東松島市議会 > 2020-02-21 >
02月21日-総括質疑-05号

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  1. 東松島市議会 2020-02-21
    02月21日-総括質疑-05号


    取得元: 東松島市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-17
    令和 2年  2月定例会(第1回)         令和2年 第1回東松島市議会定例会会議録(第5号)                                          令和2年2月21日(金曜日)                                                 出席議員(17名)    1番  石 森 晃 寿            2番  上 田   勉    3番  手代木 せつ子            4番  齋 藤   徹    5番  土 井 光 正            6番  熱 海 重 徳    7番  小 野 幸 男            8番  小 野 惠 章    9番  大 橋 博 之           10番  阿 部 としゑ   12番  五ノ井 惣一郎           13番  阿 部 勝 德   14番  櫻 井 政 文           15番  佐 藤 富 夫   16番  長谷川   博           17番  熊 谷 昌 崇   18番  滝   健 一                                                 欠席議員(なし)                                                 欠  番   11番                                                 説明のために出席した者   《市 長 部 局》      市         長    渥  美     巖      副    市    長    加  藤  慶  太      副    市    長    小  山     修      総   務  部   長    奥  田  孝  信      復 興 政 策 部 長    浅  野  吉  彦      市 民 生 活 部 長    小  山     隆      保 健 福 祉 部 長    髙  橋  義  則      兼 社 会 福 祉事務所長      建   設  部   長    相  澤  武  志      産   業  部   長    勝  又  研  一      会 計 管理者兼会計課長    平  塚  孝  行      総務部地方創生担当部長    髙  橋  諒  太      兼地方創生SDGs推進室長      総 務 部参事兼総務課長    山  縣     健      兼 工 事 検 査 室 長      併選挙管理委員会事務局長      併固定資産評価審査委員会書記長      総  務  部  参  事    藤  田  英  俊      兼 行 政 経 営 課 長      総 務 部参事兼防災課長    齋  藤  友  志      総務部防災課危機管理監    村  松  幸  雄      総 務 部 市 民協働課長    佐 々 木  寿  晴      復 興 政 策 部 参 事    八  木  繁  一      兼 復 興 政 策 課 長      保 健 福 祉 部福祉課長    藤  田  栄  治      兼社会福祉事務所副所長      保健福祉部健康推進課長    片  倉  義  和      保  健  福  祉  部    大  槻     敦      子 育 て 支 援 課 長      建 設 部 建 設 課 長    小  野  尚  志      建 設 部 下 水 道 課長    八  木  哲  也      産 業 部 農 林水産課長    大  崎  昌  宏      産  業  部  参  事    生  井  浩  二      兼 商 工 観 光 課 長   《教育委員会部局》      教    育    長    志 小 田  美  弘      教   育  部   長    小  山  哲  哉      教 育 委 員 会 教 育部    勝  又  啓  普      教 育 総 務 課 長      教 育 委 員 会 教 育部    熱  海  良  彦      学 校 教 育 管 理 監      教 育 委 員 会 教 育部    柏  木  淳  一      生 涯 学 習 課 長      兼 東 京オリンピック・      パラリンピック推進室長   《監査委員部局》      代 表 監 査 委 員    土  井  一  朗   《その他の出席者》      建 設 部 建 設 課    小  山     篤      道 路 公 園 整 備 班長                                             《議会事務局》      議 会 事 務 局 長    髙  橋  ひ さ 子      議  会  事  務  局    田  中  将  徳      議 事 総 務 課 主 査      議  会  事  務  局    宮  川  友  美      議 事 総 務 課 主 査        議事日程 第5号 令和2年2月21日(金曜日)午前10時開議 第 1 会議録署名議員の指名 第 2 議案第29号 令和2年度東松島市一般会計予算について 第 3 議案第30号 令和2年度東松島市国民健康保険特別会計予算について 第 4 議案第31号 令和2年度東松島市後期高齢者医療特別会計予算について 第 5 議案第32号 令和2年度東松島市介護保険特別会計予算について 第 6 議案第33号 令和2年度東松島市大曲浜地土地区画整理事業特別会計予算につ            いて 第 7 議案第34号 令和2年度東松島市下水道事業会計予算について                                                  本日の会議に付した事件 議事日程のとおり 入退場一覧    時  分    番         議員  退場    時  分    番         議員  入場    午前10時00分 開議 ○議長(大橋博之) ただいまの出席議員は17名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付してある議事日程第5号をもって進めます。 △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(大橋博之) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において14番櫻井 政文さん、15番佐藤 富夫さん、以上の2人を指名します。 △日程第2 議案第29号 令和2年度東松島市一般会計予算について △日程第3 議案第30号 令和2年度東松島市国民健康保険特別会計予算について △日程第4 議案第31号 令和2年度東松島市後期高齢者医療特別会計予算について △日程第5 議案第32号 令和2年度東松島市介護保険特別会計予算について △日程第6 議案第33号 令和2年度東松島市大曲浜地土地区画整理事業特別会計予算について △日程第7 議案第34号 令和2年度東松島市下水道事業会計予算について ○議長(大橋博之) 日程第2、議案第29号 令和2年度東松島市一般会計予算について、日程第3、議案第30号 令和2年度東松島市国民健康保険特別会計予算について、日程第4、議案第31号 令和2年度東松島市後期高齢者医療特別会計予算について、日程第5、議案第32号 令和2年度東松島市介護保険特別会計予算について、日程第6、議案第33号 令和2年度東松島市大曲浜地土地区画整理事業特別会計予算について及び日程第7、議案第34号 令和2年度東松島市下水道事業会計予算についての6件を一括議題とし、前回の議事を継続します。  これより総括質疑を行います。本予算は、財務常任委員会に付託したいと思います。ここでは、常任委員会委員長より通告のあった事項について3回以内で発言を許します。  初めに、第1位、総務常任委員会委員長熊谷 昌崇さんの質疑を許します。熊谷 昌崇さん。 ◆17番(熊谷昌崇) 皆さん、おはようございます。生まれて初めて総括質疑なるものをさせられることになりましたが、何か総括質疑をするに当たり文書がよこされまして、その中には、総括質疑なので、再質疑等は個人的な意見を言ってはならないと書いてありましたので、何を質疑していいのかちょっと困るところがありますが、お手柔らかにお願いいたします。  1、令和2年度予算執行について。(1)、定住化促進対策について、定住化促進対策として移住コーディネーターや本年度新たに加入するふるさと回帰支援センターと連携するとなっているが、どのような取組をするのか。  (2)、多目的交通システムデマンドバス運営について。デマンドバスの運行時間や利用方法の周知等に対し、何らかのイベントで市民が集まるときに出向いて周知を行うなど、工夫の努力が見える。運転免許返納者に対しては、らくらく号の割引等を考えているようだが、利用者の多くが通院や買物の足として利用している。さらなる融通、石巻赤十字病院等を考えているのか。また、試験的に運行している土曜日運行はどうしていくのか。  (3)、復興関連事業について。震災後10年を迎え、心の復興及びコミュニティーの再生については未定であり、令和2年度の施策はどのように展開をしていくのか。  (4)、防災対策について。昨今自然災害が巨大化しているように思える。東日本大震災、台風等の風水害、そして今年のコロナウイルス等伝染病等、災害は突然やってきているが、行政的な対応力や自主防災組織の対応力の強化、防災備品維持更新等についてどのような対応を考えているかお願いいたします。 ○議長(大橋博之) 市長。     〔市長 渥美 巖 登壇〕 ◎市長(渥美巖) 今回の定例会の総括質疑につきまして、従来と違って新たにそれぞれの常任委員会の総意をもって代表の方が質問されるということで、非常にすばらしいことだなと私も思っております。そういうことに対しまして、しっかりと執行部としてその質疑に対しましてお答えいたしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  総務常任委員会委員長熊谷 昌崇議員総括質疑にお答えいたします。大綱1点、令和2年度予算執行についての4項目の質疑にお答えいたします。初めに、(1)、定住化促進対策についてお答えいたします。本市では、昨年11月から定住促進対策として、本市に移住を考えている方などに対し、適切な情報提供等を行うことを目的に移住コーディネーターを1人委嘱しております。移住コーディネーターは、首都圏で開催される移住イベント等に参加し、東松島市のPRや移住希望者への相談業務に当たっており、本市へのお試し移住スケジュール調整などを行っております。  また、令和2年度は、新たに東京有楽町駅前ふるさと回帰支援センターの会員に登録することとしております。同センターは、主に首都圏の移住希望者相談窓口であるとともに、会員自治体のパンフレットを常時置き、移住を促すイベントを開催するなど、全国の移住に関する拠点として重要な役割を担っております。本市としては、同センターが開催するイベントや相談会に参加するとともに、同センターからの移住に関する助言をいただき、さらなる取組充実を図り、本市への移住、定住につなげてまいります。  次に、(2)、多目的交通システムデマンドバス運営についてお答えいたします。らくらく号については、昨年10月から今年9月までの土曜日実証運行を開始するとともに、今年4月からは高齢ドライバー交通事故防止の観点から、運転免許返納者等への割引制度を開始することとしております。このうち本年10月からの土曜日の運行については、継続する方向で現在考えております。また、市外の病院等への運行区域拡大については、本市及び他市町の交通事業者等との協議、同意が必要であるなど、現時点で実現は難しい状況になっております。  このため、本市としては、石巻運転免許センター前、あとはまたは仙石病院なんかのところもあるのですが、などから石巻赤十字病院行きの民間バスとの接続について周知するなどして利用者の利便性向上に努めてまいります。  次に、(3)、復興関連事業についてお答えいたします。心の復興及びコミュニティー再生については、市社会福祉協議会と連携して、被災者支援総合交付金等を活用した被災者サポートセンター運営事業などにより、災害公営住宅移転団地に居住する被災者の支援を行っております。令和2年度においても、昨年完成した柳の目西災害公営住宅を含め、引き続き被災者サポート運営事業を実施するとともに、集団移転先等での地域コミュニティーの再生についても復興まちづくり推進員によるコミュニティー活動支援を引き続き実施してまいります。  最後に、(4)の防災対策についてお答えいたします。地震や津波、台風等の自然災害における行政としての対応については、本市の地域防災計画に基づき実行しております。具体的には地域防災計画において、風水害災害地震災害津波災害原子力災害の4種類の災害種別ごとにそれぞれ災害予防災害応急災害復旧・復興の要領を定めており、災害の種別や段階に応じて対応するよう備えております。  また、新型コロナウイルス対策については、2月3日に第1回東松島市新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催し、情報交換及び連絡調整を行うとともに、今後状況に応じて迅速に対応することとしております。これらの行政としての備えについては、適宜改善を図るとともに、市職員における周知徹底などにより、引き続き強化を図ってまいります。  