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令和3年第447回定例会(第1号) 名簿 開催日:2021-02-17
令和3年第447回定例会(第1号) 本文 開催日:2021-02-17

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  1. 白石市議会 2021-02-17
    令和3年第447回定例会(第1号) 本文 開催日:2021-02-17


    取得元: 白石市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-11
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1      午前10時開会 ◯小川正人議長 おはようございます。  ただいまから第447回白石市議会定例会を開会いたします。  開会に当たり、申し上げます。  本定例会より、議会改革の一環として、議会運営の充実を図ることを目的に、自宅審査のための休会日並びに一般質問の日をそれぞれ1日ずつ増やすことといたしましたので、ご了承願います。  なお、本定例会においては、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策として、会議規則第151条の規定に基づき、議員並びに理事者のマスク着用を認めております。また、会議中は1時間を目安として休憩を入れ、換気をいたしますので、ご了承願います。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  諸般の報告 2 ◯小川正人議長 この際、諸般の報告をいたします。  地方自治法第121条の規定により、本定例会に市長ほか関係者の出席を求めております。  次に、市議会に係る会議についてご報告いたします。  これまで、第250回仙南地域広域行政事務組合議会定例会、令和2年白石市外二町組合議会12月定例会、令和3年白石市外二町組合議会2月臨時会、令和3年第1回宮城県後期高齢者医療広域連合議会定例会が開催されました。  この会議の概要については、お手元にお配りしておりますので、ご覧いただきたいと思います。  次に、監査委員から、定期監査、随時監査、例月出納検査及び住民監査請求に基づく監査の結果報告が提出されております。  その内容については、お手元にお配りしておりますので、ご了承願います。  以上で諸般の報告を終わります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  市行政報告 3 ◯小川正人議長 この際、市長から市の行政について報告したい旨の申出がありますので、これを許します。山田市長。    〔山田裕一市長登壇
    4 ◯山田裕一市長 おはようございます。  第447回白石市議会定例会に当たり、福島県沖を震源とする地震に伴う市の対応と被害状況について、東京電力への損害賠償請求について、行政報告いたします。  初めに、福島県沖を震源とする地震に伴う市の対応と被害状況についてご報告申し上げます。  詳細につきましては、お手元に配付してあります資料をご覧ください。  令和3年2月13日午後11時7分に、宮城県南部、福島県の中通りと浜通りで地震が発生し、白石市では震度5強、蔵王町では震度6強を記録しました。  気象庁によると、震源は福島県沖で、震源の深さは約60キロ、地震の規模はマグニチュード7.1と推定され、平成23年3月の東日本大震災の余震と考えられます。  本市では、2月13日午後11時50分に白石市警戒対策本部を設置するとともに、新型コロナウイルス感染症対策を講じた上で15か所の避難所を開設し、1名の方が避難されました。  この地震の影響で、市民9名が負傷、市道、農道、公道合わせて32か所に被害があり、このうち舗装段差亀裂が24件、落石等が8件ありました。  公共施設の被害は、白石城の外壁に亀裂が生じたほか、ホワイトキューブの引込水道管が破損により断水、また、スパッシュランドしろいし50メートルプールの換気口付近の壁に一部落下等が確認されました。上水道施設は、8か所で漏水被害がありましたが、現在は全て復旧しています。  なお、今回の地震による住宅等の被害に対して、市では罹災証明書及び被災証明書の申請受付を2月15日から、被災ごみの処理は2月16日から受付を開始しております。  被害額については、現在調査中でありますが、今後、国・県に財政支援を求めるとともに、一日も早い市民生活の再建、復旧に向け、取り組んでまいります。  次に、東京電力への損害賠償請求についてご報告いたします。  東京電力福島第一原子力発電所事故に係る放射能対策を実施するに当たり、本市が被った平成23年度から令和元年度分までの損害について、支出が確認された経費5億3,905万2,178円及びこれに係る遅延損害金を東京電力ホールディングス株式会社に対し損害賠償請求しております。  このたび、そのうちの一部である平成30年度分176万7,042円について合意に至り、入金されたことから、本2月補正予算に計上したところです。  今後も和解仲介申立てにおける和解の中で、対象外とされた放射能対策室専従職員の給与を含め、まだ合意に至っていない請求額2億8,955万386円及び遅延損害金について引き続き粘り強く請求してまいります。  今後とも議員各位のご理解、ご協力をよろしくお願い申し上げます。  以上で行政報告を終わります。 5 ◯小川正人議長 以上で市長の行政報告は終わりました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午前10時07分開議 6 ◯小川正人議長 ただいまから本日の会議を開きます。  現在における出席議員数は17名でありますので、定足数に達しております。  本日の会議は、お配りいたしました議事日程第1号をもって進めます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  日程第1 会議録署名議員の指名 7 ◯小川正人議長 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第86条の規定により、議長において4番澁谷政義議員、16番菊地忠久議員を指名いたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  日程第2 会期の決定 8 ◯小川正人議長 日程第2、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から3月10日までの22日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 9 ◯小川正人議長 ご異議なしと認めます。よって、会期は本日から3月10日までの22日間と決定いたしました。  なお、会期中の会議は、お配りしております予定表によって進めますので、ご了承願います。              第447回白石市議会定例会予定表                           令和3年2月17日~3月10日(22日間) ┌───────┬─┬─────┬─────────────────────────┬───────┐ │ 月 日(時)│曜│ 区 分 │     摘              要    │  付 記  │ ├───────┼─┼─────┼─────────────────────────┼───────┤ │       │ │     │開   会                    │       │ │       │ │     │諸般の報告(議長)                │       │ │       │ │     │市行政報告(市長)                │       │ │       │ │     │会期の決定                    │       │ │ 2/17  │水│ 本会議 │施政方針表明                   │       │ │ (10:00) │ │ネット中継│第1号議案・第2号議案(人事)  説明、質疑、表決 │       │ │       │ │     │第3号議案         説明、質疑、討論、表決 │       │ │       │ │     │第4号議案~第30号議案(27件)      説明 │(付託協議) │ │       │ │     │議提第1号         説明、質疑、討論、表決 │各常任委員会 │ │       │ │     │         【質疑通告締め切り(午後5時)】│議会運営委員会│ ├───────┼─┼─────┼─────────────────────────┼───────┤ │ 2/18  │木│ 休 会 │                         │       │ ├───────┼─┼─────┼─────────────────────────┼───────┤ │ 2/19  │金│ 休 会 │                         │       │ ├───────┼─┼─────┼─────────────────────────┼───────┤ │ 2/20  │土│ 休 会 │                         │       │ ├───────┼─┼─────┼─────────────────────────┼───────┤ │ 2/21  │日│ 休 会 │                         │       │ ├───────┼─┼─────┼─────────────────────────┼───────┤ │ 2/22  │月│ 休 会 │                         │       │ ├───────┼─┼─────┼─────────────────────────┼───────┤ │ 2/23  │火│ 休 会 │                         │       │ ├───────┼─┼─────┼─────────────────────────┼───────┤ │       │ │     │第4号議案~第17号議案(14件)        │       │ │       │ │     │        質疑委員会付託省略、討論、表決 │       │ │       │ │     │        又は質疑、委員会付託       │       │ │ 2/24  │水│ 本会議 │第18号議案  質疑、第六次白石市総合計画審査  │       │ │(10:00)  │ │ネット中継│        特別委員会設置・付託       │       │ │       │ │     │第19号議案~第30号議案(12件)       │       │ │       │ │     │質疑予算審査特別委員会設置・付託        │       │ │       │ │     │       【一般質問通告締め切り(午後3時)】│       │ ├───────┼─┼─────┼─────────────────────────┼───────┤ │ 2/25  │木│ 休 会 │第六次白石市総合計画審査特別委員会審査      │議会運営委員会│ │       │ │ネット中継│                         │  (12:30)  │ ├───────┼─┼─────┼─────────────────────────┼───────┤ │ 2/26  │金│ 休 会 │第六次白石市総合計画審査特別委員会審査      │       │ │       │ │ネット中継│                         │       │ ├───────┼─┼─────┼─────────────────────────┼───────┤ │ 2/27  │土│ 休 会 │                         │       │ ├───────┼─┼─────┼─────────────────────────┼───────┤ │ 2/28  │日│ 休 会 │                         │       │ ├───────┼─┼─────┼─────────────────────────┼───────┤ │ 3/1   │月│ 休 会 │予算審査特別委員会審査              │       │ │       │ │ネット中継│                         │       │ ├───────┼─┼─────┼─────────────────────────┼───────┤ │ 3/2   │火│ 休 会 │予算審査特別委員会審査              │       │ │       │ │ネット中継│                         │       │ ├───────┼─┼─────┼─────────────────────────┼───────┤ │ 3/3   │水│ 休 会 │予算審査特別委員会審査              │       │ │       │ │ネット中継│常任委員会審査                  │       │ ├───────┼─┼─────┼─────────────────────────┼───────┤ │ 3/4   │木│ 休 会 │常任委員会審査                  │       │ ├───────┼─┼─────┼─────────────────────────┼───────┤ │ 3/5   │金│ 本会議 │市政に対する一般質問               │       │ │       │ │ネット中継│                         │       │ ├───────┼─┼─────┼─────────────────────────┼───────┤ │ 3/6   │土│ 休 会 │                         │       │ ├───────┼─┼─────┼─────────────────────────┼───────┤ │ 3/7   │日│ 休 会 │                         │       │ ├───────┼─┼─────┼─────────────────────────┼───────┤
    │ 3/8   │月│ 本会議 │市政に対する一般質問               │       │ │ (10:00) │ │ネット中継│                         │       │ ├───────┼─┼─────┼─────────────────────────┼───────┤ │ 3/9   │火│ 本会議 │市政に対する一般質問               │       │ │ (10:00) │ │ネット中継│           【討論通告締め切り(正午)】│       │ ├───────┼─┼─────┼─────────────────────────┼───────┤ │       │ │     │常任委員会付託議案(1件)            │       │ │       │ │     │       委員長報告、質疑、討論、表決    │       │ │       │ │     │第18号議案     委員長報告、質疑、討論、表決│       │ │ 3/10  │水│ 本会議 │第19号議案~第30号議案(12件)       │       │ │ (10:00) │ │ネット中継│委員長報告、質疑、討論、表決           │       │ │       │ │     │議員派遣の件                   │       │ │       │ │     │閉会中における委員会の所管事務調査について    │       │ │       │ │     │閉   会                    │       │ └───────┴─┴─────┴─────────────────────────┴───────┘ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  日程第3 施政方針表明 10 ◯小川正人議長 日程第3、令和3年度の施政方針について、市長から表明したい旨の申出がありますので、これを許します。山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 11 ◯山田裕一市長 本日ここに、第447回白石市議会定例会が開催されるに当たり、ご審議いただきます諸議案の説明に先立ち、令和3年度の市政運営に対する基本方針について、所信の一端を申し述べ、議員各位をはじめ市民の皆さんのご理解とご協力を賜りたいと存じます。  私は、平成28年11月の市長就任以来、「市政課題を先送りしない」「将来世代にツケを残さない」という思いを旨に市政運営に当たり、「市民の笑顔あふれる白石」の実現とともに、将来にわたって「持続可能な白石市」「選ばれるまち白石市」の実現に向けて、積極果敢にチャレンジしてまいりました。  令和2年から全世界で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症は、本市においても市民の健康や生活、地域経済活動など、あらゆる面において甚大な影響を及ぼしています。  こうした事態に対処するため、本市では「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」を活用して、生活支援と消費喚起を図ることを目的に、全世帯に配布した「生活応援商品券“ワン”だふるクーポン配布事業」、中小事業者の事業継続を支援する「事業継続支援金給付事業」、新型コロナウイルス感染症に対応しなければならない医療機関などを支援する「医療機関等感染症対策支援金給付事業」など、「市民生活への支援」「雇用の維持と事業の継続」「感染拡大防止」を柱とした独自の支援策に取り組んでまいりました。  新型コロナウイルス感染症対策は長期化が見込まれることから、感染予防のための「新しい生活様式の実践」や「3密を避ける行動」を引き続き呼びかけてまいります。  加えて、新型コロナウイルスワクチン接種に対応するため、令和3年2月1日付で「新型コロナウイルスワクチン接種対策室」を設置したことから、市民へのワクチン接種が円滑に行われるよう、白石市医師会と連携しながら体制整備を早急に進めるとともに、社会経済活動との両立を含めて、国や県の動向を注視しながら、市民の暮らしを第一に考え、市職員一丸となって取り組んでまいります。  さて、本市の最上位計画である「第五次白石市総合計画」が令和2年度末をもって満了することから、本市では、令和3年度から令和12年度までの10か年を計画期間とする新しい総合計画「第六次白石市総合計画」の策定を進めてまいりました。  「第六次白石市総合計画」では、本市の目指す将来像を「人と地域が輝き、ともに新しい価値を創造するまち しろいし」と定め、市民一人一人がその個性や能力を発揮しながら、地域づくりの担い手として活躍するとともに、新たな視点で様々な地域資源や魅力を発見し、育て、高め合うことで、新しい価値を創造し、まちへの誇りと愛着を持って暮らしていくことができるまちを目指します。さらに、地域共生社会の実現に向けて、市民一人一人の暮らしや生きがい、地域を共に創っていくことを目指したまちづくりを推進します。  本計画の目指す将来像の実現に向けては、「ひとづくり」「地域力の向上」「新しい価値の創造」の3つをまちづくりの基本的視点として、持続可能なまちであり続けるために、人口減少・少子高齢化などに対応したまちづくりを推進します。  加えて、令和3年度から令和7年度までの5か年を計画期間とする新たな総合戦略「白石市まち・ひと・しごと創生『第2期総合戦略』」に基づき、「第六次白石市総合計画」との整合性を図りながら地方創生をさらに推進し、本市の目指す将来像を実現するための施策を推進します。  人口減少や少子高齢化、安全・安心への関心の高まり、社会経済情勢の変化、地域社会ニーズの多様化、持続可能な社会の実現など、まちづくりを取り巻く環境は大きく変化していますが、市政課題を先送りすることなく、本市が持続可能なまちであり続けるために、市民の皆さんと力を合わせて、新しい時代のまちづくりに積極果敢にチャレンジしてまいります。  以下、「第六次白石市総合計画」に掲げる6つの分野目標に沿って、主な施政の概要をご説明します。  初めに、1つ目の分野目標の「人・文化を育む」です。  これは、次代を担う子供たちが一人一人の個性や能力を伸ばし、生きる力を身につけることができるよう、質の高い学校教育を推進するとともに、家庭や地域の教育力の向上を図り、地域ぐるみで子供の健やかな心身を育むことを目標としています。また、城下町としての歴史や今に息づく伝統文化を大切にし、次代へとつないでいくため、貴重な文化財の保護・活用や世代を超えた継承活動の活性化に取り組み、市民の皆さんのまちに対する誇りや愛着を育むことを目標とするものです。  学校教育の充実は、自ら未来を切り開き、社会を生き抜く力を持った児童・生徒を育成することを目的として、本議会に学校教育に関する重点施策などを定める「未来を拓く学校教育充実化条例(案)」を上程しており、令和3年度においても次世代を担い新たな社会の価値を創造する子供たちの確かな学力の育成を図るため、引き続き教育改革を進めます。  具体的には、「学力・学習状況調査」を通して、児童・生徒個人の学力の伸びをはじめ「非認知能力」「学習方略」を把握することで、より効果的な学力向上を図ります。  また、英語教育に重点を置いた教育課程を編成し、小学校1・2年生から英語に親しむ授業を行うとともに、ALTを増員して英語の習得と国際理解教育の推進に努めます。  さらに、GIGAスクール構想で整備を進めた1人1台学習用コンピューターなどの機器と、ICT支援員を積極的に活用し、ICT教育の充実を図ります。  地域・家庭の教育力の向上は、地域学校協働本部を中心に、地域と学校などが連携して、未来を担う子供たちの夢に向かって生き抜く力や学びを支援します。また、地域学校協働活動に関わる地域住民や各種団体の主体性や自主性を育み、地域全体の教育力の向上と地域の活性化を図ります。  生涯学習の推進は、公民館を拠点に豊かな社会生活を送ることができるよう、市民の興味や関心に応じた学びを支援します。さらに、市民の皆さんが地域の課題に気づき、仲間と共に学び、課題の解決に向けた行動につなげていけるような共同学習を支援し、住民自治力を育みます。  