○議長(門間忠君) 遊佐辰雄議員。
◆13番(遊佐辰雄君) それでは、順次、再質問をさせていただきます。 まず、観光振興政策について伺います。 この間、ことし
の4月から長年
の希望でもありました、市民
の要求でもありました
温泉観光推進室が鳴子総合支所に配置をされました。これは本当に、それはそれなりに評価をしたいと思います。 それで、
観光振興ビジョンができまして、こういうダイジェスト版が全国に配られましたけれども、やはりこの内容をいかにスピーディーに実現に向かっていくかと、これが非常に大事だなというふうに思っております。 そういう中で、ちょっと気になった
のですが、観光
温泉観光推進室ですが、この間、たしか8月23日、産業常任委員会で鳴子に行って懇談をいたしました。そのとき、観光推進室
のメンバーで会議に同席しなかった方がいて、あれ、何だべやと一瞬思いました。そういう点では、たしか権限、職員
の権限とか身分も再任用という形であれなので、ないからかなと一瞬思って、いや、せめて会議には出てほしかったなと、私は個人的に思いました。 それで、この
観光振興ビジョンを本気でやっぱりやっていくためには、今
の体制では万全とは、ちょっと申しわけない
のですが、これ市長、何かこのプロジェクトチームをつくって一定
の権限を与えて、やはり鳴子で判断できる、全てとはいいませんが、そういうやっぱり体制にしていかないと、一気に進まない
のではないかなと。観光については、鳴子はやっぱり別格だと思う
のです。いろいろな1市6町ある
のですけれども、そういう点でも一定
の評価を、推進室を置いていただいて本当に評価をする
のですが、もうちょっとやっぱりそれ
の機能を発揮させるために、プロジェクトチームなり、人に対して
の権限とかをやったほうがいいと。 実は、台東区
の議会事務局長さんが今度再任用で、ちゃんと同じ権限で採用されたというふうにも聞いていますので、決して再任用だから、ただ
の下働きみたいなことではなくて、きちっとやっぱり一定
の権限を持たせて判断とかできる体制にしていかないと、この
観光振興ビジョンは一気に進まないような気がする
のだけれども、その辺、部長、どうでしょうか。
○議長(門間忠君) 松ケ根産業経済部長。
◎産業経済部長(松ケ根典雄君)
観光振興ビジョンの振興につきましては、議員お示しいただきました
アクションプランとともに市民皆様に周知しますとともに、精力的に実現に向けて今取り組んでいるところでございます。特に、
温泉観光推進室、この4月より設置いたしました。やはり初めて
のことであり、いつも議会
のほうから御指摘いただいております本庁と総合支所
の連携、事業
の情報共有、地元にどのように入っていくかと、さまざまな現在課題を感じているところでございます。 そういった中で、非常に今、鳴子地域に、温泉文化ビジネス創造事業であったり、地方創生事業、そして温泉
の掘削であったり地熱
の活用といったようなことで、かなり多く
の新規事業が入っていることも事実でございます。そういった中で、やはり議員おただし
のように、推進室
の権限であったり、やはり全体でどのような取り組みをしていくかといったようなことにつきましては、ぜひこれまで
の、そしてこれから
の事業推進を見ながら検証して、今後
の体制を考えていく必要があると考えております。 また、再任用職員
の活用につきましても、今
の制度上、どうしても再任用は再任用主査という形にありますので、なかなか台東区
の事例を御紹介いただきましたが、これまでと同じ権限ということには難しいこともあろうかと思いますが、その辺
の待遇、処遇等
の課題についても今後検証してまいりたいと思っております。
○議長(門間忠君) 遊佐議員。
◆13番(遊佐辰雄君) 名誉
のために言っておきますが、決してそれは本人から
の依頼とか、何かではなくて、私がこの前
の産業常任委員会に行って感想を率直に求めた後、半年間ずうっと見てまいりましたが、そういう思いで
のあれです。もう半年たったという反面、まだ半年しかたっていないのでこれからだという、両方
の側面もあると思いますので、やっぱりよりよい方向でこの
観光振興ビジョンを本気になって推進していく体制を、部一緒になって頑張っていただきたいなというふうに思います。 次
の項目に入ります。 次は、源泉
の支援策でございます。 さっき一例を挙げましたが、本当に源泉を維持していく
のには大変なお金がかかると。源泉
の種類によって、本当にかからない源泉も中にはありますが、鳴子
の場合はもう熱くて、蒸気もありますので、日常
のお湯を、むしろお風呂に入るために温度を下げなくてはいけないと。そうすると、このためには水道料金が結構かかるし、それから、なかなか自噴という
のが今している源泉も少ないので、年がら年中24時間、電気でポンプアップをしないとだめだと。この電気料が非常にばかにならないというふうにあります。 実は、先ほども集中管理
の例を挙げましたが、15年前、約4,600万円を銀行から借り入れをして、1軒ずつ管理していく
のは大変だからといって集中管理方式を取り入れて工事をやりました。当初は順調に何とかやっていた
のですが、ここ数年来、お客さんがめっきり減りまして、毎月
の維持管理費、何とみんな入れると、年に500万円ぐらい水道費から委託料を含めてかかって大変だと。それを維持していくためには、組合は各旅館から会費相当額、先ほど10万円から26万円と申しましたが、これすら中には、名誉
のために言いませんが、払う
のがもう困難で、なかなかたまっている人も中にはいるということで、このままでは本当に商売そのものが続けられない
のではないかという、非常に心配をしていると。これが1軒、2軒でない
のです。ここ数年見てきましたが、結構大きなホテル、旅館が廃業になっています。御存じだと思いますが。そういう点で、この全国11種類中9種ある鳴子温泉郷そのものが衰退するようでは本当に困るので、この際、何とか独自で支援策を考えていかなければならない
のかなと。 先ほど市長
の答弁で、今後、業界とも相談しながら、どういう形がいい
のか話し合うということで前向きな答弁をいただきましたけれども、本当に、あと数年に1回、必ず源泉
のパイプ掃除、これにも莫大にかかると。この間、ある業者は9月に2週間ほど商売を休みまして、なぜ休んだかというと、お湯がぬるくなってとてもお客さんを呼べないということで、350万を借り入れして、何とか復活して、お湯
の温かい
のが出てきたということで非常に喜んでおりましたが、その10年に1回ぐらい
の大きな壊れたとき、それからポンプ
の寿命があって、10年とか15年単位で、水中ポンプは結構高額だそうな
のです。そのときだけでも半額とか補助できない
のかなと、そういうふうに業者も言っておりました。 空き家対策で
の補助金もあります。それから、企業立地
の固定資産税
の減免、3年間そういう制度もありますので、いろいろ工夫をすればそういう源泉
の支援策も、私はうまくひねれば援助、支援できる
のだなというふうに思いますが、その辺、もう少し深く検討していただけないでしょうか。
○議長(門間忠君) 八木
鳴子総合支所長。
◎
鳴子総合支所長(八木文孝君) 源泉
のことで御質問をいただきました。 行政として何が支援できる
のかということで、まず経費的な問題ということで事業を圧迫しているという現状がございます。これはやはり全体
の宿泊数、一時期150万ぐらいあった宿泊が、去年
の速報値では50万を切るというような、そういう問題がありますので、まず第一義的には、観光ビジョンを推進していって復活を目指すということが第一義的なものだと思います。 それからそのほかに、源泉を維持していくため
の問題として、技術的な問題、あるいは維持していくため
の湯守
の方
の担い手、後継者
の問題、そういったものもあろうかと思います。これは鳴子だけでなくて、全国
の温泉地に共通するような問題でもあるかと思います。そういったことも踏まえまして、安定してこの先温泉を供給していくために、どういった手だてをとることが大切な
のかということを、これから関係団体
の皆様と一緒に考えていきたいと思っております。
○議長(門間忠君) 遊佐辰雄議員。
◆13番(遊佐辰雄君) 今、総合支所長から
湯守
の話も出ました。本当に今、なぜ高額な
のかというと、技術者がどんどん少なくなっています。いろいろなボーリング、調子が悪いときに技術者を呼ぶと、ほとんど65歳以上
の方しかもう従事していないということで、このままではそういう技術者もいなくなるということで、非常に困っているようです。そのためにも、
湯守を守るために、何か環境省
の援助指定を受ければ、この
湯守
の学校という制度を、何とかこの9種類ある鳴子温泉に、全国2カ所ぐらいにつくって、東北はやっぱり鳴子、九州とかで全国2カ所ぐらいでこの
湯守
の学校を実現できないかなというふうに思って、むしろ大崎市は、鳴子は世界で10種類
のうち9種類
の泉質があるから、ぜひ鳴子で、要するにそういう学校がある
のであれば手を挙げて、率先してやっぱり誘致すべきだと思う
のですが、その辺いかがでしょうか。
○議長(門間忠君) 八木
鳴子総合支所長。
◎
鳴子総合支所長(八木文孝君) ぜひ、そういったことも含めてこれから検討してまいりたいと思います。
○議長(門間忠君) 遊佐辰雄議員。
◆13番(遊佐辰雄君) 本当にこれが成功すれば、技術者はもちろん、雇用問題にもなりますし、どんどんやっぱり生徒も集まって、もう二重、三重
の政策になると思いますので、ぜひその辺、環境省とも連携を密にして、ぜひ実現できるようにしていただきたいなというふうに思います。 次に、先ほど跡地
の問題、これも地元
のいろいろな協議団体と検討して、どれがいいかというふうに、そういう答弁がありました。まさにその判断は、ぜひ地元
の人にいろいろな協議をして、一番いい方向
のものをぜひ実現できるようにしていただきたいと。いろいろ言われております、温泉交流館とか漆器会館、そしてこけし会館がありますが、冬季が閉鎖になっております。それらも一部通年で見られるようなところが、ここであえて私自身がどういう
のがいいとは言いませんが、やはり地元
の、この前
の総合支所
の設置を全会一致で決めたその鳴子中心部
の皆さん
の声も大事にしながら、よりよい、いい方向にぜひ持っていっていただきたいなというふうに思います。 それから、後で中鉢議員も言うと思いますが、29年
の冬には「TRAIN SUITE四季島」
の運行も鳴子に立ち寄るということでございますので、その辺も含めて、急いでその辺
の検討もしていかなければならない
のかなというふうに思っておりますので、ぜひ地元
の意見を尊重して、よりよい施設になればいいなというふうに期待をいたすものであります。 4つ目
のスキー場
のリフト
の延長でございます。 実は、1回目
の市長
の答弁で、本当に昔、花渕山にあったところは、インターカレッジ、大学
の大会です。これを呼ぶと、聞くところによると約1,000人ぐらいこの鳴子に泊まるということで、非常ににぎわいがあったと。これが残念ながら、ちょっとリフト
の距離が短いのでそれが呼べないということで、ぜひ呼んでほしいと。そうすれば、全日本
の大会、そういう
のも視野に入ると。 実は、宮城県
のスキー連盟は、いろいろたまたま理事長が大崎出身
の人が今でもやっています。やはりそういうこともあって、機会があればぜひこのオニコウベで行事を組んでくださっている
のです。教育事業
の部分が毎年5つ、それから競技大会も5つと、平成27年度、28年度もこういうふうに10カ所、10
の競技も持ってきてくれていると。これが、リフトが延長すれば、さらに多く
の大会が呼べる
のだけれどもなと、何とかしてほしいということで、確かに市長は多額
の費用と言いましたけれども、私、聞いたら1億か2億程度で延長部分ができる
のではないかと。また、怒られるかもしれませんが、これがもし過疎債が適用になれば、そんなに負担なく可能だなというふうに思っておりますが、先ほど
の1回目
の答弁で、これからスキー場とも検討していくということで、ぜひ前向きに検討して、ぜひ実現してほしいと。 実は、非常に明るい材料がことし出ました。宮城県スキー連盟
の副会長に小野寺五典議員がなったそうで、将来
の会長候補だということで非常に担当課は喜んでいましたので、ぜひ小野寺先生
の力もかりながらオニコウベ
のリフト
の延長を実現に向けたほうがいい
のではないかと。これは、いい話は党派を超えてやると、これが大事であります。その辺、いかがでしょうか。
○議長(門間忠君) 八木
鳴子総合支所長。
◎
鳴子総合支所長(八木文孝君) コースリフト
の延伸
の問題でございますが、現在、第6ペアリフトをおりて200メーターぐらいスキーを担いで歩いていって、昔ジェイバーという
のがあった
のですが、そのジェイバー
のコース
のところが跡が残っていますので、そちら
のほうからコースを設定しているという状況がございます。第6ペアリフトを単純に延ばしただけでは方向がちょっとずれてしまいますので、90度ぐらい200メーター
の短いリフトをかけるか、それとも第6ペアリフトを移設して、そのスタート地点にぶつかるように移設し直すか、あるいはまた別
の案として第2ペアリフト、これは冬場、山頂コースに行くため
の長いリフトがある
のですが、その途中でおりて、今すり鉢状になっているコースがある
のですが、そのコースを改修して、そこをレース用
のコースに仕上げるか、いろいろなパターンが考えられておりまして、それら競技団体でありますスキー連盟
の御意見、それから実際に指定管理をしているスキー場側
の御意見を聞きながら、これから整理してまいりたいと思っております。
○議長(門間忠君) 遊佐議員。
◆13番(遊佐辰雄君) そういう技術的な面は、いろいろ検討されていいと思います。とにかくこの機会にぜひ小野寺議員
の力をかりながら、実現に向けて邁進していただきたいというふうに思います。そうすれば、一時
の冬季、冬場、今スキー人口も大分減っていますので、そういう中で鳴子温泉は冬期間
の誘客にも結びつく
のだろうなというふうに思いますので、大きく期待をしたいと思います。 次に、商工業者
の振興策について伺います。 1回目
の答弁がありました。商工会、商工会議所といろいろ協議しながらやっていくということですが、私
の聞き違いかどうかわかりませんが、結局、
小規模企業振興条例、今制定に向けて、いつごろ実現というか、1年後な
のか2年後な
のか、要するに執行部提案で
小規模企業振興条例をつくる気がある
のでしょうか、ない
のでしょうか、まず最初、そこから伺います。
○議長(門間忠君) 松ケ根産業経済部長。
◎産業経済部長(松ケ根典雄君) 条例化というストレートな御質問をいただきましたが、宮城県では昨年7月に、この中小企業、小規模企業
の振興に関する条例が制定されたところでございます。大崎市におきましては、現在、この条例化、この必要性も含めて商工会議所、商工団体と
の意見交換を行っているという御答弁を先ほど市長が申し上げましたが、実は、この条例が本来制定される以前に、大崎市といたしましては、さまざまなお声を伺いまして事業を推進してきたところでございます。例えば、創業支援ということで、ことし3月におおさきコワーキングスペースalataがオープンいたしました。 また、昨年度より創業・開業支援空き店舗対策事業であったり、商店
の店舗リニューアル事業、そしてものづくり解決
のため
のMSOへ
の支援であったり、ことしは産業創造推進事業
の増強ということで、専門
のコーディネーター
のほうを新たに1名追加して配置しております。そういうことで、この条例、法律ができる前から地元
の方々
のお声をこの政策に生かしてきたという経過がございます。 今回、法律ができたということで、さらなる体制整備ということでございますが、どういった体制が必要な
のか、ぜひそういった商工関係団体
の皆さん
の御意見を伺った上で、この条例
の制定時期、内容について考えてまいりたいと思っております。
○議長(門間忠君) 遊佐辰雄議員。
◆13番(遊佐辰雄君) 実は、産業常任委員会で、この間、商工会議所さん、それから大崎商工会と懇談いたしました。また、玉造選出議員と玉造商工会と
の懇談もありました。やはりどの団体も、早く
小規模企業振興基本法の条例をつくってほしいと。やっぱりこれが、きちんとしたことがないと、以前からやっているからそのままで十分だというふうには私はならないと思う
のです。これが国で定めた小企業
の基本法なので、やはりこれは大崎として、今以上により鮮明に、明確に条例化するべきだと思います。どうしてもいつまでもこまねいていると、ますますおくれると思う
のです。 実は今、全国各地でその条例づくりが行われております。先進地を一つだけ紹介します。 新潟県
の聖籠町というところがあります。これは、新発田市
の隣
のまちでありますが、持続的発展を行政が連携し、推進するということで、宅地分譲地購入費補助金制度という
のができました。約100万円、要するに宅地を買えば100万円
の補助をすると。そして、1年とか2年以内にうちを建てると。このうちを建てる
のを、要するに小企業
の大工さんに発注しないと補助がおりないということで、非常に地元
のそういう小企業が潤うと。大体、今1軒建てますと2,000万
のうちに仮になると思うので、100万円
の補助でも経済効果が20倍になるし、中小商店街も非常に潤うと。もちろん、大崎市も進んで空き家対策とか商店街リフォームは、これは引き続き継続してやっていただきたい
のですが、こういうことも各地で先進事例がいっぱいあります。いろいろ大変でしょうけれども、商工会も商工会議所さんも早くつくってほしいということで、条例案
の提示も当然来ていると思いますが、これは本当に急いでやっていただきたいと。もちろん産業常任委員会としても、きょう
の全協がありましたが、委員会
のこれから
のあり方として、公共交通条例とか中小企業条例、こういう
のを議員間討議をして、何とか条例提案できないかというふうに議会としてもやります。それで、議会と商工団体と協議検討し、できればよりよいものを執行部提案できちっとやっぱり出すべきだなと思う
のですが、その辺いかがでしょうか。
○議長(門間忠君) 松ケ根産業経済部長。
◎産業経済部長(松ケ根典雄君) この条例を制定いたしますと、その条例に盛り込む内容といたしましてどのように振興する
のかという、まず基本的な考えに加えまして、商工会、商工会議所
の役割とか責任、位置づけ案がまず必要になります。そのほか、行政として
の先ほど100万円という具体的な他
の自治体
の例
の御紹介がありましたが、行政として
の財政上
の措置をどうするかという点、それから、この政策立案に関する商工団体
の仕組み、そして、その政策
の評価というものがこの条例
の中に盛り込む必要がございます。その際、一番大事な
のは、この条例ができて行政
の支援制度ができたから、それで補助金がいただけるというものではなくて、やはりこういった公費を投じた際
のこういった対象になる事業者、この小規模中小企業者
の個々
のやる気、主体性、そしてどのような効果が期待される
のか、非常に厳しい審査なりシステムが必要になると思っております。ですから、前段申し上げましたとおり、大崎市におきましては、既にそういった商工団体
の方々
の御意見を聞いて、ここ二、三年でさまざまな支援事業に取り組んでまいりました。この条例でそのようなことをうたって、本当にやる気
のある方々がどのようなこの地域で事業を展開していくかといったような部分を十分に精査いたしました上で
の条例
の制定が必要になると思っておりますので、もう少しお時間をいただいて、商工団体、関係する皆様
の御意見を拝聴してまいりたいと思っております。
○議長(門間忠君) 遊佐辰雄議員。
◆13番(遊佐辰雄君) 部長、ちょっとやっぱり考え方が私は、ごめんね、後ろ向きというか。なぜ国で2年前にこの法律が制定されたかと、この原点をやっぱりしっかり見据えていただきたい
のです。今、深刻な経営状態に追い込まれながらも、地域住民や取引先
のために営業を維持しようと耐えている中小零細業者
の生きる道は、今ますます狭められている
のです。この事態を打開するためには、
小規模企業振興基本法に沿って中小業者を主軸に据えた循環型
の地域経済活性化を目指す自治体
の役割
の発揮が基本的に求められると。この立場に立って、今はどんな農業もひどいです。中小零細業者もひどいです。いろいろな面でひどい
のですが、そのためにもこの法律
の趣旨を生かして、やはり各地方自治体が本当に今までも多少やってきましたが、もっとそれを深く捉えてしっかり中小企業を、小規模企業を支えるという立場に立って
の条例なので、その辺、もう一度深く認識をして、できるだけ早目につくるべきだと思う
のですが、いかがでしょうか。
○議長(門間忠君) 松ケ根産業経済部長。
◎産業経済部長(松ケ根典雄君) 議員お話
のとおりだと、私も思っております。大崎市におきましては、中小企業、小規模企業は、地域経済
の発展や地元
の雇用を支える上で極めて重要な存在であると考えております。その活力を最大限に発揮させることが必要不可欠と認識しておりますので、冒頭申し上げましたとおり、これまで大崎市におきましては、さまざまな振興策、支援事業を展開したところでございます。 現在、第2次
の産業振興計画を策定しているところでございますが、その中においても、この中小企業、この位置づけ、この活性化に取り組む姿勢につきましては、記載をした上で高く評価する事業にさせていただきたいと思います。そのためにも、やはり行政が積極的になる
のは当然でございますが、効果
のある事業とするためには、やはり事業者、そしてそれを束ねる団体、商工団体、条例にうたいます商工会議所、商工会
の合意が必要となります。そういった団体と
の連携をどう深めていくか、対象となる事業はどのようなものがいい
のか、十分な議論を踏まえた上で
の条例化が必要だと考えておりますので、皆様
の御意見を伺ってまいります。
○議長(門間忠君) 遊佐辰雄議員。
◆13番(遊佐辰雄君) 今
の最後
の質問で、部長もちょっとは前向きな答弁だったなというふうに改めて認識しました。ぜひ、なるべく早くこの条例ができて、中小零細業者が本当にこの大崎市で、きちんと営業と生活が守れるようになれば非常にいいことだなというふうに思います。それを期待して私
の一般質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(門間忠君) 次に進みます。 12番関武徳議員。 〔12番 関 武徳君登壇〕
◆12番(関武徳君) それでは、一般質問2人目、12番関武徳から質問をさせていただきます。 きょうは、10周年記念
の事業
の一環であります中学生
の演劇鑑賞「泥かぶら」、新制作座な
のですが、公演がスタートというふうな日
のようであります。 今回、私も人材育成ということで
の通告をさせていただきましたが、私自身、中学生
のとき、あるいは青年団にかかわって新制作座
の「泥かぶら」
の公演を何度か見、そして何度かその公演運営に携わらせていただきました。非常に心温まる思いで、あるいはその感動を今に至ってなお享受させていただいているなというふうな思いな
のでありますけれども、そうした行事が、事業が、ぜひ市内
の中学生
の皆さんに心豊かな広まりをもって受けとめて感じていただきますこと、あるいは大きな心を持った若者に成長していただくことを祈りながら質問をさせていただきたいというふうに思っております。 まず、地方創生、一億総活躍、あるいは働き方
の改革、あるいは女性活躍社会等、今、国政、そして地方も、一人一人
の暮らし方や地域社会
のあり方が問われている中であります。まさに政治
の本質を求める潮流でありますとか、あるいは価値観
の変革が、この日本社会全体に動き出し始まっているような新たな胎動を感ずるところであります。大崎市誕生10周年
の節目が、ぜひ大崎市に暮らす市民にとりまして、将来へ
の可能性
の広がり、そして充実感、安心感、満足度が高められる市政発展
の新たな出発点とならなければならないと思っております。こうした観点や思いを持って、大綱3点について質問させていただきます。 まず、1点目であります。都市基盤整備
の進捗と今後
の整備着手
の考え及び用途計画
の変更について伺うものであります。 1点目な
のでありますが、李埣新田線
の進捗と次期整備
の路線調査業務
のスケジュールを伺うものであります。今後
の中心市街地
の機能的な街区形成
の基軸となります環状道路
の整備計画、その中
の一つであります李埣新田線ですが、江合福浦区間
の前期計画が平成30年までとなっておりまして、用地交渉がほぼ調い、いよいよ建設事業へ
の着手段階に来ていると受けとめております。進捗状況をお聞かせください。さらに、福浦新田間
の次期整備路線調査業務
のスケジュールはどう計画されている
のかを伺うものであります。 次に、稲葉小泉線
の取り組みと進捗状況について伺います。 決算審査でも質疑があったところでありますが、環状道路となります稲葉小泉線
の取り組みと、その進捗状況についても改めて伺いたいと思います。 次に、土地利用計画、用途指定変更はどう考える
のかという点について伺いますが、道路建設をする中で多額
