このとおりにしていけば再生産にも間に合うだろうし、というふうな思いでおります。それをもとに、地元の企業さんが一生懸命になって、今は災害わらを片づけたり、それから今、お話のあったような箇所について一生懸命工事はしておりますけれども、何とか、この工事予定期間を守るように努力していると思うのですけれども、そのような姿は見受けられますか。 ○議長(佐藤和好君) 安部農林振興課長。 ◎産業経済部農林振興課長(安部祐輝君) 今回については、やはり先ほどもお話ししたのですけれども、広範囲にわたって大規模ということで、先ほど議員からありました稲わらのことであったりとか、あらゆることが同時にありまして、やはり業者のほうもかなり繁忙な状況になっているという中で努力して、この事業については進めているというふうに思っております。 以上です。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤仁一郎議員。 ◆6番(佐藤仁一郎君) 今回の災害、広範囲にわたりました。いわゆる鳴子以外の地域におきましては、ほとんど災害復旧、今度の発注も含めて全部の地域に旧町はなっていると思うのです。 そういった中で、必死の思いの中で、災害復旧という建親会等々の協力要請ということ、それから市の対応についても一生懸命努力してここまで来たということの中で、今、ここに来て発注という時期になったときに、指名競争入札ということの中と、地元貢献というのと、工期というものの中で最初に計画として示されたそういった計画をしっかりと何とか守らせてほしいというふうな思いの中で一生懸命努力している企業があります。何とか、市のほうとすれば、早く工事を終わらせたいという思いもありますけれども、計画が示されるのが早かったから、一生懸命工事に取りかかりながら、いわゆる4月までに工事のものは4月というふうな形の中で、ほかの仕事を断たないで、これに一生懸命協力しているという態勢も見受けられますので、計画どおりしっかりと執行していただくようなことだというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 安部農林振興課長。 ◎産業経済部農林振興課長(安部祐輝君) お答えいたします。 今、議員からお話あったとおり、計画どおりしっかり適切に工程通り進めていくということが一番大事だと思いますので、そこに向けて進めていきたいと思います。     〔「終わります」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤和好君) 次に進みます。 中鉢和三郎議員。 ◆11番(中鉢和三郎君) 11番中鉢和三郎です。 通告に従いまして質疑をさせていただきますが、5番目ということなので、随分いろいろ解明もされましたので、ちょっと飛び飛びといいますか、一部戻ったりもするかもしれませんけれども、ちょっと聞きたいところを中心にまず聞いていきたいと思います。 2款1項26目地域おこし協力隊活用事業、マイナス326万6,000円ということですが、この減額の理由及び財源について確認したいと思います。 ○議長(佐藤和好君) 藤島観光交流課長。 ◎産業経済部観光交流課長(藤島善光君) お答えをいたします。 令和元年度、観光振興の地域おこし協力隊員1名を募集したわけですけれども、年度内の任用が見込めなかったということで、人件費並びに活動費を今回減額させていただくというものでございます。 ただ、募集経費については執行してございまして、令和2年度当初からこけしの工人並びに観光振興ということで、2名の隊員を任用する方向で現在進めているところでございます。 ○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。 ◆11番(中鉢和三郎君) 当初でとっていた部分といいますか、今年度採用に至らなかったあたりの反省点というのはどんなことだったのでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 藤島観光交流課長。 ◎産業経済部観光交流課長(藤島善光君) やはり、さきの質問でもございましたけれども、活動内容等に結構制約等があったということで、その辺、庁内で検討いたしまして、少しハードルを下げた形で募集をしたと。 あと、募集のタイミングもあったかというふうにも思います。年末から今回募集をして、今回の採用内定ということに至っておりますので、今後募集する際は、早め早めということで募集のほうをかけてまいりたいというふうに考えてございます。 ○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。 ◆11番(中鉢和三郎君) これおろしたのだけれども、新年度で来ていただけるということでいいだろうという話だと思いますけれども、結論はそれでいいのかもしれませんけれども、やはり、今年1年の中でなかなか実現できなかったという部分については、今言われたような課題が多分あると思いますので、これは、新年度で1回こっきりでまた終わる話でもないので、今後続けていく中で、やっぱり今年度で不調だった部分についてはもっと改善をしてもらいたいと思いますし、その中で、たしか国が認めている予算は1人400万円だったと思います、ですから、もうちょっと、大して差はないのかもしれませんけれども、やはり経済的な支援というのは大きなウエートがあると思いますので、もう少し賃金を高めに設定するだとか、予算内だと思いますけれども、そういった配慮だとか。 あと、以前から議論もあったと思いますけれども、行政の直接雇用ではなくて、民間に委託をするといいますか、そういったことでもう少しハードルを下げていくだとか、あと、やっぱりお試しも何か最近始まったという話もあるので、そういったことも含めて、地域おこし協力隊の活動をもっと活発にしていくような、今回のマイナスがその一つの引き金になればいいのかなというふうに思いますので、ぜひ考えていただきたいというふうに思います。これは、要望ということにしたいと思います。 続きまして、聞きたいところを先に聞いてしまいますので。 10款1項4目情報教育整備費ということで3億4,800万ほどということで、前段の議員のほうからもうこれは聞かれていますので、概略についてはわかりました。結論だけ言うと、これは、国の当年度の補正予算に絡むもので、GIGAスクールの中で2つあって、ネットワークの整備とパソコンといいますか、端末の整備が2つあるのですけれども、これはネットワークの部分だけだというふうな理解をしましたけれども、そういうことでよろしいのですよね。 ○議長(佐藤和好君) 遠藤学校教育課長。 ◎教育委員会教育部学校教育課長(遠藤富士隆君) はい、そのとおりでございます。 ○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。 ◆11番(中鉢和三郎君) それで、いろいろあると思うのですけれども、先ほどもちょっと早坂議員が言っていたと思うのですけれども、ネットワークを有線でやるのか無線でやるのかというのも多分あってというか、要するに、先ほどの答弁では、学校の中だけのことをとりあえずやりたいみたいな話だったのですけれども、これは、我々も今、ちょっと話が変わりますけれども、議会のICT化ということで取り組み始めています。それは、やっぱり議会のここの中だけ電子化してもしようがないのです。やっぱり、我々、活動というのは、日常の活動全てが議員活動なものですから、当然、議場の外というか、三本木庁舎の外でも当然使えるし、もっと言えば、市民の皆さんのところに行ったときも使えるということで、同じ無線にしても、WiFiではなくてLTEといいますか、通常の公衆回線を使ったようなものということを我々としては考えているわけですけれども、これはやっぱり子供たちも同じで、学校でだけそれを使ってもなかなかうまくいかないということがあるのだと思います。 これまでも、やっぱりそれがあったのだと思うのです。経済的にそれぞれの子供たちが家庭で持つことができないので、どうしても学校でしかやっていなかったということがあって、学校でやるだけだと、なかなか定着が定かでないといいますか、進まないと。やっぱり、これは日常生活の中でそういったコンピューターといいますか、情報デバイスに触るということは非常に大事なことだと思います。家庭学習等々からでも。 そういうことから考えると、どういうやり方があるかというのは、いろいろ考えれば方法があるのだと思いますけれども、家庭においても使える形というのを、今日すぐにということでなくてもいいと思いますけれども、例えば3年、5年の中ではそういったものも考えていくということも私は狙っていくべきだと思うのですが、その辺の考えはいかがでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 遠藤学校教育課長。 ◎教育委員会教育部学校教育課長(遠藤富士隆君) お答えをいたします。 確かにこういったものを家庭学習で活用するということは、大変有効なことだとは私自身も思ってございます。ただ、今現在、学校における端末の台数の関係で言いますと、タブレットで言いますと、約6%程度の台数しか所有していないということで、子供たちの授業の中でやはり常々使っている状況にはない形になってございますので、この機会を活用して、子供たちに学習でそういった機器を使うというところをまずは重点的に進めながら、次の更新の際にはそういったことも視野に入れながら検討していきたいというふうに考えてございます。 ○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。 ◆11番(中鉢和三郎君) 確かに、台数がそろわないのにそういう話をしてもしようがないというのはそのとおりだと思いますけれども、ただ、令和5年までの間に全国の子供1人1台という話ですので、そういう、5年か6年かよくわかりませんけれども、一つの波の最後のところには、学校だけではなくて学校外でもということを含めたことというふうに考えてよろしいのでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 遠藤学校教育課長。 ◎教育委員会教育部学校教育課長(遠藤富士隆君) その時期になりますと、また情勢が変わってくるかと思います。