東松島市議会 > 2021-09-10 >
09月10日-議案説明、質疑、討論、採決、一般質問-02号

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  1. 東松島市議会 2021-09-10
    09月10日-議案説明、質疑、討論、採決、一般質問-02号


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    最終取得日: 2023-04-17
    令和 3年  9月定例会(第3回)令和3年 第3回東松島市議会定例会会議録(第2号)                                          令和3年9月10日(金曜日)                                                 出席議員(18名)    1番  千 葉 修 一            2番  齋 藤   徹    3番  井 出 方 明            4番  手代木 せつ子    5番  浅 野 直 美            6番  土 井 光 正    7番  石 森 晃 寿            8番  櫻 井 政 文    9番  小 野 幸 男           10番  五野井 敏 夫   11番  阿 部 としゑ           12番  長谷川   博   13番  小 野 惠 章           14番  阿 部 秀 太   15番  大 橋 博 之           16番  滝   健 一   17番  熊 谷 昌 崇           18番  阿 部 勝 德                                                 欠席議員(なし)                                                 説明のために出席した者   《市 長 部 局》      市         長    渥  美     巖      副    市    長    加  藤  慶  太      副    市    長    小  山     修      総   務  部   長    髙  橋  義  則      復 興 政 策 部 長    浅  野  吉  彦      市 民 生 活 部 長    内  海  光  義      保 健 福 祉 部 長    佐 々 木  寿  晴      兼 社 会 福 祉事務所長      建   設  部   長    小  野  尚  志      産   業  部   長    山  縣     健      総 務 部 総 務 課 長    勝  又  啓  普      総 務 部 財 政 課 長    藤  田  英  俊      総 務 部 防 災 課 長    奥  田  和  朗      復興政策部復興政策課長    八  木  哲  也      兼地方創生・SDGs推進室長      保健福祉部健康推進課長    片  倉  義  和      兼新型コロナウイルスワクチン      接 種 推 進 室 長      建 設 部 建 設 課 長    小  山     篤      産 業 部 農 林水産課長    大  崎  昌  宏      産 業 部 商 工観光課長    難  波  和  幸   《教育委員会部局》      教    育    長    志 小 田  美  弘      教   育  部   長    小  山  哲  哉      教 育 委 員 会 教 育部    相  沢     進      学 校 教 育 管 理 監      教 育 委 員 会 教 育部    八  木  繁  一      教 育 総 務 課 長      教 育 委 員 会 教 育部    樋  熊  利  将      生 涯 学 習 課 長      兼 東 京オリンピック・      パラリンピック推進室長   《議会事務局》      議 会 事 務 局 長    齋  藤  友  志      議  会  事  務  局    髙  橋  ひ さ 子      議 事 総務課行政専門員      議  会  事  務  局    小  山  美  奈      議 事 総 務 課 主 査        議事日程 第2号 令和3年9月10日(金曜日)午前10時開議 第 1 会議録署名議員の指名 第 2 議案第78号 令和3年度東松島市一般会計補正予算(第6号)について 第 3 議案第79号 令和3年度東松島市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)につい            て 第 4 議案第80号 令和3年度東松島市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につ            いて 第 5 議案第81号 令和3年度東松島市介護保険特別会計補正予算(第2号)について 第 6 議員一般質問                                                  本日の会議に付した事件 議事日程のとおり 入退場一覧  14時29分  15番  大 橋 博 之議員  退場  14時30分  15番  大 橋 博 之議員  入場    午前 9時57分 開議 ○議長(小野幸男) ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付してある議事日程第2号をもって進めます。 △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(小野幸男) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において6番土井 光正さん、7番石森 晃寿さん、以上の2人を指名します。 △日程第2 議案第78号 令和3年度東松島市一般会計補正予算(第6号)について △日程第3 議案第79号 令和3年度東松島市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について △日程第4 議案第80号 令和3年度東松島市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について △日程第5 議案第81号 令和3年度東松島市介護保険特別会計補正予算(第2号)について ○議長(小野幸男) 日程第2、議案第78号 令和3年度東松島市一般会計補正予算(第6号)について、日程第3、議案第79号 令和3年度東松島市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について、日程第4、議案第80号 令和3年度東松島市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について及び日程第5、議案第81号 令和3年度東松島市介護保険特別会計補正予算(第2号)についての4件を一括議題とします。  議案第78号から議案第81号までの4件については、財務常任委員会にその議案審査を付託しておりましたが、同委員長より審査報告書が提出されております。報告書の朗読を省略し、審査の経過等について委員長の報告を求めます。財務常任委員会委員長五野井 敏夫さん。     〔財務常任委員会委員長 五野井 敏夫 登壇〕 ◎財務常任委員会委員長五野井敏夫) それでは、本委員会に付託されました議案第78号 令和3年度東松島市一般会計補正予算(第6号)から議案第81号 令和3年度東松島市介護保険特別会計補正予算(第2号)についての報告を申し上げます。  審査の結果は、お手元に配付の委員会審査報告のとおり、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  また、委員会として附帯決議を付しておりますので、それも報告します。  議案第78号 令和3年度東松島市一般会計補正予算(第6号)についてに関する附帯決議でございます。第2款総務費、第1項総務管理費、第7目企画費の定住化促進事業のうち、小野地区移住定住促進施設整備工事実施設計業務委託料1,000万円、同工事監理業務委託料300万円、同工事委託料1億5,300万円及び管理用備品購入費400万円については、日本ウェルネス宮城高等学校の生徒が利用する男子寮新設のため、旧鳴瀬桜華小学校廃校舎を整備するものであることが確認できました。  同校の誘致については、本市議会に小野地域まちづくり協議会から、小野地域の学校施設を活用した日本ウェルネス高等学校の誘致に関する請願が提出されたことから、平成30年7月に小野地域の学校施設を活用した日本ウェルネス高等学校の誘致に関する請願審査特別委員会を設置し、慎重に審査した結果、平成30年3月定例会において同請願書を全員賛成の下採択した。  本市議会では、これまで市長から、同校開設者である学校法人タイケン学園と平成30年10月30日に基本協定を締結しております。基本協定には、旧鳴瀬桜華小学校の建物及び附帯施設を無償譲渡とすること、土地無償貸与及び相手から申出があった場合は無償譲渡すること、高校等の設置に必要な経費の一部として4億5,000万を補助すること、4億5,000万以上に必要な補助金等については別途定めるなどを規定したとの説明を受け、そして全ての基本協定どおり実施されるものと信じ、できる限り支援を行ってきました。  しかし、学校法人タイケン学園は、平成30年度に2億円、令和元年度に2億5,000万、計4億5,000万の補助金を基本協定どおり本市から受領したにもかかわらず、本市に対し、旧鳴瀬桜華小学校の建物及び土地の譲渡を希望しないと申出がありました。また、同施設を男子寮として活用したいという支援要請もありました。基本協定と相反する状況にあります。  本市では、小野地区移住定住促進施設整備後、学校法人タイケン学園と施設利用に関する協定を締結し、その協定において利用料納入に関すること及び生徒数の確保見通しを明記することの説明を受けたが、具体的な条文が示されていないことや、平成30年10月30日に締結した基本協定と同様の扱いとなるおそれがあることから、非常に懸念されております。  さらに、同校の各学年の定員は、進学コース40名、スポーツコース40名及びグローバルコース40名であるが、令和3年4月時点の生徒の数はその3割にも満たず、定員を大きく下回っている状況にあります。市長が述べておる生徒360名に対する1人当たり年間10万円の地方交付税の合計3,600万円の金額は、当分の間期待しにくく、現実とはかけ離れた計数でございます。  次に、本事業に関する財源については、過疎債及び財政調整基金を充てることが確認できております。過疎債は、本来議会の議決を経て定められる過疎地域持続的発展市町村計画に基づいて行う事業経費に充てるものでございます。今般の案件に関しては、以上の手続を経ておらず、一方的に提案されたものであります。  よって、本市議会は下記の事項について意見を付します。  1、過疎債の根拠となる過疎地域持続的発展市町村計画について、速やかに本市議会の承認を受けること。  2、本市と学校法人タイケン学園が平成30年10月30日に締結した基本協定の内容を再確認すること。また、新たに協定を締結する場合や基本協定の内容を変更する場合は、本市議会へ事前説明するとともに、本市議会の承諾を得ること。  3、小野地区移住定住促進施設整備後の光熱水費実費及び施設利用料の徴収状況及び定住化促進事業の財源の一部に充てる財政調整基金への繰入れ状況について、本市議会へ毎年度報告すること。  4、旧桜華小学校廃校舎は、昭和43年度及び昭和44年度に鉄筋コンクリート造りで整備し、平成21年度に耐震化のための大規模改修工事を行ったものの、築52年以上経過していることから、本来であれば改築等の資本投下をすべきではない。また、生徒のための寮は、本来学校が用意すべきものである。同施設の本市の維持管理費が増加するおそれがある場合は、速やかに廃止すべきである。  5、本市の学校法人タイケン学園の高等学校の設置に関する補助金は4億5,000万を上限として、それ以上の補助金は一切認めない。  以上、附帯決議する。令和3年9月9日、財務常任委員会委員長五野井 敏夫。  続いて、審査の概要を説明します。去る9月8日に内部審査として、市長、両副市長、総務部長、復興政策部長、総務課長、財政課長、復興政策課長の関係職員の出席を求め、議案について質疑を行っております。その後現地調査を行っております。現地調査を行った後、疑義が生じたため、9月9日に加藤副市長、総務部長、復興政策部長、財政課長、復興政策課長の関係職員の出席の下、再度質疑を行い、その後委員間討議を行って、採決を行っております。委員間の討議の中では、詳細にわたり討議されましたが、小野地区の請願学校であることを意に酌み、苦渋の選択を委員一人一人が行い、今回の採択に至ったわけでございます。  採択の状況といたしましては、全面的に賛成の委員の方々、浅野委員、手代木委員、土井委員、石森委員の4名でございます。反対委員は、長谷川委員1名です。附帯決議を付しての賛成委員は、千葉委員、齋藤委員、井出委員、櫻井委員、阿部 としゑ委員、小野 惠章委員、阿部 秀太委員、大橋委員、熊谷委員、滝委員、阿部 勝德委員、そして私、五野井 敏夫でございます。  今般このように、今までないくらいの熟慮した結果、委員会での附帯決議を付すことで決定し、先ほどの委員会の文言の附帯決議となっております。  以上、委員長報告といたします。終わります。 ○議長(小野幸男) 以上で委員長報告を終了します。  これらの議案については、申合せにより委員長報告に対する質疑を省略します。  これより討論に入ります。討論ありませんか。  討論発言の求めがありますので、議事整理のため暫時休憩します。    午前10時10分 休憩                                               午前10時11分 再開 ○議長(小野幸男) 再開します。  まず、原案に対する反対討論の発言を許します。  12番長谷川 博さん。     〔12番 長谷川 博 登壇〕 ◆12番(長谷川博) ただいま議題となっております令和3年度東松島市一般会計補正予算(第6号)に反対であります。  本会議における当局側からの提案理由説明、さらに付託により審査を行った財務常任委員会での第2款総務費、第1項総務管理費、7目企画費に措置された定住化促進事業に特化した質疑、それに対する執行部からの説明、答弁があり、加えて限られた時間ではありましたが、一部現地調査も行われました。こうした審査を経て本事業は、特別委員会の報告にもありましたが、施設整備は事実上、学園の生徒が日常的に寝起きすることになる学生寮の整備であると理解せざるを得ません。当局におかれては、移住・定住化促進施設との説明でありますが、実態は、高校生が生活する寮に区分して利用させるとはいうものの、一般の成人も入居、あるいは一定期間の宿泊をさせるという形であり、どのように考えても定住化促進に寄与する施設には程遠く、現実的ではありません。  加えて、教育上の観点からは、いかがなものかと言わざるを得ないと考えます。この予算措置、事業は、学園からの要請に応えて、学園の生徒が利用するための寮の整備に当たって、今般認められることになった過疎債を便宜的財源として活用するものと受け止めざるを得ません。  一方で、説明によれば、交付税による補填措置や若干の使用料徴収により、財務的には将来にわたって本市に一切の不利益は発生しないなどとの内容も示されましたが、在籍する生徒数の現状、将来への見通し、事業期間も長期で老朽化した校舎、少子高齢化の進展など、様々な要素もあり、先行きの不透明さは拭い切れないと感じます。  一方で、定住化への効果、貢献も解釈によってはゼロではありませんが、ごく限られたものと受け止めざるを得ないものであります。何よりも、行政手続上は誤りや不都合はないとしても、事実をゆがめ、上辺を繕う形で事業を進める行政の在り方は市政への信頼を損ねることにつながり、本事業は認めることはできません。  一方で、本市に進出することになった私学教育に対して一定の支援を行うことは認めるにしても、移住・定住化促進施設と銘を打つ学園の寮の整備は、市が行う事業ではありません。高校の生徒寮は、本来教育の一環として学園側で整備、管理運営すべきであり、開校に際しての当初から計画された事業のはずであります。  またさらに、本来的には旧桜華小校舎の譲渡を受けないことによる校舎の解体費用に相当する学校整備補助金の一部2億円の返還があってしかるべきとも考えますが、しかし百歩譲って現実的なこれまでの様々な経過を考慮して、当該補助金の返還を求めることはせず、それを整備費の一部に充てて、学校側で旧桜華小の改築整備をすべきが筋だと考えます。  