東松島市議会 > 2015-09-24 >
09月24日-議案説明、質疑、討論、採決-06号

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  1. 東松島市議会 2015-09-24
    09月24日-議案説明、質疑、討論、採決-06号


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    平成27年  9月定例会(第3回)         平成27年 第3回東松島市議会定例会会議録(第6号)                                          平成27年9月24日(木曜日)                                                 出席議員(18名)    1番  菅 原 節 郎            2番  小 野 惠 章    3番  小 野 幸 男            4番  木 村 清 一    5番  阿 部 としゑ            6番  多 田 龍 吉    7番  上 田   勉            8番  大 橋 博 之    9番  熱 海 重 徳           10番  阿 部 勝 德   11番  熊 谷 昌 崇           12番  長谷川   博   13番  古 川 泰 広           14番  五野井 敏 夫   15番  五ノ井 惣一郎           16番  佐 藤 筐 子   17番  佐 藤 富 夫           18番  滝   健 一                                                 欠席議員(なし)                                                 説明のために出席した者   《市 長 部 局》      市         長    阿  部  秀  保      副    市    長    古  山  守  夫      総   務  部   長    川  田  幸  一      復 興 政 策 部 長    小  林  典  明      移 転 対 策 部 長    石  森  晃  寿      市 民 生 活 部 長    佐  藤  利  彦      保 健 福 祉 部 長    大  丸  美 恵 子      兼 社 会 福 祉事務所長      建   設  部   長    吉  田  悦  郎      産   業  部   長    小  野  英  治      総 務 部 経 営 調 整監    福  留     宰      総 務 部 総 務 課 長    小  山     隆      併選挙管理委員会事務局長      総 務 部 行 政経営課長    小  山  哲  哉      総 務 部参事兼防災課長    小  林     勇      復 興 政 策 部 参 事    高  橋  宗  也      兼 復 興 政 策 課 長      兼環境未来都市推進室長      復 興 政 策 部 参 事    五 野 井  盛  夫      兼 復 興 都 市計画課長      建 設 部 建 設 課 長    相  澤  武  志      建 設 部 下 水 道 課長    小 田 島     毅   《教育委員会部局》      教    育    長    工  藤  昌  明      教   育  次   長    小  山     修      教育委員会教育総務課長    髙  橋  ひ さ 子   《その他の出席者》      建 設 部 建 設 課    平  山  晴  世      建 設 総 務 班 長      建 設 部 下 水 道 課    小  山     篤      復 興 施 設 班 長      教 育 委員会教育総務課    勝  又  啓  普      復 興 調 整 班 長      教 育 委員会教育総務課    津  田  富  彦      教 育 施 設 班 長      教 育 委員会教育総務課    横  手  和 佳 代      教 育 施 設 班技術主幹                                             《議会事務局》      議 会 事 務 局 長    三  浦     薫      議 会 事 務 局 次 長    大  槻     敦      議 会 事 務 局 主 任    及  川  あ  や        議事日程 第6号 平成27年9月24日(木曜日)午前10時開議 第 1 会議録署名議員の指名 第 2 議案第121号 (債)平成27年度野蒜排水区(雨水排水下水道管渠工事請負契             約の締結について 第 3 議案第122号 (債)平成27年度野蒜小学校災害復旧工事建築工事請負契約             の締結について 第 4 議案第123号 平成26年度復興交付金事業石巻工業港線改良工事請負変更契約             (第2回変更契約)の締結について 第 5 議案第124号 東松島市流域関連公共下水道野蒜・渋抜排水区雨水ポンプ場の復興             交付金事業に係る建設工事委託に関する基本協定の締結について 第 6 議案第125号 財産の取得(野蒜北部丘陵地区津波復興拠点整備事業用地―第2回             取得)について 第 7 議案第126号 野蒜北部丘陵地区津波復興拠点南側交通広場等整備事業に係る             工事等業務委託契約の締結について 第 8 議案第127号 財産の取得(立沼・浜市線整備事業(牛網・浜市工区)用地―第2             回取得)について                                                  本日の会議に付した事件 議事日程のとおり 入退場一覧    時  分    番         議員  退場    時  分    番         議員  入場    午前10時00分 開議 ○議長(滝健一) ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付してある議事日程第6号をもって進めます。 △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(滝健一) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において10番阿部 勝德さん、11番熊谷 昌崇さん、以上の2人を指名します。 △日程第2 議案第121号 (債)平成27年度野蒜排水区(雨水排水下水道管渠工事請負契約の締結について ○議長(滝健一) 日程第2、議案第121号 (債)平成27年度野蒜排水区(雨水排水下水道管渠工事請負契約の締結についてを議題とします。  市長より提案理由の説明を求めます。市長。     〔市長 阿部 秀保 登壇〕 ◎市長(阿部秀保) 皆さん、おはようございます。きょうの議案審議、よろしくお願いいたします。  それでは、議案第121号 (債)平成27年度野蒜排水区(雨水排水下水道管渠工事請負契約の締結について、提案理由の説明を申し上げます。  本工事につきましては、復興まちづくり計画に位置づけられております防災、減災による災害に強いまちづくりの実現を目指し、復興交付金事業により実施する野蒜排水区の新東名地区における幹線排水路の工事を行うものでございます。制限つき一般競争入札の結果、高橋土建株式会社が落札し、契約金額2億1,740万4,000円で、去る9月7日に仮工事請負契約を締結いたしております。  詳細につきましては建設部長に説明させますので、ご審議の上、ご可決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(滝健一) 建設部長補足説明。 ◎建設部長(吉田悦郎) それでは、議案第121号につきまして市長の補足説明をさせていただきます。  本事業は、東日本大震災による地盤沈下のため降雨時の浸水が発生している状況から、復興交付金事業を活用し、下水道事業雨水対策として幹線排水路を整備するものでございます。東名運河右岸側の旧市街地、新東名地区から北余景地区までの区域を野蒜排水区として、現況排水系統から4排水区に分けまして排水対策を行うものでございます。本工事は、新東名地区の第一排水区及び第二排水区について、断面不足による流下能力不足を解消する目的で市道解除が計画されていることから、幹線排水路を先行して整備するものでございます。  議案書は2ページになりますが、参考資料により説明をさせていただきます。参考資料1ページ、資料1―1をお開き願います。工事名は記載のとおりでございます。工事場所につきましては、参考資料4ページ、資料1―4をごらん願います。野蒜第一排水区と野蒜第二排水区の朱書き線で示されている部分が今回の工事区域となってございます。資料1―1にお戻り願います。契約の相手方は高橋土建株式会社代表取締役、高橋信之でございます。契約の方法は制限つき一般競争入札でございまして、資料3ページ、資料1―3をごらん願います。8社のうち1社辞退の7社によります入札の結果、高橋土建株式会社が落札をしております。資料1―1に戻りまして、契約金額が2億1,740万4,000円で、予定価格が2億4,236万7,120円でございます。工期につきましては、平成28年9月30日までとしております。  次に、工事概要でございますが、参考資料5ページ、資料1―5をお開き願います。市道新東名1丁目36号線管渠布設としてボックスカルバート100ミリ掛ける800ミリのほか、2タイプのボックスカルバートによる延長263.4メートルでございます。また、市道大茂倉長石線管渠布設としましてボックスカルバート600ミリ掛ける600ミリのほか、4タイプのボックスカルバートによる延長374.2メートルで、施工の総延長が637.6メートルでございます。野蒜第二排水区には、U型側溝600ミリ掛ける600ミリタイプ、設置延長70.6メートルが含まれてございます。数量等につきましては、資料1―2及び資料1―5の右上に記載のとおりでございます。