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令和2年第440回臨時会(第1号) 名簿 開催日:2020-05-22
令和2年第440回臨時会(第1号) 本文 開催日:2020-05-22

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  1. 白石市議会 2020-05-22
    令和2年第440回臨時会(第1号) 本文 開催日:2020-05-22


    取得元: 白石市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-11
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1      午前10時開会 ◯小川正人議長 おはようございます。  ただいまから第440回白石市議会臨時会を開会いたします。  なお、本臨時会においては、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策として、会議規則第151条の規定に基づき、議員及び理事者のマスク着用を認めております。  また、会議中は1時間を目安として休憩を入れ、換気をいたしますので、ご了承願います。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  諸般の報告 2 ◯小川正人議長 この際、諸般の報告をいたします。  地方自治法第121条の規定により、今臨時会に市長ほか関係者の出席を求めております。  次に、市議会に係る会議についてご報告いたします。  これまで、第246回仙南地域広域行政事務組合議会定例会、令和2年白石市外二町組合議会3月定例会が開催されました。  この会議の概要については、お手元にお配りしておりますので、ご覧いただきたいと思います。  次に、監査委員から定期監査、例月出納検査、随時監査及び財政援助団体等監査の結果報告並びに監査基準の通知書が提出されております。  その内容は、お手元にお配りしておりますので、ご了承願います。  以上で諸般の報告を終わります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午前10時02分開議 3 ◯小川正人議長 ただいまから本日の会議を開きます。  現在における出席議員数は18名でありますので、定足数に達しております。  本日の会議は、お配りいたしました議事日程第1号をもって進めます。
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  日程第1 会議録署名議員の指名 4 ◯小川正人議長 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第86条の規定により、議長において、5番大野栄光議員、14番森建人議員を指名いたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  日程第2 会期の決定 5 ◯小川正人議長 日程第2、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。今期臨時会の会期は、本日1日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 6 ◯小川正人議長 ご異議なしと認めます。よって、会期は本日1日間と決定いたしました。  なお、質疑は一問一答方式で行いますので、市長等の反問に関する運用を適用いたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  日程第3 第31号議案から第37号議案 7 ◯小川正人議長 日程第3、第31号議案・専決処分の承認を求めることについて(専決第3号)から第37号議案・専決処分の承認を求めることについて(専決第9号)までの計7議案を一括議題といたします。  提案理由の説明を求めます。山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 8 ◯山田裕一市長 おはようございます。  第31号議案から第37号議案までの7議案は、専決処分の承認を求めることについての案件でございます。  第31号議案(専決第3号)・白石市市税条例等の一部を改正する条例及び第32号議案(専決第4号)・白石市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の2議案は、令和2年3月31日に地方税法等の一部を改正する法律が公布されたことに伴い、白石市市税条例及び白石市国民健康保険税条例を改正する必要があり、施行に際し議会を開催することができないことから、専決処分いたしたものでございます。  なお、白石市市税条例の主な改正点といたしましては、個人住民税は、未婚のひとり親に対する税制上の措置及び寡婦(夫)控除の見直しにより、婚姻歴の有無による不公平と男性の独り親と女性の独り親との間の不公平を解消するため必要な改正を行ったほか、固定資産税及び都市計画税は、所有者情報の円滑な把握や課税の公平性の確保の観点から、所有者不明土地等に係る相続人等の申告について制度化するなど、所要の改正を行っております。たばこ税は、軽量な葉巻たばこに係る課税方式の見直しについて規定したものであります。  また、白石市国民健康保険税条例の主な改正点といたしましては、課税限度額の引上げ及び軽減基準額の見直しなどをいたしたものであります。  第33号議案(専決第5号)につきましては、令和元年度白石市一般会計補正予算の専決処分の承認を求める案件でございます。  第1表歳入歳出予算の補正でありますが、既定の歳入歳出予算からそれぞれ6億3,548万7,000円を減額し、予算の総額を169億1,491万9,000円にいたしたものであります。  歳出の主な内容は、財政調整基金の積立金などを増額する一方、事業費の確定などに伴い、プレミアム付商品券事業費、児童手当、地方道路整備事業費下水道事業会計補助金、公債費などを減額いたしております。  これらに要する財源といたしましては、交付決定などに伴い、自動車取得税交付金、地方特例交付金など各種交付金のほか、地方交付税などを増額する一方、国、県支出金、寄附金、繰入金、市債などを減額いたしております。  第2表繰越明許費補正でありますが、公共土木施設災害復旧事業など合計15事業について、工期等に不測の日数を要し、年度内にその支出が終わらない見込みであることなどから、地方自治法第213条の規定に基づき繰り越すとともに、災害廃棄物処理事業については限度額を変更いたしております。  第3表債務負担行為補正でありますが、プレミアム付商品券換金業務委託料などの合計7件について、債務負担行為の変更をいたしております。  第4表地方債補正でありますが、災害援護資金貸付金をはじめとする市債の変更8件について減額補正いたしております。  第34号議案(専決第6号)につきましては、令和元年度白石市国民健康保険特別会計補正予算の専決処分の承認を求める案件でございます。  第1表歳入歳出予算の補正でありますが、既定の歳入歳出予算からそれぞれ226万6,000円を減額し、予算の総額を37億5,960万4,000円にいたしたものであります。  歳出の主な内容は、予備費を増額する一方、出産育児一時金、特定健康診査等事業費を減額いたしております。  これらに要する財源といたしましては、国、県支出金を増額する一方、繰入金を減額いたしております。  第35号議案(専決第7号)につきましては、令和元年度白石市介護保険特別会計補正予算の専決処分の承認を求める案件でございます。  第1表歳入予算の補正でありますが、介護保険災害臨時特例補助金の額の確定により国庫補助金を増額するとともに、財政調整基金繰入金を減額いたしたものであります。  第36号議案(専決第8号)につきましては、令和元年度白石市下水道事業会計補正予算の専決処分の承認を求める案件でございます。  補正の主な内容は、収益的収入において、他会計補助金3,000万円を減額し、収入総額を10億1,852万4,000円にいたしたものであります。  また、資本的収入においては、他会計補助金3,193万2,000円を減額し、収入総額を6億6,501万8,000円にいたしたものであります。  第37号議案(専決第9号)につきましては、令和2年度白石市一般会計補正予算の専決処分の承認を求める案件でございます。  第1表歳入歳出予算の補正でありますが、既定の歳入歳出予算にそれぞれ34億1,092万2,000円を増額し、予算の総額を178億1,745万4,000円にいたしたものであります。  歳出の主な内容は、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として、全国民へ一律10万円を給付する特別定額給付金給付事業、児童手当受給者に児童1人当たり1万円を給付する子育て世帯臨時特別給付金給付事業に要する費用を増額する一方、予備費を減額いたしております。  歳出予算に要する財源といたしましては、国庫支出金及び諸収入を増額して措置いたしております。  以上が地方自治法第179条第1項の規定に基づき専決処分いたしたもので、同条第3項の規定に基づき承認を求めるものであります。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 9 ◯小川正人議長 以上で提案理由の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。16番菊地忠久議員。 10 ◯16番(菊地忠久議員) おはようございます。  第31号議案についてお伺いをいたします。  今回、この寡婦控除の見直しということで、法改正によってひとり親控除というのに改められることになりますけれども、これによって本市の対象はどのぐらいいるのか。また、予算というか控除額にどのぐらい影響あると見込んでいるのか、お伺いをいたします。 11 ◯小川正人議長 大内税務課長。    〔大内弘幸税務課長登壇〕 12 ◯大内弘幸税務課長 おはようございます。  ただいまの菊地議員の質疑にお答えいたします。  ひとり親控除に該当するのは、婚姻歴の有無や性別にかかわらず、生計を一にする子を有する前年の合計所得金額が500万円以下の単身者であります。よって、従来の寡婦控除だけではなく、未婚の独り親も該当することになり、その実数を把握するのは困難であり、正式な数値は把握しておりません。目安としては、4月30日現在の18歳以下の児童の父または母などを対象とする児童扶養手当受給者は、母子・父子家庭で277人、うち未婚の者は31人となります。  ひとり親控除対象者には扶養している子の18歳以下という年齢制限がないため、大学生の子などを扶養している場合も含まれます。  なお、令和2年度個人住民税の申告において、婚姻歴を条件とする寡婦控除を取られた方は740人で、この数値以上の控除が見込まれると思います。  影響額としては、大体800人以上、控除額として2億4,000万円ほどとなっております。 13 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 14 ◯16番(菊地忠久議員) こちら婚姻歴とか性別を問わずひとり親控除ということなんですけれども、婚姻はしていないけれども、要するにいわゆる事実婚に当たるような家庭というのは、こちらはひとり親控除には含まれるのかどうか、その辺をお伺いいたします。 15 ◯小川正人議長 大内税務課長。    〔大内弘幸税務課長登壇〕 16 ◯大内弘幸税務課長 ただいまの質疑にお答えいたします。  事実婚は含まれません。 17 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 18 ◯16番(菊地忠久議員) 分かりました。  それでは、あと所有者不明の土地等に対する課税ということで、所有者が不明でも実際に使われている土地に対してはその使用者に固定資産税を課することになるという改正ですけれども、実際本市でどのぐらいあるのか、その辺把握しているのか、お伺いをいたします。 19 ◯小川正人議長 大内税務課長。    〔大内弘幸税務課長登壇〕 20 ◯大内弘幸税務課長 ただいまの質疑にお答えいたします。  令和2年度課税分で、相続が登記されていない土地等の所有者は延べ3,000人ほどございます。その中で、令和元年度における相続放棄をされた所有者不明の土地等の所有者が25人、固定資産税の税額で約100万円であり、前年度より4人、税額として25万円ほど増えております。 21 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 22 ◯16番(菊地忠久議員) それでは、所有者不明の土地を減らすために登記とは別に土地の遺産相続人を自治体市町村に申告することが義務づけられるということですけれども、こちら、この罰則等はあるのか、その辺お伺いをいたします。 23 ◯小川正人議長 大内税務課長。    〔大内弘幸税務課長登壇〕 24 ◯大内弘幸税務課長 ただいまの質疑にお答えします。  罰則として10万円の過料がございます。 25 ◯小川正人議長 ほかに質疑ありませんか。15番角張一郎議員。 26 ◯15番(角張一郎議員) 第37号議案についてお伺いをいたします。  特別定額給付金の給付に関わる予算が計上されております。他市町村の事務処理状況などを見ますと、大変苦慮しているという報道がされておりますが、本市の進捗状況について、現在の状況についてお伺いいたします。 27 ◯小川正人議長 高橋新型コロナウイルス対策室長。    〔高橋秀人新型コロナウイルス対策室長登壇〕 28 ◯高橋秀人新型コロナウイルス対策室長 おはようございます。  ただいまの角張議員の質疑にお答えいたします。  特別定額給付金の進捗状況でございますが、昨日5月21日現在、オンライン申請は294件、うち238件、679人分について本日振込をいたしております。  また、郵送による申請は5,730件となっており、オンライン申請と合わせた合計の申請率は42.2%となっております。  5月28日には2回目の振込として、オンライン申請と郵送申請を合わせて761件、1,848人分の振込を予定しております。 29 ◯小川正人議長 15番角張一郎議員。 30 ◯15番(角張一郎議員) 今回の予算の中に委託料としてコールセンター設備設置業務委託料が計上されています。内容はどのような内容なのかお伺いいたします。 31 ◯小川正人議長 高橋新型コロナウイルス対策室長。    〔高橋秀人新型コロナウイルス対策室長登壇〕 32 ◯高橋秀人新型コロナウイルス対策室長 ただいまの質疑にお答えいたします。  コールセンター設備設置業務委託しておりますが、その業務内容でございます。  まず1番目は、市民からの問合せに対する対応でございます。  続きまして、提出されました申請書の中身を審査し、さらに不備があった場合は申請された方に委託業者のほうから連絡を取っております。  また、審査が終わった申請書につきましては、今回のシステムに入力いたしまして振込データを作成すると、そこまでを委託しております。 33 ◯小川正人議長 ほかに質疑ありませんか。16番菊地忠久議員。 34 ◯16番(菊地忠久議員) ただいまの角張議員の質疑に関連いたしまして、いろいろマスコミ報道等を見ると、全国的にはオンライン申請が大分手続上の不備があって現場の役所の方々が処理に困っているというような報道が数多く見受けられ、例えば高松市なんかはもうオンライン申請を取りやめて郵送一本にしたというようなこともございますけれども、本市ではそういった苦労というか、オンライン申請に伴い何かあるのか、その辺お伺いをいたします。 35 ◯小川正人議長 高橋新型コロナウイルス対策室長。    〔高橋秀人新型コロナウイルス対策室長登壇〕 36 ◯高橋秀人新型コロナウイルス対策室長 ただいまの菊地議員の質疑にお答えいたします。  菊地議員おっしゃるとおり、オンライン申請につきましては、全国的にトラブルが多発しております。本市におきましても、申請者以外のマイナンバーカードを使った申請、今回の申請につきましてはあくまでも世帯主の方が申請ということになりますが、世帯主ではなくほかの方が世帯主の名前を使って申請してきます。ただし、そちらに添付されてくるマイナンバーカードが世帯主ではないということになりますと、これは申請ができませんので、こういった方々には我々のほうからご連絡さしあげて、もう一度申請していただく、あるいは郵送申請のほうに切り替えていただく等のことがございました。  また、祖父母、おじいさん、おばあさん、別世帯になっているにもかかわらず、一緒に一括して申請してきた例、あるいは二重申請などがございました。
     先ほど申し上げましたが、こういった方々につきましては、我々のほうから連絡を取り、再申請をいただくか、郵送申請に切り替えていただいている状況でございます。 37 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 38 ◯16番(菊地忠久議員) 分かりました。  それでは、郵送申請についてなんですけれども、こちらも全国的で、郵送希望しない人は横のチェック欄にバツをつけて、本当は希望するのに誤ってつけてしまうという、その間違いというか、そういった混乱、全国的にもあるようなんですが、本市の場合は既に最初から世帯の名前とか合計金額、例えば4人世帯だったら40万円というような、最後に合計額書いていて、もし希望しないのであれば斜線を引いて、例えば4人のうち1人希望しないのであれば30万円で訂正するというような方法になっているんですけれども、例えば横のチェック欄にバツはついていないけれども金額だけ訂正してあったりとか、その逆に金額は訂正していないけれども横にバツだけついているとかいうような場合の対応というのはどういうふうにしているのか、お伺いいたします。 39 ◯小川正人議長 高橋新型コロナウイルス対策室長。    〔高橋秀人新型コロナウイルス対策室長登壇〕 40 ◯高橋秀人新型コロナウイルス対策室長 ただいまの質疑にお答えいたします。  希望しない欄にチェックがある、あるいは金額が訂正されているというものにつきましては、必ずコールセンターのほうからその方に連絡を取って確認することにしております。  なお、昨日現在におきまして、チェックをされた方はおりません。 41 ◯小川正人議長 ほかに質疑ありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 42 ◯小川正人議長 質疑なしと認めます。よって、質疑を終わります。  お諮りいたします。ただいま議題となっております本案につきましては、会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。ご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 43 ◯小川正人議長 ご異議なしと認めます。よって、本案については委員会付託を省略することに決定いたしました。  この際、暫時休憩いたします。      午前10時27分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午前10時28分開議 44 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより討論に入ります。  討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。  採決に入ります。ただいま議題となっております本案については、これを承認することにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 45 ◯小川正人議長 ご異議なしと認めます。よって、第31号議案から第37号議案までの計7議案は、これを承認することに決定いたしました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  日程第4 第38号議案 46 ◯小川正人議長 日程第4、第38号議案・令和2年度白石市一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 47 ◯山田裕一市長 第38号議案は、令和2年度白石市一般会計補正予算(第2号)でございます。  第1表歳入歳出予算の補正でありますが、既定の歳入歳出予算にそれぞれ1億7,835万2,000円を増額し、予算の総額を179億9,580万6,000円にいたそうとするものであります。  歳出予算の内容は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、県の要請や協力依頼に応じて令和2年4月25日から5月6日までの間、施設の使用中止や営業時間の短縮に全面的に協力いただいた中小の事業者に対する県及び市からの協力金交付事業、保育園や幼稚園等の公共施設における新型コロナウイルス感染症拡大防止のための消毒液等の購入に係る費用のほか、令和元年台風第19号等により河川に堆積した土砂を撤去するための緊急浚渫推進事業に係る工事及び測量設計費用、令和2年4月18日から19日の大雨による被害箇所に係る災害復旧事業、公立刈田綜合病院の経営形態の調査に係る委託料を計上いたしております。  歳出予算に要する財源といたしましては、国、県支出金、繰入金、市債を増額して措置いたそうとするものであります。  第2表地方債補正でありますが、河川浚渫事業及び観光施設災害復旧事業について、地方債を追加いたそうとするものであります。  以上で提案理由の説明を終わりますが、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 48 ◯小川正人議長 以上で提案理由の説明は終わりました。    〔山田裕一市長「議長」と呼ぶ〕  山田市長。 49 ◯山田裕一市長 資料の配付及び説明の許可をお願いいたします。 50 ◯小川正人議長 ただいま資料の配付及び説明の申出がありましたので、これを認めます。  資料の配付のため、暫時休憩いたします。      午前10時32分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午前10時33分開議 51 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  ただいま配付した資料について市長より説明を求めます。山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 52 ◯山田裕一市長 ただいまお配りいたしました資料について、私から説明をさせていただきます。  第38号議案・令和2年度白石市一般会計補正予算(第2号)において、公立刈田綜合病院の経営形態の調査に係る委託料を計上しております。その補足資料といたしまして2点をお配りいたしました。  参考資料1)とありますのは、平成27年3月に「公立病院改革の推進について」という新公立病院改革ガイドラインとともに公立病院の改革に取り組むよう総務省から通知がなされたものでございます。  ページをめくっていただき、ガイドラインの1ページ目に「経営効率化、再編・ネットワーク化、経営形態の見直しの視点に立った改革を継続し、地域における良質な医療を確保していく必要がある」と明記されております。  以降、改革に関する説明が記載され、9ページ目に(4)番、経営形態の見直しについて触れております。  そこには「民間的経営手法の導入等の観点から行おうとする経営形態の見直しについて、新経営形態への移行計画の概要を記載する」とあり、具体的な選択肢として4つの形態が示されております。  参考資料2)としてお配りしておりますのは、平成29年3月に策定された公立刈田綜合病院の新改革プランであります。こちらはホームページにも記載されておりますので、皆様もご覧になることができます。  ページをめくっていただき、第3節というところで、新公立病院改革プランの概要が記載されております。  その中の(4)として、経営形態の見直しの検討の必要性が記載されており、この期間は平成33年、つまり令和3年3月31日までとなっております。  次のページには、基本方針として、1番から4番の項目について取り組んでいくとの記載がされております。  2つ目、経営の効率化については、専門家でないとなかなか判断が難しいところでありますが、1つ目の地域医療構想を踏まえた役割の明確化、3つ目の再編・ネットワーク化については、宮城県や東北大学の協力をいただきながら具体的に進み始めているところでございます。  しかしながら、4つ目、経営形態の見直しについては、改革プラン策定時においては地方公営企業法の全部適用への見直しについて検討し、当院にとって望ましい経営形態について検討していきますとなってございますが、令和元年度はみやぎ県南中核病院との再編・ネットワーク化の検討が優先されてきたこともあり、経営形態についての議論がなかなか進んでいない状況であると思っております。  