東松島市議会 > 2009-09-03 >
09月03日-議案説明、質疑、討論、採決-01号

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  1. 東松島市議会 2009-09-03
    09月03日-議案説明、質疑、討論、採決-01号


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    平成21年  9月定例会(第3回)         平成21年 第3回東松島市議会定例会会議録(第1号)                                          平成21年9月3日(木曜日)                                                 出席議員(22名)    1番  佐 藤 富 夫            2番  熱 海 重 徳    3番  小 野 幸 男            4番  小 野 惠 章    5番  阿 部 勝 德            6番  大 橋 博 之    7番  熊 谷 昌 崇            8番  菅 原 節 郎    9番  五野井 敏 夫           10番  上 田   勉   11番  八 木 登喜雄           12番  丹 野 幸 男   13番  滝   健 一           14番  阿 部 としゑ   15番  多 田 龍 吉           16番  五ノ井 惣一郎   17番  古 川 泰 廣           18番  新 貝 貢 一   19番  鎌 田 勇 紀           20番  佐 藤 筐 子   21番  八 木 繁 次           22番  長谷川   博                                                 欠席議員(なし)                                                 説明のために出席した者   《市 長 部 局》      市         長    阿  部  秀  保      副    市    長    大  沼  雄  吉      総   務  部   長    阿  部  英  一      市 民 生 活 部 長    今  野  勝  博      保 健 福 祉 部 長    奥  田  俊  郎      兼 社 会 福 祉事務所長      建   設  部   長    鈴  木  和  彦      産   業  部   長    齋  藤  優  一      会 計 管理者兼会計課長    豊  島  栄  一      総務部参事兼総務課長併    小  野  弘  行      選挙管理委員会事務局長      総 務 部企画政策課長兼    松  谷  善  雄      石 巻 青果花き卸売市場      移 転 整 備 推 進 室長      総  務  部  参  事    櫻  井  清  春      兼 行 政 経 営 課 長      総 務 部 参 事 兼    渥  美  敏  範      防 災 交 通 課 長      総 務 部 市 民協働課長    小  山  直  美      市 民 生 活 部市民課長    内  海  茂  之      市 民 生 活 部税務課長    奥  田  忠  一      市民生活部納税推進課長    大  友  利  雅      市 民 生 活 部環境課長    鈴  木  吉  夫      保 健 福 祉 部福祉課長    櫻  井  一  男      兼社会福祉事務所副所長      保健福祉部健康推進課長    手 代 木     均      建 設 部 建 設 課 長    多  田  満  仲      建 設 部 下 水 道 課長    佐 々 木  哲  也      産  業  部  参  事    木  村     仁      兼 農 林 水 産 課 長      産 業 部 商 工観光課長    高  橋     登   《教育委員会部局》      教    育    長    木  村  民  男      教育次長兼教育総務課長    渡  辺  博  夫      教  育  委  員  会    横  澤  昌  憲      学 校 教 育 指 導 監      教育委員会生涯学習課長    尾  形  春  雄   《農業委員会部局》      農 業 委 員 会事務局長    木  村  た き 子   《監査委員部局》      代 表 監 査 委 員    土  井  一  朗      監 査 委 員 事 務 局長    高  山     實   《議会事務局》      議 会 事 務 局 長    川  田  正  人      議 会 事 務 局 次 長    勝  又  研  一      議 会 事 務 局 主 幹    青  山  幸  次        議事日程 第1号 平成21年9月3日(木曜日)午前10時開議 第 1 会議録署名議員の指名 第 2 会期の決定について 第 3 市長の行政報告 第 4 議案第67号 字の区域を変更することについて 第 5 議案第68号 土地改良事業の事務の委託に関する協議について 第 6 議案第69号 平成21年度東松島市一般会計補正予算(第6号)について 第 7 議案第70号 平成21年度東松島市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につ            いて 第 8 議案第71号 平成21年度東松島老人保健特別会計補正予算(第1号)について 第 9 議案第72号 平成21年度東松島市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)に            ついて 第10 議案第73号 平成21年度東松島市介護保険特別会計補正予算(第1号)について 第11 議案第74号 平成21年度東松島市介護予防サービス事業特別会計補正予算(第1            号)について 第12 議案第75号 平成21年度東松島市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)            について 第13 議案第76号 平成21年度東松島市漁業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)            について 第14 議案第77号 平成21年度東松島市下水道事業特別会計補正予算(第2号)につい            て 第15 認定第 1号 平成20年度東松島市一般会計決算の認定について 第16 認定第 2号 平成20年度東松島市国民健康保険特別会計決算の認定について 第17 認定第 3号 平成20年度東松島市老人保健特別会計決算の認定について 第18 認定第 4号 平成20年度東松島市後期高齢者医療特別会計決算の認定について 第19 認定第 5号 平成20年度東松島市介護保険特別会計決算の認定について 第20 認定第 6号 平成20年度東松島市介護予防サービス事業特別会計決算の認定につ            いて 第21 認定第 7号 平成20年度東松島市農業集落排水事業特別会計決算の認定について 第22 認定第 8号 平成20年度東松島市漁業集落排水事業特別会計決算の認定について 第23 認定第 9号 平成20年度東松島市下水道事業特別会計決算の認定について                                                  本日の会議に付した事件 議事日程のとおり    午前10時00分 開会 ○議長(佐藤富夫) ただいまから平成21年第3回東松島市議会定例会を開会します。  ただいまの出席議員は22名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付してある日程第1号をもって進めます。  本日の会議には、議案等の説明員として、市長、教育委員会委員長、農業委員会会長、選挙管理委員会委員長、代表監査委員の出席を求めておりますが、副市長ほか関係部課長等も説明員としての出席を認めております。  報道機関より写真撮影の申し入れがありますので、これを許可いたします。  議事に入る前に諸般の報告を行います。報告書はお手元に配付しておりますので、朗読を省略いたします。  これで諸般の報告を終了します。 △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(佐藤富夫) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第93条の規定により、議長において9番五野井 敏夫さん、10番上田 勉さん、以上の2人を指名します。 △日程第2 会期の決定 ○議長(佐藤富夫) 日程第2、会期の決定についてを議題とします。  お諮りします。本定例会の会期は、本日から9月18日までの16日間にしたいと思いますが、これに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 異議なしと認めます。よって、会期は本日から9月18日までの16日間に決定しました。  お諮りします。あす9月4日は議案等精査及び付託議案等の委員会審査のため、9月11日、9月14日から9月17日までは決算審査のため休会といたします。これに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 異議なしと認めます。よって、あす9月4日と9月11日、9月14日から9月17日までは休会と決定をいたしました。 △日程第3 市長の行政報告 ○議長(佐藤富夫) 日程第3、市長の行政報告を行います。  市長より行政報告の申し入れがありますので、これを許可します。市長阿部 秀保さん。     〔市長 阿部 秀保 登壇〕 ◎市長(阿部秀保) 皆さん、おはようございます。9月の18日までよろしくお願いいたします。  それでは、行政報告させていただきます。平成21年第3回東松島市議会定例会に当たり、行政報告を申し上げます。新型インフルエンザに関する本市の対応及び市内で初めて患者が確認されましたことにつきましては、去る7月31日の議員全員説明会でご説明申し上げたとおりでございます。その後、本市における新型インフルエンザ(擬似症)の患者数は拡大を続け、市内の小中学校でも新型インフルエンザと診断された児童生徒が確認されるとともに、矢本第一中学校では学級閉鎖措置もとられております。しかし、いずれも重症化はせず、自宅療養し、回復あるいは回復に向かっているとの報告を受けております。  本市では、新型インフルエンザ(H5N1)対策行動計画を10月までに策定する計画で準備を進めてきましたが、現在流行している新型インフルエンザ(H1N1)の秋以降の感染拡大に備えて、第1版として、迅速かつ的確に対応できるように「東松島市新型インフルエンザ弱毒性(H1N1)対策行動計画」を8月に策定いたしました。  なお、お手元に計画書を配付させていただきましたので、後でごらんいただきたいと思います。  次に、乗り合いタクシー「らくらく号」の7月17日から8月31日までの運行状況等について、資料に基づき報告させていただきます。「らくらく号」につきましては、運行初日に77人の方にご利用いただきました。1日の利用者数は最高で8月21日の129人、最低でお盆期間の8月13日に26人と、利用者数の変動は大きいものの、1日の平均利用者数で71.0人、期間中の延べ利用者数で2,202人の市民の皆様にご乗車をいただきました。先進事例から、運行初期の1カ月程度につきましては1日の利用者数を50人から60人程度と想定しておりましたので、当初の想定よりは若干上回っております。今後は、年度末3月時の月間利用者平均80人を目標に広報PR等を推進してまいります。  利用者の状況でございますが、当初の想定どおり高齢者の利用が非常に多く、70歳代の利用者が全体の43.7%、80歳代の利用者が全体の30.2%で、合わせて83.9%を占めています。中には90歳代の方の利用も延べ31人ございました。このような年齢層の利用者でありますので、玄関から目的地まで運ぶ「らくらく号」は、ほとんどの利用者の方に好評をいただいております。運行初期に50人の利用者に聞き取り調査を行ったところ、「よい」が44人、「おおむねよい」が6人と、初期についてはよい評価をいただいたところです。  また一方で、全く新しい乗り合いタクシーのシステムには、まだなじみが薄いことから、少数ですが、予約しても不在だったり、乗車した後で急に目的地を変更したりする例もありましたが、徐々に初期のトラブルも減少しつつあります。  利用目的としては、やはり想定どおり医療機関がトップで、次いで商業施設、公共施設の順となっています。  「らくらく号」は、まだ運行を開始したばかりでございますが、データをとる中で、旧お盆の期間の利用者は少ない、曜日別では週末の金曜日利用者が多いなど、徐々に利用者の傾向なども見えつつあります。3年間の試行運行期間中に改善を重ね、継続的な運行、さらには地域の活性化につながるよう、関係機関のご協力を得ながら調整してまいりたいと考えています。  3点目は、定額給付金及び子育て応援特別手当の申請、支給状況等についてご報告申し上げます。子育て応援特別手当につきましては、7月17日をもって対象世帯626件すべてに支給を完了しており、その金額は2,332万8,000円となっております。定額給付金につきましては、9月1日現在対象世帯1万5,078件に対し1万4,908件、申請率98.9%となっており、支給金額は9月11日振り込み予定分まで含めると6億6,494万8,000円となっております。まだ申請をされていない世帯に対しては、7月にはがきによる再通知を行い、8月の区長会議では、ひとり暮らしの高齢者への声がけ等を依頼して周知を行っておりますが、170件中22件については連絡先が不明であり、問い合わせを待つしかない状況となっています。  なお、9月30日までに申請いただけない場合は、受給を辞退したものとみなす規定であるため、継続的に市報を活用して、期間内に申請し、受給していただくようお知らせをしているところでございます。  最後に、「ひがしまつしま商品券」の現在の状況についてご報告申し上げます。4月20日より発行額1億1,000万円、5,500円の2万セットを販売いたしておりましたが、7月6日で完売いたしました。換金につきましては、5月1日から開始され、8回実施されました。9回目の9月8日支払い予定分を含めますと、換金額は総額で9,677万8,500円になり、換金率は88.0%という状況になっております。内容を分析いたしますと、既に換金を実施している88店舗のうち、株式会社ヨークベニマル矢本店マックスバリュ矢本店株式会社サンデー矢本店の大型店舗3店の合計が約4,303万円で約44.5%を占める状況になっております。  なお、商品券の使用期間は10月10日までとなっておりますので、今後チラシ等により使い忘れのないよう広報してまいります。  以上、4点について行政報告とさせていただきます。  大変失礼いたしました。「らくらく号」の乗車率ですが、2ページになりますが、70歳代と80歳代合わせて83.9%を占めていると思いますが、73.9ですね、大変失礼いたしました。73.9%というふうにご訂正お願いいたします。 ○議長(佐藤富夫) これより行政報告に対する質疑を行います。なお、新型インフル問題については一般質問、そして本日の会議終了後に詳細の説明がございますので、それなりにお願いをいたしたいと思います。その他の質疑はこの報告内容に限定して行います。それでは、質疑ありませんか。  丹野 幸男さん。 ◆12番(丹野幸男) この乗り合いタクシーらくらく号についてです。  何か私もいろいろの人に聞きましたのですけれども、末端の住民までまだ行き届いていないということで、広報PR活動をするとなっていますけれども、どのような方法で予定されているか、ちょっとお聞きしたい。 ○議長(佐藤富夫) 市長阿部 秀保さん。 ◎市長(阿部秀保) まず、今議員からの説明のとおり、このお盆中、私も多くの方といつもよりはお会いすることがありまして、このシステム、高齢者なのですけれども、口伝えで聞いたということで、まだやはり熟知されていないというか、理解されなくて、これから利用したいという方も多いようでありますので、その辺担当とも協議若干しておりますので、内容を答弁いたさせます。 ○議長(佐藤富夫) 企画政策課長松谷 善雄さん。 ◎総務部企画政策課長石巻青果花き卸売市場移転整備推進室長(松谷善雄) らくらく号の広報PRの関係でございますけれども、まず市報のほうでは毎月らくらく号の情報を載せていただいております。それから、ホームページの掲載、さらには区長会議等々での報告も含めまして、各区長さんにはお声がけをお願いいたしておるところでございます。また、団体ですとか、そういった対象者に関しましては、こちらから現場のほうへ出向きまして、そういった一連の説明もさせていただいてございます。今後ともこういった取り組みについては継続をしていきたいと思いますし、情報が隅々まで行き渡るよう努力をしたいと考えてございます。 ○議長(佐藤富夫) 鎌田 勇紀さん。 ◆19番(鎌田勇紀) ひがしまつしま商品券の件についてお尋ねします。  報告によりますと、大型店3店で44.5%というふうな換金の状況というふうな報告でございますが、これにつきましては、換金する店舗としては大型店を入れるか入れないかという議論があったということも聞きました。それから、今後また、ひがしまつしま商品券という企画が出てきた場合、この結果を踏まえていろいろ考えざるを得ないのだろうと思いますが、今回どのような評価されましたかといいますか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(佐藤富夫) 市長阿部 秀保さん。
    ◎市長(阿部秀保) まだ100%の換金にはなっていない、10月10日までなのですけれども、途中、途中、スタート含めて商工会と懇談、情報交換したりした際は、当初は非常に不安の中で商工会としてはスタートしたこと事実でありますが、いろんな社会の状況も含めて、この割り増し商品券取り組みの実態については、ほとんど販売100%なのかなというふうに受けています。そんな中で、東松島市としては当初から3年やりましょうということでスタートしておりますので、今回の鎌田議員ご指摘、ご心配のとおり、スタートする際この件については随分と商工会内でも議論と申しますか、意見はあったように聞いております。そういった中で、今回の1回目を、この数字的なことも出ていますので、しっかりと検証して、2回目にについてはどういった対応するのか。要するに地元の商店街を例えば中心にするとか、あるいは2年目も同じにやりたいとなるのか、この辺は商工会の意見等々も十分に尊重しながら市としては対応したい。しかしながら、市としては商店街活性化のために3年計画ですので、単なる商品の売り上げだけでなくて、新しいやはり商売のあり方の一助になればというふうにも考えておりますので、十分な検証しながら進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(佐藤富夫) ほかにありませんか。五野井 敏夫さん。 ◆9番(五野井敏夫) 定額給付金についてちょっとお尋ねいたします。  170件中22件については連絡先が不明と、問い合わせを待つしかない状況であるというふうに、こう書いてありますけれども、これ区長さんとか各地区にそういうふうにいわゆるその地域に精通した方がおるというふうに私は思うのですが、その状況、具体的には不在ということなのですけれども、どういうふうにいないのか、まるきり家も何もないのか、住民票はあるわけなのですけれども、その辺の状況をお尋ねいたします。 ○議長(佐藤富夫) 市長阿部 秀保さん。 ◎市長(阿部秀保) 詳細、担当のほうから答弁いたさせますが、この定額給付金スタートする際、市長会等々、総務省、県からの説明もいただいたわけですが、当初からやはり市からすれば100%すべての皆さんにお渡ししたいという考えありますが、どうしても現実的に連絡とれない、あるいは税等々でもそういった条項あるわけですので、そういった場合どうするのですかというような話は、当初から疑問、心配ありながらスタートした事業であることも事実でありますので、担当のほうから答弁させます。 ○議長(佐藤富夫) 総務課長小野 弘行さん。 ◎総務部参事兼総務課長併選挙管理委員会事務局長(小野弘行) それでは、市長の補足をさせていただきます。  この22件については、東松島市に住所は置いてある方でございます。しかしながら、居住をされていないと、この辺についてはまず郵便局のほうとの連携もとりながら、もし郵便局で転送先がわかればそういった措置はお願いしておりますが、郵便局でもわからない、地域の行政区長さん等々とのやりとりも何件かございましたけれども、それでもわからない。つまり住所は本市にあるものの行き先が全くわからない方が22件判明しているという状況でございます。  以上でございます。 ○議長(佐藤富夫) ほかに。菅原 節郎さん。 ◆8番(菅原節郎) 私も定額給付金の説明を求めるものなのですが、これはシステム上、この制度上、世帯主の口座に振り込むというふうなことになっていて、例えばDV被害者の方には直接本人にはいかないというふうな事例が全国各地で相次いで、各自治体では独自の補助金を出すというふうなことまでしている自治体が結構あるのですね。私の調査では400ぐらいあったと思いますけれども、本市ではそういう例がないのか、また仮にあった場合にはどうなさるつもりなのか、その辺をお聞きしたい。 ○議長(佐藤富夫) 総務課長小野 弘行さん。 ◎総務部参事兼総務課長併選挙管理委員会事務局長(小野弘行) DV関係についてご説明を申し上げます。  