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令和2年第441回定例会(第4号) 名簿 開催日:2020-06-18
令和2年第441回定例会(第4号) 本文 開催日:2020-06-18

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  1. 白石市議会 2020-06-18
    令和2年第441回定例会(第4号) 本文 開催日:2020-06-18


    取得元: 白石市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-11
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1      午前10時開議 ◯小川正人議長 おはようございます。  ただいまから本日の会議を開きます。  現在における出席議員数は18名でありますので、定足数に達しております。  6月17日の一般質問において、高橋新型コロナウイルス対策室長より発言の訂正の申出がありますので、発言を許します。高橋新型コロナウイルス対策室長。    〔高橋秀人新型コロナウイルス対策室長登壇〕 2 ◯高橋秀人新型コロナウイルス対策室長 おはようございます。  昨日、伊藤勝美議員の一般質問にありました特別定額給付金の状況に関する説明におきまして誤りがありましたので、改めて説明させていただきます。  特別定額給付金の現在までの申請、給付状況でございますが、6月16日現在、オンライン申請は308件、郵送による申請は1万3,215件となっており、オンライン申請と郵送申請を合わせた申請率は94.8%となっております。  また、給付状況については、6月16日に5回目の振込を行い、給付率は対象世帯数の79%になっています。  このように訂正させていただきます。大変申し訳ございませんでした。 3 ◯小川正人議長 ただいま高橋新型コロナウイルス対策室長から発言の訂正の申出がございました。皆様、これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 4 ◯小川正人議長 ご異議なしと認めます。よって、高橋新型コロナウイルス対策室長からの発言の訂正の申出を許可することに決定いたしました。  本日の会議は、お配りいたしました議事日程第4号をもって進めます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  日程第1 会議録署名議員の指名 5 ◯小川正人議長 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第86条の規定により議長において、6番沼倉啓介議員、13番高子秀明議員を指名いたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
     日程第2 一般質問 6 ◯小川正人議長 日程第2、市政に対する一般質問を行います。  抽せん順により順次発言を許します。  通告に沿って簡潔に質問されるようお願いいたします。  今期の質問時間は、答弁を除き30分以内であります。質問時間が残り3分になったとき、ブザーを鳴らして発言者に通告します。  なお、一問一答方式で行いますので、市長等の反問に関する運用を適用いたします。  これより順次質問を許します。  最初に、7番高橋鈍斎議員。    〔7番高橋鈍斎議員登壇〕 7 ◯7番(高橋鈍斎議員) 皆さん、おはようございます。  では、早速質問いたします。  本来なら市長にも答弁を求めるところなんですが、教育長の言ったことは重いということで、何かそういう発言しか返ってきませんので、今回は教育長にのみ質問させていただきます。  第一幼稚園休園凍結問題、その後についてでございます。  白石市第一幼稚園次年度休園決定に対し、休園を凍結、この結論はいつ出るのか。今後のスケジュールなどはどうなっているのか伺います。 8 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 9 ◯半沢芳典教育長 おはようございます。  ただいまの高橋鈍斎議員の一般質問にお答えをいたします。  本年1月から3月まで計3回でございましたけれども、「本市における幼児教育の充実について」というテーマで、地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づき3回の総合教育会議を行い、関係者や学識経験者、弁護士等の方々に意見聴取者としてご出席いただきました。会議では、安全対策や保護者ニーズ、幼児教育の充実の具体などに関して貴重なご意見を頂戴し、今後はそれらの意見を踏まえ、4月からの教育委員会の定例会で議論をしていくという方向を確認し、3回の総合教育会議を終えました。  現在は、教育委員会にて議論を重ねているところでございます。  今後は、教育委員会の議決案件として素案をつくり、保護者会等を実施し、そこで頂戴したご意見を参考にしながら、教育委員会としての最終案を作成する予定にしております。  その後、総合教育会議において、市長と協議、調整をしてまいります。 10 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 11 ◯7番(高橋鈍斎議員) 市民サイドからは、現在凍結されているけれども、ずっと凍結しておくわけにもいかんでしょうと。これは凍結したのはいつか解除しなければいけないだろうと。  それで、保護者の人たちにしてみれば、9月の入園希望の募集の頃までには一定の判断が出るのかどうか、その辺もお聞かせいただきたいと思います。 12 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 13 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  来年度の園児募集の時期についてでございますが、例年10月末から11月上旬であり、来年度の令和3年度の市立幼稚園の園児募集についても同時期であると認識しておりまして、現在、その日程の調整をしております。  なお、両園での保護者説明会の日程については、この新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、開催時期等を慎重に今検討しているところでございます。したがいまして、募集時期までには一定の方向性を見いだせるように努力してまいりたい、そのように考えてございます。 14 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 15 ◯7番(高橋鈍斎議員) (1)は分かりました。  (2)に移るのですが、これは通告がちょっと分かりにくかった点があったみたいで課長からもお尋ねされたんですが、(2)のこれまで第一幼稚園存続を求める署名数4,000名以上あったと。総合教育会議において、ここは「市民の間からも」というのが入ったほうがよかったと思っていました。第二幼稚園の存続の声はなく、改めて保護者から延長……、保護者からあったと。改めて保護者が……、_______________文章が変なんですけれども。  それで、延長保育や長い夏休みを含めての充実の話があったと。また、給食についても金額を示し、再度保護者に聞くお考えはあるのか伺う。  また、今後幼稚園問題についてのグランドデザインを市民の皆さんに示し、理解を求めるつもりはないのかと。  先ほどのあれは、市民運動で第一を残してほしいという声はたくさんあったけれども、第二のほうがいいよねという声はほとんど聞いていないよねという意味だったんです。よろしくお願いします。 16 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 17 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  通告のとおりお話しさせていただいた上で、あとまたお話ししたいと思います。  答弁させていただきます。  本年1月から3月に行いました総合教育会議は、白石第一幼稚園を残す会様から提出された請願の議会での採択を真摯に受け止め、そのために開催したものでございます。  テーマが「本市における幼児教育の充実について」であったことから、高橋議員がこの質問書の中でお書きになっている、個別案件である第二幼稚園を存続させるか否かという問題については、議論は行っておりません。  一方で、この会議では、関係者や学識経験者の方々に意見聴取者としてご出席いただき、貴重なご意見を頂戴いたしました。  今後は、高橋議員がおっしゃるとおり、延長保育だけでなく、給食やそれに係る費用など、教育委員会としての案を保護者の皆様に説明し、ご意見を伺いたいというふうに思っております。  なお、私ども教育委員会のほうには、第二幼稚園を残してほしいという声も届いてはおることを申し添えたいと思います。 18 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 19 ◯7番(高橋鈍斎議員) 私は議員の立場として、市民がこういうのを聞いてほしいと言われればこの場で聞くしかないので、そういうことも表に出ていったほうがいいんだろうと思っております。  初めに、教育長からこの問題をお話しされたときに、まず給食問題がネックだと。急ぐ理由ということをいろいろ説明されたんですが、もう時間がたっているので状況は変わったかなと思うんですね。給食問題については。  それから、この通告に書いてあるように、給食費が学校より高くなるというのも知ったら、果たしてどうなんだろうと。アンケートも第二だけ取って、第一は取っていないので、皆さんからというのはどうなのかなというのも聞いてほしいと言われているんですね。どうも若いお母さんに聞くと、私らは分からないんですけれども、今、冷凍食品でもそのまま詰めてそのまま食べられるものも結構あるんですよと。だからそんなに給食こだわっていませんという人も結構いましたし、そういうのを含めて保護者の人たちに、金額が上がってもそういうのをしてほしいかどうかというのも聞いてほしいと思います。  それから、これはぜひ……    〔「一問一答で」と呼ぶ者あり〕  ここの部分だけれども、じゃあここで切ります。 20 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 21 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  今、幼稚園における給食の提供についてのご質問でございました。私どもとしても、特に第一幼稚園、第二幼稚園のPTAの役員の皆様等とは、総合教育会議後も意見交換を行っておりまして、どのようなニーズがあるのかということは、順次、素案をつくる段階においてもできるだけ保護者の皆さんのお声を反映したような形にしようということで、現在、先ほど申し上げたように取り上げているところです。  中にはもちろん、これは昨年の段階でもそうでございましたが、ぜひ手作りの弁当を子供たちに持たせたいという保護者の方も一定数いるということは把握をしております。したがいまして、全員に一律に小中学校と同じような学校給食スタイルで提供するということは現在においても考えておりませんで、あくまでも希望者の方にということで給食の問題については考えているところです。  それから、その料金の問題につきましては、これは正直言って私たちも保護者の方から言われた話で、高いんじゃないかというような話もございました。それで、改めて今、給食をもし提供するのであれば、本市の学校給食センターですね。当時と比べると、調理数、提供の数が少子化に伴って減っているものですから、何とか給食センターで提供できないかということで鋭意話合いを現在進めているところです。  具体的なことを申し上げると、方式としては完全給食で主食も提供するか、保育園と同じように副食の部分にするかということで、今後、保護者の方のご意見を伺ってまいりたいと思いますが、主食の部分まで小中学校と同じように提供するということになると料金は一定程度、それから学校給食とは仕組みが違いますのでそこには乗れないので、現実的には保護者の負担を軽減という観点からすると副食給食がいいのではないかと、内部ではもし提供するのであればそのような形がいいのではないかという議論を進めているところでございます。  保護者の皆さんの生活のスタイルが大きく昔とは、幼稚園が発足したときから大きく変わっているということから考えると、保育サービスの充実という観点から考えると、希望の皆さんに給食を提供するということは何とか実現させてまいりたいと、そのように考えております。 22 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 23 ◯7番(高橋鈍斎議員) 総合教育会議において、保護者代表の方々が言っていたのが、幼稚園の延長保育や長い夏休みの期間もぜひやってほしいんですけれどもと言っているんですが、蔵王町の話を出すとちょっと機嫌悪くされるかどうか。蔵王町の場合は、それをやっていたんです。今回やっていたのね。延長保育で長い夏休み期間ももうやるようになったと。でも、今回、認定こども園にすることにしたんだそうです。というのは、人件費がすごく大変なので、町で認定こども園にするということに方針を決めたと言っております。というのは、何で、町でやると高くつくんじゃないのかと。国からの補助とか。そうしたら、それにつけてもやはり保護者の負担を考えるとそっちのほうが保護者が安く上がるので、どうしてもやっぱりそれしかないんだということなんですね。  白石市の場合は私立に何か力を入れるようですから、そういうところにも今後いくかもしれない。状況は教育長もなってみないと分からないという話をしていますが、こういうのも今決められるかどうかもちょっと私も分かりませんけれども、その辺どう思いますか。 24 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 25 ◯半沢芳典教育長 通告で、そこまでちょっと準備していないんですが、今の段階でお答えできる範囲でお答えさせていただきます。  延長保育につきましては、1園になれば長期休業中の延長保育については保護者のニーズも非常に高いことからぜひ実現させたいと、それは現状においても何ら変わりございません。  ただ、2園のままで多額のやっぱりおっしゃるとおり人件費もかかることから、まず人数等の問題もありますので、1園の段階で、1園を休園した段階でということで、これはいろいろなところでお話ししているとおりでございます。  認定こども園についてですけれども、認定こども園に本市の市立幼稚園を変更する場合は、今のままでは認定こども園の基準を満たさないと考えられます。したがって、多額の改築費等々を当然支出しなければならない。  それから、一自治体が行う場合については、補助金は先ほど議員がご指摘のとおりこれは非常に厳しくなっておりますので、私は今の段階で認定こども園に両園のどちらかをするということについては現実的には難しいのではないかと、そのように考えております。  なお、私どもに入っている情報によれば、令和3年度4月で認定こども園が市内に1園開園するということを聞いておりますし、翌年にはまた新たな認定こども園の構想もあると聞いております。出生数等から考えると、全体として、昨日も答弁でお答えしましたように130人の生まれてくる子供の数ということを考えると、認定こども園をいっぱいつくることが現実的なことなのかどうかということについて、市長等ともよく相談をしながら検討してまいりたい、そのように思っております。 26 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 27 ◯7番(高橋鈍斎議員) 今、教育長がおっしゃったようなことは、私も想定しております。だからちょっとどうなのかなとは思っているんです。それで先ほどのような質問をしたんですが、ただ保護者からぜひこれだけは言ってほしいんだよなと言われるのは、我々の年になってくると、やっぱり坂を上ったり下りたりは非常に大変だと。そういう面からすると、私が決めるべきではないので、教育長とか市長が決めるところなんですから、ぜひ言ってほしいと言われているのが駐車場。子供たちの送り迎えとかは、どうしたってこういう年齢になると息子、娘の手伝いをしないといけないし、だけれども坂は大変だし、こっち便利なんだよなと。災害時もあるでしょうけれども、第一は日常的な利便性からいったらすごく私らは使いいいんだと。  それとあと、突然状況が変わって行事が変わったときに非常に楽だというのは、ぜひとも教育長にその辺は言ってほしいんだよなと言われていますので、それはこれからの審議の中でその辺も考えていただければと思います。今の感想ありますか。    〔「答弁を求める」と呼ぶ者あり〕  いや、そうじゃなくて、そういうのを言われていると。ただ、今教育長すぐに言えないでしょう。教育委員会で、それとも教育長の考え、お話ありますか。 28 ◯小川正人議長 議員に申し上げます。答弁を求めるのか求めないのか、まずこちらで判断しますので。    〔7番高橋鈍斎議員「分かりました。じゃあ、コメントください」と呼ぶ〕  半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 29 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  今、最後でお話しされたように、案をつくる段階でも議決案件というふうに今回は請願の採択を受けて変えておりますので、確定的なことは私は申し上げることは差し控えたいと思いますけれども、ただ駐車場等の日常生活の面について議員がご指摘されたようなご意見があるということは、私どもも認知しております。  一方、やはり有事の際に子供たちの命をどう守るかということについては、これも何度も繰り返し申し上げていることでございますけれども、やはり事前防災という観点からすると、できるだけやっぱりリスクを少ないほうでということもまたこれも考えなければならないことだと我々は思っております。  したがいまして、様々な要素があって、全ての方が100%満足するという案はつくれないかもしれませんけれども、この辺についてはどのような案になったとしても説明をさせていただくとともに、とりわけ保護者の皆さんのご意見については、取り入れられるものについてはできるだけ取り入れた形で最終的には決定してまいりたいと考えております。 30 ◯小川正人議長 高橋議員に申し上げます。質疑は整理して簡潔に行うようお願いいたします。7番高橋鈍斎議員。 31 ◯7番(高橋鈍斎議員) 分かりました。  では、(3)の質問に入ります。  以前から、幼稚園問題については1園にとの考え方はあったと聞いているが、今回の予期せぬ新型コロナウイルスで、急いで今1園に集結する必要があるのかと市民の声もあります。当分今の状況で様子を見てはどうかと、教育長の所見を伺います。 32 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 33 ◯半沢芳典教育長 現在、先ほども答弁いたしましたように、来年度の園児募集の時期が例年10月末から11月上旬であることを踏まえて、園児や保護者の皆様に混乱を与えないよう日程の調整を進めているところでございます。もし1園とするとなった場合についてでございますが、両園の園長、保護者の皆様からご意見をいただき、感染状況を踏まえながら慎重に判断してまいりたい、そのように考えております。  なお、感染症と学級規模、いわゆる子供の人数との関係についてでございますが、本市にはもちろん新型コロナウイルスでの1学級での子供の数と感染、いわゆるクラスター等の問題というのは経験しておりませんけれども、同様の知見としては季節性インフルエンザ、これは毎年のように流行しております。本市の3年間の季節性インフルエンザ等の感染症に伴う学年、学級閉鎖の状況について、本市小中学校でどうなっているのかということを調査いたしました。その結果、学年、学級閉鎖の実施状況と学級規模、つまり1学級の子供の人数等には、有意な相関関係は認められませんでした。 34 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 35 ◯7番(高橋鈍斎議員) この間までは、待機児童も問題でしたけれども、これもほぼ解消するという見通しはついているようですし、私立で認定こども園になったりすると、子供の移動がどうなるのかなというのは、教育長も先を見ないとちょっと分からないような、前にそんな感じでお話を伺ったと思うんですが、そのコロナ対策も何か専門家の人たちのマスコミでの報道ですと、暖かくなると大分なくなるようなことを言ったけれども今はそうでもないと。これを今度はうまく付き合わなければいけないんだという状況でお話しされているようなので、前にそういうことを想定していなかったときの計画と大分違うのかなと思うんですね。  その辺も考えてみてもらって、ちょっと様子を見ながらというのもあるのかなと思います。それについてもう一度お伺いします。 36 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 37 ◯半沢芳典教育長 これは昨日も答弁をいたしているところでございますけれども、幼稚園におきましても、新しい生活様式を当面の間、恐らく続けていかざるを得ないだろうと。だから、コロナが流行する前に戻るということは、もう当面ないというふうに覚悟は我々も、あと学校、幼稚園関係者も決めております。  したがいまして、新しい生活様式をいかに現場のほうに定着させるのかということで、今後も現場とともに教育委員会として取り組んでまいりたいと思っております。
