白石市議会 2020-09-18
令和2年第443回定例会(第6号) 本文 開催日:2020-09-18
令和元
年度白石市各
会計歳入歳出
決算審査特別委員会
委員長 四 竈 英 夫
議 案 審 査 報 告 書
令和2年9月7日、本委員会に付託された
議案審査の結果、下記のとおり決定したので、
会議規則第108条の規定により報告します。
記
┌────┬─────────────────────────┬────┐
│議案番号│ 件 名
│審査結果│
├────┼─────────────────────────┼────┤
│第71
号│令和元
年度白石市
一般会計及び
特別会計歳入歳出決算の│不認定 │
│ │認定について
│ │
├────┼─────────────────────────┼────┤
│第72
号│令和元
年度白石市
水道事業会計及び
下水道事業会計決算│認 定│
│ │の認定について
│ │
└────┴─────────────────────────┴────┘
4
◯小川正人議長 決算審査特別委員長・
四竈英夫議員。
〔12番四
竈英夫議員登壇〕
5 ◯12番(
四竈英夫議員) おはようございます。
ただいまから、令和元
年度白石市各
会計歳入歳出決算審査特別委員会の
審査経過と結果についてご報告いたします。
去る9月7日の本会議において、議長及び
議会選出監査委員を除く
議員全員をもって構成する本
特別委員会が設置され、第71号議案・令和元
年度白石市
一般会計及び
特別会計歳入歳出決算の認定について、第72号議案・令和元
年度白石市
水道事業会計及び
下水道事業会計決算の認定について、その審査を付託されました。
当日、直ちに正副委員長の互選を行った結果、私が委員長に、
高子秀明委員が副委員長にそれぞれ選任され、9月9日及び10日の2日間にわたり、副市長、
監査委員及び教育長ほか
関係部課長等の出席を得て委員会を開催し、慎重に審査を行いました。
審査に当たりましては、既に本会議において市長及び
会計管理者等から
提案理由の説明がなされ、加えて
監査委員から詳細な
審査意見が述べられておりますことから、直ちに質疑に入りました。
9日の午前中に
一般会計の質疑を行い、午後からは現地調査を実施いたしました。
10日には、前日に引き続き
一般会計の質疑、続いて
特別会計及び
公営企業会計の質疑を行い、質疑終結後、採決の結果、第71号議案は賛成少数で不認定とすべきもの、第72号議案は全会一致で認定すべきものと決定いたしました。
以上、本
特別委員会に付託されました議案2件の
審査経過と結果について報告を終わります。
6
◯小川正人議長 以上で、
決算審査特別委員長の報告は終わりました。
これより
委員長報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
7
◯小川正人議長 質疑なしと認めます。よって、質疑を終わります。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
最初に、3番
伊藤勝美議員。
〔3番
伊藤勝美議員登壇〕
8 ◯3番(
伊藤勝美議員) おはようございます。
それでは早速、第71号議案・令和元
年度白石市
一般会計及び
特別会計歳入歳出決算の認定について、反対の立場で討論を行います。
初めに、理事者の方々におかれましては、本市の置かれている厳しい
財政環境下において、自主財源をはじめ、依存財源の確保に懸命に取り組み、一方で歳出におきましては、
管理経費の抑制に努められ、
財政運営の効率化、
健全財政の堅持を図ろうと努力していただいた成果の決算だと思っております。担当部局の職員の皆様方には、敬意を表すとともに、感謝を申し上げたいと思います。
さて、
皆さんご存じのとおり、決算の認定の
原理原則は、議会の議決に基づく予算の適正な執行にあり、その結果としての行政効果を確認するものであります。また、決算は会計上の評価とともに、1年間の市政の運営についての評価でもあると理解しております。
よって、令和元
年度一般会計・
特別会計の決算は、予算に基づいて執行された1年間の
行財政運営の結果であり、
一般会計歳出で約151億2,639万円、
特別会計歳出で約77億7,487万円となり、総合計額約229億万円余りを使った結果、たくさんの事業の成果があったのは事実であり、それらの成果を否定するものではありません。
また、
一般会計においては、単
年度収支が約1億1,450万円余りの黒字となり、
財政調整基金への積立金約2億1,970万円を加えた実質単
年度収支額は約3億3,420万円の黒字となり、
黒字計上は平成27年度以来となっております。
そして、
一般会計の主要な
財政分析指標においては、
財政力指数、
経常収支比率、
公債費比率等、将来にわたる
財政負担のそれぞれが前年度より良化しております。
しかしながら、決算は予算に基づいて執行された結果であって、収支や
財政指標だけで、市民の暮らしがよい結果を生んでいるかどうかは、必ずしも連動していないと私は考えております。
また、当然のことながら、限られた費用で最大の効果を期待して
行財政運営をなされているわけでございますが、
地方自治法に定められた地方自治体の役割である「住民の福祉の増進」が、市政の運営において、最大限に図られたのかという点に判断の基準を置かなければならないと考えております。
例を挙げれば、
教育環境の整備における
学校教育の充実についてでございますが、新
学力テストを導入するなど、
学力向上のため、積極的に取り組みをなされたことに関しましては評価をいたしております。
しかし、一方では、落ち着いて学習できる環境をつくってほしいという保護者の声も多く寄せられております。
また、教育費の不用額が昨年度と比較して増加しておりますが、やはり未来の
子供たちのための
教育予算は、しっかりと予算を確保して執行していただくことを要望いたします。
学力向上については、今後も重要と考えますが、児童・生徒一人一人に目の届くよう、35人以下学級の授業の再開を強く求めるものであります。
それから、昨年度の決算の討論でも指摘させていただきましたが、
市営住宅の
維持管理については、おおむね適正に管理されていると思いますが、中には老朽化の著しい住宅も多数存在し、樹木・雑草が繁茂するなど、まだまだ管理の行き届いていないところが見受けられます。
現在、
市営住宅に居住されている方々の高齢化も進んでおり、自力での草刈りなど、住民の努力だけでは対応できないとの声も多く寄せられております。そのような事情も酌んでいただき、さらなる住環境の整備・改善を強く求めるものであります。
それから、令和元年度の市政の運営において、最も特筆すべき問題は、当局から市民への
説明不足により端を発した、白石第一
幼稚園休園に係る
請願署名、スパッシュランドしろいし休館に係る
署名活動、
公立刈田綜合病院の整形外科の存続を求める
署名活動と
公設民営化が挙げられます。新聞紙上で、それらのことが取り上げられ、多くの市民の方々は不安と不信感に満ちた日々を送ることになりました。
市政の運営におけるこれらの混乱は、白石市の後世の歴史に残るものであると考えております。今年度においても、なお続いておりますその混乱は、全て令和元年度から始まりました。
特に、
公立刈田綜合病院については、平成31年度、つまり令和元年度の当初予算審議の際、
同僚議員であります
平間議員から、「平成31
年度白石市外二町組合に係る
予算計上状況について、今年度は本市の負担が6億円、前年度の約10億円に比べて4億円の減額だが、これでいいのか」とただされたのに対して、
山田市長は、「平成30年度と同様に約10億円の繰り出しを
白石市外二町組合にしたと仮定すると、
財政調整基金の残高が7億円ということになってしまいます」と、実際は強弁したに過ぎないのではなかったのでしょうか。
しかしながら、誰もが予想したとおり、極端な負担金・補助金の減額は、
刈田病院の経営悪化を招き、思いつきのように突然の
職員期末勤勉手当の提案をするなど、
刈田病院職員のみならず、
地域住民に大きな不安と懸念を抱かせました。
結局、年度末には、負担金ではなく、貸付金という形で3億8,000万円を
刈田病院に対して追加拠出しております。これは、
白石市長として、紛れもない判断ミスと言わざるを得ません。
山田市長は常々、「政治は結果だ」と言われておりますが、まさに令和元年度の市政の運営の結果は、白石市のみならず、蔵王町、七ヶ宿町を含めたこの地域の