次に、自主防災組織の対応力については、市全域で77の自主防災組織が結成されており、各自主防災組織では、東日本大震災後、安否確認避難行動避難所運営避難行動支援者支援の4つの計画を作成して、大規模災害に備えるとともに、この計画に基づき、毎年6月の総合防災訓練では、全自主防災組織が訓練を実施するなど、対応力強化に努めております。  また、防災備品の維持、更新については、本市の防災備蓄計画に基づき行っております。備蓄数量については、東日本大震災と同様の津波が襲来した場合を想定し、鷹木の森運動公園防災拠点備蓄基地及び市内24か所の防災倉庫に分散しており、食料は2万人の3日分相当の18万食、飲料水18万リットル等を保管し、賞味期限前に適正に更新しており、これらの防災備蓄については、令和2年度当初予算で約3,550万円計上しております。  以上であります。 ○議長(大橋博之) 総務常任委員会委員長、熊谷 昌崇さん。 ◆17番(熊谷昌崇) それでは、再質疑をさせていただきます。  (1)の定住化促進対策については、納得いたしました。  (2)の多目的交通システムデマンドバスの運営についてなのですが、石巻赤十字病院等への乗り入れ等については、現時点では難しいという状況ということで、そのとおりだとは思うのですが、市民の方からは、努力してくださいということで、その努力を利用者の利便性向上に努めていただければなと思います。  また、(3)の復興関連事業についてもこれで納得をいたしました。  (4)、防災対策についてなのですけれども、第1回の最近の一番の話題というか、世の中の風潮としまして、大きい話題が新型コロナウイルス対策についてなのですけれども、市長は、多分宮城県内で一番早く東松島市の新型コロナウイルス感染症対策本部を立ち上げられたと私の認識では思っておりますので、素早い対応で世の中、本当の危機を察知していらっしゃるなと思いまして、そこは本当に評価したいと思っております。ただ、その中できのう、きょう、ちょっと市民の方からニュースを見て質問されたのですが、喫緊の東松島市にとって大きなイベント事といいますと、3月11日の東日本大震災追悼式があります。そちらに多分参列される方というのは、どちらかというとお年寄りなり、どちらかというと体が丈夫でない人とは言いませんけれども、そういった方もいるので、どうするのですかと言われたところ、私は取りあえず現時点ではやると思いますよとしか言えないのですが、そういったことも事前に徐々に把握されて考えて行動していかなければいけないと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(大橋博之) 市長。 ◎市長(渥美巖) 4番目の防災対策についての追悼式、市民からの喫緊のイベントありましたが、今日の新聞等にも書いてありますが、体育館で追悼式をやりたいと思っております。うちの場合は1,109名の死者、24名の行方不明という状況もありまして、私とすれば、10年まではしっかり体育館を使ってやりたいなと。その後、参加者が若干少なくなってきている状況などを踏まえまして、その後はやっぱり縮小もしながらしっかりと少なくとも5年間はやるべきだなと考えております。  そして、今回のコロナウイルスに対する追悼式の対策なのですが、やはり全部がたくさん前のほうに全部並ばなくてもいいと思うのです。広い体育館の中でやっぱりある程度緩やかに座ってもらって、当然マスクは一応1,000枚ほどは用意して、必要な人はそこでマスクをつけてくださいと、そういうことで対応したいと。昨日も一応答弁していますけれども、マスクについても、例えばそれぞれの学校とか保育所、幼稚園、そういうところに全て、あと市内医療機関などには出しておるのですが、各それぞれの市民センターでも、いろいろなイベントとか集会やる場合ありますから、そのためにも必要ということで、それぞれの市民センターにも既に配付しております。あと一番大きいのがコミュニティーセンターなのです。コミュニティーセンターで明日も復興支援石川さゆりショーなんかもあるのですが、そういうこともしっかりとマスクは全部完備してやるということで、以上の対策をしながらやりたいなと思っております。  ただ、コロナウイルスの状況がある人は、遅かれ早かれ日本の至るところで出てくるのではないかとか、気候との関係とか、そういう雨なんかの関係とか、そういう自然の関係がどうなるのか、その関連等含めて、最終的には若干長くはなるとは思いますが、私とすれば東日本大震災で。さきの大戦で東松島市は555柱なのです。今回の震災、1日だけで極端な話1,133人ということですから、その事の重大さを考えれば、追悼という形で行いたいなと考えて、ただしいっぱいとにかく来てくださいでなく、お気持ちで来てくださいというような形で参加者を募りたいなと思っております。あとは、それぞれ担当のほうからご答弁いたします。 ○議長(大橋博之) 復興政策部長。 ◎復興政策部長浅野吉彦) それでは、再質疑の2点目、デマンド交通システム、らくらく号についてお答え申し上げます。  こちらのらくらく号につきましては、交通弱者の足の確保という、そういった目的で運行させております。ただいま石巻赤十字病院等への接続等につきましてはお答え申し上げましたけれども、こちらにつきましては、市報なり、あるいは高齢者の方が集まるイベント等において周知しまして、できるだけ利便性を向上させていきたいと考えております。  以上でございます。
    ○議長(大橋博之) 総務常任委員会委員長熊谷 昌崇さん。 ◆17番(熊谷昌崇) 2番目の多目的交通システムに関しましては、なかなか難しい問題と十分承知しておりますので、ただ市民としては、塩竈の市民病院なり、周辺のところになるたけ便利に行きたいという、その努力の継続を行っていただきたいということに尽きます。  また、(4)の防災対策についてなのですけれども、こちらについても厚生労働省のほうで不要不急の何かイベント等は自粛すべきというような話が昨日、おとといあたりから随分出ておりますので、ただし東日本大震災は重要なものだなと私も思っておりますが、ただその状況に応じて必要性と危険度を鑑みて対応していただければと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(大橋博之) 復興政策部長。 ◎復興政策部長浅野吉彦) 2点目につきまして努力ということでございますので、精いっぱい努力させていただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(大橋博之) 市長。 ◎市長(渥美巖) 当然今国は、今言われたように不要不急イベント、会議等々はということで、実は明日も東京である会議、中止になっているのあるのです。復興ありがとうホストタウン絡みなのですけれども、そういう形でありますけれども、私はこの追悼式については、やり方を、最大の防御をしながらやっていきたいなと思っております。