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令和2年第443回定例会(第4号) 名簿 開催日:2020-09-16
令和2年第443回定例会(第4号) 本文 開催日:2020-09-16

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  1. 白石市議会 2020-09-16
    令和2年第443回定例会(第4号) 本文 開催日:2020-09-16


    取得元: 白石市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-11
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1      午前10時開議 ◯小川正人議長 おはようございます。  ただいまから本日の会議を開きます。  現在における出席議員数は18名でありますので、定足数に達しております。  本日の会議は、お配りいたしました議事日程第4号をもって進めます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  日程第1 会議録署名議員の指名 2 ◯小川正人議長 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第86条の規定により議長において、9番平間知一議員、11番佐久間儀郎議員を指名いたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  日程第2 一般質問 3 ◯小川正人議長 日程第2、市政に対する一般質問を行います。  今期定例会における一般質問の通告者は11名であります。  抽せん順により順次発言を許します。  通告に沿って簡潔に質問されるようお願いいたします。  今期の質問時間は、答弁を除き30分以内であります。質問時間が残り3分になったとき、ブザーを鳴らして発言者に通告します。  なお、一問一答方式で行いますので、市長等の反問に関する運用を適用いたします。  これより順次質問を許します。  最初に、11番佐久間儀郎議員。    〔11番佐久間儀郎議員登壇
    4 ◯11番(佐久間儀郎議員) おはようございます。  ただいま議長より発言のお許しを頂戴しましたので、通告書に従い2項目について質問いたします。  今議会トップバッターとなり、いささか緊張いたしておりますが、何とぞよろしくお願いを申し上げます。  最初に、ICT教育の環境整備について質問します。  文部科学省は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響でオンライン学習の需要が高まったことなどを受け、全国の学校に1人1台端末及び高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備する「GIGAスクール構想」について、これまで2023年度までの達成を目指していたところ、本年度中とするよう前倒しすることを呼びかけています。  世界の趨勢に後れを取っていることに気づき、並々ならない危機感を持って「前代未聞の非常時・緊急時」であるとして、今、各自治体はICT教育の環境整備を日本全体として一気に実現していく必要があると強調しています。  去る6月5日に公示された「新型コロナウイルス感染症対策に伴う児童・生徒の『学びの保障』総合対策パッケージ」においても、あらゆる手段を活用して学びを取り戻し、子供たちの学びを保障するため、ICT活用によるオンライン学習の確立を挙げました。  先月26日付の河北新報によれば、南三陸町教育委員会は、GIGAスクール構想の一環で、9月から先行して町内の中学3年生に教育用タブレット端末を導入する。タブレット端末は、教員用を含め約850台導入し、小・中学生に1人1台配備する計画である。高校受験を控えた中学3年生を優先し、10月頃に小学3年生から中学2年生、来年度に小学1年生、2年生に配る予定である。  また、教員は、操作や活用方法の研修を重ね、保護者向けに説明動画を制作するなどの準備を進めているという報道がありました。  こうした中、本市においては、本年度補正予算を編成しており、ICT教育の環境整備を進めていますので、GIGAスクール構想の実現については、加速化を意識しているとの印象を持っております。  そこで、以下の諸点について質問いたします。  (1)になります。確認のためであります。  本市におけるGIGAスクール構想実現についてのお考えをお聞かせください。達成時期は、当初の2023年度を目標にしているものでしょうか。 5 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 6 ◯半沢芳典教育長 おはようございます。  佐久間儀郎議員の一般質問にお答えいたします。  GIGAスクール構想につきましては、当初、議員のご指摘のとおり、令和元年から5か年計画により整備するという計画でありましたが、新型コロナウイルス感染症対策として、オンライン授業の推進のため、事業の前倒し方針が示されたのはご案内のとおりでございます。  そのため、本市でも6月議会において1人1台学習用のコンピューターやルーター、マイクといった機器類を購入するための公立学校情報機器整備に係る予算を計上させていただきまして、議会においても可決をいただきました。  そのことによりまして、令和2年度中での整備が可能となりました。そのため、国から示されておりますGIGAスクール構想につきましては、本年度中に達成できるものと考えております。 7 ◯小川正人議長 11番佐久間儀郎議員。 8 ◯11番(佐久間儀郎議員) 本市でも本年度中にはその実現が図られるようだというお答えをいただきましたので、非常にありがたいお答えだと思っております。  それでは、(2)に入ります。  臨時休業等の緊急時に、学校と児童・生徒がやり取りを円滑に行うため、学校側が使用するカメラやマイク、児童・生徒が使用する学習用コンピューターなどの機器を整備する公立学校情報機器整備事業において、機器調達などのハード整備の進捗状況をお尋ねをいたします。 9 ◯小川正人議長 齋学校管理課長。    〔齋勝則学校管理課長登壇〕 10 ◯齋勝則学校管理課長 おはようございます。  ただいまの質問には私のほうからお答えしたいと思います。  公立学校情報機器整備におけるハード整備の進捗状況でございますが、学習用コンピューターについては、8月に発注済みであり、来年3月までには整備される予定となっております。マイクとルーターにつきましては、10月までに発注し、なるべく早い時期での納品ということで進めてまいりたいと思っております。  なお、カメラについては、タブレットに備えつけてあるため、購入の予定はございません。 11 ◯小川正人議長 11番佐久間儀郎議員。 12 ◯11番(佐久間儀郎議員) コンピューターについては、3月までには発注を終えるというお答えでありまして、また、マイク等については10月発注、しかし、タブレットについてはカメラがついているからということであります。承知しました。  では、(3)に入ります。  ふだんの学習活動の中で、クラス全員が一度にアクセスしても快適に利用できる通信ネットワーク環境を整備することが大事なのだと考えております。なぜならば、日常的に教員や子供たちが活用していなければ、災害時や休校時に本当の意味で「学びの保障」となる取組にはなりません。  したがって、まずは平時での校内利用でのストレスのない、安定した無線LAN環境を構築することが肝心であります。環境を構築するための手はず等、着実に進んでいるのでしょうかお願いします。 13 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 14 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  今後、1人1台の学習用コンピューターを使用していくに当たり、ストレスのない安定した無線LAN環境を構築するため、本年度に入りまして学校における高速大容量のネットワーク環境、無線LAN環境の整備を行い、7月末にはもう完成をしております。  1人1台学習用コンピューターを使用していくことにより、増加することが考えられます負荷にも十分耐えられる仕様で整備を行っております。 15 ◯小川正人議長 11番佐久間儀郎議員。 16 ◯11番(佐久間儀郎議員) もう既に無線LANの整備は完成しているというお答えでありました。非常に着実に進めていただいているのだなと感心いたしました。  (4)に入りますが、南三陸町教育委員会では、教員のスキルアップのため、数回にわたって研修を積んできたということ、そしてまた、保護者に向けた説明のために動画を配信するといたしております。  また、岩沼市教育委員会では、県東部教育事務所の担当者を講師に招いて、県内の小中学校で導入するグーグル学習支援サービスの機能や使い方を学んだと報じられています。  ソフト面の整備ということになりますが、本市ではどのような体制になっているのかお尋ねをいたします。 17 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 18 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  本市のソフト面の整備といたしましては、教員のスキルアップのために、学習用コンピューターの整備に合わせて、機能や使用方法についての研修会を数回行う予定でありますし、ICT教育先進地であります福島県新地町への視察研修も行ったところでございます。  今後は、まだオンラインの指導に慣れていない教員もいるため、本市教育アドバイザーの椿原先生を講師とした研修会を来年2月頃実施する予定になっております。  さらに、宮城県総合教育センター主催の研修会に教員が参加するなど、研修の充実を図っていくことによりまして、教員のスキルアップができる環境を整えてまいりたいと考えております。  また、保護者の皆さんに対しましても、今後のオンライン授業への取組状況などについて、詳細な説明を各学校を通して行っていく予定にしております。 19 ◯小川正人議長 11番佐久間儀郎議員。 20 ◯11番(佐久間儀郎議員) 今、ソフト面についてのお話をいただきましたけれども、教員のスキルアップというのは、もう既に研修会は進んできていると。また、福島のほうにも視察に、研究も行っていると。さらに、教育アドバイザーの方に研修会を2月に予定しているという、そのように着実に工程を組んでおやりになっているのだなということで、保護者に向けても説明をすることの準備を進めていると、非常に着実に本当に一歩一歩進めていただいている、非常にありがたいと思います。よろしくお願いを申し上げます。  (5)に入りますけれども、対面学習が大前提ではあると思いますが、例えば災害時等による臨時休校中、同時双方向型のオンライン指導を通じた家庭学習、こういうことができるようにすることも大きな目標になるのではないかと考えております。オンライン指導による本市のそういった課題などがあればお聞かせをいただきたい。お願いします。 21 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 22 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  議員ご指摘のとおりです。新型コロナウイルス感染症だけでなく、災害時等も踏まえたこれからの学びの在り方については、オンライン教育も含むICTの活用が非常に重要であると私は認識をしております。  文部科学省の中央教育審議会では、これからの学びの在り方について、学校における対面指導とオンライン教育のハイブリッド化について提示をしております。  これによりますと、現在のウイズコロナの段階においては、教師による対面指導とオンラインとの組合せによる新しい教育様式を実践すること、そして、新型コロナウイルス感染症が収束した段階で、すなわちポストコロナの段階におきましては、教師が対面指導と家庭、地域社会と連携したオンライン教育を使いこなし、協働的な学びを展開することとしております。  本市におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための臨時休業期間中、家庭学習を補うツールとして、オンラインによる学習を積極的に導入するよう各校に指示してまいりました。  その際、オンライン学習に関する研修会を3回実施し、学習動画の作成の仕方や学校ホームページへのアップの仕方、さらに、昨年度各学校に導入した校務用パソコンの機能を活用したテレビ会議システムを用いた学習指導について研修を行ってきたところでございます。  臨時休業中、多くの市内の学校で積極的にこれに取り組み、動画による学習コンテンツを作成し、学校ホームページにリンクさせて、指導に生かしている学校や、教科指導だけでなく、正しい手洗いの仕方や自宅で簡単にできる運動講座などを紹介する学校など、工夫を凝らした取組が見られました。  学校再開後におきましても、オンライン学習の取組は継続しており、特に不登校傾向のある児童・生徒に対して有効な支援となっている事例もございます。  GIGAスクール事業によって、本市においてもタブレットの1人1台が実現されることから、新型コロナウイルス感染症の第2波、第3波に備えるとともに、来るべきポストコロナのときに向けて、市内小中学校と連携をして、教育委員会としても準備を進めてまいりたいと考えております。  本市の課題についてのご質問でございますが、環境面の整備は、先ほど申し上げたように、一定程度年度内に完成はいたしますけれども、まだやっぱり教員の中にはオンラインの指導に慣れていない教員もおります。今後も使えないと機器を整備しても意味がないことでございますので、研修の充実を図ってまいりたいと、そのように考えております。  先ほど申し上げましたように、本年度から本市教育アドバイザーにご就任いただきました椿原先生は、この面でも非常にたけている先生だとお聞きしておりますので、ぜひ研修会等も実現をさせていく。先ほど申し上げたとおりでございます。さらに、ソフト面も含めて充実を図っていければと思っております。 23 ◯小川正人議長 11番佐久間儀郎議員。 24 ◯11番(佐久間儀郎議員) 臨時休校中、他の自治体の学校では、非常にオンラインを使ったそういったものが盛んにされていて、本市においてはそういった状況をつくらないといけないなとつくづく思ったわけですが、今まだウイズコロナ、それからポストコロナということをおっしゃいましたけれども、非常にそういったものを踏まえながら、環境を整えていく、教員たちの研修も積むという強いお話をいただきましたので、ぜひよろしくお願いを申し上げたいと思います。お願いいたします。  次の項目に入らせていただきます。  歯科口腔保健について質問いたします。  新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう中で、体の健康を維持するため、ウイルス性肺炎で弱った肺が細菌性肺炎に感染し、重篤化することを防ぐために、歯科口腔保健が注目され、感染症医師や歯科医師が歯科口腔ケアの重要性を発信をしております。  歯科口腔の健康については、2011年8月10日に、「歯科口腔保健の推進に関する法律」が公布、施行されています。口腔の健康を保つための施策を推進し、国民全員が健康で質の高い生活を営むことを目的として、法第2条に次の基本理念を規定しております。  すなわち1)国民が、生涯にわたって日常生活において歯科疾患(虫歯、歯周病等)の予防に向けた取組を行うとともに、歯科疾患を早期に発見し、早期に治療を受けることを促進する。  2)乳幼児期から高齢期までのそれぞれの時期における口腔とその機能の状態及び歯科疾患の特性に応じて、適切かつ効果的に歯科口腔保健を推進する。  3)保健、医療、社会福祉、労働衛生、教育その他関連施設の有機的な連携を図りつつ、その関係者の協力を得て、総合的に歯科口腔保健を推進するというものであります。  本県においては、こうした基本理念にのっとり、「宮城県歯と口腔の健康づくり推進条例」が定められており、毎年11月を歯と口腔の健康づくり月間としております。  本市では、仙南歯科医師会に委託して、当該歯科医師会会員の診療所において、休日輪番による歯科診療、歯科在宅当番医制事業を実施しております。  これによって、市民の歯科衛生の確保が図られてきたものと承知していますが、一般社団法人宮城県歯科医師会の平成29年12月になされた各市町村歯科保健事業実施状況アンケートを参考にして、以下、市民の各ライフステージにおける歯科口腔保健について幾つか質問いたします。  (1)になります。本市は、乳幼児期に母子保健事業として仙南歯科医師会白石支部と連携して歯と口の健康についての講話会や妊婦歯科健康診査並びに1歳6か月、2歳6か月、3歳6か月児健康診査において、虫歯予防の講話と対象児とその保護者に歯科健診を実施しております。  健康診査の結果、虫歯ハイリスク児の割合はどういった状況にあるかお伺いします。  また、健診結果を受けて、他市においては、健診一、二か月後に電話・文書・訪問を実施して、望ましい歯科保健行動の実践を支援している事例が見受けられます。本市ではこういった措置はなされているのでしょうか併せてお伺いいたします。 25 ◯小川正人議長 高橋健康推進課長。    〔高橋ひろみ健康推進課長登壇〕 26 ◯高橋ひろみ健康推進課長 おはようございます。  佐久間議員のただいまの質問にお答えいたします。  令和元年度乳幼児健康診査における要観察歯保有の児童は、1歳6か月児がゼロ%、2歳6か月児が1.1%、3歳6か月児が9.5%という結果でした。ここ3年間の平均値では、1歳6か月児が約1%、2歳6か月児、3歳6か月児が約5%となっています。  また、健診後の事後指導については、健診当日に年齢に合わせた内容で実施しております。1歳6か月児健診では、歯科衛生士による個別指導を全員に実施し、虫歯予防や仕上げ磨きに関する保護者の不安への対応と実技指導を実施しています。  さらに、栄養士による講話を小グループでの指導にして目で見て分かるような指導に努めております。  なお、虫歯があったお子さんには、管理栄養士によるおやつや食事内容に関する個別指導を必ず実施しています。  2歳6か月児では、虫歯予防に効果があるフッ素塗布を歯科衛生士が個別に実施し、仕上げ磨きやおやつの与え方などの虫歯予防全般について個別指導を実施しています。  3歳6か月児健診では、子供たち自身が理解できるようになってきていますので、エプロンシアターにて虫歯予防と歯磨きの関連を伝え、子供たち自身への保健指導を実施しているほか、定期的に歯科医院でフッ素塗布を受けることができるということも伝えて、定期的な歯科健診を勧奨しています。 27 ◯小川正人議長 11番佐久間儀郎議員。 28 ◯11番(佐久間儀郎議員) 1歳6か月から3歳6か月と、今の虫歯の状況、やっぱりパーセントでは少しずつ上がってきてはいるのだなという認識がありましたけれども、それぞれに個別指導をされているということですね。それから、食の関係についてもそういった指導に入っているというお話をいただきましたので、ぜひ今後もそれを続けていただきたいなと思います。  (2)ですが、先ほども出ましたけれども、フッ化物洗口は、虫歯予防に有効だと考えます。本市では、これまでに市内8施設、幼稚園、保育園の4歳児、5歳児を対象にフッ化物洗口を行い、歯科衛生士による歯磨き指導が実施されております。これは定着した事業となっているのでしょうか、その辺をお伺いいたします。 29 ◯小川正人議長 高橋健康推進課長。    〔高橋ひろみ健康推進課長登壇〕 30 ◯高橋ひろみ健康推進課長 お答えいたします。  フッ化物洗口事業については、平成25年度に導入に向けた検討を開始し、平成26年度に第一幼稚園にてモデル事業を開始いたしました。その後、実施施設を拡大していき、平成29年度からは公立の幼稚園2か所、保育園6か所の合計8か所で実施しています。
     毎年度初めに、対象児童の保護者向けにフッ化物洗口事業説明会を開催し、歯科医師と保健師が各園に出向いてフッ化物洗口のみならず、幼児期の虫歯予防について歯磨きの重要性と虫歯をつくらない生活習慣の習得を目的に、講話などをしています。  各園で実際に実施する際にも保健師が立ち会いまして、子供たちがちゃんとやれているのか、幼稚園教諭や保育士の手順は安全に実施できているかを確認するなどの指導を行っております。  今年度は新型コロナウイルス感染症対策として保護者説明会は取りやめましたが、文書による説明とし、保護者からの同意を得て実施しておりますので、フッ化物洗口事業は定着していると認識しています。 31 ◯小川正人議長 11番佐久間儀郎議員。 32 ◯11番(佐久間儀郎議員) フッ化物洗口事業については定着しているということのお話を聞きました。非常に確認が取れたことで安心をいたしています。  それでは、(3)に入ります。  アンケートの集計では、3歳児歯科健診から未就学児歯科健診までの期間、行政と保護者の関わりが疎いということから、切れ目のない歯科健康診査、保健指導の実施が望まれると指摘をしております。  この点についてでありますが、今までの説明の中で、十分それを埋めるような事業をされてきているのかと、今承知をいたしましたが、改めてこの件についてもう一度とお伺いいたします。 33 ◯小川正人議長 高橋健康推進課長。    〔高橋ひろみ健康推進課長登壇〕 34 ◯高橋ひろみ健康推進課長 お答えいたします。  各幼稚園、保育園には、園医の歯科医師がついていますので、各園の歯科医師が歯科健診だけではなく、歯科保健に関する指導も行っていただいております。  また、先ほどもお答えいたしましたが、公立の幼稚園、保育園において、フッ化物洗口事業を実施していますので、4歳児、5歳児の歯科保健指導にも歯科医師、市の保健師が関わっており、行政と保護者の関わりが疎いとか、途切れるということは本市においてはないと認識しております。  なお、私立の幼稚園、保育園では、現在のところフッ化物洗口事業は実施していませんが、それぞれの園で独自に歯科保健に取り組んでいただいており、歯科健診はもちろん、歯磨き指導なども年齢に応じた取組をして、虫歯予防に努めていただいているところです。  さらに、毎年度、本市食育推進協議会の中で、私立も含めて各園からの歯科保健に関する報告をいただき、虫歯保有率や歯科保健の取組状況を確認するとともに、その後の事業の継続など、その後の取組についても協議していただいております。 35 ◯小川正人議長 11番佐久間儀郎議員。 36 ◯11番(佐久間儀郎議員) 本市においては切れ目のない歯科保健指導を実施されていると、そういったことを今お話を伺いまして、非常に安心をいたしたところであります。今後ともそれをもっと充実をしていくという方向で進んでいただきたいなと、このように望むところであります。  では、(4)に移らせていただきます。  学校保健安全法に基づいて、児童・生徒は定期的に学校歯科健診を受けていると思っております。アンケートの集計を見ますと、12歳児(中学1年生)の1人平均虫歯は平成28年度では1.05本となっておりますが、近年は以前よりも虫歯にかかっている子供が大きく減少しているとは言われています。本市では、虫歯にかかっている子供は少なくなっているといった認識がおありなのでしょうか。その辺をお答えください。 37 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 38 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  本市におけます、いわゆる12歳児、中学1年生になりますけれども、子供たちの永久歯の平均虫歯数の過去5年の推移を見てみますと、5年前、平成27年度は1.38本、令和元年度、これは昨年度になりますが、1.22本で、少しではありますけれども、減少傾向にあるのではないかと考えております。  しかしながら、令和元年度の県の平均は1.0本、全国平均は0.7本であり、本市の罹患率は国、県平均と比較すると若干高くなっております。  私は、子供の今、議員ご指摘の虫歯の問題については、本市の学校教育の1つの健康教育の課題だと認識しておりまして、先ほど健康推進課長から切れ目のないという指導、対応が必要だということは私も全く同感でありますが、残念ながら、現在において学校は学校でという状況になって、必ずしもうまく結節しているとは認識しておりません。  それで、今年度は養護教諭部会というのが市にございますけれども、本年度の最重点課題の1つとして、この口腔衛生について取り上げて様々な健康推進課の保健師などとも連携をして取り組んでいく予定にしておりましたが、歯科医師会等のご指導も得ながらということでございますけれども、この新型コロナウイルス感染症の問題で少し当初計画していたことよりも遅れているということがございます。  感染状況等を十分に踏まえながら、歯科医師会のご指導もいただきながら、この問題を切れ目のないという観点に立って、今後も強力に進めてまいりたいと、そのように考えております。引き続きご指導をよろしくお願い申し上げます。 39 ◯小川正人議長 11番佐久間儀郎議員。 40 ◯11番(佐久間儀郎議員) 本市では、5年前と比べれば若干虫歯は減ってはいるけれども、国、県と比べればまだそのレベルではないんだということです。