資料1―5の図面では、凡例としまして今回整備管渠を赤線、次回整備管渠を青線、既設管渠を緑線でお示ししておりますので、ご確認いただきたいと思います。野蒜第一、第二雨水ポンプ場につきましては、議案第124号で改めてご説明させていただきたいと思います。  次のページ、資料1―6には標準断面図を添付してございますので、ご確認いただきたいと思います。  最後に、関連工事との事業工程表を資料1―6右下にお示ししておりますが、当地区の市道改良工事等関連事業との連携調整を図りながら、速やかな工事進捗に努めてまいりたいと考えております。  以上、市長の補足説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(滝健一) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。13番古川 泰広さん。 ◆13番(古川泰広) 資料1―5の平面図見ていますが、これ団地から追ってくる排水の受け皿というのはどういうふうに系統的になりますかね。それが1つ。  それから、これは確認なのですが、既設管渠のボックスの断面は当然新設する断面より大きいのだろうなと、そのことも確認、2点です。 ○議長(滝健一) 市長。 ◎市長(阿部秀保) この議案につきましては、担当のほうからご質問については答弁させてください。 ○議長(滝健一) 下水道課長。 ◎建設部下水道課長小田島毅) 古川議員の今のご質問にお答えいたします。  団地内の排水につきましては、この1―5の平面図にあります左側が西工区、真ん中が中工区となっておりまして、団地内の排水については別途北部丘陵地内の雨水排水事業といたしまして海へ排水するということで、全く団地内の雨水は下に落ちてきません。ただし、1―5の資料の、ちょっと見にくいかもしれませんが、水色でくくった線ございます。JRののり面と大茂倉ののり面の一部が新東名1丁目、第二排水区へ流れてきますので、その分を受けるための水路としてU字溝の600掛ける600を施工しております。これを受けるということで計画しております。  それと、断面なのですけれども、ごらんのとおり⑤から⑥がボックスカルバートでなっておりまして、その最下流については緑色、既設管渠になっております。計画上、途中が細くなっている状況であったことから、下流については改修しなくても排水の流れは確保できるという内容でございます。  以上でございます。 ○議長(滝健一) 13番古川 泰広さん。 ◆13番(古川泰広) 2点目はそういうことで確認できますが、1点目の件なのですが、いずれ大茂倉線から落ちてくる排水ありますよね、道路排水の部分。これどういうふうに受けるのですか。 ○議長(滝健一) 下水道課長。 ◎建設部下水道課長小田島毅) 道路排水は、今お話しした水色の薄い線で囲った部分が朱書きで塗った路線に流れていきますし、その左側、ちょっと塗られていないのですけれども、その部分については市道内の側溝から伝ってきて、市道東名新東名線に流れてきて、既設の側溝で受けるような計画になっております。  以上です。 ○議長(滝健一) 13番古川 泰広さん。
    ◆13番(古川泰広) そうすると、今の大茂倉線と、あるいはJRの線から追ってくる水は、その辺も含めた計算上、ボックス断面になっていると理解してよろしいですか。 ○議長(滝健一) 下水道課長。 ◎建設部下水道課長小田島毅) そのとおりでございます。 ○議長(滝健一) ほかに質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(滝健一) これをもって質疑を終結します。  お諮りします。ただいま議題となっています議案第121号は、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(滝健一) 異議なしと認め、委員会の付託を省略します。  これより討論に入ります。討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(滝健一) 討論なしと認め、討論を終結します。  これより議案第121号 (債)平成27年度野蒜排水区(雨水排水下水道管渠工事請負契約の締結についてを起立により採決します。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(滝健一) 総員起立であります。よって、本案は原案のとおり可決しました。 △日程第3 議案第122号 (債)平成27年度野蒜小学校災害復旧工事建築工事請負契約の締結について ○議長(滝健一) 日程第3、議案第122号 (債)平成27年度野蒜小学校災害復旧工事建築工事請負契約の締結についてを議題とします。  市長より提案理由の説明を求めます。市長。     〔市長 阿部 秀保 登壇〕 ◎市長(阿部秀保) 議案第122号 (債)平成27年度野蒜小学校災害復旧工事建築工事請負契約の締結について、提案理由の説明を申し上げます。  本工事につきましては、東日本大震災において被災した野蒜小学校について、移転新築による災害復旧工事を行うものであります。制限つき一般競争入札の結果、住友林業株式会社住宅事業本部仙台支店が落札し、契約金額14億2,473万6,000円で、去る9月18日に仮工事請負契約を締結したものでございます。  詳細につきましては教育次長に説明させますので、ご審議の上、ご可決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(滝健一) 教育次長補足説明。 ◎教育次長(小山修) 議案第122号の補足説明を申し上げます。議案書3ページ、議案参考資料は7ページから資料番号2を付しております。建築工事の概要等をつけさせていただいております。  市長補足説明参考資料でご説明いたしますので、資料2をごらん願いたいと思います。校舎と附属棟の建築工事、外構からプール工事並びに屋内運動場工事内容につきましては、各施工面積仕様等の概要をまとめて記載しておりますが、前回7月20日、議案第91号でご説明したとおり、今回は主な内容の変更としてはございません。  それでは、前回と変更した項目を中心にご説明いたしたいと思います。8ページ、資料2―1をごらん願います。9月15日に制限つき一般競争入札を執行し、仙台市青葉区中央4丁目6番1号、住友林業株式会社住宅事業本部仙台支店と14億2,473万6,000円で仮契約いたしたものであります。  裏面9ページ、資料2―2、入札調書をごらん願います。入札参加業者2社、東洋建設株式会社の辞退で、住友林業1社による入札となりまして、予定価格金額13億1,920万円の同額での開札結果となっております。  これまでの経過につきましては、時系列に一覧としております右側の資料2―3をごらん願いたいと思います。8月10日、第5回臨時会の結果と議案審査特別委員会から制限つき一般競争入札導入に当たっての判断と問題提起、さらには執行部の緊張感を持った調査をせよというご提言もいただき、さまざまな状況が変化いたしております。そうした状況の中で対応を検討いたしまして、21日に今回の制限つき一般競争入札を公告いたしました。主な内容は、建築工事に係る経営事項審査総合評定値の数値を前回の700点から1,100点以上であるとしたことと、平成17年度から26年度までの10年間の元請額を前回の5,000万円以上から2億円以上あることといたしまして、入札資格基準を厳しくした反面、予定価格につきましても今回の入札公告時の最新単価を採用いたしまして、前回の税抜き価格に7,360万円を増額、見直ししたほか、主たる柱の部分につきましては宮城県産材を主としたところを地域産材、いわゆる国内産材というような仕様とするなど、工期内完成に配慮いたしました公告をした結果、入札参加業者が2社ございました。ところが、9月9日、東洋建設株式会社より申請後に他の工事を受注したことにより技術者の確保が困難との入札辞退申出書が提出され、それを受理いたしております。さらに、残念なことにごらんの9月14日に複数の報道機関から談合情報が寄せられたことから、公共工事等公正入札審査会を開催し、所定の手続を対処、厳格に執行いたしております。  続いて、変更いたしました工期の件について、裏面の資料2―4と2―5をごらんいただきながらご説明いたしたいと思います。前回臨時会でお示しした予定工期は7月23日から平成28年の11月20日までのおおよそ16月間を設定しておりましたが、今回は28年の12月20日までのおよそ14カ月間の、2カ月間が短縮とした内容の工期となっております。工期内完成に向けて精査と工夫を行い、資料2―4の計画工程表では、まず左側に記してございますけれども、工事項目で前回は6つの区分を設けておりましたが、今回は7つの区分に再区分いたしまして、施工することといたしてございます。図にお示しいたしました予定のスケジュールの線表を置かせていただいております。  裏面の資料2―5をちょっとごらんいただきたいと思います。前回は、初めに①、教室棟と⑤の管理棟の東側から施工する予定といたしまして、⑤の同じ図書棟と特別教室棟へ順次移るような施工とする、いわゆる建築本体工期を14カ月かかる予定といたしましたけれども、今回は矢印の線で、ちょっと薄くてこまくて見づらいと思うのですが、矢印の線のように①、教室棟②、特別教室棟の東西部の敷地北側から順次施工することといたしまして、次に③の屋内運動場、継続的に今度は同じく④の特別教室棟の南北部、⑤の図書棟と管理棟を施工するとした工期といたしております。また、外構工事につきましては、前回おおむね工事が見えてきた段階で、3カ月余りの期間といたしておりましたが、今回は準備工事も含めて、できるだけ早い段階で着手することといたしまして、延べ6カ月間の期間を設定いたしております。  なお、添付させていただきました13ページ、教室棟の平面図から16ページの屋内運動場平面図、同じ21ページのプール外部内部仕上げ表、平面図、最後の24ページの外構までにつきましては、前回の参考資料から変更部分はございませんので、説明は省略させていただきますが、改めてお気づきの点があればご質問にお答えする形でご説明申し上げたいと思います。  ようやく仮契約にたどり着きました。