東松島市議会 > 2018-06-13 >
06月13日-04号

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  1. 東松島市議会 2018-06-13
    06月13日-04号


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    平成30年  6月定例会(第2回)         平成30年 第2回東松島市議会定例会会議録(第4号)                                          平成30年6月13日(水曜日)                                                 出席議員(17名)    1番  石 森 晃 寿            2番  上 田   勉    3番  手代木 せつ子            4番  齋 藤   徹    5番  土 井 光 正            6番  熱 海 重 徳    7番  小 野 幸 男            8番  小 野 惠 章    9番  阿 部 勝 德           10番  阿 部 としゑ   12番  五ノ井 惣一郎           13番  大 橋 博 之   14番  櫻 井 政 文           15番  佐 藤 富 夫   16番  長谷川   博           17番  熊 谷 昌 崇   18番  滝   健 一                                                 欠席議員(なし)                                                 欠  番   11番                                                 説明のために出席した者   《市 長 部 局》      市         長    渥  美     巖      副    市    長    加  藤  慶  太      総   務  部   長    小  山     修      復 興 政 策 部 長    浅  野  吉  彦      市 民 生 活 部 長    小  山  哲  哉      保 健 福 祉 部 長    小  林     勇      兼 社 会 福 祉事務所長      建   設  部   長    相  澤  武  志      産   業  部   長    勝  又  研  一      会 計 管理者兼会計課長    木  村  寿  人      総 務 部 経 営 調 整監    榑  谷  健 太 郎      兼 地 方 創 生推進室長      総 務 部参事兼総務課長    小  山     隆      兼 工 事 検 査 室 長      併選挙管理委員会事務局長      併固定資産評価審査委員会書記長      総  務  部  参  事    藤  田  英  俊      兼 行 政 経 営 課 長      総 務 部 防 災 課 長    佐 々 木  寿  晴      総 務 部 市 民協働課長    渡  邊     晃      復興政策部復興政策課長    八  木  繁  一      兼環境未来都市推進室長      復興政策部復興都市計画課長  森     祐  樹      兼 政 策 事 業推進室長      市 民 生 活 部 参 事    内  海  光  義      兼  市  民  課  長      建 設 部 建 設 課 長    小  野  尚  志      建 設 部 建 築住宅課長    津  田  富  彦      産  業  部  参  事    齋  藤  友  志      兼 農 林 水 産 課 長      産  業  部  参  事    山  縣     健      兼 商 工 観 光 課 長   《教育委員会部局》      教    育    長    工  藤  昌  明      教   育  次   長    奥  田  孝  信      教 育 委 員 会 参 事    熱  海  良  彦      兼 学 校 教 育 課 長      教育委員会生涯学習課長    柏  木  淳  一      兼 社 会 教 育 主 事   《農業委員会部局》      農 業 委 員 会事務局長    青  山  幸  次   《その他の出席者》      建 設 部 建 設 課    東  城  良  昌      道 路 公 園 管 理 班長                                             《議会事務局》      議 会 事 務 局 長    髙  橋  ひ さ 子      議 会 事 務 局 主 査    田  中  将  徳      議 会 事 務 局 主 査    宮  川  友  美        議事日程 第4号 平成30年6月13日(水曜日)午前10時開議 第 1 会議録署名議員の指名 第 2 議員一般質問                                                  本日の会議に付した事件 議事日程のとおり 入退場一覧  10時13分   6番  熱 海 重 徳議員  退場  10時22分   6番  熱 海 重 徳議員  入場  13時48分  12番  五ノ井 惣一郎議員  退場  13時49分  12番  五ノ井 惣一郎議員  入場    午前10時00分 開議 ○議長(阿部勝德) ただいまの出席議員は17名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付してある議事日程第4号をもって進めます。 △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(阿部勝德) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において16番長谷川 博さん、17番熊谷 昌崇さん、以上の2人を指名します。 △日程第2 議員一般質問 ○議長(阿部勝德) 日程第2、議員の一般質問を行います。  第11位、小野 幸男さんの質問を許します。小野 幸男さん。     〔7番 小野 幸男 登壇〕 ◆7番(小野幸男) 皆さん、おはようございます。議長のお許しを得ましたので、さきに通告しておりました2件について質問いたします。  まず、1件目です。各課にわたる問題を問うとしまして、震災から7年が経過し、復興事業も平成32年度をめどに残すところあと3年となった。市長を初め、職員の鋭意努力もあり、被災地としては順調に進捗している。復興予算も限られ、まだまだ課題や問題もあることと思料されることから、以下について伺う。  (1)、念願でもあった浜市漁港の堆砂問題も県、市の粘り強い要望で砂州の完成の運びとなった。震災前に戻り、サーファーや釣り客、または野蒜築港や海岸に訪れる観光客も増加している。以前公園に設置されていたトイレの復旧と航路部分の砂の除去について伺う。  (2)、総務常任委員会の所管でもある市内一円の地区センターや集会所の取り扱いについては、多くの修繕費等の要望がある。地域格差もあることから、今後のストックマネジメントについて再度伺う。  (3)、生涯学習課に以前から相談していた明治3大築港である熊本県の三角西港、福井県の三国港、そして本市の野蒜築港日本遺産登録について、課題はあるものの、文化的遺産でもあることから、今後の取り組みについて伺う。  (4)、今年度の秋からいよいよオルレの奥松島コースが認定されスタートする。本市の観光と被災地域の活性化も図られ、大いに期待される。また、市道大高森室浜線もきれいに整備されましたが、途中の大高森の頂上に向かう散策路の勾配がきつく、現在砂利道なので、中間地点の駐車スペースまで今後の観光客の受け入れも視野に舗装すべきと思料されるが、早急な対応について伺う。 ○議長(阿部勝德) 市長。     〔市長 渥美 巖 登壇〕 ◎市長(渥美巖) 小野議員一般質問にお答えいたします。  大綱1点目、各課にわたる問題を問うについてご質問にお答えいたします。私からは、(1)、(2)、(4)について説明いたします。  初めに、以前公園に設置されていたトイレの復旧と航路部分の砂の除去について伺うの質問についてお答えいたします。ご質問のトイレにつきましては、震災前浜市の天屋公園内に宮城県が設置したものであります。国における鳴瀬川堤防の災害復旧に当たり、堤防敷の拡幅が必要となったことから、当該公園は既に廃止されており、現段階で県として復旧整備される計画はないことを確認しております。また、本市の計画においてもない現状でありますので、ご理解をお願いいたしたいと思います。  次に、航路部分の砂の除去についてでありますが、震災以降浜市漁港内に堆積した土砂につきましては、今年4月に撤去工事が完了し、引き続きその後の堆積状況を確認するため、漁港周辺モニタリング調査を実施しているところであります。今後の堆砂対策につきましては、漁港周辺河川管理者である国及び宮城県と調整を図りつつ、現在本市で策定中である航路部分も含めた浜市の漁港施設維持管理のための機能保全計画に基づき、計画的な維持管理に努めてまいります。  なお、鳴瀬川河口に堆積している砂については、鳴瀬川下流河川事務所に対しまして国において除去するよう要望いたしております。この浜市の漁港の砂、これずっと私も県議時代から何回となく国交省とか県へお願いして、現地……、やっと工事が復興予算で認められて、今回砂州が戻ったということでございます。我々砂州の状況を何回か見ていますけれども、何とか今のところおさまっているなと。台風来てみないとわかりませんけれども、今の状況であれば今後航路には余りたまらないのではないかなと、そういう運河にはたまらないのではないかなと思っておりますが、鳴瀬川側にはまだまだ砂がたまっているのです。鳴瀬川左岸のほうです。そちらにたまっておりますので、それについてはとにかく国のほうで、こっち、運河のほうに流れてこないように今のうちに何とかしてくれということは要望しております。  次に、市内一円の地区センターや集会所の取り扱いについてお答えいたします。本市の地区センターや集会所の施設は、市民活動の拠点となる施設でありますので、修繕等につきましては多数の要望が寄せられておりますが、消防設備及び電気設備などの早急に対応しなければならない箇所や緊急性の高い箇所については、優先順位を上げて実施し、順次対応しているところでございます。議員ご案内のように、震災後は復旧、復興が最優先ということであり、既存施設の老朽化等の診断、判定は後回しになっておりました。今後は、施設の診断等を行い、単に古くなったからという理由で改築するのではなく、施設の社会的事業や老朽度、改修時の費用対効果等を総合的に勘案した上で、その施設にとってよりよい維持修繕等を図ってまいりたいと考えております。今後の方針につきましては、平成29年3月に策定した東松島市公共施設等総合管理計画の方針を基本としまして、当面は既存施設の継続利用を図ることとしますが、今後の人口動向や地区の再編との整合を図りながら、統廃合や地元移管も含めた施設運営について検討を進めることも必要と考えております。また、集会施設維持管理費についても、本市の特色でありまして、これは当時の矢本町からの特色なのですが、他自治体では余り例のない全額行政負担、これをやっている状況でありますが、今後の財政状況によっては他の市町村のような形で地元負担も検討することも課題として考えております。  次に、今後の観光客の受け入れも視野に入れた大高森散策路の舗装についてお答えいたします。宮城オルレ奥松島コースの開設に向けましては、去る4月18日に韓国の済州島ですけれども、済州のオルレ認定機関による現地確認が、現地踏査といったのですが、現地確認が行われまして、コースとして認定していただくとともに、一部改善を求められたところもあります。その1つは、容認されない舗装済みコースの別ルートへの変更、要するに宮城オルレというのは余り舗装のところを使わない、歩かないというのが、そのコースには舗装は認定しないというのが基本的な考えですので、舗装済みコースの別ルートへの変更、もう一つが議員のご質問の大高森の散策路の、要するに山頂付近の急勾配の改善の指摘がありました。その急勾配対応につきましては、現在県において階段を設置する方向で調整が済んでおりまして、今後オープンまで整備が行われる方向になっております。10月の7日か8日、これ宮城県と気仙沼の唐桑、そして東松島の宮戸、この3カ所がそういう記念のセレモニーになると思っております。また、市道大高森室浜線から大高森散策路中間地点までのルートに関しましては、県が管理している土地となっており、これまでも地元ボランティアによる山頂付近草刈り作業時における管理用道路等として利用されております。舗装につきましては、オルレコースの制約もありまして、当面草刈り作業などオルレコース管理用道路として敷き砂利や整地等の対応により利用を図ってまいりたいと考えております。  私からは以上でございます。 ○議長(阿部勝德) 教育長。     〔教育長 工藤 昌明 登壇〕 ◎教育長(工藤昌明) 小野 幸男議員一般質問、大綱1点目、各課にわたる問題を問うのご質問のうち、(3)の野蒜築港日本遺産登録の今後の取り組みについてお答えいたします。  野蒜築港跡は、小野議員ご指摘のとおり、本市の歴史遺産の中でも価値の高いものと認識しております。ご質問の日本遺産については、本市単独の申請では文化庁への提出要件を満たしていないため、議員ご提言のとおり、明治3大築港をテーマにして熊本県宇城市や福井県堺市と連携しての申請が考えられます。しかし、宇城市の三角西港は、既に世界遺産に認定されており、堺市の三国港は北前船で日本遺産に認定されておりまして、私としても大変残念なのですけれども、両市とも3大築港として申請する考えは持っていないとのことでございました。よって、現段階で、日本遺産への認定申請は難しいと考えており、今後も野蒜築港歴史的価値を市内外に発信しつつ、保存管理を継続し、一層の活用の方策を探っていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(阿部勝德) 小野 幸男さん。 ◆7番(小野幸男) 明朗簡潔な答弁、いずれも歯切れがいいなとつくづく感じております。それで、浜市のトイレの部分なのですが、ここについては若干私の期待では、これたしか以前何か熊谷議員もサーファーの方々からこういった要望があったようなお話もちょっと聞いた記憶があって、私もちょうど運河の瓦れき撤去の件で高橋県議と、あとは土木と今の県の所長さんたち交えて、瓦れき撤去をとるときに砂の除去と、前にトイレがあったというようなお話をする機会がありまして、あそこの漁港のところでちょっと時間をいただいてお話をしたのですが、今のところ担当課のほうでも市の市有地ではなく、国の国有地の部分が多いというようなことで、なかなか厳しいなというようなお話は若干伺っていたのですけれども、私もちょこちょこあそこおかげをもって堆砂の問題、あそこをできたのを見て、これは多少の大雨が来ても、もうここの部分は大丈夫だろうというようなことと同時に、やはりいろんな方々が訪れる人数が日増しにふえているなと。やっぱり土曜日とか日曜日、天気いいと随分グループ単位であそこの砂州を利用していろんなことをする人たちも多いというところで、あとはあそこに生産組合さんとか漁業関係者の方々がおりまして、そういったことで本当にお客さんふえてきているという中で、やはりトイレの問題を強く私のほうに問いかけをして、実情的にはいろいろと衛生面でも困っているというようなところもあるので、前これ県のほうでの公園管理だったというようなところもありますので、大変かと思うのですけれども、ここについてやはり行ってみて現地を見ると、これだけの人も来るようになったので、あとは野蒜築港を含めていろいろな方々も視察に来るというときもあるようなので、その辺、市長、やはり今厳しいとはいうものの、本当に1年、2年とあそこが落ちついてくると訪れる人たちが多くなりますので、その辺県と力強い要望活動を再度お願いしたいと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(阿部勝德) 市長。 ◎市長(渥美巖) 小野議員の再質問ですが、県の公園という形で、要するに天屋の公園という形で県が設置しておって、堤防の拡幅絡みでその公園というものはなくなって、トイレも必要ないということになったわけで、宮城県が設置したということでございます。確かに行けばお客さんというか、サーファーも今までは来ておりました。ただ、このサーファーも、今後砂州ができたことによって、結構波そのものがもう砂州の南側しかないわけですから、どの程度魅力的な場所になるか、変化してくるのではないかなと思っております。そういう中も含めながら、あとは浜市のあそこではしょっちゅう漁業の皆さんが網の修理するとか、いろいろ来ております。そういう人たちからすれば、当然トイレというのはあってしかるべきだなと思うのですけれども、ただそういうものを全て市が、市の公園でも指定しているのであれば、市がやることはもちろん大事なのですが、指定していないところで人が集まるところに全て公園だのトイレをつくる、それはトイレは必ず水洗などにすれば2,000万ぐらいかかってしまうのです。今トイレつくると、男子、女子、障害者用とかということになりますから。そして、水道もそこにしっかりしてやるとなると、相当な管理、そしてそういう管理もかかりますので、今すぐここでやるということは難しいのではないかなと。もう少し時間を見て、今はまずは復興完結、小野議員ご案内のとおり、まさに復興が平成32年度で復興庁が店じまいする、それまでの間にしっかりと復興を完結するという。きょうも実は昼休みに復興庁の事務次官さんが来てお昼休みにちょっとお話し合いすることになっていますけれども、まさに復興最優先で行くということでご理解いただきたいと思っております。 ○議長(阿部勝德) 小野 幸男さん。 ◆7番(小野幸男) では、32年度を目途に、そういった推移を見るということ。ただ、本市の基幹産業でもあるあそこの生産組合さん、あと漁業関係者さん、あの方々は漁業部門ではかなりのシェアを占めている方々なので、そういった地域の問題があるということを常に市長にも念頭に置いていただいてご検討いただければということで、次の2番目に移ります。  うちの総務常任委員会でも所管しているストックマネジメント、これ委員会等々でも担当課の方々といろいろ協議してきて、きょう市長の答弁の中に、今後統廃合や地元移管も含めた移設運営というような答弁もいただいておりまして、今までは全額行政が負担をしてきたが、なかなかまちの財政も厳しくなってきて、やはり地域でできる部分は地域でお願いしてもいいのではというのは私自身もずっと思っていて、鳴瀬町は合併前は全部地区で、公民館とか、そういったセンターは自分たちで保険を掛けて水道光熱費払って、そこを利用してきていたという経緯もありまして、合併後まちのほうで全部負担していただくというようなことになりましたので、そういった部分、ちょっと地元とすればなれている部分もあるのですが、本当に震災以降、例えば我々沿岸部のように全部新しくしていただいた地区とか、あとは震災の被害がなかった人たちは、今既存の中で改修、改善をしながらとか、もう古いので何とか建てかえとかという言葉も所管の中ではいろいろご意見が出たので、市長、ここの部分の統廃合、これやっぱり地区で例えば何々地区、何々地区を1つにして、1個にしますよというような形というのは、理想ではあるのですけれども、なかなか地域の人たちがそういった中で統合というのは厳しい部分もありますが、市長はこの辺どのようにお考えですか。 ○議長(阿部勝德) 市長。 ◎市長(渥美巖) 行政の目指すものというのは、やはり理想を目指していきますから、統廃合ということで書いております。しかし、例えば小野議員の地域、月浜、大浜、室浜、里浜、4つの浜でそれぞれ月浜何戸、大浜何戸と、本当に少ない地域であっても、やっぱり集会所それぞれ今回新しくしているわけです。そういうところが一方ある中で、築40年とかになっている例えば大塩とか福田とか赤井の北赤井地区とか、いろいろそういう昔の分館というやつが集会所含めてあるのです。ただし、それを全部統廃合を本当にできるかというと、なかなか、宮戸でさえできないのだもの。あの少ないところでもできない、やっぱり。だから、言うのは簡単だけれども、赤井のでは中区、上区、下区集めて北赤井1つでいいのでないかと、これだってなかなか地域では、古くてもいいから、このまんまでいたほうがいいという声が多いのです。だから、それはやはり地元の声を聞きながら、いいよというのであれば統廃合をしていきますけれども、やはり地元の声を無視して行政サイドでやるというのは難しいなとは思っています。ただ、私はこれからの高齢化社会は、逆に地域にそういう集会所的なものがあることがプラスではないかなと思っているのです。地域でお茶飲みするとか集まるというとき、やっぱり近くて、古くてもいいからそこにあったほうがいいというのであれば、そこがやはりいいのではないかなと。ただし、全部全て市が全額負担でやっていくというのは難しくなるかもしれませんけれども、ある一定のものは市が負担してやっていくと。  私は、逆に鳴瀬と矢本の合併前の違いの中で、矢本町がコミュニティーとかそういうものが非常に私は進んでいた地域と思っているのです。それは、やっぱりそれぞれの地域に矢本町が全て負担した集会所なり分館がたくさんあったのです。そして、それが国体などの民泊といいますか、そういう選手団を民泊させたり、全てそういうことはその地域の結束も含めて、きずなとかそういうものを含めて、その施設が一つの核になったということなのです。だから、必要性は十分理解しておりますし、その経費の問題をどういう形でしていくかというのが大事であって、こちらから頭ごなしに統合だとかすぐ地元移管だとかというのは、ちょっと難しいなと思っています。 ○議長(阿部勝德) 小野 幸男さん。