地域医療にはなくてはならない、
地域住民の命と健康を守る大切な
医療機関であった
刈田病院を混乱させ、危機的な状況に追い込んだと言わざるを得ない結果だけに終わっています。
また、議会において、
山田市長は、「新年度、4月1日には、現在東北大学第二内科の教授、伊藤教授が
特別管理者としてご就任をいただきます。新年度、これまで以上に医師の複数の増員が見込まれる中で、ぜひとも
刈田病院には、これまで以上に
地域住民の期待に応えられるような
地域医療の提供をお願いすると同時に、ぜひとも病院の
経営改革にも力強く進んでいただきたいと考えております」とも答弁しております。
そして、平成31年度当初予算において、
山田市長は、
白石市外二町組合に係る予算を4億円も減額しておきながら、「医師の複数の増員が見込まれる」と答弁されているわけでございます。
しかし、平成31年度当初に28名いた医師は、今年度、令和2年4月1日現在には25名に減り、9月1日現在では22名と大きく減っております。現在は、麻酔科や
整形外科医師の退職により、救急業務にも大きな支障を来していると聞き及んでおります。
令和元年度の結果として、医師の増員どころか、唐突に
公立病院としての組織形態を見直すべきと主張し、「
公設民営化」を公言し始めました。
皆さんご承知のとおり、
山田市長が公言する
刈田病院の
公設民営化については、
刈田病院を支援する東北大学や宮城県、そして
白石市外二町組合を構成する蔵王町、七ヶ宿町、医療の現場で日夜
地域住民の命と健康を守っている病院長が、明確に反対の意思を表示しております。
もう一度申し上げますが、現在の
刈田病院の
危機的状況の始まりは、令和元年度から始まっているものだと思います。白石市は、
白石市外二町組合、
公立刈田綜合病院の大株主でもあります。
刈田病院は、
地域医療にはなくてはならない、
地域住民の命と健康を守る大切な
医療機関であることに議論の余地はありません。
しかしながら、市政の運営の一番の柱は、
地域住民の命と健康を守ることであり、そこに財政や人的支援を傾注すべきであると考えます。
今回の令和元
年度一般会計及び
特別会計決算の認定については、決算の認定の
原理原則である、議会の議決に基づく予算の適正な執行に当たることはおおむね認めたいとは思いますが、しかしながら、先ほど述べましたように、当局からの市民への
説明不足により端を発した3つの問題、特に
刈田病院の問題は、市民にとって最も重要なことであり、見過ごすことはできません。
つまり、市政の運営において、市内に混乱を招くことになり、結果として市民に大きな不安と懸念を抱かせることになった決算であり、認めることはできません。
それから、今後の市政の運営におかれましては、市民生活に影響を与える重大事項については、市民の皆様の意見を充分に聞き、拙速な判断をせず、市民の皆様に対しましては、当然のことながら、今以上の丁寧な説明をすることを強く求めるものであります。
よって、第71号議案・令和元
年度白石市
一般会計及び
特別会計歳入歳出決算の認定について反対するものであります。
以上、
議員各位のご賛同を賜りますようお願いを申し上げ、討論を終わります。
9
◯小川正人議長 次に、11番
佐久間儀郎議員。
〔11番
佐久間儀郎議員登壇〕
10 ◯11番(
佐久間儀郎議員) 第71号議案・令和元
年度白石市
一般会計及び
特別会計歳入歳出決算の認定について、賛成の立場で討論をいたします。
本市において、高齢化が進行する中、扶助費をはじめとする
社会保障費、民生費、衛生費などの
経常的経費の割合が増嵩するばかりで、近年は思うほどに
投資的経費に手当てをする余裕がない状況が続いております。そうした厳しい
財政環境下において、
市理事者は、「白石市
行財政改革推進計画(
集中改革プラン)〔第四次改訂版〕」に基づき、効率的で質の高い
行政運営と
健全財政の維持に積極的に取り組まれた決算であると思っております。
これは、
一般会計の主要な
財政分析指標において、
財政力指数、
経常収支比率、
公債費比率等、それぞれが前年度よりも良化しているということから認められるものであります。
一般会計において、実質単
年度収支額は3億3,420万1,000余円で、平成27年度以来の
黒字計上となりました。その要因の一つは、
監査意見書が指摘するように、数か年度にわたり行われてきた
財政調整基金の取崩しが、取崩し額ゼロ円であったということです。結果として、
財政調整基金の年度末残高は22億6,057万9,000円になっています。
申すまでもなく、
財政調整基金は、経済の変動等による財源の不足、
災害対策及び市債の償還その他、必要と認められる事件に要する経費に充てることにより、市財政の調整を図り、もってその健全な運営に資するために設置されております。
令和元年度は、昨年10月、
令和元年東日本台風による被害への
応急復旧措置等の経費の財源に充てられたことは記憶に新しく、
財政調整基金条例の設置目的に則して、的確で良好な
財政運営であったと申せます。
さらに申し上げれば、
収支未済額は、
一般会計及び
特別会計を合わせて5億7,811万1,000余円で、前年度と比べ0.71%、413万8,000余円減少しております。これまで増加傾向にありましたが、滞納者への督促や催告状の送付、納付の利便性を高めた
夜間収納窓口の浸透、そして滞納者への納税相談、訪問徴収や強制執行などの実効性ある地道な
徴収対策が功を奏したものと捉えております。
不納欠損額を見ると、
一般会計では前年度と比べ1億924万7,000余円、率にして93.64%減少し、また
特別会計では、前年度と比べ208万1,000余円、率にして16.49%減少しております。負担の公平、歳入の確保の観点から、
生活困窮者等に対する滞納処分の執行停止や時効消滅による処分が、滞納の実態に即し、地方税法に基づいて慎重かつ厳正的確になされたものと思います。
令和元年度は、第五次白石市
総合計画の9年目の年でありました。
総合計画に掲げた施策を着実に実施するとともに、
白石版地方創生総合戦略に基づき、
教育環境の整備、
移住定住促進、雇用の創出などの分野で独自性を持った施策を多面的に実施され、限られた予算を効率的に、そして効果的に執行されました。
特に、
農商工連携を核とした
賑わい交流拠点「しろいしSunPark」において相次いで施設をオープンさせ、地域産業の活性化や交流人口の拡大、
子育て支援などに向けた
地方創生の核となる事業を市民と共に積極的に推進されたことが認められ、大いに評価されるものであります。理事者はじめ職員の皆様に敬意を表し、深く感謝するところであります。
よって、私は本案を認定することに賛成するものであります。
議員各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げ、討論を終わります。
11
◯小川正人議長 次に、16番
菊地忠久議員。
〔16番
菊地忠久議員登壇〕
12 ◯16番(
菊地忠久議員) 第71号議案・令和元
年度白石市
一般会計及び
特別会計歳入歳出決算の認定について、賛成の立場から討論をいたします。
まず、昨年度を振り返ってみれば、5月に今上陛下がご即位され、「令和」という新元号となり、気持ちも新たに希望を持ってスタートを切りました。
しかしながら、昨年10月の台風第19号による豪雨は、本市に大きな被害をもたらしました。そんな中、いち早く
災害対策本部を設置し、国や県をはじめ関係機関としっかりと連携が図られ、避難所の開設や情報収集、
公共土木施設や農業施設の復旧、
被災者支援等、迅速かつ柔軟に対応しました。
行政サービスを提供することは、公務員として義務ではありますが、その義務を非常時に遂行することがどれほど大変で多大な労力がかかるか、察するに余りあります。昼夜を問わず、連日対応に当たられた職員の皆様に対しまして、心よりのねぎらいと感謝を申し上げます。引き続き、
災害復旧を進めるとともに、これまで以上に
地域防災力を高め、災害に強い
まちづくりに取り組むようお願いをいたします。
歳入歳出全体を見れば、
一般会計では、
歳入総額が157億9,517万1,000円、
歳出総額が151億2,639万1,000円、実質単
年度収支は3億3,420万1,000円の黒字となりました。
不納欠損額は、前年度より1億924万7,000円減少いたしました。
特別会計を見れば、3
特別会計全体で、
歳入総額が79億3,162万8,000円、