それについては養護教諭とか、健康推進課の保健師とも一緒に、歯科医師会も誘いながら、これからのそれを埋めていきたいというお話、決意をいただきましたので、ぜひそれを、今コロナ時代ではありますけれども、その状況を見ながら今考えていらっしゃることを進めていただきたいと、そのように思います。よろしくお願いをいたします。  (5)でありますが、学校で実施される歯科保健活動について、1)歯科保健指導、それから2)給食後の歯磨き、3)フッ化物洗口、この3点について、市内の小中学校の実施状況をお伺いいたします。 41 ◯小川正人議長 高橋学校管理課上席参事。    〔高橋大介学校管理課上席参事登壇〕 42 ◯高橋大介学校管理課上席参事 おはようございます。  ただいまの質疑にお答えいたします。  まず、学校歯科医による歯科保健指導につきましては、9校で実施をしております。今年度は新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、実施を見合わせている学校もございます。未実施校につきましては、学校歯科医の見解を伺いながら、実施について検討してまいりたいと考えております。  次に、給食後の歯磨きにつきましては、7校で実施しております。実施している学校では、新型コロナウイルス感染症対策のため、一斉指導は行わず、個別に歯磨きをさせたり、時間や場所を分けて実施したりと工夫をしながら行っております。  新型コロナウイルス感染症対策のため、歯磨きを休止している学校につきましては、実践校の事例を紹介し、飛沫防止等に留意しつつ実施するように指導してまいりたいと考えております。  最後に、フッ化物洗口につきましては、現在、実施している学校はございません。宮城県では、第2期「宮城県歯と口腔の健康づくり基本計画」において、学校でフッ化物洗口等のフッ化物応用を実施する場合には、歯科医師会等関係機関と連携の上、保護者に対して具体的な方法や効果、安全性等について十分に説明し、実施希望を踏まえて実施するとしております。  今後は、当該計画に基づき、歯科医師会等から助言をいただきながら、実施方法、時期について検討してまいりたいと考えております。また、実施の際には、保護者の皆様への説明と意向確認を十分行ってまいりたいと考えております。 43 ◯小川正人議長 11番佐久間儀郎議員。 44 ◯11番(佐久間儀郎議員) お尋ねした1)、2)については、実践済みであるけれども、フッ化物洗口についてはやっていないと。これについては、確かにフッ化物洗口については保護者に対するある程度の拒絶というか、そういった分野でもあるということは承知しています。  ですから、今、歯科医師会のほうのいろんなご配慮をいただきながら進めたいということ、これは当然のことだろうと、そういうふうには思いますが、やはり乳幼児とかについてはフッ化物洗口をおやりになっているわけですから、それをやっぱり続けて、学齢期においてもやっていただくということが望ましいと私は考えますので、その辺をもう少しご協議していただいて、実践に向かっていただきたいなと思います。よろしくお願いいたします。  (6)であります。  10本以上の虫歯があり、重症化して歯根しか残っていない歯が多数あって、満足にかめないなどの状態を指す「口腔崩壊」という言葉があります。学齢期の子供の場合には、よくかむことができないため、必要な栄養を効率よく吸収できず、顎や体、脳の発達に影響を与える可能性があります。  この「口腔崩壊」を起こしている児童・生徒は、全国の小・中・高等学校の3校に1校の割合で存在しているとも言われていますが、本市の状況をお伺いいたします。 45 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 46 ◯半沢芳典教育長 議員お尋ねのいわゆる「口腔崩壊」と言われることについての基本的な認識及び本市の状況についてご説明をさせていただきます。  私は最近、歯科医師の間でも、このいわゆる口腔崩壊は児童虐待に当たるのではないかということで、歯科医師の皆さんも治療が、もう虫歯が多過ぎるという場合は、通告をするという話も実は聞いております。  本市の状況でございますけれども、令和元年度の健診の結果によりますと、いわゆる虫歯が10本以上ある児童・生徒が在籍している学校は市内に4校ございます。これは全て大変残念ですが、小学校という状況になっております。  教育委員会としては、先ほど申し上げたように児童虐待にも当たるのではないかという認識の下に大変この状況を重く受け止めております。  当該校では、保護者の皆さんへの治療勧告書を送付であったり、三者面談等の機会に直接保護者の皆さんに受診を勧めたりしておりますけれども、なかなか改善が見られないという状況もあると各学校からも報告を受けております。  また、歯磨きにつきましては、個別に指導を養護教諭等が行っているという実態にあります。先ほど申し上げましたように、この問題というのは放置できる問題ではございませんので、今後とも歯科医師会、それから学校と連携、協力をして、子供の健康を守る取組を今後も強力に進めてまいりたいと、そのように考えてございます。 47 ◯小川正人議長 11番佐久間儀郎議員。 48 ◯11番(佐久間儀郎議員) 今、教育長からございましたけれども、本市においては小学校の中で4校、そういった口腔崩壊の子供たちが見受けられるということで、残念だと思っておりますけれども、調査の中で資料がありますけれども、学校で健診を受けた子供たちの中で、要歯科受診という、歯科の受診が必要だという形で出されたデータを分析したものがあるわけですが、その原因が治療費の負担がちょっと難しいとか、あるいは保護者が忙しくて歯科医院に連れていく時間が取れないとか、あるいは乳歯はいずれ生え変わるんだからということで治療をさせないという親の意識とか、そういった経済的な理由とか、親の多忙とか、口腔衛生に対する無理解とか、そういったものが十分あるんだと。  また、今、教育長がおっしゃいましたが、児童虐待とか、ネグレクトみたいな、そういったものもやはり潜んでいる問題だということも指摘されております。  非常にこれは大きな問題だと、課題だと私は思っております。ですから、これはその子にとっては非常に将来に関わる日常の体制でありますから、やはり今のうちにそういったものを解決してあげると。  そのままずっと尾を引いていった場合には、大人になった段階で非常にその子の将来がどうなるのだろうとやっぱり心配する面がありますので、どうぞその辺については、今おっしゃったように、まず親の意識というのが非常に私は大事だと思いますけれども、例えば経済的な理由であれば、そういった医療助成制度もあるわけですから、そういったものを使っていただくんですよということを、ただ、子供の将来にとっては、これを放置すると大変になっていくとの意識の転換を、やはり先ほどもおっしゃったように説得というか、そういうものを十分にしていただいて、仕事休んでもやはり連れていくんだと、そういった方向に持っていっていただきたいと願うところでありますが、よろしくお願いを申し上げます。  それでは、続いて(7)にまいります。  口腔内細菌の感染により引き起こされる歯周病は、糖尿病などの全身疾患に影響を及ぼすとされ、正しい歯磨き習慣、定期的な検診は欠かせないものであります。  本市は、成人期・高齢期の節目検診等の歯周疾患検診を実施しております。令和元年度における検診の成果を見ると、対象者は3,900人に対して受診者は613人、受診率は15.7%にとどまり、決して高い受診率とは言えません。  やっぱり定期的な歯科健診は、歯周病の重症化抑制、高齢期にかけての歯牙喪失の防止につながり、全身的な健康にも関与することをやっぱり継続的に周知する必要があると思います。  受診率の改善策と検診後の事後処理の状況についてお伺いいたします。 49 ◯小川正人議長 高橋健康推進課長。    〔高橋ひろみ健康推進課長登壇〕 50 ◯高橋ひろみ健康推進課長 お答えいたします。  成人の歯周病検診については、30歳から70歳までの5歳刻みのいわゆる節目検診として実施しており、各対象者には個別通知を郵送するとともに、広報で周知しています。  また、70歳の未受診者には、個別に勧奨通知を発送し、受診を促していますが、受診率が高くない状況であることは議員ご指摘のとおりです。  歯科口腔保健と食事の関係も切り離せない重要な要素ですので、保健師だけでなく、管理栄養士も保健栄養教室ほか、いろいろな機会を捉えて啓発活動はしておりまして、歯周病検診の受診率も平成29年度12.8%から、平成30年度は13.0%、令和元年度は15.7%と少しずつではありますが、伸びてきています。  なお、検診後の事後処理状況についてのお問合せでしたが、要精密検査と判定された方については、それぞれのかかりつけ歯科医を受診して、検査、治療を受けることになります。  国への報告様式による集計では、平成30年度歯周病検診の結果で、参考値にはなりますが、要精密検査と判定された方の91.2%は精密検査を受けています。  今後とも歯周病検診の受診率向上を図りながら、歯科保健の重要性についても情報発信をしていき、健康寿命の延伸に取り組んでいきたいと思います。 51 ◯小川正人議長 11番佐久間儀郎議員。 52 ◯11番(佐久間儀郎議員) 受診率は年々上がってきてはいるというお話を今頂戴しました。歯周病は細菌感染症であるということで、先ほど触れましたように、多くの全身に関係する疾患にも影響してくるということは周知されているわけですが、35歳頃から歯周病になる、そして抜歯といいますか、歯が抜けてしまうという傾向があり、いわゆる歯周病というのは静かなる病気とまで言われている、非常に厄介なものであると。歯が抜けてからでは遅いのであって、20歳頃あたりからもう口の中を清潔にすることを周知徹底していくということが大事なのだろうと。  そういった中で、仙台市においては20歳のデンタルケア事業ということをやっているようです。20歳の市民を対象に歯科健診、保健指導を実施して、歯周疾患予防のための自分自身のセルフケアの能力向上の支援をして、かかりつけの歯科医院を継続的に受診していくということを非常に力を入れて進めているということが見受けられます。  ですから、年が行ってからではちょっと遅いと、やっぱり20歳ぐらいから、歯が抜ける前からそういったものを市民に周知徹底していくということが必要だと感じられますので、そういったことを本市でも受け取りながら進められてはどうかと考えるのですが、その辺はいかがでしょうか。 53 ◯小川正人議長 高橋健康推進課長。    〔高橋ひろみ健康推進課長登壇〕 54 ◯高橋ひろみ健康推進課長 お答えいたします。  先ほどもお話がありましたように、子供の時期から学童期、そして成年期、高年期と切れ目ない歯の健康という意味では、必要なことかと思いますので、今後検討していきたいと思います。 55 ◯小川正人議長 11番佐久間儀郎議員。 56 ◯11番(佐久間儀郎議員) よろしくお願いいたします。  最後の(8)になりますが、75歳以上の高齢者は、後期高齢者医療の被保険者に係る歯科健診がなされていると思いますが、本市の状況をお伺いいたします。 57 ◯小川正人議長 高橋健康推進課長。    〔高橋ひろみ健康推進課長登壇〕 58 ◯高橋ひろみ健康推進課長 お答えいたします。  宮城県後期高齢者医療広域連合が実施する後期高齢者歯科健診については、当該年度75歳の方を対象に、無料で歯科健診が受けられる制度で、健診のほか、歯磨き指導や嚥下指導も行っています。また、通院が困難な在宅の要介護者、要介護3から5の方については、訪問による歯科健診も行っています。  広域連合からの資料によりますと、本市の歯科健診実績は、平成29年度が対象者444人で、受診者が68人、受診率15.3%、平成30年度が対象者384人、受診者51人で、受診率13.3%、令和元年度が対象者469人で、受診者100人、受診率が21.3%という結果でした。  なお、今年度は新型コロナウイルス感染症対策として、後期高齢者歯科健診は行わないことが決まっておりまして、来年度に今年度を含め2か年度分を対象に実施する予定になっていると聞いております。 59 ◯小川正人議長 11番佐久間儀郎議員。 60 ◯11番(佐久間儀郎議員) 冒頭、県では条例もつくって口腔保健について非常に力を入れているというお話をさせていただきましたが、6月4日は虫歯の日ということで、4日から10日までが歯と口の健康週間ということになっていると思っていますけれども、そういった健康週間とか、あるいは県が奨励しています口腔の健康づくりの月間事業に合わせながら、私はやっぱり正しい知識の普及啓発事業というのは非常に大事なのではないかと思っているのですけれども、そういったものに、今言った節目にそういった事業をしていくと、市民にお伝えしていくと、訴えていくと、そういったことはちょっと触れていなかったのですが、どうでしょうか、その辺お考えはないでしょうか。 61 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 62 ◯山田裕一市長 おはようございます。  佐久間儀郎議員の一般質問にお答えをいたします。  やはり歯の健康というのは非常に重要であるという認識を持っております。豊かな人生を送る上で、歯の健康というものは間違いなく私は人生の豊かさにも比例していくものであると思っています。  先ほど健康推進課長も幼児期から切れ目のない、そういったものを行政として心がけていくという答弁がございました。やはりしっかりと高齢者の皆様もこの受診率を上げるための行政としての様々な啓発、そういったより積極的なものを今後検討していきたいと思います。よろしくお願いいたします。 63 ◯小川正人議長 11番佐久間儀郎議員。 64 ◯11番(佐久間儀郎議員) どうぞよろしくお願いいたします。  以上で質問を終わらせていただきます。
    65 ◯小川正人議長 ここで、換気をするため11時5分まで休憩いたします。      午前10時57分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午前11時05分開議 66 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、7番高橋鈍斎議員。    〔7番高橋鈍斎議員登壇〕 67 ◯7番(高橋鈍斎議員) それでは、早速質問に入りたいと思います。  まず、大きな1点目、幼稚園問題についてからでございます。  (1)の第一幼稚園次年度休園凍結の結論はいつ出るのかとの質問について、教育長は、「今後、総合教育会議において市長と協議し、調整していく」と答弁したが、その後、即新聞報道に結論の記事が出たのはなぜか。 68 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 69 ◯半沢芳典教育長 ただいまの高橋鈍斎議員の一般質問にお答えをいたします。  まず、ご理解いただきたいのは、教育委員会の行政組織としての位置づけについて若干説明をさせていただきます。  教育委員会の組織につきましては、地方自治法、それから地方教育行政の組織及び運営に関する法律によりまして、職務権限が定められた合議制の執行機関でありまして、特徴として、地方自治体の長から独立をするという条項がございます。  それに基づいて本市教育委員会も仕事を進めているわけですけれども、本件、今議題としてご質問いただいている件につきましては、幼稚園は学校教育の一部でありますので、教育委員会の法の規定によりまして、職務権限の中になっているということを、まずご理解賜りたいと思います。  それで、休園措置につきましては、設置及び廃止の項目には当たりませんで、いわゆる法上は管理というところに該当すると認識をしておりまして、協議事項では法的にはございません。  しかしながら、昨年の12月に請願が採択されたことから、教育委員会としては協議事項に再度変更いたしまして、議員ご案内のとおり、総合教育会議、それから教育委員の定例会等において議論を進めてきたということでございます。  それから、法の規定によりますと、総合教育会議は市長との協議調整の場ではありますが、その場で決定をするものではないと。先ほど申し上げたように、この問題については教育委員会の職務権限の中に入っておりますので、市長の決定にはなじまないということでご理解をいただきたいと思います。  なぜ新聞に報道されたのかということについて、あとお答えをさせていただきます。  恐らく、今議員がご指摘された新聞報道というのは、9月3日の朝刊に掲載された記事のことと思われますけれども、教育委員会の会議は原則公開になっておりまして、議会と同様に傍聴が可能となっております。9月2日に開催した定例教育委員会に新聞記者の方が傍聴しておられまして、そのことが記事になったものと理解をしております。 70 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 71 ◯7番(高橋鈍斎議員) 第一幼稚園を残す会の皆様は、どうもこの総合教育会議をまだやるというお話を聞いていたと言うのです。3回で終わりではなくて、またもう一回かなんかやると聞いていたので、多分教育長も私が質問したことについて、答弁としては今後、総合教育会議において市長と協議して調整をしていくというご回答をされたのではないかと思うのですが、もう一度それについてお尋ねします。 72 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 73 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  先ほども申し上げましたけれども、総合教育会議というのは、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の第1条の4に規定されておりまして、地方公共団体の長と教育委員との協議並びに調整の場という位置づけになっております。したがいまして、総合教育会議で決定するということは法上ございません。  手順といたしましては、9月2日の定例教育委員会において、過日、全員協議会でもご説明したとおり、教育委員全員の一致で議決したものでありまして、その結果については、9月3日に説明させていただいたとおりでございます。  市長への報告、それから説明は9月11日に総合教育会議を開催いたしまして、市長の了解も得たと私は認識をしております。 74 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 75 ◯7番(高橋鈍斎議員) 教育長答弁は、総合教育会議というお言葉を使ったので、それは市長も同席しての会議だろうと、第一幼稚園を残す会の人たちは受け取っているようでございます。それについてもう一度答弁お願いします。 76 ◯小川正人議長 暫時休憩いたします。      午前11時12分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午前11時12分開議 77 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 78 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  総合教育会議は、主催は市長になっておりますので、市長が参加しない総合教育会議は法上あり得ないということでございまして、9月11日においても市長ももちろん同席をして議長を務めていただいたと。  さらに言わせていただきますと、総合教育会議は、開くには2種類しかございませんで、教育長の側から市長に対して開催を要求する場合と、市長が招集する場合がございます。今回の件につきましては、教育委員会の所管事務事項でございますので、9月2日に結論が出た、そして全員協議会でも説明をさせていただいたという事実をもって、市長に開催をお願いをして、11日に開催をしたという手順になっております。  総合教育会議の資料等でも今と同じようなことで公開をされております。 79 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 80 ◯7番(高橋鈍斎議員) それでは、次、(2)の9月の入園募集までに一定の判断ができるのかとの質問に対し、「募集時期までに一定の方向性を出す努力をする」との答弁だったが、その後どうなったのかお尋ねいたします。 81 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 82 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  繰り返しの部分もありますけれども、9月2日に定例教育委員会において第一幼稚園を休園するということを議決いただきました。その後、市長に報告をさせていただいて、総合教育会議の開催をお願いし、11日に開催をしております。  今後でございますけれども、9月24日と25日に第2回目の保護者の皆様への説明会を行うこととしておりまして、令和3年度の市立幼稚園の募集については、第二幼稚園のみ募集するということで、今後、事務を進めてまいりたいと、そのように考えております。 83 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 84 ◯7番(高橋鈍斎議員) 私、保護者の説明会で配られたものを頂いたのですが、これは令和2年7月30・31日と両2園で説明されたのだと思いますが、これを見ると、もう1園を休園した場合のサービスとか教育とか、書いていることがもう市立幼稚園は1園とするとか、第一幼稚園を休園するということが載せてあるので、もう既に決めているのかなと受け取っているのですが、どうでしょうか。もうこの時点で決めていたのかなと。 85 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 86 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  まずもって、保護者のご意見を伺うということが極めて重要だと思っておりましたので、6月の定例会において、素案という形で議決をいただいて、その中のものを7月30日、31日に保護者の皆さんに説明をさせていただいたということです。  それで、1園になることを決めていたかどうかということについては、見解の相違ではないかと思いますけれども、あくまでも素案ということで、教育委員会としては令和3年度園児募集をすることから、一定のどういうサービスをするのかということについて示すのは、私は当然のことだろうと思っております。 87 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 88 ◯7番(高橋鈍斎議員) 見解の相違と言われると、話合いというのはできなくなってしまうんです。  それでは、(3)の第一幼稚園に対し、多くの存続の声があったが、第二幼稚園存続の声はない。しかし、教育長は「第二幼稚園存続についての議論は行っていないが、教育委員会には第二幼稚園を残してほしいという声も届いている」と答弁しておりますので、その根拠をお示しください。 89 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 90 ◯半沢芳典教育長 お答えする前に、ちょっと認識を一緒にしておきたいと思いますので、あえて聞かせていただきます。  議員、今、第二幼稚園を残してほしいということはないとはっきり言い切られましたけれども、それはどういう意味でしょうか。説明をお願いをいたします。 91 ◯小川正人議長 暫時休憩いたします。      午前11時18分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午前11時19分開議 92 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  半沢教育長。  違います高橋鈍斎議員、ちょっと議長の進行に従ってください。  半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 93 ◯半沢芳典教育長 反問させていただきます。 94 ◯小川正人議長 反問を許します。  半沢教育長。 95 ◯半沢芳典教育長 先ほど議員の質問の中に、第二幼稚園を残すという声はないとはっきり言い切られたわけですけれども、その理由、根拠といいますか、議論をするためには共通の土俵に上がらないといけないと思いますので、ぜひこの辺、もう少し、ないと言い切ったことについてご説明いただければと思います。 96 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員に申し上げます。  反問に対する答弁を求めます。 97 ◯7番(高橋鈍斎議員) では、私からお答えいたします。  私のところには、第二幼稚園をぜひとも残してほしいと言ってこられた方はどなたもいないんです。そして、まちの中の声を聞いても、今、そういうものを残してほしいという署名活動とか、そういうものは聞いていない。ましてや保護者の方にいろいろ聞きますと、ぜひ第二幼稚園を残してほしいんだけれどもというような声は私には届いていない。  先ほど申し上げましたように、第一幼稚園を残してほしいというのは、もう歴然と4,000人以上市民の意見が意思表示として出ているわけです。それを第二幼稚園の場合はどういう形であるのか、そういう意味で、私は知らない、ない、私のところにはない、教育長にはあるのですかと言ったのです。 98 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 99 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  議員のところには届いていないということで理解してよろしいのだろうと、今の答弁でお聞きいたしましたけれども、これまでも様々な場で、様々な市民の皆さんの中にご意見があるということは承知をしております。  昨年度、教育委員会の案として第一幼稚園を休園にするという案でお示しした、これは議員もご案内のとおりだと思いますので、そこで恐らく署名運動等が展開されたと理解しておりまして、第二幼稚園そのものについてのそういう署名運動とかがないというのは、多分事実だろうと思います。  しかしながら、私のところには、直接的、間接的に第二幼稚園を愛しているとか、第一幼稚園のことを思う方もいる一方で、そういう方もいらっしゃったと、いらっしゃるという意味で、私のところには届いているということでお答えをさせていただいたところでございます。 100 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 101 ◯7番(高橋鈍斎議員) 実は私もそういう声は、先ほども申し上げましたように聞いていないので、_________________________________________________________________________________  しかし、市民の1割以上の人が意思表示して、それと対等に今のお話は聞いていいのでしょうか。何人かそういう人もいるかもしれません。しかし、私ども議員には全然聞こえてこない。何らかの形で発信してほしかったなと思います。もうこれはこれで次に行きます。  (4)日常的な利便性も考慮して審議してほしいとの質問に対し、「できるだけ取り入れた形で決定していく」とのことだったが、どのように取り入れたのかお尋ねします。 102 ◯小川正人議長 齋学校管理課長。    〔齋勝則学校管理課長登壇〕 103 ◯齋勝則学校管理課長 ただいまのご質問については、私から答弁させていただきます。  総合教育会議や保護者説明会で様々なご意見を頂戴いたしました。それらのご意見等を踏まえまして、幼稚園を1園とした場合の保育サービス向上案として、平日の預かり保育の延長や夏休み等の長期休業中の預かり保育の実施、希望者への給食提供、環境整備等を考えておるところでございます。 104 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 105 ◯7番(高橋鈍斎議員) 私が日常的な利便性と申し上げたのは、毎日、毎日の生活なのです。例えばもうすぐ直近にあるのが運動会です。ご覧のとおり天気が安定していない。第二幼稚園の場合は、今、保護者の人たちがどう協力できるかというのでちょっと悩ましい状態だと言っております。なかなか自由に時間を使って協力してもらえる人が今はなかなか見つからない、そういう状況もありますし、第二小学校を使えますから。  それから、駐車場問題なども毎日、毎日の生活では結構大変だという話を私はよくされるんです。やっぱり娘さんの代わりにお年寄りの方々が迎えに行ったりとなると、どうしてもあそこはねという声が聞こえますので、やっぱりそういう日常的な、日頃、毎日の生活の中での利便性を私はお尋ねしたいのでございます。 106 ◯小川正人議長 齋学校管理課長。    〔齋勝則学校管理課長登壇