     なお、先ほども答弁いたしたとおり、新型コロナ感染症の感染状況等を十分に踏まえて、保護者の皆さんとも十分に相談をしながら、この時期等については適切に今後も判断をしてまいりたい、そのように考えてございます。 38 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 39 ◯7番(高橋鈍斎議員) 今の答弁で理解いたしましたので、次に第2番目のスパッシュランドの現状と今後の状況についてお伺いいたします。  スパッシュランド友の会は、市の課長と話合いを3月30日月曜日に行ったと言っている。今後もこのような話合いを続けながら、友の会の皆様に、今後かかるであろう多額な修繕や維持管理費などについて調査研究していくつもりはないのでしょうか。 40 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 41 ◯山田裕一市長 おはようございます。  高橋鈍斎議員の一般質問にお答えいたします。  スパッシュランド利用者の皆様をはじめ、市民の皆様と今後も話合いを行ってまいりたいと考えております。  修繕、更新費用につきましては、昨日松野議員にお答えしたとおり、白石市として調査の実施を検討してまいります。 42 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 43 ◯7番(高橋鈍斎議員) 私、友の会の皆さんとお話を聞いて、どうもこの方々は市長の恩師の方も入っているということで、市長が相談に来たら幾らでも相談に乗りたいと言っているんですね。それで、友の会のメンバーの人たちで、前職でそれぞれああいういろんな設備とか、いろんなものについて専門的な立場で仕事をしてきたというんですよ。それで、前にも市で出した金額は非常に高い、こんなにかからないんじゃないかというようなことまで計算できると言っておりますので、市長どうですか。私は言ってみるものだなと思う。言ったら、早速課長がお会いしたようですけれども、市長自身が直接会っていろいろ相談してみるというつもりはないでしょうか。 44 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 45 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  私自身もお会いをして、いろいろとご意見やお考え等をお伺いしております。  昨年12月の説明会のときにも、様々な方が、こんなにお金かからないんじゃないかというような確かにご発言がございまして、再調達価格、そういったところでまず算定しているというところも説明をさせていただきました。それで、その部品、例えば修繕の1か所1か所ということではなくて、当然あれだけ大きな設備、施設になりますので、それを例えば総合的に全体をやはり見られる、そういった大きな技術がある例えばメーカーであったり企業であったり、そういったところの見方と、やはり皆さんがお考えになられているところには、確かに乖離はあるなと感じております。  ですので、今お話をさせていただきましたように、何とか市としても修繕、更新の費用が具体的にどれぐらい発生するのかというのを検討したいと考えております。 46 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 47 ◯7番(高橋鈍斎議員) 市長は、市長に就任してから市の財政もかなり厳しいというのがよく分かったというようなことを言って、病院関係もかなり厳しくなっていることを言っているわけですよね。幾らかでもそういう余分なお金がかからないためにも、1年先延ばしというふうに昨日の答弁でございましたので、時間が少しできたと思いますので、やはりそういう人たちにも丁寧にお話合いをして聞いてみることも必要なんではないかと思うんですよね。業者にお金を出してしまうのは簡単かもしれないんですけれども……、分かりますか、言っていること。私はそういうことが必要だと思っています。  そして、ぜひ言ってくれというのは、1万人超えの今度署名になったので、近々市長にお届けしたいと。その際に直接会って、今度はざっくばらんに友の会の人たちと懇談をしていただけるかどうかということを言っているんですが、どうですか市長。 48 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 49 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  私、懇談の申入れ等がいただければそれは当然検討させていただきますし、今までそういった懇談の申入れとかがあったものを私は拒んだことは一度もございませんので、ぜひそういったお話を頂戴できればと思います。 50 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 51 ◯7番(高橋鈍斎議員) 市長が拒んだことはないとは言いましたけれども、何か一度も実現はしていないんだということを聞いておりますので。  それでは、次の大きい3番目の質問に入らせていただきます。  特別定額給付金新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金についてでございます。  (1)の特別定額給付金については、早く市民の方々に給付したいとして専決処分にしたことは評価するが、新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金はなぜ臨時議会だったのか、もう一度お伺いします。 52 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 53 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  まず、特別定額給付金、こちらは全額国費であることから専決処分を進めました。  協力金につきましては、事業予算に4,000万円以上の白石市の財源を捻出することと、そしてまた県議会におきましても専決処分は行われておりません。そういうことから臨時議会に上程ということをさせていただきました。  もしも仮に専決処分をしたといたしましても、警察署また金融機関との調整がございますので、臨時議会の5月22日の前に皆様のところにお届けするということは不可能であったということは、併せて答弁をさせていただきたいと思います。 54 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 55 ◯7番(高橋鈍斎議員) それでは、(2)の今回新型コロナウイルス感染症対策を拡充してもらうため、議会としては既に視察調査の旅費、政務活動費について本年度予算から削減する方針を決めている。  他の自治体では、新型コロナウイルス感染拡大で経済的な打撃を受けている市民に対し、市独自の策を講ずるようですが、本市においても……、___________________________。______________。市長として、今回補正予算で計上した支援策以外に何か策を考えているのか、伺います。 56 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 57 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために実施いたしました不要不急の外出自粛や飲食店等の休業要請により、本市の市民生活や経済活動に大きな影響が生じております。  こうした状況を打開するため、本定例会に新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した本市独自の経済支援策として、水道基本料金5割減免を4か月、割増し商品券発行に係る補正予算を上程し、ただいまご審議をいただいているところでございます。  しかしながら、市民生活や経済活動を元の姿に戻すためには、今回の支援策にはとどまらず、国や県と連動し、第二弾、第三弾の策を実施していかなくてはならないと考えております。  政府は、5月27日に、医療、雇用、中小企業などへの支援策を大幅に拡充した第二次補正予算案を閣議決定し、今月12日に今国会で成立いたしました。この第二次補正予算には、地域の実情に応じて事業継続や雇用維持などの経済対策や新しい生活様式などへの対応のために活用できる新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の2兆円増額が含まれております。市といたしましては、国が示しているメニューに上乗せ等を講じていきたいと考えておりますので、第二次補正予算成立後の国の動きを注視しながら、効果的な支援策を検討してまいります。 58 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 59 ◯7番(高橋鈍斎議員) 私ども議会のほうでは、視察調査の費用とか、政務活動費の返還を早めに意思表示したわけですが、何かこの330万円の金額が今、宙に浮いているというような話も聞くんですが、それはどうなっていますか。 60 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 61 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  先ほど答弁をさせていただきましたように、第二弾、第三弾の事業というのは、これは絶対必要でございますので、そちらのほうで十分に活用させていただきたいと考えております。 62 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 63 ◯7番(高橋鈍斎議員) 市民の中には疑う人がいまして、刈田病院関連のこの間臨時議会で上程されたやつにちょうど似たような金額になっているので、一時的にそっちというふうに言ってくる市民がいるんですが、それはないんですね。なかったら、そのゼロ円も今後のコロナか何かのほうでというふうに考えているんでしょうか。 64 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 65 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  5月の臨時会におきまして、刈田病院の経営形態の調査、こちらは総務省の通知にのっとった形での調査をぜひお願いしたいという思いで上程をさせていただきましたが、議会の意思としては、調査をすることは認めないという意思決定でございますので、当然白石市として現在調査をすることはできませんから、予算執行は当然することはできません。 66 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 67 ◯7番(高橋鈍斎議員) 分かりました。  字が抜けていて、分かったかどうか分かりませんけれども、____________________もね。  本市においても、市長としても、今回補正予算で計上した支援策以外に何か考えているかというのを読んでいただいたからかなと。突然何か議会のほうでも、議員報酬から10%削減というのが出てきまして、同時期に市長のほうからもそういう案が出てきたようですが、これはどういうふうな使い方とか、それは急に思い立ったんですか。それとも前からそういう考えは持っていたんでしょうか。    〔「休憩」と呼ぶ者あり〕 68 ◯小川正人議長 暫時休憩いたします。      午前10時44分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午前10時44分開議 69 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  7番高橋鈍斎議員。 70 ◯7番(高橋鈍斎議員) 今の発言は訂正させていただきます。  これで私の質問を終わりにします。 71 ◯小川正人議長 次に、16番菊地忠久議員。    〔16番菊地忠久議員登壇〕 72 ◯16番(菊地忠久議員) おはようございます。新風会の菊地忠久でございます。  今回は大きく3点について一般質問を行わせていただきます。よろしくお願いいたします。  初めに、大きな1点目、子供の安心安全についてお伺いをいたします。  厚生労働省は、本年4月27日、休校や外出自粛の長期化で子供の見守り機会が減少し、子供の虐待リスクが高まっているとして、学校や民間団体など地域の関係機関のネットワークを活用して、虐待の早期発見、早期対応につなげる「子どもの見守り強化アクションプラン」を実施することを発表しました。  プランによると、実施主体は市町村に設置している要保護児童対策地域協議会で、その対象は要保護児童対策地域協議会に登録されている支援対象児童、特定妊婦とされています。対象児童、特定妊婦ごとに見守り、支援を担う機関を決め、電話や訪問等で状況を定期的に確認することとされております。  本市においては、白石市子どもネットワーク連絡協議会が要保護児童対策地域協議会の機能を持つとされております。  そこで、(1)として、次代を担う子供の健やかな成長を目指して、保健、福祉、医療、教育などの関係機関の連携の下、子育て支援施策を総合的、効果的に推進するための情報交換を行う場として、白石市子どもネットワーク連絡協議会が設置されておりますが、これまでの取組についてお伺いをいたします。 73 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 74 ◯山田裕一市長 菊地忠久議員の一般質問にお答えいたします。  本市における次代を担う全ての子供と家庭を対象に、子供の健やかな成長を目指して、保健、福祉、医療、教育などの関係機関連携の下、子育て支援施策の効果的、効率的な推進を推奨するため、白石市子どもネットワーク連絡協議会を設置して、子供虐待防止及び要保護児童などに関する情報の交換を行うとともに、支援内容等の検討、協議をしております。  子どもネットワーク連絡協議会は、代表者会議、実務者会議、ケース会議の3層構造となっており、代表者会議は子どもネットワーク連絡協議会を構成する関係機関の主に代表者による会議で、実務者会議が円滑に運営されるための環境整備を目的とし、年に一、二回程度開催しております。  実務者会議は実際に活動する実務者から成る会議で、支援ケースの進行管理を行い、情報共有に取り組んでいるところでございます。  また、ケース会議は個別の要保護児童について、その児童に直接関わりを有している関係機関等の関係者により、当該児童に対する具体的な支援の内容等について検討するため適時開催しているところでございます。 75 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 76 ◯16番(菊地忠久議員) この連絡協議会は3層構造によって、代表者会議と、あと実務者とケース会議ということでされているという今のご答弁でしたけれども、ケース会議はそれぞれ個別のケースに対応する具体的支援を話し合う場ということですけれども、代表者会議と実務者会議は、具体的にどういった方々もしくは団体の方々から構成されているのか、お伺いいたします。 77 ◯小川正人議長 佐藤子ども家庭課長。    〔佐藤純哉子ども家庭課長登壇〕 78 ◯佐藤純哉子ども家庭課長 ただいまの質問にお答えいたします。  代表者会議、要保護児童対策地域協議会代表者会議でございますが、子どもネットワークを構成する関係機関の円滑な連携を確保するために、住民団体、福祉、教育、警察、司法、行政の各分野の代表の方々が委員として代表者レベルでの連携を深めることで各機関の共通認識の助成を図るとともに、連携の継続性を保とうとするもので、会議における主な取組といたしましては、実務者会議から活動状況の報告や児童相談の現状の把握となってございます。  代表者会議の委員でございますが、19団体、19名から成ってございます。住民団体が5団体、自治会連合会の代表者、保育園入園児保護者の代表者の方、幼稚園入園児保護者の代表の方、母親クラブの代表の方、小中学校児童・生徒保護者の代表の方となってございます。地域福祉関係が1団体でございます。民生委員児童委員協議会の代表の方でございます。児童福祉関係からは2団体でございます。保育園長会の代表、児童館長の代表となってございます。警察、司法関係からは2団体、白石警察署、人権擁護委員協議会の代表の方となってございます。教育関係からは4団体、私立幼稚園の代表者の方、市立幼稚園の代表の方、校長会小学校部代表の方、校長会中学校部代表の方。行政関係からは5団体となります。中央児童相談所、仙南保健福祉事務所、教育委員会学校管理課、青少年相談センター、健康推進課、以上の19団体から成ってございます。 79 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 80 ◯16番(菊地忠久議員) ただいま代表者会議の19団体について詳しくご説明いただきました。実務者会議のほうはどういった方々から構成されているのか、改めてお伺いいたします。 81 ◯小川正人議長 後藤保健福祉部長。    〔後藤滝雄保健福祉部長登壇〕 82 ◯後藤滝雄保健福祉部長 ただいまの質問については、私のほうからお答えさせていただきます。  実務者会議は、要保護児童対策地域協議会、要対協と言われるものですが、そちらのメンバーといたしましては、児童相談所、白石警察署、仙南保健福祉事務所、市内小中学校、民生委員児童委員協議会、幼稚園、保育園、市の関係各課、対象となる児童の関係者ということになっております。
    83 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 84 ◯16番(菊地忠久議員) 分かりました。  それで、この要保護児童対策地域協議会が対象とする要保護児童というのは、もちろん虐待を受けている児童とか虐待の疑いがある児童だと思うんですけれども、その他に何か対象となる児童はあるのか、お伺いいたします。 85 ◯小川正人議長 後藤保健福祉部長。    〔後藤滝雄保健福祉部長登壇〕 86 ◯後藤滝雄保健福祉部長 お答えします。  虐待児童のほかに特定妊婦等も対象となりますが、白石市では特定妊婦等の対象者はおられないという状況でございます。 87 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 88 ◯16番(菊地忠久議員) それでは、(2)といたしまして、本市における子どもの見守り強化アクションプランへの取組についてお伺いいたします。 89 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 90 ◯山田裕一市長 お答えいたします。  子どもの見守り強化アクションプランについての通知があった令和2年4月27日現在、要保護児童対策地域協議会に登録されている要保護児童につきましては、34世帯72名となっております。これらの対象者の方々には、家庭相談員が保護者へ電話し、子供の状況把握や保護者の悩みなどの相談に応じており、また支援ニーズの高い児童には家庭訪問を実施し、子供の見守りに努めております。  対象となる子供たちは、就学前の乳幼児や小学生が多くなっておりますので、学校や幼稚園、保育園と緊密に連携し、登校、登園日において、子供の様子も確認していただいているところでございます。 91 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 92 ◯16番(菊地忠久議員) 34世帯72名を対象に取組を行っているそうですけれども、それでアクションプランにおいては家庭訪問員が電話や家庭訪問を行うこととなっています。少なくとも週に1回状況を定期的に確認することとなっておりますけれども、本市は実際どの程度、電話とか家庭訪問を行っているのかお伺いいたします。 93 ◯小川正人議長 後藤保健福祉部長。    〔後藤滝雄保健福祉部長登壇〕 94 ◯後藤滝雄保健福祉部長 今回の子どもの見守り強化アクションプランが示される前から、要保護児童対策地域協議会で、児童相談所、警察署、小中学校等と見守りや支援を継続して行っておりました。要保護児童対策地域協議会に登録されている児童の多くが、とても複雑な事情があります。その事情に合わせて対応しましたので、電話や家庭訪問の回数はそれぞれ異なりますが、多いところでは毎週複数回の相談を行った家庭もございます。最低でも月一、二回は電話連絡等をして確認をさせていただいております。 95 ◯小川正人議長 ここで、換気のため11時10分まで休憩いたします。      午前10時58分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午前11時09分開議 96 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  16番菊地忠久議員。 97 ◯16番(菊地忠久議員) それぞれ複雑な事情を抱えていて、ケース・バイ・ケースでいろいろ対応していただけるというような旨のご答弁でございましたので理解いたしました。  それで昨日、伊藤議員の質問の際に、登校日に聞き取り調査を行った際に虐待を疑われる事案が3件あったというようなことで教育長のご答弁がありましたけれども、その後、これらにはどのような対応をお取りになったのか、お伺いをいたします。 98 ◯小川正人議長 後藤保健福祉部長。    〔後藤滝雄保健福祉部長登壇〕 99 ◯後藤滝雄保健福祉部長 お答えします。  昨日、教育長のほうから、疑い例も含めて3案件あったということでありましたが、その中の1つの例として、4月上旬の事件で新聞報道があった事件について例を述べさせていただきますと、この例につきましては騒ぎに気づいた近所の人からの通報で、福祉課及び家庭相談員及び白石警察署、児童相談所の職員が速やかに出向いて対応を行っております。この子供は要保護児童対策地域協議会、要対協への登録があった児童でございましたので、速やかな対応ができたものではないかと考えております。  事件後も本人や母親と連絡を取り、また学校とも連携しながら対応を行っております。 100 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 101 ◯16番(菊地忠久議員) 分かりました。これからも関係機関としっかり連携を取って、虐待防止等に努めていただきたいとお願いをいたしまして、(3)に移りたいと思います。  休校や外出自粛の長期化で子供のネット依存への傾向が強まっているとされております。また、先般、SNSによる誹謗中傷について大きな社会問題となる事象があり、ネットに潜む危険性やそれらを防ぐために情報モラル教育の重要性を再度考えさせられました。  昨年3月の第434回定例会におきまして、情報モラル教育について私が一般質問を行った際、教育長から、情報モラル教育を推進したい旨の答弁をいただきました。そこで、改めまして、情報モラル教育について教育長の所見をお伺いいたします。 102 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 103 ◯半沢芳典教育長 菊地忠久議員の一般質問にお答えをいたします。  菊地議員がおっしゃるとおり、現在、子供たちを取り巻く環境は大変複雑多様化しております。児童・生徒が健やかに育っていく環境としては大変憂慮される状況となっていると認識しております。  さらに、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための学校の臨時休業により、長時間家にいることによって、パソコンでありますとかスマートフォンを利用する機会が増え、それに伴うSNS上のトラブルに巻き込まれる危険性も高まっておると認識しております。  スマートフォンの普及やSNSが日常のコミュニケーションツールになっている現状を考えますと、大切なのは子供たちに正しい使い方を身につけさせることだと考えております。本市では、各学校に情報活用能力の育成カリキュラムというものがありまして、それに沿って発達段階に応じた情報モラル教育を実施しております。自他の情報を大切にするための知識を身につけさせるとともに、その意義、意識を育むことと、ルールを守って安全に情報手段を活用するスキルを身につけさせることを狙いとして指導を行っております。  今後は、1人1台端末整備や高度化、複雑化する状況を踏まえ、警察など関係機関との連携を一層深めながら指導に当たってまいりたいと、そのように考えております。 104 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 105 ◯16番(菊地忠久議員) しっかり対応していただきたいと思います。  実際、休校が長引いて、約3か月間長引いたということで、うちの子供もずっと何か暇なし動画投稿サイトとかをずっと見ていたので、そしてほかの親御さんに聞くと、やっぱりうちの子もそうだというようなことをずっとおっしゃっていたので、これからますますネットによる対応というのも、教育も必要になるので、推進するような旨のお話を今いただきましたので、しっかりと進めていただきたいと思います。  そこで次、(4)に移ります。児童・生徒の登下校時など、地域のボランティアの方々など様々な、そして多くの方に見守り活動を行っていただいております。防犯の専門家である警察OBや民間警察会社職員など防犯の専門家を委嘱し、安全対策の評価や指導、スクールガードの指導育成を行うスクールガードリーダーを配置し、見守り活動をこれまで以上に強化すべきと考えますが、所見をお伺いいたします。 106 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 107 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  事件や事故から子供を守るため、学校や通学路の安全確保は大変重要である、そのように認識しております。現在もスクールガードや教職員、保護者の方々により見守り活動が行われておりますが、スクールガードリーダーの配置により、効果的な巡視や、スクールガードへの指導による資質向上というメリットも考えられますことから、活用方法も含めて今後前向きに検討してまいりたいと思っております。 108 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 109 ◯16番(菊地忠久議員) ただいま前向きに検討していただけるというようなご答弁をいただきましたけれども、国のほうでも川崎市でのスクールバスの事件とか大津市の園児の列に突っ込むような交通事故というものを受けまして、文部科学省のほうでも本年度にスクールガードリーダーを増員するような予算とかも計上されていますので、そういったものを活用しながら、ぜひ前向きに進めていただきたいとお願いいたします。  それでは、大きな2番のほうに質問を移らせていただきます。学力向上プロジェクトについてお伺いをいたします。  本年4月に予定されていた全国学力テストが本年度は中止となりました。昨年度から実施している本市独自のいわゆる埼玉方式の学力テストも4月は休校中のために実施できませんでした。休校が長引き、限られた授業時間の中、学力向上に取り組まなければならないことは例年以上の困難を伴うと予想されます。しかしながら、本市の学力向上は重要な課題であり、しっかりと取り組まなければなりません。  本年度の学力向上プロジェクトについて、学力テストの実施スケジュール等、現時点でどのように取り組もうとしているのか、お伺いをいたします。 110 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 111 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  昨年度、教育改革元年としてスタートした本市の学力向上プロジェクト事業でございますが、2回の学力調査の結果の活用に基づく授業改善のPDCAサイクルをおおむね確立したものと考えております。  そのさらなる充実を図るため、令和2年度の取組について計画をしていたところですが、この新型コロナウイルス感染症の拡大により、計画の一部を変更せざるを得なくなりました。  大きな変更点といたしましては、中学校区ごとの授業交流会の中止でございます。これは密集状態を避けるための措置でございます。