限られた予算と工期の中で、これからは建築、電気設備の受注者と連携のもと、工期内完成を目指したいとの強い思いを述べさせていただき、以上、市長の補足説明とさせていただきます。 ○議長(滝健一) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。17番佐藤 富夫さん。 ◆17番(佐藤富夫) 特別委員会のかつての委員長として、やはり一番最初に質疑しないと申しわけないかなとの思いで質疑をいたします。  この件については、さきの請負契約において議会特別委員会で全会一致で否決したものであります。特別委員会はさまざまな意見、提言をもって報告をいたしましたが、今の次長の反省を含めての説明でありましたが、私は不十分だと思いますので、これらを踏まえまして当局がどのような検証をして今回の提案に至ったのか、その辺の中身を教えてください。 ○議長(滝健一) 市長。 ◎市長(阿部秀保) 極力わかりやすいようにということで、資料2―3をお示しをさせていただきました。これにつきましては、野蒜小学校災害復旧工事建築工事請負契約に関する議案審査特別委員会等々、8月10日の委員長報告教育次長、あるいはご質問で佐藤 富夫委員長の指摘もございましたので、終わりまして8月10日、すぐにこの検証について方針をまず確認をさせていただきました。教育委員会はもちろんですけれども、関係する部課含めてであります。その際に、まず市役所内部のことでありますけれども、7月8日入札参加申請者、ここについてはやはり全員この検証にご協力いただくということで、聞き取り等々させていただきました。そして、あわせて特別委員会からの今のご指摘についての検証もさせていただきました。教育次長のほうからの説明のとおりでありますけれども、入札参加条件、あるいは参加資格、その際の総合評定値を含めた中での議会からのご指摘もございましたので、そういった内容について我々のほうでは検証後にそれらを契約業者審査委員会に反映するということで、こういった時系列になっております。しかしながら、こういった中で詳しくお示ししない中で、確かに動きもございました。当然この議案につきましては、8月11日、翌日にそれぞれの新聞報道等々ございましたので、8月の12日宮城復興局局長さんが午後から見えられまして、心配されまして、来庁された理由というのは文部科学省からの問い合わせもあったということで、ここまでの経緯については私のほうからご説明申し上げました。一般競争入札の件、そして今後どうするのだという考え方、決定ではございませんけれども、今の一つの案として、当時の案とすれば一般競争だめだったので、一般的には次は指名競争、そして特命の随意契約という手段あるわけでありますけれども、私そのまま申し上げたのは、一般競争入札結果が住友林業さん1つだけでございましたので、枠の中に要するに入ったのは。そして、仮に指名競争した場合、複数でなければ成立しませんので、1社だけだったらまただめになりますので、特命も正直考えていますというお話もしました。局長としてはそこまではわかったと、私としてはわかったと、ただ今後については東松島市さんのほうでお決めになることでしょうからということでお帰りになったわけでありますけれども、その後その日の時系列のとおり、22時35分にファクスが入りまして、東松島市のアルファー建設の件で質問書ということで、東京共同法律事務所のほうからございました。気づいたのは翌日の朝でありますけれども、あわせて石巻の記者クラブのほうにはもっと早い時間、14時54分にファクスで届いたというふうに情報を得ていますけれども、石巻市役所記者クラブ宛てに8月13日の記者会見のお願いということで入ってきました。それらをお伺いしますと、今回の談合情報、談合の件も含めての非常に疑義があるような記者会見にも伺っておりますので、透明性の高いやはり入札に仮に時間がかかってもすべきなのだろうなと。これは特別委員会の中でも委員の発言もございましたので、やはりここはどの企業が、業者さんが落札するかわからないけれども、とにかく工期に最大限努力していただいて、そういった中で入札を執行すべきなのだろうというような考えもいたしたわけですけれども、最終的には契約業者審査委員会の中でそれらを決定したということでございますので、検証まで私入っていましたけれども、最終的な審査委員会は委員長初めとする皆さんで方向づけをされて、今回の入札に至ったということでございますので、私としましては全て入札の、談合情報もございましたけれども、粛々と、しっかりと対応したというふうに受けとめております。  以上でございます。 ○議長(滝健一) 17番佐藤 富夫さん。 ◆17番(佐藤富夫) 今市長の話るる伺いまして、議会の提言を含めて方針について会議をしたということでありますが、私が聞きたいのは、議会の総意として本会議の中で報告をいたしました。それで、今羅列はしませんが、その中身について検証したかという意味は、議会の提言がもっともだ、あるいはちょっと違うところがあるなと、そういった私は中身を聞きたかったということで、議会の提言はもっともだったのか、その辺と、それからこれ3回しかできませんので、その1点と。  それから、今回は2社のみの入札参加でありますが、そのいきさつも今お聞きしました。いわゆる公告をしたわけですから、前回の入札者の参加の打診はなかったのかどうか。それでまた、今回の落札者は前回の第2位の業者でありますから、そしてまた1社が辞退したということなので、8月10日からの臨時会から今日まで公開質問、これは議会にも来ていますから、あるいは訴訟の準備をしているとも聞いております。ですから、今回の入札、これは別に法的には違反していませんのでいいのですが、このような状態であるというと見方によっては随意契約のような気がしないでもないと、1社だけですから。そうすると、前回の落札者がこれを捉まえて、出来レースとしての勘ぐりがあるのでないかというおそれを私は抱いたのです。ですから、その辺の見解です。  そして、9月14日には報道機関から談合情報が入ったということなので、それで最終的に公正取引委員会へ通報したということですので、その後公正取引委員会の見解、指導はどういうふうにあったのか、その辺3点についてお伺いします。 ○議長(滝健一) 市長。 ◎市長(阿部秀保) まず、1件目について私のほうから、2件目少し触れた後、その他担当のほうから答弁させてください。  1件目につきましては、特別委員会のご指摘については私としては当初から重く受けとめているという考えでございましたので、その理由は議会が調査の上、決断を下したというのは、これは重いというふうに私は思っていますので、それは初めから全て受けとめさせていただくという考えでございましたので、そのように受けとめて、検証も含めて対応をしたということでございます。  それから、2点目なのですけれども、1点目とやや重なりますが、入札参加申請者、要するに各企業さんですが、これにつきましては失格または辞退理由等々、あるいは工期ということで、それぞれご協力いただきました、この検証について。その際わかったことは、非常に工期も難しい、非常に工期を長く要する、あるいは予算がやはり見積もりでは大分下がったということで、これを見たときに次は本当に随意契約しかできないのではないのかというふうに思ったことは検証の結果事実であります。ただ、そういった中でひとつやってみなければわからないという部分がございますので、そういった中でいろんなアルファーさんの動きも記者会見含めてございましたので、それらはやはり我々も透明性を高くして答えなくてはいけないだろうと、それらの疑義に対して。そういったことで、最終的には一般競争入札で判断をし、その中で落札した際はその企業さんに頑張ってもらうということであります。  なお、まだ仮契約の段階ですけれども、落札した後に私に面会の希望がありまして、お会いしました。名刺交換させていただいたわけでありますけれども、前日の夕方まで迷いましたと。要するに工期について本当にできるのかどうか、受け取った以上はということで、そういったことで本当に厳しい中で参加していただいたのだろうなというような、私としては受けとめをさせていただきましたけれども、いずれにいたしましても今議員のほうからご質問いただきましたその後の談合情報を含めた動きもございますので、2点目、3点目については担当のほうから答弁させていただきます。 ○議長(滝健一) 行政経営課長。 ◎総務部行政経営課長(小山哲哉) まず、3点目の出来レースではないのかというところでございますけれども、そちらにつきましては一般競争入札ということでございまして、広く公募したところでございます。結果的には参加2社ということになってございますので、決して出来レースというところではございません。  それから、4点目の談合情報が入って公正取引委員会の見解というところですけれども、こちら14日に情報が入りまして、当日公正取引委員会のほうへ通報ということで電話させていただきました。その結果になりますけれども、談合が疑われる場合、あるいは事実確認がとれてからの通報でもよいということでございましたので、通報としては見送らせていただきました。資料のほうには通報となってございますけれども、電話で確認とらせていただいたというところでございます。翌日になりますけれども、住友林業株式会社さんのほうに事情聴取を行いまして、談合の事実はないという判断のもと、入札執行したというところでございます。  以上でございます。 ○議長(滝健一) 17番佐藤 富夫さん。 ◆17番(佐藤富夫) 今課長の答弁、私が質疑した中身とちょっと違うのです、これ。私出来レースだと断定していないのですね。こういう状態であれば出来レースと、今までずっと訴訟の準備をしてきた前回の落札者がいるわけですから、そういった業者に勘ぐりがあるような状況では、あるいは今後裁判になったときに不利になるかもしれませんので、その辺の見解を聞きたいと私は言っているのです。私は出来レースと断定はしていません。しかし、とり方によってはそういう見方もあるわけですから、そこでまた再度答弁もらいたいのですが、その見解について恐らくいろんな話を今まで対策として話をしてきたと思います。弁護士との協議もあると思います。その辺の中身を教えていただきたいと。  もう一つ、特別委員会では工期の問題も提起をされておりました。