また、譲渡を希望しない学校用地は当初の協定どおり、無償貸与で20年ごとの更新を行う形にすべきであります。仮に今回計上した施設整備費の予算執行となれば、既に執行した高校設置のための補助金4億5,000万円、加えて学校用地費約1億4,000万円、加えることの寮の整備費1億7,000万円、そして数十年後に発生すると思われる寮だか、定住化促進施設だかなるものの解体費用、将来負担、予測することは難しいですが、仮に現在と同額とすれば約2億円、単純にこれらの合計は9億6,000万円ということに、数字になります。こうした在り方でいいのでしょうか。  この事業については、この間の新聞報道などを受け、市民の関心は高いものがあり、このままの予算執行では市民の理解を得ることは難しいと考えます。また、この事業を進めることにより、将来に禍根を残すことになりはしないかと危惧するところでもあります。今年になって鳴瀬地区が過疎地域に指定され、過疎脱却のために過疎債を活用できる新たな環境になったわけですが、その取組については今後住民意見なども幅広く取り入れ、十分に検討を重ねて進めるべきであります。  今回提案された一般会計補正予算には、私が改めて申すまでもなく、コロナ対策などをはじめとし、市民生活にとって必要な財源が様々措置されており、議案の重みは十二分に承知しているところでありますが、私自身の不徳で修正の提案にも至らず、一方でこの部分にだけ反対という表決ができない以上、自分としては究極的かつ苦渋の選択で否との意思表示を行うものであります。  反対討論の最後に臨み申し上げます。本議案を否とする者に言及する資格のないことは百も承知であり、かつ議員各位の叱責を受ける覚悟であえて申し上げますが、市当局におかれては、この間の財務委員会の審議を経て決定した5項目の附帯決議を重く受け止めていただき、本事業の慎重な執行に当たっていただくことを切に願ってやみません。  終わります。 ○議長(小野幸男) 次に、原案に対する賛成討論の発言を許します。  7番石森 晃寿さん。     〔7番 石森 晃寿 登壇〕 ◆7番(石森晃寿) それでは、議長のお許しをいただきましたので、賛成の立場で討論したいと思います。  議案第78号 令和3年度東松島市一般会計補正予算(第6号)から議案第81号 令和3年度東松島市介護保険特別会計補正予算(第2号)までの4件については、財務常任委員会に付託され、執行部から詳細な説明を受け、原案のとおり可決すべきものと判断いたしたものであります。特に一般会計補正予算定住化促進事業については、人口の減少が著しい旧鳴瀬町地域が過疎地域に指定されたことから、普通交付税措置がなされる過疎債を活用し、小野地区移住定住促進施設を整備するものであり、同地域の振興と持続的発展に非常に寄与するものであります。  さらに、令和2年度に開校した日本ウェルネス宮城高等学校の男子寮としての利用も可能なことから、小野中心部のにぎわいと小野地域の文化及びスポーツの振興が図られ、人材育成、地域福祉、健康や子育ての向上などにも大いに期待できるものであります。よって、原案のとおり可決すべきものと考えます。  以上で賛成討論といたします。終わります。 ○議長(小野幸男) ほかに討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野幸男) これをもって討論を終結します。  これより議案第78号から議案第81号までの4件を一括して起立により採決します。  この4件の議案に対する委員長報告はいずれも原案のとおり可決すべきものです。この4件の議案は原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(小野幸男) 起立多数であります。よって、この4件の議案については原案のとおり可決しました。 △日程第6 議員一般質問 ○議長(小野幸男) 日程第6、議員の一般質問を行います。  第1位、齋藤 徹さんの質問から許します。齋藤 徹さん。     〔2番 齋藤 徹 登壇〕
    ◆2番(齋藤徹) 皆さん、おはようございます。今回も最初にやらせていただきます。  それでは、議長のお許しを得ましたので、さきに通告をいたしておりました2題、質問させていただきます。  1、市内スポーツ施設の整備に万全の体制を。コロナ禍の中で開催された東京2020オリンピックも閉会を迎え、今後本市のスポーツが盛んになることが予想されます。これは、アフターコロナのときにです。スポーツ健康都市を掲げる本市においては、市内スポーツ施設の整備に万全を期さなければならないものと思料いたします。以上を踏まえまして、本市のスポーツ施設整備について問う。  (1)、令和2年第4回定例会でのスケートボード場に関する一般質問が熱海 重徳議員から出されておりましたが、設置場所、規模等を検討した結果は。  (2)、鷹来の森運動公園内の球場は、各地区のソフトボール大会や市長杯、大規模大会等にも利用され、市民のスポーツ参加への意欲醸成と市外利用者への大会会場としてのPRに大いに寄与しております。しかしながら、ナイター設備の照射角度の不備やフェンス等の老朽化が目立つところでございますが、その都度整備、補修をしている状況だと思われますが、今後の整備の在り方について問います。  以上です。 ○議長(小野幸男) 市長。     〔市長 渥美 巖 登壇〕 ◎市長(渥美巖) 齋藤 徹議員の一般質問のうち、大綱1点目の(1)についてお答えいたします。  本市は、昨年3月20日に東京2020のオリンピックの聖火がギリシャから我が国で最初に到着した自治体であり、これを記念してスポーツ健康都市を宣言しております。こうした中で、過日、東京2020オリンピックにおける日本選手団スケートボード競技の成績は金メダル3個、銀メダル、銅メダル各1個と、若い力が躍動し、今まさに脚光を浴びているスポーツだと意識しております。  スケートボードは、本市のスポーツ振興とともに、青少年の健全育成や交流人口にも寄与するスポーツであり、その拠点の整備はスポーツ健康都市を具現化する本市にふさわしい取組になると考え、昨年の第4回定例会で熱海 重徳議員の一般質問に前向きに答弁したところであります。このため本市では、これまで仙台市、名取市、美里町、女川町の先行事例の視察を行い、今後鷹来の森運動公園仮設住宅跡地に整備することを基本として、検討を進めております。  その財源としては、スポーツ振興くじを見込み、既に独立行政法人日本スポーツ振興センターとの協議を開始しており、現時点で規模は1,000平方メートル程度と見込んでおります。今後来年度のできるだけ早い時期に、ランニングコストも意識し、ストリートやパーク等の種目の限定をせず、全ての愛好者が利用可能な汎用性の高い施設を目指して調査、設計を行うとともに、財源の検討も進めてまいります。  次に、(2)についてお答えいたします。鷹来の森運動公園屋外運動場は、平成11年3月完成し、現在まで平成11年の全日本大学男子ソフトボール選手権大会通称インカレと言われていますが、インカレ、さらには平成13年の新世紀・みやぎ国体ソフトボール競技を皮切りに、数々の全国大会や同規模の大会が開催されてきております。プレーヤーには高い満足度、見る者には夢と感動を与えることができる施設として名をはせ、ソフトボールや、今は少年野球においても東日本随一の施設でないかと私は自負しております。  一方で、竣工後の時間経過により、施設の改修を要する箇所も目立ってきております。このため本市としては、確認の都度修繕対応に努めておりますが、今後施設の長寿命化計画に基づき、特にご質問のナイター照明設備については、整備当時は最も優れていたメタルハライドランプ、これを使用しておりましたが、現状では省エネの観点からLED化が望まれておりますので、照射角度とともに改善が必要と考えております。  また、それぞれのバックネットとか、散水施設、要するに水をまくやつなのですが、内野とか、それから暗渠排水等、雨降ったときなかなか水が抜けない状況もあります。そういうものの改修と併せ、今後防衛省補助による施設全体の大規模改修を検討してまいりたいなと思っております。  私からは以上です。 ○議長(小野幸男) 教育長。     〔教育長 志小田 美弘 登壇〕 ◎教育長(志小田美弘) 齋藤 徹議員の一般質問のうち、大綱1点目の(2)についてお答えをいたします。  昨年から新型コロナウイルスの影響がありますが、鷹来の森運動公園はこれまで東日本大学女子ソフトボール大会、東北高校選抜ソフトボール大会、東北私立高等学校女子選抜ソフトボール大会、東北小学校女子野球大会など、大規模な大会が開催されてまいりました。今後指定管理者である東松島市体育協会とも連携をし、スポーツ健康都市にちなんで、全国大会及び東北大会の利用がより一層進むように取り組んでまいります。  私からは以上であります。 ○議長(小野幸男) 齋藤 徹さん。 ◆2番(齋藤徹) 順を追って再質問をさせていただきます。  まず、スケートボード場なのですけれども、さきの熱海 重徳議員の答弁の中で、市長が一定レベルという形でおっしゃってまいりましたが、その一定レベルというのは果たしてどれくらいのことを言っているのかなというのがやっぱり私の中にありまして、その一定レベルについて調査とか研究した結果、例えばなのですけれども、大会開ける規模のものなのか、それとも一般の練習にいそしむための設備として整備するのか、その点についてちょっとお聞かせください。 ○議長(小野幸男) 生涯学習課長。 ◎教育委員会教育部生涯学習課長兼東京オリンピックパラリンピック推進室長(樋熊利将) ただいまのご質問にお答えいたします。  まず、今回整備を考えておりますものにつきましては、大会を開ける、東北大会レベル、全国大会レベルが開催できるようなものではなく、答弁にもございますとおり、広く愛好者の方が練習をできるような、そういったことで利用可能な汎用性の高い施設を考えてございます。規模につきましては、答弁にもございますとおり、1,000平米程度、場所については鷹来の森運動公園の、震災時に仮設住宅が建っていた、正門から入って左側の、今仮設の駐車場にしているところですが、そちらのほうを考えてございます。  以上でございます。 ○議長(小野幸男) 齋藤 徹さん。 ◆2番(齋藤徹) それで、青少年の健全育成、また交流人口にも寄与するというふうな答弁ございましたけれども、その答弁の中でちょっと気になるのが、例えば野球とか、ソフトボールとか、サッカーとか、学校の中で部活動をやっていたりとかで、大体の市内の競技人口というのは把握しているものだと思われますけれども、このスケートボードに関しては市内でどれくらいの競技人口があって、また石巻圏域ではどの程度の競技人口なのかという、その規模というのはまだ調査とかはしておる段階なのかどうなのか、お聞かせください。 ○議長(小野幸男) 生涯学習課長。 ◎教育委員会教育部生涯学習課長兼東京オリンピックパラリンピック推進室長(樋熊利将) 現在市内における競技人口、何名というような細かい数字までは調査中になっております。石巻管内に関しては、女川町さんのほうにも確認はしているのですけれども、はっきりと何名というような把握はできていない。なかなか場所が限定されるので、他の自治体から来てやられている方もたくさんいらっしゃるというようなことは、今設置されている女川町さんのほうからはお聞きしております。  市内の人口については、今後調査を進めて、はっきりとした形が出れば、そういった方々のご意見も伺いながらやってまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) 市内のスケートボードなのですが、新しく東松島の体育協会にも加入したと私は伺っております。恐らく二十数名の方々で組織されているのではないかなと思って、詳しく分かりませんけれども、本市の体育協会に加盟したということは確認しております。そういう面で、今後いろいろ施設整備していく際に、もちろん各団体においてはできるだけレベルの高いやつ、そしてすばらしい全国大会規模のやつということに要望は出てくるのは当然なのですが、やはりここについて全てを超一流のものがいいのか、できるだけ多くの人に楽しんでもらえるような、初心者も含めて、今回のオリンピック見て私も初めてこのようなスケートボード、こういうストリートとか、パークとか、いろいろあって、こういうのでやるのだなというのを正式には初めて見ているので、こういうものからして、協会の皆さんの意見なんかもこれから十分に聞きながら、まだまだ設計とか、そういうのに入っているわけではありませんので、いろんな形で落ち着くところに落ち着けさせたいなと思っているのです。  ただ、鷹来の森運動公園は、基本的には場所的に、三陸道の矢本インターに非常に近い場所ですから、ちょっとした大会を開催するのに最も適した場所は場所だと私自身は思っているのです。ただ、全国のスケートボードの状況等々、まだ私自身は調査していませんし、そういうものも含めて今後研究していきたいなと思っております。  以上です。 ○議長(小野幸男) 齋藤 徹さん。 ◆2番(齋藤徹) それでは、多分造るとなると、私もオリンピックでスケボーの競技とか見せていただきましたが、その中でやっぱり競技する場所が全部コンクリート造りで立派な形になっているので、イニシャルコストの面とかでちょっと気になる部分があったのです。そのくらいの規模のもので造るのか、それともそれ以外の経費、事業費を圧縮させるためにも工夫がなされるものなのか、今まだ設計段階とかという話もあるので、詳しくは聞けないと思うのですけれども、想定しているものというのは多分あると思いますので、ちょっとその辺お聞きします。 ○議長(小野幸男) 生涯学習課長。 ◎教育委員会教育部生涯学習課長兼東京オリンピックパラリンピック推進室長(樋熊利将) 現在のところ、いろいろ見積り等々調査した形で、東京オリンピックの際の施設整備すると、大変なコストがかかるというところが調査の結果として出ております。今回考えている規模レベルのものということで考えているのが、まずコンクリートのほうはきちんとできるものを平場で造って、その上にはいろいろと様々セクションですね、そういったものを、移動したりとかもできるような簡易なもの……簡易なものというか、それなりのもので、コストを抑えられるようなものを考えております。ランニングについてもそれぞれ今調査しておりますけれども、そちらも併せまして費用対効果の高いものというものを考えているところです。  以上です。 ○議長(小野幸男) 齋藤 徹さん。 ◆2番(齋藤徹) 続きまして、(2)に移らせていただきます。  私も鷹来の森で毎週、この体ですけれども、運動しているのですけれども、ソフトボールを一生懸命やらせていただいているのですけれども、その中で、設備の中で、日々使っている中でやっぱり気になる点というのが何点かあるのです。それで、答弁の中でメタルハライドランプ、要するにナイターの照明なのですけれども、その部分で私ちょっと気になったのが、夜の練習している上で、やっぱり照明の角度なのです。照射角度が、現在のところ球場と球場の間にサッカーコートですか、あるのですけれども、そちらに向けて照射されている状態なのです。これ利用する中でなのですけれども、上半分、下半分、みたいな形で、現在下半分だけ照射させているのですけれども、そいつが、さらに半分がサッカーコートのほうに行っている状況で、よく皆さんから言われるのが外野のフライが見えなくなるという。これはっきり言って、設備の万全を期すという状況の中では、プレーヤーにけがさせるおそれも非常に高いのではないかなという部分なのです。そこで、もし上半分、下半分で分けられるのであれば、照射角度、上半分はサッカーですよとか、下半分は球場でソフトボール場とか野球場ですよとか、こういうすみ分けというのをやったほうがいいのではないかなと思うのですけれども、どうでしょうか。 ○議長(小野幸男) 生涯学習課長。 ◎教育委員会教育部生涯学習課長兼東京オリンピックパラリンピック推進室長(樋熊利将) 今の照射角度、併せてあと照度についても今後調査をする予定にしております。その際に、併せましてそういったことが可能であるかどうかも確認し、今後の参考にしてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(小野幸男) 齋藤 徹さん。 ◆2番(齋藤徹) それと、プレーヤーからすると、期待されるのは夜間照明のやっぱりLED化、先ほど答弁でも申しましたとおり、LED化だと思うのですけれども、これ早い段階で、ちょっとやれるような形で、計画というのは最短でどれくらいなのですか。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) 先ほど言ったように、これ基本的には、まだ防衛省サイドと打合せ、そこまでいっていないのです。