また、スポーツの推進は、既存のスポーツ関連資源を活用し、老若男女問わずにスポーツに親しむ環境整備を進めるとともに、将来のスポーツ環境の変化を見据えながら、市民の皆さんがそれぞれのライフステージに応じて、気軽に多種多様なスポーツを楽しむことができる「総合型地域スポーツクラブ」などのシステム構築を検討し、生涯スポーツを推進します。  歴史遺産・伝統文化の継承と活用は、白石城をはじめとする本市の貴重な歴史遺産や伝統文化を観光資源として活用するだけではなく、地域の個性や独自性、アイデンティティーを示す重要な資源であると捉え、地域からの掘り起こしにより、市民の皆さんに魅力を発信する取組を進めます。特に、貴重な歴史遺産やまちの伝統文化を次代に伝える取組を推進するため、体験型ワークショップなど、子供から働き盛り世代が参加しやすい活動形態にすることでシビックプライドの醸成を図ります。  次に、2つ目の分野目標の「みんなで地域づくりを進める」です。  これは、地域の特性を生かした持続可能なまちづくりを進めるため、コミュニティー活動の活性化を図りつつ、地域課題を共有しながら、住民が主体となって活躍し、連携・協働によるまちづくりを推進することを目標としています。併せて、効率的で効果的な事務事業の実施や、創意工夫による財源の確保、職員の資質・能力向上を図りつつ、目指す将来像の実現に向けた戦略的な投資を行うなど、限られた資源を有効活用した効果的な施策の推進を図ることを目標とするものです。  持続可能な多機能型自治の形成は、自治会やまちづくり協議会の機能や経営基盤の強化を支援するとともに、地域おこし協力隊や生活支援コーディネーターなど、地域マネジメントをリードする人材育成に努めます。また、多機能型自治を推進するための研修会の開催や関係者の相互交流機会の創出を図ります。  協働のまちづくりの推進は、各地区で策定した「まちづくり宣言」の計画的な実現を目指すことで、地域づくりに関わる人材の育成と住民自治力を育み、市民生活の質の向上と持続可能な地域づくりを推進します。  その具体策として、「地区計画策定支援交付金制度」を創設し、「地区計画」の策定を支援するなど、計画的な「まちづくり宣言」の実現を目指します。  また、これまでの「まちづくり交付金制度」は、交付金活用団体の事業の進化を促すため、互いの取組から学び合える機会を設けるなど、制度の改善を図りながら、継続して実施します。  市民と行政の情報の共有化は、従来の紙媒体による広報紙の発行に加え、SNSなど様々な媒体を活用し、定期的な情報発信を効果的に行うとともに、市民が積極的に市政に参加し、意見を出すことができる多様な機会の充実を図ります。  持続可能な行財政運営は、厳しさを増す地方財政の中、自主財源の確保に努めつつ、地域の特性や抱えている課題を踏まえた重点的な施策の推進を図ります。また、ICTの利活用を推進することで市民サービスの充実を図るとともに、効率的で効果的な事務事業の実施を推進します。  中でも、市税は最も重要な自主財源です。その自主財源を確保するとともに、市民負担の公平・平等性を確保するため、今後も滞納処分の早期着手に努め、財産調査や差押えなどを進めることで新規滞納者の発生を防ぎ、累積滞納額の縮減を図ります。  また、長期的観点での財政負担の縮減や平準化を図るため、「公共施設等総合管理計画」に基づく「個別施設計画」の推進と検証を進め、効率的で効果的な公共施設の運営を図るとともに、厳しい財政状況下においても効率的で質の高い行政サービスの実現を目指すため、引き続き「白石市行財政改革推進計画(集中改革プラン)【第四次改訂版】」に基づき、業務の効率化や自主財源の確保、経費の節減・合理化などを推進し、選択と集中によるめり張りのある行財政運営に取り組みます。  特に、「ふるさと納税寄附金」は、利便性の向上や返礼品の充実、手続の効率化を図るとともに、白石市の魅力を発信するシティープロモーションと捉え、より多くの方々に白石市を継続して応援していただきながら、交流人口や関係人口の拡大にもつながるよう務めます。  次に、3つ目の分野目標の「暮らしをともに支え合う」です。  これは、「我が事・丸ごと」の地域共生社会の実現に向けて、誰もが地域において役割を持ち、「他人ごとではなく我が事」として主体的に参画し、人と人、人と資源が世代や分野を超えて、丸ごとつながり、互いに支え合いながら、住み慣れた場所で安心して暮らすことができるまちづくりを推進する事を目標とするものです。  地域福祉の推進は、令和3年度から令和7年度までの5か年を計画期間とする「白石市地域福祉計画」に基づき、地域福祉を構成する地域住民や社会福祉協議会などの関係団体と連携体制を確保し、協働の仕組みづくりを推進します。  子ども・子育て支援の充実は、深谷保育園に替わり民間事業所が運営する「白石みのり保育園」の開園や、「ひかり幼稚園」の認定こども園への移行支援などを通して、待機児童の解消を目指します。  幼児期の教育・保育の充実として、令和2年10月に連携協定を締結した宮城教育大学から専門的なアドバイスなどをいただきながら、よりよい幼児教育を目指すとともに、ALTによる英語教育を拡充し、幼児期から生きた英語に慣れ親しむ活動を行います。  また、幼稚園で教育時間終了後に実施している預かり保育の時間を延長するとともに、夏休みなどの長期休業期間中の預かり保育を新たに実施します。  さらに、希望者に対して給食を提供することで、保護者の負担軽減と食育の充実を図ります。  加えて、妊娠期からの切れ目のない包括的な支援の充実と子供の健康の確保のため、子育て支援の新たな拠点となる「子育て世代包括支援センター」を令和3年3月に開設し、母子保健事業の充実を図るとともに、オンライン相談や電子母子手帳アプリの活用を促進することで、育児不安の解消や虐待予防などに取り組み、母子保健と子育て支援の各種施策を一体的に提供できる体制を整備します。  「赤ちゃん誕生応援事業」は、これまでの「妊婦健康診査費助成事業」や「妊婦歯科健康診査事業」に加え、令和3年度から「産婦健康診査費用助成事業」を実施します。産後おおむね1か月以内に健康診査費用2回分を助成することで、産後の初期段階における母子に対する支援を強化し、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援体制を整備します。  「子ども医療費助成事業」は、子育て家庭の経済的負担の軽減と子育て環境の充実を図るため、県の補助基準を超える助成を独自に実施し、引き続き通院・入院とも所得制限なしで中学3年生まで医療費の助成を行います。  さらに、「子どものインフルエンザ予防接種費用助成事業」は、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて令和2年度に助成対象者を拡大しましたが、令和3年度も引き続き、生後6か月から中学3年生まで予防接種費用の助成を行います。  安心して子育てができる環境の整備は、多様化する子育てニーズに対応するため、第一児童館放課後児童クラブや第二児童館放課後児童クラブなどの指定管理者への移行と、新たに深谷地区に開設する放課後児童クラブへの支援を通して、仕事と子育ての両立を支援するとともに、子供たちに適切な遊びと生活の場を提供し、児童の健全な育成を図ります。  また、子育て支援・多世代交流複合施設「こじゅうろうキッズランド」は、小学生までの子供が天候を気にせず安心して遊べる施設として、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策を徹底しながら、市民をはじめ市外からも多くの方々に利用いただいており、世代を超えた交流が図られていることから、引き続き運営事業者との連携を深めてまいります。  さらに、東大畑地区の「子育て応援住宅」の入居者が市内に住宅を取得した際に支援する「白石市子育て応援住宅入居者向け定住促進補助金」を継続し、「白石市子育て応援住宅基金」を活用しながら子育て支援と定住促進を図ります。  高齢者福祉の充実は、令和3年度から令和5年度までの3か年を計画期間とする「白石市高齢者福祉計画・第8期介護保険事業計画」に基づき、お互いの自分らしさを認め合い、支え合いながら、いつまでも暮らし続けられるよう、地域共生社会の実現を目指します。  また、認知症になっても意思が尊重され、できる限り住み慣れた自宅や地域で安心して暮らし続けられるよう、認知症高齢者の早期発見・早期診断体制の充実や、認知症に関わる医療と福祉・介護の連携強化を図るとともに、認知症の正しい知識の普及に努めます。  さらに、市民の誰もが参加でき、楽しく介護予防に取り組める「いきいき百歳体操」を自主的に取り組む団体に対する活動支援などを行い、高齢者が、生き生きと健康で元気に暮らすことができるよう、より一層の介護予防の推進を図ります。  障害者福祉の充実は、障害のある人の自立と社会参加への支援を推進するため、令和3年度から令和5年度までの3か年を計画期間とする「第6期白石市障害福祉計画」「第2期白石市障害児福祉計画」に基づく各種施策により支援の充実を図ります。  地域医療体制の充実と健康づくりの推進は、安心できる地域医療体制の確保のため、白石市医師会や仙南歯科医師会白石支部とさらなる連携を図り、安全・安心な医療の提供体制強化に努めます。  また、公立刈田綜合病院は、みやぎ県南中核病院との連携を推進しながら経営健全化を目指し、地域医療の充実を図ります。  国民健康保険事業の効率的運営は、被保険者が減少する中での「保険料水準の統一化」などの課題に関する協議を、県や県内他市町村とともに継続して行います。また、1人当たりの医療費は増加傾向が続いていることから、適正受診や適正服薬、ジェネリック医薬品の活用の周知など、医療費の抑制に努めるとともに、被保険者の健康の保持・増進を図るため、「人間ドック費用助成事業」の周知や特定健診・保健指導の受診勧奨と啓発に努めます。加えて、特定健診の検査項目を増やし、糖尿病性腎症の重症化予防に取り組みます。  疾病の早期発見・予防は、「造血幹細胞移植後ワクチン再接種費用補助金」や「医療用ウィッグ購入費助成事業」を継続実施し、がん患者の治療と社会参加の両立を支援します。  主体的な健康づくり活動の推進は、仙台大学と連携した「働き盛り世代から始める健康づくり推進事業」を継続実施し、働き盛りの現役世代が早い段階から正しい生活習慣と運動習慣を身につけ、将来、生活習慣病にならないような取組を進めます。  次に、4つ目の分野目標の「安全・安心を守る」です。  これは、あらゆる危機や災害から市民を守るため、市民一人一人の意識の醸成と自分の身を守るために必要な知識や技術の習得を支援するとともに、日頃からお互いに見守り、支え合うコミュニティーの再構築と市民による主体的な活動を促進することを目標としています。併せて、交通安全、防犯施設・設備の整備を図るとともに、先端技術を活用した情報収集・伝達体制の強化などに取り組み、危機や災害発生時の迅速かつ適切な判断・行動と被害を最小限に抑えるための環境整備を推進することを目標とするものです。  防災・減災対策の充実は、「白石市地域防災計画」に基づき、令和元年東日本台風の被害を教訓にさらなる防災体制の充実に努めるとともに、地震や台風、集中豪雨などの様々な災害への対応に万全を期し、災害に強い安全・安心なまちづくりを進めます。  災害時の迅速な情報収集・情報伝達などの強化は、迅速かつ適切な情報収集・情報発信ができる体制づくりに努めるとともに、新たに作成したハザードマップにより避難所や危険区域などの周知徹底を図り、市民の安全確保と防災意識の高揚に努めます。  