それで、市長の話ではこの業者の訪問を受けて、工期の問題についてもいろいろ詰めた話をしたということでありますが、資材調達、これ木工事ですから大量の木材が必要なわけです。それで、資材調達も含めて工期についての担保をしたのかどうか、その2点についてお願いします。 ○議長(滝健一) 市長。 ◎市長(阿部秀保) 面会なのですけれども、実は私としてはよかったのかどうかは別としまして、住友林業さんとお会いしたというのは本当に震災直後以来2度目なのですというふうな名刺交換、実は住友さんから言われたのですけれども、そういったことで単刀直入にお聞きしましたのは工期の関係だけ、実は確認させていただきました。今回の大きな理由は、工期をやはり子供たち、特別な震災直後の状況ですので、そこはどうしても我々は譲れないところだというお話はさせていただきました。その際、そういったことできのうの夕方までこの入札に参加するかどうか会社内でも非常に議論を尽くしましたということでございます。そういった中で、議会の議決をいただきましたならば、再度地元でできるものは地元でお願いしたいと思っていますので、そちらのお願い等々もしながらまとめていきたいと。要するにこれだけの企業さんですので、入札前日までかかってやっと見通し立ったというふうに私としては感じましたので、私は工期についてはそのような受けとめをさせていただきました。 ○議長(滝健一) 総務部長。 ◎総務部長(川田幸一) それでは、法的な見解ということで、まず9月の14日の複数の報道機関からの入札の談合に近いかどうかという情報提供でございました。この辺の内容につきましては、談合かどうかという事実認定もできない状況の中で、まずもってどのような方向がよいのかということで公共工事等公正入札審査会を開催をいたしまして、どのような対応がいいのかということで市の談合情報対応規程に準ずる対応ということの内部決定をさせていただきました。その際、内部のいろんな規程に基づきながら法務専門官等にも指導助言をいただいているということで、記載のとおりのような状況で対応をいたしております。  また、弁護士への相談の関係でございますけれども、これは9月の18日の日、行政文書の開示請求についての回答書を送付する段階の中で、市の顧問弁護士とも内容等の相談をさせていただいて、最終的にこの内容で回答ということに至っております。なお、その際、これまでも手続等についても顧問弁護士のほうからも手続の方法についてのいろんな内容確認をさせていただいて、そのとおりの内容でよかったというようなご判断はいただいているという状況でございます。  以上です。 ○議長(滝健一) 行政経営課長。 ◎総務部行政経営課長(小山哲哉) それから、工期の担保というところでございますけれども、公告の際に工期のほうをお示しいたしております。応札していただいたということでございますので、工期のほうは守られるものというふうに判断して、行政経営課としては特段のお話はしておりません。実質1カ月工期短縮になるわけですので、厳しい状況には変わりないと、一層厳しくなるといったところでございますけれども、工期を守っていただけるものと判断いたしております。 ○議長(滝健一) 教育施設班長。 ◎教育委員会教育総務課教育施設班長(津田富彦) 議員ご質問で資材の、木材の調達の件でございますけれども、業者から聞き取りを行いまして、関連業者であります住友林業フォレストという全国の国産材を取り扱っているところ、ほか2社と話をしており、材料の調達は大丈夫という回答を得ております。  以上です。 ○議長(滝健一) 4番木村 清一さん。 ◆4番(木村清一) 9月の9日に東洋建設株式会社東北支店より入札辞退届け出ということがありました。何社入るかもわからない状況だとは思うのですけれども、この入札辞退届の情報の扱い、どのようにされていたのかを1点。  それから、さっきの説明ですと技術者数が不足するのでというお話なのですが、技術者って東洋建設さんの場合、何人ぐらい1級の施工監理、もしくは設計者が登録されていたのか、その辺もあわせて教えてください。 ○議長(滝健一) 行政経営課長。 ◎総務部行政経営課長(小山哲哉) 情報の取り扱いということでございます。実際新聞報道で2社というふうに流れたわけですけれども、そちらにつきましては個別の事業所名まで教えはしていないといったところでございますので、参加者数という事実のみをお伝えしたというところでございます。9月9日時点ではそういった情報は流しておりません。あくまでも……失礼いたしました、9月1日、入札の参加願締め切った時点で2社というふうな情報提供はさせていただいております。  それから、2点目の技術者になりますけれども、東洋建設の1級の技術者になりますけれども、192人ということでございます。  以上でございます。 ○議長(滝健一) 総務部長。 ◎総務部長(川田幸一) 1点目の今回の情報の取り扱いという部分でございますけれども、9月の1日の日にちょうど入札の公告の締め切りということで、報道機関のほうからの取材要請というもとがございまして、個別の企業名はお教えはしておりませんけれども、2社だったということはお伝えをさせていただいております。これは、公正な入札を妨げるものではないという観点、また秘密にすることによりまして入札の透明性、それから公平性、こういったものを担保したいということで、2社だけということの報道だけに努めさせていただいたという経緯がございます。  以上でございます。 ○議長(滝健一) 行政経営課長。 ◎総務部行政経営課長(小山哲哉) 2点目の技術者の人数ですけれども、あくまでも会社としての1級の人数ということでございますので、支店でどの程度技術者いるのかまではちょっと把握はいたしておりません。 ○議長(滝健一) 4番木村 清一さん。 ◆4番(木村清一) 1点目の情報の取り扱いというのは、9月9日の入札辞退届け出をされた情報をどのように、どの範囲で扱われて、どういうふうに管理をされたのかなと。つまり1社辞退したというのがわかると、まさしく応札される方はそういう状況になると思いますので、共有した範囲とかこういった状態で取り扱いましたというのがわかれば、わかりたいなと思って質問しました。  それから、技術者数なのですが、技術者が少ないので、もしくはいないのでというお話なのですが、今お話聞きますと191名もいらっしゃったということなので、社内的に多分状況も何も聞いていないのでしょうから、またいやいや、ちゃんと確認しましたというのであれば、その辺も教えていただければありがたいです。 ○議長(滝健一) 行政経営課長。 ◎総務部行政経営課長(小山哲哉) 9月9日、辞退届受理した時点以降、課内での情報の確保ということで、ほかには公表はいたしておりません。  それから、辞退の理由でございます。技術者の確保困難ということで、辞退届提出されたということで、これ以上の質問等、理由等につきましては確認いたしておりません。 ○議長(滝健一) ほかに質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(滝健一) これをもって質疑を終結します。  お諮りします。ただいま議題となっています議案第122号は、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(滝健一) 異議なしと認め、委員会の付託を省略します。  これより討論に入ります。討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(滝健一) 討論なしと認め、討論を終結します。  これより議案第122号 (債)平成27年度野蒜小学校災害復旧工事建築工事請負契約の締結についてを起立により採決します。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(滝健一) 総員起立であります。よって、本案は原案のとおり可決しました。 △日程第4 議案第123号 平成26年度復興交付金事業石巻工業港線改良工事請負変更契約(第2回変更契約)の締結について ○議長(滝健一) 日程第4、議案第123号 平成26年度復興交付金事業石巻工業港線改良工事請負変更契約(第2回変更契約)の締結についてを議題とします。  市長より提案理由の説明を求めます。市長。     〔市長 阿部 秀保 登壇〕 ◎市長(阿部秀保) 議案第123号 平成26年度復興交付金事業石巻工業港線改良工事請負変更契約(第2回変更契約)の締結について、提案理由の説明を申し上げます。  本工事につきましては、復興まちづくり計画に位置づけられた高盛り土による道路の改良工事を行うものでございます。今回の変更契約は、本路線起点部及び関連する市道寺沼線の県道接続について、宮城県発注の県道石巻工業港矢本線災害復旧工事との協議、調整を実施しておりましたが、このたび宮城県において工事施工に係る仮設道路計画に変更が生じ、本路線起点部及び市道寺沼線接続について宮城県施工となったことによる減工と、関連する農山漁村地域復興基盤総合整備事業との協議により、管理用道路計画高さの変更に伴う盛り土の減工及び横断管渠工1カ所の減工を行うものであります。  詳細につきましては建設部長に説明させますので、ご審議の上、ご可決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(滝健一) 建設部長補足説明。 ◎建設部長(吉田悦郎) それでは、議案第123号につきまして市長の補足説明をさせていただきます。  市長の提案理由で申したとおり、宮城県発注の県道石巻工業港矢本線災害復旧事業及び農山漁村地域復興基盤総合整備事業との施工協議、調整によりまして変更契約を行うものでございます。  議案書は4ページになりますが、参考資料により説明をさせていただきます。参考資料25ページ、資料3―1をお開き願います。工事名、工事場所は記載のとおりでございます。変更請負金額ですが、現請負金額7億637万2,920円が変更後請負金額6億5,963万1,600円となりまして、4,674万1,320円の減額になるものでございます。平成27年3月24日に契約締結しました第1回変更請負契約の工期につきましては変更はなく、平成27年9月17日付で変更仮契約を締結してございます。契約の相手方につきましては記載のとおりでございます。  参考資料26ページ、資料3―2をお開き願います。