こうした相談は何件か受け付けさせていただきました。しかしながら、これはあくまでも国の要綱等に従った形で私ども東松島市では処理をさせていただきました。しかしながら、これは単独で、例えば住所を異なった、もちろんそういったプライバシーの部分とか個人情報の絡みありますから、やった場合は市が単独で広報しなければならないというのが、ほとんどの自治体でやっているようでございますので、本市においてはそこまでには至ってございません。ただ、相談は何件かございましたけれども、そうした制度等を十分ご説明申し上げながら、理解をいただいているというような状況でございます。どうしても必ず欲しいとか云々とかという状況の前に、まず制度のご理解をいただいているという状況でございます。 ○議長(佐藤富夫) 菅原 節郎さん。 ◆8番(菅原節郎) はい、わかりました。つまり本市でもそういう例はあったということですね。例えば、他の自治体でも多分そういう例があって、この制度ではちょっと不備が出て、実際必要とする人にお金が行き渡らないので市独自でだとか、町村独自でそういう制度をつくっているという例があるのですけれども、そういうふうな点までには当市はまだいっていないと、行き渡らなかった例がほとんどだということなのですよね。 ○議長(佐藤富夫) 総務課長小野 弘行さん。 ◎総務部参事兼総務課長併選挙管理委員会事務局長(小野弘行) はい。個別のケースをいろいろと調べてみたのですが、正式にそうした市に対する届け出とかそういった形ではなくて、あくまでもプライベートな部分での範疇ということでの相談でございましたので、本市独自の制度化とか、今議員がおっしゃいました部分には至らなかったというのが結論でございます。 ○議長(佐藤富夫) ほかにありませんか。八木 繁次さん。 ◆21番(八木繁次) さっきの丹野さんの質問の続きなのですけれども、らくらく号の地区別、年齢別利用者数の表の中で、特に鳴瀬エリアの野蒜、宮戸のほうが大分、距離的に遠いのに利用者が少なかったということをどのように分析されているのか、それをどのように対応していますか、その辺お聞きします。 ○議長(佐藤富夫) 企画政策課長松谷 善雄さん。 ◎総務部企画政策課長石巻青果花き卸売市場移転整備推進室長(松谷善雄) 地区別の登録状況あるいは利用の状況でございます。  その部分につきましては6ページのほうに掲載をされてございますけれども、まず事前登録者の関係でございますけれども、数字を見ますと宮戸地区あるいは小野地区、大塩地区が2けた台の登録をいただいてございます。どうしても登録率につきましては、家族単位で登録されている方、あるいは世帯数はある程度おられても1人だけの登録、いろんなパターンがございますけれども、地区別の人口のかかわりもあるものですから、単に登録率だけで判断はできないものの、やはり宮戸ですとか、小野地区あるいは大塩地区、小野の場合は高松ですとか、福田ですとか、そちらのエリアまで入ってございますので、考え方からしますとJRの沿線から若干遠い、外れたエリアという考え方が成り立とうかと思います。それから、利用者数の関係でございますけれども、こちらも利用率を見ますと、宮戸地区なりあるいは小野地区、大曲地区というのが、数の上からは大曲が370人ということで非常に目立つのですけれども、これはどうしても人口が非常に多い地区でございますので、こういった数の上からは370人のご利用をいただいたということになります。地区の利用率も、我々もまだデータの積み重ねが1カ月半余りですので不十分ということもございますけれども、傾向からしますとやはり、通院が一番多いわけでございますけれども、ただその中でも通院帰りにお買い物をされたりということで、結構そういうエリアの方々にとりましては買い物のためにまちに出てくるという形ですか、そういったことも想定されるのかなということで現段階では判断しているところでございます。あくまでも基礎的な地区の人口の差が余りにもあり過ぎますので、単に数字上だけの比較というのは非常に厳しいところがあろうかと思います。  以上です。 ○議長(佐藤富夫) ほかにありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) では、なければこれにて質疑を終了いたします。  以上で市長の行政報告を終了します。 △日程第4 議案第67号 字の区域を変更することについて ○議長(佐藤富夫) 日程第4、議案第67号 字の区域を変更することについてを議題とします。  市長より提案理由の説明を求めます。市長阿部 秀保さん。     〔市長 阿部 秀保 登壇〕 ◎市長(阿部秀保) 議案第67号 字の区域を変更することについて提案理由の説明を申し上げます。  本議案につきましては、東松島市小野駅前土地区画整理事業の施工に伴う土地の換地処分が予定されているため、合理的な区画にするためのものでございます。本区画整理事業に係る施工区域内を隣接する字である駅前一丁目、または駅前二丁目に併合を行い、字の区域を変更するものでございます。  詳細につきましては建設部建設課長に説明させますので、ご審議の上、ご可決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(佐藤富夫) 建設部建設課長多田 満仲さん、補足説明。 ◎建設部建設課長(多田満仲) それでは、議案第67号 字の区域を変更することについての補足説明を申し上げます。  議案書3ページをごらんください。今回字の変更を行いますのは、東松島市小野駅前土地区画整理事業区域内の国道45号北側に位置します牛網字牛坂と、牛網字関下の区域を牛網字駅前一丁目に、国道45号南側に位置いたします牛網字新下西と、牛網字上西の区域を牛網字駅前二丁目に変更するものであります。詳細につきましては、議案参考資料1―1、1―2をごらんください。資料1―1は、変更区域の位置でございまして、小野駅前土地区画整理事業の施工区域になります。変更いたします字名といたしましたのは、資料1―2にありますように鳴瀬町小野土地区画整理事業が施工された既存市街地に隣接し、市街地を延伸するように施工されている土地区画整理事業であることから、現在土地区画整理事業を施工しております小野駅前土地区画整理組合からの要請もあり、隣接地と同じ字名に併合するものでございます。  現在の小野駅前土地区画整理事業の状況を申し上げますと、207区画の保留地のうち111区画の処分が完了したものの、96区画の未処分保留地が存在する状況で推移しておりました。この打開策として、当初再減歩による事業再建を予定しておりましたが、これ以上保留地をふやすことは得策ではないとの判断から、賦課金の導入による事業終息への軌道修正を行い、既に保留地の販売を中止し、処分残保留地の個人換地への振りかえ作業をほぼ完了している状況でございます。  今後の予定として、年内中に賦課金徴収を終了させ、平成22年1月換地処分、同年2月の土地区画整理登記、そして年度内解散をめどに事業を展開しております。市といたしましては、当該字名の変更は組合が切に望んでいる早期の事業終息につながることはもちろんのこと、保留地販売には結びつかないものの、今後の土地利用の促進にも寄与できるものと判断しているところでありますことから、何とぞご可決くださいますようお願い申し上げまして、補足説明といたします。 ○議長(佐藤富夫) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。鎌田 勇紀さん。 ◆19番(鎌田勇紀) ただいまの字名の改正につきましては、地区名にふさわしい名前がついたのかなという気がしますが、これらに係る事務処理等の経費等の問題が相当出てくるのではないかなと思いますが、その辺いかがですか。 ○議長(佐藤富夫) 市長阿部 秀保さん。 ◎市長(阿部秀保) 担当のほうから答弁いたさせます。 ○議長(佐藤富夫) 建設課長多田 満仲さん。 ◎建設部建設課長(多田満仲) まず、登記簿の変更につきましてご説明申し上げたいと思います。  土地及び建物の登記簿につきましては、換地処分の公告後に組合が土地の所在、地番、地目、地積及び建物の所在、家屋番号について登記申請により変更いたします。なお、その他につきましては住民票の変更ですとか、それから税関係、保険、国保ですか、そういったようなものの部分の調整につきましては組合と調整済みでございます。なお、さらに徹底が図られるように組合とさらに詰めてまいりたいと、このように考えております。  費用負担につきましては、賦課金方式を導入しまして、年内中で徴収を終了して事業費を支払って解散に向けたいと、このような考え方でございます。 ○議長(佐藤富夫) 暫時休憩いたします。    午前10時34分 休憩                                              午前10時35分 再開 ○議長(佐藤富夫) 再開いたします。  多田 満仲さん。 ◎建設部建設課長(多田満仲) 事務経費につきましては、組合のほうの負担となります。 ○議長(佐藤富夫) ほかにありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) ないようですので、これをもって質疑を終了いたします。  これより討論に入りますが、通告はありません。ほかに討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 討論なしと認めます。  これより議案第67号 字の区域を変更することについてを採決します。  お諮りします。本案は原案のとおり決することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決いたしました。 △日程第5 議案第68号 土地改良事業の事務の委託に関する協議について ○議長(佐藤富夫) 日程第5、議案第68号 土地改良事業の事務の委託に関する協議についてを議題とします。  市長より提案理由の説明を求めます。市長阿部 秀保さん。     〔市長 阿部 秀保 登壇〕 ◎市長(阿部秀保) 議案第68号 土地改良事業の事務の委託に関する協議について提案理由の説明を申し上げます。  本議案につきましては、第2回東松島市議会定例会におきまして、産業建設常任委員会が現場調査をし、議決をいただきました鳴瀬川下流頭首工に係る基幹水利事業の施工に係るものでございます。本事業は、受益地を持つ美里町ほか4市町がそれぞれ事業主体となるものですが、実際の施工に当たっては最大の受益地を持つ美里町が代表事業主体となり、他の関係市町から事務の一部を受託して実施することとなっております。このことから、本事業に関する事務の一部を美里町に委託するに当たり規約を定めることについて議会の議決を得るものでございます。  ご審議の上、ご可決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(佐藤富夫) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 質疑なしと認めます。  これより討論に入りますが、通告はありません。ほかに討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 討論なしと認めます。  議案第68号 土地改良事業の事務の委託に関する協議についてを採決します。  お諮りします。本案は原案のとおり決することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決いたしました。 △日程第6 議案第69号 平成21年度東松島市一般会計補正予算(第6号)について △日程第7 議案第70号 平成21年度東松島市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について △日程第8 議案第71号 平成21年度東松島市老人保健特別会計補正予算(第1号)について △日程第9 議案第72号 平成21年度東松島市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について △日程第10 議案第73号 平成21年度東松島市介護保険特別会計補正予算(第1号)について △日程第11 議案第74号 平成21年度東松島市介護予防サービス事業特別会計補正予算(第1号)について △日程第12 議案第75号 平成21年度東松島市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)について △日程第13 議案第76号 平成21年度東松島市漁業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)について △日程第14 議案第77号 平成21年度東松島市下水道事業特別会計補正予算(第2号)について ○議長(佐藤富夫) 日程第6、議案第69号 平成21年度東松島市一般会計補正予算(第6号)について、日程第7、議案第70号 平成21年度東松島市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について、日程第8、議案第71号 平成21年度東松島市老人保健特別会計補正予算(第1号)について、日程第9、議案第72号 平成21年度東松島市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について、日程第10、議案第73号 平成21年度東松島市介護保険特別会計補正予算(第1号)について、日程第11、議案第74号 平成21年度東松島市介護予防サービス事業特別会計補正予算(第1号)について、日程第12、議案第75号 平成21年度東松島市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)について、日程第13、議案第76号 平成21年度東松島市漁業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)について、日程第14、議案第77号 平成21年度東松島市下水道事業特別会計補正予算(第2号)については関連がありますので、一括議題といたします。  市長より提案理由の説明を求めます。市長阿部 秀保さん。     〔市長 阿部 秀保 登壇〕 ◎市長(阿部秀保) 議案第69号 平成21年度東松島市一般会計補正予算(第6号)について提案理由の説明を申し上げます。  今回提出いたしました補正予算につきましては、既定の予算総額に2億8,320万円を追加し、歳入歳出予算の総額を158億2,780万円として編成いたしております。  その主な内容を歳入よりご説明申し上げます。市税につきましては、今年度の賦課額の確定により市民税は1,000万円を減額し、固定資産税は4,887万9,000円を増額計上いたしております。地方特例交付金につきましては、交付見込額の確定により増額し、地方交付税につきましては、交付額の確定により普通交付税1億212万6,000円を増額計上いたしております。国庫支出金につきましては、国庫補助金に国の緊急経済対策に伴う子育て応援特別手当交付金、鷹の巣山林道整備事業に係る美しい森林づくり基盤整備交付金、大塩市民センターの備品購入に係る特定防衛施設周辺教育施設整備事業交付金を計上いたしております。繰入金につきましては、基金繰入金において普通交付税の増などに伴い財政調整基金繰入金を減額し、特別会計繰入金には平成20年度決算の精算に係る各種特別会計からの繰入金を計上いたしております。繰越金につきましては、平成20年度決算に伴い4,100万2,000円を増額計上、諸収入には勤労者生活安定資金確保に伴う預託金元金収入を計上いたしております。市債につきましては、補助金の増や起債対象事業の変更などに伴いそれぞれ増減調整いたしております。  次に、歳出について申し上げます。総務費につきましては、防衛施設対策費に昨年度と同様の対応をすることとして航空機騒音区域見舞金を計上、賦課徴収費には所得変動や法人市民税に係る市民税過誤納還付金を計上いたしております。民生費につきましては、社会福祉推進に県補助金を受けての自殺対策緊急強化事業関係経費を計上、児童福祉総務費には子育て応援特別手当支給関係経費を計上いたしております。衛生費につきましては、7月1日に開設されました石巻赤十字病院、ここは救命救急センターというふうに訂正をお願いします。救命救急センターの運営費補助金を計上し、労働費につきましては、一般生活資金などの勤労者生活安定資金の融資枠を確保するための預託金を計上いたしております。農林水産業費につきましては、林業振興費に美しい森林づくり基盤整備交付金を活用しての鷹の巣山林道整備事業関係経費を計上いたしております。土木費につきましては、道路維持費及び道路新設改良費において修繕料や工事請負費を増額計上し、防衛施設周辺道路整備事業費においては、物件補償費の減等に伴い調整を行い、小野町線ほか側溝改修工事費及び矢本中央線歩道整備工事費を増額計上、下水道費においては下水道事業特別会計繰出金を増額計上いたしております。教育費につきましては、小学校費及び中学校費の教育振興費に学習指導要領の改訂に伴う理科教育設備購入費を計上、小学校費の学校教育施設整備費においては、学校校舎及び屋内体育館における地震補強事業費の確定等に伴い調整し、新たに宮戸小学校屋内体育館安全管理対策工事関係経費を計上するとともに、来年度の入学児童に備えるため、赤井小学校及び大塩小学校の改修工事関係経費を計上しております。中学校費の学校教育施設整備費につきましては、鳴瀬第一中学校校舎の地震補強事業実施設計委託料を計上し、幼稚園振興費には限度額改定に伴う幼稚園就園奨励費補助金を増額計上いたしております。また、社会教育施設費には、9条交付金を活用しての大塩市民センター備品購入費を計上いたしております。  議案第70号 平成21年度東松島市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について提案理由の説明を申し上げます。今回提出いたしました補正予算は、既定の予算総額に791万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を46億3,791万1,000円として編成いたしております。  その主な内容について歳入よりご説明申し上げます。国民健康保険税は、賦課確定により一般被保険者分、退職被保険者分をそれぞれ減額し、総額では4,000万円を減額いたしております。国庫支出金につきましては、本年度分の交付決定通知により、療養給付費等負担金1,085万円を減額し、療養給付費交付金につきましては、前年度の医療費実績精算に伴う過年度分672万7,000円を計上いたしております。前期高齢者交付金につきましては、本年度分の交付決定通知により565万1,000円を増額計上、繰越金につきましては、20年度決算に伴い4,250万4,000円を計上いたしております。また、諸収入につきましては、介護従事者処遇改善臨時特例交付金387万9,000円を計上いたしております。  次に、歳出について申し上げます。後期高齢者支援金等につきましては、納付額及び拠出額の確定により883万5,000円を減額し、同時に前期高齢者納付金等につきましても31万8,000円を減額いたしております。また、介護納付金につきましても、納付額の確定により118万7,000円を減額いたしております。諸支出金につきましては、償還金に国庫支出金の過年度分精算による返還金106万円、高額療養費特別支給金に66万1,000円を計上するとともに、20年度繰出金の精算に伴う一般会計繰出金1,653万円を計上いたしております。  なお、本補正予算案は国保運営協議会に諮問し、「妥当なものと認める」との答申を得たものであります。  次に、議案第71号 平成21年度東松島市老人保健特別会計補正予算(第1号)について提案理由の説明を申し上げます。今回提出いたしました補正予算につきましては、既定の予算総額に974万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を1,458万5,000円として編成いたしております。  今回の補正予算につきましては、前年度医療費の実績精算に伴う補正が主なものであり、その内容について歳入よりご説明申し上げます。支払基金交付金、国庫支出金及び県支出金につきましては、前年度医療費実績による精算交付額を計上し、繰越金につきましては、前年度決算繰越金を計上いたしております。  次に、歳出について申し上げます。諸支出金につきましては、平成20年度一般会計からの繰入金の精算による一般会計繰出金と償還金を計上いたしております。  次に、議案第72号 平成21年度東松島市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について提案理由の説明を申し上げます。今回提出いたしました補正予算につきましては、既定の予算総額に1,800万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を2億7,707万2,000円として編成いたしております。  その内容について歳入よりご説明申し上げます。後期高齢者医療保険料につきましては、賦課確定により特別徴収分は210万円を減額、普通徴収分は1,280万円を増額計上いたしております。繰入金につきましては、総務費の減額により一般会計からの繰入金を減額し、繰越金につきましては、前年度繰越金737万7,000円を計上いたしております。  次に、歳出について申し上げます。後期高齢者医療広域連合納付金につきましては、保険料の賦課確定及び平成20年度保険料の精算分として1,745万円を増額計上いたしております。諸支出金につきましては、一般会計繰出金62万7,000円を計上いたしております。  次に、議案第73号 平成21年度東松島市介護保険特別会計補正予算(第1号)について提案のご説明を申し上げます。今回提出いたしました補正予算は、既定の予算総額に7,745万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を24億7,145万8,000円として編成いたしております。  