教育におけるICTの活用という部分もさらに変化してくるというふうに考えますので、その段階でそういったことも視野に入れながら、どういった形がいいのか検討していきたいというふうに考えてございます。 ○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。 ◆11番(中鉢和三郎君) わかりました。 要するに、今まだないわけですので、当然、整備を進めながらその辺も考えていっていただきたいと思いますけれども、学びというのは学校だけではないと思うのです、特に地方といったら申し訳ないですけれども、私が住んでいるところもまさに地方ですけれども、やっぱり屋外での活動というのも子供たちはあると思うのです。当然、校舎の中だけで勉強しているわけではなくて、地域のまちに出て、もしくは野原に出て行ってさまざまなことを学ぶ、そこで画像や映像を撮影したり、いろいろなコンテンツに触れていくということが当然あると思いますので、学校の中だけを前提にしたICT化というのはあまり意味がないのかなというふうに思いますので、ぜひそういったことも考えながら、使い勝手のいいネットワークなりデバイスを選択してもらえればいいのかなというふうに思います。 それと、今回はネットワークの話なのですけれども、ネットワークも、今考えて最高のものも多分5年、10年先にはもう既に過去のものになっていくというようなことで、ある意味日進月歩という部分があるのです。そうすると、予算の問題も当然あるわけですけれども、やはり技術革新の進みに合わせてどういったシステムというか、機器類の整備、そういったことを企画といいますか、考えていく人間が多分必要だと思うのですけれども、学校の現場の先生にそれを考えろというのは非常に酷なことだと思いますので、やっぱり教育委員会の中にそういうICTのプロといいますか、専門に担当、専門ではなくてもいいのかもしれませんけれども、それなりに高度な技術を持った方が教育委員会の中にいて、当然教育現場の皆さんの事情に精通しながらいろいろな提案、もしくはいろいろな企画ができるという体制が私は望ましいのではないかと思うのですけれども、そういった人的配置については考えていらっしゃらないのでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 遠藤学校教育課長。 ◎教育委員会教育部学校教育課長(遠藤富士隆君) お答えいたします。 確かに、身近にそういった方が、専門的な方がいるということは大変心強いことだと思ってございます。ただ、今現在、保守管理業務をしていただいている事業者様のほうに、そういった提案も含めてそういったことも担っていただいてございますので、そちらのほうといろいろと今現在相談をしながら、企画等といいますか、今回の仕様等々についてもいろいろと御相談もさせていただいているところでございますが、そういったものを活用しながら今後も進めていきたいというふうに思ってございます。 ○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。 ◆11番(中鉢和三郎君) 本当に、学校の先生もいろいろやることが多い中に、またこういう新しいことが入って、大変いいことなのでしょうけれども、それがむしろ教育現場の混乱というか、教育現場をますますきゅうきゅうとさせてしまうという部分があると思いますので、やはり学校の先生ではない方がぜひそういったことを担っていただけるように、ぜひ、これもすぐにはできないと思いますけれども、この整備の中で人的な手当て、これは総務部長あたりに聞いたほうがいいのですか、やっぱり教育現場のこういうICT化というのは、学校と教育委員会だけにはなかなか任せられないものだと思いますので、そういう意味でも、先ほどから申しているように、人的手当て、これをぜひ考えてもらいたいと思いますけれども、どうでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 佐々木総務部長。 ◎総務部長(佐々木雅一君) 議員のおっしゃること、十分わかりますので、教育委員会等と十分相談しながら進めていきたいと思ってございます。 ○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。 ◆11番(中鉢和三郎君) 無難な回答、ありがとうございます。 一番大事なのは、これは、本当は億単位にお金をかけても生きないということが一番の問題だと思うのです。せっかくお金をかけるので、それがちゃんと生かされるように、ぜひその活用ができる人材をしっかりと配置していただきたいなというふうに思います。 あと、デバイスの問題はいろいろあると思うのですけれども、やっぱり学校で使うとなると、ちょっと予算に入っていませんけれども、紛失だとか、破損だとか、いろいろなことが起きると思うのです。そういったことというのはどのように考えているのでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 遠藤学校教育課長。 ◎教育委員会教育部学校教育課長(遠藤富士隆君) お答えいたします。 端末の整備につきましては、今現在、買い取りの形を考えているところでございます。仮に、リースのほうも、同様に1台当たりの上限、補助は受けられるということでございますが、リース契約をした場合に保守等々の部分が加算されるといったこともございますので、今回、補助基準の、1台当たり4万5,000円、この程度の機種が今後また出てくるといった話も聞いてございますので、その価格程度であれば、壊れた都度、単品で修理なり、もしくは買いかえなりとしたほうがかえって、コストを考えると、そのほうがいいのかなというふうに今現在は考えているところでございます。
    ○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。 ◆11番(中鉢和三郎君) わかりました。 本当に、今回、このGIGAスクールの構想はこれまでにない大きなうねりというか、取り組みだと思いますので、ぜひ未来を背負っていく子供たちのそういうリテラシーを上げていくために活用してもらいたいものだというふうに思います。 これはこのぐらいにしまして、では、その下の債務負担のところをお聞きしたいと思いますけれども、汚染牧草の管理業務委託ということで、これは債務負担なので、多分外に、例えば外といいますか、民有地に置いている汚染牧草等々の管理業務を県の農業公社に委託しているものではないのかなというふうに思っていますけれども、それを債務負担という形で更新をしていくということですが、これは、もう既にお約束をしている期限が切れているものがほとんどだと思うのですけれども、契約の更新というか、更改というか、これはされているのでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 安部農林振興課長。 ◎産業経済部農林振興課長(安部祐輝君) お答えいたします。 こちらの業務については、現在、汚染牧草保管管理、一時保管、管理しております部分の管理業務を委託している部分、議員のお話のあったとおりでございます。こちらにつきましては、各地区へは平成25年から5年間、当初一時保管をお願いしておりますけれども、まだ汚染牧草があるということで、期間が経過するに当たりまして、さらに一時保管の延長を各地区にお願いして、そして了承いただいているという状況でございます。 ○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。 ◆11番(中鉢和三郎君) 快く引き受けていただけているのは本当にありがたい話だと思いますし、ちょうど期限が5年来たあたりのときは、随分、どうするのだということで、私も地元からいろいろ言われたのですけれども、いずれにしても、本焼却の開始のめどが立ったということが1つ朗報なのかなというふうに思いますので、やっぱり着実に進めていただきたいと思いますし、やっぱり、その状況等々をフィードバックして、少しずつでも進んでいますと、間もなくお宅のところもやりますというようなコミュニケーションをしっかりして、安心をしていただけるようなそういう配慮といいますか、それをぜひお願いしておきたいというふうに思います。 続きまして、廃食用油のほうをお聞きしますけれども、これは中身、どういうものでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 小野寺産業商工課長。 ◎産業経済部産業商工課長(小野寺晴紀君) お答えいたします。 こちらの業務につきましては、各家庭で廃棄されるはずの廃食用油を回収しまして、バイオディーゼルの精製設備等で再資源化を行い、回収車両等に使用するといった資源の循環を生み出す取り組みというところになっておりまして、委託業務の内容でございますが、指定する地区で家庭から排出された天ぷら油、菜種油、あとはオリーブ油等の使用済み食用油を回収するといった業務でございます。 ○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。 ◆11番(中鉢和三郎君) ちょっと関連してお伺いをしますけれども、BDFの製造ですけれども、これは、要するにつくったものが大体さばけているというか、100%利用されているものなのでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 小野寺産業商工課長。 ◎産業経済部産業商工課長(小野寺晴紀君) ちょっとつくった内容のやつが全部さばけているかというのは、ちょっと資料がなくてお答えできないのですが、廃油の回収の実績といたしましては、平成30年度で6,039リットル、令和元年度1月末現在で5,415リットルという形になっておりますし、また、バイオマスディーゼル燃料のB5といわれているところの、事業者においての購入量でございますが、平成30年度においては4台持っておりまして1,934リットル、令和元年度1月末現在でございますが、4台で2,383リットルというような実績になっております。 ○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。 ◆11番(中鉢和三郎君) これは、本当に、集めるだけ集めて結局使われないと、なかなか委託費を出しても意味のない話でありますので、ぜひ積極的に市民に協力していただいて、回収はいいのですけれども、出口戦略的な事業拡大、これをしっかり私はやっていくべきだなというふうに思います。ですから、市役所で使っているディーゼル関係でB5が使えるものは全てやっぱり使うようにしていっていただきたいと思いますし、あと、やっぱりバス、バスに相当お金出しています。あれをぜひB5に全て変えるということができないのかなというふうに常々思っているのですけれども、ここで、やるとは当然言えないと思いますけれども、しっかりそういう検討をして、やっぱり集めたものを全部使えるように循環の仕組みを太くしていくという意味で努力をしていただきたいと思います。その辺の検討はしていただけるでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 小野寺産業商工課長。 ◎産業経済部産業商工課長(小野寺晴紀君) バス業者につきましては、ちょっといろいろ検討させていただきたいというところはございますが、価格面でどうしても折り合いが合わないというところと、また、バイオマスディーゼルを使ったことによって、車の中で、聞いた話なのですけれども、どうしてもエアコンのほうに不具合が及ぶというようなお話も聞いておりますので、そういったところでちょっと先進の事例を検証しながら検討させてまいりたいと思います。 そのほかに、どうしてもこのバイオマスディーゼルというところでは、発電とか、工業用の車両等には十分使えるのではないかと思っておりまして、ただし、工事等を委託する場合の仕様にこちらのほうをしっかりうたい込めるかというと、なかなかできませんので、一般競争入札で、総合評価とかで、地域貢献のところで何とか点数として設けられないかどうかというのは検討させていただきたいと思っております。 ○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。 ◆11番(中鉢和三郎君) いろいろなアイデアがあるようですので、ぜひ出口戦略を市としても進めて、先日、環境基本計画でやりましたけれども、そういうことの積み重ねがやっぱり大事だと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。 続きまして、その下の古川中学校第二運動場の用地借上ということで、これ、何回か。私は聞いていませんけれども、同僚議員がお聞きをしている件かなというふうに思って取り上げてみたのですけれども、まず内容をお聞かせください。 ○議長(佐藤和好君) 尾形教育部参事。 ◎教育委員会教育部参事(尾形良太君) この古川中学校第二グラウンドにつきましては、遡ること昭和59年になりますが、当時の古川中学校の生徒数の増加に伴いまして、授業それから部活動で使用します校庭が狭くなったことから、隣接いたします民有地8,521平米をお借りしているものでございまして、現在の契約期間が平成30年4月1日から令和2年3月31日までの2年間ということでございます。それで、今回、地権者との話し合いによりまして、2カ年の延長ということで債務負担行為を設定させていただいたということでございます。 ○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。 ◆11番(中鉢和三郎君) 場所的にはちょうどいいところなので、非常にお借りできているのは感謝を申し上げなければいけないのかなというふうに思うのですが、いかんせん、相当土地代がお高いようでございますので、これまでもあるように、やっぱり購入に切りかえていくとか、代替地に、違うところを求めるとか、そういうふうにして何とかこの賃借料、発生しないような形を考えないといけないと思うのですけれども、その辺の努力はどうなっているのでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 尾形教育部参事。 ◎教育委員会教育部参事(尾形良太君) 今、議員がおっしゃいましたとおり、賃借期間が長いので、相当数の支払いがあります。 本年度、教育委員会としまして、まずこの第二グラウンドが本当に必要かどうかという利用状況の学校での調査をしました。その次に、そのかわりとなる場所が、いわゆる諏訪球場が近くにあるので、そこの場所を想定して、利用の可能性があるのかどうかということも一応こちらで調査をさせていただいております。 まず、1つ目のサブグラウンドに関しましては、ここの学校は非常に規模が大きい学校でして、生徒数も600人以上いる大規模校でございまして、残念ながら、やはり今の1つ目のグラウンドだけでは難しいということでございます。 それから、代替地の検討ですが、諏訪球場自体も利用率が高く、やはり今の第二グラウンドの利用状況を重ね合わせますと、基本的に一般の方が全く使えない状況が起こり得るということと、それから、距離的に400メートルから500メートルありますが、それを生徒さんが移動する時間も考慮すると授業に影響する可能性もあるということで、学校側のほうで現実的ではないのではないかというようなお話があって、今のところは考えていないということでございます。 最後に、グラウンドの購入につきましては、これは、以前から地権者とお話をしているところでございます。今回、2年間の賃借期間になっていますが、以前は10年ですとか5年、6年という長期間だったものを、そういったこういうことも想定しまして短い期間でということでお願いしておりますが、依然として、地権者のほうはこれまでどおり複数年での賃貸借をというそういう強い要望がございまして、そちらのほうの購入までには残念ながら至っていないという状況でございます。 ○議長(佐藤和好君) 中鉢和三郎議員。 ◆11番(中鉢和三郎君) ちょっと、今、資料を届けてくれた方がいらっしゃいますけれども、年間800万弱ということなので、昭和59年からということだともう36年ですか、ということなので、相当な額だろうなというふうに思いますので、もう買うぐらい払ってしまっています、多分。ということで、何とかやっぱりこれは解決すべきだと思います。ただ、相手のいることなので、すぐにというのは難しいのかなと思いますけれども、やはり、でも、議会も含めて何とかしなければいけないという思いは強いのだということもぜひお伝えをいただきながら御協力をいただけるように、鋭意取り組んでいただきたいというふうに思います。わかりました。これは、このくらいにしたいと思います。 続きまして、消防総務費にちょっと戻ります。9-1-1です。 防災対策経費で、これは、屋外拡声子局の増設ということのお話を説明でいただきました。これについては、今回の災害に絡んで、地元からの要望も強いということなので、私もいいことなのだろうなというふうに思っていますけれども、ただ、やっぱり考えなければいけないのは、もともと外につけるよりも中というか、屋内の戸別受信機のほうが鹿島台の場合は有利だろうということで、大崎市全体の中でそれができないのだけれども、鹿島台だけは1個1個つけたという経緯があるのです。それは、だから、中につければ何とかなるだろうということで、そして、外は、逆に言うと、これまでもいろいろ議論していますけれども、補完システムというやつで何とかなるのではないかということだったのです。それがなかなかそうはいかなかったということで、これは、外につけていなかったのが悪いのではなくて、補完システムというのがあまり役に立っていない、今の補完システムがです。役に立っていないというのが一番の本当は問題点だというふうに私は思っていますので、だから、屋外拡声子局をつけることで多少解決が近づくのかなというふうに思いますけれども、ただ、逆に言うと、我々のところはいっぱいついているわけですけれども、いっぱいついていてもあまり役に立っていないと言われているわけですから、決してこれをつけたことで100%情報の伝達もしくは共有ができるというふうには考えるべきではないというふうに思いますので、これはこれで、私は進めていいと思います。 ただ、7基つけるのに7,000万というのはちょっと高くないですかという話で、これは何とか本当に、高いということも防災無線の非常に問題点だと思いますけれども、やっぱり代替手段として、補完システムとして、以前から言っているように、コミュニティFMを使うような抜本的な補完システムを考えていかないと、なかなか市民の皆さんにタイムリーに有効な情報を届けるというのが非常に難しいというふうに思っています。 これをうまくやっているのが、以前からも言っているように、すぐ近くの一関市なんかはうまくやっているようですけれども、やっぱりそういう例を見ながらFMの利用というやつを、今回このことをきっかけに、私は、再度しっかり検証してみるべきではないかなと思うのですけれども、この7基をつけて、あとは何も考えるというつもりがないという、そういうことなのでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 三浦防災安全課長。 ◎総務部防災安全課長(三浦利之君) お答えをいたします。 防災行政無線システムの補完システムとしましては、テレホンサービスとか、登録制のメール配信サービスということで、折に触れPRをさせていただいておるのですが、なかなか利用者が増えないというのも事実でございます。そういうこともございまして、防災安全課としましては、今普及しておりますスマートフォンや携帯電話を利用して防災アプリを入れられないかということで今、検討もしております。 また、議員から御提案ありましたコミュニティFMでございますけれども、今でも緊急放送については、コンピューターの音声ではなくて直接肉声で放送はしていただいております。ただ、これについては、なかなかリアルタイムで行うというのも難しいところがあるようでございまして、今後、FMさんのほうと協議をさせていただいて、強制的に割り込んで放送できる仕組みができないかどうか、その辺については協議をさせていただきたいなというふうに思ってございます。 そのほかにも、さまざまな形で情報の伝達手段というのは今後とも検討していきたいなというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。 ◆11番(中鉢和三郎君) FMの話を、もうこれまでもこの場で何回もやってきているので、今さらなのですけれども、やっぱり一番メリットがあるのは、要するにどこにでもラジオはあるのです。防災用のやつだと、当然地域限定で、例えば鳴子だけ鳴らすとか、岩出山だけ鳴らすという、今の防災無線とほぼ同じような機能も当然できるわけです。ところが、1台のラジオの値段というのが、普通のラジオでも当然聞けるわけですけれども、防災用につくったラジオでも1台1万円ぐらいでできるということですから、この防災無線から比べると何分の1です。そういったことで、普及がどんどん進むということと、あと、やっぱり普通のラジオでも聞けるということで、災害のときはやっぱり車の中に避難するというか、車で避難をするということも含めて、車で聞けるということが非常に重要なポイントだと思うのです。 先ほど、課長が答弁していましたけれども、割り込みの話をしていましたけれども、割り込みの話は、そんな新しい技術でもなくて、全然ローテクの話ですので、できるかできないかという検討、要らないと思います。できますから。やればいいだけです。それをやるために事業者とどういうふうな取り決めをするかということだけなので、お金もそんなにかかるわけではないので、ぜひ今回のことも契機にFMの利用ということを再度考えていただくということをお願いしておきたいと思います。では、これはこれぐらいにしておきます。 続きまして、事務改善費のところ、2-1-20ですけれども、消費税の改定に伴うものだということの話をお聞きしました。ただ、消費税の取り扱いというのは、別に業者と話す話ではなくて、これはルールで決まっている話でしょうから、何で当初予算のときからそういう想定ができなかったのでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 高橋市政情報課長。 ◎総務部市政情報課長(高橋光浩君) この消費税の取り扱いにつきましては、実際の運用が始まる前に、果たしていろいろなケースに応じてどう適用されるものかということが年度当初でわからなかった部分がありましたので、そういった意味で、ある意味保険的な意味での予算の置き方ということになった次第でございます。 ○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。 ◆11番(中鉢和三郎君) それを言ってしまうと、全ての部門に同じことが言えてしまうのだと思うのです。ですから、やっぱり消費税、10月から始まるにしても、年度途中からだったのでという理由があるのだと思いますけれども、それはもう国税当局でこういうふうにというふうに、例えば、いつ発注したものはどうだ、いつ研修したものはどうだ、全て細かく決まっている話なので、こういったリースの扱いについてもどうだというのも既に、私は決まっていたと思います。 そういう意味で、こういうところで、額が額なので、保険を掛けたどうのこうのというのが問題かどうかはちょっと別にしても、あまりここで保険を掛けてもしようがないのではないかなという気がしますので、ぜひ、次、こういうことがあったときには、こういったことのないようにお願いをしたいというふうに思います。 続きまして、あと、病院事業をお聞きしておきたいと思います。 まず、4-1-10の病院事業費として1億1,900万ほど繰り出しがあって、あと、議案第37号のほうで、受け取る側で、収益的収入と資本的収入、それぞれに入っているということですが、これは、年度末で一般会計からの繰出額が決まってこういった数字になったということは理解できるのですけれども、これは、もう少し早いタイミングで精算というのはできないのでしょうか。それでなくとも、大きなお金が動いているので、3月のこの時期に1億の補正というのも何かちょっとしっくり来ないような気がするのです。その辺のタイミングはいかがなのでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 赤間総務部理事。 ◎総務部理事[財政担当](赤間幸人君) 企業会計、特別会計の繰り出しあるいは支出金につきましては、毎回この時期にお願いしておったというのがあります。というのは、やはり決算見込みに基づいて補正をさせていただいていますので、あまり早くやってしまうと、その状況によってはまた再度補正しなければいけないという事情も出てきますので、これまでどおり、この時期にお願いをさせていただいているということでございます。 ○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。 ◆11番(中鉢和三郎君) そういう慣例的な部分も当然あるのかなと思いますけれども、ただ、今回の補正は、30年度分の精算なんかも入っているのだとすると、もう既に1年以上前に原因とするものが含まれているということからすれば、少なくとも30年度分のやつは、決算が出た時点で一度補正をしておいて、今回はそれ以降といいますか、令和元年、当年度分のやつをやるというふうに、せめて2段階ぐらいでやるということはできないのでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 赤間総務部理事。 ◎総務部理事[財政担当](赤間幸人君) 手法としては可能だと思いますが、ただ、特定財源についても、運営費とか、他の市町村との協議もございますし、あとは、財源としてはちょっと特別交付税も入ってくるといった部分もあるので、その辺の財源の入りなんかも見ながらちょっと考えていきたいと思います。 ○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。 ◆11番(中鉢和三郎君) ぜひ、予算というのが大事だと思いますので、タイムリーに数字を動かしていただきたいというふうに思います。 あと、収益的支出のところで材料費が8億ほど大きくプラスしているのですけれども、その中身についてお聞きします。 ○議長(佐藤和好君) 岩渕市民病院経営管理部参事。 ◎市民病院経営管理部参事(岩渕孝喜君) お答えいたします。 内容につきましては、近年、化学療法の増に伴いまして、抗がん剤使用量が予定以上に増加したことから、薬品費が8億8,500万ほど不足することになったものでございます。 ○議長(佐藤和好君) 質疑の途中でありますが、暫時休憩いたします。 再開は、午後3時20分といたします。               -----------               午後2時57分 休憩               午後3時20分 再開               ----------- ○議長(佐藤和好君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 質疑を続行いたします。 中鉢和三郎議員。 ◆11番(中鉢和三郎君) では、休憩前に引き続き質疑を行います。 どこまでやったかちょっとですけれども、たしか材料費です。岩渕参事はこれで最後でしょうから、よろしくお願いします。 材料費8億プラスということで、昨今化学療法が多いということで、予算審議のところでもこういった話は出てきましたので、これはこれで納得といえば納得なのですけれども、ただ、やっぱりこの時期に来て8億をプラスしなければならないというのは非常に厳しいのかなというふうに思いますし、その裏というか、その逆側にある医業収益のほうでは、それほど大きなプラスにはなっていない。例えば、外来の収益では8億870万ということですので、8億8,500万までは至っていないということですので、収益的に、毎年1月に中期の見通しを出してもらっていますけれども、この補正の中身を含めてもしかしてつくっているかもしれませんけれども、1月に出したものはこれで影響は受けないと考えてよろしいのでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 中田経営企画課長。 ◎市民病院経営管理部経営企画課長(中田健一君) それでは、収支の決算見通しについて。 御質問にありましたとおり、今回の3月の補正予算を含めて決算ベースで算定しておりまして、令和元年度の総収支で約6,100万円の黒字を見込んでおるところでございます。 ○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。 ◆11番(中鉢和三郎君) ですから、六千数百万円の黒字ということでいいといえばいいのですけれども、でも、それしか出ないのです。それしか出ないし、予算等のキャッシュフローを見てもそんなに潤沢にお金があるわけでもないので、やっぱり8億とかという、結局ある意味買い掛けになってしまうわけです。買い掛けというか、材料費が結構大きく効いてくると思うので、当初でここまで見込めといっても、なかなか難しいのはよくわかるのですけれども、これも、さっきの話ではないですけれども、途中で補正とかができればいいのでしょうけれども、なかなかそれも難しいということのようですので、いずれにしても、財政をやっている方は非常に頭が痛いというか、胃が痛い思いをするところだと思いますけれども、いずれにしても、今後、こういう化学療法はどんどん増えていくと思うのですけれども、来年度以降もこういった形でやっぱりこの時期にこういう8億以上の補正といったものが考えられる、そんな状況なのでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 中田経営企画課長。 ◎市民病院経営管理部経営企画課長(中田健一君) まず、1つ目としては、議員御指摘のとおり、当初予算での予算措置の部分と実際の実績との乖離が大きいということだと思いますので、まず1つ目としましては、先日お認めいただきました令和2年度の当初予算については、できるだけ補正額が大きくならないようにという配慮をしておりますし、あと、今後、補正の時期についても、適切な時期に適切な額を補正するという形で進めさせていただきたいと考えております。 ○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。 ◆11番(中鉢和三郎君) ありがとうございました。では、この件はこれだけにしておきたいと思います。 あと、環境衛生費、ちょっと抜かしましたけれども、空き家対策事業がここで39万1,000円ですか、入ってくると思います。