しかしながら、学力向上においても小中連携は大変重要なことであることから、各校の代表者で構成する本市の学力向上推進委員会において各学校の状況を踏まえながら、これに代わる授業改善の方策を検討してまいりたい、そのように考えております。  市の学力調査の日程につきましては、埼玉県と共同で実施する学力調査を6月30日に実施する予定にしております。  本市では、5月25日から学校を再開させ、感染症対策を含めた新しい学校生活に慣れる取組を行ってきました。現在は、児童・生徒が新しい行動様式にも慣れ、落ち着いて学校生活を送っているとの報告を受けております。また、6月12日には前年度の未履修内容の学習も終えております。  これらを受けまして、大きな混乱なく学力調査を実施できると判断したことから、本年6月30日に調査を実施することといたしました。2回目は、予定どおり12月に実施する予定でございます。 112 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 113 ◯16番(菊地忠久議員) まず埼玉方式は6月30日実施で、12月は予定どおりということで、まず一安心ということでございます。  ただ、中学校区による授業交流会は中止ということでございますけれども、本年度の新規事業として埼玉方式の学力テストの開発に携わった文部科学省の職員を招聘して教員を対象とする研修会を年3回実施することになっておりましたが、こちらのほうは実施の予定はどうなっているか、お伺いいたします。 114 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 115 ◯半沢芳典教育長 私は、子供たちに学力を身につけさせることは、子供たち一人一人の夢や志を果たしていくためには極めて重要な要素だというふうに考えております。  それで、本市の学力を向上させるときに、他市町と比較してどうかとか、隣よりも上に行ったとかということには私はあまり関心がなくて、やっぱり重要なのは一人一人の子供たちに、その子供たちに合った学力を向上させていくということが重要だと認識しております。それが本市の学力の向上につながると思っております。  そのための大きな手だてとして、その方策を策定する上で重要だと考えているのが、この埼玉県と共同で実施している学力調査です。一人一人の学力の伸びを測ることができるという観点からすると、昨年度調査を実施したことをさらに授業改善に役立てるためには、何としてもやっぱり本年行わないとなかなか伸びを見ることができないということ、それから現場とも6月30日なら実施できるという確信を得たことから、6月30日に2か月ほど延期いたしましたけれども実施することにいたした次第でございます。  なお、文部科学省から招聘するこの事業につきましては、前回の議会でお認めいただきましたことにつきましては、授業改善には極めて重要だと認識しておりまして、テストの見方、分析の仕方等、直接開発に携わった文部科学省の方から聞けるということで、実施時期は今後調整してまいりたいと思いますけれども、予定どおり研修会等は3密対策等を取りながら実施してまいりたい、そのように考えております。 116 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 117 ◯16番(菊地忠久議員) 予定どおり行うということで、しっかり行っていただいて、学力向上に結びつけていただきたいと思っております。  そこで、本市の学力が低い理由の一つ、要因の一つとして、以前教育長は家庭学習の習慣が身についていないことが原因の一つに挙げられるというようなこともおっしゃっておりました。そこで、家庭学習の改善にも取り組まなければならないということもおっしゃっておりまして、今回特に3か月の長期の休みになったことによって、家庭学習の習慣の身についている、いないで、ますます個人の差が広がったのではないかというような懸念も私は持っているんですけれども、その辺のこれまでの対応とか今後の対応、家庭学習について、教育長、改めてお考えをお願いいたします。 118 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 119 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  現場からの報告等を基にすると、当然子供たちの家庭学習の習慣等がどのようになっているかによって、随分大きく違って、差が出ているという懸念は当初からしておりましたが、やはり懸念する状況は各学校から報告されております。  今までも家庭学習の改善については、各学校、校長を中心として取り組んできているところではありますけれども、さらに今回の新型コロナウイルス感染症拡大防止のために行った休業期間の状況等も踏まえて、より個に応じた家庭学習の在り方について指導を強めていかなければならないと考えておりますし、さらに1人1台端末の整備も進めていく予定にしておることから、この休校になって、第2波、第3波が来たら使えといっても、なかなかこれは現場も子供たちも慣れないと難しいことから、今の学校が再開している状況下でも、配備され次第、有効に活用しながら、子供たちにもそれで新しい時代の学力をつけていければと、そのように考えております。 120 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 121 ◯16番(菊地忠久議員) 分かりました。  それでは、大きな3番に移らせていただきます。ネット環境支援についてお伺いいたします。  今回の長期休業期間中、宮城県教育委員会をはじめ各種団体からオンライン教材等の提供がありました。今回のような長期休校等の事態が起こったとき、インターネット環境や端末のある家庭の子供は個別最適化された学習をどんどん進めることができますが、そうでない家庭の子供は学びの機会を失うことになります。  家庭のICT環境の整備状況によって、子供たちの学習に大きな格差が生じます。今後、学びの機会を保障し、誰一人取り残すことのない教育を実現するためには、平等なインターネット環境整備が必要と考えます。  そこで、(1)といたしまして、インターネット環境によって休校中の学びに差が出ていると言われている現状をどのように認識しているのか、お伺いいたします。 122 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 123 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  先ほども議員の質問によって、家庭学習の仕方について大変差が顕著に現れてきている現状があるというお話を、答弁をさせていただきましたけれども、各家庭のインターネット環境によって休校中の学びに差が生じるということについても、非常に重大な問題、課題であると認識しております。  4月16日に文部科学省から示された新型コロナウイルス感染症対策のための学校の臨時休業に関連した公立学校における学習指導等の取組状況についてと、ちょっと長たらしい題でございますけれども、これによりますと、全国の市町村のうち同時双方向型のオンライン授業を通じた家庭学習を行っている市町村は5%の60市町村との結果が出ております。残念ながら、本市もこの残りの95%に現状では属しているわけでございます。本市でもまだ1人1台パソコンに対応したインターネット環境が整備されておりません。今年度中に整備を進めていく予定にしております。  今後、コロナウイルス感染症の第2波、第3波が来ることが専門家内では予想もされていることを考えると、そのときまでに一刻も早く整備を完了できるように努力してまいりたい、そのように考えております。 124 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 125 ◯16番(菊地忠久議員) 今、一刻も早く整備を行いたい旨のご答弁をいただきましたけれども、そこで(2)といたしまして、今議会で小中学校学習用コンピュータ整備事業が補正予算として計上されており、SIMフリーWi-Fi、ルーターも整備するとのことですけれども、それらについて整備スケジュールとそれを用いてどのような活用を想定しているのか、ご所見をお伺いいたします。 126 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 127 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  整備スケジュールにつきましては、順次整備を進めて、最終的には2月中までには全て整備を完了させたいと考えております。
     具体的な活用については、現在、各家庭のWi-Fi環境を調査しております。Wi-Fi環境にない家庭については、今年度中に整備する予定にしておりますパソコンとルーター等を貸出しいたしまして、オンライン授業、オフライン授業を視聴できることを想定しております。  また、1人1台パソコンという環境に慣れるためにも、整備ができた学校から通常授業等でも活用してまいりたいと考えております。 128 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 129 ◯16番(菊地忠久議員) 2月中までにはということで、その前にコロナの感染拡大がある可能性もありますので、なるべく早く整備をお願いしたいところでございます。  それで、通常授業でもそういったものを今度使用していくということなんですけれども、この間、私は報道でちょっと見たんですけれども、オンライン学習をやっている学校で、予想外の展開というか効果として、不登校だった生徒が、それまで授業とかに不登校なので出られないのが、オンラインだと授業を受けられるようになったとか、それが今度は登校するように結びついたなんていうような好事例もあるということをお聞きしました。  まず、基本的に授業というか教育、対面の授業、登校での集団の中での学びや気づきを得ることが重要だと思うんですけれども、今後不登校児童・生徒への対応として、このオンライン授業を積極的に利用するお考えはあるのか、その辺のご所見をお伺いいたします。 130 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 131 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  議員ご指摘のとおり、学校は対面授業を基本とすることについては今後も変わらないと思いますし、極めて重要な子供たちの学び、それから成長にとっては、この対面授業が極めて重要だということは、議員と同様、私も全く変わりがございません。  それで今、不登校の児童・生徒に対するオンラインの活用ということについてご提案をいただいたわけですが、実は本市のある中学校ですけれども、同様の取組をもう始めております。パソコンの設定を担任等担当者が家庭に赴いて、そこでつないで、スケジュールを決めて、教室の授業風景等を届けるというような形で取り組んでいるようでございます。なかなか機械に慣れないとか、そういう環境が初めてだということもあって、そうすんなりうまくいっているようではないようですけれども、新しいネット環境を学校に整備し、家庭に整備した段階で、今議員がご指摘のような方法での授業も今後十分に活用、検討していきたいと、そのように考えております。 132 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 133 ◯16番(菊地忠久議員) 本市も残念ながら一定数不登校の児童・生徒がいるようですので、そういったオンライン等も積極的に活用しながら、不登校も少なくなるように、今後教育委員会としてもご努力いただきたいとお願いを申し上げまして、私の一般質問を終わらせていただきます。 134 ◯小川正人議長 次に、2番佐藤龍彦議員。    〔2番佐藤龍彦議員登壇〕 135 ◯2番(佐藤龍彦議員) 通告に従いまして質問をさせていただきます。  今回、大きく3つの質問をいたします。  大きな質問の1つ目として、スパッシュランドしろいしの休館の問題についてということで質問をいたします。  昨日と先ほど、スパッシュランドに関しては同僚議員からも質問されておりますが、重複する部分をできるだけ省きながらしたいと思うんですけれども、そういったものがあった場合にはまた丁寧によろしくお願いいたします。  第439回定例会に続き、スパッシュランドしろいしの休館について再度お聞きいたします。  スパッシュランドについては、新型コロナウイルス感染拡大防止のため長期間休館となっておりましたが、5月25日に開館されました。再開後のスパッシュランドの現状、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のための対策、スパッシュランド友の会の会員の皆さんや市民の皆さんから寄せられた声を中心にお聞きいたします。  早速、(1)の質問に入ります。昨日、減収になっているといったような答弁もありましたけれども、(1)の質問として、現在、再開後のスパッシュランドの利用状況についてお伺いいたします。 136 ◯小川正人議長 遠藤企画情報課長。    〔遠藤輝雄企画情報課長登壇〕 137 ◯遠藤輝雄企画情報課長 ただいまの佐藤龍彦議員の質問にお答えいたします。  再開後の利用者は、営業時間16時まで短縮した5月25日から6月1日の7日間までは536人、そのうち個人会員が370人です。通常営業時間になった6月2日から15日までの12日間では1,075人、そのうち個人会員757人でした。通常営業での1日当たり平均90人となっておりますが、前年度の同時期と比較しますと、1日当たり76人ほど減ということになっております。 138 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 139 ◯2番(佐藤龍彦議員) 1日当たり76人減ということを、利用状況についてお聞きしました。  新型コロナ感染拡大防止のために長期間休館にしなければならなかったというわけですけれども、再開するに当たっての対策についてお聞きいたします。  (2)の質問ですけれども、スパッシュランドでは新型コロナ感染予防のためにどのような対策を取っているのか、お伺いをいたします。 140 ◯小川正人議長 遠藤企画情報課長。    〔遠藤輝雄企画情報課長登壇〕 141 ◯遠藤輝雄企画情報課長 ただいまの質問にお答えいたします。  宮城県における新型コロナウイルス感染症対策の施設における取組について、これに沿って内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室作成の施設に応じた感染拡大を予防するための工夫、これを参考に対策を講じております。  まず、入り口に手指用の消毒液を設置、受付カウンターには飛散防止のビニールカーテンを設置、利用者への検温、利用者名簿の作成、窓の開放による自然換気、複数の人の手が触れる場所を定期的に消毒、更衣室・ロッカールームでの間隔を十分に空けるようロッカーの間引き利用、休憩室での座席の間隔を十分に空けるようにテーブルの間引き利用、こういった予防策を取っております。 142 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 143 ◯2番(佐藤龍彦議員) 利用される方の安全のために、感染予防対策としていろいろ対策を取っていただいていることが分かりました。  3つ目、再開後、スパッシュランドの再開に当たって、そういった課題についてお伺いをいたします。 144 ◯小川正人議長 遠藤企画情報課長。    〔遠藤輝雄企画情報課長登壇〕 145 ◯遠藤輝雄企画情報課長 ただいまの質問にお答えいたします。  スパッシュランドの課題ということで、昨日、市長のほうからもお話ししましたが、収入がかなり減っています。先ほど申しましたように、利用者がやはり減っているという状況でございます。  スパッシュランドの大きな収入源は合宿受入れによる宿泊料と食事代、これが大きく占めております。新型コロナウイルスの影響により、学校関係の部活動が本格的に再開されないのが長期にわたると、合宿自粛による受入れもなくなり、収入が大きく減少してしまいます。今後の感染の状況によっては、合宿の利用がなくなるということが考えられるのかなと思います。  現在、財団で、夏休み以降の合宿受入れにつきましては営業活動を進めているところでございます。 146 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 147 ◯2番(佐藤龍彦議員) 合宿、そういったものに力を入れたいけれども、コロナの感染の状況によってはまだちょっと分からない、不透明な部分があるというふうに分かりました。  そこでなんですけれども、第439回定例会と同じ質問をしたいと思いますが、その際、市長は友の会の皆様からご提案いただきました活性化案につきましては、貴重なご意見として頂戴しておりますというふうに答弁をいただいておるんですけれども、そこで以前も同様の質問をさせていただいております(4)の質問、スパッシュランド友の会の有志が提案をした活性化案について、現在までに取り入れたもの、採用したものがあるのかどうか、お伺いをいたします。 148 ◯小川正人議長 遠藤企画情報課長。    〔遠藤輝雄企画情報課長登壇〕 149 ◯遠藤輝雄企画情報課長 ただいまの質問にお答えいたします。  いろいろな提案をいただきましたが、例えば提案をいただいた中の子供の水泳教室あるいは高齢者の生きがい教室、こちらにつきましては従来からスパッシュランドのほうで行っております年間を通じての初級、中級の水泳教室やアクアウオーキング教室、ハッピーライフサークル、老化防止の筋力トレーニング教室、こちらのほうの利用を推進しております。  また、今年度から財団の新たな取組として、コースロープを外しまして浮具の使用を可能にするスパッシュランドフリーデー、こちらを毎月1回設定し、誘客を図る。あるいはスパッシュランドパークの芝桜に合わせたスタンプラリーの開催、岩風呂の利用促進のための風呂の日家族割による割引料金の導入など、こちらのほうを新たに実施する予定ではありましたが、新型コロナウイルス感染防止の関係で現時点で実施できていない状況でありますが、今後誘客を図るため、可能な事業については実施していきたいと考えております。  そのほか料金の見直しや自治会への会員加入の働きかけ等も提案いただいておりますが、今後の状況を見ながらこちらは慎重に検討していかなければならないと考えております。 150 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 151 ◯2番(佐藤龍彦議員) いろいろ検討していただいたりとかしているということをお聞きしました。友の会有志の方によるこの活性化案については、コロナ禍で大変なときだからこそ、市とスパッシュランドと友の会とが手を取り合って共に乗り越えていくことが大切だと思います。そういった中で、お互い協力できることは協力して、話合いとかそういったことに今後も積極的に取り組んでいただければと思います。  それでは、5つ目の質問、スパッシュランドから施設に関する改修計画が提出されたことはあるのかどうか、お伺いいたします。 152 ◯小川正人議長 遠藤企画情報課長。    〔遠藤輝雄企画情報課長登壇〕 153 ◯遠藤輝雄企画情報課長 ただいまの質問にお答えいたします。  財団のほうから、施設全体の改修計画というものは提出されておりません。ただ、設備の修繕計画、こちらについては提出されております。 154 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 155 ◯2番(佐藤龍彦議員) ただいまご答弁で設備の修繕計画というのが出ているとお伺いしたんですけれども、スパッシュランドから出されたその改修の計画、設備ということですけれども、その内容について少し詳しく説明をお願いいたします。 156 ◯小川正人議長 遠藤企画情報課長。    〔遠藤輝雄企画情報課長登壇〕 157 ◯遠藤輝雄企画情報課長 ただいまの質問にお答えいたします。  スパッシュランドのほうから、これは平成29年10月に出していただいている5か年の設備の修繕計画というものがございます。エレベーターあるいは50メートルプールのろ過装置、冷温水発生器の冷却装置の修繕、浄化槽ブロイラーの更新等、エレベーターを含めた設備関係の修繕の計画書を頂いております。 158 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 159 ◯2番(佐藤龍彦議員) 様々な設備に対してそういう要望が出ているとか、そういう計画が出ていたということが分かりました。そういったことがあって、第439回で、市長は何とかスパッシュランドを存続させたいという強い思いを答弁していただいたんですけれども、これは今も変わっていないということで、昨日の市長の答弁で感じているところがありますので、次の質問のほうに移らせていただきます。  次の質問ですけれども、第439回定例会の答弁、4月に日本水泳連盟の会長に会う予定だと聞いておりました。新型コロナ感染拡大で様々な大会等が中止になったということも踏まえてなんですけれども、昨日の答弁で補助金の検討をされたり、民間から数社話がかかっているとか、具体的なものが答弁されておりましたけれども、重複する部分があると思いますが、(7)の質問、市長がスパッシュランドを可能な限り存続させるためにどのような対応、具体的にどういう行動を取ったかと、第439回定例会以降ですけれども、その行動についてお伺いをいたします。 160 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 161 ◯山田裕一市長 佐藤龍彦議員の一般質問にお答えいたします。  当初は4月に日本水泳連盟の会長へ面会し、現状説明と営業継続への支援等を依頼する予定でございましたが、今般の新型コロナウイルス感染症防止の関係で、大会等が中止になってしまい、現在は面会の予定は立っておりません。  また、昨日、松野議員にもお答えいたしましたとおり、補助金の調査、そして民間事業所への働きかけ等を行っておりますが、現在さらに進んだ具体的な話にはなってございません。 162 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 163 ◯2番(佐藤龍彦議員) 具体的な話にはなっていない、そういう話でした。  対応について今お聞きしたんですけれども、次に(8)の質問に移るんですけれども、これももう答弁されているということです。ただ、そこで幾つか確認したいことがありまして質問させていただきたいんですけれども、この1年延長すること、それをいつ決定したのか、この点についてお伺いいたします。 164 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 165 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  政府のほうが、またIOCも含めまして、東京オリンピック・パラリンピック競技大会が来年に1年間延長するという方針が決まりまして、その前から延期されるんじゃないかとかそういった報道等もありましたので、内部のほうでは協議をしておりました。 166 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 167 ◯2番(佐藤龍彦議員) 内部で協議をされていたということだったんですけれども、日にちとかまではご回答いただけないんでしょうか。 168 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 169 ◯山田裕一市長 かなりの数を協議していますので、この日一日だけで決定したわけではなくて、様々な角度から複数回にわたって協議をしておりますので、ぜひご理解いただきたいと思います。 170 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 171 ◯2番(佐藤龍彦議員) 分かりましたというか、いいです。  そうしたら、昨日の答弁の中で、劣化診断だけではなくて業者にもう少し詳細な見積りについて調査したいというようなご答弁があったんですけれども、この点についていつ頃見積りをする予定なのか、またその内容について、今分かる範囲で構わないんですけれども、お答えいただければと思います。 172 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 173 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  その内容については、再度内部のほうでも協議したいと考えておりますが、時期につきましては、当然専決処分はできませんので、9月議会の上程を検討したいと思います。よろしくお願いいたします。 174 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 175 ◯2番(佐藤龍彦議員) 分かりました。9月議会ということですね。  そうしたら、大きな2つ目の質問に移ります。 176 ◯小川正人議長 この際、午前の一般質問をこの程度にとどめ、午後1時まで休憩いたします。      午前11時53分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後 1時00分開議