その主な内容についてご説明申し上げます。歳入につきましては、第1号被保険者の本賦課に伴い保険料180万円を減額し、繰越金につきましては、前年度繰越金7,869万2,000円を計上いたしております。  歳出につきましては、基金積立金に前年度決算に伴う積立金687万円を計上し、諸支出金につきましては、前年度介護給付費等の精算に伴い、償還金に国庫支出金等過年度分返還金6,027万3,000円、他会計繰出金に一般会計繰出金969万9,000円を計上いたしております。  次に、議案第74号 平成21年度東松島市介護予防サービス事業特別会計補正予算(第1号)について提案のご説明を申し上げます。今回提出いたしました補正予算は、既定の予算総額に57万4,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を1,297万4,000円として編成いたしております。  その主な内容についてご説明申し上げます。歳入につきましては、繰越金に前年度繰越金57万4,000円を計上し、歳出につきましては、地域包括支援センター拠点システム関係経費及び介護保険特別会計への繰出金を計上いたしております。  次に、議案第75号 平成21年度東松島市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)について提案理由の説明を申し上げます。今回提出いたしました補正予算につきましては、既定の予算総額に721万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を3億5,592万円として編成いたしております。  その主な内容ついて歳入よりご説明申し上げます。分担金及び負担金につきましては、農業集落排水事業費及び工事費負担金を増額計上いたしております。繰入金につきましては、一般会計繰入金を計上し、繰越金につきましては、前年度決算繰越金を計上いたしております。  次に、歳出について申し上げます。農業集落排水事業費の施設管理につきましては、消費税及び地方消費税の確定申告の不足分及び中間申告分を計上し、事業費につきましては、公共ます取りつけ工事費を計上いたしております。  次に、議案第76号 平成21年度東松島市漁業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)について提案理由の説明を申し上げます。今回提出いたしました補正予算につきましては、前年度決算に伴う繰越金の増額に伴い、一般会計繰入金を減額する歳入予算の調整であります。  次に、議案第77号 平成21年度東松島市下水道事業特別会計補正予算(第2号)について提案理由の説明を申し上げます。今回提出いたしました補正予算につきましては、既定の予算総額に103万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を19億8,258万2,000円として編成いたしております。  その主な内容について歳入よりご説明申し上げます。受益者負担金につきましては、今年度の賦課額の確定に伴い減額し、繰入金につきましては、受益者負担金の減に伴い一般会計繰入金を増額計上、繰越金につきましては、前年度決算繰越金を計上いたしております。  次に、歳出について申し上げます。総務費につきましては、受益者負担金一括納付の確定により報奨金を減額いたしております。下水道事業費につきましては、水道管移設等補償費の増額に伴う下水道管渠工事との減額による調整をいたしております。  以上をもちまして平成21年度各種会計9月補正予算の概要の説明を終わりますが、詳細につきましては各担当課長から説明いたさせますので、何とぞ慎重にご審議を賜り、ご可決くださいますようお願い申し上げます。  訂正をお願いします。3ページの11行目、中段ですけれども、赤井小学校及び大塩小学校になっていますが、赤井南小学校というふうに、南、済みません、入れてください。赤井南小学校というふうに訂正いたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤富夫) 暫時休憩をいたします。再開は、11時10分といたします。    午前10時57分 休憩                                              午前11時10分 再開 ○議長(佐藤富夫) 休憩前に引き続き、補正予算の補足説明を求めます。  総務部参事兼行政経営課長櫻井 清春さん。 ◎総務部参事兼行政経営課長(櫻井清春) それでは、議案第69号 平成21年度東松島市一般会計補正予算(第6号)につきまして市長の補足説明をいたします。  予算書の12ページ、13ページをお開き願います。歳入歳出予算の主なものにつきまして、2の歳入より説明をいたします。1款市税につきましては、本年度の賦課確定に伴います補正でございます。市民税の個人につきましては、1,000万円を減額、それから2項の固定資産税、1の固定資産税につきましては、4,891万1,000円を増額いたしております。  9款1項1目、1の地方特例交付金3,713万4,000円につきましては、今年度の交付見込額の確定に伴います増額計上でございます。  10款1項1目1の地方交付税でございます。今回は、普通交付税の確定に伴いまして1億212万6,000円を増額計上いたしております。特に普通交付税につきましては、今年度は地域雇用創出推進費というふうな基準財政需要額の算入がございましたこと、それから税等の基準財政収入額が減となりましたことなどによりまして増額となっております。平成21年度の交付額総額につきましては、49億1,490万3,000円というふうなことで、昨年と比較しますと約2億円ほどの増となっております。  次に、14款2項1目2の児童福祉費補助金4,707万3,000円につきましては、10月1日を基準日として支給が予定されております子育て応援特別手当関係の交付金を計上したものでございます。3目農林水産業費国庫補助金、1の農業費補助金4,150万円につきましては、美しい森林づくり基盤整備交付金の計上でございまして、鷹の巣山の林道整備に係ります国の補正に伴う計上でございます。4目の土木費国庫補助金、1の道路橋梁費補助金700万円につきましては、東名橋のかけかえ等に係ります地域活力基盤創造交付金、交付率が5%増の60%に確定をいたしておりますので、700万円を増額計上いたしております。それから、5目教育費国庫補助金、1の小学校費補助金2,567万5,000円を計上いたしております。特に、安全・安心な学校づくり交付金につきましては、校舎、屋体の地震補強工事等につきまして交付決定がございましたので、2,195万4,000円を増額計上いたしております。それから、小学校費の理科教育設備整備費等補助金及び中学校費補助金の理科教育設備整備費等補助金につきましては、学習指導要領の改訂に伴います補助金の計上でございます。4の社会教育費補助金849万円につきましては、特定防衛施設周辺教育施設整備事業交付金の計上でございまして、大塩市民センターの備品の購入に係ります予算の計上でございます。  14ページ、15ページをお開き願います。15款2項2目民生費県補助金、1の社会福祉費補助金の100万円につきましては、新規の計上でございます自殺対策緊急強化事業補助金を計上いたしております。この補助金につきましては、国の施策を受けまして県が基金を創設いたしまして市町村の事業に助成を行うものでございます。  17款1項1目1の一般寄附金142万9,000円につきましては、財団法人の宮城県地域振興センターが解散に伴う今回は寄附金を計上いたしております。センターには、市といたしまして出捐金を支出しております。財産処分というふうな形で、今回は寄附金という形で返ってくることになります。  それから、18款1項1目1の財政調整基金繰入金1億86万4,000円の減につきましては、交付税等の増等に伴いまして調整をしたものでございます。  15ページになります。2項の特別会計繰入金につきましては、20年度の精算に伴いまして、それぞれ4会計からの繰入金を計上いたしております。  19款1項1目1の繰越金でございます。4,100万2,000円の計上でございます。20年度の決算に伴います繰越金につきましては9,292万3,000円となっておりますが、今回は未計上分を計上いたしたところでございます。  20款3項6目1の労働諸費貸付元利収入500万円につきましては、勤労者生活安定資金預託金の返還に伴います元金収入を計上いたしております。  16ページ、17ページをお開き願います。21款1項1目3の林業債でございます。3,730万円につきましては、鷹の巣山林道整備事業債の計上でございまして、国の交付金の残分に対しまして起債の充当を予定するものでございます。それから、2目1の道路橋梁費3,800万円の減額につきましては、道路橋梁施設整備事業債でございまして、交付金の5%の増及び起債対象事業費の確定等によりまして減額をするものでございます。3目1の小学校債2,280万円の減額につきましては、事業費の確定及び安全・安心な学校づくり交付金の増額等に伴いまして、起債のほうは減額をいたしております。中学校債につきましては、710万円、これは鳴瀬第一中学校校舎地震補強事業債でございまして、今回歳出で実施設計費を予算計上することに伴う計上でございます。  次に、歳出について説明いたします。2款1項5目財産管理費、15の工事請負費230万円につきましては、納税相談室の改修工事を計上いたしております。納税相談をしやすいような形で、納税推進課内にパーティションで区切りまして3カ所の相談スペースを設けるものでございます。それから、8目防衛施設対策費でございます。8の報償費300万円につきましては、航空機騒音区域見舞金の計上でございます。昨年度と同様の基準での支給を予定いたしております。  次に、18ページ、19ページお開き願います。19ページになります。2款2項3目賦課徴収費でございます。23償還金、利子及び割引料690万円につきましては、所得変動等に伴います還付、それから法人税の還付等が多くなっておりますので、今回増額するものでございます。  20ページ、21ページをお開き願います。3款1項2目社会福祉推進費でございます。目の補正額が340万3,000円でございますが、この中に自殺対策緊急強化事業費といたしまして、普及啓発のためのパンフレット印刷などの経費を計上いたしております。  一番下になります。3款2項1目児童福祉総務費でございます。4,699万7,000円の補正でございます。この中に子育て応援特別手当関係経費を計上いたしております。ページは22ページ、23ページをお開き願います。その中で19の負担金、補助及び交付金に4,500万円の子育て応援特別手当を計上いたしております。手当につきましては、10月1日を基準日といたしまして、受け付け開始は12月を予定しているところでございます。小学校就学前の3年間の子供さんが対象となりまして、1人当たり3万6,000円を支給するものでございます。予算といたしましては、1,250人分を見込んでおります。  それから、23ページになります。4款1項1目保健衛生総務費でございます。19の負担金、補助及び交付金500万8,000円につきましては、石巻管内2市1町と、登米市と南三陸町の3市2町と、日赤病院との協定に基づきまして運営費を助成するものでございまして、今年度は7月から3月までの9カ月分の助成費を計上したものでございます。  24ページ、25ページをお開き願います。25ページになります。5款1項1目労働諸費でございます。21の貸付金500万円につきましては、勤労者生活安定資金融資預託金の計上でございます。東北労働金庫に預託をいたしまして、勤労者の一般生活資金、教育資金などの低金利の融資枠を確保しようとするものでございます。500万円の預託金で、融資枠は4倍の2,000万円を確保しようとするものでございます。  26ページ、27ページをお開き願います。6款2項1目林業振興費でございます。目の補正総額8,300万円でございます。国の補正予算に伴いまして、鷹の巣山林道整備事業費を計上いたしたものでございます。委託料、工事請負費等を計上しておりますが、場所的には牛網ため池のわきから滝山公園方向に向かいまして、延長1,720メートルほどの整備を予定いたしております。  それから、7款1項1目消費者行政推進費でございます。15の工事請負費、それから18の備品購入費ですけれども、県の補助金を活用いたしまして、市民の部屋の中に消費生活相談のスペースを設ける工事請負費、並びに机、いす、パソコン等の備品購入費を計上したものでございます。  28ページ、29ページをお開き願います。8款2項3目道路新設改良費でございます。15の工事請負費800万円の計上でございますが、この中に裏谷地線の舗装工事、設計に基づきまして増額計上をいたしております。4目防衛施設周辺整備事業費につきましては、9条交付金の中で矢本中央線の、赤井分になりますが、用地取得費及び物件補償費等の見込額が確定をいたしております。このことに伴いまして調整をいたしまして、小野町線ほか側溝改修工事及び矢本中央線歩道整備工事を増額いたしております。  次に、30ページ、31ページをお開き願います。10款2項2目教育振興費でございます。18の備品購入費605万4,000円につきましては、学習指導要領の改訂に伴います理科教育設備等の購入費を計上いたしたものでございます。それから、3目の学校教育施設整備費でございます。15の工事請負費、今回の補正額は1,451万1,000円の計上でございます。宮戸小学校の校舎から3行目の浜市小学校屋体の工事までは、入札等に伴います減額でございます。3,200万ほど減額となっております。今回新たに宮戸小学校屋体安全管理対策工事を予算計上いたしております。また、赤井南小学校教室改修工事及び大塩小学校施設改修工事につきましては、来年度の入学児の増等に対応するための工事費の計上でございます。  32ページ、33ページをお開き願います。10款3項2目教育振興費です。18の備品購入費につきましては、小学校と同様に学習指導要領の改訂に伴います理科教育設備等の購入費を計上いたしております。3目の学校教育施設整備費、13の委託料でございます。業務委託料といたしまして、今回鳴瀬第一中学校校舎地震補強事業実施設計委託料を今回計上いたしております。  それから、33ページになります。10款5項3目社会教育施設費でございます。18の備品購入費に1,164万1,000円を計上いたしております。9条交付金を活用しての大塩市民センターの備品購入費を計上したものでございます。備品につきましては、机、いす、それから放送設備などの備品を予定いたしております。  6ページにお戻りをお願いしたいと思います。6ページになります。第2表の債務負担行為補正、1の追加でございます。今回指定管理期間が来年3月31日で満了となります4つの施設につきまして、次の指定管理に向けた手続を進めるために債務負担行為を設定するものでございます。施設につきましては、ひと・まち交流館からなりますが、まず指定機関でございます。ひと・まち交流館並びにふれ愛情報プラザ、それから一番下になります奥松島観光情報センターにつきましては、前回と同様の4年間といたしまして、平成22年度から25年度までの期間を設定するものでございます。矢本駅前西地区複合施設につきましては、施設備品のリース期間と指定管理期間を合わせることといたしまして、平成22年度から26年度までの5年間と期間を設定させていただいております。限度額につきましては、ひと・まち交流館指定管理料は年額1,004万円の4年分で4,016万円を設定させていただいております。それから、ふれ愛情報プラザ指定管理料につきましては、年額1,670万円の4年分で6,680万円でございます。矢本駅前西地区複合施設指定管理料につきましては、年額5,450万円の5年分といたしまして2億7,250万円でございます。奥松島観光情報センター指定管理料につきましては、年額842万円の4年分で3,368万円と設定をするものでございます。  次に、7ページ、第3表、地方債補正、1の追加でございます。歳入でもご説明申し上げましたとおり、国の補助金の追加内示等を受けまして、鷹の巣山林道整備事業費、限度額3,730万円に追加設定をするものでございます。  8ページお開き願います。2の変更でございます。起債対象事業費の減等に伴いまして、道路橋梁施設整備事業債につきましては、限度額を2億140万円から1億6,340万円に、学校教育施設等整備事業債につきましては、限度額4億5,300万円から4億3,730万円に変更をするものでございます。  以上で議案第69号 平成21年度東松島市一般会計補正予算(第6号)の市長の補足説明といたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤富夫) 次に、市民生活部市民課長内海 茂之さん。 ◎市民生活部市民課長(内海茂之) それでは、私のほうから平成21年度東松島市国民健康保険特別会計補正予算、次に同じく老人保健特別会計補正予算、同じく後期高齢者の関係の特別補正予算、3つの補正予算についてご説明を申し上げたいと思います。  まず、国民健康保険の特別会計補正予算についてご説明を申し上げます。予算書の44ページをお開き願いたいと思います。44ページ、歳入歳出の明細書でございますけれども、補正減といたしまして保険税、それから国庫支出金を減額してございます。補正増といたしましては、療養給付金の交付金、それから前期高齢者の交付金、それから繰越金等の補正増をしておるところでございます。  次の45ページを見ていただきたいと思います。歳出でございますけれども、補正減といたしまして後期高齢者支援金等の減、それから前期高齢者納付金等の減、介護納付金等も減ということで、増になっておりますのが諸支出金ということで増になっております。合わせまして歳入歳出、今回の補正は791万1,000円の補正増ということであります。  この内容についてご説明を申し上げたいと思います。46ページからご説明を申し上げます。まず、保険税でありますけれども、現年度分ということで4,000万円の減額になってございます。これにつきましては、7月本賦課が確定いたしまして、課税客体の減といいますか、それらの理由によりまして4,000万円の減としたところでございます。  次に、国庫支出金でありますけれども、これらにつきましては20年度分の確定に伴う21年度交付決定になりましたので、それぞれ減額ということで国庫負担金については1,151万円の減額補正となっているところでございます。  次に、国庫支出金でございますけれども、66万円ということでありますけれども、これにつきましては歳出のほうで66万円の歳出が出てくるわけですけれども、そちらのほうでご説明を申し上げたいと思います。  それから、4款の療養給付費交付金でありますけれども、これにつきましては20年度分の精算に伴って今回額が確定いたしましたので、その分の交付金として672万7,000円ほど入ってきてございます。  それから、前期高齢者交付金につきましても、前年度の交付金の調整、決定によりまして今年度565万1,000円の決定交付額が来ておるところでございます。  繰越金でありますけれども、これは前年度の繰越金を4,250万4,000円、20年度の決算額のこの分を見込んでおるところでございます。  雑入でありますけれども、介護従事者処遇改善臨時特例交付金ということで387万9,000円ほど予算措置してございますけれども、臨時特例交付金ということで、これはことしと来年度2カ年にわたりまして国のほうから、特例ということでありますけれども、介護報酬の引き上げに伴う緩和措置ということで全国の市町村のほうに均等にこのくらい補正になったというようなことで、本市といたしましては387万9,000円ほどの臨時交付金がまいったということでございます。  次に、48ページをお開き願いたいと思います。48ページ、3款後期高齢者支援金等でございますけれども、これらは21年度の本年度の額が確定いたしましたので、881万6,000円の減、それから1万9,000円の減ということで、21年度の額が確定したことによる調整でございます。  それから、4款の前期高齢者納付金、これにつきましても今年度の額が決定いたしましたので、それぞれ減額したところでございます。  それから、介護納付金、これも今年度の額の確定通知がまいりましたので、118万7,000円ほど減額補正としたところでございます。  それから、11款の諸支出金でありますけれども、国庫支出金等過年度分返還金等ということで106万の戻しでございますけれども、これにつきましては20年度分の特定健診、国と県から補助金をいただいて、負担金をいただいて健診を受けた、実施したわけですけれども、それに実績に伴う返還分ということで106万円を計上してございます。それから、高額療養費特別支給金ということで66万1,000円ということでありますけれども、これ歳入でも66万ということで入ってくるわけですけれども、これは何かと言いますと、去年の4月1日から後期高齢者医療制度がスタートしたわけですけれども、後期高齢者医療制度に加入資格は、その日から、75歳になった日から加入ということになります。今までの老人医療ですと月初めからの加入になったわけですけれども、その月のとにかく75歳から後期高齢者医療に該当するというような制度でございますので、たまたま75歳になった月に入院なさって、たまたまそういう高額医療に係るような入院なさった方がいたとすれば、例えば計算の方法としましては、例えば7月15日までですと、国民健康保険ですと今ですと大体75歳以上ですと4万4,400円の限度額なのですけれども、国保のほうも4万4,400円、それから後期高齢者の医療制度のほうも高額医療ということで4万4,400円ということで、その月にたまたま入院していた方が、制度が変わって2つの制度に入ったということになりますと、それぞれの保険で高額医療が計算されていたところなのですけれども、それでは不公平だということで、この医療がスタートしましてことしの1月からはその限度額を4万4,400円ではなくて2万2,200円で計算しなさいということで7月、国のほうから通知が参りました。