の投資が必要となることはもちろんでありますが、その投資額を回収でき得る土地利用
の拡大を図るべきだと捉えております。 小泉地域は公園用途
の指定となっております。しかしながら、この指定は、何度か説明しているとおり、合併前
の土地区画整理事業計画下におきまして、住民合意や希望に基づかない用途指定であります。道路建設投資を回収し、税収増を図る上で、住民合意を踏まえた土地利用計画、用途指定
の変更に着手すべきだと思っておりますが、その所見を伺いたいと思います。 そして、政策空き家、老朽市営住宅
の改廃
の進捗と跡地活用
の計画
の取り組み状況について伺わせていただきます。 決算審査
の答弁でありますけれども、政策空き家も含めました現有市営住宅戸数を分母として、その建てかえ認可がなされるため、老朽化した政策空き家といいながら解体整理を先行できないと
の答弁でありました。かといって、住宅密集地にあって、住環境や景観、安全性において、そのタイミングが来るまではいたし方ないと放置しておいて果たしていいものな
のか、甚だ疑問であります。解体を先行する手だては全く考えられないものな
のでしょうか。 さらに、政策空き家となっている住宅、近隣住民、行政区
の要望には、跡地活用として防災対策を含めた緑地公園化など
の期待があるように受けとめておりますけれども、跡地活用
の計画検討などは取り組まれていないものな
のか、その作業
の進捗を伺うところであります。 次期総合計画や地方創生を担う人材育成について伺ってまいります。大分狭い範囲で
の質問となりますが、よろしくお願いしたいと思います。 まず、希薄化が問われる地域コミュニティー強化へ
の対応策と次世代育成へ
の取り組みでありますけれども、これまで地域社会
の結びつき
の原点をなしてきました消防団や防犯組織、河川や道路など
の愛護会などを含む町内会や親睦会等
の組織において、後継世代
の不足や地域活動へ
のかかわり
の敬遠と、地域運営
の先行きを懸念する実情
の話が聞こえてまいります。こうした状況
の打開へ、行政も支援
の形で深くかかわっていくべきだと思っております。 これから新たな総合計画へ
の切りかえ、そして地方創生へ
の取り組みがいよいよ本格的に強まっていくときであります。地域コミュニティー
の強化は必須
の課題だというふうに捉えているところですが、こうした状況
の打開へ、しっかりと行政がどのようにかかわりを持って行政運営に当たる考えに立っている
のか、お聞かせいただきます。 次に、高齢化や人口減少が進みます中で、外部から
の移住定住
の促進に取り組んでいるところではありますが、大崎
の地で暮らそうと決断に至る大崎市
の可能性
のアピールでありますとか、人的、物的支援仕組みにどうも物足りなさを感じるところであります。移住定住促進へ
の行政、地域
の環境整備はどう整えられている
のでしょうか。その進捗をお聞かせください。 大崎
の仕事、職人、技
の映像化
の考え方についてであります。 今、教育現場
の中で、職場見学や職業体験などを通して、働くこと
の大切さや仕事へ
の関心、興味を深めるカリキュラムが展開されているところでありますけれども、こうした取り組みは、まさに将来へ
の人生観形成やふるさと観を育む上で、あるいは後継者を育成する上で大変重要だと思っております。しかし、こうしたせっかく
の体験がかなう時間枠そのものは、ほんの仕事
の営まれている一こま
の一部であります。さまざまな職業
の中で、長年
の経験といろいろな努力、技術、知恵を働かせて営まれてきている市内にある各多く
の仕事、24時間を通して、あるいは一年を通して、外部からは見えにくい、その仕事
の深みや、あるいは重みといったものをしっかりと映像に記録することによって、日常、子供たちが体験活動では知り得ないところをしっかりと補完し、認識する、そうしたことが必要だというふうに思っております。本当
の地域後継者、あるいは後継者難を多く抱える伝統工芸等
の職域
の場
の中で、こうした映像を通して、その仕事
の重み、あるいは価値というふうなことを学び取れるとすれば、学習効果をさらに高めることへつながる
のではない
のかというふうな思いであります。所見をお伺いしたいと思います。 先月開催されました全国こけし祭りで、鳴子漆器
のコーナーにお邪魔した際に、地域おこし協力隊に内定しておりました埼玉県在住
の廣澤明彦さんと話をする機会ができました。いかにも青年らしい、爽やかに鳴子漆器にかける思いを聞かせていただいたところでありまして、埼玉から車でわざわざこのこけし祭りに来て、鳴子
の空気を改めて感じたいという、その熱い思いも聞かせていただいたところでございます。さらに、仙台市出身
の佐藤匠太さんという
のですか、彼も一緒にいよいよこの地域おこし協力隊スタートしているというふうに思っておりますが、今後
の活躍、成長、ぜひ大いに期待したいというふうに思っております。 さらに、隣
の岩出山竹細工コーナーにお邪魔しましたところ、ことし
の4月から仙台から通っておられるようでありますが、竹細工工芸技術を学んでおられる、名前は伺いませんでしたが、女性
の方とお話をさせていただきました。自分が手をかけた編みかけ
のかごを目
の前に置きながら、非常にこの竹細工にかける彼女
の情熱そのものを感じさせていただいたところでありまして、まさに岩出山
のあのしなやかな竹細工と女性
の方
の強い思いというふうな部分がうまくマッチングして、見事な、まだ始まって5カ月や6カ月
のようではありましたが、非常に将来が楽しみだなというふうな思いで拝見させていただいたところであります。 そうした方々が、これからいよいよ本格的な職人、技術者として、工人として頑張っていく
のだろうというふうに思っておりますが、こうした本市
の伝統工芸技術、文化
の継承、担い手育成、しっかりと本市
の取り組みというふうなものをもう一度捉え直しをし、検証し、そして、そうした意欲を持った方々が成長できるその仕組みを捉える必要がある
のだろうというふうに思っております。地元
の後継者がなかなか育っていただけないことが非常に残念な
のではありますけれども、ぜひそうした地元
の刺激にもなる意味で、そうした方々
の担い手育成をどのように助長を考えていかれようとしている
のか、お伺いするものであります。 さらに、その地元後継者が育ちにくい状況が続いております中で、地元
の工芸品を地元で評価する地産地消
の原点回帰がぜひ必要だというふうに捉えるものであります。地元工芸品
のそうした評価、工人へ
の市民評価認識を高める方策をぜひ講じていかなければならないと思っておりますが、そういった一つ
の方策
の考え方、どのようなものをお持ちな
のか、お伺いしたいというふうに思っております。 さらに、幼少期から地元
のそうした漆、あるいは竹細工でありますとか、それだけではない
のですが、そうした地場
の工芸品というふうなものを生活
の身近な中で触れる、使う、そうした機会をしっかりと意図的に持たせていく
のも一つ
の社会
の大人
の役割だというふうに捉えております。余りにも後継者が育たない、あるいは寂れる一方というふうな中にあっては、肝心な、そうした地元が地元で使うというふうな、その原点的な行動が極めて薄くなってきている、そのことをまずは我々自身が反省しなければならないことだというふうに思っております。そうしたことを捉える中で、子供たち
の幼少期
のうちから、そうした触れる、使うというふうな行為、行動に何とか環境を整えていく、そうした支援
の仕組みを持てないものな
のでしょうか、考え方を伺いたいと思います。 最後
の項目になります。子育て支援強化へ
の取り組みについて伺うものであります。 先月22日、パレットおおさきで開催されました協働教育研修会、ほぼ満席に埋まった会場でありましたが、その皆さんと一緒に拝聴させていただきました。基調講演では幼児期を中心に、親と子、家庭、家族
の接し方
の大切さ等を中心に、非常に耳にといいますか、心にぐっと感じる、そうした子育て
の大切さ、難しさ
の話を受けとめさせていただいたところであります。あるいは、シンポジウムが引き続き行われましたけれども、家庭教育支援
の必要性と協働教育
の必要性、重要性というふうな部分
のテーマで、パネラー
の皆さんからさまざまな現場から
の問題提起、意見交換がされたところな
のでありますけれども、まさに今日
の社会にありまして、非常に家庭
の中にありながらも難しい親子関係、あるいは周辺から見えにくい子供たちを取り巻くいろいろな環境変化、状況変化というふうなこと
の難しさを、そのディスカッション
の中から受けとめさせていただいたところであります。 そうした中から伺うところな
のでありますが、何度かこの議場
の中でも議論させていただいておりますが、子供
の貧困でありますとか虐待防止、そうしたものへ
の取り組み
の重要性については、十分に教育委員会当局
の認識はこれまで
の議論で持たれていることを理解しているつもりでありますが、ただ、いかに素早く適切な対処を講じるかというふうな観点では、多く
の関係機関と
の連携強化は当然
のことな
のであります。そして、その強化は図られていると思ってはおりますけれども、子ども・子育て支援計画に示されている推進体制が図式で示されておりますけれども、これらがどのように機能されている
のか、具体的にその支援強化策
の考え方をお伺いしたいというふうに思います。 さらに、子供たち
の置かれる家庭状況によりましては、意欲や目標を見出せない、あるいは目標を持ちながらも、経済的理由で達成を誰にも打ち明けることなく諦めてしまうというケースがふえつつあるように思います。私
のようなところにも、何人とも電話で問いかけいただく機会もございます。こうした状況を見るときに、こうした子供たちを支援する環境整備はもっと強められないものかと考えるところであります。そうした見えない、感じにくいところへしっかりと手
の届く子育て支援というふうなものについて
の考え方はどのような見解をお持ちな
のか、お聞かせいただきます。 1回目
の質問とさせていただきます。
○議長(門間忠君) 伊藤市長。 〔市長 伊藤康志君登壇〕
◎市長(伊藤康志君) 関武徳議員から大綱3点御質問賜りました。 私と教育長から、それぞれお答えしてまいります。 冒頭、関議員から10周年記念事業、子供たち向け
の御紹介をいただきました。議会開催中でございますので、議員皆様方は現場に駆けつけられないと思いますので、私からも重ねて御紹介申し上げますが、10周年記念事業、市民
の皆様方と内外に向けて、あるいは新時代に向けて発信をするために取り組みをいたしてまいりましたが、次
の時代を担う子供たちにも、地域教育、あるいは心
の教育
の一環として10周年事業にぜひ参加していただきたいと思いまして、その第一弾、きょうから3日間でございますが、市内
の全て
の中学生を対象にして劇団「泥かぶら」
の公演がございます。10月
の24、25日には仙台フィル
の公演が、小学生
の高学年、5年生、6年生ですか、また11月
の28、30日は小学生
の低学年、1年生から4年生へ
の音楽
の絵本
の公演などで、小中学生
の方々にぜひ10周年記念事業に触れていただきたいと。この機会にふるさと、そしてまた未来を見詰めていただきたいと、こう思っているところでございます。 私も議会が重ならなければ、ぜひきょう、この3日間
の「泥かぶら」公演も、演劇も鑑賞したいと思った
のでありますが、残念ながらこちらと重なりまして、議会優先は当然でございますので、思いは子供たちに、ぜひこの機会にふるさと、あるいは未来を見詰めていただければと、子供たち
の心に響いていただければと成功を念じさせていただきますので、議員からも青年活動やPTA活動時代から青少年健全育成にお取り組みいただいて関心をお持ちいただきましたことに敬意を表したいと思っております。 第1点目は、都市基盤整備
の進捗と今後
の整備着手
の考え方及び用途計画
の変更についてでございますが、李埣新田線
の進捗と次期整備
の路線調査業務に対するスケジュール等についてでございますが、現在1期計画として、古川江合本町1丁目地内
の主要地方道古川佐沼線交差点より古川福浦2丁目地内
の国道4号交差点に至る延長約730メートル区間において、平成26年度より事業を進めております。平成28年度まで
の3カ年で用地買収及び移転補償を完了させる予定として、8月末現在、約8割
の契約が完了しており、引き続き交渉を続けてまいります。 また、平成29年度からは道路改良工事に着手する予定であり、平成30年度
の完成を目指してまいります。次期整備につきましては、道路
の整備効果を初め小泉地区
の土地利用計画も含めて調査、研究してまいります。 次に、稲葉小泉線
の取り組みと進捗状況につきましては、古南1号線として整備を進めております古川穂波地内より古川稲葉地内
の国道347号に至る延長約380メートル区間は、用地買収及び移転補償
の契約が完了し、平成28年度中に物件
の撤去が完了する予定となっております。工事につきましては、平成27年度より隣接する大江川
の整備事業と効率的な施行を図るため一体的整備を進めるもので、宮城県と工事施行協定を締結し、工事着手しております。また、交差するJR陸羽東線へ
の踏切設置は、東日本旅客鉄道株式会社と協議を進めており、早期
の完成を目指しております。 国道347号から北側につきましては、国道47号まで接続することにより、鳴子方面から
の市民病院へ
のアクセス性向上や公共交通網
の確保も含め、国道4号
の混雑軽減に寄与する重要な路線と捉えております。本都市計画道路は宮城県で進めております、災害に強い川づくり緊急対策事業
の一つ
の水害常習河川
の解消に向けたハード整備として進められる大江川と一部区間が並行することから、河川改修
の事業主体である宮城県と調整を図っているところであります。整備
の時期につきましては、引き続き関係機関と協議調整を行いながら、優先度や財源なども含め、総合的に調査研究してまいります。 次に、土地利用計画、用途指定変更に対する考え方でございます。 計画や指定から時間的な経過があったり、環境
の変化が生じているということも現にあることは承知をいたしております。議員お地元
の小泉地区もその例でございまして、古川小泉地区は土地区画整理事業を前提として、平成6年に広域高速交通体系に近接する立地条件を生かした生産物流
の拠点
の形成を図るべく、工業専用地域と既存
の住宅地に第一種低層住居専用地域に用途指定し、土地区画整理事業
の着手と土地利用方針が定まった時点で用途指定
の変更を予定しておりました。しかしながら、平成13年に旧古川市
の財政事情により土地区画整理事業を支援していくことが困難となり、事業を廃止し、現在に至っております。当該地は国道4号、47号に囲まれ、古川インターチェンジに近接する恵まれた立地条件でありながら、事業中止から15年が経過し、当時
の情勢とも大きく変化していることから、住民
の意見を踏まえ、用途指定
のあり方を含めた土地利用計画を初め、良好な都市環境として
のまちづくりや李埣新田線
の次期整備など、土地基盤
の整備を調査研究してまいりたいと考えております。 次に、政策空き家、老朽市営住宅改廃
の進捗と跡地利用計画
の取り組み状況についてでございますが、本市
の市営住宅
の管理戸数につきましては、52団地1,929戸となっております。そのうち、建てかえ計画がある住宅や、耐用年数を超過し修繕費に多額
の費用を要する住宅240戸について政策空き家として位置づけております。老朽化した住宅
の建てかえや廃止につきましては、今年度実施
の市営住宅長寿命化計画
の見直し
の中で、市営住宅
の耐用年数や将来需要を見据え、建てかえ
の時期や戸数について検討を進めております。なお、住宅解体後
の跡地につきましては、地域から
の意見要望を踏まえ、有効な活用について調査研究してまいります。 次に、大綱2点目
の次期総合計画や地方創生を担う人材育成についてお尋ねがございました。 希薄化が問われる地域コミュニティー強化
の対応策と次世代育成へ
の取り組みについては、地域コミュニティーを支えていく町内会や自治会は、役員
の高齢化や担い手不足により維持するだけで精いっぱい
の団体もふえているということは認識をいたしております。この要因といたしましては、夜勤や休日勤務など
の就業形態
の変化に加え、隣近所と
の関係性にも見られるとおり、生活意識
の変化が大きいものと考えております。 一方で、地域へ
の社会貢献意識は高いと考えておりますが、地域活動に参加するきっかけがなかったり、行事など
の情報が不足していたりして、なかなか参加できない一面もあると考えております。 町内会や自治会は、地域コミュニティー
の最小単位であり、親睦交流会を初めとして環境美化や交通、防犯、防災活動など、その活動は多岐にわたっております。本市といたしましては、地域コミュニティーを下支えする意味合いから、地域
の話し合い
の場となる集会所
の整備拡充を初めとして町内会や自治会を包含する地域自治組織
の運営体制強化をモデル事業として進めているところであります。また、地域にとっては高齢者が多い地域もありますので、元気な高齢者をふやす健康推進事業や生涯学習活動
の中で
の人づくりもあわせて進めていかなければならないものと考えております。 町内会や自治会においては、小学校や中学校
の児童生徒を行事
の企画に加えたり、保護者に運営スタッフ
の協力を依頼したり、商店や事業所、ボランティア団体と
の連携を模索するなど、少しずつ新たな取り組みも見られております。行政と地域が相互に努力を積み重ねることにより、地域が元気になり、徐々に地域コミュニティー
の再生につながっていくものと考えております。次期総合計画や地方創生を推進するに当たりましては、次世代育成
の視点を取り入れながら各種事業を推進してまいりたいと考えております。 次に、移住定住促進へ
の行政、地域環境整備
の進捗につきましては、昨年9月に移住にかかわるワンストップ窓口として宮城おおさき移住支援センターを開設いたしました。同センター開設からちょうど1年が経過し、当初は関係機関などと
の調整や連携に苦慮したようですが、現在は、移住相談はもとより本市
の移住支援事業
の紹介や住家
の紹介、さらには移住体験ツアー
の開催などを行っております。本市へ
の移住希望者が初めて接する
のが移住支援センター職員でありますので、当該職員には大崎市
の第一印象を決める立場であることを自覚し、業務を行っていただきたいと考えておりますし、同時にそれだけではなく、大崎市自体、あるいは大崎市職員が、その範たる行動や、やる気、アピールをする必要もあると考えております。 移住に不安を持つ希望者が安心して定住できるような環境づくりを進めるため、相談相手など
の生活面を支える移住サポーター
の拡充が不可欠となっておりますので、行政職員におきましても研修会など
の開催や移住支援策
の情報
の把握などに努めるとともに、地域と連携しながら積極的にとり進めてまいります。 次に、本市伝統工芸品技術、文化
の継承と担い手育成助長へ
の取り組み
の考え方と、地元工芸品、工人
の市民意識向上策について
のお尋ねでございますが、議員からも御紹介がありましたように、本市
の誇る伝統芸能工芸品
の製造に従事する方々
の後継者不足による技術や文化
の伝承が懸念となっておりましたが、その解決策
の手段
の一つとして御紹介がありましたように、9月14日から本市初
の地域おこし協力隊制度、隊員2名を配置し、鳴子漆器
の技術や文化
の継承に着手したところでございます。ぜひ御支援をいただきたいと思います。 今後は、彼ら隊員とともに鳴子漆器を市民へ
の普及を図るとともに、他
のものづくり
の方々と
の交流を促進させ、相乗効果を生み出させる環境
の整備に努め、彼ら
の活動を通して認識と向上を図ってまいりたいと思います。 幼少期から
の使用機会
の創出支援
の考え方
のお尋ねがございました。 漆器伝承者を確保していくためには、市民
の方々
の生活
の中、日常的に漆器が存在する環境をつくらなければならないと私も認識しております。そのような環境をつくることで、伝統工芸産業に従事する方々
の収入も確保され、興味を持つ方もふえ、後継者
の確保にもつながるものと認識しております。さらには食育という観点も含め、漆器
の箸など
の教育現場などへ
の導入につきましては、検討を進めてまいりたいと考えております。 次に、大綱3点目
の子育て支援強化へ
の取り組みでございますが、子供
の貧困対策と児童虐待防止へ
の機関強化については、本市では主に子育て支援課が中心になって対応してまいりました。子供
の貧困
の問題や子供を取り囲む問題が複雑多岐に絡み合って発生していることが多く、庁内一体となって取り組む課題であると認識しております。まずもって民生部と教育部による打ち合わせを8月に実施し、今後
の庁内体制や国
の施策
の確認について情報
の共有化を図ったところでございます。 子供
の貧困は親
の経済的な問題が根本にあり、その問題を解決するため
の施策として、子育て支援課ではひとり親家庭を対象とした自立支援教育訓練給付金事業や高等職業訓練促進給付金事業など
の支援策を、国・県
の補助を活用し、実施しております。これにより親
の収入が安定し、子供が希望する将来へ
の可能性が開け、ひいては貧困
の連鎖を断ち切ることにつながるものと期待しております。 また、児童虐待防止については、国・県
の機関を初め、民間
の関係機関も含め幅広く連携し、対応しております。8月には大崎市要保護児童対策地域協議会代表者会議を開催し、各機関が連携して取り組むこと
の重要性や、それぞれ
の機関において虐待
の早期発見や組織として取り組むことなど、それぞれ
の機関
の長として認知していただきたいことを中心に情報
の共有を図っております。 また、児童虐待防止
の窓口である子育て支援課では、昨年度は市内
の小中学校全校、今年度は市内全て
の保育園、幼稚園を訪問予定で、多く
の機関や関係者と顔
の見える関係を築き、児童虐待を未然に防ぐよう対策を講じております。 私からは以上でございます。
○議長(門間忠君) 青沼教育長。 〔教育委員会教育長 青沼拓夫君登壇〕
◎教育委員会教育長(青沼拓夫君) 私からは、まずは大綱2点目
の地方創生を担う人材育成について
の御質問
のうち、大崎
の仕事、職人、技
の映像化
の考え方についてお答えをいたします。 学校教育におきましては、市内
の地理的な様子や産業、さらには人々
の暮らしなどについて、副読本「わたしたち
の大崎市」を作成しております。各小学校ではこの副読本を活用し、社会科や総合的な学習
の時間に自分たちが暮らす地域を知る学習を行っているところでございます。学校によっては、地域で伝統的な仕事をしておられる方を訪問し、じかに仕事
の内容に触れるなどして、自分たちが暮らす地域を理解する学習を行っているところでもございます。 今後も副読本などを活用しながら、子供たちが市内
の伝統、文化を理解できるよう努めてまいります。 教育委員会としましては、大崎市における諸産業分野におけるたくみ
のわざ
の希少性を受け継いでいくことについては、まずは見て、聞いて、体験して触れるなど、学び
の場
の形成に努めてまいりますが、議員から御提案がございました映像を教材として活用することについては、関係課と検討してまいりたいと思います。 次に、大綱3目
の子育て支援強化へ
の取り組み
のうち、子供
の意欲や目標達成を支援する環境整備について
の御質問にお答えいたします。 宮城県教育委員会では、小中高等学校
の全機関を通じ、各発達段階に応じて、夢をはぐくみ志に高めるみやぎ
の志教育プランを平成22年に策定しております。 志教育では、人とかかわる、よりよい生き方を求める、社会で
の役割を果たすという3つ
の視点から、子供たち
の知徳体
の成長を育む教育活動に取り組んでおります。その中で、中学校2年生では、総合的な学習
の時間に職場体験を実施し、子供たちと実社会と
のかかわりという観点から、生徒
の勤労観、職業観を育成するとともに、学びを支え、生き方を考えさせる学習活動に取り組んでいるところでございます。 また、中学校におきましては、入学後から生徒や保護者と
の面談
の機会を設けており、2学年
の後半からは生徒
の進路指導について重点的に相談を行っております。学校では面談を通じ、個々
の生徒
の目標に向かって計画的に進路指導を行っておりますが、その中で、経済的に厳しい状態
の家庭については、市
の就学援助や奨学資金貸与事業、さらには県
の各種奨学金制度
の情報などを提供し、生徒が諦めることがないよう進路指導に努めております。 さらには、各学校へスクールソーシャルワーカーや子供と親
の相談員を配置しており、生徒たち
の話し相手やさまざまな悩み相談を聞いて、その改善、解決に向けて関係機関へつないでいるところでございます。今後も生活形態が複雑化し、家庭環境もさまざまな状態ではございますが、個々
の家庭に応じた支援を関係各課と連携を図り進めてまいります。 私からは以上でございます。
○議長(門間忠君) 関武徳議員。
◆12番(関武徳君) 答弁を頂戴いたしましたが、まず道路建設、李埣新田線であります。 質問でも申し上げましたとおり、非常に大きな資本投入も当然想定されるところでありますけれども、ぜひ道路建設
の市
の税収増にもつながる、そうしたことへ
の運びというふうな、整えというふうな部分が大切な
