東松島市議会 > 2022-06-10 >
06月10日-一般質問-02号

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  1. 東松島市議会 2022-06-10
    06月10日-一般質問-02号


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    令和 4年  6月定例会(第2回)令和4年 第2回東松島市議会定例会会議録(第2号)                                          令和4年6月10日(金曜日)                                                 出席議員(18名)    1番  千 葉 修 一            2番  齋 藤   徹    3番  井 出 方 明            4番  手代木 せつ子    5番  浅 野 直 美            6番  土 井 光 正    7番  石 森 晃 寿            8番  櫻 井 政 文    9番  小 野 幸 男           10番  五野井 敏 夫   11番  阿 部 としゑ           12番  長谷川   博   13番  小 野 惠 章           14番  阿 部 秀 太   15番  大 橋 博 之           16番  滝   健 一   17番  熊 谷 昌 崇           18番  阿 部 勝 德                                                 欠席議員(なし)                                                 説明のために出席した者   《市 長 部 局》      市         長    渥  美     巖      副    市    長    小  山     修      総   務  部   長    髙  橋  義  則      復 興 政 策 部 長    八  木  哲  也      市 民 生 活 部 長    八  木  繁  一      保 健 福 祉 部 長    佐 々 木  寿  晴      兼 社 会 福 祉事務所長      建   設  部   長    小  野  尚  志      産   業  部   長    山  縣     健      会  計  管  理  者    藤  田  英  俊      総 務 部 総 務 長    勝  又  啓  普      総 務 部 財 政 長    片  倉  義  和      総 務 部 防 災 長    奥  田  和  朗      総務部防災危機管理監    村  松  幸  雄      復  興  政  策  部    大  槻     敦      地方創生・SDGs推進室長      市民生活部市民生活課長    藤  田  栄  治      市 民 生 活 部税務課長    佐  藤  伸  壽      保 健 福 祉 部福祉課長    生  井  浩  二      保  健  福  祉  部    小  山     隆      高 齢 障 害 支 援 課長      保健福祉部健康推進課長    梶  原  智 栄 子      兼新型コロナウイルスワクチン      接 種 推 進 室 長      建 設 部 建 設 長    小  山     篤      建 設 部 建 築住宅課長    津  田  富  彦      建 設 部 下 水 道 課長    宮  川     崇      産 業 部 農 林水産課長    大  崎  昌  宏      産 業 部 商 工観光課長    難  波  和  幸   《教育委員会部局》      教    育    長    志 小 田  美  弘      教   育  部   長    小  山  哲  哉      教 育 委 員 会 教 育部    村  岡     太      学 校 教 育 管 理 監      教 育 委 員 会 教 育部    樋  熊  利  将      教 育 総 務  長      教 育 委 員 会 教 育部    五 ノ 井  勝  浩      生 涯 学 習  長   《その他の出席者》      建 設 部下水道課長補佐    内  海  直  樹      保  健  福  祉  部    渥  美  勝  夫      健 康 推 進 長 補佐                                             《議会事務局》      議 会 事 務 局 長    齋  藤  友  志      議  会  事  務  局    葉  原  正  博      議事総務議事総務係長      議  会  事  務  局    髙  橋  ひ さ 子      議 事 総務行政専門員      議  会  事  務  局    小  山  美  奈      議 事 総 務  主 査        議事日程 第2号 令和4年6月10日(金曜日)午前10時開議 第 1 会議録署名議員の指名 第 2 議員一般質問                                                  本日の会議に付した事件 議事日程のとおり 入退場一覧    時  分    番         議員  退場    時  分    番         議員  入場    午前 9時56分 開議 ○議長(小野幸男) ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付してある議事日程第2号をもって進めます。 △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(小野幸男) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において15番大橋 博之さん、16番滝 健一さん、以上の2人を指名します。 △日程第2 議員一般質問 ○議長(小野幸男) 日程第2、議員の一般質問を行います。  第1位、五野井 敏夫さんの質問から許します。五野井 敏夫さん。     〔10番 五野井 敏夫 登壇〕 ◆10番(五野井敏夫) おはようございます。6月の議会の一般質問初日の1番目ということでかなり緊張していますが、ひとつよろしくお願いいたします。今回さきに通告しておりました2点について、まず一般質問いたします。  まず、1点目でございますが、新たな津波浸水想定区域の公表に伴う本市の対応はいかにということで、実は昨日、皆さんご承知のとおり、県のほうからおいでいただきまして説明を受けたのが実際でございまして、これは報道でもって知りました。宮城県は、5月10日に東日本大震災などの数百年に1度とされる三陸沖を震源とする震災級の巨大地震、そしてまた日本海溝、千島海溝を震源とする巨大地震も考慮し、また地盤沈下、そしてまた満潮時、それに挙げ句の果ては防潮堤の決壊などの悪条件が重なった場合のシミュレーションということを言いつつ発表いたしました。  本市においては、市全体の面積の約5割、49.2平方キロメートルが浸水し、東日本大震災時の1.3倍の浸水と想定されており、市庁舎も津波浸水想定区域に含まれるということでございます。以上を踏まえて、以下の点についてお伺いいたします。  (1)でございます。この時期の新たな津波浸水想定区域の公表について、市長はどう受け止めたか。これについて。  (2)として、既存の指定避難場所では対応し切れない対策はいかに。  (3)として、津波発生時の避難は原則徒歩としておりますが、実態を見ますと現実は車での移動が多いようでございます。今年の3.16の地震のときも45号線、かなり渋滞しまして、徒歩というよりも、むしろ車のほうで移動しているのだなというふうに改めて実感させられました。  (4)として、津波浸水想定区域に位置する市役所で、災害対応の指揮伝達系統は円滑にできるのかと、対策はいかに。  (5)、市民に対する説明は、いつ、どのように行うのか。  以上でございます。 ○議長(小野幸男) 市長。     〔市長 渥美 巖 登壇〕 ◎市長(渥美巖) 五野井 敏夫議員の一般質問のうち、大綱1点目の(1)についてお答えいたします。  宮城県が公表した新たな津波浸水想定区域は、平成23年12月に国が制定した津波防災地域づくりに関する法律に基づくものであり、最大クラスの津波が、今議員が言われたように、満潮時、地盤沈下、そして東日本大震災後に設置された、本市であれば7.2メートルの海岸の防潮堤が全て崩れるなど、最悪の条件下における浸水を想定しております。しかし、何としても人命を守るという県の基本理念として公表したとの説明を昨日は受けておりました。  東日本大震災で津波による甚大な被害を受けた本市は、災害に強いまちづくりとして、国、そして宮城県と連携し、過去の頻度の高い津波、または高潮の高さから、宮城県が防潮堤、海岸堤防一線堤なのですが、防潮堤の高さをT.P.7.2メートルとして設定し、防潮堤整備を行い、併せて北上運河及び定川河川などの堤防の整備も宮城県が行い、さらには本市では防災盛土の二線堤、かさ上げ道路の三線堤の整備で多重防御を図った津波対策工事が全て完了しているという状況でございます。  本市としては、安全安心で住みやすいまちづくりを目指して、人口減少抑制のための定住化施策、企業誘致など各種施策の実施に取り組み、これまで国、宮城県と一体で様々な防災対策を行ってきて、そしてその中で復興まちづくりの事業として、例えばあおい地区等の防災集団移転地区が今回は浸水想定区域に入ったと。こういうことについては、そこに住んでいる、新たに市の防災集団移転地域ということで、そこが「どうぞ」と市から言われたところに3,000万円とか4,000万円かけて新たに住宅を建てた人からすれば、いや、ちょっと話が違うのではないかという話になると思うのです。  だから、こういうものも含めて、私はこれまでも宮城県の市長会を通じたりして、やはりこういうものについて県がしっかりと丁寧な説明を住民にしなければならないのではないかということで、再三にわたってこれは言ってきておりますし、私も市長会長とともに先日も遠藤副知事に直接お会いしたりして、そういうことも含めて要望しているというようなことで、今回の発表というのは、特に私とすれば震災後に造った防潮堤、そういうものが全て壊れてしまっているという想定を無理無理しているのではないかなと、一律に。  例えば大曲の防潮堤の7.2メートルと野蒜海岸の防潮堤7.2メートル、見てもらえば分かるように、野蒜のほうの防潮堤は7.2メートルの脇に、私が県議時代ですけれども、これは県内でもあまり例のない道路なのですが、高く盛ったわけです。6.二、三メートルを高盛土にして、道路を造って腹づけしたわけです、防潮堤に。そういうものが壊れるのかという、本当にそこまでなるわけがないのではないかなとは思っておりますが、今回示された以上はそれに従わざるを得ないかなと思っておりますし、また本市の場合は平たん地がたくさんあるわけです、特に矢本地区は。三陸道で5メーター近くの一つの高さをもって防ぐことができるようなところも、三陸道の南も北もほとんど同じような色を塗っているという状況についても、いささか疑問があるなというのはそういう状況です。  だから、昨日のお話もありましたし、皆さんが聞いて分かっているのですが、国のそういう方針に沿って、宮城県や岩手県については今年度に入ってから公表しているというような状況なども、これは被災地でこれまで復興のまちづくりをそれぞれしてきているさなかに、なかなか県としても千島海溝のこともあったりしていますけれども、発表が遅れたという一つの苦しい答弁をしておりますが、いろんな面を見て、私とすればそこに新しく集団移転した方が困惑しているのではないかなと、それが一番です。  次に、(2)についてお答えいたします。本市の地形の特徴、海抜2メートルから3メートルの平たん地に市街地が開けまして、国道やJR仙石線が通っております。その沿線を中心として、矢本地区とか、大曲地区赤井地区、小野牛網地区、浜市地区、それぞれ発展してきているわけです。このたび公表された数百年に1度の津波には、既存の指定避難所では対応し切れないとの考えは、五野井議員とまさに同様であります。  現在の津波避難計画では、津波発生時に津波の浸水がない建物や、津波浸水があっても小中学校など2階建て以上の建物は津波から命を守る避難場所として利用可能としており、指定避難所24か所のうち垂直避難が可能な21か所を使用することとしておりますが、今回宮城県が公表した新たな津波浸水想定では、平家建ての市民センター等が2か所使用できなくなりますので、津波発生時に利用可能な指定避難所は19か所になる予定であります。  このたびの宮城県の公表を受けまして、本市では今年度中に津波ハザードマップの改定を行うとともに、指定避難所の見直しを図り、市民の皆様に配布し、新たな津波浸水区域や避難所等の情報を分かりやすく周知することなど対策を行ってまいります。  次に、(3)についてお答えいたします。東松島市地域防災計画では、津波発生時の避難は原則徒歩避難としております。ただし、避難場所までの距離が長い方や徒歩による避難が困難な方などは、車両による避難も可能としております。過去の津波注意報発表の際、3月のときもそうなのですが、滝山のほうに行くとか、鷹来の森に行くところとか、すごく大変な渋滞になっておりました。そういう状況も分かっておりまして、やはり多くの市民が内陸部の高台に向かって北のほうに避難すると、車両での避難が多かったと。これで当然渋滞が発生しておりますので、今後計画的に内陸部への避難道路の拡張を必要と考えており、矢本地区から現在整備している三陸沿岸道路矢本パーキングに隣接する道の駅予定地に向かう市道百合子線、これは今整備中ですけれども、ああいうのを計画しておりますし、赤井南新町から赤井小学校に向かう北に行く道路、赤井の市民センターの脇に行く道路ですね、ああいうものも市道川前三2号線の整備を急ぎたいと考えております。  また、予想される渋滞緩和策として、鷹来の森運動公園内の駐車場と、新たに県道と接続する取付道路の整備も考えておかなければならないなと思っております。これは、鷹来の森のところの入るのと出るのがどうしてもダブってしまうのです。だから、私はそういうときは入るところにして、出るところは別なところから出るようにして、出口を新たに取り付けることがいいのではないかということで、今そういうことも考えております。そういうことで、いろいろ今回発表されたことに伴うわけですから、これからそれに従ってまちづくりも見直ししていかざるを得ないのかなと思っております。  次に、(4)についてお答えいたします。新たな津波浸水想定区域では、県内の9市町の庁舎及び宮城県の石巻合同庁舎浸水想定内に含まれております。本市の矢本庁舎も津波による約1メートルの浸水が想定されております。  本市の災害対策本部となる矢本庁舎2階の202会議室は、かさ上げ設置した非常用電源設備から電源が供給され、防災行政無線戸別受信機移動系無線が使用可能なこと、そして国、宮城県など関係機関との衛星電話による連絡体制が確保できることから、災害対応の指揮伝達系統には影響はないものと考えております。  次に、(5)についてお答えいたします。津波浸水想定区域の公表は、人命に関わる大変重要な事柄であることから、まず初めに6月9日、昨日ですね、市議会議員の皆さんに説明し、市の課長、部長も一緒に話を聞いたという形で、宮城県から説明をいただきました。  市民皆様への説明については、7月14日に自治会長会議を開催します。70名からの自治会長さんの会長会議が終わりましたら、そこで引き続き自治会長自主防災会長市防災会議のメンバー、市商工会、いしのまき農業協同組合の各支店関係、宮城県漁協の市内の各支所、あとそして消防団幹部及び松島基地等関係者の皆さんに対し説明会を行う予定としておりますし、その後自治会長さんのほうから、この地域でぜひやってほしいと言われるものに対して対応するか、こちらから最初から指定して赤井地区とか、大曲地区矢本地区、野蒜地区、浜市、宮戸、それぞれするかは今後自治会長さんの意向なども踏まえながら、その説明会は今後計画していきたいと思っております。  以上であります。 ○議長(小野幸男) 五野井 敏夫さん。 ◆10番(五野井敏夫) 今市長のほうから非常に細かく答弁いただきました。本当にありがとうございます。  まず最初に、再質問させていただきますけれども、1点目の件について、市長も何で今の時期だというふうに思うのは当然だというふうに私も思います。議員も皆そういうふうに思っているはずでございます。  その中で一番懸念されるのが今後のまちづくりについて、やはり市長も大分懸念しているなということで、実は移住定住の問題から人口の減少化、そういうふうな問題について、あの地域はそういうふうに浸水する地域だよというふうな風潮、あるいは実際どういうふうになるか分からないのですけれども、そういう傾向が出てきたときにかなりリスクが生じるのではないかなというふうに思います。ですから、その辺の安全で安心で、そして住みやすいまちづくり、やはり今後もう一歩踏み込んで啓発していかないと、SDGs、持続可能なまちづくり、これにも障害が出てくるのではないかなというふうに思いますが、市長、どのように思いますか。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) 今回のこういう発表されて、例えば本市の地価などにももう既に影響も出てきている状況があるのです。だから、私とすればこの発表も、本当に自治体ごとにもう少し、さっき言ったように壊れるわけないようなところまで全部壊れたことと想定して、過大にそういう危機感を出す、あおるという表現はまずいのですけれども、危機感が出るような状況というのはどうなのかなと思っております。  ただ、昨日の県の話でも、やはり今後様々な財政支援ということも、国のほうでも一応メニューはあるような説明も受けておりますので、そのメニューを計画的に実施していく以外はないのかなと思います。ただし、このメニューも東日本大震災避難道路なり高盛土なりきちっとやれば、その財源はほとんど100%近い国の予算でやれますが、今からのメニューですと、そういう補助率はないわけですから、これはそういう面では非常に大変なことだと思っております。