    177 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  本日、6月18日の一般質問において、高橋鈍斎議員より発言の取消しの申出がありますので、発言を許します。7番高橋鈍斎議員。    〔7番高橋鈍斎議員登壇〕 178 ◯7番(高橋鈍斎議員) 先ほどの一般質問における発言の中で、「ちょっとここは後で直されたので」とか、「ここ、『市』と書いてあるけれども『市長』だったんですね。ちょっと抜けてしまっています」とか、「原稿ではちゃんと書いてあったんですけれど」というような誤解を招くような発言をしたということで、この発言の取消しをいたします。 179 ◯小川正人議長 ただいま高橋鈍斎議員から、発言の取消しの申出がございました。皆様これにご異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 180 ◯小川正人議長 ご異議なしと認めます。よって、高橋鈍斎議員からの発言の取消しの申出を許可することに決定いたしました。  午前に引き続き一般質問を行います。  2番佐藤龍彦議員。 181 ◯2番(佐藤龍彦議員) 午前に引き続いて質問をいたします。  大きな2つ目の質問に移ります。コロナ禍での本市の教育についてでございます。  新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、全国全ての小中学校、高校、特別支援学校が3月2日から臨時休校となりました。本市においても、5月25日に本格的に学校が再開されるまで、児童・生徒、教職員、そして教育委員会の皆さんも今までに経験したことのないご苦労をされてきたことと思います。そして、学校が再開された現在も、学校内で新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、新たな工夫、対策が必要となり、教職員の皆さんの負担も重くなるのではと危惧しております。  政府も通知の中で、児童・生徒の負担が過重とならないように配慮する、学習指導要領において指導する学年が規定されている内容を含め、次学年または次々学年に移して教育課程を編成する、学習活動の重点化等、学習指導要領の弾力化につながる内容も含まれております。  しかし、子供たちにとっては、夏季休業、冬季休業などの短縮や学校行事の取りやめなど、従来の学校生活とは違い、戸惑いも多くなっていることが予想され、子供たちの心のケアもとても重要なことと思います。  そうした中、過日、文部科学大臣は記者会見で、教員が子供の学びの保障に注力いただけるようにしてほしいというようなことを述べております。そこで、コロナ禍における本市の教育について、以下の点についてお伺いいたします。  (1)の質問に入ります。現在の本市の教育現場において課題となっていることは何かお伺いをいたします。 182 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 183 ◯半沢芳典教育長 佐藤龍彦議員の一般質問にお答えをいたします。  新型コロナウイルス感染症拡大を防ぐため、本市では議員ご案内のとおり、3月2日より全ての小中学校の臨時休業を実施してまいりました。臨時休業によって、児童・生徒にとって大切な学校での組織的な学びができなかったことについては、大変無念でなりません。その遅れをいかに取り戻していくのかというのが、まさに現在本市の学校教育の大きな課題であると、そのように認識しております。  新型コロナ感染症と共に生きていかなければならないという状況を踏まえ、保護者、そして市民の皆様のご理解を得て、感染症対策と子供たちの健やかな学びの保障の両立を、各学校とともに全力で果たしていきたいと、そのように考えております。 184 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 185 ◯2番(佐藤龍彦議員) 課題をお聞きしました。  次に、3月2日から5月25日までの長期間にわたって臨時休校となりました。そのことで、先ほど教育長の答弁の中にもありましたけれども、子供たちにとって学ぶための貴重な時間を失ってしまったと思います。  そこでお伺いいたします。長期の休校により学力の格差が広がったと思うんですけれども、このことについての教育長の認識についてお伺いいたします。 186 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 187 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  臨時休業中の家庭での過ごし方によって、学力差が生じているのだろうと認識しております。現在は、各学校において様々な方法を駆使して、児童・生徒一人一人の実態把握に努め、今まで以上によりきめ細やかな指導を行うように校長会等を通じて指示をしているところでございます。 188 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 189 ◯2番(佐藤龍彦議員) 学力格差、そういったものにきめ細やかに対応していくという今お答えをいただいたんですけれども、そこで伺いたいんですけれども、全国学力・学習状況調査、全国学力テスト、新型コロナ感染拡大の影響で今年度は実施されないこととなりました。そういった中で、(3)の質問は実施するのかどうか。埼玉方式のことだったんですけれども、6月30日に実施されるというご答弁をいただいておりますので、関連して、この全国学力・学習状況調査、全国学力テストが実施されないということになったわけですけれども、それでも本市は独自の学力テストを実施するということですが、それでなくても3か月間の臨時休校で授業の時間が足りないという中で、それでもこのテストを実施する理由についてお伺いをいたします。 190 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 191 ◯半沢芳典教育長 先ほど菊地議員にもお答えしたように、重複するとは思いますけれども、改めて答弁させていただきたいと思います。  市の学力調査の日程につきましては、埼玉県と共同で実施する学力調査を、議員ご指摘のとおり6月30日に実施する予定でございます。  本市では、他の県内市町とはちょっと異なりまして、1週間早く5月25日から学校を本格的に再開いたしまして、感染症対策を含めた新しい学校生活に慣れる取組を行ってきました。現在は、各学校からの報告によると、児童・生徒が新しい行動様式にも次第に慣れ、落ち着いて学校生活を送っているというふうに報告を受けております。  また、6月12日には前年度の未履修内容の学習も全ての小中学校で終えたという報告を受けております。  これらを受けて、大きな混乱なく学力調査を実施できると判断したことから、6月30日に調査を行うものです。  先ほどの答弁で申し上げたように、子供たちの学習の差等についても様々な形で、この調査もその一つだと思っておりまして、よりきめ細やかにしていく上でも現場からも必要だというような話を校長会等で受けております。 192 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 193 ◯2番(佐藤龍彦議員) 先ほどから述べさせていただいているとおり、約3か月間の臨時休校ということになっているわけです。その間、授業もできずにいて、インターネット環境がある家庭についてはオンラインでということもお聞きしております。自主的に学習をされていた児童・生徒もおられたと思いますが、ちょっとご意見をいただいているんですけれども、そういった状況の中でテストをするということよりも、少しでも早く学校生活を取り戻すことが大切ではないかというようなご意見をいただいているんですが、この点についていかがでしょうか、お伺いいたします。 194 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 195 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  先ほどからも何度も申し上げているとおり、感染症対策と同時に子供たちの健やかな学びを保障していくということについては、両立をしていかなければならないというふうに認識しております。  学力検査を6月30日に行うことと、子供たちの3か月休校していたということでの感染症対策等々、新しい学校での生活様式等との矛盾が直接的に出てくると、それは二律背反のことであるという認識にはございませんで、ご理解いただきたいのは、このテストをすることで特別な対策を学校に求めたことは一度もございませんし、今のまさにこの約3か月の休業を踏まえた上での子供たちの学力の状況を測るということは、今後の学習指導に極めて重要なことだと思っておりますので、今いただいたようなご意見は、私は当たらないと考えております。 196 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 197 ◯2番(佐藤龍彦議員) 当たらないという話をお聞きしました。  次に移るのですけれども、学習が遅れた児童・生徒に対する個別の対応ということでの質問だったんですけれども、この質問については伊藤議員だったかと思いますが答弁いただいていて、それで個別に指導を行っていくということでしたけれども、個別に指導を行うということは具体的にどのような対応をしていくのか、詳しく説明をお願いいたします。 198 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 199 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  先ほど文部科学省の休校に関わる教育課程の特例等については議員ご指摘のとおりではありますが、しかしながら一方で、同じ通知の中で、小学6年生と中学3年生は含まないというような表記もございます。現実問題として、中学3年生については半年ちょっと先には高校入試を控えていることから考えると、卒業学年の中学3年、小学6年については、何としてもやっぱり単年度でこの遅れを取り戻さなければならないということは、これはもう国が決めていることでございますので、本市としてもこの流れにというか、通知に沿って対応してまいりたいと。  具体的にどう対応するかということでございますけれども、先ほど申し上げた中3、小6については、特に配慮をしつつ、授業の充実はもちろんですけれども、放課後等に補習等も状況に応じて行っていかなければならないと思っております。  ただ、現場は新型コロナ感染症対策で今までになく仕事も増大しているということも十分に認識しておりますので、国の第二次補正等で示されておりますスクールサポーター、それから学習支援員等を有効に活用して、それで子供たちの学びを保障してまいりたい、そのように考えております。 200 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 201 ◯2番(佐藤龍彦議員) 分かりました。  次の質問に移ります。約3か月に及ぶ臨時休校となりましたが、この間、多くの児童・生徒の皆さんはご自宅で過ごされていたことと思います。大人でさえ自宅で過ごすことに大きなストレスを感じる中で、子供たちも外出自粛ということで、そういった意味ではかなりストレスを感じていたと思います。  (5)の質問なんですけれども、この調査等を行っているかと、これも昨日の答弁でアンケートを取っているという答弁をされておりました。このアンケートはどういうものだったのか、その内容についてお聞かせください。 202 ◯小川正人議長 高橋学校管理課上席参事。    〔高橋大介学校管理課上席参事登壇〕 203 ◯高橋大介学校管理課上席参事 ただいまの質問には私からお答えいたします。  アンケートの内容なんですけれども、臨時休業中ということもあり、シンプルに尋ねるものとして、まず第一に、楽しかったことはどんなことですかという点。2点目として、不安に思うこと、困ったことはありませんかという、この2点について尋ねるものという形で報告を受けております。  この中で、記述内容について心配なこと、気になることがあった場合には、個別に対応してまいったということで報告を受けております。 204 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 205 ◯2番(佐藤龍彦議員) 個別に対応されたとお聞きしたんですけれども、言える範囲で構いませんから、どういう対応をされたのかということについてお聞かせいただければと思います。 206 ◯小川正人議長 高橋学校管理課上席参事。    〔高橋大介学校管理課上席参事登壇〕 207 ◯高橋大介学校管理課上席参事 ただいまの質問にお答えいたします。  まず、児童・生徒からじっくり話を聞くと。そのときに担任だけでなく、養護教諭ですとか、管理職、そして場合によってはケアハウス、スクールカウンセラー等と連携しながらまず話を聞くと。必要に応じて関係機関、福祉課ですとか、児童相談所などと連携をしながら対応してきたというようなことで報告を受けております。 208 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 209 ◯2番(佐藤龍彦議員) 次に、就学援助についてお伺いいたします。  就学援助制度は、経済的な理由により、お子さんを公立小中学校へ就学させることが困難である保護者の方に対して、学校給食費や学用品費などの費用の一部を市が援助するものですが、その就学援助制度について(6)の質問です。臨時休校中の就学援助の要保護、準要保護児童生徒援助費補助金、学校給食費の取扱いはどのようになっていたのか、お伺いをいたします。 210 ◯小川正人議長 高橋学校管理課上席参事。    〔高橋大介学校管理課上席参事登壇〕 211 ◯高橋大介学校管理課上席参事 ただいまの質問にお答えいたします。  臨時休校中の期間は学校給食を提供していなかったことから、その期間の学校給食費は発生せず、就学援助費も生じておりません。  要保護児童・生徒につきましては、年間の支給計画に基づいて臨時休校期間中も生活保護費の一部として保護者に支給されていると承知しておりますが、準要保護児童・生徒に係る学校給食費につきましては、学校長経由で直接学校給食センターに納付しており、保護者への支給は行っておりません。 212 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 213 ◯2番(佐藤龍彦議員) 準要保護世帯に関しては支給をしていないとお聞きしました。就学援助の学校給食費を支給していないということでしたけれども、学校が臨時休業したとしても昼食は食べないというわけにはいきませんし、保護者の経済的負担というのは大きくなるのは確実だと思います。自治体によっては、休校中の学校給食費を、準要保護の方にも支給するところもあると。  ここでまた質問させていただきたいんですけれども、新型コロナウイルス感染症対策による臨時休校に伴う令和2年度要保護、準要保護児童生徒援助費補助金、学校給食費の取扱いということで先ほど言わせていただいたんですけれども、文部科学省から5月19日に通達が出ておりまして、文部科学省初等中等教育局健康教育・食育課から通達も出ておりまして、中身については準要保護の世帯に関しても給食費相当額を支給する場合、当該経費を令和2年度要保護・準要保護生徒援助費補助金の補助対象経費として計上して差し支えないこととしますと書かれているんですけれども、この点、教育長はこの通知が来ているということはご存じだったのでしょうか。お伺いいたします。 214 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 215 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  5月19日の文部科学省通知については存じております。 216 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 217 ◯2番(佐藤龍彦議員) 今までのことを聞きつつ、休校中の就学援助の学校給食費、準要保護世帯に対して支給というものは検討しているのかどうか、この点だけお伺いを確認でさせていただきます。 218 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 219 ◯半沢芳典教育長 就学援助費を受給しているご家庭のいわゆる休校期間中の給食費相当については、どのような方法で給付をしていったらいいのかということも含めまして、現在教育委員会部局内で支給する方向で検討しているところです。決まりましたら、速やかに行き渡るようにしてまいりたい、そのように考えております。 220 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 221 ◯2番(佐藤龍彦議員) 早急に検討して対応していただきたいと思います。  それで、この就学援助制度は年度の途中でも申請が可能となっているんですけれども、現在どれくらいの世帯が就学援助を受けておられるのか、また3月臨時休校以降の就学援助を受けている世帯の増減についてもお伺いをいたします。 222 ◯小川正人議長 齋学校管理課長。    〔齋勝則学校管理課長登壇〕 223 ◯齋勝則学校管理課長 ただいまの質問には私のほうから答えさせていただきます。  就学援助につきましては、毎年申請が必要だということで、3月は更新申請時期に当たっております。ですから、コロナのほうとは関係がございませんということになりますが、3月から現在まで159件、うち認定件数が137件でございます。令和元年度は206件が該当になっております。 224 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 225 ◯2番(佐藤龍彦議員) 今、件数のことをお聞きしました。コロナの影響が出てくるのは、これからもまた深刻になってくると思うんですけれども、この就学援助の周知の方法は、臨時休校中ということもありましたけれども、どのように対応していたのか、この点についてお伺いいたします。 226 ◯小川正人議長 齋学校管理課長。
       〔齋勝則学校管理課長登壇〕 227 ◯齋勝則学校管理課長 お答えいたします。  コロナ禍で就学援助という学校への周知等は、今現在行っておりません。今後、周知を図っていきたいと考えております。 228 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 229 ◯2番(佐藤龍彦議員) 周知を行っていないとお聞きしましたので、速やかにその周知を行っていただいて、今子育てされている方、生活が大変な方々に対しての周知のほうをお願いいたします。  (7)の質問に移りますが、この件も先ほどほぼ同様の内容で答弁されていたのですけれども、(7)臨時休校中に、児童・生徒が家庭内でのストレスが原因で暴力等の問題で、これは保護者からということで相談が寄せられたものに関して伺いたいと思います。 230 ◯小川正人議長 高橋学校管理課上席参事。    〔高橋大介学校管理課上席参事登壇〕 231 ◯高橋大介学校管理課上席参事 お答えいたします。  保護者からの相談という件でございますが、家庭学習の取組ですとか生活習慣について、教育委員会に1件相談が寄せられております。このことにつきましては、学校と連携し、対応してまいりました。  なお、この質問にございましたストレスが原因での家庭内暴力については、報告は特に受けてはおりません。 232 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 233 ◯2番(佐藤龍彦議員) 分かりました。  では、次の(8)の質問に移ります。これも昨日同じような内容の質問がありましたので、これは割愛をさせていただきたいと思います。  ただ、以前より、本市の課題として不登校というものがあったように思いますし、前例のない3か月に及ぶ長期休校によって、子供たちの心理的なそういったストレスなどは大きいと思います。その中で、教育委員会、教職員、スクールカウンセラーなど丁寧に対応を強くお願いをいたしまして、(8)の質問は終わらせてもらいます。  それでは、次の質問、教育長と市長にそれぞれお答えいただきたいと思うのですけれども、教育長の考える学びの保障というものはどういうものなのか、お伺いをいたします。 234 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 235 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  社会全体が長期にわたり新型コロナウイルス感染症と共に生きていかなければならない状況において、感染症対策と子供たちの健やかな学びの保障を両立させていくことが大変重要だと考えております。  すなわち、感染症対策を講じつつも、学校教育が組織的、協働的な学び合いの中で行われる特質を持つことを踏まえ、学校教育ならではの学びを大切にしながら教育活動を進めていくということです。  そして、新学習指導要領の目指す学びを着実に実現することが、コロナ禍における学びの保障であると、そのように考えております。 236 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 237 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  私の学びの保障の認識でございますが、ただいま教育長が答弁をされましたとおり、私も同様の認識でございます。 238 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 239 ◯2番(佐藤龍彦議員) 教育長と市長の学びの保障についてお聞きしました。  次に行きますが、これから新型コロナウイルス感染症については、第2波、第3波と、恐らく長期間にわたって警戒をしていかなければならないと思います。その中で、職場としてですけれども、教職員の皆さんの健康を守らなければならないと思います。  そこでお聞きしたんですけれども、(10)の質問、学校を感染源にしないために、教職員へのPCR検査、または抗体検査を実施するということは考えておられないのかどうか、この点についてお伺いいたします。 240 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 241 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  子供たちの健康を守っていく、それから併せて教職員の健康を守っていくということは、両方とも教育委員会にとっての大きな課題であるという認識はしております。  現在、新型コロナ感染症の診断方法として広くPCR検査が行われておることは、これは議員もご案内のとおりだと思っております。PCR検査は、実際に感染している方であったり、それから感染が疑われる方が、医師の判断に基づいてこの検査を行うということで、それについては保険適用ということになっております。  現在、これは児童・生徒もでありますけれども、教職員も毎日の検温と健康観察を確実に行って、感染が疑われる場合には保健所の指導の下、適切に対応してまいりたいと考えております。  また、抗体検査は過去に感染した人を対象として行う検査となっておりますので、その必要性等については今後の感染症の動向や国、県からの方針等も踏まえて検討してまいりたい。現時点において、全ての教職員に定期的にPCR検査等を行うということは、現在の医療体制の逼迫状況が第2波とかが来た場合は当然考えられるので、今のところ考えておりませんが、検討として、PCR検査、保険適用外でやった場合どのぐらいかかるのかということで関係機関に問い合わせたところ、1人当たり4万円掛ける本市の教職員は約300名ですので、1回の検査で1,200万円かかる。それから、抗体検査については、これは保険適用外である場合、1人個人負担1万円掛ける300人ということですので、これは300万円ということになります。  PCR検査は、現時点においてかかっているかどうかを判定するものであって、コロナの状況によっては定期的にということになっていったときに、果たして毎回1,200万円をすることが有効なのかどうかということは、今後十二分に検討していかなければならない課題だと思っております。  冒頭でも申し上げたとおり、子供たちもそうですし、教職員の健康を守ることは、このコロナ禍においても重要な課題だということの認識には変わりございません。 