今のところはそういうことで、これ以上何か市内で変わったことが起きれば、当然それはその時点でいろんな判断はしますけれども、今のところはしっかりと対策を講じて実施の方向で進めたいということであります。 ○議長(大橋博之) 次に、第2位、民生教育常任委員会委員長上田 勉さんの質疑を許します。上田 勉さん。 ◆2番(上田勉) それでは、第2位ということで民生教育常任委員会の委員長として代表して質疑をしたいと思います。  各種事業の方針を問うであります。ここに掲げたものに関しましては、逐次我々が所管事務調査等で調査をしたり、あるいは予算、決算で調査をしてありますが、特に予決算において、我々が意見として出したもの、あるいは継続して審議しなければいけないなというものを特に抜粋し、それを出しております。一部解決あるいは済んでいるのはわかっているわけですけれども、そういうのを踏まえて今回の来年度の予算に関してどの程度改善あるいは今後の市政運営に臨まれているかということを再確認することも踏まえまして、質疑をしたいと思います。  市長マニフェストに沿い、復興のラストスパートとして位置づけ、ハード事業の完結、心の復興の対応を図るとし、SDGs及び地方創生の観点に立ち、民生教育常任委員会所管分野として子育て、教育環境の充実、学力向上などに予算を重点的に計上したとありますが、次の点について伺いたいと思います。  (1)、子育て支援関係全般についてであります。4月に新たに私立認可保育園が開園されますが、市内全域保育体制の中で令和2年度における取組について次の点を伺います。  ①、待機児童の現状把握と対応策について。  ②、延長保育体制について。  ③、保育の質の向上策について。  4月以降、放課後児童保育事業民間委託になります。予算、決算の審査時に留意すべき事業案件として記録した項目の中で次の点について伺います。  ④の支援員の質の向上策について。  ⑤、学力向上のための学習習慣づくり等対応策について。  (2)、医師・看護師の人材確保について。体制整備に必要な委託金、補助金のほかに医師、看護師の人材確保に向けた考え方についてお伺いしたいと思います。本事業については、昨年の9月定例会で採択した看護師確保に関する請願書の審査報告書にも委員会としての意見を付していることから、今後の事業展開の状況について伺うものであります。  (3)、健康づくりの普及啓発について。市民の健康づくりとしてゆぷとの活用パークゴルフ及び子供から高齢者を対象として各種事業を幅広く展開しておりますが、1つの機関のみでは十分に成果を上げることができないと決算審査分科会で把握していたところであります。また、東京2020オリンピックパラリンピックを契機にスポーツ健康都市宣言を行い、市民の健康増進を図ると思われますが、令和2年度の趣旨、方針はいかがなものでしょうか。  (4)、学力向上についてです。学校教育管理監の設置、指導主事の1名増加配分の中、令和2年度は目に見える成果が求められております。常任委員会先進地視察には、職員の同行も受けながら成果の拡大を図ってきたところでありますが、令和2年度における関連事業の目標達成を図るため、次の事項について伺います。  ①、若手教師の資質及び教師の授業力向上策について。  ②、全国学力調査の対応策について。  ③、ICT教育環境の充実に伴う授業力改善策と教育法、児童生徒への活用法について。  (5)、学校給食運営について。安全、安心の給食提供における食材調達について、さらなる地場産品活用の令和2年度における方針について伺います。  以上です。 ○議長(大橋博之) 市長。     〔市長 渥美 巖 登壇〕 ◎市長(渥美巖) 民生教育常任委員会委員長上田議員の総括質疑にお答えいたします。  その前に、民生教育常任委員会におかれましては、日頃から所管事務調査、積極的にやられておりまして、うちの職員なども同行させていただいております。その機会に一緒に研修等を受けさせていただいておりますことに感謝申し上げたいと思います。  質疑の大綱1点、各種の事業方針を伺うについての5項目の質疑のうち3項目にお答えいたします。初めに、(1)、子育て支援関係全般についてお答えいたします。①の待機児童の現状掌握と対応策についてでありますが、本市の4月1日時点の待機児童数は、平成29年、39人、平成30年が24人、平成31年が16人となっており、令和2年は現在入所調整中ですが、14人の見込みとなっております。これは結構動いているということでも理解していただいて結構です。本市としては、保育士の確保によって入所児童数を拡充することができることから、引き続き合同企業説明会や就職相談会等を通じて保育士の確保に努めてまいります。  次に、②、延長保育体制についてでありますが、市内の公立、私立保育所10か所のうち6か所が午後7時まで、ウェルネス保育園矢本が石巻管内で唯一午後8時までの延長保育を実施しております。また、今年4月開園予定のウェルネス保育園赤井も午後8時まで延長保育を実施することとなっており、仕事と子育ての両面を支援できる体制を整えております。  次に、③、保育の質の向上についてでありますが、保育所は子供の生涯にわたる人間形成にとって極めて重要な時期を過ごす場であるため、職員一人一人の資質向上が重要と考えております。このため本市では、市内の公立、私立保育所の保育士を対象に児童の年齢別研修や保護者支援の研修を実施しており、今後も引き続き実施してまいります。  また、④の放課後児童クラブ支援員の質の向上対策についてでありますが、今年4月からの民間委託に際して、市からの委託に係る仕様書において、直営時と同様に職員研修を実施するとともに、市内8小学校、15クラブの保育の質が同水準となるよう全体の統括責任者を配置し、放課後児童クラブ支援員への指導と助言を行うよう定めております。  さらに、⑤、学力向上のための学習習慣づくり等対応策についてでありますが、放課後児童クラブは、子供が放課後の時間に安心して過ごせる場を提供するだけでなく、学びの時間や遊びの時間も設定しており、学びの時間では、宿題や読書等に自主的に取り組むよう声かけ等を行っております。  次に、(2)、医師・看護師の人材確保についてお答えいたします。医師、看護師の人材確保に向けた考え方としては、令和元年第4回定例会において、石森議員からの一般質問でお答えしたように、看護師や保健師などの人材確保のための東松島市奨学金返還支援事業補助金の対象を准看護師まで拡充することとし、今年4月1日から施行することとしております。  また、昨年12月24日、宮城県東部保健福祉事務所及び石巻保健所の所長等幹部職員を本市に招き、医療、福祉に関する初めての意見交換会と医療機関の現地視察等を行っており、医療視察の現状や課題について、県との共通理解を深めております。これには、議長と委員長である上田委員長にも同席いただいたところでございます。  今後も市議会において、看護師確保の請願書の採択も踏まえ、宮城県看護協会で行っている看護師有資格者の掘り起こし事業を活用するとともに、宮城県及びハローワークとの情報共有と連携を図り、人材確保に取り組んでまいります。  