    ◆7番(小野幸男) 私は、今市長の答弁の中で、小さくても統合できなかった地区の一人なのですけれども、今震災で新しくしてもらったということで、今新しい自治会制度になって、3年間交付金が出るのですけれども、この交付金については地区の中では、こいつ将来の維持管理のためにこのお金は使わないでとっておこうというような形で、私は事あるごとに将来的にはまちも大変なので、皆さん自分地区センターとか、そういった部分は皆さんで何とか維持管理できるような形で考えていただけないかなというようなことは提言はしています。できれば、そういった形で、本当に立派に障害者用のトイレまでつくっていただくような集会所を提供していただいたので、そういったところから、市長ができるようなところから、やはり用意ドンではなく、理解のある地域からそのようにしていって、多分維持管理の中で私が水道、電気とか考えるときに、一番大きいのがやっぱり建物の保険です。この部分が意外と大きい金額かなというようなところで、本当に自分も高台移転して、みんな集落が新しくなったときに、意外と前の集落のようにお互いお茶飲みの行き来というのは少なくなるのです、新しくなる。そういった中では、やっぱり集会所の位置づけというのは、皆さんが気軽に集まれるということで、今後矢本地区でも福田とか北赤井とありますけれども、昔は集会所でいろんな煮炊きもするとかとある程度の大きさあったのですけれども、ある程度のコンパクト的に小さくしてやっていって、皆さんが本当に集まってちょっとしたことができるよというような場の提供のこれからは地区センターとか集会所で、これは私は市にとって大変だとは思うのですけれども、どうしても建てなければならないようなところは、市で計画的に、借金をしてもやっぱりこれは整備していったほうがいいと思うのですけれども、市長、その辺もう一度。 ○議長(阿部勝德) 市長。 ◎市長(渥美巖) 今小野議員が、まさしく将来の自治のあり方というのなのです、自前で、自立して自走していくというのは。そういうところ、できるところと、環境的になかなか難しいというところが結構あるのです。だから、それぞれの特色を持った地域で、私は宮戸地区の場合は、いろんな海からの恵みがたくさんあって、従来は分館のそういう運営費に結構回して、みんなでとったやつを回してきたという話で、よく私もたまに行くとごちそうになったりしたのですけれども、そういう形である地域と全くそういうのがない地域というのは、やっぱりいろいろあるのです。だから、基本的には今小野議員が言ったように、自走できるところはそういう形で先例で進んでもらうこともいいし、将来的、今のそれぞれの各地区センターとかでやっている指定管理制度、あれも全て100%全部持って今やっているから、物すごい金額になるのです。金額的に多くの金額になっているのです。だから、それで逆によくよく見ると、1,000万近い税金も払っているのです、投資効果。そういうもの、本来であれば、市が管理すれば払わなくたっていいものあるのです。そういうものももう一回見直すことも必要かなと思ったりもしております。  そういう中で、今後計画的に、古いところはやっぱり小さくても建てざるを得ないのかなというのが半分半分持っているのです、私としては。小さくてもいいからそこで、大塩地区なんかでも出てきていますし、人口に見合ったような大きさでいいと思うのです。ただ、現在よく我々が敬老会とかいろんなことやると、例えばその地区でやる敬老会なんかというと、もう敬老者が入り切れないのです、多くなっていますから。そういうことは、だから2回に分けてやってもらうとか、そういう形にならざるを得ないかもしれませんけれども、計画的な建てることも、一方では古くなったものは検討していかなければならないなと思っております。例えば大塩地区とか赤井とか福田のほう、この辺は結構古いところ目立っているのです、北赤井のほうも。それは、検討したいと思っております。 ○議長(阿部勝德) 小野 幸男さん。 ◆7番(小野幸男) それでは、3番目の、教育長から答弁いただいて、この部分については保存管理を継続し、一層の活用の方策を探っていくということで、私もこれ相談されまして、担当課長とも文化遺産登録ということで、これちょっとハードルは高いなというところはあって、市独自でやるというのはそう簡単な問題ではないというところは重々承知しておりました。今後いろいろな会議の中で野蒜築港の件出てくるときには、やはり私たちも聞いて初めてこれだけ後ろに大きな問題があるというのわかりますので、委員会等とか、そういった審議会の中とかで、こういったまた野蒜築港の問題が出たときには、この辺も丁寧に説明していただいて、今現状ではこうですよと。あと、例えば予算的にももうこのくらいかかるので、今のところは厳しいというようなことで、だめだめだけではなく、その中でも市としてやっぱり何とかこの活用できるというようなところも説明を加えて対応していただけると助かるのですけれども、教育長、その辺再度。 ○議長(阿部勝德) 教育長。 ◎教育長(工藤昌明) 野蒜築港ファンクラブなどもありまして、私も大変関心は持っておりますので。今詳細あと担当から答弁させます。 ○議長(阿部勝德) 生涯学習課長。 ◎教育委員会生涯学習課長兼社会教育主事(柏木淳一) まさに現在文化財につきましては、保護から活用へということを文化庁のほうからも提言されております。今教育長が申しました築港ファンクラブ、それから築港資料室の整備と合わせまして、丁寧に意見交換をしながら、保存、活用について考えていきたいと。あと、文化財の保護審議会等、そういったものでも検討を加えていきたいと思っております。 ○議長(阿部勝德) 小野 幸男さん。 ◆7番(小野幸男) よろしくお願いしまして、(4)番目、オルレのコースで、市長の答弁のほうから、砂利道が最優先でコースをつくるということで、私も昔からあそこの大高森に上がるところはちょっと道路が勾配急で、あそこに前用水路のタンクあったのです。あそこに改良区の関係で行ったりするときも、ちょっとここ大雨だの降ると大変だなというような思いで、当時震災後、あそこ道路整備をするというときに、建設課のほうには、この道路、多分ようやく念願かなって舗装になるので、そのときはここの部分も大高森の先のちょっと広場まで舗装も検討していただきたいなというようなことをお願いしていたのですけれども、いつの間にか大高森室浜線だけが舗装になって、そこの分はちょっと砂利引いて整備になっているということなのですけれども、今後のオルレを生かした中でやりますと、私もあそこ何回も行ったり来たりして、今回も別な角度でちょっとあそこ上がっていって、もしかするとここら本当に散策路のコースで上まで車が行かないで、あそこの舗装のところから例えば散歩コースの一つとしてやるのであれば、勾配の急なところは多分30メートルくらいなのです。であれば、あそこをそういった形でなく、ハイキングコースというか、そういった形で、大々的に勾配のきつい部分を散策路の一環としてもう階段にしてしまうとか、そういった形で、あとその上から今度大高森に上がる部分もかなり勾配急なので、その辺も含めて県立公園ということで管理していただければと思うのですけれども、そういった利活用について再度、市長、お願いします。 ○議長(阿部勝德) 市長。 ◎市長(渥美巖) 小野議員がずっと大高森を含めて宮戸は宝だということで、宝の島の代表が大高森であります。私も県議時代ずっと宮戸に通い続けまして、これまで県の管理している公園として大高森、遊歩道をずっと管理、あずまやだのつくっていただいたりしてきました。今回宮城オルレという形で、10月の7日か8日、気仙沼が最初になるかうちが後になるか、どっちかこれわかりませんけれども、7日か8日、とにかく地域ではやるということにしていますので、念願の宮城オルレに向かって県も今本年度の予算、30年度の当初予算ではオルレ対策の予算を整備していただいておりますし、あと小野議員がよく前から心配しておりましたお堂の関係なんかも、あれもずっと懸案事項で県は手つけかねてきましたけれども、今回予算化して、数千万の予算で出しています。今後宮城オルレコース全体として宮戸をどのように活用していくかというのが最終的な課題でありますから、私とすれば宮戸をしっかりとした、仙台から1時間という地の利を生かして、仙台空港からも近いわけですから、まず気仙沼に行く前にうちのほうに寄ってもらうような流れをつくって、インバウンド、観光客もそこで食いとめていきたいとか、県と一体となって宮戸全体の整備を可能な限り進めていくという意気込みです。  そういう面で、今ここで全部が一気に10月7日なり8日に向かって全てができなくても、あとオルレとして認定になった後に、いろんなまさに調整していく場所も出てくると思うのです。それなんかも見ながら、県とのパイプで進めていくということで、今ここで舗装しないとかするとかという、そういう小さな話でなく、全体の宮戸を今後どうするかという話で、そしてそれが東松島市にとってどういうプラス面あるかということを考えていってほしいなと。もちろん仙台、松島のDMOも含めて、あと松島"湾"ダーランド含めて、観光の、自然のすばらしい日本3景の一つである松島湾との宮戸の関係を最大限生かして、さらには松島自然の家が宮戸にできましたし、市が持っているあおみなという施設も、さらには縄文のそれぞれの施設なんかも最大限生かしていけば、もっともっといい観光地として発展していける要素十分に持っておりますので、地元の議員としてさらにご支援、ご協力お願いいたしたいなと思っております。 ○議長(阿部勝德) 小野 幸男さん。 ◆7番(小野幸男) それでは、通告2件目に移ります。  タイケン学園について問うということで、初日に2名の議員も同じ質問していますが、私は私なりにこのタイケン学園についてご質問させていただきます。マスコミを通じてPRされているタイケン学園についての市長の本気度も再確認する上で、以前からの懸案事項でもあった鳴瀬未来中学校と鳴瀬桜華小学校の再利用については、小野地域まちづくり協議会からの議会への要望書や議員全員説明会も開催された。また、会派においてもタイケン学園を研修し、私も小野地域の活性化や教育の観点からも、本市の将来的な宝になるよう願う一人でもあります。議会としても、ほんの入り口部分までの説明報告なので、本市にとっても大きなプロジェクトであると思料されることから、今後の進捗も含め、おおよその予算規模や本市においてのメリットやデメリット、また市民への周知や説明と宮城県私立学校審議会の取り組みについて伺います。 ○議長(阿部勝德) 市長。 ◎市長(渥美巖) 小野 幸男議員一般質問、大綱2点目、タイケン学園について問うのご質問にお答えいたします。  小野 幸男議員におかれましては、タイケン学園の高校誘致に向けたこのタイケンの私立高校誘致、非常に熱意を持って、そして関心を持って今回もまた一般質問で取り上げていただいております。私は、氏名の周知も含めて、市民の代表の皆さんがここで一般質問する、それに対して答えていくこと、それがやはり大きな市としての方向性を示しているということでございますので、そういう面で今議会も3人の議員さんが一般質問で取り上げていただいているということは、そういう意味で非常に市と一体となって、その向かう方向を示すことができるのかなと。それは、対タイケン学園に対しても、対宮城県に対してもそういうことになるし、一番は市民の皆さんにもそういうことでさまざまな理解を得ることができるのではないかなと思っております。これまで議員の皆様には、5月の18日の開催の議員全員の説明会で、私から直接説明するとともに、今定例会においても土井議員と石森議員から質問をいただいております。一部答弁が重なりますけれども、改めて答弁を申し上げたいと思います。  まず、今後の進捗についてですが、平成32年4月の開校に向けまして、学校設置者である学校法人タイケン学園が宮城県に対しまして、それもことしの9月末までに学校設置認可申請書を提出することとなっております。そして、その後宮城県から、宮城県私立学校審議会への諮問と審議を経て、認可に至る流れとなっておりまして、その途中において既存の小中学校の、防衛補助とか文部の補助入っていますから、そことの協議も必要となっております。また、予算についてですが、タイケン学園にとっては人口減の東北地域に初めて開校し、相当程度のリスクもありますし、また準備経費も必要なことから、本市としては一定の経費を支援する必要があると考えております。したがって、議員の皆様のご理解が前提となりますが、例えば本市が鳴瀬桜華小学校と鳴瀬未来中学校、現在特に桜華小学校はまだ使っていますけれども、未来中学校はもうことしの1月から学校ではなくなっているわけですから、これは基本的には現在のところ市の単費で壊さなければならない、壊すことになります。鳴瀬二中のほうは、復興絡みですから、あちらは復興交付金絡みで解体することができました。こっちはできません。だから、小野小学校、桜華小学校もそういうことでは市の単費で壊していくということになります。そういうことになりますので、私とすればそういうことを考えた場合、将来市が壊さなければならないものですから、それをうまく活用していくということで、解体費相当額についてタイケン学園に補助することを検討しているということであります。  次に、メリット、デメリットの質問でございますが、私からは私立高等学校をこの地に誘致することで、デメリットはゼロと考えております。メリットとしては、現在の計画が全寮制であることから、仙台市以外の県内の自治体が今最も苦慮している人口減少対策になります。そして、寮の食事に係る材料費とか生徒、教職員の生活必需品の購入や地元の消費、学校の備品や消耗品の購入、さらには保護者が面会に訪れる際の宿泊とか食事、お土産代、極めて大きな経済効果、そして当然ここには地元の皆さんの雇用も入ってきます。そういうものを含めますと、非常に私は経済効果が大きいと。私は、100年に1回あるかないかのチャンス、これを物にできるかできないかは、私の決意もそうなのですが、議会の同意、そして市民皆さんの理解がなければなりませんし、タイケン学園としての考え方というか、ここに震災復興を含めて東北地方を応援する、そしてその一番の拠点として東松島を選んだ、そういう流れを大事にしていきたいなと思っているのです。もちろんこれまでも行政報告で報告しましたが、村井知事にも私とタイケンの理事長が行って、そういう流れでぜひ県としても応援よろしくということは既にやってきているという状況でございます。  ただ、これもやはり市民の協力がなければそれはできないし、一番は議会が、そのスタンスが、やっぱりこういう大きいものをみんなの同意がないと、やって後でどうのこうのするということになると、やはり問題起きることが多いのです。だから、私はこのビッグチャンスを私と執行部と議会が一体で進めるような方向いいのではないかなと思っているのです。さらに、市全体で360人が全寮制で入る、そして一部の教職員が市内に居住する、そうすると極端な話、地方交付税では3,600万から4,000万ぐらいは毎年上積みされて入ってくるわけですから、そういうものを将来にわたって永遠に続くことも考えてほしいなと思っているのです。だから、あわせて今度はそこに住む教職員の税金、住民税とかも入ってきますし、本市の税収への直接的な効果もあると。そして、地元住民、もちろん先ほど言いましたが、雇用も生まれるということをよくよく考えて、私は他の首長からは、東松島でえらいことする、どこからそういうルートで持ってくるのと、そういうことよく言われるのです。石巻の市民の皆さんからは、なぜ石巻に来ないで東松島に行くのだと。石巻が大きいのだよとよく言う人もいるのです。いろいろやっぱりそこは見方というのはあるのですが、今は私はそのぐらいの意気込みで、何としても誘致したいものだなというのが私の考えです。  加えて、地元の小中学校、高校生、高いレベルでのスポーツ競技、そして外国語教育、勉学指導等の状況、間近に実感できる、そして部活動などスポーツ活動を初め、英会話などの学習への支援も期待され、学力及びスポーツの両面で大きな効果があると思っております。先ほど言ったように、例えば3つのコース、進学コース、防大一直線進学コース、そしてパラリンピック、アスリートの障害者の選手養成コースとか、国際化という形でグローバルなコースと、こういう3つのコースの皆さんを全国から来てもらって全寮制でやるという、まさに特色のある学校づくり、そういうことで進めたいと思っております。  また、市民の周知への質問ですが、これまでことし3月9日に小野地域まちづくり協議会役員会で市の担当職員から説明しております。5月9日には、市が小野地区の学校施設の利活用に関する概要説明会を開催し、本市及びタイケン学園の担当職員から学校の概要とこれまでの経緯、経過等について説明を行っております。その上で、来週には再度小野地域まちづくり協議会役員会において私から直接説明し、地域のさらなる理解を得ることとともに、誘致実現に向けた機運の醸成を図りたいと考えているということです。今後小野地域及び市全体での機運醸成を図ることが重要と考えておりまして、さまざまな機会で説明を重ね、周知、発信を図ってまいります。  また、宮城県私立学校審議会の取り組みについての質問ですが、宮城県では平成2年以降全日制の私立高校の認可がされておりません。今後さらに少子化が進む中で、宮城県私立学校審議会での審議など、認可までのハードルはかなり高いものと私自身は思っております。そのようなことから、私立学校審議会での審議に向け、あくまでも例えば審議会でのご判断でございますが、議員皆様の理解の中で、さまざまな誘致活動とか議員の持っている力で誘致活動、さらには議会としての誘致決議などが前向きに検討いただければ、私としては非常に後押しになって幸いだなと思っております。市といたしましては、私立高等学校を所管する宮城県及び関係省庁に対しましては、早期の開校への支援を強く現在も要望しているところでございます。本市の私立学校の誘致実現につきましては、これまで述べた効果に加えまして、高校生が地元で元気に勉学やスポーツに励むことによって、小中学校がなくなり、一層の過疎化が心配される小野上地区の活性化とにぎわいの創出にも大きく貢献できる、そして大きく寄与することができると思っておりますし、加えて私立高等学校が存在することにより、本市のネームバリューのアップが図られるとともに、高校生が本市の住みよさや環境を気に入りまして、卒業後の本市への定住にもつながることも期待しているところでございます。どうかタイケン学園について、大いに議会でも議論していただいて、本当の将来の東松島にとってどうあるべきか、十分に広い観点でご審議賜りたいものだなと思っております。  私からは以上です。 ○議長(阿部勝德) 小野 幸男さん。 ◆7番(小野幸男) それでは、私で3件目ということで、ちょっとダブっている答弁もありますが、初めて耳にする部分もあり、きょう傍聴の方々もいますし、やはりこのタイケン学園は本市の、多分今までにない最大なプロジェクトだなということで、誘致決議等々もさることながら、本当にこれは阿部市政のときから、未来中学校と桜華小学校はどうするのだということをずっと引き継いできた中で、新しい市長のもと、2年目にして今回このようなタイケン学園という大きなプロジェクト、これ執行部の皆さんも議会も本当に政治生命をかける部分も出てくるかと思いますが、本腰を入れた取り組みではないかと私はずっと思っています。その中で、予想される解体費用の予算規模ということになりますと、大体自然の家で宮戸小学校が解体で2億二、三千万かなというところを見ますと、大体2つの学校を解体するとなると、5億近いお金は単費でかかってしまうのかなと。これもまた大きなお金であるし、そういったものの利活用に向けるという、本当に千載一遇のチャンスで、市長随分前から考えてきた案件なのかなというところがちょくちょくと浮かびますが、解体費用のほかに何か考えられるような支援費用というのはあるのかなという部分をちょっとお聞きします。 ○議長(阿部勝德) 市長。 ◎市長(渥美巖) 宮戸のやつは、1億数千万でした。だから、そういうことも考えながら、解体費用ということか、野蒜の小学校のキボッチャありますが、あそこが例えば宿泊施設に今くらがえして、野蒜小学校、キボッチャです。あの宿泊している改修は3億数千万かかっています、改修に。