現にハード事業でも東日本大震災で、本市の場合は1,600億円近く事業費をかけていますから、そういう予算というのは誰も出してくれるわけもないし、今の国の財政でそういうものは到底無理な話なのです。だから、そういう面で、しかし何もしないというのはまずいので、計画的に安全対策を行っていくという以外はないのかなと。これらについても、今後議会の皆さんなどとも協議しながら進めていくということになると思っております。  以上です。 ○議長(小野幸男) 五野井 敏夫さん。 ◆10番(五野井敏夫) 市長の考えは、やはり大変だということで、まちづくり、あるいは安全安心ということを今後、今まで以上に理解していただくように啓発していって、それに沿った地域整備をやらざるを得ないと、これは当然だというふうに思います。  それでは次、(2)番目の問題でございますけれども、指定避難所、全部で21あるうち13か所は水につかるというふうなことで、その中でもまだ垂直的な避難については使える部分が結構あるのだというふうなお話でございますけれども、やはり我々が住んでいる大曲地域に関しましては、避難場所というのはどうしても大曲小学校というふうなことで、私のうちから行きますと津波に向かっていくというふうな、勇気の要る決断をしなくてはならないというふうなことなのでございます。今大曲浜地区は、一般の住民の方はほとんど住んでいませんので、あそこの地区に避難するという方は大体大曲地区の筒場、横沼、貝殻塚、上納というふうな地域の方々が主体ではないかなと。あとは、一部企業が誘致してある大曲浜のほうから車で来て、一番早い避難場所だということで、大曲小学校の上に入るかというふうな状況が見受けられると思うのですけれども、ただあまりにも今回の津波の新たな浸水域の想定が、いわゆる悪いもの続きの3悪の中での津波ということで、本当に市長が言うように粘り強い堤防を造ったと、そして高盛土もきちっとやっているのだと、そういった中で本当にあり得るのかというふうな、私も実際そう思います。もし整備したところがそういうふうな状況で、津波があそこを越えてくるというのだったら、日本沈没ではないかなというふうに思うような状況なのですけれども、ただ現実の問題として、県のほうがそういうふうにして、あるいは国のほうがそういうふうにして新しい浸水区域だというふうに色分けしている以上は、市民に対してもやはり安全なまちづくりのための避難所だというふうなことを今後やっていかなくてはならないと。本当に1メーターあるいは2メーター浸水した場所で、垂直避難だからいいというふうなこと、ちょっと私もその辺疑問はあるのですけれども、再度市長にお尋ねします。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) 今回の想定のやつ、先ほども言ったように基本理念が何としても人命を守るという、そこからいっているのです。だから、全てそういうことになって、ただし我々実際の形として、垂直避難のことも確かに可能なのですが、命を守るのはそれでいいのです。しかし、皆さんも家財とか、例えば車とかを考えるわけです。そうすると、大曲小学校に行くかというと、車に乗ってしまえば、大曲小学校より北の赤井とか、小松、大塩のほうに、それからもしかすると須江山のほうに行くというのが、でなかったら三陸道に上がる、そういうことではないかなと思います。現実的にはそういう流れがありますが、しかし本市の形としてはハザードマップをそろえて、避難所はこういうところにありますよという形をまずは示して、命を守るということでの観点からそういうことにしていくというのが現在の、今回の津波想定に対する対策はそれしかないかなと。  もちろん今後も、本市であれば今回のやつで、例えば避難タワーみたいなのがあるのですが、国の話だと例えば5メートルの避難タワーだけれども、今回2メートル上がったから、例えば7メートルにするのなら、2メートル分の、これは補助対象として認めるよとか、いろんなのがあるのです。本市の場合は、津波タワーというのはほとんど造っていませんので、そういうことも含めて検討していく材料。特に大曲地区についてはどうするかということがあるので、大曲については私とすれば、今回造る放課後児童クラブなんかも校庭より高いところに造りますし、新たに大曲小学校の改築計画がありますから、これも可能な限り高くしたいなと思っている、1階部分を。そういう形で、可能な限り高いところにしておく、それがやっぱり大曲地区の市民の安全安心につながっていくのではないかなと。  最終的には、こちらでは大曲市民センターとかあるのですが、大曲市民センターよりはやっぱり学校に逃げてもらって、2階、3階あるところがまずは安心かなと思っているのです。それぞれ選ぶ方、いろいろあると思うのですけれども、私とすれば大曲小学校かなと思いますし、あとは早めに鷹来のとか、そういうところに避難する。私は、大津波警報が出た場合は早めに避難指示を出したいと思っているのです、空振り覚悟で。それは、私の責任で避難指示を出していくということで考えております。  以上です。 ○議長(小野幸男) 五野井 敏夫さん。 ◆10番(五野井敏夫) 大曲小学校を中心として避難地域、避難タワーというか、そういう考えだということ、よく分かります。それ以外なかなか難しい話でございますので。ただ、前々から地域の人たちが言っておるのは、大曲学供、あるいは横沼学供、あそこは陸屋根で結構高いので、外からの階段あるいはスロープなりつけてもらえば、一時避難所としては十分だというふうな解釈があるようでございますので、やはり大曲小学校まで行く距離が遠い方々にしてみれば、近いほうがいいのだと。あと、地域の防災訓練の中で大曲保育所、これに関しても一時避難場所として重宝させていただいていますので、やはりまだまだ分からない部分がいっぱいあります。そして、特に学供等については、ちょっと整備していただいただけで既存の建物を生かした避難所ができるのではないかなというふうに思いますので、その辺の見解、市長、どうですか。 ○議長(小野幸男) 市長。
    ◎市長(渥美巖) 今五野井議員から国道沿いの大曲学供とかそういうところに、屋根は上は平らな屋根ですから、脇から避難所のやつを、階段をつけることは可能ではないかなと思います。そういうことも様々な意見を、やれることをまずやって、安心をみんなで共有する以外ないのかなと。これは、絶対というのは今なかなか見当たらないのです。だから、皆さんからの様々な、こういう形で一般質問などを受けながら、我々もそこに向かって、いい提案であればそれを具現化していきたいなと思っております。ただいまの学供なんかの上の活用、横沼学供もそうですし、そういうところについても検討してみたいなと思っております。  以上です。 ○議長(小野幸男) 五野井 敏夫さん。 ◆10番(五野井敏夫) 市長のほうから、そのように考えるということでございますので。  それと、さっき言い忘れたのですけれども、やはり民間の建物で、当然2階建ての建物がございます。ですから、その辺は今後検討課題として、市との一時避難所の災害協定を結ぶなり、何かというふうな形もあると思うのです。実際3.11のときには、固有名詞を言って申し訳ないのですけれども、内康さんの2階には地域の人たちがかなり避難しておりました。それとあと、関の内地区に関しましても、今加藤医院の2階あるいは病院が全部空いていますので、そういうふうな緊急の場合は人を入れてもらえないかというふうな、やはり協定を結んでおけば、市民もいざといったときにあんまり遠くまで行かないで、近くにもあるのだというふうな認識が出て、そしてまずは啓発できると思うので、安心がまた一増しするのでないかなと思うのですけれども、市長、どうでしょう。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) 今の提案されている、確かに内康さんも2階、当時大変な皆さんがあそこで一夜を過ごしたということで伺っておりますし、内康さん自身もいろんな食料の提供とかもして、本当に頑張っていただきました。そういうことで、今後定川から特に仙石線の南側、全体的にそういう状況が多いものですから、今言われたようなことも検討してまいりたいと思っております。  以上です。 ○議長(小野幸男) 五野井 敏夫さん。 ◆10番(五野井敏夫) 次に、(3)の避難道路の件なのですけれども、さっき市長のほうからは鷹来の森運動公園の県道の入る部分が今十分、ある程度はあるのだけれども、出る部分がというふうなお話、私は、手招のほうから思い切って道路を拡幅して持っていって、今のアスレチックのほうに抜けるような道路、たしか矢本カントリー大会のとき、あそこ走っておったので、ちょっと整備すれば広くできる用地はあるのではないかというふうに思います。  それで、こっちの小松台の前の道路を入っていって、あそこの道路を広げることも私は可能なのではないかなと思うのです。南側に広げる分については、住宅、そんなにございませんので。北側に広げるというと、今度住宅が結構ありますから、南側に広げていって、あの道路を車が自由に交差できるような整備をすれば、なお一層避難道路としての厚みが出てくるのではないかなというふうに思うので。  あと、今後の課題として、さっき市長が言った百合子線、これは道の駅が当然そこに出てきます。道の駅の整備をするときも避難道路を兼ねたような、目的があそこの道の駅に行くだけでなくて、やはりどっちもクリアできるような道の整備をすべきだというふうに思います。  以上の2点について、市長の考え。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) 鷹来の森の避難の場所については、現在1か所から出入りが、入るほうと出るほうが同じような、幅10メーターぐらいのところでのどうしても混む状況なのです。ならば、私とすれば、原発の絡みの待機とか検査の絡みでもそういうことが必要となるので、県の金で何かできないかということで今私は考えているのです。そして、うまく使えば我々避難のときも使えることできないかということとか、いろいろ考えております。そういうものを踏まえて検討していきたいなと思っております。  それから、百合子線について、今道路そのものが、後で部長から言わせますけれども、恐らく道路構造令の中の要するに一般の車が通れる幅で造っていると思います。だから、その辺については一定の、2車線にはなっているわけですけれども、あと脇がどれだけ取れているかというのもあるのです。1台止まると、もう行けなくなったりしますので、その辺も含めて現在の整備状況だけ、担当のほうからお願いします。 ○議長(小野幸男) 建設部長。 ◎建設部長(小野尚志) ただいまの百合子線の整備状況についてお答えいたしたいと思います。  現在百合子線の整備、震災後再開し始めまして、令和4年度、今年度で一応整備完了する目標でやっております。現在残りあと300メートル弱の整備区間でございますけれども、今現在1車線の道路でございます。今後2車線、車道としましては5.5メートル、片側歩道の道路整備等を計画しております。  路肩につきましては、2.75の50センチつきますので、ちょっとぎりぎり寄せて厳しいかなとは思いますけれども、やっぱり道路構造令上のあれですので、それ以上は難しいかなとは思いますけれども、通って通れないことはないかなと思っておりますので、その辺は整備、早急に進めていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(小野幸男) 五野井 敏夫さん。 ◆10番(五野井敏夫) 今鷹来の森と、小松の道の駅周辺の避難の件についてお尋ねして、市長からはそれなりの回答をいただきました。  ただ、問題は、あと牛網方面から来る場合、こっちのほうの整備もしなくてはならないと私は思います。滝山に一気に上がれるルート、今地域の人たちが一生懸命になって、年に何回か草を刈ったり整備していますけれども、もうちょっとその辺を積極的に検討して、滝山に上がってきて、そしてまた避難できるような体制をやはり町としては考えてやらなくてはならないのではないかと。一概に全部が全部上まで上がらなくたっていいのです。高いところまで、とにかく移動するということがまず前提でございますので、その辺の対応、あるいは考えについてお尋ねします。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) 滝山について、矢本側の小松、鹿妻から入る滝山を、本当はあそこはもっと広げて、引沢の大塩のほうと同じぐらいの道路にしたいのですが、現在様々な土地の問題であそこまでしか行っていないというのが現状なのです。だから、私とすれば、滝山もそういう形で避難に使える場所だなと思っております。当然滝山から上に上がって、駐車場、山頂から鳴瀬のほうに、牛網のほうに堤含めて抜けていくわけですが、そこについては現在全て舗装にはなったわけです。ただし、もともとの道路、幅員は非常に狭いのです。対向車が来ると、なかなかすれ違いできるような状況でもないのです。ただ、そこを全て拡幅できるかというと、あそこを拡幅してやると、まさにとんでもない、これはまた延長もありますし、金もかかるわけです。その辺も踏まえながら、滝山については、鳴瀬の牛網のほうは国道からも入れる立場にありますから、そういう面で今後滝山の活用もやっぱり考えていかなければならないなと思っております。  ただ、これだけ、今ここで言っている箇所だけでもとんでもないお金になるのです。だから、夢だけ与えて、何も、いつできるのだという話にもなりかねないのです。やりたいのですけれども、金ないわけですから。だから、それをどのように財源を持ってくるかというのがやっぱり今後大きな政治力になってくるのかなと思っております。そういうもので、まさに政権与党と、しっかりと予算を確保するために、いろんな面で私は活動しながら、本市にとってプラスになるように頑張っていきたいなと思っております。  最後は予算なのです。予算をどれだけつけるか、取るか、これがやはり一番なのです。だから、そこを、ここにだけいて議論したってどうにもなりませんし、やっぱり国、県に行って、しっかりと要望活動、行動を行って、何とか理解を得るというのが大事だなと改めて感じております。  以上です。 ○議長(小野幸男) 五野井 敏夫さん。 ◆10番(五野井敏夫) その辺市長のご活躍を私、祈念しまして、祈っていますので、よろしく、頑張ってください。  次に、4番目でございますけれども、市役所の浸水について、市長は202の大会議室で今までやってきたように対応できるのではないかというふうなさっき答弁でございました。全ての通信系統から何から全部そろっているので、できればここで持ちこたえたいと、それは私もそのとおり理解します。ですけれども、実態として1メーターから3メーターというふうな数字が出されている以上、やはり世間との動きが遮断されたというときにどうするかと。司令塔が水没してしまって動けなくなったよとなってしまったときにはどうにも対応できなくて、市民は右往左往するのではないかと。それを考えたときに、私は別に市役所を移してくださいとか、災害対策本部を市役所の隣接地、そういうふうなことでなくて、さっきから避難するのは高台だよということで市長が言っていますので、この際道の駅造ったときに、そこに対策本部を移せるような機能をやはりそこに確保すべきでないかと私は思うのですけれども、そういう考えどうでしょう。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) 心配されることは、確かに現在の場所でいいのかというのはあるのですが、私は東松島の庁舎をここから移すというと、市民はこの周辺にいっぱいいるわけで、市民を置き去りにして私たちだけが上に上がるというのは、ちょっと考えは、それは私としてはやりたくない話なので、私は庁舎はこの周辺が、ここでいいのではないのかなと思っております。  そういう中で、改めて道の駅なりのところでそういうスペースを造れないかというと、現在の道の駅のスペースそのものに決して余裕はないのです。だから、本当に逆に駐車場もそこに造れない部分、百合子線の西側にも一部駐車場を造るような状況で、現在の道の駅のスペースは本当にある程度、2万平米近くあるのですけれども、いろんなものを入れたり、車の駐車台数などを計算すると手いっぱいというのが現実なところなので、あそこに持っていくというのは極めて厳しいなと考えております。  以上です。 ○議長(小野幸男) 五野井 敏夫さん。 ◆10番(五野井敏夫) 市役所を別段移してくださいの話でなくて、災害時の対策本部を一時的にそこに移すということであれば、やはり道の駅の最上階のところに1階足してやるのも一つでないかと。あそこから市内を見ていますと、市内の状況は全部見えると、少なくとも旧矢本町の分については全部目視できるのではないかというふうな利点もあります。そしてまた、緊急の物資に関しましても、鷹来の森運動公園から山伝いにあそこは輸送可能だと。そしてまた、三陸道が健在であれば、すぐ物流関係の指令も出せるというふうな利点も結構あると思いますので、面積的に厳しいというふうな市長の考えでございますけれども、そこを何とか知恵を絞って、頭脳集団の東松島市職員の方々にそういうスペースを見いだしていただいてやるのも一つでないかということで私は思うのですけれども、市長に再度お伺いします。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) 道の駅というの、もちろん避難所としても使えるような体制というのは、当然道の駅の中にスペースとしては入れているのです。ただ、今言うような形で災対本部をそこに移すとなると、そこにふだんから一定の機材とか何だかを全て、道の駅、今平家なのですけれども、2階にした場合、そこに建てる経費と含めて、常に資材というのを通信含めて全て置かなければならないわけです。だから、そういうことをするだけの今本市には余裕はないのではないかなと思っております。  私は、道の駅は避難所を兼ねたものということで、これは最初から私の方針として、百合子線もそういうものを含めて造っているわけでして、私、市長になってから具体的に、まさに道の駅を動かしてきたわけです。だから、そういう面でぜひ、まずは道の駅はそういう形で、あと避難の場合は、もちろんあそこはトイレとか水はあるわけですから、それらを最大に活用するし、今言われたように高盛土の道路ですから、あそこは何とか崩れない限りは通行可能ですし、いろんな面でやっぱりあそこを、道の駅の場所をうまく活用していくのは大事だなと思っております。  