次に、(3)、健康づくり普及啓発についてお答えいたします。本市としては、東京2020オリンピックの聖火がギリシャから本市に到着する歴史的な日にスポーツ健康都市宣言を行い、幼児からお年寄りまで、スポーツに親しむとともに、心と体の健康づくりに取り組む機運の盛り上がりにつなげてまいりたいと考えております。  このため、本市で行う各種健康づくり事業の際に、スポーツ健康都市宣言の冠を付すとともに、市内体育施設等に銘板を設置するなどして宣言文を広く周知してまいります。  私からは以上であります。 ○議長(大橋博之) 教育長。     〔教育長 志小田 美弘 登壇〕 ◎教育長(志小田美弘) 民生教育常任委員会委員長上田 勉議員の総括質疑にお答えをいたします。大綱1点、各種の事業方針を伺うについての5項目の質疑のうち2項目についてお答えをいたします。  初めに、(4)、学力向上についてのうち①、若手教員の資質及び教師の授業力向上策についてお答えをいたします。令和元年度は、若手教師を含めた教員の授業力向上を図るために、宮城教育大学名誉教授である相澤 秀夫先生による公開授業を実施をいたしました。授業の後に講演会なども開催をいたしております。また。国立教育政策研究所の学力調査官を講師として招き、全国学力・学習状況調査と、これからの授業づくりについて講演をいただいております。  令和2年度は、宮城県総合教育センターによる市町村教育委員会との連携による学校サポート事業、これは宮城県の指定なのですけれども、ここの指定を受けており、小中学校が連携して授業づくりに取り組むとともに、若手教師を対象とした教師塾や外部講師を招聘した研修会を新年度も引き続き実施をし、個々の教員の授業力向上に取り組んでまいります。  次に、②、全国学力調査の対応策についてお答えいたします。全国学力・学習状況調査は、児童生徒の実態を把握し、その課題改善のための具体策に取り組むことを目的としております。昨年12月に本市で実施した研修会では、国立教育政策研究所の学力調査官、井坂さんという方、問題を作成している方です、全国学力調査を踏まえた授業づくりの講話があり、各学校の参考となっております。  また、市教育委員会では、令和元年度から学校教育管理監が総括をし、増員して配置している指導主事が担当する学力向上推進委員会を設置し、全国学力調査結果の実態分析等を踏まえて授業改善を検討しており、現在各学校でその改善策を実践しているところであります。  さらに、全国学力調査の類似の問題を作成しまして、その確認調査も実施しており、令和2年度もこれらの取組の充実を図り、児童生徒一人一人の学力の保障とその向上に努めてまいります。  次に、③、ICT教育環境の充実に伴う授業力向上策と教育法、児童生徒への活用法についてお答えをいたします。現在校舎改修等を行っている2校を除く全ての小学校でWi―Fi設備が整い、デジタル教科書を活用した授業実践を進めております。また、市教育委員会としてデジタル教科書活用に関する研修会、プログラミング教育に関する研修会を実施し、授業への活用を図ることを進めております。令和2年度は、デジタル教科書等の教科数を小学校で3教科から4教科に、中学校では3教科から5教科に増やして実施してまいります。併せて教師と児童生徒がICT機器を積極的に使用できるよう効果的な活用例等の研修にも取り組んでまいります。  最後に、(5)、学校給食運営についてお答えいたします。本市の学校給食における令和30年度の地場産品の使用割合は36.4%で、令和元年度12月末時点の使用割合は38.5%と増加をしております。学校給食センターでは、食育の観点から地場産品を積極的に使用するため、地場産品の食材を多く取り入れたイート給食を毎月1回実施するとともに、県内全体で取り組む地場産品週間にも参加をし、実施しております。  令和2年度もこのような取組を継続するとともに、さらに地場産品の活用を推進するため、生産者団体等から協力をいただき、地域で生産された食材を多く取り入れた献立の充実を図ってまいります。  また、4月から給食費の値上げを行うこととしておりますので、多様な食材を用いた栄養バランスに優れるおいしい給食の提供に努めてまいります。  私からは以上であります。 ○議長(大橋博之) 民生教育常任委員会委員長上田 勉さん。 ◆2番(上田勉) 答弁ありがとうございます。かなり踏み込んだ回答をいただいたので、あまりないと思われますが、ちょっと我々が議論して、もう少しというところも若干ありますので、その辺のところを踏まえて質疑をさせていただきたいと思います。  まず、(1)でありますが、待機児童まだいるということです。これは、いろんな資料を見てみると、定数に対する現数というのは、待機児童はいなくなっている、いないはずなのです。それがいるということは、やっぱり地域のニーズというか、マッチングあるいはここに書いてある、今日ご答弁いただいた中では、保育士の関係があると思います。その辺については、これから調整しますという話ですけれども、特に保育士に関しては、やはり働き方改革もあるので、例えば8時間働いてください、6時間お願いします。でも、実際受けるほうは、多分2時間ならできますというのがあると。そういうのも調整しながらやると集まるのではないかな。ただ、人事管理というか、管理面は大変なのですけれども、そういうものを踏まえて今後の在り方等についてちょっとお願いしたいなと。これは、延長保育等の際でも同じですので、この辺のところを1つ。  それから、2つ目の③の保育の質の向上ですが、平準化ということでいろんな講習等、あるいは教育等をやるようですけれども、本当に忙しい状況は分かるのです。でも、それはやはり上に立つ人がしっかり見ていただいて、そういう体制をちょっとつくっていただければ。今もあるかもしれませんけれども、より強力に推進していただければと思いますので、その点です。  それから、④ですが、これは支援員と、それから学力向上については、ご答弁いただいたとおりだと思うのですが、各クラブごとちょっと違うところが、やっぱり特徴あるクラブ運営というのはいいと思うのですけれども、あまり宿題を見ないとか、学力のほうについては、ちょっとという人があるやにも聞き及びますので、そういうことのないように、今後はちょうどウェルネスさんがやってくれるということですので、よく指導力を発揮しながら、少しでも小学校の子たちが学力向上の資になるような教育ができればいいかなと思いますので、その辺についてもう一度お願いしたいと思います。  それから、(2)の医師、看護師の人材確保については分かりました。ただ、非常に請願を受けた以降、一生懸命やっていただいているのですが、やはり市長いつも思っていると思うのですが、助成もさることながら、やっぱり市と医業者との調整が難しいのではないかなと思いますので、これはやっぱりまちが人を出すのは大変なのですけれども、調整役としての施設と、あるいは市がしっかりと調整をしていただければいいかなと思いますので、その辺についての考え方をもう一度お願いしたいと思います。  