だから、例えば小野小学校、桜華小学校を宿舎にするといっても、やはりタイケンとしては相当な金がかかるのです。だから、本当に来てくれるかどうかというのは、タイケンもここでなくても引く手あまたですから、全国の地域では廃校になる学校結構あって、そこはお互いに結構誘致、うちのほうに来てくれとかといろいろあります。タイケンが来たこと自体が私との関係がありまして、今回4月1日からウェルネス保育園を夜8時までそこでやっているわけです。だから、そういう流れがあるので、ぜひ私とすれば……金額はまだ出していません。ただ、しかしそれについてはある程度の解体費、要するにタイケンとの話の中で、私はもし何かあった場合は解体して全て返してくださいよということで、その解体費を出すということでどうかなというのが基本の考えなのです。あと、その他何か出すのかというと、出すとしても例えば教育振興費みたいな形で、例えば励ます程度の、30万とか50万、それは年間そこの学校に出すことも考えられます。これは、前に矢本高校の時代は、定時制振興協議会みたいなのをつくって、そこに定時制の生徒の皆さんの例えばスポーツ大会で全国大会に行くときだのの支援になるようにと出したことはあるので、そういうことがあると思います。あと、もちろんタイケン学園がもしスポーツ、非常にオリンピック選手なんかを輩出している大学ですから、スポーツ大学持っていますから、バドミントンの奥原さんというのは銅メダル、これもタイケンの大学生でしたので、そういうことを考えると、スポーツで例えば甲子園なんか行った場合、非常に知名度もアップします。そのときは、市民全体で壮行会するとかなんとかというときは、皆さんで何ぼかずつ応援するというのがありますけれども、大きな金はあとは私立高校として自前で運営してもらうというのが基本だと思っていますので、その後の大きなものはないというのが基本です。 ○議長(阿部勝德) 小野 幸男さん。 ◆7番(小野幸男) それで、初日のときに、市長のほうから寮の問題あって、この寮については開校に合わせて、上田議員のほうからも1年ちょっと半端になるのだよなというようなお話も聞いていまして、雇用促進住宅の利活用も視野にあるということですが、100年後を見据えた計画であるのであれば、私は桜華小学校がもう築48年だということで、いろんな改修とかして寮にするというよりも、私は、おととい宮城県選出の国会議員の先生方ともいろいろ相談をしているというようであれば、本当に一大プロジェクトということで、寮とかも、市長、私はあれを改修してやるよりも、やはり寮、360人ではなく、例えば1学年の120人は入れるくらいのそういった寮の設置というのも考えるべきではないかというところ、ちょっとここ二、三日の間にふと思ったのですけれども、将来的な負担はないよというものの、やはりこれだけのことを思えば、そういったことも私は必要かなと。それから、あと学校は近くにあるのですけれども、前にもちょこっとお話ししましたが、どうしてもJRの駅から遠いというところで、今市でやっているのはデマンドタクシーというようなことで、こういった公共的な交通機関の問題も当然足として提供はすべき問題だと思うのですけれども、その2点について。 ○議長(阿部勝德) 市長。 ◎市長(渥美巖) まず、寮です。だから、寮まで建てて誘致するのかというのやっぱり出てくると思うのです。だから、まずは私としては、タイケンさんの中でまずやってもらえないかなと。地方創生絡みの中でも、要するに市が行う事業というのは、そういうようなの多少あるのです。そういうこと、この間、今月初め、国会議員との朝飯会のとき、私は国のほうでタイケン学園は私立高校を誘致する際、地方のこういう人口減少に対して国会議員ただ見ていないで、もう少し新しい制度を考えてくれと。私がせっかく私立高校だって、タイケンさんとアポとっても、裏づけとなるものが、大学の場合は地方に分散したい場合は10億円とかなんとかで出しているのに、私立高校の場合はないのおかしいのではないかということで、そういうことも考えてくれということで朝飯会で随分……皆さんからはそれぞれ頑張れという話は言われましたけれども、どこまで結果も出るかわかりませんけれども、そういう流れで来ているのです。そういうものも、そういう提言も含めて検討したいと。しかし、一方で、野蒜小学校が貴凜庁で一応は新しく、あれも古いやつですけれども、つくって、耐震だけはしっかりできているわけだから、もう少しいいのかなと私は今考えているのですけれども、その後のことについてもう少し検討したい、時間下さい。  それから、JRとの関係、基本的には寮ですから、寮で生活させるわけですから、JRでほとんど子供たちは来ないということなのです。だから、先生方が多少、先生たちもほとんど、三陸道がありますから、全て車で来るのではないかなと思っているのです。だから、利用者が多くなればデマンドとか、そういうようなことは当然出てきますし、タクシー関係者もお客さんが来れば非常にうれしいことで、お父さんとかが来れば必ずそれタクシー使ってもらうわけですから、非常にそういう面では地域経済の活性化になるのではないかなと思っております。  以上です。 ○議長(阿部勝德) 小野 幸男さん。 ◆7番(小野幸男) 今までにない、ちょっと踏み込んで、いろんな細かいところまできょうは議論ができたなというところで、あとうちの会派でもちょっと心配されるのは、私学の審査会です。こういう知事ともそういった形でやっているということなのですが、これは相手方があるものですから、このあたりについての、私とすれば百年の計の計画なので、可能性について、私はぜひ認可がなるのだろうなという気持ちが強いのですけれども、その部分の一番ハードルの高い部分、そこについて再度もう少しお願いします。 ○議長(阿部勝德) 市長。 ◎市長(渥美巖) 私学の関係者は、当然私立高等学校の関係者からすると、何で今私立高校を宮城県に持ってくるのだと。我々今まで建学の精神で、それぞれ高校教育に貢献してきているわけだと。ましてや子供が減ってきて、公立高校もクラス削減しているさなかで、そんなことやれば我々の経営として成り立たなくなってくるというの、それは当然のことなのです。私は、それに対抗するわけではないのですけれども、私学振興が一番、私立学校審議会が一番の山と見ていますので、私とすれば皆さんに対して、私のところのやるのは全て全寮制で、皆さんとの県内の子供たちの奪い合いはするわけではないのだと。全国から子供さんに来ていただく全寮制で、先ほど言ったように防大一直線コースとかという進学、これは自衛隊の幹部の皆さんなんかの子供さんなんかをこちらに預けてもらうような形のこと、さらには障害者、足が不自由とか、いろんな障害あるのですけれども、オリンピック、パラリンピックの関係は、これはなかなかそういうところに今の私学は誰も手出していないわけですから、そういう人たちをしっかりとここでやりたいと。北海道には、今、日本体育大学が出し始めているのです、北海道は。東北にはここが最初でやれるので、そういうものでやりたいということなのです。だから、そしてグローバルコースということで国際化のコース、そういうものの全寮制でやるのだから、宮城県の私立学校審議会とは競合しないのだよということ、そこで理解いただきたいなと思って、今そちらのほうにも私の人脈を含めていろいろとお願いしているということです。 ○議長(阿部勝德) 小野 幸男さん。 ◆7番(小野幸男) それでは、市長、最後、本当に今回東松島市にとっての大型プロジェクトです。それで、これタイケン学園の部分は、地元の議員もおりますし、小野のまち協からも要望書が上がってきていますので、本当に今後地域全体で盛り上げて、そして議会は議会なりに誘致決議を図る必要があると思いますが、そういった部分の協力体制、または議会との協調体制、その部分を最後にお聞きします。 ○議長(阿部勝德) 市長。 ◎市長(渥美巖) 今私立高校の誘致、これはまさしく東松島にとってすごいプロジェクトなのです。そして、今からは人づくりとか人材というのは非常に大事なときで、そして個性あふれるものをつくっていかなければならない時代に今突入しております。そういう中で、今回のタイケンの私立高校ですから、私とすればこれを誰の手柄とか、そんなものではないのではないかと思っているのです。東松島市に今住んでいる人たちが、その総意で誘致を望むということが大前提なのです。だから、そういう面で、私とすれば議会と一体となって進めなければ、このプロジェクトはできないと思っております。国、県とただのいろんな事業であれば、私の力でそれは全てある程度できるものもたくさんありますけれども、このプロジェクトはやはり将来にわたって東松島の活性化に資するプロジェクトだと私は思っておるので、可能な限り議会の応援もいただきながら、一体でこれは進めるべき大事な、重要な政策でないかなと思っております。 ◆7番(小野幸男) 終わります。 ○議長(阿部勝德) 暫時休憩します。    午前11時09分 休憩                                              午前11時15分 再開 ○議長(阿部勝德) 再開します。  次に、第12位、小野 惠章さんの質問を許します。小野 惠章さん。     〔8番 小野 惠章 登壇〕 ◆8番(小野惠章) 議長のお許しを得ましたので、かねてから通告しております3件、質問してまいりたいと思います。前者の重大な質問よりは随分と市長には答えやすいような質問ばかりなので、ぜひよろしくお願いしたいと。  それでは、まず1件目でございますけれども、JR矢本駅及び周辺施設についてという件名で質問してまいります。平成29年第2回定例会において、「JR矢本駅及び周辺施設等の今後について」の題で、その細目、JR矢本駅の改修及びゆぷととの一体的整備における駅北側連絡通路について一般質問を行っております。そのときの答弁は、計画の明言を避けつつも、JR東日本との連携のもと、まちの顔となる施設として、快適で利便性の高い駅周辺の整備のあり方について検討することを基本とし、現状の把握を継続的に進め、課題の整理、先進事例の検証等、できることから取り組み、その結果を踏まえた政策判断をするとの答弁でありました。また、平成30年第1回定例会にも同様に一般質問を行いましたけれども、そのときの答弁は引き続き難題であり、検討していくとの答えで、逆に前進は見られておりません。その後の検討状況と政策判断についてお伺いします。  まず、1つ目ですけれども、検討状況及び政策判断について。  2番目としまして、矢本駅駐輪場の次年度改修整備計画について、この2件についてよろしくお願いします。 ○議長(阿部勝德) 市長。     〔市長 渥美 巖 登壇〕 ◎市長(渥美巖) 小野 惠章議員の一般質問にお答えいたします。  大綱1点目、JR矢本駅及び周辺施設についての質問にお答えいたします。初めに、検討状況、政策判断、どうなっているかということでございます。小野議員のご質問あったとおり、JR矢本駅等の整備については、できるところから取り組んでいきたいということで、これまでも説明しておりまして、そしてこれまでもJRへの交渉とか、そういうものも進めてきているところでございます。矢本駅につきましては、まさに東松島市の玄関、顔であります。しかし、この矢本駅は、昭和3年の宮城電鉄がここを仙石線通ったときからのスタートでありまして、そのときの竣工ということになりますから、まさに老朽化、非常に著しい状況でありまして、これまでもJR東日本仙台支社へはそういう要望はしておりましたが、やはりJRとしてはやるところが多いとか、例えば今回仙石線で見れば、松島駅、あそこのいろんな全体的な整備をしたいと。要するに観光面である松島駅をしたいということであったり、いろいろな形であります。そのような中で、以前に駅の北側を結ぶ通路の計画、これはあったのですが、なかなか用地買収も難しいということで、ずっと頓挫していた状況でありました。先般その土地の地権者のほうからも、要するに協力してもいいですよという話もありまして、この機会を逃すとだめだなということで、私としては取得に向けて進めたいなということでございます。これは、これを具体的に進めるということは、駅全体との整備計画も当然絡むものですから、JR関係者との調整とか、そういう整備経費、金の問題も含めて、今後出てくるのだなと思っております。まずは、この問題も非常に大きな問題です。何十年もかかって全然前に進まなかった問題。ただし、今仙石線なりを見てみますと、震災で赤井とか野蒜とか東名とかは全部新しくなっているという状況を考えれば、やはり矢本駅をこのままにしていいわけはないわけでございますから、非常にこれも大きな問題でございますが、何とかこれをできないかなということで進めているところでございます。ぜひ前に進めるように今後も対応していきたいなと思っております。  次に、矢本駅の駐輪場、次年度計画の整備計画、この矢本駅前の駐輪場の整備につきましては、平成28年度より計画的に実施して、全体の駅前のやつは28年度からやっておりますが、今年度は小野駅、そして来年度矢本駅の駐輪場の計画にしております。矢本駅駐輪場は、197台ほど駐輪スペースがありますが、そのうち25台分だけはちょっと屋根かかっている程度でございまして、未整備が172台分自転車であるのです。それは、まさに利用者の皆様に、雨降っているときとか雪のとき、降雨時、降雪時には不便をかけているという状況が今あります。先ほど言ったように、北側の用地取得の今検討をしているところでございまして、それらとも合わせて、もちろん北側に用地買収すれば、北側に当然、お客さんからすれば北のほうが完全に高校生なんかが多いわけですから、そちらに駐輪場を逆に広くつくらなければならないかなとも思ったりしていますので、約半分、九十五、六台分、これは来年度屋根をかけて、照明をつけて、赤井とかと同じような形でしっかりと来年の計画で、来年の当初予算につけるということで計画しております。ただ、全体の、JRとこれからも協議しなければならないのですが、北の用地とどういう形でつなぐかとか、そういうつくらないで、ただ出入りするだけの、ホームに上がるだけのやつでいいものか、そういうものをいろいろJRとやっぱり協議して進めたいなと。そして、一体的に進めていったほうが将来いろんな活用も楽だなと思っているので、これは今後早急にJRと用地のことについて進めていきたいなと思っておりますので、小野 惠章議員はずっとJR矢本駅に何回となくシリーズ物としてやっていただきましたので、前に進んでいるのではないかと思って、今後もご期待していただきたいと思います。  終わります。 ○議長(阿部勝德) 小野 惠章さん。 ◆8番(小野惠章) 検討から本当に土地の取得の調整に入ったということで、私から見れば1歩も2歩も3歩も進んだような気持ちになっております。そういうことで、なかなか相手方があって、また多額の費用を要する事業ですから、これからなかなか大変な状況になるのかなというふうに思っております。そういう中で、先般市長おっしゃったとおり、松島海岸駅が整備計画するということで、改修着手へということで新聞にも載っておりました。そのときの記事の中でも、設計費1億2,000万、随分かかるものだなというふうに思いますけれども、その中でJR東日本と国が4,000万ずつ、残りを県とまちが負担するという短い記事でしたけれども、そういう中での進め方もあるのだなというふうに思いました。そういう中で、まだまだこれからの検討等を含めてやっていかなくてはいけないことが多々あるのだろうなと思いますけれども、本市においても松島"湾"ダーランド構想の中の一つとして、常に川沿いのあちら側の宮戸方面のほうの観光に、時にはそちらのほうに向きがちなスタンスがあるのかなというふうに思いますけれども、またこういう形で本市の顔となる玄関口が整備となるようであれば、旧町の矢本の住民からしてみれば一つの明かりが見えたようなふうに思うのです。そういう中で、今後の、まだまだ検討するということですので難しい部分もあるのですけれども、ある程度のロードマップみたいなのは、市長の中で年次も含めてそういう腹づもりだったりという部分、また予算的な部分もある程度お考えの中にあるのかなということを教えていただければ。 ○議長(阿部勝德) 市長。 ◎市長(渥美巖) まさに今回は、これまでの矢本駅の答弁、それから見ると1歩も2歩も前に進んだ答弁しています。それは、ある程度用地についての見通しがついてきているということでございます。それと合わせて、問題は駅舎を誰の負担でやるかというのが大きな問題で、私は可能な限り駅舎分についてはJRでしっかりとやってほしいということで考えています。ただし、通路というか、南側から北側への通路をどのようにするかというのが、仙石線の場合は線があるものですから、結構高くしなければならないのです。汽車の駅の場合は、意外と高くなくてもいいのですけれども、仙石線の場合は線との、また上の高さというのがある程度確保しなければならない、結構高いやつになるのです。だから、そういう面で、連絡通路というか、そういうものをつけるべきなのか、つけなくても後ろ側をあけて、駅のホームに上がれるような形にするのかという、そもそも金が全然違ってくるのです。そういうものを今、金額は出せないのですけれども、そういうものを含めて、今これから当たるということなのです。いろんな形でJRに非常に精通している国会議員なども知っておりますので、その人なんかにもお願いしながら、今後前に進めると。ただ、だから今金額については、幾らかはかかると。ただ、この事業もし、どの事業でつくっていくかというのもいろいろあるのですけれども、本来であれば避難道路みたいな形で、南から北に避難道路だから復興事業でできないかとか、こういうものは本当は前の事業なのです。今となって果たしてそれは……そのとき小野議員が提案して言ってくれればよかったの、今ここに来て言われても大変なのですけれども、いずれそれもやってみたいなと、どれかやれないかも含めて。とにかく今は金は言えないですけれども、一歩踏み出したということで理解していただきたいなと思います。 ○議長(阿部勝德) 小野 惠章さん。 ◆8番(小野惠章) 市長にそういうふうに言われれば、私も前の阿部市長から始めておけばよかったなという思いはありますけれども、市長がかわったからこそ政策判断もできるという分もあるので、時期的な問題も含めて、たまたまよかったのかなというふうに思っております。それで、そういうことでまだまだこれからこの問題については長いスパンがかかるのだというふうに私自身も承知しておりますので、ぜひともしっかりと執行部のほうで取り組んでいただければというふうに思っています。  それで、駐輪場の改修整備ですけれども、答弁の中である程度明かりをつけたり屋根をつけたりということは理解はするのですけれども、ただことしから三角公園において、その駐輪場の草取りまた含めて、周辺の駅の部分について、自治会における交付金事業としてセンターのほうから受けてやっております。それで、駐輪場の部分の下の地べたの部分、やはり底の部分をしっかりとして整備しないと、メンテナンスに多額の費用がかかるという形で、しっかりと勾配つけたり、水が入らないような状態にするような、細かいですけれども、そういう整備をしていただいて、逆段本当にコストパフォーマンスのいいような整備にしていただければと思います。また、現状を見ますと、動線がどうしても、駅のトイレのそばから入っていって、そこからまた抜けるような形になっているのです。そして、現状すごく利用が多くて、その外まで自転車があふれているような状態です。そういう動線の仕方の、逆に入れるほうちょっと向こうに回して、人だけ抜けるような形だとか、ある程度そういうふうな形にしないと、入り口からどうしてもごたごたしてくるような整備状況になっているのではないかなというふうに思いますので、その点についてもう一度お願いしたいと思いますけれども。 ○議長(阿部勝德) 市長。 ◎市長(渥美巖) 矢本駅前の駐輪場周辺、先日私も現地見てきております。逆にゆぷとさんに上っていく階段の下あたりに、雨降り予防のためにあそこに置いていく人も結構いるのだなというのを見てきました。地面のほうの一定の水たまったり、あと草がおがっておりますし、いずれただラックというのがある程度で、そこに置いている程度。一番はトイレの脇、要するに駅に近いほうにいっぱい置いて、そこが通路としてはもう通れなくなるような形になって、そういう状況だったということは見ております。今後これについて今既に赤井と、ことしは小野駅前も始まりますから、そこは全部全てきちっとした舗装とかやりながら、照明も夜帰ってきても陰なんかが見えるように、照明もちゃんとつくようになりますので、そういう流れでしたいということで今考えております。  なお、このことについて担当のほうから一言補足説明いたします。 ○議長(阿部勝德) 建設部長。 ◎建設部長(相澤武志) まずは、市長、今回答弁ということで、来年度正式に屋根を整備ということで、答弁ありましたので、建設部といたしましてはしっかりと予算に反映したいと思います。改めまして、あと小野議員さん三角公園自治会のほうで清掃美化等をお引き受けいただいたということで、感謝申し上げたいと思います。下の路面のほうの件でございますが、今ラックついている部分、屋根かける際は一回取り外さなくてはなりません。