ですから、1月からはそれぞれ月の途中で保険が変わった場合2万2,200円、どちらでもそれで高額医療を計算していたのですけれども、このスタートした時点、1月から12月までの間は、たまたまそういうことで入院していた方につきましては、どちらとも4万4,400円で計算していたということになっております。その人たちを今回支給金という方法でお支払いしなさいというようなことで、今般国のほうからそういう通知が参りまして、1月から12月までたまたまその月で保険が変わって後期高齢者医療に変わったと、たまたま入院していて高額医療に該当になっていたという方を救うために支給金としてお支払いするというものでございます。今それらの方につきまして洗い出しをしているところでありますけれども、大体30人ほど見込んでおりまして、66万1,000円の計上としたところでございます。  次に、諸支出金でありますけれども、これにつきましては昨年度分の20年度の決算に伴いまして一般会計のほうに戻すということでございます。  次に、老人保健特別会計についてご説明申し上げます。54ページをお開き願たいと思います。老人保健につきましては、後期高齢者医療制度に変わりましてほとんどが精算に伴う補正でございます。この補正につきましては、20年の3月診療分しかございません。この老人医療につきましても22年度で特別会計は廃止するわけですけれども、どうしても過誤調整とか、遅く請求来るというようなことで2年間は動いているわけですけれども、今回の補正につきましてはその調整といいますか、20年度の精算ということでご理解をいただきたいと思います。  まず、歳入につきましてはそれぞれ交付決定額がまいりまして、974万5,000円の補正増となっておるところでございます。それで、歳入のほう、55ページからご説明申し上げますけれども、これらのそれぞれの交付金、負担金、それから県の支出金、いずれも20年度の実績の精算に伴う追加交付ということでご理解をいただきたいと思います。それから、繰越金、20年度の決算繰越金で11万ほど計上してございます。  56ページになりますけれども、歳出についてご説明申し上げます。これにつきましては、一般会計のほうにこの分、20年度分で借りていた分、借りてというか、いただいた分その分は精算するというようなことで一般会計のほうに971万を繰り出すということでございます。  それから、諸支出金につきましては、これも20年度分の審査支払事務の額が確定いたしましたので、不足分で3万3,000円不足が出ましたので、その分を支払基金のほうにお返しするという予算措置でございます。  最後に、後期高齢者医療特別会計補正予算についてご説明を申し上げます。予算書の60ページをお開き願いたいと思います。まず、歳入でありますけれども、歳入増といたしまして後期高齢者医療保険料が増額、それから繰越金も増額、減額したのが繰入金ということで、1,800万1,000円の歳入増でございます。歳出につきましても、主に納付金1,745万円、納付金が主な支出でございます。  歳入の内容についてご説明を申し上げたいと思います。まず、保険料でありますけれども、61ページになりますけれども、保険料、これにつきましても今年度の保険料の賦課が確定いたしましたので、特徴分、普徴分、合わせまして1,070万円の保険料の増を見込んでいるところでございます。  それから、他会計繰入金ということで、これは事務費の繰入金7万6,000円の減。  それから、繰越金ということで、これも前年度の決算によりまして、今般737万7,000円を繰り入れしたところでございます。  歳出についてご説明申し上げます。62ページでございます。事務費の減ということで7万6,000円でございます。  それから、連合会への支払い金、これが1,745万、これにつきましては20年度の保険料の精算分が入っております。20年度の保険料の精算分と今年度の賦課徴収して決定した分の保険料、合わせて今般調整いたしまして、その分を計算しますと1,745万、この分を補正増いたしまして今年度連合会のほうには2億5,300万ほど納入するというような形になります。  繰出金でありますけれども、これも調整によりまして一般会計のほうに戻すということで、62万7,000円を予算措置してございます。  以上、3つの特別会計についてご説明申し上げました。以上で終わります。 ○議長(佐藤富夫) 次に、保健福祉部福祉課長櫻井 一男さん。 ◎保健福祉部福祉課長兼社会福祉事務所副所長(櫻井一男) 議案第73号 平成21年度東松島市介護保険特別会計補正予算(第1号)につきまして市長の補足説明をいたします。  70ページ、71ページをお開き願いたいと思います。歳入につきましてご説明いたします。9款3項1目介護予防サービス事業特別会計繰入金につきましては、介護予防事業事務費分繰入金といたしまして20万6,000円を計上いたしております。  次に、10款1項1目繰越金7,869万2,000円につきましては、前年度繰越金であります。  次に、72ページ、73ページをお開き願います。歳出につきましてご説明いたします。7款1項2目償還金6,027万3,000円、7款2項1目他会計繰出金969万9,000円につきましては、前年度の介護給付費等精算によりまして、国、支払基金、県、一般会計へそれぞれ返還をするものであります。  以上、東松島市介護保険特別会計の説明とさせていただきます。  次に、議案第74号 平成21年度東松島市介護予防サービス事業特別会計補正予算(第1号)につきまして補足説明をいたします。  80ページをお開き願います。歳出につきましてご説明いたします。1款1項1目居宅介護予防サービス事業費、13節に地域包括支援センター拠点システムクライアント追加作業委託料16万9,000円を、18節にパソコン購入費、1台20万円を計上いたしております。  以上、東松島市介護予防サービス事業特別会計の説明とさせていただきます。  以上で補足説明を終わらせていただきます。 ○議長(佐藤富夫) 次に、建設部下水道課長佐々木 哲也さん。 ◎建設部下水道課長(佐々木哲也) 議案第75号 平成21年度東松島市農業集落排水事業特別会計補正予算の補足説明をいたします。  85ページをお開き願います。歳入でございますが、分担金及び負担金の農業集落排水事業負担金につきましては、下小松地区の新規公共ます取りつけに伴うものでございます。次に、繰入金につきましては、一般会計繰入金で、補正額391万3,000円としております。繰越金につきましては、前年度繰越金の確定により298万円の増額補正でございます。  次に、歳出でございますが、86ページをお開き願います。農業集落排水事業費の農業集落排水施設管理費につきましては、消費税及び地方消費税で537万9,000円の増額補正でございます。平成20年度の確定申告の不足分と、それから新たに平成21年度の中間申告分を計上しております。次に、農業集落排水事業費につきましては、公共ます取りつけ工事で今後の計画を見込みまして、129万6,000円の増額の補正でございます。  続きまして、議案第76号 平成21年度東松島市漁業集落排水事業特別会計補正予算につきましては、91ページ、92ページをお開き願います。市長説明のとおりでございまして、繰越金による財源の入れかえでございます。  続きまして、議案第77号 平成21年度東松島市下水道事業特別会計補正予算の補足説明をいたします。97ページをお開き願います。歳入でございますが、分担金及び負担金の下水道事業受益者負担金につきましては、賦課確定による受益者負担金2,398万4,000円の減額の補正でございます。次に、繰入金につきましては、一般会計繰入金で、補正額1,482万円としております。繰越金につきましては、前年度繰越金の確定により1,019万7,000円の増額の補正でございます。  次に、歳出でございますが、98ページをお開き願います。総務費、一般管理費につきましては、受益者負担金一括納付の確定によりまして、一括納付報奨金56万4,000円の減額の補正でございます。  次に、下水道事業費、公共下水道管理費につきましては、修繕料160万円の増額の補正でございますが、これにつきましては中沢浄化センターの汚水ポンプが経年劣化によりまして、オーバーホールが必要になったことによる補正でございます。  公共下水道建設費につきましては、下水道の管渠工事に伴いまして、上水道管の移設補償費が増になったことにより補助事業内での工事費との調整を行うものでございます。  最後に、公債費につきましては、財源入れかえによる補正でございます。  以上、補足説明といたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤富夫) これをもって提案理由の説明を終わります。  昼食休憩といたします。再開は、午後1時30分といたします。    午前11時55分 休憩                                              午後 1時30分 再開 ○議長(佐藤富夫) 再開いたします。  休憩前に引き続き、会議を続行いたします。  それでは、これより質疑に入ります。質疑ありませんか。長谷川 博さん。 ◆22番(長谷川博) 補正予算書の順番にお尋ねしますので、よろしくお願いします。  まず、25ページなのですが、労働費の労働諸費の貸付金ということで500万円を労金に預託してということの説明であったのでありますが、具体的にその貸付利率とか、それから年度途中からの利用なのであれなのですが、その利用の見込みとか、それから周知の方法ですか、そういったのについてご説明いただきたいと思います。  それから、これは26ページなのでありますが、農林水産業費の林業振興費、工事請負費で6,400万ですか、鷹の巣山林道改良舗装工事とあるのですが、金額の割には説明が非常に何か大ざっぱでよくわからなかったなというふうに感じますので、現状がどうなって、どの程度の、舗装はするのでしょうけれども、延長やら、どの程度の改良を行うのか、その辺もご説明いただきたいと思います。  それから、これは28ページなのですが、防衛施設周辺整備事業費ということで国の防衛の金を利用してやるのですが、工事請負費1,340万ということで計上しておりますが、小野町線ほか側溝改修工事、同じように矢本中央線の歩道整備工事とあるのですが、どの部分、どれだけの工事を見積もっているのか、その辺も具体的に説明していただきたいです。  それから、これは31ページです。教育費の学校教育施設整備費なのでありますが、工事請負費、この何本かあるうちで入札で減になったのはわかるのですが、具体的に赤井の南小の教室改修とか、大塩小学校の施設改修工事とあるのですが、これも現場大変厳しいような状態も私は薄々わかっているのですが、どの程度の工事を行うものか、具体的にお示しいただきたいと思います。  それから、これは47ページなのでありますが、これは国保の関係です。これは非常に理解に苦しむのでありますが、諸収入の雑入の部分で387万9,000円、介護従事者処遇改善臨時特例交付金というのが国から来るのでありますが、一般質問等でも以前にこの指摘は申し上げたのですが、その介護従事者の処遇改善という形でどのように具体的にその現場で使われるのかどうか、そういった中身についてもお知らせいただきたい。  最後なのでありますが、これは61ページです。後期高齢者医療の保険料の関係なのですが、歳入の部分で特別徴収の保険料と普通徴収の保険料、それぞれ具体的に示してあるのですが、補正で普通徴収がぐっとふえたのですね。1,280万ですか。どうしてこのような経過になったのか、このあたりについてお尋ねします。 ○議長(佐藤富夫) 市長阿部 秀保さん。 ◎市長(阿部秀保) 補正予算の答弁については、それぞれ各担当のほうから答弁いたさせますが、2点目について特に私のほうからも答弁させていただきます。  この鷹の巣山林道、1,720メートル、6,400万ということで、これは当初あるいは総合計画の中で優先順位でどうだということではありません。これにつきましては、国、県を通じて要するに林道関係の予算、要するにありますので、緊急にどこかありますかということがありましたので、幸いこの件につきましては、林道そのものは市としては少ないわけですね、これに当てはまるのは、現実的には。ただ、合併前から滝山公園については旧鳴瀬町寄りから登る、要するにこの道路は先日池の落下の事故のあのわきのところであります。ですから、ちょうどこれについては事故から2日後ぐらいのお話いただきました。事故のとき我々現場に行ってその辺の整備も必要だという、フェンス等あるいは側溝含めたいろいろ安全対策も必要だなという話もありましたので、すごく正直なところタイミングいいような感じ受けましたので、話、説明を聞いて市の負担等々が負担にならなければこの事業を受けたほうがいいという、そういった私の市長決断を求められましたので、そういった決断をさせていただきました。詳細については、なお担当のほうから答弁いたさせます。 ○議長(佐藤富夫) 商工観光課長高橋 登さん。 ◎産業部商工観光課長(高橋登) それでは、第1点目、勤労者生活安定資金融資関係についてご回答申し上げます。  具体的な利率、見込みあるいは周知の方法ということでございますが、1つは一般生活資金、これについては融資額が200万円限度ということで、固定金利年2.5%ということになっております。なお、償還期間なのですが、7年以内ということで、その中で据え置き1年以内というふうになっております。  それから、2つ目、教育資金ですが、これも融資金額200万円が限度でございます。金利については、年1.85%、これも固定金利ということでございます。償還期間ですが、10年以内、それで据置期間については一応大学卒業ということで、それにプラス1年ということで5年を見込んでおります。  それから、最後なのですが、育児・介護休業者生活資金ということで、これについては融資金額が100万円ということで、金利は、これも固定金利なのですが、1.2%ですが、当市においては第2子、それから第3子の出産に伴う育児休業の場合特例を設けまして、第2子の場合は年1.10%、それから第3子の出産に伴う場合は年1.00%ということで優遇を図っております。償還期間なのですが、これは5年以内ということで、据え置き1年以内ということで設定をいたしております。  それから、見込みなのですが、これについては一応今回補正予算上程させていただきました500万円、これの協調倍率4倍ということで、東北労働金庫ですが、2,000万円に設定いたしました。なお、10月1日施行ということで半年間なものですから、一応500万ということで設定させていただきました。それで、想定なのですが、一般生活資金については一応5件、というのは100万円の5件と想定しております。それから、教育資金については150万円の8件、それから育児・介護休業の場合3件ということで想定いたしました。それで、なぜ満額にならないのやと、200万とかですね。それは、石巻等々ですが、一応調査しますとほとんど満額借りていないのだそうですね。当然返すわけですから、大体半分ぐらいということで私どものほうで想定した金額で、これらを含めますと総計しますと融資額一応2,000万ということで想定をいたしました。  それで、その後の周知方法なのですが、これから今回ご可決いただいた後に当然東北労働金庫と覚書を締結いたしまして、その後に一応周知の方法なのですが、10月1日の市報とか、それから市のホームページ等々でお知らせをしたいなと。あるいはまた、商工会もございますので、そちらのほうのチラシ等でも対応したいと、こう考えております。  以上でございます。 ○議長(佐藤富夫) 農林水産課長木村 仁さん。 ◎産業部参事兼農林水産課長(木村仁) それでは、26ページ、林業振興費についてご説明申し上げます。  事業の導入につきましては、ただいま市長が申し上げたとおりでございます。工事箇所につきましては、計画箇所につきましては別当住宅から入りまして、牛網堰に当たったところから滝山のほうに登りまして、延長にして1,720メーター予定しております。その箇所につきましては、林道につきましては現在急勾配で砂利道だということで、雨が降った日には掘削されてしまうということで、今回舗装、全幅4メーターで側溝を設置する予定でございます。それと舗装でございます。その分につきましては、現在寄附をいただきまして道路が設置されているところでございますが、滝山のほうにつきましては一部残るところがございます。そこにつきましては共同山で買収が必要なところでございますので、ここにつきましては今後年次計画で計画的に整備していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(佐藤富夫) 建設課長多田 満仲さん。 ◎建設部建設課長(多田満仲) それでは、28ページ、防衛施設周辺事業費の15節の工事請負費、小野町線ほか側溝改修工事の関係についてお答え申し上げます。  場所は、県道鳴瀬南郷線と小野町線、いわゆる通称田町通りといいますか、との交差点を起点としまして、北側に670メートルほどの地点、ちょうど根子地区のほうに入っていきますところに道しるべがありますが、その地点が終点ということでご理解願いたいと思います。  次に、矢本中央線歩道整備工事の関係でございますが、藤野整形医院から北側に120メートルくらいを予定いたしております。  以上でございます。 ○議長(佐藤富夫) 教育委員会教育次長渡辺 博夫さん。 ◎教育次長兼教育総務課長(渡辺博夫) それでは、31ページ、赤井南小学校の教室改修工事、それから大塩小学校施設改修工事についてお答えいたします。  赤井南小学校につきましては、来年度入学の1年生が2クラスになると見込まれており、普通教室が不足いたします。今現在5年生、もとの音楽室、大分広いのですけれども、そこを利用して授業をやっているのですけれども、そこに隣接するレッスン室とか準備室、それを2つに分けまして前の5年生が使っている普通教室を2クラスに改修いたします。それから、あと特別支援学級についても今現在狭いため、連接の資料室を改修いたしまして特別支援教室を拡大する予定でございます。なお、資料室についてはプレハブを購入いたしまして、これで対応したいと考えてございます。  それから、あと大塩小学校の施設改修でございますが、大塩小学校に来年肢体不自由児が入学することになってございまして、車いす対応といたしまして玄関周りの改修工事、スロープ工事になります。それから、1階トイレの改修、それから1階更衣室を特別支援教室に改修をいたします。それから、車いすで2階、3階に行けるように階段昇降機、これを新しく増設いたします。それから、あと更衣室の増築等を予定してございます。  以上でございます。 ○議長(佐藤富夫) 市民課長内海 茂之さん。 ◎市民生活部市民課長(内海茂之) 47ページの介護従事者特例交付金についてご説明申し上げます。  これ、ネーミングは介護従事者処遇改善臨時特例交付金となっておりますけれども、この分はよく勘違いされるかと思うのですけれども、福祉課のほうで介護職員処遇改善交付金という同じような名前がございます。介護職員処遇改善交付金、これはそのネーミングのとおり介護の職員に当たる賃金改善に充てるための交付金ということで福祉のほうでは来ているわけですけれども、国保のほうに来ておりますのは、介護従事者処遇ということでありますけれども、これは介護職員の報酬が若干ベースアップしたわけですけれども、そのベースアップした分を国保のほうでも介護支援金ということで支払基金のほうに介護の分納入しているわけですけれども、その分の介護報酬が上がった分多く請求が来るというようなことで、その分の緩和措置として交付されるというものでありまして、特にこれをだれに充てるというようなものではなくて、その介護報酬アップした分介護支出金が多くなるわけですので、その分を緩和するために国のほうでは今年度と来年度2年間に限ってだけなのですけれども、暫定的に臨時特例交付金として交付されるというものでございます。  以上です。 ○議長(佐藤富夫) 税務課長奥田 忠一さん。 ◎市民生活部税務課長(奥田忠一) それでは、後期高齢の特別徴収と普通徴収の経過でございますけれども、今年度は特に経済不況等で20年分の所得が、特に年金の方々の所得が下がっております。これが影響しておりましたので、それの軽減区分も変更になっておるのですけれども、これで210万ほどの補正減という形になっております。それから、普通徴収のほうは所得及び軽減は同じ形ではございますけれども、当初算定よりは確定の段階で1,566名ほどのいわゆる保険料の義務者がふえております。それから、もう一つは、20年度の徴収実績を勘案いたしまして徴収率を2.5%増額しておりますので、ここの部分が影響しております。  以上でございます。 ○議長(佐藤富夫) 長谷川 博さん。 ◆22番(長谷川博) 余りよく、わかったようなわからないような、まあまあいいのですけれども、1つだけ再質問しますが、31ページの小学校の教室の改修の関係なのですが、大塩についてはよくわかりました。それから、南小学校の教室改修についても、1年生が新入学児童の部分で1クラスふえるということなのですが、もうこれは事前に多分把握されていると思いますし、それから学校自体がもうあの地域のキャパシティーに合わなくなってきているような気がするのですね。私もたまたまあそこへ行ったことがあるのですが、そういったことでこのような形でばかりやったら後手後手になってしまうのではないかなと思うので、その辺の将来的なことも含めて何か計画をお持ちなのかどうかだけお聞かせいただきたいです。 ○議長(佐藤富夫) 教育委員会教育次長渡辺 博夫さん。 ◎教育次長兼教育総務課長(渡辺博夫) 4月1日現在で一応27年度までの児童の入学予定ございますけれども、その中では現在の教室で十分に間に合う予定となっております。