歳出総額が77億7,487万1,000円となり、
実質収支額は1億5,675万6,000円となるなど、健全な
財政運営がなされました。
不納欠損額においては、
一般会計で前年度より1億924万7,000円の減、
特別会計で前年度より208万1,000円の減と大幅な改善が見られました。これらは、自主納付を促す従来の方針を見直し、
滞納繰越者を増やさない方向へと方針を転換し、適切な市税徴収に取り組んだ結果であります。
健全財政に貢献しただけでなく、税の公平性という観点からも、そのご努力に対して大いに評価するところであります。今後も適切かつ公正な
債権管理を徹底し、収入未済の縮減に努めるとともに、
不納欠損を発生させない取組を求めます。
さらに、新たな財源の確保策として、
ふるさと納税受入額を平成30年度の約5,884万円から、令和元年度は約5億6,473万円と、5億円以上大幅に増加をさせる成果を上げました。これは、しっかりと戦略を練り、媒体を増やしたりターゲットを絞ったりと創意工夫を行なったことが、確実に結果となって表れたものです。本市のPRや返礼品を通じた本市経済への寄与も大きいことから、引き続き、この取組を推進していただきたいと願います。
また、当初見込まれていた
財政調整基金の取崩しもゼロとなり、むしろ3億9,850万円を積み増し、
基金残高を22億6,057万9,000円に増やしました。
近年は、自然災害が巨大化・頻繁化しており、災害等の緊急事態に備えるため、また現在はコロナ禍の影響によって、来年度以降の税収等が見通せない状況の中、
行政サービスを維持していくためには、適切な規模の
財政調整基金はなくてはなりません。ここ数年続いていた
財政調整基金の減少に歯止めをかけ、逆に増額できたことは、非常に評価するところであります。
山田市長は、本議案の
提案理由の冒頭で、「令和元年度は、第五次白石市
総合計画の9年目であり、引き続き『人・暮らしが活きる
交流拠点都市づくり』を
戦略テーマとして、白石市を『住みたいまち』『住み続けたいまち』とし、『市民の笑顔あふれる白石』の実現を目指し、
総合計画に掲げた施策を実施してまいりました」と述べられました。
そこで、幾つかの個別の施策に目を向ければ、まず、令和元年度を「
教育改革元年」と位置づけ、
教育環境の充実に取り組まれました。
学力向上プロジェクトでは、昨年度から埼玉県と共同で独自の
学力テストを実施し、その結果、授業改善の
PDCAサイクルがおおむね確立され、今後の
学力向上に期待が持たれます。引き続き本
プロジェクトを推進しながら、本市の
子供たちの健やかな成長のため、さらなる
教育環境の整備、そして
子育て支援を望むところであります。
しろいしSunParkでは、4月に「おもしろいし市場」がオープンし、順調に来場者や売上げを伸ばしており、農家や物産事業者の販路拡大等に大いに寄与しております。SunPark内各施設の連携や相乗効果により、キッズランドの入場者数も開館1年7か月で10万人を突破するなど、宮城県南の新たな一大交流拠点としてにぎわいの創出が図られております。本年度には、みのりKitchenもオープンしました。さらなるにぎわいづくりと地域経済の活性化につながるものと期待しております。
地域包括ケアシステムの推進、様々な介護や就労支援、各種健診事業等を通じ、高齢者支援、障害者支援、健康寿命延伸等が着実に図られたことにより、「心安らかに暮らせる
まちづくり」の具現化が推進されたと考えております。
また、近隣自治体と連携しながらインバウンドの受入れ態勢を整備し、その拡大に貢献するとともに、各種イベント等を通じて本市の魅力のPRと交流人口の拡大も図られました。現在はコロナ禍にあり、観光事業、特にインバウンドは非常に厳しい状況にありますけれども、アフターコロナを見据え、継続して受入れ態勢の整備と観光資源の磨き上げに取り組んでいただきたいと思います。
公立刈田綜合病院に対しては、当初予算で6億円を繰り出し、年度末には3億8,000万円の貸付けも行いました。病院運営のため、一定の負担は当然に必要ですし、現実的となった財政破綻を回避するための資金注入もやむを得ないと考えます。
しかしながら、財源不足に対し、やみくもに資金を注入すればいいというものでもありません。
刈田病院は慢性的な赤字経営が続いており、資金ショートによる経営破綻のおそれがある現況を脱しなければ、資金注入は一時しのぎでしかなく、根本的な解決とはなりません。また、白石市の財政規模に合わない多額の繰り出しを続ければ、
行政サービスの低下と白石市本体の財政破綻につながりかねません。
そのためにも、
刈田病院の経営改善が急務であり、86.7%と突出して大きな出資比率を持つ本市が先頭に立って、
刈田病院の大胆な経営改善・改革に取り組んでいただくよう、強く要望いたします。
最後になりますが、令和2年度は、限られた財源の中、時代の要請や地域の要請に応えるべく、選択と集中によるめり張りの利いた各種施策が着実に実施されました。予算の不正な使用や目的外の使用等もなく、適切な予算の執行と健全な
財政運営もなされました。
年度末には、コロナ禍の影響も加わり、非常に厳しい状況の中、各種施策の展開にご尽力いただきました理事者各位をはじめとする職員の皆様や、ご協力いただいた市民の皆様に対しまして、深い敬意と感謝を申し上げます。
以上を踏まえ、令和元
年度白石市
一般会計及び
特別会計歳入歳出決算は認定でしかあり得ません。
議員各位の冷静なご判断をいただき、本案の認定に賛成いただきますようお願い申し上げ、賛成討論といたします。
13
◯小川正人議長 以上で通告による討論は終わりました。よって、討論を終わります。
採決に入ります。ただいま議題となっております第71号議案及び第72号議案については、これを分離して採決いたします。
最初に、第71号議案について採決いたします。
この議案に対する
委員長報告は不認定でありますので、原案について採決いたします。
本案は原案のとおり認定することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
14
◯小川正人議長 起立多数であります。よって、第71号議案は、これを認定することに決定いたしました。
次に、第72号議案について採決いたします。
この議案に対する
委員長報告は認定であります。
委員長報告のとおり認定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
15
◯小川正人議長 ご異議なしと認めます。よって、第72号議案は、これを認定することに決定いたしました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日程第3 第75号議案から第79号議案
16
◯小川正人議長 日程第3、第75号議案・令和2
年度白石市
一般会計補正予算(第5号)から第79号議案・令和2
年度白石市下
水道事業会計補正予算(第2号)までの計5議案を一括議題といたします。
これら5議案については、予算審査
特別委員会に審査を付託しておりますので、その審査の経過と結果について委員長の報告を求めます。
また、予算審査特別委員長から、お手元にご配付のとおり、
議案審査報告書が提出されております。
なお、委員長の報告が終了してから報告に対する質疑に入りたいと思いますので、ご了承願います。
令和2年9月18日
白石市議会
議長 小 川 正 人 殿
予算審査
特別委員会
委員長 保 科 善一郎
議 案 審 査 報 告 書
令和2年9月8日、本委員会に付託された
議案審査の結果、下記のとおり決定したので、
会議規則第108条の規定により報告します。
記
┌────┬─────────────────────────┬────┐
│議案番号│ 件 名
│審査結果│
├────┼─────────────────────────┼────┤
│第75
号│令和2
年度白石市
一般会計補正予算(第5号) │原案可決│
├────┼─────────────────────────┼────┤
│第76
号│令和2
年度白石市国民健康保険
特別会計補正予算(第3│原案可決│
│ │号)
│ │
├────┼─────────────────────────┼────┤
│第77
号│令和2
年度白石市介護保険
特別会計補正予算(第3号)│原案可決│
├────┼─────────────────────────┼────┤
│第78
号│令和2
年度白石市後期高齢者医療
