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令和3年第447回定例会(第4号) 名簿 開催日:2021-03-08
令和3年第447回定例会(第4号) 本文 開催日:2021-03-08

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  1. 白石市議会 2021-03-08
    令和3年第447回定例会(第4号) 本文 開催日:2021-03-08


    取得元: 白石市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-11
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1      午前10時開議 ◯小川正人議長 おはようございます。  ただいまから本日の会議を開きます。  現在における出席議員数は17名でありますので、定足数に達しております。  本日の会議は、お配りいたしました議事日程第4号をもって進めます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  日程第1 会議録署名議員の指名 2 ◯小川正人議長 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第86条の規定により議長において、4番澁谷政義議員、16番菊地忠久議員を指名いたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  日程第2 一般質問 3 ◯小川正人議長 日程第2、市政に対する一般質問を行います。  抽せん順により順次発言を許します。  通告に沿って簡潔に質問されるようお願いいたします。  今期の質問時間は、答弁を除き40分以内であります。質問時間が残り3分になったとき、ブザーを鳴らして発言者に通告します。  なお、一問一答方式で行いますので、市長等の反問に関する運用を適用いたします。  これより順次質問を許します。  最初に、2番佐藤龍彦議員。    〔2番佐藤龍彦議員登壇〕 4 ◯2番(佐藤龍彦議員) おはようございます。
     それでは、通告に従いまして質問させていただきます。今回は大きく分けて3つの質問をいたします。  1つ目の質問ですが、スパッシュランドについてでございます。第443回定例会に引き続きお聞きいたします。  スパッシュランドについては、2021年度末をもって休館する方針は既に示されておりますが、さきの議会において市長はスパッシュランドをこれからも何とか存続させていきたいという気持ちは一切揺るぎないものでございますと答弁をされております。  スパッシュランドは、一昨年秋の台風第19号による休館、昨年の新型コロナウイルス感染拡大により休館と、困難な状況に追い込まれました。そのような中でも、昨年8月から小中学生を対象としたフリーパスを発行するなど、施設の利用促進を図っており、市長もスパッシュランド存続のために努力をされているというふうに認識をしております。  また、第443回定例会において設備改修調査を実施するための予算も計上され、議会において可決されております。  しかし、先月、2月13日深夜に発生した福島県沖を震源とする大きな地震によりスパッシュランドも被害を受け、残念ながら休館となってしまいました。  現在は、バーデゾーン、岩風呂等一部再開しているというふうにお聞きをしておりますが、部分的とはいえ早期の再開に関してスパッシュランド友の会の皆さんも、関係者の皆さんのその努力に対して大変感謝をしているというふうにお話をされておりました。  そこで、スパッシュランド友の会の皆さんから寄せられた声を中心にお聞きいたします。  さて、先月13日の深夜に発生しました大きな地震によりスパッシュランドも被害を受けました。この被害状況について、先日渡された資料にも書かれてはおりましたけれども、スパッシュランド友の会の皆さん、多くの市民の皆さんは施設の被害状況について知らないと、把握されていないということでしたので、改めてお聞きいたします。  (1)の質問に入ります。2月13日に発生した地震によるスパッシュランド被害状況についてお伺いをいたします。 5 ◯小川正人議長 遠藤企画情報課長。    〔遠藤輝雄企画情報課長登壇〕 6 ◯遠藤輝雄企画情報課長 おはようございます。  ただいまの佐藤龍彦議員のご質問にお答えいたします。  2月13日に発生した福島県沖を震源とする地震によるスパッシュランドの被害につきましては、今議員おっしゃったように今議会の初日に詳しく行政報告をさせていただきまして、資料を提示させていただいております。  各施設の被害状況も資料のほうでお配りさせていただいたとおりでございますが、スパッシュランドにつきましてはプール天井板の一部破損による落下や研修棟の給水管等の破損が主なものでございます。 7 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 8 ◯2番(佐藤龍彦議員) 地震によるスパッシュランドの被害というものをお聞きしました。  確認したいことが1つあるんですけれども、スパッシュランドの2月13日の地震による被害額、概算で結構ですので、幾らぐらいになるのか、分かる範囲で構いませんのでお伺いをいたします。 9 ◯小川正人議長 暫時休憩いたします。      午前10時06分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午前10時07分開議 10 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  遠藤企画情報課長。    〔遠藤輝雄企画情報課長登壇〕 11 ◯遠藤輝雄企画情報課長 ただいまの質問にお答えいたします。  被害額は現在およそ、これは概算になりますが、約8,600万円ということで現在算定しております。 12 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 13 ◯2番(佐藤龍彦議員) 8,600万円、大体それぐらいじゃないかというふうにお聞きしました。  そこで、もう1つお聞きしたいんですけれども、現時点でいつ頃、全館使用になるのか、全館でないにしても、プールが使えるようになる、そういったことのめど、この後の予定についてめどがついているのであればお聞きいたします。 14 ◯小川正人議長 遠藤企画情報課長。    〔遠藤輝雄企画情報課長登壇〕 15 ◯遠藤輝雄企画情報課長 ただいまの質問にお答えいたします。  スパッシュランド、やはりプールの天井が一部落下ということで、天井全体を点検しないと天井の状態がどうなっているかというのが分からないような状態になっております。  皆さんご存じのように、スパッシュランドの天井はプールの天井としてはかなり高くて、確認するには足場が必要というふうなことで、業者のほうからそのほかの点検の方策というものが今のところちょっとないということで、その再開の見通しというものは今現在具体的な日程というものは立っておりません。 16 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 17 ◯2番(佐藤龍彦議員) 分かりました。見通しがちょっとまだ立っていないというふうに理解しました。  (2)の質問に入ります。この質問についても第443回の定例会でしておりますけれども、先ほど市内小中学生にフリーパスを発行して利用者を増やす、そういった取組を行っていると申し上げましたが、そこでお聞きしたいんですけれども、地震の被害を受ける前の段階でだと思うんですけれども、第443回定例会以降のスパッシュランド利用状況についてどういう状況だったのかお伺いをいたします。 18 ◯小川正人議長 遠藤企画情報課長。    〔遠藤輝雄企画情報課長登壇〕 19 ◯遠藤輝雄企画情報課長 ただいまの質問にお答えいたします。  昨年8月からスパッシュランドしろいしこどもフリーパスを発行しまして、園児、児童・生徒の健康増進及び体力維持向上等スパッシュランド利用増進を図ってきておりました。  利用者につきましては、これまで幼稚園、保育園、小中学校の授業でも活用いただき、フリーパスの利用者につきましては1月末現在で約2,000人となっております。  しかし、全体の利用者は新型コロナウイルスの影響もありまして、前年度と比較し、4月からの利用者が1月末で約1万2,000人の減少となっております。  利用収入も約1,700万円減額となっている状況でございます。 20 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 21 ◯2番(佐藤龍彦議員) 利用状況についてお聞きしました。  スパッシュランド利用者を増やすために財団の皆さんも日々努力をされているというふうにお聞きをしております。  また、利用者を増やす取組については、以前にスパッシュランド友の会の皆さんからも様々な提案を過去にいただいているわけでございます。  そこでお聞きしようと思ったんですけれども、(3)の質問なんですが、現在プールが使えない状況になって見通しも立っていないというふうに今答弁いただいたんですけれども、新たにスパッシュランド利用者を増やすため、こういう状況にあったとしても何か増やす、そういった努力というか、対策というか、そういうものは考えられるのかどうか、この点について確認だけ(3)の質問としてさせていただきます。 22 ◯小川正人議長 遠藤企画情報課長。    〔遠藤輝雄企画情報課長登壇〕 23 ◯遠藤輝雄企画情報課長 ただいまの質問にお答えいたします。  地震の前までは、スパッシュランド利用者増加を図るために財団のほうで昨年11月から毎週日曜日をフリーデーとして、泳ぐだけではなくて、浮き輪や遊具など、そういったものを利用できるような環境を整えまして、泳ぎだけではなくて遊びでもプールを利用できるような特別な日をつくりまして利用者の増加に努めてまいりました。  ただ、残念ながらやはり先日の地震の被害により現在プールが利用できない状況になっておりまして、スパッシュランドのやはり大きな集客というのはプールなのかなというようなことで、今の時点でお風呂と、岩風呂とバーデゾーンだけで利用客の増加を図る方策を考えるというのはちょっとなかなか難しい状況なのかなということで、具体的な策というものは現在のところない状況です。 24 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 25 ◯2番(佐藤龍彦議員) 分かりました。岩風呂とバーデゾーンだけでは、確かにそう言われてしまうとどうしようもないかなというふうに思います。  その中でもフリーデーを開催したり利用者増を目指して努力をされてきたということは理解できました。今後も早期のプールの復旧のほうに力を入れていただきたいと思います。  次の質問に移ります。白石市公共施設個別施設計画についてでございます。  スパッシュランド友の会の皆さんは、この白石市公共施設個別施設計画について、白石市スポーツ・レクリエーション施設個別施設計画案のことだと思うんですけれども、この件について御意見があるようです。  (4)の質問に入りますが、白石市公共施設個別施設計画(長寿命化・再配置計画)について、スパッシュランドの一次評価は廃止、総合評価は休止となっているようですが、友の会の皆さんはスパッシュランド、市長や財団と共に盛り上げていきたいというこのときにこのような評価に不満をお持ちのようです。このことについての見解を伺います。 26 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 27 ◯山田裕一市長 おはようございます。  佐藤龍彦議員の一般質問にお答えをいたします。  白石市公共施設個別施設計画の一次評価については、利用者の増減や施設の劣化状況などにより評価をしております。総合評価につきましては、施設の利用状況や施設の役割、目的などを総合的に検証し、評価を行っております。  今回、スパッシュランドについては、建物の劣化状況評価が低く、一次判定で廃止となりましたが、これまでもスパッシュランドの今後の方向性については継続の可能性を模索しておりますが、それが困難な状況になれば休止せざるを得ないと申し上げておりますので、総合評価としては休止としております。 28 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 29 ◯2番(佐藤龍彦議員) 次の質問に移ります。(5)の質問ですけれども、設備改修調査の結果について先日説明をいただいておりますが、このことについても知らない方もいるということでしたので、お聞きいたします。  (5)の質問です。第443回定例会の補正予算で議決したスパッシュランド設備改修調査の結果についてお伺いをいたします。 30 ◯小川正人議長 遠藤企画情報課長。    〔遠藤輝雄企画情報課長登壇〕 31 ◯遠藤輝雄企画情報課長 ただいまの質問にお答えいたします。  議員おっしゃるように、調査の結果の詳細につきましては先日の予算審査特別委員会で一覧表を作成しましてお渡しさせていただいて、ご説明をさせていただいているところです。  簡単に申しまして、再度申し上げますと、設備改修費と施設改修費、これを5年程度、10年程度、20年程度ということで、短期、中期、長期と分けてご説明をさせていただきました。  また、運営形態についても、プールのみ、プール、岩風呂、あるいはプールと岩風呂、レストラン、それと現在の全館利用の状況と修繕状況というようなことでお話をさせていただきましたが、設備改修、20年以上運営を行うようであれば約9億円の設備費の改修が必要と。  それに伴いまして、施設のほうの改修も含めれば、施設のほうの改修が約3億3,800万円程度。合わせまして最高額ということで、20年以上の長期になれば12億4,000万円程度かかるということでご説明をさせていただいたとおりでございます。 32 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 33 ◯2番(佐藤龍彦議員) スパッシュランド、設備改修、一応その結果をお聞きしました。  次の質問に入ります。(6)の質問ですけれども、その調査結果を受けての本市の考えについて、結果を受けての感想等でも構いません。この点についてお伺いをいたします。 34 ◯小川正人議長 遠藤企画情報課長。    〔遠藤輝雄企画情報課長登壇〕 35 ◯遠藤輝雄企画情報課長 ただいまの質問にお答えいたします。  今回設備と施設の調査結果が出たということと同時に、やはり先日の地震で施設に被害も発生しておりますので、そちらも両方総合的に検討しながら方針を決定していかなければならないというふうに考えております。 36 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 37 ◯2番(佐藤龍彦議員) 地震被害ということで方針を今後決めていくというふうにお聞きしました。  次の質問に移りますが、市長は常々スパッシュランド存続のために努力をしていると議会でも答弁なさっておりますが、第443回定例会以降の市長のスパッシュランド存続への動きについて伺います。  (7)の質問ですけれども、誰かに市長が存続がために会ったとか、働きかけを行ったとか、具体的に行動されたということがあれば、この点についてお伺いをいたします。 38 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 39 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  先日皆様にご報告いたしておりますが、スパッシュランドの設備施設の詳細な状況調査を行いまして、必要な改修等の現状把握を現在行っております。  また、今回の地震被害の復旧に関しまして、何とか国からの支援を受けられるように、地元国会議員の先生を通しまして働きかけを現在行っております。 40 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 41 ◯2番(佐藤龍彦議員) 必要な改修、国からの支援というふうにお聞きをしました。  確認なんですけれども、前回も同じ質問をしているんですが、これからで具体的に日本水泳連盟の会長だとか誰かに会うような、そういった具体的な予定はないということでよろしいんでしょうか。この点について確認だけさせてください。 42 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 43 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。