刈田病院の経営改善の必要性と刈田病院が白石市を含む仙南地域になくてはならない病院であることについては、ここにいらっしゃる皆様もその思いは私と同じであると思っております。  刈田病院をこれからも持続可能な病院として存続させるためにも、あらゆる方策の検討・調査は必要であると考えますし、その一つの方策といたしまして、今回86.7%という負担割合を持つ我々白石市が率先して当事者意識を持って経営形態の調査をしてまいりたいと考えております。  以上、補足の説明を終わりますが、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 53 ◯小川正人議長 以上で説明は終わりました。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。18番松野久郎議員。 54 ◯18番(松野久郎議員) 補正予算の中で、新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金、これの受付がもう始まっていると思いますが、現在どのくらいの申請者が、申請した事業者がおいでになるのか、お伺いをいたします。 55 ◯小川正人議長 佐藤商工観光課長。    〔佐藤孝商工観光課長登壇〕 56 ◯佐藤孝商工観光課長 おはようございます。  ただいまの質疑にお答えいたします。  昨日まで、5月21日現在における受理件数、こちら111件でございます。 57 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 58 ◯18番(松野久郎議員) 111件ということで、予算的には約437件分の予算を組んでいるわけでございますが、白石市内の中小企業、それから個人事業主、特に飲食店とか旅館経営など、大変厳しい状況にあると聞いております。現在、本市で把握している状況がございましたらお伺いをいたします。 59 ◯小川正人議長 佐藤商工観光課長。    〔佐藤孝商工観光課長登壇〕 60 ◯佐藤孝商工観光課長 お答えいたします。  ただいま437事業所、予算上437事業所を対象事業者ということで予算を計上させていただいております。こちらの数字につきましては、平成28年の経済センサスに基づいてこの数字が出てきていると。こちらは、宮城県が休業等が想定される対象施設等ということで、白石市の分という形で示した資料からこの数字を掲載させていただいております。あくまでもこちらは統計上の数字でございますので、実際の申請件数は、先ほど昨日現在で111件と説明させていただきましたけれども、大分437という数字よりは減るのかなとは思ってございます。 61 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 62 ◯18番(松野久郎議員) 確かに437件は統計上のものだと思うんですが、なかなか申請もいろいろ手間取りまして厳しいということも聞いているんですが、先ほど質問いたしましたのは、この111件の申請者ということではなくて、やはり市内には、この111件ももちろんそうだと思うんですけれども、いろんな個人事業主とか、飲食店とか、旅館とかで、大変苦しい状況になっているところがあると思います。本市としてどのようにその状況を把握しているかということについて、もし把握しているのであれば、その辺についてお伺いをしたいと思います。 63 ◯小川正人議長 佐藤商工観光課長。    〔佐藤孝商工観光課長登壇〕 64 ◯佐藤孝商工観光課長 ただいまの質疑にお答えいたします。  今回の協力金でございますけれども、あくまでも手挙げ方式という形で、申請主義ということでございます。それで、市のほうで、では飲食店が何軒あるとかそういった具体的な数字を押さえているわけではございません。そういったことでございますので、ご理解をいただければと思います。 65 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 66 ◯18番(松野久郎議員) 今まち全体、市内を見たときに、こういうところが非常に困っているとか、これはお店だけじゃなくてそこに働いている従業員、そういった方も雇用ができなくて大変だとか、きっとそういった状況というのは商工会議所とか役所のほうにも入ってきているんだろうと思うんです。そういったことを見て次の手段をどうするのかということを質問しようとしたんですけれども、そこまでは把握していないということですので、この新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金というのは、施設に休業要請を行う施設とそれから協力依頼を行う施設ということで、市のホームページでは110施設がもう計上されておりました。そんな中で、今111件の申請があったと思うんですが、先ほどもお話しいたしましたように、職場を解雇されたり生活に苦しんでいる方、白石市でも水道代の半額、基本料金の50%減額4か月とか2割増し商品券という案を打ち出しておりますが、そのほかにこういった事業者も含めてなかなか協力金に申請できないような事業等々について、市独自で何か支援するような方法の考えもしていられるのか、その辺についてお伺いいたします。 67 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 68 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  全国の自治体を見ても、それぞれ独自に様々な支援策を打っている自治体もございます。私としましても、どういった事業がやっぱり一番必要とされているのか、そういったのも見極めながら判断していきたいと思います。当然市の単費だけで全ての事業を賄うというのは非常にやっぱり厳しい、大変苦しい財政状況もございますので、国からの臨時交付金、これは二次補正もあると聞いておりますので、そういった財源も最大限に活用しまして、どういった事業を推進するのが一番市民生活、またそれぞれ本当に生活をする職場をしっかりと皆さん守っていただく、そういった支援というものを今後さらに検討していきたいと考えております。よろしくお願いいたします。 69 ◯小川正人議長 ほかに質疑ありませんか。11番佐久間儀郎議員。 70 ◯11番(佐久間儀郎議員) 補正予算書の9ページ、10ページ、4款衛生費の1項保健衛生費1目保健衛生総務費の12節委託料に経営形態調査委託料が計上されております。先ほど市長のほうから補足の資料も交えて刈田綜合病院に係る経営形態について調査をしたいんだと、そういったことでここに計上されたということでございますね。そもそもでありますが、公立刈田綜合病院は、一市二町によって構成されている病院であります。ですから、独立性を持って白石市がというお話がありましたが、やはりここは蔵王町、それから七ヶ宿町と共同でそういう調査をかけるというのが本来の筋ではないかなと私はそういうふうに思っておりますけれども、もっとそこら辺についての一つのコンセンサスといいますか、ほかの首長とのお話合いとか進めまして、市はこういう形で財政上も厳しいからこういう調査委託を議会のほうにおかけするんだというふうなことをまずお話をどうしているのかと。その辺のところ、本来は一市二町の組合議会のほうにこれは出すべきものだなと私はそのようにちょっと思うんですが、その辺の動きといいますか考え方をお答えいただきたい。 71 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 72 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  平成19年12月に総務省から公立病院改革ガイドラインが示されまして、公立病院改革について取り組むよう通知がなされ、平成27年3月には新公立病院改革プランとともに、改めて改革について取り組むよう通知がなされました。その中には、経営効率化、再編・ネットワーク化、経営形態の見直しの視点に立った改革に取り組むことが明記されてございます。  この間、公立刈田綜合病院を運営する白石市外二町組合において経営効率化をはじめとする改革に取り組んでいただいているところではございますが、様々な要因もあるかと思いますが、一市二町からの繰入金が大幅に減額されるほどの収支改善といった成果には至っていない現状にございます。  また、経営形態の見直しについては、ほとんど議論がされてこなかった状況にございます。  今般、宮城県より公立刈田綜合病院とみやぎ県南中核病院の連携プランとともに、令和2年度以降の刈田病院の収支計画が示されました。仮にこのプランが速やかに、そして完全に実施されれば、再編・ネットワーク化の面で一定の改善が見込まれることが想定されます。しかしながら、不確定要素の多い国からの補助金や金融機関からの融資を考慮したとしましても、本年度末には5億3,000万円以上の資金不足が見込まれる試算となってございます。  白石市といたしましては、市の財政状況が大変厳しいこと、そして86.7%という大きな負担割合を有することからも、今後の短期的及び長期的な病院経営を見据え、さらなる改革の推進が必要と考えております。  具体的には、再編・ネットワーク化を推進しながらも、現体制を維持したままでの改革の可能性をはじめ、公設民営も含めた経営形態について、より具体的なシミュレーションを行いたいことから、今回の業務を委託することについての補正予算を計上した状況でございます。
     また、どうして白石市でというところになりますけれども、今ほども答弁させていただきましたが、やはり一番は86.7%というこの負担割合でございます。病院の経営は白石市の財政に直結してございます。白石市といたしましては、一番当事者意識を持ち、刈田病院を存続させるためにあらゆる策を講じることは、これは当然のことと考えます。刈田病院の利用者の一番の割合を占めるのは、間違いなく白石市民です。資金ショートの可能性が現実にある中におきまして、白石市といたしましても、市民の命と健康を守るため、できる限りの対策を取ってまいりたいと考えております。そのようなことから、今回の形での提案となりました。  また、例えば両町長のお気持ち、考えというようなご質問もございましたが、両町長からは、「白石市が提案するものに対してどうこう言えるところではないが、相談されれば賛成はできない」と言われてございます。  しかしながら、先ほども答弁をさせていただきましたように、白石市といたしましては、病院の継続のためにはもう待ったなしの状況でありますし、資金繰りの面からも早急に手を打つ必要があると考えております。どうかご理解を賜りたいと思います。 73 ◯小川正人議長 11番佐久間儀郎議員。 74 ◯11番(佐久間儀郎議員) 両町長にはそういったお話はさせていただいたというご答弁は頂戴いたしましたが、私もう一つ懸念しているのは、みやぎ県南中核病院と公立刈田綜合病院は、機能分化とかそれから連携という形で、仙南医療圏の構想の中で、その中でも重点支援という形で今回は選定をいただいている。だから、これは県、それから大学病院も一緒になってこういったものを詰めていただくという、そういう今状況が出てきているわけです。そういう中で、経営形態について、市が独立性を持ちながら見直していくというようなことの動きがあれば、動きをすることによって、そういったものに対する県なり大学病院とかそういった方々が一緒に進むという中で、何らかの影響はないんだろうかと。下手すれば構想域からストップするよとか、そういうようなことというのはあったら困るわけですからね。私は、そういうことをちょっと踏まえた中でこういったものを予算にも計上させたということになっているんだろうか、その辺をちょっともう一つお聞きしたいと思っています。 75 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 76 ◯山田裕一市長 お答えをさせていただきます。  昨日、東北大学、それから宮城県、またみやぎ県南中核病院に訪問をさせていただきまして、本日の臨時議会において今般の補正予算を計上する旨をご説明をさせていただきました。その中で、今回、この調査に対して反対だというご意見はどなたからも出ませんでした。白石市が刈田病院のことを考え、閉院を免れるため、あらゆる方策を検討することは、これは市として当然のことであると東北大学教授からもこういった言葉をいただいておりますし、あくまでも現在の白石市外二町組合の意思といたしましては、現在の経営形態を維持しながら中核病院との連携を進めていく、この再編・ネットワーク化を推進するという意思に何ら変わりはございません。そういうところから、この動きをこれからも推進していく中で、白石市が単独に検討するということに対して何ら口を挟むものでもないし、それに対して反対する何物もないと。組合としての意思どおり、これからも大学としても協力、支援していきたいと、そういったお話をいただきました。 77 ◯小川正人議長 ここで、換気のため、11時5分まで休憩いたします。      午前10時57分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午前11時05分開議 78 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  ほかに質疑ありませんか。18番松野久郎議員。 79 ◯18番(松野久郎議員) 今の佐久間議員と重複するところもあるかも分かりませんが、この経営形態調査委託料として、現在宮城県が地域医療構想の仙南医療圏における連携プランということで、病床のダウンサイジングとか、それからスタッフの削減等に取り組んでいるところでございます。ここをやはりしっかりやっていただくということが一番最良だと思っております。  一方で、5月14日に議員と市長との懇談会がありました。また、今市長からの話あったんですが、この連携プランを進める中で、今後も赤字要因が解消できないとか、また本市の財政面からも非常に苦しいと。そんな中、市民への対応が何もできなかったのか等々の責任説明を果たすためにも独自でこの経営形態の調査を実施すると、そういう考えでよろしいのか、ちょっとお伺いをします。 80 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 81 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  まず、先ほど提案理由の中でも説明をさせていただきましたが、今大学と県に入っていただいて、この仙南の医療圏における再編・ネットワーク化の動きが、これは急ピッチで進めていこうという動きになっておりますし、この動きは私も大いに賛同しております。  この仙南の医療圏全体を見ましても、やっぱり急速な人口減少、そして少子高齢化の進展、また人口減少等に伴う構成市町の財政状況も、これは仙南の自治体どこを見ても、そんなそんな左うちわで行政運営をされている自治体はないと思います。  そういう中において、この再編・ネットワーク化を何とか進めていきながら、両病院の連携によってこれまで以上の協力体制を構築していきながら、これまで以上の良質な地域医療をこの仙南の住民の皆さんに提供するということは、非常に私は大きなテーマであって積極的に推進していかなくてはならないと思っています。  一方、やはり再編・ネットワーク化とは別に経営形態の見直し、これは刈田病院としての大きな課題だと思ってございます。先ほどの提案理由の中で、この大学と県が示された連携プランを実行しようと全力でやって、それで最大限の効果が出て、国、県からの補助金が入って、そして金融機関から4月に一借用の返済をした7億円を再度借りられたとしても、まず5億円以上の赤字が今年度生まれてしまいますし、そのままでいくと来年度の運転資金ももうないという状況になってしまいます。一番は、何としても刈田病院をこれからも存続し続けなければならない。仙南の地域医療、そして白石市民の命と健康を守るとりでであるこの刈田病院を何とか存続させるために、白石市として市民のために様々な検討をすることは、私はこれは非常に重要だと思っております。その説明責任を当然私も果たさなくてはならないと思っています。  当初は3月に住民説明会を予定しておりました。この新型コロナウイルスの関係でなかなかできていない状況で、現在国のほうからは新しい生活様式というのも示されておりますので、この中核病院との連携、国からの重点支援区域に指定されたこと、そして現在の刈田病院の経営状況、また本市の財政状況、そういったものを総合的に可能な限り早めに市民の皆さんに説明する、そういった機会を設けなければならないという思いでもございます。  そうしたときにやはり市民の立場に立てば、じゃ白石市として何ら考えはないのか。白石市として、資金ショートという大きな大きな課題が目の前に迫っている中で、何ら対策は講じないのか、そういった市民の方の声もやっぱりお聞きしています。そういうところからも、白石市として、これは白石市民のために、未来の白石市のために経営形態の見直しを検討することは非常に重要でありますし、大きな価値があることだと思って今回計上いたしたものでございます。ご理解を賜りますようお願いいたします。 82 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 83 ◯18番(松野久郎議員) 一番危惧されていることは、さきに市長が公設民営構想というのを打ち出して、発表して、ニュース、新聞沙汰になりました。今回、経営形態の調査ということで、ああまた民営化するのではないかという、一方で、今の経営プランを進めるということじゃなくて、そちらの方向に行くんではないかというそういうのがあるんだろうと思うのです、一方では。  あともう一つは、この経営形態の調査をしてみないと、どの方法がいいかというのは、今のところ何も分からないですよね。今のその16億6,000万円の借金にしても、じゃこれを例えばその公設民営化にしたら、それを払ってもらえるのかどうなのかというのももちろん分からないわけで、分からない中でどちらを選ぶといっても、我々も選ぶことができないわけですから、そのためにも公設民営ということではなくて経営形態調査をして、こういうやり方であれば、またはこういうやり方が可能なので、こういうやり方だと市民にも経済的な影響も与えないし、安心も届けられる医療体制がしっかりできると、そういったことができるかできないか分かりませんが、この調査をもってそれを確認したいと、確認する義務があると、そういう考えだと思うんですけれども、そういうことでよろしいですか。 84 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 85 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  先ほども幾度とお話をさせていただいておりますけれども、これは総務省の通知の中にあります経営形態の見直しというものは、これは全国の公立病院、やらなければならないんです。ただ、残念ながら刈田病院はその経営形態の見直しというものをこれまで深く議論をしてきたり検討してきたという資料が残っておりません。私、市長職を拝命しまして4年目となりますけれども、過去そういった議論をされてきたというのがまず資料として残っていないんです。これまでもいろいろと刈田病院、今の当然独自としての経営形態を維持しながら改革というものを進めてきたと思うんですけれども、なかなかそれが結果として、例えば構成市町、一市二町のその改革を進めたことによって補助金、負担金が例えば少なくなったとか、そういったこともない中で、昨年度は16億6,000万円という大きなお金を金融機関から一借をして、本来であれば昨年、今年の3月末までに全額返さなければならなかったところをどうしても返すことができない。そういうことから4月に7億円をお返しをまずはして、何とかその残る9億6,000万円は来年の3月31日までお返ししますというお約束をさせていただいて、何とか年度越えをさせていただきました。そのように刈田病院単体と見ても非常に経営が苦しい状況です。やっぱり私は白石市民の皆さんが通院、入院、様々な命と健康を守る最大のとりでだと思っていますので、絶対病院をなくしてはならないと思います。そのための最大の努力をやはり白石市が私は率先してする必要があると思います。それを、白石市として86.7%という本当に大きな負担割合と、その責任をしっかりと果たしていく、それはあくまでもこの地域のためでもありますけれども、やっぱり一番は市民のために、白石市民のために白石市が何とかして検討していく、そして今後その検討が実際可能かどうかというのはまた別問題であると思いますし、総務省の経営形態の見直しの中の4つの中では、私としては公設民営、これが一番刈田病院にはマッチしているのではないかとは思っています。これは、刈田病院の経営コンサルに入っていた日本経営も同じことを言っています。刈田病院の経営形態の見直しを検討するのであれば、公設民営しかない。これは、日本経営の結論でもあります。そういったことから、今回補正予算の中で、この公設民営に特化したものではございません。あくまでも、総務省の通知にある経営形態の見直し4つについて、実際のところ刈田病院としてやる、実現、実行した場合の可能性を何とか探っていきたい。白石市として市民のためにそれを見極めていきたい、そういう思いでございます。よろしくお願いいたします。 86 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 87 ◯18番(松野久郎議員) お金のことはすごく大事なわけですけれども、経営形態調査をしてみないと、そちらでどのくらいの要するに支出を抑えられるかというのはまだ全然分からないわけですよね。そういったことで、経営形態調査をぜひやりたいということだと思うんですけれども、これは重複しますけれども、先ほど佐久間議員が話した、やっぱり県と大学、こういったことが始まると、どうしても何だと、また民営化と、公設民営のほうやるのかというふうな誤解を受けるということで、昨日市長がその経営形態調査を白石市独自でやるということに対しては、特にそういった何も問題ないといいますか、話はいただかなかったということなんですけれども、大学と県がそういうふうに言っているということと、刈田病院自体も伊藤先生もおいでになりますし、そういったところに対しても誤解のないように、ぜひ、みんな大人ですからそんな誤解なんかしないと思いますけれども、本当にその辺が一番危惧されていると思いますので、しっかりとその辺の説明もお願いしたいと。昨日お願い、お話をしてきたということですけれども、お伺いをいたしましたが、まず県と大学は本当に大丈夫というか、理解をしていただいたということでよろしいですか。 88 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 89 ◯山田裕一市長 お答えをさせていただきます。  去る5月8日に刈田病院の医局の先生方に対して県から示されましたみやぎ県南中核病院との連携プランの説明を行わせていただきました。その際に、ある医師からは、病院改革プラン、先ほど皆様に見ていただいた中では、地方公営企業法の全部適用について速やかに検討するべきだと書いてあるのに、全然これが検討されていないと、これについて最高責任者としてどうなんだと、そういった検討はしないのかというようなまずご指摘もいただきました。そして、さらに先ほどの答弁と重複してしまいますが、昨日東北大学、宮城県、そしてみやぎ県南中核病院を訪問させていただきまして、本日の経営形態調査、これは白石市として白石市民のためにやる委託料の計上を申し上げましたところ、本当に調査に対して反対というご意見はどなたからも出ませんでした。それは大学から言われましたのは、「組合としての意思が、例えば公設民営をやるとかそういう決定が組合としてなされたんであれば、これは国立大学として今後協力することはできません。それはご理解いただけますよね」と昨日もお話をいただきました。私もそれは分かっているつもりです。ただ、それとは別に白石市として、これは白石市民のために調査をする、検討するということであれば、それは白石市として当然のことではないでしょうかというお話もいただいたところになります。  繰り返しになりますが、白石市といたしまして、何としてでもこれからも刈田病院を存続させていく、ありとあらゆる方法を検討すること、これが私は市民の福祉向上に直結するという判断から今回提案をさせていただきました。どうぞご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。 90 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 91 ◯18番(松野久郎議員) 最後に1点だけ。