それから、(3)の健康づくり関係ですけれども、市長言われましたように、支援体制については、今年初めて市が保健所とか福祉関係の会議を持ちまして、あれは非常にいいことだなと思いますので、東松島市の現状を把握してもらうには非常によかったと思いますので、その辺については、今後も継続してやっていただきたいし、特にスポーツ健康都市に関しては、やはりここに答弁いただいたように、ゆぷととかパークゴルフ場、これは市の施設ですので、しっかりと市としての指導力を、あるいは監督をしていただいて、あるいは事業展開ができるような形、ゆぷとは健康増進センターですので、福祉課か、健康推進課、それらがしっかり調整して、メニューをしっかりやらさせて健康に資するようにしていただきたいと思いますので、その辺のところもう一度お願いします。  それから、(4)の学力向上につきましては、一生懸命やっているというのは分かります。ただ、お気づきでおると思うのですけれども、来年は正念場だと思いますので、今年は1人増員して、体制づくりにやって、その成果というのは、教育管理監はクエスチョンマークだったと思うのですけれども、今後はやっぱりそうはいかないので、これは一つ一つの学校プラス担当する先生を中心として各学校の担当等の先生がしっかりやっていかないと、また同じになりますので、1名配分していれば、全精力を費やして堀之内先生には頑張ってもらえばいいなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  それで、その中でICT関係の教育関係については、うちのほうも逐次やって、多分どこの町にも、市にも負けないぐらいの施設は完了しつつあると思うのです。ただ、やはり物を配布して、それをやっていくには、人と時間がどうしてもかかる。ですから、私とちょっと違って、今の先生方はのみ込みが早いし、状況変化に対応するだけの能力は持っていると思いますので、子供なんかもうすごいのです。見たら、何も触らないでもすぐできてしまうのです。ただ、先生方がこれ何と言ったときに、何でもできるような体制にしてもらわなければいけない。その時代、時代に合わせた機器の操作法あるいは授業力向上に向けての手法については、もっと頑張っていただきたいなというふうに思います。 ○議長(大橋博之) 上田議員、質疑です。明確に、簡潔にお願いします。 ◆2番(上田勉) 分かりました。答えをいただきたいために分かるように、そういうことで今後の在り方についてもう一度お願いしたいと思います。  (5)につきましては、もうちょっと踏み込んでいただきたいなというふうに思います。4月から値上げしますけれども、このイート給食を毎月1回やっている。それから、全体で取り組むということなのですが、現状を見ると、いろいろアンケートを取って子供たちにやっているようですけれども、やっぱりまだ多いのです。その中で一番多いのは、多分御飯だと思うのですけれども、その辺のところを改善をしながら、より残食のないような方策を持っていただきたいなというふうに思います。  以上の5つについてもう一度お願いします。 ○議長(大橋博之) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼社会福祉事務所長(髙橋義則) ただいまの質疑にお答えします。  まず、①の待機児童対策の保育士の確保対策ということでございます。保育士の働き方、フルタイムという募集だけではなくて、3時間、4時間の勤務というような柔軟な対応で職員の募集もしてございます。さらに、今現在行っている対策としましては、本市の任期付職員の採用の募集をかけておりまして、そちらのほうで採用になればということで待機児童の数も減らせるのかなと思っております。  それから、③の保育の質の向上策でございます。確かに保育現場を持ちながら各機関で行っている研修会に参加するのは全員というのは難しい問題でございます。その中で研修を受けた職員がその中で行けなかった保育所、それから同園の保育士に対して研修を終わった後に、その方が講師となってお知らせするような制度で皆さんに保育の技術向上のための取組をしているところでございます。  それから、放課後児童クラブの部分の学力向上でございます。若干そのように見えないという部分もありましたけれども、その辺はしっかりと今度の委託先のほうにお話ししながら、確かに学力向上の部分だけでほかの児童クラブということもございません。今までプレハブでやっていて、園庭もない中でやっていたということで、体力の向上とか、外遊びができるとか、いろんな環境が整ってきましたので、その辺子供らしい生活といいますか、その辺を見守っていきたいと思っております。  それから、医師、看護師の人材確保の部分です。まず、東部保健福祉事務所、保健所との今回の意見交換会なのですが、令和2年度以降についても引き続き実施することで事務所のほうとも確認を取っております。  それから、各事業所におきましては、事業所ごとにハローワークを通じて事業相談会とか実施している状況です。これについても私たちのまちのほうもハローワークと情報交換しながら、そういった部分に関しての市報への掲載とか、そういった部分で後ろ盾できる部分があると思いますので、その辺は積極的にやっていきたいと思っております。  それから、健康づくりの普及、私たち所管のほうのゆぷとでございます。今年度指定管理替わって1年目ということでございます。これについても市民の健康増進センターという名前もついてありますので、それに見合った健康教室、こちらからもメニューを提案しながら実施していきたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(大橋博之) 教育長。 ◎教育長(志小田美弘) 学力向上の取組についてお話をさせていただきます。  正念場だというふうに期待を込めたお話をいただきました。各学校それぞれの課題あるいは各学校それぞれの子供の実態等もありますので、そこを踏まえた対策を学校はしっかり取り組んでいかなくてはいけないということになると思います。そこをしっかりフォローしていきたいというふうに思っております。  入力したとおり出力するわけでもないのが教育の営みでありまして、子供たちの実態を見ながら丁寧に指導していくということになるのだろうというふうに思っています。一つお話ししたいのは、おかげさまで管理監の配置、それから1人の指導主事を置いていただいて、今年新たにやれていることが実はあります。それは、答弁の中でもお話ししましたけれども、6年生と中3の子供たちが調査して終わって、何点でという、その平均点だけではないということです。その後類似問題を作りまして、つまりテスト対策ではなくて、中3と小6と12月にもう一度テストをしています。調査をしています。それで、足りなかった部分がどれぐらいちゃんと身についたかなというところの追調査をしています。だから、春の全国標準テストでその結果をもってのみならず、それを追調査をして、その後中3、小6はどうなのかというところの分析をして、フォローできているというのが、おかげさまで配置をいただいた、その担当した学力向上委員会、問題を作成してやっているという、これはできているということです。