242 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 243 ◯2番(佐藤龍彦議員) 具体的な金額まで計算していただいてありがとうございます。できるだけというか、学校内で集団感染、学校内をクラスターにしないという本市のそういった教育長の思いというのも分かりました。  それで、(11)の質問になるんですが、先ほどいろいろ言っていただいたんですけれども、児童・生徒、教職員の安全をどのように守っていく考えなのか、教育長のお考えをお聞きいたします。 244 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 245 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  先ほども申し上げましたけれども、児童・生徒、それから教職員についても、毎日の検温、それから健康観察を十二分に行って適切に対応しているというとおりでありまして、この新型コロナウイルスについてはまさに、これは学校もそうですけれども、私どもも初めての経験でございますので、引き続き国や県等から示される感染症対策を徹底するよう、引き続き各学校を指導してまいりたい、そのように考えております。 246 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 247 ◯2番(佐藤龍彦議員) 感染リスクを減らしていく、対応していくというようなこと、全体的にはそういうことなんだと思うんですけれども、感染予防のためにちょっと一例なんですが、トイレの清掃に関して、ある自治体なんですけれども、教職員が放課後に消毒をしながら行っているところもあるとお聞きしております。この点について、本市は感染リスクの比較的高いとされているトイレの清掃であったり消毒について、どのように対応されているのか、この点についてお伺いいたします。 248 ◯小川正人議長 暫時休憩いたします。      午後1時34分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後1時34分開議 249 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 250 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  これは教育の一環ということもありまして、現在、市内の中学校では、生徒用のトイレにつきましては生徒が行っております。その際は、換気やマスク、手袋を着用し、清掃後には石けんによる手洗いの徹底等の感染症対策を行った上で行っております。  県のスポーツ健康課から出ている通知によりますと、トイレ掃除については3点示されておりまして、まず1点目は、窓やドアを開放する、換気扇を作動させる等の換気を行うこと。それから、マスクを着用し、清掃後は石けんと流水で手洗いを行うこと。3つ目に、特にトイレの清掃やごみ処理はマスクと手袋を着装し、清掃後に石けんと流水で手洗い等をしっかり行う等の感染症対策をすることによって清掃を行うことが可能だとされております。  実際に我が国におきましても、トイレを介してクラスター等が発生するという事実は私も把握しておりまして、なおこの辺も個別に県のほうに照会をかけたところ、一般の不特定多数の人が利用するトイレと、学校のように特定の子供たちといいますか、人が使うところでは、分けて考えたほうがいいであろうというふうな指導を受けました。  学校においては、先ほど申し上げたように、検温と健康観察を十分に行い、風邪様の症状があった場合は出席停止措置を取っておりますし、教職員につきましては特別休暇の扱いで学校を休むことを現在でも行っておりますので、県からの通知に基づいてトイレ等の掃除を行うことで問題はないのではないかと現在のところは考えております。  それから、自らの使ったところを掃除するということの教育的意味も併せてご理解いただければ大変ありがたいなと思います。 251 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 252 ◯2番(佐藤龍彦議員) 現状のままいくということかなと理解しました。  次は、体調を崩した児童・生徒が行く保健室の安全の確保についてお伺いいたします。  そこで質問ですが、養護教諭の安全をどのように守っていくお考えなのか、この点について確認させてください。 253 ◯小川正人議長 高橋学校管理課上席参事。    〔高橋大介学校管理課上席参事登壇〕 254 ◯高橋大介学校管理課上席参事 ただいまの質問にお答えいたします。  養護教諭は、体調を崩した児童・生徒と接する機会があることから、市内全小中学校の養護教諭に対し、フェースシールドを貸与し、活用していただいているところでございます。 255 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 256 ◯2番(佐藤龍彦議員) フェースシールド、分かりました。これから秋、冬にかけて児童・生徒の皆さんも、新型コロナウイルスだけでなくてインフルエンザ等も含めて体調を崩すということも予想されますが、今回、新型コロナの感染リスクもあって、そういったときに例年以上に養護教諭の負担が大きくなるのではないかなと思います。  そこで、養護教諭を支えるためにサポートする人員、養護教諭を複数配置するとか増加させる、そういったような考えはないのか、この点についてお伺いいたします。 257 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 258 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  養護教諭、この教職員の人事配置につきましては、これは県費負担教職員でございますので、市で倍に増やすとかというようなことは考えてはおりません。  なお、先ほどもちょっと触れましたけれども、今回の国の二次補正によりまして、スクールサポーター等を配置できるようなスキームになっているようでございますので、そういう制度を積極的に活用して現場の負担を軽減できるよう、これは養護教諭ばかりの問題ではございませんけれども、教職員の負担が軽減できるように配置のことも前向きに検討し、機会があれば県のほうにお願いをしたいと考えております。 259 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 260 ◯2番(佐藤龍彦議員) 分かりました。  次に、新型コロナ感染症対策として、教室の過密化を避けるためにも、ソーシャルディスタンスを確保するためにも、1クラスの児童・生徒数を減らす必要があると思うんですけれども、政府の示している2メートルを当てはめて考えると、1クラス20人程度と、少人数化することが望ましいと思うんですけれども、空き教室を活用して密を避けるためには指導人員が必要になってくると思います。  そこで質問ですけれども、今まで何度も同じことを聞いてきているんですけれども、児童・生徒、教職員の新型コロナ感染防止の観点からも、35人以下学級、少人数学級の復活をご検討されてはどうかと思いますが、お伺いいたします。 261 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 262 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  国からのいわゆる学校におけるソーシャルディスタンスの話を冒頭触れられましたけれども、当初は2メートルということで国からも基準等が示されてきたところではありますが、最近は1クラスに40人でも、1メートル程度取ればというような指針も変わってきております。これは感染症がどのくらいその地域で流行しているかということも勘案すると、本市の場合はまだ感染者も出ておらないということから考えると、1メートルを基準にして、しかしながら現状においても一部の小学校においては感染症リスク対策で特別教室等を使って授業をしている学校もあることは事実でございます。しかしながら、特別教室にも目的があって設置されていることでございますので、特別教室を普通学級として占有するということは、別な意味で今度はリスクというか問題が生じると考えておりまして、国等の動向、基準等も十分に参考にしながら、状況が許せば普通教室のほうに戻して通常の学習を行えるようにしてまいりたいと思っております。  先ほどの高橋議員の一般質問でもお答えしたとおりでありますけれども、感染症と学校規模の関係については、過去3年間における季節性インフルエンザ等の感染症に伴う学年、学級閉鎖等の状況について調査しましたところ、学年、学級閉鎖の実施状況と学級規模、つまり1クラスの人数との間には、有意な相関関係は認められませんでした。  しかしながら、感染症対策としては別になりますけれども、私としては、これからもきめ細やかな指導の充実という観点から、今後とも35人以下学級、私は30人以下学級でも個人的にはいいんではないかと思っておりますけれども、この実現につきましては、都市教育長会等で引き続き強く要望してまいりたい、国に要望すると、そのように考えております。 263 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 264 ◯2番(佐藤龍彦議員) 分かりました。国のほうも少人数学級、教員を増やしていく、少しずつですけれどもそういった考えもあるようですので、教育長、市長のほうも、国のほうにそういった教員を増やしてもらえるように、変わらず要望いただければと思います。  それでは、大きな3つ目の質問に移ります。本市における新型コロナウイルス感染症拡大の影響についてでございます。  現在まで、本市では新型コロナウイルス感染症の患者さんは出ておりませんけれども、4月には新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、政府は全国に緊急事態宣言を発出しました。緊急事態宣言が出された後、特に4月末から5月の大型連休については外出を自粛するよう呼びかけられましたが、そのことにより様々な産業に大きな影響が出ております。  感染拡大防止のために一定の効果があったと思いますが、そのために休業を余儀なくされた飲食店、観光業等を中心に大幅な売上げ減となるなど、経営者の皆さんは今後の見通しも立たず、大変大きな不安を抱えております。  また、失業、派遣切り等の雇用問題も大きな問題となってきております。家賃等、生活費が払えないという方も増えてきているようですけれども、ここで(1)の質問です。本市の現状について、市内経済の影響について市長の認識をお伺いいたします。 265 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 266 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  東北財務局が6月11日にまとめた4月から6月期の法人企業景気予測調査によりますと、企業の景況判断指数は東北全体で前期比30.1ポイント低下のマイナス51.9ポイント、その中でも宮城県はマイナス55.4ポイントと、リーマンショック後を下回り、2004年度の調査開始以降で最悪となっております。  本市におきましても、今回の新型コロナウイルス感染症の拡大は多業種、広範囲にわたり、経済活動に非常に大きな影響を与え、大変厳しい状況だと認識しております。  特に、飲食業は3月から4月にかけての歓送迎会、お花見シーズンと重なったため、宴会等のキャンセルにより早い時期から影響が現れ、また観光客やビジネス利用客が激減したことで宿泊業も大きな影響を受けております。連鎖的に、卸売業、小売業、製造業にも影響が及んでおり、外出自粛や3密を回避するために、交通機関、サービス業の利用控えも起きております。  本市といたしましては、今議会でご審議いただいております2割増し商品券や水道料金減免事業を実施して、事業者の経営状況の改善と市民生活の回復を支援してまいりたいと考えております。
    267 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 268 ◯2番(佐藤龍彦議員) 市長の経済状況についての認識を伺いました。  次に、地域経済は大変厳しいということで、市民の皆さんの暮らしも非常に大変厳しいものがあると思います。その実態についてお聞きしたいんですけれども、本市において新型コロナウイルス感染症拡大の影響によって、失業、貧困等、経済的な問題で受けた相談、生活資金の貸付けであったり、生活保護の申請というのはどれぐらいあったのか、お伺いをいたします。 269 ◯小川正人議長 後藤保健福祉部長。    〔後藤滝雄保健福祉部長登壇〕 270 ◯後藤滝雄保健福祉部長 ただいまのご質問につきましては、私からお答えいたします。  令和2年6月10日現在の件数になりますが、新型コロナウイルスの影響が出始めた3月から6月までの生活保護申請者数は合計10件となっております。そのうち新型コロナウイルスの影響による失職等を原因として申請された方は現在までおりません。  新型コロナウイルスの影響による失職等により生活保護申請をされた方はおりませんでしたが、生活困窮者住居確保給付金につきましては、5月に3件の申請がありました。この3件は、新型コロナウイルスの影響により仕事が減り、収入が減少したことが主な要因となっているものでございます。 271 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 272 ◯2番(佐藤龍彦議員) 相談件数3件、コロナ関係で生活保護申請をされた方はいないとお聞きしました。  その相談なんですけれども、昨年の同時期と比べて、今回コロナの件があったと思うんですけれども、何か相談内容について例年と違うなと思うような点が、もしあったらばで構いませんが、この点についてお伺いいたします。 273 ◯小川正人議長 後藤保健福祉部長。    〔後藤滝雄保健福祉部長登壇〕 274 ◯後藤滝雄保健福祉部長 お答えいたします。  平成31年4月の保護世帯は232件で、令和2年4月現在の保護世帯は230件ということで、件数的にはほぼ変わらない状況でございまして、申請内容、相談内容につきましても、先ほどの住居確保がまず入り口になろうかと思いますが、それの相談が始まっているということで、特に目立った相談といいますか、そういったものは見られませんでした。 275 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 276 ◯2番(佐藤龍彦議員) 分かりました。本当にそういうコロナの影響はこれからまた長期化すると思いますので、そういった困っている方が相談に訪れた際には丁寧に対応をお願いします。  最後の質問となります。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で経済的に困窮されている方に、本市は今後どのように支援をしていく考えなのか、お伺いいたします。 277 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 278 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  新型コロナウイルス感染症の感染防止等への取組に伴い、就労環境の変化や全国的な学校などの一斉休校のために仕事を休まざるを得なかったため収入が減少し、経済的に困窮されている方については、早急に支援を行わなければならないと考えております。  これらを踏まえ、国の第一次補正予算成立後に示されました新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の第1次申請時における交付限度額、また今後示される予定の第2次交付限度額、加えて国の第二次補正予算成立後にさらなる交付限度額が示されることから、本市といたしまして、これらの交付限度額をしっかりと確認した上で、新型コロナウイルス感染拡大を防止するとともに、経済的に困窮されている方の支援を検討してまいります。 279 ◯小川正人議長 2番佐藤龍彦議員。 280 ◯2番(佐藤龍彦議員) 支援についてお聞きしました。  これから秋、冬にかけて全国的に第2波、第3波と感染拡大の可能性というものが報道もされております。今後さらに本市の経済も厳しくなっていくことも予想される中で、市民の皆さんの暮らし、生活を守ることが求められておりますので、今後とも市民目線で、国の交付金、そういったものの活用ということを言っていましたけれども、早期に迅速な対応をよろしくお願いいたしまして、以上で質問を終わります。 281 ◯小川正人議長 ここで、換気をするため午後2時5分まで休憩いたします。      午後1時52分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後2時04分開議 282 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、12番四竈英夫議員。    〔12番四竈英夫議員登壇〕 283 ◯12番(四竈英夫議員) 議長より発言のお許しをいただきましたので、通告に従い質問をさせていただきます。  まず初めに、新型コロナウイルス対策についてでございます。この質問につきましては、昨日以来、多くの同僚議員から質問がなされましたので、重複する部分につきましては割愛をさせていただきたいと思います。また、前段につきましては、皆様既にご認識のとおりでございますので、朗読は省略をさせていただきます。  早速質問に入らせていただきます。(1)特別定額給付金の支給状況についてでございます。  1)の質問につきましても、昨日同僚議員から質問がありまして、答弁がございましたので省略させていただきます。また、2)の支給を辞退された方につきましても、同様の説明がございましたので、省略をさせていただきます。  3)でございますが、支給を促進するために今後どのような対策を取るお考えかについてお伺いいたします。支給対象者全員に用紙の発送は終わっているのでしょうか。終わっているとして、まだ請求のない方がおられるのかどうか。その方がもしおられた場合はどうような提出を促すような方策を考えておられるのか、お伺いいたします。 284 ◯小川正人議長 高橋新型コロナウイルス対策室長。    〔高橋秀人新型コロナウイルス対策室長登壇〕 285 ◯高橋秀人新型コロナウイルス対策室長 ただいまの四竈議員の一般質問にお答えいたします。  昨日6月17日現在、約95%の世帯に申請いただいておりますが、残りの約5%、約700世帯からは申請をまだいただいておりません。  今後、未申請の世帯には、申請を促す文書を郵送するとともに、広報やフェイスブック、LINEなどのSNSを活用し、期限までの申請を呼びかけてまいります。 286 ◯小川正人議長 12番四竈英夫議員。 287 ◯12番(四竈英夫議員) ぜひともそういった方策を講じていただきまして、全員の方がこの給付金を受け取ることができるようにお計らいをいただきたいと思います。  それでは次に、(2)感染症拡大防止協力金についてお伺いいたします。  1)として、4月25日から5月6日まで施設の利用を停止した事業者に対する感染症拡大防止協力金を支給するという制度でございますが、昨日のご答弁では、該当者は統計上では437件ほどあるというようなお話でございましたが、実態としてはどのぐらいの方が対象となるのか。その辺、もし把握できているのであればお伺いいたします。 288 ◯小川正人議長 庄司市民経済部長。    〔庄司昭利市民経済部長登壇〕 289 ◯庄司昭利市民経済部長 ただいまの質問につきましては、私からお答えさせていただきたいと思います。  対象事業者数につきましては、予算積算上、経済センサスの数字から437件としております。昨日の伊藤勝美議員の一般質問でもお答えいたしましたとおり、6月16日現在におきましては、そのうち178件の協力金の申請申込みがございました。そのうち申請の際に必要な書類がそろっていない9件を除きまして、169件受領しているところでございます。 290 ◯小川正人議長 12番四竈英夫議員。 291 ◯12番(四竈英夫議員) 昨日、確かにそういったご答弁はいただいておりましたけれども、それはあくまでもこの申請があった方というようなことだと思います。実際、申請をしなくても営業しているというような方をもし把握されているのであればお聞かせいただきたいというようなことでご質問させていただいたわけです。よろしくお願いいたします。 292 ◯小川正人議長 菊地副市長。    〔菊地正昭副市長登壇〕 293 ◯菊地正昭副市長 今、実際の数はどうなんだというお話でございますけれども、437件の事業者という数字は、これが2016年、平成28年の経済センサスに基づいて宮城県のほうから示された数字でこのくらいという話でございます。そういう意味では年月が過ぎておりますので、どういう数字だということもあり、実際にはまだ分かってはいないんですけれども、先ほど市民経済部長が申し上げましたとおり、件数にして今169件という数字になってございます。多分、これからも少し広報なんかもさせていただくというお話をさせていただきましたけれども、200件くらいにはなってくるんだろうとは予想していますけれども、実際にそこの業者さんが、例えばそれに協力した業者さんだと幅が狭くなってくるんだと思うんです、437件の中でも。そういうことを考えて、今事業を進めているわけでございます。437件にはならないというふうには思っていますけれども、それも8月21日までが受付期間ということでございますので、その周知方に努力をしていきたいと思ってございます。 294 ◯小川正人議長 12番四竈英夫議員。 295 ◯12番(四竈英夫議員) 分かりました。それでは、少しでも多くの方にこの制度を活用していただくように、これからもPRなり促進をしていただくようにお願いをしたいと思います。  それでは次に、(3)旅館、ホテル、飲食店なども集客数の減少から深刻な影響を受けております。こうした方々への支援策はないものか、お伺いをいたします。例えば割増し商品券と同じような割増し宿泊券の発行なども講じて利用を喚起する方法などもあるかと思いますが、その点についてのお考えをお伺いいたします。 296 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 297 ◯山田裕一市長 四竈英夫議員の一般質問にお答えいたします。  議員ご指摘のとおり、旅館、ホテル、飲食店などは感染症の拡大防止に協力し、施設の利用を中止したり、また外出の自粛により利用者が減少したり、相当深刻な影響を受けていると認識しております。  観光庁の第一次補正予算では、GoToキャンペーン事業として、宿泊、日帰り旅行商品の割引や観光地周辺のお土産物店、飲食店、観光施設、交通機関等で幅広く利用できるクーポンの発行を予定しております。  また、宮城県では、GoToキャンペーンの対象外となった小規模宿泊事業者に向けた支援策を計画しております。  本市におきましても、今議会でご審議いただいております2割増し商品券は宿泊施設や飲食店での利用も検討しておりますので、ぜひ参加店舗として登録をいただきたいと考えております。今後は、国や宮城県の支援策の実施状況や観光客の動向を見極めながら、さらに検討を重ねてまいりたいと考えております。 298 ◯小川正人議長 12番四竈英夫議員。 299 ◯12番(四竈英夫議員) ぜひともそうしたいろいろな方策を講じていただきまして、事業が停滞している旅館、ホテルあるいは飲食店、そういったところへの支援をお願いしたいと思います。  それでは次に、(4)でございます。長期休校により学校給食がなくなり、食材や牛乳の需要が大幅に減少いたしました。特に、牛乳は貯蔵ができないため大きな打撃を受けたのではないかと思います。被害を被った業者に対する支援策はないものでしょうか、お伺いいたします。 300 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 301 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  まず、生乳の生産者への支援策でございますが、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策により、学校給食のために納入を予定していた生乳をバターやチーズなどの乳製品向けに販売する場合、農林水産省の加工原料乳生産者補給金制度を活用して、価格差や加工施設への輸送費の支援を行っており、酪農を営む皆様の所得安定が図られております。  次に、学校給食に係る牛乳の納入業者への支援策ですが、全国学校給食会連合会からの要請を受け、国において学校臨時休業対策費補助金制度が創設され、令和2年3月分に係る食材費などについて支援することとなりました。牛乳加工業者へは、牛乳加工賃相当分を支払うこととされ、6月8日に本市から業者宛て支払済みでございます。  