今後詰めていくということで、防衛サイドと、民生安定事業というのはこれまでも様々な形で次々とやる、例えば次は矢本のテニスコートの改修とか入ってきたり、武道館のものが入ってきたりしますし、順番は大体決めてありますので、そんなに来年とか再来年というわけにいかないのかなと。  ただ、基本的には、そういうふうにLED化というのは、これ当たり前のことになっているので、そして今言われたように、当時のメタルハライドランプというので、まさに国体で使用してお墨つきのナイター施設なのです、あれは、基本的には。全部つければ、Aグラウンド、Bグラウンドで、ナイターは十分にできるということで、ソフトボールはできるということでの明るさを確保できる施設として当時造ったのですが、やっぱりそこは多少劣化したりして、たまにあと消えているのもあったりして、ただそれも直すのに、1つ直すのに一々やると経費かかるもので、一定のとき併せて直しているというのがこれまでの経緯なのです。  だから、それも含めて、早めにトータルとして、途中でLED化だけやるというのではなく、基本的にはもう既にバックネットそのものも随分さびついているのです。だから、そういうこととか、あと散水施設が、全体としてほとんど水道関係が弱い施設なのです、あそこ。だから、そういうものを考えながら、全体的な大規模改修というのがやはり必要ではないかなということで、防衛省と今度相談していきたいなと思って、できるだけ早くやりたいと思いますし、ナイターの要望も多いようですから、コロナ明ければどんどんと使われると思いますので、ぜひそういう面では改修していきたいと、改修早めにしたいと思っております。  以上です。 ○議長(小野幸男) 齋藤 徹さん。 ◆2番(齋藤徹) いろいろと前向きに検討しているということなのですけれども。  あと、ちょっと利用していて気になる点、もう一点あるのです。何かといいますと、球場と、あと多目的というのですか、結局私たち屋内練習棟で練習していたりとかするのですけれども、一番奥から管理棟まで行くまでの間の中通路というか、通路に夜間の照明がないのです。これ途中で階段が2か所存在しているのですけれども、これ結局照明も何もない状態で、そこを利用者が歩くわけなのですけれども、基本的にそんなにそんなにリスクはないとは思うのですけれども、階段を踏み外すとか、そういうけがのもとになるような状況を整備段階の中でやっぱりきっちり整備していかなければならないのかな、計画していかなければならないのかなと私は思うのです。その中で、本当に簡易的なソーラー電池の照明でもいいから、あそこに、足場が安全になるように改善していかなければならないのではないかなと私は思うのですけれども、その辺のことについてお聞かせください。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) 恐らく齋藤議員使っているときは、脇のナイター施設が消えているときなのです。屋内でやって帰るときは、普通ナイター、あそこ使っていれば、それでも明るいのですけれども、こっち使っていないとどうしても暗くなる。今言われたとおりですから、やはり施設の安全対策とか含めて、何らかの対策は今後検討して、対応してまいります。 ○議長(小野幸男) 齋藤 徹さん。 ◆2番(齋藤徹) それでは、球場と球場の間のサッカーコートの話もしましたので、ちょっと関連で質問してもよろしいですか。 ○議長(小野幸男) はい。 ◆2番(齋藤徹) さきに奥松島運動公園の多目的広場ということで、サッカー場的に整備したところあるのですけれども、あそこをやっぱり私も何回か足を運んで横目で見たりするのですけれども、随分立派な施設だなという印象は受けるのです。ただ、ナイター照明だの何だのないので、これ夜利用することできないよねというふうに、素朴な疑問の中で思ったりもするのですけれども、球場と球場の間でサッカーやらせているよりも、しっかりしたところでサッカーの練習にいそしんでもらったほうが、やっぱりプレーヤー的にも恩恵を受けるのではないかなというふうに思います。  あと、そいつに附帯する設備ですよね、例えば審判さんが控えるような本部室、あとやっぱりサッカーですから、まさかユニフォーム着た状態でその場所に足運ぶというわけにもいかないですから、ある程度の規模の更衣室とか、シャワー室とか。お金はかかることなのですけれども、スポーツ健康都市をうたっているまちで、やっぱりそういう体制というのは整えていかなければいけないのかなというふうには、私自身は思っているのですけれども、その辺のお考えについてちょっとお聞かせください。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) 奥松島運動公園の多目的広場、これはサッカー場なのです。これについて、なぜ照明も何もないのだというと、そもそも奥松島運動公園の、旧鳴瀬町時代からのサッカー、こうした広場として、陸上もやれたのですけれども、そこを震災として復興予算で、原形復旧ということでやりましたので、当時そこにナイター設備があればできたのですけれども、当時はナイター設備ありませんので、原形復旧ということであのような状況にしています。  ただ、当時は、あちらは天然芝だったのですが、こちらについては人工芝という形で、将来の維持管理、草管理とか、そういうことはあまりかからないように人工芝にして、使用も一定の高いレベルが使えるまでの、要するに人工芝にしているということです。  そういうことでありますので、私もあそこに行くと、サッカー協会の皆さんからはやはり何とかナイター照明欲しいと、あと併せて本部席なり、要するに下のほう、2階に本部席でも造ってもらって、1階でいいですからAチームの選手の更衣室、Bチームの選手の更衣室、2つぐらい何とかなりませんかねという話も受けておりまして、私自身はその必要性は十分感じております。ただ、あれは復興事業でやったものだから、一定の会計検査とかなんとかが終わらないうちにあまり手をつけることができかねるのです。だから、そんなことで、そういうところのものが一定終わり次第、やはり前向きに、今齋藤議員が言ったようなナイター照明なり、できれば本部室とか更衣室、そういうものについて検討していかなければならないなと感じております。  以上です。 ○議長(小野幸男) 齋藤 徹さん。 ◆2番(齋藤徹) 分かりました。  それでは、2問目に移らせていただきます。2番、市内各中学校の制服について。市内中学校の制服について、保護者負担の在り方や社会情勢を踏まえた上で見解を伺います。  (1)、令和3年第1回定例会の、これも熱海 重徳議員の一般質問の中で、市内各中学校の制服の購入額について詳細に述べられておりました。義務教育かつ市立中学校であることから、制服の購入負担額の上限は設けるべきと私は考えております。公平性の観点から、制服購入に対して保護者の一定負担と超過分の支援の仕組みづくりが必要と思われますが、その見解についてお伺いします。  (2)、多様性が認められる社会情勢下の中で、LGBT(Q)、これはクエスチョンも入れておきます、に対する認知度は高くなっており、制服メーカーの中にはジェンダーレス制服を開発しているところもあります。本市においても社会情勢を踏まえた上で、ジェンダーレス制服の採用へ向けた取組が必要と思われますが、見解を伺います。 ○議長(小野幸男) 教育長。 ◎教育長(志小田美弘) 齋藤 徹議員におかれましては、矢本第二中学校PTAの会長を務めており、学校に対してご支援とご協力をいただいておりますことに改めて感謝申し上げます。  市内中学校入学時の保護者負担については、制服も含めて負担額が増加している状況があるということについて把握しております。現在本市教育委員会では、保護者の経済的な理由で就学が困難と認められる世帯を対象とした就学援助制度により、小学校から中学校に進学する際に生徒1人当たり6万円を助成しており、今年4月に就学援助事業の対象となった中学校の新入学生徒は79人で、市内の中学校新入学生徒全体の24.7%となっております。  そのような中で、各中学校の制服については、本市では学校ごとの検討委員会において制服の価格や、家庭で洗濯が可能な制服であるなどの保護者の要望も取り入れるとともに、デザインなどについては生徒の意見も取り入れながら選定しております。このようなことから、議員ご提案の制服購入負担額の上限の設定と超過分の支援については、本市としては難しいと考えておりますが、経費負担については保護者等の声を聞きながら対応に努めてまいります。  なお、中学校入学時の保護者の経済的支援については、市長が令和3年第1回定例会で申し上げているとおり、夏用運動着、これは上下になりますが、夏用運動着について、来年度からの支給を現在検討しているところであります。  最後に、(2)についてお答えをいたします。多様性が認められる社会情勢の中で、LGBTに対する認知度は高くなりつつあり、ジェンダーレス制服を開発しているメーカーがあることも承知しております。このジェンダーレス制服の採用に向けた取組については、現在のところ本市の中学校では保護者等からの要望は出ておりませんが、矢本第二中学校で冬期の防寒対策としての要望が生徒からあり、女子生徒がスカートかズボンの制服を選択できるよう、取扱業者と連携をしながら現在検討を始めているところであります。  なお、制服の選定については、学校ごとに必要に応じて制服検討委員会等を開き、保護者や生徒の意見等も聞きながら各学校で決定することとなっておりますので、教育委員会としては今後とも保護者等の声に耳を傾けながら、丁寧に対応していくよう各学校に指示してまいります。  以上であります。 ○議長(小野幸男) 齋藤 徹さん。 ◆2番(齋藤徹) 冒頭、答弁の中で感謝されましたけれども。この制服に関してなのですけれども、まず前提で立っている私の主張なのですけれども、これ公立で、しかも東松島市内のことなのです。だったら、その入学する入り口の部分の制服です。標準学生服を採用している矢本一中が大体グレードの高いやつで5万円くらいだと。下のほうでは2万5,000円くらいだとかという話は、前回の熱海 重徳議員のやっぱり話の中で出ていましたけれども、問題は各校まちまちなのです、価格が。公立であって、しかも義務教育であって、しかも市内の学校なのです、市内の中学校なのです。  これが高校生とかになって、義務教育とかではなくなって、あそこの制服かわいいからとかと言って入る子とかも、選択の自由としてあると思うのです。ただ、中学校の義務教育までは大体同じ学区の、例えば矢本一中学区だったら矢本一中学区、二中学区だったら矢本二中学区、未来中だったら未来中の学区というふうに、そこの中学校に入学しなければならないわけではないですか。よっぽどのこだわりとかなければ、あと許可をいただかなければ、ほかのところに越境できないわけですよね。だから、その中で価格差あるのはおかしくないかという話なのですけれども、どうですか。 ○議長(小野幸男) 教育長。 ◎教育長(志小田美弘) 今の各校の制服の価格差ということなのだろうというふうに思うのですけれども、制服の選定の過程については、先ほど答弁したとおりなのですが、つまり価格とか、あと機能性とか、それからデザインも含めて制服の検討の場を設けて検討されてきていると、その結果今の制服があるという、それはご理解いただきたいなというふうに思うのですが。  市として統一した制服を作るということではもちろんないのだと思うのですけれども、値段としてのばらつきを抑えるということなのだというふうに理解しますけれども、その辺についても議員おっしゃることは重々分かるのですが、今のような選考プロセスの中で、価格も含めて今の制服があるということなので、市としていわゆる何円以上はまかりならぬとか、そういうふうな決め方はなかなか難しいのだろうというふうに思います。  ただ、おっしゃるところの意図も分かりますので、いわゆる負担が高い部分ですよね、問題意識としては。ですから、それはそうだろうなというふうに思いますので、制服検討委員会というのは必要に応じて開催されていく、タイミングで、その際に決められていくというところですので、学校等についてはその価格等についても十分検討した上で、そういう声があった場合には対応してほしいということは、これは話していきたいなというふうに思っています。  なお、本市で言えば3つの中学校ですが、女子でいうと低いほうが3万5,000円ぐらいで、高いところが4万円ぐらい、5,000円ぐらいの差があります。それから、男子でいうと、矢本一中が標準学生服なものですから、これはちょっと低いところはかなり安くなるのですが、ブレザーである二中と、それから未来でいうと3万8,000円、2,000円ぐらいの差はどうしてもあるのですけれども。申し上げたとおり、そのタイミングで価格も含めたところの検討をお願いしたいということ、これは学校のほうに話していきたいなというふうに思っています。 ○議長(小野幸男) 齋藤 徹さん。 ◆2番(齋藤徹) そうであるのであれば、検討段階からきちんと議論していただくように、教育長なり教育委員会から言っていただければと思います。  続きまして、(2)に移ります。これジェンダーレスの件なのですけれども、ちょっと質問の意図としては、今現在いるかどうか分かりません、はっきり言って。心は女性なのに体は男性だとか、その逆もしかりだったり、恋愛対象が同性ではないと駄目だとかというのも、やっぱり世の中が変わってきて、そういうのが認められる社会に変わってきているわけですよね。私が子供の頃は、そういう事例というのは聞いたこともほとんどなかった時代なのですけれども、今はそういうのがやっぱりテレビ報道とかでされる時代になってきていますが。  そこで私考えたのが、これ男用の制服ですよ、女用の制服ですよと一律に分けて果たしていいのかなという部分あったのです。そこで、答弁の中にも出ております矢本第二中学校、冬の防寒対策としてズボンという選択を女子生徒に取らせるというのは、俺はこれ大変いいことだと思うのです。しかも、これ、女性の校長先生なのですけれども、やっぱり言われる前に、こういうふうに計画立てているのです。防寒という名前はついていますけれども、ある程度生徒に寄り添ったことを前もってやっているのかなと思うのですけれども、こういったものに関してやっぱり各校が、各校で決めることだという話なので、各校にこういうふうな場合に対応できるように、柔軟に対応できるように現在やっていないのですよね、これ。各校にお任せしているということは。 ○議長(小野幸男) 教育長。 ◎教育長(志小田美弘) 検討しなさいという話はしていません。この中でも、先ほども議員おっしゃいましたけれども、例えば今般のオリンピックとかパラリンピックでは、まさに多様性というふうなことなどが大いに出てきた今の状況があるのかなというふうに思っています。  今回矢本二中は、生徒総会だったかな、生徒総会で生徒のほうから、冬の防寒対策ということで、最初はストッキングですか、ストッキングの着用等々の話があり、その後スラックスのような展開になっていったようです。そういう動きの中で、学校としては今こういうふうなところで検討しますよと。これも、私なんかが見てはすごくいい。何がいいというのは、結果がいいということもあるのですけれども、子供の側から生徒総会という場で、寒いのだけれどもという中で、いろんなそういう要望が出てきたと、それを学校として受け止めて今検討している、非常に教育的な意味もあるなというふうに思っています。  もう一つは、全国的にもそういう動きがあるというところもあるようなのですけれども、LGBTだからこっちを選ぶとか、そういうことでない取組がいいなと思うのです。つまり結果としてスカート嫌な子がスラックスはくのかもしれないし、冬寒いからスラックスはくのかもしれないし、理由も多様であっていいのだろうなというふうに思っています。  今回改めてご質問いただいて、私もこの問題について考えましたけれども、これは今ほかの学校で、子供たちあるいは保護者から具体に要望出ていることではないのですけれども、議員おっしゃったように、要望がないから該当者がいないのかどうかというのは分からない話ですので。ですから、これは今後校長会等でもこういう動きの話をしつつ、やっぱりそういう状況はもう考えなくてはいけない時代になりつつあるということを話題にしていきたいなとも思います。実際制服のメーカーでは、こういう動きがもう、先ほど申し上げたようにあるので、見本なんかも随分あるようなのです。ですから、もし要望があれば、提供する側としての準備はあるようですので、こういうことについて、ほかの学校についても話をしていきたいなというふうに思います。 ○議長(小野幸男) 齋藤 徹さん。 ◆2番(齋藤徹) 私も、この話なのですけれども、制服メーカー、大手と言われるようなところのサイトとか、調べたりしました。