     昨年、一度アポイントを日本水泳連盟のほうには入れさせていただきましたが、このコロナの状況でそれができないということになって、なかなか今その状況に変わりはございません。  やはり、まずはこの地震の被害を復旧させることが私は第一だというふうに思っています。  にしても、全てを今回の地震被害、市の単費で復旧をするというのは非常に厳しい状況にあります。今の状況からするとなかなか国のほうも激甚災害の指定にはならないようでございまして、もしそうなってしまえば市での復旧には多額の財源が必要になってまいりますので、まずは国から強力な財政支援をいただけるように、引き続き市長会、また関係各機関を通しまして国のほうに強力に要請をしていきたいと思います。 44 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 45 ◯2番(佐藤龍彦議員) 分かりました。  (8)の質問ですけれども、先ほどからなかなか見通しが立たないと、地震によるその被害の復旧に全力を挙げたいということを今お聞きいたしましたので、(8)番の今後の見通しについては割愛させていただいて、次の質問に移ります。  今後もスパッシュランド存続に向けてあらゆる方策を講じていただくことと、スパッシュランドのプールが早期に使用可能となることをお願いいたします。  大きな2つ目の質問に入ります。本市の教育についてお聞きいたします。  昨年からの新型コロナウイルス感染拡大による一斉休校により教育現場は混乱しました。児童・生徒、そして教職員の皆さんも経験をしたことのない状況の中、学校生活を送っております。  その中で、先日の市長の施政方針でも教育に力を入れていく決意が述べられておりました。その施政方針の内容を中心に、保護者の皆さんから寄せられた声も交えて次の点についてお聞きいたします  (1)の質問です。先日の一般質問でもある程度答弁されておりましたが、再度お聞きいたします。(1)施政方針で学力・学習状況調査を通じて児童・生徒個人の学力の伸びをはじめ、非認知能力、学習方略を把握することで、より効果的な学力向上を図るとありますが、その内容について市民に分かりやすくご説明をお願いをいたします。 46 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 47 ◯半沢芳典教育長 おはようございます。  ただいまの佐藤龍彦議員の一般質問にお答えをさせていただきます。  どこまで分かりやすく言えるか自信がございませんが、できるだけ分かりやすくお話ししたいと思います。  本市の子供たちには、以前からも度々お答えしているように、学力の課題というのは小学校でも中学校でもあるということは再三再四にわたって答弁をさせていただきました。  学力向上と言うと誰もがすぐに目が行くのは、1つは授業の改善であったり子供たちの家庭学習の質や量の改善であったりということにはすぐ目が行って、その改善が必要だと。これは本市においてもその実態は全く変わっておりません。  しかし、近年、学力と、それからいわゆる非認知能力、非認知能力というのは簡単に言うと狭い意味での学力以外のもの、心の問題であったり、習慣であったり、そういうことと、それから学習方略、これはプランニングをしながら学習をするとか、分からないときはどういう態度を取るとか、子供たちの学習に関わる内容について、学力と極めて高い相関があることが研究上明らかになってきております。  しかしながら、5日の高子議員への答弁でも申し上げましたけれども、これまでの学校現場では非認知能力の重要性は認識しつつも、感覚的な捉えにとどまっておりまして、それが根拠を持って学力向上に生かされることはほとんどございませんでした。  本市の学力・学習状況調査では、学力に大変関係の高いと言われております非認知能力として、その中で4つ選んでおります。  1つは自制心、2つ目の自己効力感、3つ目は勤勉性、4つ目がやり抜く力を取り上げまして、児童・生徒の質問紙により数値化をしております。  この4つを数値化をしておるんですが、このデータに基づいた指導に関しましては、各学校、各学級における一人一人の児童・生徒の状況に応じた働きかけが大変重要であるというふうに考えております。  今年度の調査結果から本市の状況を見ますと、非認知能力に関しましては特に自己効力感に課題があるということが分かっております。  また、12月に実施いたしました市の学力調査によりますと、例えば福岡中学校ではアマビエこけしを作製をしまして、市内の施設や姉妹都市の学校に寄贈するといったこういう活動が、生徒の自己効力感を育成する取組を積極的に行っておりました。  このことから教育委員会といたしましては、自己効力感の育成を重点指導事項といたしまして、各学校においてそれぞれの学校の特色を生かした取組を充実させるように、校長会等を通じて呼びかけてまいりたいと考えております。 48 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 49 ◯2番(佐藤龍彦議員) なかなかちょっと難しいところがありますけれども、なぜこの質問をしたかというと、保護者、ご家族の皆さんからも最近子供たちがテストだとか宿題のプリントが多くて子供たちが大変そうというような声をお聞きしております。  また、テストのための練習のための勉強になっているんではないかということと、過度な競争につながらないかということが不安だというふうに言われておりました。  また、最近は発達障害であったり、LD、学習障害などをお持ちのお子さんも多いというふうにお聞きしております。  テストの点数だけじゃなくて、子供たちが生き生きとした学校生活を送れるように今後も対応をよろしくお願いをいたします。  次の質問に移ります。GIGAスクール構想についてでございます。特にタブレットPCについてお聞きいたします。  先日、小学生のお子さんをお持ちの保護者の方からお話をお聞きする機会がありました。その保護者の方からは、今後子供たちに学校からタブレットPCを貸与されることになっているが、学校側から保護者の方に対しタブレット活用ルールを記したプリントと、もし活用ルールを守らずにタブレットPCを破損、なくした場合に、損害に係る費用を負担するように同意するよう求める同意書が配られたというふうにお聞きしております。  内容を聞く分には違和感というものはあまり私は感じなかったんですけれども、しかし、中学生や小学生高学年ならまだしも、小学1年生などタブレットの慎重な扱いのできない、また兄弟のいる方も含めてなんですけれども、可能性の高い児童の保護者の皆さんは、幾ら取扱いルール化を進めても破損してしまうのではないかと不安をお持ちのようです。  タブレットPCはそれなりに高価なものですので、破損させてしまえば弁償ということになってしまうんではないかなというふうに思うんですけれども、経済的に不安だと訴える保護者もおり、自宅に持って帰ってほしくないという保護者のそういった切実な声も聞いております。  そこでお伺いをいたします。(2)の質問ですけれども、GIGAスクール構想で整備を進めたタブレットPCについてどのように管理をしていくお考えなのか、お伺いをいたします。 50 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 51 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  まず、このGIGAスクール構想がどこから出ているかという基本的なことについてご理解をいただければと思っておりますが、昨年、いわゆる新型コロナウイルス感染症拡大に伴って全国的に一斉に学校を閉めざるを得なかったという状況がございました。  この後、国等が調査を行って、自治体によってICTの機器の配備状況というものが大きく異なっておりましたので、自治体によって大きな差が実は子供の学びで大変あったということが1つあります。  それから、国際的に見てみても我が国はICTの教育における、これは教育だけではないと思いますけれども、非常に遅れているというような実態があって、国が1人1台端末を前倒しをして、本市でも今年度中に整備が配置される予定でありますけれども、そのような状況に、まず子供たちの学びをいかなる状況下においても守っていくんだということが国の基本的な考え方になっていて、それで本市も整備を行っているというふうにまず基本的なご理解をお願いをしたいと。  私は、このタブレット端末については、もう学用品の一部だと、鉛筆やノート等々ともう同等のものであって、特別なものではないというふうに認識をしております。  したがって、子供たちがその使い方を十分に学んだ上で家庭でも家庭学習等に役立ててもらうというような形を考えております。  国はこの1台1台のタブレット端末に情報等を入れるということをシステムでは想定しておりませんで、基本的にはクラウド方式、したがって使っていくためにはどうしてもネットの接続が必要不可欠になっていくんだという、こういう仕組みになっております。  したがって、将来的にというか、将来的というよりも近い将来、恐らく令和3年度から一部の学校、一部の学年では端末を用いた宿題も当然想定をしていかなければならないという状況だということを、まず基本的な状況でこのGIGAスクールについてご理解をいただきたいというふうに思っております。  その上で、当市におきましてはタブレットパソコンの管理については、白石市立小中学校学校情報セキュリティー対策基準を改正をいたしまして、各学校に周知をしており、適正な管理が行われるように各学校に指導しております。  また、保護者、それから児童・生徒の皆さんに対してはタブレットパソコンを使用する目的や注意事項等を記載したタブレットパソコンの活用ルールを作成、配布し、使用上の注意をお伝えをしております。  新たなこと、これ本市にとどまらず、タブレットパソコンが1人1台ということは本市にとっても、それから全国的にも初めてのことでございますので、保護者の皆さん等でも不安を持たれる方もいて当然だというふうに思っております。できるだけ丁寧に学校と協力をしながらこの辺進めてまいりたいと考えております。 52 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 53 ◯2番(佐藤龍彦議員) 今、教育長のほうからできるだけ丁寧にというふうな保護者に対して説明ということだったんですけれども、このタブレットの関係については今お聞きしたとおりだと思うんですが、タブレットPCの使用について、タブレットの家庭活用ルール等幾つかの資料を配布されているというふうに思うんですけれども、保護者に対して書面だけではなくて改めて説明を行う機会ということは予定をしているのか、教育委員会としてなんですけれども、その辺についてちょっとお伺いをいたします。 54 ◯小川正人議長 高橋学校管理課上席参事。    〔高橋大介学校管理課上席参事登壇〕 55 ◯高橋大介学校管理課上席参事 おはようございます。  ただいまの質問にお答えいたします。  教育委員会といたしましては、保護者の皆さんを一堂に集めて研修会等を行う予定は今のところございません。各校で適切に判断して保護者に対して説明等をしていただくよう、校長会を通じて伝えてあるところでございます。  ただ、その際、市教育委員会としましては、今年度学校情報化推進委員会を複数回実施いたしまして、各校においてスムーズにタブレット等ICT機器の活用を開始できるように、校内研修用の資料を作成しております。  タブレットPCの設定ですとか管理、操作方法についてもカバーされたものになっておりますので、その資料を活用しながら各校で適切に対応していただきたいと考えております。 56 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 57 ◯2番(佐藤龍彦議員) 学校単位で説明するようにということですね。  資料を活用してということなんですけれども、ちょっとお聞きしたいんですが、そのタブレットに関して通常どこで保管するのかということが疑問だというふうに言っていた、学校内なのか自宅なのか、学校内であればどういったところなのかというふうに保護者の方から言われた部分があったので、そこの点ちょっとお伺いをいたします。 58 ◯小川正人議長 高橋学校管理課上席参事。    〔高橋大介学校管理課上席参事登壇〕 59 ◯高橋大介学校管理課上席参事 ただいまの質問にお答えいたします。  保管場所につきましては、基本的に学校において保管をいたします。その際は白石市小中学校情報セキュリティー対策基準にのっとりまして、鍵のかかる環境で保存をいたしますが、具体的には各校に鍵のかかる充電保管庫を設置しておりますので、そこでの保管となります。 60 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 61 ◯2番(佐藤龍彦議員) 学校において基準にのっとり、鍵のかかる保管庫というようなところで保管するということだったんですけれども、そこでまたちょっと保護者の方から疑問を寄せられたところがありまして、別件なんですけれども、例えば小学校1年生なら同じタブレットを最大6年間使用するということもあるんだというふうにちょっと理解しているんですけれども、ルールを守って使用したとしても、例えばバッテリーの自然消耗とか、電池の件ですけれども、そういった場合どうなるのかという声であったりとか、また、タブレットパソコンの学年ごとの管理を1年ごとに新たに別のタブレットを貸与するといった方式は取れなかったのか。パスワードとか、そういった問題もあると思うんですけれども、こういった疑問が寄せられているんですが、ちょっとどのようにお考えなのか、この点についてお伺いをいたします。 62 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 63 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  当然今回配備をいたしますタブレット端末で未来永劫もうずっとそのままということは、これは通常想定できませんので、しかるべきときに更新時期がやってきた場合は更新することになるだろうということは想定をしております。  それから、バッテリー等の消耗品につきましては、通常の使い方で劣化を当然これもしていくということは想定しておりますので、その際についての補修、メンテナンス等についても教育委員会として考えていかなければならない課題だろうというふうに思っております。  ただ、先ほど質問のところではちょっと触れませんでしたけれども、当然いろいろな使い方が想定されるわけでございまして、全て公費でカバーできるかと、どんな場合でも全部公費でということは今のところ考えておりませんで、各学校に対してはよくPTAと相談をして、多額であることは間違いありません。恐らく数万円程度の端末でございますので、10円、20円というものではありませんので、この辺どうするかということで、具体的には責任賠償保険のこともよくPTAと相談しながら、各学校でもしそういう場合のときに多額の負担が保護者の方に生じないようにするように各学校に勧めております。 64 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 65 ◯2番(佐藤龍彦議員) 更新時期になれば更新するということと、あとPTAとも相談をしてというふうに答弁をいただきました。  最後にちょっとこの件についてリースをする考えがなかったのかというようなご意見もあったので、この点についてお伺いいたします。 66 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 67 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  今回のこのGIGAスクールについては、国から2つの方法を自治体のほうに我々も示されてございます。  1つは買取り方式、もう1つはリース方式。確かにリース方式という選択肢はございました。本市は買取り方式をしたわけですが、その大きな理由は、実はリース方式にすると各年度の負担というのはリースですから毎年発生するわけですが、今回の国のスキームは初年度のみ補助の対象、つまり2年目以降のリース料金については補助の対象とはしないということが枠組みで示されておりました。  したがって、5年リースであったり3年リースでもリースの期間は様々でございますけれども、2年目以降の投資の財政負担の観点を勘案いたしまして、今回は買取り方式ということで行ったということでございます。 68 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 69 ◯2番(佐藤龍彦議員) 財政負担を考えてということですね。  次の質問に入ります。(3)今後オンライン学習を実施する場合に、インターネット接続環境の整備など、保護者にとって経済的に負担となると予想されますが、この負担を軽減するための支援策等を検討していないのかどうか、お伺いをいたします。 70 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 71 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  オンライン学習を実施していく上で保護者の方の経済的な負担を軽減するために、インターネット環境がないご家庭につきましては、就学援助受給世帯を優先することにはなりますけれども、モバイルルーターを無償で貸し出すことにしております。  また、生活保護、就学援助認定世帯に対しましては、就学援助費の対象項目にオンライン通信費を追加をいたしまして、各ご家庭でのオンライン学習に必要な通信費の一部を支給するということにいたしております。 72 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 73 ◯2番(佐藤龍彦議員) 就学援助、生活保護世帯の方にはそういった対応をするというふうに理解しました。  今後、宿題も含めてオンライン学習も実施されるというふうにもう先ほど述べられておりましたけれども、経済的な負担もなく安心して学習できるように対応をご検討いただければというふうに思います。よろしくお願いいたします。  それでは、大きな3つ目の質問に入ります。新型コロナウイルス感染拡大による影響と本市の対策についてでございます。  新型コロナウイルス感染拡大により世界経済に大きな影響が出ています。国内においても感染拡大防止のため政府は1月7日には首都圏を中心に2度目の緊急事態宣言を発出されております。  現在は首都圏の4都県に発令中で、7日の昨日までの期限を21日までの2週間再延長すると決定をいたしました。  県内においても一時は感染者も減少して、1日の感染者がゼロとなった日もありましたが、最近は増加傾向というふうになってきているように思います。  このような状況の中にあって、本市においても新型コロナウイルス感染拡大による影響は大変大きく、市内事業者の皆さんからもこのままの状況では営業を続けていくことができないという声も数多く寄せられております。  つい先日も市内個人事業者の方から、昨年の暮れからお客さんの入りが大幅に落ち込んでいる、年が明けてもお客さんが来ない、資金繰りが本当に大変だ、3月まで店がもたない、市は支援策を検討してほしいといった本当に切実な声をお聞きいたしました。  市長も皆さんもそういった声をお聞きになっていることと思います。