ただ、赤井地区、今から区画整理も行われまして、それが今からどのくらい入ってくるか、その辺改めて見直しして今後の赤井南小学校の施設改修の見直しを図っていく必要があると考えてございます。 ○議長(佐藤富夫) 長谷川 博さん。 ◆22番(長谷川博) 今の教育次長の答弁わかりました。南小の関係なのですが、もちろん児童がふえることによって普通教室が足りなくなるということは事実ですし、仮に27年度までの計画でこのままの調子で推移するのかもしれませんが、一方でその学校全体の中でいわゆるそれ以外のスペースというのですか、例えば職員室とか、そういったこともかなり手狭になっているなというふうな、実際、福祉環境ではないな、どこだかの委員会のとき私も現場調査のときかなり厳しい状況だなというようなのも感じていますので、ぜひそういったことも織り込みながら学校施設の改修ですか、見直しやっていただきたいと思いますが。 ○議長(佐藤富夫) 教育委員会教育長木村 民男さん。 ◎教育長(木村民男) 長谷川議員がご指摘のとおり、校長室の狭さ、職員室の狭さ、それから保健室が外に出してプレハブで建っている等々で、先ほど次長が申し上げましたように、27年度までは何とか今の状態で間に合わせることができるのではないかなとは思っていますが、今後児童数がふえることが予想されます。そういうときに、今耐震化でかなり計画的にやっておりますので、それらとあわせて優先順位を考えながら今後検討しなければならないなというふうに思っております。 ○議長(佐藤富夫) ほかにありませんか。五野井 敏夫さん。 ◆9番(五野井敏夫) まず最初に、6ページの債務負担行為の補正について、まず矢本駅前西地区複合施設指定管理料ですけれども、これ5年間ということで5,450万毎年という、その中にリース料も含むとなっています。それの内訳、まずお尋ねいたします。  それと、あとは17ページの総務管理費、8節ですか、報償費、騒音地区の見舞金として300万、これ補正で出てきたわけですけれども、何で当初に出てこなかったのかなというのがまず1つ。  それと、あと対象となる区域は、当然線引き見直しになってかなり縮小になったと思います。それで、何件が対象になっているのか、その辺もお尋ねします。  それと、あとは23ページの衛生費のところで日赤病院の救命救急センターの運営助成金の計算根拠、これについて、負担金の計算根拠についてお尋ねいたします。  それと、あと32ページの教育費の中学校費で18節の備品購入費407万7,000円、これの具体的な内訳、お尋ねいたします。  済みません、その前に31ページの教育費の小学校費の18節の同じく備品購入費の605万4,000円、これの具体的な内訳もお尋ねいたします。  それと、あとは86ページ、農業集落排水事業の農集排の事業費の15節の工事負担金、公共ますの取りつけの予定の部分でございますが、129万6,000円、これ出ています。具体的に何件ほど予定してあるのか、その辺をお尋ねいたします。  以上でございます。 ○議長(佐藤富夫) 市長阿部 秀保さん。 ◎市長(阿部秀保) 私のほうは政策的な判断がありますので、2件目と3件目、私のほうから若干説明して、詳細、担当のほうから説明させてください。  まず、騒音見舞金、なぜ当初に出ないのだということでありますが、これは議員ご承知のとおり政策的な部分で引き継いでいる部分、合併があります。そういったことで、ことしは選挙がありましたので、そういったことで当初は外させていただきました。そういった中で、これらにつきましては今現在特定防衛施設周辺整備調整交付金ということで、今議員からの質問ありましたとおり平成21年、ことしが縮小の年になっております。どのくらい縮小されるか今わかりませんが、毎年ですと11月の上旬にこの交付金が決定されます。そういったことで、全体のパイのとおりに減らしていくのだとすれば、来年この騒音見舞金については議論すべきなのだろうなと思いますが、しかしながら今一番佳境と申しますか、私も8月4日、県の生活環境部長と同行させていただきましたが、防衛省の中でこの交付金については、減のもちろん予定になっています、縮小ですから。しかしながら、私としては当然市民の感情からすれば騒音は増したという、そういったまちづくりアンケートでも出ていますし、それから議会も後押しをいただいている、あるいは全国市議会議長会、市長会、自治協議会含めて訴えているわけでありますので、ブルーインパルスの件とこの騒音見舞金が今のところ市の交渉カードになっているかなという部分もありますので、今年度につきましては従来どおりの予算計上をさせていただきました。  それから、2件目の件でありますが、日赤の関係の御質問でしたよね。これにつきましては、もう非常に待望だったわけであります。要するに24時間で、これまで日赤では年間平均しますと1月当たり十三、四件お断りしていたそうです。要するに手術が重複するということで。これを設置することによって、この救命救急センターを設置することによってお断りすることはないと、救急車ですね。そして、ドクターが専属で3名、管理者入れると4名ですけれども、看護師が36名体制で受け入れるということでありますので、それらのことについては各首長の要するに判断、ご理解が必要だということで、その分については同意しました。あわせて当然負担金ということも出てくるわけでありますので、その負担金については事務レベルで調整をさせていただきました。その内容については担当のほうからまた答弁させてください。  以上でございます。 ○議長(佐藤富夫) 健康推進課長手代木 均さん。 ◎保健福祉部健康推進課長(手代木均) それでは、6ページの矢本駅前西地区複合施設指定管理料の積算根拠についてお答えいたします。  初めに、矢本駅前西地区複合施設、ゆぷとと申させていただきますけれども、指定管理料の算定、積算根拠の基本的な考え方からご説明申し上げます。ご承知のとおり、ゆぷとは平成17年4月にオープンし、前指定管理者の経営方針は定期券発行による利用形態を行っておりました。当然定期券の利用ですので、1人の方が1カ月何日使っても1カ月8,000円、それから3カ月で2万円というような利用形態でございましたので、利用者人数を把握するのは大変難しかったわけでございます。現指定管理者は、ゆぷとの全館利用形態を経営方針として3段階の年齢区分を設け、また障害者と障害児の料金設定も含めて全部で5段階の利用料金を設定いたし現在に至っています。本来であれば現指定管理者の20年度の収支報告に基づいて今回の指定管理料の利用者数及び収支を使うべきところでありますが、ご承知のとおり昨年の25メートルプールの損傷事故により、20年度の利用者数及び収支決算を使うことができないことから、この現指定管理者が12カ月間何も問題なく利用させたという日にちをとらえました。まず、12カ月間通常の営業を行った月というのは、平成19年の9月から平成20年の8月まで通常営業を行いましたので、これを使わせていただきました。それで、それに基づきまして利用者数、それから施設利用料の料金設定、それからいろいろとその他収入ということで年間会員権、駐車場の利用料金、それから販売手数料などを含めて収入の部としてとらえ、支出関係につきましては、この平成19年9月から20年8月までの光熱水費、あの施設の適正な維持管理を行うべき積算根拠に基づきまして算定をさせていただきました。それで、あそこのゆぷとの1年間の指定管理料として、上限額5,450万ということで5カ年の予算を計上させていただいています。  それで、ご質問の中でリースということでのご質問でございますが、平成17年の4月のオープン時はあの施設全部リース関係でございます。プール、それからジム、それから事務室の備品、用品関係は全部リースでございました。ただし、今回いろいろと検証いたしまして、本来であれば市の施設でございますので、プールのコースロープとか、それから机、それからいす等も含めて本来であれば施設の一つとして、備品として用意すべきものととらえました。そういう観点から、今回の指定管理料からはリースの料金を除いております。その点ご理解をいただきたいと思います。  リース料ですか、済みません、リースにつきましては、今回平成22年の3月でリースも全部切れます。それで、現在三菱UFJリースというところからプール関係につきましてはお借りしているわけでございますけれども、今回このプールとジム、それからあと事務室関係のものについては再リースをしたいということで考えております。それから、駐車場の入り口にゆぷとということで点滅しているものもあれもリースでございますので、それも再リースをしたいということでございます。それで、率でございますが、1台1台全部違いますので、このリースの率という……金額はプールとジム関係、それからあと事務室関係は再リースをした場合32万9,238円でございます。それから、ゆぷとの駐車場の入り口の関係は、再リースで1万4,742円でございます。それで、現在のリース関係につきましては、ちょっとお待ちください、申しわけございません、現在リースを行っているものにつきましては、前指定管理者から引き継いでおりまして、20年度は716万688円でございます。  以上でございます。 ○議長(佐藤富夫) 企画政策課長松谷 善雄さん。 ◎総務部企画政策課長石巻青果花き卸売市場移転整備推進室長(松谷善雄) それでは、17ページの防衛施設対策費、騒音見舞金の関係でございます。騒音区域、いわゆるコンターにつきましては見直し作業を平成18年12月に行いまして、1年6カ月の経過措置を経まして、昨年、平成20年の7月1日から解除適応となってございます。しかしながら、今回の支出に関しましては、市長説明のとおり、考え方といたしましては昨年度と同様の扱いとするということで、エリアなりあるいは積算方法につきましても20年度と同様でございます。世帯数につきましては、鳴瀬地区で1,240世帯、それから矢本地区で3,168世帯の合計4,408世帯が対象となってございます。  以上です。 ○議長(佐藤富夫) 健康推進課長手代木 均さん。
    保健福祉部健康推進課長(手代木均) それでは、赤十字病院の救命救急センターの積算根拠についてご説明申し上げます。  救命救急センターの概要につきましては、先ほど市長が申されたとおりでございますので、説明は割愛させていただきます。  積算根拠につきましては、まず当該事業費用というのを積算いたします。これは4億5,842万9,000円でございまして、その内訳といたしましては給与、先ほど申し上げましたとおり、ドクターとか看護師とか、それらの給与関係、それから材料費、医薬品、診察材料費等を含めた材料費でございます。それから、諸費といたしまして福利厚生とか職員制服関係とかそれらを含めたもの、それから減価償却費、研究研修費等を含めて4億5,842万9,000円でございます。それに対し収益的収入といたしまして、まず医業収益でございますが、入院収益と外来収益、その他医業収益、それから医業外収益等を含めた金額が4億2,290万2,000円でございます。これを差し引きますと3,552万7,000円が不足になりますので、この3,552万7,000円を3市2町で負担するということになりました。それの3,552万7,000円の積算根拠は、3市2町がまず人口比率2分の1、それから20年度の救急患者実績比率2分の1で積算し、東松島市は500万8,000円という根拠でございます。  以上でございます。 ○議長(佐藤富夫) 教育次長渡辺 博夫さん。 ◎教育次長兼教育総務課長(渡辺博夫) それでは、30ページ、31ページの教材用備品購入費についてお答えいたします。  これにつきましては、学習指導要領の改訂に伴いまして、理科、算数に関する教材備品を購入するものでございまして、国からの2分の1の補助がございます。今回の予算計上に当たりましては、学校から要望をとりまして、すべて今回予算計上をしてございます。内容でございますが、まず、矢本東小学校、これにつきましては木製てんびん、これを含めまして14品目ほど購入する予定でございます。それから、大曲小学校につきましては、物の重さ比較ブロックAS型、これを含めまして9品目、それから赤井小学校につきましては、プラスチック製てんびん、これを含めまして12品目、大塩小学校につきましては、直流電流計3個組、これを含めまして9品目、矢本西小学校につきましては、電熱線の働き実験器、これを含めまして7品目、赤井南小学校につきましては、物の重さ比較素材セット、これを含めまして21セット、宮戸小学校につきましては、てんびん3台組、これを含めまして5品目、それから小野小学校につきましては、人体解剖模型、これを含めまして11品目、浜市小学校につきましては、電気の蓄電実験器、これを含めまして4品目、野蒜小学校につきましては、解剖顕微鏡、これを含めまして14品目、矢本第一小学校につきましては、双眼実体顕微鏡、この1品目、それから矢本第二中学校につきましては、簡易教材提示装置、これを含めまして17品目、鳴瀬一中に関しましては、水の深さと水圧の関係実験器、これを含めまして25品目でございます。それから、最後に鳴瀬第二中でございますが、水中の圧力観察器、これを含めまして4品目、以上を購入の予定でございます。  以上でございます。 ○議長(佐藤富夫) 下水道課長佐々木 哲也さん。 ◎建設部下水道課長(佐々木哲也) 86ページの公共ますの取りつけ工事の箇所数でございますけれども、今後2カ所ほど計画を見込んでございます。  以上でございます。 ○議長(佐藤富夫) 五野井 敏夫さん。 ◆9番(五野井敏夫) おおむね了解したのですけれども、ただ、ゆぷとのこれは債務負担行為に関しましての説明が、最初に説明いただいたときは、5,450万の中にはリース料を含むというふうなお話でたしか私説明を承ったような気がしていますけれども、今回の説明だと年間716万688円、これに関しましてはこれに含まないというふうな説明なので、その辺どっちがどうなっているのか、確認したいというふうに思います。 ○議長(佐藤富夫) 行政経営課長櫻井 清春さん。 ◎総務部参事兼行政経営課長(櫻井清春) それでは、ゆぷと関係につきましてご説明申し上げます。  まず、今回の限度額の設定の期間の考え方でございますが、先ほど健康推進課長が説明したとおり、施設にはトレーニングマシーン等のまずリースというふうな必需品的な備品が必要だろうと、それが通常5年ベースリース期間なものですから、施設の指定管理料につきましてもリース期間と合わせた一応5年間の期間を設定させていただいたというふうな説明をしたつもりなのですけれども、ちょっと言葉足らずの部分あったかもしれません。それで、今回の限度額の年額の中にはリース料としましては、清掃用具関係のリースとかそういった部分は若干見てございます。ただし、施設備品等につきましては本来施設につきものですから、市がある程度、再リースも含めて、あと新規のランニングマシーン等の増設も見ながら、市が予算対応、リース対応をするというふうな考え方もとらせていただいております。それで、今回の限度額の中にはその大きいリースの部分は含まれない、清掃用具等のリース、そういった部分のみを含んだ設定をさせていただいております。  よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(佐藤富夫) ほかにありませんか。五野井 敏夫さん。 ◆9番(五野井敏夫) 今の説明、わかったようでちょっとわからないのですけれども、実は5,450万の中にはリース料も含まれておると、要するに少額リースも入っているということで理解しました。だけれども、私聞いているのは5,450万のうち指定管理料が幾らで、そのリース料の金額が幾ら入っているのかということで最初から聞いているのですよ。その辺、さっきも聞いたのですけれども、何かお答えがなくてリースの内訳ばかりご説明されているようなので、もう一度お尋ねします。 ○議長(佐藤富夫) 行政経営課長櫻井 清春さん。 ◎総務部参事兼行政経営課長(櫻井清春) それで、大きい機械のリースなのですけれども、これは来年の4月1日からの新しい指定管理者というふうな形になるわけですけれども、市としてのリースの契約関係、今年度中に年度末に向かって手続を進めながら、5年リース過ぎたものは一部買い取り、それから増設等も含めた新しいリース契約の手続をとる予定でございます。それに対しましては、新年度予算での計上をするものですね、また長期継続契約に基づきまして手続を進めさせていただくものと2種類が出てきます。今後買い取り等につきましては、予算の計上というふうな形の中でご審議をいただくというふうな形を考えております。それで、今回の5,450万の中には77万5,000円ほどの、これは清掃関係のリースとか、そういった部分は見てございます。  よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(佐藤富夫) ほかにありませんか。五ノ井 惣一郎さん。 ◆16番(五ノ井惣一郎) 先ほど23ページの19負担金、赤十字のお答えわかりましたけれども、この金額、来年度も発生しているのですか、この助成金というのは。その辺のちょっと、運営管理費として助成金あるのか、来年度からの見通し。 ○議長(佐藤富夫) 市長阿部 秀保さん。 ◎市長(阿部秀保) この7月1日から日赤が新しく開設しました。要するに救命救急センター、これは設置ずっとある限りこの負担でまずいくというふうになろうかと思います。変更が考えられるのは、大きな予算等で何かあればそれは日赤のほうから声があって、負担している自治体3市2町でお話し合いになろうかと思いますが、これは継続ということになります。ですから、4月、5月、6月の3カ月分がありませんので、次回は多分600万単位の当初予算にお願いするふうになるのかなというふうに考えております。600万で24時間救急車が安心して確保できたというふうに市長としては判断させていただきました。 ○議長(佐藤富夫) 五ノ井 惣一郎さん。 ◆16番(五ノ井惣一郎) 28ページの防衛施設周辺整備事業費の中で、17公有財産の購入費、その次の22の補償、補てん、それについての細部的な説明。  あと、もう一つ、次のページの29ページ、公園費の中で15の工事請負費350万、公園フェンス改修とありますけれども、ここの部分、よろしくお願いします。 ○議長(佐藤富夫) 建設課長多田 満仲さん。 ◎建設部建設課長(多田満仲) それでは、28ページ、防衛施設周辺整備事業費の17節の公有財産購入費、並びに補償、補てん及び賠償金についてご説明申し上げたいと思います。  まず、17節の公有財産購入費、道路新設改良工事に伴う用地買収費でございますが、これは見込額確定によりまして440万円を減額する措置でございます。  また、22節の道路新設改良工事に伴う物件補償につきましては、当初では買収に係る建物の一部を母屋に乗せる算定手法から、倉庫の上に乗せる算定手法に変更したことによりまして、補償金額が減額になったということでございまして、合わせて1,340万円を予算組み替えしまして15節の工事請負費のほうに回したと、こういうような内容でございます。  次に、29ページの中段、5目の公園費の15節工事請負費の公園フェンス改修工事の関係でございますが、これにつきましては筒場公園ほかフェンスの改修工事ということでございます。ちょっとお待ちください。場所としましては、筒場公園、下町公園、西余景風の子公園のフェンスの改修を予定いたしております。  以上でございます。 ○議長(佐藤富夫) ほかにありませんか。上田 勉さん。 ◆10番(上田勉) 3つほどお願いします。  1つは、17ページの納税相談室の改修工事、あの部屋、狭いところどのように改修するのかなと思うのですが、あらましをちょっと、概要を教えていただきたいなというのが1つ。  それから、関連して27ページの工事請負費の中の消費者相談室、これも机とか多分いろんなの置くのだと思いますが、多分女の人が1人になるはずなのですよね。そういうようなところでどのような間仕切りをするのかなというのが1つと、五野井 敏夫議員が質問されたのにちょっと関連するのですが、理科のいわゆる教材費、備品費上がっていますけれども、もうちょっとかかるのではないかなという認識がちょっとあったのですが、その辺、更新みたいなものも含まれているのかどうか、あるいは今回の予算の執行に当たっては多分理科の教育のためのあいつが主だと思いますが、そのほかにいわゆる更新的なものも入っているのかどうか、その辺のところをお聞きしたいなというふうに思います。 ○議長(佐藤富夫) 納税推進課長大友 利雅さん。 ◎市民生活部納税推進課長(大友利雅) 17ページの財産管理費、15節の工事請負費、納税相談室改修工事の件について説明申し上げます。  現在の納税推進課の部屋は、事務室スペースと相談スペースということで一緒の部屋で行っておりますが、相談スペースの部分については間仕切りのつい立てのみで、2組が入れる状態でありますけれども、話をしている部分とかがすべて聞こえる状態、あるいは入ってきたときに顔が見れる状態というふうなことで、非常に相談者の方が相談しにくいというふうなお話を受けておりました。それで、今般それらも受けまして相談しやすいといいますか、ある程度普通の声でしゃべる程度あるいは顔も見られないで入れるスペースというふうな部分を考慮いたしまして、現在の相談スペースは、奥行きが5.5メートルの、幅が7.5メートルのスペースの部分を、ロッカー等を置きまして相談の机を置いているという現状ですが、市民の部屋、いわゆる市民室側に1.5メートルほど出しまして、3つのブロックにパーティションで仕切りをいたします。1つの大きさが約2.3メートル掛ける2.7メートルというふうなことで、各個室状態の形にいたします。ただ、入ってくる出入り口は1カ所ですので、事務をしている机側から来客があったというのは十分見えまして、来客があったという時点で例えば1、2、3という番号で部屋名を振ろうかと今考えておりますが、1番目の部屋にお入りください、あるいは2番目の部屋にお入りくださいというふうな形で、顔を見ないで部屋に入っていくと。