また、本市の学校給食への牛乳の納入業者は、本市のふるさと納税の返礼品の中でも極めて人気が高く、全国的にも大変好評をいただいております。今後は、他の返礼品の納入業者と併せてふるさと納税のさらなる充実を図り、アフターコロナに向けての対応をしてまいります。 302 ◯小川正人議長 12番四竈英夫議員。 303 ◯12番(四竈英夫議員) 国とか、そういったいろんな関係機関の手厚いといいますか、補助金なりそういうものがあるということで、大変心強く感じたわけでございます。ぜひともそういった制度を活用していただきまして、農家、生産者の方または業者の方に対して、少しでも収入の向上につながるようなことをこれからも続けていただきたいと思います。  それでは、(5)でございますが、水道料金の5割減免措置を取られるということで7,000万円の予算が計上されておりますが、それは大変結構なことではありますけれども、市の水道が市内全域に引かれているというわけではございませんで、市の水道が引かれていない地区におきましては、この措置に対しての不公平感が生じるのではないかと思われますが、この点いかがでしょうか。 304 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 305 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  水道事業の経営は独立採算制で運営されており、使用水量に応じて支払っていただく水道料金収入で、水道事業の業務に関わる費用や維持管理費用など全ての経費を賄っていることは、四竈議員もご承知のことと思います。  今回、国の新型コロナウイルス感染症等拡大防止に伴う外出自粛要請を受け、家庭で過ごす時間が増えている中、生活費などの経済的負担の軽減及び来店客が激減している飲食店などへの支援、また各家庭や各事業所などが行っている感染予防対策に係る負担軽減が急務であることから、負担の大きい市営の水道を契約していただいている方を対象とさせていただいたものでございます。 306 ◯小川正人議長 12番四竈英夫議員。 307 ◯12番(四竈英夫議員) ただいまのご説明で分かりましたけれども、水道事業という特殊な事業の性格上、そのような措置を取られたということだと思います。分かりました。  それでは次に、大きな2番で、台風第19号被害の復旧状況と今後の見通しについてお伺いいたします。  昨年10月の台風第19号により、本市では約23億円を超える甚大な被害を被りました。国や県などの支援を受けるとともに、市独自の対策も講じて、復旧に取り組んでこられたことに対し、敬意と感謝を申し上げます。  そこで、次の点についてお伺いいたします。(1)道路やのり面、水路など、非常に多くの被害を被りました。被害の程度により、市単独の復旧、国の支援を受ける激甚災害など、様々なケースがあるかと思います。復旧には全力で取り組まれておられるとは思いますが、計画どおりには進まないのが実情ではないでしょうか。特に、激甚災害に認定された箇所の復旧が進まないように見受けられます。今後の復旧見通しについてお伺いいたします。 308 ◯小川正人議長 一條建設課長。    〔一條武志建設課長登壇〕 309 ◯一條武志建設課長 ただいまの質問につきましては、私のほうからお答えさせていただきたいと思います。  道路や水路などの復旧見通しということでございますが、昨日、松野議員の一般質問でもお答えいたしましたが、国の災害復旧事業として査定を受けて復旧を計画している箇所のうち、市道23か所につきましては6月中に工事発注できるよう手続を進めております。  また、河川8か所及びため池や水路等の農業用施設30か所につきましては、8月以降、順次発注してまいりたいと考えております。  今後の復旧の見通しにつきましては、市道は被害が大きかった大鷹沢の市道庄司合線など一部を除き、年内の完了をめどに進めておりますが、農地に隣接する河川や水路の復旧につきましては、仮設の工事用道路を設けるなど用地の調整等にも時間を要することから、令和3年度まで見込まなければならない箇所もございます。  そのほか道路の土砂除去や水路のしゅんせつ、路肩復旧などの小災害につきましては、現在約900か所にも及んでおります。被災箇所数が多く、復旧に時間を要しておりますが、5月末で約半分が完了しております。残りは令和2年度内をめどに進めてまいりたいと思います。  引き続き現場状況を踏まえ、地元や地権者等と相談をしながら着手時期の判断を行い、早期復旧に努めてまいりたいと考えております。 310 ◯小川正人議長 12番四竈英夫議員。 311 ◯12番(四竈英夫議員) 現在、復旧に向けて全力で当たっているということで、本当に感謝を申し上げる次第でございますが、国の査定は受けてそれが通ったわけですけれども、実際その工事をする業者の方とか、いろいろそういった方がなかなか手が回らないというようなこともあろうかと思いますので、そういったことも考慮しながら、できるだけ早い時期に工事を完了させていただきまして、市民の生活が一日も早くまた元の生活に戻ることができるようにお願いをしたいと思います。  次に、(2)でございますが、ため池の決壊や水路の損壊、水田のり面の崩落などにより、水稲作付に支障を来すのではないかと思われましたが、田植がほぼ終わった時点で、災害のために作付ができなかった圃場はなかったのか、お伺いをいたします。 312 ◯小川正人議長 村上農林課長。
       〔村上忠則農林課長登壇〕 313 ◯村上忠則農林課長 ただいまの質問に私からお答えをいたします。  台風第19号によります国の農地災害復旧事業におきまして、畦畔などを含む総面積が約9.4ヘクタール、そのうち作付できなかった面積は、畦畔などを含んだ概算とはなりますが、約7.9ヘクタールとなります。  また、国の農地災害復旧事業の対象とはならず市独自に復旧費の一部を助成する事業につきましては、事業が完了していない21件のうち、水田部分、こちらも畦畔などを含んだ概算とはなりますが、約4.6ヘクタールとなります。 314 ◯小川正人議長 12番四竈英夫議員。 315 ◯12番(四竈英夫議員) やはり被害が大きかったために作付ができなかった面積が相当あるというようなただいまのご答弁でございますが、これらの水田に作付ができるようになるのはいつ頃を見通しとして考えておられるのか、お伺いいたします。 316 ◯小川正人議長 村上農林課長。    〔村上忠則農林課長登壇〕 317 ◯村上忠則農林課長 ただいまの質問にお答えをいたします。  現在、国の災害復旧事業につきましては、鋭意契約を進めておりまして、6月17日現在で、未契約の事業のうち5件の入札が終了し、契約の手続を進めている状態です。これにつきましては、来年3月31日までの工期とはしておりますが、早急に復旧できるように努力してまいりたいと思います。  また、市独自の復旧事業につきましては、令和2年度では25件を見込んでおり、6月17日現在で8件から完了報告を既にいただいております。これにつきましても、できるだけ早期の復旧を目指しております。 318 ◯小川正人議長 12番四竈英夫議員。 319 ◯12番(四竈英夫議員) 復旧工事に全力を注がれているということで、来年度の作付には何とか間に合いそうだというような見通しでございますので、ぜひとも令和3年度の作付には間に合うような方向でご尽力をいただきたいと思います。  次に、(3)でございますが、地球温暖化などの影響による気候の変動が進み、これまで経験したことのないような災害が発生することが予想されます。異常高温を含め、局地的な集中豪雨など生命、財産を脅かす災害が発生しております。それらに対してどのような体制や準備が必要とお考えでしょうか、お伺いいたします。 320 ◯小川正人議長 畑中危機管理課長。    〔畑中祐二危機管理課長登壇〕 321 ◯畑中祐二危機管理課長 ただいまの質問については、私からお答えいたします。  本市では、災害が発生したときの被害想定と避難所を示した白石市ハザードマップを5月に全戸配布しております。日頃から、いざというときに備えて災害時の取るべき行動の確認をお願いします。大雨や台風などは事前にコースや接近の日時が分かるため早めの避難をお願いいたします。  毎年6月に開催しております住民参加による白石市総合防災訓練については、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となったことから、6月14日に市職員による防災訓練を実施しました。訓練内容は、昨年の令和元年東日本台風を振り返り、マニュアルに基づき再確認を行いました。今後の災害に備えてまいります。 322 ◯小川正人議長 12番四竈英夫議員。 323 ◯12番(四竈英夫議員) ハザードマップの配布や避難訓練の実施、あるいは注意を喚起するような働きかけというようなことを捉えていくということでございますが、最近のニュースとかそういったものを見ておりますと、経験したことのない雨量とか、50年に一度の大雨とか、そういった表現が度々出てくるわけでございまして、こういった表現は今まで私どももあまり経験しておりませんので、最近そういうことが起こっているということは、やはり地球の温暖化とかそういうものによって気候が次第に変わりつつあるというそういった心配もされているわけでございます。したがいまして、そういうことも含めまして、今後は今までの経験に頼ることなく、いつどういうことが起こるかも分からないというようなことを市民の皆様に広く訴えていただきまして、万が一のための災害に備えていただくような方策を講じていただきたいと思います。  それでは次に、3番目といたしまして、公立刈田綜合病院の経営についてお伺いをいたします。  山田市長は、公立刈田綜合病院の経営改善に向けて、5月22日の臨時議会に経営形態調査委託料の予算案を提案いたしました。公立刈田綜合病院の経営が危機的状況にあることは改めて申し上げるまでもありません。この難局を乗り切るため、正副管理者をはじめ院長先生以下医療スタッフの皆さんが懸命に取り組まれていることに敬意と感謝を申し上げます。  しかし、懸命な努力にもかかわらず事態はなかなか改善が見られないため、宮城県保健福祉部では、宮城県地域医療構想と仙南医療圏における連携プランを発表し、公立刈田綜合病院の目指す姿について計画を示しました。  そこで、この計画を遂行するに当たっての所見をお伺いいたします。  (1)令和3年までに病床数を199床に、常勤医師7名、看護師59名、医療技術者7名を減員するとしておりますが、現実問題としてこういうことが可能なのかどうか、お伺いをいたします。 324 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 325 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  本年5月7日、宮城県より、公立刈田綜合病院とみやぎ県南中核病院の連携プランが示されました。この連携プランを実行するよう最大限努力したいと考えております。  なお、看護師、医療技術者につきましては、現在、刈田病院にて意向調査を行っていると聞いておりますが、6月末で退職され、みやぎ県南中核病院に異動される方が、看護師5名、薬剤師1名と聞いております。 326 ◯小川正人議長 12番四竈英夫議員。 327 ◯12番(四竈英夫議員) ただいまご答弁いただきましたけれども、お医者さんとか、あるいは看護師さんという特殊な方々は、そう簡単に異動とかそういうことがなかなかできないんではないかと思っております。そういった中でいろいろな方策を講じられているというそのご苦労は理解をいたしますので、何とか改善の方向に向けて今後ともご尽力をいただければと思っております。  (2)でございますが、短期収支計画、結局1年間の収支計画でございますが、その計画は、先ほど来申し上げております条件が実現した場合を基に算定されているということでございます。そういった条件が整わなかった場合には、当然計画に狂いが生じるということになるかと思います。その場合の対策はお考えになっておられるのでしょうか。 328 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 329 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  四竈議員ご指摘のとおりでございます。昨日の大野議員の質問でもお答えをさせていただきましたが、このプランが速やかに実行されれば、確かに一定程度の収支改善が見込まれることとなっております。  しかしながら、このプランの中には、国、県からの補助金として3億4,000万円が計上されておりますが、いまだ国からの算定基準は示されておらず、本年度中に交付される見込みも立っておりません。  また、本年度末には昨年度の一時借入金16億6,000万円の残額9億6,000万円の返済をする必要がございます。仮に金融機関から7億円を再度借り入れることができたといたしましても、本年度末には5億3,400万円の資金不足が見込まれる試算となっており、借入金を考慮しなければ不足額の合計は12億3,400万円、さらに国、県からの補助金が入らなければ15億7,400万円となり、連携プランの実施が滞ればこの不足額はさらに増えることは明白でございます。  この不足分は、当然ながら金融機関からのさらなる借入れか、一市二町からの資金注入またはその両方という形で補う必要がございます。その86.7%は白石市の負担となります。金融機関からの借入れは、結果的には一市二町が返済すべき借金となりますし、利息についても考慮する必要がございます。  加えて、昨年度末の貸付金6億円のうち3億8,000万円、そして毎年度の企業債の償還、来年度以降の運転資金なども考える必要がございます。連携プランは間違いなく必要なものであり、着実に進めていく必要があると強く認識しておりますが、同時に計画に狂いが生じた場合なども含めて、プラン以上の刈田病院内部における改革が必要と考えております。  その対策の一つとして、白石市が先行して調査ができるよう、先月の臨時会において経営形態調査のための委託料を提案いたしましたが、誠に残念ではございますがお認めいただけなかったところでございます。  白石市といたしましては、現在、具体的な対策を取ることができない状況にございます。ぜひ四竈議員からも、市民の皆様をはじめ蔵王町や七ヶ宿町の議員、住民の皆様に、この危機的状況と改革の必要性を働きかけていただきますようどうぞよろしくお願い申し上げます。 330 ◯小川正人議長 12番四竈英夫議員。 331 ◯12番(四竈英夫議員) ただいま市長から、本当に深刻な状況であるということをお伺いいたしまして、何といいますか、私どもも本当にこの先どうしたらいいのかというような感じを受けているところでございます。  (3)でございますが、なかなかその対策が取れないというような状態で、日一日と時間は経過して待ったなしの状態が続いております。対策を取らずといいますか、対策が取れないままに現状のままでいけば、10月にも資金ショート、資金不足が生じるおそれがあるというプランが示されております。  そして、仮にといいますか、この連携プランを実行した場合でも、来年3月には5億3,000万円余りのマイナスが発生するという試算が示されております。  こうした緊迫した現状をどのように乗り切ろうとされているのか。先ほどのご答弁に大体それらは含まれていると思っておりますけれども、本当にこういった待ったなしの状態が今も続いているという状況で、市長のご決意といいますか、お考えを再度お伺いしたいと思います。 332 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 333 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  令和2年度末を乗り切る方策といたしましては、先ほども答弁させていただきましたとおりに、1つ目として、一市二町からの繰入金または貸付金、何らかの方法で資金注入を行う方法。2つ目といたしまして、全額金融機関からの借入れを行う方法。そして、3つ目といたしまして、一市二町からの資金注入と金融機関からの借入れ、この両方を行う方法、この3つがございます。  しかしながら、蔵王町長からは、「蔵王町も大変厳しい財政状況であるため、追加での資金注入は難しい」との返答をいただいており、白石市同様、大変厳しい財政状況にあるとお聞きしておりますので、すぐに一市二町から資金を注入するという合意を得ることは非常に難しい状況にあると考えております。  また、金融機関からは、刈田病院の経営が改善される見込みが立てば融資も検討するとの話をいただいておりますが、金融機関からの借入れは、結果的には一市二町が返済すべき借金となりますし、その利息につきましても考慮する必要がございますので、引き続き両町長と協議を重ねてまいりたいと考えております。 334 ◯小川正人議長 12番四竈英夫議員。 335 ◯12番(四竈英夫議員) ただいまのご答弁で、資金の注入あるいは借入れ、あるいは両方というような選択肢があるというお話を伺いましたけれども、いずれにいたしましてもそういった方法を取って急場をしのいだといたしましても、それらはいずれは負債として残っていくということだと思います。  そういった厳しい状況はどこまで行っても断ち切ることが難しいと感じておりますので、今後何とか皆さんの知恵を出すなり、あるいは一市二町の正副管理者、そういった方々とさらに理解を深めるなり、そういった話合いを深めていただきまして、この急場をしのいで、そしてまたこの病院経営をいい方向に向かわせていただくようなそういった方策を今後とも取っていただくようにお願いいたしたいと思います。  それでは次に、4番の学校の長期休校に対する対応でございます。この件につきましても、先ほど来、同僚議員がいろいろとご質問されておりますので、重複するところは割愛させていただきたいと思います。  3月初めから5月末まで、小中学校は長期休校が続きました。卒業式、入学式も通常の形では開催できずに大変残念な結果となってしまいました。また、授業時間が大幅に短縮されたことに伴い、履修内容が削減され、学習の遅れが懸念されます。  そこで、次の点についてお伺いをいたします。(1)夏休み、秋休みなどを短縮して、履修できなかった部分を補うというようなことのお考えが本市も示されておりますが、それで補うことができるのかどうかお伺いをいたします。 336 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 337 ◯半沢芳典教育長 四竈英夫議員の一般質問にお答えをいたします。  昨日、伊藤議員の質問に対してもお答えをしておりますけれども、臨時休業によります令和元年度分の未履修分につきましては、6月12日までに全ての学校で履修を終えているという報告を受けております。  今年度の学習につきましては、長期休業、これは具体的には夏休みと秋休みを短縮したり、それから市教委主催の行事の中止によって授業日を確保いたしたところでございます。  これらを踏まえ、各学校で現在今年度の学習指導計画を再編成しているところでございまして、近々文部科学省から示される教育課程の特例等も十分に踏まえながら対応してまいりたいと思っております。  ただし、これには条件がございまして、第2波、第3波が仮に来た場合、そうならないことを願ってはおりますけれども、仮にクラスター等が本市の一部の学校で発生した場合は、国の今の基準だと約2週間ほど学校を閉めなければならないという状況になります。そういうことを勘案すると、そうなった場合は、また違った対応をせざるを得ないと。例えば、冬休みの短縮、それから土曜日の授業、それから1日基本的には6時間授業で小中学校は行われておりますけれども、7時間目を創設とかというようなこともやらざるを得ないような状況に陥る可能性もあるということをご理解賜りたいと思います。 338 ◯小川正人議長 12番四竈英夫議員。 339 ◯12番(四竈英夫議員) 限られた日数の中でそれらを補わなければならないということで、大変厳しい状況であるということは認識させていただいております。  その中でも、次に(2)ですけれども、授業の遅れを取り戻すために1日当たりの授業時間を増やした場合、先ほど教育長がおっしゃられましたけれども、4時間を5時間、5時間を6時間とか、そうやって増やした場合に、児童・生徒に過重な負担が生じるのではないかと思われますが、その点の配慮はなされているのでしょうか、お伺いいたします。 340 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 341 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  私は、教科の授業時数のみを消化すればよいとは全く考えておりません。重要なことは、児童・生徒がしっかりと学習内容を身につけることだと、そのように考えております。  一方で、長期にわたる臨時休業によるストレスや不安に対する心のケアも大切でありますし、子供が安心して学べる環境づくりや学級づくりも大変重要だと考えております。  したがいまして、単に時数合わせをするために1日の授業時間を増やすことは、私も議員と同様、子供たちの負担を考えると、やるべきではないと思っております。長期休業の見直し、それから国から示される教育課程の再編方針なども踏まえまして学びの保障に対応してまいりたい、そのように考えております。 342 ◯小川正人議長 12番四竈英夫議員。 343 ◯12番(四竈英夫議員) 単に時間を増やせばいいというようなものではなくて、実質的に理解が深まるような教育をしたいということで、なるべく児童・生徒の負担を増やさない方向で考えていくという教育長の方針でございますので、ぜひともそのような方向でお進めいただければと思います。  それで、次に(3)でございますが、中学3年生は来年高校受験を控えている非常に大切な時期でございます。受験に対して万全の態勢で臨むことが必要だと思います。そうした場合の対策をお考えなのでしょうか、お伺いいたします。 344 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 345 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  先ほども申し上げましたが、授業分につきましては、長期休業日の短縮、それから市教育委員会主催の行事の中止によって、一定程度確保することができたと考えております。  これを踏まえ、近々中に出される文部科学省等からの教育課程の特例等を踏まえると、このままいくと今年度内の履修は可能だと認識はしております。  一方、この3か月間の休業によって学力等にも大きな差が出ているということも想定されます。受験を控えた中学3年生につきましては、放課後等を活用した個別指導の実施でありますとか、実力テスト結果を踏まえ一人一人の状況に応じたきめ細やかな指導を行っていくように、先ほど申し上げました学習支援員等、国から示されております人員等も十二分に活用して対応に当たってまいりたい。特に中学3年生についてはそのように考えております。 346 ◯小川正人議長 12番四竈英夫議員。 347 ◯12番(四竈英夫議員) 何とか来年の受験対策に対しての取組もぜひお願いしたいと思います。  ただ、その場合、どうしても時間的に学習できない、履修できないというような部分が想定されるということでしたら、試験の出題範囲を狭めてもらうといいますか、履修できなかった部分は出題の範囲に入れないとか、県の教育関係方面にもそういったことを働きかけることも必要ではないかと思いますので、そのことも考慮に入れていただきながら今後対応に当たっていただきたいと思います。  次に4番でございますが、この質問につきましては昨日の質問がございまして、中体連とかいろんな大会は開催できなかったので、それに代わる代替の大会を開催したいと考えているというようなことでございましたので、ぜひともそのような方向に進んでいただき、実現されるようにお願いをいたします。  次に5番目でございますが、制限が徐々に解除され、徐々に通常の学校生活に戻ってきましたけれども、完全に元の生活リズムに戻すには時間がかかるのではないかと思います。早寝早起きという今までの習慣が崩れ、ゲームやテレビなどに時間を取られ、遅くまで起きている結果、起床時間も遅くなるなど生活のリズムが崩れてしまうことが懸念されます。  一日も早く元の生活を取り戻すため、どのような指導をされているのでしょうか、お伺いいたします。  また、最悪の場合、不登校などの児童・生徒も出てくることが懸念されますが、そうした場合のケアも必要と思います。これらに対する所見をお伺いいたします。 348 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 349 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  多少重複することもあるかと思いますが、お許しいただきたいと思います。  長期にわたる臨時休業の影響で、全国的にもスマホ依存やゲーム依存が懸念されているところです。本市におきましても、臨時休業中の生活習慣の乱れが心配されることから、全小中学校に対しまして、生活日課表や家庭学習カードを活用して生活習慣の保持に努めるように指示をしてまいりました。  また、臨時の登校日には生活アンケートや聞き取りによって児童・生徒の実態把握に努め、相当時間をゲームに費やしていると思われる児童・生徒に対しては、生活習慣についての助言や確認を行ってまいりました。  学校再開後はおおむね生活習慣も戻っているとの報告を受けておりますが、なお必要に応じて個別の指導を継続するようにしてまいりたいと思っております。