5月8日という話、今おっしゃったんですけれども、5月8日の会合というのはどこの会合のことをおっしゃっていますか。 92 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 93 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  刈田病院の医局の先生方に対する説明会でございます。 94 ◯小川正人議長 ほかに質疑ありませんか。3番伊藤勝美議員。 95 ◯3番(伊藤勝美議員) ただいま同僚議員からいろいろ質疑等ございました。刈田病院で何か市長が言うには経営形態を検討した痕跡がないとかどうのこうのというちょっと話出たものですから、実際私も病院議員だったし、あと市長自身も病院議員で、そして病院の議員の議長もやっておられました。あとここにいる平間議員もそうですし、私は正直申しますけれども、経営形態、先ほど市長が言った4形態、これについてどうかと言うたびに一部適用でやるということでの答弁だったと私は記憶しております。ただ、どういうふうにしてその見直しを行ったかということについては、その結果と、あと我々の一般質問等ではそれはかなり出ているかなと私自身は思っています。それは一応言っておきます。  先ほども出ましたけれども、何か聞くところによりますと、昨日東北大、その辺に行ってきたということですが、確認のため一つ一つ聞いていきたいと思います。  先ほども出ましたけれども、今回の予算提案について東北大に説明されたと言っていますが、いつ頃、そしてどなたにご説明なさったのか、その辺のことを端的で結構ですから、よろしくお願いします。 96 ◯小川正人議長 暫時休憩いたします。      午前11時22分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午前11時24分開議 97 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 98 ◯山田裕一市長 お答えをさせていただきます。  個人名は差し控えさせていただきますが、東北大学はお二人の教授、それから宮城県は部長、課長、そしてみやぎ県南中核病院は経営陣の方となります。 99 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 100 ◯3番(伊藤勝美議員) ありがとうございました。そこで、先ほども出ましたけれども、確認のためにそのときのお三方、東北大、中核病院、あと県の福祉の部のほうの反応について、その辺お聞かせください。 101 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 102 ◯山田裕一市長 お答えをさせていただきます。  大学の教授のお二人からは、先ほどの答弁と重複いたしますが、組合として例えば公設民営とかそういった方針が決まって、そういう方針で進むということであれば、国立大学としてこれまでのような支援をするのはできなくなりますと言われました。ただ、白石市がそれは単独で様々なことを検討する、そういうことに対して何ら大学として口を挟むつもりもないですし、それは市長として今年度刈田病院が資金ショートを起こすかもしれない非常に危険な状況の中で、様々なことを検討するのは当然のことではないかと思いますと言われました。  県のほうからは、まず、組合としての今の意思は、今の経営形態を維持して中核病院との連携を果たしていく、その意思には何ら変わりはない状況の中で、もしもこのまま、これでもやっぱり駄目だった場合は、それは市長としていろんなことを考えなければならないし、病院をなくすわけにはいかないので、市民の皆さんに説明するという上で、検討することは、それは白石市としてされることは、県としても何ら県から言うことはないというお話もいただきました。  そして、中核病院のほうからは、今の経営形態の見直しもそうですけれども、まずは再編・ネットワーク化の中で、中核病院と刈田病院が連携を図っていくというのは、この県南の地域医療にとってはとても重要なことであると。この方針の中進むのであれば、仮に刈田病院が経営形態の見直しをしたとして、仮に公設民営になったとしても、再編・ネットワーク化という部分で、刈田病院と中核病院が連携をしていくことは非常に重要であるというお話をいただきました。  ですので、どなたからも白石市として市民の皆さんのために経営形態を検討するということは、もうノーだとか、そういうことをされるんであれば大学としては協力できないとか、県として協力できないとか、中核病院として協力できないとか、そういったことはお一人からもそういった発言はございませんでした。 103 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 104 ◯3番(伊藤勝美議員) お三方からのそういったものをいただいたと、お話をいただいたということでございました。  それから、先ほど市長もおっしゃっていましたけれども、蔵王町長とあと七ヶ宿町長のほうにもお話しなさっているということなんですが、その2人のどういったお話なさったのか、その辺ちょっとお伺いします。 105 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 106 ◯山田裕一市長 お答えをさせていただきます。  仙南地域広域行政事務組合の理事会の終了後に直接お話をお二人にさせていただきました。  七ヶ宿町長からは、「最終的にはそれは白石市が判断されることだと思います。ただ、事前にこれを例えば提案したらいいかどうかということを相談されるとしたら、それは反対をします」と言われました。  蔵王町長からは、「やはり3月のあの報道によって非常に大学も県も困惑したと思う。そういうところで、今回白石市がそういう提案をした場合には恐らくまた報道されるだろう。そうすると、大学とか県とかの関係が非常にぎくしゃくするんじゃないか。そういうところはとても心配だ」というお話はいただきました。 107 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 108 ◯3番(伊藤勝美議員) 分かりました。そういったお二人からのお話だったということでございました。  それから、実際私はこの予算計上については反対しております。それで、仮に可決された場合に、業者選定方法はどのようにお考えになっているのかお聞かせください。例えば、一般競争入札ですとか、あと指名競争入札でしょうか、それとも随意契約をお考えなのか、現在のお考えをお聞かせください。 109 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 110 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  可決されればの話になりますけれども、こちらはプロポーザル方式を考えております。先ほど申し上げましたように、様々な経営形態を検討するに当たって、例えば我々であればこういうところまで調査できますとか、こういうところまで踏み込んだ例えば調査ができますとか、そういったのもやっぱり聞き取った上で、やはり一番白石市にとってベストなところと契約するのが私は重要ではないかと思っております。  また、伊藤議員から賛成できないという今お話あったんですけれども、4月10日の議員の皆さんとの懇談会の中では、伊藤議員からは「ぜひ白石市として調査するべきだ」というような力強いお言葉もいただいておりましたので、私としてもこれは応援いただけるものと信じております。 111 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 112 ◯3番(伊藤勝美議員) 今市長のほうから4月10日の件、出ましたけれども、あのときの話、ちょっと一応まだ話するのかなと思ったんですけれども、ここにいる理事者の方々もたくさんいるので、じゃその場面にちょっと戻りますか。確かに4月10日、市長と市議会議員との懇談会において、私のほうから指定管理にした場合のある程度のシミュレーションをしておくべきだということで、先ほど市長が言ったように、それでということだったんだけれども、ここで菊地副市長がこう言っています。「やろうとしても、病院のシミュレーションを市の予算でやるわけではない」と。「刈田病院の議会を通さなくちゃいけないということを理解してもらわなければならない。市の予算ではない」と明確に答弁されておりましたけれども、副市長、何でこういうふうになったんでしたっけ。今回、やっぱり財政破綻云々かんぬんということがあるからなんですか。その辺しっかりと、先ほどの、これは当然佐久間議員も先ほど言ったように、一市二町、こういった本当に法人格を持っている、特別、何というかそういうふうな形の団体でございますので、ひとつその辺、副市長のほうから答弁。 113 ◯小川正人議長 菊地副市長。    〔菊地正昭副市長登壇〕 114 ◯菊地正昭副市長 ただいま伊藤議員から4月10日の話をされたところでございますけれども、確かに今おっしゃったように一市二町で取り組むべき問題であるとお答えをさせていただきました。今現状市長がるるお話をさせていただいているところでございますけれども、なかなか両町長からはご納得をいただいていないというところでございます。  連携プランが5月7日に提案をされまして、先ほど来お話がありますけれども、それをもっても5億3,400万円という赤字が出ますよということです。その5億3,400万円は、一市二町で当然に負わなくちゃいけないという形になってくるのかと思います。白石市の持ち分は86.7%、4億5,900万円を白石市で持たなくちゃいけないとなってございます。再建団体にならないようにということで、この元年末に6億円、白石市で3億8,000万円を持って貸付けをしたと。先ほどの16億6,000万円が一借であると。そのうちの86.7%、14億2,700万円が白石市なんだという形になると、連携プランは連携プランでずっとこのまま粛々と進めていただくという話に今なっていますので、それはそれでいいんだと思うんです。ただ、もし資金ショートを起こしたというような状態、これが今年でなくて来年だったとしても、そのときに、何も白石市さん考えていなかったんですかと。何もプランがそのほかに二の矢がなかったんですかという話をされて、その資金ショートした時点で、さあこれから考えましょうというわけにはやっぱりいかないんじゃないかと私は思っています。ですから、確かに4月10日のときにはそのように回答させていただきましたけれども、今回の提案になったということで、ご理解をいただきたいと思います。よろしくお願いします。 115 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 116 ◯3番(伊藤勝美議員) 分かりました。分かりましたというよりも、資金ショート、資金ショートと、何か議員の皆さんも当然私も、じゃ大変だというのがこれは本音かなというように思います。  あと、もう一つ確認だけ。また4月10日の話になります。これも、これは市長の答弁なんですが、同僚議員の質疑に対して、重点支援区域なんですけれども、これは仮に公設民営になっても覆ることはありませんというような答弁をしております。このように断言できる根拠は何なのか、その辺ちょっとお聞かせください。 117 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 118 ◯山田裕一市長 お答えをさせていただきます。  1月31日、国の重点支援区域、全国5か所が指定されました。この中では、民間の病院も重点支援区域として指定をされています。国のこの要綱等を見ますと、公立病院同士の連携のための重点区域ではなくて、それぞれの地域の地域医療をさらに進化させるために、その地域の基幹病院となる病院が、これは公立であろうが、民間であろうが、連携を深めていってさらに良質の地域医療を提供する、そういった地域に対しての重点支援区域の指定でございます。これは伊藤議員もご存じだと思いますけれども、山口県の萩市のほうは、これは民間の病院もこの指定されている状況でございまして、国のほうとしましても、この病院の経営形態が問題ではなくて、いかにその地域の地域医療をそれぞれの病院が連携をして進めていくのか、そこが非常に重要だという話をいただいているところでございます。 119 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 120 ◯3番(伊藤勝美議員) これはこの間もそういったご答弁いただきましたけれども、今市長おっしゃった病院というのは、私が思うには、そもそも指定管理でやっていた病院であって、ただ今の刈田病院にとっては、まだ公立でございますので、その辺やると、私も県の医療政策課のほうに確認しました。要は、指定管理といって公設公営、民営、そういった指定管理とかなった場合、指定管理にするとかということになった場合は、再協議が必要になるという認識だということを先ほどお話しした県の方から私は直接聞いております。そして、再協議の場合は、東北大は撤退して支援は見込めず、重点支援区域の指定は困難となるんではないかというふうな、私も名前はあえて言いませんが、なるのではないかということを東北大の方から聞きました。その辺、ならないことを祈っていますけれども、そういう話もあったので、そういうことで、今回重点支援区域になっていても、そういうふうに市長がおっしゃるのであれば、そういうふうに進めばそれで助かるとは思いますけれども、ただ私としてはその辺はうんと危惧するところでございます。
     分かりました。ちょっと私だけ言っていてもあれですから、先ほどプロポーザルでやりたいということでございましたが、実際、こういった医療関係の見積りといいますか、そういう経営のやつとなるとかなり特殊な、何といいますか、調査とかそういうものをしなきゃならないので、これを受託するコンサルタントが、先ほど市長もおっしゃっていましたが、日本経営ですとか、あとそういった感じのそれなりの実績やノウハウがうんと必要ではないかと思うのですけれども、実際、現在として、白石市に登録している事業者でこのような専門的なノウハウというかそういうものを持っている業者がいらっしゃるのかどうか、その辺だけちょっと確認したいと思います。 121 ◯小川正人議長 暫時休憩いたします。      午前11時40分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午前11時40分開議 122 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  伊藤財政課長。    〔伊藤誠財政課長登壇〕 123 ◯伊藤誠財政課長 ただいまの伊藤議員の質疑に私のほうからお答えします。  手元に具体的な資料がないので、ちょっと業者の名前は分からないんですが、全部で3社ぐらいあるということでございます。 124 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 125 ◯3番(伊藤勝美議員) 3社ということでございます。あと、そういう会社名出すのもはばかられますので、その辺はあと後日伊藤課長のほうに、財政課にお聞きするかなと思います。  それと、何か先週の金曜日、15日の会派代表者会議で、15日以降に、15日以降というか、それで経営形態調査委託料を提案すると会派代表者のほうに言ったようなんですけれども、実際15日以降に白石市に指名登録を申請をされたコンサルの業者が何社あるのだか。今、財政課長3社ということでございましたが、15日以降、登録した事業者、その辺ありますか、それ確認です。 126 ◯小川正人議長 伊藤財政課長。    〔伊藤誠財政課長登壇〕 127 ◯伊藤誠財政課長 ただいまの伊藤議員の質疑にお答えします。  15日以降に登録した業者ですが、1社ございます。 128 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 129 ◯3番(伊藤勝美議員) 確かに1社ございます。その会社、実際会社名を出していいのか分かりませんけれども、前も出たような、出ないような、懇談会では出たような気もしますけれども、その1社があるんです、18日に。それで、実際、これ先ほどから個人名言わない、会社名も言わないほういいでしょうかね。というよりも、ありますが、この会社は、実際この間市長にもお話ししたと思うんですけれども、市長の後援会のほうで、後援会の名簿に名を連ねていた会社でよろしいでしょうか。その辺、市長に確認します。 130 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 131 ◯山田裕一市長 お答えします。  私、その登録業者を確認をしておりませんので、今はお答えすることができません。分かりません。    〔3番伊藤勝美議員「議長、暫時休憩お願いいたします」と呼ぶ〕 132 ◯小川正人議長 暫時休憩いたします。      午前11時44分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午前11時44分開議 133 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  3番伊藤勝美議員。 134 ◯3番(伊藤勝美議員) その会社でございます。それで、実際市長はその会社と、東京の立派なビルにあるそれこそすばらしいところの会社のようですけれども、どのようなお話を今までなさってきたのか、その辺、話せる範囲で結構ですからお聞かせください。 135 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 136 ◯山田裕一市長 お答えさせていただきます。  まずは、刈田病院の事務部長、過去の事務部長が体調を崩しまして休むことになりました。そのときに当時院長から「今、自分は事務部長の仕事も兼務している。早急に事務部長を出してほしい」というようなまず相談がございました。年度の途中ということもありまして、なかなか市の職員の異動というのも、そのときは難しい状況にございまして、私はこれまで刈田病院の事務部長、また地方公営企業法では一部適用の中では管理者は首長ということになっていますけれども、やはり実際病院の経営をつかさどる方々はやっぱり医療の知識に精通されている方が非常に私は最も好ましいのではないかということを思っておりました。それは大橋院長も同じ考えでございまして、現在は伊藤特別管理者が特別管理者という職にあります。あのときに事務部長について、私も困って金融機関のほうに相談をいたしました。そうしたところ、その法人を金融機関から紹介をされまして、そちらのほうに連絡をして、今こういう状況で、刈田病院の事務部長が今体調を崩して休んでいる状況で、もう人をどなたか紹介していただけないかというお願いをいたしまして、その当時は次長でありましたが、紹介をしていただきました。そういったところで、金融機関のほうから紹介をしていただいて知り合いになったということでございます。 137 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 138 ◯3番(伊藤勝美議員) そういったことでお話をなさったということでございました。  じゃ、実際、この株式会社のほうから刈田病院、指定管理するという提案なんか、そういったことを受けたことがありますか。その辺ちょっと確認でお伺いいたします。 139 ◯小川正人議長 暫時休憩いたします。      午前11時48分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午前11時48分開議 140 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 141 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  まず、先ほど言ったように、職員のほうの紹介をしていただいたというところでご縁をいただいて、もし何か困っていることがほかにあればというようなお話をいただいて、刈田病院の経営について非常に苦しいというところは、率直に申し上げたことはございます。ただ、刈田病院には日本経営という経営、医療コンサルが入っておりましたので、医療コンサルから、先ほども答弁させていただきましたが、「日本経営として刈田病院を経営形態の見直しをするのであれば、もう公設民営しかないと思います」というお話を日本経営からいただきました。特に経営形態の見直しをああしたほうがいい、こうしたほうがいいとか、そういったところをいただいたというような話は、正直私記憶にはございません。 142 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 143 ◯3番(伊藤勝美議員) それと、今その会社のほうから指定管理という提案、その辺までいっていないということであれば、これ確認なんですけれども、実際指定管理した場合の、どの程度かかるかという資金の、白石市が負担、どのぐらい負担すればこうなるよというご提案を受けたことありますか。これからやろうとしているのに聞くのもなんなんですが、その辺ちょっと確認でございますが、お願いします。 144 ◯小川正人議長 暫時休憩いたします。      午前11時50分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午前11時50分開議 145 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 146 ◯山田裕一市長 お答えをさせていただきます。  本日の補正予算のほうに経営形態の見直しについて調査費を上程をしてございます。この前に何かについて調査ということは当然しておりません。 147 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 148 ◯3番(伊藤勝美議員) していないということのご答弁でございました。  それと、実際、今副市長のほうからも指定管理どうのこうのなんていう話も出ましたけれども、実際、した場合、した場合ですよ、それ言うのもちょっと私もはばかられるんですけれども、東北大学の医師の派遣は見込めなくなると私は予想しているんです。私はですからね。ただ、その会社のほう、例の東京のコンサル、その場合の医者の確保についてとか、そういった提案を受けたことありますか。なかったらないでいいですから、はっきりその辺、短くでも構いません。お願いします。 149 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 150 ◯山田裕一市長 お答えをさせていただきます。  その公設民営ありきとかそういったところのまず話はしておりませんし、そういうところから医者を例えば何人出せるとか、そういった話は当然ございません。 151 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 152 ◯3番(伊藤勝美議員) そういう話はなかったということでございましたね。これも、じゃ刈田病院の指定管理についてということで、そういうふうになったら、3月なんかもいろいろ新聞紙上、結構騒がせたような感じありましたけれども、東北大学も宮城県知事も反対の意向を示して、当然先ほど来言っている蔵王町長も七ヶ宿町長も反対する中で、山田市長が指定管理、指定管理、そしてあと資金がショートする、そういった形だから取りあえず指定管理したいということは十分分かるんですけれども、実際、その指定管理にしなきゃならないというのも、また同じく聞きますけれども、再度やっぱりこれだから指定管理なんだというその辺のお話をしていただきたいなと思うんですが、どうでしょうか。 153 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 154 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  何度ももう答弁をさせていただいておりますけれども、まず指定管理ありきではないです、これは。あくまでも総務省の通知の中で、4つの経営形態の見直しをしなければならないと、そういうふうにまず通知に、これは伊藤議員ご存じのように書いてございますよね。それを本当に深く、まずこれまで議論してきたとかそういった、これについては、じゃ例えばこういった弊害があるとか、メリットがあるとか、デメリットがあって、これを実行するには例えばこれぐらい時間がかかるとか、こういったものを乗り越えていかなきゃないハードルがあるとか、そういったものが一つ一つ詳しくまず検討されたという記録が残っておりません。    〔3番伊藤勝美議員「改革プランは」と呼ぶ〕  いやいや、その改革プランは後ほどご覧いただきたいと思いますけれども、できない、できない、できないというような結論にしかなってございません。