それが来年度はまた子供が違いますから別ですけれども、今年の子供たちに対して、そういうちゃんとしたフォローができたのはおかげさまの話ですということであります。  イート給食等々のお話をさせていただきましたけれども、残食については、同じような問題意識を持っていますので、昨日もお答えしていますけれども、食育の観点から様々な複数の取組、これを取り組んで残食の減に向かってやっていきたいというふうに思っています。  ICTについては、学校教育管理監のほうからお話を申し上げます。 ○議長(大橋博之) 学校教育管理監。 ◎教育委員会教育部学校教育管理監(熱海良彦) ICT環境の整備については、しっかりと各学校、整備していただいていることを大変ありがたいと思っています。なので、それを授業にしっかりと活用するということ、そして確かな学力につなげるということが大事だと考えております。昨年度から平成30年度、そして今年度、来年度にかけて先行実施している宮野森小学校、デジタル教科書を活用していますので、実際の授業を令和2年度においても、令和元年度においても、各学校の教員が授業参観しております。授業のどういった場面でどういう使い方をすれば効果的なのかという検証をしております。やはり意識するということと、何を頑張ればよいかというの、具体的な使い方について研修をさらに深めて、活用ということをせっかくあるものですし、しっかり日々の授業、国語、算数のみならず、いろんな教科で活用するようにさらに研修、充実してまいりたいと思います。  また、各学校の授業参観等もありますので、そういった中でも声がけ、助言していきたいと思っております。  以上です。 ○議長(大橋博之) 議長から議場にいらっしゃる皆様に申し上げます。私語を慎み、静粛にお願いをいたします。  暫時休憩します。    午前10時55分 休憩                                               午前11時04分 再開 ○議長(大橋博之) 再開いたします。  休憩前に引き続き総括質疑を続行します。  次に、第3位、産業建設常任委員会委員長阿部 としゑさんの質疑を許します。阿部 としゑさん。 ◆10番(阿部としゑ) それでは、令和2年度の予算執行に関してご質問いたします。  (1)、観光交流人口の創出につながる各事業、観光客の消費拡大を図るように努めるべきと思われるが、その方策は。  観光及び観光関連産業の振興を図るために市内外関係団体との連携をどのように取っているのか。また、人材育成については、どのような手だてがなされているか。  (2)、農業、漁業の振興と6次産業化について。これまでの検証と今後の計画について十分な予算編成になっているか。  (3)、市道百合子線改良舗装工事費を計上しているが、一般質問で議論されている道の駅構想について関連性はどのように捉えているか。  (4)、圃場整備を効率的に促進するための各業務の在り方をどのように捉えているか。また、高度経営体集積促進事業における農地利用集積の具体策は。  (5)、復興事業により、雨水対策工事を進めてきたが、近年では大型台風が多発しており、去年の台風19号と同等以上の台風が発生した場合の対応は十分か。また、避難道路等の橋梁整備について予算、工事はどのように計画されているか。 ○議長(大橋博之) 市長。     〔市長 渥美 巖 登壇〕 ◎市長(渥美巖) 産業建設常任委員会委員長阿部 としゑ議員の総括質疑にお答えいたします。  大綱1点、令和2年度の予算執行に関しての5項目の質疑にお答えいたします。初めに、(1)、観光客の消費拡大を図る方策、市内外関係団体との連携、人材育成についてお答えいたします。観光客の消費拡大を図る方策については、東松島夏まつりや松島基地の航空祭、また市内外の友好都市での物産展、さらにはオルレなど多くの観光客が見込まれるイベントにおいて、観光と物産のPR活動及び市内特産品の販売促進等に取り組んできたところであり、令和2年度当初予算では観光イベント支援事業などに約2,400万円を計上しております。市内外関係団体との連携については、本市としては、株式会社奥松島公社、東松島市観光物産協会、広域観光連携事業を行うDMO法人、農協、漁業等と連携し、本市の観光や特産品などの情報発信、市内外へのイベント開催などを行ってきたところであり、令和2年度当初予算では、観光関連団体育成事業などに約2,800万円を計上しております。  人材育成については、宮城県観光課、宮城県東部地方振興事務所等と連携して、おもてなし研修会、インバウンド研修会、観光案内講座開催などを取り組んできたところであり、実践的な人材育成にも取り組むこととし、当初予算では140万円を計上しております。  次に、(2)、農業、漁業の振興と6次産業化について。これまでの検証と今後の計画についてお答えいたします。震災以降、農業、漁業の大震災からのハード面の復興、復旧整備については、令和2年度で全て完了する見込みであります。本市としては、基幹産業である農業、漁業の振興に向け、令和2年度当初予算で農業については、圃場整備促進事業に約1億5,000万円を予算化するとともに、漁業については、漁港機能の回復と強化を図るための東名、里浜両漁港の地盤隆起対策工事に約9,000万円を計上するなど、これまでの取組の検証と各種計画を踏まえ、農林水産事業全体では約10億8,000万円を計上しており、十分な予算編成になっていると考えております。また、6次産業化については、宮城県及び宮城県6次産業化サポートセンターなど、関係機関と連携し、支援方策を周知するなどして、取組推進を図ってまいります。  なお、市内食品加工会社において、本市内で原料栽培から加工まで行う計画がある旨伺っており、本市としても可能な支援を行ってまいります。  次に、(3)、市道百合子線改良舗装工事費を計上しているが、一般質問で議論されている道の駅との関連についてお答えいたします。矢本パーキングエリアは、隣接地への道の駅整備については、これまで国土交通大臣政務官兼内閣府大臣政務官の和田 政宗参議院議員さん、さらには衆議院の国土交通委員長である宮城1区の土井 亨議員さん、どちらも政権与党の皆さんにお願いしております。そして、国土交通省東北地方整備局仙台河川国道事務所長に対し、積極的に要望活動を行ってまいりました。道の駅実現に重要な市道百合子線の整備については、特定防衛施設周辺整備調整交付金、9条交付金を活用して整備を進めており、その中で道の駅構想の利活用を考慮して、線形見直しを行うなど、道の駅と関連づけながら取り組んでおります。令和2年度は、道の駅予定地隣接区間の整備に着手するとともに、道の駅の全体基本計画を構想作成を行う予定としており、これらにより、市道と三陸縦貫自動車道矢本パーキングエリアを連結し、相互乗り入れが可能な市道百合子線の整備とともに、具体的な道の駅実現に向けた基本設計及び実施設計を行い、引き続き積極的な要望活動を行ってまいります。  