     そのような状況を受けて、飲食店を中心として全国的に支援をする自治体が増えてきているようです。県内においても近隣の市や町において新たな経済的な支援策を講じる自治体もあるようです。  雇用の問題についても全国的に企業のリストラや倒産により、特に若者や女性の失業者が増えていると報道されており、全国で9万人を超える方が失業し、その半分近い方が非正規雇用の方ということです。  この9万人という数はハローワークなどで把握できた人数であるため、仕事を失った人は実際にはさらに多いと言われています。  今後、年度末にかけて非正規雇用で働く人などが仕事を失うケースが増えるおそれがあると懸念されております。  また、特に未来のある学生の困窮は深刻で、2020年12月末までに経済的困窮を理由に全国の大学、短期大学などを中途退学や休学した学生は1万4,500人を超えるとのことです。  コロナ禍により全国的に生活相談、生活保護の申請件数も増加傾向になっているようです。ここで次の点についてお伺いをいたします。  (1)の質問です。現在の本市の経済状況についてどのように分析をされているのかお伺いをいたします。 74 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 75 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  新型コロナウイルス感染症の拡大は、本市におきましても多業種、広範囲にわたり経済活動に非常に大きな影響を与え、依然として大変厳しい状況であると認識をしております。 76 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 77 ◯2番(佐藤龍彦議員) 新型コロナの影響という、市内の多業種にわたって大変厳しいという認識を持っているというただいま市長の答弁をいただきました。  本市の経済状況、大変厳しいんですけれども、次に新型コロナ感染拡大を受けて本市の多くの個人事業者の皆さん、収入が減り大変な状況となっている、先ほど多業種にわたってというふうな答弁をいただいておりますけれども、また、県内において雇い止め、解雇などの雇用問題も深刻さを増している、そういった中で、過去にもした質問ですけれども、本市の新型コロナウイルス感染拡大による影響について、市内個人事業者の方の経済的な損失というものを市として調査されているのかどうか、この点についてお伺いをいたします。 78 ◯小川正人議長 庄司市民経済部長。    〔庄司昭利市民経済部長登壇〕 79 ◯庄司昭利市民経済部長 おはようございます。  ただいまの質問にお答えいたします。  市内事業者に対しまして全事業所を対象とした新型コロナウイルス感染症による企業活動への影響などに関する対応など、アンケートとか、そういった直接な調査は実施しておりません。  現在、新型コロナウイルス感染症の影響により著しく売上高が減少している事業者に対し、事業継続を下支えするために支援金を給付いたしました事業継続支援金給付事業や新型コロナウイルス感染症により売上げの減少などの影響を受けた中小企業者に対する県制度融資、新型コロナウイルス感染症対応資金の市長認定申請の状況等によりまして、市内事業者の多くが新型コロナウイルス感染症に起因して売上高等が前年同月に比して20%以上減少しておりますので、非常に大きな影響があると認識をしておるところでございます。 80 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 81 ◯2番(佐藤龍彦議員) アンケートといったものは実施していないというような答弁をいただきました。  次に、緊急事態宣言を出されている地域はもとより、緊急事態宣言の発出されていない地域においても、影響が大きく収入が減少していることを理由として、飲食店、あと運転代行業、そしてタクシー業など関連事業者の事業継続のための支援金を支給しているという自治体も増えているというふうにお聞きしているということは、先ほども述べさせていただきました。  また、昨年末から今年にかけて、市内では大人数での忘年会、新年会等ほとんど開催されなかったのではないかというふうに理解しております。  また、今後、歓送迎会、花見などにおいても同様な動きになるんではないかと推察されます。  飲食店など関連事業者の収入も柱を失っていることは明らかです。  そこで、新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けている事業者の皆さん、特に飲食店や飲食店に関連する事業者の皆さん、酒屋だとかタクシー業界だとか運転代行業の皆さんとか、そういった方々の事業継続を応援するために本市の対応について改めてお聞きいたします。  先月13日の地震被害についても、先日の一般質問において触れられておりましたけれども、被害が出て本当に大変な状況という声も届いております。  そこで、(3)の質問ですが、市内事業者、特に飲食店関連に対して新たに支援策、支援金等を講じる考えはないのか、そういった考えがないかどうかお伺いをいたします。 82 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 83 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  現在、国の令和2年度第3次補正予算に係る新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の活用方法を検討しているところでございます。 84 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 85 ◯2番(佐藤龍彦議員) 検討しているということですので、こういったところも考慮していただいて、ぜひとも支援を、早急にですけれども、お願いしたいと思います。  新型コロナウイルスによる経済的支援についてお聞きしたんですけれども、例えば先ほど触れましたけれども、年末年始の売上げ減少した事業者に対して支援金を支給することを決めた自治体が全国的に増えているということもありますし、今市内の多くの事業者、特に飲食店、先日の地震被害と併せて相当苦しい状況に追い込まれているといった声もお聞きしております。  こういう状況が長く続くという状況であれば、お店を閉めてしまったほうがいいと、楽だというふうなことまで言っておられる方もいらっしゃる。しかし、多くの個人事業主、特に飲食店関連の皆さんというのは、生活していくために何とか耐えている現状だというふうに理解をしています。  そのような皆さんの事業継続、本市にとっても早急に取り組んでいかなければいけないことだというふうに思っています。そこを酌み取っていただいて市内の経済を守っていただくことを強く要望をいたします。  次の質問に入ります。新型コロナによる影響は雇用についても及んでいます。特に若い方、女性など、先ほど言いましたけれども、非正規雇用の比較的多い方々に雇い止め、解雇といった雇用問題が重くのしかかっております。県南地域においても学生のアルバイトの禁止などにより学費、生活費が払えない、退学を考えている、シングルマザーで子育て中の方、育ち盛りの子供たちに十分な食事を与えられない、食費を浮かせるために自分は食事を2食にしている、生活が苦しいといったような声も寄せられております。  そこで(4)の質問になるんですけれども、新型コロナウイルス感染拡大によるリストラ等を原因とする生活保護申請件数、新型コロナによる解雇、雇い止めによる生活保護の申請があるかどうかということなんですけれども、その相談内容、生活保護の受給に至ったケース、そうでなければどのような相談が増えたか、例年とは違う点などがあれば、その点についてお伺いをいたします。 86 ◯小川正人議長 後藤保健福祉部長。    〔後藤滝雄保健福祉部長登壇〕 87 ◯後藤滝雄保健福祉部長 ただいまの質問にお答えいたします。  令和3年2月24日の件数になりますが、新型コロナウイルスの影響が出始めた令和2年3月から令和3年2月までの生活保護申請者は合計31件となっております。そのうち、新型コロナウイルスの影響による失職等を原因として申請された方は現在までおりません。  新型コロナウイルスの影響による失職等により生活保護申請された方はおりませんが、生活困窮者住居確保給付金につきましては、令和2年5月に3件の申請がありました。この3件は新型コロナウイルスの影響により仕事が減り、収入が減収したことが主な要因となっているものでございます。  なお、この生活困窮者住居確保給付金につきましては、第441回定例会でお答えした数字から増えてはおりません。 88 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 89 ◯2番(佐藤龍彦議員) 現在、新型コロナに関しての影響として生活保護申請された方はないというふうに理解をいたしました。  答弁をお聞きしましたが、生活保護については生活保護の申請時に行われる扶養照会、重荷だというようなこともお聞きしております。  この扶養照会については、家族に知られたくないとの理由から本当に困った場合であっても生活保護の申請をためらう方も多く、先頃国会においても議論となっておりましたが、菅首相がより弾力的に運用できるよう今厚生労働省で検討していると述べたということが報道されておりました。田村厚生労働大臣についても緩和方針を示しており、扶養照会は義務ではないと初めて明言をしております。政府として見直しを進めているというところだと思いますが、この扶養照会が生活保護受給に当たっての大きな障害となっていることが問題となっておりました。  昨今、新型コロナウイルス感染拡大による失業等によって生活困窮される方が増えている、まだ本市においては今のところそういった方はいらっしゃらないというふうに答弁いただいたんですけれども、皆さんも国会の議論の中で生活保護の申請について、親族に対しての扶養照会の問題が取り上げられているということはご存じのことだと思いますが、この扶養照会については少し説明させていただきたいところがあるんですけれども、従来でも行わなくてもよいケースがあるということはご存じでしょうか。どういう場合かというと、親族からDVや虐待を受けていたり、親族と20年にわたって連絡を取っていなかったりする場合、年金受給者に対して扶養照会をしなくてもよいとされております。  この件については、先日、新たに生活保護申請の際に、厚生労働省は、10年程度親族と連絡を取っていない場合、親族に借金を重ねていたり、相続で対立するなど著しく関係がよくない場合も照会をしなくてもよいとするように運用を見直しされました。国においても、コロナ禍で最後のセーフティネットというふうに言われておりますが、生活保護の申請をためらわないようにと、少しではありますが改善の方向にかじを切ったということだと思います。  最後の質問に入りますが、(5)の質問、第441回定例会でも同じ質問をしておりますが、感染拡大が収束せず影響が長期となっていることから、改めてお聞きをいたします。新型コロナウイルス感染拡大によりリストラされる等、生活に困窮された方々に対し、本市は今後どのように対応していくお考えなのか、お伺いをいたします。 90 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 91 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  令和2年から本市では、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、市民生活への支援、雇用の維持と事業の継続、感染拡大防止を柱とした独自の支援策に取り組んでまいりました。  その中で、経済的に困窮されている方々を支えるための事業としましては、児童扶養手当の要件を満たしながら独り親世帯を対象とした臨時特別給付金の給付対象とならない世帯を支援する市独自のひとり親世帯臨時特別給付金支援事業、準要保護児童・生徒に対し臨時休業に伴い給食の提供を停止された期間の食事支援を行う準要保護児童・生徒に対する食事支援事業などを実施してきたところでございます。  また、先ほど保健福祉部長が答弁しましたとおり、引き続き生活困窮者自立相談支援事業により、生活困窮者からの相談を受け付け、困窮されている方々の状況を確認した上で、国が制度化している生活困窮者住居確保給付金や生活福祉資金の緊急小口資金の貸付け等の制度を活用し、経済的に困窮されている方の相談には積極的に応じ、困窮者に寄り添った支援を行ってまいります。 92 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 93 ◯2番(佐藤龍彦議員) 新型コロナウイルス感染症による影響、これから長期にわたることも予想されます。  今後はワクチンの接種による一定の効果は出ると思いますが、ウイルスの変異など様々な問題も生じてくると思います。  そういう状況にあって、市内事業者の皆さんの暮らしを守っていただくとともに、貧困などによる自殺などの問題が生じないよう、困っている人たちにはきちんと手を差し伸べていただくこと、特に生活保護の扶養照会についてもちゃんとルールにのっとったような形で、相談者ときちんきちんとお話をしていただいて、必要か不必要かなどをよく検討をお願いし、本市として新型コロナ感染拡大による困難から市民を守っていただくことをお願いをし、強く要望し、質問を終わります。 94 ◯小川正人議長 ここで、換気をするため午前11時10分まで休憩いたします。      午前11時02分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午前11時10分開議 95 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、16番菊地忠久議員。    〔16番菊地忠久議員登壇〕 96 ◯16番(菊地忠久議員) おはようございます。新風会の菊地忠久でございます。今回は大きく3項目について一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  初めに、大きな1点目、スマートインターチェンジの周辺整備についてお伺いをいたします。  昨年10月23日、(仮称)白石中央スマートインターチェンジの新規事業化が決定いたしました。本市の活性化の新たな起爆剤として私も大いに期待しているところでございます。  そして、以前、山田市長はスマートインターチェンジの周辺開発は新たな工業団地のみに限らず、スマートインターチェンジの整備による交通利便性を最大限発揮できる新たな拠点整備がいいのではないかといろいろ未来地図を描いていると議会において答弁されております。  そして、昨年10月の市長選挙における公約では、山田市長は国からソフト、ハード両面から強力な財政支援を得られる重点道の駅を(仮称)白石中央スマートインターチェンジ周辺に整備し、この重点道の駅を最大限に活用し、市内経済活性化とシティプロモーションを強力に推進します、また、新たに造成する工業団地周辺に緑地の機能を併せ持ったパークゴルフ場を整備しますと掲げられました。  今議会の質疑、質問において、この周辺整備については現時点で具体的な規模や施設は決まっていない、今後有識者による周辺整備活性化検討委員会で整備の在り方、方向性が出されたものを判断材料に具体的な議論となるとご答弁されておりますので、現時点で具体的なことは決まっていないということは承知しておりますが、公約に掲げられたご自身の思いについて次のことをお伺いいたします。  (1)として、重点道の駅について伺います。重点道の駅とは、国土交通省が選定し、地域活性化の拠点となる優れた企画があり、今後の重点支援で効果的な取組が期待できる道の駅とあります。効果的な具体的な取組として8項目が提示されておりますが、例えば産業振興ですとか地域福祉、地方移住促進、防災などが示されております。  そこで、この山田市長が示された重点道の駅の整備の構想についてお伺いをいたします。 97 ◯小川正人議長 菊地議員、マスクを取って結構です。  山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 98 ◯山田裕一市長 菊地忠久議員の一般質問にお答えいたします。  ご質問の公約で掲げました重点道の駅整備の構想でございますが、以前の一般質問にもお答えをいたしましたスマートインターチェンジの整備による交通利便性を最大限発揮できる新たな拠点整備として描いているものの1つがこの道の駅でございます。  スマートインターチェンジの接続位置は、ご案内のとおり宮城県の関東方面からの玄関口であり大動脈である一般国道4号に接続するという点、さらに、南東北3県のへそ、中心的な位置であり、広域的な移動にも有利な位置にあるという点を踏まえまして、現在全国1,180か所まで拡大し、地域活性化への効果も大きい道の駅に着目したところでございます。  具体的な位置、施設の概要はこれから関係機関と調整してまいりますが、私としましては自然災害が猛威を振るっている中にあって、やはり防災機能を兼ね備えたものにしてまいりたい、また、地域活性化の拠点となる効果的な取組を提案しまして、何としても国からソフト、ハード両面から強力な支援を受けられる重点道の駅としての設置を目指してまいりたいと考えております。 99 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 100 ◯16番(菊地忠久議員) スマートインターチェンジの場所が非常にいいと、好立地な場所にあるということで道の駅ということを考えたということで、その中でも防災機能を兼ね備えた重点道の駅を目指すということをただいまご答弁いただきました。  国土交通省のほうではこの重点道の駅とは別に新たな広域的な防災機能を担うため、国等の支援を受けてハード、ソフト対策を強化し、交付金等の重点支援を受けられる防災道の駅という認定制度の導入を打ち出しております。  