また、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえて、避難所における感染症対策の徹底を図る必要があることから、「避難所開設・運営マニュアル」に基づき、災害発生時に避難を要する住民の安全・安心を確保し、円滑な避難所運営に努めます。  交通安全・防犯対策の充実は、交通ルールの遵守やマナー向上を図るため、引き続き交通安全関係団体と連携し、交通安全指導を実施するとともに、子供や高齢者の交通事故を未然に防止するため、交通安全教室の開催や交通安全キャンペーンなどの啓蒙活動を拡充します。  地域における防災力の強化は、市民一人一人が「自らの命は自ら守る」という意識を持ち、「自助」である災害への備えと、「共助」である地域住民同士での助け合いが災害発生時に被害を軽減するためには必要不可欠であることから、引き続き自主防災組織への支援を継続するなど地域防災力の向上を目指します。  消費者行政の推進は、特殊詐欺や悪質商法などの被害を防止するため、広報紙やホームページを活用した情報提供と世代に応じた啓発活動を行うとともに、消費生活相談員の知識と技能の習得を支援し、相談対応機能の向上を図ります。  次に、5つ目の分野目標の「活力・賑わいを創る」です。  これは、活力に満ちた産業振興を進めるため、白石ブランドの確立・活用や高速道路などの基盤を生かした産業集積、多様な連携による新たな価値の創造などに取り組み、競争力の高い産業づくりを目指すものです。また、美しい自然環境や景観、新幹線駅立地などの強みを生かしつつ、本市の魅力を国内外に効果的に発信します。さらに、中心市街地の活性化に向けた創意工夫などにより、交流人口や関係人口の拡大を図るとともに、移住・定住の促進に力を入れ、人々が行き交うにぎわいのあるまちを創出することを目標としています。  農林業の振興は、農林業従事者の高齢化率が高く、今後、人口減少・少子高齢化が進む中で、労働力不足が予想されることから、農家の所得向上を図るとともに、新規就農者の確保や農地の集積・集約を進めていくことが必要です。農用地の利用効率化と農地の流動化を図るため、「農地中間管理事業」による農地集積を推進し、生産基盤の強化と耕作放棄地の発生防止に努めます。  農林産物の高付加価値化は、「宮城白石産ササニシキ復活プロジェクト」を引き続き支援するとともに、白石三白野菜をはじめとする農林産物のブランド化を推進します。  また、農産物等販売施設「おもしろいし市場」は、平成31年4月のオープンから令和3年1月末までの期間で72万人を超える方々に利用いただいており、農業生産者や物産事業者にとって販路拡大を実感できる施設として好調な運営を維持しています。令和3年4月から、民間事業者のノウハウや経営手法を活用する指定管理者運営施設として新たにスタートしますので、「しろいしSunPark」の他の施設と連携して自立した運営と維持管理を図ります。  さらに、地元食材活用レストラン「みのりKitchen」と食の安全や栄養成分を調査分析する研究施設「みのりLabo」、6次産業化加工施設「みのりFactory」の整備により、地元の農産物加工販売体制が整いました。今後、一層の農林業の振興と6次産業化の推進を図るため、施設ごとの魅力の向上とともに、各施設・事業者が有機的に連携することでさらなるにぎわいの相乗効果を生み出し、市全体に様々な波及効果が広がるよう、各施設との連携を推進します。  森林の保全は、森林環境譲与税などを活用し、森林資源の維持や多面的機能の持続的発揮・促進を図ります。  また、有害鳥獣対策は、イノシシによる農林作物への被害がいまだ大きく、令和元年度は1,814頭、令和2年度も令和2年12月までの9か月で既に1,700頭を超えるイノシシを捕獲しています。今後も捕獲による個体数の調整を行うとともに、電気柵などの設置や箱わな製作への補助を継続し、被害防止対策の強化に努めます。  商工業の振興は、新型コロナウイルス感染症の影響により市内経済は非常に厳しい状況にありますが、引き続き白石市企業立地促進条例に基づく企業立地優遇制度により投資を促進するとともに、既存企業に対する情報提供やサポート体制の強化など事業活動支援の充実を図ります。  また、製造業を中心とした企業誘致を推進するため、企業の投資環境の回復状況を見極めながら、企業立地セミナー参加や企業訪問などを通じてトップセールスを行い、企業立地環境や投資環境の優位性などを積極的にPRしてまいります。  にぎわいのある商店街の再生は、商店組合などが行う中心商店街活性化事業への助成や各種観光施策との相乗効果により、にぎわいの創出を図ります。  中小企業・小規模企業などの経営支援は、「白石市中小企業振興資金融資制度」を活用して中小企業などの経営安定化や振興発展に努めるとともに、信用保証料を補給することで負担軽減を図ります。  また、特産品・伝統産品の振興として、白石温麺や白石和紙、弥治郎こけしなどの特産品・伝統産品の販路拡大や、継承・発展に対する取組を支援します。  観光の振興は、白石市観光協会や温泉旅館組合などの関係団体と連携を強化するとともに、自然環境や歴史文化など、本市の特性を生かした観光資源の整備を行います。  また、令和3年4月から9月までの6か月間、東北6県が連携した「東北デスティネーションキャンペーン」が開催されることから、推進組織である東北デスティネーションキャンペーン推進協議会やJRなどと協力し、デスティネーションキャンペーンでの観光客の受入れを行います。  さらに、歴史文化を活用した取組として、地域おこし協力隊による甲冑試着体験をはじめ、白石城を中心とした歴史的資源を活用するなど、観光コンテンツの磨き上げにより誘客促進を図ります。  インバウンドの推進は、アフターコロナのインバウンド需要に備え、宮城インバウンドDMOなどと協力し、多言語ホームページやSNSなどを活用し、国内外に向けて積極的に情報発信を行います。また、観光案内板の多言語化や、観光施設におけるキャッシュレス決済などを推進し、訪日外国人観光客に選ばれる観光地となるよう、受入れ環境の整備を図ります。
     広域観光の推進は、蔵王周辺地域の市町や国道113号沿線市町が共同でプロモーション活動を行うなど、さらに連携を強化し、本市とその周辺地域を周遊する観光客の増加を目指します。  雇用・就労支援の充実は、「白石市創業支援等事業計画」に基づき、関係機関と連携した「創業塾」の開催などにより創業を後押しするとともに、商店街再生にもつながる「空き店舗等対策事業補助金」の活用などを通して、創業を目指す方々への支援を行います。  交流活動の促進は、地域間交流の推進として、次世代を担う青少年のスポーツ・文化活動などを通した登別市・海老名市・札幌市白石区との姉妹友好都市交流を、白石市姉妹友好都市交流協会と連携しながら推進していきます。また、国際交流は、オンライン形式などコロナ禍に対応した様々な交流を推進していきます。  移住・定住の促進は、新型コロナウイルス感染症の拡大を契機に地方移住への関心が高まる中、引き続き「定住者補助金」「新婚家庭家賃補助金」などの住宅支援事業を継続するとともに、「白石市移住交流サポートセンター」を中心に、移住・定住に係る相談活動や移住体験住宅の活用を図り、関連イベントなどで本市の魅力を広く紹介しながら、地域住民・移住者・若者世代などの交流活動を促進します。  また、ウィズコロナ・アフターコロナに対応した新しい生活様式において、テレワークや休暇先で仕事をするワーケーションが広がりつつあり、地域おこし協力隊制度を活用しながら新たな人の流れを捉え、滞在環境の提供や提案とともに、豊かな自然環境や交通アクセスの利便性など、本市で働くことのできる魅力を発信して関係人口の拡大を図り、移住・定住につなげます。  最後に、6つ目の分野目標の「まちの未来を描く」です。  これは、本市の強みであり、市民の誇りの一つでもある美しい山並みや景観を守り、未来に引き継ぐため、市民一人一人の自然環境に優しい行動の実践と自然と調和した土地利用を促進することを目標としています。また、利便性の高い、安全・安心な生活基盤を確保するため、社会インフラの整備・長寿命化や公共交通の充実を図るとともに、将来のさらなる人口減少・高齢化を見据えた都市空間の整備を促進することを目標とするものです。  豊かな自然環境の維持は、地球温暖化対策の推進として、ホワイトキューブのZEB化改修を進め、「第3次白石市地球温暖化対策実行計画」に基づき、高効率設備機器への改修や太陽光・蓄電システムの新規導入により、施設からの温室効果ガス排出量の削減を行います。また、蓄電システムの整備により、災害時に必要なエネルギー供給が可能となることから、指定避難所としての災害時の防災機能強化を図ります。  快適な生活環境の構築として、水道事業は、効率的に水道施設を管理し、50年後においても持続可能な事業運営とするため、アセットマネジメントの手法により見直しを行った経営戦略を含む「白石市水道ビジョン(改訂版)」に基づき、適正な施設管理を進めるとともに、料金体系の在り方についても検討と精査を進めます。また、少人数での運営体制に対応するため、導入可能な業務は積極的に民間事業者の導入を図ります。  老朽化した水道施設の更新は、白石駅前を東西に走る県道白石停車場線をはじめ、堂場前と清水小路地域の老朽管更新工事を行います。また、深谷・越河地区などで高水圧地域の解消に向けた減圧弁設置工事を実施するとともに、松ケ丘ポンプ場と配水池、湯元新湯ポンプ場の撤去など、施設のダウンサイジングと統廃合を進めます。  下水道事業は、機能診断と劣化予測に基づく「白石市下水道ビジョン」の策定を進めており、令和3年度からこの計画に基づき施設の効率的な維持管理と更新に努めます。  また、災害などの緊急事態発生時に上下水道事業の損害を最小限に抑え、事業の継続や速やかな復旧を図るため、事業継続計画(BCP)を策定します。  上下水道事業は、人口減少や施設の老朽化などから厳しい経営環境にありますが、さらなる事業の合理化を進めるとともに、経営基盤を強化し、未来に引き継ぐことができる事業とするため、県内や仙南地域での広域化や広域連携の検討を積極的に推進します。  放射能対策は、現在も除去土壌などの除染廃棄物を保管していることから、引き続き埋設箇所と仮置場の適切な維持管理を行うとともに、国の責任の下に除染廃棄物を早急に処分するよう、国に強く求めてまいります。  また、東京電力福島第一原子力発電所事故によって発生した農林業系廃棄物は、令和3年度からの本焼却再開が決定したことから、今後、保管農家の負担解消と風評被害払拭を図るため、関係機関と連携しながら、早期処理に努めます。  循環型社会の推進は、「第3次白石市環境基本計画」に基づき、本市が目指す環境の将来像「水と緑を誇るまちしろいし」を実現するため、市民協働の下、豊かな自然環境の保全と生活環境の向上を図るとともに、持続可能な循環型社会の構築に努めます。  空き家対策の推進は、「白石市空家等対策計画」と合わせて、令和2年3月に民間事業者との協定に基づき創設した「空き家バンク制度」の周知と活用を引き続き図りながら、空き家などの適切な管理の促進や有効活用を進めます。  利便性の高い公共交通網の確保は、通院や買物など市民の日常生活の移動手段となる市民バスや乗合タクシーの運行を継続し、より効率的で効果的な運行に努め、引き続き便利で快適なまちを目指します。特に、市民バスは、利用実績や市民ニーズの調査・分析を行い、利便性の向上に努め、将来にわたって市民が安心して暮らし続けることができる公共交通の確保に努めます。  