特別会計補正予算(第│原案可決│
│ │2号)
│ │
├────┼─────────────────────────┼────┤
│第79
号│令和2
年度白石市下
水道事業会計補正予算(第2号) │原案可決│
└────┴─────────────────────────┴────┘
17
◯小川正人議長 予算審査特別委員長・保科善一郎議員。
〔10番保科善一郎議員登壇〕
18 ◯10番(保科善一郎議員) ただいまから、予算審査
特別委員会の
審査経過と結果について報告いたします。
去る9月8日の本会議において、議長を除く
議員全員をもって構成する本
特別委員会が設置され、第75号議案・令和2
年度白石市
一般会計補正予算(第5号)から第79号議案・令和2
年度白石市下
水道事業会計補正予算(第2号)までの計5議案について、その審査を付託されました。
当日、直ちに正副委員長の互選を行った結果、私が委員長に、角張一郎委員が副委員長にそれぞれ選任され、9月11日に副市長、教育長ほか関係部課長などの出席を得て委員会を開催し、慎重に審査を行いました。
審査に当たりましては、9月3日の市長
提案理由説明を踏まえ、担当部課長から詳細な説明がなされました。
質疑終結後、第75号議案及び第79号議案の2議案については、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
また、第76号議案から第78号議案までの計3議案については、当局の説明をもって妥当と認め、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、本
特別委員会に付託されました議案5件の
審査経過と結果について報告を終わります。
19
◯小川正人議長 以上で予算審査特別委員長の報告は終わりました。
これより
委員長報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
20
◯小川正人議長 質疑なしと認めます。よって、質疑を終わります。
これより討論に入ります。
討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。
採決に入ります。ただいま議題となっております第75号議案から第79号議案までの計5議案を一括して採決いたします。
これら5議案に対する
委員長報告は、いずれも原案可決であります。
委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
21
◯小川正人議長 ご異議なしと認めます。よって、第75号議案から第79号議案までの計5議案については、原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日程第4 第80号議案
22
◯小川正人議長 日程第4、第80号議案・災害用備蓄品(避難所用パーティション、避難所用段ボールベッド)購入契約の締結についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
山田市長。
〔山田裕一市長登壇〕
23 ◯山田裕一市長 おはようございます。
第80号議案は、災害用備蓄品(避難所用パーティション、避難所用段ボールベッド)購入契約の締結についての案件でございます。
本案は、去る9月4日、4者による条件付一般競争入札に付した結果、1回目の入札で東洋安全防災株式会社仙台営業所を、予定価格の範囲内で入札をした者のうち最も低い価格をもって入札をしたので落札者と決定し、2,209万8,010円で仮契約したものであります。
地方自治法第96条第1項第8号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を得て、本契約をいたそうとするものであります。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
24
◯小川正人議長 以上で
提案理由の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
25
◯小川正人議長 質疑なしと認めます。よって質疑を終わります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております第80号議案につきましては、
会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略し、採決いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
26
◯小川正人議長 ご異議なしと認めます。よって、本案については委員会付託を省略することに決定いたしました。
この際、暫時休憩いたします。
午前10時45分休憩
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午前10時46分開議
27
◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。
採決に入ります。ただいま議題となっております第80号議案については、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
28
◯小川正人議長 ご異議なしと認めます。よって、第80号議案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日程第5 第81号議案
29
◯小川正人議長 日程第5、第81号議案・令和2
年度白石市
一般会計補正予算(第6号)を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
山田市長。
〔山田裕一市長登壇〕
30 ◯山田裕一市長 第81号議案は、令和2
年度白石市
一般会計補正予算(第6号)でございます。
第1表
歳入歳出予算の補正でありますが、既定の
歳入歳出予算にそれぞれ100万円を追加し、予算の総額を197億1,911万7,000円にいたそうとするものであります。
補正の主な内容は、新型コロナウイルス感染症により経済的負担を強いられている独り親世帯を支援するための臨時特別給付金事業について、当初の想定より多くの申請があり、予算に不足が生じる見込みのため、補助金等を増額いたそうとするものです。
また、新型コロナウイルス感染症の影響により売上高が減少している林業を営む方に対する事業継続のための支援金のほか、ふれあいプラザ内エアコン及び福岡小学校貯水槽に係る修繕料等について計上する一方、予備費を減額いたそうとするものであります。
歳出予算に要する財源といたしましては、国庫支出金を増額して措置いたそうとするものであります。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
31
◯小川正人議長 以上で
提案理由の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
32
◯小川正人議長 質疑なしと認めます。よって質疑を終わります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております第81号議案につきましては、
会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略し、採決いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
33
◯小川正人議長 ご異議なしと認めます。よって、本案については委員会付託を省略することに決定いたしました。
この際、暫時休憩いたします。
午前10時49分休憩
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午前10時49分開議
34
◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。
採決に入ります。ただいま議題となっております第81号議案については、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
35
◯小川正人議長 ご異議なしと認めます。よって、第81号議案は原案のとおり可決されました。
ここで、換気をするため、午前11時まで休憩いたします。
午前10時50分休憩