    107 ◯齋勝則学校管理課長 ただいまの質問にお答えいたします。  運動会については、感染症対策に注意しながら実施するということで伺っておりますが、駐車場問題につきましては、幼稚園の前に約30台分ぐらいの駐車場があるということで、離れたつくし公園の駐車場も、行事の際には活用しながらやっているということでございまして、登園時とかお迎えの場合は、保護者に一方通行、碧水園側から白石中学校に抜けるような一方通行での運用にご協力いただいて、かつ時間差でお迎えをお願いしているという工夫をしてやっているということでございます。 108 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 109 ◯7番(高橋鈍斎議員) 担当課長が苦慮して答弁しているように、これは、ちょっと私は大変かなと思います。  次、(5)教育長は、園舎が平家であることが最大の安全策と言っているが、これは震災だけを考えているのでしょうか。 110 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 111 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  私も記録等を調べましたけれども、園舎が平家建てであることが最大の安全策ということは申し上げたことはございません。  本年1月から3月に開催した総合教育会議におきましても、2園の建物構造や敷地面積、東日本大震災時の被害状況や、令和元年台風第19号時の状況などの災害等防災面、それから火災、地震の対応や避難場所などの安全管理について比較をいたしました。2園とも大きな違いは見られないという結論に至っております。  教育委員会としては、第二幼稚園が幼児教育としてより望ましい平家建てであることから、第一幼稚園を休園するという結論に至ったものです。  教育内容等につきましては、必ずしも市民の皆様、保護者の皆様のご意見も大事だということは十分認識しておりますが、多数決で決めるようなものではないと教育委員会では認識しているということも併せてご理解賜りたいと思います。  近年、少子化傾向のある中で、障害を持ったお子さんや発達障害など、配慮を要するお子さんなど、支援を要する園児・児童は増加していると認識をしております。園内での安全確保がより重要な課題となっていると認識をしております。そういった面からも平家建ての園舎のほうが望ましいものであると、そのように理解をして案をつくり、委員の皆様に議決をいただいたということで、ご理解いただければと思います。  あわせて、これは保護者の皆さんのライフスタイルも大きく変化をしておりまして、幼稚園は通常午後すぐに放園するという形でございましたけれども、保護者の皆さんからは、やっぱり夕方までとかという声も非常に多く聞かれているのも、これは事実でございます。  あと、令和3年度から白石市の幼児教育が大きく変わる、市立幼稚園の認定こども園等の開設もあることから、総合的にそれら様々な面から判断をして、今回のような結論に至ったということでございますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 112 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 113 ◯7番(高橋鈍斎議員) 私は、園は毎日が安全を管理しなければいけない。その日預かったお子さんをいかに無事にお返しできるかというような毎日が緊張感でやっている。それは以前、議員をやっていたときもそういうのをよく言われておりました。  それで、教育長ご存じかどうかなんですが、2園で第一幼稚園が一番安全なところどこかご存じですか。私から言います。トイレです。あのトイレは、今現在使われている先駆けだと思います。というのは、トイレの扉が上までないのです。途中までなのです。南保育園などはそうなっているのです。  なぜかというと、一目で上からちょっと見て何か異常かどうかというのを見ることができる。だから、上まで扉がないのです。そういう利点もありますし、総合的に見て考えることも必要かなと。  2階が駄目だといったら、では、南保育園のようなものはどうなってしまうのか。やはりそう言う市民の方も結構おります。どう考えますか。 114 ◯小川正人議長 高橋鈍斎議員に申し上げます。  通告以外の発言については……、   暫時休憩いたします。      午前11時33分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午前11時34分開議 115 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 116 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  先ほどからも繰り返していますとおり、現在、第一幼稚園、第二幼稚園共に先ほど大差ないと答弁させていただきましたけれども、どちらがより危険で、どちらがより、専門家の見立てでも大きな差はないという結論を得ております。  ただ、文部科学省の幼稚園の設置基準によりますと、2階建て以上は、確かにこれは認めてはおりますけれども、最低基準だとしておりまして、多くの幼児教育施設は平家建て、これはまさに日常的な子供たちへの安全配慮の面を考えると、平家建てのほうが望ましいということは、私は文部科学省の設置基準を読んでも、それは明確なのであろうと考えております。  委員の皆さんもその辺等も十分に勘案した上で、今個別の問題でどこがどうだこうだということについては、それは先ほど申し上げたように大差ないということで答弁させていただきましたけれども、個別を見ることももちろん大事ですけれども、全体を見て判断をせざるを得ないということであることをご理解賜ればと思います。 117 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 118 ◯7番(高橋鈍斎議員) それでは、(6)に移ります。  コロナ禍の現状において、第一幼稚園休園を即撤回し、3密を避けるべきと考える。さらに、改めて今後の幼稚園の在り方についてグランドデザイン、これ前にも言ったんですけれども、何か答弁なかったような気がするので、示してください。  そして、教育長は、当初、給食がネックと休園を急ぐ理由だと議会で説明したが、再度その真意を伺います。 119 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 120 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  一問一答ということなのだそうですけれども、今、ご質問伺っていると、4点質問の内容があったと私は理解をいたしました。  まず、1点目ですけれども、第一幼稚園の休園の撤回、即撤回ということにつきましては、先ほどから繰り返しになりますけれども、教育委員会というのは、地方公共団体の長から独立した合議制の執行機関でございまして、地方自治法及び地方教育行政の組織及び運営に関する法律によりまして、職務権限等が定められております。  本件は、教育委員4名全員一致による議決事項であります。ちなみに教育長は、教育委員としての身分を有していないことから、議決案件は関与ができるのは唯一2対2の同数のときのみ関与できるという定めに法でなっておりますので、したがいまして、私がこの場で、ないしはこの後も議決案件に対して私が即撤回するということは法的に見ても、これは違法状態、違法行為になりますので、私はここではそういうことは申し上げられません。  それから、2点目の3密を避けるべきとのご指摘については、令和2年6月議会で、高橋議員の一般質問でも同様の質問をいただいてお答えしたところですけれども、本市の過去3年間におけるインフルエンザ等の感染症に伴う学年・学級閉鎖の状況について、本市の小中学校の状況を調査いたしております。  その結果、学年・学級閉鎖の実施状況と学級規模には有意な相関関係は認められませんでした。むしろ重要なのは、現在も行っております手洗い等の予防策と考えております。  今月、厚生労働省が公表したデータによりますと、インフルエンザの患者数が昨年の同時期に比べて1,000分の1以下になっているということを公表いたしました。このことから、厚生労働省は、今コロナ対策として行っている手洗い、マスク等の着用がインフルエンザ等にも極めて予防には重要だという見解を示しております。  今後も園児に対しまして手洗い、うがい等の感染予防策をしっかりと幼稚園と協力して進めてまいりたいと、そのように考えております。  次に、3点目のグランドデザインについて申し上げます。  グランドデザインについては、市立幼稚園のみで作成するというのは適切だとは実は考えておりませんで、やはり幼児教育施設は、本市においても公立の幼稚園、市立の幼稚園、これは4月から認定こども園になる予定ですけれども、それから保育園も市立、それから私立とございます。  したがいまして、子育て事業全般において作成したほうがより望ましいと考えておりまして、本市においては、このグランドデザインとなる第2期「白石市子ども・子育て支援事業計画」がございます。この計画は、令和2年度を始期としており、策定に当たっては、教育委員もこのメンバーとして参画をしております。  当委員会といたしましても、この計画に基づいて今後、幼児教育の充実に努めてまいりたいと考えております。  4点目についてですが、給食がネックで休園を急いだということですが、そのようなことを申し上げたことも事実も私の認識ではございません。少子化の進行や幼稚園の在籍数の現状を考慮し、加えて希望者への給食提供や長期休業の預かり保育等の保護者ニーズに応えていくため、あくまでも総合的に判断をしたものでございます。  当初、昨年の段階において、私どもは市の給食センターからの提供を模索をしてきておりましたけれども、なかなか費用面等で折り合いがつかず、やむなく民間の業者の委託も選定の1つにせざるを得なかったと。  昨年の今の時期頃の段階で業者から言われたのは、幼児教育は無償化に伴って外注の注文も多くなるということで、令和3年度以降については、今の段階で確実に白石市に届ける、業者は仙台市の業者なものですから、というようなことは回答を得られなかったということは申し上げましたけれども、その後、給食センターと度重なる協議を経て、市の給食センターから提供できることになったので、案として保護者の皆様にもお示ししたということでありますので、ご理解のほうよろしくお願い申し上げます。 121 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 122 ◯7番(高橋鈍斎議員) 3密に対しては、私も報道でしか見ていないのですが、東北大のある教授は最高の権威、専門の方だそうで、その人のお話で普通のところだったら、1対1の感染だけれども、密になると1対8人になるということで、そういう場所を、仕事を休んでもらったりとかになったと聞いておりました。  予防ですが、これもまた報道で聞いたことがあるのですが、幼い子供に予防を徹底させるというのは非常に困難だと聞いていたのでございます。そして、ご存じだと思うのですが、宮城県も昨日は感染者が18人とかなり増えてきていると。そういう状況もありまして、保護者としては小さい子供の場合はどうするのだろうという不安があると、しょっちゅう最近聞く話でございますので、それでこれを言ったわけでございます。  給食に関しても、蔵王町のことは知らないと言いましたけれども、結局私が蔵王町でこうなっているよというのをお話ししたら、何かそのとおりになったなというのが私の実感なんですけれども。  それで、私の聞きたい時間がなくなるので、第一幼稚園を残す会の人たちは、3回の総合教育会議で納得したと言っている部分があります。それは、皆さんこれからも本気になって一生懸命審議するという趣旨のお話を聞いたと。  ある委員の人などは、自分の考えを遠慮せずに言ったと、事務局と違うことも言った、何かあったら私は辞める覚悟でやるとすら言っているという趣旨のお言葉があったので、それではお任せしてとにかく様子を見ようと思ったというお話は聞いております。  そこで、教育長に、この会議の中でのお話なのですが、市内で認定こども園の話も出ています。定員も拡大して保育園の構想もあります。その中で、親方日の丸だという感覚ではなくというふうに云々と書いてあるのですが、私はこれを読ませていただいて親方日の丸だという感覚ではなくという意味が分かりません。教えてください。 123 ◯小川正人議長 暫時休憩いたします。      午前11時45分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午前11時45分開議 124 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  7番高橋鈍斎議員。 125 ◯7番(高橋鈍斎議員) それでは、次、大きな2番のスパッシュランド問題についてお尋ねいたします。  (1)スパッシュランド友の会は、市の職員だけでなく、市長も参加して懇談会をしたいと言っており、休館、閉館ありきではなく話し合いたいと言っている。また、市長からスパッシュランド利用者の皆様や市民の皆様と今後話し合いたい旨の答弁があったが、その後、話合いは行われたのかお尋ねいたします。 126 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 127 ◯山田裕一市長 高橋議員の一般質問にお答えいたします。  7月8日にスパッシュランド友の会代表の方々11名と懇談会を行っております。 128 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 129 ◯7番(高橋鈍斎議員) 友の会の方々は、どれぐらいの時間を要したのか分かりませんけれども、じっくりと話せる時間を取ってもらってと言っているようです。そして、これを今後何度かやっていただければというのがあるようなのですが、いかがですか、市長。 130 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 131 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  このときは約40分間懇談をさせていただきました。私も様々な方からアポイントも入ります。そして、当然来客もあります。当然市の様々な政策についてのそれぞれの職員との打合せ等もございます。来客の際には、やはり一つの目安として、まず30分という時間を取らせていただいて、それで私のスケジュールを全て秘書が管理しております。そういう中で、今回40分間懇談をさせていただきました。 132 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 133 ◯7番(高橋鈍斎議員) それでは、(2)市長は1万名余りの署名数をどう受け止めているのか。また、スパッシュランド休館についてどう考えているのかとの質問について、市長は「署名が集まったことはスパッシュランドが果たしてきた役割が非常に大きいと認識している」と述べた。  さらに、「署名をしていただいた方々に利用いただき、また友人や家族も誘ってきてほしい」と答弁しているが、これに対し、友の会では、スパッシュランドの休館は、友の会のような人たちがお客を連れてこないことが原因と受け取れるような認識をしている。これを受け、自力で再生の道を考えることはないのか、市長の見解を伺います。 134 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 135 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  誤解のないように申し上げますが、署名をされた方々に責任があるようなことは一切発言したこともございませんし、そのような認識もございません。  スパッシュランドのような集客施設は、利用者の皆様の口コミや、また先日、友の会の皆さんとの懇談会の中で、会員の方が20年前に友人に誘われて初めスパッシュランドを利用したのがきっかけで、それからずっと利用している、そのような話もございました。  それらのことからも、やはり知人や友人に働きかけていただくことも大きな効果を生むものであると思っていることから、そのような発言をさせていただきました。  スパッシュランドの営業継続につきましては、何度もこれは申し上げておりますが、ありとあらゆる可能性を検討しております。 136 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 137 ◯7番(高橋鈍斎議員) スパッシュランドの状況認識として利用者の減、合宿利用の働きかけを述べている。これは財団のほうだと思うのですが、減だけでなく、増をどうしていいのか述べられていないのは休館を前提にしているのか。なぜ日常的な会員拡大の政策を現状認識の中に入れないのかということとか、これは友の会の人たちがこういう考えがあるということのようですが、初めてスパッシュランド活性化案は評価したい、これだけではなく、さらにスパッシュランドが楽しい、スパッシュランドに行きたい、そういう声が出るためにどうすべきか考えているのかということをいろいろ何か考えておられるようですので、そういうことも視野に入れてほしいなと思います。  今回、予算審査特別委員会の中でも副市長に、今回のスパッシュランド改修調査委託料の費用をどの金額を超えたらやめてしまうのか、どの金額までだったら続行するのかということをお尋ねしましたら、そういう前提でいるのではないとも聞いておりますので、ぜひとも友の会の方々と一緒にもっと時間、40分間ぐらいでは懇談とまで言えるかなというお話もありますので、市長、もう一度答弁お願いします。  では、今のは意見として聞いてください。  (3)さきの議会において、スパッシュランドの利用料金について質問したが、それは別の組織で設定しているとの答弁であった。これは、スパッシュランドは白石市とは関係ないというのか伺います。 138 ◯小川正人議長 遠藤企画情報課長。    〔遠藤輝雄企画情報課長登壇〕 139 ◯遠藤輝雄企画情報課長 ただいまの質問にお答えいたします。  スパッシュランドについては、白石市文化体育振興財団と指定管理の協定を結び、運営を委託しており、本市とスパッシュランドが関係ないということは一切思っておりません。  利用料金については、協定書の中で、市の条例で定めた額の範囲内で料金を定め、市の承認を得た上で、運営事業者である財団が決定することとなっております。利用料金は、財団が施設を運営する上で重要な収入源であり、また、利用者が利用しやすい料金を設定しているものと考えております。  ただ、料金の変更につきましては、財団で十分な検討を行った上で市に協議されるものと考えております。