山田市長はこの新たに国土交通省が打ち出した広域的な位置づけである防災道の駅というものを目指すのか、それともこの地域防災の拠点機能を持つ重点道の駅というほうのどちらを目指しているのか、まずご自身の中ではどういうふうにお考えになっているのかお伺いをいたします。 101 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 102 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  まずは重点道の駅、これは先ほど答弁しましたように、防災機能を備えた重点道の駅を私としては現在考えているところでございます。  ただ、菊地議員今ご発言のとおり、国、そして県からの支援も、これは認定後ということになるかと思いますが、広域的な防災拠点としての道の駅というところも非常に私としては重要になってくるというふうに思います。  現在はスマートインターチェンジの周辺整備活性化検討委員会のほうで様々な角度からご議論をいただいているところでございますので、まずはその結論をお聞きしたいというふうに思いますし、今後議員ご発言のとおりの広域的な防災の機能を兼ね備えた道の駅ということになれば、当然県や国との協議というものも必要になってくるというふうに思いますので、広く考えて様々な角度から検討していきたいというふうに思います。 103 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 104 ◯16番(菊地忠久議員) 広く検討していくということでしたけれども、私個人的には、防災道の駅とすれば今度のスマートインターチェンジ周辺というのは、立地が非常にもう幹線道路にも、国道4号、そしてまさに高速道路に接続していますし、横軸の国道113号も近いですし、防災道の駅として立地が非常に優れているのではないかというふうに思っておりますので、こちらのほうも目指していろいろ考えながら進めていただきたいというふうに思っておりますし、今、白石市では国土強靱化地域計画を策定しようとしており、まさに今現在パブリックコメントを募集しておりますけれども、この中でも防災機能拠点の強化や外部支援受入れ体制の強化が掲げられておりますので、防災道の駅であればこの構想にも非常に合致すると思いますので、ぜひ前向きに検討していただきたいというふうに思っております。  そこで、次、(2)に移らせていただきます。(2)としてパークゴルフ場の整備の構想について概要についてお伺いをいたします。 105 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇
    106 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  公約にも掲げさせていただきましたとおり、市民の健康推進には生涯スポーツが大変重要であると考えております。  例えばパークゴルフは老若男女が気軽に楽しめ、愛好者が増加しているスポーツであり、市民のニュースポーツとして普及させ、市民一人一人が健康や豊かな生活を実感できる環境をつくりたいという思いを抱いております。  そのパークゴルフ場、先ほどお答えしました地域活性化、そして交流拠点となる重点道の駅の周辺に整備することができれば、市民の健康増進の場のみならず、高速道路のインターチェンジ間近という好立地を生かして、県内外からも集客を期待できる新たな拠点として交流人口の拡大にも寄与できるものと考えております。 107 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 108 ◯16番(菊地忠久議員) かつて同僚議員がパークゴルフ場の整備について一般質問した際に、採算性とか、いろいろ事業費かかりますので、そういったものをいろいろ考慮しながら総合的に考えておりますというふうなご答弁ありましたけれども、パークゴルフ場の設置効果は非常に期待できるということで今回公約に掲げられたんだと思います。  それで、また(1)、(2)に係ることなんですけれども、今現在周辺整備活性化検討委員会で議論を進めているということなんですけれども、まずこの活性化検討委員会での結論というか、答申というか、それが出てくるというのはいつ頃になるのかをお伺いいたします。 109 ◯小川正人議長 藤原建設部長。    〔藤原裕建設部長登壇〕 110 ◯藤原裕建設部長 ただいまの質問にお答えします。  昨年の事業化を受けて12月ぐらいからこの周辺整備活性化検討委員会を行っておりますけれども、今のところ現在2回開催してございます。  もちろん年度内に結論を出せればよかったんですけれども、若干組織化に時間がかかったということもあって、現在は2回しか行っておりませんけれども、最終的には4回ほどの委員会を予定してございまして、時期的には来年度の5月ぐらいには4回目を開催して最終的な結論を出したいというスケジュール感でございます。 111 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 112 ◯16番(菊地忠久議員) 委員会は4回で来年度の5月ぐらいにはということで今ご答弁いただきましたけれども、その活性化検討委員会の結論を受けて、今度は市当局側で、そして最終的には山田市長がご判断されると思うんですけれども、その辺のスケジュールというか、最終的にもう市はこういう方向で行くと決めるのはその5月以降どのぐらいの時期ということをおよそ想定しているのか、今現時点で考えられることをお伺いいたします。 113 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 114 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  周辺整備活性化検討委員会からの答申をいただければ、その答申を基に庁内でも検討したいというふうに思いますが、そんなに時間をかけずに結論を出せればなというふうに考えております。 115 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 116 ◯16番(菊地忠久議員) このスケジュール感を聞いたのは、スマートインターチェンジが供用開始までおおよそ5年ぐらいを目安といってこの間説明を受けましたので、その周辺整備も同時に進めなくてはいけないので、あまり結論が先延ばしになるとその5年という一応の1つの目安に間に合わなくなるのかなという、そういった心配があって今スケジュール感をお聞きしたわけなんですけれども、例えばその活性化検討委員会で答申を受けて市長側で最終的に決断に至るまで、例えば市民に対して意見を聞くパブリックコメントを求めるとか、市民に対する説明や意見を求めるという機会を設けようとは今お考えになっているのか、お伺いいたします。 117 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 118 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  ただいま議員ご発言の内容も含めまして総合的に判断をしたいというふうに考えております。 119 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 120 ◯16番(菊地忠久議員) 分かりました。  それでは、次の(3)に移らせていただきます。本市にはしろいしSunParkがあり、その中には産直施設やレストラン、広い駐車場など、道の駅に準じるような施設が既に存在しております。スマートインターチェンジ周辺に新たな道の駅を整備することは、僅か数キロという近距離にあるこのしろいしSunParkと競合してしまって、最悪の場合共倒れとなってしまう、そういったおそれもあるというふうに思っておるんですけれども、そのあたりの見解についてお伺いをいたします。 121 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 122 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  新たな道の駅の設置が決まっていない現段階におきまして、しろいしSunParkとの競合についての明言は差し控えたいというふうに思います。  今後設置します施設を具体化していく中で、事業手法と併せまして検討していく非常に重要な項目であるというふうに思っております。  私としましては、もし仮に重点道の駅となればですけれども、それぞれの施設の特徴、また強み、そういったものがございますので、相互に連携を図りながら両施設が相乗効果でともに発展させていく、そのような施設になれるように進めていきたいと考えております。 123 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 124 ◯16番(菊地忠久議員) 重要な項目で確かにそうです、慎重に進めていただきたいと思いますけれども、何かもう一般的に道の駅というとやはり産直施設というものを想像してしまいますので、ただ単に例えば新たに道の駅を整備するにしても産直施設を整備しますというのでは相乗効果といっても何か現時点ではちょっと疑問が残るわけですけれども、例えばしろいしSunParkを整備する段階で同僚議員が質問した際にはドッグランを造ったらどうかとかいうような提案もありましたので、そういうドッグランとか、例えば最近ブームとなっているキャンプ場とかグランピングの施設であったり、例えばジョギングの愛好者も増えていますからランナーズビレッジを整備したり、また、サイクリングの愛好者も同じように増えていることからサイクルステーションといった、例えばターゲットを絞った施設を整備するなど、やり方によってはしろいしSunParkとの相乗効果は確実に得られると期待しておりますので、いずれにせよ全国の道の駅が全て経営的にうまくいっているとか地域活性化に貢献しているかといえば、必ずしもそうでないものもありますので、今後しっかりと検証して整備を進めていただきたいと強く願っているところでございます。  そこで、次の大きな2番に移らせていただきます。ふるさと納税を活用した支援についてお伺いをいたします。  現在、新型コロナウイルス感染症拡大により本市でも各事業者の大幅な売上げの減少が課題となっております。  また、新型コロナウイルスワクチンの接種事業が開始されることにより、実際に接種事業の中心を担う白石市医師会には大きな負担がかかってくると予想されます。  このような状況を踏まえ、両者を支援するという意味でふるさと納税制度を活用し、白石市医師会への支援と題して寄附金を募り、感染症拡大によって打撃を受けている市内事業者の製造品や飲食店の食事券等を新たな返礼品として提供する取組を行うべきだと考えますが、ご所見をお伺いいたします。 125 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 126 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  現在のふるさと納税寄附金の受入れの際には、寄附金の活用目的を寄附者に選択いただくこととしております。  寄附金の活用目的につきましては、総合計画記載の目標とし、市の多くの施策を取り込めるような包括的な目標をお示しすることで、より多くの施策を寄附者へ理解できるようにいたしているところでございます。  令和3年4月からは第六次白石市総合計画の目標を掲げる予定でございますが、令和2年度におきまして地方創生臨時交付金活用事業としまして医療機関感染症対策支援事業などを実施した実績もあることから、ご指摘の寄附目的や新たな返礼品の追加につきましては今後検討してまいりたいと考えております。 127 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 128 ◯16番(菊地忠久議員) ぜひ検討していただきたいと思いますけれども、やはり白石市医師会、今回接種事業の中心を担うそれぞれの開業医の皆さんですので、ご自身の病院もやりながらこの接種事業もやるということで、大きな負担になるというふうに思いますので、まずピンポイントでこういった募集をしてぜひ医師会にも支援、そして、先ほども同僚議員の一般質問にありましたように、市内の飲食店等も非常に厳しい現状がありますので、その支援をするという意味でぜひふるさと納税を検討していただきたいと思います。  例えば北海道、これは都道府県レベルですのでちょっと白石市と規模が全然違いますので一律に比較はできないんですけれども、昨年「エールを北の医療へ」と題してポータルサイトのクラウドファンディングを利用しまして行ったところ、当初5,000万円の目標だったんですが、それが僅か2日で達成しました。確かにこのとき北海道は一番感染拡大が広まっていて非常に厳しいという状況あったんですけれども、現在はその北海道の北の医療へと題したクラウドファンディング、11億8,000万円ぐらいまでもう寄附が集まっているそうですので、白石市もこれに倣ってぜひ医師会の支援、そして困っている事業者の支援ということを行っていただきたいというふうに思います。  また、第3次の地方創生臨時交付金というものも白石市に入ってくるということですので、今回いろいろ本当に困っている方々にピンポイントでぜひ支援していただきたいなというふうに思っております。  そして、次の大きな3つ目に移らせていただきます。教育改革についてお伺いをいたします。  本市では令和元年度を教育改革元年として、半沢教育長が中心となり様々な施策に取り組んでおります。全国学力テストの結果を受け、本市の子供たちの学力向上は喫緊の課題と認識され、埼玉県と共同で独自の学力テストを行うなど、学力向上プロジェクトに取り組んでいます。  そして、(1)としてこの成果について伺おうと通告を出しておりましたけれども、一般質問においていろいろ同僚議員も聞いておりまして、それが一定の効果が今得られている、またPDCAサイクルの確立も得て、そのエビデンスに基づいた取組を進めていく、また、非認知能力では自己効力感の育成というものに今非常に注目してこれから取り組んでいきたい旨のご説明をいただいておりますので、(1)は飛ばして(2)に移らせていただきます。  4月から半沢教育長の教育長2期目の任期がスタートしますが、教育行政全般に対する1期目の総括と改めて2期目にかける思い、意気込みをお伺いいたします。 129 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 130 ◯半沢芳典教育長 菊地忠久議員の一般質問にお答えをさせていただきます。  意気込みになるかどうかは自信がございませんが、思いだけはお話しさせていただきたいと思います。  教育長の職に就任して以来、本市の子供たちに将来自らの夢や志を果たす力をしっかりと身につけさせることを自らの使命と考え、本市の教育行政に取り組んでまいりました。  学力向上はもちろんのこと、エアコンの設置やタブレット1人1台の配備など、児童・生徒の学びの環境整備にも努めてまいりました。  本市の教育行政を預かる教育長として最も重要なことは、子供たちが生きていく社会の変化や時代の要請を的確に捉え、教育施策に反映させることだと考えております。  子供たちは複雑化するSociety5.0社会を生き抜かねばなりません。そのために情報通信技術、いわゆるICTの積極的な活用や、本年度から小学校、そして4月から中学校でも始まります新学習指導要領の着実な実施を通じて、一人一人の児童・生徒が自分のよさや可能性を認識しながら、他者を価値ある存在として尊重し、多様な人々と協働し、持続可能な社会のつくり手となる能力を育んでいくことが求められております。  未来を担う子供たちにとって何が必要なのかを考え、そのために必要な施策を果敢に推進していく所存でございます。 131 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 132 ◯16番(菊地忠久議員) 果敢にぜひ挑戦していっていただきたいところでもありますけれども、近年、教育を取り巻く環境は非常に大きく変わってきております。  例えば小学生のプログラミング教育だとか、また小中学生GIGAスクール、また小学生の英語科の導入、道徳の教育化や教員の働き方改革、また児童・生徒の減少、そして不登校やいじめの問題等、挙げれば切りがないと言っていいほど多様化、複雑化しております。  本市においては学力向上がまず最優先課題として取り組んでこられましたけれども、教育改革について、もちろん全てが大事であり重要だというのは認識しておりますが、教育長の任期も3年間ですのである程度優先順位をつけて取り組まなければいけない、そういったものがあると思いますけれども、本市の教育環境に今学力向上を除けばどういったものが足りないのか、どういった個別の課題を優先的に取り組まなければならないのか、次の3年間で改善、改革し結果を出していきたいもの、個別に何かあればお伺いをいたします。 133 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 134 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  これから申し上げますことは、これ教育行政、特殊な行政でございますので、教育委員の皆さんのご意見、お考えも十分に踏まえた上ということを前提にしつつ、私が今ご質問いただいたように複雑化する、多様化する教育課題の中で次にということの観点で私の思いをお話しさせていただきます。  ご案内のとおり、私は、1つは不登校の児童・生徒対応について考えていかなければならないと、大きな課題の1つだというふうに認識をしております。ご案内のように国は教育機会確保法の成立を数年前にしまして、自治体においても様々な対応が求められております。