のだろうというふうに思っております。そういった面では、まず地域と
の合意形成というふうなものを改めて捉えていただきたいというふうな思いであります。ぜひそうした市
の考え方、そして地域
の考え方をしっかりと結び合わせて、より高い土地利用が、活用がかない、そして大崎市
の都市基盤形成にしっかりと整い方向で形となるような、そうしたことが必要だというふうに思っておりますが、そうした地質調査とともに、そうした地域合意
の改めて
の形成作業をどのように考えられておるか、答弁をいただきたいと思います。
○議長(門間忠君) 加藤建設部長。
◎建設部長(加藤栄典君) この地区につきましては、議員御存じ
のとおりまちづくり
の目標というふうな形で、当時、区画整理でございましたけれども、都市
の骨格を形成する幹線道路ということでございましたり、河川緑地
の近接性を生かした便利で潤い
のある住宅地でございましたり、広域高速交通体系に近接する恵まれた立地条件ということで、良好な生産物流
の拠点というふうな形
のもの、そのほかにも中心商業業務地
の機能的に補完するという沿道型
の商業地域というふうな形で求められたものでございます。 工業地域としまして条件に恵まれてから15年というふうな形でございます。既存集落
の一部につきましては、第一種低層住宅専用地域というふうな形で位置づけられているところもございまして、現況と乖離しているところもあるということもございます。これらを踏まえまして、現在まで無秩序な開発を抑制して工場や流通機能が進出すべき土地として用途指定してきたわけでございますけれども、工業専用地域
の現状と課題をまずは整理しなければならないと考えてございます。今後どのようにすべきか、あるべきかは、将来
の都市環境、将来
のまちづくりを研究する上で、地域特性をまず調べまして、これまで開発
のおくれといった一因となってございました地価
の課題、そのほかにも整備した場合
の工業団地
の整備手法、今後
のまちづくりに大きく関係する道路も含めまして、関係皆様
の意見を集約するなど、調査研究を早速始めたいというふうに思ってございます。
○議長(門間忠君) 関武徳議員。
◆12番(関武徳君) ぜひ素早い丁寧な運びをお願いしたいというふうに思う
のですが、あのエリアは当然工業専用というふうな形になっている
のですが、その網をかいくぐるか
のようにソーラー発電が点在するような光景が見られるようになりました。これから
のあの面積
の運用を考えるときに、非常にこの点が障害になりはしない
のかというふうなことも懸念されるところであります。ぜひそうした方向性
の地域と
の認識共有というふうな部分では、協議
の場をぜひ急ぎ取り組んでいただきたいものだというふうに思います。 一方では、昨今
のゲリラ豪雨、言ってみれば、あの抱えます緒絶川や清水川等々
の河川
の最上流部に当たっていくエリアでありまして、そうしたこと
の下流域で常習冠水というふうな現象が発生しているわけでありますから、やはりしっかりとした水
の流れ落とし
の場所となるエリア
の整備検討は、そうした常習冠水
の解消等々にも直結する計画になる
のだというふうに思っております。ぜひそうした観点から、しっかりとした都市計画というふうな部分を所管ながらに抱えて、ぜひそうした方向共有をさせていただきたいところでありますが、その辺
の取り組みはしっかりかないますか。
○議長(門間忠君) 加藤建設部長。
◎建設部長(加藤栄典君) 今、議員御指摘
の冠水というふうな形でございます。これにつきましては、安易な計画ということになりまして、例えば用途指定を変えたときに乱開発というふうな形、無秩序な開発という形にならないような形で、例えば開発業者がございまして、1ヘクタール以上でございますれば、県
のほう
の防災調整池
の関係、私
のほうでも7,000平米以上というふうな形もございますので、そういうものできちんと整備をしていって、冠水関係
の部分、浸水関係
の部分も含めて、この部分をきちんと整備するということで考えていきたいというふうに考えてございます。
○議長(門間忠君) 関武徳議員。
◆12番(関武徳君) ぜひ、しっかり取り組んでいただきたいというふうに思います。 それでは、時間もありませんので、教育分野
の再質問をさせていただきたいと思う
のですが、子供
の貧困、非常に全国的な課題であり、本市にありましても間違いなく介在する一つ
の大きな課題だというふうに思っております。ただ、都市部
の動きを見ますと、そうした厳しい環境下に置かれる子供たち
のために、この食事、一番生活リズムとして崩れやすい食事バランスを整える支援
のため
の食堂
の開設でありますとか、あるいはそういった場
の中で子供たちと向き合いながら、しっかりと子供たち
の心
の変化、体調
の変化、そうした部分、あるいは子供たち
の中
の人間関係
のいろいろな変化、そうした部分にアンテナを張りながら子供たちをしっかり見守ってやる、そうした機能が民間
の力で展開されているようでありますけれども、我が市にありましても、非常にそうしたことへ
の懸念を抱きながら、自分たちで何かできないかというふうな思いで頑張ろうとしている方、あるいは頑張っておられる方々もいらっしゃるようであります。 先ほど答弁を伺いますと、非常にこの関係機関というふうな中で
の機関連携という部分は、確かに強められて取り組まれている
のだろうと思いますが、やはりそうしたデリケートな部分という
のは、なかなか外部からも確認しがたい部分もありますから、やはりこの民間
のデリケートというか、繊細な感性をお持ち
の方々がしっかり立ち会うことが必要な
のだというふうに思っております。同じことをしなさいというふうなことではない
のでありますが、ぜひ民間
のほうにもしっかりと目を向けていただいて、そういった方々とどう連携すればいい形
の支えができる
のか、ぜひ検討を強めていただきたいものだというふうに思っております。 先ほど紹介しました協働教育
のシンポジウムに参加させていただいた折に、基調講演を頂戴しました横山先生
のお話、教育長さんも、部長も聞いておった中でありますが、やはり子供たち
の子育て
の中で、食事でありますとか、あるいは生活
の基本的な形でありますとか、家族と
の何げない会話でありますとか、そうしたところに子供たち
の心理変化が非常に見え隠れする
のだ、あるいは体調整えが非常にこの人格形成に大きくかかわる
のだというふうなことを聞かせていただいて、なるほどなというふうな思いであります。やはり子供食堂という
のですか、そうした食堂を基盤として、そうした子供たちを支えようとする動き、これは的を射た動きな
のだなというふうなことを改めて感じた次第な
のですが、そうした面では、どうも我が自治体にあっては、民間と
の連携というふうな部分
のアンテナという
のだか、触手という
のですかね、接し方という
のですかね、そういった部分がちょっとひ弱な部分がある
のではないかというふうな思いがする
のですが、恐らくは、我々
のところ
のような者にもいろいろな相談
の電話を投げかけてくる方々は、行政
のほうには、学校
のほうには、なかなか状況
の伝えというふうな部分はできかねているがゆえに直接投げかけが来る
のだろうというふうには思っておりますが、そういった面では、やはりしっかりとまだまだ手を差し伸べてあげるベき方々がたくさんいらっしゃる
のだというふうなこと
の認識に立った取り組みが必要だと思う
のですが、その辺はどのような受けとめ方、あるいは取り組み、考えを持たれていますか。
○議長(門間忠君) 教育部参事鈴木。
◎教育委員会教育部参事(鈴木文也君) 今
の御指摘
のとおり、子供たち
の健康が、生活が、その子
の将来にまで影響を及ぼしていくということは極めて重要な考え方であり、学校においては、教員たちが日々子供たち
の様子、朝
の会から始まり、休憩時間、そして授業時間、給食
のとき
の御飯
の食べ方、そういったことにまで目を配りながら、子供たち
の状態に変化がないか、ちょっと変わったところがないかということについて、直ちに気づいたことを共有し合うという姿勢で学校
の中で教育している、頑張って職務に取り組んでいる職員がたくさんいるということは、自信を持って言えることでございます。 さらに、子と親
の相談員さんが、また違った角度から子供たち
の様子を見、教員だけでは気づかないところ、そしてまたスクールソーシャルワーカーはそういった問題を集め、次
のところにうまくつないでいくというような業務にも取り組んでおります。子供たちが少しでもいい状況で学校生活が送れるように努力しているところでございます。 〔「終わります」と呼ぶ者あり〕
○議長(門間忠君) 一般質問
の途中でありますが、暫時休憩いたします。 再開は午後1時といたします。 ----------- 午前11時49分 休憩 午後1時00分 再開 -----------
○議長(門間忠君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 一般質問を続行いたします。 15番相澤孝弘議員。 〔15番 相澤孝弘君登壇〕
◆15番(相澤孝弘君) それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。 まず、災害に強いまちづくりについてということで通告をしております。 昨年
の9月11日から1年が経過した現在、豪雨
のたびに不安な暮らし
の日々にあって、安心できるまちづくりを市民は求めております。 先ごろ
の台風10号では進路が岩手県に上陸し、岩泉町では犠牲者が出る大変な大惨事になりました。亡くなられた方
の御冥福と地域
の早い復旧復興を祈らずにはいられません。 50年に1度
の記録的などと、気象庁では最近いろいろな各地で表現しておりますけれども、24時間雨量が150ミリとか、1時間
の雨量が30ミリ、あるいは50ミリということは、いつでもあり得ると想定した対策を講じるべきであり、ぜひ大崎市にとってもそういったことを念頭にいろいろなことを考えるべきだろうと思います。 そこで3点質問いたしますけれども、まず1点目、大崎市
の防災計画
の風水害等災害対策について伺いたい
のであります。 これについては、きちっと防災計画
の中に記入されておりますが、昨年
の豪雨災害でこれまでに経験しなかった水害に対して、防災計画に示しているマニュアルと被災結果とを比較して、訂正する必要がなかった
のか、私は検証すべきであると思う
のです。どのようにこれまで
の経験を生かしていく
のか、その考えについて伺います。 例で示しますと、周知河川に位置づけたということでありますけれども、その際、巡回等
の初動態勢を強化するとしております。しかし、その際に地域
の消防団による巡回、監視活動に大きく依存するならば、ポンプつき軽積載車で
の活動となる
のでしょうけれども、いまだに可搬式で、軽積載へ
の配置予定はあるものの、十分に実行されておりません。配置計画が予定はしておるけれども、配置年度が示されていない地区もあるわけであります。よって、豪雨
のとき
の巡回に大きな支障を生じている
のが現実であります。年次計画に基づいて
の考えから変更して、国や県に対して強く要望して、短期間に全て
の配置を行うという考えには至らない
のかどうか、お尋ねをするわけであります。 また、テレメーターやエリアメールによる情報
の共有は、想定外
の雨量
の際には注意を喚起する効果はあります。しかし、洪水
の被害防止策ではありません。避難準備情報
の早い段階で
の決断を否定するものではありませんけれども、それがなれてしまうと、どうも住民
の意識が低下する、昔
の例えで言えばオオカミ少年
のようになっては困る
のであります。 そして、備えあれば憂いなし
の対応として、排水路
の点検、そして改修などを常に行っていく必要があります。 そこで次
の質問に移りますが、市内
の排水路、道路など
の整備計画について伺います。 古川地域は、増水、冠水解消に長年取り組んでまいりました。しかし、貯水機能
のある田んぼは年々宅地化が進みまして、雨水が一気に排水路に流れ込んでまいります。そして、排水路
の整備が大きくおくれている現状にあって、住民
の不満は年々高まっております。 幹線
の大江川でも下流部は常に川水がたまっている状態であります。つい先日
の台風
の際には、早目に米袋、あるいは大江川排水機場が稼働した
のだと思いますが、常によどんでいた川
の川水が下流に引いていく、この状況に水害
の経験が生かされたものと理解いたしました。 しかし、大江川
の中流部
の陸羽東線付近はやっと工事が始まるようでありますし、その上流
の亀ノ子堰、そして北原本鹿島地内はまだ未整備で流れが悪い
のであります。住民は早く改修してほしいと訴えております。あわせて、都市計画道路
の稲葉小泉線
の延伸も含めて、私は同時進行すべきであると考えますが、現在どのように協議されている
のか、伺いたいと思います。 次に、3点目、治水対策として
のダム建設へ
の期待と事業
の見通しについてであります。 関東・東北豪雨災害を受けた大和町
の吉田川上流部では、同程度
の雨量でも浸水被害を防止するとして、上流部に遊水池300万トンをつくることを決定し、来年度予算確保に動き出したということであります。鳴瀬川は事業化に向けた調査にかわり、ダム建設に向けた動きが本格化するという状況下でありますけれども、工事
の着手時期、あるいは完成年度は明らかになっておりません。筒砂子ダムが効果があると理解しても、完成まで
の数十年間は、大雨
の際には常にバックウオーター現象による洪水
の脅威にさらされるわけであります。 50年に1度
の記録的大雨という認識から、毎年大雨被害が起こり得ると想定した治水対策を行うべきであり、国や県に強く求めるとともに、市としても用水路、排水路
の整備を急ぐべきであります。29年度
の予算編成
の中で重点的に事業を行うという考えはないか、改めて伺いたいと思います。 次に、市民
の求めに早期に応える行政システムについてお尋ねいたします。 合併後10年を振り返り、これから
の10年後
の大崎市をどのようにして住んでよし、働いてよし、学んでよし、暮らしてよしと市民
の満足度を向上させる、魅力ある、期待が持てる、夢が持てる地域づくり
の推進に取り組まなければなりません。 そこで質問いたしますが、人口減少傾向に対する取り組み、そして町なか再生に向けた取り組み、共通する内容となりますので、2つあわせて質問いたします。 市内地域別に取り組む事業が、私は必要だと思います。共通していることは、いかにして若い世代に意識を持っていただき、いろいろな各種事業に参加をしていただくかが大きな課題ではないでしょうか。 これまで各種事業や市
の計画に対してパブリックコメントを求めてきておりますが、その結果は余りにも低過ぎるとは判断しませんか。計画は盛りだくさんありますが、事業成果はなかなか実感として伝わってきません。立地適正化計画
の中でも、地域別
の個性を引き出そうとする考えは伝わってきますが、具体的に欠けているように感じます。 何が不足している
のか、市民が求めている
のは何な
のか、いかにしたら意識を持って意見、そして参加など
の行動を促せ
るのか、どのような仕掛けが必要な
のかなどを考える、協議をする場がある
のかどうか。市役所周辺、七日町地域
の再開発が進められようとしておる大事な準備、そして助走期間にもあります。この点について
の考えを改めてお伺いしたいと思います。 次に、産業振興に向けた考え方であります。 TPP問題やアメリカ、中国など
の大国
の動向に国内
の経済が敏感に反応する日本であります。自給自足という言葉は過去
のものになりつつある状況であります。補助金等による農業は一層厳しくなると不安を感じるところでありますし、さらに深刻な
のは一般
の小売業であります。大手スーパーやコンビニチェーン、そしていろいろな全国チェーン店舗が多く存在する状況にあって、中心商店街
の地元
の店舗は元気がありません。過去
の取り組みから、プレミアム商品券が有効な手だてだと受けとめておりますが、今後
の取り組みについて、商工団体と
の協議内容についてお伺いをしたいと思います。 また、観光産業について、8月27日
のフォーラムに参加して考えさせられた
のは、市から
の支援をもう少し踏み込んでほしいという声でありました。この点についても、市
の考えを伺います。 最後に、公共交通網形成についてお伺いします。 現在
の事務事業
の成果、どのような状況な
のでしょうか。 きのう付で大崎市公共交通
の形成計画及びバス
のマップ、時刻表を頂戴しました。バスやタクシーを利用する利便性
の向上には大いに期待しておりますけれども、鉄道
の利用者
の向上も大いに期待をしておるところであります。 8月23日に開催されました志田東部地区
の市政懇談会において、鉄道利用者からこんな意見が出されました。駅が身近にあるということで、仙台など
の遠距離へ
の通勤が負担なくできる。通学生徒も同じであると。しかし、現在地は送迎用
の駐車スペースも駐輪場も広くはない。道路も狭隘であると。人口が急増し、市民病院も周辺にある。もっと利用しやすい駅に整備してほしいという意見がありました。横浜出身
の方は、私はJRに勤めて鉄道
の乗務員をしていると。駅から近いところに永住
の地として米倉地区に引っ越してきた。もっと鉄道を利用することを考えてほしいと訴えておられました。伊藤市長もその会場におられましたので、改めて市長
の考えを伺いたいと思います。 鳴子地域に3駅、岩出山地域に4駅、古川地域に5駅存在する中で、将来的に利用者向上が期待できる駅はしっかりと整備すべきであると考えますが、いかがでしょうか。 以上、1回目
の質問といたします。
○議長(門間忠君) 伊藤市長。 〔市長 伊藤康志君登壇〕
◎市長(伊藤康志君) 相澤孝弘議員から大綱2点御質問を賜りましたので、順次お答えしてまいります。 初めに、大綱1点目
の災害に強いまちづくりについてでございますが、大崎市防災計画
の風水害等災害対策につきましては、9・11豪雨から1年が経過し、その間、風水害対応
の検証を行い、豪雨災害を想定した関係機関と合同で
の机上訓練
の実施や水害対応も含めた複合型総合防災訓練を初めて実施するなど、水害対応
の体制強化を図ってまいりました。 行政報告でも申し上げましたが、たび重なる襲来となった台風7号、9号、10号、13号から変わった低気圧につきましては、幸いにも当地方では大きな被害には至りませんでした。行政報告でも申し上げましたが、しかし北海道や岩手県などで大きな被害がありましたこと、議員からも御紹介がありましたが、改めてお悔やみとお見舞いを申し上げ、一日も早い復旧を願っているものでございます。 この議会中も台風
の進路が気になるところですが、台風18号、あす以降接近
の予測もありますので、ぜひ大きな被害にならないことを念じさせていただき、お昼休みも、あるいは休憩中も入手できる情報を共有しながら、いろいろと情報共有や対応策を検討させていただいているところでございます。 これら
の台風等につきましては、昨年
の豪雨災害
の教訓を生かし、従来
の国直轄河川に対する警戒とあわせて、本年3月に水位周知河川に指定された渋井川や多田川を含む河川
の水位状況や水位
の上昇に影響を及ぼす上流部観測所
の降水量
の把握に努め、さらには台風等
の進路や大崎管内における影響について仙台管区気象台
の最新
の情報を入手し、その情報を町内で共有しながら初動態勢を整えて対応したところでもございます。 それら
の情報を内閣が定める避難勧告等
の判断伝達マニュアルガイドラインに照らし、夜間から未明にかけて
の避難がいかに危険かを認識した上で、これまで
の台風
の際も避難準備情報などを適切に発表してきたところでございます。この避難準備情報は、要援護者等、特に避難行動に時間を要する方が避難行動を開始しなければならない段階であり、人的被害
の発生する可能性が高まった状況と判断した場合に発表するということになっておりまして、市民皆様には本市が発する各避難情報を正しく理解いただき、議員が言われますように、なれとか意識
の低下を招かないよう、この発令する内容
の周知も含めて、しっかり取り組んでまいりたいと思っております。 また、今般
の台風などへ
の対応におきましても、本市消防団
の活動が防災、減災に大きく貢献しているところでございます。既に紹介されておりますが、昨年
の9・11豪雨では総力を挙げて人命
の安全確保、被害
の軽減に貢献し、その的確な水防活動
の功績が非常に顕著であると認められまして、各機関、団体からそれぞれ表彰
の栄に浴したところでございます。特に、9月1日付で防災功労者内閣総理大臣表彰
の受賞
の栄に本市消防団が浴されたところでございまして、改めてこの場をおかりいたしまして御紹介と感謝
の誠をささげるものでございます。 さて、消防団
の機動力
のかなめとなるポンプつき軽積載車
の配備につきましては、現在消防団が装備しているポンプは、平成28年4月1日現在で、自動車ポンプが10台、小型ポンプ軽積載車が124台、可搬ポンプが95台、合計229台となっております。これら
の装備については、合併後、消防団全て
の支団において積載車50%
の充足を目指し、年次計画に基づき整備をしてまいりましたが、今年度中にこの目標は達成すると見込んでいるところであります。今後は、配置された可搬ポンプや積載車
の更新整備に努めてまいりますが、それら
の更新につきましては、車庫であるポンプ置き場
の建設も必要となるため、地域
の御協力
のもとに進めてまいります。 一方、比較的早い時期に導入した積載車
の更新時期が到来しておりますことから、これらについても並行して更新整備を進めてまいります。今後も議員御指摘
の可搬ポンプと老朽化した積載車と
の短期間で
の更新に努め、さらなる団員
の安全と水防団活動における機動力確保に努めてまいります。 次に、市内
の排水路、道路など
の整備計画についてでございますが、古川地域
の排水路改良整備事業につきましては、未整備水路や排水不良水路を整備し、流れ
の滞った状況
の解消や洗掘防止により冠水、浸水被害
の軽減を図り、衛生的な環境整備を目的として、多く
の路線
の整備要望をいただいております。古川地域
の排水路整備
の整備要望路線は、平成27年度末で72路線、約9,000メートルで、平成18年度から平成27年度末まで
の整備完了は50路線、約5,300メートルとなっております。 議員御紹介、御指摘がありました、市が管理しております亀ノ子堰から上流、北原本鹿島地内
の大江川
の未整備区間については、南部屋敷から入ってくる道路
の橋梁箇所より上流部約210メートル
の区間が蛇行し、のり崩れしていることから、平成26年度より測量に着手し、平成30年度
の整備完了を予定しております。今後も浸水
の解消に向け、大江川
の河川改修を進めます宮城県や関係機関と連携を図るとともに、市民皆様から
の要望箇所についても浸水被害や環境整備など、緊急性を考慮し、整備計画に位置づけてまいります。 また、議員からは、都市計画道路稲葉小泉線
の整備についてもお尋ねがございました。 この問題については、午前中、12番
の関武徳議員にお答えをしているとおりでございますが、県が進めております災害に強い川づくり緊急対策事業
の一つ
の水害常襲河川
の解消に向けたハード整備として進めております大江川と一部区間が並行することから、河川改修
の事業主体であります宮城県と調整を図りながら、整備を検討してまいりたいと思っているところであります。 次に、治水対策として、ダム建設
の期待と事業
の見通し
のお尋ねがございました。 議員からは、このことについても激励も含めながら事業
の促進を奨励いただいているところでございますが、国
の事業であります鳴瀬川総合開発事業につきましては、今後整備予定であります筒砂子ダム規模拡大と漆沢ダム容量再編
の2つ
のダムで洪水調整を想定した場合、昨年9月に発生しました関東・東北豪雨
の洪水においては、三本木地点で洪水
の最高水位を約70センチ下げる効果があると考えられますことから、本市といたしましても、治水対策として上流
のダム建設については大いに期待をいたしているところでございます。 議員からは、見通しがついてもその完成時期が時間がかかるというお話がありましたように、確かにダム建設は長い年月を要することは事実でございます。紆余曲折がございましたこのダム建設でございますが、議員から
の折に触れて
の激励もいただいて、やっと動き出すという段階になりました。 議員からも御承知をいただいておりますように、国土交通省は筒砂子ダムについて、従前
の調査段階から建設段階に移行するために、既に宮城県
の知事から
の同意を得て、来年度
の予算
の概算要求に筒砂子ダム
の建設段階へ
の移行と建設用地調査費として総額13億3,000万円
の要求をいたしているところでございまして、いよいよ動き出すということで、明るい展望が出てまいりましたが、あとは早期
の事業推進完成に向けて運動を進めていかなければならないと思っております。 鳴瀬川総合開発促進期成同盟会、私が会長をいたしておりますが、関係自治体、関係者
の皆さんと一緒に、治水安全度
の向上に向け、早期完成に向けて、これからもさらに要望を続けてまいりますし、同時に本市
の浸水被害軽減