空飛ぶ虫のところとか、ガス屋さんみたいな名前のところとか、そういったところのサイトも見せていただきましたけれども、何より大事なのはジェンダーレス制服ですよとうたわないことらしいのです。結局LGBTだからといって、例えばですけれども、女性の方がズボンをはいているからあの人はそういうくくりなのかなとか、そういうふうになられても困るから、制服メーカーさんでうたっているのは、組合せは自由ですよというのをうたっているのです。だから、結局のところ、そういう組合せが自由ですよというのをうたえるくらいのことを、市の教育委員会のほうでがっちりサポートしていかなければならないのではないかなというのはやっぱり私の中でありますので、ぜひその辺強力に推し進めていただきたいと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(小野幸男) 教育長。 ◎教育長(志小田美弘) 今議員からご紹介いただいた、いわゆる大手メーカーの取組、全くそうだと思います。私も先ほどお話ししましたけれども、男用、女用、LGBT用となったら全く意味のない、そのとおりだと思います。ですから、今おっしゃった多様な組合せ、冬期は寒いからスラックスを選択するのだとか、そういうふうな考え方で制服を選んでいけるということ、それも大変大事なことなのだろうなというふうに思いますので、このことについては中学校のほうの校長会議等々、小学校もですね、中小合わせた校長会議等で話題にしていきながら、場合によっては準備の心積もりも必要なときになっていますねというような話をしていきたいなというふうに思います。 ◆2番(齋藤徹) 終わります。 ○議長(小野幸男) 暫時休憩します。    午前11時09分 休憩                                              午前11時19分 再開 ○議長(小野幸男) 再開します。  次に、第2位、石森 晃寿さんの質問を許します。石森 晃寿さん。     〔7番 石森 晃寿 登壇〕 ◆7番(石森晃寿) それでは、議長のお許しを得ましたので、あらかじめ通告しております2問について質問させていただきます。  まず、1問目ですけれども、旧鳴瀬町地域の過疎地域指定について。本市の旧鳴瀬町地域は、昭和50年度から平成27年度までの人口減少率が34%に達し、国の基準28%を上回っていることから、令和3年4月1日に過疎地域に指定されました。そこで、以下の点について伺います。  (1)ですけれども、旧鳴瀬町地域の過疎地域指定をどのように受け止めているか。  (2)として、新過疎法に基づく財政上の特別措置を受けるための過疎地域持続的発展計画をいつまで作成するのか。また、過疎地域持続的発展計画の内容はどのようなものか。  (3)、過疎地域指定自治体は、本市を含め全国で820あり、宮城県でも12あります、国の財政支援額には総枠があると。本市は、これまで過疎地域に指定された経験がないことから、過疎地域指定自治体間の競争に勝ち抜くためには、過疎対策に特化した課の設置が望ましいが、どのように考えているか伺います。 ○議長(小野幸男) 市長。     〔市長 渥美 巖 登壇〕 ◎市長(渥美巖) 石森 晃寿議員の一般質問のうち、大綱1点目、(1)についてお答えいたします。  その前に石森 晃寿議員には、日頃から過疎対策について様々な角度から調査、研究されておりまして、深いご理解をいただいておりますことに、まずもって感謝申し上げたいと思います。本市の旧鳴瀬町地域は、5年ごとの国勢調査において、昭和50年から平成27年までの人口減少率が34%となり、国の基準28%を6%も上回ったことにより、今年の4月に国から過疎地域の指定を受けたところであります。  私としては、今回の過疎地域の指定については、一般的に過疎地域と言われますと、人口が減少していって、高齢化が進んでいるという地域で、どちらかというとマイナスの印象が与えられるものでありますが、私は過疎地域指定に伴って国の制度である過疎対策事業債、これを有効的に活用することによって、それは結果的には地方交付税で、後で算定されるわけですから、そういう有利な財源措置も講じられますので、これを有効に活用して、旧鳴瀬町地域のやはり振興を図っていくということは非常に大事だなと思っているのです。  人口の維持、確保につなげるなど、まさに地域を明るいプラスのイメージといいますか、そういうものを、やはり活力のある地域に何とか戻していくと、てこ入れしていくと。てこ入れしなければ、どんどんと進んで、過疎が進んでいくだけですから、それは最終的には大変な状況、手をつけなければなるわけです。何らかの対策を講じながら、国がそういう制度を出していますので、これを積極的に取り入れて計画していきたいなと思っております。  次に、(2)についてお答えいたします。東松島市過疎地域持続的発展計画については、今年度中に作成することとして、これまでも議会のほうには何回となく説明をさせていただいております。今年12月の市議会定例会に上程し議決を賜った後、国、県に提出することとしております。具体的には、私が本部長を務める東松島市過疎計画策定本部を今年7月19日に設置したところであり、既に鳴瀬地区の自治会長会議等で私から話をしておりますが、今後市役所各部、各課が一体となって計画内容の検討を進めるとともに、一定の段階で旧鳴瀬町地域の、例えば小野市民センターとか、野蒜市民センターとか、宮戸市民センターと、それぞれの各地区の市政懇談会でもこの過疎地域について説明しながら、地域の様々な意見をいただきながら、最終的に計画をまとめていきたいなと思っております。  その内容については、計画期間は国が令和3年度から令和12年度までの10年間と定めておりますので、その期間中に実施する事業として、国及び宮城県の指針では、基本的には市道とか農道、林道、漁港、地場産業の振興施設、観光レクリエーション施設、スポーツ施設とか、下水道、集落整備のための住宅、そういうものが基本的には該当することですから、今後東松島市第2次総合計画後期基本計画で掲げた各施策及び地域別のまちづくり構想と整合を図りながら策定を進めてまいります。  なお、この際は、東松島市第2次総合計画後期基本計画、これをつくったときの策定については、昨年の12月に議会の議決を経て、計画するものはもっと6か月とか1年前から進んでいますから、そこに入らないやつも今後は過疎計画に必要と思えば、これは盛り込んでいきたいなと考えております。  次に、(3)についてお答えいたします。過疎対策に特化した課の設置についてでありますが、過疎対策を効果的に進めるためには、本市の全職員が主体的に過疎対策に関する知識を持つことが必要であると考えております。また、今後進める過疎計画の策定に向けても、部や課の組織を横断しての総合的な検討が必要と考えております。これまで議員が言ったように、過疎ということについては、旧矢本町でも、鳴瀬町でも、過疎とは無縁だったわけですから、職員も過疎というのは経験していないし、そのやり方についても、例えば県内であれば河北とか北上、雄勝とか、ああいうところではもう過疎の経験はあるのですけれども、この矢本、鳴瀬はありませんでしたので、やはり総合的に研究していく必要があります。このため、私を本部長とする東松島市過疎計画策定本部及び副市長を会長とする東松島市過疎計画策定本部幹事会を今年の7月19日に設置して、既に過疎計画の策定作業を開始しており、市の全職員参加型で策定を進めてまいります。  このような中で、過疎対策の所管課については、全庁的な体制で過疎計画の策定を進めながら、先ほど申し上げましたとおり、特に第2次総合計画後期基本計画との関連が重要でありますので、石森議員からは新たな専門の課を設けろというご提言でありますが、新たな課を設けないで、設置しないで、総合計画を所掌している復興政策部の復興政策課で所管することが望ましいと私は考えております。  以上であります。 ○議長(小野幸男) 石森 晃寿さん。 ◆7番(石森晃寿) 市長からお答えをいただきましたけれども、まず自治会長会議で話ししたとなっておりますが、その際自治会長さんの反応というのはどのようなものだったでしょうか。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) 従来自治会長会議は、東松島市の庁舎などで一本でやっているのですが、たまたまコロナの関係がありまして、その日は午前中鳴瀬地区、午後から赤井、大曲、大塩、そして矢本西、東と3回に分けてやったのです。だから、小野の市民センターに行きまして、そこで自治会長さんの会長会議で、鳴瀬地区がこういう形で過疎に指定されたということを説明しました。  そして、会長さんたちは、過疎というと、自分たちも初めて聞いたような話で、どうなのだという話があるのですけれども、私はそのときは、過疎を逆手に取って、逆に将来のために発展できるような対策を進めていきたいのだというような話しして、例えばそのときは、一つの例としては、市民センターの改修は今防衛補助でやっていますけれども、裏財源をできないかとか、奥松島運動公園なんかについて照明等の整備はできないかとか、様々なことを検討していく必要があるということで話して、多くの自治会長さんは、もちろん市役所出身の方もおりますから、とにかく市長、それは我々にとって待っていることだから、積極的にこのことについて進めてほしいと、そういう前向きな答えがあったと記憶しております。  以上です。 ○議長(小野幸男) 石森 晃寿さん。 ◆7番(石森晃寿) 今後、これ難しいのだよね、持続的発展計画。振興計画だ、はっきり言うと。まず振興計画つくる場合は、チームつくってやるということなのですけれども、いつも思うのだけれども、何でもかんでも復興政策、復興政策というと、復興政策の人数でこれ大丈夫なのですか。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) 大変職員に対するご心配かけていますけれども、職員の健康管理というのは常々考えておりますし、復興政策、基本的にはちょうど令和2年度で一つの大きな復興、東日本大震災の復興そのものはハード面も含めて終了しているわけです。今は、その後始末といいますか、様々な整理の段階に入っていますけれども、あとはこれからはソフトといって、心の復興とか、そういう寄り添った様々な政策をやっていきますけれども、従来よりは、どちらかというと仕事量は、その分は、震災絡みは減ってくるわけですから、そこでこれまで、特に今回の過疎計画持続的発展計画についてはどうしても総合計画と連動してまいります。そして、本市の第2次総合計画の後期基本計画のこの5年間については、職員の手によって、コンサルを頼まないでつくった計画であります。それをうまく、みんなでもう一回過疎について勉強しながら、過疎として対応できるかどうか、財源としてまさにふさわしいかどうか、出してやって国、県からはねられる計画出してやれば、これは対象になりませんので、そういうことをしっかりと吟味しながら、過疎計画全体としてはつくっていくということです。そのためにも、地域の皆さんの声をこれから聞いていくわけでありまして、若干、もちろん12月までには議会に出すのですけれども、そういう考えでありますので、ご理解いただきたいなと思っております。  以上です。 ○議長(小野幸男) 石森 晃寿さん。 ◆7番(石森晃寿) 今後この計画をつくる場合、住民の方と、結局計画をつくる役所側ですか、の考えが一致しないような振興計画をつくると、また必要のないものをつくるとか、いろいろありますので。顔ぶれ見ると、市長、両副市長はいろいろ経験ありますけれども、職員というのは、この過疎に関しては勉強していると言うけれども、直接担当しないとはっきり言って、市長から勉強するようにと言われたって、私は何となくあまり、その辺はちょっと心配なのです。なぜかというと、ほかではだから人口減少課とか、少子減少対策課とか、そういう課をつくっておるわけです。市長は、あまりマイナスイメージの課、人口減少対策とか、少子化という名前は、どっちかというと嫌いなタイプだから、つくらないということでいいのですけれども。  それで、1回やったわけだ。今後何回ぐらいやって、成案みたいなのをつくるのでしょうか。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) まず、最低、基本的に、先ほど言いましたように、宮戸地区はこの前は若干、市政懇談会は終わっているのですけれども、このことについて改めて、役員会だけでもいいからもう一回やってもらって意見聴取するとか、小野と野蒜についてはこれからですから、市政懇談会で十分に、市政懇談会の前の段階で話を進めたいなと思っております。  あと、いろんな考え方が自治会長さんありますし、そして市民センターのまちづくりの会長さんだのそれぞれおりますから、そういう皆さんに意見を聞くというような形がいいのではないかなと思っております。これまで多くの市民の皆さんの意見を聞くと、どうしても最高のもので、最高のレベルというもので、よくあるのですけれども、やはり過疎地域の維持管理というのは今後かかっていきますので、それは一番前面に維持管理の方法は考えながら進めていきたいなと思っております。  ぜひともこれから多くの市民の声を聞いて、まず聞くことが大事です。要らないものは、つくる必要ありませんので、要らないものはつくりません。そういうことで、必要なものだけをつくっていくということで、そこにはやはり選択もあります、こちらとして。地域バランスもあります。それも含めて総合的に判断していくということで、理解いただきたいと思います。 ○議長(小野幸男) 石森 晃寿さん。 ◆7番(石森晃寿) 市長のことだから心配はないと思いますけれども。例えばこれ10年間の計画で、限度額とかあるのですか。私が言っているのは、起債、借りるだけの話ではないです。税制面とかいろいろありますから、あと例えば補助金のかさ上げとか、そういうのもあるので、おおむね例えば毎年2億ずつの仕事だとか、10年なら20億だとか。今計画段階だから、そんなに細かい数字まで要らないのです。はっきり言って、大体年間幾らぐらいで、どういう計画で、雇用の創出だの、そういうのもやると言ってもらえばいいのです。分かる範囲でお願いします。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) これからなのです、実際本当に忙しくなるのは。そういうことで、いろいろこれまで調査してきているのは、策定本部の中で副市長が担当しておりますそこが一番の、会長とする東松島市過疎計画策定本部幹事会というのがあります。その幹事会の会長から答弁させます。 ○議長(小野幸男) 副市長。 ◎副市長(加藤慶太) それでは、私からお話をいたします。  全国の枠は、地方財政計画を策定する際に、またはそれと関連して地方債計画というのを国の総務省でつくります。そこで全体額が示されます。ちなみに、令和2年度は4,700億円、そして今年度、令和3年度は5,000億円であります。その額の中で、全国で、まさに今議員おっしゃるように、起債に適した計画が認められると、こういうことになっております。全国の今現在の過疎の市町村数は820となっておりまして、その中で分け合うということであります。具体的に各市町村の限度額というのはありませんので、そこの過疎計画に適した事業をいかにのせていくかというのがまず最初のポイントになるかと思います。  その上で、毎年度県のヒアリングを経て、国のほうから決定されるということでありますので、今各課には国の取扱いの要領、そして県の取扱いの方針を示して、先ほど市長が申し上げました道路から、漁港から、産業施設から、あるいはスポーツ施設から、総合計画と整合性を取りながら、どういった事業が当てはまるかを調査させておりますので、それを今後取りまとめて、できるだけ過疎計画、過疎振興にふさわしい事業をまとめてまいりたいと考えております。 ○議長(小野幸男) 石森 晃寿さん。 ◆7番(石森晃寿) 今の話聞いていると、自治体ごとの枠ないということだから。東松島市は、頭脳集団で間違いないと思うけれども、何せ経験がないということがちょっと心配なのね、そこが、経験不足だから。隣町の石巻だとか、気仙沼とか、南三陸とか、ああいうところは過疎で大体もう入って、過疎から抜け出すということはほとんど難しいべから、割かしそういうのはどっちかというと慣れているのだよね。だから、宮城県だけでも、そういういろいろな競争があるので、心配はあるのだけれども、とにかく相手あることだから、その計画を立派なものにしないことには、これは採択になりませんので、ここで、全国の自治体間の競争で勝ち抜いて立派なものを仕上げますと言ってください。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) 過疎計画、言われるように、限度額で、東松島市10年間で何億円とかというのはないわけです。