私としては、今県の事業等も活用させていただきながら進めております心のケアハウスを充実発展をさせて、様々な機会を不登校の児童・生徒等にも提供している環境を今後整備していきたいということが私が考える課題の1つであります。  もう1つは、大変衝撃的ではありますけれども、本市の少子化がこの前申し上げたときよりもさらに進行しておりまして、現在のゼロ歳児、令和3年2月末までに出生した子供の数が105人だったか107人だったかという数値であります。今年中学校を卒業していった子供さんが254人でありますので、もう半分どころではないという数字で少子化が進行しております。この中にあって本市の子供たちにとって未来の社会を見据えた上でのどういう学校教育の環境がいいのかということについては、早急に保護者、市民の皆さん等とも議論を経ながら進めてまいらなければならない課題だというふうに考えております。ちなみにというと言葉はあれかもしれませんが、私は白石第二小学校で校長を務めておったときの1学年のお子さんの数が120名でございました。それを考えると、恐らく令和2年度に生まれたお子さんが恐らくそれよりも下回るのではないかというような数字になっていると。  現在、小学校9校、中学校4校があるという、この現実を踏まえて、本当に先ほど申し上げたように議会の皆さんはもちろんですけれども、本市はどういうふうに学校教育があったらいいのかというのは、まさにもう考えていかなければならない待ったなしの課題だというふうに、この2つを今のところ思っております。 135 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 136 ◯16番(菊地忠久議員) 不登校と少子化による様々ないろいろ環境整備を考えていかなければ、本当にこれ喫緊の課題ですので、今の1年間で今年100名ちょっとというのは本当に衝撃的な数字で、もうこの子供たち、6年後には小学生になりますので、こちらもあまりのんびりしていられない課題だなというふうに思います。  早急に議論を進めていただきたいと思うんですけれども、不登校についても取り組まなくてはいけないということで、確かに子供が減っている中でも不登校の児童・生徒は増えているという傾向にあると思いますし、不登校まで至らなくても、学校には来るけれどもみんなと一緒に同じ教室で授業を受けられなくて、別な教室で勉強する、自習するというような児童・生徒もこちらも増えているというふうに思いますけれども、この辺の不登校とか別教室の児童・生徒、増えている要因というか理由、教育長としてはどういうところを理由としてお考えになられているのかお伺いいたします。 137 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 138 ◯半沢芳典教育長 大変難しい課題で、要因について的確に分析ができているわけではありません。しかしながら、昨今の子供たちのやはり育ちが1つ関係しているのかなというふうに思っております。  少子化が進んでいるということは、兄弟の数の人数も極めてやはり少なくなっているというところから、幼児期も含めまして社会性が十分に形成されないまま小中学生になっているという可能性も当然あります。  それから、価値観の多様化、これは保護者の皆さんも社会も価値観が多様化する中で、学校に通うということの意義が以前と比べると相対的に低くなっていることも多分影響があるのではないかというふうに考えておりまして、先ほど申し上げた教育機会確保法の考え方に基づいて、市としては現在も仙南けやき教室、それから子どもの心のケアハウスでも、学校になかなか行けないお子さんの学習支援を行っておりますが、さらにここも充実させるとともに、先ほど議員が指摘をされました別室登校と、教室になかなか入れない、学校には来ているけれどもなかなか教室に入れないというお子さんに対しても、そういう学校が市内にも数校ございますので、そういうところを、教員の働き方改革とも関連して、そういう学校にも県の支援を受けながら人的な配置等についても行いつつ、教室に戻るだけを唯一絶対のゴールとせずに、様々な形で支援をしてまいりたいと考えております。 139 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 140 ◯16番(菊地忠久議員) 理由を今伺いました。確かに難しい問題で、これが全て原因だというのはあるわけではないし、もちろん児童・生徒一人一人によってその理由も違いますので、なかなか現場の先生方も、そして教育委員会も対応に大変だなというふうには思っているところではございますけれども、今後とも半沢教育長の強いリーダーシップの下、4月からもフルスロットルで教育行政に取り組んで、白石市の子供たちのために環境整備に努めていただきたいと強くお願いをいたしまして私の一般質問を終わらせていただきます。 141 ◯小川正人議長 この際、午前の一般質問をこの程度にとどめ、午後1時まで休憩いたします。      午前11時46分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後 1時00分開議 142 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  午前に引き続き一般質問を行います。  次に、3番伊藤勝美議員。 143 ◯3番(伊藤勝美議員) それでは、早速午後の部でありますが、一般質問をさせていただきます。  まず、山田市長の政治姿勢についてということでございます。  昨年11月、山田市長が2期目にご就任されましたが、コロナ禍の影響で12月定例会における一般質問は中止となりました。今回の定例会が山田市長に対する2期目最初の一般質問の機会になります。  それでは、最初の質問として(1)として、山田市長は市長選挙において自らを当選させてくれた市民からの期待の根源は何であったと考え、その市民の期待にどうお応えしようとしているのか、また、2期目に当たって市政の諸課題に対してどのような姿勢で取り組んでいかれるのか、お考えをお伺いいたします。 144 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 145 ◯山田裕一市長 伊藤勝美議員の一般質問にお答えいたします。  さきの白石市長選挙におきましては、公立刈田綜合病院の経営改善、そして診療機能を充実させるための手段として経営形態の変更、公設民営化を一丁目一番地の公約として掲げさせていただきました。  大変厳しい選挙戦ではありましたが、市民の皆様からは何としても刈田病院を守ってほしい、また、これまで以上に充実した診療機能を刈田病院でつくり上げてほしいという期待の声も数多く寄せていただきました。  政治家にとって大事なことは、しっかりと公約を実現することであると考えております。刈田病院の存続をはじめ、工業団地の造成による企業誘致や子供たちの学力向上など、これまで培った全てを総動員し、公約実現に向けて邁進してまいりたいと考えております。
    146 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 147 ◯3番(伊藤勝美議員) そういったただいま市長がおっしゃったようなことで邁進するということでございました。  そこで、さきの市長選をちょっとだけ振り返って見ますと、確かに市長がおっしゃったように関心は刈田病院の経営形態ということではなかったかというふうに思っております。  そして、選挙結果については山田市長が8,720票、相手候補が7,605票、差は1,115票でございました。ちなみに前回、4年前の市長選挙結果は山田市長が9,807票、相手候補が7,802票、差は2,005票でございました。山田市長は前回より1,087票落としております。そこで今回の選挙結果に対して先ほど厳しい選挙戦だと申されておりましたが、この結果に関してどのような感想をお持ちになったのか、お聞かせください。 148 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 149 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  間違いなく昨年の市長選挙の争点は、刈田病院の今後の経営についてどうしていくのかというのがもう紛れもない大きな争点だったというふうに思っています。そういった中で、なかなか市民の皆様に刈田病院の公設公営、そして公設民営の違いについてご理解を正しくいただけていなかった部分は多くあったのかなというふうに思っております。  これは昨年コロナ禍もあって、なかなか住民説明会等も開けなかったということもありますし、また、刈田病院の運営につきましては私と、また副管理者のお二人とでは考え方に対してどうしても平行線の部分がありましたので、なかなか1つの刈田病院の方針とすることが決めることができませんでした。そういう中で、副管理者からは市長がどうしても公設民営を推し進めたいのであれば、市長選挙の公約に堂々と掲げて市民に信を問うべきだと、そういったアドバイスもいただきましたので、私としましてはこの刈田病院の公設民営化を一丁目一番地というふうに掲げさせていただきました。  しかしながら、選挙戦の中では公設民営化イコールもう病院が潰れるとか、そういった声も私自身も多く寄せられましたので、「いや、そういうことではありません」というふうに私もその都度選挙戦の中で街頭演説等で説明をさせていただきましたが、正しく市民の皆様には浸透するのはなかなか難しかったかなというふうに思っております。  市民の皆様も、そして議員の皆様も刈田病院を何としても存続していかなくてはならないという思いは一致しているというふうに考えておりますし、私たちの命を守るとりでである刈田病院を診療機能をしっかりと充実した形で安心して白石市で生活をできる、そのためにも刈田病院をこれからも全力で守り抜いていく、そういった覚悟で取り組んでまいります。 150 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 151 ◯3番(伊藤勝美議員) 刈田病院を全力で守っていくという力強いお言葉でございました。  それでは、(2)といたしまして、市長が任命権を持つ副市長のことについてお伺いいたします。  山田市長が幾ら頑張っても1人では物理的に限界があることは明らかでございます。市長が市内外に向けてトップセールス、トップマネジメントを展開するためにも、また、市職員の管理監督に目を行き届かせるためにも、副市長の活躍にかかってくるものと思います。  そこで、市長は市政運営に関して副市長に何を求めるのでしょうか。求めるものは何なのか、ご見解をお聞かせください。 152 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 153 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  副市長の職務としては、市長を補佐し、市長の命を受け、政策及び企画をつかさどり、職員の担任する事務を監督し、市長の職務を代理すると地方自治法第167条に定められており、私もそのように考えております。  当然に市民の福祉向上を最優先に、市長に対しては政策遂行のための助言、意見等を行い、連携して市政運営に当たっていく存在であると考えております。 154 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 155 ◯3番(伊藤勝美議員) 今市長がおっしゃられたように地方自治法に定められた、そういった市長を補佐する存在ということでございました。  副市長のほうも2期目といいますか、市長と同じ期数でございますので、ぜひとも市長の政策とか、そういうものがありますけれども、その辺を職員の方々に伝える上でもしっかり頑張っていただきたいというふうには思います。  それでは、(3)でございます。いろいろな政策を進めるに当たり、職員の力なくして市民の福祉の向上はないと思っております。そのためにも職員をどう使いこなすのかが市長の仕事の1つであると考えております。市民のために、地域のために、職員に何を望み、職員に何を期待するのか、市長のご見解をお伺いいたします。 156 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 157 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  職員に対しては、自らの使命を自覚するとともに、様々な課題の解決に向けて失敗を恐れず積極果敢にチャレンジすることを望み、また期待をしております。  また、職員個々の能力だけでは組織として十分な成果を上げることは難しく、個々の力を組織全体の力としてまとめ上げる組織力の向上も不可欠であると考えておりますので、縦横の関係を問わず、職員同士のコミュニケーションが活発に行われることによって信頼関係を築くとともに、円滑な情報共有や迅速な意思決定が行われる風通しのよい組織づくりをさらに推進してほしいと考えております。 158 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 159 ◯3番(伊藤勝美議員) ただいま組織づくりということでございましたが、そこで実際山田市長は職員320人、会計年度任用職員約150人、これを束ねる市長であります。会社でいえば社長であります。  そこで、先ほど言いましたけれども、職員のやる気といいますか、そういったものをやはりやる気を起こさせるのも市長の務めだというふうに考えております。  そのためには、職員との信頼関係、先ほど市長もおっしゃいましたが、それも当然築かなければならないというふうに思います。  また、職員とのチームワークは極めて住民への市民サービスを行き渡らせるためにも非常に大切なことではないかと思います。  そこで、先ほど言いましたけれども、職員との信頼関係、職員の士気を高める考え方、導き方はどのようなことをお考えになっておられるのか、その辺お聞かせください。 160 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 161 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  私は、庁議、また部課長会等でも常々職員の皆さんに様々なメッセージを出しております。その中で、やはりそれぞれ個の成長が組織の成長になって、組織の成長が白石市の発展につながるということをお話しさせていただいております。つまり、人口減少、少子高齢化、様々な市政課題がある中で、市民のニーズは多岐にわたっています。そのニーズに応えていくためにはやはり職員の成長、それは組織として白石市役所が成長することが非常に重要だというふうに思っております。  そういったところから、積極的な職員からの政策提案であったり、また、すごく仕事の中でしっかりと成果を出した職員にはその人事評価等でしっかりと評価をするということが非常に重要ではないかというふうに思っております。  やはり、チームとしてそれぞれの課、また市役所全体が成長していけるように、これからも職員を鼓舞していきたいというふうに考えております。 162 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 163 ◯3番(伊藤勝美議員) 職員は本当にそれぞれ個々のいろいろな能力を持った方々が入っているのは事実であります。職員の能力をいかに引き出すかは本当にリーダーシップのリーダーとなるべき人、者がしっかりと見ていかなければならないと思います。  職員個人の能力もさることながら、やはり職員もオール白石市役所、そしてチーム白石としての能力が高められるのではないかと思います。ぜひとも職員の方々の士気が高まるような形での運営をお願いしたいと思います。  それでは、(4)二元代表制の下、地方自治体をつかさどるのは行政、そして議会であります。そういう中で、市長は議会に対してどのような考え方で接するのか、また、議会に何を望み、議会に何を期待するのか、市長のご見解をお伺いいたします。 164 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 165 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  1つ目の議会に対してどのような考え方で接するのかについてでございますが、私自身議会出身であり、議会が重要であるという認識、思いはここにおられる議員の皆様と同じでございます。  また、以前にも議会の場で申し上げたことがございますが、議会は言論の府だと思っております。議員の皆様からいただいたご質問、ご質疑に対し私がしっかりと答弁させていただく、また、その答弁に対してさらに議論を深めていく、そのための機関がこの議会であると思っております。  このことから、今後とも二元代表制の一翼を担っている議員の皆様とさらに議論を深め、様々な市政課題を一つ一つ解決していきたいと考えております。  2つ目の議会に何を望み、議会に何を期待するのかについてでございますが、私は議員時代に多くの市民の皆様から、議員として採決に当たり賛成、そして反対、その結果は非常に重要である、しかしながら、その結果に行くプロセスも重要である、そういった話も数多く頂戴いたしました。どういった理由があって賛成なのか、どういった理由があって反対なのか、そういったところを議会の中でしっかりと議論を深める、それが私は一番説明責任になるというふうに思っております。  また、説明責任というものは議会と行政との両輪で回していかなくてはならないものであるとも考えております。  市民への説明責任という大きな役割を果たすためにも、議会と行政がそれぞれの権限を尊重し合い、しっかりと議論を深めていくよう、お互いがさらに切磋琢磨し、市民のために、そして市勢発展のためにともに最大限の努力をしてまいりたいと考えております。 