    140 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 141 ◯7番(高橋鈍斎議員) 令和2年8月23日に議員と友の会の人たちの意見の交換会などがありましたけれども、チラシの件とかいろいろなことも話題になったのですが、そういう収益をもっと考えるようなのもという話もありました。そういうのを踏まえて、今後、考えてもらえるように、市長は別だからということだけではなくて、出資しているわけですから、そういうことにも率先して力を入れていただいたほうがいいのではないかと思います。 142 ◯小川正人議長 この際、午前の一般質問をこの程度にとどめ、午後1時まで休憩いたします。      午前11時55分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後 1時00分開議 143 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  なお、ただいまより議会運営委員会を開催しますので、暫時休憩いたします。      午後1時00分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後1時25分開議 144 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  11番佐久間儀郎議員。    〔11番佐久間儀郎議員登壇〕 145 ◯11番(佐久間儀郎議員) 午前中の高橋鈍斎議員の一般質問の発言について、議会運営委員会において高橋鈍斎議員、菊地副市長、半沢教育長、齋学校管理課長同席の下、対応を協議をいたしましたところ、高橋鈍斎議員の発言を取消しすることに決定いたしましたので、ここに報告をいたします。 146 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 147 ◯7番(高橋鈍斎議員) 午前中の一般質問において、お手元に配付した資料の下線の部分について取消ししますので、よろしくお計らいお願いいたします。 148 ◯小川正人議長 ただいま高橋鈍斎議員から発言取消しの申出がありましたことについてご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 149 ◯小川正人議長 ご異議がありませんので、そのように許可いたします。  引き続き、7番高橋鈍斎議員の一般質問を続行いたします。  7番高橋鈍斎議員。 150 ◯7番(高橋鈍斎議員) それでは、大きな3番の市長1期4年間の政策についてお尋ねいたします。  (1)市長最大の公約は、道の駅だったのではないか。少子化が進み、幼稚園を1園にしたいと言いながら、なぜキッズランドを造ったのでしょうか。 151 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 152 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  まず、誤解のないようにお話をさせていただきますが、私はこれまで道の駅が最大の公約であるというようなことであったり、また、私から幼稚園を1園にしたい、そういった発言をしたことはただの一度もございません。この点については、ぜひ正しくご理解をいただきますようにお願いをいたします。  4年前の市長就任時、市政運営の基本方針として、市民の安心、子供は未来の宝、まちのにぎわい、新しい未来地図という4本の柱を申し述べさせていただきました。  その具体策として、どれが最大の公約ということではなく、全てを重要施策として、道の駅や子供の屋内遊び場の整備、教育、子育て環境の充実などを進めていきたいと説明をさせていただいたところでございます。  子供の屋内遊び場につきましては、子育て支援に関する調査において、最も整備充実すべき施設として多くの保護者が回答され、本市の総合戦略の主要施策の1つとして掲げておりました。おかげさまで、地方創生交付金を活用して、農商工連携を核としたにぎわい交流拠点「しろいしSunPark」として「こじゅうろうキッズランド」や「おもしろいし市場」、「みのりKichen」などを一体的に整備することができ、市内外から多くの家族連れにお越しいただき、白石市の新たなにぎわい交流拠点施設となってきていると実感をしております。  今後の本市の幼稚園の在り方につきましては、幼児教育のさらなる充実という観点から、総合教育会議や定例教育委員会を通して検討、協議を行っていただき、総合的な観点から第一幼稚園を休園とする方針を教育委員会よりいただいたところであります。  子供たちの健やかな成長のためにも、引き続き教育委員会と連携し、幼児教育の充実を図ってまいりたいと考えております。 153 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 154 ◯7番(高橋鈍斎議員) ただいまのご答弁でよく分かりました。  次の(2)です。市長は二元代表制と言いながら、今回、再度市長選に挑戦することについて、臨時議会の場ではなく、別の場で議員のみに知らせた。なぜ臨時議会でしなかったのでしょうか。 155 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 156 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  市長選挙への出馬表明につきましては、県内のそれぞれの首長の状況を見ましても、必ずしも議会においてということではなく、記者会見であったり、後援会であったり、様々な形態を取られております。  私といたしましては、市民の代表である議員の皆様にまずはお伝えしなければならないという思いがございました。定例会や臨時会といった形にこだわったわけでは決してございません。 157 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 158 ◯7番(高橋鈍斎議員) 私の聞き違えだったら申し訳ないのですが、市長が説明されたとき、臨時会を見て決めたというように何か聞いたような気がするのですけれども、確かに議場でやらなければならない何物もないのですが、二元代表制をかつて市長がおっしゃっておりましたので、臨時議会を見て決めたというのであれば何だろうというのをお尋ねしたかったのですが。それ覚えはございませんか。私聞いては、何か臨時議会を見て決心しましたというふうに聞いたような記憶なのですが。  この議場の場で、全員協議会終わってからですね。市長がおいでになって、そういうお話をされたという経緯がございますが、ご記憶ございませんか。いや、ないならないで、言っていただければ。 159 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 160 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  確かに臨時議会終了後に議員の皆様に表明をするところで、臨時議会でのご議論の様子というか、私自身、議員の皆様から様々な角度からこのコロナ対策についての質疑もいただきましたし、国の第2次補正での本市の臨時交付金も最大限に活用した事業の提案もさせていただいた、そういったところも総合的に踏まえて、そういった気持ちをお伝えをしたというところでご理解をいただきたいと思います。 161 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 162 ◯7番(高橋鈍斎議員) 分かりました。  それでは、(3)の幼稚園、スパッシュランド、刈田病院問題で、それぞれ署名活動になったことについて、市長の見解を伺います。 163 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 164 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  それぞれの関係者の皆様から署名を頂きましたことにつきましては、それぞれの施設が果たしてきた役割や重要性を再認識するものとなり、重く受け止めているところでございます。  一方で、行政といたしましては、持続可能な白石市を構築するという将来に対しての重い責任がございます。関係機関に対しましては、引き続きご理解いただけるよう努力を重ねてまいりたいと考えております。 165 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 166 ◯7番(高橋鈍斎議員) 承知いたしました。  それでは、(4)コロナ禍において、減額した市長三役の報酬について、いつからお考えになっていたのかお尋ねします。 167 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 168 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  白石市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例につきましては、本年6月議会最終日に追加提案し、お認めをいただいたところでございます。  いつから考えていたのかにつきましては、新型コロナウイルスの感染が拡大し、市民生活や地域経済に深刻な影響を及ぼし、市独自の支援策が必要であると判断した頃からでございます。 169 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 170 ◯7番(高橋鈍斎議員) 私が頂いた資料で、三役給料削減額の中でメモといいますか、市長選が11月にあるため、10月分までとしているということなのですが、三役はまだ任期があると思うのですが、皆同じ4か月削減するという考え、これについてもお尋ねしたいと思います。 171 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 172 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  まず、私のやっぱり任期をベースに考えましたので、その中から私と副市長と教育長、特別職3人分ということでご提案をさせていただいて、それを議会で承認をいただいたところでございます。 173 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 174 ◯7番(高橋鈍斎議員) この市長の減額10%、副市長、教育長5%に決めたのは、どういうものを参考にされて決められたのか、参考があったかないか分かりませんけれども、それについてもちょっとお尋ねします。 175 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 176 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  まず、宮城県内35市町村のそれぞれの特別職の減額等について調べましたところ、県内35市町村中、白石市を含めまして13市町がこのコロナの影響を非常に重く受け止めて、市長、副市長、教育長、特別職の給与の削減をそれぞれの議会等で提案をされている状況にございますので、そういったところを総合的に判断をいたしました。 177 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 178 ◯7番(高橋鈍斎議員) 今のご説明で分かったのですが、大概のところは10%ぐらいのところが多いなと私も見ていました。  _______________________________________________金額の問題ではないとは思っておりますけれども、これで私の質問を終わりにいたします。 179 ◯小川正人議長 暫時休憩いたします。      午後1時40分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後1時42分開議 180 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  7番高橋鈍斎議員。 181 ◯7番(高橋鈍斎議員) 私、先ほど蔵王町のことを引き合いに出してしまいましたけれども、これは若干不適切と感じましたので、その部分は取消しさせていただきます。  これで質問を終わります。 182 ◯小川正人議長 次に、2番佐藤龍彦議員。    〔2番佐藤龍彦議員登壇〕 183 ◯2番(佐藤龍彦議員) 通告に従いまして質問をさせていただきます。  今回、大きく分けて4つの質問をさせていただきます。  それでは、1つ目の質問に入ります。  第441回定例会に引き続き、スパッシュランドについて質問いたします。  さきの議会において、市長より、スパッシュランドの休館の方針について1年間延長し、2021年度末にする方針が示されました。また、コロナ禍のため、民間への営業譲渡を働きかける上で、劣化診断による修繕方針見込みだけでなく、設備等の修繕更新の見積り金額が必要であると答弁されております。  そのため、スパッシュランドしろいし設備改修調査業務委託料が、今議会に計上されました。  そこで、今回もスパッシュランド友の会の皆さんから寄せられた声を中心に、次の点についてお伺いをいたします。  (1)の質問です。第441回定例会以降のスパッシュランドの現状、入場者数等も含めてですけれども、その点についてお伺いをいたします。 184 ◯小川正人議長 遠藤企画情報課長。    〔遠藤輝雄企画情報課長登壇〕 185 ◯遠藤輝雄企画情報課長 ただいまの質問にお答えいたします。
     新型コロナウイルス感染拡大防止のため、スパッシュランドについては4月3日から5月24日まで全館休館いたしました。  5月25日から営業を再開しておりますが、感染の不安からか、6月7月は昨年の約50%の入館者でありました。  合宿利用については、財団職員がPRを行っておりまして、徐々に利用する団体も出てきておりますが、8月現在では昨年の約8%と、収入の面でも厳しい状況となっております。  しかし、8月に中学生以下を対象としてフリーパスを発行し、子供たちの健康増進とスパッシュランドの利用促進を図っております。8月については、一般利用が昨年の70%程度まで戻ってきておるという現状でございます。 186 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 187 ◯2番(佐藤龍彦議員) 6月、7月、8月と大分苦戦をされたというお話をいただきましたけれども、9月以降、これはフリーパスの影響もあってか、少しずつ戻ってきているというような感じに受け取ったのですが、そのスパッシュランドの現状についてお聞きしましたので、次の(2)の質問に移ります。  今回の補正予算に計上されておりますスパッシュランドの設備改修調査業務委託料について、その設備改修調査についてどのような調査をされるのか、その内容についてお聞かせください。 188 ◯小川正人議長 遠藤企画情報課長。    〔遠藤輝雄企画情報課長登壇〕 189 ◯遠藤輝雄企画情報課長 ただいまの質問にお答えいたします。  今回の調査は、現地調査を行いまして、建物・設備について現在の利用形態を維持するための修繕費用の調査に加えまして、プールと宿泊棟のみを利用する場合やプールのみを残す場合など、利用形態を変更する場合の修繕及び改修費用についても調査をしたいと考えております。 190 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 191 ◯2番(佐藤龍彦議員) 改修のようにお聞きましたが、ちょっと確認したいのですけれども、この調査を実施するのはいつ頃になるのかということと、調査結果、設備の改修費用等について具体的に、その金額も含めてですけれども、分かるのはいつ頃になるのか、この点についてお分かりになればお聞かせください。 192 ◯小川正人議長 遠藤企画情報課長。    〔遠藤輝雄企画情報課長登壇〕 193 ◯遠藤輝雄企画情報課長 ただいまの質問にお答えいたします。  今回の補正予算で、今議会の補正予算で上げておりますので、最終日に補正予算が認められれば、金額的にも庁内の内部の指名委員会等の手続を経て行うようになりますので、なるべく早い段階で事務作業を進めて行いたいとは考えております。 194 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 195 ◯2番(佐藤龍彦議員) なるべく早くということですので、早くお願いしたいなと思うのですけれども、(3)の質問に移ります。  スパッシュランド友の会の方の調査、資料を配っていただいたのですけれども、近隣の公的なプールとスパッシュランドの教室開催状況を比較すると大きな差があると指摘をされております。このことについて見解を伺います。  これは7月にこういうのが多分出たと思うのですけれども、ちょっとお聞きします。 196 ◯小川正人議長 遠藤企画情報課長。    〔遠藤輝雄企画情報課長登壇〕 197 ◯遠藤輝雄企画情報課長 ただいまの質問にお答えいたします。  スパッシュランドの運営につきましては、白石市文化体育振興財団と指定管理の協定を結び、運営をお願いしております。スパッシュランドの運営に関しては、市からの指定管理委託料と合宿や一般利用、各種教室も含めた利用料が主な収入で、そこから人件費や燃料代、電気代等の経費を支出し、財団で運営をしております。  スパッシュランドで各種イベントや教室を開催する場合においても、指定管理事業者である財団で外部講師に依頼する場合の費用や職員の人件費、その他事業に要する費用がかかることから、全体の収支状況を勘案しながら実施していることを、まずはご理解いただきたいと思います。  今回の質問に関しまして財団に確認しましたところ、スパッシュランドでは現在5つの教室を週1回、1つの講習会を週2回開催しております。職員の勤務を早番午前8時から午後4時45分まで勤務と、遅番午前11時45分から午後8時30分までの体制を組んでいるのと、職員数の関係により他の施設のように多くの教室開催はできない状況にあります。  しかしながら、職員提案により、現状で開催可能な教室を現在検討しているという回答をいただいております。 198 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 199 ◯2番(佐藤龍彦議員) いろいろ検討していただいているということですね。  (4)の質問もほとんど答えていただいていると思うのですけれども、高齢者の配慮も含めて、子供たちのフリーパスで盛況になっていると聞いているのですけれども、さらなる教室の充実という点では先ほど検討しているという話も伺っておりますので、この質問は飛ばします。  その際にちょっと確認したいのですけれども、教室の充実に関する際に、課題というかネックとなるようなものがあるのかどうか、この点について確認させていただきたいと思います。 200 ◯小川正人議長 遠藤企画情報課長。    〔遠藤輝雄企画情報課長登壇〕 201 ◯遠藤輝雄企画情報課長 ただいまの質問にお答えいたします。  先ほどもお答えさせていただきましたが、スパッシュランドの教室、事業につきましては、市で直接というよりは、その管理運営を指定管理でお願いしております財団のほうで行っていただいております。  今、お答えしたように、財団のほうではやはり職員数、あとは運営形態というか、2交代で行っているというようなこともありまして、それともちろん経費もかかるということで、その辺を全体的に見て教室を今現在やっているのだとは思いますが、ただそのほかに、今やっているほかに今の状況でどういうふうにできるのか、財団全体として職員提案を受けながら今検討しているというようなことですので、やはり一番大きなネックとしては、その職員数なりかかる経費というものを勘案しないといけないということだと思っております。 202 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 203 ◯2番(佐藤龍彦議員) 分かりました。友の会の皆さんからのそういう強い要望もありますので、ぜひとも教室の充実を図っていただきたいと思います。  次に移ります。(5)の質問に移ります。  子供たちへのフリーパス導入によってスパッシュランドの混雑は当分続くのではないかと思います。今週末には4連休ということもありますことから、安全を含む特別の対策、人員の増員、先ほど言っておりましたけれども、を講じるそういった考えはないのかどうか、この点についてお伺いをいたします。 204 ◯小川正人議長 遠藤企画情報課長。    〔遠藤輝雄企画情報課長登壇〕 205 ◯遠藤輝雄企画情報課長 ただいまの質問にお答えいたします。  まさにスパッシュランドを適切に管理運営するために指定管理を財団にお願いしておりますので、こちらのほうも財団に確認をさせていただきました。  8月最後の日曜日のフリーパス利用者は102名、その他一般利用者も含めると392名という利用がありましたので、プールの安全対策を考慮しまして、9月から週末の土曜・日曜日には、プール監視の経験のある財団職員、キューブからの職員を派遣して対応しているというようなことでございます。 206 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 207 ◯2番(佐藤龍彦議員) 監視員の方を派遣してというお話をお聞きしてちょっと安心しました。安全面については十分配慮されて、スパッシュランドを訪れた皆さんが楽しく過ごせるよう、対応のほうよろしくお願いをいたします。  次の質問に移ります。  これまでも、友の会の皆さんは、スパッシュランドの活性化案を含め幾つかの提案をしてきていることはご承知のとおりだと思います。  今回も友の会より12か条の要請が出されていると思いますが、そこで、その要請内容について検討状況についてお聞きいたします。実施可能なものがあるのかどうか、そういったものもお話しいただけるのであればお伺いをいたします。 208 ◯小川正人議長 遠藤企画情報課長。    〔遠藤輝雄企画情報課長登壇〕 209 ◯遠藤輝雄企画情報課長 ただいまの質問にお答えいたします。  いただいておる提案の中で、風呂の日フリーデーとか、実施できるものについてはもう既に実施しているものもございますが、そのほか、あとは季節的な時間の変更等ということもございますが、そういったものについては現在検討をしているということでございます。 210 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 211 ◯2番(佐藤龍彦議員) 実施しているもの、今後検討しているものがあるとお聞きしました。要請内容についても、今後もご検討のほうよろしくお願いいたします。  7つ目のスパッシュランドに関しては最後の質問になるのですけれども、第441回定例会以降、市長は、スパッシュランド存続のためどのように対応されたのかお伺いをいたします。これはスパッシュランド存続のための具体的な動きと働きかけというものがあるのであれば、お聞かせください。 212 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 213 ◯山田裕一市長 佐藤龍彦議員の一般質問にお答えいたします。  先ほども述べましたが、現在のコロナ禍の中で子供たちの健康増進と同時にスパッシュランドの利用者増を図るため、こどもフリーパスを発行しております。  また、営業継続も含めた今後の検討材料とすべく、今回の補正予算で調査費用を計上し、詳細な改修費用等の算出を行っていきたいと考えております。 214 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 215 ◯2番(佐藤龍彦議員) 分かりました。確認ですけれども、今後、市長、例えば以前水泳連盟の会長さんに会うというような話もされていたけれども、コロナ禍で実現しなかったというような話もお聞きしているのですが、こういった今後スパッシュランド存続のために具体的に誰かと会うというようなことだとか、そういう予定というのがあるのかどうか、この点確認させていただければと思います。 216 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 217 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  日本水泳連盟の会長さんとの4月に当初はお会いできるというところも、実は宮城県の水泳連盟を窓口にしてお願いをした経緯がございますので、私としましては、スパッシュランドをこれからも何とか存続させていきたいという気持ちは一切揺るぎのないものでございます。関係機関等にもこれからも要請をかけて、何とか存続の道を模索していきたいと考えております。 218 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 219 ◯2番(佐藤龍彦議員) 今後もスパッシュランド存続のために、引き続き対応のほうよろしくお願いいたします。  次の質問に移ります。  大きな2つ目の質問ですが、デマンド型交通システムの導入についてでございます。  第437回定例会等、同様の質問をさせていただいておりますが、デマンド型交通システムについてお聞きいたしたいと思います。  新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、本市の経済に多大な影響が出ており、その影響については今後も長期間にわたって懸念をされているところでございます。  全国的に見ても、観光業の落ち込みによるタクシーやバスなどの業界なども、大変苦しい苦境に陥っているとお聞きしておりますが、そのような中、本市も高齢化が進み、今後も買物、通院などの日常生活にも支障を来す市民が増えていくことが、これもまた予想されているところでございます。  そこで、次の点についてお伺いをいたします。  全国・県内各地でデマンド型交通システムが導入されていることについて所見をお伺いいたします。 220 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 221 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  デマンド型交通システムにつきましては、定時・定路線のバス運行に対しまして、電話予約など利用者のニーズに応じて柔軟な運行を行う公共交通の1つの形態であるという認識でございます。  利用者の需要に応じて時間と路線を柔軟に対応することが可能なことから、中山間地域や集落の点在する地域などの需要において有効なことから、全国の自治体で導入されており、県内の自治体においても導入されていると認識をしております。 222 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 223 ◯2番(佐藤龍彦議員) 市長から、このデマンド型交通システムに関しての所見をお聞きしました。  県内においても、最近、仙台市の一部の地区であったりとか亘理町などで導入されているというようなことが新聞のほうでも報道されておりました。  住民の皆さんからの要望の声を実現した形になったと報道されておりましたが、そこで、以前質問させていただいた際に、タクシー会社等運転手が不足していると市長より答弁をいただいております。しかし、最近、運転手など休ませているタクシー会社等もあると聞いておるのですけれども、本市のタクシー業界等の現状について、どのように認識をされているのかお伺いをいたします。 224 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 225 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  市内のタクシー事業者に状況を確認しましたところ、ステイホームや観光旅行、ビジネスでの出張等の自粛により、タクシー利用者が減少し、大変厳しい状況であると伺っております。  現在は若干回復傾向にあるものの、依然厳しい状況が続いているという認識でございます。 226 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 227 ◯2番(佐藤龍彦議員) そういったタクシー業界、これから長期間にわたってコロナの影響を受けると思うのですけれども、最後に、新型コロナウイルス感染症の拡大というのが影響しているということですが、タクシー業界など影響が長期にわたる可能性も出ていますが、そこで、タクシー会社に委託するなどしてデマンド型交通システムを導入してはどうかというような質問をいたします。 228 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 229 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  これまでも何度もお答えをしておりますけれども、現在におきましては、総合的に判断をいたしまして、デマンド型交通システムの導入は考えておりません。 230 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 231 ◯2番(佐藤龍彦議員) ドア・ツー・ドアということで、これからの高齢化を受けて日常生活に欠かせないものになってくると、私はこのデマンドを思っているのですけれども、市民の皆さんからも大変多くの声が私のほうにも寄せられているのですが、市長のほうにそういった声は寄せられているのかどうか、これを確認させていただきたいと思います。
