東松島市議会 > 2021-02-19 >
02月19日-会派代表質問-05号

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  1. 東松島市議会 2021-02-19
    02月19日-会派代表質問-05号


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    令和 3年  2月定例会(第1回)         令和3年 第1回東松島市議会定例会会議録(第5号)                                          令和3年2月19日(金曜日)                                                 出席議員(16名)    1番  石 森 晃 寿            2番  上 田   勉    3番  手代木 せつ子            4番  齋 藤   徹    5番  土 井 光 正            6番  熱 海 重 徳    7番  小 野 幸 男            8番  小 野 惠 章    9番  大 橋 博 之           10番  阿 部 としゑ   13番  阿 部 勝 德           14番  櫻 井 政 文   15番  佐 藤 富 夫           16番  長谷川   博   17番  熊 谷 昌 崇           18番  滝   健 一                                                 欠席議員(1名)   12番  五ノ井 惣一郎                                                 欠  番   11番                                                 説明のために出席した者   《市 長 部 局》      市         長    渥  美     巖      副    市    長    加  藤  慶  太      副    市    長    小  山     修      総   務  部   長    奥  田  孝  信      復 興 政 策 部 長    浅  野  吉  彦      市 民 生 活 部 長    内  海  光  義      保 健 福 祉 部 長    髙  橋  義  則      兼 社 会 福 祉事務所長      建   設  部   長    相  澤  武  志      産   業  部   長    山  縣     健      会  計  管  理  者    平  塚  孝  行      復興政策部地方創生担当部長  髙  橋  諒  太      兼地方創生・SDGs推進室長      総務部総務課長兼工事検査室長 勝  又  啓  普      兼選挙管理委員会事務局長      併固定資産評価審査委員会書記長      総 務 部 財 政 課 長    藤  田  英  俊      総 務 部 防 災 課 長    齋  藤  友  志      総 務 部 市 民協働課長    佐 々 木  寿  晴      復興政策部復興政策課長    八  木  哲  也      復興政策部復興都市計画課長  森     祐  樹      兼 政 策 事 業推進室長      保健福祉部健康推進課長    片  倉  義  和      兼新型コロナウイルスワクチン      接 種 推 進 室 長      産 業 部 農 林水産課長    大  崎  昌  宏      産 業 部 商 工観光課長    難  波  和  幸   《教育委員会部局》      教    育    長    志 小 田  美  弘      教   育  部   長    小  山  哲  哉      教 育 委 員 会 教 育部    八  木  繁  一      教 育 総 務 課 長      教 育 委 員 会 教 育部    相  沢     進      学 校 教 育 管 理 監      教 育 委 員 会 教 育部    柏  木  淳  一      生 涯 学 習 課 長      兼東京オリンピック・      パラリンピック推進室長                                             《議会事務局》      議 会 事 務 局 長    髙  橋  ひ さ 子      議  会  事  務  局    菊  池  大  樹      議 事 総 務 課 主 査      議  会  事  務  局    小  山  美  奈      議 事 総 務 課 主 事        議事日程 第5号 令和3年2月19日(金曜日)午前10時開議 第 1 会議録署名議員の指名 第 2 会派代表質問  第 3 議案第21号 令和3年度東松島市一般会計予算について 第 4 議案第22号 令和3年度東松島市国民健康保険特別会計予算について 第 5 議案第23号 令和3年度東松島市後期高齢者医療特別会計予算について 第 6 議案第24号 令和3年度東松島市介護保険特別会計予算について 第 7 議案第25号 令和3年度東松島市柳の目地区産業用地造成事業特別会計予算につい            て 第 8 議案第26号 令和3年度東松島市下水道事業会計予算について                                                  本日の会議に付した事件 議事日程のとおり 入退場一覧  11時16分   6番  熱 海 重 徳議員  退場  11時23分   6番  熱 海 重 徳議員  入場  14時14分   4番  齋 藤   徹議員  退場  14時18分   4番  齋 藤   徹議員  入場    午前10時00分 開議 ○議長(大橋博之) ただいまの出席議員は16名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付してある議事日程第5号をもって進めます。  12番五ノ井 惣一郎さんから欠席の旨、届出があります。 △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(大橋博之) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において8番小野 惠章さん、10番阿部 としゑさん、以上の2人を指名します。 △日程第2 会派代表質問 ○議長(大橋博之) 日程第2、会派代表質問を行います。  初めに、清風・公明幹事長、上田 勉さんの質問を許します。上田 勉さん。     〔2番 上田 勉 登壇〕 ◆2番(上田勉) それでは、さきに提出しておりました会派代表質問ということで、ただいまから入りたいと思います。  初めに、ひた隠しに隠していたのですが、昨日の日日新聞にこれ出てしまったので、それを踏まえながら質問を続けたいと思います。清風・公明の代表、五ノ井 惣一郎議員が入院加療中ということで私が代わって代表質問をいたしますが、代表の一刻も早い退院と回復全快を祈っているところであります。彼も最後の質問ができるということで楽しみにしておりましたけれども、それができずに無念に思っているのではないかなというふうに思います。  さて、我が会派は市長の市政執行に当たり市政の要望を具現化すべく各種提案を行い、逐次目に見える形で具現化されていっていることで、その成果については評価をしたいと思います。  今年1月8日の定例記者会見で次の市長選挙に立候補する意向を示して、この定例会においても、第2次総合計画後期基本計画に沿ってSDGsを基調とした持続可能な都市づくり、未来創生に向けて施策を推進しますということであります。  市長はこの4年間、我が会派の想像をはるかに超えた速度で次々と施策を実行して、その成果は非常に評価に値するということでございます。新聞等で、あるいは市報等で、その成果については目にするところであります。  さて、これからちょっと自分事になりますけれども、私と市長とは、私が議員になるときからいろいろと相談に乗ったり、タッグを組みながら、県政あるいは市政の発展に努めて、特に基地と防衛省との調整、村井県政との連携、防衛省への庁から省への昇格問題あるいは国への要望活動、そして震災後は政権与党及び自民党幹部の来市に合わせての対応、関係省庁への要望、そして移転地での住民要望の具現化、防災盛土等の形状や予算の問題あるいは企業誘致においてはキボッチャあるいはウェルネス宮城高等学校の誘致に係る調整、そして何よりも未来中学校、宮野森小学校、桜華小学校、そして被災各地の各小中学校のエアコンの設置問題に関しても、防衛省との調整をして防衛予算の確保に努めてまいりました。  最近におかれましては、ブルーインパルス通りの件ですが、これも若松門を含めて防衛省との折衝によって、7年ぐらいかかりましたけれども、非常にその成果は大きいものになったなというふうに思います。  市長がいつも言っているパークゴルフの整備についても、あの施設については防衛省が予算を出したからできるのであって、その調整についても非常に多くの労力を割いていただいたということに関しては感謝を申し上げたいと思います。  そこで、今後の市政運営についてはさきに所信が述べられましたけれども、私としても最後の質問になりますので、ぜひとも以下に質問申し上げますところの案件につきましては良いお答えをいただきたいなというふうに思います。  まず、(1)であります。まちづくりの方向性1であります。「道の駅整備構想」の財源確保が重要でありますが、これ防衛補助予算の有効活用というものが非常に重要になってきますが、併せて隣接地の整備ですね。これ、道路等を含めて、今後の進め方について伺います。  (2)です。まちづくりの方向性2です。①として、保育事業のうち全体としての定数と現数が地域により隔たりが出ております。解消方法の一つとして、保育士の補充があります。働き方改革の方向性を含んで勤務時間の多様化が必要と思いますが、いかがでしょうか。  ②です。健康維持に向けて、「ゆぷと」を含む各施設の指定管理者へ、より多くの事業提案と利用促進することが必要だと思います。特に開設以来利用者が多くなっているパークゴルフ場の開門時間30分前倒し及び施設の充実と新規事業への考え方についてお伺いしたいと思います。  (3)まちづくり方向性3です。①学力向上についてです。GIGAスクール構想を踏まえ、より精度の高いICT環境整備も期待されておりますが、次の段階は学力向上に向けての教職員の指導力向上と教育委員会としての組織的対応が望まれます。教育長の年度目標について伺いたいと思います。  ②です。小中学校の2学期制導入についてであります。学習指導要領によると教科横断的な学習の充実を図り長期的な学校運営・教育活動ができるとして、仙台地区をはじめ導入している市町村が多くなっております。導入に向けての考え方を伺いたいと思います。  (4)まちづくりの方向性4です。①として、防災倉庫の県単位での備蓄体制整備の可能性及び各種災害への備蓄品の今後に向けての精査状況について伺います。これは、日頃から市長は、県単位で、広域でこういうものは、防災倉庫のようなものは造ったらいかがということありますので、その状況等についてもお伺いしたいと思います。  ②です。JR矢本駅の南北通路整備は、「ゆぷと」の建設時において駅前開発を含めての検討がなされております。「ゆぷと」の形状も、すぐにでも駅舎を含めての建設ができるような形になっております。次の4年間での完成が期待されておりますが、いかがでしょうか。これは、あの形は、今の駐輪場辺りはかなり下にいろんなものが入っているので、そういう面でああいう形になったのですけれども、そういうことも踏まえて今後の方向性についてもお伺いしたいと思います。  (5)まちづくりの方向性5です。職員体制の変更は、今後の市民サービスに大きく影響します。自治法派遣職員も大幅に減少する中で、今後の人材確保・育成の方向について伺うものであります。  これは、新聞紙上でもいろいろと市長の考えを伺っておりますけれども、加えてこの人材確保というのは非常に重要な、これからは位置を占めますので、お考えをお聞きしたいと思います。  これについては、先日この地震においては、豊前市長さんから私に、間違ってかどうか知らないけれども、電話がかかってきて、いかがでしたかということありました。同じ名前の人が職員で派遣されておりますので私にかかってきたと思いますけれども、時々彼とはフェイスブック等でちょちょっとこうメッセージやったりお話をしていますけれども、そういうことを踏まえますと、今後の市としていかにすべきかというのは重要な位置を占めておると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  それから、②です。震災後多くの支援をいただいた友好都市等への他自治体との連携及び国・県との調整、そして防衛省松島基地との連携は、今後ますます重要になってくると私は思います。震災後の市の地方創生は、関係者の調整・協力が不可欠であります。特に松島基地との関係では、ブルーインパルスの人気は近年ますます高くなっていることから、基地周辺に駐車場の整備、これ下街道排水機場の付近とか正門東付近、盛土の北側というのもありますけれども、そういうもの含めて、防衛省の土地も多いですので調整はしやすいなと思いますので、これは考え方と実行性に対する行動力があるのみと思いますので、その辺のところの整備状況と、これは目的は観光客などの集客を目指すという意味では非常にいい施策ではないかと思いますが、ほとんどが提案型になっておりますけれども、市長の所信を聞きまして、今後のまちづくりについての意気込みをお聞きしたいと思います。 ○議長(大橋博之) 市長。     〔市長 渥美 巖 登壇〕 ◎市長(渥美巖) 清風・公明幹事長、上田 勉議員の代表質問、大綱1点、まちづくりの方向性を問うについて、5項目のご質問にまずお答えいたしたいと思います。  今回の代表質問で、会長の五ノ井 惣一郎議員が現在入院中ということで、上田さんが代表質問に立たれました。上田さんは、矢本町の当時から、議員になられたときからの、当時は上田さんは松島基地の管理部長をなさっておりまして、勇退なさったとき、何とか基地と市の関係ですね、そういうものをしっかりと構築、かけ橋になってもらいたいものだということで、当時私が県会議員のとき、お願いした経緯があって、それ以来のお付き合いをさせていただいております。そういう中で、議員として特に松島基地、防衛省、あとは防衛本庁にも一緒に行ったりしていただいて、本当にこれまで村井県政を支える楯の会の会員としても、会長としても活躍されて、本市の国とか県とのパイプに多大なるご貢献をいただきました。本当に感謝申し上げたいと思います。  そして、これまで議員としては、特に民生教育常任委員長として、今回のコロナの本市の本部会議などにおきましても、毎回のようにフリーの立場で議員として傍聴していただき、本当に委員長として多大なるご活躍、これまでいただいたなと思って感謝しております。  先ほど申されました企業誘致の関係、キボッチャの問題とか、キボッチャは貴凜庁で防衛サイドの関係の一つの企業でございますが、それからウェルネス宮城高等学校の柴岡理事長との会談のときも、上田さんがいろんなところで橋渡ししていただきまして、私もそういう形で柴岡理事長とそういう非常にいい関係を築くことができ、現在のウェルネス高校の宮城が、こういう時世の時代に東北のこの東松島市にウェルネス高等学校、私立が来るということ自体が、中央のほうではまさにとんでもない力仕事だったのでしょうという話がよく言われますが、私はそういう中でいろんな形で上田議員に力を貸していただいたなと思っております。  先ほどありましたブルーインパルス通りについても、若松門までのうちのほうの道路は整備しても、要するに自衛隊側の北門をどのように移設するか、これは自衛隊サイドの予算でございますので、私からあんまりどうのこうのと言えないところを、上田議員がいろんな立場で交渉していただいて北門が移設になったと私は思っております。そういう面でもいろんな形で自衛隊とまちの関係に非常に力を尽くしていただいたと。  もちろんパークゴルフ場クラブハウスそのものも、当時は単独で造らざるを得ないというようなときも、何とか防衛サイドで造れないかという私の提案に対して賛同していただきまして、一緒に防衛サイドへのいろんな要望していただいて、現在そういう形になっております。  当然現在の消防庁舎にしてもそのとおりではないかなと思っております。  上田さんにとって、今日が最後の質問ということであります。私にとっても盟友の上田さんにそういう形で質問受けるわけですが、誠意を持ってお答えいたしたいなと思っております。  初めに、(1)なのですが、道の駅ですね、三陸自動車道上り線矢本パーキングエリア隣接地への整備を図るため、昨年4月に庁内に「道の駅整備構想推進プロジェクトチーム」を設置し検討を進めるとともに、高速道路を所管する国土交通省東北地方整備局仙台河川国道事務所と現在調整を行っております。  当初、私がこの道の駅を出して仙台河川国道事務所等々に行ったときは、高速道路への道の駅の設置は全国では例がないのだという状況でありまして、困難であるとのことでありましたが、国土交通行政に精通している、私の本当に仲間でありました、県議当時からの仲間であります宮城1区選出の土井 亨衆議院議員、この方は国交省の副大臣もなさっておりますし、衆議院の国土交通委員長さんもなさっているという方でありまして、そういう方とか、和田 政宗参議院議員、国土交通省の大臣政務官なされておりました。こういう国土交通省に精通している議員さんに何とかこういうものを、下に下りないでそのまま高速道路から乗り入れできる道の駅というのが、全国初の、これ何とか造ってほしいということで、認めるように働きかけてほしいということでこれまでした結果、最近は高速道路から直接乗り入れ可能な道の駅整備に向けた協議が今進んでいるということであります。  このことを踏まえ、本市としては現在の矢本パーキングエリア、これ上り線もなのですが、上り線のエリアの、トイレとか今あるのですが、それらも含めて一体的な整備を進めたいと考えております。現在のトイレのことは、あそこはもう基本的にはもしかすると壊して新しく、本市の今1.7ヘクタールぐらいの東側に用地ありますから、そちらに道の駅とか、トイレとか、情報発信するようなものを造っていくということです。  本市道の駅については、約2ヘクタールの敷地内に道路案内所、トイレ及び休憩所、食堂、地場産品直売所のほか、農水産の加工施設、これは別棟で造ろうとしていますが、6次化のための農水産加工施設、これは別棟に造るので、そういうものを造り、複数の施設を整備したいと考えておりますので、その財源は農林水産省、国土交通省、内閣府のこれは地方創生の関係の予算ですね、それから防衛省等のそれぞれの補助事業等を有効に活用したいと考えております。  また、道の駅については併せて、やはり高速道路からすぐ見える道の駅ですから、そこに何かというとやっぱりシンボルマークが必要なのですね。そのシンボルについては、今松島基地のほうにお願いしているのですが、耐用年数終わった例えばT―4とか、ブルーの飛行機ですね、それを正面に飾って、三陸道の人が見えるように、それでお客さんがこれは何だということで入ってこられるような形に造りたいなということで、これも今、前の松尾基地司令時代からお願いしておりますので、そういうブルーの耐用年数終わったものを譲ってくれることを期待しているというところでございます。  また、道の駅の計画地の西側を通過する市道百合子線というの、これあるのですが、これは防衛省の補助事業をかけて今盛んにやっているところでございますし、私が市長になってからこの百合子線には相当の金を、防衛省の金をつぎ込んでおりますが、令和4年度までにその拡幅改良が終わります。そういうことで、その道の駅に合わせて、要するに現在の大塩の停車場線から県道、あそこから真っすぐに避難道路のような形で入れるような道路にしていきたいということであります。それは、西小学校の脇の県道からロックタウンのところから真っすぐに道の駅に入れるような道路に市道のほうはしっかりと造っておくということでありまして、もちろんそこは、矢本のパーキングは将来的には矢本のインターまで来なくても、そのパーキングでスマートインターのようにそこから下りることも可能にしたいなと思っているのですね、できれば。そういうことも考えて、そうすることによって大塩のグリーンタウンなんかの工業団地にも、いちいち矢本インターまで来なくても、仙台のほうからはそこで下りて直接工業団地に行けるようなものにしたいと、そういう構想で今進めているというのが状況であります。  道の駅整備の今後の進め方については、先ほど申し上げた庁内のプロジェクトチームで構想をまとめながら、令和3年度に基本設計を実施し、令和4年度に整備着手、令和5年の10月のオープンを目指して鋭意取組を進めてまいります。  