この中身は何でしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 千葉環境保全課長。 ◎市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) お答えいたします。 危険な空き家等の除却に要する経費、こちらは2分の1なのですが、限度額50万円として交付するものでございます。当初予算で400万ほど計上しておりましたが、今般、1件追加の申請がございましたので、その不足分39万1,000円の補正計上となっております。 ○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。 ◆11番(中鉢和三郎君) これで1つ解決に向かっていくという意味ではいいのでしょうけれども、やっぱりもっとドンと補正していただいて、まちの中をきれいにしてもらいたいのですけれども、やっぱり難しいですか。 ○議長(佐藤和好君) 千葉環境保全課長。 ◎市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) 危険な空き家というのは、市内も何件かございますけれども、この補助については、本当に道路の近くとか、民家の近くとか、本当に危険な部分で、申請者、所有者が解体に至ったということでこちらのほうに申請していただいて、あと、こちらのほうが現地に出向いて判定して、あと補助金を交付するという、一応そういった流れになっております。 新年度予算についても、同じく9件分予算計上していますので、この状況を見ながら、それで、あと、申請のほうがもし増えれば、そのときは補正で対応したいというふうに考えてございます。 ○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。 ◆11番(中鉢和三郎君) 今言ったように、管理する側が自発的に動いてくれれば本当にいい話だと、補助をすればいいだけだと思いますけれども、やっぱり放置をされている部分で公益を害するというか、いろいろな形で迷惑かけているもの、鳴子にも以前から申し上げているのがあるのですが、この辺、何か進んでいるのでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 千葉環境保全課長。 ◎市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) 放置されている空き家等について、地域または個人でそういった苦情等こちらに入れば、所有者等に通知をして、そういった適正な管理ということでは、そういった形で進めさせていただいております。 それで、あと、なかなかこちらにお住まいでないという方につきましては、今、シルバー人材センターのほうで管理のほうを、そういった協定を結んでいますので、そういった紹介をしながらとか、そういった対応をしてございます。 ○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。 ◆11番(中鉢和三郎君) 化女沼レジャーランドが非常に廃墟ということで注目を浴びているわけですけれども、結構そういう意外な用途で使えるということもあるようなので、ぜひ鳴子の物件もそういう方向で何とか解決できないか、ぜひ考えてもらいたいなと思うのですけれども。 いや、実は、ちょっとここで言うのもあれなのですけれども、今度、鳴子ドローンというドローンの会社を鳴子で立ち上げたのですけれども、ドローンとかなんかを飛ばすと、すごく、おもしろいという言い方は失礼ですけれども、興味がある方にはすごくいいところらしいです、あの廃墟が。という意外な用途もあるという意味で、リノベーションではないですけれども、物は考えようですので、壊すだけが能ではないということもあるようですから、そういう切り口でもぜひ、何かそういうことでもやらないと、何億円もかけてあれを壊してもあまり意味がないことなので、うまく使えることも私は大事なのかなと思いますので、ぜひそういうイメージも持ちながらあらゆる対策を進めていただきたいと思いますけれども、もう一回決意を。 ○議長(佐藤和好君) 千葉環境保全課長。 ◎市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) まず、空き家の実態調査、これは2年に一遍やってございますが、今般、台風災害の対応ということでちょっとできなかったので、次年度早急にまず調査のほうをさせていただきたいなと思っております。 その実態調査を踏まえながら、あとそういった空き家台帳の整備、あと、いろいろな活用策については、関係各課と連携を図りながら取り組んでまいりたいというふうに思っております。 ○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。残時間考慮願います。 ◆11番(中鉢和三郎君) では、1点だけ聞きます。 下水道のところで、繰越明許11億ということで、これは、当初の予算から見ても相当な額なのです。ですから、補正予算がついたので事業をやりますと手を挙げて、それで繰り越してということですけれども、当初から想定していた令和2年度の予算に相当、事業計画におもしとなってしまうのではないのというイメージがあるのですが、その辺は大丈夫なのですか。 ○議長(佐藤和好君) 齋藤下水道課長。 ◎建設部下水道課長(齋藤弘君) 今回の繰越額でございますけれども、今回、国の交付金の補正がありまして、それが約5億3,500万円ほどの補正になります。それを受けまして、今回、11億何がしの金額となっております。 今回補正した事業につきましては、雨水事業の推進を図るもので、今後これを発注いたしまして、遅れていた入札などを今後進めていきまして、適切な事業の執行を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。 ◆11番(中鉢和三郎君) 大丈夫、できるのですかということの心配です。 ○議長(佐藤和好君) 齋藤下水道課長。 ◎建設部下水道課長(齋藤弘君) 事業については、やっていかなければならないと考えておりますので、実施してまいります。 ○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。 ◆11番(中鉢和三郎君) どうしても建設絡みは繰り越しが多いのですけれども、新年度、やっぱり雪だるま式に増えていくということだとなかなか大変になっていくと思いますので、その辺も含めて事業の精査をぜひしていただきたいというふうに思います。 おしまいにします。ありがとうございました。 ○議長(佐藤和好君) 次に進みます。 28番佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) 後ろのほうから行きます。けさ議事進行をかけました病院事業から。 先ほど、副管理者は、議会から出席要請が来ていないと、こういうお話をいただきました。それで、けさの冒頭の私の副管理者の答えは、申し訳ないと。本当に出席要請は来ていないのですか。病院側には。議会から。そのことをまずただしていきたい。つじつまが何か合わないもの。 ○議長(佐藤和好君) 横山病院事業副管理者。 ◎病院事業副管理者(横山忠一君) 病院事業管理者につきましては、議会から直接ではなくて、市長への出席要請に対する説明補助員として出席しているところでございます。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) 私たちは、この議場に出席あるいは欠席、遅刻、早退するのは全て議長に届けを出しております。だとすると、あなたの執行部のほう側が、例えば病院が欠席だというときは、どういう通知の方法、議長に対して。 議長は、わからないと言っています。欠席の理由が何だかわからないと。私の質疑に答えたとき。どういう理由で欠席しているかを聞いたのですけれども。その辺のところ、やっぱりきちっとその辺してもらわないと。今後。 ○議長(佐藤和好君) 横山病院事業副管理者。 ◎病院事業副管理者(横山忠一君) 病院事業から市長部局への出席報告につきましては、欠席の場合は理由を付して報告することといたします。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) あまりくどいからやめてもいいのですけれども、市長部局は、それはちゃんと欠席報告は受けているのですか。それを議長がわからないということで問題があるのです。 ○議長(佐藤和好君) 佐々木総務部長。 ◎総務部長(佐々木雅一君) 議会からの市長部局で言いますと、市長に対して出席要求が来まして、それで、市長が答弁を委任または委嘱するときは、議長のほうにお知らせくださいという通知がまいります。したがいまして、出席要求が来るのは市長だけでございます。多分、私が出ないときは、私の名前を委任のところに書かないで、議会のほうに回答するという形で出席しないという形になるものでございます。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) わかりました。だから、今日の出席者名簿の中に事業管理者がないということですね。 ただ、理由は議長に届けるべきだと思うのです、執行部側は。どうですか。理由。今後。 ○議長(佐藤和好君) 佐々木総務部長。 ◎総務部長(佐々木雅一君) 形式的に言えば、あくまで出席要求が来ているのは市長でございますので、市長が我々に委任するかどうかという問題だと思ってございます。なので、市長に対して、出ないときは市長に理由を当然申し述べますけれども、それは、議長まで届け出る必要があるかどうかというのは、ちょっと考える必要があるところだと思ってございます。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) 別なのに入ります。ちょっと負けそうになってきたので。 次に移ります。 それでは、病院事業からいきます。補正予算、外来患者のところで8億円ほどの外来収益がありますが、その要因はどう捉えておりますか。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤医事課長。 ◎市民病院経営管理部医事課長(佐藤良紀君) 8億の増の要因といたしましては、外来化学療法の増による収益増だというところでございます。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。