    232 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 233 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  各地区におきましても、やはり高齢者の皆さんの移動手段また生活の足として、今後、非常に多くの課題があるというお話は、私のところにも届いているところでございます。  そういった中にあって、高齢者の皆さんの生活の足の確保として、高齢者福祉部門で実施しております高齢者タクシー利用助成事業や、また高齢者等地域ささえ愛互助活動支援事業などの制度のご活用も非常に有効であると考えておりますので、こういった事業のほうもお話をしているところでございます。  何にしましても、デマンド交通を導入するには多くの予算が必要でございます。現在の本市の非常に厳しい財政状況の中で、さらに多額の予算を投入するというところに関しては、やはり総合的に判断していかなければならないと考えております。 234 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 235 ◯2番(佐藤龍彦議員) 以前質問した際には、タクシードライバーの確保に難があるという話で答弁をされておりまして、コロナ禍において、そのタクシーの業界の皆さんの現状を踏まえて、ご協力いただくようにと思って、今回提案をさせていただいたのですけれども、交通難民というか、そういう市民の皆さんのそういった声、とにかく前向きに検討していただきたい。とにかく全国各地で導入をされておりますので、そういう機会をつくっていただければと強く要望をいたします。  大きな3つ目の質問に移ります。  本市の教育についてでございます。  第441回定例会に引き続き、お聞きいたします。  新型コロナウイルス感染拡大の影響で夏休みが短縮されるなど、子供たちは例年と違う状況の中で学校生活を送っています。  NPO法人が教職員を対象に実施したアンケートによると、疲れた子が増えているとか、今後いじめが増えるというような回答が9割に上り、現場の懸念が高まっているという結果になったと報道されておりました。  教職員の皆さんも、新型コロナウイルス感染症防止対策などで、今まで経験したことのない状況で働いています。  昨日、県内コロナ新規感染者、1日としては過去最多となる18名となったと報道されておりました。  また、最近、文部科学省の専門家会議の一部からも疑問が上がっている全国学習状況調査の悉皆方式について、教育長の考えについてお伺いをいたします。  (1)の質問ですが、一斉休校以降、教職員に対し、児童・生徒の学校生活の変化など学校内の状況について調査等実施したことはあるのか、この点についてお伺いをいたします。 236 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 237 ◯半沢芳典教育長 佐藤龍彦議員の一般質問にお答えをいたします。  今、議員ご指摘のとおり、児童・生徒につきましてはこれまでに経験したことのない状況が続いております。  教育委員会といたしましても、児童・生徒のストレス、それから不安などの懸念があったため、これまでも校長会、教頭会などで機会あるごとに児童・生徒、さらには教職員の様子について聞き取りを行い、また学校訪問を行うなどして実態把握に努めてまいりました。  各学校におきましても、毎月、学校生活アンケートを実施しておりまして、児童・生徒の実態把握に努めるとともに、気になる点があった場合には個別に聞き取りを行うなど、丁寧な対応を心がけているとの報告を受けております。  調査等を独自に実施したかということのお尋ねでございますが、新型コロナウイルス感染症対策を取っている現在の学校が、新たに調査を行うことにより、当然、集計・分析・考察といった業務が増え、現場への負担が増加することになります。  よって、教育委員会といたしましては、校長会等での聞き取り、それから各校でこれまでも実施している学校生活アンケート等で実態把握を行っていることから、あえて教育委員会としては調査は行っておりません。ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 238 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 239 ◯2番(佐藤龍彦議員) 今、毎月アンケートとか、そういった実態把握に努めているというご答弁いただいたのですけれども、その中で何か、コロナ関係、コロナ禍において何か問題というか、そういったものが出てきているものがあるのかどうか、その中身について、もしあるのではあれば詳しくご説明いただきたいと思います。 240 ◯小川正人議長 高橋学校管理課上席参事。    〔高橋大介学校管理課上席参事登壇〕 241 ◯高橋大介学校管理課上席参事 ただいまの質問にお答えいたします。  調査の結果というご質問でございましたが、本市では、学校再開に際して、児童・生徒の不安やストレス、さらに感染症対策への戸惑い等が懸念されておりましたので、臨時休業中における臨時登校日を段階的に増やして、児童・生徒の心に寄り添う指導、丁寧な感染症対策への指導を行ってまいりました。  そのこともございまして、5月25日の学校再開後は、新型コロナウイルス感染症を直接の起因とする不登校ですとか問題行動については、現在のところ報告を受けてはおりません。  なお、今後とも児童・生徒の実態把握に努めるとともに、児童・生徒の心に寄り添った指導を心がけていくよう、各校に指示してまいります。  また、教職員に関しましても、聞き取り調査等を行った結果、特にコロナウイルス感染症を直接の起因とする特別な健康上の問題ですとかそういったことの報告は上がっておりません。 242 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 243 ◯2番(佐藤龍彦議員) 分かりました。  続いての質問です。  一斉休校、夏休み短縮など、今までとは違う環境で子供たちは学校生活を送っておりますが、そこで、コロナ禍においていじめ、不登校の増加が懸念されておりますが、今後、本市はどのように対応していくお考えなのかお伺いをいたします。一部答弁されているとは思うのですが、お願いいたします。 244 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 245 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  先ほども上席参事からお答え申し上げたとおり、この新型コロナウイルス感染症に起因する、直接の要因とする不登校や問題行動については、現在のところ報告を受けていないという状況にあります。  しかしながら、不登校はいつ起こるか分かりませんので、今後とも児童・生徒の実態把握に努め、登校渋りがあった際には早期対応に心がけ、保護者への働きかけを積極的に行うとともに、場合によっては福祉や医療など関係機関と連携した対応を進めてまいりたいと考えております。  一方、今後懸念されるのが、新型コロナウイルス感染症に関わる差別やいじめだと認識しております。教育委員会といたしましては、臨時休業中から校長会等で、新型コロナウイルス感染症に関する正しい知識を身につけさせる指導の実施でありますとか、さらに差別やいじめは絶対に許されることではないという人権教育の徹底を各校に指示しております。  各校からは、道徳の実施やコロナいじめ防止を取り上げたp4c、本市で取り組んでいる、の実施、白石警察署と連携したネット防犯の授業の実施等の報告を受けておりまして、一定程度取組が行われていると認識しております。  今後とも指導を継続していくとともに、白石市子どもの心のケアハウスなど、関係機関と連携した対応を図っていくよう、各校に働きかけてまいります。 246 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 247 ◯2番(佐藤龍彦議員) 新型コロナウイルス感染症の終息まで本当に長い時間を要すると思いますので、きめ細やかに早期に対応のほうをよろしくお願いいたします。  次に移ります。  教職員の労働環境についてでございます。  学校の現場、新型コロナウイルス感染症拡大防止の対策など、今までと全く違う状況となっている状況において、一斉休校以前に比べ、教職員の労働環境、これは労働時間等も含めてですけれども、どのように変化をしたのかお伺いをいたします。 248 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 249 ◯半沢芳典教育長 お答えをいたします。  新型コロナウイルス感染症予防のために、学校では朝の検温チェックや放課後の清掃作業等、新しい生活様式を取り入れた対応をお願いしております。  一方、教職員の働き方改革を進めるため、現場の教員で構成する白石市教職員働き方改革推進委員会、これは昨年度行ったものですけれども、から提出された提言を基に、教育委員会としては職員の勤務時間を客観的に把握するため、在校時間の管理のため専用のパソコンを各校に配置をいたしました。  さらに、市教育委員会主催の研修会でありますとか行事を大幅に今年度見直しております。また、各小中学校においても、会議や学校行事の精選、部活動の見直し等を行っております。  今年度に関しましても、新型コロナウイルス感染症の影響が大きいものの、業務内容の見直し等によりまして、労働時間につきましては前年度の同時期と比べ大幅な改善が見られております。  なお、新型コロナウイルス感染症予防に係る仕事の負担増につきましては、9月から順次始めておりますが、学習指導員、スクール・サポート・スタッフの配置が現在進行形で進んでおる状況でございます。 250 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 251 ◯2番(佐藤龍彦議員) 今、様々な対策ということで、労働時間大幅な改善等もあったとお聞きしているのですけれども、この新型コロナウイルス対策で、現在、教職員の方の一番の負担になっているものは何なのかこの点についてお伺いをいたします。 252 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 253 ◯半沢芳典教育長 お答えをいたします。  やはり何といっても、恐らく学校の教職員は、校長以下、学校内でのクラスター発生というのを多分相当懸念しているのだろうと想像できます。  したがいまして、先ほど申し上げましたように、感染症予防対策の業務がやはり最も心理的にもそれから肉体的にも、一番負担をかけているのではないかと推察をしております。 254 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 255 ◯2番(佐藤龍彦議員) そういった感染予防に大変ご苦労されているとお聞きしました。それも多分今後改善されてくると思うのですけれども、子供たちにとってよりよい教育環境をつくるためにも、今後も教職員の皆さん、そういった負担を軽減していただくように、教育委員会としてもよろしくお願いいたします。  次の質問に移ります。就学援助についてでございます。  この質問、6月議会で取り上げさせていただいておりましたが、その時点では就学援助について学校への周知等はまだされていないというような答弁をいただいておりましたので、第441回定例会での質問以降に、学校または保護者に対し就学援助制度の周知をしたのか、この点についてお伺いいたします。 256 ◯小川正人議長 齋学校管理課長。    〔齋勝則学校管理課長登壇〕 257 ◯齋勝則学校管理課長 ただいまの質問にお答えいたします。  令和2年7月20日付で、各学校を介して保護者宛て就学援助の案内文を配布し、周知いたしております。  この文書では、就学援助制度の概要のほか、新型コロナウイルス感染症の影響により収入が激減するなど、急激な状況の変化を来した場合にも受け付ける旨、お知らせしておるところでございます。 258 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 259 ◯2番(佐藤龍彦議員) 周知をされたと理解しました。  ちょっと確認ですが、周知の結果、件数が増えたのか、増えるとは思うのですけれども、就学援助を受けている世帯数についてその後どういうふうな増減があったのか、この点についてお伺いをいたします。 260 ◯小川正人議長 齋学校管理課長。    〔齋勝則学校管理課長登壇〕 261 ◯齋勝則学校管理課長 お答えいたします。  周知後に受付した就学援助申請4件でございまして、4件全て認定いたしております。 262 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 263 ◯2番(佐藤龍彦議員) 今、4件認定をされたということだったのですけれども、トータルでどのぐらいの数になっているのか、この点についてお伺いをいたします。 264 ◯小川正人議長 齋学校管理課長。    〔齋勝則学校管理課長登壇〕 265 ◯齋勝則学校管理課長 お答えいたします。  トータルで認定件数が、準要保護の認定件数になりますが、253件になっております。 266 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 267 ◯2番(佐藤龍彦議員) 新型コロナウイルスの終息にはしばらく時間がかかることが予想されますので、そういった経済的に困窮する家庭が今後も増えることも考えられます。制度の周知を積極的に、そして丁寧に分かりやすくやっていただくことをお願いをいたします。  次の質問に移ります。  以前、高知県の土佐町議会で、子供たちはテスト漬けになっているとして、全国学力テストは悉皆でなく抽出方式に戻すべきとの意見書が採択されたことを紹介させていただきました。  このことについては、先頃、文部科学省の専門家会議でも疑問の声が上がったとお聞きしておりますが、そこで、その悉皆方式について教育長にお聞きいたしますが、(5)の質問です。  全国学習状況調査の悉皆方式の見直し議論について、教育長はどのようにお考えになっているのかお伺いをいたします。 268 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 269 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  全国学力・学習状況調査について様々な議論がされているということについては、私も承知をしております。  この全国学力・学習状況調査につきましては、私も一定の課題があると認識をしております。今年度につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、これは全国中止となりましたけれども、例年ですと4月に調査を実施して、各校に結果が伝えられるのは7月から8月ということになっております。調査実施後、結果を活用するまでに三、四か月後を待たなくてはならず、これが1つ目の課題だと考えております。  2つ目は、一人一人の児童・生徒の学力の伸びをはかることができないという点です。
     これまでもご説明させていただきましたが、私は学力向上にとって重要なのは、子供たち一人一人の学力を伸ばすことだと考えております。そこで、本市では埼玉県と共同で独自の学力調査の実施を昨年度より導入をしております。  一方、全国学力・学習状況調査は、調査時点における相対的な学力の位置が分かり、本市の子供たちの強みや弱みを知ることができることから、私は全国学力・学習状況調査も一定の意義があると考えております。  本市は埼玉県と共同実施の学力調査と全国学力・学習状況調査を併用することで、児童・生徒の学力を把握し、一人一人の実態に応じた指導や、これは最近は個別最適化といっているようですが、授業改善に生かしていきたいと、そのように考えております。 270 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。女川原発の質問に入りますか。  ここで、換気をするため午後2時35分まで休憩いたします。      午後2時27分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後2時35分開議 271 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  2番佐藤龍彦議員。 272 ◯2番(佐藤龍彦議員) 次に、大きな4つ目の質問に移ります。東北電力女川原子力発電所2号機の再稼働についてでございます。  先日、河北新報1面に、東北電力女川原子力発電所2号機の再稼働の前提となる地元合意についてのアンケートを実施したとの記事が掲載をされておりました。  その中で、市長は、首長の中で唯一明確に女川原発2号機の再稼働に対して賛成の立場であることも報道されておりました。  そこで、女川原発2号機の再稼働についての市長の所見をお伺いをいたします。  (1)の質問に入ります。  本市にも甚大な被害を及ぼした東日本大震災から9年半が経過をしました。福島第一原発事故では多くの避難者を出し、いまだにふるさとに帰れない方も大勢います。  そこで、市長にお聞きしますが、東京電力福島第一原子力発電所事故について、市長はどのようにお考えになっているのかお伺いをいたします。 273 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 274 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  2011年3月11日14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震による津波の影響による福島第一原子力発電所の炉心融解による一連の原子力事故で、本市にもその影響で土壌などの汚染や住民生活、産業に甚大な被害が発生したのは、議員もご承知のとおりでございます。  震災から約9年半を経過してなお、除染廃棄物の処理をはじめとする国及び東京電力株式会社への責任や賠償問題などをはじめ、現在も市にとって苦慮し続けている重要課題でございます。  このことから、当然本来あってはならなかった事故だと考えております。 275 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 276 ◯2番(佐藤龍彦議員) 本来あってはならなかった事故だという市長の答弁をいただきました。  次の質問に移りますが、東日本大震災の際に、女川原発も最大13メートル津波に襲われて、浸水被害はなかったということでしたが、発電所につながる外部電源5つの回線のうち1回線がかろうじて残り、その他の非常用ディーゼル発電機などで原子炉の冷却ができ、紙一重で福島第一原発のような重大事故を防ぐことができたということを報道されておりました。  その後、女川原発も再稼働に向けて安全対策工事が3,400億円に膨らんでいるということも報道されておりますが、そこで(2)の質問に入ります。女川原発の安全性について市長の見解をお伺いをいたします。 277 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 278 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  私は原子力の研究者でも専門家でもございません。女川原子力発電所の安全性につきましては、専門的な見解を申し上げることはできません。  また、原子力規制委員会がとてつもなく厳しい現在の新規制基準をクリアした原子力発電所を動かしてはならないという根拠を、私は持ってはおりません。  政府方針では、原子力規制委員会により世界で最も厳しい規制基準に適合すると認められた場合には、その判断を尊重し、原子力発電の再稼働を進めることにしており、女川原子力発電所2号機は、原子力規制委員会によって新規制基準に適合すると認められ、本年2月に原子炉設置変更許可が行われております。 279 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 280 ◯2番(佐藤龍彦議員) 分かりました。  先日の河北新報によると、市長は県内首長の中で唯一再稼働、どちからといえば賛成の方というのは7名ほどいたかと思うのですけれども、二重丸だったと1面に記載されておりました。  しかし、多くの首長が判断を保留している中で明確に賛成との記事が掲載されたということで、それを受けてその理由についてお伺いをいたします。 281 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 282 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  まず、エネルギー政策は国策でございます。私は、将来的には原子力発電所をゼロにできる環境が整えば、それが最も望ましい、ベストであると考えております。まず、この考えがベースにございます。  2013年7月、国は原子力発電所に対する新規制基準を施行し、地震や津波に備え、従来よりも大変厳しい安全基準をクリアしなければならず、先ほど議員のご発言のとおり、巨額の安全対策費が必要となりました。現在、新規制基準にパスして再稼働しているのは、大飯、高浜、玄海、川内、伊方の5発電所の9基となっております。  一方、現在の我が国の大きな課題の1つに、エネルギー自給率が約1割、これは2020年のエネルギー白書でございます、という特筆すべき低さにございます。つまり、残りの9割は海外からの輸入に依存していることになります。この数値は先進国の中でも最も低い位置におり、よく低い低いと言われます食料自給率でも我が国は37%、これは2019年に農林水産省が発表した数字でございます、こちらの食料自給率の37%と比較をしましても、いかにこのエネルギー自給率が低いかということはご理解いただけると思います。  さらに、海外に依存しているエネルギーの大半を占めているのが中東からの輸入でございます。昨年6月にホルムズ海峡で原油を積んだ日本籍のタンカーが襲撃され、石油価格が急上昇したことは記憶に新しいことと思います。この状況からも、我が国のエネルギー問題は、海外の政治情勢によってたやすく左右される危険な状況下にございます。  さらに、近年の台風の大型化をはじめとする自然災害の猛威は、地球温暖化にあると言われており、海水温度が高くなっていることが台風の大型化につながっているようでございます。  現在の我が国のエネルギーが何に頼っているのかを分析しますと、何と化石燃料依存が87.4%、これは日本のエネルギー2018の出典の数字でございます。この87.4%に上ってございます。当然、化石燃料を燃やして電力をつくりますので、大変多くのCO2を排出しております。このCO2が当然地球温暖化に直結しております。近年の超大型台風で毎年多くの国民が亡くなっていることも、これまた現実でございます。  私はどの分野もバランスが大変重要だと考えております。将来を見据え、エネルギー自給率を他の先進国並みに高め、化石燃料に依存しない、再生可能エネルギー、原子力発電のベストミックスによるエネルギーが大変重要だと考えております。  私は原発推進論者ではありません。現在、我が国にある原子力発電所を全て稼働すべき、あるいはエネルギー政策の中心に原子力発電を位置づければよいとは全く考えておりません。さらに、私は先ほど申し上げましたように、原子力の研究者でも専門家でもございません。  