最上階なり2階、本当に造れるかどうか、今も道の駅をいろんな考えの中で、やはり私とすればコストをあんまりかけないでやっていきたいのです。建物を、災害のやつを建てるとなると、物すごく頑丈なものを建てて、それだけのコストはかかっていきますよね。そういうことが果たしていいかどうかも含めて、現在道の駅を建てるといったって相当な予算、これから苦労していかなければならないのです。今国交省、農水省、様々な地方創生、そういうところの予算にいろいろアタックはしているのですけれども、必ずしも全てがオーケー、いいわけではありませんので、やはり財源との関係もあるということで、理想としては五野井議員言うのは分からないわけでもないのですけれども、こちらの懐との関係も理解いただきたいなと思います。 ○議長(小野幸男) 五野井 敏夫さん。 ◆10番(五野井敏夫) 市長のほうから実態の話を今聞かせていただきまして、かなり苦しいなと。そういった中で、検討の余地があったら、心の隅の中でひとつ考えていただければというふうに思います。  それでは、(5)番目、市民に対する説明はいつどうするのかということで、さっき市長のほうから前向きなお話ございました。やはり一番心配しておるのは、市民の方々でございます、どうなっているのだと。この前の日曜日の防災訓練のときも当然この話が出ました。この辺も水がもう来るのだねと、ここで訓練しても、来たときどうするかなというふうなお話ありましたので、非常に不安の度合いが広がっておると。  ただ、新聞の中で言っている3つの最低の条件がそろってこうなるのだよということは、市民の頭の中から抜けているのです。実際浸水した、この前みたいな、また浸水するのではないかというふうな部分だけが先行して、その条件的な部分はもうすっかり忘れてしまっているのです。防犯実働隊なり、あるいは自治会なり、その方々の説明を早く終わって、一般市民に取りあえずまちの今の基本方針と、そして安心を与えるような考えを早くやっていただきたいと、市長の決意ですね、よろしくお願いします。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) 先ほども申し上げましたけれども、まずは7月14日に自治会長会議がありますから、それが終わったら自治会長さんに残っていただいて、あとは関係する消防団幹部とか、自治防災組織のメンバー、自主防災組織、そういう方々を含めて主要な人たちに、まずは会議で県のほうから説明をしていただく、これはコミュニティセンターでやろうとしているのです、かなり大規模にやりたいと思っております。その後それぞれの、例えば地域でもっと具体に聞きたいということがあれば、それは県のほうの説明する日程等、様々ありますけれども、それらをクリアしながら来ていただいて、県に説明をしっかりとしていただきたいなと思っております。できるだけ地元の要望には応えて説明して、不安を払拭するまではいかないでしょうけれども、まさに3つの最低な条件の状況、それをしっかりと説明してもらうと。ああ、なるほどな、ここまで来ないかもしれないな、それぞれのまた判断が変わってくると思うのです。その辺について期待して、説明会は行いたいなと思っております。 ○議長(小野幸男) 五野井 敏夫さん。 ◆10番(五野井敏夫) そのように対応していただければというふうに思います。  それでは次に、2番目、脱炭素先行地域に選定されたその取組についてということで、政府が目標の2050年に先駆け、2030年度までに脱炭素化を進める環境省の先行地域として、県内で唯一本市が選ばれました。この事業の狙いは、脱炭素社会の実現に向け、再生可能エネルギー普及などの先進モデルをつくり、それを広げていくと、そしてまた2050年の目標値をクリアできるようにやるというふうな事業でございます。  この事業のまず財源でございますが、(1)、事業推進のための財源はと、これは恐らく環境省から来るのではないかなというふうに思いますけれども、その辺の財源の内容。  そしてまた、(2)番目として事業の推進年度。これは結構大きい事業でございますので、手をかけてもなかなかすぐというわけにはいかないと思いますので、その辺の年度推移をお伺いします。  それから、発電された電力はどのように利用され、その収支はどのような形で我々に示されるのか、その辺をまず確認したいと。  そして最後に、(4)番目、事業主体はどこなのかと。これは予算の中でも、今回2,200万円ほどついていますが、HOPEと共同でやる事業だというふうなご説明だけは受けました。HOPEとの共同事業というと、医療病床の先行地域ということで、仙石病院の周辺も既に太陽光電気を中心とした燃料供給ということでHOPEがやっておりますけれども、その先進事業ということで、国もかなり興味は持っておるというふうに思います。  この取組について、以上4点について市長にお伺いします。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) 五野井 敏夫議員の一般質問のうち、大綱2点目の(1)から(4)まで関連がありますから、併せてお答えいたしたいと思います。  国は、2050年カーボンニュートラルに向けて、地域の魅力と質を向上させる地方創生に資する脱炭素の実現の姿を2030年度までに示す優れたモデル地区を第1回脱炭素先行地域として環境省が公募いたしました。  本市は、被災地域である野蒜地区の移転元地及び防災集団移転地先である野蒜ケ丘地区において、CO2削減とともに地域の活性化に資する取組を一般社団法人東松島みらいとし機構、俗に言うHOPEでございますが、HOPEと共同で提案しております。その結果、この提案が環境省で高く評価されまして、審査員の皆さんが評価されまして、環境省から令和4年4月26日に全国の102自治体応募の中から26自治体の一つとして、もちろん宮城県では本市だけなのですが、被災3県でも唯一脱炭素先行地域に本市が選ばれております。  6月1日に全国市長会をやった際なのですが、市長会の後にこちらのほうにも出ておりましたが、選定証授与式というのがありまして、これは有楽町のよみうりホールというところでやったわけですが、私とHOPE代表の渥美代表理事が出席し、山口 壯環境大臣から選定証を受領しております。  その取組内容については、本市及びHOPEが事業主体となって、事業推進年度は令和4年度から令和8年度までの5か年間において、野蒜地区の被災元地、市営住宅等、要するに災害公営住宅等ですね、これらも含めて公共施設を活用し、屋根なんかを活用するのですが、太陽光パネル設置などのハード事業を実施するとともに、発電した電力を野蒜地区内の公共施設や一般住宅等において自家消費し、CO2の排出削減に寄与する計画となっております。  収支に関しては、HOPEが基本的にはその責任を担うわけでございまして、事業収益の一部を野蒜地区の地域活性化に資する取組に活用することとしております。  脱炭素の先行地域の事業推進に係る財源は、現段階において、環境省の地域脱炭素移行・再エネ推進交付金というのがありまして、おおむね5年間で総額10億円が交付される予定でありまして、補助率3分の2でやるということです。もちろん残りの3分の1はどうするのだ、これはHOPEが責任を持ってやるということで、市がお金をその分に、HOPEに金、市の財源から出すとか、そういうことではありません。そういうことでのご理解いただきたいと思います。  以上です。 ○議長(小野幸男) 五野井 敏夫さん。 ◆10番(五野井敏夫) 野蒜地区を中心とした脱炭素社会を目指すというふうなお話で受け止めました。たしかこれも新聞に載っておったわけでございますので、野蒜地区を中心に土地や建物の屋根に太陽光パネルを設置して、この事業の推進をしていくのだと、そしてまた公共施設に関しても同じように設置して、太陽光パネルで発電させるというふうなお話でございます。  ただ、私懸念しているのは、市長も今一括で(1)から(4)までお話ししましたので、私もそれに沿ってやらせていただきますけれども、基本は元地に太陽光パネルを設置するというふうな、そしてまた屋根にというふうな、それはいいと思うのです。ただ、元地に設置可能なのかどうか。今回の新たな浸水地域に経産省で太陽光パネル設置はオーケーというふうな話には私はならないと思うのです。ですから、それは再検討せざるを得ない状況にならざるを得ないのではないかなというふうなことは懸念しております。  それとあと、本来であれば、2050年までカーボンニュートラルをゼロにするというふうなことで国が目標を定めておったのが、手を挙げたことによって30年度までにゼロにしなくてはならないというふうな、先進地事例というふうなことで出てくるのではないかというふうに思うのですけれども、その辺どうですか。2つの点お尋ねします。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) 今回の津波浸水想定は頭には入れますけれども、それが足かせだったら、東松島、何もできなくなりますよね。圃場整備だって、危ないからやめろという話になるのです。それは頭に入れますけれども、やはり現実として野蒜の被災元地の跡地、現在結構雑草とかそういうようなものも生い茂ったり、その後にアカシアとか柳の木まで出たりして、環境もよくない状況なので、やはりそこをうまく活用していくというのが私は大事ではないかなと。そういう形で国のほうで認めていただいておりますので、あそこも二線堤、例えば15メーターぐらいの高い堤防になっているのです。そういうところ、13メーターかな、あそこはなっていますから、それほど、そこはクリアできるのではないかなと思っております。  2030年度まで、これは後で担当から言わせますけれども、今回の脱炭素先行地域授与式などに行っても多くの選定委員の先生方が発言するのは、これからの日本は脱炭素で世界をリードしていく国になっていくのだと。その選定された26団体は、地域をリードして、地球全体を守っていくような形で、それは国際公約でそういう目的を持ってやるわけですから、やはりそういう面でできるだけ頑張ってほしい、その財源も後押ししていきますよというのが国の方針なのです。だから、そういう面で、私は今回東松島市が選ばれたということは本当に非常に名誉なことだと思います。先日会った仙台市長とかいろんな人たちも、なぜ東松島、そんなにSDGsから、観光のモデルとか、脱炭素とか、次々すごいですねと言われましたので、私は本市の職員がそれだけいろんなところに頑張っていただいている質の高さもありますよと言いましたけれども、他の地域から見れば、手を挙げて外されているわけですから、そういうものを評価いただきながら、このことについてはやはり議会もしっかりと前に進めるような形で応援いただきたいものだなと。これからの時代、やっぱり脱炭素は避けて通れない環境問題です。現実のこれからの未来に向かっていくものですから、これは今回の選定を、私は一つの本当にすばらしい選定を受けたなということで、市としては誇りに思って進めていきたいなと思いますので、ぜひこれはこれから、もちろん本市、実は環境省に1名職員も出しているのです。こういうことも私としては予想もできるということで、そういう先々、先手、先手ぶってやっているわけでして、そういうものも踏まえて、トータルとして、これからはこの脱炭素、これはやはり大きな一つの柱になっていくのではないかなと私は見ているので、ぜひ理解いただきたいものだなと思っております。  以上です。 ○議長(小野幸男) 五野井 敏夫さん。 ◆10番(五野井敏夫) 市長の考え、やはり脱炭素、これカーボンニュートラル、そしてもともとの根本は京都議定書から始まってきた環境問題でございますので、やはり日本の国は資源が少ないといった中で、化石燃料で今まで頑張ってきたのですけれども、これはもう頭打ちだよというふうなことで、太陽光なり、風力なり、あるいはバイオマスなりと、いろんな再エネルギー化ということで活用できる部分がありますけれども、今回東松島においては太陽光パネルだと。当然実績も既にあるわけでございます、HOPEがやっておるということで、一番取り組みやすかった事業の内容かなというふうな解釈もできるわけでございます。本当に市長の考え方、そしてまた職員の頑張り、これは本当に頭の下がる思いでございます。  ただ、これをやるためには、やはり土地の確保というか、元地でやるということなので、かなりの、10町歩ぐらい必要になってくるのではないかなというふうに思ったりするのです。実際この運転開始がいつ頃になるのか、それについてお尋ねすると。 ○議長(小野幸男) 復興政策部長。 ○復興政策部長(八木哲也) 今回の事業でございますけれども、市長先ほど申し上げたとおり、令和4年から8年度までの5年間ということでございます。現在のところ地元調整であったり、関係機関協議を進めておりまして、調整が整い次第、今年度から一部パネルのほうを着手してまいります。全体の計画としましては、令和7年度ぐらいまで太陽光パネルの設置事業を行いまして、8年度からある程度売電をしていくというような計画でございます。  以上でございます。 ○議長(小野幸男) 五野井 敏夫さん。 ◆10番(五野井敏夫) ちょっと期間かかりますけれども、電気売電料、かなり下がってきています。ですから、その辺のリスクを十分考えて、やはりHOPEとタイアップしてやっていただければと。  さらに、これは9日の定例記者会見で市長が述べた中で、野蒜地区に限らず市内の公共施設での太陽光発電を進め、行政が先行して取り組むモデルになりたいというふうなことでございますが、その辺について市長の考え方と、そしてまた今現在、庁舎あるいは公共施設に太陽光パネルが張りついています。それについての今どの程度まで電気が節約になっているのか、その辺のデータは恐らくないはずです。これは、決算議会で私質問したのですけれども、持ち合わせていないと。やるのはいいのです、これ。やるのはいいのですけれども、やりっ放しでなくて、今までやりっ放しですから、はっきり言って。はっきり言って固定資産台帳にも太陽光パネルは載っていませんので。発電量が幾らあって、発電した電気がどの程度使われていると、これも載っていません。やはりその辺をきちっと把握して、これだけの電力を我々努力して市に自家発電で供給したのだよというふうなことを示すようなものをつくっていかないと、せっかくのいい内容が結果オーライにならないのです。その辺どうですか。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) 今までのやつがやりっ放しだと言われる、そういう表現がいいか。確かに太陽光をつけて、その分は電気は安くなっているわけですから、支払いもその分は差し引かれたりして、それはある。ただ、データとしてきちっとしたものがあるかというと、今言われたような、なかったということで、それはそういうことで決算あたりでも出ているのでしょうけれども、私が言っているのは、これから脱炭素の地域に選定された東松島市としては、やはりその部分については、これからの様々な公共施設を造っていくときも含めて、脱炭素のものも含めて、常に設計の段階から入れていくという発想、そういうことが求められているのではないかということで、だから野蒜地区だけではなく、こちらの旧矢本地区とかも含めて取り組む。  そして、本市のそういう脱炭素の関係なんかも見ますと、風力とかバイオは採算的には難しいが、太陽光は何とかなるというのはデータは出ているわけですので、太陽光をしっかりと今後やっていくことが結果的には環境にもよろしいし、そういう面で収益も上げていく。そして、これについてはできるだけ一定の、今国も様々な施設に対して太陽光だのを上げるときは、その部分の補助制度というのが出てきていますので、それらをうまく活用していけばマイナスにはならない、トータルで見てもらえればマイナスにならないものができるのではないかと思って、やはり先行地域に選定されたことを契機にして、先行地域に選定されて、野蒜地区だけで、後は知りませんというのではもうどうにもなりませんので、しっかりとそれは対応していきたいと思っております。 ○議長(小野幸男) 五野井 敏夫さん。 ◆10番(五野井敏夫) この脱炭素、市長は今後もまたやっていくということで、本当に評価します。評価するのですけれども、最終的に我々に分かるような数値を示していただかないと、我々も市民に対してどの程度だというふうなお話できなくなりますので。やはりやるのはいいのです。最終的にその数字をきちっと出せるように、これは市長に言ってもなかなか大変でございますので、職員の方々に頑張ってもらわないと、今までのままでは駄目ですよと。それはやっぱり約束していただかないと駄目なので、その辺どうですか。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) 今回の脱炭素の大きな提案は、市と一体となってHOPE、そこが事業主体となって進めるということで、ある程度市役所職員にはない専門的なことももう既に進めているのです。だから、そういう面で、HOPEとすれば完全な民間のような営業、収益を上げていく一つの会社ですので、要するにどれだけかけて、どれだけの利益が上がるかとか、経常のそういう収益どうだかとか、貸借対照表からしっかり出していけると思うのです。そういうことで、この部門で結果的には幾ら浮いたとかというのは、それは当然出てくるわけですから、今からやっていくわけですから、それに期待してほしいなと思います。 ○議長(小野幸男) 五野井 敏夫さん。 ◆10番(五野井敏夫) 市長が今HOPEのやることで、やはり温かく見守っていきたいというふうな、私もその考えは当然持っています。ですから、市民のためになるような事業であれば積極的に取り組んでいって、そして太陽光だけでなくて、脱炭素に関してはまだまだSDGsの中でも取り組んでいかなくてはならない問題がございますので、議会としても今後気づいたことはどしどし言わせていただければなというふうに思います。  最後に市長のほうから、まず見解なのですけれども、さっき元地の太陽光、野立てのパネルについてはそれなりにやるというふうなことですけれども、ただ建物の上に、一般住宅の上に太陽光パネルを設置するというふうな考えもこの脱炭素の中にはあるようですけれども、その場合の一般住宅に取付けする場合のまちからの例えば補助とか、そういうものというのはどのような形になっていますか。 ○議長(小野幸男) 復興政策部長。 ○復興政策部長(八木哲也) 今回の野蒜地区の事業につきましては、民間、一般住宅の屋根を事業主体、本市とHOPEがお借りして設置するという形になりますので、改めて一般住宅の方が負担して屋根に太陽光を上げるという形ではなく、屋根をお借りして設置すると。野蒜地区に関してですけれども、今回の事業では。そのような形になります。 ○議長(小野幸男) 五野井 敏夫さん。 ◆10番(五野井敏夫) 分かりました。一応屋根の賃貸というふうな形でございますね。そうすると、屋根の賃貸であれば、物損とかそういうものが起きたときの責任の問題も出てきますので、その辺はきちっとやはり契約書なりなんなり作ってやると。それでよろしいのですか。確認したいのですけれども。 ○議長(小野幸男) 復興政策部長。 ○復興政策部長(八木哲也) 議員おっしゃるとおりでございますので、当然お借りする場合、契約書のほうでそういった部分もうたっていく形になります。 ◆10番(五野井敏夫) 終わります。 ○議長(小野幸男) 暫時休憩します。    午前11時08分 休憩                                              午前11時18分 再開 ○議長(小野幸男) 再開します。  休憩前に引き続き一般質問を続行します。  次に、第2位、石森 晃寿さんの質問を許します。石森 晃寿さん。     〔7番 石森 晃寿 登壇〕 ◆7番(石森晃寿) それでは、議長のお許しを得ましたので、あらかじめ通告しております2件についてご質問させていただきます。  1番目ですけれども、新型コロナウイルス対策について。本市の新型コロナウイルスの感染者数は、令和4年5月15日現在1,077人である。特に今年1月から5月15日までは886人感染しております。割り戻すと、1日当たり6.5人感染しており、いつになったら終息するか分からない状況であります。本市も国や県の対策を踏まえ、対策を講じなければならない。そこで、以下の点について伺います。  (1)として、新型コロナワクチン接種のこれまでの実績及び年代別の新型コロナウイルス感染者数はどのようになっているか。  (2)として、新型コロナウイルス感染症の予防及び重症化防止には新型コロナワクチンの接種が有効な手段と考えるが、市長はどのように考えているか。また、未接種者に対する新型コロナワクチン接種の促進策はどのように考えているか。  (3)として、新型コロナワクチン接種4回目はいつ頃から始まり、いつ頃終了するのか。  (4)として、新型コロナウイルス感染症の陽性者の入院、ホテル療養、自宅療養の内訳はどのようになっているか。  (5)として、新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者として自宅待機となり、生活に支障を来している世帯への生活用品と食料品などの配布件数はどのようになっているか。  (6)として、新型コロナウイルス感染症の影響で小中学校の学級閉鎖等が相次いでいる。今は減っていると聞いておりますけれども、この間タブレットを活用したオンライン学習はどのように行ったのかお伺いします。 ○議長(小野幸男) 市長。     〔市長 渥美 巖 登壇〕 ◎市長(渥美巖) 石森 晃寿議員の一般質問のうち、大綱1点目の(1)及び(2)について関連がありますので、併せてお答えいたします。  新型コロナウイルス感染症に係る対応について、私としては市民の安全安心と健康を守る上で現在最も重要な課題と捉え、その有効な対策であるワクチン接種については、桃生郡医師会、石巻薬剤師会、看護師の皆さんの全面的な協力をいただき、最優先で進めている施策であります。6月5日現在、2回目の接種率は65歳以上が97.9%、64歳以下の対象者を含めると接種率は全体としては87.8%となっております。3回目の接種率については、65歳以上が94.3%で、県内14市の中では5番目に高くなっております。64歳以下12歳以上の対象者を含めると、接種率は75.7%となっております。  年代別接種率は、65歳以上が94.3%、64歳以下60歳以上、これが84.3%、50歳代が83.3%、40歳代が68.3%、30歳代が58.8%、20歳代が56.5%、19歳以下12歳以上が46.9%で、若い年代ほど接種率が低い傾向にあり、今後市民に対し、有効性や安全性に関する正しい情報を提供し、接種率の向上を図ってまいります。  次に、本市の6月9日現在の感染者数は1,122人であり、宮城県の方針により市町村ごとの年代別感染者数の公表は行われておりませんが、ワクチン接種率が低い若い年代ほど感染率が高くなっている。よく毎日のようにテレビで出しているのですけれども、10代、20代が一番多いのです、感染率。そういう若い年代ほど感染割合が高くなっているという状況でございます。  これらの傾向も踏まえ、私も石森議員と同様、ワクチン接種は新型コロナウイルス感染の予防及び重症化防止に非常に有効な手段と捉えていることから、今後桃生郡医師会の協力をいただき、ワクチン接種の有効性や安全性などについて、医師からの見解やメッセージを新聞または市報等で広く配信することにより市民の理解を高め、小児を含めた未接種者に対するワクチン接種を促進していくこととしております。  次に、(3)についてお答えいたします。4回目の追加接種については、3回目接種から5か月経過し、感染による重症化リスクの高い60歳以上の方及び18歳以上の基礎疾患を有する方を対象に実施いたします。3回目接種からの間隔などを基に、既に5月25日から接種券を順次発送しており、5月31日からは医療機関での個別接種が始まっております。よく新聞などでも集団接種のことを書いているのですが、本市の場合は既に5月末からそういう形で4回目接種はもう始まっているということであります。  また、集団接種は、これは3回目接種から5か月を経過する対象者が最も多い時期を考慮しながら、7月23日から実施して集団接種を行いますし、8月までには対象となる約9割の皆さんの4回目の接種が完了するように目指して、桃生郡医師会と調整を進めております。  次に、(4)についてお答えいたします。新型コロナウイルス感染症陽性者に関する具体的な氏名や療養先などの個人情報については、個人情報保護の観点から、宮城県から本市に対して提供は行われておりませんので、このことから本市としては把握ができかねております。  次に、(5)についてお答えいたします。本市では、さきの定例会での石森議員からの提案を受けまして、自宅待機となった濃厚接触者に対する支援策として、新型コロナウイルス感染症対応生活物資配布事業を、一般質問のその後すぐ、2月22日から開始しております。この事業では、本市の保健師または管理栄養士が濃厚接触者等からの健康相談に対応するとともに、本市の備蓄品の有効活用も図りながら、これは水なんかのことなのですが、パック御飯やレトルト食品、飲料水などの食料品と、マスクやトイレットペーパーなどの生活用品を家族数とか家族構成に応じながら、これまで支援物資として提供してきております。ご質問の配布件数、6月6日時点で169世帯、対象者は465人分について自宅まで配達を行っております。  私からは以上です。 ○議長(小野幸男) 教育長。     〔教育長 志小田 美弘 登壇〕 ◎教育長(志小田美弘) 石森 晃寿議員の一般質問のうち、大綱1点目の(6)についてお答えいたします。  本市小中学校における新年度の新型コロナウイルス感染症の状況については、4月は臨時休校が1校、学級閉鎖が3校6学級でしたが、5月以降は新規感染者数が大幅に減少し、学級閉鎖等の措置を取った学校はありません。  このような中で、臨時休校や学級閉鎖の措置を行った場合には、本市教育委員会としては学びを止めないという観点から、タブレット端末を活用したオンライン学習に積極的にこれまで取り組んでまいりました。  具体的には、各校において朝の会の実施や学習課題の提示、授業の配信、困り事や質問等への回答等を実施しています。また、学級閉鎖、学校閉鎖にはならないのですが、濃厚接触者であったり、家族が陽性になった場合、家族との感染によって自宅待機を余儀なくされた児童生徒に対しては、このような取組に加えて、例えば始業式に出られなくなった子がいたのですけれども、そういう場合にはそういう行事等の配信も行うなどして、学級への所属感を維持する取組も行ってまいりました。  これまでこの2年間、校長会議等で子供の命と健康を守る取組と、併せて教育を守る取組の両立を図るよう指示してきておりますけれども、今後とも児童生徒の学びを保障する取組に万全を期してまいります。  私からは以上であります。 ○議長(小野幸男) 石森 晃寿さん。 ◆7番(石森晃寿) 今市長のほうから回答をいただきましたけれども、接種が5番目ということなのですけれども、私は東松島市は1番かなと思っていたのですけれども、うちのほうより高い市町村というのは人口規模、東松島市も決して高いわけではないけれども、どこでもいいのだけれども、1、2、3、4というの、ちょっと気になるのですけれども、その辺どこの市なのでしょうか、自治体なのでしょうか。 ○議長(小野幸男) 新型コロナウイルスワクチン接種推進室長。 ◎保健福祉部健康推進課長新型コロナウイルスワクチン接種推進室長(梶原智栄子) 手元に資料はございませんけれども、登米市であったり、白石市、気仙沼市が上位に挙がっていたかと思われます。 ○議長(小野幸男) 石森 晃寿さん。 ◆7番(石森晃寿) 人口規模はそんなに変わりないということで、たまたまそういうふうになったのだか何だか分からないけれども、東松島市も任意接種だから、ワクチン接種というのは強制ではないから、勧奨というのもなかなか難しいのでしょうけれども、ちなみにこのようなものが、私、隣組の班長をしているから、配付しなければならないからこれ回ってきたのだけれども、新型コロナワクチン追加4回目の接種のお知らせということで、梶原さんは技術職の課長さんだから、もしあれだったら、ここの裏に何か……対象者は分かるのです。例えば公表できる分の範囲ですよ、私が言っているのは。公表できないというようなこともさっき言われたりなんなりしているから、例えば何日現在で何人かかっているとか、大体1日何人ぐらい、そういうのは別に出したって問題ないのでしょう。要するに啓発するとき、多く感染していると言うと、人というのはやっぱり自分から受けなければならないという気持ちがあるので、今後どうですか、そういう考えは。 ○議長(小野幸男) 新型コロナウイルスワクチン接種推進室長。 ◎保健福祉部健康推進課長新型コロナウイルスワクチン接種推進室長(梶原智栄子) 感染者の状況につきましては、全体に占める年代別の割合ということでは把握できておりますので、そういった部分でお知らせすることは可能かと考えておりますので、前向きに検討してまいりたいと思います。 ○議長(小野幸男) 石森 晃寿さん。 ◆7番(石森晃寿) それから、毎日朝起きると広報が流れるわけですけれども、同じような感じで同じようなのを毎日流しているのだけれども、感染者がともかく増えていることは言っているのですけれども、何だか毎日同じフレーズで言われると、ちょっと何か……何回目かには、何週間かたつと変えるとかなんとかというのはあるのでしょうか、広報の。その辺どうですか。 ○議長(小野幸男) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼社会福祉事務所長(佐々木寿晴) 防災行政無線における広報につきましては、コロナウイルス感染症対策本部会議で内容を決定しております。それに基づいて現在流しておりますけれども、毎日同じようなことということで、今、朝と夕方放送しておりますが、これを変えるというのも一つの案だと思いますけれども、同じことを繰り返しということもまた必要なことだと思っております。ちょっと苦しくなるかもしれませんが、これは今子供たちもしっかり暗唱するほど、コロナのあの防災無線、聞いていただいています。そういう効果もあるのかなと、大人に対してもそういう効果はあるのだろうということで、我々継続して放送しております。  以上でございます。 ○議長(小野幸男) 石森 晃寿さん。 ◆7番(石森晃寿) 私が言っているのは、そういう広報というのは暗記できるの、私も暗記できるくらい、耳にたこできるくらい、毎日換気だの、手洗い、うがいとかそういうの、毎日耳にたこ出るくらい聞いているのですけれども、なぜ言っているかということは、コロナワクチンというのは任意接種なわけです。だから、接種率向上させるのが今のところこれしか、経口薬がないから、結局重症化防止とか感染防止というのは、そういうものの防止というのは、今のところですよ、予防接種しかないので、何かもう少し……小学生も分かるといったって低年齢者は接種率が低いのだから、そこら辺も、任意接種の難しいところだけれども、もう少し勧奨をうまくして、確かに低年齢者はほとんどの方は重症化しなくても、家族がいれば、例えばお年寄りがいればその人感染するか、もしかしたら疾病を持っていれば重症化する場合もあるのです。だから、家庭内感染なども防ぐためには、いろいろなそういう啓発活動をしなければならないから、いろいろ工夫が必要なのです。毎日、今耳にたこできるぐらい、それもいいと思いますけれども、その辺をもう少し検討したほうがよいのではないかと、私の提言だから。それでいいというのなら、それでいいのです。どうですか。 ○議長(小野幸男) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼社会福祉事務所長(佐々木寿晴) 議員のご提言、まさしくそのとおりでもあると思います。防災無線のほかにも接種率向上のために、先ほど市長も申し上げましたけれども、今回6月15日号の広報紙において、市内のお医者さんのほうのインタビュー載せております。若い世代の方の接種率が進まない原因としては、副反応に対する心配があるということが第一であると思いますので、その副反応に対する医師の正しい見解とか、あるいは過剰に恐れることはありませんよというような内容となっておりますので、その辺広報紙と、あと新聞等にも掲載する予定ですので、今後とも様々な媒体を使いまして接種のほうを進めてまいりたいと思います。  なお、防災無線につきましては、この後検討させていただきたいと思います。  以上です。 ○議長(小野幸男) 石森 晃寿さん。 ◆7番(石森晃寿) 私にもコロナウイルスワクチン接種の接種券、これ来たのです。 ○議長(小野幸男) 石森議員、質問は市長のほうを向いて。 ◆7番(石森晃寿) 市長のほうを向いてね。接種券来まして、お伺いしますけれども、コロナワクチンとか不足とかはないのでしょうか。確保。 ○議長(小野幸男) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼社会福祉事務所長(佐々木寿晴) 昨年の状況とは違いまして、現時点ではワクチンの不足等はございません。接種を希望する方には全て打てるような量は確保されております。  以上です。 ○議長(小野幸男) 石森 晃寿さん。 ◆7番(石森晃寿) そうすると、申し込んだらどのくらい置いて接種できるのでしょうか。例えば今日申し込んだら、あしたとかというの、これはできるのですか。その辺お伺いします。 ○議長(小野幸男) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼社会福祉事務所長(佐々木寿晴) 通知の中に予約先の電話番号とか、あるいは個別の病院で受ける際の病院の連絡先とかも案内ありますので、その場合、個別であれば病院のほうに連絡していただいて、空いていればあしたということも可能かと思われます。  なお、3回目の接種から5か月を経過していないと接種できませんので、その期間だけはご注意いただきながら、予約のほうを入れていただければと思います。  以上です。 ○議長(小野幸男) 石森 晃寿さん。 ◆7番(石森晃寿) それでは、教育長さんからもご回答いただいておりますので、まず聞きたいことは学級閉鎖等になったというとき、タブレットを活用しているということなのですけれども、その場合は学級閉鎖が決まってからタブレットをお渡しして始めるのでしょうか。いつタブレットを渡すのですか。 ○議長(小野幸男) 教育長。 ◎教育長(志小田美弘) 学級閉鎖あるいは臨時休校という場合には、今は教育委員会のほうで判断をして、クラスで閉めるか、学年で閉めるか、学校全体を閉めなくてはいけないかという判断をします。その材料をいただいて、出たよとなった場合には、通常はその学校、基本的には午前授業で帰ります。その時点で検討して、ほぼ明日以降、このクラスとこのクラス、この学年と決めていますので、下校する段階で子供たちはタブレットを持って帰るということになっています。  あともう一つは、土日を挟んで月曜日からというケースも実はあったのです。これは昨年度ですけれども、急遽持ち帰っていなくて、配達したなんていうケースもあったのですが、その反省も踏まえて、今は週末についてはほぼ持ち帰りをしています。ですから、月曜日からの学級閉鎖あるいは臨時休校という場合に対しても今は対応できるということになっています。今現在ほとんどありませんけれども、そういうことで、臨時休校になったのだけれども、手元にタブレットがないというのは、今はそういう状況にはないということであります。 ○議長(小野幸男) 石森 晃寿さん。 ◆7番(石森晃寿) そうしますと、タブレットを貸出しするということは、インターネットとかも当然閲覧できるわけですよね。そのような場合、問題あるようなところには入れないような状況にしているのでしょうか。 ○議長(小野幸男) 教育長。 ◎教育長(志小田美弘) 様々な心配される使い方というのもあって、そもそも貸出しするときにそういう通知文を出して、貸出しするときの注意喚起もしているのですが、具体に見られないような、そういう措置も今回取っています。詳しくは、村岡管理監のほうからお話差し上げます。 ○議長(小野幸男) 学校教育管理監。 ◎教育委員会教育部学校教育管理監(村岡太) それでは、補足いたします。  スティグマ、要するに差別や偏見を防ぐためにも、併せてツイッター、ライン、インスタ、フェイスブック、ディスコードなど、そういう子供たちがインターネットを自由に使えなくというか、変な方向に走らないような制限をかけているところです。 ○議長(小野幸男) 石森 晃寿さん。