次に、(2)、①についてお答えいたします。本市では、待機児童の解消を図るため、正職員の保育士の計画的な採用や任期付保育士の採用を行っております。また、正職員の保育士を補う会計年度任用職員採用については、1日7時間45分勤務の「フルタイム勤務保育士」のほか1日2時間から7時間までの働きやすい時間帯に勤務する「短時間勤務保育士」も積極的に採用を行っております。  今後も、働き方の多様化に対応して、正職員の確保とともに、市報やハローワークを通じて「フルタイム勤務保育士」及び「短時間勤務保育士」の募集周知を図ってまいります。  次に、(2)の②についてお答えいたします。市民体育館をはじめ各体育施設及び健康増進センター「ゆぷと」などの指定管理施設については、より利活用が進むよう、指定管理者からも提案等をいただきながら運営しております。  ご質問の矢本海浜緑地パークゴルフ場については、昨年度の利用者が年間3万8,731人、今年度は1月から現時点で3万7,973人となっており、実は本日9時に私がパークゴルフ場に行ってきたのですが、トータルで8万人の利用者達成を今日やって、記念品を渡してきました。  コロナ禍においても、利用者が好調であります。特に冬の期間は本来少ないのではないかという当初の予定だったのですが、実は逆に冬のほうが平均して多いのです。特に内陸部が雪でクローズされているパークゴルフ場多いものですから、今日も塩竃の団体とか、大郷とかの方々も来ておりまして、話を聞くと、やはりここは広々としてすばらしいということで、非常に評判もいいですという話でした。  課題は、あんまり来過ぎて、逆にコロナの心配があるということで、現在は1日400人で、これ以上来ると制限かけざるを得ないということにしておりますが、そういうことで非常に皆さんに評価いただいております。  ご質問の開門時間ですが、当施設は定休日は設けていないと。要するに普通のパークゴルフ場は週2回休みしているのですが、私の考えでそういうところは休みないのだということで、休みなしで、年末年始だけの6日間の休みだけですから、そういうことでいろんなコース整備というのはどうしても閉門から開門までの間しかできないということが基本的になっておりますので、利用者の要望にできる限り応えるためのコースの準備が整い次第、開門するように最近しております。  今日も、私が行ったのは8時40分頃には着いておりますけれども、開けておりました。早速そこから入って皆さんが、9時前なのですが、もうそこでためておくのも逆に3密になるので、そのままコースに出ていってもらっているという話でありまして、現在は20分ぐらいは早めに開けているのかなということでご理解いただきたいと思います。  また、施設の充実については、今年度は宮城県による、現在も行っておりますが、芝生の中の排水不良箇所、この修繕等、こちらの子供たちの広場と合わせると、あそこのバーベキューハウスも屋根かけたりしてもらっているのですが、今年度県のご配慮で8,000万ぐらいあそこに予算つけてもらっていますから、そういう修繕を行っております。  市としては、国旗掲揚塔をつけたり、屋外の時計の設置をしたり、防犯カメラ、これを設置したり、あと園内にスピーカー増設など、市としてはやっております。  新型コロナウイルス感染予防対策としては、今後休憩施設入っていってすぐ左側の屯場みたいな、あずまやみたいなものがあるのですが、あそこに早速テーブルを置きたいなと思っておりますし、あと施設の東側に大会のよく本部で順位表を貼り出すようなところあるのですが、あそこにも日よけといいますか、屋根をざっとかけまして、そこの下には何もなければテーブルも置いて、そこでも食事してもらうようにとか、あそこであとスコアカードつけたりもできるでしょうから、そういう形で、これもコロナ対策としてそういう休憩施設の整備、そういうものも今後予定しているということでございます。  また、指定管理者においてもサーモグラフィー体温計の設置、芝のメンテナンス用の機材増設などを実施しておりまして、施設の充実と向上に努めております。  このような中で、新規事業については指定管理者と協議し、本来であれば昨年秋に予定されていた東北のパークゴルフの交流大会あったのですが、これはコロナの関係で令和3年度開催ということでありますし、定例の各大会、要するに例月大会とか各大会やメーカー協賛大会の誘致等も含めてやっていきたいなと。これは、指定管理者と一体で進めたいなと思っております。  これからも、新型コロナウイルス感染症の予防に努めながら、指定管理者とともに利用者の皆さんに喜んでいただく施設になるよう取り組んでまいります。  今日も、そういう関係者の皆さんもたくさん傍聴に来ていただいております。皆さんにも安心していただいたのではないかなと思っております。  次に、(4)、①についてお答えいたします。本市の防災備蓄倉庫については、昨年7月に宮城県議会の自民党会派、8月に村井宮城県知事にご視察いただき、備蓄品のマスクをはじめ広域的な活用の実績を説明するとともに、宮城県が中心となって何とか広域的な活用がなされるよう、私からは要望したところでございます。これは議員の質問にもあったようですが、また、宮城県の市長会などにもこれは要望してきました。  そういう中で、宮城県でこの我々の提案に対しまして非常に強い関心を知事はじめ持っていただきまして、前向きに検討いただいて、市長会長とか町村会長に知事からそのことを話したようでございますが、なかなかその時点で県内のそれぞれの市町村では既に個別に整備体制、要するに多賀城でも、塩竃でも、それぞれ備蓄倉庫をもう造って終わりつつあるということで、今そのために東松島だけにそういう協力するということはなかなか難しいという話もありました。現時点で県単位の備蓄拠点としての活用は難しいなという、私はそういうことで知事からは受けておりますが、しかし知事のほうでは、本市で広域的な活用実績があることから宮城県に対して経費の支援などを要望した結果、令和3年度の宮城県の市町村振興総合補助金でその一部を出しますよということで認められることになっております。そういうことで、この備蓄問題も一応県が、若干でありますが、絡んでくれるということになりました。  次に、備蓄品の精査についてでありますが、本市の防災備蓄計画に基づき、非常用食料や飲料水、新型コロナウイルス感染症関連の衛生品のほか、近年多発する大雨災害に対応するための土のう袋、ブルーシート、スコップ等の確保と拡充を図りながら、各家庭での備蓄品の状況なども踏まえながら精査に努めております。  令和3年度の予算につきましては、そういうことで前年より少しは下げているという実態であります。  次に、(4)、②についてお答えいたします。議員のご質問のとおり、「ゆぷと」2階エントランス部分は、南北自由通路整備につなげられる形状で整備計画されておりますが、これまで駅北側の接続部の用地取得が困難であったことからその後の整備には至っていないということで、十五、六年、何もそこはできていないということでした。  そのような中で、私が市長就任後の平成30年の11月に駅北側の用地取得に至ったことから、急に南北通路の整備実施に向けた、これはかじを切ったということであります。  「ゆぷと」の整備時点と異なっているのは、東日本大震災を経験したことにより、安全・安心なまちづくりに寄与する「避難路」としての機能がより求められる点であります。「ゆぷと」の時点では、そういう避難路という計画はなかった。  そのため、南北自由通路の形状としては、現在、上を行く高架式か、地下式か、どちらがふさわしいか、将来的なランニングコストやそれぞれのメリット、デメリットについて検討を進めております。  事業推進に当たっては、復興庁に対して復興交付金の活用、これも当初そんなことはできませんという話だったのですが、当初の計画になかったのですが、何とか粘り強く求めた結果、整備に向けた調査費及び構想策定経費が認められ、今調査を実施しているということでございます。最終的な工事になれば、これは当然国の補助事業、復興以外の補助事業になるのですが、そういうものに入ると思っております。その上で、現在JR東日本に基本調査を委託しており、その結果に基づきまして今後基本設計、実施設計、本工事と進めたいと考えており、できるだけ早期の実現を目指してまいります。  なお、矢本駅は東松島市の一番のメインの駅なのですが、駅舎建設から93年経過して老朽化が進んでおりまして、できれば本事業に合わせまして東松島市の玄関口にふさわしい駅舎新設についても、先日もJR側に要望しているという状況であります。  次に、(5)の①についてお答えいたします。現在、令和2年度の職員数421人に対し、業務の状況及び職員定員適正化計画を踏まえながら、令和3年度の必要職員数は380人と見込んでおります。要するに40人ほど下げるということですね。令和3年度においては、自治法派遣職員が大きく減少いたしますが、正規職員の新規採用や任期付職員及び会計年度任用職員の採用によりまして必要な人員を確保しております。  人材育成については、市民サービスの維持向上を図るため職員研修の強化を図っております。具体的には、これまで宮城県公務研修所の階層別研修や専門研修への派遣及び市役所における職員研修のほか、昨年度からは新たに一般財団法人全国建設研修センターの技術者研修や早稲田大学マニフェスト研究所の人材マネジメント部会及び市町村職員の中央研修、これは幕張なのですが、そういうところの専門研修など全国規模の研修への職員派遣を行っております。  私は、常々やっぱり中央に行って研修しないと、井の中のカワズになっては駄目だということで、やっぱり将来の本市の職員は東松島にとっても宝ですから、しっかりと磨いていかなければならないということで研修に力を入れております。  さらに、令和3年度からは新たに、これも異例中の異例なのですが、内閣の地方創生推進事務局、内閣府に出すと、それから国土交通省の東北地方整備局にも出すと。これなどは道の駅の関係もあって出すわけですが。そして、新たに宮城県庁にも、今もお願いしているのですが、再度宮城県庁のすばらしい課に行くことになっておりまして、これも実務研修として職員派遣を予定しております。  今後も、業務の状況に即して必要な職員数を見極めつつその確保を図るとともに、職員研修の強化により職員一人一人の資質向上を図り、最小の経費で最大の効果が発揮されるよう努めてまいります。  最後に、(5)番②についてお答えいたします。本市の東日本大震災からの復興については、国及び宮城県の手厚い支援とともに、友好都市をはじめ県内外の自治体から自治法派遣などの応援を受けてきたところであり、引き続き良好な関係で、様々な連携を進めてまいりたいと思っております。  これらとともに私は、松島基地については共存共栄を掲げた良好な関係を築いてきておりますので、防衛省の補助金等を活用し矢本海浜緑地パークゴルフ場の休憩施設や東松島市の消防署、上町学供の共用施設のエレベーター設置を含む大規模改修工事、今後はそれぞれの学習等供用施設の整備等々も入りますが、工事を行うなど、防衛省及び松島基地との関係を今後も重要であると考えております。  松島基地があるということは、東松島にとっての大きな基地は財産です、観光も含めて。そういうことでありますし、それ以外にも基地の隊員さんというのはやっぱりすばらしい人材でないかと思っております。そういうものがあるので、しっかりと基地との共存共栄を図っていきたいと思っております。  その中で、議員ご提言のブルーインパルスを観覧する観光客などの集客について、昨年3月の東京オリンピックの聖火到着式のブルーインパルスの飛行などもありまして非常に人気が高まっておりまして、町島基地正門東付近の農道等に駐車し観覧する人が増加していることから、松島基地の正門東付近の市有地及び国有地を活用した駐車場整備について東北防衛局及び松島基地との協議を今後進めたいと思っております。 ○議長(大橋博之) 教育長。     〔教育長 志小田 美弘 登壇〕 ◎教育長(志小田美弘) 清風・公明幹事長、上田 勉議員の代表質問にお答えをいたします。  初めに、(3)、①についてお答えをいたします。本市教育委員会としても、計画的に整備されたICT環境等を生かし、授業改善を含む教員の指導力向上に取り組んでまいりたいと考えております。  具体的な取組として、国立教育政策研究所学力調査官、今計画している方は算数・数学担当の方でありますが、等による3回の授業づくり研修会、宮城県総合教育センターと連携をした5回の授業研修会、ICT活用授業研修会、そして年間5回の教師塾等の各種研修会を計画的に実施してまいります。  また、教育委員会としての組織的な対策として、学力向上推進委員会による全国学力学習状況調査等の結果分析と授業改善の取組に加えICT活用に係るサポート等について、各学校とも連携を図りながら進めてまいります。  これらの年度目標についてでありますが、本市は学力保障と成長保障を掲げて、小中学校連携教育と魅力ある学校づくりを推進しております。確かな学力の育成の一つとして、教育指導の充実とその改善を目的として5月に実施予定の「全国学力学習状況調査」において、本市児童生徒の平均正答率を向上させるとともに、その結果を授業づくりに生かすとともに個々の学力の向上につなげ、また魅力ある学校づくりを推進することで新規の不登校者数を減少させることを目的にしてまいります。  最後に、(3)の②についてお答えをいたします。小中学校の2学期制については、令和3年度は県内で仙台市を含め14市町村が導入予定となっております。  一方、本市は3学期制としておりますが、令和2年度の小学校学習指導要領全面実施に当たって、2学期制と同じ通信票、年2回の取組を宮野森小学校で2年前から試みております。今年度は、全ての小中学校で取り入れております。また、授業日数についても、本市では夏休みを短縮していることから、2学期制市町村より多い状況であります。  これらのことにより、現在3学期制ではありますが、長期的なスパンで児童生徒の学習状況を把握したり、長期休業前の7月と12月にもじっくり指導したりすることが可能な状況になっております。  以上のことから現時点で直ちに2学期制にすることは考えてはおりませんが、今後も子供たちが充実した学校生活を送ることができる体制づくりについて、県内の動向等も視野に入れながら考えてまいりたいと思っております。 ○議長(大橋博之) 上田 勉さん。 ◆2番(上田勉) 長時間回答いただいてありがとうございます。それでもまだ再質問しないといけないかなと思っているのですけれども、市長とはタッグを組みながらやっていたのですけれども、いろいろと今ご答弁いただいた内容についても十分それも踏まえて答えていただいたことについては感謝申し上げますが、1つずつ再確認の意味も込めましてご質問したいなと思います。  まず、①の道の駅ですけれども、これ予算の関係、補助事業でないとなかなかできないので、今市長が申し上げておりました各省庁の予算をうまい具合に配分しながらやらないといかぬなと思いますので、その辺のところは、例えば国交省はここまで、あるいは防衛省はこの辺というところを、やっているとは思いますけれども、きちんとすみ分けをしながらやるべきではないかなというふうに思います。  特にお話がありました百合子線については、私が議員になったときから、矢本町時代の頃からこの百合子線を防衛省予算でちょこちょこ、ちょこちょこ、100メーター単位ぐらいでやった経緯もありますけれども、最後に残ったところは南側ですので、今市長が申しましたイオンタウンからずっと真っすぐ行った北側の道路、今回も街路というか、あの道路が効いてきましたので、あの辺の北側の道路は拡幅しながらきちっとした道路の整備と、先ほど市長が言ったETCを使えるようなスペースも踏まえながら、加藤副市長がいる間に強力に進めるような感じでやれていればかなり、予算がないからといって例えば2車線ぐらい、10メーターのやつを7メーターにしてしまうとか、そんなことしないで、やっぱりきちっとしたものが、先ほど言ったやっぱり避難道路を含めた形状になるようなことも含めまして、きちっと計画をして早期に着工していただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(大橋博之) 市長。 ◎市長(渥美巖) 道の駅ですね、これはご案内のようにやはり様々な省庁にまたがると思っております。一番私としては、メインとしては地方創生関係の予算を使いたいなと思っているのですが、それぞれの予算でも非常に使い勝手のいいやつと、なかなかこっちが自由に使えないというのがあるのですが、それらを含めて、今整備推進プロジェクトチームというのをつくっております。そして、それぞれ北とか南の道の駅関係とかも、両副市長が中心になって現地見て、あといろいろ財源のところも今調査していますから、それらはその中でどれが一番メニューとしてあるか、そして将来にわたっての維持管理のときにどれがいいかということを今検討させているところでございます。  それと併せて、国交省のほうでこういうものでいいかどうか、最終的には国交省との調整で、国交省の現在あるトイレとかそういうものも今回の本市の道の駅に入れてしまうとなると、国交省のその部分の予算も入ると思うので、そういう流れをうまくしていきたいなと思っております。  それから、百合子線については避難道路という大きな面もありますし、ここ一、二年は1億円単位でつけてきているのです。来年の当初予算は1億5,000万ぐらいの予算をつけて、大体3年度でほとんど終わらせるような形、入っても4年度中には全て終わらせたいということで、道路構造令のきちっとした基準で歩道もあるような道路に、しっかりしたものを造っていくということです。 ○議長(大橋博之) 上田 勉さん。 ◆2番(上田勉) 防衛省、国交省もそうですけれども、防衛省の予算取りというのはやっぱり計画的に、段階的にやらないといかんと思いますので、しっかりと、今市長が言われたような方向でやってもらえればいいかなと思います。  次に、(2)のまちづくり方向性の①のほうですけれども、今問題はこの2時間から7時間までの働きやすい時間帯で勤務するこの短時間勤務保育士ですね。これにはいろんな方がいると思うのですけれども、まだまだちょっと足りないのではないかな、あるいはこの辺のところはいつでも、例えば要望があれば、補助者もいると思いますので、そういうもの含めると年1回ではなくて、先ほどお答えになってはおりますけれども、どんどん、どんどん、私は若干多くてもいいのではないかなというふうに思うのですね。というのは、このニーズというのが日に日に変わるのですね、これは。だから、そのニーズに応じてさっとできるように、あるいは例えば東保育所にいた人が次に西に行くとか、あるいは大曲に行くとか、そういうようなことでも私はいいのではないかなと思うのですけれども、その辺のところの人事管理を含めてもう一度お答え願いたいと思います。 ○議長(大橋博之) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼社会福祉事務所長(髙橋義則) この短時間勤務保育士です。今会計年度保育士ということで、全部で38名勤務していただいております。その中の20名が7時間45分、それ以外の18人の方が短時間勤務ということで、先ほどの答弁のとおり2時間から7時間ということで、その勤務する人のライフスタイルとか、そこに合わせた形で勤務していただいております。  こちらの募集状況につきましては、常にハローワーク等と連携取りながら、そちらのほうの募集広告、市報のほうにも広告ということでやらせていただきますので、今後も募集のほうを続けて人材の確保に努めていきたいと思っております。 ○議長(大橋博之) 上田 勉さん。