のため、公共下水道雨水事業や排水路整備事業を進めてまいります。 次に、大綱2点目、市民
の求めに早期に応える行政システムにおける人口減少傾向に対する取り組みについては、平成28年2月に大崎市地方創生総合戦略を策定し、持続可能な地域社会
の実現と魅力あふれるまちづくりに取り組んでおります。その際、策定に当たり、将来
の大崎市について、市内
の中高生と意見交換や事業提案
の場を設けたところ、10代
のフレッシュな発想や提言をたくさんいただいたところでもございまして、大変に爽やかな感動を覚えたものでございます。次
の時代を担う若い方々に積極的に自分
のまちづくりに対する関心や提言をいただくということは、極めて行政推進上、未来に向けて
のまちづくりにつながるものだと思っております。このような意見を一つ一つ実現可能に向けて努力してまいりたいと思いますし、中高生がこれら
の過程
の中で計画策定に参画したことは、自分
のまちに愛着や誇りを持って、まちづくりに関心を持ついい機会にもなる
のではないかと思っております。 また、各種事業
の実施においても可能な限り住民参加を呼びかけ、実行委員会方式など
の手法により、企画立案から運営実施まで行政と一緒に取り組むことにより、まちづくりへ
の関心や仲間づくりにもつながっていくことから、人
の輪をつくるという観点からも事業を進めることにより、住民意識
の向上と市政に対する関心を高めてまいりたいと考えているところでございます。 先ほど再開前に事務局からいただいた情報ですと、間もなく議員から御紹介がありました若い方々、きょうは古川学園、既に市民
の傍聴もいただいておりますが、1時半ごろから古川学園
の普通科総合コース2年生、前にもおいでいただいたようですが、31名、まちづくり、議会を関心を持ってきょうは傍聴をいただくということですので、子供たち
の夢や期待に応えるような議会
の活性化、活発な議論もともにお願いしてまいりたいと思っているところでございます。 次に、町なか再生に向けた取り組みについてでございますが、古川地域においては、大崎市中心市街地復興まちづくり計画に基づき、市役所周辺
の面的一体整備と七日町西地区
の市街地再開発
のほか、宮城県で整備となります都市計画道路並柳福浦線が進められているところであります。市役所周辺整備と新庁舎用地
の確保とあわせ、周辺
の道路や交差点を改良するものでありますが、単なる公共施設整備にとどまるだけではなく、事業協力をいただく地権者
の意向に沿って、密集する町並みを改善していく全員同意型
の各整理事業でもあり、年内
の事業認可取得に向け、合意形成を図っております。 七日町西地区再開発につきましても土地
の合理的かつ健全な高度都市機能
の更新等を図るとともに、活力ある経済活動
の基盤となる市街地へ
の再生、再構築を促進するため
の事業であり、住民参加型による官民協働
のまちづくり
の一つで、再開発準備組合設立に向け、再開発推進協議会より協議が進められているところであります。 これら
の事業は、直接かかわる住民が計画づくり
の段階から参加することにより、まちへ
の愛着やまちづくりへ
の関心が高まり、実行可能で効果的な町なか再生
の大きな力となると考えられますので、他
の地域につきましてもこのように町なか再生
の具体的な手法や活性化に向け、地域版総合戦略や大崎市総合計画、立地適正化計画
の策定など、地域
の皆様と懇談しながら意見
の集約に努め、まちづくりに反映させてまいりたいと考えております。 産業振興について
のお尋ねがございました。 市内
の各商店街
の現状につきましては、消費税
の増税や景気低迷により、後継者不足や空き店舗
の増加など、大きな課題になっているところでございます。このような中にあって、商店街
の活性化策として、震災復興、空き店舗対策事業や商店街
のにぎわい創出
のため、イベント助成事業に加え、昨年度より商店街店舗リニューアル支援事業、創業・開業支援空き店舗対策事業を実施してまいりました。 また、中小企業振興資金
の融資率
の見直しを行い、より融資を受けやすい制度となるよう努めているところでもございます。 昨年度、国
の緊急経済対策を活用して、平成26年度に引き続き「宝
の都(くに)・大崎」プレミアム商品券発行事業を古川商工会議所、大崎、玉造商工会、昨年は農協などにも御参加をいただきましたが、実施してまいりました。アンケート調査により寄せられた参加加盟店
の回答から、低迷する景気
の中で売り上げが伸びた、維持できた
の声が7割を超えており、景気刺激策としては一定
の効果があったものと考えております。 しかしながら、その一方で、商品券販売前
の買い控えや使用期間が限られているため換金しない券
の発生や、さらには商品券が全て
の市民に行き渡らず、公平性に欠けてしまう点など、課題が多いことも浮き彫りになっております。国におきましては、個人消費をより刺激するため、プレミアム商品券
の消費押し上げ効果をまずは検証し、今後
の経済政策
の立案に生かしていくと
の考え方を示しているところでございます。 次に、プレミアム商品券実行委員会
の中で商品券
の継続実施を望む意見が出ていると
のことは議員からも御紹介されておりますが、市といたしましては、先ほど述べた課題などもあり、景気刺激策として臨時的な政策として捉えているところでございます。また、消費行動を左右する消費税についても、平成31年10月まで増税が延長されている状況にありますことから、今後、地域経済や国
の経済政策
の動向を見定めながら、実施
の判断をしてまいります。 一般小売業など
の振興対策につきましては、即効的な手段が容易に見つからない状況にありますが、今後とも商工団体を初め、各地域
の商工会
の皆様と
の意見交換を行い、連携を密にしながら、商店街
の活性化とにぎわい
の創出に取り組んでまいります。 次に、議員から御紹介がありました、8月27日に開催されましたフォーラム
の際
のパネラー
の発言者から、観光産業に市から
の支援をもう少し踏み込んでほしいと
の発言があったことが紹介されましたが、この発言
の趣旨は、地元
の観光関係者は個々
の営業を維持する
のが精いっぱいで、観光団体として鳴子温泉郷
の再生に向けたワークショップをする際など
の事務局的なところまでマンパワーを費やせない状況になっているため、体制づくり
の支援を行ってほしいという発言だと認識をいたしております。ことし4月から観光交流課内に
温泉観光推進室を設置し、鳴子温泉地域などから
の要請にも応えるべく対応しているところでございます。 次に、公共交通網
の形成として、将来的に利用者向上が期待できる駅
の整備について
の御紹介と御質問がございました。8月23日、私はきょう議場に出席しております幹部職員で議員
のお地元で
の市政懇談会に出席したとき
の発言
の内容も御紹介されました。大変に活発な意見が出されましたこと、そして建設的な御意見が出されましたこともしっかりと受けとめているところでございます。 市民や本市へ
の来訪者など
の移動手段として、定時性が高く、大量輸送が可能な鉄道へ
の期待は非常に大きいと認識をいたしております。特に、本市
のように首都圏と全国と高速交通体系でつながって、東北全体
のへそ的な位置づけ、そしてまた横軸に非常につながっている中で
の鉄道、特に支線、ローカル線
の役割は極めて大きいものだと認識をいたしております。通常
の通勤通学、あるいはそれぞれ
の観光、物流などにも大いに利用していただいているところでもございます。これら
の鉄道利用者
の利便性向上を図る意味合いや、あるいは景観やまちづくり
の象徴としても鉄道駅
の環境整備を取り組んでいく重要性は認識をいたしているところでございます。 その中で、8月23日に大きな懇談
の話題になりました塚目駅につきましては、この駅は先人が請願駅として実現をした歴史的な経過がありますが、これまでも大変に狭隘なこと、道路
のアクセス
の不備、駐輪場など、駅周辺
の利用環境改善
の苦情、御意見などもいただいてきたところであり、今般、駐輪場と仮設トイレ
の整備が実現したところでもございます。塚目駅
の環境整備を含めた周辺地域
のまちづくりにつきましては、現在、駅周辺まちづくり検討業務を進めており、その成果をもとに、今後地区振興協議会を初め、地域
の皆様と懇談を行うとともに、東日本旅客鉄道株式会社や東北運輸局など、関係者と相談しながら方向性を定めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(門間忠君) 相澤孝弘議員。
◆15番(相澤孝弘君) それぞれ御答弁いただき、ありがとうございました。 2回目
の質問をちょっとさせていただきます。 まず、災害に強いまちづくりということで、具体的に消防団
の活動
のいわゆる源であります、特に軽
の積載車
の関係を申し上げました。 実は、ある地区
の消防団
の関係者
の方から、うち
の地区も周知河川地域になったと。しかし、大雨が降っているとき、どうやってパトロールする
のですか。具体的に、では農家で使っている軽トラックで歩けばいい
のか、簡単に言えば、それでも同じことな
のでしょうが、やっぱりそうじゃないですよね。 よく低気圧、あるいは大雨
の洪水警報等が出る前に、これも私
のところだけじゃないと思います、消防団
の皆さんが赤い積載車で鐘を鳴らして何回もまめに意識を訴えてくる、あの鐘一つが安心感と、もう一つは気をつけようという意識を喚起するわけですよね。 ところが、それ
のない可搬式
のところは、引っ張って歩くわけにもいかない、押して歩くわけにもいかない。しかも、市長
の言葉でありました、昼間ならともかく夜間にどうやってね。市
のほうから、例えばあんだほう
の川、なじょになっているか、テレメーターもまだついていないから見てこいと言われたら、なじょしていくのかいうことです、はっきり言って。だから、そういうところはやっぱりきちっとやるべきだと思う
のです。 9月1日に、消防
の関係、防災関係で表彰された、本当にこれはいろいろなやり方をやった、ふだん
の日ごろ
の成果ですから、成果どおり生かせた、これは大変にありがたいです。ただ、そういう対応もできないような箇所、早目に発見しなくちゃいけない箇所にどうやってそれを見つける手だてができる
のかといったら、やっぱりわざわざでも2人1組で消防
の皆さんがパトロールしなくちゃいけない。そのとき
の道具も何もなくて周知河川をパトロールしてくださいといってもできない。 これはやっぱりその辺
の整備を地域
の消防
の皆さんと協議して、整備計画どおりということだけじゃなくて、どこかでは無理をしてもお金を投入してもやらなくちゃいけない
のじゃないですか。それを本当にやる気はないですか。何か私
の質問に対して市長
の答弁を見ると、計画どおりにしかやらないみたいにしか聞こえてこない
のですが、それで大丈夫ですか、災害時。いかがでしょうか。
○議長(門間忠君) 佐藤危機管理監。
◎
市民協働推進部危機管理監(佐藤光弘君) 申し上げます。 議員がおっしゃるとおり、この3月18日付をもちまして、大崎市内では、県管理河川、渋井川と多田川が水位周知河川に指定されました。 消防団
の巡回広報は、おっしゃいますように住民
の安全・安心
の確保、さらには一層
の防災、減災を進める上では大変重要な要素でございます。また、全体的に見ますと、消防力
の向上を図る上でも大事なポイントと踏まえております。 大崎市におきましては、合併以降、軽可搬積載車でございますけれども、各地域
の設置率を50%以上という目標で平成28年度、今年度まで進めてまいりました。おかげさまで一定
の区切りはつく見通しでございます。 ただ、県内全域に目を向けてみますと、県内では70%ぐらい
の設置率という部分もございます。軽可搬
の耐用年数はおおむね20年ということで、現在はその更新を進めているところでございますけれども、やはりそういった周知河川へ
の巡回広報、さらには災害
の発生状況、そういったことを見越しながら、今後は契約確保を推進してまいりたいと思っておりますので、御理解をよろしくお願いいたします。 終わります。
○議長(門間忠君) 相澤孝弘議員。
◆15番(相澤孝弘君) 29年度予算
の中でどのように工夫した
のかゆっくりお聞きしますけれども、ただやっぱり現実、地元
の事情がわかる消防団
の方々に聞いて、例えばまだ配備されていないところが、可搬式が2台とか3台ある
のだったら、とりあえず優先的に1台整備して対応できるかとか、そういう協議を進める上でやっていただかないと困るということですね。何かあったときに備えあれば憂いなしという
のは、そういうことも一つであるということをしっかりと頭に入れてやっていただきたいと思います。 それから、人口減少関係は、本当にこれから
の若い人がその気になってもらわなきゃ困る
のですよね。地元に住もう、地元で働こうという人に。 ところが、これまで
のいろいろな計画
の中で、パブリックコメントをよく広く求めて、参考にしてという表現をこの議場でも何回か聞いていますが、実際パブリックコメント
の件数という
のは、本当にこんなものかというくらい低い
のですよ。それは、興味があって低い
のか、なくて、わからないですよ、理由は。ただ、まだまだやっぱり若い方々も含めて、そこまで広げていかなくちゃいけない。いわゆる周知期間を設けますといったって、意見も全くゼロ
のやつも結構あるわけですから、そういった点をしっかり考えながら、やっぱり対応しなくちゃいけない
のですよ。ですから、ただ市
の広報に載せた、ホームページに載せただけではならないということだと思います。 まあ、なかなか答弁しにくいでしょうから、そういうことを念頭に、これからパブリックコメントを求めるやつをまた改めて時期を置いてお尋ねしますので、お願いしたいです。 時間がありませんから、産業振興ですね。 プレミアム商品券
の関係はさっきもありました、70%云々と。何かこの地域
の景気を下支えする、あるいは少しでも上向くきっかけを、やっぱり皆さんが模索していることは間違いない
のですよね。そのときに何ができるかというと、今できるものはプレミアム商品券しかない
のです。 いろいろな課題があったという
のは十分わかりました。いわゆる前々回
のほうがなかった。前回は相当緩和しちゃった関係もあったはずな
のですね。ですから、その辺
の課題を多く
の市民
の方、そしていろいろな多く
の一般小売業
の方に浸透するような問題整理をするとすれば、そんなに難しいわけではありませんので、少なくとも年1回、少額でもいいですから、ムードを高めるという意味では、そういう投資というふうなものはぜひ考えていただく必要があると思う
のです。それについていかがですか。ことし間に合わなくても、来年早々にやっていただくような協議をする考えはありませんか。いかがでしょうか。
○議長(門間忠君) 松ケ根産業経済部長。
◎産業経済部長(松ケ根典雄君) プレミアム商品券、ここ数年、連続して実施しているところでございますが、昨年、国
の経済対策もありまして、これまでにない発行を行いました。例えば、発行金額、商品券
の取扱店を大幅に増加したことであったり、あと子育て応援券と、あとは鳴子温泉郷
の宿泊券と
の相乗効果、そして販売箇所
の大幅増加ということで、議員からお話がありましたとおり、7割を超える方々から非常に一定
の効果があったということでございました。 しかしながら一方で、やはりその前後
の買い控えであったり、あとは換金しない券があったということ、そしてやはり全て
の市民がその商品券を買えないといったような公平性
の部分で
の課題もあるところでございます。 しかし、商工団体
の皆さんとお会いしますと、議員お話し
のように、今
のこの地域
の活性化をするためには、プレミアム商品券しかないという意見もあることはたしかでございます。ただし、今後、市単独でやった場合、冒頭申し上げましたとおり、さまざまな付加価値をつけた、例えば子育て、温泉宿泊、取扱店
の拡大、そういったものがどう付加価値としてつけられるか、なかなか課題もあるわけでございます。 ぜひとも、今、即効的な手段が見つからない中で、商工団体
の皆さん、プレミアム商品券を期待しているようですが、やはりもう一つ効果が限定的であるという評価でございますので、何らかのプラスアルファ
の支援策、そういったもの
の要望なども聞きながら、タイアップした形であれば効果が上がる
のかなと思っております。そういった部分、もう少し商工団体
の皆さんとお話し合いをする必要があると考えております。
○議長(門間忠君) 相澤孝弘議員。
◆15番(相澤孝弘君) いろいろな課題とか、今、部長
の答弁
の部分は理解できますが、こういった事業はやはり継続が力な
のです。将来に向かって今投資しなければ、全くこれが、なりわいが成り立たなくて投資してもどうにもならない状態だったら、投資しないほうがいいわけですよね。今やらなきゃいかんわけですから、やり方はいわゆる少額でも、いろいろな効果が云々よりも、やっぱり継続してやる。そして、そのきっかけをそれぞれ地域を挙げて商工団体がつかむ努力をしてもらう。ただやればいいという
のじゃないです。だから、やりながら考えていく、そういうふうなことだと思います。ぜひ協議会、周辺
の方々と商工団体と協議をしていただきたいということを改めて申し上げておきます。 最後に、駅周辺まちづくり検討委員会という、何か余り聞かない団体名をさっき駅
の関係で紹介がありました。具体的にはいつごろ示せるか、そのくらい
のいわゆる予定というか目標を持ってやっている
のでしょうか。いつごろ地域
の皆さんに具体的な例を示せる
のか、お伺いをさせていただきます。
○議長(門間忠君) 金森
市民協働推進部長。
◎
市民協働推進部長兼震災復興局長(金森正彦君) 8月23日
の開催
の市民懇談会につきましては私も出席をしてございまして、非常に活発な御意見を頂戴いたしました。その中で、塚目駅
の環境整備
のお話がその半分ぐらいを占めたかなと思ってございます。さらには、その周辺
のまちづくりについてもお話があったと記憶してございます。 今進めております駅周辺
のまちづくり検討業務というものを、委託業務を実は行ってございまして、これがことしじゅう、12月までには業務が終わりますので、年明け早々にこういった内容も含めまして、皆さんにお示しをしていきたいなと考えているところでございます。 なお、これには古南1号線
の改良や大江川
の改修、こういったものも並行しておりますので、そういったところも含めながら、皆さんに御提示してまいりたいと考えているところでございます。
○議長(門間忠君) 相澤孝弘議員。
◆15番(相澤孝弘君) 駅
の関係は早目にきちっと、それこそこれから
の10年、20年、あるいは駅というものはそこにあれすれば何十年、何百年というものです。いろいろな決断も必要かもしれませんが、それが一つ
の大きな地域
のいわゆる核となるような、併設、いろいろなことが考えられると思いますので、そういったことも十分検討
の上で、早目に地域
の皆さんにお示しをしていただきたいということをお願い申し上げ、終わります。ありがとうございました。
○議長(門間忠君) 次に進みます。 29番小沢和悦議員。 〔29番 小沢和悦君登壇〕
◆29番(小沢和悦君) 日本共産党大崎市議会議員団
の小沢和悦でございます。 大崎市公共交通中心市街地循環便が、南北
の2コースを軸に昨日から実証運行を始めました。 約80年間千手寺に建っておりました大崎市民病院、移転してから2年が過ぎました。移転前から、市街地循環バス
の運行、市民バス
の乗りかえなしで
の市民病院乗り入れが市民皆様から求められておりましたが、やっとそれが実ったことを喜びますとともに、その実現に一生懸命かかわってこられた皆様に心から
の感謝と敬意を表するものであります。市民皆様には、10月から実証運行を開始した中心市街地循環便などをぜひ御利用いただき、友人と
の交流、通院、お買い物、趣味などに生かし、末永い運行ができますようお願いしたいと思います。 通告に基づき、以下、質問させていただきます。 第1は、大崎市地域公共交通に関する基本姿勢などを示す条例
の制定についてであります。 私たち議会総務常任委員会が8月視察いたしました京都府長岡京市は、公共交通に関する条例を市政上重要度
の高い条例として位置づけておりました。その条例前文
の結びは、「よって、ここに公共交通が市民
の暮らしを支え、市民が将来にわたって住み続けられるため必要不可欠であることを認識し、安心・安全で健康な環境負荷
の少ない持続可能なまちづくりを進めるため、この条例を制定する」と市が地域交通政策
の担い手であることを宣言し、みずからに法的拘束力を課しておりました。 条例と同時進行で進めた地域公共交通ビジョンでは、基本理念
のトップに、誰もが住み続けたくなる交通まちづくり、基本方針では、にぎわいを生み出す徒歩、自転車と公共交通中心
のまちづくりなど3点を上げておりました。公共交通に関する条例と公共交通ビジョンという2つ
のツールにより、市
の公共交通に対する姿勢を対外的に発信する効果があったとお聞きしてまいりました。 大崎市議会総務常任委員会は、前任
の委員長が執行部において条例をつくる意思があるかどうか確認したところ、ないということでございましたので、それでは議員提案で条例化を進めようと慎重に審議を進め、各地域で公共交通にかかわっておられる方々などと
の懇談、バスやタクシー事業者代表と
の懇談を重ねてまいりました。ことし5月
の議会人事後
の総務常任委員会は、今年度
の調査事件
の第1番目に公共交通についてを掲げ、先ほど紹介申し上げました長岡京市へ
の視察を行ったところであります。 そこで、改めて市長
の御見解をお聞かせいただきたいと思います。 大崎市における公共交通を市政
の重要度
の高い事業として条例上も位置づけ、推進するため、市議会と意見交換も行い、大崎市公共交通基本条例をつくりたいと私は思っておりますが、今年度中にしっかりとした条例をつくるため、総務常任委員会と執行部間
の協議を始めることについて賛成していただけるかどうか、市長
のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 ところで、長岡京市には高齢者運転免許自主返納支援制度という
のがございました。説明によりますと、平均的ドライバーが50年間車を運転いたしますと、約0.6%、160人に1人
の割合で死亡事故を起こしているそうです。また、約60%
の人が人身事故を起こしているそうでございます。そこで、高齢になり、無理して車を運転して事故を起こさないよう、公共交通利用へ
の切りかえを促進するため、自主返納された方には1年間無料で公共交通を利用できるようにしたそうであります。そうしましたら、その制度をつくる前は1年間で免許証
の自主返納者は年間20人くらいだったそうでありますが、制度をつくった平成26年度には236名、翌27年度には246名と、10倍以上
の方が自主返納されておられるそうであります。大崎市でも公共交通網を一層充実強化するとともに、こうした制度をつくっていかがかと、私は思います。市長
のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 また、長岡京市で専任
の体制、これに非常に驚いてまいりました。長岡京市という市は、面積はたった
の19.17平方キロメートルであります。しかし、公共交通を担当している
のは、専任
の職員3人であります。ここ大崎市は約800平方キロメートルと、長岡京市
の約40倍
の広さであります。大崎市は、この公共交通を選任職員何人でやっている
のでありましょうか。お1人だけ
のようであります。職員
の皆さん方にはもちろん一生懸命頑張っていただいている
のではありますが、大崎市
の公共交通
の課題はたくさんあります。それをしっかり市民
の御期待に応えられるようにするため、それにふさわしい職員
の専任体制をとる必要があろうかと、私は思います。市長
の見解をお聞かせいただきたいと思います。 次に、三本木県有地
の有効利活用について伺います。 まず、三本木パークゴルフ場整備事業
の進捗状況について伺います。 一日も早い完成を首を長くしてお待ち
の方々がたくさんいらっしゃいます。この間、パークゴルフ愛好者
の方々から、クラブハウス
の規模、加護坊山
の規模を想定しているようでありますが、あれではどこにも足らないと。中新田
のパークゴルフ場規模を上回る規模でなければ、とてもこの交通
の便
のいい三本木パークゴルフ場では対応できないと、そういう要望が出されております。また、日よけ
の植樹など
の点も要望されております。 実施設計委託契約が1回不調になったようでありますが、実施設計にはこうしたパーク愛好者
の要望は反映される
のか、また利用できる時期を早めるため
の工夫や研究はやっておられる
のかどうか、お聞かせいただきたいと思います。 宮城県は、本年8月、平成29年度事業に関する宮城県重点要望事項を国に提出しております。その中にある基幹的広域防災拠点
の候補地は、これまで
の流れからして三本木だと私は思っておりますが、市長はどう認識しておられる
のでしょうか、これをまずお聞かせいただきたいと思います。 この基幹的広域防災拠点という
のは、東北全体に及ぶ大災害が発生した際に、国
の現地災害策本部が設置される場所で、物流等
の拠点になる場所でございます。宮城県