だからこそ、原子力規制委員会がとてつもなく厳しい現在の新規制基準をクリアした原子力発電所を動かしてはならないという根拠を持っておりません。  政府方針では、原子力規制委員会により世界で最も厳しい規制水準に適合すると認められた場合には、その判断を尊重し、原子力発電の再稼働を進めることとしており、女川原子力発電所2号機は原子力規制委員会によって新規制基準に適合すると認められ、本年2月に原子炉設置変更許可が行われております。女川2号機は約6年間、通算176回の原子力規制委員会からの厳しい審査を受けて原子炉設置変更許可を得ていることが、私の賛成の理由でございます。  決して女川だから賛成ではなく、日本全国の原子力発電所の中で原子力規制委員会が許可したもので、地元自治体での合意が取れたものを動かすことに反対する理由がないことが、私の理由でございます。 283 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 284 ◯2番(佐藤龍彦議員) 市長の女川原発2号機の再稼働に対しての賛成の理由ということをお聞きました。  ただ、県民、市民の皆さんが再稼働に対し反対の意思を示していることも、河北新報の記事に出ておりました。結果としては、3月時点ということでしたが、2号機再稼働に反対する意見は計61.5%に上り、原発の安全性に不安を持つ意見は合わせて74%になるということが報道されておりました。  そういった中で、最後の質問ですけれども、原発の再稼働について不安を感じている県民、市民は少なくないとのアンケート結果が出ておりますが、市長は女川原発2号機再稼働について賛成の立場ですが、今後、市民にどのように説明をされていくお考えなのかお伺いをいたします。 285 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 286 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  これら原子力規制委員会による決定や経緯の事実を否定する権限につきましては、私にはございません。そのことから、今回、賛成したところでございます。  また、県民への周知に関しましても私の権限ではございません。 287 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 288 ◯2番(佐藤龍彦議員) 分かりました。  先ほどから申し上げているとおり、女川原発の再稼働については不安を感じている市民も大勢いるということ。  原子力発電所から排出される高レベル放射性廃棄物の処分については、世界的に大きな問題となっております。国内においても最終処分場の選定に向けて、2002年以降調査区域の公募というものが行われている状況ですが、いまだに調査に着手できておりません。海外を見ても同様のようです。  最終処分場も決まっていない状況、高レベル放射性廃棄物は非常に長い期間保管し、管理する必要があり、コストがかかります。  また、原発で事故が起きた場合の広域避難計画についても具体性、実効性に欠けるのではないかというような指摘もされております。  原発で一度大きな事故が起きれば取り返しがつきません。そのようなことを考えれば、原発の再稼働は行ってはいけないと思うのですけれども、市民の皆さんからも女川原発再稼働について疑問の声が多く寄せられています。市長には、そういった声があることも十分理解されていると思いますが、この原発再稼働問題についてより慎重にご判断いただければと思います。そのことを申し上げ、質問を終わります。 289 ◯小川正人議長 次に、3番伊藤勝美議員。    〔3番伊藤勝美議員登壇〕 290 ◯3番(伊藤勝美議員) それでは、早速、通告に従いまして質問をさせていただきます。  まず、市長の再選出馬表明についてということでございます。  山田市長は、公立刈田綜合病院について、公設民営化を公約の一丁目一番地に据えたいと、朝日新聞で報道されております。また、本年10月から、仙南地域で出産できる病院がなくなるため、妊婦が安心してお産ができるようにすることが一丁目一番地と意欲を示すと、毎日新聞で報道されております。  それから、8月末に山田市長が掲げたユーチューブでは、公設民営化、周産期医療の復活、麻酔科、整形外科医師の招聘などに触れられております。  この動画を見た市民から私のところに、山田市長は本当に病院のことを分かっていない。刈田病院の現状も理解していない。実現できないと分かって、選挙のためだけにこんな動画を出しているのかという話が寄せられました。  これらのことを踏まえまして、山田市長の考えをただしていきたいと思います。  それで(1)周産期医療の復活についてでございます。  かつては、刈田病院でもお産の取扱いを行っておりましたが、それができなくなってまいりました。  そこで1)として、刈田病院でお産の取扱いをしたくてもできなくなってしまった理由について、山田市長はどのようにご理解をしておられるのかお伺いをしたいと思います。 291 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 292 ◯山田裕一市長 伊藤勝美議員の一般質問にお答えいたします。  初めに、お断りをさせていただきますが、通告書をいただいてから県の選挙管理委員会に確認しましたところ、議会において選挙公約に触れることは公職選挙法の事前運動に当たる可能性が強いという見解がなされたことから、具体的な答弁は差し控えさせていただく場合がありますので、ご了承ください。  公立刈田綜合病院では、平成28年5月から分娩取扱いを休止しておりますが、本年10月からはみやぎ県南中核病院でも分娩取扱いを休止することに決定をいたしました。これは全国的に地方の病院等で深刻な問題となっている産婦人科医師不足によるものと理解をしております。  産婦人科は当直や時間外勤務が多い職場で過酷な労働環境とも言われており、働き方改革が叫ばれる中、産婦人科医師も志願者も減少しております。東北大学でも同じ理由で、県内の各病院に派遣する産婦人科医師の確保が難しくなっている状況だと聞いております。  公立病院の責務として、安全に分娩を取り扱うことができる人数の産婦人科医師がいなければ分娩の取扱いを諦めざるを得ず、このことは仙南地域だけでなく、宮城県内においても同じ状況となっております。 293 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 294 ◯3番(伊藤勝美議員) 今、市長がおっしゃったそういうことで、分娩取扱いを中止しているということでございました。  そういった流れでもって、あと同じく10月からはみやぎ県南中核病院のほうでも出産、分娩取りやめるというお話は聞いております。  そこで2)といたしまして、刈田病院で安心してお産を実施するために、産婦人科医師を何人くらい必要と考えていますかお伺いします。 295 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 296 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  最低でも3人以上は必要であると、刈田病院から聞いております。 297 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 298 ◯3番(伊藤勝美議員) ただいま3人ということを聞いているということでございました。  それでは同じ3)刈田病院で安心してお産を実施するために、助産師を何人くらい必要と考えていますかお伺いいたします。 299 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 300 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  こちらも同様に、最低でも3人以上は必要であると刈田病院から聞いております。
    301 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 302 ◯3番(伊藤勝美議員) 3人以上ということですね。  確かに、私もこれ聞いておりましたというよりも、我々議員のほうでも、多分3年ぐらいも前になりますかね、例のセミオープンシステムのときの説明を刈田病院内で研修、そういったことを受けた記憶がございます。  その中で、本当に24時間365日体制でやっていかなきゃ駄目だよというようなお話を受け、それでもって最低3人は、先ほど市長がおっしゃられたように、必要だよということでございました。  そして、実際、それを5日間換算すると、本当に2チーム編成でも10人以上も必要なんだと。とてもじゃないけど、刈田病院だけではできないよと。そしてなおかつ、県南中核病院でも今年から、先ほど言ったように10月から取りやめると。それも当然お医者さんがいなくなるからということでの説明であったかなと、予定どおり来ているのかなと、逆に思いました。  では、実際東北大ではどういうふうに今なっているかというと、これも八重樫先生のほうから、当時、刈田病院で研修を受けたときの院長先生でございますけれども、東北大の。そうすると、今は東北大では分娩と小児科をセットで考えているそうです。そして、産婦人科と同じように小児科医師も集約できる病院へという分娩の取扱いを考えているというようなご説明を受けました。  そして、東北大では、今後の少子化を踏まえて、岩沼市、亘理町、山元町を含めた仙南地域という枠組みではなく、仙台から南の地域での産婦人科医師や小児科医師を岩沼市の病院のほうに集約する方針だとは、私はちょっと確かめたといいますか、そういうふうに伺っております。  そういったところで、先ほど市長もおっしゃっていたとおり、本当にお医者さんの数が少ないということでございますので、これから本当にどうなるかなと思っております。  そういった中で、山田市長が、冒頭に言いましたけれども、ユーチューブのほうで、新聞等にも載っておりましたが、出産のほうもできる病院にしたいということでございました。  それで、先ほど2)と3)でお医者さんと助産師さんということで数をお聞きしましたが、4)としますけれども、今後、助産師さんを採用していく、産婦人科のお医者さんを採用するということ、採用の確保そういったものに関してはどのようにお考えになっているのか、その辺もお伺いしたいと思います。 303 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 304 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  産婦人科医師の不足につきましては、これはもう全国的な課題であると認識をしておりますが、仙南地域の周産期医療、白石市の子育て支援の充実、定住促進などのためにも、あらゆる方面から検討する必要があると、私は考えております。  しかしながら、議会において選挙公約に触れることは事前運動に当たる可能性があることから、この場で具体的な答弁は差し控えさせていただきます。 305 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 306 ◯3番(伊藤勝美議員) 何か選挙の事前運動に抵触するおそれもあるということでございましたが、別に私は全然抵触しないと思いますけれども、幾らこういうふうに考えているとか、こういう形でやりたいとか、どこにもそのようなものは抵触しないと思います。  逆に、どうやってやるのかなと本音を聞きたいのが普通の市民の、私も含めた考えではないかなと思います。  それで、実際、先ほど市長もおっしゃっていますが、この産婦人科医師、これも私の記憶に戻りますと、高林院長先生がおった頃、関西の病院だと思いますけれども、あの頃も当然産婦人科のお医者さんが少なくていろいろあったときですけれども、年収5,000万で産婦人科医師を採用したというある関西の病院で話題になったことがあったのです。しかし、そのお医者さんはあまりにも激務のため、そしてすぐに退職されたと記憶しております。  これも言ってもどうか分かりませんが、そういった意気込み、取りあえず金に糸目をつけないといいますか、そういった形で産婦人科のお医者さんを採用するおつもりなのか、その辺。答えられる範囲で結構ですので、お願いします。 307 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 308 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  伊藤議員の価値観ではなく、これは選挙管理委員会の見解でございますので、私は選挙管理委員会の見解を重く受け止めさせていただきますので、具体的なものに関しましては、選挙公約に関しましては、事前運動に当たるから、これはもう十分気をつけるようにということを県の選挙管理委員会から強く言われておりますので、そのことはぜひご理解をいただきたいと思います。  ただ、1つだけ申し上げるとすれば、今の経営形態のままでは私は無理だと思っています。現に100名以上のドクターがいらっしゃるみやぎ県南中核病院におきましても、この10月で分娩が休止ということになるという状況は非常に厳しい状況で、天下の東北大学であっても産婦人科医を供給することが非常に難しい状況にあるという認識でございます。 309 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 310 ◯3番(伊藤勝美議員) ですから、じゃ、逆に言いますけれども、市長がユーチューブでそうやってお産のできるように復活したいということ自体は、どういうふうなことで理解すればいいのですか。それをお聞きしたいと思います。 311 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 312 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  この場でこれ以上の議論をすることは事前運動に抵触すると判断をいたしますので、答弁は差し控えさせていただきます。 313 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 314 ◯3番(伊藤勝美議員) 先ほど、県の選挙管理委員会と申し上げましたが、県の選挙管理委員長が言っているのですか。誰が言っているのか、それを確認したいと思います。 315 ◯小川正人議長 暫時休憩いたします。      午後3時02分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後3時03分開議 316 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 317 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  県の選挙管理委員会の担当者の職員という報告を受けております。 318 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 319 ◯3番(伊藤勝美議員) 分かりました。県の選管の担当者の職員ですね。後で、ゆっくりそちらの方にもお伺いしたいと思います。  分かりました。それでは、とにかく言います。  5)山田市長がユーチューブに掲げた周産期医療の復活は、画餅、絵に描いた餅、選挙のために実現できないことを掲げただけではないかと私は思いますが、所見をお伺いします。 320 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 321 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  先ほどの答弁同様、答弁については差し控えさせていただきます。 322 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 323 ◯3番(伊藤勝美議員) では、再質問5)として、とにかく言います。  私も、刈田病院でのお産の実現について市民と同じように望んでおります。しかし、東北大学の方針は先ほど述べたとおりで、現実的に非常に困難と言わざるを得ません。  このことから、山田市長の周産期医療の復活の公約は、単に市民に対する方便であり、単なる願望でしかありません。もし周産期医療の復活の可能性が少しでもあるのであれば、私も議員として積極的に応援したいと思います。周産期医療の復活について、なるほど、そういう手があるのかというような具体的な方策をお聞かせくださいということですが、これも選挙の事前運動に引っかかるということなので答弁できないので結構でございます。  それでは、(2)救急医療(特に整形外科)の実施についてということです。  山田市長はユーチューブの中で、現在の刈田病院では、麻酔科医師や整形外科医師が撤退し、緊急手術に対応できない状況であることを認められております。  1)今年になって、刈田病院では複数在職していた麻酔科医師や整形外科医師が相次いで撤退しておりますが、その理由を山田市長はどのようにご理解しているのかお伺いします。 324 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 325 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  東北大学医学部の医局人事と伺っております。 326 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 327 ◯3番(伊藤勝美議員) 医局人事のほうだということで、市長はそういうふうに思っているということでございました。  実際私は刈田病院の議会議員でもありますから、その辺のやり取り等いろいろ見てまいりました。私がこれもあまり想像で言うと、取消しなんていうこともあり得ますけれども、では、これは私の思いということで言っておきますけれども、山田市長や伊藤特別管理者が病院運営に反発したからだと私は考えております。それでもって、麻酔科の先生や整形外科の先生が撤退したと私は思っております。それで、実際新たに採用しようとしても、これからは採用はかなり難しいのではないかなというのが私の思いです。  そして、刈田病院の議員として参加して思ったことは、本当に大変なことになったなというのがそのときありました。  ですから、今後、どうやって先生を、市長がおっしゃっているそのユーチューブにおける整形外科医ですとか麻酔科医とか、どうやって連れてくるのかなというのに関心がありましたからお聞きしているわけです。  それでは、2)刈田病院の経営計画の下に、今年になって手術を担当した看護師が何人くらい退職されたのか把握しておられるのか、その辺のことをお聞かせください。 328 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 329 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  手術室に勤務していただいた看護師は5名がみやぎ県南中核病院に異動されたと報告を受けております。 330 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 331 ◯3番(伊藤勝美議員) 5人が、例の連携プランということで、皆さんご存じのように、刈田病院と中核病院の連携のことでそちらに行ったということでございます。  実際、私も病院の看護師さん等に聞きました。本当に刈田病院で公務員として終わりたかったというような感じで、本当は刈田病院で仕事がしたいと、でもかなわないと。本当に泣きながら退職していったというようなお話も聞いております。  そういった形で、現在の刈田病院では麻酔科や整形外科の医師ばかりではなく、看護師さんなど医療スタッフも緊急手術に対応できない状況になっているのは、皆さんもご承知かと思います。  それで、今、刈田病院では週1回東北大の支援を受けて、全身麻酔を水曜日にやっているような話を聞いております。  そして、来年4月1日以降、もう緊急というか、手術にはもう対応できないようなそういうプランとなっているわけでございます。  それで、この2)の再質問としまして、山田市長は、今の刈田病院では整形外科の医師がいないので、緊急手術に対応できないというのは当然ご理解していると言っておりますが、実際、このような刈田病院になってしまった根本的な原因は何だと思われますか。別に、先生が先ほど医局人事で代わったということをおっしゃってますが、私はそれ以外にもあるかと思うのですが、その辺、市長のご所見のほどをお聞きしたいと思います。 332 ◯小川正人議長 暫時休憩いたします。      午後3時09分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後3時11分開議 333 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  3番伊藤勝美議員。 334 ◯3番(伊藤勝美議員) では、3)昨年度と比べ、現在の刈田病院で手術を担当できる看護師が何人くらい在職しているか把握しておりますか、お聞かせください。 335 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 336 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  現在、手術室に勤務している看護師は3名という報告を受けております。 337 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 338 ◯3番(伊藤勝美議員) 3名、5名が中核病院のほうに、そして今残っているのは3名というその話は私も受けております。それで、当然、緊急手術には対応できないという状況のようです。  ですから、実際……いいです。  その状況が続いていると。そして、先ほどもちょっと述べましたが、全身麻酔の手術に関しては週1回水曜日にやっているということです。  それでは4)交通事故など整形外科の緊急手術に対応するための麻酔科医師、整形外科医師ばかりか看護師さんも退職されているようですが、その整形外科医や看護師さんをこれからどのように採用するのか、その具体的な方策をお示しください。 339 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 340 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  8月28日の刈田病院議会におきまして、大橋院長から、今回の麻酔科と整形外科が常勤から外れた件に関しては、病院側の問題点が指摘されております。ですので、なかなかそう簡単に補充できる状況にはないと思っていただいていいと思います、というふうに答弁をされています。  これは伊藤議員も病院議会議員でございますので、お聞きになっていたかと思いますが、管理者であると同時に、私は白石市長として市民の命を守る責務を有しておりますので、引き続き、採用に向けて全力を尽くしていきたいと考えております。 341 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。