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午前10時59分開議
36
◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日程第6 議提第7号
37
◯小川正人議長 日程第6、議提第7号・新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。議会運営委員会委員長・
佐久間儀郎議員。
〔11番
佐久間儀郎議員登壇〕
38 ◯11番(
佐久間儀郎議員) 議提第7号・新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書につきまして、
提案理由の説明を申し上げます。
新型コロナウイルス感染症の世界的な蔓延により、我が国は戦後最大の経済危機に直面しております。地域経済にも大きな影響が及んでおり、本年度はもとより、来年度以降においても、地方税、地方交付税など一般財源の激減が避け難くなっております。
地方自治体では、医療介護、子育て、地域の防災・減災、雇用の確保などの喫緊の財政需要への対応をはじめ、長期化する感染症対策にも迫られ、地方財政は巨額の財源不足を生じ、これまでにない厳しい状況に陥ることが予想されます。
よって、令和3年度地方財政対策及び地方税制改正に向け、地方の安定的な
財政運営に必要な地方税、地方交付税などの一般財源総額を確保することなど、5つの項目を確実に実現されるよう求めることについて、
地方自治法第99条の規定に基づき、関係大臣及び国会に意見書を提出しようとするものであります。
議員皆様方のご賛同をお願いを申し上げ、
提案理由の説明といたします。
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議提第7号
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激
な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書
上記議案を別紙のとおり
地方自治法第112条及び
白石市議会会議規則第13条の規定により提出します。
令和2年9月18日
提出者
白石市議会議員 佐久間 儀 郎
賛成者
白石市議会議員 佐 藤 秀 行
〃 〃 松 野 久 郎
〃 〃 大 森 貴 之
〃 〃 平 間 知 一
〃 〃 伊 藤 勝 美
〃 〃 保 科 善一郎
白石市議会議長 小 川 正 人 殿
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書
新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延し、わが国は、戦後最大の経済危機に直面している。地域経済にも大きな影響が及び、本年度はもとより来年度以降においても、地方税・地方交付税など一般財源の激減が避けがたくなっている。
地方自治体では、医療介護、子育て、地域の防災・減災、雇用の確保など喫緊の財政需要への対応はじめ、長期化する感染症対策にも迫られ、地方財政は巨額の財源不足を生じ、これまでにない厳しい状況に陥ることが予想される。
よって、国においては、令和3年度地方財政対策及び地方税制改正に向け、下記事項を確実に実現されるよう、強く要望する。
記
1 地方の安定的な
財政運営に必要な地方税、地方交付税などの一般財源総額を確保すること。その際、臨時財政対策債が累積することのないよう、発行額の縮減に努めるとともに、償還財源を確保すること。
2 地方交付税については、引き続き財源保障機能と財源調整機能の両機能が適切に発揮できるよう総額を確保すること。
3 令和2年度の地方税収が大幅に減収となることが予想されることから、思い切った減収補填措置を講じるとともに、減収補填債の対象となる税目についても、地方消費税を含め弾力的に対応すること。
4 税源の偏在性が小さく、税収が安定的な地方税体系の構築に努めるとともに、国税・地方税の政策税制については、積極的な整理合理化を図り、新設・拡充・継続に当たっては、有効性・緊急性を厳格に判断すること。
5 とりわけ、固定資産税は、市町村の極めて重要な基幹税であり、制度の根幹に影響する見直しは、土地・家屋・償却資産を問わず、断じて行わないこと。先の緊急経済対策として講じた特例措置は、臨時・異例の措置として、やむを得ないものであったが、本来国庫補助金などにより対応すべきものである。よって、今回限りの措置とし、期限の到来をもって確実に終了すること。
以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和2年9月18日
宮城県
白石市議会
衆議院議長 大 島 理 森 殿
参議院議長 山 東 昭 子 殿
内閣総理大臣 菅 義 偉 殿
内閣官房長官 加 藤 勝 信 殿
総 務 大 臣 武 田 良 太 殿
財 務 大 臣 麻 生 太 郎 殿
経済産業大臣 梶 山 弘 志 殿
経済再生担当大臣 西 村 康 稔 殿
まち・ひと・しごと創生担当大臣 坂 本 哲 志 殿
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39
◯小川正人議長 以上で
提案理由の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
40
◯小川正人議長 質疑なしと認めます。よって質疑を終わります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議提第7号につきましては、
会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略し、採決いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
41
◯小川正人議長 ご異議なしと認めます。よって、本案については委員会付託を省略することに決定いたしました。
この際、暫時休憩いたします。
午前11時03分休憩
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午前11時03分開議
42
◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。
採決に入ります。ただいま議題となっております議提第7号については、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
43
◯小川正人議長 ご異議なしと認めます。よって、議提第7号は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日程第7 議提第8号
44
◯小川正人議長 日程第7、議提第8号・新型コロナウイルス感染症拡大で落ち込む景気対策のため消費税5%への減税を求める意見書を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。1番高子秀明議員。
〔1番高子秀明議員登壇〕
45 ◯1番(高子秀明議員) 議提第8号・新型コロナウイルス感染症拡大で落ち込む景気対策のため消費税5%への減税を求める意見書。
提案理由を述べます。
新型コロナウイルス感染症拡大により、世界的な経済不況に陥り、日本、そして地方経済にも深刻な影響を与えております。本市においても、農商工全ての産業の経営者及び被雇用者、その生活に直結する死活問題であります。
先日、9月8日に内閣府が発表しました4月から6月期の実質GDP改定値は、年率換算でマイナス28.1%と戦後最大のマイナス幅となり、GDPの約60%を占める個人消費はマイナス7.9%と、前期比、前々期比よりさらに落ち込み、実体経済に大打撃を与え、経済成長に深刻な影響を及ぼしたことが如実に表れております。
経済成長には前述の個人消費を上昇させることが必要不可欠です。健全な実体経済へと回復させるためには、消費税減税による購買意欲を増やし、それにより企業は設備投資を増やし、雇用を創出することができ、着実な経済成長を実現させ、結果として社会保障の原資を増やすことにもつながります。
国会においては、与党若手有志30名でつくる議員連盟「日本の未来を考える勉強会」や、党の保守系グループ「日本の尊厳と国益を護る会」57名など、100名近くに達する衆・参両議院の与党有志議員により、コロナ禍での経済対策として消費税減税を求めております。