魅力ある都市空間の整備は、地域特性を生かした市街地整備として、市中心部の交通ネットワーク機能の強化と通学路の安全確保を図るため、平成30年度から都市計画道路「中河原白石沖線」事業に着手しています。引き続き用地買収と建物などの移転補償、道路の改築工事を促進します。  公園施設長寿命化対策支援事業では、令和2年度で益岡公園野球場の改修工事が完成することから、続けて益岡公園テニスコート関連施設の改修工事を進め、施設の長寿命化と一時避難所としての機能強化を図るため、早期完成を目指します。  以上、令和3年度の施政の概要を申し述べさせていただきました。  令和3年度も、引き続き市職員一丸となって市勢発展に向けて取り組んでまいりますが、少子高齢化による税収の減少や社会保障費の増加、公共施設をはじめとするインフラ更新など、不安定な財政状況に陥ることが懸念されており、地域社会で発生する課題の解決に向けて、行政が全てを対応することは困難となっています。  地域の課題を解決するためには、地域の資源や人材を有効に活用し、地域住民が主体となって地域の暮らしを支える取組を促進していくことが必要であることから、「第六次白石市総合計画」の策定に合わせて、「地域づくり計画」と各地区の目指すべき将来像である「まちづくり宣言」を市民の皆さんと一緒に策定しました。  この計画や宣言の実現に向け、地域づくりを担う人材の育成や住民主体の地域づくりを促進するとともに、市民の皆さんと連携・協力しながら地域の課題を解決し、安全・安心で暮らしやすい持続可能な地域づくりを進めてまいります。  そして、「第六次白石市総合計画」に掲げる重点戦略や分野目標を着実に実行し、新たなまちづくりを計画的かつ総合的に推進するとともに、市民サービスの向上や効率的な組織体制の充実・強化を図るため、組織の一部再編を行います。  具体的には、市民生活の利便性向上を図る「市民生活課」の設置をはじめ、「第六次白石市総合計画」や「白石市まち・ひと・しごと創生『第2期総合戦略』」の推進とともに、重要政策の企画調整などを行う「企画政策課」を設置します。  また、「第六次白石市総合計画」の各地区まちづくり宣言の実現に向けた支援や姉妹友好都市・国際交流、移住・定住促進施策を推進する「まちづくり推進課」の新設、国のデジタル政策の流れに対応して、市民サービスの向上や業務の効率化を推進する「デジタル推進課」の新設、ふるさと納税寄附金に関する利便性の確保や返礼品の充実を図る「ふるさと納税推進室」を新設します。  さらに、スマートインターチェンジと工業団地の整備、企業誘致までを一体的に行う「スマートインターチェンジ・企業立地推進室」を設置し、効率的な組織体制の充実・強化を図ります。  最後に、令和2年10月、白石市の新たなヒト・モノの流れを生み出す施策として進めている「(仮称)白石中央スマートインターチェンジ」の整備について、その必要性が認められ、国から新規事業箇所に採択されました。本市が一層の成長を成し遂げていくためには、地域間のネットワークを強化するための幹線道路をはじめとする社会基盤整備が必要不可欠であり、特に、スマートインターチェンジの整備は、交流人口や関係人口の拡大と円滑な物流の確保など、地域間の相互連携により相乗効果を生み出す「地域活性化の起爆剤」と考えており、地元企業からも大きな期待が寄せられています。  「(仮称)白石中央スマートインターチェンジ」が整備されれば、東北縦貫自動車道のさらなる有効活用が図られ、新たな企業誘致の実現や企業活動の支援をはじめ、中心市街地の活性化や観光振興、地域医療の充実、災害支援など、様々な効果が期待できることから、引き続き関係機関と連携し早期完成を目指します。  加えて、企業誘致のためには、新たな工業団地の整備が必要です。「(仮称)白石中央スマートインターチェンジ」の整備と一体的に、企業から「選ばれる工業団地」を造成し、企業進出から雇用・税収増へ、そして市民サービス還元へと、好循環の創出につなげられるよう工業団地整備を推進します。  令和3年度からの10年間で、白石市は大きく発展します。そのスタートの年となる令和3年度は、本市にとって大きな節目の年となります。本市が持続可能なまちであり続けるために、「第六次白石市総合計画」に掲げた「ひとづくり」「地域力の向上」「新しい価値の創造」を基本的視点として、シビックプライドを育むまちづくりを推進し、本市の目指す将来像「人と地域が輝き、ともに新しい価値を創造するまち しろいし」の実現とともに、「選ばれるまち白石市」となるよう、全力で取り組んでまいります。  今後とも、議員各位をはじめ市民の皆さんの市行政全般に対するなお一層のご支援とご協力をお願い申し上げ、所信表明といたします。  令和3年度もどうぞよろしくお願いいたします。 12 ◯小川正人議長 以上で市長の施政方針表明は終わりました。  ここで、換気をするため、午前11時10分まで休憩いたします。      午前10時59分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午前11時10分開議 13 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  日程第4 第1号議案 14 ◯小川正人議長 日程第4、第1号議案・教育長の任命についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 15 ◯山田裕一市長 第1号議案は、教育長の任命についての案件でございます。  現教育長の半沢芳典さんは、来る3月31日をもって任期満了となりますが、半沢さんは人格高潔にして教育行政に関する識見が高く、その優れた手腕は衆目の一致するところであり、教育長として最適任と存じますので、引き続き再任いたしたく、提案いたした次第でございます。  何とぞご賛同賜りますようお願い申し上げます。 16 ◯小川正人議長 以上で提案理由の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。7番高橋鈍斎議員。 17 ◯7番(高橋鈍斎議員) ちょっと若干市長にお尋ねしたいんですが、これは先に言っておきますけれども、私の個人的な感情とか意見の食い違いとかそういうものをとやかく言うつもりはございませんので、そこはご理解いただきたいと思います。  再度またこの方に教育長をお願いしたいというもう少し詳しい説明があればいいなと私は思うんですが、何かお話しできますか。  できなかったら、ちょっと続けてやります。いいですか。市長、いいですか。    〔「どうぞ」と呼ぶ者あり〕 18 ◯7番(高橋鈍斎議員) 何だ、リアクションないから、ちょっと。私が、20年くらい前になるんですけれども、学校の建て替えが結構ありまして、白石市で結構教育とかそういうものが非常に市民の中で話題というか、関心が持たれたんですよね。それで、当時の議員時代に、特色のある学校とか、学校の応援とか、いろいろなものを我々もちょっと勉強したいなということで、仲間の議員とそういう自治体を何か所か視察したことがあるんですね。  当時、教育長の選任について、首長がいろいろ理念といいますか、教育の概念といいますか、そういうものを持っていて、それに何か考えが一致するような人ということで、全国から教育長を公募しているところがありましたので、行ってみたんですね。どういう考え方で今後教育をしていくかというのを論文提出していただいて、そしてその当時でもう大学教授の方なんかまでも応募していたという状況がありました。  なぜこれを申し上げるかというと、今回の市長は、4年前もそうなんですけれども、歴代市長の中で一番若くて、保護者として若い人たちは特に教育とか子育てに対しては物すごく理解があるだろうと。それを期待して私たちは物すごく支持しましたと。ですから、絶対私らが思うようなことを聞いてくれるんじゃないかと。「そういう教育現場にしてほしいんですよね」と言われたので、そういうのも市長としては念頭にあったのか、それともそういうことは全然知らなかったのか。そういう意識があるかどうか、その辺お尋ねしたいなと思いました。それでお尋ねしました。分かりましたか。 19 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 20 ◯山田裕一市長 高橋議員の質疑にお答えをいたします。  私は、現半沢教育長の手腕は非常に高く評価をしております。本市のやはり大きな課題として、学力の低下というものがございました。これはもう議員ご存じのとおりでございます。まず、宮城県自体が全国学力テストの中でも非常に下位に沈んでいる状況の中で、その宮城県の中でも特に仙南は実は低い。その仙南の中でも、残念ながら白石市も低い状況にあって、やはり何としてでも私は子供たちが将来の夢や希望をかなえる上での基礎学力の向上は、非常に重要だという思いでございました。  それで、教育改革というものを進めさせていただいておりましたが、教育長は非常に私と同じ思いで子供たちの基礎学力の向上、これはもう絶対必須だという思いで、積極的にそれこそ様々な、本市独自の学力テストを導入してみたり、本当に豊かな発想というか、政策立案をしていただきました。その結果としまして、本年実施しました全国学力テスト、中学校3年生におきましては、全国学力テスト始まって以来、全教科において、本市の中学校3年生が全国平均を超えました。これは本当に本市で初めてのことであります。  このように、非常に大きな成果を出していただきましたし、やはりテストの点数を上げることが当然目的ではありません。しかしながら、自信がついたり、またさらに高い目標を目指して努力をしたり、そういったきっかけになるのは間違いないと思っておりますし、宮城教育大学との連携につきましても、これは半沢教育長の力なくして連携をすることは難しかったと思っています。  今後、先ほど施政方針でも申し上げさせていただきましたが、宮城教育大学の様々な知見、ノウハウを本市の学校教育、そして特に幼児教育の中に取り入れていくことが、本市の子育て・教育環境のさらなる充実に私は大きく貢献していただける。そういうところから、半沢芳典さんしかいないという思いで議会にお願いをしているところでございます。  どうぞよろしくお願いいたします。 21 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 22 ◯7番(高橋鈍斎議員) 今、市長がおっしゃったその学力なんかについても、私も「ああ、そうなのかな」と思いましたが、20年前は結構よかったとも聞いていたのが、こんなにひどくなったのかなという感じもいたしました。20年前に全国から公募してそういう方々から選んでとずっと私の頭の中にあったものですから、そういうこともこれからの時代は必要なのかなと思いました。  教育現場に私も何度か行ったんですが、今の若いお母さんたちは、少子化ではありますけれども、非常に教育には一生懸命だという話も聞きますので、その辺も今後も市長が考えてくれればいいかなと思って申し上げました。答弁は結構です。 23 ◯小川正人議長 ほかに質疑ありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 24 ◯小川正人議長 質疑なしと認めます。よって、質疑を終わります。  お諮りいたします。ただいま議題となっております本案につきましては、会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略し採決いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 25 ◯小川正人議長 ご異議なしと認めます。