    ◆28番(佐藤勝君) わかりました。 それでは、看護師等奨学金貸付者数の減と、これからの看護師の推移はどう見込んでいるかと。これは、借りる人が少なかったという、単純に捉えればいいのですかと。 ○議長(佐藤和好君) 舘内人事厚生課長。 ◎市民病院経営管理部人事厚生課長(舘内寛君) まず、看護師の奨学金等貸付者数の減であります。他の医療機関においても同様の奨学金制度を始めたことなどもあり、ここ数年10名程度の申し込み者となっておりますが、当院での募集人員も10名であり、おおむね予定どおりの貸付者数となっております。 今年度については、9名から申し込みがありまして、最終的に5名の方に貸し付けを決定しております。貸し付けに当たっては、学業成績や面接試験などによる選考を行っており、学校で成績が思わしくないこと、面接において大崎市民病院に入職したいという意思が感じられなかったことなどによって、4名の方への貸し付けを不採用としたものです。 なお、宮城県では、今年から奨学金制度を拡充して、新たに特定地域看護師確保対策修学資金貸付事業を実施しております。これは、看護師が不足している地方の中核病院に入職を希望する方を対象に、大崎市民病院も含まれています、貸し付けの決定者のうち、大崎市民病院を希望している方が5名いるとのことです。この5名と先ほどの5名を含めると、例年どおり10名ほどの入職見込み者を確保できたものと思っております。 奨学金の貸し付けの中で、看護師確保が大丈夫かという点につきましては、奨学金貸付者のうち大崎市民病院に入職した者は、ここ数年、13から15名程度で推移してきましたが、今年度については8名と減少しております。しかし、例年と変わらず30名強の看護師を採用できる見込みとなっています。これは、奨学金制度のほかにも看護師の確保対策として、就職ガイダンスや学校訪問、インターンシップ、病院見学の受け入れなど看護師確保を継続的に実施してきたものによるものと考えております。 就職ガイダンス等によって、大崎市民病院の認知度が上がり、職員数の確保につながっておるものと感じておりますので、引き続き継続的なPR活動を行い、看護師の確保に努めてまいります。 以上です。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) 大変詳しい御説明をいただきまして、感謝を申し上げます。 我々は、では、看護師不足はここ近年心配しなくてもいいのかということをお伺いします。 ○議長(佐藤和好君) 舘内人事厚生課長。 ◎市民病院経営管理部人事厚生課長(舘内寛君) 看護師数は、病院事業全体で、非常勤も含めて700名程度で推移しております。十分とは言えませんが、現行の医療体制を維持できる人数は確保できています。 看護職については、都市圏への偏在化もあって、地域で確保することが難しい状況にありますが、これまで奨学金制度や就職ガイダンス、学校訪問など看護師確保対策を継続的に実施してきましたので、大崎市民病院の知名度も上がり、現在の職員数を確保できるものと感じております。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) 頑張っているのをお聞きしまして、ありがとうございます。いいことですね。長年の努力が世間に、そういう職の人たちに認知度が上がっているという、認知度は、さっきの今までの病院の認知度と違う認知度でありますけれども。 ところで、不採算部門という話もこの間いろいろ出ましたけれども、特別委員会で、私は、ここ2年ほど、今年は、メンタルケア科の不採算部門でありますけれども。常勤医を今年の4月から採用予定だという、その前には、答弁には、今年の秋あたりと言っているのですけれども、今年は採用したのでしょうか。常勤医。 ○議長(佐藤和好君) 舘内人事厚生課長。 ◎市民病院経営管理部人事厚生課長(舘内寛君) メンタルケアセンターにつきましては、現在、応援医が診療を行っていますが、4月以降について、大学から常勤医を1名配置いただける見込みとなっております。 以上です。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) メンタルヘルスにかかっている患者の長年の願いでありました。 私の娘もずっと通っているのですけれども、それは、市立病院で医療事故のためにと私は言っているのですけれども、訴えはしなかったのです、50年前。そういう中で、非常に精神的に弱い立場の人ですから、先生が変わると非常に変わるのです、心身が。そこで、常勤医が配置ということは、確実ですか、4月から。そして、派遣医は何人ですか。そういう中で。 そして、今まで水、木、金の開設でしたけれども、1週間続けて開設をするのですか、患者受け付けを。 ○議長(佐藤和好君) 舘内人事厚生課長。 ◎市民病院経営管理部人事厚生課長(舘内寛君) 1名の配置は予定されております。そのほかに応援医2名で、これからの診療日等については、今後赴任していただく常勤の先生と協議して決定しますので、現時点ではまだ未定と言えます。診療日は、現在は水、木、金です。先ほど言いましたとおり、赴任していただく先生との協議の中で、そこの部分は、診療日は決めていきたいと思っております。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) わかりました。 この間、私の娘がかかっていた先生が3月で退職だということで、自分のことをここで話して悪いのですけれども、そういう体制になったのかなということで、あえてお伺いをいたしました。約束はちょっと遅れましたけれども、大変、部門の先生は少ないということで、ありがとうございます。感謝を申し上げます。 それから、外部評価による経営改善ということで、2年前に均てん化というのが出ましたけれども、そういう中で、今議会に、私たち、その状況で委員間討議をやったのですけれども、その中で、市と病院が一体となってこのことに取り組んでいく必要があるという委員長報告がありました。 そこで、市と病院と、今後4月から均てん化、分院でスタートすると思いますけれども、全体的に分院で認知症予防の対策をやっていくと思いますから、どうここ1カ月間ぐらいに私たちの議会の意見を踏まえて対処をする考えですか。お伺いします。市と病院。 ○議長(佐藤和好君) 安住民生部長。 ◎民生部長(安住伸君) 市のほうでお答えさせていただきます。 これから、市民病院のほうが各分院を利用して認知症施策を展開していくというところにおきましては、我々も市民病院が認知症施策をするに当たってしやすい環境を一緒になってつくっていきたいと思いますし、また、各委員さん方ともいろいろな研修とかを行いながら、認知症について勉強を一緒にしながら、それを地域の方々に周知、あるいはその地域の方々の地域づくりを進めていきたいというふうに考えてございます。 ○議長(佐藤和好君) 八木市民病院経営管理部長。 ◎市民病院経営管理部長(八木文孝君) 4月からの均てん化に向かってということで、これまでも市の高齢介護課等と打ち合せはしてまいりました。そして、市のほうで作成する認知症ケアパスというような、市民に配布するようなものの中の記載内容とかを、そうした認知症センターなどの記載も盛り込んでいただくような協議もしてまいりたいと思いますし、それから、田尻でこれまで先進的に取り組んでいたという部分で、やはり地域包括ケアシステムを構築していくために、その中に医療部門としてかかわっていく部分という意味で、必要があれば、他の分院の中でもそういったかかわりを持っていかなければいけないという部分も感じておりました。 今、市民病院本院の中で、開放講座ということで、市民を対象とした講座などもやっておりますが、それを来年度以降、少し分院のエリアでも持ち回りをして、その中に認知症なども取り入れながらやったらどうかというようなアイデアもこれまでのプロジェクトの中で出てきておりますので、そうしたことを市の当局とも相談しながら展開してまいりたいと思っております。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) わかりました。頑張っていただきたいと。 今議会、もう一回聞きますけれども、病院事業管理者の答弁、それから議会会期中に田尻の所長のお話を聞くと、非常に修復が大変かなと思うのですけれども、その関係を、私、素人の考え、副管理者、その覚悟のことをここで一回答えてください。今日、病院事業管理者の代理で来たのでしょうから。 今、八木部長が答えたのと同じですか。いや、あえて答えてください。 ○議長(佐藤和好君) 横山病院事業副管理者。 ◎病院事業副管理者(横山忠一君) 今回の均てん化で、一番本院で感じておりますのは、認知症は全地域にわたる症状、病症となっていくだろうと、それに当たっては、本院にセンターを設置して、本院が司令塔となって、各地域に対する地域包括ケアシステムの一翼を担っていく必要があるだろうと、そのための司令塔はやはり本院に置く必要があるだろうという考えのもとに実施したいということで、御提案申し上げたものでございます。 病院内部で意思決定のプロセスはきちんと踏んだのでございますけれども、内部にまだ周知徹底、意識の徹底がされていないところがありますので、ここは公営企業法に基づいて、指揮、監督をするのは病院事業管理者でございますので、きちんと徹底するよう努めてまいりたいと思います。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) 副管理者、ありがとうございます。これは組織ですから、副管理者の言うことは当然であります。頑張っていただきます。 次に移ります。 次は、後ろからですから、古川中学校第二運動場用地借上、先ほど中鉢和三郎議員の答弁を聞いて、昨日は同僚の八木議員の御指導をいただきまして、八木議員はこの旨、6月議会で取り上げたそうでありますから、その方向性はきちっとここで皆さん方、答弁、わかった。参事、よろしくお願いしたいと思います。 行政財産ですが、教育委員会はどういう考えを持っていますか。