    ◆7番(石森晃寿) それから、オンライン授業ですから、その場合は、その内容なのですけれども、担任がその内容、オンラインの内容を決めるわけでしょうか。それとも、学校長さんがそういういろいろ指示するのだか、どのような形になっているのですか。 ○議長(小野幸男) 教育長。 ◎教育長(志小田美弘) 大きな指示は、校長、教頭がしますけれども、基本的には教育計画の中で週予定というのはみんな決まっていますので、その週の教育活動の計画に沿ってということになります。小学校の場合であれば、基本学級担任ということになります。中学校の場合は、例えば朝の会は担任がやって、その後は教科担任が授業配信であったり、あるいは課題の提示であったりというふうな、そういうふうな校種によって違いますけれども、いわゆる小学校は担任、中学校であれば学活は担任で、授業は教科担任と、そういうふうなことになります。 ○議長(小野幸男) 石森 晃寿さん。 ◆7番(石森晃寿) 議員さんからいろいろ学力向上のことをよく言われるので、オンライン学習とか、オンライン学習を毎回しているのだか何だか分からないけれども、あとはソフトを使っているのだか、そういう授業内容だかどうだか分からないけれども、学力向上には大変役立っているということですか。 ○議長(小野幸男) 教育長。 ◎教育長(志小田美弘) 今回のこの質問のやり取りで言えば、非常事態における学習保障ということなのだと思います。言ってみれば、ばんそうこうみたいなものだと思います。臨時だ、ばんそうこうだと、貼らなければならないと、かさぶたはちゃんとつくらなければならないということだと思います。それは別に、いわゆるオンラインというのを学力形成にどう使うかということで言えば、やっぱり基本は対面なのだと思います。ただ、オンラインだと今までできなかったことができるということ、例えばいろんなことを学校でやり始めていますけれども、大学とつないでいろんな講義もらったりとか、外国と、インドネシア辺りと子供たちがやり取りしたりとか、そういうのはまさに積極的な部分でのオンラインの活用ということになるのだと思います。今度講演会なんかもしますけれども、今までだったら、その学校しか聞けなかったのですけれども、同時配信して全部の学校で聞けるとか、そういうことができるのがオンラインのよさだと思います。  あと、タブレットを使って繰り返し、繰り返しやるようなアプリとか、そういう教材は習熟については非常に効果的なアプリなんかも入れてありますので、そういう面ではしっかり活用していくべきなのだろうなというふうに思っています。 ○議長(小野幸男) 石森 晃寿さん。 ◆7番(石森晃寿) 時間の関係もありますので、2問目の中下地区の過疎対策についてお伺いします。  中下地区は、世帯数49世帯、人口158人の典型的な過疎地域である。東日本大震災後、世帯数、人口が共に2割ほど減少し、高齢化が顕著である。この地区に、地区内の土地所有者の協力で鳴瀬未来中学校が建設されました。しかし、地区内から鳴瀬未来中学校に通学する生徒は数人であります。それにもかかわらず鳴瀬未来中学校の生徒の登下校時の見守り活動、生涯学習活動等が熱心な地区であります。そこで、以下の点について伺います。  (1)として、中下地区は公共下水道の認可区域だが、下水道の整備が完了していない。いつ整備が始まるのか。旧鳴瀬町は、下水道が始まったのは平成3年ですから、今平成にすると34年、31年遅れているということですか、簡単に言うと。  続きまして、(2)の地区内の市道山岸線、上野蒜2号線、上野蒜大塚線は、救急車、消防自動車等が交互通行できない狭隘な市道のため、目的地に到達するまで通常より時間を要する。過疎債により改良整備が必要と思われる。いつ整備が始まるのか。  (3)として、この地区はあらゆる分野のリーダーが頑張っている。ゆえに児童生徒は少ないが、成績優秀な子供たちがいます。市内に雇用先がなければ、遠方に就職する可能性があります。雇用なくして人口減少の歯止めは利かないと私は思います。早期に対策を講じるべきと考えるが、いかがか。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) 石森 晃寿議員の一般質問のうち、大綱2点目の(1)についてお答えいたします。  中下地区の下水道整備については、平成29年度に復興交付金事業により、旧野蒜小学校脇の市道内既設管渠から鳴瀬未来中学校までの区間、約1,700メートルの幹線管渠を整備し、その工事に合わせ社会資本整備総合交付金事業を活用して、幹線管渠に隣接する集落内枝線管渠の一部整備を行っております。  本地区の公共下水道対象世帯は、先ほど中下は49世帯と言っていますが、公共整備、下水の部分は対象世帯は21世帯となっており、そのうち既に10世帯が合併浄化槽を設置し、家庭から排出する汚水等の処理を行っております。このような地域的な事情を考慮し、市としては今年度、令和4年度に対象世帯に対しまして管渠整備の必要性について意向調査を実施し、その結果を踏まえて公共下水道事業の計画区域の見直しと整備する場所、これを決定したいなと思っております。だから、今回の調査を基に、まずは進めていくと。もしそれで公共に結ばないというのであれば、通常の合併浄化槽が補助対象になるような区域に、それも見直しが図れるという形で考えております。  次に、(2)についてお答えいたします。中下地区内の市道3路線については、従前から既存の住宅が建ち並び、日常的に地区の生活道路として利用され、道路幅員は1.8メートルから2.7メートルとなっております。議員ご提案の道路整備については、私としては地元の合意形成、もちろん用地協力とか、そういう地元の合意形成を確認し、1.7とか1.8とか2メートル未満だのでは到底車も通れないような状況になるので、やはり車両が安全に安心に通行できるように、今後議員提案の過疎債を活用した拡幅整備に向けて、もちろんここについては下水道整備、どっちでやるかも含めて、もう一回やってから手戻りにならないように、そういうものを含めて方向性を踏まえて、早期にこれも道路整備、下水道の方向性、これを早期に結論を出して、それに対して、あとは過疎債でやっていきたいと考えております。  最後に、(3)についてお答えいたします。私としても、子供たちが市内に住み続けるためには、さらなる働く場の確保が重要であると認識しており、東松島市第2次総合計画後期基本計画において、本市産業の持続的な成長促進と働く場の確保を掲げております。具体的には、トップセールスによる企業誘致に努めるとともに、国、宮城県、本市の補助金等を活用した企業の新設、増設支援に努めております。  また、今年2月には株式会社サワの第4工場が竣工したほか、柳の目北工区への進出企業が確定し、またグリーンタウンやもと工業団地にも、企業名等は発表できませんけれども、私としてはかなり大きいものも今前に進んでいるということであります。今後それらを確実なものにするために、さらなる努力をしていきたいなと思っております。  さらに、昨年度宮城県の事業を活用して、復興用の土取り場跡地等を活用した新たな産業用地の整備に向けて適地調査を実施しており、今年度において適地調査の結果を踏まえ、新たな産業用地整備に向けた手法や予算化について検討してまいります。  今後も企業誘致や立地企業の支援に努めるとともに、市ホームページや市報等を活用しながら立地企業の情報発信の強化に努め、市内の子供たちが市内企業への就業の場を確保できるよう、雇用の場創出に全力を傾注してまいります。  以上であります。 ○議長(小野幸男) 石森 晃寿さん。 ◆7番(石森晃寿) 再質問は1問にとどめたいので、市長から今大分いい回答をいただきましたので、もう聞くことないくらいの、これ以上聞くということはどうなのやということにもなりますけれども、まず下水道の考え方、合併浄化槽は、これはついているのはいいのです。ところが、合併浄化槽というのは、あれはデリケートなのです、なかなか。菌だから。だから、下水道へつなぐと何も心配することないわけ。ただジャーッと流せば、それで終わりだから。  そして、合併浄化槽は維持管理もかかるだろうし、あと時には暖かくなったりすると悪臭の場合もあるのです。だから、その意向調査もいいのですけれども、そこら辺を、意向調査の聞き方です。ただやりますかみたいなことを、希望ありますかみたいなことを書いて、公共下水道のよさとか入れないと、なぜ負担金と大枚を払って、変わりないなんていうことになるから、そこら辺は丁寧に。意向調査がいいのだか、説明会がいいのだか、中下の上だから、はっきり言って。下のほうは、もう白地にしているだろうから。上というのは、市長は分かるだろうけれども、こっちから行って右側だから。こっちの左側は、高台に上がったりなんなりしている人もいるから、少ないので、そこら辺の手法だね、丁寧にやってほしいのですけれども、どうですか。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) 確かに下水道のほうは、環境的には下水道がいいのですが、せっかく管を通しても、結果的につながない人もやっぱり中にはいるのです。そうすると、投資効果も多少は出てくるものですから、その辺の意向も含めてどうなのかということだと思います。  あと、言われるように、もちろん合併浄化槽であっても、要するに排水先というか、側溝というのは立派にしておかなければならないわけですから、そういうものも経費はかかるわけですけれども、それらを踏まえて、今言われたように皆さんの意向をまずは確認したいな思っているのです。  なお、あと担当課長からその辺の今後の考え方も含めて説明させます。 ○議長(小野幸男) 下水道課長。 ◎建設部下水道課長(宮川崇) 今市長の答弁のとおりなのですけれども、個々に詳しく、今現在合併浄化槽を使っている方、そうでない方、使っている方についてどういう考えを持っているのか、あとまだ使っていない方で下水道に接続する考えがあるのかどうか、その辺細かく詳細に確認しながら進めていきたいと思います。  以上です。 ○議長(小野幸男) 下水道課長。 ◎建設部下水道課長(宮川崇) 説明会するかどうかについては、内部で検討してやるようになるのですけれども、できるだけ丁寧にやりたいと思いますので、一応皆さんを集めてやる方向では考えているのですけれども、対象世帯が少ないので、我々職員のほうで出向いてやるという手法もあるかと思います。  以上でございます。 ◆7番(石森晃寿) 終わります。 ○議長(小野幸男) 昼食休憩といたします。    午後 零時01分 休憩                                              午後 1時26分 再開 ○議長(小野幸男) 再開します。  休憩前に引き続き一般質問を続行します。  次に、第3位、千葉 修一さんの質問を許します。千葉 修一さん。     〔1番 千葉 修一 登壇〕 ◆1番(千葉修一) 議長のお許しを得ましたので、質問させていただきます。今回は1点ということで、速やかに終わりたいと思います。  災害時の避難所、避難経路及び施設の安全対策について伺う。東日本大震災から11年が過ぎ、今年3月16日にも福島県沖を震源とする最大震度6強の地震が発生し、東松島市でも震度6弱の揺れがあった。市全体で被害が発生し、災害時の対応について再確認が必要と考える。そこで、次の点について伺う。  (1)、3月16日23時36分頃発生した福島県沖を震源とする地震により津波注意報が発令され、各地域の避難所に避難された方が多数いた。避難者からは、避難場所の入り口が分からない、部屋が寒かった、誰が市の職員なのか学校の職員なのか分からないなどという声があった。これらの今後の改善策について伺う。  (2)、津波注意報発令後、県道矢本河南線、県道石巻港インター線、市道川前線など北に向かう道路が軒並み渋滞し、市道川前線では津波注意報が発令され、10分程度で混み始め、30分以上かかり渋滞が解消した。この路線は、津波警報が発令されると毎回渋滞が起き、津波発生時には原則徒歩避難としているが、車で避難する方が多い。今後の対応策について伺う。  (3)、ブロック塀の倒壊のおそれがある箇所や傾いている電柱について、市民から恐怖を感じるとの声を聞く。3月の地震では、防犯灯が倒れた箇所もあった。これらの施設の安全確認、安全対策について伺う。  (4)、近年国内でもゲリラ豪雨が発生し、各地で水害が発生している。本市でも大雨に備え、各水路の安全確認、定川及び中江川のしゅんせつ等の対策が必要と考えるが、いかに。  以上です。 ○議長(小野幸男) 市長。     〔市長 渥美 巖 登壇〕 ◎市長(渥美巖) 千葉 修一議員の一般質問のうち、大綱1点目の(1)についてお答えいたします。  3月16日午後11時36分に発生した福島県沖を震源とする震度6弱の地震時、本市は震度6になると全職員が対応の第3号非常配備態勢を取ることになっておりまして、午後11時45分からは順次17か所の指定避難所を開設し、3月17日午前2時30分のピーク時には363人の避難者を受け入れておりました。それぞれの避難所担当職員は、新型コロナウイルス感染症対策を講じつつ、寒さ対策のための毛布や飲料水の配付など避難者への対応を行っております。  このような中で、本市の指定避難所24か所全ての建物には看板を設置しておりますが、議員ご質問の避難者からの避難所入り口が分からないとの声には、今後真夜中でも避難所入り口が分かるような案内表示を整備してまいります。市民の皆様に防災訓練を通じ、地域の指定避難所を確認していただくことも大事と思っております。災害時には、避難所となる施設を確認していただくことの重要性について、しっかりと周知を行ってまいります。  冬季で夜間など寒い季節は暖が取れない場合もありますので、開けてすぐだとなかなか暖まらないのですよね、体育館なんかは。避難する際の衣服等も避難者ご自身で、できる範囲で準備や対応も周知をしてまいります。  また、避難所担当職員には、避難者から担当職員と分かりやすい表示のビブスを着用して、市職員と分かるようにしてまいります。  次に、(2)についてお答えいたします。東松島市地域防災計画では、津波発生時の避難は原則として徒歩避難としております。ただし、避難所までの距離が遠いとか、徒歩による避難が困難な方などは、車両による避難も可能としております。  過去の津波注意報発令の際にも、もちろん3月のことなのですけれども、多くの市民が車両による避難を行い、特に北に向かうということで渋滞が発生しておりますので、今後計画的に内陸部への避難道路の拡張は必要と考えており、赤井地区では、さきの議会で千葉議員の質問に答えたとおり、赤井南新町から避難所に指定されている赤井小学校に向かう市道川前三2号線の整備に着手し、現在調査設計に着手しておりますので、早期に完成するよう努めてまいります。  このほか現在整備している三陸沿岸道路矢本パーキングに隣接する道の駅予定地に向かう市道百合子線の整備を急ぎたいと考えております。また、予想される渋滞緩和策として、鷹来の森運動公園内の駐車場と、新たに県道と接続する取付道路の整備も進めたいと考えております。  次に、(3)についてお答えいたします。本市では、道路安全パトロールを毎月2回の年に24回程度実施しており、道路、橋梁等の点検に加え、照明灯や電信柱、個人所有ブロック塀等の確認を行っております。点検の結果、異常があった際には、各管理者に対し、速やかに対応について連絡しております。  個人所有ブロック塀については、私的財産であるため、所有者の責任において安全確認及び安全対策を行わなければならないとなっております。個人所有ブロック塀の相談があった際には、職員が現地確認を行い、調査表により危険と判定した場合は、本市で実施している危険ブロック塀等除却事業を案内しております。  この除却事業の補助事業の内容でございますが、道路沿いの危険ブロック塀を除却及び除却後にフェンス等を設置する所有者に対して、本市の地域防災計画で定めている緊急輸送道路沿いで最大37万5,000円、その他の道路沿いについては最大25万円を補助する内容となっております。  なお、平成30年度に宮城県主体で、本市と合同で実施した市内各8つの小学校から半径500メートル内のスクールゾーン沿いの危険ブロック塀の実態調査を行った結果、危険ブロック塀の合計としては269か所を把握しており、そのうち令和3年度末までに本市の補助事業を利用して40か所の危険ブロック塀が除却済みであります。  3月の地震発生後、電話柱については東日本電信電話株式会社、NTTですが、及び電力柱については東北電力株式会社に確認したところ、施設の一斉点検を実施し、被災状況の把握と被害箇所の復旧を行い、安全対策を講じたと伺っております。  最後に、(4)についてお答えいたします。各水路の安全確認については、大雨に備え、河南矢本土地改良区及び鳴瀬土地改良区と連携し、水路内の支障物等の有無の確認を実施しております。  また、河川等に土砂が堆積することで浸水被害の可能性が大きくなると考えており、議員ご質問の定川については、河道内に草木の繁茂や土砂が堆積している状況を私と担当部課長で確認しておりますので、7月に予定している宮城県土木部所管東松島市内道路及び河川等の整備に関する要望会の際に、河川管理者である宮城県へしゅんせつ等の対策を議会とともに強く要望してまいりたいと思っております。  また、中江川排水路は、令和元年台風19号の際に中江川排水路上流域で越水が発生したことから、中江川沈砂地に堆積している約4,300立方メートルの土砂を本市と河南矢本土地改良区により、令和3年度からしゅんせつを行っており、令和6年度までに完了する計画となっております。  以上であります。 ○議長(小野幸男) 千葉 修一さん。 ◆1番(千葉修一) (1)に対して再質問させていただきます。  確かに避難したときに私も地域の人たちと、私も地域を一周してから避難所に向かったわけですけれども、私は一番最初は二中、中学校なのですけれども、あそこは校舎から結構遠い、距離がありまして、高齢者の方からはどこから入ればいいのか、どうすればいいのかという声を結構聞いて、私が案内したのですけれども、今度案内して昇降口まで行ったら、あそこ2か所あるのです。それに対して、あっち行って、こっち行ってとかと言われるような感じだったので、そういうことも徹底してもらって、どこに行ったらどうなるのか。看板だけではなくて、やっぱりそこで案内してくれる職員がいてもいいのではないかと思うのですけれども、それに対してどう思われますか。 ○議長(小野幸男) 防災課長。 ◎総務部防災課長(奥田和朗) 質問にお答えいたします。  入り口に関しては、目立つ工夫ということで、何か蛍光色とかそういうところで、分かる貼り紙とか看板とかを今後設置していきたいと考えております。  