そういう中で、先ほども申し上げましたように、刈田病院の経営コンサルだった日本経営からは、この総務省から通知がある経営形態の見直しを刈田病院がするとすれば、公設民営しかないという話を、日本経営の話なんですね。それを私もお聞きして、先ほど来申し上げましているように、非常に刈田病院の経営状況が本当に苦しい、資金ショートとなれば、当然ですけれども、お給料を先生や看護師はじめスタッフの皆さんにお支払いできないという状況になりますので、これは民間でいったらもう倒産ということになってしまいます。当然現在も入院の患者さんもおりますし、私は病院は一日たりとも止めてはならないと思っています。そういう面から、ありとあらゆる病院を存続させるための方向性を検討する必要があると思います。命と健康は一番重要です。ただ、私は白石市長でもありますし、刈田病院の管理者でもある以上、やっぱり刈田病院を経営という立場から俯瞰して見なくてはなりませんし、どうしてもこれはお金のことを考えないで全く経営を無視して物事を決めるということは、それは私は逆に無責任になると思います。これからも刈田病院を何としても存続させるために責任を持って様々な方向を検討する。それは、白石市民のために検討することは、白石市としての責務であると考えております。ご理解をいただきたいと思います。よろしくお願いします。 155 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 156 ◯3番(伊藤勝美議員) 実際、考えると、先ほど会社名挙げないと言ったんだけれども、そう言われてみると日本経営という会社名は出ているのではっきり言いますけれども、ナショナルトラスト、実際今こちら刈田病院のコンサルなんですかね。それ1つと、いやいや、その辺、そうでないんだったら、ないでいいんですよ。ですから、そのナショナルトラストということが刈田病院のほうで結構何かいろいろうわさがあって、去年の9月、10月頃からですか、そういった話があって、かなり動揺なさっていると私は見ているんです。ですから、そのナショナルトラストというのは一体何者なんだということなんです。ですから、その辺もしっかり、もし、今ちょうど、先ほど連携プランということで、看護師さんの異動等も進まないとかどうのこうのなっているようですけれども、そういった何か皆さんに分からないところでの動きというんだか、そういうのあるから刈田病院の職員の方も本当に悩んでいるのかなと思いますので、市長は実際あちらの管理者でございますので、しっかりとその辺のお話をなさって納得されるように、何か聞くところによると大橋院長先生と市長というか管理者、合わないんだというお話も聞いております。そして、私も病院議員でございます。3月の組合議会では、ここに松野議長も、刈田病院の議長もおりますけれども、附帯決議ということで、先ほど来からやっています負担の率の割合ですか、そういうのも話合いするような形で話ししました。ただ、やはりどうしても根本的なやっぱり不安というものを解消するがためにも、しっかりその辺やっていただければ疑義を持たれないで済むと思いますが、その辺、今私言ったのに関して市長のちょっとご答弁いただきたいと思います。 157 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 158 ◯山田裕一市長 お答えをさせていただきます。  職員の皆さんが非常に不安を持たれているというのは、私も重々分かっております。4月と5月、2回にわたって職員の皆さんに対する刈田病院の説明会におきましても、直接私から今の現状、それから中核病院との連携、そして令和3年以降の、これは大学と県がつくり上げられたプランの説明をさせていただきました。議員の皆様からも刈田病院の正副管理者の中でうまく意思疎通が図られていないんではないかと、そういったご指摘もいただいております。なかなか皆さん背負っているものが違いますので、全く同じ価値観で同じ結論を見いだすというのは非常にやっぱり難しい問題がございます。当然両町長はそれぞれの町を背負っておりますし、また蔵王町であれば国保蔵王病院、七ヶ宿町であれば国保診療所も抱えてございます。院長であれば当然刈田病院の責任者でございますし、私は刈田病院の管理者であると同時に白石市長でもあります。そういった中で、なかなか本当に皆さんの一つの方向性を見いだすというのは本当に難しい状況にございますが、今後も刈田病院を何としても存続させなくてはならない、この結論は皆さん一致しておりますので、何とかそこに向かって皆さんで協力できるように、これからもしっかりと対話、また調整もしていきたいと考えております。  職員の皆さんには、様々な不安もあることから、ワンストップの相談窓口も設置いたしました。その中で、どんなことでも構いませんので、不安なことがあったらいつでも窓口のほうにお越しくださいという案内もさせていただいておりますので、刈田病院の職員の皆さんの不安解消にも全力で取り組んでいきたいと考えております。 159 ◯小川正人議長 この際、午前の会議をこの程度にとどめ、午後1時まで休憩いたします。      午後0時01分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後1時00分開議 160 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  午前に引き続き、質疑を行います。  質疑ありませんか。5番大野栄光議員。 161 ◯5番(大野栄光議員) 午前の質疑におきまして、市長の市民を守る、健康を守る熱意のほどが我々議員にも伝わってまいりました。そんな中、今回の経営形態の調査に係る委託料というものが議案として上がってまいりましたが、まずこの刈田病院というのは、一市二町、そういった管理者、副管理者がおりまして、そういった組織の中でしっかりともんでもらって、そして予算化というものを上げるべきではないかと私は思いました。確かに市長は、副管理者の方たちに了解を求めて、どうぞどうぞと言われて納得をして今回予算化というものをされて上がってきましたけれども、そういった中において、やはり刈田病院というのは一市二町、そしてまた医局の代表であります院長とかそういった方たちと十分な話合いの下にこの経営形態の調査というものをどのような形でやったらいいのかという話合いをもっと市長、持つべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 162 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 163 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  大野議員のお気持ち、私も同じです。3月の正副管理者会議の中で、これは一市二町から合計で6億円の貸付けという今までなかった財政支援をさせていただいて、そういう中にあっても非常に経営は苦しい状況が続いておりますので、私としましては刈田病院の経営形態を見直す調査も必要ではないかというふうな思いをお伝えはしておりますが、なかなか、先ほど午前中も答弁をさせていただきましたが、それぞれ皆さんやっぱり背負っているものが違うというところで、同じ一致した方向性を向くのは非常に今難しい状況にあります。  そういう中で、やはり午前中も答弁をさせていただきましたが、私は、白石市として市民の皆さんの命と健康を守るための刈田病院をこれから何としても存続してほしいというのは、これはもう白石市民皆さんの総意であると思います。当然、今年度、資金ショートを起こすかもしれないという非常に不安な状況を多くの市民の皆さんも抱えていらっしゃると思います。何とかそういった市民の皆さんにお応えするためにも、刈田病院を、議員の皆さんから何とかご了解をいただいて、白石市としての調査をする。まずは調査をするということが一番やっぱり市民の皆さんの不安解消にもつながっていくのではないかと思います。  まず調査をしなければ、その後何も議論はできませんし、やはり86.7%という一番とてつもなく大きな負担と、私は併せて責任もあると思います。白石市として、市民の皆さんの命と健康を守るために何とか調査をさせていただきたいと考えておりますので、ぜひご理解を賜りますようによろしくお願いいたします。 164 ◯小川正人議長 5番大野栄光議員。 165 ◯5番(大野栄光議員) 市長の何とかして調査をしたいと、命と健康を市民のために守るんだ、そういう熱意は確かに分かります。しかし、そういった熱意は決してほかの二町の副管理者の方たちも同じではないかと私は思います。そしてまた、代表でもある院長、そういった方たちもやっぱり市長と思いは同じだと思います。そんな責任者の方たちと一つになって、まず刈田病院をどうしたらいいのかと、そういった議論というものが交わされていないのか。先日14日ですか、市長との懇談会におきましても、なかなかそういった話合いに交ざってくれないんだという市長の悩みというものが切々と伝えられておりましたが、この代表者でもって刈田病院を構成して運営している以上、そういった方たちにもやっぱり責任というものを感じていただいて、そういった大きな問題をただ単に白石市だけで先行するんじゃなくて、話合いを、まずコミュニケーションを密に図る、そういった形を今後取ってもらいたいと思いますが、その件に関して市長はどうですか。 166 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 167 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  コミュニケーションは、私は密に取っているつもりです。刈田病院の正副管理者会議以外でも、例えば仙南地域広域行政事務組合の理事会、定例会、様々に蔵王町長、そして七ヶ宿町長と同席の会議というのは本当に数多くございますので、そういったタイミングを見つけて、これまでも本当に刈田病院については様々な議論をさせていただきました。しかしながら、やはり背負っているものが違うと思いますし、当然それぞれの政治理念、考え方も違いますので、なかなか全てにおいて一致するというのは難しい状況であると思います。どうしても、今年度、資金ショートを迎えてしまうという、その恐らく危機感が、私は──これは私の価値観です──共有されていないのではないかと思います。資金ショートするという状況の中でそれを回避するには、一市二町からの追加の何らかの財政支援もしくは金融機関からの追加の融資、まず当面この2つの方法を取らなければ、間違いなく刈田病院は資金ショートを起こしてしまいます。午前中の答弁の中でもお話をさせていただきましたが、県と大学がつくってくれた連携プランを実行して国からの補助金も来てということを全部、本当にあのとおり100%うまくいったとしても、それでも5億円以上の赤字が出てしまう。そういう状況の中で何としてもこれは、白石市民の命と健康を守る刈田病院を存続させるために白石市が検討するということは、私は非常に重要であると思っています。決して一市二町、白石市外二町組合をないがしろにしているわけでも何でもございません。どこかが議論するということは決して私は悪いことではないと思っていますし、例えばこれがもし仮に蔵王町とか七ヶ宿町で独自に調査をしたり議論されるということは、私はあってもいいと思います。やはり当事者意識を持って何としてもその資金ショートを回避する。そして、これからも刈田病院を存続させる。そのためにじゃどういうことができるのかということをそれぞれがやっぱり考えて行動を起こすことが私は一番重要ではないかと考えております。非常にもう本当待ったなしの状況でございますので、白石市民の皆さんのために何とか調査をさせていただきたいという思いから今回提案をさせていただきました。ぜひご理解を賜りますようにお願いいたします。
    168 ◯小川正人議長 5番大野栄光議員。 169 ◯5番(大野栄光議員) 私は、調査することにやぶさかの意見を言っているわけじゃないんです。それを、あの刈田病院というものを白石市民が8割やっぱり利用されて、あとの2割は七ヶ宿町、蔵王町の方たちにも利用されております。その利用度というか、病気になった、そして命を守るほかの二町の首長たちも、やっぱり市長同様にこういったものを、危機感を共有していただきたいと。そういったことに対してのやっぱりコミュニケーションというのは、一番私は大切なんではないかと思ってこういう質問をさせていただきました。答弁はいいです。 170 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 171 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  当然ながら、今後もコミュニケーションを密に取りながら、刈田病院を何としても存続させるために議論をこれからも尽くしていきたいと思います。何としても刈田病院を存続しなければならない、そういう強い思いでございます。何とぞご理解を賜りますようによろしくお願いいたします。 172 ◯小川正人議長 6番沼倉啓介議員。 173 ◯6番(沼倉啓介議員) 先ほど来からいろんな議論がなされておりますが、1つだけまず基本的なことを確認をさせていただきたいと思います。  今現在進められている機能分化、あるいは重点支援区域の支援という形の中で、これは東北大学の後ろ盾を前提として進まれるという、その計画であることをまず確認をしたいと思います。 174 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 175 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  沼倉議員おっしゃるとおりでございます。 176 ◯小川正人議長 6番沼倉啓介議員。 177 ◯6番(沼倉啓介議員) 市長の崇高な議論は今までの議員の質疑の中でお聞きしましたが、いろんな場面で刈田病院を救うためには指定管理しかないんだよと、そういう発言が度々目につきますが、公設民営だと東北大学はご協力はできませんよと、そういうような言い方をしている。ということは、その兆しがあっても、私らとしてはいろんな形で検討の段階に入らなくちゃいけないという、そういう発言も聞いている。そうした中で、今ここの予算、330万円というのを白石市単体で上げることがまず1つと、それから今午前中から来ている質疑というのは、本来であれば白石市外二町組合での質疑に付すべき内容ではないかと私は思うのですが、いかがでしょうか。 178 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 179 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  議員の皆様から様々な角度からご質疑をいただいておりまして、私も白石市外二町組合の中で議論されるべきことであると、そこのところはもう全く異論はございません。ただ、では白石市として何の議論もしなくてもいいのかというと、それもまた私は違うんではないかなと思っています。そのことから、先ほど午前中も答弁させていただきましたが、昨日も東北大学、そして宮城県、中核病院、それぞれ関係している、あとお世話になっている皆様のところに訪問させていただいて、本日臨時議会に調査費を上程させていただくことをご説明させていただきましたところ、皆さん白石市のこの考え方をご理解いただいております。ですので、刈田病院を守るために、市民の皆さんの命と健康を守る医療機関を何としても存続させるために、これは白石市民のために議論することは白石市議会として私は非常に重要でありますし、大切なことであるという判断から上程をさせていただきました。どうぞよろしくお願いいたします。 180 ◯小川正人議長 6番沼倉啓介議員。 181 ◯6番(沼倉啓介議員) 思いは分かるんですが、現実、330万円は白石市の本体の予算から、市から出資すると。その調査をしたいのであれば、330万円を白石市外二町組合に差し入れて、白石市外二町組合でリサーチするという方法もあるんじゃないでしょうか。 182 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 183 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  おっしゃるとおりだと思います。ただ、白石市外二町組合で予算化をして、当然それを議会で諮る場合には、上程する前の段階として刈田病院の正副管理者会議の中で皆さん同じ方向性で、よし、では白石市外二町組合として330万円を計上して予算を上程しようという統一した見解がなければ、まず予算を上程することは今はできません。そういう状況にないため、86.7%という病院を利用されている多くの市民の皆様のために白石市として調査をするということを今回お願いをさせていただきました。どうぞよろしくお願いいたします。 184 ◯小川正人議長 6番沼倉啓介議員。 185 ◯6番(沼倉啓介議員) 思いのたけはよく分かります。理解はできます。ただ、市長がいろんな会議で指定管理しないと刈田病院は救えないんだよと、公設民営にしないと救えないんだよと。ただ、それをやったら東北大学は引くよと。協力できないよと。これを出してシミュレーションする。後ろ向いたら誰もついてこなくなった。そういう状況というのは想定しませんか。 186 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 187 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  先ほどからずっと同じ答弁になってしまって恐縮なんですけれども、そういう状況に陥らないために関係機関の皆様に現状を昨日ご説明をさせていただくのに直接それぞれお伺いをさせていただいて率直なお話をお聞きしましたところ、どなたからも、けしからんとか、それは絶対やるべきではないとか、そういったお話というのはございませんでした。皆さん、白石市の今のこの立場というか厳しさというのをご理解いただいている状況でございますし、大学の教授からは、非常にやっぱり白石市が財政的に苦しいところ、財政調整基金の状況、そして義務的経費、様々なものを見ていただいて、昨日は、これ以上は白石市として大きなお金を出すというのは難しいというのは、これは分かりますよというお話もいただいております。そういう状況の中で、決して暴走するということではなくて、この白石市の状況を皆さんにご理解をいただきながら様々な検討をすることは、私は必要だと思います。検討と、またそれを行動、何というんですかね、移すのはまだ別物でございますので、ただ検討なくして様々な政策判断はできませんし、あくまでも調査ということでございますので、何らそれが決定になるものではないということはご理解をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 188 ◯小川正人議長 6番沼倉啓介議員。 189 ◯6番(沼倉啓介議員) ですから、先ほどから申し上げているように、市長はいろんな会議で指定管理、助けるのは指定管理しかない、指定管理しかないという、そういうようなお話をされている。シミュレーションは何をするの、指定管理にした場合どういう状況になるのという形の実際数字でご覧になりたいからそういう発言をするんじゃないのかなと、また提案をしているのかなという感じで思います。  あとは、もう一つ、5月7日の正副管理者会議に提出された県のほうで出した短期収支計画というのがございますよね。それは、前に刈田病院の事務部長がシミュレーションしたのは3月末で13億8,700万円の赤字ですよね。それで、今回このプランを実施して、いわゆるダウンサイジングとかスタッフ削減による収支改善をした場合の赤字が先ほど来市長がおっしゃっている5億3,400万円。今現在進行しているんですよね、計画が。そうしたら、4月から実際にこの計画に入らなければ、その5億3,400万円では収まらないという形のものの側面はありませんか。 190 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 191 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  まず、この計画でございますが、大学と県のほうでこの原案をつくって、そして中核病院で開催をされた仙南地域医療検討会の中で、中核病院と刈田病院が入って、この計画を実行しようということは決定し、その後、5月の刈田病院の正副管理者会議の中でもこの方針でいこうということが決定をされました。非常に、確かに、この計画は動いております。ただ、これはもう議員十分分かっていると思いますけれども、まずなかなかこのとおりに今進んでおりません。国の補助金もいつ入ってくるかまず不透明な状況ですし、この中ではもう7億円が借りられるということがまず大前提の計画になっています。5月からスタッフの削減ということでの人件費の減も出ておりますけれども、現時点で、5月の段階で、スタッフは減っておりません。そういうところから、この計画をまずこのとおりに全て100%実行するということは、現時点ではもう既に困難になっています。何とかこの計画に近づける努力は今もしておりますので、ただ不透明な要素が非常に多いところから、これが本当に全てうまくいってもマイナス5億3,400万円でございますが、非常にやっぱりこの数字というのも本当に難しい状況ですし、このマイナス5億3,400万円、この中には先ほど言いましたように7億円をまた当然借入れしての赤字ということになりますので、借金の状況はまた別になります。そういうことから、非常に白石市としても、この状況をこのまま見ていれば間違いなく、何もしなければ資金ショートしてしまう、そういった非常に危険がありますので、何としても刈田病院をこれからも存続させるために、86.7%という大きな負担と責任が本市にはございますので、何とか刈田病院を存続させるために今回調査をさせていただきたいと思っています。  指定管理の話、先ほど来からずっと出ておりますけれども、これは刈田病院の経営コンサルが出した結論でございますので、それは経営形態の見直しをすれば指定管理しかないんじゃないかというところは、伊藤議員の質疑の中でもお答えをしたとおりで、その結論は両町長も聞いている状況にございます。そういうことから、私としては経営形態の見直しをするとすれば指定管理しかないんじゃないかということをこれは確かに申し上げております。ただ、それをやったからといってどれぐらいの効果があるとか、実際、じゃ本当に手を挙げてくれるそういった法人があるのかどうかとか、またそういった法人が仮にあったとしても、実際ドクターが何人ぐらい集められるかとかそういったものは全く分かりません。そういうところはやっぱり調査をさせていただいて、市民の皆さんが少しでも安心していただけるように、白石市民の皆さんのために調査をさせていただきたいと、そういう思いでございます。どうかご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。 192 ◯小川正人議長 6番沼倉啓介議員。 193 ◯6番(沼倉啓介議員) 病院は医者がいないと病院ではないですよね、お分かりのように。今東北大学が全部引き揚げますよと、それはご協力できませんよと言ったら、刈田病院そのものの存立というのはまずできなくなる。これは脇に置いておいても、例えば今おっしゃったように市長は管理者ですよね。刈田病院のトップで指揮官ですよね。その方が今現在の刈田病院の状況を見て、例えばですよ、刈田病院救うのは指定管理しかいないんだよと。ないんだよと。ところが、指定管理をすれば東北大学は協力できないよと。医者いなくなるよと。どこに再建計画できますか。今市長がやれるのは、この5月7日に正副管理者会議で恐らく合意しましたよね。しましたよね。その計画にのっとった形で、その計画を着実に遂行していくのが今の市長としてのお役目ではないでしょうか。 194 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 195 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  刈田病院の組合の意思決定としましては、沼倉議員おっしゃるとおりです。管理者としては今の経営形態を維持して中核病院と連携を図っていくというのがこれ組合の意思決定でございますので、管理者としてはそちらの方向を今全力で推進をしております。しかしながら、やっぱり白石市長として考えた場合に、非常に資金ショートを起こす危険性、先ほども申し上げましたように、あの計画を推進して全てうまくいったとしても赤字になるというのが、これも議員よくご存じだと思うんです。そうした場合に、いや、頑張ったけれども資金ショート起こしてしまった、いや駄目だったでは、私は済まない話だと思うんです。