よって、本案については委員会付託を省略することに決定いたしました。  採決に入ります。ただいま議題となっております本案については、これに同意することにご異議ありませんか。    〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕 26 ◯小川正人議長 採決に対してご異議がありますので、起立により採決いたします。  賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 27 ◯小川正人議長 起立多数であります。よって、本案については、これに同意することに決定いたしました。  この際、ただいま議会の同意を得られました半沢芳典さんからご挨拶したい旨の申出がありますので、これを許します。    〔半沢芳典教育長登壇〕 28 ◯半沢芳典教育長 おはようございます。  議会の貴重な時間を割愛いただきまして、誠にありがとうございます。一言、御礼のご挨拶を申し上げます。  ただいま教育長の選任についてご同意をいただきまして、誠にありがとうございます。  今を生きる子供たちやこれから誕生する子供たちが成人して社会で活躍する頃には、我が国は厳しい挑戦の時代を迎えていると予想されます。生産年齢人口の減少、グローバル化の進展、Society5.0に象徴される絶え間ない技術革新等により、社会は大きく、そして急速に変化しています。  このような時代にあって、特に学校教育には、子供たちが様々な変化に積極的に向き合い、他者と協力して課題を解決していくことや新たな価値を創造する力を育むことが求められております。  本市では、令和元年を教育改革元年とし、市長部局と一体となって様々な教育施策を展開してまいりました。今後もこれらをさらに加速させ、本市の子供たちが将来、自らの夢や志をかなえる力を育んでいけるよう、私も微力ではありますが貢献できればと思っております。  議員の皆様にはより一層のご支援、ご協力をお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。  誠にありがとうございました。(拍手) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  日程第5 第2号議案 29 ◯小川正人議長 日程第5、第2号議案・人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 30 ◯山田裕一市長 第2号議案は、人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める案件でございます。  人権擁護委員は、法務大臣から委嘱を受けて、人権思想の普及、人権侵犯事件の調査及び報告等に当たる使命を有しております。  本案は、現在、委嘱されております9名の委員のうち、高橋純一さんが令和3年6月30日をもって任期満了となることから、代わりに日下嘉充さんを推薦いたしたく提案するものであります。  このたび推薦しようとする日下さんは、人格識見が高く、広く社会の実情に通じており、人権擁護委員として最適任と存じますので、何とぞご賛同賜りますようお願い申し上げます。 31 ◯小川正人議長 以上で提案理由の説明は終わりました。
     これより質疑に入ります。質疑ありませんか。7番高橋鈍斎議員。 32 ◯7番(高橋鈍斎議員) この人権擁護委員についても、申し訳ないですけれども、私、最近まで一般人でして、あまりこういう方を存じていないわけでして、私の周辺だと「何も分からないで承知したのか」と言われると私も困りますので、この学識経験はすばらしい人であるし、このペーパーで見ると、ただ、私だけなのか、もう少し丁寧に詳しく説明してもらえればなと思うのですが。 33 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 34 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  参考資料をぜひご覧いただきたいと思いますが、教員として学校教育の現場で非常に子供たちに対しての熱心な教育、また、人権普及、そういったところにも非常に熱心な先生でございましたので、最適任と存じました。  どうぞよろしくお願いいたします。 35 ◯小川正人議長 ほかに質疑ありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 36 ◯小川正人議長 質疑なしと認めます。よって、質疑を終わります。  お諮りいたします。ただいま議題となっております本案につきましては、会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略し採決いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 37 ◯小川正人議長 ご異議なしと認めます。よって、本案については委員会付託を省略することに決定いたしました。  採決に入ります。ただいま議題となっております本案については、これに同意することにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 38 ◯小川正人議長 ご異議なしと認めます。よって、第2号議案については、これに同意することに決定いたしました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  日程第6 第3号議案 39 ◯小川正人議長 日程第6、第3号議案・専決処分の承認を求めることについて(専決第1号)(令和2年度白石市一般会計補正予算)を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 40 ◯山田裕一市長 第3号議案(専決第1号)につきましては、令和2年度白石市一般会計補正予算の専決処分の承認を求める案件でございます。  第1表歳入歳出予算の補正でありますが、既定の歳入歳出予算にそれぞれ834万1,000円を増額し、予算の総額を200億1,411万1,000円にいたしたものであります。  歳出の主な内容は、令和3年4月にも高齢者向けに接種が始まる見込みとされている新型コロナウイルスワクチン接種事業に係る経費等を計上いたしております。  これらに要する財源といたしましては、国庫支出金を増額して措置いたしたものであります。  以上が地方自治法第179条第1項の規定に基づき専決処分いたしたもので、同条第3項の規定に基づき承認を求めるものであります。  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 41 ◯小川正人議長 以上で提案理由の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。なお、質疑は一問一答方式で行いますので、市長等の反問に関する運用を適用いたします。質疑は議事の整理上、ページ数、条項等を示して、ゆっくりと簡潔に質疑くださるようお願いいたします。質疑ありませんか。16番菊地忠久議員。 42 ◯16番(菊地忠久議員) それでは、お伺いいたします。  今回の予算の専決処分は、新型コロナウイルスワクチンの接種事業ということで、今月初めには接種対策室も設置したということなんですけれども、まず本市におけるこのコロナワクチンの接種事業の概要について、中身をお伺いいたします。 43 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 44 ◯山田裕一市長 お答えいたします。  新型コロナウイルス感染拡大予防対策の切り札とされるワクチン接種につきましては、予防接種法の臨時接種に関する特例が設けられ、厚生労働大臣の指示の下、国がその費用を負担し、市町村が実施主体となり、早期にワクチン接種体制を確保するよう要請されているところであります。  本市でも、2月1日から健康推進課内に新型コロナウイルスワクチン接種対策室を設置し、兼務を含む職員4名体制で準備作業に当たっています。  国の想定では、ワクチンの薬事承認後、まずは医療従事者から優先的に接種を始め、次に65歳以上の高齢者の接種が開始されることになっています。国からは、高齢者に対しワクチンの接種券を3月中旬以後に発送できるよう準備を進めるよう指示されておりますので、システム改修や接種券の印刷などの事業費を早急に確保した上で着手する必要がありましたことから、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業関係の補正予算を1月29日付で専決処分いたしました。 45 ◯小川正人議長 ほかに質疑ありませんか。16番菊地忠久議員。 46 ◯16番(菊地忠久議員) 高齢者への券を3月中旬まで発送するための専決だということですけれども、では現在の進捗状況というのはどうなっているのか、お伺いいたします。 47 ◯小川正人議長 高橋健康推進課長。    〔高橋ひろみ健康推進課長登壇〕 48 ◯高橋ひろみ健康推進課長 ただいまの菊地議員の質疑には、私からお答えさせていただきます。  まずは接種券等の印刷発行、並びに接種記録の管理等が可能となるように、予防接種管理台帳システムの改修に着手しております。そのシステムを用いまして、国の指示どおり65歳以上の高齢者に、3月中旬と言われましたが、先日の厚労省の指示では3月下旬以降とまた変わってきておりますが、に接種券を発送できるように鋭意準備を進めております。  その後は、国からのワクチンの配布状況に応じまして、65歳未満の市民の方々への接種を開始してまいる予定となっております。  なお、ワクチン接種の予約コールセンター業務をはじめとしたワクチン接種体制確保に係る各種の業務委託を予定しておりますことから、国の令和2年度第3次補正予算に対応した補正予算も今後上程いたしたいと考えております。  また、実際の接種に当たっては、白石市医師会の医師の皆様のご協力をいただきながら、ホワイトキューブを集団接種会場として開設し実施することを想定しております。  今のところ、国からワクチンが供給される具体的な日程は不明ですが、日程が示され次第、65歳以上の高齢者向けの接種が始められるよう準備を進めているところです。しかしながら、市民の皆様に短期間のうちにワクチンを2回接種するという前例のない事業ですので、接種の具体的な実施体制については、医師の皆様と協議を重ねながら、効率的にワクチンが行き渡るような方策を検討しているところでございます。 49 ◯小川正人議長 ほかに質疑ありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 50 ◯小川正人議長 質疑なしと認めます。よって、質疑を終わります。  お諮りいたします。ただいま議題となっております本案につきましては、会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略し、採決いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 51 ◯小川正人議長 ご異議なしと認めます。よって、本案については委員会付託を省略することに決定いたしました。  この際、暫時休憩いたします。      