そういったことで、市長申し上げましたように、赤井駅のほうと同じようなアスファルト舗装で全面やり直したいなと思っております。以前北部連続地震でインターロッキング、歩道等地震で復旧に大変苦慮したこともございますので、そういった意味で維持管理も含めましてアスファルト舗装に変更したいなと思っております。あとは、動線についてですけれども、今ご案内のとおり、トイレの脇からの出入りございます。私先ほど来る前に見てきたのですけれども、自転車があふれて、これ以上入っていけないような状態でございました。恐らく時間ぎりぎりに来て、入り口に置いていく方が多いのかなと思っています。もう一カ所、入り口はゆぷと側、ちょっと西側にもあるのですけれども、そういった動線も含めて、駐輪場の屋根設置に含めて検討してまいりたいと思います。 ○議長(阿部勝德) 小野 惠章さん。 ◆8番(小野惠章) それでは、この駅の改修等に含めては、今後に期待しまして、次の質問に移らせていただきます。  2件目ですけれども、市政懇談会の検証はいかに。昨年度新市長誕生を機に、市政懇談会が開催されております。平成30年1月29日には、市長以下副市長、教育長ほか各部課長が出席し、矢本西市民センターを会場に、事前通告をもとに質問や要望が市民から数多く寄せられております。その場での答弁で十分なものはありましたけれども、検討や課題とされたものも多くあったように思います。以下の点についてお伺いします。  (1)、検討や課題とされたものについて、その後の検討状況等を市民へ返答すべきと考えるが、いかがでしょうか。  2つ目としまして、地域自治会単位の市出席者少人数による市政懇談会を望む声がありますけれども、検討してみてはいかがですか。 ○議長(阿部勝德) 市長。 ◎市長(渥美巖) 小野 惠章議員の一般質問の大綱2点目、市政懇談会の検証はいかにの質問についてお答えいたします。  初めに、検討や課題とされたものについての返答をすべきでないかということなのですが、平成29年度の市政懇談会につきましては、赤井地区、大塩地区、野蒜地区、矢本西地区の4カ所で行っております。いずれも多くの地域の市民の皆さんが出席していただきまして、非常に有意義な市政懇談会になっていたなと思っております。この市政懇談会というのは、私は非常に大事だなと思っておりまして、今年度は全ての地区で行うように今段取りしておるという状況でございまして、昨年度初めてだったものですから、手を挙げていただいた4地区だけになりました。そういう形で、市政懇談会そのものはまさしく市民の生の声を市政が市長として聞くことができる最も大事な会でありますので、しっかりと要望等ある場合についてもそれに対応していくことが大事だなと思っております。懇談会では、数多くの質問、要望が寄せられておりました。その中で、検討や課題とされたものにつきましても、担当課へ検討を指示しておりますし、そして事業の優先度や予算を考慮しながら、できるものは予算化して進めております。要望事項への対応状況について、秋ごろまでには、今いろいろ調整などしていますから、全ての地域に協議会宛てにその結果、いつやるとか、いつころまで時間かしてほしいとかということを含めて、それぞれのまちづくり協議会宛てにお示ししたいと考えております。  次に、地域の自治会単位の懇談会についてお答えいたします。市政懇談会につきましては、それぞれ各市民センターを通じ、自治協議会単位で行うことを基本的には基本としているのです。だから、市内8カ所とか、そういうことが基本としております。しかし、さまざまな要するにグループとか、あと例えば子供会育成会協議会のグループとか、あと防犯の関係のグループさんとか、いろいろそれぞれありますし、それぞれの地域に、またはそれぞれの地区のそういう自治会もあると思います。そういうところについては、可能な限り聞いていきたいと思いますが、ただ市長の日程等々で結構詰まっているものですから、全てでは市内80近い自治会、100近い自治会でやったら、100日やっているというととてもとても別な仕事ができなくなるので、それは調整必要だなと思っております。まずは、総務部のほうに相談いただきながら、前向きにそれは捉えていきたいなと思っておりますので、ぜひまず最初に相談していただきたいなと思っております。市民ファーストという形で、市民の声を聞くというのが基本の地方自治の原点でございますので、それは前向きに捉えていきたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(阿部勝德) 小野 惠章さん。 ◆8番(小野惠章) 前向きに考えていただいているということで、ありがたいのですけれども、それでまずなぜこういう質問に至ったかということなのですけれども、やはりあの場の雰囲気見て、市長も感じたかもしれませんけれども、大勢の方が集まる中で、議会と同じように、事前通告質疑という形で、出したものに対して執行部が返事をして、またその場であればという形のやり方でしたけれども、一般の市民の皆さんというのは、なかなかああいうところで手を挙げてお話しになるというのは、見ていたとおり、わかるとおり、なかなか難しいものではないかなというふうに思いました。そういう中で、質問された中の人も、結局要望だとか検討しますというお答えありましたけれども、その答えがどこに返ってくるのだと。それで、あの件はどうなったのだと言われますけれども、そういうところで我々議会のほうでも、ことしは違う方向で懇談会やっていますけれども、昨年度までは3班に分かれて議会懇談会を行いましたけれども、執行部とは違って我々は返答ができないので、ある面御用聞きみたいな形で、それは執行部にお伝えしますよだとか後日お答えしますよという形でのやり方ですけれども、執行権ある皆さん方の市政懇談会ですから、やはり我々議員との懇談会とは違って、市民の皆さんは言ったことはやっぱりストレートに返してほしいのだということを言われました。そして、言いっ放し、聞きっ放しではなかなかいけないのではないかなというふうに強く要望されましたので、やはりそういうところの細かい問題からいろいろやりましたけれども、そういう中であれだけのメンバーがそろっていて、皆さんメモをとっていらしたようでしたから、そういう中でしっかりと返事をされて、市民の満足度を上げていくような懇談会にしてはいかがかなということの思いで質問させていただいています。その件に関していかがでしょうか。 ○議長(阿部勝德) 市長。 ◎市長(渥美巖) 市政懇談会も小野議員の提案があって開く予定だということで答えて、数件と言ったのですが、最終的には昨年は4カ所でやることができました。そういうことを考えて、うちのほうの市の執行部全体としても、部長、担当課長行っておりますが、なかなかここ数年はしていなかったものですから、なれないところもあったかもしれません。言われるように、言いっ放し、検討だと、それで終わっているのでは次から来なくなるわけですから、言ったってあそこはもう話にならないなとか、なるわけですから、それはやはり市民満足度からしてもますます点数が下がっていくわけです。それは、最終的には市政に対する信用とか信頼につながっていくわけです。やっぱり我々としては、しっかりとして、できるだけ答えを出すという形で、私は市議会に対してもそういう姿勢で臨んでいるので、よくご理解いただけるのではないかなと思っております。できるだけ市民に対しても、市政懇談会に対しても、その方向性を曲げないような形で、可能な限り即答できるような形で、もちろんそれは思いつきではなくこちらの事務方と十分協議しながらの答弁になりますけれども、可能な限りそういうせっかく通告している中で、検討というわけにはなかなかいかないということは十分理解しますので、今後ともそれぞれのまちづくり協議会には答えは出していますけれども、答弁は出していますけれども、それの中にも検討というのはあると思います。そういうことも含めて、市民の皆さんが満足できるような市政懇談会に改善していきたいと思いますので、よろしくご協力のほど含めてお願いします。 ○議長(阿部勝德) 小野 惠章さん。 ◆8番(小野惠章) 我々議会の者とすれば、検討イコールやらないものだというふうにある程度考えるのがあれなのですけれども、市民の皆さんというのは、検討というのはしっかり考えて、いいほうになるのだろうなというふうに思っている人も多々多いのです。やはりそういう部分で、しっかりと、形としては後日返答しますよという形でも、その方になかなか伝わらない部分があるので、だからこそ先ほど、2件目にありますけれども、各自治会単位での開催をということも言われました。ただ、市長は大変お忙しい人なので、スケジュール調整だとか、なかなか前回みたいな大人数で異動になると部課長もまた大変でしょうし、今回またもう一名副市長ふえますから、3人が分担して、特に加藤副市長は本市初めてですので、そういう懇談会の場でじかにお話を伺って、市民の皆さんと顔なじみになっていただいて、現状どうなっているのだかということも把握もやっていただければありがたいというふうに思いますし、市長のかわりとして副市長がいますので、忙しい市長にかわって、そういうなかなかスケジュール調整はつかない中でも、副市長、代理で地域に赴いていかれるような方策というか、スケジュール管理も含めてやっていただけたらありがたいと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(阿部勝德) 市長。 ◎市長(渥美巖) 今の提案、可能な限り大きい8つの部分は私が出るのですけれども、その他地区の自治会の場合は、どうしても調整できない場合は副市長になることもあります。その辺を踏まえて、いろいろできるだけ私は市民の声を聞く機会というのがあっていいかなと。それが原点だと思っていますので、できるだけ前向きに捉えていきたいと思っております。 ○議長(阿部勝德) 小野 惠章さん。 ◆8番(小野惠章) この後、公務があるということで、昼食休憩求めます。 ○議長(阿部勝德) それでは、ここで昼食休憩といたします。    午前11時46分 休憩                                              午後 1時30分 再開 ○議長(阿部勝德) 再開します。  休憩前に引き続き一般質問を続行します。  小野 惠章さん。 ◆8番(小野惠章) それでは、残りました3件目の中体連助成金予算の柔軟な対応を望むとの件名で質問してまいりたいと思います。  市長は、就任早々、鷹来の森運動公園の屋内運動場の改修を行う等、スポーツにおける情操教育に深い理解があると推察されます。本年度、本市において中学校部活動に対して350万円の中体連助成金が計上されております。矢本第一中学校においては、昨年度各種上位大会へ進出する部の活躍が目覚ましく、大会出場への旅費等の保護者負担も増す等、学校も苦慮されるとお聞きしております。上位大会進出は、本市にとっても喜ばしいことであり、中学校部活動への理解も含め、補正で対応する等の柔軟性が求められるべきと思料されますが、いかがでしょうか。 ○議長(阿部勝德) 市長。 ◎市長(渥美巖) 小野 惠章議員の一般質問、大綱3点目、中体連助成金予算の柔軟な対応を望むについてのご質問にお答えいたします。  中学校の部活動において、各種大会、特に地区大会、既に始まっております。きのう、きょうの新聞などでも出ておりますが、東松島市の矢本一中、二中、さらには鳴瀬未来中学校、それぞれが県大会、特に団体競技で結構いい成績になっているなということで、非常にうれしく思っております。中学校で、やはり県大会に行くというのは、ひとつ非常に高校に行ってもやれるかなという思いにもなるのです、いい舞台に出るということですから。そういう面では、私は地区大会で優勝ないし準優勝で出場枠を獲得して県の大会に出るというのは、中学校時代の思い出としてもすばらしいものになるのではないかなと思っておりますし、そのチームメートというのもまさに永遠の友達になるわけです。そういうことで、本人は上位大会の進出は、これから東北大会とかもありますけれども、上位大会への進出につきましては本人や学校はもとより、市にとっても大変喜ばしい限りであります。選手を初め、指導者のこれまでの努力が結果として実を結んだこととなりまして、私からもこれまでの努力に敬意と祝意を申し上げるというところでございます。  この上位大会の出場に伴いまして、保護者の負担が増加するということ、本来はあってはならないのです。本来義務教育の大会でございますから、私とすれば基本的には全額出すのが本当だなとは思っております。しかし、これまでの経緯等もありますし、できるだけ費用の負担、それぞれの学校でもさまざまな形で苦慮している状況もありますので、教育委員会と連携しながら、保護者の負担軽減、これに向けて今後努力していきたいなと思っております。あとは、教育長のほうから、今後に向けて答弁ありますが、できる限り今までよりもより保護者の負担を少なくするということで、段階的に、最終的には目指すところに持っていきたいなと思っております。今回は、一応350万の当初予算上げておりますが、当然当初はあくまでも見込みで上げていますから、今後補正ということも十分考えております。  私からは以上でございます。 ○議長(阿部勝德) 教育長。 ◎教育長(工藤昌明) 小野 惠章議員の一般質問、3点目について私からもお答えいたします。  市長さんもあそこまで踏み込んだお話いただきましたので、私としては申し上げることないようなものですけれども、現状についてお答えさせていただきます。議員ご質問のとおり、市では東松島市立中学校体育・文化活動派遣補助金要項に基づき、中体連等の各種大会に参加するための交通費、宿泊費の一部を補助金として交付しています。年度当初予算においては、中体連助成金として350万円を、吹奏楽部大会助成金として12万円を予算計上しているところですが、例年上位大会への出場決定及び大会開催地への交通手段決定等が8月以降となるため、地区大会において好成績をおさめた部活動が多数発生し、補助金の予算額に不足が生じる見込みとなった場合は、補正予算において補助金の増額計上をしているところです。  なお、小野議員のご質問のとおり、近年運動部活動の活躍が目覚ましいため、平成26年度までの当初予算においては中体連助成金として300万円を予算計上していたところですが、平成27年度以降は50万円増額し、350万円を当初予算に計上しており、平成29年度においては補正予算でさらに11万7,000円を増額計上したところです。今後も運動部活動を通じた教育振興の観点から、補助金の助成を通じて子供たちの活躍を応援していきたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(阿部勝德) 小野 惠章さん。 ◆8番(小野惠章) 常々ここの壇上では、教育長さんには学力向上ということで、そのことばかり言ってまいりましたけれども、逆段考えれば、スポーツも学力も同じ位置にいるのかなというふうに私自身思っています。スポーツができたから勉強ができないというわけでもないですし、文武両道でしっかりとなさっている生徒もいっぱいいるというのは頼もしいことだなというふうに思っています。  それで、この助成金の使途ですけれども、大会に行かれるたびに助成金として出しているのだということですけれども、一部負担ということで、一中の場合でお聞きしたところ、昨年、その前ですか、その前は約50%の補助だったということだったのです。ただ、昨年度は、相当活躍が目覚ましくて、予算的にもちょっと無理だということがあって、40%にして、逆段今度父兄の負担が増すというふうな形で、本当に学校側の対応も難しかったということで、またバザー等を行ったりとか生徒活動費のほうから何とかしようとかという、そういうことでも大変苦慮されているということです。  ただ、私がここで申し上げたいのは、やはり義務教育の中で勉強と同じくスポーツも同じ並びとして、やはり一生懸命やればやるほどその先の未来というのは見えてくるわけですから、同じような家庭状況の人ばかりいるわけではないので、やはりそういうところはある程度ここの線だよというぐあいで常に出してあげて、活躍をしやすい状況をつくってあげるべきだと思っております。そういう意味で、市長は理解あって、それ含めて今後検討してまいりたいということですので、安心はしましたけれども、ただ現状の部分ではそういうことです。そういうことで、8月以降の補正といっても、結局その前にあれば手出しは出てくるわけです。やはりそういうところで、予備費なり等の専決でも何でもいいですから、そういうぐあいにして、なるべく父兄負担を軽減するような形での施策を求めたいと思いますけれども、いかがですか。 ○議長(阿部勝德) 市長。 ◎市長(渥美巖) まさしく今小野議員が言ったように、本来のあるべき姿に持っていかなければならないなと。義務教育でやっているそういう活動ですから、今の4割というのは、まさしくそうすると生活が困窮している家族とか、いろいろないわけではないので、やはりそういう人たちの子供ほどそういうスポーツにかける思いというのが強いわけです。そういうとき、やはり金の問題でその子が寂しい思いをするようなことというのはあってはならないことだと私は思っているのです。ぜひその辺は、一気に改善というわけにはいかないかもしれないけれども、とにかく相当数の改善を今後していって、将来今二、三年の間にあるべき姿に持っていきたいなと思っております。ご理解よろしくお願いします。 ○議長(阿部勝德) 教育長。 ◎教育長(工藤昌明) 現在4割補助ということで進めておりますが、市長さんからそういうお言葉をいただきましたので、前向きに検討をさせていただきたいと思います。 ○議長(阿部勝德) 小野 惠章さん。 ◆8番(小野惠章) 終わります。 ○議長(阿部勝德) 次に、第13位、齋藤 徹さんの質問を許します。齋藤 徹さん。     〔4番 齋藤 徹 登壇〕 ◆4番(齋藤徹) 議長のお許しを得ましたので、さきに通告いたしておりました1件、質問させていただきます。  本市における史跡、碑や標柱等の管理体制と活用について。本市では、縄文時代から続く歴史的価値の高い貝塚や史跡等が市内各所に点在しており、地名の由来となったもの、有力者住居跡、生誕地には、さまざまな碑や標柱が存在しておりますが、地域住民の興味、関心は薄いという事実があります。  我々清風・公明会派では、5月に長野県茅野市を会派視察し、文化財保護について多くの知見を得ました。重要課題は住民理解であり、茅野市では長年の活動により一定の理解を得ながら文化財保護に努めております。本市においても報告会等で住民参加を呼びかけるものの、参加人数は多いとは言えない。以上を初めとするさまざまな課題から本市における管理体制と活用について、以下の点を問います。  (1)、史跡や碑、標柱等の管理体制は万全か。  (2)、住民理解を促すための具体的方策は。  (3)、地域の歴史に関する興味関心や郷土愛を育むためには、コミュニティ・スクール等の活用も必要であると思うが、本市の対応は。  よろしくお願いします。 ○議長(阿部勝德) 教育長。     〔教育長 工藤 昌明 登壇〕 ◎教育長(工藤昌明) 齋藤 徹議員の一般質問にお答えいたします。大綱1点、本市における史跡、碑等の管理体制と活用についてのご質問にお答えいたします。  初めに、史跡や碑の管理体制は万全かについてお答えいたします。本市にも国指定、県指定、市指定文化財を初め数多くの未指定文化財や歴史資料がございます。指定文化財に関しましては、毎年現状を確認しております。また、市内の遺跡は、宮城県文化財保護地区指導員とともに毎年5遺跡を選定してパトロールを実施し、現状を記録し、修繕、改善点を検討しております。  市内に所在する石碑につきましては、鎌倉時代から戦国時代につくられた板碑は、指定あるいは未指定文化財として把握し、定期的にパトロールを実施しております。また、江戸時代以降の石碑、馬頭観音、庚申塔、墓碑、明治以降の事業または偉人顕彰碑、記念碑は、歴史資料ではありますが、年代的に新しいこともあり、まだ文化財としては扱っていないのが現状です。引き続き調査を継続しながら文化財や歴史資料の管理を継続してまいります。  次に、住民理解を促すための具体的方策はについてお答えいたします。本市においては、奥松島縄文村歴史資料館による史跡里浜貝塚や縄文時代への理解を深めてもらうイベント、野蒜築港跡と東名・北上運河に関するフォーラム、赤井遺跡と矢本横穴墓群を紹介する展示会や講演会などを継続して開催してきました。また、生涯学習事業として実施している世話やきセミナーのメニューにも歴史関連のメニューを掲載し、市民のニーズに合わせた郷土の歴史の話題を提供しております。これらの事業は、今後も継続してまいります。  また、市内の文化財、歴史資料等の所在地137カ所に説明板あるいは標柱を設置して紹介しています。破損した場合や内容が古くなった場合には改修するなど、維持に努めながら文化財の周知に努めてまいります。  次に、コミュニティ・スクール等の活用も必要であると思うが、本市の対応はについてお答えいたします。地域の歴史や郷土愛を育むための学習は、これまでも各小中学校において社会科や道徳、総合的な学習の時間で実施してきたところですが、議員ご指摘のとおり今後はコミュニティ・スクールにおける地域人材の活用も必要であると考えております。  