    ◆2番(上田勉) それで、これ手法の話ですけれども、今ハローワークなのですけれども、これが直接例えば部長のところにこういう人がいるのですけれどもとか、あるいはどなたかいませんかとか、職員のほうからヘッドハンターではないけれども、お願いできますか、そういうことも私は必要ではないかなというふうに思うのです。その辺の、その一歩手前の話は、そういう人がいますからどうですかという話は時々私もお願いをして、何とか保育所のニーズに合うようにしていただきたいなというお話は時々させていただいていますけれども、そういうのもちょっとありかなというふうには思うのですけれども、職員のほうからここはちょっと、もうちょっと増やしたほうがいいかなということは多分、保育所の状況によってはあるのではないかと思うのですけれども、その辺のところの取組というか、手法においてどのような方向で今はやっているか、ちょっと教えてください。 ○議長(大橋博之) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼社会福祉事務所長(髙橋義則) まず、私のほうでハローワークさんのほうに年に一、二回お邪魔させていただきまして、こういった人材を求めているということで、実はハローワークさんのほうには保育士を持っている方ということで登録保育士という方が何名かいます。その方の面接の際とかお声がけの際に、いろいろな条件持っていますということで、そちらのほうをPRしていただきながら、東松島市の保育所のほうということで誘導していただくようにお願いしているという状況で、人材確保にも努めているという状況でございます。 ○議長(大橋博之) 上田 勉さん。 ◆2番(上田勉) 年度当初と、それから多分1か月、2か月でまた変わってきますよね。今の状況、それから4月は転勤とかそういうことがありますので、あるいは8月とか、そういう状況に応じてフレキシブルに対応していただくような方法も今後も続けていってほしいなと思います。その辺のところの継続性についてもやっぱり時宜に応じて変化させるべきだなと思いますので、そんなところもよろしくお願いしたいなと思いますが、最後にそこだけちょっとお答え願いたいと思います。 ○議長(大橋博之) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼社会福祉事務所長(髙橋義則) この年度替わりであったり、時期的な切替えの際の人材の流れといった部分をハローワークさんのほうからも情報いただいていますので、その時期を逃さずPRといいますか、周知のほうをしていきたいと思っております。 ○議長(大橋博之) 上田 勉さん。 ◆2番(上田勉) それでは、(3)のまちづくりの方向性3です。これ、学力向上で、私もずっと長年、議員の3分の2以上は教育、総務とずっとやっていたのですけれども、細部なかなか分からないところもあるのですけれども、そんな中でこの間から、今回もそうですけれども、教育長から「学力保障」と「成長保障」というのは初めて聞いて、あっ、なるほどな、学校ではこれを主にしてやられると、学力向上というのは「学力保障」だから向上までいかない可能性があるなと自分勝手に思ったりなんかしたのですけれども。  それで、その中で今回年度目標ということで質問させていただきましたけれども、今この学習状況調査について平均の正答率を向上させる。以前から教育長言われているように、この問題に関しては1点も差がないのだと言われておりますので、1点上げると多分半分ぐらいまで上がるのかなと。でも、上位10番までに比べると五、六点の差がある。五、六点の差と0.1、2点の差というのは大した差ではないかな。5点も上げろとは誰も言っていないし、0.1点でもいいから上げてもらえれば10位ぐらい上がるのではないかな、あるいはひょっとしたら県と同じぐらいになるのではないかと思いますので、この魅力ある学校づくりはいいのです。保障もいいのです。成長保障もいいのです。しかし、学力向上に関しては少なくとも県の平均までに上がってもらうと、かなりよくなると思うのです。そういう目標を私は教育長に持っていただきたいし、教育管理監や、あるいは指導主事の方おられますので、2人から3人になって授業力向上に対する面もかなりアップしたと思いますけれども、そういうものを踏まえるとほんのちょっとスキルをぴっと上げる一言、0.5点上げようねと言ったら、先生物すごく頑張ってもらえるのではないかなと思うのですけれども、その辺いかがですか。 ○議長(大橋博之) 教育長。 ◎教育長(志小田美弘) 学力保障というのは、上を目指さないということではなくて、しっかり保障して、向上も含めてということであります。伸びる力がある子はどんどん伸びるということだし、そこに至っていない子もしっかり上げるということの保障ということであります。  全国学力学習状況調査についてですけれども、5月に年度は実施される、年度当初に実施されると。その点数が低くていいとは全く思っていません。学校にも見えるところもしっかり上げて、そこが出発点になりますから。目標としては、その結果を見て、個々の子供の足らないところがあれば、そこにしっかり寄り添ってケアをしていく。それから、もう一つの学テの目標というのは、何回もお話ししているかと思うのですが、授業づくりの方向性もその問題で示すというのがあるので、その結果を見ながら授業づくりの修正を図っていくというのが大きな2つなのだと。それを5月の結果を使いながら1年間かけてやっていくということになろうかと思います。  点数のこと出ましたけれども、あの点数というのはいわゆる正答率なのですね。全国の平均正答率、宮城県の平均正答率です。ですから、動きますね。決まったラインではないわけです。毎年、毎年動くわけです。そこで、今本市と宮城県の正答率を比べるとマイナス数ポイントから、上回っているところもあります、学校によっては上回っていると。トータルでいえば、1問上がれば、1問ぐらい解けば、これ全国まで行ってしまうのです、全国平均ぐらいになります。全員で1問ですから、言うほどに簡単ではないのですけれども。  今、学校に対しては、しっかりそれぞれの学校の分析して、また市教委でも分析して結果も差し上げていますし、学校でもやっていますから、どこが弱点なのか、そこをしっかり見極めて個々の生徒の対応取ってくださいと。  あと、もう一つ言っているのは、いろんなところで言われているのですが、ちょっと分からないと白紙で出してしまう子供がちょっと増えているような実感があります。ですから、粘り強く最後まで取り組めと。これは運動もそうなのですけれども、最後まで頑張る、そういうところも子供たちにいろんな機会に話さなくてはいけないのではないかなということは、いろんな場面で話しております。  いずれあそこがゴールでもあるし、出発点でもあるのですね。あそこの結果を見ながら次のゴールに向けて行くし、それがまた出発点になるということで、しっかりテストを使いながら学力を上げていかなくてはいけないのだろうなと、そういうふうに使っていきたいなというふうには思ってはおります。 ○議長(大橋博之) 上田 勉さん。 ◆2番(上田勉) これは、今までずっと学力向上については私も申し上げていますし、ほかの議員さんもやっているのですけれども、やはり当市は非常に教育環境としては他にないぐらい、昔からいろんな面で、教材も含めて、先生方もそうでしょうけれども、教育環境は上のほうだなというふうには私も思いますし、自負をしています。それにはやはり、これちょっと最初に言いましたGIGAスクール関係がいい機会だったのですけれども、大体どこでもそうなのですけれども、新しいものを入れると、それを使うために非常に労力が要るから、本来の目的に関しては一時的には成果がダウンする場合がありますけれども、そのためにはこのGIGAスクールも含めてICT環境これだけ整備したら、先生方の授業力ですよね、指導力、授業力の向上というのは非常に重要ですよというのは前から答えになっておりますけれども、この間の学習のあれを見ますと、よく講習等もやっておられるのですけれども、やっぱりもう一歩なのでしょうね。ですから、今までやつの成果を見ながら、ちょっと加速をしてもらいたい。せっかくこの3,100台のタブレットを出しているわけですから、それを自由に使えるように、あるいは利用できるような体制をつくって、それがプラスとして子供たちの学力が0.1点でも、2点でも、1点あればかなり上がるというのは分かっていますので、そういうところまで波及するようにしてもらいたいなと。去年はこの調査やっていませんけれども、今年はどうなのか、あるかなという予想も含めて、今からでも間に合うのではないかなと思いますので、その辺についてちょっとお考えを伺いたいと思います。 ○議長(大橋博之) 教育長。 ◎教育長(志小田美弘) 上田議員ご指摘のとおり、新しいものが入るということ、それから使う頻度を上げるということ、それから新しい例えばアプリであったり、いわゆる教材なども入れる予定ですので、そういうことでやっぱりしっかり使っていけるスキルを身につけていくということが大変大事なのだというふうに私も認識しておりまして、先ほどお話し申し上げましたけれども、計画的な研修会を設定しています。それからあと、サポートする体制も2人配置をして構築しております。  研修の中身、計画の具体のところについては学校教育管理監のほうから説明をさせます。 ○議長(大橋博之) 学校教育管理監。 ◎教育委員会教育部学校教育管理監(相沢進) それでは、研修の具体的な中身ということで、これまでも教育長述べているところも含めて再度お話をさせていただきます。  ICTを活用した授業をどうやっていくか、効果的に活用していくかということが大事になってくると思いますので、その点については既に10月と1月に講師を招きまして、小中学校の教職員が参加した研修会を行っております。  それから、今入っているクロームブックというタブレットなのですが、こちらについては全部の学校で全部の職員を対象に既に基本研修を終えております。さらに、代表の情報教育の主任等を中心に応用の研修も行っておりまして、それを各校で伝講しながら研修を深めているところです。  そして、先ほど教育長述べているように、GIGAスクールサポーターを2名配置しております。この2名を使って、いつでも学校のほうに来て教えていただいたり、それから相談に乗っていただいたり、授業づくりのヒントをいただいたり、こういうような取組も今行っているところですので、加速ということだったので、今、月に1回は全体での研修を、そして校内でももっと小刻みにタブレットに触れるようにこちらのほうからもいろいろと話をしているところであります。 ○議長(大橋博之) 暫時休憩します。    午前11時04分 休憩                                              午前11時15分 再開 ○議長(大橋博之) 再開します。  休憩前に引き続き代表質問を続行します。上田 勉さん。 ◆2番(上田勉) 今学力向上についてはお答え願いました。私の意図と違って一般質問的な回答になってしまってちょっと私も戸惑っているのですけれども、分かりました。  ②に入ります。小中学校2学期制導入、これはうちも孫が何人かいまして、中学校、小学校いますので、今通知表が2回なっているのは分かっています。そうすると、先ほどの答弁によると、導入については考えていないということですけれども、将来的には考えますということですけれどもね。仙台市をはじめとしていろんなメリットがあるのでしょうね。今通知表を2回にしているということは、そういうことも視野に入っているのではないかなと私は勝手に理解をして、こういうことも新聞にも載っていましたので、ちょっとうちの東松島市ではどう考えているのかなということで質問させていただきました。  ということで、これは多分数字的にいうと時程というのですか、時間数によると多分かなりメリットが、1週間ぐらいあるのではないかなと勝手に思っているのですけれども、通知表を作る時間だとか、渡す時間だとか、そういうものにすると行事が非常にやりやすくなるのではないかなと思っています。  そういうものを踏まえると、県内の動向を視野に入れながらということですので、県との調整もあると思いますけれども、私としては今の時代になると、今の時代の流れが速いのですので、3年がやっぱり2年になるかもしれないし、5年が2年になるかもしれない。そういうことを考えると、今から検討しながら、私はこの2学期制についてはどんどん進めていくべきではないかなと思いますが、それについてもう一度だけお答え願いたいと思います。 ○議長(大橋博之) 教育長。 ◎教育長(志小田美弘) 2学期制の導入については、早いところは大分前なのですね、仙台市も早かったです。メリットは、要は評価のための作業が1回減る。そのことは、通常の教育活動が長いスパンでできていくということなのですね。この考えにおいても、検討された経緯はあるのだろうと思います。その中で、一旦2学期制になって、この後3学期制にまた戻った町などもあるのですけれども、メリットはあるのだろうと思っております。  今回、新しい学習指導要領が変わる契機で宮野森で試行的にやって、その結果を踏まえて一斉に導入したと、小学校で。今回は多分二、三増えたのは、いわゆるこのコロナ禍の中で1学期が5月の後ろまで休みになった市町があるのですよね。そうすると、1学期そのものがもう評価のターンとしては短過ぎたというのがあって、それも後押しされたのかなというふうには見て、思っておりますけれども。  本市としては、さっき答えたとおり、評価のタイミングを2回にしていますので、そういう意味では教育活動として使える考え方としては2学期制になっているなと。あと、2学期制になると10月あたりの体育の日と合わせて秋休みつくるのですよね。4日とか5日くらいの休み。あれを考えると、実質の授業時数はうちのほうが多いのだろうなというふうに、今ちょっといいとこ取りしているかなという思いはあります。  あともう一つは、検討はしていくときが来るだろうなというふうな思いはあるのですけれども、例えば中体連も地区の中体連としての組織で動いているところがあったり、それから教育研究会という組織があるのですけれども、これも石巻地区の教育研究会という組織ですので、2市1町の単位でいろんな活動が組まれている、あるいは管内の大会とかの行事が組まれているという経緯もあるので、その辺とも意見交換をしていくことも必要なのかなという思いがあります。  十分に経緯についても意識していかなくてはいけないところだろうなという思いはあります。 ○議長(大橋博之) 上田 勉さん。 ◆2番(上田勉) この2学期制については、多分近い将来動くのではないかなと思いますので、検討のほうを期待をしております。  では、次に(4)の防災倉庫ですね。少しでも予算ができて、まちの予算が県から少しもらって充実されればいいなと思います。私、これの着目の原点は、原子力防災なんかはあの辺を使う場合が多くなると、やっぱり県のものを踏まえて、県は本当に真剣に物考えてもらわないと困りますよというのがあるのです。うちの議員からも原子力防災についてはいろいろ質問ありますけれども、それも踏まえると、やはり何かあったときに対処するには我々のこの位置というのは本当に重要な位置にあるので、逃げるだけではなくて集まるところでもあるので、そういうものを踏まえると、最初に申し上げたとおり、この備蓄品の今後についてはよく精査をしていただきたいと思います。  もちろんこれは防災のほうも影響するのですけれども、防災課もよく、この辺は公助だと思うのですよね。自助が非常に重要になってくるのですよ。自助が大切ですよということで、できないから自助でなくて、公助はこれだけやりますけれども、皆さんこれだけやると公助のほうはもっとやりやすくなりますよというやっぱり発信力が必要で、今回の地震の場合でも何をしなければいけないかというのは防災課でしっかりと確認はしたと思いますけれども、水だとか食料だというものは非常に重要なのです。そういうものを考えると、備蓄品についての精査状況についてはもうちょっとお答え願いたいなと思いますが、いかがですか。 ○議長(大橋博之) 防災課長。 ◎総務部防災課長(齋藤友志) まず、原子力防災に関する備蓄品でございますけれども、現在宮城県のほうにこれまでと同様継続させていただきまして、今年度におきましては市職員全員の防護服関係を新たに追加で配備をいただいたということで、徐々に配備体制は整いつつあるということでございます。  また、備蓄品の精査の関係でございますけれども、震災の直前の市民アンケート調査では、各家庭での食料や水の備蓄割合というのが5割でございました。それに対して、令和元年度の市民調査では7割まで向上したということで、これはこれまでの啓発活動の成果がようやく現れたのだろうと思っています。  公助の部分におきましては、これまで5割の方々に対応するための食料や水を用意させていただいておりましたけれども、その状況を踏まえまして約3割まで削減するような計画の見直しをしたいというような考えでおります。  また、これらの部分につきましては当然地震、津波もそうでございますけれども、大雨、また原子力災害、そういったものにもオールラウンドで活用できるような備蓄品の部分、見直しをしたいと。先ほど市長答弁申し上げたとおり、大雨に関する部分、やはり在庫の備蓄確認したところ、スコップやブルーシート、土のう袋、やや不足していたというような状況も分かりましたので、年度予算しっかり確保させていただいて、それも拡充させていただきたいと思っております。 ○議長(大橋博之) 上田 勉さん。 ◆2番(上田勉) 先ほどご答弁いただいた土のうとか、ブルーシートとか、スコップなどを本当は出さなくていいのでしょうね。我が市だけで対応すればいいのですけれども、よその被害に遭ったところに送らなければいけないというのはもう最悪の場合なので、本当は各自治体で用意しなければいけないものもあるのでしょうけれども、それも我が市である程度ストックすれば、万が一のときには今までお助けいただいた自治体等含めてご支援いただくのではないかなと思いますので、継続して足りないものについての備蓄をお願いをしたいと思います。  次に、この②なのですね、南北通路ですけれども、これも早めに、もうこれは「ゆぷと」を造ったときからですから、もう15年ですか。随分たつのですね、15年でないな、20年近くなりますかね。平成15年、ブルーの事故があった後ですから。あのときからあるのですよね。当時はあそこ売らないということだったので、ですから先ほど市長が言いましたように、早急に造って、なおかつあれはアンダーなんていうのはかなり難しいですね、たくさんいろんな埋蔵物があると聞いていますので。そうすると、やっぱり上のほうで駅舎も含めてやるということで、これは強力に今後も国交省なり、副市長つっついてやっていただければいいかなと思いますけれども、もう一度お願いしたいと思います。 ○議長(大橋博之) 市長。 ◎市長(渥美巖) 今、矢本駅の避難路という形、いろいろ南北通路をやるということで私はかじ切ったのですが、これは本来であれば震災直後にやればかなり大きな跨線橋みたいなものをかけるによかったのではないかなと思うのですけれども、それがなかなか当時出ていなかったものですから、今となるとこれも最初は難色示したのが復興庁ですよ。だから、そういう面で何とかここまで来て、その調査費までは出すということになっていますけれども、やっぱり高架というのは結構、上田議員は要するに高架がいいと言うのですけれども、逆に高架のほうが維持管理のほうがかかるような話なのです。そして、あと実際は電車の架線のまた1メーター以上、上を、その架線の上、相当高くなってしまうのですよね。そこを歩いていくというのは大変、階段としてはすごく……逆に下のほうがいいのではないか、地下式のほうがいいのではないかなとも考えたりしています。いずれ、今調査させております。  あと、これについて、最終的にはやるとしても、これからは若干時間かかるのですね。今基本設計、調査設計、今基本調査委託している状況で、今後基本設計とか、実施設計とか、本工事と入るので、少なくとも実施までには四、五年かかってしまうような状況というのが現在の状況でございます。これは必要なもので、流れとしては、町の多くが駅の北側に居住している方が多くなってきているのですね、矢本駅そのものが、線路から北。だから、やっぱり北から入るというものはJRとしても必要性は認めてくれているというのは現実です。JR東日本としっかりと調整していきたいと思っております。 ○議長(大橋博之) 上田 勉さん。 ◆2番(上田勉) それでは、次に入りたいと思います。ちょっと1つ忘れていましたな。健康維持についてのやつを再質問しなかったので、パークゴルフのやつは開門、今は20分前倒ししてやっているということだったので、よく分かりました。  あと、3階の屋上に対するやつも市長が最初考えていたのでは、まだ足りないものがありますね、椅子とかそういうものは逐次準備してもらいたいと思いますし、一番は、今はいなくなりましたけれども、パークゴルフ場、今まで10分ぐらい前にしか開けていなかったので、よそから来る人があの辺で小便して帰る人が多かったということで、環境についてもちょっと物を捨ててさっと行ってしまう、よその町の方がかなりいたということでございます。ですから、外部にトイレなどはどうかなという話もちょっとありましたので、これについては県のものなので、整備も含めて、あそこの隣の公園はたしか土日ちょっと開いている、あとはほかのところ8時半以前は開いていないのであれなので、その前に来た人たちが何か使えるようなトイレでもやっぱりちょっと必要かなというふうに思います。  もちろん行事あるときにテントとか何かも、そういうのも用意してもらったほうがいいのかなと思いますが、そういうところの、ちょっと細部になりますけれども、今後のパークゴルフ場の整備についてのちょっとお話をお聞きしたいと思います。 ○議長(大橋博之) 市長。 ◎市長(渥美巖) パークゴルフ場については、これまで、スタートしてまだ2年たっていないのですよね。1年10か月ぐらいのところでこれまで8万人が来ていると、利用者が多いということで、当初計画よりかなり多いのです。そういう中で、1日、多いときは約500名にちょっと足りないところまでいったりしている。逆にこれが密対策で困ったなという状況で、今は400人で抑えているのが現状なのです。  そういう中で、トイレとかというのは、やっぱりこれはでも競技する人の一つのモラルの問題ですね。そこまで全て何もかにもやって、料金500円ですからね、上田さん、そこは考えてもらわないと難しいと思いますよ。