やっぱりこれは白石市民の皆さんのために私は刈田病院をこれからも存続させなければなりませんので、当然病院にはお医者さんがいなければ病院としては成り立ちません。もうそれはおっしゃるとおりでございます。ですので、そうはいっても、じゃお医者さんだけがいて、経営はどんどん赤字で、その赤字をじゃ構成市町が全て補助金、負担金で、これからも未来永劫ずっと回っていくというのは、どう考えても私は現実的に難しいと思います。病院単体として経営をまず単年度の中で改善が図られないと、構成市町としましても青天井で補助金を出すというのは不可能ですので、そういった両面をやっぱり私は考えていく必要があると思いますし、やはり一番大事なのは、私は白石市長として白石市民の皆さんの命と健康を守る、この刈田病院をこれからも存続させていく、そのためのありとあらゆる方向性を検討する、そのことは必要だと思っているから今回提案をさせていただきました。何とぞご理解を賜りますようにお願いいたします。 196 ◯小川正人議長 4番澁谷政義議員。 197 ◯4番(澁谷政義議員) 今まで市長の数々のご説明を聞いていますと、すばらしいお答えが返ってきますし、説明もされております。この説明がなぜ両副管理者に通じないのか。先ほどから背負っているものが違う、背負っているものが違うの一辺倒でございますが、病院経営に関してはみんな三者同じじゃないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。 198 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 199 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  私は、やっぱりこの負担割合というのは非常に大きいと思います。もしこれが逆で、本市の負担割合が8%であったり5.3%であれば、正直他の自治体がもっともっと大きい負担になります。そうした場合には、やっぱり同じようにこの危機感を感じられると思います。そこの部分でのやっぱり責任の大きさ、そして実際その病院を利用しているほとんどが白石市民の皆さんであるというところが決定的に私は両町長とは違うと思います。確かに経営者では皆さん一緒です、正副管理者でございますので。ただ、その出資割合が八十数%と8%と5.3%となると明らかに違いますので、これは民間会社でもやっぱり株主の責任というのは違いますので、一律一緒ということは、私はあり得ないと思います。 200 ◯小川正人議長 4番澁谷政義議員。 201 ◯4番(澁谷政義議員) いや、出資率だけの話をしていると、それは過去からいろいろあったんだと思いますけれども、ただ両町長のあのお人柄を見ると、そんなに、刈田病院に関しての気持ちは山田市長と同じだと思いますよ。そんなに私は変わらないと思いますし、背負う。だから、基本的には、何回も出ていますけれども、これは刈田病院、我々市議会からも7人の議員を出しているわけですから、刈田病院のことは刈田病院で、それで刈田病院に予算がないんだったら、その予算を何とか繰入れするというんだったら理解しますけれども、白石市独自でやるとなると、この後、要するに白石市が孤立しないですか。そういうことが心配されるんです、私は。数字的なお金の多寡じゃなくてお金に代えられない、要するに取戻しのつかない、そういう関係が出てくるのを一番危惧しているわけです。だから、その辺でありますから、原理原則に戻って、刈田病院のことは刈田病院で今までやってきたわけですから、そうやって、そして白石市のことは白石市と。そのために市長が出て、そして議員が出てやっているわけですから、その中でやっていただきたいと、このように思います。そうすれば、こんな問題はこんなに時間をかけて出ないはずなんですけれども、それは市長のやっぱりコミュニケーション、両町長との、ここら辺はこれは個人的な問題になってくると思うんですけれども、その辺はしっかりタッグ組んでもらいたい。我々願うのはそこだけです。 202 ◯小川正人議長 菊地副市長。    〔菊地正昭副市長登壇〕 203 ◯菊地正昭副市長 今澁谷議員からるる個人的な感情の話がちょっと出ましたけれども、確かにそのとおり一市二町ということで、前にも、4月10日の話が先ほど伊藤議員からあったとおりでございます。その後、こういう状況になって、市が単独で提案させたということをるる説明させていただきましたけれども、この経営形態の調査を行うことで、これを白石市だけこうやって囲って、あとは両町長にお知らせしませんよというわけではございません。当然に、これは、こういう経営の調査をしましたら、こういう形になりますよ、いろんな4つのパターンがあってどうのこうのという話が出てくるんだと思うんです。それを当然に共有するんだとは私は思っております。ですから、先ほど来、年度末にこの連携プランでも5億3,000万円の赤字を打つということのお話で、今沼倉議員からお話があったのは、もう5億3,000万円じゃ済まないんじゃないかと。もっとかかるんじゃないかという話は、確かに今の経営からいくとそう増えていくのかなというふうに安易に予測ができると思っております。  先ほどお話ししましたように、5億3,000万円については、白石市が4億6,000万円ほど負担しなくちゃいけない。蔵王町にしても4,200万円負担しなくちゃいけないというのが出ているんですから、それからまた増えていけば当然にその負担は増えてくるんだと思うんです。それらを含めて、先ほど申し上げましたように、本市の6億円の繰入金の話、16.6億円の話という話になってきますと、また膨らんでいって、例えば次の時に借換えができたとしても、借り換えたということは、返さなくちゃいけないということになるんだと思うんです。そうすると、やっぱりこういう形のものを共有して、幾らかでも負債を皆さんで減らしていくというのも大事なことなのかなと思っております。  そんな意味で、これを白石市だけが抱え込んでほかに教えないよということではなくて、やっぱり情報は共有をさせていただいて、だから必要だったよねという形に持っていかないと、それは両町長とまたお話をしていかなければいけないことだと思ってございます。よろしくお願いします。 204 ◯小川正人議長 4番澁谷政義議員。 205 ◯4番(澁谷政義議員) だから、そういうものを共用していくわけですから、市単独じゃなくてやっぱり一市二町組合できちっとルールのあるところで同じ方向を向いてやっていただきたい。皆さん、行政上がりの出身者もいっぱいいるわけですから、その辺は大人の判断で、しっかり私はやってもらわないと、白石市議会だけが困ったりしてしまいますので、まず決められたルールの中で、原理原則に基づいてやっていただきたい。それだけです。 206 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 207 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  澁谷議員のお気持ちも私も分かります。原理原則にのっとってというところは非常に重要です。私もそのとおりだと思います。ただ、じゃ原理原則にのっとってこのまま経営形態の例えば検討も一切なく、組合の意思として今のままでいくというところのまま進んでいって、それで万が一資金ショートしてしまった場合に、そのときには組合として考えなかったからそれはしようがないよねと私はならないと思うんです。    〔「なるんじゃない」と呼ぶ者あり〕  いや、やはり私は白石市として…… 208 ◯小川正人議長 答弁を聞いてください。 209 ◯山田裕一市長 白石市として、それは白石市民の皆さんの福祉向上、そのやっぱり責務が白石市にはございます。白石市民の皆さんの命と健康を守る、その政策判断を白石市としてするのは、これは私は当然だと思います。そういうことで、今回皆さんに予算のお願いをしているのであって、決して個人的な感情とかそういったことではなくて、これが例えば今後刈田病院をみんなでさらに深く議論する呼び水にもなっていただければなと思いますし、本当、思いは皆さん一緒だと思います。刈田病院をこれからも存続させていく、何としても存続させていかなくてはならない、その思いは、両町長はじめ、一市二町の議員の皆さんも結論は同じ思いだと思います。ただ、先ほど澁谷議員、お金のことは置いておいてというお話をされましたけれども、ただもう置いておけないんですよね。明らかに本当に目の前の経営危機というこの現実がある以上、これを置いておいた議論というのはやっぱりできません。そういうところから今回議員の皆様にお願いをしている状況でございます。確かに皆さんのおっしゃるとおりに、この議論が一市二町組合で予算を計上して議論をされるということが私は最も好ましいと思います。ただ、現時点で、それがまずできなかった。そういうところから、より病院を利用している、病院を頼りにしている多くの白石市民の皆さんのために、白石市として市民の福祉向上の観点から今回予算案を提案させていただきましたので、どうかご理解を賜りますようにどうぞよろしくお願いいたします。 210 ◯小川正人議長 4番澁谷政義議員。 211 ◯4番(澁谷政義議員) 市長が心配しているように、資金ショートするとか、だからこそ、この可能性が出てくるからこそ、やっぱり一市二町の首長がしっかりタッグを組んでやらなければ、その危険性があればあるほどやらなくてはならないんだと思いますけれども、私は、だからその辺は市長の力量だと思いますので、しっかりその辺はやってくださいよ。ひとつお願いしますよ。だから、あとは病院議会に託しましょう。 212 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 213 ◯山田裕一市長 澁谷議員の思いも分かりますし、本当におっしゃっていることは何ら間違っていないと思います。やはり一番白石市民の皆さんの視点に立てば、あくまでも市民の思いからすると、何とかして刈田病院を残してほしいというのは、やっぱりこれはもう共通の思いだと思うんです。だから、市民感覚からすると、その議論が例えば白石市議会でするとか、白石市外二町組合でするとか、そういうところではなくて、何とか市民レベルではこの病院を残してもらうためにみんなで協力してほしいという思いは一致していると思います。そのために、今回先行する形にはなりましたけれども、何とか議員の皆さんのご理解をいただいて、白石市としてまずはこの調査をするということは、私は何ら恥ずることはございませんし、私は市民の皆さんにしっかりと説明責任を果たすことができる、そういう思いから今回予算の提案をさせていただいているところでございますので、そこのところはぜひご理解をいただきたいと思います。よろしくお願いします。 214 ◯小川正人議長 4番澁谷政義議員。 215 ◯4番(澁谷政義議員) どのように転んでも、将来は危機が来るんだと思いますよ。だからこそ、私は来るような気がするんですよね。今の出されているシミュレーションの中にもそうでしょう。今年度末でショートすると。だからこそ、やっぱり一市二町、私は病院に関しては住民と捉えていますので、市民とばかり取らないで、このエリアの住民として捉えていますので、やっぱりその辺は、何回も言うようですけれども、筋を通して、せっかく地方自治法に定められているんですから、そちらお金が足りないというんだったら、みんなで議論して出してやるとかというんだったら分かりますけれども、経営的なことはあっちでしっかりやってもらいましょうよ。それだけです、私は。 216 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 217 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  今、澁谷議員、地方自治法のお話をされましたが、決して自治法に違反して白石市がやっているわけではございませんし、当然違反であれば、この上程もできません。自治法にのっとって、やはり住民福祉向上、それに資する予算案として提案をしておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 218 ◯小川正人議長 ほかに質疑ありませんか。1番大森貴之議員。 219 ◯1番(大森貴之議員) いろいろご答弁いただきまして納得していたつもりなんですけれども、あえて、もしかしますと重複するかもしれませんが、何点かちょっと確認させていただきたいことがございますので、質問させていただきます。よろしくお願いいたします。  まず、今回の経営形態の調査、これは市長が一応最善だろうとおっしゃっておる指定管理者制度のみではなくて、ほかの3つも含めて全体のやつと、あと今回県のほうからも出ていますけれども、それとの比較調査のための調査、その資料を作るための調査だと捉えてよろしいでしょうか。 220 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 221 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  総務省の通知にございます経営形態の見直しにのっとって調査をさせていただきますので、何かに特化したとか、何かに目的を絞ってやる調査ではございません。 222 ◯小川正人議長 1番大森貴之議員。 223 ◯1番(大森貴之議員) 再度確認させていただきたかったと思います。  あともう一点、お話合いの中で、大学のほうからはこの調査を行ったとしても、先生方を撤退させる、退去させるということは行わない。この後民間だとかそういうふうなことに移行すればちょっと話は別だけれども、この調査自体では絶対そういうことはないというようなお話をいただきました。ただ、今までの中で、そこで次元が違う場合もあるかもしれませんので大変恐縮なんですが、先生方個人のご都合でお辞めになられたり、撤退されたり、その場合の補充というのがなかなか困難であるというのを我々も経験しております。今回、これを理由とは申しませんけれども、大学側がそこまで断言していただいているんですからそういうことは起きないと信じたいんですが、正直言って不安があります。そこら辺は大丈夫でしょうか、お考えをお聞かせください。 224 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 225 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  大学の教授から今回のこの連携プランを推進するに当たって、お医者さんの差配に関しましては大学が責任を持つというお話はいただいております。その大学の医局の人事にかなわない、例えば個人の判断でいらっしゃる当然先生もいらっしゃいますので、そういった先生方までは、どこまで影響があるかというのは、正直推しはかることはできないと申し上げたいと思います。 226 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 227 ◯3番(伊藤勝美議員) ただいま市長のほうから、医者の手当て云々は何か差配すると今市長おっしゃっていますけれども、誰言ったんですか、それ。また個人名になるとあれですけれども、それちょっと確認したいと思います。 228 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 229 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  先日の議員説明会のときに皆さんにお渡しした資料があると思います。令和3年以降の刈田病院の診療科、また人員の配置について、それは東北大学と宮城県が責任を持って進めると聞いております。 230 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。
    231 ◯3番(伊藤勝美議員) 令和3年、その計画は私も知っていますけれども、ただ今大森議員が言ったのは、そういうふうなことになった場合に撤退しない、するおそれはないのということを言っているので、それはだから令和3年あるからそれは言えばいいけれども、私の聞いているところでは、計画の段階で、もう白石市さんは刈田病院からはもう、何というの、撤退してもいいようなそういうふうなちょっとした話は大学であるよという話はお聞きしております。なぜならば、結局先ほど来から出ている、また同じ話になりますが、去年の9月、10月からというか、去年から先ほど出ましたナショナルトラスト絡みの方々が当刈田病院に来てまして、そこで何か刈田病院の職員の方々いわく、その方々が来てから何かおかしくなったんだという話あります。当然、院長と、あとその病院の医者の方のいろいろな多分トラブルといいますかそういうのの衝突でもってお辞めになった先生もいらっしゃいます。そこで、その話は皆東北大の医局その他にも入っています。ですから、白石市の刈田病院に関しては、本当に難しい状況にあるんです。ただ、やはり市長はその辺ちょっとどう捉えるか分かりませんけれども、私たちはそういうふうに聞いているものですから、ましてこういうシミュレート、実際一市二町でやるべきことを白石市単独でやるとかそういう話自体も、もう私から言わせると何やっているんだということではないかなと思って、私、さっきからもう、この間の15日も言いましたけれども、そういう危機感がちょっと足りないんじゃないかと。ですから、先ほどのナショナルトラスト、また言うと申し訳ないですけれども、そちらあまりにも頼りにしているんじゃないですか。どうなんですか。そこ確認したいと思います。ちょっと話変わりましたけれども。 232 ◯小川正人議長 菊地副市長。    〔菊地正昭副市長登壇〕 233 ◯菊地正昭副市長 伊藤議員今お話しのとおり、お医者さんいなくなったら大変だということは、そのとおりだと思います。5月7日に発表されたこの4者の、中核病院と刈田病院とあと東北大学とそして宮城県ということで、こういう方針でいきましょうねという形で、皆さん納得して、お医者さんのものについては東北大のほうでやりますということの話で来ているんだと思います。それで、本市はこの5億3,000万円の赤字を打つよというところで、白石市さん大丈夫ですよねという話も出たので、それは5億3,000万円というのが出れば、これが1年だということになれば、何とか出せるのかなとは思ってはおりますけれども、ただこれをじゃ毎年出せますかといったら、とても出せません。ですから、そういうところをやっぱり回避をしないといけないのかなと思うところはあるんです。それから、そういうところで、話を持っていっているところで、なかなか今回のいろいろな形態を探るということをご提案させていただいて、何としてもそのことは回避しなくちゃいけない。  先ほどからお金を話をして恐縮ですけれども、うちのほうに今負担来ているこの5億3,400万円、それから6億のうちの3億8,000万円、そして16億6,000万円の14億幾らということで、もう23億円になるんですね。これが、23億円がどんどん膨らんでいってじゃ40億円になったらどうするのというところがあるんだと思うんです。ですから、こういう形態を探ってみて、それが幾らかでも少なくなる、幾らかでも返していけるという形になるようにしていかないと駄目なのかなと思っているんです。だから、そこら辺のところはほかの蔵王町にしても、七ヶ宿町にしても、負担が減るということになれば、それはいいことじゃないかなと思っております。よろしくお願いしたいと思います。 234 ◯小川正人議長 6番沼倉啓介議員。 235 ◯6番(沼倉啓介議員) 東北大学の教授連中22名、あと医学部長、それから東北大学の院長含めて、刈田病院が指定管理制度を導入したら協力はできないという一致した合意事項を掲げていることはご存じですか。ご存じですか。そういう形の前提において今までの議論はありましたよね。シミュレートすると。今大森議員の質問にも、いろんな形のパターンでもってシミュレーションすると。調査委託というのは、1点に絞ってこの場合はこうだという形の調査委託ですよね。それが網羅的に全てフラットで、この中からチョイスして調査する。そんな調査の仕方というのはあるんですか。私聞いたことないです。ただ、要は、さっきから申し上げているように、先生でしょう。病院の先生方を輩出する大学の意向でしょう、まず一つは。これはドクターの人事権は大学で持っていますから、そういう形のものを相対するような所作をしながら資金繰りをアップするといっても、これはなかなか難しいのかなと私は思うんです、素人ながら。そこは何、さっきから申し上げているように、じゃ今までのいわゆる枠組みの中で、それらを完遂して遂行する、そして澁谷議員がおっしゃっているように、構成市町の首長さん方と手を取り合って、こういう場合はこうだと、どういうような支援策があるかと、その中で話し合っていただくしか方法ないじゃないですか。違いますか。 236 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 237 ◯山田裕一市長 これまでも、東北大学の強力な支援をいただいて、それぞれ教授から医局人事ということで、刈田病院のほうに先生方を出していただいているというのは分かりますし、当然その人事権を持っているのは大学のそれぞれの教授であります。そのことはもう十分分かっています。私がやっぱり一番心配しているのは、昨年度、16億6,000万円の一借をしまして、年度末にはこれまで貸付けということをやったことのない手法で、一市二町から6億円を刈田病院に注入をしました。ただ、それでも今年度、このままいくと年度途中でもう資金ショートを迎えてしまうと。そういった、もう一企業体として倒産の危険性があるという状況がもう目の前にあって、その中で、何も検討しないで、何も考えないでいくというのは、あまりにもそれは無責任ではないかと思います。市民の命と健康を守る、その医療機関だからこそ、真剣にやはり議論することは、私は白石市としては非常に重要だし、やらなくてはならないと思っています。決して東北大学の先生方に対して何かそういった個人的なものがあるわけではございませんし、これまで刈田病院を支えていただいた東北大学に本当に感謝していますし、ぜひこれからも東北大学からご指導をいただきながら地域医療を進めていきたいという思いはございます。ただ、本当に経営的な危機の面で、例えば財政的な支援を、その赤字分を県が全部持ってくれるとか、国が全部持ってくれるとか、そういったものはまず現時点ではございません。この経営に関しましては、一市二町で乗り越えていかなくてはなりませんし、その中で、86.7%というとてつもなく大きな負担の割合と、これまでの借金の分の86.7%も、企業債の償還分もあります。あと約80億円ありますけれども、その86.7%の全てやはり白石市がこれからも返済していかなくてはならない。そのことから、これまでの経営形態を当然維持しながらも、様々なものを、総務省の通知にのっとった検討を白石市がするということは、私は非常に重要ではないかという思いでございます。ご理解を賜りたいと思います。よろしくお願いします。 238 ◯小川正人議長 6番沼倉啓介議員。 239 ◯6番(沼倉啓介議員) 分かりました。市の財政が非常に厳しいというのは分かります。ただ、今おっしゃった企業債償還、1年間で7億4,000万円ほどありますよね、返済が、償還額が。その半分さえも構成市町から出ていないんですよね。全部その他の運営管理経費入れても、そこら辺、全部全額、当初刈田病院建設するときには元利償還金は構成市町でそれは100%見るよと、そういう申合せあったけれども、なかなか白石市の財政が厳しくなってきて、それもできなくなったという形もある。だから、今市長がおっしゃったように、元利償還金は全て白石市で払うとか、構成市町で払っているというような状況にはありませんよね、数字的に見て。違いますか。 240 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 241 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  平成30年度も、そして令和元年度も、貸付けを含めまして一市二町からのそれぞれの財政負担によって元利償還分以上のお金は刈田病院には入れております。実際、そのお金を刈田病院としてどのように振り分けているかというところであって、しっかりと元利償還分以上のお金を刈田病院に入れております。そこのところは正しくご理解をいただきたいと思います。 242 ◯小川正人議長 6番沼倉啓介議員。 243 ◯6番(沼倉啓介議員) 単年度の決算が出ている部分の元利償還を具体的な数字を挙げてちょっと教えていただけますか。全て払っているという形のものであれば、それを担保する答弁をお願いしたい。 244 ◯小川正人議長 この際、換気も含めて2時10分まで休憩いたします。      午後1時57分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後2時10分開議 245 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  暫時休憩いたします。      