当然部屋は出入り口の扉、そこにまた二重に扉をつける予定にしておりますので、入ってしまえばあとは担当職員が入って応対して、出るまではほかの方と触れないで出入りができるというふうな形になります。ただ、いずれ私どものほうも中でどのような相談事をしているのか、全然今度は管理できないというふうな部分もあるわけですけれども、パソコン上の開いている画面を常にこちら側で監視をしながら、どういう相談内容しているかというのも担当している職員が交渉記録を記入しながら交渉するという形をとりますので、おおむねの概要あるいはその相談内容によっては課長なり、班長なり、専門官というふうな上級職に相談をゆだねるという部分もあると思いますので、そういうふうな形での対応をしていくというふうな考え方で、3つのスペースに区切るということでございます。  以上でございます。 ○議長(佐藤富夫) 市民課長内海 茂之さん。 ◎市民生活部市民課長(内海茂之) 27ページの消費生活相談室の工事について申し上げたいと思います。  現在は会計課の隣の部屋、第2相談室という部屋があるのですけれども、お客さんが来た場合その相談室を使って行っているところでありますけれども、なかなかその部屋がほかの課とダブったり、使い勝手が悪いということもありまして、今般県のほうの補助金100%来るというようなことで、この補助金を活用いたしまして相談室をつくろうということでございます。たまたま、ただいま大友課長説明いたしました納税相談室の隣の部屋につくる、現在の市民の部屋につくる予定でありますけれども、これがスチールパーティションといいますか、パネル式の腰上げのガラスタイプで、上のほうはすっかりふさがないわけなのですけれども、そういうスチールパネルのパーティションを囲うというようなことで、縦横2メートル掛ける3メートル、6平米ぐらいなそういう部屋をつくりたいということでございます。  以上です。 ○議長(佐藤富夫) 教育次長渡辺 博夫さん。 ◎教育次長兼教育総務課長(渡辺博夫) それでは、30ページ、31ページの教材用備品についてお答えしたいと思います。  これについては、先ほどお話ししましたけれども、学校のほうに全部必要なもの希望をとってございます。それで、学校のほうでは前に学習指導要領改訂の前にもそういういろいろな備品等ありましたので、まず使えるものは使ってもらいます。それから、あとないもの、それから現在あっても使用になかなか耐えられないものとかありますので、それについては今回の要望を出していただいております。要望されたものについては、先ほど話ししましたけれども、査定することなく全額今回予算で計上をさせていただいております。  以上でございます。 ○議長(佐藤富夫) 古川 泰廣さん。 ◆17番(古川泰廣) 3点ほど。  31ページ、学校施設整備の中の管理委託料の中で飛散土砂撤去委託料とありますが、その学校がどこで、その内容についてお聞かせ願いたいというふうに思います。  2点目は、80ページの居宅介護予防サービス事業の中に備品購入費、これ庁舎備品としてパソコン1台、20万になっているのですが、ちょっと高い感じするのだが、ただソフトも入っての20万なのかどうなのか、その辺をお聞かせ願いたいというふうに思います。  それから、もう一点、97ページの下水道事業受託者負担金が補正で2,300万の減になっていますが、当初予算から約20%強になっていますけれども、その辺の理由ですね。  3点お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(佐藤富夫) 教育次長渡辺 博夫さん。 ◎教育次長兼教育総務課長(渡辺博夫) 31ページの飛散土砂撤去委託料でございます。これにつきましては、校庭から道路とか外の側溝に土が飛びますね。その分について道路から、それからあと側溝のほうから撤去するための委託料でございまして、今回いろいろ財務対応を見ますと、13委託料ではなくて12の手数料から出すのが適当ということで、そういう判断されておりますので、今回委託料のほうでは減額いたしまして、12の委託料のほうに組み替えをしております。  場所は、まだどこということで特定ございません。これ今からどんどん風が強くなってきまして、各学校からその都度、要望あった都度対応したいと考えてございます。 ○議長(佐藤富夫) 福祉課長櫻井 一男さん。 ◎保健福祉部福祉課長兼社会福祉事務所副所長(櫻井一男) 備品購入費につきましては、クライアント追加作業というのがありますので、こちらのほうでシステムが追加になりますので、備品のほうにはシステムは入っておりません。  以上です。 ○議長(佐藤富夫) 下水道課長佐々木 哲也さん。 ◎建設部下水道課長(佐々木哲也) 97ページの下水道の受益者負担金の減額の内訳でございますけれども、これにつきましては主な要因でございますけれども、昨年の、20年の12月に受益者負担金の猶予解除を行いましたが、その結果、その20年度内での一括納付の金額が多かったため、21年度の分割納付分の金額が減になったというようなものが大きな理由でございます。  以上でございます。 ○議長(佐藤富夫) 古川 泰廣さん。 ◆17番(古川泰廣) 校庭の飛散の問題につきましてはなぜ質問したのかというと、鳴瀬一中も校庭から大分飛散がありまして、地元の側溝が埋まって大変になっているものですから、その辺も含めての提案なのかなと思って質問しました。その点ではよろしく一中のほうもお願いしたいというふうに思っております。  それから、パソコンの20万というの、ソフト入っていないというの、高過ぎないですかね。 ○議長(佐藤富夫) 福祉課長櫻井 一男さん。 ◎保健福祉部福祉課長兼社会福祉事務所副所長(櫻井一男) これは、今現在購入している機種等を検討いたしまして予算計上しておりますので、入札執行に当たりましては、その後入札金額で変更が出てくるのかなと思っております。 ○議長(佐藤富夫) お断りしておきますが、ここでお願いはしないでいただきたい。要望でありませんので、質問ですから。古川 泰廣さん。 ◆17番(古川泰廣) そうすると、今のパソコンは当然随契でなく一般競争のような感じなのですね。 ○議長(佐藤富夫) 福祉課長櫻井 一男さん。 ◎保健福祉部福祉課長兼社会福祉事務所副所長(櫻井一男) 購入に当たりましては、金額等にもよりますけれども、財務規則等に基づきまして購入をしたいと思っております。  以上です。 ○議長(佐藤富夫) ほかにありませんか。多田 龍吉さん。 ◆15番(多田龍吉) 18ページのまちづくり推進費のことについて伺いたいと思います。  まず、13節の委託料の部分に樹木伐採処理業務委託料5万6,000円計上されております。その内容を伺いたいと思います。  それから、19節の負担金、補助及び交付金のまちづくり事業用太鼓修繕補助ということで、これまたどういう内容なのか、伺いたいと思います。 ○議長(佐藤富夫) 市民協働課長小山 直美さん。 ◎総務部市民協働課長(小山直美) それでは、お答えします。  まちづくり推進費の18節委託料になりますが、赤井南学習等供用施設の道路沿いの木の伐採でございます。これにつきましては、大量の毛虫が発生し、今回道路を歩いている方たちのほうに刺したりしたということで、地元のほうとも相談しまして今回、地元のほうでもなかなか管理ができなくなってきたということで、毎年の経費を考えると伐採してほしいのだということの要望に基づきまして伐採の補正を上げております。  次に、まちづくり事業用の太鼓修繕補助金になりますが、まず現在鳴瀬の太心太鼓が使用している太鼓でございます。いきさつからいきますと、この太鼓は、すばらしい鳴瀬をつくる協議会が所有しておりまして、その後合併まで鳴瀬町のものか、鳴瀬すばらしい協議会のものか、どっちもわからなくなって合併したというような状況にあります。それで、すばらしい鳴瀬をつくる協議会から、すばらしい東松島をつくる協議会のほうに所管を変えていただきまして、使っているのが鳴瀬の市民センターでやっております太鼓の教室などで使っておりますので、今回10基を補修しまして、それで今後現状とすればほとんどが講師も鳴瀬鼓心太鼓がやっておりますし、鳴瀬鼓心太鼓、今各種のイベントでは大分ご協力いただいているということで、管理のほうもお任せしまして、すばらしい東松島をつくる協議会も今度解散というような形になりますのて、管理のほうを鼓心太鼓に移しまして補助金で直していただくというような計画でいます。それで、この太鼓につきましては、年数的には宮城国体の際に鳴瀬で歓迎をするために太鼓で、みんなでやりましょうということでやっていますので、大分年数もたっていまして今回は10基、それで今後につきましては鳴瀬鼓心太鼓がすべて自分たちで修繕費は出していってやるということの覚書を交わしまして、今回修繕にやらせていただきます。  以上です。 ○議長(佐藤富夫) 多田 龍吉さん。 ◆15番(多田龍吉) 13節の関係でございますけれども、赤井のいわゆる毛虫の被害ということで伐採ということなのですが、広い意味のまちづくりの関連の中で、この部分はよろしいのですが、関連でお聞きしたいのですが、観光地、いわゆる簡保周辺の部分の松くい虫でやられた部分なんかはそのまま駆除、伐倒されないまま立っている、いわゆる伐採されないままの樹木があるわけなのですが、これは広い意味のまちづくりの部分からの観点からは、どのようにその対処しようとしているのかということを伺いたいと思います。 ○議長(佐藤富夫) 市民協働課長小山 直美さん。 ◎総務部市民協働課長(小山直美) それだけではなくていろんな形で各地区の大塩の通学路の樹木の問題だったり、いろいろな形で地域計画の中でそういうことが出てきております。その都度まちづくりの観点というより市民協働の中で、地域が計画したものについては各、今のお話でありますと農水のほうと連絡を取り合ったり、そういう形で対応していっているというのが現状でございます。  以上でございます。 ○議長(佐藤富夫) ほかにありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) ないようですので、これをもって質疑を終了いたします。  これより1議題ずつ討論、採決に入ります。  初めに、議案第69号についての討論に入りますが、通告はありません。ほかに討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 討論なしと認めます。  議案第69号 平成21年度東松島市一般会計補正予算(第6号)についてを採決します。  本案は原案のとおり決することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決いたしました。  議案第70号についての討論に入りますが、通告はありません。ほかに討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 討論なしと認めます。  これより議案第70号 平成21年度東松島市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)についてを採決します。  本案は原案のとおり決することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決いたしました。  議案第71号についての討論に入りますが、通告はありません。ほかに討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 討論なしと認めます。  これより議案第71号 平成21年度東松島市老人保健特別会計補正予算(第1号)についてを採決します。  本案は原案のとおり決することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決いたしました。  議案第72号についての討論に入りますが、通告はありません。ほかに討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 討論なしと認めます。  これより議案第72号 平成21年度東松島市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)についてを採決します。  本案は原案のとおり決することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決いたしました。  議案第73号についての討論に入りますが、通告はありません。ほかに討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 討論なしと認めます。  これより議案第73号 平成21年度東松島市介護保険特別会計補正予算(第1号)についてを採決します。  本案は原案のとおり決することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決いたしました。  議案第74号についての討論に入りますが、通告はありません。ほかに討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 討論なしと認めます。  これより議案第74号 平成21年度東松島市介護予防サービス事業特別会計補正予算(第1号)についてを採決します。  本案は原案のとおり決することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決いたしました。  議案第75号についての討論に入りますが、通告はありません。ほかに討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 討論なしと認めます。  これより議案第75号 平成21年度東松島市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)についてを採決します。  本案は原案のとおり決することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決いたしました。  議案第76号についての討論に入りますが、通告はありません。ほかに討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 討論なしと認めます。  これより議案第76号 平成21年度東松島市漁業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)についてを採決します。  本案は原案のとおり決することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決いたしました。  議案第77号についての討論に入りますが、通告はありません。ほかに討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 討論なしと認めます。  これより議案第77号 平成21年度東松島市下水道事業特別会計補正予算(第2号)についてを採決します。  本案は原案のとおり決することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決いたしました。  暫時休憩をいたします。再開は、午後3時といたします。    午後 2時46分 休憩                                              午後 3時00分 再開 ○議長(佐藤富夫) 再開いたします。 △日程第15 認定第1号 平成20年度東松島市一般会計決算の認定について △日程第16 認定第2号 平成20年度東松島市国民健康保険特別会計決算の認定について △日程第17 認定第3号 平成20年度東松島市老人保健特別会計決算の認定について △日程第18 認定第4号 平成20年度東松島市後期高齢者医療特別会計決算の認定について △日程第19 認定第5号 平成20年度東松島市介護保険特別会計決算の認定について △日程第20 認定第6号 平成20年度東松島市介護予防サービス事業特別会計決算の認定について △日程第21 認定第7号 平成20年度東松島市農業集落排水事業特別会計決算の認定について △日程第22 認定第8号 平成20年度東松島市漁業集落排水事業特別会計決算の認定について △日程第23 認定第9号 平成20年度東松島市下水道事業特別会計決算の認定について ○議長(佐藤富夫) 次に、日程第15、認定第1号 平成20年度東松島市一般会計決算の認定について、日程第16、認定第2号 平成20年度東松島市国民健康保険特別会計決算の認定について、日程第17、認定第3号 平成20年度東松島市老人保健特別会計決算の認定について、日程第18、認定第4号 平成20年度東松島市後期高齢者医療特別会計決算の認定について、日程第19、認定第5号 平成20年度東松島市介護保険特別会計決算の認定について、日程第20、認定第6号 平成20年度東松島市介護予防サービス事業特別会計決算の認定について、日程第21、認定第7号 平成20年度東松島市農業集落排水事業特別会計決算の認定について、日程第22、認定第8号 平成20年度東松島市漁業集落排水事業特別会計決算の認定について、日程第23、認定第9号 平成20年度東松島市下水道事業特別会計決算の認定については関連がありますので、一括議題といたします。  これより市長から提案理由並びに決算の概要説明を求めます。市長阿部 秀保さん。     〔市長 阿部 秀保 登壇〕 ◎市長(阿部秀保) 平成20年度の東松島市一般会計並びに特別会計決算の認定をお願いするに当たり、その概要をご説明申し上げます。  まず、今回の決算は国の生活対策、緊急雇用創出事業等交付金事業や地域活性化・生活対策臨時交付金を予算に計上しつつも、繰越事業として反映した決算となっております。  初めに、認定第1号 平成20年度東松島市一般会計決算についてご説明申し上げます。予算総額150億1,193万5,000円を執行した結果、歳入決算額は140億7,527万5,379円、歳出決算額は137億7,626万903円となっております。この結果、歳入歳出差引額は2億9,901万4,476円となりましたが、西余景地区排水対策事業や地域活性化・生活対策臨時交付金事業などの繰越明許費に伴う翌年度に繰り越すべき財源1億609万1,000円がありますので、実質収支は1億9,292万3,476円となり、地方自治法の規定に基づき1億円を財政調整基金に積み立て、残額9,292万3,476円を翌年度へ繰り越しいたしております。  歳入につきましては、歳入決算総額の25.4%を占める市税は、固定資産税においては堅調な伸びを示しましたが、景気の低迷等により法人税を中心に減額となり、前年度と比較して3,483万8,853円、1.0%の減となっております。各種交付金につきましては、地方消費税交付金が景気と消費動向により減となり、地方特例交付金は減収補てん分に係る特例交付金が算入されたことにより大幅な増となっています。歳入決算構成比の37.0%と最大の割合を占める地方交付税に関しては、地方再生対策費の算入などにより、全体では3億6,586万円、7.6%の増となっています。各項目において大きな変化が見られますのは、国庫支出金は新規路線として東名、新東名線整備事業の着手により増となったものの、合併推進体制整備補助金の活用事業分と矢本第一中学校の危険改築及び防音事業の完了により、全体で4億9,941万2,770円、28.2%の減となっています。また、県支出金につきましては、石巻農業協同組合が事業主体であります穀類乾燥調製貯蔵施設カントリーエレベーターの建設完了に伴う強い農業づくり交付金分を主として3億3,659万2,015円、29.1%の大幅な減となっています。諸収入については、平成19年において公立深谷病院企業団貸付金返還金と、河南地区衛生処理センター解散に伴う余剰金がありましたことから大幅減となっています。市債につきましては、合併特例債を活用しての小野小学校大規模改築事業と大塩地区体育館及び市民センター建設事業に着手したものの、矢本第一中学校危険改築及び防音事業や地域振興基金積み立ての減により前年度と比較し7億814万4,000円、37.7%の減となっております。  次に、歳出について、目的別歳出のうち主な項目を申し上げます。総務費においては、歳入で述べました地域振興基金積み立てと減債基金積み立ての減などにより5億672万4,249円、前年度対比23.4%の大幅な減となっております。民生費においては、後期高齢者医療制度の創設に伴う広域連合負担金を新たに支出しております。衛生費においては、主に河南地区衛生処理センター解体工事及び石巻地区広域行政事務組合ごみ焼却施設負担金により増となっております。農林水産業費においては、農業費では穀類乾燥調製貯蔵施設の事業完了により、項全体で2億3,059万9,870円、26.9%の減、また水産業費では水産加工処理施設建設に対する宮戸西部支所への補助金を支出いたしましたが、東名漁港泊地しゅんせつ工事の完了などにより、項全体で2億4,232万2,245円、18.3%の減となっております。土木費においては、道路橋梁費で合併特例債を活用しての主要幹線路整備事業、都市計画費の公園整備及び集会所建設のまちづくり交付金事業等により増となりましたが、資本費平準化債を活用したことにより、下水道事業繰出金で減となりましたので、全体では前年度対比3,575万8,350円、2.4%の増となりました。消防費においては、防火水槽設置工事費などのハード面の事業費が減となりましたが、前年度の津波ハザードマップに引き続き洪水ハザードマップ作成や広域行政負担金の増、防災基金積立金に1億円を積み立てるなど、全体では対前年度と比較し増となっております。教育費においては、耐震診断に基づき地震に強く安心して学べる校舎整備として、小野小学校防音機能復旧及び大規模改築事業と、大塩市民センター及び地区体育館建設事業などにより増となったものの、矢本第一中学校危険改築及び防音事業の関連に伴い、教育費全体で7億9,346万9,866円、31.6%の大幅な減となっています。