こちらは協議調書でございます。下段の主な変更内容につきましてご説明させていただきます。土工の路体、路床盛り土工でございます。参考資料27ページ、資料3―3をお開き願います。県道石巻工業港矢本線災害復旧事業との調整によりまして、ピンク色の線で示された当初河川堤防側に計画しておりました仮切り回し道路が緑の線で示された北側の圃場整備用地側に設置する形で計画の変更があり、起点取りつけ部の20メートルにつきまして県施工となったものであります。また、本路線と交差します市道寺沼線起点部の施工につきましても、同様の理由から120メートルが県施工となったものであります。また、県東部中央振興事務所が行っております農山漁村地域復興基盤整備事業との調整によりまして、管理用道路高さが平均50センチ下がったことによる盛り土の減工によりまして、当初計画土量10万2,520立米から10万560立米へ減額するものであります。  次に、側溝工につきましても起点取りつけ部の県施工による側溝延長の減工により、設置延長3,052メートルから2,788メートルへ減額となるものであります。  3点目は横断管渠工でございます。黒丸で示したエリアにおきまして、当初計画されておりましたピンク色で示している北側への排水計画が、緑線で示しておりますとおり南北区画おのおのの排水切り回しに変更になったことから、横断管渠工が不要になったことによる減額でございます。  最後に、参考資料28ページ、資料3―4をお開き願います。こちらは本事業と関連事業の工程表でございます。本市事業につきましては、関連事業との協議調整を図りながら、年度内完成を目途に事業を進めてまいりたいと考えてございます。  以上、市長の補足説明といたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(滝健一) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(滝健一) 質疑なしと認め、質疑を終結します。  お諮りします。ただいま議題となっています議案第123号は、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(滝健一) 異議なしと認め、委員会の付託を省略します。  これより討論に入ります。討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(滝健一) 討論なしと認め、討論を終結します。  これより議案第123号 平成26年度復興交付金事業石巻工業港線改良工事請負変更契約(第2回変更契約)の締結についてを起立により採決します。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(滝健一) 総員起立であります。よって、本案は原案のとおり可決しました。  ここで暫時休憩をいたします。    午前10時57分 休憩                                              午前11時10分 再開 ○議長(滝健一) 再開します。 △日程第5 議案第124号 東松島市流域関連公共下水道野蒜・渋抜排水区雨水ポンプ場復興交付金事業に係る建設工事委託に関する基本協定の締結について ○議長(滝健一) 日程第5、議案第124号 東松島市流域関連公共下水道野蒜・渋抜排水区雨水ポンプ場復興交付金事業に係る建設工事委託に関する基本協定の締結についてを議題とします。  市長より提案理由の説明を求めます。市長。     〔市長 阿部 秀保 登壇〕 ◎市長(阿部秀保) 議案第124号 東松島市流域関連公共下水道野蒜・渋抜排水区雨水ポンプ場復興交付金事業に係る建設工事委託に関する基本協定の締結について、提案理由の説明を申し上げます。  本事業につきましては、復興まちづくり計画に位置づけられております防災、減災による災害に強いまちづくりの実現を目指し、復興交付金事業により実施する野蒜・渋抜の両排水区に雨水ポンプ場の建設を行うものでございます。事業の実施について日本下水道事業団と協議を進めてまいりました結果、合意を得られたことから、随意契約として69億1,800万円で、去る9月8日に仮基本協定を締結いたしております。  詳細につきましては建設部長に説明させますので、ご審議の上、ご可決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(滝健一) 建設部長補足説明。 ◎建設部長(吉田悦郎) それでは、議案第124号につきまして市長の補足説明をさせていただきます。  本事業は、議案第121号と同様に、東日本大震災による地盤沈下のため降雨時の浸水が発生している状況から、復興交付金事業を活用し、下水道事業雨水対策として雨水ポンプ場を整備するものでございます。  本協定は、野蒜排水区及び渋抜排水区の雨水ポンプ場建設に係る建設工事を行うものであり、雨水ポンプ場という特殊な施設であること、また土木工事、建築工事、電気及び機械設備工事において高度な専門的知識や技術力が必要なことから、日本下水道事業団法第1条及び第27条、日本下水道事業団業務方法書第5条に基づき基本協定を締結し、設計積算、工事発注、工事の監理業務、工事検査、さらには会計検査院の受検等の一連の業務を一括して委託するものでございます。  議案書は5ページになりますが、参考資料により説明をさせていただきます。参考資料29ページ、資料4―1をお開き願います。協定名は記載のとおりでございます。施工場所につきましては、参考資料31ページ、資料4―3をお開き願います。野蒜排水区の(仮称)野蒜第一、第二雨水ポンプ場及び渋抜排水区の渋抜雨水ポンプ場の3カ所となるものでございます。資料4―1にお戻り願います。協定の相手方が東京都所在の日本下水道事業団理事長、谷戸善彦で、契約の方法は随意契約になります。協定金額が69億1,800万円でございます。内訳としまして、土木工事が28億2,712万6,800円、建築工事9億1,463万400円、電気設備工事が13億6,528万2,000円、機械設備工事が15億2,407万4,400円で、工事費合計額が66億3,111万3,600円でございます。そのほかに工事監理費等を含みます監理諸費としまして2億8,688万6,400円の内訳となっております。履行期間につきましては、平成29年3月31日まででございます。  次に、事業概要でございますが、参考資料32ページ、資料4―4をお開き願います。こちらが野蒜第一雨水ポンプ場配置計画平面図でございます。鉄筋コンクリート造の建築面積486.03平方メートル、延べ床面積611.72平方メートルの建物でございます。図面左下には透視図を添付しております。特別名勝松島保護地区の関係から、文化庁協議によりまして茶系を主とする落ち着いた建物の計画となってございます。雨水ポンプは600ミリが3台、また自家発電機室、ポンプ操作盤等の電気室は津波シミュレーションによる浸水高さを考慮しまして、2階部分へ設置する計画としてございます。  次のページには平面図及び断面図、参考資料34ページには立面図を添付いたしておりますので、ご確認いただきたいと思います。  次に、参考資料35ページをお開き願います。こちらが野蒜第二雨水ポンプ場配置計画平面図でございます。鉄筋コンクリート造の建築面積547.9平方メートル、延べ床面積682.33平方メートルの建物であります。図面左下には透視図を添付してございますが、野蒜第一雨水ポンプ場と同様の理由から、茶系を主とする落ち着いた建物の計画となってございます。雨水ポンプは600ミリが4台、また自家発電機室、ポンプ操作盤等の電気室は野蒜第一雨水ポンプ場と同様に2階部分へ設置する計画としてございます。  資料36ページをお開き願います。資料36ページは平面図及び断面図、参考資料37ページには立面図を添付いたしておりますので、ご確認していただきたいと思います。  最後に、参考資料38ページをお開き願います。こちらが渋抜雨水ポンプ場配置計画平面図でございます。鉄筋コンクリート造の建築面積977.52平方メートル、延べ床面積2,168.90平方メートルの建物でございます。図面右下には透視図を添付しておりますが、周辺の田園に配慮し、蔵をイメージした建物の計画となってございます。雨水ポンプ場は400ミリが2台、また縦軸斜流エンジンポンプ1,200ミリが2台、自家発電機室、ポンプ操作盤等の電気室は野蒜排水区同様に、津波浸水に配慮しまして2階部分へ、またエンジンポンプのエンジンは1階通常フロアよりも高い位置へ設置する計画としてございます。通常時の排水につきましては、ポンプ場左側にございます流入ゲートを閉鎖しまして、渋抜排水路のバイパスゲートを開放することにより自然排水が可能となるものでございます。  資料39ページには平面図及び断面図、参考資料40ページには立面図を添付しておりますので、ご確認していただきたいと思います。  以上、市長の補足説明といたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(滝健一) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。17番佐藤 富夫さん。 ◆17番(佐藤富夫) この議案は基本協定の締結なのですね。それで、中身はどうであれ基本協定の締結でありますから、当然今出されてきた基本協定がメーンになるわけです。しかし、今出してきて、今これ議論するというのはスーパーマンでもないのですから、ほぼ不可能に近いのかなと。今見て理解するのだと、とても頭のいい人ですね。ですから、私は以前に協定の場合には協定書がないと議論できないよということで、後から出してきた経緯があるのですが、やはりこれは議案書が出てきたときに添付するべきだというふうに思います。見方によってはいきなり出せばわからないから通るべというような、そういったうがった見方もあるわけですから、ぜひそれは直していただきたい。まずその1点。  それから、第3条に平成27年度に着手し、その完成予定は平成28年度と、これは29年の3月31日までなのですが、工程表がないので、27年度のいつ着手するのか、これわかりません。これもやっぱり説明不足ということになります。  それから、第4条に予定概算事業というのがあります。