案内については、内部といいますか、施設担当職員についても、そこは教室によって地域の区分けとかしている学校とかもありますので、学校等とも中身を確認して、うまく誘導できるよう今後協議してまいりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(小野幸男) 千葉 修一さん。 ◆1番(千葉修一) では、それはよろしくお願いいたします。  あとは、暖房設備とか暖かさ、確かに私行ったときはちょっと早かったのですけれども、避難した方が16名いて、そこに対して「寒くないんですか」と私は聞いたところ、「いや、寒いんです」と言って、これも私はどうするかなと思ったのですけれども、市の職員の方に「どうするの、あそこ寒いよ」と、「市民の方々が寒いから、どうすればいいの」と私聞いたところ、足元にストーブがあったのです。「そのストーブどうするの」と聞いたら、「えっ」と言うので、「いや、寒いから、それ持っていったら」と言ったら、「いや、ライターもマッチもないんです」と。えっ、ここ避難所だよねと。そう言われて、「あれ、どうするの」と言ったら、「いや、車に行けばあるんです」と。そういう対応というのはあるのかなと、逆に。それって本当はもう備蓄してあるとか、一緒に置いておくものではないのかなと思ったのですけれども、それに関してお答え願います。 ○議長(小野幸男) 防災課長。 ◎総務部防災課長(奥田和朗) 避難所の暖房設備ですけれども、基本的には教室や体育館等の暖房を利用するという形で行うところではあるのですけれども、またストーブがつかないという場合ですけれども、通常着火するものを準備していると思いますので、その時点でつけるものがなかったというのは判断つきかねますので、ちょっと確認させていただきたいと思います。 ○議長(小野幸男) 千葉 修一さん。 ◆1番(千葉修一) 今確認とか、そういう問題なのでしょうか。それはずっと避難所にあるべきものであって、ないということ自体が私としてはちょっと考えにくいのですけれども。それでは訓練にもならないし、もし本当に何かあったときどうするのですかとしか私は言いようがないのですが、どう考えるのですか。 ○議長(小野幸男) 防災課長。 ◎総務部防災課長(奥田和朗) 災害時、暖を取ることができないというのは確かにあり得ませんので、そちらのほうはちゃんとできるよう徹底いたします。 ○議長(小野幸男) 千葉 修一さん。 ◆1番(千葉修一) 分かりました。高齢者の方々、うちの地域は多いので、そこはやっぱり万全にしてもらって、本当に市民のためと思う行動をしてください。  では、(2)に移ります。インターに向かう道路、本当に私の地域には高齢者が多くて、どうしても車を使いたいという方が多いのは確かなのです。それでもって、私のところを回っている最中にも、今車が出ていっても、もうどこにも行けないという高齢者の方が結構いて、ではひとまずうちにいてくださいとか、あと二中のほうに歩いていってくださいと言っても、足が痛くて歩けないとか、そういうのが多いので、あそこというのは赤井の川前線1本しかないので、市長が言ったとおり、今避難道路を拡張しているというのもありますが、あそこにすら行けない状態があるのです。赤井の駅前というのは1本しか道路がないので、どこにあるか、やっぱり標識をつけてくれるとか、どういうふうな方向に逃げたほうがいいのか。私もこの間は、五差路があるのですけれども、そこに立って、いや、こっちに行ったほうがいいですよ、向こうのほうがいいですよと説明はしたのですけれども、やっぱり同じ方向にみんな逃げてしまうのです。やっぱり北に逃げなければならないと思うので、南小のほうに逃げても、それでも逃げられるのですけれども、全員が後ろをついていくという状態なのですけれども、それをもう少し避難路を徹底してもらうというか、どういうふうに逃げたらいいのかというのを説明してもらいたいのですけれども、一般の人たちに。それとも、地図を作るとか明確にしてもらいたいと思うのですけれども、どう思いますか。 ○議長(小野幸男) 防災課長。 ◎総務部防災課長(奥田和朗) 5月に新たな津波浸水想定が発表されましたので、今年度ハザードマップ、新しいものを作ります。その中で分かりやすいような避難経路、避難所等も表示してまいりますので、周知を徹底してまいります。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) 現在の東松島の道路整備の状況を見ますれば、一気に地震で各家庭から避難してくると、大抵のところはのみ込めないのです。だから、ではどうするのだということなのですけれども、では赤井の例えば駅前で、どこかにそれ以上逃げるところがあるかというと、どうしてもやっぱりみんなは北に向かって真っすぐに市道を行きたがるし、あとはちょっと川元さんへのところに抜けるような、東松庵の脇に抜けるようなところへ行くとか、そのぐらいしか現実的にはないのですよね。それをあとどうするかといっても、なかなかないので、今南新町については議員、前回の質問で言ったように、新たにその部分は道路を造って、ストレートに逃げられるように避難道路のような形にしたほうがいいなということで、今設計に入っているという状況でありますので、それ以上のことは今、そして真夜中のそういう出来事で、そんなに簡単に避難道路誘導、ここを誘導、大体それだって見えないと思うのです、現実的には。  あと、そして赤井の人たちそのものは、自分の頭でどこに逃げるか、赤井小学校に行くとか、大塩のほうに行くとか、あと須江山に行くとかという、大体決めていると思うのです。だから、そこに向かってみんな行きますので、それに例えばそこから南小へ曲がって行けと言ったって、それはなかなか難しいなと思うのです。現実の姿を見た中で、あとは可能な限り、今まではどっちかというと道路そのものが、市役所からも含めて東西を軸にして、特に矢本の場合はなるべく東西を軸にして造ってきた経緯があるのです。あと、南北のほうはどっちかというと、矢本の場合は市役所の東側、西側とか、それなりに一中通りとか、あと県道もありますけれども、大曲とか赤井のほうになると、どうしても路線数が現時点では少ないのです。その中でやっていくしかないのかなと思っているのです。逆に言えば、赤井そのものだって、赤井の駐在所前の歩道さえつけかねているような状況のところで、あいつやれ、こいつやれと言われても、そんなに簡単には、ではできるのかというと、できないのが現実なのです。現実の姿で可能なものをどうだということになると、今私としてはやっているのもあるからねということで、理解いただきたいなと思っております。  以上です。 ○議長(小野幸男) 千葉 修一さん。 ◆1番(千葉修一) 分かりました。できるだけ誘導とかもしてもらって、今後の対策をしてもらうというのを早急にお願いします。  では、(3)に移りたいと思います。ブロック塀、通学路、本当にまだ、大震災からずっと言われているのですけれども、なかなか進まない状況にあると思います。これはやっぱり私的財産のため進まないし、ブロック一つを建てるにしても、20万円、30万円ではできないということがありますので、そこはまず目をつぶると言ったらおかしいとは思いますけれども、やっぱりそれをできるだけ早くしてもらうというのも必要ではないかなと、せめて通学路。  あと、電信柱、これも東日本大震災から、二中の前なんかは道路のほうに倒れてきているのですけれども、これ以上は倒れないのだろうと思うので直さないとは思うのですけれども、やっぱりあそこ、車で交互に歩いたりすると、電信柱のほうに寄らなければならないのです。そうすると、やっぱりぶつかるのではないかなというイメージがあるので、そういうの、だから倒れないから大丈夫とかではなくて、通行するのにちょっと不便なところもあるのですけれども、その改善策をどうするか教えてください。 ○議長(小野幸男) 建設部長。 ◎建設部長(小野尚志) 先ほど市長答弁したとおり、道路安全パトロールの際、電柱等も含めまして危険な箇所についてはパトロールしております。さらに、震災あったときには電柱の管理者であります東北電力、NTT等にパトロール等をしていただいておりますので、安全だということで報告は受けているのですけれども、なお市民の方々がいた場合に、若干傾いているので、どうだろうということは確かにあるかと思います。それで、道路、寄らなければいけないということもありますので、各電柱の所有者から申請のあった場合、道路敷ではなくて、何とか民地等にできないかというお願いはしております。それでも、そうする場合、民地の方の了解が必要ですので、なかなかそれもうまくいかないということがありまして、どうしても道路敷に立てざるを得ないということもありますので、そういった関係で道路に出ている分もあります。そういったことも、今後も電柱の所有者に対しましてお願いはしていくと。  あと、側溝を入れる際に、何とか側溝ぎりぎりまで持っていける箇所があれば、そういったのもやりながら、できるだけ車が道路の脇に寄っても電柱に支障がないように感じられるような対策も今後進めていきたいと思いますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(小野幸男) 千葉 修一さん。 ◆1番(千葉修一) 理解しますけれども、今言った答弁がちょっと違うと思うのです。場所ではなくて、道路側にもう倒れているのです。それに対して、車が交互通行するときにも危ういというような状態なので、場所ではなくて倒れ方、それをどうするのかという私の質問なのですけれども。 ○議長(小野幸男) 建設部長。 ◎建設部長(小野尚志) 道路側に倒れている電柱ということですね。場所的にもなかなか分からないところもございますので、そういったところを確認した上で、さらにそういったところを何とかならないかということで、電柱の所有者のほうに相談させていただきたいと思います。  以上です。 ○議長(小野幸男) 千葉 修一さん。 ◆1番(千葉修一) では、そこは所有者の方にできるだけ直してもらえるように言ってもらうことにして、次の質問に行きたいと思います。  1週間前もずっと雨が続いたわけですけれども、定川とか中江川、本当に集中豪雨になると水位が増えます。間違いなく、途中までは定川は堤防がかさ増しされてありますけれども、そこ以降、防波堤も普通の高さになって、中江川だと1.五、六メーター差があるのですか、やっぱりそうすると増水する。集中豪雨によって、ほ場が今整備されている面がありまして、定川とか中江川に集中して水が流れてくるようになっているのです。見てみると。そして、この間までは、赤井堀というところにあるのですけれども、そこに流さないで定川に流すような水路形態に今造り直しているものがありまして、今までの水量と全く違う量が定川とか中江川のほうに流れていっていると思うのです。それに対しての処置。急にゲリラ豪雨が降って、ここまで来るはずではない水が来ている。市民の命を守るというか、そういう時点になっていると思うのですけれども、何年後かに、6年まで土砂をくみ上げるとか言いますけれども、あそこの周辺の方たちは、こういうふうな木があったら、増水したらここから漏れるのではないか、どうしたらいいのかという相談があるのです。やっぱり心配が優先する。そういうのがあるので、市長はこういうゲリラ豪雨とかあったときに、また見て歩くというということはしているのでしょうか。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) 私は、恐らく皆さんより歩いていると思います。だから、現場、現場を、市内の全てのところは大体みんな頭に入っています。そういうことで、定川の問題については、基本的にはどちらかというと上流に山あるとか問題ではないのです。どちらかというと、上流も全て農業排水なのです。そして、定川そのものは、そういう農業排水というのは基本的には24時間排水とか、70時間排水でもいいねということで、可能なのです。そういう面で、ゆっくり排水しましょうということに。  あと、今流域治水という考えから、田んぼダムとか、そういうことで一気に田んぼの水を川に流さないように、流してしまうと下流域で洪水が起きるという状況があるので、そういうことも含めて田んぼダムを活用して、田んぼに降ったのはそこで一旦、1日ぐらいはためておきましょうという発想も、今結構そういう新しい田んぼダムの構想で出てきているのです。  そういう面で、定川の場合は農業排水がメインですから、急に何かで出るということでは本当はないのです。ただ、定川の流域の中でも南区とか、大曲とかについては、どうしても住宅地が張りついておりますから、その排水機場については住宅地が床上浸水にならないように、やはり定川に排水していくということなのです。そういう調整をしながら、定川に全部一気に流さないように、県と土地改良区、機場管理している土地改良区で調整をしてやっているのです。そういう面で、定川が決壊するとかなんとかというのは今は考えられないのではないかなと。  もちろん東日本大震災で、当時私県議だったのですが、鉄道敷とか、あの辺まででいいのではないかと、国道から下流の、あとできれば鉄道まででいいのではないかという話の中で、いやいや、それでないのだと。赤井の市民センター、そして赤井小学校の前の中区の排水機場、さらには六槍のほうまでかさ上げしていっているわけでして、過去と比べればかなり堤防は強化されていると、そういう形で理解していただいていいのではないかなと。  もちろん中江川についても、多少そういうところはあるのです。これも、どちらかといえば農業施設、中江川、そういう状況で中江川についても今後整備の方向で進めるということでありますから、現在のところは一般的な鳴瀬、吉田川とか、そういう河川と定川の流れる源はやっぱり違っておりますということで、そこはあと排水側の調整が、定川を管理しているのは県ですから、そこと改良区の調整が必要だということで、私は大丈夫だと理解しております。  以上です。 ○議長(小野幸男) 千葉 修一さん。 ◆1番(千葉修一) 市長が大丈夫と言うくらいなのですから、大丈夫だと思います。私も決壊しないように祈りますので。こういうふうな自然災害が起きると、いろいろ本当にみんな高齢者の方は心配して、どうなのだろうと、やっぱり相談に来る方が多いので、できるだけ、部署に直接話すようにしたいと思います。  あと、津波防災地域づくりに関する法律についても、何としても人命を守ると、これからも人命を優先で守ってもらいたいと思います。  では、これで終わります。 ○議長(小野幸男) 次に、第4位、齋藤 徹さんの質問を許します。齋藤 徹さん。     〔2番 齋藤 徹 登壇〕 ◆2番(齋藤徹) それでは、議長のお許しを得ましたので、さきに通告しておりました1問質問させていただきます。  1、障害者スポーツのさらなる理解と支援の拡充を。本市では、平成30年6月15日にSDGs未来都市に選定され、令和2年3月20日に東京2020オリンピックの聖火が日本で最初に到着したことに合わせ、スポーツ健康都市を宣言し、その理念に基づいて様々な施策を実施してきました。加えて、今年のゴールデンウイークには、デフフットサル男子日本代表候補合宿が奥松島運動公園で行われており、関係者からは本市の施設、環境面を高く評価している旨を伝えられました。本市の掲げる理念と、障害者スポーツの親和性の高さと、本市交流人口の拡大のために市内外へ向けた、より積極的なアプローチをすべきと考え、以下の点について問う。  (1)、日本ろう者サッカー協会(JDFA)の強化合宿の開催場所として定着しつつある現状から、本市とJDFA間で協定の締結をすべきと考えるが、いかに。  (2)、SDGsの理念とスポーツ健康都市の理念に基づき、健常者だけではなく、障害者スポーツにも自治体として大会や合宿誘致へ向けた積極的な取組をするべきと考えるが、いかに。  (3)、教育分野においても他者を理解し、考えを共有する心の成長を促す貴重な体験を得ることができると思慮されます。地域住民だけではなく、児童生徒も対象にした交流の実施の考えはあるか。  以上です。 ○議長(小野幸男) 市長。     〔市長 渥美 巖 登壇〕 ◎市長(渥美巖) 齋藤 徹議員の一般質問のうち、大綱1点目の(1)についてお答えいたします。  本市は、令和2年3月20日に東京2020オリンピックの聖火がギリシャから我が国で最初に到着した自治体であり、これを記念してスポーツ健康都市宣言を行っており、市民が高いレベルのスポーツを身近に感じ、楽しむことなどを目的に、東北大会とか全国大会等の大規模なスポーツ大会や大学等の合宿を誘致しているところであります。  このような中、日本ろう者サッカー協会日本代表強化合宿については、令和3年7月に奥松島運動公園多目的運動場を会場に男子サッカー、同年8月と10月に同運動公園体育館を会場に女子フットサルが行われ、今回令和4年5月の男子フットサルで4回目の受入れとなっております。この4回目の受入れのときは、齋藤議員も現地に来ていただいておりましたが、ああいう形で地域のそういう障害を持っている子供たちなんかも一緒になってスポーツゲームをやったり、いろんな面で評価されるものがたくさんあるのではないかなと思っております。  令和3年10月には、日本ろう者サッカー協会の野呂 啓代表理事の表敬訪問がありまして、本市の施設や合宿環境へのもちろん高い評価と併せ、歓迎している市の体制とか、職員の対応などについてもすごく感謝の言葉をいただいておるところであります。その際に、現在の関係性を継続していくために、スポーツ交流に係る連携協定の話をいただいている状況でございます。  今後日本ろう者サッカー協会日本代表強化合宿は、現在全国の中で3か所か4か所、主にやっているのですが、奥松島運動公園の多目的運動場では7月に男子サッカー、8月に女子サッカー、10月には運動公園の体育館で女子フットサルと3回、今後また予定されておりますので、私としても議員提案のとおり、日本ろう者サッカー協会との連携協定締結に向けて前向きに取り組んでいきたいなと考えております。  次に、(2)についてお答えいたします。まず、SDGsの理念に基づき、スポーツ健康都市を宣言している本市としては、大会の誘致や合宿のほか、障害を抱える方も健常者とともにスポーツに触れる機会が大切であると考えております。このことから、本市の身体障害者福祉協会に対して支援を行い、会員がスポーツ交流大会に参加できるようにしております。  