与党若手議員15名は、3月30日に「消費税減税を求める緊急声明」を発表しております。声明では、「景気の致命的な下降を食い止めるには、消費税の減税が欠かせない」として、5%への引下げか、消費税をゼロにするように求めています。この声明をまとめた某衆議院議員は、「『コロナショック』が強大な影響を及ぼしており、思い切って消費減税をして、経済を立て直すべきだ。希望の持てるメッセージを出さないといけない」と述べております。
以上、
提案理由の説明を終わります。
議員各位の多くの賛同をお願い申し上げます。
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議提第8号
新型コロナウイルス感染症拡大で落ち込む景気対策のた
め消費税5%への減税を求める意見書
上記議案を別紙のとおり
地方自治法第112条及び
白石市議会会議規則第13条の規定により提出します。
令和2年9月18日
提出者
白石市議会議員 高 子 秀 明
賛成者
白石市議会議員 沼 倉 啓 介
〃 〃 澁 谷 政 義
〃 〃 平 間 知 一
〃 〃 大 野 栄 光
〃 〃 保 科 善一郎
〃 〃 伊 藤 勝 美
白石市議会議長 小 川 正 人 殿
新型コロナウイルス感染症拡大で落ち込む景気対策のため消費税5%への減税を求める意見書
新型コロナウイルス感染症の拡大は、世界そして日本経済はもとより、われわれ地方経済においても深刻な影響を与えております。
政府におかれましては、経済活動に与える悪影響を最小限に食い止めるために、数度の補正予算において、施策を講じておられることに敬意を表するものです。
しかし、個人事業主や中小企業経営者および被雇用者は、経済負担に耐え抜く努力を行ってはおりますが、所得低下や雇用不安などが避けがたい状態となっております。
内閣府が令和2年9月8日に発表した4~6月期の実質GDP改定値は年率換算でマイナス28.1%で戦後最大のマイナス幅となり、GDPの約60%を占める家計最終消費支出(個人消費)はマイナス7.9%と前期比、前々期比よりさらに落ち込み、実体経済に大打撃を与え経済成長に深刻な影響を及ぼしたことが如実に表れております。
新型コロナウイルス感染症拡大による新たな経済危惧の状況を鑑み、世論、さらには社会・経済活動の平常化、景気対策のため、消費税5%への減税措置を行うことが必要であると考えます。減税を行うことは、国民所得を引き上げ、国民の購買意欲を増やし、企業は設備投資を増やし、雇用を創出することができ、着実な経済成長を実現させ、結果として社会保障の原資を増やすことにもつながると考えます。
また、消費税減税による短期的な地方財源への影響は避けられませんが、政府による地方公共団体に対する財政措置も重ねて行うことを求めます。
一日も早く感染症拡大収束のための措置を講じることと同時に本市議会は「消費税5%への減税」の早期実現に向け、前例のない抜本的な内需主導型の経済成長を促す政策議論を進めることを強く求めるものであります。
以上、
地方自治法第99条の規定により、意見書を提出いたします。
令和2年9月18日
宮城県
白石市議会
内閣総理大臣 菅 義 偉 殿
財 務 大 臣 麻 生 太 郎 殿
経済産業大臣 梶 山 弘 志 殿
内閣府特命担当大臣(経済財政政策) 西 村 康 稔 殿
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46
◯小川正人議長 以上で
提案理由の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。17番佐藤秀行議員。
47 ◯17番(佐藤秀行議員) お伺いをしたいと思います。
これまで国が行った消費税率の引上げについては、社会保障の充実と安定のために行われています。確保された財源については、所得の低い高齢者の介護保険料の軽減であるとか、幼児教育・保育の無償化など重要な施策に充当されています。
このような中、消費税率の引下げを行えば、この支援を必要とする方々が必要な社会保障を受けられなくなる、そういった懸念があるわけなんですけれども、そのことについてはどのようにお考えなのか、お伺いをいたします。
48
◯小川正人議長 1番高子秀明議員。
49 ◯1番(高子秀明議員) お答えいたします。
社会保障に関しましては、ちょっと時間かかるかもしれませんけれども、説明させていただけば、例えば今年の、2020年の国家予算、
一般会計で102兆6,
580億円、その中の歳入で税収が63兆5,130億円で、消費税、10%でございますので、21兆円を占めているということになっております。
ただ、102兆円、総額から比べると、もう税収の時点で63兆円で足りていませんので、ここはやはり新規国債発行ということで、もう既に32兆5,562億円を発行しまして歳出に充てているというような状況もございますので、すぐに5%の意見書を出した時点で、国会で法を改正しまして、承認されてすぐに5%に下がりますよという状況でもないところでございますので、この辺は簡単に言ってしまえば、新規の国債発行でというようなことで、社会保障はそのまま、国のほうで維持できると私は思っております。よろしいでしょうか。
50
◯小川正人議長 ほかに質疑ありませんか。16番
菊地忠久議員。
51 ◯16番(
菊地忠久議員) ただいま、財源は国債の発行でというようなことをおっしゃいましたけれども、それは、議員もご存じだと思うんですが、日本は先進国でも突出して、国家の借金、国債発行額、多いわけなんですけれども、財政規律ということを考えれば、安易な国債発行というのは控えなければならないと思うんですが、その辺の財政規律に関してはいかがお考えでしょうか。
52
◯小川正人議長 1番高子秀明議員。
53 ◯1番(高子秀明議員) お答えいたします。
今、菊地議員のほうから借金という言葉が出たと思うんですけれども、借金の概念というのが、国債の場合は当てはまるのか、当てはまらないのかというのがちょっと疑問なところでありまして、まず、国債の発行といいますと、日銀当座預金の発行ということになりますので、誰から借金をしているのかなというちょっと疑問があります。
それで、財政規律のことに関してなんですけれども、今補正予算のほうでも、第1次・第2次補正予算で、コロナの対策で、57.2兆円でしたっけ、数字間違っていたらすみません、そのぐらいの補正予算を出していただいて、もうそれも国債ということで発行しております。国債を発行することによって、いわゆる貨幣の発行でございますので、その分というのは政府のほうで負債を負うわけなんですけれども、結局のところ、国民みんなにそれが資産として振り分けられると考えております。
何でかというと、10万円の特別給付ありますけれども、10万円の特別給付のときも国債を発行して、私たち一人一人に10万円ずつとなっていますので、もうそのまんまのことだと思います。
ということで、財政規律というのは、今コロナ禍の中で混乱している実体経済、それを何とかしなくちゃならないというような対策でやっていただいていますから、そこは財政規律を守りつつの対策ということで私は理解しております。よろしいでしょうか。
54
◯小川正人議長 16番
菊地忠久議員。
55 ◯16番(
菊地忠久議員) 国債発行が、その財政規律云々と、まあ、多分議員おっしゃっている部分は現代貨幣理論というやつだと思うんですけれども、私それにはあまり詳しくないので、ここで言ったところでもうあんまり突っ込めないというか、あれなんですけれども、ただ、専門家の中には、おっしゃる現代貨幣理論に対して、その理論はおかしいという学者さんとか、特に財務省なんかもたくさんいらっしゃいますので、高子議員おっしゃる国債云々の現代貨幣理論がすべからく正しいということは、私は思っておりません。
そこで、消費減税についてなんですけれども、コロナによって確かに企業業績は大変落ち込んでいるわけですけれども、減税となると、本当に今すぐに困っている方、消費減税ですね、その手続とかを踏まえると即効性はやはりない、ある程度時間が、法律を改正をしてとなるので、本当に今すぐに目の前で大変だという方には効果がないと考えられますが、その辺についてはいかがお考えでしょうか。
56
◯小川正人議長 1番高子秀明議員。
57 ◯1番(高子秀明議員) お答えします。
全くおっしゃるとおりで、すぐにでも手を差し伸べてあげたいという気持ちがございます。そのためのやはり政策だと思います。