166 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 167 ◯3番(伊藤勝美議員) 我々議会はやはり二元代表制の、先ほど市長がおっしゃったとおり、一翼、一角を担っているというわけでございますので、ぜひとも我々も市長の政策と、それにはしっかりと向き合って、そしてなおかつ先ほど市長がおっしゃったような説明責任と申しますか、そういった理由づけ、そういったものもしっかりとやっていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  それでは、次、大きな2番に入ります。山田市長の市長としての政治手法、良識についてということで、(1)として常識は「一般の人間が当然わきまえているべき事柄や判断」ですが、良識は「常識よりも知的で高度な判断が加わったもの」ということを踏まえて質問いたします。  山田市長は1月13日、地方自治法に違反してまで刈田病院の指定管理を可能にする条例の専決処分を強硬に進めました。その専決した条例は20日以上も公告せず放置しながら、2月3日、専決処分の唐突な撤回を行い、併せて白石市外二町組合を解散し、市立病院とすることの突拍子な表明を行いました。  2月15日の記者会見では今議会末に組合解散議案を提出することを記者会見で表明しながらも、2月18日、今度は今議会に組合解散議案を提出することを撤回すると記者会見で表明しております。  組合議会を構成する蔵王町、七ヶ宿町の住民や議員、そして白石市民からも山田市長に対する不信の嵐でございました。山田市長の独り相撲とやゆされてもおります。山田市長の軽々しい朝令暮改的な判断や発言が、刈田病院の職員のみならず、数多くの地域住民に混乱と不安を招いております。  山田市長は常々「政治は結果」と言われております。今年に入り2か月という短期間に刈田病院に対する方針がころころと変わり、世間を騒がせ、住民不安を増大させていることについて、山田市長はどのようにお考えになっているのかお伺いいたします。 168 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 169 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  伊藤議員は方針がころころ変わるというふうにおっしゃられますが、私としましては刈田病院存続のためにあらゆる経営形態の検討が必要であることを一貫して申し上げ、民間医療法人からの提案を何とか受け入れることができるようにしたいということを一貫して訴えてまいりました。  平成30年12月に東北財務局から出されました財務状況ヒアリング結果におきましては、病院事業会計に対する繰出比率が類似団体平均を大幅に上回っており、財務改善に向けた取組が必要であるとの指摘を受けました。  また、令和元年6月には刈田病院が委託していた経営コンサルティング会社から、民間譲渡や独立行政法人化といった経営形態の中でも財政的、時間的な理由を考慮すると、刈田病院をこれからも存続していくには公設民営、つまり指定管理者制度の導入しかないとの結論もいただきました。  さらに、昨年12月に実施されました監査法人からの財務状況報告では、実質的に現在破産の状態であり、自力による再建は困難であると言わざるを得ない、こうした窮境を脱し、今後も刈田病院を存続するためには、公設民営化や指定管理者制度の導入という早急な手当てが必要であるとの指摘を受けたところでございます。  また、昨年4月からは整形外科と麻酔科の常勤医が不在となったことから、緊急手術ができない状況となっております。  市民の命を守る公立病院として様々な改善を図るとともに、持続可能な病院経営ができる体制とすることが喫緊の課題であります。  そして、刈田病院の危機的状況を回避するためには待ったなしの状況であると判断したことから、1月に入り公設民営化を可能とする条例改正を専決処分いたしました。  その後、2月1日に行った蔵王町長、七ヶ宿町長との協議の中で、組合を解散して市が目指す病院をつくってはどうかという提案をいただき、白石市としましては医療に空白を生じさせてはならないという思いから、責任を持って刈田病院を支えていく必要があると考え、この提案を受け入れたところでございます。  刈田病院の危機的状況は何ら解消されておりません。現在は金融機関からの借入れや新型コロナウイルス感染症に係る減収補填債などで何とかしのいでおりますが、これらは全て借金として残りますし、このままの状況を続けるということは、刈田病院は常に資金ショートの危険性を抱えながらの病院運営となってしまっております。  私が仮に公設民営化を取り下げたとしても、現在の危機が回避されるわけではないことは議員の皆様もご存じのことと思います。このまま何の検討も行動もしないことは市民の皆様を裏切ることになりますし、私の責任だけでは済まされない問題です。  この状況を何とか乗り越えるには、白石市も、そして市議会議員の皆様も一丸となって取り組んでいく必要がございます。  この状況を打破するために、そして刈田病院の存続のために何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。 170 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 171 ◯3番(伊藤勝美議員) そういった経過をたどっているということでございましたが、実際刈田病院の赤字ということになれば、我々議員もそうですけれども、議会もそうです。あと、当然蔵王町も七ヶ宿町もその辺は憂慮しているんではないかというふうに思います。  それだからこそ、私が思っているのは、実際組合を構成する、当然市長もそうですし、あと両町長もそうですけれども、やはり知恵を出し合って最善の方法を協議するという時間、そういうものが本当に取れなかったのかどうか、その辺だけちょっとお聞かせください。 172 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 173 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  先ほども答弁をさせていただきましたが、白石市としては東北財務局からの監査もございました。その後、刈田病院が当時経営コンサルティングをお願いしていた会社のほうからの結果についても、これは1市2町首長、また副市長、副町長、担当者の職員、皆さんいるところでそういった結果のことも出たことから、私としましては刈田病院の存続に向けて何とか議論させていただきたい、また検討させていただきたい、そういったところを再三両副管理者に申入れさせていただきましたが、それがかなうことはなく時間だけが過ぎていってしまいました。  様々なところで私自身も両町に足を運ばせていただいたり、また、仙南地域広域行政事務組合の理事会の後、定例会の前後、そういったところでも何度も協議をさせていただきたいというところはお話をさせていただいたところでございます。 174 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 175 ◯3番(伊藤勝美議員) 何度も足を運んで、そういう機会をつくり得なかったという理解でいいんでしょうかね。  これもやはり市長のほうが積極的に行ったとはいえ、両町の町長もその辺、はっきりしたことは分かりませんけれども、実際問題本当に両町長と市長が話し合ってもらわなければこれは本当に前に進まないとは思いますので、今後ともその辺はできない、できないではなく、できる方法でもしながら、ぜひともそういう取組だけはやっていただきたいというふうに思います。  それでは、次の質問に入ります。2月15日の記者会見において、山田市長は「刈田病院の正副管理者会議は議事録を取って公開すべきと再三申し上げているが、蔵王町長、七ヶ宿町長と院長は反対する」と発言しております。しかし、そのような事実はなく、これまで議事録作成を主張してきたのは小関七ヶ宿町長というのが事実であり、山田市長の発言とは正反対のようです。  言い方は不適切かもしれませんが、公の場で事実をねじ曲げ、他の自治体の首長や院長をさも悪者に仕立て上げるかのような山田市長の政治手法には不信感が募るばかりです。  このことについて山田市長の良識のある回答をお伺いいたします。    〔山田裕一市長「議長、反問させてください」と呼ぶ〕 176 ◯小川正人議長 反問を許します。山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 177 ◯山田裕一市長 まず確認をさせていただきたいんですけれども、伊藤議員は何をもって、何を事実と考えていらっしゃるのか、そこのところを教えてください。 178 ◯小川正人議長 反問に対する答弁を求めます。3番伊藤勝美議員。 179 ◯3番(伊藤勝美議員) 私もユーチューブのほうは聞かせていただきました。そして、なおかつ院長先生のほうにも確認してそういうことがあったということでこの質問に至ったわけです。    〔山田裕一市長「議長、反問」と呼ぶ〕 180 ◯小川正人議長 反問を許します。山田市長。    〔山田裕一市長登壇
    181 ◯山田裕一市長 すみません、再度確認をしたいんですけれども、院長の言っていることが事実だと、真実だというふうに捉えているという認識でよろしいんでしょうか。 182 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員、反問に答弁願います。 183 ◯3番(伊藤勝美議員) そちらが事実というふうに今市長がおっしゃいましたけれども、私が判断したのはそうであるからこそ、そういうふうに思っています。    〔山田裕一市長「議長、反問」と呼ぶ〕 184 ◯小川正人議長 反問を許します。山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 185 ◯山田裕一市長 確認をさせていただきたいんですけれども、大橋院長の発言のほうが真実であるというその根拠を教えていただきたいと思います。 186 ◯小川正人議長 反問の答弁を願います。3番伊藤勝美議員。 187 ◯3番(伊藤勝美議員) これに関しては議事録というか、そちらも何か取っていたようで、それをちょっと見させていただいたということでございます。    〔山田裕一市長「議長、反問」と呼ぶ〕 188 ◯小川正人議長 反問を許します。山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 189 ◯山田裕一市長 議事録を取っていたというふうに今伊藤議員おっしゃられているんですけれども、議事録は2月の正副管理者会議から取るということが決められましたので、その以前は議事録は取っていないんです。  それなのに議事録を伊藤議員はお持ちだということで、そういう認識でよろしいんでしょうか。お願いします。 190 ◯小川正人議長 反問に対する答弁を求めます。3番伊藤勝美議員。 191 ◯3番(伊藤勝美議員) それに関しては、先ほど市長が言ったのはそれは18日の正副管理者会議からということですよね。私が言ったのはその以前のものですから、そのときに取ってあったものを見せていただいたということでございます。    〔山田裕一市長「議長、反問」と呼ぶ〕 192 ◯小川正人議長 反問を許します。山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 193 ◯山田裕一市長 伊藤議員、確認を本当にさせていただきたいんですけれども、議事録を取ると決まったのは2月の正副管理者会議からなんです。そうすると、その以前の正副管理者会議の議事録というのはないんです。ですから、それを伊藤議員がなぜお持ちなのか、ご覧になっているのかというのはちょっと私は全く理解できなくて、これは正式に2月の正副管理者会議から決まったことなんです。今回からの正副管理者会議では議事録を取りましょうというふうに。  ですから、その以前の正副管理者会議については一切議事録はない状況なんですが、それを伊藤議員はあるというふうにおっしゃられているというのはちょっとおかしいんじゃないかというふうに思います。そのあたりもう一度お願いします。 194 ◯小川正人議長 反問に対する答弁を求めます。3番伊藤勝美議員。 195 ◯3番(伊藤勝美議員) いや、その2月の会議は別にしまして、結局中で院長先生以下、職員なんかもいたかと思うんですけれども、それでもってこういうものがあるよということで、その中では言っていないということで私は理解してこういった質問をしているということでございます。    〔山田裕一市長「議長、反問」と呼ぶ〕 196 ◯小川正人議長 反問を許します。山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 197 ◯山田裕一市長 おかしいですよね。実際議事録は2月の正副管理者会議から作成しましょうというふうに、これは正副管理者会議で決まったことですので、その以前の正副管理者会議の議事録というのは私は当然見たことありませんし、そういった取決めもしていない中で議事録があるというのは、それは非常におかしい話であるというふうに思いますが、伊藤議員はおかしくないというふうにお考えでしょうか。 198 ◯小川正人議長 反問に対する答弁を求めます。3番伊藤勝美議員。 199 ◯3番(伊藤勝美議員) 議事録というか、正式な議事録ではないとは思うんですけれども、そこはちょっと市長と違いますけれども、ただ、そういうメモ的なと言ったらおかしいですけれども。  では、いいです。これは取り下げますから。そうします。  次に行きます。次、同じく2月15日の記者会見においてコロナ対策のワクチン接種に関して「院長先生からは医療従事者に対してワクチンを接種するけれども市民のことは知らない」という話があったと発言されております。しかし、1月21日に開催された市担当者と刈田病院正副院長との会議の際に病院長からそのような発言はなかったと副院長先生からも伺っています。  言い方は不適切かもしれませんが、事実をねじ曲げ、病院長を悪者に仕立て上げることによってワクチン接種の遅れの言い訳をする考えとしか思えませんが、山田市長が発言した内容の根拠をお聞かせください。 200 ◯小川正人議長 高橋健康推進課長。    〔高橋ひろみ健康推進課長登壇〕 201 ◯高橋ひろみ健康推進課長 1月21日の公立刈田綜合病院正副院長会議の際に、本市の新型コロナウイルスワクチン接種の体制整備について話をしてきました。当事者である私からお答えさせていただきます。  まず、経過から申し上げますと、1月13日の白石市医師会理事会において、本市のワクチン接種体制案に関して説明を申し上げ、医師会の先生方から協力する旨ご快諾をいただきましたので、1月19日付で医師会長と市長連名で協力依頼の文書をお渡しし、21日に正副院長のほか、特別管理者、看護部長などが同席する会議の前段に説明させていただいたというのが経過となります。  このときに説明した内容は、医師会理事会でご同意いただいたとおり、ワクチン接種会場を公立刈田綜合病院にお願いし、医師、看護師等、人的な面でも協力をいただきたいこと、医師会の先生方も交代で刈田病院に赴き一緒にワクチン接種に携わるという案でしたが、この説明に対し大橋院長から反対意見、不満等が多く出されまして、その中での言葉に我々医療従事者への接種はするが住民への接種はしない、知らないことだとおっしゃられたのでした。  公立刈田綜合病院が接種会場として使えないことになりましたので、庁内で再検討し、ホワイトキューブを会場として継続使用できるように確保いたしまして、2月10日の白石市医師会理事会において医師会の先生方にホワイトキューブに来て接種していただくということに変更したことをご説明し、変更案についてご了解をいただけましたので、準備作業を急ぎ進めているところです。  この後の2月12日に公立刈田綜合病院に事務打合せに伺いましたところ、大橋院長から前回は声を荒げてすまなかった、医師、看護師等の派遣の協力はするつもりだとのお話をいただきましたので、ホワイトキューブでの集団接種に公立刈田綜合病院からもご協力をいただけることになりました。  なお、伊藤議員の誤解のないように申し上げますと、ワクチン接種について遅れているのは国のほうでありまして、本市のワクチン接種体制の準備状況で後れを取っていることはないとの認識でおります。  新型コロナワクチン接種対策室の職員はもとより、健康推進課をはじめ、庁内各部署の職員がそれぞれの分野で知恵を出し合い準備作業を急いでおりますことをご理解いただきたいと思います。 202 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 203 ◯3番(伊藤勝美議員) 今、課長のほうから経過というか、その辺お伺いしました。  そうしますと、私も一応病院側にも聞いておるんですが、確認した内容と結構違っておるんで、実際1月21日の市担当者との会議はそもそも突然白石市のほうから文書だけでのワクチン接種の依頼が行われたという、不適切でずさんな対応だったと、そして、病院の担当者からは文書だけではなく説明に来てほしいとの要請があって初めて刈田病院に対する説明がなされたということを聞いております。  そして、病院長は、文書依頼だけで済まそうとした白石市の姿勢を厳しくそのときは叱咤をしたということでお話しになっております。  当然に、先ほど私が言った市民のことは知らないという発言を病院長はしていないということでございますが、伊藤特別管理者も事前に刈田病院に説明に行くようにと話をしていたはずだということも注意をされていたというふうに伺っております。  そして、副院長からは、刈田病院は毎日数多くの外来患者の診療に当たっていると。あと、入院患者の面会は感染防止対策の面から基本的には面会謝絶としているなどの懸念からそのようなことはできないというか、発言していたようです。  また、あと、市の担当者のほうからは医師会が決まったのでとか、接種場所として刈田病院を使わせてほしいということの繰り返しだったということを聞いております。  また、市の対応があまりにもずさんだったにもかかわらず、刈田病院としては正副院長会議などで検討すると、医師会の先生方と話し合って何とか皆さんに接種が行き渡るような体制を整えなければならないと。