午前11時35分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午前11時35分開議 52 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより討論に入ります。  討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。  採決に入ります。ただいま議題となっております本案については、これを承認することにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 53 ◯小川正人議長 ご異議なしと認めます。よって、第3号議案は、これを承認することに決定いたしました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  日程第7 第4号議案から第30号議案 54 ◯小川正人議長 日程第7、第4号議案・組織再編に伴う関係条例の整備に関する条例から第30号議案・令和3年度白石市下水道事業会計予算までの計27議案を一括議題といたします。  提案理由の説明を求めます。山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 55 ◯山田裕一市長 第4号議案は、組織再編に伴う関係条例の整備に関する条例案でございます。  本案は、令和3年度から令和12年度を計画期間とする「第六次白石市総合計画」に掲げる重点戦略や分野目標を着実に実行し、時代潮流や地域社会環境の変化に対応した新たなまちづくりを計画的かつ総合的に推進するとともに、市民サービスの向上、効率的な組織体制の充実・強化を図るため、組織の一部を再編いたしたく関係する条例の一部を改正いたそうとするものです。  第5号議案は、白石市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案でございます。  本案は、地方分権の推進や社会の複雑・多様化等に伴い、自治体が担うべき行政事務が増大している中、行政組織の活性化を図り、職員の職務と責任に応じた給与制度を構築するため、職制に適用される職務の級の見直しを行い、部長級の一部の職務の級を7級から8級に移行いたしたく条例の一部を改正いたそうとするものです。  第6号議案・白石市道路占用料条例の一部を改正する条例から第10号議案・白石市都市公園条例の一部を改正する条例までの計5議案は、道路法施行令の一部改正に伴う道路占用料等の額の改定に関する条例案でございます。  これらの議案は、道路法施行令の一部を改正する政令が令和2年4月1日から施行され、道路法施行令別表に規定する占用料について、固定資産税評価額の評価替え等を踏まえた額に改正されたことに伴い、本市の道路占用料及び道路占用料条例別表の規定に準拠してその額を定めているものについて、額の改定を行いたく条例の一部を改正いたそうとするものです。  第11号議案は、白石市企業立地促進条例の一部を改正する条例案でございます。  本案は、本市へ工場等を新規立地または増設する企業に対して実施している奨励金の交付等の優遇制度について、期限が令和3年3月31日までとなっていることから、これを令和6年3月31日まで延長するとともに、指定企業者の事業開始時点における新規常用雇用者の要件を見直し、企業立地促進及び雇用促進のための環境整備を図るよう条例の一部を改正いたそうとするものです。  第12号議案は、白石市東日本大震災復興基金条例を廃止する条例案でございます。  本案は、平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震及びこれに伴う原子力発電所の事故による災害からの復興並びに被災者等の支援に資する事業に充てるため、白石市東日本大震災復興基金を設置し運用してまいりましたが、所期の目的を達成したことから、条例を廃止いたそうとするものです。  第13号議案は、しろいしSunPark基金条例案でございます。  本案は、昨年グランドオープンした本市の賑わい交流拠点「しろいしSunPark」について、にぎわいを創出し続ける施設として施設の長寿命化を図るため、市が所有する施設整備などの資金を蓄える必要があることから、地方自治法第241条の規定に基づき、新たに条例を制定いたそうとするものであります。  第14号議案は、白石市景観条例案でございます。  本案は、宮城県が仙南広域景観計画を策定したことに伴い、本市を含む仙南2市7町が景観行政団体に移行したことで、それぞれの団体が景観法第16条第1項に基づく景観計画区域内における届出行為について、基本となる事項を定める必要があることから、新たに条例を制定いたそうとするものです。  第15号議案は、未来を拓く学校教育充実化条例案でございます。  本案は、次代を担う子供たち、特に義務教育段階にある児童・生徒が、人口減少やグローバル化、情報化の進展といった社会の転換期にあって、変化に柔軟に対応して自ら未来を切り開き、激動する社会を生き抜いていく力を身につけていくことができるよう、市や教育委員会、学校が一体で子供たちの育成に努める必要があることから、本市における学校教育の基本理念を定め、市長並びに市教育委員会及び学校の責務を明らかにするとともに、学校教育に関する重点施策等を定めるため新たに条例を制定いたそうとするものです。  第16号議案は、白石市介護保険条例の一部を改正する条例案でございます。  本案は、令和3年度から令和5年度における第8期介護保険事業計画において、標準段階における介護保険料を、現行の年額6万4,800円から6万7,200円に改め、各段階の保険料も介護保険法施行令による率に合わせ改める等の改正を行いたく、条例の一部を改正いたそうとするものであります。  第17号議案は、白石市精神障害者小規模通所授産施設条例の一部を改正する条例案でございます。  本案は、障害者総合支援法の改正により、地域活動支援センターとして位置づけて運営を行っている白石市精神障害者小規模通所授産施設ポプラ及び白石市福祉作業所やまぶき園について、これまで個別の設置条例により規定していたものを一本化して規定するとともに、白石市精神障害者小規模通所授産施設ポプラの施設名称について併せて変更を行いたく、条例の一部を改正いたそうとするものです。  第18号議案は、第六次白石市総合計画基本構想及び基本計画を策定することについての案件でございます。  平成23年に策定した第五次白石市総合計画が、令和3年3月31日で終期を迎えることから、今後10年間の市の目指す将来像とまちづくりの方向性についての新たな指針となる第六次白石市総合計画基本構想及び基本計画の策定を進めてまいりました。  今般、その案がまとまりましたので、地方自治法第96条第2項及び白石市議会基本条例第15条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。  第19号議案は、令和2年度白石市一般会計補正予算(第9号)でございます。  第1表歳入歳出予算の補正でありますが、既定の歳入歳出予算からそれぞれ9,469万9,000円を減額し、予算の総額を199億1,941万2,000円にいたそうとするものであります。  補正の主な内容は、別表のとおりであります。  歳出予算に要する財源といたしましては、市税、国庫支出金、諸収入、市債等を増額する一方、使用料及び手数料、県支出金、繰入金を減額して措置いたそうとするものです。  第2表繰越明許費補正でありますが、スマートインターチェンジ整備事業につきましては、周辺整備の方向性や土地利用の可能性を検証する検討委員会の開催に当たり関係機関との調整に期間を要し、年度内の完成が困難になったことから、地方自治法第213条の規定に基づき繰越しをいたそうとするものです。  第3表債務負担行為補正でありますが、児童館・放課後児童クラブ指定管理者委託料につきましては指定管理者の指定に伴い、桜まつりライトアップ設置及び撤去委託料につきましては近年桜の開花が早まっており3月中に着手する必要があるため、スマートインターチェンジ整備事業につきましては東日本高速道路株式会社東北支社と整備に関する協定を締結する必要があることから、それぞれ債務負担行為の追加をいたそうとするものです。また、ホワイトキューブZEB化推進改修業務委託料及び住民情報システム等賃貸借料につきましては、事業費が確定したことから限度額の変更をいたそうとするものです。  第4表地方債補正でありますが、公園施設長寿命化対策支援事業をはじめとする3件について、地方債を追加いたそうとするものです。また、観光施設災害復旧事業については減額変更、農業施設災害復旧事業及び文化体育活動センターZEB化推進改修事業につきましては増額変更いたそうとするものです。  第20号議案は、令和2年度白石市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)でございます。  第1表歳入歳出予算の補正でありますが、既定の歳入歳出予算から、それぞれ9,945万2,000円を減額し、予算の総額を37億2,978万8,000円にいたそうとするものです。
     補正の主な内容は、基金積立金を増額し、保険給付費、国保事業費納付金等を減額計上いたしておりますが、これらに充当する財源といたしましては、国庫支出金を増額する一方、国民健康保険税、県支出金、繰入金等を減額して措置いたそうとするものです。  第21号議案は、令和2年度白石市介護保険特別会計補正予算(第5号)でございます。  第1表歳入歳出予算の補正でありますが、既定の歳入歳出予算にそれぞれ1億5,892万5,000円を増額し、予算の総額を39億5,279万3,000円にいたそうとするものです。  補正の主な内容は、保険給付費を増額し、地域支援事業費を減額計上しておりますが、これらに充当する財源といたしましては、国庫支出金、繰入金、支払基金交付金等を増額する一方、介護保険料を減額して措置いたそうとするものです。  第22号議案は、令和2年度白石市後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)でございます。  第1表歳入歳出予算の補正でありますが、既定の歳入歳出予算にそれぞれ739万5,000円を増額し、予算の総額を4億3,604万3,000円にいたそうとするものです。  補正の主な内容は、後期高齢者医療広域連合納付金を増額し、総務管理費を減額計上しておりますが、これらに充当する財源といたしましては、後期高齢者医療保険料を増額する一方、繰入金を減額して措置いたそうとするものです。  第23号議案は、令和2年度白石市水道事業会計補正予算(第3号)でございます。  補正の主な内容は、収益的支出において、人事異動に伴う職員給与費を303万5,000円減額し、支出総額を8億8,993万9,000円にいたそうとするものであります。  また、資本的支出において、人事異動に伴う職員給与費を138万7,000円減額し、支出総額を3億8,440万6,000円にいたそうとするものであります。  なお、財源といたしましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額2,944万8,000円を2,946万円に、当年度分損益勘定留保資金1億3,569万円を1億3,429万1,000円にそれぞれ改め措置いたそうとするものであります。  第24号議案は、令和2年度白石市下水道事業会計補正予算(第4号)でございます。  