だから、あれだけの室内、屋上、クラブハウスも立派なトイレつけてすばらしく管理しておりますから、やはりそこでやってもらうような形で、競技する人は自宅でまずは用を足してきて、そしてあと、ここで8時半からなり開けていますから、8時40分には開けますから、ここであとは中で、立派なところで用足してもらう。トイレ今さら造るとなると3,000万も、障害者トイレも造れなんていうことになりますので、そんなにかけてはいられないというのが今状況でありますので、ご理解いただきます。 ○議長(大橋博之) 上田 勉さん。 ◆2番(上田勉) まあ、分かりました。近い将来必要になるだろうということで、市長もそう思っているでしょうけれども、今はそういう答えでよしとしましょう。  次に、(5)です。これ、職員は大体そうではないかなと分かっているのですけれども、でも今回新聞にも載っていましたね。よその自治体等あるいは国のほうに人員を派遣するということで、これやっぱりうちにも髙橋さん来ておられていますけれども、やっぱり国とか県につながりがないとなかなか市長の思いが伝わらなかったとか、あるいは市の職員の現状分からないということありますので、積極的に今後も続けてもらえればいいのかなと思います。これについては、私は一人や二人多くても構わないのではないかなと思いますので、その辺のところの今後の方向性についてもお伺いしたいと思います。 ○議長(大橋博之) 市長。 ◎市長(渥美巖) もちろん市全体としてのそういう研修というのはもちろん大事なのですけれども、やっぱりその前に職員の資質向上というのが一番だと思っています。これが研修して磨いて100%の能力を110%なり出してもらうと、磨かなければ100%の能力があっても70しか、60とかになってしまって、とんでもない市全体としてはマイナスになるので、私は研修をさせて、そしてやはりそういう東京とか、国とか、県に行って研修することが、結果的にはその行った人を含めて職員全体のレベルアップにつながると思います。帰ってきたら必ず講師としていろいろ報告させまして、そういうものをやっていくとやはりコミュニケーション能力といいますか、そういうもの、あと一番は国の考えはどうだ、県の考えはどうだという相手の立場で考えることが、やはり視野がかなり広くなってくると思うのですよ。そういう面でこれからの職員は資質の向上というのは非常に大事だと思っておりますので、私とすればまずは人材育成という観点からもどんどんと力を入れていくつもりです。  令和3年度は、国のほうにも、内閣府にも出しますし、あと東北地方整備局にも出しますし、宮城県庁にも改めて、今までも出しているのあるのですが、3人新たに出すということで、相当今後将来的には戦力になるのではないかなと期待しております。 ○議長(大橋博之) 上田 勉さん。 ◆2番(上田勉) 最後になりますが、②ですね。これは、今非常に多くなっている見学者がいますので、だから駐車場、かなり必要だと思いますので、あと出入口の整備も、北側の道路は農免がある。それから、西側にもあるのですが、東側にもあるのですけれども、あの辺も直さなければならない。あとはあまりうろうろされると困るので、きちっとした整備も必要ですので、そういうところの整備は今後十二分にやっていただきたいと。特に基地警備という面では嫌がりますので、これは防衛サイドというか防衛局あるいは基地と十分調整が必要だと思いますので、その辺のところは今後の調整をお願いしたいと思います。市長、いかがですか。 ○議長(大橋博之) 市長。 ◎市長(渥美巖) まず、松島基地の東側、従来の、昔の県道との間、今の県道との間、あそこも基地で買収した部分なのですけれども、天気のいいブルーの飛ぶときは中に入っていっているのですよね、あの辺までずっと、田んぼの中に何十人もいるようなとき、よくあるのですよ。あの姿を見ると、やっぱりどこに車止めているかというと、いろんなところに車止めてしまっている状況にあるので、私とすれば、ブルーインパルスの格納庫の脇に高盛土がありますから、あの北側を中心にしっかりと、防衛省の土地と市の土地ありますから、そこを何とか、残土とかそういうものをうまく予算をかけないで埋めることができて、そこで駐車場にしていきたいなと。それが結果的にはそういう県道に違法駐車とかなくなりますし、あと航空祭のときも活用できるのではないかと思って、今後東北防衛局、そちらのほうを中心に協議してまいりたいと思っております。 ○議長(大橋博之) 上田 勉さん。 ◆2番(上田勉) 私の質問に対して一般質問的な回答になってしまったところも若干あったのですけれども、市長の思いが大体分かりました。特に基地関係については、市長は協力協調ではなくて共存共栄と言っているわけですね。全く180度違う意味がありますので、そういうところは市長のお考えどおり共存共栄でこれからも基地との十分な調整、先ほど言いましたように、基地側としては、あるいは防衛省としては基地警備という問題が発生しますので、それと我が市が望む観光客等ですよね、ブルーのあれもいますので、そういう人たちを楽しめるような施設にぜひしてもらいたいなと、これからもどんどん増えると思いますので、その辺のところはよろしくお願いをしたいなと思いますので、最後にその辺の意気込みをもう一度お願いしたいと思います。 ○議長(大橋博之) 市長。 ◎市長(渥美巖) 最後、上田議員さんもやはり出身地の松島基地のことが気にかかっていると思いますけれども、やはり基地にとって一番大事なのは基地の安定使用ということですね。訓練、任務遂行するための安定使用、これが一番です。これと併せて、それのために基地の警備とかいろいろあるのですが、本市としては観光というところでもう少しいろんな面で役割を果たしてもらいたいということあります。特にブルーは人気ありますから、そういうものを含めて観光と併せてすると。基地警備の立場等ありますけれども、それは調整次第で、基地とのまさに共存共栄ということを私掲げておりますので、共に着地点を見出せるものと思っております。しっかりと松島基地とはいい関係をつくりながら進めてまいりたいというふうに思っております。 ◆2番(上田勉) 終わります。どうもありがとうございました。 ○議長(大橋博之) 次に、清新会代表、滝 健一さんの質問を許します。滝 健一さん。     〔18番 滝 健一 登壇〕 ◆18番(滝健一) 清新会を代表いたしまして、あらかじめ通告していた3件について質問させていただきます。  1、これまでの市政執行に係る取組について。これまでの取組成果はよく理解できました。改めて、市長を先頭にして市政執行に携われた皆様方に深く感謝を申し上げます。全て成功事例でございますが、後になって取組方法の是正等考えられることはなかったかどうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(大橋博之) 市長。     〔市長 渥美 巖 登壇〕 ◎市長(渥美巖) 清新会代表、滝 健一議員の代表質問のうち大綱1点目、これまでの市政執行に係る取組についてのご質問にお答えいたします。  これまでの市政執行に当たって、特に重要なものというのは全て市議会の同意を得るとともに、常に最善の方法で進めてきております。後になって取組方法を是正するようなことは基本的にはないと考えております。  ただし、あえて申し上げるとすれば、私としては、私就任前からもう進んでいることなのですが、小野地区ふれあい交流館の「ひだまりの里」の運営とか、宮戸地区の復興再生多目的施設の農林水産業体験施設の運営、こういうものについてはやはり見直しが必要ではないかなということで考えております。 ○議長(大橋博之) 滝 健一さん。 ◆18番(滝健一) よく分かりましたが、今朝の新聞で、石巻かほくで、できなかったことはという問いに対して、若干のなるほどと思うようなことが書かれてございましたが、この点について少し詳細にお願いしたいと思います。 ○議長(大橋博之) 市長。 ◎市長(渥美巖) 1番は仙石線の関係なのですね。どうしても東松島の中心部を仙石線が東西に走っております。そういうことで、前回の東日本で……今日の新聞は東日本大震災の10年のことで書いていますけれども、特に東西に走っている仙石線、震度6強になると遮断機が落ちてしまいます。そうすると、南から北のほうに車では行けなくなっているのが状況でありました。特にそういう部分で、本市では20か所近くの仙石線の踏切があるのですけれども、特に重要な7か所ぐらいは拡幅改良しておくべきだったなというのがあります。そういう面で特に思ったのが仙石線のあれがちょっとできなかったのが残念です。ただ、これは事業しているわけでありませんので是正するとか何とかではないのですけれども、それも復興庁で既にまとまってしまっている計画がなかったということで手つけられなかったのが現実の姿です、私就任してきたときは。そういうことがあって、当時は東松島の場合は1,133人の死者・行方不明出たものですから、そちらのほうの住まいの確保とか、高台移転とか、そちらに重点を置いたものですから、その仙石線の踏切改良というのはできなかったのが、それはその当時としては最善を尽くしてできなかったものだと思っていますけれども、そういうことがちょっとあるなというのを思いとして出した程度です。 ○議長(大橋博之) 滝 健一さん。 ◆18番(滝健一) よく分かりました。  それでは、次の2件目ですが、誘致高校についてであります。私どもの会派では、構成員全員が日本ウェルネス高校の誘致については大きな喜びと大きな期待を抱いているところでございます。コロナ禍の中で入学者の減少が危惧されているところでございますが、日本ウェルネス高等学校の来年度の入学予定者数はどのように把握してございますか、お伺いしたいと思います。 ○議長(大橋博之) 市長。 ◎市長(渥美巖) 清新会代表、滝 健一議員の代表質問のうち大綱2点目、誘致高校についてのご質問にお答えいたします。  日本ウェルネス宮城高等学校の来年度の入学予定者については、現時点で学校のみを受験する「専願受験」の合格者は43人の入学が確定していると高校のほうから伺っております。現在も一般入試などにより入学生徒の募集は継続されていると伺っております。 ○議長(大橋博之) 滝 健一さん。 ◆18番(滝健一) さらに、今度募集する方々が1年生で、1年生と2年生と、こうなるわけですが、そのさらに翌年度の情勢の推移ですね、これを皆さん全員、関係者が心配しているところでございますので、どのように把握していらっしゃいますか、その辺を詳しくお伺いしたいと思います。 ○議長(大橋博之) 市長。 ◎市長(渥美巖) 日本ウェルネスの場合は、昨年の入学の学校許可が3月26日でしたので、その中で22名の方が入ってきたということでありました。そして、今年は先ほど言いましたように43名の生徒が既に専願という形で、ここだけ受けるということでの形で入ってきてくれると思っております。  来年のことについては、学校サイドがいろんな形で、サッカー部とか女子サッカー部についても千葉監督ということで、ベガルタの選手をなさった方なんかも監督として就任しておりますから、今年は残念ながら10人程度しか入っていないようですけれども、来年はそういう監督が入っているということでまた増えていくのではないかなと思いますし、バレーボールなども今後力を入れていくということで、話の中では海外の選手も考えているなどということもありました。こういう形でスポーツ関係中心にかなり入ってきてくれるのではないかなということで、学校が努力してこれから頑張っていくと思います。  私としては、せっかく誘致した学校でありますし、ぜひそういう形で1学年120人の定員になるように頑張ってほしいなと思っております。  ただ、これまでも私立の新設の高校で、すぐ最初からどんと定員いっぱいになるというのはなかなか難しいなと思っております。県内の現在のそういう私立高校も、最初はいろんな形で募集で苦労しながらも、やはり野球とか、サッカーとかバレーで全国大会に行くとか、様々な実績を上げてきて、最終的には現在かなりの人が入る学校になっているということがありますので、もう若干長い目で見て、ウェルネス高等学校にはそういう面でしっかりと生徒募集についても努力してほしいなと、我々は側面から応援していきたいと、そういう考えであります。 ○議長(大橋博之) 滝 健一さん。 ◆18番(滝健一) それでは、3点目に入ります。  まちづくりの方向性と具体的取組について。国、県の方向性を踏まえ、東松島市第2次総合計画後期基本計画の具現化に向けたそれぞれの取組についてお伺いしたいと思います。  (1)人口の維持、確保、子育て環境の充実についての取組は示されておりますが、人口の自然増につながる出生率をいかにして向上させていくか、改めて示していただきたいというふうに思います。  2番目、市長は様々な課題を国、県との太いパイプと実行力により解決、実現させてきたことは、誰もが認めるところであります。「令和の果樹の花里づくり」についても復興交付金の活用が可能となり、喜ばしいことであります。そこで、整備に向けた具体的な取組をどのようにして進めていくか、お伺いいたします。  (3)番目、高いハードルがあるとされる「道の駅整備構想」について、これまでの要望活動などによる手応えと開設までの目標年次をどのような設定しているかでありますが、前者の答弁でほとんどは理解できたわけでございますので、この件については端的にご答弁願いたいと思います。  それから、オープン後の健全経営の方策等についてどのようにお考えであるか、この点についてお伺いしたいと思います。  (4)番目、市内商工業者への支援を充実するとありますが、その具体策についてお伺いしたいと思います。  (5)番目、健康維持のための各種検診率の向上を図るとしておりますが、これは大変大事なことであります。その取組方についてお伺いしたいと思います。  (6)番目、教職員の指導力向上と児童生徒の指導充実に向けた進め方は示されているが、きめ細やかな具体策についてお伺いしたいと思います。 ○議長(大橋博之) 市長。 ◎市長(渥美巖) 清新会代表、滝 健一議員の代表質問のうち大綱3点目、まちづくりの方向性と具体的な取組についてのご質問にお答えいたします。  この3番目の恐らく質問が滝議員さんの本来の質問の内容ではないかなと推察しておりました。そういう中で、これからが本番で特にあると思うので、こういう政策的なことにしっかりと答えていきたいと思います。  初めに、(1)についてお答えいたします。出生率の向上策として、本市としては「出会いと結婚・妊娠・出産・子育て」、このライフステージに応じた支援の展開に努めており、今後も切れ目ない支援の仕組みが必要であると考えております。  このような中で、「出会い」については現在取り組んでいる「婚活イベント」を今後も継続して実施することとしており、先般の2月14日開催した婚活イベントでは男女各14名の参加の中で、聞くところによると、7組くらいのカップルが誕生しているという報告を受けております。これもここにいる議員の皆さんにもいろんな形でご協力いただいているということで、私も現場に行って本当に真剣にやっているなという感じがいたしておりました。  その後、また「結婚」については、新たに令和3年度から結婚に至った夫婦への仲人の奨励金というもの、婚活でやっても結婚までいかない場合あるのですよね。だから、婚活を含めて要するに仲人というような形でもう一押し押してくれる人が必要ではないかということで、今年度から成功した仲人さんに奨励金は一応4万円を支給するとして、結婚して東松島市に住民登録した夫婦への結婚祝い金として2万円を支給することとしております。  このような取組を通じて結婚の促進を図っていくことが、出生率の向上の第一番目はそこなので、結婚に至るような流れを市としてはつくっていきたいなと思っております。  次に、「妊娠・出産」については、本市としても既に実施している特定不妊治療助成について、令和3年度はさらに5万円上乗せして、1件当たり20万円を上限とすることとしておりまして、経済的な負担を軽減することで妊娠・出産につなげてまいります。  また、私が共働き世帯や働く女性の支援として重要と考えている「子育て環境の充実」については、18歳までの子ども医療費の無償化、民間保育園のウェルネス保育園矢本・赤井及び緑ケ丘のひかり保育園の誘致などやっておりますが、これらの待機児童の解消をしていきたいと思っております。また、夜8時までの延長保育をしておりますし、小学校の校地内、学校の敷地内に造っている、できない場合は隣接地へ造っている放課後児童クラブ、これについても整備をしておりますし、1時間延長して夜7時までの開設時間の延長などにも取り組んで進めております。これは今後も進めてまいります。  これらに今後も継続して取り組んでいくとともに、「第2次総合計画後期基本計画」及び「東松島市人口ビジョン・第2期総合戦略」において国及び宮城県と同様に合計特殊出生率1.8の達成を目標に掲げておりますので、この目標に近づけられるよう様々な取組の充実を図っております。  この合計特殊出生率の1.8については、前回も滝議員さんから本当にこれ大丈夫なのかという話もありました。現実にはかなり厳しいことは厳しいのですが、前回も説明したように、国の人口データ、宮城県の人口ビジョンなどでもその1.8を使っているという関係から、こういう統計は同一の一応使わせて一つの目標にしているということで理解いただきたいなと思っております。  次に、(2)についてお答えいたします。「令和の果樹の花里づくり」については、防災集団移転元地としての市が所有する東名運河南側の土地は、特別名勝松島の保存区域でありながら外来種植物が繁茂し、要するに柳とかそういうもの、あとはカヤから何からすごくもう繁茂しておりまして、観光地としての景観を損ねるなどして、その活用が課題となっておりました。  そのような中で、復興大臣はじめ復興庁及び宮城復興局に対し、令和の元号の起源となった万葉集にちなみ「梅」を中心とした果樹園整備を幾度となく要望した結果、東名運河沿いの3.7ヘクタールの用地及びかんぽの宿の跡地ですね、6.3ヘクタールほどあるのですが、これを合わせて10ヘクタールの整備を復興交付金の畑地造成事業として、これはやっと認められました。約1億5,000万円の造成工事に着手することといたしております。  かんぽの宿のもともとあったあの土地も、当初は1億円ぐらいで買ってくれないかという話あったのですが、いろいろ調整して交渉して最終的には無償で東松島市に譲り受けているという状況で、こういういろんな交渉もしながらここまで来ているということでございます。  この造成工事は、宮城県の工事で発生した残土を受け入れながら進めることとしておりまして、この部分についての1メーターなり1メーター50上げる分は、本市の予算でなく、県の残土を持ってきているということで、敷きならす部分は市の予算になるような形になります。9月末頃の完成を目指しております。  また、造成工事と並行して、梅を中心に栗とか、クルミとか、柿とか、ユズ、こういうものを植栽することとしておりまして、具体的には今年3月から梅280本程度の植栽を開始しますし、順次各果樹を植栽していく予定としております。  適地かどうかも一応試験栽培もしておりますから、県の林業関係のプロの指導なども受けながら、土壌改良などもしながらしっかりとしていきたいと思っております。  次に、(3)についてお答えいたします。道の駅は、三陸自動車道上り線矢本パーキングエリア隣接地に整備を予定しております。先ほど申し上げましたが、当初国交省からは高速道路への道の駅整備は全国的に例がないといった高いハードルがあるということで伝えられましたが、国土交通省に精通している県選出の土井 亨衆議院議員さんとか和田 政宗参議院議員さんに現地に視察いただいたりしていろいろ要望した結果、高速道路からの直接乗り入れ可能な道の駅設置に向けて、現在は国土交通省東北地方整備局と仙台河川国道事務所と協議が進められております。  開設目標は令和5年の10月を考えておりまして、昨年4月庁内に設置した「道の駅整備構想推進プロジェクト」が中心となって構想を検討しているところでございまして、財源確保に向け各省庁と協議してまいります。  また、道の駅の健全経営に関しましては、これはなかなか難しいところがあるので、例えば上品の郷が今まで最高の道の駅だったのですが、やはり志津川の三滝堂ですね、三滝堂が出た関係で逆に上品の郷がぐんとお客さん減ってしまっているのですよね。そんなことがあって、ただ、三滝堂も乗り入れでなく、一旦落ちたような道路になるのです。だから、今回のうちのほうは本線からそのまま入るような道路でございますから、私とすればライバルがそんなに出てこないわけですよ、この道の駅のライバルは。春日とうちと三滝堂ぐらいしか大きいのはない。あと、石巻の上品の郷は一旦落ちて出るということで、なかなかそこには寄らなくなってくると。  あと、あわせて、魅力はやっぱり仙台石巻間の交通量が非常に多いのですよ。それを考えると、1日約3万8,000台の通過車両を生かしますから、その中で1割でも3,800台、そのうち上りだけ考えればその半分ぐらいになるかもしれません。一応下りからも入れるような道を造っていきたいと今考えておりますので、一番は魅力的な物販があるかどうかだと思います。中の設備があるかどうかだと思います。