公債費においては、保証金免除による繰上償還金額を含み3,919万8,598円、2.2%の増となり、また災害復旧費については低気圧により月浜漁港防波堤の一部が被災したことから、調査測量設計委託経費を執行したものであります。  次に、認定第2号 平成20年度東松島市国民健康保険特別会計決算についてご説明申し上げます。予算総額45億8,337万5,000円を執行した結果、歳入決算額は45億9,192万2,600円、歳出決算額は44億8,941万6,832円となり、歳入歳出差引額は1億250万5,768円となりましたので、地方自治法の規定に基づき6,000万円を財政調整基金に積み立て、残額4,250万5,768円を翌年度へ繰り越しいたしております。  平成20年度決算の主な特徴をご説明申し上げます。歳入につきましては、国民健康保険税のうち一般被保険者国民健康保険税の医療給付費現年度課税分の徴収率が86.59%となり、収納率の向上に努めました。国庫支出金につきましては、療養給付費等負担金のうち老人保健拠出金は老人保健制度による診療が平成20年3月分で終了したことにより減額、また新しく後期高齢者医療制度が平成20年4月1日から始まったため、後期高齢者支援金が増額されました。療養給付費は減額、介護納付金は増額となりました。普通調整交付金は、前年度と比較し減額となりました。これは、国民健康保険の老人が後期高齢者医療制度に移行したためであります。退職被保険者に係る療養給付費交付金並びに共同事業交付金が増額となっております。繰入金につきましては、他会計繰入金のうち一般会計繰入金が前年度と比較し増額、繰越金は減額となっております。  次に、歳出につきましてご説明申し上げます。保険給付費につきましては、歳出決算総額に占める割合は66.14%となっております。  なお、財政調整基金につきましては、年度末現在高は3億3,377万6,106円となっております。  次に、認定第3号 平成20年度東松島市老人保健特別会計決算についてご説明申し上げます。本特別会計につきましては、平成20年3月診療分等に係る決算となっており、予算総額3億8,661万7,000円を執行した結果、歳入決算額は3億8,389万414円、歳出決算額は3億8,377万9,507円となり、歳入歳出差引額は11万907円となりましたので、翌年度に繰り越しいたしております。医療諸費につきまして、後期高齢者医療制度への移行に伴い平成20年3月までの診療分となっております。  次に、認定第4号 平成20年度東松島市後期高齢者医療特別会計決算についてご説明申し上げます。予算総額2億5,468万9,000円を執行した結果、歳入決算額は2億6,144万6,141円、歳出決算額は2億5,406万8,466円となり、歳入歳出差引額は737万7,675円となりましたので、翌年度へ繰り越しいたしております。後期高齢者医療の被保険者数は、平成20年4月1日当初4,687人、平成21年3月31日では4,789人で、1年間に100人余りの増となっております。  歳入につきましては、後期高齢者医療保険料は特別徴収保険料と普通徴収保険料と合わせ1億7,678万1,300円となり、繰入金については一般会計繰入金の事務繰入金と保険基盤安定繰入金で7,920万1,000円となっております。  歳出につきましては、後期高齢者医療広域連合納付金は保険料分と基盤安定負担金分で2億3,405万1,892円となっております。  次に、認定第5号 平成20年度東松島市介護保険事業特別会計決算についてご説明申し上げます。介護保険制度は9年目を迎え、要介護認定者数も年度末においては前年度より20人増の1,464人となっており、介護サービスの利用についても施設介護サービスなどが増となっております。平成20年度介護保険特別会計決算については、予算総額23億562万6,000円を執行した結果、歳入決算額は対前年度比5.6%増の23億2,546万9,754円、歳出決算額は対前年度比4.6%増の22億4,677万6,534円となり、歳入歳出差引額7,869万3,220円を翌年度に繰り越しいたしております。  歳入につきましては、介護保険料3億7,909万3,325円となっており、国庫支出金、支払基金交付金、県支出金、繰入金はそれぞれの介護保険法の定め、割合で行っております。  歳出につきましては、保険給付費に介護サービス事業費、介護予防サービス給付金、審査支払手数料に加え、低所得者への負担軽減分の特定入所者介護サービス給付金を含め、対前年度比3.6%増の20億7,533万4,078円となっております。また、地域支援事業費は4,765万6,749円となっております。諸支出金においては、前年度の保険給付費に係る精算等に伴い、それぞれの負担割合で一般会計への繰出金、国庫、県負担金等への返還金を支出しております。今後も介護保険制度の仕組みについて啓発運動に取り組むとともに、安心して介護を受けられるよう介護サービス水準の確保に努めたいと考えております。  次に、認定第6号 平成20年度東松島市介護予防サービス事業特別会計決算についてご説明申し上げます。予算総額1,188万3,000円を執行した結果、歳入決算額は1,174万5,070円、歳出決算額は1,116万9,923円となり、歳入歳出差引額57万5,147円を翌年度へ繰り越しいたしております。  歳入につきましては、居宅介護予防サービス計画費収入と前年度繰越金となっております。  歳出につきましては、介護予防ケアプランを作成するための業務委託料と地域包括支援センター拠点システム作成業務委託料及びシステム保守管理委託料を支出しております。  次に、認定第7号 平成20年度東松島市農業集落排水事業特別会計決算についてご説明申し上げます。予算総額3億7,480万円を執行した結果、歳入決算額は3億7,516万4,434円、歳出決算額は3億7,218万3,309円となり、歳入歳出差引額298万1,125円を翌年度へ繰り越しいたしております。主な内容を歳入より申し上げますと、平成20年度から3カ年事業の北赤井地区機能強化事業に伴う国庫補助金及び市債で増額となっております。また、繰入金につきましては保証金免除の繰上償還に伴い、前年度と比較して1億7,630万9,000円、171.1%の増加となっております。  次に、歳出について申し上げます。歳入で申し上げましたとおり、農業集落排水事業費においては北赤井地区機能強化事業で増額となっております。公債費の元金においては、保証金免除の繰上償還1億8,527万112円が認められたことにより、前年度比217.8%の大幅な増となっております。  次に、認定第8号 平成20年度東松島市漁業集落排水事業特別会計決算についてご説明申し上げます。予算総額652万9,000円を執行した結果、歳入決算額は654万8,567円、歳出決算額は598万3,202円となり、歳入歳出差引額56万5,365円を翌年度へ繰り越しいたしております。主な事業内容を申し上げますと、漁業集落排水事業費において平成21年度から実施する大浜地区漁集排改築事業の計画書作成及び管渠のテレビカメラ調査を実施いたしております。  次に、認定第9号 平成20年度東松島市下水道事業特別会計決算についてご説明申し上げます。予算総額22億7,394万4,000円を執行した結果、歳入決算額は19億1,470万4,122円、歳出決算額は18億8,453万2,432円となっております。この結果、歳入歳出差引額は3,017万1,690円となりましたが、管渠工事等の建設事業の繰越明許費に伴う翌年度に繰り越すべき財源1,997万3,000円がありますので、残額1,019万8,690円を翌年度へ繰り越しいたしております。主な内容を歳入から申し上げますと、分担金及び負担金においては受益者負担金の運用分を一括解除したこと等により、前年度と比較して5,537万1,017円、84.5%の増となっております。  次に、歳出について申し上げます。前年度に引き続き認可区域内の測量設計、実施設計、管渠工事等を実施いたしております。また、北上川下流流域下水道事業につきましては、流域下水道維持管理費として、覚書により排出量に応じた負担をいたしております。  最後に、昨年度に引き続き地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定により、財政健全化判断比率をご報告いたしましたが、前年度と比較し各数値が上向いたものになりましたが、今後も各会計において財源の確保や経費の削減等の努力を行い、健全な財政を維持していくことを申し上げ、全会計の決算概要の説明を終わります。この決算書については、地方自治法第233条の規定により監査委員の審査に付し、別添のとおり決算審査意見書をいただいております。また、同法の規定による主要施策の成果説明書を添付いたしております。  なお、決算に向けての資金調達等の会計面及び決算書調製の内容等につきましては、会計管理者から説明いたさせますので、よろしくご審議を賜り、認定くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(佐藤富夫) 次に、会計管理者より平成20年度東松島市一般会計及び特別会計に係る資金運用等について説明を求めます。会計管理者豊島 栄一さん。 ◎会計管理者兼会計課長(豊島栄一) それでは、平成20年度東松島市一般会計並びに各種特別会計決算の補足説明を行います。私からの説明は、まず決算書の調製の内容と資金調達等の会計面の2点について説明いたします。  まず、決算書調製の内容につきましては、口頭説明をいたします。出納整理期間の4月、5月終了後、直ちに各課と決算書の作成に入りまして、そして行政経営課と連携をとりながら決算書類を調製いたしまして、その調製内容を市長に提出したところであります。市長より直ちに監査委員の審査に付していただいたところであります。内容につきましては、各会計の決算書並びに主要施策の成果説明のとおりでき上がっておりますので、そして監査委員の審査の結果は、各会計の決算及び諸調書はいずれも関係法令に準拠して作成されており、それらの計数は証書類と合致しており、その内容及び予算の執行状況についても適正であると認められましたので、決算書の内容、成果、計数の分析等につきましてはここでは説明を割愛させていただきますので、ご了承願いたいと思います。  次に、資金調達等の会計面について説明いたします。配付しております資料をお開き願いたいと思います。平成20年度の各種会計月別出納一覧であります。両面刷りしておりますが、ごらんいただきたいと思います。一般会計から始まりまして、裏面の下水道会計まで9会計を表示しております。ごらんのとおり、縦軸が月別、平成20年4月からことしの5月まで出納整理期間まで入っての14カ月相当分です。そして、横軸が各会計、9会計であります。裏のページ、裏面を見ていただきたいのでありますが、備考欄に黒い三角、この印は会計が財源不足を示した月を示しております。ごらんのとおり、逆に説明しますが、下水道が4月まで不足をしながら、最終的には5月の歳入で全部帳消しになる状況、それから農集排も毎月足りない月が多いのかなという状況です。前の表の表を見ていただきますと、介護保険関係、後期高齢者、老保、国保会計とも毎月不足をしている状況が一目でわかると思います。  それで、まずこの各会計の突出部分を見ていただきたいと思います。内容につきましては裏面のほうに概要を書いておりましたので、ゆっくり突合していただければよろしいわけでありますが、ここでは大ざっぱに説明させていただきたいと思います。一般会計見ていただきたいと思います。多い月が4月、11億強、6月に20億強が入っておるのは、普通交付税が4月に10億とか、6月に11億という形で入っております。9月になってまた多いのは、これまた普通交付税の関係です。それから、11月も多いのは12億という、これまた普通交付税が入って、普通交付税の歳入によって一般会計が大きく何とかプラスの状況を維持しておるところです。それから、12月に若干多いのは、これは基地交付金が2億入ったという状況とか、3月になって多いのは、これまた特別交付税がここでは4億入ってきておりますし、あわせて各事業の起債を起こした分6億が入っております。そして、5月にも起債を起こし4億入っておるということで歳入を大きく満たしておるわけであります。  一方、一般会計の歳出のほうでありますが、9月の多いのは逆に公債費支払いのほうに8億あるとか、10月には特別会計への繰り出し4億7,000万とか、1月、それから3月にもそれぞれ各会計に5億前後のお金を動かしておるところであります。  それから、国保会計のほうにまいります。国保会計のほうで歳入のほうで大きいのは10月なり1月でありますが、これは一般会計の繰り入れによって10月は1億5,000万とか、1月が5,000万入っている形で若干毎月よりも多い形であります。それから、ここの歳出のほうで多い月が12月でありますが、毎月大体40万近くの金額が動いている中で12月が4億6,000万という形になりましたのは、1月がお正月入っておりますので、12月に1月分も2カ月分あわせて支払っているということで多い金額になっております。当然1月が若干減っている形で歳出ということであります。平均して出しておるわけであります。  それから、老保会計は19年度で制度が終わっておりますが、整理期間ということでまだ20年度にも老保会計がごらんのように出し入れがあるということであります。  それから、後期高齢者が改めて20年度から新たな会計として算入されております。その中で歳入の分で大きいのは1月、3月でありますが、これは一般会計からの繰入金によるものであります。  それから、介護保険会計のほうの歳入で多いのは、7月がこのとき財政調整交付金で7,000万入ってきたということで大きいものです。あと、1月、4月、これまた大きいのはそれぞれ一般会計から1億なり、3月には2億という形で歳入を見ている形であります。いずれにしましても、会計自体としては不足を来す月も多かったということであります。  裏面に移っていただきたいと思います。それから、農集排でありますが、大きいのは10月に一般会計からの1億の繰り入れでありますし、それから1月、3月、それぞれまた一般会計からの繰り入れであります。5月に起債を起こしまして4,500万ほど入っておりますので、少し大きな歳入になっております。そして、支払いのほうに充当しながら、なおかつ足りない月がありましたが、5月の市債が入ることによりまして全部精算がついている形になっております。  それから、漁集排のほうになるわけですが、歳入のほうで3月に多いのは370万ほど一般会計からの繰り入れでやりくりしているところです。それで、最終的には精算がついたということです。  それから、下水道につきましての歳入につきましては、10月が多いのは一般会計繰入金2億とか、1月に多いのもこれまた一般会計からの繰り入れ2億、3月も同じく繰り入れで9,000万ということであります。それで、毎月不足してきているわけですが、5月に市債を4億1,000万入れまして年間の不足分を精算している形であります。支払いのほうで多いのは、9月なり3月のほうに2億9,000万ずつ9月、3月に支払いをしているというのが大きく目立っております。それから、3月、4月に下水道関係の当然建設事業費が支払いされておるという形であります。5月に起債を入れることによって下水道会計も精算できたという形であります。  それで、全会計全体を見ますと累計のほう、何とか4月から2月までは9会計でやりくりしながらも支払いが済んでおるわけですが、3月、4月になりますと9会計のやりくりだけでは足りませんでした。それで、別途一般会計なり国保会計の財政調整基金を持っておるわけですが、10億近くあるのですが、そのほうの基金会計のほうから一時運用しながら、この9会計の精算を済ませたところであります。今申し上げましたことにつきましては、備考欄に詳記しましたので、ごゆっくり見定めていただければと思います。  以上、突出した部分だけ説明いたしました。それぞれの会計は、ご案内のとおり独立の出納管理をしておりますので、当然三角表示がされるように財源不足があるわけであります。この表においては月単位で表示しておりますが、その日、その日の日計表が銀行、そしてうちのほうでも整理をして対応しておるわけでありますが、やっぱり日々それぞれの会計が足りなくなっている部分、同じようにやりくりをしているところであります。当然余裕のある会計から不足している会計のほうに振替運用という形で融通させていただいているところであります。この振替運用事務は年間で20年度といたしましては233回ほど行っている形になります。しかし、資金不足による本市による資金そのものにつきましては何とかやりくりできましたので、金融機関からどうしても足りなくて一時借り入れという方法あるのですけれども、それは20年度も実行しないで済みました。どちからといえば会計としては、資金繰りにおいては余り苦労しない年度でもあったのかなと喜んでいるところです。あわせて皆様に感謝しているところです。  このことについては、次の3点の要因というか、効果が示せたのかなと考えているところです。まず、1つは執行部と議会において健全財政堅持という立場は貫かれているのだなということで、予算の組み立てなり予算審議、そして執行に当たっていただいたのだなということであります。それから、2つ目といたしまして、税なり使用料等の徴収に、この現下の厳しい情勢にあっても前年度並みの徴収努力をされていることも背景にあるのかなと思っております。そして、3つ目といたしまして、各課とも国、県の補助金等の納入日を適切に把握していただいているということが、この3点が大きな要因として働いているのかなと分析しておるところです。また、あわせて各課の協力のもとに毎月資金計画をつくっておるわけでありますが、当然資金計画をつくった上で、そして余裕が出る分につきましては定期預金で積み立てで、少額でありますけれども、利子稼ぎをいたしましょうということで、結果としては決算書を見ていただけばわかるように、少額ながら利子収入も見ておる形に貢献しているということであります。  以上、9会計の歳計現金について説明いたしておりますが、ほかに会計といたしましては県民税についての総納等の現金も扱っておりますし、それから国の源泉徴収されました源泉所得税ですか、その現金についても扱っておりますし、ほかに各会社から預かっております工事関係の契約保証金等の部分も扱っております。そのほかに各種基金についても現金管理ということになりますので、今後とも公金の適正管理には職員一丸となりまして努めてまいりたいと思いますので、今後ともなお一層のご指導をお願い申し上げたいと思います。  以上、説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤富夫) 次に、監査委員より平成20年度東松島市一般会計及び特別会計に係る決算審査意見書等について説明を求めます。代表監査委員土井 一朗さん。 ◎代表監査委員(土井一朗) 議長よりご説明いただきました正誤表の正しいほうで説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。  それでは、監査委員を代表いたしまして平成20年度の一般会計、特別会計歳入歳出決算並びに基金運用状況の説明をさせていただきます。1ページをお開きください。  第1、審査の対象。平成20年度東松島市一般会計歳入歳出決算、平成20年度東松島市国民健康保険特別会計歳入歳出決算、平成20年度東松島市老人保健特別会計歳入歳出決算、平成20年度東松島市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算、平成20年度東松島市介護保険特別会計歳入歳出決算、平成20年度東松島市介護予防サービス事業特別会計歳入歳出決算、平成20年度東松島市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算、平成20年度東松島市漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決算、平成20年度東松島市下水道事業特別会計歳入歳出決算、上記各会計の証書類、歳入歳出事項別明細書及び実質収支に関する調書、平成20年度東松島市財産に関する調書、平成20年度基金の運用状況。  第2、審査の期間。平成21年7月13日から平成21年8月24日まで。  審査の方法。平成20年度一般会計、特別会計の歳入歳出決算及び証書類、歳入歳出決算事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書及び基金の運用状況を示す書類について、これら計数の正確性を検証するため、関係諸帳簿、その他の証書類との照合等、通常実施すべき審査手続を実施したほか、必要と認めたその他の審査手続を実施した。  第4、審査の結果。審査に付された平成20年度一般会計、特別会計の歳入歳出決算、歳入歳出決算事項別明細書、実質収支に関する調書及び財産に関する調書は、いずれも関係法令に準拠して作成されており、かつそれらの計数は証書類と合致しており、その内容及び予算執行状況についても適正であると認めた。しかしながら、一部に文書処理等に依然として是正改善が必要な事務処理が見られた。すべての予算執行には証拠となる文書が必要であり、根拠となる予算の裏づけが必要である。職員の指導教育について再度徹底する必要がある。  なお、本年度決算から財政健全化判断比率の結果に基づく財政の早期健全化計画策定等の運用が本格化する。財政基盤確立の上でも予算執行の指標となり、その推移には注目するところである。今後とも健全な財政運営と市民サービスの継続に努められたい。  決算の概況等は、第5、決算の概況等のとおりであるが、特に留意する事項について概括すると次のとおりである。1、一般会計。一般会計に係る決算は、予算現額150億1,193万5,000円に対し歳入140億7,527万5,379円、歳出137万7,626万903円となり、歳入歳出差引額は2億9,901万4,476円となった。