具体的な事例を紹介しますと、赤井小学校では、コミュニティ・スクールとしての部会の一つとして、大槻俊斎部会を立ち上げ、学校運営協議会の委員に大槻 俊斎に関する授業を参観してもらい、授業についての意見交換をする取り組みを行っております。  また、鳴瀬桜華小学校では、農協婦人部の皆様にご協力いただき、子供たちが育てたサツマイモを直売所のイベントで子供たちみずからがPRし、販売するまでの一体的な取り組みなども実践しています。  教育委員会としては、コミュニティ・スクールを活用し、学校や地域の特色や地域の資源、人材を生かした取り組みを推進することで地域の歴史に対する興味、関心や郷土愛を一層育んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(阿部勝德) 齋藤 徹さん。 ◆4番(齋藤徹) 私が何でこの質問をしたかというと、多分市長もご存じのとおり赤井に八幡様あるのですけれども、そこの裏にある池なのですけれども、そこが赤井の地名の発祥の地になっておるのですけれども、そこの神社の宮司さん、徹ちゃん、ちょっと裏に来てみてけろと言われて行ったら、池の周りを囲っていた柵が壊れていたのです。それよくよく見ると、きのう、きょう壊れたものではなくて何年も放置してあるような状態でして、そこでこれってどこに報告すればいいのだという話を受けて、私のほうで生涯学習課のほうにご相談したところ、すぐ対応してトラロープ張ってもらったのですけれども、必ずこれは修繕しますということで私も言われてちょっと安心した部分あるのですけれども、ちょっと私も地元赤井の議員として情けなく思ったというか、言われるまで気づかなかったというのが非常に私の中で心の中にくるものがあったのです。  赤井の発祥の地ですから、私からすればわかりやすく言うとイスラエルみたいな聖地なのです、赤井の。そこがやっぱり朽ちているという状態は、非常に私も残念に思っていたのです。もしかしたら、赤井だけではなくてほかの地区でもそういった発祥の地とか、そういうところがこういう状態になっているのではないかなと思って私質問したのですけれども、(1)の史跡や碑、標柱等の管理体制は万全かということで質問させていただいたのですけれども、標柱が立っているところ自体が、よく畑とかのところに立っていたりしていて、非常に雑草の生えやすい場所なのです。やっぱり由緒ある場所ですから、パワーがあるのか何なのかわからないのですけれども、標柱の半分ぐらいの高さまで草が伸びている状態というのが、私見たところ何カ月も続くのです。やっぱり標柱の脇のほうには、説明文とか書いてあって、見る人から見れば、ここにこういうのがあったのだなとか、地域の歴史をちょっと、一端を調べるのに非常に役立つものだと思っておりますし、あとはやっぱり私もそうなのですけれども、散歩したりなんだりとかしたりとか、今はやりのモンスターを捕まえるゲームとかのアイテムもらえる場所とかに、そういう標柱とかのシンボル的なもののところにあるのです。だからたまに行ったりしてみるのですけれども、やっぱり草が生えていると、どうしても美観というか、歴史大切にしないのかなと私とか思ったりとかするのですけれども、やっぱりそういう管理体制の中で標柱とかに関しては、何カ月とかに1回とかでもいいので、ぐるっと137カ所ということですので、全部が全部一気に見るということはできないとは思うのですけれども、定期的に見回りして、雑草の除去とかしていただければ、多分より深く市民の皆さんも関心を持つのではないかなと思うのですけれども、その辺ちょっとお答えしていただきたいのですけれども。 ○議長(阿部勝德) 教育長。 ◎教育長(工藤昌明) 標柱の確かに横に説明が書いてあって回っていったりしますけれども、私もそういうのを興味あって見たりしますので、齋藤議員のお考えよくわかりますので、具体の管理については、担当から答弁させます。 ○議長(阿部勝德) 生涯学習課長。 ◎教育委員会生涯学習課長兼社会教育主事(柏木淳一) 教育長答弁にもありましたが、専門家と文化財を見回るというのは、正式には5遺跡を選定して回っているという状況なのですが、この質問を想定していたわけではないのですが、ことし4月から文化財学芸員の勉強も兼ねて、改めて市内の遺跡、標柱、それから表示板も含めましてどういう状況なのか。今想定していたのは、標柱の状態と説明板の状態を想定して回っていたのですが、それに加えて今の件、雑草の繁茂、こういったことも含めながら1地区、ことし12月までの間に137カ所を回ってどういう状態なのかというのを回るというのを実際今3カ月目に入ってやっております。その中では、状態に応じまして、予算の関係もあるでしょうが、優先順位をつけまして対応していければなと今考えているところでございます。 ○議長(阿部勝德) 齋藤 徹さん。 ◆4番(齋藤徹) よくわかりました。ぜひこれ続けていただいて関心を促す一助にしていただきたいなと思います。  (2)なのですけれども、住民理解を促すための具体的方策でいろいろと取り組んでいるということは、よくわかるのですけれども、ぜひ前日に櫻井議員が言っていたウエブ博物館というか、デジタル博物館というか、そういったものもぜひ設立というかしていただきたいなというふうに私は思うのです。やっぱり赤井遺跡とかの出土品もかなりの量だと思うのですけれども、やっぱり大きなものは展示して見られるのですけれども、発表会というか、そういうので見られるのですけれども、やっぱり小さい細々したものとかも私だと見たいなという気持ちもあるので、できればそういうデジタルでおさめたものであれば、やっぱりワンクリックで見られるので、あと1行、2行解説をつけていただければ、より市民の皆さんの理解も深まるのかなと思うので、ぜひやっていただきたいのですけれども、前の答弁で前向きに検討するという話もあったのですけれども、私の質問からもそういう前向きな答弁をいただければと思うので、改めてお願いします。 ○議長(阿部勝德) 教育長。 ◎教育長(工藤昌明) 前の方に検討しますと言って、齋藤議員にはそう言わないというのはないわけで、確かにウエブ博物館というのは大変、ホームページに載せればいいということになりますので、可能性は高いというふうに思っております。私としては、前向きに進めるようにしたいと思っております。  担当にも答弁させます。 ○議長(阿部勝德) 生涯学習課長。 ◎教育委員会生涯学習課長兼社会教育主事(柏木淳一) 前回の教育長答弁にもありましたように、どういったものなのかというのを十分研究させていただいて、どういった形でできるのかというのも研究させていただいて、お金がどれくらいかかるのかもちょっとわからないのですが、こちらの検討でできるものであれば前向きにやっていきたいなと考えております。 ○議長(阿部勝德) 齋藤 徹さん。 ◆4番(齋藤徹) (2)も理解できました。  (3)、地域の歴史に関する興味関心や郷土愛を育むためにはコミュニティ・スクール等の活用も必要であると思うが、本市の対応はということで答弁いただきましたけれども、確かに赤井地区では、大槻 俊斎先生の顕彰活動というか、そういうのを盛んに行われているというのは、私も赤井に住んでいる人間の一人として理解しておりますし、赤小で一生懸命この活動を盛り上げようという動きがあるのもやっぱり実際のところ理解しております。その中で、私例えば大槻 俊斎先生とかビッグネームがやっぱり東松島には歴史上の人物として存在しますよというところもわかるのですけれども、それ以外のそこまで歴史的な動きの中に絡んでいる人間でない人もやっぱり地域の中にはいるわけなので、そういう立派なことをした人物が。そういう人たちを拾い上げるのも、やっぱりコミュニティ・スクールとかの中での地域の歴史とかを勉強する中で、そういう人の紹介とかもちょっと必要なのではないかなと思うのです。  具体的な話というわけではないのですけれども、私もよく息子を連れて裏の田んぼの状態を見にとか、ぐるっと散歩したりとかするのですけれども、やっぱりそのときに大槻 俊斎のやつやるのだというような話を息子からさらっとされるのです。そうしたときに、やっぱり私の知る上での知識とか教えるのです。大槻 俊斎先生が江戸に出るときに、うちの一族では路銀を何ぼか渡したのだぞという話とかすると、やっぱり息子はにこっと笑って喜ぶのです。小さい子供ながらにも、やっぱりそういうことに家でやったことに対して誇りを持ってくれているとかいうので、私も親にそういうふうにして教えられて育ってきましたから、脈々と受け継がれるものというのは、やっぱり重要だと思うのです、地域の歴史を知る上で。それ地域の歴史を知れば知るほど、やっぱり地域愛が出てくると思うのです、郷土愛というか。やっぱり私はそういうのを精神的な高潔さというか、そういうのを高めていったほうがやっぱり子供たちによりよい教育をさせることができるのかなと思うのですけれども、その点に関しては、教育長、お考え、お願いします。 ○議長(阿部勝德) 教育長。 ◎教育長(工藤昌明) 大変いいお話を伺いましたが、まさにお父さんから、あるいはお母さんからでもいいです。親からそうやってうちはこうだったのだよという歴史上の偉人とのつながりとかお話あると、もう自分のこととして子供は喜ぶというふうに思います。コミュニティ・スクールのよさは、まさにそういうところでありまして、地域の方に具体的なお話をしていただける。本とかどこかの偉い先生ではないのです。本当に身近な存在の方がそういう話をしてくださっているということが大事だというふうに思います。  ですから、いろんな赤井小学校は大槻 俊斎であったり、あるいはお城の柵であったり、そういう歴史的なものがありますから、そういうものを学校教育の中で取り上げられるものは、そういう地域の方に入っていただいてやったらより効果的だと思いますし、また社会科でもどこにも当てはまらないものについては、総合的な学習時間であったり、あるいは道徳の時間であったり、上手に活用しながら地域の素材を活用していけるように、そのようなものにしたいために、まさにコミュニティ・スクールというのがつくり上げられているというふうにご理解いただければというふうに思います。そういう視点で今後も推進していきたいと考えてございます。 ○議長(阿部勝德) 齋藤 徹さん。 ◆4番(齋藤徹) 大変心強い教育長からのご答弁いただきました。それで私も話術が拙いもので、まだ11分30秒くらいしかお話ししていないのですけれども、今までの受け答えを聞いた中での市長の考えを伺いたいのですけれども、済みません、よろしくお願いします。
    ○議長(阿部勝德) 市長。 ◎市長(渥美巖) まず齋藤議員が地元にいて、例えば赤井の八幡神社の裏に八幡様の池の赤い水が湧いてくる、そこが赤井の地名だったということ、そしてそれが腐れたりしているのに、地元の議員として全く申しわけなかったと、そういう反省があるということがすごくすばらしいなと感じました。やはり現地を見て、そして地域のことをよく勉強している、それがやっぱりスタートであって、逆に私も長年赤井にいながら、そこを何回か見ているのですけれども、そこまでは、私見たの三、四年前の話ですけれども、そのときは腐ってはいなかったなと思っていたのですが、ああいう柵、あと鎖で回したりしているところがあるのです。そういうのをやはり見て、しっかりと地域のことを訴えてもらえるというと、やはり私はその訴え方に対して非常に重みがあるのです。  だからそういう面では、しっかりと我々も答弁できるし、要するに文化財、史跡、そういうものにかける議員の意気込みというのもわかりましたので、これはまさにおじいさんの齋藤 稔男さんがずっと赤井の遺跡については何十年も前から追いかけてきた一人です。そして牡鹿の柵でないかということでずっと議員はやってきたのですが、当時なかなかそこまでいっていなくて、昔は遺跡、そういうものについてそこまで高い関心がない時代もあったのです。そういう面で今は改めてこういう史跡、そういうものについては、スタートしているし、昨年の赤井の柵、牡鹿の柵ではないかということで寺地区六槍のところ、あれなんかもすばらしい財産なのです、あれなどは。あれを今後どう生かすかというのは、やっぱりいろんな古代へのロマン、そういうものが私は出てくるなと思っております。やはり過去のものをしっかりと大事にしていく。そしてそれを次の世代に引き継いでいく、そういうもので市でやるべきことは県と国などと協力しながら前に進めていきたいなと思っております。  以上です。 ◆4番(齋藤徹) 終わります。 ○議長(阿部勝德) 次に、第14位、五ノ井 惣一郎さんの質問を許します。五ノ井 惣一郎さん。     〔12番 五ノ井 惣一郎 登壇〕 ◆12番(五ノ井惣一郎) それでは、さきに通告しておりました2件について質問をいたします。  1件目、赤井東部地区の土地利用について。赤井柳の目地区の市境は、東日本大震災後7年が過ぎ、石巻合同庁舎が完成し、住宅が建ち並び、市街化が形成されました。本市においても85戸の災害公営住宅の完成と、さらに追加分の災害公営住宅が進められ、また合同庁舎西側、これは柳の目北地区でございます。仙台間の高速バスの乗客、石巻あゆみ野駅、石巻西高への関連したパークアンドライドの駐車場が完成し、さらに石巻市境から三陸道石巻港インターまでの拡幅工事が進められております。本市は、平成28年度から新たな第2次総合計画と東松島市国土利用計画のもとに復旧、復興の事業が進められておりますが、事業が進められる中で赤井東部地区では、中心市街地形成ゾーンの推進する地区として計画されております。しかし、柳の目北地区は、市街化調整区域、隣接する赤井駅北側の小松蛇田線の南側も市街化調整区域で開発が思うようにできません。そこで次の3点についてお伺いいたします。  (1)、震災後、地元から水田用地の土地利用の要望書、嘆願書も出されております。有効利用及び土地利用転換適正化の早期見直しを図るべきであります。  (2)、柳の目災害公営住宅の西側は、水田から畑地に転用され、これは約3万5,000平米あります。現在太陽光発電の建設が進められていると聞き及んでおりますが、本市は関与しているのか。  (3)、人口増には東松島市の全体の土地利用の見直しが必然と考えるが、今後の見直しについて。  以上、3点伺います。 ○議長(阿部勝德) 市長。     〔市長 渥美 巖 登壇〕 ◎市長(渥美巖) 五ノ井 惣一郎議員一般質問にお答えいたします。  大綱1点目、赤井東部地区の土地利用について問うのご質問にお答えいたします。初めに、柳の目北地区の有効利用及び土地利用転換適正化についてお答えいたします。五ノ井議員のご質問のとおり平成29年2月27日に柳の目地区開発委員会より開発整備に向けた要望書をいただいております。本市といたしましては、石巻市側で進められている集団移転先の整備や石巻あゆみ野駅の設置、さらには宮城県石巻合同庁舎の建設など、石巻との市境で石巻側でどんどん進んでいる土地利用の変化への対応は、本市としても不可欠なものと考えた結果、石巻地方拠点都市基本計画へ位置づけることが最善の方策と考え、関係機関である宮城県及び石巻地区広域行政事務組合との協議を進め平成30年3月29日に、その位置づけについて県の同意を得ております。  また、このたび実施された石巻広域都市計画の第7回線引見直しにおいても、6月7日開催の東松島市都市計画審議会からいただいた答申を踏まえ、ご質問の赤井、柳の目北地区及び赤井川前3地区の商業経営を中心とした複合施設の開発予定地区については、市街化区域編入候補地としての一般保留の位置づけを宮城県に対して6月8日に要望しております。今後地権者の皆様や開発予定事業者による具体的な開発整備に向けた土地利用計画が策定された時点で本格的な開発整備が進められるものと期待しております。  この地区については、当然石巻が防災集団移転等々つくるという地区に入れた、そしてあそこにあゆみ野駅が設置される、県の合同庁舎が来る、もうとうにわかっていたわけですから、うちとしては、私としては、当時の前の都市計画の見直しの際に入れるべきだということで県議の立場では大分やってきたのですが、なかなかここが進まなかったということがありました。そういう中で私が市長になってから、やはり余りにも石巻と東松島の格差と申しますか、余りにもひどいような状況になっておりますので、今回さまざまな皆さんからの土地利用計画の要望などもありまして、特に地元からは、そういう方で要望書ありました。それらを受けて今回そういう線引きの見直しについて、今第一歩を踏み出しているということで、順次あの地域は新しいものになっていくと。当然今ここには出していませんけれども、赤井の青果市場、石巻の青果市場についてもお盆までには花市場のほうが後ろに1万平米近く開発されて、それも完成するということになっておりますので、大きく変わってくるものと考えております。  次に、柳の目災害公営住宅の西側の太陽光発電の建設に本市の関与はあるのかについてお答えいたします。柳の目西地区災害公営住宅の西側の土地については、以前地権者の要望を受け、市が盛り土しており、その意味では関与しております。太陽光発電施設の建設につきましては、再生可能エネルギーによる環境保全等を目的として太陽光発電事業者が進めているものであります。  なお、建設予定地が農地であることから、ことし1月に農地転用に係る許可申請が農業委員会に提出されております。既に農業委員会等の審議は経ており、現在農地転用の許可権者である宮城県の許可を待っている状況となっております。  次に、市全体としての土地利用の見直しについてお答えいたします。第2次総合計画及び第2次国土利用計画でお示ししたように、本市の人口動態、今後の人口減少が避けられない状況になっております。基本的には、私も人口減少を何とか食いとめるための政策、それが雇用の問題とか働く場所の要するに創出ということで今やっているのが現状で、できるだけ人口減少を避けたいというのが大きな政策の一つです。そのような中で震災復興後のまちづくりを視野に入れ、特に企業誘致につながる産業系土地利用の推進に向け、さまざまな方策を模索しながら施策を展開させていかなければならないと考えております。  土地利用施策といたしましては、前段で申し上げた都市計画の線引き見直しに合わせ、震災復興により変化した土地利用と整合しながら、今後のまちづくりに向けた土地利用の方向性を検討するため、関係経費を補正予算にも計上いたしております。最終的には都市計画マスタープランの見直しにつながるものであり、今後の状況を踏まえつつ、具体的な内容をお示ししてまいりたいと考えております。  以上でございます。     〔「議長、休憩をお願いします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(阿部勝德) 暫時休憩します。    午後 2時16分 休憩                                              午後 2時17分 再開 ○議長(阿部勝德) 再開します。  五ノ井 惣一郎さん。 ◆12番(五ノ井惣一郎) ただいま1件目につきまして答弁をいただきました。震災後西高の東側、東部地区、前々から私もこの質問は何回かしております。通告後、6月かに都市計画審議会がありまして、それで私のこの質問に対して答えるような都市計画の中の審議会の審議でございました。取りやめにしようかと思いましたけれども、新たに市長の思いを聞きたいと思いまして、そのまま通告文として出しました。大体都市審議会でわかっておりますけれども、議員皆様にも知っていただきたく取り消さず今回質問したところでございます。地域、本当に総合計画、28年に出ましたけれども、年ごとに変わるということでございますけれども、1つ、今答弁の中でありませんけれども、常々議員の皆様、何かの機会にも県職のアパートもこの東、柳の目市境に建設される予定だというふうにも聞いておりますけれども、その辺、市長、どうなのですか。 ○議長(阿部勝德) 市長。 ◎市長(渥美巖) 県職員の宿舎ですが、これは現在東松島市にはないわけでございまして、今多くは旧石巻市の中にあります。私としては、今後の建てかえ等を踏まえて宿舎をぜひ東松島市内に建ててほしいということで県庁の財政担当のほうには要望してきております。  以上です。 ○議長(阿部勝德) 五ノ井 惣一郎さん。 ◆12番(五ノ井惣一郎) 今回会派でもって東京事務所のほうに行ってきましたけれども、その所長さんに会いましたけれども、やはり企業誘致するところで、やっぱり条件が備わっていないと企業さんもなかなか進出できないのだということもお話しされておりました。そんな中で、やはりあの地、今はやはり私いつも五ノ井は赤井、東部ばかり質問しているのかと言われますけれども、やはり東松島市の発展と人口減少していく中で市街化地域の見直しがありますけれども、やはりその地によっては、早く市街地調整区域を市街化区域にするとか、そのような方策をとらねば、どんどん人口増には結びつかないと私は思っております。そんな中で人口減するから市街化区域の見直しができないのだという方もおりますけれども、私は反対だ、やはりその辺の見直しを年々変わってくる地域には、そういう土地の見直し、利用見直しというのが大変必要だと思っておりますが、その辺、市長のお考えどうですか。 ○議長(阿部勝德) 市長。 ◎市長(渥美巖) 五ノ井議員さんの日ごろからの発言等を見て、やはり適正な開発可能地域については、しっかりと市街化区域に入れて、そこに働く場所も含めて住宅も建てる、さらには大型店とか、そういうものもこれらのものを全部呼んで、できるだけ人口減少を食いとめていくというのは、非常に大事だなと思っております。  そういうことで、先ほど五ノ井議員さんが心配した赤井川前三番地区の商業系に関する複合施設の開発予定地についても、要するに市街化区域編入区として一般保留に位置づけて出しているということでございますので、日ごろ言っていただいている土地利用の部分については入れておりますので、ご安心いただきたいなと思っております。  また、土地利用も都市計画が当時出て、都市計画区域に編入された当時の市町と都市計画に編入されない市町でのいろいろメリット、デメリットというのもあるわけでございます。今人口減少社会になってきてしまうと、私の考えでは都市計画のときは、人口がふえていく、そして乱開発を防ぐためにある程度住宅地はここだと一定決めて、それを最終的には上水道とか下水道とか電気含めて公園もきちっと、要するにコンパクトシティのような、それぞれつくろうとした話でありますが、今は人口がどんどん減っているさなかで都市計画だけを余り大きく、都市計画の網がかかっていると、逆にさまざまな形で開発ができないものとかありますし、一番は農業振興の網がかかっていることとか、非常に制約が多いところがあるのです。だから、そういうものを踏まえながら、その制度をうまく活用し、やはり開発が必要な地域、それは当然入れていくべきだなと、そういう思いで今回赤井の東部地域、要するに石巻と接している地域については、線引き見直しをしたということでございますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(阿部勝德) 五ノ井 惣一郎さん。 ◆12番(五ノ井惣一郎) それでは、(2)に移ります。この地域では、私最初災害公営住宅は西側からだという前にも提案しましたけれども、やはり東側から災害公営住宅が建設されております。それで西側は、水田から畑に転用される、そのときはまだ太陽光発電の話も出ませんし、その当時は、だんだん3年ぐらい前から残土といいますか、石の残土が埋められるようになりまして、これは何にするのかなと思っておりました。その中で整地が進みまして太陽光発電の建設がされるようだという計画の中で、これは市でするのかな、市で関係し、そして地権者、3万5,000平米ですから大きな面積でありますので、その辺ちょっとわからなかったのですけれども、先般6月に入りまして地権者の方から3月31日まで経済産業省、東北電力からの許可がまだおりず、契約、売買もまだ済んでいないという話でしたけれども、その辺市ではどのように把握しておりますか、その辺を聞きたい。 ○議長(阿部勝德) 市長。 ◎市長(渥美巖) 先ほどご答弁申し上げておりましたが、一番最初、震災直後、あの地域については、確かに市が地権者の皆さんの要望を受けて盛り土をしたという経緯があるのです。その後、いろんな形で残土とか、いろいろなって、そういう畑になったりしてきているわけですが、基本的にはその部分については、市が関与しているわけではないのです。市が最初要望を受けたから、その分はやって捨て場を含めて盛り土をやって、要望に応えてやったというだけで、その後今新しいエネルギー、再生太陽光エネルギー、これについては、実はその部分について市が関与してどうのこうのということではありません。基本的には地権者のグループの皆さんと太陽光の発電の会社が話し合ってやっているわけでございます。 ○議長(阿部勝德) 五ノ井 惣一郎さん。 ◆12番(五ノ井惣一郎) この件につきましては、地権者と設置者との話し合いで進んでいるということでございますけれども、3月31日まで契約ということで、地権者の方が大変心配しているのは、もう今6月でございます。6月31日までその件については、再契約といいますか、3カ月の延長ということでございますけれども、まだ売買も済んでいないので、大変心配されております。その心配されている中で3万5,000平米での面積も大きい広い面積でございますし、今後畑地に転用されても、なかなか畑にできない地でありますので、その辺幾らか市が関与したこともありますので、今後そういうことになりますと、地権者の方々だけでは大変だと思いますけれども、その辺どのように市長考えておりますか。 ○議長(阿部勝德) 市長。 ◎市長(渥美巖) 柳の目西地区の開発の災害公営住宅、最初、今回100戸ほど追加で建てるということになって、あそこの用地を活用してほしいという地元からの要望が前々から、震災直後からあったわけですから、それに乗じて、それにのっとって今回の100戸の部分については、あそこをしようということでなったわけでございまして、その残りの西側については、別にそれが300戸でも災害公営住宅を建てるのであれば必要だったのでしょうけれども、100戸しか建てない場合は、当然そこの地域については、市の責任でどうのこうのというのではないわけでございまして、それを最初に市がちょっと盛り土していたから、全て市がそこの最後まで今度は再生可能電力、太陽光会社と、またそこに市が入ってどうのこうのということではないのです。これは民間同士の話し合いでございまして、そこまで我々は入っていないと。  ただ地権者の皆さんからは、あの土地がもうどうにも利活用厳しいと、田んぼにもならない、田んぼには無理だし、畑にしかなっていないし、あの畑でもどうにも草がおがって大変だと、できれば何か来てくれる会社があれば活用したいという話は内々受けておりまして、その関係でたまたま何らかの関係でそういう会社がありますよ、地権者の皆さんどうですかという話はやっていますが、市が直接、市の意思でやれとかやるなとかやっているわけではないということです。 ○議長(阿部勝德) 五ノ井 惣一郎さん。 ◆12番(五ノ井惣一郎) 今月末までですので、その推移を見ておりますけれども、その辺で大変そのときになったら、順調に進めばいいですけれども、大震災で被災地になった水田でございます。もう今さら水田に戻すわけにいきませんので、その辺今後とも多分市が関与すると思いますので、そのときはよろしくお願いします。  (3)につきましては、今後とも進め方につきまして市長の答弁でわかりましたので、2件目に入りたいと思います。 ○議長(阿部勝德) 暫時休憩します。再開を2時45分といたします。    午後 2時32分 休憩                                              午後 2時44分 再開 ○議長(阿部勝德) 再開します。  五ノ井 惣一郎さん。 ◆12番(五ノ井惣一郎) それでは、通告2件目に入ります。大塩地区などの土砂災害の対策について。  土石流は、梅雨や集中豪雨などで一気に住宅や田畑を押し流し、大きな被害をもたらします。国では、土砂災害防止対策の推進に関する法律を平成13年4月に施行されました。法律の目的は、土砂災害から生命、身体を守るために以下の内容を推進する法律。(1)、土砂災害の恐れがある地域を明らかにする。(2)、避難する際に、必要な連絡体制などを踏まえる。(3)、危険な箇所に住宅などが立地することを抑制すると定められました。  平成28年6月2日に大塩市民センターにおいて、県より土砂災害防止法に基づく基礎調査結果の説明会があり、平成29年12月には小野市民センターでも開催されております。基礎調査の結果、大塩中沢上、山崎地区が指定箇所となったようでございますが、中沢上には、大塩小学校があり、その裏にはため池、これは通称姫子沢堤と呼んでいるそうでございます。想定外の豪雨には、児童の生命を脅かします。間もなく梅雨、台風時期に入るが、大災害を経験した私たちには想定外は理由になりません。土砂災害時に備えた傾斜地対策、避難場所を含めた常日ごろの情報伝達の訓練は万全でなければなりません。現在の土砂災害時の体制についてお伺いいたします。 ○議長(阿部勝德) 市長。 ◎市長(渥美巖) 五ノ井議員の一般質問、大綱2点目、大塩地区等の土砂災害の対策について伺うのご質問にお答えいたします。  市内では、土砂災害の恐れのある危険箇所としては223カ所の急傾斜地等が宮城県から公表されております。順次県において基礎調査が行われております。その中で、議員ご質問の大塩中沢の区域がことしの2月、土石流危険箇所として指定され、その結果、大塩小学校や指定避難所となっている大塩市民センターなどが危険区域の範囲に含まれることが判明いたしました。  この指定を受けて市では、大塩市民センターを風水害の際の避難所として、これまで使用して、指定して鳴瀬のほうからもここに避難させていたのですが、今後は使用しないこととし、大塩地区の住民の皆さんに周知を図ったほか、市民センター敷地内に注意喚起の看板を設置することとして、今回の補正予算に計上しております。  また、災害時に避難道路にもなり得る県道河南鳴瀬線も危険区域に入ることから、要するに大塩小学校の南側の道路、これも入ることから、先般私から宮城県の東部土木事務所長に対しまして県事業として調査及び対策を講じていただくようお願いしたほか、今後その調査結果を踏まえ、土石流を防止するための有効な施設、県のほうで考えてくれるのですが、例えばコンクリート擁壁のような施設の整備等について必要ではないかと考えておりますので、この7月に実施する県道等の整備に関する要望会、県の土木部に関する要望会を毎年5月にやっておったのですが、今回は7月になりましたが、7月にやる要望会、市長と議長の連名で要望するものでございますが、それにおいて改めて県に要望したいと考えております。  風水害に関しては、事前の降雨等の情報収集による先を読んだ避難行動が非常に重要になります。市としては、これらを踏まえながら気象台や県からの情報収集等を分析し、そして危険区域住民や学校への迅速、的確な情報提供を行うため万全な対策を講じてまいります。  以上でございます。 ○議長(阿部勝德) 教育長。 ◎教育長(工藤昌明) 五ノ井議員の一般質問、大綱2点目について私からもお答え申し上げます。  土砂災害警戒区域内に大塩小学校があることから、児童の身体と生命を守ることを最優先とした防災体制の確立が喫緊の課題であると認識しております。このため教育委員会としては、市や自主防災組織等との連携のもと、大雨による土砂災害の危険性を迅速に情報収集し、場合によっては、いち早く臨時休校の措置をとることを指示しています。また、万一児童登校後に土砂災害発生の恐れがあるような事態が発生した場合は、いち早く安全な場所に避難させるとともに、メール配信等により保護者へ避難情報を伝達するよう周知徹底しているところでございます。  以上でございます。 ○議長(阿部勝德) 五ノ井 惣一郎さん。 ◆12番(五ノ井惣一郎) まずただいまの答弁につきまして大塩市民センターの避難所を使用しないということであります。そんな中、今教育長が申し上げましたとおり授業、これは突然の津波、地震とかと違いまして、風水害につきましては、前々からわかっているところでございますけれども、やはり想定外ということでございますが、まだ避難所として使用しないでどこに避難するのですか、その辺、ちょっと。 ○議長(阿部勝德) 防災課長。 ◎総務部防災課長(佐々木寿晴) 大塩市民センターは、まず地元の方の風水害の場合の土砂災害の警戒情報が出た場合、崖、急傾斜地の近辺の住民の皆さんが従来大塩市民センターに避難することとしておりました。あるいは近年ですと、小野地区の鳴瀬川、吉田川沿川の住民の方が大塩市民センターに洪水の恐れがある災害のときに避難した実績もございます。そのため風水害の場合は、今後につきましては矢本西小学校と矢本第一中学校、こちらを基本に避難所として設定することとしております。  なお、最終的な判断につきましては、災害対策本部において決断するものでございます。  以上です。 ○議長(阿部勝德) 五ノ井 惣一郎さん。 ◆12番(五ノ井惣一郎) ただいま私通告をして、これは月日がたてば、日にちがたたないので、なかなか徹底しているとは思いませんけれども、まずもって7年前も想定外の地震、津波でありました。そんな中、避難所の確保、まして大塩小学校の場合、裏手に姫子沢堤があります。これは、私も通告しておりましたから、通告するに当たり行ってみました。なかなか昔は中学校、そばに大塩中学校があったりとかで、そしてその堤は飲料水にも使っているそうでございます。飲料水、農業用水とか、今は使っていないそうでございますけれども、学校の上に堤がある。大した大きい面積ではございませんけれども、やはり堤ですので、大きい面積でございました。ようやく私80代のPTAの会長さんをやった、当時にやった人に連れていかれまして、その人もなかなかわからなかった道をたどりながら行きまして、やはり学校の上に堤がある。これは写真がありますけれども、山崎、中沢上の今回の県から指定になったところでございますけれども、そんな中、これはやはり避難所だけでも早く住民に徹底させる。そして今回の情報伝達、これは常日ごろ万全でなければならないと思いますが、市長と教育長のお考えを伺います。 ○議長(阿部勝德) 市長。 ◎市長(渥美巖) 確かに大塩小学校の上の堤ある、これはもともとその脇には大塩中学校があったわけですから、当時そこがため池の役割を果たして、ある意味防火用水の役割を果たした中で、あとは下の農業用水の役割を果たしてあった堤です。そういうところで一旦水をためておいたわけですが、それを今どうのこうのということで、昔から中学校が上にあって、大塩小学校が今の位置にあって、昔からそこに堤があったということでございまして、今回九州とか全国で土砂災害などでいろんなものが起きているということで、その危険のやっぱりちょっとでも危険なところはどんどんとある程度県としても指定していってそこには、危険箇所には家を建てさせないとか、さまざまな制限を加えながらやっていくというのが一つの法律の流れなのですから、そういう中で私たちは今回県のほうから大塩小学校の後ろの姫子沢堤は、そういう形でいざというとき決壊したら、下のほうの小学校、そして大塩市民センターもデッドラインに入りますよということを言われたわけです。  それに対して私たちはいち早く大塩市民の皆さん、関係者の皆さんに説明をし、そして現在は大塩小学校にも当然教育長を通じて学校にも説明をしております。そして大塩市民センターの駐車場を含めたその地域には、今回の補正予算で避難所としては風水害の避難所ではだめですよということを、ここは避難所にはしませんということを周知するということで今始めているわけでございますので、指定を県から受けた当時、ことしになって受けたわけですから、それから我々は県に対して説明を求め、そしてその後の一時対策を県の土木部長、石巻の土木所長にお願いし、そして改めて我々やるべき仕事は周知関係は、もう既にやっているということです。あとは今後県と議会と市が一緒に要望会ありますから、その時点で再度文書をもって要望していくということで段取りをつけてやっていますので、問題ないのではないかなと私は思っております。 ○議長(阿部勝德) 教育長。 ◎教育長(工藤昌明) 大塩小学校につきましても、市に入る情報と当然同時に情報は入ってまいりますので、とにかく早目早目に迅速な避難ということを最優先に準備をしておりますし、保護者にはもう既にそういうことについては周知してございますので、今後も緊張感を持って早目の対応をしてまいりたいと考えております。 ○議長(阿部勝德) 五ノ井 惣一郎さん。 ◆12番(五ノ井惣一郎) 今度は想定外にならず大塩、矢本西小学校まで大分距離ありますね。きょうの答弁に入って、今再答弁でいただきましたけれども、矢本西小学校ということでございますけれども、あそこにグリーンタウンやもと、グリーンタウン企業もあります。それと鷹木の森運動公園が高いところに、高台にあります。グリーンタウンとの企業とのこういう防災協定、そういうのも必要ではないかと思っておりますけれども、その辺、市長の考えをお伺いします。 ○議長(阿部勝德) 市長。 ◎市長(渥美巖) これまでは、企業に対して、企業の皆さんの避難するようなものについては、それは企業として、企業の責任でやっているのですが、市と例えば企業が大塩地区のグリーンタウンの企業が、そういう形で避難場所を確保するような協定は結んでいないと思っております。そういうことでさまざまな防災協定は結びますが、避難所までは、避難所は別に今までは市民センターとかでやっていいわけでしたので、そこまでは結んでいないということでございます。  それから、矢本西小とか、矢本一中とありますけれども、例えば大塩の人たちは、大塩のそれぞれの地区のセンターなどがありますので、そこがよければそこに逆に行くわけです。全てが何もここに来なくても、地元の近いところで安全な場所があればそこに行くと。もちろん今言ったように、鷹木の森運動公園、あそこの例えばいざとなれば野外運動場、屋内の運動場2棟ありますから、そこを使うことはいつも可能です。ただあそこを使うとなると、相当大きなもののときになると思います。あそこは市のものですから、いざというときにはあそこを使って、後ろには備蓄倉庫もありますから、いかようにも対応できると思って、あそこは最後のものとしては、あそこは十分に活用していきたいなと思っております。  私からは以上ですが、担当の課長のほうから説明させます。 ○議長(阿部勝德) 防災課長。 ◎総務部防災課長(佐々木寿晴) 先ほどグリーンタウンの中で協定というお話ありましたが、1社企業さんと災害時の応援協定はありますが、大きな避難所ということでは内容は具備しておりません。そういう意味で市長、先ほど協定を結んでいないと申し上げました。  鷹木の森ですけれども、正直土砂災害の場合は、大雨が降っている状況ですので、まず鷹木の森、実際地域防災計画上は避難場所ということになっておりますので、この土砂災害の場合は、風水害の場合は、避難所としてはちょっとそぐわないのかなというふうに考えております。やはり施設とか備蓄品のそろいました、先ほど申し上げました矢本西小学校と矢本第一中学校、こちらを基本に考えていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(阿部勝德) 五ノ井 惣一郎さん。 ◆12番(五ノ井惣一郎) 7年前大災害、想定外とよく言葉が出ます。今災害につきましては、想定外という言葉は私はないと思います。それなりに災害を受けた私たちですから、それなりのやはり訓練、常日ごろの訓練、万全な訓練をして、その中ですぐ避難できるような、今は電信見て、どこで土砂崩れ、急に土砂崩れになるはずありませんので、その辺十分にしておかないと後で大川小学校、野蒜小学校のような二の舞にならないように今後とも想定外というのではなくて、やはり常日ごろの、我々想定外を経験した者でありますので、その辺十二分に図っていただきたいと思います。  なおかつ大塩小学校ばかりではなく、その周辺もこの地区に入っておりますので、なおさら児童のそういう被害というのは大きいものでございますので、その辺で教育長さん、再度、野蒜小学校のような子供をほかの父兄に預けることで問題になっておりますけれども、やはり常日ごろの訓練、まして大塩小学校、矢本西小学校に行くのだよとか、大分経路が長いのでございますので、やはりしっかりした情報のもとに土砂災害、その指定区域に入っておりますので、常日ごろ伝達訓練また情報をしっかりと万全な体制でやっていただきたいと思います。もう一度その辺市民ばかりでなく、やはり大塩小学校の子供たちのためにもしっかりした万全な訓練、これはやっておくべきだと私は思いますが、その辺どうですか、教育長さん。 ○議長(阿部勝德) 教育長。 ◎教育長(工藤昌明) ご指摘のとおりだというふうに思いますので、訓練には火災とか、それから地震、不審者等ありますけれども、大塩小学校に限らずそういう土砂、豪雨災害に備えた訓練というのも想定してやっていくべきだというふうには思っております。学校にもそういうことについては指導していきたいと思います。 ◆12番(五ノ井惣一郎) 終わります。 ○議長(阿部勝德) 次に、第15位、佐藤 富夫さんの質問を許します。佐藤 富夫さん。     〔15番 佐藤 富夫 登壇〕 ◆15番(佐藤富夫) それでは、質問をいたします。私で最後ですよね、何かみんな疲れているようなのでさっとやりますので、執行部のほう大丈夫ですよね。     〔「万全で構えているから」と呼ぶ者あり〕 ◆15番(佐藤富夫) 構えなくてもよろしいですが。それでは、質問をいたします。  1、行政のリスク管理を問う。私は、昨年の第3回定例会におきまして自治体の内部統制のあり方についてを質問をいたしました。その後何も起こらないで済めばよかったのですが、昨年9月からことしの2月まで本市職員の人事関連情報に不正アクセスをしまして、自分のパソコンに保存した事件があったと。一見大したことないようですが、これは使い方によってはとんでもないことになるということでありますので、また平成29年度本市国民健康保険特別会計の補正予算の提案で1,336万3,000円の不足分を増額するものであるということでありましたが、理由は特定健康診査等事業費の積算誤りであるということでありました。本来行政事務のプロとしては許されないものでありますから、これらはほんの一例でありまして、細かいものについては大分お聞きしておりますので、翻って行政のリスク管理は法改正の中での都道府県及び指定都市の先行事例をモデルに制度導入検討を進めていくと前回市長は答弁しております。  