消費税を減税するに当たってというのは、先ほど説明させていただいた中身で最後ですね、希望の持てるメッセージを国民に出してほしいというのがやはり一番です。時間がかかるのはどうしても仕方がないことでございます。ただ、減税になるんだということになれば、やはり購買意欲というのは増進されると私は理解してございます。よろしいでしょうか。
58
◯小川正人議長 16番
菊地忠久議員。
59 ◯16番(
菊地忠久議員) 減税が購買意欲につながるというのは、それはもちろん分かっておりますけれども、例えば減税すると決まれば、買い控えというのは当然に起こり得ます。今本当に冷え込んでいる中、また3か月、4か月買い控えとなると、コロナ禍の影響以上に買い控えによる経済への影響、そういうのも考えられますけれども、そのあたりについてはいかがお考えでしょうか。
60
◯小川正人議長 1番高子秀明議員。
61 ◯1番(高子秀明議員) お答えいたします。
私もそれは当然心配してございます。買い控えですね。税が上がるときは、もう駆け込み需要ということで、そういうふうに今までの増税の場面でいつも新聞報道でされていますが、ただ、ここは、私たち生きている人間として、どうしても買い控えをしてはいけないものってやっぱりありますね。食品ですとか、そういうものを買うのを控えるというのは、例えば子育て世帯ですとか、独り親世帯ですとか、子供に「税金がもうちょっとで上がるからしばらく食べないでね」とはやはり言えないですね。だから、そこはやっぱり心配の一つではありますけれども、ただそれを、行く行くの減税によっての消費、それから雇用の拡大までつながると考えれば、致し方ないのではないかなと、私はそういうふうに感じております。
62
◯小川正人議長 16番
菊地忠久議員。
63 ◯16番(
菊地忠久議員) 最終的にはつながるから、目の前の本当に苦しい方々はしようがないとはなかなか考えにくいんですけれども、それで今回はコロナの影響で景気が冷え込んでいるから消費減税を求めるということなんですが、消費減税でやはり一番恩恵を受けるのは高額所得者、富裕層、高額な買物をする方々が消費減税においては非常な恩恵を受けると言われておりますけれども、その辺についてはいかがお考えでしょうか。
64
◯小川正人議長 1番高子秀明議員。
65 ◯1番(高子秀明議員) お答えいたします。
まず最初に、一番最初に今の質疑の中で菊地議員のおっしゃった、消費税の減税まで待てというような、それまで何もしないのかというわけではなくて、それも期待していますので、その意見書の中では、やっぱり今まで以上に、5%への減税への早期実現に向け、前例のない抜本的な内需主導型の経済成長を促す政策議論を進めていただきたいと、国のほうにもそれも併せてですね、あくまでもこれは消費税5%減税の早期実現の中での、それも併せてということでございますので、そういうお話をしたわけでございます。
その後の質疑のことなんですけれども、おっしゃるとおりで、例えば高額所得者、低所得者の税率は皆同じでございまして、10%でも5%でも3%でも同じでございます。ただ、手元に残る金額というのはかなりの違いがあると思います。例えば、私が1,000円しか持っていないと。菊地議員が5,000円持っていると。その中で同じものを買いました。200円のものを買って10%かかります。どっちがお金が残っているかという、ただ単純にそれですよね。本当にそれが、やはり子供を持つ家庭ですね、経済的負担が多いような、そういう家庭は切実な問題というのは、もう容易に見てとれると思います。
ですので、高額所得者が優遇されるような税金ということでございますが、おっしゃるとおりでございまして、ただ、この消費税というのは、それ自体にビルト・イン・スタビライザーの機能がないわけなんですよね。ですので、所得税とはまた違う、消費税の部分でございますので、その辺はここでまた菊地議員と議論を交わすところでもないと思いますから、そこはうまく国のほうでいい施策を出していただければなと思いますので、ご理解いただければと思います。
66
◯小川正人議長 18番松野久郎議員。
67 ◯18番(松野久郎議員) 減税も確かに大切だと私も思います。そんな中、ドイツとかイギリスでは期間を限定して減税を行ったり、またイギリスにおいては、食品とかそういった身近なものに対して減税を行ったりということをしているわけでございますけれども、この意見書の中では別に期限等々は記載されておりませんが、その辺について高子議員はどのようにお考えなのか、お伺いをいたします。
68
◯小川正人議長 1番高子秀明議員。
69 ◯1番(高子秀明議員) お答えいたします。
どこまで減税を続けるかというようなことで質疑いただきましたけれども、私個人的にはですよ、松野議員、私個人的には、日銀の物価安定の目標ということで、インフレ率2%ということを掲げていますのでそこと、あとは実体経済、回復と再生、家計の収益の年収増加、あとは雇用の回復・拡大、完全失業率が下がって良化していくというところまで、それを国のほうでの判断で、まあそろそろ戻してもいいんじゃないかなとか、または5%に下げたけれども、またもう少し下げてみようかというような議論がなされるのではないかなと私は思います。よろしいでしょうか。
70
◯小川正人議長 18番松野久郎議員。
71 ◯18番(松野久郎議員) 分かりました。
それで、今回出された意見書なんですが、表題の「消費税5%の減税を求める意見書」ということで、その下に書いてある理由につきましては、先ほど高子議員のほうから説明があった旨は分かりました。
ただ、いろいろ書いている中で、求めているのは5%減税を求めているのであって、「政策議論を進めることを強く求めるものであります」とか、そういったものについてきちんと精査をして、これは国のほうに出すわけですから、しっかりと文章精査をしたほうがいいのではないかなと私は思うんですけれども、まあ、その辺は今言ってもしようがないんですけれども、いろいろなところでいろいろな文書が出ております。意見書ってすごく大事で、そういったところはやっぱりきちんと、意見書の内容ですね、消費税5%を減税することを求めているわけですから、僕はそこは強調して出すべきだなと思います。
72
◯小川正人議長 1番高子秀明議員。
73 ◯1番(高子秀明議員) ありがとうございます。ご指摘は真摯に受け止めます。松野議員のおっしゃるとおりで、私、これを作ったわけなんですけれども、文章的に作り方がちょっとまずかったのかなと反省しておりますので、今後、例えばそういうときに、議運でですとかお気づきの点で、その点のその時点でお教えいただければ私も勉強になるかなと思いますので、先輩議員として尊敬してございますので、何とぞよろしくお願い申し上げたいと思います。
74
◯小川正人議長 15番角張一郎議員。
75 ◯15番(角張一郎議員) 今回、この意見書は、消費税を10%から5%への減税ということですけれども、その5%という数字の根拠について、どのようなことなのかをお示しいただきたいと思います。
76
◯小川正人議長 1番高子秀明議員。
77 ◯1番(高子秀明議員) お答えいたします。
ゼロと言ったときに、どうでしょう、角張議員。ゼロと言われたときに、例えば角張議員が国会議員で、ゼロと各審議会から意見書が上がってきたらどうかなと。ゼロにできないだろうとやっぱり皆さん思うはずなんです。ですので、下げていただきたい、その気持ちを込めて5%ということで上げさせていただいただけですので、根拠は特には、そこだけでございますのでご理解ください。
78
◯小川正人議長 ほかに質疑ありませんか。16番
菊地忠久議員。
79 ◯16番(
菊地忠久議員) 今の、気持ちは分かるんです。気持ちは分かるんですけれども、ただ、根拠もなしに、感覚だけで5%に下げろと求める。これを市議会の総意として国に上げるというのは、ちょっとそれは違うんじゃないかと思うんです。しっかりと根拠があるならば分かるんですけれども、これぐらいの経済効果があるとか、いろいろそういったものを分かっての5%といって出すのならまだ分かるんですけれども、感覚的に5%じゃないかなというのは、ちょっとそれは違うような気がするんですけれども、いかがでしょうか。
80
◯小川正人議長 1番高子秀明議員。
81 ◯1番(高子秀明議員) お答えいたします。
誤解を与えたことに関しましては、ここで謝罪したいと思いますので。