69億何がしということなのですが、何で概算事業なのか。そして、こういった事業は震災から落ち着いたときに本当は取りかかるべきだろうというふうに思うのですが、何で今ごろ出てきたのだというような見方もあるわけです。ですから、国の復興交付金事業が国との調整がおくれたというような説明であれば納得いくのですが、その辺のいきさつ、説明お願いします。 ○議長(滝健一) 市長。 ◎市長(阿部秀保) 1点目のこの協定、建設工事委託に関する基本協定ということで、議決いただいて初めて本協定になるわけでありますので、これは必ず添付しなくてはいけないということで、これまで議会のご意見も頂戴したわけでありますので、これはうちのほうの準備不足ということで、率直におわび申し上げたいというふうに思います。  2点目、3点目については担当のほうから答弁させてください。 ○議長(滝健一) 下水道課長。 ◎建設部下水道課長小田島毅) それでは、佐藤議員の今のご質問にお答えします。  まず、第3条の着手なのですけれども、これは業務の基本協定ということで、先ほど部長が説明したとおり設計書の作成から始まって工事の完了までが業務の内容となっております。それで、着手については本協定が締結後、設計書の作成に入るということで、内容的にはすぐに設計書の作成に入るという内容になっており、その後に下水道事業団のほうで工事の発注のほうの準備を進めるという内容でございます。  それと、第4条の概算事業費については、現在大枠の積算はしているのですが、当然下水道事業団で工事入札行為等をいたします。その結果、事業費が若干、請負先等で変わる場合もありまして、これについては上限という形で事業費をお示ししておる状況でございます。  それと、工事契約関係、なぜ今なのかというご質問なのですけれども、ここに来るまでに雨水については基本設計、それから詳細設計、当然河川協議、それと用地買収等が内容に、前段にあるのですが、これらの業務をこなしていく中で復興庁と協議しながらやってきたのですけれども、どうしても詳細設計に時間を要したために、今の段階での工事委託業務の発注ということになりました。  以上でございます。 ○議長(滝健一) 17番佐藤 富夫さん。 ◆17番(佐藤富夫) 聞けばわかるというような状況では、これだめなのです。ですから、最初からこういった大事なことは説明をしてもらわないと。説明すれば、これ質疑ないわけですから、この際やっぱり気をつけたほうがいいというふうに思います。  それで、何で今ごろだというふうに聞いたときに、いわゆる国との話し合いがなかなか進まなかった、それから用地買収の関係もあるということなのですが、しかしこれ相手待ちでなくて、国待ちでなくて、東松島市に当然必要なものでありますから、これは国にしつこいほどやっぱり言うべきでないのかなと。ただ、今の雰囲気をちょっと感じ取りますと相手の出方を待っているような感じがいたしますので、その辺どういうふうな状況だったのか、中身を教えてください。 ○議長(滝健一) 下水道課長。 ◎建設部下水道課長小田島毅) 基本設計から詳細設計にかけてかなり時間を要する、要するに排水量から建物の形を決めるのも結構詳細に時間を要するということで、私たちも他の地区を含めて、確かに浸水被害ということは早急に工事を進めなければいけないというふうに感じておりますが、どうしても詳細設計なりいろんな協議等があったがために、急いではやったものの、どうしても今の時期になってしまったということでございます。  以上です。 ○議長(滝健一) 建設部長。 ◎建設部長(吉田悦郎) 先ほど佐藤議員からご提言いただきました工程表にまつわる、説明に関する不足ということで、確かに言われるとおりだと思います。今後の案件につきましては、工程表及びその内容につきましてご丁寧にご説明させていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(滝健一) 1番菅原 節郎さん。 ◆1番(菅原節郎) この排水ポンプ場、地元の方々にとっては待望の施設ということで、一日も早い着手を望むのですけれども、私門外漢なのでよくわからないのですけれども、日本下水道事業団というこの団体、余りよくわからないので、こういう私にさえもわかるような説明をしていただければなと思います。  それからもう一つは、ポンプの600パイとか書いてあったのですけれども、私が知りたいのはむしろ排水能力のほうなのです。それを教えてください。それが過去の大雨降水時にどのぐらい対応できるのかという、この2点教えてください。 ○議長(滝健一) 下水道課長。 ◎建設部下水道課長小田島毅) 今のご質問にお答えします。  下水道事業団といいますのは、地方公共団体の共通の利益となる事業の実施主体として、地方公共団体が業務運営を行う共同法人という位置づけでございます。この事業団については、他の自治体等が出資しているのですけれども、そういった方々が主要メンバーでおりまして、こういった災害時等に人員が不足している分について支援、代行するという機関でございまして、こういったような形で委託契約を結んで、実施設計から完成まで一括して業務を委託するという性格の法人でございます。  それと、排水能力についてなのですが、野蒜第一ポンプ場から申しますと、排水量については毎秒ですけれども、2.288立米ということで考えております。規模で言うと、立米で言ってもちょっとぴんとこないのですけれども、おおむねの数字で言いますと25メートルのプールあるとします。これを約4分で排水する能力という形で考えております。それと、野蒜第二は3.322立米、毎秒です。それから、渋抜については5.32立米毎秒ということでございます。これについては、基本設計の段階で雨水の基本的な数値を持っております。それで、これは7年に1回降る量ということで、1時間当たり47ミリの確率で計算しているということでございます。  以上でございます。 ○議長(滝健一) 市長。 ◎市長(阿部秀保) 議員のほうからは一日も早くということで、この日本下水道事業団、こういったお願いする名前、適切なのかということにもなるのだと思いますが、この件につきましては一日も早くということで、例えばですけれども、企業にお願いした場合とかどうなのだという、実は内部で、私も同じ視点でしたので、そういった協議もさせていただきました。手戻りになるということで、むしろこのまま進めた方が早いという結論になりました。と申しますのは、余り仕事持っていてもむしろかえって大変なのではないかということもあります。石巻市、あるいは岩沼市、名取市等々も同じように取り組んでいますので、かえって大変なのではないのということもありますので、そういった協議もさせていただきましたけれども、しかしながら現実的にはここでやったほうが我々としては早くいくという判断を内部でいたしました。  以上でございます。 ○議長(滝健一) 13番古川 泰広さん。 ◆13番(古川泰広) 先ほど佐藤議員からこれが協定の締結だということなので、締結書が今配付になったということで、何かいろいろと不満のお話があり、私も同じなのですが、その件は佐藤 富夫議員に説明があったのですが、これは下水道事業団と締結した後は、それぞれ下水道事業団が業者に発注する形とると思うのです。そうすると、実質的な設計とか計画のは今回の議会で終わりだと思うのです。我々に、議会にかからないと思うのです、そうすれば。そうすると、どんな事業なのかなと細かくわからないのだけれども、今の計画量とも関係ありました。7年に1回の確率だということであったので、しかも雨量については時間的に47ミリに対応すると、しかし現実には50ミリ以上も降っている場合もありますよね。そうすると、それに対応できるのと。計画量との関係、非常に心配だなと思うし、同時に河川協議済んだと言っているけれども、いわゆる受け皿の東名運河の関係、私一般質問していますけれども、その辺で非常に不安なのですが、その辺の計算しっかりしているのかなと。あそこは野蒜水門と東名水門、2つがあって、排水の調整やるわけですけれども、必ずしもスムーズな排水になっていない場合多いわけですよね。ですから、その辺も計算的にそうなっているのだろうけれども、しかし現実的にはそうなっていない部分もたくさんあるわけです。その辺の協議、どの程度まで詰めているのか、まずお聞かせいただきたいと思います。1問目、2つ。 ○議長(滝健一) 下水道課長。 ◎建設部下水道課長小田島毅) 今のご質問の東名運河の排水ですが、排水時の計算時のシミュレーションもしております。それで、今行っております県で施工している東名運河の堤防工事等完成した段階で、当然排水量を検討しておりまして、排水については防潮水門との調整もございますが、東名運河に十分排水能力があるという計算で、可能という判断で設計しております。 ○議長(滝健一) 建設部長。 ◎建設部長(吉田悦郎) あと、1点目の本協定に切りかわった後の進捗ということでの件でございますが、確かに段階ごとでの議会に対する承認事項というものがなくなるはずでございます。ですので、業者決定の折、もしくは業者決定入札前ですとか、そういった一定の段階で、議員全員説明会の中で発注前の今後の予定、スケジュール等含めまして、詳細な内容につきましてご説明させていただきたいと考えてございますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(滝健一) 下水道課長。 ◎建設部下水道課長小田島毅) 申しわけありません。もう一つご質問の答え、忘れておりました。50分の1とか、そういった最近のゲリラ豪雨に対してどうかということですけれども、まだ国のほうで指針等定めがなくて、今の段階では一応7分の1ということで計画しております。  以上です。 ○議長(滝健一) 13番古川 泰広さん。 ◆13番(古川泰広) 今回の茨城の水害等も過去のデータは全然、それに基づいた河川改修なり計画が結果的にだめだったのですよね。やはりゲリラ豪雨の関係もあるし、それと団地関係は全て舗装になっていますよね。道路も宅地もなっているものですから、しみる場所がないのです。もろに全部排水になるわけです、今は。ですから、そういった雨量計算が本当にいいのかという点と、もう一つ、河川協議の関係で受け皿の東名運河が大丈夫ですと言っているけれども、満潮時と干潮時ありますし、平均低水位の上で十分なのか、それとも全く空になったとき大丈夫なのかと、そういう問題あると思うのです。