     また、長期にわたる臨時休業の影響からストレスを抱えている児童、不安を抱えている児童、また生活習慣の乱れなどから学校生活になじめない児童・生徒がいることも考えられます。  そこで、各学校では、3密を避けながら、子ども同士の心の触れ合いをしたり、体を思い切り動かしたりする活動や運動を工夫して取り入れております。  また、生活アンケートや聞き取りなどを行い、悩みや不安を抱えている児童・生徒、気になる様子の児童・生徒に対しては、担任だけでなく養護教諭やスクールカウンセラーと連携をして丁寧に対応していくように各学校に指示しているところです。  さらに、学級活動や保健等の授業で、新型コロナウイルス感染症についてだけでなくストレスについての学習を行い、正しい知識やストレス解消の仕方について指導するようにしております。  教育委員会といたしましては、心のケアハウス等とも連携をしながら、子供たちの心のケアに努め、生き生きと元気に学べる環境づくりに今後も努めてまいりたい、そのように考えております。 350 ◯小川正人議長 12番四竈英夫議員。 351 ◯12番(四竈英夫議員) ご丁寧なご答弁誠にありがとうございました。  それでは、質問は終わらせていただきますが、最後にちょっと通告にはないので恐縮なのですが、これから暑くなる時期を迎えて、マスクをして生活をするわけですが、その際の熱中症といいますか、そういった健康面に対する配慮、あるいはクーラーは全部の教室に設置されていると私は思っていますが、それでいいのか。まだ未設置の教室があれば早急に設置をお願いしたいと思いますが、この2つの点についてお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 352 ◯小川正人議長 四竈議員、確かに通告外でございますけれども、またエアコン等については全て設置済みということで返事はもらっていますので、それでもこの質問をやりたいですか。大変申し訳ないですけれども。 353 ◯12番(四竈英夫議員) 私もそう認識はしておりましたが…… 354 ◯小川正人議長 まして通告外でございますので。 355 ◯12番(四竈英夫議員) 分かりました。それでは、クーラーの件についての質問は削除させていただきますが、マスク着用に関しての健康面についての配慮はどのようにお考えか、お伺いいたします。 356 ◯小川正人議長 教育長、簡単明瞭にお願いします。半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 357 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  簡単明瞭という議長からのご指示もありましたけれども、おっしゃるとおり暑さ対策とマスクということは非常に悩ましい問題ではありますけれども、やっぱり臨機応変というところも必要だろうと思っておりまして、常にやっぱりマスクを原則つけるということを国は示しておりますけれども、運動時であったり、登下校、日傘の問題も昨日答弁させていただきましたけれども、そういう場合については長時間大声でしゃべったりとかということがないように注意しながら熱中症対策も図りたいと思っております。  併せて、最近の報道によりますと、夏向けの布製のマスクというのが各社から近々中に発売されるという情報も聞いております。今後、各学校の要望を聞いた上でそのようなマスクも配備することが可能であるならば検討してまいりたい、そのように思っております。 358 ◯小川正人議長 12番四竈英夫議員。 359 ◯12番(四竈英夫議員) どうもありがとうございました。以上で質問を終わらせていただきます。 360 ◯小川正人議長 ここで、換気をするため午後3時15分まで休憩いたします。      午後2時59分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後3時14分開議 361 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、1番大森貴之議員。    〔1番大森貴之議員登壇〕 362 ◯1番(大森貴之議員) ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告書に基づき質問をさせていただきます。  新型コロナ対策に関しましては、同僚議員からも多くの質問があり、当局よりもご答弁をいただいております。市民の皆様の生活を守る上からも、各項目とも早急な対応を強くお願いしたいと思います。  私のほうからは、ちょっとこれに関連いたしまして、小中学校の夏季体育授業、特に水泳の授業に関して2つほど質問させていただきたいと思っております。  まず最初に、新型コロナ対策による夏季休業期間等の短縮に伴い、各教科とも年間における規定履修時間を確保するための調整を行っていただいており、その中で今年の夏は水泳の授業を行わないとのことですが、体育教科の年間規定履修時間を確保するための方策をお伺いいたします。 363 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 364 ◯半沢芳典教育長 大森貴之議員の一般質問にお答えをいたします。  授業時数の確保のために水泳の授業を行わない、プールでの授業を行わないとしたわけでは決してございません。今年度の体育における水泳の授業につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、児童・生徒の健康診断がいまだ行われておらない事情になっております。これは医師会、歯科医師会から等の要望がございまして、まだ実施できておらないこと。また、更衣室での3密が懸念されることから、やむを得ず行わないことにいたしたことだということをご理解賜りたいと思います。プールでの水泳の授業を楽しみにしていた子供たちのことを思うと断腸の思いでございます。  国からも児童・生徒の安全を確保することができないと判断される場合は、今年度においては水泳授業を控えるようにという連絡もまた入っておることでもございます。  水泳の授業を行わなかったその代替でございますが、これは法律上、教育課程の編成につきましては校長が実施することになっておりますので、各学校において代替の種目等で体育の授業を行うと認識しております。  なお、法的拘束力がある学習指導要領上におきましても、夏季の期間に水泳を行わないということは直ちに違法ではないというただし書きがございます。しかし、この場合におきましても、水泳事故に関する心得については必ず取り上げることになっておりますので、学校現場に対してこの辺は十分に確認して、履修漏れがないように努めてまいりたいと考えております。  教育委員会といたしましては、今後の感染状況等を踏まえて、条件が整えばスパッシュランドや民間のプールを利用させていただいて水泳の授業を検討するように各学校に働きかけておりますし、今後も状況が許せば実現できるような方向で調整してまいりたい、そのように考えております。 365 ◯小川正人議長 1番大森貴之議員。 366 ◯1番(大森貴之議員) プールの授業が行われない理由も明確にしていただきました。  その中で確認ですけれども、現実としてほかの授業、ほかのスポーツですとか、そういうものに振り替えていくケースが多くなるかと思います。そうなった場合に屋外での授業、グラウンド、校庭等を使った場合ですけれども、気象状況等により、予定はしていたけれどもできなくなるというような場合があるかと思います。通常ですと、体育館等が空いていれば、そちらの体育館等の屋内競技等に振り替えるというような形も、普通であれば問題なくできるのかとは思いますけれども、この過密スケジュールの中でそういうような変更した場合のグラウンド、特に気象状況等による体育館等の確保とか何かは十分にできているものなのでしょうか。この辺をちょっと確認させていただきたいと思います。 367 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 368 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  確かに議員のご指摘のとおり、今年の場合、夏休みを短縮いたしましたので、一番暑い時期でも学校を行う、授業を行うということでございまして、通常の夏とはまた異なるということは重々教育委員会としても認知はしております。  熱中症指数等、マスクは運動時は外すということは何度もお答えしているところでございますけれども、気象状況等を十二分に勘案した上で体育の授業等は行うことになると認識しております。  なお、体育館、校庭等の使用につきましては、学年、学級が増えることがないことから、使用の場所については特に大きな問題は発生しないと、そのように考えております。 369 ◯小川正人議長 1番大森貴之議員。 370 ◯1番(大森貴之議員) 子供たちにとって超過密スケジュールの中、より健全な学校生活を送る上で精神的にも肉体的にも体育の授業は重要であると考えております。各教科の先生方はじめ関係者の皆様には大変ご苦労をおかけしていると思いますけれども、ぜひご配慮をいただきまして、子供たちの健全な育成に努めていただければとお願い申し上げまして、2のほうの質問に移らせていただきます。  夏季休業中のプールについてお伺いいたします。夏季休業中、学校授業の課程外として、従来、例年ですとプールを開放しておりましたが、本年度は開放は行われるのでしょうか、お伺いいたします。 371 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 372 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  今年度、特に本市の場合、夏季休業期間は、これは幼稚園から中学校まで今年度は統一いたしましたけれども、8月8日から8月19日までの12日間ということでございます。  したがいまして、お盆の時期も含まれるということもありますので、今年度は水泳の授業は行わないことということで先ほど答弁いたしましたので、夏季休業期間中のプールの開放も行わない予定でございます。 373 ◯小川正人議長 1番大森貴之議員。 374 ◯1番(大森貴之議員) 開放しないとのことですが、開放しないこと、あと授業でもお使いにならないということで、プール自体の清掃も含めた保管管理料ですとか、水道料も水の入替えもするのかしないのかはっきり分かりませんけれども、それらも含めまして例年とどのぐらいの増加減少が出るのか、もしお分かりでしたらお教えください。 375 ◯小川正人議長 齋学校管理課長。    〔齋勝則学校管理課長登壇〕 376 ◯齋勝則学校管理課長 ただいまのご質問につきましては、私のほうからご回答させていただきます。  小中学校合わせての金額になりますが、昨年度と比較しますと、上下水道料金で約500万円、プールの薬品代で約75万円、プール監視員の報酬が約35万円などで、合計約642万円ということになります。  プールの水ですが、プールの水は抜かないで管理することに例年なってございます。プールの水は来年まで抜かないことといたしました。ただし、プールのろ過装置の保守点検は行うということで、点検のほうはプールの水を循環させなくてもできるということで業者のほうに確認しております。 377 ◯小川正人議長 1番大森貴之議員。 378 ◯1番(大森貴之議員) 細かい数字をありがとうございます。いずれにしましても、市としましては640万円ほどの金額が今年度はある意味では浮くということになります。これは市のほうに単純に返還されるものなのか、学校のほうで有意義に使っていただけるものなのか、何か計画がもしおありでしたらお教えいただければと思います。 379 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 380 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  現在、国からの学校のコロナ対策の詳細についてはまだ示されていないことも多いものですから、緊急性をもって買わなければいけない物品等が正直言ってございます。今のところそちらのほうに充当しつつ、また国からのスキームが示された段階で、あとまた適切に国のほうのお金を活用しながら進めてまいりたいと思っておりますが、学校にただ渡してというようなことではなく、今後状況を見ながら、どのように支出をしていくかということについては検討してまいりたい、そのように考えております。 381 ◯小川正人議長 1番大森貴之議員。 382 ◯1番(大森貴之議員) 今、教育長からご答弁いただきました。子供たちのために、またコロナ対策等々のために、状況によって有意義に使わせていただきたいというようなご答弁をいただきました。ぜひ子供たちのために本当に意義ある、せっかく浮いたお金でございますので、これをお使いいただけるようにお願い申し上げまして、次の質問に移らせていただきます。  3番の漏水対策についてお伺いいたします。会計がちょっと別会計となりますので一概には言えないかと思いますけれども、市の財政を考える場合、歳出をいかに削減するかが課題となってきます。毎年発生している漏水に伴う無収水による損失を防ぐことができれば、歳出削減に大きく貢献し、ひいては水道料金にも反映されることになると考えております。  (1)のほうですけれども、2月の定例会でも一般質問をさせていただきましたけれども、令和元年度の漏水量はいかほどになりましたか、お伺いいたします。 383 ◯小川正人議長 志村上下水道事業所次長。    〔志村芳彦上下水道事業所次長登壇〕 384 ◯志村芳彦上下水道事業所次長 ただいまの議員の質問に、私のほうからお答えいたします。  令和元年度における無効水量は約94万立方メートルとなっております。 385 ◯小川正人議長 1番大森貴之議員。 386 ◯1番(大森貴之議員) ただいま94万立方メートルというご答弁がございました。ここ何年間かの無収水量を調べさせていただきました。これは2月の定例会でも申し上げましたが、大体年間100万トン前後が毎年発生していることになります。  それらを踏まえまして、(2)の質問に移らせていただきます。漏水対策を講じる際に重要な基礎情報としまして、正確な管路図、これは空気弁ですとか逆止弁、減圧弁等々の附帯設備が明記されたものや配管の種類、大きさ等、また埋設状態が分かるものの地図でございますが、この正確な管路図というものは現在あるのでしょうか、またどのような状態なのでしょうか、お伺いいたします。 387 ◯小川正人議長 志村上下水道事業所次長。    〔志村芳彦上下水道事業所次長登壇〕 388 ◯志村芳彦上下水道事業所次長 ただいまの質問にお答えいたします。  現在、基礎情報を登載した管路図はございますが、これまで紙ベースで利用していたデータを登載している部分もありますことから、実際に現場で確認すると、管種や口径、埋設位置などの記載が誤っている場合がございます。そのようなものが確認された場合には速やかに加筆修正をして、正確な情報に変更して運用しております。 389 ◯小川正人議長 1番大森貴之議員。 390 ◯1番(大森貴之議員) 適宜加筆修正していただいているということでございますけれども、管路図の整備は漏水対策の第一歩でございます。早急によりよいものを整えていただくことを要望いたしまして、次の質問に移らせていただきます。  (3)ですけれども、現在漏水監視を含め、配水状況管理のために、配水区域のブロック化を行っていると思いますが、どの程度そのブロック化が出来上がっているのかお伺いいたします。併せて、ブロック化のメリットをお教えいただければと思います。 391 ◯小川正人議長 志村上下水道事業所次長。    〔志村芳彦上下水道事業所次長登壇〕 392 ◯志村芳彦上下水道事業所次長 現在、白石市の上水道区域につきましては、12エリアにブロック化を行っております。  ブロック化のメリットでございますが、有収率の向上のためには漏水を見つけるのが一番なのでございますが、配水量と、それから有収水量の差をブロックごとに比較することで、どのエリアでより漏水が多いのかを確認するのに役立てることができますので、大きい漏水が見つかった場合、そこを集中的に漏水調査エリアとして指定するなど、効率的な漏水防止に役立てることにメリットがあります。 393 ◯小川正人議長 1番大森貴之議員。 394 ◯1番(大森貴之議員) 漏水監視にも効果があるということでご答弁いただきました。  漏水監視の効率を上げるためには、圧力計や、先ほども話が出ましたけれども逆止弁等が非常に重要な役割を果たしております。  2月の定例会におきまして圧力計の設置を要望した際、特に市街地におきましては受水先の状況、水の使用をやめて水を止めたりなんだりする、そういうような使用状況の変化に伴い逆圧がかかりまして、送水管の配管の中を水が逆流する場合がある。そのことによって、今せっかくブロック化したところの漏水監視のいろんなデータの信用がちょっと薄くなるような状態があって非常に厳しいんだというような、今の現状では見つけるのが少し難しくなっているというようなお話をお伺いいたしました。  このブロック化によって水の流れが見えやすくなることを踏まえまして、できれば配水系統、今高低差があって、基本的には水は高いところから低いところへの高低差で持っていっていますが、場合によっては受水タンクがあって、家庭があって、一旦下がって、圧力がありますからちょっと上までは行きますけれども、これが止まると、ここよりもちょっと低いところに水が逆に流れてしまうという、そういうような状況が逆流でございます。それをなくすためにも逆止弁、一般的にチャッキ弁と言われる、水が逆に流れるのを止める弁ですけれども、そういうものをやったり、また構造的に末端の家庭での受水、水を受け取る先での高低差を調整したりして、これは配水系統のブロック化になりますけれども、それをやっていただくことによって、今モニター等で確認していただいている12エリアのブロックの監視がより効果的になることが見込まれます。  この配水系統の切替え、それから逆止弁等の有効な設備の設置等をご検討いただきたいと思うんですが、ご見解をお伺いいたします。 395 ◯小川正人議長 志村上下水道事業所次長。    〔志村芳彦上下水道事業所次長登壇〕 396 ◯志村芳彦上下水道事業所次長 ただいま大森議員から申出がありました逆止弁の設置あるいは配水の仕組みの改善等々でございますが、現在、給水人口の減少に伴いまして、施設の統廃合等を中心に行っておりますので、それに伴いまして高低差を利用した、いわゆる自然流下と言われる仕組みの改善等々も同時に検討を進めておりますので、今後ともご理解をいただければと思います。 397 ◯小川正人議長 1番大森貴之議員。
    398 ◯1番(大森貴之議員) 今、いろいろ手をつけていただいているということを確認させていただきました。  漏水の早期発見にも大きく役立ちますので、1番で申し上げました管路図と同じように、ブロック化、各設備の設置等々、できるものから早急に手をつけていっていただければというお願いを申し上げまして、(4)の質問に移らせていただきます。  漏水の多くは、弁類の接合部分や弁自体の腐食部分から発生しております。本年6月に発生しました鎌先温泉入り口付近の漏水は、空気弁の腐食によるものでした。空気弁は、送水中に発生した配管内のエアだまりを排気するものですが、配管工事の断水作業の後に通水する際にも重要な役割を果たす器具です。この観点からも、空気弁の定期的点検及び交換が必要と考えますが、現在、空気弁に対してはどのような措置というか、どのような状態になっておるのですか、お伺いいたします。 399 ◯小川正人議長 志村上下水道事業所次長。    〔志村芳彦上下水道事業所次長登壇〕 400 ◯志村芳彦上下水道事業所次長 ただいまの質問にお答えいたします。  議員のお話のとおりであると思います。本市のように起伏に富んだ地形を配水管等が布設されている場合、送水中に発生した配管内のエアだまりを排気することで安定した水道水の流れが確保されており、減圧弁等と併せて非常に重要な設備であると認識しております。  本市の空気弁の現状につきましては、断水を伴う漏水や工事中の破損事故などにおいて、復旧後の通水で不具合が生じた場合に点検や修繕を行っているのが現状であります。  今後は、空気弁についても、施設の点検同様、定期的点検を行うように検討してまいりたいと思っております。 401 ◯小川正人議長 1番大森貴之議員。 402 ◯1番(大森貴之議員) 漏水等の早期発見の観点からも、空気弁の定期点検を、何とか工程といいますか、通常業務のほうに入れていただけるようなご検討をお願いしたいと思います。  (5)の質問に移らせていただきます。漏水判断技術には知識と経験が大きく影響します。その継承には時間がかかります。上下水道事業所も役所の一部である以上、職員の異動は避けられないと思いますが、人材育成の観点から在任期間を延長していただけないかご検討していただきたいと存じますが、ご見解をお伺いいたします。 403 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 404 ◯山田裕一市長 大森貴之議員の一般質問にお答えいたします。  漏水判断は、主に音を聞き取り判断することになりますが、管種や漏水している方向、量などの違いで多様な音を発するため、それを経験と技術で判断する必要がございます。また、道路内であれば漏水している位置を的確に示すことで復旧工事における影響範囲を最小限にとどめることができるなど重要かつ緻密な作業となります。  本市における漏水調査は年間を通じて民間業者に業務を委託するとともに、漏水通報に対しましては今年度から委託している白石市管工事業協同組合が初動の漏水調査、確認を行っておりますが、勤務時間以外の場合にあっては職員自らが漏水調査機器を使用して漏水箇所の特定等を行っている状況でございます。  本市でこの漏水判断ができる技術と経験を有している職員は現在1名ではございますが、これまで約30年水道技術職員として勤務しております。  今後、水道事業においては、広域化に向けて進んでいかなくてはならないと考えておりますが、その場合におきましても、本市水道の基盤となる水道施設の役割と水の運用について知識と経験を有した職員の確保は極めて重要であると思われることから、在籍期間も含め人材の確保、技術の継承のため、今後水道技術職員の採用等を検討してまいりたいと考えております。 405 ◯小川正人議長 1番大森貴之議員。 406 ◯1番(大森貴之議員) ただいま市長から非常に力強いお言葉をいただきました。特に夜間、市の職員がやらなければならない、現実にできるのはお一人しかいない、その方が何らかの都合で動けない、いないという場合は、夜間の漏水調査はできないということにもなります。その辺をなくすためにも、ぜひご配慮、ご検討いただきたいと思います。  最後に(6)の質問に移らせていただきます。基本的な問題といたしまして、本市の水道施設は老朽化が激しく、先ほども申し上げましたけれども一昨年で100万トンの無収水が発生しております。  2月定例会でも申し上げましたが、あくまでも私の個人試算ですが800万円以上の損失が発生したことになります。計算方法を変えますととんでもない金額になります。  そのほとんどは漏水によるもので、修繕費用としても、これは実質昨年度は1,200万円以上を費やしているはずです。しかも、この漏水量と漏水の修繕関係は今でも継続していると言わねばなりません。いかに漏水対策を講じましても、次から次へと漏水が発生しているのが現状ではないかと思います。  この悪循環をなくすためには、可能な限り集中してインフラ整備を実施していくべきと考えますが、ご見解をお伺いいたします。 407 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 408 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  現在、水道事業アセットマネジメントの策定を進めておりますが、老朽化した水道施設の更新には多額の費用が必要であり、議員がお話しされているように更新費用の集中投資を行い、短期に更新等を進めることも選択肢の一つではあると考えられますが、施設更新を集中させてしまうことは、その後のサイクルコストにおきましても更新投資が集中してしまうことを避けられないなどの問題もございます。  