それで(1)、前段の一例についてリスク管理、内部統制の欠如としか思えませんが、見解はいかにであります。  (2)、この件についてどのように議論し、検討を進めてきたか。また、都道府県、政令指定都市の動向についてをお伺いします。  (3)、考えている間にも行政リスクは現実に起きているわけでありますので、私が前回提案した分についての先行した計画をしたほうがよいのではないかという質問でございます。 ○議長(阿部勝德) 市長。     〔市長 渥美 巖 登壇〕 ◎市長(渥美巖) 佐藤 富夫議員の一般質問にお答えいたします。  大綱1点目、行政のリスク管理を問うについてのご質問にお答えいたします。佐藤議員におかれましては、昨年の第3回の定例会、自治体の内部統制の問題とか、そのときも市の監査委員という立場なども踏まえながら、いろいろ大所高所からあるべき姿を質問いただきました。まさに自治体の最少の経費で最大の効果を生む、要するに地方自治の第1条、一丁目一番地をいつも言っていただいておりまして、そういう面では私としては非常に日ごろからご指導いただいていることにありがたいと思っております。  そして今回のパソコン問題とか、補正予算で組まなければならなくなった国保の関係とかは、特にパソコンは別な問題、国保の部分については、行政のプロとしては大変申しわけなかったなということで臨時のときもおわびした経緯があるわけでございます。その中でまずリスク管理の欠如に対する見解ですが、佐藤議員ご指摘のとおり本来あってはならない事案が短期間の中で発生してしまったということで、まさに私としては痛恨のきわみであります。リスク管理の欠如とのご指摘もまさに真摯に受けとめております。  いずれの事案につきましても所管する部署において、その原因について状況確認を行っており、複数でのチェック、要するに国保の場合はそうです。それから、セキュリティー管理の徹底、こういうものをしっかりしながら再度起きることのないように万全を期してまいりたいなと思っております。  次に、どのような議論をし、検討を進めているのか。また都道府県なり、政令指定都市のリスク管理を含めた動向どうだということでございますが、リスク管理に対しては、今回の事案が発生した段階で市役所内部で対応策を議論するとともに、私から先ほど申し上げた複数でのチェックやセキュリティー管理の徹底について、部課長会議において指示をいたしております。また、都道府県、政令指定都市においての動向ですが、宮城県や大阪市、静岡市など、既に内部統制に関する基本方針を定めている先行事例がありますので、当市の今後のリスク管理の参考にしたいと思っております。  次に、先行した計画をしたほうがよいのではについてお答えいたします。改正地方自治法では、都道府県及び政令指定都市において平成32年4月までに内部統制の基本方針を定め、その他の我々のような市町村は、その後に作成するよう努力せよということでございます。本市といたしましては、先ほど申し上げた宮城県などの先行事例を参考にして、可能な限り早期に導入できるよう努めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(阿部勝德) 佐藤 富夫さん。 ◆15番(佐藤富夫) 市長からるる説明ありましたが、行政リスクというのは100%防止することできません。しかし、リスク管理をすれば最小限に食いとめることができるということでありますから、再度取り上げさせていただいたのですが、この不正アクセスがあったときに、市長はこれまで以上に綱紀粛正、服務規律の保持、法令遵守の意識高揚を図り、市民の信頼を取り戻したいというふうにコメントしているわけですが、ではこのコメントを踏まえて市長当局はどのようなアクションをとられたかお聞きします。 ○議長(阿部勝德) 市長。 ◎市長(渥美巖) この問題が起きたとき、直ちに総務のほうからこういう事態が生じているということで、これは大変なことだといって関係者を集めながらその対策をし、そして所管の上の管理職、そういう者からも情報を聞き、実態を聞き、最終的にはその職員に対して処分等についても行っているということで管理職に対してもそれらの処分を行い、そしてそれに対する部課長会議、2週間に1回ぐらいあっていましたから、そこでその問題、もちろんこれはマスコミにもいっておりまして、こちらから逆にマスコミに対しては投げ込んでいる状況ですけれども、隠さないで。マスコミにも出ておりますから、それに対する私のコメントを出しているということでございます。あと担当のほうから再度総務部関係で行ったものについて説明いたさせます。 ○議長(阿部勝德) 総務部長。 ◎総務部長(小山修) それでは、市長の補足説明をさせていただきます。  今回のパソコンの事案につきましては、内部統制部分の中でも、いわゆる不正なアクセスを行ったという事由から発生いたしまして、直ちに庁舎内部で持っています東松島市職員の懲戒処分等の関係の分限の委員会もございますので、そこにまず諮る。そして、その原因的にはどうした事由でこの職員がそうした不正に至ったか。また、その行った行為が結果的にどのような影響が生じたかということが大きな問題でございますので、結果的には今回の職員については、懲戒の中でも比較的軽い部分で済んだということになりますが、その原因といたしましては、外部にその情報が一番大切な部分で漏れなかったということと、内部的にもそのセキュリティーの管理が組織内でも私たちがやはりきちんとしなければならない面もあったなということの反省の上に立った状況を皆さんでつかんでいるところでございます。  そして、先ほど市長の申しました、では管理職と管理監督者でどのようにしなければならないかという方策を臨時の課長会議の中でもきちんと状況を踏まえた報告と今後二度と起こらないような指示を市長から受けておったということでございます。 ○議長(阿部勝德) 佐藤 富夫さん。 ◆15番(佐藤富夫) 私が聞きたかったのは、これは分限とか内部会議、これは当たり前の話です。では、防止するために何をしたかということを聞きたかったのです。何をしたのですか。 ○議長(阿部勝德) 市長。 ◎市長(渥美巖) 私の立場からすれば、まずこういう問題を二度と起こさないように、やはり綱紀粛正をしっかりとすると。職員にまさに公務員法をしっかり遵守しながら公務員としての役割、立場、しっかり仕事をするということで、それを部課長会議で指示しているということでございます。 ○議長(阿部勝德) 復興施策課長。 ◎復興政策部復興政策課長環境未来都市推進室長(八木繁一) パソコンの不正アクセスにつきましては、まず原因のほうを確認しまして、原因を追及しましたところ、同僚職員からの情報があって、そういったことで本課の電算の担当のほうで調査をした結果、履歴のほうの確認をしたところ、そういったものが発覚したというものでございました。そういった中で、現在セキュリティーの強化を強めている中でそういったことが起きてしまいましたので、最初に取り組んだのが外部からの侵入とか、そういったものをセキュリティーを向上しようということで取り組んできましたが、その反面ちょっと内部の部分でおろそかになっておりまして、その外部の部分が終わったら内部の部分をやろうというふうなところのやさきでございまして、対策といたしましては、一人一人のパソコンのセキュリティーの設定をしまして、セキュリティーの強化を行っておりまして、現在のほうは対策済みでございます。  以上でございます。 ○議長(阿部勝德) 佐藤 富夫さん。 ◆15番(佐藤富夫) 内部、外部のセキュリティーの強化をしたということで起こりにくくしたということでよろしいかと思いますが、いわゆる市長のいう綱紀につきましては、ほかの自治体でいろんなこと起きているのです。酒飲み運転をした、暴力行為をしたとか、要するに税金を請求するのを忘れたとか、いろんなことをしているわけです。ですから、全体的に公務員の士気の低下が問題になっておりますし、それが原因になっていろんなものが積もり積もって大きくならないかななんてのも心配事なのですが、そういったほかの自治体の関係なのですが、本市は、やはり対岸の火事と思わないで、いつ大きな問題が生ずるかもしれないからというふうに思っていただきたいというふうに思っているのですが、これも綱紀粛正の一つだろうというふうに思いますので、その辺、市長の考えだけでいいです。 ○議長(阿部勝德) 市長。 ◎市長(渥美巖) 佐藤議員の今言うように、マスコミとか新聞紙上全国至るところで国の役人も含めていろんな立場で奉仕者、基本的には奉仕者であるから公務員が意識、要するに意識が低下し、そして最終的にはさまざまなところで問題を起こしているということで非常にある意味国民、県民、市民からいえば、それぞれ信頼をなくしているという状況です。やはりそれは本来公務員のあるべき全体の奉仕者という観点からしても、しっかりとしたことを日ごろからやはり忘れないように、ある程度そういうものが対岸の火事にならないように、やはり県内でそういうことが起きたときには、確実に再度こういう問題について都度都度注意喚起、それを促していくというのが大事かなと思うのです。400名からの職員今おりますし、いろんな面で全てが行き届かないところも、やはり市長の目が全て届くわけではありませんので、そこは部課長と一体となってしっかりと市民の信頼を得るような形で頑張っていくというのが基本的な考えです。 ○議長(阿部勝德) 佐藤 富夫さん。 ◆15番(佐藤富夫) 市長、当然万能の神ではありませんから、これは必ず遺漏というのはあるのです。それを支えるのが副市長であり、それから事務方の総務部長を頂点とするそういう事務体制なのです。ですから、私の一つの思いは、分析といいますか、いわゆる復興事業で予算とか組織を肥大化しました。ですから、そういった部分でしっかり管理できていないのではないかなと私たちも思っているのです。ですから、こうした状況のときこそリスク管理を先取りして強化すべきだというのが私の考え方なのですが、市長はどう思いますか。 ○議長(阿部勝德) 市長。 ◎市長(渥美巖) たしか震災後東松島の予算も例えば通常予算の10倍になるとか、現在も3倍になるとか、いろいろこういう形になっておりますから、そういう面で、例えば震災前1億円の工事というと物すごい工事で全ての関心があったのですが、今の時点で1億円の工事というと、議会にもかからないような状況になってしまっているのです。だから、そういう面でやはり肥大化してしまっているので、逆に金銭感覚というのはどうしてもちょっと薄れてしまっているなという心配はあります。そういう面で、しかしだからこそ初心に返って、これは全て税金が基本として賄われている予算ですから、基本としては。そういうものを十分に加味しながら対応していくというのが大事だなと思っております。  以上です。 ○議長(阿部勝德) 佐藤 富夫さん。 ◆15番(佐藤富夫) 今まで(1)についてお伺いしたのですが、(2)、(3)については、ちょっと関係があるので、まとめて伺います。  平成32年4月1日から施行の改正自治法第150条の1の2、解釈でありますが、政令指定都市あるいは都道府県以外のその他の自治体については、内部統制整備は努力義務だというふうになっているのです。ところが、よく間違えられるのが、努力目標と間違えるのです。ですから、努力義務であって努力目標ではないと。努力義務というの何か国語辞典にあるようでないような、ちょっと曖昧な表現のような気がしますけれども、何となくわかりますけれども、つまりその他自治体についてはしなくてもよいということではないのです。ですから、必要であるからつくる努力をしなさいというふうなことであります。これは私が言っているのではないのです。いろんな研修会あるいは総務省の役人の見解ですから、統一した見解なのです。つくる努力はしなさいということでありますから、事前の備えをしたらどうかという提言なのです、これ前回からの続きなのですが、ですから簡単に言えば急いでくれという意味なのですが、ではこの件について市長の見解を伺いたいと思います。 ○議長(阿部勝德) 市長。 ◎市長(渥美巖) まさしく地方自治法というか、第150条1の2、これのまさに努力すること、策定について努力するということになりますけれども、しなくてもいいのではないのです。私は、先ほど答弁としては、可能な限り早期に導入できるよう努めてまいります。まさに努力、これは早期に努力していく。ただ、今回の都道府県とか政令指定都市というのは、要するに相当大きな自治体でございまして、我々のところは今まさに復興最後の詰めに来ているということは、佐藤議員がもともと理解した上での前から言われている話なのですが、今のところは、そういうことも踏まえて復興最優先でさせていただいているが、その中でも可能な限り早期に導入について頑張ってみるということでございますので、理解いただきたいなと思っています。 ○議長(阿部勝德) 佐藤 富夫さん。 ◆15番(佐藤富夫) それでは、可能な限り早期とはいつだという話になるのですが、ちょっと私もこの件についてうんちくを語りたいのですが、これ民間では2015年に改正法の改正によって内部統制というのはきちんとできているのです。ところが、いつも言うのですが、公務員は遅いと。国も地方も遅いというふうに私は思っておりますし、いわゆる事が大きくなる前に、行政でいえば、これは住民訴訟です。住民訴訟があっても対処できるような一定の尺度を準備しておけということでありますから、首長も今訴えられる時代でありますから、首長にとっても、これをつくっておくことによって免責の一助となるというふうに私は思っているのです。何もしないでいれば、何だ市長何もしないで、しないからこういうことになったのだよという話になるわけですから、私は免責の一助になると思っています。ですから、市長の言う可能な限り早期とはいつだという話にもつながっていくわけなのですが、そのように、何回も繰り返しますけれども、私は先行整備をしてくれというのはそこにあるわけです。改めて市長の見解をお伺いします。 ○議長(阿部勝德) 市長。 ◎市長(渥美巖) 今佐藤議員からも話がありますが、例えば宮城県の内部統制の基本方針というのがありまして、その中では、内部統制についても監査委員との連携というのが非常に大きく出ているのです。そういう面で要するにさまざまな情報、監査委員にもしっかり出して、いろんな形で事前的に処置をしていくという体制をしっかり構築していくことが大事だよというのは、宮城県の内部統制の9つぐらいの柱、次々とあるのですが、その中の一つにはそれもあります。  そういう面で今佐藤議員からは、市長の要するに責任の問題も含めて早目にそういうことを出しておかないと、これからはさまざまな形で住民監査とか、そういうものも起きてくるからしっかりとした対応をしておけということでの、その趣旨でのこれまでも発言いただいております。その趣旨に沿って、先ほど言いましたとおり可能な限り早期に再度同じ答弁になりますが、再度可能な限り早期に導入できるように努めていくということでのご理解をまず得たいなと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(阿部勝德) 佐藤 富夫さん。 ◆15番(佐藤富夫) 大分理解していただいたと思うのですが、今いろんなことが起きる時代なのです。私も正義の味方をしようとして訴えられそうになったことがあります。あるのですが、リスクマネジメントが緩いから最終的に住民訴訟が起きると言われています。ですから、内部統制というのは難しいことではないのです、これ。ふだんからやっておけばいいことですから、ですからふだんからやっていれば金もかからない。むしろ行政経費の節減につながっていくというふうに私は思っておりますし、そのほうがいいことなのです。ですから、この質問が終わったら、ここに内部統制評価報告書記載例というのがあるのです。これ差し上げますから、なるべく早くやっていただきたいということでありますし、全ての道はローマに通ずるという言葉ありますけれども、全ての内部統制は行政改革につながると私は思っておりますので、ぜひ先取り行政の姿勢を伺いたいと思うのですが、ここで市長ばかり旗を振ってもだめですから、事務方のトップである副市長が次に一生懸命やらなくてはいけません。ですから、事務方のトップである新副市長、コメントがあればあわせてお伺いをしたい。コメントあればやめますから。 ○議長(阿部勝德) 副市長。 ◎副市長(加藤慶太) 内部統制のご質問、内部統制極めて大事な取り組みだというふうに思っています。宮城県でも今市長が話しましたように、平成26年6月に基本方針を定めて、今はその手引きをつくりまして各課あるいは事業所、年に1回自己評価をやって、それを上司に提出して内部でチェックするといった仕組みを確認しております。内部統制、そういった中でどうなのかというふうなことですが、やはりつくった後でもきちんと動くような仕組みが必要だということでございまして、せっかくつくっても形骸化するということでは、なかなかつくった甲斐がないものですから、なるべく議論をしながら全職員が参加できるような仕組みをつくることが必要だなと思います。そういう意味では、ある一定の時間もかかります。したがって、市長が申し上げましたように、できるだけ早期に、そういったことだと私は理解しておりますけれども、すぐできるものではなくて、ある程度時間をかけていろんな職員の意見を聞きながら内部統制、まさに内部でどうやっていくかという議論を内部の職員ができるだけ参加する中でつくっていくことが必要だと。  あともう一つ、心構えとして必要なのは、市長からもいろんなところで指示しているというふうな話ありましたけれども、管理職としては職員はもう信用するのは大変よろしゅうございます。信用するのはいいのですが、やはりしっかりとチェックをすべきところはチェックをして、これが大事なところですので、これは日々意識、そういった意識を植えつけていくというのが非常に大事なのだなというふうに思っています。  以上でございます。 ○議長(阿部勝德) 佐藤 富夫さん。 ◆15番(佐藤富夫) 皆さんも新副市長のコメントをお聞きになったと思いますので、私から点数をつければ、大体75点ぐらいかなというふうに思っていますけれども、あとの25点はしっかりと自信ありげに答えていただきたいというふうに思います。  それでは、次の質問に移りたいと思います。学力向上対策を問う。この件については、震災前より議会で取り上げてきたものでありますが、依然として目をみはるような成果はないように思えてなりません。古くて新しいテーマでもあるわけでありますが、先日民生教育常任委員会では、この件について重要なテーマと捉えまして、5月21日から23日まで先進地である石川県の自治体へ所管事務調査で訪問しました。同行した本市の学校教育課指導主事の所感では、かなりの先進事例があり、非常に参考になったということでありました。議会としても同行はよかったのかなというふうに思っておりますが、まず1点目、教育長は、指導主事の報告について、本市の学力向上に寄与するものと受けとめましたか。受けとめたと思うのですが、その所見についてお伺いします。  (2)、報告を受け、今後の教育方針にどう生かしていくか。  (3)、議会の常任委員会としても、行政側が同行することでさまざまな面でスキルアップになると思いますが、その所見についてをお伺いします。 ○議長(阿部勝德) 市長。 ◎市長(渥美巖) 佐藤 富夫議員の一般質問の大綱2点目、学力向上対策を問うのうち、私のほうからは(3)番の議会の常任委員会としての行政側の同行についてお答えさせていただきます。  その前に、学力向上、これ県議会でも市町村議会でも、いつも大きなテーマにどこの議会でもなっているというのが現状の姿でございます。私は、今回、昨年、1年前に市長になって、やはり政策、自分のマニフェストの中にも学力向上を掲げておりました。そういう中で、やはり目に見える政策を出さないと、議会とか、そういうところでの議論だけで実際市民のほうにも届かないのが結構あるなという思いもありまして、今回授業時間をまずしっかりと確保しなければならないと。これまで365日のうち約165日は休みになっているということも教育長から伺っておりまして、昨年の夏休みも38日間休んでいるということになりました。  そんなことから少しここも目に見える政策として改善したいということで教育関係の会議に私も出まして、教育委員さんとお話をしまして、私は教育委員会の立場としては、住民の代表みたいな立場で出られる権限がありますので、そこで何とか学力向上について具体に教育委員会でも議論してほしいということで、一つとしてはできればこの辺では8月20日過ぎると、8月のお盆過ぎると、大体通常の仕事にみんな入っていくので、できればそこをもう少し短縮できないでしょうかということでお願いしながら教育委員会の議論を待ってきたという経緯があります。  そういう面で昨年の結果も私のところに報告受けているのでは、一昨年とほとんど変わらないような、まさに全国なり、宮城県の平均とやはり差がある、落ちているという状況でございますので、ことしから始まる夏休みの短縮と授業時間の確保、特に今後小学校などでも英語教育の導入などもありますから、今でさえ大変な授業日数を、そういうものを新たに生まれてまいりますので、それらは知恵を出していってほしいということで教育委員会のほうにはお願いしていました。  