また、ご質問の障害者スポーツ合宿の誘致については、本市では市が誘致または本市の施策に合致すると認めた合宿を受け入れる場合、当該社会体育施設の管理者である体育協会とかそれぞれ利用料金を、指定管理者と連携して、全額免除するなどの支援も行っているということで、スポーツ健康都市としていろんな面で合宿してもらうことによって波及効果、様々なものがありますので、そういう体制でできるだけ、呼び込むのにはやっぱり何らかの、ほかよりもいい条件というのが必要なので、体育施設とかそういう施設の使用料免除、これを掲げて、ぜひ来てほしいということでうたっております。  私とすれば、先日も北海道の帯広なんかのほうにも議員の皆さんと行ってきたりしているのですが、それぞれの地域ではそういう大学を誘致したり、全日本クラスのトップのグループの練習を誘致したり、大会を誘致したり、様々な形でやっている状況です。本市とすれば、私はスポーツ施設はかなり、4万の自治体としては結構整備されていると思いますので、整備されている施設を利用できるスポーツの誘致、例えばソフトボールとか、あと今言ったようなデフサッカーとか、そういう奥松島運動公園、あそこについては後ろにキボッチャという合宿したり泊まれる施設もありますし、前には体育館、野球場、多目的広場、サッカー場もあるわけですから、そういうところをうまく使ってもらうことが逆にあるものを生かしていくという観点からも大事だなと思って、そういうものを含めて可能な限り誘致に力を入れて、しっかりと障害を持っている方も含めてスポーツの拡充、振興を図ってまいりたいと思っております。  私からは以上です。 ○議長(小野幸男) 教育長。     〔教育長 志小田 美弘 登壇〕 ◎教育長(志小田美弘) 齋藤 徹議員の一般質問のうち、大綱1点目の(3)についてお答えいたします。  児童生徒を対象にした交流の実施については、今市長が答弁したとおり、日本ろう者サッカー協会日本代表強化合宿が令和3年7月から本年5月までの間に4回実施されており、その際は本市サッカースポーツ少年団やコバルトーレ女川のジュニアチームとの交流の場を設定し、サッカーの技術指導をいただきながら、併せて手話やハンドシグナルなどによる意思疎通の方法を指導いただいたほか、代表選手から諦めずに夢を持ち続けることの大切さなどについてお話をいただきました。  また、令和2年度と3年度、2年にわたって矢本第二中学校がオリンピック・パラリンピック・ムーブメント全国展開事業推進校に指定されたことから、保健体育の時間においてパラリンピックノルディックスキー2大会連続メダリストであり、東京2020パラリンピックテコンドーの代表選手でもある太田 渉子選手のリモート講演会を開催し、障害者への理解や困難に負けず目標に取り組むことの大切さなどについて学んでおります。このほかにも小中学校においては、例えば障害者スポーツのボッチャであったり、車椅子バスケであったりと、そういうようなものを介した学習活動の機会を設けております。  今後本市で実施が計画されている日本ろう者サッカー協会日本代表強化合宿についても、本市小中学生との貴重な交流機会と捉え、学校行事等の教育計画との日程調整等々、これも図りながら前向きに進めてまいりたいと思います。  私からは以上であります。 ○議長(小野幸男) 齋藤 徹さん。 ◆2番(齋藤徹) ご答弁いただきましたので、再質問に入らせていただきます。  私のこの体型を見て分かるとおり、私がスポーツを言うのも何なのですけれども、障害者サッカーの部分で、関係者の方からこういう協定を結びたいのだというお話も聞き及んでおります。その中で、いつの時期に締結してもらえるのかどうかというのを非常に気になさっておりました。その中で、現在においてでも施設の利用の支援とか、移動支援とか、地場産のものを使った食事の補助という形で、いろいろと本市でも取組でやっているのですけれども、そういったものがやっぱり明文化することによって、相手先のほうにも本市のおもてなしの気持ちというのは伝わるのかなというふうに思いますので、まず締結の時期といいますか、具体的にどの辺りをめどにしたいというのがあれば、ちょっと教えていただきたいなと思うのですけれども。 ○議長(小野幸男) 生涯学習課長。 ◎教育委員会教育部生涯学習課長(五ノ井勝浩) それでは、ご質問にお答えします。  大体協定の時期ということなのですけれども、まだ具体的には決まっておりませんが、早期に締結できるように進めてまいりたいと思いますので、それでご理解いただきたいと思います。  以上です。 ○議長(小野幸男) 齋藤 徹さん。 ◆2番(齋藤徹) 具体的な時期が決まっていませんよということなのですけれども、私とすれば何が障害になっているのかなというふうに疑問に思うところがあるのですけれども、何が障害になっているのかというのを教えていただければ。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) 一回、去年の10月に代表が来て、そういう話はあったのですが、それ以降、例えば相手からどうのこうのというのではなく、やっぱり相手のあることだから、今うちのほうでやっているおもてなしのいろんなことをやって、日本ろう者サッカー協会としては男子も女子もいろいろと東松島については非常に気に入っていただいているのです。それは、私とすれば、すぐ協定を結んだから別に何かが変わるのではなくて、今までどおりやっていくことが大事で、できれば少なくとも次の次とか、相手側の代表の日程なんかと合わせながら、早期にやっていきたいなと思っております。年内にはやれることと思っておりまして、それは間違いなく進む、相手がよければ。相手の日程があるから、相手がよければ年内には協定は、何も障害はないのです。日程だけです。それだけですので、早めに年内には進めたいということで理解いただきます。 ○議長(小野幸男) 齋藤 徹さん。 ◆2番(齋藤徹) 今のお話聞いて、ちょっと安心しました。  それで、こちら側のおもてなしの心というのは、そういった意味では十分先方にも伝わっているものだなというふうに私自身も感じていますけれども、そこでうちらのほうでもカードを出せば、向こうからも何か協力するカードをいただかなければいけないと言うと思うのです。例えばなのですけれども、要するに東松島市の野蒜地区の奥松島運動公園を使ってやるということで、やっぱり地域の活性化とか、あとそこを拠点にしてスポーツ振興とか、もちろん従来どおりやっている地域の人との交流、そういうのに加えてうちのまち、中から発信する情報発信だけではなくて、団体さんを使って東松島というところはすごくいいところなのですよということをPR、今まで以上にしていただくということをしっかりその協定の中に盛り込んでいくべきなのではないかなと思うのですが、それについてはいかがでしょうか。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) 本市は、齋藤議員ご案内のように、まさにSDGsということで、誰一人取り残さないという一つの大きな目標を抱えております。そしてあとは、障害を持っている人も健常の方も、それぞれ認め合いながら地域社会で暮らしていくという大きな福祉理念、そういうものも持っておるわけでございます。そういう中で、うちのカードを出せば、いろんな形でそれは出てくると思います。今後も出てくると思います。  今回も、また新たに男子のサッカーが来たとき、ではどうするかというと、今の計画で、後で担当の課長からでも説明させますけれども、例えば高校の生徒の交流とか、いろんなことも今計画されているようでありますし、次に来るときは私も日程に入れていて、また歓迎の式典に出るような形で進んでいきたいなと思っておりまして、これまでもろう者サッカーの皆さんにはとにかく東松島は非常に気に入っていただいているのです。そして、一番いいのは環境がいいという、そして合宿するのに最適の場所だということでは言われておるので、そういう面も最大限売りにしながら、いろんな大会がありますから、障害者の大会も。そういうものをしながら、こういうことをつてにして、全国障害者スポーツ大会を、そのうちの種目の何かを誘致するとか、いろんなことが今後出てくる可能性はあるのではないかなと思っております。そういうものを含めて、今ある施設を最大限うまく活用して、そしてそれが結果的には市内の障害を持っている方にも勇気とか希望が与えられるようになれば、それは最高のことでないかなと思っておりますので、ご理解いただきます。  なお、担当のほうからちょっと。 ○議長(小野幸男) 生涯学習課長。 ◎教育委員会教育部生涯学習課長(五ノ井勝浩) それでは、今回7月に男子サッカーのほうを強化合宿ということで、こちらのほうに来る予定なのですけれども、日にちは7月16日土曜日から7月18日月曜日の3日間となっております。初日に関しては、市長も先ほどお答えしたように、12時45分から歓迎セレモニー、激励セレモニーが行われまして、その後本市の、今回は高校生なのですけれども、ウェルネス宮城高校サッカー部とのサッカー教室を開催する予定でございます。  以上です。 ○議長(小野幸男) 齋藤 徹さん。 ◆2番(齋藤徹) それでは、7月の合宿、セレモニーもあるということで、それまでに間に合うようにすれば、御の字ですよね。  ということで、(2)に移らせていただきます。デフサッカー協会だけでなく、デフスポーツに関わる協会さんの中で、私聞いている範囲ですけれども、バスケットボールとかの方々が本市に対してかなり興味を示しているみたいな話をちょっと小耳に挟んだのですけれども、奥松島運動公園、これはバスケットもかなりできるような設備になっていますので、ラブコールが来れば、そういった方々も受け入れる体制というのはすぐ取れるものなのかどうかお聞かせください。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) スポーツ健康都市宣言して、全日本クラスのそういう合宿も含めて、いつでもウエルカムなのです。だから、そういう形でどんどん使ってもらって、あと東松島市との交流人口とか関係人口とかを増やしていくということが大事でありますので、スポーツ健康都市宣言している本市としては、そういうものをもってどんどんと発信していければなと思っております。  以上です。 ○議長(小野幸男) 齋藤 徹さん。 ◆2番(齋藤徹) こういう交流を深めることによって交流人口が増える、人が集まるところには次第に商売も生まれますので、うちのまちでやっているやり方とも合致する部分が結構ありますので、ぜひその方向でちょっと進めていただきたいなと。何が何でもウエルカムだよというわけではなくて、うちのまちにもしっかりと利益が得られるような形で誘致を進めていただければなというふうに思っておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) やはり本市の施設を無料でやる場合、それ以上にプラスになるものがないと私は困るのです。そういうものをやって、市民の皆さんがなるほどなと、うまいことやっているなという形になれば、それが地域の活性化につながっていくわけですので、できるだけそういう経済にも効果が出るように、トータルとして東松島市がプラスになるような形で、それら誘致に力を入れていきたいなと思っております。  以上です。 ○議長(小野幸男) 齋藤 徹さん。 ◆2番(齋藤徹) 続きまして、(3)なのですけれども、教育長さん、最近学力向上の話ばかりで気持ちが沈んでいるのではないかなと思って、心の成長ということで入れさせていただきましたけれども、私も昨年度、矢本第二中学校のPTAの会長ということで、テコンドーの太田 渉子選手の話を校長先生からお聞かせいただいたことがあります。  本市においては、いろいろな面で子供たちの夢とか希望とか、そういうものを育てるプログラムというのは充実しているのですけれども、さらにこういうふうな協定とか結んだ団体さんとか、そういうのがあれば、まず他者を認め合う社会にしなければならないのではないかなと。基本理念として、障害を持っている方であろうが、健常者であろうが、互いを認め合う社会というのは優しい社会なのです。優しい社会に住んでいれば、障害者に優しい社会というのは、やっぱり我々健常者にも優しい社会なのです。だから、そういった意味で、ぜひ生きとし生けるもの全てが認め合う社会づくりのために、子供のうちからそういうことを積極的にアクションとして起こしてほしいなという思いも込めまして、教育長にこういう形で質問させていただいたのですけれども、教育長から何かあればよろしくお願いします。 ○議長(小野幸男) 教育長。 ◎教育長(志小田美弘) 齋藤議員が今おっしゃったことは、全くそのとおりだと思います。それは、障害者スポーツ云々のレベルの話ではなくて、他者理解とか思いやりなんていうのは人の生き方の根幹に関わることなのだろうというふうに思っています。  そのことを踏まえて、あと障害者交流についてお話をしますけれども、いろんなことをもちろん小中学校はやっているのです。後で管理監のほうから詳しくお話もできますけれども、例えば去年聴覚障害を持っているラグビーの代表選手、相沢さんというのですけれども、オリパラの聖火ランナーをやったのですけれども、彼は矢本西小学校のOBなのです。聖火をその後持って、去年4、5年生を相手に、聖火トーチに触ってもらいながら、自分の体験なんかの話をしてくれているのです。それは、矢本西小がお招きして話を聞く機会をつくったのですけれども、失敗とかハンデを恐れずに挑戦することの大事さなんかについて彼は話してくれたりしました。非常に大事な教育機会なのだろうというふうに思います。いろんなことを本市ではやっているので、若干管理監のほうからほかのことについても紹介をさせます。 ○議長(小野幸男) 学校教育管理監。 ◎教育委員会教育部学校教育管理監(村岡太) 本市では、先ほど教育長が申し上げたものに加えて、松島自然の家でニュースポーツのバッゴー、シャッフルボード、スカットボールなどという新しいスポーツを小学校、中学校、何校か経験しています。  そのほかには、車椅子バスケットの宮城MAXというチームとの交流などもしているところであります。 ◆2番(齋藤徹) 矢本一中ですか。 ◎教育委員会教育部学校教育管理監(村岡太) 矢本一中です。  以上でございます。 ○議長(小野幸男) 齋藤 徹さん。 ◆2番(齋藤徹) いろんな学校でいろんな新スポーツのことをやっているというのは、大変すばらしいことだなというふうに私自身も思いますけれども、やっぱり1校1校単位でというよりは横断的に、例えば矢本一中、矢本二中合同でそういうのをやるという、交流をやるという方法も、学区に固定しないで、やっぱりみんなが一つになってやるという方向で交流を深めていったほうが、より効果的なのではないかなと私は思うのですけれども、その辺についてどうでしょうか。 ○議長(小野幸男) 教育長。 ◎教育長(志小田美弘) やり方はいろいろあるのだと思います。合同でやる、中学校合同でやる、あるいは中学校区で小中合同でやるとか、中学校区の小中連携もいっぱいいろんなことをやっているので、それはすぐやれそうかなと思ったりもしますけれども、いろんなやり方がある中で、やれる方法で積極的にやっていくということがいいのだと思いますし、場合によっては増えると今度調整の手間が増えるということもあるので、その辺の兼ね合いはあるのだと思いますけれども、いずれ先ほど申し上げましたけれども、そういう交流の場というのは貴重な学習の場でもあるというふうには考えているので、前向きに話をしていきたいなというふうに思います。 ○議長(小野幸男) 齋藤 徹さん。 ◆2番(齋藤徹) 設問も少ないですので、最後に健常者スポーツに限らず障害者スポーツにも力を入れている東松島市ですよということを、市長のほうから意気込みを聞いて終わりたいなと思います。 ○議長(小野幸男) 市長。
    ◎市長(渥美巖) 本市は、SDGsの認定されているまちですし、そういう面で障害を持っている方も健常な方も一緒に地域社会をつくっている、まさにノーマライゼーションの理念も持っているわけです。そういうようなことを考え合わせながら、ますます齋藤議員が今望んでいるように、私自身も別に健常者だけのスポーツに力を入れているわけではなく、スポーツそのもの全般として、それはまちおこしとか健康とかにつながっていくものだと、そして地域社会を明るくするものだということで思っておりまして、例えばパラリンピックなんかも一つのそういう面では非常に大きい感動を与えているのです。だから、そういうものを踏まえて、本市としてもこれからもさらに障害者スポーツには力を入れてまいりたいと思っております。  以上です。 ◆2番(齋藤徹) 終わります。 ○議長(小野幸男) 暫時休憩します。    午後 2時31分 休憩                                              午後 2時42分 再開 ○議長(小野幸男) 再開します。  休憩前に引き続き一般質問を続行します。  次に、第5位、熊谷 昌崇さんの質問を許します。熊谷 昌崇さん。     〔17番 熊谷 昌崇 登壇〕 ◆17番(熊谷昌崇) 議長のお許しを得ましたので、さきに通告しておりました2点について…… ○議長(小野幸男) マスク取っていいよ、マスク。 ◆17番(熊谷昌崇) 緊張しているのですよ。ちょっと緊張しているので、粘りたいと思いますので。さきに通告しておきました2点について質問したいと思います。  1、ご当地ナンバーについて。先日市民から原付ご当地ナンバーについて問合せを受けました。宮城県内の他市町村でも導入が進められており、仙台市、大崎市、気仙沼市、松島町、塩釜市等多数の市町村が独自のデザインのナンバープレートを作成し、郷土愛あふれるデザインで地域振興の一助になっております。  本市としても、全国的に人気のあるブルーインパルスや嵯峨渓等の景勝地のデザイン等を取り入れて作成し、地域PRの一助となるようご検討すべきではないでしょうか。お願いします。 ○議長(小野幸男) 市長。     〔市長 渥美 巖 登壇〕 ◎市長(渥美巖) 熊谷 昌崇議員の一般質問のうち、大綱1点目についてお答えいたします。  初めに、現在の本市における軽車両ナンバーの発行状況等についてお知らせいたします。令和3年度に本市が発行した50㏄、90cc、125ccの原動機付バイクのナンバープレート数は122件、一方、廃車の申請を受け付けた件数は159件となっており、過去3年間の推移を見てもこれらの保有台数は減少傾向になっている。これは、特に高校生なんかも減ってきているのです。そして、我々のときと違って、高校生もバイクに乗っていることもあんまり見かけなくなってきたということで、駅なんかに来てもご家族の方が送り迎えしたり、そういう状況が結構多くなって、バイクそのものに乗っていないのも多いし、子供の数も減っているということで、逆にバイクに乗っている方は、私から見ると高齢者の方が頑張って乗っているなという感を持っております。