の防災拠点については県議会でいろいろ議論されているようでありますが、宮城野原は大都市仙台
のど真ん中にあり、いざ宮城県沖地震や東日本大震災
のようなときには、広域防災拠点
の役割を十分果たせるかどうか
の問題がございます。 そこで、市長にお聞きします。 全県、そして東北という広域災害を見越した防災拠点
の話が国と県
の間でいろいろやられております。大崎市はそれをただ見ているだけでなく、防災拠点として県や国
の事業として進むよう働きかけるべきな
のではないでしょうか。 大崎市選出
の県会議員と大崎市議会議員全員で構成する三本木県有地
の有効活用を考える大崎市議会議員
の会
の懇談会
の席で、兵庫県三木市にある広域防災拠点
の紹介がございました。その拠点は、平常時には災害対応能力
の向上を目指した防災人材
の育成拠点とスポーツレクリエーション拠点になっているということでございました。それを見ますと、総合陸上競技場、球技場、野球場、屋内テニス場、グラウンドゴルフ場、さらには広場や防災ヘリポート、それに宿泊等もあるというものであります。 大崎市には、中心となる地域に総合運動公園がありません。さまざまな大会を誘致することもできません。東北、そして宮城県という広域的防災拠点整備が平常時にこうした利用もできるなら、その実現に最大
の努力をしてしかるべきな
のではないでしょうか。県、そして国に対して行動を起こしてはいかがでしょうか。市長
の見解をお聞かせいただきたいと思います。 次に、地元業者を育成し、若者が大崎市に住み、生活できる労働環境を整備することについて伺います。 若者が市内で働き、家庭を持ち、子供に高等教育を受けさせることができる安定した収入を得られるようにするために、大崎市ができることは何でありましょうか。大崎市
の事業にかかわる事業経営者や労働者、この経営者が健全で安定した経営環境を確保するため、そして大崎市内に若者が就職し、安定した生活ができる収入を得て住めるような大崎市をつくらなければ、大崎市
の人口減少には歯どめがかからず、激減することになる
のではないかと思っております。 そこで、市長にお伺いいたします。 大崎市
の各種事業
の契約や委託をするに当たって、人件費は安ければ安いほどいいという考えではなく、安定した経営と労働者
の適切な人件費、給与を確保できるように条例化してはいかがでありましょうか。 私たち議会
の総務常任委員会は、先月、公契約条例を制定して間もない愛知県豊橋市を視察してまいりました。市長部局と議会が意見交換をしながら、そして関係業者団体などと
の十分な意見交換を重ねながら、豊橋は公契約条例を制定した
のであります。我が大崎市でもぜひそのような公契約条例をつくって、若者が生活できる給料を得て、この地域で生活できるようにすべきだと思う
のでありますが、市長
のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 次に、大震災など
の被災地で救援活動に大活躍をいただいた自衛隊
の皆さん方が、殺し殺される戦争に参加し、戦死などをするようなこと
のないよう、市長
の行動を起こす考えはないかどうか、伺いたいと思います。 南スーダンPKOに11月派遣予定
の陸上自衛隊第9師団第5普通科連隊主体
の第11次隊に岩手県出身者は57名、そのうち盛岡出身者8名と盛岡市議会6月定例会で当局から答弁されておったそうであります。宮城県出身者、大崎市出身者は何名おられる
のでありましょうか。このことをまずお聞かせいただきたいと思います。 大崎市は、自衛隊募集事務を行い、自衛隊入隊予定者
の激励会を開催してきました。合併来
の10年間だけで、196名自衛隊に入隊された方々がいらっしゃると前
の6月議会で聞かせていただきました。その皆さん方は、いざ災害
のとき
の災害救助活動、そして憲法9条で言われているように、日本がもし攻められた場合
の日本と国民を守るという仕事、こうしたことを前提に自衛隊に入隊されているはずであります。 ところが、PKO法
の改定で、それとは関係
のない、大統領派と前副大統領派が武力衝突をしている南スーダンに派遣され、これまではできないとされていた駆けつけ警護や宿営地共同防衛という新しい任務が付与されれば、殺し殺される事態が想定されます。既にそのため
の訓練が始められております。 私は、日本
の防衛とは、日本
の国民を守ることとは関係
のない遠い外国で、それも内戦状態が続く南スーダンで、大崎市出身者を含む自衛隊員を戦死させたり、殺させたりしては断じてならないと思う
のであります。そのために、私たち有志議員でつくる国民合意
のない安保法制を発動させない大崎市議会議員
の会としても、防衛省、自衛隊に対する申し入れや話し合いをぜひやりたいと申し入れているところでありますが、市長としても自衛隊
の南スーダン派遣に際し安保関連法
の発動をさせないことを求める行動、そして南スーダンは停戦状態にないということから、自衛隊
の撤退を申し入れてはいかがでしょうか。市長
の見解をお聞かせいただきたいと思います。 以上で、1回目
の質問を終わります。
○議長(門間忠君) 伊藤市長。 〔市長 伊藤康志君登壇〕
◎市長(伊藤康志君) 小沢和悦議員から大綱4点御質問を賜りました。順次、お答えしてまいります。 先ほど相澤孝弘議員
の答弁
の中でも御紹介申し上げましたが、きょうは多く
の市民
の方々が傍聴においでいただいております。市民
の方々に加えて、先ほど古川学園高等学校
の普通科総合コース31名
の方々、傍聴いただいておりますこと、歓迎を申し上げたいと思います。 あらかじめ御理解いただきたい
のですが、大崎市は10月いっぱいスーパークールビズを実施しておりますので、せっかくおいでいただきましたが、エアコン
のない状況でありますことと、軽装でお迎えしたことは、その趣旨を御理解いただければと思います。この機会に政治や市政に関心を持っていただきますことを御期待申し上げさせていただくものでございます。 議員から、昨日
の循環バス
の御紹介をいただきました。朝6時からでございましたが、小沢議員におかれましても早朝からお駆けつけ、御激励いただきましたことに感謝申し上げたいと思います。 市民
の期待
のあらわれ
の一つではないかと思いますが、駅から病院へ
のシャトルバス時代は平均1日50人ぐらい
の御利用でしたが、きのうは79人御利用いただいたということ
のようでありますので、議員からも御紹介がありましたが、ぜひこのバスを御利用いただきながら、生活
の利便性はもとより、町なか活性化、町なか訪ねにも大いに御活用、御利用いただければと御案内を申し上げるものでございます。 順次お答えしてまいりますが、大綱1点目は、大崎市地域公共交通網形成計画
の実施にかかわる留意事項についてでございますが、自衛隊
の基本姿勢を示す条例と理念について
のお尋ねがございました。 公共交通に関することにつきましては、本市公共交通
のマスタープランとして、本年5月に大崎市地域公共交通網形成計画を策定し、「「人」と「まち」・「暮らし」をつなぐ公共交通」を計画
の基本理念として、公共交通施策を展開していくことといたしております。 公共交通に対する基本的な姿勢としては、今後、少子高齢化が進む中で、本市が持続可能なまちとして維持、発展していくためには、地域住民
の日常生活や社会生活
の確保、活力ある経済活動
の実現、観光その他
の地域間交流
の促進などを進めていくことが必要という認識がございまして、本市で暮らす人々がずっと暮らし、住み続けることができる、あるいは訪れる方々
の利便性
の社会インフラ
の一つとして公共交通を維持確保していくことが重要と考えているところでございます。 今後
の公共交通施策
の推進に当たりましては、条例制定
のいかんにかかわらず、本計画
の基本理念に基づきながら、交通網形成計画策定時に把握いたしましたさまざまな公共交通
の課題を一歩一歩着実に解決していくことが、最優先事項として取り組んでまいりたいと考えております。 次に、高齢者
の運転免許証返納へ
の支援体制について御提言賜りました。 高齢運転者による県内
の交通事故発生率は増加傾向にあり、今後さらに高齢化が進む社会構造を鑑みますと、高齢者
の交通事故防止対策は大変重要と認識をいたしております。 現在、免許証を返納し、運転経歴証明書をお持ち
の方については、宮城県タクシー協会
の御協力により、タクシー料金を10%割引する取り組みが行われております。 高齢者
の運転免許証返納を促進するため
の支援制度につきましては、他
の自治体において、公共交通
の運賃割引や無料化、タクシー利用助成などを実施しているケースがございますが、一方で運転免許証を取得していない方と
の公平性へ
の配慮や運転免許証返納後
の移動手段等が十分とは言えない状況にあることなどから、現状としては公共交通に対する支援制度
の導入に至っていない状況でございます。 次に、専任職員体制
の強化について、御紹介も含めて、御質問を賜りました。 本市
の現状といたしましては、公共交通担当
の専任職員、有能な職員1名と兼務職員1名
の体制で業務を行っております。加えて、地域内交通を実施している総合支所において、総合支所地域振興課
の職員が兼務で業務を行っている状況でございます。限られた人員ではございますが、地域における市民生活
の足を確保していくため、引き続き公共交通施策に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、大綱2点目
の三本木県有地
の有効活用についてでございますが、三本木パークゴルフ場整備事業については、平成26年7月に大崎市と三本木地域3団体
の連盟でパークゴルフ場
の早期設置に関する要望書を県知事宛てに提出いたしました。昨年より三本木県有地約29ヘクタール
の一部を利活用することで宮城県と
の検討会を重ね、今年度より宮城県から
の補助を受けて、大崎市が事業主体となって事業を進めていることは議員
の皆様方御承知
のとおりでございます。 進捗
の状況としては、7月26日に測量及び基本設計、実施設計業務
の契約を締結し、今月から
の現地
の測量や調査に入ることといたしております。事業を進めるに当たって、よりよい施設とするため、パークゴルフ場
の要望をいただいた三本木地域
の3団体や市内
の日本パークゴルフ協会会員
の競技関係団体、関係商工会
のほか、アドバイザーとして宮城県パークゴルフ連合会、宮城県などから出席をいただき、去る9月1日に三本木パークゴルフ場整備にかかわる懇談会を開催し、議員
の質問
の中にもありましたように、日よけともなる樹木
の要望やあずまや
のほか、クラブハウスなど、多岐にわたり御意見をいただいたところでございます。いただきました意見については、今後
の基本設計
の中でできるだけ計画に反映するとともに、隣接する新世紀公園と連携した土地利用も含めて検討してまいりたいと考えております。 また、今年度
の予定といたしましては、年度内に基本設計と詳細設計を完了させるとともに、林地開発協議や県有地
の借地手続後、工事用搬入道路
の造成と伐採、除根
の工事を年度内に発注し、29年度
の本格造成に備えたいと考えており、予定どおり平成31年度
の秋ごろ
の供用を目指してまいりたいと思っております。できるだけ御要望に応えるために、工事
の発注方法なども含めて検討してまいりたいと考えております。 次に、宮城県重点要望事項にある基幹的広域防災拠点
の候補地について
のお尋ねに対してお答えしてまいります。 議員からも紹介がございましたが、この問題につきましては、平成28年3月に国土交通省において東北圏広域地方計画を定め、その中で広域防災拠点
の整備、震災対策
の強化と日本海側と太平洋側など
の広域連携強化を掲げておりますが、まだ具体的な場所
の選定は行われていないようでございます。 宮城県においては、平成26年2月に宮城県広域防災拠点基本構想及び計画を策定し、県
の拠点計画地は仙台市宮城野原地区とすると明記しておりますが、国に要望している中核的広域防災拠点については、これまでと同様に三本木地域に設置を要望していると認識をいたしております。この事業
の推進に大いに取り組めということでありますが、窓口であります県は、現在、この9月議会でも県
の広域防災拠点
の整備について議会
の論争
の焦点
の一つにもなっておりますので、この問題にめどがつかないと県は次
の展開になかなか取りかかれない状況であるように認識をいたしておりますので、県
の動きを見ながらこの問題に対して取り組んでまいりたいと思っております。 その中で、総合運動公園
の整備について
の関連
の御質問がございました。 御紹介がありました兵庫県三木市にある広域防災拠点につきましては、市
の維持管理費が莫大となり、苦慮しているというお話も伺っております。公
の施設につきましては、現在策定中
の公共施設等総合管理計画に基づき、計画後
の維持管理費をも見据えた施設整備が必要となるものと考えます。既存
の施設
の有効活用と、定住自立圏を結んでいる近隣自治体、あるいは県内
の自治体にある施設については、相互利用を行うことで効率的な施設整備を行ってまいりたいと考えております。 次に、大綱3点目
の地元業者を育成し、若者が大崎市に住み、生活できる労働環境
の整備にお答えしてまいります。 若い方々が将来にわたり本市で安心して生活し続けられるためには、安定した雇用環境づくりが最も重要であり、ことし2月に策定いたしました宝
の都(くに)・おおさき市地方創生総合戦略においても基本目標
の一つとさせていただいております。 市といたしましては、未来を担う高校生が一人でも多く市内において希望する会社に就職でき、また進学などで市外に転出した大学生などが就職
の選択時にUターンして来られるよう、時代
のニーズに対応した雇用
の場を確保する必要があると認識いたしております。 また、地場企業に対しましては、販路
の拡大支援など、競争力
の強化を図るとともに、若者が地場企業へ
の就職を選択し、働き続けられるような環境づくりについても企業
の方々と意見交換を重ねながら取り組んでいるところでございます。 次に、公契約条例により安定した経営と労働者
の適切な人件費を確保することにつきましては、労働者
の賃金は、最低賃金法などを基本として雇用者と労働者
の間
の契約によって定められるべきものと考えており、大崎市
の入札制度におきましては、過度な価格競争、低価格
の入札による品質
の低下や下請業者及び従事する労働者へ
のしわ寄せを招かないよう、最低制限価格や調査基準価格
の引き上げを行い、安定した経営と労働者
の適切な人件費を確保できるよう取り組んでいるところでございます。 御質問
の最後4点目は、大震災など
の被災地で頑張る自衛隊員を戦死などさせないため
の行動というお尋ねでございますが、まず陸上自衛隊第9師団第5普通科連隊
の宮城県出身者及び大崎市出身者
の在籍者数
のお尋ねがございました。自衛隊仙台駐屯地
の東北方面総監部にお伺いいたしましたところ、宮城県出身者につきましては約20人、このうち大崎市出身者
の人数は明らかにされなかったところでございます。議員からは、この陸上自衛隊第9師団第5普通科連隊が南スーダン
のPKOに11月派遣予定と
の御紹介、御質問ですが、現時点において公式には発表されていないものと認識いたしております。 なお、現在も南スーダンで実施されているPKO活動は、我が国
の国際貢献として重要な任務でありますが、現地で活動する自衛隊員
の安全確保につきましては、政府
の責任において万全
の対策が講じられる必要があると考えている次第でございます。 以上でございます。
○議長(門間忠君) 小沢和悦議員。
◆29番(小沢和悦君) 1回目、それぞれについて答弁をいただきました。2回目
の質問をさせていただきます。 一番最後
の自衛隊
の南スーダンPKOへ
の派遣
の問題でございますけれども、PKO法ではPKO5原則という
のがございまして、停戦状態、これが前提な
のですね。ところが、市長も御承知
のように、つい最近では7月10日から11日にかけて、南スーダン
の首都ジュバで、自衛隊
の宿営地
の隣にあるビルで2日間にわたり大統領派と前副大統領派
の戦闘が行われておりますことは、ニュースなどでも明らかであります。 停戦状態にないところで銃を持って、ましてや南スーダン
の場合は少年兵までいるというところであります。そういった状況
の中では、いわゆるPKO法を発動
の前提が崩れているということで、本来は撤退すべきだと私は思っております。撤退させるべきだと。 ましてや大崎市が募集業務を行ってきた、その入隊された方々
の頭
の中には、憲法9条があると思う
のです。日本は二度と再び戦争はしない
のだと。まして外国に行って、日本が攻撃をされていない
のに行って戦争などということはあり得ない、こう思って入隊されている
のだと思う
のです。それがたまたまおととし
の閣議決定、そして去年
の安保関連法
の国会で
の可決という事態
の中で、いよいよ非常に危険な事態が今生まれている
のだというふうに思う
のですよ。 ですから、今、市長おっしゃられるように、駆けつけ警護や宿営共同防護
の任務はまだ付与されていません。情勢を見ながらというふうに、今
のところは国会でも答弁しているようでございます。 ですから、市長には、いずれ大崎市出身者もいるかもしれません。どこ
の地域
の出身者であれ、国民と国を守るため、いざというときには身を粉にして守ろうという若者が、そうした危険なところに行って命を失ったりすること
のないように、そして殺したくもないのに、殺される前に撃てという指示があったということがきのう国会で、そういう訓練が行われているということが出ております。そういったことですから、まず市長には、我々、募集業務をやってきて、危険な戦地にやるわけにはいかん
のだという趣旨
の申し入れをやってみてはいかがかというふうに思う
のでありますが、もう一回御答弁をお願いしたいと思います。
○議長(門間忠君) 伊藤総務部長。
◎総務部長(伊藤晋君) 私
のほうから御答弁を申し上げます。 南スーダンへ
の自衛隊
の派遣については、ただいま小沢議員
のほうからお話
のあったように、新聞報道でも9月19日に報道されておりまして、政府は11月に自衛隊派遣をすることについて、10月、今月でございますけれども、派遣するかどうか
の判断をする予定であると報じられております。 判断をする際には、現地
の治安状況を見きわめた上で、今、議員
のほうからもいろいろ御紹介がございましたけれども、そういった現地
の状況、そしてさらには派遣される予定
の部隊
の訓練
の習熟状況を踏まえて判断をするということで、報道によりますと、稲田防衛大臣が部隊
の訓練を視察、あるいは現地を訪問し、政府による判断を下すと報じられているところでございます。 先ほどPKO法
の5原則
のお話がございましたが、これら
の条件も踏まえまして、政府においてはしっかりとした安全確保
の対策が講じられた上で
の派遣になるというふうに認識いたしておる次第でございます。 以上でございます。
○議長(門間忠君) 小沢和悦議員。
◆29番(小沢和悦君) 思うということでございますが、思っているようにいかないことを防ぐために、私はやはり自衛隊募集業務をやっている自治体として、申し入れをしてはいかんかと。合併してから
の10年間で196名という入隊者
の数は、30年ぐらい
のスパンで見ますと500名を超える方々が大崎出身
の方々で自衛隊に入隊されている可能性があろうかと思います。今、派遣されている方々に行ってくれるかということがやられているそうでありまして、それに応えた人たちが、今、訓練が始まっているということ
のようでございますけれども、派遣している親からすれば、大変な心配もなさっております。 ひとつ犠牲などが出ないように、殺し殺されるということ、戦後72年、これをせずに憲法9条
のもとで日本は守ってやってきた
のですから、そういう行動をとっていただくように私から重ねて申し上げておきたいと思います。 時間
の関係で次に移ります。 大崎市
の中心、県北
の中心でありますが、その中心部に総合陸上競技場がない。高レベル
のサッカー
の試合をやるところもない。プロ野球や高校野球をやる施設もないという状況
の中で、市民
の間では、やはり県北
の中心都市として、これでいい
のだろうかという話がよく出てくる
のです。 一度は古川市
の時代に、スポーツ審議会から総合運動公園をぜひつくるべきだということが答申されまして、場所をどこにするかということをやったことがある
のです。しかしながら、当時、財政的に総合運動公園が難しいということから、県に要請をしていく以外ないというふうに変わった
のですね。 ことしは合併して10年が過ぎて、新しい総合計画を今年度中につくろうと、向こう10年間
の構想をつくろうとしております。よし、この際、大崎市
の人口減少に歯どめをかけ、魅力ある若者が集まるまち大崎とするために、これをぜひ実現したいということで手を挙げて、そして先ほど申し上げましたような、市長がおっしゃるような、三木市
のように財政破綻を起こすようなものでない規模で結構だと思う
のですよ。幸い200億円
のお金も財政調整基金がたまっていますから、大いに今やらなければできない
のではないか。そのきっかけを大崎がつくっていくということ。 そこで、今回出された東北圏広域地方計画、これ
の中には、市長も御承知
のように、これは実は毎年
のように出されておりまして、その中に、こちら
の宮城では、東北では宮城県沖地震
のような規模
の大きな地震が出た場合どうする
のだということで、現地対策本部と政府
の危機管理機能
の速やかな設置が可能となるよう、東北圏を対象とする中核的な防災拠点
の調査検討を進める、これがことし
の3月29日に決定された。これは前々から同じような
のが出ている。そして、中央防災会議という
のがその前にあって、日本海溝等で
の地震応急対策活動要綱があって、この中に設置場所としまして、現地対策本部です、ここでは具体的に宮城県となっている
のですよ。その延長線上ですから、宮城県は今回
のチャンスだということで出した
のでありましょうが、実は私はびっくりしました。ここに愛知県
の防災拠点候補地調査報告書という
のがある。この中に参考例として出された
のが、東日本大震災
の翌年に宮城県が国に出した要望書、これを参考に掲載されています。東日本大震災を契機に宮城県が国に提出した要望書では、次
のようになっている。 三本木地区にヘッドクオーター機能を中心とする中核的広域防災拠点、陸には物資輸送
の中継基地、岩手県遠野地区に後方支援機能を中心とする拠点
の設置を提案しておる。それで、ここ
の三本木については、すぐに三本木
のスマートインターがある。市民病院と
の連携により、災害支援・医療活動ができるなどなど、具体的なことが書かれています。 つまり、国は以前から東北
の広域
の災害が発生した際には、国
の現地対策本部が必要だと。その場合には宮城県だという
のが国
の機関
のやつにも出ている。そして、県は具体的に、あの東日本大震災
のときにもしここにあれば、もっと有効な支援活動ができたということまで含めた提案をやっている
のであります。 ですから、国と県
のやりとりを市は見ている
のではなくて、先ほど言ったようなスポーツをやれるような施設と抱き合わせ
の考え方で、これは実現を求めて行動を起こすべきではない
のかなというふうに思った
のでありますが、実はこのパークゴルフ場も、議会で請願が採択されて、その次
の日に伊藤市長が村井県知事に足を運んで、こういうわけだと、請願が採択されたと、三本木
の県有地が最適と思う
のだけれどもというようなことをお話しされた
のだと思う
のですよ。それで、その後、県知事がやりましょうと、こういうふうになったというふうにお聞きしておる
のでありますが、これもいかがでしょうか。市長、決断をお願いしたいと思います。
○議長(門間忠君) 赤間政策課長。
◎
市民協働推進部政策課長兼
震災復興推進室長兼
元気戦略推進室長兼10周年事業推進室長(赤間幸人君) 計画に関することでもありますので、私
のほうから御答弁を申し上げさせていただきたいと存じます。 まず、広域防災拠点につきましては、日本海側、太平洋側、その結節点として大崎市は適しているかなというふうには考えてございます。 また、こういった広域防災拠点
の平常時
の使い方で、兵庫県三木市
の御紹介がありましたが、多くはやはり総合運動公園といったような使い方をしているということも把握はしてございます。 議員おただし
のとおり、一つ
の自治体に多く
の公共施設が存在し、大崎市であれば大崎市だけで市民サービスが賄えればこれにこしたことはないと、理想だというふうには考えておりますが、ただ一方で、兵庫県三木市
のことをちょっと調べましたら、一般財源で年間1億以上
の経費を要すると。そこでそんなに大きくない施設でもというふうなお話だったとは思う
のですが、今現在、総合計画も策定してございます。その総合計画
の一番大きな変更点としては、人口減少社会というものを踏まえて
の計画というふうになります。そうした場合に、今ある施設をいかに複数
の自治体で連携して使っていくかという
のも一つ
の焦点になってまいります。 加えて申し上げれば、大崎市にそういった運動場をつくってしまった場合に、周辺
のまちで収益を上げていた公共施設が使われなくなるという