つまり、学校は便利だと、これは当然でしょう。代替地は遠いと、500メートルから600メートル、中学校から遠いから。(発言する者あり)400メートル。さっき500メートルと言った。それが正確だった。それで、教育委員会としてはどういう思いを今持っているのかと、この債務負担行為を今月に契約をするに当たって。 ○議長(佐藤和好君) 尾形教育部参事。 ◎教育委員会教育部参事(尾形良太君) まず、学校の用地としてということであれば、本来であれば、借地ではなく、きちっと用地を取得して学校としての設備を整備すべきという考えでございます。ただ、ここの場所に関しましては、昭和59年からのいろいろな事情がございますので、今、中鉢議員にもお話ししたとおりのことで教育委員会は進んでおりますが、最終的には、できれば取得をして、きちっとした学校設備として整備すべきと考えているところでございます。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) そういう方向がずっと続いてきたのですけれども、なぜそれが障害なのかと、何が障害になっているのかと。これは、持ち主がうんと言わないからでしょうけれども。 そして、この1,300万円です。2年間で1,345万2,000円。税込み、都市計画税なり、市民税なりの税金を含んだ金ですけれども、この650万円、1年間に、その借り上げの基準というのは何ですか、これ。お示しをいただきたい。どういう根拠でこの債務負担行為を組んでいるのかと。 ○議長(佐藤和好君) 尾形教育部参事。 ◎教育委員会教育部参事(尾形良太君) まず、この1カ年度の賃借料につきましては、672万5,000円ほどとなってございます。月額が46万円ほどとなっておりますが、それが12カ月分、その土地に係る固定資産税分と都市計画税分を含めて合計額としているところでございますが、この46万の月額の根拠は、当該年度課税標準額から積算をしているところでございます。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) この課税、固定資産税の、前は米何俵か、20俵かという計算方式が変わったのでしょうけれども、10アールにすると1年間何ぼですか。私たち、その辺でしかわからないのです。1反、1年間で何ぼだと。8反5畝だそうだから、大体はわかるのですけれども、金額を出してください。 ○議長(佐藤和好君) 尾形教育部参事。 ◎教育委員会教育部参事(尾形良太君) 済みません、年額を敷地の面積、ちょっと割り返して計算しますので、少しお時間をいただいてよろしいでしょうか。 ○議長(佐藤和好君) 答弁待ちますか。 ◆28番(佐藤勝君) 待ちます。 ○議長(佐藤和好君) 尾形教育部参事。 ◎教育委員会教育部参事(尾形良太君) 10アールですと、1,000平米だったとちょっと記憶していますが、そうしますと、78万9,289円ほどとなります。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) 高いとは思いませんか、教育委員会。どうなのですか。年間。 ○議長(佐藤和好君) 尾形教育部参事。 ◎教育委員会教育部参事(尾形良太君) 価格の出し方につきましては、さまざまと思いますが、教育委員会としましては、この額について、以前からの額もございますが、交渉の中ではぜひ低額にお借りできるような交渉は続けてきておりまして、現在この額になっているということでございます。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) それから、1,300万で反当当たり七十何万。2カ年の債務負担行為をつけています。そうすると、令和4年3月までには大崎市の行政財産にする計画、考え方なのですか。 2年間の債務負担で、つまり令和4年4月からは大崎市の行政財産にするつもりかと。つまり、2年間の債務負担行為ですから、そこはまだ更新していくのですか。そこまでやっぱりけりをつけてもらわなければいけないと。これで最後にします。 ○議長(佐藤和好君) 尾形教育部参事。 ◎教育委員会教育部参事(尾形良太君) 今回の2カ年の債務負担行為につきましては、本年度におきまして、地権者との交渉の上で、どうしても複数年での賃貸借をお願いしたいという強い要望でございましたので、2カ年となったものでございます。 ただ、教育委員会としましては、今、先ほど申し上げたように、購入の機会も交渉していきたいと考えておりますので、単年度での一応お話をしたところですが、相手方の要望が、そういう複数年の賃借ということでございましたので、2カ年の設定をさせていただいたところでございます。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) つまり、今の答弁からすれば、2年後もまた借りたいと、借りるというようなお答えのように聞こえるのですけれども、2年後また債務負担行為で借りたいと、どうなのですか。それを続けるのですか、ずっと。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤教育部長。 ◎教育委員会教育部長(佐藤俊夫君) 先ほどからも申し上げておりますが、教育委員会としては、できるだけ借地ではなくて所有をするとか等の形できちっと施設整備をしたいと思っておりまして、それで、従前は契約期間も5年だったり長期だったのですが、できるだけ売買の交渉の機会を設けたいと思いまして、できるだけ短期間の契約をということで、これまで地権者とお話をさせてもらって、売買のお話もその都度させていただいておりました。ただ、いかんせん相手があることですし、相手方の意向は現在のところ全くないということで、今後も引き続き売買のお話もさせてもらいますし、また、代替の土地の検討についても継続して進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) 全く売るつもりはないというような持ち主、考えのようで、これからも2カ年ずつで更新していきたいと。 今度、3月更新です。つまり、来年度の更新。書きかえというのか、その際に、やっぱり年度を示して交渉してもらいたい。また2年後、向こうも2年後だろうけれども、つまり、売ってくれないということはわかりますけれども、交渉の仕方です、交渉の仕方。それが問題になると言いませんけれども、やり方だろうと思います。教育委員会に任せては、なかなか解決ができないような感じがします。行政財産であるならば、大崎市として教育委員会に応援をして、やっぱり主体的にやっていかないと、こうやって高い高い、不平不満、総体的に三十何年間で2億を超えているのです。税金も市で負担しなければいけないのかという、こういう声も出ています。どうですか。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤教育部長。 ◎教育委員会教育部長(佐藤俊夫君) 今の御提言、いろいろと関係課、契約管財担当課等といろいろと協力をもらいながら、いろいろといい案の交渉の仕方もアドバイスを受けながら、今後とも根気強くお話をさせてもらいたいと思います。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) 今の答弁ですけれども、管財の課長と、というお話をしましたね。管財の課長ではちょっと弱いのかなと、失礼ですけれども思います。 執行部の中で、高橋副市長、こういうことの。高橋副市長の、私は出番だと思いますけれども、どうですか、副市長、やっていただけますか。 ○議長(佐藤和好君) 高橋副市長。 ◎副市長(高橋英文君) 勝議員の御期待に沿えますかどうかわかりませんが、努力はいたしますが、今、申し上げたように、売り主が売買をする意思がないということですので、次の判断といたしましては、そこをお返しするか、または継続してお借りするかというふうな判断になるかと思いますので、その辺をこの2年の間で検討してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) いわゆるこっちの交渉の仕方で、いいよと、代替の諏訪球場もやっぱり視野に入れて交渉してもらいたい。あとは言いません。 次に、観光振興促進事業委託と物産振興促進事業委託、それぞれどういうふうな内容でございますか。債務負担。 ○議長(佐藤和好君) 藤島観光交流課長。 ◎産業経済部観光交流課長(藤島善光君) お答えをいたします。 まずもって、観光振興促進事業の債務負担の内容でございますけれども、こちらのほうは、古川駅にございます総合観光案内所の運営と、あとは大崎市のイメージキャラクターでありますパタ崎さんの運用等を兼ねた市内外での観光PR、あと、先般、予算特別委員会の中でも御指摘をいただいておりますけれども、SNS等の管理運営の業務が主なものというふうになってございます。 また、物産振興でございますけれども、こちらのほうは、醸室の中にDOZOというお土産センターがございますけれども、そちらのほうの運営経費と、あと首都圏等での物産展のアウトソーシングの事業というふうになってございます。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) なるほど。これも、コロナウイルスの影響が大きくなってくるでしょうけれども、非常に心配です。 私たちも、25日、私たちの会派、台東区に2人で行ってくるのです。それは、アンテナショップの議員間交渉に、会談に行ってくるのですけれども、向こうの議長が出迎えてくれるのだそうですから、つまり、観光を含めたアンテナショップというのもいいのかなという思いで、何か担当課長、いいヒントあれば、私たちが行くまでに教えていただけませんか。単価とかなんかも聞いてこようと思って、安くていい場所というのがないかどうか。それ以外に、議員の皆さん、こういうことも聞いてきてくれとか、こういう交渉もしてきてもらいたいとかあったら教えていただきたい。 ○議長(佐藤和好君) 藤島観光交流課長。 ◎産業経済部観光交流課長(藤島善光君) お答えをさせていただきます。 首都圏におけますアンテナショップの件に関しましては、これまでも議員のほうから何度か御指摘と御助言等を賜っているというところで、今回、見直しを図っております地方創生の総合戦略の中でも項目も残してございますし、私どももよりよい方法について、費用対効果も鑑みながら、今後どのような形でいいかということを検討してまいりたいというふうに考えております。 