根拠もなしにというわけではなくて、その5%にしたというのは、先ほど角張議員にもお話ししたとおりのことでございまして、根拠がないと言っているわけではなく、そこで先ほどの、私が紹介しました自民党の若手有志でつくる「日本の未来を考える勉強会」、それと「日本の尊厳と国益を守る会」の皆様のほうで、そこで5%の引下げとか、または消費税をゼロにするように求めているというようなことがありましたので5%とさせていただきました。
経済効果というのは、もちろんゼロのほうが上がると思います。ただ、そこはまず段階的に5%ということでございますので、単純に5%分は別なものを買うということになりますから、そこはご理解いただきたいと思います。
誤解をいうような発言をしたのは、本当に謝罪しますので、よろしくお願いいたします。
82
◯小川正人議長 16番
菊地忠久議員。
〔「いいべや、もう。意見書なんだから」と呼ぶ者あり〕
83 ◯16番(
菊地忠久議員) じゃあ、1点だけ。ほかにもう1点。
真ん中の辺り、段落でいうと5段目になるんですけれども、「新たな経済危惧の状況を鑑み、世論、さらに社会・経済活動の平常化」とありますけれども、この世論(セロン)というのは、これはどこにかかってくる言葉なのか、まずそこを確認したいんですけれども。
84
◯小川正人議長 1番高子秀明議員。
85 ◯1番(高子秀明議員) 先ほどもご指摘を松野議員からも言われましたけれども、大変申し訳ないんですが、その部分というのが不適切だと思われたのかと、そういうふうな形で思いますけれども、まあ、これは「ヨロン」と読んだほうがいいのかなとはちょっと思っていましたけれども、世論もですね、これは減税を求めているという声という意味で世論と入れたわけでございます。
86
◯小川正人議長 ほかに質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
87
◯小川正人議長 質疑なしと認めます。よって、質疑を終わります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議提第8号につきましては、
会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略し、採決いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
88
◯小川正人議長 ご異議なしと認めます。よって、本案については、委員会付託を省略することに決定いたしました。
この際、暫時休憩いたします。
午前11時29分休憩
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午前11時29分開議
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◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。
採決に入ります。ただいま議題となっております議提第8号については、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕
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◯小川正人議長 ただいま議題となっております議提第8号については、ご異議がありますので、起立により採決いたします。
議提第8号について、原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
91
◯小川正人議長 起立多数であります。よって、議提第8号は、原案のとおり可決されました。
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日程第8 議員派遣の件
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◯小川正人議長 日程第8、議員派遣の件を議題といたします。
来る10月15日に、宮城県市議会議長会秋季定期総会が角田市で開催されます。
つきましては、
会議規則第166条の規定により、お手元にお配りしましたとおり議員の派遣を行いたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
93
◯小川正人議長 ご異議なしと認めます。よって、議員派遣の件は承認することに決定いたしました。
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94
◯小川正人議長 お諮りいたします。この定例会において議決されました各議案の条項、字句、数字、その他整理を要するものについては、その整理を
会議規則第42条の規定に基づき議長に委任されたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
95
◯小川正人議長 ご異議なしと認めます。よって、条項、字句、数字、その他の整理は、議長に委任することに決定しました。
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◯小川正人議長 以上をもって、今期定例会に付議された案件の審査は全部終了いたしました。
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市長の挨拶
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◯小川正人議長 この際、市長からご挨拶したい旨の申出がありますので、これを許します。
山田市長。
〔山田裕一市長登壇〕
98 ◯山田裕一市長 本日ここに、第443回
白石市議会定例会が閉会されるに当たり、一言ご挨拶を申し上げます。
去る9月3日から本日までの長期間にわたり、議員の皆様には、本会議及び決算・予算審査
特別委員会を通じ、終始熱心に議案の審査に当たられ、ご提案いたしました13議案につきまして、全て原案どおり同意、認定、可決をいただきましたことに対し、心より御礼を申し上げます。
今議会会期中に議員の皆様から頂戴いたしました数々のご意見、ご提言等につきましては、十分に検討し、市政に生かしてまいります。
特に、今議会は、私の任期中最後の定例会となりました。平成28年11月に市長の職を拝命以来、課題を先送りすることなく、「市民の笑顔あふれる白石」の実現を目指して、全力疾走・全力投球で市政に取り組んでまいりました。
おかげさまで、新たな
賑わい交流拠点となる「しろいしSunPark」が整備され、(仮称)白石中央スマートインターチェンジが、短期間で国の準備段階調査に認められました。
また、ふるさと納税の大幅増額や
子供たちの
教育環境の充実を図ることができたことなどは、市民の皆様や関係機関の皆様、市職員、そして何より議員の皆様の格別なるご支援、ご協力のたまものであると心から感謝を申し上げます。
東日本大震災からの真の復興、昨年の台風第19号からの早期復旧、そして未曽有の新型コロナウイルスへの対応といった課題がある中において、現在、白石市では、新たな将来像となる第六次白石市
総合計画を策定中であります。人口減少や少子高齢化にあっても持続可能なまちであるために、地域経済の発展と強固な財政基盤を構築するとともに、文部科学省より最優秀公民館として表彰されました斎川公民館の取組のような活力ある地域社会の形成を図るため、地域を牽引する人材の育成を図るなど、「ひとづくりによる
まちづくり」を推進していく必要がございます。
さらなる白石市の発展のため、引き続き「市民の笑顔あふれる白石」の実現とともに、「選ばれるまち白石」を目指し、積極果敢にチャレンジしてまいる所存です。
議員の皆様には、今後とも市政への変わらぬご協力、ご鞭撻をお願い申し上げまして、私の任期中における最後の定例会での御礼の挨拶とさせていただきます。
誠にありがとうございました。
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99
◯小川正人議長 以上をもちまして、第443回
白石市議会定例会を閉会いたします。
長期間にわたり、大変ご苦労さまでした。
午前11時36分閉会
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する
白石市議会 議 長 小 川 正 人
議 員 平 間 知 一
議 員 佐久間 儀 郎
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