これらのことも踏まえながら、水道事業アセットマネジメントにおきまして、将来を見据えた収支及び施設更新計画等を盛り込み、持続可能な水道事業の実現に向けて取組を進めてまいりたいと考えております。 409 ◯小川正人議長 1番大森貴之議員。 410 ◯1番(大森貴之議員) 近年、人口減少に伴い水需要も減少しております。人が生きていくためには水は絶対に欠かせないものであり、安心安全で廉価な安い水を供給することは行政の使命と言っても過言ではないと思います。  話は違うんですけれども、かつて県南を中心といたしました首都移転構想がありました。白石市を含め県南の地が首都移転候補地として挙がりました大きな理由は、豊富な水量を有する七ヶ宿ダムの下、仙南・仙塩広域等の水道事業、これは白石市の水道事業も含まれますけれども、その十分な飲料水の確保が見込まれたからとお伺いしております。  現在、白石市でもスマートインターチェンジや工業団地の構想が進んでおりますけれども、企業誘致の際にも水道の充実はこの誘致に対して大きなメリットになると確信しております。  現在、コロナ対策が大きな問題となっている現状で予算化することは当然厳しいと思いますし、今市長がおっしゃいました一気にやってしまえば、次の更新がまた一気に来るというようなこともありますので、一概に今すぐやってくださいというわけではないんですけれども、今整備を最初にお願いしました管路図、それから配水区域のブロック化等々が整った時点で、やはりそこで思い切ったある程度できる部分、特に先ほどのブロック化におきましては漏水が一番多いところが分かるというようなメリットもございますので、そういうところから順番をつけて、何年か計画でその工事関係を進行していただくということをお願いしたいと思っております。  これは実際、予算の問題等々がありますので、今後ご検討いただくということをお願い申し上げまして、私の質問とさせていただきます。 411 ◯小川正人議長 次に、11番佐久間儀郎議員。    〔11番佐久間儀郎議員登壇〕 412 ◯11番(佐久間儀郎議員) ただいま議長より発言のお許しをいただきましたので、2項目について質問させていただきます。  最初は、新型コロナウイルス感染予防と災害時の避難所についてであります。  5月25日に新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言は全面解除されましたが、感染リスクがゼロになったわけではありません。解除後に、北九州市では集団感染が発生しています。東京都において東京アラートが発令されるなど、感染第2波の懸念が現実のものになっております。ウイルスとの闘いは長期化すると感染症専門家が述べておりますので、再流行を避けるための対策を継続しながら、ウイルスと共存していく社会、提唱されている新しい生活様式を意識することが求められます。  さて、時と場所を選ばない自然災害はいつ起こるのか分かりません。今や梅雨の時期、台風の季節が近づき、水害等の不安を抱きます。避難所の感染症対策は待ったなしであると考えます。  災害時の避難所は、感染症が拡大しやすい密閉、密集、密接の3つの条件がそろっていることを政府内でも問題視して、本年4月初旬に内閣と厚生労働省及び消防庁は地方自治体向けに、「避難所における新型コロナウイルス感染症への対応について」と題する留意事項を通知しています。  ポイントを挙げますと、1)可能な限り多くの避難所を開設し、ホテルや旅館の活用も検討。2)親戚や友人の家等への避難を検討するよう住民に周知。3)避難所到着時に避難者の健康状態を確認。避難所で手洗いとせきエチケット等の基本的な対策の徹底。4)十分な換気やスペースの確保に留意。5)発熱などの症状が出た人に専用のスペースやトイレの確保、一般避難者と場所、動線を分離。6)自宅療養中の軽症者対応を事前に検討。7)避難者が新型コロナウイルス感染症を発症した場合の留意、以上のように整理できるのではないかと思います。  新型コロナウイルス感染予防と災害時の避難所については、このテーマについてはもう既に昨日伊藤勝美議員並びに高子秀明議員が詳細に一般質問なされまして、当局からも詳しく答弁を得ております。  そこで、私は重複を避けて幾つか確認をさせていただき、通告の何点かについて質問させていただきたいと思っておりますので、ご了承をお願いいたします。  (1)でございますが、職員の皆さんが、14日に避難所において防災訓練を行うことは承知しておりましたけれども、職員向けの勉強会については無知でありました。偶然にも5日夜のテレビで、また7日の新聞報道によって知ることができました。  新型コロナ感染予防を意識した避難所運営の勉強会並びに各避難所での実地訓練、実践訓練をして、避難所のためにしっかりと対策を立てようとする行政の積極姿勢に対して心から拍手を送りたいと思っております。  勉強会、訓練を行ったことで、避難所における新型コロナウイルス感染予防のための課題が幾つか見えてきたのではないかと思っております。どのようなものがあったのかお聞かせいただければと思います。 413 ◯小川正人議長 畑中危機管理課長。    〔畑中祐二危機管理課長登壇〕 414 ◯畑中祐二危機管理課長 ただいまの佐久間議員の質問については私からお答えしたいと思います。  昨日、伊藤議員、高子議員に対してお答えしていますとおり、内閣府等からの通知に基づき、本市では避難所の開設、運営に必要な手順、内容等を取りまとめ避難所開設運営マニュアルを作成しております。  これから本格的な出水期を迎えるに当たり、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止するため、市では今後発生が予想される台風などの自然災害時に開設する避難所内で、十分な換気や避難者の間隔を2メートル確保、消毒の徹底など、可能な限り避難所の衛生管理の確保に努めてまいりたいと思います。 415 ◯小川正人議長 11番佐久間儀郎議員。 416 ◯11番(佐久間儀郎議員) それでは、(2)は割愛させていただきまして、(3)のほうに飛ばさせていただきますが、今も若干マニュアルという言葉が出ておりますけれども、新型コロナの中での避難所についての職員向け訓練の成果を生かした市民向けの避難所対応マニュアルを作成すべきだという方向で再度確認をさせていただき、市長の所信をお尋ねしたいと思います。 417 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 418 ◯山田裕一市長 佐久間儀郎議員の一般質問にお答えいたします。  新型コロナウイルス感染症対策をしっかり行った上で避難所運営を進めていかなくてはなりません。自主防災組織など地域との調整や限られた施設や備品等を活用した運営など、皆さんで知恵を出し合い、創意工夫しながら進めてまいります。  また、避難所開設運営マニュアルなど、ホームページ、広報しろいしで市民の皆様に周知してまいります。 419 ◯小川正人議長 11番佐久間儀郎議員。 420 ◯11番(佐久間儀郎議員) 昨日のご答弁を聞きまして、県のガイドラインに基づいてそのマニュアルをつくっていきたいというようなことの答弁はいただいたと思っております。  そこで、福岡県の例を見たんですけれども、市町村向けの新型コロナウイルス感染症に対応した避難所マニュアル作成の指針をまとめて、福岡県でも公表されているんです。それは、体育館を避難所にする場合のレイアウトの例などを市民に向けて知らせておりまして、地域住民が避難所運営に携わる際には、住民の方のイメージが出来上がるような状態を促しているということは、非常に私どもも見まして、こういった方法も必要なんだろうと思ったわけなんです。  それで、後でも触れますが、飛沫感染を避けるために段ボールベッドの配置を互い違いにするとか、そういったこともイラストの状態で公表されているということなんです。ですから、こういうことはやっぱり、今言った状態で時間をずらして密集、密接を避けるというようなこと、そういったものを市民に分かりやすい状態で、県のほうの指導を受けながらマニュアル化してきているのを見ましたので、そういった意味でも市のほうでそういったことも十分に、これから宮城県のほうからそういったガイドラインが出るんだと思いますので、そういうことを十分にご覧いただきまして、やっぱり職員はお分かりになって当然ですけれども、住民が避難するわけですから、避難所においては住民のご協力をもらわなければいけないという体制が出てくるはずなんですね。そういったことがよく分かるような状態のものをおつくりいただきたいと思うんですが、その辺をもう一点、よろしいでしょうか。 421 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 422 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  佐久間議員ご指摘のとおりだと思います。  それで、県からのそういったマニュアルもしっかり確認したいと思いますが、やはり先般の職員の勉強会は非常に大きかったと思っています。確かに避難所となると地域住民の皆さんのご協力、これはもう当然必要不可欠になってまいります。しかしながら、まずはその避難所をどのように、例えばレイアウトをしたりとか、そういったベースになるのはやはり市の職員になりますので、そういったところを職員がしっかりと事前に勉強する、また研修をする。そういったところでしっかりとしたまず避難所の運営マニュアル、特に若い職員に対しても、地震の場合と、また大雨の場合とでの避難所の対応も変わってくるというところも今回の勉強会でもさらに深めることができましたので、まずは市の職員がそのあたりしっかりと習得して、今度それを市民の皆さんに分かりやすいように周知できるように努力してまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 423 ◯小川正人議長 11番佐久間儀郎議員。 424 ◯11番(佐久間儀郎議員) よろしくお願いしたいと思います。  それでは、(4)に移らせていただきたいと思います。  避難用の持ち出し袋に入れる新型コロナ対策備品をお知らせしておく必要があるんではないかなと考えております。各戸配布になった白石市ハザードマップ保存版には、災害発生時に最初に持ち出すもののリスト、非常持ち出し品、備蓄品が掲載されております。  これは本当にとても参考になるものだと認識しておりますけれども、こうしたリストにやっぱり感染症を意識した持ち出し品も加えておくことが必要なんではないかと思うわけです。例えばマスク、体温計、ハンドソープ、固形石けん、あるいは使い捨てのビニール手袋とかウエットティッシュとか、また消毒用のスプレーなど、こういったものがそういったリストに当たってくるのではないかと考えますが、今ハザードマップができたところでありますので、そういったことについては当面チラシなどを作って事前に市民に配布されることをご提案したいと思ったのですが、そこについてはどういったご見解をお持ちでしょうか。 425 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 426 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  議員おっしゃるとおり、開設する避難所にはマスクやアルコール消毒液などを事前に準備いたしますが、市の備蓄品にも限りがございますので、避難されるとき、マスクや体温計など感染症予防に必要なものはできるだけ市民の皆さんが各自で予防対策を行っていただくようお願いしたいと思っております。  また、食料や水、毛布など、避難生活に必要なものは事前に準備をしていただきますよう、ホームページや広報しろいし等で周知を図ってまいります。 427 ◯小川正人議長 11番佐久間儀郎議員。 428 ◯11番(佐久間儀郎議員) 周知方お願いしたいと思います。  ただ、ちょっと申し上げたいのは、これから夏に向かっていきますけれども、やっぱり市民に準備していただくものに防寒着を加えるということも重要ではないのかなと思ったりもしているんです。これから梅雨の時期に入って、梅雨の時期も夜はやっぱり結構気温が下がっていくわけです。それで、避難者がやっぱり寒いとなると、なかなか避難所が換気しにくくなる状態が出てくるんだろうと思うんです。そういった場合には、避難の方々に若干防寒着などを用意していてもらえば、非常に心置きなくというのではないんですけれども、換気を避難所で十分に取れるのではないかと。寒いのでちょっと換気できませんよでは、これは困るのではないかと思ったりもしたので、できればそういったものも避難のときにお持ちいただければよろしいのかなと思ったところがございます。一応、参考にそんなことを申し上げます。  (5)のほうに移らせていただきますけれども、避難所での感染症対策に詳しい新潟大学の榛沢和彦特任教授は、感染防止には避難者1人当たり2メートル四方のスペースが必要だとした上で、床に落下したウイルスを含んだ飛沫を吸い込む危険があり、段ボール製の簡易ベッドなどを用意することが望ましいと指摘をされております。  段ボール製の簡易ベッドは、コストが安くて均等荷重で約9トンに耐える強度があり、そのほか様々な特性があるわけであります。今や避難所の世界標準は簡易ベッドであると思いますし、日本型の床に雑魚寝では飛沫感染のリスクが高過ぎるのではないかということです。  先ほど触れましたけれども、6月5日の職員向けの勉強会をテレビ放映で若干見たわけですけれども、そこには段ボール製の簡易ベッドが映っておりましたので、本市ではある程度の備蓄数があるのではないかと推測いたしました。  そういうことで、実際の今の備蓄状況と、飛沫感染をしないように段ボール製簡易ベッドを実際に避難所運営するために使用することについてのご所見をお伺いしたいと思います。 429 ◯小川正人議長 畑中危機管理課長。    〔畑中祐二危機管理課長登壇〕 430 ◯畑中祐二危機管理課長 ただいまの質問にお答えしたいと思います。  本市では、東北カートン株式会社と災害時における物資調達に関する協定を平成26年12月8日に締結し、段ボールベッドの緊急調達を要請することができます。現在、備蓄品は20基あります。必要とする備品、備蓄保管にスペースを要することから、中長期の避難所の開設を行うことになった場合には、協定により物資調達を考えております。 431 ◯小川正人議長 11番佐久間儀郎議員。 432 ◯11番(佐久間儀郎議員) 簡易ベッドは必要だろうと今回申し上げたのは、実はNHKのクローズアップ現代で放映していたんです。それには、NHKで実験を行ったということで、避難所の床にたまる飛沫は感染リスクが非常に高いということが出ておったということなんです。口から放たれる飛沫は1.5メートルほど先に集中して落下するんだということだそうです。その飛沫にウイルスが含まれているとすれば、床では何と24時間以上は感染力を持つと考えられると。結局、そんな状態の中で人が歩くとほこりなどに付着して飛沫が舞い上がるというようなことで注意をされておったものですから、やっぱり簡易製の段ボールベッドを使って、床から高い、あれは30から40センチメートルぐらいあるんでしょうか。そういったものを使えば、飛沫感染についてはリスクを避けることができるだろうということの思いでここをただしてきました。  今のお話では、段ボールベッドの業者さんとの提携、協定を結んであるので、ある程度の必要量を、これだけ備蓄というのはないけれども、必要あれば要請はできる、こういうことですよね。それは非常にいい体制だと思います。  私も業界のほうを見たら、全国で3,000社ほどあって、そこで要請をすると3日以内ぐらいにその用意はどこでも出せるんですよと書いてあったものですから、ぜひそういったものが市のほうで必要だなと思いまして、もう既に着手されていると。非常にありがたいことだなと思って、ぜひこれを活用いただきたいと思うところであります。  そういうことで、私が希望した質問については今お答えいただきましたので、次のほうに移らせていただきたいと思います。  それでは、2つ目の項目に移らせていただきたいと思います。社会福祉協議会の運営について質問させていただきたいと思います。  広報しろいし6月号とともに、「社協会費のお願い」と題する社協だより増刊号が配られました。内容は、白石市民の皆さんや法人団体の皆さんに会員となっていただき、地域の支え合い活動をますます発展、活性化をしていくため、会費納入に協力を願うというもので、運営のため市民の善意に訴えるものであります。  社会福祉協議会は、社会福祉法に基づいて設置された営利を目的としない公共性の高い社会福祉法人です。福祉ニーズは多様化して、高齢化もあって、ますます増大しております。この需要に応えるため、社会福祉協議会の役割は増大する一方であると思います。ボランティアと協力しながら創意工夫を凝らして事業に取り組んでいることに対して敬意を表したいと思っております。  それで、コロナショックと言われるほどに落ち込んでいる経済状況下で、本市においても先行きの不安があります。社会福祉協議会への寄附が増えていくとは思えません。このたびの会費納入を呼びかける背景には、財政的にまた人材的にも逼迫している状況にあるのではないかと、そういったものを懸念いたしました。
     平均寿命が延びることは喜ばしいことではありますが、認知症の方も増えて判断能力が十分でない方の生活を助ける日常生活自立支援事業の利用者も増加しております。全国的にこの支援計画をつくる専門員の不足が課題となっていることが報道もされております。  専門員は介護保険や障害者支援などの専門知識が必要でありまして、多忙を極めており、さらに利用者には生活保護の受給者も多く、幅広い知識が求められております。  そこで、本市の行政に深い関わりのある社会福祉協議会の運営について幾つか質問を用意いたしました。私がこの質問を書いたときにはちょっと気がつかなかったんですが、社協だよりは年4回発行されているということで、そして「社協会費のお願い」と題する増刊号は毎年6月1日に定期的に発行されているということを承知いたしました。非常に認識が浅かったと思っておりまして、今の立場でもって話を続け、それでも質問を続けさせていただきたいと思っております。  まず、(1)本市の社会福祉協議会の財政状況をどのように理解されているのかお聞かせいただければと思います。 433 ◯小川正人議長 後藤保健福祉部長。    〔後藤滝雄保健福祉部長登壇〕 434 ◯後藤滝雄保健福祉部長 ただいまのご質問につきましては、私からお答えいたします。  社協会費のお願いにつきましては、社会福祉協議会の理事会でのご意見を踏まえ、平成29年度からは6月に配布するように改善を図ったものと社会福祉協議会から伺っており、ご質問の中で議員がおっしゃいましたとおり毎年お願いしているものでございます。  お尋ねの財務状況でございますが、社会福祉法人である社会福祉協議会に対しては、所轄庁として原則3年に一度のペースで定期監査を実施しており、直近では平成28年度に実施し、本年7月にも実施を予定しております。また、社会福祉法人は決算日から3か月以内に現況報告書を所轄庁に提出することが義務づけられており、毎年6月30日までに報告書を提出していただいております。  市では、これらの監査報告を通じて財務状況を確認しておりますが、社会福祉協議会の財政状況につきましては、社会福祉法人決算においておおむね毎年黒字を計上しており、また補助金等の支出、経理等も適切に行われておりますので、特段の心配はないものと考えております。 435 ◯小川正人議長 11番佐久間儀郎議員。 436 ◯11番(佐久間儀郎議員) 監査を実施して、その状況については非常に健全性があると今ご報告いただきましたので安心いたしました。  ただ、私がちょっと気になったのは、社会福祉協議会ですが、民間性と公共性が同居している団体であります。その人件費や委託事業費は白石市から補助金とか受託金が投入されています。いわゆる税金が投入されているわけです。だから、運営資金は極めて公共性の高い資金を利用している団体であるということで、市民の方はある意味ではイコール行政だというようなことの見方をされる方も結構いらっしゃるわけですが、民間団体であることに変わりはないと。  ただ、会員会費は社協の基本財産であるわけですが、先ほど増刊号にも触れましたけれども、その平成28年度の会費の実績をちょっと読んでみましたが、1万751件が会員の実績という格好で、合計金額が657万2,000円というような集計報告がされていました。それが令和元年の実績を見させてもらうと、1万322件で628万800円という形の会費の実績になっている。若干ではあるけれども減少傾向にあるというようなことはちょっと増刊号などを見させてもらうと出てきているので、この辺についての傾向といいますか、その辺をどのように捉えていらっしゃったのかと思ってお聞きしたいと思ったんですが、よろしいですか。 437 ◯小川正人議長 後藤保健福祉部長。    〔後藤滝雄保健福祉部長登壇〕 438 ◯後藤滝雄保健福祉部長 お答えいたします。  議員おっしゃるとおり、平成28年657万円、令和元年度628万円でございますが、間の平成30年におきましては621万円、平成29年におきましては649万円と、ほぼ同レベルで推移しているということですので、令和元年と平成28年では若干下がっているものの、それは同レベルの範囲内ということで理解しておりますので、よろしくお願いします。 439 ◯小川正人議長 11番佐久間儀郎議員。 440 ◯11番(佐久間儀郎議員) 分かりました。  (2)のほうに移りますけれども、本市の社会福祉協議会における、先ほど申しました事業の専門員あるいは支援員は十分であるとご認識になっているのかどうか、お伺いいたします。 441 ◯小川正人議長 後藤保健福祉部長。    〔後藤滝雄保健福祉部長登壇〕 442 ◯後藤滝雄保健福祉部長 お答えいたします。  ご質問の中にありました日常生活自立支援事業は、認知症の方や知的精神障害の方を対象に福祉サービス利用に関する相談、助言やそれに伴う日常的な範囲の金銭管理や生活変化の見守りを行い、地域において自立した生活が送れるよう利用者との契約に基づき福祉サービスの利用援助等を行うものでございます。  この事業は、都道府県や指定都市社会福祉協議会が事業主体となり、本市の社会福祉協議会は宮城県社会福祉協議会からの委託を受け、県社協と連携して支援しております。  令和元年度は7人の生活支援員の方が利用者10人に対し259件の活動の支援を行ったとのことです。事業主体となる県の政策や実施主体である県社協、本市社会福祉協議会の事業計画に基づくものとなりますが、本市社会福祉協議会が社会福祉事業として現状の支援を行うには充足しているのではないかと認識しております。 443 ◯小川正人議長 11番佐久間儀郎議員。 444 ◯11番(佐久間儀郎議員) 分かりました。日常生活自立支援事業については、市のほうとしての独自の事業ではなく、宮城県のほうの社協のほうからの委託の中で動いているんだということですよね。ということになれば、市のほうとしての専門員という方はいらっしゃらないという形で、県のほうから委託を受けて、その中での専門員であると、そういうことになるわけですね。分かりました。  では、(3)にも触れますけれども、支援員の方、先ほど実績を挙げていただきましたけれども、10人いらっしゃるというお話でありますが、そういうことでよろしいですか。違いますか。すみません、ちょっと聞き取りが悪かったんですね。それでは、まず専門員についてはそういう状態で、支援員……。    〔「7人」と呼ぶ者あり〕  聞き漏れがあってしまいました。支援員は7人ということでございました。  (3)にも触れるのですが、その7人で十分なんだというような認識で、確認になりますけれども、よろしいのかということです。お願いします。 445 ◯小川正人議長 後藤保健福祉部長。    〔後藤滝雄保健福祉部長登壇〕 446 ◯後藤滝雄保健福祉部長 先ほど申し上げましたとおり、充足しているものと認識しておりますので、ご理解いただきたいと思います。 447 ◯小川正人議長 11番佐久間儀郎議員。 448 ◯11番(佐久間儀郎議員) 答弁を聞き漏れまして、大変失礼いたしました。  では、社協は本当に重要な団体だと思っておりますので、いろいろな面での福祉関係の事業をやっていただいている団体でもありますので、これの充足を一層に図っていただきますようお願い申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 449 ◯小川正人議長 本日の日程はこれで終了いたしました。  なお、明日19日に本会議を開き、各委員長報告等を行う予定であります。  本日はこれにて散会いたします。  ご苦労さまでした。      午後4時21分散会  地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する  白石市議会 議 長  小 川 正 人        議 員  沼 倉 啓 介        議 員  高 子 秀 明 Copyright © Shiroishi City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...