今現在、アドバイスというふうに言われましても、なかなか思い当たらないということもございますので、行く前にぜひとも議員と個別に打ち合せのほうをさせていただければと思っております。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) では、観光交流課長、行く前に意見交換をして、レクチャーを受けさせてください。我々やっぱり素人ではなかなかいい考えが浮かばないので。 それから、温泉ですけれども、私は、観光振興ビジョンの温泉ビジョンを傍聴に行ったとき、非常に皆さん一生懸命策定委員の方やっていました。策定委員が遠藤悟駅長でしたけれども、非常にうまかった、進行も。ああいう策定委員全員に何回も話させるような司会の進行、非常にうまくて、みんな意見を出しました。 それで、鳴子の温泉協会の人たちは、何かやる気あるのかないのかという評価がある。そこをどう意識改革を、課長は、組合の全体は何かやる気があるのかないのか、ないような感じもするので、宿泊税とか運動をやって、やっぱりその辺も少し、課長、どういう思いでいますか。 ○議長(佐藤和好君) 藤島観光交流課長。 ◎産業経済部観光交流課長(藤島善光君) ありがとうございます。 この件に関しましては、以前から、議会のほうからも何度か御指摘を頂戴しております。また、所管する産業常任委員会のほうからも御指摘等頂戴しておりまして、例えば、下地獄源泉群の掘削に当たって、行政としてこれだけのお金をかけるので、では、地域としてどういったことができるのだというような宿題等もいただいております。そういった中で、やはり地元の本当のよさは口コミで広げることが最高だろうということで、観光団体とも話し合いまして、現在の予定でございますけれども、鳴子で今、掘削工事のほうをやっているのですけれども、これが供用開始になった暁には、多分5月の連休前になると思うのですけれども、そのときには、観光団体、旅館組合として市民を対象とした割引のサービスのほうを実施していただけるというお約束のほうも頂戴しているということで、そういったものも信じてまいりたいというふうに思いますし、支援のほうを続けてまいりたいというふうに思います。 また、これまで取り組んでまいりました各団体等を中心とした観光施策でございますけれども、こういったことについても手詰まり感を持ってきておりまして、先般も、マスコミ等でも取り上げられておりますけれども、この指とまれ方式で、有志で「NARU-Go!再生プロジェクト」というものを立ち上げてございます。今月12日に鳴子温泉未来トークというものを開催しようということで準備をしておったのですけれども、今般のコロナウイルスの関係で、中止ではございません、延期ということになってございますので、そういったものを行政として支えてまいりたいというふうに考えてございます。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) 意欲あふれる御答弁ですけれども、大崎市の、つまり市民が温泉を愛するリピーターになってもらうのが一番の近道かなと。その辺も、答弁は要りませんけれども。--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 次に入ります。まや柄というのはそういうことです。まやの特徴。明治生まれではないですけれども、私。まや柄というのは、家柄のこと。 道路橋梁災害復旧事業、それぞれ議員が質疑しましたけれども、華嶋線、小野の、あそこはかなりひどい。水路も、今、のりを塞いでいます。のり崩れ約100メートル。あそこ、1町5反ぐらいは湿田で、湧水修繕でして、いつ発注していつ完工するのか。非常に田んぼがぬかるんでいる土地でありますので、できるだけ早く。ここのところだけを教えていただきたい。 ○議長(佐藤和好君) 小松建設部参事。 ◎建設部参事(小松一雄君) 今、御指摘ありました華嶋線の災害復旧工事でありますけれども、1月末に災害の査定が終わりまして、現在、工事を起工して入札を待っているといった状態であります。今月3月中には業者が決定し、工事契約を締結する予定で現在事業が進んでおります。 実際の工事につきましては、この3月に業者が決定しましたならば、大体、工事着手まで約1カ月ほどの工事の準備期間が必要であります。その時間を考えますと、5月の連休明けあたりから現場のほうには入れるのではないかなというふうに考えております。 なお、工期については、9月末日というような工期を現在設定しております。というのは、この華嶋線のほかの災害復旧工事の箇所も一緒に抱きかかえて発注しておりますので、議員おっしゃいました華嶋線については、かなり現場も崩れておりますので、一番最初に工事に取りかかれるよう、業者のほうに指導していきたいと思います。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) それでも遅いです。3月中に発注と、今月の末まで発注では、特に、私は暗渠の工事したのです、去年の秋に半分。だから、今ごろは仕上げをしなくてはいけないのです。まだ田んぼに水がたまっています。排水路が、まだたまっている。こういうふうに、あれを完全に抜いてください。仮設で今、やっていますけれども。あとはいいです。時間がありませんから。 それから、農道維持管理経費と霊園のことを絡めて。 桜ノ目の熱回収施設に地域振興費ということで3,000万ぐらいずつ予算が年間かかっているというか、地域振興のために役立たれております。霊園は、一体50年にもなるのに、あの地域は一回も何も恩恵がないです。せめて霊園の後ろの農道、市の分の舗装くらいはなぜやれないのですか。 3日ばかり前に、霊園から出て、国道、市道に出て国道に出るのですけれども、あそこ、地域の人たちが交通障害だと。買ったのです。これは村田副参事もわかっている。村田副参事と伊藤智則係長のコンビにはいろいろ御指導をいただいて。加藤部長も幸せだ、こういう部下を持って。 そういうことでお聞きします。村田副参事ですか。 ○議長(佐藤和好君) 村田建設課技術副参事。 ◎建設部建設課技術副参事[公園・維持担当](村田正志君) まず、今回のこの補正というのは、地域の皆様の協力をいただきながら敷砂利などで農道整備を行うための砂利がちょっと不足してきているということで、その不足分約20万円ということで、補正でございます。 今、議員おっしゃられた周辺道路ということで、霊園の北側の農道の部分なのですけれども、あの部分につきましても、過去に市のほうで、地元の方がなかなか整備ができないということで、グレーダーなどで整備したこともございましたということで、あと、現状をちょっと確認させていただきながら、再度うちのほうでまた整正のほうを考えていきたいと思っております。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) わかりました。 私が言うのは、桜ノ目にはいっぱい金をかけている、こっちには、40年もたって何も金をかけていない。斎場付近には。そのことだから言うのです。小野の斎場、手を挙げた地域には、50年間何もしてこなかったということです。 次に進みます。 通常考えれば、村田副参事もそれでいいのですけれども、特別というのがあるのですから、うちの地域は。 排水路改良、これでやめますけれども、馬寄地域のことなのですけれども、具体的に排水路改良費の予算、大分余っているのですけれども、馬寄地域が、八木議員と関議員に世界農業遺産のモデルになるような排水路づくりという回答をいただいているのですけれども、その排水路、どこまで進捗いたしましたか。モデルにと。 ○議長(佐藤和好君) 蓮沼河川・冠水対策室長。 ◎建設部下水道課技術副参事兼河川・冠水対策室長(蓮沼康君) 馬寄地区の排水路整備でございますけれども、来年度予算において、まずは測量設計を行う予定としております。その中で、地域の方々も含めて協議させていただきながら進めさせていただきたいというふうに考えております。 ○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。 ◆28番(佐藤勝君) それは本当でございますか。ありがとうございます。 やっぱり建設部の管轄、大したものです。2年ぐらい前、3年ぐらい前に、世界農業遺産の排水の巧みな水管理のモデルにしたいというお話があった。忘れていたのかなと思っていたのですけれども、そこまで進んでいただきましてありがとうございます。早く、できれば3年ぐらいで、あそこに団体客を連れて行って、小川のせせらぎみたいなのと下から流れる水をやっぱり都会人に見せてください。 では、4分残してやめます。以上、終わります。     〔「議長、議事進行」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤和好君) 18番遊佐辰雄議員。 ◆18番(遊佐辰雄君) 今、佐藤勝議員の発言の中で、鳴子温泉及び鳴子温泉地域の住民を、よくよく聞き取れなかったのですが-----------に受け取られたと私は聞こえました。誤解を与えますので、議事録精査の上、もしその分があったら削除をお願いしたいと思います。 ○議長(佐藤和好君) 了解いたしました。--------------------------------------- △延会 ○議長(佐藤和好君) お諮りいたします。 本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤和好君) 御異議なしと認めます。 よって、本日はこれをもって延会することに決定いたしました。 なお、3月6日の本会議は、大崎市議会会議規則第9条第2項の規定により、午前10時に再開いたします。 本日はこれをもって延会いたします。               午後 4時18分 延会---------------------------------------地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 令和2年3月5日 議長       佐藤和好 署名議員     富田文志 署名議員     山田和明...