    342 ◯3番(伊藤勝美議員) 今、市長が言ったとおり、なかなか難しいという院長からのお話、私も聞いております。  それで、今のに絡めての話ですけれども、今、市長もおっしゃってましたが、中核病院との連携は必須だということは市長も公言されております。  そして、8月31日に開催された県地域医療構想調整会議の中で、中核病院との連携協議の中で、中核病院は急性期医療、刈田病院はリハビリや透析医療などの回復期を担うということを了承してきたのではないかと思います。  そこで、刈田病院では回復期を担うということは、緊急手術をしないことを前提に協議し了承されてきたはずでございます。また、そのために医師の数を減らし看護師も減らすということを推し進めているはずだと私は認識しております。  山田市長が市民に公約している麻酔科医師や整形外科医の招聘は、この中核病院との連携方針に矛盾していると私は思いますが、その辺に関してはいかがでしょうか。 343 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 344 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  まず、私は、仙南地域医療構想調整会議のほうは、公立刈田綜合病院の管理者として出席をいたしました。決して白石市長として出席はしておりません。  先ほど来から、議員おっしゃるとおり、管理者としてはこの連携プランをしっかりと実現していかなくてはならないと思っています。これは大きな流れの中で、私は白石市長としても、まずこの連携プランはしっかりと実行していかなくてはならないと考えております。そのように思っています。  しかしながら、私は白石市長として、やはり市民の皆さんの命と健康を守る、刈田病院はこれからも何としても存続させていかなくてはならないと思っています。市民の皆さんにお聞きすれば、間違いなく緊急手術できるほうがいい、また高齢化率が非常に高い本市におきましても、整形外科の先生が常勤医でいていただければ非常に安心だ、そういった声は聞いております。  ですので、白石市外二町組合としての方向性と、私は白石市長としての方向性が必ず一致しているわけではないと思っています。私は何としても市民の目線で、市民のための地域医療をこれからも白石市長として守る最大限の努力を、そして力を尽くしていかなくてはならないと思っておりますので、管理者の立場、そして白石市長の立場が違うというところはご理解をいただきたいと思います。 345 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 346 ◯3番(伊藤勝美議員) 白石市長と白石市外二町組合の管理者との立場の違いということで考えているというご答弁でした。分かりました。  では、次、(3)に入ります。3番目、刈田病院の公設民営化についてです。  刈田病院の公設民営化については、蔵王町長、七ヶ宿町長、特別管理者、病院長も反対しておりますが、その理由について、山田市長はどのように理解しているのかお伺いいたします。 347 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 348 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  先ほど管理者と市長の立場は違うというお話をさせていただきましたが、当然、副管理者であられる蔵王町長、七ヶ宿町長との立場も違いますし、病院長、特別管理者との立場も違いますので、明確にどういった理由でというところの本質というか、全てを私が理解しているわけではございません。  そういう中で、一番やはり私が、これはもう白石市長として大きな課題だと考えておりますのは、やはり白石市の財政面でございます。この課題が非常に大きいと思っております。白石市長として白石市を守る立場にあることから、この刈田病院の収支の面から見ますと、これはもう伊藤議員十分ご承知のとおりと思いますけれども、連携プランを実行したとしましても、刈田病院の収支が黒字に好転するわけではございません。  現在、金融機関からの一時借入れ、これは昨年16億6,000万円ございまして、そして年度末には1市2町から6億円の貸付け、その分の3億8,000万円が白石市の持ち分でございます。  また、新型コロナウイルスや整形外科の常勤医の不在などの影響で、今年度に入りましてから毎月約1億円もしくはそれを超える赤字が単月で発生をしております。その赤字がずっと大きく膨らんでいる状況にございます。  減収補填のための起債が認められておりますが、それも返すべき全て借金でございますし、白石市に多大なる負担になることは明確でございます。最悪、白石市が財政破綻につながる可能性もあるという危機感を私は抱いております。  刈田病院のこの収支が、この先2年3年と続いた場合の借金額、そして、白石市がそれを負担しなければならない金額を、議員の皆様には改めて考えていただいて、もう本当に待ったなしの状況であることをご理解いただきたいと思います。 349 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 350 ◯3番(伊藤勝美議員) 市長の思いとその辺は分かりました。  それでは2)私は、蔵王町長、七ヶ宿町長、特別管理者、病院長が反対している理由は、公設民営にした場合、東北大学との関係悪化、東北大学からの医師の撤退は避けられないからと理解しております。  山田市長は、公設民営にした場合に、東北大学からの協力を得られると考えられているのか、もし協力を得られるとお考えならば、具体的な根拠を示しお答えください。 351 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 352 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  東北大学との関係性につきましては、仙南地域の医療を守るため、どのような状況にあったとしても引き続きご支援をいただきたいという思いでございます。  東北大学からは、たとえ公設であっても民間が運営するのであれば、国立大学として支援する大義名分がなくなってしまうとの話もいただいておりますが、刈田病院の赤字額を構成市町の負担割合に応じた金額で財政支援することを白石市が続けていけば、白石市自体の財政が破綻してしまうことも、これまた確かでございます。  市長として責任ある役職にある以上、白石市全体を考えて、そして白石市の将来を考えて、様々な難しい、そして厳しい判断をしていく必要があると考えております。  もちろん白石市民の命と健康を守るとりでである刈田病院は何としても存続させなくてはなりません。東北大学をはじめ関係機関の皆様には、白石市の現状をどうかご理解をいただけるよう、これからも力を尽くしていきたいと考えております。  なお、公設民営にした場合でございますが、こちらは市長選挙の公約に関係してまいりますので、これ以上の答弁は差し控えさせていただきます。 353 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 354 ◯3番(伊藤勝美議員) 今言った、どうしても支援をいただきたいというようなお話でございました。  それでは、それに絡めて再質問ですけれども、山田市長はこれまで全国の事例を基に、公設民営の病院であっても重点支援地域の指定は受けている、刈田病院も受けられるというような発言をされております。  私は、現在の重点支援地域指定は、東北大学の支援を前提にした計画であり、仮に刈田病院を公設民営にすれば、東北大学の協力・支援が得られず、重点支援地域指定は一旦白紙になるものと理解しております。  山田市長は、公設民営にした場合、現在の重点支援地域指定は現在の指定のまま継続されるとお考えなのか、具体的根拠を示しお答えいただきたいと思います。 355 ◯小川正人議長 暫時休憩いたします。      午後3時23分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後3時25分開議 356 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  3番伊藤勝美議員。 357 ◯3番(伊藤勝美議員) 選挙云々ということでございますので、それも結構でございます。  では、4)ですよね。刈田病院の公設民営化に政治生命をかけて臨むお考えなのか。つまり失敗したら市長職を辞職する覚悟で取り組むと捉えてよいのか、お伺いいたします。 358 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 359 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  市長選挙の公約に関するものにつきましては、事前運動に当たる可能性があることから、この場で詳細な答弁は差し控えさせていただきますが、私は、選挙公約というものは市民の皆様との約束であるという認識でございます。これは口約束とかそういうものではなく、やはり政治家の発する言葉というものは非常に重いものがあるという認識がございます。  当然、今、議場におられる議員の皆様も、議会選挙に臨まれるときにはそれぞれ公約を掲げられて、その公約実現に向けて日々奔走、邁進されていることと思いますが、私も、白石市の未来のために掲げた公約を実現すべく全力を尽くしてまいります。 360 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 361 ◯3番(伊藤勝美議員) 分かりました。  では、これも再質問で市長がどうお答えになるか分かりませんけれども、実際に公設民営、何かの機会のときには公設民営を連呼されていたと私は思っております。山田市長に公設民営を、例えが悪いですが、呪文のようにささやく方がいるのではないのかななんていう考えも持っております。  しかしながら、現在まで公立病院よりも公設民営が優れているという具体的根拠は何一つ示されておりません。それでは、蔵王町、七ヶ宿町の両副管理者が反対するのも当然だと思います。  それで、山田市長は河北新報の取材に対して、白石市の負担割合86.7%を引き合いに出し、市長選挙に問うとしておりますが、蔵王町、七ヶ宿町の反対を押し切っても公設民営を推し進めるお考えなのか、その辺も再度確認したいと思います。 362 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 363 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  まず、公設民営の具体的根拠が示されていないというご発言がございましたが、まず、調査ができていない状況にございますので、お示ししたくてもお示しができない状況にございます。  白石市議会としてもぜひこの調査に関してはお認めをいただきたかったなと痛切に思っているのですけれども、実際のところ、この調査を認められていないから、議員の皆様にも市民の皆様にもより具体的なものというのをまずお示しすることがそもそもできない状況にあります。  あの予算を修正をされたときに、これはもう病院で、白石市外二町組合で論ずるべきだというようなお話がございましたが、残念ながら、さきの病院議会におきましても、伊藤議員から、ぜひ病院としてこれは調査をすべきだという発言もなされなかったことは非常に残念でございます。  こういったところから、具体的根拠を示したくてもまず示せない状況にあるというところはぜひご理解をいただきたいと思います。  先ほど来から申し上げておりますように、私は白石市長として、持続可能な白石市をこれからもしっかりと運営をしていく、そういった重い責務がある立場であると思っております。次代を担う子供たちのために、そしてまたその次の時代も、これからも持続可能な白石市をしっかりとつくり、そして残していく、そういう上で責任のある政治判断をしていかなくてはならない、それが白石市長としての立場であると思っております。  これからも私は、任期残り僅かではございますが、任期中、全力で市民の皆さんのために、そして白石市をこれからも持続可能な白石市であり続けるために、全力を尽くしていきたいと考えております。ご理解ください。 364 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 365 ◯3番(伊藤勝美議員) 材料がなかったと、そういうのを示せないのも、それもこの間の調査委託料ですか、330万、それを否決したからちょっとできなかったという言葉かなと思います。  それでは、逆に、これも通告はしていませんが、これは市長の発言です。今年の6月です。つまり、こう言っております。6月17日ね、第441回定例会議事日程第3号、6月17日。  私が、市長はどうしても公設民営にしていかなきゃということについての思いというか、その辺は今もってお変わりないのか確認させていただきたいとの質問に対して、市長は、これまで刈田病院に医療コンサルとして入っていただいた法人から、刈田病院の経営形態をするのであれば、時間的なところからも、そして効果的なところからも、公設民営の導入しかないという結論をいただいており、私といたしましては、白石市長として刈田病院を存続させるためにはこの公設民営の導入しかないのではないかという思いに何ら変わりはございませんというご答弁をなさっております。  では、逆に、この時間的、効果的とはどういうことの内容なのか。まして、いつそのコンサルから報告書でもあるのかどうか。また、単にコンサルとの会話で、まあ、時間的、効果的だからこんなものだねというような話になったのかどうか分かりませんけれども、それだけの話なのか。  ですから、市長が思ったその導入しかないのではないかという思いに至った理由、これは何なのか、逆にお聞かせいただきたいと思います。 366 ◯小川正人議長 暫時休憩いたします。      午後3時32分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後3時33分開議 367 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  3番伊藤勝美議員。 368 ◯3番(伊藤勝美議員) ただいま質問いたしましたが、暫時休憩の間、県の選挙管理委員会のほうから、先ほども出ましたけれども、公職選挙法に触れるかもしれないということなので、答弁を差し控えたいということでございましたので、これで終わります。  次の質問に入ります。ごめんなさい。今のは4)番ですよね。では、これもどうなるか分からない。確認だけしたいと思います。市長。  岩手県奥州市の社団医療法人啓愛会というのをご存じですか。そこ1点のみ確認させていただきたいと思います。別に選挙公約にはかからないと思いますけれども。 369 ◯小川正人議長 暫時休憩いたします。      午後3時34分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後4時00分開議 370 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  11番佐久間儀郎議員。 371 ◯11番(佐久間儀郎議員) 議会運営委員会で協議をいたしました結果、通告外については質問、答弁の中で関連性があれば質問を認めるべきとの結論に至りました。  このことから、ただいまの伊藤議員の質問については、関連性があるかの判断を議長に委ねることといたしましたので、以上、報告を申し上げます。 372 ◯小川正人議長 ただいまの伊藤議員の質問は関連性がないものと認めます。  ここで、換気のため午後4時10分まで休憩いたします。      午後4時02分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後4時09分開議 373 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  3番伊藤勝美議員。
    374 ◯3番(伊藤勝美議員) それでは、大きい質問項目の2として、空き家・空き地の樹木と雑草除去についてということでございます。  少子高齢化や核家族・住居環境の多様化などで独り暮らしの高齢者の方が増え、そうした方々が施設に入居されたり亡くなられたりして、家と土地が取り残されている状況が市内でも散見されるようになりました。  最近、住民の方から、隣の空き地や空き家から草木や枝木が繁茂して困っていると、空き家・空き地の樹木と雑草除去について心配の声や相談を受けることがあります。  そこで(1)として、空き家・空き地の苦情等の相談件数と内容及び対応状況についてそれぞれお伺いいたします。 375 ◯小川正人議長 一條建設課長。    〔一條武志建設課長登壇〕 376 ◯一條武志建設課長 ただいまの伊藤議員の質問について、私からは空き家関係についてお答えいたします。  本市の空き家対策につきましては、平成29年3月に策定した白石市空家等対策計画により進めているところですが、苦情等の相談件数につきましては、空家等対策の推進に関する特別措置法が施行された平成27年から現在まで47件ございます。  主な相談内容といたしまして、屋根や外壁などの飛散や建物等の腐食・破損などの空き家の管理不全に関することが一番多く、次いで、草木の繁茂、蜂の巣の駆除などの相談が、自治会長や近隣住民の方から寄せられております。  そのほか管理方法や利活用の相談、解体に関する相談なども、空き家の所有者の方から寄せられているという状況でございます。  対応につきましては、現状把握のため、職員が外観目視等により現地調査を行い、当該空き家が市で把握している空き家であれば速やかに所有者に連絡をいたします。  また、空き家として把握していても、例えばお亡くなりになっているとか相続などの権利関係とか所有者情報が不足している場合は、法務局の登記情報、固定資産情報などから連絡先を把握し、現況写真を添付して文書により適正管理を依頼しているという状況でございます。  空き家の相談は、防災、生活環境、景観等多岐にわたることから、引き続き、自治会や近隣住民からの情報収集、そして関係各課と連携をしながら対応してまいります。 377 ◯小川正人議長 村形生活環境課長。    〔村形真司生活環境課長登壇〕 378 ◯村形真司生活環境課長 私のほうからは、空き地についてお答えいたします。  空き地の苦情につきましては、平成27年10月1日に施行された白石市空き地の適正管理に関する条例に基づき対応しております。  平成27年度から令和元年度までの苦情件数は合計で102件となっており、うち指導は計31件、勧告はありません。  また、令和2年度は9月1日現在で11件の苦情があり、指導に至った件数は現在対応中となっております。 379 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 380 ◯3番(伊藤勝美議員) 今、両方の担当課の課長のほうから件数と、その辺の件数で推移しているということでございました。  それでは(2)として、現在、対応に当たっては指導・勧告の措置を講じていますが、応じない場合はどのような対応を取っておられるのか、空き家と空き地についてその辺の、諸事情あるかと思いますが、先ほど空き家のほうについてはちょっとお伺いしましたけれども、その辺についてもちょっとお話しいただきたいと思います。 381 ◯小川正人議長 一條建設課長。    〔一條武志建設課長登壇〕 382 ◯一條武志建設課長 ただいまの質問についてお答えいたします。  空き家の関係でございますが、現在、本市において特定空家等の指定をしている空き家はございませんので、指導・勧告の措置までは取っておりません。 383 ◯小川正人議長 村形生活環境課長。    〔村形真司生活環境課長登壇〕 384 ◯村形真司生活環境課長 空き地についてお答えいたします。  苦情の多くは立入調査と指導の段階で改善しております。  しかしながら、その内容は雑草等の繁茂によるものがほとんどでございまして、季節的には夏場に集中しているという現状がございます。  令和元年度までは未改善件数計で13件ございますが、指導後の再調査が行われる秋から冬にかけましては、未改善の部分はどうしても雑草が枯れてしまうということ、もちろんそのほとんどは改善がされている状況はありますけれども、その枯れてしまうほうについては管理不全と認められるような状況でなくなってしまうということで、勧告に至らないという現状がございます。  また、個人情報に関わることなので詳細は控えさせていただきますけれども、管理者が対応できる範囲で対面しながら指導していくという事例もございます。今後も指導を継続しながら解決策を模索してまいりたいと思っております。 385 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 386 ◯3番(伊藤勝美議員) そういった形で対応なさっているということで、そんなに白石市の状況においては、よく新聞等で騒がれるようなのはないというような認識でいいのかなと思います。  それでは、(3)ということでございますが、空き家のほうは先ほど建設課長のほうからも話があったかと思うのですが、空家等対策の推進に関する特別措置法により、行政代執行で対応される。空き地はそれでも対応されません。空き地も行政代執行可能にしてほしいといった声があるのも、市民からちょっと一部あったものですから、今回この質問をさせていただきました。  実際、個人情報等の絡みがあるので、そこというのは指定しませんけれども、(3)といたしまして、白石市空き地の適正管理に関する条例では指導・勧告までとなっていることから、行政代執行可能な条例への改正について見解をお伺いいたします。 387 ◯小川正人議長 村形生活環境課長。    〔村形真司生活環境課長登壇〕 388 ◯村形真司生活環境課長 お答えいたします。  当該条例が定める空き地の管理不全な状態、本来、土地の所有者が対応すべきというものが原則になります。  また、先ほどお答えしたとおり、苦情のほとんどが雑草等の繁茂であるということから、本人の対応が十分可能であるという認識をしております。  議員ご指摘の行政による代執行、これは一時的な解決方法としては有効であるものの、所有者自身が適正管理の意識を持たなければ良好な状態を維持できないため、現在のところ、条例の改正は考えておりません。  今後も条例の目的を踏まえて、地道な行政指導による解決を目指してまいります。行政のできる範囲の中で丁寧に対応してまいりたいと思いますので、ご理解とご協力をお願いしたいと思います。 389 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 390 ◯3番(伊藤勝美議員) 以前も、同僚議員がこの件に関して質問しているかと思うのですが、そのときもそこまではという感じではいたと思うのですね。  それと、実際この条例をつくった白石市の空き地に関する条例のときも、空き家のほうもどうかと、実際、そこの私も委員でおったのですが、そこまではいいだろうと。つまり、特措法ができるのでそこまでは要らないだろうということでございましたが、ちょっと今、生活環境課長のほうからも言いましたが、草木ぐらいかというのもありますけれども、先ほど言ったように個人名は出せませんが、ちょっともっとひどいところがあったもので、そのことで触れさせていただいたということでございます。  ですから、実際、行政代執行を取り入れるというのはかなりのハードルも高いのかなというのも私自身も分かっております。ただ、やはり同じ空き地の不全管理者と、あとちゃんとしている方もいるということで、行政のほうも、実際そのちゃんとしている方の生活環境を守ることも1つの行政の手だてかなとも私自身感じるものですから、こういった質問をさせていただきました。  実際本当に、今、個人情報がちょっと出ているのですが、そこまで言わないですけれども、実際市長なんかも多分ご存じな方だとは思うのですけれども、方といったらおかしいね、地区のことなのですけれども、実際本当に迷惑な空き地の周りの方々が本当に大変だということで、何か今回要望書的なものを掲げられたようですが、確かに職員の方々は親切丁寧な指導をされていることは十分理解しております。  ただそれだけではなくね、実際平成27年から始まったものでもなくて、もっと10年以上前からなっていたというお話もちょっと私も聞いたものですから、それも大変だということで、そういう行政代執行も入れたやつにしなきゃあかんと私も思って、こういった質問もいたしました。  そういったことからのこの条例、先ほど課長も申し上げましたけれども、こういった条例改正もぜひ視野に入れた、すぐにやれというわけではございませんかが、いろいろなハードルはあるかと思いますので、今後のそういうことも、実際空き家並みの行政代執行できるようなそういった形に持っていければなということで質問させていただきましたので、ぜひとも今後そういったものも視野に入れてやっていただきたいというので、今回の質問を終わらせていただきます。 391 ◯小川正人議長 次に、18番松野久郎議員。    〔18番松野久郎議員登壇〕 392 ◯18番(松野久郎議員) ただいま議長から発言のお許しをいただきましたので、通告書に沿って質問をいたします。  初めに、新型コロナウイルス感染症対策に伴う本市の財政状況について質問をいたします。  新型コロナウイルスの感染拡大で地方経済は大きく減速しています。活動や集会の自粛により、全国から観光客の集まる地域イベントは開催中止となり、交通機関、ホテル、旅館、飲食、小売業を中心に、地元企業は大幅な減収を余儀なくされております。  企業収益が悪化すると、企業が納める法人住民税や法人事業税が減少するとともに、解雇や減給になれば従業員の納める住民税も減収します。企業収益の悪化は、これらの地方税の税収減になったり、自治体財政への影響も大きくあることから、質問をさせていただきます。  初めに、現在の本市の経済状況についてどのように分析をされているのかお伺いをいたします。 393 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 394 ◯山田裕一市長 松野久郎議員の一般質問にお答えいたします。  新型コロナウイルス感染症の拡大は、本市においても多業種、広範囲にわたり経済活動に非常に大きな影響を与え、大変厳しい状況であると認識をしております。  4月から5月にかけて行われた政府の緊急事態宣言による外出自粛により直接的に影響を受けた飲食業や宿泊業は、現在も外出や旅行を控える動きが続いており、依然として厳しい状況にございます。連鎖的に、卸売業、小売業、製造業、建設業にも影響が及んでおり、外出自粛や3密を回避するために、交通機関、サービス業の利用控えも続いております。  本年4月25日から5月6日までの間、県の要請や協力依頼に応じて、施設の使用停止や営業時間の短縮に協力いただき、新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金の支給を受けた飲食業は87件となっており、そのほかスナックやバー、カラオケ店など27件のほか、ホテル、旅館は10件が協力をいただいたところであります。  