ある程度青天井のところあるのです。だから、それは過疎計画として、人口維持とか増加の対策をどれだけ出すか、それによって基本的には認められているわけです。ぜひそういうことで、県内、もちろんあと全国とも競合しますから、それらをしっかりと、それに堪えるようなものを、計画を出したいと。  本市には、宮城県の職員の、当時過疎対策をチェックした職員として現在加藤副市長もおりますから。もちろん私も、過疎対策を総括している市町村課長さんなんかもよくご存じの方ですし、いろんなところで情報は入るわけですから、そういうものを含めて立派なものをつくって、今石森議員言うように、絶対大丈夫だというようなものを、責任を持ってつくっていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(小野幸男) 石森 晃寿さん。 ◆7番(石森晃寿) それでは、第1問目は理解しましたので、12月まで立派なものをつくっていただきたいと思います。  それでは、2番目のコロナ禍での市民の医療の確保についてお伺いいたします。新型コロナウイルス感染症の拡大が止まらない。日本全体で毎日2万以上、最近は1万人ぐらいに下がっておりますけれども、新型コロナウイルスに感染し、重症者も増加している。本市でも、新型コロナウイルス感染者は増加傾向にあります。本市のワクチン接種は、桃生郡医師会の協力の下、他自治体より進んでいると思うが、コロナ禍での市民の命を守る医療の確保は容易ではない。そこで、以下の点を伺います。  (1)として、新型コロナウイルス感染症が拡大することにより、発熱外来を兼ねる二次医療機関はPCR検査、ワクチン接種、新患の診察、入院患者の対応などに追われている。患者の命を守らなければならないという使命感で頑張っているように見えます。医療機関に対する市独自の支援策を考えていますか。  (2)として、最近、先日と言ったらいいのだか、千葉県柏市で妊婦さんが新型コロナウイルスに感染し、自宅療養中に病状が急変し、入院先が見つからず自宅で出産し、赤ちゃんが亡くなる事例がありました。同じようなことは、全国どこでも起こり得る可能性があります。どのように考えていますか。  (3)として、本市には東北大学病院小児科の専門医が隔日で勤務している二次医療機関が1医療機関あります。2002年4月から現在まで、小児医療を守るという使命感で開設しておりますが、コロナ禍で病院の経営収入も落ちておりますので、小児科を閉鎖せざるを得ない状況にあります。一旦閉鎖したら、東北大学病院小児科からもう小児専門医というのは派遣していただくことは困難なのです、現実的には。コロナ禍での小児医療を守るためには、市で支援して、開設を継続すべきと私は考えるが、どのように考えていますか。本市は、SDGsの第3の目標で、全ての云々とかとあるよね、たしか目標が。ここであえて言わないけれども、そこら辺を考えてひとつよろしくお願いします。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) 石森議員の一般質問のうち、大綱2点目、(1)についてお答えいたします。  コロナ感染、本市でも昨年の11月17日かな、4人感染してから急激に多くなってきておりまして、特に8月になってからは非常に多い感染者が出ているという状況でございます。現在188人ほどこれまで感染者がいるという状況で、もちろんもう全快している方がいるのですけれども、トータルとしてはそれほどいるということであります。そういう面でコロナ対策、これは今現在の市の政策として、最もスピード感を持って、最も力を入れてやる仕事の一つになっておりまして、これは国、県挙げてコロナに万全な対策ということで、菅総理大臣も選挙に、そっちに行っていないでコロナに全力投球するというお話でありますから、国にとってもこのコロナ対策というのは非常に大きくウエートを置いているのかなと私自身は思っております。  そんな中で、市民生活を維持するのには必要不可欠、密接な対人対応を要する医療機関に対しまして、昨年6月にいち早く東松島市市民生活維持協力金を交付したほか、宮城県からの帰国者・接触者外来等に指定され、PCR検査を実施している市内の医療機関に対して、東松島市新型コロナウイルス感染症PCR検査医療機関協力金を令和3年3月から交付したところであります。  また、令和3年6月の補正予算では、高齢者施設等を訪問してワクチンの接種を行っている医療機関に対して、もちろん次々と回って歩くわけですから、ワクチン接種する数というのも少なくなるわけですよね。そういう方に対しても協力金を措置しておりまして、令和3年度では救急医療体制の確保を図るため、市内の2つの医療機関にも東松島救急医療体制の確保の補助金、こういうものも出して、予算措置をしております。  本市は、ご案内のように市立病院を有しておりません。現在県内の自治体では、市立病院を有している、町立病院を有しているという自治体は大変苦労しております。お医者さんの確保を含めて、経営では毎年何億という赤字経営になっております。そんなことから、私は市で市立病院を持つなんていうことは考えなくていいのではないかと。やはり今ある医療機関を、十分に民間活力を活用していったほうが有効だなというのが私の考えでありますので、現在の地域医療体制を確保するためには、やはり桃生郡医師会はじめ、市内の医療機関との連携が極めて重要ではないかと考えております。今後も実情を踏まえて対応してまいります。  次に、(2)についてお答えいたします。千葉県柏市で発生した事案については、大変痛ましく、残念な事態が発生したと考えております。本市でこのような事案は発生しておりませんが、今後相談や要請があった場合は、現在の国の対応方針に従いまして、新型コロナウイルス感染症患者への支援や、健康観察などの役割を担う宮城県に対して速やかに必要な対応を依頼してまいります。  また、本市のワクチン接種の予約については、8月17日から12歳以上の全ての方の予約を受け付けており、妊婦の方についても、他の自治体では妊婦専用でこの日ですよと言っているところもありますが、本市の場合は妊婦さんの都合のよい日、時間に、日時に予約ができる状況になっております。  なお、本市内に出産可能な医療機関はありませんが、本市としては母子健康手帳を交付する際に、感染予防対策の徹底とともに、感染した場合等はかかりつけの医療機関及び保健所に速やかに相談するよう周知に努めております。  最後に、(3)についてお答えいたします。本市では、6つの医療機関が診療科として小児科を標榜しておりますが、そのうち小児科専門医が勤務している医療機関は1医療機関のみであります。小児科専門医は、子供の特性や疾患の特性を熟知し、治療に関して広く深い知識を持った上で診療等を行う子供の総合医であり、子供を抱えた家族にとっては非常に心強い存在であると思っております。  本市としては、小児医療の確保、充実は本市の人口維持、発展を図るため不可欠と考えており、その中で小児科専門医は極めて重要な機能を有していると考えております。私も県会議員でいろいろやってきて、特に問題は、いつも出てくるのが産婦人科と小児科、これは常に不足状況で大変なのです。そして、公立とかも含めて、訴えとかそういうことは常に起こり得る、そして昼夜問わずということで、なかなかいないというのが現状なのです。そういう面で、産婦人科とか小児科というのは、やはりなくすと大変になってしまうと。後ではなかなか、議員言うように、一つのルートがあって来ているわけですから、そのルートを遮断した場合にはなかなか後は、その道は、今でさえ宮城県は医師不足ですから、全ての地域は。そういう面では、大変になってしまうというのは、私はこれまで経験していますので、何とか市内の小児科専門医が勤務する医療機関には頑張ってもらいたいなと思っております。  そういう中で、小児科専門医を大学病院等から招いての診療については、医療機関からも経営が厳しくて、今後このままでは閉鎖せざるを得ないなということで、そういう嘆願書的な文書も頂いております。存続のために何とか支援要請、お願いできないでしょうかという文書も頂いておるのが現実です。本市としては、市立病院を有していないということも踏まえながら、この経営が厳しい小児科専門医を配置している医療を行っている市内の医療機関については、今後支援を考えていきたいなということで、いろいろ検討していきたいなと今は考えているところでございます。  以上であります。 ○議長(小野幸男) 石森議員。 ◆7番(石森晃寿) まず、ワクチン接種しているところ、今している。俺も病院、この間母親が体調を悪くして、熱39度あったとき、今病院にかかると、熱あると言うと主治医がおっかながって、すぐ発熱外来に行ってまず検査してけろと。発熱外来に電話したら、聞くのだね、いろいろ。そして、熱何度あるの、それから味覚障害ないかとか、何にも障害ないかとかと、いろいろ聞くのですけれども。たまたま私は、母親は独り暮らしでなかったからいいけれども、恐らく独り暮らしだったら、聞かれても正直言ってあまり分からないから、まず大変な状況になると思うのね。その辺、関連するからちょっと聞くのだけれども、そういう独り暮らしだの何だので具合悪くしたとき、いろいろ独り暮らしの対応など福祉でやっているのだけれども、こういうケースで、例えば熱出たとか、そういうのというのはないでしょうか。 ○議長(小野幸男) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼社会福祉事務所長(佐々木寿晴) これまでは、そういう事案のほうは耳にしておりません。要望とかも伺っておりません。 ○議長(小野幸男) 石森 晃寿さん。 ◆7番(石森晃寿) 東松島市の人は、やっぱり心がけも大変いいのだね。  あとそれから、ワクチン接種しているところに行って、菅さんもよく訪問したりして、ねぎらいの言葉をかけたりなんなりしているのだけれども、俺言っているのは、支援というのは何もお金だけの支援ではなくて、心の支援というのもあるから、たまに顔を出して「ご苦労さんです」とかと言うと、従事している人も、「ああ、市長来たから頑張んなきゃねえ」とか、そういう気持ちにもなると思うので、市長、たまに行って、その辺考えているすか。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) 私としても、ワクチン接種担当課の職員に大変迷惑かけているのです。そして、特に集団接種も、また64歳以下12歳以上も始まっておりまして、本市の集団接種は桃生郡医師会の先生方、そして東松島市の薬剤師会とか、看護師会とかも全面協力で、東松島いただいておりまして、過日高階 恵美子前厚生労働大臣なんかが来たときも、驚いて言っているのです、「こんなにすばらしい地域もあるんだね」ということで。そういう体制でやっておりますから、やはりそういう中で、私これまでも5か所、ワクチン接種の会場に5会場行って、担当の先生方にご挨拶しながら、職員全てに「ご苦労さん」という形で対応しています。それは、全て日曜日なのですけれども、集団接種ですから。そういうことでできるだけ、日曜日頑張っていただいておりますし、先生方にも全面協力いただいていますので、やっぱり気持ちよく仕事してもらって。特に一番我々が感じているのは、担当で行った職員が現場に、1会場20人以上行っていますから、案内含めて、非常にスムーズに回っています。そして、職員に聞くと、帰りに、本当に打った人はにこにことして、「ありがとうございました」と職員に笑顔で挨拶していっているという状況を聞くと、職員もまさに市役所職員で、こういう職に携わっているという充実感、満足感、これを得ているという状況も聞いておりますので、私自身もそういう形で激励には歩いているということで、理解いただきます。 ◆7番(石森晃寿) 終わります。 ○議長(小野幸男) 石森さん、さっき1問目から2問目に入るとき手挙げなかったので、この次、手を挙げて質問するようにお願いします。  昼食休憩といたします。    午後 零時01分 休憩                                              午後 1時29分 再開 ○議長(小野幸男) 再開します。  休憩前に引き続き一般質問を続行します。  次に、第3位、千葉 修一さんの質問を許します。千葉 修一さん。     〔1番 千葉 修一 登壇〕 ◆1番(千葉修一) 議長のお許しをいただきましたので、さきに通告していた2点について質問いたします。  まずは1点目、新型コロナウイルスの感染拡大における今後の対策を問う。緊急事態宣言が発令され、今後のさらなる感染予防の対策や協力事業者への支援が必要と思われるが、次の点について問う。  (1)、小中学校の新学期が始まったわけですが、もし感染者が出てしまい、クラスターなどが発生した場合、どのような対処を取るのか、考えているか。また、完治した後の心のケアの対策はどのようにしていくか、計画しているのか。  (2)、新型インフルエンザ等対策特別措置法第24条第9項に基づく営業時間の短縮要請に対し、対象事業者の協力は徹底されているか。また、随時協力状況の調査をしているか。  (3)、感染予防対策に要した経費を飲食店以外に助成する考えはあるか。  (4)、本市のワクチン接種の目標及び終了見込みについて問う。 ○議長(小野幸男) 市長。     〔市長 渥美 巖 登壇〕 ◎市長(渥美巖) 千葉 修一議員の一般質問のうち、大綱1点目の(2)についてお答えいたします。  現在新型コロナウイルスに係る緊急事態措置として、宮城県から県内全域の飲食店等に対し、8月20日から9月12日まで営業時間を午後8時までとし、このうち8月27日からは酒類を提供しないこととする営業時間短縮等の要請が出されております。また、この要請に全面的に協力した飲食店等に対しては、本日ご可決いただいた補正予算のとおり、通常時の売上高に応じて一定の協力金を支給することとなっております。  これに合わせて宮城県から各市町村に対しては、飲食店等の協力状況の調査が依頼されております。このため本市では、市内で対象と見込んでいる約190の店舗について、市の産業部職員が中心となり、市商工会と連携して営業時間の状況、外からでございますが、目視で調査しております。その結果、これまでに本市が調査した飲食店等は全て宮城県の要請に協力いただいている状況であり、本市としては引き続き調査を継続するとともに、対象事業者への営業時間短縮等の周知徹底を行ってまいります。  次に、(3)についてお答えいたします。新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、本市では飲食店以外の事業所に対して、昨年度の5月及び7月に臨時補正予算で措置した市民生活維持協力金において、コロナ禍の中で市民生活維持に不可欠で、かつ密接な対人対応を必要とする病院とか診療所、薬局、社会福祉施設、理美容業等の186事業者に一定の協力金を支給するとともに、今回の補正予算では地域経済持続協力金及びまん延防止対策協力金として酒小売業、花小売業、葬儀業、タクシー業、運転代行業等の市内の50事業者への協力金1,000万円を措置したところであります。  本市としては、これらの協力金は地域経済活性化とともに、新型コロナウイルス感染予防対策の目的としておりますので、その目的に沿った活用が図られるよう周知しております。このほか、市内の事業者に対して、地域経済持続協力金を2回にわたり延べ約1,700事業者に支給しており、当該協力金も一定のコロナ対策に活用されたものと考えております。今後のさらなる助成策については、国及び県の活用可能な事業や予算等の状況を踏まえて検討してまいります。  次に、(4)についてお答えいたします。本市の新型コロナウイルスへの感染については、令和2年11月17日に4人の感染が確認され、昨日の9月9日までに累計188人の感染が確認されております。新型コロナウイルス感染症に係る対応については、市民の安全、安心を守る上で現在最も重要な課題と捉えており、その有効な対策であるワクチン接種についても桃生郡医師会、石巻薬剤師会及び看護師の皆様の全面的な協力をいただいて実施しております。その結果、65歳以上の市民については、現在までに約9割の方が2回の接種を終了しており、県内の自治体の中でも早い進捗状況、高い接種状況になっていると思っております。  また、64歳以下の市民については、当初木曜、土曜、日曜の週3回、3会場で集団接種を行う予定でしたが、国からのワクチン提供が危ぶまれたりしたものですから、日曜日のみの3会場で、1日当たり約1,500人の接種を実施してまいりました。しかしながら、その後、本市から国及び宮城県に対して強くワクチンの量の確保を要望した結果、国から必要な数量が提供される見込みとなったことから、本市としては9月中に集団接種を終えまして、個別接種、8月2日から各医療機関で実施しておりますので、この個別接種も10月末までには対象の12歳以上64歳以下の市内の対象者の約9割に当たる3万2,600人に接種が完了するよう目指しております。今後も桃生郡医師会と連携体制を緊密にしながら、ワクチン接種の推進に万全を尽くしてまいります。  私からは以上です。 ○議長(小野幸男) 教育長。     〔教育長 志小田 美弘 登壇〕