最も多い50ccバイクの令和3年度分の登録数は70台しかないのです。だから、ナンバープレートの在庫、現在377枚ほど残っているのです。在庫としては、まず5年分はあるのです。だから、そういう中で新たな提案だから作れということも、私の場合はなかなか言いにくいところがあるのだ。まだ使えるものがあるのに、どうするのだと。  これも、税法上においてナンバープレート、今は無償で貸与して、登録期間中は申請者がバイクの税金を払ったりしますから、廃車になったと同時に本市に返還するようになっているのです。だから、そういうことになると、記念にそれを持っておくとか、なかなかそういうことは想定していないというのが今までの流れなのです。  だから、そういう面で、例えばブルーインパルスのプレートを作って出すと、なくしたという形で、落としてしまったから再交付してくれという形で来ると、例えば100円とか何ぼで今のやつは出しているのですけれども、このブルーなんかのやつで作ると、少なくとも500円以上は取らないと難しいし、またこのナンバープレートを部屋に飾っておいたりするということは本当はできないのだ、本来からすれば。そういうことを考えると、記念に保存するということはなかなか難しいかなと思って、利用者の意向にも沿うことはできないのかなというのがあって、以上の背景から議員質問の原付のご当地ナンバープレートの導入については、今すぐどうのこうのということはできないのですけれども、次にナンバープレート、大分減ってきたから作るというとき、若干早めて作って、そして選択できるような形。ただし、選択するにしても、こっちのやつは今度はちょっと単価高いものだから、私とすればそれは少し高いものにしたいなと、選ぶ場合は。今までのやつは、これはただでやって、税金もらいますからいいのですけれども、こっちのやつはかかる部分は少し、何ぼかは高くせざるを得ないなと。そうしないと、選択した、みんなそっちとなりますと、こっちが全部、3年分なり5年分のやつ、まだ残ったままになってしまうということになるので、うまく活用していきたいと思っております。  1枚当たりの製作単価、そして制度面を踏まえながら、今後も研究してまいりますので、ご理解いただきたいと思います。  終わります。 ○議長(小野幸男) 熊谷 昌崇さん。 ◆17番(熊谷昌崇) 私は、相当粘っていきたいなと思っていたのですけれども、大体の道筋は分かってはきたのですが、そもそもの話が、このナンバープレートの提案は私ではなく、市民のある方からの提案でありまして、私はあんまりご当地ナンバーというのは知らなかったに等しいのです。その方は、よく私たちの市のほうに、ブルーインパルス等の記念切手などの製作によく携わっている方で、こういうナンバープレートをやっている自治体が結構あるのだけれども、東松島で作らないのかと言われたときに、見ていると切手なんかも物すごい勢いで売れていますから、ブルーインパルスをモチーフとした、そういった特徴のあるものがあれば、東松島のPRの一助にでもなるのではないかなという甘い考えの下、こういった質問にはなっております。  今この答弁を聞いて、年間の登録台数が70台で、在庫が377枚ということで、6年弱ぐらい余っているのかなということで、正直私がびっくりしているのは、私が高校生とか、その当時ですとバイク、結構原付に乗っていたなというイメージがあったのが、今乗っていないのですね。そういった問題があれば、まあ、しようがないなと私も納得はします。  ただ、全国的に見まして、昨年度の12月末のデータを見ますと、全国の自治体の約40%の自治体で約500種の原付のナンバープレートが出ておりまして、どんどん増えている傾向にはあります。その原付のナンバープレートを見ましても、ただ四角いだけではなくて、形もある程度自由にできるみたいで、PRするキャラクターなりデザインによって、人気もピンからキリまであるみたいなのです。例えば御殿場市か、静岡県の市だったのですけれども、例えば機動戦士ガンダムのキャラクターのそういうナンバープレートなんていうのは物すごく人気があって、抽選になっているようなところもあったり、あとはバイクの生産地、大きな会社などがあるところはバイクの形をしたものとか、やっぱり特徴があって、本当に欲しいなと思われるナンバープレートであると随分需要があるようなのです。  私は、今回これを取り上げるに当たり、ブルーインパルスはやっぱりすごく人気があるよなということで提案したのですけれども、これぐらいの在庫があるということで、市長の先ほどの答弁で、次期製作するときには選べるような形で選択できればいいのかなと思いますが、再度決意を持って答弁していただければありがたいのですが。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) 先ほど答弁しておりまして、ご当地ナンバーというのは乗用車から始まって、富士山とか、あといろんなそれぞれの観光地の名前を都道府県なりそういう形で。ただ、宮城の場合は、今の乗用車なんかであれば、いろんな形で宣伝にもなるのですけれども、それは仙台か宮城しか今はないのです、普通の乗用車の場合。  そういう形で出しているものですから、ただ50ccの場合は、50ccで例えば市内を走るなり、隣の石巻辺りまで行くのがせいぜいであって、50ccで仙台まではなかなか難しいと思いますし、そうするとどれだけ郷土愛あふれるデザインにしても、市町村の振興になるかというと、ちょっと難しいかな。逆に本当は飾り物みたいな形で、ふるさと納税の返礼品みたいなので何か出すのであれば、ただしこれは、今回のやつはバイクを持っている人でないともらえないスタイルなのです。だから、ふるさと納税の形の記念品みたいな形で、ただしこれはバイクにつけたりしては駄目ですよという流れでブルーの何かそういうものは、それもそういうことであればいいのですけれども、ただいろんなものをふるさと納税で作っても、例えばブルーの下水道のマンホールのやつなんかやっても、単価も違うからですけれども、なかなか需要がないような状況もあるのです。だから、その辺も踏まえて、今あるやつが少し減ってきたら考えるということで、いかがでしょうか。 ○議長(小野幸男) 熊谷 昌崇さん。 ◆17番(熊谷昌崇) これでやめようと思ったのですが、市長のおっしゃっているとおり、マンホールはたしか50万円寄附してマンホールを頂けるというふるさと納税だったと思うのです。そうすると、例えば原付のナンバー、先ほどの話ですと500円単価ぐらいでもしできるのであれば、そういった立てる、後ろに支えでも作って、飾りというか、そういったものでも、本当に何かの一助になってくれればいいと思いますので、ぜひご検討していただければと思います。これで終わりますが、2問目に……では、一応答弁もらえますか。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) なかなか、本当は「はい、来た」と言えばいいのでしょうけれども、現在あるのに、あんまり軽々に約束もできないので、まずは現在のものが消化してなくなっていくと。そして、さっき言ったように、あくまでもナンバープレートというのは、今の場合は、さっきの質問事項は全てそこで使うためのナンバープレートとしての活用なのです。それに対しての答弁は、これしかできないよということで理解いただきたい。 ○議長(小野幸男) 熊谷 昌崇さん。 ◆17番(熊谷昌崇) 理解しました。ぜひ別な用途で考えていただければ、本当にありがたいと思います。  では、2問目に移ります。市道における違法駐車の対応について。昨年市民から、旧市道とその市民の土地にまたがり数か月も違法駐車があり、自分の敷地の草を刈るにも迷惑であるため、対応してほしいと連絡がありました。昨年建設に問い合わせ、建設から警察に問合せをいただいたが、一向に改善されない。市道の管理責任の対応についてを問うということですが、先ほどお昼に見てきましたところ、撤去されていました。要は昨年の早い時期に問合せをして、数か月かかって、もう半年以上かかって撤去しているわけです。そういった事例がほかにないのか、そういったものの市の管理責任なり、そういった状況はどのようになっているかを教えてください。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) 熊谷 昌崇議員の一般質問のうち、大綱2点目についてお答えいたします。  昨年12月に議員より問い合わせいただいた市道寺沼48号線の放置車両について、本市建設でも現地を確認し、ナンバープレートを有していたことから、石巻警察署より所有者に連絡を取っていただき、車両を移動するよう連絡を取った旨、報告を受けておりました。  現在は、市道から放置車両の移動は完了しておりまして、市道管理者として今後このような事例が起こらないように適切に管理してまいりたいと思っております。  言われるように、私もここの現場を見ておりますし、そもそもの道路、昔はあそこの道路が本道だったのです。新しい道路を造ったということで、真っすぐになって、斜めに行ったところ、この部分は使わなくなって、舗装されているのですけれども。ただし、両サイドに畑なんかもあってやるのですが、置いた方も近くの方なのです。そういう方で、隣近所やっぱりいろいろあって、そんなに強力な、強引なやり方もできないということでなってきたのですが、いずれ現在は放置車両というものについてはなくなっているということで、そういうことで警察からの協力もいただいたということで、そういう状況になっております。  こういう事例はないのかという話なのですが、やっぱりいろんなところにはまだあるのです。探せば出てくるのです。特に一番ひどいのが矢本運動公園辺りの通路なのですけれども、運動公園の駐車場なのですけれども、周辺の方が何台か置いていると。これは、ずっと前から、もう何十年もそれはあるのです。その都度担当がそういうことで貼り紙を貼ったり、協力依頼してやっているのも事実ですけれども、現実にはなかなか、閉めてしまうとやっぱり通路としても利用できていますので、あそこ。そういうようなところがあるということで、市としては実際使っている道路については、基本はそこの道路に、今回のようなやつはないのですけれども、ただしこういう道路を廃止して、新しい道路を造って、もともとの道路のほうが使われなくなったというと、そこに物を置いたり、よくあるときもあるので、そういうことのないように適切に管理してまいりたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(小野幸男) 熊谷 昌崇さん。 ◆17番(熊谷昌崇) 今回移動、行ってなくなっていたということで、ありがたいなと思うのです。思うのですが、昨年私が問合せをして、その問合せをするときにも、まずここの所有者の方から相談を受けたときに、所有者は知っているのだと。ただ、隣近所の人なので、どうしようということなので、私も現地を見て判断したのは、市の旧道に置いてあるので、ましてやその人の敷地にまたがって、草刈りするのも、そこら辺ぶつかると何か言われると困るかもしれないから、どうしたらいいのかというような相談だったので、ではこれは9割以上市のほうの道路に入っているのだから、市からやってもらったほうが、隣近所のいざこざ、言った、やったでいろいろなると困るので、こっちで対応してもらったほうがいいねということで、建設のほうに私は頼みに行きました。  それから数か月の間に私は何回か見て、さっぱり進まないので、「どうなっているのか」と言うと、「警察のほうにも問い合わせているのです」という回答だったのですが、この一般質問を出してからすぐ動くというのは、一般質問の効力がすごかったということですか、それとも何か違いがあるのですか。私は、これびっくりしたのです。一般質問に出すと、ああ、撤去されたなと思って、それまで、では何か一生懸命、何回ぐらい対応しましたか。 ○議長(小野幸男) 建設課長。 ◎建設部建設課長(小山篤) 今回の放置車両の対応につきましては、ナンバープレートがついていて、所有者は分かるということで、市長が答弁したように、近所の人という情報はあったのですけれども、あくまでも警察からは個人情報の観点から、その辺の情報はできないということで、あくまでも警察のほうからお願いしてもらっていたところです。  これまで一、二回、所有者にはお願いしてもらったようなのですけれども、今回改めて5月になってからもう一度警察のほうにお願いしてもらいました。その結果、私が見たときには6月2日にはなくなっていたという状況でございます。 ○議長(小野幸男) 熊谷 昌崇さん。 ◆17番(熊谷昌崇) そうしますと、一般質問を出したから一生懸命対応したということではないという認識でよろしいですか。 ○議長(小野幸男) 建設課長。 ◎建設部建設課長(小山篤) そういうことになります。 ○議長(小野幸男) 熊谷 昌崇さん。 ◆17番(熊谷昌崇) 私は、その言葉を信じたいなと本当に思うのです。というのは、先ほど市長が言ったとおり、運動公園のところにずっと止めていたりとか、今日の新聞にもちょっと似たような案件が載っていましたけれども、勝手に動かすのもなかなか難しいというような法律があるみたいで、ただ市の道路、あれはあくまで今日の新聞に載っていたのは、駐車場のそういう民間の話であって、市で管理する公の道路などにずっと置いてあったりするものを、何か月もただ置いて、今回は罰則なんかはあるのですか、何もないの。例えば市の道路を不法に半年以上占拠したわけですよね、ある意味。何か言われても馬耳東風で、言わせておけばいいのだと。では、聞こえないふりして、ずっと置いていても何の罰則も何もないのかとなると、そういうのがはびこると思うのです。何かあるのですか、何もないのですか。例えばずっと止めていて、どけてもらったら、ではそれでいいよになるようなものなのでしょうか。 ○議長(小野幸男) 建設課長。 ◎建設部建設課長(小山篤) 今回の車両については、ナンバープレートがついていたのですけれども、車検が切れていた状態で、放置車両という扱いになるそうです。放置車両のときには、あくまでも今回のように所有者が分かる場合は、所有者に責任を持ってよけてもらうということになります。  例えば場合によっては交通に支障があるとか、冬場であれば除雪に支障があるとか、そういった交通に支障がある場合は、道路管理者のほうで強制的によけるという、道路法の中でもうたわれていますので、場所と場合、その辺で対応するようになるかと思います。  所有者が分かっていれば、撤去費用等は最終的にはその所有者の方に請求等できるのですが、所有者も分からない場合は道路管理者の責任で撤去処分まで負担するようになります。  以上です。 ○議長(小野幸男) 熊谷 昌崇さん。 ◆17番(熊谷昌崇) 今のお話を聞いていると、ふだん使わないような場所で、例えば除雪も何も必要ないのであれば、置いていても何とも、どうしようもないですよというような答弁に私は聞こえるのです。違いますか。それが市のちゃんとした道路とかであれば、強制的に撤去して、その料金を請求するというのは分かるのですけれども、ふだん使わないようなところに置いているのであれば、特に問題はないというふうに私は聞こえたのですが、違いますか。 ○議長(小野幸男) 建設課長。 ◎建設部建設課長(小山篤) 今回の場合は、所有者も分かっていましたので、あくまでも所有者に連絡を取って、よけてもらうのを基本に行動を、警察と協力して、話合いして進めてきたところです。 ○議長(小野幸男) 熊谷 昌崇さん。 ◆17番(熊谷昌崇) 今の答弁ですと、特段普通の通行とかに問題がなければ置きっ放しでも、たとえそのままずっと置いていても罰則も何もないのです。そうですよね。それではまずいと思いませんか。それは、たまたま今回の件は道路から個人の宅の敷地にまたいでいて、個人の宅にも迷惑かかったわけです、極端な話を言えば。それは、私もちゃんと建設に話もしていますし、写真も見せたはずです。ですよね。ということは、迷惑かかっているわけです。それをふだん車も動いていないから、罰則もなしに止めている、動かさない。今のお話を聞いていると、動かさないなら動かさないでいいに聞こえるのです。積極的に動かすような努力を何回も通ってやるべきだと私は思うのです。今お話聞いたら、2回か3回しか行っていないわけでしょう、半年の間で。だから駄目なのですよ。どう思いますか。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) こういう事例で、恐らく市の担当もなかなか隣近所のことも含めてやりにくかったと思います。あと、だから何とか警察にお願いしたいと思っても、警察もどちらかというと、こんなのは民民の問題だとか、いろいろあって、すぐなかなか動けなかったこともあったと思います。警察もできるだけ穏やかに対応したいということであったと思うので、これまでそういうこともあって対応が若干遅れたことは認めますけれども、今後適切に管理していくということで、またこれからそういうところがあれば、今日の意見なども参考にして、しっかりと管理して、先ほど言ったようなグラウンドの駐車場のことなんかも踏まえてしてまいりたいなと思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。やっていいということではないのです。駄目なものは駄目なのです。  以上です。 ○議長(小野幸男) 熊谷 昌崇さん。 ◆17番(熊谷昌崇) やはり積極的に、置いた者が勝つような、罰則もないのであれば置いていてもいいのだと思わせるような対応を取ると、次々そういうのが増えるわけです。ですから、動かないと分かっていても、積極的に、例えば1週間に1回なり、やっぱり通うべきだと思うのです。そうしないと、2か月や半年に2回か3回来られたって、私ならどけなくてもいいなと思うのです。だから、そういうふうに思われないような方策をしていただきたいと思うのですが、それについて答弁をいただいて終わりたいと思います。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) 今担当課長もしっかりと答弁しておりましたし、今後ともそういうことのないような形で適切に管理してまいりますということで、ご理解いただきたいと思います。 ◆17番(熊谷昌崇) 終わります。 ○議長(小野幸男) 以上で本日の日程は全部終了しました。  本日の会議はこれにて閉じ、散会とします。    午後 3時10分 散会...