次に、(4)、圃場整備を効率的に促進するための各業務の在り方、さらには高度経営体集積促進事業、そして農地集積の具体策についてお答えいたします。圃場整備事業は、宮城県が事業主体となって進めており、本市としては今後も地域への農地集積計画作成支援に努めるとともに、令和2年度当初予算では、大曲地区を含む4地区の農地集積業務を進めるため、約780万円を予算化しております。  特に高度経営体集積促進事業における農地利用集積については、地域が作成した計画に沿って着実に取組が進むことが重要であるため、令和2年度当初予算では、農地集積が進んでいる東小松地区を含む3地区に対して高度経営体集積促進事業交付金として約9,700万円を計上しており、地域への適切な指導、助言に努めてまいります。  最後に、雨水対策工事を進めてきたが、昨年の台風19号と同等の台風が発生した場合の対応が十分かとか、避難道路の道路、橋梁の整備についてお答えいたします。本市の市街地における雨水排水対策については、これまで復興交付金事業により、雨水ポンプ場、雨水調整池、幹線管渠の整備を実施しており、令和2年度中に全排水区の工事が完了する予定となっております。昨年発生した台風19号では、事業施工中で供用開始していない地区もありましたが、床上浸水などの甚大な被害は発生しておらず、これまでの整備により一定の効果があったと考えております。全ての施設整備が完了する令和2年度以降は、さらなる排水効果が発揮されると考えており、台風等による大雨が予想される場合には、事前に十分な準備を行い、被災発生がないよう対応してまいります。  また、避難道路等の道路橋梁整備については、これまでに復興交付金事業により、6路線を実施してまいりました。令和2年度当初予算では、市道台前亀岡線について予算計上し、年度内完成予定としており、これにより全ての避難道路等の道路橋梁整備が完了する予定であります。  以上です。 ○議長(大橋博之) 産業建設常任委員会委員会委員長阿部 としゑさん。 ◆10番(阿部としゑ) それでは、再質問いたします。 ○議長(大橋博之) 阿部議員、先ほどもでしたが、質問ではなく質疑でございますので、訂正方お願いします。 ◆10番(阿部としゑ) はい。それでは、再質疑いたします。  ただいまお答えいただきました観光交流人口の創出につきましては、各種イベントや事業において確実に観光交流人口は伸びていると思いますが、問題は観光客の消費拡大についてであります。そこで、これまでのような観光と物産のPR活動や市内特産品の販売促進だけでは物足りないような気がしますが、消費拡大に向けたさらなる取組が必要と思いますが、その点についてお答えください。  それと、(2)の6次産業化についてであります。これまでも一般質問や産業建設委員会でも先進地を視察してきたりしておりましたが、初めて市内の食品加工会社において、原料を栽培から加工までの計画があるということで、大変すばらしいものと思いますが、本市としても、まだまだこういった6次産業化に目を向けなくてはいけないと思いますが、可能な支援とはどのような支援であるかお聞かせ願いたいと思います。  次に、道の駅構想についての関連性についてですが、三陸自動車道矢本パーキングエリアと市道百合子線の相互乗り入れが可能な市道百合子線の整備とうたっていますが、この百合子線の整備が整えば、具体的な道の駅実現に近づくのでしょうか、そのことについてお答えください。 ○議長(大橋博之) 産業部長。 ◎産業部長(勝又研一) それでは、ただいま質疑いただきました1点目でございます。観光交流関係の観光客の消費拡大の推進というご質疑について初めにお答えをさせていただきたいと思います。  従前委員会でも審査いただいて、いろいろ情報提供させていただきましたが、市長答弁したとおり、物販のPR関係でありますとか、絆交流を通じた交流というふうなところでは進めてございますが、消費拡大そのものに大きく担当部門として実績が上がっていないような発言なり、説明に終始してきたかと思いますが、具体的に例えば牛タンとかは、産業分野を超えてふるさと納税の返礼品として復帰をするなど、これまでのPRという視点から流通にいかに乗せるかというふうな分野について今後取組が必要だろうなというふうに思います。  2点目にご質問をいただきました6次産業につきましても、同様の考え方がございまして、例えば本市で直接市が関与して商品開発をしているという部分での予算措置というのはないわけでございますけれども、農業法人の中では、バウムクーヘンでありますとか、ハーブドレッシングでありますとか、米粉を使ったお菓子とか、事業所みずからが6次産業に取り組んでいる事例が現実にございまして、こちらにつきましては、先ほど申し上げました観光物産のPR等も含めて開発商品のPR等進めてございます。いかに流通に今度はこれを乗せていくかという部分と既存の、昨日も答弁申し上げておりますが、農業法人10団体から例えば30団体に増えているとか、漁業についても良質なノリでありますとか、全国的に知名度が上がっているカキとか、これらをいかにPRをしながら、希少価値の高い商品ではございますけれども、絆交流の中で流通を図っていくかというふうな新たな取組分野、行政側として事業者の皆さんと情報交換をしながら進めていく必要があるのだろうということでございます。現在そういう情報交換も含めて情報交換の機会が大変増えてございますので、事業の中で金銭的なものだけではなく、取組を進めていきたいというふうに思うところでございます。  以上です。 ○議長(大橋博之) 建設部長。 ◎建設部長(相澤武志) それでは、3点目の質疑にお答えいたします。  百合子線整備でございますが、これまで震災前から継続的に進めてきた事業でございます。大塩の表地区を重点的に今まで進めてきました。令和元年度及び2年度予算を一部使いますが、いよいよ大塩側が完成ということで、いよいよ三陸道から南側、要は上小松側に着手ということでございます。令和2年度でそういったことでの事業費を計上しております。その中で道の駅構想実現に向けて、今後努力してまいるつもりでございますが、百合子線ができたからといって、即道の駅実現ということにはなりかねます。ただ、大きなアピールポイントとなるはずでございますので、しっかりと百合子線の整備、そしてパーキングとの接続ということで事業を進めていきたいと思います。  以上です。 ○議長(大橋博之) 以上をもって総括質疑を終結します。  ただいま議題になっております議案第29号から議案第34号までは、財務常任委員会に付託します。  お諮りします。本会議を予定としておりました3月2日については、議案等精査及び委員会審査等のため休会といたします。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大橋博之) 異議なしと認め、3月2日については、休会と決定しました。  以上で本日の日程は全部終了しました。  本日の会議はこれにて閉じ、散会といたします。    午前11時23分 散会...