そういう面で売る物ですね、地域の特産、東松島だけでなく石巻圏域全体の魅力あるもの、石巻の例えば牡鹿の鯨とか、笹かまとか、女川のサンマの様々なものとか、そういうもの、あと本市のもちろんカキとか、ノリとか、農産品の加工、そういうものをどんと出して、石巻圏域として魅力ある道の駅にしたいなと思って考えております。広く多くの皆様にご利用いただくように、これからコンサルを含めて協議していきたいなと思っております。  次に、(4)についてお答えいたします。本市では、市内商工業への支援の充実を図るため、令和元年5月に「東松島市中小企業・小規模企業振興基本計画」を策定し、以来当計画に基づきまして市の育成融資等による金融支援、創業支援補助金、東松島市商工会への運営費補助金、地域振興商品券の発行事業などを実施してまいりました。  また、地元商工業の発展に大きく寄与する企業誘致及び立地企業への増設支援を図るため、私としても宮城県と連携したトップセールスによる企業誘致活動や市内の立地企業からの要望聴取等に努めてまいりました。  その結果、大曲浜の「みそら工業団地」では41区画中38区画が立地済み及び立地手続中となっているほか、国の津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金、宮城県のみやぎ企業立地奨励金、本市の企業立地促進奨励金を活用して、株式会社サワさんなどでは工場増設が行われております。  加えて、市が事業主体となって議会のご賛同を得て進めている柳の目地区の北工区の整備も行っており、完成後には確実に企業が立地することになっております。  さらに、交流人口拡大も地元商工業の振興に大きく寄与することから、宮城オルレ奥松島コースや矢本海浜緑地パークゴルフ場への誘客、市内の飲食店や宿泊施設への発信強化など、観光の振興にも力を入れております。  来年度は、これらの事業に加え、市内の空き店舗の活用を図る「空き店舗等活用支援補助金」の創設、東松島市商工会と一体となった創業支援をはじめとする各種セミナーの実施、新たな企業誘致の場となる「土取場跡地」のマップ作成、東松島市商工会への運営費補助金の増額など、さらなる市内の商工業への支援充実を図ってまいりたいと思っております。  特に滝議員さんも当時鳴瀬町の商工会の会長さんなどを歴任されておりますので、商工業、商工会とかというのはやっぱり市の一つの経済団体としての顔でありますから、そういうものに対してしっかりと支援をしながら、共に上を目指していきたいなと思っております。  次に、(5)についてお答えいたします。各種検診の受診率向上の取組については、40歳以上75歳未満に義務づけられている特定健康診査では、平成30年度では個人ごとに健診や医療機関の受診状況を踏まえて通知するなど、受診の働きかけや追加健診のお知らせをより丁寧に行っており、年々受診率の向上が図られてきております。  さらに、令和3年度からは初めて特定健康診査の受診対象となる、ちょうど40歳ですね、40歳の国保加入者を対象に健診料金を無料とするなどして、令和元年度の41.7%の受診率を令和7年度には47%まで上げるという目標に沿って、さらに受診率向上に努めてまいります。  また、各種がん検診等については、現在行っている通知に加えてメールも活用するなど周知方法を工夫するとともに、今後市民の利便性向上の観点からも、現在行っている集団検診に加え、個別検診の実施に向けて市内の医療機関と協議しております。 ○議長(大橋博之) 教育長。 ◎教育長(志小田美弘) 清新会代表、滝 健一議員の代表質問のうち大綱3点目、まちづくりの方向性と具体的取組についての(6)のご質問にお答えをいたします。  教職員の指導力向上の具体策については、国立教育政策研究所学力調査官等を講師とした授業づくりに関する研修会をはじめ、宮城県総合教育センターと連携した授業研修会、教師塾等の研修の機会を充実させてまいります。  また、整備されたICT環境が生かし、タブレット端末を効果的に活用した授業づくりに関する研修会も、6回計画しております。  なお、ICTに係る各学校へのサポート体制強化のためGIGAスクールサポーターを2名配置し、直接学校に赴いての支援のほか、常時学校からの質問等に答えられるようなオンラインシステムの運用を既に始めております。  児童生徒の指導充実については、5月実施の全国学力学習状況調査とともに、令和3年度から回数を増やして年間2回の実施とする標準学力検査を通して、一人一人の実態を把握し、授業づくりや児童生徒に応じた指導につなげてまいります。 ○議長(大橋博之) 昼食休憩とします。    午後 零時11分 休憩                                              午後 1時28分 再開 ○議長(大橋博之) 再開します。  休憩前に引き続き代表質問を続行します。滝 健一さん。 ◆18番(滝健一) ご丁寧な答弁をいただきまして、よく理解できたところでございますが、一つ二つ再質問させていただきます。  合計特殊出生率のことなのですが、本市では国と宮城県と同様に1.8を目標に当面しているわけですが、国の人口を横ばいに、要するに人口を下げないようにするため、増えなくてもいいですから、横ばいにするためには合計特殊出生率幾らに見込めばいいのでしょうか。 ○議長(大橋博之) 市長。 ◎市長(渥美巖) 2.07と伺っております。国全体として2.07。 ○議長(大橋博之) 滝 健一さん。 ◆18番(滝健一) そうですね、2.07ぐらいなのですが、これは結婚しない人もおりますし、結婚しても子供ができない、どうしても、どんな手当てしても子供できない人もいますから、2.07なければならないので、子供のできる人にとっては1.80との間隔があまりにも多過ぎるのです、と私は思うのです。ですから、1.80が達成したその後にはもっと出生率を上げる目標を掲げて、国、県も、市町村も掲げていかなければならないと私は思いますが、いかがなものでしょうか。 ○議長(大橋博之) 市長。 ◎市長(渥美巖) 本市の場合は、2030年に1.8にしているのです。そして、2040年には2.07、要するにそういう目標を掲げ、それを仮の設定にしているというのが、宮城県が設定しているのと同じような流れでやっているのです。だから、現時点では1.8にも及んでいない状況はご案内のとおりでして、まずは1.8までに目標を掲げて、この状況だとどうしても人口がどんどん減っていってしまうということで、特に婚活とか、お仲人さん制度とか、そういう部分にも新たに力を入れているというのが今回の大きな特徴であります。 ○議長(大橋博之) 滝 健一さん。 ◆18番(滝健一) そのような方向で市長にも頑張っていただきたいというふうに思います。  次に、道の駅構想なのですが、要するに健全経営をしていくための手だてというものは、今のうちから考えに考えて手だてを講じていかなければならないのではないかというふうに私は思います。従来黒字経営だった道の駅も、結構赤字に転落している道の駅も最近そちこちで伺いするわけですので、建てればいいというものではなしに、何とか黒字経営を長期にわたって維持していくというような方針の下に考えていかなければならないというものだと思います。  一番大事なのは、人材の育成だというふうに思いますので、オープンに切羽詰まってから人材育成ではこれは間に合わないのでありまして、当初から、最初からどのように人材育成をというようなことを考えていかなければなりませんので、その辺をどのようにして取り組むかということの基本的な道筋についてお伺いしたいというふうに思います。 ○議長(大橋博之) 市長。 ◎市長(渥美巖) 道の駅の設置の基準というのがありまして、市町村が設置するとか、市町村の関連する、例えば本市であれば奥松島公社がやるとか、その辺があるわけでして、そういう流れをまずつくらなければならないのです。だから、建設年度に合わせて、今、滝議員言うように、今後はこの経営の部門でどういうコンセプトでやるかとか、そういうものは当然やっていかなくてはならない、そして研修もしていかなくてはならないということになると思います。  国交省のほうでは道の駅として認めるためには、一般の商店が、はい、道の駅やりますと言っても、これは許可しないような流れでありますので、あくまでも行政がそこに関わっているということが第一条件になっていますから、私とすればそういう中で商工会なり、あとはうちのほうの公社等々ですね、奥松島公社だとかそういうものも含めて今後検討して、核となる経営母体ですね、それはしっかりと事前に研修、人材育成していくのが大事だなと考えております。  先ほど言ったように、今まで道の駅では宮城県ではあ・ら・伊達な道の駅という岩出山の、前の岩出山の町長した佐藤 仁一さんが駅長やっていたところとか、あと上品の郷で、前の河北の町長さんした太田 実さん駅長していた、それはそれでよかったのですが、環境変わってライバルが出てしまうと一気に赤字に転落したりすることがあるのです。現在いいのは、やっぱり岩出山と、あと三滝堂はいいようです。そういうことで、あとは例えば登米なんかにも、三滝堂のほかに4つほど、そのほかにあるのですけれども、それはいずれも昔の登米の合併前のそれぞれの町でつくっているやつなのですが、やっぱりある程度苦戦は強いられているというのが現実の姿なのですが、しかし一方道の駅で、そこに物販している農家の人とか関係者は、それはそれとして評価されているものもあるようです。  だから、道の駅、国交省ではあまり失敗例がないからどうぞと今、かなり勧めるような流れはあるのですけれども、やはりただ単に、今言ったように造って終わりでない、造って経営がいかに黒字でいくかというのが大事で、そしてその黒字も地域の生産者も含めてそれぞれがウィン・ウィンでないと駄目だと思うので、そういう流れをしっかりとつくっていく必要があると考えております。  そのためには、早めに人材、担当の育成、そういうものは進めていく必要があると思っております。 ◆18番(滝健一) 終わります。 ○議長(大橋博之) 次に、松桜会代表、小野 幸男さんの質問を許します。小野 幸男さん。     〔7番 小野 幸男 登壇〕 ◆7番(小野幸男) それでは、松桜会を代表しまして、一番最後になりましたが、今回ちょっといろいろと長いので、市長の答弁次第では早く終わるように努力したいと思いますので、さきに通告しておりました市政執行についての所信を伺う。東日本大震災から早くも10年の月日が経過しようとしております。復興の加速・完結に傾注され、市長選挙で掲げた7つのマニフェストの実現に最大限の取組を進めたと思慮する。所信の一端で、広く市民の皆様のご理解とご協力をお願いされていることから、以下について伺います。  (1)番、マニフェスト1、日本ウェルネス宮城高等学校ですが、当初議会に説明された「防衛大学一直線コース」、「障害者アスリート養成コース」等の方向性と、税財政に大きな波及効果のある地方交付税の増額の見通し、また民営の教育施設でもあるこの高校への助成金等の支援の必要性も考えられることから、本市の将来を見据え、東松島市立高校としての市長の考えを伺う。  (2)マニフェスト2、企業誘致でありますが、4年間で約470人の雇用を生み出したとのことであるが、そのうち市内の雇用者は何名在職し、今後の市内従事者の雇用促進の取組について伺う。  (3)マニフェスト3、6次産業化の推進策ということで、今回東松島市の6次産業でJALの仲介による商品開発でかなり大きな期待があったと思うのですけれども、このようなコロナ禍においてこの生産販売の影響等はなかったのかと、また担い手の育成支援とありますが、具体的な担い手育成支援の取組を伺います。  次に、(4)マニフェスト4、子育て支援については、今年度も18歳までの医療費の無償化も継続され、体制整備は万全と思慮いたしますが、その中で前任の滝会長さんにもあったように、人口の維持と確保が極めて重要であるということから、若い世代の定住策と女性の活躍できる環境づくりの施策、また国が補助する人工知能(AI)を活用した婚活について伺います。  (5)マニフェスト5、健康・福祉・医療は満遍なく取組がなされていると思慮します。宮城オルレ奥松島コースの通年観光も定着し、交流人口増にもつながっていますが、昨年から人気急上昇のマリンスポーツのサップの愛好者の行動が問題視されております。漁港をはじめ浜と市有地と利活用の課題解決が急がれるが、今後の対策を伺います。  (6)マニフェスト6、教育環境ですが、確認ですが、今後も市内小中学校の夏休み5日間短縮の継続と昨年春のコロナ禍における授業日数減による学習への影響と現状について伺います。  またですが、学力向上に必要とささやかれる基本的な本読みや学問の教えについてと、学力の中以下層への総合的な学力の底上げ策について伺います。  (7)マニフェスト7、自然の家の今後の利活用策と、当初から地元の方々から、その施設ができたときの雇用対策というお話を伺っていましたので、その雇用対策について。  また、施設内のフィールドにおけるキャンプファイヤー等の要所に、近隣と通行者等に配慮したつい立てなどの囲いの設置が必要と常々感じておりますので、本格的始動を前に県との調整についてを伺います。  (8)まちづくりの方向性についてですが、①担い手育成・生産振興・販売力向上へのさらなる支援策。②健康増進センター「ゆぷと」の現状について。③文化活動やスポーツ振興策について。④日頃の防災対策の重要性の中から、皆様からも一般質問されている消防団確保に対する市長の秘策があれば伺います。次、⑤職員のさらなるモチベーションアップとコミュニケーションアップに対する施策、そして財政の部分で、私としては未来に託せる財政についても市長の考えを伺います。 ○議長(大橋博之) 市長。     〔市長 渥美 巖 登壇〕 ◎市長(渥美巖) 松桜会代表、小野 幸男議員の代表質問、大綱1点目、市政執行についての所信を問うについての8項目のうち7項目のご質問に答えます。  初めに、大変なこのボリュームの質問事項でございます。これをかなり深掘りしていきますととんでもない時間になりますから、多少中間までの答えになるのもありますけれども、松桜会、日頃お世話になっている代表でございますから、しっかりと誠意を持って答えたいと思いますけれども、できれば再質問のないように答えていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。  松桜会代表の小野 幸男議員の代表質問で大綱1点目、市政執行についての所信を問うについてでございますが、まず、7項目答弁、お答えいたします。  初めに、(1)についてお答えいたします。ご質問の日本ウェルネス宮城高等学校のコースについては、いずれも全日制普通科の「進学コース」、「スポーツコース」、「グローバルコース」の3つのコースが開設されております。  このうち「進学コース」については、防衛大学校などの防衛関連の各学校のほか一般の大学への進学を目標とするコースになっております。「スポーツコース」については、野球、バレーボール、サッカー等各スポーツのアスリートを養成するとともに、パラリンピック大会などを目指す生徒の育成も目標としております。また、「グローバルコース」については、国際化に対応する人材の育成を行うためのコースとなっております。  この質問のように、グローバルコース、防大直線コースとかって市長言っているではないかとよく言われますけれども、これは当時宮城県の県教委とかそういうところへのアピールもあって、私はあえて、進学コースとか言ったってそれはなかなか競合するところもあるので、防大一直線コースなのだということを分かりやすく端的に出すのですよ、こういうものはですね。そういう形で、スポーツコースと言ってもほかの学校の私立高校は反対するわけですから、そういう意味で要するに障害者アスリート養成を兼ねたスポーツコースだと、こういうことを言ったりしているのです。そういうことで、当時と基本は変わっていないということでお願いします。  なお、現在、例えば進学コース何人かというと、あんまり進学コースとかグローバルコースはほとんどいなくて、今はほとんどは、9割以上はスポーツコースです。  ただ、これまで全国様々な、県内でもそうなのですけれども、まずスポーツコースでしっかりと人を集めて、そして全国大会とか東北大会に行くようになってくると、自然と進学コースも集まってくるなんていうことで、これは今まで宮城県の私立高校で、当然育英さんであろうと、東北高校さんであろうと、あと古川商業とか、全てそういう形でやはり一つの人気スポーツを持って生徒を集めていく、そして先生も集めていくという体制になるわけですから、今のところはそういう形で、少ないながらも、若干長い目で見てもらいたいと思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。  また、本市の税財政の貢献でありますが、このうち基本的には普通交付税の算定は国勢調査人口が基準に算定されております。そういう中で、日本ウェルネス宮城高校については現在の生徒数及び教員というのが、国勢調査でいるということはそこに住んでいる教員のことですから、そういう人を含めると、4月入学時点と現在の住民登録している人、そこに住んでいる国勢調査の人員については全部で24名ほどになっているということでありまして、全て現在住んでいる人は市民として登録しているのですね、住民票を持っている人が今そこに住んでいます。そういう形で国勢調査の算定になっていると。大体1人平均、算定基準からすると1人10万円ぐらいになりますから、今は240万ですね。ウェルネス高の定員、例えば1学年120人で360人になりますと、子供たちだけで3,600万の普通交付税が入ってくるよということ、これ年間ですけれどもね。毎年こういうもの……だからこういうものを取るために今からみんなで努力していかなければならないし、そのほかに教員の人たちも増えてくれば、教員そのものがここに住む人も半分ぐらい出てきますから、そういう人たちの税ですね、そういうものも入ってくるということになると思います。あと、あわせてこのウェルネスそのもので今も給食なんかで地元の人たちも働いておりますから、そういうところでの雇用の場、あとは消費出す形で、いろんな形が関わってこれからくれるなと。  一番は、東松島市にとって、私立の高校がある地域というのは、やっぱり全国に東松島市を発信できる機会がたくさんあるということですよ。今残念ながら、高校でほとんどのスポーツでも、文化でも、例えば郡部の石巻地方で何か全国大会とか東北大会に行くというのはほとんどなくなってきました。全ての競技も含めて仙台の一極集中になっておりますし、仙台の私立が全て、例えば高校スポーツなんていうのはほとんど上位ベスト4は全て仙台です。人気スポーツは特にです。そういう状況になっておりますから、他の地域、郡部の地域の名前というのはほとんど全国にはなかなか出られないというのが多い中で、私とすれば、東松島のイメージ的にもウェルネスに様々な形で期待はかけているなという、そういうプラス面のイメージもあるのではないかなと思っております。  次に、東松島市立高等学校の可能性ですね。現在の宮城県東松島高校は、昭和27年から47年まで矢本町立矢本高等学校だったわけですよ。そして、40年の前半から、入っている人たちが何とか県立にしてもらえないかと、町立ではちょっと格好つかないのだと、入っている子供たちもかわいそうだから県立にしてもらいたい、先生方もいい先生来んじゃないすかなんていう話があって、当時の矢本町がそういうことで請願を町民から受けて、財産である今の東松島高校の敷地、そしてあと防衛庁から当時は防音工事した校舎造って、そして東側にあった市民体育館をつけて何とか県立にしてくれということでお願いしてやっと県立になったのですよ。そういうことがあってなったので、そしてその後46年から県立になって矢本高校、平成17年に合併して東松島高校になっているということで、要するに町立から県立高校になっているのが46年からなのですよね。  だから、そういう面で県内で市立、東松島市立のような市立の高等学校がある自治体、現在では仙台に大きくあるのですが、仙商とか、仙工とかいろいろあるのですが、石巻の場合は桜坂のみですね。その桜坂も今日の入学の願書の発表見ると、いずれも5割程度の状況になっているという状況で、なかなか東松島市立でやるというのは、財政規模とか、人口規模とか含めて、これはやっぱり財政面も考えると、学校の先生の給料持たなければならないわけですから、責任ある形としてはですね。やはりそういうものも出てくるのです。だから、これは交付税では算定にはされるのですけれども、そういうことで新しい高校を持つということは、基本的には交付税の算定はありますけれども、なかなか厳しいということで、私とすれば、このような中でウェルネス宮城高校の東松島市立というのはとんでもないから、やっぱりそんなことは考えないでもらいたいなと思っております。  そのような中で、日本ウェルネス宮城高等学校というのは、我々よりずっと規模が大きくて全国的に展開している学校でありまして、独自のノウハウやネットワーク持っておりますし、特色ある学校運営に強みを発揮しております。