また、新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金の対象とならなかった業種をはじめ、新型コロナウイルス感染症の影響により売上高が減少している事業者に対し、事業継続を下支えするための支援金を給付する事業である事業継続支援金給付事業の申請受付を8月24日から始めておりますが、9月18日に振込予定の66件を含んで195件について支給または支給手続を行っているところでございます。  宿泊業につきましては、宮城県ホテル旅館生活衛生同業組合の調査による8月の営業状況では、小原、鎌先など県南エリアでの宿泊者数は前年同月の73%程度になっているところでございます。  市といたしましては、生活応援商品券“ワン”だふるクーポン券配布事業、市内宿泊事業者応援事業、事業継続支援金給付事業、家賃支援給付金給付事業等を実施して、事業者の経営状況の改善と市民生活の回復を支援してまいりたいと考えております。 395 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 396 ◯18番(松野久郎議員) 本市においても多業種、それから広範囲にわたって大変厳しい状況にあるということでございます。  そういった分析を捉えて、次の質問ですが、今年度、それから来年度の本市の税収についてどのように分析をし、どのような対処を考えておられるのかお伺いをいたします。 397 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 398 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  市税全体での今年度の税収につきましては、前年度と同程度の収入となると見込んでおります。  また、来年度につきましては、人口減少等による減収が見込まれています。  新型コロナウイルス感染症による市税への影響ですが、現時点での収納状況に落ち込みは見られないことから、今年度の影響は限定的なものであると見込んでおります。  また、来年度につきましては、所得の減少、新型コロナウイルス感染症の影響により売上高が減少している中小事業者に対しての令和3年度の固定資産税などの軽減措置により、市民税等が減収になると予測しております。  減収への対処ですが、固定資産税の軽減措置につきましては全額国費で補填される見込みですが、そのほか市民税などの減収につきましては、予算編成の際、財政調整基金からの取崩しなどにより対処することになると考えております。 399 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 400 ◯18番(松野久郎議員) 固定資産税の軽減措置につきましては全額国費で補填されてということもあると思うのですが、その他の税収等についての影響も大変大きいと思っております。  また、今年度においても、割賦等で納められている税については、これからも納められるということもありますので、そういったことも大変危惧しているところです。  そこで、次の質問ですが、3番になります。自主財源が減少することが考えられますが、地方交付税の影響についてどのようになっているのか、どのようなお考えをしているのかお伺いをいたします。 401 ◯小川正人議長 伊藤財政課長。    〔伊藤誠財政課長登壇〕 402 ◯伊藤誠財政課長 ただいまの質問にお答えします。  地方交付税のうち普通交付税につきましては、基準財政需要額から基準財政収入額を差し引いた数値が交付基準額となることから、自主財源のうち地方税の減少につきましては、地方交付税の増加要因になると考えております。  しかしながら、地方税収入を基準財政収入額へ算定する率というのが75%になっておりますので、地方税収入減少額の25%分は市の収入として減少する見込みとなっております。  また、この地方交付税の原資といいますのは所得税や消費税などの国税でございますので、新型コロナウイルス感染症の影響により国税の減少から地方交付税総額が減少するということも想定されますので、来年度の地方交付税の推移につきましては、今後の国の動向を注視していく必要があると考えてございます。 403 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 404 ◯18番(松野久郎議員) 地方交付税の原資というのは国税ですので、国の動向を注視しなければならないというのはそのとおりだと思います。いずれにせよ厳しい状況と考えられます。  そこで、4番目の質問ですが、歳入減少を考慮したときに、今年度及び来年度の歳出抑制を検討されているのか、その辺についてお伺いをいたします。 405 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 406 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  今年度の歳出抑制につきましては、税収については現時点での収納状況に落ち込みは見られないことから、既に中止となったイベント等以外では現時点では検討を行っておりません。  しかしながら、来年度は税収が確実に減る予測であることから、白石市行財政改革推進計画(集中改革プラン)〔第四次改訂版〕の着実な実行により、経費の節減、合理化、改善に取り組むとともに、財政調整基金を有効に活用し、令和3年度当初予算編成に当たっていきたいと考えております。 407 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 408 ◯18番(松野久郎議員) 財政調整基金の活用というのはもちろん必須だと考えておりますが、財政調整基金にももろちん限りがあるわけです。ぜひ税収は下がると思っておりますので、その中でも市民サービスが滞らないような、そういった予算編成をぜひお願いしたいなと思います。  それでは、次の質問に移ります。  鳥獣被害対策についてということで、本市は農林作物鳥獣被害防止対策事業として補助金を交付しております。イノシシの被害も甚大でありますが、最近、猿による農作物や家屋への被害が増えていることを踏まえ、質問をさせていただきます。
     初めに、第四期宮城県ニホンザル管理計画が平成29年4月1日から令和4年3月31日までの5年間と策定し、本市も第二種特定鳥獣類の管理が行われる区域に指定されております。  本市の現在の管理状況についてお伺いをいたします。 409 ◯小川正人議長 村上農林課長。    〔村上忠則農林課長登壇〕 410 ◯村上忠則農林課長 ただいまの質問にお答えをいたします。  本市の管理状況につきましては、鳥獣被害対策実施隊によります銃器での追い上げや捕獲のほか、電気柵や防護柵の設置に対する補助を行っております。  また、平成29年から令和元年までの3年間にかけまして、各地区で研修会を開催いたしまして、水田周辺並びに山林側の除草作業の推進について啓発を行っております。  さらに、南奥羽鳥獣害防止広域対策協議会の事業といたしまして、毎年2機程度の発信機をニホンザルに装着をしまして、群れの行動域調査を実施しております。 411 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 412 ◯18番(松野久郎議員) 今、毎年2機ほどの発信機を装着しているということでございますけれども、本市ではこれまで何機くらい、群れごとにつけるのだと思うのですが、何機くらい装着をされているのかということと、発信機の寿命があるのか、バッテリーとか何かを使用していると寿命があるのかということについて、実は、発信機をつけた猿も出没しているものですから、その辺について分かればお伺いをしたいと思います。 413 ◯小川正人議長 村上農林課長。    〔村上忠則農林課長登壇〕 414 ◯村上忠則農林課長 ただいまの質問にお答えをいたします。  毎年2機程度つけているのですが、何年前からかというのはちょっと資料を持ち合わせませんので把握はしておりません。  寿命ですけれども、大体1年ごとに行動を確認して、その後の追跡については報告がされてないので、その寿命についても資料を持ち合わせませんが、その年、年度ごとに調査は報告をいただいていますので、1年以上は寿命があると考えております。 415 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 416 ◯18番(松野久郎議員) 群れの行動調査の実施を踏まえて、次の質問に移ります。  2015年に県内のポピュレーションや群れ、頭数が示され、平成27年2月末現在で、平成17年からの10年間で1,548頭が増加して3,248頭になっているということが載っておりました。  本市の現在のポピュレーションや群れ、頭数についてどのように把握されているのかお伺いをしたいと思います。 417 ◯小川正人議長 村上農林課長。    〔村上忠則農林課長登壇〕 418 ◯村上忠則農林課長 ただいまの質問にお答えをいたします。  現在、白石ポピュレーションというものには7つの群れがありまして、全部で364頭確認をしております。  本市におけるニホンザルの歴史は古くて、昭和53年に宮城県が行った調査では、既に市の南西側で生息が確認されております。  その後、平成15年に戸沢の群れ121頭、猿鼻の群れ35頭、平成18年に江志前の群れ80頭、平成25年に苗振不明群48頭と新町群20頭、平成26年に上戸沢の群れ30頭と江志前不明群30頭の存在が明らかになっております。その後、江志前不明群は戸沢の群れの一時的な分派集団であった可能性があるとされております。  なお、平成17年に越河地区で30頭ほどの群れが確認されておりますが、群れの由来や以後の動向の詳細については把握されていないという状況でございます。 419 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 420 ◯18番(松野久郎議員) これまで7つの群れ364頭が確認されているということですが、越河でも30頭ほど確認されているということですけれども、この群れの確認というのをどのような方法でされているのか。もし分かれば教えていただきたいと思います。 421 ◯小川正人議長 暫時休憩いたします。      午後4時42分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後4時42分開議 422 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  村上農林課長。    〔村上忠則農林課長登壇〕 423 ◯村上忠則農林課長 ただいまの質問にお答えをいたします。  宮城県の自然保護課のほうで大学と連動しましてそういう調査を行っているほか、宮城のサル調査会というのもありまして、そういったところで調査をした結果、こういったものが出ております。  また、東北野生動物保護管理センターなどの調査もこういったものに加わっているという状況でございます。 424 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 425 ◯18番(松野久郎議員) それでは、3番の質問ですが、現在、地域の町なかまで出没をしております。高齢者社会の中で、各家庭での追い払い等対処することが難しい状況になっていることから、行政として何らかの対応も必要かと考えますが、いかがかお伺いいたします。 426 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 427 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  宮城県では、山奥にニホンザルを追い上げることで、人間の生活圏と猿の生息域を隔てる形で管理をする方針でございます。  しかしながら、ニホンザルはイノシシやニホンジカと違い集団で生活をしており、数年で100頭の群れとなります。追い上げの対策には多くの人員と予算が必要になり、非常に難しいのが現状であると専門家から伺っており、根本的な対応策の答えは出ていない状況にございます。  ニホンザルが今まで食べたことのないものを食べることで、田畑を荒らし町なかまで出没を繰り返すようになることから、簡単に食物が手に入らないよう、今後とも鳥獣被害対策実施隊による銃器での追い上げや捕獲のほか、電気柵や防護柵の設置に対する補助を継続し行ってまいりたいと考えております。 428 ◯小川正人議長 本日の会議時間についてお諮りいたします。  会議時間は、白石市議会会議規則第8条第1項の規定により午後5時までとなっておりますことから、本日の会議を議事の都合により、同規則第23条の規定により午後7時まで延長したいと思いますが、これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 429 ◯小川正人議長 ご異議なしと認め、午後7時まで会議時間を延長することに決定いたしました。  一般質問を継続いたします。  18番松野久郎議員。 430 ◯18番(松野久郎議員) これまで電気柵とか防護柵というのは、それぞれのご家庭で実施をしてきました。ただ、猿の場合、柵の高さも必要となってなかなか難しい状況にあると思っております。  先ほど、越河地区の30頭というお話がありましたが、私の地区では旧国道を群れで歩くようになっております。一番困っているのが、各家庭の庭の作物とか、また納屋を開けてその中から作物を取って、もう一つは屋根の上に上るのですが、網戸で上っていったり、それから雨どいを使って上っていったりということで、家屋や雨どいが壊れているという家庭も出てきております。  動物園さながらなのですが、花火等で各家庭も本当に追い払いをしておりますけれども、一旦は逃げるのですけれども、この花火は音だけだなというのを悟ってまた戻ってきます。  そういったこともあるので、ぜひ、今、市長からもお話がありましたように、鳥獣被害対策実施隊による本格的な追い上げ、また捕獲をやはり計画的に実施していかないと、人間より猿のほうが多くなってくるのではないかと思うくらい増えてきておりますので、ぜひその辺のご検討をよろしくお願いしたいなと思いまして、次の質問に移りたいと思います。  次に、スパッシュランドについて質問いたします。  去る8月23日にスパッシュランド友の会の皆様と議員、これは議員12名ですが、との意見交換会が開催されました。  本議会で、設備改修調査事業として専門事業者への修繕更新費用の詳細な見積りを依頼する費用を計上していることから、質問をいたします。  まず初めに、各種大会の開催や会合利用、市民の健康増進施設等として継続を模索する中、見積り結果においては継続も考えられるのかという質問でございますが、この件につきましては本会議や本日の同僚議員の質問で回答がありましたので、次の質問に入りたいと思います。  2番目として、しっかりとした経営が必要と考えております。そういったことから、民間による新たな営業継続が望ましいと思っておりますが、現在、民間との検討事項についてどのようになっているのか、やっているのかお伺いをいたします。 431 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 432 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  現在、数社より働きかけがある状況でございます。今後、現地調査や現在の施設及び利用状況などを確認したいとの話をいただいているところもございますので、必要な情報を提供しながら、よい方向に進めるよう今後も努力してまいりたいと考えております。  私といたしましても、これまで同様、休館ありきの考えは全くございません。何としてでも施設を存続させたいと思っておりますが、この非常に厳しい財政状況を鑑みますと、やはり民間の様々な力を最大限活用したいという考えもございます。どうぞよろしくお願いいたします。 433 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 434 ◯18番(松野久郎議員) 財政面で大変なことは承知をしております。  民間会社において、やはり施設の修繕費とかそれから維持管理費が大変気になるところだろうと思っておりますので、ぜひこの調査結果を今後の大きな判断材料と考えて、引き続き民間会社との調整をお願いして、できるだけ継続できるようなそのようなことをやっていけたらいいなと思っておりますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  それでは、最後の質問に入ります。  旧白川中学校・南中学校の跡地利用方法について質問をいたします。  第435回の市議会定例会の一般質問において質問してから1年以上経過しておりますので、改めて現況について質問をいたします。  初めに、庁内関係各課による検討委員会を、前回の一般質問時に2回開催し、今後もさらに検討するということでございましたが、これまでの検討状況についてお伺いをいたします。 435 ◯小川正人議長 齋学校管理課長。    〔齋勝則学校管理課長登壇〕 436 ◯齋勝則学校管理課長 ただいまの質問にお答えいたします。  議員ご指摘の庁内関係各課による検討委員会につきましては、旧斎川小学校の跡地活用に係る事業公募を行うに当たりまして、昨年3回開催いたしました。  その際、旧白川中学校と旧南中学校については、文部科学省のみんなの廃校プロジェクトに登録を検討しているという報告を行わせていただきまして、その後、8月に登録を行いました。  検討委員会以降、目立った進展はなくて具体化していないことから、その後、庁内関係各課による検討委員会は開催していないという状況でございます。 437 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 438 ◯18番(松野久郎議員) 旧斎川小学校の跡地の利用の検討委員会開催であったということですので、了解をいたしました。  旧斎川小学校は、社会福祉法人の白石陽光園のほうに無償貸与されていると思いますけれども、現在はどのような形になっているのか、もう始まっているのか、その辺についてもしご存じであればお伺いをしたいと思います。 439 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 440 ◯半沢芳典教育長 お答えをいたします。  旧斎川小学校の陽光園様の利用につきましては、もう利用を開始しております。  過日、9月1日でしたかね、お披露目会がございまして、市長と私も参加させていただきました。久しぶりに人の声を聞いたということで、本当に活用していただいてよかったなと印象を持ちました。 441 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 442 ◯18番(松野久郎議員) 次に、(2)になります。文部科学省のみんなの廃校プロジェクトに登録し、広く周知し、跡地活用について様々な提案をいただきたいとのことでしたが、その後の状況についてお伺いをいたします。 443 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 444 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  旧白川中学校、旧南中学校の跡地活用に関しましては、様々なご提案をいただくことを目的といたしまして、文部科学省のみんなの廃校プロジェクトに昨年8月に登録をいたしました。  登録後、数件問合せがあり、現地の確認も行いましたが、今般のコロナ禍の影響も少なからずあったことから、事業の提案までには至っていないという状況でございます。  跡地活用を積極的に行いたいとの要望がありましても、事業形態によりましては文部科学省等に補助金等の多額の返還という問題も発生することから、引き続き、跡地の活用に慎重に検討してまいりたいとそのように考えております。  なお、本年に入り、旧白川中学校の校庭を市内の少年野球チームが土日を中心に利用する回数が増加いたしました。地区の方から、過日、私もお手紙を頂いたのでございますが、子供たちの活気のある声が届くようになって大変喜ばしいという声をいただいておりますことを報告させていただきます。 445 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 446 ◯18番(松野久郎議員) 旧白川中学校の校庭で少年野球チームが活用しているということで、大変いいことだなと私も思います。  今のみんなの廃校プロジェクトの登録後、数件の問合せがあったということですが、どのような問合せがあったのか、差し支えなければお伺いしたいと思います。 447 ◯小川正人議長 半沢教育長。
       〔半沢芳典教育長登壇〕 448 ◯半沢芳典教育長 お答えをいたします。  具体的なことについては、企業名等もございますので控えさせていただきますけれども、例えば、外国人が今たくさん日本にも働いていらっしゃいますけれども、その宿泊施設にというような問合せもありました。  それから、本年に入ってからでございますけれども、コロナウイルスに感染したペットの飼い主の方のペットの預かりにはどうかというような提案であったり、それから、子供の居場所づくりということでミュージアムをなどという提案も来てはおりますが、ただ、なかなかその後、具体的な進展、先ほど答弁させていただいたように、なかなかそこから先に進まないというような状況でございます。 449 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 450 ◯18番(松野久郎議員) 跡地利用に当たっては、事業形態によっては、先ほど教育長からお話があったように、多額の補助金等の返還が必要になるということで、特に、新しい旧南中学校、これは前回も質問させていただいたのですが、民間企業に有償で貸与または譲渡した場合、2億2,000万ほどの納付金とか、またはその起債残が1億7,000万あるとか、そういったことで、お金についても大変だということをお伺いしております。  廃校後の管理費ももちろん毎年かかっているわけです。できれば、私は、学校は学校として使用することがやはり望ましいと思います。  その中で、例えば古くなった越河小学校を旧南中学校に移転するとかそういった身近な問題のところも、広くではなくて身近な中でそういったことを検討していくということも大切だなと考えているのですが、その辺について、もし教育長から何か所見があればお願いしたいと思います。 451 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 452 ◯半沢芳典教育長 お答えをいたします。  これは全く個人的な見解にほぼ近いということでお聞きいただきたいと思いますけれども、もともと学校施設でありますから、学校と類似した施設ないしは学校施設に利活用するのが、多分一番改装等もいいのだろうと認識はしております。  今、ご提案のありました越河小学校ということについては、現状では多分無理だと。なぜかと申しますと、普通教室が3つしか旧南中学校ございません。  ところが、小学校は当然ご案内のように6学年ということでもありますし、しかも特別支援学級もございますので、教室数が現状のままでは恐らくそのままでは活用できないだろうと思っておりますし、あと、当然のことながら、小学校におきましても規模の大小にかかわらず特別教室等の設置もありますので、なかなか現状をそのまま小学校に改造する、あの建物そのものを、なかなか難しいのではないかとは私は感じております。ほかに増設するとかそういうことで対応をしていかないとという感じでございます。  大変歯切れの悪い答弁で申し訳ございません。 453 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 454 ◯18番(松野久郎議員) そのままではもちろん使えないと思いますし、ただ、中学校と小学校の違いは、中学校ではいろいろ家庭科とかあってそういった教室もあるということで、教室の大きさも小さくすることはできないというのは承知しております。人の関係ではなく、広さが決まっているということですので、そういったことも鑑みながらも、ただ、いろいろな面を考えると、やはり学校は学校で使っていくべきだと私も思いますし、いろいろな使い方がある中の選択肢の1つとして、ぜひ検討していただければありがたいなと思いますので、よろしくお願いし、質問を終わります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 455 ◯小川正人議長 本日の日程はこれで終了いたしました。  なお、明日17日には本会議を開き、本日に引き続き市政に対する一般質問を行う予定であります。  本日はこれにて散会いたします。  ご苦労さまでした。      午後5時01分散会  地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する  白石市議会 議 長  小 川 正 人        議 員  平 間 知 一        議 員  佐久間 儀 郎 Copyright © Shiroishi City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...