全く空だったらもしかすればいいかもしれませんが、満潮時、両方の水門の閉め方が悪いととんでもないことになるわけです。だから、どこを基準にして水位を定めて十分だと言っているのか、私非常に不安なのですが、いかがですか。 ○議長(滝健一) 下水道課長。 ◎建設部下水道課長小田島毅) ゲリラ豪雨の問題ですけれども、確かに最近余りにもゲリラ豪雨、各地で起こっております。それで、これをもし100分の1の断面を与えてしまうと、多分道路も宅地もなくなってしまうような、逆に大きい河川的なものが必要になってくると考えられます。今の段階で国等の指針、定め等がない中で事業をやっていくところでは、7分の1という形で計画していくというのが今の考え方でございます。  それと、東名の水位については一応満潮時で考えております。それで、満潮時でゲートを閉めた段階で24時間、7分の1の雨が降っても東名運河にためられるという計算結果が出ておりますので、このことから東名運河に2カ所はくというような計画でおります。  以上でございます。 ○議長(滝健一) 4番木村 清一さん。 ◆4番(木村清一) ただいまの先輩議員の質問に関連するわけでございますが、まず特に渋抜のポンプごとの排水能力を教えていただきたいということが第1点。  それから、第2点目としては、既に定川等の県との協議がされていると思うのですが、従前農業用排水路でしかなかったわけでございまして、定川の今回のかさ上げ等ありますが、上流部については佐賀橋までは現行の堤防高までの回復ということしかないので、その辺ちょっとどういうふうな協議されているのかなと。たしか毎秒、農業用排水で68トンぐらいではなかったかなと思っていたので、その辺をどうなっているのかお聞きをいたします。 ○議長(滝健一) 下水道課長。 ◎建設部下水道課長小田島毅) 済みません、ポンプごとのちょっと能力、持ち得ていないのですけれども、一応1,200が2台と400が2台のフル能力で、フル稼働で5.32トンという能力でございます。ちょっと今各ポンプ、口径ごとに能力、資料持ってきておりませんで、申しわけありません。  それと、定川の排水についてですけれども、土木事務所とはこの基本協定ができ上がった、進んだ時点で、既に土木事務所に排水量については申し入れしておりました。それで、マックスで7トンまで可能だったということで、当然土木とも協議していまして、結果としてうちとして排水部分については5.3という結果ですので、その内数ということで、今の災害等の河川改修についても全部満足する数値だというふうに思っております。  以上です。
    ○議長(滝健一) 4番木村 清一さん。 ◆4番(木村清一) 渋抜の排水ポンプ機場の断面等も立面等も見させていただきましたが、渋抜の排水流域に関しては水色で着色されている部分だけだと思うのですが、渋抜から北側に今回5ヘクタールも造成されますし、それから今回の小松南の脇のほうの開発等も出ないとも限らない。そういう意味で、今回の建設したポンプ場には増設スペースというのはあるのかどうか。それらの流域面積も今では想定されないという話に多分なるのだろうと思いますが、現行の流域面積もあわせてお知らせください。1点目は増設が可能なのかどうか、それから今の流域面積はどの程度になっているか、渋抜だけで結構です。 ○議長(滝健一) 下水道課長。 ◎建設部下水道課長小田島毅) お答えいたします。  ポンプ場については、流域と流入区域というふうに分かれておりまして、水色についてが流域区域ということで、この分の排水をするポンプということで考えております。ただ、議員さんおっしゃるとおり開発等ある場合があるのですけれども、これは後から北部拠点、矢本東の拠点というふうに開発のほうが出てくる場合があるのですけれども、こういった開発については独自に調整池をつくっていただいて、それで調整して流していただくということで考えていますので、増設するスペースはないのですけれども、今のところ増設しなくても排水は可能というふうに考えております。  それと、流域については119ヘクタールと、それと全体、農地含めると293ヘクタールというふうになっています。市街地が119ヘクタール、流入が、農地が293というふうに計画しております。  以上でございます。 ○議長(滝健一) 6番多田 龍吉さん。 ◆6番(多田龍吉) 野蒜排水区と渋抜排水区、2つが出てございます。位置図で見ているのですけれども、野蒜排水区につきましてはいわゆる高台の造成地も含む排水区ということで仕切られておりまして、図解で見ますと排水路そのものが道路下に埋設されたボックスカルバートで持ってくるようになっているのかなと思ってございます。それから、渋抜排水区についてはそういった図解がないので、明渠の排水路で持っていくのか、その辺の機関場に持っていくまでの排水の手法というのですか、それをお示し願いたいと思います。 ○議長(滝健一) 下水道課長。 ◎建設部下水道課長小田島毅) 今のご質問にお答えいたします。  野蒜排水区につきましては、高台移転地区内については当然造成工事とともに下水道の管渠等を埋設して、上山ノ坊調整池から排水、それから海へ排出するというふうに、山の上の団地についてはおのおの造成工事とあわせてやっております。それと、野蒜第一、第二に関しては、当然もともと入っている水路等もあります。それで、断面等を検証いたしまして、不足している分については市道を掘り起こしまして、ボックスカルバートの構造ということで計画しております。それと、渋抜排水につきましては、現段階では大きい排水路がございますので、その末端にポンプを設置することによって市街地の排水がスムーズに抜けるということで考えておりますので、現段階では既存の側溝等を使ったポンプによる排水というふうに計画しております。  以上でございます。 ○議長(滝健一) ほかに質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(滝健一) これをもって質疑を終結します。  お諮りします。ただいま議題となっています議案第124号は、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(滝健一) 異議なしと認め、委員会の付託を省略します。  これより討論に入ります。討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(滝健一) 討論なしと認め、討論を終結します。  これより議案第124号 東松島市流域関連公共下水道野蒜・渋抜排水区雨水ポンプ場復興交付金事業に係る建設工事委託に関する基本協定の締結についてを起立により採決します。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(滝健一) 総員起立であります。よって、本案は原案のとおり可決しました。 △日程第6 議案第125号 財産の取得(野蒜北部丘陵地区津波復興拠点整備事業用地―第2回取得)について △日程第7 議案第126号 野蒜北部丘陵地区津波復興拠点南側交通広場等整備事業に係る工事等業務委託契約の締結について ○議長(滝健一) 日程第6、議案第125号 財産の取得(野蒜北部丘陵地区津波復興拠点整備事業用地―第2回取得)について及び日程第7、議案第126号 野蒜北部丘陵地区津波復興拠点南側交通広場等整備事業に係る工事等業務委託契約の締結については関連がありますので、一括議題とします。  市長より提案理由の説明を求めます。市長。     〔市長 阿部 秀保 登壇〕 ◎市長(阿部秀保) 議案第125号 財産の取得(野蒜北部丘陵地区津波復興拠点整備事業用地―第2回取得)について及び議案第126号 野蒜北部丘陵地区津波復興拠点南側交通広場等整備事業に係る工事等業務委託契約の締結については、一括して提案理由の説明を申し上げます。  本事業につきましては、東日本大震災の教訓を生かし、大規模な災害時における避難及び迅速な救助活動が可能な機能を有し、早期の復旧、復興を図るための中核的な活動拠点を野蒜北部丘陵地区被災市街地復興土地区画整理事業地内及びその隣接地に整備するものであり、用地取得に時間を要する状況から、一部高台に移設されました野蒜駅の南側交通広場等の整備区域の事業着手を留保しておりましたが、このたび当該地権者の理解が得られ、事業用地の取得が可能となったことから、当該用地の取得並びに整備を行うものでございます。  詳細につきましては復興政策部長に説明させますので、ご審議の上、ご可決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(滝健一) 復興政策部長、補足説明。 ◎復興政策部長(小林典明) 議案第125号及び議案第126号の市長の補足説明を申し上げます。議案書は6ページ及び7ページになりますが、議案参考資料により説明させていただきます。  初めに、議案第125号より説明いたしますので、議案参考資料41ページ、資料5―1をごらんください。当該財産の取得につきましては、9月3日の本定例会本会議において議案第105号 財産の取得(野蒜北部丘陵地区津波復興拠点整備事業用地)のご審議を賜り、ご可決をいただいた事業区域のうち、地権者の方々の諸事情により、同時上程に至らなかった事業用地を追加取得しようとするものでございます。今回取得しようとする土地の総面積は816平方メートル、対象地権者は2名で、取得金額は1,428万円であり、去る平成27年9月7日に仮売買契約を締結させていただきました。取得財源といたしましては、前回同様に東日本大震災復興交付金を活用しての取得となります。  その取得の内訳につきましては、参考資料41ページ、資料5―2をごらん願います。詳細は省略させていただきますが、対象地権者2名、4筆の取得で、取得単価につきましては不動産鑑定の結果及び鑑定士の意見を参考に市としての評価を行い、宅地見込地の評価とし、4筆全て取得単価は1平方メートル当たり1万7,500円としており、前回と同額となっております。  その用地区域図が参考資料43ページ、資料5―3になりますので、ご確認をお願いいたします。紫色の着色が今回の取得対象地4筆の土地となります。