例えば仙台育英さんとか東北高校さんと違って、日本ウェルネス高等学校は日本ウェルネススポーツ大学というものの系列でございますから、大学がある私立の高校ということで、この高校で優秀で将来教員になりたいとか、いろんなスポーツのほうに進みたいというのはスポーツ大学に行けるわけですから、そういうほかにはない強みがあるので、私は将来的にそういう強みを生かしていけば、当然いい学校になってくるのではないか、学校運営は今後も期待していきたいなと思っております。  なお、日本ウェルネス宮城高校への支援については、全寮制で生徒全員が本市の市民となっておりますので、もちろん生徒と地域の連携支援、そして市民有志による後援会活動を通じた支援など、そういう面に努めていきたいと思いますし、今回のコロナ関連などでも、たまたまそういう感染者も出たこともありますけれども、今言われるように東松島市立高校のような形で応援できるものはなるべくだったらしていって、やっぱり大きく育てていかなければならないなというのは私の考えであります。可能な限り市でも応援できるものは応援していきたいし、市民の皆さんも後援会とかに入っていただいて、側面から、ここに第二のふるさととして今高校生来ております。今の高校生も、きょうも地元の自治会長さん、傍聴来ておりますけれども、非常に褒めているのです。挨拶から何から大したもんだって。だから、当初いろんな心配事もあったけれども、そういう心配は全くないから、市長大丈夫だということで、よくやったと私褒められているものですから、だからそういうことを含めて、要するにこれからも地域の人たちとうまく、地域の行事にも参加してもらって結構だと思っていますから、地域で何かスポーツ行事やるときは準備、後片づけなどを学校がやってくれるわけですから、一緒にうまく使ってもらいたいなと思っております。  このウェルネス宮城高等学校というのは、まさに今この時代にこの東北地方にほとんど来るということはあり得ないことが現実に起きて、来ているわけですから、もう少しみんなで温かく見守ってほしいなと思っております。進学コース少ないの、グローバルコース少ないのということはないように、もう少し長い目でスパン見てください。  次に、(2)についてお答えいたします。働く場の創造については、私としても宮城県と連携して企業誘致に努めるとともに、国・宮城県・本市の補助金等を活用した既存企業の増設支援等に努めてまいりました。その結果、平成29年度からの4年間で、先般の私の施政方針では各企業の雇用計画から470人の雇用を生み出すとしておりましたが、現時点で実際の雇用増を調査したところ506人となっており、そのうち本市からの雇用については211人で、約4割になっているということであります。200人以上の新たな雇用が本市からもいっているということで、実際は500人になっているということで、おおよその理解いただきたいと思います。  本市としては、今後もひびき工業団地内に立地する企業の工場増設、これも内々もう打診ありますから、増設、そして柳の目地区の北工区の整備等によりさらに4つの企業の進出はできているわけでございますから、雇用創出を見込んでおります。  引き続き、私としては宮城県と連携したトップセールスによる企業誘致や立地企業の拡充への応援に努め働く場所の創造を図るとともに、ハローワークや東松島市商工会等と連携し、本市からの雇用促進に努めてまいります。  次に、(3)についてお答えいたします。先般、日本航空株式会社、いわゆるJALの仲介によりまして、本市の農業法人が生産したイチゴを使ったフルーツスパークリングワインの生産に至ったところについては、市内で取り扱っている店舗での販売も順調と伺っており、第6次産業化を進めようとしている私にとっても大変ありがたいことと感謝しております。  本市としては、農林水産業の振興にとって6次産業化は極めて重要と考えておりまして、本市ではこれまでも農業法人等が生産した農産物による「のびるバウム」ですね、野蒜で阿部さんなんかやっているところですね。アグリードなるせの「のびるバウム」や「クリアアサヒ東北の恵み」というビールですね、地ビール、さらには「のりうどん」などの商品開発した成功事例があります。  また、「東松島市地域生産物加工研究会」や「東松島市商工会女性部」などにおいても、地元の農産物による様々な商品開発事例などがあります。商工会青年部でも、ニンニクの黒ニンニクなんかもやったり、いろいろ手がけていただいているということです。  今後も、こういった先行事例を参考にして、さらに本市の6次産業化が進むよう、本市として必要な支援を行ってまいります。  また、担い手支援については、本市の農業委員会会長からも先般要望されております。国が実施している農業次世代人材投資事業の事業対象者への本市独自の上乗せ補助のほか、生産設備の整備支援、技術支援、仲間づくりの支援、新規就農者への支援など、今後も各種事業の活用を図り、宮城県と一体となって担い手確保に向けた取組を進めてまいります。  先日の佐藤農業委員会会長さんにも言われたことは、何とかして、後継者対策が今一番だと、特に農業は厳しい状況だと、ここ20年先、10年先見ると全く暗いということを言われております。漁業については、どちらかというと所得が結構上がっておりますから、ここまで農業者よりはそこまでいっていないのですが、農業のほうはやっぱりなかなか担い手対策が一番苦労しております。  県においても、県の政策の中でも新規農業者支援事業とか様々なことをこれまで国の事業を取り入れたりしてやってきていますけれども、なかなかこれがヒットしないのも現実なのです。今後、こういうコロナ禍の中でも含めていろんな考え、あとふるさと、地域おこし協力隊とかそういう人たちも活用しながら、一人でも多く担い手確保、法人にとっても非常に大事なことでありますから、進めていきたいと思っております。  次に、(4)についてお答えいたします。本市としても、SDGs及び地方創生の観点から、人口の維持確保が極めて重要と考えております。このため、若い世代を中心とした本市への移住促進に向け、今年度から本市が会員となった東京の有楽町駅前の「ふるさと回帰支援センター」やインターネット等を活用した首都圏への情報発信を強めるなど、そのほかにも2人体制とした移住コーディネーターとともにさらに取組を進めてまいります。  また、空き家等を含めて住宅地の確保に努めるとともに、子育て世代等の定住に向け、市街化区域拡大による良質で、坪単価例えば10万円程度の安価な住宅地の提供に取り組んでまいります。  さらに、その前提となる働く場の確保については、企業誘致や創業者支援などにより若者の雇用の場創出に努めてまいります。  次に、女性が活躍できる環境づくりについては、子育て世代の負担軽減を図るため18歳までの子ども医療費無料化を継続するとともに、子育て環境の充実に向け民間保育所のウェルネス保育園矢本・赤井及び緑ケ丘のひかり保育園の誘致による待機児童の解消とともに、ひかりのほうは夜8時まではやっていないのですが、ウェルネスのほうは夜8時までやっていますから、延長保育の拡大、小学校の校地または敷地内及び隣接地への放課後児童クラブの整備、これも今年度から1時間延長して夜7時まで開設時間が延長になっておりまして、希望であればそこまで使えるということで、子育て世帯の支援に努めてまいっております。  次に、婚活事業については、常々小野 幸男議員をはじめ、先日は大橋議長さん、齋藤 徹議員も出席して打合せしてこの婚活事業をやっておりまして、多大なるご協力をいただいたことにまず感謝申し上げます。  本市としては、若い世代の定住を進めるためには本市において結婚して定住していただくことが重要と考え、令和3年度新たに、結婚して東松島市に住民登録した夫婦に対して結婚祝い金として2万円、また結婚に至った夫婦の仲人への奨励金として4万円を支給することとしております。  特に今回新しくしたのがこの仲人さんとかの関係です。あと、登録の関係ですが、なかなか踏み切る最後の押しが必要なのですよ。そういうことで、できれば小野議員さんなんかにも仲人さんもどんどんとやってもらって、ぜひ結婚をできる環境、一押し、小野議員は押しが強いので非常に適任だと思いますので、よろしくひとつお願いいたしたいと思います。  また、結婚促進のための「AI婚活」について、本市では従来の条件マッチングによる「えんむすび」を運用しておりますが、宮城県で導入を予定している「AI婚活システム」の活用についても、今後前向きに検討してまいりたいなと思っております。  次に、(5)についてお答えいたします。海をフィールドとしたレジャーについては、私としても本市の観光振興に寄与するものと考えております。この中で、マリンスポーツの愛好家の行動が問題視されている件については、地域との話合いに向けて、現在宮戸地区で活動しているサップ愛好者などの団体が連絡協議会結成の準備をしております。本市としては、協議会の活動方針等が示され次第、地域と団体同士の話合いが円滑に進むよう支援してまいります。  なお、漁港をはじめ浜の利活用については、市内民間事業者が室浜地区などの海岸を活用した事業を行いたい意向もあると伺っておりますので、このことについては小野議員も承知していると思いますが、本市としては市有地のよりよい利活用に向けて対応してまいりたいと思っております。  このマリンスポーツ全体とすれば、やっぱり宮戸地区なりというのは宮城県でも有数のレジャーのスポットなのですね。しかし、何も規制もしないと、ここはその人たちが遊んで、ただごみを投げていって終わりというようなこととか、あとトイレの水を一生懸命使われてごみがその辺に散乱する、そういう状況では何ら本市にとってプラスになりませんので、その辺は、海そのものは、漁業権とかありますけれども、漁業者だけのものではなく、やはり一方では国民のものとかという考えもありますから、そこを仕分けしながら、すみ分けしながらうまく使っていくと、そういうことが非常に大事ではないかなと私は思っております。  海を持っているというのは、これから非常に強みになると思います。観光の中でも。これをしっかりと生かしていくのが、本市のこれからの大きな戦略になってくると思っております。  次に、(7)についてお答えいたします。東日本大震災により被災した松島自然の家再建については、小野 幸男議員も当時私、県議で、県議会の調査団来たとき、一緒に何とか残してくれというお願いしたり、これまで協力していただきましたし、私が県議時代からもう宮城県に対して強く要望活動するとき、宮戸の区長さんはじめ皆さんの要望書を作ってもらったり、いろんな形でこれまで松島自然の家の宮戸への移転については小野議員に関わっていただきました。その結果、松島自然の家が宮戸地区に新しく開所を迎える運びになりまして、3月にはプレオープン的な、あと本格オープンするようになっておりまして、私としても3月の初めには現地を見てきたいなと思っております、関係者とともにですね。  そういうことで、松島自然の家をここまで持ってこれたというのは、本当に力仕事ではあったのですけれども、今になると大変ないい仕事をさせていただいたなと、私自身は感激深く、大変うれしく思っております。多くの方々に利用していただくため周知等に協力したいと考えておりますし、何よりも松島自然の家があるというこの地を生かして、やはり本市の子供たちとか市民にいろんな面で活用してもらうと、これがやっぱりあるものを活用するというのは大事でございますから、そういうことを私は考えております。  また、松島自然の家での雇用については、本市からの要望を踏まえまして、地元からの雇用を優先していただくこととなっております。  なお、野外フィールドにおける目隠し用の囲い設置については、私も現地は見ていますし、小野議員は毎日あそこを行き帰り、朝晩見ているでしょうから、そういうこと、設置について宮城県に働きかけてまいります。それが囲いがいいか、生け垣がいいか、若干その辺も含めて、地域の皆さんなんかの意見も聞きながら、隠してしまってかえっていいのかというのもあるのです、逆に。そういうようなこともあるし、どこまでどうしたほうがいいか、もう少し検討したいと思っております。  次に、(8)の①についてお答えいたします。農水産業の担い手育成について、本市としては今後も農地の集約化、地域農業の中心となる農業生産法人の育成、「農業次世代人材投資事業」への上乗せ補助、宮城県農業大学校の研修生や農業・漁業に従事する地域おこし協力隊の積極的受入れなど、関係する各施策に取り組んでまいります。  販売力を高める方策については、友好都市をはじめとする県内外でのイベントや展示会への出品、インターネットによる本市の産品の発信等を今後も継続するとともに、令和3年度においては平成22年以来10年以上になるのですが、「東松島市産業祭」、産業まつりですね、これは東松島市になってもやったことあるのだ。前は矢本町時代は産業まつりということで、市の体育館を使って大々的にやっていたものですけれども、こういうものもやはり、私のマニフェストというのは農業、漁業とかそういうふうなことを基幹産業と位置づけている割に、今まで何もないのではないかとあるので、やはりそれを振興する面からも東松島市産業祭、できれば11月頃にカキまつりと合わせて開催するとか、そういうことも、収穫祭ですね、そういうものを考えて、当時は例えば更別からも物を持ってくるとか、東根の物を持ってくるとか、様々なものできると思いますので、そういうものを今回改めてやってみないかということで考えているところでございます。  「令和の果樹の花里づくり」については、防災集団移転元地として市が所有する東名運河南側の土地について、特別名勝松島の保存区域でありながら外来種植物が繁茂する、要するに柳とかいろんな、カヤとかアカシアの木など出てきておりますから、観光地としての景観を損ねるなどしておりますので、その活用が課題となっておりました。  このような中で私としては、「令和」元号の起源となった万葉集にちなみまして、3年前の話ですが、4月に「令和」というのを今の総理が官房長官の代、出したとき、そのとき万葉集で「初春の令月にして、気淑く風和ぎ」と、そこから令和が出てきていますから、そういうものを含めて、その下に「梅は鏡前の粉を披き」とかとあるので、それでは梅を作れば国はそういうものを認めてくれるのではないかということで「令和の果樹の花里づくり」構想ということを打ち出して、復興大臣をはじめ復興庁や宮城復興局に対して整備の必要性を幾度となく伝えた結果、令和2年度に10ヘクタール対象に復興交付金約1億5,000万が追加交付で認められました。  これも、菅総理が本県に初めて入って、一番最初に東松島市に現地に訪れると、その1週間ぐらい前にこの1億5,000万の事業の内示があったということで、そういう面でやはり粘り強く交渉しながらその夢を実現していくことというのは大事だなと、改めて感じているところでございます。  これにより、今後該当する土地の造成を行いながら、梅を中心に栗とか、クルミとか、柿とか、ユズとか、そういう……私は仙台の子供たちや市内の子供たちに取り物させたいのですよ、いろんなものを。経験させたいということで、そういうものをやらせたいものですから、それらを含めて、今度は梅なんかの加工開発、6次産業化進めるとともに、梅の場合は紅梅とか、白梅とか花見もできますし、その後産物が取れて、その産物がうまく農産加工施設で、道の駅で販売できるような流れもあれば、その花見などを含めて交流人口の拡大、地域経済の活性化、こういうものになると考えております。  今後、事業推進に向け、果樹の管理運営を行う農業法人との調整を進めてまいりたいと思っております。  具体的には、令和3年度は県工事の発注残土をただでもらいながら、受け入れながら造成工事して、例えば1メーターなり1メーター50を上げていくような形にします。そして、草の上に上げて、そして新たにシートか何か張って、草が生えないようにして、植えるところの穴を掘って、土壌改良しながら進めていきたいということで、造成工事が9月末までに完成させたいと考えて、その後いろいろ進めていきます。  次に、(8)、②についてお答えいたします。健康増進センター「ゆぷと」の今年度の利用者数については、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴いまして臨時休館しておりましたし、トレーニングジムの利用者の制限など感染予防対策を行いながら営業を行っているため、1月末現在、対前年度58.4%、5万8,000人になっているということで、非常に現在運営している指定管理者は大変苦労しているというのが現状の姿ですね。  次に、継続雇用の従業員については、就労継続を希望した従業員15人全員を雇用していただいておりまして、現在の従業員34人おりますが、そのうち10人は継続した職員となっております。  だから、5人ほどは辞めているということあるのですが、基本的には指定管理者替わっても、今までの人たちがほとんどいるということで理解いただきたいと思います。コスモスポーツからダンロップスポーツウェルネスに替わっているという実態であります。  次に、(8)の④についてお答えいたします。まず、防災対策の周知について、現在本市では市報やホームページなどを活用し、各種災害に係る対応情報を日頃から発信しております。また、毎年度大規模地震と津波を想定した総合防災訓練のほか、原子力防災訓練等も行っております。  その上で新たな取組として、今年度は大雨災害に備えた各家庭でのマイ・タイムラインの作成講習会の開催をいたしました。  また、令和3年度は本市で第52回宮城県消防操法大会が開催されますので、これを契機に消防団員の確保につなげてまいりたいと思います。  この大会には、石巻地区を代表して本市の消防団が出場します。この大会は、最終的には全国大会まで予定されておりますので、ぜひ全国大会につなげるように市としても万全な応援をしていきたいと思いますし、そういう大会の機会を見るにつけて、消防団はいいな、格好いいな、地域を守るのだなということも含めてアピールできるものがあるのではないかなと思っております。  あわせて、消防団の団員報酬についても、前回ほんの少ない増加額であったので、今後も改善して増額に向けて検討していきます。  ただし、今の全国的に見ても県内の消防団員の報酬というのは、東松島はかなり上位のほうにあるのです、現在の報酬は。だから、全国的には消防団に対する報酬というのは非常に低い状況が現実なのですが、私とすれば、10年前の東日本大震災での消防団の活動ですね、ああいうことを考えると、やはり地域のことを守るためには消防団というのはなくてはならない組織と考えておりますので、そういう団員確保も含めて対応してまいりたいなと思っております、報酬も含めてですね。  さらに、昨年11月に新たに東松島消防庁舎がオープンしておりますが、消防団員の皆さんにも消防庁舎のトレーニングジム、トレーニング室などの活用を呼びかけておりまして、本市の防災拠点としてふさわしい施設としてまいります。  最後に、(8)、⑤についてお答えいたします。職員のモチベーションアップとコミュケーション力の向上については、令和2年度に行った課長補佐制度及び係長制度が有効に機能していると考えております。さらに職員一人一人の資質向上が重要と考えており、私としては職員研修をさらに強化したいと考えております。  このため、コーチング研修やモチベーション向上研修など、今年度31回実施した市独自の研修を来年度も同様に予定しておりますし、さらなるモチベーションアップとコミュニケーション力向上に努めてまいります。  また、本市の財政運営について、現時点で財政調整基金は標準財政規模の10%程度となる約10億円以上有するとともに、主な財政指標、経常収支比率とか、実質公債費率、こういうものについても、県内の14の市、他市と比べまして健全な数字になっております。  今後も、企業誘致の推進などによる税の確保、要するに健全財政というのは入る金をやっぱり多くしなければこれからは大変になってきますので、企業誘致とかそういうものでやっぱり固定資産税、法人税、市民税、そういう税比率を上げていくというのが大事だと思っております。そういう面で企業誘致、そういうものをしていきたいなと思っておりますし、あと一方では基地交付金とか様々な地方交付税でも、特別交付税とか、多少鉛筆をなめてもらえるようなものもあるわけですから、こちらの事情をしっかりと説明しながら財源確保していきたいと、そして最終的には本市の健全財政の維持に努めてまいりたいと思っております。 ○議長(大橋博之) 教育長。     〔教育長 志小田 美弘 登壇〕 ◎教育長(志小田美弘) 松桜会代表、小野 幸男議員の代表質問、大綱1点、市政執行についての所信を伺うについての8項目のうち3項目のご質問にお答えをいたします。  初めに、(6)についてお答えをいたします。市内小中学校の夏休みの短縮については、今後も教職員が児童生徒と向き合う時間や授業時数確保のため継続してまいります。  次に、コロナ禍における授業日数減への対応についてですが、今年度は夏季休業期間を短縮し16日間の授業日を確保するとともに、各学校で年間指導計画を見直し、必要な授業時数を確保しております。  次に、本市の児童生徒の読書習慣についてでありますが、令和元年度の調査によれば、1日当たり1時間以上読書をする割合が全国や宮城県とほぼ同じ2割程度となっております。