午後2時11分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後2時11分開議 246 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  6番沼倉啓介議員。 247 ◯6番(沼倉啓介議員) 同僚から要望ありましたので、改めて。  例えば──例えばというか具体的な数字を言いますね。答えられない場合はそれで結構です。令和2年度の事業収支計画、平成31年4月から令和2年3月までの企業債償還金7億6,123万7,000円、これはワン・イヤー・ルールで1年間に返済する金額です。企業債利息が一時借入金を含みますが1億7,175万円、合わせて元利償還と言われるものが9億3,298万7,000円、年間返済額です。これはワン・イヤー・ルールで、決算書にちゃんと載っております。白石市外二町組合、白石市、それから蔵王町、七ヶ宿町から繰り入れているのが7億2,000万円、差引き不足額が2億1,298万7,000円という具体的な数字が計上されています。確かに白石市が、白石市もそうなんですが、財政的に従来どおりの繰入れなんかできないというのはよく分かります。本体がまず一番でしょうから。ただ、こういう状況下にあって、ほとんどの繰入れが元金利息に充当されていると。それで、管理運営費が捻出できないと。そうすると、その病院の収支が悪化していくというのは、これは当然のことで、よく分かるんです。ただ、そのときに、具体的な数字を示せと言いましたけれども、これは病院議会じゃないので、それは百歩譲って脇に置いておいても、そういう状況下で刈田病院の自助努力だけを求めるというのは、これは酷じゃないかと私は思うんです。ですから、その辺は澁谷議員も口酸っぱくして言うように、同じ組合を構成する白石市長、山田裕一市長、それから蔵王町の村上町長、それから七ヶ宿町の小関町長と手を携えて、お互いが知恵を出し合って、県とか国、あるいはそういうところに働きかけ、協力をいただきながら運営をしていくことが努力ではないのかなと。私は最後の質問で、これをお聞きして質問をやめます。 248 ◯小川正人議長 菊地副市長。    〔菊地正昭副市長登壇〕 249 ◯菊地正昭副市長 元利償還金の話でございますけれども、16億円出した、10億円出した、6億円出したという話で、全体では18億、12億、7億幾らという形になってきて、7億円という形になってきて、それを、その部分については出しているというつもりでございます。それの割合については、病院のほうにお願いをして、こういうことに、例えば負担金・補助金の関係でこう分けるとかそういう作業は病院のほうにお願いをして議案提案という形になっているのが現状でございます。ですから、それは18億円のときも同じですし、12億円のときも同じようなやり方で病院のほうで割り振りをしてもらっているということでございます。  この話は、やっぱり連携プランの話の中で、先ほどから出ている今年度の末の5億3,400万円という数字があるんですけれども、結局その5億3,400万円はどこで負担するのという話になってくれば、それは一市二町で負担するという形になっているということになれば、結局、病院にも負担が行っていても一市二町にもその分の負担は来ているというのがこの連携プランになっていまして、宮城県のほうから言われているのは、白石市さんは5億3,400万円のうちの86.7%は払えますよねという話がこの連携プランの内容になっているということでございます。決して病院にだけ負担が行っているわけではなくて、うちのほうにも負担が来ている。これが大きくなると、それはそれでやっぱり考えなくちゃいけないねということの話でございます。よろしくお願いします。 250 ◯小川正人議長 6番沼倉啓介議員。 251 ◯6番(沼倉啓介議員) もう一回だけ。副市長、答弁してください。  ですから、そこは計画で、数字というのは常に流動的になりますよね。5億3,400万円、それを少なくするか、あるいはどんどん積み重ねて多くするかというのは、白石市だけが責任を負う必要性というのはなくて、組合ですから、そこには関わってくるのは、県もそうだし、国もそうだし、そこら辺を一体二町と手を取り合いながら、その難局を乗り切っていく、それはお互いの信頼を深め合いながら進まなくちゃいけないんじゃないですかと澁谷議員もさっきから繰り返しているじゃないですか。それが今の刈田病院はワンチームになっていないからなかなか物事が進まない。そこら辺を十分に理解していただいて進まれたほうが、かえって進まなければいけないのかなと。 252 ◯小川正人議長 菊地副市長。    〔菊地正昭副市長登壇〕 253 ◯菊地正昭副市長 今沼倉議員がおっしゃったとおりでございます。澁谷議員がおっしゃったとおりだと思ってございます。ですから、5億3,400万円がこのままの状態だと増えていくというような危惧感を持っているというところも、やっぱりこれはうちが、5億3,400万円が例えば6億円になるという形になれば、うちの割合と蔵王町、七ヶ宿町の割合で、蔵王町、七ヶ宿町も増えるわけでございますので、そこら辺はやっぱり共通認識を持ってこれを何とか抑えなくてはならないというのは、私は両町長でも同じだと思っております。ですから、これからも連絡を密に取りながら、うちの市長が行ってお話をさせていただきたいと思いますけれども、病院の議会もございますので、病院議会の議員にもそこら辺のところは両町長にお話しいただいて、何とかそういうところの負担を幾らかでも軽くできるような方策を収めるというようなことにご協力をいただくような話をしていただければ大変ありがたいと思ってございます。よろしくお願いします。 254 ◯小川正人議長 ほかに質疑ありませんか。11番佐久間儀郎議員。 255 ◯11番(佐久間儀郎議員) 予算書の9ページ、10ページでありまして、8款土木費3項河川費の2目河川改良費、ここに1,900万円の補正がなされております。12節委託料として400万円、14節工事請負費として1,500万円。河川浚渫事業という形で注釈がなされております。このしゅんせつの対象河川はいかなるものかということと、どのようなしゅんせつを考えられての計上なのか、お答えをいただきたいと思います。 256 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 257 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  河川浚渫事業につきましては、令和2年度から新たに創設された緊急浚渫推進事業により、堆積土砂等のしゅんせつを行おうとするものでございます。  昨年10月の台風第19号による河川氾濫等の大規模な浸水被害が相次ぐ中、今後の気候変動に伴う豪雨の頻発化や激甚化に備えるためにも、河川の堆積土砂の撤去については大雨災害時の防災・減災対策として実施しなくてはならない重要な対策であると認識をしております。  令和2年度におきましては、公共施設及び人家など周辺への影響、堆積土砂の状況などを踏まえ、台風第19号及び本年4月の大雨でも冠水被害等が発生しました大平地区の威徳寺川、金坪川より事業を進めてまいります。  来年度以降も引き続き緊急浚渫推進事業を活用して河川の堆積土砂撤去を計画的に実施してまいりたいと考えております。 258 ◯小川正人議長 11番佐久間儀郎議員。 259 ◯11番(佐久間儀郎議員) 緊急浚渫事業において対象河川が大平地区における威徳寺川、それから金坪川を最初に考えるというお答えを頂戴いたしました。よろしくお願いをしたいと思うんですが、お分かりのようにあの河川については、最終的には県が管理をしております斎川口に流れております。ですから、その斎川、県の管理の分もやはりしゅんせつを施していただくということがやっぱり必要だと私は思うんです。当然今の緊急浚渫事業において県のほうの対象になり得ると私は思いますので、その辺もどうぞ市当局のほうから県のほうにも働きかけていただきまして、効果あるしゅんせつにつながると、持っていっていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 260 ◯小川正人議長 一條建設課長。    〔一條武志建設課長登壇〕 261 ◯一條武志建設課長 ただいまの佐久間議員の質疑につきまして、私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。  ただいまのご質疑のとおり、金坪川、威徳寺川につきましては、一級河川の斎川に、下流が斎川という状況になってございます。これは、昨年の台風以降、各地元要望も含めて県のほうに市のほうでも現地調査を行いながらしゅんせつのほうを要望しているところでございます。あわせて、今回、このしゅんせつ事業のほう実施してまいりますので、より効果が上がるような対策としても、また併せて要望をしてまいりたいと思ってございます。 262 ◯小川正人議長 ほかに質疑ありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 263 ◯小川正人議長 質疑なしと認めます。よって、質疑を終わります。  お諮りいたします。ただいま議題となっております第38号議案については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 264 ◯小川正人議長 ご異議なしと認めます。よって、委員会付託を省略することに決定いたしました。    〔3番伊藤勝美議員「議長、修正動議」と呼ぶ〕 265 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員、どのような修正動議を出すのか簡潔に説明願います。 266 ◯3番(伊藤勝美議員) 今般の予算書、ページ数で9から10ページにあります4款衛生費1項保健衛生費1目保健衛生総務費12節委託料としての経営形態調査委託料330万円をゼロ円に減額するものです。  修正の主な理由として、経営形態調査とは、すなわち刈田綜合病院を調査するということであり、以前から刈田病院の経営的なことは白石市外二町組合議会で議論するという規定があるにもかかわらず、なぜ市の予算に計上し執行しようとするのか、甚だ疑問に思うのは私一人ではなく、多くの同僚議員、そして本市の職員、刈田病院の職員、また蔵王町、七ヶ宿町の議員と職員も感じているからです。地方自治法に違反するとまでは言えないとしても、あまりにも不当であり、この予算計上は容認することができないからです。  以上で簡潔な説明とさせていただきます。    〔「賛成」と呼ぶ者あり〕 267 ◯小川正人議長 この動議は会議規則第16条の規定に基づき、2人以上の賛成者がありますので、成立いたします。  ここで、暫時休憩いたします。      午後2時25分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後2時31分開議 268 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  修正動議は成立しておりますので、これを本案と併せて議題とし、発議者の説明を求めます。3番伊藤勝美議員。    〔3番伊藤勝美議員登壇〕 269 ◯3番(伊藤勝美議員) それでは、先ほどの提案理由として述べさせていただきたいと思います。  4款衛生費1項保健衛生費1目保健衛生総務費12節委託料としての経営形態調査委託料330万円をゼロ円に減額するものです。  修正の主な理由として、経営形態調査とは、すなわち、刈田綜合病院を調査することであり、法的には問題がないとしても、あまりにも不当であり、看過することができないからであります。  なぜなら、刈田綜合病院は、白石市・蔵王町・七ヶ宿町で構成された白石市外二町組合としての組織であり、一部事務組合であります。なお、地方自治法284条には、普通地方公共団体及び特別区が、その事務の一部等を共同処理するために設ける特別地方公共団体であり、法人格を有すると定められております。  そして、一部事務組合は、普通地方公共団体と同様、法人格が認められており、規約で定められた共同処理事務の範囲内において、行政主体として、事務を執行する権能を有しているとされております。つまり、一部事務組合が成立すれば、それによって共同処理するものとされた事務は、組合を構成する地方公共団体の権能から除外されると解釈されております。  以前から、刈田綜合病院の事業運営業務等については、一部事務組合としての白石市外二町組合が組織されているので、白石市議会ではタブー視され、積極的な質問等はできないことになっております。  つまり「一部事務組合で共同処理する事務に対して質問することは、白石市の業務ではないので、法的に認められない。さらに、白石市が負担している刈田綜合病院の事業運営業務等については、刈田綜合病院と白石市は別個の存在の公共団体等であるので質問できない。ただし、白石市の出資、債務保証の適否や、長の監督権の行使の状況等については質問できる」ということではないでしょうか。  それから、本年4月10日に行われた「市長と市議会議員との懇談会」において、私から「指定管理者にした場合のある程度のシミュレーションをしておくべきではないか」との質問に対して、菊地副市長は「やろうとしても、病院のシミュレーションを市の予算でやるわけではない。刈田綜合病院の議会を通さなくちゃいけない。ということを理解してもらわなければならない。市の予算ではない」と明確に答弁されていました。  また、山田市長は、「重点支援区域なんですけども、これは仮に公設民営になっても覆ることはありません」と、同僚議員の質問に対し、答弁をしておりますが、このように断言できる根拠は何なのか、甚だ疑問でもあります。宮城県は、「一旦白紙にして、再協議が必要になる」という認識であり、再協議の場合は、東北大学は撤退して支援は見込めず、重点支援区域の指定は困難というよりも、不可能になることが危惧されるのではないでしょうか。  仙南医療圏において、みやぎ県南中核病院は東北大学が支援している公立病院であります。刈田綜合病院が指定管理としての民間病院になれば、東北大学の支援は無くなり、中核病院との連携もあり得ないと思います。つまり、東北大学が支援する中核病院と、単なる民間病院という刈田綜合病院の関係になるだけではないでしょうか。  それから、山田市長が承知しているように、山田市長の持論である指定管理制度の導入については、白石市外二町組合を構成する蔵王町長、七ヶ宿町長は反対しており、医療の最前線で日夜奮闘している病院長、特別管理者も反対し、宮城県も東北大学も同様の意見を表明しております。  本年5月7日に開催された白石市外二町組合正副管理者会議において、宮城県が提案した「宮城県地域医療構想と公立刈田綜合病院の目指す姿について」が示され、これをもって、公立刈田綜合病院の病床機能の見直しや財政改革を進めることの組織決定がなされました。これは地域医療構想の実現に向けた「重点支援地域」に仙南区域が指定されたことを受け、国の支援を受けて実現しようとするものです。それにもかかわらず、その翌日、同僚議員に対して、指定管理による調査委託料を本臨時議会に提案したい旨の説明が副市長よりなされました。まさに、刈田綜合病院としての組織決定に対する背信行為であると言わざるを得ません。  以前から、刈田綜合病院の経営的なことは白石市外二町組合議会で議論するという規定があるにもかかわらず、なぜ、市の予算でできるようになったのか、地方自治法に違反するとまでは言えないとしても、不当でもないということなのでしょうか。  やはり、今回の刈田綜合病院に関しての経営形態調査委託料330万円の予算は、刈田綜合病院の経営について踏み込んだものであり、管理者である白石市長、副管理者である蔵王町長、七ヶ宿町長が協議を重ね、病院議会で議論する案件であり、越権行為の何物でもないと考えます。しかも市長は管理者として、両副管理者の承諾を得ているのか、甚だ疑問であると言わざるを得ないのではないかと考えます。  いずれにしろ、一部事務組合を構成する白石市が予算を計上し、白石市議会に付議することは、法に反しないとしても、両副管理者からも批判の的となることが推察されます。また、東北大学、宮城県、病院長、特別管理者からも批判を受け、お互いの関係が、より一層悪化することが危惧されることから、今回の経営形態調査委託料330万円の予算を断じて見過ごすことはできません。  最後に、山田市長が「指定管理しかない」と主張することは構いませんが、ただし、それを進めるためには、白石市外二町組合を構成する蔵王町長、七ヶ宿町長、そして、現場を統括する病院長、特別管理者の理解と協力を得て、組織決定事項として進めるべきであると考えます。  よって、以上の理由から、補正予算案の修正動議を提出するものです。 270 ◯小川正人議長 以上で提案理由の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  なお、質疑に対する答弁は、発議者全員が対象となります。  また、質疑の内容により、理事者への答弁を求めることもできます。  加えて、市長等の反問に関する運用に基づき、修正案について理事者が反問することもできますので、ご了承願います。  それでは、質疑ありませんか。12番四竈英夫議員。    〔12番四竈英夫議員「自席でよろしいんですか」と呼ぶ〕
     自席でお願いします。 271 ◯12番(四竈英夫議員) ただいま修正動議を承りましたので、二、三ご質問をさせていただきます。    〔「すみません、一問一答でお願いします」と呼ぶ者あり〕  はい。まず、経営の危機と言われる公立刈田綜合病院の現状を乗り越えるために今最も必要なことはどんなことだと思われますか、お伺いいたします。 272 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 273 ◯3番(伊藤勝美議員) これは、先ほどの質疑にもありましたが、私の提案理由にもありましたが、やはり一市二町でしっかりとタッグを組んで連携プランにある計画に沿ってやることではないかと考えます。 274 ◯小川正人議長 12番四竈英夫議員。 275 ◯12番(四竈英夫議員) ただいまのお話のとおり、一日も早くこの公立刈田綜合病院の健全経営を熱望されているということは私どもと全く同じ考えであり、大変心強く感じているところでございます。  そこで、このたびの山田市長が提案された経過というのをるるお聞きいたしましたけれども、その経営改善計画、連携プランについて、これは金科玉条のものとして遂行していくということには我々も異議はございませんが、それにつけて、それだけが果たして、それでこの危機を乗り越えていけるのかどうか、それが大変私どもも危惧をしているところでございます。そこで、一つのシミュレーションとしての調査研究のために今回この予算が計上されたものと理解をしております。  しかしながら、その予算を本市の予算として計上するのは筋違いだということの主張でございますが、確かにその物事からすればそうかと思いますけれども、刈田綜合病院の現状からした場合に、一刻の猶予もないほどの緊迫した状況でございます。したがいまして、この危機を乗り越えるためにはどんなことでも取り組まなければならないと。筋論を議論している時期ではないと思います。たとえ調査の結果がどのような結果というようなことが出ましても、それはあくまでも判断の材料の一つであり、未知数の分野であると思います。したがいまして、当局が少しでも経営の改善を目指したいという、光明を見いだしたいという願いであれば、私どももそれに対して支援をすると、いかなければならないのではないかと考えますが、その点についてお伺いいたします。 276 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 277 ◯3番(伊藤勝美議員) すみませんけれども、ちょっと要点を、結局何を聞きたいのか、その辺ちょっとお願いします。 278 ◯小川正人議長 12番四竈英夫議員。 279 ◯12番(四竈英夫議員) 結局この刈田病院の危機を乗り越えるために調査研究をしたいということで市長が提案しているわけですから、それを我々は市民のため、全て刈田病院を守るためにそういった施策に対する予算は認めなければならないのではないかと感じておりますので、その点、反対しているということはさっきからるるお聞きいたしましたけれども、私どもの市長としては、あくまでもそれはバックアップをしていくべきだと考えております。    〔3番伊藤勝美議員「議長、質問の意味が分かりません」と呼ぶ〕 280 ◯小川正人議長 12番四竈英夫議員。 281 ◯12番(四竈英夫議員) 先ほど申し上げましたように、県が示された経営改善計画、連携プラン、これは既に5月の半ばを過ぎておりまして、経過しております。だから、これを遂行するためにやはりいろんな施策が必要だと思います。その一つがこの調査研究だったと思いますので、これについての予算であるので、これを何とか私どもは通さなければならないと考えております。    〔3番伊藤勝美議員「ですから……」と呼ぶ〕 282 ◯小川正人議長 3番、指名を受けてから発言してください。3番伊藤勝美議員。 283 ◯3番(伊藤勝美議員) ですから、先ほど来、先ほどの質疑、私の答弁もあったかと思うんですけれども、あと午前中にやった佐久間儀郎議員が言った、つまりこの舞台はどこかと。どこにいてやるべきかということに、確かに市長がおっしゃっているように、とにかく緊急なんだと。だから、もうシミュレートつくってやらなきゃ駄目なんだとは言っていますけれども、ただこの出す場所が、330万円を出すところが、本当に市でいいのかと。私の先ほどの理由にもあったように法的には問題はないかもしれないけれども、本当にいいのと。何のために一市二町を設けているのということですよ。ちゃんとその辺聞いていてくださいよ。 284 ◯小川正人議長 答弁者は冷静に答弁をお願いします。12番四竈英夫議員。 285 ◯12番(四竈英夫議員) 議論は確かに分かりますけれども、こういった緊急の場合、火急の場合において、筋論で物事を判断してはいかがなものかということを申し上げているものでございます。 286 ◯小川正人議長 他に質疑ございませんか。菊地副市長。反問ですね。反問以外駄目です。    〔菊地正昭副市長登壇〕 287 ◯菊地正昭副市長 シミュレーションという話がちょっと出てきましたので、4月10日の話がこの中で出ておりますけれども、あのときに……    〔3番伊藤勝美議員「大きい声でお願いします」と呼ぶ〕  シミュレーションの話が出てきましたけれども、あのときにシミュレーションしたらいいんじゃないかという話を、伊藤議員の話を受けて、私がこのような発言をしたということは、午前中にもお話ししたように、そのとおりだと思っています。その後に沼倉議員が、いやいやうち側でやっぱり持ってなくちゃいけないんじゃないかという発言もなさったと思います。そのときのお二人の発言の趣旨をお伺いしたいと思います。 288 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 289 ◯3番(伊藤勝美議員) ただいま副市長のほうからそのときの趣旨をということでございますが、私は本当に山田市長が最初言った指定管理者、これを本当に否定するものではないというのが、私は本当に山田市長とも、これは山田市長が議員のときもお話しになったことあります。ただ、やはり4月、それでそういうふうな連携プランもできている、調整、そういうのでやっている中で、中でですよ、そして東北大学とか、あと当然刈田病院の中ですとかそういうところで、そういうのは駄目だという論調もある。そして、なおかつ、その論調というか、そういう話もある。そして、七ヶ宿町も蔵王町も駄目だという話になっている中での指定管理者、指定管理者。市長の思いも分かります。ただ、今の時期ではないべと。ですから、言葉足らずだったかもしれませんが、指定管理者シミュレーションしてみたらというのは言いました。ただ、あの時期ではないというのはつけ加えるというか、それもおかしい話ですけれども、そういう時期ではもうないだろうというのがあります。いやいや、そうやって笑っていらっしゃいますけれども、実際そうなんじゃないですか。あの時点で言ってもどうしようもないでしょう、もう。計画は進んでいるし、違いますか。逆に私から聞きたいですよ。 290 ◯小川正人議長 6番沼倉啓介議員。 291 ◯6番(沼倉啓介議員) 私が申し上げた、今副市長が端的に申し上げていただいたと思うんですが、要は周り、相手方を思ってやるべきだという話で、例えば指定管理とかそういう形になって東北大の医者も離れていく。東北大学、人事で離れていく。そういうふうなときもシミュレーションもやるべきだという形の中で、私があの4月10日に申し上げたのはその辺だと思うんです。それで、要するに、1つには、ワンチームになっていないと。