    ◎教育長(志小田美弘) 千葉 修一議員の一般質問のうち、大綱1点目の(1)についてお答えをいたします。  本市の小中学校では、クラスターが発生しないよう、十分に感染症予防対策を取りながら教育活動を進めております。本市教育委員会では、その上で新型コロナウイルス感染者が発生した場合や、自宅待機となる児童生徒の学習保障と心のケア等について、学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアルや各種通知、校長会議等における配付した資料等を参考にしながら、事前対応を準備しておくことをこれまでの校長会議等で指示をしております。  具体的には、学校内で感染者が発生した場合は、保護者へ連絡等を行った上で一斉下校の措置を取るとともに、検査対象者の特定や、消毒のための一定期間の臨時休業期間を設けることとしております。また、感染者や濃厚接触者も含め、この期間の在宅での学習支援として、既に配付しているタブレット端末を活用したオンラインによる朝の会等の実施や、タブレットドリル等の課題提示を行うことができるよう準備するとともに、必要に応じ中学校区ごとに配置しているスクールカウンセラーも活用するよう指示しております。  なお、これまでの中で濃厚接触者になったケースなどもあって、これは2週間程度の自宅待機になるのですが、そのケースの中では既にタブレットを使ったオンラインの朝の会等々を実施しております。  なお、新型コロナウイルス感染者やその家族への誹謗中傷防止のため、本市の新型コロナウイルス感染症に係る不当な差別等の防止に関する条例を基に、本市教育委員会で作成した新型コロナウイルス3つの約束のポスターを各校に配付するとともに、校長会議等を通じて児童生徒への指導と家庭への協力依頼を繰り返し行っております。市教育委員会としては、今後とも感染状況を注視し、十分な対策に心がけながら感染予防と心のケアに努めてまいります。  私からは以上であります。 ○議長(小野幸男) 千葉 修一さん。 ◆1番(千葉修一) 市独自のガイドラインの内容についてちょっと聞きたいのですけれども。  あと、15歳以下12歳までのワクチン接種は、間違いなく今月で終了する……今ですと、今の状態ですと大体60%ぐらいの生徒さんが、希望まで含めてそういう状態ですけれども、大体いつ頃までに終了するのか、それをちょっと確認します。 ○議長(小野幸男) 教育長。 ◎教育長(志小田美弘) ガイドラインについては、市独自のというよりは、これは文部科学省のほうからガイドライン、何回かに分かれて出ていまして、今は最新のもので取り組んでいる。これは、一定の、日本中の学校がその考え方でやっているということになります。  本市として独自のということになると、そのガイドラインをきちっと準拠しながら、今で言いますと、オンラインの授業のことなんかについては、恐らくは周りの自治体よりも相当進んだ準備をして、実際に、具体にタブレット端末なんかで朝の会をやったり、授業の様子も一部見せたりということをやっていますので、対応ということについては、市独自の対応についてはそこは進んでいるのではないかなというふうに思っています。  あと、12歳以上の接種ということなのですが、中学生というと一部12歳ということになりますけれども、これは現在のところは13歳ですと四十数%、あとは65%というふうな数字になっています。これは、集団接種だけの数字なので、恐らく個別接種も入れるともう少し数字は上がるのだろうというふうに思っていますが。10月末までに希望すれば接種はできるという状況になってはおりますが、ただこれあくまでもやはり保護者の同意ということになりますので、そこについては100%というわけにはいかないのだろうというふうに思っております。  以上です。 ○議長(小野幸男) 千葉 修一さん。 ◆1番(千葉修一) あと、デジタル機械を活用したオンライン授業で今進めていると言っていますけれども、なかなかその機械を使いこなせない子もいるというのは、父兄のほうからも私も聞いておりますけれども、それは万全なる指導を確実に行っているでしょうか。 ○議長(小野幸男) 教育長。 ◎教育長(志小田美弘) 子供についてもそうなのですが、子供についてはやはり習熟するということが非常に大事なので、とにかく触らせてくれということで学校には繰り返し、昨年度末には全部配付されているので、昨年度末からとにかく機会あるごとに触らせてほしいと。それから、授業の中で活用してほしいというところで、習熟を図るような取組をしてきています。  それから、在宅での使用に備えて、本市ではこの夏休みに全員に、小中学校生に全部持ち帰らせました。その中でも触らせてほしいと。触ったことで不具合があったり、今議員おっしゃったように、なかなか使えないということもあるのでしょうから、そういうふうな課題を見つけながら対応していきたいなというふうに思っています。  以上です。 ○議長(小野幸男) 千葉 修一さん。 ◆1番(千葉修一) では、(2)のほうの質問に移ります。協力状況、この期間に何回ぐらい確認していて、その店の中の状況は確認しないという状況なのですけれども、それをどういうふうな確認、目視だけと言いますけれども、全体的に週何回とか目視で確認したのか、ちょっと教えてもらいたいと思います。 ○議長(小野幸男) 商工観光課長。 ◎産業部商工観光課長(難波和幸) 今まで開始からの金曜日等に、産業部職員中心に行っております。今で言うと、3回巡視を行っているような形でありまして、日数にするともう少し、四、五日ぐらいになるかと思います。その中で、県のほうからも、これは目視での調査にとどめる形でお願いしたいと。それは、場合によっては中に入るという形までいってしまうと、営業妨害という形になりかねない、トラブルになりかねないおそれもありますので、目視によって、玄関とかにポスター、県で定めている認証のポスター等を掲げてあるとか、時短要請の時間とか記入されていますので、そういったものを中心に確認をして回っております。今後も、延長になりました部分もありますので、定期的に巡回をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(小野幸男) 千葉 修一さん。 ◆1番(千葉修一) 巡回したとき、もし営業していた店に対しての対処法というのはどうなっているのですか。 ○議長(小野幸男) 商工観光課長。 ◎産業部商工観光課長(難波和幸) こちらにつきましては、今のところ協力していただいているという状況でありますけれども、そういうお店等がありましたら、こちらのほうから県のほうに報告をするという形になっておりますので、県のほうで具体的な調査とか、そういった部分に入るという形になります。こちらとしても、商工会とも連携しながら、周知の協力のチラシを再度配付するなり、そういった形の対応をしてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(小野幸男) 千葉 修一さん。 ◆1番(千葉修一) では、(3)に対して再質問させていただきます。東松島では、まん延防止の協力金としてまん延防止対策協力金、タクシー業者と代行業者に対してと、経済持続協力金は酒小売店、花小売業、葬祭業が今回は1事業者20万、合計で50万という支払いがありますけれども、まず酒、花、葬祭業、どうしてこの業者に対しての支払いなのか、ちょっと教えてください。 ○議長(小野幸男) 商工観光課長。 ◎産業部商工観光課長(難波和幸) これにつきましては、この休業要請または時短要請等、また外出の抑制という部分で影響を大きく受けているという部分の店舗に関して支給するという形で考えております。酒小売店につきましては、大規模のイベント等も軒並み中止になっているという部分もありますし、この地域の、地区のお祭りとかのイベントも中止になっているということで、大きな影響を受けております。花につきましても、祝賀イベント、記念イベントなどが中止になっております。また、冠婚葬祭の部分も、縮小だったり延期という形の部分になっているということで、大きな影響を受けております。葬祭業につきましても、昨今のお通夜とか、葬式につきましては身内だけで行うとかいうことで、規模を縮小した形で行われているという形の部分で、ほとんどがそういう状況にあるという形になっておりますので、そういった部分につきまして商工会とも意見交換しながら、この業種に追加的な形の措置が必要だろうということで検討して、支給をするという形で決めております。  以上です。 ○議長(小野幸男) 千葉 修一さん。 ◆1番(千葉修一) かなり酒小売業、花小売業は、売上げは確かに落ちていると思います。しかし、そこに納めている、逆に言うと、ラーメン屋さんだとラーメンを製造しているところがあるわけです。そこも大打撃を受けているわけなのですけれども、そういうところ。あと、花小売業、逆に言えば農家さんが作っているわけです。そこも納めることができない農家さんが矢本町にも数軒あると思います。そこに対しての協力金とか、そういうのは検討されていないのでしょうか。 ○議長(小野幸男) 商工観光課長。 ◎産業部商工観光課長(難波和幸) そちらにつきましては、地域経済持続協力金ということで給付を広く、一円でも、このコロナの影響によって影響を受けているところについては広く対応して支給をしているという形になります。そういった部分で対応をしているという形の状況にあります。  以上です。 ○議長(小野幸男) 千葉 修一さん。 ◆1番(千葉修一) 確かにそれは5万円いただいております。今の状態で、アクリル板とか、ビニールカーテンとか、検温器とか買ってしまうと、本当にその5万円なんかすぐなくなってしまう状態であって、会社の事務員さんの、そういうところの事務所でも結構そういう経費を使っていると思うのですけれども、その50万と10万円の差、どうしてなのか。それが私にはちょっと納得しかねるところがあるのですけれども、お聞きしたいのですが。 ○議長(小野幸男) 産業部長。 ◎産業部長(山縣健) 様々な協力金のほうを経済対策ということで支給させていただいております。先ほど特定する業種につきましては、課長のほうから説明したところでございますけれども、あくまでも国の、あるいは県の臨時交付金等を活用した、限られた財源の中で、市全体の感染対策も含めた形での経済対策の予算ということで、お認めいただいているところでございます。その活用ということで、ただいま特定の業種に追加する形での支援ということで、いろいろと商工会も含めて庁内で検討した結果、こういった支給額に至っているということでございます。  地域経済持続協力金ということで、最低5万円ということで、幅広く事業者に対する支援につきましては第1期、追加も含めて10万円、第2期で5万円ということで、これまで15万円というふうな形で支給のほうをさせていただいておりますし、また様々な国、県の持続化給付金をはじめとした融資制度も含めて、県の感染対策の補助金等の給付も含めて、商工会を通じて周知をいたしておりますので、市と併せて様々な国、県での支援制度をご利用いただくような形で周知を図っているところでございますので、金額につきましては限られた財源ということでの対応ということで、現在こういった形に至っている状況でございます。 ○議長(小野幸男) 千葉 修一さん。 ◆1番(千葉修一) そういうことならば、できるだけ予算をつくってもらって、今後補助してもらうというのも考えてもらいたいと思います。  では、次に移りたいと思います。2項目、市道及び通学路の安全確保を問う。市長は、マニフェストにおいて「子育てしやすく誰もが健康で安心して暮らせるまち」を掲げている。千葉県八街市で、児童が見通しのよい道路で交通事故に遭った。本市の道路及び通学路の安全の確認は常に必要と思われることから、以下の所見を問う。  (1)、交差点や、車道と歩道を区別するための白線の状況をどのように確認しているのか。例えば通学路でも白線が消えている状態が数年続いているところもあるが、今後の対応策はどう考えているか。  (2)、千葉県八街市のように、見通しのよい道路でも交通事故が起こる可能性がある。通学路の安全確認と地域から要請が出ている道路の再整備は必要と思われる。また、交通量が以前よりも増え、危険性が増したところもある。例えば赤井南小学校の通学路は、交通量が増加したことから、新たな交通安全対策が必要と思われるが、改善策はどのように考えているか。  (3)、障害者が車椅子で安全、安心に通れる市道の整備が必要と考えるが、いかがか。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) 千葉 修一議員の一般質問のうち、大綱2点目の(1)についてお答えいたします。  交差点の事故とか、交通安全対策、これまでも交差点付近で車がぶつかって、そのはずみで交差点で待機している子供に危険を及ぼしたとか、そういうようなことがあって、昨年度も市内では10か所近く交差点改良、防護柵を造ったり、様々な対策をこれまでもその都度やってきております。その中で、交差点や歩道、車道、歩道を区別するための白線、これは市建設課において月2回の道路パトロール時に、道路の路面状況や構造物の点検に併せて状況確認を行っております。  また、状況確認については、白線が薄くなっていることが確認された箇所については計画的に白線の引き直し等を行っております。これは、実は道路、前は、雪が多いときはチェーンで削るものですから、春には必ず白線を引くという大きな仕事だったのですが、最近は温暖化で道路の、スパイクタイヤなどもないし、そういうことでは消えなくなってはきているのです。しかし、車、交通量の多いところは、私が見てももっと必要だなと思うところがありますが、今後道路については、本市は実延長で500キロ以上ありますし、改良率というのは道路の幅をも含めた改良、舗装も含めて70%以上になっているということで、白線も相当な延長にあるのです。千葉県八街市のような見通しのよい道路でも痛ましい交通事故が起こる可能性ありますし、本市でもそういうことは心配されるところがあります。今後この白線関係の予算、倍増しまして、特に学校等の公共施設周辺を優先して計画的に白線の引き直し、その予算を確保してまいります。  次に、(2)についてお答えいたします。赤井小学校の通学路については、令和3年6月28日の千葉県八街市で発生した通学路での痛ましい交通事故後、8月の25日に赤井地区自治協議会、斉藤会長らがお見えになりまして、赤井地区の交通事故防止に関する要望をいただいております。その中で、千葉議員の質問にあります通学路の安全対策、ここでは赤井南小学校の通学路である市道七反谷地東西64号線の久保土橋付近の横断歩道については防護柵を設置するということで、またそこに行くカーブ、久保土橋付近の道路カーブ区間についても、歩道、通行者の安全を確保するための車両進入防護柵の設置を検討してまいります。  さらに、8月20日には石巻警察署に対し、高橋県議に同道いただいた中で、赤井南小学校北側の横断歩道前とか、矢本二中の西側の横断歩道など、市内の10か所について、信号機の設置要望を岡島石巻署長に直接お願いしているような状況でございます。  また、これまでの通学路での安全対策に係る本市での実績については、例えば大曲小学校周辺では歩道のない通学路の一部区間を緑色に着色して、歩行者通行帯を確保したり、また鳴瀬未来中学校及び鳴瀬桜華小学校の通学路周辺では、移転に伴いまして、道路新設工事において青色に着色して、自転車専用通行帯の確保、そして歩道整備を行ってきております。  さらに、平成30年11月29日、当時国土交通省東北地方整備局仙台河川国道事務所長の奥田所長に対して私から直接、鳴瀬未来中学校が移転して、国道45号線鳴瀬大橋の通学路の安全対策ということで、暴風対策になっておったのですが、何とかしてもらったのですが、要するに歩道と車道への段差があるわけですから、車道への転落防止の設置、これなんかも大変難しかったのですが、仙台河川国道事務所で直ちにやっていただきまして、併せて滞留場所も整備したということで、要するに鳴瀬大橋については完全にそういう安全対策がなされているという実績もあります。  次に、(3)についてお答えいたします。障害者が車椅子で安全、安心に通行できるようバリアフリーの道路を整備する、これは非常に大事なことであります。国土交通省が定めている歩道幅員基準では、歩行者が多い場合は歩道は3.5メートル以上、少ない場合は2メートル以上の有効幅員を確保するということになっております。  