それで、3番の行政側が同行することでさまざまな面でスキルアップになると思うが、その所見についてということでまずお答えいたしますが、昨年度から議会からの要望もありまして、行政視察への職員の同行を再開しております。同行させていただくことで議員が委員会で行くところというのは、当然かなりの先進事例のところに行くところが結構多いわけですから、こちらから行った職員が、その先進事例に触れること、それで非常に識見が広がったり、新たな発見も出ることが結構多いと伺っております。そういう面からご指摘のとおり職員のスキルアップにもつながりますし、ある意味その部分のプロとして担当の所属の委員会のプロの所属の議員さんといろんな面で、例えば夜の懇親会の中での議論とか、移動中の車両での議論とか意見交換、そういうものも非常に最終的には職員のスキルアップにつながるものと思っておりますので、今後ともぜひ議会と行政、目指すものは同じでございますから、ぜひそういうところでこれからも同行させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。  私からは以上でございます。 ○議長(阿部勝德) 教育長。 ◎教育長(工藤昌明) 佐藤議員の一般質問にお答えします。  大綱2点目、学力向上対策を問うのご質問のうち私からは(1)、(2)について一括してお答え申し上げます。  今回の視察について、学校教育課指導主事より報告を受け、石川県の小中学校では、金沢大学の支援のもと児童生徒の学力調査結果を分析し、学年ごとの状況に応じた学力向上プランロードマップが策定されているということ。また、小松市教育委員会策定の授業改革リーフレットなどが本市における学力向上のあり方を考える上で大変参考になるものと受けとめました。  その上で次に今後の教育方針に生かすことの1点目は、学力向上に向けた取り組みのPDCAサイクル、すなわち佐藤議員に申し上げるのはもう重々おわかりだと思いますが、計画・立案、授業実践、検証・評価、改善を年間二、三回繰り返すことです。通常1年に1回というイメージなのですが、今年度市内全ての小中学校で児童生徒へのアンケート調査を年間3回実施する調査研究授業に取り組んでおりますので、それを活用してまいりたいと思いました。  2点目は、授業改善の取り組みに校長のリーダーシップのもと、全教員がチームとして同じ方向で取り組むことです。そのために例えば先ほど申し上げた小松市教育委員会作成の授業改革リーフレットを各学校に提供したり、あるいは訪問した稚松小学校の取り組みを、やはり自分の目で見た指導主事の生の声で市内の教職員に伝えたりするなどして各学校の授業改善を促してまいります。  3点目は、保護者や地域と連携した取り組みを重視することです。家庭学習の充実や生活習慣を改善するためにスマートフォンやゲームの時間等を減らす取り組みを学校やPTAと連携して取り組んでまいります。本市が推進するコミュニティ・スクールの利点を生かし、地域人材の持ち味や強みを生かした学習を充実させてまいります。  なお、市長答弁にも触れていただきましたが、今年度から夏休みを4日間短縮しており、教員、保護者のみならず児童生徒自身の学力向上への意識をさらに高めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(阿部勝德) 佐藤 富夫さん。 ◆15番(佐藤富夫) 答弁をいただきまして、要約ではありますが、よくまとまっているなというふうに思いました。さまざまなよい点をきちんとまとめて報告されたということで、指導主事も大したものだというふうに佐藤 富夫が言っていましたとそういうふうに、それを伝えてください。  よくまとまっているのですが、教育長が一にまとめてと言いましたので、私もまとめて質問しますけれども、認識を新たにしたように思います。それで今後の方針も完全と言わないまでも実践をすれば、かなりの教育効果は上がるだろうというふうに思います。しかし、何しろ今の段階では、スローガンの域を出ないということですから、教育長はここは議場ですから、公に約束をする場ですから、教育長は約束を守らないことはないというふうに私は思いますけれども、具体的に、ここにいろいろ書いています。年間3回実施する調査研究授業に取り組んで、それを活用してまいります。それから、授業改革リーフレットを提供したりすると、いろいろなことが書いてありますけれども、では果たして具体的に学校現場にどう浸透させていくか、これが問題なのです。ですから、これについてわかりやすい説明をお願いします。 ○議長(阿部勝德) 教育長。
    ◎教育長(工藤昌明) 恐らく石川県でごらんになった学校でも同じ取り組みをされていたのではないかと思いますが、先ほど答弁申し上げました年に3回アンケート調査を実施するという取り組みは、文部科学省からの指定を今年度矢本一中学区の小中学校が受けました。あわせて県教委は、実はこの取り組み、県内初めての取り組みなので、ほかの矢本二中と未来中学区も県で指定するので、ぜひ東松島でやってもらいたいという要望をいただきまして受けました。つまり本市は、一中学区は文部科学省指定、二中学区と未来中学区は県指定の3回調査する調査研究授業です。中身は、新規の不登校を減らすための魅力ある学校づくりということなのですけれども、ちょっと長くなって済みませんが、不登校の原因は、一つは人間関係の問題、一つは勉強わからないというこの2点だということで、それを児童生徒に調査をしまして、その結果をもとに学校で方針を決めるのですが、全ての学校が勉強のほうにシフトしました。この勉強に関するチェックを年に3回やりますので、それに基づいて具体策を、常に具体策、具体策といって、そして子供にどう届いているかというのがこの調査研究のポイントなのです。それを恐らく石川の学校もやっていらっしゃると思いますので、そういう先進事例を活用して、先ほど申し上げた非常に関心を持っているのは、学力向上プランロードマップが大変参考になると思っていますので、この資料は各学校に提供しつつ、評価が年に3回できるものですから、必ず実効あるものにしたいと思っておりますので、今後も注視していただければというふうに思います。 ○議長(阿部勝德) 佐藤 富夫さん。 ◆15番(佐藤富夫) 教育長のやる気が少し見えたかなというふうに思うのですが、今までも大分教育長に就任されてからも、この問題については取り上げられております。退任した議員からもいろいろあったように、シリーズ的にあったと思いますが、初めて教育長の考えが少し進んだのかなというふうに、ごめんなさい、少しと言って。と思います。  それで学力の関係で前に言ったかもしれませんが、旧矢本町時代に宮学というのがあったのです。それで学力テストがありまして、常に矢本一中が矢本二中をリードしていたという時代がありました。それで私は二中学区ですから、こういったことあるのです。二中に頭の悪い子供だけがいるのではないべと、一中に頭のいい子供がいるわけではないと。ですから、これはいわゆる指導者の問題ではないかと、いわゆる教員の問題だというふうに私ちょっときつい言葉で言ったことがあるのです。言われた教師はむっとしていたようですけれども、私は当たり前のことを言ったわけです。  それで今回の行政視察で同じような質問を私ぶつけてみました。そしたら、石川県あるいは秋田県のレベルが高いのは、要因は何なのだと端的に聞いたのです。そしたら、まず学校長のやる気だと、それから市長の公約もそうだと、それから教育長の姿勢であると、それからあと教員の資質向上にあるということです。一番簡単に答えてくれるのです。私の思っていることと同じだなと思ったのですが、この件についての教育長の所見と、それから本市の教育行政に生かせるものがあるのであれば、お答えをお願いしたい。 ○議長(阿部勝德) 教育長。 ◎教育長(工藤昌明) まず教育長の姿勢という話がありましたので、なかなか学力調査の結果に反映されないということについては、私の姿勢足りなかったのかなというふうに反省するべきであろうかと思いますが、私これまでの議会の議論で必ず申し上げてきたのは、点数だけこだわって学校に指示をし始めたら勘違いされるから、それはしたくないということは申し上げていました。ですから、ひょっとしたらそれがマイナスに作用したのかもしれませんが、本当の意味での学力をしっかりつけたいという姿勢は一貫して持ち続けてきたつもりでございます。  やはり校長のやる気、校長の姿勢の大きさというのは、まさに大変大きなものがありますので、校長がかわると学校の雰囲気というのは大きく変わります。ですから、そういう意味では、大変重要だというふうに思います。また、教員の資質向上も大変重要です。ただこれは本市だけの問題ではなくて、教員は県教委で管理して異動になりますので、やはり県全体で、あるいは地域全体でこの資質向上に取り組むということは大事だと思っておりますので、県教委とも十分協調して取り組んでいきたいと思います。  石川、秋田の、恐らく共通して学力テストの結果が高い理由は、県教委の指示が非常に浸透しているということだと思います。どちらへ行ってもそうだと思います。その辺、県教委と十分に協調して各学校、各学校の地域に根ざした独自性も非常に大事なのですけれども、例えば学力向上の手法などについては、一致した方向で進めていくようにこれからも指導していきたいと考えております。  答弁になったかどうかちょっと済みません、よろしくお願いします。 ○議長(阿部勝德) 佐藤 富夫さん。 ◆15番(佐藤富夫) 十分答弁になっていますから。こんなことも言っていたのです。学校としては、あるいは教委としては、順位は第一義でないと、いわゆるそこに到達するプロセスが大事だと、結果は後からついてくるということですから、やはりいわゆるPDCA、それが一番大切なのだよということを力説していましたけれども、なるほどそのとおりだというふうに思ってきました。  そういった意味での今の教育長の答弁だと思いますので、私は理解をしたというふうに言っておきたいと思います。ですから、あと質問をやめるという意味ではありませんから、これは。今言ったようにスポーツでも何でもとにかくレベルアップのキーポイントというのは先頭に立つ者の力量次第なのです、これは。ですから、それによって差が出ることになりますから、指導主事の報告資料を見れば一番わかりますけれども、皆さん見ていませんから。  一つの私の学んできたものに加えての私の提言なのですが、全国のレベルの高い自治体は、課外授業をしているところもあります。それで、我々のころはあったのです、これ。大分昔の話なのですが、六十何年前の話なのですけれども、学力の低い者あるいは進学する者については、これは補習授業となりました。ですから、これは今始まったことではないのです。それで例えばチャレンジスクールと銘打った土曜授業、それから退職教員を活用したサポーターシステムの構築などの、これはほんの一部なのですが、課外授業を行っているところもあると。それでもちろん全員対象というわけには、勉強の嫌いな子供もいますから、これは仕方ないのです、これは。  できませんけれども、いわゆる今の学力のネックとなっているものは、まず小学校でいえば算数、国語でしょうね。それから、中学校では数学とか理科とか、英語です。ですから、そういったものに特化したものに取り組んでいるところもありますし、やはり本市の教育行政の中でも取り組むべきではないのかなと、一部取り組んでいるみたいなところはありますけれども、私は確実に成果は上がると思います。  ですから、全員対象でないと、対象でなくて、とにかく意欲のある者を育てていくというやっぱりシステムを構築すべきだなというふうに思いますけれども、これお金大したかからないのです、これは。再雇用でもありますし、それから課外については、そんなに人数要りませんから、そういったことで私は提案をしたいのでありますが、市長、教育長の所見を伺いたいと思います。 ○議長(阿部勝德) 市長。 ◎市長(渥美巖) 学力向上の大きなポイントの中に市長の公約があると、先ほど言われましたのです。私もそれは最初の私の公約の中にも、7つのマニフェストの中に学力向上を挙げております。やはり東松島の子供たちの夢をかなえてやるためには、ある程度一定の学力向上しておかないと、後で後悔することになるので、できるだけそういう形にしたいと思っております。  ただ、そういう中で補習授業とか課外授業の関係もありますけれども、今回の私なりの考えで学力が下がった問題は、やはり7年前の東日本大震災でうちのほうでも相当数の子供たち、沿岸部の子供たちが勉強する、家に帰っても部屋もないような状況というのはずっと続いてしまった。あとは避難所にいたときは、ほとんど勉強できるような環境になかった。そういうのが習慣的になってきまして、やっぱりそういうものも私は原因にあったのではないかなと思っているのです。だからそれを補うのは、本来であれば、そのときそのときの補習なり、それぞれの集会所なりでのそういう勉強をきちっとやっておける体制があればよかったなと今は思うのですが、恐らく当時は、それよりも食べるものを確保しなければならないとか、何とかいろんな他のことでそちらのほうに時間を割かざるを得なかったというのがあったのではないのかなと思っております。  いずれにしても、今これまでの反省をもとにして、私は教育長さんにもそのことで要するに見える学力向上対策をしてほしいということを言っていますので、それが父兄なり、教員なり、子供たちに浸透していけば、二、三年のうちには確実に宮城県の平均以上に、全国の平均以上には上げられるのではないかなと私も期待しております。  以上です。 ○議長(阿部勝德) 教育長。 ◎教育長(工藤昌明) 今の市長さんの震災の影響に関連して一つ申し上げれば、やはり非常に激しい恐怖とか大変なストレスを子供の時代に、例えば三、四歳ぐらいの年齢のときに感じた子供、誰でも、子供だけではないのですけれども、そうしますと総じて防御に一番回ってしまいまして、そこからゆとりを持って勉強するといいますか、学ぶという姿勢に非常にマイナスに働くということは今注目されていまして、そういう部分があったことは否めないというふうに思います。それを踏まえながら、それゆえに子供たちがまず安心して生活できる学校にするということが一つ大事だと、勉強に向かうためにも、そんなふうに思っております。  ご提言の補習、課外等につきましては、おっしゃるとおり本市でも、例えば学び支援とか、土曜日の、あるいは放課後の取り組みやっておりますし、中学校あたりでは夏休みに部活に来た子供たちを帰さないで勉強させてから帰すとか、そういうこともやっているようです。そういう努力は、今後も続けさせたいと思いますし、ご提言のサポーター制度、そういうことも今私考えているのは、学び支援の仕組みと放課後子ども教室、これをうまくセットにして何とか放課後の勉強あるいは土日の勉強につなげられないかなということを一つ考えております。  あと夏休みのいわゆる課外授業といいますか、その取り組みは今後も、参加する子供が実は開いていても少ないのですが、その辺工夫しながら何とかみんな参加してくるように努力していきたいと思っています。 ○議長(阿部勝德) 佐藤 富夫さん。 ◆15番(佐藤富夫) 震災の話出ましたけれども、震災は忘れるなと言っても、これは無理な話でありますから、しかし学力の場合は、震災をはねのけてやることに意義があると思います。しかも、市長の見える化は大切です。最終的にこれは数字になりますから、数値になりますから。ただいまは教育長の独自の考え方も披瀝していただきましたので、全て納得というわけにはいきませんが、ある程度納得できたのかなというふうに思います。  しかし、先ほどから言っているように目標は極力達成をする、それから約束は守るためにあるということでありますから、私は約束を守っていただきたい。約束できますか。 ○議長(阿部勝德) 教育長。 ◎教育長(工藤昌明) 約束というのは、結果を出すという約束ではなくて、努力をするという約束はできます。 ○議長(阿部勝德) 佐藤 富夫さん。 ◆15番(佐藤富夫) なかなかうまいなと思って、時間も時間ですので、これくらいでやめたいと思います。  私が今回この学力向上に取り組んだのは、何人もの人がこれを質問しているのです。ところが、いつ聞いてもインパクト弱いのです、これは。だからあえて聞きにくいことも言いましたけれども、これは勘弁してください。教育者は、必ず約束を守るということを忘れてはなりません。  それで3件目に移りますけれども、これについては市長もかつて矢本時代の議会事務局長時代に議会の行政視察には当局の職員が同行して、それなりの成果はあったと思っております。それで経費節減かどうかわかりませんが、いつの間にかやめてしまったのです、これ。関西弁で言うと何でやねんなのですが、そういった経緯がある中で行政と議会は二元代表制ではありますが、一方通行ではいけないのです、これ。ですから、時には同一目標に向かうことも必要だというふうに思っておりますし、いわゆる車の両輪です、昔から言う車の両輪ですから、今後市長としてどう向き合っていくか、復活したとは言いますが、その復活にもいろいろあるのです、これは。積極的、消極的、中間的と、いろいろありますから、ではどういう、どの辺に当たるのか、これだけはぜひ聞いておいて、時間なのでやめますか、決意を聞いて、だめであればまた質問します。 ○議長(阿部勝德) 市長。 ◎市長(渥美巖) 1回で終わるように答弁したいなと思っています。やはり議会の皆さんは、さまざまな地域から選ばれて、そしてさまざまな団体を後ろに背負ってきている方々です。そういう面では、一方公務員の市役所職員というのは、どうしても表に意外と出ないで市役所内だけでの仕事で序列が決まったり、満足してしまっているところが結構あるのです。逆に言えば、いろんな面で視野が狭くなっているところが結構職員のほうがあるのです。議員さんは、そういう面で行政視察、先進地視察やりますから、いろんなノウハウをいろいろお持ちです。そういう面で議会でのそういうさまざまな議論をして、そしてまた視察に行っていない職員も今インターネットとか、さまざま言いますけれども、そういう中で議員の要求に対して負けないようにこっちはプロとしてスキルアップしてやっていくというのが条件です。そういう面では、議会と執行部が車の両輪であり、また二元代表制という立場からしても、やはりある面は牽制し合うところは牽制し合う必要もあると思っております。  そういう中で例えば政策、市民が求めている政策、例えば幸せになりたい政策というのがあるとすれば、それは議会も我々執行部もその目標は同じだと思うのです。市民を幸せにしたいという政策、そういう面では同一目標に向かって進んでいきたいと思っております。  あと私前に局長をしていた当時は、矢本町時代は、世界を見るとかといって1期4年間の間に海外研修もやったり、あと当時は職員も年に四、五人は海外に行って、そういうことで研修せよということで、私が総務課長補佐のときにそういう制度をつくったことがありました。しかし、その後財政が逼迫した中でそれがやめざるを得なかった問題なんかあったと思います。しかし、その基本的な考えは、私は視野を広めるというのは非常に大事だと思っていますから、ぜひ議会のほうで先進地視察に行く際は、声をかけていただければ、一番それにふさわしい職員を出してやるということで、そしてその職員もしっかりと議員さんと一緒になって勉強してくるということが、最終的には市民のプラスになると思いますので、ぜひご同行をさせていただくように議会のほうからもいろいろな面で指示いただきたいと思っております。  以上です。 ○議長(阿部勝德) 佐藤 富夫さん。 ◆15番(佐藤富夫) まだ終わらなかったのですね。市長とはかなり古いつき合いでありますから大分わかっているつもりなのですが、わからない部分もあるということで、これはちょっと別な話でありますが、今回初めて教育界から同行してもらったのです、恐らく初めてだと思っています。ですから、教育委員会は独自の予算ありませんから、当然市長部局のほうからお金をいただいて出張ということになります。今回よかったのは、ぶっちゃけた話、懇親会です。あんなに寡黙な人が吉本興業みたいな話もされまして、非常に生の話を意見、冗談も言いますけれども、本当の教育の話もしました。ですから、生の話が出るのです。ですから、ぜひ市長にお願いなのですが、そういった予算を年間決めて、決めなくてもいいのですが、どんどん出してもらって、それで教育界からも同行するようにお願いをしたい。いかがですか。 ○議長(阿部勝德) 市長。 ◎市長(渥美巖) 私の県議会の経験からすると、委員長からどこどこに行くから、例えばこの部長なり、この課長なり同行せよという形でよく県ではやっておりました。そういうことでそれを受けて県執行部が出してくれていましたので、私としても、そういう流れがあればしっかりと同行させるようにしたいと思いますし、予算のことについては確実に確保していきたいと思います。 ◆15番(佐藤富夫) 終わります。 ○議長(阿部勝德) これをもって議員一般質問を終了します。  以上で本日の日程は全部終了しました。  本日の会議はこれにて閉じ、散会といたします。    午後 4時14分 散会...