のも大崎市としては不本意というふうに考えておりますので、周辺
の市町ともこの部分については協議をして進めてまいりたいというふうに考えております。
○議長(門間忠君) 小沢和悦議員。
◆29番(小沢和悦君) 議員も30人もいるから、いいと言う人もいますが、私は納得しない
のですよ。 やはり高校野球
の大会もやれる、そしてプロ野球も誘致できる、それからさまざまな県大会レベル
のやつもやれるという
のを市
の金でなかなかできないというふうにこれまでなってきた。ですから、国や県を、せっかく検討をやっている
のですから、これを生かそうじゃないかという話な
のです。 岩手国体もやっていますが、開会式とかをやっている
のは盛岡じゃないです、北上だわね。我が郷里
のほうだけれどもね。やっぱりこういう大仕事をやるときは思い切って行動を起こすべきです。 なお、私は、県会議員を通して、大崎市からその声が実際に要望として上がったならば一緒に検討しますという話があったというふうに私は聞いております。いかがですか、もう一回。
○議長(門間忠君) 金森
市民協働推進部長。
◎
市民協働推進部長兼震災復興局長(金森正彦君) 政策課長
のほうからもお話がありましたように、今回、総合計画、さらにはこれまで
のいろいろな計画
の中で、特に今回、公共施設等
の総合管理計画という
のが示されてございます。やはり大崎市は合併自治体でございますので、多く
の公共施設を抱えているということも事実でございます。 ただ、議員御指摘
のとおり、やはり何か一つ誇れるものといったものをこの計画
の中でも検討しなければならないと考えておりますが、総合的に研究してまいります。
○議長(門間忠君) 小沢和悦議員。
◆29番(小沢和悦君) おととい古川西部ソフトボールリーグ
の秋
の大会
のチーム代表者会議を15人ばかりでやった
のですよ。そのときに、大会会場、諏訪球場とか渕尻運動場でやっている。渕尻運動場も、草がこのくらい外野おがっているんだから。それで、ボールがそこさ飛んでいって見えなくなったらどうする、こんな相談をやっている
のですよ。それから諏訪球場、何か機械をかけたらしくて、ボールがどこさ飛んでいくかわからない。ラグビーボールみたいに飛んでいく
のだから、これ。そんな状況では、やっぱりその場所でも出されましたよ、やっぱり大崎
の中心にそうした運動施設がぜひ必要だと。だから、議会に請願を出すかという話もあったので、やったほうがいいと私は激励しました。 以上で終わります。
○議長(門間忠君) 古川学園
の皆さんが退場
のようでございます。大変御苦労さんでございました。 それでは、次に進みます。 8番鎌内つぎ子議員。 〔8番 鎌内つぎ子君登壇〕
◆8番(鎌内つぎ子君) 日本共産党議員団が続きます。きょうは4人全員が一般質問をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。 まず初めに、地域医療構想についてお伺いいたします。 大崎市
の現状と対応について、6月議会で小沢議員
の一般質問
の中で、宮城県
の地域医療構想策定作業過程で、大崎・栗原医療圏
の慢性期病床数を800床減らす問題、医療機関から
の機能別病床数
の推計値
のギャップについては、実情に即した構想策定を求めているということでしたが、大崎市における県構想策定へ
の対応、経緯について、まずお伺いいたします。 今後
の対応については、厚労省が昨年6月18日に都道府県衛生担当部長宛てに、地域医療構想は、地域
の実情に応じ、都道府県、医療関係者等が話し合い、将来
の医療需要
の変化
の状況を共有し、それに適合した医療提供体制を構築するため
の、あくまで自主的な取り組みが基本であること。また、地域医療構想は2025年に向けて
の取り組みであり、個々
の医療機関
の医療提供
の方針を踏まえつつ、丁寧に調整を行っていくものであり、直ちに何らかの措置を講じさせるものではないこと。何よりも、在宅医療等も含めた地域で
の医療提供体制を全体として検討される中で、需要に応じた適切な医療提供体制、病床数となっていくものである。以上
のことを踏まえて、単純に我が県は◯◯床削減しなければならないといった誤った理解とならないようにお願いしますと、厚労省では文書を出しております。 その文書を示して、昨日、県議会で確認したところ、県では、必要病床数は削減目標ではなく参考値であること。地域
の実質的な取り組みが基本であって、市町村や医療機関
の取り組みを尊重すること。県としては押しつけはしないということでありました。 10月に県より医療審議会
の答申が出されますが、これに納得がいかない場合は、大崎市として実情に合わせた推計値を独自に示し、県と協議すべきではないでしょうか、お伺いいたします。 また、大崎市として、大崎・栗原2次医療圏
の機能別病床数については市民病院と
の協議が大切だと思いますが、どうなっている
のでしょうか、お伺いいたします。 次に、旧南病棟
の対策についてお伺いいたします。 旧南病棟
の休止措置
の対応について、民生常任委員会に報告され、議論しましたが、腑に落ちない点がありますので、お伺いいたします。 トップマネジメント会議において決定したにもかかわらず、旧南病棟機械室内へ
の冠水被害に至った原因について、休止を伴う影響に対して担当課で十分に検討されなかったことと、その決定に当たり、病院幹部職員
の認識
の甘い部分があった。休止後
の建物管理において、対策もなく、指示、報告体制も万全ではなかったという報告であります。責任は誰にある
のでしょうか。トップマネジメント
の最高責任者は誰な
のでしょうか、お伺いいたします。 また、被害調査について、9月中
の開始を目指すということでしたが、進んでいる
のでしょうか。機械は全部だめになった
のでしょうか。わかる範囲でいいので、被害状況をお伺いいたします。被害額についても、機械が全部だめになれば、丼勘定で2億7,000万円と民生常任委員会で答弁がありましたが、実際にはどれぐらいになる
のか、お伺いいたします。 次に、旧南病棟
の活用策についてお伺いいたします。 いまだ活用策が示されていませんが、市当局と
の協議はやられている
のでしょうか。私は、回復リハビリテーション病棟を検討すべきと考えています。平成26年8月27日、民生常任委員会で、広島市立リハビリテーション病院を視察してまいりました。病床は100床規模で、黒字経営をされ、90日間、3カ月ですね、リハビリで、80%自宅へ帰り、住みなれた地域で生き生きと心豊かな生活ができるよう、総合的なリハビリテーションサービスを提供しておりましたので、ぜひ参考にしていただきたいと思います。 また、大崎市民病院鳴子温泉分院
の嶋崎院長も病院誌に、回復リハビリテーション実施場所
の検討で、常々当院にリハビリ入院される患者さん
の質を考えると、回復リハビリは旧古川市内で行われるべきと考えていました。大崎市民
の方が回復リハを受ける場所はどこがいいか、古川でしょう。そして、公平にリハビリ
の機会を提供できる医療機関はと言えば、大崎市民病院です。南病棟を回復リハ病院にが私
の切なる願いですと
のことです。 さらに、阿部病院管理者も平成26年予算特別委員会
のときに、2次医療圏において、既存病床数が基準病床数に対して過剰だったので構想を断念した経緯があったが、2次医療圏が見直しされ、回復リハビリテーション病棟を整備する必要性を考えているという答弁もありました。あって県に申請したにもかかわらず、なぜ変わった
のでしょうか。回復リハビリ取り下げを決定した院内で
のトップマネジメントで
の意見はどうであった
のでしょうか、お伺いいたします。 また、現在、地域医療構想で、2025年
の回復期必要病床数は大崎・栗原で669床になっていますので、その必要性はますます大きくなってくることは間違いありません。大崎市民病院と民生部が協議をし、旧南病棟に回復期リハビリテーション病棟を整備することを検討できないでしょうか、お伺いいたします。 次に、市民病院で
の不在者投票についてお伺いいたします。 患者様に不在者投票を徹底するため
の対策について、不在者投票を希望する人へ
の対応はどうなっている
のでしょうか。案内
の掲示は目につくところに張り、目立っている
のでしょうか。そして、何カ所に掲示している
のでしょうか。看護師
の患者様へ
の声かけは徹底している
のでしょうか。昨年
の県議選とことし
の参議院選挙
の不在者投票
の実態はどうだった
のでしょうか、お伺いいたします。 最後に、通学路
の安全対策についてお伺いいたします。 平成24年5月30日に、文部科学省にて通学路
の交通安全
の確保
の徹底について
の依頼があった後、通学路における緊急合同点検等実施要綱に基づいて、本市ではどのような対策をとった
のでしょうか。対策
の中で、田尻
の市道中目通木線
の北側と南側
の道路がカーブにより見通しが悪く、危険に対して
の対策が、注意喚起
の看板設置、道路にかかる雑木等
の伐採、継続的な登校指導により注意喚起するというものでありました。 しかし、地元区長さんからは、それだけではとても危ない。歩道30メートルを整備し、見通し
のいいところに横断歩道をつくってほしいと
の要望があり、田尻総合支所
の担当職員とも現地確認していますが、検討はされている
のでしょうか、お伺いいたします。 また、清滝
の県道古川一迫線は、道幅が狭く、カーブが続き、歩道がなく、大型車両も頻繁に通行する、対策が県道拡幅となっていますが、いまだ拡幅になっていませんが、なぜな
のでしょうか、お伺いいたします。 最後に、それ以外にも、私も現場を見た
のですが、田尻通木
の中学生が自転車で通学している場所で、排水路が深く、交通量も多く、とっても危険な場所で、圃場整備
のところはガードレールを設置して安全確保をしていますが、それ以外
の場所にはガードレールがありませんので、地元区長さんからは、同一道路なので、安全確保
のためにガードレールを設置してほしいという要望が出されました。この場所についても田尻総合支所
の担当職員と現地を確認しておりますので、御所見をお伺いいたしまして、1回目
の質問を終わらせていただきます。
○議長(門間忠君) 一般質問
の途中でありますが、暫時休憩いたします。 再開は午後3時15分といたします。 ----------- 午後2時53分 休憩 午後3時15分 再開 -----------
○議長(門間忠君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 一般質問を続行いたします。 8番鎌内つぎ子議員に対する答弁を求めます。 伊藤市長。 〔市長 伊藤康志君登壇〕
◎市長(伊藤康志君) それでは、鎌内議員
の御質問にお答えしてまいりますが、鎌内議員
の弁慶
の泣きどころ、弱点が見え出したようでございました。何でも強い
のかと思いましたら、暑さには弱いようでございまして、間もなく夕方
の、大分外気が下がってくると思いますので、我慢し合ってやってまいりたいと思います。 大綱4点御質問賜りました。 私と
病院事業管理者からそれぞれお答えしてまいります。 私から
の大綱1点目は、地域医療構想についてですが、この構想は医療機能ごとに2025年
の医療需要と病床
の必要量を推計し、目指すべき医療提供体制を具体化するため、都道府県が策定するものでございます。 御質問
のありました本市
の現状と今後
の対応についてですが、当医療圏における医療需要にかかわる2025年
の慢性期必要病床は、2013年度と比較し855床
の転換などが必要とされています。この病床数
の算出に当たりましては、病床機能報告は参考値とされ、県が推計した必要病床数
の機能別病床数と
の間でギャップが生じていることが構想策定に当たって
の大きな課題であり、問題提起を指摘しているところでございます。 これまで
の構想策定に対する大崎市として
の対応につきましては、2次医療圏ごとに設置されている懇話会及び調整会議、医療法に基づく市町村
の意見として、必要病床数推計
のギャップ、在宅医療へ
の移行困難性、医療従事者確保、新公立病院改革プランへ
の対応について、県が主体となって課題解決に臨むよう強く求めているところでございます。 県としては、必要病床数推計
のギャップについては国
の規定する推計方法で行っており、病床機能報告書は参考値にとどめるとしております。 一方で、県が実施した療養病床入院患者実態調査では、入院による医療介入が必要なため退院ができないという入院患者が50.1%に達するという状況もあることから、慢性期病床
の必要量については、医療介護
の連携や在宅医療など
の整備
の状況も見据えながら検討する必要があるとしています。 また、構想策定後に地域医療構想調整会議や個別具体
の検討を行う協議
の場で、医療機関相互
の議論、在宅医療移行へ
の困難さや地域
の事情を踏まえ、必要な協議や検討を行い、今後予定されている県地域医療計画及び介護保険事業支援計画においては、必要な見直しを行うとしております。 本市といたしましては、必要病床数が医療提供及び在宅医療介護に及ぼす影響が大であることから、引き続き関係機関と連携しつつ、地域特性に応じた医療提供体制を求めてまいります。 私からは、次は大綱4点目
の通学路
の安全対策について御質問賜りました。 各年度
の当初に、学校ごと
の通学路
の中で危険箇所として上がってきた場所について、関係機関と
の安全対策を協議する合同会議や危険箇所へ出向いて
の点検を実施し、検討及び対応
の進捗状況
の確認を行いながら、安全な通学ができるよう努めております。 議員から、具体的に箇所を紹介されながらお尋ねもございました。その一つは、古川地域
の清滝地区、古川一迫線でございますが、立派な道路ができた中で一部狭隘なままというところでございますが、なぜというお尋ねがございましたが、議員御承知
のとおりだと思いますが、権利者、地権者がなかなか複雑になっていることもあって、用地がめどがつかなかったということでございまして、現在、県道であり、事業主体が宮城県となっておりますことから、道路拡張改善について、県北部土木事務所に要請をしているところでございます。 また、田尻地域
の沼部小学校通学路、百塚地内
のガードレール設置につきましては、地元関係者と要望内容
の調整を図りながら計画的な設置を考えてまいります。 田尻小学校通学路田尻中目地内
の横断歩道設置につきましては、緩いカーブ付近
の見通しが悪い危険箇所であることから、古川警察署と安全対策
の協議を進めながら、宮城県公安委員会へ設置要望を行っていくこととしております。 今後も、児童
の通学路安全確保
のために、関係機関と連携を図り、進めてまいります。 私からは以上でございます。
○議長(門間忠君) 阿部
病院事業管理者。 〔
病院事業管理者 阿部健雄君登壇〕
◎
病院事業管理者(阿部健雄君) 私からは、病院事業関係についてお答えいたします。 大綱2点目
の旧南病棟
の対策についてであります。 旧南病棟は、新病院移転後
の平成26年7月より、1階部分を使用して健康管理センター事業を実施してまいりました。 その後、当センターは大崎市夜間急患センター
の開設に合わせて、平成27年4月、現在
の場所であります旧救命救急センターに移転いたしました。 以降、旧南病棟は直ちに転用する計画もなく、また無人
の状態にあったこともあって、光熱水費が継続して多額に支出されていたことから、同年8月に電源を遮断し、施設を休止いたしました。このことは、平成27年1月に大崎市病院事業トップマネジメント会議において、受電を継続した場合
の光熱水費や法令で定められている届け出関係について
の確認を行った上で、同年9月までに全て
の設備を停止することを決定いたしました。しかし、この会議においては、設備停止による影響等
の議論や検証が十分ではなかったと改めて認識したところであります。 今般
の一連
の対応に不備があったことを厳粛に受けとめ、病院幹部を初めとする職員
の危機管理意識を改めるとともに、既に管理に必要な機能や体制を整備いたしましたので、今後、これにより適正な財産管理に努めてまいります。 なお、今後
の旧南病棟
の利活用については、現在、市長部局と協議を進めるとしております。 次に、大綱3点目
の市民病院で
の不在者投票についてお答えいたします。 不在者投票へ
の対応は、本院、分院ともに公示日に病棟
の掲示板に選挙が行われることを周知するお知らせを掲示し、その後、入院患者
の皆様から投票
の希望を確認した上で、病院長が指定する投票日に投票を行います。指定した投票日に投票できなかった方については、申し出があった都度、随時投票を実施しており、この対応は選挙投票日
の前日まで実施し続けております。 議員から
の御指摘に対しましては、掲示場所をふやすとともに、病院スタッフから
の声がけなど、周知徹底を図り、入院患者さん
の投票機会
の確保に努めてまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(門間忠君) 鎌内つぎ子議員。
◆8番(鎌内つぎ子君) 2回目
の質問をさせていただきます。 まず初めに、地域医療構想についてであります。 県で決めるので調整を図るということでありましたけれども、実際に県で決めることであっても、今回6月20日に全日本病院協会支部長会議で厚労省
の医政局地域医療計画課長さんが、そこで地域医療構想について講演をしております。そこ
の中では、不足している機能を充実することが地域医療構想
の目的な
のだよと話をしている
のね。そして、これは知事に稼働している病床を閉鎖させる権限はない
のだよと。そして、ここでは、内閣官房
の調査会
の推定は無視していい
のかという問いに対して、地域
の具体的な需要を踏まえ、提供体制について議論していただくと。だから、県と議論をして、具体的なそういうことを決めていく
のが大事な
のだよと。ですから、地域で算定される数字はこれと違う
のは当たり前な
のだよということですので、やっぱり地域
の実情を県とちゃんと協議をして、そして実情に合わせて医療体制を、そういう機能体制をつくっていくということでありますので、そこら辺は大崎と栗原として、県に対して具体的な実際
のそういう数値をきちんと示して議論をしていく必要性があると思いますが、そこら辺はそのようにしていく
のでしょうか、お伺いいたします。
○議長(門間忠君) 鹿野民生部長。
◎民生部長兼
社会福祉事務所長(鹿野順子君) ただいま
の御質問でございますが、今後県とどのような形で議論をしていく
のかということでございますが、これまででもございますが、大崎市
のほうから
の意見ということで求められてございます。 そのときには、やはり大崎・栗原地域は構想区域
の面積が広いということがございます。そこで訪問診療とかを行うにしても困難があるということで、その具体
の内容もお話をし、また医師会
のほうからもそのような意見も出されていたというところでございます。 また、医療従事者
の確保についても、医師、看護師を初めとする医療従事者が不足するというふうな課題もあるということも具体に述べながら、やはりギャップについてはいろいろ見直しをすべきではないかというふうな具体
のお話はさせていただいていることでございます。 もちろん県といたしましても、都道府県がつくるものだというふうに先ほど議員もおっしゃりましたが、都道府県が目指すべき医療提供体制について、地域
の医療関係者と協議などをしながら策定する整備計画であるということで、この医療構想については地域医療計画
の一部に位置づけられるというふうな形になってございます。 それで、この策定したもの、先ほど市長
のほうからも答弁をいたしておりますが、地域医療構想調整会議など、個別
の検討を協議する場を設けるというふうにしてございます。 また、第7次
の県
の地域医療計画についても来年度から協議を初め、再来年度から策定するような形にするということにしておりますので、そのようなときも捉えながら、必要な見直しをということで、市としてもきちんと述べてまいりたいというふうに思っているところでございます。
○議長(門間忠君) 鎌内つぎ子議員。
◆8番(鎌内つぎ子君) 必要な見直しをということであります。今後
の地域医療構想
のスケジュールを見ますと、先ほど私も発言しましたけれども、平成28年10月に宮城県医療審議会から答申を受けると。受けたときにそういう必要に応じた中身がなっていなかった場合には、県にきちんと話を再度して、見直しをしてもらうということはする
のでしょうか。
○議長(門間忠君) 鹿野民生部長。
◎民生部長兼
社会福祉事務所長(鹿野順子君) 今後
のスケジュール、これは県
のほう
の予定ということになりますが、28年
の10月には宮城県医療審議会
のほうに答申というふうになります。 また、その前には宮城県議会
のほう
の保健福祉委員会
のほうにも報告をするというふうになっておりますので、そのスケジュールは県
のほうで確認をしながらというところ
のスケジュールかと思っております。
○議長(門間忠君) 鎌内つぎ子議員。
◆8番(鎌内つぎ子君) そうしますと、実際には地域医療構想
の策定は11月に行われるので、そのときにきちんと示されるということでありますから、示されたときは実情に合わせてきちんとそういう話し合いを持ってやっていくということで受けとめてよろしい
のでしょうか。
○議長(門間忠君) 鹿野民生部長。
◎民生部長兼
社会福祉事務所長(鹿野順子君) 実は県
のほうでも在宅に必要な需要量を出すということで、7月に2025年
の県内地域医療構想
の案というところをお示ししていたときに、やはり医療需要が増大しても、病床
の機能分担を図りながら、患者
の病床にふさわしい医療を提供できる環境を整えたい
のだということを、その考えを示しておりますので、それにあわせながら、大崎市といたしましても、そのふさわしい医療提供
のできる環境を求めてまいるというところでございます。
○議長(門間忠君) 鎌内つぎ子議員。
◆8番(鎌内つぎ子君) 地域医療構想については、やっぱり実情に合わせて、これからも県にきちんと働きかけてもらいたいと。県もそれをきちんと厚労省で示された内容で、実情を踏まえて、何らかのペナルティーをやることもしないと、需要に応じた適切な病床数をきちんとつくっていくものだということ
の立場ですので、そのように進めていってもらいたいと思います。 次に進みます。 次は、南病棟
の対策についてであります。 南病棟
の対策については、管理者が今答弁したように、私
の言ったことについては、責任は誰にある
のでしょうかと、トップマネジメント
の最高責任者は誰な
のかということを質問しましたけれども、答弁はありませんでした。これは民生常任委員会でもそのように答弁はなかったので、再度私は今回一般質問で取り上げました。 これは、最高責任者がきちんとまずは謝罪するということじゃないですけれども、きちんとしなかったら、本来であれば、全適ですので、責任者は下から上がってきた幹部職員とかそういういろいろなことがあっても、責任者は管理者ではないでしょうか。そこら辺は普通
の民間であったらどうな
のでしょうか。そういう責任者は民間ではトップが責任をちゃんととると。 今回、この南病棟
の被害については誰が責任をとる
のだと。東京でも今いろいろ問題になっていますけれども、やっぱりきちんとこれは、責任は私にあるよと。だけれども、今頑張ってやっている
のだよと。そうしないと組織は成り立たないということではないですけれども、いろいろな問題がこれでとどまらなくなってしまう
のじゃないかなと思う
のですけれども、再度お伺いいたします。旧南病棟
の対策については、責任は誰にある
のでしょうか。トップマネジメント
の最高責任者は誰な
のか。誰が責任をとる
のだといったら、どうする
のでしょうか、お伺いいたします。
○議長(門間忠君) 千葉
病院経営管理部長。
◎
病院経営管理部長(千葉博昭君) まず、今回
の旧南病棟
の地下室にあります機械等
の監視につきましては、民生常任委員会でもお答えしましたとおり、休止を決めたトップマネジメント会議が27年1月にあったわけでございますけれども、その際には休止による影響について、これまで給電、電気を通しておったものが電気をとめるということによって受ける影響について、具体的に詳細まで検討していなかったということもありまして、去年
の9・11豪雨
の際にチェックをした際、地下水等
の流入もあって、冠水があってポンプアップしたということもありまして、その後、随時巡回をして確認をするようにということであった
のですが、冬期間
の降雪が少なかったということで、担当部署
の巡回がおろそかになってしまったということがあって、3月、4月に水位が上がってしまって、機械に冠水をしてしまったということになりました。 休止することについては組織決定ということで、トップマネジメント会議、もちろん最高責任者は管理者であります。その組織決定を行ったわけでありますけれども、その後
の維持管理において、我々管理職員も含めて、その対応に行き届かないところがあったということについて
の考え方になりますと、我々管理職
の幹部職員にも責任はあったということになろうかと思います。繰り返しますが、トップマネジメント会議
の最高責任者については管理者ということになります。
○議長(門間忠君) 鎌内つぎ子議員。