ただし、この基準に従った場合、本市での市道で車椅子が通行できる道路というのはまさに限られているのではないかなと思います。もちろん千葉議員も今回の4月の選挙で、それぞれ市内の道路を見て歩いたと思います。1,354路線ありますから、そこを全部歩くわけではないのですけれども、実延長で500キロ以上あるということになると、そしてそれぞれ道路を何とか、今南小のことがあったように、若干広げてけろとか、それでも2メーター取れないところはたくさんあるのです。しかし、何とかやれるところをやってきているというのが現状です。ましてや広げようとすると、特に住宅が建っている場所については用地の確保も難しいところ、建物補償もやはりいろいろ出てくるということで、様々な制約があります。  市としては、そういう中で、特に車椅子で歩いている人があるような場合は、そこの箇所に限ってはできるだけやっていきたいなと思っております。今後そういう人が歩く場合の危険箇所を把握しながら、そういう中で車道と歩道の段差解消、こういうものも含めて対応していきたいと。  また、これまでのバリアフリーの整備に係る本市での実績なのですが、陸前小野駅付近での視覚障害者が通勤、通院、買物等の日常生活に支障を来していることから、国道とか、県道とか、もちろん小野駅前広場にタッチパネル式の信号、音響式信号です、エスコートゾーン、市道に点字ブロック設置、こういうものをやっておりまして、施設管理者である国とか、県とか、そういう宮城県公安委員会、もちろん市も絡んでやりますが、こういうものは令和元年度で具体的に整備を進めてきたこともあります。  いずれ道路というとどうしても、一番地域の皆さんも要望しているところでございますので、そういう面につきましては今後優先順位、そういうものを、限られた財源の中でどこをやるかというのはやっぱり決めていくわけですから、要望あったところ全てやれるわけではありません。そういうところは優先順を決めて、必要なところからやっていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(小野幸男) 教育長。 ◎教育長(志小田美弘) 千葉 修一議員の一般質問のうち、大綱2点目の(2)についてお答えをいたします。  通学路について、本市教育委員会では各学校で実施している安全点検等を通じて、通学路の危険箇所などについて関係機関で情報共有しながら、安全対策に取り組んでおります。このような中で、今年6月の千葉県八街市の事故報道を受け、本市教育委員会では各学校長に対して早急に通学路の点検を指示しております。  また、本年7月13日付で宮城県教育委員会から通知が出されており、見通しのよい道路や幹線道路の抜け道になっていることから車の速度が上がりやすい箇所、大型車の進入が多い箇所、過去にヒヤリ・ハットした箇所などを確認することとなっており、各学校から報告を受けております。現在この報告を受け、9月下旬から10月上旬をめどに学校、PTA、道路管理者及び警察等による合同点検をするよう準備を進めており、点検結果は関係者間で共有をし、安全対策につなげてまいります。  なお、赤井南小学校の通学路については、ただいま市長が答弁したとおり、関係部署と連携しながら対応を検討してまいります。  本市教育委員会としては、今後とも通学路の安全対策について、学校、各種団体と連携を図りながら万全を期してまいります。  私からは以上であります。 ○議長(小野幸男) 千葉 修一さん。 ◆1番(千葉修一) (1)について再質問いたします。  日付を決めて道路点検をしていると言われていますけれども、私が近場を回って点検してみた状態では白線が本当に数年、もう通学路の狭いところでも引かれていないし、歩道と車道の区別がつかないところが何か所かあったというのを私は確認していますし。それにあと、聞いているだけではなくて、草で白線とか、歩道が通れなくなっている状態というところも何か所か見受けられるのですけれども、そういうふうな白線だけではなくて、歩道の確保、それに簡単に言うと縁石、そこにも草が生えていて、子供の背丈ぐらいまで生えているところが、そこが通学路になっているわけなのです。そういうのの対処も必要ではないかと思われますが、どうですか。 ○議長(小野幸男) 建設課長。 ◎建設部建設課長(小山篤) お答えします。  各月の道路パトロールで、白線等を含めて道路施設の点検をしているところであります。含めまして、路肩の除草、市道の除草の、草が繁茂しているところも含めてパトロールで確認はしております。除草については、市職員、それからあとは業者へ委託して順次、年間を通じて月2回を目標に市内の市道の除草はしております。  ただ、延長が、市道500キロメートルぐらいありますので、その中で特にそういった伸びたところ、あとは通学路等の路肩含めて順次やっております。今後も、今話のありました歩道の路肩の歩車道境界ブロックのところに、どうしても砂とか土砂が堆積してきております。その辺にどうしても草が伸びてしまいますので、その辺も含めて交差点周りとか、そういった通学路を中心に除草を今後も優先してやっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(小野幸男) 千葉 修一さん。 ◆1番(千葉修一) そうですね、本当に除草、この夏の間、1か所もうちの周辺されていないところが本当にあるので、それは確実に、通学路と確認できるところはしてもらいたいと思います。  では、(2)に移りたいと思います。これは、もう市長のほうからいろいろいただきましたけれども、やっぱり本当に道路の安全性、歩道とか、色の違い。これは、赤井南小学校だけではないと私は思っておりますけれども、確かに大曲小学校、小野のほうには、本当環境もよく、色が、歩道が変わっていたり、この間確認してきましたけれども、赤井地区ではなかなかそういうのが見られない。それをできるだけ確認してもらい、進めていきたいと思います。それに、歩道がないところが100メートルとかありますけれども、そこにできるだけ色を、先ほど市長が言ったように、色をつけるなど、あと立て看板、そういうのをつけて、徐行とか、いろんな面でしてもらいたいと思いますけれども、立て看板とかを設置する可能性はあるでしょうか。 ○議長(小野幸男) 建設課長。 ◎建設部建設課長(小山篤) まず、通学路等の確保ということで、場所によっては歩道がない、切れている区間も各所にあるのが現状です。その辺は、改めて現地を確認して、通路が、歩行者等の通路確保ができるかどうかを確認し、大曲小学校周辺の対応のように、歩行者の通行帯、確保できるような、用地的にあれば、そういった緑色に着色等をして、対応をしていきたいと思っております。  あとは、注意看板等の設置については、これも現地を確認して、どうしても狭いところに立てる場合とかあるかと思うのですけれども、そうなった場合、今度看板が邪魔になるとか、そういった支障も出てきますので、これも現地を確認して、必要と思われるところには設置等の対応を考えてまいります。 ○議長(小野幸男) 千葉 修一さん。 ◆1番(千葉修一) 看板、邪魔になるのであれば、道路に徐行とか、ここは歩道とか、優先道路とか、歩行者優先とか、そういう区別があってもいいと思うので、その区別もしっかりと分かるようにしてもらえればと思います。  では、(3)に行きたいと思います。先ほど市長からいただいたようなお言葉ですけれども、確かに障害者、健常者、実際障害者になってみないと、この道路の大変さというのは、私は分からないと思うのです。そして、私も福祉施設のほうに3年間いましたけれども、やっぱり車椅子を押して歩くというのは、大変な仕事と言ったらおかしいですけれども、障害者の歩く状態、つえをついて歩くだけでも本当に大変な状態なのです、ここ分かってもらいたいのです。予算がないからどうのこうのではなくて、やっぱり安全性をつくる道、本当住みよいまちというのはそこから来ると思います。確かに健常者の数は多いと思います。車椅子を使っている人もうちの周辺でも数名いますし、うちから出るというのもやっぱり怖がって出ないというのもあります。つえをついて歩いても、それこそどこかの穴に入っても転ぶという状態も多々見られております。先ほどの小野地区でも、目が見えない方のために点字ブロックとか、いろんなものを設置したと言われておりますけれども、やっぱりまち全体、いろんなところに目が見えない人もいると私は思っておりますので、そこをどう思っているのか、よろしくお願いします。 ○議長(小野幸男) 建設課長。 ◎建設部建設課長(小山篤) 目の不自由な方をはじめ、車椅子を利用している方は、市内で各所にいるかと思います。その中で、市長答弁の中でもあったように、段差解消等できるようなところを把握をしたり、あとは特に駅周辺とか、皆さんが利用される公共施設周辺を、まず現状を把握して、車椅子をはじめとする障害者の方が不便を来さないような、道路を含め、あと歩道ですね、利用できるような、バリアフリー化できる対応を、今後整備というか、対応に努めていきたいと思っております。 ○議長(小野幸男) 千葉 修一さん。 ◆1番(千葉修一) 今の話ですと、今から確認するということですか。今現在もう確認しているところはないのでしょうか。 ○議長(小野幸男) 建設課長。 ◎建設部建設課長(小山篤) パトロール等で、道路施設ということで、側溝の段差とか、歩道と車道のちょっとブロックの段差とか、そういったところは破損を含めて確認はしております。その中で、あと車椅子等の利用者等の有無を再確認して、今後対応してまいります。 ○議長(小野幸男) 千葉 修一さん。 ◆1番(千葉修一) では、今後歩道を広げてくれとは私も言いませんから、段差、それと健常者だけが歩くわけではないので、足に不自由とか、手に不自由、いろいろあるので、それに対応できる環境づくりをしてもらうことを願っております。  以上で終わります。 ○議長(小野幸男) 答弁もらう…… ◆1番(千葉修一) では、答弁。 ○議長(小野幸男) 建設課長。 ◎建設部建設課長(小山篤) 健常者はもちろん、そういった障害者にも優しい道路環境に努めてまいります。 ◆1番(千葉修一) 終わります。 ○議長(小野幸男) 次に、第4位、五野井 敏夫さんの質問を許します。五野井 敏夫さん。     〔10番 五野井 敏夫 登壇〕 ◆10番(五野井敏夫) 事前に通告しておりました3点についてお尋ねいたします。  まず、1点目でございます。市道関の内東54号線及び赤井堀西4号線を拡幅整備せよ。市道関の内54号線の赤井堀高田橋から県道石巻鹿島台色麻線の干拓橋までの約670メーター区間は、幅員が3.5メートルであり、一部待避所が5.5メートルあるものの、ガードレール、そしてまた側溝及び歩道がない狭隘な道路でございます。  さらに、県道を横断していって干拓橋から南に延伸する赤井堀西4号線は、そこから約300メーター同じ状況が続いております。一歩間違えれば落水、あるいは生命の危機すら考えられる危険な道路でございます。安心、安全が担保されるのが市道であるべきと思慮いたします。早急に拡幅整備すべきであるが、市長はいかに考えるか。 ○議長(小野幸男) 市長。     〔市長 渥美 巖 登壇〕 ◎市長(渥美巖) 五野井 敏夫議員の一般質問のうち、大綱1点目についてお答えいたします。  本市としては、市道関の内東54号線及び赤井堀西4号線の拡幅整備については、道路の幅員も狭く、車両の擦れ違いも困難な状況であることから、通行者が安全、安心に通行できるよう早期に道路の拡幅整備が必要と考えており、このうち市道関の内東54号線については、私が市長に就任時からその必要性を担当に言いまして、社会資本整備総合交付金事業を活用しての事業を実施することとしておりまして、既に宮城県と平成30年度に協議を始めたところであります。  また、赤井堀西4号線については、この部分については社会資本整備総合は対象にならないようでございますので、今後財源確保を含めて検討していかなければならないなと思っております。  また、赤井堀全体について、狭くて脇が、要するに特に5月、6月になると農業用水いっぱい来ているわけです。秋とか冬になると大分水はないのですけれども、その期間は非常に危険な状態になっていることは承知しております。しかし、これまでそういう転落したとか、今のところは、今まで私は赤井に住んでおりますけれども、あまり聞いてはいないのですが、それぞれそういう面で慎重に歩いていただいておりますが、これも要するに落水対策というと、やっぱり最終的には転落防止のガードレールか何かつけなければならないのではないかなと思っております。水路管理者の河南矢本土地改良区と今後安全対策について協議してまいりたいと思っております。  以上です。 ○議長(小野幸男) 五野井 敏夫さん。 ◆10番(五野井敏夫) ただいま市長のほうから市道関の内東54号線、そしてまた赤井堀西4号線の件について答弁いただきましたが、まず東54号線のほうなのですけれども、これに関しましては私が質問する前に市長も分かっていたというふうなことでございますけれども、もう30年、20年来の懸案事項でございます。いわゆるないない尽くしの道路でございまして、歩道もない、当然ガードレールもない、幅員もない、本当にこれが市道かと思えるような道路でございます。皆さんが、もしこの道路がどこに存在するのだということで分からない方がありましたら、ぜひ一見していただきたい道路だというふうに私は思います。これがいわゆる市道というふうなことで認定されております以上、もしここで、この道路の狭隘さによって何か事故が発生した場合、市の責任はいかなるかというふうに私は常に懸念しておるわけでございます。確かに必要性を認識して、社会資本整備総合交付金事業でやると、そして宮城県には平成30年度に既に計画、協議しているのだということでございます。市長もそれなりの努力していますけれども、これに関しましてはやはり年度を早めて、私は対応していただければというふうに思います。  それと、あともう一つ、その南側の延伸していっている、同じくもう一つの道路でございます。赤井堀西4号線でございますけれども、これは本当に反対に言うと、今言った東54号線よりももっと狭隘な場所で、深さもかなり落差があるというふうなことでございますので、そしてまたあの辺の住宅の生け垣が道路のほうまで繁茂しているということで、体感的には2メーターあるかないかというふうな、軽トラックがやっと入れるというふうな状況でございますので、これまた非常に危険な道路でございます。市長もその辺把握して、答弁していただいていると思いますけれども、できるだけ早めの対応、そしてまた今、この赤井堀西4号線についてはまだ対応しかねていると。落水については、土地改良区と詰めなくてはならないのだというふうな好意的なお話ありますけれども、この辺をもう一歩進めるためにも、もう一度ご答弁いただきたいなというふうに思います。  以上です。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) 再質問にお答えしますけれども、もちろん関の内54号線、要するに干拓橋ですね、高田橋から干拓橋というのは、あそこよく皆さんも、ほとんどの人は選車で通っていると思うのです、あそこは、大抵の人は。あそこはほとんど皆さん、そして、マイクが上のほうの杉に引っかかるのではないかと思って、みんな心配しながら通っているような場所なのです。皆さん恐らく知っている場所だと思うのです。  ただ、ここは、本当はもっと早くやりたいのですけれども、やっぱりこの社会資本整備というのは総枠があって、なかなか別なところに使ったりすることもあって、こちらがどうしても遅れているのです。私とすれば、本当は避難道路として、震災のときの避難道路として、南赤井地域から要するに須江に行くとか、北のほうに行く道路として本当は避難道路で整備しなければならなかったのではないかというのを担当に言って、できないのなら、もう終わっているのでどうにもならないというのであれば、社会資本整備でやるべきでないかということで指示しているのです。そういうことがあって、遅れていることは確かですけれども、早められるように今後も県との協議、そしてあとは河南矢本土地改良区との協議、これを今後進めてまいりたいと思っております。  以上です。 ○議長(小野幸男) 五野井 敏夫さん。 ◆10番(五野井敏夫) 市長のほうから、とっくに考えておったのだけれども、なかなか進まないと、力を尽くしているのだというふうなことがありますので、力を緩めず、もっと強力に頑張っていただければということで、この件に関しましては終わります。  次に、中江川の堤防のかさ上げをせよと。2番目に入ります。中江川は、東日本大震災で津波被害を受けた定川水系の河川でございます。定川は、河口より、宮城県の施工によりかさ上げが終わり、以前より頑丈な堤防になりました。一方、中江川は以前のままであり、大雨、津波等の場合は越水の危険性を増しております。