それで指示を出して、それで1つになって進めて、しかも指定管理になった場合に東北大の医者が離れていくシミュレーションを頭に入れておかなきゃいけないという形のもので、私はあのときは発言させてもらった。今、文起こしにあったのを見ているんですが、そういう話で私はしたつもりでいます。 292 ◯小川正人議長 反問。菊地副市長。    〔菊地正昭副市長登壇〕 293 ◯菊地正昭副市長 お二人のお話は今お聞きして分かりました。  それでは、今回の連携プランの、先ほどもちょっと話が出ておりますけれども、連携プランの内容について、お二人の感想をお願いします。 294 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 295 ◯3番(伊藤勝美議員) 先ほど5億3,000万円というお話が結構出てまいりましたが、実際この連携プランをしないと幾らだか皆さんお分かりだと思うんですけれども、この表ありますから、これで見ると18億円です。連携プラン入れないと。ですよね。ところが、連携プランを実施するケースでやると5億3,000万円という話なんですよ。ですから、確かに市長がおっしゃるように、5億3,000万円で済まない。それは私も分かります。この計画で進まない。先ほど看護師の話も出ました。その異動も進まない。あと、新型コロナでもっての病床利用率とか、あと当然外来も入院も少なくなっております。ですから、私もこの5億3,000万円で済まないのは重々分かっております。でも、やはり先ほど来言っているとおり、東北大と宮城県がつくって、それを中核病院とやはり刈田病院がそれに沿って、正副管理者で決めたんじゃないですか。やはりそれでこのプランは、私はこのとおり、確かにもう少し、この5億3,000万円が8億、9億になるかもしれません。なるとは思いますけれども、やはりこれで進みながら、東北大と県の指導を仰ぎながらやることが、一番やっぱりそれに乗ってやるべきだと私は思っております。ちょっと内容と違うかと思うんですが、それでやっていただきたいということでございます。 296 ◯小川正人議長 6番沼倉啓介議員。 297 ◯6番(沼倉啓介議員) 基本的には、このような形の状況になった場合にやっぱりバックには国、あるいは県、東北大学といういわゆるそういうスケールの中に囲まれながら逐一努力していくという形のものが一番ベターだと思うし、この連携プランを実施するケースを読んでみると、従来刈田病院の事務方がつくった診療収入をベースにして、それでもって例えば病床削減の補助金であったとか、それから人件費の削減であったとか、あるいは企業努力をしたことに対する金融機関の信頼度合いを増すと、そういうようなところから一時借入金の発生という形も載っていますし、今近々にやらなければならないことは、この計画にのっとった連携プランを実施するケース、これにのっとった形での遂行というものが刈田病院を今現時点では救う唯一の私は道であると、そういう形で数字の中身は見せていただいております。 298 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 299 ◯18番(松野久郎議員) 今この提案理由を見せていただいて、今議論しているのは経営形態の調査ということで議論したわけですけれども、提案理由のほとんどは指定管理者、公設民営に持っていくのではないかという内容に見受けられるんですが、その辺の根拠といいますか、ございましたらお願いします。 300 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 301 ◯3番(伊藤勝美議員) これは、先ほど来質疑であったとおり、確かに今松野議員がおっしゃるように、経営形態の部分が少ないということは私も理解します。ただ、これはやはりその土俵をどこでやるかということを私は一番重視しているわけです。なぜ一市二町でやっている刈田病院に関して、こちらで幾ら、先ほど市長が述べた、どこで、東北大ですか、宮城県に行ってきたとか、あと何ですか、中核病院に行って聞いたといっても、こっちで予算上げたものに「何でそんなことしているの、あんた」なんて言う人いませんよね。ですよ。それはちょっと置いておいても、ですから、あくまでもこれをやることは、先ほどから言っていますが、一市二町の組合があるんだから、そこでやってくださいという思いです、それは。ですから、先ほど副市長からも連携プランに関してはどうですかと。それも重要でしょう。ただ単に、ですから、やはりこれに関しては、東北大と県、特にこれは宮城県が出してきたやつですけれども、そういうふうにやっているんですから、やっぱり。私の提案理由というのは、あくまでも330万円は一市二町でやってくださいと、そういう思いから書いております。ですから、市の予算でやるべきではないというのが私の持論でございます。 302 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 303 ◯18番(松野久郎議員) 確かに一市二町でこの議論できれば一番いいと思うんですが、先ほど来あるように、一市二町ですから、管理者、副管理者で決めていただいて組合議会に計上していただかなければ、この議論は当然できないわけでございます。そんな中で、この今お持ちのこれ、ございますよね。私の冒頭の質問のときに、やはりこの経営、連携プラン、これをしっかりやっていくべきだと、これが最良だと私も思っています。ただ、そのときに、この説明があったときに、まず初めにこの米印1の訪問看護、これでも削減しますと言いましたら、市長からの説明で、院長先生から訪問看護はやっても赤字になるから、これはやらないというふうになったという説明を聞きました。そうすると、要するに県とそれから東北大、それから各病院の院長先生とが入ってつくったこれは、本当に実行できるものなんだろうかというクエスチョンもあります。クエスチョンというより心配があります。ただ、それをやはり一生懸命話しながらちゃんとやっていきたいと、やっていってもらいたいと思います。でも、これがもし実行できなかった場合に、いずれにしてもお金払わなくちゃいけないんですけれども、そうではなくて、その選択肢としてもうちょっと違うやり方があったんじゃないのかと市民からの声があった場合、またはあると思いますけれども、そのときに、いやいやもうこれしかなかったんだと言うのか、こっちも考えたけれども、これしかなかったので赤字になってもやっぱり皆さんの税金使わせてくださいという弁明はできると思うんです。説明はできると思うんです。でも、これだけしか、やるだけやっていれば、いやいやこれだけ信用してやったけれども駄目だったということにはならないと私は思うんですけれども、その辺どのようにお考えかお伺いします。 304 ◯小川正人議長 6番沼倉啓介議員。 305 ◯6番(沼倉啓介議員) まず、前提に市長が蔵王町の議員さん方とお話ししたときに、今でも指定管理にして経営形態の見直しをしないと間違いなく刈田病院は駄目になる、こういうお話をされました。逆にさっきの私の質疑の中で申し上げたように、指定管理をするという形の姿勢を見せたら東北大学は引き揚げる準備に入りますよと。そうすると、このプランそのものが全然白紙に戻ってしまうんです。手助けになるどころか、そういう形もできなくなる。そういうことがあるために、この330万円というのは、やっぱり計上してはいけないと。あくまでもやはり白石市外二町組合のほうで正副管理者会議の中でもんでいただいて、本当にそれが必要なのかどうかも含めて議論をしていただいて向こうの議会でやっていただくと、これが筋であると私は思いますし、それをしなければ、松野議員がおっしゃったように、このプランそのものがまるっきりなくなるということになると、その不安が強く残ったので、330万円は計上すべきではないと、これは病院議会のほうでやるべきだという形の中で、今回、修正動議をかけさせていただいたということでございます。 306 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 307 ◯18番(松野久郎議員) 何度も質問を市長にしているように、一番心配なのは、この予算が通ればもうそちらのほうに行くんではないかということは、もちろん物すごく危惧しております。ただ、何回も大学と、それから県のほうに説明をしてあるんですかと。一番最初の二町にもちゃんと説明をしてくださいと。答弁では、説明をして、その件については触れないからと、触れないというかその辺については触れないというふうな内容の答弁がありましたので、だったらそこまで言うのであればと思うんですけれども、その辺についての答弁、何度も同じ答弁されましたけれども、皆さんも質問されましたけれども、それでは安心できないということなのか、その辺についてお伺いします。 308 ◯小川正人議長 6番沼倉啓介議員。 309 ◯6番(沼倉啓介議員) 令和2年3月18日開催の第2回仙南医療に関する懇談会、東北大学医学部診療教授22名、医学部長、東北大病院長において構成した懇話会において、指定管理者制度には協力できない旨を全会一致で議決している。このことを踏まえて、教授の名前は出しません。回答要旨は次のとおり。上記決議に基づき、引き揚げの準備を進……。そのような動きがあれば、東北大学としては上記議決に基づき、引き揚げの準備を進めざるを得ない。明確なこういう決議があります。存在しています。それで、私たちは、私は、指定管理者、あるいは公設民営という形のものとこの改革プランの並行進行はできないものと私は思います。それが大きな理由です。 310 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 311 ◯18番(松野久郎議員) ですから、経営形態の調査と私先ほど言っているのは、今議論しているのは、もう結局は公設民営だということで、今その話が出ているんだと思うんです。確かに公設民営になった場合はそういう話だということだろうと思うんですけれども、経営形態の調査をしていいと言っているわけですから、それで、要するに何かというと、やっぱり選ぶ道は1本しかなかったんだと。だから、こういったシミュレーションを絶対確実にやって、やらないんじゃなくてちゃんとやって、それでもしこの赤字がもっと増えたとしても、こういうお金をやはり一市二町で入れて、何としてももたせていかなくちゃいけないんだと大きな声で市民に言えるのであればそれでいいと思うんです。だから、その確定が何も調査もしないでできるかということが私心配でしているだけですので、その辺についてはどう思いますか。 312 ◯小川正人議長 3番、指名を受けてから発言してください。3番伊藤勝美議員。 313 ◯3番(伊藤勝美議員) ですから、先ほども、これ本当にやはりやる場所、これやっぱり松野議員、考えていただきたい。何のためにじゃその一市二町組合を設けてあるんですかということです。やっぱりそこでやらなきゃ駄目なんですよ。ですから、七ヶ宿の町長も、村上蔵王町長も、困っているんですよ、正直。ですから、先ほども、もう一回同じこと言いますけれども、市長が東北大に行ってこういうのをやりますと言ってやるといったところに、あっちで、先ほども言いましたけれども、やめらいなんて言えるはずもないでしょう。越権行為でしょう、これ。そういうことを考えるなら、その土俵の、土俵というか、そこで、場所、ただそれだけです、私が一番危惧するのは。そして、私は、今沼倉議員も言いましたけれども、やはりあっちはあっちで大学内での会議の決議事項というのがあるんですよ。ですから、先ほど言ったのが3月18日、あとその前もありましたよね。ちょっと今日手元に持っていませんけれども。やはりそういうのを病院の職員の方々も結構見ていらっしゃるんです、当然。市長はこの間何か言ったら知らないというようなことも言っていましたけれども、ただやはりとにかくやる場所、やっぱり一市二町ですから、そこでやってください、ただそれだけです。まして、松野議員は刈田病院の一市二町組合の議長じゃないですか。 314 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 315 ◯18番(松野久郎議員) いや、だから私は声を大きくして言っているんです。皆さんも議員ですけれども、いや、これは一市二町組合の議会にこれが提出されることが望ましいことですよ。だとすれば。ただ、ただ、そのときはきっと今の沼倉議員の議事録を読むと、これはあくまでも上げてくる場合に経営形態の調査で上がってこなかったら、あそこで上がった時点で、病院みんな今言ったようにそんならもう退職しますよと恐らくなりますよね。あそこで上がった時点で。だから、上がるとすれば、経営形態の調査として上がってきて、それが経営形態の調査として上がってきたけれども、いやいやこれは公設民営化でないかと、あそこで上がったら一発で、その議会最中にもうみんな出ていく可能性もあるんじゃないですか、そういった意味では。そういったことを考えれば、いろんな考えがあると思いますけれども、やっぱりこちらが上げれば、ただ市民に、だからどのように、しっかりと説明して、皆さんの税金を使わせてもらえるかということを我々はちゃんと説得といいますか説明しなくちゃいけないと思うんです。その説明することの内容さえ持っていればそれはいいと思うんです。そこだけですから、私は。 316 ◯小川正人議長 ほかに質疑ありませんか。16番菊地忠久議員。 317 ◯16番(菊地忠久議員) この今連携プランをしっかり一市二町で進めていってほしいというようなことで、伊藤議員おっしゃるとおりで、先ほど市長のほうもそれはしっかり進めていくという形でご答弁されておりました。その中で、現在連携プランが実際もう全然といっていいほど進んでいない。このプランでいけば銀行から7億円借りられるようなケースになっている。そうなってきて今現在何も進んでいないとなると、この7億円だって借りられる保証はどこにもないわけで、そのぐらい今白石市はせっぱ詰まっている、追い込まれているということだと思うんですけれども、そんな中で、例えば資金ショート、実際起きてしまったりとか、資金ショートしないまでも、白石市が追加でまた何億円も払うようなことになったときに、市民の方は、いや白石市議会何やっていたんだとなります。そこで我々、いや、そこは一市二町組合で話し合うことだから白石市議会は何もできないというのは、そう言ったとしても、それを市民の方はなかなか納得いただけないと思うんですけれども、その辺はいかがお考えでしょうか。 318 ◯小川正人議長 6番沼倉啓介議員。 319 ◯6番(沼倉啓介議員) 今おっしゃったのは自然の成り行きで発生するという形のものしか考えられないんですが、例えばこの連携プランを実施する、7億円も借りられないかもしれない、何を借りられないかもしれない、それもこれも船頭さんが指定管理者だ、公設民営だと言っている。そのことが、会派代表者会議で私は申し上げました。要はそれに、方向性が真っすぐ連携プランの推進という形に、船頭さん、いわゆる首長、トップがその姿勢を明確に見せていただければ、これは病院としても、ほかの二町も動かざるを得ないと私は思うんです。それを例えば白石市のほうで予算をつけて、経営形態のシミュレーションしますよと、今ここで出てきたらどうなりますか。右往左往するだけで何の進展もしないと私は思います。だから、明確に会派代表者会議でも申し上げた。ご自分の口で、こうやらなくちゃいけないという形の指示をぼんぼん出していただいて進めさせるというのも一つの方法ではないかと私は思います。ただ、菊地議員がおっしゃるとおりかもしれませんが、例えば今救急搬送もしませんよね。救急車入らないんですよ。それは麻酔科の先生がいなくなったから、そう。整形はそうだし、そういう形だけを危惧している声は高まっています。ただ、白石市は何やっているのという形の声はありません。ひどいけれども頑張ってくださいという形の声はありますけれども、ただそれは一丸として、やはりまず白石市外二町組合の組合でやることを組合でやっていただかないと、全部それが、例えばこういう形で、今から白石市にどんどん振ってこられたら、それでなくても経営状態がおかしいときにパンクしてしまいますよね。そこら辺は、お互いがワンチームでやらないといけないという形のものは、先ほどから私が申し上げているとおりです。 320 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 321 ◯16番(菊地忠久議員) もちろんワンチームで一生懸命やらなくちゃいけないというのは、それは沼倉議員おっしゃるとおりなんですけれども、現実、進んでいない。本当に資金ショートするおそれが非常に高い中、そう悠長に構えていられないので、ここはもう先に先手を打って白石市でいろんなパターンを考えていきましょうということでの今回の経営形態調査の予算計上だと思うんですけれども、そこら辺はもう一度改めてどういうふうにお考えでしょうか。 322 ◯小川正人議長 6番沼倉啓介議員。 323 ◯6番(沼倉啓介議員) 病院は医師が必要なんです。その医師の離反とかそれから引き揚げという形のケースを想定してはいけないんですよね。お分かりでしょう。ですから、それを、ひょっとすると経営形態の見直しとかそういうシミュレーションをした場合に、あれ、白石市の管理者はそういうこと考えているのか、じゃうちたちも身構えなくちゃいけないなということに大学の内部で出てきたらどうなりますか。それが一番危惧しているんです。実際出ていますよね。 324 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 325 ◯16番(菊地忠久議員) いや、でも先ほどの市長のご答弁ですと、大学、その議論することは全然問題ない。白石市の当然だと。先ほど伊藤議員は、それはそう言わざるを得ない状況だというのも、そういう考え方もあるとは確かに思うんですけれども、でも実際もうしっかりと正式なやつというか話合いの場で、大学は白石市がそうやって議論することはぜひ、やるのは構わないということだったので、そこは何ら議論する、むしろしていくべきだ、やっていくべきだと思うんですが、改めて。 326 ◯小川正人議長 6番沼倉啓介議員。 327 ◯6番(沼倉啓介議員) 私は議論することまで否定するつもりはございません。ただ、白石市の市議会に予算計上してやること自体がそれに対して反しているということなので、議論は大いにして結構です。物言うもののふですから、議員は。ただ、それを実際の数字上の計上という形の一つの形を突きつけて例えば市議会でどうだという形になると、「白石市民総意なんですよね、その形は」と必ず次についてきます。そこら辺はやっぱり慎重に進まないと私はいけないと思います。それが今の刈田病院の状況です。 328 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 329 ◯16番(菊地忠久議員) これは繰り返しになるんですけれども、だから刈田病院で話ができればそれにこしたことない、迅速に今すぐにでも話をしてほしいんですけれども、それがなかなかいかないから、もう白石市でいろいろ先手を打って議論を広げていきましょう、その判断材料を得ましょうという今回の予算計上だと思うんですけれども、どうでしょうか。 330 ◯小川正人議長 6番沼倉啓介議員。 331 ◯6番(沼倉啓介議員) でも、菊地議員は病院議員ですよね。だったら、菊地議員が中心となって、その議論の輪が拡大するような形でのご努力をしてからの話ではないでしょうか。 332 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 333 ◯16番(菊地忠久議員) もちろんその努力はさせていただきますけれども、ただ議案としてなかなか上がってこない。例えば七ヶ宿町の町長、要するに副管理者の七ヶ宿町と蔵王町の町長が経営形態の見直しというのには明確に反対というかされている以上、なかなか議論として病院議会で議論ができるのかというふうな心配もあるわけで、もちろんその努力は病院議員として私もここにいらっしゃる同僚議員もやっていかなくてはいけないと思うんですけれども、その中で、だからそのもう待ったなしの状況、白石市はそれぐらい追い込まれているということでの今回の予算計上だと先ほどから私申しているわけなんですけれども。 334 ◯小川正人議長 6番沼倉啓介議員。他の方は私語は慎んでください。    〔6番沼倉啓介議員「いいですか」と呼ぶ〕  発言はいいです。 335 ◯6番(沼倉啓介議員) どうなんでしょう。経営改革プランで5億何千万円の赤字になっている。ショートする。ショートするというよりは赤字になる。ただ、こういう状況下において、シミュレーションして、しかも東北大学あたりの考え方を逆なでするような形をして、それがどのくらい今生きるのか。それを計上するのが今の時期か。場所はここなのかという形で考えた場合に、私はそれは白石市の本体予算に補正として上げる時期でもないし、場所でもないと私は思います。 336 ◯小川正人議長 17番佐藤秀行議員。 337 ◯17番(佐藤秀行議員) 刈田病院を存続させたい。市民の命、健康を守りたい。これは全員が一致する思いだと思うんです。それで、総務省のほうから通知があって経営形態の見直しをしなさいと。その中で、あらゆる方策を検討すべきではないかなと思います。  それで、一、二点、ちょっと伊藤議員に確認したいんですが、先ほど今後の進め方について、一市二町で連携プランに沿って実行していくということがいいんではないかというようなご意見いただいたんですが、それでまずいいのか、もう一回ちょっと確認です。 338 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 339 ◯3番(伊藤勝美議員) 一市二町でということでやっていただきたいということでございます。その前に、秀行議員も病院議員だったですよね。その辺も忘れないで言ってくださいよ。先ほど市長が改革プランどうのこうのというの、なかったので、何だかその経営形態をやっていないとかというような、見受けられないという発言あったので、しっかりとその辺、秀行議員、お願いしますよ。 340 ◯小川正人議長 17番佐藤秀行議員。 341 ◯17番(佐藤秀行議員) 一市二町で、意思の統一を図りながら進めていけばいいかなというような話だと思うんですけれども、伊藤議員個人的に何かほかにこんなような方法もあるんではないかなということはお考えをお持ちですか。 342 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 343 ◯3番(伊藤勝美議員) ありません。    〔17番佐藤秀行議員「ないですね」と呼ぶ〕 344 ◯小川正人議長 17番佐藤秀行議員。 345 ◯17番(佐藤秀行議員) そうすると、この理由、ちょっと随分長かったので要約できないんですが、一市二町での意思統一がやはり必要であるということが一番強い思いなのかなと受け止めました。なので、一市二町で今後議論されることにもなるのかなとは考えるんですけれども、もしそこで、一市二町で統一した議論がされ調査をすることになれば、当然受け入れるというような考えでよろしいでしょうか。    〔3番伊藤勝美議員「はい、そのとおりです」と呼ぶ〕 346 ◯小川正人議長 議長の発言をもってからしてください。3番伊藤勝美議員。 347 ◯3番(伊藤勝美議員) 失礼しました。そのとおりです。 348 ◯小川正人議長 ほかに質疑ありませんか。反問。山田市長。    〔山田裕一市長「確認させてください」と呼ぶ〕  反問を許します。    〔山田裕一市長登壇〕 349 ◯山田裕一市長 大学と県が主体につくっていただいた連携プラン、当然これは今組合としてこの計画を全力で実行しようということで、意思決定がまずなされているということを、まず改めてお話をさせていただきたいと思います。その中で、あくまでも診療科目がどうなるとかというのは、令和3年度の199床でいきましょうというところがまず大きな計画になっています。ということは、あくまでも、具体的にこの計画がまず実行されるというのは令和3年以降になっています。令和2年度、要するに今年度につきましては、令和3年度に向けて様々な準備をしていく状況にありますけれども、この資金繰りだけは、これは何とか自助努力でまず頑張ってくださいねというものなんです。ですので、まず連携プランを実施するケースとして、これもあらあらで確かにつくられていましたが、先ほど答弁をさせていただいたように、不透明なところというのは非常に大きいんです。まず、国からの3億4,000万円という補助金、現時点では金額はまだ示されておりません。いつ入ってくるかの確約が全くありません。現時点で、国のほうに問い合わせると、来年の5月とか6月になるのではないかと言われています。というと、今年度中にこの3億4,000万円を国から補助金として頂くまず保証は今ございません。そして、12月に3億円、そして3月に4億円、これは一借できるという場合です。当然この7億円というのは、当たり前ですけれども、借金をして病院に7億円入れるということですので、当然この借金も返さなくてはならない。そういうことを考えると、確かにこの数字上はマイナス5億3,400万円という数字が出ているんですけれども、実際ここにプラス10億円以上にはなるんだろうと思うんです。それをひっくるめて一借をしたりとか、例えば構成市町が何らかの財政的な支援をしたりということをやらないと、まずこの令和3年に入っていけないというところは、ご認識いただいていらっしゃるでしょうか。お願いします。 350 ◯小川正人議長 6番沼倉啓介議員。