◆8番(鎌内つぎ子君) 管理者から一言お伺いいたします。
○議長(門間忠君) 阿部
病院事業管理者。
◎
病院事業管理者(阿部健雄君) 大崎市病院事業は、議員御指摘
のように、地方公営企業法
の全部適用になっているわけです。地方公営企業法は、管理者
の担任する事務として、9条において15
の事例を示しております。実はかなり広範な事務を示しておりまして、その広範な権限とともに、その反対に責任もとるというようなことになっておるわけであります。 したがって、旧南病棟
の管理について、厳密に法律関係を整理すれば、旧南病棟は、本院、現在
の新病院が開設した時点において、大崎市民病院
の施設ではないという状況になります。したがって、病院事業においては、最終的な管理責任者として私が責任を負うというふうになっておるわけであります。 したがって、その視点から、管理、処分も管理者
の権限となることから、南病棟
の利用についても、今後、現在は病院事業で利用する状況がないものですから、行政
のほうと市長部局へ
の管理がえも含めて、今現在協議しているという状況にあります。 以上です。
○議長(門間忠君) 鎌内つぎ子議員。
◆8番(鎌内つぎ子君) 旧南病棟については所有
の関係で管理者
の責任ではないようなこともちょっと中に入った
のですけれども、南病棟
の所有は、現在は市民病院でありますか、違う
の。 再度、管理者。
○議長(門間忠君) 阿部
病院事業管理者。
◎
病院事業管理者(阿部健雄君) 施設管理は病院事業として管理しているということになります。大崎市民病院本院は、病院として施設届などをやっておりますので、大崎市民病院
の一施設ではないということになります。大崎市病院事業として財産
の管理をしているということであります。したがって、病院事業として管理する財産でありますので、それは管理者が責任を持って行うというふうになります。
○議長(門間忠君) 鎌内つぎ子議員。
◆8番(鎌内つぎ子君) 同じでありますね。同じでありますので、やはりきちんとそこは管理者が責任を持って、まずは責任をとるということにしないと、問題ではないかなということでありますけれども、そこら辺はどうな
のでしょうか。
○議長(門間忠君) 横山病院事業副管理者。
◎病院事業副管理者(横山忠一君) 話が難しくなっておりますけれども、所有権としては、法人格である大崎市
のもの一本でございます。 ただし、病院事業
の行政財産でございますから、管理権限及び責任は
病院事業管理者という旨
の説明でございますので、御理解いただきたいと思います。
◆8番(鎌内つぎ子君) それだけ、わかりました。当たり前
のことだね。管理者にお願いします。
○議長(門間忠君) 阿部
病院事業管理者。
◎
病院事業管理者(阿部健雄君) 今、副管理者が申し上げたとおり、いわゆる病院事業として財産管理をしているわけですので、その管理に当たる
のは管理者
の責任だということになります。
○議長(門間忠君) 鎌内つぎ子議員。
◆8番(鎌内つぎ子君) 私は、責任は誰にある
のか、責任は誰がとる
のかということを聞いている
のですけれども、それを管理者にお答えいただきたいなと思っています。 〔発言する者あり〕
○議長(門間忠君) 鎌内つぎ子議員。
◆8番(鎌内つぎ子君) 責任
のとり方ですね。民生常任委員会でも、一切そういう謝罪
の言葉も何もなかった
のです。ですから、責任
のとり方はどうする
のだと。誰にある
のかはわかりました。管理者にあると。では、責任
のとり方はどうする
のだと。そこら辺はきちんと答えていただきたいなと思います。
○議長(門間忠君) 阿部
病院事業管理者。
◎
病院事業管理者(阿部健雄君) いわゆる財産
の管理を含め、病院事業
の経営において、財産管理という
のは大事な事業になります。したがって、病院経営に影響を及ぼさないように管理をしていかなくちゃいけない、そういうような立場で責任をとる必要があるというふうに考えております。
○議長(門間忠君) 鎌内つぎ子議員。
◆8番(鎌内つぎ子君) なかなか進みませんので、前に進みたいと思います。 そうしたら、今回、機械は全部だめになった
のでしょうか。それは答弁がなかったので。全部だめになったら、民生常任委員会で示されたように2億7,000万円かかると、丼勘定でですよ。実際はどのぐらいかかる
のだと。管理者に管理責任はあるからね。そこら辺をお答えください。
○議長(門間忠君) 千葉
病院経営管理部長。
◎
病院経営管理部長(千葉博昭君) 民生常任委員会
の折に、全て
の設備を更新した場合、2億7,000万かかるという、本当に概算
の概算でございましたけれども、その内訳としましては、機器代として8,600万、そして当初に設置した工事費として980万、合わせて9,600万ほど
の機械代と設置代がありますけれども、今回新たに設置し直しますと、今ある撤去費もかかりますので、それら全てで概算で2億7,000万というお話をさせていただきました。 ただ、現在、今月末、10月31日まで
の工期でもって、今
の設備が使用できるかどうか調査をしてございます。業者
のほうに委託をしまして調査しておりますけれども、簡易な調査といいますか、仮設
の電気はある
のですが、今ある設備を全て動かすため
の電力が供給されておりませんので、本当に上辺といいますか、通電といいますか、その辺
の点検が限界がございますけれども、モーター等、電気製品については水をかぶっておりますので、絶縁
の部分でちょっと厳しいだろうということがあります。 あと、設備
の中にはダクトとか、それらもございますので、高いところに設置してある分については交換が必要かどうかについてはちょっとまだ定かではありませんけれども、ちょっと影響は少ない
のかなと思ってございますので、それらも踏まえ、さらには建築後15年たっている、あるいは2年間使用していないという状況を踏まえると、新たな施設として使用する際に、今ある機械が稼働するとしても、その経年劣化によって使用できるかどうかという部分で疑問な部分もございますので、必ずしも丼勘定であった2億7,000万が全てかかるということではございませんので、この調査、今月末でまた調査結果が出ますので、それらも踏まえまして、全体的な改修
の経費について算出していきたいと思ってございます。
○議長(門間忠君) 鎌内つぎ子議員。
◆8番(鎌内つぎ子君) 調査は9月に開始をして、それが10月末に出る
のですか。9月に開始して、もう9月に出て、大体そういう調査報告が、機械がどうな
のだという、水に浸ったら全部だめになるという
のが一般常識というか、そういう専門
の機械
の人たちに、電気
の人に聞くとよくお話しされますけれども、そういうことも踏まえて、10月末では遅い
のじゃない
のですか。
○議長(門間忠君) 千葉
病院経営管理部長。
◎
病院経営管理部長(千葉博昭君) 今回
の調査につきましては、8月29日から10月31日まで
の期間をもって委託をしてございます。その結果を踏まえまして、先ほど
のお話
のような判断をしていきたいと思ってございますし、現在
の施設
の今後
の使用がまだはっきりしてございませんので、たとえその修理費
の概算が出たとしても、即修理に入るかということについては未定なところがございます。
○議長(門間忠君) 鎌内つぎ子議員。
◆8番(鎌内つぎ子君) 今度
の旧南病棟
の被害については、経営に大分負担がかかるようなことがあれば、ぜひ責任をとってもらいたいなと思います、管理者に。 次に、旧南病棟
の活用策についてですけれども、地域医療構想で、2025年
の回復期必要病床、先ほど大崎・栗原669床必要になってくるということであります。それを踏まえて、市民病院と民生部が協議をして進めていただきたいという私
の提言でありますけれども、具体的に進めていただける
のでしょうか。
○議長(門間忠君) 佐藤
病院経営管理部参事。
◎
病院経営管理部参事兼
経営企画課長事務取扱(佐藤貞二君) それでは、旧南病棟
の有効利用について御説明申し上げます。 議員より先ほど広島
の例も挙げられまして、その部分につきましては、私ども
のほうについても一つ
の有効利用であるだろうというふうには認識を持ってございます。 現在
の南病棟が大崎市にとって、市民にとって、どのような活用が一番いい
のかを病院と市長部局
の間で協議してまいりたいというふうに思っておりまして、その上で一番友好的な活用策を模索してまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(門間忠君) 鎌内つぎ子議員。
◆8番(鎌内つぎ子君) それはいつごろまでに結論が出る
のでしょうか。
○議長(門間忠君) 佐藤参事。
◎
病院経営管理部参事兼
経営企画課長事務取扱(佐藤貞二君) いつまでと申しますか、協議を開始したいと思っている
のは、これから市長部局
のほうとも詰めますが、私ども
のほうで考えているものにつきましては、先ほど部長がお話し申し上げましたとおり、現在、南病棟
の部分につきましては、その機器等について調査をいたしてございます。その結果が報告書という形で出てくる
のが10月末ということになりますので、その結果を市
のほうに示しながら、早速進めてまいりたいと考えております。
○議長(門間忠君) 鎌内つぎ子議員。
◆8番(鎌内つぎ子君) そうですね。そういうふうにして地域医療構想とも重ね合わせてやらないと、病床数が幾らとか決めないと、これは大変なことな
のですよ。できなくなっちゃう
のね。ちゃんと提示もしなくちゃならないし、そこら辺では地域医療構想と
の兼ね合いでも2025年となっているので、そういう
のも全部調査をしながら必要な分を提示していただいて、そして早急に利用、本当に必要な
のかどうな
のかも踏まえて、ぜひ検討していただきたいなと思います。 次に進みます。 次に、市民病院
の不在者投票についてお伺いいたします。 不在者投票については、掲示板をしていると、投票をずっとやっているよということ。掲示板
のしている
のを見てみました。これですね。 とても目立たない、わからない。これを掲示したらもっとわからなくなる。これではだめな
のですよ。もっと大きいので目立つようにきちんとやっていただきたい。 それで、わからなかったということで、投票できなかった人もいるので、やっぱり目につくところにきちんと張って、目立つようにやっていただきたいということと、病棟
のところ
の掲示板は何カ所ある
のか、そこに全部やっている
のか。看護師
のそういう患者へ
の声かけなどはなかなか徹底されていないみたいですので、ぜひ働きかけもきちっとしていただきたい。緊急入院もいろいろありますけれども、そこら辺はそのようにする
のかどうな
のか、お伺いいたします。
○議長(門間忠君) 佐藤
病院経営管理部参事。
◎
病院経営管理部参事兼
経営企画課長事務取扱(佐藤貞二君) お答えいたします。 不在者投票につきましては、議員
の御指摘等々もございます。その上で、まず病院内に掲示している箇所でございますが、入院をしている患者様を対象といたしておりますので、各病棟
の掲示するスペースがございます。1病棟4カ所から5カ所ぐらいということになりますが、その掲示するスペースがどうしてもそんなに大きいものではないために、これ以外
の患者様に伝えるべき情報もございますので、それら
のものもあわせて掲示をいたしてございます。 先ほど
の御指摘等々も受けましたものですから、その掲示等につきましては、例えば入院等々をするときに必要な情報はここにありますとか、それから入院しているときに、今回選挙がありますよというような声がけをさせていただきまして、皆さんが選挙ができるような、手を挙げられるような環境にしてまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(門間忠君) 鎌内つぎ子議員。
◆8番(鎌内つぎ子君) ぜひそのようにしていただきたいなと思います。 最後に、通学路
の安全対策についてお伺いいたします。 田尻通木
のガードレール、圃場整備
のところはやっている
のですけれども、同一道路なのに200メートルぐらいガードレールがついていないので、先ほど
の答弁としては計画的な設置をしていくということでありました。計画的に設置して何年ぐらいかかる
のでしょうか。
○議長(門間忠君) 千葉
田尻総合支所長。
◎
田尻総合支所長(千葉嘉一君) 同箇所につきましては、圃場整備
の中央地区、現在進行中でございます。それも踏まえ、なおかつ地元農業者
の方々
のコンセンサスも得ながら、計画的な設置を検討してまいります。
◆8番(鎌内つぎ子君) だから、何年ぐらいかかる
の。
○議長(門間忠君) 千葉
田尻総合支所長。
◎
田尻総合支所長(千葉嘉一君) 時間につきましては、中央地区
の圃場整備と関係しますので、非常に圃場整備、現在長引いておりますので、10年以内にというふうな。
○議長(門間忠君) 鎌内つぎ子議員。
◆8番(鎌内つぎ子君) 現地立ち会い
のときは、6年ぐらいかかるということだった
のね。もっと早くして、子供たち
の安全対策をやっていただきたいということですけれども、再度お伺いいたします。
○議長(門間忠君) 千葉
田尻総合支所長。
◎
田尻総合支所長(千葉嘉一君) 鋭意努力してまいります。 〔「終わります」と呼ぶ者あり〕
○議長(門間忠君) 次に進みます。 21番木内知子議員。 〔21番 木内知子君登壇〕
◆21番(木内知子君) 日本共産党大崎市議会議員団
の木内知子でございます。 きょうはオールメンバーが登場いたしまして、私が最後でございまして、きょう
の質問者
の最後でもございます。どうぞよろしくお願いをいたします。 通告に従い、大綱3点質問をさせていただきます。 まず、大綱1点目でございます。 放射能物質汚染廃棄物
の問題についてであります。 その1つ目に汚染牧草
の保管状況についてといたしましたが、このことにつきましては前回
の第2回定例会でも保管管理
の不十分さを指摘し、徹底することを求めました。その後、7月に県
の放射能
の汚染濃度測定が行われ、サンプル採取
の際、シートを剥がして積み直したと
のことであります。 何カ所か見てまいりました。私が見た箇所は、確かにおおむねきれいに積んでございましたが、出入り口につきましては変わらなかった
のです。先般
の答弁は、出入り口封鎖柵も含めて安全管理
の徹底を図ると
のことでございました。どのように努力された
のか、お伺いをしておきたいと思います。 2つ目は、県
の放射能濃度測定後
の市町村長会議で
の対応についてといたしました。 今定例会までに測定完了を予測して
の通告でございましたけれども、県
の担当にお聞きをいたしますと、予定
の23市町、800カ所を超える箇所数に及んで、なかなか思うように進まずに、理想は10月中終了と
のことでありました。当然、会議はその後となりますけれども、県
の分析結果と提案が示される前ではありますけれども、お伺いをしたいと思います。 放射能汚染物質
の処理方法につきましては、大崎地域広域行政事務組合では、現在、推定
の保有量約3万3,090トン、汚染稲わら、牧草、ほだ木など
の合計でありますけれども、この焼却処理はしないとしています。理由は、3つ
の焼却炉は燃やした場合に放射能が濃縮される施設であるため、そして施設周辺住民
の皆さん
の了解が得られないこと、そして三本木
の最終処分場と
の放射能汚染物質は混入しないと
の協定
の関係からであります。また、現在
の焼却施設
の稼働実績は97.5%で、極めて余裕
のない状況でもあります。つまり、大崎なり
の処理、管理方法をとらなければならないことになります。 今、栗原市では、焼却に頼らない汚染牧草堆肥化実証実験を行っています。7月には、牧草
の重量が10分の1程度に減ったとする中間報告も公表しています。 本市でも、焼却によらない処理方法を積極的に探るべきではありませんか、お伺いをいたします。 大綱2点目は、災害時
の対応についてであります。 ことし
の8月
の東北地方は、異常気象
の影響で、台風7号、9号、10号と連続して大型台風に見舞われました。幸いにして本市には大きな被害はありませんでしたが、8月30日に襲来した台風10号は、初
の太平洋側へ
の直接上陸となり、岩手県、北海道に大きな被害を及ぼしました。特に岩手県岩泉町で
の多く
の被災者を出した高齢者施設で
の被害は、記憶に新しいところであり、多く
の教訓を残しました。私からも一日も早い復旧と、亡くなられた皆様には心から哀悼
の意を表するものでございます。 そこで、伺います。 1つ目は、避難準備情報
の発令時期についてであります。 本市は、3つ
の台風接近に伴い、古川地域3カ所、ほか6地域は1カ所
の合計9カ所
の避難所を開設し、早目
の避難準備情報を発令しました。病弱な方、障害をお持ち
の方にとっては、早目
の避難は欠かせません。早過ぎた
のではないかと
の声もありましたけれども、岩泉町
の教訓からも、早い時期
の避難準備情報
の重要性が明らかになりました。その徹底がこれから必要であります。今回
の連続台風襲来に対してどう対応した
のか、伺っておきます。 2つ目は、避難所指定箇所についてであります。 今回は中学校が多かった
のでありますけれども、今後も指定避難所として位置づけていくわけですから、今回
の避難経験を通じて指摘を受けたり、感じたことを幾つか申し上げます。 1つは、市内9カ所でよかった
のか、2つ目、各地域
の避難場所
の市民へ
の周知がなされていた
のか、3つ目、学校と
の情報共有、連携は徹底されていた
のか、4つ目、車椅子など
の弱者誘導に不都合はなかった
のか、5つ目、高齢者や車椅子対応
の洋式トイレ
の整備がなされている
のか、伺います。 3つ目は、避難所で
の情報提供についてであります。 ほとんど
のところで防災ラジオのみ
の対応だったかと思いますが、体育館は広くて聞き取りにくく、不安を訴える声がありました。台風接近
のリアルタイムで
の画像で
の配信、テレビ設置はできないか、伺います。 4つ目は、非常食
の活用
のあり方についてであります。 ある地域でこんなことがありました。台風10号襲来
の8月30日、早朝6時ごろにもう避難してこられた、ひとり暮らしを含む高齢者
の皆さん数人がおられました。朝早いということで、昼食
の準備をしてこられませんでした。 昼食
の時期になりまして、外は大雨です。避難所対応に当たっていた職員にお弁当
の購入を頼みました。しかし、職員には本来自分で準備するものとして断られたために、その皆さん
の行政区
の民生委員さんに連絡をして対応したということがありました。 その後、この日
の夕食は、3時
の市
の特別警戒本部会議で
の非常食
の提供が決まって事なきを得た
のでありますが、職員は原則的な立場をとった
のでありますけれども、市民にとっては後味
の悪い結果となりました。非常食
の活用判断はどのようになされる
のか、お伺いをいたします。 大綱3点目は、子供
の貧困
の解決に向けてであります。 今、アベノミクス
のもとで貧困と格差が拡大をし、子供
の貧困率は過去最悪
の16.3%、これは平成24年に発表されておるものでございますが、16.3%に達して、6人に1人が貧困ラインを下回るという社会状況になっています。とりわけ、ひとり親家庭
の子供
の貧困率は54.6%で、OECD加盟国中、最悪という深刻さであります。 これは、国が健康で文化的な最低限度
の生活を営む権利とうたった憲法第25条、これを保障するため
の責任を果たしてこなかったからではないでしょうか。貧困
の連鎖を断ち切るために、まず貧困
の実態調査を国と自治体とで協力して行う必要があります。 そこで1つ目に、本市で
の実態把握
の状況と市全体
の現状を伺います。 2つ目に、その対応策を伺います。 3つ目に、今、全国で広がりつつある子供食堂について、市
の考えと対応についてお伺いをし、1回目
の質問といたします。ありがとうございました。
○議長(門間忠君) 伊藤市長。 〔市長 伊藤康志君登壇〕
◎市長(伊藤康志君) 木内知子議員から、大綱3点御質問を賜りました。 第1点目
の放射性物質汚染廃棄物
の問題については、現地にもお入りをいただいたようでございまして、敬意を表するものでございます。その上に立って
の御質問を賜りました。 汚染牧草
の管理
の状況につきましては、これまでも定期的に全て
の保管場
の確認をして、必要な補修などを行ってきているところでございます。 また、県による牧草
の検体採取が7月11日から8月1日まで行われており、その際にもロール
の崩れやシート
の破損があった場合には補修を行っているところでございます。 次に、放射能濃度測定後
の市町村会議について並びに本市
の対応について
のお尋ねがございました。 県が行っている牧草、稲わら、ほだ木
の農林業系廃棄物
の本市における採取業務は既に終えているところですが、現在も他
の市町村から調査要望が出ている状況で、県内全体で
の採取業務はまだ終えていないと伺っているところでございます。 市町村会議
の開催時期については、全て
の分析が終了し、結果が集約された後に開催される予定であると伺っているところでありますので、もうしばらく時間を要するものと考えておりますが、9月議会で
の県議会で
の一般質問に知事がお答えする中で、これは新聞報道による情報でございますが、11月中旬までに市町村会議を開催したいと表明をしているようでございます。一般廃棄物、県が約4万トン
の濃度測定をことし
の秋に終える予定と、時期は明確に言っていないようですが、知事が、結果がまとまった後、処理方針を決めて、市町村長
の意見を伺いたいと。時期については11月中旬までにという言い方をされているようでありますので、県議会で
の表明でありますので、このこと
のスケジュールで進んでいく
のではないかということでありますので、いずれ市町村長会議がその前後に開催をされるだろうという認識をいたしているところでございます。 本市
の姿勢についてでございますが、新聞報道を見ますと、この測定結果と、処理方針を県として決めて市町村長と意見交換をしたいという表明でありますので、汚染物
のあるなしにかかわらず、全て
の市町村長
の共同責任でこの問題に議論を重ねてきた経緯がございますので、皆さんと一緒に、その結果を受けて、あるいは県から出されます方針について、全市町村長とともに議論、検討してまいりたいと思っているところでございます。 あわせて、国が行っております未指定廃棄物
の測定については、採取業務を終えて、現在分析を行っているところであると伺っておりますが、8,000ベクレルを下回るに廃棄物についても国が主体となって一日も早い対応をしていただけるよう、このことも県内市町村長、各自治体一丸となって、引き続き申し入れをしてまいりたいと思っているところであります。 次に、大綱2点目
の災害時
の対応についてでございますが、避難準備情報
の発表時期
のお尋ねでございますが、まず発表
の基準につきましては、当市において平成25年10月に全面改正された地域防災計画
の風水害等災害対策編におきまして、人的被害
の発生危険に即した避難勧告など
の実施基準が規定されております。具体的な運用につきましては、避難判断水位など
の河川水位情報とともに、地域防災計画で定める雨に関する50年に1度
の値とされる3時間及び48時間
の雨量情報、さらには甚大な被害をもたらした昨年及び30年前
の豪雨災害における雨量などを総合して、警戒本部会議など
の協議を経て発表をいたしております。 15番相澤孝弘議員にもお答えいたしましたが、内閣府
の避難勧告など
の判断マニュアルガイドラインでは、夜間における避難を回避するために避難準備情報
の活用が強調されております。昨年9月
の豪雨においては、深夜から未明にかけて急変的に線状降水帯が発生し、3時間雨量が100ミリを超えたことにより大きな被害となりました。ことし8月に立て続けに襲来した台風7号、9号、10号
の際も、事前
の気象情報から昨年と同規模
の雨量が予測されていた上で、早い段階から仙台管区気象台と
のホットラインによる気象予報
の情報収集を行い、市地域防災計画で定める東部、西部
の各時間降雨量や河川水位
の変化状況を予測いたしました。これら
の情報を総合的に判断した上で、明るい時間帯に避難行動をとっていただくことを最優先に避難準備情報を発表すると同時に、古川地域3カ所、その他地域各1カ所
の避難所を設置いたしました。 避難所
の運営につきましては、職員体制については、古川地域では本庁職員、他地域については総合支所職員が任に当たっておりますが、避難所運営が長期にわたる場合には、本庁から応援体制を敷くということにいたしております。 次に、避難所指定箇所でありますが、避難準備情報発表時における避難所は、大崎ハザードマップ
の洪水、土砂災害避難地図にも掲げておりますが、市
の地域防災計画に定める指定避難所において、洪水、土砂災害に適した40カ所から優先的に選定し、事前に各総合支所と連絡調整
の上、開設することを基本としております。 また、河川
の水位
の上昇予測等を行った上で避難
のしやすさなどを勘案するなど、災害状況や過去
の避難経験などから選定する場合もございます。御指摘
のとおり、高齢
の方や体
の不自由な方も避難されることから、洋式トイレや手すり
のバリアフリー化など、環境整備も視野に入れながら、水害時