このうち翌年度へ繰り越すべき財源1億609万1,000円を差し引いた当年度実質収支は1億9,292万3,476円となり、前年度実質収支は2億7,083万4,475円であり、単年度収支は7,791万999円の赤字となっている。歳入歳出差引額から地方自治法第233の2に基づき、財政調整基金へ1億円を積み立てた残り1億9,901万4,476円を翌年度へ繰り越している。第1表、一般会計、特別会計歳入歳出決算の概況、第2表、一般会計決算収支の推移、これを参照。  歳入及び歳出については、前年度比較は一概にできないが、国県補助対象事業や継続性の高い政策費を計上し、新規事業は極力抑えた予算執行となっている。歳入歳出決算総額を前年度で比較すると、歳入は対前年度比9.4%減、その執行率は93.8%、歳出は対前年度比9.7%減の執行率91.8%となっている。歳入総額の構成比率は、地方交付税37.0%、市税25.4%、国庫支出金9.0%、市債8.3%の順となっている。第3表、一般会計歳入決算総括表、第18表、一般会計歳出決算総括表参照。  (1)、歳入。歳入の款ごとの決算状況につきましては、詳しく掲載しておりますので、ごらんいただきたいと思います。  ページ飛びまして、4ページの12行目からまたご説明いたします。不納欠損額1,358万176円は、市税と使用料及び手数料である。その内訳は、市民税390万3,933円、固定資産税804万9,916円、軽自動車税90万4,007円、市営住宅使用料72万2,320円である。市営住宅使用料については、債務者の死亡及び債務者の法定相続人すべてが相続放棄をしたため徴収不可能となり、議会の議決を得て不納欠損となった。  市税の要因別内訳は、地方税法第15条7の4、執行停止後3年57件、300万6,912円、地方税法第15条7の5、即時消滅25件、386万5,780円、地方税法第18条、時効82件、598万5,460円となっている。これらの不納欠損処理にあっては、相当の理由が必要である。市として、自主財源をみずから放棄することや負担の公平性の観点からかんがみて慎重かつ厳正な取り扱いが求められる。単に徴収困難、不納のうちに年次が経過した結果として不納欠損処理に至るのではなく、積極的な納税相談を推進し、日常の生活状況の把握、物価資産の有無等収入調査を再三実施し、地方税法等の法令を遵守した上で的確に処理すべきである。  収入未済額は、市税3億7,437万3,993円、分担金及び負担金1,423万7,570円、使用料及び手数料719万1,031円、国庫支出金8億5,329万6,000円、県支出金875万3,000円、財産収入87万6,540円、諸収入715万28円となっており、合計は12億6,587万8,162円である。第3表、一般会計歳入歳出決算総括表参照してください。  ①から詳しくは一応掲載されておりますので、この辺をごらんいただきたいと思います。  次に、歳出。一般会計歳出決算額構成費は、民生費25.6%、公債費13.1%、教育費12.5%、総務費12.0%、土木費11.1%、衛生費9.6%、農林水産費6.6%、消防費6.7%の順となっている。  (2)の歳出。主要施策のうち主な内容につきましては、以下のとおりになっておりますので、ここも一応これをごらんいただきたいと思います。  下から11行目に入ります。不用額は、翌年度繰越金を引いて総額1億4,943万5,097円であり、対予算現額比率1%となっている。構成比は、総務費11.3%、民生費24.2%、衛生費8.8%、土木費23.4%、教育費10.6%が主なものである。第18表、一般会計歳出決算総括表、第19表、一般会計款別歳出決算額の推移、第20表、一般会計翌年度繰越額及び不用額の推移参照。  一般会計から他会計へ繰出金の状況では、民生費(国民健康保険特別会計、老人保健特別会計、後期高齢者医療特別会計、介護保険特別会計)へ7億2,201万6,000円、26.4%減、農林水産業費(農業集落排水事業特別会計、漁業集落排水特別会計)へ2億8,314万3,000円、165.0%増、土木費(下水道事業特別会計)へ4億9,225万円、15%減となっており、合計では14億9,740万9,000円、10.1%の減となった。第21表、各会計間の繰り入れ、繰り出しの状況参照。  2、特別会計。特別会計については、予算現額101億9,746万3,000円に対し歳入98億7,089万1,102円、執行率96.8%、歳出96億4,791万205円、執行率94.6%となり、歳入歳出差引額は2億2,298万897円となった。このうち繰越明許費にかかわる翌年度へ繰り越すべき財源1,997万3,000円を差し引いた実施収支は2億300万7,897円となり、うち国民健康保険特別会計において基金繰入額6,000万円を積み立てし、残る1億4,300万7,897円を翌年度に繰り越している。実質収支は、全体で黒字となっているが、単年度収支を見ると国保、老人、介護予防、農業集落排水事業各会計の合計で4,948万4,649円の赤字、後期高齢者医療、介護、漁業集落排水事業、下水道事業各会計の合計で3,356万2,204円の黒字で、差し引き1,592万2,445円の赤字となっている。表26表、特別会計歳入歳出決算状況参照。  各特別会計。これにつきましては、国民健康保険特別会計と下水道事業特別会計の説明をさせていただき、残りの特別会計につきましては、歳入歳出のみの説明とさせていただきます。国民健康特別会計、予算現額45億8,337万5,000円に対し歳入は45億9,192万2,600円、歳出は44億8,941万6,832円で、歳入歳出差引額は1億250万5,768円となった。そのうち地方自治法第233条の2の規定により6,000万円を基金繰り入れとし、残る4,250万5,768円を翌年度へ繰り越している。第29表、国民健康保険特別会計歳入決算表、第30表、国民健康保険特別会計歳出決算表参照。  平成20年度の国民健康保険の給付の状況は、対象者数が一般被保険者1万3,010人、退職被保険者854人で、合計は1万3,864人となっている。歳出の大半は療養給付であり、総体では19万7,913件、給付額は29億6,074万3,000円で、1人当たりの給付額は21万3,556円となっている。国庫補助金(財政調整交付金)交付算定基準は、減額率7.0%と前年同様の減額率を確保したものの、次年度への影響が懸念される。国民健康保険事業を取り巻く環境は、高齢者や低所得者の加入率が高いことと、さらに長引く景気低迷により社会保険離脱者の新規加入も年々増加していることなど、制度自体の構造的要素も相伴って、前年度以上に厳しさを増している状況である。第32表、国民健康保険特別会計国庫補助金、財政調整交付金の推移参照。  国民健康保険税の徴収については、対前年度比2億4,973万5,786円、17.0%減少し、徴収率も4.8ポイント減少、66.8%となっている。また、延滞金の徴収も1,673万9,811円と対前年度比18.0%の減となっている。不納欠損額は1,737万7,998円で、対前年度比65万428円、3.6%減少している。内訳は、地方税法第15条7の4、執行停止後3年68件、532万1,700円。次のページごらんください。地方税法第15条7の5、即時消滅19件、217万6,900円、地方税法第18条、時効95件、987万9,398円となっている。これらについても、時効完成を迎える前に十分な調査を行い、徴収の実績を上げられるよう努力されたい。収入未済額は、対前年度比で3.9%増加し、現年度分1億6,309万2,500円、滞納繰越分4億2,423万9,793円、合計5億8,733万2,293円となっていることから、特に滞納繰越分について収納対策、その中でも後期高齢者医療制度に移行した老人世帯における滞納繰越分については十分な検討をしなければならない。第33表、国民健康保険税の収入状況参照。  老人保健特別会計。予算現額3億8,661万7,000円に対し歳入は3億8,389万414円、歳出は3億8,877万9,507円で、歳入歳出差引額11万907円を翌年度へ繰り越している。  次、後期高齢者医療特別会計。20年度に老人医療制度から後期高齢者医療制度に移行したため創設された特別会計である。予算現額2億5,468万9,000円に対し歳入2億6,144万6,141円、歳出2億5,406万8,466円で、歳入歳出差引額737万7,675円を翌年度へ繰り越している。  次に、介護保険特別会計。予算現額23億562万6,000円に対し歳入23億2,546万9,754円、歳出22億4,677万6,534円で、歳入歳出差引額7,869万3,220円を翌年度へ繰り越している。第40表、介護保険特別会計歳入決算表、第41表、介護保険特別会計歳出決算表、第42表、介護保険特別会計歳入歳出決算額の推移参照。  次は飛びまして、10ページに入ってください。介護予防サービス事業特別会計。予算現額1,188万3,000円に対し歳入1,174万5,070円、歳出1,116万9,923円で、歳入歳出差引額57万5,147円を翌年度へ繰り越している。  農業集落排水事業特別会計。予算現額3億7,480万に対し歳入3億7,516万4,434円、歳出3億7,218万3,309円で、歳入歳出差引額298万1,125円を翌年度へ繰り越している。  漁業集落排水事業特別会計。予算現額652万9,000円に対し歳入654万8,567円、歳出598万8,202円で、歳入歳出差引額56万5,365円を翌年度へ繰り越している。  下水道事業特別会計。予算現額22億7,394万4,000円に対し歳入19億1,470万4,122円、歳出18億8,453万2,432円で、歳入歳出差引額は3,017万1,690円となり、このうち繰越明許費にかかわる翌年度へ繰り越すべき財源1,997万3,000円を差し引いた実質収支1,019万8,690円は翌年度へ繰り越している。  事業の概要。流域関連公共下水道事業は、平成20年度末における整備済み面積が610.7ヘクタールとなり、全体計画区域の45.9%、事業計画区域の61.8%の面的整備が図られた。  本特別会計の主な財源は、負担金、使用料、国庫補助金、一般会計からの繰入金及び市債からなっている。不納欠損は5件、8万6,148円で、内訳は地方税法第15条7の5、即時消滅3件、6万8,823円、地方税法第18条、時効2件、1万7,325円であった。  収入未済額は1億8,378万2,245円で、このうち国庫補助金1億4,995万円(繰越明許未収入特定財源)であり、残りは負担金と使用料である。負担金の収入未済額は1,205万9,759円である。現年度分172人、579万7,473円、過年度分245人、626万2,286円となっている。負担金徴収の状況は、平成20年度から市全体として5年間の猶予が認められたため、582筆、6,424万8,060円となっている。使用料については、2,177万2,486円(現年度分273人、575万8,903円、過年度分888人、1,601万3,583円)となっている。過年度分の収納率は22.7%であるが、前年度12.2%と比較すると増となり、差し押さえ(132件、316万5,374円)等の収納対策を講じた結果の改善が見られた。  (2)、特別会計における市債の状況。農業集落排水事業債は当年度発行額4,530万円、償還額2億6,158万3,585円。下水道事業債は当年度発行額5億6,650万円、償還額3億4,346万5,314円であり、両事業債を合わせた当年度末現在高は116億1,568万8,392円となっている。第27表、特別会計市債現在高の状況参照。  3、平成20年度東松島市財産等基金について。行政財産のうち土地は8,563.12平米増加(大塩地区市民センター用地ほか2件、8,613.32平米の増、ミニ公園1カ所、50.20平米の減)、普通財産のうち土地は5,796.58平米の減(ひびき工業団地用地の一部売払い地ほか6件、6,279.08平米減少、買い戻しによる増482.50平米)で、差し引き2,766.54平米増加している。建物は、小野駅前集会所ほか3件、501.75平米増加している。基金は、取り崩しによる減少となったのは、財政調整基金(介護保険特別会計)1,030万1,670円、高齢者等肉用牛導入貸付基金131万6,084円の合計1,161万7,754円であった。一方、増加となったのは、財政調整基金(一般会計)1億903万1,925円、(国民健康保険特別会計)7,514万8,130円、減債基金91万9,526円、長寿社会対策基金21万1,771円、防災基金1億47万2,052円、まちづくり基金1億647万2,542円、合計3億9,225万5,946円であり、新たな基金としてまちづくり基金(地域活性化交付金)6,300万円、ふるさと基金24万円、介護従事者処遇改善臨時特例基金1,890万534円を積み立てた。これにより、基金は対前年比で4億6,277万8,726円増加し、決算年度末現在高は40億1,093万1,588円となっている。  基金の運用状況につきましては、①から⑥までございますけれども、これは一応ごらんになっていただきたいと思います。  4、結び。平成20年度の予算執行は、合併後初代市長として任期最終年であった。この4年間を総括すると、市長が標榜する「安全・安心のまちづくり」と、「市民協働のまちづくり」に尽きると思われる。市の財政状況のかかわりの中では、公立深谷病院企業団と河南衛生処理組合の解散、整理に伴う費用負担が大きな影響を与えた4年間であった。  さて、長期総合計画の遂行は、財政の財源確保の有無に大いに左右される。このことは社会経済の状況に大きく影響を受けることも事実である。そのゆえに、市の行財政改革実施計画は達成度を評価しながら、実現に向けて遂行すべきである。行政は市民の公共の福祉に貢献し、職員一人一人が意識改革をなし、限りある予算の執行に当たり、費用対効果を十分認識し、職務に精励した結果がその年度の成果として評価される。  決算の収支状況であるが、一般会計の実質収支は1億9,292万3,476円の黒字となっているが、前年度の実質収支との差による単年度収支は7,791万999円の赤字となっている。一般会計の決算で積立金現在高は29億8,275万2,199円で、前年度と比較すると14.6%の増加で、合併初年度と比較すると82.0%の増加となっている。財政調整基金現在高は9億9,890万504円、対前年度比12.3%の増加で、合併初年度と比較すると25.3%の増となっている。減債基金現在高は4億1,566万6,242円で、対前年度比0.2%の微増、合併初年度と比較すると49.5%の増となっている。  歳入の款別では、対前年度比で市税が1.0%の減少の35億7,858万8,483円、国庫支出金が28.2%減の12億7,212万6,696円、県支出金が県補助金の減少により29.1%減少の8億2,142万2,904円で、増加したのは地方特例交付金で129.2%増の5,555万2,000円、地方交付税で7.6%増加の52億1,123万3,000円であった。当年度の決算を総括的に前年度と比較してみると、歳入は9.4%、14億5,217万6,261円減の140億7,527万5,379円となった。当市の依存度の高い地方交付税が増額されたものの、市税、市債、国庫支出金、県支出金等の減少が与えた影響は大きい。  一方、歳出では人件費において職員の給与などの減額などで0.8%、2,335万5,000円の減。物件費は備品購入費が43.0%、2,389万9,000円の減、委託料が6.6%、4,361万3,000円の減、逆に増加したのは、9.2%、2,118万7,000円増の賃金、5.5%、3,255万6,000円増の需用費だったが、全体としては1.4%減の17億2,891万4,000円である。扶助費においても、生活保護費、児童福祉費等の2.1%、3,449万円減の16億4,987万6,000円であった。投機的経費、義務的経費ともに減少していることから経費の節減に努めたことがうかがえる。不用額は、歳出全体で1億4,943万5,097円が計上された。  一般会計歳入歳出総額は前年度を大きく下回り、コンパクトな決算となった。収入未済額12億6,587万8,162円が計上されているが、この中には国庫支出金8億5,329万6,000円と県支出金875万3,000円が含まれている。これらの国県支出金を除いた一般会計収入未済額は4億382万9,162円であり、昨年と比較すると2,562万2,974円増加している。歳入では9.4%、歳出では9.7%減少している決算において、収入未済額が増加していることが懸念される。今後の徴収に鋭意努力すべきである。  財務分析。主要分析比率の年度別推移表、これ平成20年度だけ読ませていただきます。財政力指数0.460、経常収支比率83.2%、経常一般財源比率97.8%、実質収支比率2.0%、財政力指数0.46の数値は、合併後最も高い数値を示している。この数値は1に近いほど普通交付税算定上の自主財源が大きいことになり、財源に余裕があるということができる。国が各種財政援助措置を行う場合の財政力の判断指数とされる。  経常収支比率は義務的性格の経常経費に、地方税、地方交付税、地方譲与税を中心とする経常一般財源がどの程度充当されているかを見ることにより、財政構造の弾力性を判断するための指標である。83.2%は昨年より0.3%減で若干改善が見られた。80ないし75%まで抑えることができるよう期待したい。経常一般財源比率は100を超える度合いが高いほど経常一般財源に余裕があり、歳入構造に弾力性があることを示している。本市は97.8%で、合併後の推移では最も悪い数値であるので要注意である。  実質収支比率はおおむね標準財政規模(当年の本市の場合94億9,923万5,000円)の3ないし5%が望ましいが、2%と下回っている。主要財務比率の年度別推移表でわかるように、経常一般財源比率と実質収支比率の数値は合併後4年間下降している。今後の財政運営において、基準数値内で推移することを期待する。  地方財政団体のほとんどに言えることだが、経済が低迷する中、市税を初めとする自主財源確保もさることながら、国県の歳出抑制政策により財源確保もますます厳しい状況になりつつある。そのような状況の中、自主財源の徴収努力は成果を上げつつも、過年度分も含めた滞納による収入未済額は依然として財政状況を圧迫している状態にある。収入未済額については、適正な債権管理のもと滞納の実態に応じた厳正かつ積極的な措置を行い、負担の公平及び歳入確保の観点からも不納欠損に至るまでさらなる徴収努力をお願いしたい。また、徴収効率の面から徴収の一元化を検討されているようであるが、その結果が待たれる。  市政運営に当たっては、地方分権の理念のもと確かな財政基盤に基づく事業展開が不可欠である。財源増が見込めない状況の折、限られた財源の効果的かつ効率的な運用と自主財源の確保のためにも、地域活性化と企業誘致に努めていただきたい。市民の行政への信頼には公金の取り扱いを含め、予算執行を筆頭に恒常事務の適正なる措置が常に要求される。さらには、変革していく社会経済情勢の中で多様化する市民ニーズへの対応は、公正性、公平性、透明性を確保した根拠ある優先順位が求められる。行財政改革の継続的な推進と総合計画実現に期待し、市勢のより発展を願い結びとする。  以上で終わります。  8ページの老人保健特別会計におきまして、予算現額、その行で、右端のほうにあります歳出が3億8,877万9,507円と申し上げましたが、これ3億8,377万9,507円の……ちょっと私電卓持っていません、済みません、これミスプリントだと思いますけれども、訂正させていただきます。 ○議長(佐藤富夫) 今の訂正は、8ページの老人保健特別会計の歳出、3億8,877万9,507円になっているものを3億8,377万9,507円に直してくださいということです。ミスプリントなそうです。 ◎会計管理者兼会計課長(豊島栄一) 済みません、訂正させてください。  次に、財政健全化審査について説明いたします。お手元の資料の91ページお開き願いたいと思います。平成20年度財政健全化審査意見書、1、審査の対象。実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率及び資金不足比率並びにその算定の基礎となる事項を記載した書類。  2、審査の期間。平成21年8月4日から平成21年8月24日。  3、審査の概要。この財政健全化審査は、市長から提出された健全化判断比率、資金不足比率及びその算定の基礎となる事項を記載した書類が適正に作成されているかどうかを主眼として実施した。  4、審査の結果。審査に付された健全化判断比率、資金不足比率及びその算定の基礎となる事項を記載した書類は、いずれも適正に作成されているものと認められる。  記。健全化判断比率、①、実質赤字比率-%、早期健全化基準13.42%。②、連結実質赤字比率-%、早期健全化基準18.42%。③、実質公債費比率14.4%、早期健全化基準25.0%。④、将来負担比率130.9%、早期健全化基準350.0%。注釈。-表示は赤字なしによる。資金不足比率、特別会計の名称、資金不足比率、事業規模の1,000円単位で申し上げます。農業集落排水事業特別会計-、事業規模3,820万8,000円。漁業集落排水事業特別会計-、237万円。下水道事業特別会計-、2億7,675万5,000円。注釈。資金不足比率-表示は不足なしによる。  なお、計算過程につきましては次ページに掲載してございますので、ご参考にしていただきたいと思います。  以上で終わります。 ○議長(佐藤富夫) これをもって提案理由並びに決算の概要の説明を終わります。  この際、議事日程第1号の日程第15、認定第1号 平成20年度東松島市一般会計決算の認定についてから日程第23、認定第9号 平成20年度東松島市下水道事業特別会計決算の認定についてまでの件の議事を中止いたします。  お諮りいたします。本日の会議は、この程度にとどめ延会したいと思います。これに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 異議なしと認めます。よって、本日はこれにて延会することに決しました。  本日はこれにて延会をいたします。    午後 4時26分 延会...