このことから本市教育委員会としては、読書時間を増やすため各学校で朝読書や読み聞かせ、身近に本を用意し短時間で読書できる、これは隙間読書などと言っておりますけれども、等を進めるとともに、図書館の事業でブックトークと言っておりますけれども、市図書館職員が学校に出向いて本を紹介するなどの活動を行っております。  次に、学力の底上げについてでありますが、現在特別教育支援員を各校に複数名配置しており、一人一人に寄り添った指導を行っております。  また、本年1月に山形大学の教員を講師に招き、児童生徒同士が教え合う「協同的な学び」研修会を開催しており、今後とも児童生徒が学び合う場面を大事にした授業づくりに、各学校と連携しながら取り組んでまいります。  次に、(7)についてお答えをいたします。松島自然の家の活用については、市内全ての小学校4年生がふるさと学習で利用しており、カキむきであるとか、ノリすきとかの体験学習であります。野外フィールドは、既に子供会活動等で利用しております。  今般完成する本館、宿泊棟についても、市内小中学校における宿泊学習、松島自然の家から通学する「セカンドスクール」やインリーダー宿泊研修等でも積極的に利用してまいります。  最後に、(8)、③についてお答えをいたします。文化活動並びにスポーツ大会の開催については、国及び宮城県のコロナ感染症対策防止ガイドライン等を参考にするとともに、県内における感染状況を踏まえた上で、参加者の皆様に体調管理等の協力を求めるほか、3密にならないよう工夫を行いながら、開催規模や観覧者数を検討して実施をし、文化及びスポーツ振興を図ってまいります。  また、指定管理者等が行うイベント等についても、同様に対応するよう各指定管理者に呼びかけてまいります。 ○議長(大橋博之) 暫時休憩します。    午後 2時29分 休憩                                              午後 2時38分 再開 ○議長(大橋博之) 再開します。  休憩前に引き続き代表質問を続行します。小野 幸男さん。 ◆7番(小野幸男) 市長、長い時間の答弁、大変ご苦労さんでございました。  今回、答弁が時間かかったのですけれども、市長の本年度の予算執行に関わる意気込みと内容が私は網羅されてよかったなという中で、市長からは再質問はこんなに丁寧に話したのでないだろうということなのですが、会派を代表していますので、若干再質問させていただきます。  ①の部分ですが、ウェルネス高校ですね、側面的に支援をしていくということで、いろんな形でここまで来たということなので、できれば当初私たちが聞いていた、やはりどうしても地方交付税の増という部分は魅力の一つでもあったので、この辺、相手あることなのですけれども、十二分に生徒の確保についてはいろいろと市長にも働いていただきたいなというところで、今全寮制ということなのですけれども、県内の生徒さん、そういったもの含めた場合、これは通学制の部分とかという取組はどうなっているのか、ちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(大橋博之) 市長。 ◎市長(渥美巖) できるだけ生徒の確保、私も一生懸命努力しておりまして、例えば市内の中学校の野球部なんかからもウェルネスに入っている、あとリトルシニアからもウェルネスに入っているという状況もあります。  あと、全寮制なのですが、聞くところによると、例えば東松島なんかの場合は通学も許可するような話で聞いております。その辺、今後学校に再確認します。そういう多少希望も取り入れているようです。 ○議長(大橋博之) 小野 幸男さん。 ◆7番(小野幸男) 東松島市内だけでなく、やっぱり近隣の町村からもそういった形で、スポーツで育英とか東北高校に負けないような形と言っているので、その辺も裾野を広げるような形も提言していただきたいですが、どうでしょうか。 ○議長(大橋博之) 市長。 ◎市長(渥美巖) 私としては、基本的には全寮制でやってもらいたいです。全寮制でないと本市のメリットが、要するに通学生の場合は地方交付税の算定となる国勢調査にカウントされないのですよ、住んでいないということでね。だから、できれば全寮制でお願いしたいというのが第1条件ですけれども、ただ子供、この近隣で通えるのだとかというのも、自転車で通ってもすぐだという人は、そこは学校も柔軟に考えているようですから、それは学校とも今後考えていきたいと思います。  小野議員も高校時代スポーツやっていて、それぞれ仙台なら仙台の高校というのはみんな熱心なのだよね、目標がとにかく全国大会、もう最初からそれ狙っての高校に来ていますから。だから、そういうことなので、本市のこのウェルネスもそういう面では何とかそういうレベルに達してほしいなと。野球部、この前の試合なんかを見ていますと、1年生なんかでは青森山田と1年生同士の大会、練習試合では1―0ぐらいのいい試合やっているということ聞いておりますし、そんな関係があって青森山田は3月の春の合宿は東松島市に来て合宿を組むということで、今そういう形で進んでいるのです。それは70人か80人来る、2泊3日ぐらいの合宿、そういう情報も今うちに来ているということで、いろんな面でそういうものもここにあるから相手が来るわけでありまして、相乗効果が生まれてきているのではないかと。そして、それは全て市内に宿泊するわけです。それと併せて大人もついてくる、父兄もついてきます。そういうこともあります。 ○議長(大橋博之) 小野 幸男さん。 ◆7番(小野幸男) それでは、2番目の部分について再質問をします。  企業誘致ですが、いろいろ今先行的にやっていまして、今日、上田議員さんが最後ということで、私も一緒に会派活動をして、ミスター自衛隊と言われるくらい自衛隊関連一生懸命で、ただ、1つだけ、一緒に仕事してきて心残りだったのが、やっぱり防衛関連の施設を企業誘致したいという部分について物すごい、私がなった当時からずっとその部分を一生懸命やってきていた部分もありますので、市長、共存共栄、協調協力という部分で、やっぱり今の市長の持っているパイプの部分の、あと副市長のかなり幅広い交友もあるので、ぜひ企業誘致のプラスとして防衛関連の企業の誘致も私は強く推し進めたいのですけれども、どうでしょうか。
    ○議長(大橋博之) 市長。 ◎市長(渥美巖) 防衛関連の企業というのは、大きな飛行場、例えば名古屋の小松基地とか、そういうところにはあるのですね。あとは、例えば長崎の佐世保とか、あと呉のとか、元からのそういう何というか、大きな基地とか、空とか、陸、それ含めて大きなところにはそういう企業が張りついています。そして、それはどちらかというと非常に裾野が広いものですから、そこにみんな集まるのですね、その地域に、飛行機産業というのは。自動車産業より裾野が広いと言われていますから。だから、そこから外れて東松島に1社来ても、例えば名古屋でMRJ、70人規模の飛行機を今生産して民間でやろうと、三菱でやろうといっても、そこのグループから離れるとなかなか難しいというのが現実の姿なのです。  本当であれば政府専用機の、今は千歳にある政府専用機を東松島に誘致するということを逸してしまったのが大きいかもしれないですね。千歳に行っている関係で、非常に政府専用機なんていうのは冬でも何でも凍らせないための様々対策を講じて格納庫から何から千歳でやっているのですね。そして、北海道というあれです、本当はうちの場合だったら、戦闘機の練習場でもありませんし、一番適地でなかったかなと、新幹線で東京からすぐ来て、いつでもやれるということあって、現に先日、3月20日にジャンボが実際ギリシャからノンストップで松島基地まで飛んできている、そして着陸しているという実態もありますから。本当はそういうことを逃したというのが、ただ、それも当時それぞれの情報をいち早く取って、そして国の動きとかそういう情報を取ってやっているかどうかなのですよ。だからもう、一歩遅れてしまうとどうにもならない。だから、そういう面でこれからもやはり情報を取っていくとかというのが大事だと思います。しっかりといろんなアンテナを立てながら、できれば私も本当に企業誘致でやりたいのですけれども、なかなか難しい。  先ほど言った70人規模のMRJの誘致するときも、私は県議時代、知事にも言ったのですよ。知事のほうは、いや、岩沼、うちのほうの仙台空港の脇に県の土地あるんだもんねなんていう話もあったのですが、結果的には来れなかったのですね、どっちにも来れなかった。そういうものというのは、やっぱり想像……村井知事も防衛の様々なコンタクト使ってやっているのですけれども、結果的に来れなかったということあって、いろいろこれからも、今小野議員が言うような形で、やはり常にアンテナを高くして、そのいいものが来たらいち早くとにかく飛び込んでいくということだと私は思っていますので、積極的にそういう企業誘致、頑張ってみたいと思います。 ○議長(大橋博之) 小野 幸男さん。 ◆7番(小野幸男) それでは、(3)番目、マニフェスト3について。私が心配した以上に、このスパークリングワインですか、販売も順調と、本当にうれしい限りだなということで、6次産業というのは作って、生産して、販売して、回収するというまでのプロセスがあるので、なかなか生産者がそこまでという部分は意外と厳しい産業タイプかなとは思っているのですけれども、東松島市内の農産品とか海産品をそういった形で広めようとする道の駅構想は期待するに私は値して、物すごく楽しみにはしているのです。  その中で、どうしてもそういった部分は担い手となる人たちが背負っていくわけですから、私、以前にもちょっとは市長にも言ったのですけれども、今後の農業政策の中で担い手の方々、例えば国の農業者としてのたしか45歳だかまでの中で月額幾らというような給料のプラスアルファの分を出してくれる制度等もあるのですけれども、今やっている地域おこし協力隊のほうがはるかに金額的に高いわけですから。そういった部分と、あと今後の農業を担い手の部分はやはり雇用形態ですね、やっぱり社員としてとか、給料もきちんと、そういったものを国の補助事業の中で、担い手となる生産法人の方々だけではなく、そういった雇用の部分はある程度国、県が網羅するような形で担い手の人たちが安心して働ける政策というものを、常々私、農業もやっていますので、本当に1人の人を雇うというのは大変な部分もあって、その部分が国の補助金の中で網羅されている部分も大きいわけですから、やはり今このくらい農業委員会の佐藤さんからも担い手何とかしてくれとなれば、これはもう国の政策で担い手確保のそういった部分を確保していただけるような形を推し進めていただきたいのですけれども、市長、どうでしょうか。 ○議長(大橋博之) 市長。 ◎市長(渥美巖) 担い手確保というのは、やっぱり担い手の人たちが魅力を感じる産業でないと農業には来なくなってしまうのです。だから、担い手の人たちが、やはり今言われたように、雇用形態の中で日曜日があるとか、休みがあるとか、そういうことも含めて、あと給料がある程度安定しているとかということもないとなかなか、苦労が多くて収益がないというのではなかなか難しい。一定のやっぱり対価が必要だと思うのです。  農業次世代人材投資事業、これ国の事業でやっているのですが、市独自でも上乗せは多少やっているのですが、その辺も踏まえて、それでいいのかというのがあるのです。現実的にはやっぱりもう一手何かしないと、本当に10年したとき、誰がこの農地を守っていくかなということが本当に難しいなと思っております。  実は今進めさせているのが、本市では約30、農業法人あるのですが、これ今まではそれぞれの連絡会というものをつくっていなかったのですよ。今、3月までには連絡会つくるようには進めているのですけれども、それぞれ農業法人に一旦集まってもらって、県とかそういうところからも来てもらって、今後の……例えば今のある設備でもいずれ更新とかいろいろ出てくるわけですから、そういうものに備えるためにどのようにしていくか。農業法人としても、要するにお互い同士連絡し合って、共通の課題とかあると思うのですよ。そういうものを連絡し合うこととか、そういう面では県のそういう担当者の指導を仰ぐとか、そういうことをやっていきたいなと。当然そこには給料の問題とか、あと様々な農業技術の問題、こういうようなもの含めていかなければならないなと思って、新たにそういう……やはり個人の農業というのはある程度、多少は限界もあるので、人を雇うという場合はですね。農業法人であれば、経営的に、特に宮戸地区なんていう場合は、冬は漁業をうまく使いながら、春から秋にかけて農業をやるということで、年間を通じた常時雇い、一般の例えば北赤井とかの農業の場合はどうしても春から秋までの仕事で、冬になるとほとんど何するかなというような状況になってしまうのですね。その辺も踏まえながら、何とか年間を通じて雇用できるような体制にしていきたいなと、そういう法人の連絡会ですね、農業法人連絡会をまずつくりたいなということで、一歩踏み出してみたいなと思っています。 ○議長(大橋博之) 小野 幸男さん。 ◆7番(小野幸男) 市長、1つ、給料形態の部分、これはやっぱり国の政策ということで、実は土地改良事業の国会議員っているのですよ。これ土地改良の総会のときに1年に1回しか会わないのですけれども、たまたまおととしの12月にやったときに土地改良区で何か問題ありますかと言ったときに、土地改良区で一番問題なのは、今米価下がっている中で付加金を生産者にかけている部分は、受益者負担だとはいうものの、今みんなの分を担ってやっている人たちが、その人たちの分の改良区費を払っているわけですから、これはもう国策として土地改良区費とかというのは受益者負担やめてもらいたいと言ったら、それ、いい考えですねとかと言って、やっぱり国会議員の先生でも地域のことって本当に分かっていないのだな。予算出して、みんなうまくやっているのだろうなとしか思っていなかったのだなというようなこともあるので、ぜひ雇用形態の給料の部分は、市長もこれから多分コロナ落ち着けば東京に行く機会多くなると思うので、その辺忘れないで提言していただきたいのですが、どうでしょうか。 ○議長(大橋博之) 市長。 ◎市長(渥美巖) 今言った恐らく土地改良の先生というのは、顧問しているのは秋田選出の進藤金日子さんという方だと思います。この人は、今まで総務政務官もやって、もともと農林省の職員なのですよ、秋田出身でね。野球大好き人間なのです。そんなことで私も非常に親しくはしているのですよ。だから、そういうことで、今言った水管理している者、だからそういう面で田んぼというのは、今大崎の伊藤市長なんかが言っているのは、田んぼそのものを災害のときの多面的機能ということでダムにしたいのだと、30センチなら30センチためて、そのダムにしてからその分の経費を国が持ったらいいのではないかということで、今試験的に田んぼダムというのを始めるのですよ。それの中心的な担い役やっているのが進藤金日子さん、今やっているのです。進藤さんは、総務政務官、今までやっていたときは、ため池の緊急整備とかそういうようなものをつくって、ため池全体の支援、掘ることとか全体ね、整備、そういうものも新しい補助事業メニューに出したのが彼なのですよ。だから、いろんな機会を通じてそういうものも訴えて、あと進藤さんと一緒にやっているのは宮崎雅夫という人がいるのです。これが参議院で表と裏やっているのですけれども、そういう形でやっぱり米価がこういう状況で、近々開く今後の転作の面積の問題もあるのですけれども、これらもさらに今年度より来年作付、春の作付はもっと厳しい状況にならざるを得ない、要するに米価を安定させていくために。そういうところで、何かを少し国が抑えていかないと、国が支援していかないと、農業政策そのものが成り立たなくなってしまうと、今の米では。だから、ぜひそういうことで、ただし米ももうかる品種をきちっとやるためにはやっぱり圃場整備して高価格の品種をやっていかないと、米だけでは決まり切って頭打ちだから、そういうことでやはり圃場整備というのは必要ではないかなということで、特に進藤さんと宮崎雅夫さんには圃場整備の促進について非常に力を入れて、私も宮城県の土地連の理事ということで、市長会代表して入っているものですから、特に市長会全部の市のことなのですけれども、私としては我田引水で東松島市の圃場整備の着手を早くしたいなということでいろいろ担当課と調整しているということであります。 ○議長(大橋博之) 小野 幸男さん。 ◆7番(小野幸男) それでは、(4)番ですが、なかなか医療費、18歳までの無料化、これは本当に近隣市町村では少ないところなので、本当に頑張っていただいているなと。ここの中での若い世代とか子供の問題というのはかなり難しいところありますが、実はこの最後に言っていた人工知能、埼玉県で43組だか45組中38組がAIで結婚をしたというところが、ちょっとたまたまニュースで見て、でもそれもやっぱりこれからの一つの選択肢になるのかな。これ、市で7割補助でたしかやっていると思ったのですけれども、そこからの管理費もかかっていくので、今回県のほうでやるということなので、ぜひやっぱりこれも今後の選択肢の一つとして取り入れるべきものと思うので、この辺滞りなく進めていただきたいのですけれども、市長。 ○議長(大橋博之) 市長。 ◎市長(渥美巖) 県で新しく今年導入する予定と伺っておりますので、それに我々もしっかりと手を挙げて入って、本市でもそういう希望ある人については、AIだから様々な項目がいっぱいあると思う、それを一気に当てはめることも可能だと思うので、ぜひそういうものを活用していきたいなと、今の時代に合うマッチングの一つだと思うので努力してみたいと思っております。 ○議長(大橋博之) 小野 幸男さん。 ◆7番(小野幸男) 次は(5)番目ですね。マニフェスト5ということで、ここの部分でマリンレジャー、もう今は2月なので、5月の連休頃からは始まるのかなと思って、去年、おととしと私2年間くらい気をつけて見ているのですけれども、本当に管理体制もなく、来る人たちがもう勝手に来てやっている状況の中で、非常に自然と親しんでいいスポーツではあるのですけれども、動力でない分危険性もあって、たまたま去年は、多分私が知っている限りでは、40年海の仕事をしていて、しけとかに遭って避難をするとかというのがない海だったのですね、たまたま去年は。そういった意味で、多分皆さん、これから利用する人たちは、海はこんなものかなと思っている人たちが多分大半だろうなということで、地元の人たちはちょっと危惧もしているし、ごみ問題もあるのですけれども、やはり私はもう100人とか200人規模で、多分これ今回進めていくと、なるので、1日20人とか、30人とかというのは1つのグループなので、私たちが船で見たり、山の上から見たりしている分には、週末とかはかなりの人たちがもう、みんな集めると何百人という人たちが楽しんでいる部分もあるので、やはりこれは地元との協議、使う人たちの協議、あとそこには、ルールづくりやるときに、やはりこれはどうしても商工観光課の窓口の方々に入っていただいて、現状をきちんと見て、12団体があると聞いているのですけれども、本当にどういった形がいいかというのは、これ必ず必要になりますので、向こうの言い分もあるかもしれないけれども、ある程度市のほうでは、いや、これについては駄目ですねとか、それからあと地元の人たちが赤旗上げたら出て駄目ですよねとか、その辺まで突っ込んだ形で、一応大浜と室浜地区はある程度の決め事は私に任されて、あとは決まったら地元に来て説明してくれという段階にしていますので、その辺は手綱を緩めないで取り組んでいただきたいのですけれども、市長、どうですか。 ○議長(大橋博之) 市長。 ◎市長(渥美巖) マリンスポーツの場合、例えばヨットとか、釣りとか、今までその船どこさ置くのやということよくあって騒いだりしたのですけれども、県の関係からもやはり港湾なり漁港の中にそういう停泊する場所が必要ではないかということで、海は漁業者だけのものではないぞと、だから国民のものだということで、いろいろと開放しつつあることは一つの流れなのです。  そういう中で、今言われたように、しかしルールも何もなくて、例えばこの前我々が行ってみて、バーベキューをやり放題でやって、その残り火なんかもただ砂かけていくような状況では、辺りのいい迷惑なのですよ。ごみは投げていく、そして挙げ句の果てに何か洗い物はトイレから水出して洗ったりしているという状況だと、本来の観光地としては何らメリットないし、いい迷惑なのですよね。やっぱり一つのルールは必要だと思います。  そして、その人たちが、今言ったようにしけとか何かで危険を顧みずやらかしてしまうと、最後にはその漁港の人たちが一生懸命捜索とか何かに協力しなければならない、そして作業を今度休んで協力しなければならないというのが現実の海の人たちの協力体制なのですよね。だから、そういうものをよく考えると、やっぱりやっていい日とか、やって悪い日も決めながら、そういうルールをつくっていくということは非常に大事なことだなと思っております。  今のうちにルールをちゃんと、これについては今山縣部長のところでいろいろやっていますけれども、後でこの補足、サップについても全体の今の流れ等若干説明させますけれども、事故起きないうちにちゃんとルール、そして地元との調整というのを大事にして考えていきたいと思っております。 ○議長(大橋博之) 産業部長。 ◎産業部長(山縣健) マリンスポーツということで、サップの件ですね。小野議員さんのほうから以前からお話いただいていた部分でございまして、冒頭市長が答弁いたしましたとおり、商工観光課の職員も実際にその団体等にお話をしまして今調整に向かっておりますので、今後、今言われたルールづくり、あとは利用団体が十二、三あるということで、かなり多い利用ということで、その辺の利用に当たっての、一気に全ての団体がということではなくて、そういったルールづくりも含めて早めに対応していきたいというふうに考えております。 ○議長(大橋博之) 小野 幸男さん。 ◆7番(小野幸男) 実は市長、ここいろんな方々とルールづくりをしてやる、そのもう一つ裏には、結局今は地元の人たちがいなくなって管理するのが大変だということで、そういった人、方々を、ルール決めて遊んでもらってという中で、やはりボランティアとして海浜清掃とか、地区のごみとか、自分たちが遊んだ分とか、そういったものでごみの減量化とか、不法投棄を防ごうという気持ちも持っていますので、そういったときにそういったごみはやはりやっている人たちが片づけるのではなく、あとは収集してもらって、町のほうでその辺のお手伝いも全面的にしていただきたいと考えているのですけれども、どうでしょうか。 ○議長(大橋博之) 市長。 ◎市長(渥美巖) そのルールづくりとして、例えばボランティアなのですが、例えばサーファーなんかも今鳴瀬吉田川の河口が一番の、この前も来たとき、皆さんに聞くと、最高の場所だと今言っているのです。今はサーファーが鳴瀬の河口に結構集まってきているのですが、彼らからすると、いろいろごみ拾いのボランティアしたり、言われれば何でも我々協力しますからという話にはなってはきつつあります。  ただ、今後そのボランティアの皆さんとそういうルールもつくって、そして海で遊んだ以上はやっぱり少しはその地域に還元してもらうというのは大事なことなので、ぜひそういうことも含めてやっていきたいと。  ただ、ごみの収集について、今の制度としてはその辺観光のごみをそっちに行かせているか、そこまで回収させているかどうかというのは若干、今私ここで即答できないところあるので、担当課長なり部長から。 ○議長(大橋博之) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(内海光義) すみません、今の件、ボランティアの方が集めた、収集のごみですね。今ですと、例えば地域の方が収集した道路の回収したごみとか、そういったものは事前に連絡いただいて、収集したものを1か所に集めていただいて、連絡いただいたものは回収している状態です。  ですので、今の件も、今後どうなるかはありますけれども、そのルール決まった段階でこちらのほうの環境課のほうにご連絡いただければ、そのまま放置というわけには当然いきませんので、そこは対応する考えになると思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(大橋博之) 小野 幸男さん。 ◆7番(小野幸男) それでは、次の(6)番、マニフェスト6ですが、ここの部分は教育長ですね。  この中で、基本的な本読みということで、今いろいろ取り組んでいるということなのですけれども、これを見ると、全国や宮城県とほぼ同じ2割程度となっているということなので、今AI、GIGAスクールとか、子供たちが新たな取組で勉強している中で、いろんなものを調べていくと、やはり新聞を見るとか、本を見るとかというのは、基本的に一番大切なことだということで、そういったものが私は学力の中層以下の方々の底上げにもつながっていけばいいことなので、若干そうやってやっているということなのですけれども、そういったところで本を読む機会を幾らでも増えた中でやっぱり子供たちが変化しているというような部分があればお伺いしたいのですけれども。 ○議長(大橋博之) 教育長。 ◎教育長(志小田美弘) 先ほどお答えしたあの数字は、全国学力学習状況調査の中でどれぐらい本を読んでいるかという調査もあるのですよ。大体、先ほどお話ししたとおり、2割というところは県と、全国と大体同じなのですけれども、やっぱり心配だなと思うのは、ゼロ分から10分というところに答えている子も2割ぐらいいます。それから、全くなかなか家では読まないというような子も、授業時間以外に読まないという子もやっぱり十数%ぐらいいるのですけれども、この子たちがちょっと心配だなというふうに思うのです。学力もそうなのですけれども、やっぱりフタコブラクダになっているのかなという、グラフを見ると、数字を見ると。  ですから、校長会なんかでも話しているのは、こういうデータなんかも示しながら、やっぱり議員おっしゃるとおり、ICTはICTで大事なのですけれども、反面、紙の読書というのは物すごく大事だと、これいろんなところで言われていますよね。ですから、やっぱり紙の本にしっかり親しませる、そのための習慣づくりとして、今学校では朝読書とか、読み聞かせとか、さっき言った隙間読書とか、いろんなことをやっているのですけれども、家に帰ってもやっぱり読むような、そういう習慣づくりというのはすごく大事なのだろうというふうに思っています。そういう取組を各学校でさらに進めていくような、そういう働きかけをしてくださいという話はしているのですけれども、これはあと家庭の協力ももらいながらやらなくてはいけないことでもあるので、そういう働きかけを進めていきたいなというふうに思っています。  家読(うちどく)なんていって家族と一緒に本読むような活動をしている小学校も2つぐらいあるのですけれども、実感としては小学校よりも中学校読まなくなっているような気がします。中学校より高校生読まなくなっているという気がします。専門書は別にして。だから、電子書籍みたいなものもあるのですけれども、識者が言うのはやっぱり紙の本だと、あそこがしっかり読まないと駄目だというのは認識のとおりなので、そういう働きかけはしっかり強めていかないといけないのだろうなと思います。 ○議長(大橋博之) 小野 幸男さん。 ◆7番(小野幸男) その中で今日学問ということで、私もいろんなものを見ていると、学習も大切だけれども、今の子供たちにやっぱり学問も教えるということで、学問ってちょっと調べてみると、王様であっても地道にこつこつと勉強することまたは学問の仕方にこれが最良と決まった方法はないとか、あとは学問に近道はないというようなことで、まさしくそういったものを知ると、本当に子供たちって大変だけれども、そういった中でやっぱり勉強していかなくてはならないとなると、やはり先生たちの指導力の部分にかかってくるので、本読みもしかり、きちんとそういった部分こつこつとやっていただきたいのですけれども、教育長、どうですか。 ○議長(大橋博之) 教育長。 ◎教育長(志小田美弘) おっしゃるとおりだろうというふうに思っています。だから、大事なのは勉強やることが自分にとって意味があることなのだと思うというところは非常に大事なのだと思うのですね、何か遠回りのようなのですけれども。だから、そういう経験をさせながらというところが非常に大事なのだと思っています。  今、小野議員さん言った学問というのは、どういう定義、大きさの定義なのかなと思いながら聞いていたのですが、本来の学問なのでしょうね。生きる、まさに生きる力ですね。知識ではなくて、知恵と言ったらいいのでしょうか。     〔「そうです」と呼ぶ者あり〕 ◎教育長(志小田美弘) そういう学問なのだろうと思うのですけれども、子供たちにとって、だから大事なのだというふうな、そういう実感与えられるような学習でなければならないのだろうなと思いますし、ですから体験活動みたいな学習も大事なのだろうなと思っています。 ○議長(大橋博之) 小野 幸男さん。 ◆7番(小野幸男) それでは、志小田教育長さんに期待を込めて、7番目は市長の答弁どおりなので、(8)のまちづくりの方向性の部分に再質問させていただきます。  まず①番目、「令和の果樹の花里づくり」で、たしか滝会長さんのほうに今年度280本の梅を植えるということで、実は私も市長に紹介した社長さんが280本の、多分その苗木のことかなと思うのですけれども、皆さんに協賛をいただいて事業としてやった経緯があるので、できれば何とか3月中に、年度内にその280本、今、多分仮で移植していると思うので、その植栽をさせていただきたいという切なる思いも聞いてきましたので、できればその部分。造成のほうも私毎日通って見ているので、元のかんぽの前も結構盛土になって整地されてきていますし、どうかこの3月内にそれができるような形で市長、事業していただきたいのですけれども、どうでしょうか。 ○議長(大橋博之) 市長。 ◎市長(渥美巖) この280本の梅というのは、基本的に今言った寄附を考えているみたいです。  それで、私とすれば、梅にもいろんな種類があるし、あとは高品質の梅ですね、南高梅とかいろいろあるので、将来的なことを考えてやっぱり多少あれでもいい梅を、梅ならいい梅の品種を植えていこうということで考えております。  そのいつ植えるかという話については、今担当課長のほうから説明させます。 ○議長(大橋博之) 政策事業推進室長。 ◎復興政策部復興都市計画課長兼政策事業推進室長(森祐樹) 工事のほうなのですけれども、今測量とかをやっている状態でして、一応3月の中旬ぐらいまでにはまずは運河の横のところ、カキ小屋があったところの3.7ヘクタールのところの造成を、梅を植えられるところを先に造成するような調整をしております。年度末ぐらいになるかと思いますけれども、一応その頃には植樹は可能かと思います。 ○議長(大橋博之) 小野 幸男さん。 ◆7番(小野幸男) それでは、次の②なのですけれども、これはコロナの影響でいろんな規制があって今のところ減少しているけれども、そういう形の中での営業だということで大丈夫ですよね。よろしいですか、市長。 ○議長(大橋博之) 市長。 ◎市長(渥美巖) 先ほど説明したように、やっぱりコロナの影響で、感染防止ということで、特にトレーニングジムなんかが全然、多少密を避けるような調整をせざるを得ないということで、今の状況を見ると58.4%に下がっているということで、何らかのこれも最終的にはいろんな指定管理者との多少協議も必要かもしれませんね。これだけの収益赤字になっていると、当初見込んでいないものが今出てしまっているということですから、いろいろ話合いの場には応じていく必要があるのかなと考えております。 ○議長(大橋博之) 小野 幸男さん。 ◆7番(小野幸男) それでは、③については教育長にも答弁もらっていますので、これでよろしいです。  そして、④です。防災対策の消防団の幹部の方々との懇談会も行いましたが、やはり消防団員の確保は本部の方々からも意見として出されておりますので、いま一歩、まだ今回団員の報酬の部分で市長考えているようですけれども、やはりどうしても団員一人でも、二人でもその地区で入ってもらえればというような部分もあるので、私があえてここで市長に秘策がと言った部分は、前にも多分この一般質問等々でも出ていると思うのですが、職員の消防団加入、有事の際は市役所が本元なのでそっちで活動していただくような形で、ふだんやっぱり地域との交流も深めながら、そういった部分に若い方々が入っていただければというような部分をちょっとお話ししたことがあるので、市長の秘策で何か出てくるかなと思っていたのですけれども、市長、どうでしょうか。 ○議長(大橋博之) 市長。 ◎市長(渥美巖) 消防団というのは、先ほど言ったように、私としては地域にはなくてはならない人、そして東日本大震災での活躍、活動を見ると、本当に頭の下がる思いなのだということで言っております。そして、消防団の要求されるものは、基本的には今新たにこのような組織をつくるということは到底難しいので、今あるものを何とか維持していくことが大事だなということで考えておりますので、秘策はほとんどないのです、これには。  ただ一番は、私は地域なのですよね。地域としてその消防団をどれだけ必要としているのかというのが地域の声として上がっているかどうかというのよくあるのです。それで、私が市長になってからは、消防団のそういう出初めとか、秋の演習とかも含めて、要するに地域の市民センターの所長さんとか、そういう人たちに案内出して、地域でこれだけこう頑張っている消防団員について地域でももう少し認識してもらいたいという意味で案内しているのですけれども、なかなかそれが徹底しなくて、来ている地区の皆さんと全くそんなことは関係ないって来ないところもありまして、そういうところはどうしても今度は団員不足に現実になっているというところが結構あるのですよ。だから、そういう面でやはり市民協働のまちづくりと掲げている本市としては、やっぱりもう少し地域全体として消防団の役割、位置づけ、これ考えなくてはならないのかなと、考えてもらいたいなというのが私のまず考えなので、あとはそれで補ってもらえればいいのですけれども、今言われるように、公務員はいつでも市役所はここにいるからなるべきだということで、それはそういうことも今は認められていますから、なることは十分いいと思うのです。  ただ、今までは、公務員の場合、いざ有事になったときはどうしても災対本部にすぐ集まって、災対本部の仕事のほうを優先せざるを得ない。もちろん避難所の運営とか全て出てきます。情報収集なんていうと男子職員が現場に2人ぐらいずつ歩く、そういうところが一番求められているので、そちらをやっているのですが、そういうことでないとき、一般的にどこかで火災あったということはすぐそこに駆けつける人が、今逆に農家、漁業家も含めて、昼間なかなかこの地元にいないというのが現実の姿だと思うので、それを何か補うものというのはやっぱり研究していきたいなと思っております。今すぐここでどうのこうのというのはないのですけれども、研究だね、研究させていただきたいと思います。 ○議長(大橋博之) 小野 幸男さん。 ◆7番(小野幸男) 市長の研究が検討に変わって実現することを切に願って、最後の5番目に入ります。  私、財調については常に、多分市長も若干は気にしていると思うのですけれども、10億の財調ですね。この辺を行ったり来たりしながら、極力そこの最低限は守っていただいて財政運営というようなことを議会の中でもちょっとお話をしたりしていて、実は市長、東洋経済新聞のランキングで、東松島市の財政指数か何かの、財政のいい町の中で本市何番目になるのかなと思ったら、たしかあれね、5つ目だかまでにしか進めなくて、まさかこの5つ以外だったらここに載ってこないよなと恐る恐る見ていたら、何と117位なのですね。宮城県でたしか富谷と多賀城かな、あとずっと見たのですけれども、東松島市はいいところに、全国的にもね、いるので、財政上がりということで市長いっぱい使ったようにはしている割には、若干ちょっと守っているところもあるのかなというようなことで、今回地震来て、事務局でいうと課長と局長の間が雨漏りして、今度はうちの会派がこの前の雨で雨漏りしてというように、何かここの3階だけでもトイレのところが雨漏りしたり、佐藤君が一生懸命バケツ持って歩いているのですけれども、本当に私も会派の代表として質問するのが今期は最後なので、今まで市長はじめ職員の皆様に4年間お付き合いいただいて、本当に感謝しております。  それで、最後なのですけれども、市長、やはり庁舎の建設というのは、いろんなところ歩くのですけれども、前もって基金として積立てして、あとは起債をもって借金をして造るということなのですけれども、東日本大震災にも耐えて、もう築50年近いこの庁舎、今雨漏りというようなことで、小手先の修繕とかなんとかできるけれども、やはりこれは多分ちょっと時間を置けないようになってきているかなと。それで、こうやって見ると、やっぱり10年に1回は、残念ながら宮城県って大きい地震とか何かの災害は必ずあるなというふうに私は体で感じている部分があるので、最後になりますけれども、この庁舎の建設ですね。これも今いろんなことをしようとしている中で、市長も頭痛いと思うのですけれども、働く場所としてもこのまま老朽化と一緒にやっていくと大変な部分もあるので、時間はかかるにしても一定の方向性は多分もう示す時期かなと思うのですけれども、最後にそれを聞いて、お願いします。 ○議長(大橋博之) 市長。 ◎市長(渥美巖) 東日本大震災のあのとき、私は庁舎、これ使わないで復興事業でやれないのかと、当時の部長に示したことあった、県議のとき。それはなぜかというと、山元町あたりは、高いところにあって津波はなかったのだけれども、それを利用して庁舎を最終的には建てているのです。そういう度胸と判断というのがあるのだけれども、そういうものもあったかなと思うのですけれども、やっぱり庁舎建てるとなると何十億なのですよ。ただ、私の基本的な考えというのは、震災から流れてきて、すばらしい立派な庁舎に入っている町ほど、職員は動かなくなってしまうというのがあるのです。庁舎立派にしたからって、銭一銭上がってこないのです。それよりも投資、企業への投資とか、農業、漁業への投資とか、そういうことをして、やはり地域が豊かになってくれば、おのずと税収が上がって庁舎建設になるのですけれども、今本市では財政力そのものも0.45ぐらいで、1に近いほどいいのですけれども、そういう状況。先ほど言われたように、全国では多少いいようにしていますけれども、実際これだけ少ない財源でそれだけ大きな仕事をやってきているということなのです。私から言わせれば、それは我々のトップの腕で財源を確保してきているのだから、小野議員はもっと評価してもいいのではないかと思っているのが私なのです。できるだけ単独事業でなく、補助事業を使ってやってきているから、こういう大きな事業をやっても何とかなってきているということなので、ただ、庁舎やるとなるといろいろ難しさはあります。特に一番は建てる場所をどうするかとか、そういうこともありまして、そういう面で今市役所内には庁舎の検討、どうするか、そういう調査するチームは今つくっているのです、どうするか。そして、例えば矢本町の場合、今の商工会からここに持ってくるとき、大変な目に遭ったのですよ、当時は。3分の2の議決で、当時の議会大騒ぎしましたからね。むしろ旗立ったりして。そういう状況もあったので、チームとして今、しかしそういうこともあるけれども、やはり50年近くなっているから、あと10年後には少なくとも建てに行かなければならない時期が来るので、検討しておくべきだと。もちろん職員によるチームで、財源の研修とか、私とすれば、防衛の財源なども活用していくべきだなと思って防衛とも仲よくしているところもあるのですけれども、何とかしていけば、普通、庁舎というのは単独でやれという話になっているのですよ。あとは合併した自治体が合併特例債を使って大抵のところは庁舎造っているのですよね。だけれども、うちの場合は合併特例債は庁舎でなくて別なところにほとんど使っていますので、合併特例債の枠はほとんどなくなってきているから、それ使えないので、私とすれば防衛サイドの補助を何とか使う、その方向が一番いいのかなと思っておりまして、今後研究ですね、これも。研究、職員に今研究させていますから、あと基金をやはり年に例えば1億ずつでも庁舎建設基金というのを積み立てていくような方向性というのは、議会と市民との合意が出てくれば、そういう流れというのは大事だと思っています。そういうことでございますので、若干時間をいただきたいなと思っております。 ◆7番(小野幸男) 市長を最大限評価して、終わります。 ○議長(大橋博之) これをもって会派代表質問を終わります。 △日程第3 議案第21号 令和3年度東松島市一般会計予算について △日程第4 議案第22号 令和3年度東松島市国民健康保険特別会計予算について △日程第5 議案第23号 令和3年度東松島市後期高齢者医療特別会計予算について △日程第6 議案第24号 令和3年度東松島市介護保険特別会計予算について △日程第7 議案第25号 令和3年度東松島市柳の目地区産業用地造成事業特別会計予算について △日程第8 議案第26号 令和3年度東松島市下水道事業会計予算について ○議長(大橋博之) 日程第3、議案第21号 令和3年度東松島市一般会計予算について、日程第4、議案第22号 令和3年度東松島市国民健康保険特別会計予算について、日程第5、議案第23号 令和3年度東松島市後期高齢者医療特別会計予算について、日程第6、議案第24号 令和3年度東松島市介護保険特別会計予算について、日程第7、議案第25号 令和3年度東松島市柳の目地区産業用地造成事業特別会計予算について及び日程第8、議案第26号 令和3年度東松島市下水道事業会計予算についての6件を一括議題とし、前回の議事を継続します。  これより質疑に入ります。  本案は財務常任委員会に付託を予定しています。ここでは、総括的な質疑に限り認めます。  総括的な質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大橋博之) 質疑なしと認め、質疑を終結します。  ただいま議題になっております議案第21号から議案第26号までは財務常任委員会に付託します。  以上で本日の日程は全部終了しました。  本日の会議はこれにて閉じ、散会といたします。    午後 3時34分 散会...