    351 ◯6番(沼倉啓介議員) 認識をしているかしていないかと言われると、数字上だけ見ているのでちょっと分かりませんが、ただ国もそろそろ刈田病院に目を向け始めておりますよね、ご存じのように。監査法人トーマツを入れて実際的な数字の処理を調べるという形の段階に入ろうとしていますよね。お聞きになっていますか。そうですか。つまり、今おっしゃった7億幾ら、何々何々と列挙されても、これはやはり市長が常に言うように、器というか引き受けているものの大きさ、例えば山田市長が県に行ってその話を確認したのと私らが議会でそういう形で発言するのとは全然意味合いが違うでしょう。だから、これは実際的にどのような形で実現の運びに持っていったらいいのかどうか、それは内部でお話合いしたことあるんですか、ないんですか、診療部門も含めて。    〔山田裕一市長「まず私聞いたことに答えていない。まず答えてください」と呼ぶ〕  逆にね、もう一回お聞き……、逆にこちらからお聞きしたい。 352 ◯小川正人議長 いや、まずその数字を理解しているかどうか答えてくださいということです。6番沼倉啓介議員。 353 ◯6番(沼倉啓介議員) だって、こういう形でやりますよと言ったら、私らはそれを信用せざるを得ないじゃないですか。違いますか。 354 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 355 ◯山田裕一市長 なぜこういった確認をさせていただいたかというと、やはりここに対する危機感だと私は思うんです。やはり本市は86.7%というもうとてつもなく大きい負担割合と、当然その責任が生じてきます。このお金というのは、当然ぽんと白石市が簡単に準備できるお金ではまずないというのは、もう議員の皆さんも、これはもう一致した考えだと思います。ですので、病院の経営というのは、白石市の財政の本体にももうダイレクトに影響が出ているというところが、もうここ数年の本市の財政状況の厳しさということは、やっぱり議員の皆様も同様の認識をされていると思います。そうした場合に、先ほど澁谷議員からはお金の話は置いておいてということがございましたが、もう置いておけないんです。本当に本体、白石市の本体にも直結する。それぐらいの大きな事象ですので、皆さんおっしゃるとおり、べき論として、これは白石市外二町組合で議論するべきだというところは私も分かります。それは分かるんですけれども、かといって白石市でこれをやはりしっかりと調査するということがけしからんというかというと、私はそうではないんじゃないかなと。だからこそ昨日、東北大学、そして宮城県、中核病院、それぞれにどなたからも、「白石市さんとして調査するのは当たり前ですよね」ということをいただいているというのは、そういうことだと思っています。ですので、やはり市民の皆さんのために我々が、白石市がしっかりと調査するというところは、私は必要だと思います。あわせて、今後白石市外二町組合でも検討もしくは調査というのができればいいとは思いますけれども、ですからこの計画を実行する。これはもう当然します。でも、実行しながら、当然ですけれども、万が一駄目だった場合の手というのも私は模索する必要があると思うんですけれども、そのあたり、伊藤議員、それから沼倉議員の見解をお伺いします。 356 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 357 ◯3番(伊藤勝美議員) ただいま市長のほうから言われましたけれども、確かにそれも若干あるかとはいえ、やはり組織でもって決めたんですから、その危惧することは十分分かります。市長が言っているこの数字どおりにはいかないというのは分かります。ただ、こういうプラン立てて、じゃそのときに、逆に私聞きたいんですよ。これに関して、できたとき、それはこんな計画では大丈夫なのと、市長、最初から思ったわけですか、じゃ。ここで反問使わせていただきますけれども、どうなんですか、その辺。    〔山田裕一市長「まずお答えいただいてから」と呼ぶ〕  私はとにかく出たらこれでやってもらう、それだけです。 358 ◯小川正人議長 6番沼倉啓介議員。 359 ◯6番(沼倉啓介議員) この連携プランというのは、正副管理者会議で合意に達しているんですよね。そうしたら、その時点で、なぜ今おっしゃったような形のものは質問したんですか、逆に。しなかったんですか。それをうのみにして合意に達したという形のケースを招いたわけですか。それをこちらに持ってきて、あなたたちはどう考えると言われても、これは大変、首かしげないでくださいよ。正副管理者会議の中で合意に達したという話は聞いていますよ。でしょう。そうしたら、市長がこれお認めになったわけでしょう。それを伊藤議員、沼倉議員、どういうふうに考えていると聞かれても、私らはただ合意に達したのをプランにのっとってやるしかないでしょうという話をするしかできないじゃないですか。    〔3番伊藤勝美議員「議長、反問」と呼ぶ〕 360 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 361 ◯3番(伊藤勝美議員) いや、ですから先ほどの続きになりますけれども、これを決めたとき、決めたときというかこれを宮城県から提示されて、そしてじゃ一市二町で「はい、オーケーです」ということになったんでしょう、これに載っているとおり。正副管理者会議が開催され、承認されたことから、このプランのほうを策定しますということで。そして、それからどうするかといったら、推進計画の実行に当たっては、国、宮城県、東北大学の人的・財政的支援を背景にみやぎ県南中核病院とのさらなる連携を含め、職員一人一人との理解と協力の下、一丸となって推進しますとなっているじゃないですか。これで進めばいいんじゃないですか。それを私と沼倉議員にどうですかとか、これでうまくいくと思わないとか、それ以前の話でしょう。これで、そのときじゃ市長は言ったんですか。これで本当にうまくいくとかと、その辺聞かせてくださいよ。 362 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 363 ◯山田裕一市長 お答えをさせていただきます。  先ほど申し上げましたように、あくまでもこの計画、こちらのほうのページの計画で、令和3年度以降の姿として、刈田病院の姿、こういう方針でいきましょうと。それで、中核病院との再編・ネットワーク化を進めていきましょうというところの刈田病院の方向性は決まりました。それはもう組合としての意思ですよ。全力でこれを進めていきましょうと。だから、それと、資金計画というのは全く別ですので、そこは、ですから先ほど副市長も言いましたように、この赤字になる部分は、ここは何とかしてくださいね、あくまでもこの連携プランで、こういうプランでやったら、こういう資金計画になりますよと。ただ、実際の資金計画については、何とか構成市町で努力して頑張ってくださいねというものなんです。あくまでも、この姿ですから。資金計画まで計画を大学と県がつくって、このとおりにと、現にもうこのとおりいかないんで、資金計画は。ですから、あくまでもそれは、もうここは自助努力になります、資金計画に関しましては。先ほどの国からの補助金というのも非常に不透明。現時点では、今年度中の交付は非常に難しいであろうという話もいただいています。ですので、あくまでもこれは、もう本当に資金計画というのは実効性のあるものではなくて、もしこういうふうに補助金が来たら、そして金融機関からお金を7億円借りられたらということが大前提としてこういうシミュレーションも、それができれば出てきますよねという程度です。ですので、計画というのはあくまでも令和3年以降の刈田病院の例えば診療科であったり、199床で、そして看護師の数であったり、そういったダウンサイジングとしての計画、これは確かに了承をしました。ですので、ただ私はこの資金計画を見て、非常に不透明であって、これは危険だと。このとおりに仮に100点満点でいっても赤字になるというのは分かるので、このままではまずいですよねという話は当然しています。ですので、この資金計画そのものを私は認めたわけではないです。そこはご理解をいただいてもよろしいですかね。 364 ◯小川正人議長 ほかに質疑ありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 365 ◯小川正人議長 質疑なしと認めます。よって、質疑を終わります。  この際、暫時休憩いたします。換気も含めて3時45分まで休憩いたします。      午後3時30分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後3時45分開議 366 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  最初に、11番佐久間儀郎議員。    〔11番佐久間儀郎議員登壇〕 367 ◯11番(佐久間儀郎議員) 第38号議案・令和2年度白石市一般会計補正予算(第2号)について、歳出第4款衛生費第1項保健衛生費第1目保健衛生総務費の第12節委託料として経営形態調査委託料330万円の予算が計上されたことに対し、減額、ゼロ円とする修正動議が提出されました。  私は、この修正動議に反対の立場から討論を行います。  2025年において達成すべき医療機能の再編、病床数等の適正化に向け、国による助言や集中的な支援を行う重点支援区域に仙南地区公立刈田綜合病院・みやぎ県南中核病院が全国第1号として選定されました。  国による技術的支援や手厚い財政支援を活用することで、仙南区域の医療機能の再編や病床数の適正化に向けた取組を進める中で、現在宮城県地域医療構想と仙南医療圏における連携プランとして実施することになっております。  5月14日の市長と議員の懇談会において、公立刈田綜合病院における短期収支計画の説明がなされました。連携プランを実施するケースでは、病床のダウンサイジング、スタッフ削減等による収支改善により、金融機関からの追加融資が期待され、さらに人件費削減等を行うことで、資金ショートを回避することができると期待が大きい内容でありました。ぜひこの施策を進めていただきたいと、私はそういった思いでございます。  一方、当日の説明では、4月からのアクションプランにおいて、5月に入った現在も実施されていない現状で、本当にこの医療構想が実現するのか、収支赤字の減少ができるのかとの疑問があります。早急に短期収支計画を実践すべく、しっかりとした行動を起こしていただくよう、切にお願いするところであります。  今回の経営形態調査委託料に関する予算案は、仙南医療構想に関する取組を否定するものではなく、令和2年1月24日付で発せられた総務省自治財政局財政課通知の「地方公共団体において新公立病院改革ガイドラインを踏まえて作成した新公立病院改革プランに基づき、地域医療構想の実現に向けた取組と整合を図りながら、再編・ネットワーク化、地方独立行政法人化や指定管理者制度の導入を含む経営形態の見直し、経営の効率化等の着実な実施に取り組むこと、取り組むべきこと」との視点に立ったものであり、改革を継続し、地域における良質な医療を確保する上で、市長が提示した公設民営化が果たして実質どうなのか、地域医療の確保がしっかりとできるのか、病院の不採算を解消できるのか等の判断をする上で、必要な予算措置であります。  冒頭の質疑で申し上げましたが、一市二町で構成する組合が主体となって予算計上すべきだなという思いは残ってはございますが、しかし両町長へ白石市で今般予算を提示するということを事前にお断りをし、異論は出なかったという説明を頂戴しました。  首長はもちろん、議員は、市民、住民の皆様への説明責任がございます。この経営形態調査委託が今回可決できなかった場合、今後の判断材料が一切なくなり、赤字要因が解消できなく、財政調整基金が枯渇した場合、議員の責任はより大きなものになると考えます。本市は病院繰出し以外においても、社会保障費の増大をはじめ、公共施設の老朽化、会計年度任用職員に係る負担金増などの歳出圧力を抱えております。新型コロナウイルスによる税財源の大幅な減少が考えられることで、実質赤字が懸念されます。  他方、先般の市長と議員の懇談会においても出されましたように、経営形態調査委託をすることで、宮城県や東北大学が仙南医療連携プランを解消し、今後の取組を行わないとなることも懸念されますので、この経営形態調査委託が現在進めている仙南医療連携プランを否定するものではなく、あくまでも病院において86.7%の負担を抱える白石市が白石市民の皆様への説明責任を果たすための手段であること、市長からも答弁がございました。  また、病院の両副管理者も含め、宮城県、東北大学に、関係する方々にしっかりと説明をしていただいたという答弁を頂戴いたしました。なお、くれぐれも今後誤解のないようにしっかりと説明をしていただきたいということは申し添えます。  今後の公立刈田綜合病院を守り、地域医療のとりでとして、地域の皆様に継続して安心を届けるためにも、予算を可決し議員が市民の皆様に説明責任を果たすことが責務と考えております。このことから、また委託の成果について、それを病院を構成する蔵王町、七ヶ宿町にも共有して議論の契機にしたいという答弁がありましたので、私は修正動議に反対し、市長原案に賛成するものであります。  議員は、それぞれの市民皆様に対する説明責任を果たすためにも、ご賛同賜りますようにお願いを申し上げ、私の討論を終わります。 368 ◯小川正人議長 暫時休憩いたします。      午後3時55分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後3時56分開議 369 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、13番高子秀明議員。    〔13番高子秀明議員登壇〕 370 ◯13番(高子秀明議員) ただいま議題となっております第38号議案・令和2年度白石市一般会計補正予算(第2号)に対しましての修正案に賛成の立場から討論を行います。  中国・武漢市にて昨年11月に原因不明のウイルス性肺炎として最初の症例が確認されて以来、世界的規模で感染拡大した新型コロナウイルス感染症の甚大な影響が本市の市民、商工業者、観光、医療福祉関係者の皆様方へ多岐にわたり襲いかかり、終息の出口が見えない不安と明日の生活も危ぶまれる切実な声を直接お聞きし、格別の配慮を早急に行うことに関し、強く要望いたします。  また、昨年の台風第19号による記録的大雨の甚大な影響で崩壊され、いまだ原状復旧されないままの各市道、農業施設、河川等々は、一日も早く復旧を進めていただくよう強く要望いたしているところでございます。  そんな中で、ただいまの一般会計補正予算におきまして、新型コロナウイルス対策事業に関連する補正や各災害復旧事業、河川浚渫事業の補正は大いに評価いたします。直ちに事業を執行していただきたい所存でございます。  しかし、新型コロナ対策や台風第19号関連の災害復旧事業と一括議案で、4款衛生費に経営形態調査委託料として公立刈田綜合病院の公設民営化に関し、指定管理者制度を導入した場合のシミュレート、試算を行う補正額330万円が計上されております。この330万円の補正額だけは賛成できません。  特別地方公共団体である白石市外二町組合が経営形態調査を行うのであるならば納得がいくのでありますが、その組合の構成市町である白石市単独での財源で、また蔵王町と七ヶ宿町からの合意を得ずに調査することは、到底納得のいくものではありません。  本年3月13日の河北新報みやぎ県内版に掲載された「公立刈田綜合病院の指定管理者制度導入、蔵王・七ヶ宿両町の了解を得た上で8月の実施を目指す」に端を発しまして、今日までの間、本市の市民、宮城県と東北大学病院、みやぎ県南中核病院と公立刈田綜合病院、構成市町の各3議会、医療の現場で働いていらっしゃる全てのスタッフに混乱をもたらしております。  今月7日には、宮城県及び東北大学病院から、国からの支援も含む公立刈田綜合病院とみやぎ県南中核病院の新たな連携プランが提出され、関係各位により全会一致で承認されており、その席上に公立刈田綜合病院の正管理者である山田市長も出席されております。にもかかわらず、今回の補正額330万円を計上することに市民や医療関係者からは、市は財政難だと連呼しながらも無駄遣いだと生の声が聞こえております。  新たな連携プランに医療関係者は戸惑いも多少ありますが、本市の状況、近隣市町を含め、仙南医療圏全体を眺望すれば、公立刈田綜合病院の役割と存在は、市民、町民、医療関係者にとって大きいものに間違いありませんので、連携プランに沿って地域医療を守るべきと考えます。  この状況で、経営形態調査委託料を補正予算に計上すること自体が、宮城県をはじめ、関係者各位に対しての関係悪化、悪影響を及ぼすことは明白であり、公立刈田綜合病院の全スタッフのモチベーション維持が困難になり得ます。さらには、病院議会軽視と受け止められます。  「政治は結果だ」と山田市長はおっしゃいますが、プロセスに難ありと感じますので、このフェーズで経営形態調査委託料、これだけは賛成できません。ぜひとも、いわゆる刈田綜合病院問題を軌道修正していただきたく強く要望いたします。  以上、第38号議案・令和2年度白石市一般会計補正予算(第2号)に対しましての修正案に賛成の討論を終わります。議員各位の多くのご賛同をお願い申し上げます。 371 ◯小川正人議長 次に、9番平間知一議員。    〔9番平間知一議員登壇〕 372 ◯9番(平間知一議員) ただいま議題になっております第38号議案・令和2年度白石市一般会計補正予算(第2号)の修正案に賛成の立場で討論いたします。  今般の新型コロナウイルス感染症により、刈田綜合病院は財政的にも大きな影響が及んでいるものと思われます。  また、最善を尽くして感染予防や診療などに日夜業務に従事し、地域医療を支えている医師、看護師をはじめ、病院職員の皆様には心より敬意と感謝を表します。  今回、宮城県では仙南区域の地域医療構想調整会議において、重点支援区域の申請を行う旨の合意が得られたため、県知事が厚生労働省に申請を行い、公立刈田綜合病院とみやぎ県南中核病院が重点支援区域に選定されました。  重点支援区域の指定を受けることにより、地域医療構想の推進のため、国からの財政的支援・技術的支援を受け、将来に向けて地域課題を解決していくことになり、その内容は、東北大学と宮城県が公立刈田綜合病院とみやぎ県南中核病院の機能分化・連携をさらに進める連携プランを作成し、病床規模の最適化や診療科の再編のほか、新たな増収策やコスト削減策など、資金ショートを回避する施策を可能な限り提案し、支援しています。  刈田綜合病院の特別管理者は、令和3年3月末までに199床に減床し、適正な人員配置をすること及び透析部門の拡張などにより、収支を改善し、一時借入金を減少させ、5年後から今回一市二町からお借りする6億円を返済できる体制をつくるような計画をしなければならないと考えているとのことです。  金融機関としても、抜本的な病院の経営改善の筋道が見え、そういった方向に進むという確認ができた場合であれば、追加でお金を貸すことも可能ですという話になっております。  このような状況の中、突然病院管理者である白石市長が指定管理者制度導入を目指すという報道があり、蔵王町長、七ヶ宿町長、そして病院の院長、特別管理者の伊藤先生から現在指定管理制度を導入すべきではないということで、一市二町組合では指定管理制度の導入はしないという結論になっております。合意がないままでの白石市単独での調査委託料は一市二町組合・病院議会を軽視しているとしか思えません。また、大学からの医師派遣の撤退の可能性も考えられます。  このような重要な事柄に関し、管理者の手法が強引に思えてなりません。住民は行政トップである管理者がリーダーシップを発揮し、スピード感のある行政運営をしてくれることを期待しておりますが、現在管理者はまず結論ありきで、後から住民の理解を求めていくというようなスタンスのようにしか思えません。  よって、第38号議案・令和2年度白石市一般会計補正予算(第2号)の修正案に賛成といたします。議員各位の賛同をお願いいたしまして討論といたします。よろしくお願いします。 373 ◯小川正人議長 以上で通告による討論は終わりました。よって、討論を終わります。  採決に入ります。ただいま議題となっております第38号議案・令和2年度白石市一般会計補正予算(第2号)に対する修正案については、これを分離して起立により採決いたします。  本修正案のとおりに決することに賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 374 ◯小川正人議長 起立多数であります。よって、本修正案は可決されました。  次に、ただいま修正議決した部分を除く原案について採決いたします。  修正部分を除く部分については、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 375 ◯小川正人議長 ご異議なしと認めます。よって、修正議決した部分を除く部分は原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 376 ◯小川正人議長 お諮りいたします。この臨時会において議決されました各議案の条項、字句、数字、その他整理を要するものについては、その整理を会議規則第42条の規定に基づき議長に委任されたいと思います。これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 377 ◯小川正人議長 ご異議なしと認めます。よって、条項、字句、数字、その他の整理は、議長に委任することに決定いたしました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 378 ◯小川正人議長 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  市長の挨拶 379 ◯小川正人議長 この際、山田市長からご挨拶したい旨の申出がありますので、発言を許します。山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 380 ◯山田裕一市長 本日ここに、第440回白石市議会臨時会を招集し、提案いたしました全8議案のうち、専決処分に関する7議案につきましては原案どおり承認をいただきましたことに対し、心より御礼を申し上げます。  しかしながら、第38号議案・令和2年度白石市一般会計補正予算につきましては、議員の皆様に誠心誠意ご説明を申し上げたつもりではございますが、ご理解をいただくことができず、一部修正がなされての可決となり、非常に残念でなりません。白石市民の命と健康を守るとりでである刈田綜合病院を今後も継続し続けるためには、総務省の通知にのっとった経営形態の調査を行うことが市民の福祉向上のために必要であるとの思いからこのたびの補正予算として提案をいたしましたが、ご賛同いただけず、誠に残念でございます。  白石市民の命と健康を守るためには、議員の皆様におかれましては、今後も責任のある政策の推進を期待いたします。  また、新型コロナウイルス感染症への対応につきましては、皆様のご協力により一定の成果が表れていることを実感しておりますが、依然として予断を許さない状況にあり、長期化を見据えた対応が必要となっております。
     白石市といたしましては、感染拡大防止を最優先に置きつつも、今議会で承認・可決いただきました特別定額給付金給付事業や中小事業所への協力金交付事業などに加えて国からの交付金も活用しながら対策を進め、社会経済活動などの再興に向けて一丸となって取り組んでまいりたいと考えております。  議員の皆様には、今後とも変わらぬご協力、ご鞭撻をお願い申し上げまして、御礼の挨拶といたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 381 ◯小川正人議長 これにて第440回白石市議会臨時会を閉会いたします。  皆様方の格別のご協力に対し、心から感謝申し上げます。  大変ご苦労さまでした。      午後4時13分閉会  地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する  白石市議会 議  長  小 川 正 人        議  員  大 野 栄 光        議  員  森   建 人 Copyright © Shiroishi City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...