そして、市で話合いの場をつくるようになどとして、市側でよく話し合った上でもう一度話を持ってきてほしいなどとの話をして会議を終えたというふうにお聞きしているんです。  ですから、実際私としてはどっちが正しいとか、それもありますけれども、実際ここで市長のほうに市長が言ったことが大変遺憾だと、本当におかしい話だとは言っておるものの、実際こういった今課長がお話しになったことと私が受け取るのではちょっとかなり違うなという部分があるものですから、その辺また言った言わない、議事録どうのこうのとなるとは思うんですけれども、こちらも実は当時、高橋課長は行っているから分かると思うんですが、そのときメモを当然なさった方もいるし、あと当然刈田病院のほうでも何か議事録的なものを取っていた、議事録といいますか、会議録ですか、それをレコードして、それも私は見せていただきました。ですからこういった質問になったわけなんですけれども。  実際、市民のことは知らないとか院長先生が、何かそちらを見ると本当に書いていない、議事録起こしには書いていなかったんですけれども、ですから、どっちが本当なのかということになると先ほどの話になってしまいますが、市長が言っていないということを、ただ、私がなぜ、先ほどの問題の補足ですけれども、実際ユーチューブで、先ほどの件もそうでした、先ほどの会議の件もそうでした。全部やはり出ているわけです。  ですから、その辺をもうちょっと相手を思うというか、そういうことも考えつつ発言すればよかったのかなと。よかったのかなというよりも、そういうことをしていただきたいなという思いもあったので先ほどの質問とこの質問をどうなのかということで市長にただしたわけなんですけれども、その辺実際市長はどのように思われますか。先ほどの件も今回の件も含めて。 204 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 205 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  正副管理者会議の議事録を取ったほうがいいというのは多分皆さん考えが一致していたというふうに思うんです。  先ほどの伊藤議員のご質問のとおりの趣旨だったとすれば、今年2月の正副管理者会議の前に私は議事録は取るべきだという考えはずっと一致して一貫していましたので、もっと早くに議事録を取ることは可能だったんだと思うんです。  ということは、それが議事録がその以前に作成することが決まっていなかったということは、やはり何かそこには阻害するものがあったんではないかというふうに考えるのがこれは自然ではないかなというふうにまず思います。  それから、先ほど高橋課長が答弁をさせていただきましたが、当然市の職員は様々な会議のときにどなたがどういった発言をされているのかというところを詳細にメモを取る、そういった習慣がついていますし、それは事実に基づいて私のところにも復命書を上げております。  職員が自らの意思で事実をねじ曲げて、例えば復命を作成する、そういったことは決してございませんで、私は高橋課長が答弁した内容が事実であったというふうに信じています。 206 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 207 ◯3番(伊藤勝美議員) 結局この問題にしても、当然役所の職員の方、課長含めてしっかりとその辺はメモは取っておられるとは私も思います。  ただ、病院側のほうのメモ、メモというか、何かテープがたまたまあったからそれを起こしてみたということでもって、それを見たらそういった形であって、実際市長がユーチューブで言っていることは本当なのかということからの始まりだったものですから、実際どっちが正解なのというわけではないんですけれども、その辺をすれば実際それはまだあるんで、あちらのほうから頂いてきたテープ起こししたものもあるんで、その辺は後ででも、この場ではあれですけれども、見ていただければなと、課長も含めてと思いますけれども、この件に関してはそういう形にしていただきたいなと思います。いかがでしょうか。 208 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 209 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  ぜひそのテープの生音声データを聞かせていただきたいと思います。テープ起こしの文章ではなくて、ぜひ生の音声データを聞かせていただきたいと思います。 210 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 211 ◯3番(伊藤勝美議員) 音声テープは私は持っていないんですけれども、その辺もあと確認してその辺はこちらも市長に迷惑をかけるようなこともないように、その辺しっかりやらせていただきますので、それでよろしくお願いしたいと思います。  それでは、次の(4)として、2月18日、刈田病院で正副管理者会議が開催されましたと。蔵王町長が病院玄関前に到着した際に白石市の職員が「持続可能な公立刈田綜合病院の構築に向けた要請書」を手渡そうとして拒否されたと伺っております。七ヶ宿町長も拒否されましたが、山田市長だけは受け取られたと河北新報で報道されました。  市民からも、蔵王町の議員からも、私のところに市職員の良識を疑う、市職員が取った非常識な行動について何の処罰もしないのかというお話が寄せられております。このことを踏まえまして質問いたします。  1)として、山田市長は市職員が署名した経緯、いつ、どこで、どんなふうに活動されたのか把握しておられるのかお伺いいたします。 212 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 213 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  私は詳細な経緯までは承知しておりませんが、本市の職員有志による刈田病院の課題解決に向けた要請書の提出については、正副管理者会議の前日、2月17日午後4時頃、市長室におきまして総務部長から報告を受けたところでございます。 214 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 215 ◯3番(伊藤勝美議員) 総務部長のほうから報告を受けたということでございます。  そして、職員に向けた賛同依頼文書は2月17日付になっております。これは確認しております。そして、提出予定日を翌日の18日としております。  結果、たった1日での署名活動で196人もの市職員が署名しております。これはいかにも組織的に活動されたものと思われますが、この点に関しては山田市長はどのようにお考えになっているんでしょうか、お伺いいたします。 216 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 217 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  職員有志による署名でございますので、決して組織的な動きであったという認識はございません。 218 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 219 ◯3番(伊藤勝美議員) そういった認識だということでございます。  そして、実際この要請書には今年度中の組合解散や公設民営化を可能とする条例改正を求めております。この要請書に賛同する依頼文書には留意事項として業務強制ではないとしていますが、将来の市役所を担う補佐、主幹級からの若手職員に主に賛同いただきたく存じますとの管理職から部下に対する指示とも取れる一文があります。見えない圧力、強制とも受け取ることもできます。  このコロナ禍、ワクチン接種の大事業が始まる大変な状況の中で、また、当時地域医療を考える会の皆さんが公設民営化の方針撤回を求めて署名活動をしているさなかの出来事であります。  就業時間外を利用し1日で196筆もの賛同者が集められたことに住民の皆さんも違和感を持ったのではないかと思います。  そこで、2)として、職員の署名依頼文には、先ほども言いましたが、「勤務時間外での個人的活動であることから、地方公務員法には抵触しない」とあります。  公務員たる市職員の「勤務時間外の行動であれば、地方公務員法には触れない」という考え方、行動に対する山田市長の見解をお聞かせください。 220 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 221 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  今回の案件につきましては、地方公務員法第36条の政治的行為の禁止には抵触しないという報告を受けておりますので、そのように理解をしております。 222 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 223 ◯3番(伊藤勝美議員) その第36条に抵触しないということで何か弁護士にも確認しているというようなことを書いてありましたけれども、実際これ誰が確認したんでしょうね。市長、どう思いますか。 224 ◯小川正人議長 古山総務部長。    〔古山光春総務部長登壇〕 225 ◯古山光春総務部長 ただいまの質問にお答えいたします。
     私が知り合いの弁護士のほうに確認して、抵触しないということで回答をいただいております。 226 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 227 ◯3番(伊藤勝美議員) 総務部長が知り合いの弁護士のほうに確認してということのご答弁でございましたが、実際市の顧問弁護士もおられるのかとは思うんですが、その辺にはなぜ確認しなかったんですか。 228 ◯小川正人議長 古山総務部長。    〔古山光春総務部長登壇〕 229 ◯古山光春総務部長 顧問弁護士はおるんですが、たまたま私が知り合いの弁護士がいたということで、その方にご相談をさせていただきました。 230 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 231 ◯3番(伊藤勝美議員) いや、総務部長の個人的な知り合いの方ということでございますが、実際問題、では逆に聞きますけれども、この理事者の中に本当に署名に賛成の方々、ここにいらっしゃるんですか。  何か総務部長がそういうふうな形で知り合いの弁護士に確認したらこれは抵触しないからということでございますが、私としてはかなりこれはちょっと暗い部分のほうに近いのかなというふうな思いもあるんで、その辺何か上のほうからの指示、命令でやったのかなという疑いも持たれるようになるんじゃないですか。いかがですか。 232 ◯小川正人議長 古山総務部長。    〔古山光春総務部長登壇〕 233 ◯古山光春総務部長 ただいまの質問にお答えいたします。  決して上からの指示ということで動いたわけではございません。  私は実際に2月16日の正午過ぎに職員有志の方からこういう行動をしたんだがどうかという質問を受けました。  それで、私が知り合いの弁護士にいろいろ相談をさせていただいたところでございまして、上のほうからこういうことをしなさいという指示があったことは一切ございません。 234 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 235 ◯3番(伊藤勝美議員) 指示はしていないということでございますが、万が一、仮の話で申し訳ございませんが、この時間外で行われたということのようですが、これが時間内で万が一そういう事実が発覚した場合、どのように市長は対応を取られますか。 236 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 237 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  仮にというふうに議員おっしゃいましたが、時間外の署名というふうに聞いておりますので、この法には抵触しないという見解でございます。 238 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 239 ◯3番(伊藤勝美議員) 分かりました。  それで、実際、蔵王町、七ヶ宿町の町長は受け取りを拒否したということでございますが、先ほど出ましたけれども、要請の内容は、本当に他の自治体の方針に踏み込んで否定、そしてまた批判するような内容と私は受け止めるんです。その内容を山田市長は理解した上で要請書を受け取られたということでございますか。 240 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 241 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  3)の質問かというふうに思いますが、刈田病院の財政状況や両町長との協議内容につきましては、私は庁議、また部課長会などでその都度職員には話をしております。  今回の要請書は、今後の白石市を考えたときに、刈田病院の問題が長引くことは市民をはじめ病院職員、そして市役所職員にとっても望ましいことではなく、将来への負担をこれ以上増やさないために、また、持続可能な刈田病院、そして持続可能な白石市を構築することを切に願う内容であると感じましたので、私は真摯にこの要請書を受け取りました。 242 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 243 ◯3番(伊藤勝美議員) そういう形で受け取られたということでございますが、その受理した要請書は、事務的にどのように庁内で処理されているんでしょうか。住民からの要請書と同じようにですと、担当職員が回覧し、そして市長までの決裁を受けていると理解してよろしいのか、その辺確認でございます。 244 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 245 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  特に私に回答を求める内容でもございませんでしたので、頂いた要請書は私が市長室で保管をしております。 246 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 247 ◯3番(伊藤勝美議員) 市長室で保管しているということでございました。  それから、この公立刈田綜合病院の今後を考える白石市職員有志の会がということで提出されておるんですけれども、私はその要請文と署名を求めるための文書も拝見いたしました。でも、なぜかその有志の会代表者が不明でございます。一説によれば怪文書にも相当するのではないかとも言われております。  そこで、有志の会を代表してといいますか、山田市長に当時手渡した職員の名前、この方の当然顔は知っているかと思うんですが、お名前を公表していただきたいと思います。 248 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 249 ◯山田裕一市長 私が刈田病院の会議室の前で要請書を受け取りました。その職員の皆さんはそれぞれ年休を取って自分の時間、プライベートの時間として私に要請書を手渡されましたので、その職員の名前を申し上げることはいたしません。 250 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 251 ◯3番(伊藤勝美議員) 別に私もそこまでは求めたくはなかったんですが、内容的にはでもその辺はしっかりとやらないと、本当に先ほども言いましたように怪文書だよという方も結構いらっしゃるので、まあ、それはいいとします。  そして、実際今時間外の有給を取っていたということでございますが、そういった形での要請行動だったのかなというふうになっております。  分かりました。代表者、そして手渡しに行った職員の方々のお名前は結構でございます。  それでは、4)としてお伺いいたします。今回の市職員の要請行動は、蔵王町長や七ヶ宿町長という他の自治体の首長が判断した方針に対して市民団体などが提出する要望とは異なります。  地方公務員である市職員が、他自治体の町長の方針に異議を唱え物申すことは、地方公務員法に反する「政治介入である」というご意見もございます。  今回の市職員が起こした行動について、先ほども伺いましたが、山田市長のご見解を再度お伺いいたします。 252 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 253 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  先ほどもお答えしておりますが、今回の職員の行動は、地方公務員法第36条に規定する政治介入には当たらないと理解しております。  将来の市の財政負担や市民への負担が多くなることを心配した職員が、刈田病院の課題解決に向けた協議が一向に進行しないことを憂慮した上での行動であると認識をしております。 254 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 255 ◯3番(伊藤勝美議員) 地方公務員法第36条に反しないということから、これは正当だというご理解でよろしいわけですね。分かりました。  実際私としてはやはりあまりにもおかしいと、本当に触れないのかということはちょっとかなり問題視しております。  やはり、先ほど申し上げましたが、こういった確かに市長が言う刈田病院のもうどうにか早急にしたいというお気持ちも分かりますが、なぜにそこに市の職員が、先ほども言いましたけれども、地域医療を考える会の皆さんが署名活動をしていると、そして、何か聞くところによりますと1万2,000名余りの筆数が集まったということでございます。  