特に小松地区及び赤井上区地区の住民の方々は、大きな不安を抱えております。速やかな対応が求められます。市長の考えはいかがですか。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) 五野井 敏夫議員の一般質問のうち、大綱2点目についてお答えいたします。  中江川は、国営かんがい排水事業で整備された農業用排水路でありまして、宮城県管理の2級河川定川の東日本大震災による災害復旧事業が完了した結果、中江川排水路と定川の堤防高に約1.6メートルの高低差が生じております。このため、地域の市政懇談会等でも、大曲とか、赤井の市政懇談会においても、この中江川排水路の堤防のかさ上げ、要望されております。これも、私市長になってからここの問題を取り上げて、平成30年から毎年、県の農政関係、最初は土木もやったのですが、そこに、現在東部地方振興事務所長に対して、農林水産業等の振興に関する要望会ということで、市議会と一緒にやっている要望会、これにここ3年連続でやって上げているということです。県の回答では、河川と、2級河川の定川と農業用排水路の整備水準の違いから段差が生じているものであり、震災後に農林水産省で中江川の流下能力及び湛水区域の調査を実施した結果、現在の状況で問題がないとの結論でありました。  したがって、国では、これ以上の機能向上は現状では困難であるとの考えでありまして、このことを踏まえた宮城県からの伝達内容でありますことから、本市としては実現はなかなか容易ではないなと捉えております。毎回議員さんにも一緒にここを歩いてもらって、現場を見ていただいている状況であります。このような中で、本市としては今後、10月13日予定の今年度の宮城県への要望会、これは市議会とともに継続してやることになっておりますので、その要望会の中で、特にこれまで同様に現地視察しながら、堤防のかさ上げとともに要望していきます。  また、昨年、地方財政措置され、今年度から農業用ため池等対象となった緊急浚渫推進事業の活用なんかありまして、これは中江川の当該箇所の土砂しゅんせつを行っていくと。これも今回の要望には上げていくということで、中江川については現在なかなか難しいところでございますが、諦めないで、いろいろ機会あるごとに、昨今の異常な降雨量なんていうのもありますから、それらを加味しながら要望を続けていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(小野幸男) 五野井 敏夫さん。 ◆10番(五野井敏夫) 市長から答弁いただきまして、これも平成30年から毎年度力を尽くしてやってきていると、状況はよく理解しているのだというふうなお話でございます。最後に市長のほうからも、昨今ところどころに思いもかけない雨が降ったり、そういうふうな災害が増えているから懸念しているというふうなことでございますけれども、やはりそれであればなおさらこの1.6メーターの段差、国とかそっちのほうでは何ら安全性に問題ないのだと、冠水状態には問題ないのだというふうなお話ですけれども、そういうふうに問題ないのだ、問題ないのだと言っていて、大雨降って今までいろんな被害が各地で起きているわけでございます。やはりこの問題ないというのは、問題があるのです、結構。ですから、この1.6メーター差というのは、大人の身長1つですから、やはり応急措置でもいいですから、私はトンパック2段重ねにしてもやるべきではないかなと。トンパック2段重ねであれば、そんなにそんなにお金かからないというふうなことで、やはり定川の堤防が頑丈になったがゆえに、今までみたいに水が漏れなくなったと。水が漏れなくなれば、その勢いがかなり上まで上っていくというふうな状況は当然のことでございますので、小松地区あるいは赤井地区、小松地区の方に関しては、津波は裏から来るというふうになったのでは困ります。本当に応急措置等の対応なんかも考えていただければなというふうに思いますが、いかがですか。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) 結果的に定川の堤防強化なのです。最初定川は被災して、県の考えとしては仙石線辺りまでをやりたいということで私に協議あったのですが、いや、赤井小学校前の第二排水機場のところでももうこぼれているというところあるから、先まで何とかやってくれということで、二転三転しながら六槍橋のところまで。2級河川を無理して上げさせた経緯があるのです。だから、そういうところで、逆にそこには段差生じてしまったということなのですが、本当は県とすればあの辺、最低でも月観橋までには終わっている仕事なのです。  だから、そういう経緯があるので、こいつをつつくと、また今度は県が余計なことしてやってしまったともなったりするので、私とすれば農水省サイドでやれないかやれないかということで、あと国会議員なんかを頼んで、またやっていく以外ないかなと思っているのです。もちろん赤井のほうの上区のこととか、あと下小松とか、五味倉の人たちに、これは言われていることも十分私もありますし、雨降るたびに心配だと言われます。  ただ、前回、1年半前のあの台風19号、あのときもこっち230ミリ降っているのですけれども、何とかここまでは行かなかったということもあって、そういうこともあります。トンパック置くことも一つの対策としてはなるのでしょうけれども、そこまでやったほうがいいか。今後皆さんと、議会と一緒にここ要望しているところですから、ぜひそのとき、行ったとき、また皆さんでいい案があれば、そこを押していくという以外ないのではないかなと思いますので、ご指導をよろしくお願いします。 ○議長(小野幸男) 五野井 敏夫さん。 ◆10番(五野井敏夫) 今市長から、やっているのだけれどもというふうなお話で、確かに定川の堤防の構築、頑丈な堤防を造っていただいたときは、県議時代の市長には大変力を尽くしていただいて、本来であれば仙石線のガードまでということを土木では言っておったのですけれども、それを押し詰めて今の状態まで持ってきてもらったということでございますので、感謝に堪えないわけでございますけれども。その弊害というわけではないのですけれども、当然この中江川に関しては県土木の管轄でなくて、まちの管轄だということで、当時からお伺いしておりました。ですから、これは当初から予定されて、あるいは予想されていた問題でございます。ですから、この件に関しましては、どんなことを言っても自治体、東松島市が対応せざるを得ない問題ではないかなというふうに私は思います。国のご指導を仰いで、あるいは国の予算の幾らかでも補助を仰いでというふうなことを、私、待っておったら、もし何だったらこれは大変なことになるのではないかなというふうに思いますので。市長にしてみればトンパックどうなのというふうなお話ありましたけれども、それを含めながらもう一回仮設というか、一気に対応難しければ、その辺の仮設対応でもいいから、市民の方が安心できるような対応策ありましたら、ひとつよろしくお願いします。考えてください。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) これも改良区との関係あるのです。改良区との関係もありますし、いろいろ国のほうの制度でもため池とか、農業用水路の強靱化とか、様々な今事業がありますから、それらが活用できないかどうか、もう少し探っていきたいと思っております。いずれ10月13日、このままコロナの問題が延期しなければやる予定になっておりますので、そのときまた要望会の中でいろいろ要望いただきたいものだなと思っております。  以上です。 ○議長(小野幸男) 五野井 敏夫さん。 ◆10番(五野井敏夫) 大体市長の考えは分かりましたので、今までやっておったと、そして今後また要望会でというふうなことですので、この件に関しては終わります。  次に、3番目、健康増進センターゆぷとの施設、器具整備は万全かと。ゆぷとは、コロナ禍においても感染防止対策に万全を尽くして営業しております。子供たちを対象とした水泳教室、そしてスタジオでのキッズダンス教室、ヨガ教室、そして大人を中心としたプールやジムでのトレーニング、そしてまたサウナ、風呂での沐浴と、バランスの取れた健康増進維持施設であり、有料での事業展開がなされております。そこで、以下の点についてお伺いいたします。  (1)、雨漏り対策はいつ行うのか。  (2)、老朽化した器具の整備及び更新はどうするのか。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) 五野井 敏夫議員の一般質問のうち、大綱3点目、(1)についてお答えいたします。  健康増進センターゆぷとは、平成17年に供用を開始し、今年で17年目を迎えております。指定管理料は、4年間で2億3,400万円であり、このうち令和3年度は5,697万円となっております。このような中で、雨漏りについては大雨や風向きによってプール入り口のギャラリー付近、マシンジム室内の北側及びプール室内の南側の3か所、これは先日の質問の中でも五野井議員が確認していたところで、うちの担当から説明したところでございます。このうちギャラリー付近については、人通りのある箇所のため安全を最優先にして、脱落の危険がある天井板を取り剥がして、水が流れる、排水するなどの安全対策を行っております。  これまで局所的に、修繕を毎年のようにこのゆぷとはやってきているのですが、全体的な防水改修というのは実際は行っていないと、特に屋上については行っていないような状況ですので、必要な調査を行いまして、屋上の防水工事、やっぱり雨が漏れているということでは管理万全にやっていないということになりますので、最低でも雨だけは、雨漏れはないような形で、急いで対策を講じていきたいと思っております。  最後に、(2)についてお答えいたします。トレーニング機器については、平成29年にトレーニング室の拡張に合わせまして、ランニングマシンなど7種類の機器を合計594万円で購入して追加しております。また、指定管理者からの毎月の月次報告の際には、トレーニング機器の状況を確認しておりますが、これまで指定管理者から器具の経年劣化や老朽化等による器具の更新の要望は特に出ていないという状況でございます。平成21年には、リースでランニングマシンだのを借りたり、22年にもそういうことをリースでやったりしている状況がありまして、様々な形で借りたり、リースでやったり、29年には購入したりしております。本市としては、更新が必要な器具については、やっぱり危険も伴いますので、指定管理者の意向とか、利用者のそういうニーズに合わせて、適宜適切に対応してまいりたいと思っております。  以上です。 ○議長(小野幸男) 五野井 敏夫さん。 ◆10番(五野井敏夫) 今答弁受けましたけれども、これは予算のときにも私ちょっとお話ししましたので、大体の概要は、考え方は分かっております。ですけれども、これは有料で、皆さんからお金を取ってやっている施設ということで、やはりご不便をかけるのはいかがなものかというふうに思えてなりません。特にギャラリーのこの雨漏り、今行ってみますと、象さんの鼻のように下まで伸びています。下にバケツを置いて、そこを伝ってそこに水をためると。非常に醜い状況が続いておりますので、担当の課の方はどうなのだと聞かれたら、これは一般市民の方に、こういうふうなものはやっぱり早急にすべきだと。ですけれども、この前のお話では、そのような、今回は雨漏りの対応は予算入っていないというふうなお話でございましたけれども、やはりこれは早急にやるべきだというふうに思いますが、どうですか。まず最初に、その件について。 ○議長(小野幸男) 市長。 ◎市長(渥美巖) 先ほど答弁したように、雨漏り対策はやっぱり急ぐものですから、至急様々な、今回予算入っていなければすぐにでもつけるものはつけて、対応していきたいと思っております。恐らくこのゆぷと、議員さんとか職員の中でも、一番利用しているのは五野井議員さんではないかと思うのです、私の調査では。だから、そういう面では一番知っているのではないかなと思いますから、その意見をよく聞いて、雨漏りしているというのはやっぱりまずいのです、これ。だから、これは至急直させますので、ご理解いただきます。 ○議長(小野幸男) 五野井 敏夫さん。 ◆10番(五野井敏夫) よく市長も動向調査しているよなというふうに。確かに私は、ゆぷとを利用しています。何もなければほとんどゆぷとですから、夕方は。ですから、お薬手帳もなく、今順調に生活しているわけでございまして。  それはそれとして、器具に関しまして、これは何回か入替えしていただいたり、あるいはリース対応ということでやってもらっていますけれども、確かにいわゆる鉄の塊、ダンベルとか、そういうものに関してはかなりの耐久性あります。そしてまたトレーニングの平台とか、そういうものに関してはあまり故障はないのですけれども、いわゆる基板コンピューターが入っているもの、これに関しましてはやはり使う方の力の優劣というのが結構あるわけです。この前もやっている最中にバキッと折った方もいましたので、何かちょっとこの人プロの選手ではないかというふうな思う方もたまには来るわけなのです。  そういうふうな状況もありまして、一概にまだ耐用年数があるから大丈夫だというふうなことではございません。特に経年劣化してきているものでは、前に基板を取り替えたから、しばらくもつのだというふうなことで、ゆぷとの方々も対応していますけれども、実際はそうではないのです。やはりどういうわけだか、使う方というのは同じランニングマシン7台あっても、必ず同じ場所に行くものなのです。これは分からないのですけれども、私なんかもそうなのです。自転車を乗るときは、バイクは必ず何番というふうに決めていますし、AMTも何番というふうに決めていますから。今仮にAMTという機械は、2台あるのですけれども、2台とも故障しています。1つは、目盛りを16まで上げていくとまたゼロに戻ると。ですから、もう一つは20が最大目盛りでマックスなのですけれども、私よくマックスでやるのですが、19、20になってくると、滑って16ぐらいの力しか出てこないと。だから、負荷がかかってこないというふうな状況なので、その辺はやはり担当課の方もちょっと行って、トレーニングしてみたほうが私いいと思います。はっきり言って、ここでやったことのある方いらっしゃいますか。それ確認したいのですけれども。 ○議長(小野幸男) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼社会福祉事務所長(佐々木寿晴) まず、やったことあるかということで、私もゆぷと大好きですので、プールとか、あとジムのほうも、五野井議員とはお会いしたことありませんが、時々活用しております。  以上です。 ○議長(小野幸男) 五野井 敏夫さん。 ◆10番(五野井敏夫) お会いするのを楽しみにしています。担当課のほうでは、器具をやはりきちっとチェックしていただいたほうが私はいいのではないかと。今回の補正予算に上がっている分では、電気系統の修繕を行うというふうなことでございますけれども、確かに今ランニングマシンで、一番東側にあるやつが10キロ未満でしか走れませんよというやつ、これも電気系統なのです。ですから、やっぱりそういうふうに、いろいろと機械によって弊害が出ている部分もあります。ですから、見ていますと、指定管理請け負っている方々というのはやはりまちに対してかなり遠慮していますよね、私はそう思います。「この件に関してお話ししたのですか」と言うと、「いやいやいや、そんなこと言ったら私ら」とすぐ尻込みしますから。ですから、やはり逆に今どういう状況なのかとか、あるいは何か不便ありませんかとかというふうな、こっちから手を差し伸べて聞くというのも一つではないかなと。  ちなみに、入り口の血圧測定器は1か月間全然動いていませんから。そういうふうな状況でなっていますので、やはり修繕をお願いしていても1か月来ないというのは、ちょっと驚異の世界ですよね。それは、やはり指定管理のほうもかなり遠慮しているなというふうに思います。ですから、その辺の対応、お互いに十分コンセンサス取ってやっていただければと。よろしいですか、お答え願います。 ○議長(小野幸男) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼社会福祉事務所長(佐々木寿晴) これまで指定管理者とは、しっかり連携というか、意思疎通は図ってこられたと考えておりましたが、そういうことであればもう少しコミュニケーションをしっかり取って、対応してまいりたいと思います。  以上でございます。 ◆10番(五野井敏夫) 市長の時間も2時55分からということなので、これで終わります。 ○議長(小野幸男) 以上で本日の日程は全部終了しました。  本日の会議はこれにて閉じ、散会とします。    午後 2時48分 散会...