の避難所
の指定について今後研究してまいります。 また、開設場所が学校
の場合は教職員と
の連携、他
の公共施設
の場合は施設関係者と
の連携を強化することが必要であることから、今後要らざる困難を招くこと
のないように取り組んでまいります。 次に、避難所で
の情報提供についてでございますが、避難されている方が広い体育館
の中においてラジオ1台のみでは聞きづらい、情報入手が困難であることは認識いたしております。今後、職員による定期的かつきめ細やかな情報提供や、先ほど申し上げました環境整備とあわせて改善してまいります。 次に、非常食
の活用
のあり方についてでございますが、具体的な実例
の御紹介がございました。これは市民
の方々もまだ、適切に情報提供しておりますが、避難準備情報、あるいは避難勧告、避難指示、ある意味では専門用語的なことがありますので、広報だとかいろいろな形でその趣旨、その意図するもの、あるいは内容については周知はいたしておりますが、場合によっては避難ということ
のくくり
の中で全部同じと受けとめている方もあるいはある
のかもしれません。正しく理解をいただくような周知をしっかりしていただかなければなりませんが、今回
の台風
のときに市
のほうで出しました
のは避難準備情報ということでありますので、災害が起きて
の避難勧告や指示とは本来違うと。自分で、夜になると不安だから、あるいは障害を持っているので早目にという方
の自主的に避難ということですので、原則は自分で必要な衣類だとか、自分で必要な軽食などは、自分で持参して自主的に避難するという制度ですが、議員
の紹介などからいただくと、こちらは周知しているつもりですが、避難者
の中には東日本大震災
のとき
の避難所などと同じくくりであるいは受けとめている方があって、行けば全て対応していただけると、ある意味では理解が十分浸透していない面もある
のかもしれません。改めて、こういう情報提供であったり、指示勧告ということは徹底をするような形で進めてまいりたいと思っております。 同時に、そうであっても避難が長期化、避難準備情報であっても長期化するような場合は、持参した衣類や軽食などが底をつくということもございますので、そういう場合には、非常食など
の提供については柔軟に対応していきたいと思っているところでございます。 次に、大綱3点目
の子供
の貧困
の解決に向けてですが、実態把握
の状況と市全体
の現状はどうかと
のお尋ねでございますが、市内
の子供
の貧困状況については特化した調査を行ったことはないことから、実態について数値などで判断する資料等はございません。市全体
の現状としては、必ずしも貧困と判断できるものではございませんが、就学援助
の対象児童数や生活保護世帯における教育扶助を受けている世帯数などを参考にすると、ここ数年は数値に大きな変動はございません。 さきに12番関武徳議員にもお答えいたしましたが、庁内で8月に第1回目
の関係課による打ち合わせを実施し、この問題に関する庁内体制や国が示している施策について
の情報などについて情報共有を図ったところでございます。子供
の貧困へ
の対応策については、個々
の家庭によって必要とされる支援に違いがあることから、まずは相談窓口を広く持ちながら、関係する部署と連携し、それぞれ
の問題点を関係者が共有し、今ある社会的資源を最大限に活用することで対応してまいります。 次に、子供食堂についてですが、子供食堂はNPO法人や民間団体
の方々によって運営されていることがほとんどであると認識しております。市としては、子供食堂に関連して、国や民間などによる助成制度など情報提供を行うことで支援してまいります。 以上でございます。
○議長(門間忠君) 木内知子議員。
◆21番(木内知子君) 答弁をいただきました。 汚染牧草
の件につきましてですけれども、未指定
のことをお聞きしようと思いましたら先にお答えいただいた
のですけれども、環境省
のほうで未指定
のほう
のものにつきまして、まだどこまで進んでいる
のかなということを再質問でお聞きをしたかった
のですけれども、実際にはまだ進んでいないということな
のですか。ちょっともう一回その辺、答弁をお願いしたいと思います。
○議長(門間忠君) 岡崎環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長兼
災害廃棄物対策室長(岡崎美津男君) 国が行っております未指定廃棄物
の濃度測定でございますけれども、これは採取作業が終了いたしまして、現在は分析を行っているということでございます。測定結果
の公表
の時期ですとか方法につきましては、県
の調査分と歩調を合わせて公表したいというふうに伺っております。 以上です。
○議長(門間忠君) 木内知子議員。
◆21番(木内知子君) そうですね。ぜひ未指定
の分も非常に心配でございますので、その辺はきちんと対応していただきたいと思います。 それで、今、広域
の話をしました。広域は焼却はしないと。仙台、利府は焼却しましたね。しかし、利府あたりは周り
の皆さんに許可を得なかったと、ちょっと問題も残しております。 それで、今やっぱり注目されている栗原市
の取り組み、こういった微生物を使って堆肥化する、非常にこれは画期的なことで、大学
の先生方とタッグを組んでやっているということですよね。この辺ですね。 確かに、市町村長会議も、県
の結果待ちも当然それはあるでしょう。しかし、腹案として、まず本市として何か考えてはいない
のでしょうか。全く真っさらな
のですか。その辺何か腹案をお持ちになって、逆に広域
のほうに提案するというぐらい
の形をちょっと持っていていただきたいというふうに思った
のですが、いかがですか。
○議長(門間忠君) 金森
市民協働推進部長。
◎
市民協働推進部長兼震災復興局長(金森正彦君) 栗原市
の堆肥化
の検証につきましては、私も知っておりますけれども、県では今後、先ほど市長がお話ししましたように、11月
の中旬ごろにその方針を示していきたいということでございます。いずれにいたしましても、個々
の市町村では対応できない問題であります。 これまでも申し上げてまいりましたが、汚染廃棄物
の処理は市町村だけ、1個
の自治体だけで解決する問題ではございませんので、どのような方針が示されるか、大崎市はそれに倣って、県や国と主体的に進めてまいりたいと思います。 なお、市町村長会議
の中でしっかり議論してまいりたいと考えているところでございます。
○議長(門間忠君) 木内知子議員。
◆21番(木内知子君) そうすると、全く隠し玉というか、持っていないということですね。そう理解していい
のですか。
○議長(門間忠君) 金森
市民協働推進部長。
◎
市民協働推進部長兼震災復興局長(金森正彦君) 栗原市
の堆肥化につきましては知ってはございますが、処理について相当長い年月もかかるというお話も聞いておりまして、こういったところ
の欠点もあるというようなお話を聞いております。ですから、県が統一した見解を示すわけでございますので、それに倣って大崎市も考えていきたいという内容でございます。
○議長(門間忠君) 木内知子議員。
◆21番(木内知子君) そうですか。栗原市
の担当ともちょっと直接お話をした
のですけれども、かなり結果としては順調に推移しているような状況
のようです。今、大豆とかトマト
の実もの
の結果を採取して、最終的には年内いっぱいぐらいで大体方向性が出る
のかなというふうな話をしておられました。 これは事業費は大体4,500万弱だということでありますけれども、いずれにしても非常に安全性が高いですし、私は方向性として、これは全国でも注目しているということなので、これも大いに本市でも取り入れる方向で検討していってもいい
のではないかなというふうに思います。答弁は同じことを繰り返されると思いますので、よろしゅうございます。 それから2つ目、避難情報ですね。 これは、今お話ししたとおり、早目
の避難情報ということは、明るいうちに避難するということでは、実際に回ってみまして、本当に年配
の方々はとても助かったというふうに思います。 それで、避難所として
の避難箇所
の整備ですね、これから努力はしていくというふうに言われておりますけれども、今すぐできることがある
のじゃない
のかなと思いました。例えば、ちょっと松山
の例をいいますと、松山中学校が避難所でございました。あの建物はちょっと変則でございまして、裏手
のほうに体育館がありますので、高齢者
の方は余り学校と関係がないものですから、行ってもどこだかわからない。中にはとても殊勝な方がいまして、10号
のときです、あのとき50人ぐらい集まった
のですけれども、前
の日に、まだ晴れているときです、台風が来る前、7号、9号が来ていますから、わざわざ1台
の車を持って、置きに行った
のです。そして、体育館を見つけかねて帰った
のです。そして、当日来ました。そして、職員に聞いて、裏だとわかったと。やっぱり、標識が必要だろうという声がありました。そういう
のが出てきました。 それから、今度は障害者
の皆さんがおいでになりました。デイサービスから帰ってこられて、車椅子でいらっしゃった。スロープがある
のですけれども、実は駐車場が草が生い茂っている
のですね。これがまた背が高かった
のです。台風が来るというなら、ちょっと刈っておいてくれよというふうに思いたくなった
のですけれど、そこに車をとめて、そこからお出になる。雨は降っている。そこに今度は、実はスロープと
の間に側溝がある。ふたがある
のだけれども、それは段差がある。これもまた大変でございました。その辺ですね。やっぱり避難所としてずうっと固定化する
のであれば、これは松山
の例ですけれども、ほかも同じことが言える
のじゃないかと思う
のです。早急にそれはやっぱり改修するなりしてほしいなと。願わくば、ちょっとスロープ
のところです、簡易
の屋根があるといいなと。とにかくタオルをかぶって雨
の中を、ちょっと距離がありますので、びしょぬれになって中に入っていただいた
のですがね。そういったこともちょっと検討していただきたいと思いますけれども、その辺
の各施設
の状況ですね、ちょっとチェックをしていただきたい。 それと、今、バリアフリー
のトイレ
のこともありました。中学校はトイレがあります。実は9・11
のとき、松山はそのすぐちょっと下にありますB&Gが避難所でありました。ここは入り口が広うございまして、階段ではありますけれども、距離が短いので車椅子をぽっと運べる。駐車場もいっぱいだ。あと、舗装してありますので、条件が全然、足元が違うわけですね。それと、もう一つは自販機があるということで、B&G
のほうがいい
のじゃないというふうな声を大いに聞いた
のですね。 ただ、B&Gは、トイレは和式な
のです。ですから、バリアフリー化はなっていない
のですね、そういったこと。あそこも避難所にはなっている
のですね。ですから、そういったところを各支所もう少し細かく目配りをして、早急にできるところは、本当にあすまた来るかもしれない、そんな感じがありますので、その辺
の改修
の計画ですね、ちょっと調査をして対応していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(門間忠君) 佐藤危機管理監。
◎
市民協働推進部危機管理監(佐藤光弘君) 申し上げます。 避難所
の指定につきましては、市長が申し上げたとおり、一定
の手続を踏まえまして決定するものでございますが、改めまして、議員がおっしゃられますように、現場に入っていただきますと多く
の課題がある
のかなということを改めて認識いたしました。直ちにできる部分もあると思えば、今後検討を要する部分もあるかと思います。例えば、避難場所がわからないという部分、これは絶対にあってはならないと思っております。そういった部分は、広報であり、あるいはウエブであり、事前に案内という部分を徹底したいと思っております。 また、設備、バリアフリーという部分もございました。一定
の計画等が必要だと思っておりますが、今回、7号、9号、10号、3つ
の台風を経験したわけでございます。そうした中で、各避難所、合計で30カ所設営いたしました。そうした中で、さまざまな検証が現在取りまとめられておりますので、そういったものを踏まえまして、今後研究してまいりたいと思っております。 以上です。
○議長(門間忠君) 木内知子議員。
◆21番(木内知子君) 今、設備
の中に、ちょっと強調しておきたい
のですけれども、テレビ
の設置な
のです。非常にやっぱり皆さん経験すると、本当にわーっと何を言っている
のかわからない
のです、防災ラジオだけでは。逆に不安が募る
のです。そして、職員が定期的に例えば情報提供するかといえば、そうでもなかった
のですよ、残念ながら。ちょっと私ども、氷室議員も一緒だったものですから、そちらで提供したような格好がある
のですけれども、そういったテレビなんかも簡易なのでできる
のじゃないかと思う
のですね。それは結構強い要望がありました。 それとあと、やっぱり避難
の体制としまして、先ほど申し上げました、高齢者が早朝に避難したと。松山
の場合を見ますと、50人
のうち、ある地域は区長さんが先頭になって率いて確保して、皆さんと一緒にお過ごしでした。あるところは、区長送迎をしてくださったとかというふうな、それぞれ
の地域で
の行政
の対応が違った
のです。それはそれぞれよろしいかと思う
のですけれども、いわゆる避難準備情報というものが何な
のかということは、今、市長、書面でやっているから認識しているかなというふうに、高齢者
の皆さんは全然そんな認識はありません。ですので、その辺はやっぱり行政区なり民生委員さん、そこにでも、いろいろな集まり
のときに徹底してやっぱり刷り込むといいますか、これは絶対に必要だと思います。 そして、せいぜいお昼ぐらいまではおにぎりを握ってこられるでしょう。そこでもちょっと話した
のですが、あのとき暑かったです。夕飯まで握ってこなければならない
のかと。梅干しを入れてこうやったらいいよねとは言ったものの、夕飯まで用意してくる
のかと。そうなってくると、やっぱりひとり暮らし
のお年寄りはおっくうですよね。そういったことへ
の配慮なんかもちょっとやっぱり考えていかなくちゃいけない。 それはだから行政区単位で考えるなり、民生委員さん
のほうでその辺
の配慮もやっぱり手を差し伸べるというところもあってもいい
のかなというふうなことを思いました。その辺はもしかしてほか
の地域、支所からも、今回
の台風
の関連でいろいろな要望が上がってきたと思う
のですけれども、そんなようなことは出ておりませんでしたか。
○議長(門間忠君) 佐藤危機管理監。
◎
市民協働推進部危機管理監(佐藤光弘君) 申し上げます。 初めに、情報周知
の部分でございます。確かに目で見える情報という部分は大きなインパクトがございます。私どもも災害情報等を把握する場合、テレビであったり、あるいはウエブであったり、そういったものを目で確認はするわけでございますが、ハード的な部分、ソフト的な部分、そういったものをバランスよく対応できればなと思っております。今回、各地域
の避難所におきましては、職員が逐次状況を広報版に掲示したり、あるいはお話ししたり、そういった部分で皆さん
の耳にお届けしたという事例もございます。確かにテレビという部分、重要ではございますけれども、ハードとこういったソフト、そういったものを両面から構築できるように検討してまいりたいと思っております。 また、行政区
のお話がございました。非常食も交えたお話でございます。市長からも申し上げましたが、非常食につきましては、有事
の際に備蓄はしております。ただ、災害
の状況であったり、あるいは避難が長期化するような、そういった情報を踏まえながら柔軟に対応していきたいと思っております。 また、自助、共助という部分を申し上げれば、行政区、自主防災組織においてそういった手助けをしていただくこと、大変ありがたいと思っております。こういった部分がなければ、防災、減災という部分は成立しないとも思っております。今後、自主防災組織
の会議だったり、あるいは研修会におきまして、こういった自助、共助につきましては一層呼びかけてまいりたいと思っております。 以上でございます。
○議長(門間忠君) 木内知子議員。
◆21番(木内知子君) そうですね。自主防で、今回
の9カ所
の指定避難所以外でも開設したところがありましたよね。そういうところでは、そういうふうな対応もされていた
のかなというふうに思いますけれども、確かにそうな
のですよね。自助という点で、やっぱり高齢者
の皆さんへ
の徹底という、おひとり暮らし
の方が一番やっぱり不安だし、避難したいと思う
のです。その方々へ
の思いやりをもう少し何か力を入れてほしいなということを申し上げておきたいなと思います。 それから、職員と
の連携
のこともちょっと1つ申し上げておきたいと思います。 学校でございましたけれども、例えば今回は松山
のことを申し上げますと、体育館が、校舎
の正面から入りますと、階段を上がってちょっと歩いてまた階段を上がり、かなり距離が長くて体育館にたどり着く
のですけれど、ある方はわからなくて正面玄関に行きました。職員
の案内でどうぞこちらからと言われて、歩いた
のです。たまたま高齢
のお母様を抱えて、お三人さんで。途中でお母様が嘔吐されてしまったということがありました。別
の方は、後ろ
のほうでございますのでどうぞといって体育館を教えていただいたというふうな、まちまちな職員
の対応があったようです。そこら辺もちょっとしっかり徹底してほしいと。 それから、場所
の入れかえがあるといいますか、学校が不都合になって、急遽三本木でありました。最初は中学校、次はふれあいホール、そして中学校です。そのときは知らないで学校へ行ったりもします。その辺
の徹底だったり。その会場
の変更
の周知なり、例えば教職員、施設
の管理者と
の連携、これをぜひともしっかりとしていただきたい。本当に危なくあの方は救急車かなとちょっと思ってしまった
のですけれども、事なきを得たのでほっとしましたけれども。 それとあと、たまたまあそこには柔道場がありますので、畳がありました。それで、高齢者
の皆さん、車椅子
の方は、社協
の方が来てくださって、畳を敷いて、そこに毛布を敷いて横になっておられましたけれども。ちょっと
かたくてかわいそうだなと思いながらも、でも床よりはよかった
のですけれども。そんな対応も今回はしていただいたということです。その辺
の連携ということもちょっと強調しておきたいなと思います。 では、そこら辺はお願いをしておきたいと思います。 それから、貧困
の件です。 貧困をやっぱり把握するという
のはなかなか困難だと。貧困
の定義というそのものもなかなか難しいと。それで、把握するのに、先ほど市長もおっしゃいました生活保護世帯
の中
の教育扶助受給者と教育委員会
の就学援助と、それはそれであります。 それで、今回ちょっと書物などでも読んだ
のですけれども、そういう情報
の集結する場所として、やっぱり学校だと思う
のです。例えば事務方
の集金
の滞納だったり、あるいは歯科、口腔
の検査で、口腔
の状況が貧困
の度合いを示すというふうに言われるくらい、情報が学校
の中に結構あるなというふうなことを思っています。なので、学校で
の把握
の努力という
のも一方では必要ではない
のかなというふうに感じておりますけれども、教育委員会、どうですか。
○議長(門間忠君) 門脇教育部長。
◎教育委員会教育部長(門脇喜典君) 学校で
の情報収集というふうなお話でございますが、実は現状を申し上げますと、なかなか学校には情報が入ってこない
のが現状でございます。どういう取り組みをしているかという
のをお話しさせていただきますと、現在、学校ではスクールカウンセラー、あるいはスクールソーシャルワーカーも配置しております。また、特にいろいろな問題を抱えているお子さん方
の相談
の窓口としては、子どもと親
の相談室というものも定期的に学校を巡回しながら配置をしているところでございますが、相談をいただく内容が、どちらかというと不登校であったり、あるいは友達同士
の関係であったりという相談をよくいただきます。 ただ、今、議員御指摘
の貧困にかかわる部分
の、やはり情報としては扱う情報がかなりシビアな情報でございますから、なかなか子供を通して、あるいは親
の方が学校
のほうにその情報を、相談いただければうち
のほうはいろいろな部署と連携ができる
のですが、なかなかその情報が入ってこないという
のが現状であるということを御理解いただければなというふうに思います。私
のほうは相談いただければ、先ほど市長も答弁いたしましたけれども、関係部署と
の連携体制がとれておりますので、いろいろな問題に応じて、福祉であったり子育てであったり、連携をしながら対応してまいりたいというふうには思っているところでございます。
○議長(門間忠君) 木内議員、質問は端的にひとつお願いしたいと思います。
◆21番(木内知子君) 子供
の貧困を見逃さない仕組みづくり、これが求められるかと思いますので、ぜひともそこら辺
の努力はしていただきたいと思います。 あと、国と自治体が連携して調査していくということ、その方策を考えていただきたいと思います。 一つ貧困
の集約する例としまして、実は子供食堂
の件、民間団体が多い
のですけれども、例えば大阪
の堺市あたりは行政主導でやっています。この間、秋田市役所が子供食堂
の会場になったというニュースを聞いたものですから、早速調査してみました。 そうしましたら、あそこはこういうことでやった
のだそうです。予算を実は計上したようです。やっぱり行政だけでは問題が見えないということで、民間と互い
の強みを生かして、市民協働事業
の提案募集をしたという
のです。そうしたならば、5件応募があった
のだそうです。その最優秀になった
のが、任意団体で活動していたそうですけれども、フードバンクあきたという名称
のメンバー10人でやる組織です。それが最優秀だった
のです。この方は、子供食堂「みんなでごはん」という名前で命名をして応募をしたと。ところが、これはプラスアルファがありまして、学校
の制服
のリユースも一緒にやるという提案だったそうです。それで、これはすばらしいということで最優秀に輝いたそうです。 そこ
の組織を聞いてみましたならば、もともと例えば食品
のロスなど、そういったものを回収して必要な人に提供している、そういう団体だった
のですね。ですから、やっぱり不要になったもののリユースだったりということで、本当に適任
の団体だったということな
のです。食品ロスを集めて困難な人に届ける活動をしている団体だったということな
のですね。これも一つ
の方法だなと。 これは、子供だけではない
のです。子供食堂「みんなでごはん」という名前ですけれども、貧困家庭
の交流
のきっかけづくりと。それから、高齢者でもいい
のだよと。そしてまた孤立している人、そういう人が寄り集まれる場ということで、とにかくそういうことをやることによって、だんだん貧困
の子供を発見していくということで、9月から始まったようです。9月17日には親子6組が参加したということでありますけれども、こういった取り組みも一つ
の参考になる
のではないかなと。ちなみに100万上限
の予算で、88万を交付したということでございます。 今回、本市でも、実は子供食堂がある
のかという問い合わせがあったり、そういった声を上げている人も耳にしておりますので、今後、民間主体という
のがスタートになる
のかもしれません。しかしながら、行政としても、しっかりそれが立ち上げられたならば、やっぱりフォローする姿勢をきちんと持っていただいて、ぜひとも成功に導くようにフォローアップしていただきたいなと思います。 本当に子育てという
のは社会で
の責任で見守っていかなくちゃいけないと思いますし、子供たち
の現在と未来、やっぱりもっともっと財政支援をしてもいい
のじゃないかなというふうに思います。 またもう一つは、やっぱり働き方
の問題があるでしょうね。家族と
の時間を大切にできる働き方
の実現、そしてまた、どの子供も健やかな成長ができるようなそういった社会環境
の実現、これがなければ、幾ら個々で頑張ってもなかなか大変だと思う
のですけれども、そういった、ぜひ子どもを社会
の宝として育てていくという姿勢をともに認識をして、これからも努力を惜しまないでいただきたい。このことを最後に申し上げて、質問を終わります。ありがとうございました。
---------------------------------------
△延会
○議長(門間忠君) お諮りいたします。 本日
の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(門間忠君) 御異議なしと認めます。 よって、本日はこれをもって延会することに決定いたしました。 なお、10月5日
の本会議は、大崎市議会会議規則第9条第2項
の規定により午前10時に再開をいたします。 本日は、これをもって延会といたします。 午後4時43分 延会
---------------------------------------地方自治法第123条第2項
の規定によりここに署名する。 平成28年10月4日 議長 門間 忠 署名議員 大山 巖 署名議員 佐藤清隆...