そういうものを考えるならば、市の職員が今置かれている、そういった状況においてこういった行動を取ること自体が私は不思議でなりません。そして、逆に不思議と同時に怒りさえ覚えます。  そういうことですので、ただ、市長のほうは法に抵触しないので大丈夫だということで、市の職員のそういった思いが伝わったものであるということでございました。  実際、今後、私だったら本当に蔵王町長とか七ヶ宿町長のほうにも何か申し訳なかったと、うちの職員がこんなことをしてというふうに私は考えますが、市長はその辺考えないんですか。その辺ちょっとお伺いいたします。 256 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 257 ◯山田裕一市長 5)番目の質問というふうに捉えます。  私としましては、今議員がご発言の内容を聞いていると、あたかも市の職員がもう悪事を働いているかのように質問をされておりますが、まずそのような事実は一切ございません。  そして、両町長へ謝罪すべきとのご発言でございますが、両町長には失礼のないように事前に要請書をお送りしていたと聞いておりますし、何より1市2町の地域医療を守るために取った行動であるというふうに認識をしております。  両町長には今回の職員の取った行動についてはご理解をいただけるものと思っております。 258 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 259 ◯3番(伊藤勝美議員) 今、事前にもって何か書類をお送りしていたという、その有志の方々ですか、では、それを実際受け取られたんでしょうかね。その辺、市長聞いていませんか。 260 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 261 ◯山田裕一市長 お答えをします。  事前にお送りしたということしか聞いておりません。 262 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 263 ◯3番(伊藤勝美議員) ただ、私の聞いたところによると、それは受け取っていないといいますか、勝手に送られてきたというような判断だったようです。  実際、私の質問はちょっとまずいというか、先ほどありましたけれども、本当に今年に入ってこの2か月間という短期間に刈田病院に対する方針が本当に、先ほどころころと言って、市長からはそれは私はころころはしていない、真っすぐでそのままいっているということでございましたが、本当に市民、そして1市2町の住民にとっては本当に心配というか、不安になっているのが本当に増大している今日この頃かなというふうに思っています。  それで、先ほど市長も政治は結果だということをよく常々おっしゃっておりますが、今回の一連の騒動は山田市長のやはり本当に独断的な感じの結果ではないかなというふうに私は考えております。  刈田病院の本当に厳しい状況を改善して本当に再建するためには、先ほども申し上げましたが、あちら、蔵王町長と七ヶ宿町長と、あと病院、そちらの院長先生しかりそうですけれども、そちらと幾らの話合いをやってもできないんだと、それがもっと、本当に申し訳ないくらい市長からももっと、先ほどの議論ではないですけれども、その辺もしっかりと話し合っていただきたいなというふうに思います。そうでないと、本当に今の病院職員の方々もそうです。そして、当然通っている方々、通院なさっている方も入院されている方も本当に不安だらけだと思います。ですから、これからの病院に関しては、先ほど何回も言いますけれども、しっかりと話合いを重ねていくことに努力していただきたいと。  別に私たちは本当に公設公営、公設民営といっても、はっきり言って今まで全員協議会とかいろいろやってきましたけれども、議員説明会をやってきましたけれども、本当に内容もあまり、いろいろ市の当局のほうからそれなりに出てきておりますけれども、やはり一般の方々はその辺本当に分からない状態です。先ほど市長も言いましたように、このコロナ禍によって説明不足だったということもおっしゃられておりますので、ぜひともそういった機会も、このコロナ禍でちょっと難しいかとは思うんですが、刈田病院に関してはもっと情報提供を市民の皆様にもぜひやっていただきたいと思うんですが、その辺いかがでしょうか。 264 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 265 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  まず、2月18日の正副管理者会議の中で、これはもう三者で統一した見解として正副管理者会議の三者合同の記者会見をさせていただきましたが、組合解散に向け協議することを確認したという、これが公のメッセージでございます。  そういったところから、今後この組合解散に向けて協議をしていく、もう既にスタートをしておりますけれども、そういった動きになりますので、3月1日の広報しろいしのほうにも現在の状況等を掲載させていただきましたが、今後も市民の皆様に、また、特に議員の皆様には率直に様々な情報を提供し、また、議員の皆様とは共有し議論ができるように、そのように努めていきたいというふうに考えております。 266 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 267 ◯3番(伊藤勝美議員) 市民との情報共有というか、そういう形で進めると。  そして、市長のほうから今3月の広報ということで出たのでちょっと聞きたいんですけれども、ああいう出し方も私はちょっとおかしいんではないかなと。  そして、ただし書で「3月17日までの情報でございます」と親切丁寧に書いているようですけれども、実際中身的には何かもうさも白石市立病院になったのかなという印象を与えるんですが、その辺に関して、あの広報に関して市長はどのように思われますか。 268 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 269 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  どうしても広報を発行するに当たって原稿の締切日というものがございますので、やはり一番新しい情報を市民の皆様に広報等を通してお知らせしなくてはならないというところから、3月の広報に掲載をさせていただきました。  あの内容は2月1日の三者で協議した内容をまず市民の皆様にお伝えしようというところで、方針として掲載をさせていただきました。  また、先ほど答弁をさせていただきましたように、2月18日の正副管理者会議の中で組合を解散に向けて協議することを確認したということが今共同の1市2町のメッセージでございますので、それらをまた市民の皆様にもお伝えしていきたいというふうに思いますし、なかなか本当にこのコロナ禍の中で多くの市民の皆様にお集まりをいただいてというものを開催するのが正直やはりなかなか判断をするのも難しい状況で、一旦新型コロナウイルスの感染者数も県内でゼロといった日もありましたが、ここ数日また数が増えていっている状況にもございますし、今後ワクチン接種もスタートすれば大分状況も変わってくるかというふうに思いますが、私としては市民の皆様にタイムリーな情報を提供できるように、広報等も最大限活用していきたいというふうに考えております。 270 ◯小川正人議長 伊藤議員、通告の質問は終わっております。3番伊藤勝美議員。 271 ◯3番(伊藤勝美議員) ちょっと私は3月17日と言いましたか。2月……。 272 ◯小川正人議長 3月と。 273 ◯3番(伊藤勝美議員) 広報は2月17日までの情報ですよね。それは訂正させていただきます。  あとは一言言わせていただければ、今その広報の話になったんで、また言わせていただきたい。 274 ◯小川正人議長 質問じゃないですね。
    275 ◯3番(伊藤勝美議員) 質問じゃないです。 276 ◯小川正人議長 では、まとめに入ってください。 277 ◯3番(伊藤勝美議員) そういった形で、私のちょっと二、三の不適切な質問もあったことをまずはおわびを申し上げます。  ただ、やはり本当に今の刈田病院はきゅうきゅうとした、市長がおっしゃるとおり、そのとおりだと思います。とにかく急いで、医療空白をつくらないように。  当然私たち議員、そして2町議会もそうです。そういった形で動いておりますので、しっかりと、再度何回も言いますけれども、両町長と院長と話ができないんだと言わず、とにかくこういう形でということで話をして内容をオープンにするというような形で、そうしたら我々議会議員もどういうふうになるんだということ、その辺は我々だって議会人としてしっかりそういう医療空白をつくりたくないんで、しっかりとその辺はやっていただきたいことを申し上げて私の一般質問を終わります。 278 ◯小川正人議長 ここで、換気をするため午後2時20分まで休憩いたします。      午後2時12分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後2時20分開議 279 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、14番森建人議員。 280 ◯14番(森建人議員) ただいま議長より発言の許しをいただきましたので、通告に沿って質問をさせていただきます。  初めに、新型コロナウイルスワクチン接種について質問させていただきます。  新型コロナウイルスワクチンの接種が全国的に始まります。ワクチンの調達が段階的にならざるを得ないことから、医療従事者と高齢者、基礎疾患を有する者や高齢者施設等の従事者、その後に16歳以上の一般の方に順次接種が行われます。  白石市でも新型コロナウイルスワクチン接種対策室を設置して、円滑な接種に向けて準備していることと思われます。  そこで、次の質問をさせていただきます。  (1)で、ワクチン接種の目的は感染予防なのか、発症予防なのか、重症化抑制なのかを伺います。 281 ◯小川正人議長 高橋健康推進課長。    〔高橋ひろみ健康推進課長登壇〕 282 ◯高橋ひろみ健康推進課長 ただいまの質問にお答えいたします。  まず初めにお断りしておきますが、今回の新型コロナウイルスワクチン接種に関しましては、国からの情報が変更されるなど日々状況が変わっておりますので、今回お答えさせていただく内容は現時点での内容になっていることをご承知おき願います。  現在接種予定のワクチンはファイザー社製のメッセンジャーRNAワクチンで、厚生労働省が出している説明書では新型コロナウイルス感染症の発症予防効果が約95%と報告されていますが、感染予防効果は明らかになっていないため、引き続き適切な感染防止策を行う必要があるとされているものでございます。 283 ◯小川正人議長 14番森建人議員。 284 ◯14番(森建人議員) 発症予防の効果は認められているが、感染予防の効果が明らかになっていないとのことですが、誤解による感染拡大が危惧されますので、ワクチンの接種後においてもマスクの着用や手洗いやアルコールによる消毒など、今までどおりの感染防止対策が必要であることの周知徹底を引き続きお願いしたいと思います。  次の質問に移ります。(2)予約方法についてお伺いいたします。 285 ◯小川正人議長 高橋健康推進課長。    〔高橋ひろみ健康推進課長登壇〕 286 ◯高橋ひろみ健康推進課長 お答えいたします。  接種を受けようとする方は、市が設置するワクチン接種予約コールセンターにご連絡をいただき、接種の日時を予約していただくということを想定しております。  また、接種状況を見定めながらになりますが、スマートフォンやインターネットを用いた予約受付システムも導入するように検討予定となっております。 287 ◯小川正人議長 14番森建人議員。 288 ◯14番(森建人議員) コールセンターでの予約受付ということで、予約システムの導入も考えているということですが、担当者の負担軽減や24時間受付可能、予約率、接種率の向上のためにもSNSやウェブを活用した予約システムの導入をぜひ進めていただきますようお願いいたします。  次の質問です。(3)で、基礎疾患のある方として、14の病気や症状が示されていますが、対象かどうかをどのようにして確認するのかをお伺いいたします。 289 ◯小川正人議長 高橋健康推進課長。    〔高橋ひろみ健康推進課長登壇〕 290 ◯高橋ひろみ健康推進課長 お答えいたします。  65歳以上の高齢者に次ぐ接種順位となる基礎疾患を有する方については、14種類の病気や症状等が示されておりまして、その確認方法は現在のところ予診票への記載による自己申告とされています。それで、接種の際に予診票の記載内容で確認することになります。  基礎疾患のある方は予約コールセンターへの連絡の際に申し出ていただき、接種前の問診で接種可能かどうか判断されることになります。  なお、基礎疾患の状態により接種を実施すべきか否かについては、事前に主治医に相談するようお知らせする予定となっております。 291 ◯小川正人議長 14番森建人議員。 292 ◯14番(森建人議員) 自己申告していただくということで理解しました。  次の質問です。(4)一般の方への接種も集団接種で行うのかをお伺いいたします。 293 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 294 ◯山田裕一市長 森建人議員の一般質問にお答えをいたします。  65歳未満の一般の方につきましても、現段階では集団接種方式による実施を考えております。  ただし、各医療機関において個別にワクチン接種を実施する個別接種方式による実施につきましても、現在医師会と協議を重ね検討をしているところでございます。 295 ◯小川正人議長 14番森建人議員。 296 ◯14番(森建人議員) ワクチンの供給量にもよると思うんですけれども、やはり集団接種のみならず、ぜひ個別接種、また巡回接種のほうも医師会の方たちとぜひ検討を深めていただいて進めてもらえれば、1日当たりの接種の可能数が増え、また、接種期間の短縮にもつながると思いますので、検討していただければと思います。  次の大きな質問に移ります。2番、成人式について。  成年年齢を18歳に引き下げることを内容とする民法の一部を改正する法律が2022年4月1日から施行されます。18歳、19歳、20歳の3年代が同時に成人になるわけですが、2023年以降の当市の成人式の対象はどのように考えているのかをお伺いいたします。 297 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 298 ◯半沢芳典教育長 森建人議員の一般質問にお答えをさせていただきます。  市の主催による成人式の対象者の年齢について、これまでの主管課である教育委員会の取組、それから今後の方針等についてお答えをさせていただきます。  これまでに社会教育委員の皆さんにご意見を伺ったり、それから、昨年度、それから今年度の成人式を迎えた方々へもアンケート調査を実施いたしました。  社会教育委員の皆さんからは、式典の対象を18歳にした場合、その多くが高校3年生であり、卒業後の進路を決める多忙な時期と重なるため、式典は20歳がよいのではないかとのご意見を頂戴いたしました。また、先ほど申し上げたアンケートの調査でも、ほとんどの方が従来どおり20歳を対象にしたほうがいいという回答でございました。  さらに、初年度、もし18歳に引き下げてやるとなると、18歳、19歳、20歳の3年代が同時に式典を行うということになります。一堂に収容できる会場や開催日時をどのように設定をするかというような非常に悩ましい問題も発生する可能性がございます。  以上のことから、式典の対象年齢は20歳として、今後近隣市町村の動向も踏まえながら、主催者であります市長とも十分に相談をして、早急に方針を決定して、決定次第、広報しろいしや市のホームページ等で周知を図ってまいりたいというふうに考えております。 299 ◯小川正人議長 14番森建人議員。 300 ◯14番(森建人議員) ただいまの答弁の中で近隣の市町村のことを考えながらということですので、もし今現在の県内の自治体の状況が分かればお教えいただきますようお願いいたします。 301 ◯小川正人議長 小室生涯学習課長。    〔小室徹彦生涯学習課長登壇〕 302 ◯小室徹彦生涯学習課長 ただいまの質問にお答えいたします。  法務省が取りまとめた成年年齢引下げによる成人式の在り方調査なんですけれども、令和3年1月15日現在の関係では、県内で仙台市、名取市、東松島市、松島町、加美町、涌谷町、南三陸町の7自治体は20歳で式典を行うというような決定をしております。  さらに、全国的にも18歳、19歳を対象とする方針を決定している市町村はない状況であります。 303 ◯小川正人議長 14番森建人議員。 304 ◯14番(森建人議員) 県内はじめ全国でも18歳、19歳は今のところ対象としているところはないとお聞きしました。  どこかしらあるのかなと思っていたんでちょっと意外だったんですけれども、白石市においても成人になる対象年齢の方たちは成人式がどうなるのかを待っていると思いますので、なるべく早い検討で皆様にお伝えできるように努めていただければと思います。  以上をもちまして私の質問を終わらせていただきます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 305 ◯小川正人議長 本日の日程はこれで終了いたしました。  なお、明日9日は本日に引き続き市政に対する一般質問を行う予定であります。  本日はこれにて散会いたします。  ご苦労さまでした。      午後2時33分散会  地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する  白石市議会 議 長  小 川 正 人        議 員  澁 谷 政 義        議 員  菊 地 忠 久 Copyright © Shiroishi City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...