青色が前回の取得用地で、他の着色につきましては凡例のとおり、土地区画整理事業に伴う土地開発基金により取得した土地、防災集団移転促進事業等により取得済みの土地となります。  以上、議案第125号の補足説明といたします。  続きまして、議案第126号の補足説明を申し上げます。議案参考資料44ページ、資料6―1をごらんください。本業務委託につきましては、議案第125号でご審議いただきます事業用地につきまして、その取得に時間を要する状況から段階的な事業施行として、野蒜北部丘陵地区津波復興拠点整備事業のうち南北自由通路等の先行施行としたことから、その施行を保留しておりました南側交通広場等の整備を行おうとするものです。本議案の上程に当たりましては、用地取得未了地の地権者の方々より工事施行に係る同意並びに用地取得の了解をいただいたことから、早期の事業着手のため、今回用地取得と事業業務委託の同時上程とさせていただいたものでございます。  業務名につきましては、ただいま説明申し上げましたように野蒜北部丘陵地区津波復興拠点南側交通広場等整備事業業務委託でございます。業務場所は野蒜字後沢地内ほかで、契約の相手方につきましては、東日本大震災に係る東松島市復興事業の推進に関する協力協定を締結している独立行政法人都市再生機構宮城・福島震災復興支援本部、UR都市再生機構でございますが、当機構と協力協定に基づく協議を行い、合意を得られたことから、契約金額10億2,596万7,600円で、平成27年8月28日に仮業務委託契約を締結しております。履行期間につきましては、議会で議決をいただいた翌日から平成28年3月25日まででございます。UR都市再生機構が担う主な業務概要としては、資料に記載のとおり、公共施設等の整備工事を主体とし、それに関連する調査、測量業務や関係書類の作成等になります。  次に、議案参考資料45ページ、資料6―2をごらんください。本業務委託の主な内訳になります。左側が今回の契約分、右側が既に契約済みの前回契約分でございます。内訳内容は、復興交付金の基幹事業としての公共施設整備費として実施する交通広場や地域交流広場、駐車場の整備、造成費としての土工、のり面工が主なもので、そのほか効果促進事業として実施するその他工事費としての上下水道、雨水排水施設、植栽、トイレ、階段等の各施設整備、そして消防設備としての防火水槽を整備するほか、出来形測量、登記費用を含んだ業務となります。なお、内容欄に特殊な事業名称を記載しておりますが、復興交付金事業としての実施に伴う事業名称であり、具体的には備考欄のとおりですので、ご理解をいただきたいと思います。  次に、議案参考資料46ページ、資料6―3につきましては野蒜北部丘陵地区津波復興拠点整備事業の全体施設整備計画図になります。資料に記載のとおり、斜線部分が既に契約済みの区域であり、本業務は南北自由通路より下の部分、南側交通広場等の整備を行おうとするものでございます。資料の左、中段にあります整備スケジュールにつきましては、資料のとおり厳しい施行工程になっておりますが、既に契約済みの事業施行分はもちろんのこと、地域交流センター等の建築工事や接続道路等の関連工事との連携、調整を行い、早期の完了に向け、最善の努力をしてまいりたいと考えております。  また、当該交通広場及び地域交流広場の高さですが、資料左、下段の断面図のとおり、平均でT.P.プラス15メートルとし、南側に位置する住宅地がT.P.プラス3.7メートルですので、11.3メートルほどの高低差となります。  その詳細につきましては、議案参考資料47ページ、資料6―4をごらんください。本資料は、本業務委託の事業範囲である南側交通広場等区域の計画平面図になります。施行区域面積は1万4,800平方メートルで、主な施行内容としては数量総括表のとおり、造成工事としては盛り土を主体とし、一部丘陵部の掘削を行います。メーン施設である交通広場、地域交流広場や利用者駐車場、そして接続道路につきましては、施設にふさわしい舗装構成としております。また、適切な上下水道、雨水排水施設の整備やガードレールや階段、スロープ等の安全施設、そして利用者に配慮しトイレを設置するほか、消防施設として40トン級防火水槽を整備してまいります。  最後に、本業務委託につきましては先ほど説明申し上げましたように厳しい事業スケジュールであること、また関連工事との事業調整等も不可欠な状況ではありますが、地域の皆様のご期待にお応えできるよう、早期竣工に向け最善の努力をさせていただきますことを再度申し上げまして、補足説明といたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(滝健一) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。13番古川 泰広さん。 ◆13番(古川泰広) この前も申し上げたのだけれども、道路照明はちょっとないようなのですけれども、これどうするのですか。全然真っ暗なところ走るのですか。 ○議長(滝健一) 復興都市計画課長。 ◎復興政策部参事兼復興都市計画課長(五野井盛夫) 道路照明でございますけれども、交通広場等含めて、駐車場も含めて、照明としては器具として9基設置する予定としております。ただ、歩道つきのアクセス道路ございまして、そこの部分に関してはやっぱり防犯灯でその部分をカバーしていかざるを得ないというふうな考え方しています。この資料6―4の図面のとおり、赤い丸印で、凡例ございませんけれども、9カ所の位置の照明関係、設置の場所については明示させていただいております。ただ、照明計算している中でルクス計算しているわけですけれども、実際周りの植栽、緑化、そういう地形の状態に応じて、やっぱり照明の不足する部分が出てくるかもしれません。そういう部分に関しては、再度設計的に現地調査の上、見直していく部分も必要かなという分は考えているというのが現状の状況だというふうなことで答えさせていただきたいと思います。  以上です。 ○議長(滝健一) 13番古川 泰広さん。 ◆13番(古川泰広) スロープの部分の照明は、やっぱりこれも防犯灯の採用ということで考えていいですか。 ○議長(滝健一) 復興都市計画課長。 ◎復興政策部参事兼復興都市計画課長(五野井盛夫) スロープなのですけれども、このスロープ、南側に一直線でいっている形になるのですけれども、用地的にうまくカバーできればもう一段おれないかなという部分を考えている中で、階段に近づけるような形で照明をもう一度検討したいということで、この部分に関しては今調整を図っているというのが現実でございます。  以上です。 ○議長(滝健一) ほかに質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(滝健一) これをもって質疑を終結します。  お諮りします。ただいま議題となっています議案第125号及び議案第126号は、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(滝健一) 異議なしと認め、議案第125号及び議案第126号について委員会の付託を省略します。  これより討論に入ります。討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(滝健一) 討論なしと認め、討論を終結します。  これより1議題ずつ採決に入ります。  初めに、議案第125号 財産の取得(野蒜北部丘陵地区津波復興拠点整備事業用地―第2回取得)についてを起立により採決します。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(滝健一) 総員起立であります。よって、本案は原案のとおり可決しました。  次に、議案第126号 野蒜北部丘陵地区津波復興拠点南側交通広場等整備事業に係る工事等業務委託契約の締結についてを起立により採決します。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(滝健一) 総員起立であります。よって、本案は原案のとおり可決しました。 △日程第8 議案第127号 財産の取得(立沼・浜市線整備事業(牛網・浜市工区)用地―第2回取得)について ○議長(滝健一) 日程第8、議案第127号 財産の取得(立沼・浜市線整備事業(牛網・浜市工区)用地―第2回取得)についてを議題とします。  市長より提案理由の説明を求めます。市長。     〔市長 阿部 秀保 登壇〕 ◎市長(阿部秀保) 議案第127号 財産の取得(立沼・浜市線整備事業(牛網・浜市工区)用地―第2回取得)について、提案理由の説明を申し上げます。  今回の財産取得につきましては、去る平成27年7月22日開会の平成27年第4回市議会臨時会においてご可決いただきました立沼・浜市線整備事業(牛網・浜市工区)用地取得と同地区内のものであります。本事業は、立沼地区と浜市地区の市街地間を結ぶ道路であり、高盛り土道路として整備を行い、市街地の防災、減災に取り組むものであり、その事業用地として土地862.41平方メートルを318万3,689円で取得するものであります。  ご審議の上、ご可決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(滝健一) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(滝健一) 質疑なしと認め、質疑を終結します。  お諮りします。ただいま議題となっています議案第127号は、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(滝健一) 異議なしと認め、委員会の付託を省略します。  これより討論に入ります。討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(滝健一) 討論なしと認め、討論を終結します。  これより議案第127号 財産の取得(立沼・浜市線整備事業(牛網・浜市工区)用地―第2回取得)についてを起立により採決します。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(滝健一) 総員起立であります。よって、本案は原案のとおり可決しました。  以上で本日の日程は全部終了しました。  本日の会議はこれにて閉じ、散会とします。    午後 零時05分 散会...