補正の主な内容は、収益的支出において、人事異動に伴う職員給与費を641万6,000円減額、流域下水道維持管理負担金並びに消費税及び地方消費税を910万4,000円増額し、支出総額を9億2,521万8,000円にいたそうとするものであります。  また、資本的収入において、企業債並びに分担金及び負担金を1,250万円減額し、収入総額を5億9,850万8,000円とし、資本的支出においては、人事異動に伴う職員給与費を18万8,000円増額、流域下水道建設負担金及び管渠建設単独事業費を1,255万4,000円減額し、支出総額を8億7,706万3,000円にいたそうとするものであります。  なお、財源といたしましては、当年度分損益勘定留保資金2億7,842万1,000円を2億7,855万5,000円に改め措置いたそうとするものであります。  第25号議案は、令和3年度白石市一般会計予算案でございます。  第1表歳入歳出予算でありますが、予算の総額を145億118万4,000円とするもので、前年度と比較しますと2.8%の増となっております。  予算に計上した主な内容は別表のとおりであります。  第2表債務負担行為でありますが、庁舎照明器具賃借料につきましては、LED化への更新に伴いリース期間が複数年度にわたることから、令和4年度から令和13年度まで設定いたそうとするものです。  武家屋敷茅屋根葺替工事につきましては、かやぶき屋根を支えている屋根材等にずれが生じてきており、屋根全体のふき替えの作業期間が複数年度にわたることから、令和4年度の設定をいたそうとするものです。  白石市固定資産評価システム適用業務委託料につきましては、固定資産税における土地の評価替えの作業において、作業期間が複数年度にわたることから、令和4年度から令和5年度まで設定いたそうとするものであります。  戸籍総合システム機器賃貸借料につきましては、戸籍システム機器の更新を迎えるに当たり、機器のリース期間が複数年度にわたることから、令和4年度から令和8年度まで設定いたそうとするものです。  中小企業振興資金融資損失補償につきましては、市内企業者に対する融資制度に係る融資預託額の100分の10に相当する金額を、宮城県信用保証協会が損失を受けた場合、令和4年度から令和16年度まで損失補償をいたそうとするものであります。  土地改良施設維持管理適正化事業賦課金分担金につきましては、郡山堰の改修に当たり、全国土地改良事業団体連合会が造成する土地改良施設維持管理適正化資金へ5年間にわたり均等に賦課金を拠出して事業を行うことから、令和4年度から令和7年度まで設定いたそうとするものです。  第3表地方債でありますが、文化体育活動センターZEB化推進改修事業、地方道路整備事業、公園施設長寿命化対策支援事業、武家屋敷茅屋根葺替事業、河川浚渫事業及び街路事業外3事業に係るもののほか、臨時財政対策債を加えて総額8億2,440万円の地方債を起こそうとするものです。  第26号議案は、令和3年度白石市国民健康保険特別会計予算案でございます。  本案は、歳入歳出予算の総額をそれぞれ36億7,764万円とするもので、前年度と比較しますと3.1%の減となっております。  歳出予算の主な内容は、全体の74.8%を占める保険給付費、22.8%を占める国保事業費納付金のほか、保健事業費及び諸支出金等を計上いたしております。  これらに充当する財源といたしましては、国民健康保険税のほか県支出金、繰入金及び諸収入等をもって措置いたそうとするものです。  第27号議案は、令和3年度白石市介護保険特別会計予算案でございます。  本案は、歳入歳出予算の総額をそれぞれ39億3,365万9,000円とするもので、前年度と比較しますと6.2%の増となっております。  歳出予算につきましては、91.9%を占める保険給付費のほか、地域支援事業費等を計上いたしております。  これらに充当する財源といたしましては、介護保険料のほか国庫支出金、支払基金交付金、県支出金及び繰入金等をもって措置いたそうとするものです。  第28号議案は、令和3年度白石市後期高齢者医療特別会計予算案でございます。  本案は、歳入歳出予算の総額をそれぞれ4億1,076万5,000円とするもので、前年度と比較しますと0.5%の増となっております。  歳出予算につきましては、徴収した保険料等を宮城県後期高齢者医療広域連合へ納付するための保険料等負担金及び保険基盤安定拠出金等を計上いたしております。  これらに充当する財源といたしましては、後期高齢者医療保険料及び繰入金等をもって措置いたそうとするものです。  第29号議案は、令和3年度白石市水道事業会計予算案でございます。  事業運営の基本となります業務の予定量でありますが、給水戸数1万3,447戸、年間総給水量386万5,000立方メートル、1日平均給水量1万589立方メートルを見込んでおります。  建設改良事業においては、老朽管更新工事等を予定しております。  収益的収支でありますが、収入総額で9億2,048万3,000円、支出総額で8億5,312万4,000円を計上しております。  一方、資本的収支でありますが、収入では、老朽管更新工事等に対する企業債及び工事負担金として5,699万6,000円を計上しており、支出では、建設改良費及び企業債償還金に3億19万2,000円を計上しております。  これにより、資本的収入が資本的支出に対して不足する額2億4,319万6,000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額2,133万2,000円、過年度分損益勘定留保資金2,288万5,000円、当年度分損益勘定留保資金1億4,783万円及び繰越利益剰余金処分額5,114万9,000円で補填いたそうとするものであります。  第30号議案は、令和3年度白石市下水道事業会計予算案でございます。  事業運営の基本となります業務の予定量でありますが、公共下水道事業・農業集落排水事業を合わせた処理区域内人口2万3,688人、年間総処理水量265万立方メートル、1日平均処理水量7,260立方メートルを見込んでおります。  建設改良事業において、マンホール蓋の更新工事及び公共ます設置工事を予定しております。  収益的収支でありますが、収入総額で10億5,087万5,000円、支出総額で10億3,734万2,000円を計上しております。  一方、資本的収支でありますが、収入では、マンホール蓋の更新工事に対する企業債、分担金及び負担金、他会計からの繰入金として5億7,525万9,000円を計上しており、支出では建設改良費及び企業債元金償還金として8億808万7,000円を計上しております。  これにより、資本的収入が資本的支出に対して不足する額2億3,282万8,000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額298万8,000円、過年度分損益勘定留保資金2億2,984万円で補填いたそうとするものであります。  地方公営企業法第17条の3の規定に基づく他会計からの補助金につきましては、下水道事業経営安定のため、白石市一般会計から2億118万7,000円の補助を受けようとするものであります。  以上で提案理由の説明を終わりますが、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 56 ◯小川正人議長 以上で提案理由の説明は終わりました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  日程第8 議提第1号 57 ◯小川正人議長 日程第8、議提第1号・白石市議会会議規則の一部を改正する規則を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。11番議会運営委員会委員長佐久間儀郎議員。    〔11番佐久間儀郎議員登壇〕 58 ◯11番(佐久間儀郎議員) ただいま議題となっております議提第1号・白石市議会会議規則の一部を改正する規則につきまして、提案理由の説明を申し上げます。  本市議会会議規則第13条第1項後段規定における機関意思の決定、すなわち意見書などの提出要件につきましては、市町村議会がそれぞれの実情に応じて規定できるものではありますが、本市議会においては、現在、提出者を除く3人以上の賛成者を必要としております。  一方、同項前段に規定される団体意思の決定、すなわち条例の制定・改廃などの提出要件につきましては、地方自治法に基づく法定決定要件でありますが、平成11年の地方分権一括法施行に伴う改正により、要件が議員定数の「8分の1」から「12分の1」に緩和されたことから、本市議会においては、現在、提出者を含む2人以上の賛成者を必要としております。  この法定決定要件の緩和は、議会審議の一層の活性化を目的として改正されたものであることから、本市議会で規定しております機関意思決定の提出要件においても、その整合性を図るため、規則の一部を改正いたそうとするものであります。  議員皆様方のご賛同を賜りますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明といたします。 59 ◯小川正人議長 以上で提案理由の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 60 ◯小川正人議長 質疑なしと認めます。よって、質疑を終わります。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議提第1号につきましては、会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略し採決いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 61 ◯小川正人議長 ご異議なしと認めます。よって、本案については委員会付託を省略することに決定いたしました。  この際、暫時休憩いたします。      午後0時05分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後0時06分開議 62 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより討論に入ります。  討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。  採決に入ります。ただいま議題となっております本案については、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 63 ◯小川正人議長 ご異議なしと認めます。よって、議提第1号は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 64 ◯小川正人議長 本日の日程はこれで全部終了いたしました。  なお、明日18日から23日まで休会とし、24日10時に本会議を開き、議案に対する質疑を行う予定でありますので、ご了承願います。  本日はこれにて散会いたします。  ご苦労さまでした。      午後0時07分散会  地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する  白石市議会 議 長  小 川 正 人        議 員  澁 谷 政 義        議 員  菊 地 忠 久 Copyright © Shiroishi 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